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汎用記述スレッド 2

1言理の妖精語りて曰く、:2007/06/07(木) 23:22:10
この場所は特に制限を設けない総合記述スレッドとして汎用的に扱います。
ここに記述された文章が神話を構成する断片となります。

前スレッド
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/7039/1140326832/

448言理の妖精語りて曰く、:2008/01/04(金) 00:50:39
蹴りにくい

449言理の妖精語りて曰く、:2008/01/04(金) 00:51:06
もういや・・・orz

450言理の妖精語りて曰く、:2008/01/04(金) 00:51:50
>>449
どんまい![・∀・]

451言理の妖精語りて曰く、:2008/01/04(金) 00:52:13
>>449
(´・ω・)……ドンマイ。

452言理の妖精語りて曰く、:2008/01/04(金) 00:52:16
>>449
どんとまいんど!

453言理の妖精語りて曰く、:2008/01/04(金) 00:52:40
>>449
気にすんな!はっはっは!

454言理の妖精語りて曰く、:2008/01/04(金) 00:53:47
なんという、ヌクモリティ…( ;∀;)

ところで、遺跡調査はどうなった?

455言理の妖精語りて曰く、:2008/01/04(金) 00:53:57
・・・・・・・これが言理の妖精殺しか・・・・・・面白恐ろしいものを見た気がする・・・・・・。

456言理の妖精語りて曰く、:2008/01/04(金) 00:56:25
              言理の妖精の墓

                  ...†...


↓↓↓↓↓↓↓↓↓ここから遺跡調査↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

457言理の妖精語りて曰く、:2008/01/04(金) 00:58:30
神官騎士シメルはセミュラ司祭と行動を共にする際、常に全身を空間歪曲魔術で防御していたという。

458言理の妖精語りて曰く、:2008/01/04(金) 01:01:54
遺跡へと進入したセミュラは、
襲い来る魔道生物、数々の恐ろしい罠、逃げ惑うシメル、凶暴な原始動物を
その自慢の蹴りで薙ぎ倒しながら、どんどん奥へと進んでいった。

459言理の妖精語りて曰く、:2008/01/04(金) 01:05:25
>>458
ちょ、相方まで薙ぎ倒すなw

460言理の妖精語りて曰く、:2008/01/04(金) 01:07:08
( ´・ω・)シメル、カワイソス…

461言理の妖精語りて曰く、:2008/01/04(金) 01:19:16
遺跡の地下には罠が大量に仕掛けられていた
その一つが作動し、シメル達は四方を壁で囲まれた出口の無い部屋に閉じ込められる事となった
シメルは脱出のヒントを得るために部屋の壁に描かれた古代語を解析しようと試みたが
ソレが終わる前に、セミュラの放った蹴りによって壁に穴が開き脱出が可能となった。

462言理の妖精語りて曰く、:2008/01/04(金) 01:28:38
ある部屋には、様々な凶獣を合成して造られた生物兵器が放されていた。
何百年もの間、何も口にする事の出来なかったのだろうその合成獣はシメルとセミュラへと涎を撒き散らしながら飛びかかってきた。
シメルは、慌てて合成獣へと魔術を放とうとしたが次の瞬間には、後方から繰り出されたセミュラの蹴りの
衝撃波に巻き込まれ、合成獣ともども吹き飛ばされた。

合成獣はその衝撃で四散したが、シメルは常時張り巡らせていた対セミュラ用の空間歪曲結界のお陰で死ぬ事は無かった。

463言理の妖精語りて曰く、:2008/01/04(金) 01:39:10
シメルは良い不幸キャラ

464言理の妖精語りて曰く、:2008/01/04(金) 01:42:00
死は免れたものの。傷は深かった。セミュラは責任を感じ、任務失敗の責を負う事になろうとも、一旦脱出することを決めた。

465言理の妖精語りて曰く、:2008/01/04(金) 01:54:43
二人が脱出する間際、フラフラと遺跡内へと進入してきた一人の男が居た。
セミュラは知らなかったが、彼こそがピュクティェト派が保有する最強の神院騎士。
二代目松明の騎士ソルダ・アーニスタであった。

466言理の妖精語りて曰く、:2008/01/04(金) 01:56:39
セミュラの姿を見た次の瞬間、ソルダ・アーニスタは光速で彼女を口説き始めた。

467言理の妖精語りて曰く、:2008/01/04(金) 01:59:58
ただでさえ苛立っていたセミュラは、
突如自分をナンパしだしたソルダ・アーニスタを怒りに任せて蹴り飛ばすと
シメルを抱えて、大神院まで急ぐ事にした。

468言理の妖精語りて曰く、:2008/01/04(金) 02:02:13
ちょ、ソルダ(ア)は何をしに来たんだw

469言理の妖精語りて曰く、:2008/01/04(金) 02:14:23
大神院に着くと、【知神の盾】の団員たちがシメルの葬式の準備を始めていた。

セミュラはもちろんそれらを蹴散らすと、治療魔術が使える神官を探し出し重傷を負ったシメルの治療を依頼した。
その際、「もしシメルが死んでしまうような事があれば、お前の命も無いものと思え」と懇願するのも忘れなかった。

470言理の妖精語りて曰く、:2008/01/04(金) 02:25:42
シメルは必死の形相で治療する神官と、その横で殺気を撒き散らしながら看病するセミュラのお陰で劇的に快方へと向かった。

そして数日後、全快したシメルは任務を失敗したにも拘らず大神院から褒美として一月の有給休暇を言い渡される事となった。
その休暇を利用して、彼は故郷の街へと帰郷することにした。


何故かセミュラまで、それについてきた。

471言理の妖精語りて曰く、:2008/01/04(金) 12:33:06
この帰郷の旅が、まさか世界を救う旅になろうとは、その時の二人には思いもよらなかっただろう…

472言理の妖精語りて曰く、:2008/01/04(金) 17:54:58
二人が帰郷の旅へと出発した頃、忘れられた遺跡内部にソルダ・アーニスタは居た
いや、正確に言えば、アーニスタの意識は未だセミュラの蹴りによって彼岸を彷徨っていたが
その身体は、神剣に宿ったソルダ・グラムの魂によって動かされていた。

初代松明の騎士は、最後の扉を開くと遺跡の最深部に位置する小さな部屋へと侵入した。
そこには、様々な宝や神具、伝説に登場する怪物の剥製などが所狭しと置かれ、
その中央には、氷漬けとなった美しい少女の骸が鎮座していた。

騎士は無表情のまま少女を一瞥すると無言で踵を返し、そして遺跡の存在を封印した。

473言理の妖精語りて曰く、:2008/01/04(金) 21:19:32
その神殿遺跡の最奥の部屋には、紀人ソルダ・グラムが12の試練で手に入れた数々の宝が収められた宝物庫であった。
その中で、特に厳重に封印されていたモノがある、それは16色の魔石の一つにして
最凶最悪の魔獣が封印されし黒き彩石、その禍々しさは他の15色の彩石とは比べ物にならない

本来、彩石の魔獣は使用者がその力を解放することで初めて現界へと干渉する事が可能であるのだが
黒き彩石の魔獣は、自らの意志でその力を使用する事のできる唯一の魔獣であった。

そして、その魔獣の能力とは、
人の骸へと乗り移り、その記憶、能力、性質を模倣し、操りながらも世界を呪い混沌を撒き散らすものであった…

474言理の妖精語りて曰く、:2008/01/04(金) 21:33:46
松明の騎士が自らが施した封印の決壊に気がつき宝物部屋へと戻ると
そこにあったのは、内側から封印ごと凍壊させられた扉の成れの果てと
瓦礫に半ば埋れている宝物の数々であった。

その中には、禍々しき黒き彩石は無く。
また、嘗て部屋の中央に鎮座していた氷漬けの少女の姿も失われていた。

475言理の妖精語りて曰く、:2008/01/05(土) 00:12:02
そのように、人知れず世界の危機が芽吹こうとしている頃

帰郷の旅をしていたはずのシメルとセミュラは、何故かその途中に寄ることとなったグランディラス大首都圏で開催されるという武闘大会に参加する事になっていた。
シメルには何故、このような状況に陥ったのかは分からなかったし、知りたくなかった。
だが一つだけ分かっている事もあった、それは隣で意気揚々と武闘大会の開会を心待ちにしている様子の相方が原因で、またもや厄介な事に巻き込まれてしまったという事だった。

476言理の妖精語りて曰く、:2008/01/05(土) 13:02:07
武闘大会参加者の中には、仮面を付けた赤毛の少年槍士がいた。


まあ、それってぶっちゃけアルセスなんだけど。

477言理の妖精語りて曰く、:2008/01/05(土) 14:23:28
武闘大会一回戦、アルセスはセミュラの蹴りを延髄に喰らい泡を吹いて沈黙した。

それは、試合開始から0.6秒後という瞬く間に起こった出来事であった。

478言理の妖精語りて曰く、:2008/01/05(土) 15:46:47
因みに試合終了後、気絶したアルセスの身体を黄金の鎖を纏った美女が溜息を吐きながら回収して行ったとか

479言理の妖精語りて曰く、:2008/01/05(土) 16:37:42
アルセスは、まるでゴキブリの如く何処にでも湧いてくるな…

480言理の妖精語りて曰く、:2008/01/05(土) 18:10:03
そりゃ、『正体不明』って単語だもの。どんな場所ににだって顔を出すさ。

481534:2008/01/05(土) 18:36:39
ゴキブリって確かアルセスの学名だよね。

482534:2008/01/05(土) 18:45:32
言理魔術師たちは複数のチームに分かれて「絶対言語」を探索していった。
その中には、「使用機会と意味が極々限定された言葉」を集めるチームもあった。
「ゴキブリ」もそのチームが見つけた単語の一つである。

483言理の妖精語りて曰く、:2008/01/05(土) 19:49:46
で、アルセスは今回はまた何を企んでるんだ?

484言理の妖精語りて曰く、:2008/01/05(土) 20:54:16
http://poti.atbbs.jp/flicker/potiboard.php?res=772

取り合えず、↑こうなったのはアルセスの所為と見た。

485言理の妖精語りて曰く、:2008/01/05(土) 20:54:34
言理の妖精が期待するとおりに、さ。
アルセスの名前と顔を借りれば誰が何をしたってバレやしない。
「悪いのはアルセスだよ」でどっと払い。

くだらんね。

486言理の妖精語りて曰く、:2008/01/05(土) 21:09:12
でたなアルセス厨め
塩でも喰らえー

487言理の妖精語りて曰く、:2008/01/05(土) 22:17:17
アルセスはグムエルとも呼ばれる。

488言理の妖精語りて曰く、:2008/01/05(土) 22:48:30
グムエルとは「嘲笑する者」という意味を持つ言葉でもある。

489言理の妖精語りて曰く、:2008/01/05(土) 23:30:55
嘲笑とは「朗らかな歌声」という意味の単語である。

490言理の妖精語りて曰く、:2008/01/06(日) 01:14:50
ブラック・コルセスカは手始めに、グランディラス大首都圏の三分の二を凍滅させた。

491言理の妖精語りて曰く、:2008/01/06(日) 01:22:18
住人の感謝といったら、それはもう大変な祭り上げようだった。

「いあ! いあ! コリー様!」
「ありがとうコルセスカさん!」
「おお、なんというめぐりあわせ。間違いなくこれは天の采配だ!」

お祭り騒ぎは彼女が街を去る日まで続き、最終日には住人総出で、地平線の向こうに消えてゆく彼女の後姿を見送った。

492言理の妖精語りて曰く、:2008/01/06(日) 01:25:17
グランディラスの三分の二は致命的な損傷を受けたが、残った三分の一はアルセスの活躍により無事であった。




ごめん、嘘吐いた。
本当はアルセスは命令してただけで、実際に動いてたのは全部フラベウファ。

493言理の妖精語りて曰く、:2008/01/06(日) 01:27:32
フラベウファは善戦した。
実際よく戦った。

だが、金の鎖では永久氷河を縛りつくすことは出来無かった。

494言理の妖精語りて曰く、:2008/01/06(日) 01:32:19
最終的な被害は死者21080名、行方不明者11名、負傷者80211名という大惨事となった。

495言理の妖精語りて曰く、:2008/01/06(日) 01:49:59
そして、行方不明者11名の中にはシメル・ピュクシスの名前が存在した

496言理の妖精語りて曰く、:2008/01/06(日) 02:01:08
セミュラは懸命に探したが結局、シメルを見つけ出す事はできなかった

497言理の妖精語りて曰く、:2008/01/06(日) 02:04:51
セミュラが瓦礫の街の中、途方に暮れているころ

行方不明になっているシメルはというと、とある一人のアレノアルセスの手によって拘束されていた。

498言理の妖精語りて曰く、:2008/01/06(日) 02:37:30
シメルを拘束していた、妖精の名はグムエルセイズ、アルセスに仕える妖精アレノアルセスの一人にして。
その名に、主の持つ称号の一つである「嘲笑する者」を由来とする者であった。

499言理の妖精語りて曰く、:2008/01/06(日) 13:19:01
グランディラスは不凍材料の生産と流通が主な産業。
気温が一年を通じて低く、とくに第3季から第4季へ移り変わる頃には不凍液さえゲル化するほど下がるのが生産に適しているからだった。
だが、この年は隣接地域での大火災によって冷精の群れが散ってしまったために気温があまり下がらず、不作に窮していたのだ。
コルセスカの来訪はまさに幸運であった。

500言理の妖精語りて曰く、:2008/01/06(日) 13:22:02
生き残った者達や難を逃れた者達は大いに喜んだ。

薄情な国民性である。

501言理の妖精語りて曰く、:2008/01/06(日) 13:24:11
グランディラスは港湾都市。
元々は漁業中心で近隣都市の食糧供給が主な第一次・第二次産業都市だったが、2つ目の港が開港されて漁獲物の加工品を自主流通させるようになると商業都市としての機能も持ち始めた。

502言理の妖精語りて曰く、:2008/01/06(日) 13:28:02
先住組の者が漁業、殖民組の者が加工・流通を受け持っていた。
これは不凍材の原料である海産物が特殊な水域に棲息し、かつその水域へ入るには先住者の体質が適していたからだ。

503言理の妖精語りて曰く、:2008/01/06(日) 13:31:18
コルセスカの来訪は気温の低下よりも随分と前だったが、これは殖民組の持ち込んでいた気象予測技術で察知できていた。
本来は冷精の群れの移動速度を監視するものだったのだが、測定レンジぎりぎりのサイズの冷精など過去存在しなかったからだ。

504言理の妖精語りて曰く、:2008/01/06(日) 13:35:17
当初、接近するものを「準災害級の大型冷精」と考えていたグランディラス気温管制部署であったが、目視観測員からの報告には「気温タカシ、冷精ミエズ、旅行者3名ミトム」の報に首をひねった。

505言理の妖精語りて曰く、:2008/01/06(日) 14:39:06
グムエルセイズに拘束されたシメルはアルセスと出会う。
槍の少年神はシメルに、嘗て彼の先祖が使用した神滅ぼしの武具を手渡すと、ブラック・コルセスカの滅殺を命じた。

506言理の妖精語りて曰く、:2008/01/06(日) 14:57:58
最初から続いているのならば、まとめてしまってからにすればよいのに。

なにがって?

ワールドリーダー。

507言理の妖精語りて曰く、:2008/01/06(日) 21:49:33
勇者に魔王殺しの動機を尋ねるのは、あまり意味がない。
おそらく勇者は勇者なりの理由を、あるいは理由のなきことを述べるであろうが、あくまでそれは勇者主観での「動機」であり、後付けの理由に過ぎない。

508言理の妖精語りて曰く、:2008/01/06(日) 23:40:13
知名度低い言語に訳すことで、クソ中に病っぽい歌詞がなんとなくオシャレさんに聴こえるというテク。

509言理の妖精語りて曰く、:2008/01/06(日) 23:48:39
魔王の主な収入源は迷宮経営である。
ダンジョンを作成し、防人と財宝を配置し、倒れた者から所持金の半分を奪う。これは大抵の国の法で認められている。

510言理の妖精語りて曰く、:2008/01/06(日) 23:55:19
それなんてダンジョンマスt(フォールトゥハゼルリア

511言理の妖精語りて曰く、:2008/01/06(日) 23:59:30
「冒険者は金持ちだ」などという噂を真に受けた新人魔王がダンジョンを開いたものの閑古鳥。
なけなしの資産を財宝にして冒険者を呼び寄せようとしたものの、傭ったモンスターに丸ごと持ち逃げされる、なんてのも茶飯事である。

512言理の妖精語りて曰く、:2008/01/07(月) 18:22:16
魔王ワレリィ・ザ・ゲートルーラーはそんなヒヨッコ魔王たちとは一味違う。

513言理の妖精語りて曰く、:2008/01/07(月) 18:23:25
やっべ。
イノシシからネズミに引き継ぎさせるの忘れてた;;;;

514言理の妖精語りて曰く、:2008/01/07(月) 21:31:02
イノシシのオッサンはネズミーマウスと真っ向戦ったことがあります。

結果?
もちろん負けましたともwww

でも、なぜかおっさんは■されずにまだ生きています。
不思議ですね。Dの黒服メンもしくじる事があるのか。

515言理の妖精語りて曰く、:2008/01/07(月) 21:37:18
>>160
ぬっこぬこにされてやんよ

516言理の妖精語りて曰く、:2008/01/07(月) 22:16:02
明日はDよ、人々は恐れる、Dの癇咳を。

公式には記されていない。
ただ、噂は染み渡る。白布に染料が落とされる。
Dは魔女だ、いやいや暗黒の騎士団だ、人に仇為す異界の使者だ。

「Dはかわいいよ、私は好きだよ」
女の子が言った。
白い衣を着ていた。猫をくびり殺した。

517言理の妖精語りて曰く、:2008/01/07(月) 23:54:49
【ザリス(笑)(笑)】
とある世界的中二病ヒロインの名を冠した薬。服用した者は中二病となる。
一見何の役にも立たないが、後に流行した中三病や小四病の症状を緩和するために使用され、推定百万人の命を救った。
結果発生した百万人の中二病患者のその後についてはまた別の話。

518言理の妖精語りて曰く、:2008/01/09(水) 11:15:44
鴉は猫を食らう事を夢見ている。
使役の者として扱われるのは嫌がっているのか
はたまた魔王ワレリィにいぢられるのがこれ以上耐えられないのか

彼らは夢見ている。いつか猫を喰らい、自分が『紀』に近い存在となることを
何者にも支配されない存在となることを

成功した鴉がいるかは知らんが

519言理の妖精語りて曰く、:2008/01/11(金) 14:38:06
【決闘記述】墓標 作者 匿名魔女

落ち窪んだ空白、つまりは欠落。
彼方なる地平線迄広がりあふれる緑の大地、草原の只中に、その陥没は存在している。
漆黒ではなく、色の欠如。真性の夜闇が如くなにも存在しない真円形の深淵。
人はその異様を地獄の如しと恐れ慄き、穴の底には絶望の地平が在るものと信じて疑わぬ。

されど恐れを知らぬ勇者や愚者は常に世に憚るもの。
その一団がどちらであったかは定かではないが、ある一人の偉大なる王の遺体が秘された棺を運ぶ彼らの瞳に宿るは確固たる意思。

決然なる、灯り。
奈落の秘密をいずこで聞きつけたか、恐れを知らぬ者たちは王の魂を再びこの世に引き上げようと目論んだ。
暗闇の中、世界を照らすは一団の瞳の光のみ。
爛々と輝く怪しい揺らめきは底知れぬ虚を見据えて止まぬ。
一団が奏でる怪しげな口笛の音色が風を切り裂く。
鋭利な暴力のごとき楽奏。
儀式めいた、否、おぞましき祭儀そのものを始めた彼らは熱に浮かされたように一心不乱に口笛を吹き続ける。

刹那。暗闇を、暗闇が切り裂いた。
闇よりなお濃き闇の色。
無明の闇の中にあってなお認識できる暗黒。
光ではない光を認識することが可能ならば、それは負の光とでも呼ぶべきものか。

純黒の線が縦横無尽に空間を切り裂くと、どうと一団の者が倒れ臥す。
次々と崩れ落ちていく怪奇なる集団。
暴虐を働くのは、一振りの剣であった。
剣を振るうのは、漆黒を纏う異形の男。
果たしていつの間に現れたのか、怒りに身を震わせ、棺を悲壮なる視線で刺す男。
幽鬼は一団を黒き血に染め上げると、剣を大地に刺し、棺を持ち上げる。
次の瞬間、男は棺を抱えると跳躍し、奈落に身を躍らせた。
沈んでいく。沈んでいく。

落下の音は聞こえず。あるいは穴は真に底の無い地獄に繋がっていたのか。
確かめるすべは既に無い。
生者無き草原に、黒き刃が突き立っていた。
さながらそれは、墓標のように。

520言理の妖精語りて曰く、:2008/01/11(金) 17:10:41
【決闘記述】若き日のヴェルフレイとゴルプスレッド bothhands

http://bothhands.at.webry.info/200801/article_2.html

長文エラーになったのでブログに載せました。

521cob:2008/01/11(金) 20:09:02
【決闘記述】 羊の丘 cob


朝日が出たので西脇は慌ててカメラを構えた。
地平線から昇る太陽は予想以上に雄大で、西脇は思わず、おお、と短く唸った。

丘からは朝日に照らされて遊牧民のキャンプがよく見えた。
子供がはしゃぎながら羊を追い回していて、羊のほうもなんだかいかにもやる気のないといった風にだらだらと逃げ回っている。
西脇はビデオカメラを三脚に固定して、コーヒーを注いでこようとテントに向き直った。

「早いなァ、西脇」

所長がテントから起き出して来て鞄を西脇に放った。昨日あんなに遅かったのに相変わらず眠りの浅い人だな、とかそういう事を考えていて、西脇は鞄を取り落とした。

「いやーすごい朝日だ。確かに起き甲斐がある」

西脇は鞄からインスタントコーヒーとアルミのカップを取り出して、水筒からお湯を注いだ。
一口ゆっくりと飲むと頭がすっきりしてくる。昨日はなんだかよくわからない酒を随分飲まされて、夜通し頭が痛かった。

「上司より早く起きるのは当然とはいえ感心だ。2時間やるから好きに撮っていいよ」

「所長こそこんな早く起きて平気なんすか」と西脇は言ったが、
所長はまるで聞いていない風でカップを持ちながらぶらぶらしていた。

カメラを見に戻る。陽がだいぶ昇ってきた。

「しかし昨日お前あれよく食べれたね、あのー、なんだ」
「羊のソーセージですか」
「そうそう。あれは僕は駄目だった。どうもあれは客人用の高級品らしいんで、食べない訳にもと思ったが、お前がムシャムシャやってくれてたんで助かった」
「確かにかなり癖のある味でしたね。でもお腹減ってたんで」
「はは」
「でも、どういう訳だったんでしょうね。昨日はいきなり宴会に誘われて、彼ら、カメラは煙たがってたみたいだったのに」

所長は懐から煙草を取り出して火をつけ、随分と長い一服をした。
風が草を撫でてくるのが目に見える。

「そこから青いテント見えるか」
「はい、二つ」
「右のほうの家族、爺さんが亡くなったらしい。昨日は葬儀だったんだ」

西脇は所長の言葉をゆっくりと反芻して、7秒ほどかけて意味を飲み込んだ。

「ずいぶんと前向きな人達なんですね」
「どうかな。そりゃお前軽率な発言だ」
「しかし身内の葬式に僕らみたいな部外者まで誘ってくれるなんて、随分開放的な文化だと思いませんか」

所長が空のカップを差し出してきたので西脇はコーヒーを入れなおした。

「彼らに墓っていう概念はない。爺さんの遺体を、ああやって遺族が騒いでるうちにシャーマンがどっかに埋めちゃうんだそうだ。僕らがこうやってカメラ構えて居座ってちゃあ具合が悪かったんだろう」
「ああー、なるほど。  じゃああれですか、もし所長が断ってたら。」
「どうなったろうな」

所長は白い歯を光らせてにやにやと笑った。
そういう風に言われると、昨日宴会の席で見た飾りの弓矢や剣などが妙な現実味を帯びてくる。西脇はあまり考えないようにした。

死んだ人をその地の土に残して、新しい草を求めて旅をしていくというのは、なんだかいかにも哲学的な生き方をしているな、
と西脇は思ったが、何だか一人よがりな結論に至りそうだったのでそれについて考えるのはやめにした。

「なんにせよ2週間の撮影も明日で終わりだ。勉強になったろ」
「ありがとうございました。また連れてきて下さい」

所長はそう言うと寝直しにテントへ向かった。

陽はすっかり昇っていた。西脇はなにか以前にもこんな光景を見たような気がして、思い出そうとしているうちに実家が恋しくなってきた。
今度は両親を連れてきてやろう。
西脇は日の出がひととおり撮れたのを確認して、三脚をたたみにかかった。

「あーそうそう、羊のソーセージな」
「はい」
「ありゃ腸を洗わないで中にそのまま肉詰めて作るんだそうだ。癖があるのは当たり前だ」


西脇が腹を壊したので、帰国の予定は1日ほど早まった。

522一ノ瀬:2008/01/11(金) 20:34:26
【決闘記述】 宝剣、売ります 一ノ瀬


「それは犬のフンだろ」
「いいえ、草の民の宝剣ですよ」

「草の民の宝剣売ろうとするのはわかるよ。もしも売れたら、それなりの値段だからな」
「そうでしょう。買ってください」
「何でその代用品が犬のフンなんだよ」
「それは、これがフンじゃなくて本物の宝剣だからですよ」
「そこまで言うなら、使って見せろよ。そのこきたない宝剣を」
「嫌ですよ、ばっちい」
「ぶち殺すぞ。やっぱフンじゃねーか」
「宝剣ですよ。宝剣は綺麗じゃないといけない、なんて法律はないでしょう」
「あるわけねーだろ。って言うか、お前はそのクソを剣として扱って戦場に出れるの?」
「出れるわけ無いでしょう、ハハハハ。お客さん、頭大丈夫ですか」
「俺の使ってる剣は戦場帰りなんだが、一発試してみるか」
「落ち着いてください。これは本当に由緒正しいものなんですよ。なんたって、かのハルバンデフが」
「使ったのか」
「ケツからひりだした」
「犬のフンじゃなくて人のフンじゃねーか!」
「人食い大蛇の尾を切ったら宝剣が出てきた、なんてよく聞く話じゃないですか」
「よく聞く話じゃないですか、じゃねーよ!」
「じゃあ、わかった。わかりました。」
「なにが」
「草の民の宝糞はいかがですか?」
「居直ってんじゃねーよ!」

523言理の妖精語りて曰く、:2008/01/11(金) 21:58:06
【決闘記述】 二つ目の国   高島津諦

「とにかくそういうわけだから、草の民の種子は存在しない」
「埋葬したものを再び掘り返したのかもしれませんよ」
「ありえないね。彼らにとって"大地に還る"というのは、意味なのだから。種付けされた妻ごと大地の中だ」
「ですがしかし、その実物が現にここにあるわけです」
「贋作なんて幾らでも用意できるだろう。そもそもそのでかくてどす黒いもんが種子なのか」
「先ほどのお話ですが、歴史上ひとりだけ子を作らなかった草の民の王がいます」
「ハルバンデフか」
「ハルバンデフの悪しき残党は、王の種子を隠してこの世に蘇えらせようとしました。しかし儀式は失敗し、以来ハルバンデフの種子はそこに放置されたままです。ですから、地獄の扉跡で見つかったこの異物こそが」
「だからねえって」
 男の言葉は途中で途切れた。
 草の民の種子について熱弁していた部下の顔に、奇妙なものがへばりついていた。
 その奇妙な物体は、部下が言っていたところによるとハルバンデフの種子だという黒くて干からびた槍のような形の物体だったが、男はそれを理解できなかった。
 生真面目な部下は机の上にごろんと転がっていたものを突然お面の様に顔に被るようなひょうきんな人間ではなかったし、手を使わずに物を顔に吸い付けるビックリ人間でもなかった。
 「お。い?」
 間の抜けた声が漏れる。
 部下の手が動き、顔に張り付いた物体を剥がそうとした。
 その動きすら理解できず、手助けをしなかったのは男にとって幸いだった。
 物体に部下の手が触れた瞬間。
 びゅるり。
 物体から真っ白でてらてらと光る触手状の何かが溢れ出し、部下の手を飲み込み、腕を飲み込み、上半身を包み、下半身を包み、部下だったものは人の形をした触手の集合になった。
「ひい」
 男は後ずさった。
 その途端、触手の集合から一束が男めがけて伸びてきた。
「ひ、いひひひい!!」
 触手は右腕に絡みついた。皮下を舐め回されるようなおぞましい感覚が男に走る。
「うわああ!」
 咄嗟に男は、机の上に乗っていた古い剣を手に取り、その考古学的価値を気にせず触手に叩きつけた。
 ぶちゅりゅ、と触手は白濁した液を飛び散らせ絶たれた。
 男はそのまま背を向け、研究室から逃げ出した。
 ドアを閉める瞬間、ぐちゅるぐちゅるという粘液質の音に混じり、くぐもった部下の声が聞こえていることに男は今更気づいた。それは快楽の混じった悲鳴だった。


「こうして魔王ハルバンデフは復活した。世界中の人間は草の民に寄生された」
 老人はそういって話を閉じた。
 老人の下を訪れた勇者たちは、驚きを隠せず互いの二つの目を見あわせた。
 老人の右腕には小さな目玉が一つ、顔には目玉が一つついていた。

524スス:2008/01/12(土) 02:19:12
日本語は折れた。
英吉利語は破れた。
印度語は剥げた。
今試しているのは芬蘭語。
なかなか粘る。使えるかも。

525言理の妖精語りて曰く、:2008/01/12(土) 02:21:25
六本木ヒルズの1Fに最近オープンしたフレッシュメイドケーキ店「Pangeon」。
スイーツが並ぶ店内は、連日大勢の若い女性たちで賑わっています。
その、いろとりどりのスイーツの名前はどれもちょっと不思議なものばかり。
今日はそのいくつかを紹介します。

「レストロオセ」¥500
:ニューヨークスタイルの白いチーズケーキの中からは真っ赤なブラッドベリーのソース。
 アクセントにはチレ・カスカベルが使われていますので注意してくださいね。

「キュトス71姉妹」¥540
:71種類の原材料(ナッツ、ハーブ、ドライフルーツ、各種粉類etc)を絶妙にブレンドして焼き締めた
 オールドブリティッシュなパウンドケーキに、71種類のフルーツで作ったジャムを添えて。
 これだけの材料が、喧嘩しながらも深い味わいを構成する綱渡りのバランス、まさに職人の手による伝統の一品です。

「ラヴァエヤナ」¥500
:しっとりと焼きあがったブラウニーとの上に、甘さ控えめに炊かれた大納言と、
 宇治の抹茶のムース、金時芋が層になって重ねられ、穏やかな調和を作り上げます。

「ハルバンデフ」¥520
:スライスアーモンドのタフィの上にはこれでもかというほどのホールマリッジグラス。
 食べれば口の中に大地の荒々しさと草原のさわやかな風が渾然一体となった悠久の草原を現出させます。
 サラダとの合いの子のような新感覚スイーツ、是非一度味わってみては?

「マロゾロンド」¥430
:ココア風味のクレープ生地の中からは、驚いたことに茶蕎麦が!! 山葵風味のクリームで食べる和懐石スイーツの極北です!!

「アルセス」¥100
:イチゴにポッキーが刺さってます。


オーナーパティシェの由良木さんに話を聞いてみました。

Q「どうしてこのような名前をケーキにつけようと思ったんですか?」
A「これは全部、ある神話からもらった名前なんですよ」
Q「神話というと、ギリシャ神話とかそういう?」
A「はい。あ、ギリシャ神話からではないですけどね。
  知っていますか、今でも世界のあちこちで、神話が生まれつつあるということを?」
Q「なるほどー」

今週末まで、オープン記念セールとしてイートインの先着50名にポニーッシュコーヒーを一杯プレゼント中だとか。
春にはさらに新作ケーキのバイキング形式の試食会も企画中とかで、これからも「Pangeon」からはますます目が離せません!!

526niv:2008/01/12(土) 06:08:23
【決闘記述】世界は音楽でできている/niv
http://poti.atbbs.jp/flicker/src/OB1200085519451.png

527bothhands:2008/01/12(土) 11:14:14
【決闘記述】始まりの一点/bothhands
 旅人が海を渡る。内海を抜けて外海へ出る。水夫たちは船から逃げ出した。旅人の向かう先は世界の果て、存在しない土地だった。オールを漕ぐ者は絶えたが、風は帆に息を吹き込み続ける。やがて旅人は聞き分ける。波の音に滝の音が混ざるのを。
 世界の淵から海水が流れ落ちる。この滝のそばに島があった。波ひとつで水浸しになりそうなそこに旅人は船を乗り上げた。旅人は白い砂浜に足跡を刻む。旅人の耳は、波の音、滝の音、それに音楽を聞き分ける。
 砂漠の果てには世界の始まりの時から建つ塔があるという。この塔が崩れる時こそが世界の終わりという。地の底では無数のろうそくが灯されいる。これらの一本一本が生き物一体に相当し、命の火が消えるとき対応するろうそくの火も消えるという。海の果てには楽器がある。それは世界の動きに対応する。そして旅人は楽器を手に取った。果たしてどんな世界律を演奏するのか。

528言理の妖精語りて曰く、:2008/01/12(土) 11:20:06
先生きのこるには

529言理の妖精語りて曰く、:2008/01/12(土) 13:50:02
あんたがたどこさ、か?

530一ノ瀬:2008/01/12(土) 16:41:24
【決闘記述】制裁のトゥマレマ・オーボエ/一ノ瀬

ある山村に姉弟がいた。姉の名をアリエル、弟の名前をマタと言った。
両親は早くに他界してしまい、アリエルは産まれつきに足が不自由であるなど、お世辞にも恵まれてるとは言い難い環境であったが、お互い、尊敬し、協力しあい、幸せに暮らしていた。
ある日、山中にて狩猟をしていたマタは、一人の傷つき行き倒れた青年を見つける。マタは青年を保護し、家に連れ帰った。青年の気が付き次第、話を聞いてみると、どうやら青年は事故により記憶を失っているらしく、哀れんだアリエルとマタは、青年の傷が癒えるまで家に置くことにした。
青年は語学の達者だった。青年は養ってもらう代わりに、出来る限りアリエルの家事を助け、マタに語学を教えた。貧困の為、修学できなかったマタは大層喜んだ。

しばらく過ぎて、青年の傷がだいぶ癒えてきた。姉弟は既に彼を家族のように考えていたし、青年も同じようだった。マタはいつの間にか、都会の学生よりも語学知識を得ていた。青年の優れた指導の賜物であった。青年は、記憶を失う前は語学者だったのだろうか、とボンヤリ疑問に思ったが、マタにはどうでもいいことだった。優れた知識を持ち、温厚で、お人好し。マタはそんな青年を兄のように尊敬した。アリエルは彼のことを憎からず思っているようだし、マタは、このまま姉と青年が結婚して、本当の兄になってくれないかと期待をしていた。そうなったら、自分は山を下って就職しよう。自分は青年の授けてくれた語学知識があるし、麓の町でも十分に生活できる。そう考えていた。

転機は突然だった。
ある日、見知らぬ男が家に来訪した。応答した青年に男は一言、
「お前の名前はイルガメルだ」と残し、去っていった。

青年はその日、山村を人外の力で破壊しつくし、焼き払い、去っていった。アリエルはひとかけらも残さずに食われた。男の正体はレストロオセの四十四騎士イルガメルだったのだ。村人で助かったのは、用事のために麓の町へ降りていたマタだけであった。
それから、幾月か。マタは最古の楽器の一つ、「トゥマレマ・オーボエ」の存在を知った。

※※

「残念だろうけど、あなたの私利私欲のためにトゥマレマ・オーボエは渡せない。」
”八音階”の一人、カカザンガ・カラッガラは、血を流し伏せるマタを見下ろし、そう言った。
「制裁がッ!俺には奴を制裁できる力が必要なんだッ」
しかし、耳部が綺麗にえぐりとられたマタには、カカザンガの声はとどくことはなかった。
「俺の五体なぞ、どうなってもいい!奴に制裁をッ」
彼の目に既にカカザンガは映っていなかった。視線には有らんばかりの憎悪を込め、誰も居ない目前の空間を睨んでいた。マタは叫び続ける。
「制裁をッ」「制裁をッ」「制裁をッ」
カカザンガはマタから視線を外すと、一筋、涙を流した。
「愚かな人。最古の楽器に指向性などあるわけがないのに。」
制裁をッ制裁をッ制裁をッ・・・・・・
マタの声は血を失う毎にどんどんと弱弱しくなっていった。死が近づいているのだ。

「せめて、あなたの仇にこの音色が届くことを願いましょう」
カカザンガはオーボエを吹いた。静かで、凛とした音色だった。美しいものだった。
どこまでも優しいその音楽は、景色に、いや、世界全体に染み渡るように溶けていく。
不意に今までより一際大きいマタの声が響いた。

制裁を!
カカザンガの頬に、また一筋の涙。

531言理の妖精語りて曰く、:2008/01/12(土) 21:55:37
【決闘記述】Assassin of Assassinの二つ名を得た者/高島津諦

レマ・ハープの力を宿した戦士(始まり)
日出始←主人公
刻印を刻んだ時点まで巻き戻す

攻撃にも回復にも使える

フォルマ・トランペットの賢者(行き先)
岬ひかり←ヒロイン
1st能力:流体の動きを感知する  2nd能力:抽象的なもの含め流れを操る

弱め

ミュマ・フルートの巫女(祝福)
福元ささぎ←岬とはじめを取り合う
自分以外が助かる

始と相性抜群!

セグマ・ヴァイオリンの格闘家(変化)
チェン・ジイ←韓国人
固体液体気体の変化を操る

トゥマレマ・オーボエの立法家(制裁)
丹澤判
ルールを破ったものに、その報い(信号無視なら交通事故とか)を与える

マグルマ・ホルンの医師(終焉)
果野ツイ←性同一性障害
それ以上の状態変化をさせない

強すぎかも。弱点がいる

オルロマ・リュートの盗賊
影宮くらみ←ヤンデレ
様々なものの目標が乱れる

コルン・オルガンの暗殺者(無)
ザリス・レクイエム←最強の暗殺者(アサッシノブアサッシン)
無に帰す能力

1st能力:全ての音を無効化 2nd能力:あらゆる攻撃を無に



「おいお前何書いてんだよ」
「あ、やめ、なんでもないよ」
「あー? 『世界には音の始まりと共に出現した最古なる8つの楽器がある』? なにこれwww」
「やめっ やめてよwwww」
「『そしてこれはその力を秘めた八人の戦士たちの戦いの物語なのである』」
「やめてってば!」
「『ヒデハジメ 主人公』とかww主人公とかいるんだwww」
「返せよ! 返せって!」
「うっせえよwww何これ超受けるんだけどwwwww『最強の暗殺者かっこアサッシノブアサッシン』wwwww」
「やめろー!」
「吉田、パース!」
「おうwwwwなになにww『影宮くらみ←ヤンデレ』? ヤンデレって何wwwwねえヤンデレってなにwww?」
「……お前ら……俺もう切れるわ……俺プッツンしたわ……」
「プッツンwwwwww」
「プッツンwwwwwwwwマジ笑えるwwwアサッシノブアサッシンってプッツンするのwww?」

532咲ちゃん:2008/01/12(土) 22:01:01
http://www7a.biglobe.ne.jp/~chikun/duel.mp3

533言理の妖精語りて曰く、:2008/01/12(土) 22:14:59
>>532
スパム?

534言理の妖精語りて曰く、:2008/01/12(土) 22:18:55
>>533
音楽。
コメがないからちょっとビビッたZe。

535言理の妖精語りて曰く、:2008/01/12(土) 22:55:02
音楽ファイルじゃないZe

536言理の妖精語りて曰く、:2008/01/12(土) 22:58:44
ハザーリャが強すぎて笑うしかないwww

537536:2008/01/12(土) 22:59:11
スレ違いすまん

538一ノ瀬:2008/01/13(日) 04:35:24
【決闘記述】ゆらぎ新聞号外/一ノ瀬

今日未明、紀神マロゾロンドさんが急逝した。原因は未だ不明だが、おそらく前日のマロゾロンドさんの麻雀にあると見られている。マロゾロンドさんは九連宝燈を和了っていた。九連宝燈は、俗に「和了ると死ぬ役」とも言われており、不幸にも今回の一件でそれが証明されてしまった形といえるだろう。

マロゾロンドさんと死の直前に卓を囲んでいたアルセスさんは、本誌の取材に頭を抱えながら「しらん。わからん。なんでわしに聞くんじゃ」と、少々チンピラ然とした態度で答えた。友人の突然の死に憔悴しきっているようにも見えた。

この報を受け、今朝、ゆらぎ紀神委員会は緊急会議を開いた。会議の結果、なんと空いてしまったマロゾロンドさんの席に九連宝燈が入ることになった。紀神九連宝燈の誕生に、委員会側は「確かに、概念が紀神となるのは異例のことだが、我々はマロゾロンドを死に至らしめた力量を高く評価している。それなりの神格で迎えたい」と話した。識者は、おそらく紀神として「染め手」、「親48000、子32000」、「死」を司る事になるだろう、とのこと。初の概念紀神。期待と不安が嫌がおうにも高まる。 (一ノ瀬屠殺彦)

539言理の妖精語りて曰く、:2008/01/13(日) 14:08:52
木戸野はぱんつMenだったのか。

マジか。

540言理の妖精語りて曰く、:2008/01/13(日) 14:15:08
まてそのりくつはおかしい

ぱんつはいてないほうが下半身の血行によい、という通説が一定以上の年代にはあってだな(ry







しかし、武力組織の構成員がそう呼ばれるなら、レナリアさんもしましまぱん(ry

541言理の妖精語りて曰く、:2008/01/13(日) 17:24:54
なにいってるんですか暗殺者は下着つけませんよ

542言理の妖精語りて曰く、:2008/01/13(日) 18:37:13
【決闘記述】のりだけのりだけ/あががが
「まて。子が天和はおかしい。」
「よく見たら字一色のあったのです。」
「まて。」
「あ、そういえば八連荘なのです。」
「さっきはじめたばっかだ。」
「えーと、だから全体に7のダメージなんです。」
「まて。」
「でもここでトラップ発動!クリーチャーを破壊です。」
「ラヴァエヤナ?」
「あ、これとこれペアだから捨てね。」
「ぺレケ・・」
「あ、それあたり。」
「いや、それ無効だし。」
「3点回復なのです。」
「・・・ちゃんとやろうよ。」
「「「うっさい、黙れ。」」」

(´・ω・`)

543言理の妖精語りて曰く、:2008/01/13(日) 19:42:30
【決闘記述】炎と稲妻/bothhands

青空に無数の黒い点が現れる。黒い点は瞬くと地獄の住人どもを吐き出した。地獄の住民どもは蝗の大群のように降下し、地上を蟻の大群のように埋め尽くした。
パンゲオン神群はパンゲオン世界の地殻の排除を決定した。セラティスは星の高みへと昇り、ゲルシュペナを投擲しようとするも、ピュクティェトより制止を受ける。
ピュクティェトの傍らには一体の死者がいた。この死者こそはカーズガンだった。
カーズガンこそは地獄の支配権をゲッヘーナから簒奪した死者、カーズガンを殺した者だった。
カーズガンは嘆願した。今一度あの男に死をと。
ピュクティェトは詭弁を弄した。これはいまだ人間の戦争だと。
セラティスは地獄の住人によって蹂躙される人々を見ながら微笑んだ。人間の争いをいうならば、猶予を与えてやろう。三日のうちに死の王カーズガンを討ち果たせ!
ピュクティェトは炎に、カーズガンは稲妻に変化する。2体は黒い点に飛び込み、地獄へと降下した。

544言理の妖精語りて曰く、:2008/01/13(日) 19:46:27
誤字があったので再投稿します。

【決闘記述】炎と稲妻/bothhands

青空に無数の黒い点が現れる。黒い点は瞬くと地獄の住人どもを吐き出した。地獄の住民どもは蝗の大群のように降下し、地上を蟻の大群のように埋め尽くした。
パンゲオン神群はパンゲオン世界の地殻の排除を決定した。セラティスは星の高みへと昇り、ゲルシュペナを投擲しようとするも、ピュクティェトより制止を受ける。
ピュクティェトの傍らには一体の死者がいた。この死者こそはカーズガンだった。
カーズガンこそは地獄の支配権をゲッヘーナから簒奪した死者、ハルバンデフを殺した者だった。
カーズガンは嘆願した。今一度あの男に死をと。
ピュクティェトは詭弁を弄した。これはいまだ人間の戦争だと。
セラティスは地獄の住人によって蹂躙される人々を見ながら微笑んだ。人間の争いをいうならば、猶予を与えてやろう。三日のうちに死の王カーズガンを討ち果たせ。でなければ生物諸共、地殻を吹き飛ばす!
ピュクティェトは炎に、カーズガンは稲妻に変化する。2体は黒い点に飛び込み、地獄へと降下した。

545言理の妖精語りて曰く、:2008/01/13(日) 20:18:31
【決闘記述】大問5:以下の会話文を読み、A〜Dに適当な紀神名を入れよ(20点)/高島津諦

 香菊・クリアセンスはため息と共に×を3つ、○を1つけた。
「この子も当たったのはアルセスだけか……5点」
 彼女がいるのは由良紀市立第二小学校職員室であり、彼女の机には答案用紙の束があり、彼女は同校の神話科教師であり、つまるところテストの採点中であった。
 香菊が今採点しているのは、名前をABCDに置き換えた紀神四槍の会話文を示し、各紀神の名を答えさせる問いだった。知識のみならず、読解力や分析力、論理性などが必要となる、いわゆる「新傾向」の問題である。問題作成時の予想平均点は20点中13点。神話の基本を知っている生徒にとっては難しくない問題にしたつもりだった。口調は各紀神の基礎イメージに合わせたし、地獄開放というキーワードも入れた。おまけに、紛らわしいと思われたシャルマキヒュとアレとエーラマーンについては、わざわざ会話文中に名前を登場させて引っかからないようにまでした。
「それなのに、どうしてこう出来が悪いんだか」
 まだ試算もしてはいないが、ざっと見てきたところ、平均点は予想を大きく下回りそうだった。一桁になるかもしれない。
「うーん……神話離れ? でも授業はそういう雰囲気じゃないし……なんでこうなるかな」
 採点しながら間違いの傾向を分析しようとしていたが、それも上手くいっていなかった。生徒によって、紀神の当てはめ方が千差万別なのだ。そこから推測できることは――根本的に紀神のイメージが統一されていない?
「私の教え方が悪いのかなあ……イメージって、わざわざ教えるまでもなく常識だと思うんだけど」
 呟きつつ、次々に採点していく。
 一枚二枚三枚、四枚、五枚六枚七枚八枚。
 香菊は手を止めた。ふと思う。
(あの子たちみんな違うイメージを……違う神話を持ってる、か……)
 自然伝達に伴い変容していくのが神話のあり方だとしたら。
 生徒たちの神話認識を一つのものに統制するのは正しいことだろうか。
 個々の持つイメージの差異も矛盾も受け入れてこそ、神話の発展があるのではないか。
 今の神話教育は、神話や神々を化石化し、ある意味で殺してしまうことに繋がるのではないか。
(んん、何考えてんだ私)
 危険思想に意識が入り込みかけていた。もしも【観測庁】に知られでもしたら、「教育」を受けさせられるだろう。そうなれば、神話科教師の職はもちろん、真っ当な将来まで失うことになる。
「なしなし、今のなし」
 香菊は頭を振り、次の答案に強く×をつけた。

546言理の妖精語りて曰く、:2008/01/13(日) 20:40:30
【ゲットー記述】
以下の頭文字を使って文章を作りなさい













(配点1点)

547言理の妖精語りて曰く、:2008/01/13(日) 21:09:52

んぱじゃないぜ。

うしゃないセンスだ。

れすれを攻めても眉一つうごかさねぇ。

がいことこの峠を攻めてるが、あんなやつは見たことないな。

すとらんのウェイターにあんなスキルがあるとは信じがたい、が、目の前の現実はいかんともしがたいな。

(残念!余白がもうない!)




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