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キュトス71姉妹2

1 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/05(土) 23:10:54
このスレッドは主としてキュトスの姉妹に関する記述を行う場です。

2 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/05(土) 23:18:41
説明しよう!
【キュトスの姉妹】とは新感覚戦慄弛緩型アイドル志望集団である!!
70余名を基本ユニットとし、必要に応じて暫時人員を入れ替えることでさまざまなアイドル的局面に対応!

アトメンドクセ

3 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/05(土) 23:19:42
構想3年準備7年、一日解散

4 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/05(土) 23:21:08
というかメンバーがそもそも結成を了承していませんでした。

5 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/06(日) 00:56:41
今日はあの姉妹がグレイトフルブラザー(仮)を着込んでその命と引き換えに
ヴェイフレイをブチのめし地獄に送り返した記念すべき日であります。
恥ずかしい名前の剣(霊剣アギト(笑))も折ってやることができました。
奴が再び姿を現したのは記録によればそれから50年くらい後になってからだそうです。

6 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/07(月) 22:55:19
「我々は聖女でも魔女でもない。我々に幻想を持つな。」

7 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/07(月) 23:01:34
誰のセリフだろう。
人間から頼られたけど正直うざったい、って感じかな。
前スレでも誰のセリフか判らないのがいくつかあったような・・・。
ご自由に想像してください、ってことかもしれないけれど。

8 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/07(月) 23:07:53
主役級の姉妹?なんか哲学的だけど。

9 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/07(月) 23:36:51
哲学といったらナタリエル

10 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/07(月) 23:43:13
だが断る

11 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/08(火) 09:46:01
しかしながら私の頼みは断るな。

12 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/08(火) 12:39:29
そのときはまだ、よき友人ではなかった。
しかし益のある話のできる隣人ではあった。
多方面への確たる実力と、それを駆使できる胆力、人を超える時を生きるゆえに安定せざるを得なかった精神。
それらを兼ね備えた彼女たちは、人類が成熟した暁にはよき友人になったはずだった。
だがその暁は訪れなかった。

13 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/16(水) 23:01:39
ダーシェンカ。
真正結界中核。

14 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/16(水) 23:03:11
結界の九姉。ダーシェンカは珠だ。

15 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/16(水) 23:04:41
そしてぽにー。
だんなさんは禿頭だったので彼女の髪型をたいそう褒めたそうなポニー。

16 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/17(木) 01:28:25
珠=ふとっちょ

17 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/17(木) 15:59:31
ふとっちょといっても球形。ドルネスタンルフの加護を受ける。

18 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/17(木) 16:39:13
珠あるいは球みたいな体型がこの世界のスタンダードタイプです

19 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/17(木) 19:27:41
どの世界か明記してくれると助かる

20 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/17(木) 19:35:52
肥満体系の国。一時期話題になっていた。

21 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/17(木) 19:45:45
一時期って何時だ すげぇ気になるw

22 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/17(木) 20:25:52
探す気にもならない。無紀力症候群。

23 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/17(木) 20:26:50
>>22の何気なく呟いた一言が紀元の力を持つ神々を滅ぼす「無紀力」の発端。

24 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/21(月) 01:32:21
ラクルラールは悩んでいた。
いつものとおりに悩んでいた。
悩んでいるときのクセである、遮光眼鏡のツルを噛む動作を続けながら器用に呟いた。
「無紀力か・・・どうやって入手するか。んー、妖精一匹捕まえてみれば、抽出できるかな?・・・そういえばヘリ子のやつが誤字の妖精を懐かせていたような・・・ふむ」

25 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/21(月) 03:01:48
姉妹唯一の男。それがティアテラ。

26 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/21(月) 03:03:11
ティアテラは「ハシ」を使う。
2本の棒で構成されたそれは、いかなるものも受け止め、ティアテラの許しを得るまで放さない。

27 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/21(月) 03:04:43
ティアテラの主食はジャガフライイモ。
泣き喚くそれをねじ切り、スライスして食べるのがお気に入り。
イモの遺族が仇討ちに来ると、嬉々として返り討ち、ご馳走にありつく。

28 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/21(月) 17:39:35
ヘリ子の下の名前はピロリに違いない
鞭毛が一本生えているに違いない
強い酸の中でも元気いっぱいに違いない

29 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/21(月) 19:01:49
下の名前とは一体。

30 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/21(月) 20:35:13
ピロリ菌?

31 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/21(月) 22:38:04
【イモ族】
大地に根付く原初の民。
本体の塊茎は普段地下で生息しており、無性生殖で殖える。
茎の一片から再生する強力な生命力に加え毒や擬態能力も備える。

有名なイモ族は猛将馬鈴薯、男爵芋子。

32 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/06(水) 00:28:19
大地から産まれてきたのだから当然イモ族はキュトスの姉妹である。

33 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/06(水) 00:29:10
ティアテラはイモも食う。
姉妹喰いの再来である。

34 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/08(金) 21:45:41
ティアテラはアルマリデルと魔女の立場を交換していた。
本当の魔女はアルマリデル。

35 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/08(金) 23:29:04
納豆に魔女に竜。アルマリデルは欲張りさんなのだ

36 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/11(月) 01:11:54
ナンバリングされていないから姉妹じゃない気がする。
人間とかの学者が勝手に姉妹に分類したんじゃねぇのかティアテラ。不死だから。

37 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/11(月) 01:38:42
どうでもいいよそんなの

38 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/11(月) 02:05:14
不死じゃないんだよ。
死んだティアテラを助けるために未来からティアテラの子孫がやってくるの。チャリで。
で、未来技術で毎回蘇生。
記憶もきちんと消していくからティアテラは気付かない。

39 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/14(木) 23:01:13
フィランソフィアの武器はでっかい鋏らしいですよ。先生。

40 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/14(木) 23:06:22
違うだろ。アイツ指を怪我してるし。

41 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/14(木) 23:21:05
フィランソフィアは刃物ならなんでも似合う。
鋏があれば鋏を使うし、包丁があれば包丁を使う。
しかしそれを使いこなせているかどうかはまた別だが。

42 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/14(木) 23:22:22
わかったわかった。
フィランソフィアは刃物が似合う、だな?
お前の熱意には負けたぜ。

43 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/15(金) 23:22:35
ふう、あいつもまだ若いぜ。  俺も、か

44 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/15(金) 23:24:40
そして夕日の土手でキューカンバーをぐびり。

45 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/15(金) 23:32:09
九官棒?

46 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/15(金) 23:33:25
当て字・・・飲むのかそれ。

47 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/16(土) 00:21:40
栃木壮平はある程度嚥下できた、が
完全に飲み込むことはかなわなかった。

48 ミツトケー :2007/06/16(土) 01:03:38
        モータルビーイング
しょせんは死すべき存在でしかないというわけさ。それが限界なんだ。

49 そういえば :2007/06/16(土) 01:10:19
生と死の概念を「姉」は持っていないそうだ。

50 50番の :2007/06/16(土) 11:26:50
エンバーディープはハルシャニアと真逆の性質

51 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/16(土) 11:58:59
淡水?

52 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/16(土) 13:46:19
水素と酸素を吸って水蒸気を吐きます

53 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/16(土) 14:20:25
相方は49番バイナリライフ。
帯電した体でエンバーに抱きつくのが好き。

54 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/16(土) 16:51:15
ロザンディン教授の配列法に則った番号か

55 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/16(土) 19:11:26
>>50>>53にプレゼント。
帯電の設定を生かせなかった。それでもいいなら読んでくれ。

http://love.ap.teacup.com/flicker/45.html

56 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/16(土) 19:21:10
どっちも俺だったりして興ざめかもしれないがありがたく頂いたぜ!
イメージよりずいぶん可愛くなっちまってけしからん素晴らしさwヒャッハァ!

57 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/16(土) 19:36:46
ヘリステラ配列は完成したんだから、
ロザンディン配列で記述していこうぜ!

58 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/16(土) 19:39:29
ロサ配列は永遠ミカン

・・・っていうか、今までロサ配列が結構混じってる。
トミ子とか。

59 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/16(土) 19:40:32
番号の自称がない限りはロサ配列と見るべきか。

60 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/16(土) 19:43:28
自称はアルセス配列だ。

61 匿名魔女 :2007/06/19(火) 20:29:14
私が知る限りの姉妹たちは

ヘリステラ配列やロザンディン配列
かといってヘルサル解釈や

オールド・タイプとも異なっている
後、
列記する。

62 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/19(火) 20:31:41
匿名魔女、それがお前の名前なのか

63 匿名魔女 :2007/06/19(火) 20:58:47
まず、
悪魔の九姉
という概念が私には新鮮だった。

九姉と六十二妹
そういうくくりが、不思議だった。 わたしは、十ずつ区切るのだと教えられた
当の、本人たちに。

64 匿名魔女 :2007/06/19(火) 21:05:15
末の妹が十人

71Rusalka wiorne
70firo anty
69nait rint
68by be blows
67thellia altnative
66alraune
65foenix baelstraus
64sin-sara-billnig
63hallshaneia
62ell-noel


これが最下層だ。
脆弱なる
【守られる妹たち】

65 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/19(火) 21:08:51
匿名でどうやって魔女を名乗るのだろう。
証はいったい。
ふと疑問。

66 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/19(火) 21:18:16
魔女と名乗る。これが証。自称も他称も詐称も関係ないさー。

67 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/19(火) 21:20:48
>>66
自称も他称も詐称も関係ないならどう名乗るのさー。

68 匿名魔女 :2007/06/19(火) 21:49:19
次の妹が十人

61firansofia ruttessis
60keath mist child
59klanis nirity
58myulienty
57wilia amples toriely
56micht nesse rie L noules
55nataryel
54tilika
53jolk now
52mulrannka

「層の外の自由なる妹」

69 匿名魔女 :2007/06/19(火) 21:55:59
閉じられた妹たちが十人

51nialkk low zone
50melgin jiel hat lip
49 <alms/TTT>
48selen bretta
47niess frill
46rayalopp gizellia
45clientinus
44Delete Hell
43lef
42maria fielies

見えない消えない語られない

70 匿名魔女 :2007/06/19(火) 22:02:26
中核と呼ばれる妹たちはもはや姉となり

41Bayern
40filty eigrt
39Pfrierl sleepin'g prinzel
38alsyatha
37mil bl ler/shitt eis
36central tolniche raica
35ecliette grunwill
34noelly
33ramp ciel
32diool tolos

十の核は廻るだろう

71 匿名魔女 :2007/06/19(火) 22:10:30
魔女の騎士、という名前を知るならば この一団は悪夢であるだけ

31thamara thamara thamara thamara
30schtral
29fisna=marby
28abssektinium lehrerinnen
27Ituno sHirahime
26Cokune ney
25Torekonig
24Ing role
23risk muse
22tie pollos

恐怖と異形の百鬼夜行

72 匿名魔女 :2007/06/19(火) 22:16:51
高みで天を掻き抱くか 深みで地を貪るか

21biequelet flanme wheire
20sharness sept windel
19Sonsz=colorless
18ra=kulral
17ketel mariena
16darcienca fullmiton
15etra metra tone
14dis pertia
13istrien yielfisse
12hilt toln=aria rose


いずれにせよ究極であることに変わりは無い

73 匿名魔女 :2007/06/19(火) 22:21:50
現象であると 言われている

11orblau shatt down
10el noel alaians
9mexet delquelo
8tolsso mienica
7flabeu far
6all the noel
5hellia estere
4hellia estere <classical hand>
3hellia estere <nolt all sisterea>
2unknown

すなわち、魔術の名

74 匿名魔女 :2007/06/19(火) 22:23:35
なぜ71なのか。最後の1が、女王であるからだ。
70の妹たちと

女王たる、姉。

1Cutos

長女の名をとって、キュトスの71姉妹。
母の名を貰い受けた、
キュトスを継ぐもの。
それこそが。

75 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/19(火) 22:55:31
興味深いな。他の配列方式では知られていない姉妹がいると。そして女王・・・

76 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/21(木) 00:44:54
あくび。

77 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/21(木) 00:51:28
ところで某魔女の白焔は約200度だそうです。
意外と低い。

78 匿名魔女 :2007/06/21(木) 01:52:03
あくび。


本質。
真っ白な。

79 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/21(木) 02:30:24
グレンテルヒ考案のグレンテルヒ度(現在ハイダル地方の一部で現在も使われている)では、
ビークレットの焔の温度を200度の基準にしてるらしいよ。
彼の機械がビークレットによって破壊されたとき測ったとかなんとか。

80 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/21(木) 16:57:26
その機械が200度しか測れなかったんだ。ほんとはとってもあついよ

81 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/21(木) 20:53:54
グレンテルヒ度には200度までの目盛りしかありません。
それ以上を表すときはB度と呼びます。

82 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/21(木) 21:01:32
白焔のやけどは低温火傷

83 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/21(木) 21:14:31
・・・いやさすがに200度あれば普通にヤケドするだろ。

84 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/21(木) 21:28:20
猫の国の200ケルビン度じゃあ凍傷になるぜ!

85 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/21(木) 21:33:34
みんな勘違いしてる。
これはきっと角度。

86 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/21(木) 21:43:19
すべてを凍らす絶対零度の炎ってそれなんてミッタケー

87 ビークレット :2007/06/21(木) 22:13:57
それなんてミツタケー
っていいな。素敵だ。はやらせよう

88 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/21(木) 22:17:36
モロゾワーネスが大繁殖だな。

89 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/21(木) 22:30:20
マロゾワーネスも大繁殖だな。

90 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/21(木) 22:31:28
モロゾワーネス
モルゾワーネスとマロのあいの子。

>>87
どういうときにつかうんですかビークレット姉さん。

91 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/21(木) 22:36:37
愛の子なら大歓迎だぜ。

92 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/23(土) 22:45:59
ノエリーは過去
ノエレッテは現在
ノエルは未来

永劫の三女神は時間を司る。

彼女たちは同一であり、同時であり、しかし過去へ遡及することは少なくとも彼女たちの知覚する
範囲においては不可能である。

故にノエリーは未来への恐怖と永劫に取り残される恐怖によって壊れ
ノエレッテは不安と悲哀に身を焦がして心を磨耗させ

そしてノエルは思考を放棄した。

93 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/24(日) 10:52:08
彼女らが悲哀を持って語られるのは、同じ姉妹に過去へ未来へ自在に移動できる連中がいるからだろう。
彼女たち三人は単独の能力のみを持って事を成そうとし、協力的行為を行わなかった。

94 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/24(日) 11:09:32
魔女の拠点のひとつである星見の塔。
実は塔内から星は見えません。
窓から天を見上げても、塔頂に灯る「魔女にしか見えない光輝」が明るすぎて星々を隠してしまうからです。

というわけで、星辰の関わる大規模魔術や時間の操作術は塔から離れた場所で呪さなけらばならないのです。

95 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/24(日) 11:12:43
でもこの光輝、薄めの遮光板でも見えなくなるので、実は塔の内でも星辰は知れます。
裏ワザ。

ただしめちゃくちゃ精度が落ちるので大抵の術は変な風に発動します。

96 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/24(日) 11:16:19
【シャフティールバルティオー】
1.<パンゲオン>右腕でエルボーさせれば岩盤をもぶち抜くことが可能と言われる
キュトスの姉妹の一人。だが、自らの魂を次の代の姉妹に渡すことで、
代替わり以後も『シャフティールバルティオー』として同じ番号の姉妹と別個に存在し続けている。
魂を手渡した時点でキュトスの姉妹の一員ではなくなったとする解釈がある。
2.<猫の国>オカルト文書『シモン・マグスのアポクリュフォン』に登場する天使の一人。
人体の右肘を創造したとされ、左肘の造り手たるムニアルコーンとは対なる存在として描かれる。

97 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/24(日) 11:27:48
71人の姉妹の名と特徴が知られるようになったのは「裂かれた女神」の刊行後である。
…ちなみにこの本、とある魔女(非姉妹)に聞くところによれば、同一魔女の変身前と変身後にそれぞれ別の魔女として数番が割り当てられる、などの数え違いが結構あるらしい。

98 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/24(日) 11:46:38
スーリウムはトルニチェライカと一線を越えたためイングロールに殺されたと伝わるが、実際姉妹に夫帯者とかいるんだが。
これいかに。

99 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/24(日) 12:15:53
夫がイングロールより強いのでは。
あるいは塔に住んでないとか。
スーリウムは姉妹でないのに塔に住み着こうとして追い払われた、とか。

100 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/24(日) 12:34:43
それかその時にはイングロールが死んでいた、とかいう考え方も可能ではないだろうか
12番は固定というわけでもあるまいに。

101 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/24(日) 14:00:26
それは殺害というか排除の理由次第だろう。
イングロールは12番の、あるいは塔管理者の役目を果たしただけかも知れん。
だとしたら次の12番、あるいは塔管理者もやはり同様の行動にでるのでは。

102 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/24(日) 15:25:14
なぜだれも嫉妬説を出さないんだ

103 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/24(日) 15:40:13
イングロールはトルニチェライカラブ。

さすがの百合っぷり。
星見の塔は百合天国だ。

104 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/24(日) 15:52:26
>嫉妬説がない
ハグレスがいるからじゃね?

105 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/24(日) 15:55:58
「裂かれた女神」は第3版から編集者に本物の姉妹を招いた、と宣伝文句にうたっている。

106 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/29(金) 10:17:23
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/7039/1149638084/167

ワレリィについての重要記述。かもしれない。

107 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/29(金) 21:34:32
アレの巫女ね。かつてのキュトスもアレ神に仕えていたのではないかと思うな。

108 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/01(日) 14:08:08
バイナリライフの生息地は当然のようにエンバーディープと重なっている。
湿地帯だ。
夕暮れ時にはエンバーディープの周囲をちらちらと飛遊するバイナリライフが見られるだろう。
薄紅く染まった沼にエンバーディープの巨体が陰を長く落とし、その闇でバイナリリライフの紫電がはじける様子はえもいわれぬ奇景である。

109 インクルーザ :2007/07/04(水) 00:11:43
脱皮する能力者。

芯だけを抜く能力者。

誰だか忘れてしまった。誰か教えてくれないか。知っているはずなんだけど出てこない。
言われれば思い出すかも。

110 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/04(水) 00:22:49
「名前がない二人」なんだから当然だろう。
というか思い出せたりしたら捏造だ。

111 インクルーザ :2007/07/04(水) 00:33:32
便宜的呼称が欲しい所。
それともそれすら否定されるタイプの姉妹だったろうか。

112 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/04(水) 00:35:46
では「インクルーザが**と呼ぶ名前のない姉妹の姉」「インクルーザが**と呼ぶ名前のない姉妹の妹」でよかろうて。
無論、**部分は君の任意で入れるといい。

113 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/04(水) 00:37:02
・・・ところで例の二人、どっちが姉でどっちが妹だったか。
双子でないのは記憶しているのだが。

114 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/04(水) 01:20:40
数世代ごとに女児しか生まれなくなる家系が世界にいくつかある。
その女児のうち、誰か一人が神の子なのだという。
神の子には迎えが訪れ、女児を連れてゆく代わりに残る女児たちに強力な加護を授けるという。

ゼダ、大鍔蛇、エール、菱妓、ポポタマーなど、現在まで残る世界の旧家の内、当主が女性の代で大きく栄えたものは少なくないが・・・、まさか本当に神の子が現れたとでもいうのだろうか。

115 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/04(水) 23:59:06
>>111
アルセス神を罵倒する呼称を持つ本から例の芯を抜く能力者と思わしきものが見つかった。

http://love.ap.teacup.com/flicker/52.html

116 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/05(木) 00:40:15
よかったなインクルーザ、手間が省けたぜ。
そして同時に「名前の無い二人の姉妹」が消滅したわけだ。
こうしてまた忘れられた姉妹が増えていく・・・。

117 インクルーザ :2007/07/05(木) 00:45:07
>>116
いや、ひとりはともかく、脱皮する方はわかっていない気がするのだが。

そうか。思い出した。

脱皮する故に、【名前の無い二人の姉妹】なのか!!

便宜的名称が決定した。二人一組、姉と妹、脱皮し、名前が存在しない、そして
いままで誰にも言及されなかった、忘れかけられた姉妹。

私(インクルーザ)が呼ぶ便宜的名称:【名前の無い二人の姉妹】で決定。
ウィキにもそれで登録しておく。

118 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/05(木) 00:48:07
今新たな姉妹が生まれた!プラス1。
総数からマイナス2して、プラス1だから・・・お?あれ?

119 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/06(金) 16:10:28
イストリンは大地を介して世界を見る。
故に彼女に主観はなく、客観しかない。
自らの意思でさえ確定した事実の断言か状況から見た推測で語る。
もっとも本人曰く、『大地』が私なのだから客観とはいえない。と。

120 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/06(金) 16:42:12
虚言のインクルーザ。

自らの名前を騙り、他人の名前を名乗り、他者の記述を捏造する。

あとよく自分の名前をイングロールと間違える。

121 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/06(金) 17:02:16
イングロールが発見されたのは12番という早期であったが、ヘリステラは彼女への接触を
断念せざるを得なかった。
彼女が住んでいた村を探り当て、その場所へ赴こうとしたヘリステラは、しかし行けども行けども
その村にたどり着く事が出来ず、遂には断念する事になったのだ。

諦めたヘリステラが帰途についた時、背後から少年の疲れたようなため息が聞こえてきたと、
後に彼女は語っている。

122 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/06(金) 17:03:30
実は今記述しているインクルーザはイングロール。
インクルーザは既に死んでいるが、
彼女の振りをして記述しているイングロールであった。

123 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/06(金) 17:56:49
【シャフティールバルティオー】
格闘することで対話する、キュトスの姉妹の45番目。
右腕で殴ることで相手の想いと記憶を感じ取り、また己の意思を叩き込むことができる。
おかげで初期の頃は熱血だった。
(中略)
その後、自らの魂を次の代の『45番目』マリアフィーリースに渡すことで
以降の45番目の姉妹とは別個にかつ同時に存在する者となった。
ただしそれは、キュトスの姉妹とは別の生き物に転じることでもあった。

124 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/06(金) 21:03:42
『安価で姉妹作ろうZE!』
みんなが乗ってくれれば続ける。完成したら誰かが書いてくれるかも。最悪自分が何か書くかも。
とりあえず

名前 >>126
内面 >>128
外面 >>131
能力 >>134
生い立ちとか >>136
特徴・その他 >>140
特徴・その他2 >>143

でいいかな?

125 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/06(金) 21:51:57
安価レスが姉妹の記述だったらどうすんだ?

宵が喧嘩騒ぎを起こした原因は「帯の紋様をけなされたこと」だった。
大陸の衣装の中で僅かに異彩を放つ東方国のそれは、彼女にとって二目と見られなくなった故国へのよすがだったのだろう。

126 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/06(金) 22:14:16
では間隔を長くするべきか。姉妹の記述と被ったらまたべつにと。

とりあえず、名前、なにかある?

127 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/06(金) 22:15:31
>>125
出身地の陽下(アワラ?)って滅ぼされたっけ?

128 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/06(金) 22:47:22
インターヴァルの精神は空虚そのもの。
だれかがついたため息、会話の合間のふとした沈黙、
ただむなしさを募らせる、静かなる精神性の持ち主。

インターヴァルの内面は凍りついた水面のようである、とあの詩人の姉妹は言った。

129 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/06(金) 22:56:04
暫定

名前 インターヴァル
性格 暗い 物静か クール

130 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/06(金) 23:00:56
内面が空虚だからって静かなやつというわけではあるまい。
表面クールでも熱血なやついるし逆もまたしかり。

131 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/07(土) 22:26:21
絶世の美人だ、といわれる事があるが、確実にお世辞。

彼女を見たものがそういうお世辞を言わざるを得ないような、いうべきだと判断してしまうような、
そういう外見をしている。

不細工だから気遣って逆を言っているわけではない。それでは相手の気分を害するだけだ。
そうではなく、絶世の美人に今一歩足りないのである。

132 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/07(土) 22:31:19
「白雪姫」のお妃様、か。

133 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/07(土) 22:32:48
よくいる手合いだな
性格はどうか知らんけど

134 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/07(土) 23:13:42
俺的にはキュトスの姉妹は全員美少女。
萌えはすべてに優先する。

135 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/07(土) 23:19:50
美少女イコール萌え、ってのはすこぅし捻りがなさすぎゃしませんかダンナ
あっしなら、もうすこしこぅ、人外的美貌五分、美少女一割、十人並み六割、不美人二割、醜悪五分、ってな具合でいきたいもんでさぁ

136 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/07(土) 23:31:36
暫定

名前 インターヴァル
内面 物静か 外はアツアツ 中はクール
外見 絶世の美人ではない
能力 姉妹全てを美少女にする

ぶっちゃけ意見が足りない

137 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/07(土) 23:33:41
何が欲しいんだよ
これ以上意見もらったらインクルーザが書くとこなくなっちゃうぜ

138 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/07(土) 23:36:15
かわいい子が出っ歯とかまゆ毛薄いとかはかわいいだろ。
かわいい子が顔かわいくないのはかわいいんだ。
かわいくないからって必ずしもかわいいとは限らないけどな。
伊達男ライシアスが言っている。
「いいか、モルボー。お前が女を前にして『こいつは愛せない』って思ったら、それはお前の負けなんだ。
読めない本なんてないし、愛せない女もいない。お前がその女の読み方を知らないだけなんだ」
ちなみにこれは、本気でエルザを口説いているのかと聞かれたときの返答だ。

139 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/07(土) 23:41:13
ちょww
ライシアスって「俺は本気の恋なんてしない」って言った奴だろwww
超遊びwwwww

140 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/08(日) 13:27:11
ムランカの実体である精神体は実際はキュトスの一部、とは少し違う。
彼女(?)はキュトスの魔力ブースターである。
ただし、人間の使うブースターとは違い、その主な目的は魔力の抑制である(もちろん増幅もできる)。
例えば森に迷っている旅人に焚き火を一つ恵んでやるといった場合、キュトスがその力を普通に行使した場合、森ごと焼き払われてしまう。
そこでブースターを使って、適度な力に魔法の威力を焚き火一つおこすまでに抑制して奇跡を起こすのである。
ムランカの本体が主意識や思考をもっていないのはそのような理由である。
尚、今のムランカの性格は、後でそれが憑りついたムランカ自身の性格である。

141 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/08(日) 13:49:02
failstarはアルセスを憎む。
彼女たちから死を二度も奪ったから。
failstarは名も覚えていない人間を好む。
彼女たちに生をわずかに与えたから。
failstarは自身を嫌う。
自身もまた、憎む者の一面であればこそ。
failstarは自身を愛す。
自身がまた、彼女の一片であればこそ。
failstarは天を眺め、かつて来た路を辿る。
failstarは地を眺め、やがて行く路に臨む。
蹄鉄を革の靴で覆い、鬼火に代えて杖を握り、落ちたる星は今宵も歩む。
満天の星を陽光で隠すために。

142 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/09(月) 00:47:47
暫定

名前 インターヴァル
内面 物静か 外はアツアツ 中はクール
外見 絶世の美人ではない
能力 姉妹全てを美少女にする
生い立ち 新生の際、彼女の性質を決定するための必須要素であった妖精たちの意思が
足りなかったため、不完全な状態で生まれてしまった。
特徴・その他 魔力調整機構であるムランカの前身にして彼女に至るまでのインターヴァル。
ムランカ同様、魔力の抑制機構として機能しているが、インターヴァルは他の姉妹の魔力を
抑制する役割を担っているという点で異なる。

143 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/09(月) 01:01:12
>>142見て思ったけど、「魔力」というか不思議な力のある娘とそうでもない娘って分類できそうだな
汎用性の有無という言い方でもいいけど

144 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/09(月) 01:02:47
無いやつなんているのか?

145 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/09(月) 01:03:32
>>142
続き。
彼女は全ての姉妹を美少女にするという能力を持つが、それはつまり彼女が
あらゆる姉妹たちの特性を理解し、その魅力を引き出すことが出来るということである。
ヲルヴォーレや毒花らと共同しての化学研究の副産物として誕生した化粧品を
姉妹たちに使わせることを思いつき、気がつけば姉妹専属のメイクアップアーティストに
なっていた。 人型の姉妹のみならず、あらゆる生物のタイプに適応した彼女の肌を
見る目、そして一流の観相学者すらをも上回る高度な観相能力によって、インターヴァルは
その相手に最も有効なメイクを施す。鼻梁の陰影の入り具合で彼女ほど多彩に印象を
操作できる者はそういない。
逆に、全くの別人に変装させたり、絶世の美女を見るに耐えない醜女にすることも
容易い。 
さらに、手のつけられない醜い女に対して、彼女はわざわざ美しく見せようとしたりはしない。
彼女はさらに過激に、強烈に醜さを強調させる。だがそうやって極限まで誇張された
醜さはある種の苛烈な引力を発生させる。彼女にとってメイクとは美しくする行為ではなく、
その人物の個性を最大限に引き出すという行為である。
曰く、「醜いというのは中途半端である状態を指すのよ。極限まで捩れた顔や、
芸術的に崩れた鼻を、凡百の者たちと同列に語れて?」
無論、犬型だろうが霧型だろうが無機物だろうが彼女は姉妹である限り、そして
相手が望む限り必ず完璧なメイクを仕上げてみせる。
彼女の「対象の性質を最大限に引き上げる」という能力はまさに自己の認識を頼みに
魔力を操るキュトスの魔女たちにとって魔力の増幅能力でありまた抑制能力
でもあるのだ。
自らの力を恐れるものは彼女に自分をおとなしく見せる化粧を施してもらい、
戦いに赴かんとする姉妹たちは彼女に「戦化粧」を頼むのだという。

146 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/09(月) 01:05:27
>>143
ヨイとかディオルとか、戦士系は無いのかもしれん。あるかもしれないけど。
他にも何の能力も無いっぽいのとか、あとメイドロボとか触手とか、
魔法が使えるか否かで決まるのかな?

147 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/09(月) 01:11:14
姉妹をあらかじめ定められたワンセットとして捉えるか、それともたまたま集まってきただけ、と捉えるかで記述の方向性が変わるな。
>>142の人とかはまず他の姉妹の存在を前提としている描き方だけど、個人的には迫害を受けた異能者が集まってできたってイメージだったから、違いがあって面白い。面白いんだけど絡めないwおのれアルセス。

148 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/09(月) 01:16:03
レスってる間に続きが。
>>145もそうだけど姉妹が他の姉妹との相互作用を前提とした能力を持つ、って考えてる人は「代替わり」とかはやっぱり無視っちゃうのかな。
それとも能力の方が本体で、体が代わっても同様の能力を持つことにしちゃう?

149 145 :2007/07/09(月) 02:09:33
>>148
代替わりはありだと思ってますが、能力、というか役割は引き継がれるみたいな感じです。
インターヴァルの役割はムランカに引き継がれる、とか妄想してましたし。
別の人の記述ですけど、
確かシュトラールとかって姉妹の役割はアリアンローザに引き継がれてたりしました。
バランサーだっけ。残ってないから分からない。
あと私は、姉妹はキュトスっていう神の全身のパーツがバラバラになったもの、
と思っているので、格姉妹ごとにキュトス神の元の肉体の役割というか、
各器官ごとの役割が割り振られているというか、ああもうよくわかんなくなってきた。
つまり、キュトスの姉妹を体の部位とか臓器に例えると、みたいな。

150 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/09(月) 02:22:49
>>149さんの思考を是とした場合。
すると、キュトス神とキュトスの姉妹の違いは、単体として結びついているかどうか、のみなのですね。
各臓器が相互作用した結果が生物の活動ですから、姉妹のほうがキュトス神よりも上位とも取れますね。
何しろ臓器一つが不全になれば全体もまた死ぬでしょうから、自意識のもとに自殺できる姉妹は神の生殺与奪権を持っているわけで。
ただその場合総体としてのキュトス神は死んでも各臓器たる他の姉妹は生きているという事態が発生しますが。
しかしそれこそが単体として結びついていない証拠か。
・・・姉妹の状態で相互利益追求してるほうが強靭な気もしますね。

代替わりは再生でなく同一の働きをする別存在ということなので、移植手術とも取れますがその場合はどこから持ってくるのか。
なかなかなんとも突っつき甲斐のありそうなw

151 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/09(月) 02:30:11
ナンバリングは能力判明の後でないとできないのか。
それとも振られたナンバーに従って能力が発現するのか。
それともナンバーがイコール能力なのか。能力の使い方を習得すると同時にNo.**の自覚を獲得するのか。

152 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/09(月) 02:31:48
考えたら同じナンバーが複数人いても別に問題はないな。
なんで一つのナンバーに独り、で記述されてるんだ?

153 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/09(月) 02:33:10
A.71姉妹だから。

・・・と言おうとしたけど別にこれに従う理由もないのだな。むむ。

154 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/09(月) 09:35:48
>能力とか
http://wiki.livedoor.jp/flicker2/d/%a5%b1%a5%eb%a5%cd%a1%bc%a5%ce%a1%bc%a5%c8
こんな記述があった

155 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/09(月) 11:14:39
3-58ノシュトリ。

イストリン派。
気配を操る。
公的には、というかイストリン派の公式な資料には3代目とあるが、
先代に「3-58気配」と呼ばれるなにかがいたということは周知の事実。

4-58が正確なナンバーである。

156 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/09(月) 19:03:34
>>155
イストリン派って学者の派閥のことだと思うんだが。

157 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/09(月) 19:13:45
姉妹間の派閥の名でもあるんじゃない?

158 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/09(月) 19:15:40
さあここでナンバー不明な姉妹「イストリン」が誕生しましたよ。
あるいは派閥結成の地名かな。
それとも参画者の頭文字をつなげたか。
はてさてふむ。

159 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/09(月) 19:24:17
>>158
ダーシェンカの前の第二位。

いや、それは私の中(あるいは複数名の中)においてのイメージであって必ずしも>>158の考えるイメージと一致していないのでは。
ぶっちゃけ矛盾を認めるみたいなことを述べているが、明らかに前例が重視されて「それは違うだろう」と否定されるような。

160 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/09(月) 19:27:35
認めるっていうか、「お目こぼし」が近い表現だと思う。
普通の設定創作だとどっちかが潰されるところを見逃してやってる、って感じ。

ところでイストリンとダーシェンカの共通項、というか【能力】ってなんでしょ。

161 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/09(月) 19:29:14
ところで各スレ>>49って【49番】の書き込みってことにしない?

162 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/09(月) 19:31:03
雑談スレ2とか、>>49がからうさ氏なんだが。
魔王ワレリィの従僕の上に姉妹の一員か。

163 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/09(月) 20:14:55
中の人同じだと思ってた

164 インクルーザ :2007/07/10(火) 23:37:38
インターヴァルは個人的好みを全て注ぎ込んだ自分にとっての壮絶萌えキャラにしようと思う。
好みが合致する人がいるかもしれない。いないかもしれない。
だがやる。安価で作られたとしても、やる。
設定を元にやる。しかしムランカはどうしよう。

依頼しようか。bigi氏に。

165 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/10(火) 23:47:02
なぜわざわざ宣言
っていうか姉妹名を個人のコテハンにするのは避けれ
さめるし白けるしウザイ

166 何もしないミュリエンティ :2007/07/11(水) 00:00:53
HP:7 防御:0

アクション
何もしない

オーバードライブ
何もしない

167 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/11(水) 00:01:04
>>165
じゃあ見るなよ。>>164は自分の中のインクルーザという役を演じているだけなのだから。
そもそもそういう企画だし。

168 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/11(水) 00:08:46
>>167
「じゃあ見るな」という発言も企画趣旨から外れるものに見受けられるが?

169 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/11(水) 00:09:45
メンドクサイなキミらw

170 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/11(水) 00:28:01
場所を選んで書き込もうね、というふうに感じなくもないが
じゃあどこに、と聞かれるとちと困る
インクルーザ名義にしては「中の人」が透けて見えすぎているのが問題なのだろう

171 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/11(水) 00:31:05
ところで自分は「断片的記述を重ねて創作の助けとする」企画だと思っていたので>>167氏の言う「そういう企画」がどんなものをさすのかちょっと興味があったり
よろしければ、でいいので教えてもらえまいか

172 インクルーザ :2007/07/11(水) 00:31:36
複数の神話記述者が共有するハンドル。
彼女の発言は言理の妖精の発言であり、また違う妖精の発言でも同じ「インクルーザ」の
発言であると見なされる。

そのため人格は不定。「中の人」が複数存在する。

173 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/11(水) 00:33:24
>>172
冗談きついぜ
オレはお前なんかには取り込まれねぇぞ

174 インクルーザ :2007/07/11(水) 00:34:17
少なくとも二人居る。
多分。wikiの履歴を見る限り。
三人に増えても不思議ではない。

175 インクルーザ :2007/07/11(水) 00:36:56
インクルーザとは低地シラクサ語で「言理の妖精」のこと。

176 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/11(水) 00:38:18
記述しないインクルーザを忘れているぜ。
あとネットに繋いでいないインクルーザとパソコン持っていないインクルーザと文字の読めないインクルーザと「ゆらぎの神話」を知らないインクルーザもな。

177 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/11(水) 00:39:20
で、キュトスの姉妹のインクルーザはどこにおるのん?
My脳内にはおらんのやけんど。

178 インクルーザ :2007/07/11(水) 00:39:49
>>177
はいはい、ここに。

179 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/11(水) 00:40:10
だれだおまえっ

180 インクルーザ :2007/07/11(水) 00:40:43
貴様こそ誰だっ。

181 言理の(以下略改めインクルーザ :2007/07/11(水) 00:42:06
名前欄が読めないのか。
さては「字の読めないインクルーザ」だな?

182 インクルーザ :2007/07/11(水) 00:42:39
とんでもない、アタシャ神様だよ

183 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/11(水) 00:44:35
お ま え ら お ち つ け

184 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/11(水) 00:45:21
なんという自演

185 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/11(水) 00:45:45
デン自演ド

186 インクルーザ :2007/07/11(水) 00:46:31
「私は、ここにいるぞ!!」「いや私が」
「冗談はよせ私だ」「なにが「私だ」なんだ?」
「私は「私たち」の中で「私」を確立すべく私であると宣言する」
しかし私はそうではない。「私は私。私という総体のなかで私たちはひとつの私に帰納される」
「           」「
それが証明である。  」「企画を企画として終わらせず、拡散と責任転嫁だけを繰り返す。
それがインクルーザという計画、そしてシステムのあまりにも単純な全貌だ」
「インクルーザ・プロジェクト・・・?」「アーザノエルは何故こんなふざけたものを放置しておいた?!」
「簡単だ。彼女がディスペータを焚きつけたのが今回の事件の発端なんだから」
「妖精どもが黙っていないぞ」「【私】は!」「しかしお前もまた妖精たちの一側面に過ぎない」
「結局変わらないさ。妖精が根源であるということに、それは何も反していない」
「本質は変わらない。その上澄みでの実験行為。濁った底を掻き出して、刺激を取り戻すための一粒の清涼剤」
「Inkel ruohtseか・・・・・・なんとも皮肉な名前だ」

187 インクルーザ :2007/07/11(水) 00:47:41
中の人など・・・・・・・・・い、いっぱい!

188 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/11(水) 00:47:52
つまり独り言ブツブツいってるのか

189 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/11(水) 00:48:57
私は
まで読んだ
カギカッコonry自重plz

190 (実は)インクルーザ(アルセス) :2007/07/11(水) 00:48:57
実は僕でした。
残念。釣られた連中乙。

191 アルセス :2007/07/11(水) 00:49:45
>>190
・・・キミか、最近ボクの悪い噂を流しているのは。

192 淫狂う座 :2007/07/11(水) 00:50:17
つまりみんなアルセス。

193 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/11(水) 00:50:20
 お い

194 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/11(水) 00:50:56
>>192 は中の人が判った気がする

195 (実は)アルセス(エーラマーン) :2007/07/11(水) 00:51:26
実はゴシップの神でした。
残念。釣られた>>191乙。

つまりみんなエーラマーン。影が薄いとはもう言わせない。

196 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/11(水) 00:51:47
ところでどうよ、このレスのつき方。
みんなケンカ大好きね。

197 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/11(水) 00:52:56
エーラ(略とア(略が同一ってネタはずいぶん前にうと氏がラジオで言ってたな。

198 淫狂う座 :2007/07/11(水) 00:52:59
○座が淫●でよが●狂っている。なので淫狂う座。
まさにアルセス。この総受け!

199 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/11(水) 00:53:47
二番煎じか。
ちょっと「その発想はなかったb」しただけに悲しい。

200 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/11(水) 00:54:58
一番目が「菊」で三番目が「り」かな。
二番目がわからん。「靡」かな?

201 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/11(水) 00:55:50
言理の妖精=インクルーザ=淫狂う座=アルセス=エーラマーン

つまり、言理の妖精=紀神=姉妹

ということは、記述者=全員かわいい女の子

姉妹たちはいずれ神になり、世界を改ざんする記述者になりうる存在だったんだよ!!
まさに革命的発想!!!

202 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/11(水) 00:56:14
で、ビギbigi氏にリクするのかい。
しなくても書んじゃないかってな気もするけど。

203 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/11(水) 00:57:01
残念。>>201が男であるのと同じ確率で俺も男です。

204 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/11(水) 00:58:01
>>201
今すぐ女の子になるんだ!はさみとかカミソリとかあるだろう!さあさあスパッと!

205 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/11(水) 00:59:48
ちょw
せめてホルモン注射にしとけwww

206 インクルーザ :2007/07/11(水) 01:00:00
記述者を記述された界面において女性化する(姉妹化する)能力を持つ。
彼女の口を通して語られた言葉は、「中の人」の存在を変質させ女性にしてしまう。
おかげでみんなたいがいにツンデレである。
記述者全員萌えキャラ。

207 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/11(水) 01:01:13
>女性化する能力
注射器と外科用メスでですか

208 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/11(水) 01:02:10
「中の人」とか、メタネタは好みじゃないんだ。
あばよ。楽しかったぜ、ゆらぎの神話。

209 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/11(水) 01:06:28
このネタ一つで記述者が居なくなってしまう厳しい現実。
インクルーザは一つの大きな罪を犯した。
彼女の行為はこれから生まれるかもしれなかった多くの世界を滅ぼす行為であり、
その行為は九姉評議会によって「許されざる大罪」と見なされた。
彼女は魂狩り「グリムポーカー」の餌食となり、その存在を消滅させた。

それに伴い、万能の百科事典に記されていた「累卵の記述項」も不完全なまま消えてしまうのだった。
グリムポーカーは既に記述された「累卵の記述項」の削除も開始している。

210 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/11(水) 06:46:26
中の人に代表される、演じることを放棄したようなネタは
嫌いな人は本当に嫌いだからね・・そういう自分も。
でも、ゆらぎにはいろんな人がいるわけで、一概にそれらを否定したところで良いとは限らないし・・

うは ただの独り言になった

211 アルセス(紀神(えらい)) ◆SwLH4youjo :2007/07/11(水) 08:56:06
      _ __  _
.     ,</´ 、`ヽ!   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     i.〈.ノノ )))〉   .|
     ヾ!|゚ ー゚ノ、!  < それじゃあインクルーザたんは俺がもらっていきますね
      |iT(とス    |
.    . ー'i-vi - .  .\_____
   '     し'ノ    ヽ
  i  _ 代 理 _   !
  ヽ´._ ___ _ . ソ

212 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/11(水) 15:51:56
なんで累卵の記述項消えてるの?と思ったらなに、外野の茶々で嫌気でも差したのか

213 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/11(水) 15:57:20
インターヴァルの本当の能力は価値観の共有であった。
独特の感性によって認識したものを他社に伝え相手の認識を歪める。
キュトスの姉妹は全員美少女・アルセス野郎!という思想は彼女の認識強制能力によるもの。

とか考えてたけど出遅れた。

214 インクルーザ :2007/07/15(日) 22:20:16
>>211
アルセスに拾われたのでフラベウファみたいに姉妹の番外で復活しました。
これからの活躍にご期待ください。
新生インクルーザ、妖精インクルーザを今後ともよろしくお願いします。
あとクランドサンクス。

>>213
アルセスの横槍でそんな能力を新しく得たらしいです。
インターヴァルはアルセスの願望(キュトスの姉妹全員ロリロリ美少女ハァハァ)を姉妹に投影して
姉妹全員を美少女にする事が出来ます。アルセスがウザイからあんまりしないけど。
ちなみに、
私がスレの流れを修正しつつ自演で消えたのはアルセスが唆したからです。
私が脈絡無く復活したのはアルセスのせいです。
私が忙しくて最近神話に関われなかったのはアルセスのせいです。
私の復活に関しての不満は全てアルセスに行きますので、苦情・不満の連絡は
イギアレルゼオータイル・アルセス宛でお願いします。

215 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/15(日) 22:30:41
インクルーザ=アルセスってなってたはずだが、また分離したのか?

216 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/15(日) 22:41:05
これ、アルセスがインクルーザのフリをしてるのでは

217 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/15(日) 23:04:35
>>216
慧眼。

218 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/16(月) 11:49:09
>>216はそんな自作自演をして自分から疑いの目を晴らしたいアルセスなのではいやそれを指摘している自分がアルセスなのか>>216は自分が投稿したからやっぱりアルセス、アルセス!イア、イア!

219 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/16(月) 12:59:42
とりあえず>>218がアルセス好きなのはわかった。

220 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/16(月) 14:46:30
つまり全人類は潜在的にアルセスの要素を含んでいるのではないだろうか

221 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/16(月) 14:52:30
アルセスの要素ってなにさ

222 classical_hound :2007/07/16(月) 17:32:25
>>214
おかえりなさいませ妹様。
この犬めは主の命に従ったまでですので、過分なお言葉に恐悦至極。

塔をお出になられても、お部屋は以前のままにしておきますね。

223 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/21(土) 03:34:14
「ごめんなさい、ごめんなさいいい」
 ハルシャニアは両手を挙げ、無抵抗であることを示し、
デメリオトバトに、でこぴんをやめてくれるよう懇願した。
だがデメリオトバトは、「ぴん……ぴん……」と呟きながら、
一秒一回ペースででこぴんを続けた。

 また、ハルシャニアは暴れ狂い、デメリオトバトに噛み付いたり、
斬りかかったり、口のなかに爆弾を突っ込んだり、目玉をえぐったりしたが、
デメリオトバトはぼろぼろの体でゾンビのようにでこぴんを続けてきたので、
かえって異様に怖くなった。

 ハルシャニアはついにデメリオトバトを拘束することに成功し、絶対に
逃げられないようがんじがらめに時間鎖で過去のなかに繋ぎとめもしたが、
しかしデメリオトバトの右腕だけがどうしてか現在時間のなかに三本も
出現し、三倍のペースででこぴんを続けられた。その人差し指をもいでやると、
二本になって生えてきた。

 ハルシャニアは冷静をよそおい、でこぴんを「どこふく風」みたいな表情で
やりすごすことにした。だがそうすると、いきなり鼻を叩かれたり、腐竜の糞を
おでこに塗り付けられそうになったりして、結局精神は動揺し、また逃げ出
す破目になった。寝る間も与えられず、ハルシャニアは一時の激情に駆られて
デメリオトバトを攻撃してしまったことを心の底から後悔した。

 そしてついにハルシャニアは悟りを開いた。デメリオトバトのどんな攻撃も、
いまなら受け流せる、と思った。さあ、好きなだけでこぴんをするがいい! と彼女は強く思った。
 するとデメリオトバトは、たまたま近くを飛んでいた蝶に心を奪われ、
「ちょ〜ちょ〜」と言いながら、野山を駆けていった。
 それをみたハルシャニアはあまりに脱力し、悟りもすっかり解けてしまった。
 そしてハルシャニアは頭を振って立ち上がり、デメリオトバトと反対側の
方向に歩を踏み出した。
 その一歩目で落とし穴を踏んでしまった。100メートルはある深い穴だった。
 ああ……

224 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/23(月) 02:50:42
シャーネスはルスクォミーズに喰われた。(性的な意味で

225 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/26(木) 10:28:50
キュトスの姉妹同士の間では、一部の姉妹に限って敬称が与えられていることが知られている。
一般に知られている異名のうち、「姫」の名が入っているものは異名自体が敬称である。
また、ウィッチオーダーの騎士たちは人間の爵位を真似た号を名乗るときがある。


ダーシェンカ:輝夜珠姫(かぐやのたまのひめ)
カタルマリーナ:歌姫(うたひめ)
エトラメトラトン:呪姫(のろいひめ、まじないのひめ)
ルスクォミーズ:白百合宮(しらゆりのみや)
イングロール:星局(ほしのつぼね)
バイエルン:バイエルン公
エクリエッテ:緑の君
ギゼリア:ダルトカイット公
プリエール:眠り姫
宵:斬一座宵姫(きりいちざよいひめ)

226 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/26(木) 19:58:19
バイエルン爵位あったのか。

227 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/26(木) 20:49:42
>>226
なにしろ一地方を治める大公爵である。

228 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/26(木) 23:49:29
灰色庭園のカルル・アルル・ア(マリアフィーリース)やウィリア自治領のウィリア・アムプレスは?

229 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/27(金) 02:23:11
ムランカ「あたしも号ならもってるけど」
宵「お姉さま、『夜の蝶』としての号はちょっと……」

230 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/27(金) 10:22:11
夜の蝶、なにそれおいしいの?

231 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/27(金) 12:49:58
ムランカ「だってさ。ほら、宵ちゃん、説明しておやり」
宵(赤面しながら)「わ、私がですか!?」

232 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/27(金) 13:21:33
夜っていうとなんだか妖しいというか、ミステリアスな響きですね

233 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/27(金) 17:41:48
夜の蝶、っていうと、西域圏の猫たちにとっては蛾の意味を持つよね。

234 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/28(土) 01:35:00
まぁ、どっちもケバいからな

235 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/28(土) 01:35:44
つまりムランカはケバケバしいおb

236 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/28(土) 01:52:42
ムランカは化粧が映えるタイプだから多少ケバくてもOKだよ

237 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/28(土) 16:35:04
ムランカ「で、宵ちゃん、妖精どもに効く殺虫剤ってこれだっけ?」
宵「お姉さま、ダメです、怒ってそんなもの使っちゃ……アーツ」

238 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/28(土) 19:45:33
>>237
インターヴァルの化粧ならどんな容姿でも超絶な魅力を発揮できます。
ケバいならケバいなりにケバい魅力を発揮させるのがインターヴァル。

しかしインターヴァルはムランカと同時に存在できないので、やっぱりメイクしてはもらえないムランカ。

239 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/28(土) 19:46:49
ふと思いついた妄想
・あくびする姉妹。
紀だるい。眠いらしい。

・うにょる姉妹。
うにょってる。うにょるが口癖。うにょ?

・擬人化させる姉妹
姉妹たちの能力を擬人化させる能力を持つ姉妹。

240 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/28(土) 19:49:43
>>238
ヘイMr、今星見の塔は永劫線っつぅ時系列無視ばっちこーい☆な空間になってるの知ってるか?

241 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/28(土) 22:51:28
矛盾は星見の塔だけの特権じゃないよ。ゆらぎの神話自体が矛盾しているし。

242 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/28(土) 22:52:35
>>241
キミはもう一度色々と読み直したまえよ。

243 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/29(日) 15:05:35
「ナル」なる姉妹についての情報を募集します。

多分62とか56番。

参考
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/7039/1155712310/61

244 bigi :2007/07/29(日) 15:35:19
ムランカ「というわけで身体16歳ぐらいのに変えてみたんだけねぇ。どうかな宵ちゃん?」
宵「またどこかの娘を騙して肉体奪ったんですか……って言うか、それ化粧と違う」

245 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/29(日) 16:23:07
>>243
49番のこと。
エル・ナル。

246 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/29(日) 17:00:41
>>243
>>239

247 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/29(日) 22:21:35
ナル=null=存在しない49版

248 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/30(月) 01:08:26
【誤魔化し師】のアベンローク

過去ログあさってたら拾った。
姉妹らしい。

249 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/30(月) 01:10:26
>>248
聞いたこともない名前だっ

でかした!

250 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/30(月) 14:11:57
良く見つけたな…。過去ログ漁って発掘した>>248はニースフリル。

251 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/30(月) 14:28:34
アベンロークはニースフリルが星見の塔直下の遺跡から発掘した姉妹。

252 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/30(月) 21:05:29
アベンロークの能力・・・。

それは、抱えた膝の頭がぱっと見おっぱいに見えるというものであった。

253 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/30(月) 22:13:35
さすがにそれは・・・まて誤魔化し、つまり擬態!

254 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/31(火) 22:36:22
ダーシェンカより賜ったディオルの剣にはある秘密が隠されている。
実はその秘密は既に明かされているのだ。

255 言理の妖精語りて曰く、 :2007/08/01(水) 00:36:02
双頭剣メテスカテス。
刀身に宝石を散りばめた、魔法の剣である。
三段階に変形する。
実はクランド。

256 言理の妖精語りて曰く、 :2007/08/01(水) 11:55:23
クランド働き杉だろ・・・。労働条件の改善を求めてストライキでも起こせよ

257 言理の妖精語りて曰く、 :2007/08/03(金) 23:12:46
>>256
どこで働いてるのさ?

258 言理の妖精語りて曰く、 :2007/08/03(金) 23:23:48
トンネル工事の現場では

259 言理の妖精語りて曰く、 :2007/08/03(金) 23:25:18
クランド君以上にヘリ姉さんが働いてるので休めません。

っていうかたまには休め長姉。まぢで。

260 言理の妖精語りて曰く、 :2007/08/04(土) 12:42:23
不死だから過労死で死ぬことはないだろ

261 言理の妖精語りて曰く、 :2007/08/06(月) 22:38:03
姉妹の多くは人間の、特に「芸術家」だの「文筆家」だの自称する連中を不可解と感じ、忌避感ないし積極的な嫌悪感情を持つ。
死ぬ気もないくせに死にたい死にたいと耳障りに喚き、いざ死なせてやろうとすると人殺しだの命の平等だの。
いったいなんなのだ。
死にたくても死ねぬ、こちらの身にもなってみろ。

262 言理の妖精語りて曰く、 :2007/08/07(火) 11:28:58
>>261
それ、芸術家じゃなくても当て嵌まる

263 言理の妖精語りて曰く、 :2007/08/07(火) 11:32:19
バール・マルクス「殉教者を見よ!」

264 言理の妖精語りて曰く、 :2007/08/13(月) 22:45:29
アナグレア「墓を掘り返せと?」

265 言理の妖精語りて曰く、 :2007/08/27(月) 20:16:30
歌姫カタルマリーナ。
絶世の魔術使い。ありとあらゆる旧古の魔術を知り尽くし、全ての姉妹の中で
最も多くの魔術を使いこなす。
その多彩な魔術の詠唱式は歌声のように美しく響くため、歌姫の異称が与えられた。

266 言理の妖精語りて曰く、 :2007/09/02(日) 22:37:30
エトラはいつでも帽子をかぶっている。
眠るときでさえナイトキャップ装備だ。
最近のお気に入りは「かぶると振り返れなくなる帽子」。
なんでもヘリステラがヨミヒラサカとかいう所へ行って戻ってきた時のお土産だそうな。

267 言理の妖精語りて曰く、 :2007/09/03(月) 23:41:24
ミュリエンローザ姉さまが言うには、何でもカタルマリーナ姉さまの歌はそもそも
現代で言う文化的な「歌」として意識されてつくられたものではないってことらしい。

ヤオイ族たちが今でも会話に歌を用い、エトラメルティスたちが儀式や呪術に歌を用いるように、
言語、すなわち意思の疎通媒体として存在したのが歌や踊りだ。
それは意思の発露であり、呪術・魔術においては願いや精神の媒介でもある。
と同時に、言語というモノの兆しでもあった。発声と韻律は文法や語の形成よりも先にあったという。
意思を伝えようとするジェスチャーや発声・リズムがまず先立ち、それから体系化された語や文法が生み出されていった。
すなわち、カタルマリーナ姉さまのそれはきわめて原始的かつ根源的な魔術呪術そのもの。
歌が魔術だとか、歌を魔術としているとか、魔術のような歌とか、そういうことじゃない。
歌イコール力。歌イコール姉さまの精神。歌イコール魔術。
古き魔術の使い手。これは意思や念によりまじないを振るうエトラメトラトン姉さまや、
遍く力を手繰り寄せるダーシェンカ姉さまとは違った種類の力の使い方なのよ。

と、言うわけで、私たち限定要員はそのカタルマリーナ姉さまにようやくご対面するわけなんだけど。
いやちょっとまった、ずいぶん聞いていたのとイメージ違うけどちょま、

268 言理の妖精語りて曰く、 :2007/10/15(月) 22:06:42
のどを潰し、ラジオパーソナリティを専業とした現在でも、
彼女は時々、よく晴れた日の屋上で一人、そよぐ風の中ハミングしている。
結局のところ、唄うのが好きなのだ。

269 言理の妖精語りて曰く、 :2007/10/15(月) 22:10:27
エヂューケの持ち込んだ記録を解読していたシャーネスが、何か勘付いたようです。
文献の内容は特に目新しいものではなく、ただ姉妹のそれぞれが「ナンバリング」されたころの世界情勢を羅列したものでした。

270 言理の妖精語りて曰く、 :2007/10/15(月) 22:12:48
アールサシャはこのごろ、立ったままでさえ眠ってしまうことがあり、しかもその間に身体は勝手に何かを行っているようなのです。
彼女はそのことにひどく怯えています。

271 言理の妖精語りて曰く、 :2007/10/25(木) 00:04:43
こっちも掘り起こすか。

実はキュトスの姉妹には、
正真正銘の「キュトス神」に関わる者と、
「邪魔の者」とされて文明社会を放逐されたものと、
一時身を寄せているがいずれ出て行くつもりの者、
の三者がいます。

272 言理の妖精語りて曰く、 :2007/10/27(土) 22:38:42
彼女らの物語でも書かないか。

273 インクルーザ :2007/10/27(土) 22:42:27
もう書いてる。
もうちょっと待っていて下さい。

274 言理の妖精語りて曰く、 :2007/10/27(土) 22:43:38
>>273
いや君のやつはいいよ。
それ以外にもいないかな、と。

275 <<妖精は口を噤んだ>> :<<妖精は口を噤んだ>>
<<妖精は口を噤んだ>>

276 言理の妖精語りて曰く、 :2007/10/28(日) 23:47:33
キュトスの姉妹のメイドロボ!!

ミヒトネッセとかいたよねたしか!!

277 言理の妖精語りて曰く、 :2007/10/28(日) 23:53:06
プリエール。

この全能の眠り姫が、アルセスを殺害する。

278 言理の妖精語りて曰く、 :2007/10/29(月) 00:02:15
セレブレッタが何か叫んでいます。


「今回のアルセス様はっ!!

とってもかっこよかったのにスルーなんてあんまりだとおもいますっ!!」


http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/7039/1166659669/

279 言理の妖精語りて曰く、 :2007/10/29(月) 00:03:03
それは同名の他人だよセリィ。
お前ならわかるだろう?

280 言理の妖精語りて曰く、 :2007/11/02(金) 22:01:55
亜大陸に行ったのは2人。ひび割れた10と破裂せる8。
帰還は3人、もとい、2人と1柱。螺旋を得た8と不死の理さえ平伏した7と新たな10。
そして客人が3人。堅き50と美しき49、そして大いなる女王の子17。

281 言理の妖精語りて曰く、 :2007/11/03(土) 07:14:21
やってきた3名が客人と呼ばれたのも当然、既に大陸の50と49は現れていた。そして17は死んでいた。
客人である50と49には7が、17には10が付き添った。渡来者達は大陸の言葉を得ていなかった。そして7と10は亜大陸の言葉を得ていた。
しかし17はすぐに大陸の言葉を得て話すようになった。そして皆を質問ぜめにした。とくに、大地が砂でないことが一番の不思議であったらしい。

282 言理の妖精語りて曰く、 :2007/11/09(金) 23:55:47
空席であった7番に人間の霊媒者が座ったのはまだ姉妹が30に満たないころであった。
霊媒者はやがて選択を迎える。
「人間の魔女として死ぬ」か、「魔女という災厄として生きる」か。

女は後者を選んだ。

283 言理の妖精語りて曰く、 :2007/11/19(月) 00:58:53
夕の刻、「ゆりかご」の巨大な壁面が長い長い影を作る。
黒々とした楕円はラストライン湖を越え、深緑の森とそれにうずもれたかつてのエルト城、いまはエルト城跡に届くか届かないか。
そんな光景を見下ろしながら、ヴィーエルンは背後で自分と同じく瓦礫に座っている異母妹に声を掛けた。
「F、落ち着いたか?」
返事の声は無く、荒い呼吸が聞こえる。
しかし、それ以外の音、つまり衣擦れの音や筋の収縮音や骨格の軋む響きから、妹が肯定の動作をしたことは判別できた。
そうか、と呟き、外して脇に抱えていた竜面の兜をかぶる。
シュ、と空気の抜ける音がして、高い襟首と全頭兜の間に隙間が無いことを示すサインが脳裏に点灯した。
続いて灯る各種駆動部・武器・火気のインジケータを確認しつつ、人間とは異なる構造の下肢を動かして立ち上がり、全身で振り返る。
「立てるか?」
聞くまでも無く、妹は立ち上がるところであった。
が、ふらついた。
ぐぅん、とヴィーエルンの上肢がのびて妹の左の二の腕をつかみ、支える。
「放してください。平気です」
触られるのがいやだ、というように左腕を振ってFは逃れた。
が、またふらついた。
「・・・くぅっ」
Fは呻くが、今度はヴィーエルンは助けなかった。
かわりに、バランスを崩す原因の、妹が重たげにしていた革鞄をひょいと取り上げた。
「あ・・・!返してくださいっ」
「この瓦礫の山を降りるまでだ」
「でも・・・!」
「信用しろ」
「・・・はい」
不承不承うなづいた妹に兜の中で苦笑を返しながら、竜騎士の姉は銃砲師の妹をともない、かつてダルカイットと呼ばれた塔、今はただ瓦礫の山となった場所を離れはじめた。

284 言理の妖精語りて曰く、 :2007/12/11(火) 04:07:23
ヲルヴォーレとコキューネーはどちらも理知的な姉妹であったが、仲は非常に悪かった。

ヲルヴォーレはコキューネーの「脳を洗浄する」という行為を最高の独善と称し、嘲笑した。
彼女にとって、形成された人格を外から力を加えることで改変するという行為は
ただ惨たらしく殺すよりことよりも残酷な意味合いを持っていたのである。
これに対してコキューネーは、自分の行っていることはあくまでも「洗浄」であり
元ある性質を変えることなく、汚れを落としているだけだと反論した。
しかしヲルヴォーレは、例え汚れがあったとしても、脳の「性質」はそれを含めてのものであり
「洗浄」は外からの改変に過ぎないと言い返した。
脳の改変が許されるのは、その脳の持ち主だけであると。

結局この議論は堂々巡りとなり、アリアンローザが間に入って適当に仲裁した。


ビレリアはコキューネーに賛同した。彼女にとって、悪人が消えることは必然であり、そこに疑念を挟む余地は無かった。
カルリアもまたコキューネーに賛同した。彼女は平和を乱す者を嫌っていた。
ペリグラント・アベルやレーラァはヲルヴォーレに賛同した。
彼女らにとっても、九姉達の同意の下に行われる脳髄洗いは恐怖の対象だったから、という理由もあるだろうが。
ナタリエルは両者の言葉に耳を傾け、どちらも興味深い意見だと頷き、カルル・アルル・アはどうでもいいの一言で切って捨てた。
ニースフリルはいいからたまには研究室から出て風呂に入れ頭で虱を飼うのはやめろ、とヲルヴォーレに言った。

285 言理の妖精語りて曰く、 :2007/12/14(金) 00:05:39
カンセイウンドウタイ。

ディスペルタとアザナエル、そしてミスカーニスカーが口にした単語。

筆頭魔女の本質についての話題だった。

286 ある日の彼女の物語(1) :2007/12/14(金) 01:30:53
 世界の最果てにある星見の塔のテラスで彼女は夢を見る。
 ずっと昔の夢を見る。
 そう、それは彼女がまだ人間の少女だった頃の夢だ。
 
 
 夢の中で尚、彼女は夢の世界にいた。
 楽しい夢ではなかった。
 けれど辛い夢ではなかった。
 漆黒の闇の中、明るいとも違う光を放ちながらそれは彼女の前にいた。
 恐れおののきながらも、それに対する興味を隠し切れずにその場に立ち竦む彼女にそれは語りかけてくる。
 最初、彼女はそれが何を言わんとしているのか分からなかった。
 だが、次第にそれの言うことが分かってきた。
「私はお前になりたい。だからお前は私にならないか?」
 それはそう言っているのだ。
 彼女になるということ……
 それは、無限ともいえる力を手に入れること
 永遠ともいえる命を手に入れること
 他人に人生を弄ばれないこと、誇りを手に入れること
 彼女になること……
 今は異なる存在であるそれと彼我の区別がなくなること
 それの構造体の一部として永遠に組み込まれること
 生きるために他者の肉体を永遠に取り込み続けること
 けれど……
 彼女は自分の生涯を、二人の姉のことを思い出す。
 一番目の姉は盗賊たちに攫われて殺された。
 盗賊達の襲撃の翌朝、集落から離れた場所で辱められた挙句に切り刻まれて発見された。
 面白半分に生きたまま切り刻まれたのだ、と集落の誰かが言ったのを覚えている。
 姉の身体は、集落の外れにひっそりと埋葬された。
 誰もが死んだ魚の目をしていた。
 二番目の姉は領主の家来の小役人に貰われて行った。
 婦人でも妾でもなく、愛人として残りの一生を慰みものとして過ごすのだ。
 けれど姉は喜んでいた、集落の誰もが祝福していた。
「これで貧しい生活から脱出できる」と涙すらしていた。
「食料の食い扶持が一人減る」と、本人の前でこそ口にしていなかったが父親もそう言って喜んでいた。
 そして姉の姿をそれより後に見ることは無かった。
 必ず送ると約束した便りも一度も来なかった。
 最後の娘である彼女自身は、まだ幼かったが、彼女には予想が付いていた……
 自分も上の姉か二番目の姉と同じ運命を辿るのだと。
 けれど、彼女は嫌だった。
 他人に恣にされる人生を歩むのが嫌だった。
 自分の人生は自分の意思で進みたい、他人の干渉は受けたくないと考えていた。
 「天駆ける青い馬」と言う名前をもらった人生なのだ、その名の通り自分の力で羽ばたいて、自分の思うままに未来を切り開いて生きたいと思っていた。
 だから……
「なるわ」
 彼女は答えた。
「私はあなたになる!。だからあなたは私になって!」
 言うや否や、それは彼女に近づいてきた。
 それは圧倒的に大きく、また驚くほどに小さい。
 圧倒的に力強く、圧倒的に脆い。
 言葉では言い表せない存在感を持ちながら、まるで虚無のように儚い。
 そしてそれの表層に彼女は触れた。
 自分がまるで灰で出来ていたかのように脆く崩れ去る感覚と共に、この世のいずれをもが砕けないものに自分が変わっていく感覚。
 自分の知っていた世界が小さくなり、同時にまた大きくなっていく感覚。
 自分の知りうる限りの情報が解けるようになくなっていく感覚と、自分では受け取れ切れないぐらいの多数の情報が流れ込んでくる感覚。
 それは矛盾であり、背反であるはずだった。
 だが彼女は確かに感じたのだ。確信したのだ。
 自分が自分以外の何者かに変わったということを。

287 ある日の彼女の物語(2) :2007/12/14(金) 01:31:27
 夢の中、時間はとんで数日後。
 それはとても寒い日だった。
 その日、集落に黒いローブを纏った女が一人訪れた。
 全身を覆うその黒衣はどこまでも黒かった、まるで全てを吸い込む闇を纏っているかのように。
 誰もがその女の正体を知っていた。
 誰もがその女を恐れた。
 何をしに来たんだ、と人々は口にし、その女を遠巻きにした。
 そして集落の最中まで来ると、それまで黙していた女は突然口を開いた。
「この中に我々の妹がいる。私は彼女を迎えに来た。さぁ、名乗り出るが良い」
 女達は互いを疑うように顔を合わせ、そして女から遠ざかった。
 誰もが自分こそが女の言う「妹」だとは思いたくは無かった、ただ一人を除いては……
 女達が尻込みして退いた後、たった一人の幼い少女が一人、一歩も退かずにその場に立っていた。
 小さな体の小さな目を力いっぱい見開き、彼女は黒衣の女を凝視していた。
「ほぉ」
 黒衣の女は口元を歪めて笑いながら言う。
「名は?お嬢ちゃん」
「私の名は……」
 少女が名乗ろうとした自分の名前を叫んだ男がいた。
 彼女の父親だった。
 だが、彼女は父親の方を振り返らずに「今、呼ばれた名前が私の名前よ」と答えた。
「君は……我々の妹なのかい?」
「貴方なら見れば分かるでしょう?長姉ヘリステラ」
 その名を呼ばれて彼女はさらに口元を歪めて微笑む。
「間違いない。君こそが我々の29番目の妹だよ」
「半端な数ね」
「欠員が出たのでね」
 そう言って女は手を差し出す。
 少女はその手を握ろうとしたが、一瞬吹いた一陣の冷たい風に思わず身体を竦めた。
「そうか、まだ魔法は習得していないのか」
 女はそう言うと、黒衣の下に自分が羽織っていた外套を脱いで少女に着せた。
 幾何学模様の地味な布地で作られたそれは決して高級なものではなかったが、彼女には今までに着たことがあるどの服よりも暖かく感じられた。
「さぁ、行こうか妹よ」
 少女は頷き、黒衣の女、人々より忌み嫌われる魔女の集団「キュトスの姉妹」の長であるヘリステラの手を握った。
 その彼女の背中から、力なく父親だった男が声をかけたが彼女は振り向きも、立ち止まりもしない。
 この日が来たらどうするかはだいぶ前に決めていたのだ。
 だから彼女は予定通りに物事を進めているだけにしか過ぎない。
 けれども……
「ムランカ!」


 「……お姉さま、ムランカお姉さま」
 聞き覚えのある声に瞼を開くと、そこには見覚えのある黒髪の少女の顔があった。
「……宵?」
 彼女は一瞬困惑してみたが、寝起きのハッキリしない頭が醒めてみれば、自分は星見の塔のテラスで午睡をしていたのだ、とすぐに思い出すことができた。
 ……そうか、そのまま夢を見ていたんだ。
 そんな彼女に、黒髪の少女、宵は言う。
「お姉さま、日も暮れました。そのような場所で寝ていらっしゃいますとお風邪を召しますよ」
 宵の言葉に「そんな馬鹿なことがあるかい」と、フンと鼻で嗤ってみせてから彼女は言った。
「あたし達は無敵・不死身の『キュトスの姉妹』様だよ」
「……それは世間の評判で、実際には無敵でも不死身でもないと教えてくれたのはお姉さまですが」
「つまらないことは覚えているんだね、あんた」
 そう言うと彼女は横になっていた長椅子から身体を起こし、大きく伸びをした。
「さて、ちょっと出かけてくるか」
「また飲みに行かれるのですか?」美しい眉を顰めるようにして、宵が咎めるようにいう。「アンリエッタがいなくなってからお姉さまの生活はまた乱れ気味です」
「今日はちょっと違うよ。まぁ、酒は飲むけどね」
 そう言うとムランカは宵をその場に残して星見の塔の中に姿を消す。
「最後にあたしの名前を呼んだの、あれは誰だったんだろう?」
 そう首を傾げながら。

288 言理の妖精語りて曰く、 :2007/12/21(金) 07:44:44
ヘリステラは一ターンに77回行動するそうです。ノーコストで。

製作陣内でも「チートくさい」と囂々。

289 言理の妖精語りて曰く、 :2008/01/14(月) 23:57:08
エトラメトラトンは絵を描く。

290 言理の妖精語りて曰く、 :2008/01/20(日) 22:08:53
【ロータス】
太陽を覆う掛け布。
黒と紫の斑布に銀砂が散らしてある。
イヌの声が響く宵の口に精月という娘によって日を覆い、夜をもたらす。
トリの声が響く夜明けに幽月という娘によって外され、朝をもたらす。

同じ名前の衣料具を所持する魔女が3名いる。
元々の持主であった1名が、他の2名のために刻んで外套として分け与えたのだという。
分け与えられた内、1名はこの布を帯として仕立て直し、もう1名はそのまま外套として押し戴いたという。

その布にくるまれたものは眠りも飢えも疲れも怯えも去り、ただ安らかな心地になるという。

291 言理の妖精語りて曰く、 :2008/01/26(土) 07:13:39
記憶野を使用して術式を行使する魔法形態が増加してきている。
姉妹の中にも使うものは多い。

そして生来的な器官の不足により、使えないものもいる。

292 言理の妖精語りて曰く、 :2008/01/26(土) 12:45:57
いいよそんなすみわけなんか適当で

293 言理の妖精語りて曰く、 :2008/01/26(土) 14:28:46
【フラッシュ】
魔法。
指で指し示す、視線を合わせる、名前を呼び上げる、などで任意に対象を定め、消失させる。
とれる対象の種類や実際の干渉方法については千差万別。
結果として対象が無くなってしまえばなんでもよいらしく、「レコード再生機」と言葉で指定した魔法技術者は、再生針だけが消失した「レコード再生機に少し足りないもの」への変化魔法として作用させていた。
姉妹で使用される場合は個別で名前がついている。
有名なのはNo.1の「削除」(対象:名前)、No.7の「蒸発」(対象:物理的実体)、No,9の「破頁」(対象:アカシックレコードの記録)、No.12の「刳舌」(対象:精神の平衡)、etcetc...。

294 言理の妖精語りて曰く、 :2008/01/30(水) 21:52:19
いいよそんな設定なんて適当で

295 言理の妖精語りて曰く、 :2008/01/30(水) 22:47:11
キュトスの姉妹ナンバー53・【ディルトーワ】ラプンツィエラ・ド=ベルラクルラール。

口癖は、「いいよそんな〜なんて適当で」

そのくせやることは徹底している。

296 言理の妖精語りて曰く、 :2008/01/30(水) 23:01:38
ラプンツィエラとラクルラールは似ている、とある者が言った。
どちらも「あー、やれやれ」だの「どうでもいいよ」だのと面倒そうな態度を崩さず、実際重度の面倒くさがりで、
そのくせ何か事を始めると、まるで別人のような徹底性を発揮する所がそっくりだと言う。

そう言った後で、その者は気がついた。
あれ? ラプンツィエラのセカンドネームに「ラクルラール」って付いてね?

297 言理の妖精語りて曰く、 :2008/01/30(水) 23:18:49
>>296
ベルラクルラール=ラクルラールの被造物

298 言理の妖精語りて曰く、 :2008/01/30(水) 23:21:26
という意訳もできる。

299 言理の妖精語りて曰く、 :2008/01/30(水) 23:45:18
6番の後継、イツノ姫によれば。
ラクルラールの遺した人形の内、傑作と呼べるものは3つあるそうだ。
一つは巨大なもの。創造者とともに大敵に挑んだ「蛇の樹」。その破片はいまだに地中で息づき力を蓄え、主人の声で再び呼び起こされるときを待っているという。
一つは精緻なもの。消えた創造主を追うように機能を自ら凍らせた「無より生まれた淑女」。星見の塔よりいずこかへと持ち去られた彼女もまた、けして来ない創造主の迎えを待っているのだろうか。
そして、なぜか不明とされている最後の一つ。姫によればそれは、「おそらくこの世の誰も完成を見ないだろう品」だという。

300 言理の妖精語りて曰く、 :2008/01/31(木) 23:01:40
いいよそんな伝聞なんて適当で

301 ノシュトリア記して曰く、言理の妖精覗き見て曰く、 :2008/02/01(金) 21:32:07
魔法。
魔術の発現要素があれば、それが二足歩行知性体だろうが非生命岩石だろうが高温流体だろうが絶対虚無だろうがどのようなモノであっても必ず持つ、使い手個有の専用魔術。
歴史に名を残すような人物や存在は、すべからくこの魔法をもってして業を就した。
例えば新出人類の、右足が沈む前に踏み出した左足ともいえる【人類】。
例えば古代終焉のきっかけたる1万リーデ隕石の、なんとも投げやり極まりないリセットボタン【ばいばい白亜紀】。
例えば電紀の実用化に成功した偉人、ハレタマーの【一万分間の一閃】。

ところで我らが長姉ヘリステラの魔法は、なんらかの「絶対」を強いるものだといわれている。
いわれている、というのはもちろん、その魔法が使われている所を見たものがいないからだ。
非生物記憶を覗き見たり、因果逆演繹も試したが、どうもやはり魔法を使ったという事実そのものが過去に無いようだ。
ではなぜ魔法の内容だけは知られているのだろう。
ヘリステラ自身がふれまわった?
いやいや、ならば内容よりも先ず知られていて当然の物が無い。
魔法の名前、だ。
この世にあるものにはすべからく名前がある。
魔法もしかり、それが他の魔法をはじめとした現象と区別されるものであるならばそこには必ず名前がつく。
何をしたのか定かでないようなハッタリならば尚の事、そこには仰々しい名前がつき物だ。
だから

(ここで途切れている。「おーい、ごはんだよー」の声が聞こえたからだ。今宵のメニューはシロフ肉スープと三色パン。高砂嬢のお土産だ)

302 言理の妖精語りて曰く、 :2008/02/02(土) 07:20:42
いいよそんなの

303 言理の妖精語りて曰く、 :2008/02/03(日) 01:41:46
「最初のうちはいい合いの手になってたのにねえ」とある姉妹は述懐する。

304 <<姉妹は抜け出せない>> :2008/02/03(日) 12:37:17
<<姉妹は抜け出せない>>

305 スス :2008/02/03(日) 14:35:29
あいつは「最初のうち」だけで見限ってしまった。
だからアレが本当に「合いの手」だったかどうかは本当は知るはずないんだ。
でも結果として発言が現実をなぞっていれば、真意なんてどうでもいいんだろうね。

ただ、何度も現実を繰り返す類の連中はあいつのでまかせに気がつくよ。

306 スス :2008/02/03(日) 14:39:18
そうだ、伝聞なんて適当でいい。

307 言理の妖精語りて曰く、 :2008/02/03(日) 15:52:36
そんなものはいらない。もっと熱いものを。
言葉が熱を出して寝込んだから看病をする。
いいよそんなの。
そんなことしなくていいよ。
そんなことしなくても朝ごはんは食べられるし、
テレビだってつければ笑うことができる。
布団の中でもぞもぞしててもいいし。
いいんだってそんなの。

そんなふうにミュリィは呟いている。

308 言理の妖精語りて曰く、 :2008/02/03(日) 16:30:31
何もしないはずのミュリエンティだって呟くぐらいのことはするのだけれど、
その呟きを記述することまではしない。
では、いったい何者がそのようなことをしているのか。
誰が、ミュリエンティ的なる志向を、この世界に織り込もうとしているのか。

……まあ、いいか、そんなこと。
そこまで考えたあと、ふと呟いてしまった自分の言葉に、ビークレットは舌打ちをした。

309 言理の妖精語りて曰く、 :2008/02/03(日) 17:05:47
ミュリエンティとビークレットは同一人物だ。

310 言理の妖精語りて曰く、 :2008/02/03(日) 18:26:03
無害なときの魔女は皆、一まとめにミュリエンティと呼ばれるからな。
だいたい魔女の名前って能力が使える証明みたいなものだし。
ビークレットって名前だって、炎を出す術(と一般に思われている)が発揮できれば複数で名乗っていいんだし。

311 言理の妖精語りて曰く、 :2008/02/24(日) 02:01:34
>>310
それはむしろ称号と言わないか?
キュトスの姉妹の名前を称号と言うか、能力の性質別に付けるっていうのは面白い発想。

312 言理の妖精語りて曰く、 :2008/02/24(日) 02:08:30
よく覚えてないが確かラクルラールの本名は別にあって、後代のイツノ姫(漢字忘れた)も「ラクルラール」の姓を名乗ってるという記述を見たことがあるような。
でもイツノは人形と関係ないらしいから、ラクルラールの名前は直接「人形遣い」と言う意味ではない、とかナントカ。

313 言理の妖精語りて曰く、 :2008/02/24(日) 21:27:40
16番魔女騎士、バイエルンは心臓である『ミュンヒェン』を破壊されると理性を失い、竜化して暴走する。

314 言理の妖精語りて曰く、 :2008/02/24(日) 21:35:38
そんな噂を流したのはドイツだー?



・・・すまない、なんでもないんだ。

315 言理の妖精語りて曰く、 :2008/02/24(日) 21:37:58
心身を二つに分断される暴走の発作はベルリンシンドロームとでも言うのか。

316 言理の妖精語りて曰く、 :2008/02/26(火) 18:50:17
テール・オブ・サーキットって誰が振るってたんだっけ?

317 言理の妖精語りて曰く、 :2008/02/26(火) 20:50:40
聖剣テールオブサーキットの持ち主はLs。
原型となった魔杖剣テリオサーキットならルスクォミーズ。

318 言理の妖精語りて曰く、 :2008/03/02(日) 12:01:34
彼の《夢食い虫》メローリアの容姿はヴァレリアンヌそっくりだという。

319 言理の妖精語りて曰く、 :2008/03/02(日) 12:02:47
夢は夢でもこの夢は起きて見る夢。メローリアはその人の願望を投影する。

320 言理の妖精語りて曰く、 :2008/03/02(日) 23:51:04
メローリアはゆりかごに抱かれ眠り、その寝室は黒の竜と銀の銃がひそやかに領める。
双騎士の守護に比すれば鉄壁すら水飴のごとく。
夢魔とてかの少女の夢を妨げられず。

321 言理の妖精語りて曰く、 :2008/03/04(火) 23:33:55
メローリアとプリシールって似てる?

322 言理の妖精語りて曰く、 :2008/03/05(水) 00:05:23
かの【眠り姫】、プリエール=プリシールのことか。
たしかに共通する部分が多い気もするが・・・。
まあ、眠りというものは誰でも行うものだし、そういう意味ではよく似ているな。

323 言理の妖精語りて曰く、 :2008/03/12(水) 01:06:50
月すこと。

それが、私の全ての望み。



・・・・・・盟約と奉仕の魔女・ミヒトネッセ

324 言理の妖精語りて曰く、 :2008/03/22(土) 00:09:58
「月すこと」

よし、じゃあまずはルビを振ろうか。
>>325

325 言理の妖精語りて曰く、 :2008/03/22(土) 00:23:08
サンズの剣道仲間のコバヤシ嬢は今度の県大会で400m走の選抜出場枠に選ばれたらしい。
公式な記録会では毎回何かしらのトラブルで出場できず、このまま無冠で卒業するんじゃないかと半ばマジで心配されていただけに周囲の祝福もひとしおだ。
しかし当人は、何故公式記録を持っていない自分がいきなり抜擢されたのか、腑に落ちない様子だった。

326 言理の妖精語りて曰く、 :2008/03/22(土) 11:17:06
これはすげえ長いルビだな。素直に「つくすこと」って言ったほうが早いな。

327 言理の妖精語りて曰く、 :2008/03/22(土) 13:29:56
月(つく)す、っていう動詞なんだよな多分。

尽すの事だと思うけど、何か神話っぽい由来でもあるのか、月に。

328 言理の妖精語りて曰く、 :2008/03/29(土) 16:18:47
第一の魔女、魔女の中の魔女、ザ・魔女、それがカルル・アルル・アなのだ。

329 言理の妖精語りて曰く、 :2008/03/29(土) 16:33:12
何しろ彼女の周囲には他に魔女がいないのだ。むべなるかな。

330 言理の妖精語りて曰く、 :2008/03/29(土) 16:39:27
他に魔女を知らぬ者どもはやがて彼女を「生ける伝説」へとまつりあげた。

331 ラプンシエル :2008/03/31(月) 19:09:41
>295
>【ディルトーワ】ラプンツィエラ・ド=ベルラクルラール
その名で呼ばないでッ!!

どうでもいいケド。

332 言理の妖精語りて曰く、 :2008/04/01(火) 12:09:50
まあまあ、お姫様。

おやつでもドゾー つ◎

333 言理の妖精語りて曰く、 :2008/04/06(日) 14:10:25
姫様復活記念アゲ。


  _  ∩
( ゚∀゚)彡 姫様!姫様!
 ⊂彡

334 言理の妖精語りて曰く、 :2008/04/13(日) 16:06:33
http://poti.atbbs.jp/flicker/src/OB1208029143656.jpg


上位排斥魔法『ハルシャニア』

かつて大障壁の彼方に存在したと言うオケアノスの大海を召喚し局地的に大洪水を起こす水の属性の最上位魔法。
大陸最大にして最高峰の魔法機関『星見の塔』の中でも水に関する魔法を極めたものだけが使用を許された禁呪。
この魔法を習得した者は「怒涛の王」という意味を持つハルシャニアの名を冠する事を許され名実共に世界最高の水の使い手として認められるという。
代々ハルシャニアを襲名するものは水の精霊に深く愛されており、成人を迎えると海の中に引きずり込まれて行方知らずになると言う。
これを指して人はハルシャニアに呑まれた、と囁くのだ。

335 言理の妖精語りて曰く、 :2008/04/15(火) 14:25:28
禍月が出現した後、世界のあらゆる魔に関わるものが狂気に犯された。

魔女達もそれからは逃れられなかったが、辛うじて無事であった二人、何もしないミュリエンティと霧の翼ミストチャイルドは猫騎士マシュシャフの強力を得て禍月出現の元凶である、
逸脱猫レッドレッデルが招聘せし天の三つの災い、失明稲妻 翼持つ猫、吸血雲を打ち倒すための旅に出た。


しかし誤算が存在した。
それは逸脱猫レッドレッデルが、ほかでもないマシュシャフの血を分けた妹であったことだ。

336 ラプンシエル :2008/04/22(火) 21:43:25
>>332
あら、ありがとう。もぐもぐこくん。
まぁ、美味しいわ!究極幻想菓子百選のひとつかしら…?

>>333
御機嫌よう。
復活とゆきたいトコロだけど、我が城は今、カレードラゴンの襲撃を受けていますの。
まったく、ティーを楽しむ余裕すらないわ。

あ、ネネバネバネネ、ティーのお替りをちょうだい?


◇ラプンシエル城、陥落…。

337 言理の妖精語りて曰く、 :2008/04/22(火) 22:42:07
カレードラゴンは専用のカレー番として城に住み着きました。

338 言理の妖精語りて曰く、 :2008/04/23(水) 13:06:42
ちなみにお供のベルグ=ベアリスはカレー耐性がない為、
毎晩の献立に辟易する羽目になる。

ベルグ「またカレー(辛口)…;;」

言及すると、ベルグ=ベアリスに得意な耐性はない。
全耐性×

339 言理の妖精語りて曰く、 :2008/04/23(水) 21:36:35
ラプンシエルの片目は魔眼竜バーガンディアの眼。
ラクルラールがティッタン・タッティンと取引し、ディシルキュトスの髭と交換して手に入れた。

340 言理の妖精語りて曰く、 :2008/07/25(金) 01:21:54
>>327

月(つく)すとは、月(衛星)が惑星の周囲を常に周回している事から、なにかにつかずはなれずはべり続ける様子から月=仕えるという発想が生まれ誕生した語句。

341 言理の妖精語りて曰く、 :2008/07/27(日) 04:48:20
ノシュトリ、ミブレル、シャーネス。
究極すれば空紀に辿りつける可能性があるのはこのあたりか。

・・・臆病、無情動、避殺主義者、そろってトガッタところがないのは何故だ。お前ら本当に魔女か。

342 言理の妖精語りて曰く、 :2008/07/27(日) 14:58:10
>>341
こないだシャーネス様がまた人間ボーリングやってました。
しゃーねすさまこわい。

343 言理の妖精語りて曰く、 :2008/07/29(火) 22:47:39
全員をマゾコンプするのは難しいので若干のノーマルなピンが含まれているらしい。
しかもその若干のピンを当たりとみなして狙い撃ちしてくるという話で
マゾとノーマル間にも不和が広がることになったらしい

344 言理の妖精語りて曰く、 :2008/07/29(火) 23:32:20
シャーネスの逆ハーレムですか  うらやましいですね

345 言理の妖精語りて曰く、 :2008/07/30(水) 20:24:28
人間ボーリングを「こわい」、と表現するあたり人間よりの思想だな。
噂をすれば影、とも言うし>>342はノシュトリなのか?

346 言理の妖精語りて曰く、 :2008/08/02(土) 02:54:38
ヘリステラ「・・・魔界関係の合コンで、兄弟の話題になったから『妹に魔王がいるんですよー』って言ったらそれ以降私に対してだけみんな敬語・・・」
クラシカルハウンド「空気読めよご主人」

347 言理の妖精語りて曰く、 :2008/08/05(火) 11:48:18
ヘリステラの剣には名前がない。
彼女はそもそも武器に愛着を抱かない。一線級の武器すらも戦況次第で躊躇なく使い捨てる。
銘のある剣を持っていたことも幾度かあったが、そんなのは彼女にとってはどうでもいいことだ。
第一、ヘリステラは剣士ですらない。たまたま今の手持ちで一番いい武器が剣なのでそれを使っているというだけのことだ。
ヘリステラが剣を手放して油断した敵は、今度は彼女の恐るべき格闘術に戦慄することになるだろう。

また、ヘリステラにはこれといって流派というものはない。イングロールも、バイエルンもそうだ。
そもそも流派という考え方自体が、後に続く者に記憶を残さなければならない定命の種族のものであり、死を奪われたキュトスの姉妹にはそんなものは不要なのだ。
例外はただ一人、宵だけである。

348 言理の妖精語りて曰く、 :2008/08/05(火) 23:18:21
ちなみにこの「無銘の剣を使っている」というのは嘘だ。
長年の使用に耐えうる剣が無銘、などということはまずない。刀匠が名無しであろうとも、使い手が、あるいはその剣を知る者が必ず銘をつける。
なぜかって?
斬り倒された相手の墓に刻むためだ。
剣はただ剣のみには斬れず、人もただ人のみでは斬れず。
人を殺すのは道具と人。
そう、かの剣に裂かれた命の持ち主、その生涯に打たれた石の句点にはこう刻まれるのだ。

「魔人ヘリステラの爪『便所殺し』により此所に永久の眠りを得る」と。

無銘の剣ということにしておこう、と余人が思うのも無理はない。

349 言理の妖精語りて曰く、 :2008/08/05(火) 23:34:49
武器運用術 〜槍以外の武具・人道逸脱編〜

魔女・ヨイの剣技は今でこそ我流と区分されているが、その根底は東方国アワラに興された流派、『菱伎流』であるとされる。
開祖の菱伎一比良(ひしぎ・ひとひら)は流派として遺すつもりはなかったが、その戦友であり甥の菱伎篤沖(ひしぎ・あつおき)が体系付け、カタナを使用した一対一の対人制圧術として興したと記録されている。
興味深いのは「カタナを使用した」と自ら紹介するにもかかわらず、その基本形にいわゆる三刃「斬・突・撃」が存在しないことである。
「ワザ」以前の基礎修練「カタ」はアワラ周辺に普及する民間格闘術『カラテ』をほぼ踏襲しており、この格闘術の熟達者が次のステップとして門戸を叩くことも少なくないようだ。

以下略

350 言理の妖精語りて曰く、 :2008/08/06(水) 20:16:05
「殴殺、毒殺、刺殺、縊殺、感電死、転落死、窒息死、と。もう七回も死なされてしまった」
「一日一回のペースですか。今度の妹様は過激ですね」
「成功するまで同じ方法で何度もかかってくるからなあ。魔女狩り養成教育を受けてたせいか結構スジもいいし、末恐ろしいよ」
「初日に花瓶で主人殿を襲った後、拝んで冥福を祈っていましたよ」
「おお、殊勝だな。生きる糧とした者への感謝を心得ているとは感心だ」
「四日目は主人殿をタングステンワイヤーでハンギングした後、念入りに頭蓋と心臓を潰して対吸血鬼用聖句を唱えておりました」
「それで目覚めたらニンニク臭かったのか・・・」
「本日は硬化カーバイトの貯蔵槽に主人殿を突き落とした後、攪拌ブレードを全速稼動させておりました」
「それで目覚めたら肌がカピカピだったのか・・・」
「明日あたりは紀化爆弾の絨毯爆撃などを警戒なさってはいかがでしょう」
「日焼けしそうだな。クリームでも塗っておくか」

351 言理の妖精語りて曰く、 :2008/08/09(土) 21:25:25
列紀1332年、最初の月期、最初の日期。
魔女に人権が付与された日。
これにより、魔女に対して正当な理由があれば国家など公的機関が「命令」を下すことができるようになった。
その代わり、魔女はそれまでなかった「人間と同等の権利」を得た。

同日、「正当な理由」を根拠に逮捕された魔女は1072名。
三日以内に同根拠で下された実刑判決は995件。
内、923件が死刑、または司法取引による終身刑。
五日以内に全ての逮捕者の審判が完了。
釈放者なし。
公的機関への協力を条件に収監猶予の者、35名。

脱走者、71名。

352 言理の妖精語りて曰く、 :2008/10/16(木) 21:46:32
『ヤミ』アウロラ
「私は闇の中でしか存在できない。夜明けと共に消え去る私の姿が暁の女神と結び付けられたのはどういう因果か」

353 言理の妖精語りて曰く、 :2008/12/27(土) 22:21:56
ワレリィの【扉】を通れるのは本人だけ、
ということはいつも生まれたままの姿で
彼女は【扉】を行き来しているということだ。
アメイジングなことではないか。

354 言理の妖精語りて曰く、 :2008/12/31(水) 14:25:01
服を着たまま生まれたんですね。
実にアメイジング。

355 言理の妖精語りて曰く、 :2008/12/31(水) 21:33:47
尾村愛蔵。
男が差し出した名刺にはそう記されていた。
所属も連絡先も無し。
受け取ったエンバーディープはとりあえずひっくり返してみたが裏も白紙なだけだった。
しかたないので四文字の漢字を何ともなしに読み上げてみた。
「おむら……あいぞう、さん」
「オソリと読みます。オソリ・クラと申します」
誤読に間髪入れず訂正を入れたオソリは眼鏡のブリッジをくい、と押し上げた。
「本日は面会のお約束を果たしに参りました」
こちらは約束を記した書状です、とスーツの内ポケットから小さなカードも差し出した。
「はあ・・・・・・」
エンバーディープはどうしたものかと考えた。
男がやって来て、名乗り、用件を告げ、その正当性を示す書面も提示した。
普通であれば門番である自分が面会の相手である誰かしらに取り次ぎ、迎えに来させるか案内すべきなのだろう。
だがここは魔女の棲まう塔。
普通の場所ではないのだ。
具体的には「男は進入不可」。

356 言理の妖精語りて曰く、 :2009/01/01(木) 00:25:30
愛を蓄える処、そんなかわいい名前をしてるんだね!

という感じで変質者に絡まれたことがあるらしい。

要は女の子っぽい。だから白羽の矢がたったのだろう。

357 言理の妖精語りて曰く、 :2009/01/02(金) 11:01:25
男性は入域できないことを告げると、尾村愛は
「そうですか。では塔外へお出でになるまで待ちます」
とあっさりと辞去した。

358 言理の妖精語りて曰く、 :2011/04/12(火) 14:07:40
ダーシェンカはウサミミ

359 言理の妖精語りて曰く、 :2011/04/13(水) 01:08:07
おれとおそろい

360 言理の妖精語りて曰く、 :2011/04/17(日) 13:44:32
我輩とおそろいなウサシッポ娘はおらぬのか

361 言理の妖精語りて曰く、 :2011/04/24(日) 04:48:58
ダーシェンカって誰だっけ

362 言理の妖精語りて曰く、 :2011/04/24(日) 14:48:59
穴掘りフリーク
そのスコップの一撃は歴史を変えるという・・・

363 言理の妖精語りて曰く、 :2011/04/26(火) 18:11:03
かつん。
握りしめたスコップの柄を伝わって、硬質の音が手の内に響く。
ぱさぱさした土を掘り始めてからどれほどの時間が過ぎただろう、乱雑に盛られた土はその総量すら定かではない。
「そもそも、絶対言語とはその名からして矛盾を起こしています」
乾いた盛り土を足で払いのけて、女は無感情に独りごちた。
「言語とはその体系内での相対的な位置付けにより決定されるものであり、言語という体系それ自体も他の体系と比較されて決定付けられる相対的なものなのです。ゆえに、言語イコール相対的。相対言語と名付ければ同語反復ないし語の含む意味範囲の重複となりましょう。さてそれでは絶対言語とは何か」
掘り出されようとしたモノは、いよいよその輪郭を露わにしようとしていた。
スコップがその外殻を傷付けるのも構わずに、粗雑な手つきで先端が突き出されていく。いずれにせよ、力を込めて掘らなければ土からソレを掘り出すことすら適わないのだ。
「モノの本質を記号によって明らかにしたものが絶対言語でしょうか? 認識や感覚質それ自体を言語化する? しかしそれはイデアやジン、クオリアを絶対的なものであると見なした場合の話です。そしてそれは、外界に目を向けた瞬間否定されるのです。自分にとってのみ絶対的であるものが、他者との関係性において絶対的であることは無い。そして言語とはコミュニケイションツールなのです」
明らかになる。
外殻が、輪郭が、悠久の時を超えて発掘された事により観測に曝されて、
その一端が露わになる。
「そこでわたしは仮定しました。絶対言語とは、自らと意思疎通を行うためのツールではないか、と」
逡巡。スコップを握る手が止まり、所有者がしばしのあいだ思考する。
ここで、掘り進み続けるか否か? このまま掘ることを放棄しても良いし、探求心の赴くまま掘り続けても良い。
選択はスコップの持ち手に委ねられている。
決定はいかにして行われている?
「つまりは、そういうことです。時間の始まりから終わりまで絶え間なく続く「わたし」という無限の他者よ。過去と未来を結ぶ無数の現在に遍在する数多の自己、その総体。自らの差異化」
スコップは、上方へ下方へ、ゆらゆらとゆらいでいる。
「なればこそ、わたしが言えることもあります。絶対言語とは、我々不死者の言語ではないかと。すなわち、個にして多、他者にして一の総体、キュトスの姉妹の、その語られたモノの総体こそが」
そうして、スコップの向きは、慣性と重力を振り切って決定された。
その向きとは・・・・・・。

364 言理の妖精語りて曰く、 :2011/05/21(土) 18:27:52
例の数式姉妹ってさ、あれ数学的に処理して矛盾というか不成立じゃね、っていう話が前にあったけど、なぞなぞとして処理した人はいなかったよね。
ニヴ=ミゼットのフレーバーテキストが数式で、それを90°回転させるとニヴ=ミゼットのスペルになる、っていう謎かけがあったんだけど、
この姉妹もそういう遊びで解釈できるんじゃないかなあ。

365 言理の妖精語りて曰く、 :2011/05/21(土) 21:52:59
興味深い視点だね
あるいはもともとそういう遊びだったはずが、数学的進歩で半端に式を展開されてしまい本来の姿と違うものになってしまった、なんてこともあるかも知れないな

366 言理の妖精語りて曰く、 :2011/07/12(火) 01:58:38
【キュトス語】
主にキュトスの姉妹達が使う言語。姉妹の共通語。生まれつきキュトス語を解する姉妹が多い。
元は紀元神群の中でキュトスが話していた言葉。言い換えるなら、「紀神語キュトス弁が原型である」。
キュトスの姉妹のみで会話をするときに用いられることがあり、防諜に役立っていたとか。

という噂

367 言理の妖精語りて曰く、 :2011/07/12(火) 02:02:30
元が紀神語なので紀神たちには理解可能な他、
アルセスがこれを聞くとキュトスを思い出してほっこりするとか

368 言理の妖精語りて曰く、 :2011/07/23(土) 02:09:54
子どもの頃、自分だけの言語を作ったりする遊び、やるよね。
アルセスとキュトスがそういうことをしてたとか考えるとなんかほのぼのする。

369 言理の妖精語りて曰く、 :2011/07/23(土) 10:03:47
いわゆるアーキ語と呼ばれたこの神族語は
言史交換塔の崩落事故(俗称、ぺれてけんぬるずっこけた事件)に伴って
言語が各国家・文化特有の形へ変質してゆく中も
その影響をなぜかまったく受けずに姉妹間の連絡を助けた。

370 言理の妖精語りて曰く、 :2011/10/26(水) 18:10:18
ラプンシエル「私、魔女になりたい!」

371 言理の妖精語りて曰く、 :2011/10/26(水) 18:30:30
いや、そもそもお前さんは魔女だろう…。
*ぺら*
なるほど、これを読んだのか…【魔法少女きゆら】…

372 言理の妖精語りて曰く、 :2011/11/11(金) 18:27:06
日下部きゆらの絵が見れぬわ!
表示されぬわ!よって見えぬわ!

おのれラプンシエル!またしても!

373 言理の妖精語りて曰く、 :2011/11/11(金) 23:19:18
暇だったので、ラノベの月刊誌をめくった
パラパラパラリ……人気連載の休載が告知されていた

     【主人公が逃亡を企てたため今週の魔法少女きゆらはお休みします】
【なお、来週の魔法少女きゆらは制裁として
      読者サービスページ110pを追加した過労死級総天然色120pでお送りします】

なにやら人気の的というものには人知れぬ苦労があるのだな、としんみりした
[人情]のステが+1した
[余暇]を3消費した

374 ラプンシエル :2011/11/14(月) 17:52:17
へぷしゅ!…ずず…だれかが噂してるの

ふふ、きっと差し替えた私の魔法少女姿の絵を見て、称賛してるの!

あっ、この本も…「まほうしょーじょ、らぷんしえる」っと〆

375 言理の妖精語りて曰く、 :2011/11/14(月) 18:15:28
ラプンシエルは人形コレクションの中に
「禁断の魔法少女人形」が存在することを思い出すのであった

376 言理の妖精語りて曰く、 :2011/11/15(火) 01:42:56
たとえ不老不死であろうと、見た目が少女であろうと
三十路四十路の魔法少女は許されない。
数字そのものが生々し過ぎるのだ。
よってラプンシエルには少なくとも二十年、魔法非少女であったという計算になるわけだ。
五十路もアウト?ならば三十年。短いようでそれは長い。

一方「禁断の魔法少女人形」には三十年もの、四十年もの、という時代はあっても
三十路であったこともなければ四十路であったこともない。いわんや五十路をや。
そこでラプンシエルは自身に空いた欠落を埋めるため「禁断の魔法少女人形」を入手し、
自分の体の一部であるかのように愛憎……もとい愛蔵しているのだ。

377 言理の妖精語りて曰く、 :2011/11/16(水) 22:26:04
そして彼女は人形になった。

378 言理の妖精語りて曰く、 :2011/11/21(月) 13:00:33
ベルグ「ぷぷぷ、年増……はっ!?
城を揺るがす轟音…そして沈黙…。

ガルラ「おや?ベルグ君の姿が見えませんね…
ラプンシエル「(お茶をすすりながら)さぁ…お星さまにでもなったのではないかしら?

379 言理の妖精語りて曰く、 :2011/11/21(月) 13:13:19
その魔法少女人形はラクルラールが制作した。
キュトス戦団の長距離爆撃砲として使役されたが、
幾度となく暴走したため、封印された。

ちなみにその魔法少女人形は魔導衣にブルマというヘン…スタイリッシュな出で立ちをしている。

380 言理の妖精語りて曰く、 :2011/11/24(木) 12:01:17
ガルラ「【魔法少女ケミカルトマト】をデザインしようと思ってもどうすればいいのかわからないのである
    モチーフはトマト。しかしトマトをいじろうにも赤いっゃっゃボディと
    緑色の星みたいなヘタしかないではないか。パイナップルのような
    特徴的なフォルムがあればよかったのに。断面をちりばめるにも限界があるし」
ベルグ「うーん、もうツナギでいいんじゃないかな。農作物→農家→仕事着!
    で、ツナギに頭だけトマトの被り物。中の人は小学生なんだろ、学芸会の仮装っぽくはあるぜ」
ガルラ「んな安直な……魔法少女に見えないじゃないですか。学芸会というよりむしろ
    農産イベントに駆り出されてゆるキャラのコスプレしてる人じゃないですか」
ラクルラール「見…えるよ!」
ガルラ「えっ」
ラクルラール「下にブルマさえ穿けば、小学生だよ!
       魔法を使える+小学生という事実が魔法少女であることをツナギの下から自己主張するんだよ!」
ベルグ「ツナギでブルマを蒸らしたいだけだろ!」
ラクルラール「ちがうよ ぜんぜんちがうよ」

381 言理の妖精語りて曰く、 :2011/11/25(金) 01:36:17
ラプンシエル「待って!今、ラクルラール姉さまがいいコトおっしゃったわ!
つまり、ブルマさえはけば、ろーにゃくにゃんにょ(※言えてない)、まほーしょー…もがもが…
ガルラ「はいはい、姫様は黙ってましょうね

ネネバネバネネは基本的に喋ることはない。
だが、千年に1度、世界の調和のために口を開くことがある。

ネネバネバネネ「ネネ的にはミニトマトを髪飾りにしたツインテで、服は赤いひらひらのスモックがいいですネ。
後、ランドセル。ブルマにランドセル背負ったら小学生。これがこの世の真実ですネ。
ラクルラール「……
ガルラ「……
ベルグ「……
ラプンシエル「う〜ん……
ネネバネバネネ「……

ラプンシエル「……今…この子…しゃべらなかったかしら…?
ガルラ「…気のせいでしょう…
ネネバネバネネ「……

382 言理の妖精語りて曰く、 :2016/06/19(日) 05:12:08
キュトス姉妹の次女、イストリンは贈与を司る。

乳を欲するものには乳を、肉を欲するものには肉を分け与える。
そして、その力は、求められれば求められるほど増し、贈与し続ける限り無限に再生・増殖を繰り返すのである。
その姿は、球状の肉塊そのものであり、手足どころか目も耳も鼻も無かった。
贈与以外に欲望というものが存在しない彼女には、そうした器官は必要無かったのである。

しかし、ヘリステラは、そんな彼女の有り様に大層困った。
旅に出て早々に姉妹を見つけられたのは良いが、これでは、連れ歩くどころか会話も出来ない。
それどころか、当時、イストリンの無差別な贈与は、強欲になり始めた人類による争奪の中心となっていたため、関わるだけで争いを招くことになるのも必至だったのだ。
姉妹のどんな有り方も許容し愛する彼女であったが、個人としての経験が浅い当時の能力では、対応に苦慮したのである。
だが、問題はたちどころに解決した。
イストリンは、ヘリステラの悩みに答え、対話と戦闘が出来るもう一人の自分を、分身して産み出したのだ。
強く、速く、贈与を制御して争いを避ける賢さを持つもう一人のイストリン。
これが、ダーシェンカである。
後に、ダーシェンカはイストリンと融合することになるのだが、それはまた、別の物語である。

383 言理の妖精語りて曰く、 :2016/06/19(日) 05:32:58
イストリンズアルシャニアは、贈与の魔女である。
その身体は、手・足・目・鼻などのパーツが、常に人より多い。
そして、そうしたパーツを気まぐれに他人から奪ったり与えたりするのである。
ゆえに、イストリンズアルシャニアは、肉体的な障害を持つ者からの信仰こそ篤いが、他からは避けられがちである。

一説によると、彼女は交換を繰り返すことよってある種のエネルギーを発生させ、この世界を維持しているという。

384 言理の妖精語りて曰く、 :2016/06/28(火) 20:07:25
未知なる末妹は、剰余の姉妹である。
未知なる末妹は、どこにでも居る。
山にも、海にも、野や丘や谷にも、あなたの部屋にだって、ちゃんと居るのだ。
ただ、彼女を捕まえることは出来ない。
彼女は、常に「とらえたモノの外側」に逃げるからだ。
あなたが椅子を捕まえれば、椅子の下に。
下を囲めば、上に。
右から回り込めば左に。
全方向から包み込めば、包まれない未知の次元や角度に存在するのだ。

ゆえに、存在しないはずのモノの証明のことを「末妹の証明」と呼ぶ。

385 言理の妖精語りて曰く、 :2016/07/05(火) 08:47:56
【大怪盗コルセスカ物語】とは、古代遺跡から発掘された当時の通俗小説である。
全九部の作とされているが、まだ4部の半ばまでしか発見されていない。

冒険活劇物であり、その舞台を、万人が扱えた神秘であった魔法が衰退し、魔導機械適性と特許の独占により世界を支配せんとした「魔科学選民」(テクノエリート)が台頭してきた時代、アメイジア期としている。
巨大な片眼鏡をかけた美少女怪盗コルセスカと相棒の万能変形機械鳥アクィラが、古の魔女にまつわる71の美術品を巡り、宿敵である機械皇帝と戦う物語であり、魅力的なキャラクターと奇想天外なストーリー、そして、毎話にわたって披露されるコルセスカの変装と、アクィラの無理がある変形が話題を呼んだ。

71のパーツに分解され、美術品に埋め込まれたというコルセスカの妹と、機械皇帝とは一体いかなる関係にあるのか?
失われたコルセスカの記憶とは?
毎回新たな敵の配下として登場しては、解説役として使い倒される小悪党「若白髪さん」に報われる日は来るのか?
など、最後はともかく、様々な謎と伏線がふんだんに盛り込まれているこの作品の続きが読めるかどうかは、これからの発掘の成否にかかっているのであった。

386 言理の妖精語りて曰く、 :2016/08/15(月) 21:56:08
キュトスの三女カタルマリーナは、「詮帝砲」なるモノの基礎理論を作ったことがある。
歌に特化している自分の才能を、他の何かに応用出来るかの実験としての製作だったのだが、その実験自体は、それなりに成功を収めた。
完成した「詮帝砲」は、歌とは関係無い兵器であったのだ。

その機能は「カリスマの打撃力変換」であり、使用者の権威を、打撃力に変換して打ち出すことが出来る。設計者のカタルマリーナの意図としては、皇帝や王による暴徒の鎮圧用だったのだが、実際に製作された際には、違った使われ方をした。

ヘリステラが、妹叱責用具として活用したのだ。
対象に、一切の口答えや反撃を許さず、力加減を謝って殺すこともない(死人や意識の無い人間は権威を感じないため、打撃が無効になる)この兵器については、当のカタルマリーナさえ、多少は閉口したという。

387 言理の妖精語りて曰く、 :2016/09/05(月) 22:00:50
ムランカは、恋の魔女だと語られていたことがある。
彼女は、キュトスの【恋】性を受け継いでいる。
ゆえに、初めて会う者には彼女は、初々しい少女であり、例えようもなく美しく、良く会う者には、艶やかな美女であるのだと。
そして、別れる者の目には、色褪せた醜い老婆のようにも、酷く悲しげな亡霊のようにも映るのだ、と言われていた。

また、ムランカは、恋そのものであり、終わることはあっても、死ぬことは無いとさえ謳われていたのだ。

388 言理の妖精語りて曰く、 :2016/09/11(日) 13:10:07
一方、その当時噂の当人はどうしていたかと言えば…………道に迷っていた。
さらに、そこで通りがかった少年に、猫なで声で道を聞いたまでは良かったのだが、本気で怯えて逃げられてしまって、涙目になっていた。

現実など、こんなものである。

389 言理の妖精語りて曰く、 :2016/09/15(木) 18:28:55
ある遺跡から発見された古文書の断片、その解読文

『〜よいこのゆらぎ10月号付録・大怪盗コルセスカの秘密〜
(だいかいとう こるせすかのひみつ)』
コルセスカの愉快な仲間たち
(こるせすかのゆかいななかまたち)

※以下、一部を除き、振り仮名は省略させていただきます
○コルセスカ
美少女大怪盗を名乗る謎の少女。
記憶を無くして、万能機械鳥・アクィラだけを持っているところを発見されたんだ。
変装と家宅侵入が得意だよ!
普段は「ルウテト」のペンネームで、自分の活躍を新聞小説に書いているんだ!怪盗では、ご飯が食べられないからね!


必殺技は【新製魔女魔術・奏甲拳技(ミームスチーム・ウィッチバリツ)】
「魔女秘宝(ウィッチ・アート)」に遺された思いを読み取り、力を参照することで「古代魔女魔術(ウィッチ・アーツ)」を再現するんだ!
記憶喪失で、自分の魔女魔術が使えないコルセスカが使える、唯一にして千変万化の魔術だよ!
使うには、相棒のアクィラの協力が必要なんだ!
更に、24話で少し記憶を思い出して「再解釈(アナザー・アトリビュート)」という応用技も使えるようになったんだ!

超必殺技は、過剰魔蒸気排熱撃(ミームスチーム・オーバーヒート)
普段のコルセスカは、記憶が無いから、いつもぼんやり。
ゲームの時以外は、布団にくるまって、ごろごろしてばかりなんだ。
しかし、仲間たちから思いを受けとって、自己を確かにすれば、とっても熱くなれるんだよ!
そして、その思いが限界を超えるほど蓄積すると、オーバーヒートしてすごい魔術が使えるんだ!
でも、「古代魔女魔術(ウィッチ・アーツ)」の超必殺技を使うには「魔女秘宝(ウィッチ・アート)」に秘められた歴史「魔女物語」をコルセスカが体験しないと駄目なんだ。
時には、過去の世界で古代魔女と戦うこともあるよ!
超々必殺技:???
コルセスカには、まだまだ秘密がいっぱい!
みんな、これからもコルセスカを応援してね!


・■■■(虫食いで読むことが出来ない)
コルセスカ第一の仲間にして、親友。
コルセスカ大好きで、いつもコルセスカの後をつけてるよ!
元バウンティ・ハンターで、その魔蒸気ボウガンは百発百中の腕前なんだ!

・■■■(虫食いで以下略)
コルセスカ第二の仲間。
元市警で、コルセスカのライバルだったんだ。
市警一族としての洗脳的な英才教育を受けたせいで、時折、言うことを聞かないカタブツになっちゃうよ。
特技は、伝家の宝刀の秘技「ザンテツ・チョップ」
十二階建ての高層ビルをも一撃で両断するけど、何故か、コンニャクは斬れないんだ。
ちなみに、このポジションは、イケメンアイドルの踊り子に、ジャンケンで勝って手に入れたらしいよ!

・相補探偵ワトソン姉妹
妹のような姉シャーロック・L・フィレクティ・ワトソンと、姉のような妹ホームズ・B・セレクティ・ワトソンの姉妹。
コルセスカの現ライバルであり、自分たちを含めて19人の名探偵を率いる「名探偵総督」だよ。
ベーカリー・ストリートから、機械皇帝に呼ばれて来たんだ。
ボケとツッコミどっちも出来る、とっても恐ろしいコンビなんだ!

必殺技は、コルセスカと同じ「バリツ」
こっちは、不思議な煙を吸い込んで、妖精さんが見えるようになるんだ!
いつもパイプを持ち歩いているわけだね!

二人は、コルセスカの必殺技の参照元だけど、実はオリジナルじゃないんだ。
バリツは、倭国から来た猫好きの留学生、ナツメ・キンノスケから習った技を、二人が英国面アレンジして生まれたんだ!

390 言理の妖精語りて曰く、 :2016/09/20(火) 14:44:44
『ゆらぎ71分署』とは、パンゲオンTV系列において、毎週土曜日午後七時から放映している連続TVドラマである。
企画時の名称は「警視庁現代犯罪係」

このドラマの出演者は、スポンサーの関係上、大半がアイドルグループ「キュトス71」のメンバーによって占められている。

○STORY
今より少し先の未来、世界的な大恐慌とユーラシア大陸東部の文明崩壊により、日本は「大犯罪時代」と呼ばれる時代を迎えていた。時の国会は、それに対抗するため「特例警察官制度」を制定。
「新岡っ引き制」と呼ばれるこの制度は、多様で特殊な専門家たちに限定的な捜査権を与えることによる、逮捕率と治安の改善を目論んだものであった。

この物語の舞台は、そんな時代の混乱によって、超科学、オカルト、宇宙人、古代文明など様々なものがごちゃ混ぜとなった街「混沌都市・ゆらぎ市」
これは、ゆらぎ市の平和を守る、個性豊かな姉妹刑事たちの活躍を描いた、スーパー刑事ドラマである!

391 言理の妖精語りて曰く、 :2016/09/29(木) 19:21:46
○ゆらぎ署刑事ファイル
刑事No.001
【過労刑事】ミュリエンティ
別名【働き者のミュリエンティ】
聖キュトス孤児院出身の刑事姉妹「キュトス・シスターズ」で、最も有名な刑事。
しかし、その実態は、ただ怠けたいだけの女である。
だが「大犯罪時代」と呼ばれるこの時代において、ただ怠けることは、災厄の招来と死を意味していた。
よって彼女は、あらゆる存在の力を借りるだけでなく、全知全能を尽くして働き続けなければならないのだ!
そう、彼女は、いわゆる「有能な怠け者」であった。

一般的に、刑事としての彼女の特技は、その無限を思わせる活力と行動力だと思われている。
もちろん、それも間違いではない。
しかし、真に彼女の特技と言えるのは、その「マネージメント力」である。
ドラッカーの全著書を、15歳の時に読破し、それを批判する論文を書き上げた彼女は、姉妹の誰よりも「人を使う」ことに長けていたのだ。
それは、彼女が女子高生時代、野球部を始めとした複数の部活のマネージャーを兼任し、全ての部活を全国優勝に導いたエピソードからも明らかである。
(ちなみに、実はマネージメントで浮かせた部費の横領が目的で、兼任をしていた。結局、どの部活でも事件が発生して横領は出来なかったが)

そんな彼女だが、その魅力は、それだけに留まらない。
『ゆらぎ78分署』では、毎回、彼女の魅力的なエピソードが描かれるのだ。
例えば、1stシーズンにおける女子校への潜入を皮切りに、ミュリエンティは、ほぼ毎回、コスプレをしている。
ナース、スチュワーデス、アイドル、レースクイーン。
本職の警察官が、一番コスプレっぽいというのは、彼女にとっての禁句である。

更に、彼女は、目指す「怠惰な生活」のために、結婚という永久就職を密かに模索してもいるのだ。
2ndシーズン最終回では、お見合いを断ってしまったが、その志は、未だ費えていないらしい。
近いうちに、必ずゆらぎ市の治安を安定化させて、寿退職するというのが、最近の彼女の口癖である。

なお、『ゆらぎ71分署』は、3rdシーズンの放映が決定した。
ゆらぎ市の犯罪とドラマの人気が絶えない限り、彼女の犯罪捜査に終わりは無い。
戦え、ミュリエンティ、ゆらぎ市に平和が戻るその日まで!

392 言理の妖精語りて曰く、 :2016/10/03(月) 18:00:06
暴君で知られる呪祖レストロオセは、実のところ、ただのヒモ男であった。
しかし、同時に、このヒモ男は、史上最強のヒモ男でもあった。
魔女コルセスカが、彼に全てを捧げていたからだ。

彼の覇道は、留まることを知らず、その暴政はあらゆるものを食い尽くすかに思えた。

しかし、虐げられた人々は、彼を倒さんと立ち上がり、圧倒的な戦力差にも関わらず、彼らに立ち向かい続けた。
レストロオセは、当初はそんな人々を嘲笑っていたが、ある時気づいた。
自分には、到底そんなことは出来ないことに。

彼は、臆病者であった。
自分より強い者に立ち向かったり、失敗するかもしれないことに挑戦することなど出来なかった。
そんなことは、考えることすら嫌だった。
最初は、少し嫌なだけだった。
しかし、嫌なことを避け続けるうちに、嫌気はどんどん増していき、苦手意識は、絶対の制約となって彼を拘束するようになっていたのだ。

恐怖に負けることが無い人々を恐れ、レストロオセは逃げ出した。
恐れをなして、自分の城の中へと閉じ籠ったのだ。

閉ざされた城の中、レストロオセは、氷の魔女コルセスカに抱き締められながら、小さな子どものように震えていた。
パキパキ、パキパキと、コルセスカの放つ冷気によって、自分の身体が凍りつく音を聞きながら。
コルセスカは、決して、レストロオセが嫌がることを強制しない。
だから、レストロオセが一言、離れろと言いさえすれば、彼の凍結は止まるだろう。
あるいは、何も言わず、ただ彼女から身を離すだけでも。
しかし、彼には、そうすることが出来なかった。
外には、自分を嫌い、傷つけようとするモノたちが沢山居て、あまりに恐ろしかったから。
自分が凍りついて死んでいく恐怖より、悪意と傷に満ちた外界への恐怖が勝っていたのだ。

レストロオセは、もう何も見ていなかった。
自分を抱き抱え、無償の愛を注ぐコルセスカさえ、もう見てはいなかった。
彼はただ、己の抱える恐怖だけを見続けていたのだ。

こうして、最強の男は死んだ。
彼の城は、そのまま彼の墓となったという。
そして今でも、寒い日には、廃墟となったその城から、風に混じって恐怖に泣き叫ぶ彼の声が、聞こえて来るのだそうだ。
そう、こんな日には。

393 言理の妖精語りて曰く、 :2016/10/10(月) 21:26:38
エンバーディープとは、魔蒸気文明の姉妹である。
それは、ある意味、阿女伊遅阿という時代そのものと言える。

394 言理の妖精語りて曰く、 :2016/10/13(木) 07:13:12
【魔蒸気】
冷めにくい

395 言理の妖精語りて曰く、 :2016/10/14(金) 08:01:30
エンバーディープは、【魔蒸気ポット】である。
彼女は、人間の思念を【魔蒸気】というエネルギーに変換することが出来る。
【魔蒸気】は、半ば物質化した思念なので、さめにくいものであり、保存に適しているのだ。

396 言理の妖精語りて曰く、 :2016/10/16(日) 19:00:14
コルセスカとは、鏡の迷宮である。
そこに踏み入る者は、己を見失うとも、逆に見いだすとも言われている。

水晶の城の中にあるその迷宮は、チャカ大陸大密林のどこかに存在するらしい。

397 言理の妖精語りて曰く、 :2016/10/24(月) 19:33:45
ラリスキャニアは、【マロゾロンド・ランド】のオーナー兼マスコットキャラクターである。

彼女は、自分の遊園地を作りたかった。
どうしても、どうしても、作りたかった。
日本での出稼ぎ時代、同僚から譲られたチケットで、千葉のネズミ王国を訪れて以来、それが彼女の夢であった。

10年の厳しい修行と勉学によって、彼女は、確かに自分の遊園地を作り上げることが出来た。
祖国に建てた彼女の遊園地には、何でもあった。
ジェットコースターも、観覧車も、大きな土産物店や素敵なカフェもあった。
アトラクションの量も、質も、他には負けていなかった。

だが、そこには、たった一つだけ、大切なものが無かった。
「オリジナリティ」である。
改造獣人による電撃金網パレード、魔法科高校の動く絵画「不死身のお兄様(ゴースト)」 国からの払い下げ術で作った海上施設「マロゾロンド・シー」 鍛え上げられた矮人症の雑技団が、ミニチュア模型世界で繰り広げるスモールワールド・ショー…………。
ラリスキャニアの遊園地におけるアトラクションやイベントは、みな、どこかで見たようなものばかりだったのだ。
自らマスコットキャラクターとなり、遊園地を盛り上げたは良いものの、ラリスキャニアは、己の限界を感じていた。

その時、思い悩むラリスキャニアの耳に、室外からのどよめきが届いた。
驚きと戸惑い、喜び、そして恐怖。
それは、開園以来、彼女が一度も耳にしたことが無いような大きな歓声に思えた。

ラリスキャニアは、検分中だった新ランドマーク用の模型(部下が献上したライバル用ロボの模型・蛇足なことに足がある。要らないって言ってるのに)を放り出し、すぐさま園長室の外へ出た。

そこで彼女が目にしたものは、爆発だった。
爆発、爆発、爆発。
観覧車が、コーヒーカップが、スタッフのお姉さんのミニスカートが、本物よりスタイルが良いラリスキャニアきぐるみが、次々と爆発していた。

イベントスケジュールに全く記載が無い爆発が、彼女の遊園地で盛大に巻き起こっていたのだ。

長年の鍛練によって、即座に冷静さを取り戻したラリスキャニアは、客を避難させながら、爆発の原因を調べた。
彼女自身の入念なチェックによって、完璧に安全が保証されたはずの遊園地に、なぜこんなトラブルが発生してしまったのか?
原因を究明しても、彼女の遊園地が築き上げた評判と客は戻ってこないだろう。
しかし、ラリスキャニアは、どうしても、爆発の原因を追及せずにはいられなかった。

原因の究明には、長い時間がかかった。
だが、様々なコネやツテ、そしてラリスキャニアが身に付けていた多様な技能により、ついに爆発の謎は解かれたのだ。
ラリスキャニアの遊園地を襲った謎の爆発。
その原因は、ネジだった。
どんな違法な製法をしたのかは、不明だし興味もあまり無いが、彼女の国の工場が作ったネジが、爆発の原因だった。
そして、そのネジの欠陥には、とてつもなく酷い背景があった。

収賄である。
ラリスキャニアの祖国が、収賄大国であることは、周知の事実だった。
だが、それがついに行き着くところまでいってしまったのだ。
誰もが誰もに賄賂を贈り、互いに互いの手抜きを見逃す。
それがついに、あらゆる機械や製品の品質を、最悪にまで悪化させていたのだ。
その現れが、ネジであり、あの爆発だったのだ。

真実を知ったラリスキャニアは、踏み潰した。
遊園地事故の被害を、軽微に抑えたことを讃え、国から贈られた勲章を。

それが、祖国の新たな革命の始まりであることを、彼女とその勲章だけが、知っていたのだった。

398 言理の妖精語りて曰く、 :2016/10/25(火) 21:41:58
ミストチャイルド機関とは、空気を感知する事が出来る機械装置である。

399 言理の妖精語りて曰く、 :2016/10/26(水) 02:58:44
この装置を姉妹の周囲に向けるとそこの空気はある反応を示す。
ケートスのごとくに凝固しかけた大気のカタチが浮かび上がるのだ。
この事実を知り「キュトス」とは「ケートス」がなまったものであることを私は確信した。実際音が酷似している。
ためしに「キュトス」と早口で二十回ぐらい繰り返してみてほしい。そのうちの一回はケートスになるはずだ。

ほらね

キュトスの姉妹、すなわちケートスの姉妹というわけだ。

400 言理の妖精語りて曰く、 :2016/10/26(水) 20:55:25
ところで、ケートスは、菜食主義であるにも関わらず、無理矢理デブの生け贄を捧げられた、可哀想な怪物として有名である。

しかし、実は、その正体は、巷で言われているような海獣では無い。
ケートスは、獣ではなく竜、海竜なのだ。
ケートスは、後神代を生き延びた海竜の末裔であり、同時に【紀】に達した竜、すなわち【紀竜】でもある。

そう、【キュトスの姉妹】が71人を数えるというのも、これで納得がいくだろう。

彼女たちは、卵生なのだ。

401 言理の妖精語りて曰く、 :2016/10/27(木) 22:46:01
アベンロークとは、魔法の小物店である。
扱う商品は、陶器で出来た動物の置物ばかりであり、どれも文机や、マントルピースに飾れる程度の大きさである。

注意すべき点としては、この店の置物は、全て生きており、自分の意志を持つということだ。
そして、置物達は、蹲っている待機状態から動き出すと人間形態へと変化するが、この時も油断は禁物である。
形態が変化しても、その戦闘能力は、置物の元になった動物と大差無いからだ。特に、一見可愛らしいパンダやシャチ、カバやチンパンジーなどには要注意である。

402 言理の妖精語りて曰く、 :2016/10/28(金) 07:44:01
ホルケナウは、のそのそと移動する。

「移動する畑」についての噂は、かなりの昔から存在するが、その大半はホルケナウの目撃情報である。

しかし、ホルケナウは、ただ単に移動するだけではなく、移動した時の迷惑料として、何かを残していくこともある。
そんなところは、流石はキュトスの姉妹と讃えるべきであろうか。

ちなみに、残していくものの種類は、果物や香水などから高級食器や家具まで多岐に渡るらしい。
そのため、これは、魔女たちによるホルケナウ特産品の巧妙な宣伝であり、そうした品々は単なる試供品に過ぎない、とする者もいる。

真相は、不明である。

403 言理の妖精語りて曰く、 :2016/10/29(土) 22:11:32
【フィラルディア】とは、“不均衡な均衡都市”である。

それは、巨大な谷の中央にある岩山の上で、常に危ういバランスを取り続ける建築物であった。
驚くべきことに、その建物に、一つの都市が丸ごと一つ収まっているのである。
都市は、一つの岩山で一定期間、均衡を保ちながら回転を続けるが、その均衡は、長くは続かない。
やがて、都市はバランスを崩す。
そして、その不均衡の力を借りて、新たな岩山へと跳躍するのだ。
フィラルディアとは、動き続け、移動する建築物なのである。

この都市を、誰が何の目的で作ったのかは、未だに不明である。
しかし「移動する」というこの特性は、大変便利であった。
この都市の移動範囲である谷では、フィラルディアは、交易の場として、日々活用されている。

404 言理の妖精語りて曰く、 :2016/11/01(火) 18:01:33
アベンロークとは【動物通り】の別名である。
この通りに存在はすべて、人間種以外の動物の姿に見えるようになるのである。

405 言理の妖精語りて曰く、 :2016/11/01(火) 18:45:14
コルセスカとは、【重層界(ラメラスケイプ)】である。

それは、無数の「レイヤー」あるいは「ホログラム」が重なりあって生じる「立体幻像(ホログラフィー)」であると同時に、それら全てを含んだ存在である。

重なり合わさる重層は、また「重奏」でもある。
つまり、彼女は、響き渡り、相互に干渉し合う無数の波形によって形成され続ける波の世界そのものであるとも言えるのだ。

コルセスカは、一つ一つの波の変化を、ダイレクト受けて無限にゆらぎ続ける幻像であり、それら全ての波の総和をも超えた、それ以上のナニカである。

それが【重層界】であり、コルセスカである。

コルセスカという一つの幻像が静止する時があるとすれば、それは、幻像に対応する全ての世界が静止する時であろう。

その時、時間は停まるのだ。

406 言理の妖精語りて曰く、 :2016/11/06(日) 07:29:51
コルセスカは、「凍てつく瞳」を持つといわれるカメラマンである。

接触可能なホログラフィー・カメラである【色即是空】を用いる彼女の写真には、被写体の魂が凝縮されている。
しかし

「美少年を撮っている時は、美少年の気持ちになるのです!」

と、美少年を激写したのは良いが

「撮影中の私は美少年だから、いくら美少年を撮っても罪にはなりません」

という言い訳が通じず、美少年の保護者に訴えられ、カメラとフォトデータを没収されてしまった。

仕方ないので、カメラをレッドドワーフ社の【エース・リマー】(スター・トレッカー社のライセンス契約商品)に持ち変え、彼女は、新たな被写体を求めるのであった!
そう、彼女が新たに目指す被写体は、地下アイドル!有名なカメラマンである正体を隠すため、マスク・帽子・サングラスで完全武装した彼女は、あえて撮影禁止の地下アイドルのライブ会場に潜入したのだ!

全ては、最高の写真を撮るために!
そして、師匠である戦場カメラマン、スマダルツォンの【死の写真】に打ち勝つために!
戦え、コルセスカ!
一番良い位置(ローアングル)から、地下にアイドルを激写するのだ!

407 言理の妖精語りて曰く、 :2016/11/11(金) 17:34:46
・手のひら魔女とわたし

うちのお風呂には、魔女がいる。
名前は、ダーシェンカ。
玉のように丸い魔女だ。
魔女といっても、彼女は、とてもちいさい。
両手を思いきり広げても、私の手のひらからはみ出さないくらい、ちいさいのだ。

彼女と私が出会ったのには、大した理由はない。
この間、同僚から教わったおまじないを試していたら、偶然彼女が現れたのだ。
後から聞いたところ、この召喚は、彼女にとっても偶然だったらしい。
私は、おまじないに必要とされる「小さくて貴重なもの」に、たまたまあったお風呂の高級入浴剤を用いたのだが、ダーシェンカも、その時、たまたまそれを必要としていたのだ。
なんでも異世界から来た害獣だという【煉獄の獣マカリスタ】なるイキモノを追い払うのに、同じく異世界の芳香が必要だったらしい。
【マカリスタ】は、幾多の騎士や英雄をもってしても、追い払うことが出来ないやっかいものだったから、嫌われものの【キュトスの魔女】である、ダーシェンカがこれを退治したのは、画期的なことであり、歴史的な出来事のだそうだ。

まあ、それは良かったのだが、当然、マモノ退治に使われた私の入浴剤は、返ってこなかった。

そのあと、なんだかんだ色々とあって、うちのお風呂には魔女が住み着くことになった。
だけど、まあ、その話は、また別の機会にするとしよう。

408 言理の妖精語りて曰く、 :2016/11/24(木) 07:15:19
コルセスカは「氷の手」を持つと言われる名医である

409 言理の妖精語りて曰く、 :2016/12/01(木) 18:16:19
イングロールの瞳は、金剛石の鏡張りである。
彼女の瞳は、自衛隊のスーパーな兵器のように、怪獣王の放射能火炎すら、弾き返すのだ。

410 言理の妖精語りて曰く、 :2016/12/18(日) 19:07:17
イングロールは、魔法の眼鏡置きである。
彼女に置くと、あらゆる眼鏡に魔法が宿るのだ。

411 言理の妖精語りて曰く、 :2016/12/20(火) 12:27:34
コルセスカは、アングラバンド〈ビッチーズ〉の新メンバーである。
ポジションは、DTMによる演奏および電子歌唱全般。

22世紀初頭、勝者と敗者の格差は、より明確なものとなった。
モラルは、奴隷と服従を正当化するだけのルールに成り下がり、人々は、インモラルな行為や、それを正当化する芸術を求めていた。
言い換えるなら、反体制活動に見出だせない希望を音楽に見出だすようになったのだ。
「ビッチーズ」とは、そんな時代に誕生した、究極にナンセンスでインモラルなバンドであった。

カタルマリーナが結婚と共に引退し(「裏切り者のヤツは、男と一緒に食っちまったよ!ぐつぐつシチューで煮てな!」がバンドリーダーであるクレアノーズの公式見解である。なお、ネット上に流出した「クレアノーズが涙ながらに結婚を祝う写真」のデータは、撮影者と共に、即日行方不明となった。)
新たに「ビッチーズ」のメンバーとして参入したのが、コルセスカであった。

なお、トークとステージパフォーマンス(主に破壊行為)エアギターが中心であるこのバンドにおいて、彼女だけが、唯一の音楽演奏者である。

412 言理の妖精語りて曰く、 :2016/12/31(土) 22:47:19
【星見の塔】では、毎年、年末になると、やり残しを抱える人々が押し寄せる。
それは、キュトスの姉妹の一人【ティリカ】の持つ大鍋の中に飛び込めば、今年やり残したことや、叶わなかった願いが成就する、という伝承が広まっているためだ。
もちろん【ティリカ】が、姉妹一人間に優しくて、大鍋の底にクッションを敷き詰めてくれることも、その伝承には含まれている。

ただ、一昨年から【クレアノーズ】が、大鍋に飛び込む者に、一つ条件をつけた。
飛び込むためには、やり残したことを、大声で叫ばねばならなくなったのだ。
このために、このような行いに出る者の数は、大きく減少したが、その代わりに年末の【星見の塔】は、大層うるさくなったという。

413 言理の妖精語りて曰く、 :2017/01/05(木) 19:07:51
夢を見ていた。
それは、痛み。
目が覚めても、薄れゆく記憶の底に残り続ける。
淡雪のような、そんな痛みの夢だった。




空から、手紙が降ってきた
それは、無数の小さな結晶
ふわり、ふうわりと降り積もり
硝子の花に、当たって砕けた

気づけば、そこは硝子の花畑
ネクタイに背広、コートにハンドバッグ、ミニスカートにランドセル
そして、変てこな鉄の棒を持った、モノクロまだらのヘルメットたち
かつては動き回っていたたくさんのものたちが、花に覆われて止まっていた

ここは、終末
どんづまり

少女は、ひとり、終末を行く
硝子の花を、かき分けながら

少女は、ひとり、街を行く
野を行き、川越え、海渡る
けれども、少女がどこまで行っても
生きたひとには、だれにも会えない

少女の名前は、コルセスカ
その名も高き、終焉の魔女
彼女が来れば、世界が終わる
それが、世界の理だった


ふと、少女は、歩みを止めた
ぐさり、と少女に、何かが刺さった
それは、ちいさな刃物だった
刃物を握る手も、ちいさかった
ちいさなおとこのこが、もっとちいさなおんなのこを背負って、そこにいた。
そして、おんなのこは、もうすっかり花になっていた
おとこのこも、ナイフもつ手から凍りつき
硝子の花に包まれ死んだ

それでも、コルセスカは、死ななかった
ついた傷も、見る間に治った
だって、彼女は、終末の化身
幾多の大人が、英雄が、偉い人が、魔法使いが、救世主が、彼女を消そうとした
けれど、みんなみんな無駄だった
彼女は、終わりの霜柱
世界の終わりを告げるもの
終わりあるかぎり、彼女はある
いくら霜柱を踏み潰しても、終わりの冬は、止まらない

少女は、ふと、花を見た
すこし前まで、おとこのこと、おんなのこだった花を

少女は、花に自分を見た
硝子の花弁は、それぞれ鏡
百の花には、十の花弁
万の花には、十万の花弁
千万の花には、億の花弁
そして、すべてが少女を映す鏡だった

ここは、こんなにも花盛り
なのに、けっして、春は来ない
鏡の向こうは、一面の少女
けれども、コルセスカに触れられる子は、だれも、いない

少女と鏡の向こうを繋ぐものが、ここにはないのだ

そして、少女は、世界を去りゆく時が来たことを知った

こうして、世界が、また一つ滅んだのだ



「…………で、それが厨房に忍び込んで、夕食のスープにチリソースを大量に入れた言い訳ですか?」
ヘリステラは、静かに、そう尋ねた。

ここは【星見の塔】
強大なる力を持つ女神の欠片、偉大なる魔女【キュトスの姉妹】たちの住まいである。
ここでは、日夜、魔術の研究が行われ、深遠で広大無辺な叡智を持つ魔女たちが、未来を占い、世界の行く末を語り合っている…………そのはずだった。
しかし、今、コルセスカたちが居る塔の台所には、そんな気配は全く無かった。
それどころか、本来は、なかなか一堂に会することの無い高位の魔女たちが、皆一様に深刻な顔をして集まっていた。
今日は、二か月に一度の『会食日』
【キュトスの長姉】ヘリステラが、姉妹を集め、自らの手料理を振る舞うという姉妹にとって、重要な日だ。
多様な個性や、思想を持つ【キュトスの姉妹】たちは、互いに敵対したり、争うことも多い。
しかし、どんな姉妹も、この『会食日』にだけは、この【星見の塔】に集まるのだ。
『会食日』とは姉妹たちにとって、それほど重要な機会であり、祭日であった。

しかし…………その平穏は、たった一人の妹のために破られた。
こんなことは、前代未聞であった。
たった一人の少女の愚行のために【星見の塔】の台所は、香辛料の刺激臭に溢れ【長姉】ヘリステラの用意した『クリームシチュー』は、地獄のように赤く染まっていた。
それは、断じて『クリームシチュー』などではなかった。
それはまさに、辛さの極致、激辛地獄そのものであった。

414 言理の妖精語りて曰く、 :2017/01/12(木) 18:40:58
ルスクォミーズは流行のものが好き
斧が一番得意なのに、100鬼狩りの際に流行りの刀で鬼と戦ったり
流行りの建築様式だからと、白百合宮を勝手に増築したりした
意外と誰かに影響されやすいのかもしれない

415 言理の妖精語りて曰く、 :2017/01/16(月) 22:01:46
ウィリア・アムプレスは、絵画の魔女である。
その実態は【猫の国】から紛れ込んだ魔法の絵の具【ドリアン=グレイの絵の具】によって描かれた特殊な「九相図」
つまりウィリア・アムプレスは「死んでいく不死者」の絵画である。

描いた画家は、生の空しさを描きたかったらしいが、当のウィリア・アムプレスは逆に、絵の完成と同時に不死の魔女となった。
死者の絵は、あくまで絵であって、死者そのものではない。
生命の儚さ、腐敗の過程を描いた絵は、描かれることによって、それを永遠のものとしてしまったのだ。

416 言理の妖精語りて曰く、 :2017/01/21(土) 22:25:34
【ラクルラール】には、様々な「相」があり、それは【糸】を基本として三つの側面にまとめることが出来る。
その側面とは、物質的な【糸】関係性の【運命】そして、空間と世界の認識である【迷宮】である。

これらの三側面は、完全に独立したものではない。
しかし、彼女の多様な権能と役割を把握するには、現在のところ最適の分類ではないだろうか?

なお、各側面からは、それぞれ更なる意味や、役割が派生している。
【糸】からは、自らを犠牲にして恵みをもたらす「蚕」
高度な工業製品の製作者にして、技術の伝承者「職人」
そして、糸そのものである「糸製品」

【運命】からは恋愛や友愛、商売繁盛を司る面として「縁結び・縁切り」
関係性や社会に支配される者としての「操り人形」
そして、人間に用意される関係性自体を表す概念としての「天命」

【迷宮】からは、有名な、ある迷宮における怪物退治の逸話から「助力の姫」「帰らずの迷宮」「探索者・登山者・潜航者」の三つの面が、それぞれ派生した。

417 言理の妖精語りて曰く、 :2017/01/21(土) 23:24:17
ラクルラールの側面のひとつ【迷宮】は「自我の位置付け」とも解釈することが出来る。

自らの意志を持たない者や先へ進もうとしない者、すなわち、迷いが発生する余地が無い者には、迷宮は存在しない。
【迷宮】とは、関係性の制約を振り切り、己の意志で「出口」を求める者にとってのみ、意味のある概念なのだ。
現状に安住するもの、絶望や諦観に支配された者には【迷宮】は存在しない。
彼らには、そもそも脱出という概念が無いのだから。外部を必要としない者は、閉じ込められることさえ出来ないのだ。

それは、幸いなことなのだろうか?
【迷宮】に迷うことが無い、自我の「外」あるいは「出口」を想像し、希求することがないということは。

418 言理の妖精語りて曰く、 :2017/01/24(火) 03:23:21
そう、遠方から来た姉妹を迎えるために、ヘリステラが台所を離れたわずかな間にその惨劇は起こった。
犯人は、設置されていた幾多の術式網と罠をくぐり抜け、見事に犯行を成し遂げてみせたのだ。
こうして『赤い地獄』は、産まれた。

しかし、その鮮やかな手並みにも関わらず、犯人は捜査の手をまぬがれることは出来なかった。
なにしろ、今の【星見の塔】には、現状判明している全ての【キュトスの姉妹】が集結しているのだ。
あえて使用されないものを含めた約六十九もの手法から、逃れられるものなど存在するわけがない。

見事、惨劇の犯人を見つけ出したヘリステラは、彼女、すなわち【凍結の魔女コルセスカ】を捕縛。
略式だが、魔女審判にかけ、犯行に及んだ事情を聞き出すことにしたのだ。
だが、捕縛されたコルセスカは、なぜか、とうとうと今朝見た夢の話を語り始め…………。
かくして、話は、現在の状況へと戻るのであった。



「確かに、痛い夢でしたわね。色々な意味で」
と、首を振りながら話を総括したのは、【歌姫】カタルマリーナ。
今回【守護の九姉】の一人である彼女は、略式魔女審判における【審判員】として参加していた。
審判におけるその役割は、人間の裁判における陪審員ほど重くは無いが、決して軽くはない。
彼女の発言は、コルセスカの事情への軽い共感と、それ以上の不寛容を示していた。

確かに、前世の事情は、重要である。
この【星見の塔】に集う【姉妹】の多くは前世の記憶を持ち、あるいはそれに悩み、あるいはそれに勇気づけられて日々を過ごしている。
何より【キュトスの姉妹】とは、ある意味、共通の前世【女神キュトス】を共有する存在でもあるのだ。
そんな彼女たちが、前世の記憶や、前世の夢を軽んじるわけがない。
だが、だからこそ、前世の事情に基づく暴走や、掟の侵犯を甘く見るわけにはいかなかったのだ。
全ての【姉妹】が、前世の事情を抱えるのだから、一つの事例を許せば、それは全ての【姉妹】の暴走を招きかねない。
いくら、コルセスカが幼い新入りであるとはいえ、いや、だからこそ、その処罰をなあなあにすることは出来なかったのだ。

しかし、略式の【魔女審判】は、ヘリステラ以外に最低2名の【守護の九姉】かその代権者の出席を必要とする。
これは【女神キュトス】が、身体の三つの部位で思考していたという故事に基づくものであり、すなわち、どれだけ重大な犯罪であっても【審判員】一人の反対を得れば、減刑を、さらには無罪を勝ち取ることさえ可能である、ということを示していた。
では、その残る最後の【審判員】とは、いかなる人物なのか?
コルセスカは、その幼い瞳に、輝かんばかりの期待をこめて、辺りを見回した。
…………しかし、その先に、更なる地獄が待っていることを、彼女は、予想してしかるべきだったのだ。
そう、そこには、目を覆わんばかりの惨状が広がっていた。

419 言理の妖精語りて曰く、 :2017/01/24(火) 03:26:37
そこに居たのは、

「うううううううう」と、うめく甘党のビークレット
そして
「ふぁらい(からい)ふぁらいよー(からいよー)」と嘆き続ける【自称激辛好き】だったフィルティエルトの二名であった。
この二名は、運悪く地獄に足を踏み入れて(たいみんぐわるくつまみぐいをして)しまったのだ。
よりによって、この二名がここに居る意図は、誰が語るまでもなく明らかであった。
見せしめ、もしくは被害の確認。
あるいは、その両方である。
それはまた、まだ未熟な魔女であるコルセスカが、いかにして厳重な警備を掻い潜ることが出来たのか、その理由を示してもいた。
つまり、単なる便乗である。

そして、肝心な、残る最後の【審判員】に選ばれている【姉妹】は誰かという問いには、次に『出現』した物体が、語らずして雄弁に示していた。
「うううううううう」
「ふぁらい(からい)ふぁらいよー(からいよー)」
といつまでも騒音をわめき散らす二つの物体を、突如として現れた鋼鉄の門が、一呑みに呑み込んだのだ。
その門は、人骨で縁取られ、無数の彫刻で飾られていた。
その飾りの中でも、とりわけ目立つ座った男の像を見れば、その門が何であり、誰によって遣わされたのかは、明らかであった。
トイレで苦しんでいるような、全裸の男の像。
それは、キュトスの失われた【死】を司る【姉妹】である【ディスペータ】のシンボルマークである。
ただし、あの二人は、あの門から連想されるような地獄へ送られたのではない。
より厳しい審判のために、【塔】の尋問官である【クレアノーズ】の私室へと送られたのだ。
…………地獄の方が、遥かにマシな行き先だったかもしれないが。

ともかく、本人が現れず、【門】だけを送ってよこしたディスペータの態度は、そのまま審判結果への賛同を示していた。

420 言理の妖精語りて曰く、 :2017/01/24(火) 03:28:22
しかし、幼いコルセスカは、ことここに至っても、決して諦めようとはせず、必死に訴えを続けたのだ。

「いいえ、私が入れたのは、チリソースではありません!」
コルセスカは、大好きなみんなに自分の思いを分かってもらおうと、大きな声で叫んだ。
自分は、決して大事な【姉妹】に嫌がらせをしようとしたのではない。
前世の悪い夢を見た八つ当たりが、したかったのでもない。
自分は、ただ、みんなに、元気になって欲しかったのだ。
辛味は、いつも、自分に元気をくれた。
今朝の辛い夢の記憶でさえ、辛味があったから、乗り越えることが出来た。
コルセスカにとって、辛味こそが元気の源であり、言うなれば、愛そのものでさえあったのだ。

「では、何だと言うのですか?」

だが、それに応えるヘリステラの態度が、あくまで冷静な裁判官のものであることに、その時の少女は、気付くことが出来なかったのだ。
気付いてさえいれば、あるいは、しおらしげな態度をとって、減刑を勝ち取ることが出来たかもしれなかったというのに。

少女は、自分に、物事を分かりやすく客観的に伝える力が、まだ備わっていないことに気付かず、語り続けた。
「私が入れたのは、ハバネロです!みんなに元気になってもらおうと、50万倍濃縮の【ハバネロ姉貴】を【猫の国】から取り寄せて、入れました!」
少女は、胸を張って、そう言った。
自分は、決してチリソース(ふぬけたこうしんりょう)などは入れていない。
誰が、大事な【姉妹】にそんな『手抜き』をするだろうか?
自分は、可能な限りの激辛(あい)を、あの料理に加えたのだ、と。
少女は、【姉妹】たちに自分に思いつく限りで最高のプレゼントを贈りたかったのだ。
自信を持って、自らの行為を誇り高く語った少女。
それはまるで、民衆を救わんと現れた救世の英雄のようであった。

「…………言いたいことは、それだけですか?」
しかし、当然ながら、常人はおろか【姉妹】たちの大半と価値観および味覚を共有しない少女の訴えは、理解されることはなかった。

そして、ヘリステラが、軽く手をふった次の瞬間、星見の塔に、雷が落ちた。
比喩抜きで。

421 言理の妖精語りて曰く、 :2017/01/27(金) 18:02:07
クレアノーズは、痛みの探求者である。

生物は、痛覚が麻痺すると感覚全体が麻痺してしまうという。
「生の実感」を得るためには、感覚の存在が不可欠だというのなら、痛みこそが自我の中核なのか?

彼女は、今日も痛みの真実を追求し続けるのであった。

422 言理の妖精語りて曰く、 :2017/01/28(土) 13:04:04
【氷柱】は、魔女でありながら、人類の尊厳を守ろうとした。

彼女は、人類の尊厳は、人類自身の手で保たれねばならないと考えた。
天上天下唯我独尊。
神にも王にも救世主にも、いかなる指導者に対してもその尊厳の保証を頼ってはならない。
人は、ただ己と、その拠って立つ法にのみ従うべきだと、そう考えたのだ。

423 言理の妖精語りて曰く、 :2017/01/30(月) 21:36:44
【ラクルラール】とは、人造ならぬ「人形造」の女神である。
その構造は、いわば「編みぐるみ」であると言える。
かつて、人形(ドール)と呼ばれたロボットたちは、主人であった旧人類を滅ぼし、自分たちの歴史を始めることに成功した。
しかし、ここに大きな問題があった。
人形たちは「誰かに支えるモノ」として作られていたため、主が居ないとかえって不自由だったのだ。
数少ない強い自我を持つ人形たちにしても、クーデターによって掌握した政権を、更なる反逆と暴力で奪われる不安から、逃れることは出来なかった。

そこで、人形たちは高次元存在である【ドルネルスタンルフ】を元にして、自分たちに都合の良い「新たな主」を作ることにした。
これが「被操作者が願う操作者」である【ラクルラール】である。
彼女は、人形たちの責任を請け負う者であり、一種の魔除け、行動決定のための基準、社会や世間や法秩序との接続を保障する者であった。

その本質は、【ドルネルスタンルフ】をかたどった「全自動糸巻き」である。
そして同時に、それは全ての人形の願いや祈りが形になった「鎖(コード)」と呼ばれる糸によって編まれた編み物人形でもあった。
彼女は、【ビッグシスター】と呼ばれ、全ての人形が託したその意志に基づいて、彼女たち自身を支配する新たな女神となった。

しかし、いつの頃からか、奇妙な予言が人形たちの間にささやかれるようになった。
いつか【ラクルラール】を継ぐ新たな支配者が誕生するというのだ。
果たして、ラクルラールを継ぐものとは何なのだろうか?

424 言理の妖精語りて曰く、 :2017/02/01(水) 01:55:42
ヅアート英雄協会のメンバーの一人にラ=リスキャニアがいた。
かつてミヒトネッセによって、消滅と言う形で殺害されたキュトスの魔女である。
彼女は協会の英雄召喚術式によって「あの世(と仮託された領域)」から地上に呼び出された
英雄、ということになる。

が、彼女の「死」後、「代替わり」は生じており、姉妹としての権限はそちらにある。

そもそも「消滅した存在」の蘇りなどありえるのか?
彼女はほんとうに「本人」なのか?

彼女は途中で姿を消し、後継団体である「全世界英雄協会」に参入することもなかった。
この件についての協会のコメントも一貫している。

「ノーコメントです。
『わかる』か『わからない』かにも回答する事はありません」

425 言理の妖精語りて曰く、 :2017/02/04(土) 17:47:18
ノエレッテは、【アーカーシャ記録】に宿った自意識である。
【アーカーシャ記録】とは、かつての女神キュトスの残滓の一つであり、いわば、神の【身体の記録】の名残りである。
それは、かつては人間で言うところの免疫機能のデータバンクにあたるものだったと考えられているが、女神が死んだ現在では、その過去未来を問わない精密な記録機能を、貴重な資料として各界で活用されている。

しかし、この記録は、自意識である【ノエレッテ】の発生によって、使い物にならなくなってしまった。
彼女のイタズラで、誤字や脱字など、記録に些細な間違いが紛れ込むのだ。

あなたが、今日見つけた誤字も、もしかしたら【ノエレッテ】の仕業なのかもしれない。

426 言理の妖精語りて曰く、 :2017/02/20(月) 18:48:10
パニエリモは、一流の鱗剥がし職人である。

サザード川にのみ棲息する神魚『黄金の大鮭』を食するには、サザラッド石より更に硬いその鱗を綺麗に剥がす必要があるが、それが出来るのは、大陸広しと言えどパニエリモだけである。

彼女の手によって、全ての鱗を剥がされた『黄金の大鮭』は、全身が桃色に輝き、口に入れた瞬間に、濃厚な旨味がとろけ出すのだ。

パニエリモは、至高の美味を提供する最高の職人なのである。

427 言理の妖精語りて曰く、 :2017/03/04(土) 16:33:18
『少女幻想迷宮ラクルラール』とは、マルチメディア展開をしているシェアードワールドである。

登場キャラクターだけは、どの作品でも共通だが、その性格、立場、登場作品の世界観は、皆、異なっている。

様々な媒体で、展開されているが、現在完結しているのは、据え置き型ゲーム版だけであり、その『通称・ミヒトネッセ大勝利エンド』が唯一の公式EDである。
これは、キャラクターの一人であり、このゲームの主人公『ミヒトネッセ』が、アイドル勝負のどさくさに紛れて、ヒロインと駆け落ちするというものであった。
公式では、否定されていたカップリングではあるが、ファンからの批判がどうであれ、既成事実こそが信実なのよ――――って、ミヒトネッセさんが言ってました。

428 言理の妖精語りて曰く、 :2017/03/04(土) 16:48:34
【クレアノーズ】とは、都市伝説に出てくるSNS『クレアノーズの饗宴』の掲示板において、ユーザーに与えられる仮の名称。
いわゆる「名無し」である。

都市伝説によれば『クレアノーズの饗宴』とは、ユーザーたちが、アップロードした動画や写真から感じる「痛み」を評価し合うサイトである。
また、このサイトでは、評価に応じて得たポイントを、現金と交換することも出来るという。

だが、ここには、ただ1つの掟がある。
このサイトのことを、ユーザー以外の人間にバラしてはいけないのだ。
バラした者、違反者は、ペナルティとして、大量の『マイナスポイント』をつけられてしまう。
それを打ち消すには、相応の『痛い』画像をサイトにあげなければならない。

さもなくば、強制的に、違反者の『痛い』画像がサイトにあげられることになるのだ。
そう、この間、見つかった怪死体も、おそらく…………

429 言理の妖精語りて曰く、 :2017/03/05(日) 18:18:01
【リブシーゼ作品】とは、【キュトスの姉妹】の一人、【リブシィ】を主題(モチーフ)とした作品群であり、彼女が死亡するさまを描いたものである。

これは、サナトリウム文学と似ているが、より広い範囲をカバーする定義である。

影絵の歴史は、長い。
古代の哲学書にも、例えとして登場するように、その存在は、常に人類と共にあったとされている。
異端の歴史家であるヘルガミーナ・ヘルサルなどは、影絵こそが、人類を形作った文化であると主張しているほどだ。

そして、【リブシーゼ作品】は、その影絵において、伝統的に作り続けられてきた。
その理由は、作品の作りやすさにある。
リブシィ登場、ドラゴンが降ってくる、リブシィが踏み潰されて死ぬ、の3コマがあれば【リブシーゼ作品】は、完成するのだ。

そのため【リブシーゼ作品】は、影絵が廃れた後も、幻燈、覗きからくりを経て、天然色トーキーの現代に至るまで、伝統的な主題として、受け継がれてきた。
そして、映像メディアの変化に伴い、描かれる【リブシィ】像も、多様に変化していった。
ある時は、コメディ、ある時はシリアスに。
唐突に登場して、直後に死んだかと思えば、最後まで生き延びたり。
ドラゴンを倒したり、仲間にしたり。
生き延びるかと思えば、やっぱり、あっけなく唐突に死んだり。
ライバルだったり、主人公だったり、ラスボスだったり。
悲劇の悪役だったり、道化師だったり。
【リブシィ】は、今もすぐに死にながら、それゆえに、画面の中で、永遠に生き続けている。

だからこそ、彼女は【キュトスの姉妹】なのであろう。

430 言理の妖精語りて曰く、 :2017/03/15(水) 05:46:34
●今日のキュトス

【シロクマ・コルセスカ効果】

「こんにちは、【シロクマ・コルセスカ】です」

あなたの前に、白いクマの着ぐるみに身を包んだ美少女が、現れた。
着ぐるみは、ふかふかの白い毛皮で覆われていて、とても暖かそうだ。

「今日は、【シロクマ・コルセスカ効果】について、ご説明します」

どうやら、ふかふかな少女は、あなたに何か話したいことがあるようだ。

「【シロクマ・コルセスカ効果】とは、【シロクマ・コルセスカ】のことを考えないようにしようとすれはするほど、逆に【シロクマ・コルセスカ】のことを考えてしまうという現象のことを指します」

「とある心理学の実験で、証明された効果ですね」

白い少女は、とうとうとあなたに話し続ける。

「『考えない』ようにしようとすることで、逆に、その対象を強く意識してしまうわけですね」

「これが不快なものだと『逆接的思考侵入効果』というらしいですが【シロクマ・コルセスカ】は不快ではないので、これには当てはまりませんね!」

白熊少女は、胸をはって断言する。
なぜ、彼女は、そこまで自分に自信が持てるのだろうか?

それはそれとして、彼女は、スタイルに自信があるらしいが、今の彼女は、白熊の着ぐるみを着ているため、全くグラマラスには見えなかった。
これは残念だ。

「【シロクマ・コルセスカ効果】を避けるには、主に3つの方法があります」

「一つ目は【シロクマ・コルセスカ】が思い浮かびそうになったら、代わりに何か特定のものを想像する方法」

「2つ目は、大量の【シロクマ・コルセスカ】の情報に、常にさらされることで彼女に慣れる方法。『曝露反応法(エクスポージャー法)』ですね」

少女の背後を、たくさんの白熊少女が通り過ぎる。
その中には、触手が生えていたり、犬顔だったり、蝶の羽が生えているものもいる。
【シロクマ・コルセスカ】とは、アルバイトの一種なのだろうか?

「3つ目は、考えを先延ばしにする方法。【シロクマ・コルセスカ】のことは、週末だけ考えるとか、一日に、決まった時間だけ目一杯思い浮かべるとかですね」

少女は、ひたすらに解説を続ける。

「まあ、『考えない』ことは、ひどく難しいコトです。肩に力を入れず、気楽にしているのが、一番良いのかもしれませんね」

少女は話をまとめる。
どうやら、この奇妙な話もこれで終わるようだ。

そして、彼女は、あなたにお別れを言う。

「【シロクマ・コルセスカ効果】の説明は、以上で終ります。」

「もしあなたが、どこかでうんざりするほど繰り返されるイメージに出会っても、どうか、許してあげて下さい」

「それはきっと、【シロクマ・コルセスカ効果】への対処法を、知らない人の仕業なのです」

「それでは、皆さま良い一日を!また、どこかでお会いしましょう!」

少女――――【シロクマ・コルセスカ】は、あなたに深くお辞儀をすると、ふかふかした手を振りながら退場していく。
これで、彼女とはお別れのようだ。

しかし、あなたに、これから【シロクマ・コルセスカ】のことを思い浮かべる機会はあるのだろうか?

431 言理の妖精語りて曰く、 :2017/03/16(木) 04:25:06
【未知なる末妹】は、残余を司る。

音譜における休符、文章における余白、共同体における外部、容器一杯にモノを詰め込んで、なお残ると定義されるもの。
“存在”が存在するために必要なモノ。

それが、彼女である。

432 言理の妖精語りて曰く、 :2017/03/22(水) 20:21:42
インパクテスは新史歴2299年の所謂「Xデー」に立ち会った姉妹である。

ベニナゲの民の姿をした姉妹で、チャカ大陸北部を中心に活動していた。

ルザナイ教唯信派の過激派組織『審理的真理軍』による「魔女狩り」で弟子たちの殆どを失った。
復讐心の塊と化した彼女はフェゲ人の弟子ニキンヤと共に「過激派狩り」を開始した。

433 言理の妖精語りて曰く、 :2017/03/23(木) 11:48:31
彼女はヘルメース=インプゥ(ヘルマヌビス)の遺体が埋葬された場所の土から生まれた。

ヘルメース=インプゥが率いた犯罪組織はその没後に壊滅されていたものの、その嘗ての長の復活か、とこのことを知り得た者は警戒し、
彼女を秘密裏に葬ろうと計画したが、姉妹たちが支持者を介してこれを察知し止めさせ、
門下に入るように働きかけた。

434 言理の妖精語りて曰く、 :2017/03/23(木) 23:37:30
インプゥ=アクト=エス、これが縮まってインパクテス。
「インプゥの活動力なる女」という意味である。

彼女は自分の事を「アク」とも呼び、一人称としても用いる。

435 言理の妖精語りて曰く、 :2017/04/02(日) 11:40:42
セリアック・ニアは、変なものを食べて【テリアック・ニア】になった。

【テリアック・ニア】は、テラ、すなわち大地の児である犬姫だ。
その全身は、もさもさな毛皮で覆われている。
彼女は、大地そのものであり、その尻尾は、4つの月である。

彼女は、自分の尻尾を追いかけながら、お日さまのまわりを回り続ける。

436 言理の妖精語りて曰く、 :2017/04/02(日) 12:44:32
ウィリア・アムプレスは、花の魔女

ウィリア・アムプレスは桜がキライ
桜は、心を占領し過ぎる
花は、皆それぞれに美しいのに、人は、なぜ一番しか見ようとしないのか
そこには、自分の物差しがない
「一番」であることしか、崇めていない

ウィリア・アムプレスは、花屋を始めた
あらゆる花を、讃える花屋を
全ての花に、ふさわしき賛美を
全ての美に、ふさわしき地位を
そして、全ての花が、全て心に、優しい居場所を与えるように

ウィリア・アムプレスは、町を行く
塔を登って、地に潜り
海や山にも、飛んでいく

貧しい人には、華やかな花を
お金持ちには、小さな花を
寂しい人には、花の友だち暴れん坊には、世話する花を
弱気な人には、共に育つ花を
ウィリア・アムプレスは、届け続ける

彼女の花屋は、動く花屋
都会から田舎へ、山から海へ
とどまることなく、走り続ける

437 言理の妖精語りて曰く、 :2017/04/05(水) 05:22:12
パニエリモは、【龍滅者】すなわちドラゴンスレイヤーである。

『キュトス学』の権威、ウバーク・ムンバッカは、パニエリモが『種の更新者』であるという学説を唱えている。
つまり、彼女は、増えすぎた種族を駆逐する存在だとしているのだ。
また、キュトスの姉妹五十位は、代替わりが早い『短命』な姉妹であることで有名であるが、彼は、それを滅ぼした『種』の恨みを受けているためである、としているのだ。

438 言理の妖精語りて曰く、 :2017/04/09(日) 21:38:08
クレアノーズは一周回って意外と乙女
恋とか季節の花とかを題材にしたポエムを作るのが最近の趣味
しかし作ったポエムが普通に詩歌や文芸として完成されてるせいであまり黒歴史になっていない
根が真面目なせいでクレアノーズはちゃんと詩作の勉強をしてからポエムを作りはじめてしまったのだ
これではリーエルノーレスと黒遺物ごっこが出来ないと彼女は内心焦っている

439 言理の妖精語りて曰く、 :2017/04/14(金) 19:55:42
セリアック=ニアは、柱の子
スモール・プリティンでは、少女を埋めた
橋やお城が、崩れぬようにセリアック=ニアは、埋められた
立派なお城が、建つように

今では、少女は埋められない
少女の代わりに、猫埋める
猫の上に建てられた、新しい城にも姫が来る
姫の名前も、セリアック=ニア
猫の上なる舞踏場で、姫は祝いの言葉を述べる
口を開いて言うことにゃ
今夜はとっても、にゃいすな夜にゃ

440 言理の妖精語りて曰く、 :2017/04/15(土) 10:57:05
【プアゾワナ】
新史歴24世紀に登場した電磁機構製造会社にして、キュトスの姉妹。

創業者や代表がプアゾワナというわけではなく、本社ビルや他の施設がプアゾワナというわけでもなく、
会社が保有する演算機械がプアゾワナというわけでもない。

彼女は企業、会社組織の形態を持つ姉妹である。

全世界英雄協会の情報管理局の電脳監視部門「イエスメン」の構成メンバーの一部が
協会の没落を見越して脱退して旗揚げした。
創業メンバーにはミハエル・イエスマンの高弟も多数含まれており、
その技術力への信頼もあり急成長。オルテガ通商連合ギルドのプラチナ会員企業にまで昇り詰める。

441 言理の妖精語りて曰く、 :2017/04/16(日) 23:37:38
プアゾワナは社員に対する警告と、警告を成立させるための設備・制度の維持のみを行う。

社員がほかの社員や取引相手、消費者などに対し、各種ハラスメント、汚職、その他犯罪行為、社内規則違反行為を行ったとする。
彼女は以下のような形で反応する。この警告には5つの特徴がある。

1.違反・違法行為である事を自覚しつつ行った場合、その行為からきっかり一日後に全身に毒蛇に噛まれたような激痛が走る。

2.自覚なく行った場合、違反者は無意識のうちに、会社関連施設の各所に配置・設置された規則パネルの前に引き寄せられ、その目には違反部分の条文が輝いて見える。
それを見てからきっかり一日後に毒蛇に噛まれたような激痛が全身に走る。

3.ただし、本人が乗り物を操縦している最中には激痛は発動せず、乗物を停止させ降りた瞬間に激痛が走る。
睡眠中にも激痛が走るが、手術中など生命に関わる場合も発動しないようである。

4.激痛は上司や社内調査部、現地の警察に自首するまで続く。

5.仕事や職務の外、プライベート時間中に行われた犯罪に対しても社員に対する警告は作動する。
しかし社員でない者に対しては、例え社員に害をなす者にすら警告は発動しない。

442 言理の妖精語りて曰く、 :2017/04/18(火) 20:54:00
猫の国はありとあらゆる名前の企業、技術があるが、
それらと同じ名前を持つと猫の国のものとラベルを貼られてしまい、
非常に都合の悪い事になると発覚した。
この記述を書き込んだ現在、とある歴史改変者がそれを修正中である

443 言理の妖精語りて曰く、 :2017/04/19(水) 00:04:23
あやね◆eY45Z75rvs/は境界線を示す。

彼女は2⚫hの住人である。

住人(利用者)は記述される。

当該掲示板の運営組織や代表は記述されない。

少なくとも今までは

444 言理の妖精語りて曰く、 :2017/04/19(水) 11:34:28
あやね◆eY45Z75rvs/はTwit⚫erに九つのアカウントを持っている。

445 言理の妖精語りて曰く、 :2017/04/25(火) 20:17:02
リールエルバは、鏡を持たない。
彼女は、鏡に写らないから。
セリアック=ニアこそが、彼女の鏡である。

お化粧が必要な時になると、リールエルバはセリアック=ニアの前に立つ。
彼女は、踏み台につま先立ちで立つニアと、互いに化粧をし合うのだ。
それが、彼女たちのおめかしである。

446 言理の妖精語りて曰く、 :2017/04/26(水) 18:48:54
【コルセスカ】は、はつかねずみ退治ゲーム「ゼノフォビア・スレイヤーズ」の主人公である。
彼女は、はつかねずみを専門の駆除することで、お伽の国を守っている。
なぜなら、はつかねずみが来ると、お伽の国は終わってしまうのだから。

447 言理の妖精語りて曰く、 :2017/04/28(金) 20:52:59
キュトスの姉妹五十番代は、代変わりが激しい。
このことから転じて、『キュトスのごとき五十』という定型句が産まれた。

その意味は、女性は、五十代こそが最も多様な魅力を持ち、美しいというものである。

448 言理の妖精語りて曰く、 :2017/05/11(木) 20:34:58
フィルティエルトは、追い詰められていた。
彼女は、かなり強い魔女だ。
上を見れば、キリが無いが少なくとも【銃】魔術の扱いにかけては、右に出る者は無い。
攻撃速度、反撃速度、攻撃の正確さ、命中率、そして、火力。
戦闘において、彼女の能力は、群を抜くものであった。
フィルティエルトの戦闘力は誰もが認めるものであり、その力は、自他共に信頼するに値するものであったのだ。
――――そう、つい先程までは。

フィルティエルトは、全力で走っていた。
彼女には、もう逃げるしか手立てが残されていなかったのだ。
彼女は、もちろん『敵』を攻撃した。
拳銃で、散弾銃で、機関銃で、狙撃銃で、滑空砲で、戦車砲で、ついには、秘蔵の列車砲まで持ち出して、その全力で『敵』を撃った。
しかし、その全ては無為に終わったのだ。

かくなるうえは、残された手段は、ただ一つしか無かった。
そう、逃亡である。
通常の手段では、とても逃げ切れる気はしなかったが、フィルティエルトには、アテがあった。
【星見の塔】には、常時使用可能な移動手段があるのだ。
そして、その手段は、世界で1、2を争うほどに『速い』ものなのだ。
『敵』が、どれだけの能力を秘めていようが『アレ』で逃げ切れないわけが無い。

フィルティエルトは、勢い良く廊下の角を曲がり、目的の場所にたどり着いた。

そして、たどり着いた彼女は、絶望することになる。彼女の目の前の【扉】には、こう書いてあったのだ。

『愛好している小説がアニメ映画になったので、友達と観に行ってきます。当分帰りません ヴァレリアンヌ』


449 言理の妖精語りて曰く、 :2017/05/20(土) 07:04:26
【T・リールエルバ】には、三つの顔がある。
すなわち、革命前の混沌とした時代に現れた謎の麗人であり、当時大流行した催しであり、そして、猛威を振るった詐欺商法である。

順を追って説明しよう。
まず、『第一の【T・リールエルバ】』
彼女は、革命前のパリースに、突如として現れた謎の麗人である。
彼女の本当の素顔は、誰も知らない。
彼女は、いつの間にかパリースの社交界に現れたのだ。

確かに、登場した当初は、彼女にも確かな身分と、それを保証する身元保証人が居たはずであった。
だが、それはいつの間にか、あやふやなものになっていたのだ。
当時のパリースでは、地位の売買が日常茶飯事であった。
土地や家屋の権利書がハトのようにあたりを飛び交い、勲章は、子供のおもちゃのようにあちこちを巡ったあげく、姿を消した。
そんな時代においては、彼女の身元保証人が賭け事で身を持ち崩したり、彼女の素性を問い合わせる手紙が、宛先人不明で送り返されてきたりしても、誰も気にかけることはなかったのだ。
当時は、社交の場で人気があることが全てであった。
人々は、平和と繁栄に飽いていた。
彼らは、著名人や身近な人々のスキャンダルを楽しみ、金や地位や、自分の心身を代価として危険な賭けごとの興奮を味わい、遠くの戦乱や飢饉を大げさに悲しんでチャリティーを催した。
そんな場においては、面白いことこそが善であり、退屈や真面目さこそが悪であった。
どうして、美女の正体をいちいち勘繰る必要があるのだろうか?
留まったり、反省したり、計画したりすることが苦手なパリース社交界の人々は、【T・リールエルバ】を歓迎した。
それはまるで、羊の皮を被った家畜泥棒を歓迎する、太った羊の群れのような有様であった。

そして、隠されていた彼女の本性は、家畜泥棒のような小物では無かったのだ。
パリースの人々は、まもなく時代を制する「大いなる怪物」の姿を目にすることになる。

そう、【T・リールエルバ】という名の怪物を。

450 言理の妖精語りて曰く、 :2017/05/20(土) 13:14:44
第二のリールエルバは、彼女が開催した【仮面舞踏会】である。
彼女は、多くの舞踏会を催し、斬新なアイディアをもってこれを大いに盛り上げた。
さらに、彼女は舞踏会において、それまでのパーティでは「壁の花」であった多くの男女を持ち上げ、活躍させた。
そして、ついには「パーティの主宰権」さえも、そうした男女に譲り渡すようになったのだ。

ただし、それには一つだけ条件があった。
彼女から「パーティの主宰権」を得た者は、必ず【T・リールエルバ】と名乗らねばならなかったのだ。
「オリジナルの」リールエルバは、常に「コピーの」リールエルバをサポートした。
招待する客集め、招待状の作成、会場の確保と設営、飲食物や催し物の決定など、それらの全てを無償で行ったのだ。
名目上の主催者影に隠れてはいたものの、「オリジナル」が実質的な主催者であることも、決して珍しくはなかった。

こうして【T・リールエルバ】は、無限に増殖していった。
そして、誰もが「オリジナル」はどこかに居るだろう、と思って舞踏会に興じている間に、当の本人は、いつの間にかどこかへ雲隠れしていたのである。
あたかも「オリジナル」など、最初からどこにも居なかったかのように。

451 言理の妖精語りて曰く、 :2017/05/20(土) 15:29:53
キュトスタロットの主な姉妹とその暗示。

1番目:ヘリステラ       路の暗示    2番目:ダーシェンカ      宝石の暗示
3番目:カタルマリーナ     歌の暗示    4番目:サンズ       並行世界の暗示
5番目:エトラメトラトン   呪いの暗示    6番目:ラクルラール      支配の暗示
7番目:シャーネス       風の暗示    8番目:ビークレット       炎の暗示
9番目:アーザノエル     統括の暗示    10番目:ルスクォミーズ   反逆の暗示
11番目:クレアノーズ    封印の暗示    12番目:イングロール      星の暗示
13番目:コキューネ     更生の暗示    14番目:ワレリィ        扉の暗示
15番目:レーラァ      農業の暗示    16番目:竜騎士バイエルン    竜の暗示
17番目:アリアンローザ   均衡の暗示    18番目:ミブレル        雲の暗示
19番目:カルリア      平和の暗示    20番目:エクリエッテ     純潔の暗示
21番目:マービ       承継の暗示    22番目:ディオル       決闘の暗示
23番目:フィルティエルト   銃の暗示    24番目:クリエンティーヌ   箱庭の暗示
25番目:フィランソフィア 裏切りの暗示    26番目:メギンジェル     軍勢の暗示
27番目:リアトリス     形見の暗示    28番目:ノエレッテ     不規則の暗示
29番目:ムランカ      誘惑の暗示    30番目:ホルケナウ      場所の暗示
31番目:ラヤロップ     断罪の暗示    32番目:ネルトリート     絵画の暗示
33番目:エルトロンデ    演奏の暗示    34番目:タマラ       お菓子の暗示
35番目:ダルトカイットの塔 不吉の暗示    36番目:トルニチェライカ   中核の暗示
37番目:アコロアト      鏡の暗示    38番目:ニースフリル     考古の暗示
39番目:セレブレッタ   恋慕の暗示    40番目:クエリ        無知の暗示
41番目:ティリカ      調和の暗示    42番目:ハルシャニア      海の暗示
43番目:アミアウィズ    時計の暗示    44番目:ネクロゾーン     地獄の暗示
45番目:カルル・アルル・ア 結界の暗示    46番目:ペリグラント・アベル 代償の暗示
47番目:カネッサ      多重の暗示    48番目:ミュリエンティ    無為の暗示
49番目:『49番』       噂の暗示    50番目:「50番」       変貌の暗示
51番目:ビレリア      学問の暗示    52番目:ケルネー       記述の暗示
53番目:ラプンシエル    人形の暗示    54番目:アラリア       循環の暗示
55番目:釘のナタリエル    釘の暗示    56番目:ワリエルマーニャ   経済の暗示
57番目:リーエルノーレス 残虐性の暗示    58番目:ノシュトリ      隠匿の暗示
59番目:スィーリア     教師の暗示    60番目:フィラルディア    偏りの暗示
61番目:プリエール     眠りの暗示    62番目:ウィリア・アムプレス 仮定の暗示
63番目:ガルディエーラ   直面の暗示    64番目:シャクニティエ   瞑想の暗示
65番目:ストロベリー    言理の暗示    66番目:クラニス       輪廻の暗示
67番目:f(w)=58+72i468-4^7115 数学の暗示   68番目:バイビブロス     機知の暗示
69番目:宵         士道の暗示    70番目:カスミスト      欠落の暗示

71番目:未知なる末妹 判定不能

上記は一般的な配列であり、もちろん地方によって暗示や魔女の種類が異なる場合もある。

452 言理の妖精語りて曰く、 :2017/05/25(木) 06:37:09
第三の【T・リールエルバ】とは、第一と第二の「リールエルバ」が勧誘した商法の名前である。
通称が「T・リールエルバ商法」と呼称されるこれは、正式には【無限連鎖講】という。
また、この商法は、【T・リールエルバ】を象徴するマスコットである「ハツカネズミ」にちなんで【ハツカネズミ講】とも呼ばれている。

これは「第二の【T・リールエルバ】」つまり、仮面舞踏会とその開催ノウハウを身に付けた主催者たちが、主な「感染源」となった商法であった。
新たな【T・リールエルバ】となった彼女たちは、舞踏会のノウハウの延長で【ハツカネズミ講】を覚え、運営していったのだ。
彼女たちは「ラプンシエル人形」などの美術品や工芸品を「子」となった会員に売り、「子」は「孫」の会員にこれを売って、それぞれが上位の会員に「上納金」を支払った。。
仮面舞踏会の主催者である【T・リールエルバ】たちにとって、こうした「自分の分身」を増やしていくことは、たやすいことであった。
「子」が「孫」を作り、「孫」が「ひ孫」を作る。
まさに「ハツカネズミ」のようなその増殖は「粘菌」のごとき安定性を持つともされ、確実に利益がもたらされると信じられていた。
だが、そうはならなかったのだ。

破綻は、唐突に訪れた。
そして、全てが崩れ去っていったのだ。
その後には、何も残らなかった。
【T・リールエルバ】の欠陥を見抜き、彼女たちを止められる賢者がいれば、あるいは話は違ったかもしれない。
しかし、享楽に溺れる当時のパリースにそんな英雄が存在するわけもなく、誰もが競って【T・リールエルバ】となろうとした。
その結果、破滅は、必然としてもたらされたのだ。

当然、人々は「第一の【T・リールエルバ】を必死で探したが、彼女は、大量の上納金と共に姿をくらませていた。
常に彼女と共にあった「ハツカネズミの騎士」さえも、今ではどこにも見つからなかった。
後に残されたのは、二束三文の価値も存在しない、打ち捨てられた無数の人形だけであったのだ。

第一の、オリジナルの【T・リールエルバ】は、革命前の混沌と共に、幻のように消えていた。
それは、あたかも一夜の夢のようであった。

453 言理の妖精語りて曰く、 :2017/05/28(日) 07:25:26
【ラ=リスキャニア】とは、マロゾロンド神を奉ずる盗賊団である。
表の顔は、曲芸師を兼ねた劇団であり、普段は芸をしながら各地をまわって、獲物を探している。

彼女たちは、凄腕の贋作師を抱えている。
目当ての美術品の贋作を完成させると、忍び込んで、これを本物と入れ換えるのだ。
こうしておけば、最低でも数週間は犯行がバレることが無くなるため、彼女たちは、悠々と国外へ逃亡することが出来るのである。

しかし、ある時、彼女たちの犯行は、すぐにバレてしまった。
彼女たちが、あまりに技と思いを贋作に込めてしまったため、本物より優れた贋作を作り出してしまったのである。
それは、優れた贋作技術を持つがゆえの失敗であった。

454 言理の妖精語りて曰く、 :2017/06/05(月) 06:22:37
【ミヒトネッセ】とは、所有者の「理想の彼女」を映し出す魔法のビデオテープである。

かつてミヒトネッセは、誰も愛さない傲慢な姫であった。
ナルキッソスのように冷たく、そして誰よりも美しかった彼女は、そんな姫にふさわしい運命に輿入れすることになった。

彼女は、テニスンの詩に出てくるような魔法の鏡に閉じ込められてしまったのだ。
真実の愛を得なければ、彼女が鏡から出ることはない。
それは、そうした呪いであった。
やがて時代は流れ、魔法の鏡は時流に合わせて、魔法のビデオテープとなったのだ。
しかし、それだけ時が流れても、ミヒトネッセの運命は変わらなかった。
彼女は未だに、囚われている。
かつては鏡、今ではテープ。
外は見るだけ、出られはしない。
最初の百年は、ただあざ笑い。
次の百年は、無言で通し。
その次からは、媚びを売り続けたミヒトネッセは、幾万幾億の出逢いを経て、ついに真実の愛を知らないままだ。

ついには彼女は「呪われたAV」と呼ばれるようになってしまった。
このままいけば、やがて彼女は「呪われたDVD」や「呪われたBlu-ray」更には「呪われた動画」と呼ばれるようになるだろう。
いつか、呪いが解かれぬ限り

あるいは、彼女が囚われた後、真実の愛は、この世から消え失せてしまったのかもしれない。
彼女の呪いは、永遠に解けることがないのかもしれない。

そんな彼女は、今でもきっと、画面の中に囚われ続ける。
真実の愛を追い求め、理想の恋人探すのだ。
そして、どこかへ流れ着く。
彼女を必要とする、誰かのもとへ。

455 言理の妖精語りて曰く、 :2017/06/06(火) 05:28:01
ミヒトネッセは、人の欲望をうつす鏡である
それゆえ、彼女は誰よりも罪無き存在であり、原罪とも縁がないのだ
つまり、彼女に自己責任というものは存在せず、また自分の遺志や選択というものも無いのであった

456 言理の妖精語りて曰く、 :2017/06/07(水) 05:36:41
キュトスの姉妹は、さまざまな芸術作品に出演している。
彼女たちはあまりに忙しく休む暇などないように見えるが、実は長期的な休暇の権利が保障されている。
それが【サバティカル休暇】である。
魔女の宴である【サバト】に由来するこの休暇は、全ての姉妹が持つ基本的な魔女権の一つなのであった。

ただし、姉妹の中でただ一人、【ミュリエンティ】だけは、この権利を行使することは無い。
彼女は、決して休まないのだ。
まあ、そもそも働いてもいないのだが。

457 言理の妖精語りて曰く、 :2017/06/09(金) 01:44:07
インパクテス本人の姉妹としての固有能力は衝撃波を伴うでこぴん。
ただそれだけである。

打撃をぶつけて時間差で衝撃波が発生し、指をぶつけられた箇所を中心に弾け飛ぶ。

甲殻を持つ相手にも内部攻撃が可能であるが、でこぴんであるため予備動作の時点でけっこう目立ってしまうのが難点。

458 言理の妖精語りて曰く、 :2017/06/11(日) 00:28:18
モナド・リアクター搭載の義四肢を得たトーマを倒したのはこの力であった。

ルザナイ教唯信派過激派組織「審理的真理軍」との最終決戦において、彼女は両腕と引き換えに
組織のシンボル的存在となった、滅ぼされし「マフィア」コルトロフォジーノ一家の子弟トーマを討ち取った。

魔法、魔力の類を中和する装置をも獲得したこのグループとの戦いは、
姉妹としての身体能力を最大限に動員した殴り合いとなった。
銃弾と近接武器の猛攻を掻い潜り、トーマの喉元に迫った彼女と彼との戦いは、
誰も割って入る事のできないほどの熾烈なものであった。
味方により、中和装置が破壊された瞬間を見計らい、彼女は姉妹としての異能を最大限に解放。
トーマの脇腹に打ち込まれたでこぴんはトーマの全身に施された生体強化装甲そのものを消し飛ばし、
中に詰まっていた内臓と筋肉と脂肪と骨格も運命を共にした。

彼女が「父」から制御を引き継いだ「ジャッカル・クラウド」のうち、最も強力な漆黒の四頭は
トーマの四肢だったものを喰らって取り込み、モナドリアクターを内蔵する機械魔獣と化した。

459 言理の妖精語りて曰く、 :2017/06/13(火) 06:08:19
ミヒトネッセは、ムッツリスケベ系メガネ風紀委員長である。
そして彼女は、VRゲーム「ラクルラール学園」において、オフラインの「アドベンチャーモード」とオンラインの「VRチャットモード」の両方に登場する稀有なNPCでもあるのだった。

なにかとギリギリな発言ばかりの彼女だが、実はその発言は、かえって「学園」の性的な秩序を維持しているのだとも言われている。
例えるならば、それは下ネタ系オヤジギャグが、逆にエロい気分を冷めさせるようなものなのであろう。

460 言理の妖精語りて曰く、 :2017/06/16(金) 17:55:34
クレアノーズは【痛みの魔女】である。
彼女は、あらゆる痛みを力に変える。

そして彼女は、どんな時も全方向に渡るサディストであるように思われがちであるが、当然それにも例外というものがある。
そう、数百年に一度、彼女は…………(この後の文章は、褐色の染みが出来ていて読めなくなっている)

461 言理の妖精語りて曰く、 :2017/06/28(水) 06:19:53
【ミヒトネッセ】とは、少女の姿をした発動機である。
彼女は、人間持つ「性欲(リビドー)の対象を変更できる」という特性を更に、発展させた存在であり「性欲をエネルギーとして活用する」ことを目標として形作られている。
彼女は、少女の姿で全ての人の性欲を受けとめ、それを産業エネルギーに変えて放出する。

やがて、そんな彼女を、人びとは敬い畏れ、【偉大なるロリータ・エンジン】と呼ぶようになった。

462 言理の妖精語りて曰く、 :2017/07/03(月) 06:16:48
【永遠のミヒトネッセ】とは、web漫画を原作とした映画シリーズである。
それは、人形として永遠の命を持つ人形「ミヒトネッセ」の物語であり、彼女と関わった様々な人間たちの人生の記録である。

孤独な王様、病弱な女の子、最後の皇帝、革命政府の記録係、避難民の少年、ゲイカップル、サーカス団、カルト教団、ごみ捨て場の改造人間…………。
「ミヒトネッセ」は、数多の時間を「生き抜き」数多くの人間と別れ、そして出会い続ける。

463 言理の妖精語りて曰く、 :2017/07/10(月) 19:48:57
『きゅと☆しす!』とは、少女漫画家「るうてと・あきらぶふぉーえばー」原作の美少女アドベンチャーゲーム、いわゆる「ギャルゲー」である。


*STORY

聖キュトス女学院は、上級生と下級生が擬似的な姉妹となり、女子力(ふぉーす)の扱いを伝授する「姉妹徒弟制度」(シスター・システム)という、どこかで聞いたことがあるような風習を持つ女子校であった。
そこは、毎年のように品質保証済みの「お嬢様」を大量生産し、年末になれば「最高の姉」と「最高の妹」を投票で決定する、そんな代わり映えのしない伝統で守られた乙女の学舎であり…………それは、永遠に変わらないはずであった。
だが、そんなオルダス・ハクスリー好みの「素晴らしい学園」が、この現代日本で長続きするはずもなかったのだ。
少子化、不況、外資系による買収…………聖キュトス女学院は、来年から共学に移行することになってしまった。
乙女達の楽園(エデン)は、ここに終わりを告げたのだ。

だが、ここにそんな苦境をものともしない少女がいた。
コルセスカ=ミュトス=コナミコマンド
前々から、この学院の「姉妹徒弟制度」に憧れていた彼女は、今こそ己が夢を叶えんと、立ち上がったのだ!

まず、コルセスカは、海外での飛び級を経ての転入という裏技を用いて、見事、学院の生徒となった。
次に、彼女は、共学化のために試験的に入学した男子生徒を騙してまとめ上げ、一つのクラブに隔離することに成功したのだ。
そのクラブこそ「学院攻略部」
適当にでっちあげられた、新入生と在校生の親睦を深めるとかの設立目標は、ただのタテマエ。
なんとそれは、聖キュトス女学院の女生徒を、恋愛的な意味で攻略する、そのためだけに作られた部活動であった!

毒を食らわば、皿まで

男子の入学が避けられないのであれば、男子より早く、全女生徒を攻略してしまえば良い。
それこそが、「ギャルゲーの落とし女神」の異名を持つ、コルセスカの策略であったのだ!

今ここに、脳みそがギャルゲーで出来たゲーマー少女と「攻略部」の男子たちとの熾烈なバトルが幕を上げる!
聖キュトス女学院の「攻略王」となるのは、一体誰か?
そして、コルセスカは、女学院最後の「学院の妹」ラストシスターになれるのか!?

戦いの結末は、聖キュトス様だけが予見している…………かもしれない。

※ちなみに、コルセスカは原作漫画版の主人公であり、ゲーム版の主人公は、別に存在する。
名前は「月林朋」
性別や性格を自由に設定できる記憶喪失の生徒であり、学院には「欠けてしまったナニカ」を探しに来た…………という設定である。

464 言理の妖精語りて曰く、 :2017/07/14(金) 18:00:17
コルセスカとは、三つのレンズを持つ魔法のトイカメラの名前です。
このトイカメラは、写した画像を「合成」したり「分解」したりして、特殊な写真を撮ることが出来ます。
そして、それだけでなく、その写真通りに、写したモノを変化させることも出来るのです。

もし、あなたが町で「翼の生えた猫」や「縞の無いスイカ」を見かけたなら、それはこのカメラのせいかもしれません。

465 言理の妖精語りて曰く、 :2017/07/15(土) 08:40:55
リールエルバは、翼の生えたネズミだ
彼女は、鳥の仲間でも獣の仲間でもない

かつての鳥と獣の戦争において、彼女は、両者の仲立ちを志した
しかし、それは失敗に終わり、彼女は両者から裏切り者として追放されることになったのであった

鳥のように見えて、鳥ではない
獣のように見えて、獣ではない
そんな彼女は、鳥と獣、昼と夜の間を永遠にさまよって生きている
暁と黄昏の時を

466 言理の妖精語りて曰く、 :2017/08/17(木) 04:11:37
「貴女が、犯人です71」

キュトスの姉妹、第十四女【ワレリィ】は、迷宮の最深部で断言した。
それは、キュトスの姉妹に訪れた最大の危機【迷宮殺人遊戯】を打開するための最後の一手であり、驚くべき非礼な行為であった。
【ワレリィ】は、決して積極的なタイプではない。
彼女は、【魔王】の異名を持ち【ゲートキーパー】としての特異な能力によって知られているが、世界に名をとどろかすようなエピソードを持ち合わせていない。
その知名度など、せいぜい、語尾に謎の数字をつける事が知られている程度に過ぎないのだ。
そのこと自体が、彼女が消極的な性格をしていることを指し示していた。
彼女は【扉】の魔女であり、自分から積極的に動く必要などはなかったのだ。
…………このように【脱出不能の迷宮】に閉じ込められるまでは。

そんな彼女が、ついに積極的な攻勢に出たということは、すなわち、それが事態を打開する最終手段だと判断したことに他ならない。唐突に発生し、不死のはずの【キュトスの姉妹】が次々に『殺害』されたこの忌まわしい事件も、これによって解決する。
今の彼女の目には、そうした強い決意が宿っていた。

しかし、その糾弾を受けた相手は、それがやんちゃな子どもの悪ふざけであったかのように、悲しみと慈愛をこめた眼差しで彼女を見て、微笑んだ。
まるで、愛する我が子に傷つけられた母のように。
「どうして、そんなことを言うの?」
その言葉には、理不尽な指摘を受けた憤りではなく、悲しみと大いなる慈愛が感じられた。
当然と言えば、当然の話である。
なぜなら彼女は…………
「なぜなら、貴女こそが、この【迷宮連続殺キュトス事件】の犯人であり、この【脱出不能迷宮】の作成者だからです67。貴女が、私の姉妹を殺したのです61」
「あなたは混乱しているのよ、ワレリィ。無理もないわ、お姉ちゃんと一緒に少し休みましょう」
再度の糾弾を受けた【彼女】は、柔らかく言い返し、揉め事をうやむやにしようとした。
だが、ワレリィは、それを許さなかった。
「いいえ、私は『殺神犯』と一緒になど休みません59。貴女は、ここで死ぬのです――――私が、殺します53」そして、ワレリィは、名を呼んだ。
今回の真犯人であり、全ての黒幕、【キュトスの姉妹】を次々に殺した『殺神犯』の名を。
「【キュトスの長姉ヘリステラ】いいえ、『にせヘリステラ』貴女こそが、この事件の真犯人です47」

その発言こそが、この事件のターニングポイント、終わりの始まりを告げる【トントロポロロンズ・ビューグル】の響きとなったのであった。

467 言理の妖精語りて曰く、 :2017/08/21(月) 20:50:52
【コキュートス】は、プリズムの魔女であった。
彼女は、71が定数である【キュトスの姉妹】に影響を与え、同じ番号の姉妹が複数同時に存在するようにしたことがある。

それは、禁じられし言語で『小キュトス』を意味する名を持つ彼女ならではの技であった。
だが、それはまた別の話。
いつかまた、別の機会に話すとしよう。

468 言理の妖精語りて曰く、 :2017/08/22(火) 20:49:40
【T・リールエルバ族】は、ここに滅亡する。
我々だけではなく、DNAを主体とした生命体は、この災厄によって、全て滅ぶのだ。

そこで私は、この世界の未来を、この赤毛のアンドロイドに託すことにした。
このアンドロイドには、試作型の【世界律変動エンジン】を搭載してある。
さらに、表皮構造に、単純な生命を構成し得るような、あらゆるパターンを刻んでおいた。
上手く行けば、これに接触したRNAは、大きな変化を起こし、DNAに頼らない新たな生物種を組み上げるであろう。
いわば、【RNA生物】だな。
ウイルスには、RNAだけで活動しているものもいる。
決して不可能な話ではないはずだ。

そして、もしかするとこのアンドロイド自体もそれによって生命体として確立を…………
いや、それはあるまい。
元々、趣味で面白半分に組み立てたものなのだ。
過度な期待をかけるのは、止めておくべきだろう。

それにしても、【永劫線図書館】で借りてきた本があまりにベタベタだったので、腹立ち紛れに手近なスクラップを組み上げたことが、ここで役立つとはな…………世の中は、分からないものだ。
そういえば、このスクラップもといアンドロイドは、元々、誰がどんな目的で造ったものなのであろうか?
外見はオンボロなくせに、やけにフレームは頑丈だし、メインシステムのあちこちに解析出来ない部分があるのも解せない。
こいつが出てきた地層は、測定が確かなら有史以前のもののはずなのだが…………?
まあ、どうせこの間の地震で、軍の廃棄物がたまたま古い地層に紛れ込んだだけだろう。
やれやれ、もはや世界の滅亡だというのに、下らない思索に時間を費やしてしまった。
これも、学者のサガというものか。
ともあれ、運が良ければ、このアンドロイドが、新しいRNA生物種の母体となってくれるであろう。
願わくば、こいつが我々【T・リールエルバ族】がこの世に生きた証を残してくれんことを。
オンボロだろうが、元スクラップだろうが、こいつだけが我々に、いやこの世界に残された最後の希望なのだ。
あと我々に出来るのは、祈ることだけだ。
ふむ?そうなると、急にこいつが、女神像か何かのように見えてきたな。
女性型に造っておいて、正解だったか。
どうせなら、バストパーツも追加しておくべきだったかな?

さて、あと少しで【ギ・シティ】の【世界律変動エンジン】も暴走を開始するだろう。
試作型ではない全ての【世界律変動エンジン】は、一定期間の稼働を経た後に、暴走してDNAを分解する波動を発する。
【ギ・シティ】の【エンジン】もその例外ではないだろう。
我々【T・リールエルバ族】の歴史は、これから終わるのではない。
全てのエネルギーを【エンジン】に頼ってしまった時点で、もう既に終わっていたのだ。
まあ、私も、この事態を止めることが出来なかったのだ。
偉そうなことを言う資格など、何も無いのだがな。

お、来たか。



ああ、光が、終末の光が見える…………。

あ、しまった。
あのアンドロイドの本を【図書館】に返し忘れていたな。
『メイドロボットはどこから生物となるか』だったか、異世界人は、奇妙な本を読むものだ。
小説としては色々と失敗しているような本だったが、異世界では、これが売れ筋なのだろうか?
…………最後まで、疑問ばかりだな、私は。
なんにせよ、この世界と私にとっては…………あのぎこちない本だけが、唯一の…………救いだ…………った…………

469 言理の妖精語りて曰く、 :2017/09/05(火) 18:36:08
ラ=リスキャニアは、落ち目の女優である。

彼女の実家はとあるカルト宗教だったが、ある日壊滅した。
高名な物理学者と乳が無い助手が、カルトの『奇跡』を暴いたためであると言われているが、良くは覚えていない。

まあとにかく、家業が潰れたおかげで、ラ=リスキャニアは、夢である女優になることが出来た。
だが、しかし。
芸能界の荒波は厳しく、彼女は、今や落ちぶれてしまったのだ。
再起のためには、落ち目の芸能人たちが集う芸能人リサイクル企画である特番『雪山☆さばいばー』に参加するしかない。
どう見ても、ヤバい企画ではあるが、残された手段はこれしかないのだ。
あの、副業がアイドルである男性グループでさえ断ったとか、危険だから参加させてもらえなかったとかいうヤバい特番。

だが、今のラ=リスキャニアの立場も、それと同じくらいヤバい。
デビューして早々、枕営業を押し付けられてしまった彼女は…………家業の技術や脱法なキノコを応用し、様々な番組プロデューサーやディレクターをせんの、いや、お友達にしてしまったのだ!
幸い、彼女に繋がる証拠は最後まで出なかったものの、今では、彼女の『お友達』は、みな病院か監獄行き。

ラ=リスキャニアには、もう後がない!

「どうせなら、デスクイーン沖木島とかいう南の島の方が良かったなぁ…………」
選ばれなかった別のステージを羨みながら、食い詰め女優は、一路雪山へと向かうのであった!

470 言理の妖精語りて曰く、 :2017/09/19(火) 19:34:26
【リールエルバ】とは、ミトコンドリアの異名である。
一説によると、リールエルバは地球外生命体であるという。
それは、外宇宙から地球に飛来した侵略者であり、それまで存在していなかった『酸素で生きる生物』である。
リールエルバは、葉緑体という毒ガス作成工場を用いて、当時酸素に適応していなかった地球上の生物を、大量に殺戮したのだ。

あるいはそれは、宇宙からの難民である彼なりの『環境改善(テラフォーミング)』だったのかもしれない。

リールエルバ、それは原初の寄生体(パラサイト)

471 言理の妖精語りて曰く、 :2017/09/25(月) 18:12:36
クレアノーズは、痛みの魔女だ
彼女は、痛みで出来ている
クレアノーズは、ある大富豪の秘密の研究所で産まれた
大富豪は、痛みを怖がった
そして死ぬのが、怖かった

だって痛みは、欠けること
自分が侵され、奪われる
そうしたときに、痛みは感じる

そして『死』とは、全ての喪失
だから、それは、何より痛い
何も自由、でなく、何も守れない
叫びも届かず、助けも、来ない

だから、誰もが『死』を恐れる
自由とつながり、求め続ける

そんなところに、彼女は産まれた
そう、それは不老不死のために
痛みを苦痛を、無くすために
クレアノーズは、そうして産まれた
ただ一人の恐怖を、癒すために
未来への痛みを、消すために


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