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魔法・科学

1 言理の妖精語りて曰く、 :2006/05/31(水) 03:39:20
主として魔法や科学に関する記述を行うスレッドです。

2 言理の妖精語りて曰く、 :2006/06/01(木) 12:25:50
【順正化処理】
「人格改良」を目的に提唱・開発された魔法・科学複合の技術。
近代になって多くの国々で導入され、各国の「順正化処理局」によって処理活動が行われた。

3 言理の妖精語りて曰く、 :2006/06/01(木) 16:08:14
いや、近代魔術そのものが「魔法+科学」な性格を持つので
わざわざ「魔法・科学複合の技術」などと断り書きをつける必要はない。
近代魔術が「合理的な魔術体系」とか「科学された魔法」とか
言われる事からもそれは明らかだ。

4 言理の妖精語りて曰く、 :2006/06/01(木) 16:39:17
すなわち、前近代において魔術とは考古学の一種であり、
あるいは師から弟子に受け継がれる「技」であった。
これが学問として扱われるようになってからの歴史はまだ浅い。

5 言理の妖精語りて曰く、 :2006/06/02(金) 12:51:57
最初の演算機が開発されてから百年。
この分野の目的は、結局のところ「いかにして早く計算を処理するか」の一言に尽きた。
時間と経費について考慮する必要がないのなら、
最も単純な頃の演算機でさえ現在のそれと大して変わらない役割を果たしたのだ。

もちろん一回の演算に数億年をかけるわけには行かないし、
数億台の演算機を用意して走らせることも実際には不可能である。
この分野の研修者は省エネを追及した。

第二紀時代の最後の十年、クランテルトハランス女史はキュラギ演算機の開発に従事した。
演算機は時間とコストの問題から解放された。
人類の第三紀時代、真のヨンダライト人間観世界の到来である。

6 言理の妖精語りて曰く、 :2006/06/04(日) 13:51:26
順正化処理技術の礎となった「技」はキュトスの姉妹の13人目
『脳髄洗い』コキューネーによって伝えられ,提供された。

7 言理の妖精語りて曰く、 :2006/06/08(木) 10:09:27
古来、魔術は借り物の力であった。
正確な手順を踏んで、神々の遺した力を呼び出す「儀式」。
それが原始の魔術の認識である。

第一次地獄解放事件を境に、
神ではなく自らの意志で直接魔力を操る者が現れはじめた。
「技」としての魔術の時代の到来である。
魔術師たちは系統ごとに組合を作り、その技は師から弟子に受け継がれた。

同じころ、魔術の理論的な解体もまた開始される。
学者たちは、魔術に常に作用する様々な法則を見出した。
理論魔術としての、自然科学的認識である。

8 言理の妖精語りて曰く、 :2006/06/11(日) 10:52:59
マグドールは新しく神を作ったのではなく、既存の神に新しい名をつけたのである。
つまり、力神セラテリスに「セルラ・テリス」と。【命名】によってセラテリスの【理】
に干渉し、強引に自らの守護神としたのである。マグドールの成功は新しい名で縛られた
セラテリスの加護によるものであったのだ。そしてこれが
【マグドール魔術】【マグドール理論】の真の起源でもある。

9 言理の妖精語りて曰く、 :2006/06/11(日) 10:58:30
上記(>>8)の説は魔術史研究家ハリュオイズンによるものである。
彼はまたマグドール派の開祖デフォン・ダゥ・デカールが
マグドールの隠し子であるという説を強く支持している。

10 言理の妖精語りて曰く、 :2006/06/11(日) 11:08:37
【脳】
 特に生物のブラウザを指す古い言葉。
 元、ブラウザはコンピュータがインターネットをエクスプロールするためのプログラムのみを
専門的に指していた。
 CUTOSの普及により、物理的刺激に対する人間の情報処理・認知にかなりの個体差があることが
感覚的に知れ渡るとともに、同様にネット上の同じ情報に対しそれぞれ異なる表示をする
コンピュータ・ブラウザと同一視されるに至り、ブラウザという語にとって替わられた。
 脳みそ、頭とも。
用例:
「ほら、このファイルよくない?」
「あなた、脳おかしいんじゃない?」

11 言理の妖精語りて曰く、 :2006/06/11(日) 11:13:00
コキューネーに頼めばきれいに「洗って」もらえる器官でもある。
聖人君子になりたい人はキュトスの姉妹の13人目コキューネーのもとを訪れるといい。

12 言理の妖精語りて曰く、 :2006/06/18(日) 23:30:34
【グレンテルヒのウニ】はフロントクロンの創立者がある神を滅ぼすために
秘蔵したという兵器のひとつ。球状の機体は【肉化金属】により構成され、そして駆動する。
丸い機体の表面にある無数の硬く長大な棘の一つ一つは機体の内側から生えており、
【肉化金属】の動きにあわせて転がりながら歩行・走行することが可能であった。

13 言理の妖精語りて曰く、 :2006/06/19(月) 13:01:55
【キュラギ空間】

【紀】揺らぐ空間。
全は一であり、一が全となり、全単射関係の崩れた空間。
どんなものでも入れられる上、取り出す手間も一瞬である。
セルラ・テリスは己の集めた数千種の武具を全てこの空間に格納している。
【扉職人】の穿つ扉は現世に滲み出たキュラギ空間そのものである。

【万猫世界】での同義語は「四次元ポケット」。

14 CUTOS :2006/06/19(月) 14:58:07
 Contemporal Unificative Thinking Over Synapses。シナプス横断即時思考同調装置。当初は三者以上の同時接続は不可能だったが、後継機のCUTOS ss(Contemporal Unificative Thinking Over Synapses synchronized sphere)では、SSSへのアクセスが標準装備され、億単位の人間が同時に情報をやりとりできるようになった。

15 言理の妖精語りて曰く、 :2006/06/19(月) 15:14:47
魔法少女きゆらの出現によって喚起される「きゆら踊り」発動
の際、踊り狂う人々の精神がキュラギ空間に接しているという説もある。
「きゆら踊り」体験者の中には闇の中に浮かぶ無数の禍禍しい武具を見たという者がおり、
また、新しい兵器のアイデアをひらめく天才の脳が【キュラギ空間】と繋がっている
という伝説との関連が指摘されている。

16 言理の妖精語りて曰く、 :2006/06/19(月) 15:18:20
伝説というよりも俗説ではある。さらに強力な兵器の創造を切望する兵器研究者・開発者
は、しばしば力を求めてやまぬセルラ・テリスになぞらえられる。

17 言理の妖精語りて曰く、 :2006/06/20(火) 15:22:07
大地が平らであったときに敗北したものたちは「悪魔」と呼ばれた。
大地が丸くなったときに敗北したものたちは「魔神」と呼ばれた。
彼らは勝者たる神々から悪徳や災厄を割り振られそれを司る者とされた。
問題は彼らがそれに従うかどうかだが、素直に悪魔や魔神のように振舞う者などそうは
いない。教義上「悪魔や魔神は善人のように振舞うことがある」とすればいいが、
それでも悪魔が悪である、魔神が悪であるという実例が必要だ。
ここで、彼らの精神を変容させ、真の意味で悪魔・魔神にしてしまう技術が必要とされてくる。

18 言理の妖精語りて曰く、 :2006/06/20(火) 15:53:30
【精神加工】という名で知られるこの技術の犠牲者のなかには
例えば、妖精皇帝エフラスの父【ネーベロン】がいる。発展期の【精神加工】
はネーベロンの語彙から彼自身の語彙を削り取り、それを自分の名だと
認識できないようにした。かわりに彼に与えられた名は【ネビロン】
つまり「邪悪な峰」である。それによりネーベロンの精神はじわじわと蝕まれていったという。
このネビロンを被験者とする研究と実験は主に[          ]によって行われた。
【精神加工】の研究が進むと記憶や認識だけでなく本能や感情、嗜好の操作も可能になった。

19 言理の妖精語りて曰く、 :2006/06/20(火) 16:05:00
【精神加工】の対象となる者はもちろん行う側の手に負えると判断されたものである。
強大なる者を真の意味での悪魔・魔神にしてしまったらどんな害があるかわかったものではない。
先のネーベロンが被験者に選ばれたのも彼が大した存在ではないと判断されたためだ。
ネーベロンはその後さらなる【加工】を受け、【魔王ネビロン】という設定の噛ませ犬として愛用され、使い捨てられた。

20 言理の妖精語りて曰く、 :2006/06/23(金) 21:16:07
【精神加工】の技術利用は填王国の宰相アルセヒドによるダルメーラ二世の傀儡政権を始めとして、コントロールしやすい傀儡としての指導者を生み出す事に傾倒していった。この技術は次第に民間に浸透していき、【精神加工】を請け負うものを【精神加工士】あるいは単に【加工士】と呼ぶ。

21 :リーデ・ヘルサル語りて曰く、 :2006/06/23(金) 22:22:26
【精神加工】のルーツは【人類】にあるとする説もあるが、むしろ有力な説は形而上に於ける【扉】の開閉であり、精神的な位置付けの二点間を繋げる技術、いわば概念的・精神的な【扉職人】の技術を基礎としているとするものである。

22 :リーデ・ヘルサル語りて曰く、 :2006/06/23(金) 22:43:55
【鼠】
猫に対抗する為に竜が作り出した大魔術。
【秩序】の均一化という概念的効力を持つと言われているが、詳細は不明

23 言理の妖精語りて曰く、 :2006/06/24(土) 13:18:36
キュラギ空間にを成立させてしまう魔法少女きゆらの存在はマクドール理論を真っ向から否定する。
即ち、【理】による魔術体系に最も有効な手段はきゆら踊りを踊る事である。

24 言理の妖精語りて曰く、 :2006/06/24(土) 14:31:53
【墓標船】
世界には異世界の知識を「岩」から得る、という伝説がある。
たとえば【賢者の岩伝説】や【石封仙伝説】がそうである。
これらの伝説の元になったと思しきものが【墓標船】である。
この物体は、ある一つの世界が滅びる際、そこに住む知的生物が作るという
情報の容れ物で、その種族が知りえた全ての知識が詰め込まれているという。
【墓標船】はある処理を加えることで内部から情報を引き出すことができる。
だが墓標船は断片で発見され、またその多くの損傷が激しいため、
それぞれの【墓標船】のきた異世界について知ることが出来る範囲は限られている。

25 言理の妖精語りて曰く、 :2006/06/24(土) 14:37:04
トルクルトアの首都ミルフマーリュの大図書館には、
【珊瑚の角を持つ蛙の国】の【墓標船】が「蔵書」として保管され、
キャカラーンのハイダル地方で出土した【猫の国】の【墓標船】
にも知識を引き出す処理を加えられた形跡がある。

26 言理の妖精語りて曰く、 :2006/06/24(土) 18:56:22
【馬車】
飛行による移動手段。古い時代には馬に引かせていたが、近代では天馬によるものが主流である。
問題点としてはその性質上長距離の飛行ができないことだが、都市間に駅を設ける事によって解決している。
しかしそれによる領空侵犯問題や飛行異獣の脅威など、普及には程遠い。

27 :リーデ・ヘルサル語りて曰く、 :2006/06/24(土) 20:16:14
【賢者の岩伝説】
錬金術に絡んだものと、とある紀人を中心とした伝説など幾つかの説がある。
前者の伝説は、その石にはあらゆる物を黄金に変える知識が詰まっているというものである。

28 言理の妖精語りて曰く、 :2006/06/24(土) 20:22:18
その結末の一つは、強欲な錬金術師自身が黄金と化し
他の人間によって切り分けられて売りさばかれるというものである。
この話は、「秘密を知りすぎた」者がいずこかへ連れ去られたという
出来事があったことをほのめかしているのではないだろうか。

29 :リーデ・ヘルサル語りて曰く、 :2006/06/24(土) 20:26:37
売りさばかれた錬金術師の欠片は今も世界のどこかにあり、手にしたものには巨万の富が手に入るという伝承も存在する。
しかし、この伝説に関する話に共通しているのは、富を得過ぎた者は最終的に破滅してしまうということである。

30 言理の妖精語りて曰く、 :2006/06/24(土) 20:31:20
「つーか、錬金術で金が作れるようになっちゃったら金の値段が崩壊して
金に関わる業種の人に迷惑がかかるわけで、殺されても文句は言えんだろ。」
と、錬金術の悪魔は言う。

31 :リーデ・ヘルサル語りて曰く、 :2006/06/24(土) 20:39:02
錬金術による最大の目的である金の精製が実現されたと言う歴史的事実は無く、近代魔術の礎になったという以上の意味は無い。しかし、元の量の十倍の金塊を用いて十分の一程度の金を精製することに成功した錬金術師がいるとかいないとか。

32 :リーデ・ヘルサル語りて曰く、 :2006/06/24(土) 20:57:11
【下凝】
近代魔術理論の一つ。
「煙突の主」エーデ=アルクス曰く、全ての【力場】は人の眼下に集まる。
故に、人の手に届く範囲でならば容易に魔術を扱う事が可能である。

33 :リーデ・ヘルサル語りて曰く、 :2006/06/24(土) 20:59:35
『上散』
近代魔術理論の一つだが、未だ証明された事は無い。
エーデは人の上方には【力場】は無く、頭上で魔術を行使することは不可能に近いとした。しかしこの説には矛盾が多く、これに関する論文の発表を最期として彼は学会から姿を消した。

34 言理の妖精語りて曰く、 :2006/06/24(土) 22:31:49
彼はその後、『男の暴君』に論文を掲載される常連となったという噂もある。

35 言理の妖精語りて曰く :2006/06/25(日) 02:54:44
魔王ネビロンの魔術ならば国家単位での洗脳も不可能ではない。

36 言理の妖精語りて曰く、 :2006/06/25(日) 03:38:58
グレンテルヒのウニについて追記。

グレンテルヒのウニの無数の棘は、
其の1本1本から雷光とメーザーと可視波長のレーザー、不可視波長のレーザーを発し、
棘自身は微細に振動・赤熱化して易々と突き刺さる。

37 言理の妖精語りて曰く :2006/06/25(日) 07:36:33
もちろん、ウニである以上、口が存在する。そこが唯一の弱点でも在るが、取り込まれたが最後、肉化金属と同化して有機パーツにしてしまう恐るべき武器でもある。

38 言理の妖精語りて曰く :2006/06/25(日) 07:37:52
余談だが、量産機として【グレンテルヒのクリ】が存在する。

39 言理の妖精語りて曰く、 :2006/06/25(日) 09:59:03
量産型ということはつまり性能が安定しているということである。
長期の開発と幾度の実験を経て、その型を多く生産しても問題のない
クオリティに達しているということである。つまり【クリ】は【ウニ】に劣らない。

40 言理の妖精語りて曰く、 :2006/06/25(日) 10:42:52
【クリ】と【ウニ】の最も大きな違いは【口】の有無である。量産期である【クリ】には
【口】が無い。改良の過程で、利より害が大きいと判断されたのだろう。

41 言理の妖精語りて曰く、 :2006/06/25(日) 10:57:07
【ウニ】は水陸両用であったが、【クリ】は陸上専用だった事を忘れてはならない。更に言えば、【クリ】は無数の棘の下に更に硬質な殻があり、二重の装甲を持っているのである。

42 ルーティエッタの指 :2006/06/25(日) 12:00:49
魅惑系の魔術において彼女を上回る使い手は無い。
他者を傷つける古代魔術において、彼女を下回る使い手は無い。

43 言理の妖精語りて曰く、 :2006/06/25(日) 23:54:38
納豆の糸にはこの世に実在する10次元のうち、6次元までが隠されていると言う。
超糸理論である。

44 :リーデ・ヘルサル語りて曰く、 :2006/06/26(月) 00:03:40
超糸理論によれば、糸が引き伸ばされる事によって生じる切れるか切れないかの極限の均衡こそが次元の位相を引き伸ばし、【虚糸空間】を作り出すのだという。

45 言理の妖精語りて曰く、 :2006/06/26(月) 00:07:25
最強の納豆であるネヴァチャック・テーテヤーガを倒した死骸から取られた糸によって、きゆらの振り子はできている。

46 :リーデ・ヘルサル語りて曰く、 :2006/06/26(月) 00:10:02
「キュキュラ、キュキュララ、キュラキュラキュラギ〜!」
これこそは、納豆をかき回すときに鳴る音なのである。

47 :リーデ・ヘルサル語りて曰く、 :2006/06/26(月) 00:13:00
ネヴァチャック・テーテヤーガの粘つきこそは真の粘つき。
ジピコリン酸の増殖速度は他の追随を許さず、その華麗なる糸は天を貫く。

48 言理の妖精語りて曰く :2006/06/26(月) 00:15:00
【人鉄の魔剣】
古代魔術によって鉄に変えられた人間を、溶かし鍛練し焼入れし叩き鍛えて剣に変えるという
狂気の業により生み出された魔剣。エクスカリバー、アロンダイト、アスカロン
などがいる。彼らの名前は【猫の国】の伝説に登場する名剣からとられているという。

49 言理の妖精語りて曰く、 :2006/06/26(月) 00:18:40
無論人の身で扱うにはそれなりの代償が必要だ。
とくにアスカロンは所有者の生存確率を極限まで低下させてしまう恐るべき剣である。

50 言理の妖精語りて曰く、 :2006/06/26(月) 14:56:57
【人鉄】
ある古代魔法により人間を鉄に変えたもの。生物のように傷ついても再生し
錆びにくく、たとえさびても簡単に落とすことができるスグレモノ。
だが人鉄には鉄にされた人間の精神が残っており、痛がりもすれば
苦しみもする。まともな感性の持ち主なら、彼らを加工する気にはなれないだろう。

51 言理の妖精語りて曰く、 :2006/06/26(月) 15:02:39
【合人鉄】
混合人鉄ともいう。複数の人鉄を溶かして混ぜ合わせると人鉄に含まれる精神どうしが
拮抗しあい、やがて中和される。こうして表面上はただの物言わぬ金属同然にすることが
できる。混ぜる前の人鉄よりは加工しやすいだろう。

52 多面体の音楽 :2006/06/26(月) 23:47:47
聞く方角によってぜんぜん違う曲になる。

53 多面体の音楽 :2006/06/27(火) 01:38:59
奏でる楽器には絶妙なる調律が必要。
一人で演奏できるように工夫されているが、奏でる姿は巨人と格闘する小人のよう

54 言理の妖精語りて曰く、 :2006/06/27(火) 10:00:00
【真合人鉄】
無二の親友、比翼の鳥、連理の枝、御主人様と愛奴隷といった、真の絆で結ばれている者同士を
人鉄にして混ぜ合わせたもの。
究極の一体感と相乗効果に因って人鉄を超える性能を持つものもあるが、
其の分自己主張も激しくなる。
又、真の絆で結ばれた者同士を人鉄にし、加工したという、とても重い業を背負う事になる。

55 言理の妖精語りて曰く、 :2006/06/27(火) 10:08:44
ある部分で生物に似た性質を持つ【人鉄】(特に合人鉄や真合人鉄)は
【肉化金属】の起源でもある。

56 言理の妖精語りて曰く、 :2006/06/29(木) 17:22:22
【ハムスター】
【鼠】の発展系にある魔術。円運動を永続させる、いわば永久機関を作り出す儀式魔術。ただし円運動が続くのは術者が生存している間のみである。

57 言理の妖精語りて曰く、 :2006/06/29(木) 17:25:09
【数法体系】
万物が【数】により構成されているという理論の元、事象や物体の【量数】を変動させ、ものの量や速度や力などの数値を変動させる魔術。

58 yum :2006/06/30(金) 03:16:22
【思念鋼】
特殊か金属に術者自身が溶け込んだもの。
王国期後期の荒廃した時代の科学者や魔術師の多くがこの姿になることを望んだため、
現在でも多くの【思念鋼】が発見される

59 ニガヨモギの炎 :2006/07/01(土) 05:01:00
魔王ハルバンデフの必殺技。
すべてのユニットのHPを1/3奪う暗黒系攻撃。
暗黒系耐性によって減少率を抑えられるが、そのためハルバンデフ自身には一切ダメージが入らない。
攻略法のひとつとして、回復に徹しながらハルバンデフの暗黒耐性を落とし続けることで
自滅を待つという手もある。

60 言理の妖精語りて曰く、 :2006/07/01(土) 17:50:02
古来雷は神の怒りとされていた。
しかし、【エール・ベルワルド】があるときハルバンデフの避雷針を見て、実用化できないかと研究を始めた。
彼は雷にうたれて死亡したが、その遺志は【ハーナーテス】に受け継がれ、近代化学の礎となった。

61 ハルバンデフ :2006/07/03(月) 16:04:05
大魔王。
人類の3分の1を殺戮し、
遺産の3分の1を相続税として奪い、
税金の3分の1を軍事費につぎ込んだ、
史上最悪の暴君。
世界を制圧するかに思われたが、最果ての二人の活躍により、
世界の3分の1を手にしたまま滅びる。

62 言理の妖精語りて曰く、 :2006/07/03(月) 16:08:16
大いなる魔王ハルバンデフ、かの者は「魔法」なり。

63 言理の妖精語りて曰く、 :2006/07/10(月) 17:55:27
【燃素体系】
【赤魔術】とも。
言語系魔術のひとつ。マグドール理論から派生した外的なものを操る系統で、大気中の燃素を操るとされる。
その基礎理論は特殊な発声法によって大気を震わせ、大気を理数変換することで酸素分子に魂魄子を加え、再構成することで燃素へと昇華・形成することにある。

固着化した理空間内部にある燃素を操り、高密度の燃素を燃焼させるのが赤魔術、燃素体系である。

64 言理の妖精語りて曰く、 :2006/07/10(月) 23:27:01
1から71までの整数をキュトス数という。

65 言理の妖精語りて曰く、 :2006/07/10(月) 23:37:30
【氷炎術】

「温める」ことよりも「冷やす」ことの方が困難なのは、少し自然科学を齧った者には周知の通りである。
この原則はわれわれ現代術士の技術においても例外ではない。
ただ「冷やす」術というのは原理的に存在せず、「移す」術でその役割と代用することとなる。

66 言理の妖精語りて曰く、 :2006/07/10(月) 23:38:46
【氷炎術】

たとえばわれわれの術によってある空間から熱を奪うのは可能であろう。
ただし、奪われた熱は必ずどこかに移されねばならない。
よってわれわれは、どこか加熱されるための空間を用意する必要があるわけだ。

傍から見れば、氷と炎が同時に現出したように見えるであろう。
いささか扱いに面倒ではあるが、この性質も上手くすればそれ自体が利点となる。
これが氷炎術の基本である。

67 言理の妖精語りて曰く、 :2006/07/11(火) 13:40:15
【バルカルル】
リクシャマー帝国軍で開発された単眼眼の群(サイクロプス・クラウド)
の発展型の一つ。すでにかけられた術式に新しい情報(雑音)を強引に大量に混入させることで
その術式を崩壊させることができる。その術が無駄の無く精緻なもの
であるほどこの効果は強まる。まさに無駄の無く精緻な術の使い手である
キュトスの姉妹の45番目【カルル・アルル・ア】にとっては天敵であった。

68 言理の妖精語りて曰く、 :2006/07/11(火) 17:06:42
数法体系では分子の振動数を減らす事でものを冷やし、
論述体系では其の物体が冷えている事を証明する事でものを冷やし、
ある魔法ではとても冷たいもの(例:つらら)を作り出して
其れに熱を吸収させる事でものを冷やすし、
ある言語魔術ではものに「冷えている」という意味を与える事でものを冷やせる。
精霊魔術では「冷える」という状態変化に直接干渉できる「氷」系の精霊にお伺いを立てれば宜しいそうだ。

此の様に、同じ「冷やす」という行為であっても、其れ其れの魔術体系によって遣り方は様々であり、
どれにも一長一短在る。

69 :リーデ・ヘルサル語りて曰く、 :2006/07/16(日) 22:00:59
エーラマーンのゴシップなんてもんを論述証明できたとしたら、
そいつは大魔術師なんてもんじゃない。
そいつは【噂】の【紀】を突破して、【超論理】たる【紀】に到達したんだ。
それは既に紀人・・・・・・新しき神だよ。

70 言理の妖精語りて曰く、 :2006/07/17(月) 22:14:14
【飛行機】
最初に開発したのは例の三兄弟、アナホルの馬鹿共だよ。
確か飛来神群どもの異界の理論と浮遊大陸の原理を応用したんじゃなかったか?
毎日のように翼の上に乗って踊ってるからな。亜大陸じゃぁ有名な話だよ。

71 言理の妖精語りて曰く、 :2006/07/20(木) 18:15:44
論述体系の真の恐ろしさとは、理論をそのまま実現する点にある。
例えばここに設計図があるとしよう。
その設計図の通りに何かを作ったとして、それがそのまま実現する事は少ない。
部品の耐久度、材料の切断と接着、それによる重量比の変化。
その他諸々の誤差を含めて完成させた場合、理論では完璧でも実際には機能しないことは日常茶飯事である。
しかし論述体系においてそんな事は問題ではない。
理論としてまかり通れば実際に実現するのである。
それこそが論述体系の魔術たる所以、【不条理なる理論】の功能である。

72 言理の妖精語りて曰く、 :2006/07/21(金) 13:48:26
【バルカララ】
キュトスの姉妹の45番目【カルル・アルル・ア】のもう一つの人格【カ・ラ・ラ】
に対抗するために開発された単眼神の群(サイクロプス・クラウド)の発展型の一つ。
表面人格カルルとはうってかわって、本能のままに粗野ともいえる豪快な術を
瞬時のうちに放つカ・ラ・ラと戦えるよう、動物的な本能や感覚が強化されている。
また、魔術的な干渉を行う機能は切り捨てられ膂力と運動能力が重視されている。

73 言理の妖精語りて曰く、 :2006/07/24(月) 16:05:00
【ファルノーの法則】
霊体質量は揺らぎ拡散率の第二法則に従い、時間経過に比例して
増大もしくは減少する。
拡散率がキュラギ定数q(q=6.62606876×4πLS)×霊的位置×運動量の
数値を下回った場合に減少し、上回った場合増大する。

年経た悪霊や妖怪が強大になっていくのはこの法則によるもの。
逆に、未練を断ち切り存在意思を弱めた霊体が消失していくのも同様である。
新史暦における十八世紀の物理学者ファルノー・イニル=ヘルサルが証明した理論であり、当時の霊体研究を一気に推し進める原動力となった。

74 言理の妖精語りて曰く、 :2006/07/24(月) 23:14:51
【トルニチェライカの針】
キュトスの姉妹の36番目、中核を担うものトルニチェライカの髪の毛から作られた針。
彼女が一人で作っているが、製造方法は不明。人鉄の一種であるとの説もある。

水の上に浮かべる等、少ない力で回転できる状況を作ってやると、紀元槍の方向を指し示す。
彼女はそれが世界の中心を指していると主張している。
その性質から古今東西の旅人や船乗り、そして紀元槍を目指す者の間で高値で取引された。
ただし、紀性を持つものが近くにいると、その方向を指し示してしまうか、狂ったように回転を始めるという欠陥がある。

本来は彼女がキュトスの姉妹の中核の位置を掴むための研究の副産物だ、との説が濃厚であるが
そもそも彼女のいる場所がキュトスの姉妹の中核である、という反論も少なくない。

75 言理の妖精語りて曰く、 :2006/07/25(火) 10:56:31
カリア正教の魔術能は、術者がどれだけ「正しき道」に近いかにのみ影響される。

この「正しき道」が何に依存しているのか、はちょっとした議論の的である。
ただしこの議論はもっぱら正教の部外者によって行われる。
正教徒自身にとって、この問への答はまったく自明であるらしい。

76 言理の妖精語りて曰く、 :2006/07/25(火) 11:03:00
カリア正教の魔術は、道徳や規律を魔法の強化に用い、結局は魔法を強くしたいがために
善行をするという偽善に陥っていると言う者もある。ムベイル教がカリア正教を邪教視
するのもこの理由による。

77 【土】 :2006/07/28(金) 17:05:23
四元素の一つ。磐石にして不変なるもの。
物質としては固体を表し、時間においては過去に属する。

78 【火】 :2006/07/28(金) 17:07:35
四元素の一つ。瞬間であり、不定なるもの。
エネルギーの象徴であり、また現在のシンボルである。
すべてを焼き尽くすその姿は、現在という時間の無限の可能性と暴虐さを表している。

79 【水】 :2006/07/28(金) 17:08:47
四元素の一つ。形なく移ろうもの。
液体の象徴であるとともに、水源からの流れをついで刻々と姿を変える未来でもある。

80 【風】 :2006/07/28(金) 17:10:22
四元素の一つ。目に見えぬ流れるもの。
物質としては気体に属し、時間の三態を可能にする時の流れそのものである。

81 言理の妖精語りて曰く、 :2006/07/28(金) 17:11:16
ハルバンデフは時間を支配する異次元神メビウスゼロを喰らい、風の王となった。

82 言理の妖精語りて曰く、 :2006/07/28(金) 17:17:43
土火水風の四元素説はリーデ・ヘルサルがおもしろ半分に説いた思想のひとつである。
元素説に従来の定説とまったく異なる概念を当てはめるという冗談であったが、
近年、この説が普遍的ではないにしろ少なくない特殊状況下に適応できることが判明してきた。

83 言理の妖精語りて曰く、 :2006/07/28(金) 17:55:50
この世界から異世界に渡り、そして帰ってきた例は少ない。
これを成功させた者としてソー・ラヵーとバチルキーナの名が伝わっているが、
それを成し遂げる方法の内容は依然として謎のままである。

84 :リーデ・ヘルサル語りて曰く、 :2006/07/28(金) 18:28:15
公式の記録で【墓標船】の再起動に成功したのが新史暦1900年代。
【墓標船】の構造解析に成功したのが2000年代半ばだ。
しかし、その時には既に【兎】たちは独力で次元断層に【扉】を精製する理論を完成させていた。
こと空間に関する技術では、【兎】どもは人間の数歩先を行っている。

85 :リーデ・ヘルサル語りて曰く、 :2006/07/28(金) 22:31:26
時間とは物質の変化の事ではない。
【状態】という次元空間の連続的な移り変わりのことである。
【現状】という空間があるとすれば、それが次の【現状】に切り替わる事を
時間の流れという。
世界とは、その瞬間の固定された空間でしか無い。

86 言理の妖精語りて曰く、 :2006/07/30(日) 10:52:53
【クルグ・キュトス】
その名は「造られたキュトス」を意味する。
グレンテルヒの手になる紀械神が一。古き神キュトスを模して造られた。
武装においてはキュトスの姉妹が持つ様々な特殊能力が再現されているが、
その多岐に渡り過ぎる能力ゆえに、紀械神のなかでも操縦がひときわ困難である。

87 言理の妖精語りて曰く、 :2006/07/30(日) 11:03:02
【クルグ・ドルネスタンルフ】
機械神。完全な球形であり、この時代の宇宙船としては大変ポピュラーな形状ではあるが、この機体の真価はそんなところには無い。
エフリステート・システムを搭載した真球はアレムレーデの定理{B1×(B2ω+√2+8A)×0.7786}に従い活性時場を発生させる。
モナド・エンジンによる擬似的仮想観測を行う事で、活性時場内の宇宙を平面化、つまり1次元下層に落とす。
空間加速された領域内ではもはや【時間】と【距離】と【質量】しか存在しない。圧搾質量を全て取り込んだドルネスタンルフは二次元の平面宇宙で【転がって】敵を叩き潰す。

88 言理の妖精語りて曰く、 :2006/07/30(日) 11:09:29
アレムレーデの定理

この世に存在する物質は全て自らを中心として時空間を歪曲させている。
個人の保有する霊的質量が裏面熱を放出する事によって、一種のキュラギ作用をもたらしているのだ。

これを証明するのが、時場活性値={B1×(B2ω+√2+8A)×0.7786}である。
B1を霊的質量、B2を霊的体積、Aを裏面熱量とする。

89 言理の妖精語りて曰く、 :2006/07/30(日) 11:33:35
【クルグ・キュトス簡易型8式】
紀械神クルグ・キュトスの発展型の一つ。簡易型とは、クルグ・キュトスが持っていた
武装のバリエーションを削り、姉妹一人の特殊能力の再現にとどめ操作を簡略化させたものである。
この8式はキュトスの姉妹の8番目ビークレットが持つ「白炎」を扱える。

90 言理の妖精語りて曰く、 :2006/07/30(日) 11:38:02
訂正
一行目×クルグ・キュトス簡易型8式→○クルグ・キュトス簡略型8式
二行目×簡易型とは→○簡略型とは

91 言理の妖精語りて曰く、 :2006/07/30(日) 20:30:08
【アレノバルシーア】
紀械神クルグ・ペレケテンヌルの支援機。人工知能が搭載され、パイロットなしで活動可。
その名は「工学の妖精」を意味する。アレノバルシーア各機の名は
ペレケテンヌルに仕える工学の妖精から名をとられている。

92 言理の妖精語りて曰く、 :2006/07/30(日) 20:37:29
アレノバルシーア一号機…アーウィソーラ
アレノバルシーア二号機…カウァエール
アレノバルシーア三号機…ミシェムドガ
アレノバルシーア四号機…アバト
アレノバルシーア五号機…オルクパレル
アレノバルシーア六号機…パルガレデ
アレノバルシーア七号機…クレーグレン

93 言理の妖精語りて曰く、 :2006/07/31(月) 14:30:23
【紀械神ペレケテンヌル】
紀械神の一つ、クルグ・ペレケテンヌルの完成は人に御せる
ペレケテンヌルの完成に他ならず、完成後速攻でペレケテンヌルに壊された。
暫くしてグレンテルヒは謎の失踪を遂げ、以後人々の前に
姿を現す事は無かったとされる。

94 言理の妖精語りて曰く、 :2006/07/31(月) 16:50:46
【クルグ・タリ・デーデェイア】
新しき神デーデェイアを模った紀械神。フレイルとデーデェイア六槍を再現した
『イサイタ・ナスグ』を主武装とする。イサイタ・ナスグ完全開放時には
必殺技『シックス・ピストンズ』が使用可能だが、反動が大きすぎるのが難点。

改良型に紀戒神デーデェイアⅠ・Ⅱと紀戎神デーデェイアⅢがある。

95 言理の妖精語りて曰く、 :2006/07/31(月) 17:04:37
訂正
>改良型に紀戒神デーデェイアⅠ・Ⅱと紀戎神デーデェイアⅢがある。

改良型に紀戒神デーデェイアMkⅠ・紀戒神デーデェイアMkⅡ・紀戎神デーデェイアMkⅢがある。

96 言理の妖精語りて曰く、 :2006/07/31(月) 17:59:57
「紀械人」
紀械の一つ。人型人サイズの自律兵器で、自らの意思を持つ。
紀械神に匹敵する性能を持つものもある。
人間に擬態することが可能で、擬態を解除するときの掛け声は勿論、
「変、神!」

97 言理の妖精語りて曰く、 :2006/07/31(月) 18:02:12
>>96
>変、神!の神を人に訂正…しようか悩む。

というか掛け声には個体差が在るし、叫ばない奴もいる。

98 言理の妖精語りて曰く、 :2006/07/31(月) 21:24:45
【紀械神キュトス】
紀械神クルグ・キュトスの改良型。搭乗者の人格を71分割し電子頭脳で補佐しつつ、
それぞれの武装の操作に割り振ることで、再現されたキュトスの姉妹の特殊能力の全てを
クルグ・キュトスよりも容易に使用することができる。

99 言理の妖精語りて曰く、 :2006/07/31(月) 21:51:30
【ゲルシェネスナ】
威力槍。ゲルシェン、ゲルシェエスナとも。
速きもの、の意であり、eSnaは最上級なので、最も速きものとも訳される。
光速を超越し、時間の経過よりも速く動く。因果を破壊することが可能。

100 言理の妖精語りて曰く、 :2006/08/01(火) 00:23:48
【ルキール・ルウフェウス】
『地下墓地の産婆』により製造された紀械人の一体。
その名は「再び生まれたルウフェウス」を意味する。
彼がもつ機能『吶喊』は古代の英雄ルウフェウス
が揮ったとされる同名の技を再現したものだという。

101 言理の妖精語りて曰く、 :2006/08/01(火) 16:34:25
リーデ・ヘルサルが名付けたモナドとは、即ち猫の国における【単子】のことである。
つまるところ猫の国でブルーノやライプニッツが提唱した、原子以前の力、非物質的な量子・波動以前に存在するものとしての記号である。
後世においてはこの単子を【存在子】と改称し、モナドは科学という概念の最たる先端を象徴した。

ところで、これは二次ネタに該当するのでしょうか。
駄目な場合は、申し訳ありませんが削除して頂いてもらえますでしょうか。

102 管理人 :2006/08/01(火) 16:53:30
>>101
歴史的・科学的要素は禁止事項には当たりません。
既存の神話・伝説等や古典作品からの引用等も同様。
二次ネタ禁止というのは、著作権的・知的財産権的な配慮です。

103 言理の妖精語りて曰く、 :2006/08/03(木) 20:13:29
魔法には様々な分類があるが、それ以前の分類が存在する。
魔法の研究者や行使者たちは、大別して2系統に分けられる。

一つは、現在主に主流となり、広く認知・普及している【秩序派】の魔学。

もう一つは、かつては秩序派と同程度の賛同を得られていたが時代の変遷と共に廃れていった【混沌派】の魔学である。

秩序派は現在様々な分類(言語系、記述系、文字系、論理系、数法系、錬金系、血統系など)を為されている、魔という概念を体系化し、その論理を解き明かそうとする学派である。

混沌派は、魔とはそもそも不確定であり、秩序とは真逆のものであるとし、論理で以って扱うのではなく、自らの不確定な力のみで魔を扱おうとする一派である。
彼等の魔法使いとしての能力は酷く不安定でばらつきが多く、大半が脆弱かつ知識の貧困なものであるが、しかしそれと同時に強大で聡明な者にも成り得るのである。
秩序派では考えられないような魔法を使い、特定の分類が出来ない。
個人によって全く性質の異なる魔法を扱うので、彼等は個人間での交流が無い。即ち、一派と言っても特定の集団を指すわけではないのである。

104 言理の妖精語りて曰く、 :2006/08/03(木) 20:23:28
【人為鉄】
【ボトムアップ】と訳す。トップダウンの逆。

造られた生命、つまり脳のことで、キュトスの姉妹のカルリアやペレケテンヌルがこれに当たる。
紀械、あるいは機械などによって人為的に作り出した知性体。
トップダウンと決定的に異なるのは、膨大な処理能力を持つ演算・記憶装置に【学習】させるのではなく、
最初から人工的に脳を再現するということである。

因みに、厳密にはペレケテンヌルは自分で自分を造ったので極めて特異な天然の人為鉄と言える。

105 言理の妖精語りて曰く、 :2006/08/03(木) 20:27:38
ゼロの概念が生み出されたのは新史前1281年。
ラーティスカの無神論者ブルートによってである。
ブルートは世界に於ける超自然を否定し、宗教裁判にかけられて処刑された。

106 言理の妖精語りて曰く、 :2006/08/03(木) 21:38:24
二十世紀に入るまで、世界では宇宙創生は原初、火の玉が冷却と膨張を繰り返してできたという所謂【ビアレス・ファノム】(ビックバン)説が唱えられてきた。
その証拠として、宇宙の他方位から同じだけのマイクロ波が発せられており、それの思考実験により算出される熱量が理論値と同じである事が上げられる。
しかし宇宙進出の後、惑星の周囲には不確定性の【魔路】、すなわち第四の層【ケイオス層】があることが明らかになった。
四次元空間に周期的に投射される遷移魔子、つまり高濃度の魔量子が紀元槍から流れ出ているのである。
マイクロ波、【K波】と呼ばれるそれは、ケイオス層から発せられていたものであり、これによりビアレス・ファノム説は一気に信憑性を失い、再びパンゲオン説が隆盛してきたのである。

107 言理の妖精語りて曰く、 :2006/08/03(木) 21:46:17
20世紀に入ってからも、世界的に波動一元説が有力であり、
光などは波動であるとされていた。
これは、この世界にエーテルや魔力などの媒体物体が多数存在し、粒子論は魔術論を語る際において不便となる事が多かったからである。
しかし、21世紀、ようやく行列力学が出現し、波動-粒子説が定説となった。

108 言理の妖精語りて曰く、 :2006/08/03(木) 21:53:05
【魔導関数】
x^2y^2z^2とする。

ω=ck に整入すると ω^2=c^2=(kx^2+ky^2+kz^2)

更に、これを微分したものを【霊質作用関数】という。

109 言理の妖精語りて曰く、 :2006/08/04(金) 17:34:58
エントロピー減少の法則

ある閉じた系の中のA地点でマイナスの言語を発し続けた場合、熱量はA地点に向かって収束する。

110 言理の妖精語りて曰く、 :2006/08/05(土) 03:03:45
オルガンローデの初期バージョンは演劇に登場するブリキのドラゴン(竜)を想起させる姿をしている。

111 言理の妖精語りて曰く、 :2006/08/05(土) 21:55:51
ブリキとは煉瓦の事であり、従ってブリキのドラゴンとは煉瓦造りのドラゴンのことである。

112 言理の妖精語りて曰く、 :2006/08/05(土) 22:20:02
煉瓦は赤い。そして赤という色には魔力がある。
女性が口に紅を塗るのも、元はといえば
力ある色を塗ることで口から悪霊が入らないようにするためなのである。

113 言理の妖精語りて曰く、 :2006/08/05(土) 22:39:20
そして、口から悪意という名の言葉を制限するためでもある。
では、それでも尚女性の口から罵声が絶えた例が無かったのは何故か。
それは要するに、女性の罵倒は制限しないと致死量に達するという事である。

114 言理の妖精語りて曰く、 :2006/08/15(火) 15:57:55
【オルガンローデ】
 福井由美子『幻想戦記』の滅びの呪文。宇宙より呼び寄せた極小ブラックホールの全質量を解放することで、使用者の力と意志次第では、星をも一瞬で消し飛ばす。
 魔王ハルバンデフによって発動されるが、魔術師の少年マロゾロンドの命をかけたゲルシェネスナに相殺される。それでも大陸の半分が消え去った。
 イルディアンサでは第3作目から採用され、最強の全体攻撃魔法となっている。

115 言理の妖精語りて曰く、 :2006/08/16(水) 12:43:03
【女の子だけが使える魔法】
紀神セラティスの恩寵

116 言理の妖精語りて曰く、 :2006/08/21(月) 20:51:02
フレナッフェーレ、フェレナベレ、フレンフル・・・人の手では製造不可能とされていたノルヌバト・フェーリム(人造天使)
の成功例。作者はグレンテルヒともカーティスとも噂されるが不明。
名前の由来は天使長フレナフェレの各地でのなまりからきている。
作られた時点でフレナフェレと全く同じ容姿と身体構造をしている。

117 リーデ :2006/08/21(月) 23:21:54
古代魔術。
古代の精霊や神の力を借り受けて行使する魔術体系。
『古代にその神が行った行為』を正確に調べ、それをなぞらえた儀式と文言を唱える事でその『神の奇跡』を再現する。
ただし、儀式の正確さによってその効果の程は変動する。資料や文献による正確な知識が要求される魔術である。
ハザーリャの凍結魔術や、球神ドルネスタンルフの重圧魔術などがある。

118 魔術体系の変遷 :2006/08/22(火) 18:27:41
魔術紀古代:力ある言葉(音)から始まり、力ある文字、そして言語に至った。

古代魔術が誕生(神の模倣)魔術の体系化。
この頃から、魔術を体系化する秩序派と、主流から外れた混沌派が分かれる。

魔術紀古代→中世:言語系・儀式系・意識系の三系統に分かれる。
言語系は文字系・論述系に分かれ、文字系は記述系と曲線系に分かれた。

三大体系に血統系が加わり、四大体系となる。
錬金術の誕生により、儀式系が形質媒介系(単に形質系とも)に発展する。
同時に、儀式系から分離した幾つもの隠秘魔学が独自の発展を遂げる。

魔術紀中世:概念魔術の誕生。儀式系や古代魔術の流れを汲む『意味』を重視する魔術体系。
ほぼ同時期、マグドール理論が発表され、『理』の概念が誕生する。

魔術紀中・近代:『魔』の発見。意識系・言語系が統合され、概念魔術が両者と同一であることが発見される。
『理』が見直される。

『魔』や『理』、概念魔術や言語・意識系が統合され、『魔術』と呼ばれる。

魔術紀近代
・魔術
・形質媒介系(錬金術など)
・血統系
の三大系統に分かれる。尚、この分類は秩序派のものであり、混沌派は分類不能である。

119 言理の妖精語りて曰く、 :2006/08/23(水) 19:19:38
エターナルフォースブリザード

一瞬で相手の周囲の大気ごと氷結させる
相手は死ぬ

120 言理の妖精語りて曰く、 :2006/08/23(水) 22:03:41
重圧魔法『ドルネスタンルフの吐息』
ドルネスタンルフのアヴロノ殺しを再現する古代魔法。
導式書として有効な書物は『ターリー断章』『メネストの異本』『ケイオス書籍』『バル=ウガンド経典』『オルザウン・ノート』などである。
神式は三。儀式媒介は真球。二分十八秒の追想詠唱と地竜の型を以って発動する。
ドルネスタンルフの力を借りた古代魔法の中でもトップクラスの威力と規模を誇る自動追尾術式。ニースフリルやマリグナン、代償の魔女が得意とする。

121 言理の妖精語りて曰く、 :2006/08/29(火) 00:42:03
【クーフィウルア】
肉体変化用と精神変化用の二種類がある。南東からの脅威の眷属による
オルガンローデ開発とそれに伴う【竜】研究の副産物で、その機能は
「肉体変化用は装着者を「竜騎士」とし、そこから「竜」に変身させ
精神変化用は装着者を「竜」とし、そこから「竜騎士」へと変身させる。」
と例えられる。前者は竜騎士が竜に戻るときに起こるように装着者の
肉体を肥大化させ前とは比べ物にならない怪力と脚力を得させるものであり、
後者は竜が竜騎士に変じるときに起こるように装着者の精神を変化させ
他者との協調性やチームワークを強めるものである。

とくに精神変化用は【眷属】社会でも発生する、反社会的な者の「内面にある問題点」
を「修正」し、彼らを「社会の理想的成員」に変え得るものとして注目を浴び、
さまざまな発展型が考案された。

122 ヌアランダーラの内部にて叫びて曰く、 :2006/08/29(火) 22:12:22
岐阜本光健
「地底より来たれ逆神の巨人…パンテオォォンストライク!」
「激震せよ青き蒼穹…サンダァァァァサンクチュアリィッ!」
「原子の魔鏡よ彼の者の死を写せ…アトゥムプリズムゥゥッ!」

ペリア
「('A`)」

123 言理の妖精語りて曰く、 :2006/09/04(月) 02:17:42
言語戦争は脈々と続いている。昔も、今も、そして未来も。

124 言理の妖精語りて曰く、 :2006/09/07(木) 15:45:54
【MP】
 メモリポイント。
 混沌派の魔術行使にあたって、バタフライに至る可能性のほころびを見つけだし、
またその道筋を辿るのに必要なメモリの量を大雑把に表したもの。
 起きる可能性の高いことほど、低いMPで実現できる。
 消費したMPは、睡眠をとることで回復できる。

125 言理の妖精語りて曰く、 :2006/09/15(金) 22:09:53
世界各地に作られた魔物(ガーランゼ)除けの藁人形グランツェ。
魔導国家ヘクセンでつくられたグランツェの中には、魔術が施されているものがある。
しかしあまり実用的なものではないようだ

126 言理の妖精語りて曰く、 :2006/09/16(土) 19:54:30
【魔法使用時私有地および私有物利用に関する法】
精霊魔法詠唱の際、他人の所有する物や土地に宿る精霊を使用した時にかかる使用料についての法律。
土地や物に宿る精霊を個人の財産と認めたことは画期的であったが、精霊魔法文化の衰退も招いた。

127 言理の妖精語りて曰く、 :2006/09/16(土) 22:11:25
【エリクシル問題】
エリクシルなどのMP(マジックポイント)全回復のアイテムを使用した時、
最大MPが100の者はMPが100回復し消費MP1の魔法が100回使えるのに対し、
最大MPが10の者はMPが10回復し消費MP1の魔法が10回しか使えない。
よってエネルギー保存の法則と矛盾してしまうという有名な未解決問題。

128 ヴォルフォーレ語りて曰く、 :2006/09/16(土) 22:33:12
そりゃ君、エリクシルが励起活性させるのは使用者の精神であって、なにもMPなるエネルギーが存在して、そこに追加分のエネルギーを補充するわけじゃないからさ。
エリクシルの作用はあくまで一定、万民に等しく作用する精神効用剤だよ。心的作用しか及ぼさないからまあ、麻薬みたいなものだね。
MPってのは便宜上の呼称で、魔法を捻り出すのはあくまで本人の気合のみ。
魔法なんてバタフライエフェクトの捻転現象でしかないんだから、精神力削る覚悟があれば誰だってできるんだから。エネルギーなんて自然が勝手に作り出してくれるよ。

129 言理の妖精語りて曰く、 :2006/10/09(月) 19:02:47
赤のメセルスには納豆神の身体能力の一つが再現・活用されている。
事情によりフラッカルヤンダーン(納豆神が使う飛び道具)を生成する能力を
再現することはできなかったが、フラッカルヤンダーンを発射する噴射能力は再現できた。
赤のメセルスルイトで変身されるメセルスロッタの場合、その跳躍のさいに
この噴出能力が役に立つ。納豆神が飛び道具を射出するのと同じ力で
メセルスロッタの体は目指す方向に飛ばされる。

130 言理の妖精語りて曰く、 :2006/10/09(月) 21:06:47
【MP議論】
古来より伝わる【MP】という謎の言葉について、
科学者たちは長年の議論を重ねてきた。

【MP】が猫世界の言語の略記であるということについてはほぼ判明しているのだが、
そこからどう解釈するかというのは論者によって実に千差万別である。

131 言理の妖精語りて曰く、 :2006/10/09(月) 21:13:46
『MP』
ンプ、と読む。人間の脳内に寄生して未知のエネルギーを生成する飛来神群。

132 言理の妖精語りて曰く、 :2006/10/13(金) 16:15:50
【ヌーナ】

世界の始まりとなった何か。
ビッグバン・ポイント。
【最果ての二人】における少女の宝石が、まさに【ヌーナ】であるとする説もある。

133 言理の妖精語りて曰く、 :2006/10/15(日) 12:30:02
『紀神』とは、言語魔術師アレが生み出し、使役した使い魔たちである。

134 ペロヨン語りて曰く、 :2006/10/18(水) 10:39:28
第四世代のフェーリムには異形化とか変容と呼ばれる能力が与えられている。
これは簡単に言えば肉体を変化させる変身能力といったところだ。
その先駆けとなったのは第三世代の、麗躍九士と呼ばれるフェーリムたちだった。
彼らにも異形化の能力はつけられていたが、肝心の元に戻る部分が欠けていた。
この失敗からの教訓とさらなる研究により元に戻る能力は確実なものとなった。
これがフェーリムの最後の『世代』となる第四世代の幕開けである。

でもって、麗躍九士はというと、異形化したままにされていた。
『旧式』にかける費用や手間など勿体無い、とでも言うように。
また、『製作者』たるハッサルガーニャの寵も新型のフェーリムたちに移ってしまっていた。

135 言理の妖精語りて曰く、 :2006/10/19(木) 03:10:00
つまりねえ。物語は祈りなのよ。呪文と言ってもいい。現実を理想に変容させる為の魔法式なの。

136 言理の妖精語りて曰く、 :2006/10/24(火) 02:03:32
【魔術師師団】
バキスタの戦いで軍事力に壊滅的なダメージを受けたリクシャマー帝国が、再編に際して新たに軍の中核として組織した部隊。
魔術師師団という名前を聞くと、肉体的にひ弱な魔術師による部隊のように聞こえるが、実際には実戦訓練と簡単な魔術を会得した屈強な歩兵による部隊であり、強力な魔術を使った魔術戦闘の他に肉弾戦も得意とする。
なぜこのような部隊の編成が可能になったかと言えば、マグドール派のデフォンの弟子ゴズリングによる【ビーンズ式】詠唱法が他の術派でも使われるようになったからである。
こと、ウォン派の魔術は初歩の魔術だけならば習得は非常に容易であり、戦闘に必要な「〜を投擲する」、「〜の攻撃を防ぐ、無効化する」、「〜の壁を作る」、「〜を武器に属性として与える」といった実際の戦闘に必要な中級〜上級のテクニックを要する魔術は、その部分だけをビーンズ(豆や宝石)に事前に用意しておけば良く、兵士達は自分でその魔術を覚える必要はない。初歩的な呪文を唱えながらビーンズに封じられた呪文を開放すれば良いのである。また、ビーンズとビーンズの組み合わせも可能であり、例えば火を起こす呪文を唱えながら、「威力を数倍にする」と「投擲する」の呪文を開放すれば強力な火炎魔法を相手に向かって投擲することが可能である。
この単体でも強力な戦力になる魔法戦士を、リクシャマー帝国は軍団として編成して「魔術師師団」と呼称したのであるが、これは相手に肉弾戦に持ち込めば勝てる、という誤った幻想を抱かせるためでもあった。(この誤った幻想に騙され、「クゥーゲル平原の戦い」や「ウェルスの城塞守備戦」において北方帝国の騎士を中核とした軍隊は手痛い被害を受けている)
組織的に魔術を戦闘手段として使う「魔術師師団」と「魔術師師団」を主力とした新戦術は強力な戦力として諸国へと広まっていくが、この兵団を戦争に使うには一つだけネックがあった。魔術を封じたビーンズの生産と、魔術を使う兵士の育成には多額の費用と魔術による工業力を必要とし、またこのような軍団を戦争に使えるようにするためには常備軍という概念が必要になり、今までの戦争のように戦争に必要な兵力や武器だけ諸侯や有力領主、騎士階級から集める従来の戦争における兵力編成の方法では対応できないということである。
このことは国家の中央集権化と、国政の軍事力拡充重視から経済力成長重視へのシフト、そして騎士階級とは別に軍人階級という新たな階級の発生といった時代の変化を生み出した。

137 言理の妖精語りて曰く、 :2006/10/25(水) 07:41:27
アレは言語魔術師、紀神、宿屋の親父、【猫】など、
ありとあらゆる姿をとって神話の中に登場する。
アレ=世界そのもの という見方も存在するが、現在の学者たちの間では
アレ=ヌーナ とする説のほうが支持されているという。
一般庶民の間には全く広まっていない。

138 言理の妖精語りて曰く、 :2006/10/26(木) 20:24:17
裏切り者ダルスカームは、一族を衰弱させて皆殺しにするにあたり、レストロオセの騎士ゴルプスッドを召喚した。
彼一人の力では多くの人間をまとめてじわじわ殺すことなどできないからである。しかしながら
ゴルプスッドもまた、本来ならばダルスカームの力量では喚びだすことなど不可能な存在であるが、
それでもゴルプスッドはダルスカームの稚拙な召喚術に応じざるをえなかった。なぜなら、
ダルスカームに『弱み』を握られていたからである。(正確には彼に付け焼刃の召喚魔法を教え込んだ魔人メクセトに、であるが。)

139 言理の妖精語りて曰く、 :2006/10/29(日) 12:42:32
フレウテリスの騎士トロメリアが持つ『失われた魔法』の中で最も有名なのが
『性別を変える魔法』である。この術はさらに『男から女に変える魔法』と
『女から男に変える魔法』の二つに分けられる。彼が知っていたのは
このうち『女から男に変える魔法』のほうであった。
ある時、ある魔法使いがトロメリアを召喚し、『女から男に変える魔法』を
伝授してくれと頼んだ。トロメリアはいつものように『同等の価値がある知識』
を代価として求め、魔法使いは『男から女に変える魔法』を示した。
こうして取引が成立し、魔法使いは『女から男に変える魔法』を手に入れた。
『男から女に変える魔法』を得たトロメリアは早速それを自分に試して女になった。
その時から彼はたびたび自分の性別を変えるようになった。
トロメリアが『彼』とも『彼女』とも表記されるのはこのことによる。

140 言理の妖精語りて曰く、 :2006/11/07(火) 16:28:54
【魔男】
魔女のいわば男性版。魔女が単に女性の魔法使いのことではないのと同様、
魔男もまた、ただの男性の魔法使いではない。

141 言理の妖精語りて曰く、 :2006/11/07(火) 19:50:13
【間男】
夫を持つ妻と不貞を働く男のこと。

142 言理の妖精語りて曰く、 :2006/11/07(火) 20:10:24
その存在はまさに生ける妖術。ロマンスの一分野を築いてしまうのも無理はない。

143 オウゾウル語りて曰く、 :2006/11/08(水) 00:29:49
セラティス正教、それは隠された宗旨、表には現されない教義、
正しく力を信奉する者は、自分で意識するにせよしないにせよ
すべて等しくセラティスの正教徒である。

144 言理の妖精集いて曰く、 :2006/11/08(水) 01:07:20
セラティス正教は、その宗教というよりも思想的側面が重要視された。

後にその宗教的側面を廃し、思想的側面のみを追求する一派が現れる。
この一派の始祖の一人こそが、キュトスの姉妹のディオルその人であると伝えられている。

145 言理の妖精語りて曰く、 :2006/11/08(水) 01:09:39
【ディオル派】
キュトスの姉妹、ディオルが見出したセラティス正教の一派。
その思想的側面を追求し、精神性・身体性を共に鍛え、研鑚することによって「悟り」を超越した「紀」に至ろうとした。

146 言理の妖精集いて曰く、 :2006/11/08(水) 01:15:39
ディオル派はまたディオル道、セラティス道とも呼ばれる。
しかし「ディオル教」「セラティス教」と呼ばれることはない。
これはもはや宗教ではなく、武の中に生き方を見出す「道」というわけである。

ここでセラティスはもはや信仰の対象ではなく、
彼らの目指すべき偉大なる先人として尊敬されている。

147 言理の妖精語りて曰く、 :2006/11/08(水) 15:39:42
オトナは近年ではほとんどみられない性別だ。
関係者はみな訛りが強く、正確な発音はこれに限らないと思う。
私はこのようにしか聞き取れなかった。

148 言理の妖精語りて曰く、 :2006/11/09(木) 13:42:56
牛頭妖物の群(ミノタウロス・クラウド)はれっきとした『作り物』である。

149 内なるデーディア :2006/11/18(土) 21:02:01
心理学の用語。
表層の人格に対し絶えず内側から強迫を与える、仮想上の別人格。
性や破壊の純粋な衝動を表現しようとする。

150 言理の妖精語りて曰く、 :2006/11/24(金) 04:46:49
【寝言士(しんごんし)】

【寝言(しんごん)】を解き放つ能力を持つ者。

ある種の人間は、睡眠中に精神のとある霊的作用が解放される。
この霊的作用は、睡眠中に無意識に唱えられた呪文によって完全に励起され、発動する。

この呪文を【寝言】と呼ぶ。

151 言理の妖精語りて曰く、 :2006/11/24(金) 04:47:32
【寝言士】がどのような【寝言】を唱えるかは、完全に無意識に任せられている。
そのため、意図的に特定の【寝言】を唱えることは不可能である。

【寝言】が実際にどのような作用を引き起こすかは、
それぞれの【寝言】の文句によって決まっていることが確認されている。

152 言理の妖精語りて曰く、 :2006/12/05(火) 14:46:43
「ほうちき〜〜!」は放逐の呪文である。

153 言理の妖精語りて曰く、 :2006/12/29(金) 01:01:00
グロンド博士の死後、ノロ細胞の研究は博士の息子ノウと娘エモルに受け継がれた。

154 言理の妖精語りて曰く、 :2007/01/04(木) 09:05:16
バラック・グロンドは夢に現れた「胸に口のある男」から『ノロ』(ノロ細胞はこう名付けられた肉塊から採取されたものである)
の在処へのヒントを示されたという。自伝によれば「鋼鉄の四肢を持つ死神のような男」であったともいう。

155 言理の妖精語りて曰く、 :2007/01/04(木) 18:26:09
彼(?)は緑色の髪の毛をしていたことからハロハデル(緑色の頭)の名で呼ばれていた存在と同一視される。
ハロハデルは魔術の集成者ディルノラフの前に現れ、知恵の在処と知識の収集の仕方を教えた存在として
ディルノラフの名を冠した魔導書『ディルノラフの鍵』でも語られている。

156 言理の妖精語りて曰く、 :2007/01/05(金) 16:13:38
魔導書『ディルノラフの鍵』によれば金のウインナーの製法を知ったものは狂死するという。
金のウインナーを作り上げることができるのは、強固な精神を持つ人外の民をおいて他にない。
そのため人間には無益かつ有害であるとしてこの魔導書は金のウィンナーの製法を記していない。
金の「ウインナー」が象徴するもの、それは金色の輝きとは裏腹な作られる過程のグロテスクさであるのかもしれない。

157 言理の妖精語りて曰く、 :2007/01/14(日) 10:35:31
文字が力を持つかどうかは、文字を使う者にかかっている。
強大な者、多くの者達が使い込むことによって魔力ある文字になった例がある。
最初は魔術的な意味合いが無くても、使い込むことで魔力を得、
魔力を得たことでさらに魔術に使われやすくなる。

158 言理の妖精語りて曰く、 :2007/01/14(日) 11:07:18
古代種族は文字を信仰の域にまで崇拝し、長い歴史と時間の中で練磨してきた。
伝承等で伝わる記号(一種の表意文字)は、今尚、その効果を発揮する。
才能の優劣に関係なく、凡愚だろうと賢者だろうと一つの文字を書く/刻むだけで様々な者/物に影響を与える。

武器・防具・馬車・船舶・衣服・建造物・日常品・芸術品・呪符・身体。濃密な時を過ごした文字は現在でも願掛けの意味を込めてあらゆる所に刻み込まれている。

159 言理の妖精語りて曰く、 :2007/01/14(日) 11:13:10
無論、知識を持った玄人はこれを更に強化し、組み合わせ、一種の言語体系を作り上げた。
単純ながら複雑。人の命を奪うこともあれば救うこともある。
数少ない使い手は今でも重宝される。

160 言理の妖精語りて曰く、 :2007/01/28(日) 00:45:00
Vソケット。
銃の銃口部につける部品。効果は発射時の跳ね上がりを防いで命中精度や集弾性能を上げること。
備考としてバックファイアがV字になる。もっとも近年の製品はそうではないようだ。
ちなみにというか当然だが、それなりに銃身が長いものでないと装着できなので購入する際は気をつけること。

161 言理の妖精語りて曰く、 :2007/01/31(水) 12:33:27
竜は知っている。
この世のあらゆるエフェクトが、エンジンによって生成されていることを。

たとえば、一般物理エフェクトは物理エンジンによって生成される。
各種の霊理エフェクトもまた、それぞれの霊理エンジンによって生成される。

【紀】なるエフェクトすらもまた、紀エンジンによって生成されるのだ。
紀エンジンとは、それ以外のエンジンに干渉することのできる上位エンジンなのだ。

エンジンを管理する者たち。
それを彼らは【エンジニア】と呼ぶ。
その一人が、アレだ。

162 言理の妖精語りて曰く、 :2007/01/31(水) 21:42:45
この世界はゲームだ。

163 言理の妖精語りて曰く、 :2007/01/31(水) 23:38:24
ええと、つまり神すら超える存在がいるということ?

164 言理の妖精語りて曰く、 :2007/02/01(木) 01:23:27
【システマー】でも可。
【システム・エンジニア】でも間違いじゃないけど何か嫌だ。

165 言理の妖精語りて曰く、 :2007/02/14(水) 10:37:12
【知覚】の術って慣れない内はキモイ悪いんだよね。
「見える」んじゃないのよ。
眼球が手のように広がってその空間全体を掴む感じ。
見ながら触ってるというか・・・。
この感覚、わかってもらえる?

166 言理の妖精語りて曰く、 :2007/02/17(土) 01:42:41
よくわからんが・・・お前さんの眉の下にうまっとるのが目玉じゃあないことはわかるな。
そりゃあなんだ、水晶かい?

167 言理の妖精語りて曰く、 :2007/02/27(火) 19:03:29
【アルセス症候群】

近年、何が起こっても「アルセスのせいだ」で済ましてしまう者が増えてきた。
アルセスのせいにしてしまえば誰もが納得してしまうような風土は、実際に存在する。
そういった社会の雰囲気が、この症候群の蔓延を加速させることになったとも言える。

168 言理の妖精語りて曰く、 :2007/02/27(火) 19:05:30
アルセスのせい。

169 言理の妖精語りて曰く、 :2007/02/27(火) 19:06:15
>>167
これは人々を堕落させようとするアルセスが煽ったのだ。
見えるぞ、天頂の底にて彼の神が我々を嘲笑っているすがたが!!

170 女子高生 :2007/02/27(火) 19:07:58
アルセスのせい。

171 言理の妖精語りて曰く、 :2007/02/27(火) 21:25:29
しかし実際のところ、罪や穢れ、不幸な事などを神の所為にするのはさして変な事でもない。
そうした事を神に押し付けて払ったり、禊を行ったりするのは現実でもあるだろうし、そうしたものを一身に引き受けて人々を楽にしてやるという役目は神が背負うものとしては一般的じゃなかろうか。

罪を人同士が押し付けあうよりも、神にだけそれを押し付けておけば安泰となる。醜い争いも減る。
そうした意図で祀られる神というのは、決して珍しくない筈。
ならば、今のこのアルセスに何もかもを押し付ける状況は別におかしくもなんともないのでは。

172 言理の妖精語りて曰く、 :2007/02/27(火) 22:39:55
なんてオヤシロさまなアルセス

173 言理の妖精語りて曰く、 :2007/02/27(火) 23:32:34
みんなはいはいアルセスアルセスいうけど、そんなアルセスに造られた俺達って一体。

174 言理の妖精語りて曰く、 :2007/02/27(火) 23:40:48
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/7039/1151843571/20

セレブレッタがかなりいい事言ってた件。

175 言理の妖精語りて曰く、 :2007/02/27(火) 23:54:37
でもセレブレッタはメメン太殺したね(・´ω`・)

176 言理の妖精語りて曰く、 :2007/02/27(火) 23:59:07
メメンタはセレブレッタにしてはならない事をしでかしました。
それはアルセスへの想いを汚した事です。

177 言理の妖精語りて曰く、 :2007/02/28(水) 00:22:52
それもまた哀ゆえに!

178 言理の妖精語りて曰く、 :2007/03/03(土) 19:06:49
神への憎悪を以って魔術儀式の完成とする。
故にこその「魔」。

179 言理の妖精語りて曰く、 :2007/03/04(日) 17:36:19
硬さを失わせる呪い。

【軟化】の呪いである。

180 言理の妖精語りて曰く、 :2007/03/04(日) 17:48:12
ひとの態度を軟化させるのもこれに含まれる。
対象を『硬いもの』に見立てれば、物質的な硬さでなくても
やわらかい方向に変化させることができるという。

181 言理の妖精語りて曰く、 :2007/03/04(日) 17:58:32
魅了や懐柔の魔術を行う際、事前に軟化の術をかける場合がある。

182 言理の妖精語りて曰く、 :2007/03/04(日) 22:07:02
つまり、態度を軟化させてしまうのさ。
応用すれば敵の槍をふにゃふにゃの使い物にならなくしてしまうんだ。
これ、次のテストに出すから。

183 言理の妖精語りて曰く、 :2007/03/04(日) 23:33:40
槍って聞くと何かの隠語に聞こえてしまう俺は首吊ってきます

184 言理の妖精語りて曰く、 :2007/03/04(日) 23:34:52
いや、槍はちんこの暗喩だよ。合ってるよ。首吊らなくていいよ。

185 落とし穴 :2007/03/05(月) 22:29:15
絶対に目の前の穴に相手が落ちる呪い。
ダメージ判定±0。1ターン行動不能。

186 言理の妖精語りて曰く、 :2007/03/06(火) 21:38:04
墓標船のような、知識がどこまでも入っているようなモノ。
このようなモノに触れ続けるのは危険である。時間をどこまでも潰せて
しまい、またその中身に入れ込んで現実に戻ってきたくなくなる。
一度中毒になるとなかなか抜け出せない。幸いにも墓標船の情報は
そのままではじかに触れることはできないし、
現在の技術では取り出せる情報量にも限りがある。

187 言理の妖精語りて曰く、 :2007/03/12(月) 22:01:14
【紀伝子組み換え】

実在の人物と架空の人物を掛け合せる行為、またその技術。

188 言理の妖精語りて曰く、 :2007/03/13(火) 16:34:49
紀暦1640年、ゆらぎテクノロジーにより、家畜や野菜として出荷される動植物の類に紀伝子組み換えが行なわれた。

189 言理の妖精語りて曰く、 :2007/03/21(水) 00:49:30
豆腐はその硬さにより、生き物を殴殺できる鈍器になる。
豆腐はその柔らかさにより、深海の水圧にすら耐えることができる。
そしてこの二つは本来、相反せずに共存する力だ。

190 言理の妖精語りて曰く、 :2007/03/21(水) 00:57:50
豆腐を用いる魔術を豆腐魔術と呼ぶ。上にあげた豆腐の特性を持つ魔術も含むことも多い。
仮に、世界が納豆・豆腐・味噌の三元素で構成されるとしよう。
この場合、この世界において、硬さや柔らかさとして現れる、いわば「豆腐分」を操ることになるのだ。

191 言理の妖精語りて曰く、 :2007/03/21(水) 11:45:48
豆腐魔術師は炭素原子の結合を組み替え、自らの肉体を鋼鉄の盾に変え、敵の防具を鉛筆の芯の様に脆くする。

192 言理の妖精語りて曰く、 :2007/03/21(水) 11:49:30
豆腐魔術を使えば、鉛筆の芯を硬い豆腐に、鋼鉄の盾を軟らかい豆腐になぞらえて、実際にそのとおり運用することができる。
敵が豆腐魔術を使えるかどうか、は闘争前の情報戦においても重視される。

193 言理の妖精語りて曰く、 :2007/03/31(土) 11:48:32
『天使が持ち出した黄道十二宮の魔法の奥義』
かつて暮らしていた天海とそこからの堕天、THIRD EXCALIBURの歴史、魔道兵器『王笏』、暗黒魔法、個人的日記などが記された六六六頁からなる草稿。
これが持ち出されてから各地で異能力者「邪気眼使い」達の数が急増した。

194 言理の妖精語りて曰く、 :2007/03/31(土) 15:45:03
狂った科学者 ヘテラン・ガフ 曰く

世界は重なる紙のような構造ではなく、
むしろ無限の空間に浮かぶ泡のような構造なのだという。

アルセスの創造したこの世界も、いわばその泡の一つであると考えれば、
それらが浮かぶ無限の空間、つまり現世界のより上位の世界があると考えられる。

アルセスとキュトスの創世神話の記述にもあるとおり、
この世界が創生される以前にも世界があり、それはつまり
より上位の無限の空間である。

各々の泡(ここでは次元の泡と称する)は、独自に根付き、また浮遊している。
根無し草か浮島のように無限の空間を回遊し続ける次元の泡がつまり流転世界である。

195 言理の妖精語りて曰く、 :2007/03/31(土) 16:13:11
狂学者ヘテラン・ガフ。クセノスとは旧知の仲。

196 言理の妖精語りて曰く、 :2007/03/31(土) 16:43:22
アルセスが世界を作った、なんて古い説をまだ支持している者がいたとはね・・・。
何か新しい物証が見つかったのかもしれないな。
・・・コンタクトを取ってみようか。

197 言理の妖精語りて曰く、 :2007/03/31(土) 16:49:31
アルセス、じゃなくて【紀元槍】の世界ね。
紀元槍と紀元錘こそが至高であって、紀神共は踊らされているにすぎん!

198 言理の妖精語りて曰く、 :2007/03/31(土) 17:00:10
確かにそうなんだけど、
そうなると紀元槍がそもそもどっから来たのかってのが気になるところ。

199 言理の妖精語りて曰く、 :2007/03/31(土) 17:03:25
そもそも《前》の世界ってどんなところだったの?

200 言理の妖精語りて曰く、 :2007/03/31(土) 17:04:19
あんまり変わんなかったよ。

201 言理の妖精語りて曰く、 :2007/03/31(土) 17:04:25
>>199
んなこといったら延々と無限後退のメタな展開になっちゃうから

202 言理の妖精語りて曰く、 :2007/04/04(水) 22:21:50
《前》の世界、と断りが入るということは、少なくとも《今》の世界とは違う、ということだろう。
それでいて、世界は確実にあった、と。
《前》が《今》より過去のこと、とは限らないが、時間的な表現をされるところから何か推理できそうだ。

203 言理の妖精語りて曰く、 :2007/04/04(水) 22:54:04
《前》とは誰の主観で見たことなのだろう。
これは無限ループを題材にした思考実験で、延々と世界の誕生と破滅を繰り返しているのではないだろうか・・・・・・。

204 言理の妖精語りて曰く、 :2007/04/08(日) 02:05:44
世界の破滅が創世を促すわけではない、と証明されたとき、学会は大騒ぎだった。
なにしろ、この世界が終わっても次の世界でまた研究を続けよう、と考えている連中が大半だったから。
連中は大慌てで、「次の世界」を作るための因子の特定に取り掛かった。

205 言理の妖精語りて曰く、 :2007/04/09(月) 01:03:19
ビジターというのはですね。魔法使いの一派なんです。
世界の外に行くために、世界の外にいる誰かと居場所を交換しようとしてるんですよ。

206 言理の妖精語りて曰く、 :2007/04/09(月) 01:24:01
「じゃんけん」なる召喚術を究めようとする一派がある。
気勢とともに一定の「型」を繰り出すことでさまざまな事象を呼び出すのだとか。

207 言理の妖精語りて曰く、 :2007/04/22(日) 11:36:38
【白渦会】
『楽孫属・地流』らにより英盛にて設立された魔術結社。
東方に広く伝わる『コトワザ』を一つの魔術体系に高め実用化した。
第二次地獄解放の際にはペラティアに出陣し、地獄の異軍と戦った。

戦いが終わった後もこの地に残った者により西方白渦会が作られている。

208 言理の妖精語りて曰く、 :2007/04/22(日) 14:09:11
コトワザは寝言に通じる。コトワザと定義されるあらゆる言語は彼等が行使するとき、その効力を持つ。

209 言理の妖精語りて曰く、 :2007/04/25(水) 00:54:24
魔法と科学。
結果(目的)を引き出すために手段(手順)を捏造するのが魔法。
手順(手段)の繰り返しによって目的(結果)をあぶり出そうとするのが科学。

210 言理の妖精語りて曰く、 :2007/04/26(木) 22:52:53
ふたつは似て非なるもの。
魔法側は理解不能の妖しげな妖術。
科学サイドは意味不明なインチキオカルト。
とお互いを称する。あんまり仲がよくない

211 言理の妖精語りて曰く、 :2007/04/26(木) 22:55:24
ビジターは敗者、「世界を作り出す魔術師」。だから世界の外にいる誰かと居場所を交換しようとしてる。
アウターは勝者、「世界を支配する魔術師」。だから世界の外にいる誰かをこっちに喚起しようとしてる。

212 言理の妖精語りて曰く、 :2007/04/26(木) 22:57:27
文献には>>211とあるが・・・これは逆ではないかと私は解釈する。。
「ビジター/訪問者」が居場所を求めるだろうか。
彼らはやがて帰るのだ。
己のいるべき本来の場所へ。

213 言理の妖精語りて曰く、 :2007/04/26(木) 23:07:09
>>205を見て思ったんだが、我々は大きな 勘違いをしているのではないだろうか。
ヴィジターとビジターを半ば同一視している節があるのでは・・・しかし、このままでは大変なことに・・・・

214 言理の妖精語りて曰く、 :2007/04/26(木) 23:08:23
・・・そうか、しまった!
なまじ【猫の国】表記にこだわったがゆえにおろそかに・・・ッ!

215 言理の妖精語りて曰く、 :2007/04/26(木) 23:10:26
わたしは、猫の国の言葉しかしらない。

216 言理の妖精語りて曰く、 :2007/04/26(木) 23:10:42
だから、私の世界はそこまでだ。

217 言理の妖精語りて曰く、 :2007/04/26(木) 23:12:11
だがここは猫の国にあらず。
そしてあなたの言葉は届いている。

大丈夫、語ってください。

218 言理の妖精語りて曰く、 :2007/04/26(木) 23:17:36
>>216の「自分が認識できる世界」とは「知覚範囲内のことしかわからない」といいたいのか

219 言理の妖精語りて曰く、 :2007/04/29(日) 22:04:17
霊を生き物の体に押し込み、その内面を変えてしまう術がある。
それはフレウテリスの騎士レギオンが得意とするところだ。
妖精の魔術師ディルノラフはその奥儀を盗み、地上に持ち帰ったという。
そうして彼はその術を、特殊な能力や地獄でしか手に入らない物品がなくても行えるように改良した。

220 悪魔 :2007/04/29(日) 22:19:40
人間は簒奪者だ。あのテこのテで契約を破却して美味しいところだけ持っていく。悪魔よりタチが悪いよ。

221 悪魔B :2007/04/29(日) 22:25:05
>>220
「はっ!そいつァオメェさんがヘボいだけさ。オレぁもっとうまくやるね!
ちょうど、いまさっきも人間の魔術師から力を借りてェって泣きつかれた所さ。
まァ見てな。オメェにも分け前ぶん取ってきてやるよ!」

・・・その後悪魔Bの姿を見たものはいない・・・。

222 悪魔C :2007/04/29(日) 22:43:04
>>220>>221
「ふん、それは貴様等が愚図なだけだ。私なら上手く出来る
つい先刻も人間の錬金術師に契約をしてほしいと懇願されていたのだ。
せいぜいその節穴の眼に私の雄姿を焼き付けておくといい」

…その後悪魔Cの姿を見たものはいない…。

223 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/03(木) 23:44:29
「瓶詰め悪魔のできあがりぃ☆これで3つ目だね。さーていくらで売ろっかなー♪」

224 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/16(水) 23:45:34
【仮定魔術】
例えば目の前の石を転がしたい。
そうすると「石が転がった」という《仮定》のイメージ(魔力)を励起し、『石が転がった結果』を捏造、石が転がる理由・方法・過程を有耶無耶にする因果干渉魔術。

【仮定】
1.未定のこと、不確かなことを仮にこうと定めること。また、仮に定めた事柄。
2.論理学などで、ある命題を導き出す推論の出発点におかれる前提条件。仮設。

【魔術】
下記参照
http://wiki.livedoor.jp/flicker2/d/%cb%e2%bd%d1

【該当人物】
ウィリア・アムプレス

225 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/17(木) 00:00:16
―――以上が仮定魔術の基礎構築から基本的発動までの流れである。
ここで注意も。
仮定魔術は習得の容易さも、奥の深さも申し分ない。
しかし不得手もある。
まず観測者に弱い。
第三者と術者のイメージ差によって魔力が拡散されてしまうためだろう。
よって使用時は隠密に徹するか、注意を魔術の行使対象からずらす必要がある。
次に。
当然ながら、意思を持つ物体は無意識下で自身の状態を常に感知している。よって干渉はほぼ不可能。
そして。
ある種の生物は脳か、あるいはまったく別の手段で外界を「自身の内に再現」して記憶している。
この再現されたもうひとつの世界は術者のイメージによる改変を受けず、【世界の復元力】の後押しを受けて改変された外界を無化してしまう。
おそらく術の発動さえなかったことにされてしまうだろう。
この手合いを敵とした場合は仮定魔術は使えないと考えるべきだろう。

これらの弱点はあるが、しかし仮定魔術の脅威はその汎用性と究極の見えない奥深さにある。
ぜひあなた方もこの魅力的な魔術の世界を体験して欲しい。

226 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/17(木) 16:03:56
異常を正常に戻そうとそこをあるべき姿に復元しようとする世界の修正。
これに対抗するには膨大な魔力が必要だが、実際は大して持たない上に燃費が死ぬほど悪い。

まともな仮定魔術を扱う者はそんなことしない。

227 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/17(木) 16:05:44
>>225
「ある種の生物は脳か、あるいはまったく別の手段で外界を「自身の内に再現」して記憶している。」
を見て思ったのだが、もし、この魔術の使い手が「ある種の生物」だったらどういうことになるのだろう。

228 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/17(木) 19:55:37
自身の記憶を改竄しているわけではないから・・・普通の術者と同じく、即座に【世界の復元力】に修正されるか、発動自体しないんだろう。
・・・そもそも使い手になるどころか仮定魔術の存在自体認知できないんじゃないのかこれ。

229 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/17(木) 20:43:08
SIO(standard-index-Observation)。しおって覚えるとちょっと中学時代の単語暗記法みたいで素敵。

魔術黎明期の分類。
魔力
索引
観測
のことらしい。

あとだれか考えて。

230 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/17(木) 20:45:33
魔力がなんなのか、はさておいておくと吉かな。
「原理不明だけど使い方はわかる」とかいうとまるきり科学になっちゃうけど。

231 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/17(木) 20:48:42
言理不明、テレビと一緒。冷蔵庫と一緒。宇宙船と一緒。

政府の緊急発表で冷蔵庫が人体に有害なスカラー波を出しているっていわれても俺は驚かない。

232 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/17(木) 20:51:09
驚いた顔を見せずに泰然として死ぬのだな。

233 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/17(木) 20:51:35
そうなるなw

234 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/17(木) 21:10:36
耐性を着けて生き延びるのはどうだ?新人類Gキブリ。

235 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/17(木) 21:11:12
つまんね

236 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/17(木) 21:11:43
>>235は前俺を敵に回した

237 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/17(木) 21:13:47
インデックス。そう分類された魔術は文字を調べるため辞書を索引するように、あるいはインターネットで必要な情報を検索するように、世界から魔術効果を検索する。

238 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/17(木) 21:21:59
前俺。
一世代前の俺。

239 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/17(木) 21:23:04
「よう一世代後の俺!俺だよオレオレ!」
「・・・誰だよ!」

240 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/17(木) 22:02:07
これが後の前オレ詐欺である

241 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/18(金) 19:44:56
『前世の自分』を装い、当時の負債や借金を請求する。

242 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/18(金) 19:45:49
「俺が借金肩代わりしてやるよ!」

・・・いいヤツじゃないか?

243 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/18(金) 20:23:30
>>241
訂正、負債や借金の肩代わりを求める。だわ

244 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/18(金) 20:24:17
おれ、じつは女に金注ぎ込んで6000ポニー使っちまったんだ……代わりに払ってくれ!

245 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/18(金) 20:24:35
ソルダ(ア)あたりいいそうな台詞

246 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/18(金) 23:45:57
ある人形製作者の作品。
前期:写実的。実在の人物、動植物、静物の模型。
中期:抽象的。気候や地形、星座や神を具象化。
後期:実利的。動力を内臓し、鑑賞や設置物以外としての用途。
死後に弟子が引き継ぎ、
現在:写実的な動力内蔵型架空存在。

247 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/20(日) 23:05:21
【拷問ラジオ】
 拷問にうってつけの、不愉快極まる音楽を24時間ぶっ続けで流しているラジオ。
 世界各地の拷問吏がこぞって利用しており、心の弱い人なら三十分で廃人にしてしまう威力があるという。

248 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/20(日) 23:09:49
ラジオの発信源は不定。
ゆえに停める手段はなく、利用は誰でもできる。
おそらく放送者は【やつら】。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/7039/1172634815/110

しかし対抗者は存在する。
不協和音を憎む者たちだ。

249 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/20(日) 23:11:04
それは、電波を媒介に感染していくフォークロア。

250 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/20(日) 23:14:07
フォークロア:都市伝説。

誰もが心に秘めた、憎いやつへの悪意の言葉。
それを集めて公開しているやつらがいる。
そのライブラリは億の罵声と兆の呪文を越え、ついに電波となって漏れ出した。

251 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/20(日) 23:38:22
電波のサバト!

252 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/21(月) 03:09:59
悪意は悪意を呼ぶ。
自身の心のうちの黒いものも、そのままではもやもやしているだけだ。
しかし誰かのそれが形にされた物を目にすれば、自身のそれにも形を与えられる、と気付いてしまう。
そして形を与えられた悪意を心のうちに秘め続けることなどできはしない。
かくして電波は増幅される。

アンプリファイアハウリング現象である。

253 BELiveの中の人 :2007/05/21(月) 17:37:33
黒き闇の底には一筋の光明があると信じたい。

254 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/26(土) 17:04:00
強者の名は、力そのもの。

255 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/26(土) 18:01:41
そういうわけでピュクティェトを信仰する地域にはソルダが、
アルセス教圏にはナプラサフラスが何千何万といるのである。

256 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/26(土) 18:27:25
分身?

257 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/26(土) 19:43:25
つまりこういうことである。
マイケル・ジョーダンもマイケル・ジャクソンもマイケル・ムアコックも
同じく『マイケル』の化身なのだ。ちなみにこのマイケルという名を
短縮形にすると、あの著作権有効期間延長ネズミの名前になる。
しかもこの名の源流はある宗教で語られる強壮な天使からきている。
二重三重の意味で強力なこの名が猫の国で愛されるのもうなずける話である。

258 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/26(土) 19:57:52
元祖マイケルは誰だ

259 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/27(日) 01:01:01
わたしだ。

260 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/27(日) 01:05:31
よし埋める。
穴を掘ろう。
君と俺の墓穴だ。

261 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/27(日) 01:14:17
そして槍で埋め墓標となす。

262 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/27(日) 01:21:59
「マイケルと俺、ここに眠る」

263 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/27(日) 01:32:24
アー!

264 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/27(日) 01:32:40
つまり「名を共にする」のですな

265 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/27(日) 01:41:42
あっ、馬鹿、お前、その言葉を草の民の前で迂闊に口にしたら……
あぁあああっ!!

266 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/27(日) 01:42:20
人間として終わった

267 言理の妖精語りて曰く、 :2007/05/27(日) 01:54:49
いやもう死人だし

268 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/02(土) 05:00:56
人間の不足している部分を他から写し取る技術が「あった」。
亡霊の影、猫の花、竜の毛皮、鬼の触手、犬の翼、石の胃袋・・・。
しかし今、術を伝える者は亡い。
術を記したものも無い。
術を施された人間も残っていない。

かつてその術が行われていた、穴倉があるだけ。

269 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/12(火) 19:05:16
結果から原因を引き出すカラクリを命とした、ある飛来神がいた。
いま彼は、ある存在に見せられた未来の光景、『預かり物を持ち主に返す自分』を結果とし、その光景へつながる道を探し続けている。

まずは「預かり物」を預かるところからなのだが。

270 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/13(水) 01:49:28
二つ名ならともかく本名がディスペータというのはややあんまりか。
名前が「しぇぱーど」の柴犬みたいだ。

271 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/14(木) 23:02:29
時間と空間は同一のものです。
永劫線なんて皆気づいてないだけで当たり前のように存在するのですよ。

272 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/14(木) 23:19:29
間接SAGEって、胸キュン。

という例の碑文が長らく研究者を悩ませていたが、このほどデルヒ研のズリング博士が読解に成功した。

273 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/15(金) 21:44:49
そろそろ「中二病」に定義づけしようぜ
『猫の国』でのいみじゃなくて、さ

274 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/15(金) 21:46:57
中の国の病。の略。

中(のク)二(の)病。

275 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/15(金) 22:42:18
いいね。
思い切り日本語なあたり潔いぜ。
あとは意味か。

中の国で発生したか、あるいは最大の被害が出たんだろうか?

276 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/15(金) 22:49:01
中病ってのがあって、
それの第二段階じゃなかったっけ?

277 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/15(金) 22:52:49
外の国もあるよ。どんどん内側になると重度になる。

278 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/15(金) 22:55:56
なるほど、第二段階の中病、通称中二病か。
と、いうことは中一病(第一段階中病)もあるわけで、しかも中三病(第三段階中病)の存在も予見されるわけか。
なにやらウイルス性感染症を思わせるね。

するとこれは伝染病なのかな?

279 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/15(金) 23:00:02
>>277
またも新説が。
外の国病>中の国病>第二段階中の国病>さらに重度の中の国病
というわけか。
おそろしいな。

よく耳にするのが「中二病」だけなのは、つまり外の国病の段階では発見が困難なんだろうな。

280 匿名魔女 :2007/06/19(火) 23:28:19
設問

f*R=K

この公式を説明せよ

281 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/19(火) 23:59:00
おれの知識だと
fという変数とRという変数の乗算結果がKという変数だ、という式にみえる。
それとは別に、そも変数名が不明なのに「公式」とはどういうこっちゃ、とか、なんとなくフリッカーとか脳内当て字をしてしまったり。

こんなもんじゃろうか。どうじゃろ。
でもきっとキミは答えない〜♪
だってキミは匿名〜♪

282 匿名魔女 :2007/06/20(水) 00:06:59
ハケスホノ。

彼が語るのはいつも嘘ばかり

乗算、は正しいが、しかし。
これらはおそらく、変数ではない と

解釈を許す文字列、と彼は述べた
だから、説明を請うた。
誰か。  
代入もしくは解読、あるいは捏造を

神話が何であるか
私は知りたい

283 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/20(水) 00:10:32
ちょっと共通語から外れすぎててナマりがきつい。
誰か、まず彼女の通訳を。

284 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/25(月) 23:25:50
【イパフィト・セルプス占筮】
絶対に当たらない占いの本。

285 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/26(火) 14:20:22
「当たらずも遠からず」すらも排除されている。

286 言理の妖精語りて曰く、 :2007/06/26(火) 22:48:56
この本の占いで、「幸運な未来」が予言された者がそろって出版元に殴り込んだら、出版者自身が既に「何事も善いほうに行く」という占い結果にヤケになっていた。

287 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/09(月) 23:15:18
魔法は不在の証明ができる

288 言理の妖精語りて曰く、 :2007/07/18(水) 12:59:36
嘆かわしいことだが、魔術結社にもディプロマミルが存在する。

289 言理の妖精語りて曰く、 :2007/08/04(土) 13:37:42
実の無い学位や資格を与えてみせる。しかしその物々しい名前から
たいていの人は疑わずに信じてしまう。これを狙ってディプロマミル結社と
その消費者は穢れた契約を結ぶのだ。

290 言理の妖精語りて曰く、 :2007/08/12(日) 18:46:11
「魔法は悪魔が教えるもの」「悪魔の力を借りるもの」という説が本当なら、
悪魔そのものを操る魔法は最高の魔法と言えるだろう。
同時に、悪魔そのものを操る魔術師は最高の魔術師ということになる。

291 言理の妖精語りて曰く、 :2007/08/12(日) 23:52:34
とうぜんながら、悪魔は魔法が使えない。
魔法を使うのは人間だけだ。

292 言理の妖精語りて曰く、 :2007/08/13(月) 01:26:32
おk
魔法を使う人間=悪魔
ぺれ覚えた!

293 言理の妖精語りて曰く、 :2007/08/13(月) 01:28:05
【理処化正順】
りしょかせんじゅん。
【五大言】を覚えるときの語呂合わせ。

294 言理の妖精語りて曰く、 :2007/08/13(月) 01:30:20
科学者たちは魔術の万能性にあこがれ、自分たちの技術体系に【近代魔術】という名をつけて呼んだ。
科学者ではない、【近代魔術】の利用者はただ【科学】と呼んだ。

295 言理の妖精語りて曰く、 :2007/08/13(月) 01:32:52
【前近代】と【近代】の間、7周期ほどの期間は文字による記録が行われておらず、【魔術】がどこへ散逸したのか、【科学】の発端はどこなのか、追うことができない。

296 言理の妖精語りて曰く、 :2007/08/13(月) 01:37:40
演算機の確実性と反比例する計算速度。
高速化が必要であったが・・・誰もが機械的技術力を持つわけではない。
よって生化学的技術によって対応した。
計算に一億年がかかるなら、一億年先まで生きればいい。
案外簡単なことであった。

297 言理の妖精語りて曰く、 :2007/10/23(火) 00:07:08
ソルキレウス:大義重視で目的重視で結果重視。目指す場所に到達するのが第一。そのためには徹底的に邪悪にもなる。
ディルノラフ:特別な才能が無くても、練習すれば誰もが使える術をめざす。その関係で安定性と安全性を同時に探求。

298 言理の妖精語りて曰く、 :2007/10/29(月) 00:09:02
きゆらの使う魔法は世界を確信させる。

この世界が正しいと信じる力が、世界設定を改変しようとする敵の攻撃を打ち破るのだ。

299 言理の妖精語りて曰く、 :2007/10/29(月) 00:11:01
そう信じていた。
きゆら自身こそが、「世界を改変するもの」だと告げられるそのときまで。

300 言理の妖精語りて曰く、 :2007/11/04(日) 17:48:27
『竜の方程式(Drake's Equation)』

301 言理の妖精語りて曰く、 :2007/11/07(水) 01:02:48
世界改変者の既存の世界を造り替える能力のことを「竜の方程式」という。
対して通常の人間のもつ自己を変容させることで世界に対処する能力を「猫の方程式」という。

302 言理の妖精語りて曰く、 :2007/11/08(木) 02:57:45
世界に神の如きモノが見せる至高の事象――『奇跡』は存在せず
ただ起こり終わる事象のみが横たわる

さりとて横たわる事象は不可視ではなく不触ではなく
その事象は時として『悪夢』と呼ばれ
時として『奇跡』と呼ばれ
幾億もの対なる、相反する名を抱いた其れは
何時しか何者かの戯言の中で『玉石虫の痕』と呼ばれるようになった

『痕』であると言う事はそれを遺したモノが在ると言う事であり
それを一度でも捕まえる事ができた者は
万物の事象の流れを誰よりも良く『識る』事が出来ると言う

さりとて事象は流転するものであり流れそのものであり
それを捕らえる事は物質的なものではなく、
存在した瞬間に過去になる「速さ」を持つ「言葉」でしかなしと言われた

故に、『玉の檻』と呼ばれる魔術は、未だ過去で無い事象を「捕らえる」為の物であり
何よりも強固な『硬玉』は、紡げば捕らえし未だ過去で無い事象の「確定」を行い
何よりも脆く軟らかい『軟玉』は、紡げば捕らえし未だ過去で無い事象を惑わせ、
本来流れるべき流れを変質させるものと言う

この魔術は翡翠から産まれた鳥が生み出した卵に宿り
それを食べたモノが魔術を『囀る』事もあったと言うが
今では翡翠で出来た鳥にしか囀れないものと成ったと言う

故に、生きた『翡翠の鳥』を産み彫り出せる彫刻家達もまた
「魔術師」と呼ばれると言う

303 言理の妖精語りて曰く、 :2007/11/08(木) 03:07:35
翡翠の鳥は「鳥」であるが故に、事象であり流れである「玉石虫」を啄み喰らうと言う
つまり、そもそも「鳥」は、「虫」を喰らうために、その魔術を産んだのかもしれない
鳥は虫を喰らわなければ生きていけず、ある程度の時期になると、玉虫色の卵を産むという

事象を喰う鳥が生み出した「卵」には、一体何が息づいているのだろう

304 言理の妖精語りて曰く、 :2007/11/08(木) 07:41:55
なんか途中から文章が変だぜ

305 言理の妖精語りて曰く、 :2007/11/11(日) 11:23:17
>>304
そいつは虫だな。
幼女の格好のやつだろう。
お前さんが「おや」とか「いいな」と思った部分を喰っちまうんだ。
喰いのこしは驚きも面白みもなくなった文章の骨だけ。
タチの悪い奴等だぜ。

悪いことはいわない、さあこの虫下しを飲むといい。
いまならお安くしとくから。

306 匿名魔女 :2007/11/15(木) 12:15:21
ヒスイが、わらう。

鳥などいない。
いるのは、竜だけだ。

307 言理の妖精語りて曰く、 :2007/11/18(日) 11:40:25
竜を鳥と呼ぶ者たちは、猫を虎と呼ぶ。

何のことも無い、異国のある単語が、自国のある単語と同じ発音、なんてよくあることだ。

308 言理の妖精語りて曰く、 :2007/11/18(日) 12:14:45
>307
虎の威を駆る猫かよ。
そんな妄言は猫派の奴らにしか通用しないぜ!

309 言理の妖精語りて曰く、 :2007/11/19(月) 11:49:43
レスト

初級回復魔法。
2ダメージを回復する。

310 言理の妖精語りて曰く、 :2007/11/19(月) 11:50:05
レスト

初級回復魔法。
2ダメージを回復する。

311 言理の妖精語りて曰く、 :2007/11/19(月) 22:26:23
レスト
初級回復魔法。
2ダメージを回復する。

2回唱えないと発動しない。

312 言理の妖精語りて曰く、 :2007/11/19(月) 23:39:38
ストレス
初級妨害魔法。

レストの2回詠唱の間に割り込むことでレストを失敗させる。

313 言理の妖精語りて曰く、 :2007/11/20(火) 23:57:30
アルファを使用してこちらへとやってきた「彼ら」は、まず最初にアルファが使えなくなっている事に気付いたんだ。
それは、つまるところ、元の居場所への帰還が不可能であるという事実。
その後は様々だった。
片道切符なんて聞いていない、とリーダー格の者に食って掛かって(文字通り、つまり牙で攻撃!)反対に取り押さえられる者、過剰ストレスに半狂乱となって泣き崩れる者、絶望したのかいきなり自分の頭蓋を砕いて擱坐するもの、メイン演算機とのリンクが立たれて幼児化する者。
とにかく最初の3秒でいきなり総数の2割が「死体」になってしまった。

314 言理の妖精語りて曰く、 :2007/11/24(土) 00:12:36
ユルペルドという禍の根を絶つべく、十一人の男女が立ち上がった。

「それは『大地の中心の九十九騎士』にかわる大地の支え手を
見出す試みの始まりでもあった。」と十一人を祖とするグループの書物は記す。

そして祖たる十一人の代で早くもユルペルドが討たれるという偉業が達成されるのだが、
彼らの活動はここで終わらなかった。ユルペルドの同類は他にもおり、また
色狂いの屑であったとはいえ、彼は『大いなる仕事』を司る一人でもあり、
その埋め合わせをする方法を探す必要もあったのだ。一人ならばまだ大丈夫ではあるが、
九十九騎の中にいる汚物を全部除去するとなると、大きな支障が出てくる。

315 言理の妖精語りて曰く、 :2007/11/25(日) 18:00:11
休息をとれるキャンプを建てて、補給と整備の当ても出来て、継続的な活動が出来るようになるまでにはまた全体の2割が「死んだ」。
「死体」は圧縮されてキャンプの端に整列された。
サイココードの文頭と末尾を接続して論理の循環状態(ウロボロスモード)に置かれたそれらは、まるで時間が止まったかのように静謐な表情で。

316 言理の妖精語りて曰く、 :2007/12/20(木) 23:48:59
武道家・格闘家・武人・戦士に勝てると思う者はなかなかいない。
だが、学者・専門家に勝てると思う者は実際のところけっこういる。

これは私がかけた魔法による効果である。

317 言理の妖精語りて曰く、 :2007/12/21(金) 13:48:00
【封魔眼】
見ただけで魔を封じるという眼。
ブラグラシン博士の提唱する封魔の究極形だが、全くの研究段階で実現の目処がたっていない。

318 言理の妖精語りて曰く、 :2007/12/23(日) 16:52:41
魔法と科学は同一の世界律を別位置から観測しているに過ぎない。
だから双方の長所を重ね、短所を補って、さらに汎用的な「手段」を生み出すことが出来るはずだ。

人形師が語った構想はしかし、姉妹の、特に妹たちからは冷淡な態度で迎えられた。

319 言理の妖精語りて曰く、 :2008/01/26(土) 00:40:11
九十九騎士の一人クーリンダースはタバクシャラスと取っ組み合いながらオルタへと吸い込まれていったと言われている。

吸い込まれつつある誰かと取っ組み合うことで深く繋がり逢えば、
我々の前にもオルタへの扉が開かれるというわけである。

この伝説の真偽は定かではないが、他の誰かと深く繋がり逢うための
合体組み手の元となったことを考えれば、ある種の真理を有してはいたと言えよう。

320 言理の妖精語りて曰く、 :2008/04/04(金) 20:34:24
【元素魔術】
義国を発祥とする、多元論を土台にした元素体系から生まれた魔術の総称。
火・水・風・剣・地の5つと、それらを統合した紀の属性からなる。

321 言理の妖精語りて曰く、 :2008/04/19(土) 16:23:02
最も初歩的な魔法は【言葉】である。

【言葉】は、常に混沌に支配される。
例えば、録音された音声は常に変化することは無いが、
それを聞く者によって受け取る意味は異なり、
また同じ者がその音声を聞いたとしても、
昨日と今日では違う意味に取ってしまうこともままある。

誰もが【言葉】が魔法であると気付かずに使ってしまうのは、
これがあまりに基本的すぎる魔法であるからである。

【言葉】は常に一つの意味を持つ訳ではない事を真に理解した者は、
全ての魔法を扱うことが出来るだろう。


そして、言理の妖精は、当然【言葉】そのものである。

322 言理の妖精語りて曰く、 :2008/04/29(火) 23:11:26
【文字】もまた然り。
記された【文字】は、言葉よりも永く残る。一つの文字であっても、
時代や場所によってその意味は大きく変わってしまう。
文書においてはより顕著で、それを記した者、媒体、記された文脈、
時期、読まれる対象。同じ記号であっても、それは様々に解釈される。

【文字】が常に一つの意味を持つ訳ではない事は【言葉】のそれに比べれば理解されているといえる。
しかし、【文字】もまた【言葉】と同じように、魔術の本質である事を理解するものは少ない。

そして、言理の妖精は、当然【文字】そのものである。

323 言理の妖精語りて曰く、 :2008/04/30(水) 08:17:41
たった一文字で、現在過去未来、最小にして最大、一にして無限、疎にして密、アルパにしてオメガ…
全ての矛盾する概念をいっぺんに表現する文字があるとしたら、素晴らしいのではないか。

そのような文字を求めた女神テペトリアは、チョーク片手に、寝る間も惜しんで
その文字を書き続けている。

髪は伸び放題、目にはクマ、言葉は話さず、書けそうなものになら何にでも書き殴る。
そのことを知らずに近づいたせいで、よくわからないうちに書き殴り倒された飛来神もいるらしい。

324 言理の妖精語りて曰く、 :2008/05/01(木) 23:55:44
【魔】はその概念の意味を言葉で伝えることができないため、混沌魔術の分析は【魔】に近いとされる者の意識構造を応用意識魔術により直接読み取ることで行われた。
以下の文は【魔】に関する意識の会話を文字に記録しようとした試みの一つである。

「本当の魔とは、。世界で一番突拍子もない夢遊病者の気違いな妄想の深層を積層加工した果てに垣間見える無思考/指向な力よりもなお圧倒的な現実に対して何の意味もなく叫びたくなるような瞬間の後に訪れ崩れるゆがんで流れる時間と、一日25時間で自転する地球に刺さった槍が何本も抜け落ちて円環を作り循環する呼吸の気体分子が満たすファンデルワールス状態方程式の密度補正に引っかかった哀れな虚無が授業の合間に緑色の黒板を行き交う白色の石炭紀石灰岩の破片の三葉虫の死骸のばらばらになった粉の降り積もる緑色の床の隙間が存在しないこと自体を主張する矛盾に気づかないふりをすることで無意味になる存在はやはり存在する信号の色は鳥にしか見えない三次元の色相環が交差するときに見間違えて壊れたテレビを保管する電話状の影の色。
つまり色だ。でも色である必要はない。電話状の影の色は常に変化するし、三次元の色相環が交差するときにそれを見間違えて壊れるのは二割で、そのうちサンプルとして保管されるテレビは0.0082%だ。存在しないこと自体を主張する矛盾に気づかないふりをすることで無意味になる存在はやはり存在する、という一般論は、最初の主張は主の主張で無意味なガラクタを生み出し他人の無関心を引き出すことで客観的存在がほとんど無に近づくことを利用している。チョークの粉が落ちた緑色の床は同じように限りなく存在しない存在。希薄な存在に似た信号の色。その色は状態方程式の補正によってはじき出された誤差という虚無の主観によって構成される。この色はもう概念色といっていいくらいに抽象的だ。誤差の原因となった循環する呼吸の気体分子の存在もまた具体的なものではない。単なる例え。抜け落ちた槍は死に、呼吸しないから、この呼吸は、槍が抜け落ちて生き返った地球が、抜け落ちた槍を並べて作った円環を通してした呼吸。地球は1日25時間では自転しないが、ゆがんで流れる時間と対になるから地球の時間は安定して流れており、この地球は過去か未来の地球か地球という名の永遠に自転し続ける物体。ゆがんで流れる時間は、集中しようとは思っていないときに無理に集中力を出した後の倦怠感。集中の対象は、自らにとって考えうるあらゆる思考が既に他者によってなされており、自らにとって考えうるあらゆる思考をはるかに越えたレベルの事象が過去現在未来において起こりうるし現に起きていることへの無力感。積層加工された夢遊病者の気違いな妄想の深層は、現在妄想を修飾した上で、過去の妄想全てをそれに加えたもの。こうして解釈された文章は結果として無意味な文章を倍にしただけであり文字あたりの情報量は限りなく低い。しかもこれは主観時間で零秒にも満たない時間で想像されるのに、出力されるのには客観時間で五分以上もかかる。狂気にすら全く近づいていない段階でもこれなのだから、これから研究を続けても心を病むだけだとは思わんかね。」

325 言理の妖精語りて曰く、 :2008/05/03(土) 23:19:47
【人類】によって【言葉】は生まれた。
【人類】は【言葉】によって紀述されていた。

326 言理の妖精語りて曰く、 :2008/07/03(木) 21:09:50
「空の夢」

 鈴国における「世界の説明」である五行元素体系の根幹、となるはずの統一理論に付いた仮称。
当然、その理論はまだ完成を見ていない。

327 言理の妖精語りて曰く、 :2008/07/03(木) 21:20:29
「空現」
大陸東部〜南東部に伝わる剣武術・鈴道刀人(レンタォターレン)の奥紀(おうき:学問や武道における流派の基となる概念)のひとつ。
アマウツツ、またはジャグンと読むらしい。
実態は「自己と敵方の区別を無くし、総体としての流れをつかむ」というものらしい。
習熟できると師範代の名乗りを許される。

328 言理の妖精語りて曰く、 :2008/07/20(日) 22:27:19
【言葉の虫[word worm]】

【本の虫[book worm]】の変異種。
本だけではなくありとあらゆる言葉を喰べる虫。
次々と新しい記述が生まれるインターネット上で、
ありとあらゆる情報が散乱する今、
本の虫は新しい味を求めてネットを餌床とするようになった。

食べた言葉が嘘か否かを判断できる虫でなければ
ネット上を渡り歩く事は困難である、と言われていたが、
実際のところそこまで賢い虫はあまりいない。
(これは【本の虫】時代から大して変わらない。)

また、ネット上の言葉は、その数は豊富であるが、
質の良い言葉は本に比べその比率は小さい。
それゆえ、
常に何かを食べていないと気が済まない(その上常に飢えている)虫が多数存在する。
この手の虫は、何故か質の悪い言葉を餌とする傾向が高い。
(これは【本の虫】時代とは正反対である。)

329 言理の妖精語りて曰く、 :2008/07/24(木) 17:34:13
魔術師は得てして自らの研究成果を秘匿するものだが、ウォン派の魔術師は魔法の面倒な行程を短縮し、その知識と恩恵を一般に広く開放しようとするものだ。

330 言理の妖精語りて曰く、 :2008/07/30(水) 03:57:31
「……魔法ってのは、
つまり"不思議な力"や"神秘的なもの"を扱う方法であって、
それが<誰でも使える術>或いは<誰もが原理を知っている方法>に成ってしまったら、
最早それは魔法じゃなくて科学なんじゃないのか?」

                           ――反ウォン派魔術師

331 言理の妖精語りて曰く、 :2008/07/30(水) 20:29:41
反ウォン派はウォン派に対抗するための派閥であり、それ以上でも以下でもなかった。
だからウォン派の「魔法」に抗せる単語として「科学」を持ち出したのだが……彼らはその正しい語義をまったく理解できていなかった。

「科学」は「魔法」の対義語になりえない、どころかそれは類義語といえるものだったのだ。
反ウォン派は「科学」を中心に据えてウォン派への対抗技術体系を組み上げたが、結局それらすべてはウォン派に吸収されてしまった。

332 言理の妖精語りて曰く、 :2008/08/03(日) 19:47:16
そして、ウォン派の思惑通り、「魔法」は誰もがそれを使えるようになった。
「魔法」は理論と体系によって整理され、
それは不可思議な力ではなくなってしまった。

しかしながら、これにより
「魔法」の根底である【魔】即ち【混沌】は、次第に枯渇を迎えることと成る。
(言うまでも無く、理論だった体系は【混沌】から【秩序】へと向かう。)

これはウォン派も反ウォン派も想定していなかった事態であった。
結果的にエネルギー不足となった「魔法」は、
ウォン派の台頭から暫くの後、水面下で息を潜めることになる。

333 言理の妖精語りて曰く、 :2008/08/03(日) 22:33:43
因みに、ウォン派ではないもの達、取り分け【魔】を【混沌】であるとは
考えないもの達はいつも通りに魔法を使えた。

334 言理の妖精語りて曰く、 :2008/08/19(火) 22:05:41
【歌】 言語魔法詠唱形態の一。

335 言理の妖精語りて曰く、 :2008/09/27(土) 20:54:58
「147」の書架に、答えはあるのか?それもまたマヤカシではないのか?

336 言理の妖精語りて曰く、 :2008/09/27(土) 22:38:30
魔法や科学。
人は、人には推し量りきれない広大な宇宙を、ワクで切り取りあるいは自らをワクでよろうことで対峙してきた。
それはたとえば「1と0は(数量的に)違うものである」といった定義であり、「1と0は(文法的に)同じものである」といった認識である。

これら「限定によって明確化する宇宙」型思考を行うものを人間、それ以外を非人間とする。
もちろん非人間はこの思考を行うことも出来るため、厳密には「この思考しか行えないものを人間とする」とするべきだが、諸般の事情によりそれは避けるべきである。

337 言理の妖精語りて曰く、 :2009/09/25(金) 00:02:54
霊団というのは、そんなに古くから地球にいたわけではない。もしいたら、
既に地球は彼らの手に落ちていただろう。彼らがここに来たのは近代になってから。
近代魔術の祖と呼ばれる「あの男」の元に空中から列をなして降りてきたのが最初だ。
後に語られたところによれば、その様は東洋に伝わる来迎図のようであったという。

338 言理の妖精語りて曰く、 :2011/08/16(火) 13:30:02
>>337
霊団は星の船より降り立ったが、この星の汚れた空気に思わず眉をひそめた。
彼らは純粋な水と空気の中でのみ力を扱うことが出来るため、
この星で力を使うのは困難であった

339 言理の妖精語りて曰く、 :2011/08/17(水) 01:49:56
そこで彼らは
純粋な水と空気を詰めた、宇宙服ならぬ地球服をつくることで
対処しようとしたのである。

340 言理の妖精語りて曰く、 :2014/10/28(火) 14:23:32

エブグルブ・バフォウ

チャカ大陸の歴史でもっとも有名な法術師の一人。
出生名はディフワ・エマ・ゴラムバ。【セナブ・フィズィズーン(七狡人)】の筆頭。
六人の同志と共に「汎用化法術」の礎を築いた。
(ゴラムバ家は長子派の由緒正しい高名な法術流派の名家であり、彼との関係を現在に至るまで否定し続けている。
初期の伝記映画『ゴラムバの仮面』が、エブグルブ・バフォウ=ゴラムバ家出身説をとっていたのを不服とし、
各所に圧力をかけて上映を中止させたのは有名な話である)

ルザナイ教において大罪である自殺の罪を犯してなお、法術を使い続ける事が出来ただけに留まらず、
大罪を犯してなお法術を使う事を自分以外の人間にも可能にした男。
死んだはずの彼の意識は、近くで転んで頭を打って気を失った酔っ払いの中年男性に宿り、
以降、その中年男性の名「エブグルブ・バフォウ」を名乗る事になる。
その中年男性の職業であった傭兵業を引き継ぎ、各地を回りながら同志を見つけ、
彼に見出された者たちも、「その立場では使用できないはずの法術」を編み出し、汎用化した。
彼らの存在はもともと属していた宗派に留まらず、ルザナイ教世界に広く精神的な激震を与えた。

死ぬ前の彼は細い長身のハンサムな青年であったが、新たに得た肉体は俊敏ではあるが固太りで
顔も丸顔で余り本人の気に入らないものであったらしい。それ抜きでも本来とは違う自分の顔を見るのは嫌いだったようで、
最初は鏡のある部屋でのみ身につけていた仮面を、やがては外でも着用するようになったと伝わる。

ルザナイ教徒には彼ら七人の業績を「法術の妖術化」として嫌うひとも少なくなく、
「七狡人」とは唯一神が敷いたルールの隙間や裏側を突いた
不法な手段を編み出した狡いならず者、という意味が込められている。

341 言理の妖精語りて曰く、 :2014/10/30(木) 00:26:06
【妖術】

「使用者に“資格”を要求しない術」のこと。
能力と手順の知識さえあれば使える術、またそのように使われる術のこと。
資格を問わないため、どんな得体の知れない者も使用できるということであり、
いかがわしく、妖しいものとなる。

342 言理の妖精語りて曰く、 :2015/08/16(日) 04:37:50
生命魔術には三種類が存在する。
性魔術、食魔術、睡魔術である。

343 言理の妖精語りて曰く、 :2015/10/04(日) 01:36:25
性魔術は魂の栄養
食魔術は体の栄養
睡魔術は心の栄養である

344 <<妖精は口を噤んだ>> :<<妖精は口を噤んだ>>
<<妖精は口を噤んだ>>

345 言理の妖精語りて曰く、 :2016/05/04(水) 17:14:03
ルザナイ教では宗派ごとに「法術の使用を禁止されているか、できない」属性が存在する。
たとえば特定の身体障碍を持っていたり、同性愛者である場合である。
「七狡人」はそれぞれ、宗派ごとの法術使用不可の縛りを除去する事に成功した。
「それぞれの宗派の信仰を持たなくても法術が使用できる」はその集大成である。

346 言理の妖精語りて曰く、 :2016/05/06(金) 19:33:38
ハーツァブラール・ネシュ・アミ

七狡人の一人。「女性は法術を使用できない」を解除した。同じく七狡人であるムンノハッタカッターイー・ロアは夫。
「聖職者でない者、俗人は法術を使用できない」を解除した夫と協力し、
「尼僧しか使用できない法術」「女性祭司しか使用できない法術」といった
女性聖職者限定の法術をそれ以外の人々にも使用できるように改良した。
同時に「法術を使う聖職者は性交してはならない」も解除しており、二人は子をもうけている。
子供たちは両親の研究を引き継ぎ、チャカ大陸中にその成果を広めた。

さらに、ほぼ全ての宗派で否定されている同性愛を神の目からも正義であるとし、
夫と共に、同志ガフ・ダンリウとそのパートナーの同性結婚式を執り行った。

「性別」「聖職者である」ことを問う、複数の宗派の多数の法術系統を夫と共に改変し、
同性結婚式まで行ったことから、このふたりは七狡人の中でも最も憎まれている。

347 言理の妖精語りて曰く、 :2016/07/27(水) 01:01:52
ガフ・ダンリウは「同性愛者は法術を使用できない」を解除した。
彼にはマムリカ・ペレククという親が決めた婚約者がおり友好的な関係ではあったが、彼がムンノハッタカッターイー、ハーツァブラール夫妻のもとで同性結婚式を行ったことはマムリカをいたく激怒させた。
結婚式の次の日から、マムリカはガフ、そして七狡人すべての敵となった。

348 言理の妖精語りて曰く、 :2016/07/28(木) 20:56:38
彼女と七狡人との戦いは、二十年の長きに渡って続いた。
それは、ガフ・ダンリウが全財産を婚約破棄の代償として彼女に支払った後も、戦いで彼女の親族がことごとく死亡した後も続いた。
そこまでして彼女が戦い続けた理由は、愛でも、一族の掟でも、ましてや、世間体でも無かった。
それは、自分と同じくどれだけ努力しても「何も得ることが無い」と思い込んでいたガフ・ダンリウへの憤りだった。
つまり、それは嫉妬だった。

349 言理の妖精語りて曰く、 :2016/08/02(火) 23:57:44
ガフは言った「私に残された最後のものは、貴方にあげることはできない。
分かち合うしかできない。しかし、それを、あなたは望んでいない」

350 言理の妖精語りて曰く、 :2016/08/08(月) 20:26:41
その言葉に対し、マムリカ・ペレククは応えて語った。
「私は、あなたから何も受け取らないし、分かち合いたくもない」
「ただ、あなたとルザナイ教に、この世から消えて欲しい」
「何も持つことが出来ないこの私を、嘲笑う全てのものを消し去りたい」
「それだけだ」
と。
そして、最後の切り札として温存していた邪術を使ったのだ。

邪術【ルクスォミーズの憐れみ】
それは、かつて、キュトスの魔女ルクスォミーズが編み出した後、悪意ある者によって盗み取られ、伝播するうちに様々な改変が加えられた変身術であった。
長きに渡る戦によって追い詰められた彼女は、多くの代償を支払って得たその術を、ここへ来てついに使用したのだ。

邪術を使ったマムリカの身体は、見る間に黒い毛で覆われ、爪は長く伸び、口は裂けた。
かつてはほっそりしていた手足も、大きく膨れ上がり、ねじ曲がった。
最後に、全身から杭のような骨が突きだし、ガフの血を求めるかのように細かく震え、歌うような音を発し始めたのだ。
それは、もはやマムリカ・ペレククという貴族の娘ではなく、完全な悪鬼であった。

ここに至り、ついにルザナイ教の七狡人は、それぞれの秘術を解禁せざるを得なくなった。
七狡人が、一つずつ持つとされる秘術。
その解禁は、彼らが、己が信念と信仰を世に示す行為であると共に、敵対した対象を、絶対に殲滅するという覚悟の表明でもあった。

ただ、それでもガフ・ダンリウだけは、その戦いに乗り気では無かった。
彼は、まだ覚えていたのだ。
周囲の人間の言うがままに動くしかなく、しかしそれ以外にやりたいことも、やるべきことも見つからない。
そんな、何処にでも居るような子どもだった、ある少女のことを。
ルザナイ教に、そして最愛のパートナーに出会う前、互いの孤独を分かち合った、数少ない友人のことを。
そして、そして彼の大事な親戚であり、婚約者であった一人の女のことを。
マムリカ・ペレククのことを。

351 言理の妖精語りて曰く、 :2016/08/17(水) 02:33:34
法術における【使用者たる条件】を改変する、それが出来る、という事は他の部分の改変にも繋がる道であった。
少なくとも七人からすれば、それは応用といえた。

代表的なものは威力や規模の上限解除である。上限を解除されるという事は、
効果だけでなく、使用のためのコストの上限も解除されるという事である。
そのコストは、術者の生命力であったり、土地の滋養力であったりする。
上限なしの法術はこれらを文字通り食い尽くす可能性があった。
それ故、彼らはこの秘術を、弟子にすら明かさず、七人の間で研究を進めていた。
その目的はさらなる強化、ではなく、【再定義】により他の人間に使えなくする為であった。

しかしマムリカ・ペレククの暴走を前に彼らはついにこれを使用した。
上限解除によって封を切られ使用可能となった秘術の数々。
弟子や仲間たちは、主導者らの圧倒的な力を目にし、自分たちの宗教改革の成功を確信した。

352 言理の妖精語りて曰く、 :2016/08/19(金) 03:35:56
この戦いは物理的には避けることも可能であった。
マムリカが信仰を失っている事、何かしらの異教の禍々しい力を帯びている事にガフは感づいていた。
噂を彼女の一族に広め、周囲に追及させれば、彼女を「社会的に殺す」ことも可能であった。
信仰を失っただけなら、同情心すら得られるかもしれない。しかし明確にルザナイ教に敵対意識を持ち、
異教の邪術に手を出していたならば、しかもそれをしたのが法術士の名家ペレククの者がしたのなら、とてつもない大事である。
一族の不名誉どころではない。彼女には制裁が課されるか、少なくとも無力化されていただろう。

しかし、その手段をとることをガフは躊躇した。
内面の信仰の有無は、神と、それぞれの人との問題であり、それを武器にしてもよいものか。
秘密を暴露することで相手に損害を与え決着をつける手段、これを行う事が倫理的でありえようか。

かつてマムリカを想うある男が、結婚を防ごうとガフが同性愛者であるという噂を流した事を思い出し反芻した。
あの時の肝が冷える気持ち、焦り、このまま周囲の環境が変わり、全てが終わるのではという恐れ。
あれを武器にしてしまえば、あの男と同類になるのではないか。

「他者にされたくない事を他者にするな」こうした黄金律はルザナイ教にもある。
良心と聖典の章句が、ガフを立ち止まらせ、そしてあの時がやってきた。

353 言理の妖精語りて曰く、 :2016/08/21(日) 08:04:36
マムリカは、良く戦った。

戦いに至る動機や、その戦法はともかく、そう語っても良いだろう。
彼女が用いた邪術【ルクスォミーズの憐れみ】とは、キュトスの力の欠片、すなわち、大地の恵みの片鱗であったから、歪み捻れたものであっても、その力は強大なものであった。
マムリカは、大地をも砕く咆哮を放った。
その身体からも、無数の腕が産み出されて、風の刃を放ち、砕かれた大地も飛礫となって、七狡人を襲った。
さらには、身体から突き出した骨の歌は、大地の穢れを共鳴させて戦場に横たわる死者を呼び起こし、ルザナイ教に仇なす様々な邪霊や妖物を招き寄せた。
無論、悪鬼となったマムリカ自身の力も、凄まじかった。
憎悪と妄執に突き動かされて疾走するその身体は、まるで、一本の呪いの毒矢であるかのようだった。

しかし、そんな彼女の攻撃も、ついに秘術を解放した七狡人の前では、通用しなかった。
風の刃は、歴戦の傭兵たちの盾によって防がれ、飛礫は、商人たちが買い集めた資材による即席の防壁によって防がれた。
そして、熟練の狩人のみが持つ巧みな技によって、マムリカの狙いは誘導され、気づいた時には、罠に追い込まれていた。
漁網が、彼女の動きを奪い、暗殺一族に伝わる秘伝の毒が、彼女を弱らせた。
無論、これらの人々は、皆、七狡人の第一位たる聖人、エブグルブ・バフォウに導かれた者たちであった。職業に関する法術の制限を解き、卑しく穢れているとされた職業の者たちでさえ、教団に加えて来たエブグルブ。
その徳を慕って、多くの者が戦場に馳せ参じたのだ。
だが、マムリカの猛攻は、それでも、まだ終わらなかった。

354 言理の妖精語りて曰く、 :2016/08/21(日) 20:44:52
彼女は、包囲網のほんの少しの隙を突き、これを脱出したのだ。

無論、信徒たちに油断は無かった。
彼らの持つ、漁網を始めとした全ての武具は法術によって強化され、マムリカを追い詰めるために最適の使用が為されていた。

しかし、かえってそれがいけなかったのだ。
あまりに強力な装備と恵まれた人員、そして何より、七狡人が全員揃って秘術で自分たちを支援してくれるという状況が、信徒たちに、油断とも言えない僅かな気の緩みを産んだのだ。
そこにつけこんで、マムリカは、己が身を引き裂き、罠から逃れ去ったのであった。

そして、罠から逃れたマムリカは、またも大暴れをして、薙ぎ払い、こともあろうにマグブルグに襲いかかった。

しかし、やはりそれは、無駄な足掻きでしか無かったと言える。
何故ならば、七狡人は、その時のために、秘術を用意していたのだから。

まず、ハーツァブラール・ネシュ・アミとムンノハッタカッターイー・ロアの夫妻が、動いた。
ハーツァブラール・ネシュ・アミは、法術によって大風を巻き起こし、傷ついた味方を回収するとともに、不可避の圧力によってマムリカを少しでも弱らせようとした。
次に、たくましい一角獣にまたがったムンノハッタカッターイー・ロアたち救護部隊が、柔らかな光を放って回収された味方を癒すとともに【不埒な男から乙女を守る術】を応用、これを最大展開して、自分たちの身を守った。

さて、ここで、マムリカに襲いかかられたマグブルグが、いかにして彼女に立ち向かったかを語る段となったわけだが、それには、まず、カッター・メグジャニヤなる男について説明せねばならない。

355 言理の妖精語りて曰く、 :2016/08/22(月) 07:12:55
カッター・メグジャニヤは、七狡人の一人に数えられてはいるが、彼自身は、どこにでもいそうな普通の男である。
それどころか、ルザナイ教内部では、どちらかというと好かれず、避けられがちな七狡人であった。
その在り方は、時に教団の敵にさえ、その存在を忘れられたり、侮られることさえあったほどである。
何故なら、彼は、金銭が大好きであったから。

カッターは、金貸しであった。
無論、その信仰は篤く、他の七狡人にも認められてはいたが、それでも、ちょいちょい、信仰より金儲けに熱中してしまいがちなのが、彼の玉に傷なところだったのだ。
そのせいか、彼は七狡人でありながら法術が苦手であり、七狡人が揃って動く時には、基本的に他のメンバーのバックアップに徹していた。

しかし、マムリカ・ペレククとの戦いでは、彼も前線に赴くことになった。
彼女との永きに渡る戦いは彼の資金無くしては、到底しのげなかった。
とはいえ、およそ戦いになど縁の無いはずの彼が、わざわざ前線に赴くという奇行には、教団のほとんどのメンバーが首をひねった。
だが、彼には、どうしても、前線に赴かなければならない理由があったのだ。
そう、彼の秘術が、まさにそこで、必要とされていたのだから。

さて、そこで話は戦場へと戻ってくる。
マムリカは、確かに七狡人のリーダー、第一位のエブグルグに襲いかかった、そのはずであった。
しかし、彼女がその爪を突き立てていたのは、ひょろ長く痩せた、エグブルグとは似ても似つかない男であった。
どうも、マムリカさん接客専用のエグブルグ、すなわち「マグブルグ」またの名をカッター・メグジャニヤと申します、どうぞお見知り置きを。
マグブルグの仮面を外した男は、ニヤリと笑いながらそう語り、服の下に分厚く鎧を着込んだその胸を張った。
そして、その時、カッターの秘術が発動したのだ。

356 言理の妖精語りて曰く、 :2016/08/28(日) 06:53:23
七狡人の一人、カッター・メグジャニヤ。
彼は、エブグルグが襲われた時のために、控えていたのだ。
彼の秘術は、変装、対象との位置の交換など、一見、多様な効果を発揮するかに見えるものだ。
しかし、その本質は、単純明快であり、彼が破った法術の制約に関係している。

すなわち「法術によって、教団内の地位を揺るがしてはならない。」
ここで言う「地位を揺るがす」とは、低い地位の者を高い地位にあると錯覚させることである。
通常、宗教組織において地位や位階というモノは、かなり重要視される。
それはその地位にある人物が「どれたけその宗教の教えを知っているか」の目安となるからだ。
それゆえ、多くの宗教において、服装や装飾品、座席の位置、祝祭時に消費する金銭の量などは、地位に応じて厳格に規定され、「誤解」を招くことが無いようにされている。
カッターのような金貸しや商人が多くの教団で疎まれるのも、彼らが商売上の付き合いなどで、豪華な衣服を着用したり、派手な金づかいをしがちな人々であるからだ。
そうした振る舞いは、この規定に抵触するのである。

だが、エブグルブは、そしてカッターは、この規定を破り、そして逆手に取った。
すなわち、自分を「より地位の高い者と入れ換える」法術の創造である。
そもそも、七狡人に序列や位階などは存在しない。
エブグルブに至っては、常日頃から平信徒の中に混ざって、働いたり、子どもと遊んだりしているので、最大の特徴である仮面さえ無ければ、入信したばかりの信徒と間違えられる怖れさえあったほどだ。
この戦いにおいて、あえて序列を定めたのは、いざという時に、この秘術を使うため以外の何物でも無かったのだ。


しかし、この法術は、危険を伴った。
自分より、宗教的に地位の高い者に成り代わるということは、本来の自分以上の「出力」を術者に強制するということだからだ。
護身のための一時的な地位の詐称を、マハ=ディヤルニがお許し下さっても、この術を使った本人には、命の危険があった。
それゆえ、この術は、ルザナイ教においても、秘術に指定されていたのだ。

この場合も、カッターは、ニヤリと笑いながらも、血を吐いていた。
それは、マムリカが与えた傷によるものではない。
彼が使用した法術が、その身体に強大な負荷をかけていたのだ。
それでも、カッターに後悔は無かった。
それは、秘術によって、己が活躍出来たからではなく、己の行動が、エブグルブに、そしてルザナイ教に貢献することが出来たからであった。
そして、彼の貢献は「次」に繋げるためのものでもあった。

カッターが、ニヤリと笑ったその瞬間、同時に、無数の金貨が、飛び散っていた。

財産を喜捨することによって、加護や祝福を得る術は、様々な宗教に存在する。
しかし、ルザナイ教においては「神の加護は善行と信仰に対して与えられるものであり、単なる労働や財貨を喜捨することによっては、更なる祝福を受ける資格は得られない」とされ、祝福を得るには喜捨だけでなく、相応の善行が必要とされた。
だが、今、資格を得るに十分な善行は為された。
ゆえに、マハ=ディヤルニは、カッターの喜捨を認め、ここに更なる法術の発動を許したのだ。
神殿領に課した税でも、信徒からの献金でもなく、カッターが人から蔑まれる稼業で稼いだ金銭が、彼の善行によって、今まさに、ルザナイ教を守る力となったのだ。

そして、もちろん、その法術は、ルザナイ最大の聖人エブグルブのものと、完全に同等の威力をもって放たれた。
この瞬間、カッターとエブグルブは「同じ地位」にある同等の聖人として、認められていたのだ。

カッターの放った光は、強大な陽光となってマムリカを弾き飛ばし、彼女が呼び出した邪霊と死者の三割を消し去った。

もちろん、ルザナイ教の反撃は、そこでまだ終わってなどいなかった。

この機会を待っていた七狡人は、カッターだけではなかったし、友の勝ち取った機会を無駄にする信徒など、ルザナイ教には、存在しないのだ。

357 言理の妖精語りて曰く、 :2016/09/05(月) 21:48:04
そう、そこで三人の七狡人が、機会を待ち構えていたのだ。
ついに動き出した二人の七狡人、シャーリス・ペンネカとヌチャリカが、その秘術を発動した。
奇しくも、この時動いた二人は、どちらもマムリカと同じく女性であった。

まず、シャーリスが動いた。
彼女は、七狡人では珍しく、職業を持たずに入信した信者であった。
彼女は、巡礼者、正確に言えば、疫病にかかって故郷から放り出された者であったのだ。
おまけに、彼女には、先天的に手足が存在しなかった。
当時の俗信から言えば、それは二重に神に呪われている証であったのだ。

しかし、彼女を見出だしたエブグルブは、語った。
障害や病は、神の呪いなどではなく、神が与えた試練である、と。
我々は、とかく神の恵みを軽んじがちだ。
若く健康であるから、と無茶をして身体を壊し、人より良く動けるから、と手足を酷使して、これを損なう。
あなた方は、それを我々に教えるために、神から使わされた使者なのだよ。
自分一人の力にこだわらず、皆の力を合わせたり、人間より遥かに偉大な御方にすがるなら、病や障害など、大した問題ではないのだ。
あなたより遥かに健康で、五体満足な身体を持ちながら、生涯、人と力を合わせることも、神の偉大さも知らず、友の一人すら持たずに死んでいく者など、大勢居る。
あなたは、幸せだ。
あなたは、今、私たちと偉大なるマハ=ディヤルニに出会ったのだから。
この世には、エブグルブの教えを認めない者も居るかもしれない。

だが、彼女は幸せになった。
同時に、それはルザナイ教初の、そして、最強の「法術の身体」を持つ信徒の誕生をも、また意味していた。

そう、シャーリス・ペンネカは、法術によってその身体を補強し、手足を補うことが出来るのだ。
もちろん、普段の彼女は、なるべくそうした法術には頼らないようにしている。マハ=ディヤルニにすがるだけでなく、他のルザナイ教徒と協力して日常を過ごすことこそ、自分に与えられた使命だと信じているからだ。
だが、この時、彼女はついに己に課した制約を破り、全力で法術を使った。
それは、土地の生命力を過剰に吸いとってしまうことをも意味していたが、マムリカが暴れまわった戦場は、既に荒れ果てていたし、何より、もはや他に取る手立てなど無かったのだ。

シャーリスは、車椅子の上でその身を乗り出し、肘までも無いその右腕を、遠く離れたマムリカまで伸ばした。
すると、どうしたことだろうか。
それまで、決して動きを止めることが無かったマムリカが、その途端、石像のように硬直したのだ。
見るものが見れば、巨大な右腕が、彼女を拘束していることが分かったであろう。
マハ=ディヤルニが、シャーリスに貸し与えた天使の右腕が、マムリカを掴み、その動きを止めたのだ。
マムリカが、いくら足掻こうが、鉄をも砕くその牙で噛み付こうが、天使の腕はものともしない。
そして例え、大地を砕き、シャーリスの車椅子壊そうとも、シャーリスを支える天使の足は、小揺るぎもせずに彼女を支え続けるだろう。

そこへ更に、ヌチャリカが、聖域と沈静の法術を放った。
ヌチャリカは、戦いが苦手であり、これといって、この戦いで担える役割などは無かった。
そのため、この決戦までは後方支援に徹し、カッター以上に前線には近づかないようにしていた。

しかし、今回の戦乱で、最も怒りを感じていたのも、また彼女だった。
ヌチャリカは、娼婦の元締めである。
それゆえ、不幸な女性に出会う機会など、枚挙に暇がない。
マムリカ以上に、不幸な女性など、その豊かな髪の毛の数より、遥かに多く見てきたのだ。
確かに、マムリカは不幸だったのだろう。
法術の名家として、教えよりも体面と利益を重視するペレクク家に産まれ、人形同然の人生しか、彼女には与えられなかった。
しかし、かつて彼女と同様の立場に在り、やがて娼婦にまで身を落としながらも、己の生き甲斐を見つけ出し、幸福に生きている女性なども、またヌチャリカの髪の毛より数多く居るのだ。
曲がりなりにもルザナイ教に身を置き、エブグルブにいつでも面会出来る立場を得ながら、このような「八つ当たり」で戦乱を巻き起こすなど、決して許されるはずがない。
いや、自分が決して許さない。
ヌチャリカの怒りは、法術となり、見えざる壁となってマムリカと、その呼び出した邪霊たちを隔離した。ヌチャリカは、娼婦の元締め。
暴れる客やチンピラを押さえつけるのは、お手のものだった。

そして同時に、彼女は、この戦乱を静めるために、七狡人が放つ最後の一撃を、エブグルブが秘術を放つ準備をしていたのだ。

そう、ついに「その時」が来たのだ。

358 言理の妖精語りて曰く、 :2016/09/06(火) 16:12:55
そして「その時」が来た。これまで、秘術の準備に集中していたエブグルブが、ついにその秘術を解禁する時が。

エブグルブが破った法術の制約の中で、最も重大で最も有名な制約が、その秘術には関係していた。
それは、宗教などまるで分からぬ民衆には、意味が理解出来ない制約であり、逆に僅かでも宗教に関わる者であれば、破ることを考えただけで、恐ろしさに震え上がるような制約だった。その内容は、単純である。
「異教の妖術を用いてはならない」
エブグルブは、法術士では、いや、およそ宗教に関わる術者にとっては、常識だったこの制約を破ったのだ。

万物は、マハ=ディヤルニによってもたらされたもの。
真に邪悪なものなど存在しないし、邪悪な術も存在しない。
正しく神に向き合い、正しく扱うならば、妖術と呼ばれる術も、我々の力となるであろう。
それが、エブグルブ・バフォウの信念であり、信仰であった。
今、その信仰が、試されようとしていた。

まず、エブグルブの直属部隊が、彼の露払いをするため、動き出した。
おそらく、この時点では、まだマムリカは、己の勝利を疑わずにいたに違いない。
だが、その妄想は、ここへ来て砕け散った。
エブグルブの直属部隊は、占い師、妖術師、人形繰り、霊媒、魔女、まじない師、呪い屋…………およそ、ありとあらゆる妖術に関わる者たちで構成されていたのだ。

世に「蛇の道は蛇」と言う。
マムリカが邪悪で強大な、禁じられた術を身につけているのは確かだが、彼女は、元々そうした術の専門家ではない。
そうした術について、彼女より深く学んでいる者が数多くいるのも、また確かなのだ。

そして当然、エブグルブの元に集った者たちは、力量や知識の差こそあれど、彼女が使ったような術の専門家であり、その対策にも長けていた。
彼らが、杖を、薬草を、御守りを、異形の像を振りかざし、様々なまじないを放つと、マムリカが呼び出した死者は地に還り、残っていた邪霊のさらに三割も、あるべきところへと、帰っていった。

そして、ついにエブグルブが動いた。
まず、彼は左手を掲げた。
彼の左手には、神の威光を示す、暖かな陽光が集まった。
この時点では、マムリカはまだ慢心していただろう。エブグルブが使用しようとしていた法術は、カッターが用いたものと同じ。
すなわち、七狡人には、先ほどマムリカが耐えた攻撃以上の破壊力を出す手段が無いのだ、と。
それは、マムリカのさらなる反撃の可能性と、彼女の勝利を約束しているかのように取れなくも無かった。

しかし、次に、エブグルブは、右手をも掲げた。
その瞬間、まだ日暮れ前だというのに、あたりは、闇に包まれた。
それは、まるで夜明け前のような暗さであった。
突然のことに驚かされた、ルザナイ教の人びと、それにマムリカは、やがて気づいた。
あたりがインクのような闇に包まれているというのに、エブグルブの両手だけが、輝いていることを。
そして、彼の左手に宿った見慣れた陽光と比べて、エブグルブの右手の輝きが、あまりに奇妙であることを。
それは、一見、輝いているように見えたが、実のところ、全く光を放ってはいなかった。
それは、自ら輝くのではなく、周囲に闇を振りまいているのだ。
それによって、あまりにあたりが暗くなるので、実際には変わっていない右手が、逆に輝いているように錯覚してしまうのであった。
その闇に侵されないのは、エブグルブの左手、いや、彼の左手に集ったマハ=ディヤルニの光だけであったのだ。
その闇の右手は、まるで、唯一太陽に張り合う、暁星の光が宿っているかのようだった。

そして、マムリカは、その邪術で歪んだ身体によって、さらにその右手の正しい性質を感じとっていた。
右手が振りまく闇は、人びとの心から集められている。
すなわち、エブグルブ・バフォウの右手は、マムリカの力を吸いとるのだ。
怒りが、憎しみが、嫉妬が、そして、マムリカが己の本質であると信じていた虚しさでさえも、彼の右手に集められ、それに喰らわれていたのだ。

マムリカの洞察は正しかった。
確かに、エブグルブはカッターが用いた以上に破壊力のある法術など使えない。
だが、妖術なら話は別である。
そして、一部の妖術は、その邪悪な性質によって、かえって、マハ・ディヤルニの威光である法術を、強めることさえあるのであった。
今、エブグルブの右手に宿る暁星こそが、その代表的な例であった。
その暁星が振りまく闇は、本来は強大な呪いをもたらすはずだった。
しかし、それは全て、彼の左手から漏れだす陽光によって中和されたのだ。
むしろ、その闇は、初めから陽光を際立たせ、誉め称えるためにのみ、存在するかのようであった。
それは、まるで、今のマムリカのようだった。

359 言理の妖精語りて曰く、 :2016/09/09(金) 17:57:52
その瞬間、何が起きたのか。
それを正しく理解出来た者などいなかった。
見たままに述べるならば、エブグルブが術を放つや否や、あたりは瞬時に昼のような明るさに包まれ、次の瞬間には、夜明け前のような闇に包まれた。
一瞬の間に、百万の昼と夜が過ぎ、我々を置き去りにして時が去って行ったのだ、と語った者も居た。
ある者は、光の中に、偉大なるマハ=ディヤルニの姿を垣間見たかのように思い、またある者は、闇の中に、あまりに己に似通った邪悪な影の姿を見た。
つまるところ、それは人の知性を超えた出来事だったのだ。
二つの術が、いかなる効果をもたらしたのか、その過程を認識することは、不可能だった。

だが、その結果だけは、誰の目にも明らかであった。光と闇が去った後、マムリカが呼び出した邪霊は、影も形も無く消えており、邪悪な術で変化した怪物の姿も、また無かった。
そこにあったのは、長きにわたる戦乱と秘術の行使によって荒れ果てた大地、そして、今にも息絶える寸前の、一人の老婆の姿だった。
その老婆こそ、マムリカ・ペレククの変わり果てた姿であったのだ。

戦いは、今、ここに決した。

360 言理の妖精語りて曰く、 :2016/09/11(日) 19:01:40
「マムリカ・ペレククの乱」は、七狡人が秘術を用いて戦った希少な例として、後世に記憶されている。
だが、常に歴史の影に潜み、あらゆる文献からその名が消されている「七人目の七狡人」だけは、今回もその例外であった。
「彼女」は、七狡人の中で、最後まで秘術を解放しなかったのだ。

「彼女」が何者であったのか、諸説が存在する。
ある者は、「彼女」は屠殺や処刑などの「真に忌み嫌われる職業」の代表であったのだと言い、またある者は、ルザナイ教内部を粛清するための暗殺者かスパイだったのだと語った。
歴史学者の中には、当時、ルザナイ教を迫害していた帝国において、密かにルザナイ教を庇護していた皇帝の弟こそ「彼女」だったのだという説を唱えている者さえ居る。
だが、「彼女」の正体は、謎のままである。

「彼女」という呼称にしても、かつてのルザナイ教「唯男派」への反発の名残でこう呼ばれているだけであり、「彼女」は、実際の性別すら不明なのである。

ともかく、七狡人が全員参加したこの「乱」に「彼女」も参加したことだけは確かとされている。

そしておそらく、「彼女」は見守っていたのだ。
彼、ガフ・ペンリヴが、どうマムリカに向き合うのかを。
そして、万が一の時のために、その秘術を温存していたのだ。
そう、私は信じたいのだ。

361 言理の妖精語りて曰く、 :2016/09/21(水) 21:56:13
【紀術ガリヨンテ】とは、自身を分け与える術である。
かつては【紀術アルセスの槍】と対をなしていたが、後に【紀術キュトス】にその地位を奪われた。

この術は、術者の肉を炊いた米に、血をぶどうジュースに変えて他者に提供する。

これは、自滅を促す滅びの術とも、自己の滅却という究極の快楽を得るための術とも、あるいは世界の再生を促す術であるとも言われている。

362 言理の妖精語りて曰く、 :2016/09/26(月) 07:51:16
空白魔術とは、あらゆるものに空白を見出だし、それを活用する魔術体系である。
元々、意味の不在を利用して意味を現出させるため「真空魔術」とも呼ばれている。
空白とは「完全記号」であり、あるいはレヴィナスの〈他者〉やラカン〈対象a〉にあたるものと言えるのかもしれない。
空白のページ、空き地、書きかけの五線譜、破り捨てられた絵の破片、断章、腕を無くした美女の彫像など「そこに存在するはずの意味」を想定させることで、空白魔術は、力を発揮するのだ。

363 言理の妖精語りて曰く、 :2016/09/29(木) 19:22:58
宗教にまつわる術で最も有名なものは、間違いなく、デュキュローンの信仰防衛隊とルザナイ教の決戦において用いられた「天使の召喚」であろう。
これは、獅子天使「ティナ・ガラブグルン」とルザナイ教の猫天使の対決が生じた極めて珍しい事例であり、魔術研究の上で重要な資料となっている。

ただ、その実態と言えば
獅子天使が、ルザナイの猫天使に「マタタビ」なる霊木の枝を贈与されて彼女と和解したというものであり、術の破壊力や霊妙不可思議な特殊効果については、何も学ぶべきところがないものであった。

ジャルバテャスル・アヅェと相対した相手が、七代目ガフ・ダンリウではなく、天使による感覚の補強を得意とする“見えざる猫耳”七代目シャーリス・ペンネカであれば、もっと違った結末であっただろうというのが、この件に関する大方の評価である。

364 言理の妖精語りて曰く、 :2016/10/08(土) 09:00:41
【物語魔術】とは、【空白魔術】から分かたれた魔術体系の一つである。
その別名を【戦う構造主義】と言う。

この魔術は、物事の背後に【物語】、ストーリーを捏造して、社会や人間を操作する技術である。
例えば、泣いている子どもが居たとする。
その子どもは、自分で転んで怪我をしたのかもしれない。
あるいは、大人には分からない哀しい話に、もらい泣きしたり、特に理由も無く泣いているだけかもしれない。
しかし、人は、泣いている子どもをなかなか放っておくことが出来ない。
得てして、その背後に「子どもが泣いた分かりやすい理由」や「犯人」を欲し、妄想してしまう。
そこで、そうした心の働きを利用して、その子どもを泣かせた「真犯人」やその動機を捏造するのが、この魔術である。

人間の記憶や認識というものは、不確かなものだ。
そこに無かったものを、あったと思い込ませるなど、造作もないことなのである。

この魔術の代表的なものとしては【安全神話】や【冤罪】そして【感動悲話】などが挙げられる。
近年では【正義の戦争】や【幼児虐待の過去】なども有名である。

人が、都合の良いことを信じたがる限り、そして、客観的に証明出来る真実ではなく、己の印象に支配され続ける限り、この魔術の影響から逃れることは出来ないであろう。

ただ、これは悪事に用いるだけの魔術では無い。
この魔術の一形態である【童話魔術】などは、その好例であろう。

365 言理の妖精語りて曰く、 :2016/11/20(日) 19:06:52
通説によれば、肉体に関する魔術は、大きく二つに大別される。
一つは、肉体にイメージや力を「上書き」するもの。もう一つは、肉体から各種の感覚や情報、内宇宙からのエネルギーなどを「読み込み」するものである。

前者の代表例としては、各種の付与魔術、ルザナイ教恭天術などの精霊や天使憑き、歯車や回路、羽根など架空器官を想定することによる肉体の変性や延長が挙げられる。

対して、後者の代表としては、ルザナイ教回天派の回天瞑想をはじめとする各種の瞑想、感覚の延長による取得情報の増加および強化を目的とする感知系の魔眼、受動系聖痕術、内宇宙からの召喚術などが挙げられる。

しかし、通説では、別のものとされるこの二つの術系統は、実は、極めれば同じものとなるのだ。
私は、異界の幻獣【猫】の力を借りて、それを証明してみせよう。

――――リーデ=ヘルサルの著書『新感覚☆猫変身』よりの抜粋

366 言理の妖精語りて曰く、 :2017/01/07(土) 06:18:24
「言語による捕縛」は、究極の捕縛魔法と言われるものの一つである。
言語は、世界の全てを分節し、束縛するのだ。
ただし「語り得ないもの」も存在するため、それに対する対処としては――――

367 言理の妖精語りて曰く、 :2017/01/09(月) 07:39:37
妖精を掴まえるには、蜂蜜が良い。
お茶会(ティー・パーティー)を開き、カップを温め、パンにたっぷりと蜂蜜を塗るのだ。

言理の妖精は、行間に住む。
巨人は大地をこね回し、神々は激情に咆哮し、孤独な怪物は、迷宮にて暴れまわる。
そして、魔女は、大鍋で秘薬を煮る。

そんな中、テキトーかつ、いい加減に飛び回る妖精を掴まえることは、あるいは一つの魔法なのかもしれない。

368 言理の妖精語りて曰く、 :2017/01/11(水) 18:37:05
術者や被術者に処女性・童貞性を問う術は多い。
ルザナイ教にもそうした法術がある。例えば男僧や尼僧のための法術には
使用者に性交経験が無いことを求めるものが多々見られる。

そしてこれは戒律違反者に対する処罰・制裁のための法術にも存在する原理である。
婚外交渉をする者、同性間で性交する者に罰を加えるための法術。

いちど術者が放てば、自動で検知し、自動で追跡し、自動で直撃する。
そういうものもある。

七先駆派はこの感知機能への対策を発達させた。こうした法術をあてることは、
相手のプライバシーを暴くのと同じであり、例えば同性間で性交した経験のある相手なら、
それが炙り出される事で差別につながる。
そしてそのような法術のかたちが唯一神のみ旨であるハズがない、と彼らは確信していた。
少なくとも七狡人と彼らと共に生きた第一世代の信徒は。

369 言理の妖精語りて曰く、 :2017/01/11(水) 19:20:27
人心を解体分析するという【猫の国】の暗黒魔導師【ジョック・ラーカン】によれば、人間の知覚するものは、全てが「言葉」であるという。
ならば、人間の(無)意識が自身を記述する「言葉」を操作することが出来れば、その人間の感性、ひいては習慣や人格を操作することが出来るのだろうか?

370 言理の妖精語りて曰く、 :2017/01/12(木) 20:09:44
仮定魔法体系における秘技【聖霊外装】は、イメージによって構築される魔法的なメカニズムである。
すなわち、術者本人をも部品として組み込み、全てを再構築させる機巧であり、機構なのだ。

それは、外付けの筋肉となり、翼にもなりうる。

371 言理の妖精語りて曰く、 :2017/03/07(火) 00:31:47
被召芯の製造技術は全世界英雄協会最高の秘密である。
この秘奥が流出し、或いは再現される。協会はこれを最も恐れる。

英雄を独占

372 言理の妖精語りて曰く、 :2017/03/08(水) 00:01:35
できなくなれば、彼らの力が弱まるだけでなく、彼等が信じた価値観が揺さぶられる。
『万民友和』、全世界英雄協会の掲げるこの思想を英雄たちは信じてはいない。

他の勢力が彼らを召喚すれば、彼等は万民友和の価値観によって確立された法と機関に挑みかかるだろう。
召喚時に核となる被召芯、これを強制停止させる絶対権限、それに縛られなければ、英雄たちに妥協する理由はない。

故に全世界英雄協会は被召芯の技術を厳重に秘匿し、自力で製造技術を編みだせるような才能の持ち主を可能な限り囲い込もうとする。
しかしミハエル・イエスマンは言う。

「どれほど先延ばしに出来ても、Xデーは絶対に訪れます」

373 言理の妖精語りて曰く、 :2017/03/11(土) 13:23:02
新史歴2299年、「Xデー」が訪れた。

正塔派の武僧集団「フドウィギの倫理騎士団」の、七先駆派の開祖たちと戦っていた頃のシン=グロークス
「雨粒刺しのシン=グロークス」トスカアン・ヴァルギャイリ、その右腕フェセウス・ペリ=ルムダー以下18名の英雄が
全世界英雄協会から離反。協会側が行った被召芯の緊急絶対的機能停止にも全く動じず、
そのまま合流した者たちと共に「黄金倫理圏」の建国を宣言。
英雄の力をもってそこに在った国の大統領官邸を襲撃し、大統領とその夫を誘拐し
「男色破戒行為の罪」の罪状で処刑した。その様子をおさめた映像は「倫理圏」の手で全世界通信網に流され、
世界中を震撼させた。

正塔派の戒律に基づき、精神と肉体の性が違って生まれた人々の権利の確立は引き続き宣言されたが、
『倫理圏』は性別違和者たちに対しても、同性愛の否定を強要した。

「心が男である者と心が女である者の結婚と愛は唯一神が認める正当な愛である。
しかし心が男である者同士、心が女である者同士の結合と欲は唯一神が厭われるものである。
禍々しくもこれらを混同する『万民友和』なる偶像思想から決別せよ。
我々は創造主が啓示したもうた『黄金倫理』によって貴方方を不浄な思想から解放し、
心が男や女である者が異性と愛するのを忌まわしき男色と混同する邪宗派ども、異教徒ども、無神論者どもの暴力からも防衛すると誓う」
そう演説する最高指導者の両側を護るトスカアン・ヴァルギャイリとフェセウス・ペリ=ルムダーの姿は、
とくに彼等が参加した数々の災害救助、怪物討伐の任務をニュースで見ていた人々に衝撃を与えた。

そして、『黄金倫理圏』は被召芯、またはその代替物の製造成功を宣言。
英雄召喚技術を行い、正塔派の勇者、聖者の召喚の映像も全世界に向けて発表した。

374 言理の妖精語りて曰く、 :2017/03/12(日) 11:30:43
全世界英雄協会の会長『ハリヴァーニ・テッケル』は、俗物であった。
彼は、英雄派遣業の対象を大きく拡大するだけの商才こそあったが、政治的理念も道徳的信念も、更には、美学すら持ち合わせてはいなかった。

このような男が、英雄協会の会長という要職に就くことが出来た要因は、偏に協会の肥大化にあった。
協会は、大きくなりすぎ、その権限は、あまりに広大な範囲をカバーし得るようになってしまったのだ。
今では、若者向けの芸術から国際的な紛争に至るまで、あらゆる分野に、その活動は広がっていた。
協会は、いかなる芸能人や政治家も敵わない人気者を、ローコストで派遣する派遣業となったのだ。

『倫理圏』が、その無法な行いにも関わらず、支持を集めたのには、そういった事情があった。

375 言理の妖精語りて曰く、 :2017/03/16(木) 19:51:10
異端の歴史学者『ヘルガミーネ・ヘルサル』は、彼に問うた。

「いかなる残虐な手段をとっても『倫理圏』を打ち破る覚悟はあるか?」

「覚悟があるのであれば、私が必ずや、ヤツらを打ち破ってみせよう」
と。

376 言理の妖精語りて曰く、 :2017/03/18(土) 18:57:15
ハリヴァーニは、演説をするヘルガミーナ・ヘルサルを見守っていた。
もはや、今の彼にはそれしか出来ることが無かったのだ。

ヘルガミーナ・ヘルサルは、学者の一族【ヘルサル家】の出身である。
【ヘルサル家】は、揃いも揃って、異端とされる学問や学説を追求することで有名であり、当然ながら、彼女とその妹もそんな異端の学者であった。

今回、彼女は妹であるドロミーネのサポートとして、この【全世界英雄協会】にやって来た。
ヘルガミーナが、【協会】経由で、人々に演説をして時間を稼いでいる間に、本命である妹が事態の『切り札』を探し出すという手はずである。

ヘルガミーナは、別に演説に長けているわけではない。
しかし、彼女も学者の端くれ。
論文の解説には、慣れていた。
しかも、今回彼女が話すのは、この災厄を打破出来るという『切り札』の話なのだ。
彼女が話すのが、どれだけ下手な演説であろうとも、関心を持たれないわけが無かった。

そして、彼女は話し出した。
彼女の妹が、今、どこで何をしているのかを。
それは、最初、いかにも遠回しな話しに聞こえた。
彼女は、よりによって【全世界英雄協会】において、彼らの中核について話し始めのだ。

そう、それは英雄の話だった。
そして、魔道具と召喚術、霊と神と信仰の話でもあった。
つまるところ、それは【協会】の存在理由、【被召芯】の話であったのだ。

377 言理の妖精語りて曰く、 :2017/03/21(火) 17:45:22
ヘルガミーナは、語った。
人々の憧れ、希望と絶対勝利の体現者たちの事を。
神に愛され、異質な体質を持ち、優れた能力を弱き者のために使う天才たちの事を。

それは、指導者であり先導者、援助者にして護り手であった。
それは、誰よりも重たい責任を負い、誰よりも苦しい道のりを歩みながら、何よりも輝かしい成功と栄光をもたらす存在だった。
それは、偉大なる祖先であり、悲劇に倒れた美しい者であり、母の母、父の父たる者たちであった。
そう、【英雄】とは、歴史の道標であり、曖昧な過去を貫き、拠って立つことが出来る確かな足場へと変える『軸』であったのだ。
『保守』の人々が【英雄】を心の支えにするのも、当の【英雄】が現代に適応出来ないのも、無理は無い。
そう、【全世界英雄協会】は【英雄】を、様々な思想があるいは共存し、あるいは調和するこの現代を守る道具として用いたが、その手法にほころびが生まれるのは、時間の問題だったのだ。
【英雄】は、文字通り過去の『亡霊』であると同時に『過去の具現』であり、生ける『歴史の転換点』であったのだから。

我々は【英雄】を、その存在価値を甘く見過ぎたのだ。
【英雄】の価値というものは、常に【英雄】以外の人々によって算定されるものなのだから。

378 言理の妖精語りて曰く、 :2017/03/21(火) 18:08:22
【協会】を批判するヘルガミーナの演説は、おおむね好意的に受け止められた。
なにしろ、ちょうど【協会】は落ち目である。
常日頃から、不安のタネや叩く相手を求めているマスメディアや、今まで【協会】のおこぼれにあずかれなかったスカベンジャー連中など、【協会】を批判する言説を歓迎する者は、多かった。

だが、ヘルガミーナは、別に歓迎されたかったわけではなかった。

そもそも、彼女のような歴史学者にとって、【全世界英雄協会】というのは『あれば便利』程度の代物でしかない。
普通の人間と同じく、嘘や記憶違いをする【英雄】たちは、歴史研究の上では大して役に立たないからだ。【協会】の方では、より強力で便利な【英雄】を呼び出すために、歴史学者に頼ることも、よくあったのだが。

よって、【協会】に積極的に味方をする理由は無いが、わざわざ貶める理由も特に無かった。

彼女は、ただ時間を稼ぎたかっただけであり、その目論見は、見事に果たされた。

演説の最中に、泥まみれのドロミーナ・ヘルサルが駆け付けてきたのだ。
彼女は、このドサクサに紛れて『切り札』を手に入れて来た。
それは、特殊な【英雄】を専門とする歴史学者の彼女だけが、思い付くことが出来たものであり、演説の場である【協会】にとって大変馴染み深いものであった。
そう、彼女が、『倫理圏』の本拠地から(協会の財産を大量に浪費して)発掘してきたそれは【被召芯】の材料であったのだ。

それは、一見、古ぼけた女性用下着にしか見えなかった。
だが、それは、ある意味どんな怪物よりも恐ろしいとある【英雄】の遺品であった。
いわばそれは、『倫理圏』のためだけに調合された猛毒の瓶だったのだ。

379 言理の妖精語りて曰く、 :2017/03/26(日) 18:29:50
全てが終わった後、ドロミーナ=ヘルサルは、語った。
今回の件で問題だったのは『感性』という『軸』をどう扱うか、ということだったのだと。
そう、それはつまり――――――――



「みんな『気持ち悪い』のには、耐えられないのですよ」

ハリヴァーニ・テッケルは、ギョッとして辺りを見渡した。
実のところ、彼らは【全世界英雄協会】本部の最も奥まった機密室に居たため、盗み聞きされる心配などは皆無だったのだが、それでも、その発言は全世界に響き渡ったかのように感じられたのだ。
それは、彼にこう告げているかのように思われた。
『万民友和』に反する『社会の敵』が、ここにいるぞ!
この女と、その上司のみじめなオッサンをブチ殺せ、引きずり回して、見せしめにしろ! と。

しかし、ドロミーナは、彼のそんな恐怖など、お構い無しに語り続けた。

「『気持ち悪さ』すなわち、文化に支えられた『感性』こそが、【倫理圏】たちが反旗をひるがえした原因であり、彼らの結束の根拠だったのです」

そうでなければ、産まれた世代どころか時代が違う【英雄】と現代の過激派が、協調して行動出来るわけがありません。
ドロミーナは、そう語りながら、来客用の高級菓子をほおばった。
『切り札』を用意するために、飲まず食わずで急行していたとはいえ、彼女の行動は不作法に過ぎた。
今回の件での最大の功労者なのだ、耐えねば。
そう思うハリヴァーニではあったが、ヘルケル家の三女の身体から大量の泥がこぼれ落ち、高級絨毯と最高級マリケル木の机を汚すのを見れば、ため息をつかずにはいられなかった。
その不作法のおかげで、いつの間にか、先ほどの恐怖は無くなっていたのだが

380 言理の妖精語りて曰く、 :2017/04/05(水) 05:37:00
【幻視】を利用した魔術は、数多く存在する。
コーペ・ルニクス転換(エボリューション)いわゆる【リフレーミング】による「世界観の転換」や【フィルタリング】による「選択した世界への移行」などが、その代表である。

その中でも【幻視転移】は使い手が稀少な術とされており、幻の獣である【猫】にしか使いこなせないとされている。

この術は「認識は、存在である」という原理に基づいており「世界から自分の姿が見失われている時」に「行きたい場所を見ている自分をイメージする」ことで発動する。
「どこにも居ないのであれば、どこに居てもおかしくない」という【笑う猫理論】を応用しているのである。

それだけに、この術が【猫】にしか使えないというのも、あるいは仕方がないことなのかもしれない。

381 言理の妖精語りて曰く、 :2017/08/27(日) 09:53:02
時渡りの秘術は数あれど、実のところ【過去の世界】というものは存在しない。
全人類の【過去】に対する無自覚な信仰をパワーソースとして今現在を書き換えているのだ。

382 言理の妖精語りて曰く、 :2017/08/27(日) 09:57:27
洗脳・検閲・場合によっては土木工事によって、過去改変をすることはできる
ただ世界基盤である【過去】を召喚し、過去改変仕草を実行するほうが安いコストで整合性のある過去を作り出すことができる

383 言理の妖精語りて曰く、 :2017/08/27(日) 16:14:21
アーサー・マクドナルドが用いる強化系、肉体系の魔術。その属性は「塩」である。

塩は体内が酸性にもアルカリ性にも偏らないようにし、栄養の吸収を助け、
筋肉の動作や神経における情報伝達を助ける。

塩が持つこの要素を魔術的属性とし、概念昇華でもって圧倒的な健康と俊敏と強靭を発揮する。

アーサーが用いるこの術は、彼がかつて居た世界において原初なる塩水の女神ティアマトから授かった加護を基盤とする。

384 言理の妖精語りて曰く、 :2017/08/28(月) 04:49:22
塩分は取り過ぎると体に害である。

血圧が高くなり、臓器の不全すらも起こし得る。

アーサーの『塩』属性はこのような性質を濾しとった上で使用しているのだが、
調整が狂えば塩分の過剰摂取による症状が概念昇華された上で自身にふりかかる。

385 言理の妖精語りて曰く、 :2017/08/28(月) 06:56:19
それでも夏場に塩分は必須であった。

386 言理の妖精語りて曰く、 :2017/08/28(月) 17:52:17
あらゆる対立物を融合させる伝説の金属を【元素金】(エレメンタリー・ゴールド)と呼ぶ。
この金属は、錬金術によってのみ現出させることが出来る。
だが、北方と南方においてその現出の形態は、結果として大きく異なることになった。

387 言理の妖精語りて曰く、 :2017/08/31(木) 05:45:18
アーサー・マクドナルドの魔術的な性質は【塩】(えん)である。
これは、彼が相反する存在である神と魔の間に生まれたゆえに持つ、独自のものなのだ。
また、彼のその性質は、【水】の性質を持つ彼の兄弟と呼応するとも言われている。

388 言理の妖精語りて曰く、 :2017/09/01(金) 17:48:23
母は魔性を持つ海棲の人魚族であった。

人種のるつぼ、と言われるアメリカには世界中から来る移住者を追いかけるように
各地に息づく、人を餌とする魔性の存在もやってきていた。

父が神でなかったなら、彼は魔女の胃袋の中で消化されるだけであったろう。
実際いちどは喰われたのである。

389 言理の妖精語りて曰く、 :2017/09/04(月) 14:27:01
人魚は男を誘惑し、事が終わった後に捕食した。
食事を終えた彼女はほどなくして妊娠した。

しかし、おなかの中にいたのは子供だけではなかった。

390 言理の妖精語りて曰く、 :2017/09/05(火) 21:39:53
食べられた神は人魚の胃壁に張り付き、癒着し、そして染み込み、子宮の近くの肉となり我が子の成長を凝視し続けた。

人魚も、その眷属も、彼女の体内から胎内をガン見する存在に気付き得なかった。これぞ神の力である。

391 言理の妖精語りて曰く、 :2017/09/07(木) 18:35:33
視覚を始め、感覚を元にした術は多い。
しかし、手練れの術者であれは、既存の感覚から術を作るだけでなく、想像した感覚から術を作り出すことが出来るという。
エルキール山脈の魔女たちなどは「翼を持った感覚」を想定することで、実際に翼を生やし、飛翔することが出来るのだ。

こうした感覚の拡張や操作を用いる術系統は、アヴロノが起源であると言われている。
しかし、なにぶん大戦乱の前の話なので、詳しいことはよく分かってはいない。

392 言理の妖精語りて曰く、 :2017/09/13(水) 21:58:54
身体を基盤とする呪詛は、呪術の基本にして奥義である。
それは、どんな人間にも通用する。
なぜなら、身体にこだわりや、コンプレックスを持たない者などいないからだ。
人は、誰もが身体にとらわれているのだ。


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