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紀神に関する記述スレッド

327言理の妖精語りて曰く、:2017/03/16(木) 18:42:47
・今日、神が死んだ

アルセスお父さまは、死んでしまった!
今日から、わたしはどうしよう

確かなものが欲しかった
確かなルールが欲しかった
天国の存在が確信出来るなら、地獄に落ちても構わない
だから、私は、悪い子だった

誰かに叱って欲しかった
叱ってもらえば
そうすれば
確かな正義が、判るから
感じることが、出来るから

アルセスお父さまは、死んでしまった!
今日から、わたしはどうしよう


叱って欲しかった
罰して欲しかった
アルセスお父さまは、もう死んでしまった
私は、求めたモノを永久に手に入れられなくなったのだ

なのに、私は生きている
何も判らず、生きねばならない!

アルセスお父さまは、死んでしまった!
今日から、わたしはどうしよう
ほんとに、ほんとに、どうしよう

328言理の妖精語りて曰く、:2017/05/11(木) 06:17:09
マロゾロンドは どこにでもおわす 無限なる闇の神である
夏の日差しの木下闇 長く伸びるあなたの影 吹雪の闇に 桜の根が差し込む地中にも 
最中の中、饅頭の中、クリームあんみつの黒豆の上
マロゾロンドは、どこにでもいる。
ただし、ビターチョコの中にだけは、棲んでいない。
だって、ビターチョコは苦いもの

329言理の妖精語りて曰く、:2017/08/17(木) 03:19:36
紀神アルセスとは、【熱血武装・アルセスベルト】に選ばれた存在のことを指す。
この武装は、所有者の命を燃焼させ、至高の快楽を与える。
しかし同時に、死への道行きを早めるのだ。

【アルセスベルト】によって死んだ者は、その全てを燃焼するため、最後には灰になって燃え尽きるという。

330言理の妖精語りて曰く、:2017/09/03(日) 19:59:58
【アルセス教】の基本にして奥義は、独特の武術である【アルセス流】を極めることである。
だが、【アルセス流】は分派を重ね、その総数は一万とも言われている。
そう、あまりに信仰者が増えすぎたため、誰が真に【アルセス流】の伝承者にふさわしいのか見分けることが出来なくなったのだ。

331言理の妖精語りて曰く、:2017/09/16(土) 22:06:00
『寿燃巨神・アルセスZ』とは、ロボットアニメである。

主人公【有瀬換一】は、古代の神像の中から出現した【アルセスZ】に乗って、悪の侵略者【グローバル機械女帝軍団】と戦うのだ!



しかし、長く苦しい換一の戦いにも、ついに終わりが来た。
【アルセスZ】は、生命エネルギーを力に代えて活動する。
その、あらゆる敵を打ち破る最強の力を発揮するには、大量の生命を【燃料】として燃やさなければならないのだ。
これまで換一は、山の木々・海中の生命・偏屈な村人たち・アルセスZを奪おうとした軍人たち・納期を守れなかった下請け会社の社員・寝返ってきた敵の女幹部・故郷の町の子供たちと、多くの犠牲を払って戦ってきた。
しかし、ついに【女帝軍団】と雌雄を決する時が来たというのに、換一には、とうとう【燃料】のアテが無くなってしまったのだ。
残された手段は、あと二つだけ。
一つは、換一の恋人であり、アルセスZと共に古代遺跡から復活したヒロイン【プリンセス・コルセスカ】を巨神の【燃料】として消費すること。
そしてもう一つの手段は、換一自身の寿命=残された生命エネルギーを全て燃焼させることであった。
換一に、決断の時が訪れるッ…………!



様々な要素を考え合わせ、換一はついに決断した。
世界の平和を永続的に守り続けていくためには、残すべきものと、そうでないものがある。
そして人は、一時的にどれほどの痛みを背負っても、最も賢い最善の手段を取るべきだ。
それこそが、世界を守るヒーローである自分の役割である、と。
彼は、そう決意したのだ。

覚悟を決めた換一は、プリンセス・コルセスカを呼び出した。
そして、巨神のエンジンルームまで、パズルゲームをパンくずのように撒いて、彼女を誘導したのだ!

プリンセスは、大のパズル好き。
彼女は、長きに渡る冷凍睡眠によって記憶と知性を失っている。
知能が幼児並に退行したプリンセスにとっては、パズルだけが、自分の知的能力を証明出来る唯一の手段であったのだ。

換一は、プリンセスがエンジンルームに入った事を確認すると、外からロックをかけ、アルセスZを発進させた。
もはや、思い残すことは何もない!
換一を乗せたアルセスZは、最終形態であるアポロンミサイル・モードに変形すると、機械女帝のイガグリ魔城へと突き進んでいった…………。



換一の突撃から、30分近くの時が流れた。
いつもであれば、もう決着がついているはずだ。
しかし、しかし…………機械女帝の魔城は、未だ健在であった。
換一の決死にしてオリジナルな戦法【インディペンデンス・バンザイ・アタック】は、失敗したのだ!
決戦を挑んだ英雄の名残りは、ただ砕け散ったスクラップが残るだけであった…………。

そして、無人となったはずの防衛本部において、その無惨な光景を眺める者が、一人いた。
彼女こそ、プリンセス・コルセスカ。
突撃の直前に、もはや不要なエンジンルームと共にアルセスZから切り離され、最も堅固なパーツの中で、ひたすらパズルを解いていた換一の恋人である。
換一は、平和のために残すべきものを残した。
戦いしか取り柄が無く、戦いの中でしか生の実感を味わえない自分より、パズルを楽しむという、平和を生きることが出来るプリンセスが生き延びるべき。
それが、彼の判断であったのだ。

だが、機械女帝は彼の突撃を経ても、なお健在。
彼の犠牲は無駄に終わったのか?
いや、それは違う。
違うのだ。
彼の決断は、立派に実を結んだ。
なぜなら…………

「グレート・アルセス、カムヒアー!!」

その時、突如として雄叫びを上げたのは、誰あろうプリンセス・コルセスカその人であった。
数多のパズルを解いたことで、ついにかつての知性を取り戻した彼女は、その勢いを駆って、未解明だった古代遺跡のパズルを解明。
封印されていたアルセスZより強いロボット【グレート・アルセス】を呼び出すことに成功したのだ!
ちなみに、パイロットは、密かにクローニングされていた換一のクローン【有瀬換二】だ!
ぶっちゃけ、主人公の代わりは、いくらでもいる!
「何だかわかんないけど、やっちゃえ、グレートでちゅ!」
今までとは、比べものにならないくらいの知性を取り戻したプリンセスは、新しい巨神に攻撃を命じた!
そして勝った!
悪は、スポンサー、もとい愛と正義の前に潰えたのだ!

今回はもう尺が無い、じゃなかった、敵を倒したのでグレートの活躍はここまでだ。
しかし、次回からは、必ずやより強く、凶悪な敵が現れることであろう!

みんな、これからもプリンセス・コルセスカとグレート・アルセスの戦いを応援してね!
具体的には、おもちゃ買ってね!
財団トイ・グレンデルヒは、君たちのご両親とサンタさん、あと大きなお友達の支援を待っているよ!

それでは、また来週!

332言理の妖精語りて曰く、:2017/09/28(木) 21:01:45
【アルセス】とは、儀式を経て神の現し身として認められた勇者である。

そして、無数の激闘の後、アルセスは、その槍に自らの心臓を突き刺す。
それによって、その槍は大いなる槍【紀元槍】の依り代になるのだ。

この定義は、偶発的な事態でも適用されるものであり、第三十三代アルセスの事例がまさにそのケースであった。
その当時のアルセス候補は、侵略者である黒檀の民の冒険商人【グレンデルヒ】によって全て滅ぼされた。
だが、そのグレンデルヒの心臓こそが、新たな紀元槍を地上に現すことになったのだ。
グレンデルヒは、全ての白樺の民の戦士を滅ぼした後、自らの戦利品によってその心臓を貫かれた。
戦勝祝いの晩、酔いつぶれたグレンデルヒを殺したのは、自らの民族を裏切り、彼の愛人となった白樺の民の女であった。

かくして、最強の戦士となった【アルセス】は殺され、【紀元槍】は地上に現れた。
英雄の神話は、こうして受け継がれ続けるのだ。

333言理の妖精語りて曰く、:2017/11/16(木) 20:15:43
アルセスは、よく不死鳥に例えられる
アルセスの密儀を主催した者は、しばしばその当人が供犠の対象となるのだ
不死鳥が灰から蘇るように、アルセスの供儀となったものは、アルセスとして蘇ると言われている

334言理の妖精語りて曰く、:2017/11/28(火) 20:33:05
厄田アクタは、【殺魔探偵】である。
本来の彼は、その名も忌まれる邪神【ヤァクダァク】なのだが、何の因果かそんな稼業につくことになってしまった。
彼は、不運にも偶発的に『神を信じなくなった世界』に召喚され、さらに不幸なことに、『世界を救ってしまった』のである。
そのおかげで、彼は、もはや送還されることも出来ず、その世界に留まらなければならなくなった。
不運と不幸を司る邪神としては、実に笑えない境遇であった。

かくして、彼は、【魔人狩り】という面倒な商売を始めることになる。
表向きの探偵業で不幸な人々からの【信心】を集めるとともに、依頼で出くわす魔人を狩って己が【信者】を守るのだ。

科学全能時代において、悪は単なる脳機能の故障であり、死体は有機肥料の原料でしかなく、血と硝煙の漂う夜でさえ、人工衛星放送で配信される娯楽の対象でしかなかったが、それでも彼は、そんな時代で『生きて』いる
神無き時代の邪神として。



「なんだてめぇ!」

「商売の邪魔なんだよ!とっとと帰んな兄ちゃん!」
アクタを出迎えたのは、ガラの悪い二人組の男達だった。
チビとノッポ、コメディ映画にでも出てきそうな二人組である。

335言理の妖精語りて曰く、:2017/12/18(月) 18:20:45
ハザーリャ神は、山岳の神である。

特に霊峰ハザリャスは、ハザーリャの聖地であり、【キュトス谷】の温泉と並んで有名な豊穣と安産の聖地として知られている。

このハザリャスは、三日に一度、三度飛沫を噴き出す。
学者によると、これは海底温泉が噴出しているのだという。

336言理の妖精語りて曰く、:2017/12/20(水) 19:50:10
B級映画の登場人物のようなチンピラ二人組はアクタをきつく睨み付けたが、彼にとってそんなものはそよ風のようなものだった。
いくら弱体化したとはいえ、彼は最高の邪神。
チンピラなど何億人いても、路上のゴミほどの障害にもならない。
ただ、それでもいちいち相手をするのは面倒だったので、アクタはゆるやかに右手をチンピラに差し出した。

「なんだぁ?」

「あぁん?金出すんなら許してやらないこともないぜ」

別に、金を出す気はない。
武器や罠を用意するつもりもないし、ましてや握手を誘っているわけもない。
アクタは、その右手でチンピラたちの背後、薄汚い路地裏の奥を指差したのだ。そこには、路地に負けずと汚れた看板があり、それにはこう書かれていた。
『トカーナ組公認 厄田探偵事務所』

同時に、それまでポケットに入れていた左手を出す。そこには、一枚の名刺が握られていた。
そちらには、こうある。
『探偵 厄田アクタ』
そして、それを裏返す。
『この人物は、トカーナ組によって保護されている。彼の行動を阻害する者は、等しくトカーナ組によって公正な審判を受ける』

それらを見届けたチンピラたちの顔が、みるみる青くなるのを確認すると、アクタは何も気にせずに歩き出した。

337言理の妖精語りて曰く、:2018/05/02(水) 06:45:37
”まろぞろんど”とは、飛騨山中に古くから伝わっている恐るべき神の名である
その神には、目も耳も無く、ただ無数の触手だけがあるという

338言理の妖精語りて曰く、:2018/05/17(木) 19:41:27
ルウテトとは、ただ一つの「神聖なもの」と引き換えに、全てを失うことを求める神だという

339言理の妖精語りて曰く、:2018/05/18(金) 18:52:20
ルウテトは「嫌な過去」の記憶力が、誰よりも高い神である
その記憶は、あらゆる平行世界にまで及び「今この時」に起こりうるあらゆる不幸を記憶するという
あるいは、その記憶は未来に起こりうるあらゆる不幸を、予見するとも
一秒ごとに世界を越えて、運命石の門だか扉だかまで、たどり着くとも言われている

340言理の妖精語りて曰く、:2018/05/19(土) 08:07:19
ルウテトについての悪評は、魔女人形のロボットや五月祭り用の機械装置から巻き散らかされていた
そしてそれらは、【サイバー人狼】にハッキングされていたのだ

【サイバー人狼】とは、都市伝説に登場する怪物であり、肉体を失い電網の海に漂う亡霊である
彼女たちは、人びとの「悪」を求める願望に応え、共同体の中に招き入れられるのだという

341言理の妖精語りて曰く、:2018/05/22(火) 19:20:32
【サイバー人狼】は、過去の約束を大事にするルウテト神に対して、「幼馴染属性」の絶対的な敗北を謳うのであった

342言理の妖精語りて曰く、:2018/05/27(日) 04:58:08
ハザーリャは、死と誕生の近縁性を司る神でもある

彼の神像は、屹立した男性の生殖器として形作られるが、これは「小さな死」の瞬間をあらわしているのだという
新しい生命の誕生のためには、それに関わる男と女は、一度擬似的に死なねばならぬ
この像は、そのことをあらわしているのだとか

なお、古い時代には、男は実際に死んでいたという話もある
カマキリなどがそうであるように、生殖行為以後の男性を調理し、女性がそれを食べるというのが古代のハザーリャ祭儀であったのだ
とはいえその祭儀は、ハザーリャ神の慈悲のため、そのままの形で行われることはなくなったらしい
それが、現代まで続く「結納金」のはじまりだという

343言理の妖精語りて曰く、:2018/05/29(火) 19:37:39
ティーアードゥは、古代の人によって創られた神であるという説がある
その説では、彼を【審判の化身】、あるいはロウ・オブ・ザ・クロウリーと呼ぶ
彼は、具現化する法として創られたものであり、同時に、人々が共有する「常識」という法そのものの化身であったのだ

その姿は、人によって違うように見えるが、それらは全てその者の中にある「正義」の反映であるという
ティーアードゥーは、全ての人が抱く「正義」と「罪」をすり合わせ「法」となすことを目的として生まれた神だったのだ
しかし、その目論見は果たして成功したのだろうか?

344言理の妖精語りて曰く、:2018/05/30(水) 13:36:24
紀の対義原理は彁である。【紀】の側の神々とそっくりそのまま対応する存在が【彁】側に存在する。

345言理の妖精語りて曰く、:2018/05/30(水) 18:59:15
【彁】とは言語を逸出した存在である。
そのため【彁】性を持つ物への記述は、
しばしば矛盾(水を燃やす、空に座るなど)を含んでいる。

ちなみに彁は せい って読むよ

346言理の妖精語りて曰く、:2018/06/29(金) 01:31:34
虫害の多かったルクサル王朝では、虫食いなどによって古典の一部が欠損してしまうことが珍しくなかった。王室で保管されていた神話文献についても例外ではない。そこでかの王朝では、神話文献の写本を作る際、欠損部に「無銘の軍神がこれを滅ぼしました。」と充てるのが慣例となっていた。
たとえば、「怪物が現れて村の泉を汚しました。これに怒った村人たちは怪物を倒そうとしましたが、怪物はあらゆる金属の槍をはじき返したのです。そのため村では『無銘の軍神がこれを滅ぼしました。』」といったような具合である。「無銘の軍神」とは、原典に欠損があることを示す慣用句だったのである。慣用句が充てられる欠損部は、虫食いだけでなく、過去の王室の検閲によってあからさまに削られた部分も次第に増えていった。
しかし、ルクサル王朝が草の民系の王朝に併呑されてからは、本当に「無銘の軍神」にあたる神がいたかのような誤解が広まっていく。欠損部の性質から、「無銘の軍神」は非常に強い紀元神の一中と考えられ、やがて「無銘の軍神」が単独で活躍する説話までが登場するようになる。最たる例は、平たい大地の時代に悪魔デノメナを討ち取った戦いである。

347言理の妖精語りて曰く、:2018/07/27(金) 06:48:55
槍を持つ英雄神アルセスは、”欠落を抱えた者”として描かれることも多い
具体的には、片目や足をひきずる姿で描かれたり、吃音や聴覚障害などを抱える者として語られるのだ

最も弱く”欠落”を抱えるものが、炎竜メルトバーズを封印して太陽を作り上げたり、人類に火をもたらすことで、最も偉大な英雄となるわけだ
”欠落”が記述されるアルセスの神話は、英雄神話の典型的な例であると言えよう

348言理の妖精語りて曰く、:2018/07/28(土) 07:13:18
セラティスを奉じる者達は、徒手による闘争の技を重んじる
彼女たちにとっては、拳こそが祈りであり、闘争こそが信仰である

349言理の妖精語りて曰く、:2018/07/28(土) 13:37:58
近!近!近!近接戦闘……ッ

350言理の妖精語りて曰く、:2018/07/28(土) 16:33:10
徒手空拳!徒手空拳ッ!

351言理の妖精語りて曰く、:2018/08/28(火) 14:54:10
「無銘たる軍神」って紀神でいいんだろーか。
ゆらぎ世界観でも特に古い神だとは思うんだが、それらしい記述が見つからないのよな

352言理の妖精語りて曰く、:2018/08/28(火) 22:45:08
キャラに対して記述一つする為にわざわざ過去ログあさって調べるのも大変だし、
少し探しても見つからないなら記述されてないものってことでいいんじゃない?

353言理の妖精語りて曰く、:2018/09/01(土) 00:41:26
昔は「(検索したい単語) site://jbbs.shitaraba.net/movie/7039/」
で検索すれば、サイト内検索みたいな感じで全スレを検索することができて便利だったのに……

354言理の妖精語りて曰く、:2018/09/01(土) 14:37:39
"無銘たる軍神"でフツーにググってもwikiくらいしか出ないな
ゆらぎBBS全体でも数回しか出てない

355言理の妖精語りて曰く、:2018/09/01(土) 18:45:05
最初期からある紀人(?)だというのに、この記述の見つけづらさ
正しく「無銘たる軍神」といえよう

356言理の妖精語りて曰く、:2019/02/03(日) 08:49:18
ペレケテンヌルは、科学という魔法体系を司る紀神である

科学は、最も使用車が多い魔法であるが、古の呪術と同じくその理論や高度な技法について知るものはかなり限られている。
最も民間に普及している携帯端末でさえ、一般人は修理することもその原理を説明することも出来ないのだ。

そんな科学を司るペレケテンヌルの加護は、科学の持つ欠陥を補うものである。

それすなわち「生きがいの補完」
ペレケテンヌルは、人生に不可避の苦痛を快楽に変換することが出来る。
変換された快楽は、生きがいというクオリア的な概念と感じられ、人間に人生の価値と目的意識を与えるのだ。
これは、「苦痛と後悔」という失敗を繰り返さないためのシステムしか持たない人間に対する、ペレケテンヌルの慈悲である。

また別の説によれば、ペレケテンヌルは、天使ラクルラールを使役することで人びとに祝福を与えるのだという。

357言理の妖精語りて曰く、:2019/02/06(水) 10:31:11
マロゾロンドの身体の何処かには、密かにお菓子を収納するポケットが隠されているらしい

358言理の妖精語りて曰く、:2019/02/12(火) 19:59:41
レーヴェヤーナは、知識を積み重ね続けた高みに貴さを見出し、アエルガ=ミクニーは、混沌と偶然の中に貴さを見出す。

また、この二柱は、双子であるとも夫婦であるとも、あるいはお互いに親であり子であるとも言われている。

359言理の妖精語りて曰く、:2019/08/23(金) 11:46:34
ガリヨンテの流した涙は、琥珀となる

360言理の妖精語りて曰く、:2019/08/24(土) 08:40:04
マロゾロンドは泥炭の沼や泥炭だけでなく、砂漠の夜も司っている

しかし、砂漠を渡る者たちは、夜はピュクティェトに祈り、マロゾロンドに祈るのは昼だけである
マロゾロンドが司る闇や影を人が欲するのは、当然、灼熱の昼だけであるからだ

361言理の妖精語りて曰く、:2019/08/25(日) 02:04:09
ンニューメイテルは便宜的に紀神として分類されるが、何を司るわけでもない
この神は色んな所を遊び歩いて色んな人と交流する
そうして土地や文化や人種や景色を学んで覚え、次の土地へと持って行く

362言理の妖精語りて曰く、:2019/11/22(金) 08:55:04
東方の武神と習合されたセラティスは、異形の姿となった
その姿、九腕にして九面、全身に赤い鎧を纏うものなり
四大面は、前後左右を見張り、五小面は頭上を含む頭頂部を完全にカバーする
そして、見つけた女性に対するあらゆる害を、その九つの腕で完膚なきまでに粉砕するのだ

拾八の目を持ち、常に敵と争いを求め続けるその姿こそ、最強の武神の証なれば

363言理の妖精語りて曰く、:2020/02/12(水) 09:01:36
紀神は全て、独自の創世神話を持つ

北方辺境に伝わるある伝承によれば、太古の昔、古きヒトの時代には紀神もヒトであったという
カミとなった彼女たちは、己の理想にのっとり、それぞれが理想とする世界を創らんとした
それが、紀神なのだという

364言理の妖精語りて曰く、:2020/02/14(金) 23:35:09
ンニューメイテルの身体には、これまで旅した場所が映し出されるのだという

365言理の妖精語りて曰く、:2020/02/24(月) 22:30:31
ある紀神は、渦巻く水から世界を作った
渦巻く水は段を成し、その階層はそれぞれ異なる環境を形作ったという

366言理の妖精語りて曰く、:2020/10/18(日) 23:01:03
かつてペレケテンヌルは、全てが合理的な理想世界を作ろうとしたが、それはあらゆるものを闇に塗り込めてしまうマロゾロンドによって妨害されてしまったという

367言理の妖精語りて曰く、:2020/12/25(金) 23:03:00
共に神と讃えられた二人の名女優
「男神」のアルセスと「女神」のキュトスは、互いに愛し合いながらも深く対立していた

その関係は複雑怪奇であり、嫉妬に狂ったアルセスが、キュトスが自分の身体よりも大事にしていたドレスをバラバラに引き裂いたことすらある
男神は、念には念を入れて全てのドレスを引き裂いていたため、もはや女神のウォーク・イン・クローゼットは、まるで幼児が遊んだ後のような惨状であったという

キュトスが立つべき重要な舞台は、もうその翌日に迫っていたというのに
誰もがこの時、二人の関係の決定的な破局、そしてキュトスの初めての挫折が訪れることを予感した

だが、女神は立ち直った
彼女は、引き裂かれたドレスをパッチワークでつなぎ合わせ、新たな一着を仕立てて舞台に立ったのだ
その姿はあまりにも美しく麗しく、その時キュトスが新たなる伝説、いや神話を打ち立てたことは、衆目の一致するところであった
それは、犯人である男神すら、思わず認めてしまうほどであったと言い、その時アルセスが漏らした言葉は名言として今日まで語り伝えられているほどだ

そして、更に驚くべきことには、その舞台の更に翌日、仲良く連れ立って歩く二人の姿が目撃されたことだ
あれほどの事件があったばかりだというのに・・・
男神と女神、二人の関係はとても余人には計り知れぬものであると、その事実が広く知れ渡ったのは、このような出来事があったからなのである

368言理の妖精語りて曰く、:2021/02/06(土) 11:42:51
大神アルセスは、そのペンなる槍ファラクランティアによって女神キュトスを引き裂き、この世界を生み出した
それこそが、世界初の帝王切開であったと言われている

その時キュトスが発した断末魔と世界の産声の合唱から言葉が生まれ、同時に流れた血から文字が出来た
そして、ファラクランティアからしたたった血によって作られた染みから、全ての生命が生まれたのだという

369言理の妖精語りて曰く、:2021/02/14(日) 12:32:36
アメル・ア・フィリスは、死せる妖精の支配者であり、「姉は妹に勝てない」という法則を打ち立てた者である

370言理の妖精語りて曰く、:2021/02/24(水) 08:08:04
死神シェロンは≪罪≫と言う金貨で買った
≪死≫と言う名の剣を≪夢≫と言う名の鞘に納め。
これまた≪裏切り≫と言う名の銀貨で買った
≪悲喜劇≫と言う銃に≪罰≫と言う名の弾丸を篭めるという。

371言理の妖精語りて曰く、:2021/09/18(土) 08:12:12
主義の違いから紀神をやめ、野に下った紀納豆神たち
【紀】を失った彼女たちは、やがて死を迎えることとなる

だが、そんな彼女たちが冥界に到達したとき、世界は大きく変貌を遂げることとなった
死者の納豆化である

死後、女神ルウテトのもとで暮らしていた死者たちは、またたくまに納豆神たちの権能に「感染」し、それは粘つく糸となって冥界全土を覆ったのだ
接触したりくしゃみで飛ぶたびに広がっていく納豆ネットワークのシェア率は、容易に100%に達し、さらに120%を超えた
つまり、冥界を飛び出したのだ

納豆の菌糸が世界を超え、生死の境をも曖昧にしていった
当然、女神ルウテトは激怒したが、死と生を行き来する納豆の存在は、彼女をもってしてもどうすることも出来なかったのである

人はこれを【納豆英雄神の里帰り】と呼び、畏れ敬い、納豆にかけるソースの種類をめぐって終わりなき論争を繰り広げたのだそうだ・・・

372言理の妖精語りて曰く、:2022/06/17(金) 05:58:00
【セルラ・テリス】の追加設定
「このキャラが最強であってほしい」という人々の願望を叶えて心を満たしてあげる役目を持つ神がセルラ・テリスである。
つまり、セルラ・テリスはケンタウロス娘が最強であってほしいと願う者の前にはケンタウロス娘の姿で現れるし、メスケモこそが至高だという者の前にはメスケモの姿で現れる。
セルラ・テリスといえば幼女というイメージなのかもしれないが、実際は人々が願えば熟女の姿にでも老女の姿にでもなってあげる広量な心の持ち主であり、真の姿などというものは存在せずどの姿も真の姿である。

373言理の妖精語りて曰く、:2022/07/29(金) 06:05:04
セルラ・テリスと言えば幼女の姿であるとされるが、どの種族の幼女の姿をしているのかについては諸説ある。
ただ一つ言える事は、セルラ・テリスがノローアーの幼女の姿をしているという証拠はどこにも無い。

374言理の妖精語りて曰く、:2022/09/21(水) 12:09:56
[[セルラ・テリス]]の出身地は[[竜の国]]であるとされる場合もあれば、[[パンゲオン世界]]であるとされる場合もあれば、[[パコパコの世界]]であるとされる場合もあれば、[[プリズミックサイド]]であるとされる場合もあれば、[[パラデムルクスクルスクスル]]であるとされる場合もある。
どの説が真実なのかは[[物語]]によって異なるので、どの説も真実であると言える。

375言理の妖精語りて曰く、:2022/11/01(火) 20:33:50
世界は九回創られ、また九回滅びたのだという

紀神ピュクティェトの場合、彼女は、炎にて世界を創ったとされる
そのとき、燃え盛る炎が灰から大地を形づくり、熱気で上昇した大気が天を創ったのだ

また異説によれば、ピュクティェトは海を切り裂いて熱き血を流させ、それによって大地を創ったとされている
そして、その異説では、創世はまだ終わっておらず、現在進行系の出来事なのだ
それによれば、今もまだ海を見ればピュクティェトの槍が新たな大地を創り、海に怒りの煙と血を流させているところを目撃することが出来るのだという……

376言理の妖精語りて曰く、:2022/11/06(日) 09:30:11
【紀神】とは、かつて世界を創世したとされる神である
そのため、その全てが(ときに複数の)創世神話を持つのだ

【睥睨する耀神】アレは、全てを見下ろすことによって「そこに見下される世界がある」という【逆説効果】の権能を発動
それによって、至高の神に見下されるに足る全世界を創造したと言われている

377言理の妖精語りて曰く、:2022/11/20(日) 22:56:43
また、ある地方に伝わる異説によれば、アレが見下ろして世界を創ったことの、その真の意義は別にあったのだという
というのも、アレとは実はこの世のつまらないもの、空虚の集合体なのだ
それに「異質な存在」として見つめられるとは、つまりアレとは違うもの、「有意味」な存在として肯定され祝福されるという意義を持った定義なのだそうだ

378言理の妖精語りて曰く、:2022/11/20(日) 23:19:44
けれど、紀神の創世譚は断片しか伝わっていないものがほとんどだ

アメル・ア・フィリスは物語をもってこの世を語り始め、ガリヨンテは地を喰らいあらゆるモノを殺す毒ガスを振りまいて新しき世を整えた。
バッカンドラは、その槌を持って大地を溶岩より叩き出し、セルラ・テリスは拳をもって虚空を突き抜けて新天地に達したという。
そして、マロゾロンドは全くの闇に陰影という変化をつけることで、ついに闇の対極たる【光】という概念と共にこの世を創造し、ドルネスタンルフはただ始まりより丸まっていた。

エーラーマーンはこれら全てを噂より話し創ったとされるし、アルセスは二人で槍を立て、キュトスはもちろんあらゆるものを出産したのだ。
クゥル・ツテクの創世はそもそも誰も覚えていないし、アハツィヒ・アインのことは闇の組織【学級会】によって語ることを禁じられている。
ゲヘナとシェロンは最初から死んでいたし、デーデェイアはずっと殺し、無銘たる軍神は戦い、フォノは創世など自分という過去の余剰だとしか思っていない。

食物神たちが、自分たちを味わう存在として世界を生み出したかどうかも、確かめようがないし、ラヴァエヤナとアエルガ=ミクニーの二柱の姉妹は、お互いのやることを打ち消し合うため、何が終わりで始まりなのかなんて、本人たちですら分からないのだ


そんな中でも、名前を読んではいけないあの邪神とペレケテンヌルについては語ることすら嫌われているし、ルウテトはずっと何かを待っていた。

このように、紀神に限らず、創世の神話というのはいつもめちゃくちゃで混沌としているのだ
なぜなら、世界は常に語られるごとに誕生し、常にそれより古くあるのだから

創世は、五分前に行われてもそれを遥かに遡って【実現】する、いやむしろ【実現】していた、ことになる現象なのだ

379言理の妖精語りて曰く、:2023/01/02(月) 22:51:08
新年ごとに祀られる紀神の順番は、それぞれの地方の祭事によって大きく異なる
中でもヴロハキア地方では、【ケンカ神輿】によって次の新年に主役となる紀神を決めることで有名だ

そこでは、勝利した神輿はウイニングランを決め、人々の祝福を受けながら踊り狂う
その様は、王都の機甲騎士コロシアムにも匹敵する暴れっぷりである、と広く褒め称えられているのだ

380言理の妖精語りて曰く、:2023/12/02(土) 10:54:06
マロゾロンド信仰の中では、マロゾロンドをチョコの神とする【チョコマロゾロンド】派がかなり大きな勢力を誇っている
この派は、更に純粋なチョコのみを正義とする【正統ピュア・チョコマロゾロンド派】や、いちごムース、オレンジピール、ウィスキー、チーズ、ガリアパンへの添加を是とする様々な小宗派に分かれている

更には、これらの諸宗派は、異宗派でありながらも交流が深い【マシュマロゾロンド派】と相互に大きな影響を誇っており、都内の大型菓子店の前などでは、それらの二大宗派が大型牛車に大量の菓子を積載して競い合っているところが良く見られる
マーディキ陰陽寮の学生などは、そこに蟻のように群がっているし、大方においてそれらの”宗派抗争”は常に高品質のお菓子を食べられる、甘くてとても美味しいと歓迎されているようだ

381言理の妖精語りて曰く、:2024/02/03(土) 10:59:04
女神ルウテトは、死してなお現世に復活し生き生きと愛される豚ーーすなわち、ソーセージやハムを司る女神でもある
他にも、最近はキノコを司っているとかいないとか

382言理の妖精語りて曰く、:2024/03/16(土) 07:32:50
セルラ・テリスはパンゲオン世界では最強だが、他の世界でもそれが通用するとは限らない。それぞれの世界の最強者の力は拮抗しており、パンゲオン世界以外の様々な世界を見てみればセルラ・テリスも井の中の蛙、凡人もとい凡神に過ぎないという真実が分かる。

383言理の妖精語りて曰く、:2024/03/16(土) 07:34:53
もちろん、パンゲオン世界で祭り上げられているセルラ・テリスも世界的には戦闘面で凡人ということである。
どの最強者の物理的戦闘力も同じくらいで拮抗している。

384言理の妖精語りて曰く、:2024/03/16(土) 07:39:24
遥か昔、パンゲオン自身はこう語った。
「フリーシェアワールドはみんなのもの。戦闘面で一強など、フリーシェアワールドたる『ゆらぎの神話』では決してあってはならないことだ」

385言理の妖精語りて曰く、:2024/03/16(土) 07:43:07
セルラ・テリスが存在せず代わりの同等の戦闘力を持った最強者がいる世界は多い。
現に、セルラ・テリスの影響を受けていない世界は無数にあることが確認されている。

386言理の妖精語りて曰く、:2024/03/16(土) 07:47:46
【大地の球化】の神話から分かる通り、セルラ・テリスは惑星を丸める程度の戦闘力はあるが、さすがに宇宙破壊は無理である。どんな強者であろうとも宇宙破壊なんてできてたまるか。それが真実である。

387言理の妖精語りて曰く、:2024/03/16(土) 07:58:27
ホームセンターコーナン生野店の駐車場で、12時頃〜16時頃に来ては鳩に餌を与えている『なにわ 581 く 29-54』のキャップ帽クソハゲジジイが究極的にうざいし腹立つから誰かなんとかしてくれ。

388言理の妖精語りて曰く、:2024/03/16(土) 09:15:31
【クソハ=ゲジジ=イ】
Xoha-Gedzidzi-Yhi
食物を司る紀神。
自然の恵みそのものであり生野(生ける野山)とされる美しき女神。
彫像では、縁は無いが庇は付いている帽子を被った姿で表現される。
一切衆生を愛しており空腹の者の前に現れては自らの肉体を食物として与える。
食物を与えることのみに専念するあまり、時として人々に対して鬱陶しく腹立たしい言動も執ってしまうのはご愛嬌。

389言理の妖精語りて曰く、:2024/03/16(土) 09:32:29
クソハ=ゲジジ=イの主なアルファベット表記と別名
Xoha-Gezizi'yi, Xuha-Gizih, Xohagezizi-Yi, Csuha-Gudgey-Yey, Kshoha-Gee-Gee, Kshahagziiz, Kshafagziz, Chapagechichi, Zhubugzhi, Zubgzi, Supkchi, Sutchi, Suchi

390言理の妖精語りて曰く、:2024/04/09(火) 19:37:12
人類は、神格化されたヤムイモ【ガリヨンテ】から生まれたとされる
それゆえ、ヤムイモは人類の母であり兄弟である

しかし、ムギやイネは違う
これらの穀物は人類を家畜化し、己の生育のために労働という奉仕を要求してきた
一説によれば、イネの持つ性質、栽培にあたって一時的にだけより多くの労働力を必要とすることこそが、被差別階級の由来となったとされることすらあるのだ


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