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上条さんと美琴のいちゃいちゃSS part29

934■■■■:2017/04/21(金) 19:34:28 ID:do8VD7AU
最初から校長先生は私が進路に悩んでいることに利用し、私の性格からこの1年フリーに
なり大検をとるということさえ読んでいたのだ。その洞察力に驚く。
「まあ・・それでも・・最悪よりはまし、と考えるしかないわね・・」
私は、今日が改めて気が付いた事実に考えを巡らせる。

下手に名前の売れてしまった自分には、平凡に生きる道など最初から閉ざされていたのだ。
それは、素養格付けでレベル5になることが予言され、細胞が採取され
クローンが製造された時からの自分にとっての運命と思い受け入れるしかない。

「だけど、当麻と一緒に生きる事だけは変えない」
私は改めて誓う。1年前に告白したときからそれは変わらない。

・・・・・・・・・・・・・
当麻の学生寮

私は、よろよろと通路を進み、当麻の学寮へ向かう。
そこから、肉と人参が醤油で煮詰まったような甘い香りが漂ってくる。
「美琴・・肉じゃが作ったから食べるか?」
当麻への、誘いに従い肉じゃがを味わって食べる。味が染みてとても美味しい。
皿を洗おうとするが、当麻に断られ当麻がちゃちゃと洗浄を終える。
気を利かせたのかインデックスは月詠先生のところに遊びへ行った。

「御免当麻とインデックスに迷惑かけちゃった」
当麻は優しい顔で私を見つめる。まるで私が何を言うか理解しているように
「美琴・・大変だったな?」
「わかるの?」
「1年付き合っているからな・・なんとなくわかる」
「ありがとう」

私は当麻の顔を見つめる、
「校長に言われたわ・・妹達の事」
「その事実とそれが学園都市の首脳部には当然の事実であること」
「そして私の足かせであること」
「それに怒った私は校長先生に電撃で威嚇しようとした」
「やらかしたわ・・」
私はその恥ずかしい事実に赤面する。
「後は校長先生のペースで話が進んじゃった」

「美琴・・」

「正直そんなことで怒るほうがどうかしている」
私は溜息をついてしまう。自分の子供ぽいところに
「私は復興ボランティア経験で大人に立ち向かえると自己を過大評価していた」
「何千人の頂点に立ち、交渉事をこなし、大人なんて大したことないと思っていた」
「だけど、・・私の弱点を責めてくる大人には敵わなかった」

「まあ・・今思えば正直政治的なことは食蜂に任せきりだった」
「私は・・技術者としてはそれなりだと思うけど、リーダーとしてはどうかしら」
「自信なくすわ・・」

当麻は私を真剣な顔で見つめる
「美琴・・」
「いや・・美琴らしいなあ・・」
「え?」
「いや・・やっぱり俺の美琴らしくてさ・・」
「当麻・・それはどうゆうこと?」
「理不尽な事、怒らなければならない時に怒れる美琴はやっぱりいい奴と思うわ・」
「そう?」
「妹達は、美琴にとっては大事だろう?自分の命を捨ててまで」
「その妹達を元に美琴を責めた大人に美琴が怒ることを俺は理解する」

私は溜息をついてしまう、せっかく有利だった交渉を私の不手際で逆手に取られたことに
「だけど・・それを逆手に取られて・・交渉を有利に運ばれた」
真剣な顔だった当麻が柔らかい表情に変わる
「美琴は糞真面目だよな・・」
「え?」
「学園都市の悪事と投げ出さず、妹達の問題を自分の問題をきちんと受け止めている」
「それに美琴は・・中学3年にしては大人だよな・・」
「え?」
「はっきり言ってさ・・何千人のボランティア活動の長をやって、それを完全になしとげて




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