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上条さんと美琴のいちゃいちゃSS part29

932■■■■:2017/04/21(金) 19:29:54 ID:do8VD7AU
校長先生は座りなおして、私に顔を近づける。

「御坂さんは駆動鎧や兵器、AIを開発する部活を始めました」
「その研究水準は非常に高く、統括理事会からも非常に高い評価を得ています」

「ですがその活動は、現状ではまだ御坂さんの圧倒的な能力と人脈に依存しています」
「常盤台にとって、この活動は統括理事会との関係上非常に有用な活動です」
私は校長の予想外の反応に当惑する。
「え・・と・・それは・・」
校長先生の言葉が熱を帯び始める
「御坂さん・・これはお願いです・・」
校長先生が頭を下げる、机に頭をこすりつけんばかりに

「はっきり言って御坂美琴を手放すのは惜しいんですよ・・」
この突然の行動に私は動揺する。
「校長先生・・そんな・・頭を上げてください」
私は心の中でこんなことまで校長先生にさせた自分の虚名の重さに当惑する。
「常盤台は、御坂さんが始めた部活をさらに規模を拡大して正式の研究所へ格上げしたいと思っています」
「今後1年間その研究所の顧問として正式に招聘したいのですが」
「これは学校長としてのお願いです」

私はますます当惑する。単純な一学生の進路の話が学校経営の方向性がなぜ絡む?
確かに私はそれなりに目立つ学生だった。だけど・・しょせんは一学生じゃないか
疑問がだんだん、こみあげるが・・が校長先生の真摯な姿勢が私の気持ちを揺り動かす

さらに校長先生が話を続ける
「まあそんなに悪い話でもないと思いますよ・・」
「え?」
「御坂さんの進路の方向性ですよ」

「それは・・」

「御坂さんの能力は確かに素晴らしいですが、しょせんは電磁気系にすぎません」

「未元物質のようにあらゆる、物理原則を捻じ曲げ物質を生成するわけでも、
あらゆるベクトルを解析し未知の運動法則を解析するわけでもありません」
「それは一般常識や物理原則を捻じ曲げる力ではありません」
「そんな御坂さんが頂点を目指すのならば、既存の研究成果を極めなければならない
のではないでしょうか?」

「そんな私が頂点だなんて・・」
私はただ、上条当麻に並び支える力が欲しかっただけだ・・学園の都市の頂点なんて
別に望んでもいない。周りと自分の認識の差異に驚愕する

「まあ御坂さんが奥ゆかしい性格であることは理解します」
「ですが・・御坂さんが熱波事件以来駆動鎧・AI・クラウドなどの開発に力を入れたのが
力を追い求めるものではなかったのでは?」

「それは・・」

「知的好奇心だといいますか?」
力を求めるなんてとんでもない、学校や学園都市の余りの惨状に自分の力をすこしでも
活用したいとおもっただけだ。

「私は、ただボランティア活動の一環で・・効率的な駆動鎧や情報処理システムが
必要だと思い・・」

校長先生が苦笑いを始める。
「御坂さんの純粋な気持ちを私は理解しているつもりです」
「学園都市を守りたい、困った人を助けたいその純粋な気持ちを疑う気持ちは
ありません」
「ですが、学園都市の上層部は違う考えを持っている人もいるんですよ」

「御坂さんはご自分が思っているより大きな存在です」
「知名度、能力、実績、そしてボランティア活動で多くの学生に慕われた存在・・」
「その御坂さんが学園都市のクラウド・駆動鎧・AI開発のすべての情報を収集し
最先端の開発を行ったという事で学園都市の勢力図に多大な影響を与えうる存在と
上層部には思われています。」

「それに御坂さん・・世の中で正義を通すには、力がいります」
「御坂さんには・・心あたりがあるのではないですか?」




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