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上条当麻×御坂美琴 いちゃエロスレ4

866第三位の御坂美琴ちゃんは気ぃ強そうやけどな:2014/11/06(木) 18:42:08 ID:QBxlx2CA
「インディアンポーカー? …って、何だ?」

上条は青髪から差し出されたカードを訝しげに見つめながら、左手で受け取る。
利き手【みぎて】で受け取らなかったのは、
どうやらそのカードには何かしらの異能の力が働いているらしいので、
その力を幻想殺しで破壊しないようにする為の配慮だ。

「何や、カミやん知らんの?
 ……ああ、そう言やコレが流行てた時、カミやんイタリア行っとったもんな」

大覇星祭の最終日。不幸体質なはずの上条が来場者数ナンバーズで1等を『不自然に』当て、
インデックスと共に北イタリア5泊7日の海外旅行にペアで行ってきたのだ。
…まぁ、結局は「アドリア海の女王」を巡る魔術サイドの戦いに巻き込まれ、
即座にイタリアの病院にご厄介になり、能力者の体をよその病院で調べられるのは色々まずいと、
そのままの状態で学園都市に強制送還させられたのだが。
その為5泊7日の旅行は、実質1日も楽しめないまま終了したのである。
そんな『愉快な体験』を上条がしている時に、学園都市で流行っていたのが―――

「このインディアンポーカーっちゅう訳やな」
「………そーですか」

その頃を思い出して、どっと疲れが出る上条。

「で? 結局これは、何に使う道具なんだよ」
「ふっふっふ……何にて言うか、『ナニ』に使うモンやね…
 コレはな、『他人の夢を見られるカード』なんよ」
「他人の…夢?」
「せや」

青髪が、元々ニヤついている顔を更にニヤつかせ、文字通りイヤらしい笑顔を浮かべた。
上条は嫌な予感をビンビンに感じ取ったが、青髪は気にせずこのカードについての説明をする。

青髪の説明を要約するとこうだった。
まず『夢を与える側』が特殊な装置をつけて寝ると、見た夢がそのカードに書き込まれる。
そしてそのカードを使用して寝ると、『夢を与える側』が見たのと同じ夢を見ることができる。
…という物らしい。
その中でも、面白い夢やためになる夢を安定供給出来る人の事は、
『ドリームランカー』と呼ばれていたそうだ。

「つまりこのカードには、青髪【おまえ】の見た夢が書き込まれてるって訳か」
「そういう事やね」
「なるほどね。うん、イラネ」

即決である。

「何でやねん!」
「だって絶対ろくな事にならないだろ!」

やはり、嫌な予感がしたのは間違いではなさそうだ。
青髪の見た夢…どんな物なのかは分からないが、どの道でも不幸な目に遭うのがオチだろう。

「んな事あれへんよ! ボクぁSランクのドリームランカー、『BLAU』と呼ばれとった男やで!?」
「知らねーよ! そん時、上条さんは病院のベッドでおねんね中だったわ!」
「ほんなら使ってみればええやん! どんだけ凄いか分かるはずやっ!」
「だからヤダってば! 第一、どんな夢が入ってんだよコレ!」
「どんな夢…やと…?」

青髪はただでさえ細い目を更に細め、その内容を上条に耳打ちする。
やはり他人に聞かれてはマズイ夢らしいのだが……

(第三…坂美………強そうやけど…………猫耳と…付けて………………放題に…)

上条の耳元で、ボソボソと囁く青髪。上条の顔が、見る見るうちに真っ赤に染まっていく。
どうでもいいが、端から見ると完全に「ウホッ」で「アッー!」で「ホモォ…」なので止めていただきたい。
そのあまりにもな内容に、上条は思わず声を荒げた。

「なっ! ばっ! おお、お前どんな夢見てんだよっ!!!
 あああ、あ、相手はまだ中学生だぞ中学生っ!!!」
「だから何やねん。夢やし、ええやないかい。
 夢ん中なら、例え幼稚園児に手ぇ出しても犯罪にはなれへんねんぞ?」

ギリギリではなくアウトすぎる発言である。
いつか本当に青髪【このへんたい】が警備員にとっ捕まるのではないかと、
本気で心配になってくる上条である。




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