レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
上条当麻×御坂美琴 いちゃエロスレ4
-
「インディアンポーカー? …って、何だ?」
上条は青髪から差し出されたカードを訝しげに見つめながら、左手で受け取る。
利き手【みぎて】で受け取らなかったのは、
どうやらそのカードには何かしらの異能の力が働いているらしいので、
その力を幻想殺しで破壊しないようにする為の配慮だ。
「何や、カミやん知らんの?
……ああ、そう言やコレが流行てた時、カミやんイタリア行っとったもんな」
大覇星祭の最終日。不幸体質なはずの上条が来場者数ナンバーズで1等を『不自然に』当て、
インデックスと共に北イタリア5泊7日の海外旅行にペアで行ってきたのだ。
…まぁ、結局は「アドリア海の女王」を巡る魔術サイドの戦いに巻き込まれ、
即座にイタリアの病院にご厄介になり、能力者の体をよその病院で調べられるのは色々まずいと、
そのままの状態で学園都市に強制送還させられたのだが。
その為5泊7日の旅行は、実質1日も楽しめないまま終了したのである。
そんな『愉快な体験』を上条がしている時に、学園都市で流行っていたのが―――
「このインディアンポーカーっちゅう訳やな」
「………そーですか」
その頃を思い出して、どっと疲れが出る上条。
「で? 結局これは、何に使う道具なんだよ」
「ふっふっふ……何にて言うか、『ナニ』に使うモンやね…
コレはな、『他人の夢を見られるカード』なんよ」
「他人の…夢?」
「せや」
青髪が、元々ニヤついている顔を更にニヤつかせ、文字通りイヤらしい笑顔を浮かべた。
上条は嫌な予感をビンビンに感じ取ったが、青髪は気にせずこのカードについての説明をする。
青髪の説明を要約するとこうだった。
まず『夢を与える側』が特殊な装置をつけて寝ると、見た夢がそのカードに書き込まれる。
そしてそのカードを使用して寝ると、『夢を与える側』が見たのと同じ夢を見ることができる。
…という物らしい。
その中でも、面白い夢やためになる夢を安定供給出来る人の事は、
『ドリームランカー』と呼ばれていたそうだ。
「つまりこのカードには、青髪【おまえ】の見た夢が書き込まれてるって訳か」
「そういう事やね」
「なるほどね。うん、イラネ」
即決である。
「何でやねん!」
「だって絶対ろくな事にならないだろ!」
やはり、嫌な予感がしたのは間違いではなさそうだ。
青髪の見た夢…どんな物なのかは分からないが、どの道でも不幸な目に遭うのがオチだろう。
「んな事あれへんよ! ボクぁSランクのドリームランカー、『BLAU』と呼ばれとった男やで!?」
「知らねーよ! そん時、上条さんは病院のベッドでおねんね中だったわ!」
「ほんなら使ってみればええやん! どんだけ凄いか分かるはずやっ!」
「だからヤダってば! 第一、どんな夢が入ってんだよコレ!」
「どんな夢…やと…?」
青髪はただでさえ細い目を更に細め、その内容を上条に耳打ちする。
やはり他人に聞かれてはマズイ夢らしいのだが……
(第三…坂美………強そうやけど…………猫耳と…付けて………………放題に…)
上条の耳元で、ボソボソと囁く青髪。上条の顔が、見る見るうちに真っ赤に染まっていく。
どうでもいいが、端から見ると完全に「ウホッ」で「アッー!」で「ホモォ…」なので止めていただきたい。
そのあまりにもな内容に、上条は思わず声を荒げた。
「なっ! ばっ! おお、お前どんな夢見てんだよっ!!!
あああ、あ、相手はまだ中学生だぞ中学生っ!!!」
「だから何やねん。夢やし、ええやないかい。
夢ん中なら、例え幼稚園児に手ぇ出しても犯罪にはなれへんねんぞ?」
ギリギリではなくアウトすぎる発言である。
いつか本当に青髪【このへんたい】が警備員にとっ捕まるのではないかと、
本気で心配になってくる上条である。
|
|
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板