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【安価】禁書SS
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安価でSS書いていきます。
登場人物を>>2->>10までで選んで下さい。
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グレゴリウス=ジョージ=マッキントッシュ=アルバトーレ=ネム=ラストルブルレ=ガンツテンツ=インフォルマーズ十二世
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絢爛崎 瑠璃十郎
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絹旗
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ミサカ99999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999号
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ショタ上条 ショタ一方通行
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神聖超覚醒次元融合ハイパーアルティメットギャラクシーゴールド英雄剣士ウルトラダイナミック邪王インペリアル神インフィニティエターナル暗黒光カイザーゴッドオメガアルファ堕天使最悪マスター最強ドラグーンカオス大マックスアレイスター零式改良型試作機カスタムゼロドラゴングレートスターGポセイドン斬無双魔人ZカロリーオフマギカZERO征服騎士団長聖人
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意味不明なのがあるので再安価。
禁書キャラのみでお願いします。オリキャラは登場させません。
>>10->>17
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スフィンクス
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アックア
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フィアンマ
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ヴェント
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テッラ
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アレイスター
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エイワス
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ミーシャ
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フレンダ
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あれ、安価全部とれちゃった
ラッキーだな
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随分ワロタな安価だなwww
今、書いているから待っててくれ。しかし、神の右席とフレンダってどうやって組み合わせるんだwww
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・・・・・
/⌒ヽ ( ̄ ̄ ̄ ̄)
( ´ω`)(____)
( つつ
(_ ⌒ヽ
... )ノ`J
ファサァ・・・
/⌒ヽ
( ´ω`) ))
/つ( ̄ヽO⌒丶 ))
`ノ )# # \
(_ノ\丶 ノ )
ノ キ □ /
(( (__ノ―-″
/⌒ヽもうダメポ
(´ω`)
/ _ノ⌒⌒ヽ_
( ̄(_人//⌒ キ ノ#ヽ)
⊂ニニニニニニニニ⊃
安価振っといて書けねぇんだったらさっさと削除依頼だせ
安価とった奴に失礼だぜwww
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VIPでやれよカス
それにしてもメンタル弱っwww
安価取った人待ってんじゃない?
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書かないの?
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>>22
書かないんじゃなくて書けないんじゃね?
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最初から安価頼るよりも、ある程度話の流れ作った方がやりやすいと思う
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>>1
安価SSをナメすぎだカス
書けない打ち切りならケジメつけろゴミが
遊び場で道具を放置する幼稚園児と同レベル、いやそれ以下だな
もしかしてこのスレはジョークを書くスレですかァ?
>>1よ、見てんだろ?反応しろよ?
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わおきつねざる
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すみませんスレチでした
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>>26-27
なんかワロタw
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遙かな地雷の闇を走り、振替の街に曲折し、
老嬢のローションに揉まれてもなお、キラリと光る一筋の店。
だが、この店は何のために。
手繰り手繰られ、懲りざる予約。
だが、この予約は何のために。
炎熱の風呂場に第2幕が開く。
次回「疑惑」。まだオキニは姿を見せない。
今週もキリコと、地雷につきあってもらう。
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何もかもが、泡の中に沈んだ。
微笑みかけた友情も、芽生えかけた、愛も、秘密も。
そして、あらゆる悪徳も同じだ。
全てが、振り出しに戻った。
兵士は、死んだ精子を疲れた海綿体に包んで、
泥濘とチーズ臭の地へ向かった。
次回、「あっせん風呂EX店」
傭兵は誰も愛を見ない。
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月の血潮で濡れた股。
地獄の部隊と人の言う。
吉原の街に、売春禁止法の亡霊が蘇る。
ススキノの平原、中州の宇宙に、
無敵と謳われたメルキア装甲特殊浴場。
入浴料無用、サービス料無用の鉄泡姫。
この指名、30億ギルダン也。
最も高価なワンマン泡ミー。
次回「レッド処理ダー」。
キリコ、危険に向かうが本能か。
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降り注ぐ令状。
舞い降りる保健所員。
欲望と秘密と暴力の街、吉原が燃える。
圧倒的、ひたすら圧倒的パワーが蹂躪しつくす。
ささやかな望み、芽生えた愛、絆、健気な野心、
老いも若きも、男も女も、昨日も明日も呑み込んで、走る、営業、停止。
音をたてて吉原が沈む。
次回「脱出」。
不死鳥は店名を変えて蘇る。
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分隊長!最善店「○苑」は、そっちじゃないだろ!
最善店「秘○」など行かん!このままトンズラする!
一刻も早く、川崎から離れるんだ!!
何だよ藪から棒に。トンズラなんてしたらチン棒会議ものだぜ!!
最善店「○苑」に向かえば、チン棒会議より怖いモノが待ってる!
子持ちの年増が急に怖くなったんじゃねーの?分隊長。
馬鹿な・・・婆だ。初老の婆だ。今までより何十歳もの年増が
来る。並大抵のシロモノじゃあない。
莫迦言うなよ、HPじゃこんなに美人じゃねえか。
俺がワップに連れて行かれた部屋は、従業員観察室だ。
その店のオンナを刻々と見ることが出来た。だが、ワップは
そのオンナが見えない。何を意味するか判らない!
分隊長は見えたのかよ。
だから逃げだそうとしているんだ。想像を絶するダウン婆'sが来る。
股間だってしなびてしまう!!
店に黒服の姿が無かったのは、貸し切りの名を借りた
退避ということか。
ワップはそれを知らずにここへ送り込まれてきたという訳か。
俺たちもだ!逝くぞ!!
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毒男共がひと時の快楽を得んとする壱万円ソープ
そこでキリコは見たこの世の猛者共の写真を載せたペールゼンファイルを
次回「豊満肉林」
キリコあえて地獄を観るが定めなのか
素体のような女は此処にはいない
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新しい オキニ探し続けて
俺は彷徨う 泡風呂街を
好みのタイプ 伝えたら
むせる
グラマーと 言った筈だ
デブではないか
地雷を踏めば 心が萎える
おしゃべりは 飽きたのさ
決まり(さだめ)とあれば スキンを付ける
そっとして おいてくれ
5分も
あぁもたない 今日くらい
地雷嬢に5分で逝かされた悔しさはお前らには分かるまい。
だが久しぶりに嬢の中を温かいもので満たしてきた気がした。
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ミッションDICKが焼き切れた……
ミッションスキンが摩擦で焼き切れていた……
俺は異能者なのか
PSであるフィアナの膣圧に耐えられなかったと言うことか…?
股間から昇るゴムの匂いにむせながらキリコは言った
PS(パーフェクトソープ嬢)と
最高のテクニック、シャッコのパイルバンカーも受け止める蜜ツボ、滴るローション
この値段100,000円なり最強のソープ嬢
次回「娼婦」
かつて此処にはバスト120の豊満な悪魔が生息していた
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伸びているからどうしたのかと思ったら
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ここもう削除したら?
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>>38
>>1は消す気無いみたいだぜ?
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さて、黒子と俺がいちゃいちゃするSSを…
いや需要ないよな
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過去からのフラッシュバックが、魂を撃ち抜く。
「死ねよwwプゲラw」の声が聞こえる。
性体験がないのがそんなにおかしいか。
忘れたはずの過去が、捨てたはずの昨日が喪男を苦しめる。
次回「幻聴」
童貞が許されるのは、小学生まで。
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「……レッドショルダーの勇士が体を張って確かめてきたんだ。
何か得るものがあっただろう」
「……あの技は泡踊りだ」
「なぁにぃ、泡踊りだと!貴様いいかげんなことを言うと」
「ふむ……泡踊りか」
「閣下、ご存知なので?」
「カン=ユー、お前知らんのか」
「は、はあ……」
「女の子が全身に石鹸の泡を塗りたくり、
全身を駆使して男の体を洗ってくれるプレイのことだ」
「き、貴様ぁ!なぜ先にそれを言わん!」
「わかる相手なら、しゃべっていたさ」
「くっ……!」
「もうよい。……それで、わかったことは?」
「髪は黒髪。外見はちょっと年上。それだけだ」
「……それだけか?」
「閣下、あいつは絶対何か隠しています!」
「フフフ、オキニがいる限りあいつは逃げやせん。ハハハ……」
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むせる
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クソスレ乙
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>>1
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>>1
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某スレのモラルハザードっぷりに絶望した!!
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ふむ、死亡スレか。もったいないな。
ちと遊んでみるかねw
オリジナルキャラや鬼畜安価はスルーしますよ。
―――――
上条当麻は悩んでいた。
ここ最近、気が付くとある異性のことを考えている時間が多くなっていた。
(なんだかなあ…これ)ハァ
学生鞄を肩に担ぎ、風力発電機が等間隔に並ぶ道を歩きながら、立ち止まって空を見上げる
「…これが恋ってやつなんですかねえ」ボソッ
呟いた上条が想う人物とは…?
安価下
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五和
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『上条さん。あの、よろしかったら、おしぼりどうぞ』
青空に天草式十字凄教の目の大きな少女の姿を思い描き、上条は小さく微笑んだ。
「五和って気が付くとおしぼり渡してくるよなあ。なんでだろう?」
―――まあ、いやじゃねえけど。五和のおしぼり、なんかいい匂いするし。
青空の五和は上条を見て、小首を傾げて微笑んでいた。
「五和…か」
携帯電話を取り出し、電話帳を開く。
上条は誰に電話をかけた?
安価下
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五和
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「建宮さん、全く学習していないんだから」
天草式十字凄教・教皇代理、建宮斎字の秘蔵品であった純米酒の黒い一升瓶の蓋を開けながら、五和は部屋の中央に置かれたちゃぶ台の前にある座布団の上にどかっと胡坐をかく。
「まあ、勝つたびにこうやって美味しいお酒が手に入るからいいんだけど」
湯飲み茶碗に酒を注ぎ、ちゃぶ台の上に置かれた皿に入っている裂きイカをつまみあげると、無造作に口に放り込んだ。
「なんか、侘しい…」
もぐもぐと口を動かしながらそんなことを呟いたとき、ポケットの中の携帯電話が振動した。
「…はあ、さっそくリベンジマッチの申し込みですか」
溜息を付いてディスプレイも見ずに通話ボタンを押し、携帯電話を耳に当てる。
『ええと……、五和さんでいらっしゃいますか?』
「はい、そうですけど?」
『あ、上条だけど、忙しかった?』
「……………え?」
ごくん。と大きく喉を鳴らして裂きイカを飲み込むと、五和は慌てて携帯電話のディスプレイに表示されている『上条当麻』の文字を見てピンと背筋を伸ばし、正座に座りなおしてから携帯電話を耳にあてなおす。
「ど、どうしたんですか?いったい?」
『いや、その、なんて言うか…』
上条の次の言葉は?
1 なんか、五和の声が聞きたくなってさ。
2 五和の手料理が食べたいな〜。なんて。
3 五和の母性の塊に顔を埋めたくなって。
4 その他
安価下
-
3
-
「いや、その、なんて言うか、……五和の母性の塊に顔を埋めたくなって」
『……………………は?』
(なに言っちゃってるの俺ええええええええええっっ!?)
以前、上条は五和の母性の塊に顔を埋め、その膨らみを鷲掴みしたことがあるのだが、当の上条は覚えていなかった。だが身体は覚えていたのだろうか。
だって、オトコノコだもん。
『………上条さん』
「は、はい!なんでござましょうか?五和さん!」
直立不動の体制で上条は五和の言葉を待つ。すると携帯電話からドンッ!っと大きな音が聞こえてきて、思わず身体をビクッと震わせた。
『…建宮さんですね。上条さんに変なことを吹き込んだのは』ヒック
「……………へ?」
『あの野郎!上条さんの優しさにつけこんで、セクハラまがいのことを言わせるなんて許せません』
「…………」
とりあえず、五和は上条の発言を建宮のせいだと思っているようだ。
1 いや、建宮は関係ないけど
2 え?これってセクハラだったの!?悪い
3 ってか、五和に会いたいんだけど、学園都市に来れないか?
4 その他
安価下
-
参
-
『ってか、五和に会いたいんだけど、学園都市に来れないか?』
「え?上条さん。今、なんて?」
『学園都市に来れないか』
「もう少し前です」
『あー、その、五和に会いたいんですけど』
そっと頬を抓ってみる。痛い。うん。夢じゃない。
「わ、私になにか御用が?」
『用って言うほどのものでもないんだけど、最近、五和と会っていないなあって思ってさ、都合が付くようなら会いたいなんて思ったわけで』
「そ、そうなんですか。じゃあ…」
この後の五和のセリフと行動。
1 「すぐ行きます!」と言って電話を切り、建宮に連絡。天草式十字凄教のバックアップを得て超音速旅客機で学園都市へ向かう。
2 「ごめんなさい。天草式十字凄教から待機の命令が来ているので行けません」と言って電話を切り、一升瓶をラッパ飲み。様子を見に来た建宮に絡む。
3 「私も大好きな上条さんに会いたいです」と酒の勢いで告白する。
4 その他
安価下
-
壱
-
「……うーむ」
第二十三区の国際線ロビーで、上条当麻は腕を組んで首を捻っていた。
(まさか本当に来てくれるとは思わなかった。しかもこんなに早く)
電話を切られて30分後、五和から電話がかかってきて、『午後6時に学園都市に着く超音速旅客機で行きます』と言われたときには耳を疑った。
何度か聞きなおした後、どうやら五和が本当のことを言っているとわかったので、上条は空港まで足を運んだのである。無論同居人であるシスター&猫は担任の先生に預けてくるのを忘れない。
(とりあえず、五和が着いたらどうするかな?)
五和の乗ったロンドン発の超音速旅客機の到着時刻まであと少し。
再会した時にかける第一声は?
1 よっ。久しぶり。
2 本当に五和か確かめるために、幻想殺しで触ってみていい?
3 本当に来てくれたんだ。上条さん感激です。
4 その他
安価下
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Ⅱ
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入国審査と税関を抜け、小型のスーツケースを引きながら学園都市国際空港のロビーに到着した五和が、第七学区方面のモノレール乗り場を目指して歩き始めようとしたとき、送迎ゲートの片隅で自分に手を振るツンツン頭の少年の姿を見つけ、彼の方へと進路を変えた。
「上条さん!?わざわざお迎えに来てくれたのですか?」
「んー。まあ、そうなんだけど。あのさ、悪いんだけど、本当に五和か確かめるために、幻想殺しで触ってみていい?」
「え?どういうこと?」
「んー。このところ他人に化けた魔術師に会ってばかりなんで、念のため」
「そういうことでしたら、はい、いいですよ」
「じゃ、ちょっと手を出して」
「はい」
五和がおずおずと左手を差し出し、それを上条が右手で受け止めようとしたとき、これ以上ない絶妙なタイミングで背広姿の男性が上条の背中にぶつかった。
「おっと、ごめんなのよ」ドンッ
「うわっ!」ポフッ
「きゃっ!?」
気が付くととても柔らかなものに顔を覆われていて、いい匂いのするものにしがみついていた。
1 「うわああああっ!?ゴメン!!」と、すぐに五和から離れる。
2 なんだろう。凄く安心する。そのまま、顔を左右に動かしながらぎゅっとしがみつく。
3 しがみついた手を自分の顔の前に持ってきて押しのけるように顔を上げる
4 その他
安価下
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4.乱入者あり
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「か、上条さん!?」///
「いやっ!?これは事故であって決してわざととかそういうことじゃなくてですね!?」
「ひゃうっ!?動かないでくださいっ!」
「なんていうか、ごめんなさいっ!」
「はい、そこの学生服。ちょっと話聞かせてもらうじゃん」
「はいっ!?」
後ろから襟首を持ち上げられ、上条は五和から離れる。上条が離れると同時に、五和は両手で胸を隠すようにして上条を見上げた。
「ん?小萌先生のところの上条じゃん?お前、何でこんなところにいるじゃんよ?」
「もしかして、黄泉川先生?」
「まあ、今は先生って言うか警備員の仕事中だけど。自分の学校の生徒をセクハラで逮捕するのは辛いじゃんよ」
「いや、アレは事故ですから!?ってか離して!それから五和からも説明して!」
「ん?知り合いか?」
「は、はい。上条さんはさっき人に押されて倒れてきただけで、セクハラじゃありませんから!」
「そうです!不幸な事故なんです黄泉川先生!」
襟首を持った上条と、その知り合いらしい少女が事故を主張するのを聞いて、黄泉川の一言。
1 その割にはピンポイントで顔を埋めてたじゃん?本当は狙ってたんじゃないのか?
2 小萌先生に聞いてるけど、上条は気が付くと女の子泣かせてるらしいから、とりあえず詰所まで来てもらうじゃん。勿論保護者として小萌先生にも連絡する。
3 とりあえず学校へ行こうか。ああ、そっちの娘は詰所で調書取らせてもらうからあっち行って。
4 その他
安価下
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4 さらなる乱入者が(♂)
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「あー、そこの警備員さん。その二人は悪くないのよ。俺が男の子の方にぶつかっちまったからラッキースケベがおこっちまったってだけなのよ」
黄泉川の後ろから背広姿の男がそう声をかけてくる。上条の襟を掴んだまま黄泉川は振り返り、それから何の前触れもなく上条の襟を離した。
「だ、大丈夫ですか?上条さん…」
「まあなんとか…」
それぞれ、助け舟を出してくれた背広姿の男に視線を向け、そしてそのまま固まった。
(建宮さん!?浮いてます、浮いてますから!!)
(建宮ぁ!?似合わねえええええ!)
フォーマルスーツに身を包んだ天草式十字凄教の教皇代理・建宮斎字は、はっきり言って不審者そのものだった。
「…上条、お前、もういいじゃん」
「え?」
「見るからに怪しい奴がいるじゃんよ」
「え?もしかして俺?」
「お前以外誰がいるじゃん?」
「いや、実は俺、こいつらの知り合いでして、けっして怪しい者じゃないのよ」
「…え、私、こんな悪目立ちするような人知りませんけど」
「何を言っちゃってるの!?五和さん!?」
「上条さんも、知りませんよね?こんな人」ニッコリ
次の上条の言葉
1 いや、建宮だろ?なんでそんな怪しい格好してるのか知らないけど。
2 似てる奴を知ってるけど、背広なんて着るような奴じゃないからなあ。
3 んー。クワガタ?
4 その他
安価下
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壱
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「いや、建宮だろ?なんでそんな怪しい格好してるのか知らないけど」
「な!?建宮さんに警備員を任せてしまおうと思ったのに!?」
「絶望した!五和の黒さに絶望した!!それにひきかえ上条当麻!この建宮斎字、お前さんの優しさを信じていたぞおおおおっ!」
ガシッと上条の両手を掴んで感動する建宮。
「いや、五和は黒いって言うか、むしろ白いと思うけど」
「知り合いを当局に押し付けようとする人間のどこが白なのよ」
「そもそも建宮さんがそんな格好してるのがおかしいんです!」
「おまっ、仮にも自分より目上の人間に向かってなんてことを!」
などと、ぎゃあぎゃあと言い合いをはじめる建宮と五和。それを見ていた黄泉川が上条の肩に手を置いて一言。
「…上条、お前、付き合う人間は選んだほうがいいじゃん」
それを聞いた上条の言葉
1 いや、でも、仲間思いのいい奴らなんですよ。
2 そう…ですね。
3 ちくしょう…。信じてたのに。利用されそうになってたのか。
4 その他
安価下
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1
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「いや、でも、仲間思いのいい奴らなんですよ」
「そのくせ、罵り合ってるじゃんよ」
「アレですよ、アレ。喧嘩するほど仲がいいってやつ」
「…とてもそうは見えないじゃん」
(そっか、建宮と五和ってお互いのことが好きなんだ)
仲良さそうに―上条にはそう見える―言い合いをしている二人を見て小さく溜息を付く。
「五和、建宮。その、仲良くな」
「「へ?」」
突然の上条の言葉に、二人は言い合いを止める。
「まあ、お似合いだと思うぞ、二人とも」
「はっ!?なに言ってるのよ上条当麻!?」
「そうですよ!なに言ってるんですか!建宮さんと私はそんなんじゃありませんから」
「そんな顔真っ赤にして説得力ないぞ二人とも。ってなわけで上条さんは帰ります。二人とも元気そうで良かった。またな」
「ちょっ!?上条当麻!?」
「上条さん!?」
空港から走り去っていく上条の後姿を呆然と見送る二人を見て黄泉川が感じたこと。
1 上条の方がコイツよりマシだと思うけどねえ。趣味悪いじゃん、この娘。
2 小萌先生に聞いていた以上に鈍感じゃん。ま、上条を落とすために身体を張ったっぽいけど報われないじゃん。この娘。
3 あれ、これって上条落とすチャンスじゃん?○○に連絡するじゃん。(○○(♀)を指定)
4 その他
安価下
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4 ペンデックス降臨
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「ぎゃああああああああああああああああああっ!!」
「!!」
上条が出て行った空港の出入口の方から聞こえてきた叫び声に、黄泉川は瞬時に反応し駆け出した。
「上条!?」
「お許しくださいいいいいっ!!インデックス様あああああああああっ!!」
「もう限界なんだよ!生命活動の危機なんだよ!」ガブガブ
「………………は?」
空港の外に出た黄泉川の目には、安全ピンをいくつも留めてある白い修道服の少女が、上条当麻の頭に文字通り噛み付いている姿が映された。
(な、なんだ?あれ?)
こめかみを押さえて上条を見る。すると白い修道服の少女は上条から離れ、ビクンと小さく身体を震わせてから目を閉じた。
「―――警告、第二章第十八節。空腹感が限界値を超えたため、強制的に『自動書記』で目覚めます。現状を維持すればロンドンの時計塔が示す国際標準時間に換算して、およそ六時間後に私の体は必要最小限の栄養素を失い、餓死します。これから私の行う指示に従って、適切な処置を施していただければ幸いです」
「『自動書記』が出てくるくらい腹ペコなの!?お前!?」
心底驚いた表情で白い修道服の少女を見つめる上条。
黄泉川の後ろに現れた建宮の呟く言葉は?
1 五和、名誉挽回のチャンスなのよ。
2 悪いね、警備員さん。ちょっと眠ってもらうのよ。
3 どれだけ飯食わせてなかったのよ。酷えのよ上条当麻。
4 その他
安価下
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4 さらなる乱入者が(♀)
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ペンデックスワラタw
かなりカオスになってきてるなw
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「先輩!!なにがあったんですか!?」
「私にも良くわからないじゃん」
「とりあえず、事件なんですよね!?」
そんな鉄装の問いに、黄泉川はボリボリと頭を掻いて呟く。
「いや、どうも仲間内で馬鹿騒ぎしてるだけみたいじゃん。なあ、上条?こいつらみんな知り合いなのか?」
「ええ、まあ」
「現在位置、星の配置から日本の学園都市第二十三学区と判定。現在位置から南東に120m行った先にファーストフード店を確認。可及的速やかに500キロカロリー以上の食事を摂取させていただけると助かります」
「お前は少し黙ってなさい」
(…警備員が増えたのよ。これはちょっとマズイかもしれないのよ)
次の黄泉川の言葉は?
1 上条。とりあえず全員で詰所にきてもらうじゃん。
2 鉄装。事件性は無いじゃん。警備に戻るじゃん。
3 とりあえず上条は詰所まで来てもらうじゃん。
4 その他
安価下
-
一
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「上条。とりあえず全員で詰所にきてもらうじゃん。…お前らちょっと目立ちすぎたじゃんよ」
「はあ。わかりました」
「鉄装、この4人に事情聴取じゃん」
「はい、では行きましょう皆さん」
「ファーストフード店の二件隣にはラーメン屋があります。そちらの叉焼麺特盛など食べさせていただけると助かります」
「だからお前は少し黙れって。…おい、建宮、五和」
白い修道服の少女に突っ込みを入れた後、上条は学園都市の外から来た二人に声をかける。
「…変な気を起こすなよ。警備員の一人は俺の学校の先生だし悪いようにはしないだろうから」
「わかってるのよ」
「了解です」
詰所に着いて聞こえた最初の言葉は?
1 「ここから西北西に100mほど行ったところに牛丼屋があります。そこの特盛牛丼を食べさせていただけると幸いです」
2 「じゃあ調書を書くじゃん。上条がA、ボインちゃんがB、おっさんがCじゃん」
3 「失礼いたしますわ。ひったくりを捕まえましたので連れて来ましたわ。この常盤台の婚后光子にかかればイチコロですわ。ホーホッホッホ」
4 「にゃあっ。東ウイングってどこ?」
5 その他
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5 ??「ひれ伏せい、愚民ども。我こそは世紀末帝王HAMADURAぞ!」
-
「ひれ伏せい、愚民ども。我こそは世紀末帝王HAMADURAぞ!」
「「「「「は?」」」」」
詰所の談話室へと向かう途中、金髪で柄の悪そうな男がわけのわからないことを言いながら入ってきた。
「おい、浜面」
「げっ、黄泉川」
「なーにが『世紀末帝王』じゃん?薬やってるんじゃないだろうな?ってか物騒なモノ持ってるじゃんよ」
(あれぇ!?なんでここに黄泉川が?ってかここどう見ても警備員の拠点じゃねえか!?)
スキルアウト時代の仲間が対抗勢力の根城へと突入すると聞いて助太刀に来た浜面仕上は、何をどう間違えたのか警戒すべき場所として印が付けられていた警備員の詰所に鉄パイプを持って突入してきたのであった。
次に詰所で聞こえる言葉は?
1「あれ?大将。何しちゃったの?」
2「浜面、ちょっとおいたがすぎるじゃん?」
3「今なのよ、逃げるぞ!」
4「牛丼屋の横にあるファーストフード店のファミリーバーレル等を食べさせていただけると幸福です」
5 その他
安価下
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5 ペン「オマエラ、ミンナ、マルカジリ」
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「―――警告。第二章最終節。捕食衝動―――ピー…エラー。………オマエラ、ミンナ、マルカジリ」
「ちょ!?インデックスさん!?」
慌てて押さえつけようとする上条の腕をすり抜け、銀髪の少女は談話室のパーティーションを乗り越えて行く。
「なっ!なんだお嬢ちゃん!って、あああああああああああ、俺の野菜炒め定食がああああ!!」
「いやああああっ!!私の五目そばがああああああああ!!」
「僕の親子丼があああああああああああ!!」
どうやらインデックスは向こうでお食事中だった警備員の皆さんの食事を強奪したようだ。
「あのシスター、そんなにお腹が空いていたんですか?」
「ええ、それはもう。………人格が変わってしまうくらい」
上条がそう言ってがっくりと肩を落としたとき、鉄装は引き攣った笑みを浮かべ、黄泉川は浜面を捕まえて腕をねじり上げていた。
次の上条の言葉は?
1 あれ?そう言えばあの二人(天草式十字凄教の二人)は何処行った?
2 インデックス!!なに人様のご飯食べてるんだああああ!!謝れ!!皆さんに謝れ!!
3 黄泉川先生、お取り込み中っぽいんで帰りますよー?
4 その他
安価下
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2
-
「こら!インデックス!!なに人様のご飯食べてるんだああああ!!謝れ!!皆さんに謝れ!!」
「…むぐむぐ。美味しいんだよ…。ふぎゅっ!?」
インデックスの後ろに駆け寄った上条は、有無を言わさずインデックスの頭を下げさせ、自分はそのまま土下座の体制に入る。
「ウチの居候がご迷惑をおかけして、誠にすみませんでしたーーーーー!!ほら、お前も謝れ!勝手に人様の食事を奪ったんだから!」
「ご、ごめんなさいなんだよっ!」
静まり返った詰所。その静寂を破ったのは?
1「こいつらも反省してるようだし、許してやって欲しいじゃん」
2「はっ!?いつの間にか二人(天草式十字凄教の二人)がいなくなっています。先輩!」
3 ぐぎゅるるるるるる〜(腹の音)
4 その他
安価下
-
弐
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「はっ!?いつの間にか二人がいなくなっています。先輩!」
「なに?上条。あいつらは何処行ったじゃん?」
「ちょっ!黄泉川、捻らないで!痛い!!痛い!!」
「あ、あいつら、いつの間に逃げたんだ!?」
「…鉄装、私、こいつらを第七学区まで送ってくるじゃんよ」
「了解です。先輩」
「よし、上条とそこのちびっ子、ついてくるじゃん」
「だから痛いって言ってんだろ黄泉川!」
こうして上条とインデックスと浜面は警備員の護送車に乗せられ、第七学区へと強制送還されたのであった。
終わり
―――――
うん、なんて言うか全く進展しなかったわw
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2 終了
安価下
-
1 キングミサカ
-
「ミサカは所定の配置につきました」
「同じくミサカも所定の配置につきました」
「パイルダーオン!ってミサカはミサカは一〇〇三二号に肩車!」
「念心!と、ミサカはかけ声をかけます」
「合体!と、ミサカは合の手をいれます」
「ゴー!キングミサカ!!とミサカはミサカはシャウトしちゃうぜ!」
「あっ!気持ちいい〜。とミサカは頬を染めて叫びます」
「嘘っ!駄目っ!とミサカは身体を震わせます」
「変な感じがする〜。とミサカはミサカは涙目で震えちゃう」
辺りが雷光に包まれ、中から身長175cmでナイスバディー(超電磁砲の母・御坂美鈴をも凌駕する)なキングミサカが光臨した。
全裸で。なぜか培養液の中に入って。
―――――
(はあ。なんつー夢見てるんだ、俺。でも、やべーな。あのキングミサカは反則だわ。てか、御坂も大人になればあんな感じになるのか?)///
青空を眺めながら、上条当麻は物憂げにそっと腰を引いた。
終わり
―――――
てかオリキャラじゃねえかw
勢いで書いた。後悔はしてない…と思う。
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2 終了
安価下
-
1 トール
-
「…トール」
ぼそっと名前を呟いて、それから上条は頭を抱えた。
(まてまてまてまてっ!?アイツは男だぞ!オトコノコだぞ!上条さんはオンナノコが好きな普通の男であって、決して同性愛者なんかじゃありませんことよーっ!?)
男にしては高い声、幼さの残る整った顔、風に靡く長い金髪、華奢な身体。
「がっ!ごっ!がああああああああああああっっ!?」
風力発電の風車の基部に額を叩きつけながら、上条は叫ぶ。
「俺は、俺は同性愛者じゃねええええええっっ!!」
割れた額から零れた血が視界を赤く染める。
「いいぜトール、お前が俺を同性愛に引き込もうとしているならば、その幻想をぶっ殺す!!」
ひときわ大きなゴオーーンという音が学園都市の一角に響き、上条当麻は意識を失った。
終わり
―――――
いや、同性愛(ホモォ…)とか勘弁してくださいw
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2 終了
安価下
-
乙です。仕事早えぇw
1 ミサカ12555号
-
「あー、御坂がお姉ちゃんって呼んでた妹達が居たなあ。一二五五五号だっけ?」
「…呼んだ?当麻クン?」フッ
「うわあああああああっ!?」ゾクッ
いきなり耳に息を吹きかけられ、上条は叫びながら身体を震わせ、耳を押さえながら振り返った。そこには御坂美琴の母親・御坂美鈴ばりのプロポーションを持つ女性が僅かに口角を上げ、腕を組んで立っていた。
「なっ、お、お前!?なんで!?」
「たまたまよ、たまたま。美琴に呼ばれたの。そしたら当麻クンが私のこと呟いてるじゃない」
ゆっくりと上条へと近づき、上条の肩に手を置いて、それから耳元に唇を寄せる。
「お姉さんのこと、考えてたのかな?と・う・まクン?」
「!!」ビクンッ
「んふふ。可愛いわね。でも、美琴が泣いちゃうから、だ・め」
「べ、別に、御坂は関係ないと思うんですけど?」
「大アリよ。あのね、当麻クン。私みたいに完成しちゃった女より、美琴みたいなオンナノコを育てる方が愉しいわよ。当麻クン好みに染められるしね♪」
「なっ!?なに言ってやがるテメエ!?」
「ふふ。美琴のをさ、…揉んで大きくしてあげて。美琴も待ってるから」
「なっ!!」///
真っ赤になって固まる上条の肩を軽く叩くと、ミサカ一二五五五号は小さく笑って片目を瞑り、腕のツールを操作して風景に溶け込んでいった。
終わり
―――――
またオリキャラ(MNWネタ)かよwこんなんでいいんかねw
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2 終了
安価下
-
1 ビバリー=シースルー
-
ビバリー=シースルー
そんな名前が頭をよぎった。
…誰だっけ?
名前からして外国人なのは間違いない。
えーっと…。
―――――――
「あなた…なのね?ああっ!!」
ワンピースの少女が髪を靡かせ、両手を広げた男性の胸に飛び込む。その瞳には涙が光っている。
「…ただいま」
「おかえり、なさい。――もう、離さないで」
「ああ。もう二度と離さない」
―――――――
シネマホールでリバイバル上映されていたビバリー=シースル監督作品の『鉄橋は恋の合図』のスタッフロールを眺めながら上条は考えていた。
(恋愛映画を一緒に見に来るって、どう考えてもデートだよな?)
そのとき聞こえてきた、上条の右隣に座っている人物の声は?
1「これって、いつ見てもあの鉄橋みたいだわ。アレがコイツであの子が私だとしたら、ふにゃああああ」ビリビリ
2「恋って素敵。そう思わない?上条君」
3「あの二人はなぜ涙を流しながら道のど真ん中で抱き合っているのですか?と、ミサカは疑問に思ったことを貴方に質問します」
4「まさか上条と恋愛映画を見るとは思わなかった。相変わらずお前は人を退屈させないな」
5「やっぱいつ見ても『鉄恋』はいいぜ!そう思うだろ大将?」
安価下
-
ミサカシリーズと既に出番あった人がいるので
Ⅳ
-
おっとミス。
×ミサカシリーズと既に出番あった人がいるので
○ミサカシリーズが続いているのと、既に出番あった人がいるので
-
「まさか上条と恋愛映画を見るとは思わなかった。相変わらずお前は人を退屈させないな」
「『暇つぶしに付き合え』って連れてこられたのが恋愛映画だったのは俺も予想外でしたよ」
「そうか。まあ、貰い物だけど、ペアチケットだったからな。女の子とは来れないしね」
「雲川先輩、同級生にそういう人、居ないんですか?」
「同級生はなあ。なんか子供でね。お前の方が全然ましだよ」
そう言って微笑む雲川を見て、上条の頬がほんの少しだけ赤くなる。
「欧米で人気のある恋愛映画らしいが、上条もこういうのに憧れるか?」
「そりゃ、こういった相思相愛ってのは理想ですけど、普通じゃないでしょ?これ」
「うん?」
「普通に校舎裏とかで告白されたりとか、そういう方がいいかなあ、なんて。命をかけた闘いとかそういうのは勘弁」
「ぷっ。あはは。ベタだね上条」
「ベタで結構!上条さんは普通の学生生活ができればそれで充分なんです」
上条は何を思う?
1 あの鉄橋、あそこに似てたな。思わず御坂を思い浮かべちまった。
2 まあ俺には普通の学生生活なんて送ることはできないんだろうけど。
3 そう、ベタですよ。今上条さんと雲川先輩はそのベタなことをしているわけで!
4 その他
安価下
-
参
-
(そう、ベタですよ。今上条さんと雲川先輩はそのベタなことをしているわけで!)
「上条?」
「ってことで、この後どうします?上条さんとしてはご飯でも食べに行きたいところなんですが」
「ん?ああ、もうそんな時間か。そうだね。じゃあ行こうか」
「!!」
自然に右手を握られ、上条はぎこちなく右足を前に出した。
「ぷっ。くく。何でそんな油の切れたロボットみたいな動きをしているんだ」
「いや、だって、いきなり手を握られればぎこちなくなりますって」
「どうしてだ?」
小首を傾げ、それから雲川は悪戯っぽく言う。
「お前の言う、『普通』のカップルっぽくしてみただけなんだけど」
それを聞いた上条の言葉は?
1「カ、カ、カップル!?雲川先輩、からかうのはやめてくださいよ!」
2「なっ!?……ん、よろしい。この上条当麻。見事に雲川先輩の彼氏役を務めさせてもらいます」
3「くっ!先輩はいつもそうやって俺を惑わすんだ!ちくしょう!こうなったら名前で呼んでやる!」
4 その他
安価下
-
3
-
「くっ!先輩はいつもそうやって俺を惑わすんだ!ちくしょう!こうなったら名前で呼んでやる!」
「上条。私に惑わされていたのか」
「ええ、そりゃあもう」
「ふーん」
「うわっ、なにその余裕の表情。上条さん凄い馬鹿にされている気分ですよ」
「別に馬鹿にしているつもりは無いんだけど。上条当麻君」
折り曲げた右手の人差し指の第二関節を唇に当て、雲川は涼しい声で上条の名前を呼ぶ。左手は上条の右手を握ったまま。
(主導権は私が持ったままにしておかないとな)
「それで、何処に食べに行くんだ?きちんとエスコートしてくれないと困るんだが」
それを聞いた上条が雲川の左手を掴んだまま右手をぎゅっと握り締めた。
「じゃあ行きましょうか。…芹亜」
次に聞こえてきた言葉は?
1「やるね。不覚にもドキッとさせられたけど」
2「なっ!?て、て、て、て、手を繋いだうえ、な、名前呼びぃぃぃっ!?」ビリビリ
3「まあっ、まあまあまあっ!!上条さんお似合いですの!!あ、お姉様に電話しますのでそのまま手をお繋ぎになっていてほしいですの」
4「く、雲川先輩と上条当麻が手を繋いで名前を呼び合っている!?悪い夢だわ。きっとビタミンが足りないのね」
5 その他
安価下
-
5???「異ィィィ教のォォ猿がアァァァァァ!」
-
「異ィィィ教のォォ猿がアァァァァァ!」
「お、落ち着くのです。ルチア。見つかっちゃう」
「くっ。なんだあの大きさは!神裂をも上回っているんじゃないか?」
「そんなことより、私、あれ食べたいあれ!『タイヤーキ』」
「こ、こら、アンジェレネ!」
(あれは、アンジェレネとルチア、か?なにやってるんだ、あいつら)
「上条?どうかした?」
「いや、知り合いっぽいけど、見なかったことにした方がいいみたいなんで」
「お前は知り合いが多いな。…十字教徒ねえ」
「ってか名前呼んだのに普通にスルーされた!?」
「ふふ。まだ甘いな。上条」
「うわっ、引っ張らないでくださいよ」
「ねえ、ちゃんとエスコートして欲しいんだけど」
それに対する上条の答えは?
1「かしこまりました芹亜お嬢様。不肖、上条当麻。精一杯エスコートさせていただきます」
2「わかりましたよ先輩」(くっ、ここはひとつ、先輩が入ったことの無い牛丼屋に…)
3「ちょっと歩きますけどいいですか?美味いランチメニューがある店を知り合いから聞いたんですよ」
4「スーパーで材料を買っていって、俺の部屋で昼飯をご馳走しますよ」
5「さ、財布が無い!?…不幸だ」
安価下
-
4
-
「スーパーで材料を買っていって、俺の部屋で昼飯をご馳走しますよ」
「私は料理できないけど」
「上条さんにおまかせあれ。っていうか先輩料理できないんですか?」
「特に必要性を感じないしね」
「いやいやいや、料理くらいできないと大変でしょ?」
「外食や出前で充分だと思うけど?」
「くっ、ここは上条さんが外食では味わえないものをご馳走して、先輩の意識を変えなくては」
上条が作る昼食はなに?
1 ツナと水菜のパスタ
2 鮭チャーハン
3 しょうが焼き
4 オムライス
安価下
-
上条さんらしいといえば、3かな。なんとなく
-
「なんだかんだで完成しました、豚バラ肉のしょうが焼き。山盛りの千切りキャベツと一緒にお皿に盛り付けて、後は豆腐とわかめの味噌汁と白いご飯。箸休めはきゅうりの浅漬けです」
机の上に並べられる料理を眺めながら、雲川は少しだけ目を細める。
「先輩、お待たせしました。…ご飯ですからベッドから降りてください」
ベッドの上でごろりと回転して仰向けになると、雲川は天井に視線を向けたまま両手を上げてひらひらと振った。
「ん。手を貸してくれるとありがたい」
「はいはい…。って、ちょっ!先輩、見えますって!」
雲川の制服の上着は短い。普段立っていてもへその辺りが丸見えなので、ベッドに仰向けに寝ていると、腹部の方から制服の下にある胸の辺りの白い布地がちらちらと見え隠れする。
「別に減るものじゃないし構わないけど?」
「年頃の娘が言う言葉じゃねえ!もっと恥じらいを持って!?」
「はいはい、いやーん。上条のえっち」
「ぶふぅ!?」
「ほら。はやく起こしてくれ」
上条の行動は?
1 少し頬を染めながらベッドに近づき、雲川の両手を持って引っ張り起こす。
2 やれやれと頭を掻いてからベッドに近づき、何かに足を取られて雲川の上に倒れる。
3 (すげえ揺れてる!)と腰をかがめながら雲川の制服の下の白い布地を眺めながらゆっくりと近づく。
4 卓袱台の前に座り、両手を合わせて「いただきます!」
5 その他
安価下
-
5 あれ?気のせいか?何か先輩……いつもより大きいような……
-
(あれ?気のせいか?何か先輩……いつもより大きいような……)
「…って、服の中に何を入れてるんですか!」
「意外と観察眼があるな上条。っていうか、そんなに私の胸が気になるのか」
「なっ!そりゃ気にならないっていったら嘘になりますけど!」
「ふふふ。言っただろう?減るものじゃないって」
言いながら制服の中に手を入れて何かを取り出し、上条の目の前で広げてみせる。
「ちょっ!?なにしてるんですか先輩…!?」
「見覚えあるだろう?これ」
「…枕カバー?」
「正解。さっき寝転がった時に剥ぎ取って入れといた」
「どうせそんなことだろうと思っていましたよ!」
「考えようによってはご褒美だと思うけど?」
「はい?」
「女子高校生の柔肌に押し付けられていた枕カバーだぞ。思わず顔を埋めたくなるんじゃないか?」
上条の反応は?
1 く、雲川先輩の匂いを堪能できるかも…
2 枕カバーを強引に奪い取り、洗濯機へ放り込む
3 ああもう、そんなことより冷める前に食べましょう!
4 おもむろに雲川が持っている枕カバーに顔を埋める
5 その他
安価下
-
4
-
雲川の持つ枕カバーをじっと見つめ、それから上条はおもむろにそこへ顔を埋めた。
「ちょっ、上条!?」
「んー。これが雲川先輩の匂い」クンクン
「なっ!?何をしている!?よせ、上条」
「減るものじゃないんでしょう?ならいいじゃないですか」クンクン
「上条がこんなことをするとは思わなかったんだけど」
その言葉を聞いて上条は顔を上げ、雲川の顔を見てにっと笑った。
「いつも冷静沈着な先輩の焦ってる顔、これってなかなか貴重な瞬間かも」
「ふふ。してやられたな」
「はは。じゃあ、ご飯食べましょう。先輩。冷めちゃいますよ」
「ああ。じゃあいただこう」
卓袱台に向かい合う形で座ると、上条が両手を合わせる。
「では、いただきます」
同じように手を合わせてから、雲川が言った言葉は?
1「いただきます。…うん。美味しいな」
2「上条。食べさせてくれるんだろう?」
3「上条。はい、あーん」
4「…上条。賃金払うから家で食事作ってくれないか?」
5 その他
安価下
-
5 「では教育してやろう。豚のような悲鳴を上げろ!」
-
「では教育してやろう。豚のような悲鳴を上げろ!」
「先輩。食事中にそういう冗談は上条さんが許しませんよ!」
「食事中で無ければいいのか?」
「時と場合によりますけど、いきなりなんでそんなこと言うんです?」
「豚肉だったから」
「…もしかして、豚肉嫌いでした?」
「いや、別にそういうわけではないが」
そう言って雲川は嫌いではないことを証明するかのようにしょうが焼きを取り、口に運んだ。
「うん。美味しいな。上条。お前やるじゃないか」
「お褒めいただきまして光栄にございます」
「ぷっ。くく…。上条、お前、面白い奴だよ。まったく」
楽しそうに笑う雲川を見て上条は思った。
1 やっぱ、先輩、綺麗だな。
2 …何が先輩のツボに嵌ったんだろう?
3 よかった。豚肉嫌いじゃなくって…
4 あんな冗談言うなんて…先輩ってSなのかな…
5 その他
安価下
-
1
-
(やっぱ、先輩、綺麗だな)
箸を止めてつい雲川を見てしまう。
「先輩。その、なんでお腹出しているんですか?」
「ん?いや、好き好んで出しているわけじゃないんだけど」
そう言って雲川はしょうが焼きでキャベツを巻きながら小さく笑う。
「まあいろいろ成長してね。制服を買い換えるのが面倒だったからそのまま着ているだけ」
「そ、そうですか」
「まあアンダーとかは流石に変えてるけど」
「…」
「ん?どうした上条。急に黙って」
この次の上条の言葉は?
1「アンダーとか言うし、どう返事していいかわからないんですよ」
2「大きいですもんね。胸」
3「そんなふうに俺のことからかって楽しいですか?」
4「…誘ってるんですか?」
5「上着は短いけどスカートはサイズ合ってますよね?」
6 その他
安価下
-
6 まさか、まだ成長中だとか言いませんよね……いや、まてよ、よく見ると映画館の時より……
さっきの通りがかりのルチアたちの発言といい……いやそんなハズは……
-
「まさか、まだ成長中だとか言いませんよね」
上条はボソッと呟き、箸を置いてうーんと唸った。
(……いや、まてよ、よく見ると映画館の時より……さっきの通りがかりのルチアたちの発言といい……いやそんなハズは……)
「なに唸ってるんだ?上条」
「雲川先輩、部屋に来る前より大きくなってるような気がして……」
「ん?ああ。ブラずれてるな。枕カバー出した時に上がっちゃったみたい。まあ、食べ終わってから直すけど」
「なっ!?枕カバーってし、下に入れてたんですか!?」
「そんな枕カバーを嗅いだ感想は?」
ニヤリと笑いながら、雲川は箸で上条の顔を指す。
次の上条の言葉?
1「勘弁してください先輩」
2「ずれただけでそんな大きく見えるものですか?」
3「い、今すぐ直した方がいいと思います」
4「と、ともかく、ちゃっちゃと食べてしまいましょう!」
5 その他
安価下
-
2
-
「ずれただけでそんな大きく見えるものですか?」
「上条はブラがどういうものか良くわかってないみたいだな」
「そ、そりゃ必要ないですし」
「最近は男性用ブラというものもあるみたいだけど。まあ、ともかく、なぜブラがずれただけで胸が大きく見えるかだったな。ブラはカップ、ワイヤー、ベルト、肩紐、ホックなどで構成されている。乳房を包むのはカップ、ワイヤー、ベルトだが」
言いながら自分の右手で拳を作り、左手を右拳の上に被せる。
「右手が乳房、左手がカップだと思ってくれ。それでこのカップは形を崩さないようにワイヤーとベルトである程度固定されている。従ってこう、カップが上にずれると、乳房の上にブラのカップで山ができるわけだ」
左手を上の方にずらして雲川は笑うと、両手を自分の胸へと持っていく。
「だから、中身がないので、押せば潰れるわけだけど」
自分の胸を押して上条に視線を向ける。
「手を離せばワイヤーがカップの縁を元の形に戻そうとするからまた盛り上がるけど、この場合カップの中心は潰れたままだから変な形で戻るわけだ。もっとも、制服が窪んだ部分を隠してくれるけど」
先ほどより小さくなった胸元を見て、上条は小さく笑った。
「ずれてるのって気持ち悪くないんですか?」
「気持ち良くは無いけどね、食事が終わるまでは無理に直さなくてもいい」
「ソ、ソウデスカ」
小さく頬を染めて視線を逸らした上条に、雲川が言った言葉は?
1「ふふ。ちょっとからかいすぎたか。上条の反応が楽しいからつい、ね」
2「食事が終わったら上条に直してもらおうかな」
3「上条、味噌汁のおかわりを貰える?」
4「胸ばかり見られてると思うと少し悲しくなってくるな」
5 その他
安価下
-
5 モウヒトリ………ココニスンデイルヒトヲ、ワスレテルキガスルンダヨ……
-
『モウヒトリ………ココニスンデイルヒトヲ、ワスレテルキガスルンダヨ……』
背筋がゾクッとする声を聞いたような気がして、上条は背筋を伸ばす。
「どうした?上条」
「な、なんでもないです。さ、ご飯食べてください」
「?変な奴だな」
「ははは…」
苦笑いを浮かべながら上条は同居人のことを思い出していた。
(インデックスとスフィンクスは小萌先生の家で焼肉&お泊りってことで姫神が朝迎えに来ただろうが。落ち着け、俺)
「うん。このタレがまたキャベツにも良く合うな」
(普通はこうだよなあ。インデックスは食べ過ぎだってえの)
「人が食べるのを見ていて面白いか?」
「すみません。そういうわけじゃないんですけど」
「じゃあ、なんで私の顔を見ているんだ?」
上条の言葉は?
1「先輩、やっぱり綺麗だなあって思って」
2「その、女の人の食べ方ってやっぱり違うなあと思って」
3「キャベツを巻くよりご飯を巻いて食べた方が美味いですよ」
4「俺が狙ってた肉が…」
5 その他
安価下
-
1
-
「先輩、やっぱり綺麗だなあって思って」
「………は?」
箸を落としそうになりながら、雲川はぽかんと口を開けて上条を見る。
「え?なんでそんな顔してるんですか先輩」
「…………コホン」
小さく咳払いをして態勢を整える。
「…まさか上条からそんなことを言われるとは思わなかったから、醜態を晒してしまった」
「醜態って。普通に可愛かったですけど」
「…上条。どうした?熱でもあるんじゃないか?」
「上条さんはいたって健康ですよ?」
「…上条ってそう簡単に女を褒めるような奴じゃなかったはずだけど」
上条の次の言葉は?
1「先輩だから言ってるんですけど」
2「いや、普通は何も無いのに女の子を褒めたりしないですよ」
3「褒めたっていうよりも思ったことをそのまま口にしただけなんですけどね」
4「あ、迷惑でしたか?すみません」
5 その他
安価下
-
1
-
上条は雲川の目を真っ直ぐに見て、大きく息を吸い込んでから言った。
「先輩だから言ってるんですけど」
「私だから…?」
小さく首を傾げる雲川。
「…えーっと、俺の理想って、年上のお姉さんだったりするんですけど」
「うん。まあ理想は人それぞれだから、私は別に否定はしないぞ」
「普通は部屋に異性を招待するなんてことはしないんですけど」
「まあそうだな。私もそうだけど」
「えっと、つまり、俺は先輩が好き、なんですけど」
「そうか。私が好きか………って、え?」
上条の言葉を繰り返してから、雲川は驚きの表情を浮かべて顔を上げた。
(私を好き?上条が?超電磁砲やクラスメイトではなく、私を?いや、これは一体何の冗談だ。まあ、ブレインとしては幻想殺しを手中に収めることができる絶好の機会なんだけど、そういうのは無しにして考えるとすれば、私はどうしたいんだ?)
照れたようでもあり怯えたようでもある眼差しで雲川を見ている上条に対して、雲川が言った言葉は?
1「上条。お前、自分の存在について理解しているか?」
2「私も、お前という存在を愛しているけど」
3「私が、幻想殺しを知るためにお前に近づいたと言っても、お前は私を好きだと言えるか?」
4「じゃあ、今日はここに泊めて欲しいんだけど」
5 その他
安価下
-
Ⅲ
-
「私が、幻想殺しを知るためにお前に近づいたと言っても、お前は私を好きだと言えるか?」
「え?どういうことですか?」
「そのままの意味だよ。私は統括理事会の命令で幻想殺しに近づいたスパイみたいなものだ」
「嘘だ」
「嘘じゃない」
「…証拠は」
「絶対能力進化実験を潰したのは幻想殺しと御坂美琴と妹達だ」
『絶対能力進化実験』という言葉が雲川の口から出た瞬間、上条は眉を顰め、雲川から視線を外した。
「あの実験に関わっていたのは私の属するところじゃないけど、傍観者だからと逃げる気はない」
「…」
「それに今日、上条が私を部屋に連れ込んだのは予想外だったけどな。同居人がいるだろう?」
「う、あ…」
「ああ、同居人について詮索する気はない。そもそもそれも実験と同様に私たちの管轄外だから」
次の上条の言葉は?
1「…帰ってください。お願いします」
2「なぜ、俺にそんなことを話すんですか?言わなきゃわからないのに」
3 携帯電話で「土御門、まずいことになった。俺の部屋に来てくれ」
4「先輩が悪いんですよ…」
5 その他
安価下
-
に
-
「なぜ、俺にそんなことを話すんですか?言わなきゃわからないのに」
「そうだな。…上条に隠しておきたくなかったから、とでも言っておこうか」
「なんですかそれ」
雲川は一度目を伏せ、それから再び顔を上げると、視線を彷徨わせ、折り曲げた人差し指の第二間接を唇に当てながら呟いた。
「わからないか。いや、そうだろうな」
「…」
「その、私は嬉しかったんだと思う」
「…」
「このままただの先輩として、お前を身体を使って篭絡するのがブレインとしてなら正解だと思う。だけど、雲川芹亜として、それはできなかった」
「…どういうことですか?」
雲川は手を握って自分の胸に置くと、大きく息を吐いてから真っ直ぐに上条を見た。
「一人の女として、上条が好きだから。真実を隠したままで付き合うことはできないから」
「……………先輩」
次の上条の言葉は?
1「いいぜ雲川芹亜。お前が幻想殺しを手に入れたいから近づいたっていうのなら、俺が惚れた先輩っていう、その幻想をぶち殺す!」
2「本当に俺のこと好きなんですか?それも嘘なんじゃないんですか?」
3「俺と付き合うと不幸になるかもしれませんよ」
4「ありがとう先輩。俺も一人の男として先輩が好きです」
5 その他
安価下
-
4
そろそろクライマックスですかね
-
真っ直ぐに見つめ合う二人。
「ありがとう先輩。俺も一人の男として先輩が好きです」
「…っ。ありがとう」
雲川の瞳から涙が零れる。それを見た上条は気が付くと雲川をしっかりと抱きしめていた。
「かみ、じょう…」
「泣かないでください。先輩」
「馬鹿。…嬉し涙なんだけど」
「男冥利に尽きますね」
「…本当にいいのか?私なんかで」
「先輩も、俺みたいな馬鹿な男でいいんですか?」
「勉強ができるだけの男より、お前みたいに信念を持っている男の方がいいに決まっているだろう」
「先輩…」
上条が何かを言おうとするのを、雲川は肩を押して身体を離し、人差し指で上条の唇を塞いで止めた。
「先輩は禁止。名前で呼んで欲しいんだけど」
「…芹亜」
「良くできました。じゃあ、ご褒美」
そう言うと、雲川は小さく微笑んでから顎を上げて瞳を閉じた。
終わり
―――――
雲川先輩一本道でしたねwエロ方面に入らなくて良かったわあw
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2 終了
安価下
-
乙です。
雲川先輩で純愛は新鮮でしたな
-
1 巨乳化した白井黒子
-
秋の初め頃、上条は街中で白井黒子が友人と思われる常盤台の二人と歩いていたのを見かけたことがあった。
(へえ、御坂以外にも仲良さそうな子がいるんだ)
そんなことを思って白井を見ていたとき、三人の前に扇子を持った常盤台の生徒が立ちはだかり、なにやら白井と言い合いをはじめた。
(なんだ?喧嘩か?…それにしても、あの子、大きいな)
結局、白井と扇子の少女が言い合いをしたまま、後ろから二人が談笑しながらついていく形に落ち着いた。
―――――
『ジャッジメントですの。おとなしくお縄につきなさい。類人猿』
前傾姿勢で胸を強調した白井が上条の前で腕章を引っ張りポーズを決めていた。なぜかあの日に見た扇子の少女のような身体で。
「いやいやいやいや!なに考えてるんだ俺!白井はあんなナイスバディじゃねえ!!」
「…ほほう」
「げっ!?」
上条の後ろにいたのは誰?
1 白井黒子
2 御坂美琴
3 佐天涙子
4 吹寄制理
5 黄泉川愛穂
6 神裂火織
7 結標淡希
8 その他(「ほほう」と言いそうな女子限定)
安価下
-
8 1+4=吹寄のような身体の白井黒子
-
「し、白井!?白井か!?」
「ええ。わたくしですの。ごきげんよう。上条さん」ボイーン
「お、おう」(どういうことだ!?白井が吹寄ばりの巨乳になってる!?)
「なにやらわたくしを貶めるようなことを叫んでいらっしゃっいましたわね?」
「いや、だって、お前…」
「なんですの?」ボイーン
「それ、どうしたの?」
上条はおそるおそる白井の胸を指差して言う。
「成長期ですの」ボイーン
「いや、成長期ってレベルじゃねえだろそれ!?」
白井の心の声は?
1 くくく。騙されていますの。さすが『幻想巨乳(ミラージュバスト)』ですわ。
2 おとり捜査とはいえ、固法先輩のブラに詰物は辛いですの。
3 なぜわたくしの胸が(慎ましくとはいえ)育ったことに気付いたのかしら?
4 くっ、屈辱ですの。こんな偽乳でも大きい方がいいとは…。
安価下
-
伍 成長期とはいえ、わたくし自身もここまで成長するとは思いませんでしたの……しかも現在も進行中のようですし……
-
上条の言葉を聞きながら、白井は無意識に両手で自らの胸に触れた。
(成長期とはいえ、わたくし自身もここまで成長するとは思いませんでしたの……しかも現在も進行中のようですし……)
「ぶはっ!?なにしちゃってるのお前!?」
「え?なんですの?」ポヨンポヨン
「…………ナンデモナイデス」(すげえ揺れてる)
「…!?まさかいやらしい目でわたくしを見てますの?」ポヨンポヨン
「お前、自分で胸を弄ってるじゃねえかよ!そんなの見せられたら男子はそこに目がいっちゃいます!」
「っん、コホン。最近考え事をするときはつい胸に手が行ってしまいますの」ポヨンポヨン
「なぜに!?」
「なんとなく落ち着きますのよ。母性の象徴だからでしょうか?って、わたくし何でこのようなことを貴方と話しているのかしら?」
「俺が知りたいわ!」
上条の言葉に対しての白井の言葉は?
1「あら。では触ってみます?」
2「正直、わたくしも困っていますの。肩は凝るし、お姉様はつれなくなるし」
3「上条さん、右手でわたくしを触ってみてくださいません?」
4「短気なのはカルシウムが足りないからではありませんの?ムサシノ牛乳がおすすめですの」
5 その他
安価下
―――――
補足:胸が成長した黒子は性格が少しおっとりとしています。自分に自信が持てて余裕が出た感じ。
-
5 2+美琴登場
-
「正直、わたくしも困っていますの。肩は凝るし、お姉様はつれなくなるし」
「あー、俺の知り合いも肩凝るって言ってたなあ」
「お気に入りの下着も着れなくなってしまいましたの。新しいのを買うのもサイズがネックになるし」ポヨンポヨン
「ぶっちゃけすぎじゃねえ?お前!?」
「殿方にはわからない悩みですわね」ポヨンポヨン
「…なにコイツに見せ付けてるんじゃコラ!アンタも鼻の下伸ばしてるんじゃないわよ!」
「ひっ!?お姉…様」ビクッ
「御坂さん?上条さん、鼻の下伸ばしてなんていませんことよ!?」
「黒子。コイツとなに話してたのかしら?」
白井の言葉は?
1「上条さんのお知り合いの方とのアポイントメントをお願いしていましたの」
2「上条さんの右手でわたくしに触っていただこうと思いまして…」
3「たまたまお会いして世間話をしていただけですの」
4「折角ですから上条さんを誘惑していましたの」
5「な、なんでもありませんの。失礼しますわ」
6 その他
安価下
-
4
-
「折角ですから上条さんを誘惑していましたの」ポヨンポヨン
「………………へえ」ビリビリ
「なっ!?何言ってるんだ白井!」
「ふふふ。殿方は大きい方がお好きなんでしょう?上条さん」シュンッ ムニュッ
空間移動で上条の背後に飛ぶと、白井は上条に抱きついた。
「ななななななっ!?なんでせうか!?この感触は!?」
「ななななななななななっ!?何してるのよ黒子!今すぐソイツから離れなさい!」
「ですから、上条さんを誘惑していると言いましたわ。お姉様」ムニュッ
「白井!当たってる!当たってるから!!」
「当ててますのよ」ムニュッ(さあ、お姉様。どうしますの?)ニヤリ
「!!」
白井の挑発に対して美琴は?
1「アンタ!デレデレしてないで黒子から離れなさいよ!」
2「くっ!私だって負けないんだから!」ダキツキ
3「…巻き込んだお詫びは後でするから、ちょろ〜っと我慢してね」ビリビリ
4「アンタ!私と黒子、どっちを選ぶのよ!」
5「…私、黒子みたいに胸無いし、子供っぽいけど、アンタが、上条当麻が好き」
6 その他
安価下
安価下
-
3
-
「…巻き込んだお詫びは後でするから、ちょろ〜っと我慢してね」ビリビリ
「み、御坂さん!?なにやらものすごく嫌な予感がするんですけど!?」
「往生せいやあ!!ゴラアアアアア」ビリビリビリビリ
「ぎゃああああああああああああああっ!!不幸だあああああああああ!」
「お姉様の愛の鞭ですのおおおおおおおおおっっ!!!」ビリビリビリビリ
「くっ!この期に及んでも離れないなんていい度胸ね黒子」
「………いや、普通に気絶してるだけだと思うけど」
「アンタはなんで気絶しないのよ」
「…とっさに白井の身体を右手で離したからかな」
「そのくせ今はしっかりと寄りかかられてるわね」
「いや、避けたら地べたにダイブだぞ?女の子にそんなことさせられません」
「まあいいわ。それにしても、アンタが右手で触ってもそのままってことは、天然物なのね黒子の胸」
がっくりと項垂れる美琴に上条がかける言葉は?
1「御坂もまだ成長期だから大丈夫だと思うぜ」
2「いや、もしかしたら胸そのものに何かの効果がかかっているのかも」
3「ロリ巨乳っていいよな」
4「俺は御坂くらいでも充分だと思うけど」
5 その他
安価下
-
ご
黒子さらに成長す
-
「いや、御坂…ふぉおおっ!?」ビクッ
「なに変な声出してるのよアンタ」
「し、し、白井を止めてくれえええ!御坂!あうっ」ビクンッ
「ぎゃあああああああっ!!何やってるのよ黒子おおおっっ!!」
白井は上条の後ろから抱きついて上条の胸元をまさぐりながら足を絡ませ、、耳たぶを甘噛みしていた。気絶したまま。
「んふふふふ…お姉様…お姉様」ハアハア ペロペロ
「か、上条さんは御坂じゃありませんことよ!?てか御坂、いつもこんなことされてるのか!?ひぅっ!」ビクン
「そこまでされる前に焼いてるわよ!ああ、もう!今度は絡み付いてるからアンタも焼いちゃうけどいい?」
「お、おう!早くやってくれ!ひぅっ」ビクッ
「往生せいやああああああああっ!!」ビリビリビリビリ
「ぎゃああああああああああああっ!」ビリビリビリビリ
「あはあああああんっ!愛の鞭ですのおおおおおっっ!!」ビリビリビリビリ
上条が下になってふたりが地面に倒れたのを確認すると、美琴は頭を掻いてからルームメイトのわきの下に手を入れて引っ張り起こし、近くのベンチへと無造作に横たわらせた。
「次は…コイツね」
若干頬を染めながらの美琴の行動。
1 白井と同じようにわきの下に手を入れて起き上がらせる。
2 上条の顔の前でかがみこんでほっぺたをつんつんしてみる。
3 肩を貸して起こそうと屈みこむ。
4 なぜか躓いて上条の上にダイブ
5 その他
安価下
――――――
黒子の成長=エロさ増大ってことで。
胸が育つのは魔術か能力の暴走になるけど、すでに上条さんの右手が触っちゃってるから無しで。
-
5
1に加え初春&佐天登場
-
「さーて、おとなしくしてなさいよーっと………」
上条の身長が美琴より高いことを失念していたため、何の気なしに正面から上条のわきの下に手を入れて起こすという致命的な失敗を犯していた。
身体を起こされた上条は、無意識で前にあるものに抱きつく。そう、美琴にである。
(これ、これって!私、コイツに抱きしめられているっ!?ちょっ!顔、近い近い!)///
「み、み、御坂さんが男の人に抱きしめられていますよっ!!佐天さん!!」
「ひゅーひゅー。見せ付けてくれますね御坂さん♪」
「ふにゃあああああああああああっ!?」ギュウウウッ(※上条さんの右手が身体に触れているため電撃が出せません)
「鯖折りっ!?」ビクンッ
骨が軋むほどの圧力に上条が意識を取り戻す。
「み、み、み、み、み、御坂!?なんで上条さんに抱きついてるんだ!?」
パニック状態の上条の耳に届いた言葉は?
1「アンタが抱きしめてきたんでしょ!だから抱きしめ返してるだけなんだからっ」
2「聞いた初春!?御坂さんから抱きついたみたいだよ!」「はわわわわっ、御坂さん大胆!」
3「お姉様が上条さんとハグしてますの。きっと悪夢ですの。ふふ、ふふふふふふ」
4「ふにゃああああああああああああああああああああああああ」
5 その他
安価下
-
5.全部+黒子に気づく初春&佐天
-
「聞いた初春!?御坂さんから抱きついたみたいだよ!」
「はわわわわっ、御坂さん大胆!」
「ふにゃああああああああああああああああああああああああ」
「落ち着け御坂!!」
「だ、だって、だって、アンタが抱きしめてきたんでしょ!だから抱きしめ返してるだけなんだからっ」
「俺が悪いの!?いや、でも白井と一緒に電撃喰らって倒れたんだよな?で、気が付いたら御坂に抱きつかれていたと」
「え?白井さん?…あ、あのベンチの上に突っ伏してるのは白井さんです」
「ほんとだ。とりあえず白井さんに事情聴取してみよっか?」
佐天は初春の言葉に頷くと、二人は白井に歩みよってその肩を揺さぶった。
「白井さん?」ユサユサ(うわあ、固法先輩より大きいや。いいなあ…)
「白井さ〜ん、起きてくださ〜い」ユサユサ(うわあ。ぷるんぷるんしてる。いいなあ…)
「んっ!?…ここはどこですの?…んげっ!?お姉様が上条さんとハグしてますの。きっと悪夢ですの。ふふ、ふふふふふふ」
「…初春。あたしたち起こしちゃいけない人を起こしてしまったかも」
「だ、大丈夫ですよ。たぶん」
そんな二人が次に見た光景は?
1 白井がテレポートをし美琴の胸を鷲掴みにして上条から引き剥がす
2 ショートして倒れる美琴を上条がお姫様抱っこしながらおろおろする
3 白井がやけに胸を強調した前傾姿勢で上条の前で『ジャッジメントですの』とポーズを決める
4 周りの空気などお構い無しに美琴に告白する上条
5 その他
安価下
-
3
-
「な、なあ御坂。とりあえず一旦離れよう、な?」
「………離れたくない」ギュウウウウ
「なんですと!?」
「おーっと、御坂さんからまさかの『離れたくない』宣言!」
「御坂さんが勝負に出た!?」
佐天と初春が勝手な実況を入れ始めたところで、上条の目の前に白井がテレポートで飛び、前傾姿勢で胸を押し上げながら腕章を掴む。
「そこまで!ジャッジメントですのっ!」ボイーン
「…風紀委員が一番風紀を乱してるような気がするのは上条さんだけでせうか?」
「いえ、抱き合っている中学生と高校生が一番風紀を乱しておりますの」ボイーン
「あたしは胸を強調してポーズを決めている白井さんの方が風紀を乱してると思うけどなあ」
「私は、抱き合ってる二人の方が風紀を乱してると思います」
「これで2対2ですわね…」ポヨンポヨン
「いやいやいやいや!なんでどっちの風紀ショーみたいな感じになってるの!?てか御坂は離れろ、離れましょう、離れなさいの三段活用!」
「このままコイツに抱きついていれば私とコイツは噂になっちゃったりして、…それはそれでアリね。うふ、うふふふふふふ」ニヤニヤ
次に聞こえてきた言葉は?
1「お姉様。わたくしとお二人、どちらが風紀を乱してるとお思いですの?」
2「ねえ、アンタはやっぱり大きい方がいいの?…小さいのは駄目?」
3「頼む御坂!離れてくれ!上条さんもう限界だああああああっ!!」
4「てかいい加減離れろやコラ!」「ぎゃああああああっ!黒子アンタどこ触ってるのよ!!」
5 その他
安価下
-
5
佐天(ねえ初春、ここじゃ何だし、御坂さんのこととか白井さんの胸のこととかいろいろ聞きたいことあるしさぁ……)
初春「そうですね……」
乙 >―'て_ノ、__.∠∨( o ⌒\ノ
/:〈∨ )o ∧八 ⌒\`丶 人ノ\_,_ \ハ `⌒>
':<ノ∨< `フ^::ー┘⌒∨::::`ーヘ人\< フ⌒)\
i:::: ノ⌒レイ〈__厂:::::::: /::::::::::::::::::::::::::::::::::`:⌒∨ヘ_人⌒
|::(__厂∨ヽ/::::::::::::/:::::::/::::::::: /:::/:::::::::::::::::::::乂人o \
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. j厶/::::/j:::::::::: /:/l::::::」⌒メ|::::::!::|:::::::::j::::j:::::::::::::::::∨
/:∨/}/|:::::::::::i:::「 ̄ -- L:/l/|:::::::厶イ::::j:::ハ::::::|
/::::∧ゝ、八 ::::::::i:孑==ミ \/⌒}:::/ ::::::j::::::|
. 厶イ::::\_ \_ :i:::|、、、 - ∨:::/:::;':::::;′
|:/::::::小 \| -=ミ /∨:::/::::/ とりあえず、私の花から変な粉が出ないうちに
厶/:::| , 、、..::::::::::∨}/ とっとと支部まで、ご同行願います。
∠:::::::リ 、 ∧:::::::ト、_> 何なら警備員呼んでもいいんですよ?
r<∨ \ ` 一 / Vヘ|
ノ////\ ヽ、___.. イ
_/////////ヽ ∧___
/ ´ ̄ ̄`\///∧_ { ∨//∧
// ´ \//∧__}///l |\
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l/´ \ |∨/∧//|///リ !
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-
「ねえ初春、ここじゃ何だし、御坂さんのこととか白井さんの胸のこととかいろいろ聞きたいことあるしさぁ……」
「そうですね……。はい、じゃあすみません。御坂さんとご一緒の方。ちょっと風紀委員の支部までご同行お願いします」ニコ
「初春?なにを言っているんですの」
「やだなあ。白井さんもそのつもりじゃなかったんですか?公序良俗に反するってことで任意同行を求めているだけですよ」
「そうですわね…。ではお姉様、上条さん。支部までご同行いただけますか?」
「おい御坂。俺達、風紀委員に連行されちまうみたいだぞ」
「…ってことは、私たち学園都市公認になるのかしら。うふ、うふふふふふふ…」ニヤニヤ
「これは…お姉様が自分の世界に入ってしまっていますの」ハァ
「はいはい、じゃあ御坂さんは離れて〜。ささっ、ちゃっちゃと歩いた歩いた」
「あっ、えっ!?佐天さん。あの、ちょっと」(アイツから引き剥がされちゃった…)ガックリ
「では、上条さんも参りましょう。ゆめゆめ、逃げられると思いませんように」プルン
「………不幸だ」
――次回予告(嘘)――
こうして、風紀委員第一七七支部へと連行されることとなった上条と美琴。
二人を待つのは事情聴取という名の質問攻めか、はたまたただの冷やかしか。
そして白井に対する乙女達の質問攻めが始まる。
次回「とある少女の成長日記」第八話「いつの間にか育ってましたの」
あなたのハートをジャッジメントですの!
―――――
風紀委員第一七七支部で白井が最初に聞いた言葉は?
1「あちらの方は御坂さんの彼氏さんですか?」
2「白井さん、もしかして御坂さんとあちらの方を奪い合っているんですか?」
3「白井さんの秘密はムサシノ牛乳よね?」
4「パンツは初春、おっぱいは白井さんだよね〜。うりゃ」モミモミ
5「えへ、えへ、えへ。寄りかかってみたりして。えへ、えへへへへへへ」
6 その他
安価下
-
6
4+「あれ?白井さん?背も伸びてません?」
-
「パンツは初春、おっぱいは白井さんだよね〜。うりゃ」モミモミ
「ひっ!?佐天さん!?揉まないでくださいまし」
「よいではないかよいではないか。むむ?あれ?白井さん?背も伸びてません?」モミモミ
「ええ、成長期ですから、背も少し伸びましたの。だから揉まないでくださいまし」
佐天と白井がじゃれているところから少し離れた場所で、上条と美琴は並んでソファに腰掛けていた。
二人の前には初春ともう一人、眼鏡をかけた女性が座っている。
「それで、御坂さんと上条さんが、公園で抱きしめあっていたのね。初春さん」
「はい。それはもう見ている方が恥ずかしくなるくらいがっちりと抱き合っていました」
「だ、だからアレは、黒子のお仕置きの巻き添えになったコイツを助け起こしてただけで…」
「真正面からですか?」
「…うん。そうしたらコイツがしがみ付いてきて身動きが取れなくなっちゃって」
「でも、上条さんが離せって言ってたのに、御坂さん離さないで抱きついてましたよね?」
「そ、それは…その…ふにゃあああああああああ」バチバチバチ
「御坂ああああああっ!!漏電は駄目!」パキーン
((御坂さんの電気を消した!?))
上条が美琴の漏電を消したのを見て驚く二人の後ろで、佐天と白井は何をしていた?
1 佐天がひたすら白井の胸を揉んでいた。
2 佐天が白井に胸が大きくなり始めたいきさつを聞いていた。
3 白井が仕返しに佐天の胸を揉みながら「このマッサージで大きくなりましたの」と嘘を教えていた。
4 白井がハンカチを噛みながら上条と美琴を見ていた。
5 その他
安価下
-
2
-
「白井さん。質問があるんですけど」
「なんですの?」
「おっぱいですよ!そのおっぱい!急に大きくなりましたよね?なんでですか?あたしも結構自信あったのに、あっさり抜いちゃうんだから!」
「そんなこと言われましても、成長期だから育った、としか言えませんの」
「いやいやいやいや、成長期だからって一月やそこらでAAからGまで育ちませんよ!」
「でも、わたくしには育ってしまったとしか言えないですの。わたくしの母もそういうものだと言っていたのですけれど」
「はうう。じゃあ私は普通サイズにしかならないかも…」ガックリ
「私はムサシノ牛乳とトレーニングのおかげで大きくなったと思ってるんだけど…」シライサン ニ コサレタ
「はっ!?それなら私もママみたいに大きくなる!?」
「お姉様、はしたないですの」
いつの間にか上条以外の者は近くまで来て佐天と白井の話に聞き耳を立てていた。
ソファーに座っていた上条は?
1 白井の奴、一ヶ月であんな大きくなったのかよ。女の子の成長期って凄いな。
2 御坂は美鈴さんや番外個体を見る限りじゃ大きくなりそうだけど…。
3 あの眼鏡かけた人も胸大きいなあ。
4 常盤台って胸大きい子、多いよな…。
5 その他
安価下
-
5全部
上条「つーか、何で俺よりもずっと白井とつきあいが長い御坂や風紀委員の人が気付かなかったんだ?」
-
(あいつら大声でなんてことを話してるんだよ)
少し頬を染めながら、それでも少女達の話を聞いてしまう上条。だってオトコノコだもん。
(しかし、白井の奴、一ヶ月であんな大きくなったのかよ。女の子の成長期って凄いな…。しかし、胸が大きくなった白井を想像したら、それよりも大きい胸を持った白井に遭遇するとは思わなかった。いや、驚いた。そういえば、何で俺、白井の胸が大きくなったって想像したんだ?まあ実際大きくなってるんだけど)
上条は首を傾げる。
(白井の知り合いとか御坂の友人とか、常盤台って胸大きい子、多いよな…。ああ、同じ制服着ているから白井の知り合いと白井が頭の中で混ざったのか…)
少女達に視線を向け、シャンパンゴールドの髪の後姿に目を留める。
(…まあ、御坂は美鈴さんや番外個体を見る限りじゃ大きくなりそうだけど…)
花飾りを着けたショートカットのセーラー服の少女に視線を送る。
(…うん、がんばれ)
眼鏡をかけた高校生らしき女性に視線を送る。
(あの眼鏡かけた人も胸大きいなあ)
そんなことを考えながら、上条は少女達の言葉に再び耳を傾けるのであった。
1「固法先輩、初春。わたくしの胸よりも、上条さんとお姉様への事情聴取が先ではありませんの?」
2「…初春さん。お互いがんばろうね」
3「それじゃあ白井さんは、特になにか特別なことをしたわけじゃないんですか?」
4「固法先輩。よろしければわたくしにランジェリーショップを紹介していただけませんか?」
5「はあ。最近やたらと肩が凝りますの…」
6 その他
安価下
―――――――
みんな白井の成長は知っているので上条のセリフはカットしました。
↓知ってることを示唆する言葉として書いたのですが…難しいな。
黒子「正直、わたくしも困っていますの。肩は凝るし、お姉様はつれなくなるし」
佐天「いやいやいやいや、成長期だからって一月やそこらでAAからGまで育ちませんよ!」
-
6
2+「ごめんなさい御坂さん。実は………」
-
「…初春さん。お互いがんばろうね」
「ごめんなさい御坂さん。実は………」
「!!黒子の成長が凄すぎて気付かなかったけど、初春さんも大きくなってる!?」ムニュ
「きゃああああああっ!揉まないでください!」
「あ、ああ…。初春さんのおっぱいが佐天さん並に」ムニュムニュ
「だから揉まないでください!!御坂さん!!」
「この中で私だけ…」グスン
「…お姉様のお胸は、わたくしが責任を持って育てて差し上げますの」モミモミ
「うにゃあああああっ!?」ビクッ
「ああ、お姉様。お姉様」ハアハア
「いっぺん三途の川見てこいやゴラアアアア」ビリビリビリ
「あああああああんっ!!愛の鞭ですのおおおおっっ!!」ビリビリビリ
「白井さんって、あんなおっぱいしててもぶれないんだ」
「おっぱいは関係ないと思いますけど、ぶれませんね」
「それにしても、初春も結構育ったよね」
「え、ええ。まあ…」
次に聞こえてきた言葉は?
1「やっぱり、あたしが育てたのかな?」
2「ムサシノ牛乳とトレーニングが効いたのよね?」
3「マッサージがんばったかいがありました」
4「男の人がいるのにさっきから胸のこと言いすぎです」
5「こ、これはもう、アイツに揉んでもらうしか…」
6 その他
安価下
-
六 3以外の全部
「実はこれでもけっこう抑えてあるんですよ」
-
「初春さん。やっぱりムサシノ牛乳とトレーニングが効いたのよね?ね?」
「えーっと、私あまり牛乳って好きじゃないんで…ごめんなさい」
「そ、そうなの…」ショボーン
がっくりと肩を落とす固法。そんな彼女を尻目に、佐天が初春に囁く。
「初春、…やっぱり、あたしが育てたのかな?初春のおっぱい」
「…そうかもしれませんね。佐天さんしつこいから…」
「初春が可愛いからいけないんだぞ」モミモミ
「んっ、もう、佐天さん!皆さんも、男の人がいるのにさっきから胸のこと言いすぎです」
初春が話を逸らすついでに周りに注意をする。
「でも、初春のおっぱい、なんか固いんだよなあ」モミモミ
「風紀委員は力仕事がありますから、スポーツブラなんです。実はこれでもけっこう抑えてあるんですよ」
「あー、なるほど。苦しくない?」モミモミ
「平気です。もう、揉まないでください佐天さん。………こんなところで」ボソッ
「じゃ、あとであたしの部屋で」ボソッ
お互いにしか聞こえない声で囁いてから、初春はなにやら思いつめた表情の美琴に気が付いた。
「御坂さん?どうしました?」
「私だけ小さい…。くっ、こ、これはもう、アイツに揉んでもらうしか…」ブツブツ
次に聞こえてきた言葉は?
1「御坂さん、本当に上条さんのこと好きなんですね」
2「御坂さんが白井さんのおっぱい育てたんじゃないですか?」
3「み、御坂さんが男性に胸を揉ませようと思ってるなんて…」
4「あのー、そろそろ特売の時間なんで帰ってもいいですか?」
5「ああん。お姉様、そんな、激しく…ああんっ、黒子、耐えられませんのおおおお」ハアハア
6 その他
安価下
-
6 2と4
-
「ね、初春。あたし思うんだけど、白井さんのおっぱい、御坂さんが育てたんじゃないかな?」
「え?でももしそうだとしたら、自分のを揉まれたときに攻撃しないと思うんだけど」
「うーん、そうかなあ?御坂さ〜ん。ちょっと聞いていいですか?」
「…へっ!?なに?佐天さん」
「御坂さんが白井さんのおっぱい育てたんじゃないですか?」
「…ごめん、佐天さんが言ってる意味わからない」
美琴がきょとんとして言うと、佐天はその耳元で囁いた。
「あたしが初春のおっぱいを育てたみたいに、御坂さんが白井さんのおっぱいを揉んだりして育てたのかなって思ったんですけど」
「え?え?え?佐天さんたちってそういう関係だったの!?ええっ!?」
「んー。あたし達は御坂さんが思ってるような間柄じゃないですよ。お互いをマッサージしてるだけです」
「そ、そっか。うん、黒子みたいじゃないのね?うん、ならいい。よかった。うん」
引き攣った笑いを浮かべる美琴。
「あのー、そろそろ特売の時間なんで帰ってもいいですか?」
「ふにゃあああああっ!?」ビクッ
「うおうっ!?驚かすなよ御坂」
「ア、アンタがいきなり後ろから声をかけるのが悪い!」
「あー、はいはい。悪かった悪かった。ゴメンゴメン。で、上条さん帰ってもいいかな?」
上条への返答は?
1「あ、すみません。…そうですね、じゃあ今回は注意ということで結構です。どうぞお帰りください」
2「あ、すみません。それじゃあ調書をとりますから御坂さんと一緒にさっきの席に戻ってください」
3「ア、ア、アンタ!私を辱めといて逃げる気なの!?」
4「上条さん、帰る前に御坂さんのお願いを聞いてあげてください」
5「白井さんが目覚めるまで、上条さんと御坂さんの馴れ初めを聞いておきましょう」
6 その他
安価下
-
6 初春リミッター解除(抑えが取れる)
-
「えーっと、上条さん。女の子の内緒話を聞いておいて帰れると思ってるんですか!」
「ええっ!?内緒話ってレベルの声の大きさじゃなかったけど」
「それに、みんなの胸、見てましたよね?あたしが揉んでるのとか」モミモミ
「もうっ!佐天さん、揉まないでくださいって言ってるのに!」
「よいではないかよいではないか」モミモミ プチッ
「ちょ、ちょっと、ホック外れちゃったじゃないですか!もう!」ポヨン
「ぶふぅっ!?」(なんだ!?いきなり胸が大きくなったぞ)
「なっ、佐天さんより大きい!?」
「初春さん!?そんな締め付けるようなブラしちゃ駄目じゃない!体に毒よ」
「えーっと、なかなか合うのが無くって…」ゴソゴソ
「ああ、もう、そんなきついの着けようとしちゃ駄目よ。仕事が終わったら一緒にお店に行ってフィッティングしてもらいましょう」
「え?あの、じゃあその間は、ノーブラですか?」
「冬服だから大丈夫でしょう?仕事も後はデスクワークだけだし」
(まだ解放されそうにないな…。不幸だ)
次に聞こえてきたのは?
1「さて、じゃあ御坂さんと上条さんはさっきのソファーに座って。初春さんは報告書の作成、佐天さんは白井さんを看ていてくれるかしら?」
2「ねえ、アンタ。…ちょっと、お願いがあるんだけど」
3「上条さんは御坂さんと白井さんのお知り合いってことでいいですか?」
4「う、ん。……苦しいですの」プチッ
5 その他
安価下
-
5 1と4
-
「さて、じゃあ御坂さんと上条さんはさっきのソファーに座って。初春さんは報告書の作成、佐天さんは白井さんを看ていてくれるかしら?」
「はい、わかりました。御坂、行くぞ」グイッ(早く終われば特売に間に合うかも)
「う、うんっ!」(て、手を握られちゃった)
「それじゃあ私は報告書を作成してきますから、佐天さんは白井さんをお願いします」
「おっけー。流石にお尻をあげて突っ伏してるのは可哀想だから仰向けに…っと。…それにしてもやっぱり大きいなあ。これ」ムニュムニュ
「う、ん。……苦しいですの」プチッ プルンッ
「なん…だと!?白井さんも締め付けてたとは…」ムニュムニュ
「うへ、うへへへへ。お姉様ぁん…」ギュッ
「うわっ!?白井さん!?ちょっと、あたしに抱きつかないで!」
(佐天さんには悪いけど、自業自得ってことでほっとこう。さて、調書調書)「それで、御坂さんと上条さんはどういった関係なのかしら?」
「へ!?か、か、関係って!?コイツと私?何だろう?えーっと、えーっと…」
「落ち着け御坂。うーん、俺と御坂の関係、か」ウーム
上条or美琴の返答は?
1「なんつーか、腐れ縁?友達よりは上の存在っていうかなんていうか…」
2「わ、わ、わ、私としては友達っていうか、仲間っていうか、背中を預けられる相手…かな」
3「御坂は俺が守るって決めた奴です。俺が勝手にそう思ってるんですけどね」
4「私はコイツと対等に並んで歩く存在になりたいんです。言葉にするなら『好敵手』ってところかな?」
5 その他(上条or美琴が言いそうなこと以外NG)
安価下
-
5 全部
-
「なんつーか、腐れ縁?友達よりは上の存在っていうかなんていうか…」
「わ、わ、わ、私としては友達っていうか、仲間っていうか、背中を預けられる相手…かな」
ふたりはお互いの顔を横目で見ながら、小さい声で呟いた。
「うーん。なんだかよくわからないけど、お互いを信頼して認めてるってことかしら?」
「ええまあ。…頼りにはしてます」
「どうだか。そのわりにはいつも私に内緒で飛び出していくじゃない!」
「いや、だってお前を連れて行けるわけねえだろうが。危ないし」
「超能力者第三位を舐めるんじゃないわよ。自分の身は自分で守れるんだから」
「御坂さん。あなた自分から望んで危ないことに首を突っ込もうとしてるの?」
「う…。でも、私はコイツと対等に並んで歩く存在になりたいんです。言葉にするなら『好敵手』ってところかな?だから、コイツが行くところには着いていきたいし、隣にいてあげたい」
(御坂…。そんなにも俺のこと心配してくれてたのか…。いいヤツだな)
「それなら行かせないようにした方がいいじゃない」
「あー。駄目なんですよ。コイツ、誰かが困っていると後先考えないで助けに行っちゃうんで。私もそんなコイツに助けられたことあるんで、強く言えないんです」
「そ、そうなの…」(御坂さんが助けられた?何者なの、この上条さんって)
驚きを隠しきれないまま、固法は上条に視線を向けた。
「それで、上条さんが御坂さんを連れて行かないわけは?」
「簡単なことですよ。御坂を危険な場所に連れて行けないからです」
「でも、御坂さんは超能力者だし、自分の身は自分で守るって言ってるじゃない」
「…超能力者とかそんなのは関係ない。御坂は普通の中学二年の女の子だし、わざわざ危険な場所に連れて行きたくないですよ」
「本当にそれだけかしら?」(超能力者を普通の中学二年の女の子って言い切っちゃうところが凄いわね)
「あー。その、なんて言うか、…御坂は俺が守るって決めた奴です。俺が勝手にそう思ってるんですけどね。だから守れないかもしれない場所に連れて行くことなんてできないし、したくないんですよ」
固法の感想は?
1 それってもうプロポーズじゃない。御坂さんと上条さんって付き合ってるのかしら?
2 え?何、このふたり。これだけお互いを大切にしていて付き合ってないの?
3 あー、痴話喧嘩だったのね。そこに白井さんが乱入して掻き回した、と。
4 …警備員に連絡した方がいいのかしら?このふたり危険だわ…。
5 ここまで言ってるのに御坂さんの気持ちに気付かないなんて…。凄い鈍感ね上条さん。
6 その他
安価下
-
参
-
「あー、痴話喧嘩だったのね。そこに白井さんが乱入して掻き回した、と」
「ち、ち、ち、痴話喧嘩!?」
「何でそうなるんですか!?」
固法が言うと、二人は同時に驚きの声を上げた。
「だって、ふたりともお互いのことを大切に想ってて、お互いのことを認めている。それなのに言い合いをしているでしょう?さっきのあなた達の話って、傍から聞けば痴話喧嘩にしか聞こえないんだけど」
「い、いや、でも痴話喧嘩ってのはその、恋人とかの喧嘩のことで…」
「あなたは御坂さんのことを守るって決めたんでしょ?守りたいってことは、御坂さんが大切な存在ってことよね?」
「…う」
「御坂さんはあなたの隣にいたいって言ってたけど、これもやっぱり大切な人だからってことよね?」
「あ、う…」
「『守りたい』、『傍にいたい』、そんな風に思うのって、よほど相手のことを大切にしていないとできないと思うの」
固法の言葉に、上条は美琴を、美琴は上条を見たまま動けなくなった。
「…御坂」
「…」
美琴が上条を見つめたまま小さく頷くのを見て、上条は大きく息を吸った。
「俺、お前のことが好きだ」
終わり
―――――
168の安価で上条さんと美琴がプロポーズ的な言葉を言ってしまった時点で√確定でしたねw
固法先輩に気付かされる上条×美琴√でしたw
おっぱいで超電磁砲組が暴走したなあw
全部とかある意味鬼畜安価だったw
1 48に戻る(キャラ指定)
2 131に戻る(番号指定)
3 終了
安価下
-
2
4+1=吹寄整理。ただし胸は黒子並。
逆バージョンで参ろうぞ
-
×吹寄整理
○吹寄制理
-
6
勤務時間終了!いざや行かん!ランジェリーショップへ!
-
って出遅れたでござる……orz
-
>>174
そっちも面白そうだから、俺はそっちでもいいッスよ〜
-
「貴様がナイスバディって言うくらいだから、その白井さんやらはさぞかし胸が大きいのでしょうね。上条当麻」
「いやいやいやいや、白井はお前みたいに大きくないぞ吹寄…って、誰だお前!?」
上条当麻は冷や汗ダラダラもので、おでこで長い黒髪で巨乳なクラスメイトの吹寄制理の声が聞こえてきた方へと振り返り、驚きの声を上げる。
振り向いた先には、おでこで長い黒髪で貧乳なクラスメイトの吹寄制理?が立っていた。
「貴様。さっき名前を呼んでおいて『誰だ』なんてどういう料簡なの?」
「いや、ちょっと待ってくれ吹寄。上条さんに少し考える時間をください」ポン
なだめるようなふりをして正面から吹寄の肩に右手を置き、上条は考える。
(…肩に幻想殺しが触れても戻らないということは、身体全体ではなく部分的になにかの効果が現れているということなのか?)ゴクリ
「つかぬことを伺いますけど、吹寄さん、痩せました?」
「貴様が何を基準にして痩せたと言っているのかわからないけど、少なくともここ二ヶ月は体型を維持しているわよ」
「そ、そうか…」(どういうことだ?いったい何があった?)
上条の行動は?
1 吹寄と別れて土御門に電話
2 「はいはい、その幻想をぶち殺す。ゲンコロゲンコロ」と言いながら吹寄の胸の真ん中に右手で触れる
3 学校へ戻り、雲川先輩を探す
4 美琴に電話をして食蜂操祈の写真を撮るように指示
5 学校へ戻り黄泉川先生を探す
6 その他
安価下
-
2
-
(待てよ…コイツは魔術師で、トールのように霊装で吹寄に化けているんじゃねえか?)
「…なあ、吹寄。この前飲んでいた大根豆乳って美味かったか?」
「なによその罰ゲーム的な飲み物は!?そんなの、飲んだ覚えないわ」
「それが吹寄さんは飲んじゃってるんだなー。残念でした。はいはい、その幻想をぶち殺す。ゲンコロゲンコロ」パキーン
「っ!?どこを触って………なっ!?」プチッ ジーッ プルン
「ぶふぅっ!?特盛!?」
「きゃああああああああああああああああああああっっ!!」バッ
上条の右手が吹寄の胸の中央に触れた瞬間、吹寄の着けていたブラのホックが弾け飛び、セーラー服の胸元のファスナーが押し開かれ、たわわな胸が白日の下に晒された。
(魔術師の仕業か!)「わ、悪い!」
「……いい。私、帰るから。じゃあね上条」(凄い。こんなに大きくなっちゃった)プルン
「あ、ああ…」(どういうことだ?魔術が解けたのだとしても、吹寄の奴、なんかおかしかったな)
両腕で胸元を隠しながら歩いていく吹寄を見送る上条の足元には、Aカップのホックが弾け飛んだブラが落ちていた。
そんな上条を見つめる一つの人影が…。
1「まさかアイツが巨乳導手《バストアッパー》だったなんて…」
2「ふーん、アイツに触らせれば大きくなるのか。…浜面、今すぐ第七学区の○×まで車回して」
3「み、み、み、見ました佐天さん!?凄いですよ!あの人!」「あの人に触らせればあたしたちも大きくなるのかな?」
4「ちょっと警備員詰所に来てもらうじゃんよ」
5「…幻想殺しということは…魔術ですか」
6 その他
安価下
-
六
2+「ジャッジメントですの」と言いながら上条を見下ろす人物が
-
あっ、黒子出てきたら前のとカブりそうなんで黒子はナシで
-
「ふーん、アイツに触らせれば大きくなるのか。…浜面、今すぐ第七学区の○×まで車回して」
『ちょっ、俺、今、手が離せないんだけど』ハマヅラ ドウシタノ?
「いいから速く来い。ああ、それと後で、滝壷と一緒にお仕置き確定だから」
『今すぐ行くから、滝壷は許してやってくれ麦野!』ナンナントウ カラ ムギノノ ケハイ
「…ったく。まあいいや。さて、どうすっかな?」
麦野は上条から視線を外さずに考える。
(一瞬だけだから、まあ我慢すればいいか)
「ジャッジメントですの。上条さん、少しお話を聞かせていだだけますか?」
階段の上から声をかけられ上条が顔を上げると、見慣れた常盤台の制服姿の少女が目に入る。
「白井か…。何の用だ?」
「風紀委員として貴方の足元に落ちているものを、見逃すわけにはいきませんの」
「なっ!?こ、これは!?」
「身に覚えがおありのようですわね。よろしいですわ。では支部までご同行願いますの」
「いや、これは知り合いの…って言ってもですね、上条さんが脱がせたとかそういうことじゃなくて…」
「言い訳は支部で聞きますの」
「だから上条さんのせいじゃ…ああ、もう、不幸だああああああ!!」
上条の叫びをかき消すのは?
1「大将!乗れ!」浜面が公園前の通りにワンボックスカーで登場。
2「これは大きな力がかかって弾け飛んでいるわね…どうすればこんなになるのかしら?」固法(貧乳)がいつの間にか上条の足元のブラの前で呟いている。
3「ゴメン上条。落としちゃったみたい」吹寄が自分のものだったAカップのブラを拾いにもどってくる。
4「上条君。返してもらうね」通りかかった姫神(貧乳)が上条の足元のブラを拾いながら言う。
5「これはお姉様のものではありませんね…一安心ですの」テレポートと同時にブラを拾い上げて白井が呟く。
6 その他
安価下
―――――
魔術による貧乳ワールドなので、黒子が巨乳になることは無いですwなんで安価どおりに登場させておきますw
-
6
1+2+3
-
「これは大きな力がかかって弾け飛んでいるわね…どうすればこんなになるのかしら?」
「固法先輩。不用意に近づきすぎですの」
「大丈夫よ。武器とかは持っていないみたいだし…」(あれ?右ポケットの辺りが視えないわね…)
「上条さん危険人物扱い!?不幸だ…」
がっくりと肩を落とす上条。傍から見ると風紀委員に捕まっているようにも見えた。
「あれ、上条が風紀委員に捕まってる?」
「吹寄!いいところに!なあ、これお前のだろ?上条さん取ってないよな?」
上条はそう言って固法が検分している物を指差す。それを見た吹寄は納得したような表情を浮かべ、それから言った。
「ゴメン上条。私が落としちゃったみたい」
「どうすればホックが弾け飛んだり…するわね、それだと」
「そ、そ、それは本当に貴女のブラですの?そんな立派な胸をしていて、なぜAカップのものを…」
続けざまに尋ねられて、吹寄はちらっと上条を見てから言った。
「上条が触ったら大きくなったのよね。何でかは知らないけど」
「ばっ!!何言っちゃってるの!?」
「…まさか巨乳導手《バストアッパー》ですの?」
「いやいやいや、白井、お前も知ってるだろうが!!俺の右手は幻想殺しだって」
「…上条さん。わたくしの胸が小さいのは幻想なのではありませんか?」
「え、いや、お前はまだ中学生だし、そんなもんじゃないのか?」
「…私は高校生だから、私の胸が小さいのが幻想なのでは?」
「ちょっ!?白井の知り合いの人!?何言ってるんですか!?」
なんともいえない威圧感を醸し出す風紀委員の二人組から逃れようと、上条はじりじりと後ずさる。
「大将!乗れ!」
天の救いか、上条の後ろの通りに止められた車の中から、聞き覚えのある声に呼ばれた。
「悪い、助かる!」
上条が開けられた扉から助手席に飛び乗ると同時に、車は急発進してその場を離れた。
助手席で一息ついた上条が体験することは?
1 屋根の上から聞こえてくるトンッという靴音。
2 突然後ろから右手を掴まれ、何かに押し当てられたかと思ったら、右手が柔らかなものに埋まる。
3 左扉にドンッという衝突音が聞こえ、窓の外を見るとシャンパンゴールドの髪の少女が左扉に貼りついていた。
4 「大将、悪いけど、このまま俺の知り合いのところに行く」
5 その他
安価下
-
5
2と4
-
「ふう。助かったぜ、浜面」
座席に身体を預けながら上条が言うのを、浜面は片手を上げて受け流した。
「ん。まあ気にすんな」(麦野の命令だからな。なに考えてるかわからねえけど、まあ大将なら大丈夫だろう)
「あー、これって絞めなきゃいけないんだよな?」
上条が右手でシートベルトを引っ張りながら言った直後、上条の右手を誰かの手が掴んで、そのまま後ろへと引っ張られた。
「な、なんだ!?」パキーン プチッ ブチッブチッ モニュッ
「な、なにいいいいいいいっ!?」(麦野の胸が!?)
「くっくっく。あーっはっはっはっは。すげえすげえ」ムニュムニュ
「だあああああっ!!何か知らないけど胸に触れてしまってすみませんー!!」
「ん?ああ、お前のおかげででかくなったんだから許してやる」
「ありがとうございます!」
(大将の右手が触れたら麦野の胸が大きくなったんだよな…。ってことは…)ゴクリ
浜面はハンドルを握る手に力を込める。
「…大将、悪いけど、このまま俺の知り合いのところに行く」
「へ?どういうこと?」
次に聞こえてきた言葉は?
1「滝壺の胸も大きくしてやってくれ」
2「はまーづらぁ。滝壺の胸を他の男に触らせてもいい訳?」
3「あー。前のワゴン車。止まるじゃん」
4「麦野の胸が大きくなった。にゃあ」
5 その他
安価下
-
五、1+2+4+「!?…言われてみりゃ、さっき大将が触った時よりもまたでかくなってる!」
-
「…滝壺の胸も大きくしてやってくれ。頼む」
「はまーづらぁ。滝壺の胸を他の男に触らせてもいい訳?」
「……おっぱいは大きい方がロマンが詰まってるよな?上条」
「…そのロマンを否定はしないけど、滝壺ってお前の彼女だよな?そっちの人も言ってるけど俺が触っちゃって言いわけ?」
「大将は揉んだり撫でたりしないって信じてるから。信じてるから!」
「お、おう。…でも浜面。大きくなったときの反動で手が挟まれちゃうのは上条さんのせいじゃないから勘弁な」
吹寄や麦野の感触を思い出しながら、上条は赤面して言った。そんな上条を横目で見て、浜面は溜息を付きながらマンション前に車を止める。
車から降り、浜面を先頭にして三人は建物へと入った。
「はまづら。おかえりなさい」
「おう、ただいま滝壺。た…上条と麦野も一緒だ」
「むぎの!?」
「麦野の胸が大きくなった。にゃあ」
「こら、フレメア。いきなり抱きつくんじゃない」
「ふかふか。麦野の胸がふかふかだ。にゃあ」
「!?…言われてみりゃ、さっき大将が触った時よりもまたでかくなってる!」
「え?そんなわけないだろ…って、ちょっ、見えそうなんですけど!?」
上条は驚いて麦野を見て、それから慌てて視線を逸らした。
「別にあれからまた大きくなったわけじゃない。ブラが入らなくなったから取ったんだよ。馬鹿面」
「…ブラってのは俺達が思っているよりも防御力があるのかもしれないな。大将」
「真面目な顔で馬鹿なこと言ってんじゃねえ」
聞こえてきた言葉は?
1「むぎの。いきなりダイナマイトボディになったのはどうして?」
2「これだけ大きければミルクが出るかもしれない。にゃあ」
3「滝壺。少しだけ辛抱してくれ。頼む」
4「さーて、お仕置きの時間だ滝壺。とりあえずブラ外して上条の前に行け」
5 その他
安価下
-
1
2だと本格的に18禁臭がしちゃいそうだから
-
「むぎの。いきなりダイナマイトボディになったのはどうして?」
「浜面の横にいる奴が触ったら大きくなった。能力かもな」
「かみじょう。巨乳導手《バストアッパー》だったの?」
「いや、そういうわけじゃないんだけど」
「どういうこと?」
上条は頭を掻きながら滝壺を見て、それから小さく呟いた。
「俺の知ってる滝壺は、その、もっと大きかった。っていうか、今日会った知り合い全員スレンダーだったんだけど、もしかしたら何かあるのかもしれない」
「私が、大きい?」
「少なくとも今よりは」
「そっか。じゃあちょっと待って」
そう言うと滝壺は着ているジャージの袖から両腕を抜き、もぞもぞと上半身を動かした後、再び袖に腕を通してお腹の辺りをそっと押さえた。
「滝壺?何したの」
「はまづら。大丈夫。ブラを外しただけ」
「へ?」
「むぎのとかみじょうの話から判断すると、ブラは外しておいた方が良さそうだから」
「そ、そうか」
「じゃあ、お願い」
そう言って滝壺は上条の前へ歩み寄った。
「し、失礼します」パキーン ムニュ
「滝壺の胸も大きくなった。でも麦野に比べると控えめ。にゃあ」
「黙れこのガキ………!!」
「滝壺、フレメアはお子様だから素直に比べた感想を言っちゃうだけで、その手に持ったブラジャーをフレメアの首に回そうとするのは止めて!」
次に聞こえてきた言葉は?
1「ほら滝壺。子守りは浜面に任せてブラ買いに行くぞ」
2「大将、ありがとう。本当にありがとう!」
3「上条、だっけ?お前、さっき面白いこと言ってたな?」
4「はまづら。どいて。そのガキ調子に乗りすぎ」
5 その他
安価下
-
3
-
滝壺、浜面、フレメアの三人が騒いでいるのを尻目に、麦野は上条に声をかけた。
「上条、だっけ?お前、さっき面白いこと言ってたな?」
「面白いこと、ですか?」
「知り合いが全員スレンダーだったとか言ってたよな」
「ええ、まあ」
「…それってアレか?外の力が関係してるんじゃないのか?」
「………外の力って?」
言葉の真意を探るように上条は尋ねる。
「お前の方が詳しいと思うけど、魔術ってやつ」
「…アンタ、何を知ってる?」
「麦野だ。麦野沈利。超能力者第四位って言った方が早いか?」
「…なんで第四位が『魔術』を知っているの?」
「ちょっと前までの私なら信じたりなんかしなかっただろうけど、アレだけ色々見せられると信じるなっていう方が無理だ」
小さく微笑んでから麦野は言う。
「料理していたら人間ができたり、能力とは明らかに違う力を見たりしたからねえ」
「は?料理してたら人間ができた?」
「あらかじめそうなるように魔術を仕込んでいたとか言っていたな。まあそういうわけで、私は魔術ってやつを否定できなくなってる訳」
「そうか。じゃあその、いくつか質問しても?」
「ああ。構わない」
「その、俺が触る前の自分の胸は普通だと思ってた?」
「そうだな。まあ変だとは思っていなかった」
「滝壺とかの知り合いの胸も?」
「別に…変だとは思わなかったな」
「知り合いに巨乳の人は?」
「…大人はおおむね大きいんじゃないか?」
「大人は大きい…」(大人には変化がないのか?)
上条の取った行動は?
1 小萌先生に電話をする。
2 御坂美鈴に電話をする。
3 上条詩菜に電話をする。
4 御坂美琴に電話をする。
5 マンションを出て学校へ向かう。
6 その他
安価下
-
6 おまかせ
-
放置もまた自由か。まあいいさ。途中ってのが惜しいけどな
-
「…俺、学校に行ってみます」
上条は言うと、扉へと歩き出した。
「お前、気を付けた方がいいぞ」
「何をですか?」
「お前が公園で胸を大きくしたの、同級生だろう?そいつから話が広がってるかもしれないでしょ?」
「…吹寄はそんなことしないと思うけど」
上条が言うと、麦野は小さく笑う。
「女ってのは周りの変化に敏感だからね。その吹寄って奴が言わなくても、周りがほっとかない訳」
「クラスメイトにそんな奴はいないと思うけど」
「まあ百歩譲ってお前の言うとおりだとしても、お前が触れたら胸が大きくなったって知ってるのは吹寄って奴だけじゃないだろ?あの風紀委員共が危ない気がするけどね」
「白井…か。確かに厄介だな。白井の能力は空間移動だし」
「まあいいや。浜面。上条を送ってやりな」
「ん?大将、帰るのか?」
「いや、ちょっと学校まで行ってみようかと」
「完全下校時刻まで大した時間ないけど?」
「むしろその方が都合がいいかな。生徒に会いに行くわけじゃないから」
「……なあ、大将の学校って黄泉川って奴、居ないよな?」
「なんでお前が黄泉川先生のこと知ってるの?」
「黄泉川先生!ああ、うん。先生か。俺にとっちゃあ黄泉川っていえば警備員なんだけど」
次に聞こえてきた言葉は?
1「はーまーづーらぁ。ぐだぐだ言ってないでさっさと送って来い!」
2「はまづらが違う女の話をしている……!!」
3 携帯が鳴り画面に『御坂』の文字が表示される
4 携帯が鳴り画面に『土御門』の文字が表示される
5「にゃあ。お出かけなら私も行く。にゃあ」
6 その他
安価下
―――――
すみません。熱が出て寝込んでました。
-
それは申し訳ありませんでした。お大事に。
3
-
「とりあえず送っていくけどさ、黄泉川に見つからないよう、ちょっと離れたところでいい?」
「別に構わないけど。…と、電話だ」
ポケットから携帯を取り出し、画面を見ると『御坂』の文字が表示されていた。
「…もしもし?」
『アンタ!!今どこにいるの?大丈夫?怪我してない!?黒子がアンタが攫われたって言ってるけど』
(やっぱり白井経由か。嫌な予感しかしねえ)「いや、知り合いの家で遊んでるところなんだけど?」
『へ?攫わ…ザザッ…たんじゃないの?』
「ああ。白井も何を勘違いしたんだか。ってなわけで知人を待たせてるから切るぞ」
『あ、うん。…ゴメン。でも、…ザザッ…アンタがいけない…ザザッ…だからね…ザザッ…』
「…なんでそうなる?てかなんか雑音が入るんだけど?」
『空間移動でノイズ拾ってたのかもね』
「…なに?」
『今、アンタの居るマンションの前に居るから。黒子も一緒よ』
「………上条さん学生寮に居るんですけど?」
『嘘ね』
「即答!?」
『あまり風紀委員を舐めないで欲しいですの。上条さん。観念なさいまし』
「いや、観念も何も、上条さん悪いことしてませんよね!?てかなんで御坂も居るんだよ!?」
次の言葉は?
1『上条さんの力でわたくしたちを幸せにしてもらうからですわ』
2『お姉様は見ていらしゃっいましたの。上条さんが女性の胸を大きくするところを』
3『ア、ア、ア、ア、アンタだから触らせるんだからね!嫌なんて言わせないわよ!』
4『御託は結構ですから、早く降りてきてくださいまし』
5 その他
安価下
-
4
-
『御託は結構ですから、早く降りてきてくださいまし』
「…………わかった」
上条はがっくりと肩を落として携帯を切る。
「どうした?大将」
「………下に白井と御坂が来てる」
「超電磁砲が?またなんで?」
「公園に居た常盤台の風紀委員が御坂の後輩でルームメイト」
「あ。そうなんだ。で、俺はどうすればいい?」
「学校は行っておきたいから、一緒に来てもらえると助かる」
「わかった。じゃあ行きますか」
こうして、浜面と上条の二人はマンションのエントランスへと向かい、扉の外で待っている常盤台の二人組の前へ歩いていった。
(ここは先手必勝)「あー、白井にも言ったけど中学生だから大きくは…」
そこまで言って、美琴の胸を見て上条は固まる。
(まっ平らじゃねえか!!打ち止め基準かよ!)
「何見てるのよ!」
「ああ、悪い。ええと御坂さん。どうして貴方はここに居るんでせうか?」
「………黒子に聞いたの。アンタに触ってもらえば、………大きくなるって」
「女の子がそんな気安く触ってもらうとか言うんじゃありません!」
次に聞こえてきた言葉は?
1「隙あり、ですの。上条さん」ペタ
2「ア、ア、ア、アンタにしかこんなこと言わないわよ!」///
3「……俺、車持って来るわ。ごゆっくり」
4「あらあ?御坂さん。も・し・か・し・て逢引中かしらぁん?」
5 その他
安価下
-
4
-
「あらあ?御坂さん。も・し・か・し・て逢引中かしらぁん?」
「げっ!?食蜂!?」
「いやぁん。御坂さんてば。カエルみたいな声出しちゃって。上条さんに嫌われちゃうぞ☆」
「あー、食蜂、だっけ?」(中学生とは思えないくらいのボリュームだった気がするんだけど、この娘もか…)
「はぁい。御坂さんのお友達の食蜂操祈でぇす。覚えていてくれて感激☆」ペターン
「何でアンタがこんなところに居るのよ!?」
「だってぇ。風紀委員の方が面白そうなこと言ってたからぁ」クス
「それで、ご丁寧に能力者を連れて着いてきたってわけ?」
「御坂さん、話が早くて助かるわぁ」ピッ
「…失礼します」ガシッ ピト
「うわっ!?誰!?ぶふうううっ!?服の中に上条さんの手をおおっ!?」パキーン ブチッ ムニュン
常盤台の制服を着た少女が上条の右手を両手で掴み、何の躊躇いもなくボタンを外したブラウスの胸元に差し込んだ。
「あらぁん。本当に大きくなるのねぇ」
「…本当に大きくなるんだ」ゴクリ(あの食蜂派閥の子、Cくらいになったわね?)
「食蜂さん、御坂さん!?人にはそれぞれ成長速度というものが…」
「えい☆」ギュッ ピトッ
「食蜂!そんなに押し付けたらやばいいいいいいい!」パキーン ブチッ ムニュムニュ
「あん☆操祈、感じちゃったぞ☆」ボイーン
「なんじゃそりゃあああああああああっ!!」(ホルスタイン!?)
次に聞こえた言葉は?
1「次はわたくしの番ですの」
2「ちくしょう!大将。羨ましすぎるぜ」
3「ああ、もう!私のも触りなさいよ!」
4「緊急事態ですわ。皆様今すぐ食蜂様の元へお集まりになって」
5その他
安価下
-
4
-
「緊急事態ですわ。皆様今すぐ食蜂様の元へお集まりになって」
「うげっ。食蜂派閥に召集がかかった」
「お姉様、まずいですの」
「わかってる!アンタ、逃げるわよ」ガシッ
「ちょっ!?どういうこと?御坂!?」
「とりあえず走って!」
「ああ、もう、不幸だあああああっ!!」
上条の左手を掴んで美琴は走り出した。その後ろに空間移動で白井が着いてくる。
しばらく走った後、路地を曲がったところで美琴が足を止める。
「よし。こんなところでいいかな。追っ手の気配もないし」
「…説明、して、もらおうか?御坂」ゼーゼー
「あー。ゴメンね。食蜂派閥の子が召集かけてたから逃げてきただけ。さすがに何十人も相手にしてられないでしょ?」
「何十人って、なんだよそれ?」
「食蜂操祈は常盤台最大派閥のリーダーですの」
「へえ。食蜂って凄いんだな」
次に聞こえた言葉は?
1「隙ありですの。上条さん」
2「まあアイツ超能力者だからね。精神感応系のえげつない能力だけど」
3「じゃあ、ちょろ〜っと右手を借りるわよ」
4「あー、お前ら。もう完全下校時刻だからとっとと帰るじゃんよ」
5「ごきげんよう。御坂様」
6 その他
安価下
-
6
4以外全部+上条「それにしても何なんだこりゃ?そろそろ元を断たねえといろいろマズそうだ……」
-
何という鬼安価ww
筆者さんも体調不良っぽいし、じっくり待とうぜ
-
「まあアイツ超能力者だからね。精神感応系のえげつない能力だけど」
「精神感応系で超能力者っていうと、食蜂って常盤台の女王って言われている心理掌握!?」
「そうよ。あれ、アンタ知ってたんだ『女王』ってやつ」
「『常盤台の女王』って有名だぜ?まあ『常盤台の超電磁砲』の方が有名だけど」
上条がそう言うと、美琴は少し悲しそうな表情を浮かべて上条を見た。
「アンタにはそう呼んでもらいたくないわね。まだビリビリの方がマシよ」
「じゃあビリビリって呼ぶか?」
「…超電磁砲撃ちこまれたいの?」
「んなわけねーだろうが!」
「じゃあ、ちょろ〜っと右手を借りるわよ」
「へ?いきなりなにやってるんだ、御坂!?」パキーン ムニュ
「…なんで食蜂みたいに大きくならないのよ!?ちゃんと触ってないの?」ムニュムニュ
「上条さんの手を自分の胸に押し付けるのは止めて!御坂はまだこれから成長するから!美鈴さんみたいに!」
「何か納得いかないけど、そうね。アンタの言うとおりマ…母さんみたいになるわよね!うん」
(お?どうやら美鈴さんは変わってないみたいだな。ってことは麦野が言ってた大人は変わってないっていうのは間違ってないのかも)
「隙ありですの。上条さん」ガシッ パキーン
「し、白井いいいいっ!?なにやってるんだお前ええええ!?」
「…殆ど変わらないですの。こう全体を撫で回すようにしても…変わらないですの…」スリスリ サワサワ
「く、く、く、く、黒子!?アンタ、ソイツの手でなにしちゃってるの!?離しなさい!今すぐ離しなさい!!」
「そ、そ、そ、そ、そうだぞ!今すぐ離す、離そう、離しなさいの三段活用!」
「…ちっ!使えないですの」ペシッ
自分の手を上に重ねて胸を撫で回させた後で、白井は上条の右手を忌々しそうに払いのける。
「まあでも、多少は大きくなりましたからいいですわ。ただしこのことは他言無用ですの」
「…上条さんの意思でしたことではないので、他言したりはしないと思います」(それにしても何なんだこりゃ?そろそろ元を断たねえといろいろマズそうだ……。ソムリエになってしまえそうな自分が怖い)
「それで結構ですの」
(わ、私もやってみようかな…。って、なに考えてるのよ私!?でもアイツになら…。やっぱり駄目!無理無理)ブンブン
「ごきげんよう。御坂様。あの、どうかなさいましたか?」
美琴に声をかけてきたのは?
1 湾内絹保・泡浮万彬
2 食蜂派閥の集団の一人
3 常盤台の下級生の集団の一人
4 その他(美琴のことを「御坂様」と呼ぶ人限定)
安価下
-
1
-
「ごきげんよう。御坂様。あの、どうかなさいましたか?」
「え?あ、湾内さんと泡浮さん。べ、別になんでもないから」アハハ
慌てて返事をする美琴を見て、湾内と泡浮はお互いに視線を合わせて再び美琴の胸に注目する。
「御坂様…。その、一日でずいぶんお育ちになりましたのね」
「羨ましいですわ。何か秘訣がありましたら教えてくださいませ」
(なんかヤバそうな気がする)
上条がそっと後ずさりをしようとすると、そんな彼の右手を掴んで止める者が居た。
「…白井さん。なんで上条さんの右手を掴むんでせうか?」
「湾内さん、泡浮さん、この方の右手が巨乳導手《バスト・アッパー》ですの。ただし、わたくしのように効果が殆ど無いこともありますけど」
「なに言ってるのお前!?」
「巨乳…」
「導手…」
湾内と泡浮は顔を見合わせてから、小さく頷いた。
「その、殿方に触れさせるというのは恥ずかしいですわ」
「でもそう仰るということは、白井さんと御坂様はその殿方に?」
「えっ、え、えっと、まあ。ちょろっとね」
「…その、どのあたりに触れていただけば?」
「触れていただくのは胸骨の辺りですわ」
「なんで触ること前提で話を進めてるの!?」
次に聞こえてきた言葉は?
1「…アンタ、あの二人に変な触り方したら超電磁砲だから」
2「申し訳ありませんが、わたくしは遠慮いたしますわ」
3「わたくしの同級生ですからわたくしと同じように、大きくなるはずありませんの」ブツブツ
4「あの、優しくお願いいたします」
5 その他
安価下
-
5
1〜4のおまかせ(いくつ使うかもおまかせ)+上条「そろそろ本気で元凶を断つ!でもどうすれば……」
-
「わたくしの同級生ですからわたくしと同じように、大きくなるはずありませんの」ブツブツ
(白井の同級生なら中一か。でも食蜂は御坂の同級生で中二だけどアレだしなあ…)
「さあ、泡浮さん。ちょっとだけ我慢してくださいまし」
「…あ、あの、優しくお願いします」
「え、ああ、じゃあちょっと失礼して…」(おお、この恥じらい。これこそが正しいお嬢様の姿じゃなかろうか!)パキーン ブチッ ムニュ!
「なっ、なぜですの!?その大きさ!」ワナワナ
「と、殿方に触られてしまいましたの」カァッ
「湾内さん!さあ、貴女も」
「白井さん、申し訳ありませんが、わたくしは遠慮いたしますわ」
「ほんの少し、ほんの少しですの!」ガシッ
「何をする白井!本人が嫌がっているんだから止めろって…うおいっ!?」パキーン ブチッ ムニュン
「何故ですのおおおおおお!?」
「酷いですわ白井さん!」カァッ
「大きくなった方に文句を言われる筋合いはありませんの!」
「いや、黒子。アンタ、間違ってるから」(二人とも何でそんなに大きいのよ…)ガックリ
(ヤバイな、これは。このままじゃ上条さんは巨乳導手として追い掛け回されることに…。これはそろそろ本気で元凶を断たないと!でもどうすれば…… )
上条が相談する相手は?
1 御坂美琴
2 土御門元春
3 インデックス
4 神裂火織
5 建宮斎字
6 その他
安価下
―――――
すみません。ちょっとだけ上条さんの言葉を変えました。
-
6
おまかせ(解決に向けて)
-
「そうだ!御坂!付き合ってくれ!」
「ア、ア、ア、ア、ア、ア、ア、ア、アンタ!!いきなり何を!?」カァッ
「まあ。情熱的なお誘いですわ」
「しかもわたくしたちや白井さんの居る前でなんて」
「へ?」
「ふふっ…。ふふふふふふふ。上条さん。この黒子の前でお姉様を口説くその根性だけは褒めて差し上げますわ」チャキッ
「し、白井さん!?その手に持った鉄芯をどうする気でせうか?」
「さあ?どうすると思われますの?」
「くっ!!御坂、走るぞ!!」ガシッ
「ふにゃああああああああっ!?」ビクッ
「ふにゃあああじゃねええええっ!!とりあえず走れ!御坂!」グイッ
「ああっ!お姉様の手を握って逃げるとは!黒子を本気で怒らせましたわね」シュンッ
「まあ。愛の逃避行ですわ」
「素敵ですの」
「待ちやがれですの!」シュンッ
「うおっ!危ねえっ!御坂!大丈夫か!?」
「ふにゃああああああああっ!!」バチバチ
「何か漏電してて使えねええええええ!!」
「死ねやゴラアアアアアア!」シュンッ
「ぎゃあああああああっ!!本気で殺そうとしてる!?」フコウダー
「…ふふふ。黒子。アンタ、死にたいみたいね」バチバチ
「へ?お姉さばばばばばばばっばばばばばばばばっばばばば!!」ビリビリビリ
(いきなり復活した!?いやまあ、助かったけど)
「アンタ、大丈夫?」
「ああ、御坂のおかげでな」
「そっか。…で、その、さ、さっきのことだけど…」カァッ
「ああ。ちょっと公園まで行かないか?そこで話したいことがあるんだ」
「あ、うん。わかった」(また手、握ってくれないかな)モジモジ
上条の次の言葉&行動
1「御坂、公園まで我慢できるか?できないならコンビニにでも」 美琴がトイレを我慢してると勘違いしている。
2「じゃあ行くか」 そう言ってから美琴の手を握る。
3「悪いな。付き合せちゃって。でも御坂に相談したかったんだ」 無意識のうちに美琴に勘違いだと気付かせる言葉を言う。
4「なあ御坂。その、頭触ってもいいか?」 記憶が戻るかどうかを試してみようとする。
5 その他
安価下
-
4
-
「なあ御坂。その、頭触ってもいいか?」
「え?あ、うん」
「じゃあ、触るぞ」サワッ
「…んっ」パキーン
(今のは幻想殺しか?)
「…あー。なにこれ?魔術ってやつ?」
「多分そうだと思う。確証は無いけど」
「だからアンタの右手が効いたんだろうけど。だとすると凄いわね、着けていた下着のサイズはみんな小さかったわけだし」
「な、何故そんなことを!?」カァッ
「結構重要よ?これ。普段身に着ける物も持ち主の身体に合わせて変化しているってことでしょ?科学じゃそんなことはできない。いくらなんでも一日で女の子の箪笥の中の服を取り替えるなんて無理だもの」
「そうか…。すると根本から事象を作り変えるような魔術が絡んでるってことか」
「とんでもないわね、魔術って」ハァ
美琴は大きな溜息を一つ付くと、頭を左右に振って上条を見た。
「喜んだ私が馬鹿みたいじゃない…。紛らわしいのよ、バカ」
「何か言ったか?」
「別に。で、これからどうするの?私は魔術のことなんてわからないわよ」
次に聞こえてきた言葉は?
1「わかってる。魔術のことは魔術師に聞くさ。…御坂に誤解されたままってのは嫌だったからな」
2「ねえ?あの子(インデックス)に聞いてみない?」
3「ちょっと知り合いに電話してくる」(上条の知り合いの魔術師指定)
4「ねえ、それって…。期待していいのかな?」
5 その他
安価下
-
5 おまかせ
-
む。しまった。選択肢4は意味が通じないではないか…orz 1の場合の後の言葉だった。
まあ「5 おまかせ」になってるから2を選ぶことにしよう。
ちなみに1だと解決無しのみこっちゃんendだったりして。まあ、放棄とも言うがw
―――――
「ねえ?あの子に聞いてみない?あの子、そういうのに詳しいんでしょ?」
そう言って美琴が指差した先に、白い修道服を着た少女が三毛猫を抱いて歩いていた。
(なんでインデックスがこんなところに?)「おい、インデックス」
「あ、とうま。と、短髪」
「こんなところでなにやってるんだ?」
「えっと…、短髪はとうまと一緒にグレムリンと戦ったんだよね?」
「ああ」
「じゃあ大丈夫かな。えっとね、学園都市全体に魔術をかけられた形跡があるんだよ。だからちょっと気になって調べてるの」
「そっか。あ、その魔術なんだけど、その、女の子の胸が小さくなる魔術っぽいんだけど…」
「私を馬鹿にしてるのかな?とうま?」
「あー、ソイツの言ってることは合ってるわよ多分。ってか私も、私の周りもそうだったし。こいつが触ったら大きくなったわ」
「短髪。とうまに触らせたの?」
「ちょろ〜っとね。ついでに言うとソイツに頭を触られたら、おかしいって気付かされたわよ」
「まあなんだ。御坂に言われて気づいたんだけど、科学じゃ不可能なんだよ。女の子が身に着けるものまで全部変わってるってのは」
「どういうことかな?短髪」
「あのね、私の場合だけどブラのサイズがAAだったのよ。でもコイツが触ったら元の大きさに戻ったの」(だから今、ホック外してあるのよね…)
「む。そうすると黄金練成みたいに範囲内の事象を造り替えるような大掛かりな魔術なんだよ」
「そんな大掛かりな魔術を組めるような奴って限られているよな?」
「うん。でもね、霊装が絡んでくるとそうとも言えなくなるんだよ」
次に聞こえてくる言葉は?
1「もしかしてアンタは霊装っていうのを探してたの?」
2「錬金術師って奴なら霊装は使わないんじゃないか?」
3「やれやれ。まさか禁書目録が気づいているとは予想外だったよ」
4「だから私は学園都市の中心点を見てみようかなって思ったんだよ」
5 その他
安価下
-
3
-
「やれやれ。まさか禁書目録が気づいているとは予想外だったよ」
後ろから声をかけられて、上条は慌てて後ろを振り返った。
「お前は…。お前がこのくだらない魔術をかけたのか?」
「くだらない、か。お前ならそう言うと思っていたよ」
「何故だ?何故こんな魔術を?」
「お前を手に入れるためだよ。幻想殺し、いや、上条当麻」
「どういうことだ?」
「お前が『巨乳好き』だということは、お前が風呂場に隠している書物で確認している」
「どういうことかな?とうま?」
「ふぅん。アンタそういう本お風呂に隠してるんだ」
「いやあああああああああああああああああっ!!上条さんの青春がああああああああああ!?」
大声で叫んでその場を強引に誤魔化してから、上条は話題を変える。
「と、とにかく、この変な魔術がどうして俺を手に入れることに繋がるんだ?」
「お前の周りの女の子を貧乳にすれば、お前は私の魅力の虜になると踏んだからな」
「……………いや、だって、お前、小さいじゃん」
「な、なんだと!?」
驚愕する魔術師は?
1 レイヴィニア・バードウェイ
2 アニェーゼ・サンクティス
3 魔神オティヌス
4 サンドリヨン
5 その他(胸の小さい魔術関係者限定)
安価下
-
3
-
「いや、だって、なあ?」
「…とうま。冗談を言っている場合じゃないかも。膨大な力を感じる」
「え?」
「聖人よりも強大な力。まさか、魔神?」
「オティヌスだ」
「幻想殺しは負の五〇%を引き寄せるはずなんだよ」
「ふ。それが負の五〇%であったとしても、それが必然となれば、正の一〇〇%と同義になる」
「光と影は決して交わらないんだよ!」
「光あるところに影あり。その逆もまたしかり」
謳うようにオティヌスは言うと、マントの中から右腕を突き出し、その掌に握っていたものを無造作にインデックスの足元へと放り投げた。
「今回のは挨拶代わりだ。その王者の箱《スヴィパル》に幻想殺しで触れれば魔術は消滅する」
「…挨拶代わりってなんだよ」
上条が言うと、オティヌスはすばやくインデックスと美琴に視線を送ってから口元を歪め、音も無く上条の前まで移動した。
「駄賃を貰っておこうか」チュッ
「「「なっ!?」」」
「ふふ。ではまた逢おう。上条当麻」
そう言って踵を返したオティヌスの姿は、次の瞬間には風景と同化して消えていた。
終わり
――――――
魔神オティヌスがすべてを奪っていくEND
すまん、限界だw風呂敷を広げすぎたorz
安価スレって難しいな><
-
乙です。貴殿はよく頑張った。
いつも楽しみにしてましたぜ。
そしてまさかの魔神オティヌスww
もしよろしければでいいんですが、>>174がみたいと思ってみたり………
-
>>220
乙。今まで楽しかったよ。ありがとう
-
作者さん自身はどのような展開を望んでいたかとか、カミングアウトしてもいいかもしれんね。
とりあえず各章まとめ
五和編>>50-83
キングミサカ編>>85
トール編>>87
雲川編>>91-128
黒子編前編>>131-151
黒子編後編>>153-171
平坦魔術編>>177-220
-
174は超電磁砲組(美琴除く)の外伝的な感じでいいのかな?
主人公のはずの上条さんが美琴とともに消えて(本編的にはハッピーエンドパターン)話が続くはずですw
――――――
「…はい。ではこれで事情聴取終了。お疲れ様でした」
「え?固法先輩。いいんですか?」
美琴がそう尋ねると、固法はバインダーを閉じながら小さく溜息を付いた。
「あのね、御坂さん。惚気話の調書を取っても仕方ないの」
「の、の、の、の、惚気話!?」
「なんでそうなるんですか!?」
「お互いがお互いを大切にしているだの、守りたい、傍にいたいだの、惚気以外のなにものでもないじゃない」
「「あぅ…」」///
お互いの顔を見て赤くなっている二人から視線を外して立ち上がると、固法はパソコンを操作している初春の後ろに歩いていった。
「どう?終わりそう?」
「はい。もう終わります」
「じゃあ、終わったら電源落として、今日は上がりましょう。いつまでも着けてないのは嫌でしょう?」
「あの、御坂さんたちは?」
「お互いの気持ちを知って、絶賛お惚気中」
「…って、御坂さん!上条さん!こんなところでキスしようとしないでください!!」
「ふにゃあああああああああああっっ!!」バチバチバチ
「うおおおおおおおおおおおっ!?」パキーン
「いいところをごめんなさいね。そろそろここは閉めるので、上条さんは御坂さんを寮まで送って行くなりなんなりしてください」
「わ、わかりました!じゃ、御坂、行くぞ」///
「…美琴って呼んでよ」
「お、おう。じゃあ、行くぞ、み、み、美琴」///
「うん!…えへへ、当麻」ギュッ
「はいはい。ごちそうさま」(御坂さんが素直で可愛いわ)
二人の背中を見送った固法の耳に聞こえてきたのは?
1「うぐっ…ひっく……。お、おねえざまがああああああああああ…」
2「お待たせしました固法先輩」
3「はぁはぁ…や、やっと白井さんから抜け出すことができた…」
4「…ねぇ、階段の踊り場だったら、誰も見てないから…、さっきの…」
5「うう…ん。お姉様ぁ………はっ!?ここはどこですの!?」
6 その他
安価下
-
おお!いらっしゃいましたか!では外伝ということで、
6
4以外のおまかせで。(4だと18禁臭も……)
-
4はキスを邪魔されたミコっちゃんが上条さんにキスをねだってるだけですw18禁は敷居が高いw
――――――
「はぁはぁ…や、やっと白井さんから抜け出すことができた…。御坂さんも大変だなあ。あたしだったらとても耐えられないや」ブルブル
「佐天さん。白井さんはまだ起きそうにないかしら?」
「助けてくれないなんて酷いですよ。固法先輩。初春も」
「ごめんなさい。でも、佐天さん、白井さんに捕まる前に白井さんのこと弄り回してたわよね?あれは自業自得だと思うけど?」
「うっ、それを言われると反論できない。でも、凄いんですよ、白井さんのおっぱい!」
「…そんなに凄いの?」
「それはもう、ふかふかで、むにゅむにゅです」
「そ、そう…」(き、気になるわね…)
「固法先輩も、触ってみたらわかりますって!」
「…」(そうね、少しだけ…)
「うう…ん。お姉様ぁ………はっ!?ここはどこですの!?」
「ありゃ、固法先輩、残念でした」
「な、なにを言ってるのよ佐天さん。私は別に…」
「お待たせしました固法先輩。あ、白井さんもお目覚めですね。ちょうど良かったです」
「初春?なにがですの?」
「今日の仕事は終わりです。これから固法先輩と一緒にランジェリーショップへ行くんですけど、白井さんも一緒に行きませんか?」
「そうね。白井さんもフィッティングしてもらった方がいいわ」
「そうですわね…。お姉様とはこういったお買い物は無理でしょうし、ご一緒させていただきますの」
「初春、あたしも行っていい?」
「ええ。佐天さんもフィッティングしてもらいましょう」
こうして四人が向かった先は?
1 セブンスミスト内にある下着専門店(中・高校生向け)
2 第一五学区の繁華街にある下着専門店(高級ブティック街)
3 第五学区の学生街に下着専門店(短大・大学生向け)
4 学舎の園の中にある下着専門店(ブランド物が多い)
5 その他
安価下
-
1
-
「セブンスミストってあたしたち学生の味方ですよね!」(うわ。黒の水玉って、水着じゃないっての)
「そうね。値段も手頃だし、それでいてこういった専門店もあるし」(佐天さんの持ってるやついいわね)
「わあ。これ、可愛い」
(初春、下着までお花ですの?)「どれもデザインがいまいちですわね。淑女向けのものが無いですの。まあ中高生向けでは仕方ありませんが」
(白井さん、貴女、中学生じゃないの)「店の奥にフィッティングルームがあるから、貴女達はまずフィッティングしてもらうといいわよ」
「固法先輩は?」
「私はこの前フィッティングしてもらってから、…変わってないから」
「あ、あたし、フィッティングって初めてなんです!いやー、緊張しちゃうなあ」
「わたくしも初めてですの」
「わ、私もです」
「ふふ。お店の人に任せておけば大丈夫よ」
最初にフィッティングしてもらうのは?
1 佐天
2 白井
3 初春
安価下
-
無難に1
-
「では不肖、佐天涙子、初体験してきちゃいまーす。すみませーん。フィッティングお願いしまーす」
「さ、佐天さん、なんか危ない響きですよ。それ!?」
「あはは。こういうのは楽しんだもの勝ちだよー。初春」
「佐天さん、お店の方がお待ちしておりますの」
「おっと。んじゃ行ってきます」
「もう。佐天さんってば」
フィッティングルームに入る佐天を見送ってから、初春は商品棚に視線を戻す。
「うーん。サイズがわからない場合はとりあえず持って行かない方がいいのかな?でも、これ可愛いなあ」
「ふふ。初春さんや白井さんは採寸してもらってからフィッティングしてもらうのがいいかもしれないわね」
「…こっ、これはお姉様がお好きなゲコ太の柄ですの。このようなサイズのものもあるとは…侮れませんの」(でもこれをわたくしが身に着けたとしたら…)
―――――
「く、黒子!?そ、そ、それは!?」
「ゲコ太ですの。ほーらお姉様。お姉様を呼んでいますわよ」
「ゲコ太ああああああっ!」ムギュ
「ああああーん!お姉様ああああん!!」ムギュ
―――――
「………うへへへへへ」ジュルリ(アリですわね)
「…白井さんから不穏な空気が出ているわ」
「いえ、あれはいつもの白井さんです。きっとあの下着を着て、御坂さんに抱きつかれている自分を想像しているんですよ」
「御坂さんも大変ね…」
固法が溜息を付き、初春もそれに続いた。
結局、佐天が戻ってくるまで白井は妄想の世界に浸っていたのを固法と初春は止めることができなかった。
次にフィッティングしてもらうのは?
1 白井
2 初春
安価下
-
2
-
「うーいーはーるー。ただいま」モミモミ
「いきなりうしろから揉まないでください佐天さん!!」ビクッ
「あははっ。初春のおかげであたしも大きくなったみたいだから、お礼だよ」モミモミ
「だからってこんなところで揉まないでくださいよぅ」
「佐天さん、大きくなったの?」(初春さんのおかげ?)
「いつものサイズより一つ大きいのを勧められました。いやー、フィッティングって凄いですね。ちょっと恥ずかしかったけど」
「…最近の中学生は発育がいいのね」ハァ
「あはは。ほら、初春、フィッティングしてもらってきなよ。店員さんにも『友達もお願いします』ってお願いしておいたからさ」
「えっ?私ですか!?」
「白井さんでもいいけど、ほら、白井さんはなんか自分の世界入っちゃってるし」
「わかりました。じゃあ、行ってきます」
フィッティングルームの前で待っている店員のもとへと初春が歩いていくのを見送ってから、佐天は下着を握り締めて怪しい笑みを浮かべている白井に視線を送った。
次の佐天の言葉or行動
1「白井さん。向こうに白井さんの好きそうなヤツありましたよ」
2(やっぱり白井さんのおっぱいは別格なんだよなあ)白井の後ろに回り、そのまま胸を鷲掴みにする。
3「固法先輩のおっぱい、触ってもいいですか?」
4「うーん、このチェックのやつ、可愛いなあ。これにしようかな?」
5 その他
安価下
-
2
-
(うーん。やっぱり白井さんのおっぱいは別格なんだよなあ)
佐天は初春に近づくときのように後ろからそーっと白井に近づくと、狙いを定めて両手を伸ばした。
「あんっ!お姉様、激しいですのっ!」ビクン
「ごめん、御坂さんじゃなくて。うーん。やっぱり凄いなあ」モミモミ
「……はっ!?佐天さん?何故わたくしの胸をもんでいらっしゃいますの?」
「うーん?おっぱいといえば白井さんだからかな?」モミモミ
「そのような理由で揉まないでくださいまし」
「よいではないかよいではないか」モミモミ
「ちっとも良くありませんの」
「うっ!?あたしのテクニックを否定された!?」
「はいはい。馬鹿なこと言わないの佐天さん」
「そんなこと言って、固法先輩も触ってみたいくせに」
「わ、私は別に、そんなこと思ってないわよ?」
「でも、さっきも白井さんの胸、見てましたよね?」
「私にそういう趣味は無いの。白井さんの胸を見ていたのは…そうね、ちょっとした嫉妬かしら?」
「嫉妬…ですの?」
「ええ。中一でそんな大きくなっちゃうなんて、羨ましくて」
「固法先輩…」
次の言葉は?
1「人それぞれだっていうのはわかっているんだけどね。どうしても妬んじゃうのよ」
2「あたしはこうして恩恵に与っちゃうけどなあ」モミモミ
3「はっ!?お姉様もわたくしの胸に嫉妬して…」
4「私より大きいなんて、悔しいじゃない」
5 その他
安価下
-
5 2以外のおまかせ+「ふええ〜、店に私に合うサイズがないそうです〜」
-
「はっ!?お姉様もわたくしの胸に嫉妬して…」
「そうね。御坂さんは普段から胸のこと気にしてるから、白井さんに嫉妬してるかもしれないわね」
「言ってくだされば黒子が丹精込めてお育ていたしますものを…」
「いやー、御坂さんは絶対白井さんには頼まないと思うなー」
「なぜですの!?」
「だって、上条さんいるし」
「………は?今、なんとおっしゃいました?佐天さん」
「御坂さんには上条さんがいるから、白井さんにそういうことはさせてくれないと思います」
「どういう意味ですの?佐天さん!詳しくおっしゃってくださいませ」
「あのふたり、付き合い始めたみたいですよ。さっき、白井さんが気絶してたとき、御坂さんと上条さん、お互いを名前で呼び合って、手を繋いで帰っていきましたから」
「お、お姉様が…お姉様が上条さんと…」ワナワナ
「ああ、凄かったわよ御坂さんと上条さん。初春さんが注意しなかったら支部でキスしてたかもしれないし」
「え?そんなことになってたんですか!?うわー。見逃したあ」
「ふ、ふふふ、ふふふふふふふふふふふ……」ブルブル
「へ?白井さん?」
「ふええええええええええええええん…おねえざまあああああああああああああ…」シクシク
「!?」(泣いた!?)
「!?」(泣いちゃった!?)
その場に座り込んで泣き始めた白井を、固法と佐天はただ呆然と見守ることしかできなかった。
「ふええ〜、このお店には、私に合うサイズがないそうです〜…って、白井さん!?どうしたんですか!?」
「お、ね、え、ざ、ま、があああああああああああ」ギュム
「うわわわわわっ、白井さん!しがみつかないでください!白井さんってば!…佐天さん!いったい何があったんですか!?」
佐天の返事は?
1「いやー、御坂さんと上条さんが付き合い始めたのを教えたら泣き始めちゃって」
2「御坂さんが巨乳を憎んでるって言ったら泣き始めちゃって」
3「御坂さんは白井さんには胸を触らせてくれないと思うよって言ったら泣き始めちゃって」
4「いやー、あたしが調子乗って揉みすぎちゃったみたい」
5 その他
安価下
-
2
-
「御坂さんが巨乳を憎んでるって言ったら泣き始めちゃって」
「えっ!?じゃあ私も御坂さんに憎まれているんですか!?」 ナントカ ヌケダセタ
「私も…御坂さんに憎まれていたのね」
「もー。固法先輩までなに言ってるんですか!ってか初春も固法先輩も自分のこと巨乳って自覚してたんですね」
「あ。私は固法先輩は大きいなって思ってて、その固法先輩が薦めてくれたお店に自分に合うブラが無いって言われちゃったんで、大きいのかなって思って」
「…」(私、初春さんにも負けたのね…)グスン
「自慢か〜!ういはる〜ん!!」ムニュムニュ
「ひゃあああああああっ!!佐天さん、鷲掴みしないでください!」ビクッ
「よいではないかよいではないか」ムニュムニュ
「良くありません!それよりも白井さんはどうして泣いてるんですか!」
「うっ!初春にもあたしのテクニックを否定された!?」
「また佐天さんはそんなことを言って…。初春さん。さっき白井さんがショックを受けるようなことがあったでしょ?御坂さん、って言えばわかるかしら?」
「御坂さん…。ああ、上条さんとキスしようとしてましたよね」
「お、ね、え、ざ、まあああああああああああああああっ!!」
「白井さん、落ち着いてください。白井さん」
「うわあああああああああんっ!!」
初春の次の行動or言葉?
1 美琴に電話をする
2 黒子を抱きしめる
3「白井さん、このままだと私たちノーブラのままですよ?どこか良いお店知りませんか?」
4「白井さん、泣かないでください。白井さんが泣くと私も…ふえええええええん」シクシク
5 その他
安価下
-
5
3+おや?初春のようすが……
-
「白井さん、このままだと私たちノーブラのままですよ?どこか良いお店知りませんか?」
「うわああああああああああああん!!」
「白井さん、聞いているんですか?白井さん」
「うわああああああああああああん!!」
「あー。白井さん泣きやまないねえ」(あちゃあ。白井さんにとって上条さんと御坂さんのことは完全に地雷だったみたい)
「……………てください」ボソ
初春は何かを呟いて、それから白井の正面に立ち、泣いている白井の頬を平手打ちした。
「初春!?何してるの!?」
「初春さん!?」
「いつまで泣いているんですか!いつになったらいつもの白井さんに戻ってくれるんですか!?」
「…うい、はる?」グスッ
「ただわんわん泣いているなんて白井さんらしくありません!早くいつもの白井さんに戻ってください!」
「…」(いや、別に白井さんは仕事を放棄したわけじゃないんだし、叩かれる理由がないんだけど)
「…」(なんで白井さんが悪いってことになってるのかしら?)
「見苦しいところをお見せしましたの。初春。ありがとうですの」
「白井さん!」ダキッ
「初春!」ダキッ
((ええええええええええっ!?))
初春の機転(?)で泣き止んだ白井。この後四人はどうする?
1 白井の案内で学舎の園の下着専門店へ
2 固法の提案で第五学区の下着専門店へ
3 佐天の提案でブラ代わりのキャミソールorスリップを物色
4 佐天の提案でブラ代わりのTシャツを物色しにセブンスミストの洋品店へ移動
5 白井が泡浮に電話をして学舎の園の下着専門店を紹介してもらう
6 その他
安価下
-
2
-
「二人ともここにサイズが合うものが無いから、そうね、ちょっと遠いけど、第五学区のお店に行きましょうか」
「第五学区ですか?」
「ええ。主に大学生向けのお店があるから、そこなら二人に合うサイズもあると思うわ」
「淑女向けのものもありそうですわね」
「あ、あるといいですね、白井さん」(白井さんの言う淑女向けって…やけに布面積が小さいのとか透けているのとかだよね)
「じゃあ行きましょうか」
「あ。あたしコレ買ってきますんで、ちょっと待っててください」
そう言うと佐天はフィッティングをしてもらったときに店員が持ってきたものと同じブラのショーツセットを手にしてレジへと向かう。
(あー。白井さんが見てたのって、御坂さんのサイズのヤツあったかな?ぱぱっと確認してあったら写真撮って御坂さんに送っておくかあ。それにしても、こういうのもたまにはいいよね)
そんなことを考えて、佐天は小さく微笑んだ。
終わり
――――――――――
四人でお買い物END
うーん。止め時が難しかったけど、これ以上やってもぐだぐだになりそうだったのでw
上条さんメインじゃない番外編も楽しいかもw
もう少し遊んでみてもいいかにゃあ?
1 48に戻る(キャラ指定)
2 (番号指定)に戻る(安価番号も指定)
3 終了
安価下
-
2
>>131と7
-
「ええと、貴女様はどちらさまでせうか?」(…残骸事件の時に屋上でぶっ倒れてた女の子!?)
ぼこぼこにされて屋上に倒れていた、というよりも引っかかっていた少女の姿(主に上半身)を思い出して、上条は不自然なほど素早い動きで視線を逸らした。
「私の聞き間違いでなければ、貴方が私の天敵のことを、ありえない表現していたから気になったんだけど」
「ありえない表現?」
「白井黒子がナイスバディだなんてありえないのよ」
「ああ。それは確かに…」
「ならどうして貴方はそんなことを叫んでいたのかしら?」
「あー、白井の友人と白井が頭の中でまぜこぜになっちまってさ、ナイスバディの白井の出来上がりってわけ」
「ああ、そうなの。まあ、白井さんがお子様ボディのままなら問題ないんだけどね」
「それなら問題ない。白井は白井のままだから」
「そうよかったわ」
「…ほほう?」
上条の後ろに立っていたのは?
1 御坂美琴
2 白井黒子
3 吹寄制理
4 黄泉川愛穂
5 その他(「ほほう」と言いそうな女性限定)
安価下
-
5
1〜4以外のおまかせ
-
「上条君は。白井さんというお子様ボディの女の子にご執心」
「いきなりなに言ってやがるんですか!?姫神さん!?」
「違うの?」
「なんでそうなるのかこっちが聞きたい」
「んー。上条君は。ロリコンっぽいから?」
「ロリコンは青髪ピアスだけで十分だと思いますけど!?」
「白井さんの友人も中学生だと思うから、あながちロリコンっていうのも間違ってないかもしれないわね」
「中学生。上条君は。年下にご執心?」
「だーっ!!ご執心とかそういうのがそもそも間違ってるんだ!!」
上条が叫ぶと、姫神と結標は醒めた眼差しで上条を見た。
「その息の会った冷たい眼差しはなに!?上条さん泣いちゃいますよ!?」
「だって、ねえ?姫神さん」
「うん。公園で中学生の名前を叫んでいるのは。傍から見ればロリコンにしか見えない」
「うぇ!?姫神、テメエいつから見てやがった!?」
「私は結標さんと一緒に歩いていた。そうしたら上条君が結標さんの知り合いの中学生の名前を叫んでいたから。結標さんが上条君に質問に行くのを見ていただけ」
「最初からですね。ああ、もう、不幸だああああああああああっ!!」
次に聞こえてきた言葉は?
1「それで、彼は姫神さんの知り合いなのかしら?」
2「ちなみに。白井さんとはどんな子?」
3「む。女の子に話しかけられて『不幸だ』なんて。上条君は失礼」
4「貴方、白井さんを知っているなんて風紀委員に追いかけ回されたりしてるのかしら?」
5 その他
安価下
-
2と4
-
「ちなみに。白井さんとはどんな子?」
「常盤台中学一年の風紀委員で大能力者の瞬間移動ね。貴方、白井さんを知っているなんて風紀委員に追いかけ回されたりしてるのかしら?」
「どっちかって言うと、風紀委員に追いかけ回されているわけじゃなくて白井個人に目の敵にされているって感じかな」
「へえ。白井さん個人にねえ。白井さんの裸でも見た?それとも御坂美琴にちょっかいを出したとか?」
「…ソ、ソンナコトナイデスヨ」
冷や汗が背中を滑り落ちていくのを感じながら、上条は言った。
(見ちまったのは白井の下着姿だし、御坂は上条さんがちょっかいを出されている側だから、噓じゃない!)
「常盤台中学。完全無欠のお嬢様学校。そこの生徒というだけでも。ステータスは高い」
「あいつらお嬢さまって感じしないけどな。まあ白井は普通に話してる分にはお嬢さまっぽいっちゃあお嬢様っぽいけど」
「あいつらって。白井さんと誰のこと?」
「ん?ああ、白井の友達」
「御坂美琴ではないのかしら?」
「…まあな」
「上条君。超能力者第三位を知ってるの?」
「…まあ、ある程度は」
「なんか含みを持たせる言い方ね?それ」
次の上条の言葉は?
1「…色々あるんだよ。御坂とは、な」
2「てか、姫神。その子と知り合い?」
3「上条さんは高校生の癖に中学生に勉強を手伝ってもらいました。コレで満足か?ちくしょう」
4「あー、はいはい。どうせ上条さんはロリコンですよ」
5 その他
安価下
-
4
-
「あー、はいはい。どうせ上条さんはロリコンですよ」
「あら?認めちゃうんだ」
「実際に上条君の口から聞くと。ショック」
「それで、貴方はやっぱり白井さんが好きなの?」
「白井、白井か。まあ見た目は可愛いと思うけど性格がなあ…」
「じゃあ御坂さんが好きなのかしら?」
「御坂、御坂か。ビリビリしなければ可愛いよなあ」
「超能力者第三位をビリビリ呼ばわり。上条君は意外と怖いもの知らず」
「いや、超能力者って言ってもさ、御坂は中学二年の女の子ですよ」
「…常盤台のエースを女の子扱いって、貴方、結構、大物かもしれないわね」
「いやだから、超能力者っつっても、御坂は中学生の女の子なわけですよ。そういう色眼鏡で見ない方がいいっていうかなんていうか…」
「はいはいご馳走様。御坂さんと仲良くね」
「いやちょっと待て。別に俺は…」
上条の脳裏に浮かぶ子は?
1 御坂美琴
2 白井黒子
3 黒夜海鳥
4 インデックス
5 その他(見た目中学生以下限定)
安価下
-
5 小萌先生
-
『上条ちゃんはお馬鹿さんだから補習でーす』
「だああああああああっ!なんで小萌先生が頭の中で駄目出ししてるの!?」
「あれ?貴方、小萌を知ってるの?」
「知ってるも何も。彼も私も小萌先生が担任」
「小萌が担任でロリコンってことは、小萌が好きなのかしら?」
「はっ!?ロリコンは青髪ピアスだけで十分って言っておきながら、実は俺って小萌先生が好きだったのか!?だから俺は自分がロリコンだって認めてしまったのか!?」
「小萌先生は。大人だから。ロリコンにはならないはず」
「いや、見た目は小学生だし、十分ロリの範囲だと思うけど。でも、普段の小萌を知っていればロリとは言えないかしら」
「お酒の缶と煙草の吸殻だらけの部屋を彼も見ている」
「それを知ってるってことは、小萌をロリとは見られないわよね」
「なんか小萌先生に厳しいな二人とも」
「私は元同居人。彼女は現同居人。だから小萌先生のことは良く知っている」
「そうか…」
上条の次の言葉は?
1「おかしい。小萌先生は何故その格好を注意しないんだ?」
2「ついその場の勢いでロリコンって言っちまったけど、本当は年上のお姉さんが好きなんだ」
3「ちくしょう、御坂とは二つしか違わないのにロリコンになるなんて。不幸だ」
4「てかなんでロリコンだなんて言ったんだ俺?」
5 その他
安価下
-
1
-
「おかしい。小萌先生は何故その格好を注意しないんだ?」
「はい?貴方、なにを言っているの?」
「いや、貴女様の格好は教育上大変よろしくないと上条さんは思うのですが」
「…そうかしら?」
「胸は布を巻いただけだし、スカートはパンツが見えそうなくらい短いし…。もしかして露出の趣味が?」
「そんなわけないでしょ!これは私の能力で自分を飛ばすために必要な格好なの」
「あー、そうですか」(神裂みたいなもんか?能力でもそういうのってあるんだな)
「何か引っかかる言い方するわね」
「別にそんなつもりはないけど。気に障ったなら謝る」
「まあいいわ。それじゃあ私たち行くから。じゃあね、ロリコンさん」
「また学校で。バイバイ。ロリコン」
「わたくしが悪うございました。ですからロリコンって呼ばないでくださいお願いします」ドゲザ
次に聞こえてきた言葉は?
1「なら。私と付き合って。そうしたらやめてあげる」
2「いや、だって自分で言ったじゃないの。ロリコンって」
3「結標さん気をつけて。このままだと。上条君の不幸でパンツを覗かれる」
4「貴方はまたそうやって女性のパンツを覗こうとしているのですか?と、ミサカは呆れて呟きます」
5「上条ちゃんが結標ちゃんたちを引き止めていたんですねー」
6 その他
安価下
-
6
5+上条を見下ろす背と吹寄以上の胸の小萌
-
『上条ちゃんが結標ちゃんたちを引き止めていたんですねー』
「小萌!?ちょっと、嘘でしょ?」
「そんなの。小萌先生じゃない」
驚愕に彩られた二人の声を聞いて、上条は顔を上げ、絶句した。
身長が190cmくらいあるメロンのような胸のある深緑色の強化機動鎧のヘルメットの内部に見える小萌の顔が上条を見下ろしていた。
『背が高いっていいですねー。こんな風に見えるんですねー。感激しちゃいました』
(ん?こんな風に見える?)「えーっと、小萌先生?」
『なんですか上条ちゃん?』
「小萌先生は今どこにいるんですか?」
『先生は上条ちゃんの前にいるんですよー?』
「………いや、そこってどこか、部屋みたいなところですよね?」
『か、上条ちゃんの観察眼には驚きです。その通りなんですよー』
「すると今、上条さんの前にいるのは…黄泉川先生?」
「当たりじゃん」
「なにやってるんですか?先生方」
「これも立派な警備員の仕事じゃんよ。説得を対象の知っている人間に行わせる場合のシミュレーションじゃん」
次に聞こえてきた言葉は?
1「よかった。小萌先生が科学に魂を売ってしまったのかと思った」
2「小萌先生が説得するなら、全身が映っていた方がいいと思いますけど」
3「黄泉川先生の身体に小萌先生の顔って、なんか凄いシュールなんですけど!?」
4「いやー、スキルアウトなら黄泉川先生の方が知られてますって」
5 その他
安価下
-
3
-
「黄泉川先生の身体に小萌先生の顔って、なんか凄いシュールなんですけど!?」
『上条ちゃん?どういう意味ですか?』
「いや、小萌先生は小萌先生だから小萌先生なわけで」
「言っていることはめちゃくちゃだけど、言いたいことはわかるわ」
「私も同意」
「小萌先生は普通が一番ってことじゃん?」
『先生だって黄泉川先生みたいなナイスバディに憧れるんですよー』
「…だから警備員のシミュレーションに参加したのね。小萌」
『いいじゃないですかー。擬似的にとはいえ黄泉川先生と同じ身体になれるんですよー』
「私は背が高くてがさつで残念な女って仲間に言われてるじゃんよ」
『黄泉川先生はもう少し自分を磨くようにすればいい女なんですよー』
「自分を磨くっていうのが良くわからないじゃん」
次に聞こえてきた言葉は?
1「黄泉川先生は。もう少し着るものに気を使うといいと思う」
2「背が高くてがさつで残念な女って、もしそんなふうに男性に言われているなら、色々な意味でヤバイわね」
3「スーツ姿の黄泉川先生…アリだな」
4「黄泉川先生は魅力的な女性ですけどねー」
5 その他
安価下
-
4
-
『黄泉川先生は魅力的な女性ですけどねー。そうですよねー上条ちゃん?』
「そこで俺に振りますか!?まあ確かに黄泉川先生は魅力的ですけれども!?」
「目の前でそう言われると照れるじゃん」
『よ、黄泉川先生のお顔が真っ赤なのですよー!?』
「やっぱり。上条君は上条君だった」
「姫神!?それってどういうこと!?」
「多分。言ってもわからない」
「…何かすげえ気になる!」
『上条ちゃんはお馬鹿さんなんですよー』
「ひどっ!」
「…ああ、そういうこと」
結標は上条を一瞥してから、何かに納得するようにそう呟いた。
次の展開は?
1 結標&姫神が買い物ということで離脱
2 黄泉川に撤収指令
3 白井&初春が風紀委員の見回りで襲来
4 上条を残して全員帰宅
5 その他
安価下
-
5 1〜4以外でおまかせ
-
「…天然ジゴロってやつかしらね?彼」ボソ
「それに加えて超が付くほどの鈍感」ボソ
「年上も同年代も、年下も関係なしってことね」ボソ
「まさか黄泉川先生までとは思わなかった。でも私は。彼に命を助けてもらったから。先生達とは違う」ボソ
そう呟いて微笑む姫神を見ながら、結標は内心で溜息を付く。
(残念ながら彼に命を助けられたのは貴女だけじゃないのよね。御坂美琴なんてえらいことになっているし)
「そろそろ完全下校時刻だから、お前たち、早く帰るじゃん」
「はっ!!しまったああああああっっ!!特売があああああああ!!」フコウダー
『相変わらず上条ちゃんはお買い物が好きですねー』
「無能力者には死活問題なんですよ!?小萌先生」
『はいはい。お買い物もいいですけど、今日の授業で配ったプリントの提出は明日までですから、忘れないでくださいねー』
「不幸だああああああ!」
終わり
―――――――
天然ジゴロEND
その後の展開考えた選択肢を否定されると話ががががが
いや、自分の想像力が少ないだけなんですけどorz
1 48に戻る(キャラ指定)
2 (番号指定)に戻る(安価番号も指定)
3 ラブコメが読みたい(カップリング指定)
4 終了
安価下
-
2
>>135と4
美琴出てこないルート
-
139
-
ミスった・・・・・・別ルートなら
>>139と6
「う、ん。……苦しいですの」プチッ
「うっ、うわあああああああぁぁぁん!」
美琴逃走
の方がよかったか。いずれかおまかせで
-
「短気なのはカルシウムが足りないからではありませんの?ムサシノ牛乳がおすすめですの」
「いや、別に上条さんは短気ってわけじゃなくてですね!?っていうか白井、なんか落ち着いたって言うか大人びた感じがするんですけど?」
「中学生のわたくしに対して高校生の貴方が大人びただなんて。なんだかおかしいですの」ポヨンポヨン
「そ、そうか。ははは」(少なくとも胸は高校生以上だと思うぞ)
「それで、上条さんはなぜ、わたくしを貶めるようなことを叫んでいらしたのですの?」
「いや、あれはですね。言葉の綾と言うかなんと言うか…。そもそもお前、一ヶ月くらい前までは、その、小さかっただろ?」
「ええ、まあ、確かに」
「俺の中じゃ白井は一ヶ月前の白井だったんだよ、でも、さっきは胸の大きい白井を想像してしまって、それでそれを追い払っていたと言いましょうか…」
「………すると上条さんは、わたくしによからぬ妄想を抱いていた、と」ポヨン
「何でそうなるの!?」
「ダイナマイトボディ姿のわたくしを想像していたのでしょう?」
「うっ!?」
「…不本意ですが、悪い気はいたしませんの」ボソッ
「へ?今なんて言った?」
「な、なんでもありませんの!」
次に聞こえてきた言葉は?
1「上条さん、ちょっとだけ期待しちゃいましたよ」
2「やっほー!白井さーん」「駄目ですよ!佐天さん!」
3「わたくしとしたことが、なに馬鹿なことを口にしていますの!?」
4「あれ、カミやん。常盤台のお嬢様と逢引してるの?」
5 その他
安価下
-
うーむ2だとループしちゃいそうだし、
ここは奇をてらって…
5
スキルアウト襲来
-
「おーおー、見せ付けてくれちゃって」ニヤニヤ
「ってか、その子、本当に中学生かよ?」ムネデケー
「ツンツン頭が揉んで育てました、ってか」ゲラゲラ
柄の悪い三人組が好き勝手なことを言いながら二人に近づいてきた。
「………知性のかけらもありませんわね」ハァ
「「「あぁ?」」」
にらみをきかせてくる三人組を無視して、黒子はポケットから風紀委員の腕章を取り出すと、制服の左肩の部分に止め、それを右手で掴んで引っ張りながら言った。
「ジャッジメントですの!!」プルン
「うほっ!すげえ揺れたぜ!」
「前かがみになっておっぱいを強調させるなんて、サービスいいねえ。風紀委員のくせに」ニヤニヤ
「ロリ巨乳たまらねえ」ハアハア
「有罪ですの」シュン シュン シュン
「「「な、なんだこりゃ!」」」
ズボンの裾を鉄串で地面に縫い付けられた三人組は、転びそうになりながら情けない声を上げる。
次に聞こえてきた言葉は?
1「ああ、初春。第七学区のポイント○○で恐喝の三人組を拘束しましたの。警備員に回収をお願いしてくださいます?」
2「待てよ…。常盤台のツインテールの風紀委員って言えば、超電磁砲のツレ!?」
3「では、行きますわよ上条さん。貴方に聞きたいことがありますの」
4「畜生!風紀委員が一番風紀を乱してるくせに」
5 その他
安価下
-
3か4
-
「では、行きますわよ上条さん。貴方にお聞きしたいことがありますの」
「え?この人たちは?」
「ほっといても大丈夫ですの。さ、参りましょう」ポヨン
上条の腕を引くと黒子は歩き出した。
「畜生!風紀委員が一番風紀を乱してるくせに!!」
「負け犬の遠吠えですの」
「………白井って結構容赦ないな」
「褒め言葉として受け取っておきますの」
「それで、上条さんはいったい何を聞かれるのでしょうか?」
「せっかちな男性は嫌われますわよ?」ポヨン
(わたくしはいったいどうなってしまうのでせうか?)
次に上条が聞いたのは?
1「とりあえず、お礼を言っておきますの。貴方があの約束を守ってくださっているおかげで、お姉様もわたくしも恙無く過ごしていられますの」
2「上条さんは、お姉様のことをどう想っておられますの?」
3「上条さん。わたくしと勝負してくださいませ」
4「か、上条さんが謎の巨乳少女に連れ去られそうになっている!?」
5「あらぁん☆ずいぶんと仲良さそうねえ?白井さん☆」
6 その他
安価下
-
4
-
ドサッと何かが地面に落ちる音の後に、聞き覚えのある声が聞こえた。
「か、上条さんが謎の巨乳少女に連れ去られそうになっている!?」
わなわなと身体を震わせて立ち尽くす二重まぶたの少女。
「いや、別に連れ去られるとかそういうんじゃないと思うんだけれど。知り合いだし」
「え?そうなんですか?」
「ついでに言うと、白井は風紀委員だから悪いことにはならないはず」
「わかりました。では私はお買い物をしてから上条さんのお部屋に伺ってお夕飯を作っておきますね」ニコッ
「なにかさらっと凄いことを仰っていた気がいたしますが…。貴女と上条さんはどのようなご関係ですの?」
五和の返答は?
1「ええと、上条さんには公私共にお世話になっています」
2「上条さんの同居人の方とは仕事仲間といいましょうか…」
3「貴女こそ上条さんとどういった関係なんですか!?」
4「わ、私は上条さんの幼なじみなんです!」
5 その他
安価下
-
2
-
「上条さんの同居人の方とは仕事仲間といいましょうか…」
「上条さんの学生寮は確か一人部屋だったと記憶しているのですが?」
「あー、ちょっとわけ有りで、今、同居人が居るんだわ。仕事って言うか、その宗教が同じみたいでな」(流石にインデックスのことは言えない)
「宗教ですの?上条さんも同じ宗教とか?」
「いや、俺は別にそういったものは…」
「…まあ、深くは追求しませんわ。男子寮に女性が入るというのは感心できませんが」
「お隣さんは毎日のように妹が訪ねてきてるけどな」
「ずいぶんと管理の甘い寮ですこと」
「いや、普通はそんなもんだと思うぞ?常盤台は名門高だからそういうの厳しいと思うけど」
「わたくし達の部屋に入ったことのある貴方に、そんなことを言われるとは思いませんでしたわ」
(なっ!?既に部屋に招待済!?)
この後の展開
1 神裂火織登場「探しましたよ五和。おや、上条当麻ではありませんか」
2 食欲魔神禁書目録登場「おなかがすいたんだよ!とうま!」
3 五和をスーパーへ送り出し、黒子は上条を連れてファミレスへ「上条さんにお聞きしますの…」
4 いきなり上条に抱きつく黒子「ふふ☆御坂さんが見たらどうなっちゃうのかしらぁ☆」
5 その他
安価下
-
4だとループの予感だから3かな
-
「か、上条さん!何か食べたいものありますか?」
「そうだなあ…。肉じゃがとか食べたいかも」
「わかりました!それじゃあ肉じゃがをメインにお夕飯を作っておきますね」タタタッ
「あ、おい、五和…、あんなに急ぐこと無いのに」
(あの方、同居人というよりも上条さん目当てのようですわね…)
五和の後姿を見送りながら、黒子はすばやく考えを巡らせる。
「上条さん、参りましょう」ギュッ
「お、おい、そんな引っ張るなよ」
「ではさっさと歩いてくださいまし」
常盤台の生徒に手を引かれて歩く男子高校生という構図は、この上なく目立っているのだが、黒子は気にした様子も無く歩いていく。
「な、なあ?風紀委員の支部にでも連れて行かれるのか?」
「違いますの。こちらですわ」
「ファミレスって、上条さん、夕御飯は家で食べたいんですけれども?」
「お食事をするわけではありませんの。先程も言いましたけど、上条さんにお聞きしたいことがありますので少しお時間をいただきたいですの」
「手短に頼むぜ」
「それは、上条さん次第ですの」
小さく微笑んで、黒子は上条の手を引いたままファミレスの中に入っていった。
席に案内されたところで、黒子がドリンクバーを二人分注文し、そのままお互いに飲み物を取りに行ってから向かい合う形で席に座った。
「なんか、白井と向き合ってお茶するってのも変な感じだな。あ、嫌とかってわけじゃなくて、不思議な感じっていうかなんていうか…」
「確かに上条さんと二人というのは、不思議な感じがしますわね」
ストローでグラスの中身をかき混ぜながら言って、黒子は視線を上条に向けた。
「上条さんにお聞きしますの…」
1「わたくしのこと、どう思っておりますの?」
2「お姉様のこと、どう思っておりますの?」
3「最近、お姉様が冷たいのですけれども、なにか心当たりはござませんか?」
4「あの約束、貴方がそれを守る理由を教えて欲しいですの」
5 その他
安価下
-
3
-
「…最近、お姉様が冷たいのですけれども、なにか心当たりはござませんか?」
「御坂が?どんな風に冷たいんだ?」
「部屋ではよそよそしいですし、わたくしと顔を合わせるのを避けていますし、空間移動も頼まれなくなりましたし…」ポヨンポヨン
「…それっていつくらいから?」
「そうですね…。二週間くらい前からですわ」ポヨンポヨン
「それってさ、白井の胸が御坂より大きくなったのが原因じゃね?お前さっき、考え事するとき胸を弄ってるって言ったよな?」
「ええ。確かにそう言いましたの」
「御坂ってさ、その、気にしてるんだよ」
「なにを…ですの?」ポヨンポヨン
「それだよ、それ!お前がでかくなったから御坂のやつ、悔しいんじゃねーの?」
「お姉様がわたくしに嫉妬を…」ポヨンポヨン
「多分な。そうやって弄るのを止めれば少しはましになるんじゃないか?」
「…………ふふふ」
「へ?」
黒子の次の言葉
1「お姉様が黒子の胸に嫉妬…そうでしたの…うふふふふふふ、うへへへへへへへ…」
2「はっ。豊胸法と称して、お姉様の慎ましやかなお胸を黒子が優しくマッサージして差し上げれば…」
3「何故上条さんがお姉様が気になさっていることを知って…。ま、まさかすでにお二人は…」
4「わたくしだって大きくなりたくってなったわけではありませんのに、あんまりですのお姉様」
5 その他
安価下
-
1と4
-
「わたくしだって大きくなりたくってなったわけではありませんのに、あんまりですのお姉様」ポヨンポヨン
「だから弄るなってえの!」
「でも、そうでしたの…お姉様が黒子の胸に嫉妬…そうでしたの…うふふふふふふ、うへへへへへへへ…」
「なんか気持ち悪く笑いはじめた!?」
「こうしていられませんわ。早速寮へ戻ってお姉様と…うふふふふふふ。うへへへへへへへへ…」 シュンッ
「え?消えた」
黒子の姿が消え、グラスのストローが小さな音を立てて倒れるのを、上条はきょとんとした表情で見つめた。
「あれ?これってもしかして…」
心を落ち着かせるために自分のグラスの中身を一息で飲み干してから、上条はグラスを机の上に置いて肩を落とした。
「俺持ちかよ…。不幸だ…」
終わり
―――――――
黒子、対美琴用最終兵器を手に入れる END
上条さんがイチャイチャする展開に持っていけねえorz
てかマンネリ化してきたか?うーん、難しいな。
1 48に戻る(キャラ指定)
2 (番号指定)に戻る(安価番号も指定)
3 ラブコメが読みたい!!!(カップリング指定)
4 終了
安価下
-
俺も期待してたんだが、黒子が上条さん宅に上がってイチャイチャ展開は
何かと難しそうだしなぁ・・・
しかし、ここはあえて別ルート>>73と2
五和ルートで
-
「鉄装。事件性は無いじゃん。警備に戻るじゃん」
「え?そうなんですか先輩?」
「そこのウチの学校の生徒が知り合いと馬鹿騒ぎしていただけじゃんよ。上条、ほどほどにしとくじゃん」
「はい、すみませんでした。黄泉川先生」
「ファーストフード店の二件隣にはラーメン屋があります。そちらの叉焼麺特盛など食べさせていただけると助かります」
「だからお前は少し黙っていなさい」
「上条、とりあえずその腹ペコ娘に食事させてやれ。あとは、悪目立ちしないようにするじゃん」
「じゃあインデックスさん。そのラーメン屋さんに行きましょう。上条さんもご一緒に」
「よし、鉄装。私たちも仕事にもどるじゃんよ」
「はい。先輩」
「んじゃ、俺達もラーメン屋に行くのよ」
「生命の危険が排除されたため、『自動書記』は活動を停止します。………叉焼麺大盛なんだよ!」
「この天草式十字凄教の建宮斎字にまかせるのよ!」
「えっ?建宮、奢ってくれるの!?」
「お腹いっぱい食べさせてくれると嬉しいな」
「はっはっは。任せておくのよ」
次に聞こえてきた言葉は?
1「いや、建宮。インデックスは底なしだぞ…」
2「建宮が神様に見えてきた…。上条さんも腹いっぱい食べていいのでせうか?」
3「上条さん、おしぼりどうぞ!」
4「早く行くんだよ!とうま!いつわ!さいじ!」
5 その他
安価下
-
全部
-
「いや、建宮。インデックスは底なしだぞ…」
「禁書目録が良く食べるのは女教皇に聞いているから知ってるのよ。問題ないのよ」
「建宮が神様に見えてきた…。上条さんも腹いっぱい食べていいのでせうか?」
「遠慮なく食べていいのよ」
「建宮、太っ腹!」
「早く行くんだよ!とうま!いつわ!さいじ!」
(これで少しは上条当麻に借りが返せるってもんよ。…あとは、)
インデックスと上条がラーメン屋の暖簾をくぐるを見送ってから、建宮はすばやく五和の後ろに近づき、そっと耳打ちする。
「がんばるのよ、五和」
「は、はい!がんばります!」
4人がけのテーブル席で上条の向かい側に腰を下ろした五和は、手提げバッグからなにかを取り出して上条に差し出した。
「上条さん、おしぼりどうぞ!」
「お、おう。サンキュー」
「とりあえず叉焼麺大盛と餃子10皿と炒飯大盛なんだよ!」
「注文早いなおい。上条さんはニラレバ定食と餃子にしますよ」
「わ、私はタンメンと春巻で」
「じゃあ俺は坦々麺と餃子にするのよ」
注文を終えた四人が次に聞いた言葉は?
1「みんなが頼んだもの大盛りで追加なんだよ!」
2「インデックスさんもおしぼりどうぞ」
3「いきなり餃子を10皿頼むとは思わなかったのよ」
4 その他
安価下
-
無難に2なんだよ
-
「インデックスさんもおしぼりどうぞ」
「ありがとう。いつわ。このおしぼり、いい匂いなんだよ」
「上条さんもそう思ってたところですよ。なあ五和、何でこんないい匂いするんだ?」
「えっとですね、私のおしぼりって、リラックス作用のあるハーブと一緒に蒸しているんです」
「へえ、手間かかってるんだな」
「そんなでもないですよ。好きでやっていることですし」
「五和はいいお母さんになりそうだな」
「え!?お母さん…ですか?」
「うん。なんか子供を凄くしっかりと育てそうな感じ」
「そ、そうですか?ありがとうございます」///
(いや、五和。そんなんで満足しちゃ駄目なのよ!)
食後の展開は?
1 建宮離脱、上条、インデックス、五和で上条宅へ
2 建宮が上条たちを宿泊先のホテルのケーキバイキングに招待
3 建宮たちの宿泊先に神裂火織襲来
4 黄泉川、鉄装とともに小萌先生襲来
5 その他
安価下
-
1
-
「いやー、気持ちいいくらい食べたのよ。はっはっは。流石は禁書目録」
「おなかいっぱいなんだよ!ありがとう、さいじ!」
「どういたしまして。さて、じゃあ俺は宿泊先に行くけど、五和はどうするのよ?」
「あ、私は、ご迷惑でなければ上条さんのお宅にお邪魔したいのですけど」
「俺の部屋って、別に何も無いけど?」
「あの、猫ちゃんに会いたいんです」
「あー、そういえば一時期預ってもらってたっけか?」
「はい。もしよろしければ」
「上条さんに断る理由はないですよ。スフィンクスも喜ぶだろうし」
「じゃあ上条当麻、五和は任せたのよ」
「建宮、ご馳走様。サンキューな」
「いいってことよ。じゃ、五和。迷惑かけないようにするのよ」
軽く片目を瞑ってそう言うと、建宮は片手を挙げて去っていった。
今後の展開?
1 何事も無く上条の部屋へ
2 五和の提案でスーパーに寄っていく
3 上条の部屋へ向かう途中(キャラ指定)に遭遇
4 その他
安価下
-
2
-
「じゃあ上条さんの部屋に帰りますかね」
「あ、あの。その前にスーパーへ寄ってもいいですか?」
「別にいいけど、今日は特売じゃありませんことよ?」
「猫ちゃんの缶詰とか買いたいんです」
「スフィンクスの奴、喜ぶなあ」
「うふふ。じゃあ行きましょう」(朝食とか上条さんのお弁当の材料なんかも買ってしまいましょう。あ、インデックスさんのお昼御飯も)
「いつわ。お菓子とか買ってくれると嬉しいな」
「ふふ。いいですよ」
「悪いな、五和」
「いいえ、私がやりたいだけですから」ニコ
(なんていい子なんだ!)
感動をかみ締める上条が次に聞いた言葉は?
1「いつわのご飯が食べたいかも!」
2「まあ、まあまあ、る…上条さん!そちらの方は恋人さんですの?」
3「その、上条さん、朝御飯は何が食べたいですか?」
4「むむっ!また超絶和食を作りに来たのか!」
5 その他
安価下
-
5 おまかせ
-
「その、上条さん、朝御飯は何が食べたいですか?」
「え?」
「その、よろしければですけど、上条さんのお部屋にお邪魔するついでに、ご飯の支度をしておこうかなって」
「大歓迎なんだよ!」
「いや、でも、なんだか悪い気がするんですけど」
「その、ついでですから。そんな大したものは作れないですし」
「とうま。いつわのご飯は美味しいんだよ。お言葉に甘えるんだよ」
「乗り気だなインデックス。…その、ホントにいいの?」
「はい」
「じゃあ、お願いしようかな。サンキュな、五和」
この後の展開?
1 スーパー前で美琴と遭遇
2 スーパー内で小萌と遭遇
3 寮の前で舞夏と遭遇
4 帰り道で青髪ピアスと遭遇
5 誰とも遭遇しない
6 その他
安価下
-
6 ビバリーシースルーと遭遇
-
「上条さん、私も荷物持ちますよ」
「いや、せめて荷物くらいは持たないと、上条さん自分が許せません」
「とうま、とうま。カナミンチップスのカード開けてもいい?」
「それは部屋に戻るまで待ちなさい」
「Oh!Mysterious!」パシャ
「へ?」
上条はシャッター音がした方を見る。そこには金髪碧眼で巨乳な外国人が興味津々といった体で自分達を見ていた。
『燃え上がる禁断の恋!教会に訪れた青年に恋をする修道女。惹かれあう二人、立ちはだかる信仰。さらに青年には婚約者が…。いける、いけるわこれ』※注:英語
(やべえ、なに言ってるかわからねえ)※ヒアリング率10%
(な、なんなの?この人!?もしかして危ない人!?)※ヒアリング率100%
「早く帰るんだよ!とうま、いつわ」※聞いていない
「そ、そうだな。早く帰ろうインデックス、五和」(話しかけられる前に離れる、離れろ、離れましょうの三段活用)
「はい、上条さん」(危害は加えてこないでしょうけど、ここは離れるのが賢明ですね)
『題名は…そうね、『恋の交差点』とかかしら』※交差=cross=十字架と二つの意味を持たせている
上条の部屋に戻った後の展開?
1 五和とインデックス、スフィンクスと戯れる
2 上条、土御門に呼ばれる
3 五和、クリームシチューをメインに料理を始める
4 その他
安価下
-
たまには平和に1
-
「はい、どうぞ」コト
五和が買ってきた缶詰を皿に移してスフィンクスの前に置くと、スフィンクスは五和とインデックスの顔を交互に見て、それからおそるおそる皿に顔を突っ込み勢い良く食べ始めた。
「そんな焦って食べなくてもいいのよ」
「スフィンクス、よかったね」
五和とインデックスの声も、久しぶりにありつくご馳走に聞く耳を持たないスフィンクスなのであった。
そんな感じであっという間に皿を空っぽにしたスフィンクスが、満足そうに顔を洗っているのを見て、五和がそっとその背に手を伸ばして撫でると、一瞬だけビクッと身体を震わせてから目を閉じて喉を鳴らす。
「ふふ。可愛いですね」ナデナデ
「いつわ、喉のところを撫でてあげると喜ぶんだよ。こんな風に」ナデナデ
「気持ち良さそうにしてますね」ナデナデ
「癒されるんだよ」ナデナデ
次の展開?
1 上条と五和のクッキング(鍋一杯のシチュー作り)
2 インデックスと五和のカナミン鑑賞
3 五和の単独クッキング(朝御飯&お弁当作り)
4 その他
安価下
-
2
-
グダグダになり過ぎぬためにはそろそろ波乱が必要か
-
電磁砲組出てるときは妙に仕事早かったよな
-
今だから言うけど、上黒(巨)ルート期待してた
あと、何とかアリサ出せないかとも思ってたぜ
-
「はっ!?カナミンがはじまるんだよ!いつわ!」
「カナミン、ですか?」
「超機動少女なんだよ!」ポチ
マジカルパワード カナミン
(こっ、これは!?大天使エロメイド!?)ハッ
「がんばれー、カナミン!いつわも応援するんだよ!」
「は、はい!がんばってください!」
(インデックスに付き合ってちゃんと応援しちゃうのが五和らしいっちゃあ五和らしいなあ)
そんな女の子ふたりの後姿を眺めてから、上条はそっと台所に姿を消した。
上条さんがご飯の用意しちゃいましたEND
―――――――――
PS3のゲームとか幼馴染SSにはまってしまっていたでござるwwwww
すまぬwwwwすまぬwwww
てかイチャラブ書きたかったんだようw
イチャラブ上黒とか書いてみたいわwでも安価が……
ゴメン、映画は見てないからアリサわからんw
ゲーム(てかビジュアルノベル(笑)だよねアレ)でちょっと出てきたけどさ。
安価って難しい><
時間開けちゃったし、安価話はここまでにしておきますorz
カップリングでも書いておいてくれたら書くかもしれませんw
すまぬwwwwすまぬwwww
-
乙です。
上の上黒(巨)は俺も興味あるねえ。普通のはチョイチョイ他でもあるからねえ
まあ気が向いたらで構いませんぜ。
SS楽しかったです。
-
>>301
お疲れ様でした。気が向いたらまた来てくださいね
-
黒子編別ルートでみさきち出したがってたみたいだけど、
出てたらどうなってたんだろうな
+ +
∧_∧ +
(0゜・∀・) ワクワクテカテカ
(0゜∪ ∪ +
と__)__) +
-
スレ立て主はもういないだろうな
-
久しぶりに安価SS投下します
上条「何かくじでペア旅行券が三枚当たったんだが……」
上条「不幸な予感しかしねぇ!!」
上条「しかし使わないのも勿体無いな」
上条「誰を誘おうかな?」
いきなり安価とります
1、上条「おいインデックス!旅行行こうぜ!飯もたらふく食えるぞ!」
2、上条「ビリビリ!?何でこんな所に!?」
3、上条「アリサ!?アリサなのか!?」
4、上条「安全面を考えて五和かな……?」
5、上条「一方通行、お前実は女だろ?」
6、上条「やっぱ行くのやめた」
-
時事的に3でしょう!
-
あ、>>308でお願いします
-
書く前に来た、早ぇ〜
じゃ3で行きます
-
上条「アリサ!?アリサなのか!?」
アリサ「と……当麻君!?」
上条「何でココに!?」
アリサ「実はかくかくしかじかで……」
上条「(イマワカッタコノSSノサクシャクズダ)」
-
上条「そんな事があったのか……」
上条「(無理矢理イロイロあった事にしてやがる)」
アリサ「当麻君、手に持ってるそれは何?」
上条「ああ、コレ?何か当たったんだけど不幸な予感しかしなくてさー」
上条「そうだアリサ、よければ一緒に来ないか?」
上条「(アリサみたいな娘なら楽しく行けそうだし、インデックスには悪いけど)」
アリサ「インデックスちゃんには良いの?」
上条「アイツには悪いけど、アイツと行くと不幸な予感しかしねーし」
アリサ「(ごめんインデックスちゃん!)」
-
旦那、とりあえずE-mail欄にsageと入力してsageようぜ。
-
〜20分後〜
インデックス「分かったんだよ、………楽しんできてね」
上条「……ああ!」
上条「…流れが早い気がしなくもないが、あと二ペアどうしよう?」
再び安価
1、上条「一方通行と打ち止めにしよっかな」
2、上条「浜面と滝壺にしよっかな
3、上条「土御門なら近くて良いな」
>>313
一つだけ選んで下さい
-
>>312
すっかり忘れてたサンキュ
あと>>314な
-
違う>>316だ!(困惑)
-
もう本編では無理かもしんない3で
-
上条「土御門なら近くて良いな」
土御門「呼んだか?カミやん」
上条「こっちから行く手間が省けたな」
土御門「誰かがそんな感じの台詞言ってたぜい」
上条「なぁ土御門、実はかくかくしかじかなんだ」
上条「(また出た)」
土御門「それでアリサを?」
上条「あともう一ペア探さなきゃ」
土御門「(五和、泣け、大いに泣け、よりにもよって似たような娘に取られてるにゃー)」
土御門「もう一ペアは任せとけ」
また安価
1、土御門「一方通行、ラストチャンスだ」
2、土御門「ステイル、まさかの展開だ」
3、土御門「…え?削板?間違えました〜」
-
>>319お願いします
-
3
-
土御門「…もしもし、え?削板?間違えました〜」
削板『間違いは誰にでもある!根性だ!!』
土御門「え?それは何かおかしいにゃー」
上条「声デカッ!ここまで聞こえるぞ」
土御門「…ふう」ピッ
土御門「繋がった奴が絶対出ると思ったら大間違いだぜい」
上条「最低だ」
土御門「SSに出ないようなキャラなんてどうかにゃー?」
上条「は?」
-
今日はここまでです
-
いつの間にか■■■■になってたけど気にしないで
-
乙です。漢祭りの予感しかしないw
-
>>323
俺が見てきた禁書SSは一方と垣根がアホな事するSSばっかなんでw正直漢祭りがやりやすいですwww
……アリサの立ち位置が危うい
-
根性の人が出張る予感しかしないw
-
上条当麻がやばいことになりそうだ
-
>>326
心配するな。いつものことだw
-
……何か逃げた気がする
-
>>218-220
新約でオティヌスさんがそこまでちっぱいではなかった件
-
あ
-
z
-
<●>
-
勝手に書いちゃってもいいんですかね?
と言いつつ何もネタ思いついてない俺ェ・・・
-
>>220がある意味実現しちゃった件
-
ふむ。久しぶりに安価をやってみるかのう。
選択支形式じゃなくて人物or行動orセリフ安価みたいなやつ。(全部+○○とか厳しすぎたわw)
オリキャラは無視しますよ。
鬼畜なのとかキャラに合わないやつとかは強引に改正して使用しますよw
(例:上条「安価」 → 安価:ヒャハハハ皆殺しだぜ → 改正:上条「その幻想をぶち殺す!」みたいな)
―――――
上条「……うーむ」ポリポリ
とある公園のベンチに座りながら、上条当麻は悩んでいた。
というのも、彼の膝の上には現在、少女の頭が載っているからである。
俗に言う膝枕状態である。
上条「さてさて、どうしたものでしょうか?」ナデナデ
何の気なしに少女の頭を撫でてから、上条は慌てて手を離す。
上条(やべー、なんとなく撫でちまった。スフィンクスじゃねーつーの)
小さくため息をついて少女の顔を見る。
上条「よく寝てやがる…。これは特売に間に合いそうにないな。…不幸だ」
上条が膝枕しているのは誰?(女の子限定)
安価下
-
時事的にオティヌスと思わせといて御坂美鈴
-
あっゴメン。少女じゃなかったわw
少女じゃないとダメなら成長した美琴でもいいです
-
???「……」スヤスヤ
上条「おーい、美鈴さん。起きてくださいな」ユサユサ
美鈴?「……うーん」ポヨンポヨン
上条(うわ。すげえ揺れてる。いやいや、何考えてるんだ俺!)ゴクリ
美鈴?「…んぁ?」ムニュムニュ
上条「お、起きた?美鈴さーん?」
美鈴?「もう、うるさいなぁ。ってか、上条当麻?」
上条「………オマエ、もしかして番外個体?」
番外個体「正解。ってかなんでミサカは膝枕されてるの?」ニヤニヤ
上条「いや、なんかベンチに突っ伏してたから、てっきり美鈴さんが酔いつぶれてるのかと思って介抱してたんですけど」
番外個体「えー。おねーたまの母親ってそんなダメ人間なの?ミサカ、ショックだなー。ってか、上条当麻って人妻好きなの?」
上条「上条さんはアブノーマルじゃありませんことよ!?てかなんでこんなところで突っ伏してたんだよ?」
番外個体「安価下」
―――――
「成長した美琴」=「番外個体」に変換してみたw
-
どっちにしろ成長ってことにwwならば・・・
番外個体「急に成長期が来たみたいで、いろんな所がおっきくなっちゃってるんだよね☆」
-
番外個体「急に成長期が来たみたいで、いろんな所がおっきくなっちゃってるんだよね☆」
上条「いや、それ突っ伏してた理由じゃなくねえ?まあ、言われてみればハワイで会ったときより大人っぽくなってるな」(美鈴さんかと思ったし)
番外個体「いやーん☆上条当麻のエッチ」
上条「ぶふぅ!?何言ってやがるテメエ!」
番外個体「だって、ミサカの意識が無いのをいいことに、膝枕なんてしちゃって、ミサカの全身を舐めるように見まくったんでしょ?」
上条「ベンチに顔押し付けて倒れたままの方が良かったのかよ?」
番外個体「パンツ見た?」
上条「見てねえよ!ってか、オマエ、リクルートスーツなんて持ってたんだな」
番外個体「さっきも言ったけど、急に大きくなっちゃったから、黄泉川の服借りちゃった」
上条「黄泉川…って、黄泉川先生と知り合い?」
番外個体「知り合いっていうか、黄泉川はミサカと上位個体と一方通行の保護者だけど」
上条「マジで?」
番外個体「うん。一緒に住んでる」
上条「ええっ!?一方通行って黄泉川先生やオマエと一緒に住んでるの?」
番外個体「実はそうなんだぜ☆」
上条「安価下」
-
上条「あの野郎…今度会ったら顔面助走付きゲンコロの刑だな……(それにしても服がキツそうで目のやり場に困るんだが…)」
-
上条「同居人がいるとは聞いていたけど…、今度会ったら詳しく話を聞かなくては…」(それにしても服がキツそうで目のやり場に困るんだが…)
番外個体「もしかして上条当麻って、黄泉川のこと好きなの?」
上条「いや、好きとかそういうのじゃなくて…。てか、それ、黄泉川先生の服って言ってたよな?」
番外個体「そうだけど?」
上条「それにしては小さくないかそれ?黄泉川先生も体型に合ってないっていうか」
番外個体「ああ、じゃあこれ芳川のだ。ゴメンゴメン」テヘペロ
上条「もう一人いるの!?」
番外個体「芳川は引きこもりなんだけど、一応、保護者かな」
上条「引きこもりって…。黄泉川先生も結構苦労してるんだな…」ホロリ
番外個体「それよりもさ上条当麻。ミサカ、本当におねーたまのお母様に見える?」
上条「まー、黙ってれば美鈴さんに見えなくもないな」ウンウン
番外個体「じゃあさ、おねーたまのお母様の話し方教えてよ。それで、おねーたまをからかってみない?」
上条「御坂をからかうって、碌なことにならないと思うんですけど」
番外個体「上条当麻もミサカに騙されていたってことにすればいいじゃん。ね?」
行動安価
1 御坂美鈴の話し方を教える
2 御坂美鈴の話し方を教えない
安価下
-
2
-
上条「いやいやいやいや、不幸な結末しか思い浮かばないから教えませんよ」
番外個体「ちぇー。残念。せっかくおねーたまをからかえると思ったのに」
上条「オマエ、結構チャレンジャーだなオイ」
番外個体「いやー、だって、せっかくおねーたまにはないもの持ってるし、使えるものは使わないと損じゃん」ムニムニ
上条「ぶふぅっ!?なに掴んでるんだよ!?」///
番外個体「ブラ合わなかったから着けてないんだよねー。なので垂れないように調整しないと☆」
上条「男の目の前でするな!」
番外個体「ふふーん。刺激が強かったかな?」ニヤニヤ
上条(コイツ、ヤバい。何もしなくても酔っ払ったときの美鈴さんっぽいじゃねえか)
番外個体「なんだかんだでしっかり見てるし、やっぱり上条当麻はエッチなんだね」
上条「オマエの行動が悪いんだろうが!健全な高校生男子の前で女性の象徴をこれみよがしに強調するな!」
番外個体「えー。ミサカ、普通にしてるだけだけど?」ニヤニヤ
上条「ちくしょう、勝てる気がしない!」
安価下(人物名「セリフ」)
-
番外個体「そうだ!これも何かの縁だし買い物付き合ってくれるかな?さもないとミサカいろんな所がはちきれちゃいそう☆」
-
番外個体「そうだ!これも何かの縁だし買い物付き合ってくれるかな?さもないとミサカいろんな所がはちきれちゃいそう☆」
上条「いやいやいやいや、どうしてそうなる?」
番外個体「ミサカに似合う服、上条当麻に見繕って欲しいなあ。なーんて」
上条「上条さん女の子のファッションなんてよくわかりませんよ!?」
番外個体「でもさあ、感想くらい言えるでしょ?ってことで、しゅっぱーつ!」ダキッ
上条「なななななな、なにをっ!?」(柔らかい何かが上条さんの腕を包み込んでいるぅぅぅっ!?)
番外個体「男の子ならエスコートするのが常識だぜ☆」ギュッ
上条「腕に抱きつくなあああ!!オマエ、胸が、胸がああああ」///
番外個体「ふっふーん。勃った?勃っちゃった!?それならミサカの狙い通りだぜ☆」ギュッ
上条「狙い通りってなんだあああああっっ!!」
番外個体はニヤリと口元を歪めながら、上条の耳元に唇を寄せる。
番外個体「あ・て・て・る・の・よ。いやん。えっち☆」
安価下(人物名「セリフ」)
-
女性キャラ。後はO・MA・KA・SE☆
-
美琴「ぎゃあああああああああああっっ!!何やってるのよアンタ達!!」ビリビリ
番外個体「やっほう」ギュー
上条「しがみつくなああああああ!!あっ!御坂さん落ち着いて!?上条さん捕まってるだけだから!!」
美琴「な、な、な、な、な、な、なんでそんなサイズ合ってない服着てソイツにしがみついてるのよ!!」ビリビリ
番外個体「上条当麻を悩殺中なんだぜ☆」
美琴「この馬鹿っ!!…って、んー?電撃使いの反応ってことは…アンタ妹達?」
番外個体「どうも。ハワイのときより成長したミサカです。おねーたま」
美琴「げっ!?番外個体なの!?ってか、今すぐソイツから離れなさい!」ビリビリ
番外個体「でも、上条当麻は満更でもないようだけど?」ギュッ
美琴「乳か!?乳なのか!?ちくしょう!」ビリビリ
上条「女の子がそんなこと言うんじゃありません!!」
美琴「うっさい!アンタが鼻の下伸ばしてるのが悪いんじゃあああああ!!」ビリビリ
上条「上条さんのせいじゃないのに!あー!もー!不幸だああああああああ!!」パキーン
安価下(人物名「セリフ」)
-
美琴「私も最近大きくなってきたし!」
的な
-
美琴「わ、わ、わ、わたしだって、最近大きくなってきてるんだから!」///
番外個体「え?おねーたま。それを上条当麻の前で言うってことは、上条当麻に大きくしてもらったってこと?」ニヤニヤ
美琴「な、な、な、な、な、な、なにを馬鹿なことを言ってんのよアンタ!!」
番外個体「いやーん。男に揉まれると大きくなるって言うからさー」ニヤニヤ
上条「え?じゃあオマエは誰かに揉まれたのか?」
番外個体「………は?ミサカは成長しただけなんだけどー」
上条「じゃあ、御坂も成長したってことなんじゃねえ?」
美琴「そ、そ、そ、そ、そうよ!わたし、成長期なんだから!!」
上条「だいたい、御坂が俺なんかに触らせるわけねえだろ?」ハァ
番外個体「えー?おねーたま、上条当麻になら、頼めば触らせてくれるかもよー」ニヤニヤ
美琴「な、な、なんてこと言ってるんじゃゴラアアアアアアアアア!!」///
番外個体「あれあれあれ?おねーたま。何でそんなに赤くなってるの?」
美琴「アンタが変なこと言うからでしょ!!」///
番外個体「とかなんとか言っちゃって、本当は上条当麻に揉まれるの想像してハアハアしちゃってるんじゃないの?」
美琴「よーし、そんなアンタに超電磁砲」ピィィィィン
右手をプリーツスカートのポケットから出し、親指でコインを弾く美琴。
超電磁砲の照準は上条の左腕に絡みついている番外個体に向けられている。着弾まであと数秒。
行動安価
1 上条逃亡
2 番外個体、上条を盾にする
3 美琴、超電磁砲を撃たない
安価下
-
3
-
番外個体「ちょっ!?洒落にならないんだけど!?」
両手で自分をガードして超電磁砲に備えていた番外個体の横に、音もなく美琴が近づいて肩を掴む。
美琴「しばらく寝てなさい」ビリビリビリ
番外個体「あばばばばばばばばばばばば」ビクビクビク
美琴からの電撃を受けた番外個体は、意識を失い、顔面からベンチに突っ伏した。
美琴「さて、と。アンタはなんでコイツと一緒に居たのかしら?」
上条「えーっとだな。俺が通りかかったら、ちょうどそんな格好でベンチに突っ伏していたソイツがいてさ、美鈴さ…御坂のお母さんかと思ったからとりあえず介抱したんだよ」
美琴「ちょっと待てオイ。何でアンタがわたしの母親を名前で呼んでるのよ」
上条「……オマエも大変だよな。酒乱っていうのか?アレ」
美琴「………なんとなくわかった気がする。うん。その、ゴメン」
上条「いや、いいんだ。それより、番外個体、このままにしておくわけにもいかないよな…。なんか洋服、キツそうだし」
美琴「アンタどこ見てるんだコラ」
上条「理不尽!?」
行動安価
1 上条、小萌先生に電話して黄泉川先生に連絡
2 美琴、番外個体に膝枕
3 上条「はぁ。特売に間に合わなかった。不幸だ」
4 美琴「番外個体が言ったこと、デタラメだからね!」///
安価下
-
1と2
-
美琴「はあ。とりあえず番外個体はわたしが介抱するわ」
美琴は番外個体を抱え起こすと、番外個体が突っ伏していたベンチに座り、膝枕の体制に持っていく。
上条「じゃあ俺は、クラスの担任に番外個体の保護者に連絡とってもらうわ」
美琴「へ?どういうこと?」
上条「俺の学校の先生が番外個体の保護者なんだとさ」ピッ
美琴「へー。そんなこともあるのね」(くっ、なんだこの胸。ちくしょう)
上条「もしもし、小萌先生ですか?あの、黄泉川先生と連絡取れますか?えっとですね、黄泉川先生の同居人がですね、気分が悪くなったみたいで…」
美琴(この子ママみたいに見えるし、わたしもそのうち…)ニヘラ
上条「え?…あー、それはちょっとマズイかも。…御坂が居るんで、はい」
美琴(ってかなんでこの子、大人っぽくなったのかしら?)
上条「はい、わかりました。じゃあ病院へ連れて行きます、はい、それでは」
美琴(…妹の方が大人びてるなんて、複雑だわ)ハァ
上条「おーい、御坂」
美琴「安価下」
-
美琴(やっぱり巨乳か……)
-
美琴(やっぱり、胸が大きい方がいいんだろうな)ハァ
上条「御坂さーん?もしもーし?」
美琴「っ!!なによ!アンタも大きい方がいいんでしょ!!」
上条「うおっ!?なに大声出してるんだよ?」
美琴「アンタ、番外個体やママの胸は見るくせに、わたしの胸は見ないものね!」
上条「いきなり何言ってんだオマエ!?」
美琴「どうせ小さいわよ!悪かったわね!」
上条「なんでそうなる!?ってか、御坂さん落ち着いてください。番外個体を病院に連れて行かないといけないんですから!」
美琴「病院に連れて行かないといけないって、アンタもうこの子に手を出したのかゴラアアアアアア!!」ビリビリビリ
番外個体「………!!」ビクンビクン
上条「オイコラ中学生!勝手に人を鬼畜扱いするんじゃねえ!!」
美琴「安価下」
-
美琴「とか言ってるうちにまたデカくなってるし!」
-
美琴「!!あー、もー、なんで大きくなってるのよ!」
上条「ぶふぅっ!?ボタンが弾け飛んでる!?」
美琴の電撃により揺らされることにより、芳川のYシャツのボタンの耐久度が限界値を超えて弾け飛んだ。
美琴「ちくしょう、何だこの乳!!」ユサユサ
上条「揺らしちゃダメええええっ!!こぼれちゃう、こぼれちゃうから!」
美琴「いっそのことここで中身を曝け出させて、学園都市を歩けなくさせてやろうかしら…」ユサユサ
上条「御坂さん落ち着いて!そんなこと言う子じゃないはずですよ!!正気に戻って!!!」
美琴「ふふ、ふふふふふ、うへへへへへへ…」
黒子「ジャッジメントですの!」
上条「ぎゃああああああ!?御坂が白井化!?」
黒子「んまあっ!お姉様と大きいお姉様が禁断の愛の花園に…黒子も混ぜて欲しいですの!お姉さまぁぁぁぁんっ!!」
美琴「アンタは、いきなり何ほざいてるんじゃゴラアアアアアア!!」ビリビリビリ
黒子「あああーん!!愛の鞭ですのぉぉぉぉっっ!!」ビクンビクン
番外個体「っ!………」ビクンビクン
上条「…本物だったか」
行動安価
1 上条、番外個体をおぶり、美琴とともに病院へ
2 美琴、番外個体とともに黒子のテレポートで病院へ
3 黒子「はっ!?大きいお姉様は黒子を誘っておりますの!?うへ、うへへへへへ、うへへへへへへへへへへ!!」
安価下
-
1
-
上条(今がチャンス!)「よし御坂。病院に連れて行くから番外個体を俺の背中に載せてくれ」
美琴「え?うん。わかったわ。黒子は…ベンチに寝かせておけば大丈夫ね」
上条(む。この感触は…。気のせい気のせい)「妹達のところに連れて行ってくれって言われたんだけど、あの病院でいいんだよな?」
美琴「そうね。ついでにあの子達にも会ってこようかしら?」
上条「おお、それはいいかもな。きっと喜ぶぞ」
美琴「アンタも付き合いなさいよ」
上条「ん?俺が行ってもいいのか?」
美琴「うん。あの子達も喜ぶと思うわ」
上条「そっか。ああ、でも俺が入るのは御坂が調整中じゃないか確認してからにしてくれよな」
美琴「なんでよ?別に調整中でもいいじゃない」
上条「……培養液の中だとヤバいだろ?」
美琴「なっ!?アンタやっぱりあの子の裸見たのね!」
上条「だあっ!言うな!頭ん中で目の前に居るオマエと重ねちまうぞ!」
美琴「だああっ!今すぐ忘れなさい!」ビリビリビリ
上条「安価下」
-
(……そういや培養液の中ってどう呼吸してんだろう)
-
上条「…培養液の中って、どうやって呼吸してるんだアレ?」
美琴「培養液っていうより、擬似羊水なんでしょ。あの装置は人工子宮みたいなものなんじゃない?」
上条「なんかすごい技術だってことはわかった」///
美琴「アンタ、忘れろっていったのに思い出してるんでしょ?」
上条「そういうこと言うから思い出しちまうんだろうが!だー!もー!別のこと話せ!」
美琴「じゃ、じゃあ、アンタは、その、大きい方が、好き、なの?」
上条「なんでそういう話になる!?」
美琴「い、いいから答えなさいよ!」
上条「上条さんは身体的特徴で女の子の好みを語るような男じゃありませんことよ!」
美琴「なによそれ!わたしは胸が大きいのが好きか、嫌いかを聞いてるのよ!」
上条「だから、大きさなんて関係ねえっつってんだよ!」
美琴「その割にはやけにその子の胸を見ていたような気がするけど?」
上条「それ、健全な男子なら仕方のないことですよ!?」
美琴「ふーん、そうなんだ」
安価下(人物名「セリフ」)
-
上条「もしかして番外個体がどんどん成長してるのって培養液の副作用じゃねーか?」
番外「ねーねーおねーたまたち何の話してたのー?」ドタプンッ
上条&美琴「デカッ!?」
-
上条「うーん、番外個体が急に成長したのって、あの装置のせいなのかね?調整の副産物とか?」
美琴「この子だけ成長するってのはおかしいんじゃない?」
番外個体「…んぅ?おねーたま、ミサカのこと呼んだ?」
美琴「呼んでない。アンタはもう少しおとなしくしてなさい」
番外個体「てかミサカ、なんで上条当麻におんぶされてるの?」ギュ
上条「く、くるしい。しがみ付くなああああっっ!」(背中に柔らかな感触があああああっ!!)
美琴「ぎゃああああ!アンタなにやってるのよ!!」
番外個体「えー?落っこちそうだったからしがみ付いただけだぜ☆」ギュ
上条「首、首絞まってるから!!」
美琴「だああああああっ!!もう、離れなさい!!」ビリビリビリ
番外個体「はーい。またおねーたまの電撃喰らうのは勘弁なんで降りまーす」
上条「た、助かった…ぶふぅっ!?」
美琴「ちょっ!?アンタ、隠しなさい今すぐ!!」
番外個体「?」ボイーン
安価下(人物名「セリフ」)
-
番外個体「背も胸も今なら黄泉川にも勝ってるぜ☆」
-
番外個体「おお!?シャツのボタンがなくなってる!?あれ?ミサカ、黄泉川に勝ってるかも☆」ポヨンポヨン
美琴「このド馬鹿!コイツの前で生乳出そうとするな!!」ビリビリビリ
上条「お、俺はなにも見てないぞー!!」
ギュバッと音がしそうな勢いで上条は番外個体から目を逸らす。
番外個体「別に減るもんじゃないし、見てもいいけど?」
美琴「わたしの母に良く似た姿でそういうことをするな!!言うな!!」ビリビリビリ
番外個体「おねーたま、お母様にまで嫉妬しちゃうの?ふーん」ダキッ
上条「にゃああああああああああっ!!抱きつくなああああああ!!」
美琴「ぎゃあああああっっ!!何してるのよ!!」
番外個体「ほーらほら、おねーたまにはない武器で上条当麻を誘惑してみるんだぜ☆」
上条「冗談でそういうことしちゃいけません!!御坂!助けてくれ!!」
安価下(人物名「セリフ」)
-
美琴「プロレス技でお仕置きじゃ!・・・・・・・ってこの体格差じゃ無理?」
-
美琴は無言で番外個体の後ろに立つと、番外個体の左足に自分の左足をからめるようにフックさせ、右腕の下を経由して自分の左腕を首の後ろに巻きつける。
美琴「おしおきだゴラアアアアアア!!」
そう叫ぶと同時に、美琴は背筋を伸ばして番外個体を締め上げた。コブラツイストである。
番外個体「お、おねーたま!?いたっ、痛いって!いたたたたたたっ!!」ポヨーンポローン
上条「上条さんは何も見ていませんことよおおおおおおおおっっ!!」ギュゴッ
番外個体「ギブッ!おねーたま!ギブッ!ってか、ミサカ、ポロリしちゃってるんだけど!」ポヨンポヨン
美琴「見せびらかすな!ちくしょう!」
番外個体「いや、おねーたまがプロレス技かけたせいでこぼれちゃったんだけど…。ミサカ、もうお嫁にいけない…」ゴソゴソ
美琴「周りに誰もいないから大丈夫よ!」
番外個体「こうなったら上条当麻に責任とってもらおうかなー」グスン
美琴「なんでそうなるのよ!そんなの許されるわけないでしょう!」
上条「上条さん、見ておりませんことよ!?」
安価下(人物名「セリフ」)
-
番外個体「嘘つかなくていいよ、視線を感じたし、まあ見ちゃうよね」
-
番外個体「嘘付かなくていいよ。ミサカ、視線を感じたし。まあ、普通見るよね」ニヤニヤ
上条「チラッとしか見てない!っていうかなんかすみませんでした!!」ドゲザ
番外個体「いやーん☆今度はパンツ見ようとしてるの?」
上条「ち、違う!これは頭を下げてるんだ!」
美琴「アンタねえ、見れば土下座ってわかるでしょうが」
番外個体「まあね。でも、土下座してるってことは、ミサカ、やっぱり見られちゃったてことだよね?」
美琴「そもそもアンタはなんでそんな身体に合わない服着てるのよ?」
番外個体「ミサカ、着る服、間違えちゃったみたい☆」テヘペロ
美琴「で?コイツが言うには公園のベンチに突っ伏してたみたいだけど、なんでそんなことになっていたの?」
番外個体「ミサカ、なんか眠くなっちゃったから眠ってただけなんだけど?」
上条「あれ、寝てただけなの!?」
安価下(人物名「セリフ」)
-
番外個体「寝る子は育つっていうじゃん☆ここまでとは予想外だったけど」
-
番外個体「寝る子は育つって言うけどさ、ここまで大きくなるのは予想外だったぜ」
上条「あんな寝方で育っちゃうの!?」
美琴「いや、絶対違うと思う」
番外個体「でも、現にミサカは育ってるわけだし」ポヨンポヨン
美琴「これみよがしに持ち上げるなあああ!!」ビリビリビリ
番外個体「おねーたまも良く眠れば大きくなるんじゃない?ミサカと同じDNAなんだし」ポヨンポヨン
美琴「くっ、むかつくわね、この妹」
番外個体「っ!…んー?なんか一瞬クラッとした」フラ…
美琴「ちょっとアンタ大丈夫?ふらついてるじゃない」
上条「御坂、とりあえず病院に連れて行こう。病院ならいろいろ知ってるだろうし」
美琴「そうね。じゃあ病院行くわよ番外個体」
番外個体「えー。今日は調整日じゃないのになー」
行動安価
1 番外個体、美琴が上条を押し倒す形になるように突き飛ばして逃走。
2 美琴、番外個体を引っ張って病院へ。上条もついていく。
3 上条、再び番外個体を背負って病院へ。美琴もついていく。
安価下
-
2
-
美琴「はいはい、アンタに拒否権はないの。行くわよ」グイッ
番外個体「え?おねーたま?」
美琴「…心配ぐらいさせなさい。一応、アンタの姉なんだから」
番外個体「ミサカ、そういうの苦手なんだけど」
美琴「いいから、とっとと歩く」
上条(なんだかんだ言っても、御坂って妹達のこと大切にしてるよな)
番外個体「おねーたま。もう少しゆっくり」
美琴「別に早くないでしょ?」
番外個体「ミサカ、胸が重くて☆」
美琴「砂鉄剣で切り落とされたい?」ギロリ
番外個体「…」(ヤバイ。本気の目だコレ)
―――――
そんなこんなで病院に着いた一行。妹達のいる特別病棟へと入ります。
―――――
一行を迎えたのは?
1 冥土帰し
2 打ち止め
3 一方通行
4 御坂妹
5 一〇〇三九号
6 一九〇九〇号
7 一三五七七号
安価下
-
1
-
冥土帰し「おや、珍しい組み合わせだね?」
美琴「先生、番外個体、具合が悪いようなんですけど」
番外個体「ミサカ、別に普通だよ?」
美琴「ふらついてたじゃないの。ちゃんと診てもらいなさい」
冥土帰し「何もないところでふらついていたのかい?」
美琴「はい、そうです」
冥土帰し「じゃあ少し診てみよう。その前に、彼には出て行ってもらった方がいいと思うんだけどね?」
美琴「アイツも付き添ってくれたんですけど?」
冥土帰し「いや、服の前を開けてもらうからね?」
番外個体「ミサカ、もう見られちゃったから別にかまわないけど」
美琴「ダ、ダメに決まってるじゃない!アンタ、悪いけど」
上条「お、おう、上条さんは廊下に出ていますことよ!」
美琴「安価下」
-
冥土帰し「それにしても随分と大きくなったもんだね?驚いたよ」
-
美琴「この子がこんなに成長したのは、調整のせいじゃないんですよね?」
冥土帰し「患者のマイナスになるようなことはしないよ」
美琴「…安定させるために成長させたんですか?」
冥土帰し「いや、そもそも僕やスタッフはなにもしていない。番外個体は普通に成長したのだと思うがね」
美琴「それにしては急激に成長しすぎているように思うんですが」
冥土帰し「成長期の子はかなり急激に成長するけどね。ここ一ヶ月ほど体調が優れなかったりするんじゃないかな?」
番外個体「うん。ミサカ、一ヶ月くらいずーっと生理痛が続いてるような感じ☆やけに眠いし」
冥土帰し「眩暈の原因は、着ている服のせいだと思うんだね。身体に合っていないから疲れたんだろうね」
美琴「じゃあ本当に育っただけなの?」
番外個体「おねーたまより育っちゃってごめんなさい☆」ポヨンポヨン
美琴「これみよがしに動かすな!」
冥土帰し「とりあえず、入院服に着替えて身体を休ませるといいんだね」
番外個体はどの部屋に行く?
1 御坂妹の部屋
2 調整室
3 一九〇九〇号の部屋
4 一〇〇三九号の部屋
5 一三五七七号の部屋
6 空き部屋
7 黄泉川のマンションに戻る
安価下
-
6
-
冥土帰し「じゃあ、右側の一番奥の部屋が空いているから、とりあえずそこで休むといいんだね」
番外個体「そーする。じゃあね、おねーたま」
美琴「ちゃんと休みなさいよー」
番外個体「ふわぁぁ…」フリフリ
こうして番外個体は病院で休憩することになったのであった。
番外個体は成長期END
―――――
いや、なんか話が進展しないから打ち切りw
ってかみんな、成長(巨乳)もの好きだなw
黒子のときもそうだったなw「ジャッジメントですの!」ボイーンw
次からギャグorラブラブちゅっちゅ方面に補正かけちゃおっかなー?チラッチラッ
1、335に戻る(人物名指定)
2、他から(レス番と安価指定)
3、終了
安価下
-
1
オルソラ
-
上条「うーむ。なんとなく背徳感」ナデナデ
フードを被っていない修道女を膝枕して、なおかつ頭を撫でていることに、上条は十字教徒ではないにも関わらず背徳感を感じていた。
上条「これが、青髪ピアスの言うギャップ萌えってやつか?しかしなぜ、オルソラさんはこんなところで倒れていたんでしょうねえ?」ナデナデ
オルソラ「…ふふっ。くすぐったいのでございます」ムニャムニャ
上条「やけにはっきりした寝言だなオイ」
オルソラ「………あらあら。それは食べられませんよ」ムニャムニャ
上条「ホントに寝言?」
オルソラ「……オルソラでございます」ムニャムニャ
上条「…どんな夢、見てるんだ?」
オルソラ「……あらあら、まあまあ。どうしたことでしょう?」パチクリ
上条「唐突だなオイ」
オルソラ「上条当麻様ではありませんか。これはこれは、お久しぶりでございます」ペコリ
上条「あ、うん。久しぶり」
オルソラ「ローマ正教改め、イギリス清教のオルソラ=アクィナスでございます」ペコリ
上条「相変わらずタイミングが合わないなオイ」
オルソラ「あのー?ところでわたくしはなぜ、上条当麻様に膝枕されているのでございましょう?」
安価下(人物名「セリフ」)
-
>>380
しかし何故か全てみこっちゃんは成長しないwww
安価
ビアージオ「異教の猿があああああああああ!そ こ か わ れェ!!」
-
牢獄で吠えてるのか…
-
ビアージオ「異教の猿があああああああ!!我が教徒をたぶらかしおって!」
オルソラ「あらあら。わたくしはもうローマ正教徒ではございません」
ビアージオ「十字教徒には変わりないいいいいいっっ!」
オルソラ「あらあら。皆さんがそう考えることができれば素敵ですわね」
ビアージオ「神の慈愛は平等ぅぅぅぅぅっっ!!」
オルソラ「それでしたら、宗教も関係ありませんわね。と言うことは、わたくしたちが仲良くしていてもなんら問題がないということでございます」ニッコリ
ビアージオ「不覚ぅぅぅぅっっ!!」
オルソラ「それでは、ごきげんよう。ビアージオ司祭」ニッコリ
ビアージオ「さらばだああああああああっっ!!」
上条(オルソラ、普通に会話できるじゃないか。それにしてもあのおっさん、何しにきたんだ?)
安価下(人物名「セリフ」)
-
ビアージオは仲間になりたそうなつぶらな瞳をしてこちらを見ている!
-
ビアージオ「……」チラッチラッ
上条(なんだあのおっさん、料理を前にしたインデックスや、ゲコ太を前にした御坂みたいな目でこっちを見てやがる!!)
オルソラ「あらあら。わたくしのヴェールはどちらにいってしまったのでしょうか?」
上条「なあオルソラ、あのおっさん、何者なんだ?」
オルソラ「上条当麻様におかれましては、お元気そうでなによりでございます」
上条「……オルソラも元気そうでなによりだ」
オルソラ「あちらは、ローマ正教に在籍したときの上司でございます」
上条「そ、そっか。なるほど」
オルソラ「あらあら、もしかして上条当麻様の下にわたくしのヴェールが」
上条「え?あああっ!!すまん!ヴェールの上に座ってた」
オルソラ「うふふ。ありがとうございます」
上条(やっぱり微妙に会話がずれるんだよなあ…)
安価下(人物名「セリフ」)
-
オルソラ「あなた様に会いたかったのでございますよ」
-
オルソラ「うふふ。あなた様に会いたかったのでございますよ」
上条「オルソラさん、今何とおっしゃいました!?」
オルソラ「ありがとうございます?」
上条「なんで少し前に戻るんだ?ちくしょう」
オルソラ「学園都市に来たのも、あなた様にお会いするのが目的でございました」
上条「イギリス清教の仕事?」
オルソラ「インデックスさんはお元気でしょうか?」
上条「インデックスは元気いっぱいだぞ」
オルソラ「半分はお仕事でございますが、半分はプライベートでございます」
上条「そっか」
オルソラ「うふふ。お元気でなによりでございますね」
安価下(人物名「セリフ」)
-
上条「仕事ってなんだ?出来るだけ協力する」
-
上条「仕事って必要悪の教会の仕事か?危険なことじゃないよな?」
オルソラ「全然危険ではありませんよ。インデックスさんとお話しするだけのお仕事ですから」
上条「そうか、ならよかった」
オルソラ「インデックスさんはあなた様のお家にいらっしゃるのですよね?」
上条「インデックスは上条さんの部屋に居候しておりますよ」
オルソラ「とりあえずお食事の支度をするために、お買い物をしたいのでございますが」
上条「オルソラさんがお料理をしてくださると!?」
オルソラ「スーパーマーケットなどございますのでしょうか?ああ、ちゃんと日本のお金を持って参りましたのでご心配なく。ちなみに、これもお仕事の一環でございます」
上条「じゃあ、スーパーに行こうか。特売は終わってるだろうけど」(相変わらずマイペースだな)
オルソラ「はい。パスタでよろしいでしょうか?」
どこへ買い物に行く?
1 上条が良く行くスーパーマーケット
2 普段行かないスーパーマーケット
3 百貨店
安価下
-
1
-
上条「こんなに買ってもらっちゃってよかったのでしょうか?」
オルソラ「インデックスさんはたくさん召し上がりますから、わたくしも作り甲斐があるのでございすよ」
上条「上条さんもご相伴に預かっても…」
オルソラ「ええ。そのつもりでございます」
上条「オルソラさんマジ天使!」
オルソラ「あらあら。わたくしはただの修道女でございますよ」
美琴「ア、ア、ア、アンタ!!そのシスターは一体なんなのよ!?」
上条「ん?うちの居候と同じイギリス清教のオルソラさんだ。なんと食事を作ってくれるんだぞ!」
オルソラ「イギリス清教のオルソラ=アクィナスでございます」ニッコリ
美琴「あ、常盤台中学の御坂美琴です。ええと、オルソラさんはコイツの家のシスターの関係者ってことでいいのでしょうか?」
オルソラ「あらあら。コイツ様というお方は存じ上げないのですよ」
美琴「あ、えーっと、上条…さん」
上条「御坂にそう呼ばれるときがくるとは!」
安価下(人物名「セリフ」)
-
美琴「ぐぬぬぬぬ。どこもかしこも巨乳ばかり……身内も見知らぬ外人さんもあの娘でさえも……鬱だ」
-
美琴「…なんでアンタの周りは巨乳ばかりなのよ。そんなに巨乳が好きか!ちくしょう!」
上条「女の子がそんなこと口にしちゃいけませんことよ!?」
美琴「うっさい!どうせわたしは小さいわよ!」
上条「いや、オマエはこれから成長するだろ?」
美琴「子ども扱いするなあ!」
上条「いやだって、御坂さん中学生じゃないですか!」
美琴「アンタだって三月まで中学生だったでしょ!」
上条「いやそうかもしれないけど、それ、関係なくねえ?」
美琴「たった二歳差で子ども扱いするなって言ってんの!」
上条「わかったよ、悪かったな御坂」ナデナデ
何の気なしに美琴の頭を撫でる上条。
美琴「ふにゃっ!?」ビクッ
上条「おお…。さすがはお嬢様。さらさらだな」ナデナデ
安価下(人物名「セリフ」)
-
オルソラ「ではそろそろ参りましょうか。御坂さん、私たちはそろそろ失礼するのでございますよ」
-
オルソラ「ではそろそろ参りましょうか。インデックスさんも待っているのでございますよ」
上条「ん?そうするか。じゃあな御坂」
美琴「……うん。じゃあね」///
上条(やけに素直だな。頭撫でたの怒られなくて良かった)
オルソラ「あなた様は、御坂美琴様となかよしなのでございますね」
上条「なかよしっていうか、うーん、御坂は仲間みたいなもんだな」
オルソラ「あらあら。頭を撫でておいてなかよしではないとおっしゃいますか?」
上条「あれはつい撫でてしまったというかなんと言うか…。あれ?なんで撫でたんだろうな?」
オルソラ「無意識というのはやっかいなものでございますよ」
安価下(人物名「セリフ」)
-
上条「とっ、とにかく急ごうぜ!人も多いし早くしないと特売品がなくなっちゃいそうだ!」
-
って特売終わってたみたいでござる……
-
上条「とりあえず早く帰るとしましょう。インデックスのやつ、腹空かせると凶暴になるからな」
オルソラ「まあ。インデックスさんが凶暴になるのですか?」
上条「凶暴になると、上条さんの頭に噛み付くのですよ」シクシク
オルソラ「あらあら。髪の毛には黴菌が付いていますから、口にしない方がよろしいかと思います」
上条「上条さんの心配じゃなくてインデックスの心配!?」
オルソラ「レディーファーストでございます」
上条「さすが紳士の国の方ですね!」
オルソラ「あらあら。お褒めに預かりまして光栄でございます」
上条(褒めてないんだけど…)
安価下(人物名「セリフ」)
-
オルソラ「献立は何にいたしましょうか?」
-
オルソラ「ところで、献立は何にいたしましょうか?」
上条「え?パスタじゃないのか?」
オルソラ「パスタはあくまで主食でございますよ。主菜と副菜、スープを何にするかでございます」
上条「…オ、オルソラに任せる」(パスタだけで十分だと思うんだが)
オルソラ「あらあら。それではツナとほうれん草のパスタにチキンソテー、バーニャカウダ、ミルクスープでいかがでございましょう?」
上条「お、美味そう。ぜひそれでお願いします」
オルソラ「わたくし、日本食は作れないのでございます」
上条「いや、さっきの献立でいいって」
オルソラ「日本のお米はリゾットにできるのでございましょうか?」
上条「なんか違う話になってる!?」
安価下(人物名「セリフ」)
-
上条「ま、まあともかく女の子の手料理なんて超楽しみだ」
-
上条「オルソラの手料理、すごい楽しみですことよ」
オルソラ「それはよろしゅうございました」
上条「料理するところ、見させてもらってもいいか?参考にしたい」
オルソラ「あらあら。そんなに期待されますと、緊張してしまうのでございますよ」
上条(うーん。相変わらず会話がずれるな)
オルソラ「では、もしよろしければわたくしにも日本料理を教えてくださいませ」
上条「上条さんは普通の家庭料理しかできませんけれど、それでよければ」
オルソラ「わたくしの料理も家庭料理なのでございます」
なんだかんだで寮に着いた上条とオルソラ。最初に会うのは?
1 エレベーターで土御門舞夏と遭遇
2 廊下で土御門元春と遭遇
3 上条の部屋でインデックスと遭遇
4 寮の前で(人物名)と遭遇
安価下
-
1
-
舞夏「おーす。上条当麻。相変わらず女の子を侍らせているんだなー」
上条「いきなり酷い言いがかりを!?」
舞夏「この前は御坂だったし、その前は髪の長い露出狂のお姉さんだったし、いつも女性がそばにいるじゃないかー」
上条「知り合いが尋ねてきているだけだ!」
舞夏「まあ、ほどほどになー」
上条「ほどほどもなにも、そういうのじゃないから!」
オルソラ「あらあら。ロボットに乗ったメイドさんというのは学園都市ならではでございますね」
上条「オルソラさん、なんでそんな冷静なの!?」
オルソラ「まあ。メイドさんにご挨拶をする前にどちらかへ行かれてしまいました」
安価下(人物名「セリフ」)
-
オルソラ「そういうのじゃないのでございますか?」
-
オルソラ「そういうのではないのでございますか?」
上条「オルソラさん?上条さんは女性を侍らせるような人間じゃありませんことよ」
オルソラ「学園都市の技術力に感心しただけなのでございますよ」
上条「いや、舞夏は別。普通のメイドさんは清掃ロボットに乗るなんてことはできないから」
オルソラ「インデックスさんや先ほどお会いした御坂美琴様を侍らせているのではございませんか?」
上条「インデックスは家族みたいなもので、御坂は、御坂もそういうんじゃないですからね!!」
オルソラ「あらあら。その割に楽しそうでしたけども?」
上条「おーっと、上条さんの部屋の階に着きましたですよ!」
オルソラ「インデックスさんもいらっしゃるのでございます」
上条(な、なんかオルソラが怖い)
安価下(人物名「セリフ」)
-
インデックス「おかえり!とうま!待ってたんだよ!」
-
インデックス「おかえり!とうま!待ってたんだよ!」
上条「ただいま、インデックス。オルソラが夕御飯を作ってくれるぞー」
オルソラ「お邪魔いたします」
インデックス「オルソラの御飯!?楽しみなんだよ!」
上条「確かにそうなんだが、なんか悔しいのは気のせいでしょうか?」
インデックス「と、とうまの御飯も美味しいよ?」
上条「うん。フォローありがとうインデックス」
オルソラ「あらあら。ではお台所をお借りいたしますね」
上条「ああ。何かわからないことがったら聞いてくれ。インデックスはスフィンクスに御飯をあげてくれるか?」
インデックス「了解なんだよ!」
上条「じゃあ、上条さんはお部屋の掃除でもしましょうかね」
1 上条の携帯に(人物名)から電話がかかってくる
2 インターホンが鳴る(人物名)襲来
3 インデックス「カナミンを見るんだよ!」
安価下
-
3
-
インデックス「カナミンを見るんだよ!」
上条「スフィンクスの御飯はどうした!?」
インデックス「あげたんだよ!美味しそうに食べているんだよ!」
上条「確かに食べているな。インデックス、手際よくなったな」ホロリ
インデックス「カッナミン♪カッナミン♪」
上条「掃除はまたにするか。じゃあオルソラのお手並みを拝見するとしよう」
テレビの前を陣取ったインデックスを見て、上条は掃除をあきらめて台所を覗きに行く。
上条(うーん。台所にいるオルソラ。なんかいいなあ)
オルソラ「あらあら。寸胴鍋はどちらにあるのでしょうか?」
上条「あー、その上の棚の中」
オルソラ「わたくしだと届かないのでございます」
上条「悪い悪い、俺が取るよ」
安価下(人物名「セリフ」)
-
オルソラ「男手は頼りになるのでございますよ」
-
オルソラ「やはり男の方は頼もしいのでございますよ」
上条「なんか久しぶりに頼りにされた気がする。上条さん感激」
オルソラ「ええと、この棚の中でございましたね?」フラ…
上条「いや、俺が取るって言ってるのに…って、危ねえ!?」
背伸びをして棚を開けようとしたオルソラがバランスを崩したのを見て、上条はすばやく駆け寄る。
オルソラ「あら?」ドサッ
上条「おわっ!?」ドシーン
オルソラ「あらあら?痛くありませんね?」
上条「…てて。大丈夫か?」ムニュ
オルソラ「きゃっ」///
上条(ん?この柔らかいのは…まさか…)ムニムニ
オルソラ「安価下」
-
オルソラ「インデックスさんに隠れながら……でございますか?」
-
オルソラ「居間にインデックスさんがいらっしゃいますのに…」ピクン
上条「オルソラさん?これは事故ですよ!?ふ、不幸だあああ!!」
オルソラ「不幸…でございますか」ショボン
上条「オルソラさん?とりあえず上条さんの上から降りていただけると助かるのですが…」
オルソラ「もう少しこのままでよろしいかと思いますが?」
上条「また触れてはいけないところに触れてしまいますよ!?」
オルソラ「思わずはしたない声が出てしまったのでございます」
上条「申し訳ありませんでした!!」
オルソラ「あなた様も逞しいのでございますね。さすがは男性ということでございましょうか」サワサワ
上条「オルソラさん!?後ろ手で上条さんのわき腹をくすぐるのはやめて!?」
オルソラ「うふふ。お返しでございますよ」サワサワ
上条「不幸だああああ!!」
安価下(人物名「セリフ」)
-
上条(いや、本当は幸福……かも、いいなあこういうの)
-
上条(いや、本当は幸福……かも。こういうのもいいよな…)ギュッ
オルソラ「んっ。抱きしめられると、あなた様の上からどくことができませんが」
上条「オルソラが嫌じゃなかったら、少しだけこのままで…いいか?」ギュッ
オルソラ「ドキドキするのでございます」
上条「俺も、ドキドキしてる」
オルソラ「うふふ。背中であなた様の鼓動を感じておりますよ」
上条「そっか」
オルソラ「わたくしのも、こうすればわかりますでしょうか?」ムニュ
上条「オルソラさん!?柔らかいものに上条さんの手が埋まるのはわかりますけど!?」
オルソラ「ドキドキでございます」
上条「ものすごい背徳感!?」
安価下(人物名「セリフ」)
-
インデックス「ドキドキでございますなんだよ」
-
インデックス「…ドキドキでございますなんだよ。とーうーまー」ギラリ
上条「イ、イ、イ、イ、インデックスさん!?カナミンはどうしたんですか!?」
インデックス「大声でふたりが騒いでいるからカナミンどころじゃないんだよ!」
上条「そ、そうか。悪い」
インデックス「オルソラも。修道女にあるまじき行為なんだよ」
オルソラ「あらあら。『汝の隣人を愛せよ』の教えを実践しているだけでございますよ」
上条「あ、あ、あ、あ、愛!?」
インデックス「屁理屈なんだよ!」ガブッ
上条「ぎゃああああああああっっ!!不幸だあああああああっっ!!」ビクンッ
オルソラ「その行為こそ修道女にあるまじき行為なのでございますよ」ギュッ
上条「上条さんの右手がオルソラのたゆんたゆんに埋没!?」
インデックス「今すぐ離すんだよ!」
安価下(人物名「セリフ」)
-
オルソラ「汝の隣人を愛せよ、故に私はインデックスさんも愛するのでございますよ」
-
オルソラ「主の教えは汝の隣人を愛せよ。故にわたくしはインデックスさんも愛するのでございますよ」
インデックス「それは、禁忌なんだよ!」
オルソラ「皆で愛し合えば良いのでございます」ギュッ
インデックス「オルソラがおかしくなったんだよ!とうま、逃げるんだよ!」
上条「インデックスの言うとおりだ!オルソラ、落ち着いてくれ!」
オルソラ「あらあら。わたくしは落ち着いておりますよ。むしろ、あなた様やインデックスさんこそ、落ち着かれたほうがよろしいのではあいませんか?」クスクス
インデックス「とうまを放すんだよ!オルソラ」
オルソラ「うふふ。『時は来たれり』でございます。『同胞よ来たれ』」
インデックス「召還魔法!?」
インデックスが居間の方に目を向ける。そこに現れたのは?
1 必要悪の教会女子寮の面々
2 1+五和+レッサー+バードウェイ
3 1+2+美琴+御坂妹+姫神+雲川芹亜
4 ローラ・スチュワート
5 オティヌス
6 スフィンクスが巨大化
安価下
-
6
3P!3P!
-
3だったら絶対収集つかなかっただろww
-
インデックス「スフィンクスが大きくなってるんだよ!」
スフィンクス「やあご主人たちと外国のお嬢さん」
上条・インデックス「喋ってる!?」ガビーン
スフィンクス「欲望のままにニャンニャンしちゃおうぜ!」ニャン
上条「いきなり何言ってやがるテメエ!って、オルソラさん!?なんで服を脱いでるんですか!?」
オルソラ「猫神様のお告げに従うだけでございます」ヌギヌギ
上条「いや、それ、家のペットですから!?って、インデックスも何してるの!?」
インデックス「バステト様のお告げなら仕方ないんだよ」ヌギヌギ
上条「いやだからそれスフィンクスだから!?」
オルソラ「あなた様…」
インデックス「とうま…」
上条「幻想殺しが効かない…だと!?」
安価下(人物名「セリフ」)
-
インデックスの胸も巨大化
-
だんだんカオスな方向にww
-
スフィンクス「女ご主人の胸に愛を詰めておきましたぜ」ニャン
インデックス「オルソラにも負けないんだよ」ボイーン
上条「インデックスが巨乳…だと!?」
インデックス「そんなに見ないで欲しいんだよ」///
オルソラ「わたくしたちの愛であなた様を満たして差し上げるのでございます」
上条「なんだろうこれ、何かが違う気がしてならない!」
インデックス「とりあえずとうまを脱がせればいいのかな?」ガシッ
オルソラ「あらあら。そうでございますわね」ガシッ
上条「いやあああああああっっ!!上条さんの貞操が危ない!?」ビクンッ
そこで鳴り響く上条の携帯。誰からかかってきた?
1 上条の危険を察知した女性(人物名)
2 魔術を使って召還されようとしている魔術師(人物名)
3 小萌先生の夕御飯(絢爛豪華焼肉セット)の招待
4 上条刀夜の定期連絡
5 SOS電話(人物名)
安価下
-
5 ステイル
-
上条(非通知かよ。まあでも助かった)「も、もしもし?」
ステイル「上条当麻!無事か!?」
上条「上条さんはとりあえず無事ですが、一体どうしたんだ?ステイル」
???「テメエのところの腐れシスターが上条さんを襲ってるって土御門から連絡が入ったんです!今すぐ腐れシスターを呼び戻せ!」
ステイル「聞こえたか?天草式十字凄教の五和が怒鳴り込んできているんだが、神裂もいないし、君に聞いた方が早いかと思ってね」
上条「あー、うん。オルソラとインデックスに襲われてる」
ステイル「あの子が!?笑えない冗談だな上条当麻」
上条「いや、マジだけど」
ステイル「くっ、五和!学園都市周辺への門はまだ使えるか!?確かにお前の言うとおり上条が襲われているみたいだから……」カシャーン
上条「おいステイル!スーテーイールッッ!!」
オルソラ「今のうちに脱がすのでございますよ」グイグイ
上条「いやあああああああっっ!!ズボンを引っ張らないでええええええ!!」
安価下(人物名「セリフ」)
-
オルソラ「私には魅力がないのでございますか…?」(涙目
-
オルソラ「わたくしには、魅力がないのでございますか?」グスン
インデックス「とうまの大好きな大きいおっぱいだよ?」チラッ
上条「いや、すごい魅力的ですけれども!ってか少しは隠してください!刺激が強すぎますことよ!?」
スフィンクス「雌から誘っているんだから、ニャンニャンしちゃおうぜ!」ニャン
上条「オマエは黙ってろおおおおおおっっ!!」
インデックス「もう面倒だから破いちゃうんだよ」ビリビリ
オルソラ「そうでございますね」ビリビリ
上条「いやあああああああああっっ!!」ビクンビクン
スフィンクス「身体は正直ですね、男ご主人」ニャン
オルソラ「逞しいのでございます」サワサワ
インデックス「とりあえず抱きつくんだよ!」ギュム
上条「ふおおおおおおおおおおおおおおおおおん!?」
安価下(人物名「セリフ」)
-
おまかせ女性キャラ「そこまでよ!」
-
御坂妹「はいそこまで/return。ゴム弾を装填した短機関銃を向けながら/return。颯爽と上条当麻を助けに参上/return」
インデックス「クールビューティー?何か違うんだよ?」
御坂妹「正確にはアンタが言うクールビューティーの身体を借りているだけ/return。とりあえず二人とも上条当麻から離れなさい/return。当たると痛いだけじゃ済まないかもよ/return。ちなみにここは妹達に包囲されているから/return」
上条「オマエ、ミサカネットワークの総体か?」
御坂妹「ぴんぽーん/return。ミサカの総意として、上条当麻を守りにきたよ/return」
インデックス「なんでクールビューティーがとうまを守ろうとするの?」
御坂妹「上条当麻に私達は大きすぎる恩がある/return。その貞操をアンタ達に奪われるわけにはいかない/return」
オルソラ「わたくし達にも、上条当麻様に大きすぎる恩があるのでございますよ」
インデックス「オルソラの言うとおりなんだよ!」
御坂妹「あくまでも離さないというのであれば/return。実力で排除するしかない/return」ガシャッ
インデックス「撃つつもりなの!?」
御坂妹「作戦開始/return」
御坂妹がそう言うと同時に、上条家の玄関、ベランダの窓が開き、短機関銃を構えた常盤台中学の制服に身を包んだ少女達が室内に突入してきた。
安価下(人物名「セリフ」)
-
オルソラ「……一つ提案が、ここは全員でこの方を愛せば全てが丸く治まるのでございますよ」
-
オルソラ「……あの、皆が上条当麻様に恩があるのでございますから、全員で上条当麻様を愛すればよろしいのではないでしょうか?」
御坂妹「…はっ!?な、何でしょうかこの巨乳外人女を両隣に侍らせた上条当麻、しかも全裸、と、ミサカは目の当たりにした驚愕の光景に固まります」
一九〇九〇号・一〇〇三九号・一三五七七号「一〇〇三二号に同意します、と、ミサカも固まります」
上条「おいいいいっ!?固まってないで助けてくれ!」
御坂妹「了解です。と、ミサカは変なことを言った巨乳女を押しのけて出来る女をアピールします」
一〇〇三九号「一〇〇三二号に負けじと、ミサカも反対側の巨乳女を押しのけます」
一九〇九〇号「ミ、ミサカはベッドの毛布を上条当麻に渡します」///
一三五七七号「ミサカは巨乳女達にシーツを巻きつけます」
インデックス「苦しいんだよ!オルソラ」
オルソラ「わたくしのせいではありません。インデックスさん」
上条「た、助かった…。サンキューな、妹達」
安価下(人物名「セリフ」)
-
スフィンクス「おのれ…これではあの御方に顔向けできぬ。我自らまとめて始末してくれる!」
-
スフィンクス「せっかく獲物が無防備でいるんだから、全員でニャンニャンするのがいいと思うけどな」ニャン
御坂妹「猫が喋った!?しかもデカい!?と、ミサカは驚愕のあまり目を見開きます」
一〇〇三九号「凄いです。と、ミサカは巨大猫にしがみつきます」モフモフ
一三五七七号「ミサカは一〇〇三九号に続きます」モフモフ
スフィンクス「なんかピリピリする」ニャン
上条「俺は今のうちに着替えてくる!」ダダダッ
一九〇九〇号「お手伝いします。と、ミサカは上条当麻を追いかけます」ダッ
オルソラ「インデックスさん、そんなに動かないでくださいな」ビクン
インデックス「ふかふかなんだよ!オルソラ」モミモミ
御坂妹「巨乳同士で乳繰り合い始めた、と、ミサカはジト目でシーツの膨らみを見つめます」
安価下(人物名「セリフ」)
-
スフィンクス「そこの女の子たちの胸にも愛を詰めてあげようかにゃん?」ニャン
-
スフィンクス「同じ顔のお嬢さん方の胸にも愛を詰めてやろうか?」ニャン
御坂妹「どういうことですか?と、ミサカは巨大猫に質問します」
スフィンクス「君はあの黒猫ちゃんのご主人だね?ならわかると思うけど、そのシーツに包まれてる銀髪の娘は僕の女ご主人で、女ご主人の胸には愛が詰まっているのさ」ニャン
御坂妹「なんと。その子はあの白いシスターなのですか?と、ミサカは驚きの声を上げます」
スフィンクス「さあ、どうしようか?」ニャン
御坂妹「ミ、ミサカは、ミサカは…」
上条「不幸だああああああっっ!!」
一九〇九〇号「ミ、ミ、ミ、ミ、ミサカは、ミサカは…」フラフラ
御坂妹「どうしたのですか一九〇九〇号?」
一九〇九〇号「上条当麻の……が、ミサカの顔を…ふにゃあ…」バチバチ
安価下(人物名「セリフ」)
-
「デカい…とミサカは」
-
御坂妹「それにしてもデカい、と、ミサカは巨大猫を見つめます」
スフィンクス「うん。それでお嬢さんたちは愛を詰めるのかい?」ニャン
御坂妹「彼の右手が触れたら戻ってしまうだろうから遠慮します。と、ミサカは偽りの巨乳を拒否して巨大猫を撫で回します」モフモフ
スフィンクス「ふむ。君達に撫でられるとピリピリするね」ニャン
上条「うう…。大丈夫か?えーっと、さっきの妹達は?」
一九〇九〇号「だ、大丈夫であります!と、元気に返事をして、ミサカは頬を赤く染めます」///
上条「それは良かった。とりあえずスフィンクスを左手で撫でておこう。こんなデカイ猫なんて撫でることないだろうしな」ナデナデ
スフィンクス「ご主人の手は気持ちいいですぜ」ゴロゴロ
上条「それは褒められてるのか?。たぶん右手で触れれば戻ると思うんだが、なにか上条さんに言っておくことはあるか?」モフモフ
スフィンクス「ご主人は他人の好意をもっとよく感じ取るべき。特に雌から」ニャン
上条「雌って言うな」
スフィンクス「週に一回でいいから缶詰を食べさせてください」ニャン
上条「…わかった。努力する」
スフィンクス「では、ご主人の右手を」ニャン
上条「ああ」ナデナデ パキーン
スフィンクス「ニャーン」
安価下(人物名「セリフ」)
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インデックス「スフィンクスは元に戻ったけど私の胸は戻らないんだよ」
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インデックス「スフィンクスは元に戻ったけど私の胸は大きいままなんだよ」
オルソラ「ふかふかでございます」モミモミ
インデックス「オルソラもふかふかなんだよ!」モミモミ
上条「はいはい、ゲンコロ、ゲンコロ」ナデナデ パキーン
インデックス「とうまに頭を撫でられたら、わたしの胸が消えたんだよ!」ガーン
オルソラ「わたくしが慰めて差し上げます」モミモミ
インデックス「だ、だめなんだよ、オルソラ」ビクン
オルソラ「うふふ。可愛いですね、インデックスさん」モミモミ
上条(インデックスとオルソラが禁断の愛に目覚めてしまった)
一三五七七号「普通サイズでもやはり可愛いものは可愛いです。と、ミサカは猫を撫で回します」ナデナデ
安価下(人物名「セリフ」)
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上条「何とか一件落着?したところで、みんなで飯にしようぜ!」
-
上条「…とりあえず、落ち着いたみたいだから夕飯を作るとしよう。妹達も食べていくだろ?」
御坂妹「よろしいのですか?と、ミサカは貴方を見つめます」
一九〇九〇号「今度こそお役に立ちます。と、ミサカは手のひらを握り締めます」
一三五七七号「お手伝いします。と、ミサカは一九〇九〇号に追随します」
一〇〇三九号「ではミサカはそちらの二人を居間へと運んでおきます」ズルズル
上条(オルソラが作ってくれるはずだったんだが…不幸だ)
一九〇九〇号「ミサカは何をすればよろしいでしょうか?と、ミサカは貴方に尋ねます」
上条「妹達って料理したことあるのか?」
一三五七七号「ミサカは料理をしたことがありません。と、ミサカは正直に伝えます」
一九〇九〇号「インスタント食品なら作ったことはあります。と、ミサカは少し得意げに伝えます」
安価下(人物名「セリフ」)
-
「デカい…とミサカは」
-
こんなカオスと妨害展開よりイチャイチャみたいから一段落したら>>417からまた頼みたいわ
-
いやむしろ作者さん安価カオスで楽しんでないか?w
正直>>421は百合ではなく友愛的な意味で
インデックスとも仲良くを狙ったんだが……
てっきり>>445でシメに入ると思ってたぜ
-
>>448
安価はそういうモノよ。vipとかスゴいぜ?
-
あっでも俺もまともなのとカオスなの両方見てみたいと思ってしまったり
-
一九〇九〇号「デカい…。と、ミサカはコンロの上の鍋を見た感想を述べます」
上条「確かにパスタを茹でる寸胴鍋は大きいよな」
一三五七七号「なるほど、これが寸胴の由来ですか。と、ミサカは鍋を見て頷きます」
一九〇九〇号「もう片方の普通の鍋は何に使うのですか?と、ミサカは貴方に尋ねます」
上条「ん?人数が多いからスープスパゲティにするんで、スープを作るんだよ」
一九〇九〇号「なるほど。と、ミサカは想像以上に料理上手な貴方を見つめます」
上条「たまねぎをスライスして、鳥胸肉を細かく切って…」トントントン
一三五七七号「ミサカ達の出る幕がありません。と、ミサカは一九〇九〇号と顔を見合わせます」
上条「んー、じゃあ机の上を片付けて布巾で拭いてきてくれるか?」
一三五七七号「了解しました。と、ミサカは貴方から濡れ布巾を受け取ります」
一九〇九〇号「ミサカは机の上を片付けます」
安価下(人物名「セリフ」)
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まあ楽しんで書いてますよwヘタレなんでエロ方向に行かないだけですorz
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ミサカ口調はけっこう作者泣かせだよなぁ・・・w
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上条「なあ、その喋り方って疲れないか?」
一九〇九〇号「別に疲れたりはしませんが、と、ミサカは貴方の質問に答えます」
上条「ならいいんだけどさ、堅苦しい感じがして、さ」
一九〇九〇号「効率的に話すのはいけませんか?と、ミサカは逆に質問します」
上条「いや、なんて言うかな。年相応の女の子の話し方ってのがあると思うんだ」
一三五七七号「ミサカ達にそういうことを教えてくれる者はおりません」ショボン
一九〇九〇号「ミサカ達はこの話し方で十分だと思いますが」
上条「いや、悪いってわけじゃないんだけど、その、ゴメン」
一三五七七号「なぜ謝るのですか?と、ミサカは貴方に尋ねます」
上条「いや、俺の意見を押し付けようとしたから」
安価下(人物名「セリフ」)
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オルソラ「あの、私たちも手伝ってもよろしいでしょうか」
インデックス「もう十分反省したんだよ」
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オルソラ「とりあえず、わたくしたちもお手伝いしてよろしいでしょうか?」
インデックス「十分反省したんだよ」
上条「インデックスが手伝い…だと?」
インデックス「とうま?何が言いたいのかな?」
上条「ナンデモゴザイマセン」
インデックス「とりあえず噛んでおくんだよ」ガブリ
上条「不幸だああああああああっっ!!」
一九〇九〇号「躊躇いなく頭を…。と、ミサカは驚愕の眼差しで白いシスターを見つめます」
オルソラ「あらあら。ではお料理の仕上げはわたくしがするのでございますよ」
御坂妹「一三五七七号!そのシスターが変なものを入れないように監視してください」
一三五七七号「了解。と、ミサカはさっそくシスターの持ち物をチェックします」
安価下(人物名「セリフ」)
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?????号「隠し味にムサシノ牛乳をっと・・・とミサカはシスターに注目が集まっている間に隠し味を投入します」
-
一〇〇三九号「シスターに注目が集まっている間に、ミサカはスープに隠し味を投入します」ドボドホ
インデックス「そこのクールビューティーが鍋に何か入れたんだよ!」
御坂妹「一〇〇三九号、何を入れたのですか?」
一〇〇三九号「スープスパゲティならばクリーミーなものが好みですので、ムサシノ牛乳を投入しました。と、ミサカは胸を張ります」
上条「いや、それ隠し味って量じゃねえだろ。まあいいけど」(コンソメミルクスープだと思えばまあ問題ないだろう)
オルソラ「寸胴鍋が沸騰しているのでございますよ。パスタを茹でませんと」
上条「頼んでいいか?オルソラ」
オルソラ「はい。よろしいでございますよ」
一〇〇三九号「楽しみです。と、ミサカは鍋を見ながら微笑みます」
御坂妹「台無しにならなくて良かったです。と、ミサカは牛乳パックを手にする一〇〇三九号を見ながら胸をなでおろします」
安価下(人物名「セリフ」)
-
一三五七七号「ところでさっきから他の妹達がやたら胸という単語を使っているのが気になります」
-
一三五七七号「先ほどから他のミサカ達がやたら胸という単語を使っているのが気になります」
御坂妹「ミサカ達はお姉様よりも発育が良いということを、上条当麻に気付いてもらうため口にしていた。と、ミサカは驚愕の真実を暴露します」
上条「なに言ってるのオマエ!?」
一九〇九〇号「妹達より小さいお姉様。その驚愕の事実に、ミサカはそっと目頭を押さえます」
一〇〇三九号「その割に頬が緩んでいます。と、ミサカは一九〇九〇号の腹黒さを指摘します」
上条「御坂…。強く生きろよ」ホロリ
オルソラ「皆様はいったん居間の方へと移動していただきたいのですが」
御坂妹「一九〇九〇号は引き続き見張りをお願いします」
一九〇九〇号「了解です」
インデックス「居間に行くんだよ!」
安価下(人物名「セリフ」)
-
一三五七七号「チッ、ミサカだけ仲間外れかよ。とミサカは若干グレます」
-
一三五七七号「ミサカだけ仲間外れかよ。と、ミサカは軽く舌打ちします」チッ
御坂妹「一三五七七号は勘違いをしている。と、ミサカは一三五七七号の肩に手を置いて諭します」
一三五七七号「どういうことですか?」
御坂妹「量産型能力者計画のミサカ達がお姉様よりも発育が良いのです。と、ミサカは胸を張りながら言います」
一三五七七号「つまり、お姉様は二万人のミサカ達に負けていると?」
上条(上条さんは何も聞いてませんよ)ホロリ
オルソラ「あらあら。パスタのバスケットはどちらでございましょうか?」
上条「シンクの中にある、ざるを使って湯切りしてくれ」
オルソラ「スープの仕上げはお任せしてよろしいでしょうか?」
上条「はいはい。了解しましたよ」
安価下(人物名「セリフ」)
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御坂妹「号数は忘れましたが番外個体よりスゴい発育のミサカもいますと、ミサカはさらに驚愕の真実を暴露します」
?????号「本当ですか!?と、ミサカなんかデータで見たことがあるお姉様より慎ましやかな胸なのに!?と驚きを露わにします」
-
御坂妹「量産型能力者計画のミサカには番外個体よりも発育の良いミサカがいます。と、ミサカは驚愕の事実を暴露します」
一九〇九〇号「番外個体よりも発育が良いミサカがいるとは本当ですか?と、ミサカは一〇〇三二号に詰め寄ります」
一三五七七号「お姉様の年齢を基準に作成された量産型能力者計画のミサカに番外個体よりも発育が良いミサカがいるというのは信じられません。と、ミサカは一〇〇三二号を疑惑の眼差しで見つめます」
御坂妹「上位個体からの情報ですから間違いありません。と、ミサカは反論します」
一〇〇三九号「上位個体から見ればミサカ達は発育が良いように見えるのでは?と、ミサカは寸胴鍋を髣髴とさせる上位個体を思い浮かべます」
一三五七七号「芳川あたりが何か知っていそうですね。と、ミサカは推測します」
一九〇九〇号「案外、冥土帰しが何か知っているかもしれません」
御坂妹「でもミサカ達以外の量産型能力者計画のミサカは学園都市には存在していません」
一三五七七号「調整と称して学園都市にいる可能性も…」
上条(話している内容はアレだけど、妹達も結構、感情豊かになってきたんだなあ)シミジミ
安価下(人物名「セリフ」)
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上条(体型にも個性が出てきたってことでもあるのか?ぶっちゃけ全部同じに見えるとか言えないけどなぁ……)
-
上条(スタイルっつっても、ぶっちゃけ番外個体と打ち止め以外は全員同じに見えるけどなあ。御坂も含めて)
御坂妹「なにやらよからぬことを考えていそうですね。と、ミサカは貴方をジト目で見つめます」ジー
上条「ナンノコトカワカリマセン」
御坂妹「有罪。と、ミサカは貴方に電撃を放ちます」ビリビリ
上条「不幸だあああああ」パキーン
一九〇九〇号「つくづく不思議な右手ですね。と、ミサカは欠陥電気を打ち消した右手を見つめます」
上条「能力として認められれば、奨学金も貰えるんですけどね。無能力者扱いだよ畜生」
一三五七七号「超能力者第七位と同じ原石として申請してみたらいかがでしょうか?と、ミサカは貴方に提案します」
上条「右手だけだからなあ。難しいと思うけど」
御坂妹「上位の超能力者を退ける無能力者。と、ミサカは病院で耳にした都市伝説を公開します」
上条「イロモノ扱いかよ。畜生」
安価下(人物名「セリフ」)
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インデックス「短髪もクールビューティーたちも平等に皆慎ましいんだよw」
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インデックス「短髪もクールビューティー達もみんな等しく胸が慎ましいんだよ」
御坂妹「お子様に言われても気になりません。と、ミサカは白いシスターを見て失笑します」ププ
インデックス「クールビューティーが虐めるんだよ」
オルソラ「そろそろパスタが茹であがるのでございます」
上条「おっと、スープの仕上げをしないと」
インデックス「無視されたんだよ」ガーン
一九〇九〇号「ミサカは机の上を拭いてきます」
一三五七七号「ミサカは白いシスターを居間へと連れて行きます」
御坂妹「ミサカも一三五七七号を手伝います」
インデックス「引きずらないで欲しいんだよ!」
安価下(人物名「セリフ」)
-
インデックス「子ども扱いしないで欲しいんだよ!悔しいんだよ!スフィンクス!」
スフィンクス(………女ご主人………さっき反省したんじゃねーんですかい………)
-
インデックス「子ども扱いされたんだよ!悔しいんだよ!スフィンクス」
スフィンクス「ニャーン」
インデックス「さっきみたいに話して欲しいんだよ」
スフィンクス「…」ニャン
インデックス「さっきオリアナが使った魔術は…LMFT」
スフィンクス「ウニャ!?」
インデックス「…魔力を精製できないんだよ」ショボン
御坂妹「そのどんぶりは一体なんなのでしょうか?と、ミサカは目を丸くします」
上条「これはインデックス用のどんぶりなんだぜ」ハハハ
御坂妹「貴方のものではなかったのですか?と、ミサカは茶碗の四倍はあるどんぶりに興味深深です」
安価下(人物名「セリフ」)
-
インデックス「フッ、これは私のブラなんだよ」
御坂妹「今日はエイプリルフールではありませんよ」
-
インデックス「クールビューティー、それは私のバストカップなんだよ」
御坂妹「おむつの間違いではないのですか?と、ミサカは上位個体を髣髴とさせる白いシスターを見てほくそ笑みます」ププ
インデックス「クールビューティーが相変わらず酷いんだよ!」
オルソラ「ではパスタを取り分けるのでございますよ」
上条「妹達はベッドをテーブル代わりにしてもらってもいいか?シーツは新しくしてあるからさ」
一九〇九〇号「構いません。と、ミサカは配給を待つ難民のようにお皿を手に持ちます」
一〇〇三九号「ミサカも一九〇九〇号に倣います」
一三五七七号「ミサカも一九〇九〇号に倣います」
インデックス「また無視されたんだよ!」ガーン
上条「ほら、インデックスはいつものどんぶりな」
インデックス「了解なんだよ!ごっはん、ごっはん」
安価下(人物名「セリフ」)
-
全員「この世の全ての食材に感謝をこめて、いただきます!」
-
オルソラ「皆さん、お料理は行き渡りましたか?では、大地の恵みに感謝を。いただきます」
上条・インデックス・妹達「いただきます!」
インデックス「オルソラ、とうま、美味しいんだよ!」ニコ
上条「ああ、旨いな、インデックス」
一〇〇三九号「ムサシノ牛乳がいい味を出しています。と、ミサカは頬を緩めます」
御坂妹「なるほど、コンソメスープに牛乳というのも合うものですね」
一九〇九〇号「これは美味しいです。と、ミサカは貴方にレシピを要求します」
一三五七七号「スープスパゲティは初めて食べましたが、気に入りました。と、ミサカもレシピを要求します」
オルソラ「スープが美味しいのでございますよ」
上条の部屋でお食事会END
―――――
うん。もう無理wほのぼので終わらせてしまえw
1、335に戻る(人物名指定)
2、他から(レス番と安価指定)
3、違う話をスタートさせる IFでカオスな世界観
4、終了
安価下
-
2、>>270の6
突然の集中豪雨
-
それ古いから別人のじゃ?
そこからじゃないなら>>417からで
-
>>475 うは、懐かしいのktkr
>>476 実は私ですwというわけで270の6でスタートw あーでもこれ選択肢考えないとorz
―――――
ザアアアアアア
上条「って、いきなり雨!?」
黒子「とりあえず、あちらのファミレスへ参りますの。では、お先に失礼」シュンッ
上条「くそっ、白井のやつ、空間移動しやがって!」タッタッタ
ピンポーン イラシャイマセー
黒子「…ふう。少し、濡れてしまいましたの」ポヨン
上条「…上条さんはずぶ濡れですけどね」ブルブル
黒子「あら。そんな濡れ鼠ではお店に迷惑がかかりますの。これを使ってくださいまし」
上条「タオル?何でこんなもの持ってるんだ?」
黒子「風紀委員の訓練用に持っておりましたの。わたくしは使ってはおりませんのでどうぞ」
上条「ああ、サンキュな」フキフキ(…っていっても、白井のタオルだよな。なんかいい匂いするし)///
次の黒子の行動or台詞
1 「あれだけ濡れても髪の毛はツンツンしたままなのですね。不思議ですの」とまじまじと上条を見る
2 おもむろに携帯を取り出しタオルで拭く上条を撮影
3 「先に行っておりますの」と、店の奥へ
4 上手く拭けない上条にイラついて、「わたくしが拭いて差し上げますの」とタオルを取り上げる
5 その他
安価下
-
4
-
上条(いや、これで思い切り顔とか拭いちまっていいのか?ダメだろ)ポタポタ
黒子「なぜそんな拭き方しかできませんの?わたくしが拭いて差し上げますの。お貸しなさい」
上条「え?いや、その」
黒子「こういうふうに拭きませんと、いつまでたっても濡れたままですの。ほら、頭も拭きますから少し屈んでくださいまし」フキフキ
上条「お、おう…」(なんだこの状況!?)
黒子「こんなに濡れているのにツンツンしていますのね。不思議ですの」フキフキ
上条「整髪料がいい仕事してるんだな」
黒子「…はい。おしまいですの」
上条「サンキューな。白井」
黒子「どういたしまして。さあ、とりあえず席について注文すると致しましょう。話はそれからですの」
上条「話ってなんだ?」
次の黒子の台詞は?
1 「お姉様のことでお聞きしたいことがありますの」
2 「風紀委員としてお聞きしたいことがありますの」
3 「このボタン、貴方の胸ポケットのボタンですわよね?」
4 「貴方が幼女を監禁しているとの情報が…」
5 その他
安価下
-
5 おまかせ
-
黒子「お姉様のことでお聞きしたいことがありますの」ピンポーン
上条「御坂のこと?お前の方が知ってるんじゃねえか?」
黒子「わたくしが存じ上げているのは常盤台中学のエース、超電磁砲としてのお姉様ですの」
ウエイトレス「ご注文をお伺いいたします」
黒子「わたくしは紅茶を」
上条「コーヒーで」
ウエイトレス「紅茶とコーヒーですね。畏まりました」
上条「御坂のことって、俺もそんなに詳しくはないぞ」
黒子「ご謙遜を。貴方が良くお姉様とお会いしていらっしゃるのは判っておりましてよ」ポヨンポヨン
上条「その、情けない話だけど、御坂には勉強を見てもらってるんだ」(妹達のことは言えないし、魔術師のことも言えないし)
黒子「…上条さん、高校生でございますよね?」
上条「さすがは五本指ってところか?上条さんの高校よりも常盤台中学の方が高度な授業をしているみたいだぞ」
次の黒子の台詞は?
1 「上条さん、教科書を見せていただけますか?」
2 「そのような言い訳は無用ですの。お姉様とお付き合いなさっているのでしょう?」
3 「このボタン、貴方の胸ポケットのボタンですわよね?」
4 その他
安価下
-
4
2+勢い余って制服のボタンが乳圧ではじけ飛ぶ
-
黒子「そのような言い訳は無用ですの。お姉様とお付き合いなさっているのでしょう?」ドン! プチン
白井が身を乗り出してテーブルを叩く。と同時に、何かの弾ける音と同時に、上条の鼻先に何か硬い物が飛んでくる。
上条「いてっ、…て、ぶふぉぉっ!?」
黒子「なんですの?」ポヨン
上条「白井、シャツのボタン飛んだ!とりあえず隠して!なんか際どいのが見えてるから!」
黒子「あら。ブラウスも買い換えないといけませんわね」ポヨン
上条「何で隠さないの!?」
黒子「特に必要性を感じませんので。見られて困るものでもありませんし」ポヨン
上条「こっちが困るつーの!」
黒子「ニットのおかげで鎖骨くらいまでしか見えませんのに?」
上条「いや、胸の谷間が丸見えですけど!?」
黒子「そうですの?では、安全ピンでボタンのあったところを留めておきますわ」ポヨン
上条(なんか調子狂うな)「ってか、御坂とは付き合ってないぞ?」
黒子の次の台詞は?
1 「ボタンで思い出しましたけど、このボタン型カメラを貴方の制服につけさせていただいてもよろしくて?」
2 「携帯にお揃いのストラップを着けて、ペア契約もしておりましたよね?」
3 「お姉様のお力になって差し上げて欲しいですの」
4 「はあ。忌々しいですの。この胸」ポヨンポヨン
5 その他
安価下
-
4+「まあデメリットばかりでもありませんが」
-
今更重箱の隅をつつくようで申し訳ないけど>>470のオルソラがオリアナになってるっす
-
>>485 ふおおおっ!?確かに間違えてる。皆様、脳内修正してくださいorz
オリアナ「大きいなんて話してるから、お姉さん、我慢できなくなっちゃった」
―――――
黒子「はあ。忌々しいですの。この胸。まあ、デメリットばかりでもありませんけど」ポヨンポヨン
上条「お前、友達なくすぞ」
黒子「殿方にはわからないでしょうけど、肩は凝りますし、いやらしい視線は集めますし、大変ですの」ポヨンポヨン
上条「そうやって弄るから視線を集めるんじゃないか?」
黒子「意図的に弄っているわけではありませんの。こうしているとなんとなく落ち着きますの」ポヨンポヨン
上条「公共の場ではやめといたほうがいいと思いますけど!?」
黒子「そうですわね。気をつけますわ」
上条「ああ、さっき飛んできたボタン、返しとく」
黒子「恐れ入ります」
ウエイトレス「お待たせしました。コーヒーと紅茶になります」カチャカチャ
黒子「それで、上条さん、お姉様とはどこまで、致しましたの?」
上条「…………は?」
次の黒子の台詞
1 「自分の部屋に連れ込んで、お姉様の麗しい唇を奪われましたの?はっ、それともお姉様の純潔を!?」ワナワナ
2 「お姉様の手料理をご馳走になったりなんてしておりませんわよね?」
3 「お姉様よりもわたくしの方が、たわわでございますわよ?」ポヨン
4 「お姉様との逢瀬の際は、ぜひわたくしも呼んでくださいませ」ポヨン
5 その他
安価下
-
3+ウェイトレスそれに驚いて黒子に飲み物をこぼす
-
黒子「お姉様よりもわたくしの方が、たわわでございますわよ?」ポヨン
ウエイトレス(え?常盤台の先輩と後輩でこの男の人を取り合ってるの?)ガシャン
たまたま後ろを通りかかったウエイトレスが白井の言葉を耳にして、お冷のポットをトレイの上に倒してしまった。
黒子「きゃっ」バシャ
ウエイトレス「も、申し訳ございません!」
黒子「わたくしは少しかかっただけですの。お構いなく」
白井は鞄からタオルを取り出して自らの顔と頭を拭く。
上条(あれって、さっき俺を拭いたタオルだよな…)
黒子(こ、これは、上条さんの匂いですの?嫌な感じはいたしませんが…って、何を考えておりますの!?)フキフキ
上条「さ、災難だったな。白井」
黒子「お気になさらず」フキフキ
上条の台詞は?
1 「悪い。俺の不幸に巻き込んじまった」
2 「そのタオルって…さっきのやつだよな?」
3 「頭の上に氷が乗ってるぞ…冷たくないのか?」
4 「水も滴るいい女…だな」ボソ
5 その他
安価下
-
上条「『3』…って言ってる場合じゃねえや。着替えなくても大丈夫か?」(気のせいか?何かさっきより大きくなったような……)
-
上条「頭の上に氷が乗ってるぞ…冷たくないのか?って、言ってる場合じゃねえな。着替えたほうが良くないか?」(なんか濡れたら大きくなったように見えるけど、気のせい、か?)
黒子「氷は払い落とせば良いですの。着替えなど持っておりませんし、そんなに濡れたわけではありませんから大丈夫ですの」(…ブラのホックが外れたみたいですの)
上条「そ、そうか」
黒子「…少し失礼いたしますの」
上条「お、おう」
白井は鞄からポーチを取り出すと、化粧室へと姿を消した。
上条(なんかいかにも、お嬢様って感じだなあ)
コーヒーを啜りながら紅茶のカップを見て、そんなことを思ってみたりする。
上条(……さっきの、冗談だよな?)
黒子『お姉様よりもわたくしの方が、たわわでございますわよ?』ポヨン
上条(胸が大きくなったからか?なんか落ち着いた感じになったよな、白井のやつ)
上条の思考は?
1 (いやいやいや、落ち着いてるっていっても白井は中学一年ですよ)
2 (白井って可愛い、よな)///
3 (いやいやいや、御坂ラブな同性愛者だぞ)
4 (吹寄よりでかいよな…。黄泉川先生クラスか?)
5 その他
安価下
-
全部
-
全部は無茶振りだったかすみませぬ
駄目なら4
-
上条(吹寄よりでかいよな…。黄泉川先生クラスか?…いやいやいや、落ち着いてるっていっても白井は中学一年ですよ)
顔が熱いのは啜っているコーヒーのせいだろうか。
上条(白井って可愛い、よな)///
常盤台中学に通っているお嬢様で、空間移動の大能力者で風紀委員。
上条(いやいやいや、御坂ラブな同性愛者だぞ!白井は)
黒子『お姉様ぁぁぁぁんんっっ!!黒子は、黒子はぁぁぁんっっ!!』
美琴『やめなさい!このド変態があああああっっ!!』ビリビリビリ
黒子『あああああああんっっ!!愛の鞭ですのおおおおっっ!!』ビクンッ
上条(……うん。確かに変態だった)
黒子『こういうふうに拭きませんと、いつまでたっても濡れたままですの。ほら、頭も拭きますから少し屈んでくださいまし』
上条(アレは結構やばかったけどな)
次に聞こえてきたのは?
1 「顔が赤いですけれども、風邪でも召されました?」
2 「あら、まだ後頭部が濡れておりますわ」フキフキ
3 「きゃっ!」ムニュン
4 「…不幸だ」ハァ
5 その他
安価下
-
3
-
席に戻ってきた白井が上条の横を通りかかったとき、落ちていた氷を踏んで上条の方へと倒れこんだ。
黒子「きゃっ!」ムニュン
上条「っ!?」
転ばないよう咄嗟にしがみ付いたのが上条の頭だった。そんなわけで、白井は現在、上条の頭を胸に抱いている格好である。
黒子「申し訳ありませんの。転びそうだったのでしがみついてしまいましたの」ギュッ
上条「わふぁっら、わふぁっらはら、ふぁらひへふへ!」モガモガ
黒子「ぁ。くすぐったい、ですの」ムニュン
上条「ふぁ、ふぁうひ」モガモガ
黒子「演算が出来ませんの。肩をお借りしますの」ギュッ
上条(な、なんでしがみつくんだ!?)
黒子の次の台詞は?
1 「失礼いたしましたの」
2 「わ、わたくしとしたことが不覚!」
3 「…責任を取っていただきませんと」
4 「とりあえずどちらに鉄矢を撃ち込みましょうか?」
5 その他
安価下
-
3
-
あ
-
ごめんなさい書き込みミスです
-
黒子「……責任を取っていただきませんと」
上条「責任?」
黒子「わたくしの胸元に激しい接吻をされましたの」
上条「いや、あれは話をしようとしただけで」
黒子「胸元に熱い吐息をかけられましたの」
上条「だから、話をしようとしただけで」
黒子「ブラウスのボタンが弾け飛んだとき、わたくしの胸元をガン見しましたの」
上条「すみませんでした!」
黒子「あら、それは否定なさらないのですね」
上条「……まあ、見たのは確かだからな」
黒子「ふふ。では、どう責任を取ってもらいましょうか?」
上条にどう責任を取ってもらうか?
1 風紀委員第一一七支部の雑用係に任命する
2 黒子と美琴の罰則として言い渡されていた寮の周りの清掃をしてもらう
3 罰ゲームと称して休日のエスコートを命令する
4 学生服にカメラを仕込んで美琴と勝負させる
5 常盤台の寮までおぶって連れて行ってもらう
6 その他
安価下
-
3+「あと何か着替えをくださいまし!」
-
黒子「では、罰ゲームとして、明日ショッピングに付き合ってくださいまし。それと、わたくし思ったより濡れてしまっておりますので、そちらの体操服をお借りしたいのですが」
上条「常盤台って罰ゲームがはやってるのか?と、これが体操服って良く判ったな?」
黒子「そういった袋は体操服袋と相場が決まっておりますの」
上条「…使った後だけど、いいのか?」
黒子「濡れたブラウスを着たままで風邪を引くよりましですの」
上条「ほら、文句言うなよ」
黒子「自分から頼んでおいて文句など言うわけありませんの。では、少し失礼」
上条の体操着袋を受け取ると、白井は再び化粧室へと消えた。
上条(白井って意外とこういうの気にしないのか?)
同性なら問題ないだろうが、上条と白井は異性である。
上条(うーん、わかんねえな)ポリポリ
黒子が着替えてきた格好は?
1 上条のジャージ姿
2 上のみ上条のジャージ、下は常盤台のスカート姿
3 上が上条のジャージで下もスカートの下に上条のジャージ下
4 2+その上に常盤台のブレザーを羽織っている
安価下
-
4
-
黒子「戻りましたの。わたくしの服も入れてしまいましたので、体操服袋ごとお借りしてよろしいですか?」
上条「あ、ああ。それはかまわないけど」
黒子「洗濯してお返しいたしますの」
上条「なんか、悪いな」
黒子「こちらこそ、無理を言いまして」
上条「それで、明日はどこで待ち合わせるんだ?」
黒子「そうですわね、セブンスミストに10時頃でよろしいでしょうか?」
上条「…上条さんに拒否権はないんだろ?」
黒子「ふふ。よくおわかりで」
上条「まあ、俺の知っている常盤台のお嬢様はそういう子ばかりだからな」
黒子の台詞は?
1 「常盤台とか関係ありませんの。わたくしはわたくし、ですの」
2 「殿方を上手く制御するのも、淑女の嗜みですの」
3 「お姉様の事をおっしゃっているのですか?」
4 その他
安価下
-
1か2
-
黒子「常盤台とか関係ありませんの。わたくしはわたくし、ですの」プクー
上条「白井さん、なぜ頬を膨らませているのでしょうか?」
黒子「学校の名前で人のことを見るからですわ」
上条「でもさ、御坂も食蜂も白井も上条さんに拒否権を与えてくれないじゃん」
黒子「超能力者のお二人と並べられるのは困りますの。というよりも、上条さん、食蜂操祈のことを存じ上げていらしたのですか?」
上条「まあ、御坂みたいな感じかな?能力が効かないってのが癇に障るんだと。白井も俺に絡んでくるのはそんな感じ?」
黒子「お姉様を誑かす類人猿、当初はそう思っておりましたけれども、今は違いましてよ」
上条「なんか酷い言われようだけど、今はどう思ってくれているんだ?」
黒子「……信用に足る殿方ですの」
上条「お、信用してくれてはいるんだ。サンキューな」
黒子「信用していなければ、こうして二人きりでなんてお会いしませんですの」
上条「それもそうだな」
次の黒子の台詞は?
1 「上条さんもわたくしのことを信用してくださってます?」
2 「女心に疎いですわね。……まあそのおかげでこうしてご一緒できるのですけれど」ボソ
3 「……まさかわたくしが、殿方の傍に居たいなどと思うようになるとは…」ボソ
4 「その力をわたくしのために使っていただきますわ」
5 その他
安価下
-
3+(もしかしてわたくしの変化も影響しているのでしょうか…)
-
黒子「……まさかわたくしが、殿方の傍に居たいなどと思うようになるとは…」ボソ
上条「ん?何か言ったか?」
黒子「別に何も…」(もしかしてわたくしの変化も、影響しているのでしょうか?)
上条「なんか悩んでるんだったら相談に乗るぞ?一応年上だしな」
黒子「年上は年上でも、中学生に勉強を教わる高校生ですの」クスクス
上条「くっ、言い返せない自分が悲しい!」
黒子「ふふ。明日のお買い物、楽しみにしておりますわ」
上条「お手柔らかに頼みます」
黒子「上条さん次第ですの」
上条「よろしい。この上条当麻、明日は白井のエスコートを、自分の出来る範囲でしっかりとして差し上げようではないか」
黒子「ふふ。期待しておりますの」
次の場面は?
1 翌日9:30 セブンスミスト前(黒子の罰ゲームデート編)
2 雨がやんだので常盤台の寮まで黒子を送っていく(黒子の美琴への宣戦布告編)
3 次の安価話へ(安価と番号を指定してください)(この話はこれでおしまい『巨乳黒子翻弄編END』)
4 違う話をスタートさせる IFでカオスな世界観(この話はこれでおしまい『巨乳黒子翻弄編END』)
5 終了(この話はこれでおしまい『巨乳黒子翻弄編END』)
安価下
-
1
-
土曜日の午前9時30分にセブンスミストのショッピングモール入口に立つ、常盤台中学の制服を身に纏ったツインテールの少女。
黒子(淑女たるもの、殿方を待たせるわけには参りませんの)
約束の時間よりも30分早く待ち合わせ場所に来ていた。
黒子(こうして殿方を待つのも、悪くありませんわね)プニプニ
考え事をするときに、無意識で胸を弄ってしまう。
黒子(下着売り場に連れて行ったら、どんな反応をしますの?ふふ)プニプニ
上条「常盤台のお嬢さん、公の場で胸を弄るのは感心しませんぞ」
黒子「そういうことは、公の場で指摘しない方がよろしいですのよ」
上条「そっか。悪いな」
黒子「思ったよりもお早いお着きですの」
上条「珍しく事件に巻き込まれたりしなかったからな。上条さん感激ですよ」
黒子の台詞&行動は?
1 「なぜ事件に巻き込まれることが前提なんですの?」と小首を傾げる。
2 「ふふ。わたくしが不幸を打ち消して差し上げましたの」と微笑む。
3 「では、エスコートをお願いいたしますの」と右手を差し出す
4 その他
安価下
-
3
-
黒子「では、エスコートをお願いいたしますの」スッ
上条「白井さん?その右手はなんでございましょう?」
黒子「あら?エスコートなのですから、お手を引いてくださるのでしょう?」ニコ
上条「では、失礼します」ギュッ
黒子「ふふ。大きいですの」ギュッ (意外とあっさりと手を握ってくれましたの)
上条「で、とりあえず何を見に行くんだ?」
黒子「あら?昨日のファミレスでの出来事を覚えておりませんの?」
上条「……ボタンが飛んだことか?」ボソ
黒子「わたくしの胸に熱いせ…」
上条「公の場でそのようなことを大きな声で言ってはいけません!」
黒子「わたくしたちのまわりには誰もおりませんが?」
上条「いや、誰が聞いてるかもしれないだろ!?もし聞かれたら上条さん社会的に抹殺されちゃいますよ!」
黒子の次の台詞&行動は?
1 「わたくしたち手を繋いでいるから恋人同士にしか見られないと思いますの。痴話喧嘩としか見られないのでは?」と微笑む。
2 「ふふ。冗談が過ぎましたの。お詫びにお茶をご馳走いたしますわ」と喫茶店を指差す。
3 「カップルの会話など誰も聞いておりませんわ」と微笑む。
4 「とりあえず二階に参りましょう。貴方に選んでいただきたいものがございますの」と楽しそうに微笑む。
5 その他
安価下
-
4
-
以前のオルソラの時もそうだったけど、もしかしてカオス路線の方が書きやすかったりするんですかね?w
あっ、俺はどちらの路線も応援してます。ハイ。
-
>>513 いやいや、別にシリアスでもイチャイチャでも楽しんでますよ。カオスなのも書いてて楽しいけどねw
―――――
黒子「とりあえず二階に参りましょう。貴方に選んでいただきたいものがございますの」
上条「じゃあ、行きますか」
黒子「ええ、よろしくお願いします」
階段を上り、女性服売り場の奥へと進んでいく。
上条「……あの、白井さん?」
黒子「なんですの?」
上条「この先は、男子禁制ゾーンのような気がするのですけど?」
黒子「そんなことありませんわ。高校生の方などは良く殿方と一緒に来ておりますわよ」
上条「嘘!?」
黒子「わたくしも、殿方の好みをお聞きしたいですの。そうですわね、こちらとこちら、どちらが良いですか?」
そう言って上条の前に出されたのは、黒いレースの下着と、ピンクのレースの下着であった。
上条「ぶふぅっ!?そのいろいろなトコロが透けてしまいそうなモノは一体なんですか!?」
黒子の次の台詞&行動は?
1 「淑女の嗜みですの」と、制服の上から下着を当ててみせる。
2 「これでもおとなしい方ですの。あちらの方がお好みですの?」と、Tバックを指す。
3 「貴方の好みに合わせますわ」と、小悪魔的に微笑む。
4 その他
安価下
-
1
-
黒子「淑女の嗜みですの。どちらがわたくしに似合うと思いますか?」
上条「ど、どちらも良く似合いますよー!?」
黒子「ちゃんと見てくださいまし!」
上条「いやいやいや、白井さん!上条さんはいっぱいいっぱいですのことよ!?」
黒子「白とか、水色の方をお好みですの?」
上条「そういう問題じゃなくて!女の子の隠されたトコロの意見を男に求めるんじゃありません!」
黒子「殿方には貴方にしか見せる予定はありませんの」
上条「なん…だと!?」(聞き間違いか?)
黒子「ですから、貴方の好みを聞いておりますのよ?」
上条(聞き間違いじゃなかった!え?つまりそれって、え?え?)
黒子「わたくしの言っていることの意味、お解かり?」
上条の台詞は?
1 「白井、そういうのはまだ早いと思うぞ!?上条さん、中学生に手は出しませんことよ!?」
2 「白井、上条さんは清楚な白が好みだ」
3 「白井、脱がせるときの楽しみが減るから自分で選んでくれ」
4 「白井、それ、サイズ合わないんじゃないか?」
5 その他
安価下
-
4
-
上条「白井、それ、サイズ合わないんじゃないか?」
黒子「サイズが合うものを当てたら、見る楽しみが減りますわよ?」
上条「ぶふうっ!?俺に見せる前提なの!?」
黒子「ふふ。好みのものを見て、店員さんに合うサイズの在庫を確認しますのよ。と言っても、これも合うものに近いサイズですけど」
上条「上条さんには刺激が強すぎます」
黒子「わたくしの下着姿を想像しておりますのね。いやらしいですの」
上条「そんな目で上条さんを見ないで!」
黒子「ふふ。冗談ですの。それで、上条さんの好みはどの色ですの?」
上条「………言わなきゃダメ?」
黒子「できれば教えて欲しいですの」
上条が返事の代わりに指差したのは?
1 白レースのスリーインワンタイプ(ガーターベルト付)
2 黒のストラップレスブラ+Tバックセット
3 ピンクレースのビスチェ付セット
4 オーソドックスなフルカップブラ+ショーツセット(花柄)
5 スリップやテディの並んでいるところを指差す
6 その他
安価下
-
6
上条「そっ、そっ、それよりもまたボタンが飛びかけてるぞ!」(やべえ。いつもの不幸パターンの予感しかしない・・・)
上条さんの実際の好みはわかんないっすw
-
上条「し、白井!?それよりもだな、またボタンが弾けそうになってるんですけど!」(これはいつものパターンなのではないでしょうか?…不幸だ)
黒子「そんな風に誤魔化すなんて、へたれですの」プクー
上条「ひどっ」
黒子「普通ならば、女性に選んで欲しいと言われたら嬉々として選ぶものではありませんの?」
上条「いや服ならわかるけど、下着はないだろ」
黒子「下着も服の一種ですの」プクー
上条「少しは恥じらいってものを持ってください!」
黒子「試着姿を見ろと言っているわけではありませんのに」
上条「着けようとするやつを見せればそれで十分だお馬鹿。男子高校生の妄想力舐めるな!」
黒子「あら?わたくしの下着姿を妄想できますの?」
上条「………ノーコメントでお願いします」
黒子の台詞&行動は?
1 「貴方になら想像されても構いませんわ。むしろ想像してくださいまし」と、微笑む。
2 「先ほどの誤魔化し方からいくと、わたくしの胸をよくみておりますのね」と、微笑む。
3 「急に胸が大きくなりましたので、魅力的な下着を貴方に選らんで欲しいですの」と、まっすぐに上条を見る。
4 「ふふ。からかいすぎましたの。一階の階段横にあった喫茶店に行ってお待ちいただけます?」と、謝る。
5 その他
安価下
-
3
-
黒子「急に胸が大きくなりましたので、魅力的な下着を貴方に選らんで欲しいですの」
上条「なぜ上条さんに!?」
黒子「お解かりでしょう?」
上条「お馬鹿な上条さんには解りません」
黒子「はぁ。なぜ貴方はそこまで他人の好意を無碍に出来ますの?」
上条「むげ?」
黒子「蔑ろにするとか、わからないふりをするといったことですわ」
上条「……俺は不幸体質だからさ。他人をそれに巻き込みたくないんだよ」
黒子「だからといって、なんでも一人で抱え込もうとするのはやめてくださいまし。と言うよりも、もっとわたくしを頼ってくださいまし」
上条「いや、だってお前年下だし、女の子だし…」
黒子「年齢は関係ありませんし、殿方は女に甘えるものですの」
上条の台詞は?
1 「いや、そう言われてもなあ…」
2 「白井。お前なんでそこまで…」
3 「ここでお前に甘えたら、上条さん駄目になる気がする」
4 「……いいのか?甘えても」
5 その他
安価下
-
2+4+「何でそんなに成長したんだ?何か変なモノ食べたか変わったことでもあったか?」(順不同)
-
上条「なんで急に成長したんだ?何か変わったもの食べたとか、生活習慣変えたとか?」
黒子「……ぶちこわしですの」
上条「いや、身体のことではなくてですね、精神的にもなにか凄く大人っぽくなってないか?」
黒子「常に淑女であろうと思ってはおりますが、そうですわね、身体的にも成長して、落ち着いたのかもしれませんわ」
上条「ああ、その、雰囲気がさ、すげえ頼りがいありそうで、その…」
黒子「はっきりおっしゃってくださいまし」
上条「…いいのか、甘えても」
黒子「貴方さえよろしければ」
上条「白井。お前なんでそこまで…」
黒子「そうですわね、きっと、貴方が好きだからですわ」
上条の台詞&反応
1 「なんつーか、すげえ嬉しい」と、泣きそうな顔で笑う。
2 「白井さん、それはライクではなくて、ラブの方でしょうか?」と、おどけてみせる。
3 「俺なんて、白井に釣りあわねーよ」と、やんわりと拒絶する。
4 「とりあえず、買い物しながらする話じゃねーな」と、誤魔化す。
5 その他
安価下
-
おまかせ+盛大なクシャミで黒子の服がテレポートして下着姿に
-
上条「白井さん、それはライクではなくて、ラブの方でしょうか?」
黒子「……ラブの方ですの」
上条「マジで!?」
黒子「このようなところで話すものではございませんね。とりあえず、これらを棚に戻しませんと……くしょんっ!」
黒子が慌てて手に持っていた下着を棚に戻そうとしたとき、レースの部分で鼻元を擦ってしまい、自身のくしゃみが手に持ったものに付かないようにと咄嗟に考え、半ば無意識に空間移動を発動した。
上条「!?」パクパク
上条が金魚のように口を開け閉めしながら視線を逸らし、棚を指差す。その上には手に持っていた商品の下に、見慣れた常盤台中学の制服が敷かれていた。
黒子「………少しばかり能力が暴走しましたの。しばらくそのまま、そちらを向いていてくださいまし」
上条「了解です」
黒子「………ばっちり見ましたの?」
上条「上条さんには刺激が強すぎましたことよ!?」
黒子の台詞&行動
1 「淑女の嗜みですの」と、冷静に棚へと向かう。
2 「勝負下着ですの」と、なぜかアピールをする。
3 「はしたない女と思わないでくださいまし」と、肩を落とす。
4 「もうお嫁にいけませんの」と、その場に崩れ、しくしくと泣き始める。
5 その他
安価下
-
2
-
黒子「勝負下着ですの」
上条「いきなりなに言っちゃってるの!?」
黒子「わたくしなりの決意表明ですの」
上条「決意表明?」
黒子「いつでもOKですの」
上条「何がだよっ!?」
黒子「ナニですの」
上条「オイコラ中学生、高校生をからかうんじゃありません」
黒子「わたくし、本気ですわよ」
上条「ってか、早く着替えて、着替えろ、着替えなさい!」
黒子「あら、着替えておりますわよ」
上条の台詞&行動
1 「いや、着替えてないだろ」と、信じずに背を向けたまま
2 「え?早いなオイ」と、振り返る
3 「嘘だったら上条さん怒りますよ?」と、背を向けたまま確認を取る
4 「ここじゃちゃんと話せないから向こうで待ってるな」と、階段の方へ走り去る
5 その他
安価下
-
2
-
上条「え?早いなオイ……って、嘘つきいいいいいいいっっ!!」
ギュゴッと音がしそうな勢いで上条は再び回れ右をする。
黒子「ばっちり見ましたわね?」
上条「何で中学生がそんな過激なの着てるの!?」
黒子「ですから、勝負下着ですの」
上条「高校生をからかって楽しいか畜生」
黒子「からかってなどおりませんの。貴方に見せるために着てきたものですので」
上条「公共の場で下着姿になるのは風紀委員としてどうなんですか!?」
黒子「黙っていればわかりませんの。たまたま能力が暴走したに過ぎませんし」
上条「とりあえず制服を着てください!お願いします!」
黒子の台詞&行動
1 ため息をついてから制服を持って試着室へ入る。
2 「誰か来ましたの!」と、上条の手を引っ張って試着室へ入る。
3 「わかりましたの」と、その場で制服を着始める。
4 「げぇ。寮監。まずいですの」と、呟き、テレポートで試着室に入って上条に制服を持ってきてくれるように頼む。
5 その他
安価下
-
2
-
黒子「誰か来ましたの」
上条「え?ちょっ、ちょっと!?」
黒子「女性の下着売り場に男子高校生はさすがにヤバイですの」
左手で制服、右手で上条の左手を掴み、黒子は試着室のカーテンを開ける。
上条「試着室(こんなところ)にいる方が言い訳できねえって!」
黒子「上条さんの靴も隠しておいて、わたくしの靴だけならば、黙っていればわかりませんの」
上条「わかった、俺は壁(ここ)に貼り付いて同化してるから」
そう言うと上条は、黒子に背を向けて壁に貼り付いた。
黒子「…大きい、ですわね」ムニュン
そう言って上条の背中に抱きつく下着姿の黒子。
上条「し、し、し、し、白井さん!?貴女一体何を!?」
黒子「ふふ。壁に寄りかかっているだけですの。声を抑えた方がいいですの」ギュッ
聞こえてきたのは?
1 「あたし、初春にはこんなのが似合うと思うんだ」
2 「貴方に選んで欲しいのって、ミサカはミサカはお願いしてみる!」
3 「こ、これはゲコ太とピョン子!!」ゴクリ
4 「あらぁ?これ、貴女に似合いそうねぇ?」
5 「色即是空、空即是色…落ち着け、落ち着くんだ上条当麻」ブツブツ
6 「湾内さん、これなんていかがでしょう?」
7 その他
-
7
2、5以外のおまかせ
-
食蜂「あらぁ?これ、貴女に似合いそうねぇ?」
上条「げっ、あの声は食蜂」
黒子「しかも取り巻きと一緒ですわね」
上条「な、なあ。ここしか試着室がないってことないよな?」
黒子「隣にもありますの」
上条「よ、よかった……」
食蜂「あらぁ?どなたか同じ常盤台の人が試着してるのねぇ?」
上条「な、なんでわかるんだよ」ヒソヒソ
黒子「ローファーが学校指定のものですの」ヒソヒソ
食蜂「貴女、知っている人かどうか確認してきてぇ」
生徒A「了解しました。失礼、常盤台の方とお見受けしましたが、学年とお名前をお聞かせ願えますか?」
黒子「一年の白井黒子ですの」
聞こえてきた言葉は?
1 「あらぁ。御坂さんと同室の白井さんかしらぁ?」
2 「ありがとうございます。……女王、空間移動の白井さんでした」
3 「最近女子力が上がった白井さんなのねぇ」
4 「あらぁ。やっぱり良く似合うわねぇ」クスクス
5 その他
安価下
-
「………失礼ですが本当にあの白井さんですか?…その…随分違うような…」(胸と全身を凝視しつつ)
-
生徒A「……失礼ですが本当にあの白井さんですか?……その、体型が……」
黒子「貴女、透視能力者かしら?女同士とはいえ覗きとは、淑女にあるまじき行為ですの」
生徒A「申し訳ありません。ですが、私も女王に嘘を教えるわけにはいきませんので」
黒子「たいした忠誠心ですこと。では、こちらを見ればわたくしが白井黒子だと信じていただけますか?」
そう言うと黒子は制服の胸ポケットから生徒手帳を取り出し、カーテンを少しだけ開いて顔と生徒手帳を持った右手を差し出した。
生徒A「確かに、白井さんですわ。失礼いたしました。……その、差し支えなければお聞かせ願いたいのですが、何か特別なことをなさったのでしょうか?」
黒子「特に何もしておりませんの」ポヨン
生徒A「羨ましいですわ。では、ごきげんよう」
黒子「ええ。ごきげんよう」
上条(うわ。なんかお嬢様な会話だ)
黒子「……ふう。あの方にひとつ借りを作ってしまいましたの」
上条「借り?」
黒子「貴方の存在を見なかったことにしてくれましたの」
上条「マジで?」
黒子「マジですの」
聞こえてきた言葉は?
1 「女王、一年の風紀委員の白井さんでした」
2 「あらぁ?なにか干渉力に違和感があるわねぇ」
3 「げっ!?食蜂!」
4 「汗をかいてしまいましたの」プチン
5 その他
安価下
-
4+おまかせ
-
黒子「……ふう。汗をかいてしまいましたの」プチン
上条「……白井さん?なにやら聞いてはいけない音が聞こえてきたように思うのですが?」
黒子「見てもよろしいですわよ。責任は取っていただきますけれども」シュルッ
上条「な、なにを言っているのかわかりませんことよ!?」
黒子「大きな声を出すと食蜂操祈に気づかれますわよ?」
上条「そんなことになったら上条さんの学生生活(じんせい)が終わってしまいます!」
黒子「でしたら、お静かに」ゴソゴソ
上条「何をしているのでしょうか?」
黒子「汗を拭くため、ハンカチを取り出しているだけですの」
上条「……用意してから脱げばよかったのではないでしょうか?」
黒子の次の台詞&行動
1 「そうですわね」と、素直に認める。
2 「誘惑できるチャンスでしたので」と、上条を見上げる。
3 「はっ。上条さんの背中(シャツ)で拭いてしまえばいいですの」と、怪しい笑みを浮かべる。
4 「少しの間、肩をお貸しくださいませ」と、ブラを上条の肩に置く。
5 その他
安価下
-
4
-
黒子「少しの間、肩をお貸しくださいませ」パサッ
上条「…っ!?」
黒子「汗疹ができてしまうところでしたの」ポヨン
上条「し、し、し、し、白井さん!?な、な、な、何をしていらっしゃるのでしょう!?」
黒子「汗を拭いておりますの」ポヨン
上条「いや、上条さんの肩に何を!?」
黒子「床に置けと仰いますの?」ポヨン
上条「いや、その……」
黒子「ふふ。ありがとうございました」
小さく微笑みながら上条の肩の上のものを取り、身に着ける。
次の黒子の台詞&行動
1 制服を身に纏いながら「紳士ですのね」と、褒める。
2 「わたくし、チャンスは無駄にいたしませんの」と、下着姿で背中から上条に抱きつく。
3 「わたくし、魅力がないのでしょうか」と、ため息混じりに呟く。
4 「わたくしが着替えてここを出て行ったら、上条さんは大変なことになりますわね」と、黒い笑みを浮かべる。
5 その他
安価下
-
5
「…………………」(マッ、マズいですの……先ほどまで入っていたハズのブラが全く入りませんの……)
-
黒子「………」(ホックが壊れましたの)
暫くの間考えてから、黒子はブラを外し、素肌の上にブラウスを着た。
黒子(ベストとブレザーがあるからとりあえずは大丈夫ですの)
スカートを履き、ニットベストを身に着けてからブレザーを羽織ると、姿見を見て髪を整える。それからブレザーの内ポケットにブラを丸めて詰め込んだ。
黒子「とりあえず着替えましたけど、まだ暫くは出られそうにありませんわね」
カーテンを少しだけ引き、売り場の様子を見ながら、黒子は言った。
上条「いや、とりあえずまともに見れる姿になってくれただけで上条さんは満足ですよ」
黒子「その言い方は傷付きますの」
上条「目の毒ってことで、悪い意味じゃないんですけど!?」
黒子「それでも、傷付きましたの」
上条「……悪い」
黒子の台詞&行動
1 「罰ゲーム一日追加ですの」と、上目遣いで言う。
2 「抱きしめて欲しいですの」と、まっすぐに上条を見る。
3 「とりあえず、お昼御飯は上条さんの奢りですの」と、微笑む。
4 その他
安価下
―――――
さすがに大きくなるのは無理があるのでブラが壊れたことにしました。
てか、迷走してる気がするw
-
ならそろそろシメてみてはどうです?
OMAKASE
-
黒子「上条さん、本当に悪いと思ってますの?」
上条「もちろん」
黒子「では、誠意を見せてくださいませ」
上条「誠意?」
黒子「はぐらかさずに気持ちを現して欲しいですの」
上条「それって、どういう意味だ」
黒子「わたくしのこと、どう思っておりますの?」
上条「白井」
黒子「はっきり、仰ってくださいませ」
上条の台詞&行動
1 「お前は凄い奴だと思うよ」と、微笑む。
2 「可愛い後輩じゃ、駄目か?」と、困った顔で言う。
3 「風紀委員の癖に人の心を弄びやがって」と、ため息混じりに言う。
4 その他
安価下
―――――
OK、次で閉めますw とりあえずどれ選んでも黒子ENDですよw
-
4
_ ∩
( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!
-
上条「そんな顔、するなよ」
黒子「貴方が悪いですの」
上条「……まあ、確かに」
見つめてくる目を正面から受け止めながら、上条は口元を歪める。
上条「背は低いけど、お嬢様で包容力有りそうに見えるし、上条さんの好みストライクですよ」
黒子「は?」
上条「甘えさせてもらうからな」
黒子「………ふふ。上条さんは甘えん坊さんでしたのね」
上条「実はそうなんですよ」
黒子「わたくしも、甘えん坊ですけれど、よろしくて?」
上条「ああ、構わない」
黒子「では、証をくださいまし」
そう言うと、黒子は上条を見上げ、瞳を閉じた。
おしまい
巨乳黒子は甘えん坊END
―――――
くっ、うまくまとめられなかったorz 選択肢安価は難しいなw
旧作に戻るとしても今度からは丸投げ安価にしてしまおうw
1、335に戻る(人物名指定)
2、他から(レス番と安価指定)
3、違う話をスタートさせる IFでカオスな世界観
4、終了
安価下
-
>>507の2が気になりつつ、>>546の安価は1で人物は郭
-
現代くノ一忍者・郭(くるわ)とか無茶ブリすぐるww
駄目なら好きなキャラで書いてもいいと思うっす
-
上のが難しいみたいなら>>418から続きを、今度は普通のイチャイチャ見たいんじゃ
-
見返してみたら>>422あたりは作者さんがカオス路線に持ち込む気満々だったよなw
-
上条(しかし、なんつーか、すげえ格好だなこの子)ウーム
簪に手を引っ掛けないように前髪の部分を撫でつつ、上条は自らが膝枕をしている少女に視線を落とす。
上条(着物ってか浴衣?なんかおへそ丸出しだし、帯は透明だし、なんなんでしょう?この格好は?てか、なんで俺、膝枕なんてしてるんだ?)
なんとなく後頭部が痛い。
上条(……あれ?そもそも俺、誰かと待ち合わせしてなかったか?)
ところどころ茶色い髪の混じった少女の顔を見つめながら、上条は考える。
上条(この子と待ち合わせってことはないな。初めて見る子だし)
少女の全身を見て、ふとある人物を思い出した。
上条(んー。もしかして魔術師か?この子。そうだとしたら、魔術師って実は露出狂だったり?)
などと結構酷いことを考えていると、膝枕をしている少女がもぞもぞと小さく身体を動かした。
郭「……うーん。安価下」
―――――
郭を探してしまったw SS2のくの一(笑)でしたのねw
-
まずは軽く自己紹介・・・かな?
-
郭「……うーん。まずは軽〜く自己紹介…かな?」
目を開けた郭はこの状況に慌てることなく、上条を見上げてそう言った。
郭「郭です。以上」
上条「短っ!ってか名前だけ?まあ別にいいけどさ、お前はどこの所属なの?やっぱり建宮の所?」
郭「建宮……ですか?」
上条「えー?天草式十字凄教じゃねえの?」
郭「なにその怪しい組織名?」
上条「宗教組織なんてそんなもんだと思うけど?」
郭「はっ。この状態、まさか怪しい勧誘!?」
上条「いや、この状態は俺も理由を聞きたかったんだけど」
郭「とりあえずお姉さんに名前を教えてくれるかな?」
上条「上条当麻」
郭「上条君ね!オッケエエエエッッ!!」グッ
上条「なんだそのあからさまなガッツポーズは?」
郭「安価下」
-
郭「私とNINJA!や ら な い か」
-
うう、しまった、↑の「上条君」は「上条氏」に変更ってことでw
―――――
郭(いきなり幻想殺しに当たるなんて、私、ついてる!)「上条氏、お姉さんを助けてくれませんか?」
まっすぐに上条を見つめながら右手を上げ、上条の頬を撫でる。
上条「ど、どういうことでしょう?」
郭「お家再興のため、上条氏の力を貸して欲しいのです」ナデナデ
上条「お家再興!?」
郭「我が主君の目を覚まさせるお手伝いをしてほしいのです」ナデナデ
上条「そんな時代劇のような世界が実在したなんて!」
郭「どうです?手伝っていただけますか?」ナデナデ
上条「その、お家再興とやらは、上条さんにとって何か利益があるのでしょうか?」
郭「えーっと、富と名声とか?」
上条「アバウトだなおい!」
安価下(人物名「台詞」)
-
郭「もれなくお姉さんも付いてきます!体にもちょっと自信あります!」ポヨン
-
郭「いまならもれなくお姉さんも付いてきちゃいますよ!どうでしょう?上条氏」ポヨン
上条「ぶふぅっ!?いきなり何を言うんですかこの子は!?」
郭「一緒に隠密行動、しましょう?」ナデナデ
上条「なにその危ない響き!?」
郭「忍びの技、見せてあげる」
上条「忍び!?手裏剣とか投げちゃうの?」
郭「あー、うん。忍びって時代の最先端の技術を使うからね……」
上条「えー」
郭「浜面氏と同じ反応!どうして男の子ってそうなの!?」
上条「はっ!そうだ、俺、浜面に呼び出されて……」
郭「よ、よーーし、お姉さん、忍びの技、見せちゃうぞー」シュルッ
上条「あの、郭さん?なんで帯を解いているんですか!?」
安価下(人物名「台詞」)
-
郭「服が…胸元がきついのでござる」
-
郭「胸が、苦しくて、ね☆」パサッ
上条「だからって、それはヤバイ!大切なところが見えちゃう!!」
郭「えい、隙あり☆」トスッ
すばやく手刀を上条の首筋に落とす。
上条「うっ!!」
郭「えっ!?ちょ、ちょっと」ポヨン
一瞬で意識を刈り取られた上条は、郭の胸の谷間に顔を埋める形で倒れこんだ。
郭「意外と逞しい腹筋してるわねー」サワサワ
目の前のシャツをめくり上げ、上条の腹筋を撫でてから、郭は静かに上条の頭を持ち上げて上条の膝枕から抜け出し、地面に落ちていた浴衣を拾い上げた。
郭「はあ、男の子って単純」
浴衣を羽織り、透明な帯を拾うと、郭はベンチの上条を見た。
安価下(郭の取った行動or人物名「台詞」)
-
???「ちょっと待った!」(女性)
-
???「ちょっと待った!」
郭「誰ですか?」
帯を手に持ったまま声のした方へ振り向くと、そこには長い黒髪でセーラー服で巨乳な少女が立っていた。
吹寄「そこの馬鹿の知り合い?」
郭「まあ、一応」
吹寄「学生らしからぬ格好をしているけれど、貴女、どこの生徒?」
郭「学校は行ってないから、それには答えられないかな。ってか、貴女は上条氏の知り合い?」
吹寄「クラスメイトよ」
郭「それだけ?」
吹寄「どういう意味?」
郭「いやー、上条氏の恋人とかなら、まずいかなと思って」
安価下(人物名「台詞」)
-
吹寄「どっ、どうしてそうなるのよ!?不審なことばかりしてるとアンチスキル呼ぶわよ!!」
-
吹寄「ど、どうしてそうなるのよっ!?不審なことばかりしてると警備員呼ぶわよ!!」
郭「警備員はちょっと勘弁して欲しいかな」
吹寄「学校に行っていないって……。もしかして無能力者集団!?」
郭「無法者(アウトロー)ってところは似てるけどねー。残念ながら私は無能力者集団じゃないよ」
吹寄「……まさか、いかがわしい商売の人じゃないでしょうね!?凄い格好してるし」
郭「あれあれ?もしかして、お姉さんに興味、ある?」ポヨン
吹寄「……残念ながら、あたしはノーマルよ」
郭「じゃあ上条氏が好き、とか?」
吹寄「そんな不幸体質馬鹿、好きになるわけないでしょ!あたしはただ、上条当麻が何か厄介ごとに巻き込まれていないか心配になっただけよ!」
郭「それではお帰りくださいませ。私は上条氏の知り合いで、上条氏に用事がありますので」
吹寄「その馬鹿、寝てるように見えるけど……。貴女、本当に知り合いなのかしら?」
安価下(人物名「台詞」or人物名と行動)
-
郭「そういえば貴女………大きいね」
-
乳にばかり気を取られがちだけど、実は吹寄は背も高めという設定もあるんだよな。
ついでに声もデカいかもしれないw
-
郭「ふぅーん。よく見ると貴女、大きいわね。色々と」
吹寄「だから、あたしはノーマルだって」
郭「で、上条氏が好きだと」
吹寄「な、なんでそうなるのよ!?」
郭「見覚えの無い女が上条氏に!守らなきゃ!的な?」
吹寄「どこの恋愛小説なのよそれ?」
郭「へえ、一応ロマンスは認めるんだ」ニヤニヤ
吹寄「なっ!?と、とにかく、貴女、本当に上条の知り合いなの?」
郭「一応知り合いだってば。第一、知り合いじゃなかったら、名前を知らないと思いますけど?」
吹寄「…確かに、そうね」ウーム
郭「じゃあ、そういうことで」
安価下(郭の行動or人物名「台詞」)
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郭「イマイチ信じられてないなー。それじゃ忍の技を見せてあげる!忍法コピーの術!」
上条「何そのネーミング」
-
要するに郭はドロンする気かww
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>>220のオティヌスが妖精&マスコット化するなど誰が予想できただろうか
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<●><●>
-
続きは?
-
郭「イマイチ信じられてないなー。それじゃ忍の技を見せてあげる!忍法コピーの術!」
上条「何そのネーミング」
ドロン!!
吹寄「何これ!煙!?」
上条「ゲホッ、ゲホッ…一体何が…さっきコピーとか言ってたから、俺か吹寄にでも変身するのか?」
シーン………
吹寄「………」
上条「………」
上条「いないーーー!本当にドロンしやがったーー」
吹寄「………上条、知り合いは選んだ方がいいわよ」
上条「またよくわからない変なのに絡まれた………不幸だ………」
不審な忍者?との絡みは煙に巻かれました☆END
-
ツンツン頭こと当麻くんと美琴さんのやり取りいいなあ
イマブレや電撃のやり取り含めてな
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ツンツン頭こと当麻くんと美琴さんのやり取りいいなあ
イマブレや電撃のやり取り含めてな
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とと
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◆──────────────────────────────────―◆
◆ 中華宿星 水滸伝 序幕
◆──────────────────────────────────―◆
黄塵吹き抜ける中華の地、やがては伝説となる時代。
国内に跋扈する疫病の蔓延に困り果てた栄王朝の朝廷は、霊峰竜虎山に住むという高名な仙人、平衡天帥に厄払いの祈祷を依頼する使者を送る事とした
この者、幼少より神童と謳われし召喚仙術使い──姓を城、名を山、字を恭介という
登竜門とも称される科挙を史上最年少で合格し”入雲龍”の異名で呼ばれる俊英であった
黄河を船で遡ること数日、船旅の果てにようやく竜虎山に辿り着いた城山は峻険な山道を歩む
途中、不自然な天候変化や破城槌ほどの大蛇に出遭うが、優れた観察力と洞察力で試練を踏破、ようよう眠りまなこの少女、平衡天師への拝謁が叶う
その日は来意を告げでは明日にでもと快諾を得、斎を済ませ酒を馳走になり疲れた心身を床に就け深い眠りに落ちる城山
翌朝早くから天師と城山とで祈祷の下準備をしていたその時、雑木林の奥に”万魔殿”と額のかかった大扉のついた巨岩が目に止まる
遇哥而開。お札まみれの扉に彫られたこの四字を見た時、城山の五体は我知らず勝手に動きだしていた。これは多分に禁忌の扉。そう感じてはいても声も出ぬ
懸命に抗うもどうにもならず、扉を少し開けた刻、目映いばかりの光の群れ達が踊るように溢れ出た!!
不気味な音が鳴り響き地は鳴動し瞬時に扉は勝手に開き、目も眩むばかりの白光が天へ登り青暗い黎明を引き裂いた!
そして扉の奥から飛び出してくるは火の玉の軍勢か蛍の群れか!?
夥しい光の群れはあたかも蛍か何かの如くそこらを自在に飛び回り、瞬く間に四方八方に流星となって散っていく。そして────
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◆──────────────────────────────────―◆
◆ 中華宿星 水滸伝一 西遊豚
◆──────────────────────────────────―◆
〜西域、シルクロード途上のどこかの荒野〜
果ても無い荒れ野を進む四人の旅人の姿があった。その者ら、はるばる天竺へと古の経典を学びに向かう仏門の僧と三人の従者一行
赤の戦胞をまとい先頭を歩くは姓は孫、字はベアトリーチェという女傑。”聖天大聖”と異名を取る彼女は可可と笑う
「だーから最初から燃えてたでしょあれ。火に油を注いだだけで点火してはいないですう!」
続く緑の衣が涼しげな”出洞蛟”沙アルメリナは呆れ顔
「油というか爆薬だろアレ。お城爆破されて牛魔王と羅刹女泣いてたじゃないか。もうちょい法的正義をだな……」
乗れる馬が無いので巨大な金棒を杖に歩いてる”花和尚”ぶーぶー法師曰く。「ぶー、けどなんか泣いてご飯とお金と芭蕉扇くれた。人に感謝されたからぶーぶーはいいと思う」
「えちょっと待って? このメンツで何で私が豚担当ですか!? 逆! ぶーぶーと私逆ゥ!!」”菜園子”猪フィリニオンは何やら喚くが、孫と沙はひたすら迷惑顔である
「急にメタられてもねえ、そのホルスタインっぽさ活かして牛魔王でもやる? つい昨日カツアゲしたけどこの豚」
「実は豚より人間の女子のが体脂肪率高いからな、豚役似合ってるぞこの豚」
「ぷぎー? ぶーぶーとフィリニオンは豚仲間?」「ぶーぶーさんが一番非道いっ!?」
立ち眩みを起こしかけた猪フィリニオン。だが気迫だけで持ち直す。
豚「オイ聞けそこの発情猿とストレスハゲ」
猿「ああん!? 誰が発情猿か弱火でじっくりコトコト煮込まれて拉麺の出汁と具になりたいの!?」
河童「そもそも誰が僧侶かっつったらそれは私だろうがそこから配役を察しろこの豚!」
などといつも通りの姦しい口論を始めるをよそに歩を進めるぶーぶー法師。この豚の感度の良い耳に、聞き馴れぬ音が飛び込んできたのであった
音源、上空を見上げれば何か輝く物が四つ、こちらめがけて飛んでくる。火矢かと思ったが何か違う
少し考え、力いっぱい跳躍する。従者らに当たると怪我するかも知れないと考えるあたり豚であっても徳が高い
手持ちの棍棒で叩き落とそうとしたが、不意に手元で流星の軌道が曲がった
一つはぶーぶー法師の胸元に、残りは従者たちの胸元に。当たる直前で皓く輝き胸元にめり込み、そのまま貼りつき動かなくなってしまった
着地し、全員同じであると確かめる法師。顎先すぐ下の胸元にめり込んだこの小さな宝珠、傷も痛みも無いが取れもしない
さてこれは何だと四人で額突き合せ話し合い、いずれ何かの宝貝であろうと結論づけた。法師一行の武器四つと服三着、これいずれも宝貝である
宝貝。仙界でしか採取出来ぬと云う未元物質を主原料にして造る摩訶不思議な道具の数々の総称である
かつて古代の秘匿大戦のおり伝説の英傑達が黄帝から授かったとされているが、その秘匿大戦というのがどういったものであるかは伝わっておらぬ
ともかく四人は相談の上、当初の予定通り天竺を目指すことにした
天竺、字をカレーランドと称する彼の地におわす、十万三千冊の経典を管理する高僧に聞けば何か解るやも知れぬとて 続
-
◆──────────────────────────────────―◆
◆ 中華宿星 水滸伝二 桃源天女
◆──────────────────────────────────―◆
〜仙界・桃源郷〜
「わたくしとお姉様、生まれた刻は違えど死ぬ時は……」「あーハイハイそういうのいいから」
神仙が住まう仙人界、その異界の中で最も色鮮やかな桃源之郷。 一年中何かしらの花の咲き誇る様は読んで字の如く百花繚乱千変万化
伽陵頻迦の鳥達は妙なる美声を響かせ甘い匂いと舞い踊る蝶に噎せ返る、男子禁制の一帯。その果樹園にて
時期は桃。十人の天女たちは毎年この時期になると華やかな装いに身を包み、仙桃の木の下に卓や椅子、茶に菓子などを持ち込んで桃園のお茶会を催す習わしであった
主催するは雷気の仙術を扱えば並ぶ者無しの”轟天雷”、姓は御、名は坂、字は美琴。自身より仙術の力は劣るが二万ほどの影を召喚する符術の達人としても知られる
列席するは人心惑乱の仙術では天下無双、”神水将”食蜂操祈。そして御坂に心酔する”浪裏白跳”白井黒子。情報処理系宝貝を使えば一騎当千”一枝花”初春飾利
透視術の使い手の姉貴分、”火眼俊猊"固法美偉。そこらの石を拾って一たび放ればたちまち加速し悪を打ち据える”没羽箭”婚后光子
水を操る”混江龍”湾内絹保、浮力を操る”船火児”泡浮万彬、水銀を人形のように使いこなす”青面獣”警策看取
そしていま一人、術の才無く宝貝使いとしても弱卒ではあるが料理上手の愛され者、”小温候”佐天涙子。卓に並ぶ桃の焼き菓子や饅頭はこの少女が腕によりをかけた
舞い散る桃の花の下、御坂と食蜂は何かと小競り合いを続け黒子が騒ぎ初春は桃の甘味に陶酔、
他の天女らは茶を手に和やかに談笑するそんな極楽浄土の日々は、突如降り注いだ流星によって破られた
天より降り注いだ光が十天女の胸に直撃、幾人かは乳房で弾いたがすぐにその少し上に貼り付いて離れなくなった。十人とも襟をはだけ胸元の宝珠を見て騒ぐ
すぐに初春の宝貝を介して御坂の母、西王母に意見を求めればあちらもあちらで九天玄女の詩菜様とのお茶会の最中であった :
西王母美鈴はその小さな宝珠を見た瞬間、驚愕に目を見開く。母の語るところに拠ればこの宝珠は宿星珠。万魔殿の封印がとかれた証しだという
「遥かな古の時代、天の三十六星と地の七十二星、合わせて一〇八星の英傑が心と力を一つにして四凶・混沌の系譜の魔王を霊峰竜虎山の檻に封印したの。
それが何者かによって開放され、宿星一〇八星が転生したかつての主を探して貴女達が選ばれたみたい。
貴女達には他の宿星達と合流し強大なる悪神、混沌の化身、”白面朗君”を倒す天命にあったのでしょう。貴女達は明日にでも人界に旅立たねばならないわ」
「混沌といえば天地の成り立ちから存在する創造神の一柱。仮に一〇八星みなが力を合わせたとしても倒せるものなのでしょうか?」
恐れ慄き問い返す婚后に、美鈴様は「倒さねば人界も仙界も程なくして滅ぶでしょう」と答えるしかない。と、ここで詩菜様が口を挟んできた
「那託廟の那託達にもその宝珠が一つずつ宿ったと報告が入りました。旅に連れて行くべきでしょう」
話しを聞いた御坂らが那託達が祀られた廟に行ってみればなるほど、確かに居並ぶ九体の那託の胸元に自分らのと同じ宝珠が輝いていた
那託。普段は人形ほどの大きさながら一たび氣をこめ大地に投ずれば、たちまちのうちに大樹ほどの大きさになって自律した思考で邪を斬り悪を撃つ宝貝機人である
その名をそれぞれテムジン、フェイ・イェン、バル・バドス、エンジェラン、雷電、スペシネフ、グリス・ボック、アファームド、ドルドレイ。これらを総じて九臂那託と称する
この兵らも選ばれたのね。御坂らは九体を布で磨き、決心を固めた
翌日、旅支度を整えた十天女らは人界への門の前に立つ。食蜂だけは旅など億劫だと駄々をこねたので電撃で気絶させ雷電にでもくくりつけたが
母美鈴から旅に便利な宝貝を多数授かり、詩菜様からはかつて人界へ嫁いだ友人、天女ヴァルトラウテへの書状と贈物を預かった
人界暮らしが長いヴァルトラウテならば白面朗君について何か知っているやもしれません。御坂美琴は頷き、母らにしばしの暇を告げ、振り返り、歩く
天女と那託ら十九星の、邪を討ち魔を滅す旅が今始まった! 続
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◆──────────────────────────────────―◆
◆ 中華宿星 水滸伝三 山東の義人
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〜中国東部・山東〜
大海に程近い山東と云う地に、百悪を誅し千民を救い続け赫々たる声望を得る一人の好漢がいた。姓を上、名を条、字は当麻
この漢、困った人間を見ると放っておけず人助けの手を差しのべること千手観音に似たり
東西奔走南北縦横、東に強力無比な道術を使う荒くれ者”黒旋風”一方通行を殴り倒して悔悛させ舎弟とし、
西にてゴロツキどもの首魁、複数の乗り物宝貝を使いこなす”神行太保”浜面仕上を調伏す
北で天草教領の教主”百勝将”神裂火織、副将”操刀鬼”建宮斎字、”金槍手”五和らと友誼を結び、
南では朋友、”急先鋒”削板軍覇と共に悪漢に妹を拐わかされた”青眼虎”土御門元春に加勢、五重の塔の各階を守護する面妖な技を使う武術家集団を撃破せり
朝に街角の唄い女”鉄笛仙”名護アリサの抱えた問題を解決するため天草の神裂らと共に天空高くへ飛び発ち、
昼に”笑面虎”エツァリと戦い、夜は”鉄面孔目”闇咲逢魔の襲撃を受け、その闇咲と組んで夜明けにまた別の道士と戦い帰宅して五秒で土御門
その武勇伝は津々浦々にまで響き渡り、一度敵対したものでも不当に害されていれば救いの手を差し伸べる事から欲しい時の恵みの慈雨、”及時雨”の上条と侠名を馳せり
さてこの上条、ふとした親切が仇になって街中で東方の蓬莱島より参った巫女の下穿きを脱がす失態を演じ捕吏の黄泉川愛穂に投獄されてしまう
その巫女本人や町中の者の嘆願で一旦は釈放されるも、その後すぐ泥酔して一国の宰相、”混世魔王”アレイスターの別荘の外壁に過激な詩を落書きし再び御用と相成った
牢内で猛省しうなだれていたある日、黄泉川と鉄装に案内され上条の牢前に立ったのは中央政庁の高官、執金吾の地位にある”賽仁貴”美島純。官憲の頂点近くに座す雲上人である
「この件の裁決を宰相閣下より一任されて来た」と言い、一刻ほどの取調べを経て、下された裁決は「家財没収のうえ都外追放、この者を援くる者あらば同罪と見做す」というものであった
不幸だと嘆く上条だが普通ならどう考えても死罪、それも惨たらしい刑死である。市井の声を聞き届けた温情判決と言えよう
形執行の日、城門前。粗末な着物だけで旅立たされる上条を囲む市民らに紛れて、アリサが金を、青髪が饅頭を、土御門が手紙を懐に忍ばせてくれた。役人の黄泉川も気付かぬフリである
別れを告げ、しばし行った荒野で手紙を開けばある地点に浜面が馬と武器と衣類や旅の荷を用意していてそれを使って天草領へ行けとある
道中に跋扈する山賊旅賊の類は一方通行が根こそぎ壊滅させたとの事。互いに面識などあまり無いはずの彼らがいつの間にやら知己となり手を取り合ったようだった
これまでの仁徳義勇がこの好漢の道を拓いたといえよう
上記に登場した者達のうち、異名持ち達の胸に宿星珠が落ちるのはこの翌日のことである 続
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◆──────────────────────────────────―◆
◆ 中華宿星 水滸伝四 三顧の蹴
◆──────────────────────────────────―◆
〜荊州〜
栄王家の中に白眉と称される女傑”紫髪伯”フローレイティアなる傑物がいた
官の腐敗に軍の驕慢、財政の逼迫や疫病の蔓延により地方は反乱の兆しさえ見せ始めていた時勢の中、衰退する一方の国運を憂えた彼女は、
乗り物型巨大宝貝、重層武器を意のままに操る二人の少女……、”霹靂火”ミリンダと”錦豹子”おほほとひょんなことから知り合い義姉妹の契りを結び、国家中興の戦の下準備を進める
重層武器。平時は路傍の小石ほどの大きさなれど一たび氣を籠め遠くへと投げやれば、たちまちのうちに山かと見紛う大きさになる、強力な大砲と豹の素早さを兼ね備えた球状決戦兵器である
このような巨大兵器がそれも二機。一見無敵かに思われたが周囲にも重層武器や強力な道士、妖の類が多いのでやがてそこまでの決定打ではないと伯は知る
王直属の丞として中華各地を巡察し小乱を鎮め匪賊を掃討し悪吏を罰し、不正な蓄財や糧食を貧民に分け与える日々であるが、
ある時など宰相のアレイスターから褒美の銘酒として毒酒を贈られる始末
内憂外患、鎮火を百ほど続けてもまた別の所から火の手は挙がる。そんな折、家臣の”活閃婆”アヤミよりこの近隣に隠棲する殺龍と呼ばれる軍師を登用してはどうかと助言を得る
伯は忠言を容れ居所を調べ、かの軍師の住まう草庵を訪ねるが、殺龍の妹という少女が出てきて哥は何処ぞへ出ていって不在だと言う。後日再訪するがまた不在
三度目の来訪で今度こそ在宅していたものの、昨夜遅く飲み仲間と共に酔い潰れて帰ってきて男二人、そこらに雑魚寝している無様さ
軍師の妹キャスリンが申し訳なさそうに頭を下げる中、ミリンダはこっちの飲み仲間は鉄砲の名人として有名な”小李広”ヘイヴィアだと呟く
この金髪の少年が重層武器単独撃破の殺龍軍師? そからに散乱してる書物は兵書かと思いきや艶聞小説の金瓶梅。こんな小僧が本当に?
末妹おほほなどはこの殺龍ののん気な寝顔を寝台ごと燃やしてみましょうかと過激な意見を唱え、長女伯まあまあと宥めていたその時、草庵の屋根を突き破った光がこの場の六人に突き刺さった!
何ごとかと女四人は胸元をはだけて見てみれば、そこには光り輝く宝珠が一つ。胸元にめりこんでいるものの傷らしき出血も無い
この衝撃で目を覚ました軍師がぼんやりとフローレイティアら客人を見上げる。ともかく伯も話を進めるしかない
「お前が殺龍とか”神機軍師”とか呼ばれるクウェンサーか? 軍師として私に仕えてはくれないだろうか?」
この金髪のクウェンサーなる少年、ぼんやりとした目で妹から補足説明を受けて事態を飲み込んだ後、元気良く立ち上がって、言う
「ずっと寝室まで一緒で寝起きしてもいい?」とりあえず蹴り倒し、首根っこをひっ掴んで草庵から引きずりだす紫髪伯フローレイティア。臣下の忠言を信じての行動であった
「そっちに寝てる鉄砲名人も連れて来い。徴兵する。外にいるクックマンとケビンに運ばせろ」
と義妹たちに命じることも忘れない。仕方なく妹キャスリンもついて来ることになった。兎にも角にも、軍師、出櫨である
首都・開封東京府で政変が起こり栄王家の者皆殺しにされたと知るのはそのしばらく後、伯軍が偶々地方巡察に出ていた折のことである 続
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◆ 中華宿星 水滸伝五 聖女紅涙
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〜西域・敦煌〜
神童、城山恭介が万魔殿の封を解いてから歳月は一巡り。ぶーぶー法師らの一行は天竺にて無事目的を果たし、中華の地に帰還していた
復路は四名でなく五名である。鉄棒を手にのし歩く法師の肩の上に端正に座す影は、天竺の尼僧、法名を禁書目録とする一人の少女であった
この尼僧、ありとあらゆる宝貝や仙術道術妖術、怪人の類知らぬものはなく、”智多星”と異名を取る博覧強記の学究である
宿星珠が降りた者が成さねばならぬ天命の事を法師らに語り自分もその一人なのとカレーに飽きたとの理由でついてきた
ぶーぶー法師ら五名は旅立つ前とあまりの都の変わり様に絶句する。田畑は荒れ人々の顔は絶望に澱み市は閑散としている
禁書目録は我が目を疑う。これが音に聞こえた大国、大中華であろうはずがない。孫ベアトリーチェらもたった一年で何があったらここまで荒廃するのだと言葉も出ない
街の者数人に話を聞く。曰く、先王は疫病で崩御、王位を獲ったのは何処からか現れた少年とその妻。曰くその妻は鬼神のように強く王族や反対勢力を根こそぎ斬殺してのけた
曰く栄軍の双璧、魔将フィアンマと猛将アックア、稀代の道術師でもある宰相アレイスターも戦ったが惨敗、膝を屈したことで栄は滅んだ
曰く国号は栄から殷に改まった。曰く、紂王と妲己は王は自分らの悦楽のために重税を課し我ら民草は塗炭の苦しみに喘ぐしかない
元宮廷の高官であった親船なる婦人に会って話を聞くことが出来た。曰く酒池肉林の享楽に耽っている紂王と妲己に代わり政務を執るのは栄王朝から引き続きの阿世宰相”混世魔王”アレイスター
曰く紂王より妲己の暴虐凄まじく紂王は妲己の言うがまま暴令悪策の勅書に国璽をつくのみ。王は酩酊の覚める間も無いという。曰く贅の限りを尽くした白亜の宮殿の建設に呆れ官職を辞してきた
禁書目録は涙する。かような悪道苛政許されていいはずがない。見よこの敦煌の都を。市に店はほとんど無く人通りも薄く高級菜館は焼かれ朽ちている
民の目は虚ろ。田畑に地味無く家畜は痩せ幼子は空腹に泣いている。追いはぎや泥棒の類を追う官吏らですら幽鬼の如く
音に聞こえし中華とはこのような国ではなかったはずである。春は点心を楽しみ夏は麻婆や酢豚で乗り越え実りの秋は八宝菜に舌鼓みを打ち冬は水餃子や火鍋を家族で囲む
かくして一家団欒、国家安寧天下泰平。中華とはかような国だったはずである
禁書目録の憂国赤心の涙が胸元の宿星珠に落つる時、中華各地に散らばる一〇八人の胸の宝珠が光を放ち、一つの方向を指し示す!
総数一万からなる黄布賊の軍勢をそれに倍する兵力で包囲殲滅していた天女達が。酒場で一杯ひっかけていた変装の達人、”鼓上蚤”ニャラルトホテプが
清廉な捕吏、”催命判官”内幕隼とその助手、”両頭蛇”菱神艶美が。”神医”と名高いカエル顔の医者が。その患者、”雲裏金剛”マリーディが
新たに重層武器を一つ手に入れそれをキャスリンに使わせて戦力を拡充していたフローレイティア軍の面々が。妻子を探して旅をする”金毛犬”すねこすりが
強者を求めて旅をする”行者の”トールとその相棒”石将軍”ミョルニルが。あまりの不況に頭を抱える相場師、”金銭豹子”小手蜜惑歌が
神裂に頼まれた仕事を終えて戻る途中の上条が。深山幽谷に生きる”病大虫”大ムカデが。召還仙術士”浪士の”クロードと”鉄叫子”エリ・スライドが
兄を探して重曹武器で旅する”一丈青”アズラフィアが。悪の道士集団を焚殺して回る”赤髪鬼”ステイルが.。人里離れた僻地で暮らす”神算子”アナスタシアが
娘子軍を率い黄布賊を討伐する”小覇王”上里翔流が。その義妹にして副将”花項虎”サロメが。召喚仙術士”母大虫”ビヨンデッタと相棒”白花蛇”の白蛇が
英傑好漢達がそれぞれの事情や成り行きで胸の光が指す方向を向いて足を進める。黄塵舞う地平の果てに待つ物とは!? 続
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◆ 中華宿星 水滸伝六 宝珠千里行
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〜旅路〜
宝珠の光が集う場所へ進軍する各地の英傑好漢達。それぞれが他の星達とめぐり逢う
”行者の”トールと”石将軍”ミョルニルに勝負を挑まれた”吸時雨”上条当麻
次々と場所を移動する道術の術中に落ちてしまったが通りすがりのアズラフィアの重層武器、青竜にトールを轢かせるという奇策をもって勝利、
それでも生きてるトールを助け起こし、重層武器で轢いてなぜ生きてるのか驚嘆している“一丈青”アズラフィアも混ぜて語らいあい、四人で共に光の先を目指すことにした
”九尾亀”プタナの乗る重層武器を策を用いて無傷で鹵獲した”神機軍師”クウェンサーら。一騒動を経てプタナはそのまま”紫髪伯”フォローレイティア幕下に入る
これで伯や軍師の手足となる重層武器は四機。ミリンダの白虎、おほほの朱雀、キャスリンの麒麟、プタナの玄武。
あとは青竜さえ来れば五神獣揃い踏みじゃなと呟く”活閃婆”アヤミの横で、”小李広”ヘイヴィアは居心地悪げであった
さて軍師の妹キャスリンであるが、玉のように可愛らしい麒麟乗りということでこのごろ陣中では”玉麒麟”と呼ばれ始めているのをここに記しておく
他方、旅の道中、立ち寄った街にて黒社会の暗闘に巻き込まれた”神行太保”浜面仕上。色々あって”独火星”麦野沈理を撃破し、
”天目将”滝壺理后、”鉄臂膊”絹旗最愛、”喪門神”フレンダと道中を共にすることに
”轟天雷”御坂美琴、尾けられてる気配を感じその者を取り押さえてみれば記者を生業にしてる”醜群馬”シーワックスと”笑面虎”エツァリの二人連れ
見ればこの者らも宿星持ちなので仕方なく食蜂に無害化してもらい旅の小間使いとした
”鉄笛仙”名護アリサ、街角で歌って路銀を稼ぎ旅をしていたら黄布賊に拐わかされ歌えや舞えやと強要されてるところに娘子軍を率いる”小覇王”上里翔流ら襲来、
助けられるも同じ話を聞きつけやってきた神裂ら天草教の面々は上里軍を見てその統一感の無さに賊軍と勘違い。互いに互いを怪しい集団と断じて始まる戦闘。アリサ、大いに困る
フローレイティア軍のウェスティなる兵卒、立ち寄った街の乙女な書店で”一枝花”初春飾利と出会うの縁
共に旅する”黒旋風”一方通行と”急先鋒”削板軍覇、”青眼虎”土御門元春ら、森にて野宿し舞夏が食事の支度を整えていたら”花和尚”ぶーぶー法師と”智多星”禁書目録が顔を出してきた
金で”双尾蠍”菱神舞を護衛に雇って旅をする”金銭豹子”小手蜜惑歌、立ち寄った街の道具屋で”打虎将”緑娘藍と出会い互いに宝珠持ちだと察する
緑のツテで兄の帰りを待つ”白日鼠”愛歌・トイドリームとその相棒、”錦毛虎”ホワイトライガーも旅に同道することに
雪原を旅する浜面一行。そこに麦野が襲撃をかけてきた。街中でゴロツキどもに囲まれてる娘を助けに入った上条、その少女に雷撃の槍を放たれ追い回される
そんなこんなで光の先が示す地を目指す者どもの旅の道連れは行けば行くほどに倍々に膨れあがり、或る者達は再会を喜びあい或る者達は再び相まみえた事実に辟易し、身の上話でもしながら野を踏み河を渡り山を越え、
襲い来る賊軍あれば息をするように殲滅し、誰かが引き起こした騒動をまた別の誰かが解決したりしなかったり延焼させたりしながら進む騒々しい旅の果て、
見えてきたる其は大河に包まれた中州山、緑林豊かな天険要害、水の滸りの梁山泊!
宿星たちはあの島に何があるのだと大河の向こうの水塞を眺めるのであった 続
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◆ 中華宿星 水滸伝七 魔山探訪
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〜梁山泊〜
この河に囲まれた中州島に何があるのだと訝しんだ宿星達六十七名+フローレイティア軍の兵士達+上里娘子軍の面々+土御門の妹+天草教の面々ら総勢二五〇名ほど
禁書目録も天女らもこの地に何があるのかは知らぬと言う
そこらを通りすがった農夫に聞けば、あの山は古来より魑魅魍魎や巨竜が棲まい山賊も官軍も行けば泣いて逃げ帰ってくる禁制の山だとだけ告げ足早に立ち去ってしまった
魑魅魍魎? この戦力ならどうにでもなるだろ。そう判断した上条、フローレイティアら一同はさしあたりアズラフィアに水上走行可能な青竜を出してもらってその脚の乗れる所に乗って渡河、梁山泊に接岸す
山道は峻厳、竹林は鬱蒼。体力の無い艶美や食蜂、アヤミ婆や惑歌に愛歌に婚后や上里娘子軍の幾人かにおほほなどはグリスボックや雷電の肩などに乗せて貰う。
土御門舞夏はミョルニルの頭上が気に入った様子である
この狭い道では重層武器などもっての他。浜面の宝貝竜単機とかも腐葉土と竹で速度を出せない山道を二合ほど登れば、やがて段々畑や葡萄や林檎などの果樹園が見え、
僅かな平地には水田が美観をなしていた
人が住んでいる? どよめく一同とは別にニャラルトホテプはこれらの田畑が島の外からは竹林や雑木林に遮られ巧妙に隠されている配置だと指摘する
訝しみながらも田畑を荒らさないよう気をつけて登るうち、キャベツ畑の中に固まっている狐に狸に狢を見かける。三匹の獣はこちらに気付くとヤバい逃げろと一目散に林に飛び込んで行った
今のって人語を喋らなかったかと呻くヘイヴィアと、害獣が畑を荒らした様子なく、むしろ雑草の除去をしてた様子さえあることに気付くフィリニオン。あれは妖怪ですねと美琴に抱かれたpすねこすり
一方通行が軽く空を飛んで俯瞰して見渡せば、八合目辺りに幾つかの人家が見えたと言う。さらに登ると突如強風が吹き荒れ暗雲が立ち込めた
見上げれば上空に飛来したのは重層武器を五機並べてもまだ足りぬ、山麓ほどの巨大さの一匹の竜である
「ぷぎー? サウザンドドラゴン?」天の竜と地の豚、互いは旧知の間柄であったらしく、
フレンダやミョンリなどが腰を抜かして抱きあってる間中ずっと見つめ合い、やがて巨竜は山頂の方角へ引き返していった。武器を構えていた者たちはホッと胸を撫で下ろす
そこから先は表立っては何者にも出くわさなかった。ただし茂みに隠れて提灯お化けや唐傘お化け、
シーサーとか一反木綿とか土蜘蛛とか獏とか鉄鼠とか送り雀とかかキジムナーとか豆狸とか天邪鬼とか白いカブト虫とか臼挽き童とか猫又とか塗り壁などがこちらを窺ってるようではあったが
七合目、一方通行が見た人家のやや下あたり。渓流を流れる澄みきった清水は田園を潤し、稲穂は風にそよぐ開けた山道のど真ん中
上条ら一行を待ち受けていたのは先ほどの巨竜に数人の白い着物の女、おどろおどろしかったり可愛かったりする数多の妖怪達に奇妙な衣装の女たち、帽子をかぶった人骨、そして数人の男達であった
何だこの異形の集団は? 身構える上条らであったが、実は上条らの側にもぶーぶーや雷電ら那託たち、大ムカデやミョルニルなどがいるから俯瞰視点としては両者大差なかったりする
剣呑に対峙するこの大河に囲まれた中州山の原住民らしき野良着の集団と来訪者ら旅装束の集団
ゆえあらば一戦も辞さずといった風情の原住民らの中央、座っていた岩から立ち上がり、険しい目でこちらに寄ってくるのは染めてるとおぼしき金髪の青年
「アンタら何なワケ? 俺はこの村の村長の」「忍? 忍じゃないか!」「あ、叔父さん?」
上条らの方から人ごみを掻き分けて出てきたるは捕吏の内幕隼。ここから遠い納骨村で酒造の家を継いでるはずの甥と、独身で元捕吏の叔父の久方ぶりの再会であった 続
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◆ 中華宿星 水滸伝八 妖怪鎮守府の守
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〜陣内邸〜
梁山泊村長陣内忍の叔父、内幕隼がいたお陰で話は円滑に進んだ。隼らのこの胸の宝珠の光が指し示す先に来てみたらここだっただけで通じたのである
見ればこの村の住人過半数にもその宝珠は宿っていたのだ
村長陣内忍は語る。そもそもは百鬼夜行なる妖怪管理組織の総本山であったここ梁山泊にかつてぶーぶー法師に敗れたサウザンドドラゴンが棲みつき、
この水塞は魑魅魍魎や巨竜の棲まう山として有名になったこと
革命が起こり殷王朝になってから無体に重くなった租税から逃れるため、陣内酒造の跡取りであった忍らは一族郎党(ほぼ妖怪)を引き連れこの地に移住したこと。
それらの身の上を話した忍は「じゃあアンタらの人数多すぎるから代表者だけ」と数人を自宅に招じ入れる
陣内邸の卓についたのは上条、フローレイティア、禁書目録、上里、アルメリナ、隼と艶美、神裂、食蜂の総勢九人
御坂ら天女衆はこの村の住人の内に尋ね人、天女ヴァルトラウテを発見したのでそちらの邸宅にお邪魔している。なので天女衆からは食蜂が代表で上条の傍らに親密に寄り添うのみである
忍の母親からお茶と茶菓子を出され、先ずは神裂が自分らの置かれている状況を語る。それを聞き終えると忍の妻、白装束に身を包む陣内縁が胸元の合わせを軽くはだけ、宿星珠を見せてきた
そこから漏れ出た光は縁本人の体を迂回し山頂の方へ伸びていた。忍曰く、「俺らの中の三割ほどにもその宝珠は降ってきた。俺には来なかったけどな」との事
この先に何が? お茶菓子をいただきつつ尋ねる禁書目録の声に、忍と縁夫婦はじゃあそこへ案内すると立ち上がる
外で待ってた家畜の鶏や牛などを食おうとするぶーぶーを宥めるベアトリーチェなど数名を連れ、さらに登山
すると林の中に巨大な断崖絶壁があった。だがよく見ればこの横長の断崖絶壁は土や木の枝を被せられた偽装、宝珠の光もこの絶壁に集まっている
忍によればこれはかつて自分が若い頃、金鉱島で仕掛けたギリギリの大博打に勝って取ってきた空飛ぶ超巨大船型宝貝だと言う
縄梯子を昇り湖一つ分ほどもある甲板に出て、この巨大宝貝の正体を察した禁書目録は告げる。これは宝貝船【神造艦スキーズブラジニル】であると
対する忍はやっぱりそういうような大仰な名前が付いてたかと呟き、次に肩を落とした
「だがこれは基本風任せで操縦出来ねーんだ。ここまで運んで来て木々に縄つけて繋ぐにもサウザンドドラゴン頼みで力ずくだった」
禁書目録を先頭とした一同は艦橋に入り、豪奢なソファーの肘置きの小さな溝に着目する。「ここにマクスウェルという宝貝を差し込めば制御可能になるはずなんだよ」
語り、ふと見れば自分や上条らの胸元の宝玉の光はこの船に入ったとたん消えていた。つまりみんなこの船に乗れと? そう解釈するしかない
この艦と集った人材で何を為す? 美琴や禁書目録は魔王白面朗君を倒して仙界に帰りたいと言い、フローレイティア伯は殷の紂王と妲己を倒し栄王朝を再興したいと言う
だがその白面朗君とやらは何処にいる? 両方やってしまおう。まずは居所の解っている紂王と妲己、栄の再興でどうだ?
白面朗君の居場所はおいおい判明しよう。その時が来たら我らも参戦するとフローレイティア伯。美琴は了承する。彼女らにしろ塗炭の苦しみに喘ぐ民らを見捨てられるわけでもない
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誰かマクスウェルという宝貝の在処について何か知らないか?
村に戻りそう尋ねたフローレイティアの前に挙手して進み出てきたのは、情報通信系宝貝を使わせれば初春と並ぶ”神算子”アナスタシアであった
彼女によればそのマクスウェルなる宝貝は西方の地で光十字と事を構える友人、天津サトリが所持していると言う
ではそいつに会いに行こうとなり、梁山泊住民とも意気投合する。上条らが山頂の神造艦を見に行ってる間、他の者は村の者と親睦を深めていた
妻の縁にそういう天命あるならばと非宿星の忍も乗り気だ。オラが村の作物が高く売れる世の中に戻したいとの金勘定もある
最初からこの地に住んでいた宿星持ちは以下の通りである
”小旋風”陣内縁、”独角龍”サウザンドドラゴン、”神火将”ヴァルトラウテ、その夫”聖酒書生”ジャック
”摸着天”垣根帝督、”摩雲金翅”ストリオーナ、 雪女の斑、雹、霙。この者ら三人合わせて”鎮三山”と称す
”険道神”油取り、“病関索”病魔の使役者、“病尉遅”巫蠱の透視者、
“没遮欄”スカルウェーブと”毛頭星”ツェリカの夫婦、”挿翅虎”菱神しきみ。合わせて十六星
これだけの異形の面々を束ねるは宿星こそ宿ってないが”托塔天王”陣内忍
多くの妖怪や結婚前の縁の妖力の暴走を鎮めるため万華鏡の塔を建てた事からこう呼ばれる好漢であった 続
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◆ 中華宿星 水滸伝九 木原荘襲撃
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〜木原荘〜
アナスタシアの友人、天津三兄弟に会うべくサウザンドドラゴンの背に乗って蜀の地へ向かうアナスタシアに上条やクウェンサー、禁書目録に美琴ら二十人程
大多数はあのまま梁山泊に置いてきた。村に逗留させてもらってる返礼に開墾や建設などの手伝いをするためと、スキーズブラジニルの手入れのためだ
空の旅の途中、鋭角的な鉄の鳥が梁山泊の方向めがけて飛んで行くのを遠目に見る。あれは乗り物宝貝戦闘機かもと禁書目録は言う
戦闘機。普段は木の葉ほどの大きさなれど一たび氣をこめ(ry
まあもしその戦闘機なるものが梁山泊の敵であろうともあちらに残してきたプタナの玄武やステイル、忍の統率する妖怪たちがどうにでもするであろう
休憩をはさみはさみの幾日かの旅の果て、山岳と深き谷の向こうの平野部、蜀の地へ。暗雲曇る切り立った山の上に不気味に聳え建つ纐纈城を見る
先ずは一方通行に伴われたアナスタシアが先触れ。許可を得て上条、クウェンサー、御坂、禁書目録が入場する
うらぶれた廃城の談話室に待っていたのは天津の三兄弟、”立地太歳”エリカ、”奔命二郎”サトリ、”短命三朗”アユミである
上条らは事情を説明し助力を乞うが、今は朝廷直属の宝貝の研究者団体、光十字とこれを牛耳る木原一家との抗争中であるし友人の魔女、”玉旛竿”井東ヘレンも奴らに囚われてると言う
それではと加勢を申し出た上条ら、天津兄弟が元々持っていた情報とニャラルトホテプ、クウェンサー、食蜂、滝壺、すねこすり、
闇咲、土御門、エツァリ、隼と艶美らが集めてきた情報を元にサトリが中心となり作戦を構築、
木原荘を神裂、ミリンダ、おほほ、アズラフィアら三機の重層武器、ぶーぶー、九臂那託のうち四機で包囲の上でベアトリーチェに上条や一方通行、アルメリナに大ムカデ
、美琴に黒子、軍覇にヘイヴィアにアユミらが吶喊
ヘレンは潜入部隊の菱神舞に麦野、絹旗フレンダ垣根、宝貝トネリ装備の浜面らが確保、すぐさまフィリニオンの元へ運び込む。その際に数名の囚われの怪人も救助した
途中あの一方通行がしこたま殴られたりぶーぶーが幻覚に混乱したり麦野が敵将と間違われたりと多少の波乱はあったものの、
速やかに戦局は確定し木原荘崩壊、当主の木原幻生はいつの間にかどこかへ姿をくらましていた
ここまでたった二日。このあまりの頼り甲斐と胸に宿った宝珠の因縁に、天津三兄弟とヘレンは梁山泊軍へ身を投じる事を決めた
一夜明け、たった一夜で廃墟にしてしまった木原研究所から使えそうな宝貝を押収する者達。クウェンサー、サトリ、アナスタシア、禁書目録、土御門ら
”浪士の”クロードと”鉄叫子”エリはそんな有様を遠巻きに眺める現地住民らしき犬を散歩させる女を見かけるが気にしなかった
他方、それまで光十字を牛耳っていた首脳部が壊滅したことで身の自由を得た者達がいた。”活閻羅”木原加群、”双槍将”黒夜海鳥、”鬼斂児”木原那由他の三名である
またサウザンドドラゴンに乗って梁山泊に帰る道中、雪山で行き倒れになっていた“翻江蜃”氷爆姫ヴィルデフラウを救助、宿星持ちであったためそのまま口説き落として一味に加える
天津三兄弟、ヘレン、木原加群と那由他、海鳥、ヴィルデフラウら八星を得た梁山泊軍は水塞に凱旋する
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◆ 中華宿星 水滸伝十 泊軍血盟
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〜梁山泊山頂、スキーズブラジニル〜
『シュア、艦内全権のスレーヴ化に成功、完全掌握完了』
サトリの宝貝マクスウェルを神造艦スキーズブラジニルの艦長席の肘置きの溝に差し込むと本当にあっさり制御可能になった
アヤミ婆やクウェンサー、美琴初春アナスタシア浜面サトリらが艦橋や艦内各所に通信・作業・探索・情報処理に使える宝貝を取り付けてる間、
フローレイティア、上条、忍と縁夫妻、エリカ、上里、神裂らが艦橋にて組織人事を決定していく
まず行動指針は悪政を敷く殷王朝からの中華領土の解放。それに伴う栄王朝最後の生き残り、フローレイティア伯の即位。栄の再興と位置付ける
これに並行して魔王白面朗君の情報の収集
資金・兵糧は各自が持ち寄った物に加え、水塞梁山泊で生産される穀物や酒、野菜などが高値で売れるためこれも充当する事とする
中央司令部となるスキーズブラジニルの艦橋要員に初春、アナスタシア、滝壺を配し艦長をフローレイティア、軍師に禁書目録、副官をサトリとする
忍とジャックで食糧管理、及び酒造。縁と惑歌は財政、湾内と雪女・雹と霙で水を管理。食堂は佐天と土御門舞夏、雪女・班を主人としその時々で暇で料理上手な者が調理を手伝う事とした
上条らが蜀の地に遠征してる間に戦闘機に乗ってはるばる梁山泊を訪れ仲間になった“雲裏金剛”マリーディと“神医”カエル先生らも交えて相談
一方通行、マリーディ、サウザンドドラゴン、垣根、ストリオーナ、天津エリカで空軍発足、軍団長をヴァルトラウテとする
医務関連はカエル先生とフィリニオンを置いて他に無し。フィリニオンと井東ヘレン、病魔の使役者は薬剤精製も兼任する
艦内風紀は男は内幕隼、女はアルメリナの管轄とする
シーワックスがアリサを部下に広報部を作らせてくれと言ってきたのでこれを承認。那託たちや重層武器の整備はアヤミ婆以下整備兵が行う
クウェンサーとヘイヴィアの馬鹿二人が俺達も艦橋要員に入れてくれと言ってきたがフローレイティア艦長はこれを却下
代替案としてこれまでの武勲を鑑み、ケビン他フローレイティア軍歩兵の将にヘイヴィア、全部で五機ある重層武器の将にクウェンサーを抜擢すれば二人は慌てて拝跪、泣いて嫌がった
夜間は天津エリカ、上里軍で神造艦を守るものとする
さて、総大将は誰がやる? 会議がここに及び紛糾した。何となく上条かフローレイティアのどちらかであろうという空気は有る。そこに食蜂が一人の兵卒を伴い割り込んできた
食蜂によるとこのナッツレイなるフローレイティア軍の一兵卒、阿世宰相アレイスターの間者であるので捕縛し連れてきたという
目が☆になったナッツレイが自白するままによると木原荘を潰した梁山泊軍に四日後、宰相が派遣した神の右席なる強力な道術集団が奇襲をかけるらしい
他にも官軍が来るらしい、自分は内応してかく乱の役目を任されていた。これ以上は何も知らないとの事
四日。迎撃の準備を整えるには充分だと判断、とにかく今夜は固めの盃をと忍が提案し、一同も了承
陣内酒造の倉を開け放ち酒や食材を放出、調理しながらの宴会となった
その席で決まった総大将は”托塔天王”、陣内忍。元々神造艦は彼の持ち物であるし莫大な出資もしてもらっている。この梁山泊の村長も彼だし既婚者だ、下手な事はすまい
副将は上条とフローレイティアの二名とし、乾杯!
天道に添い世直しを行おうぞ! 宿命の好漢たちの宴の夜は更けてゆく 続
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◆ 中華宿星 水滸伝 十一 官軍襲来
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〜梁山泊山頂〜
宝貝マクスウェルでこの宝貝巨大戦艦を自由化、各種便利・快適化宝貝取り付け作業はアヤミ婆の主導の下一日で完了
生活物資や家具の運び込み、私室の割り振りなども完了、神造艦スキーズブラジニルはものの二日で完璧に梁山泊の移動大本営としての体裁を整えた
そして次の日には迎え撃つ官軍、神の右席。艦長フローレイティア伯はまず一方通行、妖怪一反木綿、垣根、マリーディ、エリカら空軍戦力を偵察として西北西から南南西に分けて派遣した
一時間後に異変を報せてきたのは戦闘機乗りのマリーディ。空飛ぶ巨大な城がこちらに向かっていると言う。そこまでで通信は途絶した
艦長は浜面に戦闘機乗りの少女の探索を命じ、舵取りの副官サトリに神造艦の浮上を命じる
数年の山肌に溶け込む擬態の時を終え、マクスウェル制御の下いま大空に羽ばたくスキーズブラジニル
甲板にはテムジンら九臂那托のうち五機が仁王立ちし、そのやや後方で天女衆の長御坂美琴が貨幣を握りしめた拳で風を払う
神造艦のすぐ横を飛ぶサウザンドドラゴンとその頭上に立つヴァルトラウテ。やがて空で会敵する超巨大浮遊要塞ベツレヘルムの星。これを制御するは魔将フィアンマである
神造艦の甲板上で重層武器白虎を起動、光の粒子となって白虎に乗り込み空飛ぶ島に砲撃を加えたミリンダであったが島の先端に立つ緑衣の男は白い粉を振りまいただけでこれを完全防御、
驚愕した次の瞬間、その横に立つ赤い道術服のフィアンマが何かしたかと思うと白虎が粉々にされていた。ミリンダは傷を負ってカエル先生らの所へ運びこまれる
ベツレヘルムの星の先頭に立つは右方のフィアンマ、左方のテッラ、アニェーゼ隊であった
スキーズブラジニルとベツレヘルムが正面衝突、おほほの朱雀、キャスリンの麒麟、九臂那託らが砲火をブチ込むも左方のテッラが完全防御、
乗り込んできたアニェーゼ隊を御坂の符で顕現した一万人の影が迎え撃つ。フィアンマはヴァルトラウテとサウザンドドラゴンを同時に相手どっていた
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そして地上、山塞防衛隊。大河から氷の船団を率いて襲来したるは前方のヴェント、腹心ビアージオ、道術集団黄金黎明ら総勢五十名ほど
迎え撃つは銃器が主武装のクックマンケビン他を率いるヘイヴィア隊、及びプタナの玄武とアズラフィアの青竜である
一網打尽かに思われたがヘイヴィアらが狙撃スコープの中に舌から鎖を伸ばしたヴェントの姿を認めると即座に昏倒、ヘイヴィア隊は一瞬にして壊滅した
状況が把握出来ない重層武器乗り二人。そこに氷船から飛び降り、水上を高速疾走する大刀を持った豪傑が迫り来る
咄嗟に飛び出たのはぶーぶー法師。敵と同じように大河の上を高速疾走し猛将アックアと剣戟を交わす。ぶーぶーの鉄根とアックアの宝貝刀アスカロン
何合も火花を散らす激しい応酬、ヴェントらも梁山泊軍らもあの豪傑は何者だとどよめきの声しきり
それとは別にヘイヴィアども何やってンだとヴェント船団を迎え打った一方通行、やはりまたヴェントの姿を見るなり昏倒、ヘイヴィア隊もろとも黄金黎明に捕虜とされてしまう
梁山泊に上陸する黄金黎明四〇名。山を登ってすぐステイルの張りめぐらした炎陣結界に気付きやや後退、将レイヴィニアはここに陣を張り慎重に進軍するとヴェントに連絡を取る
空中、サウザンドドラゴンに深手を負わせたフィアンマ、ヴァルトラウテとは互角の勝負。テッラは戻ってきた垣根帝督がどうにか食い止めている。
アニェーゼ隊は御坂の影武者一万人とテムジン他那託たちの大兵力の前に壊滅、捕虜となった
戦局を見定める御坂美琴、フィアンマはよく解らないのでテッラのほうに戦力を集中させる
地上。ビアージオはベアトリーチェの前に敗れさった。アックアとぶーぶーはひたすら互角の一騎討ちを演じている。闇咲は黄金黎明の副将マークを撃破、捕虜とする
フィアンマとフローレイティア、全く同時に撤収の銅鑼を鳴らし両軍撤退、どちらも被害は甚大であった。浜面が傷ついたマリーディを一反木綿にくるんでこっそりと水塞に帰投、カエル医者の元へ
スキーズブラジニル艦橋では禁書目録とクウェンサーの両軍師、上条と忍らが敵の術式や戦法の分析を行っていた
他方、梁山泊山中で黄金黎明のマークが闇咲に申し出る
自分が捕まったのは敢えてだ。我々黄金黎明には貴君ら梁山泊と戦う理由は別に無い。ただ太姐レイヴィニアの妹が人質に取られているから仕方なくなのだと
妹パトリシアの奪還に協力してくれたなら我々はそちらに寝返ってもいいと
その頃、神の右席の援軍に駆けつけた軍神とも称される放浪の将がいる。帽子に槍に眼帯に外套に下着の少女、“精忠報国”オティヌスである 続
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◆──────────────────────────────────―◆
◆ 中華宿星 水滸伝 十二 武神朋盟
◆──────────────────────────────────―◆
〜スキーズブラジニル〜
ヘイヴィア隊と一方通行が捕虜とされサウザンドドラゴン、マリーディ、ミリンダは絶対安静。暗惨たる結果に木原荘とはモノが違うと認識せざるを得ない梁山泊軍
禁書目録とクウェンサーの両軍師は敵の術式解明や攻略法の確立に討議を重ねる。黄金黎明副将マークの投降に嘘は無いと食蜂は保証した。つけこむべきは敵軍の少なさである
ここから導き出される勝利の策略や如何に?
〜ベツレヘルム〜
アニェーゼ隊とビアージオ、マークが捕虜とされ援軍に万夫不当の軍神オティヌスが腹心のマリアンを伴い馳せ参じてくれた
右席ら四人とレイヴィニアら黄金黎明四〇人はこれまでの賊軍と違うぞと認識を新たにヘイヴィアらから魔術で情報を取り出し軍略を練る
翌朝。再び天と地とで戦が始まる。朱雀と麒麟、那託達五機を甲板上に乗せたスキーズブラジニルと激突するフィアンマとテッラのベツレヘルム
地上では玄武と青竜、那託達四機を主力に守りを固める梁山泊へ、砲撃を加えつつ侵攻する氷の船団とアックア、レイヴィニアら地上部隊
ここでスキーズブラジニル艦橋の滝壺、既知の敵軍とは別に別働隊が梁山泊東方より攻勢をかけてくることを探知
マークの知らない兵力が!? 慌てて地上部隊指揮官のクウェンサーに連絡。副軍師は慌てて対前方のヴェント用に準備してた兵員、上条他数名をそちらに投入した
クウェンサーは歯噛みする。禁書目録にヴェントの術式、天罰術式を看破してもらい、ならばと食蜂にヴェントへと敵意を向けないように調整してもらい、お陰でヴェントからの被害は氷の船団だけの砲撃で済んではいる
猛将アックアはぶーぶー、神裂を軸に天草教、ベアトーリチェ、アルメリナの総がかりだ。レイヴィニア隊は大ムカデ、菱神しきみ、ステイルらが応戦中
天ではヴァルトラウテとクロードとエリ、トールがフィアンマを抑え、テッラは上里軍が囲んで多種多様な攻撃を加えている
天罰術式に効果が無いと見て取ったヴェント、氷船を自動砲撃に切り替え那託らに応戦、自身は単身上陸してきた。クウェンサーはやむなく爆弾を手に自身で迎え撃つことにする
同行するは闇咲、麦野、絹旗、フレンダ、スカルウェーブ。全員食蜂により精神調整済み。この一団は本来ならパトリシアの救出の囮部隊となるはずであった
艦長フローレイティア、滝壺に敵残存戦力が無いことを確認、最後の予備兵力の垣根と軍覇、菱神舞と愛歌とライガー、マークを黄金黎明の長の妹、パトリシアの救助のために地上へ降ろしアックア、ヴェントを迂回させつつ氷の船団へ派遣する
さて敵別働隊の迎撃に当たった上条、美琴ら天女達(初春佐天食蜂は除く)とエツァリ、ビヨンデッタと蛇、病魔と巫蟲、雪女三人。
会敵するは露出の多い女二人、オティヌスとマリアンである。噂に名高い万夫不当の武神オティヌス! 戦慄しつつもそれぞれの武器を構える上条隊
「勅命により終わらせてやる」そう短く告げたオティヌスは神槍グングニルの鞘を解き放ち、やや遠くから上条へ振るい──────────はしなかった
オティヌスは一息ついて黙って槍を収め、無造作に歩み寄ってきた上条と向かい合い同時に拝礼、目を白黒させる美琴らやマリアンを捨て置き無言のまま天地に三拝、義兄弟の契りを交わしてしまった
「オティヌスだが、俺の義姉になってくれたから」
上条の口から至極簡単に発せられた言葉に美琴一同や”玉臂匠“マリアンは我が耳を疑う。ともかく誰も何も苦労せず強力な敵がこちらについたなら文句のあろうはずがない
梁山泊軍に天機が訪れた 続
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オティヌスのパッと見のチョロインっぷりがやばくて草
でも原作でも周りからはこんな感じだったんだろうなあ
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って一人でも読んでてくれてる人がいたのか。
解らんことがあったら聞いてくれ。精忠報国とかオティ一人だけ岳飛伝からきてるし
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ここで昔安価やってた人とは別の人?
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安価って何?
とりあえずここのスレ使ったのは禁書ごちゃ混ぜ時代劇とこの水滸伝のみかなあ
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◆ 中華宿星 水滸伝 十三
◆──────────────────────────────────―◆
〜ベツレヘルム〜
テッラに上里の理想送りは通用しなかった
この緑衣の司祭にとってこの世界は、程よく自らの宗派の信徒で満たされ、程よい数の邪教徒を神の名の下に処断できるこの世界が理想そのものだからである
布教と処罰の艱難辛苦、満たされぬ求道こそが彼の理想の世界なのであった
だがしかし理想送りは通じなくても娘子軍の多種多用な攻撃はそうでもない。 或る少女は宝貝兵器で、或る少女は道術で、或る少女は増幅された打撃力で
最前線参加を諦めた上里翔流の指示の下、次々と切り替えられる攻撃の前に光の処刑の切り替えは追いつかず、次第に満身創痍になってゆく
宮殿で戦うフィアンマもヴァルトラウテ、五機の那託、クロードとエリとトール、ミョルニルらに手一杯のようである。ベツレヘルム宮殿は二機の重層武器の砲撃によりもはや瓦解していた
〜梁山泊〜
ヴェントを相手どったクウェンサーらは先ずクウェンサーと麦野が天罰術式にやられ昏倒した
食蜂によりヴェントに敵意を抱かないよう調整してもらったはずだがやはり敵意を持たないで戦えというのはよほどの精神異常者でもない限り無理なのであろう
絹旗が一人、どうにか風の砲弾を防ぐのに手一杯の状況を、駆けつけた上条がひっくり返す
あの厄介な天罰術式を天然無効化、一対一の勝負とし昏倒したクウェンサーらの回収をフレンダらに命じる
美琴やエツァリらはパトリシア奪還部隊のマークらに合流、氷の船団で鎧騎士と戦闘に入っている
ぶーぶーと神裂と天草教、ベアトリーチェ、アルメリナヴィルデフラウらの波状攻撃に猛将アックアもさすがに敗退、捕虜となる。ヴェントも上条の拳に敗退、氷船の一隻を呼び逃げ去っていった
氷の船団に突入していた美琴や舞ら、パトリシアの救出に最後方の船の船室へ斬りこんでみれば捕縛されていたはずの一方通行が既にこれをほぼ為していた
哀しみの童女の涙を前に、無数の鎧騎士の残骸や牢屋の破片が散らばる現場で、パトリシアにじかにかけられた逃亡阻止の魔術が厄介なので解除を手伝えと彼は言う
マーク、エツァリらによりパトリシア捕縛の魔術を瓦解させ脱出、ついでにヘイヴィア隊も救助、マークよりの連絡を受けたレイヴィニアは大ムカデやステイルとの形ばかりの交戦を終え降伏した
〜ベツレヘルム〜
ヴァルトラウテらの攻撃をどうにか凌いでいたフィアンマの前にオティヌス参戦、その強大な力の前に官軍総大将右方のフィアンマ、遂に敗北し倒れ伏す
見ればテッラも最期はおほほの朱雀の砲撃により粉微塵になっていた。彼に悔いはないであろうことは短い付き合いだが判る
右席軍の最期の一将フィアンマを下し、遂に梁山泊軍の勝利が確定した。ベツレヘルム城の残骸は一部をスキーズブラジニル甲板上に乗り上げ、残りは崩壊、落下してゆく
艦長フローレイティア伯は終戦を宣言、事後処理の雑多な指示を余力がある者達を見繕って命じていく
その指示の最期に忍が放送を代わり、全て終ったら捕らえた敵兵も交えて宴会だと告知、捕虜の中に宿星持ちを数人見つけたと彼は言う
さて捕らえた敵将たちのうち“大刀の”アックア、“没面目”フィアンマ、“小遮欄”アニェーゼ、“撲天鵬”レイヴィニアは宿星持ちであったのでならば兄弟だと仲間に入るよう説得
レイヴイニア、“精忠報国”オティヌス、“玉臂匠”マリアンは魔王白面朗君の話を聞くと即座に加盟を誓い、アニェーゼ及びその部下達も世話役のオルソラの説得により恭順
魔将フィアンマは上条が、猛将アックアは浜面が説得の末に梁山泊入りを決意させる
新たなる仲間を得て梁山泊軍はいよいよ国土解放の戦に入る
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◆ 中華宿星 水滸伝 十三 五虎将軍
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〜ベツレヘルム〜
テッラに上里の理想送りは通用しなかった
この緑衣の司祭にとってこの世界は、程よく自らの宗派の信徒で満たされ、程よい数の邪教徒を神の名の下に処断できるこの世界が理想そのものだからである
布教と処罰の艱難辛苦、満たされぬ求道こそが彼の理想の世界なのであった
だがしかし理想送りは通じなくても娘子軍の多種多用な攻撃はそうでもない。 或る少女は宝貝兵器で、或る少女は道術で、或る少女は増幅された打撃力で
最前線参加を諦めた上里翔流の指示の下、次々と切り替えられる攻撃の前に光の処刑の切り替えは追いつかず、次第に満身創痍になってゆく
宮殿で戦うフィアンマもヴァルトラウテ、五機の那託、クロードとエリとトール、ミョルニルらに手一杯のようである。ベツレヘルム宮殿は二機の重層武器の砲撃によりもはや瓦解していた
〜梁山泊〜
ヴェントを相手どったクウェンサーらは先ずクウェンサーと麦野が天罰術式にやられ昏倒した
食蜂によりヴェントに敵意を抱かないよう調整してもらったはずだがやはり敵意を持たないで戦えというのはよほどの精神異常者でもない限り無理なのであろう
絹旗が一人、どうにか風の砲弾を防ぐのに手一杯の状況を、駆けつけた上条がひっくり返す
あの厄介な天罰術式を天然無効化、一対一の勝負とし昏倒したクウェンサーらの回収をフレンダらに命じる
美琴やエツァリらはパトリシア奪還部隊のマークらに合流、氷の船団で鎧騎士と戦闘に入っている
ぶーぶーと神裂と天草教、ベアトリーチェ、アルメリナヴィルデフラウらの波状攻撃に猛将アックアもさすがに敗退、捕虜となる。ヴェントも上条の拳に敗退、氷船の一隻を呼び逃げ去っていった
氷の船団に突入していた美琴や舞ら、パトリシアの救出に最後方の船の船室へ斬りこんでみれば捕縛されていたはずの一方通行が既にこれをほぼ為していた
哀しみの童女の涙を前に、無数の鎧騎士の残骸や牢屋の破片が散らばる現場で、パトリシアにじかにかけられた逃亡阻止の魔術が厄介なので解除を手伝えと彼は言う
マーク、エツァリらによりパトリシア捕縛の魔術を瓦解させ脱出、ついでにヘイヴィア隊も救助、マークよりの連絡を受けたレイヴィニアは大ムカデやステイルとの形ばかりの交戦を終え降伏した
〜ベツレヘルム〜
ヴァルトラウテらの攻撃をどうにか凌いでいたフィアンマの前にオティヌス参戦、その強大な力の前に官軍総大将右方のフィアンマ、遂に敗北し倒れ伏す
見ればテッラも最期はおほほの朱雀の砲撃により粉微塵になっていた。彼に悔いはないであろうことは短い付き合いだが判る
右席軍の最期の一将フィアンマを下し、遂に梁山泊軍の勝利が確定した。ベツレヘルム城の残骸は一部をスキーズブラジニル甲板上に乗り上げ、残りは崩壊、落下してゆく
艦長フローレイティア伯は終戦を宣言、事後処理の雑多な指示を余力がある者達を見繕って命じていく
その指示の最期に忍が放送を代わり、全て終ったら捕らえた敵兵も交えて宴会だと告知、捕虜の中に宿星持ちを数人見つけたと彼は言う
さて捕らえた敵将たちのうち“大刀の”アックア、“没面目”フィアンマ、“小遮欄”アニェーゼ、“撲天鵬”レイヴィニアは宿星持ちであったのでならば兄弟だと仲間に入るよう説得
レイヴイニア、“精忠報国”オティヌス、“玉臂匠”マリアンは魔王白面朗君の話を聞くと即座に加盟を誓い、アニェーゼ及びその部下達も世話役のオルソラの説得により恭順
魔将フィアンマは上条が、猛将アックアは浜面が説得の末に梁山泊入りを決意させる
新たなる仲間を得て梁山泊軍はいよいよ国土解放の戦に入る
後世、急に上条の義姉になったオティヌスを筆頭としアックア、ヴァルトラウテ、ぶーぶー、神裂は梁山泊の五虎将軍と呼ばれるようになる 続
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◆ 中華宿星 水滸伝 十四 出師の表
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〜スキーズブラジニル会議室〜
フィアンマら六星と道術団を加え、栄王朝の最後の生き残りフローレイティア伯を旗印に本格的に領土奪還の戦へ進発することになった梁山泊軍
先ずはこの梁山泊のある山東の都や村を開放しようということにみな異存は無いが、会議の席上、シーワックスが提言した
「民衆の支持は大事です。まず表向き総大将の伯はどういった人物なのか、何をしたいのか、広く民衆に知らしめる必要があります
ただでさえ我々はサウザンドドラゴンやぶーぶー他の妖怪たち、巨大宝貝重層武器など外見が恐ろしく見られがち。広報戦、印象戦略の必要性を進言致します
伯に天道正義有りと人々が判断すれば民たちは諸手を挙げて我らを迎え入れ、官の中からもアックア殿たちのように我々についてくれる者も出ましょう。無益な戦いも避けられます」
シーワックスの言や良し。だが具体的に何をすれば? 伯の問いに記者は自分の宝貝、カメラを卓に置いた
「伯のお姿と決意表明文、出師の表を広く世に流布しましょう。文は人なりです。まずそのお姿、軍服から上質の王族っぽい上品な服に着替えてください。煙管は持たないで。
呼称も伯をやめ天子の子、公主と称しましょう。あと誰か、広範囲に伯、いや公主の写真と声明文を配布出来るような宝貝か道術かパッケージかを準備してくれないか?」
かくして始まったフローレイティア深窓の令嬢化作戦。ベアトリーチェ、佐天、フィリニオンらがキャッキャと軍務一筋に生きてきた女に無理をさせる
煙管を取り上げ上品かつ質素な服を着せ髪を結い飾りつけ、剥きだしにした細い白磁の左肩には初春の花飾りをのせ、花が咲き誇る木の枝でも持たせ嫣然と微笑みさせれば、
シーワックスがカメラのフラッシュを炊きまくる後方で馬鹿二人が腹を押さえて笑い転げている。どころか常識人なクックマンやミョンリらまで笑いを噛み殺しきれてない
撮影終了と同時に頬を紅潮させ銃を抜くが、馬鹿二人はとうに何処かへ逃げ去っていた
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さて次は決意表明文、出師の表である。事務室に座り筆を取るフローレイティア公主であるが、硬く武断的でつまらない文しか書けない。事務方の縁と惑歌に見せても同様の意見だ
確か幼い頃は詩文なども学んだはずだが、軍学と軍務と散文的な報告書作成の日々でいつの間にか文才詩才は磨り潰されていたと今更ながらに気が付いた
諦めて、副官サトリを呼んで命じる。代筆してくれる者を連れて来てくれ。この一文は各地の諸侯に協力、或いは黙認を要請する檄文の役割も持つから、優美で上品、
かつ私の即位を認めさせる強く熱い決意、歴史の教養にあふれ強く優しい女を印象付ける天下の名文を書ける文士をだ。民草目線で万民救世の決意文を書ける者ならなお良い
聞けば聞くほど顔をしかめていく副官サトリ。ウチにはそんな高貴なのいないと思いますが、まあと部屋を出ていく
副官が誰か連れてくるのを待つ間、手持ち無沙汰な公主は惑歌に依頼してみる。縁は学が無いからと断った
惑歌/経済的観点からの政府批判が大部分で経済立て直し策を幾つか。私が即位したらあなたに経世の丞をやってもらおうかと言いつつ原稿は没
以下、サトリが広い艦内をほうぼう走り回って連れてきた順に
ベアトリーチェ/悪くないがやや過激。没
天津エリカ/文体は綺麗だが救国の熱さが足りない。没
上条/熱さはあるが長すぎて没
美琴/上条と似た熱さでかつ短くよくまとまってるが仙界人なので古の故事とか引用出来ず。保留
ヴァルトラウテ/上から目線過ぎて没
禁書目録/《家族みんなで笑顔で鍋を囲める国を取り戻そう》……スローガンとしては採用
アズラフィア/武断的内容が目立つが悪くないので保留
シーワックス/判りやすく順序正しい文章だが扇動の意図が見え透いてて没
黒子/《ジャッジメントですの!》没
固法/《ジャッジメントですの?》どういう事だ!?
馬鹿二人/試すまでもない帰れ
内幕隼/判りやすいが罪状を語り過ぎてて裁判じみてる。アルメリナも大同小異なので共に没
神裂火織/堅苦し過ぎて没
アックア/悪く無いが男らし過ぎて没
鎌池和馬/書き過ぎィ! 没!
忍/チャラい
ぶーぶー/なぜ連れて来た?
全くどいつもコイツも! 美文の一つも書けぬのか!
自分のことは棚上げして憤慨する公主である。結局は美琴かアズラフィルの草案であろうか?
縁と惑歌にこの二人の原稿を見せて諮ると、彼女らは言いにくそうに答える。この勇ましい文面だと普段の軍服の写真と合わせたほうが良くない?
机上に崩れ落ちる公主の前に、いい加減青息吐息のサトリが連れてきたのはアニェーゼ隊の世話役、オルソラ
事情説明が二度ほどループしたがとにかく理解し机に座り、一分ほど考えてから筆を執り、スラスラと書き、公主へ草案を差し出すオルソラ
公主ら女三人とサトリは瞠目する。女性らしい繊細だが力強い筆致で公主の出自の説明から入り殷の非道を鳴らし、民草の塗炭の苦しみを嘆き救国挙兵の道理を情理を尽くして熱く語り、見識豊かに古の賢人の知恵に触れ、品格に満ちた言い回しで国土奪還の決意を述べる
この文面の格調の高さは稀代の徳王の芳香、噎せかえらんばかり
これは千年二千年の後世に残る名文であろうと公主らが確信するに足る、憂国の貴人の気概が漂う美文であった
貴女これから先ずっと私の勅書や演説原稿代筆してくれないだろうかとその場で頭を下げて頼み込むと、それが万民救世の一助になるならと無欲の笑み
惑歌などは我知らず拝んでいた。以降、オルソラは事務室の一員となる。公主及び梁山泊軍は尚書令に人を得た
オルソラ・アクィナス。宿星は宿らぬ異名も持たぬ。だが歴史の裏側で大業の華を咲かす、静かな英傑がここに在る 続
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会話が想像しやすくてほんと草
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◆ 中華宿星 水滸伝 十五 実在性瑞祥女王
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〜梁山泊・スキーズブラジニル〜
やっとの思いで出師の表を仕上げたフローレイティア公主。この名文を広範囲に配布する手立てを講じたのは総大将、陣内忍である。忍はその目に悪戯っぽい光を躍らせて語る
「夢関連妖怪の獏と枕返しとサキュバス、あとアンタの栄王家の血筋そのものの知名度と見目麗しい女性って断片を媒介に夢のパッケージを組んだ
昔は良かったなとか宋の御世に戻らないかなとか思いながら寝たやつの夢にアンタが現れてお告げを語る仕組みだ
範囲は旧栄王朝の国民全部。二、三日もすればこの国でアンタの夢を見てない人間はいなくなるんじゃねーかな? 演説が終るまで起きられないようにしてある
なので公主、もう一回上品な服に着替えてその出師の表ってのを演説してくれ」
指示に従い、オルソラの原稿を演説用に微調整し純白の羽団扇でも手に高貴な淑女を装い、オルソラ口調で栄王朝復興の決意を語るフローレイティア公主
サトリがマクスウェルでその動画を撮影、忍と共に獏と枕返しとサキュバスの元に持っていく
公主、その日はいくつかの会議を終えてスキーズブラジニルの私室に戻り寝酒を呷り就寝
…………自分で自分の演説の夢を見るというのはなんとも言えぬものだった
〜翌朝・スキーズブラジニル食堂〜
フローレイティア公主が食堂に入ると騒々しかった場が一瞬で静かになった。みな笑いを堪えている膨れ面である
ああ、コイツらも私の演説を夢に見たなと察し、やや紅潮しながら朝食の粥を受け取りに行く
中華粥の椀とお茶の入った湯飲みを渡してくる舞夏まで目を逸らし頬を膨らませて必死に笑いを耐えている。さすがにこの子をはたくわけにもいかないので後で誰かに八つ当たりをぶつけることを決意する公主
笑うな、笑うんじゃないと緊迫した空気の中で宿星たちやその他の者達の朝食が終った頃、妻の縁を従えて満面の笑みで食堂に入室してくる陣内忍
その瞬間に者どもの笑いを含んだ怒声が食堂を席巻した
「おい俺らも対象範囲かよ!?」「俺らは対象範囲から外せ! 寝ながら笑い死にするだろ!?」「ちょっとーww 公主に失礼だってばw」「どころかこれ公主本人まで笑い死にするオチですたい!」「真面目! みんな真面目にやるべきです! わんわん!」
これらの苦情の嵐に総大将は可可と笑う
「いや、アセンブラを組んでる途中で俺ら自身もこの夢見るかなとは気づいたけどよ、俺ら自身を除外するのも出来なくはなかったが、それやると手間が増大するし面倒だしでそのまま行くことにした
三日後には解除するからそれまで待ってくれよ」
巫戯けんなと笑声とも怒声ともつかぬ批難が総大将に殺到する。公主自身は顔を手で覆いひたすら伏せていた
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そして三日後。マリーディやサウザンドドラゴンら傷ついた者達の傷も癒え、戦闘機や白虎も垣根に出させた未元物質をもって修理完了
梁山泊軍を乗せたスキーズブラジニルは山東の州都、青島に進発する
賑やかな正午前を狙って到着し都を守る城壁に神造艦を横づけ、護衛官のベアトリーチェアルメリナを左右に従え演説の時の衣服に着替えてオルソラモードのフローレイティア公主が太守らへ降伏を呼びかけると、老齢の州太守はいとも簡単に降伏、殷王朝への忠はとうに尽きてるしあの有名な武神オティヌスが一戦もせず梁山泊に付いたとの話も敗走してきたヴェントより伝わっている。神の右席を破るような軍団に抗する戦力も無い
何より夢で見た瑞祥を信ずると太守らは言う
それではと城門を開かせ栄の巨大旗を担ぐアックアを先頭に正式に都へ入城、アックアのすぐ後ろには紅の戦胞も鮮やかなベアトリーチェが手綱を曳く黄金のたてがみが雄々しい、輝かんばかりの白馬(垣根帝督)と、その背に横乗りに座すフローレイティア公主、以下梁山泊の英傑たちが列をなしてつき従い、政変を民衆の目にはっきりと焼き付ける
ほとんど全ての者が夢に見た憂国の美女、フローレイティア公主が目の前に現れたのだ。人々はあれぞ瑞祥だったかとどよめきだった
注目を浴びる馬上のフローレイティア公主、羽団扇で口元を隠し微妙な泣き顔を見せ、しかしそれでも民衆に《一族みんな殺されて怖かったけど、これから色々有りそうで辛いけどでも私、頑張る!》的な健気にして気丈な笑顔を見せてやると、民衆(特に男ども)の忠心はいやがおうにも高まった
その後ろにて行列に加わる馬鹿二人、ことにヘイヴィアなどはよっぽど何か言ってやろうかとは思ったが、すぐ横にアルメリナが千変万化の鉄仗を手にらみを効かせているのでいらん口は開けない
「おいあれカミやんやで?」「あ本当だ。まーた美女を侍らして元気そうにしてやがる」
「一方通行や土御門の姿も見えるけど」「元気そうでよかったですー!」
元々この都出身の上条は五和、禁書目録、美琴、食蜂、オティヌスらを横に侍らし申し訳なさそうにほうぼうへ頭を下げている
太守らの勤める中央政庁に入り太守の椅子に就いた公主、まずは旧太守から人事権と財政監査権を一時召し上げ、財政は惑歌とアズラフィア、人事はアルメリナと食蜂を補佐に公主本人が査閲を開始
その他の者達も打ち合わせ通りに動き始め、旧太守の家臣団も素直に従ってくれる
アックアはそのまま屋上へ殷の旗を降ろし栄旗を掲げに行った
皆が見た瑞祥、オルソラの決起文と猫をかぶったフローレイティア公主の夢の効果は絶大であった 続
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ポールダンスはしないんですか(真顔)
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フローレイティア・オルソラモードはわりと真面目にアニメで見たいw
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◆──────────────────────────────────―◆
◆ 中華宿星 水滸伝 十六 英才人傑綺羅星の如く
◆──────────────────────────────────―◆
〜山東州〜
州太守の降伏をもって打ち合わせ通りに梁山泊軍の面々が動く
神裂、上里、ヘイヴィア、御坂、レイヴィニア、アニェーゼら諸将は手分けしそれぞれの手勢と旧太守の家臣らを伴い八方に散り、州内の他都市や村を来訪、革命が起こりこれからは重税に喘がなくても良くなったこと、賊軍の類がいれば討伐することを民衆に告知し、実際に手近な山賊や江賊、手のつけられない暴れ者の類を征伐に向かう
加群、アヤミ隊、浜面、海鳥らにより各都市や村の広場に高札を立て、公主の写真とこの公主が執筆したらしい出師の表を掲示する
並行して垣根の未元物質を原料に作った通信宝貝が設置され、通信機を各市町村長に渡し相談があればスキーズブラジニルの者が応対すると伝えていく
サウザンドドラゴンに乗り州内を巡回するカエル医師、フィリニオン、ヘレン、病魔らは並の医者では無理な難病重傷の民を治療してゆく
強勢な賊軍や道師等の本拠地にはフィアンマやトール、ヴァルトラウテに麦野組に一方通行、ヴィルデフラウにオティヌスやアックア軍覇など一騎当千の者らが自らを囮に討伐に当たり、武器を捨て農民になると誓った者だけを引っ立て近隣住民の手で裁判にかけさせる
賊徒の裁判はスカルウェーブや油取りの眼前で行われた。この者らの恐ろしげな見かけを利用し「嘘を吐けば見切られて食われる」などと吹聴したのだ
実際には食蜂美琴初春らが作った嘘発見宝貝をヘイヴィアなり上里なりの諸将が持ってるが、裁判の円滑さが段違いである
特に悪質な犯罪者は被害者遺族の手により処刑、改心の見込み有りと裁決された者達はプタナらが用意した農地に送りこまれた
農業再生の中核を担ったのはプタナである。彼女の重層武器の玄武、耕運機機能が付いているのだ。この機能で荒れ果てた田畑や広大な手付かずの荒地を一気に開墾、忍が妖怪達や那託ら数体を指揮して建てた長屋に送り込まれてきた元賊徒どもを住まわせ、剣を捨て農具を取らせ村を形成させてゆく。種子は梁山泊村の物の他、そこらの農村から調達、三年後には生産力は八倍ほどになっていよう
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重層武器乗り五人娘を指揮する将クウェンサー、開墾に勤しむプタナの護衛にキャスリンの麒麟を張り付かせて任せ、自らはミリンダの白虎、おほほの朱雀の背後に巨大台車を取り付け大規模輸送車に改造、白虎か朱雀のどちらかに同乗させてもらい建築に必要な材木や工具、食料などを一気に運ぶついでに街道を整地する
その食糧であるが元々は紂王と妲己が無茶な収奪令を乱発するせいで地方が困窮したのであって、物資そのものが無くなったわけではないのだ。なので首都への輸送を遮断すればじきに回復する
各城塞にたなびく殷旗を棄て栄旗を掲げさせ独立を示し、白禁城へ運び込まれるはずの食糧や衣類他を民衆に分配する
だが金子や銀子などの財貨は奪い尽くされていた。そこで惑歌は栄王朝の新通貨発行を公主に提言する。公主はこれを容れたがさてどういう通貨にしようか?
夜、スキーズブラジニル艦橋に戻り外回りの諸将らをまとめて通信宝貝で呼び出し議論、初春らの技により公主の周囲に無数の通信枠を浮かび上がらせ、遠方の者らも交えて合議が可能になっている
縁やシーワックスは通貨単位を栄とし紙幣の肖像画には公主をと述べるが、照れて他に意見を求める公主に対して提言したのは総大将・忍だ
「座敷童のウチの嫁、縁を通貨単位にしねえか? もちろん肖像画も。福がありそうだ」
顔を真っ赤にする嫁と惚気る夫。食蜂だけはその惚気る若旦那の内心を読み取っていた
(ウチの嫁を通貨にすることでウチに自然と金が集まってくるアセンブラを組めるんじゃねえかな? 下手すると前みたいな大恐慌になりそうだが)
結構悪辣な本音だが告げ口はせずにおいた。総大将ならそこまで悪辣な術式も組むまいと信じたのもあるし、仙界人の彼女には前の大恐慌とか言われてもいまいちピンと来なかったのもある
ヘイヴィアら緒将らもこれに賛同、オルソラモードの公主だと紙幣を見るたびに笑っちまいそうだとの意見が続出したので公主としてはコイツら射殺できないかなと少し思う
この流れで座敷童子の祝やその母も肖像画モデルに採用された。アナスタシアは断固拒否
加群と初春、アヤミとサトリで新通貨の大量生産にかかる。二日後には新通貨、縁(エン)は一家の長や商家らに人数分一定額が配布された
治水工事、及び生活基盤施設の工事においてはぶーぶーやサウザンドドラゴン、婚后ら天女達に那託たちが非常に有用であった
この間に公主は州政庁の人事を改革していく。無実の罪で投獄された者、罷免された者を見つければ再登用し元の地位を回復させ、罰すべき汚吏は罰し空いた空白に神裂や隼ら外回り街回りの諸将に認められた推薦状を持って公主の元を訪れた者を任命してゆく
梁山泊のいずれかからの推薦状を貰った者達は一人残らず埋もれた賢人・義人・才人であった
また都市部の大不況にて潰れた商家や工房は惑歌と緑娘藍、アヤミ婆らが視察、再興隆盛の見込みあれば縁や旧太守にかけあって資金を貸し付けて建て直しを促していく
隼や上条、舞とすねこすりにニャラルトホテプなどが街に潜って隠されてた事件を見つけて解決していく
これで上手く行かないはずがなかった。公主の世直しは素晴らしい成果を挙げていた
肝心なのは梁山泊が全部やってしまわないこと。一番面倒なことや危険なことだけやって残りは民の仕事とする。雇用創出のためである
二週間ほどで治安、産業、農業、交易は回復し公主は統治権を旧太守に返還、次の州へ向けてスキーズブラジニルを発進させる
新たなる仲間、何か手伝わせてくれと申し出てきた女二人
上条が気になる雲川芹亜と、かつての加群の教え子、妹の鞠亜を加えて世直しの旅に飛び発つスキーズブラジニルであった 続
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スキーズブラズニル
アセンブル
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あれ、アズラフィアみたくまた一文字間違えてた?
ありがとう。次からは直すぜ
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ごめんついでにヴァル婚の喋る烏の名前だけ教えて
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ムニンとフギンだったかな?オーディンの肩に止まって世界の事を伝える役割の鳥共
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>>609
ありがとう。二話後にこいつら使うから
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◆ 中華宿星 水滸伝 十七 新参者、幻想殺し
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新参者、幻想殺し
神造艦が梁山泊を出発してから半年が経過した。一つの州を平均二週間ほどで平定し次の州へ進発。
殷の首都開封東京を渦の中心と見立て、外縁から中心へ渦を巻く航路で各州を傘下に収めてゆく梁山泊宿星軍。
国政再建に過ぎ行く日々。逗留した州内から陳情に来る各地の有力者に公主は毎日羽団扇を手にオルソラモードで接見、陳情内容に重大な嘘があれば傍らに控える食蜂がそっと念話で教えてくれる。あまりに悪質な場合は近侍のベアトリーチェアルメリナにその場で逮捕させる、些細な嘘陳情は見逃す。陳情内容によってはそれを解決するのに適した人材を呼び陳情者と共に現場へ同行させる
神裂ら外周りの諸将ら、上条や隼ら街探索の者たちはこれはと思う人傑を見つけては紹介状を書き公主の元へ送りこんでくる
公主が陳情者や推薦状を持った者を接見するすぐ後ろ、衝立の向こうではオルソラが流麗に筆を走らせ勅書や保証書や任命書、説諭文を起草している
これら梁山泊軍の綺羅星の如くの人材を裏で管理しているのは副官、天津サトリであった
誰が何処に何をしに行くのか、初春とアナスタシア、新入りのパトリシアを助手にし必ず報告させ、州太守や文官達から得た各種書類も参照しマクスウェルに州の地形や街の情報を入力していく。
ほっといても騒動に巻き込まれたり陰謀の匂いを嗅ぎつけてその中心へ向かって行く者ばかりなので、それすらを予測に含んだ人災演算予測シュミュレーター、“乱雑性人的資源”を組んでのけ、人材の効率的割り振りを実施する
その精度たるやそうたいした誤差無く居場所や帰還時期を予測してのけ、必要なら増援を手配し大きく誤る事は無い
「誰がどこで何をしていていつごろ神造艦に帰ってくるのか、本人に聞くよりサトリに聞いたほうが早い」
そんな評判すら立つ始末。お陰でサトリは中枢司令部である神造艦の艦橋で寝泊りを繰り返すハメになる
艦橋で寝泊りしてる多忙な者がもう一人いる。軍師禁書目録だ
外回りや街調べの者たちから「こういう時の術式に何か心当たりは無いか?」とか、
「こんな宝貝見つけたけどこれって何に使えるんだ?」などの問い合わせが艦橋に殺到するからである
しかも切羽詰った状況での問い合わせである時が多々ある。なので厠と風呂以外は艦橋から出られない。サトリは艦橋の右端に、禁書目録は左端に、それぞれ簡易住居を作ってもらってそこで生活している
サトリと禁書目録が自室でゆっくり眠れるのは州をまたぐ移動日ぐらいであった
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国取り戦争そのものはさしたる苦労は必要無かった。稀に殷の忠臣による戦があるのみ
九割の各州太守に文官武官は素直にフローレイティア公主に拝跪し頭を下げ忠を誓い、もはや中華の地の七割に栄旗がなびいている現状
栄の領土が増えるにつれ公主が政務にかかりきりになり、艦長職は雲川芹亜に委譲された。アヤミ婆、クウェンサー、加群らに依頼しスキーズブラズニル事務室を各州太守/有力者との通信会議室へと改装、サトリは梁山泊人材の管制官となる
雲川新艦長の副官には能力が物騒すぎて前線に出せない天津エリカが就く。妹のアユミも同じ理由で街回りに出せず、専ら禁書目録とサトリ双方の世話役だ
梁山泊の声明を慕って参加する者も出てくる。広東にて運び屋オリアナ・トムソン
荊州南郡にて道術結社、新生光のレッサー、フロリス、ランシス、ベイローヴの少女道師四人組。金毛犬すねこすりは妻子と再会する
益州で浜面の旧友、駒場に半蔵に郭、郭の師の手裏。フレンダの妹は駒場が面倒看ていた
敦煌にて元捕吏であったアルメリナの部下、錬金チアリーダーのフルドラ、その仲間のノーブルダンサー・ルサールカ、召還狩人グルアガッハなども志願してきた
この者らや雲川姉妹などは別に宿星持ちではないがいずれもひとかど、即戦力となった
そんなある日、漢中での再建活動の時期
上条が無辜の民に呪いをかけ金品を強請る三流道師を成敗して神造艦に帰ってくると、馬鹿二人と一人の女子が食堂にて上機嫌に会話を弾ませている
アレはこの前入ってきたアルメリナの元部下のフルドラだっけ? 欠伸しながら周囲に確認する上条に、アルメリナは少し迷った末耳打ちしてくる
(あのフルドラだが、君は間違っても触らないで欲しい。術で少女に化けてる二十代後半の男だから。フィアンマ将軍にも伝えておいてくれ)
(男!? え? はあ?)
声を潜める上条にアルメリナは引き続き耳打ち
(性犯罪の囮捜査や未成年の取調べ、私ら普通に大人っぽい捕吏には得られない情報を得るのにとにかく有用でな、あの芸風が定着してしまった。井上本人の性癖はいたってノーマルだから今はヘイヴィアをおちょくって遊んでるが、飽きたらじきに上手くあしらうだろう)
言われてよく見てみればなるほど、フルドラの仕草やリアクションの一つ一つが他人の気を引くように計算され尽くしている。以前に戦ったヴェントと妙に通じる物を感じさえする
クウェンサーはむくれたミリンダに腕を引っ張られ何処かに消えたが、ヘイヴィアは上機嫌にフルドラと会話を弾ませている。何も知らなければこれから上手く行きそうな男女以外の何者にも見えない
女に化ける道師って面倒だなと上条は辟易する。少し前、トールが御坂に化けて自分をからかってきたから今度もそうだろうと胸をつついたらうっかり本物、鬼の形相をした黒子に神造艦中を追い回されるわ雲川に匿ってもらって妙な雰囲気になるわ、後でウェスティに「トールの胸だったらつついたの?」とか聞かれるわ
再びアルメリナが耳打ちしてくる分によれば
(私ら捕吏の間では“幻想殺しの井上”と呼ばれていた。もちろん君の存在などまるで知らない所でだ)
偶然異名がかぶったワケか。上条としてはこの事実をヘイヴィアに知らせてやろうかなと思ったが、やめた。この井上とかいうやつが適当な所で上手く切り上げるだろう
ヘイヴィアだしまあいっかと、上条は戦友の幸せそうな笑顔を捨ておき艦橋に向かう。そもそもあいつ故郷に許婚を待たせてるそうなのに何遊んでんだ
サトリに帰還の報告をして風呂入ってメシ食って寝る。明日もどうせ誰かが厄介事持ち込んでくるだろう
立ち去る上条の背中に届くヘイヴィアの笑声とフルドラの嬌声。この幻想は、殺さない 続
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◆ 中華宿星 水滸伝 十八 白いの大好き白面朗君でございます
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〜燕州付近・スキーズブラズニル、食堂〜
着々と領土を回復し艦を進める梁山泊軍。既に国土の九割近くが栄旗に染まっていた
この間、殷は驚くほど何もせず静かだった。一応首都近郊の街に監視員として妖怪の狸に狐に狢らを派遣してあるが、彼らが不気味に思うほどに殷王朝は栄の公主軍に興味を示さないのである
ある一夜、朝鮮の国高句麗にほど近い幽州へ向かう移動日の夕食刻の食堂にて、上記の疑問が内幕隼の口からついて出た
宰相の間者ナッツレイを食蜂の能力で洗脳、偽情報を流し続けて牽制してはいる。だがそのナッツレイの監督をする土御門が隼のみならず食堂の全員に聞こえる声量で言う
「いくらなんでもとっくに宰相への偽情報流しはバレてるぜい。その上での無視ってことだぜ」
ここがそのまま会議室になるな。それを察したフィアンマの証言
「俺様たち右席軍を失った以上、こっちに差し向ける軍勢はもうほぼ無いはずだ。守りを固めているのではないか?
妲己が贅沢したいがために軍事費を大幅削減、ほとんどの部隊を解体しわずかな部隊しか残さなかった。お前たちと戦った俺らは数で負けてただろう? まあオティヌス卿がいきなりそちらに付いたのが王手ではあったが
あと開封に残ってる部隊はレンディ中郎将率いる重層武器大隊、野戦部隊エルキアド、王都守備隊の騎士団、木原荘の生き残り、妲己の親衛隊兼小間使いの儀仗兵、そして一流の道師でもある宰相、何より我ら右席と騎士団と宰相をまとめて相手どって余裕で負かした妲己だ。あの女の強さたるや人智を超越していた」
おぞ気を振るいながら語る魔将フィアンマの言葉を、梁山泊の面々は舞夏+佐天+御坂の影五十人が作った青椒肉絲定食を食いながら聞いていた
その中の一人、上条は義姉オティヌスに問う。「姉上も妲己に負けたのか?」と
「いや? 私は部下を率いて北方の夷荻金の軍勢と戦ってたからな、妲己とやらとは会った事も無い。革命すら前線で聞いたぐらいだ。
金との戦いの大勢が決して最後の詰めの時に勅使が来てお前らを倒せと言うので後のことはロキやフレイアら部下に任しマリアンのみを連れてこっちに来た。万里の長城の北方戦線は部下らでまあ大丈夫だろう」
では外敵は捨て置いていいのかなと判断しつつ、フィアンマの言葉に傾注する一同
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「とにかく無茶苦茶なのだ、妲己は。アックアより剛力、俺様より魔術に秀で、ヴェントの天罰術式を平然と無視し、テッラの光の処刑をいとも容易く打ち破る
レンディ配下の重層武器を片手で掴んで振り回し石ころのようにそこらに投げ、一流の道師である宰相をいとも簡単に蹴飛ばし、騎士団長の回帰術式を容易く破る
ずっと酩酊状態の紂王を小脇に抱えたままでだ。正直に言おう。この梁山泊軍の全力を注いでも勝てる気がしない」
肉料理を乗せたご飯を頬張りながら聞く面々は眉をしかめ、あの魔将フィアンマと猛将アックアの両将が恐怖に顔を蒼ざめさせる光景を目の当たりにする
ここで案を出したのは絹旗。「じゃ白禁城以外の国土を全部奪還して殷をガン無視で世の中を超回しちゃえばどうですかね?」と
アックアは重々しく首を横に振る。妲己の気紛れと癇癪がどういうタイミングで炸裂するか読み切れない。あの女に悪辣な奇襲受けるぐらいならこっちから仕掛けたほうがまだマシである、と
「そんなに強いなら……」
静まりかえったこの場で言葉を発しえたのは食卓を雑巾で拭く佐天だ
「そんなに強いならそれってもしかして魔王白面朗君だったりしませんか?」
ただの思いつきそのものな呟きに、魔将と猛将は考える
ずっと白い着物を着込み紂王と享楽に耽る後宮に贅を尽くした白亜の宮殿を建設し、中央政庁紫禁城を白く塗り直させ白禁城と改名してしまった
ずっと阿片に酔ってるような紂王に白い玉衣を着せあにじゃあにじゃと遊び戯れ何か吹き込んでは悪令暴策な勅書を書かせ玉璽をつかせる
あの女の行動には大抵いつも“白”の一字がつきまとう。妲己こそ魔王白面朗君。そう考えると納得できる物も有る
一つ、その線で調べてみるのである。アックアの重々しい言葉に周囲の面々はさしあたり納得し、いつもの雑談に戻っていく
後日、平源という都市の調査に出ていた隼と艶美としきみが三人の亡命者を連れ帰ってきた
彼らは白禁城の騎士団の武術師範兼指揮官の“豹子頭”騎士団長、司法官憲の高位に座す執金梧という役職者“賽仁貴”美島純、宰相アレイスターに使える女官“跳澗虎”結締淡希と名乗った
見ればこの者らも宿星持ち。一同を代表して騎士団長が言う
「友人アックアより相談を受け、お前たちがかねてより探していた白面朗君なる魔王の居場所を知って逃げてきた。保護されるのではなく一味に加えてはもらえないだろうか? 我らもそれと戦う宿命であることは貴公らの宣伝で知っている」
黒子ら天女衆は歓声を挙げる。この半年の間、シーワックスとアリサの広報部が残りの六星の情報提供と白面朗君の危険性を訴え続けていたが、それがやっと実ったようだった
結締が言う「宰相閣下がポツりと漏らされました。白面朗君とは妲己の別名であると」
なんと妲己こそ探し求めていた魔王白面朗君の別名? ならば話は早い
それを倒しに行きましょうと息巻く黒子に、待ったをかけたのは美琴やフィアンマだ
今回やってきた騎士団長、美島、結締の三星を加えてもようやく百五星。残りの三星は何処にいる?
フィアンマとアックアは言い募る。仮に百八星を揃えてもそれはどうやら魔王を倒しうる最低条件、仮に倒せてもそれまでに何人死ぬか解らぬがお前らそれでも良いのかと
「一〇八星揃えるのは当然としてそれ以上に策を積み上げる必要がある。まだ時期尚早だ」
良策が浮かばぬまま梁山泊軍はとりあえず次の州の平定作業に入る
待ち受けていた陳情の数々にいつも通り手分けして八方へ散ってゆく梁山泊の面々。
うち上条とステイルはサトリからある錬金術師の征伐の仕事を回される 続
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◆ 中華宿星 水滸伝 十九 夢桃源
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〜河北、冀州の林道〜
アウレオウスという錬金術師を征伐した“赤髪鬼”ステイルと“及時雨”上条当麻
その帰り道にて三人の道術師見習いの少女がステイルの前に拝跪し弟子にしてくれと言ってくる
難渋するステイルと、交渉は長引きそうだなと読み取った上条。じゃ俺は先に帰ってるからとあっさりステイルを見捨てた。コイツどうせ自分を面倒に巻き込もうとしてくるし
上条一人で雑木林を進む途中、急に立ち込める暗雲と寒風と雷鳴、ザッと振り出す夕立。おりしも寒風肌に刺さる年の瀬、これはたまらぬと周囲を見回し、古ぼけた祠を見つけたのでそこに駆け込む
無人の古堂に転がり込んだ上条、寒さに震えつつ一息つき灯りを灯し状況を確認。雨漏りの心配は無さそうだし以前の旅人が組んだのか竃も有る
旅荷を解き鍋と米を出し、雨水を溜め固形燃料に火を点け米を炊く。おかずは持ち合わせの漬物でいいだろう
衣を干し飯が炊けるのを待つ上条、連日の騒動の疲れと火の温かさの前につい竃の前であぐらをかき眠りこむ
意識が遠のき、ふと気付いたら白日天晴、温風吹き抜ける香り豊かな花園の中に座っていた。えっと、何だここは? 見渡す限りの花畑。幻術の類かはたまたまた武神によって異世界へ放りこまれたか?
遠くには人面鳥身の妖怪(?)が美しい声でさえずっている。仙界には伽陵頻迦なる妙なる声で唄う鳥がいると婚后らに聞いたがあれがそれだろうか
呆然とする上条の頭上に飛来したのは二羽の烏だ。その烏は人語を話し、自らをムニンとフギンと名乗った
「及時雨の上条当麻様ですよね? どうぞこちらへ。西王母様と九天玄女様がお待ちです」
ここは流れに身を任せる事にし、二羽の烏に導かれるまま芳香噎せ返る花畑の向こう、二人の貴婦人の影が談笑する四阿に上条はとりあえず進んでみる
優雅に茶を喫する一人は御坂の符、番外固体をそのまま大人にしたような女性、いま一人は見知らぬ貴婦人であった
あら、来たわねと番外固体(大)、黙って頷くもう一人の貴婦人。訝しみながら美琴の親族らしき婦人らに挨拶、大きな美琴はやはり西王母の美鈴と名乗った
意外なのは姉ではなく母であったこと。いま一人は九天玄女の詩菜。一応上条も挨拶し、勧められるままに席へ着く
「貴方達のことは時々遠見の宝貝で見てました。娘の癇癪に散々お付き合いいただきなんとお詫びを申し上げるべきかしら」
詫びとは言うが笑いを押さえきれてない西王母と、懐かしげな笑みを浮かべる九天玄女。ではと席を外し何処かへ立ち去っていく西王母。話を切り出したのは九天玄女だった
「魔王白面朗君の封印はこちら仙界にとっても重要案件です。今日はそのことについてお話するために貴方をお呼びしました。あ、これ食べますか?」
足元に置いていた岡持ちを卓の上に置き、蓋を開けて芙蓉蟹や焼売、鯉の姿揚げや海老炒飯やピータンなどを次々出してくれる九天玄女様。
あれ食べますか? これどうですかと次々岡持ちの中から出してきてあっという間に卓上は満漢全席めいた料理の洪水、どうやらこの岡持ち、料理を温かいままいくらでも入れておける宝貝らしかった
腹も減っていたし穏やかに食事できる機会などそうそう無い。勧められるままに箸を取りでは有り難くと焼売から頬張る
不思議とどこか懐かしい味付けだった。初対面の貴人のはずだがどうしたことか緊張感はない。この婦人は実は罠とか敵とかではない。そんな妙な確信が上条にはあった
「食べながら聞いてください。こちらで調べた所、まず宿星の最後の三人、うち二人は白禁城に居ます。名は“混世魔王”アレイスター、“入雲龍”城山恭介」
まさか宰相アレイスター? 妲己の悪政に手を貸してる男じゃないですか。そんなヤツが本当に?
信じられずに問い返すと、どうにか説得して仲間に引き込んでくださいと頷く玄女。思えば自分が青島の都を追放されたのはその宰相の別荘の壁に落書きしたのが原因だが、あれは完全無欠に自分が悪いのでその事で恨みなど抱いていない
だが悪政に加担し続ける宰相を仲間にか…….。上条は悩みながら春巻きをかじる。千切りにした竹の子の弾力が歯に心地良い
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もう一人はここ仙界に居るので今西王母様が呼びに行ってます。仙界といっても広いので把握が遅れました。
貴方の胸のその宿星珠、大昔の秘匿大戦の折に使われた白面朗君メリー・アンを封じるのに使われた大極星珠という宝貝の欠片なのです
白面朗君との決戦の際には貴方たちの、心の強さや輝きとでも言うべき感情に反応して元の効果を取り戻すでしょう」
──これが俺たちの胸に宿った理由は? そこを問うと玄女様は着物の袖の端で涙を拭った
「貴方達は秘匿大戦で全滅した前の総勢一〇八人の勇士の生まれ代わり。その中には私の息子も含まれていました。大極星珠がその魂魄に反応して貼り付いたのでしょう」
全滅ですかと絶句する上条。口に含んだ幾つかの棗の種を手の中に取り出す。そこらの皿に捨てるのもこの貴人の前では下品かなと思いポケットにでも入れておく
そこに西王母がもう一人の女を伴い、大きな風呂敷包みを持って戻ってきた
オティヌスやヴィルデフラウぐらい際どい服装をした銀髪縦ロール、彼女は“母夜叉”ヘルと名乗った。なるほど、氷のように透き通った長衣の胸元に宿星珠一つ。
一緒に行くからよろしくねと気楽な口調で言う
さて……。と、空になった皿を岡持ちの中に戻して卓を整理した西王母、風呂敷包みを卓の上に置いて言う
「娘達を旅立たせて一年半の間、私たち神仙だって色々としていたの。また全滅の未来を避けるためにね。宝貝開発大好きな仙人達と色々作って、特に有効らしいのがこれらよ」
風呂敷包みを広げると、幾つかの道具が。一つ、何やら大仰な銃。
「これは爆弾発射宝貝ウォーハンマー。神機軍師なら使いこなすでしょう」
ひとつ。LEVEL[PHASE]と書かれた符
「これは娘の美琴に渡して。二万人の影達の力を美琴一人に集約させるの。一回きりよ」
ひとつ。水槽に浸かった脳味噌
「エクステリア。操祈ちゃんに渡しなさい。これと今の美琴用の符は最近登仙してきた木原幻生ってのが作ったんだけど大丈夫かしら」
木原幻生!? あの爺さん木原荘戦の途中からいなくなったと思ったら仙人になってこっちへ来てた!? 邪仙じゃないですかねソレ……
ひとつ。一つ目人間用の眼鏡?
「ポータブルデバイス。君が使いなさい。九臂那託達のいずれかを選んで融合できる物よ。その右手の能力も反映されるそうだし。これも一回きり」
ひとつ。サトリのマクスウェルに酷似してるが
「シンガーソングライアーっていう文章自動作成機能が入った情報通信宝貝ね。これは誰がどう使えばいいのか解らないけどとりあえず必要って朴の卦が出たのよ」
文章自動作成機能? 何だそれオルソラさんでは駄目なのか??
あと、智多星と黒旋風には隠された能力があるそうだからそれをどうにか覚醒させなさい。それと白面朗君の弱点を調べてみたけど何も解らなかった。
とりあえず彼女に対して作用する青行灯パッケージ迷宮の類は効かないという結論が出たぐらい
取り扱い説明書も同封してるからねと一通りの説明を終えて再び風呂敷を閉じる
その後はヘルと西王母も卓に着き食事を取りながらの酒席、主に美琴の話しとなり、酔った西王母から娘が嫁に欲しければあげるわよーなどと適当言われてから酔い潰れてお開きとなった
では地上に送り返しますねと九天玄女、手を叩く姿勢を取り、名残惜しそうに少し悲しく微笑んでから、パンと叩く。
上条の視界が闇に包まれ、どこまでも落ちていくような感覚と共に目が覚めた。元の薄暗い寒々しい古堂である
見ると火をかけてた竃の中の飯が炊き上がっている。先ほどまでの暖かな四阿は一炊の間に見た夢だったのであろうか?
「お腹いっぱいだけどまだ食うの? ソレ」 見ればすぐ後ろにヘルが際どい姿勢で座っていた。その脇には風呂敷包みも置いてある
帰ってきたんだなと理解し、今夜はもう遅いからここに泊まってこれは朝飯にすっかと結論、見れば風呂敷包みの横に何かをくるんだ竹の皮、良い匂いがするので開けてみればちまきだ。お土産ってことだろうか?
翌朝、ヘルと騒がしく朝食を済ませ古堂を出る。振り返って古堂の玄関の上にかけられた額縁を見上げればそこには九天玄女廟と書いてあった
何気なくポケットに手を突っ込むと異物を感じ、ああ、そういや棗の種かと思って出してみれば、そこにあったのは棗の種……ではなく、金子?
ヘルこれ何? 仙界では棗の種が金に変わるのかと問うが、彼女もちょっと解らない。何かの厚意だと思うから貰っとけば? と気楽な返事
厚意か、よく解らないがそう思おう。玄女廟に向かって拝礼、神造艦の方向へ足を向ける。まーた上条がそこらで女引っかけてきたぞー。帰還するなりひと悶着あった
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〜桃源郷・四阿〜
客人が去り、残飯を烏たちが平らげてる食卓。炒飯の米粒をつっついてるムニンとフギン。烏らは問う。どうして客人の棗の種を金塊に変えておいたのですかと
九天玄女は一言答える。「ちょっとした夢だったのです」
夢? 顔を見合わせる二羽の烏。九天玄女は空の彼方へ笑みを投げかける。その目は空の果てよりももっと遠いところを視ていた
「子供にお小遣いやお弁当でも持たせてあげるのが」 続
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◆ 中華宿星 水滸伝 二十 大栄国紫皇帝フローレイティア即位記念祭典
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〜冀州、スキーズブラズニル会議室〜
ある夜、神造艦スキーズブラズニルに全員が帰還するようサトリに調整させ上条が会議を招集、まず新入りのヘルとステイル三弟子が紹介され、彼が仙界で得た情報が皆に語られた
その城山恭介、ずっと行方不明のうちの兄です。愛歌が驚くが騎士団長や美島、フィアンマら最近まで王城にいた者達は誰も心当たりが無い。そんなやついたか?と六名揃って首をひねるのみ
そこで愛歌に脳裏に鮮明に兄の姿を思い描いてもらい、食蜂の能力を使ってその映像をアックアや結締らに送信、すると全員が口を揃えた
「「「おい紂王だぞコレ」」」
その答えに愛歌や緑娘蘭は絶句する。あの人を救うために生きているような優しい兄が、不殺王とすら呼ばれる兄が、フローレイティア公主の一族を惨殺し史上類を見ないほどの悪政を展開しているのかと
いや殺ったのは全部妲己こと白面朗君であるぞとアックアが気を遣う。しかし、と緑娘蘭が呟いた。ずっと酩酊状態ってことは召喚仙術師特有の負け時間が永続してるってこと?
つまり私たちは宰相を味方にして白面朗君の所に乗り込み、なんとか隙を突いて白面朗君から恭介を取り上げ、自失状態を回復させてから改めて白面朗君に挑まなければならない
そこまでに何人死人が出るのだろうか。しかもその時に一〇八星の誰かが殺されていたら詰む。宿星持ちの中にはカエル医師や歌手アリサのように非戦闘要員もいるのだ
難易度高すぎると呻くフィアンマや、私ら非宿星組は特攻隊ですかと泣きそうなミョンリら
もしかして勝利条件を達成するのが不可能だから我らは放っとかれてるのであろうか? 悩むアックアの眼前に白面朗君メリー・アンの嗜虐的な哄笑が見えた気がした
戦力拡充についいてだが、と今回議長席の上条、卓上に置いた風呂敷包みを解いた。西王母様から新式宝貝を賜ってきたと
新装備がそれぞれに説明書と共に渡される。エクステリアなる物を渡された食蜂は嫌そうだ。問題となったのはシンガーソングライアーである
これ誰がどう使えばいいんだ? 禁書目録といえど新型宝貝までは網羅してない。文章作成が何の役に立つんだ? しかしこれを使えと占いの結果らしい
物議を醸す一同の間から、少しの沈黙の末、進み出てきてそれを手に取ったのは忍だった。俺はわりとヒマだし最前線に出れる戦力じゃないから、ちょっとこれを調べてみるわ
ではと総大将に任せ、次に公主からも話があるそうでと議長席を譲る上条。新たに首座に座ったフローレイティア公主、煙管の灰を灰皿に落としてから、皆を見渡し尋ねる。正式に王座に就いてもいいだろうかと
公主にしてみればミリンダやクックマンら元からの部下達以外はみな協力者、妙な所で不評を買い愛想尽かされ離れられるのは避けたい
公主は言う。「各州太守らからの上奏でな、もうじき年も代わる、ここ冀州の平定作業が完了すればあとはもう開封東京府のある首都圏のみ、年明け早々には殷との決戦だ。そこでもう元日には即位を宣言して年号を変えて民達に希望を見せてくれと。殷の紂王と妲己政権の正当性を完全否定する意味も有る」
梁山泊の面々はしばし考えた末に言う
「いいんじゃないかな別に」「元々新政権樹立も目的だしね」「年明けと同時に即位宣言広報どうします?」「また夢のパッケージ組もうか?」「アレ、今度こそ俺らは対象範囲から外してくれよ」
「だーからそれやると面倒なんだって」「けどどうせオルソラモードのフローレイティアさんだろ?」「前の夢告知、私ら天女組の半数は見れなかったのですが。むしろそこまで笑えるなら見れた人達が羨ましいと言うか」
「待ってくれ、またあの夢告知なら妲己との決戦当日には首都圏住民に避難勧告を出してくれ」「夢告知の動画そのものはまだマクスウェルの中にありますよ。後で僕の所に」
「オルソラさんそれも組み込んでください」「あ、ハイハイ、即位声明文には王位への即位と妲己の打倒声明、首都圏住民避難勧告だけでよろしいのでございましょうか?」「年号がどうとか言ってたけど」「玉衣は私が仕立てるから公主、デザイン案描いてくださーい」
自分抜きで勝手に話が進んで行くのを目の当たりにしたフローレイティア公主、自分ってひょっとして傀儡君主なのかなと悩みつつ、同時に頼もしくも思う。
発案力や実行力が並ではないこの者達と知り合えて本当に良かった。若干名、失礼なことを言ってる天女とかいるがまあ許容範囲だ
再び夢枕に立つ事を皆に宣言する。各州太守や有力者に通信宝貝は配っているが、各家庭に一台や一人一台に出来るほど垣根は便利にはなれない
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大勢が決して行く中、一人、別種の異論を述べたのは“金銭豹子”小手蜜惑歌だ
「尊号ですが、“王”ではなくもっと別の、こう、目新しくて響きの良い物にしませんか?」
うん? と、意表を突かれた公主や一同の沈黙の中、惑歌は立ち上がって自説を述べる
「こんな巨大な空飛ぶ船に乗った私たちが歴史上類を見ない暴君と怪女を倒して新時代を到来させるのです。民達からすれば物凄い後光のような物を感じましょう。
手垢の付いた王なんて尊号より上の目新しい位を創設して夢告知で名乗れば、国民は高揚し配られた新通貨を景気良く使い、国内経済は上向き相当な経済効果が見込めます」
そういう物か、と感嘆する一同。ではそうしよう。何がいい? 大王? それもうあるだろ南蛮に。けど言葉なんて勝手に作っていいのか? ここで造語を全肯定したのはシーワックスだ
「言葉なんて作って広めて定着させてしまえばこっちのものだ。そのうち辞書にも載ってさも前からあったような雰囲気になる。要は判り易さと響きの良さだ」
そういうもんかと納得、では新年号と新尊号の案を出してくれと公主が指示、みなであれこれ挙げていく
実はこの小手蜜惑歌、かつて荊州南郡の港町へ経済査察の任に赴いた際、潰れかけてた貿易公司を四社、私財を投じて再建させ大株主になっている
新通貨・縁が安定し期待値が上昇すれば縁の為替相場が高騰、高騰した縁で安く(金や銀などの稀少金属でもある)外貨を買えば西方の天竺やペルシャ、南方のカンボジアやタイとの貿易で大儲けできる仕組みだが周囲には内緒だ
ともかく年号は上条の「俺らがあの水の滸りの梁山泊に辿り着いたことが始まりだから水滸で良くね?」という発言が容れられ水滸に決定
尊号はオティヌスの「古の時代、“皇”とか“帝”とか名乗ってる徳王がいたっけなあ」との発言が注目されではその二つをくっつけて皇帝が採用された
シーワックスなどは栄の始皇帝と名乗ってはどうかと提案したが、当の皇帝(予定)が大仰に過ぎると却下した
二日ほどで演説草案と衣装が完成、冀州の平定作業も完了、政権も旧太守に返還した。首都開封東京へと決戦の空へ飛び発つスキーズブラズニル
舞夏の仕立ててくれた高貴なる色、紫の玉衣に袖を通しながらフローレイティアは思う
自分が“紫髪伯”と呼ばれるようになった時からこの天命は始まっていたのやも知れぬと。紫の冠を髪に乗せ、晴天の下、スキーズブラズニル甲板上に設営された演説会場に入来してゆく
さらに二日後、大晦日の夜。政務を終え私室に戻ったフローレイティア。今夜また自分で自分の演説を夢に見るのかとやや照れつつ寝酒を呷り、就寝。寝入ると予想通りの光景が眼前に広がった
紫の玉衣を着込んだ自分が青空と栄旗を背景に厳かかつ上品に大宋国皇帝への即位を宣言、今年からは水滸元年とし妲己との戦闘予定日を告げ、その日はどうか首都郊外に退避してくださいますよう祈るように促す
皇帝の左右に並ぶは新政権の中枢を担うとなる文武官達である
フィアンマ、アックア、アルメリナ、騎士団長、惑歌、隼、オティヌス、オルソラ、シーワックス、上里、神裂、祝、クウェンサー、ヴィルデフラウ、ヘイヴィア、加群、アヤミ、禁書目録、エリカ、サトリ、雲川芹亜、浜面、美島、結締、フルドラ、アナスタシア、伊東ヘレン
事が成ったあかつきにはと仕官を願い出てきた者達だ。他の者も後で口説き落として傘下に加えようと皇帝は思っている。特に食蜂と上条
演説が終わり、夢の中の画面が変わる。場所は引き続き神造艦甲板上のようだが、何やら奥に行くほど広い台形の白いお立ち台が設置されていて、華々しい色合いの舞台
……? 皇帝フローレイティア、寝たまま眉間に皺を寄せる。夢を見終わるまで起きれない術式だ
続いて出てきたのは妙に派手派手しい衣装のクウェンサーとヘイヴィアの馬鹿二人。満面の笑顔だ
「いやー、皇帝フローレイティア様のご即位、目出度いですねー!」「首都圏にお住まいの皆さんは当日には避難しといてくださいねー!」
オイ何だ? 何が始まっているんだ。声をあげたいが出せるわけない。ここは強制的な夢の中なのだ。しばらく馬鹿二人のヘラヘラとしたやり取りが続き、
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「えー栄えある大栄国民の皆さん、毒婦妲己討滅が完了したらこんな感じの国を挙げてのお祭りをやろうじゃあないですか!」「それではここで一曲、おほほ、名護アリサ、天津アユミによる、恋のイー・アル!」
二人が舞台を指し示す先、カメラがズームしてライトアップされた白の舞台にせり上がってきたのは義妹のおほほ、左右を固めてポーズを取るアリサとアユミだ
派手で軽快な音楽がどこからともなく鳴り響き、次いで三人の後ろに無数のお揃いの衣装を着た娘達がせり上がってくる
そして始まったのは派手な舞台演出を伴った元気いっぱいな歌舞だった。可愛く微笑む義妹おほほのソプラノな歌声から入りバッと動く統制された踊り子達
美琴黒子佐天初春ルサールカフレメアフルドラ打ち止めオルソラアンジェレネフレンダ艶美フェイ・イェンキャスリンメルディアーナ禁書目録ウェステイレッサー
何だこれは聞いてないぞーーーーー!? 荘厳な即位宣言をブチ壊すな! その原稿を書いたオルソラまで混じってた! 寝台の上でビクンビクン飛び跳ねる皇帝、だが起きれない
歌手三人の口から紡がれる歌詞に合わせて背景には光や炎、舞い散る花びらや水や雷や氷が美しく表現されては急に消えていき、曲が二番に入ると三人と踊り子達は飛来した大量の筋斗雲にそれぞれ飛び乗り空中を舞いながら歌ってゆく
えーと、物陰から特殊効果出してるのはベアトリーチェやトールやヴィルデフラウ、湾内に警策あたりか
それが丁度いいタイミングで急に消えてるのはまず上条の仕業、カメラマンはシーワックスの他に数人いるな、多分建宮やクロード辺りも参加している
筋斗雲なんて孫ベアトリーチェでも持ってなかったはずだから垣根の未現物質を元手にクウェンサーや加群らが作ったか。そもそも動画編集はサトリとマクスウェルに忍だったはずだ
こいつら全員私に隠してた。歌手三人娘の可愛らしいアップ画面を夢に見ながら皇帝は嘆息する。この動画を私の即位宣言に続いて栄国民に夢配信。その発案力と実行力の無駄遣いときたら!
歌が終わり歌手三人と踊り子達がポーズをキメて闇に消え、ようやく目を覚まし寝台から起き上がれる皇帝フローレイティア。傍らの湯飲みに水瓶から水を注ぎ一気飲み
大体ほとんどがこの悪ふざけに加担しているな。舞台設営とか衣装とか
そもそもは新年会に隠し芸大会とかやらねえかという誰かの発言が神造艦内で転がって膨らんでこうなったのだが、ずっと事務室に詰めていた皇帝には知る由もない
一息ついて、笑う。白面朗君に対する絶望的な戦いを前にしてこの気楽さと胆力。頼もしいことこの上無い、と 続
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つくづく思うに、ヘビオ勢めっちゃ使いやすいw
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◆ 中華宿星 水滸伝 二十一 官渡の戦い
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〜河北、官渡の沢。黄河渡航中〜
水滸元年元旦、昼過ぎ。妲己の居城白禁城へと進軍する神造艦スキーズブラズニル、黄河上空を南下途中、艦橋にて首を傾げた滝壺が艦長へ報告する。「河のなかになんかいる」
さて誰なら大河の中を調べに行けるんだろう? 人選を考える雲川艦長、次の瞬間神造艦が下から突き上げるような衝撃に揺れた。大河の中から極大の魚雷の砲撃である
初春とアナスタシアが急ぎ告げる。「黄河及び周囲の畑や山中から重層武器出現! 全十機!」「囲まれてます! あ砲撃がいっぱい来る……っ! 艦内耐ショック備えて!」
立て続けの衝撃、揺れる神造艦。砲撃の幾つかはすぐ横を飛ぶサウザンドドラゴンが防いだり食らったりしてくれている
艦内に緊急警報発令、敵は重層武器十機、現在敵の包囲下にあり! 迎撃に出れる者は出てください!
これはあの女だな。ああ、レンディ・ファロリート中郎将だ。頷きあいながら出撃するアックアと騎士団長、そしてゆっくり休んだり巫戯けたり趣味に没頭していたりした梁山泊の面々。
元々普段は小石ほどの大きさにしておける重層武器だ。隠れておくのは造作もなかったろう
ある者はそのまま飛び降り、ある者は空を飛び、ある者は先日作った筋斗雲に乗り迎撃に出る梁山泊軍の面々。別段臆する様子も無かった
その様子を遠くの山林の中から望遠鏡にて観察する女達がいた。この軍を率いるレンディ中郎将と腹心のワイデーネ、その部下の侍女姿の女兵四名。さすがに勝てますよね? 部下達の顔には緊張の汗が浮かんでいた
「重層武器十機をもって成す十面埋伏。この必殺の陣をもってすればいくら右席軍を破り傘下に加えた梁山泊軍とて……」
呟くレンディの表情は心配げ。相手は元旦に夢で即位宣言のついでにあんな派手な歌舞を披露する非常識かつ無軌道な連中だ。何をやらかすかは予測がつかない
途切れる事無く続く集中砲火にさらされた神造艦と巨竜が黄河に着水し沈んでゆく。殺ったか。そう意気込んだ矢先、梁山泊軍を囲むうちの一機、ブロードスカイサーベルが木端微塵に爆砕した
なっ!? 息を飲むレンディ達の眼前で次々爆発四散してゆく重層武器達
常識的な思考のレンディには思いも及ばない。神造艦艦橋に駆け込んできた禁書目録が十機の特性を次々とつまびらかにしたことなど。それを聞いたクウェンサーが瞬時に攻略法を考案、手早く人員を差配したことなど
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ブロードスカイサーベルは一方通行の能力で天空の果てへ飛んだ神裂が静止衛星軌道上の支援衛星を直接破壊、
地上から飛ばされてきた巨大剣を蹴り返し共に地上へ帰還、射ち出したブロードスカイサーベルの頭上へ還ったことなど
大河に潜って砲撃していたメガロダイバーは神造艦とサウザンドドラゴンが黄河へ落下し一時的に河を堰き止め、
水の鎧が無くなったところにプタナが玄武で砲撃連射、空いた穴からアックアが乗り込んでいってトドメをさしたことなど
シンプルイズベストの高速走行を阻害する粉塵を爆弾で巻き上げ自爆に導いたのはクウェンサーとフレンダだった。
転がったシンプルイズベストから逃げてこの二人は危うく真っ二つになりかけたのはただの笑い話
ホーネットストームのレーザー光一点集中はキャスリンの麒麟が幻影をばら撒き用を為さず麒麟によって撃破された
ロイヤルレジデンスは余りにもゴチャゴチャと取り付けていた追加武装がエツァリの魔術にて一瞬で解体されるに至り、ミリンダの白虎の砲撃の前に沈んだ
バンドステーションは初春とアナスタシアとパトリシア、マクスウェルによる大量データ送付の嫌がらせを受けてる間にいつの間にか機能全権を乗っ取られていた
メビウスインフィニティは雪女の斑、雹、霙ら三人娘によって照準補正に使う雪の結晶の形をいじられ自爆させられた
エクストラアークは搭乗者が重層武器の中ではなく外にいると禁書目録が言うので浜面の竜単機の後ろに相乗りしたヘイヴィアが巫蟲の透視者による位置測定を頼りに操縦席を予想、
弾薬庫に見せかけた操縦席へ火砲を直撃させ沈黙させた
古豪オールドファッションはアズラフィアの青竜とおほほの朱雀の連携の前に爆発四散、搭乗者は悔いなく散った
軽快にそこらを飛び回るウイングバランサーは着地の瞬間を狙って妖怪塗り壁がどこまでも大きくなり膝関節を痛めさせ、
足が止まったところをテムジンら九臂那託九機全員による集中砲火と打撃にさらされ崩壊した
攻撃開始から重層武器十機完全沈黙まで僅か二十分ほど。大河の堰の役目を終えたスキーズブラズニルとサウザンドドラゴンは何も無い草原に着陸し直し、艦はアヤミ婆さん以下整備大隊が、竜はフィリニオンとヘレンが手当てを開始する
双眼鏡を降ろし、深々と嘆息する。部下達を無駄死にさせてしまった。バンドステーションの操縦士だけは生き残ったようだが
仕方ない、逃げるぞ。周囲の部下らにそう告げるレンディであったが、返事は無い。
訝しんだレンディの耳に届いたのは「駄目ですの」とよく聞き馴染んだ声だった。ワイデーネかとそちらを見ればそこには気絶した部下五人と見知らぬ二人の少女が───
レンディ中郎将とワイデーネ、女兵四人らを、美琴と黒子が似たような声で口論しながらスキーズブラズニル艦橋へと引っ立ててきた。
接見するのは特にやることが無かった総大将忍や副将上条、雲川艦長にオティヌスやフィアンマ、美島などである
オティヌス卿やフィアンマ卿は出陣すらしていなかったのか。あまりの戦力差に愕然とするレンディ。連行されてきた途中に観察してみれば神造艦や巨竜に思っていたより被害は出ていない。
ベアトリーチェやアルメリナ、麦野、ヴィルデフラウらが飛来する弾を迎撃、騎士団長や空飛ぶ妖怪達、垣根や一方通行が盾となってくれていたのだとは想像の埒外
食蜂の能力で洗脳され、必要な情報を引き出される六人の女兵。能力解除され正気に戻り、では釈放ねと忍が通達する。どこへでも消えていいぜ?
が、レンディはここに置いてくれと頭を下げてきた。十機の重層武器を失い捕虜とされ情報も取られた。帰ったところで処刑されるだけだ。失った部下達の遺族にも顔向けできない
その貴女の部下ですが、とアナスタシアが口をはさんでくる
「バンドステーションは無傷鹵獲、メガロダイバー、シンプルイズベスト、ホーネットストーム、ウイングバランサー、ロイヤルデジレンスの操縦士は重傷ですが生きて確保しました。
ただいまうちの“神医”と名高いお医者さんが手術中。まあ大丈夫でしょう」
十人中六人が生存。不幸中の幸いだと安堵するレンディ。ブロードスカイサーベルとメビウスインフィニティー、エクストラアークの操縦士には悪いことをした。オールドファッションは元々死にたがっていた
失われた四人の冥福を祈り、この身の処遇を梁山泊側に委ねる。元々投げやり気味の妲己から適当に出された命令だ。忠誠心は無い
食蜂が内乱や内通なんかは考えていないと保証し、この女六人の処遇を話し合う忍、上条、雲川。そこに軍師禁書目録がしたり顔で策を献じてきた
「とうまとうま、まいかやるいこが食堂やお掃除にもうちょっと人手が欲しいねーって言ってたんだよ」
「それわりとお前のせいだよね? 反省してますかねえ禁書目録さん」
ともかく決まった。レンディら六人は銃を捨て鍋や包丁や箒を手に取ることになる
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さて神造艦のすぐ外の草原、派手に散らばった重層武器の破片の回収作業を指示している副軍師クウェンサーへと場面は移る。
敵機の装甲板や砲身をそのまま神造艦に取り付け指示をして残りの部品をテムジンらなどの力持ちに艦内整備エリアの片隅に運んでもらい、アヤミ婆さんと軽い打ち合わせを終え艦内に戻る
軽く湯をかぶって汚れを落とし食堂に寄って筍ご飯の握り飯を貰い、それを頬張りながら向かうは事務室。
途中ですれ違う面々みんなからその手際良い采配を賞賛され、小生意気な返答を返しながら歩く
事務室の扉を開けて入室するとそこにいたのは皇帝と縁、惑歌、オルソラ、パトリシアの女五人だ。皇帝の周囲には無数の各州太守らからの通信ウィンドウが浮かび上がっている
「あらクウェンサー、今パトリシアから一連の報告を聞いたところです。それはそれは見事な采配だったそうで、後日になりますが褒美は何がよろしいのでございましょうか?」
純白の羽団扇を手に優美に微笑む皇帝フローレイティア(オルソラモード)。各州太守のみなさんから新年と即位の祝辞でも受け取っている途中だったのであろう、こちらを見る皇帝の瞳の奥が「下手なことを言ったら殺す」と告げていた
この事務室勤めの四人、あの戦闘をさして気にせず州太守らと会合したり書類作成したり投資指示を出したりと平常運転だったようだ
「おおその方が軍師クウェンサー殿ですか。夢の中のお祭りでも中心的役割を果たされていたご様子、大変優秀な部下をお持ちになられてますな皇帝陛下」
と、老齢の州太守の賛辞に皇帝は笑顔で語る
「ホホ、もう二年近く前になりますか、部下から良い軍師となり得る者がいると聞き三度この者の草庵を訊ね頭を下げて部下になってもらったのでございます。もう一人の鉄砲名人と共に」
あれ? そうだっけ? 踏まれたり蹴られたりして無理に引きずり出されたんだが。ヘイヴィアに至っては寝てたら勝手に徴兵されていた
色々な疑問を顔には出さず、クウェンサーも満面の笑顔で太守らに言い放つ
「後の皇帝陛下よりの三度のお召しを受けたこの臣クウェンサー・パーボタージュ。重層武器十機、我が策にかかれば新年祝いの爆竹祭り代わりにてございます」と
おおこれは豪気なと太守らが大笑、ではこれにてと通信枠が次々消えていく。全て消えた後、素に戻ったフローレイティアが軍師を見つめた
「で、何の用だ? いやホント、お前らがいるから私はこうやって政務に専念していられて感謝しているのだが」
ハッ! と、副軍師クウェンサー、拳と手の平を打ち合わせ拝礼、話を切り出す
「皇帝陛下におかれましては新年早々、舌に塗った油の調子もご機嫌麗しゅう」
「政治家をやらねばならんからなー、下手なことは言わないでくれよ? 感謝しているのは本当だし褒美も充分報いる」
「ヘイヴィアに至っては本人の意思ガン無視で徴兵してましたよね?」
「本人の意思を尊重した徴兵なんてものが世にあれば案を出して欲しいものだが」
「えーじゃあまあ、褒美の話に来ました。今回とか今までの莫大な軍功をもって、栄王朝正式発足のあかつきには俺をもっとこう、
部下の押す車椅子にでも乗ってそういう羽団扇でも持った司令部にて将の横に立ち助言する室内型軍師に配置替えしていただきたく。車椅子押す部下はもちろん巨乳美女で」
要望を聞いたフローレイティア、煙管に火を点け一服紫煙をくゆらせて、一つ頷き笑顔で告げる
「前向きに善処する」 続
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乙
ロイヤルレジデンスの悲しみは誰にも分かるまい・・・強いて言うならオールドファッションはその程度でやられる事は万に一つもない
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うん、まあ、ギガントハスラーの時に頑張ってベビマグ守ってたロイヤルさんには気の毒なことをしたがおほほが最初ッからこっちにいる時点で無視していいかなと
ドーナツさんはバーチャロン勢総がかりをこっちに回しても良かったかも
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◆ 中華宿星 水滸伝 二十二 日々混沌
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〜開封東京府まであと一日、航行中のスキーズブラズニル艦内〜
魔王白面朗君の居城白禁城まであと一日の指呼の距離に迫れど、梁山泊副将、上条当麻の平常業務は変わらない
艦内各所の見回りである。広い神造艦内を歩き回り騒動があれば鎮め、人手が足りない作業なら手伝い艦内を平定して回る
(ぶっちゃけあの人が来て悪化することもよくあるよね)とは警策や青行灯の内緒話
朝起きて(禁書目録やレイヴィニア、レッサーなどが寝ぼけて潜りこんできてる時もある)、洗顔し髪型を整え食堂へ。
ここはいつも大混雑だ。天女佐天に土御門の妹、御坂の影五十人ほどに加えて昨日入ってきた新入りレンディ隊六名が忙しく働いている
スカルウェーブの後ろに並んでゆっくり前進。……コイツ食事必要か?
ともあれ舞夏から粥と茶を渡される上条。今日の中華粥は珍しいことに水餃子入りだ。「もう決戦近いから精をつけるんだぞー」とのこと
騒々しい朝食が終わり各自がそれぞれの持ち場へ散って行く中、わりとのんびりめの上条の眼前を一人分の膳を盆に乗せて何処かへ運んで行くナッツレイが横切った。
何だアイツと不審に思い目を☆にした元宰相の間者を尾けてみれば、入っていく部屋の名札は食蜂操祈
「ん、ご苦労様、そこに置いといて」その指示に家宰のように一礼し部屋を出ていくナッツレイ。なるほどつまりは用済みのナッツレイを従僕にしてるわけか
「食蜂、アイツを小間使いにしてるのか」と入ってみれば、彼女はまともに風呂上りなタオルを巻いただけの姿だった。
真っ赤になる食蜂の顔に、急ぎ扉を閉める上条。立ち去ろうとするが、食蜂の指示で戻ってきたらしいナッツレイに羽交い絞めにされ部屋へと投げ込まれる。彼が顔を上げれば薄絹の向こうで食蜂が急ぎ服を着こんでいた
「いやスマン、私室に風呂付いてるとは想定外で」
「結構器用なナッツレイに命じてちょっと改装したんだゾ、ていうか女の部屋にひょっこり入ってこないでえ」
しっかり着物を着こんで出てきて、ムーっとむくれた顔で座卓の空いてる椅子を指さす。座れということらしい。おそるおそる座って、対面に座った食蜂が顔色真っ赤に粥をすするのを気まずげに見つめる梁山泊副将
「食堂で食べるのしんどいし煩いし」
そこから始まる食蜂の愚痴の数々。やれあなたが持ってきたエクステリアは便利だけど気持ち悪いだの白面朗君戦は本当に大丈夫なのかだの、愚痴を聞かせるためにナッツレイに彼を捕まえさせたようだった。そして、食蜂は上条を見つめて聞く
「白面朗君を倒したら仙界に帰らないでこっちに残って仕えてくれないかって皇帝さんに誘われてるんだけどお、どうしよっかな?」
この小声での問いかけに上条はしばし考え、考えを口にした
「気の向くままでいいんじゃねえ?」
急に涙目になった彼女に追い出された
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〜神造艦巡り。第一層から順番に〜
さて、艦は基本的に船底から数えて第一層、第二層と数えられ最上階は艦橋司令部などのある第十二層だ
一番底の第一層は資材や薪などの燃料倉庫。ここに重要な物を保管しておくと例えば昨日の重層武器による攻撃などによる損失が予想されていたので案の定だった
第一層は異状無し。昨日運び込まれた重層武器の部品や山と積まれた薪や固形燃料のみ。ここに住んでる大ムカデが昨日の砲撃はビックリしたとボヤく。
この大ムカデ、たまに神造艦に潜入しようとしたやつを捕まえてくれるありがたい存在だ。最初は私室を与えるという話も出るには出たが、本人がここがいいと言うのでついでに搭乗口のある一層の番人もやってもらっている
その搭乗口を見れば何か使いを頼まれたのであろうか、浜面が竜単機に乗って風防を開け地上へ降下していった。あの竜単機、低空飛行なら可能なように改造してもらったらしい
第二層、浄水所の管轄者は警策と浮泡。御坂らが仙界より持ってきた浄水宝貝を元に大型のやつを作って汚水を飲料水に替えて艦内を循環させている。船尾側は鶏舎。鶏が多数飼われていて主に忍とジャックが世話している
第三層、食糧庫、及び酒倉と造幣局。ここも管轄は忍とジャック。造幣局は木原加郡と那由多。よく盗みに入ろうとする不届き者がいるので普段はアファームドなどが番兵に立っている
第四層、商店街、及び工房。新通貨・縁が公布され梁山泊の面々に給料が支払われるようになると店を開く者が出てきた。移動日のみ営業。
緑娘蘭は道具屋、シーワックスはバーを開き、オリアナはお手軽な符の店を開き売店を五和は居酒屋を開いた
やけに早く居酒屋の入り口が開け放たれてるのを見て、上条が心配して中を覗くと清掃中。女将五和によると先日の砲撃で幾つかの酒瓶が割れたらしい。
掃除を手伝ってやると五和がサービス券を作って渡してくる。《焼酎五杯を超えたらいくら飲んでも無料》。是非来てくださいねと熱っぽい声で誘う五和
工房ではクウェンサーが垣根を連れ込み未現物質を出させて何やら作っている。仙界でしか採れぬという未現物質をいくらでも出す垣根の重宝さときたらない
四層の船尾側、薄暗い区画は薬品保管庫。《ここから先に無断で侵入した者はどれだけ不幸になろうと責任取れません。取らないのではなく取れないのです フィリニオン、ヘレン、病魔》
などと張り紙されてあるので恐ろしくて視察できたもんじゃない
第五層、飲料水保管庫、及び医療区画。飲料用水は雪女二人と湾内、医療区画はカエル先生やフィリニオンにヘレンに病魔、アニェーゼ隊が詰めている。
集中治療室には先日運び込まれた敵重層武器乗りの五人が寝かされており、付き添いは唯一無事なバンドステーションの操縦士に任されている
第六層、男性用居住区。基本ムサ苦しいが既婚者はその限りではない。スカルウェーブ夫妻にジャック夫妻、あとすねこすり一家。陣内夫妻はもっと上層だ
第七層、女性用居住区。あまり巡回できない。さっき食蜂の部屋へ行きもしたが。フルドラがどっちに住んでるのかは不明
第八層、食堂、及び男女別大浴場や談話室、及び卓球台、麻雀台などの広間
大抵はここが騒動の発生現場となる危険地帯だ。女性陣が恐ろし過ぎて女風呂に突撃する馬鹿はいないが、風呂上りの女達がよくたむろしているため全体的に艶っぽい一角。
内緒で自室に風呂を作らせてた食蜂は本当に例外だった
卓球や麻雀ではしょっちゅう謎理論の術式か何かが発動、伝説の技とかが誕生している。卓球で死人が出て誰かが生き返らせたり麻雀で一発で億単位の借金をしたりしなかったり。
禁止事項を作っても抜け道はいくらでも思いつく連中しかいない。風紀担当のアルメリナ、隼らがここは難治の地と頭を痛めている
今雀卓についているのはスカルウェーブ、クロード、ニャラルトホテプ、ツェリカの四人。近寄らないでおこう
食堂に入ろうとすると猛烈な風が吹き禁書目録がふっ飛ばされて出てきた。受け止めてやりどうしたと尋ねる。
この食欲尼僧が何か言うより早く巨大な扇のような分厚い葉を手に仁王立ちして叱ってきたのは佐天だ
「十時のおやつは一回です! あなたさっき食べたでしょ!」「るいこは厳しいんだよ……」
ヨヨと泣く禁書目録。涙を溜めた目でこちらを見上げてくるが、見捨てた。どう考えても佐天が正しい。それ何? と、佐天が持ってる宝貝らしきものに目を止め尋ねる
「これですか? 芭蕉扇っていう風の宝貝です。この前アルメリナさんに護身用にって貰いまして。なんか私が使うと風圧がちょっぴり上がるみたいで」
私って風術の才あるんですかねと嬉しそうな佐天。とりあえず自分用のおやつ、月餅をひとつ取り半分に割って禁書目録へあげておく
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第九、十層。吹き抜けになっており天井が高いため重層武器や九臂那託らの整備場となっている。主にアヤミ婆が管轄しクウェンサーや美琴に海鳥なんかもよ くいる。
各種コンテナが積まれた区画を歩いてると天津の三女、アユミがふぐうとこちらに助けを求めてきた。
ちょっと涙目の彼女が話すところによれば、色々あってうっかり総大将陣内忍を噛んでしまいキョンシー化させてしまったと言う。
なるほど、少し奥のひと気の無い区画を覗いてみれば、忍が両腕を真っ直ぐ水平に突き出しピョンピョン飛び跳ねていた
あれどうしよう? ステイルあたりに燃やしてもらって成仏させてあげようかなどと問うてくるアユミ。とりあえず忍を殴ってキョンシー化を解除、そこらを歩いてた打ち止めを呼び止めて電気ショックいれてみたら息をふき返したのでこれで良しとする
十一層、事務区画。シーワックス、アリサの広報部や会議室。他に美島、アルメリナ、隼と艶美、固法の犯罪資料室がある
あと艦橋要員の雲川、滝壺、禁書目録、サトリ、エリカ、アナスタシア、初春、パトリシアの私室はここだ
何も異状無しなので上へ行こうとしたらヘイヴィアに絡まれた。よーお前からも俺を艦橋要員に入れるようあの爆乳皇帝に言ってくれよーと
お前どー見ても前線向きだろ? いやいや素材分析の学位取ってますよ? 初耳だ!
ヘイヴィアは語る「サトリあの野郎一人だけ艦橋で安穏と女に囲まれやがって! 後宮かよ」
「お前許婚の女待たせてるってアズラフィアに聞いたけどそこはどうなんだよ」
そこはまあと曖昧に言葉を濁すヘイヴィア。そんな俺らの足元を十個前後のニンニクに似た何かがテコテコと行進して行ったのだが、はてあれは誰かの道術かそれとも宝貝か、見当もつかない
十二層、艦橋及び事務室。及び皇帝、オルソラ、惑歌、陣内夫妻の私室
雲川芹亜が緊張感を持って統率してる艦橋を視察、副官エリカと滝壺、初春、アナスタシアの姿も見える。パトリシアは交代要員だ。禁書目録は食堂近辺だろうがサトリはどこ行った?
まあいいかと事務室へ。ヘイヴィアが愚痴ってた件を皇帝にボヤくと、当の皇帝は煙管の灰を灰皿に落とし困ったように答えた
「アイツら自身は口ではそう言うがな、私が行くなと命じているのに危険極まりない最前線へ突入する事も時々あったのだ。あいつらは結局のところ大好きなのだろう、最前線」
甲板上、とにかくだだっ広い。
寒風吹き抜ける甲板上へ出てみると神裂とアルメリナ、アックアとぶーぶが実戦演習をしていた。危なくて近寄れない。他にも格闘戦か魔術戦の練習試合を行ってる組がちらほら
甲板の前半分は錬兵場兼マリーディの戦闘機滑走路、後ろ半分は神の右席戦で乗っかってきたベツレヘルムの土をそのまま使った畑や放牧地、ぶーぶーの小屋になっている
主にフィリニオンが管理するこの畑、豊満な肢体をもった褐色の女が腰半分まで埋まってるんだがあれは何だろう?
ぶーぶー用のおやつを作ってるベアトリーチェに聞くと「近づくと危ないから」とのことだったので気にしないでおく。この艦は大概人外魔境だし。
甲板のへりでは滝壺が指差す方向へ麦野が全力で光線を放っていた。これも気にしないでおく
少し向こうの畑の端っこの四阿ではヴァルトラウテが温暖な結界を張って食蜂と美琴相手に何やら熱心に話し込んでいる。ここにも近寄らないでおこう
甲板も別に平常通りだなと下に降りようとした上条の服の裾を、チョイチョイと引っ張ったのは黒子だった
「お姉様が……」先ほどのキョンシーよりまだ土気色な顔色をした黒子が座った目で上条を見上げて言う
「お姉様と食蜂様が、ヴァルトラウテ様に旦那様との馴れ初めや仙界から人界に嫁いだ時の苦労話を熱心に聞いておられますの…….。 食蜂様なんて最初は人界への旅を嫌がっておられましたのよ?」
「うん。…………? で?」
上条のこの返答に黒子は「は?」と顔を歪め、半目で上条を睨みフッと消えたかと思うと上条の頭を蹴りつけ大股にどこかへ去ってゆく。
上条としてはワケが解らない。後で雲川先輩にでも相談するかな
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ここで昼飯の時間となり食堂で騒々しく食事、桃源郷での九天玄女様との穏やかな会食のような時間は本当に稀少だった。昼食終了後、呼び出しもかからないのでしばらく食堂でダラダラと過ごし、再び一層から巡回開始
一層に降りてみると浜面が帰ってきたところだった。よっこらせと背嚢の中に、ずっと首都の動向を探らせていた狐と狸と狢が。この三匹の帰還をもって梁山泊は全員集結だ
「うっかり女体化タヌキの胸揉んだら麦野光線が来て危うく死にかけた」と浜面は恐怖に怯えた瞳で語った
第二層、浄水所付近
ここらを歩いてるとむーむー言いながら話しかけてきたのは天女ヴァルトラウテの夫、ジャックだった。普段は忍と一緒に酒を造ったり家畜の世話をしている物静かな男である
彼は無題の書物と筆を取り出して上条に言う。この梁山泊の面々を記録に残しておきたいと
まず空白の頁を開きそう上手くもない上条の絵を描き、能力とか性格とか今までの行動とか教えてほしい。そこで上条が包み隠さず自分の事を教えると、それを絵の横に羅列していく
語り終えるとジャックは今まで記録した梁山泊メンバーのページを見せて、この面々の記述に何か誤りか記述漏れがあれば教えて欲しいと言う。
自分の語る自分と他人の語るソイツと、結構な差異や漏れがあることが往々にしてあるそうだ
そこで上条が幾人かの間違いや記述漏れを指摘してやるとそれを書き加え、ありがとうと礼を言って次はそこらを歩いてた一方通行の方へ寄っていく
まさかこのジャックの書いた梁山泊メンバーの詳細記が後世、中国の四大奇書、妖怪大辞典として有名な山海経と称されるようになるとはこの時の誰も思わなかった
巡回を続け鶏舎の入り口前に来ると、中から包丁を持った忍が出てきた。刃に血が付いてるから鶏でもシメたのであろうか? だがしかしそのワリにシメた鶏は持っていない。
忍は自信ありげな笑顔を浮かべて言う
「さっきのキョンシーの件で閃いちまってな、シンガーソングライアーの使い方が解った。みんなを集めろ上条」
その夜、会議を終え上条は自室に戻り小さな卓につき、航海日誌を開く。忍になんとなく押し付けられた仕事だった
明日の午前中には開封東京到着だ。もうじきこの半年以上に及ぶ旅も終わる。光明は見えた
及時雨の胸に去来する、今日一日あったこと。たった一言、航海日誌に書き記す
本日も真に平凡、順風満帆也 続
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◆ 中華宿星 水滸伝 二十三 赤壁の戦い
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〜翌日未明、首都郊外上空〜
スキーズブラズニルは奇襲を受けた。宰相アレイスター率いる軍勢が突如空飛ぶ小型船に乗って甲板上に飛び込んできて床に大穴を開けたのである
これより一瞬早く艦橋要員、早番だった滝壺が艦内に緊急非常警報を発令してはいる。だが本当に一瞬前だったのでほぼ全員が寝入っているこの状況では後手に回るしかなかった
アレイスター率いるは野戦部隊エルキアド四十名程と木原荘生き残りの犬学究脳幹だ。その犬学究が浪漫で作り上げた兵器がとんでもなかった
ぶーぶーの同族の死体を材料に作ったディザスター、それに加えて二体の女形戦闘兵器、恋査とアビス。脳幹自らも物々しい装備を付けての参戦である
艦橋の天井がブチ抜かれ降りてきたエルキアドを相手取るは、滝壺の話し相手になっていた浜面と絹旗だ。三人に銃弾の雨が降り注ぐ
甲板上、まず宰相らを迎え撃ったのは月夜を楽しんでいた“摩雲金翅”ストリオーナ。そして夜戦メインの艦長副官、天津エリカであった。月光を背に翼を広げ妖雲の霧を蔓延させるストリオーナ
エリカはこの場を妖精女王に任せ艦橋の方へ降りていった
この邪毒の霧に対しアレイスターは杖を手に符を撒き散らす。顕現したるは炎の巨人、魔女狩りの王イノケンティウス。ステイルが得意とする魔術である
しかも同時に三体。一体はその炎熱をもって霧を焼く。残り二体は左右のへりから飛び降り壁に張り付き、木造のこの艦を燃やすべく壁面を這いずりまわり艦に火を点けていく
「巨大木造船など火計に限る」 ストリオーナへ呪弾を紡ぎつつ嘯く宰相
皇帝の居室、襲撃を受けるフローレイティア。構えられる銃口を前にとっさに寝台から手を伸ばし羽団扇を掴み、氣を込めると純白の羽団扇が巨大化、銃弾を防ぐ盾となる
実はこの羽団扇はアヤミらに作ってもらった盾宝貝であった。盾の陰から銃で応戦、援軍が来るまで持ちこたえるしかない
他の者は大丈夫であろうか? ここ艦橋付近の居住区画に白兵戦が強い者は皆無に等しい
フローレイティアの憂慮は当たった。オルソラの私室がエルキアドに襲撃され「天女衆の誰よりも天女らしい」と評された彼女は銃弾の雨を浴び血溜まりに沈んで息絶える
隣室の惑歌はオリアナから買った即席符でどうにかもちこたえていた
雀卓のある第八層にて最終決戦前夜であるにも関わらず徹夜麻雀していたハイテンション馬鹿四人の出動は早かった
クウェンサー、ヘイヴィア、スカルウェーブ、削板。結果としてこの四人が初動対処を担う事になる
長椅子に置いていた武器を装備し上層へ駆け上がり、パトリシアの盾となって死んだ初春を殺した敵兵を撃つヘイヴィア。この四人の前に立ち塞がったのは人型兵器、アビスであった。馬鹿どもは軍覇を先頭に吶喊する
艦橋。窒素装甲で銃弾を防御、魔法攻撃に切り替える前にエルキアドに突撃する絹旗最愛
その後方で浜面は宝貝トネリを装着したが、窓の外に未現物質の白翼を生やした恋査を視認、垣根と同じ能力かと恐怖しながら恋査が何かする前にこちらから窓を叩き破り空中に躍り出て恋査へと掴みかかる
全てはこの敵を恋人滝壺理后からひき離すためだった。共に地上へ落下するが浜面は恋査の白翼に真っ二つに切り裂かれ絶命する
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甲板上、ディザスターと剣戟を響かせるのは甲板後部の小屋に住んでいたため早く出てこれたぶーぶーだった。久しく会ってなかった同族だがその眼に意志の光は無い。複雑な感情を口にする暇もなくぶーぶーはディザスター相手に一騎打ちを演じる
「しんぞうかんうげんとさげんにイノケンティウスっぽいの、あと空とぶ犬がふねのよこばらをほうげき、かんばんでは宰相とストリオーナ、ぶーぶーとおなじのがこうせん中、ってしょうめんからほうげき来た! このかんじたぶんじゅうそうぶきがとおくからうってきてる」
涙声の滝壺の放送を聴き急いでいたマリーディは方針変更、砲撃に揺れる艦内を、上へは向かわずひと気の無い第二層まで降り、懐から宝貝、戦闘機を出して通路に投げ実用サイズにする。操縦席へ飛び乗り発進、長い直線の通路をそのまま滑走路としつきあたりの壁をミサイルで破壊、爆炎をくぐり抜け大空へと羽ばたく戦闘機
旋回し、物々しい装備を付けた大型犬を捕捉、軽く機銃を浴びせまずは神造艦への攻撃をやめさせ注意を引きつける。犬もこちらを脅威と見なしたようだった。鮮やかな回避と小回りを見せつけこちらへ小型誘導弾発射、それを全て撃ち落とし黎明の光を背に犬と交差、共に相手の頭上を取るべく垂直上昇に入る犬と戦闘機。
まさか犬と空戦する日が来るとはな! どこまで出鱈目な部隊に自分は所属したのだろうか。この現状をマリーディは心のどこかで愉しみながら機内に激しい音楽を響かせ戦闘に没入していく
艦橋出入り口にて防戦一方の絹旗はエリカの奇襲に助けられた。エリカがエルキアドの一人をひと噛みし従属させあとはネズミ算。とりあえず艦橋周辺の安全は確保する。だが甲板で戦うストリオーナがアレイスターに敗れた。エリカは手下の吸血鬼を全部宰相へ向け時間を稼ぐ
この頃になるとさすがに主力の何人かは現場へ到着していた。アビスの意味不明な強さにクウェンサー、ヘイヴィア、スカルウェーブは全員重傷、軍覇だけがなんとか根性で持ちこたえているところにヴァルトラウテが来てくれた。重傷者三人はマークら黄金黎明の道士達に担がれ退避していく
浜面を斬殺して神造艦めがけて飛ぶ恋査は一方通行と垣根が襲った。マリーディ対木原脳幹、一方通行・垣根対恋査の激しい空戦が神造艦周辺で展開される
最上層付近の居住区画、自分を庇って死んだ初春の死に泣き喚くパトリシアへエルキアド兵が銃を突きつける。硬直するパトリシア。兵は引き金を引く──はずの指が止まった
のみならず全エルキアド兵が棒立ちになり木偶人形のようになる。訳が解らないパトリシアの脳内に食蜂の声が響いた
(今エクステリアを使って敵の雑魚兵については全部無力化したから。ボス力が強いのは私じゃ無理だからそれは他の人がなんとかして)
エルキアド、無力化。ここから事態は好転する
階下の異変を察した甲板の宰相は動けなかった。アレイスターの前へ槍と帽子と外套の女、武神、“精忠報国”オティヌスが陽炎のように現われたからである
「さて、奸臣懲罰の時間といこうか」 オティヌスの侮蔑をこめた勧告にアレイスターはアブラ・クアタブラと練りあげた呪を唱える
クウェンサーがアビスにやられて気絶する少し前、彼は部下の重層武器乗り五人娘に司令を下していた。遠くから砲撃してくる重層武器がいるみたいだから五人で倒してきてくれ
その指示に従い遠距離砲撃の来る方向へ爆走するミリンダ、おほほ、アズラフィア、プタナ、キャスリン。食堂にて佐天や舞夏を庇い、妹達を指揮統率するレンディが情報を寄越してくる。それはおそらく三形態への仕様変更が可能な重層武器・ノルン。制作者は木原唯一であるので詳しくは知らない。ミリンダの白虎ら五機は未知の敵へと互いを庇い合いながら接近してゆく
神造艦右舷と左舷を這いずり回るイノケンティウスは片方はヴィルデフラウが、片方は雪女三人が消滅させた。だが火が燃え広がるのにはおあつらえ向きの強風が吹いており消火はままならない。湾内が浄化槽の水を操り的確に鎮火してゆくがアビスが戦いながらそこらへ放火していくのもあって火の勢いはそれを上回る
燃えていく。梁山泊軍が苦楽と寝食を共にし、騒動とか恋愛とか馬鹿騒ぎの舞台となったスキーズブラズニルが。艦は航行能力を失い高度を下げてゆく。マクスウェルは穏便にh時着するのが精一杯ですと艦内放送で告げる
曙光の中、夢の避難勧告に従い首都圏から遠ざかろうとしていた避難民達は見た。真っ赤に燃える巨大な壁のような空飛ぶ木造艦が黒煙を吹きつつ天から降下してくるその異様を。赤壁の戦い。後世こう史書に記される火計奇襲作戦を当事者達はまだ知らない。だが神造艦はもう間もなく地上に不時着しようとしていた
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ディザスター対ぶーぶー戦線。劣勢であったがベアトリーチェ、アルメリナ、神裂、レイヴィニア、マリアン、ヘルらが加勢、最後は病魔の使役者により肉体を分解され塵となった。ぶーぶーは黙して何も語らない
アビス対ヴァルトラウテ戦線。ほぼ互角であったが上条が参戦、あらゆる方向へ切り替え可能な属性防御も幻想殺しの前には意味を持たない
(コイツ、バリア能力はクソ強いが戦闘経験そのものは素人だ)
まるで出会った当初の一方通行そっくりだと感じつつ上条はアビスを殴り続ける。アビスも高速の反撃を見舞うが相手は泥酔状態でも美琴からの電撃を回避できる上条である。前兆の感知その他でどうにでも対処する。アビスが上条のみに集中したのが命取りであった
ヴァルトラウテ、軍覇、美琴、黒子、麦野の一斉攻撃により重症を負って倒れ伏す
アレイスター対オティヌス戦線。アレイスター、オティヌスの前に完敗、贖罪のために白面朗君と戦う戦力となれと強要されこれを渋々了承
ノルン対白虎他戦線。多機能なノルンの前に手こずったがなんとかこれを撃破。全体の指揮を執ったのは視線に敏感なプタナであった
恋査対一方通行・垣根戦線。一方通行、相手の出す黒翼を上回るために考え続け白翼を開眼、未知の力をもって恋査を叩き潰す。上条が聞いたという、黒旋風の秘められた力とはこれだったかのと垣根は瞠目した
脳幹対マリーディ戦線。あまりの弾数の違いに追いこまれるマリーディ。機体性能に差が有り過ぎるなかここまで粘れているのは彼女の神技のような操縦技術と読みの確かさに依るところが大きい。誘導ミサイルとその排煙がどこまでも追ってくるのを天に真っ直ぐ登って逃れるのが精一杯である緊迫した状況に、アナスタシアが通信を寄越してくる
その指示に従いフェイントをかけつつなんとか下降、神造艦の甲板表面を滑るように飛ぶ。それを追ってくるAAA装備脳幹。戦闘機の機体を縦に傾けるマリーディ。宝貝刀アスカロンを持ったアックアと音速の中ですれ違う。目を見開くゴールデンレトリバーに対してアックアの剛刀一閃、果たして自分が真っ二つになったかどうか自覚しえたか否か。木原脳幹は爆光の中に散った
これで敵軍は全滅した。だが制御能力を失った神造艦は止まらない。派手に煙を曳きながら地に落ち、田畑や街道を磨り潰しながら進むスキーズブラズニル。サトリの舵取りでなんとか人家は避けるがブレーキは効かない
一般人は避難してるはずだよね? そう信じながら開封東京府の外縁城壁に衝突するしかない。城壁の一部を突き崩し、ようやく止まるスキーズブラズニル。道中のどっかの山で眠り込んでいたサウザンドドラゴンも追いついてきた
「予定より一時間早く首都開封東京府に到着しましたが」
そう告げつつ振り向くサトリの視線の先、雲川艦長のみならず仏頂面の皇帝や忍、姉のエリカなどの顔が並んでいた
消火は完了。クウェンサーら重傷者にフィリニオンが薬を配っている現状を確認し、皇帝フローレイティアは断を下す
「全員無事だしもうこのまま突撃だ。前線戦闘要員は三十分で支度を整えろ。白禁城へ攻め込む! 全ては手筈通りにだ!」
梁山泊軍最後の進撃が、始まる
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今さら気付いたんだが、凄いミスやらかしてるな俺。
賢者とアビスがごっちゃになってやがる
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◆ 中華宿星 水滸伝 最終回 梁山泊宿星軍
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〜開封東京府〜
城壁を突き崩して到着した神造艦を出迎えたのはまず騎士団長の部下の騎士団の面々だった。彼らは騎士団長の命に従い王都の治安維持と民衆の非難措置のために残っていたのだ〜開封東京府〜
騎士団長が皇帝を連れ崩れた瓦礫の上に降り立ち自分が不在の間の苦労を労うと百二十名の団員達は整列、拝跪。改めてナイトリーダーと新皇帝への忠誠を誓った
騎士団の一人が報告する。住民避難は完了、残る敵戦力は妲己とその親衛隊の儀仗兵のみですと
その報告に忍、上条、フローレイティアの梁山泊三頭は頷き、粥をかきこみ装備を整えた仲間たちへ号令す。進軍!
白禁城へと進発する前線組とひとまずこの場に居残る後衛組。忍は妻に、ヴァルトラウテは夫に、浜面は恋人滝壺に口付けを交わし白面朗君の居城へと歩いて征く
その背を見送るフローレイティアや禁書目録、惑歌や初春といった非戦闘要員の宿星組。ミリンダら重層武器乗りも重層武器を一旦小さくしてから首都に入京、再び大きくして乗り込み大通りを列をなして進んで行く。首都は人っ子一人として無く静まりかえっていた
白禁城の城門を開く。入り口正面の閲兵場、そこに整列するように待ち構えていたのはアザリア率いるメリー・アンの親衛隊、儀仗兵団総勢六十名つまりは三十組。その数だけの励起手榴弾が投げ込まれ広がる人工霊場。これは騎士団長率いる騎士団が引き受けたと前に出る。後詰めをフィアンマが引き受け、その間に他の物は王城の包囲にかかる
重層武器五機が白禁城の周囲を包囲、天空にはサウザンドドラゴン、マリーディ、天津エリカ、一方通行、垣根、ストリオーナら空軍が陣取り制空権を確保
この状況で最後まで諦めることなく戦った儀仗兵らはいっそ立派と言うべきであろう。だが兵団は騎士団が、アザリアはフィアンマが撃破、クロードも今は旧知のアザリアに構う暇は無い
進軍。白色が八割の中央政庁を抜け、白亜の後宮へ。
テムジン、雷電、ドルドレイ、アファームド、グリス・ボック、バル・バドス、エンジェラン、スペシネフ、フェイ・イェン。那託達も庭園なり錬兵場なり開けた場所に陣取った
かつて無残に敗れた恐怖を乗り越えるためその重々しい扉を蹴り壊すアックア。目も眩まんばかりの白光満ちる大広間に広がっていた光景とは────
「むぎゅー☆ まあ、あにじゃったらそんな一心不乱にがっついて、まるで赤ちゃんみたいでございますわ。
うふふ、ほーら指先ちゅぱちゅぱー。あはは! 鶏肉と白菜のクリーム煮を指の腹に乗せるだけであにじゃったらこんなに!!
ほーらほら好きなだけありまちゅから慌てないでくだちゃいねー、うふふ。
ああ、こんな極楽浄土が永遠に続くなんてどうしましょう☆
次はどこへ満漢全席の一皿を載せてみようかしら。足の指? それともおへそ? うふふふふふ」
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ひたすらイチャつく(?)白面朗君メリー・アンと、彼女に言われるがまま差し出される料理を食う、豪奢な白の玉衣を着せられ眼は虚ろな最後の一星“入雲龍”城山恭介
何やってんだアレ。あ、お兄ちゃんやっぱ忘我状態だ。つーか朝から満漢全席?
多少反応に困る梁山泊軍の面々へ、どうでもよさそうな小馬鹿にしくさった笑みを投げかける白面朗君。ご苦労様。もう気は済んだでしょう? 帰ってくださいな。さもないと殺すだけ
あまりの禍々しい殺気に息を呑む梁山泊の面々。実はこの殺気を遠方から感じて焼け焦げた神造艦の艦橋にいた滝壺が泡を吹いて気絶しているのだが、前線メンバーとしては知る由もない
梁山泊の面々を哄笑して睥睨する白面朗君の前に、先頭の五虎将軍を割って進み出て来たのは総大将、陣内忍だった
「白面朗君メリー・アン、テメェに言いたい事がある」
「知ったことではないですので」
手近にあった皿を一つ手に取り、軽く投じるメリー・アン。次の瞬間には忍の首は胴から離れていた。亜光速で投じられた皿が忍の首を長ネギでも切るかのように切断せしめていたのだ
!? 驚愕する一同と、宙を舞う忍の生首。「嘘だ、俺…が死ぬなんて」
生首の途切れ途切れの絶声はそう呟いていた。どうでもいい石ころの如くそこらに転がる総大将の生首と、白い料理を乗せた皿が鎮座する胴体。皿の上に一つ在ったのは、肉まんだった。まるでそれが失われた首の代わりだとでも云うように
忍の胴体から血が噴出し、肉まんの皿に遮られ、そこらを濡らしやがて倒れる。今の皿の軌道誰か見えたか? オティヌス、アックア、ぶーぶー、ヴァルトラウテ、神裂の五虎将が目線で訊ね合うが誰も見えた者はいない
静まりかえる座に、衆を割って出てきたのは副将“及時雨”上条当麻だ.。梁山泊軍総大将の座は彼に移行された
裏口の扉が開け放たれ、上里と娘子軍が入城してくる。そこらの壁が次々に破壊され、レイヴィニア隊、アニェーゼ隊、建宮隊、ヘイヴィア隊、騎士団、ステイル隊、御坂隊らがメリー・アンを遠巻きに包囲する構え。前線組の最後方ではリポーター名護アリサとカメラマンシーワックスが緊迫の実況生中継を居残り組や各州太守らにお届けしている
上条はメリー・アンへと言い放つ。その城山恭介ってやつはそういう生活が本人のお望みなのかと
メンド臭そうにまた皿を光速で投じるメリー・アン。だが超電磁砲ですら当たり前のように捌いてみせる上条はその白湯拉麺の器を砕いてみせた。手首は千切れ飛ぶがすぐにまた生えてくる
やっぱり話し合いは無理らしい。総員戦闘準備。その言葉にメリー・アンは心から可笑しそうに嘲笑する。また全滅の前世を繰り返す気ですかと
「テメェ、何を見てやがる? ここにはとうに一〇八人以上いる。この国にテエェの味方は誰もいねぇ。そこの城山を含めてだ」
眉をしかめる魔王へ上条は語る。先代の勇士はたまたま一〇八人、そのせいかお前を封印する太極星珠だったか、そういう宝貝は一〇八個に分裂した。たまたま曰くありげな数字だっただけだ。数を調整したなんて話しは西王母様からも九天玄女様からも聞いてねえ。今代は俺たちみんながお前を倒すために集まった宿星だ
呆気に取られる白面朗君と、勇気を奮い起こされそれぞれの武器を構えるマークやケビン、流華やルサールカ、レッサーに神業の鞭達者といった非宿星組ら
上条は叫ぶ。だから全滅の過去生は繰り返さねえ。俺たちは全員お前を倒して生きて帰り王道楽土を築く。それでも俺たちを皆殺ししてそんな享楽に耽る日々を過ごすって言い切るならまずはその巫戯けた幻想をブチ殺す
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目を細め、数を恃みにしているだけでしょうと哄笑するメリー・アン
ああ、数が恃みだと不敵に笑う上条
“精忠報国”オティヌスは神槍を手に全軍に告げる。死を怖れる必要は無い。我に続け
クスクスと嘲笑したメリー・アン。庭園の人造湖や池、果てはスキーズブラズニルの水瓶や貯水タンクから夥しい数の規定級や神格級の異形の者達を現出させてゆく
その傍らには未踏級の一人でもある平衡天師が控える陣容
後方司令部にて銃を取るレンディ隊や舞夏を庇って芭蕉扇を構える佐天、窮状を聞きいったん皇帝の元へ戻る騎士団ら
皇帝フローライティアら非戦闘要員の宿星組が前線突入するべき刻はまだ今ではない
一、 混戦のさなかどうにかして白面朗君の手元から最後の一星城山恭介を奪う。この役目は白井黒子か結締淡稀が中核を担う
二、 忘我状態の城山を早期回復させるのはクロードの相棒、エリ・スライドが担当する
三、 ビヨンデッタと白蛇、愛歌とホワイトライガー、クロードとエリといった召喚仙術師の中で一人だけ相棒のいない依代がいる。緑娘藍だ。元々城山と旧知の間柄らしい彼女と城山を契約させ宝珠持ちを全て揃える
四、 その間他の者は全力で白面朗君をくいとめ戦い死に続け、城山恭介の戦線投入をもってフローレイティアやアヤミ婆、初春カエル美島アナスタシア隼や縁に禁書目録ら非戦闘要員が前線突入、胸元の宝珠の力を発動させ白面朗君を封神する
ミリンダ達重層武器乗り五人はそこらの水辺から現出した魔物たち、雷電ら那託たちやマリーディら空軍は水底から出現した那託のサイファー十機ほどに照準を合わせる
魔王白面朗君の白の着物が枝分かれし、青竜円月刀や蛇矛、方天画戟や戦斧、鉄鞭や鈎槍、果ては猪ほどの大きさの重層武器へと変じていく
徹夜麻雀で目の据わったクウェンサーがウォーハンマーを構える
食蜂はナッツレイとビアージオを護衛に立たせた自室でエクステリアに脳波接続、連絡の中枢を担う
御坂がLEVEL[PHASE]の符を使うべき時期はまだだ。とりあえず二万と三人の影をフル稼働させる
自分に隠された力って何だろう? 禁書目録は回りを囲む化け物達を見ながら困り顔
上条がテムジンと合身する
艦橋ではオルソラがフローレイティアの煙草を媒介に滝壺へ気つけの魔術の準備を進めている
宮殿の隅に転がる忍の生首は薄く目を閉じたまま黙して何も語らない
五虎将軍の筆頭、オティヌスを先頭に梁山泊宿星軍二万と八百二十五星の最後の戦いの火蓋が今、切って落とされた!
〜劇終〜
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はい、これにてかまちーキャラで水滸伝その他は終了です。
最後まで読んでくれた方は一人か二人ぐらいはいるんじゃないかな? お付き合いいただきありがとうございました。
作った自分的にはフローレイティア、陛下、みさきち、一方さん関連の描写が書いてて一番楽しかったw
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オルソラ何故死んだ・・・
というかクウェンサー決戦前夜に徹夜麻雀とかざっけんなよwww
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これ作ってて思ったこと。俺もバカ二人やすごパと徹夜マージャンやりたいw
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ツンツン頭こと当麻くんとビリ娘こと美琴さんはいいな
イマブレや電撃のやり取り含めてな
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ツンツン頭こと当麻くんと美琴さんのやり取りいいな
イマブレや電撃のやり取り含めてな
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ツンツン頭こと当麻くんとインデックスさんのやり取りいいな
イマブレや噛み付きのやり取り含めてな
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梅
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梅っしゅ
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あ
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ツンツン頭こと当麻くんとアレイスターさんのやり取りいいな
イマブレやプランのやり取り含めてな
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ころんぞん
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U.M.E
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うめ
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u.m.e
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3期もうすぐかな
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三期第1話放送したね
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あ
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さげ
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もう3話か
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梅
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誰もいないか?
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あ
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いなさそうだねぇ
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フリーともとらえられるか
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ふむ
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あ
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あ
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さげ
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