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禁書でエロばなし

1■■■■:2006/01/14(土) 14:17:37 ID:cf9zt5Qg
悪りィが、こっから先は二十一禁だ

2■■■■:2006/01/14(土) 14:41:04 ID:GvDnCECs
とりあえずインデックスが処女かどうかについて語ろうか

3■■■■:2006/01/14(土) 14:49:01 ID:32EHDZnQ
精神的に処女であればおk

4■■■■:2006/01/14(土) 16:35:54 ID:eVkledMw
非処女なのは誰だろうな。
黄泉川さんや舞夏はもうアウトだと思ってるが
小萌先生や御坂三姉妹はセーフだろ。
ねーちんはどうだろう。仮にも教皇だったんだからセーフか?

5■■■■:2006/01/14(土) 17:09:24 ID:IXNuOevI
舞夏非処女説は納得いかない
処女はご主人様にあげなきゃ駄目です鯛

6■■■■:2006/01/14(土) 17:29:45 ID:QtRM.wvI
否!
上条×舞夏よりも
土御門×舞夏のほうが俺的に譲れんぜよ!

でもインデックス×舞夏なら許す!

7貼り:2006/01/14(土) 21:39:23 ID:V.5QXEos
なんらかの理由で白黒ぶちギレ→ビリビリのパンツだけテレポして自分もテレポで逃げる
→ビリビリ、放置プレイでびくびくしながらもともかく寮に帰ろうとする
→不幸にも当麻に遭遇
↓そして…

8■■■■:2006/01/14(土) 23:55:40 ID:qrrBjmJI
しかしハーフパンツ

9■■■■:2006/01/15(日) 17:52:04 ID:PdZmR6XE
白黒はどう見てもエロ担当です
本当にありがとうございました

10■■■■:2006/01/15(日) 19:58:56 ID:xWIdGEBM
少し離れたところで食事中の、俺の御飯の上にビリビリのパンツ出現。

11■■■■:2006/01/15(日) 23:30:10 ID:KVCF88ek
>俺の御坂の上に
に見えた

12■■■■:2006/01/16(月) 00:34:02 ID:IAPLY14.
猫を人質にとられ、言うことを聞くしかなくなった御坂美琴。
銃で武装した男たちに囲まれながらのストリップショーを強要される。
ベストを脱ぎ、シャツのボタンを徐々にはずしていく美琴。
男たちは下着姿となったそのスレンダーな肢体に手をのばす……。







しかし、当麻が人質されたはずの猫を片手に乱入。
ちぎっては投げ、ちぎっては投げの活躍により美琴を救出。
さらに好感度をあげましたとさ( ゚∀゚)ァハハ八八ノヽノヽノヽノ \ノ \ / \ / \

13■■■■:2006/01/16(月) 01:06:34 ID:tJ9MTzvk
猫をちぎっては投げ、猫をちぎっては投げ、

動物虐待ヨクナイ!!

14■■■■:2006/01/16(月) 01:08:00 ID:vQ3POWRU
猫をちぎっては投げ、猫をちぎっては投げ、

動物虐待ヨクナイ!!

15■■■■:2006/01/16(月) 02:12:01 ID:IAPLY14.
打ち止めが研究所から逃げ出してから一方さんに会うまでのお話。

「わたしを買いませんか、とミサカはミサカはいってみたり」
そういうと少女はその古びた毛布をひろげた。
その内よりあらわれたのは、幼く未成熟な裸体。
まだ、ふくらみかけてさえいない胸。
股間はまったくの無毛。
緊張しているのか腹の表面に発生した汗の粒は、腰を流れ太腿の内側をすべり落ち足首の
ところで地面にしたたり落ちていた。
「わたしを買いませんか、とミサカはミサカは……」
だんだんと小さくなっていく声にやっと我に返る。
ゆっくりとその少女に手をのばし…



この少女を買いますかN/N


「いや、自分、その、姉萌えなんで」
その言葉とともに少女に迫られるという経験をした青年は路地裏からにげだした。

16■■■■:2006/01/16(月) 03:10:41 ID:InafqDww
初めて絵師サイトに行った時に知った、
インデックスがぱんつをはいてないことを知った時の衝撃は忘れない。
まあ、言われてみれば一巻の当麻に剥かれた時点で分かるんだけど。
とりあえず6巻冒頭の縄で縛られてる挿絵が
それ以来すさまじくエロく見えるのはどうにかしてくれ。

17■■■■:2006/01/16(月) 18:21:14 ID:djYugbRs
心を清くしろ。

18■■■■:2006/01/16(月) 20:13:29 ID:FwNhU7ss
清く出来るならここにはいねぇよw

19■■■■:2006/01/17(火) 18:16:35 ID:bV2uBsIQ
Yシャツとパンツだけで赤くなって
うつむいて女の子座りしている美琴
を受信したので増幅して発信しとき
ますね。

20■■■■:2006/01/17(火) 19:23:34 ID:jJwLElZc
白黒による強制着せ換えだな!

21■■■■:2006/01/17(火) 22:37:42 ID:mv6Xhdj.
本スレでスルーされたんで、こちらに投下してしまう。
ここでもスルーされたら、おれ、泣いちゃう。

以下、書くのを断念したSSのプロット。


とあるサラシの座標移動(ムーブポイント)

とある買い物帰りの上条とーま。
彼のすぐ傍に、サラシたんがテレポートしてくる。
「また『女の子が空から降ってくる』イベントかよ!インフレです!!」
科学結社の人間と落ち合った後の彼女だったが、敵の尾行をまく必要があったのでテレポートしてきたのだ。
しかし自分自身の移動が苦手な彼女は、出現した先で貧血を起こして倒れてしまう。
それが放って置けないとーまは、しばらく介抱してやる。そこでいくつか世間話。
とーまは自分がレベル0のダメ能力者だと名乗り、幻想殺しのことや名前のことは話題にならない。
サラシたんは、一方を倒したのはレベル0の幻想殺しだという情報はもっているが、
目の前のダメ学生がとてもそうだとは気がつかない。
用事があるから帰る、ということでタクシー拾うサラシたんだが、乗り込む前にまた倒れてしまう。
見るに見かねた上条が家まで送ってやる。
とーまのひととなりに気を許したサラシたんは、自分の部屋を教える。
部屋に上がったとーまは、意外に片付いていない女の子の部屋(パンツ放置)に戸惑いながらも、
彼女をベッドに寝かせ、彼女の冷蔵庫(ほとんどカラ)と自分の買い物から簡単な食事を作ってやる。
老酒とコンソメで味付けした粥に、白ごま、香菜、白髪ねぎをトッピングした中華粥。
サラシたんよりも料理スキルが高いとーま。
一見穏やかな食事シーンだが、とーまようやくサラシの中身が気になりだす。
その視線に気付くサラシたん。
コイツだったら、まぁ、いいかな、とエロスイッチ入る。
とーまは初めうろたえて逃げようとするが、サラシたんに挑発されてエロスイッチON。
サラシたんは非処女。いろいろあったのさ。
禁書らしさを出したエロシーン。ってどんなんだ?サラシたんバージョン。
・サラシを解く過程の描写。サラシの下で乳首立つ。
・超能力者に対する愛撫は、とーまの右手と左手で感触が違う。右手の愛撫は彼女の体表から漏れる薄いAIM力場をかき消してしまうから刺激的。
・サラシプレイ・・・ってなんなんだ。人肌、女の子の匂いのサラシをとーまのあれに巻きつける。ふぇちっぽい。
・フィニッシュは外だし。ぬるぬるの性器や飛び散った精液は、サラシでふきふき。
・サラシサラシとうるさい。それではまるで。サラシをとったら以下略。
しばらくくつろいだ後、サラシたんのケータイがなる。アタッシュケースの件。
とーまも、インデックスが腹をすかせているだろうことを思い出す。
そしてさわやかに分かれる二人。
とーまはインデックスにから揚げを作りに帰る。
サラシたんは、久しぶりの気持ちいエッチに満足して自分の任務に気合が入る。
「それじゃあ、今度また縁があったら、会いましょう」
その夜のうちに会うのだが、一方にやられた彼女を見つけて連れて行ったのは白黒で、とーまは夜間の暗さでサラシたんだとは認識できませんでしたとさ。
(ちょっと強引な解釈だが、8巻ラストのとーまのセリフ、『女の子』としか書いてない。あまり詳細を知らないということで)
どっとはらい。

22■■■■:2006/01/17(火) 22:45:32 ID:mv6Xhdj.
無駄に眠らしとくのもアレなんで投下。
だれかこんな感じでSSかいてくれたら嬉しい。
アホなところを突っ込んでくれるのも、それはそれで嬉しい。

23■■■■:2006/01/18(水) 06:31:48 ID:mE6oLxmM
ここまでやれれば自分で書いた方がいいんじゃないか?という気はする

>・サラシサラシとうるさい。それではまるで。サラシをとったら以下略。
巫女服吹いた

24■■■■:2006/01/19(木) 10:20:00 ID:cBnOeOqM
つうか、普通にあんたの書いたのが読みたいよ。

なんで粥レシピなんてメモしてんだか(笑)

25■■■■:2006/01/19(木) 12:22:03 ID:OMoAy2IQ
いろいろありがとう。

禁書キャラを使ったエロパロを書くとき、
『禁書らしさを出すにはどうすればいいのか』を、いろいろ考えてた。
でも、テレポートを生かしたエロって、どうにも思い浮かばんかった。

ついでに、まえに御坂妹のエロパロ書いたときのエロ部分メモも晒しときます。

禁書らしいエロ描写ってどんなんよ!?とミサカは考えてみます。
・御坂妹の粘膜はわずかに漏電してる。舌、口内粘膜、あそことか。
・子宮を突き上げるとビリビリ発生。オナグッズのシビレフグみたいなかんじ。
・とうまの右手は皮膚から漏れるAIM拡散力場を消しながら愛撫する。自分、他人問わず今まで触られた感触とはまるで違う。髪を触ると、静電気を除去するのでサラサラヘアー。
・御坂妹の、ネットワークを介したチームプレイ。多人数フェラ。どのテクが効き目があるとか、ネットワークで瞬時に情報交換。エロ情報検索も、待機しているバックアップ班の御坂妹が調査して伝達。

26■■■■:2006/01/19(木) 19:37:20 ID:tNTJZc1w
あのSSの人!?

どうかご自分で書き上げてくださいマジでプリーズ。

27■■■■:2006/01/19(木) 23:06:59 ID:FFVG83zY
オットセイwwwwwwwwww

28■■■■:2006/01/20(金) 20:22:49 ID:/Y8Zf9Pw
当麻の服をぬがすのは簡単だろうね、テレポート。

そのプロットに沿うなら、セクースにうろたえて逃げ出そうとする当麻を、丸裸にしてからかうってのもアリかな。


たのむからミーシャでエロ書いてくれ。

29■■■■:2006/01/23(月) 11:10:34 ID:08cNP/xk
ミーシャは男名、つまり・・・

30■■■■:2006/01/23(月) 22:01:08 ID:k1tp0WYo
ふたなり。

31■■■■:2006/01/24(火) 09:30:01 ID:huDtQ7M6
禁書らしいエロってどんなんだver.天使たん
・バールやノコギリなど、数々の拷問器具を使ったプレイ。
「なっ!!ちょ、おま、やべぇってソレ!!聞きたかないけど、それどーするつもりだよっ!!」
「解答1。釘抜き(バール)にて貴方の男性器を殴打。刺激を与えることで男性としての喜びを味わってもらう」
「やめれ!潰れちまう!!男性としての人生が終わっちまうってば!!」
・天使だから、ミーシャ(男)もサーシャ(女)もどっちもありよ。
「・・・あの〜、あなたの股間に差しのばしたワタクシめの手に、なにやらバール状のモノが」
「確認1。貴方が望むのは『突くほう』か『突かれるほう』か。貴方が『突きたい』のであれば、この男性器は収納しなくてはならない」
「・・・ワタクシめが『突っ込みたい』です。まちがっても『突っ込まれる』のはカンベンしてください・・・」
・いや、そもそも、天使だったらとーまの右手に触れるのはヤバいんでは?
「・・・・・・あの、つかぬ事をお聞きしますが。なんでノコギリ持ってジリジリと近付いてんですかアンタはッ!!!」
「解答2。自らの安全を死守すべく、鋸をもって右手を切断・・・」
「ムリ!!ぜってームリ!!!天使とヤルなんて、ムリに決まってんだろーがゴルァ!!!」

32■■■■:2006/01/24(火) 18:52:01 ID:NKuTRhUs
>・いや、そもそも、(ry
それはあれだ、幻想殺し殺しを腕に巻くことによって解決

33■■■■:2006/01/26(木) 03:01:57 ID:uPlnyKGA
ミーたんはSキャラですよ
当麻を後ろ手に拘束すればいいじゃない

34■■■■:2006/01/26(木) 13:08:12 ID:aX7jkbnI
いかん、某淫乱シスターとかぶる

35■■■■:2006/01/26(木) 16:55:51 ID:xTBuZIGY
じゃあ目隠しとボールギャグも追加で

36■■■■:2006/01/26(木) 17:29:19 ID:p5ccwZYc
・とーまを拘束して、腕を使えないようにする。ついでにギャグも噛ませる。
「ふご!ほががほごごごぐごほおおがほがほおお!!ごがごごががほぐがごがががぎぎごがはぐぐがが!!!!!」
(ちょ、なんでギャグまで噛ます必要があるんだ!!こら風斬なんでおまえまで混ざろうとしてやがんだ!!!!)

37■■■■:2006/01/26(木) 17:42:26 ID:aX7jkbnI
チャンスは逃さない。その抜け目無さこそが風斬!

あいさは逃す。

38■■■■:2006/01/26(木) 17:57:37 ID:gPBjBhRU
インデックスと御坂も参戦
「ぬが、むが!むがふほ!?おふぎいんがああ!?」
(ちょ、待て!ニンジン!?何に使うのニンジン!?)
こんな時だけ抜群のコンビネーション

39■■■■:2006/01/27(金) 11:50:33 ID:KT1kVSXI
3巻の小萌先生と上条の個人授業は色々と夢が広がる。
小萌先生のあの台詞から分岐してみて。

40■■■■:2006/01/27(金) 15:55:08 ID:alDi3E2w
小萌先生の何がすごいって、
エロくないのが逆にエロいところだ。

あー、抱っこしてえ

41■■■■:2006/01/27(金) 21:10:36 ID:H4P6k9e6
小萌先生は妖艶な大人の女性です。
自分のちまさを自覚しつつ、かつ背伸びしないところがアダルト。
大人ファッションが似合うと勘違いしてるそこら辺のロリ年増とは一線を画す

42■■■■:2006/01/27(金) 22:28:21 ID:NAM5v/u6
>>39
「好き……だからですよ」のシーンかー!

43■■■■:2006/01/29(日) 20:54:40 ID:STXXnPFo
小萌先生は処女か非処女か。皆の推測、もしくは希望を申せ。

44■■■■:2006/01/29(日) 21:57:17 ID:UTGhw5Jc
非処女
初体験は一年前、相手は当麻

45■■■■:2006/01/29(日) 23:17:02 ID:KYgQYwrA
非処女に一票。
相手は記憶失う前の当麻、

46■■■■:2006/01/30(月) 00:06:47 ID:nRHTx5bw
>>44-45
当麻…エロいな

47■■■■:2006/01/30(月) 00:10:14 ID:f1L5COhQ
つーか俺の中の記憶を失う前の当麻は。
相当な数の女の子と関係を持ってるって感じだから。
小萌先生にもきっと手を出しているだろうと。

48■■■■:2006/01/30(月) 04:30:08 ID:Z27cGGcU
いや、処女だろ

サイズ的に入るか?

49■■■■:2006/01/30(月) 09:32:16 ID:xNV5/RfU
後ろの(ry

50■■■■:2006/01/30(月) 12:22:31 ID:FPDlX1HI
いや、非処女だろ。
中・高校時代、今は全然交際がない先輩とか先生相手に喪失

51■■■■:2006/01/30(月) 14:35:25 ID:exjlYdvo
非処女
半年前に愛用のバイブ「上条ちゃん」にて喪失

52■■■■:2006/01/30(月) 16:02:00 ID:gIPRSwio
可愛い顔に似合わず小萌先生は悪女なんだよ。
小悪魔の皮を被った悪魔。

53■■■■:2006/01/30(月) 19:05:14 ID:K.ccElj6
で、いつまでこの無毛な話を続けるんだい?

54■■■■:2006/01/30(月) 23:50:10 ID:G3uuL.Yo
小萌先生は多毛。

55■■■■:2006/01/31(火) 03:47:22 ID:fYYW2nLw
とりあえず、ミーシャが可愛くてしょうがない。
誰か能力奪ったミーシャ取って来て。
天使つったって入れ物は生身の人間だし当麻が触っても
魔力が消えるだけで済んだりしそうだがなぁ。

56■■■■:2006/01/31(火) 13:07:24 ID:OhDzyoNQ
>>54
小萌先生は生えてないんだ。

57■■■■:2006/01/31(火) 14:58:15 ID:GYks6xOw
今まで出て来た禁所キャラで多毛なのは、黄泉川・オルソラ・桔梗センセ・常盤台の寮監くらいかな?
ヤローはスルー

58■■■■:2006/01/31(火) 16:39:55 ID:zCHjsXtY
>常盤台の寮監
挿絵が無いのが残念だが。

59■■■■:2006/01/31(火) 19:34:16 ID:ksVv4lKg
そんな馬鹿な!
常盤台の寮監に萌えていたのは俺だけだった筈!?

60■■■■:2006/01/31(火) 21:52:42 ID:vECLcbr.
>>59
おいおい、お前だけだと思ってもらっちゃ困るぜ。

61■■■■:2006/01/31(火) 23:42:04 ID:PGAKjiaE
>>57
何故に小萌先生が入ってないのか。

62■■■■:2006/02/01(水) 19:00:38 ID:VL3w5.n6
一方通行には逆レイプが似合っていると思う

63■■■■:2006/02/01(水) 19:07:28 ID:aHKMrTTM
つまり反射の演算が出来ない状態のひとかたさんを打ち止めが押し倒す、と?

64■■■■:2006/02/01(水) 19:32:22 ID:d4wzxmjk
言語能力を奪われて淫語しか言えなくなるんだな

65■■■■:2006/02/01(水) 21:34:49 ID:VL3w5.n6
で一方通行を足コキ

66■■■■:2006/02/01(水) 23:16:04 ID:khJTpENg
大変だ!
ひとかたさんから母乳が!

67■■■■:2006/02/02(木) 00:20:31 ID:bRtm1xug
いや練乳だ

68■■■■:2006/02/02(木) 00:31:37 ID:m5rotm1o
真に大人の女性と言える奴は黄泉川さんだと思うんだよ。

69■■■■:2006/02/03(金) 02:21:40 ID:tMjvaHPA
黄泉川さんの昔馴染みである、桔梗さんの事も偶には思い出してあげてください。

70■■■■:2006/02/03(金) 21:46:19 ID:SxImmTMA
並乳の桔梗さんは禁書世界じゃ貴重な存在

71■■■■:2006/02/03(金) 22:52:34 ID:esKrXZjg
貧か巨しか居ないからな。
桔梗さんのサイズはどう見ても理想的な大きさだと思う。

72■■■■:2006/02/04(土) 03:52:52 ID:FvERFfIY
何かサイズのこと考えてたら
ひとかたは剥けてるのかどうかが気になった

73■■■■:2006/02/04(土) 04:18:56 ID:KHPl6a62
一方さんの性別は不明です。
故に女でも男でも、どっちでも良いと言う訳だ。

74■■■■:2006/02/04(土) 12:03:40 ID:uqSwyDTE
>>73
ばか、栗のことだよ。きっと

75■■■■:2006/02/04(土) 14:06:31 ID:FvERFfIY
>>73
おいおい幼女とおもくそ風呂入ってるシーンあっただろー(笑
さすがに下の確認はできなかったが!

76■■■■:2006/02/04(土) 17:01:02 ID:1yHLFaOg
小萌先生のアパートに居候している、あの……・・・何だっけ?

77■■■■:2006/02/04(土) 17:07:43 ID:zMZi/zhc
誘波じゃないか、ほらパン屋に修行に行ったとか言う。
あれ…? それなら過去形になるな……>>75の言い方だと
現在進行形で居候してる奴がいるみたいに思うんだけど…いたっけ…?
あ、なんか電話鳴ったから行ってくるわ

78■■■■:2006/02/04(土) 17:08:14 ID:zMZi/zhc
>>76だったよ。ゴメン

79■■■■:2006/02/05(日) 01:09:05 ID:mSCSun3g
姫神は塾に拉致られた時に処女を失ったのだろうか。

80■■■■:2006/02/07(火) 13:53:50 ID:Q7J3zVus
そこらへんはにんとも。
村時代、某初音姉さまみたいなことになったのかもしれないし

81■■■■:2006/02/07(火) 16:24:13 ID:Ch00tG/.
穴開きの巫女はいらん。

82■■■■:2006/02/07(火) 20:04:43 ID:LK.XaY4U
塾の研究員たちにいろいろと観察される処女■■。
処女性が吸血殺しに影響すると考えられているために貞操だけは守られて来た。

だがある日、研究に行き詰まった男たちによりレイプ、輪姦。
能力の遺伝も研究対象に。

上条に助けられたときには、その体には、父親のわからない新しい命が宿っていた……。


と、そんな話はさておいて(笑)

あした家に帰ってから、エロパロ板のラノベスレに、ちょっとフェチっぽい神裂ねーちんのSSを投下するので、御用とお急ぎでない方は読んでみてね。

変なSSだけどな(笑)

83■■■■:2006/02/07(火) 21:27:40 ID:cqxtC79Y
おー、13Pの人か?
期待してるよ。
とーまが電波マキシマムだから抜けないけどw

84■■■■:2006/02/07(火) 22:17:04 ID:kwkC/SfI
オルソラの集団リンチ時のアレもエロくする事が出来る。

85■■■■:2006/02/08(水) 23:59:16 ID:YpCFtzJI
本スレで出て来たナイスな妄想を転載して見る。

>新しい学校にもなれてきた■■、当麻と一緒にドキドキ下校中
>他の学校(エリ-ト校)の制服着た男たちに
>「あっれー?【お姫さま】じゃん、ナニ?ナニ?コンな所でなにやってんのーwww?」
>「塾無くなってから、会えなくてさびしかったよぉ?でしょでしょwwwww?」
>「マジ?俺、成績足りなくて【お姫さま】見たこともねーよ?この子なん?」

>当麻「何こいつら、知り合いか?」
>■■「……しらない」
>男達「あっるぇぇぇ?いいの?そんなコト言っちゃって?【知らない】ってことないでしょwww」
>当麻「・・・おい、お前ら」
>■■「先。行ってて」
>当麻「でも…」
>■■「いいから。先行って。」

この後の展開を書いてみてくれる猛者は居ないか。

86■■■■:2006/02/09(木) 12:58:10 ID:v8uSAtzI
今、投下してきた。
多分今回も抜けないと思うよ、>>83
今回はねーちんが電波だ。

87■■■■:2006/02/09(木) 13:37:08 ID:sWymz6pA
>>85
姫神の欝はマジで凹む

88<幻想殺し>:<幻想殺し>
<幻想殺し>

89■■■■:2006/02/09(木) 18:37:39 ID:vLGJeSzA
>>88
その幻想をぶち殺す!!

90■■■■:2006/02/09(木) 19:45:50 ID:vg3v90jg
>>86
いや、まったく問題無い。
ねーちん視点で上条が寝てたからエロかった。
つかいますた(`・ω・´)

91■■■■:2006/02/09(木) 22:46:14 ID:M3nFM5zA
>>85
何か鬱話になりそうな感じが。

92■■■■:2006/02/10(金) 02:16:07 ID:fTmzzCvo
姫神輪姦話か。

93■■■■:2006/02/10(金) 12:01:45 ID:rJ9wGuvg
触手陵辱なら鬱にならずにすむさ

94■■■■:2006/02/10(金) 15:44:11 ID:cHjhtE/c
>>85
その文から推測するに、姫神は多人数相手の経験をしている事が分かる。
塾での成績優良者にはご褒美として与えられてたのか。
姫神の身代わりとなった、あの眼鏡の女の子も姫神とやってたのか。。

95■■■■:2006/02/10(金) 23:45:30 ID:j8wmwuPg
>>85
路地裏にて。
学生A「じゃあ、このあたりでたのむよ」
学生B「へへへ、楽しみだぜ」


■■「鞭もカバの枝も無いから。この竹箒で。」
学生A「は、早くたのむよ、お姫様ぁ」
■■は、手にした竹箒を、おもいきり男の尻に振り下ろした。

ぱしーん。
ぱしーん。
学生A「ほーっ!ほぁーっ!!もっと、もっとこの卑しい私めに罰をあたえてくださいーっ!!!」
学生B「ああっ、俺もほうきで叩かれてぇ〜ハァハァ」

■■(とてもこんな姿。上条当麻には。見せられない。)


上条(■■、苦労してきたんだなぁ…(つД`)ホロリ)

96■■■■:2006/02/10(金) 23:50:02 ID:wr50M9UU
鬱が苦手な人も多いみたいだから、ほのぼのオチにしてみました。二次元エンド?

97■■■■:2006/02/11(土) 00:06:13 ID:GMpwo9Cg
御坂や神裂ねーちんの鬱は俺は嫌いだが。
姫神の話は鬱で良いと思う。

98■■■■:2006/02/11(土) 08:09:16 ID:w7htXL7g
>>97
お前は数少ない姫神ファンを敵に回した。

99■■■■:2006/02/12(日) 01:11:22 ID:dAX/ifpM
>>97
それ・・・ どういう意味かな・・・ かな?

100■■■■:2006/02/12(日) 01:38:05 ID:GUIRwlzw
逃げろ>>97!! ナタを持った>>99が……あ、あぁぁぁっっ!!

101■■■■:2006/02/12(日) 01:51:14 ID:J4dhEGCw
いや、俺は姫神を嫌いと言う訳ではなく。
姫神は鬱話の方が似合うと言ってみるんだ。

102■■■■:2006/02/12(日) 12:25:05 ID:8rENBT3o
アニェの過去話とかも。
鬱に出来そうだな。

103■■■■:2006/02/12(日) 16:39:42 ID:BJ6Npmcs
全身をナメクジが這い回ったりゴキブリが這いまわったりするのか

エロいな

104■■■■:2006/02/12(日) 18:44:11 ID:dAX/ifpM
ゲェーーー!吐きそう・・・

愛ゆえに鬱妄想する人って結構いるよね。最近ではみおんwとか

105■■■■:2006/02/13(月) 00:32:03 ID:YGyfnB5A
アニェの鬱話はホームレス時代の辛い思い出話だな。

106■■■■:2006/02/19(日) 23:51:04 ID:Ac9hkZUg
神裂も一応だけど、鬱話を妄想できるんだよな。

天草式時代に女教皇と決定していた神裂と、それに嫉妬した女たちによる陵辱。
神裂も自分が苦しむ事で女たちの恨みが晴れるなら、と大人しく従う。
日に日に陵辱は激しさを増し……

って感じに。

107■■■■:2006/03/02(木) 07:49:08 ID:2e8g4wBY
とりあえず一方受けがみたいな
逆りょーじょくで

108■■■■:2006/03/02(木) 18:29:51 ID:OlNFSR1Y
打ち止めに跨られる一方さんハァハァ……

109■■■■:2006/03/02(木) 23:56:44 ID:/rzcCC2E
逆で攻められるのは、似合う奴がいっぱい居るな。

110■■■■:2006/03/03(金) 02:14:23 ID:ZhRRQ.BY
一方は足コキされるのも似合う

111■■■■:2006/03/03(金) 03:21:46 ID:BIGMDEck
一方さんが似合うのは騎乗位だと言って見るテスト。

112■■■■:2006/03/03(金) 12:10:21 ID:ZhRRQ.BY
くやしい、でも感じちゃうな一方

113■■■■:2006/03/03(金) 13:08:56 ID:J6CPsTfo
>>111
一方さん「に」じゃなくて、一方さん「が」か。

114■■■■:2006/03/04(土) 12:29:36 ID:QkIkHoQY
㌧切りスマン

現在ネットで公開されている、禁書のエロパロってどれくらいある?

エロパロ板のライトノベルスレにある、上条当麻と12人のミサカ、ねーちんオナニーSSの二つ以外に、ある?
あったら教えて欲しいんだけど。
この2作にはお世話になったんだけど、ビリビリのエロとか誰かかいてないかなぁと期待しているんですが。

115■■■■:2006/03/06(月) 23:29:23 ID:uKmJD.Eo
あったら教えてほしい、俺も。

116■■■■:2006/03/07(火) 03:02:16 ID:8ZLKe9ng
無ければ書くんだ!!
いちおう、ライトノベルエロパロスレ保管庫の、ミサカx12、おなねーちん、禁書貞操帯ネタは同一人物が書いた!
まさかあんなネタまで保管庫にはいるなんて驚きだ!

とーまxビリビリは、ネタはあるんだけど、書いたら背中が痒くなる、こっぱずかしい劇薬が出来そうな予感がして放置してあるんだ!

ビリビリラブラブものはスルーして、オールキャストハーレムが書けないか構想中。

117■■■■:2006/03/09(木) 05:55:37 ID:GaCQft0A
劇薬上等。
楽しみにしてる。
がんがれ。

118■■■■:2006/03/13(月) 00:15:10 ID:YAsBpVPc
インデックスは当麻が居ない間枕でオナニーしてるよ

119■■■■:2006/03/13(月) 23:42:12 ID:FtpET3Bs
いやいや風呂場でだよ。

120脈絡もなく妄想具現化:2006/03/15(水) 01:46:54 ID:XoNnaApI
「はむ・・・ちゅっ、んぁ・・・・。」
熱く口付けを交わし、お互いの唾液を注ぎあうインデックスと当麻。
絡み合う舌は粘液を織り、淫らな水音を生む。
ちゅっ・・・と、一際大きな音とともに2人の唇が離れた。
銀色の糸が名残りを惜しむように2人の間に橋を架け、妖しく光る。
とろん・・・とした目で、インデックスは当麻を見つめる。
「きもちぃよ・・・とうま・・・。」
頬は紅潮し、口元には先刻の唾液の筋があるが、それを拭おうともせず、貪欲に当麻を見つめる。
もっと・・・と、小さくつぶやいた。
「お前、本当にシスターかよ。」
呆れながら、とうまはインデックスの耳たぶに息を吹きかけた。
「ひゃぅ!・・・だ、だって、とうまがいったんだよ?『お前の魔道書って魔女に関してのも
あるのか?だったらサバトで乱交する時に性感高める呪文とかも載ってるんじゃねぇ?』っ、ひぁっ!?」
当麻は修道服の中へ手を差し入れ、すでに硬くなっている乳首を撫でた。
それだけで、禁書目録のシスターは大きく喘ぐ。
片方の手を差し入れ、もう片方の手は上からシルクの感触を使って、ゆっくりと愛撫する。
「ひぁ、あっ、やぁ、やっ、・・・・ひゃぁぁぁぁっ!?」
ぶるっとインデックスが大きく震えた。
ぽかんと呆けたように口を開け、熱を帯びた目で、天井を見上げる。
「・・・なんだよ、もうイッちまったのか?」
彼女の胸元から手を抜き、耳元に息を吹きかけるようにして聞く。
「らって・・・・とうまの・・・・・・気持ちよかったんらもん・・・・。」
呂律の回らない声で、恥ずかしそうにインデックスは言った。
唐突。
グイッ、といきなり当麻はへたり込んでいるインデックスを背後から抱き寄せ、
そっと手を差し伸ばす。
「??・・・! ら、らめぇぇぇぇぇぇぇっ!!」

121脈絡もなく妄想具現化:2006/03/15(水) 01:47:30 ID:XoNnaApI
当麻の意図を察したインデックスは慌てて足を閉じようとするが、当麻は安全ピンで
とめられている隙間だらけのスカートに手を差し込む。
そして無理やり太ももをこじ開けて少女の下着の、その中央に触れた。
「ひゃあぁぁぁぁぁぁっ!?」
「何もはかないのはまずい」と小萌が渡したそれは、すでにぐっしょりと湿っていた。
くちゅ、くちゅ、と当麻が指を動かすたびに、インデックスはひぁ、ひゃう、と嬌声を上げる。
「気持ち良いか?インデックス。」
「うん・・・。とっても・・・・・・とってもきもひいよ、とうまぁ!」
快楽に溺れた声で、インデックスは答えた。
純潔な少女の性への目覚めを象徴するかのように、純白のケープはくしゃくしゃになって半分ずり落ち、
もはや少女の銀髪を隠しきれていない。
広げられた胸元からはしっかりと立つ乳首が垣間見え、体が揺れるたびに
シルクの生地とがこすれ、もどかしげな快楽を与える。
「ひゃ、や・・・らめ・・・・・・とうま、胸もさわって・・・。」
声に答えてとうまが胸を愛撫すると、もどかしい快楽が一気に強力なものに変わり、
ひゃぁぁぁぁぅっ、とインデックスは大きく身悶えた。(以上)

122■■■■:2006/03/15(水) 12:26:53 ID:tqpMWIfw
エローイ

まさに妄想爆発(笑

123■■■■:2006/03/15(水) 22:29:54 ID:9CzLvgvo
あのぅ・・・・ライトのベルのエロパロスレの保管庫ってどこにあるのでしょうか?
どなたか教えて頂けませんか?

124■■■■:2006/03/15(水) 22:48:23 ID:cgo8RVdM
エロパロ板のスレのテンプレを二三探せば見つかるよ

125■■■■:2006/03/16(木) 12:32:52 ID:fNPRknmc
>>120-121
寸止めヒドス!!

そこでインデックスに、カナミンのロッドを進呈。

・・・つーかあれって、中世の拷問具みたいだよなぁ。

126■■■■:2006/03/16(木) 22:44:21 ID:Yx3e0g72
吾輩は猫である。名前はスフィンクス。
同居人は(我輩から見ても)柔らかく小さくて平たいお嬢さんである。

ガチャリ
「おーい禁書!ちょっと出てくる。昼までには戻るから〜」

にゃあと鳴く。
『お嬢さん。あの方が出て行きますから、今の内に昼食の催促をお忘れなきよう』
『あの方は。良く時間に遅れますから』
にゃあにゃあ。

「むにゃむにゃ〜」

にー。
…お嬢さんの朝は大変遅い。今日も昼時には飢える事になるだろう。

にゃーにゃー。
『せめてあの方が帰ってくるまで紛らしに傍についておりましょう』

近づく。捕らえられる。
抱きかかえられほお擦りされ接吻をされる。

「ん〜スフィンクスは可愛いねぇ〜当麻も見習うべきだよね、むにゃむにゃ」

にゃにゃにゃー
『あ、お嬢さん、そこはいけません、淑女が紳士にそんな所を、あっ、あっ』
にょーー
『あ、キスは大人になっ、あ〜っ、紳士の紳士が紳士にならな、あーっ!』
にゃぁ〜ん。

しばらく後。寝ぼけながらひとしきりスフィンクスを愛撫した禁書は
着る教会の中へ子猫を潜り込ませるとまた深い眠りに落ちた。


『(お嬢さん)』
……
『(ふふふ、紳士をお腹の上で鳴かせる事が出来れば)』
………ニャー
『(それはもう。立派なレディの証明なのですよ…ガクッ)』

こうして一匹のジェントルと寝ぼけたレディを布団に包んだまま、
今日も当麻家の朝が更けてゆく。

〜Fin〜

127■■■■:2006/03/19(日) 20:33:05 ID:.vBYOwa2
一方さん受けまだ?

128■■■■:2006/03/21(火) 00:40:15 ID:WCKNNSL2
>>127
一方さん受け書いてみた。
あまりエロくないんでおつまみにどうぞー

とある襲撃者Aの証言

それは蒸し暑い日の、草木も眠る丑三つ時のことでした。
俺は仲間たちと一緒に、とある学生寮に向かいました。
目的は元最強の一方通行を倒す事。
その頃学園都市にはこんな噂が流れていました。
『レベル6に最も近い一方通行がレベル0の学生に倒された』、と。
俺たちはその噂を耳にした時、信じられない、あの一方通行が……?
と心の奥底で思いましたが、次の瞬間良い考えを思いつきました。
レベル0ごときに負けたのだったら、俺たちにだって奴を負かす事が出来るんじゃないか?
幸い俺はレベル3の能力者、よくつるんでいる友達も
レベル2以上の能力者ばかりなので、レベル0が勝てたんだったら俺たちだって勝てる、
と信じて疑いませんでした。

それから仲間たちと計画を立て、一方通行を襲いに行く事になりました。
実行するのはある休日の夜遅く。
深夜ならば彼は眠っていて完全に無防備な状態だろうから簡単に勝てると思ったからです。

129とある襲撃者Aの証言:2006/03/21(火) 00:41:15 ID:WCKNNSL2
ごめん、あげてしまったorz

-------------------------
事前情報で、奴の住む学生寮と部屋の場所は把握していました。
俺たちは万が一に備えてナイフや縄などの簡単な武器を持っていきました。

一方通行の住む学生寮に辿り着くと、そこだけこの世界から
少しズレているような奇妙な感覚に襲われました。
それは湿気ったようなコンクリートと
まるで廃墟のような静けさがそうさせていたのでしょう。
しかし、俺たちは一方通行に勝って学園都市最強の名を得られることに
興奮していて、そんなことは気にも留めませんでした。

けれど、それは俺たちへの警告だったのかもしれません。
俺たちはそこで思い直して帰っていれば良かったのです。

130とある襲撃者Aの証言:2006/03/21(火) 00:41:54 ID:WCKNNSL2
静かだ、と思ったのは間違いでした。
寮の三階まで上がると、何か声が聞こえてきました。
最初は空耳だと思いました。
しかし前へ前へと進むごとにその声はより大きく、
よりはっきりとしたものになっていきます。
それは話し声とも違う、敢えて言うなら悲鳴に似た声でした。

そう、例えるなら嬌声のような。

ここは男子寮なのに、そんなものが聞こえるのはおかしいぞ。
俺はそう思ったし、仲間も「なぁ、おかしくないか」と言ってきました。
が、誰かが内緒でおにゃのこを連れてきているか
うほっな奴でもいるのかのどちらかだろう、と適当に結論付けて
先へ進むのを止めようとはしませんでした。


歩くごとに大きくなる声。
進むごとに艶やかさを増す、すすり泣くような声。
こんな深夜に元気だな、と思いながら歩み、ついに奴の部屋に辿り着きました。

131とある襲撃者Aの証言:2006/03/21(火) 00:42:30 ID:WCKNNSL2
俺たちは耳を疑いました。
なぜなら先ほどから響いていた嬌声が、一方通行の部屋から聞こえてくるからです。

まさか、あの一方通行が?
人との関わりを極力遮断してきたはずの一方通行がそんな行為に及んでいる?
最初は部屋を間違えたのかと思いましたが、どう見てもそこは奴の部屋です。
でも、せっかくのチャンスを逃す事は出来ないので「奴は大音量でAVを見ているんだ」
と言う事にしてそっとドアを開き、部屋に侵入しました。

途切れ途切れの声が、聞こえました。

「―――やめ……は―――……っ!」
「―――……とうは……でしょ―――ミサカは―――」

どう考えても一方通行と女の子の声です本当にありがとうございました。
そして声のする部屋の扉を開けて、そっと中を覗き込んでみました。

「あ……や……テメェ、殺してやる……あッッ」
「はぁ…ッ、ほらほら、へらず口を叩いても身体の方は正直だねってミサカはミサカは鬼畜っぽく言ってみる」

信じられない光景が広がっていました。
よく言えばシンプル、悪く言えば殺風景な部屋のソファで抱き合う男女。
いや、抱き合うと言うよりも、犯す女と犯されている男と言った方が正しいか―――
とにかく女性騎乗位で生殖活動に励んでいる一組の男女がいました。
あろうことか、男の方は一方通行。
女の方は、見た目まだ十歳前後の幼女でした。
うわぁ、と言う声が反射的に漏れました。俺の仲間も脱力したようです。

132とある襲撃者Aの証言:2006/03/21(火) 00:43:06 ID:WCKNNSL2
軋むソファと一方通行の喘ぎ声、そして邪悪な笑みを浮かべながら
その純粋そうな容姿に全く似合わない淫猥な言葉で奴を責め続ける幼女。
幼女の手にはバイブレーターが握られています。やはり年不相応で似合いません。
一方通行は今まで俺が見たことの無いような淫らな、けれど羞恥と怒りに満ちた表情をしていました。
よく見ると彼の日に晒した事の無いような白い身体はあちこちに青痣が出来ていたり、妙な液に濡れていたりします。
なるほど、彼は幼女に犯され、罵られ、散々痛めつけられているようです。
粘り気のあるぐじゅ、と言う水音がいやらしく響く中、幼女はふふんと不敵に笑いました。
そして一方通行との結合部から奴の肉棒を抜いて、指で擦り始めました。

「ふふっ、気持ち良いんだねぇ……
そうだよね、今まで何もかも反射してきたんだもんね敏感だよねってミサカはミサカは囁いてみる」
「あ、ぃや……そ……ンな……ちょ、オマエはッ……!!」

一方通行は幼女の言葉に反抗するものの、やはり人間の生理にだけは抗えないのか、
奴のソレはだんだんと太さと固さを増してきています。
幼女の笑顔には一片の慈悲も無く、恍惚に満ち溢れていました。
やがて奴の肉棒から白い液体が発射されました。
天下の一方通行も性欲には敗北したようです。

133とある襲撃者Aの証言:2006/03/21(火) 00:43:55 ID:WCKNNSL2
幼女にイチモツを扱かれる一方通行を見ながら俺は、いや俺たちは呆然としていました。
まさか一方通行にそう言う関係の女がいただなんて。
しかもそれは、まだ女とは呼べないほど幼い少女だっただなんて。
第一印象はうわー、あんな幼女のだとキツそー、でしたが、
よく見るとその幼女は可愛らしい容姿をしていました。
サラサラの茶髪に大きな瞳、あどけなく固さを残している胸、肉薄な太股や尻。
俺にロリ趣味はありませんが、そのときばかりは少し性欲をもてあましていました。
ちくしょう、あんな可愛い子に嬲られるなんて羨ましい。
心の片隅でそんなことさえ思っていました。
俺の仲間も彼らの行為に目が離せないみたいで、最初の目的を忘れてしまっていたようでした。
そう、そこで思い出したんです。
俺たちがここに来た目的を。

―――今がチャンスだ。

俺はそう直感し、彼らの情事真っ只中の現場に飛び込んでいきました。
仲間など放っておいて、ただがむしゃらに一方通行めがけて走っていきました。
これで俺は学園都市最強になれる。
そう確信しながら。


けれど、一方通行に殴りかかる寸前で幼女と目が合ってしまいました。
続いて一方通行とも視線が交差しました。

134とある襲撃者Aの証言:2006/03/21(火) 00:44:33 ID:WCKNNSL2
「…………」

数秒の沈黙。
―――そして。

「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

耳をつんざくような悲鳴と、顔面への衝撃。
そして「覗きだよ犯罪者だよどうにかしてよってミサカはミサカは助けを求めてみる」と言う
甲高い声と再び衝撃。

そこで俺の視界はブラックアウトしました。
それからどうなったのかは、よく覚えていません。
ただ、気がつくと病院の一室にいました。

俺はあと一ヶ月この病院のお世話にならなければいけません。
一方通行を倒そうというチャレンジ精神のある方は気をつけてください。
いえ、一方通行に、ではありません。

あの、名前も知らない幼女に、です。




135とある襲撃者Aの証言:2006/03/21(火) 00:45:37 ID:WCKNNSL2
後日談。

「ねぇねぇこの間来た人たちが色々と忘れて行っちゃったんだけど」
「…………何だよもうイイ加減にしてくれ」
「その中に縄があったから、今度は縄プレイでもどうってミサカはミサカは」
「ごめん、正直オマエにはついてけねェわ」

-------------------------------------
エロくなくてごめんよ。
徹夜明けの勢いで書いた。今は反省している。

136■■■■:2006/03/21(火) 11:17:43 ID:1ZLPgVTs
>>135
エロく無いがワロスw
しかし一方さん、いくらでも抵抗できるのにされるがままなんて
口では何とでも言おうが体は(ry

137■■■■:2006/03/21(火) 20:45:35 ID:.t2n2pYI
>>135
超GJ
俺はエロいと思ったし笑えたし最高だったぞ
バイブ片手の打ち止め想像して萌えた(爆)

138■■■■:2006/03/22(水) 22:03:21 ID:fLvxjdB6
バイブで開発済みの一方(;´Д`)ハァハァ

139■■■■:2006/03/24(金) 16:18:10 ID:vZzioJ2Y
1/3
小萌先生宅で暴飲暴食をおこなった禁書
「当麻、今帰ったんだからー!」
酒が入っていた。玄関開けたら二分でバタン。
「グー」
普段禁書は布団で寝ている。当麻は風呂場で寝ている。
禁書としては当麻も一緒の布団で寝たほうが快適だし、
家主なんだからもうちょっと主張してもいいと思っていた。
 それに年頃の娘さんが傍にいるのに、青少年にそれを
避ける様な行動をされてしまうとそれはそれで悲しいもの
なのだ。
「むにゃむにゃ。ん〜。お腹が〜。お手洗いさんにいかないと駄目なの〜」
草木も眠る丑三つ時。布団を纏ったままにズリズリと
トイレットへ向かっていった。
 ガチャー。グイッガチャン。
扉を開けるとそこには、毛布に包まった当麻が世の中の
辛さを一身に背負ったような険しい顔で眠りについていた。
「とうま・・・寝てるときぐらい可愛い顔をしてればいいのにぃ」
当麻の寝顔を眺めまわした後、このまま一緒に寝ようと思った。
布団もあるし。
「あーっと、うんしょと。・・・ん、ばっちり」
まだ半分寝ぼけながら、風呂桶で三角座りして寝てる
当麻の膝を抱える両手に割って入ると前から布団を
被せて、当麻の胸に背中を預け両手は自分の前に
持ってきた。
「おやすみなさいとうま」
就寝。

エマージェンシー
エマージェンシー
エマージェンシー
この先はとんでもないことが起こって引き返せないことになる!
常人にはとても耐えられない、早く引き返すんだ!
・・・警告はしたぞ?・・・したからな?・・・諦めろ。

140■■■■:2006/03/24(金) 16:19:39 ID:vZzioJ2Y
2/3
草木も踊る午前4時。腹部にただならぬ激痛を覚えて
眼が覚めた。
「んっ。・・・・・・っつ!?」
何時もと違う場所で眼が覚めて自分を抱きかかえるのが
当麻の腕で、少し顔を回すと当麻の顔がそこにあった事に
驚いた。
「と!とっとっとっ・・・イタタタタ」
お手洗いと間違って当麻の眠るお風呂場へきたこと、
あんまりにも厳しい顔をして寝ている当麻を見かねて
一緒に寝ようと思ったことを、腹痛と共におぼろげながら
思い出せた。
「この状況は嬉しいけども、インデックスはお手洗いに
行かねばならないのね」
当麻を起こさないようにゆっくりと胸の前で組まれた当麻の
腕を外そうとする・・・・・・外れない。
「と、当麻。インデックスは少しピンチなので、意地悪しない
で外してくれると嬉しいなあ・・・とーっ!」
小さな声で眠る当麻に抗議を告げると、今度は少し気合
を込めて当麻の腕を持ち上げてみるが外れなかった。
「あっ」
力んだ拍子に少し漏らしてしまったようだ。
幸いにも小さな方だったが、これ以上時間を掛けると
とんでもないことになりそうだった。
「も、漏れちゃうよぅ。もうこーなったら最後の手段なの!」
遂に我慢の限界に達したお腹をかんがみて当麻の腕に
少々噛み付かせてもらってひるんだ隙にお手洗いに駆け
込むことにした。
「ゴメンね当麻、あ〜n」
あ〜んと口に力をこめたところ、背後で異変が起こった。
口をあんぐり開けたまま後ろを見ると、当麻が目を覚まし
ていた。
「おわぁっー!!!インデックスおまっ!なに!?ドッキリ!?」
大慌てで禁書を引き離そうとする当麻だが狭い浴槽で
急に動いたものだから頭は打つわ、手をぶつけるわ、
インデックスは柔らかいわ、で更に混乱してしまった。
「あっ、当麻!ダメなの!そんなに動くと、もう持たないんだから!」
腕に噛み付き涙目で窮状を訴えてみたおかげで
当麻の混乱はなんとか収まった。
「いてぇー! ・・・と、ととと。インデックスど、どうしたんだ?」
必死な表情で腕に噛み付く禁書をどう扱っていいか
わからないまま、取り合えず肩を揺すってみた。

141■■■■:2006/03/24(金) 16:20:26 ID:vZzioJ2Y
3/3
そこまでが。 
インデックスの。
我慢の。
限界だった。

「あっあっあーっ!あーーーーーーーーーーーーーっ!!!」
ブビィブビュービューブリブリブリ、ブッブッブブ
「いやぁ・・・あぁ・・・・・・」
ショーーーショロショロショロ・・・
当麻に肩を揺すられたところで全ての我慢が崩壊して、当麻
の膝の中で水のような糞便と、お酒のせいで匂いのきつい
聖水を一緒にして勢いよく一気に放出してしまった。
「とうまぁ〜みないで、みないでぇ。みたら・・・ダメなの・・・・・・」
ブリ。
当麻の顔を見ながら告げた言葉の終わりに
最後の一欠けらがインデックスのお腹の中から、卑猥な音と
共に吐き出された。
「・・・・・・」
インデックスは当麻の顔を見ながら泣き笑いの表情で
最後の排便をしながら気絶してしまった。


            〜後日〜


「当麻、あの時のことは絶対に誰にも言っちゃダメ!」
真っ赤な顔でほっぺを膨らませながら当麻を睨みつける。
「わ、わかってる。わかってる。何時もの不幸だ、絶対に
申しませんともお姫様。・・・いや女王様?」
あの時お尻を濡らした暖かい聖水を思い出して禁書が
頭の中で女王様へと変わっていた。
「おわっ!口に出てる!?」
「なんなの当麻?インデックスは女王様よりお姫様の方が
いいと思うのだけど、やっぱり女王様みたいな高貴さがにじみ
隠しきれてなかったりする?」
ちょっと不思議そうな眼をして上目遣いでこちらの眼を覗き込んでくる。
あの時の、インデックスが気を失う最後の瞬間を思い出して、
とても、ドキドキ、する。
「む?とう・・・・・・あっ・・・・・・」

〜Fin〜

142■■■■:2006/03/24(金) 17:34:21 ID:vZzioJ2Y
さすがに自分の嗜好は問題なんじゃないかと思った
インド人を右に
いまはザンギしている

143■■■■:2006/03/25(土) 12:51:39 ID:xKVglLDw
こっちで聞くか
エロパロ板での検索ワードを教えてくれ

144■■■■:2006/03/25(土) 13:41:26 ID:lOWSYboo
「ライトノベルキャラで」 あっちに禁書のみのはないから。

145■■■■:2006/03/25(土) 16:50:32 ID:xh99l70g
>>144


146■■■■:2006/03/25(土) 21:34:09 ID:bcJeHy3g
>>142
君の嗜好に、問題なんか一欠けらも無いさ。
ブラボー

147■■■■:2006/04/01(土) 18:23:28 ID:ZBtYZ8/o
 奇妙な味が喉を通った。苦いような、甘いような。胃へと流れ込むそれに、
脳は拒絶反応を示すも、だが彼女は吐き出したくなる衝動を抑え無理矢理飲み込む。
 案の定、と言うべきか、神裂は喉の奥まで広がるその味に咳き込んだ。
 苦しげなその様子を心配するような目で、土御門は神裂を見下ろす。
「大丈夫かにゃー、ねーちん。無理して全部飲まなくても……」
「いえ、平気です」
 土御門の言葉を遮って、神裂は熱っぽい上目遣いをする。
 身の内に篭る熱に翻弄されている彼女の姿に独特の色気を感じ、土御門は身震いした。
「初めて飲んでみましたが、美味しくはありませんね……」






「このポーションと言うものは」
「全く同感だぜい。これじゃHPが回復するどころか減少するにゃー。あれ? 俺らアンデッド系?」

遅れ馳せながらポーション飲んだ。なんだあの味はorz

148ミサカ10774号:2006/04/01(土) 20:42:25 ID:Q/ksHSSA
 御坂御言は新しい能力の開発に余念がない。
 LV2だった頃から自身の向上には全力を尽くしてきたし今でもそのそのようにしている。

「大体が自分にできることの限界が判らないとか、
いま一歩の所で努力が足りませんでしたとか、そういうのが嫌いなのよね」
 現在できる事があり、必要を感じたのなら全力を尽くす主義なのだ。

「だから今やってるこれも必要なのよ。
決して不純な動機とかではなく純粋に自分の力がどれぐらい応用を利かせられるかを試してみるだけであって。
べ、別にあんな奴の事なんかこれっぽっちも・・・」
 そこで御言はアイツについて考えるのを中断した。

「え〜と、だから脳内の走る信号は電気や体内物質で生み出されるわけだけど、
結局は電気信号になるのだから、的確な電気信号を相手の頭に送り込めれば
・・・脳と記憶の関係は私の能力では扱いきれないデリケートな所だけど・・・
擬似的な感覚を送り込む事は出来るはずなのよね」
 御坂御言は能力を決して見境なく使ったりしない。
 それが多きな力を持つものの義務だと思っているし、わざわざ小さな労力で済む所に
大きな力を使うのは馬鹿馬鹿しいと考えているからだ。

「で、でも。アイツには正面からでは全部防がれたわけだし、新たな方向から攻めてみるだけで・・・
こ、これは決してアイツの事をどうこうしたいとかフニャフニャになったアイツが私を求めてくれば
まあやってしまった者の責任として優しく手当てしてあげなきゃならないなぁとか考えて・・・少しはそりゃって」
 そんな事を口に出してるとも思わないまま、構成も出来上がったので両手の間に電流を生み出してみる。

 今回のは威力でなく電気信号としてのパターンが大事なので、
電流も電圧もそれほど高くないが、脳まで信号を送り込むのには問題ない程度には威力がある。

 そして御坂御言は実はこれを一度自分に試してみたことがある。
その効力には眼を見張る物があり・・・結果シーツが一枚お亡くなりになって布団もその日のうちに取り替える羽目になった。

「よし」
 つまり何がしたかったのかといえば御坂御言は相手を傷つけず取り押さえる方法の一つとして、
相手の脳味噌に「気持ちいい」信号をパンクするぐらい送り込んでしまおうとしているのだ。

「これでアイツが前後不覚になってしまうのは不可抗力よね。うん」
 御坂御言の妄想の中ではアイツこと上条当麻がヒンヒン言いながら足元に可愛くすがって来る光景が広がっていた。

 結局。

 妄想に浸ったまま更に電圧をギリギリまで上げたところで、
白井黒子がお姉さまの両手の中にすっぽり収まる形でテレポートしてきたのは
全く不幸な事故だったとしか言いようがない。

149ミサカ10774号:2006/04/01(土) 20:44:50 ID:Q/ksHSSA
2
 ドアを開けて何時ものようにお姉さまの様子を伺って胸元にテレポートした白井黒子は、
脳味噌から繋がる快楽神経に成人男性でも悶絶するほどの快楽信号を脳に直接叩き込まれた。
バチッと。

「っっ・・・!えうぅっん!おねへひゃま!?nっひんんっ」
 白井黒子はお姉さまの腕の中で可愛く泣くと、あっけなく失神してしまった。

「くわっ〜〜!?あああ、あんたって子は。なんてタイミングで・・・ふんとにもう毎度毎度、無茶ばっかりするんだから!」
 相変わらず考え無しの後輩にはもう何度驚かされたことか。
 ベッドの上で気絶した黒子を抱いて背中をさすりながら過剰な電気信号を慎重に取り払う。

「ま。とにかく黒子は気を失ったから、まず証拠の隠滅を図らないといけないわね。まず黒子とシーツ、ベッド、か。」
 失神は能力の実験だとごまかせても、その、黒子の股間から流れちゃってるオシッコや他の何かを始末しなければい

けない。
 可愛い後輩を無闇に辱めて良い訳はないのだから。

「よいしょっとぉ。ジャバジャバ・・・・・・・・ちょっ、ちょっとこれは」
 黒子を裸にしてお風呂場で洗う。
 幾等シャワー室で裸を見てるといっても同年代の女の子のアソコをじっくり見る事はない。

 アソコを流す手がヌルヌルするのを意識しないようにしながら、お尻の方にも手を回してお湯をかける。
 その過程でキチンと洗えたか確かめる為覗いたアソコは名前負けしないほど立派な茂みが黒々と林立しており、
未だ毛の生えない御言は暫しの間黒子のアソコに見入ってしまう。一寸毛をつまんで手触りを確かめたり。

「くっ。ま、まだ若いんだから大丈夫よねw でも・・・黒子め。胸の方も結構育ってるじゃないのよ!
でも他の子の身体って結構ドキドキするわね」
 事のついでに左手で胸の育ち具合も確かめてしまい御言は自己嫌悪に陥って
茂みの方が新しくぬかるみ始めたのには気付かなかった。

 だから。我に返って洗い終わった黒子を抱きかかえる時。
 目 を 覚 ま し て い た 黒子に「あいしてますおねえさまぁ!」と押し倒されても
動転して対処できなかったし。唇を奪われて中に舌まで入れられたのも苦しかったのに
「黒子ってば柔らかくて気持ち良いかも」とか混乱して舌を絡ませてしまったり。

「んっんうっ おねえさまはぁ はっ はぁふぅnぇおねえさま おねへさはぁ」
 何時の間にか衣服を飛ばされてしまっていた御言のつま先からツルリとした股間までじっくりとアソコを擦り付けながら、
片手でお尻を撫でて鷲掴んで感触を確かめて、もう一方の手は抵抗する御姉様の手にギュッと指を絡ませた。
 その上で小まめに舌を吸って、息が続かなくなると黒子は御姉様の目瞼と言わず眼球から耳の穴から鼻の穴まで舐

め上げた。

 野生タガが外れたというか、黒子は何でも舐めたし何処でも吸った。

「あーーーっ!あっああっつもぅ ん・・・・ だめんっ・・・・あはぁ っはぁっ あぁ」
 こちら御坂御言は涙も吸われ涎は舐められ鼻水も啜られアソコはどっちのナニがナニだか判らないぐらい混ぜられて、
ほんの少しして御言は色んなお汁を搾り出した疲労感と悦楽で動けなくなっていた。 
 まあその後も、一匹の獣と化した白黒は御姉様の身体を優しく激しく蹂躙し続けたのだけれども。


〜 ア スコシ タイム アゴー〜

 御坂御言は当初の計画通り。
前後不覚に陥った一匹の獣を優しく介護したわけだけれども。
その眉間には険しい溝が刻まれているわけで。 
「不覚だったわ」
「お姉さま。どうなさいました?」
 その傍らには腕を絡める白井黒子が笑っており。
可愛い後輩の腕を解くのが出来無くなった自分が居る訳で。


〜Fin〜

150ミサカ10774号:2006/04/01(土) 22:05:01 ID:j6.qVU2E
〜 ア スコシ タイム アゴー〜 バルスwww
gj ところでどうでもいいが黒子は胸部大平原の設定だった気がする

151ミサカ10774号:2006/04/01(土) 23:22:10 ID:Y.1ctS1c
あと、御言ってのは仕様か?

なんにせよGJ。
だんだんエロパロも揃い始めて来たな。

よーし、エロパロ専用保管庫を…(嘘

152■■■■:2006/04/07(金) 01:09:07 ID:yx2l5F9.
ひとかたに女装プレイを強制したい

153■■■■:2006/04/08(土) 00:18:02 ID:9.oHDsBo
っつか打ち止めに女装調教だよ

154■■■■:2006/04/09(日) 14:08:54 ID:i9G0XV1I
むう、貞操帯ネタだけ見つからないなぁ

155■■■■:2006/04/10(月) 14:11:34 ID:o1fScro2
>>152>>153
無論セーラー服だな

156■■■■:2006/04/11(火) 09:28:29 ID:WgA/pIoE
つまりテンパった白井がビリビリを調教するのを希望と。

157■■■■:2006/04/11(火) 21:21:36 ID:DSifMFwU
>>154
ttp://red.ribbon.to/~eroparo/sslibrary/t/toarumajutu02.html
たぶんこれのこと?

あー、御琴ラブラブ読みてぇ。原作最新刊は萌えすぎるぜ。

158■■■■:2006/04/11(火) 22:11:26 ID:.WeokKzc
誰だエロパロ板に禁書スレ立てたのは
立てたからには自分で書けよなー、と言いたい

159■■■■:2006/04/11(火) 22:20:57 ID:P83wMX.w
一応、誘導はかけておいたが、気休めだなぁ

160■■■■:2006/04/13(木) 14:16:09 ID:IucCNTJ2
>>152>>153>>155
職人様の光臨をお待ちしております

161■■■■:2006/04/25(火) 08:46:33 ID:a6ozp4RY
>>158>>159
エロパロに投下しますた

162<幻想殺し>:<幻想殺し>
<幻想殺し>

163■■■■:2006/05/05(金) 16:35:42 ID:VfJQeAQY
こっちとあっちって分けてる必要あるのかな?かな?

164■■■■:2006/05/06(土) 22:34:52 ID:b4CbFWTI
エロパロスレに新作?きてたー
これであっちが本筋になっちゃうのかなぁ

165■■■■:2006/05/16(火) 21:40:32 ID:P02RhHtc
こっちはこっちで頑張っちゃったりしないのかなー?

166■■■■:2006/05/22(月) 14:37:07 ID:zKfCyZBU
とりあえずここは一時保管庫として扱うとか?AAスレみたく

167■■■■:2006/05/22(月) 23:30:28 ID:eUFKTebw
それは一考の価値アリかも>一時保管庫

168■■■■:2006/05/26(金) 23:26:01 ID:XXzc2u7U
というと、どういう感じなんだ?

・当麻×ねーちん
とかそういうネタ保管所的?

169■■■■:2006/05/27(土) 00:35:00 ID:lZ.Mv3Yo
火野神作×他
という鬼畜ねた的な攻め展開とか?

170■■■■:2006/05/31(水) 09:43:54 ID:rWMK1Gfg
向こうに投稿されたSSを貼り付けといて
保管庫が出来るまでの繋ぎにってことじゃね?

18歳未満とくっきり区別するにはindexとはわけにゃね
とりあえずwikiの勉強してみるか

171 ■■■■:2006/06/10(土) 07:34:27 ID:z/rZJC.w
保守

172<幻想殺し>:<幻想殺し>
<幻想殺し>

173■■■■:2007/10/24(水) 18:57:23 ID:E7I/ux/Q
衣服を透かして女性の裸体を盗撮する透視カメラというものが市販(無線雑誌ラジオライフなどに広告掲載)されており、それを改造したもので「家やマンションの中の様子を建物の塀や壁を透かしてくっきりと盗撮」する盗撮器を所持!!
警察無線の傍受も行っている北朝鮮国籍の要注意人物!
通報情報
名前 杞山 岳史(キヤマ タケシ)
本籍 大阪府東大阪市太平寺2丁目3番4号

住所 大阪府東大阪市柏田東10-9

通報先
大阪府警 公安課
0669454744

大阪府警 メールで通報・犯罪者を逮捕しよう!
gazo110@abeam.ocn.ne.jp
警視庁 公安課
0335814321
東北公安調査局
0222564161
中部公安調査局
0529514531
中国公安調査局
0822285141
四国公安調査局
0878226666
九州公安調査局
0927211845

警察に確認をとると犯罪者検挙協力者への警察表彰の審査基準をみたしている案件であり、通報しておくと、杞山が逮捕された後で警察表彰を送られるとのことです。

174■■■■:2007/11/24(土) 16:56:08 ID:xiiAb3II
sageを下位にageを上位に優先する(ageてスマソ
年齢制限無しを下位に18禁を上位に優先する
↓14巻
性欲を上位に敵意を下位に=上条×五和

175■■■■:2007/11/24(土) 19:36:46 ID:lJ8XTN7Q
そもそもこのスレはいらない子な気が。

176■■■■:2007/11/24(土) 23:55:01 ID:rNXPFN.2
要るとしてネタバレスレみたいにsage指定か?

177■■■■:2007/11/25(日) 17:30:39 ID:mMLIY5n2
>>174 待て!もう少し考えてみろ 五和は槍を持ってるよな?それを使って上条
とのSM物ならできる(五和×上条)
>>176 そうなるだろうな

178■■■■:2007/12/28(金) 23:30:46 ID:ZVGOy3ZY
場合によっては避難所になりそうですよ、ここ

179■■■■:2008/01/16(水) 22:26:42 ID:t6xPZQ.Y
久しぶりにageて作品を期待してわっふるわっふるしてみるぜ

180■■■■:2008/01/16(水) 22:45:51 ID:8oJ2Ynbc
というか禁書のそういうスレは別の所で繁盛してるしなぁ……。
ここは殆ど避難所の様な気が……。

181■■■■:2008/01/18(金) 23:34:51 ID:o50/jvNg
避難所とはなんぞや

182■■■■:2008/01/19(土) 10:37:03 ID:QsQLEVWY
避難所なのか

183■■■■:2009/07/09(木) 21:07:31 ID:qued9TIU
俺×インデックス

184■■■■:2009/11/02(月) 17:01:04 ID:5ZtnubBY
五和がかわいすぎてつらい・・・

185■■■■:2009/11/02(月) 18:50:35 ID:2yWKDTaA
2ch規制&禁書エロパロスレ雑談化age

186■■■■:2009/11/03(火) 20:45:01 ID:LT/yBEJA
本スレってエロなしだっけ?

187■■■■:2009/11/28(土) 00:22:34 ID:bHlvaTvQ
規制食らってるからこっちに


上黒小ネタ

「んぷっ…当麻さんの……おほひふへはいひひりはへんは…」
「くっ…くわえながらああっ、は、話すなっ…!」
「あー…む…」
「うああっ!く、ろこ…!」
「可愛いですわ、当麻さん…」
「だめだ…出るって!」
「ぜんぶ出してくださいな…」
「すっ…吸い上げられて…絶妙な舌の動き、で…うっ……」
「…っ!」
「だ、大丈夫か?」
「…当麻さんの…すごく濃くて喉に絡まって……美味しかったですわ…」
「く、黒子…」

(省略されました。続きを読むにはここをクリックしてください)

188■■■■:2009/12/04(金) 02:34:32 ID:YZs68l6s
能力封じ&筋力低下&ふたなり化されたむぎのんが絹旗に調教される同人を見る夢を見ました

189■■■■:2010/01/21(木) 16:50:39 ID:6LPdLZtY
くそッ。今朝まで2ちゃんに書き込めたPCもたった今アク禁になった。
なのでこちらに投下します。


 扉のロックが外れる音が玄関の方から聞こえたと思った次の瞬間、
「とうまー! お腹空いたー!」
 インデックスのけたたましい叫び声に、テーブルに肩肘をついてうつらうつらしていた上条は、突いていた肘を滑らせてテーブルに頭を打ち付けた。
「いちち……、不幸だ……。ってインデックスー。帰って来た時のセリフが間違ってますので入って来る所からやり直して下さい」
「それは面倒だから嫌かもー。それよりとうまー、今日の晩御飯は何かなぁー?」
「お前なー、晩御飯は何かなじゃねーよ。大体家主の言う事聞けない子に食べさせる晩御飯なんかありま……」
 そう言って玄関まで出向いた上条。
 さてお説教しようとした彼の目に飛び込んで来たのは、前かがみになってパンツ丸出しのインデックスのお尻だった。
(あれ? 何でパンツ? 何でインデックスはパンツ丸見えなんでせう……?)
 先ほどの怒りは何処へやら、健全な男子コーコーセーの頭の中はパンツで一杯だ。
「どうしたの?」
「はい?」
 次に気が付いた時には、キョトンとした顔で自分を仰ぎ見るインデックスが目の前に居た。
 途端に我に返って数メートル飛びずさった上条は、
「何? いきなり逃げるなんてちょっと失礼かもっ」
 飛び出さんばかりに跳ねる心臓を抑えながら、頬を膨らませるインデックスの姿を改めて観て愕然とした。
「どどど、どうしたのはこっちのセリフだぁ! お、お前、修道服はどうした!?」
 そう言って指さす先には、いささか窮屈そうな水玉のワンピースを来たインデックスが居た。
「迷える子羊に貸してあげたんだよ」
 そう言って急に照れくさそうにするインデックスに、上条は依然驚きを隠さずに、
「ま、迷える子羊って……どどッ、どこのどいつだ!?」
「うーん……、自分の事を『ミサカはミサカは』って言う小さな女の子だったよ」
「な、に?」
 インデックスの発した聞き間違い用の無いフレーズに、上条の顔が微妙に引きつる。
(打ち止め(ラストオーダー)か……?)
「最近マンネリだとか、あの人に飽きられちゃったのかなーとか言ってたから、今日一日取り換えっこしたんだよ」
 良い事したでしょ、と言わんばかりににっこりとほほ笑むインデックスに、上条はまだ見ぬ打ち止めの思い人に、エールを送らずにはいられなかった。
「そ、そんな事よりとうま……」
「へ? 何?」
「見た、でしょ?」
「ッ!」
「見た、よね?」
「………………………………………………………………………………………………見ました」
 頬を朱に染めて、はにかみながらしなだれかかって来るインデックスに、上条当麻は何かを覚悟した。

190■■■■:2010/01/21(木) 16:51:13 ID:kPU9fqC2


 一方そのころ、
「ただいまー!! ってミサカはミサカは多分寝ているあなたにも聞こえる様に大きな声で報告してみたりっ!」
 その声にソファーベッドでまどろんでいた一方通行(アクセラレータ)は、ぴくっと肩を震わせると、落ちかけていた毛布を肩まで引き寄せた。
 そんな静かな空間を破壊するかのようにけたたましい足音が近づいてくると、
「ね、ただいまって言ったんだけど聞こえてるのかな? ってミサカはミサカは聞いてみたり」
「…………」
 相変わらず一方通行は起きる気配が無い。
「もう! あなたは本当に一度寝たら中々起きないんだね、ってミサカはミサカは実力行使に訴えてみる」
 そして言葉通り打ち止めはソファーベッドに回り込むと、毛布の端を掴んで全体重を掛けて引っ張った――それが、仇になるとは知らずに。
「!?」
 毛布は何の抵抗も無く一方通行の体からはぎとられると、
「きゃん!」
 態勢を崩した打ち止めはお尻から床に落ちてしたたかに打ちつけてしまう。
 さらに、先ほど引きはがした毛布を頭からかぶってしまい、まさに泣きっ面に蜂の状態である。
「む゛ー! む゛ー!」
 毛布お化けと化した打ち止めが、床の上を這い回る。
 すると、
「うるせェなァ……」
 流石に寝続ける訳にもいかなくなった――と言うかうるさくて目覚めた一方通行がむっくりとソファーに起き上がる。
「寒ッ……」
 そう言って辺りを見回して、もそもそ床を這いまわる毛布を発見すると、無言でその毛布を剥ぎ取った。
「ぷはッ!? はぁ、はぁ、あ、ありがとう。ミサカはまたまたあなたに助けてもらったんだね、ってミサカはミサカはもう少し早く助けてくれたら嬉しかったのにーと言うのは隠しつつ感謝してみたり」
 そして中から出て来た打ち止めをじぃーっと眺めると、
「俺はまだ寝てンのか? 思い出したくもねェもンが見えやがる」
 そう言って毛布を被って、ソファーに横になる。
「何でまた寝ちゃうのかな!? ってミサカはミサカはあなたの突飛な行動に驚いてみたり!?」
「突飛はテメエだこのクソガキ! 何だその格好は? 何処で修道服(そンなもン)手に入れてきやがった?」
「これは見ず知らずのお節介なシスターさんが『マンネリ解消には格好を変えてみたりするのが良いかも』って貸してくれたんだよ、ってミサカはミサカは嘘の様な本当の話をしてみたり」
「あァ……、確かにあのクソガキもウゼェ性格してたな……。で、『マンネリ』ってのは何の話だ?」
「あ……」
 その瞬間、打ち止めの体がぴょんと跳ねた。
「そォかそォか。俺ァてっきりテメエが辛いンじゃねェかと思ってたんだが……」
「はは、あはははは……。ど、どうしたのかなぁー、ってミサカはミサカはあなたの笑顔に思わず後ずさりなんかしてみたり……」
「あ? 逃げてンじゃねェぞクソガキィ。今夜は黄泉川も芳川も居ねェンだ。喜べ。これからテメエの望み通りにたあっぷり骨の髄まで愛してやっからよォ」
 そう言ってばね仕掛けの様にソファーから跳ね起きると、純白の修道服に包まれた打ち止めに掴みかかる――が、
「――あが!?」
 一方通行の体は、まるで時間が巻き戻る様にソファーに戻ってしまう。
 代理演算を停止された――それに気づいた時には、
「貴女の私は代理演算処理は再び活動は停止されました――――!?」
 一方通行に許される、行為は感じる事だけになっていた。
「ふぅ――――。危ない危ない、ってミサカはミサカは胸をなでおろしてみたり」
 そうため息をつくと、やおらソファーの上の一方通行をその場に押し倒した。
「!?」
「うふふ。今日の私は修道女さんだから、迷える子羊にたぁーっぷり骨の髄まで愛してあげるね、ってミサカはミサカはあなたの真似をして言ってみたり」
「貴女は最終結果が待ち――ても知らねェ……ェ?」
 言葉が戻って驚く一方通行の目に飛び込んで来たのは、
(は、は、お、や……)
「じゃ、迷える子羊に祝福を、ってミサカはミサカは――――」

191■■■■:2010/01/21(木) 16:51:55 ID:kPU9fqC2
以上です。
妄想は不滅だー!!
でわ。

192■■■■:2010/01/21(木) 16:56:58 ID:pDoPB2F.


193■■■■:2010/01/21(木) 19:47:44 ID:pH8AeVEM
いちゃぱろってどこなんだっけ

194■■■■:2010/01/21(木) 19:47:54 ID:pH8AeVEM
ミス エロパロ

195■■■■:2010/03/23(火) 21:11:37 ID:iMrGR0Vk
こんなとこあったんですね
ttp://yomi.bbspink.com/eroparo/
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1268258778/

196■■■■:2010/04/05(月) 13:31:14 ID:KdmSFVcE
そこと完全に被ってるのがこのスレの難点だな
もうちょい絞って特殊性を持たせれば良かったのに

197■■■■:2010/05/22(土) 15:55:05 ID:3djCh2kg
age

198Aサイド ◆kxkZl9D8TU:2010/06/24(木) 08:09:20 ID:w82TIxk6
こんにちは、はじめまして。Aサイドと言います。
あっちのエロパロスレは今一雑談先行な感じで敷居が高くなりましたので、こちらに御厄介になりにまいりました。
ご存じの方ももしかしたらいらっしゃるかも知れませんが、こちらでは主にTSスレで色々書いてました。
いや、終わって無い長編が有りますが、あれは必ず終わらせますので。
ごめんなさい。ご迷惑おかけしております。
ウザい自分語りはここまでにして、2スレで投下します。
上条×インデックス
『取り合えずインデックスを押し倒してみた』
よろしくお願いします。

199『取り合えずインデックスを押し倒してみた』1/2 ◆kxkZl9D8TU:2010/06/24(木) 08:10:00 ID:gJy3.5tY
 上条当麻は酷く困惑していた。
 ただそれは何と無く、本当に偶然で、何故そうなったのか本人にも理解出来ない。
 だから――、
「な、なんでとうまは、わ、私の事急に押し倒したりしたの……? り、理由を詳しく、説明して、欲しい、かも……」
 インデックスはそう言ったきり、振るえる唇を噛締める様にギュッと結んで押し黙ってしまう。
 自分の下で身じろぎも出来ずに顔を真っ赤にして見つめて来るインデックス。碧く澄んだ瞳に涙を浮かべたその表情を前に、上条はどんどんいたたまれない気持ちになって行く。
 これではまるで彼女の事を虐めている様では無いか。
「わ、悪い」
 そう言って目を逸らした上条はインデックスの上から退こうとした。
 しかし、それを留めるかのようにインデックスの細くしなやかな指がYシャツの胸元を掴む。
「駄目なんだよ」
 その言葉に逸らした視線をインデックスに向けた上条は、その瞳を真っ直ぐに見つめて来るインデックスから目が離せなくなってしまう。
「イ、インデックス……」
「わ、悪いなんて、謝っても、も、もう遅いかも……」
 その瞬間、上条はガツンと頭を殴られた様な気がした。
 と言ってもインデックスの言っている事も当然だと上条は思う。
 女の子を押し倒して置いて今更詫びの言葉のひとつで済ませられる筈もない。
 思えば男女2人がひとつ屋根の下に暮らしていて間違いが起きなかった方が不思議なのだ。
 今回はこれで終わっていたからいい物の、次も同じようにここでとどまれる保証は無い。
(これで良かったんだ……。思えば今の俺はこいつの知ってる上条当麻じゃないんだしな。偽物はお役御免、て訳……)
 そう心の中で結論付けようとしていた上条の思考は唐突に中断された。
 離れて行くインデックスの顔。唇に残る柔らかい感触……。
 そしてインデックスの口元が微かに綻ぶと、上条の凍りついた思考が徐々に動き出す。
「な、んで……?」
「それこそ、女の子に聞いちゃいけないと思うんだよ」
「あ、でも……」
 俺はお前の知ってる上条当麻じゃ無い――そう言いかけた言葉は、再びインデックスによって遮られた。
「とうまが本当に、初めて私に甘えてくれたんだから、私も迷える子羊の為……」
 そこまで言ってから、インデックスは言葉を切ると、首を左右に振る。
「私が嘘をついちゃいけないね。とうま、私の目を見て」
 その言葉通りに上条はじっとインデックスの瞳の中を覗きこむ。
 湖面の様に澄んだ青い瞳の奥には不安そうな顔をした自分の姿が映っている。
「そんな怖い顔しないで。とうま。ねえ、とうまぁ」
 名前を呼びながら頬を撫でられると、上条は何故だかホッとした気持ちになる。
「ねえ、とうま。私はとうまの事が大好きだよ。だから……、我慢しないで。とうまが今、一番したい事は、なにかな? ね、私にだけ教えてくれると嬉しいかも」
 気付けば頬を撫でていたインデックスの手は、いつの間にか上条の首の後ろに。
 そしてその手に軽く力が込められると、上条の頭は何の抵抗も無くインデックスの方に引き寄せられて行き……、
「んっ」
 2人の唇が触れ合うと、どちらからとも無く小さな息が漏れる。
 そんな3度目の口付けは今までのものとは違っていた。
 上条は触れ合っていた唇を、さらに強引に押しつけてインデックスの花びらの様な唇を割り開く。そうして開いた口の中に躊躇無く自分の舌を忍び込ませる。
 するとインデックスも待ち構えて居たかのように自ら上条の舌に自分の舌をねっとりと絡み付かせて行く。

200『取り合えずインデックスを押し倒してみた』2/2 ◆kxkZl9D8TU:2010/06/24(木) 08:33:45 ID:gJy3.5tY
 吐息と吐息、唾液と唾液が混じり合って、ぷちゅぷちゅともぐちゅぐちゅとも聞える卑猥な水音が2人も耳朶を支配する。
 そして2人はお互いの口を――唇の柔らかさ、舌の力強さと弾力、つるりとした歯の舌触り、歯茎や上顎の裏や頬の内側の凹凸、そして唾液の生ぬるい甘露の味わい――余す事無く堪能した。
 そんな貪り合う様な熱い口付けに没頭する2人だったが、息が続かなくなったインデックスの胸が大きく喘いだ所でそれは中断された。
 口の周りを涎まみれにして荒い息を吐く2人。
 やがて先に復活した上条は、まだ荒い息を吐くインデックスをギュッと抱きしめると肩口に顔を埋めながら、
「いいのかな? 俺がこんなに幸せで」
 そんな言葉に答える様にインデックスは上条のツンツン頭を優しく撫でた。
「ん、は、ぁ……。難しく考えなくてもいいんだよ。とうまは何時だって何だってとうまのままなんだから。で、それよりも――」
「ん?」
「これでおしまいなのかな?」
 インデックスの言葉に上条は一瞬キョトンとした後、
「そんな馬鹿な。俺たちの戦いは始まったばかり……いやもとい、俺の気持ちはこんなもんじゃないぜ」
「じゃあ、その気持ちを見せて欲しいかも。そうじゃないと私の気もひああああああッ!!」
 余裕を取り戻しつつあったインデックスは、いきなり首筋を甘噛みされてのけ反った。
 そして、そんなインデックスの反応に気を良くした上条は、今度は白い喉にゆっくりと舌を這わせて行く。
「はぅぅ……、き、きゅうに、する、んん……、なんて、ず、ずる……ひあ、ああんッ」
「自分でセーブしてたとは言え今までお預け喰らってたんだ。今更止まれって言われたって無理なんだぜ」
「ちょ、ひああッ!? と、とうま!! キャラぁ! キャラがちがひきいいいいッ!!」
 新たな刺激にインデックスはあられも無く悲鳴を上げた。
 見れば上条の指先が、インデックスの着ている服の上から何かを摘まんでいる。
「ブラして無いなんて用意がよすぎるんじゃねえか?」
「そ、それはお洗濯に出しちゃったから……」
 顔を真っ赤にして消え入りそうな声で答えるインデックスに、上条は「ふぅん……」と着の無い返事をしたかと思うと、布越しにもはっきり判る固いしこりを指の腹で素早く何度もねじった。
「ひはああああああ!? と、とれちゃう!! だいじなところがとれちゃあああああああああああああ!!」
「だったらホントの事言おうよ。何でブラして無いんだ?」
「だ、だからお洗た――」
「スピィィドアァァップ」
「きいいいいいいいいいいひひひいいいいいいいいいいいいいいいいい!!」
 敏感なところを激しく刺激されたインデックスが、悲鳴を上げて打ち上げられた魚の様にのた打ち回る。
「と、とうまとれちゃう!! わたしのだいじなところがとれちゃうからああああああああああああああ!!」
「じゃあさっきの質問に答えられるか?」
 上条がそう問いかけると、インデックスは必死で頭を上下させる。
 そして、
「い、いつでもとうまそのきになってもいいようにじゅんびしてました……」
「はい、良く出来たご褒美に……」
 そう言って上条はさっきまで虐めて居たしこりに布越しに被りついた。
「いやらああああああああああやめええええええええええええええええええええ!!」
 ざらつく布に舌を這わし、唾液で湿った布地を強く吸うと、面白い様にインデックスの体が飛び跳ねる。
「ふ、ふくがよごれちゃううう、だめえええええ、よごさないでえええええ」
 そう言われてしまうともっと汚したくなるのが男の性と申しましょうか。
 上条は更に執拗に布越しのしこりを攻撃する。
 既にじっとりと湿ったそこは、しこりの形になっている。
 一段強く歯を立てると、
「いにああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
 インデックスの甘い叫びが部屋の中に響き渡った。

201Aサイド ◆kxkZl9D8TU:2010/06/24(木) 08:34:41 ID:w82TIxk6
以上でした。
途中でNGワードに引っ掛かり慌ててしまいましたが、ガイドラインなどあるのでしょうか?
でわ。

202■■■■:2010/06/24(木) 10:57:31 ID:pnEIvSao
あれ、Aサイドさんだ

203■■■■:2010/06/28(月) 09:27:32 ID:e02Vn1Lo
Aサイドさん期待してます
過疎スレだけど書いてれば人も集まりそうだし


てかNGワードってよく聞くけど何なんだろ?
既に禁書板に700KBは投下してるけど引っかかった試しがない
(ボキャブラリがないだけ?w)

204Aサイド ◆kxkZl9D8TU:2010/07/02(金) 17:50:18 ID:Cz4OxWcY
純粋エロ無しのエロネタ。
しかもグダグダオールスターネタですが。
この後4レス程消費します。

205ぐだぐだ1/4 ◆kxkZl9D8TU:2010/07/02(金) 17:50:59 ID:Cz4OxWcY
 今日、俺――上条当麻は色々と何かが間違っていると実感していた。
 まず、何故だか朝っぱらからインデックスがそわそわしていた。
 天気が大きく変化する日かもしれない。幸い今日は休日だから学校は無い訳で、後は気を付けるとしたらうっかり布団や洗濯物を干してしまうくらいか。
 そんな事を考えていると玄関のチャイムが鳴った。
 誰だろうと思って無防備に扉を開けたら押しかけ女房――いや、神裂火織が申し訳なさそうに胸、いやもとい身体をちぢこませて立っているではないか!?
 どうしてここに、と聞くとちょっと近くを通りかかったとの事だったので、非常に胡散臭いのでそのままお帰り願おうとしたのだが、何やら気が付けばインデックスと一緒に手土産のいきなり団子を食べていた。
「恐ろしいものの片鱗を味わったぜ……」
「どうしましたか上条当麻?」
「いや気にするな、単なる独り言だ」
 出されたお茶も実に美味しい。
 これがあの水道から捻った水を沸かしたお湯で入れたお茶なのだろうか? きっとお茶っぱか何かがゴージャスなのかもしれない。
「悔しいけど出だしは私の完敗なんだよ」
 とはインデックスの言葉だ。何が一体そんなに悔しいのだろうか。いきなり団子にかぶり付く様は鬼気迫るもので一気に食欲が失せた。
「で、神裂先生は何故そこで小さくガッツポーズなんぞして居なさるのでせう?」
「あ、いえ。あなたが気にする様な事は有りませんよ。それより何かお手伝いする事はありませんか? インデックスがお世話になっている手前何か少しでもお返しがしたいのですが……」
「いや気を使わないでくれ。土産までもらったんだからそれ以上は結構だからその本棚には触るんじゃねえええええええええええええええ!!」
「え?」
「ふふふ。そこはとうまの大事な×××な本がたくさん入っているんだよ」
「何故それを!?」
「タイトルも中身も全部言えるけどかおりには教えない」
「か、上条当麻!!」
「はい!!」
「あなたは小さい子が居る様な場所になんて卑猥な書物を所蔵しているのですか!!」
 鬼気迫る顔の神裂が迫る。あまり近づきすぎて胸が当っているのだが、嬉しい様な困った様な大ピンチ。
 と、またもチャイムの音が。
「ちょ、ちょっと待て神裂、客だ!!」
「え? そんなまだ早い……」
 神裂が何か変な事を口走ったがそんな事は関係無い。
 とにかく今は神裂の胸、いや神裂自身から逃れるのが先決。
 万感の思いでドアを開けると、
「き、来ちゃった。あ、でも勘違いしないでよね! たまたまアンタの家の前を通りかかっただけだからね!!」
 御坂美琴がツンデレってた……。
「何ですか? うちの前は抜け道か何かですか? それでうちの玄関は何か声を掛けたくなる様な呪いでも掛かっていますか?」
 女性の人口が増えると男の肩身は立ちどころに狭くなる――筈なのに、
「何でお前らは俺を囲む様に座るんですか!! 何ですか!? 何かの儀式ですだから神裂は本棚に手をのばずんじゃねええええええええええええええええええええええええええ!!」
「は!? す、すいません……」
「ん? 何があんのよ?」
「それはね短髪、」
「インデックス、すとおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっぷ!!」
「もごむご」

206ぐだぐだ 2/4 ◆kxkZl9D8TU:2010/07/02(金) 17:51:20 ID:Cz4OxWcY
 危ねえ危ねえ――、
「アンタ」
「な、何だよおっかねえ顔して」
「何かして欲しい事無い」
 お前もそれか!?
「して欲しい事なんて思いつかねーよ」
「じゃあ考えなさいよ!」
「うお!? 危ねえじゃねえか!」
「ぷは」
 急に電撃なんか飛ばして来るからインデックスに逃げられちまったじゃねえか。
「短髪短髪」
「な、何よ?」
「助けてくれたお礼に情報をあげるんだよ」
「ホ、ホントに?」
「時には私だって敵に塩を送る時だってあるかも」
 何言ってんだあいつら……って!?
「や、止めろインデックス」
 こらお前何を一体口走ろうとしていやがんだ。とまたチャイムかよ!?
「とうま、お出迎えに行った方が良いかも」
「何だよ。もしかして今日の事お前ら何か知ってんじゃねえのか?」
「さあ。それより――」
 またチャイムが鳴ってるよ。行きたくないから帰ってくんねえかな全く。
「行った方がいいかも」
「そうですよ上条当麻」
「私も行った方が良いと思う」
 こいつら……。
 とは言え仕方がないのでしぶしぶ玄関の扉を開けると、姫神秋沙が立っていた。
「遅い」
「何で姫神? おっと、通りかかったとかは無しだぜ」
「…………」
 人差し指を立てたままの姫神の視線が、虚空を、右へ、左へ、左へ、右へ、とウロウロしてる。
「イジワル」
「すまん」
 何故俺が謝るはめになったのか良く判らないが、とにかく客が1人増えて大変な事になって来た。
 ってか、
「御坂は兎も角神裂まで何だその目は? てかインデックス!! お前は姫神に耳打ちするんじゃありません!!」
「上条当麻、見損ないました」
「さいてー」
「君。お姉さん好きはカモフラージュで。ホントは幼女趣味だったの。どうりで……」
「「「どうりで?」」」

207ぐだぐだ 3/4 ◆kxkZl9D8TU:2010/07/02(金) 17:51:39 ID:0lmNaams
「おいおい止めろ止めろ。これ以上カミジョーさんの評判を落とさないで下さい。もうカミジョーさんのライフは0ですよ?」
 最悪だ。何故ロリ認定――予想――になっているのか?
 そもそも最近の蔵書はまだ一度だって使用に使って居な……いッ!?
「またチャイム……」
「とうま」
「上条当麻」
「あんた、ほら」
「そう。待たせては駄目」
 ふざけんなよこれ。上条さん宅は何ですか? 女性の集まるパワースポット的な何かでもあるんですか?
 それならまずこの俺をこのループから解き放ってくれぇぇぇええええええええええええええええええ!!
「上条さん。近くを通りかかったらふと気になりやしてね。もう何人か来てるんでしょ? 今更5人増えたって問題ねえですよね?」
 アニェーゼ、ルチア、アンジェレネ、オルソラ、シェリー……。
「何でお前ら俺の家に集まって来るんだ!! あれか!? パーティー会場のとかですか!! 料理は何もありませんよ? ホームメイド形式だから皆さん持ち寄りでお願いします!! てか何でこうなってる!? え? 誰か答えろ!!」
 何だその全員の憐れむ様な困った様な顔は?
 もしかして本当に知らないのは俺だけなのか? どうなってんだ? これは誰かの陰謀……。
「出て来い土御門!! テメエ以外に考えられっかこんな状況!!」
「にゃー、それは人聞きが悪いぜよカミやぁん」
「ひとんちの冷蔵庫から出て来るような奴にとやかく言われたくねえ!!」
「まあ落ち着いて聞くんだにゃー」
「ああ判った――とでも言うと思ったかこの……」
 と殴りかかろうとしたら全員に止められた。
 あっちこっちふやふやのほにゃほにゃで、俺はこれからどうしたらいい?
「まあ、そう言う事なんだなぁ」
「なにが……?」
「皆のはけ口になれって言ったら判るかにゃー?」
 ハケ口……って?
「おい」
「何だにゃー、カミやん」
「後で一発殴らせろ」
「にゃー、カミやんは覚悟を決めるのが早いぜよー」
 ニタニタ笑いやがってこの変態ロリシス金髪が!! ようは俺はこれからエロパロ的にこいつらに責められるって……!?
「おい土御門!! テメエは玄関から帰れよ!!」
 クソッ!! 何時からうちの冷蔵庫……、
「な、何だよお前ら……?」
「さっきの話の通りっすよ。と言う訳で、まずは順当にインデックスからで問題ねえっすかね」
 何言ってやがるアニェーゼ!?
「まだ全員そろっていませんよ?」
 おいおい神裂ぃ……。
「すぐ集まんだろ? どうぜ順番も直ぐには回ってこないんだから、始めちゃってもいいんじゃない?」
 シェリーも……。

208ぐだぐだ 4/4 ◆kxkZl9D8TU:2010/07/02(金) 17:54:14 ID:Cz4OxWcY
「それでしたら全員並んで順番にひと刺しずつの方が仲が良くてよろしいのでございますよ」
 オルソラぁぁぁぁぁあああああああああああ!!
「うわ、そしたら全員棒兄弟ですね」
「ア、アンジェレネ!? あなたはどこでそんなはしたない単語を!?」
 ルチアは相変わらずで少し安ら……がねえよ……何か真っ先に脱いでるし……。
「私……」
「大丈夫。自信を持とう」
 何か御坂と姫神が和気あいあいとしてるのが変な感じだ。ってかお前らもかよ!?
「じゃあとうま」
 嗚呼、こうやってなし崩しに俺は女の子――一部除く――と……、
「不幸なのか? いや不幸だろ。そうだ! 不幸だあああああああああああああああああああああああああああああ!!」



おわれ


以上です。
書くのはこれくらいぶっちゃけてた方が楽しいのですが、これだと禁書の必要が無いですね。

>>203
2chでは一度も引っかかった事はありませんが、こちらではあるのですNGワード。
何回か引っかかってます。
正直テンプレか何か欲しいです

209■■■■:2010/07/02(金) 18:32:22 ID:wX9uQ3wo
ツヅキ マッテマス

210Aサイド ◆kxkZl9D8TU:2010/07/16(金) 17:43:56 ID:/tsJ135U
こんにちは。
久しぶりの投下です。
これは以前に2chで投下したものの焼き直しで、視点をキャーリサのモノにしぼる様に努力しました。
上手くいっていると良いのですが……。
キャーリサ×上条で、『とある誰徳の英国王室』21レスと長いですがお付き合いください。
でわ。

211『とある誰徳の英国王室』 1/21 ◆kxkZl9D8TU:2010/07/16(金) 17:44:48 ID:ox4zVaJw
 とある和やかな昼下り。英国第二王女キャーリサは女王(エリザード)の勅命(オーダー)により、学園都市にたった1人で乗り込んで来ていた。
「さってー、この辺りに居るって情報だったのだが……」
 後は大丈夫だしと言って帰してしまったが、ここまでの案内役にしていた金髪少年によれば、上条当麻はこの公園に居るとの話だった。
 上条当麻――英国の危機を救った裏の立役者。人によっては世界の敵。そしてキャーリサにとっては女王(ははおや)以外で自分を面と向かって説教をくれて、尚且つぶん殴られた相手である。
 キャーリサの受けた勅命は、その上条に女王直々の書簡を手渡しして来る事だった。
 額に右手を庇の様に翳してキョロキョロするキャーリサ。
 そんな彼女の今日の服装は、サングラスに真っ赤なレザージャケットと、これまた真っ赤なレザーのミニスカート、極めつけに真っ赤なタイツに真っ赤なハイヒールと言う、あからさまなボンデージルックだ。
 普段はひっつめてある金髪も今日は垂らしていて、豪奢な金髪ロングに類稀なるプロポーション、更に先のエロい格好の彼女が公園をうろついて居れば目立つ事この上ないのだが、幸か不幸か公園に人影は無い。
 暫くキョロキョロしながら公園を歩きまわっていたキャーリサだったが、
「お、居た居たー♪」
 ベンチに座って何かしている上条を発見して嬉しそうに声を弾ませる。
「おととと。喜ばしーのは、これでこの煩わしー国から帰れるからな訳だしー」
 そんな誰に聞かせるつもりかも判らない独り言を呟くと、つかつかとヒールの音も高らかに一直線に上条の元へ向かって行く。
 途中で食事中だと気が付いたが、そこは王女様だ。自分の要件が第一優先であるから、もちろん当然の如くに上条には食事を中断してもらう事に決めていた。
「さあーって、次はな、ん、に、すっ、か、なぁ……」
「何をしているの少年?」
「ふえ?」
 声を掛けると、あの間抜け顔が、本当に間抜けた面でこっちを見ている。
 きっとこんな場所に英国第二王女が来ている事に驚いているに違いな――、
「だ……、誰?」
 その一言にキャーリサは律儀にずっこけて見せた後、
「あれー? 私ってそんなに印象薄かったの? これでも結構第一印象は気にしているのだが……。うーん……」
 口元に拳を当てて考え込んでしまう。
 確かに服装が違うから少しは見間違えるかなーとは思うのだが、こう、何と言うか王室特有のオーラと言うものをこの少年は少しも感じないのだろうか?
 などと考えていて、ふと顔を上げると上条がその場を立ち去ろうとしているではないか。
「ん? 何処に行くつもりだお前?」
「え? 何か取り込み中みたいだから邪魔しちゃ悪いかと思って場所を移動しようと……」
「余計な気遣いありがとー」
 取り合えず上条にはもと居たベンチに――強引に襟首を掴んで――御戻り願ったキャーリサは、
「私はお前に用が有ってここに来たのだし、大人しくそこに座っているの。か、み、じょ、う、と、う、ま」
 グイッと目と鼻の先まで顔を近付けてからサングラスを外してみせると、
「キャ、キャーリサ!?」
 叫び声をあげる上条にやっと気が付いたかと満足してから、王室特有のサービス精神からちょっとだけからかってやる事にした。
 まず眼を細めて、口元を掌で隠して、表情は、驚き六〇パーセント、不機嫌四〇パーセントをブレンドして……。
「あら、あらあらあら、私を呼び捨てする? ふーん……。流石は英国の危機を救った男は一味違う――とは言えこの厚顔にして不遜な振る舞いは万死に値するの」
 その一言に上条の表情が強張ってあからさまに青ざめる。

212『とある誰徳の英国王室』 2/21 ◆kxkZl9D8TU:2010/07/16(金) 17:45:12 ID:ox4zVaJw
 するとそれを見たキャーリサは堪え切れずにぷっと吹き出しまった。
「嘘嘘。冗談だしー。そんな堅苦しーのは私も得意では無いから、ト、ク、ベ、ツ、に、お前には私を呼び捨てにする事を許してつかわすの。ほほほほほ」
 今度は右手の甲を左頬に当てて、いわゆる女王様ポーズでしてやったりのポーズを取った。
 と、程なくしてショックから立ち直った上条がこちらに向き直る。
「何しにここへ?」
「愛しのお前に会いに――」
 即座に返した返答に上条の目が点になる。
(本当にこの少年は面白いと言うか何と言うか、目減りしないと言うか、とにかく飽きが来ないの)
 取り合えず満足したので金縛りを解いてやろう。
「って言ったらどーする?」
「冗談かよッ!? ちょっとドキドキしたじゃねえかテメエ! この、カミジョーさんのドキドキを返せッ!」
 キャンキャンと喚き散らす姿が子犬みたいで思わずあのツンツン頭を撫でたい気分になるキャーリサだったが、流石にそこまでサービスしてしまうと威厳も減ったくれも無くなってしまう。
 ここは不機嫌さを装いつつ、用事をこなしてしまう事にしよう――キャーリサはそう決めると、「ふん」とあえて詰まらなそうに鼻を鳴らしてから上条に膝の上に持って来たものを投げた。
「ん?」
 上条が自分の膝の上に投げられたものを見て不思議そうな声を上げる。
 白を基調とした豪奢な封筒に金を混ぜ込んだ蝋でシーリングされたそれは、英国女王だけが使う事を許されている便箋であった。
「何だこれ?」
「書簡だ」
「書簡?」
 説明しても相変わらずピンとこない様子で書簡を光にかざしたりしている上条に、キャーリサは最後に一言こう付け加える。
「そ。女王からお前宛の書簡」
「じょ、女王って、あ、あの女王から!?」
「他に誰がいるのだ? そんな事はどーでもいいから、さあ早くそれ開けて読め」
「ここでか?」
「ちゃんと読んだ所も確認して来いって言われたの――まったく、私は伝書鳩か何かっつーの」
「(そんな可愛げの有るもんじゃ無えだろ……)」
「何か言ったか?」
「いや全然」
 無意味なやり取りの応酬の中、キャーリサは何かじれったいと言うかもやもやすると言うか、そんな気分に陥っていた。
(この少年は生身の私より、女王(ババア)が寄こした書簡1枚の方がそんなにありがたいの?)
 書簡に嫉妬する自分と言う構図にも気付かずイライラを募らせると、丁度目の前に八つ当たりするのに良さそうなツンツン頭が有るではないか。
「……ほら、ぐずぐずしないで早く読むの」
 キャーリサは言葉と共に上条の頭を平手打ちにした。
「イテッ!? 何すんだ……ああ、読みます。すぐ読みますから少し待てって……」
 2撃目は上条に回避されて上手く行かなかったが、それでもチョットだけ留飲が下がった――と思ったのもつかの間、上条が開けた書簡から漂う香水の香りが全てを台無しにしてくれた。
「あの色ボケババア」

213『とある誰徳の英国王室』 3/21 ◆kxkZl9D8TU:2010/07/16(金) 17:46:01 ID:ox4zVaJw
 思わず口から飛び出した言葉に慌てて口を手で塞いで上条に背を向けてから横目でチラリと確認するが、どうやら上条は気付かなかったようだ。
 その事にホッと胸を撫で下ろしてから、今更と言うか何で体裁を取り繕う必要が有ったのかと、またあのもやもやと言うかイライラが復活して来て、
(何でこの私が少年に一喜一憂しなくてはいけないの!)
 今度は地面に向って八つ当たりをしてしまう。
 そんな1人百面相をしていた時、キャーリサの背後で突然「ぶッ!!?」っと上条が盛大に吹き出したのだ。
「どうした?」
 慌てて振り返ると、そこには信じられないものを見た様な顔をした上条――当社比2倍。いやキャーリサだと判った時の倍――がいた。
 しかも、
「お、お前この内容知ってんのか?」
 上条にお前呼ばわりされた事はともかく、キャーリサは便箋が気になった。
 相手はあの女王である。どんな馬鹿げた内容が書いてあってもおかしく無い。
「おい、ちょっとそれを貸してみろ」
 そう言って上条から書簡を引ったくり、その文面に目を通す。
 簡潔で、そして流暢な日本語で書かれたそれは、何が有っても取り乱すまいと思っていたキャーリサを、驚嘆させるに十分な内容であった。


『英国女王の権限を持ってキャーリサの全人権を上条当麻に譲渡する。好きにしていいよ(ハート)』


 一瞬頭を戦槌(ウォーハンマー)で殴られた様な衝撃が走った後、
「ちっくしょーあのクソ女王(ババア)!! どーりで私にお目付け役の1人も付けない訳だし!!」
 キャーリサは自分が何を口走ったかも気付かない。
 そして正気に戻った時には足もとには便箋の残骸らしきものが散らばっていた。
 その混乱した頭の片隅に、あの時日本製の『コタツ』なるものに入ってオレンジを頬張っていた時の女王とのやり取りが思い出される。


 ――おい娘。
 ――なーによお母様。
 ――ちょっとお使い頼まれてくれ。
 ――嫌だ。
 ――即答かよオイ。
 ――私はオレンジ食べるので忙しいしー。つーか用が有るなら騎士団長(ナイトリーダー)でも呼んで頼めばいーの。
 ――馬鹿。私用であいつを呼び付けたらまた何を言われるか……。てか、もうつべこべ言わないで女王の権限で行って来いよな。
 ――あ、テメエ、娘に言う事聞かすのに勅命(オーダー)って何考えてんだ!? 恥を知るし!
 ――ひひひ。これも女王の特権よ。いいからお前はこの書簡を持って例の少年に会って来いよ。

214『とある誰徳の英国王室』 4/21 ◆kxkZl9D8TU:2010/07/16(金) 17:46:33 ID:/tsJ135U


 あの時の妙ににやけた顔の理由はこれだったのか!?
 あれは今まさにこの事を知ったキャーリサがどんな反応を示すかと内心ほくそ笑んでいたに違いない顔だったのだ。
「犬猫の子供でもあるまいに実の娘を書簡と一緒に送り付けるなんてどー言う神経しているのッ!!」
 キャーリサは引き裂いた手紙を憎き女王(あいて)に見立ててもう一度ガシガシと踏み付ける。
 全くもって何時も何時も娘の事を引っ掻き回してくれる母親なのだろう。きっとまた何か勘違いして1人で突っ走っているに違いないのだ。
 親と言う者は得てしてこうなのか、それともエリザードが特別なのか。とにかくキャーリサとしては、自分の心の中にずけずけと土足で入られた様な気分は非常に面白く無かった。
「誰が上条と会いたいと言ったの!? いや会いたい気も無くは無かったし……でも! でもだ!! それは自分でする事で、三〇間近の大の大人が、親にお膳立てされたって嬉しく無いっつーの!!」
 もう既に書簡は粉々の紙吹雪になっていたがそれでもキャーリサはガシガシと踏みつけ続けた。
 と、キャーリサの足が突然止まる。
 事ここに至っても勅命は勅命、キャーリサに抗うすべは無い。
 このままではあの母親のおもちゃで終わってしまう。
(そ、それは忌々しき事態だし。問題解決には大変不本意だが上条の力を借りるしか無いの)
 そして、油の切れた機械人形の様にぎこちなく上条の方を振り向く。
「なあお前……」
 どう思う? そう言葉をつづけようと思った。
 どう思うの『どう』とは、例えば書簡の内容の事を『どう』思うとか、クソ女王(ババア)の事を『どう』思うとか、それから……、こんな私の事を『どう』思うとか……。
 しかしその言葉は――、


「な、何だよ? 俺が何かしたかよ! お、俺はお前らのオモチャじゃねえんだぞ! 冗談も大概にしろ!!」


 びっくりした様な怒った様な上条の言葉で出鼻を完全に打ち砕かれた瞬間、復活しかけたキャーリサの理性がプチンと音を立てて切れた。
 全ては憎きあの女王(クソババア)だが、そいつは英国の中心部にて今は手のとどかない場所に居る。
(――となれば矛先は上条(こいつ)だ)
 サングラスの下の瞳が獲物を狙う鷹の様に鋭く吊り上がる。
 些か八つ当たりだろうが何だろうが構わない。
 先ほどから何度も何度も自分に対して失礼きわまる態度を取った上条に、キャーリサが何者なのか今一度知らしめておく必要もある。
 思えばあの時――後もう一息で成功する筈だったクーデターを、自分への顔面パンチもろとも粉砕してくれたこの男。
 その後、今度は何を思ったのか敗者たる自分の盾になる様な真似までしてみせたこの男。
(かみじょう、とうま)
 今目の前に居る、何処にでもいそうなこんなちっぽけな少年が、何故に多くの人間の運命に関わるのか?
 怒りの矛先を向けたつもりのキャーリサは、自分の心が見る見るあらぬ方向へと脱線して行くのを止められないでいた。
 このままでは埒が明かない。ではどうするか? このまま退いたとしても少年は追っては来るまい。

215『とある誰徳の英国王室』 5/21 ◆kxkZl9D8TU:2010/07/16(金) 17:46:56 ID:/tsJ135U
(しかし、それでは余りに情けないの……)
 大体それではイギリスに帰ってからの肩身がますます狭くなりそうだ。
 ここは1つどーんと大きな手柄でも持ち帰らなければ、王宮の敷居は跨げそうに無い。
(とは言えだ。あのクソ女王が納得して、且つ私の留飲も下がる様な手柄……)
 と、そこまで考えたキャーリサは内心ニヤリとした。
(居るではないか。直ぐ目の前に。今はしかめ面をしてこちらの出方を伺っているが……フフフ。何、純潔なんぞ犬にでも食わせれば良いと思っていた代物。少年相手に失う事に何の躊躇いがあるの)
 そう考えが決まればキャーリサの行動は早い。
「判った。こうなればお前の子でも孕んで帰らなければ、愛するイングランドの土は踏めないし――」
 努めて淡々と、抑揚無く、上条の心を鷲掴む様に。
「おま……何馬鹿な事言って……」
 案の定驚いた顔をしてベンチに座る上条の腕を掴んでも振り払われる事は無い。
 その事に内心ほくそ笑むも、そこはキャーリサ。おくびにも出さずに、あえて怒ったフリをしてイニシアチブを掴みにかかる。
「馬鹿とはなんだ馬鹿とはッ! これは私の王女としてのプライドの問題だし!! お前は黙って従ってればいーの!!」
 上条の胸倉をグイッと掴んでベンチからひっ立てると、そのままジタバタと嫌がるのをずるずると引っ張って行く。
「馬鹿ッ!? コラ、ふざけんな! そんなん承諾できるか!? ってオイ! 聞けっての、コラ! マジで人の話を……」
 文句を言う割に相変わらず自分の手を振り払えない上条に、キャーリサはほんの少し罪悪感を覚えたが、
(もー後戻りは出来ないの。毒食らわば皿までだしー)
 やがて2人は公園の入り口に止まるタクシーの横まで来る。
 キャーリサがその窓をノックすると後部座席のドアがバクっと開いて、そこへ間髪いれず上条を放り投げた。
「つべこべ言わないでお前はタクシーに乗るの!!」
 しかし上条もただ黙ってタクシーには乗せられない。
 ここに来て最後の抵抗だと言わんばかりに両手を入口に突っ張って、乗せられまいと踏ん張る様な姿勢を見せた。
 所がそれを見たキャーリサは、あろう事か上条の背中を無言でドンと蹴り付けたのだ。
「ゴガッ!? ちきしょう蹴りやがったぞこの馬鹿王女!? ってイテ! くそっ……あがッ! ヒールで蹴ッ!? ごうあ! マジで止めて止めてもう蹴らないで……」
 スカートの中が見えようがお構いなしに蹴り付けるキャーリサに、上条も抵抗する気力を失って後部座席に押し込められる。
 その上に覆いかぶさるようにキャーリサが乗り込むと、タクシーのドアが自動的に閉じた。
「ホテルまで直行して」
 キャーリサの合図で車は走り出す。
 先ほどは思わず地が……、いやカッとなって蹴りつけてしまったので、お詫びと言うか何とい言うか、ぎゅぎゅっと体を密着させながら抱きしめた。
(ふむ、抱き心地はまずまずだの)
 そんな事を考えながらタクシーは一路ホテルへ。
 そこから先は良く考えていないキャーリサだったが、
(男と女。後はなる様にしかならないしー)
 そんな大雑把な所が女王によく似ていると思われるのだが、それを指摘する様な者は幸いな事にこのタクシーには居なかった。

216『とある誰徳の英国王室』 6/21 ◆kxkZl9D8TU:2010/07/16(金) 17:47:14 ID:/iHyqTOM


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜


 キャーリサと上条が乗ったタクシーが着いた先は学園都市でも有数の高級ホテル。
 着いた途端すぐにタクシーを降りたキャーリサは、ボーイの出迎えも無言の威圧で制すると、そのまま上条の手を引いてホテルの中に入って行く。
 ロビーに惜しげも無く敷き詰められた絨毯を力強く踏みしめて、そのままフロントの前を素通りするつもりだったのだが、フロント係に呼び止められてしまった。
「何? 私は今、見てのとーりで取り込み中なのだけど?」
 話を端的に終わらせる為に不機嫌そうに答えると、恐縮しきったフロント係は、
「申し訳ございませんキャーリサ様。実はエリザード女王陛下よりお荷物が届いておりまして……」
 そう言って小包を取り出した。
 そこには自分の宛名が書かれていて、その小包を受け取ったキャーリサは美しい眉を寄せた。
「あのクソ女王(ババア)今度は何を……?」
 高さ20センチ程の長方形の箱。周りには英語と日本語で『割れモノ注意』のシールがべたべたと貼られている。
 ゆすると涼しげなガラスがぶつかり合う時の様な音色のする箱に、しかしキャーリサはそれ以上の詮索を止める事にした。
 どうせ今回の件に関わりのある品だろう。これをどうするにしろしないにしろ、まずは部屋に戻ってからだ。
 そして再び上条の手を引くと、他の人たちが使うエレベーターとは別のエレベーターに向う。
 その、明らかに他とは意匠の異なる無駄に煌びやかなエレベーターに乗り込むと、2つしか無いボタンの内、最上階を示すボタンを押した。
 全く重力を感じさせずに動き出したエレベーターの中で、ひとつ疑問に思っていた事を口にした。
「さっきから黙っているけど観念したの?」
 タクシーに乗ってからはずっとこの調子だ。
 怒っているにしろ何にしろ、出方が判らなければ対処のしようが無い。
 そこで上条に話しかたのだが、
「――それはお前だろ? 傷付くのは俺じゃ無い。お前なんだぞ? 俺はお前にそんな事して欲しいなんてこれっぽっちも思っちゃいないんだ。だから……」
「止めろって言うの? ふーん……。こんな私の事でも心配してくれるんだなお前は? 流石は我らの救世主殿はお優しー事だ」
 もっといい返し言葉も思い付いたのだが、ここは憎まれ口を叩いておく事にした。
 とは言え多分に本心も含まれていて、特に『優しい』と思ったのは本当だ。
 こんな拉致同然で連れて来られたのに、この少年と来たら自分の事よりまずこっちの心配をしていると言う。
(こんなおめでたいお子様を手籠めにするのは……ちと気が引けるの)
 そんな事を考えている内、涼しげなチャイムの音が耳を掠めると共に目の前の扉が開く。
「着いたぞ――ほら降りるの」
 再び『私はちょっと不機嫌だ』を演技しつつ上条の手を引いて歩きだしたキャーリサは、豪華な調度品で埋め尽されたリビングに入ると、黒皮張りのロングソファーに上条を突き飛ばした。
「うわッ!?」
「そこに大人しく座っていろ。ふぅ、それにしても喉が渇いたな――おい、お前は何が飲みたいの?」
 しかし上条は無言のままキャーリサを見つめるだけで何も言わない。
「まただんまりか? まーいー。こっちで勝手に用意させもらうし」

217『とある誰徳の英国王室』 7/21 ◆kxkZl9D8TU:2010/07/16(金) 17:47:34 ID:/tsJ135U
 そう言ってキャーリサは上条をそこに残して、先ほどの荷物を抱えたまま隣の部屋に移動した。
 逃げる可能性もチラリと頭を過ぎらないでも無かったが、その時はその時だと考えるのを止めてしまう。
 キャーリサが移動した部屋は、先ほどよりは若干狭いが、その分意匠が洗練されていてここに居る者に安らぎと与えてくれるそんな造りになっている。
 キャーリサはテーブルの上に女王からの荷物をドンと無造作に置いて、サングラス外しジャケットを脱ぎ捨てると、真っ直ぐ備え付けのワインセラーに歩み寄りゴソゴソと物色しだした。
「フランス、フランス、フランス、フランス……。この、どいつもこいつもワインて言ったらフランスばかり用意しやがって……」
 王女にあるまじき乱暴な口調で、ワインを次々に取り出しては床の上にごろごろと転がして行く。
「大体、英国王女が滞在するんだからもーちょっと気を利かしたっていーだろ……お!?」
 キャーリサの手が一本のワインを手にした所で止まった。
「有るではないか。よし、これにしよう」
 キャーリサは一変機嫌を直してその瓶を手に、セラーの横に置いてあったキャスターテーブルの上からワインオープナーを手に取ると、慣れた手つきで抜詮(ばっせん)する。
 そしてこれも慣れた手つきでワインをデキャンターにワインを移し替えて行く。
 透明なデキャンターに注がれて行く真紅の液体を目を細めて眺める。
 やがてくすみも汚れも無く移し終えたキャーリサは、「ふむ、上出来♪」と1人満足すると、あらかじめ用意されていた食器から今回のワインに合うグラスを2つ用意した。
「さて、上条が首を長くして待っている……」
 と呟きながらデキャンターに手を伸ばした所で、ふと視線の端に先ほどの小包が見えて手が止まる。
「ちっ。忘れていたかったのに……」
 とは言え女王が送って来た物をそのまま放置するのも気味が悪い。
 キャーリサはグラスを一旦そこに置くと小包の側へ。そして何の躊躇も無く梱包を破り捨てると、その中身を無造作に掴みだした。
 そして掴みだされた物とは、
「壺?」
 確かにそれは壺の形をしていた。
 くすんだ様な水色をした古ぼけた壺の様な物は見るからに骨董品だと判る。
「まさかあのババア、テメエの自慢話の為にこれを送り付けたんじゃあ……」
 一瞬そう勘繰るが、流石にそれは無かろうと気を取り直して、何か説明が無いかと小包の残骸を物色すると、
「おお!? あるじゃないか手紙。いやはやうっかりうっかり」
 先ほどの上条宛と同じ便箋。その封をさっさと開けて手紙を読み始めたキャーリサは、その切れ長の瞳を丸くさせると先ほどの古ぼけた壺を凝視する。
 そして再び手紙に目を走らせると、読み終えたと同時にその手紙を握りつぶしてそのまま床にぼとりと落とした。
 その顔には不敵な笑みが浮かぶ。
「よくよくお節介な母親(ババア)だし」
 そう言葉を零すと、気持ちを落ち着ける為か大きな深呼吸をする。
 それから何事も無かった様に先ほどのキャスターテーブルの方に向かうと、それを押して上条の待つ隣の部屋へ移動した。
 隣の部屋へ足を踏み入れた彼女を出迎えた第一声は、「不幸だぁ……」であった。
「不幸?」
 その声にちょっとムッとしながら言葉を返すと、上条がもたれ掛かっていたソファーから慌てて上体を起こす。
「キャーリサ……」
 また困った様な顔をしてこっちを見つめて来る上条に、キャーリサは先ほどの事も忘れてうずうずと湧き上がる嗜虐心を押さえながら近づいて行くと、上条の座る側に有るテーブルの上に2つグラスを並べた。
 そして次に、デキャンターを手に取ると慣れた手つきでグラスの2つに順番に注いで行く。

218『とある誰徳の英国王室』 8/21 ◆kxkZl9D8TU:2010/07/16(金) 17:47:55 ID:/tsJ135U
 グラスに満たされた赤い液体。そのグラスの1つを手にとって器用にくるくると中身の液体を回転させたキャーリサは、「ほら」とそのグラスを上条の目の前に差し出した。
 上条がおずおずとそれを受け取ると、キャーリサはもう1つのグラスを取り上げて先ほどと同じように中身の液体をその中で躍らせる。
「これ?」
「赤ワイン」
 キャーリサは上条の質問に短く答えると、
「私たちの初夜を祝して――」
 そう言って上条のグラスに自分のグラスをぶつけると、優雅な動作でそのグラスをくいっとあおった。
 ひと口を縁の中に含んで軽く舌の上で転がしてからこくりと嚥下する。そして小さなため息を付くと、キャーリサは満足げな笑みを浮かべた。
「『バローロ』――イタリア産のワインだし。アイツらクソどもには虫唾が走るけどこれは好き」
 唄う様に呟くと2口目をあおる。
 そしてグラスをあおりながらチラリと上条の方を盗み見ると、上条はまだ相変わらずグラスを眺めていた。
「ん? お前は何をそんな難しー顔をしているの? 私も同じものを飲んでいるのだし心配する事は無いぞ」
「いや、そう言う事じゃ……」
「なら飲めるだろ? ほら、英国王女が自らデキャンタージュしたワインなんぞ滅多に飲めるものでは無いしー。香りが逃げない内にさっさと飲むの」
「あ、うん……」
 強引に飲む様に進めてみれば、上条もそれ以上は何も言わずにグラスを一気にあおる。
「わーお♪」
 思わずそんな言葉が口を突いて出る程見事な一気飲み――と感心したのも束の間、上条は派手に咳込んだ。
 しかも一度では無い。2度、3度とゴホゴホと咳込む姿に暫しキョトンとしていたキャーリサだったが、ぷっと吹き出したかと思うと声を立てて笑いだした。
「あははははは。子供にはまだ早かったか?」
「ごほげほごほ……、ちっくしょ……何でこんな渋い飲みもんが旨いなんて思えるんだよ……?」
「いわゆる大人の味ってヤツ? はははっ。なーに気にするな。嫌でもすぐ大人になるの。そんな事よりもほら、もー一杯どーだ? ん?」
 そう言ってキャーリサがデキャンターを手に上条に突き出すと、余程悔しかったのか上条がグラスをこちらに向けて来た。
(フフっ。本当にこの子は飽きが来ない子だしー)
 上条が悪戦苦闘しながらワインを飲む姿を肴に、キャーリサは気持ち良くワインをあおる。
 久々の楽しい宴はあっという間に過ぎて行き、気付けばデキャンターの中身は空っぽに。
 ふむ、もう少し欲しー所なんだがな、とため息交じりにひとりごちたキャーリサは、空のグラスを置いてソファーから立ち上がると、何の迷いも無く上条の隣に座りなおす。
 そしていい気分もそのままに上条の首に手を回してしなだれかかり、あまつさえそのアルコールで真っ赤になった耳にキスをするかの如くに口を近付けると、
「さー上条。そろそろ始めよーか?」
「や、やっぱ本気なのかよ?」
「なーにを今更。お前は本当に諦めが悪い男だなー。とは言え、その諦めの悪さに負けたのが私な訳だし」
 酒の勢いで一気に押し切れるかと思ったのに、と内心がっかりしていると、「キャーリサ」と心配そうな上条の声が耳に響いて来た。
 あれ? 私、今変な事言ったか? と内心慌てながらもそこは上手く押し隠しつつ、
「あ……悪い悪い。恨み事に聞こえたの? それだったら謝るし」
「あ……いや……そんな事は……」
 キャーリサは自分の腕の中で百面相をしている上条の姿を見てにっこりとほほ笑む。どうやら全く脈が無い訳では無いらしい。
「ンフフフ……。お前は本っとーに面白いの。年齢や経験不足なものも有るのであろうが、ウィリアムの様に変にスレてもいないし、騎士団長の様に格式に縛られ過ぎた堅物でも無いし……」

219『とある誰徳の英国王室』 9/21 ◆kxkZl9D8TU:2010/07/16(金) 17:48:21 ID:/tsJ135U
 自分なりに上条を褒めたつもりだったが反応は極めて鈍い。
 そうなって来ると先ほどの自信も急にぐらぐらと揺らいで来たりして、キャーリサは思わぬ言葉を口にしてしまう。
 ま、その前に上条の顎をグイッと掴んで自分の視線と強引に合わせる辺りがキャーリサらしいと言えるだろうか。
「お前はまだ私の事が嫌いか?」
 キャーリサは言ってしまってからハッと我に返ると、自ら吐露した言葉に絶句した。
(何だこれは……。これではまるで嫌われる事に怯える初心な小娘の様では無いか!?)
「お、俺は……お……あ……」
 困惑の表情を浮かべた上条が必死に何かを喋ろうとしているが、キャーリサはそれどころでは無い。
(こ、これはあくまで自身の体面を保つ為の行為で有って、け、決して恋愛感情を求めている訳では無いの!)
 だから答えなんて聞く気も無いし、聞かされたくも無い。だから笑い飛ばして全てを台無しにする事にした。
「ハハハハハ。無しだ、無し無し。お前も何真面目な顔して答え様としているのだ。ん? んー……フフフフ……。どーやら私もー、酔いが回って来たみたいだしー。アハ♪ アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ……」
 そうしながらキャーリサは、
(何をやっているのだ私は?)
 下手にそう言う世界から身を遠ざけすぎた結果がこれか? 女王の差し金とは言え、自ら仕組んだ芝居に自分が酔ってしまうとは……。
 自分の心の内を少しでも他人に吐露してしまうなど過去のキャーリサにはあり得ない事。
 己を御しえないとは私も弱くなったの、とキャーリサは思う。そして、自分をそんな『弱い女』に変えてしまったこの少年を憎からず思っている自分に呆れた。
(何だかこの少年と居るとおかしいの。全く自分がコントロール出来ないなんて……。フフフ。でも、こう、何と言うか、考え方を変えてみれば、目指す結果が同じなら楽しー方が良いに決まっているしー)
 目的は変わっていない。変わったのは手段だけだ――そう頭の中で言葉にしてみると、何だか急に未来が開けて来るような気がするから不思議だ、とキャーリサは1人納得していた。
 そうと決まれば、
(それじゃー手始めに……)
 相変わらず不安そうな顔をしている上条に、キャーリサは何やら体の奥に沸き起こる熱いものを押さえる様に、ぺろりと唇をひと舐めして、
「どーしたの?」
「い、いや……べ、別に……」
「そーか? 何やら随分と怯えた目でこちらを見ていた感じがしたしー」
「そ、そんな事ねえよ」
「ほらほら、その目だその目。うん。そんな怯えた目で見つめられるとだなー……、捕えて食ってしまいたくなるが、構わないの?」
 上条は何を聞かれたのか判らずに思わずキョトンとした顔でこちらを見つめている。
(ウフフ。ほら、ス、キ、だ、ら、け、だ、しー♪)
 キャーリサはそうほくそ笑みながら、そのままぐっと上条の顔に自分の顔を寄せて行くと――何の迷いも無く唇を奪った。
「!?」
 その瞬間ギョッと見開かれた瞳には、思わず笑いをかみ殺さずには――とは言っても唇と唇が重なっていては笑う事など出来ないのだが――いられない。
 直後、我に返った上条が慌てて抵抗するのを、頭と顎は手で、それ以外は全身を使って抑え込むと、まずは柔らかな唇を吸う。
「ンぅ……」
 上条が苦しそうに呻くと、キャーリサは背筋にゾクゾクしたものを感じて、唇を吸うに飽き足らず、柔らかく歯を立てて弾力を味わう。
 そして今度は上条の鼻を摘まんで、苦しさに自ら口を開くのを待ってからそこに舌を潜り込ませた。
「ン゛グッ!?」
 上条の中に潜り込んだ舌は、口の中をくまなく――それこそ歯の一本から上顎の凹凸まで執拗に舐めまわす。

220『とある誰徳の英国王室』 10/21 ◆kxkZl9D8TU:2010/07/16(金) 17:48:47 ID:/iHyqTOM
「ォア゛……ン゛ン゛ォォ……」
 上条のうめき声にぐちゅぐちゅと卑猥な水音が重なるのにそれ程の時間は掛からない。
 重なった唇の間から零れた唾液が滝となって零れ落ちてソファーに幾筋もの痕を残して行く。
 その間も執拗に上条の口内を舐めまわしていたキャーリサの舌に、唐突に柔らかくも力強い何かが絡み付いて来た。
「んぅッ!?」
 思わず驚いてうめき声を漏らすも、直ぐにそれが上条の舌だと判ると、キャーリサは嬉々として自らも舌を絡めて行く。
 本来はキャーリサの舌を追い出そうと上条が必死に取った行動だったが全ては後の祭り。
 ぎゅうううううううっと力強くがっちりと舌を絡め合わせたキャーリサが自らの頭を少し引いた。
 すると、それに合わせて上条の舌が口内から、徐々に徐々に引き出され……と次の瞬間、舌と舌との連結が急に緩んで、ちゅるんと言う音と共に舌と舌が離れた。
(あれっ?)
 一瞬何が起きたかとキョトンとしたキャーリサは、我に返って組み敷いたままの上条の顔を覗き込んだ。
 と、そこにはだらしなく口を開いて舌を突き出したままの上条が居た。
「ン……ハァ……」
 少年とは思えない艶めかしさで息をつく少年。
 そして、ゆらゆらと揺れ、てらてらと濡れ光る舌は、まるでキャーリサの事を誘っている様で、
「いただきまふ」
 喋るのもそこそこにむしゃぶりついた。
「あががががあああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
 上条が悲鳴を上げるがお構いなしに赤子の様にチューチューとはしたない音を立てて気が済むまで吸ってから、そこで急に我に返る。
(コラコラ私は何をがっついているし?)
 慌てて口を離してみれば、目の前にはぐったりとした上条が居て、
「途中まではワインの味だったな……フフ、フフフフ。上条、ご馳走様」
 表面上はそう取り繕うが、内心はまたもパニック状態だ。
 取り合えず落ち付こうと、唾液でどろどろのお互いの唇を拭ったキャーリサは、
「手慣れていると思われても困るので先に言っておくが、私は処女だし」
 と、さり気無くカミングアウトしてみたのだが、
「マジあッ!?」
 上条は慌てて口を両手で塞いだが、当然聞き逃す訳も無い。
 そして、やはりと言うか予想通りと言うか、それでもムカつくのには変わりない。
「何か今失礼な事を言わなかったか?」
 その言葉にぶんぶんと頭を横に振る上条の行動も大体予想の範囲内――とは言うものの、
「まあよいの」
 内心はあまりよいとは言えない状況。
 何だかまたむしゃくしゃして来ると、全てがもう投げやりな気分になって来るでは無いか。
 キャーリサはすっくと立ち上がると、レザー製のチューブトップのファスナーをおもむろに下げた。
「うわッ!?」
 そう言って驚く上条の目の前で、それを放り出す。
 今や上半身は真っ赤なブラ一枚になったキャーリサは、続いてレザーのミニスカートのファスナーに手を掛けた。

221『とある誰徳の英国王室』 11/21 ◆kxkZl9D8TU:2010/07/16(金) 17:49:06 ID:ox4zVaJw
「ストリッパーの様に勿体ぶって脱ぐなんて私には出来ないの。ま、だから色気が無いのは許せ」
 そう言ってあっという間にスカートもハイヒールも放り出すと、着ているのは真っ赤なブラとおしり丸出しの真っ赤なTバック、それと真っ赤なガーターにこれも真っ赤なストッキングだけ。
「ふぅ」
 自棄になって脱ぎ捨てては見たが、何だかもやもやは一向に収まる気配が無い。
(さっきはあんなに盛り上がっていたのに……。何なのだこの落差は? 上条に言われたから? いやいや、それよりもっと前だ。そう、接吻の最中に理性のブレーキが……)
 と、物思いに耽りそうになったキャーリサは、熱い眼差しをびしびしと感じて我に返る。
 するとそこには顔を真っ赤にしてぼうっとこちらを見つめる上条の顔が有った。
「!?」
 普段なら裸如きで、ましてや下着着用で人前に出る事など何とも思っていなかったキャーリサは、この時初めて恥ずかしいと思った。
 とは言え今更服を着る訳にも行かず、さりとて視姦されっぱなしと言うのも生きた心地がしないので、
「あー、その、何だ。何か言う事は無いの?」
「こ、神々しいです」
 返って来た言葉に更に赤面させられた。
 穴が有ったら入りたい。いや無くても穴を開けて入りたいくらいの気分だったが、
「そ、そーか? それはどーも」
 その後は沈黙……。
(うわああああああああああああああああ!! こ、この恥ずかしさは子供の頃式典でひっくり返ってパンツ全開にした時のVTRをババアに公衆の面前で暴露されたあの時、いや!? それ以上に恥ずかしーしッ!!
と、とは言えッ、も、目的達成の為にも、こ、ここで逃げては水の泡……。し、しかし、しかしぃぃぃいいいいい、何かもうこの状況と言うかこの感情どーにかして欲しいの! もーさっさと押し倒すなり何なり、とにかく拷問だしー!!)
 どわぁーっと頭の中を混乱と言う濁流が駆け巡る事しばし。
 先に我に返ったキャーリサは、ボケっと呆けたままの上条に声を掛けた。
「おい」
「え?」
「早くしないか。こっちは待っているのだぞ?」
「何を?」
「押し倒されるのを」
 その後の上条の行動は素早かった。
 気付けば目の前にはその姿は無く、更に気付けばソファーの向こうから顔を半分だけ覗かせている。
 その姿はリスやネズミの様な小動物を連想させた。いや、上条だからハリネズミかとキャーリサは嘆息する。
「ホ、ホントにやるのか?」
 今更ながらの言葉にキャーリサは興醒めした様な表情で自分の頬を掻いた。
(何だか本当にこの少年には振り回されっぱなしだの)
 上条が聞いたら憤慨しそうな事を考えてから、ふっとある悪戯を思い付く。
 それにはとあるアイテムが必要で、それは隣の部屋に置いてある。
 キャーリサはまず真剣さ一〇〇パーセント、プラス儚いお姫様を頭の中でイメージしながら表情を作ると、
「もし抱いてくれなかったら舌を噛んで死にます――」
「!?」
 上条の顔に瞬く間に真剣な、そして苦悩する表情を見てとったキャーリサは取り合えず満足すした。
 これならきっと自分の為に頑張ってくれるだろう、と。
「なんて言うのは私のガラでは無い訳だしー」

222『とある誰徳の英国王室』 12/21 ◆kxkZl9D8TU:2010/07/16(金) 17:49:30 ID:ox4zVaJw
「んぬぉわぁッ!? お、お前どっちなんだよ!! ってアレ?」
 ずっこけて隠れていたソファーを飛び越えて上下逆さまで叫ぶ上条をそのままにしてキャーリサは先ほどワインを物色していた部屋に戻ると、あの古びた壺を手に取る。
「結局ババアの掌の上と言うのが癪に障るが、まー深くは考えない事にするの。コイツを使えばどうなるか……ンン……フフフフ。この私にも見当もつかないわけだしー♪」
 そして壺を手に、足取りも軽やかに上条の前に戻って来ると、未だ逆さのままの上条は、
「何だそれ?」
「さっきお前も見ただろ?」
「?」
 ま、判らないのも無理は無いが、ここは勿体ぶって種明かしをしようかと、キャーリサはワザと憮然な表情を作ると、
「ふん。うちの馬鹿親がご丁寧に送って来た例の箱の中身だし。『これを使えばかの少年もイチコロだぞ』とか手紙を添えてな」
 その言葉に上条の眉間に深い皺が刻まれる。
(うわー、怒ってる怒ってる♪)
 この誰にでも拳を見舞うと言う少年が女王をぶっ飛ばす様も面白いかなと思いつつも、今はもっと大事なイベントがあるのだ。
 キャーリサは上条から離れた位置――先ほど自分が押して来たキャスターテーブルの上に壺を置くと、上条の意識をこちらに向けさせるべく今度は怯える様なそぶりをして見せる。
 果たして、上条の瞳にまたあのキャーリサをゾクゾクさせる様な光が灯り始める。
(いいぞ少年)
 観客が乗ってくれば俳優も俄然やる気が湧いて来るもの。
 キャーリサは上条が何か言おうとした機先を制して種明かしをする。
「こいつは『不問の壺(パスオーダー)』と言う霊装だ。で、何に使うかと言うとだな。『女』に対する自白強要――いわゆる拷問器具だし。命令1つでこいつの中に仕掛けられた昆虫型霊装が『女』の敏感な部分をこれでもかと刺激するらしーの」
「おい何だよそりゃ!? 何でそんな物騒なもん女王が送って寄こすんだよ?」
「ん? まあ、拷問器具として使われていたのは大昔の話だしー。今のこいつは、誰も使う事の無いただのガラクタ。し、か、も、昔っからただのガラクタだったのだしー」
「?」
 言葉の意味が判らないと言う顔をした上条に、今度は目いっぱいの作り笑いを向ける――ここで上条の気を目一杯引き付けなければ始まらない。この悪戯に失敗は許されないのだ。
「コイツは『女』に対して性的拷問を行う霊装だとは言ったな。ところがこいつがまた制御が全く利かない代物だったの。『女』には見境無しに襲いかかるわ、話を聞こーにも相手を壊してしまうわ……。で、付いた名前が『不問の壺』」
 そう言ってキャーリサは壺をぺちぺちと平手で叩く。
 さて上条はどうするか……?
「そうか。で、それが何か判ったけど、お前はそんなもん持ち出してどうするつもりだ?」
(乗った♪)
 これで全てのおぜん立てが整った。後は上条が自分を助けてくれるかだけが、それこそ心配する必要も無かろーとキャーリサは思う。後は自分が最後まで踊り明かせば良いだけだ。
『踊れ』
 キャーリサが言葉と共に壺の縁にくるりと指を這わすと、壺から淡い光と共にガラスを打ちあわす様な涼しげな音があふれだす。
「おいキャーリサ!?」
 上条の慌てる声に、初めて作り笑いでは無い本物の笑顔――上条には不敵な笑みに見えたが――を向けるながら、
「上条。願わくば私の正気が欠片でも残っている間に助けて欲しいの……」
「キャーリサ!!」
 上条が叫ぶのと、壺の中から溢れだした淡い光の粒がキャーリサに殺到するのは、本当に全く同時のタイミングであった。

223『とある誰徳の英国王室』 13/21 ◆kxkZl9D8TU:2010/07/16(金) 17:49:49 ID:/tsJ135U


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜


 上条がキャーリサの名を叫ぶより先にその怪異は発生する。
 まず、古びた壺から漏れいた光が一段と輝きを増したかと思うと、その口からどっと光の柱が現れた。
 その光は、真っ直ぐ天井まで伸びたかと思うと、ぶつかる寸前に180度方向を変えて、キャーリサの頭上から襲いかかったのだ。
 それを全くの棒立ちで受けたキャーリサの耳には、先ほど聞えていた涼しげな音とは異なる、ガラス同士を擦り合わせるシャリシャリと言う不快な音が押し寄せる。
 肌に感じる不自然な冷たさ、そしてこの光の正体が目に見えないほど小さな霊装だと言う事実、その全てがこれから我が身に起こる運命の序章かと思うと、恐怖から肌が粟立つのを感じずにはいられなかった。
(まるでか弱き小娘のよーだの)
 自嘲の笑みも些か精彩を欠くがこれも仕方の無い事と言えるだろう。
 と、その不快をもたらす光と風が唐突に姿を消した。
 その次に来るのは拷問の如き快楽か――だがしかし、5秒持ち、10秒待ち、キャーリサの感覚では1分『も』待った筈なのに、身体に感じる様な変化は一向に現れる気配が無い。
「あれ?」
 自分の目や手触りでも確認してみたが、やっぱり何も変わっていない様に見える。
「キャーリサ……?」
「へ?」
 顔を上げれば上条が心配そうにこちらを見つめて居るではないか……。
 それに気が付いてしまった瞬間、キャーリサは白い肌を真っ赤に染めて慌てふためく。
「はわッ!? ちょ、ちょっと待つの!」
 別に上条は「キャーリサやっちゃったな」では無く純粋に彼女の身を心配していたのだが、そんな事は今の彼女に伝わる筈も無く、
「こ、これは……、あ! そービックリ! 日本にもあるだろそう言う番組!!」
「はぁ」
 苦しい言い訳に上条がポカンとした顔をした――とこれもあくまでキャーリサの視点で有り、実際の所、上条はこの状況を全く理解していない。完全に置いてけぼり状態にあっただけだ。
 しかし、完全にパニック状態になってしまったキャーリサにそれを把握しろと言うのは酷である。
 とにもかくにもこれ以上恥の上塗りは御免だとばかりにキャーリサはまくしたてる。
「いやー、引っかかった引っかかった――どうだ? 驚いたか!? な! 驚いただろ? もしかして私がコイツを――」
 そう言ってキャーリサは先ほどの壺を手に取ると、
「本気で使うと思ったにゃーん!?」
 突然の猫言葉に、上条は唖然――いやさっきからずっと唖然としっぱなしだが――、そして発した本人は呆然とする。
「な、何だ今の悪寒は……?」
 確かこう壺を手にとって体をこう――そう頭の中で反芻しながら動きを再現してみると、
「ひゃん!?」
 またも背筋を這う未知の感覚に恥ずかしい声が出てしまう。

224『とある誰徳の英国王室』 14/21 ◆kxkZl9D8TU:2010/07/16(金) 18:03:20 ID:ox4zVaJw
 悲鳴を上げた拍子に壺を落としてしまったがそれ所では無い。今は我が身に起こったこの不可思議な現象の解明が先決である。
(今の感じ……、背中に髪が触れたのがのがいけないようだし)
 背中に髪の毛が触れた位で……、とキャーリサはいぶかしむ様な表情で、確かめる様に自分の背中に下から上に向かってつつっと指を這わせた。
 すると、
「ふうううあああああッ!?」
 ゾクゾクゾクっと先ほどより強い刺激にキャーリサは全身を総毛立たせる。
 そして同時に身体にはある変化が起きていた。
 それは、発熱、発汗、のぼせ、どうき、息切れ、手足の震え、軽いめまい、とまるで風邪薬に書いてある風邪の症状様に似ているが、
「くふっ」
 試しにと手の甲を指でなぞっただけでも振るえる様な快感が走る。
(こ、この全身に伝う感じは、何か、癖になるの)
 脳を蕩かす奇妙な高揚感――これが唯一風邪とは違う、そして最も怪しむべき変化であった。
「あっっ……」
 キャーリサは突然胸に走った強い疼きに背中を丸める。
 そして疼きの先に視線を落とせば、そこには真っ赤なブラが。正確にはブラの中で固くしこった頂が裏地に擦れる度に、神経の一筋一筋に快楽の電流が走るのが判るかの様な刺激を伝えて来ていた。
 その事にキャーリサはごくりと生唾を飲み込んだ。
 ブラの裏地と言えば敏感な部分を覆う為に、柔らかく肌触りの良い布地で出来ている。現にキャーリサは今まで一度もこのブラに不満を覚えた事は無い。
 それなのに――、
(ちょっと触れただけでもこの刺激とは)
 キャーリサの頭の中に妖しい考えが浮かび上がる。もしも……、もしも直に触れたならば、一体どれほどの……。


「お、おい、キャーリサ」


 突然、何の前触れも無く上条に名前を呼ばれたキャーリサは心臓が張り裂けんばかりに驚いた。
 たいして大きく無い、強い感情も込められていない、むしろ自信の無さそうな弱弱しい声だ。
 しかし、本来の目的も何もかも忘れて目先の快楽の波に流されかかっていたキャーリサにとっては、雷に打たれたに等しい衝撃だったのだ。
 だから思わず、そっと、ほんの少しだけ試しに触れてみようとしていた自分の胸を、思い切り鷲掴みにしてしまったとしても彼女の不用意さを責める事は出来ないだろう――と思うのは後のキャーリサの言い訳である。
 兎にも角にもそれは起きてしまった。
 敏感になっていた両の乳房を、そのブラの上からムギュッと押しつぶす細い指。
 その指の間からは手に収まりきれない柔肉がこぼれそうな程はみ出している。
「ッ!!」
 キャーリサは声にもならない短い悲鳴を上げると白い喉を見せてのけ反った。
 自分の失敗を認識する暇も無く半ば白目を向いて昏倒しかける。そんな彼女に更なる悲劇が降りかかる。

225『とある誰徳の英国王室』 15/21 ◆kxkZl9D8TU:2010/07/16(金) 18:04:20 ID:ox4zVaJw
 まず胸への刺激は更に頂を固く起立させて、そのせいでより一層布地に擦り潰される事になり、
「くはっ!?」
 その刺激によってキャーリサは強制的に覚醒させられてしまう。
 そして変化はショーツの中でも――。
 少女の如く綺麗な色をしたキャーリサの秘裂。普段はぴったりと口を閉じているそれは、先ほどから刺激で微かに緩みを見せて、ショーツに恥ずかしい染みを作っていた。
 それが強烈な刺激に反応してグバッと口を開いたかと思うと、ショーツの中に貝の如く潮を噴いたのだ。
「は!? や? ナニ? ひぁ、こ、こんな、アァ……」
 その量は凄まじく、ショーツの布地で吸収しきれなかった分が太ももを伝い、また布地を超えて雫となって滴る。
 また、びしょ濡れになったショーツがぴったりと股間に張り付いて、物欲しそうに淫唇を振るわせる様が丸見えになっていた。
 更に、秘裂からは、起立した肉芽が小指ほどにも膨らんで、張り付いたショーツに擦れる。
「や、いや、ナッ? こ、こんンンッ! た、立ってられないウンンッ!! ヒィ、イヤ、ダメェェ……」
 もじもじと内腿をすり合わせる様は、まるでおしっこを我慢しているかのようだ。
 そして時々ぶるぶるっと震えるのは、本当に尿意が襲っているからであった。
(あ、オシッコでる、とか、わ、わたし、ど、どうすればいいの!!)
 快感と尿意のダブルパンチにキャーリサは完全に心の余裕を失っていた。
 その場から移動するどころか、立っている事さえ困難な状況。ましてや日本語を喋る事など出来る筈も無い。
「おい、キャーリサ?」
「ダメっ」
「な、なあ、おい。大丈夫、か?」
「で、出ちゃうぅ」
「おい、何言ってんだよ?」
「クゥッ!? ハ、ハ、ハ、ハ、ハ。あ、あぶ、あぶなッ、イ、クゥ、ゥゥ……」
「おいッ!?」
「ダメダメダメダメダメダメダメダメダメ……」
 波の様に絶え間なく押し寄せる絶頂に尿意はほぼ限界だった。
 後もうひと押し、何かほんのちょっとでも新しい刺激が訪れたなら、キャーリサは間違いなく漏らす自信があった。
 そして、その刺激は今すぐ側にまで近づいていた。
「だからどうしたんだキャーリサ!?」
 その時の上条の声は聞こえていなかった。
 まして直ぐ側に来ていた事にも気付かない。
 ギュッと左腕を掴まれてもその時の記憶は定かでは無い。
 憶えているのは、そこから他人の掌の温かさと共に、胸よりもアソコよりも強烈な快感が全身を駆け抜けたと言う信じがたい事実。
「ッ!!」
 下を向いていた顔を驚いてガバッと上げると、すぐ間近に上条の顔が有った。
「大丈夫か?」
 場違いな程優しい瞳。その瞳の中に映った自分は、絶望と安堵に泣き笑いの表情を浮かべていた。
 それを確認したキャーリサは、今度こそ本当に意識の手綱を手放したのだった。

226『とある誰徳の英国王室』 16/21 ◆kxkZl9D8TU:2010/07/16(金) 18:04:44 ID:/iHyqTOM


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜


 次にキャーリサが目覚めた時、まず視界に入って来たのは上条の顔だった。
「キャーリサ?」
 名前を呼ぶ相手の事は判るが、何故自分が見下ろされているか判らない。
「ここはどこだ? お前は何をしている?」
「え?」
「だからここはどこだ、お前は何をしていると聞ーているの。二度と同じ事を言わせるな」
 すると、上条は困った顔をしてから、「ちょっといいか」と何をするのかと思ったら額に手を当てて来た。
 触れられた個所から全身にふわふわと心地よい感覚が広がる。
 その事にキャーリサがうっとりと目を細めたが、そんな手は直ぐに離れて行ってしまった。
「あっ……」
 思わず物惜しそうな声を上げて、そんな自分が気恥しかったが、どうやら上条は気付かなかった様子だ。
「まだ少し熱い気がすっけど……。で、まだ何も思い出さないか?」
 何を言われているか判らないが、思い出さないものは思い出さないので、首を横に振ると、「俺の口から言うのかよ……」と上条は頭を掻いてから、
「あ、あのな。そ、その、怒らないで聞いてくれるか?」
「事と次第による」
「えぇぇぇええええええええええええええ!?」
「話さなければもっと怒るし」
 その言葉に上条はガクッと頭を下げて、「不幸だ……」と呟いた。
「じゃあまずここ。お前が借りてるホテルな」
 そう言われてもこの程度の装飾など見飽きたキャーリサには余りピンとこない。とは言え話が進まないので取り合えず頷いておく。
「俺はお前に連れて来られたんだ」
「あー、そう言えばそんな記憶があるような」
「ちょ、しっかりしてくれよぉ……」
「まー、気にするな。それより続き」
 そう急かすキャーリサには1つ気になる事が有った。それは、
(それにしても体が重いと言うかだるいと言うか……)
 これについても上条が何か原因を知っているだろう。
「ほら、ぐずぐずしないで話の続きをするの」
「ああッ、もうッ! ほんと怒るなよ」
「くどいッ!」
「ぅわッ、何だよ……もう怒ってるじゃん……。い、いいか、まず、これを憶えてるか?」
 そう言って上条が見せたのは古びた水色の壺。しかも綺麗に半分になっているそれを見た途端、キャーリサは何だかとても落ち付かない気分になって来る。
 今すぐ跳ね起きて何処か遠く……、誰も居ない場所まで飛んで逃げたい気分だった。
「あのさ……、お前に触った時に何故か割れちまったんだ。これ女王が送って来たモンなんだろ?」
 『女王』と言う言葉によってキャーリサの記憶が徐々に蘇って来る。
 まだ上条の話は「拷問器具とかお前言ってたけど古いモンなんだよなこれ? きっと俺がお前に触ったのが原因だと思うんだけど、どうしたらいいと思う?」と続いてはいたが、そんな事はどうでもよかった。
(そうだ。女王だ。あのクソババアから書簡を渡されて……、それを上条(コイツ)に渡して来いと言われたんだし。内容は確か……、あ!?)

227『とある誰徳の英国王室』 17/21 ◆kxkZl9D8TU:2010/07/16(金) 18:05:06 ID:/tsJ135U
 突然に全ての記憶が甦る。
 公園での事も、ホテルに着いてからも、一緒にワインを飲んで、キスをして、そして『不問の壺』の壺を使った事も……。


「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」


 キャーリサの大絶叫に上条は驚いて後ろに転がった。
 そして叫び終えたキャーリサは、
「か、上条!? おい! 何処へ行ったの!?」
「どっから出んだよあの声……ハイハイ、ここに居ますよ姫」
 再び自分を覗きこんで来た上条に、いざ呼んでは見たもののキャーリサはうっと言葉に詰まってしまった。
 視線をふわふわと漂わせながら、何か当たり障りの無い言葉を探してみたが、
「……私はあの後どーなったの」
 蚊の鳴く様な小さな声に、上条が「え?」っと聞き返すと、キャーリサの顔が真っ赤に染まって、
「わッ!!!」
「どぅおわッ!?」
 キャーリサの大声に驚いた上条は、再び背中から後ろに転がった。
「ふ、不幸だ。ってかテメエふざけんのもいい加減にしろ!!」
「馬鹿者!! ふざけているのはお前の方だし! 何で私はここに寝かせられているのだ!? 何故ベッドでは無い! 上条、お前ちゃんと説明しろッ!!」
 予定ではあの後ベッドで――の筈が、気を失うわ、気付けばソファーに寝かされているわ、体は思う様に動かないわ……、
(どうやら気が付かない内に終わっていると言うのは避けられたようだが)
 キャーリサは苛立ちに眉間に深い皺を刻むと、
「お前は据え膳喰わぬは男の恥と言う日本伝統の文化を理解しない男子なのッ!!」
「くッ!? 何処でそう言う日本語を憶えて来るんだ……。大体、こんな日本まで来て俺をおちょくって、第二王女様ってのは結構暇なのか?」
 そう言ってから上条は大きな大きなため息をつく。
 その瞬間、キャーリサは頭の中で何かがブチッと音を立てて切れたのを聞いた気がした。
「き、だ、誰のせーで日本語を勉強したと思っているの!! 全てはお前の為だし!! 誰がそれ以外の為に指一本動かすものか!!」
 そう言い切ってしまってからハッとした。
「あの、キャーリサ?」
「知らんッ!! 知らん知らん知らん知らん知らん知らん知らん知らん知ら――――ん!!」
 満足にそっぽも向けないからギュッと目をつぶった。
 でもそうすると余計に上条の事が気になる。
 とは言え最後のプライドもかなぐり捨ててしまった今、無防備な自分は本当に頼り無い。
(穴が有ったら入りたいとはまさにこの事だ……)
 などと考えていた矢先、ごそっと音がして上条が立ち上がる気配がした。
「あっ……」
 声は何とか出たがそれ以上は言葉にならない。
 正確には何を言えばいいのか判らない。
 と、そんな時、突然身体にふわりと浮遊感を感じて、キャーリサは思わず「きゃッ!?」とガラにも無い悲鳴を上げた。
 そして薄く目を開けてみれば、上条が顔を覗きこんでいるのだ。
「か、かみ、じょ……」

228『とある誰徳の英国王室』 18/21 ◆kxkZl9D8TU:2010/07/16(金) 18:05:26 ID:/iHyqTOM
「シャワーでも浴びるか?」
 その言葉にキャーリサは無言で頷くしか出来なかった。
 その後、お姫様だっこでシャワーに連れて行かれる短い間、キャーリサの頭の中は上条とのこれからの事で一杯だった。
 それは素直に裸にされていた間も同じで、気が付いた時にはバスルームに置かれた『風呂いす』なるシロモノに腰かけさせられていた。
 その状態で背中から幾分熱めのシャワーをかけてもらうと、緊張感が少し緩んでホッとする。
 シャワーその後も肩や、腕、胸、脚とかけられて行くのだが、そこでふとある疑念が思い浮かぶ。
(トントン拍子に話が進み過ぎではないの?)
 それは否定すれば否定する程大きさを増して行くので、キャーリサは1つカマを掛けてみる事にした。
「か、上条?」
「ん? 何だ?」
「その……」
「どうした?」
「シャワーはもういい……。そ、それより次を……」
 キャーリサは顔から火が出そうな程真っ赤にして俯くと押し黙った。
 今度ばかりは演技では無い。
 もうそんな心の余裕などゼロに等しい今のキャーリサには幾ばくかの勇気を絞り出して、本音でぶつかるしか方法は無かったのだ。
 しかし、
「そうか? 丁度風呂にもお湯が張り終わった所だし、俺は外出るから、身体洗うなり湯船に浸かるなり……」
 その言葉を聞いた後のキャーリサの身のこなしは、多分ブリテン・ザ・ハロウィンの時のそれを超えていたかもしれないとは、後の上条の言葉である。
「痛ッ!!」
 上条が浴室の壁に叩きつけられる。
 その胸板にバシッと平手を突き付けたキャーリサは、
「お前、紳士なのも大概にしろッ!!」
 すると痛そうな顔をしていた上条がまたも大きなため息をつく。
「お、お前また……、まだ私の事を愚弄するの!? だ、大体にして私のどこが気に入らないのだ!! 不敬は目を瞑ってやるから言ってみるし!! 」
 しかし、上条はと言えば、今度はとぼけたような顔をして視線を宙にさ迷わせるばかり。
「なッ!? お前、何とか言ったらど……」
 そう言い放とうとした矢先、突き出していた手をグイッと引かれてよろめいた。
「うわッ!?」
 そこからの一連の動作の滑らかな事。
 上条に抱きとめられ上を向かされたキャーリサは、
(エッ……?)
 状況を整理する間も無く、強引に唇を奪われていた。
 しかも、そのキスは先の意趣返しの様な濃厚なモノである。
 特に唇の端から零れる程の遠慮の無い唾液の交換は、キャーリサの頭の中を空っぽにした。
 やがて2人が離れる時、残滓の残りがキラキラと銀の橋を結ぶのを見ながら、
「ハァ、ハァ。そ、そうだ……。や、やれば出来るではないか……ン、ハァ、ハァ」
「はぁ、はぁ、はぁ……。お、お褒めに預かり、はぁ、はぁ、恐悦、しご……はぁ、はぁ」
 お互いに荒い息継ぎをしながらやり取りを交わす。
 そんな中、上条はまたも予告も遠慮も無しに、今度はキャーリサの乳房に手を添えた。
「んっ」
 それだけで上ずった声を上げてしまうキャーリサに、上条は指に力を込めた。

229『とある誰徳の英国王室』 19/21 ◆kxkZl9D8TU:2010/07/16(金) 18:05:43 ID:ox4zVaJw
「ふ……くぅ……」
 今度は指の力に強弱を付けて揉む様にしながら、手首に捻りを加えてこね回す。
「んっ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ……」
 完全に上条のペースに陥ったキャーリサだったが、それを突っ込む余裕など無い。
 一度は消えた情欲の炎をキス1つで再点火され、胸への執拗な愛撫が燃料となって燃え上がる。今のキャーリサは快楽嵐に漂う木の葉の様だった。
 思えば彼女の人生は国家に捧げられていた様なものだ。
 当然恋愛どころか、自慰などと言う言葉も知らない。いや、知っていてもそんな暇など無かった。
 性器に触れるのは排泄の時と、月に一度のアレの時だけ。
 胸に至ってはただの鬱陶しい飾りで、これをこう触ったり揉んだりしたら気持ち良くなるなど考えた事も無かった。
 だから固くしこった先端をくりくりと指で挟んで転がされたりしたら……、
「ヒィ、来るッ!!」
 全身がバラバラになったかと思う程の快感を得られるなどとは思わなかったのだ。
 敏感な先端をこねられただけで達したキャーリサは、足もとのバスルームの床に、愛液と潮まき散らす。
 幸い床は濡れていたから、キャーリサがどんなに恥ずかしい雨を降らせても後は残らない。
 キャーリサは夢見心地の表情で、しゃくりあげる様にピクピクと身体を震わせた。
 すると、またも上条は何の前触れもなく乳房に吸いついて来たのだ。
「アフッ!!」
 思わず膝から崩れ落ちそうになるのを、上条によって浴槽の縁に座らされたキャーリサは、同じく跪いた上条に乳房を舐めまわされる事に。
 まずは、カプッと頬張って来る。
「ヒィ、ャア……ンン……」
 そのまま唾液の音も生々しく、ジュ、ジュ、ジュルジュルっと吸われるとブルブルっと震えが来る。
「ヤ……、そ、そんン……な、アッ、アッ、ぼにゅぅぅ……、ンッ、でな……イィ……」
 そこへ上条の舌が、ふやけて神経むき出しの先端を転がしたり押しつぶしたりと忙しなく動き回るのだから、堪った物では無い。
「アヒッ!? ンッ、ンッ、ンアッ、アアッ、クッ、ヒィィ!!」
 止めにカリっと歯を立てられたキャーリサは、
「アヒッ!! ク、ウゥゥン……」
 またも絶頂に身を震わせて、今度は上条の身体目掛けて恥ずかしい雨を降らせる。
 立て続けの絶頂にキャーリサの頭はすっかり馬鹿になったかのようで、今はとろんとした瞳に唇から少し舌を覗かせて上条のトゲ頭をぼんやりと眺めていた。
「キャーリサ?」
 目の前で上条が手を振っている。
「なにだ? なんでもゆるしてつかわすしー」
 すると上条がにっこりと微笑んで来たので、何だか嬉しくなってキャーリサもにっこりと微笑み返した。
「キャーリサ、首に腕を回してくれるか?」
「おーおー、まわせばいーのだなー」
「そうそう」
 そう言って言われた通りにすると、グイッと腰の辺りに手を回された。
「あれ?」
「痛いのは最初だけだからな」
 初めは何の話をされているのか判らなかった。
 そして上条の言葉を理解したのは、もっとも敏感な部分に上条の熱いものが押し当てられた時だった。
「ひぅッ!?」
「力を抜くんだ」

230『とある誰徳の英国王室』 20/21 ◆kxkZl9D8TU:2010/07/16(金) 18:06:05 ID:/tsJ135U
 優しくそう言われても何が何だか良く判らないまま、キャーリサは嫌々をする様に頭を振った。
 すると上条はキャーリサの頭を乱暴に押さえたかと思うと、またも強引に唇を重ねて来る。
 しかし今度のキスは乱暴なものでは無く、上条の舌が優しく諭す様な、そんな感覚でゆっくりと口の中を撫でて来るのだ。
 そうして暫く口内を擽られていると訳の判らない恐怖感が霧散して行くのが判る。
「行くぞ」
 いつの間にか離れた唇がそう動くと、今度はキャーリサもコクッと頷く。
 再び熱いものが押し当てられると、「ぃうう」とキャーリサの噛み合わされた歯の隙間から意味不明の呻きが漏れて来る
 そんな彼女からは見えないが、彼女のクレヴァスには上条自身の先が少し差し込まれていた。
 度重なる絶頂に原形をとどめぬ程に花開いた肉の花に、凶暴な肉の杭が今突き刺さろうとしているのだ。
「一気に行くぞ」
 上条の言葉に、キャーリサはコクコクと何度も頷く。
 そんなキャーリサの背中を2度、3度と上条は撫でた後、キャーリサの腰に手を回して、自分自身を一気にキャーリサの半ばまで埋め込んだのだ。
「ン゛ッ!?」
 キャーリサは一瞬腰の辺りが消滅したかと思った。
 その後じわじわと脳を溶かす様な何かが、その脳自身から頭蓋骨を埋め、耳からも目からも鼻からもあふれ出て、その溢れたもので全身が溶けて無くなる様な感覚を味わう。
「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛」
 上条の肩口に顔を埋めて奇妙な声を上げながらブルブルと身体を震わせる。
 そう、キャーリサは処女を失うと同時に性器による絶頂を迎えたのだ。
 それを知ってか知らずか上条は腰を更に進める。
「ヒアアッ!?」
 キャーリサはギョッとして顔を上げるが、上条は一度半ばまで埋め込んだ自身を引き抜くと、キャーリサの中に再び打ち込んだ。
「アアッ!」
 そこからは上条の独壇場。
 キャーリサは襲い来る快感と津波の様に襲う絶頂に身を捩る。
「馬鹿ッ!? 死ぬッ! シヌ、来る、く、ヒ、イィ……」
 キャーリサが1つ行く度に潤滑油がトフトフと漏れだして、上条の動きをスムーズに、早くさせて行く。
「止めッ!! 止めろと言うの、お、オ、ア、ア、ア、ア……」
 更に上条は、キャーリサの乳房にも再び愛撫を加えて行く。
「そ、そンッ、ちぶアッ、あ、あふッ、イ、イイッ!!」
 やがて上条の腰の動きが早まり、ストロークも短くなって来る。
「ヒィ、シヌ、ジヌ、アッ、アッ、ヒ、ヒア、アア、ダ、メ、ダメ、ダ……」
 すると突然、上条が「うっ」と小さく呻いて素早く腰を引いたのだ。
「アアンッ!」
 上条が身体の中から出て行く――しかし再び絶頂してしまったキャーリサにそれを認識する余裕は無かった。
 だが一方で、既に膣内はバルーン状に広がり、子宮は肉壁ごと降りて来て受精態勢はばっちりである。
 本能が雄の遺伝子を欲してもおかしく無いこの状況で、上条を――その子種を逃すはずなど無い。
 かくして、キャーリサは無意識に上条の腰に足を回したかと思うとグイッと力いっぱい締めつけたのだった。
「うわッ、馬鹿ッ!?」
 そんな罵倒など聞えない。
 感じるのは自分の大事な子宮を押しつぶす、脈打つ熱い肉の杭。
「はわぁ……」
 今までの快感が嘘の様な、いやこれ以上の快感は無いと思っていたキャーリサは呆けた顔で天を仰ぐ。
 やがて怒張した上条自身から白濁したものが放たれた瞬間、
「出るッ!」
「ンア、アアッ、ア、アアア……」
 キャーリサはため息の様な喘ぎ声を洩らすと、上条の肩に頭を預けて満足げな笑みを浮かべて闇の中に堕ちて行った。

231『とある誰徳の英国王室』 21/21 ◆kxkZl9D8TU:2010/07/16(金) 18:06:40 ID:ox4zVaJw


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜


 その後のキャーリサは、英国より騎士団長を伴った女王がお忍びで迎えに来るまでの間、上条たちを振りまわすだけ振りまわして遊び惚けた。
 その間約3カ月余り。
 帰りの飛行機に乗り込むキャーリサのお腹のラインが、幾分かふくよかになっていたとかいないとか、それはまた別のお話が有ればそこで語られるかもしれない。
 とにかく、こうして学園に訪れた嵐の様な3ヶ月間は無事に幕を閉じたのであった。




「ねえ、とうま。洗濯板とあいさとかおりといつわから『お話があります』ってメールが来てるけど?」
 インデックスが、珍しく携帯電話を自在に操って、勝手に上条の携帯電話に着信したメールを確認していた。
「知らんッ! 俺は何も知らんッ!! だから何も話す事は無ああああああああああああああああああああい!!」
 そう言ってゼハゼハと荒い息を吐く上条の顔には疲労の色が濃い。
「英国第二王女を孕ませておいて知らないなんて良く言えるんだよ」
「ぐあッ!? 痛い所を……」
 インデックスは、床に崩れ落ちた上条に冷たい一瞥を投げると、
「とうまは一体何を考えているのかな? いや、きっと何も考えて無いのかも。考えてたらそんな事出来ないと思うんだよ」
「はぐッ!? そ、それは、あ、あの状況でキャーリサを突っぱねてはいけないと言う、何と言うか女のプライドを立ててだな」
「立てたのはとうまの方でしょ?」
「イ、インデックス!? いけません! 女の子がそんなはしたない事言っちゃ駄目です! そんな子に育てた覚えは無いざますよ!?」
「いや、別に育ててもらって無いかも……」
 またも冷たい一瞥。しかも鼻であしらうと言うオマケまでついて来て、上条は派手にのけ反る。
「くあッ! 言ったな、言っちゃったなお前! カミジョーさんが気にしてる事をさらっと言っちまいやがった!? 確かにお前が満足する程食わせて無いのは認める。だがな、だが……」
 フルフルと震える上条に、インデックスはこの後の展開を予想して両手で耳を塞いだ。
 そして、
「お前の食費は掛かり過ぎんだよッ!! もうすっからかん!! 来週までカミジョーさんのお財布の中はゼロなんだよ!! 逆さにしたって塵一つ落ちて来ねえんだあああああああああああああああああ――って聞いてる?」
「とうま。そんなに騒ぐとお腹がすくかも」
「ああご心配ありがとう。だがな、それはお前も同じだぞ。どうする? うちにはもう食べる物なんかねえ。小萌先生ん所にでも転がりこむか? 良いぞ、一ヶ月くらい、いや一年でも二年でも行って来い」
 些か追い詰められて意地悪になった上条に、インデックスは残念そうにため息をつくと、
「女王陛下が前金だとか言って置いて行ったお金があるかも」
「馬鹿言えッ!? あれに手を付けたら本当に身の破滅だ!」
 するとインデックスは、うーんと小首を傾げて唸った後、
「ねえとうま知ってる?」
「え、何が?」
「このお話のとうまってフラグ回収済みなんだよ」
「は?」
「つ、ま、り」
 そう言ってインデックスがにじりよって来る。
 噛みつかれる前にも似た緊張感だが、インデックスの背後に立ち昇るオーラはそれ以上に禍々しい。
「先を越された本妻恨み、思い知ると良いかもっ」
「だ、誰が本妻だッ!」
「24時間フルマラソンなんだよ」
 その言葉に上条はギョッとする。
 この話に置いて24時間フルマラソンが、走る事などあり得ない。
「んな馬鹿な事昨日の今日で出来るか!!」
 そこまで言ってハッと我に返ると、インデックスがジト目でこちらを睨んでいた。
「そう言えば最近短髪とクールビューティーのメールが無いんだよ?」
「あ、あはははははは……」
 上条当麻の前途は常に不幸まみれである。
「48時間耐久にランクアップなんだよ」
「不幸だああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」



END

232Aサイド ◆kxkZl9D8TU:2010/07/16(金) 18:10:44 ID:/iHyqTOM
以上でした。
最後までお付き合いいただけた方、ありがとうございました。
ラストスレだけ本編とは関係なく遊ばせて頂きました。
途中またNGワードに掛かったのが痛かったです。
でわ。

233■■■■:2010/07/17(土) 00:11:53 ID:NevcoMdo
面白かったです
サクサク読めました

234■■■■:2010/07/17(土) 23:52:49 ID:6vT0bNJc
Aサイド先生GJっ!!

『堕落の園』シリーズの続きが見たいです…(泣
それと電磁砲4人娘で二穴・三穴な話を…

235■■■■:2010/07/20(火) 19:10:18 ID:2cPU4xy2
大作age

236■■■■:2010/07/20(火) 21:44:24 ID:G0PsiO/M
>>232
キャーリサかわいいよキャーリサ
気の強い娘がテンパって自爆するのは至高ですなー
創作意欲が薄れたのかな? と思ったのは杞憂でしたか…
小道具好きなのも相変わらずのようですしw
なにはともあれ
これからも面白くて淫靡なお話を楽しみにしております

237■■■■:2010/07/21(水) 00:05:00 ID:nlXIRHDU
壷の所をもう少し細かく描写して欲しかったです。
ああいう展開好きなんで。

238Aサイド ◆kxkZl9D8TU:2010/07/22(木) 17:25:20 ID:CSeR7XGs
姫神無双。ノンエロだけどエロに投下します。
『ちょっと接近アプローチ』3レスで。
でわ。

239『ちょっと接近アプローチ』1/3 ◆kxkZl9D8TU:2010/07/22(木) 17:26:00 ID:h/NXc92U
 私の名前は姫神秋沙。
 人は私の事を影が薄いだとか。目立たないとか。酷い時には空気なんて言う人も居るけれど。
「よぉ、ネエちゃん。俺たちとちょっとお茶でもしなーい?」
 1人寮に向かって歩いていたら。知らない男の人たちに絡まれた。
 こんな時だけ目立たなくてもいいと思う。そう思うと思わず自嘲の笑みが漏れる。うふ。うふふふふ……。
「(おい、何か勝手に笑ってんぞ? 気持ち悪くねえか……)」
「(バカヤロ。テメエが日本人形みたいな極上の女の子が歩いてるって目ぇ付けたんだろおがッ!)」
「(ふざけんな全部俺のせいか!? テメエだってあんな純和のコもイイナっつっただろ!!)」
 む。何か内輪揉めを始めた。これはチャンスかもしれない。
 何時も持ち歩いている魔法のステッキを。懐から取り出して……。
「「お!? おおおおおおおおおおッ!!」」
 ん? 何を盛り上がってるか知らないけど。
「私。魔法使い」
「「!!」」
 今度は何を驚いているのやら。驚くのはこれからなのに。
「えい」
「うおッ!? 何しやがんだこのアマッ!」
「避けないで。避けると余計に痛いから」
「避けるなったって、避けるわボケぇッ!!」
 むむ。やっぱり枕と違って動いている相手は難しい。
「やー」
「うおッ!? あぶねえッ!!」
 ちっ。今のはちょっと惜しかった。
 と。私が次の攻撃に移ろうとしたら。もう1人の男に魔法のステッキを取り上げられた。
「あ!?」
 女の子1人に男2人掛かりとは何て卑怯者。
 男は魔法のステッキを放り出すと。もう1人の男に「何遊んでんだテメエはよ」とか言ってる。
 こっちは真剣なんだから。馬鹿にしないで欲しい。
「んな事言われなくても判ってるよ。おいこのクソアマぁ、テメエただで済むと思ってんのか?」
「きゃ!?」
 ドンと胸を突かれて尻もちをつく。
 痛たたたた……。久しぶりにこう言う扱いされた。
 最近は普通の生活ばかりだったから。ちょっと。どうしよう。万事休す……?
 何時ぞや。こう言う下衆な事に慣れていると。私が見栄を張った彼の顔を思い出す。
 何時も都合良く助けに現れる彼も。流石にこう何度も上手く――。
「俺の女に何してくれてんだテメエら」
「「「!!」」」
 驚いた。いや呆れた。
「本当に。君は。女の子が困っているのを感じるアンテナでも付いているんじゃない?」
「それが助けに来た相手に言うセリフか姫神? 不幸だ……」
「おい、テメエ何しゃしゃり出て来てやがんだよ? この女はこれから俺らとデートに行くんだ」
「そうだぜ。テメエはお呼びじゃねえんだよ。財布置いてさっさと帰んな。ぎゃははははははははははぎゃ!?」
 馬鹿笑いしていた方の男が悲鳴を上げて倒れた。
「な、何しやがる!?」
「何しやがるって随分のんびりした事聞くんだな。やるのか? やらないのか? 俺はどっちだっていいんだぜ?」
 彼が背を向けているせいで顔は見えないけど。相手の男は今の言葉で顔面蒼白。もう決着はついたみたいで。活躍の場は今日も失われてしまった。

240『ちょっと接近アプローチ』2/3 ◆kxkZl9D8TU:2010/07/22(木) 17:26:27 ID:h/NXc92U
「お、憶えてやがれ!!」
 お決まりのセリフを残して男が仲間を担いで走り去ると。何時も通りの彼が手を貸してくれた。
「大丈夫だったか姫神?」
「うん。平気」
「そうか。じゃあもうちょっと動けるな?」
 何を言っているのかと思った矢先。彼は私の手を引いて走り出す。
「何処に行くの?」
「いや、決めて無い! とにかく別の場所だ! ああ言う連中はすぐ仲間呼びやがるからな! 経験稼ぎはもう飽きた!!」
 慣れてるんだねこう言う事。こうやって次々君が女の子を助けるから。私の出番が減って行くと言うのに。
「少しは私の事も気にかけて欲しい」
「え!? 何だって!?」
 走りながら振り返る彼に。私はピンと閃いた事が有った。
「こっち!」
「どぅおわッ!?」
 私が急に足を踏ん張って別の方向に向かったので。バランスを崩した彼は近くの街路樹に顔面から突っ込んだ。
「ふ、不幸だ……」
「ごめん」
 でも丈夫な彼はすぐに復活して、「こっちって言ったよな?」って聞いて来た。
「そう。こっちに私の寮が在る。そこに行こう」
「え? 姫神の部屋?」
「何? もしかして嫌?」
「いや、あ、嫌じゃ無くて良いんだけど、良いんだけど何と言うか……」
「何と言うか?」
「あ、あ……」
 じれったい。急いでるんじゃ無かったの?
「待てない。行こう」
「ちょ、ちょっ、ちょっと!?」
「もう話は聞かない。これは決定事項。君は今から私の家に来るの」
「何言ってんだ姫神!?」
 あ。いつの間にか心の声がだだ漏れになってた。
「うっかり」
「いや、可愛く自分にゲンコツしたって意味判らないから」
 兎にも角にも。彼を連れて私の部屋に直行した。
 彼を部屋に案内すると。まるで借りて来た猫みたいに座布団の上に正座したまま動かない。
 来た時に出してあげたジュースも手を付けないでそのままだ。
「どうしたの? もっとくつろいで」
「あ、ああ」
「何か気になる事でも?」
「うん? いや、全然」
「そう? じゃあ。私は失礼して制服を着換えて来るね」
 そう言った途端。彼の肩がビクンと跳ねたのを私は見逃さなかった。
 そう。そう言う事だったの。ふふふ。
「ちょっと待っててね」
「お、おう」
 私は。彼の背後にあるクローゼットの中から寝間着用にと買ったある服を手に取った。
 これは。吹寄さんたちと一緒に行って買ったんだけど。ちょっと訳有りでクローゼットの肥やしになっていた物。

241『ちょっと接近アプローチ』3/3 ◆kxkZl9D8TU:2010/07/22(木) 17:26:51 ID:m6bN5n0s
 まさか日の目を見る日が来ようとは。
 あ。ちょっと私ドキドキしてる。
 きっと君も今こんな感じなんだよね。
 私は寝間着とハンガーを一緒に持って部屋を出るとそのまま脱衣スペースに飛び込んだ。
 早速制服を脱ごうとしたら。指が震えてリボンが解けないなんて。
「あんなに色々見慣れたと思ったのに。案外。私って普通なんだ」
 そんな普通の。日のあたる場所に私を引っ張り出してくれた人は。今。ほんのちょっと手を伸ばせば届く所に居た。
「がんばれ。私」
 何とかリボンを解いて。制服はきちんとハンガーに掛け。靴下と下着はまとめて洗濯かごに放り込む。
「む。裸でははしたないと思われるかな?」
 今更見せて困る様な所は無い筈だが。何事もイメージが肝心だと言ったのは。確か吹寄さんだった。
「ま。これもイメージ」
 私は寝間着をさっと着込んで姿身でさっと確認すると。彼の元に足音を忍ばせて帰る。
 相変わらずカチコチに固まった彼の後ろに立って声を掛ける。
「上条君」
 初めて呼んでみた割には上手く呼べたと自分でも感心した。
「上条君。着換えて来たよ」
「お、お……う……!?」
 彼の顔が振り向いたまま凍りついた。
 そのままピクリとも動かない彼に。私はその時きっと変だったのだろう。調子に乗ってキスをした。
 軽い。本当にあいさつ程度の。そんなキス。
 でも。そのキスには魔法を打ち消す効果が有ったみたいで。
「ひ、姫神ッ!?」
 止まっていた彼の時間は。ほら。動き出した。
「何?」
「お、おま、お前今ッ!?」
「そんな事より」
「そんな事ってお前!?」
「そう。そんな事だよ。これからもっとすごい事をするの」
 ふふふ。今の君の顔ってすっごく間抜け顔。
 でも安心して。そんな君もひっくるめて。
「好き」
「へ?」
 彼の頭を抱きしめる様にすると。逃げるかと思ったけどそんな事は無かった。
「1つ。聞いてもいい?」
「な、何?」
「似合ってる?」
「え?」
「吹寄さんと盛り上がって買っては見たんだけど。いざ冷静になると」
 そう言って私は寝間着――真っ白なベビードールの。そのキャミソールの裾をめくった。
「あ、お、おま、し、したっ」
「Tバック。初めて履いたけど。これなら巫女装束の時みたいに履かない方が良いかな? お尻が丸見えなのは変わらない」
「…………」
「で。どうかな? 似合うと思う?」
「……う」
「え?」
 声が小さくて良く聞こえない。
「に、似合うと思うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
 最後の悲鳴は私がまた抱きしめたせい。
 皆ごめんね。今日の主役(ヒロイン)は。私みたい。



END

242Aサイド ◆kxkZl9D8TU:2010/07/22(木) 17:30:03 ID:h/NXc92U
姫神一人称ってウザかったかな?
前回感想くれた方々感謝。
皆さまのご感想は肥やしにさせていただいておりますので。
ただ、リクエストはちょっと荷が重いので何時かご期待に答えられたら……ごめんなさい。
でわ。

243■■■■:2010/07/23(金) 00:21:31 ID:XyY/u0ww
        (゚д゚ )
        (| y |)
    わっ       ふる
    わっ ( ゚д゚)  ふる
     \/| y |\/

        ( ゚д゚) わっふるわっふる
        (\/\/

..キタ━━━━(゚∀゚∩━━━━ !!!!!
        (|y⊂ミ わっふる
              わっふる

244■■■■:2010/07/23(金) 01:00:51 ID:ADyxcCNg
GJ!姫神系のSSは、少ないので新鮮でした。

245■■■■:2010/07/25(日) 16:10:16 ID:Cc4KDqVk
>>242
一人称うんぬんよりも、地の文でも句点使ってるのを見て
「Aサイドさん、茶目っ気だして遊んでんな……」との思いがw
緊迫感の無いバトルといい、姫神のおとぼけ感がなんとも良い味出してますなー
そんなこんなで全くのチラ裏だけど
ベビードール出したの20巻のレッサーの影響かねぇ…
スケスケベビードールと言えば黒子が筆頭だよな…
寝間着って今じゃパジャマやスウェットが主流だろうけど、ネグリジェはどれくらい売れてんだろ…
あら? ここに投下した作品って、どこに保管されるのかしら…
そんな取り留めも無い事が脳裏に浮かんだ

246Aサイド ◆kxkZl9D8TU:2010/07/27(火) 16:09:49 ID:nIF8Cwwg
こんにちは。
読んでくれている方に感謝。
今回は俺得でワシリーサ×サーシャネタを投下します。
『真夏のロシアのコスプレ大会』3レス。微々微エロ、かな?
でわ。

247『真夏のロシアのコスプレ大会』1/3 ◆kxkZl9D8TU:2010/07/27(火) 16:10:24 ID:rPJRPz6Y
 今年のロシアの夏は例年に無い酷暑に見舞われていた。
 余りの暑さに噴水にまで飛び込む人間が出てくる始末。
 訳あってこんな格好――シースルーアンドボンデージルックにマント姿――をしているサーシャ=クロイツェフも、顎から滴り落ちる汗をぬぐったのはこれで何度目になるだろう。
 他人からは露出狂だの変態水着だの言われるこの衣装、実は見た目ほど涼しくは無い。
 ぴちっと肌に張り付いたインナーは事の他通気が悪いし、その上から更に通気の悪い革製の拘束服。更に革製のフードとマントの中はちょっとした温室状態だ。
 暑い……そう思う度に頭に浮かぶのは一回りは歳の離れた上司の顔。
「だ、第七八の独白ですが……、ワシリーサぶっ殺す……」
 呪詛と共に蒸し焼きにしようかと言う勢いで照返すアスファルトを踏みしめるサーシャ。目指すはロシア成教『殲滅白書(Annihilatus)』の本部。
 任務の遂行完了を上司に報告し、このうだるような暑さから解放される為に……。


「おかえりなさいサーシャちゃん♪ 暑い中御苦労さま」
 そう労いの言葉を発したワシリーサの姿と言うか執務室の惨状にサーシャは呆然とした。
 本部の中は出力は押さえられているとは言え空調が掛けられ、日差しが無いのも相まって外よりは幾分過ごし易い。
 それでも汗を止めるには至らない室温は、ここ執務室の中でも変わってはいない。
 変わっていたのは、デスクの前に置かれた子供用のビニール製のプールと、その中で水鉄砲を片手に、もう片方の手にトロピカルジュースを持って、室内なのに麦わら帽子を被ったワシリーサだった。
「ささ、汗かいたでしょ? シャワーにする? それとも冷たいものでも食べる? 私なんかとびきり冷えてて丁度いいわよぉー♪」
 その声は後ろから……いや、耳元の側で聞えた。
 呆然としていたとは言え目を放した覚えも無いのに、気が付いた時にはひんやりと冷たいワシリーサの手が頬を撫でていた。
 その心地よさに思わずうっとりとしかけたサーシャだったが、すぐに我に返ると、猫の様なしなやかさで床を転がり距離を取った。
 そしてワシリーサを睨みつけて改めて心底がっかりした。
「第一の質問ですが、その……あ……いや、もういいです……」
「ええーっ!? 何でそこで諦めちゃうかなぁー。色々突っ込んでもらおうと思って用意して待ってたのにぃ……」
 こちらも当てが外れて心底がっかりした顔をするワシリーサ。
 そんなサーシャが突っ込むのを躊躇った彼女の姿と言えば、三十間近とは思えない淡雪の様な白い肌を晒し、雪原に咲いた赤い花の様な、真っ赤な極小ビキニを身に付けていた。
「第一の解答ですが、一切関わりたくありません。補足説明しますと、邪魔だからそこをどいて下さい」
「もう帰っちゃうの? あらあら、今日のサーシャちゃんはつれないわねぇ」
「第二の解答ですが、私は一度も貴女につられた覚えはありません。補足説明しますと、どれもこれも貴女が強引に事を進めただけです」
「あら、そうだったかしらぁ?」
 とぼけた様に視線を宙にさ迷わせるワシリーサに対し、サーシャは腰の獲物に手を伸ばす。
 今まで一度たりとも勝てた事の無い相手。丸腰と言えども万に一つも勝てるとは、サーシャ自身そんな幻想は抱いていない。
 ではどうするか――。
 サーシャは腰の鋸を引き抜きざま、そのままワシリーサに向って投てきした。
「ぅわおっ♪」
 それを嬉しそうに人差し指と中指だけで受け止めるワシリーサ。
 と、その一瞬のやり取りの間にサーシャは、次にバールを引き抜くと床目がけて振り下ろした。
 ズドンと言う建物を揺るがす様な衝撃に、床はすり鉢状に凹んだが抜けるまでには至らない。
 そして床が抜けなかった代わりに、サーシャの身体が砲弾の様に天井目掛けて打ち上げられた。
 ここまではサーシャの描いた計画通り。狙うは天井。そこを突き破って部屋の外に逃げる作戦だ。
 しかし、飛び上がって睨みつけたそこに居たのは……、
「はい、残念でしたー♪」
 満面の笑みをたたえて両手を広げるワシリーサだった。


「はい、そこに座って頂戴♪」
 そう言ってワシリーサに肩を押されて椅子に座らされたサーシャの目の前に、先ほどワシリーサが飲んでいたのと同じトロピカルジュースが置かれる。
 逃亡も失敗して破れかぶれのサーシャは、それを手にとってストローから一口飲んだ。
 すると、清涼感と甘酸っぱさ口の中に広がって、とげとげした気持ちが落ち着いた気がした。

248『真夏のロシアのコスプレ大会』2/3 ◆kxkZl9D8TU:2010/07/27(火) 16:10:45 ID:R6NmyqAI
「どう? 変わった物は入れなかったからサーシャちゃんには物足りないと思うけど」
「第三の解答ですが、むしろその方が助かります」
「そう? 何かこう甘いと思って飲んだら辛いとか苦いとか、羽が生えるとか角が出るとか、蛙になっちゃうとか……」
「第二の質問ですが、わざとそう言う事を言っているのですか? 補足説明しますと、折角感心しているのですから少し黙……、第三の質問ですが、何ですかその顔は?」
「いやぁ、何て言うか……。サーシャちゃんにこんな事で感心されるとは思わなかったから驚いちゃった」
 普段は見られない照れくさそうにするワシリーサに、それがうつったのかサーシャもグラスを両手で抱えて俯くと、
「……第四の解答ですが、何時も貴女には感心していますよ。補足説明しますと、こんな無駄な事に全力……なのかは判りませんが、いっつもいっつもくだらない事をあれこれ考え付く頭とか……」
「あっはっは。それはどーもどーも」
「第一の指摘ですが、褒めてませんから」
 胸を張って妙に誇らしげなワシリーサにツッコミを入れると、サーシャはまたジュースを一口喉に流し込んだ。
「第四の質問ですが、何の用事で引き止めたのですか?」
「あれ? 今日のサーシャちゃんは一変乗り気ねっ♪」
「第五の解答ですが、嫌な事はさっさと終わらせて部屋に帰って休みたいだけです」
「そうなの? 別に私はサーシャちゃんがここで居眠りしたって我慢できるわよぉ」
 そう言ってワシリーサが自分の胸をドンと叩くと、嫌みの様に胸がぷるんと揺れる――いやあんな乳はその内垂れてしまうのだから、若い自分の方が将来性でも断トツ、とサーシャは自分をアイデンティティを確保しつつ、
「第二の指摘ですが、貴女の言葉には一々信憑性が有りません。補足説明しますと、我慢が出来る人間はそんな事を宣言しなくても我慢出来ます。裏を返せば、そう言う事を言う人間が一番信用出来ないと言う事です」
「そう?」
「第六の解答ですが、過去の貴女の行動を振り返れば火を見るより明らかです」
「ふぅーん……」
 明らかに聞き流された事が伝わってイラっとくるサーシャだが、ここでつられると後々が厄介にな事は、それこそ火を見るより明らかだ。ここは我慢だ、とぐびっとジュースをひと飲みして心を落ち着ける。
「第四の質問をくり返しますが、何の用事で引き止めたのですか?」
「あ!? そうそう……」
 そう言ってワシリーサはデスクの後ろに回り込むと何かゴソゴソとやりだす。
 それだけで多分あれだなと察したサーシャの頬が引き攣る。
 過去の経験からしてワシリーサが何か持って来ると言えば……、
「今年の夏は暑いじゃ無い? そ、ん、な、夏ピッタリの新作戦闘服♪」
 そう言ってワシリーサがいそいそと持って来たのは、全身タイツかウエットスーツに似たワンセットの黒の上下。それには光沢が無く、サーシャにはそれがまるで影を切り取って作ったかの様に見えた。
「どう? って着てみないと判らないわよねぇ」
 そら来た、と身構えるサーシャを前にワシリーサはにっこりと微笑んで、
「ね♪ ちょっと着てみてくれない?」
 予想していたとは言え、サーシャはガックリとうなだれるのだった。


 あれから十数分後……。
「どうかしら? もう着替え終わった?」
 そわそわとしながらカーテンに向かってもう何度目になるか判らない質問をするワシリーサ。
 最後の防衛線とばかりにワシリーサの前で裸になるのを拒否したサーシャの為に急ごしらえで作った更衣室。
 その前でうろうろする姿はウエディングドレスを着た新婦を待つ新郎の姿に似ているとは、サーシャ辺りが知ったら卒倒モノだろう。
「第一の解答ですが、き、着替え終わりました……」
 そう言ってカーテンの間から顔を覗かせたサーシャを前に、
「きゃッ♪ で、それでどんな感じ?」
「第二の解答ですが……、どんな感じと聞かれましても……」
 普段は歯切れの良いサーシャの言葉が珍しく濁る。
 と、ワシリーサの瞳がきらりと光る。
「言葉じゃ表せないんだったらぁー、そこから出てきちゃいなさい、なッ!」
「あッ!?」
 ワシリーサの手が神速とも呼べる素早さでカーテンの向こう側のサーシャを引っ張り出す。
 そしてワシリーサの目の前に現れたのは、華奢な身体にぴったりとしたウエットスーツを着た様な格好のサーシャだった。

249『真夏のロシアのコスプレ大会』3/3 ◆kxkZl9D8TU:2010/07/27(火) 16:11:06 ID:rPJRPz6Y
 先ほどの通りの光沢の無い黒が身体のラインを平たんに見せる為か、以前の拘束服の時より更にほっそりとして見える。
「あれ? サーシャちゃんまた痩せた?」
「だ、第三の解答ですが、それは多分この服のせいです。補足説明しますと、き、窮屈では無いのですが、明らかに体を締めつけています」
「ふーん、な、る、ほ、どぉ……」
 遠慮も無く上から下へと舐める様なワシリーサの視線に、何が見える訳でもないのに大事な部分を隠してしまうサーシャ。
「だ、第一の質問ですが、もう脱いでも……」
「駄目よ」
 そう言ったワシリーサの手にはいつの間にか紙の束が握られていた、それをペラペラと捲りながら、
「まずは通気性ね。どんな感じかしら?」
「第二の質問ですが、どんな感じとは?」
「暑いとか寒いとかそんな感じかしら?」
「第三の解答ですが、了解しました。第四の解答ですが、前の拘束服と比べると全く苦痛はありません。補足説明しますと、裸の様な感覚で少し心もとない位です」
「へー、それで」
「だ、第一の発言ですが、じろじろ見ないで下さい!」
「はいはい」
 体を縮めて叫ぶサーシャに、ちょっとにやけながらも返事を返したワシリーサは、
「次の確認は……っと」
 と呟いた彼女の手には、いつの間にか不釣り合いなほど大きな拳銃が一丁握られている。
「サーシャちゃん動かないでね」
 と言った次の瞬間、サーシャに向かって拳銃を発砲した。
 相応の破裂音と共に銃身が僅かに跳ね上がる。
 そして、それより一瞬早く打ちだされた弾丸は、大口径に見合ったサイズに、腔線(ライフリング)の螺旋に乗って回転しながら、サーシャの幼い膨らみに突き刺さり、「ガキンッ!」と固い音と共に天井に弾かれた。
「やっぱ銃って無粋よね。指が痺れちゃったじゃ無い」
 そう言って拳銃を部屋の隅に放り出したワシリーサは、驚いて声も出ないサーシャの顔を覗きこむ。
「何とも無い?」
 その質問に無言でコクコクと頷いたのを確認すると、
「これだけのモノが通販で簡単に手に入るなんて……。やはり学園都市侮りがたし――」
 と呟いたかと思うと書類の束もポーンと背後に放り出し、空いた両手であろう事かサーシャの両のふくらみを鷲掴みにしたのだ。
「ひゃん!?」
 彼女にしては珍しく、歳相応の少女の様なかわいい悲鳴を上げて飛び上がるサーシャの胸をなおもむにむにと揉みし抱きながら、
「衝撃に呼応して強度を変える。なるほど、実用向きじゃあない訳だ」
「ひあッ!? だ、第三の質もンッ!? な、何、ぅを!?」
「いや、何。どーせだからそのスーツの弱点をもう少し探っておこうかと思って」
「あッ、第よ、ぅ、んッ、ほ、本ね、は?」
「エッチな全身タイツのサーシャちゃんを心行くまで堪能♪」
「第一の確信ですが、やっぱりそれが目的かぁッ!!」
 やっとの思いで己が胸を魔の手から取り戻したサーシャが荒い息を吐きながら後ずさるのを、にやにや顔のワシリーサが追い詰める。
「まあどっちでもいいじゃ無い?」
「だ、第五の解答ですが、良く無い!!」
 そう言って無駄などと微塵も考えずに逃げを打ったサーシャだったが、その背中に優しく指を這わされると、「きゃはッ!?」と背をのけ反らせた。
「サーシャちゃん感度良好♪」
 続いて雨あられの様に襲うワシリーサの指先に、
「あッ、い、嫌ッ! うッ、くふッ、やッ、ダメッ……」
「北○百烈拳!! あたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたた――」
 後日、学園都市の外部組織の繊維メーカーが1つ、跡形も無く消し去られた理由が、とある少女の八つ当たりだった事を知る者はいない。



END

250Aサイド ◆kxkZl9D8TU:2010/07/27(火) 16:12:23 ID:nIF8Cwwg
以上でした。
でわ。

251■■■■:2010/07/27(火) 23:25:23 ID:itqStzTo
GJです。
ワシリーサ最高(笑)

252Aサイド ◆kxkZl9D8TU:2010/07/29(木) 14:46:06 ID:mwUXX1G6
暇人と思われがちなAサイドです。
『蜜会』と言う題名で何回かに分けて投下したいと思います。
今回は『蜜会、お出迎え』姫神×上条で4レスです。
でわ。

253『蜜会、お出迎え』1/4 ◆kxkZl9D8TU:2010/07/29(木) 14:46:43 ID:Zos369T2
 唐突ではあるのだけれど、俺、上条当麻はとある目的で拉致されてしまいました。
 これだけ聞くと、何落ち着いてるんだと思われるだろうが、これが初めてでは無い俺としては、もう慣れっこと言うか、慣れたく無かったと言うか……。
 とにかく奇妙な浮遊感に目を覚ました俺だったけど、目を開けても真っ暗なんてある筈が……。
「なあ、誰かいるかー?」
「あ。目が覚めた」
 声を出してみてから「お、声が出た!?」なんて心の中で思いつつ、俺は返って来た返事に耳をそばだてる。
 この独特の喋り方は……。
「姫神か」
「か。って言う部分の語尾の下がり具合に。悪意を感じる」
「い、いや。特に何かを含ませたわけじゃねーんだけど、気に障ったんならごめん、悪かったよ」
 何かに付けて自分の存在を軽視される事を嫌う姫神……。ここは慎重に話題を選ばないとだな。
「姫神が来てるって事は吹寄も一緒か?」
「私は吹寄さんのオプションじゃない。君にはどーも。お仕置きが必要」
 し、しまった!? 墓穴を掘っちまった!!
「ちょ、ちょっと待て!? 何か俺が悪い事を言ったんなら謝るから! ごめんなさいごめんなさい、本ッとおおおおおおおに、ごめん!!」
 くッ!? こんな時、身体が自由なら土下座(ぜんしん)でお詫びの意志表示が出来るんだが、椅子にでも縛り付けられているのか、自由になるのは口だ――、
「うおッ!?」
 き、急に股間を撫で上げられて思わず声が出ちまった。
「おしおき」
「いやちょっと待て! カミジョーさんの話を一寸だけでも聞いて下さいまし!! お願いします姫神さん!! どうか、どーかお願いでございますですお代官様ああああああああああああああ!!」
 と、こっちは必死でジタバタともがきながら騒いでいる間も、股間は相変わらずやわやわと揉みしだかれる。
 すると当然と言うか、残念な事に……、
「固くなった」
「あ、いや、ちょ、ちょっと」
「遠慮しない」
「い、いやむしろ遠慮してもらいたいっ」
 しかし何時もながらこう言ったお願いが通った事は一度も無い訳で。チャックが下ろされ、そして衣擦れの感触と共に、
「きゃッ!?」
 目隠しで見えなくても、姫神の声と股間の開放感で何が起きたか判ってしまう。
 何かホントこう言う事に慣れてしまうって、「不幸だ」と思いませんか?
「む。おしおきもまだだと言うのに。何か漂う終わった感。君はやっぱり失礼」
「な!? ちょ、ちょっと待て、今のはただの口癖!?」
「問答無用」
 そうして言葉通りに姫神が、問答無用で俺のナニをがっちりと掴んだと思うと、おい、まさか……!?
「いでッ!!」
 ううううう……。いきなり剥くなんて酷いっすよ姫神ぃぃぃ……。
「ふふふ。音がする程汚れてる」
「え!?」
「臭いもすごい。君。ちゃんとお風呂入ってる?」
 その指摘に頬を冷たい汗が流れる。
 風呂は昨夜になって何故だか突然お湯どころか水も出なくなった。
 それで俺は仕方無く、体は濡れタオルで拭いて、頭は台所で洗って……って!?
「なあ、姫神」
「黙って。今。いい所」
「そんないい所で悪いんだけどさ、ひとつだけ教えてくれ。うちの風呂なんだけど……」

254『蜜会、お出迎え』2/4 ◆kxkZl9D8TU:2010/07/29(木) 14:47:07 ID:mwUXX1G6
「大丈夫。帰る頃には直ってる。君は何も心配する必要は無いから。今はこれに集中して」
 そうしてやわやわと扱かれながら、何か俺は諦めムードになった。
 でも、これだけは言わせて欲しいんだ。うん。言わせてくれ。
「やっぱお前らの仕業かよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
 と精一杯叫んだ所で姫神の手が止まる筈も無く、段々と腰が浮き上がる様な感触が這い上がって来た――と、思った瞬間、俺の柔らかい部分にネトッとしたザラッとした何かって!?
「ひ、姫神ぃッ!?」
「ん。ふ。は。陳腐な表現だけど。舌がビリビリする」
 情けなくも裏返った声に、姫神の感想が恥ずかしさを倍増させて、最速俺は死にたくなった。
「不幸だ……」
「むむ。まだそうんな事を言うの?」
「へ?」
 気が付いた時には姫神の手が、俺を追い上げ始めていた。
 とはいっても姫神に舐められただけで尻の穴がすぼまる思いだった俺に、追い上げ始めるも何も、ゴールなんかすぐそこに見えている訳で、
「ひッ、姫ッ、が、あ、あ……」
 玉がぐぐっと持ちあがって発射態勢に入る俺の体。充填を知らせる熱っぽさが根元に集中して来るのが良く判る。
 既に俺のナニは弾丸を発射する為の潤滑剤で外も中もぬるぬるだ。
「ぎ、ぃ」
 意味の無い叫びが口から漏れる。
 そして、何かが熱いものが尿道を押し広げようとしたその時、


『ミチッ』


「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」
 俺は射精を中断されたショックに大絶叫を放った。
 見なくても俺のナニは先端をパクパクと痙攣させている事だろう。
 先ほどの『ミチッ』と言うのは多分例のアレ――強制的に精通を止めるリング状の器具を縛(いまし)められた音だ。
 アレを付けられると、射精感が襲う度に俺のナニに張り裂ける様な灼熱感が襲うのだ。
 何度達しても萎えないってのはやっぱ考えものだと思う。
 とか、案外冷静に頭のどこかがそんな事を考えていると、
「う゛あ゛ぅぅッ!?」
 射精を中断された衝撃も醒めやらぬうちに、ナニの口に何かをねじ込まれた。
 そこをぐりぐりとこじ開ける様に責められると、俺の股間は空打ちの射精感にびくびくと痙攣する。
 更にそこを責められながら、先端がヌメッと生温かい何かに包まれた日には、俺のナニは出もしない精液をそれでもぶちまけてやろうと痛い位にいきり立つ。
 てか、もう痛いんだからいい加減にしろ――、
「姫がびぃッ!!」
「うん。どうしたの?」
「ど、どうしたのじゃねえよぉ……。忘れてっかもしらねえけど……、わ、輪っかを付けられると、お、おお、お、お……」
 話の途中で扱かれてまたも俺はびくびくと痙攣する。
「これだけ暴れても出ない。ちょっと虚しい」
「虚しいのは俺だっつの……、はぁ、不幸」
「む」
「あ」
 し、しまっ――、

255『蜜会、お出迎え』3/4 ◆kxkZl9D8TU:2010/07/29(木) 14:47:27 ID:Zos369T2
「あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、ひ、ひ、ひ、ひめ、が、が、が、が、が、が、が……」
「口だけで許してあげようと思ったけど。駄目。君にはもう少し頑張ってもらう」
 姫神がリズミカルに俺のナニを扱きながら不穏な事を口にする。
 頑張るって言うと、もしかしてアレか? もしかしてアレをするんですかああああああああああああああああああああ!?
 そんな不安は見事にこんな時ばかり的中する訳で、俺のナニに先ほどとは違うよりぬめりを帯びた熱くて厚ぼったい何かが押し付けられた。
「あっ、はっ、はっ、はっ」
「そうがっつかないで。すぐに私の中に入れて上げる」
 いやそうじゃ無くてもう限界なんだって、と頭の中で否定したって俺の身体は勝手に腰を動かしてやがる訳で……ははは、もう笑うしかねえよな。
「んっ」
「うおッ!?」
 姫神が小さく声を上げたと同時に、どうやら俺は姫神の中に入ったらしい。
 相変わらずきつい締め付けに俺は、ナニが底を突き上げるまでの間にまた何度も空打ちさせられるはめになった。
「これで出てたら幸せなのに。順番とは言え。寂しい」
 うっとりとそんな事を言われれば、本来なら男冥利に尽きるのだろうが、これからの事を考えるとそうも言ってはいられない。
 このあと何人相手にするまで射精をお預けされるのかと考えると、何時までギンギンになってやがんだこの野郎と自分のナニながらも叱責したい気持ちになる。
 そもそもこの誘拐劇は姫神1人で行っているものでは無い。
 では他に誰が加わっているのかと言えば、その……、何と言うか……、自分から言うにはとっても言いにくいのだが……、俺がフラグを立ててしまったらしい方々が集まっているらしいのだ。
 それってやっぱり俺のせいなんだよな。
 だから責任を取るなんて啖呵を切っちまったんだが、まさかその結果がこんな事になるなんて……、ああ不幸だ……。
「ん。集中っ。ん。してないっ。どこまでっ。うんっ。君っ。あ。うん。しつっ。れいっ」
 何を変な所をまさぐってるんですかヒメガミサン!?
「おしおき」
「うがッ!?」
 ズグッと言う違和感と共に細い指が俺の中に入って来やがった!? て事はまさか、ま、まさ――、
「やめぇ――」
「おしおき」
「ふうッ!」
「うあッ。まだ。そんなに大きく?」
 いや姫神もう限界……。裂ける。これ以上デカくなったらナニが裂けるって!?
「もっと」
「ぐはッ!」
「すごい。もっともっと」
「あ、が」
「もっと」
「は、ぐぅ」
「あ。満たされる。私。い。く」
 ちょ、おい、そこで締めつけるんですか!? 折角ちょっと緩みかけてたってのにいいいいいいいいいいいい――、
「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
「ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

256『蜜会、お出迎え』4/4 ◆kxkZl9D8TU:2010/07/29(木) 14:47:50 ID:MlVraYBE


 ひでえ。痛えよ姫神……。
 カミジョーさんもうお婿にいけない体になってしまったかもしれないでせうよ。よよよよ、よ。
「男の子がめそめそしない」
「あのさ。言わしてもらうけど誰がやったの」
「それは君が悪い。その辺は後日ちゃんと返してもらう」
 あの、滅茶苦茶今後が不安なんですけど。
 何て考えているとキスをされた。
 柔らかい姫神の舌が俺の口の中に入って来て、彼女の唾液がその舌を伝って俺の口の中を満たして行く。
 俺がそれを全部飲み終えるのを確認した姫神は、俺の上顎を軽く擽ってから唇を放す。
「少し虐め過ぎた。ごめんね」
「あ、うん」
 急にしおらしくされると調子狂うな。
 そう言えば俺の周りの女の子は、何故かそう言う性質(たち)が多い気がするが。
「さ。残念だけど。私の出番はお終い。次の人たちが待ってる」
「うえ。そうだった」
「大丈夫。君ならいける」
「あの、何処に話し掛けてるんですか姫神さん?」
「君のい○け○。あ。びくびくした。言葉も有効なんだ」
 くそッ、思いっきり不意打ち喰らっちまったぜ。
 大体、姫神のあの顔で『い○け○』とか反則だろ。
「じゃあ。途中まで送ってく」
 今気が付いたんだが、俺って車いすに乗せられてるのね。
「出来れば拘束全部解いてくれたら自分で歩いて行くんですが」
「駄目。前科2犯」
 ははは。駄目か。
「じゃあ次に誰が待ってるかだけ教えてくれよ!?」
「駄目。楽しみが減る」
「いや、むしろ不安が軽減されるんですが?」
「次のイベントだけ。お風呂」
「風呂!?」
「入って無いから君には丁度良い」
「いや誰のせいで風呂に入れなかったと思ってるんだか」
 そんな言葉を返しながらふと思うのは、次が最後か、もしくはせめて相手が1人だったらいいなあ、なんて、多分無理、なんだろうなあ……。
「不こあだッ!?」
「不幸じゃ無い」
 何も殴らなくても。
 それなら心の中で、不幸だああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!



To Be Continued

257Aサイド ◆kxkZl9D8TU:2010/07/29(木) 14:48:18 ID:mwUXX1G6
以上です。
でわ。

258■■■■:2010/07/30(金) 14:51:34 ID:OwWO6SZk
暇人&日常生活で常にネタになるものはないかなーと探している
その結果、何でもかんでも脳内変換してしまい、頭の中は四六時中SSが渦巻いてる
……えーっと、こういう認識ですが何か問題があるのでせうか?

まぁ、真実は明後日のほうに放っといて……( ゚Д゚)/オイ!!
投下間隔ちと早いですぅ〜
こっちはマッタリ進行なので、保守代わりに日数おいて感想レス付けようかと思ってたんですが――
>>250
“この二人に関しては……最早何でもアリだなw”と感じてしまいます
それと、ノリノリで書いてる貴方の姿が幻視されましたが――
(いっそのこと、ワシリーサ秘蔵『サーシャちゃんとの愛の蜜月(メモリー)』とでも銘打ってシリーズ化しちまうか?)
と幻聴まで聞こえてくるようで……………あ、とっくにそんなフォルダ作ってるかw
時事ネタに絡めての愉快なお話、GJ!でした
>>257
何気にぼかしてるのは意味があるのだろうか……
あぁ、目隠しされてるから趣向を変えてみた、のかな?
……続き待ってる(・∀・)

259Aサイド ◆kxkZl9D8TU:2010/08/11(水) 15:18:42 ID:KAs5tRb6
こんにちは、節操の無いAサイドです。
>>258
的確なご指摘ありがとうございます。
確かにカミジョーさん視点&目隠しなので状況はあくまでカミジョーさんの推測と憶測で説明しております。
で、今回は前回の続き『蜜会、泡にまみれて』なのですが都合により半分だけ投下します。
余りに長くなりすぎたのと、色々と諸事情がありまして……。
決してここを占有するつもりはございませんので、どうかどうか皆さんも投下して下さい!!
話を戻しまして今回は美琴&黒子&インデックスの登場です。
では9レス頂きます。

260『蜜会、泡にまみれて』1/8 ◆kxkZl9D8TU:2010/08/11(水) 15:19:25 ID:zRP81Ds6
 姫神は俺を置いて何処かに行ってしまった。
 別れ際に「ガンバレ」なんてエールを送ってくれたけれどもだ。
「それならこの目隠しと、後ろ手の拘束も解いて欲しかった」
 姫神の奴、裸にひん剥いたくせにこれだけ残すなんて。これじゃあまるで――、
「ヘンタイがいるんだよ」
「や!? 何で裸なのよアンタはぁ! そ、ま、前位隠しなさいよッ!」
「あらまあイヤですわ。そんなにがっついてお待ちになられていたなんて……。これは立派に、ヘ、ン、タ、イ、ですの♪」
 何でよりにもよってコイツら――インデックス、御坂美琴、白井黒子――がセットで現れるんだよ? あれだろ? ジェットコースターで言うなら発射して3秒で垂直スパイラル喰らったようなもんだろ!?
「不幸だ……」
「とうま。不幸だなんてまだ言うには早いかも」
「おチビちゃん言う通りですわ。まだわたくしたちとは何も始まっておりませんの」
「チビとか余計かも洗濯板」
「ぐぬっ!」
「むうううううう」
 誰だよこの人選した奴。明らかにミスだろミス。
 急に側で不穏な空気が肌を突き刺し始めたのを感じて、俺はそっと気付かれない様に後ずさる。
 と、誰かが俺の左腕に触れて来た。ま、今更誰かも無いか。
「さ、今のうちに……」
「お?」
 御坂はグイッと俺の腕を引っ張ると、更にはその腕に自分の腕を絡ませて……って、
「(お、おい! 当ってる、当ってるって!)」
 大きい声じゃ言えないが、ふにふにツンツンとアレが俺の腕を刺激してるんだって! てかお前も何で裸なんだよッ!!
「(あ、当たり前でしょ!? 当ってるんじゃ無くて、あ、て、て、ん、の! てか恥ずかしい事言わすなっ!)」
 そりゃどうもすいませんでした。
 つかどっちが恥ずかしいんだよお前ら……。
 しかし意識しちまったら余計に気になって、そうすると当然ナニにみるみる血が通って行くんだよなぁ。その内貧血起こすぞ俺……。


「滑りやすいから足もと気を付けてね」
「お、おう」
 足の裏から伝わる感触は濡れてツルツルしていて、うちのユニットバスとは明らかに違う。
 つか、耳に聞こえる感じからするとかなり広い。
 何処だよここ? まさか何処かの銭湯とかそんな馬鹿な事無いよな。嫌だぞ俺は。こんな姿を人目に晒すのなんて。
「座って」
「と言われましても……」
 目は見えない、手は使えないじゃ怖くてしゃがむ事も出来ない。
「仕方ないわねぇ。それじゃあ私が手を貸し、し、し、し」
「どうした御坂?」
 まるで壊れた録音機械よろしく「し」を連呼しやがって。
「ア、アンタ!」

261『蜜会、泡にまみれて』2/8 ◆kxkZl9D8TU:2010/08/11(水) 15:19:47 ID:xBlw2/iI
「へ?」
 どうした事か、御坂の様子が急に変だ!? いや、驚く事は無いな。よくある事でした。
「これ」
「ふぅッ!」
 いきなりナニを突っつかれたもんで、声が漏れるわ腰は引けるわ……、俺は今、猛烈に恥ずかしいッ!!
「ごめっ。い、痛かった?」
「い、いや、ちょっとびっくりしただけだ」
 正直例のリングが無かったら……、
「イケないんだよね。かわいそうに」
「う、おッ!?」
 多分両手で挟む様にされて、吐息なんか吹きかけられたりしてんだろうなぁ、と見えないながらに推測してみる。
 と、言、う、か、だ!
「何に話しかけてんだお前は?」
「言わせたいの?」
「いや結構です」
 取り合えず遠慮してみたがもう遅い気がする。
 だって急に生温かくなって来たんだよ。そう、俺のナニが。
「あむ」
「あぐッ!?」
 やりやがった!? 中学生のくせに、ちゅうがくせいの、く、せ、にぃぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!
「あふぁふぃふぁはうはほほひふひふひふぁふぁふはへへふほ」
「く、わえながら、しゃべんじゃねぇッ!?」
 気持ち良すぎて瞼の裏に星が散ったじゃねえか!!
「気持ち良かったでしょ? 好きだもんねアンタこう言うの」
「……黙秘させていただきます」
「えへへへへ」
 何か顔は見えないけどきっと嬉しそうな顔してんだろうな、ってそんな場違いなイメージが頭に浮かぶ笑い声。
 何だかんだ言って御坂もかわいい所があるからな。
 これでスイッチ入ったみたいに喜怒哀楽が入れ替わるのさえなければ俺の心臓の負担も大分軽減されるんだけどなぁ……なんて場違いな事に思いを馳せていると、
「短髪」
「お姉様」
「「い!?」」
 おいおい、このタイミングで戻ってきますか? と言うか最速この状況に波乱しか思い浮かばないのだが。
「「抜け駆けは良く無いかも(ですわ)」」
「きゃ!?」
 何だ? 御坂が悲鳴を上げたぞ? クソッ、こんな時に目が見えれば……。
「とうまはこっちなんだよ」
「え?」
 御坂の次はインデックスか?
「う、わ」

262『蜜会、泡にまみれて』3/8 ◆kxkZl9D8TU:2010/08/11(水) 15:20:07 ID:zRP81Ds6
 今度はインデックスかよ。何だ急に?
「とうま、これ痛く無いの?」
「うっ」
 また的確に俺の弱い所を突いて来るのが堪らなく、
「や、止めろ」
「うん。今は止めて上げる」
 あれ? 随分とあっさり引き下がってくれたもんだな。
「手を貸すからゆっくり腰を下ろして」
「あ、うん」
 てっきりタイルの上に座らされるかと思ったら……何だ? このふわふわツルツルした感触?
「そのまま今度は寝そべって」
 寝そべるのか今度は? ちょっと後ろ手の手錠がきついけど……。
「準備が出来た様ですわね」
「そっちも準備万端みたいだね」
「む゛ーむ゛ー」
 何の準備が終わったって? 大体最後の声って御――、
「う゛!?」
「とうまは暫く動かないでね」
 う、動くなって言ったって、それより勘弁してくれるんじゃなかったのかよ?
「し、扱くな」
「待っててね。今凄い事してあげるんだから♪」
 何だこのインデックスの妙にはしゃいだ感じは?
「おーらーいおーらーい」
「む゛ー!!」
 インデックスの変な掛け声にかぶってるが、御坂のうめき声がさっきより近い。
「お、おい! 何する気だ!?」
 まだ手は添えられたままだが扱かれて無い分まだ余裕がある。
 と、俺のナニの先端に、ぽたっ、ぽたっ、と……?
「お゛!?」
「む゛、む゛ぅぅー!!」
 何か垂れて来るからって集中していた所にヌトッと肉厚で熱を帯びたモノを押し付けられてビックリした!?
 だがビックリしたついでに何だか判ってしまったぞ。
「お、い」
「短髪、きっといい夢が見れるんだよ♪」
「む゛む゛む゛む゛む゛む゛む゛」
「楽しみですわねお姉様♪」
「む゛ぅむ゛ぅむ゛ぅむ゛ぅぅぅ!!」
「おいちょっと俺の話を聞けッ!!」
「む。うるさいんだよとうま」
「そうですわ。お姉様にお預けさせるなんて恥をお知りになって下さいまし」

263『蜜会、泡にまみれて』4/8 ◆kxkZl9D8TU:2010/08/11(水) 15:20:32 ID:KAs5tRb6
「いやそこ俺が叱責される所か? てか聞えてるんなら返事しろよ!」
 何かコイツらに愛されてるんだか急に不安になって来たぞ。
 白井はともかく、インデックスは俺の事好きだったんじゃないだろうか?
 ま、そんな疑念なんかより、今は命の方が大事だ。
「さあいくんだよ短髪」
「ほらお姉様、力をお抜きになって」
「む゛う゛う゛ー!」
 いや何か勝手に進行進んでやがる!?
「うおッ!?」
「む゛ぶッ!」
 ヌルッと先端が肉を掻き分けた感触が伝わって、俺の腰がまたもや勝手に動きそうになる。
 ええい、この節操無締め!! 今はそれどころじゃねえッ!!
「じゃあカウントダウンなんだよ♪」
「いきますわよ♪」
「おいッ!!」
「む゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛」
「さん♪」
「だから俺の話を」
「に♪」
「聞けって言ってるのに」
「いち♪」
「不味いんだって!!」
「「ぜろぉ♪」」
 インデックスと白井の声と共に俺のナニが御坂の中を駆け上がって行く。
 それは僅か一瞬の事なのに、俺は状況を忘れてそこに集中してしまった。
 御坂の中も姫神と同じでキツイ。
 とか、そんな事に浸ってる場合じゃ無かった!?
「馬鹿!? そんな事したら御坂が!!」
 そう俺が叫んだ次の瞬間、俺のナニが御坂の天井――いやあのぶつかった瞬間のコリッとした感触はアレを直撃したんだろうな――を勢い良く突き上げた。
 そして続く御坂の「ぶごッ!!」と言う間抜けな悲鳴。
 自重で内臓を突き上げた様なもんだからさぞ痛かったろう。
 てかそんな心配よりもこの後だ。
 御坂が痛みで我を忘れるって言う事は、つまりアレがビリビリっとする訳で。
 おい! 俺の右手は背中にあるんだぞ!! 何でも打ち消すっつったって背中にあったら何に……お、アレ? 両手を戒めていた手錠の感触が消えた……?
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
 俺は何も考えずに上体をバネの様に跳ね上げると串刺しになった御坂の体をギュッと抱きしめた。
「ぶう゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛!!」
 その直後に耳元で響く大絶叫。
 ふぅ、何とか間に合った……と思ったのもつかの間、御坂に回していた手に手錠が掛けられた。
「なあ、これ必要なのか?」

264『蜜会、泡にまみれて』5/8 ◆kxkZl9D8TU:2010/08/11(水) 15:21:00 ID:zRP81Ds6
「もちろんですわ。あら? それよりお姉様。食べ残しはいけませんですわよ。まだ少し残っておりますの」
「う゛う゛……、ぶう゛ッ!?」
 食べ残し? 一体何の話だ?
「ほらお姉様、黒子が手を貸して差し上げますわ」
「ぶっ、ぶう゛っ、ぶう゛っ、ぶ、う゛、う゛、う゛、う゛、う゛、う゛」
「うぐっ」
 な、何だ? 俺のナニに圧力が……?
「がんばるんだよ短髪。後少しだからぁ」
「う゛、う゛、う゛、う゛、う゛、う゛、う゛、う゛、う゛、う゛、う゛、う゛」
「あ、お前ら、何してんだあ……?」
 御坂の中を俺のナニがえぐって行くのが判る……ってお前らまさか!?
「御坂はまだ全部――」
「えい、ですわ!」


『ゴリッ』


「ぶう゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛!!」
「うお、ぐぅッ!!」
 またも御坂の大絶叫。
 そして俺の方は限界点でぎっちり御坂に締めつけられての空打ち。
 イテ、イテテ。もげてないか俺の分身? いやそれは大丈夫そうだ。
 俺に似て頑丈に出来ているらしい。自覚も無ければ嬉しくも無いけど。
「さあお姉様、殿方さんも、呆けている場合ではございませんですわ」
「「!?」」
 な、ん、だ、と……?
「2人とも驚く事無いかも」
「そうですわ。2人ともまだ始まったばかりではありませんの」
「う゛ぶぶぶ! う゛ぶぶぶ!」
 御坂が何言ってるか判んねえけど多分無理とか止めろとか言ってんだろ。
 そりゃそうだ。たった今派手にイッたばかりでこれからもうひと勝負しろってのが無理だろ?
「さあお姉様腰を動かしましょうですの」
「ぶぶ! ぶぶ! ぶぶ! ぶぶ!」
「駄々をこねてはいけませんですの」
「ぶぶ! ぶぶ! ぶぶ! ぶぶ!」
「可哀そうだから止めてやれよ」
「殿方さんは黙って下さいですの!」
「はいすいません」
 立場低いです僕……。

265『蜜会、泡にまみれて』6/8 ◆kxkZl9D8TU:2010/08/11(水) 15:21:21 ID:KAs5tRb6
「仕方ありませんですの。例の手筈で」
「おっけー」
 おい、何だよその「例の手筈」って。
「いくよ短髪。力抜いててね」
 いくって何だよインデックス?
「ぶう゛ッ!?」
「うおッ!?」
 今急に御坂の中がギュッとすぼまったぞ!?
「はい短髪腰上げようね」
「ぶぶ! ぶぶ!」
「やだじゃないんだよ? ほら腰、上げないと……」
「ぶぐッ!!」
「うおッ!?」
 また締まった。しかもあんなに嫌がってたのに腰が浮いて行く。
「ほぉらぁ、素直に言う事聞かないと、お尻の穴が破けちゃうかもぉ♪」
 そう言う事か!? はあ、なんて無茶しやがるんだコイツら。
 何て考えてる間に半分位外にむき出しになったか?
「はい、もういいですわ――さあお姉様。ズドンと腰を落として下さいですの♪」
「ぶうーッ!!」
「あら反抗的ですの。仕方が有りませんですわね」
 おい、今度は一体何が始まるんだよ。
「ぶ!? う゛ぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶ!!」
「えい、ですの!!」


『ズグンッ』


「ぶう゛ッ!!」
「うわ、ま、出るッ!!」
 いやリングがあるから疑似なんだけど……、ホントはマジでぶちまけたいッ!!
「さあ、休んでる暇は無いんだよ」
「ぶう゛う゛……」
「ほらほら腰をさっさと上げる」
 おいおいおいおい……。
「さあお姉様」
「ぶ、ぶう゛ッ!!」
「もう、また駄々をこねて……」
 御坂ぶっ壊す気かお前ら!!
「おいちょっと待て白ら――」
「えい、ですの!!」

266『蜜会、泡にまみれて』7/9 ◆kxkZl9D8TU:2010/08/11(水) 15:21:52 ID:KAs5tRb6




 それから何回位それを続けたのか良く憶えていない。
「あ?」
 インデックスの声に我に帰ると腰の辺りが温かかった。
「短髪がおもらしかも」
「あらまあ。それじゃあここまでにしましょうですの。うふふ。お姉様ったらとっても幸せそうな顔をしておりますの」
 何が幸せそうな顔してますのだ。
 きっと御坂の奴は壮絶な事になっているのだろう。今回ばかりは目隠ししてて良かったぜ。
「それではお姉様はこちらで預かりますから、あなたは殿方さんをよろしくお願いしますの」
「判ったんだよ」
 そう言う事で、どうやら御坂は白井と共に退場した様だ。
「んふふふふふふふ」
 何時からそんな笑い方をする様になったんだインデックス? そんな子に育てた覚えはありません!
 一度身体をお湯で流された後、抱きつくように押し倒された。
 合わされた体が妙にぬるぬるしているのが気になると言うか、もしやこれって!?
「私の体をスポンジ代わりに洗ってあげるんだよ♪」
 特殊浴場で行われると言われる伝説のマットプレイ♪
「てか何処で憶えて来たインデックス!?」
「秘密なんだよ。それより気持ちいい? とうまぁ」
「ああ確かに気持ちいいよインデックス。お前はどこもかしこもツルツルだからとっても気もイデデデデデデデデ……」
 天国から地獄。この状況で頭に噛みついてくるなんて、不幸だ……。
「とうまは何時も何時も私に対して失礼かも! 私の事どう思ってるのかな!? 一度その辺の事をじっくり話し合ってみたいかも! いや、今すぐとうまの体に問いただす!!」
 不味い。これは何かフォローを入れなければ目隠し手錠では俺の行く末はデッドエンドしか見えない!!
「いや何これには訳があるんだインデックス。そうだ! お前の事を身近に思ってるからちょっと気が緩むんだよ。でも聞いて欲しい。それはお前を軽んじているとかそう言うんじゃ無くて、お前が特別な存在だからなんだ」
「え、私が、特別?」
「そうだ。当別だ。だって他には俺と一緒に暮らしてる奴は居ないだろ? お前だけだ。お前とだから俺は一緒に暮らしていけるんだ」
「そ、それって……」
「インデックス」
「とうまぁ!」
 ギュッと首に抱きつかれると……すまん、ホントツルツルとか言ってスイマセンでした!!
「とうま、私断然サービスしちゃうかも!」
「だったらこの手錠と目隠しとリング」
「駄目」
「そこを何とか」
「駄目」
 やっぱり駄目か。
「じゃあ始めるね♪」
 ぬるぬるぬる、ぬるぬるぬる、とインデックスの体が俺の体の上を移動して行く。
 微かに粟立つ感じから、本当にこれで体を洗っている事にしているのだろう。
 右に移動したり、左に移動したり、脚に絡みついてきたり、マットと背中の間にまで巧みに体を潜り込ませて来るのは、何だか初めて体験する俺が言うのも何だが、手馴れていると思うんだ。
「なあインデックス」
「どうしたの?」

267『蜜会、泡にまみれて』8/9 ◆kxkZl9D8TU:2010/08/11(水) 15:22:15 ID:xBlw2/iI
「マジでお前のテクニックには感心してるんだ」
「ほんと!? とうまに喜んでもらえるなら嬉しいかも」
「だから1つ教えてくれ」
「何かな?」
 ここで俺は生唾を飲み込む。
 この感じって、浮気現場を押さえる感じに似て無いか?
「なあ、これホントに何処で憶えて来た? 本読んだだけじゃこうはいかねえだろ?」
「うふふ。気になるんだ?」
「気になるもならなうおッ!?」
 いきなり男の乳首を摘まむなこらッ! 心臓が止まるかと思ったろうが!!
「大丈夫だよ。相手はひょうかにしてもらったの」
 相手は風斬!?
 ちょっと想像してみようか。
 インデックスと風斬がぬるぬるになってくんずほぐれつ。
「やだとうま!? 今想像したでしょ?」
「いや何の話かさっぱり」
 取り合えずインデックスの名誉の為にもとぼけてみたが、
「とぼけても……これがぴくぴくしてるんだよ」
「うおッ!?」
 この正直者めッ! って俺自身か……。
「ねえとうまぁ」
「なに? てか扱くの止めて下さい痛いから」
 するとインデックスは手を止めた代わりに俺にキスをして来た。
 小さな舌が、その上にたっぷりの唾液を乗せて俺の口の中に潜り込んで来る。
 そこで初めて喉が渇いている事に気付いた俺は、インデックスが流し込むのに任せて、その唾液で喉を潤す。
 何か餌を与えられてるみたいな気分だぜ。
「入れてもいい?」
 唇を放したインデックスが早速そんな事を聞いて来る。
「普通それは男の俺が聞くもんだぞ」
 零れた唇を舐めるのもそこそこに俺が答えるのと、インデックスの熱く柔らかい部分が俺のナニに触れるのは同時だった。
「ん」
「うっ」
 久しぶりのインデックスは、相変わらずのきつさと共に初めての時を思い出させた。
 あの時は何だかいつの間にかいい雰囲気になってたな。
 インデックスの天井は俺の知る中でも1、2を争う程浅い。
 すぐに天井につかえてしまって、インデックスは相当残念な思いをしたと後で聞かされ……、
「んんん」
 おい、もう天井突いてるのに何してんだ?
「無理すんなよインデックス」
「あ、う」
「おいインデックス!」
「短髪は、全部、は、いったんだよ……。わ、私も、負けて、いられない、かも……うぅ」
 そう言ってぐいぐい腰をゆすっているが、そんなんじゃ入らないのはお前にも判ってる筈だぜインデックス。
 な、の、で……、
「あうっ! と、とうま!?」

268『蜜会、泡にまみれて』9/9 ◆kxkZl9D8TU:2010/08/11(水) 15:22:38 ID:zRP81Ds6
 俺は上手い具合に腰だけを使ってインデックスを腰の上に誘導すると、戸惑うインデックスを下から突き上げた。
「あぐっ! ぅ、ぅぅ……」
 短い悲鳴と共にピクピクと痙攣するのが伝わって来る。
 しっかし、ナニ一本でこうも簡単に支えられるなんてな。
「相変わらず軽いなぁ、インデックスは」
「あ!? 相変わらずな、う、ん、ん、んんッ!」
 思わず口が滑ってご機嫌斜めにさせてしまたお詫びに、強弱にグラインドのおまけも付けてリズミカルに突き上げる。
「ひど、い、わた、しに、じゃべ、らせ、あ、あん」
 見えなくてもメロメロなのはすぐ判る。インデックスはテクが凄い割に本番は弱いんだよなぁ。
 てな訳で完全とは言い難いがイニシアチブを掌握したので、ちと気になる事を問いただしておこうと思う。
「なあ。最近お前なんか俺に遠慮してるだろ?」
「!!」
 中がきゅきゅっと締まって顔を見なくても図星である事を教えてくれる。
 最近飯を余り食わなくなったり、積極的にお手伝いをしたがったり、と一見俺にとっていい事ばかりの様な気がするだろ?
 でも俺に言わせてもらえばそんなインデックスはインデックスじゃ無い。
「お前が変わるなんて俺は嫌だからな」
 贅沢だとか我がままだとか言われようとこれは譲れない。
「とう、ま、ぁぁ……」
 今度の締め付けはどんなニュアンスだったのか? ええい! 目隠しっつのはホント邪魔だな!!
「喉が渇いたからキスしてくれ」
「うん」
 素直な返事と共に、俺の胸に手を突いてインデックスがおずおずと唇を重ねて来る。
 先ほどと同じように小さな舌にたっぷりと唾液を含ませたそれが入って来ると、俺はそれに舌を絡めた。
 するするとインデックスの舌を伝って口の中に侵入させて、思う存分インデックスの口内を堪能する。
「ん゛ん゛ッ!?」
 インデックスのくぐもった悲鳴は嬉しいの裏返し。
 証拠に舌を扱く度に嬉しいって締めつけて来る。
 キスが終わったら早速突き上げるテンポを上げてやると、
「ひああッ!?」
 ほらさっきよりも素直に鳴き始めただろ?
「だめっ、だめだめだめっ、だめぇッ!!」
「さっき御坂もそう言って無かったか?」
「だ、だって、あん、あ、あれは、せんたッ、い、た」
 あら? インデックスさんは人のせいにしちゃう訳だ。
「人のせいにする様な悪い子にはお仕置きが必要だなぁ」
「イ、インデックス、ん、わ、わる、いこッ!?」
「ああ悪い子だ」
 あれれ、インデックスさんはお仕置きが御所望ですか? って中の様子で察した矢先、
「お、おしおき、して、くださいっ……」
 なるほど。
「いい子だ!!」
 一度高く持ち上げてから素早く腰を引いて、落ちて来る所を大事な部分目掛けて鋭く突き上げる。
 子宮が押しつぶされる感触と共に、内臓を突き上げられたインデックスが「ぶッ!!」と吹き出す声が聞えた。
 ごめんなインデックス。でもこれが一番好きなんだよな。
 ナニに感じる痛い位の締めつけと、胸から腰までに噴きつけられる尿とは明らかに違う液体の感触、そして雌の臭い。俺はそれらを感じながら、ちょっとだけ悦に入っていた。

269Aサイド ◆kxkZl9D8TU:2010/08/11(水) 15:24:10 ID:KAs5tRb6
以上です。
続きはまたその内にでも。
それにしても誰か投下に来ないかしら?
でわ。

270■■■■:2010/08/12(木) 09:58:15 ID:a0ySwZLI
GJです
エロエロ展開ナイス
続きどうぞお願いします

271■■■■:2010/08/13(金) 08:21:40 ID:bVWQGBbQ
エロい……

272Aサイド ◆kxkZl9D8TU:2010/08/20(金) 16:10:12 ID:juYaSXvs
こんにちは!
前回の『蜜会、泡にまみれて』の続き11レスです。
これでこの章は完結ですね。
インデックスは退場。黒子、そして復活の美琴、それぞれ個々で繰り広げられるちょっとアブノーマルチックなやり取り。
ネタばれ覚悟で、上条鬼畜、上条飲尿、上条アナル責め(ドライオーガズム)と上条受難ですが良ければ。
ま、刺激的な前フリほど大したことは無いと思います。
では。

273『蜜会、泡にまみれて』10/20 ◆kxkZl9D8TU:2010/08/20(金) 16:11:15 ID:b0yqwv66




 あれからインデックスは何回逝ったのか? それにひきかえ俺と来たら、
「ああマジでイキてぇ……」
 俺の胸の上で失神しているらしいインデックスが羨ましすぎるぜ。
「あら? 間に合いませんでしたの」
 ラスボス来た。いや、今後の展開を考えると中ボスかもしれんけど。
 そんな事はさておき、白井はやっぱり気を失っていたインデックスを白井の能力で何処かに連れて行くとすぐさま戻って来た。
「ところで御坂はどうした?」
「生きてますわよ」
「当たり前だ!」
「クスクス。冗談にムキになるなんてイヤですわぁ」
 白井の声が近いなと感じた時にはキスをされていた。
 唇を舌が這う感触がくすぐったい。
 続いて口の中かと迎え入れる態勢を取ると、白井は俺の唇を甘噛みしただけで離れた。
 そして唐突にこう言ったのだ。
「リング、外して差し上げましょうか?」
「マジでか!?」
 その一言に俺は疑う事も無く飛び付いた。
 それ程今の俺は煮詰まっていたんだ。リングを外してくれるんなら悪魔にだって魂を売り渡してしまう……いや、それは流石に大げさだな。でも一瞬でもそう思ってしまう位一杯一杯だったんだよ。
 それなのに白井の奴ときたら、
「うふふふ。う、そ、で、す、の♪」
 え、マジ!? 外してくれるんじゃ無かったの?
「でも目隠し位なら大丈夫ですわよね」
 で、結局外してもらえたのは目隠しだけ。いや、拘束が1つ減ったんだから喜ばなくちゃいけないんだけれど、どーもさっきの反動で素直に喜べない。クソッ、白井のイジワル。
「うっ」
 風呂場の淡い照明とは言え久しぶりの光が目に沁みるぜ。
「こんにちは、殿方さん」
 そう言われても白井の顔もまだぼんやりだ。
 何て思ってたらおもむろに両頬を押さえられて目玉を舐められた。
 ねとっ、ともザラっとも付かない感触と、ちょっとした圧迫感。そして、それ以上に感じる妙な背徳感は何だろう?
 俺はその不思議な感覚に白井の顔が見える様になってもぼぉっとしていた。
「どうしたんですのそのポカンとしたお顔。わたくしの顔に何か付いておりますの?」
「目と鼻とくふがふが……」
 喋ってる最中に鼻をつまむな鼻をッ!
「ロマンチックの欠片も無い方ですのね」
「んがッ! こんな状況でロマンもへったくれもあるかっつの……」
 ゼハゼハ……。
 ホント白井のこう言う感性は全く読めない。
 大体何時からこいつと体を重ねる様な関係になったのさえ判らない。相変わらず美琴の事になると突っかかって来るし。
 そう言えばこれは御坂には内緒なのだが、あいつと事に及ぶより白井の方が実は先だったんだ。
 なので、いわゆる隠語で言う所の棒姉妹で言えば白井が『お姉様』になるんだな。うん。
 何て事を考えていたら耳を引っ張られた。

274『蜜会、泡にまみれて』11/20 ◆kxkZl9D8TU:2010/08/20(金) 16:11:37 ID:juYaSXvs
「イテ、イテテテテテテ……」
「集中して下さいまし」
 それはどうもスイマセンでした。では改めて――、
「白井は俺に何をしてくれるんだ?」
「そうでしたわね。それではまずお体を洗……」
「それならインデックスがさっき」
「そうでしたわね。うーん、それでしたら……」
 何だもうおしまいか?
「何も無いんだったらいきなりだけどセックあがもがあ……」
「デリカシーが有りませんですわ!」
 だからって人黙らせるのに口の中に手を突っ込むヤツにデリカシーとか言われたくねえッ!
 こうなりゃこっちにも考えがある。とかそんな大したことじゃないな。
 ただ指に舌を絡めて、爪の凹凸から指の節から股まで、そこがふやけてしまえって位に熱心に舐めてやる。
「ひあ!? ゆ、指なんか舐めないで下さいっ」
 ならさっさと引っ込めればいいのに、顔を真っ赤にしてくねくねと体をくねらせていてはもっともっとと誘っている様なもんだ。
 俺はひとしきり舐めた指をワザと音を立てて口から口から離して、「悪いなデリカシーが無くて」とつっけんどんに言ってやった。
 すると、俺の涎で濡れ光る自分の手を見つめていた白井は、ほんの少しだけ某としていたが、すぐにキッと眉を吊り上げる。
「じ、自覚があるなら少しは善処して下さいですのッ! そ、その……、折角久しぶりに2人きりですの……」
 ぴりっとしていたのは前半だけ。後はもじもじと恥じらい交じりに……ははは、お前もそんな事言っちゃう訳ね。
 それならそうと初めから言えばいいのに、カミジョーさん女性の扱いには慣れておりませんの事よ。
 では改めて白井のご要望に答える為に俺は俺なりに顔を引き締めると、
「黒子」
「当麻さぁん♪」
 嬉しそうに後ろ手の俺の首に抱きつく黒子。
 お互い裸なのが更に間抜けな感じに拍車をかけるが、そこは突っ込まないのが男だろうな、うん。
 おや? こんな所に美味しそうな耳たぶが有るじゃないか。
 なので遠慮無く口に含みます。
「んっ」
 早速鼻に抜ける様な甘い声を出す黒子。
 こうやって唾液を絡めながら、耳たぶからヒダから穴からをくしゅくしゅとやると、口の中とはまた違った音が頭の中を犯すんだ。
「あは、は、あ」
 ほらほら黒子の中身が溶けだして来たぞ。負けず嫌いで意地っ張りの殻の中に包まれた、何処までも甘く優しくされたい女の子が。
 最後に頬を上から下までペロッと舐めてから顔を放すと、もうそこには無防備な女の子が1人食べられる瞬間を待っていましたとさ。
「顎、上げて」
「はい」
 素直に従う黒子ってかわいいよな。
 手が使えればこんな無粋なお願いなどしないのだがそこはいた仕方なしでござる。
「うむ」
 俺は指示通りに上向いてツンと顎を突き出した黒子に仰々しく頷いて見せると、顎と首の境目辺りに口づけをした。
「く、ふ」
 くすぐったいのを我慢する黒子萌ッ……いや集中集中。
 俺は喉元をキスマークが残らない程度に軽く吸ってからそこをぺろりと舐めた。
 更にその舌を顎の先まで、今度はナメクジにでもなった気分でゆるゆると上らせる。
「ふ、ふぅ、ん」
 今にも跳ね除けたい気分だろうな黒子。でもそんな事出来ないんだよな?

275『蜜会、泡にまみれて』12/20 ◆kxkZl9D8TU:2010/08/20(金) 16:12:00 ID:b0yqwv66
 それを知っているからこそ執拗に黒子を嬲る。
 舌を這わし、唇で啄み、時には歯を立てる。
「ひ、ふ、ぁぁ……」
 喉はもういいかな? はは、黒子の奴涙流してやがる。
 俺は一度顔を上げて黒子の目じりに溜まった物を吸い取ってから、今度はおもむろに鎖骨の浮き出た部分に唇を添えて、
「痛ッ」
 ふむ、いいキスマークが出来た。やっぱこう言うのは見える様な場所に付けないと駄目だよな。
「あ、常盤台って開襟シャツじゃなかったな、ざぁんねーん」
「と、とうまさんがお望みとあ、あふっ」
 キスマークに舌を這わすと黒子の言葉は熱い吐息に切り替わる。
 嘘嘘。そんな事したらカミジョーさんおもて出歩けなくなる所か命の心配もしなくちゃいけなくなりますから。
「俺だけが見れればオッケーオッケー」
 さて続いてはと……、やっぱオッパイ(これ)しかねーだろ。
「コリコリになって期待してるみたいだし、な?」
「そんな……、声に出して言わないで下さいで、すわ……」
 声に出すなか……。じゃあ不言実行っつー事で、おもむろに歯を立てますが構いませんね?
「いぎッ!?」
 おお!? 歯で挟んで転がすとナイス弾力ぅ♪
「か、かん、じゃ、だ、だめ」
 そうか? じゃあ吸うけどいいよな?
「んにぃ!!」
 日々頬張り甲斐のあるオッパイに成長していらっしゃるようでこっちも力が入るぜ!
「も、もぐもぐされ、れ、れ、ふわああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
 コ、コラ、感じてるのは判るから、頭押さえたら息出来ないだろ!?
「ぷはッ!?」
 はぁ……、死ぬかと思ったぜ。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」
 おや? 今ので黒子も奴も息が上がっちまったみたいだな。
 ついでにこれは補足だけど、黒子がまたがってる俺の足は今大変な事になっております。
 まあそんな事は置いておいてだ。このままって本番てのもいいが黒子の奴が久しぶりだってあんなにアピールしてたし、もう少しサービスしてやりますか。
「黒子」
「は、はいですの!?」
 夢心地から呼び戻された黒子が今度は何をさせられるのかと怯えた様な眼でこちらを見つめる。
 うん。そんな目をされるとだな、カミジョーさんご期待に添わねばと張り切ってしまいますよ?
「何時もの『おねだり』は出来るか?」
 2人だけに通じる合言葉――それを聞いた黒子の大きな目がもっと大きく見開かれ、そして次に伏し目がちに俺から視線を外すと、「はい、ですの」と小さな声で返事が返って来る。
 恥ずかし糸を引いて立ち上がる黒子。それに対して俺はごろんとマットの上に仰向けに寝ころぶ。
 そして無言のまま俺が頷くと黒子はおずおずと俺の頭を跨いで膝付く。
 無毛の土手に一筋の深いスリットが走る。そこから少しはみ出た肉ヒダが妖しいぬめりを帯びて光っているのが見えた。
 ぽたり、と糸を引いて滴り落ちた一滴が丁度俺の唇に当たった。それを俺はぺろりと舌で舐める。
 そこで黒子と目が合った。ん? 泣き出しそうな気配。
「大丈夫か?」
 俺がそう言葉を掛けると、大丈夫と知らせる様に黒子がコクコクと頷く。
 そして俺の方から更に下に視線を移した黒子は、自分の大切なスリットにそっと自分の両指を添えると……くうっと左右に開いて見せた。
 ぱっくりと開いたスリットの中――つるりとして柔らかそうなサーモンピンクの全体と、それとはアンバランスに内側から肉を盛り上がらせた穴の生々しさが俺の目を釘付けにする。

276『蜜会、泡にまみれて』13/20 ◆kxkZl9D8TU:2010/08/20(金) 16:12:17 ID:juYaSXvs
 何処かでこくりと生唾を飲む音が聞こえたが、それは黒子だったのか俺だったのか。
「い、卑しくて、み、淫ら、な、黒、子の、お、おま○んこを、イジ、メて……」
 そして黒子の口からたどたどしく発せられる卑猥なおねだり――そうこれが俺たちの合言葉。この口上の後、黒子はカミジョーさんにぺろりと頂かれる訳、な、の、で、す、が。
 俺は黒子の口上が終わらない内に桃の果肉に被り付くかのようにぱっくり開いたそこにむしゃぶりついた。
「はぎッ!?」
 そしてチラリと目だけを上に向ければ驚いたような困ったような期待するような眼差しとぶつかる。
 だよな黒子。お前はこんな強引なのが好きなんだよな。
「だ……」
 黒子が何か言おうとしたが、俺はそのままじゅるじゅるとわざと音を立て、そしてもぐもぐと顎を動かす。
「あひッ、だめそんなッ、たべないで、たべッ、だめ、あ、い、い」
 黒子、鳴くか止めるかどっちか1つにしてくれないとカミジョーさん馬鹿だからわっかりません。もぐもぐ、もぐもぐもぐ。
「くろ、こ、あい、う、たべ、られ、ます、の、おぉ」
 はい、黒子覚悟完了♪ っと。
 俺はそこで更なる動作――口を付けたまま上から下、下から上と舌を平べったくして舐めてやる。
「あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ」
 次は舌先を尖らせてぐりぐりっと楕円を描いて、
「ああああああああああああああああああああ」
 不意打ちのように固い芽をぺろりと舐める。
「ん、いいっ、です……」
 甘酸っぱい果汁が口いっぱいに広がる……うんうん、黒子楽しんでくれてるな。
 続いて俺は尖らせた舌を錐の様にして例のトロトロの肉穴にずぷっと突き込んだ。
「みにゃあ!?」
 すぐにピクピク舌を締め付けるのが素直で愛おしくなるぜ!
 それじゃあいきますか? と俺は心の中でひとりごちると舌先に力を込めて洞窟探索を開始する。
「いや、うご、うごく、とうまさんが、う、うごいてますうううううううううううううううううううううう!!」
 黒子ナイス解説。
「は、あ、ひ、い、う」
 ここはぬめぬめうねうねしてますねぇ。
「そ、そこ、そこ、が、い、いい、で、うぁぁ」
 ん? このざらざらの部分が良いのか? それじゃあ念入りに、一粒一粒……。
「い、く、ん……」
 コラコラ1人で何クライマックス迎えてるんですか? ってもう遅いか。
 俺の舌をきゅっきゅっと締めつけながら黒子が身体を震わせている。
 だが! だがここで終わらないのがカミジョーさんですの事よ!!
「ふみ?」
 気付いたか黒子? つか気付くわなぁ。だって自分の中で舌が動いてるんだもんな。
「と、当麻さんわたくしついいましにぁあ、ああ、あ、あ、あ……」
 何素面ってるんですか黒子さん? そんな子は最速俺の舌で秘穴掘りの刑ですよ。

277『蜜会、泡にまみれて』14/20 ◆kxkZl9D8TU:2010/08/20(金) 16:12:37 ID:sKbzuDgo
「あい、いく、また、あ、ああ、だ、め」
 ギブ早いっすよ黒子さん。でも止めない。止められない止める訳無い三段か――、


『カリッ』


「!!」
 しまっ……。


『ぷしゃあああ……』


「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
 ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!?
 く、黒子の奴逝った瞬間に俺の口の中に漏らしやがった!?
 逃げたくっても太ももでがっちり頭を挟みこまれているから逃げられ……、
「ごぶッ」
 クソッ、もう口ん中は一杯だ。し、仕方が無い、かくなる上は……俺はそう覚悟を決めて、黒子の出した物を喉の奥に流し込み始めた。
 自業自得とはこの事とは言え、まっさか調子に乗ってかぶり付いてたら上の歯が黒子の敏感な部分を直撃しちまうなんて……ああ、不幸だ。
 やがて黒子はそれほど溜めこんでいなかったらしくて直ぐにそれは治まった。
 ふぅ、助かったぜ。などと安堵したのもつかの間、黒子が操り人形の様にぎこちなく立ち上がる。
「おいっ、黒子?」
 様子がおかしい。いや何時もおかしい黒子が今は一段と様子が変なのだ。
 こ、これはもしや……。


「あはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは」


 やばっ!? 黒子が壊れた。
 そして、そんな逝っちゃった黒子はひとしきり馬鹿笑いした後、おもむろにこっちに尻を向けて四つん這いの様な姿勢になった。
「当麻さん、当麻さぁん♪」
 黒子さんあなた仮にもお嬢様なのですから、全裸の股の間から呼びかけるのは如何なもの……てその尻に両手を添えたのってまさか!?
「黒子のこここんなに広がるんですのよ♪」
 色々とお柔らかいんですのね黒子さん。
 ぐいっと両手で尻――だけじゃなくてその奥に隠れていた物もフルオープンですか? ああ、絶景かな絶景かな……。
「あー」
 カミジョーさん正直開いた口が塞がりません。多分間抜け顔です。でもいいんですいいもん見てますから。あは、あはははははははは。
「それからこぉんな事も」
 オイチョットマテマダナニカ? なんて俺が心の中でカタコトになって見守る中。
「え?」
 ちょっと待て。ちょっと待ちなさいよ黒子さん。
「見えますか? ほらはら、黒子のお腹の中が動くのちゃんと見えておりますか?」
 広げられ丸くぽっかりと空いた穴のその奥。例えるなら男のアレにも似ているピンク色をした……、ピンク色をしたそれが黒子の下腹部が上下する度泡を吹いてぴこぴことグロ可愛らしく動くのですよ。
 ええ、カミジョーさんリングの事も忘れてリミッターカットです。まっしぐらです。
「黒子おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
「きゃあああああああああああああああああああああああああああああん☆」

278『蜜会、泡にまみれて』15/20 ◆kxkZl9D8TU:2010/08/20(金) 16:12:54 ID:b0yqwv66



 俺がハッとして我に返ると、黒子は俺の下でぐったりと伸びてしまっていた。
「しまっ……お、おい黒子!?」
 手が使えないからって串刺したまま揺するのもどうかと思うが繋がっているのはこれだけなので許して欲しい。
 ゆさゆさすると腰にズンと重い感じがする。何時まで続くんだこんな事……不幸だ。
「また派手にやらかしたわねぇ」
 突然横合いから振って湧いた声にギョッとして振り返る。するとそこには御坂が立っていた。
「御、坂……」
「何よ。私が来ちゃなんか都合でも悪い訳?」
「いやまだそこまで言って無いだろ」
 頬の辺りに微かに残った猿ぐつわの痕が痛々しいと思ったけど現状火に油なので言わない俺って賢いかも。
 ついでに言えばさっきの御坂の狂態思い出して黒子の中の俺が勝手に怒張しているのも内緒だ。
「幸せそうな顔してるわね」
 そんな事を言いながら黒子の頬をぺチぺちと叩く。
 半眼に涎鼻水涙まみれで幸せとかありなのか? アリ何だろうなきっとこいつら……。
「今失礼な事考えてたでしょ?」
「いやそんな事微塵も考えて無いっすよ御坂センセ」
「ふん」
 危ねえ危ねえ。既に忘れている諸氏もいるかと思うが、今は右手が使えないからから極力御坂を刺激してはいけないのですよ。
「よいっしょっと……」
 御坂は黒子を抱え上げると手馴れた様子でずるずると引っ張る。
 すると当然黒子の中に仕舞われたものが出て来る訳で、
「うわぁぁ……」
 何ですか君? 人のイチモツを見てうわぁだなんて失敬な。ちょっと今までの刺激で色形とも変わってるだけじゃないですか……うう、不幸だぁ……誰かリング外してくれぇぇ……。
 いや逃げないからそんな未練たっぷりに見つめていないで、少しは黒子さんを大切にしてあげて彼女のライフはゼロよ?
 そして何故かもう一つ用意されていたマットの上に黒子を寝かした御坂の奴が急いで戻って来た。
 そして俺に向かって満面の笑み。
「な、何だよ?」
「綺麗にしてあげる♪」
「いやもう……」
 そこで俺はごくりと息をのみ込んだ。
「もう、何?」
 嬉しそうな顔が恐ろしい。
 それ以上に親指と人差し指の間をスタンガンの様に電気が走るのがもっと怖いッ!!
「お、お願いします」
 俺、轟沈。
「んむっ。ドロッドロじゃ……あむ、は、ぁ……ないの、ん」
「あの……」

279『蜜会、泡にまみれて』16/20 ◆kxkZl9D8TU:2010/08/20(金) 16:13:13 ID:juYaSXvs
「むちゅ? 何よ? わらひいあふほははふむもお」
「だ、だから、喋りながらすんな、ひ、へ」
 判ってやってんだろてめええええええええええええええええええええええええええ!!
 クソッ。たまにイニシアチブ取れたからってはしゃぎやがってこのままじゃ済まさねえ――、
「え?」
 おい、仰向けに寝そべった俺の両足肩に担いで何するつも――。
「うおおッ!?」
 せ、世界が逆さまに!? ておいまさかこの格好ってチ○ぐりりがえしか!?
「お、おい」
 慌てて天を見上げたら俺自身に銃身を向けられててドキッとした。
 グロい。マジでグロい。こんなモン付きつけてごめんな皆。
 と、突然反省モードに入った俺の股間に何とも言えない感触が走る。
 例えるなら大事な袋だけを湯船に浸けた様な不思議な……。
「ておい!?」
「んみ?」
「んみじゃねえ御坂お前一体何を!?」
「もごもご」
「ぐ、あッ」
 ああ何と言う事でしょう。御坂の奴が俺の2つ有る弾薬庫の1つを口に含んでいるじゃあありませんか。
 こらこら飴玉じゃないんだから口の中で転がすんじゃありません……と言う間にもう1つも口の中に押し込みやがった!? きっと今御坂の口の中は通勤ラッシュ時の電車の中よりも窮屈になっているんじゃあないでしょうか?
 何か小動物みたいに頬を膨らまして、え、
「あがががががががが馬鹿馬鹿死ぬ死ぬ俺死んじゃうッて!?」
 ただでさえ射精出来ないのにコロコロくるくると踊らされて勝手に弾薬補充開始。
 でも出口塞がれてっから根元がパンパンになってっから……。
「痛ッい、いたた、痛いって言ってるのにッ!! やあああああああああああめええええええええええええええええろおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
 ゼ、ゼェ、ゼェ、ゼェ、ゼェ……。
 今のはヤバかった。マジで何がどう説明したらいいのか判りませんがカミジョーさんレッドゾーンからデッドゾーンを行ったり来た、り?
「み、御坂?」
 何かまた俺の股の間を獲物でも狙う猫みたいに凝視している御坂に戦慄した俺はけん制にと声を掛けた。
「何?」
「カミジョーさん限界ですから」
「ふぅーん」
「ふぅーんてお前そんな聞き流す様な……。それよりこの体制を何とかしてくれ。いやして下さいお願いします」
「やだ」
「やだってお前子供じゃあるまいし」
 これ以上カミジョーさんに何を求めるんですか御坂さん? どんなにされたってここではリングを外せないってルールは知っているでしょうが?
 え? 何その怪しい笑顔。
「逝かせてあげよっか?」
「マジで?」
 思わず即答してしまってハッと我に返る。

280『蜜会、泡にまみれて』17/20 ◆kxkZl9D8TU:2010/08/20(金) 16:13:31 ID:6xlX1/DY
「ちょ、ちょっと待て今の無しッ!!」
 駄目だ駄目だ駄目だ!! 御坂の奴絶対『アレ』をするつもりだ。
 あれは駄目だ!! あれは男としてのカミジョーさんのアイデンティティをズタズタに引き裂くんだってば!!
「いッ!?」
 今のは唐突に尻を開かれた俺の悲鳴。
 普段は決して人目に触れない部分を晒された羞恥に俺の鼓動は否応なく早鐘を打ち始める。
「ひ、ぃ」
 そんな秘密の場所に生温かい風を感じてまたもや俺は悲鳴を上げる。
「カワイっ♪」
 御坂の場違いな囁きが聞こえるがそれ所じゃあ無い。
 お、俺は今から想像を絶する様な快か――、


『ぴと』


「アッ!!」
 御坂の唇が俺の汚い所に押し付けられた瞬間勝手に裏声が出ちまった。
 お嬢様が何つー所に口付けしてるんですか!? 恥を知りなさい恥をッ!!
「ヒ、イ」
 ちょ、お、し、舌が、舌がゆっくりと俺の中に入って来る!?
 駄目だ駄目だ駄目だ駄目だ駄目だ駄目だ駄目だ。
 最初はトイレに行きたい時の様な感じが腰の辺りにじんわりと広がる感覚が、御坂の舌がぐるぐると掻き回される度に全身がぬるま湯にでも使った様な不思議な感覚に包まれて行く。
「うう、やめ、ろ、はず、かし」
 微かなプライドで抗うが身体は正直に御坂の引いたレールを進んで行く。
「ぷはっ」
 御坂が一息つくように口を放す声が聞えたが、すっかり骨抜き状態の俺は確認する気にすらなれない。いやむしろここまで上り詰めてしまうと、
「アンタのここぱっくり口が開いてるわよ♪ イヤらしい」
「うっ」
 そのぱっくりと開いているらしい部分に指を這わされて、俺の口から弱弱しい呻きが漏れる。
 何か遊ばれているが仕方ない。
 こうなってしまえばプライドよりも快楽優先だ。だから御坂に「欲しいでしょアレ」と聞かれて素直に頷いてしまった。
「ウフフ、いい子ちゃんでしゅねー♪」
 年上捕まえて誰がいい子ちゃんだこの――頭の片隅で俺の理性が御坂に食ってかかるが、大部分を占めるのはやはり本能。
 直視するのが怖くてそっぽうを向いたままなのがまるで注射を怖がる子供みたいで恥ずかしい。
「いくわよ」
 御坂の声に俺は唾を飲み込もうとしたが失敗した。口の中がカラカラだ。ああ、もう早く終わらせてくれよ!
 その気持ちが伝わったのか何かが俺の中に再び入って来る。
 この感触は姫神にされたそれと同じ。だが十分に慣らした後ではまた感触が違う。
「う、ううう」

281『蜜会、泡にまみれて』18/20 ◆kxkZl9D8TU:2010/08/20(金) 16:13:48 ID:sKbzuDgo
 一見痛さを堪える声にも聞こえるが、これは燻っていた快感に再点火された喜びの呻き。
 それを知っている御坂は遠慮無く内部をえぐる。
 そしてある一点に指先を添えると強弱を加えながら円を描くように動かし始めた。
 するとあっという間に俺の身体は快感の波にさらわれる。
「あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ」
 御坂の指のリズムに合わせて半開きの口から変な声が絶え間なく漏れるのも止められない。
 そのリズムは徐々に早くなり限界が近い事を俺にも御坂にも知らせて来る。
 やがて指を差し込まれた場所が勝手に委縮を繰り返し始めて来ると、いよいよ涸れてひりついた俺の喉からは声も出なくなる。
 来る。この感じ。内側から全身に広がって満たして行く様な感じが……。
「う、あ、は」
 びくんと俺の身体が大きく跳ねた。
 そこからびくんびくんと2度、3度と痙攣する。
 これがドライオーガズム。
 その証拠に俺のナニは一滴足りと射精していない。
 じんわりとした快感が俺に開放感を感じさせて思わす俺は涙を――、
「あ、ああ」
 また身体が跳ねる!?
「みさ、あ、が」
「まだ逝き足りないでしょ? たっぷり逝かせて、ア、ゲ、ル♪」
「うあ、か、やめ」
 止めようにも止まらない絶頂に、俺の言葉は容易にかき消されてしまった。


 御坂に何度も鳴かされてぐったりとした俺が薄眼を開けると、にやにや笑いの御坂とバッチリ視線が合った。
「泣いちゃったんですかとうまちゃーん♪」
 誰が鳴かせたんだこの野郎!!
 俺は怒りの余り瞬時に上体を起こすと御坂をキッと睨みつけた。
「このドサド!! 俺は途中で止めろって言っただろ!!」
 すると御坂の奴も笑顔を引っ込めて眉を吊り上げる。百面相かこいつは?
「サドはアンタでしょ!! この放置プレー野郎!!」
「馬鹿言えそれじゃまるで俺にはそれしかないみたいじゃねーか!? 俺のレパートリーはもっとずっと深いんだ!!」
「それじゃあ見せてみなさいよ!!」
 よし主導権奪還。そうですかそうですか、見たいんですね。自分から言ったんですよ。
 今更「あ」とか口塞いだって遅いんですの事よ美琴さん。
「ぐふふふ、お望みとあらば」
「い、いや、あの……」
 ずりっずりっと後退る美琴を、俺は別に追いかけたりしない。
「美琴」
「あん♪ は、はい」
 名前を呼んだだけでピクンと体を震わせて頬はほんのり桜色。うむうむ、暗示はちゃんと成功している模様。

282『蜜会、泡にまみれて』19/20 ◆kxkZl9D8TU:2010/08/20(金) 16:14:04 ID:juYaSXvs
 実はこの間まで名前を呼びながらエッチをするって言う実験をしていたのだよ諸君。
 その結果がこれだ!!
 まあそれはいいか。俺に名前を呼ばれた美琴は素直に俺のすぐ側に正座する。
 そんな美琴に俺は突然こんな質問をしてみた。
「後ろは綺麗にしてあるか?」
「はい」
 流石美琴さんは準備万端ですね。と言う事で予定通りに俺はわざとらしく舌打ちをした。
 さて美琴はこれをどう解釈するでしょうか?
「何するつもりだったのよアンタ!?」
 ほら乗って来た。いや引っかかったと言うべきか。
「俺は何も言っとらん訳ですが、想像した事を言ってみて下さい」
「!!」
 ギョッとしてその後顔が分身して見える位左右に振るがそれ位で俺が許さないってしてるでしょうに。
「言いなさい」
「はい」
 耳元でこしょこしょと……ははあんなるほどねえ。
「お望みとあれば後日」
「じゃ、今度準備しておくわ」
 美琴タンすっかりしおらしくなっちまった。
 かわいいから頬にキスしてやる。
「ん」
 鼻、瞼、顎、もみあげ、もう一度瞼、額。
「ねえ」
「ん?」
「な、何で……キ、キ……」
 真っ赤かだねこりゃ。さっき俺をあんなに責めてた人と同一人物だとはとても思えん。
 大体あれは出来てキスって言えないなんて普通考えられますか?
 でもこれはこれでかわいいんだけどさ。
 と言う訳で美琴さんにまた餌をまいてみましょう。
「だって自分のケツと関節キスなんて流石に無理だろ?」
 さあ美琴カモーン。
「ア、アンタってば最ッむうう゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛!!」
 手が使えなくったって唇くらい奪えるんですよの術。あ、いや、術とかどーでもいい訳で美琴が大口開けてるから余裕でした。
 更にそのまま体重を掛けてゆっくりと押し倒しながら、口の中は当然の如く蹂躙させていただく訳ですね。
 喉も渇いていますから取り合えず唾液を全部寄こせと言わんばかりに口の中どころか喉の中にまで舌を突っ込んで掻き回してやる。
「ん゛ん゛、ん゛ん゛ッ」
 いやこう言う時ってすっげえ罪悪感なのな。何か無理やりしてますって感じが俺の柔なハートをチクチクするのです。
 でも止めない。
 その理由は、さん、にぃ、いち……、
「ぷはっ」

283『蜜会、泡にまみれて』20/20 ◆kxkZl9D8TU:2010/08/20(金) 16:14:22 ID:juYaSXvs
「ん、に、ぃぃ……」
 くたんと力無く横たわる美琴の姿に俺は満足した。
 でも折角だからもう少しサービスしてやろうかしら、と先ほどの黒子の件も忘れて俺の悪い虫が動き出す。
 夢見心地の美琴の耳元にそっと唇を寄せて、
「黒子にも付けた『アレ』、お前はいくつ欲しい?」
「いっぱいほしい」
「いっぱいって言ったら見える所にも付けなくちゃなぁ」
「つけて、とうまのしるし、みえるところにいっぱいつけて」
 即答っすよ、そ、く、と、う。判っていってんのかしらねこの子は? ま、本人のお望みとあらばいた仕方ない。
 さて、まずは美琴ちゃんを今度は俺のペースで……、
「ん、くは、お、きい」
 何時もよりキツイ気がするけど……よし、準備完了。
「美琴」
「あ、ん、く」
 きゅっきゅっと中が締まるのが良く判るぜ。
 それを感じながら震える美琴の鎖骨に顔を埋めて最初のキスマークをと。
「あ、くっ」
 よしよし赤くなった。
「美琴1つ目付いたぞ」
「ひ、いく、ぅ」
 また逝ってるのか? 我ながらすげー暗示だな。これじゃ人前で美琴の名前も呼んでやれないかもしれない。
 さて、刺しっ放しじゃ可哀そうだからゆっくりと動いて行きますか。
「はひっ、と、ま、やめ、だめ」
 駄目と言われて止める様な男がおりますでしょうか? いや居ませんとも。
 さて次のキスマークは最近目覚ましいオッパイ(ここ)でしょうね。
「きぁ」
 右だけじゃ吊り合い悪いから左にも、
「ああっ」
 あれ? もしかしてキスマークでも逝っちまったとか言わないか?
「なあ美琴?」
「く、くる、きちゃう」
「美琴」
「ま、また!? くきゅ」
「み、こ、と」
「だ、わたひっ、ばかっ」
 連チャンは流石にキツかったのか美琴が白目剥き掛けた。
 ああごめんわざとなんだ。だって美琴があんまりかわいいから。だから――、
「美琴」
「ひ、いぐぅ」
 ――もう暫く俺の為に鳴いてくれないか?



To Be Continued

284Aサイド ◆kxkZl9D8TU:2010/08/20(金) 16:22:19 ID:b0yqwv66
以上です。
勝手に始めたので何ですが、これ殴り書きの様でいてテンション上げないと書けないので、

僕もう疲れたよ。だから……次回……続きじゃなくても……いい……よね……。

では。

285■■■■:2010/08/24(火) 17:59:25 ID:QB/BQ/pQ
チ○ぐり返しって聞きなれない言葉、と調べてみれば
既成語としてあったんだねぇ……エロは奥深いぜ

なにやらお疲れのようですが、あまり無理をなさらず御自愛下さりませ
おや? ナニか聞こえたような…




「センセーは、Aサイドちゃんはやれば出来る子だって信じてるのです。
 そうですよね……Aサイドちゃん……」

286■■■■:2010/08/27(金) 14:27:21 ID:28bBSbR.
Aサイドのライフがゼロになるわ
ホイミ、ケアル、ディアなんでもいいから誰かかけてあげてっ!!

それか禁書と小萌センセを急いで連れてきてぇ〜〜!!

287■■■■:2010/10/05(火) 21:40:13 ID:OhsQLLME
>>284
「ディアボロ<伏魔殿>」

ゲンキダセ、ショクニンサン、ショクニンサン。

288■■■■:2010/11/02(火) 23:23:27 ID:1ryQEmU6
3スレほど、下ネタジョークを投下します。
コンセプトとしては、
「後の時代で、当麻の女ったらしぶりを皮肉ったもの」です。

289■■■■:2010/11/02(火) 23:26:34 ID:1ryQEmU6
ジョーク1

上条当麻についての調査、抹殺のために、ある組織からスパイが送られた。
「長官、なぜスパイを妙齢の女性などにしたのですか。
 彼に陥没して我々に寝返るにちがいありません。」
「大丈夫、秘所と巨乳に、毒を塗っておいたから。」

290■■■■:2010/11/02(火) 23:29:11 ID:1ryQEmU6
ジョーク2

上条当麻は死んだが、3日後に生き返った。
驚いた周囲の者達が理由を尋ねると、彼はこう言った。
「いや、天国にいたおじさんから
『お前の善行を考えると地獄や煉獄に落とすわけにはいかないが、
これ以上天国にいられるとマリア様が処女でなくなるから帰ってくれ』って
言われたんだ。」

291■■■■:2010/11/02(火) 23:37:15 ID:1ryQEmU6
ジョーク3

訪米する予定の日本の総理大臣が、外交官に尋ねた。
「正直な話、英語がうまく話せるか心配だ。」
「大丈夫です。上条当麻を連れて行ってください。」
「彼は優秀な通訳なのかね?」
「いいえ、彼といると日本語しか話せなくても通訳がいらなくなるので。」

292■■■■:2010/11/02(火) 23:43:36 ID:1ryQEmU6
おまけにもう一つ。
悪魔憑きが多い場所が女子修道院というところから。

ある日、悪魔たちが上条当麻のもとを訪ねてうやうやしく礼をした。
「私達を弟子にしてください。」
「なんで俺を師匠と呼ぶんだよ。」
「どのようにしたら、我々でもてこずったような
敬虔なシスター達をも神から貴方へ鞍替えさせられるのです?」

293■■■■:2010/11/02(火) 23:43:48 ID:1ryQEmU6
投下終了。

294■■■■:2010/11/04(木) 00:15:27 ID:WYXY1nBs


295■■■■:2010/11/04(木) 17:35:44 ID:.RfftJ82
乙でザマス

296■■■■:2010/11/05(金) 16:19:50 ID:RwkHi8Ag
アメリカンジョークっぽくていいなwwww

297ネタ:2010/12/29(水) 15:11:33 ID:qTU94hcs
 上条当麻は困惑していた。
 それもその筈。ベッドの上には両手を頭の上でひとまとめに縛られて、ベッドの柵にくくり付けられて身動きの取れない下着姿の金髪美女――ルチアが横たわっている。
 しかも、
「さあ、準備はいいです。よろしくお願いします」
「よ、よろしくお願いしますって言ったって……」
「覚悟は出来ています。そ、その……う、失う事になっても私は……」
「う、失うって?」
「いえ、妙な先入観を持たれては困ります。後は、あなたは、あなたの思うままに……」
「だから何でそこで頬を赤らめて顔を背ける!?」
「いや、流石にこの後を思うと心苦しくて……」
「なら止めようよ! な! こんな事しなくたってさあっ!」
 こんな事――それはルチアの過剰とも言うべき潔癖症を治す為。
「だってついこの間俺と握手したじゃんよ!」
「あ、あれはたまたまです! やはりちゃんとした順序を踏んで克服しなくては……そう思ってあなたにお願いしたのですよ?」
「いや、そうなんだろうけど……いやちょっと待てよ! 何か俺はこれから重大な過ちを犯そうとしている様にしか思えないんだが!?」
「気のせいですよ。き、の、せ、い」
「ホントか!? 俺には不幸の前兆に思えてならないんだが……」
「こんな女の子にイタズラし放題なんて年頃の男の子なら嬉しいんじゃないですか?」
 そうして暫く、まな板の上の鯉が料理人を誘うと言う稀な光景が展開された。
 やがてこう言った押しには何故かめっぽう弱い上条は、
「いいのかなあ……俺なんかがこんな事して……」
「何言ってるんですか? やましい所は全然ありません。何なら……確かめてみて……も……」
「だからそこで顔をそ向けられると後ろめたいと言うか罪悪感で爆発しそうなんですが?」
「事前に言っておきますが、お互い恨みっこなしですからね」
「そう言う台詞が一番怖いんだよ!!」





ごめんなさい、続かないです。
まともなのは上条さんと○○のいちゃスレに短いの落としましたよ、と言ってみるテスト。
それにしても仕事が忙しすぎてSSの書き方忘れてしまったorz

298Aサイド ◆kxkZl9D8TU:2011/02/16(水) 15:05:36 ID:Te1xQX1Q
こんにちは!
あっちは連日投下で大賑わいなのでこちらに投下させていただきます。
ですが、全くエロくないのですよこれが。
でもノンエロに投下は憚られるのでごめんなさい。
浜面×麦野で『甘い罠』、5レス頂きます。

299『甘い罠』1/5 ◆kxkZl9D8TU:2011/02/16(水) 15:06:20 ID:Rr58/YWY
 ここはとあるファミレス――。
 何時もの様に我がもの顔で一画を占拠するアイテムのメンバーのもとに、急用だと呼び出された浜面仕上が到着したのは今しがたの事だった。
 で、挨拶もそこそこに麦野沈利が「ねえ、浜面」と、物憂げに髪を掻き上げながら話しかけて来た。
「ん? おう、何だ麦野?」
「浜面ってさ……、甘いもの、平気だっけ?」
 そこまで言って思わせぶりにふっと視線を泳がせる麦野。
 一方、突然の質問に面喰う浜面だったが、そこは妄想力旺盛なお年頃にして、イベント事も割りとしっかり把握してたので、バレンタインデーと言う言葉が直ぐに頭に浮かぶ。
 そこに先ほどの質問がぴったりと一致すれば、出てくる答えは――、
(まさか麦野の奴俺にチョコでもくれるつもりじゃ!?)
 この、見た目だけは超絶美貌にしてナイスバディな麦野からチョコを貰う事を想像して、浜面は俄かにテンションがアップさせると、既に勝ったかの様な笑みを浮かべて麦野に顔を近付けた。
「す、好きだぜ。好き好き、すっげー好き」
「そ、そう」
 急に上がったテンションに麦野が若干頬を引き攣らせるがお構い無し。
 浜面にとって義理でも何でも彼女からチョコが貰えるのはそれ位価値が有ったのだ。
 だから、麦野が少し逃げた事も、他の面々――あの滝壺すら――が小さく舌打ちしたのにも気が付かない。
 そんな浜面に麦野はもう一度、かなり引き気味に声を掛けた。
「ねえ、浜面」
「何だ?」
 満面の笑みでそう答える浜面の姿に、麦野は一度目を瞑って、自分のこめかみを人差し指と中指でぐりぐりとマッサージしてから、その指でポケットから紙片を挟みだすと浜面に差し出す。
「ちょっとここまで行って来てくれないかしら?」
 チョコかと思えばいきなりラブレターか、と浜面が更にテンションを上げながらたどたどしく紙片を広げると、その顔がみるみる曇って行く。
「オイ……これ学区外の店じゃねえか!?」
 言葉尻と共にギッと睨みつけて来る浜面に、麦野はひらひらと掌を揺らしながら、
「この間雑誌で見たのよ。ここのシャケ弁がすっごい美味しいんだって。だから買って来て」
「はあっ!? シャケ弁如きで俺に外行って来いってか!?」
「何か問題でも?」
 ムッとした顔でそう聞き返されると、浜面はうっと言葉に詰まる。
 それでも暫くじっと黙って麦野を見つめていたのだが、向こうはもう用事は済んだとこちらを見ようともしない事にいい加減諦めが付く。
「チッ、判った行って来る――ただ遅くなるぞ」
「構わないわよ。なんせ今日一日暇だから、ここで待っててあげる」
 その言葉を聞いた浜面は黙って出て行った。

300『甘い罠』2/5 ◆kxkZl9D8TU:2011/02/16(水) 15:06:45 ID:hCHNsFag


 浜面が出て行って暫くしてから、麦野はやり遂げた安堵感から大きな溜息をひとつ吐きだした。
「ほら、聞いてやったわよ」
 そう言ってから目の前に有ったカップの中身――冷めた紅茶――を一気にあおる。
「はまづら、デレデレしてイヤらしかった」
 そう真っ先に口を開いたのは、テーブルに顎を乗せていた滝壺理后だ。
 と、その隣で映画のパンフレットがパタンと音を立てて閉じられる。
「浜面が超スケベなのは今日に始まった事では無いと思いますが? しかし、麦野相手にあの満面の笑み……正直背筋が超寒くなりました」
 絹旗最愛はそう言うと自らの肩を抱いて体を震わせた。
「結局、浜面って女なら誰でもいいって訳よ」
 そう言って麦野の隣でやれやれとポーズを取るフレンダ。
 そんなメンバーの態度に麦野はもう一度溜息を吐いて、
「あんた達が「浜面にチョコをあげたらどうなるだろう」とか言いだしたんだろうが……ったくこいつらと来たら……」
 そう呟いてからハッとした。
 そして気が付かなければ良かったと直ぐに後悔したが時既に遅く、向い側からは憐みにも似た視線が矢の様に突き刺さって来た。
「むぎの。その口癖はダメ」
「あ、えと、あれ?」
 可愛らしく小首を傾げて誤魔化そうとしたが、
「かえって超痛々しいです麦野。だいたいこのメンバーがいて、よりにもよってその口癖がうつるとか無いと思います」
「いや、だから別に私は……」
 何故自分がこんな場所で言い訳しているのか判らない。
 でも何故か言い訳せずにはいられない。
 何かこの失敗を埋め合わせできる者は無いかと頭をフル回転させようとしたその時、その忙しい頭をギュッと抱きしめられた。
「大丈夫だよ麦野。結局、そんなお茶目な麦野を私は応援しているって訳よ」
「ちょ、ちょっとぉ!? は、な、れ、ろぉおおお……」
 そんなじゃれあいをする事暫し――。
「さて本題に入るわよ。あんた達私にあそこまでさせたんだから、今更例の「モノ」は用意して無いなんて言わないでしょうね?」
 麦野がそう切り出すと、皆何処からか包みを取り出してテーブルの上に置く。
 皆が皆可愛らしい、歳相応の女の子らしいラッピングを施されたそれは、所謂バレンタインデーの贈り物――多分、間違い無くチョコレートだ。
「因みに聞くけど買って来たのは?」
「はまづらには手作りを食べさせたいから」
「誰があの浜面に無駄な金を超かけたいと? もちろん徳用チョコを溶かした超粗悪品です」
「結局、ここが女の魅せドコロって訳よ」
 3者3様だがどうやら手作りらしい事が判る。
 何気合入れてるんだかこいつら、と麦野がまた溜息を吐いていると、
「所で麦野」
 そう話しかけられて、絹旗が不思議そうな顔をしてこちらを見つめている事に気が付いた。
「ん? 何かおかしい?」
「いや、麦野はチョコを用意していないのかと思って」
「え? 何で私がチョコを用意するのよ? 浜面にチョコをあげたいのはあんた達でしょ?」
 不思議そうな顔をする麦野に、絹旗は身を乗り出して「ですが麦野――」となおも食い付こうとした。
 だがそれは麦野の右掌で拒絶された。
「ちょっと待て。私は浜面にチョコをあげたいなんて一度だって言って無い」
 その一言に絹旗はぼすっとソファーに崩れ落ちると、ムスッとした顔でそっぽを向いてしまう。
 場の空気が急速に悪くなる中、滝壺もフレンダも無言で麦野に視線を送る。
 と、突然麦野が立ち上がった。
 その事に全員の視線が集中する中、立ち上がった麦野は、3人を置いてそのままファイレスから出て行ってしまったのだった。

301『甘い罠』3/5 ◆kxkZl9D8TU:2011/02/16(水) 15:07:09 ID:hCHNsFag


 ゲートを潜りぬけて早々、フロントガラスの向こう側に立ちはだかった人影に――まずそこに居る筈の無い人物を見つけて浜面は唖然する。
 半ば夢か幻かと思いつつも、オンボロワンボックスの窓を開けて身を乗り出すと、前方に向かってこう叫んだ。
「何だ麦野ぉ! それ程俺が待ち遠しかったか!?」
 半信半疑でそう叫んだ所で、麦野の顔の余りの鬼気迫る感じにしまったと思ったが、言った言葉が帳消しになる訳でも無く、
(まさかいきなり『原子崩し(メルトダウナー)』とか来ないだろうな?)
 と、腰をシートから浮かした。
 しかし、麦野からの攻撃は無く、そんな麦野はつかつかと近寄って来たと思うと助手席に乗り込んで来た。
 邪魔だった弁当を後ろ放り投げようとして、途中で気が変わったのかそっと退ける。
 そして空いた座席に腰掛けた麦野から、「出せ」と短く告げられた浜面は、無言で車を走らせ始めた。
 走り出すとナビシートよろしく麦野から右へ左へと指示が飛ぶ。
 それにも素直に従う浜面。
 そんな内心ひやひやしながらのドライブは、いつの間にか何処の廃墟とも知れない研究施設の駐車場でゴールとなった。
(まさか麦野の野郎、ひと気の無い場所で俺の事殺(バラ)すつもりじゃ……)
 そんな破滅的な妄想が頭をもたげて背筋に冷たいものが走ったその時、
「はーまづらぁ」
「ひっ!?」
 決して機嫌が良い時には無いその呼び方に、浜面は思わず悲鳴を漏らして、気が付けば背中から運転席のドアにへばり付いていた。
(マジか!? マジで俺の人生ここでジ、エンドなのか!?)
 その気になれば指一本動かさないで自分を100回ブチ殺せる女だから、この距離から逃げても反撃しても助かる可能性は限りなくゼロだ。
(そ、それでも何もしないで殺されるよりはマシか!? な、ならいっそ麦野を押し倒して……って何考えてんだこんな時に俺は!?)
「おい、聞いてんのかはーまづらぁ? 返事が無ぇぞコラ」
「は!? き、聞いてるって麦野、はは、は、ハハハ」
「?」
 いぶかしむ麦野に、今の想像がばれたら本気じゃ無くても殺される、と浜面は精一杯の愛想笑いを浮かべた。
 と、麦野の顔が一段と険しくなった。
(やべっ!?)
 更にはポケットから何か取り出そうとゴソゴソし始めた。
(ま、まさか能力を使わずに拳銃か!? そ、それとも何時ぞや見たシリコンなんたらでハチの巣か!?)
 そんな事を考えている内に麦野が右手に何かを取り出した。
 その瞬間、
(ええい、万事休す!!)
「麦野ォ!!」
「え?」
 その叫びにキョトンとしている間に、浜面は麦野の右手首を掴む事に成功した。
 そして掴んでから手のモノを奪おうとして、そこで目が点になる。
 それは、麦野が手にしていたのが可愛らしいラッピングをされた包みだったからだ。
 頭の中は真っ白に――とそこへ、
「はーまづらぁ……」
「い?」
 気が付けば顔を真っ赤にして麦野がこっちを睨んでいる。
 浜面は慌てて手を離すと「スイマセンスイマセン、ごめんなさいごめんなさい」と、運転席で平謝りに謝った。
 と、何処かで溜息が聞えた。
 そこで浜面はやっと顔を上げると、麦野が呆れた様な顔をしてこちらを見ている。
「浜面、お前ってそんなにチョコが好きだったの?」
「あ、いや、まあ……まあ、かな?」
 穴が有ったら進んで入りたい、と浜面は誤魔化しながらそんな事を考えた。
「チョコならファミレスで待ってる奴等が用意してるよ。手作りだってさ、はーまづら」
「は、はは、そうか」

302『甘い罠』4/5 ◆kxkZl9D8TU:2011/02/16(水) 15:07:36 ID:Te1xQX1Q
 何だか嬉しい筈なのに喜べない自分を感じて、自分が麦野に悪い事をしたと自覚しているのだと判って少し安堵した。
 一方、
「でぇーもさぁー、手作りっつったって所詮は市販のチョコを溶かして固めた程度でしょ。そんなに有りがたいものかしら? それなら何時何処でチョコ溶かしたって一緒じゃないかって思うんけど?」
「は?」
 最初の方を聞いていなかった浜面は何の話かと麦野の方を見た。
 すると麦野は、自分の手に有った包みをビリビリと破り始める。
 中から出て来たのはやはりチョコ。
「む、麦野っ……ま、まさか、お、俺のっ」
「がっつかないがっつかない」
 どうどう、と馬の様な扱いでのなだめ方をされても気にならない位に浜面は感動していた。
 麦野が俺の為にチョコレートを用意してくれた!!
 ところが、そんな興奮する浜面の前で麦野はチョコ――板チョコの端をぽきっと折るとそれを握り締めた。
 そして数十秒後握りしめた手を開いた麦野は、浜面に向かってチョコまみれの手を見せながらこう言った。
「はい、浜面。私の手作りチョコ」
「あ……」
 その瞬間、白けた様な空気が2人の間を流れて行く。
「おい浜面?」
「へ?」
 余りのショックに何も考えずに返事を返すと、ムスッとした麦野がリアクションを要求する様に顎をしゃくって見せた。
 その事にもう一度麦野の掌を見た。
 一度も触った事が無いどころか、まじまじと見た事も無い掌が、今はチョコまみれになって汚れている。
 浜面は何と無く漠然とだが、その掌がエロいと思った。
 だから、
「頂きますよ、頂戴しますとも、ええ、麦野からの頂き物ですから当然です」
「は?」
 今度は麦野が呆然とするが、浜面はお構いなしに両手で手首と手を押さえると、杯を口にする様に掌にキスをした。
「ひぃッ!?」
 麦野が悲鳴を上げるが知った事では無い。
 舌から感じる甘い味と、掌の思った以上の柔らかさ。
「はま、づ……くすぐっ……や、やめっ」
 皺や指の股には特にチョコが沁み込んでいたから入念に舌を這わせた。
「やんんっ、だ、だめだっ……てんっ……だめぇ……」
 気が付けばチョコの付いていない部分にまで舌を這わせ、時には口に含んで転がした。
 最後に人差し指をぎゅっと吸ってから、ちゅぽっと音を立てて口を離した。
「はふぅ……ぅ、ぅぅ……」
 と、そこまでしてしまってからハッと我に帰る。
(あれ? 俺は今何処に居るんだっけ?)
 キョロキョロと辺りを見回していると、首に何かが絡み付いて来た。
「い?」
 そして、驚く暇も無く引き寄せられると、耳元で甘い吐息がこう囁いた。
「はーまづらぁ、ここまでやったんだからちゃんと最後まで喰ってくんでしょうねぇ……」
「ひ、あ、む、むぐっ!?」
 何か言おうとした浜面だったが、その言葉はチョコ味と共に塞がれた。
 今、浜面に男の覚悟が求められる時が訪れようとしていた。

303『甘い罠』5/5 ◆kxkZl9D8TU:2011/02/16(水) 15:08:09 ID:hCHNsFag




「はっ!?」
「どうしました滝壺さん?」
 あれから時間もだいぶ経った頃、ぼぉっとしていた滝壺が突然立ち上がると険し表情をして虚空を睨みつけた。
「北北西に力を感じる。これは……」
「やっぱ、結局こう言う事になる訳ねっと」
 何の話かと思っていると、今度はフレンダが携帯電話を開いてしたり顔でそんな事を言い始めた。
 そんな2人のリアクションに仲間外れ感を募らせた絹旗がムッとする。
「何がこう言う事になる訳なんですか? 超説明して下さいフレンダ」
「麦野の抜け駆け」
「は?」
 フレンダの言葉に絹旗は目が点になる。
 と、その手をグイッと引っ張る者がいた。
「行こう、きぬはた、フレンダ」
「オッケー。発信機は今の所ちゃんと生きてるから、タクシー拾って直行って訳よ」
「ちょ、ちょっと待って下さ――」
 まだ要領を得ない絹旗を引き連れて3人は飛びだして行く。
 彼女達の戦いもまた、今始まったばかりだ。



おわり




以上でした。
では。

304Aサイド ◆kxkZl9D8TU:2011/02/17(木) 11:49:02 ID:fgp8D4T2
こんにちは。
今日も投下でございます。
美琴×五和。
微エロ、リョナ要素、キャラ崩壊、誰得。
『五和、ヤンデレールガンに返り討ちにされる』4レス投下です。

305『五和、ヤンデレールガンに返り討ちにされる』1/4 ◆kxkZl9D8TU:2011/02/17(木) 11:49:37 ID:H35iAnGY
 月夜の河川敷で2人の少女は真っ向からぶつかった。それは、共に同じ男を愛したがゆえの避けられない悲しい出会いであった。
 互いに攻守入れ替わりながらの交錯は何時までも続くかと思われた。
 だが、次の瞬間片方の影から細長く伸びた一筋がもう片方を刺貫く。
「当たっ――」
「――る訳無いでしょが、このマヌケっ!」
 閃光。
 そして、それぞれの思いを込めた叫びを打ち消して、落雷にも似た空気を引き裂く渇いた破裂音が轟いた。
 それと同時に、片方の影が弾け飛ぶ様に地面に転がる。
「これで勝負有ったわね」
 勝利を確信した御坂美琴は一息付くと、手にしていた海軍用船上槍(フリウリスピア)を放り投げた。
 それは、カランカランと音を立てて転がると、地べたに這いつくばっていた五和の側に転がって行く。
 直接では無かったが、電撃での一撃は確実に五和の意識を切り取ったはず――だが、美琴の思惑と打ち消すかの様に少女の手が動いたのはその時だった。
 鋭い視線の先で、五和は震える指先を槍へと延ばしながら、
「まだ…ま……ける……わけに……」
 カリ、カリっと、掴むと言うより引っ掻いていると言う感じの動きに、美琴は大きなため息を吐き出した。
「その根性は認めるけど……正直アンタじゃ役不足なのよね」
 そう呟き頭を掻きながら近づいて行くと、五和の伸びた二の腕を軽く踏み付けた。
「ぁ?」
 五和の霞む視線の先に革靴が見えた。
 その事の意味を確かめる為に視線を上に上げようとしたその時、
「おやすみ、クソ豚ちゃん」
 踏みつけた個所から、今度こそ五和に止めを刺すべく強力な電撃が流し込まれた。
「あッががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががが!!!」
 五和は全身が爆発した様な感覚に、人のものとは思えない叫び声を上げた。
 それすらも意識しての事では無い。そして五和の意識は直ぐにぷっつりと途絶えた。
 すると声が止み、それに呼応する様に電撃も止む。
 美琴はつま先で五和の脇腹辺りを引っ掛けると、ごろんと仰向けに転がす。
 そしてしゃがみ込むと、苦悶の表情を浮かべた五和の首筋に手を添え、次に口元に手を翳した。
「ふぅ、息はしてるみたいね」
 一息ついた美琴は、立ち上がって五和を見下ろす。
 その眼差しが、タートルネックのセーターを押し上げる胸の膨らみで止まった。
 その瞬間、美琴の髪が風も無いのにふわっと浮いた。
 続いて辺りがざわめき始めると共に、2人を取り囲む様にゆらりと黒い物体が立ち上がる。
 それは美琴が操る砂鉄。
 美琴の命令ひとつで、刃にも盾にも変化するそれは、シャラシャラと砂が擦りあわされる時特有の音を響かせながらその輪をぐっと縮めた。
 と次の瞬間、それはぐったりとした五和のセーターすだれの様なダメージジーンズの中に潜り込んで行く。
 そして――。
 バンっと五和の衣服がまるで紙吹雪の様に内側から弾け飛ぶ。
 それが服の内側に潜り込ませた砂鉄の仕業だと知るのは、それをやった張本人の美琴だけ。
 今やピンクの水玉模様のブラに、純白のパンティーのみとなった五和が河川敷特有の荒い砂利の上に横たわる。

306『五和、ヤンデレールガンに返り討ちにされる』2/4 ◆kxkZl9D8TU:2011/02/17(木) 11:49:59 ID:H35iAnGY
 すると美琴はおもむろに五和の側にしゃがみ込んだ。
 そして、指先に纏わせた砂鉄のナイフでブラの接合部分をピンっと切断した。
 途端に内側から弾け飛ぶように白い乳房がまろび出る。
 だらしなく広がらずに形をとどめるその姿に、同じ女の筈の美琴は固唾を飲んだ。
 自分とは違う、女性らしさを示すそれは、
「何よっ、私だって直ぐにこれ位になるんだからっ!」
 と、そんな美琴の目が、頂きの立ち上がりを見つけるのにそれ程時間は掛からなかった。
 指先でピンと弾くと、その振動がさざ波の様に胸を揺らす。
「黒子のヤツも立つのよね。そんなものなのかしら?」
 そう呟きながら硬さを確かめる様に人差し指と親指で挟んで揉むと、「ぅ、ぅ……」と五和の唇から微かに声が漏れた。
「ん……感じてるのかしら? それじゃ……」
 美琴が気の無い顔で呟いた直後、しこりと指の間に細い光が走った。
「ぎあッ!」
 途端に悲鳴を上げて海老の様に背中を逸らせた五和から、美琴はひょいと体を離す。
 そしてそのまま立ち上がると、今度はぐったりとした五和の足元に回り込む。
 美琴の脚は器用に五和の太ももを右へ左へと避けて、五和の股間を露わにさせた。
 美琴の汚いものでも見る様な眼差し。
 そして、まだ布で覆われた部分から女の最も敏感な部分探す様に、その上から靴の先で突っついたのだ。
「ぁ、ぅ」
 身動きひとつせずに成すがままに悪戯される五和の口から小さな呻きが漏れる。
 それでも美琴は、お構い無しに靴先でそこを突っつき続けた。
 すると、
「い」
 同じ力で突いたのに五和の声が大きくなった。
「ここね」
 美琴はそう呟くと、先ほどより強く靴先を押し付けてぐりぐりと捩じる。
「あ゛、ぐ」
 五和の口から明らかに苦悶と思しき声が漏れるが、その体は相変わらずピクリとも動かない。
 そのまま暫くの間、美琴の乱暴な愛撫に声だけで答えていた五和。そんな彼女の体に新たな変化が現れるのにそれ程時間は掛からなかった。
 それは、ぐちっぐちっと爪先をこねる度に響く水音。
「ん?」
 それに気付いた美琴が靴の先を見ると、そこが微かに濡れている。
 そして同じく五和の下着も、土汚れとは別のシミが広がっていた。
 そんな無様な五和の様子に、美琴はその唇に薄い笑みを浮かべると、靴先を再び湿った部分に押し当てて、
「美琴様を舐めんじゃないわよこの売女。何が、「上条さんは渡しません」よ。アンタなんかに任せたらアイツの命がいくつあったって足りないじゃない」
 ぐりっとひと際靴先が喰い込む。
「ぎぁ」
「いい。これからアンタの手足を切り落としてやる。それからこのっ!」
 更にぐりぐりっとまるで下着と靴ごと押し込もうと言うかのように体重を掛ける。
「ぎびッ、い゛ぃ」

307『五和、ヤンデレールガンに返り討ちにされる』3/4 ◆kxkZl9D8TU:2011/02/17(木) 11:50:25 ID:H35iAnGY
「クソったれな穴にギッチリ砂鉄を詰め込んで……何処かの路地裏にでも棄ててやるわ。ふふふ……もしかしたら誰かが拾ってくれるかもね? だあって、喋る豚なんて珍しいじゃない? だ、か、らぁ、今からアンタをブヒブヒ鳴ける様に調教してあげるから感謝しなさい」
 その言葉の終わりと共に唐突に責め苦が止む。
「あ゛……、はぁぁ……」
 靴による責めから解放された五和の口から、泡と共に明らかに解放された事への安堵の溜息が洩れた。
 だがその一方で、美琴の顔には勝ち誇った残忍な笑みが張り付いていた。
 これから先ほど予告した通りの事をする――少女の頭の中はその妄想で破裂寸前。
 息は燃える様に熱く、呼吸は不規則に浅く短く、鼓動は早鐘を打つ。
 およそまともな状況で無いこの状況が美琴を変えて行く。
「あは♪ それじゃあ手始めにその不要な手足を斬り取ってあげる♪」
 そして次の瞬間、五和の手足に砂鉄がまとわりついた。
「う゛……」
「「う」じゃ無くて「ブヒブヒ」でしょこのクソ豚ぁ♪ さっき教えた事も忘れちゃったのかしら?」
 美琴は声を上ずらせながら五和の下腹部を足で踏みつけて押さえつけた。
 朦朧とした五和の耳に砂鉄の擦れ合うガラスに似た音が聞こえて来る。
「さあ、いっくわよぉ♪」
 美琴はその言葉と共に高らかに右手を突き上げた――立てた指は3本。
「3、2、1」
 嬉しそうに指を折ってカウントダウンする美琴。
 だがその背後に影が立つ。
 美琴はそれに気が付かない。
「ゼ――」
 ゼロ、と高々と宣言する前に頭にゴチンと衝撃を受けて、美琴はその場に蹲った。
 そんな美琴の頭上から、
「何やってんだこの大馬鹿野郎!!」
「ひぃッ!?」
 自分の操るイカヅチよりも恐ろしい雷に、美琴は別の意味で頭を抱えた。
 そして涙ぐんだ目で見上げれば、そこには上条当麻が苦虫を噛み潰したような顔をして立っていた。
「ア、アンタぁ!?」
「アンタじゃねえよこの不良娘ッ!!」
「ひっ! だ、だってこのクソ豚、わわっ、私の事殺そうとしたんだからね! ね! ね! 私悪くないって、美琴は言ってみる」
「中途半端に御坂妹の真似てんじゃねぇよ……ったく、こっちは取り返しのつかない事になったらと思って心配したんだぞ?」
 その一言を美琴は都合のいい様に曲解した。
 いや上条の言葉はあながち間違いでは無い。ただ、美琴「だけ」とは……。
 それでも美琴は瞳からぶわっと涙があふれてさせて、嬉しそうに上条の腰目掛けてタックルした。
「ぐはッ!?」
「もうっ!! アンタが私の心配するなんて千年早いのよ!!」
「なっ!? 何言ってんだ御さ――」
「感謝しなさいよ!! 私だけがアンタの味方なんだからね!! 判ってる!? 判ってるんなら返事をしろコラああああああああああああああああああああああああ!!」
「ツンだかデレだかわっかんねえんだよお前はああ!! つか帰ったらお前はお仕置きだかんな!! お、し、お、き!!」
 そう言って上条が美琴を振り払う。

308『五和、ヤンデレールガンに返り討ちにされる』4/4 ◆kxkZl9D8TU:2011/02/17(木) 11:51:12 ID:H35iAnGY
 振り払われた美琴は、暫くぼぉーっとした後、
「おし、お、き?」
「あったりまえだ!! 覚悟しやが……って逃げてんじゃねえぞ御坂ああああああああああああああああああああああああ!!」
 脇目もふらずに逃げて行く美琴の背中に向かって上条が怒鳴り声を上げた。
 そんな2人の側では――、
(河川敷の砂利ってひんやりして冷たいんですね……)
 身動きも取れずに五和が1人黄昏ていた。






 ここはとある学生寮。
 そこの小さなユニットバスの更に小さな浴槽には、2人の少女が仲良く肌を寄せ合って腰まで湯船に浸かっていた。
「さあ、こいつはとある病院からお前達の為に、とっくべつに分けてもらった学園都市製のウナギだ」
 そう言って上条は、水槽の中でにょろにょろうねうね動く白黒ツートンカラーの生き物を誇らしげに見せた。
 中々に生々しいその姿に2人の少女は同時に顔を引き攣らせ、
「あ、あの、私……、その、ウナギはちょっとぉ……、苦手、かな? あ、あは♪」
 そう言ってへらへらっと笑う美琴。
「か、上条さん……そんなものを用意するって……」
 何かに祈る様に両手を組み合わせる五和。
 そんな2人の頭上へと上条は水槽を持ち上げて、
「『鰻風呂』……、存分に味わって反省しやがれこの大馬鹿共!!」
 その叫びと共に水槽の中身を浴槽の中にぶちまけた。
「「ひいいッ!?」」
 ぴちぴちうねうねとしたものが体のあちこちに触れる度に、美琴と五和が悲鳴を上げる。
 と、そんな浴槽から器用に一匹を掴みだしたのは――、
「ん? どうしたインデックス」
「とうまぁ、これ食べられないの? 美味しそうなんだよ」
「ん……。今こいつらが隠し味を付けてくれるから1時間後な」
「ひあっ♪ い、いちじか……んにゃぁ……」
「は、はいってっ、はいって、くふっ、うぅ……」
 もはやどちらの悲鳴か嬌声かも判らない大騒ぎをじっと見つめたインデックスは、
「うん♪」
 それはそれは、これでもかと言う位いい笑顔で返事をしたのだった。



続かないんだよ


以上です。
マジ誰得?

309■■■■:2011/02/21(月) 21:52:02 ID:Ge0lZQs.
新規SS期待あげ

310■■■■:2011/02/22(火) 14:47:10 ID:/RlfHF9I
なんだ投下されてるじゃん。
職人さん乙乙

311■■■■:2011/02/23(水) 23:38:41 ID:qAbBpACI
どーもエロい妄想が歪んでしまって。
例のインデックス四肢切断ネタとどこぞの同人ネタがミックスされて、上条さんがボストンバックにダルマデックスさんを容れて、出先で青姦するネタが頭から離れない。
あと、ボールギャク型ESPジャマーで鬼畜するヒーローってのも浮かんでしまった。
俺得だけど……、ふひ、いいよねw

312■■■■:2011/03/04(金) 04:58:23 ID:t6LqeQZE
そういう鬼畜ネタは上条さんより一方さんの方が似合う気がするなー

313■■■■:2011/03/04(金) 19:01:28 ID:VkCkF4J6
3Dカメラで撮ったおっぱいエロすぎw
すれ違いおっぱい@ともも
ttp://oppai.upper.jp

314■■■■:2011/04/14(木) 18:04:59 ID:F2XhNWEQ
期待あげ

315■■■■:2011/07/14(木) 01:58:52 ID:u.tGlWVM
ソーププレイでアナル舐めがあるとは…… いいですなぁ

316■■■■:2011/07/14(木) 14:59:46 ID:O1jwlE1A
パンティーって単語を見るとどうしても吹き出す

317kokoro:2011/08/21(日) 13:53:58 ID:gIVMW7lA
不景気だと騒がれていますが・・・(^ω^)☆ ttp://tinyurl.k2i.me/Xxso

318yuri:2011/09/04(日) 17:02:09 ID:Rf7Wm2jo
世の中には簡単で儲かる仕事があるもんだ(;・ω・)☆ ttp://tinyurl.k2i.me/GoeA

319■■■■:2011/11/23(水) 16:59:52 ID:Nm7eaRU2
意外とエロネタってないよね

320■■■■:2011/12/18(日) 11:29:07 ID:ZmTA4Sh.
寒い

321食蜂操祈:2011/12/18(日) 11:42:39 ID:Rik1.Rq.
私の改竄力なめんなよっ☆

322■■■■:2011/12/18(日) 19:52:45 ID:zq/On94g
>>321
ダブったりスタイルあるいは本体をごまかしたりしてるんですねわかります

323■■■■:2012/02/08(水) 16:50:21 ID:pSxlVYsk
本体といえば、ういは・・・うわなにをするやめ

324■■■■:2012/02/08(水) 17:09:57 ID:jMaG.DHk
初春の上の人に種付けされたい

325■■■■:2012/03/12(月) 00:18:52 ID:FBixZfNc
佐天さん!

326■■■■:2012/03/12(月) 04:16:12 ID:dSxrZ61E
sage

327■■■■:2012/03/12(月) 22:37:36 ID:SWSdmkNc
マリアンさんの魔術で女の子たちの体をエッチに改造とか面白いと思う

328■■■■:2012/03/13(火) 22:31:09 ID:FlvCveik
マリアンさんってそんな素晴らしい魔術が使えるのか!!

329■■■■:2012/03/14(水) 23:16:09 ID:G7MJ1ils
ぶっちゃけトップクラスにエロに応用できそうな能力

330■■■■:2012/03/18(日) 16:37:45 ID:eRbbQ/Xc
どっかの研究所二人の研究員が夜勤していた
「先輩、俺思うんすけど〜」
「あ?どした?」
「レベル5の女子って電気関係の能力者っすよね?」
「ああ」
「そんで俺らのやってる研究が電気系統の能力者のAIM拡散力場に干渉して意思を操るってやつでしたよね?」
「ああ」
「じゃあっすね?そのレベル5の女3人を《実験》っつー名目で連れて来てぇー」
「おお」
「洗脳調教して犯れたりできないっすかねぇ」
「やったら死ぬぞ・・・・っていいたいが」
「はい」
「第四位と第五位には恨みがある・・・おれが申請しとくからお前がそいつら呼べ」
「まじっすかーーーー」
研究員の目には欲望の炎が渦巻いてたwww

そんで
・美琴が幻覚で、不細工研究員どもが上条に見えて輪姦される
・麦野が能力使えなくなって、電気ショックで筋肉破壊されて器具や媚薬で調教される
・ミサキチが人身操作しようとして逆に操られて大型犬の群れに犯される
とかしたかったんだけど文章能力無いので誰か続きかいてー

331■■■■:2012/03/18(日) 16:42:38 ID:wYiklpxU
まず自分で書けや

332■■■■:2012/03/18(日) 17:05:47 ID:eRbbQ/Xc
とりあえず麦野の流れは
まず最初に10kgのおもりつけて4時間のランニング、5時間の50m水泳をさせて

実験室に水着のまま呼ばれる麦「シャワー浴びる時間くらいよこせよ」

部屋の壁からローション入りの媚薬がドパドパでてきて麦野が何度もすべってこける

キレて原子崩し撃とうとするが使えない、おもりからの電気ショックで筋肉が絶たれる

ローション入りの媚薬が部屋中に溜まってきてしばらく溺れる麦「たすけっ・・・がぼ」

ローションが排水溝からでたあとカメラから見てた研究員やスキルアウトの奴らがきて調教開始

333■■■■:2012/03/18(日) 21:05:31 ID:4ZlCLtko
>まず最初に10kgのおもりつけて4時間のランニング、5時間の50m水泳をさせて
麦のんの場合、これを行っても普通にピンピンしててノーバウンドキックしそうだから困るw

334■■■■:2012/05/13(日) 16:02:12 ID:pLvlb26Y
あぁ・・・はああぁぁ!あぁぁっ・・ああ゛ぁぁ!
んああ・・あぁ あぁぁ あああ゛ あ゛
Ahhhhh!Uhhhh!あああぅぉぁぁ・・・
あああぁああああぁ
あ゛あぁああーう゛あぁんああぁ
Oh!うぁ
Ohhhhh!ウ゛ォースゲー!
うああっあー気持ちいい!
おおぉおおぉぉぉもっと早くしてくれ嗚呼もっとついてくれオルルア!
オーッス!Ohhhhhh!
オアアア!アアァ!アォン!ウ゛ォー!オウ!
ウェアッ!ハァッ!アオ!あぁ!


アゥン・・・

335ありきたりなエピローグに白井黒子は満足できるか:2012/07/18(水) 15:10:11 ID:3xTYrF9M
夕焼けのオレンジ色の空に落下する感覚に白井黒子は胸を高鳴らせる。
地面に落ち爆ぜる前に彼女は自身の能力で空高く舞い上がる。
否、舞い上がるのではない。自分の座標を変えるのだ。
文字通りの座標移動という特殊能力を持つ白井黒子だがその能力には幾つかの欠陥がある。
連続して『跳躍』することは出来ないし、『跳躍座標』に何も異物が存在しないことを確認しなければとんでもない事故が起こる。
能力使用間のラグと認識するための視界の確保。
その両者を組み込みながら移動するのであれば学園都市の上空を――といっても精々数十メートル上を――跳ぶのが一番手っ取り早い。
黒子、という名前に沿わない茶色の二房の長い髪を風に躍らせながら少女は夕闇の都市を跳んでいく。
もちろん女学生として下からスカートを覗かれる可能性があるという状況は芳しくない。
特に黒子の下着は紐といっても良いような過激なものであるのでますますもってぞっとしない事態ではある。
だが百メートル前後の距離を文字通り点と点とで跳ぶ彼女を地面から追い続けるのは至難の技だ。
「――あはっ☆」
そして、リスクに見合ってか、風紀委員の詰め所を出てわずか二分で目的の場所に着いた。
学園都市では決して珍しくない八階建ての学生寮。
何棟も並ぶそれらの一つ、その一室。
分厚い玄関の扉の前に立つ。
すぅ、と深呼吸。昂ぶった呼吸を整える。
学園都市でも指折りの名門校常盤台中学の制服を纏ってごくごく普通の部屋の前に立っている。
こんなに簡単にこれる場所なのに特別すぎる場所。
呼び鈴も押さずにノブを回す。
条件反射的に身体の内側で切ない音がした。
部屋の中には三人の裸の男女が居た。
十畳ほどの空間。全裸のツンツン頭の男が仁王立ちで、そして全裸ショートカットの少女が足元にかがみこんで男の股間に顔をうずめて一心不乱にペニスを頬張っていた。
そして、白井黒子よりも長い髪、銀色の輝く髪の少女が彼らのすぐ側で息も絶え絶えに横たわっている。
「遅かったわね、黒子」
たくましいペニスから口を離し、場に似つかわしくないほどの明るい声で白井黒子の『お姉様』が笑いかける。
鳶色の瞳を潤ませた『お姉様』、学園都市の誇る最強の電撃姫、超能力者第三位御坂美琴。
しかし常日頃の笑みとはまったく違う、淫蕩な姿は常盤台が誇る『御坂美琴』のものではなかった。
「申し訳ありませんの、お姉様」
そうだとしても黒子にとっては敬愛する存在であることになんら変わりはない。
むしろお姉様の変わり果てた姿に背筋をぞくぞくさせながら大粒の瞳にねっとりとした妖しい光を宿した。
朱の唇に蜂蜜のような甘さを浮かべて黒子が微笑む。

336ありきたりなエピローグに白井黒子は満足できるか:2012/07/18(水) 15:11:01 ID:3xTYrF9M
半ば脅迫のように白井黒子はこの場所に呼び出されている。
白井黒子は御坂美琴の言葉には逆らえない。
そして御坂美琴が少年――上条当麻のためならばことの善悪を問わない存在と成り果てたとしてもその事実は変わらなかった。
一本筋の通った少年でも溺れるような愛欲には流されてしまっている。
彼も彼のまま変質しつつある。
二人の状況に悲しんだこともあるが白井黒子自身も既に自分でも楽しむように変化していた。
命令される前にスカートを床に落とす。
恥じらいを見せつつも紐のような下着を外していく。
テレポータのサガとして肌への接触の少ない、事実として役目をほとんど果たさない下着という名の布切れしか纏わない黒子だが、それでも自分の意思でそれを外すことには躊躇いと興奮を覚えた。
そして部屋には不釣合いなほどの大きなソファ――御坂美琴が用意したものだ――に仰向けになっている上条当麻の腰の上に慣れたように跨った。
「当麻さん――黒子におちん×、お恵みくださいまし――」
声を震わせながら淫らにおねだりをする。
すると快活だった少年には似合わないような黒く下卑た情欲の炎を宿した声が応えた。
「いいぜ。ただし自分から腰を使えよ? 俺が黒子を犯すんじゃない、黒子が俺に奉仕するんだ」
黒子、と呼び捨てにされる屈辱に淫蜜が溢れてくる。
それを喜んでいる自分も居る。
太股を濡らしながら黒子は肉棒に手を添えて秘裂にあてがった。
「熱い、ですの――」
そこは子供のように幼く、未成熟で、陰毛も生えていない。
実際問題、白井黒子の年齢ではそれはおかしなことではない。
だが数え切れないほどこの男を迎え入れた性器は妖しい期待に震えている。
上半身に纏ったままの制服、その内側の平坦な胸部で二つの突起がつんと硬くなった。
ぐちゅ、と淫らな音を立てて位置を調整してからゆっくりと腰を下ろしていく。
「う、はぁあああぁっ……」
切なげに眉を歪めながら丸い溜息を吐く。
長大なペニスをずるずると飲み込んでいくと開いたカリがごりごりと敏感な膣粘膜を抉っていく。
とん、とぶつかる奥の場所。自分の体重がかかってそこが圧迫される快楽に黒子は幸せそうに相好を崩した。
「あ、はぁ……いいですの、当麻さんのおチ×ポ、ああン……気持ち良いですの……」
挿入しただけで達してしまいそうで華奢すぎる腰が扇情的に振られる。
「く、黒子のは相変わらず狭いな……」
体躯としては秘部から精液と愛液の混ざり物を垂れ流しつつ焦点の合わない目で呆然と彼彼女らを見ている銀髪のシスター、インデックスも同じようなものだ。
同年代の少女たちと比べて彼女たちはあからさまに細すぎる。
だが風紀委員としての訓練を続け見た目以上に筋肉の搭載されている分だけ白井黒子の締め付けはインデックスを上回っていた。
そして何より。
最初から好意を隠さなかったインデックスや隠しきれなかった御坂美琴とは違い、露骨に敵意を露わにしていた白井黒子が自らの意思で跨って腰を下ろしてくるという光景に上条当麻はいたく興奮した。
最高級の味付けで差し出された最高級の肉に涎をたらしそうになりながら上条は快楽を噛み殺す。
「いやらしいわね、黒子。いっぱい愛してあげる」
背後から『お姉様』が迫ってきた。
その股間には黒い人工のペニスが装着されている。
一見してシンプルでありながら挿入の感覚を装着者の膣で感じられるという双頭ディルド。
てかてかとローションが塗りこまれて光を反射している。
すると黒子は誰に言われるわけでもなく上条の上体に覆いかぶさり自分から尻肉を割り開いてアナルセックスをねだった。
「お姉様……早く、愛してくださいまし……」
舌足らずの甘え口調に御坂美琴は微笑んでディルドの先端をひくつくアナルに当てる。

337ありきたりなエピローグに白井黒子は満足できるか:2012/07/18(水) 15:11:23 ID:3xTYrF9M
――ず、ずぶぶぶっ
「ひ、あああああっ!」
強烈な圧迫感を直腸感じながら黒子が啼いた。
「かは、は、入ってきますのっ! お姉様がっ!」
そして、二人が同時に腰を使い始めると黒子の脳が真っ白に焼けた。
ツインテールの髪を振り乱して愉悦に喘ぎ泣く。
前後の穴に交互に抜き差しされる快感は悪魔のように強くて黒子はただ流されるだけだ。
「ひあっ、あ、あんっ! ひああああっ!」
歓喜の歌を奏でながら白井黒子は自分がここに居るという圧倒的なまでの実感を得る。
強く律し、気高くありたかった自分ではなく、すべての装飾を剥ぎ取られた自分。
まるで本能のままのけだもののように、社会的な仮面も逃れがたい自己嫌悪もなくただただありのままの自分が肯定される。
高位能力者だとか、風紀委員だとか、常盤台の生徒であるとか、そういうことではないただの白井黒子がここにいて、受け入れられている。
そういうものが無用だとは思わないけれども、重荷に感じることもある。
誰かに預けることも出来ない。
だけれども。
「あ、はんっ! ああんっ、すごいですのっ! お二人のおチ×ポ、ごりごりって、わたくしの中でっ!!」
ただのメスとして愛されている今は重い鎧を外すことが出来る。
快楽と同じぐらいの開放感が黒子の小さな胸を加速する。
「くろこ? 私も仲間に入れて欲しいかも」
白く優しい指先が黒子の頬に触れた。
苦しい呼吸で見上げると意識を取り戻したシスターが快楽の虜となった瞳と透き通った声で、上条当麻でもなく御坂美琴でもなく白井黒子に懇願する。
「もちろんですの……インデックスさんも愛してくださいまし……」
つい先ほど、黒子がこの部屋を訪れる前、きっと。
今の黒子のように二つの穴をごりごりと抜き差しされて狂ったはずの銀髪碧眼の少女はそれでも美しい。
桜色に上気した顔が近づいて黒子の唇を奪う。
塞がれて、口内をねっとりと嬲られて、甘露のような唾液を飲ませてもらうと蜜壺と肛門とが切なくうずいて二本のペニスを強く締め上げる。
きゅうきゅう、と鳴って性感が一気に高まった。
「ひあっ、ああんっ! もうイきそうですのっ! あ、ああ、気持ちいい……もっとくださいましっ!」
日ごろの彼女を知っている人間が見れば目を疑うような嬌声を振りまきながら過剰といえる短い時間で白井黒子が駆け上がっていく。
「くおっ、黒子、そんなに締め付けたらっ!」
「あはっ☆ 黒子、本当に可愛い……」
切羽詰った声。快楽の溺れた声。三人の腰が複雑に動いてぬぷぬぷという音を立てる。
「んもう、仲間はずれにしないで欲しいんだよ」
拗ねるような響き。
ソファ、上条の頭を跨ぐような形で黒子の前に膝立ったインデックスが自身の幼い性器に黒子の頭を引き寄せる。
酸素不足で朦朧となりながら黒子はシスターの秘密の場所に舌を伸ばした。
むわ、という淫臭が口内に広がる。
乳製品のような発酵臭と樹液のような青臭さの交じり合った液体をずず、と吸い込んでちろちろとサーモンピンクの肉を舐めた。
酸っぱさと、苦さと、どこか甘いような味を味蕾に転がしながら快楽の頂点へと打ち上げられるように転がっていく。
「あひっ! ひあああっ! もう駄目ですのっ! 死んでしまいますのっ! いい、気持ちいいっ!
 イクっ! イクイクっ! ひぃいぃっ!!! イっちゃいますのぉぉっ!!!」
文字通り気が狂うほどの性感の爆発の予感に白井黒子の尿道、肛門の二つの括約筋がぎり、と締まった。
途端、
――どくん、どくどくどくっ!
ぐ、と短い呻きを上げた上条が爆発する。
幼い子宮に叩きつけられるように精液が浴びせられ膣肉のなかでペニスがしゃくりあげる。
ディルドごしですらそれを感じた御坂美琴が幼いアクメに顔を綻ばせた。
「ああ、出るぞ、ぐうぅぅっ!」
「わたしも、イっちゃう!」
「ずるいんだよ、三人してっ! 黒子っ! もっと吸ってっ! ああんっっ!!!」
閃光の様な脳内花火に意識を破壊されながらも黒子が吸い上げて舌を煽動させるとインデックスは小さく体を震わせて嬌声を上げた。
ぼう、という絶頂の余韻の中。精液を打ち込みながら少しずつ硬さを失っていく膣内のペニスとずるりと排泄される直腸のディルドー。
そして生臭い雄と雌の体液の混合物を飲みほしながら黒子はクリームの様な甘い空間にふわふわと精神を漂わせる。
もう、この時間がない生活など考えられない。
肉体も精神も、本当の意味で自由になれる。
火照った身体の内側、幼い子宮が嬉しそうにオスの液体を飲み込んでいくのを感じながら黒子は幸せそうに眼を閉じる。
そして改めて上条に覆いかぶさって呼吸と心臓の鼓動とを重ね、疲労困憊のまま投げ出すように甘えた。

338■■■■:2012/07/18(水) 15:13:23 ID:3xTYrF9M
何かしら動きが欲しいので投げ捨てる様に置いていきます
書きなぐりなので前後脈絡はありません

339■■■■:2013/03/20(水) 22:15:20 ID:IqdLy17k
>>327-329
 *     +    巛 ヽ
            〒 !   +    。     +    。     *     。
      +    。  |  |
   *     +   / /   イヤッッホォォォオオォオウ!
       ∧_∧ / /
      (´∀` / / +    。     +    。   *     。
      ,-     f
      / ュヘ    | *     +    。     +   。 +
     〈_} )   |
        /    ! +    。     +    +     *
       ./  ,ヘ  |
 ガタン ||| j  / |  | |||
――――――――――――

340フレンダ:2013/08/10(土) 09:53:27 ID:Dm9xG8AY
結局、むぎのが一番って訳よ

341■■■■:2014/03/16(日) 21:38:06 ID:mWLkFupk
中高生キャラの将来の育ち具合予想やいかに?

342■■■■:2014/05/19(月) 13:56:02 ID:UO9ZtNUM
ここのエロ小説は最高だ

343■■■■:2014/10/26(日) 11:58:54 ID:Fnzv6/n.
みこちゃんがかわいいぜ

344■■■■:2015/01/16(金) 14:50:40 ID:WtPG6KgY
いいぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

345■■■■:2015/01/16(金) 21:10:56 ID:KH46podI
ああ^〜良いッスね^〜

346■■■■:2018/04/07(土) 21:14:36 ID:zF2uY0pw
>>308
エロパロ板で見た。

347■■■■:2018/04/08(日) 10:24:08 ID:bJns/NMc
負け猫?

348■■■■:2018/04/08(日) 20:55:45 ID:8P5x1H9.
金曜日のおはよう

349■■■■:2018/04/21(土) 04:24:16 ID:kIf0Sezw
気にならなくなって来た。

350■■■■:2018/05/10(木) 21:10:05 ID:z9ak2.Qw
リメンバー・ミー

351■■■■:2018/05/11(金) 04:04:04 ID:pIQnXyrw
念獣

352■■■■:2018/05/12(土) 18:12:10 ID:JuGze0EU
早く戻って来てくれよ

353■■■■:2018/07/31(火) 00:50:06 ID:/9NnSTZo
アレイスター(♀)の乳について語る猛者はおらんのかね

354■■■■:2018/11/13(火) 13:23:19 ID:LnyeEU3E
勝ったな(確信)

355■■■■:2018/11/14(水) 19:33:16 ID:knmwRGp2
流れを掴んだ

356■■■■:2018/11/15(木) 20:51:59 ID:JlagkrFY
笑いが止まらねーぜ

357■■■■:2018/11/17(土) 11:05:25 ID:091XM2u2
もう負ける気がしない

358■■■■:2018/11/18(日) 23:56:40 ID:lKvgnPJQ
ああ、勝つ!!

359■■■■:2018/11/24(土) 08:54:30 ID:haO25AJM
最初から勝っている
最初から負けていない

360■■■■:2018/11/27(火) 08:58:55 ID:nunY0DoQ
今回でケリだ

361■■■■:2018/12/29(土) 05:04:36 ID:.iXtuILI
蹴るの?

362■■■■:2019/01/29(火) 02:56:14 ID:RVe./v0o
ドッペルゲンガーは自身の身体を形成する際に繰歯の身体を忠実に再現するのではなく胸を巨乳に設定しとけばみこっちゃんのパーソナルリアリティ揺さぶって勝てたかもな!

363■■■■:2019/02/14(木) 16:16:16 ID:GSJJYNFA
火消し活動に取り組まねば!

364■■■■:2019/02/15(金) 20:46:40 ID:A1KtR12k
一先ずは良しとするか

365■■■■:2019/03/06(水) 23:34:58 ID:Tz8NuADk
次から次へと……

366■■■■:2019/03/07(木) 21:26:29 ID:CwhI2QWM
ここにも投稿していたのか

367■■■■:2019/03/07(木) 23:28:28 ID:3F1hN7p6
禁書板のこのスレ、エロパロ板のSSまとめ保管庫、支部か
三か所って訳ね

368■■■■:2019/03/09(土) 14:00:26 ID:MZH2KeZQ
公式準拠こそ正義だ

369■■■■:2019/03/09(土) 14:00:44 ID:eK.ZzTpw
rhs

370■■■■:2019/03/09(土) 18:15:14 ID:eK.ZzTpw
うぇ

371■■■■:2019/03/09(土) 19:51:00 ID:5iUbht3E
そんなに悔しかったのかい?坊や

372■■■■:2019/03/10(日) 15:43:33 ID:QWsMIgD2
ザマーミロ!

373■■■■:2019/03/11(月) 17:21:58 ID:CKdTR7qQ
最高の気分だ

374■■■■:2019/03/12(火) 18:45:45 ID:i3xi9/mE
もういいな
十分に楽しんだ

375■■■■:2019/03/15(金) 18:07:08 ID:lWym7c0s
486779846153

376■■■■:2019/03/25(月) 09:02:02 ID:qENCzPzQ
勝ち逃げするぜ

377■■■■:2019/03/25(月) 09:02:24 ID:qENCzPzQ
勝ち逃げするぜ

378■■■■:2019/04/06(土) 08:24:36 ID:8eCyykA.
常勝不敗

379■■■■:2019/05/06(月) 23:30:32 ID:gMjpo7TA
atezysru

380■■■■:2019/05/17(金) 22:41:21 ID:vg9d0p76
515414

381■■■■:2019/05/17(金) 22:41:33 ID:vg9d0p76
515414

382■■■■:2019/06/07(金) 17:01:52 ID:blnBkHN6
4865316

383■■■■:2019/07/10(水) 19:18:31 ID:rsY8xS6M
456141

384■■■■:2019/07/18(木) 20:39:17 ID:qkM6LifI
9852385

385■■■■:2019/08/19(月) 22:34:05 ID:z2btGKgQ
7894651

386■■■■:2019/12/02(月) 22:16:04 ID:T8Uz5kSA
ビリビリことみこっちゃんこと美琴さんとツンツンことイマブレこと上条さんは公式カップル


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