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ファンタジー世界への道が開きますた

4824 ◆XksB4AwhxU:2008/04/14(月) 16:36:09 ID:5mXthgqg0
「近付かれたら戦車だって壊せそうな奴がゴロゴロいるんですからね
 航空戦力も来訪者が持って来た『ウマ(注2)』でさえ最新型の97式(戦闘機)が空戦で優越していたのは速度だけで
 得意な筈の格闘戦においては空で『急停止』だって出来るウマに何度も後ろに付かれてましたから
 ウマの武装が『騎乗者に依存』で良かったですよ
 これがワイバーンならウマよりさらに高い機動性に加えて機銃に相当する攻撃手段を持っている奴までいるんですから」
「海には『海竜』や『クラーケン』、海に潜り帆船程度なら一撃か…」
「それは海軍サンが何とかしてくれますよ…護衛に戦力を割いてくれるならね」
「海軍も今回の話には乗り気だ、他国の手前戦艦や大型の空母は出せんが『先行部隊』に出した小型空母と駆逐艦だけでなくもっと出してくれる
 『バクチ好き』の海軍次官が確約してくれたよ」
「まあ海軍ってのは何処の国でも『資源食い』ですからね、異界にある大量の資源…一番欲しいのはやはり海軍サンなんでしょうね」

「そうだな…そして敵には『死霊兵』がいる、あれは…あれだけは絶対に許してはならん」
それまで冷静だった眼鏡の男は怒りを隠さずに言った
「ええ、分かっていますよ『陛下』も一目見ただけで『こんな事は許してはいけない』とおっしゃられたようですからね
 部隊の司令官である『上等兵殿』も撃破する為の色々な策を必死に練っていますよ」
「そうか、それならば期待しよう彼は陛下の為ならたとえ火の中だろうと水の中だろうと飛び込める男だ…だが」
「だが…何です?」
「『命を救ってくれた』君達を異界へ送る事になってすまないと思っている、異界は…」
「…時間の流れが速く、『こちら(日本)の一時間』が『あちら(異界)の3時間』…つまりこちらの認識では3倍歳をとる
 承知していますよ、私も上等兵殿もそれで皇国の未来が開けると信じて行く事を決めたんですから
 …でも、補給だけは切らさないで下さいね」
「分かっているさ、海軍とも協議しているが通常の3倍…いや、時間の流れの差を含めて考え『9倍』を送るつもりだ」
「凄いですね…でも話半分で聞いておきます」

「信用が無いようだな…まあ仕方あるまい『宇垣総理(注3)』の提唱する『第二次軍縮』はまだ道半ばだからな
 工兵と輜重兵の増強、それに自動車化が間に合っていれば
 後は現地生産だが…陸軍造兵廠に海軍工廠だけでなく民間から中島と三菱も了承してくれたよ
 他の企業もいずれ向かわせる事が出来るだろう」
「予算は大丈夫なんですか〜」


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