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エイジ・オブ・ビックリマン

1ダンゴマン(・∀・):2002/10/29(火) 21:52
元ネタはアメコミのアレ。
まあビックリマンの世界をいじって違う話を作ってみるというスレです。

まずはシャーマンカーンが始祖ジュラをかばって死にます。あっさりと。
なんで死んだかはおいおい説明しますが、とにかくカーンが死んだので一大事です。
スーパーゼウスを育てる人がいません。仕方が無いので始祖ジュラがブラックゼウス
ともども育てる事になります。あ、この時点でのジュラは悪心に目覚めてません。
カーンの命をかけた自己犠牲の精神に感動して聖心を得てますから。

100ビックリ村の名無しさん:2003/05/03(土) 22:21
「外道が…!」

ひときわ強い風が男のマントをたなびかせた。
フードがめくれあがり、隠されていた男の素顔を浮き彫りにする。
薄紅色のターバンに黄金のマスク。内に秘めた意志の強さを現す力強い眉。そして悲しみを秘めた青い瞳。

男の名はペガ・アリババ。『世界』に取り残されたたった一人の存在。

「テメェ!?何しやがる!」
「なんだそのマスクは!?」
「裏切り者だ!コイツは悪魔の裏切り者だ!」
「裏切り者は…死刑だ!」

多勢に無勢だが仕方がない。だがせめてこの少女だけは守ろう。この命だけは救おう。
男が剣を構えなおす。
「やっちまえ!」

悪魔達が一斉に飛びかかろうとしたその瞬間!

「あわてんじゃねえよ」

人狩り魔僧の首根っこを押さえる強靭な腕。
それは聖界の荒波で鍛えられた豪腕。
そしてその後ろにも立っていたのは数人の天使達だった。

男も、少女も、悪魔達も、新たに現れたその一団に目を奪われた。

悪魔達の顔には怒りと驚きの入り混じった表情が浮かび、
そしてペガ・アリババの顔には更に大きな驚きの表情が浮かんだ。

101ビックリ村の名無しさん:2003/05/04(日) 10:17
ペガ・アリババは残っていたんですね!
さすが不死なるペガサスの子!
少女は誰なのか。続き楽しみです!

102ビックリ村の名無しさん:2003/05/06(火) 00:38
少女は十字架天使だったりして。
カッコイイ展開で期待してます。がんがって下さい。

103ビックリ村の名無しさん:2003/05/09(金) 21:34
そこに立っていたのはペガアリババのかつての友…
ヤマト王子、如面菩薩、一本釣帝、露神フッド、十字架天使…もう永遠に会えないと思っていた懐かしい仲間達だった。

「裏切り者どうし、仲良くさせてくれてもいいだろ?」

一本釣帝は馴れた手つきで魚をさばくように悪魔「狼男魔」の首をへし折った。

「誰かあの人を知ってる?」
「いや、初対面だな。天使のようだが…」
「詮索はそこまでだ。天使達よ。残りは彼らを救ってからだ」

ペガ・アリババは仲間たちの中に、
仲間を指揮する見覚えのない人物を見つけて、声の主の正体を見極めようと少しだけ体を浮かせた。
スーパーゼウス?それとも聖フェニックス?

そして先程以上の衝撃を受けた。何故ならそこに立っていたのが・・・

「今すぐその者から離れよデモンズ!聖戦士軍団(エンジェルズ)が相手になるぞ!」


全ての悪魔の王、「始祖ジュラ」だったからだ!!

104ウルティメイト・ビックリマン:2003/05/09(金) 22:06
ぎゃぎゃぎゃ、この面子は!!
カップリングは如何に?

十字架天使はあれとして、アリババはどうすんのか。
にしても、一本釣がカッコイイ!
ワタシホレマシタワ

105ビックリ村の名無しさん:2003/05/09(金) 22:25
「やばいぜ!始祖ジュラだ!」

悪魔達が色めきだつ。

「何言ってんだ?宝くじで一等が当たったようなもんじゃねえか!」
「そうだ!始祖ジュラを倒せばスーパーデビル様にパワーアップしていただけるぜ!」
「うひゃひゃひゃ!」

悪魔達は攻撃目標をペガアリババから始祖ジュラに切り換え天使達に襲いかかる!

「仕方がない・・・エンジェルズAttack!!」

天使vs悪魔の戦いが始まる!

「そおら!聖フーック!」

一本釣帝の聖フックが一体の悪魔の頬を突き破る!
「いだだだっ!」

針の痛みに暴れる悪魔をそのまま降りまわし他の悪魔達に叩き付ける!

「ぐえっ!」
「ぎゃあっ!」

「よっしゃ大漁ぅ!」

出鼻を挫かれた悪魔達に、空中から放たれた十字架天使の矢が次々と突き刺さる!

「ぐわっ!」
「ひぃ!」

かつて十字架天使の矢に当たった者は聖心が与えられた。
だが今の十字架天使の矢に当たった者に与えられるのは確実な『死』だけである。

「生まれ変わったら、よい子ちゃんになりますのよ」

106ビックリ村の名無しさん:2003/05/09(金) 22:58
「ひるむな!相手はたった六人だ!数で押せ!」

「ハイーッ!ハイハイハイハイハイッ!!」

矢の雨をくぐり抜け、なおもせまってくる悪魔達をリンリンゴウ鐸で殴りつける露神フッド。
確実に急所を狙い、ロンドベルのように舞いながら悪魔達を撃墜する!
「ええい、忌々しい露神フッドめ!くらえ!」

その露神フッドめがけて「魔矢」が遠距離から魔矢を放つ!

しかしその矢がフッドに突き刺さる事はなかった。
発射された瞬間に達急動で加速したヤマト王子が一気酔剣であらぬ方向へ弾き飛ばしたからだ!

「みんなはボクが守る!チョキ!」

カッコつけたヤマト王子に背後から別の悪魔が襲いかかる!

しかしその悪魔も如面菩薩の聖ピン串を後頭部に受けて倒れる!

「で、あたしがアンタを守るってわけね」


「ハイー!」

やがて鐘が鳴り終わるとそこには無数の悪魔達の死体だけが残った。

107ビックリ村の名無しさん:2003/05/09(金) 23:38
わずか数分で天使達は数倍の敵を打ち倒していた。
「かちぃ!」

「見事だ、エンジェルズよ」

天使達を労う始祖ジュラ。しかしその表情には曇りがあった。
「どうしたんですか?勝ったんですよ?」
「そうだ。たしかに我々はまた勝利をおさめた。しかし失われた命は決して戻りはしない…」

廃墟の町、そして足下に広がる悪魔達の死体を見て始祖ジュラは呟いた。
彼にとっては天使の命も悪魔も命も尊いものであることに変わりないのだ。
手を合わせる十字架天使と如面菩薩。光に変わる悪魔達。

「救えなかった命より、救えた命を迎えに行こうぜ」

一本釣帝の呼びかけに、始祖ジュラは考えるをやめ、ペガアリババの方を向く。
そのペガアリババは、ちょうどいま、始祖ジュラめがけて斬りかかってくるところだった!

「みんなからはなれろ、始祖ジュラァーッ!」

「うおおおっ!?」

108ビックリ村の名無しさん:2003/05/09(金) 23:39
わずか数分で天使達は数倍の敵を打ち倒していた。
「かちぃ!」

「見事だ、エンジェルズよ」

天使達を労う始祖ジュラ。しかしその表情には曇りがあった。
「どうしたんですか?勝ったんですよ?」
「そうだ。たしかに我々はまた勝利をおさめた。しかし失われた命は決して戻りはしない…」

廃墟の町、そして足下に広がる悪魔達の死体を見て始祖ジュラは呟いた。
彼にとっては天使の命も悪魔も命も尊いものであることに変わりないのだ。
手を合わせる十字架天使と如面菩薩。光に変わる悪魔達。

「救えなかった命より、救えた命を迎えに行こうぜ」

一本釣帝の呼びかけに、始祖ジュラは考えるをやめ、ペガアリババの方を向く。
そのペガアリババは、ちょうどいま、始祖ジュラめがけて斬りかかってくるところだった!

「みんなからはなれろ、始祖ジュラァーッ!」

「うおおおっ!?」

109ビックリ村の名無しさん:2003/05/10(土) 00:03
駿馬のように斬りかかったペガアリババ!
だがその攻撃が始祖ジュラに届く前にヤマト王子と聖フックの糸がペガアリババの体をグルグル巻きにし、押し留める。
しかし・・・

「おお〜!?」
「こ、こいつなんて馬力だ!」

ヤマト王子と一本釣帝を引きずりながらペガアリババはなおも始祖ジュラににじり寄る。

「始祖ジュラ!どうしてオマエが!ここにいるんだ!始祖ジュラ!何を企んでいる!
 始祖ジュラ!卑弥太夫が歴史を変えた!それもオマエのせいだ!始祖ジュラ!オマエのせいだ!」

ペガアリババの言葉に驚く始祖ジュラ。
「オマエは・・・」

「始祖ジュ…」
「落ちつけ」

ペガアリババはいきなり倒れた。見れば後頭部に巨大なたんこぶが出来ていた。
露神フッドがリンリンゴウ鐸で殴りつけたのだ。

「お、おい。いきなり殴るのはヤバイだろ。」
「安心しろ。当身だ。」
「ウソだー!絶対ウソだ!」

ヤマトとフッドの漫才を尻目に、一本釣帝は始祖ジュラと共にペガアリババを見た。

「こいつ、何を喚いてやがったんだ?」
「わたしにもわからん・・・」

「そうか?まあいいや、とにかく一度アジトに戻ろうぜ」

一本釣帝はペガアリババを担ぎ上げると如面菩薩、十字架天使らに手をひかれながら歩いて来た
天使の少女「上御殿」に声をかける。
「こいよ。ここにいてもいい事無いぜ」

110ビックリ村の名無しさん:2003/05/10(土) 00:35
とりあえずこんな感じのこういう路線でいきたいと思いますがいかがでしょうかー
それと「この小説には残酷描写が含まれますので3歳未満の方の閲覧は禁止させて戴きます」
なんつって。

111ビックリ村の名無しさん:2003/05/10(土) 22:42
そのころ天魔界では、始祖ジュラ率いる天聖界の抵抗勢力を一掃し、全ての世界を自分のものとするべく
スーパーデビルが天魔界最高幹部である「四人の魔王(フォー・サターン)」を召集していた。

黄色い贅肉をたぷたぷとゆらし、巨大な体躯を誇示しているのは
ブラック戒律の熱烈な信奉者であり、スーパーデビルの忠実なる右腕であるブラック戒律伝道王「ダビデブ」。

竜の首を模した棒を構え、そんなダビデブをうざったそうにしているのは4大魔王の紅一にして、
ネブラの覇者。魔闘妃「ダークヘラ」。

愛用の手鏡で身だしなみを整えながら自分の姿にウットリとしているのは「智道」の支配者である魔率王「魔統ゴモランジェロ」。

そしてそんな3人を静かに眺めているのは「天魔界の頭脳」と呼ばれる第4魔王、魔祭司「魔魂プタゴラトン」である。

「よくぞ来た!我が天魔界の精鋭達よ!」

112ビックリ村の名無しさん:2003/05/10(土) 22:43
ヤマト=クイックシルバーは単なる能力つながりかと思ったけど、
結構性格似てるんじゃないかな〜。
と、読んでいて思いました。

で、あれですか?一本釣の方には助伝が?

113ビックリ村の名無しさん:2003/05/10(土) 23:07
>>112
>ヤマト=クイックシルバーは単なる能力つながりかと思ったけど、結構性格似てるんじゃないかな〜。

ええ、私も書いててそう思いますた。なんとなくですけど。
そのうち「俺とて強さこそがパワーだと思っていた時期もあった」「嘘でしょう?始祖ジュラ様」
とか言うセリフも出てきます。

114ビックリ村の名無しさん:2003/05/11(日) 01:01
>113
そういえば、小プロ版には未収録でしたが、
本家AOAでワンダが死ぬエピソード入手しました。
小プロ版以前の話ですね。
他にもあるんでしょうかね。

115ビックリ村の名無しさん:2003/05/11(日) 01:25
>>114
それってホロコーストがまだネメシスだった頃の奴ですか?
クロノクルならAOA2巻の巻末に収録されていたような(汗)

私はブリンクのAOA話とかあると聞きましたが。

116114:2003/05/11(日) 23:38
>クロノクルならAOA2巻の巻末に収録されていたような
あ!間違いです!!
そう、ワンダの死はそうでしたね。
私が入手したのは、ケリー議員を助け出し、
ブリンクが自分の能力を自覚的に使うようになるという話でした。
間にセイバーとの絡みがあったりして(今確認しました)。
>私はブリンクのAOA話とかあると聞きましたが
それと一緒なんでしょうかね。
敵が知らないやつばっかしでちょっと残念。
最後はサイクの手助けでみんな脱出というような話です。

117BMアルファ:2003/05/25(日) 22:56
>>109の続きからです。(111は忘れてください)


天使達が秘密の隠れ家にペガアリババを連れていっている頃、
悪魔の本拠地天魔界では・・・



「いたぁいぃ!やめるアル!」

「科学の為だ!我慢しろ!」

複雑な科学機器が並ぶ手術室で被験者の悲鳴が上がる中、
狂気の科学者と呼ばれた悪魔・魔才虎は手術を…いや、『実験』を続けていた。
哀れなトン魔戒は、鎖で手術台に縛り付けられ、そのぶよぶよの体に様々な魔術や薬を投与されていた。

「何とも信じがたい話だがオマエさんのそのみっともない身体に…何と言うか…
 そう、パワーアップの秘密が隠されているらしいんだな、これが。
 ワシの仕事はキミ達できそこないの悪魔の魔力を人工的に引き上げてやる事だ。実にやりがいのある仕事だ」

科学者は口を動かしながらもそれ以上の速度で指を動かし、機器を操作しパラメーターを睨む。

「もちろんなにがしらのものは戴くよ。でもな、オマエさんは特別だ…タダでやってやる。
 ジタバタするなよトン魔戒… すぐに見違えるようにしてやる…もうすぐオマエはタダのデブじゃなくなる…」
言うなり魔才虎は最後のスイッチを押し、大電流をトン魔戒の身体に流しこんだ!

「ギャァアア!!!!!」

118BMアルファ:2003/05/25(日) 22:57
電流を流しこまれた次の瞬間、トン魔戒は絶叫と共に鎖を引き千切ると、
手術台から跳ねあがり、魔才虎の首根っこを押さえつけ天井まで持ち上げた!

「ゲッ!」

「もううたくさんだぁあ!」

トン魔戒はお手元ソードを振り上げると魔才虎めがけて叩き付けた!
しかしその剣は科学者に触れる前に超念魔パワーによってヘシ折られ床に転がった!

超念魔パワーを放ったのは手術室のドアから現れた影。透明な球体に顔を覆われた女悪魔だった!

119BMアルファ:2003/05/25(日) 23:23
「ィよしっ!さすがだ!完璧なタイミングだったなネス魔トロン!トン魔戒君!こちらがネス魔トロンだ!
 女悪魔だけで構成された部隊!その名も『エリート・デビリン・フォース』の隊長さまだよ!」

紫の髪の女悪魔は、手にした魔紀元神器に魔力を集中させることによって超音波を放ったのだ。

「ネス魔トロン、このデブに我々が患者をどう扱っているか教えてやってくれたまえ!」

「喜んで。魔才虎」

ふたたびネス魔トロンが超念魔を使おうとした瞬間、「やめろおお!あっちえいけぇえ!」
巨躯を震わせながら突進してきたトン魔戒のハリ手で二人はまとめて弾き飛ばされ部屋の隅に転がった。

「アイツに何をしたんだ魔才虎!?あのデブった身体で(しかもダメージを負っているのに)あんなに素早く動けるなんて…」

「ころしてやるうう!」

「…信じられん!」

部屋の隅に追い詰められた二人めがけてトン魔戒が踊りかかる!

次の瞬間、魔才虎とネス魔トロンの二人は血まみれになった。
ただし彼らの血でではなく、トン魔戒の吐いた血によって、だが。

「私も知りたいな、魔才虎。」

崩れ落ちるトン魔戒の後ろから別の女悪魔が姿を現す。
彼女の放った超念魔がトン魔戒の後頭部を打ち抜き、気絶させたのだ。

「さすがはサタンマリア!一撃で奴を倒してしまうとは!おかげで命拾いをしたよ!」

120ビックリ村の名無しさん:2003/05/25(日) 23:26
わくわく。

121BMアルファ:2003/05/26(月) 00:09
その瞳から超念魔の輝きを放つ少女は、まだ幼いながらもヘッドの威厳と美しさを兼ね備えつつあった。

「ワシはいつもみんなに言っておったよ!サタンマリアは期待を裏切らない娘だってね!」

おべっかを使い、必死に誤魔化そうとする魔才虎を、炎の色をたたえた瞳で睨みながらサタンマリアが叱責する。

「話をそらすな。ここで何をしていた?実験棟は閉鎖しろと命じられていたはずだ!
 危険な生命体を生み出す可能性がある実験は幹部の許可無くして行なってはいけないことを忘れた訳ではないだろう!
 まして同胞を実験台にする研究など断じて許さん。いずれブラックゼウス様より審判が下ろう!覚悟しておけ!」

サタンマリアの言葉を「アホくさ」という表情で聞き流す魔才虎。(むろんサタンマリアには見えないようにだが)
彼にとっては同胞がどうとか、悪魔がどうとかはどうでもいい話なのだ。ただ自分の研究ができればそれでいいのだ。
その際に自分以外のものが味わう苦痛などは考慮にも値し無いのである。

魔才虎が黙っている代わりに、ネス魔トロンがサタンマリアに噛みついた。

「でしゃばった口を叩くな!保安部の責任者はあたしなんだ!報告ならあたしがする!本当にそんなものが必要ならの話だがな!」

ネス魔トロンはサタンマリアがあまり好きではなかった。いや、ハッキリ言うと大嫌いであった。
何故ならマリアは悪魔の母たる魔胎伝ノアの直系の娘であり、魔魂プタゴラトンの英才教育を受けてきた本物のエリートであったからだ。
ネス魔トロンを始めとするデビリン族の大半は後天的な努力によって超念魔を得、努力して今の地位を得たのだ。
故に生まれながらに超念魔を自由に操り、努力もせずに高い地位についているサタンマリアが憎くて仕方が無かったのだ。
ネス魔トロンは考える。「奢れるウサギは努力の亀に敗れたのだ」と。

「いいかい二度と人の仕事に口を挟むんじゃないよ!純粋培養のお嬢ちゃんがデカイ顔しやがって!虫唾が走る!」

「その『お嬢ちゃん』に助けられたのはだれだ?」

「誰が助けてくれって頼んだ!?」

122ビックリ村の名無しさん:2003/05/27(火) 23:45
は〜。
そう来ましたか。
イイですね。
で、六聖球verでしょうか?まだ?
それによって、脳内補完がかなり違ってくるもんで。

123BMアルファ:2003/05/27(火) 23:57
>>122
その描写を入れるのを忘れてました。初期バージョンのサタンマリアです。
それはそうとネスと初期マリアはなんだか似てませんか?

124ビックリ村の名無しさん:2003/05/28(水) 00:06
やっぱそのイメージでしたか。
ネス(この呼び名イイ!)は自分の好きな普通悪魔の一人です、
が、その理由が初期マリアに似てるからでした。
ネスの少しいびつな卵形のカプセルは、マリアに比べて不完全さを現してるのか
とか思います。

125BMアルファ:2003/05/29(木) 21:52
「二人とも、やめろ」

破壊された研究室の壁の向こうから男の声がする。
睨み合いを続けていたサタンマリアとネス魔トロンは、その声の持ち主が誰であるか気付くと
壁に向かって姿勢を正した。

「オマエ達は私のもとで何を学んできたのだ?いつまで子供じみた喧嘩を続けるつもりだ」

男は鋼鉄製の壁を透過し、壁の向こうから姿をあらわす。
頭部に輝く悪魔ヘッドの証ヘクサゴンを持つ男。
人は彼を魔魂プタゴラトンと呼ぶ。

マリア「申し訳ありません、プタゴラトン様。」
ネス「お許しを… ですがマリアが出過ぎた真似をしなければ…」

プタ「ネス、原因などどうでもよい。もう終わったのだ。それより魔才虎、また派手にやったものだな…」
魔才虎「いや… その… 誤解しないで下さい…」

プタ「話はあとで聞く。いいな?」
プタ「サタンマリア、話がある。一緒に来い。ネス魔トロン、片付けは任せたぞ。」

「はい」
「はい」

プタゴラトンの後を追い、部屋を出ていくサタンマリアの背中を見るネス魔トロン。
「本当なら私があそこにいるはずなのに……!」

かつてネス魔トロンは女悪魔の筆頭戦士だった。
その力は男悪魔と比べても遜色なく、いや並の悪魔などは問題にならぬほどだった。
そしてプタゴラトンに目をかけられた彼女は彼直属のエリート悪魔集団
「エリート・デビリン・フォース」の隊長の地位を与えられ、いずれは幹部の地位につくだろうと噂された。
しかしそれはサタンマリアの登場によって一変した。
サタンマリアは生まれながらに強い超念魔を持ち、無数の悪魔達を眼力だけで従えた。
さらに内包された潜在能力は幹部さえも上回ると言われた。

彼女の登場によって、ネス魔トロンは筆頭悪魔の座から蹴落とされたのだ。
いまやサタンマリアは『エリート・デビリン・フォース』を含む悪魔軍の中でも幹部に次ぐ地位を与えられていた。
かつてはネス魔トロンが受けていたプタゴラトンの寵愛を、今はサタンマリアが受けていたのだ。

「みていろ… 今に私が最高の悪魔だと言う事をプタゴラトン様に証明して見せる…」

EDF隊長の地位と共にプタゴラトンより与えられた魔紀元神器をさすりながらネスは一人思う。
サタンマリアへの怨みや妬みを糧にして彼女の超念魔は増大していった…

126BMアルファ:2003/05/29(木) 22:49
「サタンマリア」

天魔界の王城の離れへと続く煉瓦道でプタゴラトンは話を切り出した。

「わたしはこれより最後の任務に赴く」
「はい」
「成否に関わらず、これが私の最後の仕事となるだろう」
「・・・困難な任務なのですか?」
「困難ではない。だが・・・」
「だが・・・?」
「狂気が我らが王を蝕んでいる。ハルマゲドンの予兆は既に始まっておるのだ」
「我々と天使達の対立が破滅を招くとおっしゃるのですか?」
「よく聞け、サタンマリア。世界の終焉は目前に迫っている。残された時間はわずか…
 にもかかわらず我らに出来ることはいくつも無い」
「私は世界をふたたび一つにしようと努力してきた。しかしこのままでは何もかもが灰燼と化すだろう」
「なにをおっしゃっているのです?王の狂気とは?世界の終焉とは?」

「マリア… 私は長い間赤子の手を引くようにオマエを導いてきた。だがそれももう叶わぬ」
「いいかサタンマリア。これからは自分の道は自分で決めるのだ。自分の心の声に耳を傾けよ」
「プタゴラトン…」
「サタンマリア」
「はい」
「強くなれ」
「はい」
「さらばだ、我が娘よ」

プタゴラトンは別れの言葉をマリアに告げると、彼女に背を向け歩き出した。
夕暮れの闇の中に消えていくプタゴラトン。

その背中を見送りながらサタンマリアはプタゴラトンの言葉の意味を考えていた…。

127ビックリ村の名無しさん:2003/06/04(水) 23:47
ビーストが魔才虎ってのは、いいですね。
善人魔才虎ってのも、見てみたい気がする・・・。

128ビックリ村の名無しさん:2003/08/21(木) 23:28
2000世界の天使絶対至上主義ぶりはキングダムのダメ未来ヒーロー群に通ずるものがあると思います。
そこで「表舞台からは引退していたロココであったが、あまりの世界の惨状を見かねて現役復帰を決める」というSSをどなたか書いて戴けませんか?

129ビックリ村の名無しさん:2003/08/27(水) 00:24
>128
いいね〜。ちょっと妄想してみたんだが、ダイアナ役はかぐや、ブルース役がハムラビか。
マリアはもうちょっと意外な役がいいかな〜なんてね。

130129:2003/08/27(水) 15:32
いや、ブルースはやっぱりカヴォードに。
ルーサーはデビルかと考えていたが、プロの方がいいかな、ストーリー的には。
シャザーンが問題だけれど、プロが操るなら、悪魔系の方がいいかも。
でもヘラクライトスVSロココとかも見たいけどね。

131ビックリ村の名無しさん:2003/08/27(水) 23:27
シャ、シャザーン??大魔王シャザーン???(゜д゜:)

132ビックリ村の名無しさん:2003/08/27(水) 23:34
多分129はキャプテンマーヴルのことを言いたいんだと思ふ。
変身するとき「シャザム!」って叫ぶから。

133129:2003/08/28(木) 13:20
>132
説明サンキュー
キャプテンマーヴルの本名がでてけえへんかったから、つい。

134ダンゴ:2003/08/28(木) 14:17
マーブルの本名はビリー・バットソンさんですよ。たしか。

135129:2003/08/30(土) 01:10
そうそう、ビリー少年やったね。
でもこのSSマジで書いてみたいかも。
キーはやっぱり、ダイアナかな。
マルコが太陽になって、マリアは一時ロココの下を去ってしまっている。
ロココは一人、ジオ界を時の外側から眺めていた。
いつしかジオ界はヒトを産み、2000の世界へと連なっていく。
んー。世界の解釈が相当オリジナルにしてしまったほうがいいかもね。

136エイジ・オブ・ビックリマン:2003/11/05(水) 22:05
暗闇の中をペガ・アリババは一人歩いていた。
もうどのくらい歩いているのか。これからどこまで歩けばいいのか。
解らないままただひたすらに歩きつづけた。

だれもいない、なにもない世界を。

ここには自分以外にはだれもいないのだ。
その事実がたまらなく哀しかった。
寂しかった。

ペガ・アリババは取り戻したかった。
夢を。時間を。仲間たちを。

もう一度会いたかった。
共に旅をした大切な仲間たちに。
導いてくれた偉大なヘッドに。

暗闇の中をペガ・アリババは手探りで進む。
どこまで歩けばいいのか。どこを目指しているのか。
それすらもわからないままに。


ふと、暗闇の中に光がともる。


ペガ・アリババの朽ちかけた魂がそれをとらえる。
かすかな、だがたしかに存在しているその光に向かってペガ・アリババは走り出した。

暗闇が晴れていくのがわかる。

近づくにつれて光が強くなるのが解る。

光が、ペガ・アリババの心に火をともす。
ペガ・アリババはその光にむかって手を伸ばした。


「良かった、目が覚めたのね。あなた、ずっと眠っていたのよ」

137エイジ・オブ・ビックリマン:2003/11/05(水) 22:21
女の声?

ペガアリババが最初に認識したのはそれだった。

そして次に見知らぬ天井を見た。
見たことはないはずなのに、ひどく懐かしかった。
知らず知らずのうちに涙が出ていた。

泣いてから、自分の側にだれかがいることを認識した。

「だいじょうぶよ。ここにいれば安全だから」

ペガ・アリババは声の主を見た。

金色の髪に小さな王冠をかぶった女性天使だ。
そうして彼は、自分が彼女の手を握っている事に気がつき、赤面し、
慌てて手を離した。

「待ってて、今なにか飲むものを持ってくるから」

天使は優しく微笑み部屋から出た。

138エイジ・オブ・ビックリマン:2003/11/05(水) 22:51
女性が去った部屋でペガ・アリババはベッドから体を起こした。
ギシギシと体がきしむ。

ここはどこだろう?次界だろうか。それとも過去の久遠エリアの側だろうか。
ペガ・アリババは記憶を取り戻してみる。
オパ・ジュエルを追って過去に戻ったのは覚えている。
そこで謎の天使…いや、天使であったかすらさだかではないが…
その天使が天変地異を引き起こした…そして…

思い出せない。

ペガ・アリババはうろめく様にしながらベッドから立ちあがると
窓から外の世界を眺めてみた。一面の岩山。
ペガ・アリババは知っていた。この場所を。
ここは天聖山脈。天聖界随一の険しさを誇る大山脈だ。

だが何故ここに?
こんなところに宿泊施設などあっただろうか?


「だめよ、寝てないと」

考えていたペガアリババに先ほどの女性天使…上御殿が声をかけた。

「・・・ここはどこなんですか?」

聞いてからアリババは馬鹿なことを聞いたと思った。

「ここは天聖界の天聖山脈よ。」

わかりきっていた答えだった。

だがその後に続いた言葉に度肝を抜かれた。

「そして天聖界に残った最後の秘密基地であり、天使たちの最後の希望の地でもあるわ」


「最後!?」


最後だって?
ペガアリババは混乱した。

たしかに次界は曼聖羅によって危機的状況にあるが、天聖界には何の影響もないはずであった。
それに天聖界にはスーパーゼウスがいる。シャーマンカーンがいる。
たとえなにものが攻めてこようと、そう簡単にほろされたりはしないはずだ。

それなのに最後とはどういう事なのか。知らないうちに天聖界が滅ぼされてしまったのだろうか。

「…今はいったい…いつなんですか?」

ペガアリババはおそるおそる聞いてみた。自分の予想が当たっていない事を願いながら。

139エイジ・オブ・ビックリマン:2003/11/12(水) 22:13
「おかしな事を聞く。戦天紀に決まっているだろう。まあ今となっては暦などなんの意味もないがな」

ペガの質問に答えたのは、上御殿といっしょに入ってきた露神フッドだった。

「露神フッド!」

「会ったことがあったかな?キミとは初対面のはずだが」

呼びかけられたフッドが眉を寄せる。
無理もない。ペガアリババにとっては馴染みの仲間であっても、
露人フッドにとってはペガアリババと出会うのは初めてなのだから。
むろん、ペガアリババの顔にマスクが無ければ話は違っていたであろうが。

「アイツ、目が覚めたって?」
「見に行こうぜ!」
「ボクもいきます!」
「たっきゅ〜ど〜!」
「あっ!ヤマト王子てめぇ!」
「にゃおーん♪」

部屋の外から無数の声が聞こえる。
ペガアリババにとっては余りに懐かしい声たちだった。
次の瞬間、ヤマト王子の達急動で運ばれた面々がペガアリババの病室に一瞬で現れた。

ヤマト王子、一本釣帝、照光子、十字架天使、如面菩薩…

「これは俺の夢なのか?」
ペガアリババはそう思った。もう会えないと思っていた懐かしい仲間たちの顔。
むかしのままの姿、むかしのままの声、むかしのままのやりとり。

他のみんなもいるのだろうか?


「気がついたそうだな」

みんなより遅れて、巨大な影が部屋に姿をあらわす。
病室の入り口のドアを窮屈そうにかがみながら現れたのは始祖ジュラである。

「始祖ジュラ…!」

とっさに身構えるペガアリババだったが、その肩を露神フッドに抑えられる。

「よう、大将」

一本釣帝が始祖ジュラに向かって手を振る。
同時に、露神フッドがペガアリババに警告する。

「いいか?私たちはキミに危害を加えるつもりはない。だからキミも無闇やたらに暴れたりしないでくれ。」

「暴れたら俺がまた取り押さえてやるさ」

140ビックリマン・アルファ:2003/11/16(日) 21:44
「みんな、少し外してくれるか?」
「どしたよ大将。コイツしってんのか?」
「いや、初対面だ。だが・・・」
「だが?」
「はいはいいいから出て行く出て行く。ジュラさんが二人っきりにしてくれって言ったのが聞こえたでしょ?」
「ウイ〜ッス」
「大将、外にいるからよ。何かあったらすぐ呼んでくれ」
「ああ、解った」

ゾロゾロと出て行く一同。

「単刀直入に聞く。キミは何者だ?どこから来た?」
「俺が聞きたいくらいだ。始祖ジュラ…どうしてオマエがみんなを…天使達を率いているんだ?」
「それが友の遺言だからだ」
「友?」
「そう、今は亡き我が友シャーマンカーンの為に俺は戦っている」
「シャ…」
「世界の平和を願いつづけていたカーンは、俺を庇ったせいでその命を失った。」
「・・・やはりここは俺の知っている世界じゃない。これは俺の夢なのか?」
「さあな。だが俺たちにとっては紛れもなく現実だ。天使と悪魔が憎みあう世界。これが俺たちの現実だ」
「ワケがわからない。どうしてこんなことに?スーパーゼウス様はどこに?」
「スーパーゼウスなら上で寝ている。」
「寝ている?」

141ビックリマン・アルファ:2003/11/16(日) 22:08
その時、ジュラが腰に下げていた大聖棒が光りを放ち、ペガアリババと共鳴する。
「う、うわっ!」
「こ、これは!?」

それはペガアリババの聖夢源の天使としての理力なのか?
ほんの一瞬、光りに包まれたペガアリババと始祖ジュラと心が一つに繋がったのだ。
そう、それはさながら白昼夢の如く!

「これが・・・オマエの世界!? これが本来の自分の姿なのか… 
 この天使は!卑弥太夫? そうか…そうだったのか…!」

始祖ジュラはペガアリババの傷ついた未来の記憶を、見、

「こんな!こんなバカなことが!ああ、シャーマンカーンさま…スーパーゼウス様まで!」

ペガアリババは始祖ジュラの生きてきたこの世界の記憶を見た。
卑弥太夫によるシャーマンカーンの殺害、ブラックゼウスの反逆、表層界分離…

「・・・歴史が・・・破壊されたのか。」
「修正しなくてはならない。この世界を、この歴史を。」

142ビックリマン・アルファ:2003/11/16(日) 22:19

「今の光はなんだい!?」

本当にドアの前に詰めかけていたヤマト王子と如面菩薩が部屋に駆け込んでくる。

「ちょうどいい所に来た。みんなを集めてくれ。これから新しい作戦を発表する」

「新しい…………」

「………………作戦?」

143ビックリマン・アルファ:2003/11/17(月) 22:11

一方、そのこそ天魔界では…

スーパーデビルが部下からの報告を受けていた。

「ほう?ではその者は天使とも悪魔ともちがう雰囲気をもっていたというのか」
「はい。今までに感じたことのない力でした!」

始祖ジュラたちからなんとか逃げてきたボロボロの悪魔が、ペガ・アリババのことを報告する。
もちろんペガ・アリババは異聖の力で生まれ変わっているので、純粋な天使でないのも当たり前なのだが、
それを表層界から出たことがない悪魔がしらないのも無理は無かった。

報告を受けたスーパーデビルは様々な可能性を考えていた。
野聖エルサMのように聖神の放った源層界の使者?
それともプタゴラトンに研究させている聖魔和合の戦士?
もしくは曼聖羅の手の者か…
いづれにせよ、ほおっておくわけにはいかないだろう。
スーパーデビルは、部下にペガアリババを捕らえる様に命令を下した。

そして『悪魔の四騎士』と呼ばれる4人の幹部に振り向いた。

「ダブデブ、聖フェニックスの行方は?」
「作戦実行中です。まもなく判明します。」
「ダークヘラ、魔幻型の状況は?」
「良好です。効果範囲、理力吸収率、共に拡大向上しつつあります。」
「プタゴラトン、魔天使を使った実験結果は?」
「成功しました。明日から実戦に移ります」
「ゴモランジェロ、曼聖羅との休戦協定は?」
「締結しました。これにより軍備拡大の時間が稼げます」
「よろしい。よくやった」

「我が勇敢なる悪魔の戦士たちよ、いよいよ決戦は近い。だが勝利するのは我々だ!
 反乱軍がなにをしようと、曼聖羅が何をしようとどれほどのものか!
 世界は我々悪魔のものだ!我々が支配してこそ世界に平和が訪れるのだ!
 力あるものこそが全てを支配する権利を持つ!それすなわち力こそパワー!
 それこそが我等が神、ブラックゼウス様の御意志である!!」

「お待ちください、スーパーデビル様。お言葉ですが、もし第二次聖魔大戦が起きれば、
 我ら悪魔にも多数の犠牲者が出ましょう。他の取るべき道があるのでは・・・」

「それが魔神に忠誠を誓った者の言葉かプタゴラトン!なにを血迷っておるのだ!」

「断じて… ただ私が案ずるのは最終戦争の先に待つ、我が種族の未来…」

「それがなんだというのだ?些細な犠牲などに構ってなどおれぬわ。これからの戦いで4人死のうが四億人死のうが
 そんな事は重要ではない!生き残るは強き者…選ばれし者のみ。彼らこそが明日の世界を担う兵士!『次代』なのだ!」

「感服しました、スーパーデビル様!さて我等四騎士の中ではだれが選ばれますやら」

ダビデブが喝采を浴びせる。
ダークヘラ「気をつけたほうがいいぞプタゴラトン。戦場では後ろから矢が飛んでくる事もあるからな」
ゴモランジェロ「ククク…」 


だがダークヘラたちの声はプタゴラトンの耳に入ってはいなかった…
聖魔大戦(ハルマゲドン)の結果がどうあれ、このままでは彼の長年の計画が水泡に帰す事が明白だったからだ。
押し黙ったままプタゴラトンは考えを巡らせていた。
自分の持つ情報、その情報を漏らすリスクと見返りの大きさに…

144アストニッシング・ビックリマン(1):2003/11/23(日) 00:24
天聖界で鳴らした俺達遊撃隊は、ワナにはめられ投獄されたが、
強制収容所を脱出し、天聖山脈にこもった。
しかし、秘密基地でくすぶっているような俺達じゃあない。
希望の光さえ見えれば命令次第でなんでもやってのける命知らず、
不可能を可能にし魔幻型を粉砕する、俺達、天聖界遊撃隊!

俺は部隊のリーダー金太神。通称鬼教官。
スーパーアーマーと怪力パワーの名人。
俺のような経験豊かな復活天使でなければ生意気盛りのガキンチョどものリーダーは務まらん。

俺はロックン神童。通称ロックン。
自慢のキーブレ−ドに、悪魔のカギはみんなイチコロさ。
ハッタリかまして、ゆりかごから墓場まで、何でもそろえてみせるぜ。

私は、十字架天使、通称エンジェル。
チームの影リーダー。
奇襲攻撃は、この黄金クロス砲と聖卵で、お手のもの!

よおお待ちどうさま。あたしこそイージー神童。通称イージー。
聖弓&理力補充は天下一品!
あたまがお花畑?イージーの由来が意味不明?だから何。

チャックン神童。通称チャック。
迷宮突破の天才だ。悪魔ヘッドでもブン殴ってみせらぁ。
でもこっそりチャックを降ろすのだけは勘弁な。

俺達は、脱出不能の要塞にあえて挑戦する。
頼りになる神出鬼没の、天聖界遊撃隊!
助けを借りたいときは、いつでも言ってくれ。

145アメイジング・ビックリマン(1):2003/11/23(日) 00:52
表層界で鳴らした俺達は、濡れ衣を着せられ反乱軍の汚名を浴びせかけられたが、
破壊された天安京を脱出し、地下にもぐった。
しかし、秘密の隠れ里でくすぶっているような俺達じゃあない。
筋さえ通れば愛と友情次第でなんでもやってのける命知らず、
不可能を可能にし巨大な悪を粉砕する、俺達、天聖界反乱部隊!

俺は、リーダー始祖ジュラ。通称始祖王。
奇襲と強襲の名人。
俺のような悪魔の魂をもったヘッドでなければ百戦錬磨の兵どものリーダーは務まらん。

僕はヤマト王子。通称ヤマト。
自慢の一気酔剣に、悪魔はみんなイチコロさ。
達急動かまして、6聖球から12聖親まで、何でもそろえてみせるぜ。

私は、如面菩薩。 通称「外面菩薩内面夜叉」…ッてこれ書いたのだれよ!?
え〜ととにかくチームの紅一点!
情報収集は、美貌と頭の良さで、お手のもの!

よおお待ちどう。オイラこそ天子男ジャック。通称男ジャック。
オイラの聖コインつぶては天下一品!
チビ?おばちゃんパーマ?だから何。

一本釣帝。通称一本釣。
一本釣りの天才だ。ブラックゼウスでもブン殴ってみせらぁ。
でも泣き落としだけはかんべんな。

俺達は、悪が栄える世の中にあえて挑戦する!頼りになる神出鬼没の天聖界反乱部隊!
助けを借りたいときは、いつでも言ってくれ。

146ファクターMR(1):2003/11/23(日) 13:37
<<プタゴラトンの悪夢>>

『やめろ!やめるんだ!ギリテス!』

『実験は失敗か!』

『そうだ、実験は完全ではなかった。無謀すぎる!やめろ!』

『導師を止めろ!!』

『彼をアレに近づけるな!!』

『彼は暴走している!!』

『世界は待っているのだ。この研究の成功を!私はこれとともに生き、これとともに死ぬ。今更、なんの躊躇いがあろうか!!』

147マメ知識:2003/11/24(月) 00:36
☆う・ん・ち・く☆ 〜古代エズフィト王国〜

古代エズフィト王国は国王の強大な魔力によって支えられていた国である。
王の魔力が強ければ強いほど、巨テラトリスは光り輝きエズフィトの大地に豊かな実りをもたらす。
しかし王の魔力が弱ければ水は枯れ、大地は干上がり、砂の王国と化してしまう。

そして代々の王は、魔力が弱まると新たな王を求めて王候補を探します。
王候補が見つかると、その魔力を王の象徴である器「内裏ネイロス像」にその力を注ぎこむ事で、新しい王が生まれます。
(この辺はアニメ版やシール版と比べても矛盾がないと思います。)

しかしある時をさかいに、王位を継ぐだけの魔力を持つ者が生まれなくなってしまいました。
その為、王の器である内裏ネイロス像は空のまま、保管される事になりました。
その間、内裏妃は女王として国を統治しました。

しかしやはり強大な力を持った王でなければエズフィト王国の安定ははかれません。
そこで女王は賢者たちに新たな王を作る事を命じました。
それは王に匹敵するだけの魔力を作り出す事だし、それを利用する事で国の安定をはかろうとしたのです。

賢者達は智恵を出し合い、幾多の実験の末、ついにまったく新しいエネルギー「魔性般若パワー」を生み出す事に成功しました。
それは周囲から得たエネルギーを何十倍、何百倍にも増幅させる事が出来る夢のリサイクルエネルギー理論でした。
実験用の巨大な炉心(外見は腕を組んだ灰色の巨大な魔肖ネロ)の前で手に手を取って喜ぶ賢者達。

しかし強大なパワーは制御が難しく、なかなか実用段階に入れませんでした。
失敗。失敗。また失敗。エズフィトの民や女王は期待が大きかっただけに苛立ち、彼らに非難の目までを浴びせるようになります。
『もう、諦めるしかないのだろうか』
賢者たちが挫折を目前にしたその時、遂に一人の導師が血気にはやってしまいました。
『ならん!』
『今更、他に方法があるのか!?』
『止めろ!!導師を止めろ!!』
『彼は暴走している!』
『引き離せ!!導師をあれに近づけるな!!』
『この魔身の危険性は想像以上だった!!』
『もう遅い!エズフィトの民は待っているのだ!この研究の成功を!!
 我々は一刻も早く、このエネルギーを作り上げねばならんのだ。
 そのためには何の恐れもいらん。私はこれとともに生き、これと共に死す。今更、なんの躊躇いがあろうか!!!』
その博士は、不完全状態でいまだ未調整だった実験用炉心を作動させてしまいます。システム完成の功に焦って。
そして、制御できなくなった魔性般若パワーは暴走。ついには巨テラトリスを中心にエズフィトを駆け巡り、全土に壊滅的な被害を与えてしまいます。

ただでさえ斜陽が進んでいたエズフィト王国はこれで完全にとどめをさされた形になり、
国民の大多数は王国を脱出し、別の世界、新天地を求める事になります。
この時、女王のたった一人の娘である「ノア」も賢者の一人…プタゴラトンと共に脱出し、のちに表層界に漂着する事となります。
また、一部の王族も脱出に成功し、パンゲラクシーという星に辿りつくのですがそれはまた別のお話です。

そしてエズフィト王国にとって更に不運な事は、表層界の分裂によって発生した衝撃波が次元を超えてエズフィトに衝撃を与え、
ついにはエズフィトは公転軌道を外れ、はるか彼方の世界に飛んでいってしまった事です。
強大な魔力を持った国王がいれば、エズフィトは自力で移動する事も出来ますが、王族が脱出し、
国民たちが先を争って逃げ出そうとする中で、そんな事が出来るものはいませんでした。
そしてエズフィトはついに滅びてしまいます。
やがて第一次聖魔大戦に敗北し、リーダーを失った悪魔達の一部がエズフィトに辿りつくまで。。。

148625番:2006/04/11(火) 07:52:50
☆是非見てね!!ストレス解消になるよ☆
http://kodomo.mixa.cc/

149表層界住人:2009/11/05(木) 12:11:22
この世界の場合、聖ウォーマン1/3、聖ウォーマン穸、の美少女アイドル天使は
どうなるんでしょうか。
天使達が潰滅状態のエイジ・オブ・ビックリマンでは。
戦闘的な少女天使でデビリン族達のライバルで、
アイドル天使の可愛いらしさが無くなり荒んだ性格なのかも。
聖華士、聖澄士、聖蝶士、聖露士、聖実士、聖胞士、6人は。


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