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【場所】駅周辺 その25
1
:
馬謖『ディビシオン』
:2004/06/13(日) 01:00
駅周辺から商店街を見ればその勢い破竹の如し。
前スレ
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/movie/412/1065108245/
過去ログ用
http://page.freett.com/jojolog/log/1065108245.html
詳細は
>>2-3
771
:
新手のスタンド使いかッ!?
:2013/10/27(日) 23:32:35
>>770
ゆったりとした雰囲気のラウンジで紅茶を飲んでいた、ビジネスマン風の中年男性に
話しかけると、彼はあなたを眺めながら紅茶を一口啜ると答えた。
「企業の品評会ですよ。」
772
:
766
:2013/10/27(日) 23:36:00
>>771
「企業の品評会」
男の台詞を繰り返してみた。
よく分からないが楽しそうな響きだ。
「それは具体的にどんな事をやるんですか?
是非見てみたいものだな」
773
:
新手のスタンド使いかッ!?
:2013/10/28(月) 00:18:09
>>772
「名刺を交換して頂けますか。」
質問を遮る様に彼が言った。
774
:
溝端巧
:2013/10/28(月) 00:26:05
>>773
「名刺か」
『フリーライター 溝端巧』と書かれた名刺を渡す。
775
:
新手のスタンド使いかッ!?
:2013/10/28(月) 00:57:35
>>774
名刺を渡すと、彼も名刺を差し出した。
『株式会社サイバーコネクション 海外営業企画部課長 松山次郎』
社名の上には、緑色の丸いロゴマークが印刷されている。
彼は、あなたの名刺を見ながら尋ねて来た。
「『溝端』・・・さん?ですか?
失礼だが、ホテルのアポを取っておいでで?
それとも、こちらに宿泊の予定でも?」
776
:
溝端巧
:2013/10/28(月) 20:57:43
>>775
「どうもどうも」
お辞儀する。
「いや、アポとかはないんですが…宿泊客ですね」
そうだ、自分はここに泊まっているのだ(多分)。
777
:
新手のスタンド使いかッ!?
:2013/10/29(火) 00:27:25
>>776
「それなら明日、大ホールで行われるので来ればいい。
部外者が参加出来るかどうかは、知りませんが。」
『松山次郎』は、そう言って紅茶の残りを飲み干すと席を立った。
778
:
溝端巧
:2013/10/29(火) 20:00:27
>>777
「あ、どうも」
何事もなければ、今日はもう寝て明日を待ちたい。
779
:
新手のスタンド使いかッ!?
:2013/10/30(水) 02:38:25
>>778
『松山次郎』と別れたあなたは、カウンターの長い行列に並ぶ。
30分ほどしてチェックインすると、約10センチの長方形のキーストラップが付いた
ルームキーを渡された。
プラスチックと思われるストラップは黒い半透明で、白字で『417』と刻まれている。
あなたは、4階にある『417号室』に入ると、早々に眠る事にした。
翌朝早くに目覚めると、ホテル内にはビジネスマン風の人々が溢れていた。
780
:
溝端巧
:2013/10/30(水) 20:14:57
>>779
「これが『企業の品評会』ってやつか!」
とはいうものの、何が行われるのかいまいち分からない。
大ホールとやらに向かってみる。
781
:
新手のスタンド使いかッ!?
:2013/10/31(木) 00:40:45
>>780
大ホールには、大勢の人々が集まっていた。
各所のテーブルの上には様々な機械仕掛けの装置があり、そこに人々が群がっている。
賑やかな話し声の中、時折拍手も上がっていた。
782
:
溝端巧
:2013/10/31(木) 20:58:08
>>781
さりげなく人ごみに混じり、機械仕掛けの装置に近付きチェックする。
783
:
新手のスタンド使いかッ!?
:2013/10/31(木) 23:39:17
>>782
群れの中に紛れ込んで近付くと、円テーブルに置かれた仕掛けが確認出来た。
左右両端に円筒形の装置があり、それらに挟まれる形で中央には四角いガラスケース。
ケースの中には、ネズミが一匹入っていた。
やがて、仕掛けから唸る様な低音が鳴り出すと、ネズミが震えながら縮こまる。
『ブジュブジュブジュッ』
数秒後、突然ネズミの尻からフンと共に血と内臓が噴き出す。
血に染まったガラスケースの前で、周囲の人々からは拍手が起こっていた。
784
:
溝端巧
:2013/11/01(金) 00:05:32
>>783
「な、な、何やってんだァ、これ!?」
思わず驚きの声が出る。
……しかし、ここにいる人々がこれに拍手を送っている。
つまり、これを『喜んで』いるのだ。
そういう連中に下手な質問はしない方がいいかもしれない。
あたりを見回し、何か『字』が書いてあるものを探す。
『パンフレット』やこの催しの具体的な『題名』の看板、
あるいはどこかに『説明文』の類はないだろうか。
785
:
新手のスタンド使いかッ!?
:2013/11/01(金) 02:42:47
>>784
声を上げたあなたに、周囲の視線が刺さる。
仕掛けの置かれた円テーブルには、『UNDERHIT CORP.』と印字された
ネームプレートが置いてあり、その横にはパンフレットが積んであった。
786
:
溝端巧
:2013/11/02(土) 01:51:19
>>785
「……ナイスッ!」
注目を浴びてしまったのでとりあえずそう言って拍手する。
さっきのは感極まってつい出てしまった言葉だと判断してもらえると嬉しい。
その後はそそくさと円テーブルのパンフレットに手を伸ばし、それを読む。
787
:
新手のスタンド使いかッ!?
:2013/11/02(土) 03:28:44
>>786
手に取ったパンフレットは、A4のカラー紙だった。
『アンダーヒットの新型ラシーパー!!
シュープサイドに必携、初心者から愛好家まで!』
表面の大きな謳い文句の下には、テーブルの装置と同じものの写真が印刷されている。
写真の下には、装置のスペックと思われる数値が記載されていた。
『インペイン式ラシーパー”ハッピージュースβ”
最大出力:5000M 最高練度:600KM 進行度:500〜3000WM
カラー:シルバー/ゴールド/スケルトン/エメラルド/パールホワイト』
裏面には、ネズミ、リス、トカゲのカラー写真が載っている。
それぞれの写真は、生前と死後の二種類あり、死後の方はさっき装置の中で死んだネズミと
同様の変わり果てた姿になっていた。
その下には、愛用者の声と企業からのメッセージが小さく載っている。
『愛用者の声:
ユタ州オーレム在住 ビル・エイクマン
今まで使って来た中で、最高のラシーパーだ。
子供でも簡単に使えるから、6歳の息子も一緒にシュープサイド出来るようになった。
家族で楽しみたい人には、コレが一番オススメだ!
カラーも豊富だから、家族用と私と妻とで色違いを三台揃えてる。』
『ユーザーの皆様へ:
”ハッピージュースβ”は、あらゆるユーザーの皆様へ贈る自信作です。
当社の誇るラシーパーシリーズのノウハウを、より幅広いユーザーの皆様に楽しんで頂く為、
ワンタッチの手軽なスナック感覚に仕上げました。
マニアユーザーの皆様の為には、各部位の換装とバックアップシリーズ”チャッキーズ”に
完全対応しており、幅広いカスタマイズが可能です。
近年、高まって来たシュープサイドブームの需要に応えた逸品を、是非御愛用下さい。』
788
:
溝端巧
:2013/11/02(土) 16:25:11
>>787
「なるほど……何一つ分からない」
無闇なカタカナ用語の意味がもう分からないが……
とりあえず、どこか『ヤバイ』雰囲気を感じる。
これは、ドラッグか何かの宣伝じゃあないだろうか?
しかし、『ヤバイ』ネタは『金』になる可能性がある。
『フリーライター』として、このネタを追っていけばいい記事が書けるかもしれない。
パンフレットをバッグに仕舞い、ホール内を見回す。
他に気になるところはないだろうか。
789
:
新手のスタンド使いかッ!?
:2013/11/03(日) 00:34:49
>>788
ホールは人々で賑わっており、見回しても確認出来るのは人の波だけだった。
テーブルの装置を囲んで見物している群れ、話し込んだり、名刺を交換している人々。
一見してパーティー会場の様だったが、バカ騒ぎをしている者はおらず、どこか真剣な
様子にあなたは一抹の不気味さすら感じていた。
「失礼します。」
キョロキョロしていると、背後から初老の白人男性が声を掛けて来る。
ボーイの様な格好をしており、ホテル関係者らしい気がした。
あなたが振り向くと、男性はにこやかな表情のまま言い放つ。
「大変申し訳ありませんが、こちらの品評会は部外者の方をお断りしております。
速やかにお引取り頂きたいのですが。」
790
:
溝端巧
:2013/11/03(日) 18:23:04
>>789
「あ、ああ……すみません。ふらりと迷い込んでしまったようで。
ところで結局ここではどんな催しをやってたんです?
ネズミが死んでいるのにみんなで拍手したりして……
ちょっと僕の感覚だとよく分からなかったんで」
もう直球できいてみる。多分答えてはくれないだろうが……。
反応を見てみるのも悪くない。
791
:
新手のスタンド使いかッ!?
:2013/11/03(日) 19:41:18
>>790
「シュープサイド・ラシーパーの品評会です。」
初老の男性は、そう答えながらあなたをホールの出口へと案内する。
「ああ、そうでした。
先程、お客様が手に取られたパンフレットも回収させて頂けますか?
そういう規則になっておりますので。」
ホールを出るか出ないかの所で、彼は更に思い出した様に言った。
792
:
溝端巧
:2013/11/03(日) 22:03:21
>>791
「……はい」
見られてたか。素直にパンフレットを返し、
そのままホールから出る。
その後、スマホで『シュープサイド・ラシーパー』という語を検索してみる。
793
:
新手のスタンド使いかッ!?
:2013/11/04(月) 00:53:22
>>792
パンフレットを素直に返却したあなたは、そのまま男性に見送られてホールを後にした。
ラウンジに出たあなたは、ウィキペディアを開く。
『シュープサイド・ラシーパー(Shuepside Rasheeper)
シュープサイドに使用する、又は専用の装置。
メインをラシープするのが目的で、様々なタイプのものが流通。
近年、家電化と共に小型・軽量のものが増加し、需要が一気に広まっている。
歴史:
発祥は、18〜19世紀のアメリカと言われている(要出典)。
当時は素手や簡単な道具を使っており、現代に比べて効率や精度は低かった。
1866年、クレイ・モンティー(1848〜1890)によって、現代の仕組みに近い
最初の機械式ラシーパーが発明される。
1901年には、ラトル・アドマイザー(1869〜1950)が新型を発明。
モンティー型がアウトペイン式の祖とされるのに対し、アドマイザー型はインペイン式の
最も古いラシーパーである。
アドマイザー型ラシーパーは、後年のシュープサイド及びラシーパーに大きな影響を与え、
歴史的にはアドマイザー以前と以後で区分される事も多い。』
794
:
溝端巧
:2013/11/04(月) 02:48:10
>>793
「……だからその『シュープサイド』やら『ラシープ』やらがわかんないんだよ!」
『シュープサイドとは』『ラシーパーとは』『ラシープとは』あたりで検索してみる。
795
:
新手のスタンド使いかッ!?
:2013/11/04(月) 03:04:31
>>794
更に検索したあなたは、再びウィキペディアを開いた。
『シュープサイド(Shuepside)
主に小動物をラシープする行為。
競技化されており、娯楽としてもアメリカを中心に広く支持されている。』
『ラシーパー(Rasheeper)
シュープサイド・ラシーパーの略称、又はシュープサイドにおける呼称。
メインをラシープするのが目的で、近年になって小型・軽量の家電化を遂げた。
アウトペイン式とインペイン式に分かれるが、需要は圧倒的に後者が上。』
『ラシープ(Rasheep)
ラシーパーによる処理、又は処理行為そのもの。』
796
:
溝端巧
:2013/11/04(月) 10:20:28
>>795
「(…………お、落ち着くんだ。このクソみたいな記述からでも分かる事はある)」
まず、シュープサイド≒ラシープという理解でいいはずだ。
そして、小動物をラシープというのはアレだ。
さっきやっていた『謎の虐殺』の事だろう。
『円筒形の装置』から不可視の何かが出て、『ネズミ』を殺す光景を俺は見た。
アレが『シュープサイド』で『ラシープ』で『ラシーパー』なのだ。
仕組みはよう分からんがこんなのがアメリカで流行っていたとは
……さすがアメリカといったところか。
「……ただ、これは『wikipedia』に堂々と載っている事実。
スクープも何もねェなァ………」
単に俺が無知だったという事か。
すべてを知っておくのには世界は広すぎる。
何事もなければ『ホテル』をチェックアウトして、外へ出る。
俺にはきっと何か用事があるのだ(確か)。
797
:
新手のスタンド使いかッ!?
:2013/11/04(月) 20:04:34
>>796
あなたが荷物を持ってフロントに向かうと、昨日同様に行列が出来ている。
やはり、ビジネスマン風の人々ばかりで、白人や黒人以外にもアジア系やラテン系と
思われる顔ぶれだった。
30分ほどしてチェックアウトをしたあなたは、ホテルを後にする。
正午少し前の駅周辺は、思ったほど混雑しておらず、あなたは悠々と列車に乗った。
798
:
溝端巧
:2013/11/04(月) 21:15:08
>>797
「よし、行くか」
世の中には知らない事がたくさんある。
それを知るために俺はフリーライターになったのだ。
気の向くまま『スクープ』を捜し求める。
今回の『出会い』はそういう俺の気持ちに世界が応えてくれた結果だろう。
さて、今度はどんな『出会い』があるのか…………実に楽しみだ。
799
:
新手のスタンド使いかッ!?
:2013/11/05(火) 00:49:24
>>798
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
車窓の風景を眺めながら荷物を手に取ったあなたは、その違和感に気付いた。
中を開くと、自分の荷物では無い事が分かる。
それが何を意味するのか、あなたはすぐに理解した。
フロントで支払いを済ませた際、財布を荷物に入れた様な気がする。
それどころか、パスポートも荷物に入れたままになっていたはずだった。
800
:
溝端巧
:2013/11/05(火) 01:00:01
>>799
「……ヤバイな」
一体どこで入れ替わったんだ?
電車に乗っているという事は『切符』を買ったか『SUICA的』なものを使ったはず。
それを探しつつ、とりあえずこの『荷物』が
誰のものなのか確認する意味で、『中身』をチェックしておく。
……パスポート? そういやここはどこだっけ。
『旅』しているうちに自分がどこに居るのかうろ覚えになってしまった。
801
:
新手のスタンド使いかッ!?
:2013/11/05(火) 02:32:23
>>800
荷物を開けながら、あなたは自分の置かれた状況を反芻した。
ホテルがあったのは、コロラド州デンヴァーに程近い町だったはずだ。
切符は、車掌からも買えるので買っていない。
アメリカでは、当然SUICAなど使えない。
『グリムスティールの新しい家族を祝う会』
荷物の中に着替えは無く、書類の入ったクリアケースが幾つか入っていた。
その中で、一枚の印刷紙だけが無造作に入っている。
洋館の写真が大きく印刷されており、会の名称以外には日時と場所だけが載っていた。
場所は、コロラド州デンヴァーから程近い町・・・・これは、偶然だろうか?
802
:
溝端巧
:2013/11/05(火) 20:19:36
>>801
「『グリムスティール』?……またよく分からない単語だな」
謎の会合があるようだが、この会の『開催場所』はあのホテルに近い。
おそらくこの会の参加者と自分の荷物が取り違えられてしまったのだろう。
「……引き返すか」
これも何かの『運命』かもしれない。
『グリムスティールの新しい家族を祝う会』とやらが
『取材』に足る秘密の会合だと信じよう。
『電車(列車?)』を降り、反対側の『電車』に乗り換え、『ホテルのあった駅』に戻る。
その間、ズボンやジャケットに小銭が入ってないか探す。少しくらいは入っているはず。
そこから『切符代』を出したい。
803
:
新手のスタンド使いかッ!?
:2013/11/06(水) 00:02:10
>>802
幸運にも幾らかのコインを持ち合わせていたあなたは、次の駅で列車を乗り換えた。
ホテルのあった駅に戻ったが、周囲の様子は特に変わっていなかった。
804
:
溝端巧
:2013/11/06(水) 00:19:08
>>803
「よし」
一度ホテルへ戻りたいが、その前にやっておく事がある。
まず、チラシに載っている日時は今日からみて『いつ』なのか。
そしてその『場所』は具体的にはこのへんの『どこ』なのか。
あとは『グリムスティール』および『グリムスティールの新しい家族を祝う会』
についてスマホで検索する。文明の利器は最大限に利用しよう。
805
:
新手のスタンド使いかッ!?
:2013/11/06(水) 01:09:09
>>804
印刷紙に記載された日時は、今日だった。
場所には詳しい住所が記されていたが、それがどの辺りなのかあなたに心当たりは無い。
『グリムスティール』に関する言葉は、どこで検索しても結果は0件だった。
806
:
溝端巧
:2013/11/06(水) 21:25:47
>>805
今度のワードは検索に引っかからない、
という事は『秘密の会合』である確率が高まったのではないだろうか。
とりあえずホテルに戻り、フロントに行き、
自分の『荷物』が届いていないか確認する。
それと同時に『チラシ』の『屋敷』の場所について尋ねてみる。
807
:
新手のスタンド使いかッ!?
:2013/11/06(水) 23:38:37
>>806
ホテルに戻ったあなたは、自分の荷物について尋ねたが、どうやら届いていないらしかった。
印刷された洋館を見せても、フロントマンは何も知らない様子だった。
808
:
溝端巧
:2013/11/06(水) 23:55:34
>>807
「おおっと、ここに来て手詰まりか?」
手持ちのお金は近隣を『タクシー』で回れるほどあるだろうか。
あれば、『タクシー』を捕まえ、チラシの住所へと向かってもらう。
809
:
新手のスタンド使いかッ!?
:2013/11/07(木) 08:19:36
>>808
ポケットの中のコインは2ドルほどしか残っておらず、タクシー料金には心許無い。
810
:
溝端巧
:2013/11/07(木) 22:04:27
>>809
「しょうがないな」
ホテルのラウンジへと戻る。
おそらくだが『荷物』を取り違えた者が、
こちら同様、『荷物』を探しているんじゃあないだろうか。
しばらくラウンジに留まり、その一縷の可能性に賭ける。
そうでなくても『挙動不審』な人物などがいればチェックする。
811
:
新手のスタンド使いかッ!?
:2013/11/08(金) 00:52:31
>>810
あなたはラウンジで様子を伺ったが、それらしい人物が現れる気配は無かった。
小一時間もすると、フロントの混雑も次第に引いて行き、ロビーには人も疎らになって来る。
あなた以外にラウンジにいる者はおらず、その存在を見る冷たい視線が心なしか気になった。
812
:
溝端巧
:2013/11/08(金) 01:21:18
>>811
「……というか『住所』があるなら、ある程度分かるんじゃないか?」
さっきは聞き方が悪かったような気がする。
『フロント』へ行き、『チラシの住所』を告げ、ここへ行きたいと主張する。
場所的にはここから近いのだから、ある程度の見当はつくだろう。
もしそれでも分からないようなら、この町周辺の地図を借りたい。
……それも駄目なら、警察署の位置を教えてもらう。さすがにこれは分かるだろう。
813
:
溝端巧
:2013/11/08(金) 01:23:46
>>812
追記。地図は借りれなくても、一時的に見せてもらうだけでもいい。
814
:
新手のスタンド使いかッ!?
:2013/11/08(金) 02:28:43
>>812-813
再びフロントに向かうと、フロントマンは怪訝な表情をしながらもカウンター裏から
地図を取り出し、あなたの前に広げた。
「その住所だと、町の中心部からは大分離れてますね。」
そう言いながら、フロントマンは地図に指を這わせる。
住所の場所に目立った建物などはなく、近くには森があるらしかった。
815
:
溝端巧
:2013/11/08(金) 02:37:39
>>814
「なるほど、ありがとうございます」
メモ用紙を一枚貰い、大まかに地図を写させてもらう。
その後はホテルを出て、住所の場所まで歩こう。
816
:
新手のスタンド使いかッ!?
:2013/11/08(金) 11:09:13
>>815
地図をメモに写してホテルを後にしたあなたは、それを頼りに見知らぬ町を歩き出す。
だが、目的地はあなたの思うよりも遠く、何度も迷った事もあり、到着した頃には完全に
陽も暮れていた。
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
住宅地から離れ、外灯も疎らになった暗い道の先に、キラキラと光るものが見えて来る。
光の方へ近付くに連れて、それが照明に照らされた洋館である事が分かった。
腰ほどの高さの白い柵に囲まれており、柵の途切れた所に石造りの両開き門がある。
その上には、花々で装飾された白い看板が掲げられていた。
『グリムスティールの新しい家族を祝う会』
看板には、見覚えのある言葉が書かれている。
開いたまま門から真っ直ぐに伸びた白い石畳の道は、館の玄関へと続いていた。
817
:
溝端巧
:2013/11/08(金) 20:24:28
>>816
「やっと着いたか……」
想像よりずっと遠かったが、辿り着けただけヨシとしよう。
石畳を進み、玄関のドアの前まで移動する。
『ドアチャイム』があれば、それを押し、ないのなら力強くノックする。
『警戒心』は勿論あるが、ここまで来て黙って様子を窺うのは性にあわない。
『当たって砕けろ』の精神だ。
818
:
新手のスタンド使いかッ!?
:2013/11/09(土) 00:49:43
>>817
館に向かおうとしたあなたは、玄関が大きく開いている事に気付く。
中からは、白い光が漏れていた。
石畳に沿って歩いて行くと、玄関の手前に見知らぬ男性が1人立っている。
「ようこそ、お待ちしておりました。
さ、どうぞ中へ。」
タキシードを着た初老の白人男性は、白髪を上品に整えた執事風の人物だった。
819
:
溝端巧
:2013/11/09(土) 05:44:56
>>818
「…………」
無言で彼に従い、招かれるまま進もう。
多分正規参加者だと『勘違い』しているのだろうが、この場は利用させてもらおう。
バレた時、よからぬ事になりそうだが…………
もうここまで来たら後戻りは出来ない。
820
:
新手のスタンド使いかッ!?
:2013/11/10(日) 01:08:27
>>819
あなたは、男性の後に従って館の中へと足を踏み入れる。
『シュゴォォォォォオオオオ』
光の中に吸い込まれる様な感覚と共に、あなたは館内の照明に目を細めた。
→TO BE CONTINUED
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