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アクマイザー3は傑作である

1Ricken:2003/04/12(土) 01:05
最近、初めてアクマイザー3を見たのですが、コレ、かなりの傑作です。
とにかく一度、主題歌(作詞:石森章太郎、作曲:渡辺宙明、うた:水木一郎)だけでも聞いていただきたい!
チャリンコ乗りながら歌うには最高の曲であります。

2SeireiK:2003/04/12(土) 16:43
Rickenさんのこのスレッドにレスを付けるため、
『70年代カルトTV図鑑』(ネスコ/文芸出版:岩佐陽一著)という本をもう一度読み直しました(馬鹿)。
70ページに記載された、−カルトコラム“哀しき3つの仮面たち”(『アクマイザ−3』)−というコラムは
実に名文です。如何せん著作権については管理人は無知なのでここに全文を載せるのは控えますが、
この文を参考に、アクマイザ−3の解説をしたいと思います。


アクマイザ−3は、主人公が「アクマ」です。この時点でもうシビれます(大馬鹿)。
人類とは違った進化を遂げた地底人類、通称「アクマ族」が地上進行を開始。
それを阻止すべく立ち上がった反逆者、ザビタン・イビル・ガブラの悪魔三銃士のストーリー。
因みに、放映当時話題になった“地球空洞説”を設定背景にしているとか。


仮面ライダーでも、せっかく助けた人間に化け物あつかいされる話などがありますが
(映像作品中には無かった気がしますが、私の知る限りでは「テレビランド」に連載されていた山田ゴロ氏の漫画にありました)、
石ノ森先生はこういうのが本当にお好きだったようで…。


第3話で、ガブラは美人教師を助けます。その際目を傷めた教師はガブラの手厚い看護で視力を回復。
自分の姿を見たら驚くに違いないというガブラに対し、教師は「人間は顔形ではなく心だ」と言い切ります。
ここまではいいのですが、なんとこの教師、ガブラを見たとたん悲鳴をあげ逃げ出してしまうのです。
なんというシビアな展開…。さらに町の住民に化け物扱いされ、腹に銃弾をブチこまれ…。

先の本の著作者岩佐氏は当時この回を見て、
「人間なんてロクな生き物じゃねぇな。怪物の方がよっぽど心が美しいじゃねえか?」
と人間不信にすらおちいってしまったとか。




人間の汚さを徹底的に描き、さらにそれでも人間の中に希望を抱く、抱かねばならないというメッセージは、
「レインボーマン」などでも垣間見られます。



人間不信になると言えば、「デビルマン」の原作はまさにそうでしょう。

人間より悪魔の方がはるかにマシと言えば、聖飢魔Ⅱもそのようなメッセージを発していたグループでした。

悪魔つながりってことで(笑)。



>とにかく一度、主題歌(作詞:石森章太郎、作曲:渡辺宙明、うた:水木一郎)だけでも聞いていただきたい!

「アクマイザぁ〜すり〜♪」ってとこしか覚えてないんだよなぁ…。

3Ricken:2003/04/12(土) 23:47
レスのレスデス。

>人間の汚さを徹底的に描き、さらにそれでも人間の中に希望を抱く、抱かねばならないというメッセージは、
>「レインボーマン」などでも垣間見られます。

こういうのを描かせたら、石ノ森章太郎先生の右に出る者はいないんじゃないでしょうか?
70年代以降特撮ヒーロー原作の第一人者である彼ですが、
TVの内容はともかく、原作漫画の暗さには特筆すべきモノがありますよね。
敢えてここでは書きませんが、原作版キカイダーのラストシーンは、21世紀に残すべき傑作です。

・・・と、言っておいてひっくり返すのも何ですが(笑)、TV版アクマイザー3は、むしろバカ話こそが真骨頂!
ワタシはまだ未見なのですが、この作品、後半は徹底的にバカ話にシフトしていくそうです。
芸達者な声優(ちなみにガブラの声は八奈見乗児氏!)の名演技で送るバカ話を是非堪能して下さい。

>(映像作品中には無かった気がしますが、私の知る限りでは「テレビランド」に連載されていた山田ゴロ氏の漫画にありました)
山田ゴロ!
この人、最近なにやってるんでしょうか?
学研の学習漫画で宮本武蔵の伝記書いてたり、某ファミマガで連載してたりしてけっこう好きだったんだよなぁ。


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