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004 十尻 あびる(はくぐい)

1ε:2012/08/08(水) 21:34:18
お名前 : はくぐい

■キャラクター名
十尻 あびる

■出身校:
希望崎(ガイドライン能力/シークレット/ステ合計25)

■性別:女性
貧乳

■所属:
高等部3年

■所持武器/部活動/委員会:
所持武器:日傘 部活動:帰宅部 委員会:美化委員会

■ステータス
攻撃力:12 防御力:0 体力:5 精神力:3 FS:5 FS名:出血

■特殊能力名
NOIR

■特殊能力内容
発動率75% 成功率100%

構成要素
効果1:精神力半減ダメージ 25
範囲+対象:周囲1マス敵全員 2.1
持続時間:一瞬 1
タイプ:瞬間型
スタイル:アクティブ
非消費制約:敵女性のみに有効 0.95

効果2:精神力ダメージ1 10
範囲+対象:周囲1マス敵全員 2.1
持続時間:一瞬 1
タイプ:瞬間型
スタイル:アクティブ
非消費制約:敵女性のみに有効 0.95

消費制約:攻撃力4消費 20

計算式
効果数値1:25*2.1*1*0.95=49.875
効果数値2:10*2.1*1*0.95=19.95

発動率:{100-(49.875+19.95)+20*(1+0.5)}
=75.2625≒75%

■能力内容の補足
精神力を半分以下にする能力です。
ガイドライン通りだと思うのですが、もし不備
があった場合はよろしくおねがいします。

■能力原理
あびるの体内に流れている「吸血鬼の血液」
を対象に浴びせかける能力。
「吸血鬼の血液」が対象に付着すると、精神
に異常をきたす。
本物の吸血鬼はこの性質を利用し、自分の血
を霧状にしてターゲットに吹きかけることで
吸血をスムーズに行えるようにしている。

■希望発動率
75%

■希望評価点数
30点

■キャラクター説明
十尻 あびる/とじり‐

体のどこか一部のみが吸血鬼化している半吸
血鬼一族の三女。
あびるは「血液」が吸血鬼化している。
血液以外は普通の魔人と同じなので、傷口に
日光を当てたり十字架を押し込んだりしない
限り、あびるが灰になることはない。
しかし、直射日光に当たると毛細血管の血管
壁が微量の日光を透過してしまい、体が猛烈
に痛いため日中は常に日傘をさしている。
金髪でツリ目、肌は少し青白い。
好きな血液型はB型。

2ε:2012/08/08(水) 21:34:46
■エピソード
むかしむかしあるところに、凶悪な力を持っ
た怪物が、荒れ果てた古城に独りぼっちで棲
んでいました。
怪物は美女の生血を啜ることを何よりも好
み、夜な夜な街に繰り出して、眠っている女
性の血を奪っていました。
しかし、いくら血を飲んでも、怪物の心は満
たされませんでした。
怪物は孤独でした。
みんなに嫌われて、怖がられて、疎まれて、
それでも怪物はどうしても死ぬことができま
せんでした。
怪物の姿を見ると森のけものたちも怯えて、
ひっそりと静まりかえってしまいます。
血を吸って、城に帰って、棺に横たわって、
崩れかけた天井の割れ目から月を眺めて、眠
りに就いて――――それで怪物の一日はおし
まいでした。

怪物に血を吸われたという人が百人を超えた
頃に、怪物を殺したものに褒美を与える
――――というお触れが国中に出されまし
た。
それからというもの、怪物の城には毎日のよ
うに人間がやってきました。
そして、怪物は聖書で殴られたり、塩をかけ
られたりしました。
棲みかを何度変えても、人間はどこまでもど
こまでも追いかけてきました。
怪物は森の中を逃げて、逃げて逃げて逃げて
――――そして、力尽きて倒れてしまいまし
た。

次に目を覚ました時、怪物は見知らぬ部屋の
ベッドに寝かされていました。
体中の痛みが少し軽くなったように思えたの
で、怪物はゆっくりと起き上がって辺りを見
まわしました。
するといきなり扉が開いて、一人の少女が怪
物のいる部屋に入ってきました。
怪物はびっくりして、窓から外に飛び出そう
としました。
少女は怪物の腕を掴んでそれを止めました。
もちろん怪物の力なら簡単に少女の手を引き
剥がして逃げることもできたのですが、怪物
はそれをしませんでした。
少女がとても悲しそうな顔をしていたからで
す。

怪物はひとまず逃げるのを止めて、どうして
そんなに悲しそうな顔をしているのか、と尋
ねました。
少女は、あなたが何かに怯えているように見
えたから、と答えました。
そして、今まで独りぼっちで淋しかったか
ら、しばらく自分の話し相手になってもらえ
ないか――――と少女は続けました。
怪物は、そんなことを言われるのは初めてだ
ったので、とても嬉しくなって、少女の話を
聞くことにしました。

少女と怪物は色々なことについて話しまし
た。
王子様とお姫様が出てくるおとぎ話や好きな
食べ物の話、夢の中での思い出などを語り合
い、――――そして最後に少女は、自分の身
の上についての話を始めました。
それは、二年ほど前に自分の両親が怪物だと
疑われて、村の人たちに殺されてからずっと
森の奥で一人で過ごしてきた――――という
ものでした。

怪物は驚いて、それから自分を責めました。
怪物は、自分のせいで少女の両親が殺された
――と告げ、自分の正体とこれまで行ってき
た悪行について、全てを少女に打ち明けまし
た。
そして、怪物は泣きました。
捕まりそうになった時よりも、たくさんの人
間に追い回された時よりも、声を枯らして泣
きました。

怪物は自分の胸に杭をつきたてました。
そして、少女が怪物を殺したことにして褒美
を貰って欲しい――――と言いい、そのまま
地面に崩れ落ちました。
怪物は、ついに自分で自分の命を終わらせる
ことができたのです。

少女は瀕死の怪物に取り縋ると、手をぎゅっ
と握ってこう言いました。
「私と――――――――――――」

怪物は少女の言葉を聞いて、ゆっくりと頷き
ました。
そして、少女の首筋を優しく噛みました。
少女は静かに目を瞑って怪物の傍に倒れまし
た。

それから怪物と少女はいつまで
も………………

3ε:2012/08/08(水) 21:35:03
■応援参加率
余裕がある日は顔を出せます(参加率31〜50%)

■GKへの一言
二回目の参加です。
まだ至らぬ点も多く、GKの皆様方にご迷惑をお
かけしてしまうかもしれませんが、どうかよろ
しくお願いします。

4鳩子:2012/08/09(木) 02:32:22
まず精神半減と精神1ダメを組み合わせていいのかどうか。

5ε:2012/08/09(木) 02:45:35
数字的には、同じ範囲で精神3ダメが60%
ダメージの端数は切り捨てなので、
こいつは精神3に対しては精神2ダメ、精神4に対しては3ダメ、
精神5が3ダメ、精神6なら4ダメ

精神3以下に使う場合は精神2ダメ作るよりも発動率損してて、
精神4以上に使う場合は精神3ダメ作るより発動率10以上お得

6ε:2012/08/09(木) 02:48:57
例の新規の人のキャラには精神6ダメだねw

7ε:2012/08/09(木) 02:54:25
ちなみに同じ範囲、制約で精神2ダメ作ったら発動率105

8ε:2012/08/09(木) 02:56:00
あんま覚えてないけど、たしか半減ダメージは1ダメと組んだ場合も考慮して
この数字だったと思うのでアリじゃないだろうか。
誰か覚えてない?

9ε:2012/08/09(木) 21:28:01
【返信案】

はくぐい 様

この度は、ダンゲロス流血少女2にご投稿いただきありがとうございます。
送られたキャラクターの発動率が決まりましたのでご連絡いたします。



■特殊能力名
NOIR

■特殊能力内容
発動率75% 成功率100%

スタイル:アクティブ
効果1:精神力半減ダメージ 25
範囲+対象:周囲1マス敵全員 2.1
持続時間:一瞬 1
タイプ:瞬間型
非消費制約:敵女性のみに有効 0.95

効果2:精神力ダメージ1 10
範囲+対象:周囲1マス敵全員 2.1
持続時間:一瞬 1
タイプ:瞬間型
スタイル:アクティブ
非消費制約:敵女性のみに有効 0.95

消費制約:攻撃力4消費 20

計算式
効果数値1:25*2.1*1*0.95=49.875
効果数値2:10*2.1*1*0.95=19.95

発動率:{100-(49.875+19.95)+20*(1+0.5)}
=75.2625≒75%



ご自身で計算されていた内容で間違いありません。
これで問題がないようであれば、確定となりますがよろしいでしょうか。
能力の確定、もしくは変更される場合は変更内容を記載の上ご連絡ください。
また、何かご質問などございましたらお気軽にご相談ください。

では、ご連絡をお待ちしております。

10ε:2012/08/09(木) 22:38:08
GK作業お疲れ様です。
はくぐいです。
以上で確定お願いします。
返信ありがとうございました。

11ε:2012/08/09(木) 22:38:34
確定!

12ε:2012/08/09(木) 22:50:55
【確定】希望崎なので能力は範囲だけ

■キャラクター名
十尻 あびる

■出身校:
希望崎(ガイドライン能力/シークレット/ステ合計25)

■性別:女性
貧乳

■所属:
高等部3年

■所持武器/部活動/委員会:
所持武器:日傘 部活動:帰宅部 委員会:美化委員会

■ステータス
攻撃力:12 防御力:0 体力:5 精神力:3 FS:5 FS名:出血

■特殊能力名
NOIR

■特殊能力内容
発動率75% 成功率100%

構成要素
効果1:精神力半減ダメージ 25
範囲+対象:周囲1マス敵全員 2.1
持続時間:一瞬 1
タイプ:瞬間型
スタイル:アクティブ
非消費制約:敵女性のみに有効 0.95

効果2:精神力ダメージ1 10
範囲+対象:周囲1マス敵全員 2.1
持続時間:一瞬 1
タイプ:瞬間型
スタイル:アクティブ
非消費制約:敵女性のみに有効 0.95

消費制約:攻撃力4消費 20

計算式
効果数値1:25*2.1*1*0.95=49.875
効果数値2:10*2.1*1*0.95=19.95

発動率:{100-(49.875+19.95)+20*(1+0.5)}
=75.2625≒75%

■能力原理
あびるの体内に流れている「吸血鬼の血液」を対象に浴びせかける能力。
「吸血鬼の血液」が対象に付着すると、精神に異常をきたす。
本物の吸血鬼はこの性質を利用し、自分の血を霧状にしてターゲットに吹きかけることで
吸血をスムーズに行えるようにしている。

■評価点数:30点

■キャラクター説明
十尻 あびる/とじり‐

体のどこか一部のみが吸血鬼化している半吸血鬼一族の三女。
あびるは「血液」が吸血鬼化している。
血液以外は普通の魔人と同じなので、傷口に日光を当てたり十字架を押し込んだりしない限り、あびるが灰になることはない。
しかし、直射日光に当たると毛細血管の血管壁が微量の日光を透過してしまい、体が猛烈に痛いため日中は常に日傘をさしている。
金髪でツリ目、肌は少し青白い。好きな血液型はB型。

13ε:2012/08/09(木) 22:51:08
■エピソード
むかしむかしあるところに、凶悪な力を持った怪物が、荒れ果てた古城に独りぼっちで棲んでいました。
怪物は美女の生血を啜ることを何よりも好み、夜な夜な街に繰り出して、眠っている女性の血を奪っていました。
しかし、いくら血を飲んでも、怪物の心は満たされませんでした。
怪物は孤独でした。
みんなに嫌われて、怖がられて、疎まれて、それでも怪物はどうしても死ぬことができませんでした。
怪物の姿を見ると森のけものたちも怯えて、ひっそりと静まりかえってしまいます。
血を吸って、城に帰って、棺に横たわって、崩れかけた天井の割れ目から月を眺めて、眠りに就いて――――それで怪物の一日はおしまいでした。

怪物に血を吸われたという人が百人を超えた頃に、怪物を殺したものに褒美を与える――――というお触れが国中に出されました。
それからというもの、怪物の城には毎日のように人間がやってきました。
そして、怪物は聖書で殴られたり、塩をかけられたりしました。
棲みかを何度変えても、人間はどこまでもどこまでも追いかけてきました。
怪物は森の中を逃げて、逃げて逃げて逃げて――――そして、力尽きて倒れてしまいました。

次に目を覚ました時、怪物は見知らぬ部屋のベッドに寝かされていました。
体中の痛みが少し軽くなったように思えたので、怪物はゆっくりと起き上がって辺りを見まわしました。
するといきなり扉が開いて、一人の少女が怪物のいる部屋に入ってきました。
怪物はびっくりして、窓から外に飛び出そうとしました。
少女は怪物の腕を掴んでそれを止めました。
もちろん怪物の力なら簡単に少女の手を引き剥がして逃げることもできたのですが、怪物はそれをしませんでした。
少女がとても悲しそうな顔をしていたからです。

怪物はひとまず逃げるのを止めて、どうしてそんなに悲しそうな顔をしているのか、と尋ねました。
少女は、あなたが何かに怯えているように見えたから、と答えました。
そして、今まで独りぼっちで淋しかったから、しばらく自分の話し相手になってもらえないか――――と少女は続けました。
怪物は、そんなことを言われるのは初めてだったので、とても嬉しくなって、少女の話を聞くことにしました。

少女と怪物は色々なことについて話しました。
王子様とお姫様が出てくるおとぎ話や好きな食べ物の話、夢の中での思い出などを語り合い、
――――そして最後に少女は、自分の身の上についての話を始めました。
それは、二年ほど前に自分の両親が怪物だと疑われて、村の人たちに殺されてから
ずっと森の奥で一人で過ごしてきた――――というものでした。

怪物は驚いて、それから自分を責めました。
怪物は、自分のせいで少女の両親が殺された――と告げ、自分の正体とこれまで行ってきた悪行について、全てを少女に打ち明けました。
そして、怪物は泣きました。捕まりそうになった時よりも、たくさんの人間に追い回された時よりも、声を枯らして泣きました。

怪物は自分の胸に杭をつきたてました。
そして、少女が怪物を殺したことにして褒美を貰って欲しい――――と言いい、そのまま地面に崩れ落ちました。
怪物は、ついに自分で自分の命を終わらせることができたのです。

少女は瀕死の怪物に取り縋ると、手をぎゅっと握ってこう言いました。
「私と――――――――――――」

怪物は少女の言葉を聞いて、ゆっくりと頷きました。
そして、少女の首筋を優しく噛みました。
少女は静かに目を瞑って怪物の傍に倒れました。

それから怪物と少女はいつまでも………………

14piera:2012/08/16(木) 20:51:22
はくぐいです。
お忙しいところ恐れ入りますが、先日投稿させていただいた「十尻 あびる」の
フレーバー部分「能力原理」及び「キャラクター説明」の差し替えを希望します。
====================================
能力原理
あびるの体内に流れている「吸血鬼の血液」を霧状に変化させ、周囲に噴霧する能力。
霧を吸い込むと罪悪感や不安に心を蝕まれ、心の痛みが「出血」として発現する。
普段から心に闇を抱えている人間ほど出血量が増え、時には出血多量で死に至る。


キャラクター説明
体のどこか一部のみが吸血鬼化している半吸血鬼一族の三女。
あびるは「血液」が吸血鬼化している。
血液以外は普通の魔人と同じなので、傷口に日光を当てたり十字架を押し込んだりしない限り、あびるは灰になることはない。
しかし、直射日光に当たると、毛細血管の血管壁が微量の日光を透過してしまい体が猛烈に痛いため、日中は常に日傘をさしている。
イギリス人と日本人とのクォーターで金髪。
ツリ目で性格きつめの百合っ娘。女子高生の血を好んで吸う。
======================================
以上です。どうぞよろしくお願いします。

15piera:2012/08/17(金) 07:41:43
【確定】希望崎なので能力は範囲だけ

■キャラクター名
十尻 あびる

■出身校:
希望崎(ガイドライン能力/シークレット/ステ合計25)

■性別:女性
貧乳

■所属:
高等部3年

■所持武器/部活動/委員会:
所持武器:日傘 部活動:帰宅部 委員会:美化委員会

■ステータス
攻撃力:12 防御力:0 体力:5 精神力:3 FS:5 FS名:出血

■特殊能力名
NOIR

■特殊能力内容
発動率75% 成功率100%

構成要素
効果1:精神力半減ダメージ 25
範囲+対象:周囲1マス敵全員 2.1
持続時間:一瞬 1
タイプ:瞬間型
スタイル:アクティブ
非消費制約:敵女性のみに有効 0.95

効果2:精神力ダメージ1 10
範囲+対象:周囲1マス敵全員 2.1
持続時間:一瞬 1
タイプ:瞬間型
スタイル:アクティブ
非消費制約:敵女性のみに有効 0.95

消費制約:攻撃力4消費 20

計算式
効果数値1:25*2.1*1*0.95=49.875
効果数値2:10*2.1*1*0.95=19.95

発動率:{100-(49.875+19.95)+20*(1+0.5)}
=75.2625≒75%

■能力原理
あびるの体内に流れている「吸血鬼の血液」を霧状に変化させ、周囲に噴霧する能力。
霧を吸い込むと罪悪感や不安に心を蝕まれ、心の痛みが「出血」として発現する。
普段から心に闇を抱えている人間ほど出血量が増え、時には出血多量で死に至る。

■評価点数:30点

■キャラクター説明
体のどこか一部のみが吸血鬼化している半吸血鬼一族の三女。
あびるは「血液」が吸血鬼化している。
血液以外は普通の魔人と同じなので、傷口に日光を当てたり十字架を押し込んだりしない限り、あびるは灰になることはない。
しかし、直射日光に当たると、毛細血管の血管壁が微量の日光を透過してしまい体が猛烈に痛いため、日中は常に日傘をさしている。
イギリス人と日本人とのクォーターで金髪。
ツリ目で性格きつめの百合っ娘。女子高生の血を好んで吸う。

16piera:2012/08/17(金) 07:42:01
■エピソード
むかしむかしあるところに、凶悪な力を持った怪物が、荒れ果てた古城に独りぼっちで棲んでいました。
怪物は美女の生血を啜ることを何よりも好み、夜な夜な街に繰り出して、眠っている女性の血を奪っていました。
しかし、いくら血を飲んでも、怪物の心は満たされませんでした。
怪物は孤独でした。
みんなに嫌われて、怖がられて、疎まれて、それでも怪物はどうしても死ぬことができませんでした。
怪物の姿を見ると森のけものたちも怯えて、ひっそりと静まりかえってしまいます。
血を吸って、城に帰って、棺に横たわって、崩れかけた天井の割れ目から月を眺めて、眠りに就いて――――それで怪物の一日はおしまいでした。

怪物に血を吸われたという人が百人を超えた頃に、怪物を殺したものに褒美を与える――――というお触れが国中に出されました。
それからというもの、怪物の城には毎日のように人間がやってきました。
そして、怪物は聖書で殴られたり、塩をかけられたりしました。
棲みかを何度変えても、人間はどこまでもどこまでも追いかけてきました。
怪物は森の中を逃げて、逃げて逃げて逃げて――――そして、力尽きて倒れてしまいました。

次に目を覚ました時、怪物は見知らぬ部屋のベッドに寝かされていました。
体中の痛みが少し軽くなったように思えたので、怪物はゆっくりと起き上がって辺りを見まわしました。
するといきなり扉が開いて、一人の少女が怪物のいる部屋に入ってきました。
怪物はびっくりして、窓から外に飛び出そうとしました。
少女は怪物の腕を掴んでそれを止めました。
もちろん怪物の力なら簡単に少女の手を引き剥がして逃げることもできたのですが、怪物はそれをしませんでした。
少女がとても悲しそうな顔をしていたからです。

怪物はひとまず逃げるのを止めて、どうしてそんなに悲しそうな顔をしているのか、と尋ねました。
少女は、あなたが何かに怯えているように見えたから、と答えました。
そして、今まで独りぼっちで淋しかったから、しばらく自分の話し相手になってもらえないか――――と少女は続けました。
怪物は、そんなことを言われるのは初めてだったので、とても嬉しくなって、少女の話を聞くことにしました。

少女と怪物は色々なことについて話しました。
王子様とお姫様が出てくるおとぎ話や好きな食べ物の話、夢の中での思い出などを語り合い、
――――そして最後に少女は、自分の身の上についての話を始めました。
それは、二年ほど前に自分の両親が怪物だと疑われて、村の人たちに殺されてから
ずっと森の奥で一人で過ごしてきた――――というものでした。

怪物は驚いて、それから自分を責めました。
怪物は、自分のせいで少女の両親が殺された――と告げ、自分の正体とこれまで行ってきた悪行について、全てを少女に打ち明けました。
そして、怪物は泣きました。捕まりそうになった時よりも、たくさんの人間に追い回された時よりも、声を枯らして泣きました。

怪物は自分の胸に杭をつきたてました。
そして、少女が怪物を殺したことにして褒美を貰って欲しい――――と言いい、そのまま地面に崩れ落ちました。
怪物は、ついに自分で自分の命を終わらせることができたのです。

少女は瀕死の怪物に取り縋ると、手をぎゅっと握ってこう言いました。
「私と――――――――――――」

怪物は少女の言葉を聞いて、ゆっくりと頷きました。
そして、少女の首筋を優しく噛みました。
少女は静かに目を瞑って怪物の傍に倒れました。

それから怪物と少女はいつまでも………………

17佐江子:2013/12/26(木) 20:59:03
どうも、佐江子です。
荒らし依頼されたので来ました・・・........855713244622

18佐江子:2013/12/26(木) 20:59:16
どうも、佐江子です。
荒らし依頼されたので来ました・・・........469591452062

19佐江子:2013/12/26(木) 21:00:23
どうも、佐江子です。
荒らし依頼されたので来ました・・・........891720057435


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