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ひとりごとを書くスレ3

186H・K:2016/12/12(月) 13:56:03
アーリア人の宗教であったバラモン教の考え方は、
肌が白くて菜食主義であることが支配階級であることの大前提でした
彼らは不可触民、卑俗な者、不浄なる者たちとして
インド亜大陸の肌の黒い原住民(ドラヴィダ人)を迫害しました

大雑把に言うと、ヴァルナ(いわゆるカースト)が上位であれば菜食主義の傾向になり
低位になるにつれて肉食傾向になります
アーリア司祭階級は特に肉食を嫌いました
今でもブラフマナ階級の血筋であった人は菜食主義にこだわる傾向があります
インドでは社会的な地位や出自のヴァルナが上位であるほど
ベジタリアンが多いです。
古代より、バラモン教(ブラーフマニズム)では肉を食べる者は不浄であると考えられました

アーリア司祭階級はドラヴィダ人と彼らが信仰したルドラ、
後のシヴァ神の宗派を迫害しましたが
一方で彼らが大切にしていた大地の女神への根強い信仰、
性的儀礼への熱狂を無視できず、
身体的な行法が少なかったアーリア系の瞑想に
身体的な行法を取り入れたハタ・ヨーガ(大地のヨーガ)というものが
生み出されました。
ヨーガの始祖がシヴァであると考えられているように、
それは元々はインドの原住民たちの信仰に根ざしていたものです

ちなみに乳牛を神聖視するバラモン教や現代のいわゆるヒンドゥー教
、そこから教義化されていった(チャクラなどの)霊的身体論においては、ミルクを
飲むことは健康に良い、ミルクは清浄な食物として認識されていたようです。
昔は乳牛は自然に生えている牧草を食べていました。
そのなかにはアミグダリンなどの成分が入っており、天然の抗がん剤でした。
そういう草を食べた牛のミルクを飲んだり、肉を食べたりしていた昔の人達は
肉食であっても現代人のように癌の発症率は高くはありませんでした。
今売られている肉や牛乳は、食べている素材の栄養が何か偏っているのかもしれません。
それが野菜であれ肉であれミルクであれ、健康でないものを食べれば不健康になることは
当然だと思います。
ちなみに弥生時代以降、稲作が広がり米を盛んに食べるようになって、飢餓で死ぬ人が増えました
なぜならば不作の年は皆飢えるからです
縄文人は植樹をしてドングリを採り、狩猟で得たうさぎや鳥や猪の肉を
豊富な山菜で調理していました。海辺では魚介類も食べました。
だから飢餓が少なかったそうです、食べられる食材の選択肢が広ければ、飢える
リスクを回避できるし、天候の変化にも対応できるからです。

アーリア系のブラフマナ階級も、同じくアーリア系のドルイド僧も
自分達は基本菜食でしたが、戦士階級に剣を作らせて他国を侵略して回りました。
動物の血は食べない代わりに、人間の血はドバドバ流しました。
なんだかなあ・・という感じです。
ちなみにそういう司祭階級も秘密の儀式では肉を手ずかみで喰いました。
ヒンドゥー教のタントラ儀礼ではあえてタブーを侵しましたし、
ドルイドは動物の刺身を食ってトランス状態になったといわれています。
事実かどうかはわかりませんが、菜食主義者にとってはまぐろの刺身を食べることも
秘密の儀式になってしまうのでしょう(笑)




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