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よくある質問と回答スレ

582JNTHED★:2012/08/26(日) 20:28:37
>>581

>JNTさんは作業をデジタルからアナログへ移行したそうですが、
>デジタルでやっていたこと(得た技術や考え方)でアナログに役に立った部分と
>殆ど役に立って無い部分がありましたら教えて下さい。

デッサン力の足りなさを、デジタル上で変形ツールを使ったり、左右反転をして確認しつつ
描いていたのですが、アナログ上ではそれをやりながら描くとかなりの時間のロスになる為、
やりづらい、試行錯誤はラフや下図の段階で完結しておかないと、特にデッサン系の修正は
困難、という点があります。
それも、デッサン力を身に付ける事で解消はできるわけですが、数年がかりとなる覚悟が必要です。

デジタルで培った思考方法は、とにかく最後まで確定させない、仕上げ直前に方向性を
大きく変える事ができる、変えても構わない、という思考です。
アナログ上では、特に、締め切りがある仕事の場合は この思考方法は危険です。

デジタルは全体に対して一瞬で色の変化を与えたり、全体の形状を一括で動かす事が
できるのですが、アナログでは切り貼りや上から薄くスプレーを吹いたり透明度の高い絵の具を
塗る事で似たような事はできても、失敗した際のリスクがデジタルと比べて非常に大きいです。

今のところ、デジタル的な思考はむしろ製作速度を下げる原因になってしまっており、
まずはアナログの基礎技術、ショートカット方法をマスターした上ではないと、いい形で
反映する事はできなさそうです。

締め切りのある仕事では当然、速度とクオリティのバランスが重要となります。
時間をかければいいものが作れたとしても、普通の納期では他人より全ての点で劣るものしか
上げられないのであれば、プロ失格となってしまいます。
納期を長く確保する交渉能力や付加価値を自分に持たせる事ができれば、それも含め
プロの能力ですが、漫画や絵の技術とはまた別の「人間力」的なものが必要になるでしょう。

デジタル脳の癖は、「つい(時間のかかる)試行錯誤して最善を探してしまう」という部分です。
この癖はデジタル上では時間がかからないので悪にならず、むしろ良い結果を生むのですが、
アナログ上では過剰な迷いと速度遅延の原因になってしまうという事です。

もっとも、それすらも打破する方法というのはあり、それはある程度作業化、メソッド化し
外部に発注するというやり方です。そしてこれにはお金が必要です。


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