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外部盤用ゲーム盤スレ 第七の盤
916
:
悲恋の魔女
:2021/03/19(金) 22:15:05 ID:M6GCgfC20
あるところに互いに想い合う男女が居た。
交際のきっかけは些細なことだった。
趣味が合うし、気も合う、話してて楽しいから。
二人は会うたびに、時を重ねるたびに仲良くなっていき、とても自然な形で男女交際へと発展した。
そして、二人は自分たちが結婚することを互いの親を集めて報告することにしたんだ。
「お父さん……私、この人と結婚しようと思うの」
「絶対に幸せにします……娘さんを僕に下さいっ!」
いやぁ、真摯な態度だねぇ。
結婚の許可を得るための一幕というのはこうでなくっちゃ
二人の決意を聞いた男の両親は結婚を快諾した。
女の方の母親も「幸せになるのよ」と涙ながらに許可をくれた。
しかし、残る一人……女の父親は結婚に断固として反対した。
「駄目だ。お前たちが結婚することは許さない。娘は絶対にお前にはやらんっ!」
頑固な父親も恋物語には付きもの、こういう古典的なお話も愛の話としてはいいよねぇ?
その障害を二人で乗り越えて愛する二人は結婚に至るのが恋物語の王道と言うものさっ!
しかし、この話はそうはいかなかった。
父親に断固として反対された女は、結婚を諦めてしまったんだ。
しかし、恋する者を放っておかないのが僕たち!
例え呼ばれてなかろうと、魔法陣がなかろうと彼女の元へ行って愛の魔法を授けたんだっ!
「すごい……こんな、こんな簡単なことで結婚できるなんて、ふふ、ふふふふふっ」
その魔法はとても簡単なことさ。
紙に書いてあるたった一本の線を消すこと。
たったそれだけの動作で、全ての障害を取り除いて二人は幸せに結婚できるんだからこれは凄い魔法だよね?
そして、彼女はその魔法の奇跡を享受して愛する彼と結婚をしようと思った。
が、しかし
残念ながら、この恋にまつわる者たちを応援するモノは僕たちだけではなかったわけさ。
そこに現れたのはベアトリーチェの称号を受け継ぎし、エヴァ・ベアトリーチェ。
彼女は一人の子をとても愛する母親だからね。
愛する子供をそこらの男にやりたくないという気持ちに心底共感して、魔法で彼女の心を変えてしまったのさ。
魔法で、結婚を諦めてしまった元の彼女の心にね。
そして、翌朝。
某所にて二人の遺体が発見される。
とても恨みがあったんだろうね。
その男は顔がめった刺しのまるで判別できない状態で、他にも一部が原型を止めないほどに破壊されていて見るも無残な死体だった。
そして、もう片方は……愛する男と添い遂げるはずだった女の姿。
彼女の顔は絶望に満ちたもので、その胸には鋭利な包丁が一本突き立っていたそうだ。
二人とも即死だったそうだよ
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