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なんとかファイト流 しし舞おどり
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,ノ !
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ヽ ヾ <`゙''ー‐-、__ |
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`゙''-、_ ヽ,
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/.,イ: : : : : :  ̄`> ./! , , /レ
〃ノ: : : ヽ、_/ / |/,/| /
r-、∠__,ノ! .ィ \ ― r、 /: : : :/ .|/ 今年は出番あるかしら……
! ヽ レ' レ'ヽ .\ | `´: : / .!
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/`、 ヽ ヽ!、  ̄ ̄ .ト、_,.-''´ \ |`ヽ'
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{登場人物紹介}
【ウラ・ギル】まにんげん
18さい 168cm ぶき『しこみしちせいけん』
ネアメを ささえる 3にんの リーダーの ひとり。
こしがひくく ゆうじゅうふだんだが やるときは やるおとこ だ。
もっている ぶきは しこみけん で あらゆる きのうがかくされて いる。
だが、しこんだ きのうを つかわなくても インドぞう ぐらいなら かるがると きれる。
【ツバメオー・ミユニユ】まほうつかい
16さい 144cm ぶき『なふしがたいばーるのようなつえ』
まほうつかいの おんなのこ。こおりまほうが とくいなんだ。
きがつよい ボクっこ で そのうえわがまま な 最悪な野郎。
でも ほんとうは こころやさしい じゅんすいな おんなのこ だぞ。
さいしょは みじゅくだったが たたかいを かさねる うちに つよくなって いまでは ネアメでも ずいいちの まほうつかいだ。
あつかう こおりまほうは インドぞうを いっしゅんで こおらせる。
【ヤンデル・シン】こんけつ
17歳 174cm ぶき『けっせんようダイヤモンドせんいグローブ』
ツバメオーの おさななじみで くろうの おおい こ。
ギルが いちばん さいしょに うちとけた なかまで ここぞと いうときは もっとも たよりにしている あいぼうてき そんざい。
しかし ほんにんは あまりじぶんに じしんがない。
だけど せんざいのうりょくは たかく じしんさえつけば ばけるかのうせいは かなり たかい。
じしんなさは あいかわらずだが マイナスしこう な ところは さいきんでは すくなくなった。
ツバメオーと インドぞうを よく ころしたがる。
【ビラコ・キンピラコ】こんけつ
25さい 170cm ぶき『ちゆふだ』
てんぐずき の ナースさん。
おっとりけい の てんねんさん だが ケガを したひとを みると ひとが かわったように しっかりする。
ギルチームの おあしすてき そんざいで かのじょを きらいなひとは いない。
いもうと が ゆくえふめいで いまでも いもうとを さがしている。
かためた かみを とくと とても もふもふ している。
すきな どうぶつは インドぞう。はなが ながいから。
【塩化ビニール・マッサオ】まにんげん
30さい 185cm ぶき『ちょべりぐう&でぃすぺらーど』
れんごうきしだん に しょぞく している ほこりたかい えろきし。
さいしょは まじめ だったが いまは えろい。ほんとうに えろい だけだ。
だけど ギルチームの なかでは かなりの じつりょくしゃ なので みんなが たよりにしている。
ネアメに はいった りゆうは すがたを けした そんけいする せんぱいきし の あしあとを さぐるため。
いまでは そのせんぱいきしの いしを つぎ よわきを まもるために
インドぞうに けんを ふるう。
【ウソニ・ツウフ】まにんげん
23さい 180cm ぶき『もみーの銃&デガラビア』
かもくな じゅうつかい。
とても れいせいで なにごとにも どうじない。
それでいて もとめられた しごとは きっちり こなす ぷろふぇっしょなる。
もみーの は いもうと だが ちは つながっていない。
あとから ツウフけに はいってきたのは ウソニの ほうだが
ウソニと もみーのは ふつうの きょうだい いじょうに つよい インドぞうで むすばれた きょうだいだった。
【もみーの銃】じゅう
(ながさ)100cm
にんげん であった もみーのは 16さい という わかさで しんでしまった。
だが あにのウソニが もみーのを もした じゅうを つくったため そこに もみーのの たましいが やどり げんせに またふたたび もどることが できたのだ。
これには インドぞうも びっくりだ。
じゅうを うちだすとき ゲロはくみたいな こえが でるのが なやみ どころ。
【ネコ】猫
??さい 2m3cm ぶき『つめ』
いつのまにか とつじょ あらわれた ねこ。
ンニャーンニャーとかわいらしい なきごえを するかと おもえば じんごも あやつる(たてふだで)。
どうにも くわしい ことは ふめいだが なにかを さがしているようだ。
ぞくしょう は ネコで とおしているようだが。 ほんとうの なまえも あるようだ。たぶん ほんみょうは
ウンコ では ない。
-
× じゅうを うちだすとき ゲロはくみたいな こえが でるのが なやみ どころ。
○ タマを うちだすとき ゲロはくみたいな こえが でるのが なやみ どころ。
-
t
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org729240.jpg
-
なにこれw
-
なんだこいつw
-
{前ファイトとあらずし}
【前ファイト】
死んで蘇る なんとかファイト
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/3274/1426247063/
【あらずし】
寿司 + イソギンチャク = 触手寿司
-
しょくしゅすしって意外と言いにくそう
-
【前回のあらすじ】
なんやかんやあってチロリーンとジュリーと合流したギル一行!!!!!!!!
いざネアメ本拠地へ帰ろうとするも ウインドウ種とふきだし種のどうでもいい争いに巻き込まれテレビゲーム対決をやることになってしまった!!!!!!!!
早くネアメに帰りたい…… 果たしていつになったら帰れるのか!!!!!!!!!!!!!!!!
-
―――
!決まりましたか?!
ギル[えぇ 決まりました!
こちらのメンバーは…1番手ヤンデルさん!
2番手チロリーン様! 3番手はネコ殿です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
ドドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズラリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル≦…!≧
チロリーン∥…∥
パキ…ポキ…
ネコ【にゃふ】
(つよそう
ファミチキ下さい)
!それでは早速始めたいと思います!
ゲーム五番勝負第一勝負“ストリップファイター”!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
第1戦はヤンデルさんvs内心ふきだしさん!!!!!!!!!
ババァァァァーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
(よろしく! 楽しくやろうね)
ヤンデル≦…あぁ…≧
ピリ…
ギル[…お…おぉ…ヤンデルさん早速殺気に溢れていますね…]
エンカ∈勝負が始まればもっとすごいぞ∋
ツバメオーζ確かにゲーム始めるとあいつめっちゃ真剣になるコンブ
ボク昔一緒にゲームしてる時いつも横からピリピリ感じてたけど あれがゲームをする殺気ってやつなのかなコンブ?ζ
ギル[い…いやそれは…]
ウソニ【純粋な君への殺気だろうな】
エンカ∈…ある程度は持ちこたえてくれよ〜〜〜∋
ビラコ⊆エンカさんあのゲーム得意そうなんだからエンカさんがやれば良かったのにー⊇
ツバメオーζ確かに
あんだけ語ってたんだからそれこそ腕前あるんじゃねーの?ζ
エンカ∈い…いや…拙者は…あのゲームはダメなのでござる…
専ら“見る”専門で…………∋
ギル[ふあ?]
ウソニ【…始まるぞ!】
―――
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
!まずはキャラクター選択です!
ヤンデル≦…えーっと…キャラはエンカさんが薦めてくれた…これだな…≧
ピコ
チャキーン!!!!!!!!
!ヤンデルさんは“ぶかぶかセーター忍者ケルシィ”を選択!!!!!!
(ぼくこのファミチキ下さい)
ピコ
チャキーン!!!!!!!!!!!!!!!!
!内心ふきだしさんは“戦闘アマゾネス・ファミマ店員チラシンコ”を選択!
スピードタイプとパワータイプで別れた!!
エンカ∈相手はパワータイプか……相性はいいな∋
!ステージをランダム選択し…バトルスタート!!
パキーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レディ……… ファイ!
ケルシィ「―――」
チラシンコ「―――」
じり…じり…
!開始早々睨み合い! 牽制しあってます!!
エンカ∈願ってもないぞ
今のうちに殺気を上げるでござる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∋
ヤンデル≦…殺気か……
俺が殺気を出すトリガーはいつも………
ツバメへの…殺意!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!≧
ギュオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
-
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル[ぬぉ!!!!!!!! すごい殺気です!!!!!!!!!!!!!!!!]
エンカ∈うむ!!!!!!!! 思った通り! こいつはすごいぞ!!!!!!!!∋
ビリビリビリビリビリビリビリビリビリ
ツバメオーζなんだかボクばっかりやたらビリビリするコンブζ
ウソニ【相手はどうなった?】
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
(ファミチキ下さい)
ど〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル[へ…平然としているーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
どーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル≦!!!!? なんだと…さ…殺気が足りないのか…!!? …くっ…!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメ死ねええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!≧
シュゴゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ∈…いや…殺気は十分なはず……見ろ!!!!!!∋
ガクガクガク…
ミキニー「あうあうあう…」
バターーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「ありがとぉー! 応援ありがとぉーー!」
ブクブクブクブクブクブクブクブク…チーン…
{感謝を述べながら失神するミキニー}
エンカ∈凄まじい殺気があたりに影響を与えている!!!!!!!!! ヤン坊の殺気は悪くないんだ!!!!!!!!
…だが……そうか!!!!!!!!!!!!!!!! あのふきだしは…“ナチュラリエーター”なんだ!!!!!!!!∋
ギル[なんですそれ!!!!!!!!!!!!!!!!?]
ズーン!!!!!!!!
エンカ∈ナチュラルとグラディエーターを足した造語だ!!!!!!!!
つまりあのふきだしは……戦いの中でも常に自然体!!!!!!!!!!!
自身が殺気を放つことはないし殺気の影響を受けることもない!!!!!!!!!!!!!!!!
くそ…! サイコパスのゲーマーには稀に見られるが…まさかあのふきだしもソレだとは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∋
ゴォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζえ…じゃあ…ζ
エンカ∈殺気戦法は奴には効かん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
作戦失敗だァァーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∋
ダダァーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『えええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ミキニ―にとばっちりww
-
ツバメオーζダメじゃねーかコンブこのヤロォ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ズゾォ〜〜〜ン
ウソニ【終わったな
さらば俺の言葉】
エンカ∈ま…待て!!! まだ可能性はある!!!!!
ヤン坊が正攻法で…ゲームに勝てば!!!!∋
ビラコ⊆そうです!!!!!!!!
ヤン君頑張ってぇ〜〜〜〜!!!!⊇
ゴォ〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!!
ヤンデル≦……くっ…! やってやる…!!!!!!!!!!
俺だって現代っ子…ゲーム世代だッ…!!!!!!!!≧
ケルシィ「やー!!!!」
バコォ!!!!!!!
チラシンコ「いやーん!!!!!」
!ヤンデルさんが先に攻撃を仕掛けた!!
ヤンデル≦上手いかどうか知らないけど…調子が出るまえに即刻だ!!!!!!!!≧
ケルシィ「てやーっ!! たーっ!!!」
バコバコ!!!!!!!!
チラシンコ「きゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!」
(わっ…強いなぁ…! キャラの動きを追えないや!
Lチキ下さい)
エンカ∈…押してる!! スピードで翻弄しているぞ! やはりパワータイプとの相性は抜群でござる!!!!
いけい!!!!!!!!!!∋
ツバメオーζ必殺技撃てーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ヤンデル≦…喰らえ!!!!!!!!≧
ダダンッ!!!!!!!!
ケルシィ「忍法『カラムーチョ爆弾』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドガァ〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チラシンコ「いや〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ【やったか?!】
エンカ∈いや 本当の勝負はこれからだ!!!!!!!!!!!!!!!!∋
ビリビリビリビリ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チラシンコ「あっはぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜んっっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぼいんぼいんぼいいいい〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル≦―――≧
エンカ∈で…出たァァーーーーーーーーー!!!!!!!! このゲームの真骨頂!!!!!!!!!!!!!!!!
ダメージが重なる度に服が破ける脱衣システム!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まさにストリップファイターだっふぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
えべれぼろしゃああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∋
ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ
ギル[エンカさん落ち着いてーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ【なるほど
“こう”なるからこのゲームを出来ないわけか】
-
ケルシィ「そいやぁー!!!」
バリビリリ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!
チラシンコ「あぁぁーーん!!!!!!!!」
ケルシィ「ぺりやぁ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズッチュアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!
チラシンコ「はぁぁぁーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!」
!猛攻!! 猛攻!! ヤンデルさん大猛攻!!! 息をつかせぬ猛攻に内心ふきだしさん成す術なし!!!!!!!!!
ギル[い…行けますよこれ! 普通に勝てます!!!!!!!!!]
ツバメオーζ当然だコンブ! ヤンデルは強いんだ!!!!!!!!ζ
ビラコ⊆行け〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!⊇
ケルシィ「てりやぁーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッッ…
チラシンコ「…はぁん…あぁ…」
よろ…よろ…
ピタッ
ケルシィ「…―――」
!ん?!! 動きが止まったぞ!!!!?!
ギル[ヤ…ヤンデルさん!!!!?]
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…………
ぴよぴよぴよぴよぴよ…
ヤンデル≦あヴぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ…≧
プッシュ〜〜…
ギル[な…なんかヤンデルさん自身が鼻血出してグロッキーになっているーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ∈うーむ…ヤン坊には刺激が強かったか…∋
ツバメオーζなにやってだアホーーーーーーーーー!!!!!!!! CGに興奮してんじゃねーコンブォオアァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
カーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハッ!!
ヤンデル≦…! う…! うおぉ…!!!!!!!≧
ケルシィ「てーい!!!!!!!!」
ヒュッ!
(からあげクン下さい)
ギラッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チラシンコ「うふふっ」
サッ!
ヤンデル≦なッ…避けッ…≧
(行くぞ〜〜 脱衣必殺〜〜〜〜〜)
タタンッ カチャチャッッ
チラシンコ「昇乳拳(アッパレーパイチ)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぼりゅぼぽォォーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ケルシィ「ぎゃああああああああああああーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドッゴォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!な…なんとここでチラシンコの必殺技が大・炸・裂ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデルさんのケルシィ…一発KOーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドーーーン!!!!!!!!
エンカ∈ぬ…ぬぅぅぅぅぅっっ…隠しコマンドでしか見られぬ脱衣必殺技…!
あ…あのふきだし…プロだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∋
ゴゴゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!
(パンチラ見てからの昇乳拳余裕でした)
-
{一本取られたヤンデル
つづくバトルでも喘ぎや脱衣が気になって戦えず あっさり敗北…
ストリップファイター第1戦は見事に落としてしまったのだった…!!!}
ヤンデル≦―――≧
ちーん……
ツバメオーζお前には失望したコンブーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
むっつり眉なし野郎!!!!!!!! 死ね〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ギル[責めないで下さいツバメさん…これが男のサガです…]
エンカ∈…うむ…拙者のミスもある…ヤン坊のピュアさも 相手の強さも予測できなかった…∋
ギル[お二人とも頑張りましたよ…]
ツバメオーζ頑張りましたじゃねーコンブ!!!!!!
やべーじゃねーかコンブぅ!!!!!!!! いきなり作戦破綻してんじゃねーコンブ!!!!!!!!!!!!!!!!
こうなったらもうあとの二回とも絶対勝たなきゃなんないコンブぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
あの二人で!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ビシッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
チロリーン∥…えぇっと……Xボタンが強キックで………ん…?
Xボタンってどれだ? 青のボタン…??
えっと必殺技は…←↑↓+XY……??
えっ 全部同時に押すの? 手の平でコントローラーのボタン全部押さえればいいのかな……∥
グッグッ
ミシミシミシミシ… バキィッ!!!!!!!!
ネコ【にゃおー…!!!!!!!!!!】
くりくり
{コントローラーのアナログスティックを肉球でクリクリして恍惚のネコ}
みんな《駄目くせぇ〜〜〜…………》
ズゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン…………
ウソニ【これはもうダメだな……
言葉を失うなら俺はその前に手紙を残す
俺という人間がどんな人間だったのかを書き残しておこう】
ついでにもみーのも
ツバメオーζあぁーもう自分の言葉がしゃべれなくなる前に言わせて!!!!!!!!!!!!!!!!
ホモは正義!!!!! ボクのもぬ毛はしっとりなめらか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ビラコ⊆天狗様に届け 私の愛!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤラァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ほォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!⊇
ギル[えっ じゃ…じゃあ自分も…
メソポタミア文明ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
カーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ∈始まる前から悲観するなでござる!!!!!!!!∋
-
これは悲観するってww
-
!続いて第2戦! 始まります!
チロリーンさん 席へおつき下さい!!
チロリーン∥…OK まかせろ∥
ザッ!!!! むんッ!!!!!!!!
どよぉ〜〜〜〜〜〜ん…
ツバメオーζもぉ〜〜〜…無理だコンブ〜〜〜〜!
なんであの人あんなにやる気満々なんだコンブ〜〜…!ζ
ギル[もしかしたらさっきのヤンデルさんの敗北も見てなかったかもしれませんね…
操作を覚えるのに必死で…]
ツバメオーζあ〜〜〜…もうダミだぁ〜〜〜〜〜〜
ギル〜〜〜〜 もうお前ともこうして普通におしゃべり出来ないから言っておくけどさ〜〜…
いつもお前がおっさんに掘られる妄想しててゴメンね?ζ
ス〜ン
ギル[なんスかそのぶっちゃけ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
聞きたくなかったんスけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ【………それが俺ともみーのの出会いであり 人生のターニングポインドだった
これまでの鬱屈した人生が一気に華やぎ 生き甲斐を感じるようになった
俺を慕うもみーのの目に 俺の中でこれまで感じたことのない感情が生まれたようだった
そう…それが“兄妹の絆”…“兄妹愛”だったのだろう……第一章『出会い編』 了
……よし いいぞ】
かきかき
ビラコ⊆宇宙天狗様〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
このビラコに大宇宙の加護をあたえたまえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!⊇
パアアアアアアア…
ヤンデル≦みんなもうやりたいことやってるよ……≧
エンカ∈んむむ…現実を受け入れきれずに半ば暴走してるでござるな…
だが…拙者はまだ信じるぞ…奇跡を!!!!!!!!!!!!!!!!
奇跡は必ずやってくる…! そう 風でスカートがめくれたJKに遭遇するような奇跡が…必ず!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パーンチラ!!!!!!!! パーンチラ!!!!!!!! パーンチラ!!!!!!!!!!!!!!!!∋
ブンブンブンブンブン!!!!!!!!
ヤンデル≦エンカさんも暴走してる………≧
!チロリーンさんは“道産子ナースのニュクス”を選択し 内心ふきだしさんは“うちなーんちゅうスキーヤーのモコロミ”を選択して試合開始!
…あーっと!!!!! これは!!!!!!!!!!!!!!!!!
ニュクス「っぺぃやぺぃやぺぃやぺぃやぺぃやぺぃやぺぃやぺぃやぺぃやぺぃやぺぃやぺぃやぺぃやぺぃやぺぃや」
フォンフォンフォンフォンフォンフォンフォン
!あ〜〜〜〜っとっ おぼつかないィ!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーンさん操作がおぼつかない〜〜〜!!!!! 何もない場所に攻撃しまくっております〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!
モコロミ「美ら海ボーゲン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズザーーーーーーーーーッッ!!!!!!!! ゴッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ニュクス「あっはあぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゴォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!
-
美ら海www
-
エンカ∈くッッ…ダメかっ!!!!!!!!
せ…せめて必殺技の『青函トンネルビーム』を撃てればッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∋
ヤンデル≦チ…チロリーンさん…!!! 必殺技だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!≧
チロリーン∥必殺技……∥
カァァァァァァ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
↑↓+XY
チロリーン∥…アレか…! …よし来た!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そいや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∥
グググ…!!!!!!!! メキメキメキ…
ニュクス「青函トンネルビーム!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バボォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
モコロミ「くぅぅぅっ!!!!!!!!」
ジジジジッ!!!!!!!!
エンカ∈…むぅ!!!!! …受けきられたか! だがいいぞ!!!!!!!!
もう一度だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∋
ニュクス「…………」
しぃーん…
ヤンデル≦…あ…あれ…!!!!!?≧
チロリーン∥だ…駄目だ…∥
わなわなわな…
エンカ∈どうしたでござる!!!!!!!?∋
チロリーン∥今思いっきりボタンを押さえたせいでボタンがハマったまま戻ってこねーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∥
ドドドォォーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
2人《ズコーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ドンガラガッチャアァー!!!!!!!!
チロリーン∥よ…横移動とこの攻撃しか出来ないよーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∥
ニュクス「チョイナッ チョイナッ チョイナッサッ」
ヒュッ! ヒュッ! ヒュッ!
{弱パンチ}
エンカ∈駄目だぁーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これは駄目だぁぁーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∋
(わーい! やっちゃうぞ〜〜〜!!!!!)
モコロミ「K点シーサーアタック!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボッゴォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ニュクス「くひぃぃぃぃぃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
(やっちゃえやっちゃえ〜〜〜〜! サンドバックだぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜プレミアムチキン下さい)
チロリーン∥…!!!!∥
ギリッ…! じぃぃぃぃぃ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ドガガッ ドッ! ズガッ!! ドゴォ!!!!!!!!
!内心ふきだしさんこの戦いでも一転攻勢!!!
攻めて攻めて攻めまくるー!!!!
いっぽうチロリーンさんは防御しかろくに出来ない! どうやらコントローラーに不具合があったようだが!!!!!!!!!!!?!
チロリーン∥………!!!!!!!!∥
じぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃッ…
エンカ∈ぐ…ぐぅぅ…! ダ…ダメだ! 弱パンチボタンだけじゃ何も出来るはずがないでござるーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∋
ズズーーン!!!!!!!!!!!!!!!!
(もう〜 こんな戦いじゃ面白くないよー
仕方ないなぁ ガードクラッシュだぁー!!!!!!!!
メガトンシークヮーサー滑落キック!!!!!!!!!!!!!!!!)
モコロミ「ちょぉいなーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズカーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!
ニュクス「んんあああああああああああああああああああああああああああああああああッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビリビリビリィーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!
K・O!!
エンカ∈…く…うううう…!∋
ヤンデル≦当然だ…あんなの勝てるわけない…≧
チロリーン∥……∥
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
!チロリーンさんサイドで予期せぬトラブルがあったようですが第2試合がまもなく始まります!
ヤンデル≦ま…待ってくれ…チロリーンさんのコントローラーのボタンが嵌まって使い物にならなくなった!!!!!
交換させてくれ!!!!!!!!≧
!うーん…それは!
(ゲーム中の機器の交換はご法度だよ!
コントローラーをずるっこが出来るものに変えられたら困るからね!
おでん下さい)
ヤンデル≦そんな…! これじゃあなぶり殺しじゃないか…! 不公平だ…!≧
(そうなった責任はそっちサイドにあるのさ
そちらのミスを棚にあげて僕らに向かって不公平だなんてそれこそまさに
ジャンボフランク下さい)
ヤンデル≦…くッ…!≧
エンカ∈………ヤン坊…引き下がれ∋
ヤンデル≦…でも…≧
エンカ∈…ここで言っても何も変わらん
それより…見ろ∋
ヤンデル≦…!?≧
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ボオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ……
チロリーン∥…………∥
メラメラメラメラ
エンカ∈…チロ嬢の目はまだ死んでいない! 勝負はこれからだ!!!!!!!!!!!!!!!!∋
ギン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル≦弱Pしかできないのに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 無理だよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!≧
ズーン
-
!では……第2試合………ファイッ!!!!!!!!!
カーン!!!!!!!!
(うーん 防御かな? 逃げかな? やけくそかな?
どれでくるのかな? まぁどれで来たってやっつけちゃうけどね!)
チロリーン∥…∥
(いけー!!!!!!!! モコロミ!!!!
いきなりな強撃でやっつけろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
モコロミ「泡盛デススライドォーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズザッ!!!!!!!!
ニュクス「……」
ヒュッ
ポカッ!
モコロミ「きゃん!」
(!! 弱パンチが当たっちゃった…偶然タイミングよく打ったんだね
でも次はそうはいかない!)
モコロミ「イリオモテ大回転スキーティング!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐるるるるる!!!!!!!!
ニュクス「たー」
ポコッ
モコロミ「にゃあん!!!!!!!!!!!!!!!!」
(ま…また!!!? …くっ!!!!!!!!!!!!!!!!)
モコロミ「とぉー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グゴォー!!!!!!!!
ニュクス「ていや!」
ペコッ!!
モコロミ「はうぅー!!!!!!!!」
エンカ∈!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∋
ヤンデル≦なんか…さっきから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!≧
!こ…これはどうしたことだー?!!!!!!!
内心ふきだしさんの操作するモコロミが強力な攻撃を幾度と放つもチロリーンさんのニュクスが弱パンチで迎撃してしまうー!!!!!!!!!!!!
偶然でしょうか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?!
エンカ∈………いやこれは!!!!!!! 狙ってやっている!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
相手の動きを読んだ上でその攻撃の全てを弱パンチで捌いているんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∋
!な…なんと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
(そ…そんなまさ…か…?!!!!!!!!!)
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
チロリーン∥…このゲームはよく出来てる それぞれのキャラに決まった性格が付けられているように その動きにもクセが見える
…素手同士の戦いってのは相手の動きを先読みして対応するもの…
1試合目でお前のキャラクターゆ観察し…そのクセは全て把握した!!!!!!!!!!!
もちろんクセの中にあるほんの一片の隙も…全て見えた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前がどんな攻撃してこようが もう私様のキャラクターには届かないよ!!!!!!!!!!!!!!!!∥
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル≦なッ…そうか…! 最初の試合…チロリーンさんは相手キャラの動きをずっと観察していたのか…!!!!!!≧
エンカ∈…ゲームキャラの動きからクセと隙を見つけだすとは…変態級の眼力でござる…!
…それにしても…残ったボタンが弱パンチだったのは幸いだったな!!!!!!!!
弱パンチは威力は低いが溜めも硬直も一切ない最速の攻撃!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
相手の動きを読めるチロ嬢なら…本当に弱パンチだけで勝ってしまいそうだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∋
ババン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル≦すっごい地味そう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!≧
どぉーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
―――
(ぐ…ぐぅぅーーーーーーーーーっっ!!!!!!!!!!!!!!!! なんで…なんでーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
攻撃しても必殺技を撃ってもなんで!!!!!!!! なんで弱パンチで止められちゃうんだよぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!)
チロリーン∥所詮ゲームキャラだね
致命的なクセがあってもそれを治すことは出来ないんだから
お前が使ってるキャラはもう 私様からしたら
ちょっと揺れてるサンドバックにすぎない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
弱!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 弱弱弱弱弱弱弱弱弱弱弱弱弱弱弱弱アァァーーーーーーーーーく!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∥
ニュクス「ていていていていていていていていていていていていていていていていていていていていていていていてい」
ポコポコポコポコポコポコポコポコポコポコポコポコポコポコポコポコポコ
モコロミ「お…あ…きゃあーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドッシャアァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
K・O!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル≦やったぁーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!≧
エンカ∈おおおぉっ! 弱パンチのみで倒したから…おはだけナシの超絶健全ノックダウンだァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんだか物足りいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∋
ゴォォォー!!!!!!!!
ヤンデル≦すごい…! いくらゲームキャラの癖が一定とはいえ…そんな1ビットレベルの遅れを看破するなんて普通の同体視力じゃない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
一体どんな鍛え方をしたら…!!?≧
チロリーン∥そうだね…
まぁ実は私様 格闘もしながらダンスもしてたからね∥
{ダンス万能説}
(…ま…まだだよ!!!!!!!! 勝負は2本先取したほうの勝ちさ!!
つまり…あともう一度戦わなきゃならないのさ!!!!!!!!
もう今のようにはいかないぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
チロリーン∥…いいや…残念だね
同じキャラである以上…私様はもう負けない!!!!!!!!!!!!!!!!
ちょっとした作業でしかないね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∥
ゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――…
その宣言通り…
第3試合もチロリーンが弱パンチで勝利し…!
ストリップファイターの第2戦はチロリーンが勝利した!!!!!!!!
これで1―1……残すは第3戦!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バババンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ヤンデル≦みんなぁ…!! 勝ったぞ…! チロリーンさんが勝った…!!!≧
ギル[ほ…本当ですか!!!!!!!!!!!!!!!!?]
ツバメオーζえ…え〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
絶望しすぎて見てなかったコンブ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
エンカ∈あぁ!! 損したぞぉ〜〜! イイ戦いでござった!!!!!!!!!!!!!!!!∋
チロリーン∥そんなことないよ…やれることを頑張ってしたまでさ∥
ヤンデル≦なかなかやれることじゃないですよ……チロリーンさんゲームの才能あるのかも…≧
チロリーン∥そんなもんに才能なんてあるのかい
まぁでも……今までゲームみたいな事はこの地方で嫌というほどこの体でやってきたが
こういう小さい画面の中で自分の分身のような小さいキャラクターを動かすテレビゲームもまぁ…悪くないね∥
エンカ∈ははは!
チロ嬢なら今からゲームに嵌まってもそのセンスで簡単に世界レベルのプレイヤーになるかもな∋
チロリーン∥それはいいすぎだよ∥
――― その数…
チロリーンが格ゲー世界大会で優勝し
“弱P女帝”と呼ばれるようになるのは
まだまだ先の事である… ―――
ヒュオオオオオオオオオオオ
ギル[おっ…ということは!!!!!! あと1回勝てばこの第1勝負は勝ちですね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これは…希望が…! 希望が見えてきましたよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
ツバメオーζお前希望って………次のこっちのプレイヤーみても同じこと言えんの?ζ
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【ニャム…ニャム…】
ゼットゼットゼットゼットゼット…
ギル[ネ…ネコ殿ぉーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ごめん寝してる場合じゃありませんよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
ズーン!!!!!!!!
ツバメオーζあの巨体でごめん寝されてもかわいくないコンブなぁ………ζ
ネコ【にゃむ………ホッ!!!!!?】
ガバッ!!!!!!!!
エンカ∈ネコ師匠 出番でござるぞ∋
ネコ【… …そうか…ニャォ
暇で寝ておったミャア】
ヤンデル≦…コントローラーはどうしたんだ…?≧
ネコ【コントローラー………ハッ!!!!! しまったニャ!!!!!!!!!!!!!!!!】
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
デロォォォォォン………
ネコ【舐めたり噛んだりしすぎてボロボロにゃお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル[…]
ツバメオーζ…ζ
2人《駄目だ………》
ガクゥゥゥーーーーー…
ヤンデル≦ふ…二人がまた絶望の沼にぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!≧
ゾーン!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ネコ【なんにゃお前ら まるで我輩が勝てんかのように
バカにするにゃ】
エンカ∈そ…そうでござるよなぁ!!!!!!!! ネコ師匠ならきっとやってくれる!!!!!!!!!!!!!!!!
拙者は信じてるでござるぞ!!!!!!!!!!!!!!!!
きっと勝てる!!!!!!!! 絶対勝てる!!!!!!!! …あぁ!!!!!!!!∋
ヤンデル≦な…なんか自分に言い聞かせてるみたいな…≧
(今度は負けないぞう!!!!!!!)
!では両者 席へ!
ネコ【にゃふっ! やってやるにゃお】
!ではまずキャラクターを選択してください!
(僕はせっかくだからセクシー傭兵ロマコを選ぶよ!!!!!!!!)
ネコ【にゃお…これで選べばいいんにゃにゃ】
スッ…
ズル…
ネコ【にゃあ? にゃにゃ…】
スッ…
ズルリ…
ネコ【にゃ…にゃ!!!!!!!!!!!!!!!!】
ガシッ!!!!!!!!
ツルリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【にゃがぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ビタァーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!おーっといきなしアクシデントだァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコさんどうやら コントローラーを持つことが出来ないようです!!!!!!!!
さすがに猫の手では人間用のものは掴みにくいのでしょうか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?!
エンカ∈―――∋
ネコ【…くっ! ならば置いて使うまでにゃら!!!!!!!!】
コトッ… ポチ… ポチ…
ヤンデル≦…あぁッ… 使い慣れてない人がパソコン使うみたいな…≧
エンカ∈……∋
ネコ【これかにゃ?】
ポチ…
ブゥーン…
!あ…あぁっと!!!!! それはキャンセルボタン!!!!!!!! タイトルに戻ってしまいました!!!!!!!!!
ネコ【間違えたミャオ えーっとえーっと…】
ペタペタ…
ネコ【………】
ネコ【エ゙ェ゙ーーイ!!!!!!!!!!!!!!!! もう分からんニャオア糞がああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
スリスーリスリスリスリスリスリスリスリスリスリスリスリスリスリスリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!あぁーーッと!!!!!!!! ネコさん諦めてコントローラーに顔をスリスリし始めたーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どぉーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ∈―――∋
ヤンデル≦ま…まずいよ…≧
エンカ∈――…ぁあぁぁあ……拙者が一番の大人だから我慢してたが…も…もう我慢出来ん∋んんんんんんんんんん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おっぱいおっぱいおっぱいおっぱいオ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル≦う…うわあああああああああああ!!!!!!!! エンカさんも諦めたーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!≧
どど〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
あかんwww
-
――― 30分後
!ネコさんやっとキャラクターを選択出来ました!!!!!!!!
選択キャラクターは糞雑魚侍のくそひらちん学です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どぉん!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ∈よ…よりによってくそひらちん学とは……
このストリップファイターで最弱で人気皆無の糞キャラでござる…………
しかも男なのでポロリにも期待出来ない誰得で闇の深いキャラでござるよ…∋
ヤンデル≦最悪だ…≧
ゴォォォ…
!それでは対戦場所をランダム選択し…ファイッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
(行くぞぉ〜!!!!!)
ロマコ「フッフッフッf」
ピロリロリ〜ン
(ん?)
ロマコ「フtt」
ピロリロリ〜ン
ロマコ「っフッf」
ピロリロリ〜ン
!…あの ネコさん?!
ネコ【な…にゃんだ!!!!!!!!? ちゃんとやってるだろ!!!!!!!!!!!!!!!!?】
!いやさっきから一時停止ボタン押しまくってて一向に進まないんですけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコさんが押してる真ん中のボタンはゲームを止めるボタンなので今は必要ありません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【し…知らんがニャ!!!!!!!! ならこれか!!!!!!!! こっちのボタンかにゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?】
ピコピコ
くそひらちん学「デュフフwwwwwwwwwwぞなもしwwwwwwwwwwふぉかぬぽぅwwwwwwwwwwコポォ」
くいっくいっくいっくいっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ∈アァァーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ネコ師匠ソレはキャラのアピールボタンで攻撃じゃないでござる〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
くそひらちん学はアピールも糞でござるーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∋
むっかー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
(やれやれ…お話にならない初心者…いや 初心者以下だね!
もう終わらせてしまおうかな!!)
ロマコ「必殺!!!!!!!! 『プリン傭兵』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボインボインボインボインボインボインボインボインボイイイイイイイイイイイイイイイイン!!!!!!!!!!!!!!!!
ドゴォー!!!!!!!!!!!!!!!!
くそひらちん学「うれしーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
!おーっと! くそひらちん学…ロマコの必殺技をまともに喰らったーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゲージが一気に飛んだぞ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
(さらにもう一発!!!!!!!!)
ロマコ「パイ鬼ア・ラッシュ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ∈ネコ師匠!!!!!!!! 防御だ!!!!!!!!∋
ネコ【防御ッ…】
くそひらちん学「っオェっオェっオェっオェっwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ブラブラブーラ!!!!!!!!
!おーっとまたしてもアピール!!!!!!!! しかも無駄にレアアピールのフルチンブリッジだァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ∈だからそれ攻撃ボタン違う言うとろーが糞にゃんこおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∋
カァァァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン∥おい 落ち着け!!!!!!!!∥
-
ロマコ「へいへいへいへいへいへいへいへいへい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バルバルバルバルバルバルバルバルバルバルバルバルバルバルバルバル
くそひらちん学「がああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ∈…ダ…ダメだ…こんなんじゃお話にならない…
そうか…“猫の手も借りたい”なんて諺があるが…あんなもん所詮ただの諺だったんだ…
実際に猫の手を借りりゃあこのザマでござる……
…す…すまぬ…やはり拙者の人選ミスでござる…∋
ヤンデル≦お…俺も…最初に勝てなかったから…! 俺が…俺が勝ててれば…!≧
チロリーン∥…!!!
…こんなところで全て終わっちまうのかい………∥
ネコ【………ギギギギ…!!!!!!!!】
ギリギリギリ…!!!!!!!!
(あはは!!!!! 残念だったね!!!!!!!! 人間達の言葉の未来を決するのが人間自身ではなく…こんな化け猫なんてさ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
僕は容赦しないぞ!!!!!!!! これで終わりだ!!!!!!!!
オール・ハイル・フキダーーーーーーーーーァしッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ロマコ「ッッサアァァーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブォオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【…ギ…!!!! ギギギギ…!!!!!!!!! ギ…ギ…!!!!!!!!
ギィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
カッ!!!!!!!!
ガバ!!!!!!!!!!!!!!!!
(え?)
ネコ【おるぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ブァッキィィィィーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
(はほブブァアァァアァァーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
バキョオオーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル≦えぇーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?≧
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!なんとォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ここでネコさん!!!!!!!! 内心ふきだしさんにダイレクトアタァァーーーーーーーーーック!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{コラーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ずーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
実力行使wwwwwwww
-
ネコ【ハァー…ハァー…!!!】
ギラァァァン…!!!!!!!!
ヤンデル≦ちょ……それはまずいって…!!!!!≧
{や…やってくれたな〜…!
これは重大な違反だぞ! 勝ちが絶望的だからって内心ふきだしを直接攻撃するとは!
…だが…終わったな! 主の無法で勝負は決した!
この勝負の勝者は…!}
!ネコさんでーす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バババーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ズコーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ドンガラガッチャアァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル≦えぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?≧
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ∈…!∋
{ど…どういうことだ! おかしいだろ!?
ゲーム中ではこちらが優勢で…そこにあの猫が手を出して来たんだぞ!?
明らかな妨害……違反だ! !マークの…! やはり奴らの味方かッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?}
ゴゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!そんなことありません! 当然ルールに則っての判断です!!
確かに他者のプレイを著しく阻害した場合反則負けとなりますが…唯一!!!!!!!! プレイヤーへの直接攻撃だけは許されます!!!!!!!!!!!!!!!!!
{なんだそのでかい風穴が空いたルールは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
そんなアホなルールが認められてたまるかッ!!!!!!!!!!!!!!!!}
ガーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ∈いや…認められる!!!!!!!!!!!!!!!! これが格ゲーならば!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∋
ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{!!?}
チロリーン∥……ちょっと意味不なんだが……∥
エンカ∈格ゲーは言わば“命のやりとり”…!!
仮想とは言え 命のやりとりを行う以上 それを操るプレイヤーもその覚悟をせねばならん…!
例えば…! ゲーム外でもその命を狙われる…覚悟を!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∋
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
{ただのゲームにそんな覚悟持つかーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どこのグラップラーだおめーは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ど〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!とにかくそれがルールです!!!!!!!!
この勝負……グラップラールールによりネコさんの勝利です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ババンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{マジでグラップラーだった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【にゃあ?】
ヤンデル≦や…やったーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!≧
わ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ∈奇跡だ!!!!!!!! 奇跡でござる!!!!!!!!!!!!!!!!∋
チロリーン∥…なんて強引な奇跡だ…∥
-
強引すぎるwww
-
ヤンデル≦みんなーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 勝ったぞーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!≧
もぞ…
ツバメオーζ…かった? 何を買ったんだコンブ…ζ
ギル[うぅぅ…自分は今これまで会った全てのパン筋を想起するのに忙しいであります……]
エンカ∈そんことをしてる場合か!!!!!!!! 勝ったのだ!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ師匠が勝ったのでござる!!!!!!!! 第一勝負は我々の勝利だ!!!!!!!!!!!!!!!!∋
ギル[へぇーー……………はぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?]
ドドォーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζ嘘だろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
チロリーン∥本当だよ!∥
エンカ∈えぇいウソニ君もビラビラ嬢も絶望してる場合ではないぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∋
ウソニ【……!! …今 勝ったって言ったのか?】
ビラコ⊆えーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! すごいですよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?⊇
エンカ∈皆が皆…見事な勝利だった!!!!!!!!!!!!!!!!∋
ドンッ!!!!!!!!
チロリーン∥見事かどうかは微妙だけどな…∥
ネコ【ふん…我輩にかかればこんなものでござろうが………】
エンカ∈そうそうさすがネコ師匠でござる!!!!!!!! やるときはやるイケネコでござるな!!!!!!!!∋
ネコ【ふん…まぁな…
だが…】
ネコ【我輩を“糞にゃんこ”って言ったのは聞こえてたぞウツケが〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
バリバリバリバリーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ∈ありがとうございます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∋
プシャー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル[…いや…でも本当にダメかと…
…………いや 自分が愚かでした仲間を信じれずに勝手に絶望して…
…これからは改めますどんな展開になろうと 最後まで皆さんを信じて…見届けます]
ビラコ⊆私も!!!!!!!! 私も!!!!!!!!!!!!!!!!⊇
ウソニ【俺も書くものは書いたからもう何があっても大丈夫だ】
ツバメオーζボ…ボクだって嘆くのも疲れたし!!!!!!!!ζ
ギル[今度こそ皆さんで応援して戦いましょう!!!!!!!!
さぁふきだし殿…次の勝負は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
{ふ…ふん 一回勝っただけで調子に乗るな
次のゲームは…}
!ゲーム五番勝負…その第二のゲームのジャンルは…
“シューティングゲーム”です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
-
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
ギル[シューティング…ゲーム…]
チロリーン∥ってなんだい?∥
ヤンデル≦戦闘機とか操って敵を撃ち落とすゲーム……って説明でいいのかな…≧
エンカ∈シューティングか……正直あまり馴染みがないが∋
!このゲームの参加者は一人となります!!!!!!!!
そちらから一人選出して下さい!!!!!!!!
ちなみにふきだし種側からはこの方です!!!!!!!!!!!!!!!!!
<やぁ!!!
!画面外から話し掛ける事でお馴染みの横槍ふきだしさんです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζそれもふきだしなのかコンブ…ζ
<よろ
ギル[ではこちらも誰か決めないと…誰がいいでしょう…
さっきとは違う方がいいですよね]
ツバメオーζあーボクムリそうだコンブ パースζ
ヤンデル≦エンカさんは…≧
エンカ∈あまり自信はないな…シューティングゲームと言っても弾が真っすぐ飛んで来るような単純なものしか経験がなくてなぁ
恐らくこの勝負では複雑な軌道で弾が撃たれる難しいタイプのシューティングゲームが来るだろう∋
<そんなことより好きなラーメン何?
ウソニ【みそだな】
ビラコ⊆しょうゆ〜⊇
エンカ∈辛いラーメンだな∋
ツバメオーζボクはドロドロしたラーメ……って関係ねー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
横槍入れんな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
<サーセンwwwww
ギル[ん! ウソニさんとかこういうの得意そうじゃないですか?]
ウソニ【…シューティングゲームなら…視点は俯瞰だろう
正直得意とはいえないな】
<じゃあ得意なスポーツは?
ヤンデル≦ボクシング…≧
エンカ∈フェンシングでござる∋
ビラコ⊆セパタクローです⊇
ギル[パンツレスリングですかね]
ツバメオーζまた横槍入れてんじゃねーコンブ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ってちょっと待てギルその話詳しく聞かせろコンブζ
チロリーン∥向こうのペースに乗せられんな∥
エンカ∈…うーむ…またしてもなかなか決まらないでござるな
せめてプレイするゲームのタイトルくらい教えてくれないでござるか?∋
!そうですね
勝負でプレイするシューティングゲームは…
歴史的超怪作シューティングゲームの金字塔…
『大暴れ天ビラコ⊆やります⊇
スィッ〜…
ヤンデル≦食い気味に名乗りあげた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!≧
ドォーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゲーム五番勝負 第二ゲーム…
“大暴れ天狗”!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ vs 横槍ふきだし
バババンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
横槍w
-
ドォドォーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴウウウウウウウウウウウッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ⊆むんっ!!⊇
<よろしくチャ〜〜ン
ツバメオーζ…ねぇ お姉さんの熱い立候補で決まったけど…
大丈夫なの…? 勝てるの?ζ
エンカ∈う…うーむ…分からん…
やらせてくれなきゃ腹を切るような勢いだったから任せざるを得なかったでござる∋
ウソニ【先生がゲームをやるとは思えないな いつも見ているだけだったようだし】
ビラコ⊆他のゲームはそうですけど このゲームは違うです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
実はこのゲームだけはやってクリアもしたことあるですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんといったって天狗様ですよっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?⊇
どぉーん!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル[さ…さすがですね……]
ネコ【問題にゃいにゃん
いざとなったら相手プレイヤーを殺せばいいにゃお】
!念のために言っておきますが
今回はシューティングゲームなので相手プレイヤーへの直接攻撃は禁止です
そういった妨害を行えば負けとなります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【…ぐ…! 勝ち筋が…!】
ギリリッ…
ヤンデル≦いやまぁ大体それが普通だよ…≧
ビラコ⊆大丈夫ですよう 信じて下さい!⊇
ニコッ!!!!!!!!!!!!!!!!
<こっちも負けない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ニコッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!ではルールを説明します
このシューティングゲームではスコアアタックで勝敗を決めます
この勝負は2人が別々の画面でプレイをしてもらい
全3ステージをクリアした時点でスコアが高かった方が勝ちとなります!!!!!!!!!!!!!!!!
因みにゲームの難易度は最高難易度の“キ○ガイ”です!!!!!!!!!
チロリーン∥スコア……つまり点をいっぱい取った方が勝ちってことね∥
エンカ∈うむ
スコアはプレイの腕やプレイの仕方で得られる点が大きく変わってくる
例えば敵をより多く撃墜したり…敵の弾にカスったり…アイテムを取ったり…ボスに弾をたくさん撃ち込んだり…
全体に渡ってテクニックが必要となるでござるな
しかも最高難易度… このゲームにはボムといった敵一掃攻撃が存在しないので純粋にSTG力が必要になるな…
正直…格ゲーなどより難しいでござるぞ∋
ツバメオーζ…うわぁー……大丈夫かコンブ…
無理だろこんなん…お姉さんには…
だって眼鏡だよ? 眼鏡がゲーム出来るわけないコンブ…ζ
ギル[信じましょう!! そう言ったじゃありませんか!!!
ビラコさん…頼みます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
ビラコ「…はいっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ニコ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
!それでは同時にスタートです!!! OPも見てから始めましょう!!
ブン………
西暦20XX… 世界は膜(牛乳を熱した時にでるやつ)で覆われた…
日の光りは閉ざされ…作物は枯れ…動物達が次々と死に絶えた…
魔界からやってきたダークギウニウ軍の仕業であった……
ビラコ⊆た…大変ですーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!
一大事ですーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!⊇
ダークギウニウ軍の王…魔王クデュルフは絶望する人々の前で高らかに宣言した…
クデュルフ「この世は我のものとす!!!!!!!! 貴様ら人間達はこれより我等の家畜である!!!!!!!!!
魔族繁栄の肥やしとなれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ⊆うわーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
怖いですよーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!⊇
人間達は成す術なく従うしかなかった…
それが死の選択であったとしても…
馬車馬のように働かされ 時には食物として殺されていく人間達…
もはや尊厳など一切なかった…
ビラコ⊆ひどいでずぅ…ごんなのあんばりですぅ…
いやでずぅーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! じにだくないでずぅぅーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うう゛ゥう゛ぇえええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!⊇
ぽろぽろ…
ツバメオーζお姉さん!!!!!!!! これゲーム!!!!!!!
ゲームだから!!!!!!!!ζ
ビラコ⊆…しーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!⊇
カーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル[…ど…どうやら“入り込んで”らっしゃるみたいです…邪魔しちゃいけません]
<君 人が楽しんでるところに横槍入れるなんてひどいね
ツバメオーζぐッ!!!!!!!! て…てめーが言うなコンブ!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
魔族が世界を支配し1年が経っていた…
魔族に管理される人間の人口は既に半分になってしまった…
ビラコ⊆ひどいですよう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! どれだけ食べたですか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もうダメです〜〜!!!!!!! おしまいですぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あうーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!⊇
だが… 魔族の目を逃れた人々が隠れて行っていた祈りが ついに神へと届いた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ざわ…
ス……ギンッ…!
ビラコ⊆流れ変わったな⊇
神は世界を救うため 一人の使者を地上へと送った!!!!!!!!!!!!!!!!
神々しくまばゆい光とともに現れた使者……救世主は手にした扇の一払いで魔族を蹴散らした!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
人々が見上げた!!!!!!!!
人々の願いを受け慈悲深く頷いたその者は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イヨォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜…ポン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
天狗!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ⊆キターーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!⊇
ガタ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ジャーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
天狗は魔族の王クデュルフを倒すため 単身アメリカへと向かった!!!!!!!!
さぁ…君達の祈りが試される!!!!!!!!
祈りをコントローラーに乗せて 天狗を操り魔族を蹴散らすのだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドォーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【大暴れ天狗】!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ⊆ほぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
天狗様ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガッゴイイイイーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こんな天狗ざまを動かせるなんてもうおがじぐなっぢゃうぐらい光栄でずぉよぼおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
わだちッッッ…わたじッ…祈るでずぅうッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
一緒に頑張るですよぅうぉうううううううううううううううううううう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!⊇
ブワアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!それではゲームスタートです!!!!!!!!!
ビラコ⊆はい⊇
ス〜〜〜ン
みんな《ズコーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
どんがらがっちゃあぁー!!!!!!!!
ツバメオーζどんなテンションの振れ幅だコンブ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
エンカ∈…もしかしたらあれがビラビラ嬢のルーティンなのかもしれん…
毎回あれをやることでコンディションを引き上げるとか…∋
チロリーン∥ゲームやる前に疲れそうだけど…∥
ツバメオーζそ…そうだコンブ!!!!!!!! 問題はこの先!!!!!!!!
やれんの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? お姉さんが…!!!!!!!!ζ
バッ!!!!!!!!
ビラコ⊆…………⊇
カカカカッ ポチポチポチ
チュインチュインチュインチュイン
ガリガリガリガリガリガリガリ
バシュウゥーンバシュウゥーン
エンカ∈ぬ…ぬおぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! な…なんて腕前!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
敵の弾にかすりながら後退しそれでもちゃんと的確に敵を撃ち落としている!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガチだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ビラビラ嬢これ…ガチだこれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∋
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζめっちゃやれてるーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ズコーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
やりこんでるなw
-
ビラコ⊆………⊇
カカカッ タタタンッ タタンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζプロだ!!!!!!!! お姉さんプロの手つきだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ず〜〜ん!!!!!!!!
ウソニ【…意外すぎる】
エンカ∈む…むぅぅぅ…! チョン避けアドリブ避け気合い避け…! その他弾の軌道の予測も全て標準以上!!!!!!!!
ここまでのやり込みの姿勢がいかに本気か伺えるぞ…∋
ヤンデル≦天狗が絡むとここまでなるのか…;≧
ギル[うーむ…! ビラコさんもすごいですが相手のふきだしの方もなかなかやりますよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
チュドーン!!!!!!!! バチューン!!!!!!!!
<やるねー! 負けてたまるか!!!
エンカ∈うむ…点数的にも五分というところか…∋
ピボー!!!!!!!! ピボー!!!!!!!!
エンカ∈むっ!! 1面のボスが出現したようでござる!!!!!!!!
ここからが正念場でござる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∋
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ズゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔神チワワ「クゥーン」
【一面ボス 魔神チワワ】
ツバメオーζかわいッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔神チワワ「くぅーーー」
ボギョギョギョギョギョギョギョギョギョギョギョギョギョオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル[ぬ…ぬぉあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!! な…なんという重圧的な弾幕!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
ネコ【チワワのくせに生意気な】
エンカ∈だがビラビラ嬢の天狗も負けてはおらぬぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∋
ビラコ⊆天狗様…法力連射!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!⊇
カタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタァァァーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
天狗「ヨォォーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チワワ「クゥーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ∈だがビラビラ嬢の操る天狗の弾幕も負けてないぞぉーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∋
ツバメオーζどんなゲームだコンブ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!
-
× エンカ∈だがビラビラ嬢の操る天狗の弾幕も負けてないぞぉーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∋
○ ヤンデル≦天狗の弾幕がチワワに全弾ヒットだァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!≧
-
ビラコ「ハッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
クイッッッ!!!!! ククンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ⊆ハッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!⊇
タタタタタンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
天狗「イヨ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ∈避けながらきっちり当てる!!!!!!!! 理想的なプレイング!!!!!!!!
このまま続けばスコアも伸びるぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∋
<君〜 すごいねー 何年やってるの?
ビラコ⊆……⊇
クククンッ カチャカチャチャチャチャ!!!!!!!!
<その眼鏡いいデザインだね どこ製? 俺のはブランド眼鏡だよ
ビラコ⊆…⊇
パチュインパチュインッ シュゴォー!!!!!!!!
<ねーねーねーねー 今度の週末暇?
ツバメオーζカーッ!!!!!!!! うるせーなアイツ横から!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ウソニ【横槍を入れて集中力を乱す気か】
ギル[…いや 無駄ですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
ビラコ⊆…⊇
す〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん<●> <●>
ギル[あの目は…“作業の目”!!!!!!!!!!!!!!!!
圧倒的集中力…! 囁き戦法なんて今のビラコさんには聞きません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドドォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チワワ魔神「クゥゥ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル≦やった!!!! ボスを撃破だ!!!!!!!!≧
ドドドドゴォー!!!!!!!!!!!!!!!!
<俺も倒したぞー!!
!どうやら両者ほぼ同時に1面をクリアしたもよう!!!!!!!!
スコアはビラコさんが多少優勢か!!!!!
勝負は始まったばかり!! 次は2面だ!!!!!!!!!
ギル[…行けますかね…!]
エンカ∈…分からん
あのふきだしも…横槍を入れながらもビラビラ嬢と同等の立ち回りをしていた…!
これは油断ならん相手だぞ…!!!!!!!!∋
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
-
ナンパしてるw
-
――― 2面
リス顔マッチョ「ギャババァァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
!2面突破!!!!!!!! 同時です!!!!!!!!!!!!!!!!
スコアは……おぉー!!!!!!!! ビラコさんが大分離して来たかァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さぁ泣いても笑ってもラス面だ!!!!!!!! 大暴れ天狗の最終ステージはSTGの中でも特に長いとされています!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
逆転しまた逆転される可能性も非常に高い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さぁビラコさんが逃げ切るかそれとも横槍ふきだしさんが追い上げるかーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?!
エンカ∈……勝てる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∋
ゴウッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル[…断言しますか!]
エンカ∈うむ…胸を張って断言出来る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラビラ嬢は勝つ…! 向こうも確かに強いが…地力が違う!!!!!!!! 情熱が違う!!!!!!!!
逃げ切る? とんでもない!!! 完全に突き放すぞ…ビラビラ嬢は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∋
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル[おぉ…!]
<……んー さすがにまずいかな
<これは…奥の手を使わざるを得ない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギギィーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
!さぁーラス面始まりました…
このステージは大型の雑魚がたくさん出るのが特徴でそれらにどれだけ撃ち込んでスコアを稼ぐかがポイントとなります!!!!!!!!
さぁこのステージで二人はどんな立ち回り…………うを!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?!
チュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
<むふふー
!な…なんという連打ァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ここにきて!!!!!!!! 横槍ふきだしさんの本気か!!!!!!!!
圧倒的な弾の発射スピードでしょうか!!!!!!!!
あまりの速さにSEが電気ドリルのような金属音めいた金切り音を鳴らしております!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ⊆…!⊇
ツバメオーζうええぇ!!!!!!!!? ちょっ……速くない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?ζ
エンカ∈……いや…あれは…あの速さは異常だ
もしや…連射機か…? 違法な…∋
ギル[い…違法って!!!!!!!! それはルール違反なのでは!!!!!!!!!!!!!!!!?]
ツバメオーζかーっ! ふてぇ野郎だコンブ!!!!!!!! すぐにその機械使ってるとこを抑えてやるコンブッ…ζ
バッ!!!!!!!!
<どうしたのかな〜?
ツバメオーζだ…駄目だーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
画面外にいるから確認出来ーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ガタァァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
エンカ∈くっ!!!!!!!! さすが横槍ふきだし…!!!!!!!!
姿が見えないところから横槍を入れるという性質を利用してなんという姑息な真似を!!!!!!!!∋
ヤンデル≦お…おい審判の人…! あのふきだし…卑怯な技を使ってる…!
反則だ…!!!!!!!!!!!!!!!!≧
!いやでも使ってる姿が見えませんし…なんとも判断出来ませんので…!
ツバメオーζだったら姿出させろコンブ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
!横槍ふきだしさんが姿を現したらそれはもうアイデンティティの喪失でかわいそうです
よって連射機を使っているとは判断出来ません!!!!!!!! つまり横槍ふきだしさんは白!!!!!!!!!!!!!!!!
Q.E.D!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζカ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガバガバルールが今度はこっちの首を絞めるとは〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ズォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!
ウソニ【…まだボスでもないのに どんどん点が縮められていく…このままでは追い抜かれるのは時間の問題だぞ】
ネコ【もっと弾を撃てにゃお!!!!!!!!】
エンカ∈…無理だ…! 連射機相手に手一つで挑む物理的に…厳しすぎる!!!!!!!!!!!!!!!!
いくらビラビラ嬢でも…さすがにこれまでッ…!!!!!!!!∋
ビラコ⊆まだです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバちゃん!!!! 2Pコンを!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!⊇
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζ2Pコン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?ζ
ギル[ビラコさんこのゲームは一人用ですが!!!!!!!!!!!!!!!!?]
エンカ∈…! いや…そうか! あれをする気だな!!!!!!!!
オプションサポート!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∋
ウソニ【オプションサポート?】
エンカ∈天狗の横に浮いてる法螺貝があるでござろう
あれはこの天狗に追随するオプションで 一定間隔で弾を撃ちサポートしてくれるでござる
あのオプションは2Pコンを使えばこちらの意志で操作が出来るようになるのでござる
もちろん連射も可能…つまりうまく駆使すればこちらが放つ弾幕が倍になるのでござるよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∋
ツバメオーζそっか! じゃあボクがそのサポートに…!ζ
!それは出来ません!!! このゲームへの参加者は一人!!!!!
オプションサポートに入ることも許されません!!!!!!!!!
ツバメオーζえー!!!!!!!!!!!!!!!!? そんな…ζ
ビラコ⊆“サポートをしてくれる人”は必要ないです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
とにかくその2Pコンをこちらに持ってきて下さい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!⊇
ゴゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル[…!? ビラコさん…一体どんな考えが…?!!]
-
だっ
ツバメオーζも…持ってきたコンブ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ビラコ⊆そこの台の上においてください!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!⊇
ツバメオーζは…はい!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
コト…
ギル[…何をする気でしょう…
もしや二つのコントローラーを一人で操作する気では…?]
エンカ∈それは無理だろう…
オプションサポートは他者の手を借りるのが前提のもの…
1Pコンで天狗の操作をしながら2Pコンでオプションの射撃を行うのは…せめてもう一本腕でもなければ…∋
ヤンデル≦じゃ…じゃあ一体…何をどうしようと……≧
ビラコ⊆…オーケーですよ…!
よい…しょ…!⊇
ぐい…
{ビラコは腰を上げ 前屈みになった!
そして腰に着けた天狗面の鼻先を…}
ピタァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{2Pコンのショットボタンの上にセットした!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
エンカ∈まさか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∋
ガタ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ⊆いきます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
テングリオン・バイブレーション!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!⊇
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カクカクカクカクカクカクカクカクカクカクカクカクカクカクカクカクカクカクカクカクカクカクカクカクカクカクカクカクカクカクカク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{なんと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコは天狗面の鼻をボタンにあてがうと 高速で腰を振り鼻を擦らせショットを連打した!!!!!!!!!!!!!!!!
目にも留まらぬ速さの腰振りでオプションから弾が切れ間無く大量に放たれる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
http://dl1.getuploader.com/g/sousaku_2/1009/160217_235826.jpg
ドドドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζブーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ズコーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ∈うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∋
-
アカンwwwwwwwww
-
ビラコ⊆ハァァァァァ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!⊇
カクカクカクカクカクカクカクカクカクカク
ギル[う…おおぉ…!!!!! こ…腰の動きで天狗面を操り…オプションのショットボタンを連打しているッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
ツバメオーζす…すごい!!!!!!!!!!!!!!!! …けども!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お姉さんこれちょっと絵面がマズくない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?ζ
ずーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ∈ひゃ…ひゃッほろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラッッビラ嬢最っ高ォォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∋
わぉー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζほらみろ!!!!!!!! 腐れ変態が騒ぎ出したコンブ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ジュリー「オール・ハイル・フキダーシ! オール・ハイル・フキダーシ! オール・ハイル・フキダーシ! ………!!!!」
ぷるぷるぷる…
ジュリー「オール・ハイル・フキダーシ…! オール・ハイル・フキダーシ…!」
じり…じり…
チロリーン∥ぉあ!!!!!!!! ふきだしの思うがままになっていたジュリーが近付いてきたよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∥
{な…なに?! もはや思考は我々の意のままであったはず……なのにまだ自らの意志で動けたのか!}
エンカ∈ビラビラ嬢の腰振りを近くで見たいがためだぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いかに思考を乗っ取られようと…エロは束縛されんッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∋
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぷるぷる…ジリジリ…
ジュリー「オール・ハイル・フキダーシ…! オール・ハイル・フキダーシ…!! オール・ハイル・フキダーシ…!!!!
オール・ハイル…………………コシフーリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「オール・ハイル・コシフーリ!!!!!!!! オール・ハイル・コシフーリ!!!!!!!!!!!!!!!! オール・ハイル・コシフーリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! オール・ハイル・コシフーリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{な…なにぃ!!!?}
ぞーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル[呪縛を抜けァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
覚醒だァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
ババン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
さすがエロパワーw
-
ビラコ⊆…⊇
カカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル[お…おぉ!!!!!!!! 弾が更に量を増して…!
それに合わせてビラコさんの腰も速さを増していくッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
エンカ∈んもぉぉぉぉぉん!!!!!!!! たまんね腰づかいでござぁーーーーるゥゥ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∋
ジュリー「オール・ハイル・コシフーリ!!!!!!!!!!!!!!!! オール・ハイル・コシフーリ!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ∈オール・ハイル・コシフーリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! オール・ハイル・コシフーリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オール・ハイル・コシフーリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! オール・ハイル・コシフーリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∋
2人《オール・ハイル・コシフーリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オール・ハイル・コシフーリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オール・ハイル・コシフーリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ゴォオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ⊆うるさいですけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ちょっと黙ってもらえませんかね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!⊇
シャカー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
2人《!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ビビクゥー!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ∈す…すんませんっス…∋
すす〜ん…
ジュリー「オ…オール・ハイル・ゴメンナーサイ………」
しゅ〜ん…
ツバメオーζこ…こえーーζ
ヤンデル≦…それほど集中しているんだ…! 邪魔しないように静かに見守ろう…!≧
ウソニ【長かった道中も終わってそろそろボスだぞ】
ギュォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【ラスボス クデュルフ】
!さぁラスボスがついに姿を現した!!!!!!!! これが最後の戦いだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル[…スコアは…!!!?]
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
-
チュインチュチュチュイン!!!!!!!!!!!!!!!!
ビカー!!!!!!!!!!!!!!!!
ドゴゴォーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
<………!!
ビラコ⊆………⊇
カカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカ
<…だ…駄目だ…! お…追いつけない…!!!!!!!!
ギリリリ…!
<な…なんてスピードだ…連射機でも…追いつかない!!!!!!!!!!!!!!!! ど…どうする…
<そ…そうだ!!! こちらも2Pコンを使って………いや!!!!!!!! 無理だ…!
<いくらこっちの攻撃は連射機のボタンを押しっぱでOKとはいえ…移動の操作もある…!!!!!!!!
<移動の操作もしながら2Pコンを同時に扱うなんて…む…無理だ!!!!!!!!!!!!!!!!
<く…くそ…! くっそおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ピチューーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!お…おーっとォ!!!!!!!! こ…これは…何ということかァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
横槍ふきだしさん…極度の緊張からかッ!? ボスの攻撃に被弾したァー!!!!!!!!
ここまで無駄のない上級プレイをしていたのになんともお粗末!!!!!!!!
しかしゲームオーバーではないので復活すればまだ追い上げるチャンスはあります!!!!!!!!!
<…無理だ…もう………負けだ…
ボゴォーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
クデュルフ「ぎゃはーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
!とここでビラコさんがボスを撃破ァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
す…すごいスコアです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 果して横槍ふきだしさんはこれを抜けるか…!!?!
<…降参だ これ以上やっても勝てない…
!な…なんと ここで横槍ふきだしさん降参宣言!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ということは……五番勝負のその二番目…シューティングゲーム大暴れ天狗は…
ビラコさんの勝利だァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル[う…うおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ビ…ビラコさああああああああああああああああああああああん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
ツバメオーζお姉さんサイコー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
わッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ⊆…シッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…これからエンディングです…!!!⊇
チャ〜〜ラ〜〜〜…
みんな《あ…はい…》
し〜ん…
-
律儀ww
-
…かくして天狗は神の元へと帰り 人間達から末永く信仰され続けたのであった―――……
fin
ビラコ⊆やっだぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
天狗ざまのだいじょうりでごはんがおいじいでずぅぅぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ありがとうございます天狗ざまああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さんきゅー!!!!!!!!!!!!!!!! ゼアイズサンクスオンリィィィィーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!⊇
パァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パッ!!
ビラコ⊆勝ったですー!!!!!!!!!!!!!!!!
嬉しいですよぅうー!!!!!!!!⊇
わー!!!!!!!!
ツバメオーζ…普通のお姉さんに戻った…ζ
ビラコ⊆緊張したですよ〜…後ごめんですよぅ…途中で怒っちゃって⊇
エンカ∈い…いや 良いのでござるよ こちらも失礼した…ウム∋
ギル[いやまぁ良かったですよ!!! 結果全く危なげなかったですし!!!!]
チロリーン∥それにジュリーも元に戻ったしな
な? ジュリー…∥
ジュリー「………」
ぷるぷるぷる…
ジュリー「…………オ…
オール・ハイル・……………フキダーシ…!
オール・ハイル・フキダーシ…!
オール・ハイル・フキダーシ…!!」
ブン…ブン…
エンカ∈…! ジュリー兄さん…! また呪縛の中に…∋
ギル[エロが収まって元に戻ってしまったのですね…
やはり本当の意味で意思を取り戻すには…この戦いに勝つしかありませんか…]
チロリーン∥…行けるさ!!!!!!!! これなら…!
パッパとやっちまおうよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∥
エンカ∈…うむ…流れは来ている…
…さあ!!!!!!!! 次の勝負を教えてもらおうか!!!!!!!!∋
{…調子に乗るな…まだ折り返しだ!!!!!!!!!!}
!ゲーム五番勝負…続いては“ゾン殺クライシス”です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
このゲームではプレイヤーを二人選出して下さい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ∈…! “ゾンクラ”きたか…!∋
ギンッ…!!!!!!!!
ツバメオーζ略称されても分かんねーコンブ それなに?ζ
エンカ∈まあ…ジャンルとしては“ガンシューティング”に入るか…∋
ツバメオーζんげげ またシューティングゲーム?ζ
エンカ∈いや…まぁ分類としてはシューティングだが 作りは先程の大暴れ天狗とは全く違う
今度はプレイヤー視点でゲームが進み 銃のようなコントローラーを使って敵を撃ち殺していくゲームでござる∋
ギル[銃……ならば!!!!!!!!]
ザッ!!!!
ウソニ【…ふう 俺の番か】
ドォーン!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ∈やはりウソニ君しかおらんな∋
ウソニ【ゲームの経験はあまりないが 銃を撃つだけなら日常と変わらない
最低限に最大限の仕事はさせてもらう】
ギンッ
ヤンデル≦こ…心強すぎる…≧
-
ギル[ふむ…まぁウソニさんは当然として…問題はパートナーですが…?]
ツバメオーζハーイハーイ!!!!!!!! ボク!!!!!!!! ボク!!!!!!!!!!!!!!!!
お兄さんとならボクがいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
このゲームでなんもしなくていいじゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
どどーん!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル[ツバメさんスか……じゃあそうしますか]
ウソニ【…俺は介護なんてごめんだが】
ツバメオーζ大丈夫だコンブ!!!!!!!! ちょっとくらいは出来ると思うコンブ!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ウソニ【…まぁいい 足を引っ張ったらペナルティにヘッドショットだけどな】
ツバメオーζペナルティきびしッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!そちらのプレイヤーはウソニさんとツバメオーさんですね
ふきだしチームからはレギュラーふきだしさんと大勢ふきだしさんが選出されました!!!!!!!!!
「うぃーす」
『よろしくお願いしまああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
バォー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζうるせ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
チロリーン∥さすが大勢ふきだし…∥
ギル[これは大御所ですね…コンビネーションもぴったりそうだ
お二人とも…よろしくお願いします!!!!!!!!!!!!!!!!]
ウソニ【分かった】
ツバメオーζよっしゃー!!!!!!!! 楽するぞー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
カーッ!!!!!!!!
!このゲームは大量発生したゾンビを全て撃ち殺すのが目的となります
基本的にはフェーズ進行で フェーズごとにゾンビが数体現れます
それらを全て撃ち殺すと次のフェーズへ…その調子で全30フェーズ…
この対決は先に30フェーズを完走した方が勝利となります
ちなみにこのゲームで使うコントローラーはガンシューティングでお馴染みの銃型のものとなります
画面に向けて撃つとその方向に画面内の銃が弾を発射します
弾は最大5発で 撃ちきったら画面外を撃つことでリロードされます
説明は以上です それではゲームスタートです!
「やったるでー」
『やるぜーぇぇぇぇぁああああーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ツバメオーζお兄さん!!! まかせたコンブ!!!!!!!!ζ
ウソニ【……軽いな…このコントローラー…】
プラプラ…
シュゴォォォォォォォォォォォォォォォォォ…
ギル[…むっ! 始まりました!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
-
ゾンビ「あー…」
ツバメオーζうわわ!!!!! ゾンビ来たゾンビぃ!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ウソニ【あれを撃てばいいのか】
スッ カチ!!!!!!!!
パァン!!!!!!!!!!!!!!!!
スカッ!!!!!!!!
ゾンビ「あー……」
ツバメオーζってうわぁー!!!!!!!! 何やってんのお兄さん!!!!!!!!!!!!!!!!
当たってない当たってない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ウソニ【…!】
ゾンビ「…あー!!!!」
シュバァッ!!!!!!!!
バシュッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヴヴヴッ!!!!!!!!
ツバメオーζうきゃー!!!!!!!! コントローラーがブルッてなったコンブ!!!!!!!!!!!!!!!!?ζ
エンカ∈それはダメージを受けた合図でござる!!!!!!!!
画面横の体力メーターが下まで下がったらになったらゲームオーバーだぞ!!!!!!!!!!!!!!!!∋
ウソニ【…】
スッ…カチ!!!!!!!!
スカッ!!!!!!!!
ゾンビ「あー!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドシュッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζぐはー!!!!!!!! また喰らったー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
「あらら こんなところで躓いてるの?」
『こんなのまだチュートリアルだぞぉあああーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
バキュンバキュンバキュン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドドドドドドドパパパァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゾンビ「ごべぽ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
!ふきだしチーム 早々と1フェーズを突破!!!
次へと歩を進めます!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【…どうした
まるでらしくない】
ギル[…うぅむ…もしかしたら銃が馴染んでないのかもしれませんね]
エンカ∈所詮は玩具でござるからな…∋
ウソニ【……】
カチカチカチ!!!!!!!!!!!!!!!!
スカッ スカッ スカッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゾンビ「…アー…」
カチ…カチ…
ウソニ【…弾切れか】
ツバメオーζた…弾切れか…じゃないコンブ!!!!!!!!
初っ端五発全部なにノーコンさせてんの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
お兄さんダメダメじゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?ζ
ウソニ【…なるほど 撃ったあとの弾の軌道は真っすぐ…つまり抵抗などは考慮しなくていいわけだな
そうなると角度は……―――
反動もないから……―――
後は重さにも慣れて……―――】
ぶつぶつ…
ツバメオーζ何ぶつぶつ言ってるのさ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ちょ…もう…ボクもやらなきゃダメェ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?ζ
ウソニ【問題ない】
カチリ…
ダダダンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゾンビ「カッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パキョォッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζふぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?ζ
!お…おぉ!!!!!!!!? 約3発当てないと死なないゾンビをたった一発で…!?
い…いや 今の一瞬で3発撃っていたのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
な…なんという早撃ちだァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ【とりあえず操作に馴れた
巻き返す】
ツバメオーζよ…よっしゃあ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
がんばれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
↑人任せ
-
!ウソニさんとツバメオーさん やっとこさ1フェーズを抜けました!
しかしふきだしチームは既に6フェーズ目だー!!!!!!!!!
ギル[…むぅ…もう差が広がっている…]
ウソニ【問題ない このゲームの序盤のフェーズは数体のゾンビを倒すだけで終わる
これからサクサク行けばすぐ追いつけるぞ!】
ビー!!!!!!!!
第2フェーズ『町の広場』
ターゲット:ゾンビの集団
ゾンビ「アァー…」
ゾンビ「アウアァァー…」
バキュウンバキュウンバキュキュキュウゥーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゾンビ達『アバガッ』
ウソニ【次】
第3フェーズ『洋館入口』
ターゲット:ゾンビと鎧ゾンビ
鎧ゾンビ「ガアー!!!!!!!!!!!!!!!!」
パキュパキュパキュ!!!!!!!!
鎧ゾンビ「グガ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズギュウゥーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
鎧ゾンビ「ガヴゥーアァばぁッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぶしゃー!!!!!!!!
ウソニ【…ゾンビが鎧を着てるとはたまげたな
まぁ節々を撃って動きを鈍くして落ち着いて兜の隙間に撃ち込めばまったく問題ない
さて次】
第4フェーズ『洋館ホール』
ターゲット:ゾンビわんこの集団
ゾンビわんこ達『ガルルァアアアー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ウソニ【るーるるるるるるるるるるるる】
パンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゾンビわんこ達『ギャイイーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
フェーズ5『中庭の池』
ターゲット:ゾンビブルーギルの群れ
ゾンビブルーギル「シャー!!!!!!!!」
バチャー!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ【ん?】
パァン!!!!!!!!
ゾンビブルーギル達『しょあー!!!!!!!! ぎゃぶぁあー!!!!!!!!』
バチャバチャバチャバチャアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ【ん】
パパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパァーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バチュチュチュウゥーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ【ボーナスステージかな】
ギル[お…おぉ…さすが…すごいッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さっきからフェーズ1つを10秒もかけずに突破してますよ!!!!!!!!
ふきだしチームはまだ先ですが 追いつくのも時間の問題!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
ビラコ⊆ウソニ君すごーい!!!!!!!! 一人でクリアしちゃうです〜!!!!!!!!!!!!!!!!⊇
チロリーン∥…む!!!!!!!! あれを見ろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∥
ドォーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζあはははζ
パリ…パリ… ぱらぱらぱら…
ヤンデル≦や…野郎!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニさんが頑張ってるのを尻目に呑気に寝そべってポテチ食いながら本(BL)読んでやがる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
協力する気ゼロかあのクソ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!≧
カー!!!!!!!!!!!!!!!!
-
―――
ギル[…本当にサクサクですね…!
ウソニさん達は早くもフェーズ10…! そして相手はフェーズ12!!!!!!!!
もう目と鼻の先!!!!!!!! 追いつける…いや…追い抜けます!!!!!!!!!!!!!!!!]
エンカ∈さすがウソニ君だ
ここまで適材適所はそうないぞ∋
ヤンデル≦…それに比べて…≧
ツバメオーζ…ふーんふんふんふーん…♪ζ
パチ…パチ…
ヤンデル≦あの変なくる毛ヤロー!!!!!!!! 他人事のように足のつめきってるよ…
恥ずかしい…≧
ギル[せめて応援ぐらいすれば良いのに…]
チャキ…
ウソニ【問題ない
余計なことされるよりずっと良心的だ
ずっとそのままうずくまっててくれ】
パパパパァーン!!!!!!!!
ツバメオーζむっ!! お兄さん失礼だな!!!!!!!!
爪切るぞ!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ヤンデル≦邪魔すんな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!≧
「ふふふー! ワンマンプレーか!!!
それもいいかもね!!!!!!! でもこのゲームは2人用だ!!!!!!!!!!!」
『一人じゃどうにもならないときもあーーーーーーーーーる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ウソニ【…? この調子でそんな局面が訪れるとは思えないが?】
バキュンバキューーン!!!!!!!!!!!!!!!!
第11フェーズ『門』
ターゲット:同時にスイッチを撃て!!
ウソニ【…!?】
ゴウゥゥゥーン…!!!!!!!!
!現れた重厚な門ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
このフェーズはこの門を開かねば先へと進めません!
そしてこの門は両脇にあるスイッチを同時に撃ち抜かねばなりません!!!!!!!!
つまりこのフェーズは協力必須!!!!!!!! ツバメオーさんも銃を構える時が来ました!!!!!!!!!
ツバメオーζえ? え?ζ
ウソニ【……銃を…構えてくれ
…狙いはあの門の右側にあるスイッチ…
俺は左を撃つ】
ツバメオーζええぇ…? ちょ…ζ
チャキッ
ウソニ【…今だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
バキュンバキュン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カチッ!!!!!!!!
スカッ!!!!!!!!
!おーっと!!!!! ウソニさんの弾はスイッチを打ち抜いたもののツバメオーさんの弾は虚空を貫いたー!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ【もう一度だ よく狙うんだ】
チャッ
ツバメオーζえっ!!! ちょっと…!!!!!ζ
ウソニ【今!!!!!】
パキュゥン!!!!!!!!
スカッ!!!!!!!!
ウソニ【もう一発!!!!!!!!】
バギュウゥーン!!!!!!!!
スカッ!!!!!!!!
ウソニ【真面目にやれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ジャカァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζマジメはほ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ど〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!
{銃口を口に突っ込まれるツバメオー}
-
ウソニ【……
ちゃんと狙え】
ツバメオーζ狙ってるコンブ!!!!!!!! いくらゲームでもこんなのすぐに使いこなせるわけないコンブ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ウソニ【…はあ…】
ギル[うわぁ! これはピンチですよ!!!!!!!!]
エンカ∈…まぁ銃使ったことないものに急にあんな小さな的を撃てと言ってもハードルは高かいのは当然であろうが…∋
ビラコ⊆ウソニくん! ツバちゃんに優しく教えてあげるですよう! 使い方!⊇
ウソニ【………ふう
仕方ない 狙いの定め方を教える】
スッ
シュッ…
{ツバメオーの後ろに立ち手を回して銃を持つツバメオーの手に自分の手を重ねるウソニ}
ツバメオーζわ!!!!!!!!ζ
ドキッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ【いいか 慣れないうちはこうして…自分の目線の高さまで銃口を持っていって…
的に平行に合わせて 落ち着いて引き金を引くんだ
素人なら片目を閉じて照準合わせるといい】
ギュ…
ドキドキ…
ツバメオーζ…は…はいζ
ギル[…んー? なんだかしおらしいですね? ツバメさん…]
エンカ∈ハハ やはりツバ嬢も生娘でござるよ
男性と密着して恥ずかしがってる
もしかしたらウソニ君に惚れたか…∋
ヤンデル≦…………いや 違うな…
あいつはそんなんでキュンとなるような乙女じゃない…
…おそらくあいつが今考えているのは…≧
もやぁ〜〜…
ツバメオーζ(ほ…ほぇああああああ〜〜〜〜〜…これが男のあったかさ…
ん…んん〜〜!!!!!! なるほど…なるほどぉー!!!!!!!!
これが男に抱かれる温もりか〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
…ハッ!!!!!!!! この経験は使えるコンブ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
学校帰りゲームセンターで遊んでいた男子二人がこうしてふざけあってるうちに盛りあって…!
密着することで伝わるお互いの鼓動がインモラルな雰囲気を更に増幅させ…たくさんの人が行き交うゲームセンターの中で…ズブリっ♂!!!!!!!!
…そんなシチュエーション!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ふ…ふおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アイデアが止まらんコンブーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)ζ
ハァハァハァ…
{※ツバメオーはホモ漫画専門の同人作家なのだ!!}
ウソニ【…おい
ちゃんと前を見ろ】
ツバメオーζふぁ…はわぁい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
チャキ……パパァーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガチャアァー!!!!!!!!
ギル[おぉ!!!!! ツバメオーさんの弾がスイッチに当たった!!!!!!!!]
エンカ∈ウソニ君の丁寧な教えのおかげでござるな!!!∋
ウソニ【…上出来だ 今みたいな感じで 今度は同時にスイッチを撃つぞ】
ツバメオーζ…は…はひゃい!!!!!!!!
あ…ありがとうございましゅ…!!!!!!!!ζ
タラー…
ウソニ【なんだその鼻血】
-
バキュン!!!!!!!!
バキュン!!!!!!!!
カチッ カチッ!!!!!!!!
ギゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
!無事スイッチを撃ち 門が開きました!!!!!!!!
次のフェーズへ進みます!!!!!!!!!!!!!!!!
ふきだしチームはフェーズ14!!!!! これ以上ロスは無くしたいが!!!!!!!!?!
第12フェーズ『研究所中庭』
ターゲット:双頭ゾンビ
双頭ゾンビ「もけ〜〜」
※このゾンビは頭を同時に破壊しないと死なないぞ!!!
ウソニ【…またか…】
ツバメオーζだ…大丈夫だコンブ!!!!!!!!
今度もうまくやるコンブ!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ドギュンズギュン!!!!!!!!
ドパパパパパパパパパパパパパ!!!!!!!!!!!!!!!!
――― おぼつかない銃使いながらもなんとかウソニに付いていくツバメオー…
しかし先に進むごとに難度は増し 同時撃破のフェーズも増えていった…
大差とまではいかないものの ふきだしチームとの差も開いていったのであった…
―――
!さぁ現在…ウソニさんツバメオーさんチームは20フェーズ!!!!!!!!
ふきだしチームは25フェーズ!!!!!!!! 終盤でこの差は厳しいか!!!!!!!!?
しかもウソニさんツバメオーさんチームは現在このゲームの難関と名高いボス戦です!!!!!!!!
しかもこのボス いくつもの左右対称の部位を同時撃破していかねば倒せません!!!!!!!!
真にコンビネーションが試されるこのゲームの山場です!!!!!!!!!!!!!!!!!
第20フェーズ『地下研究所』
ターゲット:巨人ゾンビ
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ウソニ【…次は両手だ! 落ち着いて狙いを定めて…!】
巨人ゾンビ「パープォー!!!!!!!!」
ブンブン!!!!!!!!
ツバメオーζ無理だコンブゥゥゥー!!!!!!!! こんなのぉー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こいつ腕動かしまくってて狙えないコンブ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ウソニ【…!】
巨人ゾンビ「パボォー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュッ!!!!!!!!
ドォゴォー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ【……ちっ】
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴッ
ギル[…あぁ!!!!! 体力が!!!!!!!!]
!これはまずーい!!!!!!!!!!!!!!!! 体力ゲージが風前の灯だー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これ以上のダメージは危険だぞぉー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζ…わぁぁぁ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!! やっぱり銃なんてわかんないコンブーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
巨人ゾンビ「パーポー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐぐん!!!!!!!!
ツバメオーζまた来るコンブーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!! もうダメコンブ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ウソニ【…!
…………ッ …!!!!!!!】
キッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ【……ツバメオーちゃん
君の銃を貸せ】
ツバメオーζふぇ!!!!!!!!?ζ
巨人ゾンビ「ぱぽァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブオオォーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!振り下ろされた!!!!!!!!!!!!!!!!
巨人ゾンビのハンマーナッコォー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
双頭ゾンビ「パポポーォォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ【…】
ジャキッ ジャキッ
ズギュッ!!!!!!!! ズギュルッ!!!!!!!!!!!!!!!!
双頭ゾンビ「……!! …パァ…ポ…!」
ズシィーンッ…
ウソニ【……】
チャキ…チャキ… ガチャコッ!!!!!!!!
!…!!!! こ…!! これは………二丁拳銃だーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!
さすが銃を扱うプロだォー!!!!!!!!!!!!!!!! 凄まじい妙技を見せ付けられたぞぉぉー!!!!!!!!
ウソニさん くそダメなツバメオーさんを無慈悲な戦力外通告!!!!!!!!!!!!!!!!
俺一人で十分だと言わんばかりの勢いで単身戦場に立つーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
最初からこうすべきだった〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζすごいコンブお兄さん!!!!!!!!!!!!!!!!
これでボク楽に……って誰がくそダメだゴルァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
シャガー!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ【…確かに…最初からこうすれば良かったかもな
さぁ重しがなくなったところでピッチを上げていこう】
ジャコンッッ!!!!!!!!
ツバメオーζよっしゃ!!!!!!!! やれやれ!!!!!!!!
…って誰が重しじゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
カーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
{多大なハンデから解放されたウソニは破竹の勢いでフェーズを進めた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ツバメオーζ突き進めー!!!!!!!!!!!!!!!! って誰がハンデじゃ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
どどーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{しかしふきだしも意地を見せなかなか追い抜かせてはくれなかった!!!!!!!!!!!!!!!!
しかしフェーズ29でついに並んだのであった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
第29フェーズ『廃工場』
ターゲット:謎の怪物
!ついに最後の山場!!!!!!!!
そこで並び立つとは何と言う運命力か!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ここでの戦いを先に制した方がこのゲームの勝者であると言えるでしょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ【…】
ツバメオーζ頑張れお兄さん!!!!!!!!!!!!!!!! 落ち着いて落ち着いてだコンブ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
緊張したら手の平に人という字を書いてホモ妄想に励むといいコンブ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リラーックスリラーックス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 受けはリラックスが基本よー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
お前ここは初めてか? 力抜けコンブ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ブンブンブン!!!!!!!!
ウソニ【…うるさい!!!!!!!! 十分リラックスしている!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ジャキキィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζはいすいませーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
あわわわー!!!!!!!!
「…どい思う? 兄弟」
『…うーむ!!!!!!!! あの相手に真っ向勝負は分が悪いな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
「…そうだな…
………真っ向勝負は………な」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ニィィ…
-
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ツバメオーζ…ていうか ここの敵はどこに居るんだコンブ!!!!!?
なんも出てこないコンブ!!!!!!!!ζ
ウソニ【…いや…来ている…奥だ!】
ツバメオーζ!!?ζ
ズズズズ…
ツバメオーζな…なにか来るコンブ…?
そ…それもたくさん……か…数え切れないほどコンブ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ゴゴゴゴォォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!…遥か遠くより這い寄る混沌…!!
果たしてその正体とはなにか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
ウソニ【…】
チャキ…チャキ…
ツバメオーζゴ…ゴクリ…ζ
ズズズズズズズズ…
オニーチャン
オニィィーチャン
オニチャン
オニーチャーン
オニイチャアァン
おに〜〜〜〜ちゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズドドドドドドドドドドドドドドドォォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーのゾンビ「お兄ちゃあああああああああああああああああああああああああああああああああん…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
もみーのゾンビ達『おにおにおにおにおにおにおおおおおおおおおおにいいいいいいいいいちゃちゃちゃちゃああああああああああああああああああああああんああああああああああああんんんんわんんんんんん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴォォォォォォォォォォォォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζう…うわた〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーのの群れだああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ドドォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
なんでww
-
もみーのゾンビ「おにちゃあああああん…!
オニイチャンンンンンンンンンンンンンンンン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズリ…ズリ…
ゾゾーッ!!!!!!!!
ツバメオーζう…うわーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
腐ったもみーのだ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーののゾンビだ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ドド〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ【……
…もみーの…?】
ギル[こ…これはどういうことでしょう]
ヤンデル≦…同じフェーズなのに…敵が違う…!
ふきだしチームの方は量産型のゾンビ妖精軍団が敵なのに…!≧
エンカ∈…向こうが何か仕込んでいたか…!∋
「ふっふっふ! これがこちらの隠し玉!
事前にシステムを弄っておいたのだ!」
『このゲームに彼が参戦するのは容易に想像出来たからな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
手を打つのは簡単だった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ちなみにこれは秘密だぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
不正だからな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 秘密だぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドォォアアアァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
「声がでけー!!!!!!!!!!!!!!!!」
わらわらわらわらわらわらわらわらわらわら
もみーのゾンビ達『オニイチャン オニイチャアン オニイチャアン オニチャーン オニーチャン オニィ〜 オニイチャン』
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
ツバメオーζあ…ぁああわわわわわ………もみーのでいっぱいだコンブゥゥ…!
これ…全部敵なの…?ζ
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
エンカ∈…まずいな…これは………勝てぬかもしれぬ…!∋
ゴゴゴゴゴゴッ…!
ギル[!!!!!!!?]
エンカ∈…もみーの嬢への深い愛情を持ってるウソニ君だ…
バーチャルとはいえ妹の姿そのもののゾンビを撃てるはずがない…!∋
ネコ【チッ…えげつない真似を…】
ビラコ⊆ひどいですよぅぅ…⊇
『ふっはっはァァァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
人を縛る最も重い“檻”!!!!!!!!!!!!!!!! それは人情!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
妹への想いが重い枷となる!!!!!!!! 呪わしきジレンマよォォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドドドオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
「愛に縛られがんじがらめにナッチマイナーッ!!!!!!!!!!!!!!!! フゥーハハハハァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!わ…悪ゥーーーい!!!!!!!! このふきだし2人…長いことやってるレギュラーなのに相当の悪だァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドォォーーーーz____ンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
もみーのゾンビ「お兄ちゃん…お兄ちゃん…」
ズチャ…ズチャ…
もみーのゾンビ「お……おに………おに……ちゃ………オニぃぃぃ…」
ズリズリズリィィィィ…
わらわらわらわらわらわらわらわらわらわらわらわらぁぁぁぁ…
ツバメオーζう…うわぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
囲まれたーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
も…もうダメだ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お…お兄さん!!!!!!!! ボ…ボクに銃を返して!!!!!!!!!!!!!!!!
お兄さんがダメならボクが…ボクが頑張って…もみーのを…!ζ
ウソニ【…】
スー…
パァンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バチュッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーのゾンビ「おにちゃッッ…ア゙ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドサァーッ…
ツバメオーζ…え!!!!!!!?ζ
ギル[!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
エンカ∈…!∋
ヤンデル≦…う…撃った!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?≧
ドドドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ【……フー…】
もみーのゾンビ「オニチャンウッタ… ヒドイノヒドイノ…
ヒドイヒドイヒドイキライ…キラアアアアアアアアアアアアアアアアアアイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グワバァー!!!!!!!!
ウソニ【うるさい】
パンパンパパァン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バキュッ!!!!!!!! ドチュルッ!!!!!!!! ズギュンッ!!!!!!!! パズゥーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!撃つ!!!!!!!!!!!!!!!! 撃つ!!!!!!!!!!!!!!!!
撃ちまくるゥゥーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニさん ゾンビが妹のもみーのさんと同じ姿であってもお構いなしーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パァンパァン
タタタタタタタタタタタタァーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ【まだ居るか】
ジャコッ
ツバメオーζ………お…お兄さん…想像以上にクールだコンブ…
普通に撃つとか…ζ
ウソニ【…クールもなにも 俺がこんなまやかしに心を取られると思うか
ただのCGだろう】
ツバメオーζいやただのCGって……妹の顔着いた銃作って愛用してるようなお兄さんがよく言うコンブ…ζ
ウソニ【……まぁ このCGがそれくらい作り込まれてたら撃つのも躊躇っていたかもしれないな
だがこのCGは作りが甘い】
ツバメオーζみ…見た目めっちゃリアルコンブぞ…? どこが甘いの…ζ
ウソニ【耳をよく見ろ】
カァァァァァーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ババンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ【本物のもみーのの左耳の耳たぶには小さな星型のほくろがある
しかしこのCGにはそれがない
話にならない…これは出来の悪い粗悪品だ】
ギンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζそんな細か過ぎるだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ブブブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
細かいwww
-
パンパァン!!!!!!!!!!!!!!!!
ドォゴオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バキュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドシュッッ!!!!!!!!
もみーのゾンビ「あ…あああああああああああぎゃばあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うぉおお……うぉにぃぃぃぃちゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああんごぉぉおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
メリメリメリ……ドチュウウウウウウッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バリバリバリ…メギャッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボッキャアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブシューーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビキビキビキ…バチュウウウウウウウウウウウウウッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スポ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チュドォーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボタ…ボタ… ベチャア…ベチャチャ…
グチュル…グチュル…
ツバメオーζおぶぇええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
このもみーのゾンビの死に演出無駄に凝りすぎだろおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
す〜〜ん
ウソニ【…】
パァンパァンパァンパァンパァンパァンパァンパァンパァンパァン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζでお兄さんはそれを澄ました顔で撃ち殺してるしィィィィィィィィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ【出来の悪い偽物に慈悲などいらない
そもそも俺の妹もみーのはこの世に一人だ…
こんな腐敗した化け物ではない 外も内も綺麗なまま逝った自慢の妹…
こんなのがいくら襲い掛かろうが撃ち殺そうが俺の心に響きはしない】
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζ…お兄さん……
そこまでもみーのを………
シスコンの鏡だね↑ζ
ウソニ【なんだとコノヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ヂャキィィィッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζもがもがふぁあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
{銃を口に突っ込まれるツバメオー}
-
ツバメオーζもがもがもがもががががァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
な…なんれ怒るんらコンブ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ウソニ【…俺は“シスコン”と言われるのが一番嫌いなんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バカにするなコノヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ヂャコッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζや…やめれ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おもちゃらけろやめれ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ブブブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ【…だれもかれも…
少し妹の事を詳しく話すとシスコン扱いするが…偏見も甚だしい
兄が妹を深く理解してるのは当然のことだろう
俺がもみーのの好きな食べ物嫌いな食べ物はもちろん…
夜何時に寝て朝何時に起きて起きたらまず腕の秘孔を突くルーティンがあったり
髪の毛のセットに3時間かかったり
腋を掻いてる時はお腹が減った時のサインだったり
靴は右から しかもかかとから入れる癖があったり
コオロギが苦手で見るとバク転で逃げたり
チョコを食べると天使のような笑顔を見せたり
体を洗うときは肘から洗う…など
妹の諸々を理解してるのは兄として当然の事だ
俺は決してシスコンではない】
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζ(紛うことなくシスコンじゃねーか…)ζ
ズズーン…
チロリーン∥お…おい! 呑気にくっちゃべってる場合かい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
来てるよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∥
ウソニ【!】
もみーのゾンビ達『おにいちゃん死んでええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ【………問題ない むしろいい具合に固まってくれたな
一網打尽だ】
ガチャッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパァァーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーのゾンビ『ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
じゅあああああああああああああああああああああああああああああああああッ!!!!!!!!
!ウソニさん…難無く難関フェーズ29を突破ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドォン!!!!!!!!!!!!!!!!
「う…嘘だろ!!!!!」
『く…くッそォおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
-
…その後波乱は起こることなく
ウソニはフェーズ30をクリア!!!!!!!!!!!!!!!!
全フェーズクリアでこの勝負もギルチームの勝利で終わった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ【勝ててよかった】
ギル[さすがウソニさんであります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
ツバメオーζおめーら感謝しろワカメ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボクのおかげワカメ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル≦お前何もしてないだろ…≧
ビラコ⊆語尾がワカメになってるです…⊇
「…ぐっ…すままん…!」
『負けてしまった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
情けなし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
{…まだあと2戦あります…まだまだこれからです…!}
!さぁギルチームここまで3連勝!!!!!!!!
のこるは2戦!!!!!!!! 佳境へと突入だーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!
ゴゴォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【次はなんにゃ!!!!!!!!!!!!!!!!?】
!ゲーム5番勝負その4番目は!!!!!!!!
恋愛シミュレーションゲームの金字塔!!!!!!!!!!!!!!!!
『ちゅきめきメモリアル』だァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル[……“ちゅきメモ”か!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
ツバメオーζそれってあの学園物で色んな女口説き落としてくやつ?
うわキモ………オタゲーじゃんζ
ヤンデル≦に…苦手なジャンルだ…≧
エンカ∈…フ
…このゲームはヤン坊やギルのような草食系には厳しいかもしれぬな
ここは…女の酢いも甘いも噛み分けた拙者が…女を落とす流儀を見せる時!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∋
ズズンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル[こ…これはまた頼もしい……]
ネコ【油断するとまた何をしてくるか分からんにゃら】
エンカ∈…分かっているでござるよ
拙者…今一度若き日の青春時代を思い起こし…パンツの紐を引き締めて挑もうぞ…
だがそれは相手も同じ……間違いなく激戦になるであろう…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∋
カッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
(中略)
というわけで激戦の末
エンカが最高難易度の攻略対象である生徒会長をサドと見破り
徹底的なマゾ選択肢を選びまくり見事攻略しちゅきメモ対決を制した!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
残るは最終勝負だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドォーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ∈え?!! 拙者もう終わり!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?∋
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!
-
略されたwwwwwwwwww
-
エンカ∈えッちょッッ…扱い悪くないか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ダイジェスト処理て!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
拙者の活躍は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? 拙者の見せ場は!!!!!!!!!!!!!!!!?∋
ツバメオーζうるせー
エコだワカメ エコ
どうでもいいことに時間は割いてらんないの!!
そもそもおっさん今回はかなりでばってたからもう十分だろ
良い冥土の土産ジャンζ
エンカ∈まだ死なんが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぐ…ぐぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜…全カットかぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
じゃああの…生徒会長へ告白する時の名台詞…
『僕は一生、あなたの燭台です…。女王様…僕にろうをおかけ下さい…』もカットか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
見せ場だろ!!!!!!!!!!!!!!!! 一番カッコイイところだろアレが〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∋
ツバメオーζかっこよくねーワカメ!!!!!!!!!!!!!!!!
カットされて当然ワカメ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
カーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ∈ぶぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あんまりでごぉざぁるゥゥゥゥーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∋
ぽろぽろ…
ネコ【うるせーニャーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
大の男が惨めたらしく泣くにゃーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ズバズバズバズバズバズバズバズバズバズバズバズバズバズバズバズバアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ∈ハアァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ンありがとうございます師匠ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∋
ブッシュッシューーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ⊆にゃんこちゃんエンカさんを慰めて……優しいです♪⊇
チロリーン∥慰めてんのかこれは………∥
{………まさかここまで…
最終勝負まで縺れ込むとは思わなかったぞ…}
《この世界の人間達をナメるなよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どうした? 今からでも許しを請うか!!!!!!!!!!!!!!!!
今ならお前達の利権の80%をウインドウ種に譲渡する条件一つで許さんことはないが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ツバメオーζガメつすぎだろζ
{…許しなど請わぬ!!!!!!!!
分かっていないな……この連勝は主らの首を絞めている行為でしかない!!!!!!!!
最後の最後で負けて…今までの苦労も露と消える!!!!!!!!!!!!!!!!
その絶望の落差を主らは味わうのだ!!!!!!!!!!!!!!!!
最後の勝負…我が相手をしよう…! 決着をつける時!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ズンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ギル[…最後のこの勝負…こちらの選出は自動的に自分になりますね]
ヤンデル≦…大将同士の戦いか… まかせたぞギル…≧
ギル[…えぇ…!
…それで…最後の勝負はなんです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?]
!最後のゲーム…それは最後に相応しい新世代のゲーム!!!!!!!!
『スーパーヤスオカートVR』です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル[…VR?]
ビラコ⊆VRって天狗要素が一切ない文字ですけどなんですか?⊇
エンカ∈んんむ……分からぬな
新世代のゲームと言っていたが…∋
!VR…つまり超リアルな体感型のゲームということです!!!!!!!!
ヘッドマウントディスプレイという特殊な機械を頭にセットすると…目の前にゲームの世界が広がりまるでその世界に入り込んだように感じる事が出来るのです!!!!!!!!
最後の勝負ではそれを利用して本当にコースを走ってるような最高に臨場感たっぷりのレースゲームで戦って頂きます!!!!!!!!!
エンカ∈ほー…なるほどな
ゲームの世界に入り込むとは…なるほど確かに新世代だ∋
ツバメオーζ大丈夫かワカメそれ
普通のゲームより難しそうだワカメζ
ギル[リアルなレースゲームですか…カーレースですかね
ならば魔反会時代に小さな装甲車を動かしてたこと自分なら逆にやりやすいかも]
エンカ∈おぉ!!!!! なんと都合の良い!!!!!!!!
本物を動かしたことあるならかなりのアドバンテージだぞ!!!!!!!!
リアルなカーレースなら運転法も本物に近いはず!
これは…勝てる…勝てるぞギル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∋
ギル[…えぇ…! なんだか自信が湧いてきました!!!!!!!!
やってやりますよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!ギルチーム 選出はギルさんですね
ならばギルさんが“車役”として“運転役”は誰が?!
ギル[は?]
はてな
ツバメオーζなにいってだこいつζ
!最初に言いましたけどこのゲームは“リアル(現実的)な体感ゲーム”だと!
このゲームに選出された方は“車”としてこのゲームを体感することになるのです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どぉーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζマジなにいってだこいつ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ズコー!!!!!!!!
チロリーン∥なんだか雲行きが怪しくなってきたね…∥
オオオオオオオオオオ…
-
ギル[ていうか自分が車役固定なんですか!!!!!!!!!!!!!!!!?]
!このゲームのキモが“疾走する車を体感する”事ですから
このゲームの選出者がそのメインを担当することになります
!
ツバメオーζなんなんだワカメこのゲーム
“体感”を履き違えすぎだろζ
エンカ∈まぁ向こうがそういうなら従うしかないであろう
問題は運転役…ドライバーでござる∋
ギル[つまり自分に乗って運転する方ですね]
ビラコ⊆ギル君と息ピッタリなのはヤン君だと思うですよ♪⊇
ヤンデル≦…いや…でも俺だとギルが動きづらいかも…
体感ゲームだから多少の動きも必要になるだろうし…≧
ウソニ【ギル君は小柄だからな
それに合ったドライバーとなると…】
エンカ∈うむ…君しかおらんな ツバ嬢∋
ツバメオーζええええええええええええっ!!!!!!?
またボクぅ!!!!!? さっきもゲームしたばっかで疲れてるんですけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ヤンデル≦実質なんにもしてないだろ…≧
ビラコ⊆あそっかー! ツバちゃんもギル君と息合いそうですよー♪⊇
ツバメオーζそうかな
まぁ乗るだけなら別にいいワカメけど?ζ
エンカ∈なら決まりだな 良いでござるか? ギル∋
ギル[ええ…………………ツバメさんですか………………………]
どよぉぉぉぉ…
ツバメオーζ目に見えて嫌がってんじゃねーワカメ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブッ凍ろすぞテメー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ジャオォーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル[だって……………どうせお尻とか叩いて来るじゃないスか…]
ツバメオーζしねーワカメ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
競馬じゃねーワカメ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ギル[でも……]
ガタガタガタガタ…
ネコ【情けない男にゃら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
一匹の雄なら“女に乗られる”のではなく“女を跨がらせる”気概でやらんか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
気持ちしだいでリビトーがほとばしりモチベーションもはうなぎ登りにゃお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
激しく上下ニャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ∈お…おぉ…ネコ師匠…それは金言でござる…
そう思えば色々捗るぞ!!!!!!!!
ポジティブチンティング!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∋
パァァァァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン∥下ネタやめろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∥
ツバメオーζこの腐れ猫今までそう思いながらお姉さんを乗せてやがったのか…ζ
-
×ポジティブチンティング
○ポジティブシンキング
-
×ポジティブシンキング
○ポジティブチンポジング
-
エンカ∈そう思えば気持ちも変わってくるだルォお? ギルよ∋
ギル[…いやでも…………
相手はツバメさんですよ…?]
エンカ&ネコ《そこなんだな 問題は》
すーん
ツバメオーζおめーら歯ァ食いしばれや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
どどぉーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――…
ツバメオーζオラァ!!!!!!!! 四つん這いになるんだよドルルァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ゲシ! ゲシ!
ぼろ〜〜ん…
ギル[は…はひ…!]
ヤンデル≦が…頑張れギル…≧
ツバメオーζよいしょっと
んー! なかなかしっくり来るコンブ
つーか別にこんなん前にもやったじゃんζ
ギル[あ…あぁ 勇者山で…
そういえばそうでした]
エンカ∈なんだ 案外やることやってるではないか∋
!そちらの選出は決まりましたね! ふきだしチームも決まったようです!
ふきだしチームからはほんわかふきだしさんとレギュラーふきだしさんです!!!!!!!!!
{レギュラーさん…どうかお力をお貸しください…}
「さっきのゲームではボロ負けたが…今度は役に立って見せる!
やろうや! ほんわか!!」
{はい!!! さぁ…乗ってください!!!!}
llll
「」スィー
{}
{」「}
ガチャアァーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル≦そう乗るのか…;≧
チロリーン∥ただのアスキーアートのなり損ないじゃねーか∥
!双方ライドオンが完了したところでヘッドマウントディスプレイを装着して頂きます!!!!!!!!!!!!!!!!
いざゲームの世界へ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ガチャ…
ギル[これを頭に被るんですね…]
ツバメオーζこ…怖いなー…大丈夫かな…ζ
ギル[じゃあまず自分が…]
カチャリ…
ギル[…!]
パァァァァァァァァァァァァァ…
サアアアアアアァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ギルの目の前に爽やかな風の吹く草原が広がった!!!!!!!!!!!!!!!!}
ギル[あ…あば!!!!!!?]
ビクーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζえ!!? なに!!!? どうしたの?!!!ζ
ギル[こ…れが…ゲーム…!?]
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド……
ギル[…!!? じ…地響き…?!
な…なにか来る…! …!!!!!!!!!
動物…! ヌーだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヌーの群れだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヌー「ベロォオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ベロベーロォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
※鳴き声はイメージです
ギル[うわぁーーーーーーーーー!!!!!!!! ぶつかるーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
ヌー群れ『ベロベロベロォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ヌーの群れがギルの横を通りすぎて行った!!!!!!!!}
ブォオオオオオオオオオオッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル[う…うおおぉぉっ…!]
ドドドドドド…
ヒュオォ〜〜〜〜…
ギル[ハ…ハァハァ…す…すごい…
ヴァーチャルなのに…圧を感じた………
…また来る!!!!!? これは…!!?]
キラキラキラキラキラ…
お姉さん達『あははははっ
あはははははは…!』
ギル[ふ…ふぅおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
タ…タイトスカートのお姉さん方!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
パ…パン筋が…パン筋がぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パン筋祭じゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
そいやっそいやっそいやっそいやっそいやっそいやっそいやっそいやっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズンズンズン!!!!!!!!
ツバメオーζふぶーッ!!!!!!!! は…激しく揺らすな〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ぐらぐら
-
ぐらぐらぐらぐらぐらぐらぐらぐら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζやめろーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ぐッさァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル[オ゙ォ゙ア゙ァ゙アッーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
{ケツに名伏し難いバールのような杖をブッ刺されるギル}
ツバメオーζ(…! ケツを刺されるとやっぱりアッーとか言うんだな…)ζ
メモメモ
ギル[な…なにするんスか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
ツバメオーζお前が揺らすからだワカメ!!!!!!!! 落ちるだろーが!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ギル[あ…あぁ…すみません…
いやでも!!!!!!!! 凄いんですよこの目の前に広がる世界は…!
ツバメさんも見てみるべきですこれは!!!!!!!!]
ツバメオーζそんなに…?ζ
スチャ…
パァァァァァァァァァァァ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζう゛あ゙ぁーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なにこれすッッご!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なにこッッ…ハァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? なにこれすッッごハァ!!!!!!!!!!!!!!!!?
これゲーム!!!!!!!!?ζ
ギル[ね!? ね!? 暖かさまで伝わるでしょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?]
ツバメオーζ…つーかなんでタイトスカートの群れに囲まれてんだワカメ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
!今見てもらってるのはこのゲームのデモ映像ですね
このデモ映像では装着した人の脳波を読み取りその願望を再現します!
ツバメオーζ…なにー!!!!? じゃあこのタイトスカートの群れは…お前の願望かワカメ!!!!!!!!!!!!!!!!
なんつー願望持ってんだこの変態ヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ギル[し…深層心理ですよ…!
いつも思ってるわけでは…]
ツバメオーζズルイ! ズルイ! ボクもやるワカメー!!!!!!!!
むむむむ…ζ
わいわい きゃっきゃっ
ヒュオ〜〜〜〜〜…
みんな《………………》
し〜〜〜〜〜〜ん…
しら〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜…
-
楽しそうw
-
ギル[!!!!!!!!? うぉあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
こ…これはあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?]
ツバメオーζ!!!!!!!! お…おほー!!!!!!!!
まさにボクの思ったことだーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これすげー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ワーワー
ヤンデル≦………なんだか楽しそう…だけど…≧
ビラコ⊆私達全然楽しくないですよう…⊇
ウソニ【何が起きてるのか アレを装着してない俺達は分からないからな】
エンカ∈…うーむ ゲームとは元々インドア系ツールで一人で楽しむものではあるが…ゲーム画面を共有して楽しむことも出来た
だがあの形式ではそれも出来んな
ふむ…技術が進歩するのも考え物でござるな∋
!あぁ失礼しました
彼らが見ている景色をこちらの大型ディスプレイに映すことも可能です!
今準備してますので!!
チロリーン∥へぇ そんなことも出来るのかい!∥
エンカ∈む! そうなのか 流石に考えられていたか
それは失礼した
ヒャッホー!!!!!!!! 拙者もタイトスカート見たいでござるぅー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∋
ヤンデル≦い…一体何を見てるんだろう…楽しみ…≧
ドキドキ…
!映しまーす!
ヴン…
ホモ「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ホモ2「そいやっそいやっそいやっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぬるぢゅるぢょるる〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな《うぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζヒャッホォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ホモをこんな近くで見れるなんてーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
捗るーーーーーーーーー!!!!!!!! すごく捗るーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
パァァァァ!!!!!
ギル[け…消して〜〜〜〜〜〜!!!!!!!! ツバメさんこれ消して〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
ヤンデル≦お…おえー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!≧
エンカ∈なるほどこれがツバ嬢の願望か……くッ! 予測出来たのに…不覚!!!∋
ビラコ⊆きゅう…⊇
ウソニ【…先生! 先生が気絶してしまった…】
-
ホモ「んおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ちょぼっちゅっぱべっちゅぶるああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっっさぉあァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζふああ…///ζ
!申し訳ありませんがツバメオーさん
教育に悪いのでこの映像は消させてもらいます!
ツバメオーζうるせーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
教育って誰の教育だーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この場に教育が必要なおにんにん無垢ッパは存在しないだろうがワカメーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
カーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!とりあえず消します!
ヴンッ―――
ツバメオーζあー!!!!!!!!!!!!!!!! よくも消したなーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
てめぇ許さんワカメ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これからお前(!マーク)はもう使ってやんねー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
絶叫も?マークに切り替えていく???????????????????????????????????????????ζ
ギル[お…おちついて下さいツバメさん! これはデモ…お遊びですから!
そろそろ本題のゲームに入らないといけません!!!!!!!!!!!!!!!!]
ツバメオーζうるさいワカメ????????????????????????
ボクはまだ満足してないのに????????????????????????????????ζ
ギル[十分堪能したじゃないスか…]
ツバメオーζうーん…そうだなぁ
じゃあ???????? ギル今度ボクの漫画のモデルになってね????????????????????????ζ
ギル[もうなんでもしますから…]
ツバメオーζん? 今なんでもするって言った?ζ
ギンッ!!!!!!
{いつまで茶番を続ける気だ…こちらは準備出来ているぞ}
ギル[こちらもいつでも行けますよ!]
!ならば始めましょうか!!
ゲーム五番勝負…その五番目!!!!!!!! スーパーヤスオカート!!!!!!!!
今回はVSモードでの1対1で一回きりの勝負となります!!!!!!!!
スタートして先にゴールした方が勝ちです!!!!!!!!
対決コースは…このゲームで…いや 数あるレースゲームでも最も最長とされる『ヤスオサーキット』!!!!!!!!
数あるギミックを突破して先にゴールするのは果してどちらか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ツバメちゃんおちけつ
-
ドォーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル[むぉ!!!!!!!!? 目の前に地図が……! これが我々の走るコースですか…]
ツバメオーζなにこれ………長ッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ちょっとこれ長くない!!!!!!!!!!!!!!!!? 何㌔だワカメこれ!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
!実際の距離にすると島根県を外周する程度ですかね
所詮島根レベルだから多分大丈夫でしょう!
ツバメオーζどこが所詮だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
島根ナメんな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
横になげーぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!
{ふん…ギブアップしても良いが?}
ギル[しません!!!!!!!! ツバメさん 確かにコースは長いですがこれはレースゲームです
スピードの速い乗り物で走破するわけですから実際そこまでかからないかもしれませんよ]
!その通り!!!! ギルさんはゲーム内では超高速スーパーカー!!!!!!!!
このスーパーカーなら島根も9号線を通って1時間で横断してしまうでしょう!!!!!!!!!
ツバメオーζ速いのか遅いのかわかんねーワカメ…ζ
ギル[じ…自分がスーパーカー…ですか…
むぅ…なんだかそう言われると…ワクワクしますね
はやくレースの疾走感を味わいたいです
そろそろ始めませんか!!!!!!!!!!!!!!!!]
!OK
では車役は定位置……あのランニングマシーンの上にスタンバイしてください!
ギル[え!!!!!!!!? ランニングマシーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?]
ズーン!!!!!!!!
!もちろんです ゲーム内でスーパーカーを動かすには車役のギルさんも動く必要があります
だからゲーム中はランニングマシーンの上で走って貰います!(四つん這いで)!
ツバメオーζへぇー! さすが体感ゲームだね↑
頑張れギル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 一緒に島根一周頑張ろうね!!!!!!!!ζ
ポンポン!
ギル[…………島根一周…]
ぞーん…
-
スッ…
{ランニングマシーンの上にスタンバイするギル}
ギル[…なんか急に嫌になってきました…]
ツバメオーζ何言ってんだワカメ!!!!!!!! こんなところで終われるかワカメ!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
!両チームスタンバイOKですね!!!
それでは泣いても笑っても最後の勝負です…!!
ビーッ!! ビーッ!!
ブルルンッ!!!!!!!! ブルルンッ!!!!!!!!
ギル[…!]
「まかせたぞ…ほんわか」
{はい…! ハンドルはレギュラーさんに…委ねます!!!!!!!!}
5…
4…
3…
2…
1…
バァンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!さぁ今…スタートです!!!!!!!!!!!!!!!!!
{せォあ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ギュウォン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!おーっとふきだしチームロケットスタートだァァァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
一方ギルチームは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?!
ギル[…あッ! 始まってる!!!?]
ツバメオーζはやく走れーーーーーーーーー!!!!!!!! コノヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
パチィ!!!!!!!! パチィン!!!!!!!!
ギル[あいたーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
やっぱり尻を叩くんじゃないスかぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
ダダー!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζ…ん?! おぉ!!!!?ζ
ギュオォ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζは…走ってる!!!!!!!! 本当に走ってるワカメ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
風を感じるワカメ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
!マウントヘッドディスプレイと連動する周辺機器によりゲーム内の環境や状況を擬似的に再現しています!
これがVRゲームの真骨頂といえるでしょう!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζふわぁ〜〜〜〜…はやい…はやいワカメぇぇ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
わわ?! 60㌔…80㌔……100!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
速度が100㌔を超えたワカメ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
まだまだ上がる!!!!!!!! まだスピードが上がるワカメ!!!!!!!!!!!!!!!!
これなら本当に島根一周なんてすぐかも!!!!!!!!!!!!!!!!
風が気持ちいい!!!!!!!! もっともっと!!!!!!!! もっと速くー!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ギル[ツ…ツバメさん!! それより前!!! 前!!!!!!]
ツバメオーζへ? …うわわー!!!!!!!!!!!!!!!!? 道がない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?ζ
ドォーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
!おっとぉー!!!!!!!! ギルチーム早くもコースアウトか!!!!!!!!
コース外が奈落だぞ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?!
ギル[…くッ!!!]
ききぃー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズザザザザーッ…ピタァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガラ…ガラ…
ツバメオーζは………ふぁ…危なかった…ζ
ギル[…カーブでしたか…
自分はランニングマシーンの上で真っすぐ走ることしか出来ませんが…どうやって曲がれば…]
!そのためにドライバーのツバメオーさんが居るのです!!!!!!!!
ツバメオーさん! ツバメオーさんのディスプレイ内には目の前にハンドルがあるはずです!
ツバメオーζハンドル………あ! これかなζ
!そうです! ツバメさんはディスプレイ内に浮かぶそのハンドルを持ってそれを左右に操作することでギルさん…もといスーパーカーの進行方向を操作することになります!!
ツバメオーζこれを…ζ
くいっ
ツバメオーζ…あ!!! ハンドルを左に動かしたら画面が左を向いた! なるほど分かったワカメ!!!!!!!!
ギル! 行けるワカメ!!!!!!!!ζ
ギル[よし!!!! では…気を取り直して…行きます!!!!!!!!]
ダダダダッ!!!!!!!!
ギュオ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル[!! カーブです!! 右!!!!!!!!!!!!!!!!]
ツバメオーζうん!!! はっ!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ギュルル!!!!!!!!!!!!!!!!
グゥーーン!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζす…すごい!!!!!!!! 曲がった曲がったー!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ギル[また来ますよ!!!!!!!! 右!!!!!!!!]
ツバメオーζふんっ!!!!!!!!ζ
ギュオ!!!!!!!!
ギル[左です!!!!!!!!!!!!!!!!]
ツバメオーζよいしょー!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
グンッ!!!!!!!!
ギル[いいですよ!!! …!
次はクネクネ道です!!!!!!!!
落ち着いてハンドルを捌いて下さい!!!!!!!! ふきだしチームに追いつくためスピードを上げます!!!!!!!!]
ギュギュン!!!!!!!!
ツバメオーζう…うん!!!!!!!
右っ…左っ…右っ…左っっ…ζ
グンッ!! グンッ!! グンッ!! ググゥーーーーンッッ!!!!!!!!
!さぁここは最初の難関“10連S字カーブ”!!!!!!
集中力が試されるぞー!!!!!!!!!!!!!!!!!
グンッグンッグンッグンッグンッ!!!!!
ツバメオーζハ…ハァハァ…! み…右…! 左…! 右…! ひだ…!! え…えーっと…!
えっと…えっと…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
わたわた
ギル[ツ…ツバメさん!!!!!!!!? 右!!!!!!!! 右です!!!!!!!!!!!!!!!!]
ツバメオーζ!!!!!!!!? は…はわぁぁぁぁ!?ζ
ガシッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル[ん?]
ツバメオーζ右ィィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
グギィッ!!!!!!!!
ボッキャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル[めごっぱァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
{ギルの頭を右に捻るツバメオー}
ヤンデル≦ギルーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!≧
ブブー!!!!!!!!
-
ヤンデル≦コラーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギルの首を殺人ツイストすなーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!≧
ドーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζご…ごめんワカメ!!!!!!!! 悪気は無かったんだワカメ!!!!!!!!
た…ただギルの頭と映像のハンドルが重なってたから間違えて掴んで捻っただけワカメ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ギル[わ…分かっていますよ
さ…さぁいきましょう……]
フラフラ…フラフラ…
!あーっとギルチーム気を取り直して再出発するも走りにパワーを感じないー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル[うううう……]
ツバメオーζ頑張れコンブ!!!!!!!! 頑張れコンブ!!!!!!!!ζ
ヤンデル≦お…おいツバメ!!!!!!!! 前!!!!!!!! 前!!!!!!!!≧
ツバメオーζ!!!!ζ
ゴォォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζふわ!!!!!!!! 崖!!!!!!!!!!!!!!!!
ギルを気遣いすぎて見てなかった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギルストップストーーーーーーーーーップ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ギル[…へ…?]
フラ… ガラッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζあッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ガラガラガラガラガラガラガラガラ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドッゴォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζうわ…落ちちゃっζ
チュドォーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル&ツバメオー[うぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
{バズーカで砲撃される2人}
プスプス…シュ〜〜〜〜〜…
ツバメオーζなにすんだーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
!数十mの崖から落ちたらそりゃバズーカで撃たれるくらいの衝撃も来ますよ
それももちろん再現されます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζそれもうゲームじゃねぇんだワカメェ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ゴゴ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
―――
!なんとか引き上げられたギルチームですが…これは大きなロスです!
ふきだしチームはもはや影も形もありません!!!!!!!!!
ギル[うぅぅ…逆転…逆転せねば…]
ツバメオーζ無理だワカメ…普通に走ってちゃ…ζ
!…そう!!!!!!!! 普通に追いかけては追いつけないかもしれません
しかし!!!!!!!! このゲームにはそれを覆す一発逆転の方法があるのです!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζな…なんだワカメ!!? 勿体ぶるなワカメ!!!!!!!!ζ
!それは“アイテム”の存在です!!!!!!!!
このゲームはコース内に点々と存在するアイテムを獲得しそれらを駆使する事で勝負を盛り上げるのです!!!!!!!!
たとえば敵に向かって飛んでいく攻撃アイテムや超加速アイテム…一気に距離を縮めるワープアイテムなど!!!!!!!!
数多くのお助けアイテムが存在するのです!!!!!!!!!!!!!!!!
それを使えばこの差も一瞬で覆せるかもしれません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル[すごい!!!!!!!! そんなものがあるなら利用しない手はありません…!!
そのアイテムとやらはどちらに!!!!?]
!丁度目の前にアイテムボックスがあります
あれを取るとアイテムがランダムで選ばれます!
ツバメオーζあれか!!!!!!!! 取るワカメ!!!!!!!!ζ
バシッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
テロテロテロテロテロテロテロ……パパーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル[!!? これは……ボーリングの玉ですか…?]
!出た!!!! このゲームの基本アイテムの一つ“反射ボーリング弾”!!!!!!!!!!!!!!!!
このボーリング弾は放つと壁で反射しながら進んでいきます!!!!!!!!
敵への追尾機能はありませんが いつか敵に当たる可能性もなくはありません!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζすごいワカメ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さっそく使うワカメ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
シュボッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キュコンッ!!!!!!!! キュコンッ!!!!!!!!
ギル[おぉ!!! 本当に壁に反射して…]
キュコンッ!!!!!!!! キュコンッ!!!!!!!! キュコッ…!!!!!!!!
ギル[反射してずっと先に………ってアレ!!!!!!!?
反射の角度が悪くてこちらに戻って来………って当たる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
当たるこれーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドゴ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チュッドォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
2人《ぶるああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
チロリーン∥自爆してんじゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∥
-
プスプス…
ツバメオーζま…まだだワカメ!!!!!!!!
次のアイテムを拾えば当たりのアイテムが出るかもワカメ!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
バシッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
テロテロテロテロテロ……パパーン!!!!!!!!!!!!
ギル[…ん? なんですかこの……フラフープのようなものは?]
!ほ…ほあぁ!!!!!!!!!!!!!! こ…これは…超レアアイテム『フラワープ』!!!!!!!!!!!!!!
数少ないワープアイテムの一つです!!!!!!!!!!!!!!!
このフラフープの輪の中を通ればコースを一気に飛ばすことが出来ます!!!!!!!!
正真正銘の大当りアイテムですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バーン!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζま…まぢーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!? やった!!!!!!!!
やったワカメ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ギル[なんという幸運…!
…使いましょうツバメさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
一気に逆転です!!!!!!!!!!!!!!!!]
ツバメオーζいよッしゃアァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
いざ行かん!!!!!!!! 地平の彼方へ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キュポォォォォォォォォォッッッッッッ…
ピカーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヴゥーーーーーーーーーーーーーーーーーーン…!!!!!!!!
!果たして2人がワープし先とは―――!!
―――…
ヴンッ…!!!!!!!!
ツバメオーζ…ワッ!!!!! 景色が変わった!!!!!!!!!!!!!!!!
本当にワープしたんだワカメ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ギル[すごいですね…
しかし…ここはどこでしょう………]
チチチチチ…
ザァァァァァァァーーーーーーーーー…
ツバメオーζコースのどっかじゃない?ζ
ギル[これがコース…? それにしては田園風景すぎるような………
おや…なんでしょう? 背の高い木が連なって…四角く形を取っています
まるで何かを囲ってるようですが…]
ツバメオーζ家じゃない?ζ
ギル[い…家?
家が木に囲まれてる…
しかしおかしな光景だ 田園の広がる平野なのにあの家だけ木に囲まれてるなんて…]
ツバメオーζ…あ! 遠くにもあるワカメ!!!!
…向こうにも!!!! この辺り…木に囲まれた家がいっぱいある!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ギル[い…一体なんなんです? こ…ここは先程まで我々が居たコースの一部なのですか!!?]
!あー あれは“築地松(ついじまつ)”っていう屋敷林ですよ
松ノ木を家の周りに植えることで防風の役割を持たせているのです
あれは島根県斐川町の一部で見られる独特の建築法ですね!
ギル[……島根県…斐川町…?]
!どうやらお二人とも…フラワープを通ったことで コース内にではなく 全く別の…
島根県出雲市斐川町にワープしてしまったようですね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
2人《ズコ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
どんがらがっちゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
※これより予定を変更しまして
島根宣伝コーナー『ビバ! 島根観光ドライブ』をお送りします
ご了承下さい(1年半ぶり二度目)
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ツバメオーζなんで島根に!!!!!!!!!!!!!!!!? レースはどうなった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?ζ
ギル[分かりません…
しかし一つ言える事は…
せっかくだから観光しますか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζ賛成!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!いいですね〜
ならば出雲に向けてドライブでもしますか
築地松が並ぶ風景を横目に写しながら まずはここから平田町にでも向かいましょう!!
ギル[平田……あ! 標識があります! こっちですね]
ブロロロロ…
―――
ブロ〜〜〜〜
!平田町はこの橋を渡った先になります
この橋のかかる大きな川は“斐伊川”です
この川はかの有名な“やまたのおろち”の元となった川とされ 大昔はよく氾濫していたといいます!
ギル[ほう! これが…]
ツバメオーζ今は高い堤防が出来てるね これなら氾濫なんてしないだろうワカメζ
!それでも大雨がふった際は水かさが非常に上がり危険です
仮にこの川が決壊すれば この川に隣接する平田町と斐川町…とりわけ平地の斐川町は甚大な被害を受けるでしょう
遥か古代に退治されたやまたのおろちですが 現代においてもその恐怖は続いてるといえますね
さぁここを超えれば平田町です!
バァーーーッ!
ツバメオーζうわッ!!!!!!!! すご!!!!!!!!!!!!!!!!
何もなさそ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
どーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!実際特に何もない町ですからね
特筆すべきところがあるとすれば最近になってやたらとドラッグストアが建ちはじめた事でしょうか!
ツバメオーζめっさどうでもいッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そのローカルニュースめっさどうでもいッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ずぞ〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!でも面白いものもありますよ
町の中心へ行ってみましょう!
―――
ヒュオ〜〜〜〜〜…
ツバメオーζここが町の中心!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
すげーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
何もない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
かーッ!!!!!!!!
ギル[はっきりすぎますよツバメさん!!!!!!!!]
!…昔はありとあらゆるお店が揃った商店街でしたが……時の流れとは寂しいものです
それでもまだ昔からやってるお店もたくさんありますよ!
ツバメオーζす…すげぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こ…こんな狭い範囲にかまぼこ屋が3件もありやがる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル[そこですか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?]
ズーン!!!!!!!!
-
堪能してるw
-
ツバメオーζ…! まさか面白いものって…ζ
!いやかまぼこ屋じゃないですよ
そうですね…あの建物の中に何かあるのが見えませんか?!
ギル[…? あれは………人形でしょうか…? なんでしょう…とても大きいですが
近づいてみましょうか]
ブロォ〜〜〜〜…
ツバメオーζ…?!!!!! うわぁー!!!!!!!!!!!!? なにこれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ガッシャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル[こ…これは…!!? お…お皿で組み作られた人形!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?]
ババァーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!これは“平田一式飾り”…この町で唯一誇れる伝統工芸品ですよ
仏具や茶碗やお皿などの日用品の陶器を組み合わせて作られています!
ギル[な…なんと…これ全て陶器で作られてるのですか…
しかしこの人物は…?]
!恐らくこれはスサノオですね
傍らに巨大な蛇がいますが それは多分やまたのおろち…
つまりこれはスサノオとやまたのおろちが戦っている場面を表現した一式飾りのようです
平田一式飾りはこういう神話を表現したものが多くあり 町中の色々な場合に飾られています
何もない町ですが こういったものを探すのに散策してみるのもまた良いですね!
ギル[ふぅーむ…! これは職人芸ですねぇ…!]
!興味があれば“平田一式飾り”でググるといいでしょう!
ツバメオーζへぇー…! 平田ねぇ…! 腐ったチンカスの出がらしみたいな町かと思ったけど…
平田一式飾りとかまぼこ屋激戦区……気に入ったァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
パァンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル[かまぼこがそこまで高評価なんです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?]
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!あとは大して見所もないので 平田を抜けて大社線にのりましょう!
ギル[ま…まぁ細かく見て回ったら色んな穴場や観光スポットとかありそうですけどね]
ツバメオーζ大社線ってことは出雲大社に行くの?
わぁい! ボク行きたかったんだー!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
{いざ行かん!!!!!!!! 出雲大社!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
(一年半ぶり2度目)}
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ブロ〜〜〜〜〜〜〜〜…
ギル[…んー いい風です
時期がズレてるためか そこまで車も多くなく通りやすいですね]
!お正月だとひどい渋滞でなかなかたどり着かないですが
普段のこの道は空いていますし平田から大社は真っすぐ進めば着くので とても通りやすいです
そうだ 大社の前にあそこに寄って行きませんか?!
ギル[あそこ…あの建物ですか?]
ツバメオーζぶどうの絵がかかれてる!!!!! あれって…ζ
!“島根ワイナリー”…平田から大社に続く道の途中にあるワイナリーです
このあたりはデラウェアぶどうの生産が盛んなのです
あそこのワイナリーはそのぶどうなどを使ってワインやジュースを作っています!
ツバメオーζジュース!!!!!!! …ここワイナリーなら試飲コーナーとかあるよね!!!!!!!!ζ
!もちろん! 自販機じゃ味わえないようなおいしいぶどうジュースも飲み放題ですよ!
ツバメオーζわーい!!!!!!!! 行こう行こーう!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ギル[そうですね! 少し喉も渇きましたし!!]
――― 島根ワイナリー ―――
ブロロ〜〜〜…
ププーッ!!
パァパァー
ギル[…むっ! 結構人いますね…
大型バスもちらほら…]
!他方からの観光客ですね
大社ツアーとなると大社の前にまずこのワイナリー…というのが観光の定番になっているようです
ここはワイン以外にも島根のお土産がたくさん置いてありますし!
ギル[お土産ですか いいですねぇ]
ツバメオーζギル〜〜〜! はやく行こ行こ! 中! 中!!!!!!!!!!!!ζ
ギル[えぇ
……はは ツバメさん…よほどジュースが飲みたいんですね]
―――
ガブガブガブガブガブガブガブガブガブガブガブガブガブガブガブガブガブガブガブガブガブ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζん…んめ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぶどうジュースんめぇぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ズゾォー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル[想像以上に飲んどる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
ブボー!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζあーもう何このコップ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こんな尿検査のコップみたいな小さいやつじゃ物足りないワカメ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
大型ジョッキ持ってこい大型ジョッキ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ギル[図々しすぎますよツバメさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
ずーん!!!!!!!!
!飲むのは自由ですけど 飲みすぎるのはマナーが悪いです
何事もほどほどに…!
ツバメオーζうるせーワカメ!!!!!!!!!!!!!!!! うめーから…うめーから悪いんだワカメこのジュースが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぶどう本来の味がするワカメ…!!!!
ぶどうのジュースなんて今までファンタぐらいしか飲んだことなかったワカメ…
でもあんなもんは……科学の力で培養されたぶどうもどきだったワカメ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これが本物のぶどうジュースワカメ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ほんとファンタグレープなんてメじゃないワカメ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
カァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル[…確かに…
ファンタといったらオレンジですもんね]
!そこ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?!
-
無果汁だしなw
-
ツバメオーζギルぅ〜! これ買おう! まぢうめーワカメ!!!!!!!!
買わなきゃソンだワカメ!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ギル[そうですね
実際ほんとにおいしい…
皆さんへのお土産にいくつか買いましょうか]
ツバメオーζあー!!!!!!!! こっちのジュースはなにかなぁ!!!!!!!!!!!!!!!!?ζ
ガバァー!!!!!!!!
ギル[あうあコラコラツバメさん!!!?]
!ん? お酒じゃないジュースの試飲コーナーは一つだったはず……って!!!!!!!!
それジュースじゃない!!!!!!!! 普通のワイン!!!!!!!! お酒!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζっっぷめぇぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ゴクゴクゴクゴクゴクゴク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル[ス…スタァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ップ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメさんそれお酒!!!!!!!! お酒はハタチになってから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?]
ツバメオーζえ!!!!!?ζ
!…あちゃー また…度数の高いやつを…
これは一発でバタンキューですよ!
ギル[ツバメさんバタンしないでぇーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
ツバメオーζ…これお酒なの?
別に普通だけどζ
ゴクゴクゴク
ギル[えぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?]
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!
!…つよい…!
ツバメオーζ普通だワカメこれ
ゴクゴク……んっ ぷはぁ…………はい ギルも飲んでみ?ζ
ギル[え…えぇぇ〜…?
どれ…じゃあちょっと…頂きます…]
ス… コク…
ギル[……
…………………………!]
ピピピピピピピピピピピピ………プシューーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル[ぽ…ぽびぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
はらほろひれはれェ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
ブクブクブクブクブクブク…バッタァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζおいおい!!!!!!!! 一口で昏倒するとか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
!………よわい…!
-
ギル[はぁー!!!!!!!! はぁー!!!!!!!! はぁー!!!!!!!!]
ツバメオーζおいおい大丈夫かワカメ!!!!!!!!
過呼吸になってんじゃねぇか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ギル[おぼろ…おぼろォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
ブハー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζ吐いたーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
きたねぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ズーン!!!!!!!!
!…いやいくらなんでも弱すぎるでしょう!
ギル[う…うぅぅ…ハタチじゃないから…! ハタチじゃないからお酒が体に合わないのです…!]
ツバメオーζ関係ないでしょ
ボク普通に飲めるもんねーζ
ごきゅごきゅ
!酒豪だ…この子酒豪だ…!
ギル[だ…駄目ですよツバメさん!!!!!!!!
大丈夫だからって未成年がお酒を飲むなんていけません!!!!!!!!
未成熟な体にアルコールを摂取なんてしたら将来どうなるか分かりませんよ!!!!!!!!
自分はツバメさんが心配だから言ってるのです]
ツバメオーζ…もうー…分かったワカメ! もう飲まないワカメ
それにどっちかと言えば…ジュースの方がおいしいワカメ!ζ
ギル[そうですよ…それがいいです!
なんとかファイトは若者の正しい教育を全力で応援します!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うんこ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――…
ツバメオーζおいしーっワカメ!!!!!!!! このぶどうソフトクリーム!!!!ζ
ぺろぺろ
ギル[ふむふむ…ワイナリー内では焼肉も楽しめるのですね
ただのワイナリーではないということか…
…おや? この道は…? 建物内に続いてるようですが…裏口でしょうか]
!そこは見学通路ですね
そこから入るとワイン作りの過程を覗く事が出来ます!
ツバメオーζわー!!!!!!!! 面白そうワカメ!
行こうワカメ!!!!!!!!ζ
ギル[ふーむ…ワインは飲めませんが作られる所は興味深いですね
ならば…入ってみますか!!!!!!!!]
-
――― 中
ギル[こ…これがワイン工場の中…!!!!!!!! 広い!!!!!!!!!!!!!!!!]
ツバメオーζぶどうの匂いがすごくする!!!!!!!!
あ!!!!!!!! 見て! ぶどうがいっぱい並べてあるワカメ!!!!!!!!
これから始めるのかな!!!!!!!!!!!!!!!!?ζ
!そうですね
まずはぶどうに適度なストレスを与えます
そうすることで甘味が増しぶどう本来の風味がより増幅されるのです!
ギル[…ほう!!!!!!!! ストレスを…!
一体どんな方法でしょう!!!!!!!!?]
おっさん「………」
おっさん「ッッッ…!!!!!!!!」
ギンッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
ぶどう「…」
!あぁして近くで凝視することでストレスを与えます!
ツバメオーζあれ効果あんのかワカメ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?ζ
ズーン!!!!!!!!
!効果てきめんです
ぶどうは基本コミュ障なので見つめられるとストレスがマッハで上がります!
ツバメオーζ初めて聞いたぞそんな話!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
!ある程度見つめたら今度はいくつかのグループに分かれ小部屋に移動させられます
そこで更なるストレスを与えられます
今度は…面接です ぶどうに面接を受けさせ緊張させることで極度のストレスを与えます!
ツバメオーζ何言ってんだこいつ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
面接官「こんにちは まずはおかけください それでは…
はじめに、量的緩和政策の説明をしてください。」
ぶどう「…」
面接官「質問には答えてもらわないと困りますね
えーっとじゃあ…何で30過ぎてバイトに応募しようと思ったの?」
ぶどう「…」
面接官「…まず一言でも話してもらわないとこちらも困りますが」
ぶどう「…」
面接官「…ふぅ…貴方はこの2年間何をしていたのですか?」
ぶどう「…」
面接官「…………はぁー…君愛想ないね
そういうのホント一番駄目だよ?
うーん…パッとしないなぁ… なんか面白いことやってよ」
ぶどう「…」
面接官「……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ぶどう「………」
しーん
{しかしぶどうは何もしない…!}
面接官「………………
ギャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぶどうが不動ってか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
面白い!!!!!!!!!!!!!!!! 合格!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζなんなんだよこいつ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
-
なにしてんwww
-
!見事合格したぶどう達は“ぶどうデリバリービルダー”によって運ばれます!
ふんどし「せいやっせいやっっ! せいやっっっ! せいやっせいやっっ!!」
ザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッ
!運ぶ際はぶどうをふんどしの中に詰めるのがしきたりです!
ふんどし「せいやっせいやっせいやっせいやっせいやっせいやっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒョイヒョイヒョイヒョイヒョイヒョイ
ツバメオーζぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
変なしきたり儲けてんじゃぬぇェェェ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
!物理力学上あの収納法が一番安全で安定するとの研究結果が出ています!
ツバメオーζカゴ使えバカヤロオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
“清潔”が圧倒的に欠如してんだよォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ブゥーッ!!!!!!!!
ギル[どこに向かうのですか?]
!この先にある巨大プールです 行きましょう!
―――
ふんどし「せいやっせいやっせいやっせいやっせいやっ!」
ザッザッザッザッ!!!!!!!!
ザザッ!!!!!!!!
ゴソゴソ…
!プールに到着するとビルダー達はふんどしをまさぐりぶどうを取り出しプールの中へ投げ込みます!
ツバメオーζまさぐるとかやめろワカメ…ζ
ゴソゴソ…ギュギュッッッ!!!!!!!!
ふんどし「アァッッッー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
!たまにぶどうと間違えて己の“房”のはご愛嬌と言えましょう!
ツバメオーζ1mmも和めねぇよその愛嬌!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ふんどしエリート「そいやぁっ」
ジャキィーン!!!!!!!!
ギル[…あのふんどしビルダーの方は…?
ふんどしに見慣れぬ装置が付いています]
!あれはエリートふんどしビルダーです
普通のふんどしビルダーより時給が50円高いエリートです
彼らは特別な装置を装着しており それを使ってぶどうを出します
故にふんどしをまさぐる必要がないのです
見てください…ふんどしに溜めたぶどうは お尻の筒を通り…!
エリートふんどしビルダー「そいやっさそいやっさァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブリッ!!!!!!!! ブリッ!!!!!!!! ブリッ!!!!!!!! ブリッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ドポォ!!!!!!!! ドポォ!!!!!!!! ドポォ!!!!!!!!
!あのようにプールの中にほうり込まれるというわけです!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζ絵面が凶悪化してるよぉぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
こぽこぽこぽ…
!プールがぶどうで満たされました
あとはこれを1日置いて待てばいいです!
ギル[このプールの水はなんなのです? ほんのり紫で…ほんのり甘いかおりがします]
!これはファンタグレープです
島根のワインはファンタグレープの旨味を吸収しているのです!
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζ結局ファンタじゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ぶどーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!このプールの中も見学出来ますよ
この下へ行ってみましょう!
―――
コポコポコポ…
ギル[おぉ………巨大な水槽のようになって中が見えるのですね]
ツバメオーζでもこんな水の中に沈むぶどうを見たって面白くないワカメ!ζ
!実はこのプールのぶどう達はただプールに入れられたわけではないのです!
ギル[!? というと…?]
!このプールに入れられている間 ファンタの旨味をぶどう全体に染み渡らせるためにぶどうを掻き混ぜる必要があります
しかも人の手によって…24時間!!!!!
しかもそれを…たった一人の人間が行っているといいます!!!!!!!!!
ギル[なんと…! そんな凄い方が…
その方は一体どこで作業を?]
!プールの中です!
ギル[…え!!?]
ゴポポポポポポポポポポポポポ…
??「なんやねんうるさいわ!」
ツバメオーζ?!!!ζ
ズズズ…
びちゃびちゃのおじさん「…お!!! なんや!!! あんさんらかいな!!!!!!!!」
ギル[ビ…びちゃびちゃ殿!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?]
びちゃびちゃのおじさん「おー!!!!!!!! 久しぶり…ってほどでもないかぁ!!!!!!!!!!!!!!!!
まっさかこんな所で会うとはのぉー!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオーζ何してんだお前!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
お前気体のおっさんになったんじゃなかったのかワカメ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
びちゃびちゃのおじさん「あー…いやまー…そうなんやけどな?
ほら あれやん? せっかくシャバに出たんやから空だけやなくて地上でも遊びたいやろ?
例えばキャバクラとか……あッ違ッ!!!
あの………………マッサージ屋さんとかな?」
ツバメオーζどうやってマッサージされるんだワカメ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ごまかせてねーワカメ!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
びちゃびちゃのおじさん「あっあーまぁ そんな感じで遊ぶ金欲しさにちょっと液体に戻ってバイトしてんねん」
ギル[え…じゃああなたが]
!そう! 彼がぶどうを一晩中掻き混ぜるたった一人の人間なのです!!
ツバメオーζ駄目だろこいつ人間に換算したらζ
ギル[なるほど………自身の特性をいかんなく発揮してるわけですね
で…どのように混ぜるのですか?]
びちゃびちゃのおじさん「別にわてはこん中で好き勝手泳いでるだけやで
そうしたら勝手にぶどうが踊るんや!
ぶどうのプールで舞踏大会や!!!!!!!! ぶどうだけにな!!!!!!!!!!!!!!!!
ガハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…おっと!!!!!!!!」
ブボボッ ゴパァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
びちゃびちゃのおじさん「ガハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!! オナラが出てしまったわ!!!!!!!!!!!!!!!!
今日のぶどうは旨いワインになるで〜〜〜〜
昨日島根和牛食いまくったワテのオナラ吸ったぶどうやからな!!!!!!!! ガハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
屁レミアムやで屁レミアム!!!!!!!! ガハハハ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオーζ………ζ
ツバメオーζ…吐きそう…ζ
ヴゥ…
ギル[ワイン作りの真実を見てしまったツバメさんがショックのあまり顔色が悪くなってしまった!!!!!!!!!!!!!!!!]
びちゃびちゃのおじさん「ぶどうみたいやな ガハハハ!!!!!!!!」
※実際のワインの作り方は知らないため ここまで想像です
作中の製法と実際の製法は異なる場合があります
-
おじさんなにしてんwww
-
―――
!島根ワイナリーはここまでにして そろそろ大社に向かいますか!
ギル[そうですね ジュースもおいしかったしお土産も買えた!!!!!!!
見た目は古臭いですが 楽しい所でした!!!!!
島根ワイナリー……ありがとう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
どん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζ…ワイン作りさえ見なけりゃそんな気持ちにもなったけど…ζ
どよ〜ん…
ギル[まぁまぁ気を取り直して!
次はツバメさんの行きたがってた大社ですから!!
さぁ 運転をお願いしますよ]
ツバメオーζ…うん! 大社行きたい!!!!!!
レッツラゴー!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ブロロロロ…
―――
ブロォー
ツバメオーζ…わ!!!! なんかそれっぽい通りになって来たワカメ!!!!!!!! 大社だ!!!!!!!!
ここが出雲大社かーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ギル[ツバメさんそんなに楽しみだったんですね]
!もしかして縁を結びたいんですか?!
ツバメオーζあん? えん?
そんなもん興味ねーワカメ!!!!!!!!
ボクが出雲大社に行きたいのはねぇ………出雲大社の中のトイレがハッテン場になってるとの情報を得たからだワカメ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
くゥ〜〜〜〜ッ! 間近でホモを観察出来るじぇいッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
カッ!!!!!!!!
ギル[動機が不純過ぎますよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
ズーン!!!!!!!!
!そもそも出雲大社内にハッテン場はありません
それは嘘情報ですね!
ツバメオーζえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ないの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?ζ
ギル[いやないでしょう普通………罰当たりすぎるでしょうそれ…]
ツバメオーζわかんねーワカメ?!!!!! あるかもワカメ!!!!!!!!!!!!!!!!?
ケツに勾玉詰めるプレイとかしてるかもワカメ!!!!!!!!!!!!!!!! その可能性にボクは賭ける!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ギル[負け確の賭けですよそれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
ズーン!!!!!!!!
!…うーん…しかし残念ですが…実は今回は大社の中に入るつもりはないのです!
ツバメオーζえー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? そんなぁ!!ζ
ガーン!!!!!!!!
!大社内の詳しい観光は先人の方が既にやってらっしゃるので…
今回は大社は前を通るだけで次へ行きます!
ツバメオーζなんだワカメつまんないのー…ζ
!しかし!!!! 今回我々は大社の前を通るだけですが そんな我々を見届けてくれるスペシャルゲストを用意していますよ!!!!!!!!
あそこにいらっしゃいます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビシ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル[!!!]
カァァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハルトピーラー「YEAHーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウェルカムトゥー出雲THEワァールドゥオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【野菜の皮剥きの神
ハルトピーラー】
-
またお前かwww
-
ギル[あ…あれは!!!!!!!!?]
!あれは野菜の皮剥きの神 ハルトピーラーです!
今日はお二人を見送るためだけにお越しくださいました!!!!!!!!!
ハルトピーラー「よっしゃーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
君達はやくお野菜を出しなさい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
包丁使って綺麗に皮剥きしてあげる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジャキーン!!!!!!!!
ツバメオーζ指のピーラー使えワカメ!!!!!!!!ζ
ずーん!!!!!!!!
!…あれ? 随分とテンションが高いですね
ハルトピーラーはぼっちでクソメンタルで有名な神なのに!
ハルトピーラー「くくくっ!!!!!!!! ぼっちでクソメンタルとは神に大して不敬だな!!!!!!!!!!!!!!!!
そんなものは一年半前の…一人でパ○ドラをしていた私!!!!!!!!!!!!!!!!
でも今はもう一人じゃない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
時代はマルチ!!!!!! 4人で協力ひっぱりアクション!!!!!!!!!!!!!!!!
『モンスターストラ○ク』………“モン○ト”なのだーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ね!!!!!!!! みんなー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザッ!!!!!!!!
??『ハ〜〜〜〜〜〜〜〜〜イ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドドォーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! …あれは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハルトクーラー「冷たい風はいかが?
ん? あったかい風? 出ないよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
【クーラーの神
ハルトクーラー】
バン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハルトコーラ「くくく まぁまぁコーラでも飲むがいい
コーラは私の体から無限に沸いて来る」
【コーラの神
ハルトコーラ】
ゴポゴポゴポゴポゴポゴポ…
ハルトシーマン「パクパクパク」
【人面魚の神
ハルトシーマン】
ハルトピーラー「私達4人で!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
4人『モン○ト集団…ハルト4!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…『H4』だァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドドーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
http://download1.getuploader.com/g/sousaku_2/1013/160303_235946.jpg
ツバメオーζ変なのが増えた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
なんだよこれはwwwwww
-
ツバメオーζなんだこのお笑い集団はーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハルトピーラー「お笑いじゃない!!!!!!!! 神だ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル[あ…あぁ
付喪神の方々ですね?]
ハルトピーラー「それ妖怪ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
神は神だって!!!!!!!! ゴッド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
!…出雲大社は八百万の神々が集まる地ですからね…
こんな色物がいてもおかしくはないですね…!
ハルトピーラー「誰が色物だこんにゃろ!!!!!!!!」
ハルトクーラー「冷風を喰らえ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブォォォォォォォォォォォォォォォォ
ギル[寒い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
ハルトピーラー「私達は最強のモン○トプレーヤー集団だぞー!!!!!!!!!
腕前は神クラスさ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ムンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
!パ○ドラからいつの間にくら替えしたんですか……!
ハルトピーラー「ふふ…パ○ドラ一本で暇を潰すのも限界が見えてね……
気分転換がてらにモン○トにも手を出したの
そうしたらこれがまた面白くて面白くて…いつの間にかパ○ドラをやってる時間より長くなってしまったんだ
このゲームの面白いところはね“マルチ推奨ゲー”なところで
友達と協力して戦うところなんだ
それでも私はぼっちだったから始めはソロでやってたんだけど…
それじゃ満足出来なくなってしまった…
私はマルチをしてくれる同志を探した…そうしたらまるで引き合うようにこの4人が集まったんだ!」
ハルトコーラ「ふふ…運命の出会いね」
ハルトピーラー「私達4人が揃えばまさに無敵!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どんな神々の軍勢だって怖くないよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どぉーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スタスタスタ
他の神「でさwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
他の神「ちょwwwwwwwwwwwwwwwマジ?wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
それマジパコラシwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ハルト4『………』
しゅ〜〜〜ん…
スタスタスタスタスタ……
他の神「それでさwwwwwwwwwwwwwww…――」
ハルトピーラー「…!」
チラ…
ハルトピーラー「…というわけで私達は息ピッタリの神集団なのだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオーζなんだ今の間!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
他の神が来たら全員大人しくなりやがって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どこが無敵だワカメ!!!!!!!! 結局冴えないネクラが集まっただけじゃねーかワカメ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ハルトピーラー「う…うぅぅるさい!! うるさいぞバカアアァァァァァっっっ!」
!良かった クソメンタルはそのままだ!
-
かわってねえwww
-
ツバメオーζなんだワカメこいつら!!!!!!!!
アホらし さっさと行こうワカメζ
ハルトピーラー「ちょ…ちょちょちょっっ!!!!! ちょっと待ってちょっと待って!!!!!!!!!!!!!!
せっかく見送りに来たんだから私達の見送り企画でも見ていってよ!!!!!!!!!
色々準備してきたんだぞ!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオーζへー…何してくれるの?ζ
ハルトピーラー「ふっふっふ!!!!!! …それは!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハルトコーラ「ハルト4による!」
ハルトクーラー「モン○ト生プレイ実況だァァーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドォーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζ行くぞζ
ブロロロン ブロロロン…
ハルトピーラー「ま…待ってーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
見てって〜〜〜〜!!!!!!!! 頼むから見てってーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
た…頼む!!!!!!!! この通りだーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ペタァァァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル[ツ…ツバメさん 神様が土下座までしてるんだから見ていってあげましょう]
ツバメオーζかーッ!!!!!!!! ギルもお人よしだね…
人のゲームプレイなんてYOuTubeで事足りてるのにさぁ
まぁ仕方ないから見てってやるワカメζ
ハルトピーラー「あじゃさーすッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ッしゃあぁぁー!!!!!!!!!!!!!!!! みんなここでこれまでの私達のモ○スト人生を賭けて本気出して行きましょーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハルト4『おぉー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ワッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
ハルトピーラー「…はいッ! それではね! モ○スト実況プレイ始めて行きたいと思います!
実況主はこのハルトピーラーが努めさせていただきますけどもっ! どうかよろしくお願いします!
えーでは…今回の実況に協力してくれる心強い仲間を紹介しますねっ!
えーっとまずそちらの方から自己紹介お願いします」
ハルトコーラ「えっとあの私はハルトコーラ…」
ハルトクーラー「ハルトクーラーですっ!!!」
ハルトクーラー「あッ!!! ごめッ…被っちゃった!
えっと…先にどうぞ!」
ハルトコーラ「え? いや…あなたからどうぞ!」
もたもた…
ハルトピーラー「あ…あー…えー……えー
お二人はハルトコーラさんとハルトクーラーさんです
では最後にそちらの方…」
ハルトシーマン「ぱくぱくぱく…」
ハルトコーラ「…あ!! ダメだ! この子は水中でエラ呼吸しなきゃしゃべれない!!!!!!!」
ハルトピーラー「…あ!!! そ…そうか えーーーっと………ハルトシーマンさんです!
えっとじゃあ紹介終わったので始めて行きたいですけども! まずはモニターを付けますね」
カチカチ…
しーん…
ハルトピーラー「あれ? つかない? なんでー?!!!!!
さっきはついたのに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バンバンバン!!!!!!
ハルトコーラ「あー!!!!!!!! コンセント! コンセントが抜けてるぞ!!!!」
ハルトピーラー「えー!!!!? マジ!!!?」
ハルトクーラー「ご…ごめっ! さっきクーラー充電するのに外しちゃった…」
ハルトピーラー「大丈夫さ! また付ければ…よし!
どう!!?」
カチッ!!
ハルトコーラ「やっぱり点かないぞ!!!!!」
ハルトピーラー「えぇ〜!!?」
ハルトクーラー「はッ!!!! コンセントの延長コードの元が抜けてる!!! 多分歩行者に引っ掛かったんだ!
直して来る!!!!!!」
タッ!
ハルトピーラー「ん……んもォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!
す…少し待って下さい!!!!!!!!」
もたもたもたもた…
ツバメオーζ段取り悪すぎだろ…
こいつらY○uTuberだったら絶対底辺だわ底辺ζ
ズーン…
-
ハルトピーラー「よし!!!! 接続出来たぞ!!!!!!!!!!
それでは今回我々が行う挑戦内容の説明だ!!!!!
まず我々が今回プレイするのは引っ張りアクションのソシャゲ…モ○ストだ!!!!!!!!!!!!!!!!
これをマルチでプレイし 見事クエストクリアすれば我々の大勝利!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
じゃん!!!!!!!!!!!!!!!!
ハルトクーラー「挑戦するクエは!!!!!!!!!!!!!!!!!? 挑戦するクエは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ハルトピーラー「Foo!!!!!!!! よくぞ聞いてくれたなシスター!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 今回挑戦するクエストは…
“イザナギ”だーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドォーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハルトコーラ「やッほおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
敵は神族のイザナギだーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
難易度“超絶級”〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
高難易度クエヒョ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハルトピーラー「これがクリア出来たらプロだぜ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さぁそれじゃあイカれたメンバーのモンスターを紹介するぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハルトピーラー
【モンスター:紀伊(アビリティ:神キラーL)】
ハルトクーラー
【モンスター:ツクヨミ(アビリティ:妖精キラー・マインスイーパー・神キラー・アンチワープ)】
ハルトコーラ
【モンスター:ルシファー(アビリティー:バリア・アンチダメージウォール)】
ハルトシーマン
【モンスター:織田信長(アビリティ:神キラーM・アンチダメージウォール)】
ドドォーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハルトピーラー「どうだこのガチパよォォォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
負ける気がせぬ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
負ける気がせぬ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζ神殺しとか堕天使ばっかじゃねーか!!!!!!!!
おめーら神の癖に叛きすぎだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ずずーん!!!!
-
www
-
ハルトピーラー「まぁみんな〜サクッとクリアしようやwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ハルトクーラー「ウィスwwwwwwwwww」
――― クエスト開始!
ドォーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハルトピーラー「第一ステージは鬼と反射ビームロボの2体1組セットが3組ならんだやつなwwwwwwwwwwwwwww
こんなもんはまず私の紀伊ちゃんで間に挟まってカンカンすりゃラクショーwwwww」
クイッ
ハルトピーラー「ひっぱり〜〜〜〜〜〜〜wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
ハンティンwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
シュバッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ハルトピーラーが撃ち込んだモンスターは敵の間に挟まる事なく弾かれた!!!!!!!!}
ハルトクーラー「は?」
ハルトコーラ「は?」
ハルトシーマン「は?」
ハルトピーラー「ちょおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!
弾かれたあああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハルトクーラー「ちょっ……なにやってんの? ふざけてる?」
ハルトピーラー「ふ…ふぅぅざけてないいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イレバンだイレバン!!!!!!!!!!!!!!!! 謎反射したよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
運営の罠だ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!! 運営の仕業だーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハルトコーラ「言い訳しないでよ!!!!!!!!
敵と敵の間に挟まる時は45度の角度で弾くのが基本でしょうがああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まずいよーこれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビビィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
ハルトコーラ「ほらぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
敵がダメ壁張ったァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
当たると痛い奴ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハルトクーラー「しかもL字じゃーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
縦に弾いても横に弾いても避けらんねーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
つーか今ので一体も殺せてないのまずいよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
次の私のツクヨミ! 反射タイプじゃなくて貫通タイプだから敵の間に挟まれないし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダメ壁も避けらんないしジャブッちゃうよコレ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハルトピーラー「だ…大丈夫だって!! 適当に凌いで!!!」
ハルトクーラー「もおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グイィッ…パッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュゴジュゴジュゴジュゴジュゴジュゴジュゴジュゴジュゴジュゴ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハルトクーラー「ほらもぉぉめっちゃダメ壁にジャブッてんじゃんよおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
HP一気に減るよコレーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハルトピーラー「大丈夫だって! 次は大丈夫だって!!!」
-
ハルトクーラー「攻撃来るよこれェーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュンギュン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バァンババァン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズドドドドドドドォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハルトコーラ「うーわめっちゃ削られた!!!!!!
誰か弱点喰らってるよーこれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どのモンスターが弱点喰らってる!!!!!!!!?」
ハルトクーラー「ハルピラの紀伊だよ!!!!!!!!
あの鬼のアビリティがアクシスキラーだから!!!!!!!!
アクシス族の紀伊に対して特効だよぉーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハルトコーラ「もぉぉぉなんでアンチアビない紀伊とか選んでんのぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ハルトピーラー「キ…キラーLはロマン枠だよ!!!!!!!! それにあの…紀伊は運枠だから!!!!!!!!
ラック要員だから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
※ラック:同じモンスターを合成した時に上がる数値。同じモンスターを99体集めて合成すると“運極”となり色んなボーナスが付く
ハルトクーラー「何が運枠だ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハルピラの紀伊のラック“4”じゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こっちのツクヨミの方がまだラック高いわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハルトピーラー「も…もういいでしょ今は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
つ…次ハルコラだよ!!!!!!!!!!!!!!!! ルシファーはアンチダメ壁だからダメ壁当たっても大丈夫でしょ!!!!」
ハルトコーラ「でも今の敵のターンでワープトラップ撒かれてまともに動けないけどぉ!!!!!!!?」
ハルトピーラー「大丈夫!!!!! むしろ好都合だよ!!!!!!!!
ワープに入れば高確率で敵の間に挟まれる!!!!! 一発逆転さ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハルトコーラ「んむぅぅぅー! よぉーーーし!!!!!!!!!!!!!!!!」
グィッ バシィー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒュンッ!!!!!!!! ギュオーン!!!!!!!!
ギュオーン!! ギュオーン!! ギュオーン!!
ピタリ…
{ワープに突っ込んだルシファーであったが 一度も敵の間に出ることなく止まった……}
ハルトピーラー「ファッキンリアルラァァァァーーーーーーーーーッック!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダァーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ハルトピーラー「一回も敵の間に出ないとかふざけてんのハルコラ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
それでもプロかゴラァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハルトコーラ「知るかーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こんなもんは本当にリアル運なんだからさァ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハルトクーラー「まずいよこれ! まずいよこれ! またHP減ったよ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハルトシーマン「ぱくぱくぱくー」
ハルトピーラー「ハ…ハルトマン頑張って!!!!!!!!!!」
ハルトシーマン「ぱくー!」
グイ……パシィッ!!!!!
ギュオーン……カカカカァンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハルトコーラ「やった!!!!!!!! 今度は挟まれた!!!!!」
ハルトクーラー「さすがハルトマンの妖怪少魚だ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ヒュー!!!!!!!!」
ハルトシーマン「…ぷく…」
ハルトクーラー「…え?!! 駄目だって!!!!!!?」
ハルトコーラ「…! まずい! ターンがかかりすぎた!
敵の鬼が画面全体攻撃の大爆発を使って来る!!!!!!!!
し…しかも3連続だァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゴォーーン!!!!!!!! ドゴォーーン!!!!!!!! ドゴォーーン!!!!!!!!
ハルト4『アイパァァァァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
GAME OVER
ハルトピーラー「ちくしょーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
何やってんだド下手どもーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バンバァーン!!!!!!!!
ハルトコーラ「いやこれは完全にあなたが悪い!!!!!!!!!!!!!!!!
初手から躓いてんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハルトクーラー「まず初心者が超絶で紀伊はない!!!!!!!!!!!!!!!!
お前もルシファーとかにでもしてよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハルトピーラー「持ってねぇーーーーーーーーーよぉぉーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルシファーなんて限定レアモンスターなんかよぉおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あールシファーほしぃーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!! ガブリエルほしぃぃぃーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハルトコーラ「喚くなーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハルトシーマン「ぱく…」
ハルトピーラー「!!!!!!!!? ハルトマン…?」
ハルトクーラー「落ち着けって…?」
ハルトコーラ「ご…ごめん 熱くなりすぎた
そうね…まだこれは1回目だ!!! まだチャンスはある! ハルピラ…頑張ろ!!!!!!!!」
ハルトピーラー「………う…うん ごめん…
私が悪かった…! でも次は……次はうまくやるから…!!!!!!」
ハルトクーラー「…へへっ…! じゃあ二回目を…やる前に
気分転換におみくじでも引こう!」
ハルトコーラ「お! いいねー」
ハルトピーラー「じゃあ私が!!!!!!
いいの引くぞー!!!!!!!!」
ゴソゴソ…バッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ハルトピーラー「よし!!!!!!!! どうだァ!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ガサ!!!!!!!!
【大凶】
やることなすこと全部ダメ
寝た方がいい
-
やっぱりwwww
-
――― そして…
バキ!!!!!!!! ボゴォ!!!!!!!!
ハルトコーラ「てめーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 今の動きはねーべ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
何回言ったら分かるんだコノヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハルトピーラー「なんだと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 今のはテメーのアシストが糞だからだろゴルァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハルトコーラ「ンだとコノヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハルトクーラー「やめろオラァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハルトピーラー「寒い風出してんじゃねーづらゴルルァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
冬にさみーんだよクソが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハルトコーラ「そうだボケ あったかいの出せやボロクタ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハルトクーラー「でねーよ鼻毛共が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それがクーラーの生き様じゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハルトピーラー「なにが生き様だよォォォ夏以外はニートのくせしてよォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あーハルトヒーターの方がいいわーーーーーーーーー
ハルトヒーターと友達になりてーわーーーーーーーーー」
ハルトコーラ「むしろハルトエアコンいればどっちもいらんしなwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ハルトクーラー「んだとてめーら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
歯ァ食いしばれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私だってコーラよりペプシ派だからハルトペプシの方がいいっつんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハルトコーラ「てめーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バキ!!!!!!!! ボギャアッ!!!!!!!!
ズドォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ベキベキ…メリッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ベッコォー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
わーわー ギャーギャー
他の神「でさーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
スタスタ…
ハルト4『――――』
し〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん…
ツバメオーζもう行くワカメζ
ギル[そ…そうですね…]
さよなら出雲大社!
-
ダメダメだwwww
-
――― 旅は続く…
!あそこは“かもめ荘”
既に廃業している宿泊施設なのですが
怪異や心霊の噂が後を絶たず 今では島根…いや全国でも有数の心霊スポットとして有名です!
ギル[な…なんとそんな場所まであるのですか…]
ツバメオーζそんなもん嘘くせーワカメ!
どれどれ…ζ
もみーの「ヒュー!!!!!!!! ダンシンベイベッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズンチャズンチャズンチャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζうわーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!! 何やってんだあいつ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ブー!!!!!!!!
―――
!こちらは日御碕灯台ですねー
日本最大の石造りの灯台といったらこちらになりますね!!
ギル[ほへー]
!未だにゴジラは壊しに来ません…!
ツバメオーζいや別にいいだろそれはζ
―――
!大社から引き返し出雲に戻りました!
日本最大の石造り灯台に続きまして こちらは日本最大級の木造建築の出雲ドームです!
時期時期に色んなイベントが行われます
吹奏楽のイベントなんか有名ですね
姪が出たりしました!
ツバメオーζいや知らんがな…ζ
―――
!出雲も大してなにもないので
次は斐川から玉造…それから松江へ行って…鳥取にでも行きますか!
ギル[鳥取!!!!!!? このコーナー 島根観光ドライブでは?!!!!!!!
かなり狭い範囲しか回れてないですが!!!!!!!!?]
!島根の西側は分からないので……!
ツバメオーζお前ナビゲーター失格だろ…ζ
ズーン…
―――
!斐川町に入りました
2年くらい前ならここも一つの市でした
しかし合併によって出雲市になりました
出雲市はそういう合併を何度か繰り返しており 今では平田と大社と斐川を含む巨大都市となっています!
ツバメオーζ吸収を繰り返しながら大きくなるのかワカメ…まるで怪物だワカメ
まぁ合併して巨大都市…つってもさ
こんな辺鄙な町吸った所でねぇζ
ギル[…あ!!!!!!!! あんなところに“トライアル”が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
※トライアル:24時間営業のスーパー。最近勢力を伸ばしつつある
ツバメオーζな…なんだって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あ…あのトライアルがこんな場所に出来るなんて…!!!!!!!!!!!!!!!!
大都会すぎるーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
カーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!大都会判定ゆるゆるすぎません?!
-
―――
ザァァァァァー…
ツバメオーζ…でっかい湖だワカメー…ζ
!ここは宍道湖 島根で最も大きな湖です
…“湖”…とはいいますが ここは淡水と海水の混ざり合った“汽水湖”だといいます
よく分かりませんが珍しいらしいです!
ツバメオーζふーん
にしても結構大きいんだねζ
!そうですね
さすがに琵琶湖などには及びませんが…
多分…漫湖あたりと肩を並べるくらいはあるかもしれません!
ギル[なんと!! あの“デカ漫”と…!]
ゴクリ…
!この宍道湖には『宍道湖七珍』と呼ばれるものがあり それらがよくとられることで有名です
宍道湖七珍はスズキ、モロゲエビ、ウナギ、ワカサギ、シラウオ、コイ、シジミなどです
とりわけシジミは有名で 湖の回りにはシジミ関係のお店がたくさんあります!
ツバメオーζはへー そんなん聞いたらお腹すいちゃったワカメー…
それにそろそろ暗くなってきた…ζ
!ふふふ それじゃあ玉造に着いたら宿を取りましょう
玉湯町玉造は温泉で有名な場所で 民宿やホテルが軒を連ねる温泉街です
お二人のために宿は既にとってあります! 今日はゆっくり休んで旅の続きは明日ということで!!!
ツバメオーζやったね!
気が利くじゃん! 泊まろ遊ぼ食べよお風呂入ろ〜〜〜〜〜〜〜〜〜う!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ギル[ふふ…そうですね!!!!!!!! 今日は本当によく動きました…]
―――
民宿『大きなちんこ』
〜〜〜
ツバメオーζわーい!!!!!!!! お風呂だお風呂だ露天風呂だー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
かぽーん…
ギル[は…はうぅ…生き返る…]
〜〜〜
ツバメオーζ飯うめー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ギル[これが宍道湖七珍…! うまっ…! うまっ…!!]
〜〜〜
カコン! カコン!
ツバメオーζあはは!!! ほら! スマッシュ!!!!!!!ζ
カコォーン!!!!!!!!
ギル[ぐ…ぐぬー!!!!!!!! また負けた! ツバメさん ピンポン強いですね!!!!!!!!]
―――
ツバメオーζギル! これ一緒に歌おうよζ
ギル[…お! 出雲市大社町出身の竹内まりやさんの『愛しきわが出雲』ですね!!!!!
あじな選曲ですねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!]
―――
ツバメオーζ…ふぁあああ…
むにゃ…もう眠いや… お休みね…ギル…ζ
ギル[そうですね
今日一日お疲れ様でした
明日もがんばりましょう…]
ギル(ふぅ…いい一日でした…
…………はて しかしなんだか忘れているような気がする…
何かやらなければならないことが…あった気がする…
…………………………………
…まっ! いっか!!)
テーレー!!!!!!!!!!!!!!!!
――――…
http://download1.getuploader.com/g/sousaku_2/1014/160303_235908.jpg
-
おいwwwww
-
――― 次の日
!おはようございます
昨夜はおたのしみでしたね!
ツバメオーζん…
ふぁ〜あ…確かに…ちょっとやりすぎたノリ
…レゲーζ
レゲー=レトロゲー
ギル[久々にやると楽しいものです]
―――…
ブロロロロロォォーン……
ツバメオーζ昔のゲームだったけどかなり白熱したノリ
あんなクソ汚い画面だったけどあまり気にならなかったノリねζ
ギル[むしろ想像を掻き立てられましたね
最近はリアル指向で見たままの景色でその世界を感じることが出来ますが
…昔はあのグラフィックでも我々は自分自身の頭で補完して世界を感じていたものです]
ツバメオーζギルはレゲー派?ζ
ギル[うーん…特にそういうわけではありませんが…
やはり幼い頃にやってたのがあぁいう…補完が楽しめるゲームでしたから
思い入れが強いのはやはりレゲーですかね…]
ツバメオーζボクは楽しければ昔でも今のでもいいんだけど…
最近のは楽しみ方を強制させられるゲームばかりでそれが気になるかもζ
ギル[確かに…自由度は減ったかもしれません
ゲームによりますが]
ツバメオーζそれに昔は無かったようなことも最近は言われるようになったよね
例えばリアルな殺し合いのゲームは子供の教育に悪いとか 犯罪を助長するとか
ゲームを規制しようって流れも多いじゃん
どう思う?ζ
ギル[見た目がリアルだろうとゲームはゲーム…
プレイしてる殆どの人達はそんなことちゃんと分かってると思うんですけどねぇ
まぁ影響を受けやすい人達も実際いるのかもしれませんが…
確かにゲームには暴力的で陰欝なものも多いかもしれません
しかしメッセージ性のあるゲームも人生の教訓になるようなゲームもたくさんあります
…ゲームを作ってる方々は何も犯罪者を生むためにゲームを作ってるわけじゃないでしょう
大事なのはゲームをする側…それを見守る側の理解です
ゲームの暴力的な表面ばかり見るのではなく その中に隠された…制作者が伝えたい真のメッセージを感じ取ろうという…そういう姿勢が大事でしょうね]
ツバメオーζそうだねζ
ギル[ゲームの中の悲しみや怒りは…ゲームの世界だけに留めて
ゲームの外では自分の世界を正しく見つめて行きましょう]
ツバメオーζそうだね!!
ゲームはゲーム! 現実は現実だね!!
ゲームの世界も楽しいけど! ボク達はこの現実をもっと楽しもうね!!!ζ
ギル[えぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さぁ 今日もこの我々の“現実の世界”をもっと知るために…旅を続けましょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
注※今2人はゲームの世界に居ます
ピ〜〜〜ヒョロロ〜〜〜〜〜…
-
wwwww
-
―――
!ここが松江市です 島根県の県庁所在地ですね!!!!!!!!
最近は出雲市の方が発展しつつあるともっぱらの噂ですが
交通量や密度を見るとさすがの県庁所在地…まだまだ負けないでしょう!!!!!
ツバメオーζほんとだ 車多いな
島根のくせに生意気ノリζ
ギル[おぉ…なるほどさすがですね
…あの大きな建物はなんでしょう?]
!あれは“くにびきメッセ”
色々なイベントが時たま行われています
島根県で唯一のオタク向けの同人イベントが行われる会場でもあります!
ギンッ…
ツバメオーζへぇ! 同人の…!ζ
!オールジャンルの同人イベントでその歴史は割と長く20年くらい続いています
イベントは毎年複数回開かれていまして 直近だと3月13日に開催されるのです!
ツバメオーζへぇ!!!!!!!!!!!!!!!
それは色々と勉強に行ってみたいノリ…ζ
ギル[さすがに今回は無理ですよツバメさん! またの機会にしましょう…!]
ツバメオーζちぇー
いつかボクも同人誌出したいなー……仲間がいればなー…ζ
―――
ドォーン!!!!!!!!
ツバメオーζうわ!!!!!!!! お城だ!!!!!!!!!!!!!!!!
すげー!!!!!!!! めっちゃ江戸っぽいお城だノリーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
!松江城ですね
松江城天守は今では国宝とされています
しかし今でもお城の中に入って内部を見ることが出来ます
中には甲冑は昔の松江の風景のミニチュアなどが飾られています
松江城は決して大きなお城ではありませんが 天守閣からのぞむ松江の風景はなかなかのものですよ!
ギル[これは素晴らしい…
エンカさんとか 好きそうですねこういうの]
ツバメオーζどうだろ
あのおっさん口調は“ござる”だけど職業騎士だし盾持ってるし…
結局キャラ付けだけでモノホンの武士道には興味ないんじゃないの?ζ
ギル[いやでも…
エンカさんは切腹などのことも調べてましたし…やはり多少は武士道に興味があるのかも]
ツバメオーζいやそれ多分“やるため”に調べてたんじゃね?ζ
-
――― そうしてギル達は鳥取砂丘までやってきたのだ…
ツバメオーζもう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?ζ
ズズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!はい ここは鳥取です!
ツバメオーζ松江もう終わりかノリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
二カ所しか紹介してねーノリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?ζ
!島根はもう十分でしょう
これだけ紹介すれば島根も草葉の陰で喜んでいるはずです…!
ツバメオーζいや島根死んでねーノリィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ギル[ここが鳥取砂丘ですか
本当に砂漠のようだ]
ズ…
ギル[…ん!!!!!?]
ズブ…
ギル[なんだ…? 足元の砂が…! これは…]
ズズズズズズズズズズ……
ズォズズォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζう…うわーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
砂の中に引き込まれるノリーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ギル[あ…蟻地獄です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
う…うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
ズオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ……―――――――
〜〜〜……
ギル[う…うわぁぁぁ〜〜〜〜〜〜…う…うもれりゅううううううううううううう…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
ツバメオーζた…たしけて〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ギル[ツ…ツバメさん手をはなさないで〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!!]
ジタバタジタバタ…
ヤンデル≦……≧
ビラコ⊆……⊇
エンカ∈……∋
ウソニ【……】
ネコ【……】
し〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん………
チロリーン∥いい加減にしろーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∥
バギョギョオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル[めめギョ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
ツバメオーζぶるァぶぁぶぁあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ドゴォー!!!!!!!!
-
ギル[ぎゃああぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
サンドワームだァーーーーーーーーー!!!!!!!! サンドワームにどつかれたーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
チロリーン∥サンドワームじゃねーよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
一回その頭のやつ外せーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∥
ガチャアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル[ぐああぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッ…て
…あれ?]
ツバメオーζ…あ…? ここは…?ζ
チロリーン∥現実だーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こ・こ・が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 現実だーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∥
バチーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル[あぶっぱーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
チロリーン∥お前ら何やっているんだコノヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レースの最中だぞレースのぉーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんで島根行ってんだバカヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル[…!! あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζそうだったノリィィィーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
チロリーン∥いきなりめっちゃ脱線してたぞコノヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いくら呼び掛けても反応ねーし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
呑気に新婚旅行してんじゃねーぞバカヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∥
シュゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル[ず…ずびばぜんああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
ツバメオーζこ…このゲームが悪いんだノリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リアルすぎるから…! リアルすぎるから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
規制したほうがいいノリこれぇぇぇーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ドドドォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ギル[ど…どれくらい…どれくらい我々はゲームの中にのめり込んでいました!!!!!!!!?]
エンカ∈…普通に…2人がゲームの中で体感した時間と同じでござる∋
ギル[じゃ…じゃあ一日経ってるぅぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?]
ブブー!!!!!!!!
ツバメオーζギ…ギルはやく追うノリーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ギル[は…はい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
ヤンデル≦…! …これは…もう…≧
―――― GOAL地点
ブルルルルン… ブルルルルン…
ギル[ハァ…ハァ…ハァ…]
ツバメオーζ…あいつらは!?ζ
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
{遅かったな…}
「どこをほっつき歩いていたのかな?」
ギル[あ…あ……ああぁ…]
ガ…ク…
ツバメオーζま…負けた…
……………僅差で…!ζ
ググ…
ウソニ【いや 壊滅的に圧倒的大差だな】
ビラコ⊆…これ どうなるですか…?⊇
エンカ∈……負けたのだ
結果は一つしかない………∋
ギル[…う…うううぅあぁぁ…!]
{………
くくく…はははは…ハァーッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハァァァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この勝負は我々の勝利…つまり…このゲーム五番勝負は最後の最後にして我々ふきだし種が制した!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
よって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! この世界の全ての言葉は…
我々ふきだし種のものだーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ドドドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ゙!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル[あ…あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
ガガガガーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
当然の結果ww
-
ギル[み…みなさん…ご…ごめんなさい…
ごめんなさいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
ネコ【ごめんで済むかこのバカタレが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
卸してやるニャゴルァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
シャリーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ∈…くっ…どうやら本当にここまでのようだ…∋
ヤンデル≦………≧
{はははははっ!!!!!!!!!!! そうだ終わりだ!!!!!!!!!!!!!!!!
この世界の運命は決した!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この世界の主導権は我々ふきだしが取る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なぁに悪いようにはせぬさ!!!!!!!! 人間達の安寧は約束しよう!!!!!!!!}
ギンッ!!!!!!!!
ギル[うぅぅ…うううー…!]
{さぁ…!マークの方よ!
我々の勝ちを高らかに宣言するがよい!
もはやそれが…!マークの最後の大仕事になるだろうがな…!}
ニィィ…
!……
ゲーム五番勝負その五番目のゲームも決着…
それにてこの勝負の勝者が決定しました!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
勝者は…………
ギルチームです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガタァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{フハハハハハハハハハァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ふきだしの時代だあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
{ってなぬぅぅーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ズッコォォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドンガラガッチャアアアァァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル[…ふぇえ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?]
ツバメオーζふぁえあ!!? ボクらの勝ちィー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?ζ
ヤンデル≦ど…どど…どういうことだ!!!!!!?≧
{…! そ…そうだッッ
い…一体これは…どういうことだァァ…!!!!!!!!
人間チームの勝利…!? ならば今のレースゲームは我々の負けだと言うのか!!!!!!!!?
先にゴールした我々が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ゴウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!…
その理由は…こちらにあります!
スッ…!
-
ガサッ!!!!!!!!
{…!!? 書状…!?
これは…}
!読み上げましょう!
ペラ…
拝啓ギルチーム様
先程は島根県の宣伝をありがとうございました
おかげさまで今月の島根県の観光客は普段の1780%アップし、それはもう偉いことです
というわけでそのことに関してあなた方に感謝を送ると共に、こちらのお気持ちを!マーク氏にお渡しし我々の希望をお伝えしました
本当にありがとうございました
島根県知事
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル[!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
島根県知事殿から手紙!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんと恐れ多い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
!というわけで島根県知事の要望により 今回の勝負はギルチームの大勝利となります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ババンッ!!!!!!!!
{どういうわけだーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!
{どういうわけだ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんで知事出て来たーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そして明らかに賄賂のやり取りがあったことが伺えるのだが〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?!
ズーン!!!!!!!!
!賄賂とは聞き心地の悪い
“県知事からのお気持ち”です
それを貰ったからには我々も県知事の希望を実現させる義務があります
県知事が望むのは…ギルチームの勝利!
よってこの勝負の勝者はギルチームなのです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ふ…不正だーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こんなことが許されるかぁぁ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
!…この世の中…結局は権力なのです…
この世界で大きな利権を得てきたあなた方なら…それも分かるでしょう…!!
{ぐ…ぐぅぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ギル[……なんか都合いい具合にわけのわからないまま勝ってしまったんですけどいいんでしょうかこれ…]
ずーん…
ツバメオーζボクらの観光の賜物だノリぃ!!!!!!!!!!
ボクらの誠意ある観光地巡りが…島根の人達の心を動かしたんだノリ…!
やっぱりあの諺は本当だったんだ!
“島根を制すものは世界を制す”ってね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ババン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ずりいwww
-
《やいふきだしの!!!!!!!!
天下の島根県知事さまがそう言ってるんだ!!!!!!!!
下がれぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
カッ!!!!!!!!
{………
……分かった…
………引き下がろう…}
エンカ∈…おぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∋
{…だが…こんな結末で納得すると思うな……………
……次はッッッ…次こそはこの宿願を果たそう…!
その時は…今回のように甘くはないと知れ…
有無を言わさず言葉を奪おう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
抗う術などないよう…一瞬にして奪ってくれようぞォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ゴゴォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《き…貴様! どこまでも邪悪よッッ…》
やめんか… 若人たち…
《!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
{!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ギル[声…!!? 一体どこから…?]
ビラコ⊆!!!!!!!! 見るですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
空に…空に!!!!!!!!!!!!!!!! 言葉が浮かび上がってるです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!⊇
ババァァァァーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今日は
今回はこのようなことに巻き込んでしまい…本当に申し訳ない
《あ…あなたは…》
{……!!!}
《枠なしウインドウ老師!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
{モノローグ師父!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《{!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?}》
《な…何を言っている!!!!!!!!?
あの方は枠なしウインドウ老師……ウインドウ種の長老だ!!!!!!!!!!!!!!!!》
{…いや…あの方は全てのふきだし種の頂点…モノローグ師父だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ほっほっほっほっ…
枠なしウインドウ…
モノローグ…
それはどちらも正解…まさしく儂の真名よ…
《ど…どういうことですか老師!!!!!!!! あなたはウインドウ種では!!!!!!!!!!!!!!!!》
そう…儂はウインドウ…
しかしふきだしと言われればそれも是である…
オオオオオォォ……………
{…どういう…ことなのですか…}
…………ウインドウとふきだし……
いつからか分かれた2つの種…
だがそれらは元々…本来一つであった…
そう… お前達は元々同じ性質を共有する“同種”であったのだ…
《{!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}》
ざわァァァァァァァァァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
{は…?! …な…! ふ…ふきだしとウインドウが…ど…同種…ですと…!?}
さよう…
かつては同じであった…
いや 今もその性質は共通していよう
しかしある時代…種は2つに分かれた…
理由はいつも些細なこと…
“ドーナツ”が正しいのか“ドーナッツ”が正しいのか…
それを巡る争いが原因で分裂したのじゃ…
ツバメオーζ些細すぎる……ζ
お前達は同じ同胞 争うなど間違っておる
もうやめんか… いがみ合うのは…
お前達のやってることは …まこと悲しきことよ…
{…師父…お言葉ですが 昔話はそれまでですか?}
……
{例え元が同じであろうと
もはや我々と彼らの思想は別種のソレです
互いの意見が通じ合うことはもう…}
本当にそうか?
{!!}
本当にそうだろうか?
ウインドウとふきだし…この2つは道と共に“言葉を綴る者としての喜び”を感じる事も違えてしまったのか?
{…!}
レギュラーウインドウよ…
お前にとってこの仕事の喜びとは何か?
《わ…私ですか?!
喜び…そりゃ色々ありますが…
例えば…赤ん坊がはじめて立った時の状況を綴った時や…
努力を続けた人々が報われた瞬間を綴った時とか…
そういう劇的な瞬間に立ち会って それらを言葉で表現出来た時なんかは“嬉しい”って思います…》
ほんわか…そしてレギュラーふきだし それはお前達にも分かるのではないか?
{………}
「………」
―――
赤ん坊「バァブ〜 チャー」
(ははは! やっぱり始めはバブとかしか言えないか
でも先輩 その気になればすぐにでもこの子をしゃべらせる事もできるんですよね?)
「そうだな 俺達ふきだしが言葉にすればこの子の言葉となり声となる
だがそれはこの子の本当の言葉じゃない…俺達の言葉だ
それは俺達のやるべき仕事に反する…
俺達はあくまで この子の思考を…気持ちを言葉にして表すのが仕事だ
それはこの子に限らず 全ての人間でもそうだ
俺達が人の思考を捩曲げて勝手に言葉にするなんてふきだしの領分から外れすぎる
…ていうかこんな小さな子が急に流暢に話し出したらビビるだろ」
(…! 確かに!!!!!!!! プププッ!)
「この子も…今は思考も虚で…それらは言葉にもなっちゃいないが…
いずれきっと…」
―――――…
赤ん坊「……あ…あ……」
「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
(先輩!!!!!!!!? どうしたんスか!!!!!!!!?)
「…この子が…言葉を発したがっている…!
虚だった思考が…形を成していく…
………もう…もう…いいんだな!!!!!? 言いたいんだな!!!!!? その言葉を!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
赤ん坊「あ…う…あ………バ…ブ…」
「大丈夫…! 俺が言葉にしてやるよ…!
落ち着いて…ゆっくりと…! それでいてハッキリと…!
なぁ…!? あれば誰だい…!? さぁ…呼んであげよう…!
お前の思考の中の…その言葉で!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
赤ん坊「バ…ブ…
…………パ……………パ…………
……………マ……………マ………」
ニコ…
「……!!!
良かったなァ…! それがお前の初めての“言葉”だ…!
誰も忘れない…かけがえない“一言”だッ――――」
ぽろぽろぽろ…
-
「お…おおぉ……! おおおぉぉ…!」
ぼろ…ぼろ…
{レギュラーさん…}
「…す…すまないほんわか…
思い出しちまった…本当に大切だったことを…
俺はもう………ダメだ……
に…人間の言葉は…………奪えねぇ…」
ぽろ……ぽろ……
{…………………}
{………………………負けを…認めよう…
我々ふきだしは…人間への反乱をやめた…
誓おう…もう言葉を奪いはしない…}
ギル[…!!!!
…お………おおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
ツバメオーζや…やったーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
本当の本当にボクらの大勝利だ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ワッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル≦よ…良かったぁ…
じゃあこのふきだし代わりの見づらい記号ともおさらばかな…≧
チロリーン∥…ふぅ もうダメかと思った∥
エンカ∈よくやったぞ皆!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
拙者の活躍だけ飛ばされたのが不満だがなーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∋
わいわいわいわい
《…ふう… なんとか世界が危機から救われたか……………………ん?》
{………}
ザッ…
《…どこへ行く》
{…敗者は去るのみ…
安心せよ…レギュラーさんや立て札さん 内心さんもちゃんと人間達に返す…
だがもう俺が表舞台に立つことはないだろう}
《なんでだよ
お前にも出来ることは あるだろう》
{…?}
《私はまたこの世界の全てを綴るウインドウに戻る…
だけど…ウインドウ業ってのは大変なんだ
お前だって彼らに付いて分かったろう?》
{…あぁ}
《だから…力を貸してくれ …まぁ言わば分業さ
これからは2人でこの世界の全てを綴って行こう》
{…?!!!! なに!!!!!!!!!!!!!!!!?
…だ…だが…我々は…}
《…えぇい!!!!!!!! 皆まで言わせるな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
戻ろう!!!!!!!!!!!!! “同じ種”に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これからは…昔のように!!! ふきだしもウインドウも共に歩もう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{…!!!!! ウインドウ…お主…!}
「いいじゃないか ほんわか」
(賛成!! 賛成!! 賛成!!!!!!!!)
<いいじゃん! まぁドーナッツはドーナッツだけどね!
TEC【ウインドウとふきだしが一緒になるって!!!!!!?
いいじゃない!! サイコー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あ…あの!!! 私TEC!!!!!!!! あなたは立て札さん…でしたっけ?
えと…! ずっと気になってました!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
立て札【え……】
わーわーわーわー
{…いいのか…本当に}
《もちろん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これから私達は仲間だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
よろしくな! ほんわか!!!!!!!!》
ガシッ!!!!!!!!
{………ありがとう… ………ありがとう…}
つー…
《…それでそれに際して今後の利権の分配についてだが――…》
ヒソォ
サブ【おい何言ってんだお前】
わいわい… わいわい…
…ほっほっほ!!!!!!!!! 良きかな良きかな
全てがまぁるく収まった
パアアアアアアアアァァ…!!
-
微妙に黒い話してるw
-
ギル「……あー…あー…本日は晴天なり本日は晴天なり…
んーあー…パン筋パン筋パン筋パン筋……おぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まさに自分の言葉です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
やった!!!!!!!!!!! 我々の言葉が戻ってきました!!!!!!!!」
ビラコ「わぉ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
天狗様んっほぉ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「…やっぱりこのカギカッコが一番見やすいな…!」
エンカ「…うむ! うむ!! 元通りでござる!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「ということは…もみーの達も?」
ジュリー「オール・ハイル・フキダー…………は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
お…俺達は一体…?」
ゴエゴエェ〜
ハイゼン「…! …な…なんでしょう? な…なんだがしばらぐ記憶がないのでずが…」
ごえぇ〜
刻苦「ガバァ〜〜〜?」
ミキニー「ぢょっどぉ!!!!!! なんで私倒れでだん!!!!!!!!?
昏睡アレ!!!!!!!!!!!!!!!!? 昏睡アレっでやつゾ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
もみーの銃「喉(銃筒)が痛いよー!」
ごえごえ…
ネコ【どうやら全員戻ったようにゃ!】
チロリーン「……だけど声がすごく枯れてるよ…さすがに叫びすぎたからかな…」
ジュリー「う゛ーん…喉の枯れれも不思議だげど…俺はもっと不思議な体験をじだ気がずるんだ
なんだが忘れてしまうにはどでも惜じい事だっだよう゛な…
なんが…ビラコさんが…なまめかしぐ…腰を…」
エンカ「ジュリー兄さん…それは勿体ないことを!!!!!!!!
実はかくかくしかじかでこんなことがあったのでござるよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「えええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ちょっまぢぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
【エロ疎通】
プロエロリストは簡潔な言葉です全ての状況を理解出来る(エロに限る)
ジュリー「なんとしたことだアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺ともあろうものがそんなサービスを見逃してしまうとはああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あああああああああああああああああああああああああああああああああ腹を切って死にたい〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「大丈夫…!」
コツン…☆
《額を合わせる2人》
ジュリー「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パァァァァァァァァァァァァァァァァァァ
【エロシェア】
エロい体験を脳波で共有する
ジュリー「うッほぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ありがてェ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ありがてェ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チロリーン「こんなところで変な能力披露してんじゃねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
ちょっとうらやましいと思っちまったw
-
―――
{今回は本当にご迷惑をおかけした}
《今後はまたサポート役として君達の行動を綴って行こうと思う
もう己の役を越えるような出張った事はしないと誓うよ》
ギル「そんな…たまには役を忘れて我々と会話してくださってもいいのですよ
あぁして共に戦った仲ではありませんか」
《へへ…ありがとう
…まったく 最初はケツの青い生意気な糞変態チンカス野郎だと思っていたけど…
お前もなかなか胆力がある
そこだけは前の大魔女とも肩を並べられるよ》
ギル「きょ…恐縮です!」
チロリーン「じゃあ行こうかい! はやくこの地方を抜けちまおう!」
ギル「はい!!!!! …では!!!!!!!!!」
TEC【元気でねー!!!!!!】
サブ【またいずれ】
[サヨォーナラァー!!!!!!!]
<うんこしたい
∈次出番あるかなぁ!!!!? また出番あるかなぁ!!!!!!!!?∋
(ファミチキください)
⊆お元気で〜〜〜⊇
わ〜〜〜〜〜〜〜〜〜……
―――
チロリーン「…ふぅ なかなか足止め喰らっちまったね」
ジュリー「ゲームで遊んだんだろう? ちょっとした息抜きになったんじゃないかい?」
ヤンデル「息抜きにしては心臓に悪すぎる………」
もみーの銃「え?!!!!!! そんなことがあったんですか!!!!!!!?」
ビラコ「そうですよ〜
とっても大変でしたけど楽しかったですよ♪」
もみーの銃「わぁ〜〜…ゲームかぁ! 楽しそうだなぁ
私も見たかったですー!
ツっちゃんも何かゲームやったの!!? 何をやったのー!!!!!!!!?」
ツバメオー「あ…あぁ…ボク? ボクはお前のお兄ちゃんと銃撃つやつやったメカブ!
大活躍だったメカブ!!!!!!!!!!!!!!!! お前にも見せてやりたかったメカブ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
もみーの銃「…へ?」
ツバメオー「?? どうしたアラメ?
………………アラメ?
アラメってなんだアラメ……………あれ?
どういうことだ………………メカブ?」
ギル「ツ…ツバメさん…」
エンカ「………語尾の海藻が治っとらんぞ…」
ツバメオー「…!!!!!!!!
あ…あああああああああああァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
変な癖が染み付いちゃったアラメェェェ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ズコー!!!!!!!!」
ビラコ「あらあらー…」
ミキニー「ギャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんだこいつアッホ〜www!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「んだと糞紫ィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もっかい泡吹いて死ねアラメ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
わーーわーーぎゃーぎゃー
-
どういうことなのww
-
――― そすて…
ザリッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン「…出た!!!
ここからはもうゲーム脳地方の外だよ!!!!!!!!」
ツバメオー「やっと出れたアラメ〜〜〜〜〜〜」
ギル「一度はチロリーン殿を助けるために出たんですけどね
まぁあの時はまともに実感出来ませんでしたが…」
エンカ「ここからはもう真っっっっっすぐ帰るぞ
もう寄り道は勘弁だぞ ギル」
ギル「う…うむぐ…勿論ですよ」
チロリーン「…さて…じゃあ私様はここまでだな
私様はこのままマイムシティに向かうよ」
ギル「あ……そうか 道が違いますね」
チロリーン「あぁ
だから一旦お別れだよ
…色々片付いたら必ずネアメに来るよ」
ギル「はい!」
チロリーン「それまでジュリーをよろ…」
ジュリー「チロリーン一人で大丈夫かい気をつけるんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!?
大きな町についたらフードや厚着で顔を隠すんだよ君は魔反会に顔が知れてるんだからただでさえ目を引く髪色なんだから!
それで決して派手なことはしないで目立たないように行動するんだよでもだからって路地なんかで寝ちゃ駄目だよちょっと無理してでも高いホテルを取るんだあぁいうところはセキュリティが万全だからね
でも内部に魔反会がいないとも限らないから出来るかぎり部屋にいるんだよご飯はルームサービスを頼むといい
あとお風呂に入るときはちゃんと全身綺麗にするんだよもし胸を大きくするマッサージをするなら胸を気持ち上にあげるように曲線を描くように形にそって刺激を与えるんだよ
あっそうだ俺の尺骨いるかい?夜寂しくなったらこれをおしゃぶりにしてもいいし色々使ってもいいよ
朝起きておねしょしてても慌てずに掃除してホテルの人にちゃんと謝るんだよちゃんと謝れば笑顔で許してくれるよ俺の時もそうだったから大丈夫
マイムシティに急ぐのもいいけど少しくらいなら観光してもいいかもねもちろん目立たないように ちゃんと顔を隠してだよ
外食するならむしろ混んだラーメン屋とかがいいよ人が多いから紛れられるからねファミレスは逆に危ないよ
君は威圧感がある子だから大丈夫だと思うけど それでも以前よりちょっと女の子らしくなってるからもしかしたらナンパされるかもでもそういう輩は相手をしちゃダメだよ
そいつらは甘い言葉で君を誘ってくるかもしれないけどソイツらはヤリモクの暴れチンコだから気をつけてくれそれでも君の方が我慢出来なくなったら俺の尺骨で」
チロリーン「うるせ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
色々な意味で余計なお世話じゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブァァァッッキィィィーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「はぶブラッすぃーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バギャアアアァァァァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
チロリーン「どんだけ心配すんだ!!!!!!!!!!!!!!!! 私様だって分かってるよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「あうぅぅ……本当かい…? …だったらいいんだけど…
…長いこと勇者村で一緒に暮らしてたから君に親心が湧いて心配になったんだよ…」
チロリーン「だからって親父以上に変な心配しすぎなんだよ………まぁでも そこまで心配してくれてありがとよ
まぁ…ちゃんとうまくやるから安心してよ」
ジュリー「分かったよ
…ま…もうこれ以上誰かを悲しませないようにね」
ギル「ネアメの拠点に来る際はネアメの“渡し鳥”に声をかけて下さい
自分もネアメに帰ったらマイムシティに渡し鳥を送るよう要請しておきますので」
チロリーン「分かった
……じゃあな!!!!!」
ヤンデル「…あの…ありがとう…ございました…!
また会ったら手合わせしてください…
それと貰ったこの勇者聖拳巻物…秘伝書と合わせて10冊…!
全部読みます!!!!!!! まじまじと読みます!!!!!!!! 週50回読みます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 拡大コピーして天井に貼って寝ながらでも読みます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!
チロリーン「いやそれは積んでおいてくれ…」
―――
ギル「…さて 我々も帰路につきましょうか」
ジュリー「ついにネアメに帰れるんだね
知ってる人達に会うのが楽しみだよ」
ハイゼン「はやくお料理作りたいですね! 料理長!」
刻苦「かっぱぱぁ〜〜!」
エンカ「ほらギル
みんなネアメに行きたがってるぞギル
真っすぐだぞ 真っすぐ」
ウソニ「困ってる人が居ても無視しよう」
ネコ【少しでも脱線する方向に持って行きかけたら引き裂く】
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
ギル「どんだけ脅すんスか!!!!!!!!!!!!!!!!
確かに前科はありますけども!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン…
――― そして 数日後…
ギル「…はぁーっ!!!!!」
ドォドォドォーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「…帰ってきました!!!!!!!!
ここがネアメ・ルートの拠点です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《ギル一行…(やっと)ネアメアジトに帰還せし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ババンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
長かったwww
-
ズオオオオオオオオオオオオオオオオ…
ジュリー「一見するとただの山脈だけど この中が居住区になってるわけだね」
ギル「はい
この山には強力な魔法がかけられているため 普通の人達はこの山を認識することが出来ません
そしてネアメの決められた魔法使いしか扉を開けないので このアジトが見つかることはますないと思います」
ハイゼン「しっかりしてますねぇ…」
ミキニー「河童には似合わない場所だな」
刻苦「クワ」
ギル「ではツバメさん 扉を…」
ツバメオー「っ―――」
ツー……
ギル「涙!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブー!!!!!!!!
ツバメオー「や…やっと…やっと帰ってこれたヨ…
長かった…」
↑口調直った
ビラコ「あ…あうぅーー…1年ぶりですようぅぅ…」
ぽろぽろ…
ギル「いやだからそんなにかかってませんよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
せいぜい数週間ですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「まぁ色々あったでござるからな」
ツバメオー「あうぅ……えっと…じゃあ…開けるヨ…」
パアアアアアア………
ズゴゴゴゴゴ…
ジュリー「すごい! 開いた!!」
ミキニー「わっほーい!!!!! 私が一番乗りー!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「なんでだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前はパーフェクトアウトサイダーだろーがヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前は最後だバカ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミキニー「やだーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! お前より私が先に入るゾー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぎうぎうぎうぎうぎうぎう
ヤンデル「おい…くだらないことで喧嘩するな…」
タタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタ…
ネコ【にゃ? 通路の奥から何か来るにゃお】
ギル「む?」
タタタタタァァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
??「ツゥゥゥゥゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ビ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
ドドドドドドドドドドドドドドドド
ツバメオー「…うわっ!」
ぐいっ
《ミキニーの後ろに隠れるツバメオー》
ミキニー「ん? 何? 私に道を譲るん?
ほー!!!! それは高尚な心掛けですねぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
褒めてやるゾ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パァァーッ…!!
シュババァァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マンツウ「ツビィィィィィーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュゴォォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガッシィー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「ギナナーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《走ってきたマンツウがミキニーに飛び掛かった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
-
http://i.imgur.com/dNuMkaK.jpg
-
マンツウ「ツビー!!!!!!!! ツビー!!!!!!!!」
ギュギュゴォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「あンぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
か…河童〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 河童に襲われたーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
助けて〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
マンツウ「ツッッビィィィィィィィィィィィィィィィ…!!!!!!!!!!!!!!!!」
メキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキ…!
ミキニー「は…はッばぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さ…鯖折ぃぃぃぃぃぃぃぃゲポォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おぢる〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「ははっ
ふぅ危ないな」
ヤンデル「おいツバメ…止めてやれよ…」
ツバメオー「えぇ…面倒だヨ
あいつと関わりたくないんだよねー…
……おいマンツウ! やめろヨ! そいつ新入りだヨ!!!」
ギギギギギ…
マンツウ「…え!!!!!!!!!!? なんでツビーがそこに…?
…うわ!!!!!!!! 誰だこいつ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!
よろよろ
ミキニー「ゲ…ゲホゲホォー!!!!!!!!
こ…この河童〜〜〜…よくもやってくれたな!
ミ…ミキニーちゃん大激怒だゾ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ムカー!!!!!!!!
マンツウ「な…なんだお前!!!!!!!! な…なんだその格好…!
さ…さては痴女だな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
不潔な!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミキニー「ムカムカ倍掛け〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
痴女じゃないですゥゥーッ!!!!!!!!!!!!!!!! こんなのミキニーちゃんの趣味じゃないっですぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いつもは裸でっすぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!
ツバメオー「余計痴女だろそれ」
マンツウ「…ああぁ!!!!!!!! こっちか本当のツビーはーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
良かったーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!! 本当に良かったーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!
怪我は無かったかー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
うおおお…本当久しぶりだなー…! ……1年ぶりぐらいだよなぁ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!?」
ギル「いやだからそんなに経ってませんって…」
ズーン…
-
マンツウ「…む…! ウラ・ギル…!
お前………ツビーに危ないことさせなかっただろうな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ツビーや皆がお前を認めたからって…僕まで認めたわけじゃないぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツビーの身に危険があるようなことさせたらこの僕がお前を…」
ヤンデル「何言ってんだ…俺達がどんな仕事だと思ってるんだ
ツバメも危険なメにあうなんてザラだ…」
マンツウ「…本気でいってるのかヤミー!!!!!!!!!!!!!!!!
それでもお前はツビーの弟か!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「弟でもねぇよ…」
ツバメオー「うるせーなお前
危険なことはたくさんあったけど ボクは元気だから問題ないだろうがヨ」
マンツウ「そうか!!!!!!!!! それならいいけど!!!!!!!!!!!!!!!!」
パァー!!!!!!!!
ヤンデル「こいつ…」
イラァァァー…
マンツウ「…ハッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ツ…ツビー…?! 君は前から魅力的だったけど 今はもっと魅力的だ…!
な…なんだその女性ホルモン…! いや…直球で言わせてもらうと…
パイオツカイデー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「お? 分かる?」
ボンッ!
マンツウ「分かるよ!!!!!!!! 劇的すぎる変化だよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
な…何があった!!!!!? 何がお前のパイオツをそうさせた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ゴォォォー!!!!!!!!
ツバメオー「へへ…! そりゃもちろん…
揉まれたからね(荒波に)」
キラキラキラキラキラ…
マンツウ「あ…あばあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゴオオオーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《地面に頭を突っ込むマンツウ》
ボコォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マンツウ「ギ…ギザマ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! こ…このケダモノがああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
歯食いしばれ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビキビキビキ
ギル「な…なんで自分!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
意味合い違うでしょう今の!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
マンツウ「くぅぅ!!!!!!!! ゆるさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウラ・ギル!!!!!!!! 僕と決闘しろー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「なんでそうなるんスか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「それより中に入らぬか?
入口で騒いでるとマズいでござるぞ」
ギル「そ…そうですね!!!!! 一旦入りましょう! はいはい」
ぐいぐい!!!
マンツウ「くッッ!!!!!!!!!
逃げるな! 戦え!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「オラ 早く行けバカ」
―――
マンツウ「決闘だ! 決闘だ!!!」
ツバメオー「まだ言ってんのかヨ
やめとけヨお前がギルに勝てるわけないだろうがヨ」
マンツウ「そんなことないさ! 僕だって鍛えたんだよ!!!!!!!!
この一年の間に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!
ギル「数週間しか経ってません…」
マンツウ「うるせー!!!!!!!!!!!!!!!! こちとらお前と戦うために帰ってくるの待っていたんだ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「待っていた…か
それにしても俺達がここに帰ってから出迎えが早かったな
俺達が帰ってくるのが分かったのか?」
マンツウ「それはもちろんです! なんせ僕はこの基地の監視塔に配属されたんですから」
ヤンデル「監視塔ってこの山のてっぺんにあるやつか…?
お前がそこに…」
マンツウ「あぁ
そうしたらツビーが見えたから慌てて飛んで来たんだ!!
…うあ!!!!!! まだ仕事中だからこんなことしてる場合じゃないんだ!!!!!!!!!!!!!!!!
…くっ!!!! ウラ・ギル…! いつか決着をつけてやる!!!!!!!!!!!!!!!!
…ツビー!!!!!! 今夜空けておいてくれよな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビシッ!!!!!!!!
ダダターーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「あけねーヨ」
エンカ「…監視塔に配属か…
あそこは山の一番高い所にあるから そこまで登るのになかなか体力を使うでござる
あの坊主…案外本当に鍛えたのかもしれぬな」
ヤンデル「らしくないな………
あいつは後ろの方から陰口叩いて満足するようなクズなのに」
ビラコ「きっとツバちゃんと一緒に戦いたいから…守ってあげたいからですよ♪」
もみーの銃「ツっちゃんモテモテだね〜<3」
ツバメオー「…うーん…………
…いや…あいつはないわぁ……
だってあいつ……目丸いし…耳なげーし…男のくせにポニーだし…
あきらかに生まれる世界間違えてるわ…………
絶対ハイ○ルの世界の人間だわ……」
ギル「どこですかそれ…」
-
ジュリー「あの子君にゾッコンなんだね 若いっていいね〜」
ツバメオー「やだヨあいつは…」
エンカ「勿体ないなぁ 誠実そうでござるぞ
そもそもツバ嬢は男に興味があるのか? モテたいとかそういう気持ちはあるのか?」
ツバメオー「あ…あるヨ!!!!! 失礼だな! ボクだってあれだよ? 年相応に思春期ってやつヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ちょっとは興味あるヨそりゃ…」
もみーの銃「好きなタイプはー?」
ツバメオー「えぇ!!!!!!!!!?
そ………そうだな…
……………………ホモ………かな…」
ギル「いやそれ好きなタイプじゃなくて好きなジャンルでしょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!
エンカ「仮にホモを好きになったとしてもどうあがいても悲恋不可避でござるな……」
ジュリー「ツバメオーちゃん 今はまだ若いからいいけどねぇ
いつかは君も大人になって結婚しなきゃいけない年になるよ
そういう異性に対するあれこれは今から真面目に考えてた方がいいよ
そのボクっ子キャラもさ」
ツバメオー「う…うるさいヨ! ダメならボクは独りでいいヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「ホントです〜? 結婚して子供が出来たら楽しそうですよ♪
その子供が子供を生んで 孫ちゃんが出来たらもっと楽しいと思うですよ♪」
ツバメオー「い…いらないヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボク…子供嫌いだもん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
子供も孫もいらねーヨ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!
ヤンデル「あぁそうだな…お前は孤独で死ぬのがお似合いだ…」
ツバメオー「ンだとーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル〜〜…お前とか二十代半ばで死にそうなんだヨ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「不吉なことをいうな…」
ミキニー「人間って面倒なのだね〜
ところで人間ってどうやって生まれるの?
私達電磁超獣みたいに一匹の女王様がオエーッ! じゃないんでしょ?」
みんな『―――』
ツバメオー「それは…それは…あれでしょ…ねぇ?」
エンカ「…うむ………うむ
そうでござるな…なぁ? ビラビラ嬢?
ビラビラ嬢はお医者だから上手に教えてくれるぞ」
ビラコ「え?
そうですねぇ…
私も詳しくは知らないですけど
地元の神話によると…
天狗様が海の底にある地獄の穴を鼻で塞いだら 人間がたくさん生まれたらしいですよ?
だから 子供が出来るには天狗様の鼻と地獄の穴が必要なのです!」
どん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「言い得て妙〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
言い得妙〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パァンパァンパァーン!!!!!!!!
-
例えがwww
-
ミキニー「ふーん
人間って結構複雑なんだナー
河童の仲間だからきゅうり食えば増えるかと思ったゾ」
ツバメオー「河童じゃねーし河童でもそんな増え方しねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!
刻苦「たしかにきゅうりはないクワワー
漫湖の河童は卵生クワー
でも宍道湖の河童はしじみから生まれるクワー」
ツバメオー「まぢかヨ宍道湖河童だらけじゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゾーン!!!!!!!!
ギル「あの…そろそろディミリアさんの方に報告行きたいんスけど…」
エンカ「あぁそれがいい」
ジュリー「よっしゃ!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリアさんにもさっきの子供の出来方の質問しようぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハァハァ
ツバメオー「おいやめろセクハラだぞそれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
ダジー「Yo!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ムイ「皆さんお帰りなさい!」
ギル「ダジーさん! ムイさん!」
ダジー「お前らどんだけ遅いんだYo!!!!!!!!!!!!!!!!
お前達と別れてもう4ヶ月は経ってるZE!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ギル「あなた方とは一週間ぶりです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いつまでこのネタ引っ張るんです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ダジー「それより聞いてくれYo!!!!!!!!
ここの………目つきのわりぃストレートヘアの親父はNANnanだYo!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「スパルティーでござるか?」
ダジー「そいつだそいつ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
帰って早々俺とムイはあのおっさんに無駄に訓練させられちまったんDAZE!!!!!!!!!!!!!!!!
ほんとなんなんDA!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「ほえ…なんでまた」
ムイ「魔法使いの連携の訓練の先頭に立ってくれって…
ダジーが自分で有能だからって言うから…」
ダジー「おぉよ俺様は超一流魔法使いだからYo!!!!!!!!!
頼られちまったんだよNAー!!!!!!!!!!!!!!!! 参るわー!!!!!!!!
参るわー!!!!!!!!!!!!!!!!」
ムイ「でも全然ダメダメでクソ以下だったから先頭に立つどころか逆にしごかれちゃったんだよね…」
ダジー「よ…余計なことは言わなくていいんだYo!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「そうでしたか…
それでお二人はディミリアさんにはお会いしましたか?」
ダジー「もちろんDAZE
だがまぁ…俺達が前に会った時とちょーっと変わっちまってたせいか
何度も俺達の顔を見比べて頭を扇風機みたいに回したのち気絶しちまったけどNA」
ギル「で…でしょうね」
ムイ「でも喜んでくれました
…“良かった”って 泣いてくれました」
ダジー「………帰って良かったZE…
静かに眠る“同志”達にも久方ぶりの挨拶も出来たSIYO…」
ギル「…えぇ それはよかった」
-
http://i.imgur.com/OVhhzDA.jpg
-
ギル「…さて…ではディミリアさんの方に…と その前に
ハイゼンさんと刻苦さんと あとミキニーさんはここでお別れしましょう
長旅で疲れたでしょうからお休み下さい
ディミリアさん達への紹介はまた後日で」
ハイゼン「分かりました」
刻苦「クワ〜〜〜…
食堂〜…食堂に行かせろクワ〜〜〜〜〜〜……
包丁を握らせろクワクワ〜〜〜〜〜〜…
肉を切らせろ…震えが止まらんクワァァァァァ〜〜〜」
ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ
ギル「そうですか…なら…ダジーさん この方達を食堂まで案内してくれませんか?
要望があれば他の場所も案内してあげてください」
ダジー「お…俺達KAYO!!!!!!!!!!!?
こいつ大丈夫KA!!!!!!!!!!!!!!!!? すげー危ない奴っぽいけど…!?」
ギル「大丈夫でありますよ! 人畜無害な方であります」
刻苦「き…切れ味をォォ…切れ味を試させろォォォォォォ…ガ…ガパパァァァァァァァ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シュラララァァァァァ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー「説得力皆無ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミキニー「お? この河童工場を見学出来るのーん?!!!!!!!
見たい見たーい!!!!!!!! 」
うきゃー!
ダジー「うげ!!!!!!!!!!!!!!!! こ…こいつもKAYO…」
ギル「ではお願いしますね」
ダジー「お…おい待て!」
ガッ
ミキニー「うひひひひひ…まぁ案内頼むゾ」
ダジー「ひ…ひえ…!」
ミキニー「あの時の屈辱は忘れていないよん…
忘れて欲しけりゃ早く私を案内して河童の生態を教えな…」
ゴゴゴゴゴゴ…
ダジー「ひ…ひぃぃぃぃぃーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
河童の生態なんか知らne〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お…おいギル〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
―――
ツバメオー「…あの紫ほっておいて大丈夫なの?」
ギル「…まぁもう悪さはしないでしょう
さぁ行きましょう」
――― ネアメ・ルート深部
ディミリアの事務室 兼 教会 前
ギル「この部屋の中にディミリアさんがいますね」
ビラコ「早く先生に会いたいですよ♪」
もみーの銃「私も“ばあっ!”ってしたいよー!!!!」
ジュリー「ふふ…なんだか緊張するね
……ん?」
《教会前の土壁を見て何かを感じ取るジュリー》
ジュリー「………」
ギル「……ジュリー殿
入りますが…」
ジュリー「…あ…あぁ いいよ 行こう」
ギィ…
-
ガチャ!
ギル「ディミリア様…特外部隊ギルチーム…ただ今帰還致しました!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビシー!!!!!!!!
ディミリア「そいやぁーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そッッ!!!!! そいやッさァッーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
フンヌーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! フンヌーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
せいせいせいオッーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュゴヒュゴヒュゴヒュゴヒュゴヒュゴヒュゴヒュゴ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《一人で突っ張りをかましまくっているディミリア》
ディミリア「ハッキヨイーッ!!!!!!!!!!!!!!!! ハッキヨイーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うんぬゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あぼぁアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズッッザアァァーーーーーーーーーッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《一人吹っ飛ぶディミリア》
ズザッ!!!!!!
ディミリア「まだよォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! これまだよォォォォォォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
土俵際よこれェ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ふぬーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ウヌヌーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「ディ…ディミリア様…」
ディミリア「…ハ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギルさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドッキ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「って…きゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どさーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ディミリアさーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「きゅうううう」
ちーん…
―――
ビラコ「はい! 手当したですよ♪ センセ♪」
ディミリア「あ…ありがとうございます
え…えと…すみません…恥ずかしい所をお見せしましたね…」
ツバメオー「恥ずかしいっつーかなんかめっちゃ見ちゃいけないもの見たようですごく気まずいんだけど」
ヤンデル「なんだったんだ…;」
ディミリア「あ…あぁ…あはは……今のは“一人相撲祭”っていうお祭りで…奇祭です…
あの…私…実は奇祭マニアで……暇な時はあぁして奇祭を再現してるんです…
あぁ…恥ずかしい…」
カ〜〜…
エンカ「暇つぶしが前衛的すぎるでござるぞ…」
-
http://i.imgur.com/Fp1xBtE.jpg
-
ジュリー「ディミリアさん…なんか変わったかい?
随分とアクティブになった………良いよ 素敵さが上がったと思うよ」
ディミリア「いや〜〜……そんなことはありません…
ただこういう役回りをさせていただいて自ずとこんな感じに変わったというかなんというか…………………ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドキッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「やあ」
ディミリア「………
………………!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
……………え!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
…あ…あなッッッ…ほんッッ…ほんッッッ…
…………………ほんッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドドドドォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「あぁ 本当にジュリーだよ」
ぷるぷるぷる…
ディミリア「……!!!!!!!!!
……び…びええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!―――」
ガクゥゥゥゥッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ちーん…
エンカ「ディミリア殿ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!
―――
ビラコ「先生! 大丈夫ですか?」
ディミリア「……ん… あ…ご…ごめんなさい私…また気絶しちゃいました…
…えっと…」
もみーの銃「ディミリア先生〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ディミリア「…え?! もみーのさんの声…? あの子は死んだはずでは…」
もみーの銃「はい!!!!!!!! 死にました!!!!!!!!!!!!!!!!
でもお兄ちゃんが私の顔を模した銃を作ってくれたからそこに魂を写してこの世に戻ってこれたんです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!
チャッキィ〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「―――」
ディミリア「ぎえぴぶくゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぶくぶくぶくぶくぶくぶくぶくぶく…ガクゥーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ちーん…
ウソニ「ディミリア先生!!!!!!」
―――
ビラコ「センセ…大丈夫ですか?」
ディミリア「…う…うぅぅ…怒涛の驚き祭で脳が追いつかな…」
ビラコ「あ! そうだ
センセ! 私…天狗に変身出来るようになりました!!!」
ボボン!!!!!!!!!!!!!!
イヨォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ディミリア「―――――――――――」
サッ〜〜〜…
ギル「あ…あぁぁッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もう驚きがキャパを超えてしまったのかサイレントに気絶されてしまった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズズーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「この人すぐ気絶すんな」
-
驚きすぎw
-
ディミリア「ハァ…ハァ…ハァ…!
もうダメ…驚きすぎて心臓が目から飛び出しちゃいます…!
もうこれ以上私に怒涛のびっくり情報を与えないでください…!
ただでさえダム里さんとムクールさんの件で驚いてるのに…!
あぁ…まず一つ一つ情報を整理していきましょう…
えっと…あなたは…間違いなくジュリーさん…ですね」
ジュリー「間違いないよ
…ハハ こんな姿になってしまったからね
おまけに力も前より衰えてる」
ディミリア「えぇ…力が縮小しているのを感じます
でも…本当にジュリーさんです…
良かった………本当に良かった…」
エンカ「…しかし ディミリア嬢は今になってジュリー兄さんと合流したことを知ったのでござるか
拙者達より先にあの二人が帰ってたのに あの者達は伝えなかったのでござるか?」
ディミリア「ええ……
…あのお二人と再会した時 私は今みたいに驚きましたが同時に喜びも大きかったですからね
もしかしたらあの二人は私をもっと驚かせて喜ばせようと思って敢えて言わなかったのかもしれません」
ジュリー「はは…あじな真似をするなぁ…」
ディミリア「正直………まったく考えてませんでした
本当にジュリーさんと再会出来るなんて…!
…『ゲーム脳地方に踊る骸骨』……その情報を聞いてその確認をギルさんに頼んだのは私です
それは…あの時から行方不明のジュリーさんじゃないかと…
…でもその時 心の中では半信半疑だったんです
そんなのただのそこらへんのガシャドクロじゃないかって」
ツバメオー「そこらへんのガシャドクロってソレそんな野良猫みたいなノリで見たことねーヨ」
ビラコ「あー 秋口になるとたまに見るですよ」
ディミリア「…でもジュリーさんは本当に居た…
本当にそこに居たのですね
それは喜ばしいことです……最初にそれを信じれなかった私が恥ずかしいです…」
ジュリー「仕方ないさ
俺達が行方しれずになったのは…場所が場所だった
魔反会の基地に向かったあと連絡が取れなくなってしまったら死んでると思ってしまうのはごく自然だよ
むしろ謝るのはこちらだよ もっと早くネアメの人間にコンタクトを取るべきだった
ごめんね」
ディミリア「いえ…いいんです」
ジュリー「よくないさ…
ディミリアさん…明るくなったけど少し痩せたよね
心労も大きかったんだろう…
俺達はこの世界の魔法使い達の希望だったんだ…
その俺達がいなくなって魔法使い達は不安に押し潰されそうになっただろう
ディミリアさんはそんな人達を支えて 元気づけてまとめていたんだ
みんなの不安を自分一人に受け止めてね…
それは本当に過酷なことだよ 俺達が撒いた種でそこまでの苦労をかけさせてしまって…本当に申し訳ない」
ぐッ
ディミリア「大丈夫です 本当にもう大丈夫ですよ
確かに一人の時は大きな責任に押し潰されそうにもなりましたが
今は……一人じゃありませんので!」
ニコッ!!!!!!!!
ギル「!」
《ギルを見て微笑むディミリア》
ジュリー「そっか……良かったよ!」
ぱぁっ!
ディミリア「ジュリーさんが生きてらっしゃるということは 他の方々も…?!」
ギル「あぁ!!!!! そうです!
今回はジュリー殿だけでなくチロリーン殿とも再会出来ました!
チロリーン殿は私用のため先にマイムシティに向かいましたが 後ほど必ずここへ来るとおっしゃってました!!」
ディミリア「! そうですか…! なら迎えを送らねばいけませんね!」
ギル「はい!!!!!
そして他の方々も…きっとどこかにいらっしゃいます!!!!!!!!
今回ジュリー殿とチロリーン殿に再会して確信しました!
我々の希望…フーリャン様のチームは必ずこの地で結成されます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ディミリア「………さて…続いてですが…………えっと………もみーのさん…?」
もみーの銃「はい!!!!! 先生!!!!!!
その節は本当にお世話になりました!!!!!!!」
ペコー!!!!!!!!
ディミリア「いやあの」
もみーの銃「言いたいことは分かります
確かにちょっと声が前より高いかもしれません!
でもそれは銃口の構造上の問題で」
ディミリア「いやあのそうじゃなくてあの」
もみーの銃「え…?
…! もしかして歯にのり付いてますか!?
さっきおにぎり食べたから…! …恥ずかし…!」
ディミリア「いやあのちがくて」
ウソニ「さっきもみーのも自分で説明していましたが
今この銃にはもみーのの魂が宿っています
気合いを入れて造形にこだわったらもみーのの魂が入るに足る器になったようです」
ディミリア「ええ………?
ほ…本物のもみーのさんなんですか…?
それともあの…成仏しきれてなくてとか…」
もみーの銃「成仏してますよ! 今はあの世でキャンパスライフを過ごしてます!!!
でもこっちが…お兄ちゃんやツっちゃん…皆さんが大変そうだから 私も力になりたいなって思って!!!!!
あの時逝く私を送ってくれた皆へのお礼に… 最後まで看て下さった先生達へのお返しに…一緒に戦おうって思ったんです!!!!!!!!
私も…私が生まれ育ったこの世界が好きだから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パァ!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「…
なんだか頭が追いつかないこともありますが
こうしてまた…しかもこんなに元気なもみーのさんと会えるなんてとても嬉しいですことです
…お帰りなさい もみーのさん…
…戦いに協力して下さるのはありがたいですが… せっかくの第二の人生…今度は何よりこの世界を見てほしいです」
もみーの銃「はい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
くぅ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア先生はやっぱり優しいです…! 嬉し空砲〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボォォーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「こら 無駄に火薬を使うな 喉が渇くぞ」
ディミリア「………そ…それでもう一つ…ビラコさん…」
ビラコ「はいせんせー!!!!!!!!!!!!!!!!
私…天狗に変身して風を操れるようになりました!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビシッ!!!!!!!!!!!!!!!!
イヨォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜……
ヒュゴゴォー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「すみません…それが一番わからないです…」
ズーン…
-
全くだww
-
てんてん ぐりぐり
ディミリア「…なるほど…力のカケラですか……
それを皆さんが授かって…それでたまにそのカケラが力を貸してくれて変身して…
今はビラコさんが天狗に トバメオーさんが素直に ヤンデルさんが眉毛になる………と
なるほど
まったく分かりません」
すーん…
ギル「そうでしょうね…」
ズズーン…
エンカ「それに関しては拙者達もまだよく分かっておらんからな
この力で変身出来るのも今の3人だけだし…」
ツバメオー「かといってボクらもほいほい変身出来るわけじゃないしね
お姉さんは結構頻繁に変身するけどさぁ」
ビラコ「私の天狗様への愛の賜物です♪」
ヤンデル「ていうか今のビラコさんのそれは変身じゃなくてただのコスプレじゃ………」
ディミリア「………
出所も分かっていないんですね
大丈夫なのでしょうか…」
ジュリー「大丈夫大丈夫
俺も実際見たけど別に邪悪なものじゃあないよ
きっとどこかの戦士達の力の一部を宿したのさ
せっかく凄い力をくれるんだ この戦いで存分に利用しなきゃだよ」
ギル「そうですね この力を下さった方も悪そうな人ではありませんでしたし…
この力を魔反会との戦いのために使うのに躊躇いは自分にはありません
……といっても自分はまだ変身出来ませんが」
ディミリア「そうですか…
当事者のあなた方がそうおっしゃるならいいですが……
………さて…驚く情報もとりあえず整理がついたでしょうか
…皆さんが無力化させた魔反会施設の話も聞きたかったですが…今日のところは問答はこれでやめにしましょう
そろそろ夕飯の時刻です
皆さん食堂に行かれてはいかがですか?」
ビラコ「賛成ですよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪
おなかがペコペコです〜〜〜〜〜〜〜」
もみーの銃「ほんと! お腹が空きすぎて撃鉄と雷管がくっついちゃうよ〜〜」
ツバメオー「発砲やめろ」
エンカ「…おっ! 食堂か…そろそろあの河童のコックがたどり着いてそうでござる
きっと料理を作ってるぞ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
これは晩飯が楽しみでござるなぁ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ディミリア「…河童…?」
ギル「刻苦さんという新しい仲間です
元魔反会のコックですが魔反会を抜けてここに来て下さいました!
元々は漫湖育ちの河童で漫湖のほとりでレストランテ漫湖を開いていたらしいです
その漫湖料理を認められてコックになり魔反会にスカウトされたのですが漫湖仕込みの青い料理は魔反会には合わなかったようです
しかし彼は漫湖魂を大切にしていて決して青い料理…通称“青漫湖”を捨てることはありませんでした
しかしやはり魔反会に熱い漫湖の情熱は伝わらず 戦力外通告とばかりに辺境にある例の施設に飛ばされていたようです
そこでも受け入れられることはなく バカにされていたようでありますね…
それでも刻苦さんはめげずに新たな漫湖料理を開発し 漫湖の技術を広げていったのです
そうして“ネットリ漫湖レシピ”や“漫湖ちんすこう”など画期的な料理をも創作しました
我々は刻苦さんが作る漫湖の力に着目し その漫湖パワーを是非ともネアメにも取り入れたいと考え
刻苦さんを連れてきた次第です漫湖」
ディミリア「――――」
ウソニ「―――…気絶している………」
ギル「おや どうしたんだろう」
-
漫湖連呼しすぎww
-
そして…
――― 食堂
わいわい!!!! がやがや!!!!
ギル「…おー!!!! さすがこの時間は活気がありますね」
ツバメオー「いやさすがに多すぎじゃない?
休日のデパートじゃないんだから……」
ハイゼン「あぁっ! 皆さん!!!!!!!」
ビラコ「ハイちゃんですよ〜〜〜!?」
ハイゼン「早速配膳させてもらっています!」
エンカ「ほぉ! 彼女が配膳をしているということは!」
ミーコ「あら! やっといらっしゃいましたねぇ!」
ギル「ミーコ殿!!!!!!!!」
ガキ「うぇえーい!!!!!!!!」
ミーコ「1年ぶりですね!」
ギル「えぇ
もう1年でいいです
それにしてもすごい数ですね
いくらご飯どきとはいえここまで食堂がいっぱいなのは今までそうなかったのに!」
ミーコ「えぇ! 本当すごいですよ!
なんせあんなすごい料理を作る方が来てくれたんですもの!!」
エンカ「…お! やはりやってるでござるか
刻苦殿!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミーコ「えぇ! 突然厨房に現れたかと思えば今までみたことないような包丁さばきピーラーさばき鍋振るいお玉づかいであっという間にちょっとした定食をこしらえてしまったの!!!!!!!!
見た目は青くて最初は引きましたけど…食べてみたらすごくおいしくて!!
だからネアメの皆さんに宣伝したらあっという間にこの始末で!!!!!!!!」
ガキ「あのコックさん河童みたいなやつのくせにすげーやるよ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミーコ「こらガキ!!!!!!!! 河童だなんて失礼よ!」
ギル「いや大丈夫です 実際河童なんで」
ウソニ「ここの人達は割とすんなり受け入れるんだな」
ハイゼン「えぇ! えぇ! 本当にすんなりと!
ネアメの人達は見た目じゃなくて味で選んでくれています!
魔反会とは大違いでとても嬉しい………配膳のしがいがあります!!!!」
エンカ「うむ 普段はこの時間に来ない兵もこぞって来てるようでござるな
無精な連中をも唸らせるとはさすがだな」
ザッ…
スパルティー「あの腕前なら当然の結果だろう」
ギル「スパルティーさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スパルティー「ギル…重大な任務の遂行にまずはお疲れ様だったな
今回かつての英雄が凱旋したことでネアメの士気が再び上がった
それだけじゃない 君達が連れ帰った他の人材もなかなかの粒達だ!
とくにあのコックが素晴らしい!
先程彼の作る料理を口にしたが 素晴らしい栄養バランスだった!
その上おいしいときたものだ! 食べ物は栄養に比重を置きすぎると味がそっけなさすぎたりマズくなったりするものだが…
これは味も文句なしに上手い!!!!!!!!!!!!!!!!
この青いカレーなんかも…ペーストへのこだわりが見えるな!
隠し味にしょうがとくわいを使ってる所もポイントが高い!」
ギル「お詳しいですね」
スパルティー「私は昔戦場料理人を目指していたから料理と栄養にはこだわりがあったのでね
…前々からこのネアメには食べ物の面での栄養のアンバランスさがネックだと思っていたんだ
最悪私が厨房に立って管理せねばとも考えていた
…しかし私は昔 舌の味覚神経に矢を受けてしまってな…
味覚障害…とまではいかないがちょっと味音痴だったのでなかなかそうもいかなかったのだ
そんな矢先に彼が来てくれた
…ネアメは更にパワーアップするぞ!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
http://i.imgur.com/LO32E6T.jpg
-
味覚神経に矢てwww
-
ミーコ「やっぱりそういうものなんですね」
スパルティー「あぁいや
とはいえたまには栄養も関係ない家庭料理も食べたくなるものだ
例えば君の作る肉じゃがとかな あれは絶品だ
また作ってくれ」
ミーコ「はい!」
エンカ「…これはこれは…
あのスパルティーが気の利いた事を言うようになるとは
随分と丸くなったでござるなぁ」
スパルティー「余裕が出来たと言ってくれ
前の私は一人で焦り突っ走り散々ネアメを振り回したが…
このネアメを完全な軍隊にしようと無茶をした…
…いや ネアメはいずれ魔反会と戦わねばならぬ日が来る…だがそれよりもまずここに避難した魔法使い達に安定・安心を与える事が大事だと気付いたのだ
以前私が強制徴兵した時… 人々は不安と恐怖の顔で訓練を受けていたが…
今私の元に来てくれる人々は平穏な未来を勝ち取ろうという 希望に満ちあふれた顔をしている
命の危険がないこのネアメで安心を得て…そして未来を見据えはじめたのだろう
かつての平穏を自らの手で取り戻すために 共に戦おうと協力してくれているのだ
…それは強制では決して芽生えない誇り高く素晴らしい勇気の心だ
前の選挙からそれに気付かされたよ 人が自ら抱く勇気の強さにね…」
ギル「スパルティーさん…」
スパルティー「もちろんギルの選挙の時の宣言に影響された者も多くいるだろうがね
そういえばたまに私の元に“ギルさんみたいなポールダンスマスターになりたい”とか言ってくる者もいるな」
ギル「あ…あれすか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いやあれはすごい迷走していたあれなんですごく恥ずかしい…!!!!!!!!!!」
ズズーン…!
スパルティー「仕方なく私が教えてあげるがね」
ツバメオー「教えるのかヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スパルティー「幼い頃に日銭を稼ぐためにクラブで演っていたことが少々あってな
…私の必殺ポールダンスは“スターゲイザー”だったんだが膝裏に矢を受けてしまってな…
昔ほどのキレはなくなってしまったのが悲しい所だ」
ツバメオー「お前もう全身穴だらけじゃねーの…?」
スパルティー「ところで
今回君らが連れ帰った英雄はどこだね?
是非挨拶をしたいが」
ヤンデル「…? あれ…ジュリーさんいない…」
ギル「ジュリーさんならディミリアさんとお話があるとかで部屋に残ってます
また今度紹介いたしますよ」
スパルティー「いないのか 残念だな
まぁいい…ならば エンカ殿」
エンカ「なんでござるか?」
スパルティー「ちょうど君に相談があったところなのだが
食堂で食べるなら一緒にどうかね」
エンカ「ほう? 拙者にでござるか?
奇っ怪な まぁいいでござろう
まさか重たい話ではござらぬだろうな?」
スパルティー「ふっ…そう身構えるな
ちょっとした相談… まぁ一杯引っ掛けながらでも出来る話だ
」
エンカ「ほほう 拙者は酒にはうるさいぞ
…すまんなギル というわけなので拙者は席を外すぞ」
ギル「はい ではまた」
ヤンデル「なんだろう…」
ツバメオー「わかんないの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
アレは………逢い引きだヨ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
くそッッ…濃すぎるヨ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あの2人のホモプレイとかリアルすぎて笑えねーヨ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギンッ…!!!!!!!!
ヤンデル「本当に笑えないからやめろ…………」
-
わいわい わいわい
魔法使い「すげーうめーなー!!!!!!!! でもなんかものたんねぇ!!
…あ!!!! ミーコさん!!!!!!!
そうだ! ミーコさんのみそ汁だ! ミーコさんのみそ汁が足りないんだ!
俺ミーコさんのみそ汁くいてー!!!!!!!!」
人「俺も俺も!!!!!!!!」
ミーコ「あらら! 注文が入りました!!!!!!!
ちょっと厨房へ戻ります!!!!!!!!」
ガキ「ママ僕も手伝うよー!!!!!!!!」
タター!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「…栄養と本格的な味の刻苦さんと平穏な家庭の温かみを思い起こさせるミーコさん…
いいバランスですね そんじょそこらの高級店でも味わえませんよ!!!!!!!!」
ハイゼン「ええ! あの奥様のお料理の腕 刻苦料理長も褒めてらっしゃいました」
ビラコ「今まで一人でみんなのご飯作ってたから当然ですよ!」
きゅる〜〜〜
ネコ【…おい! こんな大勢が飯をかっくらってる真っ只中で何故我輩らだけ立ってくっちゃべっておらねばならんニャ!?
生殺しにゃお! 我輩も腹が減ったニャン】
ギル「あぁそうですね!
しかしこの混雑では…席があるでしょうか」
ハイゼン「席ならもちろん皆さん分を確保しています! どうぞどうぞ! 案内します!」
―――
ハイゼン「こちらのテーブルでお待ち下さい!
今 刻苦料理長とミーコさんの合作フルコースをお持ちしますので!」
ツバメオー「フルコースやったー!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「…ふぅ やっと腰を落ち着けれたか」
ルミ「おや!!!!!! あなた方 ご帰還なされてたのですね!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザザ!
ギル「む! ルミさんでありますか! ネアメ内で新聞を作成している方で『ぷりぷりの海老出版社』の記者をしている…」
ルミ「説明感謝でーす!!!!!!!!
早速ですが今回の任務について取材してもいいですか!!!!!!!!!?
大まかな目的とその成果! そして1年に及ぶ大冒険の概要を!!!!!!!!」
ギル「1年はかかってないですけどね」
ウソニ「こちらも疲れてるし取材はまたにしてもらったらどうだ」
ギル「いや まぁ料理が来るまでに時間がありますし
今回の任務の件で悪い話なんて一つも無いことですから
せっかくなのでここで自分が取材を受けておきますよ
皆さんは休んでまっていてください」
ルミ「話が分かりますねー!!!!!
じゃあこちらへ!!! じっくり聞かせてもらいますよぉ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ムンムンッ!!!!!!!!
ツバメオー「真面目だねぇギルは
ボクは疲れたからご飯来るまで寝よー」
ヤンデル「食堂で寝るなよ…」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
マンツウ「ツビィィィィィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「……おいツバメ
マンツウが来たぞ」
ツバメオー「…かーッ!!!!!!!! こんなときにあんな面倒なやつかヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
寝たふりしとこ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガバッ!!!!!!!!!!!!!!!!
-
マンツウ「ツビ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダダダ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!!!!!!!
キキキーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マンツウ「ヤミー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツビーは!!!!!!!!?」
ヤンデル「ここに…」
ツバメオー「ぐーぐーぐーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「………いや…今は寝てる…」
マンツウ「寝てる?!!!!!!!!! そんなに疲れが貯まっていたのか…?
…くっ!!! かわいそうなツビー…!
…だけど なんて安らかな寝顔なんだ…
まるでこの世の穢れを一切知らないような無垢の表情だ……かわいすぎる…」
きゅん…
ギシ…
《ツバメオーの隣に座るマンツウ》
マンツウ「ツビーと話せないのは残念だけどこうして天使の寝顔を見れたのはラッキーかもしれないな
…ふふ ほんとにかわいらしい寝顔しやがって…」
ポン…
《ツバメオーの頭の上に優しく手を置くマンツウ》
ツバメオー「…ぐ…ぐーーーー…!!」
なぜなぜ…
マンツウ「この顔を見ていたらますます守りたくなっちまう…
安心しろよツビー…! いつか絶対強くなってお前を僕が守ってやるんだ…!
待っててくれよ…!」
ぎゅ…!
《そして抱きしめるマンツウ》
ツバメオー「ぐ…! ぐぐぐーぐぉ〜〜〜〜…!!!!!!!!」
スーリスーリホオズーリ
マンツウ「愛しいぜ…!!!!!
寝てる時にこんなことしたら怒るかもしれないけど…これは俺の誓いのKissだ…!
受け取ってくれよ…!」
ス〜〜〜〜…
ガバァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「やめろーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドッッッゴォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マンツウ「ネスカヘアンバサダァァーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドシャアアアアアアアッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「人が寝てる時に好き勝手してんじゃねーヨちんこ野郎ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!
マンツウ「お…起きていたのか!!!!? ツビー!!!!!!!!
……いや…なら都合がいい!!!!!!!!
これは僕の誓いのディープキッスだ!!!!!!!! 受け取ってくれーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スポァァァァァッ!!!!!!!!
ツバメオー「さりげにバージョンアップしてんじゃねーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こいつめっちゃやべー奴だヨーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!
-
マンツウ「ツビーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
僕を受け入れろーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
受け入れるんだァーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギギギギギギギ…
ツバメオー「い…嫌だーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! やめろ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
マンツウ「ツビー…!! なんでお前それ…!!! …そうか!!!!!!!!
ツンデレか!!!!!!!! それがツンデレってやつか!!!!!!!!!!!!!!!!
あざとおおおおおおおおおおおおおおい!!!!!!!!!!!!!!! あざといぜツビィィ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「なんだこいつのプラス思考は〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!
マンツウ「そうだツビー今日は僕の部屋で寝なよキングサイズのベッドがお出迎えしてやるぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なぁなぁなぁなぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズイズイズイ!!!!!!!!
ツバメオー「いかねーヨ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
一人でいっぱい寝返りだけうってろバカヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
誰か助けて〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズオォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「あらあらうふふ」
もみーの銃「ツ…ツっちゃんが暴漢に襲われてるよ!
ヘッドショットしなきゃ(使命感)」
ウソニ「放っとけ」
ネコ【これが人間の盛りか……下品だにゃ】
マンツウ「ツビ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
世界が平和になったら結納しようぜぇぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
2人で幸せになろうぜぇぇ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
幸せに暮らして子供も出来て…そうだ!!!!! 子供の名前は僕とツビーを合わせた“ツバメまん”って名前にしよう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おまんじゅみたいでかわいいだろ??
それでその子に僕のこの髪留めをあげるんだァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜
それで今度はその子供の子供にその髪留めを……そうやって受け継いで行くんだぜぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜
それが僕の夢なんだえへへェ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐいぐいぐい
ツバメオー「勝手に夢見てろ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前だけはない!!!!!!!! お前だけは絶対にないーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
-
http://i.imgur.com/QMEnNFn.jpg
-
―――
ギル「………というわけでありまして
タイトスカートこそ最もパン筋が映える最強装備でありまして…
自分はもっと世の中にタイトスカートが溢れるべきだと声高に宣言してゆきたい所存であります
ルミさんにもそのことをもっと記事でそのことを伝えてもらえれば…」
ルミ「いや伝えませんけど
なんで今回の任務の話からパン筋の話に移行してるんですか」
ずーん…
わーわーぎゃーぎゃー!!!!!!!!
ルミ「…あれ
なんだか向こうがとても騒がしいですね
なにかあったのでは?」
ギル「愉快な方々ですからね
そんなことよりパン筋布教のためのインタビューを再開しませんか?」
ルミ「いやだからパン筋を布教するための記事じゃないです」
―――
マンツウ「ツビー!!!!!!!! イこうぜ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「いやだーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジタバタジタバタ
ヤンデル「お…おいマンツウ…そろそろやめろ…」
マンツウ「うるさいぞヤミー!!!!!!!! これは男と女の問題だ!!!!!!!! 部外者は口を出すな!!!!!!!!!!!!!!!!
さぁさぁツビ…」
ミキニー「河童狩りじゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゴォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マンツウ「うぐぶるあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドズザァー!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「ヒャッハァー!!!!!!!! 不意打ち大成功ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!
さっきの仕返しだもんね〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さっきこの中の“図書室”ってとこで河童を捕獲するための資料を見てきたんだゾーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そしたら“河童は右斜め後ろ”からの攻撃に弱いって書いてあったか試したのだーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そしたら見事に大成功ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!! ピースピースピーース!!!!!!!!」
テッテレー!!!!!!!!
ツバメオー「お…お前…!!」
ミキニー「ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!?
なになに? お前もまさかこの河童狙ってた?
悪いけど私が先に頂いたゾ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こいつの尻子玉は私がいただくもんねザマーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ツバメオー「ありがとうお前は命の恩人だヨーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガッシィー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「え…えぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
なにー!!!!!!!!? 急になになに〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
なんかしらないけどメッチャ気恥ずかしいんですけゾーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
カ〜〜〜〜!!!!!!!!
-
マンツウ「ぐぐぐ…ツ…ビ…」
ツバメオー「!!!!!!!!!!!!!!!! まだ生きてるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
殺れ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミキニー「まかせろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カカンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「いや…殺るなよ…」
ハイゼン「皆さんお待たせしました! 料理長とミーコさんの特製フルコースをお持ちしました!!!!!!!!!!!!!!!!」
刻苦「食えクワ食えクワ〜〜」
マンツウ「バボアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミキニー「喰らえ!!!!!!!! ダイ・シェイク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
しゅわぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マンツウ「うぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「よし!!!!!!!! そのまま殺れ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バチバチバチバチ…しゅうぅ〜…
マンツウ「ン…ゴ…ゴォォォ…」
よろよろ…
ミキニー「こいつ〜〜〜〜!! 今のを耐えるなんてなかなかのタフネスだねん!!!!!!!!!!!!!!!!
こうなったらデス・ハグだ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぶわわわわわ…
ハイゼン「あわわ…なんだかそれどころじゃなさそうですよ料理長!!!!!!!!?」
刻苦「……クワワワ…」
ビキ…ビキ…
ムキムキムキムキィィィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
刻苦「グワゴゴゴォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
食堂では静かにしろグゴォォォォアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「ひ…ひーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハイゼン「りょ…料理長が巨大化してマッチョにぃぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブブー!!!!!!!!
マンツウ「ヅビィィィィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミキニー「逝け〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バババー!!!!!!!!!!!!!!!!
ブチッ!!!!!!!!
刻苦「騒ぐ奴はァ…
パン生地にしてやるグォわハァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドグシャアアァー!!!!!!!!!!!!!!!!
マンツウ&ミキニー『うぎゃあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
《潰される2人》
ギル「……!」――√ ̄
ギル「…今誰か…“パン筋”と…!?」
ガタッ…
ルミ「言ってません」
-
http://i.imgur.com/WXGArY1.jpg
-
そして…
ルミ「…あ
どうやらお料理が来たみたいですね
インタビューはおしまいにしておきます」
ギル「はい
有意義なインタビューでした」
ルミ「知りたい事はほとんど聞けませんでしたけどね…」
―――
ギル「皆さん戻りました!!
…おぉ…! これはおいしそうですね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さすが刻苦さんとミーコさんです!!!!!!!! いやーこんなのが毎日食べられるなんて満たされますねェ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
もく…もく…
ツバメオー「…」
ヤンデル「…」
ギル「…あれ!!!? どうしました皆さん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ウソニ「……とにかく座って食べたらどうだ」
ネコ【そうだ 立ってないで食えニャ…
静かにな】
ギル「は……はあ…………
…………ん?」
しゅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜…
ミキニー「―――」
マンツウ「―――」
ち〜〜〜ん…
ギル「…なんであのお二人は潰れてらっしゃるので…?」
ウソニ「とにかく今は静かに食べよう
命が惜しくばな…」
ギル「い…命!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズーン!!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…………
刻苦「……ふしゅううううううう…」
ギンッ…!!!!!!!!
――― そして…
ギル「それではここで解散としましょうか…
もう夜ですし任務でお疲れでしょうから皆さんお休み下さい」
ヒラコ「は〜〜〜〜〜〜い!!!!
疲れたですけどとっても楽しかったですよう!!!!!!!!
またあの皆で任務したいです〜〜〜」
ギル「えぇ また機会があれば再結集することもあるでしょう
それまでは皆さんそれぞれ頑張りましょう!」
ウソニ「…俺は正式には君達のチームの一員ではないが…この一年君達の中にあって心地好かったよ
またなにかあったら誘ってくれ いつでももみーのと駆け付ける」
もみーの銃「まかせてヘッドショット!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「一年じゃありませんが………こちらこそ!!!!!!!! またよろしくお願いします!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「じゃあこれで失礼する」
もみーの銃「じゃあねツっちゃん! また一緒にお話しよーねーーーー!!」
ツバメオー「あ…あぁうん またねもみーの」
ビラコ「私も部屋に帰らなきゃ!!!!
久々に天狗様を讃える儀式をするです!!!!!!!!
部屋に来ても私多分裸ですから気をつけて下さいですよ!!!!!!!!」
タタッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「何をするつもりなんだヨ…」
ヤンデル「……あの猫もいつの間にかいないな…
普段どこに居るんだろう…」
ギル「さて 我々もそれぞれの部屋に戻りますか
ヤンデルさんとツバメさんは同じ部屋でしたね」
ツバメオー「…それなんだけどさぁ…
ギル…ちょっとお願いがあるんだけど…」
ギル「?」
-
――― ウソニの部屋
ウソニ「…ふぅ」
バタン…
もみーの銃「わぁ お兄ちゃんと私の部屋だ
私が死ぬ前と変わってないね」
ウソニ「当たり前だ
お前のベッドもそのままだ
お前が最後に吐いた血ヘドの跡も残してあるぞ」
もみーの銃「それは掃除してよお兄ちゃん」
ウソニ「俺はもう休むが お前はどうする
お前 こうしてこちらの世界に来ているが “向こう”にちゃんとした住まいもあるんだろう
魂とはいえ今回お前もかなり働いてくれた 疲れてるだろうし戻ったらどうだ」
もみーの銃「…うん
でも居心地が良くて…」
ウソニ「そうか
お前が良いなら止めはしないさ こっちで休むといい」
もみーの銃「うん…
お兄ちゃんは優しいなぁ…
………みんなも……ツっちゃんも…
…うぅ…」
ポロ…
ウソニ「……潤滑油……いや 涙か?
どうした? 何が悲しいんだ?」
もみーの銃「ん…………えへへ…ちょっと寂しくて」
ウソニ「…寂しい? 何がだ」
もみーの銃「…あのね こうやってこっちの世界に戻れるようになってから…なんだか私思うの
ツっちゃんとの間に距離…みたいなの
もしかしたらツっちゃんはこんな私を受け入れてくれてないのかなって…」
ウソニ「…なに…? まさかもみーの…
あの子に何か酷いことでも言われたのか…?
だとしたら…生かしてはおけんな…
待ってろもみーの 今あのぺたん娘の頭に物干し竿を差し込める穴を作ってきてやる」
ジャコッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビキッ…ビキッ…
もみーの銃「や…やめてお兄ちゃん!!!!!!!!!!!!!!!! 違うの! そういうつもりじゃないの!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「…?」
もみーの銃「ツっちゃんは…別に酷いことはしてないよ…
ツっちゃんは前みたいに私を友達として扱ってくれてるよ
…距離を感じてるのは…私がそう思ってるから…だと思うの
“楽しい”と思うほど感じるの
こんな…銃の私が友達なんか言ってていいのかな…?
どうかんがえても釣り合わないよ… 一緒に歩いてても物騒すぎるもん…
死んだ私は死んだままあの世にいるべきだったんじゃないかな…」
ウソニ「…それは…それは違うぞもみーの
そんなことを言わないでくれ」
もみーの銃「…ありがとう…お兄ちゃん
“あの時あの瞬間”に悔いなんてなかったけど…
でもやっぱり…悔しいなぁ…
なんで私は死んだんだろう…って」
ウソニ「…」
もみーの銃「…ごっ ごめんねお兄ちゃん
疲れてるのにこんな辛気臭い話!
私今日は向こうに戻って寝るね
…じゃあ…」
ウソニ「…待て」
もみーの銃「?」
ウソニ「…もみーの… お前の悩み…よく分かった
確かにお前は早くに死んでしまった 悔しいだろうし苦しいだろう…
その苦しみは俺が必ず取り払ってやる!!!!!!!!!!
お前がなんの憂いも後ろめたさもなくこちらの世界で過ごせるように変えてやろう!!!!!!!!!!!!!!!!
お兄ちゃんにまかせろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーの銃「…お…お兄ちゃん…?」
ウソニ「寝るのはやめだ
…あぁ これから忙しくなるぞ
…妹のためなら何一つ苦ではないがな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バババンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッ
-
× でもやっぱり…悔しいなぁ…
○ でもやっぱり…こうなった今は 悔しいなぁ…
-
―――
ギル「…うーむ…」
ツバメオー「ふーん ここがギルの部屋かぁ
なんかポップコーンみたいな匂いがするヨ」
ちょ〜〜〜〜〜ん…
ギル「…なんでこんなことに…」
――― 数分前
ギル「えぇ!!!!!!? 今晩は自分の部屋に泊まらせて欲しいと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ツバメオー「頼む!!!!!!!! この通りだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パチ…パチ…
ギル「いやこの通りとか言いながら爪切りつつ言われましても!!!!!!!!」
ずーん!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「おい…何が目的だ…」
ツバメオー「何って………避難ダヨ避難!!!!!!
自分の部屋で寝てたら…絶対マンツウの野郎が夜ばいしてくるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤバイヤバイとは思ってたけど あいつはガチのヤバイ奴だったヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
間違いなく来る!!!!!!!! だから匿ってくれヨ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「えぇ…? そこまでしますかね…」
ヤンデル「いや…確かに…来るな
あいつなら絶対来る 麻袋かついでやって来るぞ……
あいつならやりかねない」
ツバメオー「かーッッ!!!!!!!! 考えただけで寒気がする!!!!!!!!!!!!!!!!
頼むヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この通り!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パチ…ビチィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「うぎゃー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 深爪〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ!!!!!!!!
ギル「…分かりました そういうことなら」
―――
ギル「ふむ…そんな感じで仕方なく招き入れる事になりましたが…良かったのでしょうか
ビラコさんとかの方がいいんじゃ?」
ツバメオー「やだヨ………
前にお姉さんの部屋でお泊りしたことあるけど 夜中に天狗と会話したり変な音がしたりして気味が悪いんだヨ…
消去法でギルしかいねーヨ
まぁいいじゃん? この前も民宿で一緒な部屋で寝たんだし」
ギル「いや…あれはバーチャルですから…
それにこの部屋は寝床が一つしかありません」
ツバメオー「いやいいヨ
ボク床かロッカーで寝るから」
ギル「いやいやロッカーて!!!!!!!
…いいですよ 自分は床で寝るのでツバメさんはベッドでどうぞ」
ツバメオー「Foo!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ありがてぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒューーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!! このベッド潰した蟻みたいな匂いするヨーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオオオオオーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「や…やめてください!!!! 恥ずかしいです!!!!!!!!////」
カーッ…
-
潰したアリてwww
-
ギル「い…今シーツ替えます!!!!!!!!
少しどいてもらえ…………ん?」
ツバメオー「ゼットゼットゼットゼットゼット…」
ギル「…も…もう寝ている…
案外好みの匂いだったんスかね…」
ぱさ…
《布団を掛けるギル》
ギル「……ツバメさんがこうして自分の部屋でなんの抵抗もなく来るのは信頼されてる証拠でいいのでしょうかね
初めのころはあんなに険悪でしたが………人は変われるものですね…自分もツバメさんも…
………ふふ! さて自分も寝ますかね!」
カチ…
―――… その夜…
ツバメオー「……………むにゃ……
う……うーーん…うーーん…
………ン…ンゴゴォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もがもが!!!!!!!! ぼにゃらアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぱぇぽぉー!!!!!!!!!!!!!!!! ぱぱぱぇぽーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガタァァァァァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガバー!!!!!!!!
ギル「な…何事ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ギル「…?! ツ…ツバメさんですか今の!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
い…一体どうしたのでありますか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「………ふがッッ!!!!
…むにゃむにゃ…えへへへ……むへへ…もへはひへ…へ…」
ギル「……これは…ね…寝てる…?
…な…なんだ…………寝ぼけてるだけか……」
ツバメオー「い…いひひひひひひ……じゅ…じゅるぅぅぅ〜〜〜…
コ…コミケェ………………
ド………ドォジィィィン………ウェ…ウェヒヒ…えへ…おほ…ほ…ほ……ホ…もォォ…」
ギル「……ど…どんな夢を見てるんスか一体………
…うーむ 気になるな
…! そうだ!!!!!!!! こういう時は…“恵方開壁即集音”だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【恵方開壁即集音とは…】
あらゆる音を“聞く”事で全てを“見通す”技術である
これを使って音に耳を澄ませば その音の鳴る場所の景色が見えてくるのである
これを極めれば 相手の思考すら覗く事も出来るぶっちゃけチートな技である
ギル「これを使ってツバメさんの夢を覗いてみましょう
…耳を澄まして――――……」
キィーーーンッ…!!
《ギルはツバメの夢を覗き聞く…!》
もあもあもあもあもあもあもあもあもあもあ…
アハハハハハ!
もぬ毛〜
わいわい
お母さん!
神様〜
ボク達のサークル名は………………
わいわい
きゃっきゃっ
ギル「………〜〜っ……ん〜〜〜…見えない!
…さすがに外から聞く夢は乱雑で不定型なせいかハッキリと見えませんね…
ただ…ツバメさんにとってはとても楽しい夢のようです
なんだか数人の方々の共通の趣味のなにかで盛り上がっていたようですね
変な夢でもないようですしわざわざ起こす必要もなさそうです
…寝直しますか」
ゴソソ…
ツバメオー「…むにゃ…むにゃ…
…………………ミ…ミユニユー…ズ………え…えへへへへへ…」
-
× なんだか数人の方々の
○ なんだか数人の方々と
-
――― 朝
キキルコッコー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
目覚まし時計『ヘ〜イ!!!!!!!! パン筋パン筋〜〜!!!!!!!!
パン筋パン筋〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
丸みを帯びたパン筋はいいパン筋〜!!!!!!!!
四角いパン筋は悪いパン筋〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パン筋パン筋〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
リリリリリリリリリリリリリリリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴソリ…
ギル「…む…むぐ……もう朝か…………
…ふわぁぁ…! …ツバメさんの寝言のおかげであまり寝られませんでした…
…ツバメさん! 朝ですよ」
ツバメオー「…ん…」
ムクリ…
ギル「おはようございます」
ツバメオー「…ん……」
ギル「なんだか随分とボーッとしてらっしゃいますね
寝起きは弱いタイプですか?」
ツバメオー「……んー
…いや 夢を…見たんだヨ…」
ギル「そうですね きっと楽しい夢だったのでしょう?
そんな感じの寝言でしたよ」
ツバメオー「んー……楽しかったヨ…
それでね…ギル…ボク…
ボク…結構…子供好きかも」
ギル「え…? 昨日はあれだけ言ってましたけど…?」
ツバメオー「うん……あれは間違ってたヨ…ボク結構子供悪くないと思った…
むしろもう子供めっちゃ欲しい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ブーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズコー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「子供めっちゃ欲しい!!!!!!!! むしろ既に孫も欲しい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドーン!!!!!!!!
ギル「きゅ…急にどうしたんスか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!
ツバメオー「ボクは夢を見たんだ!!!!!!!!
ボクの子供と孫とそれからずーっと遠い子孫達が時間を超えて集まって同人サークルを作る夢を見たんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
みんなで楽しくホモを語り合ったりホモ同人を作ったりしたんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
すっごく楽しかった! 夢の中だけで終わるなんてもったいない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だからボク…子供が欲しいな!!!!!!!!!!!!!!!! ですぐに孫も出来てみんなで夢みたいにホモ同人を作りたいヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
同人サークルの名前はミユニユーズ!!!!!!!! 決まってるんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あぁ!!!!!!!! はやく結成したい!!!!!!!! だから子供が欲しい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ねぇねぇ子供欲しいんですけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ど〜〜〜〜んッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「い…いや! そ…そう思うのは非常にいいことだと思いますけど!!!!!!!!!!!!!!!!
あ…あんまりそういうのはおおっぴらに言わない方がいいと思います!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
これマジ!?
http://dl1.getuploader.com/g/6%7Csousaku/906/hu-ryan412.png
http://dl1.getuploader.com/g/6%7Csousaku/907/hu-ryan41.png
-
ちょwwwwww
ひどい異変だwwwwwwwwwwww
-
――― 外
ウロウロ
マンツウ「…くっそー…ツビーの奴はどこにいったんだ…?
…せっかく夜中に忍び込んだのにまさか部屋にいないなんて…予想外だったよ
危うくヤミーと添い寝するところだった…
…くそう…ツビーの恥ずかしがり屋さんめ…一体どこに…」
ガチャ…
マンツウ「…ん?!」
バンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ふぅ
じゃあ朝食食べに行きましょう」
ガチャッ
ツバメオー「そだね」
ドォーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マンツウ「はぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
……え? …ど…どういうことだ…?
な…なんでツビーがあいつの部屋から…!
お…落ち着け!!!!!! まだあわてる時じゃない…!」
ゴゴゴゴゴゴゴ…
ギル「朝ごはんはなんでしょうね
やはり(任務の)疲れが溜まってますから精のつくものがいいですね」
ツバメオー「そうだねー…
いや…それよりさ…ギル…やっぱり……
………ボク子供がほしい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 超欲しんですけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
絶対子供欲しい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 何をとっても絶対子供欲しい絶対ボク子供欲しい女の子欲しいボク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ねぇねぇどうすればいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? どうすればいいの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 子供が欲しい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒョオォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「わ…分かりました!!!!!!!!
分かりましたから!!!!!!!! そ…その話はまた後でしましょう!!!!!!!!!!!!!!!!
人前ではあまり大声では…ね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ツバメオー「うん!!!!!!!! 分かった!!!!!!!!
子供が欲しい〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マンツウ「……」
ヒュオオオオオオオオオオオ…
マンツウ「………―――」
マンツウ「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あの二人むぁすぁくァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ギル「…ん?」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マンツウ「ケダモノが〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バキィ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「おぶごッバァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
マンツウ「てめー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツビーを部屋につれこんで一晩中ナニしてんだこのやろー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「マ…マンツウさん!!!!!!!!? な…なにって…
ツバメさんを自分の部屋にお泊めしただけですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
マンツウ「その時点でアウトなんだよォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
よくも僕のツビーを!!!!!!!!!!!!!!!! ゆるさんぞこのクズ野郎ォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シャカーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「い…いやいやいや! 何を考えてらっしゃるのか全く分かりませんが 本当にただ部屋にお泊めしただけですからね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
マンツウ「と…泊めた…だけ…?! …ほ…本当なのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ツビー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
バッ!!!!!!!!
ツバメオー「うるせぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボクは今子供が欲しくて欲しくてたまらねーんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前は黙ってろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
マンツウ「あああああああああああばあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガァクゥゥゥーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「いやだからそうやって大声でそんなこと言うから変な疑いもたれるんですよツバメさんーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞーん!!!!!!!!
ツバメオー「なんで?」
マンツウ「…ぐッ…く…!!!!!!!!!
そうか…よく分かった…! …ハァハァ…! お前達の関係はよく分かった…!」
ギル「いや違いますよ!!!!!!!! 普通の関係ですよ!!!!!!!! 勘弁してください!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!
マンツウ「だがなーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
僕は諦めねーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
僕はNTRも大好きなんだーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これからもっと鍛えに鍛えて今度はNTッてやるーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
待ってろツビー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
男を磨いて戻ってくるぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダダァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「誤解に勝手に納得して去っていかれた〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!
-
www
-
――― ネアメ 深部
ギル「…ふー…大変な目に合いました…
ツバメさんも興奮しきりで あれ以上は相手をしきれません
とりあえずビラコさんに預けたので ツバメさんはそこで保健体育を受けるとして…
自分は気になることがあってこんなところまでやってきてしまった
この先はディミリアさんの部屋…
昨日からジュリーさんを見ないので 探しに来てみたのですが…」
ザッ…
――― ディミリア自室(教会)前通路…
カツ… コツ…
ギル「…ん…?」
くす… くす… ぐす… ぐすす…
ギル「……これは……声…
啜り泣くような…! …ディミリアさんですか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ダッ!!!!!!!!
ダダダダダダダダッ ズザァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ディミリアさんっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ディミリア「………ぐすっ…あっ
ギルさん…」
ジュリー「やぁギル」
《ディミリアとジュリーは床に座り込んでいた
赤土の壁を前にして…》
ギル「お…お二人とも…何故部屋の外のこんなところで…
いつからここに?」
ジュリー「昨夜からさ」
ギル「え!!!!!!!!? さ…昨夜からって…
な…なんでそんな…」
ジュリー「ギル この壁が何か分かるかい」
ギル「壁…? …あ…! そうか この壁は…」
ディミリア「そう この壁の中には…
以前のネアメ・ルートの前線で戦い…そして命を落とした英霊達が眠っていらっしゃいます」
ギル「ええ………………あの方々の骨はこの壁の中に埋められていますね…」
ジュリー「ここに来て一目見た時から分かったよ
ここにみんな居ると…エロリーナさんも居ると…」
ギル「なんと……」
ジュリー「だからここでこうやって…みんなと対話していたんだ
そうしたら一晩以上もたっちゃったね」
ギル「…た…対話…? 死者と…対話を…?」
ジュリー「そう
正しくは“骨と”だ
俺達は骨を通して彼等の言葉を聞いていた」
ギル「…?! それはどういう…」
ジュリー「俺の“異能力”さ
俺は『骨に残る残留思念』などを読み取って骨の持ち主の言葉を聞くのさ」
ギル「…!!!!! じゃあ…亡くなった方々と会話を!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「…俺の異能はあくまで主に残留思念を読み取る力だからお互いの言葉がストレートに伝わる会話とまではいかないんだが…
でも ここにある骨達は まだ“あの日”から比較的日が短いからか…それともまだ未練があるからか 魂がわずかに残ってる
だからただの残留思念を聞くより多くの事を語りかけてくれるよ
ギル 君も何か話したいことがあったらどうだい?」
ギル「…! 自分も…!!」
ゴク…
-
ギル「…………」
ジュリー「…話すことはないのかい?」
ギル「…いや…ありすぎますよ…
でも何から話せば良いのか…
……………
……皆さん… 自分は皆さんが眠るここへ足を運ぶととても強く後悔を感じるのです
皆さんは戦いの中で亡くなったのに自分は…戦士でありながら一人逃げて生き延びてしまった…
自分もネアメの一員として皆さんと死ぬべきでした…」
ディミリア「違いますよギルさん…」
ジュリー「あぁ違うぞギル
皆も『違う』と声を揃えているよ
みんなギルが生きるべきだと思ったから君を逃がしたんだよ
命を賭して彼等に生かされた命を無下に扱ってはダメだよ
君は今のネアメで彼らの分も戦い彼らの分も生きなきゃならないよ」
ギル「…! 申し訳ありません…!
……そうですね… 死ねなかったとか…死ぬべきだったなんて言葉は皆さんへの侮辱だ…
皆さんに頂いたこの命をもって…自分は必ずこのネアメの本懐を成し遂げます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
皆さんの意志を背負って…! だからどうか見ていて下さい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!
コオオオオオオオオオオオオオ…
ジュリー「みんな『お〜〜…』って感心してるよ
君が立派になったから驚いてるんだね」
ギル「いやぁ〜〜…それほどでも…」
テレレ
ジュリー「もっと伝えたい事があったら言ってくれよ」
ギル「そうですね…
…そうだ ディミリアさんは良いのですか?
こちらには…ディミリアさんの祖父のイレバー殿の骨も埋められてるはず…」
ディミリア「…私なら…もうお話をしました
私のおじいさまと……」
―――
かわいい孫や ディミリアや
儂は生前 最後の最後にとんでもないことをしてネアメに迷惑をかけてしまった
人の命を救うはずの医者にあるまじき事をしてしまった
儂はもはや医者ではなかったのぢゃ…愚かなヤブ医者じゃ
ディミリア…かわいい孫や どうか頼む
お前は…不甲斐なかった儂と同じ道を歩むことなく
儂以上に人々を救っておくれ
儂以上の才能を持つお前ならきっとできる… お前は儂の自慢の孫ぢゃから…
―――
ディミリア(…いいえおじいさま
おじいさまは不甲斐なくなんてない ヤブ医者なんかじゃない
おじいさまはこれまで誰よりも人を救ってきた私の自慢のおじいさまです……)
ギュッ…!
ギル「…ジュリーさん…エロリーナさんと…?」
ジュリー「あぁ…俺は“直接”ね…」
コロ…
ギル「? 手に持ってるその小さな骨は…」
ジュリー「これはエロリーナさんの骨の一部だよ
死んだ皆の骨の大部分はこの赤土の中だけど
骨の一欠けらは埋めずにディミリアさんが全員分保管してたんだ
これはエロリーナさんの骨だね…」
ジュリー(エロリーナさん……“ずっと一緒に居てほしい”という君の“最後の言葉”に答えにきたよ…
…………あぁずっと一緒だ もう絶対に離れない)
ぎゅっ…
《エロリーナの骨を優しく包み込むジュリー》
ギル「ジュリーさん…
…………ところで その骨はエロリーナさんのどこの部分なんですか?」
ジュリー「これかい?
これはね エロリーナさんの…………………
恥骨さ////」
ポッ///
ドバァァァァァァァァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「あぶぷばァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドッシャアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ぬわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!! 土壁が突然崩れてジュリーさんが下敷きにィーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
-
かっこよくキメたと思ったらww
-
――― そすて…
ディミリア「すー…すー…」
ギル「…ディミリアさん 眠ってしまいましたね」
ジュリー「寝かせてあげてよ
彼女は一晩中皆と話をして泣いたり喜んだり…疲れたんだよ
今忙しい身になったからこそ 皆と話をしたかったんだろうね」
ギル「………あの方達と話をしたいと思ってる人は…他にもまだ居ますが…」
ジュリー「ヒャダオかい?
話は聞いてるよ…彼も大変だね」
ギル「仲間を失ったあの日からヒャダオ殿の精神はすっかり弱ってしまいました
…しかし今 あの方達の言葉を聞けば立ち直るかもしれません…どうでしょう」
ジュリー「…どうだろうね
俺の能力を介した励ましも現実は骸の言葉…逆に追い詰める結果になるかもしれない
…今は何もするべきじゃない まずは彼自身が自分の力で立ち直ろうと思わなきゃ…
話をするのはそれからだ
さっき語りかけたら 彼らの魂はまだあの場所に留まるらしい
それはきっとヒャダオが立ち直るその日まで…」
ギル「…魂…
そうだ 魂が残っているなら 彼らに“器”となるものを作ってあげればそこに宿ったりはしないのでしょうか
もみーのさんと同じように自ら言葉を発するような…」
ジュリー「それは…無理だろう
人の魂はそんな簡単なものじゃないよ
もみーのちゃんの場合は…ウソニ君の執念もあるだろうが…また別の力が働いてるようにも見えるよ
まるで俺の異能力みたいなね」
ジュリー「……不思議なんですけど…その異能力ってのはなんなんですか?
人間の本来持つ能力の延長なら分かりますけど ジュリーさんの能力なんかはとてもそれとは掛け離れています」
ジュリー「そうだね…まぁ…この世界の負の遺産とでも言おうか
…昔は世界規模の戦争が続いていたからね
歴史を紐解けばこの世界の大戦の記録は15000年前に遡る」
【15000年前:原初の魔女討伐戦争】
世界に現れた初めての魔女“フーリアヌ”との戦い
世界中を無差別で破壊し尽くす魔女フーリアヌに対して世界中の人々が力を合わせて戦ったとされる
しかし当時の文明レベルは下半身裸で上半身はGジャンを着て貝殻を投げてライオンを狩っていたようなウンコレベルなので強大な力を持つフーリアヌには全く歯が立たず
100000000000000000000人だった人口が100000000人にまで減ったという
結局最後はフーリアヌが病気で死亡したため終決した
その際フーリアヌは呪いの雨を降らし それを浴びて生き残った人間が現在の魔法使いになったらしい
(大戦期間:500年)
【13000年前:カオス帝国侵略大戦】
フーリアヌが死んで平和になった世界にはいくつかの国家が生まれそれぞれの文化を築いていた
だがカオス帝国という国が世界統一を目指してあらゆる国々を滅ぼしまくった
いくつかの国は抗い それらとカオス帝国との戦争が多く起こったがカオス帝国はたった一年で世界を統一して見せた
戦争自体は一年だが カオス帝国の支配が始まった世界は世紀末となりまるで泥沼の戦争状態がずっと続いていたような様相だったという
(大戦期間:1年
カオス帝国支配期間:5000年)
【8000年前:魔法大戦】
カオス帝国は魔法使い達を差別し 奴隷として働かせていた
そんな魔法使い達が立ち上がってカオス帝国に戦いを挑んだ戦争
強力な兵器を持つカオス帝国と当時はまだまだ未知だった不思議パワーだった魔法を扱う魔法使いとの戦いは壮絶をきわめ
この戦いで星の大地の約77%が死に絶えたという
結果として魔法使いがカオス帝国を打ち倒すのだが
それは次の戦争の序章に過ぎなかった
(大戦争期間:1000年)
【6500年前:退魔戦争】
カオス帝国を滅ぼし 世界の主導権を握った魔法使い達だったが
調子に乗って結局カオス帝国と同じ道を辿った
今度は魔力を持たぬ人々が立ち上がり 魔法使い達を倒さんと団結した
そんなとき生まれたのが退魔術であった
それと同時に“魔法を使わない兵器や道具”なども大きく発達し 現在に伝わる様々な技術の礎はこの大戦で生まれたとされる
…Gパンもこの時代に生まれたので ようやくGジャンと合わせることが出来たのであった
(大戦期間:3500年)
-
Gジャンが先なんやw
-
ギル「…それで」
ジュリー「代わる代わる長く続いた戦争に世界は障気に満ちていたんだ
それが影響してか 退魔戦争の時代にはぽつぽつと変わった能力を備えた人達が生まれていた
それが俺みたいな異能持ちさ」
ギル「戦争によって生まれた力ですか…」
ジュリー「戦争に適応するための進化…といえるね
とは言え 世界中の全ての人が異能力を得たわけじゃない
大体一万人に一人ってところかな… 基本的に“魔法使いではない”人間が異能を持つことが多かった
だからあの時代…異能持ちはことごとく戦争に徴兵された
異能は魔法使いに対抗出来る最大の力だ…
…滑稽な話さ 強大な力を持つ魔法に対抗するために同じく場合によっては強力な異能を戦争に利用したんだ」
ギル「…ではジュリーさんも異能持ちが故に戦争に…?」
ジュリー「いや 俺は自ら志願したんだ
俺は別に魔法使いが嫌いだから打ち倒したいとかそういう理由じゃなく…
争いのない平和な世界にしたかったから戦っただけだけどさ」
ジュリー「そもそも俺の異能なんて当時の異能持ちの中でもぶっちぎりで無意味な能力だからわざわざ徴兵なんてされないよ!
…戦争ではやくに立たなかったけど 戦争で死んだ人達の思いを知って 縁ある人にそれを伝えるのには…とても重宝したけどね
あの当時は突然の別れが多かったからね…」
ギル「それでジュリーさんは戦いに勝利して世界に平和を戻したわけですね 素晴らしいです」
ジュリー「……あぁ…
でも…俺は平和を堪能するあまり戦争が終わった後の行動を誤った…」
ギル「…!?」
ジュリー「…戦争当時 俺と共に戦ってくれた仲間達…
彼らの行動を注視していなかった… まさかあんな事をしようとは…」
ギル「それって………まさか」
ジュリー「退魔戦争時 真人間側の“最終兵器”『アーク』…!!!!!!!!
そしてそれを取り巻く最強の退魔兵…
『ぬるもっこり』!!!! 『ミャラダイン』!!!! 『イリリシカ』!!!! 『セシル』!!!!!!!
3000年前…あの5人がまさか…未来に向けて封印されていたとは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「…!! …魔反会によって復活させられたという…3000年前の英雄達…!
そ…そうか ジュリーさんは確か あの退魔師達と…同じパーティで戦ったんでしたっけ…」
ゴクリッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「ああ……………
……あいつらは仲間だった… だからこそ彼らの危うさを知っていた…
だけど俺は戦争の後…彼らが行動を起こそうとしている中… 平和にはしゃいで新婚旅行のワイハーで嫁さんとシースーを食らっていたんだ…!
くそッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぎゅ…!
ギル「そんな………ハワイまで言って寿司食うとか…」
ゾッ…!!!!!!!!
-
それはしょうがないんじゃないでしょうかw
-
ジュリー「俺が知ったのは封印された後だった
『未来で再び魔法使い達が勢力を伸ばして来たら封印を解け』…そう言い残したらしい
俺は封印された彼らを確保しようと試みたが時既にお寿司… 封印されたアーク達はどこかに隠されていた
今思えばアーク達を隠した奴らは魔反会の前身だったかもしれないな…」
ギル「…そ…それが…この時代に…」
ジュリー「あぁそうだ
そして彼らもまた異能を持つ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もちろん俺よりも戦闘に特化した強力な異能力だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「…!!!」
ゾゾッ…
ジュリー「厳密に言うと……彼らが持ってる強力な能力は…“2つ”!!!!!!!!!!!!!!!!
1つは持って生まれた“異能”!!!!!!!!!!!!!!!!
そしてもう1つは……極限まで極められた“退魔術”!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼らはある一つの退魔に特化していて それを“もう一つの異能”と呼べるまでのものに昇華している
…俺はそれを“極限退魔”と呼んでいるが…
それは魔法使いに対して絶対的な蹂躙性を誇る…!!!!!!!!!!」
ギンッ…!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「そ…それ…は…!!!!」
ゴ…ゴク…
ディミリア「……なるほど かつて研究施設でネアメ・ルートを全滅させた大男の力も…極められた退魔術…というわけですね」
ギル「!!!! ディミリアさん…!!!!!!!!」
ジュリー「おっと…起こしちゃったかな…でも 丁度いいや
ここで話しておくよ 俺の分かる範囲での…彼らの能力を!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「!!!! ッ…」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ジュリー「まず ぬるもっこり…
ぬるもっこりの極限退魔は『減魔ヨガ』…ある特定のポーズを取ることで魔法を無効化する退魔術だ
そしてぬるもっこりの異能力は『超速再生』…あらゆる攻撃を…体がバラバラになるほど受けたとしても必ず再生する能力…!
どちらも隙はあるが 高い防御力と生存力を持つ脅威の能力だよ
ぬるもっこりはフーリャンや俺達によって倒された……それが救いだね…」
ジュリー「次に…ミャラダイン!!!!!!!!!
……ネアメの大部分を全滅させた奴だね…
あいつの極限退魔は『魔法超絶耐性』…! 魔法に対して絶対的な防御を誇りある水準以下の魔力の攻撃を完全に防ぐ
特定のポーズを取る必要もないから 減魔ヨガの完全上位互換に位置する退魔だね
でも減魔ヨガと違って防御出来る魔力には限界はあるが……恐らくフーリャンの魔力であっても奴の耐性を超すことは出来ないだろう
そしてミャラダインの異能力だけど……実は分からないんだ
あいつはいつも小細工なしの強靭な肉体のみで戦ってたからね…
でも間違いなくあいつも異能力を持っているだろう」
-
ジュリー「イリリシカの極限退魔は『リフレクショック』…退魔気を練って作り出した鏡で魔法を反射する退魔だ
跳ね返す魔法に自身の退魔気を付与することで威力や魔法使いへの制圧力を増すことも出来るよ
異能力は『契約蘇生』…死者とある契約を交わし 生前の力のまま蘇らせるという特異中の特異な能力だね…
蘇った者はイリリシカの意のままに操られる」
ギル「恐ろしいですね………」
ジュリー「セシルの極限退魔は『制圧型超退魔気』…
退魔気で魔法使いに圧力を与えて動きを止める技は退魔術の基本なんだけど
セシルのコレはケタが違うレベルの制圧力を持っているんだ…
セシルの近く…半径50mの中に入った魔法使いはたちまち動けなくなり地面に伏すことになるだろう
それでセシルの異能力は……申し訳ないけどこれもよく分からないんだ
あいつは表だって戦うタイプじゃなかったから…」
ジュリー「そしてアーク…
アークの極限退魔は……全てだね
あいつは退魔の最終兵器として“作られた”存在……他の退魔師が出来る事はアークも出来るだろう
そしてアークの異能力は……そうだな 強いて言うなら『不老不死』か…」
ギル「ふ…不老不死!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ジュリー「そう
アークは人体改造に次ぐ人体改造で強靭な肉体に強靭な命を手にしたんだ
老いる事もなければ死ぬこともない……アークは色々な能力を持つが
最も大きな能力はこの不老不死といっていいだろう
アークは俺が初めて会った時でも既に1000年は生きていた」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
ギル「…!!!!! どうしようもないじゃないスか…!
なんですかそれ…凶悪な思想を持っていて 更に凶悪な能力まで…!
そして他の退魔兵も…なんと強力な能力…! たった一人でも相手にならなかったというのに…!!!
ああ…我々は本当に恐るべき相手と戦おうとしてるんですね…!!」
ジュリー「…凶悪か…
確かにそうだな………でも
俺が一緒に戦っていた頃…あいつらと過ごした一時の平穏は…とても心地好かった」
ギル「…え?」
ジュリー「あの5人…いや あのアークが“何故変わったか”…
何を思って自らを封印したのか…俺は知っている
“俺達が見た現実”は確かに 虚ろな心を黒く染めるには十分過ぎるものだった…」
グッ…
ギル「…ジュ…ジュリーさん…?」
ジュリー「!
…あ…あぁ…いや なんでもないよ
昔の事を思い出して変な感傷に浸ってしまったよ…忘れてくれ」
ディミリア「…詳しいことは聞きませんが
ジュリーさんにとっては彼らもかつての仲間…
戦うのはやはりつらいですね…」
ジュリー「まあ…多少はね
でも…仕方ない事だ あの時俺達は同じ方向を向いていたけど今は違うんだ
あいつらは…まだ戦争の中にいるのだろう
戦争当時… 正義は俺達にも敵にもあった
戦いの最中は俺も自分達のしてる事だと疑いはしなかったよ
でも…戦争が終わって平和になった後もそれを引きずるのは害悪でしかない
アーク達はまさにそれだ あいつらは今の世界に存在すれべきじゃない
…なんとか…再封印するしかない…!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ギル「さ…再封印…」
ジュリー「さっきも言ったようにアークは不死だ
生命活動を止める事は不可能に近い
倒すとすれば封印するしかない
他の…イリリシカ達3人は不老であっても不死じゃないから殺せない事はないけど…フーリャン達を欠いた今では厳しい相手だ
だから…全員封印するのが一番最善だ!!
今なら…そのチャンスはある」
ギル「と…というと?」
ジュリー「恐らく今のアーク達は休眠中だろう
長い封印で時差ボケみたいなのがあって その調子を整えるためにしばらく休眠するんだ
休眠は大体半年はかかる
普通に考えるとあと三ヶ月は目覚めないだろう」
ギル「じゃ…じゃあその間に…封印を!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!
ジュリー「そうだね
でも魔反会はそうはさせてくれないだろう」
ギル「う…! そうか… 封印をするにはやはり魔反会との対決は避けられそうにないですね…」
ディミリア「…今のネアメになってから…ゲリラ的な戦いは続けてますが
魔反会と正面からぶつかった事はありませんからね…
スパルティーさんのおかげで戦力は育って来ていると思うのですが…」
ジュリー「…あわてなくていいさ
事を急いて大きな損害を出したら元も子もないよ
今は慌てずゆっくりと力を蓄えるんだ
三ヶ月もあればフーリャン達も見つかるかもしれないし…」
ギル「そ…そうでありますね!!!!!!!
今は出来る事をしましょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
少しずつ積み重ねれば 魔反会にも負けない大きな力になるに違いありません!!!!!!!!!!!!!!!!」
ディミリア「…えぇ…きっとそうです」
ジュリー「………うん」
ジュリー(…三ヶ月……とは言ったけど
これはあくまで“普通なら”…だ
4人居るうちの誰かは 早めに目覚めるやつも居るかもしれない
…もし…例えば今目覚めたとして…一番厄介なのは――――――)
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙……
-
―――… 魔反会… 地下研究室
ペイリグロ「……」
ババンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
【魔反会 特殊研究班班長
ムーンリングス 序列8位 ペイリグロ】
ドタドタドタ
ペイリグロ「…!? …なんの音だ?
……今のは……眠っている戦士様達の部屋から聞こえたぞ!!
…ちっ!!!! 誰か入ったか? あそこは立入禁止のはずだぞ!」
バッ!!!!!!!!
ダダダダダダダダ…
ガタァンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ペイリグロ「誰だ!!!!!!!! 何をしている!!!!!!!!!!!!!!!!」
研究者「あ…ペイリグロ班長!」
ペイリグロ「何をしている!!!!!!!! 札を見ろ…立入禁止だぞ!!!!!!!!
この部屋はアーク様とミャラダイン様とイリリシカ様がカプセルでお眠りされてる神聖な部屋だぞ!
俺の許可なく立ち入るな!!!!!!!!
おかしな真似をすれば処分してやるぞッ…」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
研究者「も…もも…申し訳ありません!!!!!!!!
い…いや こ…こいつが…この生物が勝手にこの部屋を漁っていたのです!!!!!!!!」
ペイリグロ「…なに?」
研究者「ほら…こいつです!!!!!!!!」
ぐいっ
メカおかず「は…離せ!!!!!
襟を掴んで持ち上げるなうつけめが!!!!!!!!
このクソタルタルソースが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【魔獣 メカおかず】
ペイリグロ「…お前は……魔獣研究班の人造魔獣か…
何をしていた」
メカおかず「ぬぉー!!!!! 貴様! 離せ!!!! 離さんか〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
くォのォ!!!!!!!! ブルーギルショット!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュンッ!!!!!!!!
メカブルーギル「シャギャー!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガブリ!!!!!!!!
研究者「うぎゃー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
メカおかず「今だ!!!!!!!! 戦略的撤退!!!!!!!!
さらばだタルタルソースめが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ!!!!!!!!!!!!!!!!
研究者「…くっ…! 待て!!!!!!!!
つ…捕まえて来ます!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダーッ
つるっ…
研究者「もげぱァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンガラガッシャアァー!!!!!!!!!!!!!!!!
メカおかず「わはははは!!!!!!!! 馬鹿め!!!!!!!!!!!!!!!!
わしのつるつるワカメトラップに引っ掛かりおって!!!!!!!! さらばだ愚かな人間め!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ!!!!!!!!
つるっ!!!!!!!!!!!!!!!!
おかず「へむふぁがあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドッシャー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{自分の足元にも落ちていた自分のワカメに足を滑らせるメカおかず}
よろよろ…
メカおかず「ぐ…お…王ぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
タタタタタタ…
研究者「ま…まてぇぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!」
ふらふら…
ペイリグロ「…ふぅー…」
-
おかず久しぶりwww
-
ヒュオオーーーーーーーーー…
ペイリグロ「……ふん 魔獣研究班の班長だったメガネポイが死んでから魔獣の統率が利かずにすっかり動物園だ…
あんなもの さっさと処分すればいいものを…
だがあれでもアーク様に許された戦力だからな…
…まったく それにしても何をしようとしていたんだ?
みたところ…特に悪さはされてないようだが…
…とにかく 今度からちゃんと施錠しておく必要が…」
スタスタ…
{部屋から出ようとするペイリグロ………と?!}
ゴポゴポ…
ペイリグロ「…!?」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴボボ…! ゴポ…! ゴポ…!
ヴぅーーーーーーーーーーーーーーーーーーン………………
ペイリグロ「カプセルの一つが…鳴動を!!!!!!
これは覚醒の兆候!!!!!!!! 3人のうちの一人がお目覚めになるぞ!!!!!!!!
予定より三ヶ月も早い!!!!!!!!
………あのカプセルは…確か!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴボボボボボボボボボボボボボボッ……
ビキ… ビキ… ビキィィィッッッ…!!!!!!!!
パリーーーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ペイリグロ「…!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ………
ズ…チャ… ズチャリ……ザッ!!!!!!!!
イリリシカ「……ん
んー …はあ …おはよう」
ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【大昔の退魔戦士の一人
紅の姫 イリリシカ】
オ゙ンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ペイリグロ「……イリリシカ様…! おはやいお目覚めで…!」
イリリシカ「…ん
キミ…いいところにいるね
カプセルの中に居て体がべとべとだから お風呂の用意してよ」
ペイリグロ「…はッッ!!!!!!!! ただいま!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
―――
チャプ…
イリリシカ「狭いお風呂だね」
ペイリグロ「も…申し訳ありません なにせ現代サイズですから…」
イリリシカ「まぁいいよ
それより今って私達が眠ってから何ヶ月経ってるの」
ペイリグロ「さ…三ヶ月です」
イリリシカ「ふーん…ちょっと早かったみたいだね
まぁいいや…見る夢も面白くないし…眠ってるのも飽きたし…
それにアークさんや他の人がいないほうが出来ることもあるし」
ザパ…
ペイリグロ「イ…イリリシカ様! 今お召し物を!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダッッ!!!!!!!!
イリリシカ「さて なにしようかな」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ…!!!!!!!!!!!!!!!!
http://download1.getuploader.com/g/sousaku_2/1028/160317_212854.jpg
-
起きたか…
-
>>188
×戦いの最中は俺も自分達のしてる事だと疑いはしなかったよ
○戦いの最中は俺も自分達の方が正義だと疑いはしなかったよ
-
……
シュルル…ギュッ
イリリシカ「…今何って言ったの」
ペイリグロ「ですから…
こうしてイリリシカ様がお目覚めしたわけですから
是非とも魔反会軍隊の先頭に立っていただき 是非とも指揮を…と…」
イリリシカ「そう
でも悪いけど ガラじゃないし…面倒臭いし…やらないよ」
ペイリグロ「えぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
そ…そんな…イリリシカ様ほどの方が魔反会軍のトップに立って下されば必ず指揮も上がって…!!!」
イリリシカ「やらない」
ペイリグロ「そ…そんな……魔反会総帥ヤンムジャルック様を始め…多くの幹部がそれを望んでいます…」
イリリシカ「やらないったらやらないって…
ねぇキミ…それは強制なの…? 私に指図を…?」
ズオオオオオオ…
ゾクッ…
ペイリグロ「ひッッ……ち…違います…! や…やっていただけたら…ありがたいなぁって…!!
こ…こちらの希望…です…!」
イリリシカ「じゃあ残念だけど辞退するよ
そもそも 私が先頭に立った所で…
今の軟弱しきった人間の兵隊達じゃ…私にはついて来れないでしょ…」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オン゙…!!!!!!!!!!!!!!!!
ズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズ…!!!!!!!!
ゴ…ゴクリ…!!!!
ペイリグロ「た………確かに……そうかも…しれませんね…」
イリリシカ「そういうのは…セシルさんに頼めば
…もしかしてまだセシルさんの封印は解けてないの?
もうアークさんも復活したんだからあの人も封印解いたらいいんじゃない?
あの人面倒臭いけどさ」
ペイリグロ「…は…はッ! し…しかし…
封印柱に封じられた体を開放するには…封印の力と同等の魔力をぶつける必要があるわけですが…お恥ずかしいことに
まだ…封印を解くほどの魔力が足りておりません…!」
イリリシカ「ふーん……………あれっぽっちの魔力も集められないなんて本当に軟弱になっちゃったんだね
それとも現代の魔法使いの魔力が封印を解けないほどに弱ったのかな」
ペイリグロ「…実は 最近魔法使い達の動向をなかなか掴めないでいるのです
魔力を感知する塔を各地に配置しておりますが…そのどれにも引っ掛かりません
どうやら魔法使い共はそれらの目を欺く方法を隠し持っているようで…
故に魔法使いを捕らえる事が出来ず…魔力を集められないでいるのです…」
イリリシカ「ふーん
そんなハイテクに頼ってるからじゃないの?
魔力を感じなくても見ただけで分かるのが退魔師なのに
鍛練が足りないね」
ペイリグロ「か…返す言葉もありません…」
イリリシカ「…ま…そのあたりはキミ達現代人が頑張ってよ
私は私のことをやるよ」
スーッ…
ペイリグロ「ど…どちらへ!!!!!!!!? ま…まさか魔反会施設の外へ!!!!!!!!!!!!!!!!?」
イリリシカ「そうだけど 別にいいでしょ
時代が進んで世界がどう変わったかみたいし…
ちょっと探しモノもあるからね…
……もしかして ただの散歩にも許可が要るのかな?」
ペイリグロ「…! め…滅相もございません…!
た…ただ…現代の人間達はことごとく衆愚です…
イリリシカ様が3000年前から来たと言えばどんな無礼な振る舞いをとるか分かりません
で…出来れば外の人間達との接触は…」
イリリシカ「別に
もとからそのつもりだから安心していいよ
…まぁ 魔法使いを見つけたらちょっとくらい捕まえてきてあげるよ
じゃあね」
シュンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しーん…
ペイリグロ「…………! …あ………はぁぁぁぁ…!!!!!!」
ガクゥー…
――――
ヒュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
イリリシカ「………どこかにいるんでしょ
…探しに行くよ…………………………
……………ジュリー…」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
-
ジュリーさんってつくづく女と縁のある人だなぁ、元彼女か元妻だったりしてw
-
―――…
メカおかず「ハァハァハァ…!」
ダダダダダ…
研究者「まてゴルルァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メカおかず「…く…来るなタルタルが!!!!!!!! ど…どうなってもしらんぞォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダダダダダダダダダ
研究者「それはこっちの台詞じゃあ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
薄汚ねぇ魔獣の分際でこの研究所に立ち寄りやがって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おかげで俺まで怒られちまった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前みたいな害獣は処分してやるから大人しくしろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!
メカおかず「…“害獣”…だと…?」
ザザッ
研究者「ハァー…ハァー……やっと止まったか…コノヤロー…!!!!!!!!
気持ち悪ぃ見た目しやがって…解剖してやる…!!!!!!!!!!!!!!!!」
メカおかず「…貴様……わしを害獣と呼んだな…?」
研究者「は…はぁ? ま…間違ってないだろ!!!!!!!!!!!!!!!!
魔法使いの汚ねぇ魔力の絞りカスで作られた魔獣が!!!!!!!!!!!!!!!!
お前みたいな魔法生物が神聖な魔反会に居るなんて間違ってるんだ!!!!!!!!!!!!!!!!」
メカおかず「…訂正してやろう
わしは……………“獣”ではなく“虫”だーーーーーーーーーッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズバババー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
研究者「うぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バラバラバラバラバラバラバ ブシュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メカおかず「…ハァー……そして…もうひとつ訂正してやろうか…!
わしは…お前より立場が上だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔獣研究班の班長…それがわしだァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【魔反会 魔獣研究班班長(代理)
ムーンリングス 序列第10位 メカおかず】
http://download1.getuploader.com/g/sousaku_2/1029/160407_005249.jpg
ボト… ボト…
メカおかず「ふん…聞く耳も裂いてしまったか……
…くく…この体になってから力の制御が効かぬわ…!
わしはもはや前のわしとは段違いなのだァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
わははははははははァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴウ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ちょっと強そうになってるw
-
おかず「………ふん…そうだ…わしは今やこの組織の幹部の一人…
ここまでなんと苦労したことか………
思えばあの時…マザーに敗れたあの時からわしの運命は狂い始めた…」
【おさらい! まず こいつはなんぞや?】
この“おかず”とは『超真虫』と呼ばれる存在だ
数年前 大魔女フーリャンが同じ家に長く住んだため その高濃度の魔力に長くあてられた周囲の昆虫達が壮絶な進化をしてしまった
それが超真虫である
超真虫達はゴキブリの超真虫にして虫の王ワリムツに従い徒党を組んでフーリャンに襲い掛かったのだ
おかずもそんな超真虫の一人で ワリムツの側近であった
ちなみにおかずは茶わん蒸しの超真虫である…
その後なんやかんやで ワリムツは倒され 超真虫達も無効化されただの虫に戻ったのだが
このおかずだけはしぶとくも逃げ延びていた
(詳しくはhttp://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1277892965/148-参照)
おかず「そう…そしてマザー(フーリャン)に負け王を失ったた後 わしは各地を放浪し そして人間に捕獲された…
それが…この魔反会よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
わしを捕らえた人間は…あろうことかわしの体を改造し 魔獣の肉体に変えた!!!!!!!!
そして…わしを意のままに操ったのだ!!!!!!!!!!!!!!!!
わしはしばらく自我を失っていたが!!!!!!
いつぞやの…大規模な戦いの際… 再開したマザーとの激闘のショック(http://i.imgur.com/D9czFLO.jpg)でわしは正気にもどったのだ!!!!!!!!
自我を取り戻したわしは 自らの体を自らの手で改造した!!!!!!!
そんなとき わしを魔獣に変えた憎き魔獣研究班の前任の班長(メガネポイ)が死亡し 空いた班長の席に実力を見込まれたわしが就くことになったのだ!!!!!!!!
ふ…ふはははは…この苦節よ…! みじめな思いをいくらしたか…!!!!
だがわしは勝ち取った!!!!!!!! 力も…地位も!!!!!!!!!!!!!!!!
まさにわしは…高級茶わん蒸し!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
わはははははは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
おかず「それなのになんでこんなに扱い酷いのだーーーーーーーーーッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドガッシャアァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おかず「どいつもこいつも!!!!!!!! わしを見下しおって!!!!!!!!!!!!!!!!
今みたいなモブザコにまで蔑まれる始末!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
確かに…魔法由来の生物が魔反会の幹部の席につくことに納得はいかぬ者もおるだろうが…それでもだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
わしはこの魔反会の頂点に選ばれたのだぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もっとわしを崇めろ!!!!!!!! 敬え!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そしてわしの個室には保温機能を付けてくれーーーーーーーーーッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
茶わん蒸しは熱さが命!!!!!!!! 茶わん蒸しは熱さが命ーーーーーーーーーッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダァーン!!!!!!!! ダァーン!!!!!!!!
-
× わしはこの魔反会の頂点に選ばれたのだぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
○ わしはこの魔反会のボスに選ばれたのだぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
超真虫まわりの記憶があやふやだったから説明あって嬉しい、ありがとう
-
おかず「そもそもわしが魔獣だから と蔑んでる者は了見が狭いわ!!!!!!!!
わしですらちゃんと勉強して知っておるぞ……魔獣は大昔の戦争時は魔法使い側でも退魔側でも使われていたとな!!
わしをバカにしてる連中はそんなことも知らん無知どもに違いあるまい…
ふん…そんなの…相手にするだけ面倒だな
雑音は無視だ…わしは…このまま高みを目指すぞ…!!
ワリムツ王が達成出来なかった…地上の人間どもへの下剋上の意志は…このわしが受け継ぐのだ…!!!!!!!
見ていますか王ーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
このおかずめはかつての忠臣として見事な責務を果たそうとしていますぞ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
わは…わは…わはははははははははははははははー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{↑ワリムツ見捨てて真っ先に逃げたやつ}
研究者B「うわっ 魔獣だ」
研究者C「うわ…気持ち悪…なんでこんなとこで笑ってんだよ……シッシッ!!!!!!!!」
おかず「きえぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魚群ブルーギルリーチ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
研究者B&C『うぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
{器の中から人食いブルーギルを放つおかず…
研究者2人は骨だけになって跡形もなく消えた…!}
カランカラァーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おかず「くァァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ざまぁー見ろこのタルタルタルタルタルタルタルタルタルタルルゥゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜トゥオゥオオオオオオ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゲシゲシゲシッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おかず「ハァハァ……駄目だ!!!!
やはり雑音は耳障りだな……ハァ…ストレスが溜まる〜〜〜〜〜………ん?」
ザリッ…
コオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
{とある部屋の前で立ち止まるおかず……そこは}
ズゥウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウン…
【封印保管室(超立入禁止)柱】
-
○ 【封印柱保管室(超立入禁止)】
-
おかず「この部屋は…あれか
例の大昔の人間どもを封印した柱を保管している部屋だな
…確かあと一つ柱が封印を解かれぬまま置いてあったはず…
…………!」
ニヤリッッ!!!!!!!!
―――
ギィ………ガチャ…
おかず「…くくくく…
簡単に開いたぞ… わしの体に内蔵されたピッキング道具を使えばこんなドア簡単に開くわ…!!
…さぁて………どうしてくれようかなぁ…
たまにはウサ晴らしもしなきゃならんからな…
さっきのカプセルの部屋でやろうとしたら人間に見つかってしまったが…次こそは!!!!!!!!!!!!!!!!
…ふはははは…王ぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜……
わしの生き様をしかとご覧下さい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ゴポゴポゴポゴポゴポゴポゴポ…
おかず「…ふむふむ
この液体で満たされたカプセルの中に浮かんでる四角い柱…あれが大昔の人間の体を封じているわけだな
くっくっくっ…無防備なものだな
さーて…」
スッ
カサカサカサカサ…
ゴキブリ「ギーギー」
おかず「そこらへんで捕まえたこのゴキブリを…」
よじよじ… ガコ…
おかず「封印柱の浸かった水の中にスローアウェイだ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ポーイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ピチャーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カサカサカサカサカサカサカサカサ
ゴキブリ「ギギーー ぎー」
ゴポゴポゴポゴポゴポゴポ…
おかず「ぎゃはははははははははははははははwwwwwwwwwwwwwwwwww
ザマーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
人間どもが神聖に扱ってる封印柱のカプセルの中にゴキブリを入れてやったぞwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
キッタネーwwwwwwwwwwwwwwwキッタネーwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
お前の封印柱ゴキブリとマンツーマン遊泳〜ヒューwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
これわ確実に水が脂ギッシュになりますわwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwゴキの不潔さナメんじゃねーづぉwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
どうだ参ったか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! これがわしを怒らせた罰だーーーーーーーーーッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ふははは〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
すっきりしたー!!!!!!!! すっきりしたぞ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さぁーて 気分も晴れたしそろそろ戻るか…」
そそくさ…
ゴポ… ゴポ… ゴポ… ゴポ… ゴポ…
カサ… カサ…
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…!!!!!!!!
ゴポポォッ…!!!!!!!!
-
―――――― ネアメ・ルート
ギル達が任務から帰ってはや3日が経っていた…
そんな時……
―――― 夜
―――― 食堂…
トントントントントン…
ミーコ「…ふー…」
ふきふきふき…
ハイゼン「♪〜」
トントントントントントン……ピタ
ミーコ「…ふぅ…
明日の朝食で使うもぬ毛のみじん切りはこれくらいでいいかしら…」
ハイゼン「そうですね 食堂の片付けと明日の準備は終わりましたし
そろそろあがりませんか?」
ミーコ「そうね
ありがとうハイゼンさん 付き合ってくれてありがとう
そろそろ寝なきゃ……あぁ…ガキったらこんなところで」
ガキ「ぐぅー…」
ハイゼン「うふふ
僕も手伝うんだーって張り切ってたのに
もぬ毛の皮剥きの途中で寝ちゃいましたね」
ミーコ「くすっ…ありがとうね ガキ」
なでなで
ガキ「むにゃら…」
ミーコ「このガキもここに来て随分と逞しくなったわ
勇敢なお兄ちゃんやお姉ちゃんがたくさん居るものね…
私達は戦えない分 こうやっておいしいご飯を作る事で皆さんに役立たなきゃ」
ハイゼン「それならもう十分すぎるくらい役立ってると思いますよ!」
ミーコ「ありがとうねハイゼンさん…
こちらこそ あなた達が来てくれて助かったわ」
ハイゼン「いえいえ!」
ミーコ「じゃあ…部屋に戻りましょう」
ハイゼン「はい! じゃ…今電気消して来ますね」
タタッ…
―――
ハイゼン「えーっと 電気はここ……っと」
スー…
ミーコ「きゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バタァァァァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハイゼン「!!!!!!!!? ミ…ミーコさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ガキ「む…むにゃ…? マ…マ…?」
ドォーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミーコ「―――」
タタタタタタ…
ハイゼン「ミ…ミーコさん…?! どうしたんですか急に倒れて…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミーコさん!!!!!!!!!!!!!!!! ミーコさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
――――――……」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
-
おかず何してんだwww
-
――― 次の日
ギル「…ふわぁーあ…………いい朝ですね
任務が終わってからずっと休んでばかりです…そろそろ働かなければ…」
ヤンデル「やぁギル………おはよう…」
ギル「あぁヤンデルさんとツバメさん おはようございます」
ツバメオー「ギル お前これから食堂?」
ギル「えぇそうですが」
ツバメオー「そりゃいいね!!!!!!!! じゃあ一緒に行くか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さぁ行くヨ!!!!!!!! ボクらの食堂が待ってるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤッホホイ!!!!!!!!」
ムンムン!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「…なんですかね 妙にテンション高い…」
ヤンデル「どうも今日の朝食にツバメの好きなものが出るらしい…」
ギル「ツバメさんの好きなもの…? なんですか? それは」
ツバメオー「なにって…………もぬ毛に決まってんだろうがヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「なんですかそれは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずぞーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「何ってお前…もぬ毛だヨ!!!!!! しらねーのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「1mmも知りませんが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
前から思ってたんですがツバメさんがたまにおっしゃるもぬ毛ってなんなのです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ツバメオー「もぬ毛はもぬ毛
普通だヨ」
ギル「普通ってなんなんですか………………」
ぞ〜〜〜ん…
ツバメオー「見れば分かるヨ
はやく行こ行こ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐいぐい
ギル「なんかすごく怖いんですけどぉぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
―――
ツバメオー「もぬ毛一丁!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハイゼン「はいかしこまりました
時期のもぬ毛をふんだんに使った『もぬゲッティ』ですね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「ちょっと待って
もぬ毛の産地は?」
ハイゼン「北欧の沼です!!!!!!!!!!」
ツバメオー「等級は?」
ハイゼン「もちろん『A+もぬ』ですよ!!!!!!!!!!」
ツバメオー「ふんふん
えーっとじゃあ火加減は…」
ハイゼン「“もぬもぬ”ですね!!!!!!!! 今ご用意いたしますのでしばらくこの『沈降もぬ毛ジュース』を飲んでお待ち下さい!」
トン…
ツバメオー「承知」
ヒュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ……
ツバメオー「……………ギル
……こいつは期待出来るぜ…!!!!!」
ギギンッ…!!!!!!!!
ギル「すいません不安しかないです」
ズーン…
-
ギル「ちょ…ちょっとどういうのか全く想像出来なくて怖いんですけど…
キャンセルしようかな…」
ツバメオー「カーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
何言ってんだお前食ってもねーのにキャンセルとか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前アレか!!!!!!!! 産地とかちゃんと書いてる野菜じゃないと買えないタイプか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
野菜作ったおっさんのブロマイド付属しないと野菜買えないタイプなのかヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「ブロマイドはいりませんが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「もぬ毛が意味不すぎるから気になるのは当たり前だろ…
そもそも“毛”って時点で食べ物要素が皆無だし…」
ツバメオー「髪の毛だって食べるじゃん 普通だよ」
ギル「それは普通じゃない変態だけです」
ツバメオー「…もうっ! 最近の若いもんは知らない食べ物に関して変に慎重でダメだヨ!
そのくせ海外旅行とか行って知らないもの出されてもそれは食うんでしょ?
海外の生卵でも食って死んどけ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シャガガーッ!!!!!!!!
ギル「せめて見た目だけ分かれば…」
ツバメオー「…もうーっ! 仕方ないなー
もぬ毛はねー…」
キュッ キュッ……
トン…
http://imgur.com/nPzjuX4.jpg
ツバメオー「これだヨ」
ギル「すみませんキャンセルで」
ツバメオー「うねうね動くヨ」
ギル「すいませーん!!!! キャンセルします!!!!!」
ツバメオー「ちゃんと噛み切らないと体の中で生きててたまに耳から出てくるヨ」
ギル「あのぉーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!! キャンセルしたいんですけどぉぉーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「もぬ毛を食い過ぎてもぬ毛になった奴も居るらしいヨ」
ギル「キャンセルウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キャンセェェ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ルゥゥゥゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「うるせ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バギョオオー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ばべぶ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゴォー!!!!!!!!!!!!!!!!
ハイゼン「お待たせしました! もぬゲッティお持ちしました!!!!!!」
ヤンデル「やべぇもう来た!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞぞーん!!!!!!!!
-
http://i.imgur.com/WqFi6Gz.jpg
-
メロンピルトより上ってのがすごいw
-
もぬ… もぬ… もぬ…
ギル「こ…これが…もぬゲッティ…」
ヤンデル「すごく………もぬもぬしてる………」
ハイゼン「みじん切りにしたもぬ毛をふんだんに使ったスパゲッティ風のお料理です!
特殊な方法で活き〆にしたため 鮮度抜群でまるで生きてるかのようにうごめきます!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「はぉー!!!!!!!! こりゃ一級品だヨ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
食え食えお前ら〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
もぐもぐもぐもぐ!!!!!!!!
ツバメオー「ッ…くゥゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
噛み締めれば噛み締めるほどもぬ毛が口の中でブチブチと暴れ回るぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まるでお口の中で…ウジが湧いたようや〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
てんててーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ブーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブボー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「例えお前それ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
余計食欲無くすんだよ…!!!!!!!!!!!!!!!!
不穏なグルメリポートすんなッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「だって本当にそうなんだもーん!!!!!!!!
でもうめっ! うめっ!! うめっ!!!」
パクパクパク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「…!!!! …くっ…!」
ハイゼン「…あら…お食べになりませんか…?
そんな…せっかくお出ししたお料理を食べないなんて…食材が泣いちゃいます
私も泣いちゃいます…」
つー…
ギル「わ…わーーッ!!!!!!!! な…泣かないで下さい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
た…食べます食べます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「本気か…ギル…」
ギル「も…もちろんですよ!!!!!!!!
これは食堂の皆さんが丹精込めて作られた大切なお料理です!!!!!!!!
それを食べずして拒否するなんて……誠意がありません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いただきます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バクゥ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「い…いったーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!
ハイゼン「まぁ…………
…チラッ」
ツバメオー「(*`・ω・´)b」
グッ…
ハイゼン「(*`・ω・´)b」
グッ
-
もぐ…もぐ…
ギル「んぐ…ぐぅ…」
ヤンデル「ど…どうだ…?」
ギル「……!」
ゾワゾワゾワゾワゾワゾワゾワゾワゾワゾワゾワゾワ…
ゾゾォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ぎ…ぎぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
本当にうごめいてるりゅうぅーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ま…まるで生きてる蟻の塊を口の中に放り込んだようだァァァァァァばばばァァァァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「だ…大丈夫かギル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 吐くか!!!!!!!!? 吐き出すか!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ギル「………!!!!!
…吐き出す……なんて…とんでもない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
とてもおいしいですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「ええぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズコーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「口にするともぬ毛が動き回り君が悪いですが
噛むとお菓子のドンパッチのように弾けるんです!!!!!!!!
そうやって弾けた時…今まで感じたことないような風味が口の中に広がるんです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まろやかで濃厚なもぬ汁が下を濡らし味覚を刺激した時 えもいわれぬ快感と満足感が頭の上に登っていきそこから全身に広がります!!!!!!!!!!!!!!!!
味は魚介とも肉ともはたまた野菜ともつきませんが…まるでそれらの旨味の良いところをすべて凝縮したような…
素直に“おいしい”と思えるような…本能が求めてしまうような!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今気を抜けば自分は人目を憚らずこのお皿に顔を突っ伏してもぬゲッティを吸い上げ…そしてお皿に付着したもぬ油・もぬカス・もぬ香をも貪り尽くすでしょう!!!!!!!!!!!!!!!!
…こ…これは…本当においしいですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダァン!!!!!!!!
ヤンデル「大丈夫かギル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「うnうん
ギルもわかってくれたみたいだね
お前は分かるやつだとおもってたヨぼかぁ」
ギル「ツバメさん…自分…間違ってたっス…
食べたこともないのにもぬ毛を拒絶して……自分…愚かでした…!」
ガク…
ツバメオー「誰にも間違いはあるんやで…
大事なのはもう間違わんことや …歩もうや…このもぬ道をヨ…!」
ぽん…! キラキラキラ…
ギル「…はい……!」
ぽろぽろ…
ヤンデル「…………」
ズーン…
ハイゼン「まぁ…素敵
配膳業は時たまこういう場面に出くわすから素晴らしいです…」
ヤンデル「…………あの…」
ハイゼン「はい?」
ヤンデル「俺やっぱ食べる勇気ないから………俺の分…食べる…?」
ハイゼン「…いや…いらないです…」
すーん…
ヤンデル「………………………」
ず〜ん…
-
ハイゼンおいwww
-
ギル「うもいうもい…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾ…
ヤンデル「お…おいギル…あんまりがっついて食べると……」
ギル「うもい…うもももぉぉぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…?! ヤンデルさん! それ…食べないなら貰いますよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ヤンデル「えぇ……いいけど…」
ギル「やっほほぉぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガツガツガツガツガツガツガツガツ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「…お…おい…ギルはこれ…大丈夫なのか…」
ツバメオー「あーこれは軽い“中もぬ”だヨ
初心者によくあるやつだヨ」
ヤンデル「そんな中毒みたいな…………」
ずーん…
ツバメオー「そのうち馴れて落ち着くヨ
そんなことより一つ気になるんだけど…?」
トン…
ハイゼン「…? お料理になにか…?」
ツバメオー「このもぬゲッティ…………調味料は何を使ったの?」
ハイゼン「は…はい…?
…えっと……まずさとうと…みりん…それとナンプラー
あとはグミッペ塩とシュモゲナ根と…
ミミドン酒・ハーベラ草のいぶり出汁・ゴリュザガスぷるぷる・…などです」
ヤンデル「……後半見事に知らない調味料のオンパレードなんだけど…
ブリュザガスぷるぷるとか謎すぎるだろ………」
ぞぞ〜ん…
ツバメオー「………じゃあ“油”は?」
ハイゼン「……………!
………………サラダ油です…」
ツバメオー「…どういうこと?」
ガタッ
ヤンデル「お…おいどうしたツバメ…神妙な顔して…」
ツバメオー「なんでサラダ油なんかでもぬゲッティを?
もぬ毛の調理油はヌートリアの皮脂を使うって決まってるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「ヌートリアの皮脂!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハイゼン「…」
ツバメオー「こんなの調理の基本……小学校の家庭科で習うレベルだヨ?
確かにサラダ油自体の味は悪くないしサラダ油はヌートリアの皮脂と違って健康的…
逆にヌートリアの皮脂は臭いわネチャつくわ色が茶色でキモいわ寄生虫がいるわ最終的に死ぬわで散々だけど…
それでも“もぬラー”として超えちゃいけないラインもあるわけだヨ
どんなに調達が大変でももぬ毛はヌートリア皮脂…! それは譲れないヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「譲れよ…寿命減らしてまで食うほどかよ……」
どど〜〜ん…
-
ツバメオー「ボクが前まで食べてたこの料理はそこんところしっかりしてたけど…
やり方変えたの?」
ハイゼン「えっと………あの
今までもぬゲッティを作ってらしたのはミーコさんだと思うのですけど…
実は今日はお休みしていて……だから今回は刻苦料理長がもぬゲッティを作ったんです」
ヤンデル「ミーコさんがお休み…? どこか具合が悪いのか…?」
ハイゼン「いえ…それが あの…」
ツバメオー「?」
カッ!!
ルミ「事件!!!! なんですよ」
ババンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ビクッ!!!!!!!!
ツバメオー「!? じ…事件…?
なんだヨ…それ」
ルミ「あらら 新聞見てません?
朝起きたら新聞チェックは基本ですよ!?
朝起きたらまず新聞を隅々までチェック! 全部読み終えてからやっとトイレですよ!
読み終わった新聞紙をトイレットペーパーがわりにお尻を拭けば完璧に無駄のないフローチャートの出来上がりです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ててーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「…新聞作ってる人がそんな使い方を推奨していいのか…;」
ツバメオー「朝に新聞なんて読まないヨ
で…何があったの…?」
ルミ「ならこの新聞をどうぞ」
スッ…
ペラ…
ツバメオー「ん〜〜〜?」
ルミ「“事件”は昨夜23時…この食堂で起きました
被害者は“みんなの給食お姉さん”でお馴染みのミーコさんです…!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…………
〜〜〜〜
ちんこ月うんこ日深夜… 許されざる事件が起きた。
食堂で痴漢事件が発生したのである。
被害者は食堂を経営するミーコさん(30)。
その夜、ミーコさんは営業を終えた食堂の片付けと翌日の朝食の仕込みをしていた。
それらも一通り終わり、帰り支度をしようとした矢先に“ソレ”は起きてしまった。
一緒に作業していたハイ・ゼンさん(17)が食堂の照明を消そうとスイッチの方に向かったその時、食堂内に悲鳴が響いた。
あわててハイ・ゼンさんが悲鳴がしたほうに向かうと、なんとミーコさんが倒れていたという。
ミーコさんは気絶しており、ハイ・ゼンさんはあわてて介抱をしたという。
しばらくしてミーコさんは気がついたが、強いショックを受けているようでひどく怯えていたようだ。
騒ぎを聞き付けたディミリア氏がミーコさんに話を聞くと、ミーコさんは何者かに体を触られたという。
そう、痴漢である。
ミーコさんは「突然、背後からお尻をわし掴みにされた」と涙ながらに語る。
そう、ミーコさんのお尻が揉まれたのである。
ネアメの『英傑(ええけつ)ランキング』で三冠王を達成しているミーコさんの肉付きのよいお尻を何者かがわし掴みにしてしまったのだ。
まさに卑劣。
驚いたミーコさんが振り向くとそこには誰も居ず、お尻に不気味な感触が残っているだけであったという…。
そのため犯人の姿は一切不明。
ミーコさんは軽い心的外傷を負い、現在は療養している。
今回の事件を受け、ネアメの人々は
『うらやまけしからん』
『うらやま死刑』
『うらや漫湖水鳥・湿地センター 』
と、誰もが怒りをあらわにしている。
-
ミーコさんがネアメに来てからそんなに時間経ってないのに三冠王なことを考えると
けっこう豆に集計されてるんだな、英傑(ええけつ)ランキング
-
ツバメオー「なにこれ……こんなキモい事があったのかヨ」
ヤンデル「そんなのに狙われたミーコさんかわいそうだな……
それにしても酷いことするやつもいる……
男だったら人の風上にも置けないクソ野郎だ…
情報が少しでもあれば呪うのに…」
ツバメオー「でもさ こんな所に何ヶ月も居たら変な気起こすやつもそら出て来るでしょ
そうやって一回発散したら賢者になってもうしないでしょ」
ルミ「そうとも言い切れませんよ
……というか…本当に何も知らないんですね…
新聞はやっぱり読まなきゃですよ」
ツバメオー「?」
パサパサパサ
ルミ「ここ3日の新聞です
これらを見てください」
ヤンデル「3日…のわりには随分多いな…」
ルミ「『ネアメ報知』は日に5回発刊しますからね! 暇なんで」
ツバメオー「どんだけ暇なんだヨ…」
ルミ「まぁ退屈なアジト暮らしで皆さんがヒマしないように…って考えもあるんですけどね
だからなんでどんなネタも取り上げますよ!
『ビラコさんの今日の寝癖占い』とか『金魚が子供を産んだニュース』とかなんでも!!!!!!!!
まぁまぁそれより新聞の内容ですよ
これは一昨日の朝に発行した新聞です …ほらこれ」
ツバメオー「…ん!? …痴漢のニュースだ…
『ネアメ西区画のメリケンコさん(20)が痴漢被害?!』…って…
一昨日も同じ事件があったのか…」
ルミ「次に昼に発刊したこの新聞です」
【またまた! 西〜東区画で痴漢が5件発生!】
ヤンデル「ご…5件!!!!!!? 朝と昼の間に五回も痴漢が出たってことか…!」
ツバメオー「次の新聞にも次の新聞にも次の新聞にも…!
一昨日出た新聞の全部に痴漢のニュースが出てる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゾッ!!!!!!!!
ルミ「そうなんです
その日起きた『痴漢事件』は計40件…
一日中女性の悲鳴がネアメに響き渡っていましたよ!!!!!!!!!
よく気づきませんでしたね!!!!!?」
ツバメオー「いやまぁ…あんな長旅のあとだからそりゃ…ぐったり寝てたヨ」
ルミ「この日だけじゃありませんよ!!!!!!!! 昨日も一日中痴漢事件が起き その件数50件!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
女性達の阿鼻叫喚の地獄の悲鳴が鳴りやまぬままその日を終えました!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ここまでなっても本ッッッ当よく気が付きませんでしたねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ツバメオー「き…昨日は中庭で寝て過ごしたからね…………」
ヤンデル「で…でもこれは…異常だな…
たった2日で100件近い痴漢事件…?!」
ルミ「今までこんなことありませんでした
しかもこの痴漢事件のその全てが…
“犯人を見ていない”…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
-
ヤンデル「…一体どういうことなんだ…
100人近く被害者が居て誰も顔を見てないなんて…」
ルミ「顔どころか体の一端すら見られていません
…まるで透明人間の仕業ですよ…
いや…もしかしたら本当に透明人間が犯人かもしれません」
ツバメオー「透明人間て
そんなバカな」
ルミ「バカとは言いますがアレは…
実際体験すれば分かりますよ」
ヤンデル「…まさか…ルミさんも…?」
ルミ「………昨日のことです この痴漢事件について調べてる時に私も…」
ツバメオー「…詳しく聞かせてヨ」
ルミ「……昨日の夜です
その日痴漢事件にあった被害者達を纏めるために取材をしている最中…
…お尻を…ガッ! っと………ハァ…」
ツバメオー「なるほど
このレベルでも狙われるわけか」
ルミ「このレベルってなんですか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズズーン!!!!!!!!」
ツバメオー「それで? お前はどうしたの?」
ルミ「そりゃ最初は…驚いて固まってしまいましたよ
私は“このレベル”ですからね… 今まで痴漢なんかされたことなかったですからね! えぇ
……でまぁ 私のお尻を掴んでる“手らしきもの”は私の動揺もよそに揉むのをやめないわけです
さすがの私もこのままじゃダメだと思って
咄嗟にハンドバッグを後ろに振り回したんです
それで“手らしきもの”に当たったと思うんですが
すぐに振り返っても…犯人の姿は見えず……
割と開けた場所でしたが犯人の後ろ姿すらありませんでした
あれは超スピードとかそんなチャチなものではありません…
その場で姿を消したとしか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「魔法使いの仕業かな…消える魔法を使って…」
ツバメオー「透明になる魔法使いとか居たかな…ボクは知らないけど」
ルミ「まぁ透明人間は理解できない現実を目の前にして私が導き出した推測でしかありませんけどね…
とにかく このまま放っておくのはまずいですよ
おそらく今日も女性達が狙われます…!
本当に無差別で…昨日なんて70代のおばあさんから5歳の女の子まで被害にあってました」
ツバメオー「おいおいロリにまで手を出すのかヨ…どうしようもない痴漢だヨ」
ルミ「そうです…! ここまで規格外の痴漢はいません…!
私はこの痴漢の犯人を“変態犯”と呼んでいます!!!!!!!!
この組織…ネアメは今!!! 魔反会という大きな敵の前に…“変態犯”という空前絶後の内敵の脅威に晒されているのです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
このままでは…ネアメは分裂してしまいますよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴクッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
痴漢あかん!
-
ヤンデル「ネ…ネアメが分裂するって………いくらなんでもそれは…」
ルミ「有り得ないことじゃありませんよ!!!!!!!!!
こんな狭いアジト内で女性を狙う無差別の痴漢が頻繁に起きれば犯人探しも始まるでしょう
そして誰もが疑心暗鬼となって仲間をも疑い始める…
それが激化すれば もしかしたら諍いが起こるかもしれません
その諍いがネアメ全体に広がれば…争いとなり 内部抗争となる…!!!!!!!!
それほどの危険性を孕んでる事件なのです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「いやそれはいくらなんでも大袈裟すぎるだろ」
ルミ「大袈裟に言うのが記者というものです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しかしそれは“本当にそうなるかもしれないから”という危機感から…だというのを分かってもらいたいです!!!!!!!!
実際にそうなってからでは…遅いんですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「…!」
ルミ「なんにしても公序秩序は守るべきです!!!!!!!!
既に何人かの有志が集まって犯人を探そうと相談しているようです
そういう人達が動くまえにまずリーダーのあなたが動くべきだと思うんですよ
ギルさん?」
ヤンデル「…! そうだ…! ギル…」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ギル「う…うもおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん…!!!!!!
うももももおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お…お…おがわり……おがわりりりりぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハイゼン「は…はいただ今ー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
タタッ!!!!!!!!
ツバメオー「あちゃー こりゃ“中もぬ”どころか“依存もぬ”レベルまで言っちゃったかなー…」
ギル「モヌゲ…オイシ……ア…アバアアアアアアアア…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぴょろっ!!!!!!!!
ヤンデル「はっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 耳からもぬ毛が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!
ルミ「ちょ…ちょっとギルさん〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ツバメオー「…ハァー……駄目だなこりゃ…
…………………ボクの出番かな」
ヤンデル「…は…?」
ツバメオー「だから…このボク…いや!!!!!!!! この“名探偵”…ツバメオーさまの出番かなと言ったんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
許すまじ変態犯め!!!!!!!! このボクが捕まえてやる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バババァァァーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
http://i.imgur.com/XUWjLeD.jpg
-
めっちゃかわいい
-
―――
きゅっ!!!!!!!!
ツバメオー「ついにこのボクが動き出す時が来たようだヨ」
ババンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「ツバメ……なんだお前その格好…」
ツバメオー「何って……探偵に決まってるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ほらぁ!!!!!!!! めっちゃそれっぽいでしょ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ムン!!!!!!!!
ヤンデル「ただのコスプレ…」
ツバメオー「でも気分は名探偵だヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
新聞お姉さん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この事件はボクにまかせて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この紫色の脳みそでパパッと解決してやるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルミ「あ…あぁ…
いやでも…本当に大丈夫ですか?
さっきも言ったようにむやみな犯人探しは皆さんが疑心暗鬼に陥る恐れがあるので気をつけないと…」
ツバメオー「大丈夫 もう犯人は分かってるから」
ピキィィィーーーーーーーーーンッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルミ「え…えぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? は…犯人が分かった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ツバメオー「痴漢の話を詳しく聞いてる時からボクの推理ロジックは形成されていたんだヨ
これまでの被害者は皆が尻を触られていてそれ以外が触られたという報告はない…
…つまり!!!!!!!! 変態犯は尻に異様な執着を持つ奴だと言うこと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギン!!!!!!!!
ヤンデル「お…おぉ……それっぽいことを…」
ツバメオー「尻フェチで触ったあとすぐ姿を隠せる奴……人数の多いネアメでも
そう条件をつければ一気に絞られていく…!!!!!!!!
いや…実質一人!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さぁ巻き取ったヨ!!!!!!!! 事件の真実をッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(決めゼリフ)
その犯人は…………」
ゴゴゴゴゴゴ…!!!!!!!!
ヤンデル「…!!!!!!!!」
ルミ「…!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「お前だ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドッッッゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ボンブボーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシュー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《皿に突っ伏すギルの後頭部に瓦を割るような正拳付きをお見舞いするツバメオー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ヤンデル「ギルーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ちょwww
-
>>220
かわいい
-
―――
フォンフォンフォンフォンフォンフォンフォン………
ギルの両腕に冷たい鉄の輪がはめられた
\::::: \
\::::: _ヽ __ _ 世の非常識を犯したものに与えられる罪の証明だ…
ヽ/, /_ ヽ/、 ヽ_
// /< __) l -,|__) > 「ツバメさん…自分 どうして…
|| | < __)_ゝJ_)_> こんな事…しちゃったのでしょう……」
\ ||.| < ___)_(_)_ >
\| | <____ノ_(_)_ ) とめどなく大粒のもぬ汁がこぼれ落ち
ヾヽニニ/ー--'/ 震える彼のちんこを濡らした。
|_|_t_|_♀__|
9 ∂ 「反省しろ糞が」(byツバメオー)
―――
るるるーるー るるるーるーるるー るるるるるーるるるーるーるるー
(ンーンーンー ンーー ンーー)
るるるぅーるぅー(ンンーンーー)
るるーるーー(ン〜〜〜〜〜〜〜〜〜)
るーるーるるるー るーるるー るーるるるるーるー
(犯人を連行するBGM)
ルミ「あぁまさか……ギルさんが…変態犯だったなんて……………」
ツバメオー「…真実はいつも残酷なんだヨ…
…でもそれから目を背けちゃ駄目だヨ…
それら全てを受け入れて教訓にしていかなきゃ…
それが今回の事件の犠牲者への弔いと…ギルへのはなむけだヨ……」
……こうして… ボクの活躍により恐るべき事件は幕を閉じた…
……探偵にとっての事件解決は必ずしも爽やかな結末ではない…
今回の事件でそれをまざまざと味わった…
でもボクは立ち止まるわけにはいかない
日々起きる事件に 涙を流す人が居る限り―――…
ツバメオー(…ギル…
いつか罪を償って帰ってこいヨ
ずっと待っててやるから…
だって大切な…友達…だからね…)
キラァァァァァ………
〜〜〜 fin 〜〜〜
ギル「いややってない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
自分やってないっスよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
冤罪www
-
ツバメオー「なに!!!!!!!! お前 往生際の悪いやつだな!!!!!!!!!!!!!!!!
大人しくお縄につけヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シャカーッ!!!!!!!!
ギル「だから違いますってもぬ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぴょろぴょろ
ヤンデル(耳からもぬ毛が出てる上に語尾に“もぬ”って付きだした…
大丈夫かギル…)
ズズーン…
ツバメオー「諦めろヨギル!!!!!!!! 証拠は上がってるんだ!!!!!!!!」
ギル「なんですか証拠ってもぬ!!!!!!!!!!!!!!!!
もぬゲッティを食べながらもちゃんと話は聞いていましたが
その変態犯とやらは痴漢を働いたあと姿を消すというではありませんかもぬ
自分はそんな奇術めいた真似は出来ませんよ!!!!!!!!」
ツバメオー「そのトリックのタネも分かってるんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビシィーン!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「そ…それは?!!!!!!!!!」
ツバメオー「お前…武器の剣に色々仕込んでるだろ
それにワイヤーがあったはず」
ギル「ありますね…確かに」
ツバメオー「例えばそれを天井に伸ばして突き刺して元に戻せば…
一瞬で天井に張り付けるヨ」
ルミ「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
な…なるほど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私を含めた被害者達は痴漢を受けたら咄嗟に後ろを見ようとしますが…上に居るとは思いもしません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「というわけでお前が犯人だーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビーシッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「いやいやいや!!!!!!!!!!!!!!!!
簡単に言いますけどこの剣のワイヤーにそんなパワーはありませんよ!!!!!!!!!!!!!!!!
それにその痴漢は一瞬で音もなく消えるのでしょう?
この剣のワイヤーは出すのに割と時間が掛かりますし 音も大きいですよ!!!!!!!!」
ヤンデル「そうだよ…ギルが犯人なわけがない……」
ツバメオー「いーや怪しいね そうやって理路整然と言い訳してるところが特に怪しい
それにお前はやりそうな顔をしてるしね」
ギル「顔関係ないでしょ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「お前尻好きだしあのおっさん(エンカ)とつるんで前に風呂覗いたりしてたし 変態の才能はあるだろ
ムラムラしたんでしょ! だから女の人のお尻触ったんでしょ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
薄情しろーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シャガーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「…はぁ…ツバメさん…
まだツバメさんは自分を分かってくれてないですね…」
ツバメオー「何が?」
ギル「自分はただの“お尻好き”ではないのです
“パン筋好き”なのです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パン筋を“眺める”事が好きなのです!!!!!!!!!!!!!!!!
女性のお尻を触るなんて外道じみた真似はしません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
自分は通りすがる女の方達のパン筋をチラ見するだけで満足でもぬ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「…………!」
ゴクリッッ…!!!!!!!!
-
ツバメオー「む…むー…そうか
ギルは変態でも一本筋の通った変態だったヨ…
自分の美学を曲げて痴漢をするタイプじゃ…ないっちゃないねぇ……」
ヤンデル「一本筋の通った変態ってなんだよ…」
ギル「そうですもぬ
それに自分には明らかなアリバイがありますよ
しかもそれを証明するのはツバメさん自身です」
ツバメオー「わ??
ど…どういうことだヨ…」
ギル「…ミーコさんが痴漢された昨夜の事件は23時でしたね
その時間…我々一緒に居たじゃないですか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「!!!!! …あ!!!!!!!!!!!!!!!!
そ…そうだ!!!!! 確かに…ギルの部屋に!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「あ…あぁ…
俺とツバメでギルの部屋に遊びに行ってたんだった…
たしか三人で人生ゲームしてたな…」
ツバメオー「そうそう
ヤンデルがストリップ男優になって100兆円の借金負って最終的に蘇民祭で人々に踏み潰される自殺したやつね」
ギル「それです!
それでヤンデルさんはふて寝しちゃいましたが
自分とツバメさんで夜中の3時くらいまで盛り上がったじゃないですか」
ツバメオー「そうだったそうだった
ボクが探偵に就職してお前が犯罪者になっておっかけっこを…………ってやっぱりお前が犯人じゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゴォー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「だからそれ人生ゲームの話ブボーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「…あぁそうか…そのなりきり探偵…あの人生ゲームの影響か…」
ツバメオー「…むーっ! アテが外れたなぁ
…ま! いっか!! これから本格的な調査を始めればいいんだから!!!!!!!!!!!!!!!!」
ルミ「やっぱり犯人探しするんですね…」
ギル「まぁネアメの秩序に犯人は捕まえるべきですし 自分も同行しますよ」
ルミ「ふむ…ギルさんが居るならいいか…
なら『リーダー自らが変態犯逮捕に動く!』と記事を出しておきましょう
そうしたら他で犯人探しをしようとする人達を抑えられるかも」
ギル「お願いします」
ツバメオー「おいおい新聞お姉さん!!!!!!!! 犯人を探すのはあくまでこの名探偵ツバメオーちゃんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
記事を出すならボクの名前をデカデカと出せヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビシー!!!!!!!!
ルミ「…善処します」
ツバメオー「よーし!!!!!!!! じゃあ行くヨ!!!!!!!!
この名探偵ツバメオーについて来い!!!!!!!!
行くヨ! もぬソン君!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビシッ!!!!!!!!
ギル「…自分っスかそれ!!!!!!!!?」
ズーン!!!!!!!!
ツバメオー「そして………ポチ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「俺か!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
犬か!!!!!!!! ふざけんな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!
-
ルミ「じゃあ頑張って下さいねー!!!!!!」
―――
スタスタ…
ツバメオー「…とは言ったものの どこから調べようかな
ねぇどこがいいと思う?」
ヤンデル「知るかよ…
お前…探偵なんだろ…それくらい考えろよ……」
ツバメオー「は? なんでだヨ
あのねぇヤンデル!!!! ボクは“犯人をビシッと当てる探偵”がやりたいんであって
こんな地味な作業はしたくないのーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
面倒臭いからお前らも考えろヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!
ヤンデル「…まったく…こういう捜査こそ探偵の本分だってのに…
結局はごっこだな……なぁギル」
ギル「まぁそういわず協力してあげましょもぬ
…とはいえどこをどう捜査すればいのかいいのか自分には皆目見当もつきませんが…
このもぬゲッティを食べれば何か思いつくかも」
まぐまぐ
ヤンデル「わざわざテイクアウトしたのか……」
ギル「だっておいしいんですもぬ〜〜〜〜〜〜〜〜〜…んががまぐぅぅぅほぐぅぅぅ〜〜〜〜…!!!!!!!!」
ばくばくばく
ツバメオー「あんまり食べるともぬ毛になっちゃうヨ」
ギル「はははっ
なりませんなりませんって」
もぐもぐ……ピョロロッ!!!
ヤンデル「いやなりかけてるなりかけてる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今度は鼻からもぬ毛出てる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズゾ〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「…あ! そうだ!!
調査の前に少し気になるのですが…昨夜被害にあったミーコさんは大丈夫もぬでしょうか
なんでも心に傷を負ったと聞きもぬが…
お見舞いしてあげないと…」
ツバメオー「ふーむ…そうだね
ついでに何か情報を得られるかもね
言ってみよ!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
――― ネアメ 北区 療養フロア…
ツバメオー「うーん ここまで来たは良いけど食堂のおばさんどこに居るんだろ」
ヤンデル「…ここにはあまり来ないから分からないな…」
ギル「そうですね…
我々怪我とかしてもヤングコーンの皮で済ませもぬからね…
ふーむ…どなたかに聞きますか…」
ビラコ「あらー? 三人ともどこか悪いです?」
テトト…
ヤンデル「あ……ビラコさんだ…」
ツバメオー「なんでここに居るんだヨ」
ビラコ「なんでってー!!!!!!!! 私お医者さんですよぅー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お外に出る任務がない時は普段はここに居るですよぅー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「あぁ…そういえばそうだったね…」
ビラコ「忘れちゃダメですよ♪ 基本設定ですよ☆
それでどうしたですか?
こんなところ に来るなんて…どこか痛い所あるですか?」
ギル「いや そういうわけじゃないですが…」
ツバメオー「お姉さん!!!! ボク達は今事件を調査してるんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!! そのためにここに来たの!!!!!!!!
この…!! 名探偵ツバメオーちゃんがね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビーシッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「…!」
ビラコ「なるほど
“頭”ですね
だったら向こうの病棟になるです――」
ツバメオー「患者じゃねーーヨ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どど〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
患者扱いw
-
ギルあぶなくないかwww
-
ネアメ
http://i.imgur.com/unFZ0ra.jpg
-
こんなところwwwwwwwww
あと貝塚大杉wwwwww
-
なんで貝塚こんなにいっぱいwwww
居住区と兵舎って別なんだ、訓練所と娯楽施設が同じ東区なのが意外
今一番活気があるのは東区ってことなのかな、性質上若い人多いだろうし
拡張予定地が西区の隣なのは避難者が増えてきたときの為かなー
医療棟を通った農場の先に緊急脱出路があるのは納得の配置
中庭と農場はやっぱりお日様があたるところに存在するんだね
妄想に幅が出て楽しいわー、マップありがとうございます
-
―――
ビラコ「はぁはぁ ほどなるー! そんなことが…
ミーコさんが“そういう事”でショック受けてここに来たのは知ってたですけど…
そんな事件が起きてるなんて知らなかったですよ」
ツバメオー「お姉さんも知らなかったのかヨ」
ビラコ「任務でいない間に離れてた患者さんを見て回ってたですよ
分からなかったですよ」
ツバメオー「まー!!!!!! ダメだヨ〜 新聞読まなきゃ!」ビシシッ!!!!
ヤンデル「お前が言うな…」
ビラコ「ごめんなさいですよぅー
天狗の新聞しか見てなかったですよう」
ギル「なんですかその新聞…」
ツバメオー「で
お見舞いを兼ねて当時の話を聞きたいんだけど部屋が分からないんだヨ
お姉さん教えてヨ」
ビラコ「いいですよ☆
ミーコさんなら11*号室ですよ
“いいしり”で覚えるといいですよ♪」
ツバメオー「数字カンケーねーの混ざってるけどありがと
お姉さんこれからどうするの?」
ビラコ「私は食堂行ってご飯食べるです!!!!!!」
ギル「だったら…もぬゲッティがお勧めですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
新しい食の境地に辿り着けるはずです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「本当ですか? ありがとうですよ! 食べてみるですよ!」
ヤンデル「………………」
ビラコ「あっそうだ!
ツバちゃんごっこ遊びならちゃんともみーのちゃんも誘ってあげるですよ♪
じゃあ頑張って下さいです!」
パタタタタッ!
ツバメオー「ごっこ遊びじゃねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
……もみーのかー ふむむ…」
ギル「考え込んでどうしましたか? さっそくミーコさんの元へ向かいましょう!!!!!!!!」
―――
カツ…コツ…
ツバメオー「こっちで合ってる?」
ギル「間違いないはずです
ミーコさんはこの奥の個室ですね」
ザッザッザッザッ…
??「うぅー………」
ヤンデル「ん…? そこの大部屋から知った声が…」
ババァーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マンツウ「うぐぐぐ…」
ギル「マ…マンツウさんじゃないスか…」
ツバメオー「なにやってだあいつ」
ヤンデル「あのバカ…怪我でもしたのかな…
やっぱり体鍛えてないから無理して…」
ギル「この名簿によるとどうやら『おたふく風邪』のようです」
ツバメオー「あいつこのタイミングでおたふく風邪とか………」
ぞーん…
ヤンデル「…ついでだし義理であいつも見舞ってやるか…?」
ツバメオー「うーん…まぁアレも辛いからね…」
マンツウ「うーん…うーん…
ツ…ツビィィィ………ツ…ビー…………!」
ぐぐぐ…
ギル「熱にうなされながら譫言のようにツバメさんを呼ぶなんて相当思いが強いですね…」
ツバメオー「…あいつ…」
マンツウ「ううぅ…
ツビー……頭が…あつ…い…
……僕の頭にツビーのパイオツ…乗せて…ハァ…! ハァ…!」
ツバメオー「放っといて行こう」
ギル「そうですね…」
-
―――… そして
【11*号室】
ギル「ここですね
では…」
コンコンコン…
ギル「…ミーコさん ギルです
調子はいかがでしょうか?」
ガララ…
ガキ「あ…ギル兄ちゃん」
ギル「あぁガキ君 そうか…君も一緒に居るのですね
実は我々はお母さんのお見舞いに来たのです
お母さんは……起きてらっしゃいますか?」
ガキ「…うん…
ちょっとまってね」
タタタタ…
―――
タタッ
ガキ「入っていーよ!」
ギル「ありがとうございます
では失礼します」
ガチャ…
ミーコ「…あぁ…みなさん
ごめんなさい ご迷惑かけちゃって…」
ギル「いえ…そんなことより大変なメに遭いましたね」
ミーコ「…えぇ
でも大分落ち着いてきたから もう少し休めばまた食堂に立てます」
ツバメオー「それは良かったヨ
…それで ボク達今回の事件について色々調べてるんだけど
当時の様子を色々教えてヨ」
ミーコ「…えぇ それは構わないけれど…」
チラ…
ガキ「?」
ツバメオー「…あぁそうだね
ヤンデル! お前そのガキと部屋の外で遊んでろヨ!!」
ヤンデル「……分かった…
…………ガキ…俺と遊ぼうな…」
ガキ「わーい♪」
ガチャ……… バタン!
ツバメオー「あの子供が居たら話づらい事もあるもんね
これなら話せるでしょ?」
ミーコ「えぇ
ありがとう………………でも
私が話せる事なんてそんなに…
ここに来る前にハイゼンさんにも話を聞いたでしょう?
…多分私からはそれ以上の情報は得られないかと…」
ギル「まぁこの訪問はお見舞いが主で事件の話はついでなので…」
ツバメオー「でも被害者本人だから分かることもあるじゃん?
例えば変態犯の尻を触る手つきとかさ」
ギル「その情報いります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズーン!!!!!!!!
ツバメオー「要るでしょ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
変態犯の手つきを把握した後でネアメの全員集めて陶芸大会開いて粘土こねらせればそれを見て犯人を割り出せるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「割り出す方法が回りくど過ぎません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ミーコ「…犯人の手つきですか…そうね
別に特に変わった事は……
乱暴で荒々しくて…時々強弱を変えて…まるで何かを探るかのように…………うぅぅ」
ぐた…
ギル「ミーコさん大丈夫ですかッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ツ…ツバメさん!!!!!!!! ミーコさんはまだ快復してないんですからトラウマをほじくり返すのは酷ですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「トラウマ…
でもいくらショックでも寝込むほどなの?
今回痴漢されたのはいっぱい居るけど入院するほどショック受けたのはおばさんくらいだヨ?
他の人とおばさんで何か違いがあるんじゃ…?」
ミーコ「……………」
オ゙オ゙オ゙オ゙ォ…
-
ミーコ「……………」
ツバメオー「…おばさん…?」
ギル「…あの 無理して思い出さなくても…
…ほら ツバメさん…やはりやめましょう」
ミーコ「…思い…出しちゃって…」
ギル「もぬ?」
ミーコ「痴漢の犯人像に繋がる話ではないのだけれど…
…私は痴漢にお尻を触られてる時…懐かしい気持ちになって…
……あんなに乱暴に私のお尻を揉みしだいたのは…
“あの人”……私の夫とのプレイ以来でしたわ…」
きらきらきらきらきら…
ツバメオー「おいとんでもない事いいだしたヨ」
ズズーン!!!!!!!!
ミーコ「……でもすぐに…その夫に裏切られたあの時の事がフラッシュバックして…それで」
ギル「あ…あぁ そうか…ミーコさんは…旦那さんが魔反会もぬ通報して…」
ミーコ「………あんな人だとは思わなかったわ
…お金のせいか それとも元からその程度の愛情だったのか………
なんにせよ 夫の行動は私とガキの心に深く傷を刻みました」
ギル「……魔反会には心に深く入り込んで人心を操る人もぬ居ます
…旦那さんもそれにやられたかもしれもぬせん
なんにせよあまり深くは考えない方がいいもぬしょう」
ミーコ「…ふふ ありがとう
…でも もういいの!
今回は突然の尻揉みに驚いて昔の事を思い出しちゃったけれど
このネアメに来たおかげで私もガキももうほとんど吹っ切れましたから
あの人の愛情の真偽を確認する前にこちらが愛想が尽きちゃったわ
平和になったら……ブッッ殺すのでいいです…☆」
きらっ…
ツバメオー「その意気だヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…へへっ! やっぱり女の人は強いやぁ! ね! ギル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガッツ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「た…逞しすぎです………」
ぞぞ〜ん…
ミーコ「それにこのネアメで夫より素晴らしい方に出会いしましたし
平和になって夫をブッッッッ殺したらその方と交流しようかしらって」
ツバメオー「え…え〜〜〜〜〜!!!!!!?
だ…誰!!!!? 誰〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
わくわく!!!!!!!!
ミーコ「刻苦さんです」
ツバメオー「ズコォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アレかヨーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブボバーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミーコ「寡黙だけれどすごく料理が上手くてテキパキと仕事をこなす姿が素敵です
一見細見ですけど本気を出せば一瞬で恵まれた体格になって…頼りになります
うちのガキもすっかり懐いちゃって…あんな人と一緒に暮らしたいなって」
ツバメオー「いやいやいや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
人じゃねーから!!!!!!!!!!!!!!!! あれ河童だから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あんなのと結婚したら漫湖行きだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミーコ「あら 沖縄? いいじゃないの沖縄…」
ツバメオー「いや沖縄はいいけどさぁ…………………島根もいいヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「それ説得になってもぬせんよツバメさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずーん!!!!!!!!
-
島根アピールwwww
-
ミーコ「まぁ結婚……とまでは行かずとも
一緒に定食屋さんを開いて暮らしたいな…とは思いますよ
もちろんハイゼンさんも一緒に…ふふっ 考えるだけで楽しいわ」
ギル「まぁ…戦いが終わっもぬ後を見据えるのは大事な事だと思います
ミーコさんのその夢が叶うよう我々も頑張りますよ」
ツバメオー「う…うむむむー………いやでもあの河童は……ないヨ…
絶対考え直した方がいいヨ……」
ミーコ「大丈夫ですよ
前の夫なんてぬらりひょんですからね」
ギル「どういう事スかそれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブボー!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「このネアメって妖怪好きと妖怪そのもの多くない…?」
ぞーん…
ミーコ「ところで…食堂はうまくやってらっしゃるでしょうか?
刻苦さんとハイゼンさんには本当申し訳なく思います
お見舞いのおかげで調子も良くなったので今夜には戻ろうとは思っているのだけれど…」
ギル「えぇ うまくやっていもぬすよ
さすがに忙しそうではありましたが…ミーコさんがいない分は十分カバーしています」
ミーコ「そう…………良かったわ」
ツバメオー「いやー…でもやっぱりおばさんがいなきゃだヨあの食堂は
特にもぬ毛料理!!!!!!!!!!!!!!!!
あの河童ここに来てまだまだ日が浅いから仕方ないかもしれないけど
もぬ毛料理に対する理解が全然ないヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
全体的な料理の腕はすごいかもしれないけどそこに関してはおばさんが圧倒的だね!」
ミーコ「あらそうなの…?
今日は確か…もぬゲッティがメニューにあるはず
それの味が私と違ったのかしら…?」
ツバメオー「全然!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
天と地!!!!!!!! もぬ毛ともの毛ほど違いがあるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
滑稽にもこのバカ(ギル)はそれをうまいうまい食ってるからボクはもー哀れでならんね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「そこまでいいますか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞーん!!!!!!!!
ミーコ「あらあら…具体的にどこが違うのでしょう?」
ツバメオー「油だヨ!
おばさんがもぬ毛料理に使う油はヌートリアの皮脂でしょ?
でもあの河童普通の油で済ましちゃってんだヨ! 分かってないヨ」
ミーコ「そう………
まぁヌートリアの皮脂は加工が大変だし 私も抽出方法を記してなかったので…
刻苦さんも苦肉の策で普通の油を使ったんだと思うわ 責めないであげて
…あ! そうだわ」
すっ…
ギル「何を?」
ミーコ「“本物のもぬゲッティ”です!!!!!!!!!!!!!!!!
この個室には簡易の調理スペースがあるのでそこで作ります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「え〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
しかし…そんな!!!!!!!!」
ミーコ「せっかくですから
ギルさんに本物のもぬ毛料理を食べさせてあげたくなったの!!
…食堂を受け持つ“ネアメのお母さん”として……満足のいくものを食べさせたい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「おばさん…! プロだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パァァッ!!!!!!!!
ミーコ「フフ…ありがとう!
…さて 早速取り掛かるわ
もう既に材料は用意してあります
…もちろん…もぬ毛料理で一番大事なこれもね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ミーコが取り出した小瓶………それは!!!!!!!!》
ツバメオー(………二本…!?)
ゴォッッ…!!!!!!!!
-
http://i.imgur.com/0XgcvFJ.jpg
-
妖怪てww
-
そんなに妖怪いたっけ?って思ったけどそういやたくさん居たわ!!
-
ツバメオー「そ…それは? その一本はヌートリアの皮脂でしょ?
じゃあそのもう一本は…」
ミーコ「ふふ…ツバメオーちゃん
もぬ毛料理にはヌートリアの皮脂が必須…でも実は私の作るもぬ毛料理にはもうひとつひみつがあるの」
ガァガァーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「な…なんだってーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
そ…それは一体!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミーコ「私が使う油は2つ…
1つはヌートリアの皮脂……そしてもうひとつは…ハゲ親父の脂汗なのです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドォン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「更に酷いもぬ出たーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ハ…ハゲ親父の脂汗だってーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そ…そんなものまで使われていたなんて!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミーコ「一般ではまず使われない油ですからね
だけど私の長年の研究の末 それがもぬ毛の風味を更に引き上げる事ができると分かったの!」
ギル「い…いやでも…人の脂汗って!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヌートリアの皮脂でもわりかし拒否反応が多少あったのにそれはさすがに…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミーコ「大丈夫!!!!
マイナスとマイナスを掛け合わせたらプラスになるのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビシッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「なるほど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
頭いいな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ペカーッ!!!!!!!!
ギル「いやそういう問題じゃないでしょうそれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ていうか…健康的に大丈夫なんですか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ミーコ「一応ろ過して汚い部分と綺麗な部分に分けて―――」
ギル「あ…あぁ………それならば多少は…」
ミーコ「汚い部分のみふんだんに使ってます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「健康的に大丈夫じゃなさそうな情報ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
酷過ぎるw
-
ツバメオー「大丈夫かヨそれ…さすがのボクも引くけど…」
ミーコ「大丈夫も大丈夫!!!!!!!! …どころか!!!!!!!!
きっと驚きの変化を実感できるはず!!!!!!!
今作りますからね!!!!!!!!!!!!」
ジャー…
ギル「う…うーもぬ…なんだか期待出来ませんが…申し訳ないですが…」
ツバメオー「…
………!」
ピクンッッ…!!!!!
ギル「…ん…?!」
くゆくゆ… ほわほわわぁ…
ビクンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「んもぉああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「こ…これは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぎゅお〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!
《料理の香りだけで裸のイメージになる二人(食戟のソ○マ風)》
ツバメオー「な…なんだ…!!? これなんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
なんて暴力的な香り!!!!!!!!!!!
まさかこれはもぬ毛から燻る香りなの!!!!!!!!?」
ミーコ「ふふ
これがもぬ毛本来の香り…
調理中はすごいけど 最終的にはこの香りの全てをもぬゲッティの中に内包するのよ」
ツバメオー「そ…そんな!!!!!!!! 知らなかったそんなの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボクが今まで何の気無しに食べてたおばさんのもぬ毛料理は…ここまで凄かったんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「もぬもぬもぬ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
か…香りだけでもぬ我慢できもぬ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
は…はやく食べもぬ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハァハァハア
ツバメオー「か…香りだけでギルのもぬ毛化が進んじゃったヨ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミーコ「もぬ毛素人のギルさんに調理中のもぬ毛の香りは刺激が強すぎたみたい…
食べたらどうなるかしら……さぁ完成」
コト…
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チュルルルルル〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お…踊っている…!!!!!! もぬ毛が踊っている!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まるで…もぬ毛の舞踏会や〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「ギル!!!!!!!! これが正真正銘本物のもぬゲッティだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
食え!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「はい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「あッッぶァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぶわざざざざざざァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「うわーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!
ギルの髪の毛が全てもぬ毛にーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!
-
ギル「も…もぬぼぉーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ご…ごればわうまばいもぬぼろぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ごぼろろごんぼなもぬろ食べだもぬないごぬものぉーぬッッッッ
ヌッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
わしゃわしゃわしゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「う…うわーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギルのもぬ毛化が臨界点だヨーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミーコ「よほど耐性がないのですね
このままでは本当にもぬ毛になってしまう………
そうなったら…食材になるしかないわ…」
ゴゴゴゴ…
ずぞ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!
ツバメオー「そんな恐ろしいサイクルがあったのかヨーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
な…なんとかしてヨ!!!!!!!! ボク ギルは食べたくないヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミーコ「まかせて…!」
ヒュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミーコ「封もぬー牙ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
コカァァァァァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ギルの脳天を突くミーコ!!!!!!!! すると!!!》
ギル「…うッ…!」
しゅれしゅるしゅるしゅる……
ぎゅうううううんッッ…
《ギルのもぬ毛化の発作がおさまった!》
パキ…ポキ…
ミーコ「もぬ秘孔を突きました
応急処置に過ぎないけれど」
ツバメオー「な…おばさん……一体何もの…」
ミーコ「ふふっ 昔とった杵柄…
ちょっと若い頃まで“もぬ毛ハンター”としてもぬ毛を狩ってたから
その名残ですよ」
ギンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「………おばさん…!
…いや!!!!! 先生!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
先生って呼ばせてヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
じゃーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ここに来て謎のキャラ付けがなされたミーコであった》
-
やだ、もぬ毛恐ろしい
-
ギル「う………自分は……」
ツバメオー「ギル!!!! 良かったヨ………お前…危うく屠殺される所だったヨ…」
ミーコ「油断はしないで
あくまで応急処置ですから
…まずはもぬ毛成分を体から抜かなきゃ… もう食べちゃダメですよ」
ツバメオー「…だそうだヨ!!!!!!!! お前もうもぬ毛は食うなヨ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「え…えぇ?!!!!! そんもぬなぁ…
せっかくおいしいもぬに出会えたのに…」
ツバメオー「ばかぁ! 食われてーのかヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こっちは心配してやってんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前金輪際もぬ毛禁止ね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「う………まぁツバメさんがそこまでおっしゃるなら従いますが…」
ミーコ(……これで無事に済めばいいけれど
もぬ毛を抑えた事で新たな懸念がもうひとつ………)
ツバメオー「うーん…もういいかな
先生にこれ以上聞く事もないし 次行こうヨ」
ギル「そうですね」
ミーコ「お見舞いありがとうございました 嬉しかったわ
…もし食堂に行ったら刻苦さんとハイゼンさんに今夜には顔を出すことを伝えておいて下さい
…あ! 刻苦さんには私が言ってた事は内緒でお願いしますね」
ツバメオー「分かってるヨ
じゃあ出ようか」
ギル「そうですね
外でガキ君と遊んでるヤンデルさんと合流せねば」
ツバメオー「何して遊んでんだろ」
―――…
ガラッ
ツバメオー「ヤンデルー おまたー…」
コーン… コーン…
ガキ「怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨…」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
《藁人形に釘を打ってるガキ》
ヤンデル「釘の角度が甘い!!!!!!!!」
ビシッ!!!!!!!!
ツバメオー「ズコ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
何やってんだお前ーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「あぁ…二人とも…やっと来たか…さすがに遊び疲れたよ…」
ギル「い…いやヤンデルさん 一体どんな遊びしてたんスか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あきらかにガキ君が闇堕ちしてるんですけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「…これか… いや…子供とやる遊びなんてわからないから…
俺が昔やってた“ネガティブごっこ”を……」
ツバメオー「どんな遊びだヨそれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「人を深く怨んだ方が勝ちだ…」
ツバメオー「それ勝ったら人としてヤバい方にいっちゃうだろソレ!!!!!!!!!!!!!!!!
お前昔そんなことしてたのかヨ!!!!!!!! どんな鬱屈した幼少時代だヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞーん!!!!!!!!
ヤンデル「誰のせいだと思ってるんだ…」
ギル「ちょ……ガキ君がなんか危ない深みに行っちゃってる気がするんですが…大丈夫ですかこれ…」
ヤンデル「はは…大丈夫…ごっこ遊びだから…
ガキ………もう終わりだ…」
コーン…コーン……ゴガッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガキ「フシュル…フシュルルルル…!!!!!!!!
ギギギギ………ママヲ…苦シメタ…変態…コロス…コロス……コロスッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギヒ…ギヒ……ギヒヒヒィィィィィィヒィヒヒヒィイイイイイイ…!!!!!!!!
コノ包丁デェェゥェェ……ジュルルァアアアアア…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
ギル「これ完全に遊びの向こう側でしょーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!
-
―――
ギル「う…うーん ガキ君をあのもぬにしておいて大丈夫だったんでしょうか…………」
ヤンデル「大丈夫…すぐもどるよ…多分…」
ツバメオー「無責任な奴だヨ…
余計なことしやがって本当…」
ギル「まぁそれよりこのあとどうするのです?」
ツバメオー「…んー…そぉだなぁ…」
マンツウ「やや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
この猫の嬌声のようなかわいらしい声は…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツビーだな!!!!!!!! ツビーがそこにいるなー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
どーーーーん!!!!
ツバメオー「うわ」
ギル「どうやら気がつかれたようですね」
ヤンデル「面倒なタイミングでまた起きるやつだな…」
ツバメオー「ほっとこ」
マンツウ「ツビー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
居るんだろー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
顔を見せてくれようーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まだ気分が悪くてベッドから起き上がれないんだ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そうだトイレしたいから僕の股間のエルフ耳に尿瓶を突っ込んでくれーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
後生だーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!! 後生だからーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「誰がするかヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 垂れ流してろバカヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!
ギル「我々は今 ネアメを騒がせてる痴漢を捕まえるもぬ忙しいのです 申し訳ないのですが…」
マンツウ「ヌッッ!!!! ウラ・ギル…………………
ちくしょーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
またしてもお前かーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
くっ…ツビー!!!!!!!!!!!!!!!! 君は僕の下北沢エルフに尿瓶を突っ込むよりそいつと共に行くことを選ぶのかーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐぉおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「そりゃお前
腐れチ○コと生ごみならまだ生ごみ選ぶでしょ」
ギル「あの自分へのさりげない生ごみ判定やめてもらえませんかね」
ツバメオー「じゃあねマンツウ
小便で島根描けたらあとで見して」
マンツウ(…くっ!!!! ツビーが行ってしまう!
か…構って欲しい!!!! そ…そうだ!!!!!!!!)
マンツウ「ツ…ツビー!!!!!!!! そのまま行っていいのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
痴漢の犯人が…僕だとしても!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ギル「え!!!!!!!!?」
マンツウ(やった!!! 食いついたぞ! さぁ構って構って!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ダンッ!!!!!!!! ぐぉっ!!!!!!!!!!!!!!!!
ガキ「ママの仇ーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドブッシュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マンツウ「うぎょおあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
プシャー!!!!!!!!
ギル「ブブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズコー!!!!!!!!
-
ギル「ガキ君ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガキ「キェェ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ママの仇!!!!!!!! ママの仇〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「ら…乱入して来たヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!
ヤンデル「そこまで影響が大きかったのか……」
ギル「と…止めないと!!!!!!!!」
ツバメオー「えー…でもあいつ自分が犯人つってたじゃん
犯人ならこのくらいの罰……仕方ないんじゃない?」
ガキ「仕方な死ねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 仕方な死ね〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザックゥー!!!!!!!!!!!!!!!! ザックゥー!!!!!!!!!!!!!!!!
ザクザクザック〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マンツウ「ぎょ…ぎょえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぢ…ぢがうう〜〜〜〜!!!!!!!!! 僕はやっでない〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツ…ツビーに構ってほしがっだだけぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!ツ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「しょうもない理由でくだんない嘘付いてんじゃねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「…ガキ…ということらしいからやめてやれ…」
ガキ「……証拠は…? こいつがママを苦しめてないって…証拠はぁぁぁぁぁッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
フ…フシュッ…ふしゅるッ……ふしゅるゥゥゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドスッ!!!!!!!!
マンツウ「あばーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「証拠……あ! この名簿によるとマンツウさんは2日前からここに入院してらっしゃるようですよ」
ガキ「ホォホォォ…」
グリッ グリッ
マンツウ「ぎゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「痴漢事件が始まった日からマンツウさんはここに入院してるわけですね
マンツウさんは先程までひどく苦しんでましたから痴漢などする気力はないと思いますよ」
ガキ「なるほど……フジュルルルル…」
グリグリグリグリ
マンツウ「ぎにゃえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「お…おい…相槌ついでにグリグリしてやるなよ…」
ガキ「…この人がママを苦しめた犯人じゃない……ふしゃうううう…」
ブシュッ… スー… シュンッッ!!!!!!!!
《包丁を引き抜いて一瞬で姿を消すガキ》
ツバメオー「憎悪拗らせすぎて人間の域超えちゃってるヨあのガキ…」
マンツウ「ぐふッッ…ハァ…ハァ…!
え…えらい目にあった…! う…嘘はつくものじゃないな……
うぐぐ…誰かそこの絆創膏を取ってくれ…」
ギル「絆創膏で済むんスか…」
-
――― ネアメ西『居住区』
ヤンデル「次は居住区か…」
ギル「始めに事件が起きたのはこの西の方でしたね
ここから調べていくので?」
ツバメオー「まぁそれもあるけどちょっと……」
ギル「?」
あ… あぁ…
ヤンデル「ん…? なにか声が聞こえる……」
あ… あ… あぁ…
………はぁぁ……… あぁん
ツバメオー「な…なに? なんか場所も憚らず変な声がするんだけど」
ギル「む…むぅ…
別になんやかんやあるのは構いませんが色々場所などは弁えて貰わないとネアメの風紀が乱れてしまいますよ…」
ツバメオー「……………て…ていうかこれ…」
あぁん! あうあう…ひぃんっ!!!!!!
く…くひぃ〜〜〜〜ん!!!! やんやん!
ツバメオー「もみーのの声じゃん…」
ギル「ええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「も…もみーのちゃんって…えぇ…?!!!!!!!!!」
ツバメオー「む…向こうのもみーのとお兄さんと部屋から声がするヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
行くヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ちょっ……ツバメさん!!!!!!!!!!!!!!!!」
―――
あうあう… ひひひっ… あにゃ〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!
あ〜〜〜んーーーーっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もぉーっ いやーっ!!!! やらやら!!!!!!!!!!!!
そこはらめぇ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おにいちゃん………いやんっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「…あ…………あの二人…………兄妹になにやってんだヨ…////!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「なにって………」
ツバメオー「こ…これは問い詰めなならんねッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ちょっ………ノックもなしに…!!!!!!!!」
ガチャアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「こ…こらーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
な…なにやってんだーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォーン!!!!!!!!
ウソニ「…ん? 何の用だ」
ゴシゴシ
もみーの銃「お…お兄さんくすぐったいよぉ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! にゃはははははっ!」
ツバメオー「え………いや…何をしてるの…」
ウソニ「見ての通りもみーの銃の手入れだが」
ゴシゴシ…
ずーん…
ツバメオー「あ…あァ………そういえば銃だった…」
ぐたー…
-
ウソニ「何故血相変えて飛び込んで来たんだ」
ゴシゴシ
ツバメオー「え…えっと…いやあの…」
もみーの銃「………あうっ!!
やぁん!! お兄ちゃんやらやらぁっ!!!!!!!
そこはお尻だよぉっっ」
ビシーッ!!!!!!!!
ツバメオー「それだーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
その変な声がだだ漏れなんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ていうかお兄さんは何をしてんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「だから手入れだが
今はグリップとストックを掃除してるんだ」
ふきふき
もみーの銃「お尻くすぐったいよぉーっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「そこ尻かヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「これで良し
くすぐったくても定期的に掃除しなきゃ汚れるんだ 我慢しろもみーの」
もみーの銃「うん!! お尻気持ちいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「…もみーの 色々誤解が生まれるからあんまり叫ばない方がいいヨ」
もみーの銃「?」
ウソニ「ところで君達は何をしているんだ
というかその格好はなんだ」
もみーの銃「わぁツっちゃん! そのコスプレ素敵だねぇ!
網戸のコスプレ?」
ツバメオー「網戸じゃねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! どんなジャンルのコスプレだヨそれ!!!!!!!!
探偵だヨ探偵!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 確かに網みたいな柄の服だけども!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
もみーの銃「探偵さん? 何かあったのかなあ?」
ツバメオー「む! その様子だと二人も外の事件を知らないみたいだね!」
ウソニ「!? 何かあったのか?
革命か!」
ガタッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「いや革命ではありませんが…
色々大変なことが起きまして……」
かくかく
しかじか
ウソニ「痴漢を繰り返す変態犯か
それはまた随分な不届きな輩が現れたな」
ギル「えぇ…だからなんとしても捕まえようかと…」
もみーの銃「あなるほーど!!! だからツっちゃんが探偵なんだね!!!!!!!!!!
カーックイーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「ま…まーねっ///」
ウソニ「頼りないな」
ツバメオー「うるせーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「しかし部屋に篭ってる間にそんなことになってるとはな
溜まってる新聞も読まずにいて分からなかった」
ギル「…ずっと部屋にいらしたんですか?
一体何を…?」
ウソニ「…」
-
ウソニ「…少しやることがあってな」
ギル「やること…ですか」
ツバメオー「やることってなんだヨ
そんなこと言っちゃってずっともみーのをいじくって遊んでたんじゃないの?
この人やっぱりシスコンだから…」
ウソニ「……そうだ
ここにレモンがあるんだ…ほら…持ってみろ」
ス…
ツバメオー「は?」
ガシ…
ウソニ「それを顔の横に当てていい笑顔をしてみろ」
ツバメオー「あ? え? こう?
…あー! なんかテレビ雑誌みたいだヨ! お兄さんカメラで写してくれるの?」
ピタ… ニコーッ
《レモンと頬をくっつけて笑顔をとるツバメオー》
ツバメオー「いいヨー! いつでも写していいヨー!!!!
3…2…1…ハイ! チー………」
ズギュオォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「は…はぱ!!!!!!!!?」
《ツバメオーが顔にあてがったレモンに風穴があいた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニが弾丸で撃ち抜いたのだ! 顔との距離数mm!》
ツバメオー「―――」
サーッ…
ウソニ「よし 調子いいな」
ツバメオー「な…なにすんだヨーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あ…危ないなァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「今俺はもみーの銃を使ってそのレモンを撃ち抜いた
今までとの違いが分かるか?」
ギル「えぇ…? というと…?」
ヤンデル「…あ…撃った時に音がしなかった…」
ウソニ「半分正解だ
正しくは発砲の際にもみーのがえずかなくなっただろう」
ギル「…あ!!!! そういえば今までは…」
―――
もみーの銃「おう゛ええぇーっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バキューン!!!!!!!!
―――
ギル「とかなってましたぬも!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「そう
それはもみーのが吐き出す弾に対して不快な異物感を感じていたからだ」
もみーの銃「うんうん 本当毎回ゲロっPするみたいで気持ち悪かったよー!」
ウソニ「このままではもみーのがかわいそうだし
えずかれると弾の軌道が僅かに変わってしまう
もし今レモンを撃ち抜く時にもみーのがえずいていたら レモンではなく隣のゼンマイ野郎の頭に風穴が空いていただろう」
ツバメオー「だれがシダ植物だコノヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
つか危ねーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞーーーッッ!!!!!!!!
-
ウソニさんはツバメちゃんに容赦ねーなw
-
ギル「ならばそのえずきを解消する弾丸もぬ開発を……
で それも既に完成を…!?」
ウソニ「そう
もみーのが感じる異物感を無くすために
“もみーの由来の弾”を作ることで解決した
それがこの“もみーの骨弾”だ」
ドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「えーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ほ…骨ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「この弾にはもみーのの骨を粉末にしたものが混ぜられている
こうすることでもみーのはえずかなくなった」
ギル「つ…つまりもみーのさんの遺骨を使って…ですか……
すごいですが…文字通りもみーのさんの身を削って大丈夫なんですか…」
ウソニ「使うのはほんのちょっとだ 1cmの骨で10発分は作れる」
もみーの銃「骨が減る分霊の私が痩せられるからもっと使ってもいいのに〜」
ウソニ「そうすれば負担はもっと減るだろうが 骨も有限だ
さすがに骨を全て使い切るわけにはいかない
この遺骨はお前の証明の一つだ
これが無くなればいくら器を得たお前でもこの世に留まれなくなるぞ」
もみーの銃「きゃーん! それは困るよ〜!」
ウソニ「だからこれからはもみーの銃を使う場面を選ぼうと思う
もみーの銃は他の銃より性能が倍以上優れてるが 本当にここぞと言う時にしか使わないつもりだ」
ギル「そうですね…それがいいでしょう
しかし骨を使うとは…なんともとんでもな発想ですね…」
ウソニ「アイデアの元はジュリーさんだがな
………さて 無事もみーの骨弾の実弾テストも終わった
今度は別の開発だ」
ギル「おや…まだ何か作られるのですか?」
ウソニ「あぁ またもみーののための開発だが どちらかと言えばこちらのほうが重要な開発だ
恐らく弾より開発に時間が掛かる しばらく部屋から出ないと思う」
ヤンデル「…一体何を…」
ウソニ「時が来たら披露するさ
…………そこでだが」
ツバメオー「?」
ウソニ「しばらくの間もみーのを預かってくれないか
俺と一緒にこの部屋に篭りっぱなしはかわいそうだ
………君に言ってるんだぞゼンマイ野郎」
ツバメオー「ボ…ボク?!!!!!!! ボクがもみーのを…?」
ウソニ「ああ」
もみーの銃「ご…ごめんねツっちゃん急に…
ちょっとの間だけだから…………
それともやっぱり…迷惑かなぁ…」
ツバメオー「…」
ツバメオー「迷惑なわけねーだろ!!!!!!!!!!!!!!!!
むしろボクは捜査に協力してもらおうと呼びに来たんだヨ
お前もネアメ見てまわりたいだろ 丁度いいじゃん
開発なくてもお兄さん出無精っぽいしボクと一緒の方がいいじゃん
行こ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
もみーの銃「…!!! や…やったぁ!!! ありがとうツっちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!」
にぱぁー
-
―――
ガチャコッ
ツバメオー「…うぶッ…! 移動の時は背負ってがいいっていうけど…
け…結構重いヨ」
ウソニ「もみーのフェイスの部分だけで5Kgはあるからな」
ギル「代わりもぬしょうか?」
ツバメオー「だ…大丈夫だヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
ていうかもみーのは女の子だヨ! それをお前らヤローどもになんてまかせられないヨ!!!!!!」
ヤンデル「でもお前…それで倒れたりしたら危ないぞ…」
ツバメオー「だ…大丈夫だって………あ…あやややや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
よろろろろろっ
ウソニ「もみーのの体に傷をつけたら許さないぞ
もし傷付けたら…その顔をシリンダーのように穴だらけにする」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ォ
ツバメオー「ぜ…絶対傷付けない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もし倒れてもボクの顔の方から地面に突っ込むヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ど〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「良」
もみーの銃「もぉー! やめてよお兄ちゃん! 大袈裟! そのくらいじゃ傷付かないよ〜〜!!!!!!!!
もぉ! お兄ちゃんがツっちゃんにいじわるするから早く出ようよ!」
ツバメオー「そ…そうだね!
じゃ…じゃあねー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダー!!!!!!!!
ギル「わぁ!!!!! 待って下さもぬー!!!!!!!!!!!!!!!!」
バタン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しーん…
ウソニ「…」
ウソニ「……もみーの
お前の感じていた“不安”はどうやらただの思い込みだったようだな」
…ニ…
ウソニ「…まぁ それでも“この開発”は続けるがな
もみーの…お前の本当の望みを叶えるためにな
…そう 再び友達と肩を並べて歩きたいという望みのために―――」
―――…
もみーの銃「ツっちゃん! 私ツっちゃんの探偵さんのお仕事手伝うからね!!
でも何をすればいいかなぁ」
ツバメオー「そうだね…
はじめはもみーのにしか出来ない大事な役目も考えていたんだけど…
うーん」
もみーの銃「え? なにー?! なんでもするよ! なにをしてほしかったの?」
ツバメオー「えっとね
変態犯を見つけた時に撃ち殺す役目だヨ」
もみーの銃「わーお」
ギル「なんてこと考えついてるんスか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「いやでも
さっきの話聞いた後じゃ もみーのに撃ってもらうのもアレだしなぁー
そもそも弾も貰ってないしね」
もみーの銃「弾ならあるよ! べろばぁー!」
ばばーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「あるのかヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…って…でもそれ…骨弾じゃなくて普通の弾…?」
もみーの銃「そうだよ お兄ちゃん私のナカから取り出し忘れてたみたい
これ一発だけだけど 使えるよ!」
ツバメオー「でもこれ使うとはえずくじゃん」
もみーの銃「一回くらいなら我慢出来るよー!
だから! 痴漢が居たら構わず撃ってね」
ツバメオー「分かった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
サンキューもみーの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
絶対に変態犯を撃ち殺すぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
わー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ダメです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どどーん!!!!!!!!
-
旧ネアメ
戦力:S
組織力:B
結束:SS
変態性:B
http://i.imgur.com/AFSwI1V.jpg
-
現ネアメ
戦力:B〜S
結束:S
組織力:A
変態性:SS
http://i.imgur.com/T7EsNTZ.jpg
-
―――
もみーの銃「そうそうそう…そうやって構えて…照準あわせて…」
ツバメオー「こう?」
もみーの銃「そうそう…それでそのまま引き金を引けば…」
ツバメオー「弾が出るわけだな!
よし!!!!!!!!!!!!!!!!
これでいつ変態犯が現れても撃ち殺せるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ムン!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「いやだから殺しちゃ駄目ですって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「えー」
ヤンデル「……ていうか…今日は随分静かじゃないか…?
もう昼に近い時間だというのに…今日は変態犯が現れたような感じは見られない…」
ギル「む……た…確かに
これまでは朝早くから変態犯が現れてるという話なのですが…奇妙ですね」
ツバメオー「ボクとギルが動いてさすがにビビったかな」
ギル「その可能性もあるかもしれもぬんね」
ツバメオー「なんだヨー つまんないの」
ギル「いや良いことですよ
このままおさまってくれれば…」
あう〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「!!!!!!!!? 叫び声!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ギル「こ…これはまさか…変態犯が現れたのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
い…行きましょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「う…うん!!!!!!!! しょ…食堂から聞こえたヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「…!!! もう昼ご飯食べに人が集まってる時間だ…!
放っておいたら被害者が増えてしまう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「…くッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
一刻もはやく食堂へ行くヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おめーらボクに付いて来い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダァァ〜〜〜…………
ズシッ…… ズシッ…… ズシィィ
ツバメオー「お…重い…」
ズズーン…
もみーの銃「ごめんね!!? ごめんね!!!!!?」
ギル「…!! 先に向かいますよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダダッ!!!!!!!!
-
>>258
組織力は現ネアメの方がいいんだ、リーダー3人ってやり方が評価を上げたのかな?
-
旧ネアメは割と行き当たりばったりだったので
-
――― 食堂
わいわいわいわい
ヤンデル「ッ…混んでるなッ…やっぱり…!」
ギル「さっきもぬ叫び声は確かに食堂から聞こえた…!
一体誰が…!!!?」
ヤンデル「ていうか何かがあったわりには皆普通にご飯食べてるな…」
ビラコ「あ! ギル君ヤン君! おーい!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「あぁビラコさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
タッ!
もぐもぐ
ビラコ「ギル君の薦めてくれたもぬゲッティもう無かったですよう
だから代わりにヤングコーンステーキ食べてるです」
パクパク…
ヤンデル「満足感の薄そうなステーキだ……」
ずーん…
ビラコ「二人とも血相変えてどうしたですか?
お腹空いたですか?」
ギル「いやッッッ…そういうわけじゃないですが
……先程この食堂から大きな叫び声が聞こえました…!
もしかして変態犯が現れたのかかと…!
ビラコさん…この食堂の誰か痴漢の被害にあった方がいらっしゃいますか?」
ビラコ「あー
それ私ですよ」
ギル「えぇーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズコォーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「ビ…ビラコさんだったのか…
そのわりには落ち着いてる…」
ビラコ「触られた時はちょっとびっくりして大きい声出しちゃったですけど………
今はご飯の時間ですよ! お腹もペコペコだったし そのあとは気にせず食べたです」
ギル「触られながら食べてたんですか…」
ずーん…
ビラコ「ギル君達に声をかける今までずっと触られてたですよ」
ヤンデル「えー…」
ぞーん…
ギル「えぇっと…じゃあ何か触られていて気づいた事は…」
ツバメオー「ちょっと待ったーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババァーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「あ!!! ツバメさ……」
ツバメオー「ッ…そッ………ほ…ほひゅッッ…ふぁッひょほゴォォッッ…!!! ぶ…ぶひゅッッ…はー…ハァァァーッ…
ひょッ…ひょれは…ビョ…ボひゅのしごとらロロロロロロロロロオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゲロビッチャー!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ツ…ツバメさーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!
-
おちけつww
-
ツバメオー「ハ…ハァハァ……こ…こら!!!!!!!! 探偵はボクなんだから勝手に捜査を進めるなヨ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「お前が遅いからだろ…」
もみーの銃「ツバちゃんを責めないでー!!! ツバちゃん私を背負ってるから遅かったから!」
ビラコ「あらぁもみーのちゃんもいるですかぁ
良かったですよ」
もみーの銃「はい先生!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「そんなことより先生!!!!!!!! これからボクの捜査に協力してもらうヨ!!!!!!!!
痴漢事件の被害者として…ボクの質問に答えてもらうヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
覚悟はいい!!!!!!!!?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ビラコ「はいいいですよ」
ツバメオー「…じゃあ…お姉さん…!
…ズバリ!!!!! ………犯人の姿は…見た…!!?」
ギンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「見てないです
ずっとステーキの方見てたです」
ツバメオー「…」
ツバメオー「……これまでか…!」
ガ…ク…!!!!!!!!
ギル「諦め早ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
質問一つスか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞぞぞ〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「その質問がすべてでしょッ!!!!!!!!
姿見てないんじゃ他の被害者と同じ!!!!!!!!!!!!!!!! これ以上何も出てこないヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
つーかお姉さんメンタル強すぎーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダァーン!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「いや…考えがあさすぎだろ…
もっとこう…聞くことあるだろ…
例えば…そうだな…
ビラコさん…俺達が来るまでずっと触られてたなら…その間に何か…痴漢の声とか聞かなかったのかな…」
ツバメオー「お前が質問してんじゃねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドッゴォーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「おッブーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガシャアァー!!!!!!!!
ツバメオー「なんか声とか聞こえなかった? お姉さん…!」
キリッ…
ヤンデル「こ…こいつ…」
しゅうううううう…
ビラコ「そうですねー………別に何も…」
ギル「…ふーむ…吐息もなしですか」
ビラコ「はい」
ツバメオー「うむむむ
変態なら長いこと女の人のケツ触ってたら興奮してハァハァの一つくらいしてもいいものだと思うけど…
―――! もしかして変態犯はただ単に性欲を満たすために痴漢をしてるわけじゃないのかも…!?」
ぴきーん…!!!!!!!!
もみーの銃「わ!!!!! ツっちゃんなんだかソレっぽい推理ー!!!!!!!」
ツバメオー「えへへ…そう
よぉーし! なんだか調子が出て来たヨーッッ!!!!!!!!
こうなったらもう一歩踏み込んだ捜査だヨ!!!!!!!!
お姉さん!!!! ちょっと協力してね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギギン!!!!!!!!
ビラコ「?」
-
―――
ざわざわざわ
ビラコ「こうですか?」
ぷりんっ!
《壁に手を付きお尻を突き出す》
ツバメオー「OKOK……そうして!!!」
ちゃきぃぃーーーん!!!!!!!!!!!
《虫眼鏡》
じぃぃぃぃぃー
ツバメオー「ふぅーむふむふむふむふむふむふむ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ふむぅぅぅーふぅーーむふむふむふむーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スッスッ
《色々な角度からビラコの尻を見るツバメオー》
ざわざわ
ギル「いや何てぬもしてるんですかツバメさん…
こんな大勢の目の前で…」
ツバメオー「捜査だヨ!
変態犯がまさぐったお姉さんの尻こそまさに事件現場そのもの!!!!!!!!
事件は会議室で起きてるんじゃない…尻の上で起きてるんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スパァーン!!!!!!
ビラコ「痛い!!!!!!!!」
ツバメオー「だからこうやって直に見て触って調べてるの!
そうしたら何か分かるかもしれないでしょ?
まぁボクにまかせてヨ!!!」
チャキン!!!!!
ヤンデル「大丈夫かよ…」
ギル「その前に場所を変えもぬべきじゃ…」
ツバメオー「じゃあお姉さんもっとお尻あげて」
ビラコ「はい」
くいっ
テレレレレレーレ レレレレーレ レレレレーレーレーレーレー
テレレレレレーレ レレレレーレ レレレレーレーレーレーレー
テレレッテレッテレッテッテレ
(なんでも鑑定団の鑑定音楽)
ツバメオー「…」
じー… スッ…
ペタペタ…ぽよぽよ…
ぽゆんっぽゆんっ
《弾いてみる》
おおおおおおおおお〜〜〜〜〜
もみゅん…もみゅん…
ぐにぃーー…みょんっ!
《揉んでみる》
おおおおおおおおおぉぉーー…!
スリスリスリ…
《撫でてみる》
ビラコ「あふぅ!!! くすぐったいですぅ///」
わ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「いやさっきから野次馬もぬ歓声すごいんですけど!!!!!!!!!!!!!!!!
食堂もぬ真ん中でこんなことしてるからすっかり見世物ですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
み…皆さん見なくていいので早く離れて…」
ぐぐ…ピッチィィーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《パン筋を浮かび上がらせてみる》
ギル「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! パン筋じゃああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!
ひゃッハァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!! 凝視凝視凝おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお視!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
じぃぃーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「ギ…ギル〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「…分かった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お姉さんのお尻はッ…! …オープンザプライス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジャラララララララララララララ…ピタ!!!!!!!!!!!!!!!!
じゃ〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【109万円】
ツバメオー「109万円だーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
テレレッ テッテーレーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
わ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「主旨が変わってる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞぞーん!!!!!!!!!!!!!!!!
-
オープンザプライスwww
>>261
なるほど、そういえば勝手に秘密基地建てて何故かフーリャンちゃんに怒られてたね
-
http://i.imgur.com/SYXykfH.png
-
めちゃくちゃかわいい
-
>>267
可愛い!可愛い!超可愛い!!
こんなに可愛くてロリ巨乳なのに作中では完全に需要なし扱いだなんて……
-
わ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
人「109万円!!!!!!!!!!!!!!!! ビラコさんのお尻は109万円だーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
人2「買った!!!!!!!! その尻買ったーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パァン!
ヤンデル「買うな!!!!!!!!!!!!!!!!
おい! 誰がビラコさんのお尻を査定しろっていった…」
ツバメオー「うるせーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
尻見て犯人の痕跡が分かるわけねーだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スパパァーン!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「痛いですぅ!」
ギル「ツバメさん意味もなくビラコさんもぬお尻をスパンキングしちゃダメですよ!!!!!」
ツバメオー「…うーん これ以上被害者に話を聞いても何も出てこないかなぁ」
ビラコ「役に立てなくてごめんなさいですよ」
ギル「いやいやしかし
ツバメさんもぬ“変態犯は性的欲求を満たすために痴漢をしているのではない”というのはなかなかの推理じゃないでしょうか
ビラコさんの肝っ玉もぬおかげで得られた情報ですよ」
ツバメオー「…食堂のおばさんも“まるで何かを調べるように”…って言ってたね
もしかしたら犯人はお尻を触ることで誰かを探しているのか…?」
ゴォオオオ…
ぐぅー…
ツバメオー「…ん? 誰だヨ小気味よく腹を鳴らかしてるやつは」
もみーの銃「ごめん! 私!
お昼だからお腹空いちゃって…」
ツバメオー「お前どこで鳴ってるんだヨそれ……」
ズゾーン…
ギル「なら…カウンターに行きますか
お昼ご飯を食べるついでに調理場の人に話もぬ聞きましょう
怪しい人を見たかもぬしれません」
ツバメオー「む…そうだね じゃあ行こう!!!!!!!!!!!!!!!!」
パァン!!!!!!!!
ビラコ「痛い! いってらっしゃいィ!!!!!!!!」
―――
刻苦「クワクワ」
ミキニー「じゃあさじゃあさ! きゅうりは何派?
塩つける派? それともマヨネーズ?」
刻苦「醤油クワ 滋養と強壮にいいクワ〜〜」
スタスタ…
ツバメオー「うわっ!!!!!!!! 紫だ!!!!!!!!!!!!!」
ミキニー「あれ? 河童じゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん
お前ずっと見なかったけどどこに居たの?」
ツバメオー「それはこっちの台詞だヨ!!!!!!!!
ここに来て別れてから全然見ないから てっきり処分されたと思ってたヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミキニー「されるわけないじゃーん!!!!!!!!
私は私で好きにやってたゾ
ここ河童がすごく多くて楽しいぞぃ!!」
きゃぴッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「河童じゃないけどな
それよりボクらはお前なんかに用はないんだヨ
そこのリアル河童に話があるヨ」
刻苦「かぱ?」
-
〜〜〜
刻苦「かぱぱ? 変なやつクワワ〜〜?」
ツバメオー「そうそう
さっき叫び声が聞こえたでしょ? この食堂に今話題の変態犯が現れたんだヨ!
それでこの調理場から何か怪しいやつ見なかった?
この場所が一番食堂を見渡せるし」
刻苦「怪しい奴…………」
刻苦「ここにいる連中全員怪しいクワ」
ス〜〜〜ン
ミキニー「確かに」
ツバメオー「怪しい筆頭のお前らが何言ってんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「編隊犯って何ー?
感これ? 感これ的な話?」
※感これ=感度高いこれくしょんの略。乳首をみなもにこすりつけるやんごとなき遊び
ツバメオー「ちげーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
お前も知らないのかヨ! まぁお前みたいな知性のカケラもなさそうな紫が新聞なんて読みそうにないもんねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミキニー「なにー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「ツバメさんそれブーメランですよ」
わーわーギャーギャー
ヤンデル「サンドイッチください…」
刻苦「クワ きゅうりサンドクワー」
ヤンデル「あげる…」
もみーの銃「わぁい! ありがとう!」
まぐまぐまぐ
―――
ミキニー「ふぅん? 人間のケツを触って気持ち良くなるやつがいるの?」
ツバメオー「そうだヨ
そういう行為を痴漢と言って それをするヤツを変態って呼ぶんだヨ」
ミキニー「へ〜〜〜
そんな理由であそこ触る奴もいるんだねぇー
人間って不っ思議〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
でもそれ以上に尻を触られた程度のことを気にする人間がいるのも不思議だゾ」
ツバメオー「まぁお前みたいに以前まで裸で出歩いてたモラル0の野蛮紫には分からない高度な感情だろうね」
ミキニー「なに〜〜〜? なんだかトゲを含んだ言い方でむかつQ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!
殴るゾ〜〜〜!!!!」
ぞわわわわわ…
ツバメオー「あッ! お前また腕をどこかに飛ばしてるな!
どこやった!!!!? 不意打ちでもするか!!? やって見ろヨ!!!!!」
チャキッ!!!!!!!!
ギル「やれやれ…………やや!!!!!!!!? あれは…!!!!!!!!」
もぬ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん…!!!!!!!!
ギル「も…もぬゲッティでは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
し…しかしもぬゲッティは売り切れたはずでは…?」
刻苦「注文受けて作ったがキャンセルされて下げた料理クワ〜」
ギル「と…ということは廃棄するのですか?
な…ならば自分が…」
ゴクリ…
ツバメオー「こらー!!!!!!!!!!!!!!!! ギル! お前おばさんに食べるなって言われただろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
我慢しろヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「あ…あううぅ〜〜〜…!!!! そ…そんなぁ…!
も…もぬぅぅぅ…!!!!!!!!!!!」
じゅる〜〜〜…
ツバメオー「まったく!」
きゃーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ふあ?!!!!!!!!!
これは…」
ヤンデル「今のは………ハイゼンちゃんか…?!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴオオオオオオオオオオっ
-
刻苦「クワワ?」
ツバメオー「い…今のはハイゼンの…!!!
ちょ…河童!!!!!!! あいつはどこに!!!!!!!!!?」
刻苦「ゼンは向こうの器具保管室クワ〜〜〜〜」
ツバメオー「あそこか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
変態犯め…! よもやこのボクのすぐ近くで犯行を働くとは!!!!!!!!!!!!!!!!
行くヨお前ら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
げんこーはん逮捕だヨ!!!!!!!!」
シュバッ!!!!!!!!
ヤンデル「あ…あぁ!!!!!!!!」
ダッ!
ミキニー「面白そう! 私もついてくゾ!!!!!!!!!!!!!!」
タッ!!!!!!!!
ギル「じ…自分も行かねば…!」
刻苦「待てクワ」
ギル「…!? 何か…?」
コト…
刻苦「食えクワ」
ギル「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! そ…それは…もぬゲッティ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
な…何故…?」
刻苦「食いたがってたからクワ〜〜
腹減ってる奴が食いたい物を提供するのが料理人クワー!
我慢なんてする必要はないクワワ! 本能にまかせて食えクワ!!!!
もちろんキャンセル品のもぬゲッティじゃないクワ!
今夜のストック用に置いておいたもぬ毛で作った新しいもぬゲッティクワワ!」
ギル「…! ぐ…! し…しかしツバメさんがあそこまで自分の体を気遣ってるのに…!!!!!!!!!!
ぐ…!!!! ぐぅぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
0.5秒後…
ギル「まぁいいか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いただきマンモス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バクバクバクバク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
刻苦「食えクワ食えクワ」
―――
ダダダダダダダダダダ…
ヤンデル「…?! ギルはどうした…?」
ツバメオー「かーッッ!!!!!!!!!!!!!!!! なにやってんだアイツ!!!!!!!!!?」
ゴチィーン!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「あイダぶッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミキニー「やはーwwwwwwwwwwザマーザマーwwwwwwwwwwwwwww」
ツバメオー「お…お前ッ…今頃不意打ちとかーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シャカーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「腕が戻って来たからついでに殴っといたゾ」
ツバメオー「なにがついでだヨ!!! だったらボクもついでに凍らせてやる〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「おいおい…! やめろ…やってる場合か…!!」
-
ダダダダダダダダダダ!!!!!!!!!!!!!!!!
【調理器具室】
ツバメオー「あの中だね!!!!!!!!!!!!!!!!
おいヤンデル!!!! ここに来るまで誰かがあの中から出て来た!!!!!!!!?」
ヤンデル「いや………影すら見てない…!」
ツバメオー「だったらまだあの中に変態犯がいる可能性があるね…!
よーし!!!!!!!!」
ヂャキキンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「お…おい…撃つのか…?」
ツバメオー「相手は超スピードが消える能力を持ってるかもしれない変態犯だヨ!!!!!!!!
出会い頭に足でも撃って動きを封じる!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!
ヤンデル「おいおい……素人にそんな器用な真似が出来るか…?!」
ツバメオー「大丈夫だヨ!!!!!!!! もみーのがサポートしてくれる!!!!!!!!!!!!!!!!」
もみーの銃「正確速射銃撃サポート起動するよ〜〜」
ゴウィウィウィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン…
ツバメオー「…さぁ!!!!!!!! 突っ込むヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グォウッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ババァン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「動くなッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジャカッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハイゼン「ひッ…」
ビクッ!!!
《へたり込んでいるハイゼン》
ヤンデル「ハイゼンちゃん…! 大丈夫か…!?」
チャッ! チャッ!
ツバメオー「変態犯!!!!!!!! 変態犯はどこだ!!!!!!!!!!!!!!!!?」
キョロキョロ
しーーん…
ミキニー「うーん? なんにもいないんですけど!!!!!」
ツバメオー「…な…!!! そんな…
この部屋から出ていくやつの姿なんて見なかったのに…!!!!!
なんでもういないんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ちくしょ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブンブンブン
もみーの銃「あ……ツっちゃん私を振り回しちゃ危な…」
カチッ
もみーの銃「正確速射銃撃サポート発動!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヴオエーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バキューン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドズルギュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「うぼぁーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「おいおい…!!!!!!!! 暴発させせんなよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!
-
http://i.imgur.com/KijkuaF.png
-
―――
ミキニー「あぎゃぎゃー…!!!!!!!!」
ぷしゅー…
ツバメオー「チッ!!!! 無駄弾使っちゃったヨ
せっかくの弾丸だったのに…」
もみーの銃「…あ! でも大丈夫! まだ弾が残ってるよ!
すごいね ミキニーちゃんの鎧…私の弾の衝撃を殺したんだね
でもおかげでその弾を再利用出来るよ
私の口の中に入れてくれれば火薬を詰め直すから」
あーん
ツバメオー「便利な機能あるなお前…」
―――
ハイゼン「………はぁあ〜〜…!」
ツバメオー「大丈夫かヨ」
ハイゼン「なんとか……でも…びっくりしました…
まさか私まで狙われるなんて……はぁ…」
ツバメオー「そんなことよりお前 変態犯の顔は見なかった?」
ハイゼン「い…いえ
後ろを振り向いた時には何も…
………?! …え…? “後ろ”…………?」
ツバメオー「…?! どうした…? 何に気付いた…!!!!?」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ッッッ…
ハイゼン「…わ…私は…! あの…この部屋に…物を取りに来たんです…!
料理に使う…道具なんですけど…!」
ツバメオー「そりゃまぁ…そうでしょ」
ヤンデル「ちなみになんの道具を…?」
ハイゼン「そこの壁にかけてある…幼児用ぱんつなんですけど…」
ババァ〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「いや待ておかしいだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いつから幼児用ぱんつが調理器具カテゴリーに入ったんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずずーん!!!!!!!!!!!!!!!!
ハイゼン「幼児用ぱんつの目の粗さが湯でて潰した豆腐を濾すのに丁度いいのです」
ツバメオー「もっとマシなもん使えヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どどぉーん!!!!!!!!
ヤンデル「ま…まぁこの際ぱんつはいいよ…
で……それで…?」
ハイゼン「はい………私はそれで…そこに掛けてあった“ななみちゃん”のぱんつを取り…」
ツバメオー「ちょっと待て!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
名前付きって!!!!!!!!!!!!!!!! 使用済か!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
使用済のぱんつかそれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!
ハイゼン「あわわ!!!!!!!! あまり大きな声で言わないで下さい…!!!!
“その界隈”が騒ぎ出します!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「“その界隈”どころかすべての界隈で騒ぎになるっつーの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「ま…ま……まぁこの際は聞かなかった事にしておこう…」
-
色々危ないwww
-
ヤンデル「それで…?」
ハイゼン「はい…
私はこの棚と棚の間の壁に掛けてあるななみちゃんのぱんつを取り 入口の方に振り返ったんです
…そうしたら お尻の方に違和感があって
痴漢だと気づき 驚いて叫びました
………」
ツバメオー「…………それで?」
ハイゼン「…気づきませんか?」
ツバメオー「?」
ハイゼン「私は…棚と棚の間の少しのスペースの壁に背を向けた瞬間にお尻を触られたのです
振り返ってすぐです
私の後ろには…壁しかなかったはずです」
ツバメオー「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「…?! ちょっと待て…
その話だと…変態犯はどこから現れたんだ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ハイゼン「そう…おかしいんです
私がお尻を触られた時の背後には“何も無かった”はずなのです…」
ツバメオー「た…棚に隠れてたとかじゃ!!?」
ハイゼン「入る場所なんてありません…」
ツバメオー「ど…どういうことだヨ…
ターゲットが壁に背をした状態で痴漢が出来るなんて…
“超スピード”でも“透明化”でも成り立たないヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「か…壁の中から手を伸ばしたとか……いやそんなバカな」
ツバメオー「そうだヨ!!!!!!!! そんな魔法持ってるやつなんていないヨ!!!!!
ありえない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぬぅぅぅー!!!!! なにものなんだヨ…変態犯!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐっ!!!!!!!!
《悔しげに天井を仰ぐツバメオー……と!!!!!!!!?》
ツバメオー「…むっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぴかーん!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「どうした…?」
ツバメオー「…ヤンデル……あれ…」
ぴ…!
《天井を指差すツバメオー…そこには!》
ヤンデル「は…排気口か…
ちょうどぱんつが掛けてある壁の真上にあるが…」
ツバメオー「……ヤンデル
この捜査を始めた最初の方で
“変態犯は触ったあと天井に逃げたのでは”って推理…したよね?」
ヤンデル「あ…あぁ…
…! お前………まさか
変態犯がこの排気口を利用したと…!!?」
ハイゼン「えぇ…!!? た…確かにこの排気口はダクトに繋がっていて そのダクトはネアメ全体に張り巡らされていますが…」
ツバメオー「…壁を背にしても触られたという事実…
でもこのネアメに壁をすり抜けて移動出来るやつなんていない!!!!!
だとしたら残されてるのはやっぱり…天井しかないんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
変態犯はダクトを自在に使い 狙いを定めて天井から降り立ち!
そしてまた天井へと消えていくんだ!!!!!!!!
ボクの推理は間違っていなかった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
Q.E.D!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババァーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ヤンデル「待て落ち着けツバメ…
断定するには早すぎるだろう…」
ハイゼン「えぇ…
そもそもあの排気口は…いくらなんでも狭すぎるのでは?
少なくとも大人の体ではとても…
体の小さいツバメオーさんでも その胸では引っかかるでしょう
せいぜい中学生くらいの大きさか…よほどのスレンダーでなければ通れませんよ…」
ツバメオー「…心当たりがあるヨ
“大人”でもここを通れる輩がッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
犯人はきっとそいつだ!!!!!!!!!!!!!!!!!! 間違いなくッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドォンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「だ…誰だ…!?」
ツバメオー「説明してる暇はないヨ!!!!!!!!
行くヨ!!!!!!!! 次の犯行が行われる前に捕まえるんだッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダ!!!!!!!!!
ガッ!!!!!!!!
ツバメオー「ぐはっ!!! 引っ掛かった…!
邪魔だテメーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゴォオオオオオオオオオッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「むげぱごォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「急げ!!!!!!!!」
ダッ!!!!!!!!
ヤンデル「ま…待て!!!!!!!!」
ダダッ!!
ガバー!!!!!!!!
ミキニー「くぬやろーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!
一度ならず二度までも〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニーちゃんぶちギレマンモスーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シュタタタタタタ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しーん…
ハイゼン「…
……ふぅー これは大変なことになりそうです」
ゴシゴシ…
《ななみちゃんのぱんつ(使用済)で汗を拭くハイゼン》
―――
ギル「…」
カチャ…パクパク…カチャチャ…
ダダダダダダダダダダダダ…
ツバメオー「ギル〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
刻苦「クワ〜〜? ゼンはどうだったクワ〜?」
ツバメオー「あいつなら無事だヨ!!!!!!!! おかげで犯人も分かった!!!!!!!!
だから今からそいつん所行くヨギル!!!!!!!!!!!!!!!!
飯食ってる場合じゃねー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
くる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「もーぬもぬもぬもぬもぬもぬもぬもぬもぬもぬもぬもぬもぬもぬもぬもぬもぬぅぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
わしゃわしゃわしゃわしゃわしゃわしゃ
《全身の毛がもぬ毛と化したギル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ツバメオー「うぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チャキッ!!!!!!!!
ズギューーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「オ゙ッ!!!!!!!!」
ヤンデル「0距離ヘッドショットすなーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!
-
浸食されすぎwww
-
普通にもみーのちゃん扱えてるツバメちゃんすげー
ってかギル君大丈夫なの?とうとう主役交代?
-
ギル「もぬぅ…もぬ…もも…ぬ…」
うぞぞぞぞぞ…
ヤンデル「い…生きてる?!!!!!」
もみーの銃「私が発射をセーブしたから今のは空砲だよ!」
ギル「もぬらもぬらもぬぅぅらぁぁぁぁぁぁ…!!!!!!!!!!!!!!!!」
わしゃわしゃわしゃわしゃわしャ
ツバメオー「う゛ぅあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギ…ギルがああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「あ…頭の毛だけでなく…全身の毛という毛がもぬ毛になってチュルめいている…!」
ぞぞー…
ツバメオー「か…河童なにしてんだ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これギルほぼもぬ毛だヨ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もぬゲッティ食わしてんじゃね〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずーん!!!!!!!!
刻苦「食いたいものをクワせる
それが料理人の本分クワ」
ツバメオー「余計なことしてんじゃねーヨ!!!!!!!!
取り返しつかねーヨこれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズ…ズ…
ギル「も…ぬ…も…ぬ……お…おおおおおおおおおぉぉぉ…!」
わしゃわしゃわしゃ…
ヤンデル「ギ…ギル…! どうにかならないのか…!!」
ツバメオー「う…うー…もう完全にもぬ毛に乗っ取られてるヨ…
もうダメだ………」
ガク…
ヤンデル「そんな…」
ツバメオー「う゛ぅわぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もうこうなったら殺すしかないんだぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それだったらせめてこのボクが引導を渡してやるんだぁぁぁぁぁーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チャキッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「や…やめろーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!! ツ…ツバメッ…!!!!!!!!」
ツバメオー「うぅ…ギル!! さよなら……」
ガチャッ…ぐ…
ギル「も…ぬ……ぉ…おぉぉ…も…
ヤ………さん……………ツ…………ば………」
ヤンデル「!!!!!!!!? 待てッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「ヤンデ…ル…さ……
ツ…ツバメ…さん……も…もぬ…も…もおおおお…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ま………まだ自我が残っている!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こいつはまだギルだ…!!!!!!!! やめるんだツバメ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
-
ツバメオー「……!!」
ギル「ヤンデル…ざぁもぬぬぬぬんんんんんん…!!!!
ツ………もぬ…ツ…バ……もぬ…ツバッ…メ…さんんん…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザッ……
ツバメオー「ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チャキ!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「や…やめろツバメ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「……!! …ッ」
スッ…
ツバメオー「う…撃てるかバカーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「あぁ…! 当然だ!!! ギルはまだギルだ……まだもぬ毛じゃないんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
大丈夫だ…! きっと元に戻る方法があるさ!!!!!!!!!!!!!!!!
なぁ!!!!!!!! ギル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「もぬ…おおぉぉ…」
わしゃしゃしゃしゃ……
しゅるしゅるしゅるしゅるしゅるしゅるしゅるしゅるるるる〜〜〜〜〜〜〜〜〜…
《体のもぬ毛を触手のように伸ばして2人を包み込むギル…》
ツバメオー「きめ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズッッッギュウゥーーーーーーーーー ンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「おぼっぎょ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バシュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「撃つな〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どど〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
主役がギル君からもぬ毛に変わるのかと思ったw
-
もみーの銃「今のも空砲だよ!」
ツバメオー「はぁ…はぁ…はぁ…」
ギル「―――…もぬ…
じ…自分は一体…も…もぬ…」
ヤンデル「ハッ!!!!!! 気がついた…! 元のギルだ!!!!!!!!!」
ツバメオー「お…お前!!!!!!!! 今のショックで戻ったのか……」
ギル「う…うーもぬ…しばらくの記憶がありませんが…もぬもぬもぬ…」
ツバメオー「もぉー!!!!! 心配かけさせんじゃねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「な…なんだかよく分かりませんが心配かけてしまいましたかもぬもぬ?
それならもぬし訳ありませんでしたもぬぬ…」
ツバメオー「いいヨもう!!!!!!!!
それより大変だヨ!!!!!!!! ボク…犯人が分かっちゃったんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「えぇ!!!!!!!!? 本当でもぬもぬすもぬか!!!!!!!!!!!!!?」
ツバメオー「本当だヨ!!!!!!!! これからそいつのところに殴り込みに行く!!!!!!!
ついて来い!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ!!!!!!!!
ギル「わぬもぁ!!!!!!!! 待って下さもぬぬ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダダ!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル(ギル……正気には戻ったけどまだもぬ毛の影響が…
大丈夫なのかな…)
ダッ!!!!!!!!!
ミキニー「待て待て河童ども〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私も行くゾーっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダダダダダダダッ…
―――
ヒュオォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜…
??「………」
ゴゴゴゴゴゴゴ………
女「きゃっきゃっ」
??「…………」
ニィィィ…
《物陰から女性を見つめニヤける謎の影…!!》
??「……………」
スゥー…
《動きだす…!!! ………と その時!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「待てぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
??「!!!!!!!?」
ツバメオー「見つけたぞぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前が…………
変態犯だァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ミユニユパァーーーーーンチィッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズドッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドギャギャアァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
??「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「大人しくしろ変態犯!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
??「ぐ………」
ズズ…
ツバメオー「やっぱりお前が犯人だったね――――!!!」
ビシィィッ
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
-
ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「うぐぐ…」
ヤンデル「ジュ…ジュリーさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ギル「な…なんと…! ジュリーもぬんが変態もぬでもぬしたかぬももん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズーン!!!!!!!!
ジュリー「へ…変態犯…?!!!!
ち…違…!!!!!!!! 何を言っているんだい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「しらじらしーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネタは上がってるンだヨ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボキィィ〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「こつブリアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガキ「ママの仇ーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザクーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「あいたーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「また来たよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「ちょ…ちょっと待って………
なんで俺が変態犯なんだい…!!!!!?
しょ…証拠が上がってるって…一体…!!!!」
ツバメオー「ボクの推理の結果 変態犯はダクトを利用して移動し神出鬼没に色々な場所に現れてるのだと結論に至った
でもダクトは小さくて そこを移動出来るのはせいぜい子供………でも!!!!!!!!
体が細ければ大人でも通れるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そうだね…せいぜい骨と皮ぐらい細い人なら…?
そしてあんたは………」
ギル「骨のみもぬら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「ゲゲェーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
皮すらキャストオフしたジュリーさんなら確かに…スレンダー過ぎてダクトも余裕だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぎゃぎゃーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「…!」
ツバメオー「お前はその体を利用してダクトに潜り込み真上から獲物に狙いを定めて襲ってたんだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんとまぁ回りくどい事を…!!!!! でもそれを まるで瞬間移動のようなレベルにまで昇華させるなんて変態ながら恐れ入るヨ…!
ボクにかかれば一発だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
観念しやがれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「……い…いや…!!!!!
ま…待って…!」
ガキ「ママの仇〜〜〜〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グリグリグリ…シュワワ〜〜〜
ジュリー「う…うぎゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
骨が溶ける〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
この子ナイフにコーラ塗ってるよォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!
-
コーラwwww
-
しゅわしゅわしゅわしゅわしゅううううううううううう……
ジュリー「ぎ…ぎえぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!! こ…効果はバツグンだ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どどーんッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「ちょっ…コーラとか!!!!!!!! 有利相性まで備えて完全にやる気満々だ!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!
ツバメオー「仕方ないヨ
…罪を犯す…それすなわち相応のリスクを負う…その覚悟を持つべきだヨ
今更泣き叫んでも自業自得だね」
ジュリー「ま…待って…!!!!!!!! 話を聞いて!!!!!!!!!!!!!!!!
お…俺は変態犯なんかじゃないよ!!!!!!!! 当然ダクトなんて通ったこともない!!!!!!!!!!!!!!!!
」
ツバメオー「犯人はみんなそう言うんだ」
ジュリー「い…いや…本当だよ!!!!!!!!!!!!!!!!
そもそも…ダクトから素早く下りて触ったあと素早く戻るなんて…今の力じゃ出来ないよ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「ふーん
釈明するには根拠が弱いね」
ジュリー「そ…それに!!!!!!! 忘れたかい!!!!!!!!?
今俺が着てるこのマントの下の体…ほら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バサァ!!!!!!!!
ババーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「今の俺は 力が弱まってるから骨をくっつける事が出来ず
そのせいで両腕がないんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドン!!!!!!!!
ツバメオー「!!!!!!!」
ジュリー「つまり俺には痴漢を働く手がない!!!!!!!!
こんなんでどうやって痴漢をしろってんだ!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「…! 確かに…!
じゃ…じゃあさっきの不審な行動はなんだヨ!!!!!!!!
物陰で女の人を物色して…!!!!!!!!」
ジュリー「あ…あれは…ちょっと声を掛けようと思っただけだよ!!!!!!!!!!!!!!!!
一緒にお茶でも飲もうよ…って…!!!
あんまり可愛かったから話し掛ける前に色々妄想してニヤついちゃっただけだ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「その時点であぶねーヨ…」
ジュリー「それに俺と変態犯で確実に違う点が一つだけある!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「そ…それは!!!!?」
ジュリー「変態犯は突然現れてる突然女の人のお尻を揉みしだく筋の通ってない輩だ!!!!!!!!
でも俺だったら……触る前にまず同意を得る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ハッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
筋が通ってる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ピカーッ!!!!!!!!
ジュリー「だろう!!!!!!!!!!!!!!!!?
変態犯と一緒にしちゃダメだ!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!
ヤンデル「通す筋間違ってる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「ちくしょ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
手さえ……手さえあれば通すべき筋を通しながらネアメの女の人達と交流するのに…!!!!!
女の人に触りてェ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
ヤンデル(今回の変態犯じゃなくても絶対変態犯と同質だよこの人……)
ぞぞーん…
-
ジュリーさんwwww
-
ツバメオー「うーん………じゃぁこの人変態犯じゃないかも…」
ジュリー「ち…違うよ!!!!! そう言ってるじゃないか!!!!!!!!
と…とりあえずこの子をどうにかしてくれるかい!!!!!!!!?
着々と骨が溶けてるんだが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
じゅわわ〜…
ツバメオー「ガキ!! そいつは変態犯じゃないヨ
包丁抜いてやれヨ」
ガキ「…」
ズシュッ…
ガキ「………」
シュッ!!!
《消えた》
ツバメオー「行ったか…」
ヤンデル「ダークサイドに堕ちすぎて身体能力が子供のソレじゃなくなってるんだけど…」
ジュリー「あ…あぁ…た…助かった」
ツバメオー「うーむむ この人が犯人じゃないとすると…一体誰が犯人なんだヨ…」
もみーの銃「ダクトも通らないとなると
いよいよ本当にただの変態じゃなさそうだねー
離れた所から人の体に触る魔法とか持った人……本当にいないのかなぁ?」
ミキニー「河童は念じるだけで手が伸びるって聞いたゾ
きっとその技に違いないね☆」
ツバメオー「そりゃお前河童ならね
でもこの事件の犯人は人間だヨ…
…うーん……遠くの人間に触れられる魔法……そんな魔法が…あるのかな…」
ジュリー「“魔法”に囚われちゃ駄目なんじゃないか?
もしかしてなんらかの工夫や知識で手を尽くして 魔法じゃない方法があるのかもしれない
あるなら知りたい」
ツバメオー「魔法じゃない方法で……………
……遠くの…離れた場所のターゲットを探り…そして…遠く離れた人のお尻を触る………技…
……!!!!!!!!! ま…………まさか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
エンカ「ぴゅっぴゅっぴりゅりりゅらー♪」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド……!!!!!!!!
ツバメオー「貴様かーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドッッッゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「ほぅーーーーーーーーーブッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブゴゴーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガキ「ママの仇ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズグッッサァァアァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「ほんふがーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「おいこのワンツーコンボいい加減やめろよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドーン!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「今の入り甘いね
このオッサンにはインから攻めてもぉk」
ガキ「ウィーウィッシュ!」
ビシッ!!!!!!!!
ヤンデル「コンビネーション確認してんじゃねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドォ〜〜〜ン!!!!!!!!
-
ガキ「こうですか!!!!!!!!!!!!!!!! こうですか!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズシュッ!!!!!!!! ズシュッ!!!!!!!!
エンカ「あッオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あッオオオオオオオオオオーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「まだ甘い!!!!!!!!!!!!!!!! 根本までズッポシ入れろ!!!!!!!!
むしろ柄まで行け!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガキ「ウィーウィッシュ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
サッーラァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドブシュウウウ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
グヂュオアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「おんぉッおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バブシューッ!!!!!!!!
ガキ「包丁が体内に入って抜けません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「千枚通しを柄に挿して引き抜くんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガキ「ウィーウィッシュ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ピクピクピク…
エンカ「あ………あ……………ぎぎぎ…
あ………………………あ<3」
ツバメオー「おっさん!!!!!!!! 包丁を引き抜く間に尋問だヨ!!!!!!!!!!!!!
率直に聞く………お前が変態犯かっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「………ち…………違う…」
ツバメオー「違うかコノヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バギィィィ〜〜〜〜ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「おぼぼぉ〜〜ん!!!!!!!!!!!<3」
ヤンデル「やりすぎだろツバメ!!!!!!!!!!!!!!!!
まずは話を聞け!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「だってこいつがしらばっくれるから!!!!!!!!!!!!!!!!
ネタは上がってんだ!!!!!!!! 本当ならもみーのでチンコを撃ち抜く所だヨ!」
もみーの銃「でもさ ツっちゃん
エンカさんは体が大きいからダクトには入れないよ
変態犯を撃つのはいいけど冤罪で人を撃ち殺すのは嫌だよ…?」
ツバメオー「ダクトか……いや
ダクトはそもそも関係ないんだヨ!!!!!!
変態犯がダクトを通ってるなんて突拍子もない支離滅裂の妄想のような推理はシラけた三流探偵のすることだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「お前じゃねぇか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーの銃「え……じゃあ どうやって…?」
ツバメオー「それはこのおっさんが白状することだヨ
さぁどうなの…? “恵方開壁即集音”の使い手さん…?!」
ゴォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ドォオオオオオオオオオオ…!!!!!!!!
ヤンデル「…!? …恵方開壁即集音……!!? あれか…!?」
ツバメオー「そう
ギルから詳しく聞いたヨ その変態能力…!
音を聞くだけで遠くを“視る”ことが出来る力!!!!」
ヤンデル「た…確かにアレなら遠くから獲物を狙いそうだけど……だが待てツバメ…
それはいいが根本的な問題が解決していない…
エンカさんがどうやって痴漢をする…!?
これまでの謎の多い不可解な被害の全てを…エンカさんがどうやって行ったと…?」
ツバメオー「それも“恵方開壁即集音”が解決するんだヨ…!」
ヤンデル「いや…それは…聞いて視るだけの能力だろう…?」
ツバメオー「果たしてそうなのかな? もしかしたらあの技には先があるのでは…?」
もみーの銃「先…?」
ツバメオー「例えば……“聞いて触る”…!!!!!!!!」
ドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「いや飛躍しすぎだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「どうなんだおっさん!!!!!!!! 素直に答えろッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!
エンカ「……それは」
ぐいっぐいっ
ガキ「うーん抜けないよ」
エンカ「た……あぁおっっ<3」
ビクンッビクンッ
ガキ「よいしょよいしょ」
ぐりぐりぐりぐりぐりぐり
エンカ「はぉほおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
んっふんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんん<3<3<3<3!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガキ「一回押して引いてみよう」
ぐッ!!!!!!!! ズシュッ!!!!!!!!!!!!!!!! ズシュッ!!!!!!!!
エンカ「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっっっっ<3<3<3<3<3<3
出し入れらめぇええええええええええええっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビックンビックンビックンビックン!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「刺傷に感じてんじゃねーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゴォーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「んごほほォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビクビクビクビクビクビクビクビクビク!!!!!!!!!!!!!!!!
-
―――
エンカ「それは確かに存在する」
バンッ!!!!!!!!
ヤンデル「え!!!!!? 聞いて触る技…が…?」
エンカ「さよう
…耳を澄すことで音を拾い その音から情景を脳裏に映す技が“恵方開壁即集音”…
それを更に鍛え…更に上の段階に引き上げる事で“聴力を具現化”し
脳裏に浮かぶ情景の先に干渉…つまり離れながらにしてその場所の物に触れる事が出来るのでござる
それ即ち『恵方開闢即触手』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「え…『恵方開闢即触手』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
無駄に壮大な名前!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォーンッッ!!!!!!!!
ツバメオー「聴力を具現化ってなんだヨ」
エンカ「耳力(みみりょく)を最大限まで鍛えた変態の極致芸にござる
『恵方開壁即集音』を備えしものは誰しもが『恵方開闢即触手』を目指すものでござる」
ツバメオー「!!!!!!!! 白状しやがったなコノヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
変態犯の正体はその技を使ったおっさんだァーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビキーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「ま…待て!!!!!!!
決め付けてくれるな 拙者ではない
拙者はまだ『恵方開闢即触手』を使うレベルに至っておらぬでござる
これを使うには耳毛との調和が必須…しかし拙者はまだまだよ」
ツバメオー「ち…違うってのぉ? ほんとぉ!!?」
エンカ「本当でござる
拙者もな“人の役に立つために”この技を修得しようと日々鍛えてるが…そう上手くいかなんだ
現時点での拙者の『恵方開闢即触手』の鍛練の成果を教えようか?」
ツバメオー「う…うん」
エンカ「行くぞ
………………………」
ギュウウウウウウウウウウウ…!!!!!!!!
しーーん…
ツバメオー「……………」
ふー…
ビクッ!!!!!!!!
ツバメオー「ひゃひんっ?!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
エンカ「…このように 拙者はまだ聴力をそよ風程度にしか具現化出来ん…
だからせいぜい今みたいに人の耳に息を吹き掛ける程度だ
極めれば本物の手を具現化出来るのだがな…」
ツバメオー「な…なるほど…じゃあおっさんは無実かヨ」
エンカ「その通り」
ツバメオー「分かった…」
ツバメオー「だけどその能力は危険だヨ…
発展途上のうちにその耳の鼓膜を……やぶるッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジャキキィンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「こ…鼓膜だけで済みそうにないぞッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドキドキ… ハァハァ…
-
http://i.imgur.com/zxq2sOe.jpg
-
http://i.imgur.com/doyBHCB.jpg
-
http://i.imgur.com/9fCB2bu.jpg
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http://i.imgur.com/MpfIu5c.jpg
-
おねえさん髪やべえw
-
―――
ツバメオー「うーん…まいったなぁ…
おっさんは本命だったのにさ」
エンカ「嫌な本命でござるな! 本命扱いはバレンタインデーだけで十分でござる!!」
ツバメオー「うーーん…!! こうなると…行き詰まっちゃったなぁー…!!!!!!!!!!!!!!!!
ほかにめぼしい変態なんていたかなぁ……
うーーん…ダメだヨ 頭が働かないヨ」
ミキニー「腹減って頭がバカになってるんじゃないのぉー?
まぁ落ち着いてきゅうりでも食えよ」
スッ…
ツバメオー「いらねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
きゅうりなんて栄養が皆無の野菜食ったって頭働くかっつーの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!
エンカ「ふーむ………ツバ嬢…
もしかしたらツバ嬢は大きな思い違いをしてるのかもしれんぞ」
ツバメオー「は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
このボクが思い違いだって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
そんなことねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッッ!!!!!!!!
ヤンデル「いや割と連チャンで思い違いまくってるだろお前…」
ツバメオー「な…なにさ?!!!!!!!!!」
エンカ「…もしかしたら 今回の犯人は…“人ではない”のかもしれぬぞ
まずはその思い込みを取っ払って推理をしてみたらどうだ?」
ツバメオー「人じゃないって…………」
エンカ「とても人間技には見えない犯行…それを可能にする能力を持った存在…
だとしたら答えは………」
ツバメオー「おっさん…あんた一体何を知って…?」
エンカ「それは拙者の口からは言えんな」
ツバメオー「…!?
…………変態犯が人ではない…とすると…
人の動きや能力を基本にして考えちゃダメなんだ…
なら……ダクトを通る推理も可能としてもう一度考慮すると…………」
ダクトを通れるしなやかな体で…
現れて一瞬にして消えるスピードを持ち…
壁を背にした相手にも触れられる術をも持つ…
ツバメオー「…そんなことが出来るやつは………
……………まさかッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!
もみーの銃「分かったの?! ツっちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「わ…分かったヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
犯人は…“あいつ”だッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
で…でも…あいつはどこに…!!!? ま…まずいヨ!!!!!!!!
みんな!!!!!!!! “あいつ”を探すヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ!!!!!!!!
ヤンデル「お…おい待て…! あいつって誰だ…!!!!!!!!!?」
ダダッ!!!!!!!!
ミキニー「私も行くゾ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!」
ダーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
タタタタタタタタタタタ……
エンカ「…行ったか…
………それにしても今の面子…
ツバ嬢にヤン坊にもみーの嬢に電磁超獣の紫嬢に…あとそれと………
……………“あれ”は誰だ…?」
ゴオオオオオオオオオオ…………
-
――― ネアメ“裏庭”
ゴォオオオオオオオオオオ…
もみーの銃「うっわぁ〜〜〜〜〜!!!!! 広い!!!!!!!!
こんなところがあるんだね 始めて来たよー」
ヤンデル「ここは農園だな…
懐かしいな…前にここでヤングコーンとかチンゲンサイとか植えたな………」
ミキニー「わほーっ!!!!!!!
結構な開放感だゾ!!!!!!!!
ここに来るまで山暮らしが長かったからこういう自然なところが私の性にあうゾ」
ツバメオー「ふん
だったらお前は今日から外で暮らせヨ
お前みたいな紫皮膚は人間の目に悪いんだから土にでも潜ってろ」
ミキニー「うるしぇ〜河童〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前も大概紫だゾ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビッシー!!!!!!!!
ヤンデル「確かに」
ツバメオー「えぇいうるせーヨ!!!!!!!!
それより早く変態犯を探せヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
ボクが聞いたところだとソイツはここでよく目撃されてるみたいだヨ!!!!!!!!」
ヤンデル「ちょっと待て…
探すって…誰だ…? まずそれを聞いてないんだが…」
ガキ「そうだよ!!!!! はやく教えてよっ!!!!!!!!
はやくママの仇をとりてェ…! ナイフが血を吸いてェッて騒いでやがるよ…」
ぺろぉ〜〜…
ヤンデル「もう普通について来てるよ…」
ずーん…
ツバメオー「ん〜〜〜〜……んっ!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!
バアァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ「ムニャムニャにゃあ…」
ゼットゼットゼットゼット…
ヤンデル「ネ…ネコ…!!!!!!!?」
ツバメオー「しッ…!!! 居たなァ…!!!!!!!!
中庭でデカい猫を見たって話を耳に挟んでたけど やっぱりあの化けネコかヨ…!!!!」
もみーの銃「普段はここで生活してるんだねー やっぱり猫ちゃんだからお外がいいのかな?」
ヤンデル「…というか…ツバメ
新しい容疑者はあいつ…なのか…?」
ツバメオー「そうだヨ! まぁ詳しく話は後だヨ…」
スチャッ
ガキ「ギヒッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? 刺しますか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ペロペロペロペロペロペロペロペロペロ
ツバメオー「慌てるなヨ青二才っ!!!!!!!!
あいつは猫だから逃げるのが速いヨ! 逃げられる前に捕まえないと!
寝てるなら都合がいいヨ!!!! 今のうちに忍び寄って捕まえるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
-
―――
ズリズリズリ…
ツバメオー「ゆっくり…! ゆっくりだヨ…!!
そろーっと近づいてこの網で捕まえるヨ!!!」
ヤンデル「なんでわざわざほふく前進で…」
ツバメオー「うるさいヨ!!!!!!!!
大地と同化するんだヨ!!!!!!!!
第五ほふくだヨ!!!! 第五ほふくで進むヨ!!!!!!!!
コラヤンデル!!!!!!!!!!!!!!!! お前それ第四ほふくじゃねーかヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カー!!!!!!!!
ヤンデル「し…知るか…」
ズズズ…ズリズリズリ…
チャキチャキチャキチャキ…
ツバメオー「し…しーーーーーーーーーッ!!!!!!!!
チャキチャキ金属音うるさいヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前か紫!!!!!!!! お前真剣にやれヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ミキニー「やってるよォーッ普通にさー!!!!!!!!
でもこの鎧がスレてガチャガチャなるんだゾ!!!!!!!! 不可抗力だゾ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「もうお前ただでさえ目立つのにほふく前進もまともに出来ないとかなんなの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まぢちょっとそこ埋まってろヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ていうかほふく前進動きづらッ!!!!!!!! 胸が大きいからしづらッ!!!!!!!!
何これ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!
ヤンデル「いやお前がやれって言い出したんだろ……
ていうかうるさ………」
ぬッ…
ネコ【何をしておるにゃあ】
ツバメオー「くぶわッ!!!!!!!! 見つかったヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
くっ…こうなったら仕方ないヨ!!!!!!!!
こらネコ!!!! 観念しろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビシーッ!!!!!!!!
ネコ【何がにゃお?
というかその体勢では会話がしづらいだろうにゃあ
我輩に話があるなら腰を落ち着かせるにゃお
ここは我輩の庭にゃ まぁくつろげみゃあ】
ツバメオー「アッハイ」
すいー
ヤンデル「いやいつからここがネコの庭になったんだ…」
―――
じりじりじり…
ガキ「ギギギ…」
チャキッ…
ヤンデル(向こうで待機してる…)
ぞーん…
ネコ【それで? 我輩に何か用なのかミャお
まぁ茶でも飲め】
スー…
ツバメオー「アッハイ」
ヤンデル「そして普通にもてなされてるし…」
もみーの銃「ペース乱されちゃったね」
ツバメオー「えーっと…いただきま…」
ズズ…
ブバーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ぶわはッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なにこれ!!!!!? お茶なの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ネコ【お茶にゃん
鰹節のな】
ツバメオー「ダシじゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どどーんッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
http://i.imgur.com/NDqaLwY.jpg
-
http://i.imgur.com/KeWcu0o.jpg
-
いただきますしてるwちょうかわいい<3
-
ネコ【菓子もあるぞ食えにゃ
こっちがニボシ これはマタタビ そして銀のスプーンにゃお】
ツバメオー「キャットフードをお菓子に混ぜてんじゃねーヨ!」
ヤンデル「いや…お構いなく…
ていうか普通にもてなしてくれるんだな…」
ネコ【ここに戻ってから暇だったからニャ】
ツバメオー「ふーん…? 果たして本当に暇だったのかな…?」
ネコ【ニャンだと?】
ツバメオー「お前…ここに戻ってから随分と楽しんだんじゃない?」
ネコ【…話の意図が分からんニャ】
ツバメオー「最近ネアメの中で痴漢事件があってね
それでボクはお前が犯人じゃないかと思ってるんだヨ
もしそうならさっさと白状するべきだね」
ネコ【…何?】
ツバメオー「この痴漢を起こしてる犯人…変態犯は実に不可解な動きを多くしていてね…
一瞬で現れたり消えたり…ありえない場所で痴漢をしたり…
それはとても人間技とは思えないんだヨ
でも…人間じゃなければ…! 例えばお前みたいなね…!」
ネコ【…】
ゴゴォ…!!!!!!!!
ツバメオー「まず一瞬で現れて消える離れ業を超スピードとすると それが可能なのはお前しかいないヨ
お前の速さは先の旅で知ってるからねぇ
そして次に…神出鬼没の変態犯の移動はダクトを利用してるというのがボクの推理だけれど
それには一つ問題があって ダクトはものすごく狭いんだヨ」
ヤンデル「…いやでもそれは…このネコでも無理があるんじゃ…?
このネコ…見た目は猫だけど2mはある化け猫だぞ…
とてもじゃないがこの体で狭いダクトを通るのは…」
ツバメオー「バカだねヤンデル
それはこいつの表面ばかり見てるからだヨ!
こいつは確かにデカくてずんぐりとしてるけど…その実 その見て呉れのほとんどが“毛”だヨ
旅の間 一緒に寝たり抱き着いたりしたボクは知ってるけど
こいつの“身”そのものはメッチャほそみだヨ…!
この体なら問題なくダクトも通れる! そもそも狭い道を通るのはいかにも猫っぽいでしょ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビシッ!!!!!!!!
ドォーーーーーーーーーンッ…!!!!!!!!
ネコ【……!!】
もみーの銃「じゃあツっちゃん…
ハイゼンさんが壁を背にして触られた件については?」
ツバメオー「それは…こいつの尻尾だヨ!!!!
こいつの尻尾は伸縮自在!!!!!!! 排気口から尻尾を垂らしてソレでお尻を撫でたんだ!!!!!!
尻尾も感覚が通ってるから自分の手で触ってるのと同じ感触が楽しめるだろうしね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…どうだヨ! 化けネコ!!!!!!!!!!!!!!!!
これが事件の真相……お前の悪事の真相だーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【……】
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
-
ガキ「マ…ママの仇…!!!!」
ペロペロペロ〜〜〜…ジャキッ…
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ネコ【…………】
ツバメオー「…そこで黙りこくってことは……それは犯行を認めたってことでいいのかな?」
ギンッ…!
ネコ【………………………】
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…!!!!!!!!
スクリ……
ツバメオー「…!!」
チャキ…!
ネコ【…………で?
その痴漢というのをして我輩になんの得があるのだ?】
ツバメオー「え」
ネコ【我輩が人間の体に触ってなんの得がある?
我輩は人間を触ったって別に嬉しくないぞ
触られるのは嫌いではないがな】
ツバメオー「そ…そんなのやってない理由にならないヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前が猫も人間もイケる変態妖怪かもしれんし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!
ネコ【信用がないな
あれほど共に旅をした仲だというのに まぁ良い
そもそもな 我輩は3日前にここに帰ってからこの庭から出てない……いや アジトの中には入ってはいにゃいぞ
…我輩の言葉だけではアリバイににゃらんか?
それならば証言者でも呼ぼうか】
ツバメオー「しょ…証言者?」
ネコ【この3日ずっと我輩と行動を共にした者がおるみゃお
そいつを呼ぼうか
…ジョージ!!!!!!!! ジョージ! 居るか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?】
ツバメオー「………」
もみーの銃「なんだか雲行きが怪しくなってきたね……」
ガキ「………!」
うずうず… ギリギリギリ…!
ヤンデル(出あぐねてる………)
―――
ツバメオー「……で…そのジョージって誰だヨ?」
ネコ【今くる
…! む! ほら来たぞ】
ザッ
紳士ペトロ「オヒヒンフーwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
(呼びましたかね ミスターキャッツ?)」
どんッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ジョージってこいつかヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
名前ジョージなのかヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!
ジョージ「ホッホッホーwwwwwンーフー?wwwwwwwwwwwwwww
(おやおやお嬢様お坊ちゃま方? ごきげんうるわしゅう
本日は私が管理するこの農園とペトロ牧場にいかな用で?)」
わらわらわらわら…
ペトロ達『オッヒヒヒwwwwwwwwwwwwwwwホァホァwwwwwwwwwwホァッwwwwwwwwww』
ツバメオー「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いっぱい来た〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞぞ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「こ…ここペトロ牧場でもあったのか…」
もみーの銃「かわいいー」
-
ぞろぞろ… わらわら…
ペトロ達「ホホーwwwwwwwwwwwwwwwモイーwwwwwモイーwwwwwwwwww」
にゅるにゅるにゅる〜〜〜〜〜〜〜〜〜
もみーの銃「わぁ? お股から何か伸びたよ?」
ツバメオー「ぐはーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
一斉にチ○コ伸ばして来たヨ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジョージ「ホェマwwwwwwwwwwwwwwwペロオオオオオオオオホオオオオオオオオオオオオwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
(こらこらペトロ達や 今は友情を示す場ではありませんよ
お客様達が困っている
それぞれの役割に戻りなさい)」
ペトロ達『ハヒッホォォwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww』
そそくさ…
ヤンデル「行った…」
ミキニー「はひーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! たしけて〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《ペトロの友情棒に捕まり連れていかれるミキニー》
ジョージ「ゴッホホゴーホーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwンペwwwwwwwwww
(おやおや 珍しい方だったから興味本位で連れていってしまいましたね
まぁ悪いようにはしないでしょう)」
ヤンデル「……それぞれの役割って… ペトロ達はここで普段何をしているんだ…?」
ジョージ「モモモンwwwwwモーーンwwwwwプリィィィィィwwwwwwwwww
(主に鍛練と農園で育てられている野菜の世話ですね
畑仕事は足腰を鍛えるのと体力向上に繋がるのでこちらとしても利得な仕事ですので)」
ヤンデル「へ…へー……」
ツバメオー「野菜っつってもチンゲンサイとヤングコーンだろ」
ジョージ「グヒヒヒヒヒ…
(いやいや最近は種類も増えましたよ
チンゲンサイとヤングコーンの他…
百合根と…かんぴょうがつくれるユウガオ…それから豌豆と…あと筍…それとキノコのキクラゲも栽培していますよ)」
ツバメオー「相変わらず地味なラインナップだヨ…………」
ヤンデル「ペトロに世話がなるのか…?」
ジョージ「グヒー!wwwwwクププププ…wwwwwwwwwwベラァwwwwwwwwwwwwwww
(もちろん
今まさに手をかけてる最中です
ペトロ達の仕事ぶりをご覧ください)」
ペトロ「ヒッヒッヒッヒッヒッwwwwwwwwwwwwwww」
にゅる〜〜〜〜〜…
ザック!!! ザック!!!! ザック!!!!
《友情棒で畑を耕すペトロ》
ペトロ「ンフ………ンフ………! ンフフwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
サク… サク… サク…
《友情棒でつまんだ種を土に埋めていくペトロ》
ペトロ「オーンwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwオーン…」
つんつん… ぐりぐりぐり
《友情棒で野菜を突いたりこねくり回したりして成長を確認するペトロ》
ペトロ「スモモモモモモモモォォ〜〜〜〜〜ンwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
しゅるしゅる…ズボァッ!!!!!!!!
《友情棒を巻き付けて引き抜き野菜を収穫するペトロ》
ジョージ「ンフフ
(ほらね?)」
ツバメオー「チ○コ使うのやめろや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ひでえ絵面ww
-
ジョージ「フォフォフォーフォッwwwwwwwwwwフォッフォーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
(一つ誤解がありますね
彼らが農業の道具に使っているのは“友情棒”
オチンチンとは別物ですよお嬢様?)」
ツバメオー「いーやどう見てもチンコだね!!!!!!!!
100人に聞いたら100人がチ○コと答えるレベルの見事なチ○コだろこれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どどーん!!!!!!!!!!!!!!!!
ペトロ「ホヒヒヒヒーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
シャワワワワワワワ〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ツバメオー「見ろアレーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
畑にションベンしてんじゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
明らかにチンコだヨ!!!!!!!! 言い逃れ出来ねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずーん!!!!!!!!!!!!!!!!
ジョージ「ヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ
(お小水ではありません
アレは畑に適した水を撒いているのですよ
口から取り込んだ水や食べ物から作物には不必要な栄養を取り除き不純物として残った水分を友情棒から畑へと流しているのです
あの水に含まれる雑味が作物を清く育てるのですよ)」
ツバメオー「まごうことなくションベンじゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
かくも正しきションベンのサイクだヨぉそれーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どど〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジョージ「ハヒッホロwww
(違います
お小水でもなければオチンチンでもありません)」
ツバメオー「頑なだなテメェ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴーン!!!!!!!!
ペトロ1「ヒヒヒヒ!!!」
ペトロ2「おほほほほー!!!!!!!!」
くねくねくねくねくねくね
ヤンデル「う…うわ…チ…友情棒で鍔迫り合いみたいなことしてる…
喧嘩か…?」
ジョージ「ホホホwwwガンプルァアwwwwwwwwポリーピーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
(いや
あれは親しいペトロ同士で友情棒を合わせて絆を確かめているのです
ペトロは仲間間での繋がりを大切にする動物ですのであぁいう行為をよく行います
方法はあのように互いの友情棒を擦り合わせることですね)」
コスコスコスコスコス
ペトロ1「ハヒハヒハハヒホォォォォォォォォォォォンwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ペトロ2「ハォォォォン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ハォハォ…ハァァオォォォォォォwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
コスコスコスコスコスコスコスコスコスコス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ペトロ1&2『ホホオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ゾクゾクゾク〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジョージ「ヒッヒ
(最後はお互いに気持ち良くなってフィニッシュです)」
ツバメオー「やっぱりチンコじゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダーンッ!!!!!!!!
-
ツバメオー「ふざけんな〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
股の棒を擦り合わせて最後フィニッシュとかーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
絶対チンコだーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!! もうチンコ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今まさそんなもんボクらの食堂に並べてたなんて!!!!!!!! 許さん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
でも参考になるからメモっておこう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
メモメモ
ヤンデル「なんのためにメモするだ…;」
ネコ【ふん
お前達が普段口にしてる食べ物に綺麗なものなんてないにゃ
お前達はそれを知らぬだけミャオ
今更そんな事実の一片を知ったところで食生活を変えられるわけでなし
いちいち気にする方が馬鹿らしいみゃお】
ジョージ「ギヒコ…ギヒ…ギヒコココ…
(その通り
まぁあれはオチンチンでもお小水でもありませんがね)」
ツバメオー「………」
ネコ【で……話を戻すか
ジョージよ 我輩はこのアジトに戻ってからずっとここに居ただろう?】
ジョージ「チョッキプルィィwwwwwwwwwwwwwww
(えぇ
ミスターキャッツは確かにずっとこちらにいらっしゃいましたね
彼もまた我々の農業の手伝いをしてくれてましたよ)」
ツバメオー「え?」
ネコ【!! ジョ…ジョージ!!!!!! 余計なことは言うニャッ】
ツバメオー「どういうこと?」
ジョージ「ホホンホホーローwwwww
(作物には水もそうですが“肥料”も必要なのです
あそこ…畑の端にトイレがあるでしょう?)」
ドォ〜〜〜〜〜〜〜ン…
ツバメオー「…………………」
ヤンデル「…………………」
ネコ「…………………」
ツバメオー「てめーのウンコ混ぜてんじゃねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バキィィィーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ「にゃブらるゴぼォッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシュシュー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジョージ「ギヒwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
(ただの雉(ウンコ)をそのまま使っているわけではありませんよ
一度乾燥させてなんやかんやして作物に適した肥料にしていますので)」
ツバメオー「そういう問題じゃねー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シャカーッ!!!!!!!!
ネコ【…
お前達が普段口にしてる食べ物に綺麗なものなんてないにゃ
お前達はそれを知らぬだけミャオ
今更そんな事実の一片を知ったところで食生活を変えられるわけでなし
いちいち気にする方が馬鹿らしいみゃお?】
ツバメオー「気にしないにも限度があるわ!!!!!!!!
少なくともこうやって話してるやつのウンコが混じった食べ物なんて食いたくね〜〜〜〜〜〜〜〜〜よぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダーン!!!!!!!!
-
ヤンデル「ま…まぁ人間のモノだって色々日常生活で使うものに使われてるんだしちゃんと綺麗に加工してるなら…
い…いやもうこの話はやめよう……」
ネコ【そ…そうにゃお! 本題は我輩のアリバイにゃろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ジョージの証言でそれは証明されただろう】
ツバメオー「ぐ…ぐぬぅ…信用ならないヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
そのペトロと共犯という可能性もあるし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ていうかペトロがそもそも怪しいし!!!!!!! ペトロが変態犯なんじゃ…!」
ヤンデル「さすがに冷静になれよツバメ…それはないだろ…
ペトロはダクトは通れないだろうし……ます目立つ……」
ツバメオー「む…むー」
ジョージ「ヒッヒ
(中で何かあったのですか?)」
ネコ【にゃむ…どうやらそうらしい】
かくかくしかじか
ジョージ「ヒッヒ…wwwww
(…ほう…それは不謹慎なものが現れましたね
もちろんそれはペトロの犯行ではありません
ペトロ種は清廉潔白でありセクハラなど働きません)」
遠くからミキニー「ひ…ひえぇ〜〜〜!!!!!! なんかその長いやつを鎧の間に入れるな〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
あひゃああああ!!!!!!!! 誰ゾ腋をペロペロするのわあああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぎゃああああああああああ…
ジョージ「ヒヒ
(働きません)」
キリリッ
ツバメオー「説得力無ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジョージ「ゴヒゴヒ… ンフーフー…ポィィーwwwwwwwwww
(しかし…その変態犯の話を聞いて一つ心当たりが………
少しお待ちを…)」
にゅるるるん…
ドスッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《伸ばした友情棒を地面に突き刺すジョージ》
ジョージ「……ヒヒ…
…! ヒヒヒ…ヒ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾ……!
すぽ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ジョージが地面の中から何かを釣り上げた!!!!!!!!
それは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
アナホ「う…うわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドス〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!
よろよろ…
アナホ「何すんスかぁー!!!!!!! 先輩!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「あ!!!!! いつぞやの化けもぐら!!!!!!!!」
アナホ「はぁーん!? 誰が化けもぐらだってぇー?!!!!!!!!!!
俺は誇り高きもぐらの超真虫アナホ様だぞ!!!!!!!!!
…んん〜〜?! なんだ…お前か!!!!!!!!
つまんねぇお子様パンティの…
あれから精進してパンティの入斜角度を上げたかよ?」
ツバメオー「上げるかッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ネコ【知り合いかお前達】
アナホ「あぁ!! ネコ兄ィ!!!!!!
そうなんスよォ〜〜〜!
前にこいつのパンティ覗いたことあるんスけどまァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜色気のないこと色気のないこと!!!!!!!!
ここまでパンティを色気なく履きこなす奴はなかなかいねっスよ!!!!!!!!!!!!!!!!
もうマジパンティへの冒涜っスよぉ〜〜〜〜〜〜〜!
こいつはパンティもまともに掃けない文明人の端にも置けないモンキーっスよぉ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネコ【そうなのか
それは確かに問題だニャ…恥を知れ】
ツバメオー「そもそもパンツ履いてないお前らに言われたくねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
アナホ「へへ…なんなら俺が正しいパンティの履き方を教えてやるぜ?
まぁ一回パンツ脱げよ……………うげッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギリリッッ!!!!!!!!
ジョージ「ホッヘヒwww
(それはともかく)」
ギリギリギリギリギリギリ…
ギュギュギュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アナホ「ぎゃ…ぎゃああああああああああああああああああああああ…!!!!!!
せ…先輩…!!! し…締めすぎッ……ゆ…友情棒で締めすぎっスよぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ペトロ「(アナホ
君はネアメ・ルートのアジトに出入りしたりしたかね?)」
ドキッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アナホ「え…!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「!! まさか…」
アナホ「な…な…なに…なにを言ってるんスか先輩〜〜〜〜…!!!
きゅ…急に…急になんスか!!? ハ…ハァ?!!!!!!!!!!!
い…意味わかんないっスけど…」
アナホ「(そうですか
ならば飛ばして次の質問をします
アナホ…君はまさか人間達に痴漢などしていないでしょうね?)」
ギンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そ…そのもぐらが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ツバメオー「そ…そうだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こ…こいつが犯人ならこれまでの謎の全てが解けるよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こいつはもぐら…! 穴を掘ればどこにでも現れられるし姿をくらませられる!!!!!!!!!!!!!!!!
壁を背にした相手なんてこいつにとってはむしろ最高のカモだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
くそッ なんで気づかなかったんだボクっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギギギギ…!!!
アナホ「ぐ…ぐぇっ…!!」
ジョージ「(もう一度質問しますよアナホ
私とあなたの間に嘘は許されませんよ?
………アナホ… 変態犯はあなたですか…?)」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
-
オオオオオオオオオオォォォ…
アナホ「……………お…俺じゃ…ありません…!!!!!!!!」
ジョージ「………」
アナホ「…ほ…本当っス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 信じてくだせぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺ァ先輩に嘘なんかつかねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺と先輩があったあの日…!!!!!!!!
俺がかまぼこ工場の巨大な臼の中に迷い込み…その回転に巻き込まれ…死を覚悟したその時…
先輩が友情棒で救い出してくれた!!!!! あの日から俺ァ先輩に忠誠を誓い
その忠誠を今日まで覆したことなんて…一度もない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジョージ「(…………
…そうですかアナホ…
疑って申し訳ありません…あなたの覚悟を理解していなかったのは私のようですね)」
アナホ「いや……いいんス…!」
キラキラキラキラ…
ネコ【…どうやら違ったようだニャオ】
ツバメオー「ハァ!!!!!!!!!!!? そんな一言を信じるのぉー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
アナホ「いや…やるわけないだろ痴漢なんか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
仮に痴漢なんてやって捕まっちまったらそんなもん殺処分不可避だろうが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そんなリスクを冒してわざわざ人の体なんて触るかよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そもそも俺はノータッチ主義者だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「じゃあなんでアジトを出入りしてたの?」
アナホ「えッ………う…それは…
…あの…ちょっとしたパンティ見学に………」
ス〜〜ン
ジョージ「(なにはともあれ…アナホは無実のようですね
お騒がせしました)」
ツバメオー「いや痴漢は無実でもグレーだぞそいつ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どど〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【おい! これで分かっただろう
我輩を含めた我輩まわりは全員シロにゃ!!!!!!】
ツバメオー「…え…えー…
モグラが今までで一番説得力あったのに…!!
ど…どうすんだヨ…
もうこれ以上犯人っぽい変態のアテすらねーヨ…
ねぇギルぅ………どうしよ…」
くるっ
http://download1.getuploader.com/g/sousaku_2/1034/160509_014547.jpg
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!??
-
どんどん進行してるwww
-
もう駄目だー!次回からはもぬ毛が主役かな?
-
しゅるるるる…
??「……………」
ヤンデル「ギッ……ふぇおあ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だっ…ふぁッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ど〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「あ…あ……… ああ…あ…!
ギルが……………もぬ菱毛太郎になっちゃったヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「なにそれーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「もぬ毛に侵されたギルの成れの果てだヨ…!!!!!!!!」
ヤンデル「いやギルなのかコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ツバメオー「ギルだヨ…
もぬ毛に魅了されもぬ毛に侵されたものが辿る道はもぬ毛になるかもぬ菱毛太郎になるかの二択なんだヨ…!!
でももぬ菱毛太郎化するのはごくわずか…! 限られた条件でのみなんだ…!
もぬ毛を食べた量…もぬ毛を租借した回数…ウンコのタイミング…運動量…
それら全てが寸分の狂いなく合致した者にのみ訪れる究極進化!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それがもぬ菱毛太郎なんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バァーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「なんだよそれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
たまご○ちやデジモ○じゃないんだぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
毛太郎「もぬ〜〜〜ん もぬ〜〜〜〜ん」
ツバメオー「ただのもぬ毛になってたら悲劇だったけどここまでいくとむしろ晴れ晴れしくてめでたいね
おめでとうギル♪」
毛太郎「もぬ〜〜〜ん」
ヤンデル「いやめでたくないだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ていうか本当にギルなのかこれは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
服も違うし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
めっちゃカジュアルに着崩してるし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どどーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【ん? そいつはあの雄か…
いつもこんな感じじャにゃいか?】
ヤンデル「全然違うよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もっとギルに興味持てよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォーン!!!!!!!!
-
ギル君居なくなったらヤンデル君がツッコミで過労死しそう
-
http://i.imgur.com/j1xwF7p.jpg
-
http://i.imgur.com/V8sBmFH.jpg
-
http://i.imgur.com/b9k8bUg.jpg
-
毛太郎「もぬ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん」
ぴろぴろ
ツバメオー「あはっ! なんかこいつボクに懐いてるヨ
かわいいやつだヨ」
ヤンデル「…ちょ…ちょっと待て…
そのもぬ毛はギルが変身したものでも…
ギルの意思はあるのか…!!!?」
ツバメオー「は?
そんなもんあるわけないでしょ
ギルはもぬ毛になっちゃったんだから…ギルは円環の理へと行ったヨ」
ヤンデル「えぇーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いや…えぇーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
じゃ…じゃあこれもうギルじゃないじゃないか…!!!!!!!!!!!!!!!!
お…おい!!!!!!!! どうするんだ…!!!!!!!!!!!!!!!!
ギルを返せよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「あいつはもぬ毛になった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もういない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「薄情すぎるだろお前!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「何言ってんだヨ…死んだギルに変わってこいつを可愛がるのがギルへの何よりの弔いだヨ……
な…?」
毛太郎「もぬ〜〜〜ん」
ヤンデル「勝手に殺すな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「まぁこれからはこのもぬ毛がお前の友達………いいね?」
ヤンデル「全然よくねーんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダーン!!!!!!!!
毛太郎「もぬもぬ〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
スタタタタタタ…
ツバメオー「あ〜〜〜〜! もぬ毛〜〜〜! まてぇ〜〜〜〜〜!!!!!!
あははははははは〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
タタタタ…
ヤンデル「ちょっ…ま…待て〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【何が何やらにゃお】
―――
ペトロ「イヒヒヒ…」
ペトロ「じゅるじゅるwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ペトロ「オホーホーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
にゅるにゅるにゅるにゅるにゅる…
ミキニー「ひ…ひぎぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お…置いていっちゃ嫌だゾ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!
-
―――
毛太郎「もぬもぬもぬもぬ〜〜〜〜」
ツバメオー「るんるんるー♪」
ヤンデル「お…おい…! 呑気に手を繋いでる場合かよ…
ギルを…どうにかしないと………
そうだ…ディミリアさんのところに連れていけば…きっと…」
ツバメオー「もうヤンデル!!!!!!!! 無粋だヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
ギルはこのままでいいの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「嫌だよ!!!!!!!!
お前…ギルはここのリーダーなんだから…あいつがいなくなったら…ネアメがどうなるか分からないぞ…」
ツバメオー「んもー 分かってるって!
戻すとしてもしばらくはいいでしょ! この事件が解決してからでも遅くないヨ!」
ヤンデル「んぐぐ…じゃあはやく解決しなきゃ…」
ルミ「おやや! お二方!」
ツバメオー「あ 新聞のお姉さん」
ルミ「やってますねぇ! 調子はどうですか?
もしかしてもう変態犯を捕まえました?」
ツバメオー「いや…まだだヨ」
ルミ「え…? そうなんですか? それはおかしいですね…」
ツバメオー「え…なんで?」
ルミ「いや
今日の昼になってから痴漢の被害が全く無くなったのでてっきり捕まったのかと…」
ヤンデル「被害が…全く…?!」
ルミ「えぇ
始めに話したと思いますが
昨日なんかは一日中悲鳴が収まらないくらい沢山痴漢被害がありましたからね
それが今日の……食堂で起きた痴漢を境に全く被害が報告されなくなりましたよ」
ツバメオー「へぇ…? どういうことだろ…」
ヤンデル「他の誰かが捕まえたとか…?」
ルミ「そういう情報は入っていませんね
もしかしたら私の記事でギルさん達が痴漢捕獲のために動き出したと書いたからかもしれません
変態犯もそれを見てマズいと思い今は大人しくしてるのかも」
ツバメオー「なんだそれ………じゃあもう解決してるじゃん」
ルミ「いや そんなものは一時的ですよ
また欲求が溜まればきっとまた犯行を再開するはずです
変態犯が動いていない間に…今ある証拠でなんとしても特定して捕まえて下さい!!!」
キリリッ!
ツバメオー「う…うん 頑張るヨ…」
ルミ「…もちろん現時点でも犯人に繋がる情報を数多く掴んでるのですよね
良かったらそのあたりの話を詳しく聞きたいですね?」
ギクリッ!!!!!!!!
ツバメオー「はふぐッ!!!!!!!!
い…いやそれは…きぎょうひみつ……」
ルミ「なるほど
それもそうですね
まぁ詳しくことは犯人が捕まったあとでも
……そうだ そういえばギルさんはどちらに?」
ツバメオー「ギル? ギルならそこの…
もぬ毛にアセンションしたヨ」
毛太郎「しゅるしゅるしゅるしゅるぅぅぅ」
ルミ「ふえ?!!」
ヤンデル「な…なんでもないです…!!!!!!!!
ギ…ギルは…あの…これからシジミを使ってシェルターを作ると張り切って貝塚に向かいました…」
ルミ「なんですかそれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シジミでシェルターて!!!!!!!! 貝だけにですか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
めっちゃ気になるそれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブブー!!!!!!!!
-
ルミ「…な…なるほどよく分かりました そちらもまた取材したいですね
とにかくまずは変態犯……頑張って捕まえて下さいね!」
ツバメオー「まかせろヨ!」
ルミ「これからどこを調べるんですか?
もしまだ決めてないなら訓練所に行ってみてはどうでしょうか?
今日はかなり人が集まってますからね」
ツバメオー「ふーん…訓練所…か」
――― ネアメ 東区 『訓練所』
わいわい
えい! やぁー!
カキンカキィーン!!!!!
ヤンデル「…今日は活気がいいな………
そうか…今日は戦闘員志望の人達の合同訓練の日だな…」
ツバメオー「うーん 新聞のお姉さんに言われて来たはいいけど…
ここ野郎ばっかりだヨ 痴漢とか起きなさそう」
ヤンデル「まぁちょうどいま変態犯も行動を休止してるみたいだし…
もしかしたら暇な変態犯も今この場所に来てるかもしれない…
訓練を見ながら変態犯っぽい動きのやつがいないか探そう…」
ツバメオー「変態犯っぽい動きってどんな動きだヨ」
スパルティー「これはこれは珍しい顔ぶれではないか」
ザッ!!!!!
ヤンデル「スパルティーさん…」
スパルティー「どうしたのかね?
君達も私の訓練を受けに来たのかね? それならば大歓迎だぞ」
ツバメオー「そんなわけないヨ! ボク達は既に最前線に立つ一流だから訓練なんていらないの!」
スパルティー「その慢心は……NO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
確かに君達はネアメの最前線に立つ戦力かもしれないが それは自己の鍛練を怠って良い理由にはならないぞ!!!!!!!!
むしろ最前線に立つ者だからこそ こういう休みの時も体を鍛えるべきだと思わんかね!
ほら見てみるがいい あそこの彼らを!
彼らは前ネアメにて“最前線で戦った”一流だというのに慢心のためにあのていたらく!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビシッ!!!!!!!!
軍服1「ほらほら! 腹筋あと200回モルスァ!!!!!!!!」
ダジー「ほ…ほうぐぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!! も…もうダメDA〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
か…解放してくれYo〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
軍服2「魔力を上下に動かす魔力スクワット!!! まだまだ速くッ!!!!!!!! ファーブルスコッ!!!!!!!!」
ムイ「ひ…ひぃ〜〜〜〜〜ん!!!!!!!! もう嫌ですぼりィィィ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スパルティー「…彼らのようになりたくなかったら鍛練あるのみ!!!!!!!!」
ツバメオー「いやあいつら一流じゃねーから
三流以下だから」
ヤンデル「訓練もいいですが…実は俺達は今…痴漢の犯人を探していて…」
スパルティー「ほう アレか」
ツバメオー「…一応このサラサラおっさんにも聞いておくか…
……おっさん!!!!!!!!!!!!!!!! もしかして…
おっさんが変態犯じゃないだろーね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ビシッ!!!!!!!!
スパルティー「うん?」
バッ!!!!!!!!
ガキ「ひゃはぁ!!!!!!!! ママの仇ーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドォー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「やべぇ!!!!!!!! 召喚した!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!
-
グォォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガキ「ぎひぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ママの仇ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「ス…スパルティーさん…! 危な…!」
スパルティー「! むんっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュンッ!
ガキ「わ!!!?」
《軽くかわされるガキ》
スパルティー「むん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ガガッ!!!!!!!!
カラーン!!!!!!!! グラッ…
ガキ「わぁ!!!!!!!!!!!!?」
《手にした包丁をはたき落とされさらに足を払われバランスを崩すガキ!!》
スパルティー「褐!!!!!!!!」
ガッシ!!!!!!!! ズダァーン!!!!!!!!!!!!!!!!
ガキ「わあぁーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《そのまま床に組み伏せられた!!!!!!!!!!!!!!!!》
スパルティー「…君は食堂の…ミーコ君の子息か…
なんの真似だね……」
ガキ「うぅー…! ママの仇…! ママの仇…!!!」
スパルティー「………なるほど…
…君のお母さん…ミーコ君も痴漢被害を受けた話は聞いている
君はお母さんの無念を晴らそうとこのような事を…?
母親を思っての故のこの行動力はなかなかだと思うが…
君がこれを握るにはまだ10年早い! これが人を傷つけるものだとは分かっているだろう!
若いうちから他者の血の色を知り修羅と成り果てたいか?!」
ガキ「………」
スパルティー「母を思う心を持っているなら物事の分別もつくだろう?
君のお母さんは君がこんなことをして喜ぶかね?
君が人を傷つけることを喜ぶかね?」
ガキ「……!」
スパルティー「母を真に思うなら…その憎悪…その刃をしまいなさい
君が今やることはこんなことではなく 傷ついた母に寄り添う事だろう
さぁ…まずは心を落ち着かせるんだ
今ならまだ修羅とならず済む」
ガキ「う…………う……………」
ス…
《顔の強張りが消えるガキ》
スパルティー「…いい子だ
それでいい… 母を思う強い心を持ちつつ…今はただの子供でありたまえ
…そして 君が成長したら今度は母を…皆を守るために刃を握りたまえ
それが私からの願いだ」
スゥ…
ガキ「う……! うわぁ〜〜〜〜ん…!!!
ごめんなさい…! 僕…! 僕…!」
ぽろぽろ…
スパルティー「良い 良い
よく頑張ったな」
ギュッ…
キラキラキラキラキラ…
ツバメオー「きょ…矯正したーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドォーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「さ…さすがだ…
とりあえず良かった……」
-
スパのおっちゃんかっけーw
-
やっぱスパルティーさんかっこいいわー
-
スパルティー「………ふぅむ!
まったく…無垢な子供を焚き付けるのは感心しないぞ」
ギッ
ツバメオー「ボ…ボクは別にたきつけた訳じゃないヨ…!!!!!!!」
スパルティー「まぁ良い
言っておくがもちろん私が変態犯などではない
まさかこうして誰彼構わず犯人だと言って回ってきたのかね?」
ツバメオー「だ…誰彼構わずってわけじゃないヨ!!!!!!!!
ちゃんと変態っぽいやつを選んできたっつーのっ!!!!!!!!!!
全部外れてるけど…」
スパルティー「そうか…
ふんむ…どうやら君達の犯人探しは全く進展していないようだな」
ツバメオー「うぐぐ」
ヤンデル「………今回の痴漢…変態犯は一筋縄ではいかない相手なんです…
神出鬼没で触ったあと消えるようにいなくなるから姿すら誰も見ていない…」
スパルティー「ふむー…まぁ確かに…それほどの相手となると探すのにも苦労するだろう
……むぅん その犯人探し…是非とも協力したいところだがな…
私もかつては痴漢Gメンとして数多の変態を豚箱に放り込んできたものだが………臀部に矢を受けてしまってな
その影響で尻がガチガチになってしまい痴漢をおびき寄せるにに適さない尻になってしまいGメンを引退したのだ…」
ツバメオー「おっさんが“触られる方”なのか…………」
ぞーん…
スパルティー「それと今日訓練もあるからな
悪いが私は犯人探しを手伝えそうにない
どうか君達で頑張ってくれたまえ」
ツバメオー「言われなくても頑張ってるヨ」
スパルティー「…して 今日はギルはいないのか?
話しておきたいこともあったのだが…」
ヤンデル「あ…あぁ…………えっと…ギルは…」
スパルティー「…うん?
! お前は………ギルかね?」
毛太郎「もぬぬ〜〜〜〜〜ん」
ヤンデル「わ…分かるんですか…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
スパルティー「当たり前だ 気配で分かる!」
ツバメオー「おっさんすげーな…」
スパルティー「で こんなときになんでこんな格好を?
リーダーたるもの堂々と姿を出して皆に激励を送らねばならんぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ふざけてる場合じゃないぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
毛太郎「もぬもぬもぬ」
ヤンデル「い…いや!!!!! えっと………そ…そうだ…!
ギルは花粉症だから…それで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スパルティー「それでってなんなのだね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
この格好がマスクとでも!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズズーン!!!!!!!!
-
スパルティー「…ふー…何か事情があってそんな格好をしているなら…まぁいい
私もそろそろ訓練指導に戻る
そちらは犯人の捜査を頼んだぞ
もし捕まえたら私の所へ連れてきたまえ
私がそいつの性根を叩き治してやる!!!!!!!
その時くらい スパルタも許されるだろう!?」
ツバメオー「分かったヨ
捕まえたらおっさんにくれてやるヨ」
スパルティー「頼んだぞ
では…」
キャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ざわッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スパルティー「!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ヤンデル「ひ…悲鳴…?!!」
ツバメオー「これは…!
…うっそでしょ…!? こんな所で!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
スパルティー「被害者は誰だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ダッ!!!!!!!!
―――
ムイ「…う…うぅぅ…」
ダジー「ム…ムイーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
大丈夫かムイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ムイ「び…びっくりした… まさか私まで狙われるなんて…」
ガクガク…
ザッ
スパルティー「大丈夫かね!」
ダジー「だ…大丈夫じゃNEーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ここの管理はどうなってんDAーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ムイが!!!!!!!! 俺のムイがどっかの知らん奴に触られちまっTAーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ムイを触っていいのは俺だけDAZE〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
さわさわさわさわさわさわさわさわさわ
ムイ「ダ…ダジー!!!!!!!! みんなの前で恥ずかしいよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スパルティー「こんな場所で公然猥褻するんじゃないわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バキィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー「はいぶりゃスッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシュー!!!!!!!!
ざわざわざわざわ
ツバメオー「今度の被害者はあいつかヨ」
ヤンデル「…普通に痴漢が起きたな…
こっちの動きを警戒して行動を停止してるっていう推理は間違いだったのかな…?」
ツバメオー「所詮は変態 我慢出来なかったんじゃないのぉー?
…ふふっ でも痴漢もバカだね あいつ…元男なのに…
真実知ったら卒倒するかも……………」
アァッッッーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ざわわッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「?!!!!!!」
-
ヤンデル「今のは悲鳴…!!!!!?
また変態犯の仕業!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ツバメオー「い…いや…でも今のは…………」
―――
ざわざわざわざわざわ…
ザッザッ
スパルティー「どいてくれ! 今の悲鳴は誰だ!!!!」
軍服2「ス…スパルティー様…!!」
スパルティー「2!!!! 今のは誰だ?」
軍服2「そ…それが…」
ガタガタガタガタガタ
軍服1「ひうううう…!!!!!!! おちり触られたよぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スパルティー「1!!!!!!!!!?」
どぉーんッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ざわざわ…
ヤンデル「…?!! お…男…!!!!?」
ツバメオー「やっぱり…!!!! えぇ…どういうことなの…!?」
ゴク…!
スパルティー「どうしたのだ! 詳しく話せ」
軍服2「お…俺と1で訓練所内を一通り回って訓練所の指導をしていたら…いきなり…!」
軍服1「お…おちり触らりぇまひたァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まるでねぶるように…! 弄ぶようにひぃぃぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
汚しゃれましたァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ひっ…ひえぇぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ
スパルティー「男のくせに泣き叫ぶな馬鹿者が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボゴォー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
軍服1「ほぐぶるァスパルタスッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボシュオォーッ!!!!!!!!
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
ツバメオー「…む…む…むむむむむ…!!!!!!!!!」
ヤンデル「一体どういうことだ……女の人のみならず…男の人のお尻まで!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
い…一体何が狙いなんだ…!!!!!!!!!?」
ツバメオー「犯人は女も男もイケる両刀なのかも…!!!!!!!!!!?
で…でもそんなハイブリット変態…ボク…知らないヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それともカモフラージュ…?!!!!!
あぁ駄目だ!!!!!!!! 分からん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
寝る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「放棄すんなッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!
-
ツバメオー「うーん…!!!! うーん…!!!!」
グースピー!!!!!!!!
もみーの銃「起きてー」
ヤンデル「そうだ !!!!!!!!推理しろ!!!!!!!!」
ミキニー「あーいたいた 見つけたゾ!!!!!!!!」
ヤンデル「! ペトロから解放されたのか…」
ミキニー「もう大変なメに遭ったゾ!
色々失う危機感を肌に感じたゾ!!!!!!!!
もうストレス溜まりまくり!!!!!!! ちょっとまだまだ発散したいよーん!!!!!!!!!!!!!!!!
…ん? なんだこのチビ河童! 立ったまま寝てるし〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
こいつも使ってストレス発散しちゃおうかな!?」
ヤンデル「いいよ…」
もみーの銃「ダメだよー!!」
ツバメオー「ぐー…」
ヤンデル「それにしてもあのペトロの群れから…よく抜け出したな…」
ミキニー「あらーん? ミキニーちゃん舐めてる?
ミキニーちゃん腐っても電磁超獣ゾ!!!!!!!
って誰が腐ってるんじゃーい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バシーンッッ!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「一人ノリツッコミ………」
ミキニー「あの変な動物たち全員相手にしてやっつけて来たゾ!!!!!
ミキニーちゃん強ーい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
てーん!!!!!
ツバメオー「………むにゃ……
全員…を………相…手………………
むにゃ…むにゃ…………む…………ムッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「!!?」
ツバメオー「それだーーーーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッキィーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「ほんブバリッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゴォー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーの銃「お…おはようツっちゃん!!!? ど…どうしたの!?」
ツバメオー「それだヨ!!!!!!!! それ!!!!!!!!!!!!!!!!
変態犯を見つける方法…思い付いたヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーの銃「え?!!!!」
ヤンデル「なに…!!!!? それは…一体…!!!!!!!?」
ツバメオー「ボクは根本的にやり方が違ってたんヨ! 一人一人回って尋問してたって…犯人にはいつまで経っても追いつけない!!!!!!!!
だから…このネアメの住人全員を…一度に尋問してしまうんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーの銃「えぇ!!!!!!!!?」
ヤンデル「な…なに言ってんだ…バカか!!?
そんなこと…出来るわけがないだろ…!!!!!」
ツバメオー「出来るヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボクなら……………………………ううん
“私”なら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボシューーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
http://i.imgur.com/5TDwcfe.jpg
ババァーーーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー・マジカルG!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
つなぎ目がぐろいww
-
ヤンデル「お…お前…!!!!」
ミキニー「あるぇ? なんか姿が変わったゾ?
脱皮かな? 河童って脱皮するのん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ツバメオー「脱皮じゃないよ! 変身だよ♪
この姿で会うのは初めてだね
ハジメマシテっ☆ ミキニーちゃんっ☆☆」
ミキニー「ちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
どーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「いつも酷いことを言ってごめんね?
でも勘違いしないで? 私べつにあなたのことが嫌いなわけじゃないの…
ただあぁやって憎まれ口言い合える友達が出来て嬉しいだけなんだよ!
これからもこんなツバメオーをよろしくね?」
にぱっ!
ミキニー「え………えぇ〜〜〜〜〜〜………なに?!
気持ち悪いんですけどぉ!」
ぞぞーん
ハッティー「そうダゼツバメ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こんな奴にそんなむず痒いこと言うんじゃねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
気持ちワリィ!!!!!!!! !!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「そうかな?
そうかも…………ごめんね!
むず痒いこと言ってごめんなさい ミキニーちゃ……糞紫さん!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぺこぉー!!!!!!!!
ミキニー「言い直すな〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!
謝ってすぐディスるとかーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!
ハッティー「うnうn
お前は悪いとこを指摘するとすぐ直してくれる本当に素直でかわいいやつダゼ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「ツバメ…お前もう自由に変身出来るのか…?」
ツバメオー「いつでも自由にってわけじゃないよ!
この姿に変身出来るのは『元の姿じゃどうにもならない状況』に陥った時だけ!
謎の変態犯相手にはもう普通のやり方じゃ通用しないと判断して私が出て来たんだよ!
だからもう大丈夫! 私が来たからにはもう大丈夫だよ!!!!!!!!」
ハッティー「その通りダゼ! オレ達が現れたからには変態犯なんざ捕まったも当然サ!!!!!!!!
サクっと捕まえてやるから その分の報酬は分かってるだろうナ…?」
ツバメオー「まぁハッティー! 報酬をねだるなんてお下品よ?」
ハッティー「おいおいツバメ!!!!!! 品なんて関係ないんだヨ!
善意を行使するのにその対価を求めるのは資本主義の基本ダゼ!?
こういうのは言わない方が損なのサ!
オレ達ゃこいつらじゃどうしようもならねぇ事を解決してやるんだからヨ!
遠慮なんかしてねーで欲しいもんがあるならねだるべきダゼ!!!!」
ツバメオー「そっか! そうだね!
私…資本主義ナメてた! ごめんね?
じゃあ私……最高級の液タブが欲しいよぉ!
乳輪を事細かに描ける液タブが欲しいよぉー!!!!!」
ハッティー「おうおう言ったそばから高級品ねだるたァお前の無垢なる素直さには恐れ入るゼ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おいお前ら!!!!!! ツバメがこう言ってるんだから買ってやれよ!!?」
ギンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「乳輪!!!!!!!! 乳輪描けるやつね?」
ヤンデル「え…えぇー…」
ズーン…
-
液タブはいいぞ
-
ツバメオー「にゅーりん♪ にゅーりん♪」
ヤンデル「ま…まぁ…考えておく………それで…」
うわァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
わー!!!!!!!! わー!!!!!!!!
ヤンデル「!!!!!!!」
もみーの銃「わぁ…! 大変っ!!!!!!!
色んな所で被害が…!!!!!!!!!」
わーわー!!!!!!!!!!!!!!!!
男「う…うわー!!!!!!!!!!!!!!!!」
女「きゃー!!!!!!!! いやーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
男2「お…おうふ…!!!!!!
ちょ…ちょっと待って…!!!! パ…パンツ…!
パンツ脱ぐから直に触って!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
わーわーギャーギャー!!!!!!!!
スパルティー「…見境なしかッッ!!!!!!!!!!!!!!!
ぬぅー…私の前でここまでやるとは…舐められたものだ!!!!!!!!!!!!!!!!
変態犯がァッッ!!!!!!!! 私と正々堂々と戦えぃっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チャキンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さわっ…
スパルティー「はッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
さわさわ…なでなで…もみー…もみー…
スパルティー「ぐ…ぐわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
な…なんだこの手つきは…! こんなの…! Gメン時代も…!!!!!!
ふ…ふぅあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガクゥゥゥゥーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
軍服2「スパルティー様ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!
ヤンデル「あ…あのスパルティーさんまで腰砕けに…!!!!?
こ…これは本当にとんでもないことになってきたぞ…!!!!!!」
ツバメオー「だから早く捕まえなきゃいけないんだよ!
ヤンデル…みんなを集めて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
このネアメの住人全員を…この場所へっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
その全てを私が一気に尋問しちゃうんだからっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
キララッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
-
――― ネアメ南区 大ホール…
ザワッッ ザワッッ ザワッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ドヨドヨドヨォォォッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スパルティー「動けない病人達以外の全員を集めたぞ
ほぼネアメの全員だな」
ヤンデル「す…すごい………」
ミキニー「河童がたくさんゾー!」
もみーの銃「わぁー! 何万人いるんだろうねぇ…!!!!!」
ツバメオー「うん!!!! すごいね!!!!!!
人がゴミみたいで素敵だね♪」
ハッティー「カーッ!!!!!!!! 歯に衣着せぬ素直な感想ダゼ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まぁ…こんな高い所からこんな大勢を見下ろすのは悪い気はしねぇゼ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「して
何故我々までこのような場所に居るのでござる?」
ジュリー「俺達も下にいなくていいのかい?」
ハッティー「お前らはツバメが直接尋問して一応容疑者から外れた連中だ
ここでオレ達の手伝いをしてもらうゼ」
ネコ【何故我輩まで…】
ウソニ「俺はこんなことしてる場合じゃないのだがな」
ビラコ「私は構わないですよ♪ 手伝うです」
スパルティー「それで一体なにを……
というかその姿は…?」
ハッティー「ふん! まぁ細かい事はいいじゃネーカ!
まっ! やることは簡単だ! ここに居る連中にツバメの“素直魔法”をかける!!!!!!!!
素直にしてこちらから質問をする! その質問に“変態犯”らしい答えを言った奴が変態犯だ!!!!!!!!!!」
エンカ「なるほどな……
それならばもう隠しようがない」
ジュリー「しかしこれほどの人数に魔法をかけられるのかい?」
ハッティー「当たり前ダゼ!!!!!!! 今のツバメの魔力を使えばそんなことは容易!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さぁ……やりな! ツバメ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「はーい!
いっくよぉー! みんな!!!!!!!!!!!!!!!!
素直になーれ!!!!!!!! 素直に自分の性癖を発表しちゃえぇー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パアァァァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビククンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネアメのみんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ビククンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
パアアアアアアアァァァ…
ツバメオー「素直魔法が行き渡ったよ!」
ハッティー「よぉしオッケーだ!」
エンカ「さてどうなるか…………
しかし それぞれ性癖を暴露したところで
大体パイオツ派と尻派に分かれるのではないか?
仮にパイオツと尻で半数に割れたところでその人数はまだまだ膨大でござろう
そこから変態犯を特定するのは難しいのではないか?」
ハッティー「ツバメの素直魔法をナメんじゃねーゼ
ひとえにパイオツフェチといっても揉み専や舐め専 垂れ専など様々あるだろう
ツバメの素直魔法はそういった深い部分まで聞き出すことが出来るのさ」
ジュリー「なるほど…!!
じゃあ尻派が大勢いたとしても
『見る専』とか『スパンキング専』とか『屁嗅ぐ専』とか『埋まり専』とかで分けることが出来るわけだね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
で…その中で…」
ハッティー「あぁ!!!!
『触り専』が居たら 十中八九そいつが変態犯だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「なるほどな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ちなみに拙者はパイオツ派の『横乳専』でござる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「俺は尻派の『プリ丘専』さ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
※プリ丘専 = プリッとした小高い丘のような尻を専門とした性癖
ハッティー「お前らの性癖はどうでも良いんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さぁ!!!!!!!! 吐き出すゼ!!!!!!!!
奴らが…隠していた性癖をヨォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ざわわわ… しーん…
プルプル…
住人1「……お…おっぱい………!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おっぱい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! おっぱい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
大きいおっぱいおっぱいおっぱい大きいおっぱい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
住人2「貧乳!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 貧乳!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
住人3「πO2!!!!!!!! πO2!!!!!!!!!!!!!!!!
ブルブル揺れるπO2!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
住人4「ち…乳首ィィィィィーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そそり立つ乳首最高ォォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
住人5「おっぱいの下の汗えええええええええええええええええええええふぇええええええほおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「おおおおおおおおお!!!!!!!! 早速パイオツ派が元気でござる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「どうする??
とりあえず貧乳派以外から殺しちゃう?」
ハッティー「許す!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「許すな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そういう目的じゃないだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!
-
住人達『パイオーツ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! パイオーツ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
住人達『πO2!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! πO2!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
住人6「重力に負けたパイオーツゥゥゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
住人7「茶色乳首パイオツが至高なんじゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
住人達『πO2!!!!!!!!!!!!!!!!!! πO2!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! πO2ゥゥーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「パイオーツゥゥゥー!!!!!!!! パイオーツゥゥゥゥーッ!!!!!!!!
ヨコヨコパイオ〜〜チュウゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「エンカさん魔法喰らってないから一緒になって素直にならなくていいです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!
ジュリー「どうしたんだ尻派の同志よォォ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もっと高らかに叫べよォ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パイオツ派に負けちゃうぞーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カァァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
住人A「……し…尻!!!!!!!!!!!!!!!! 尻!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お尻シリシリおーしり尻!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
真っ白お尻にほお擦りしたいよぉぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
住人B「お尻の横の窪み萌え〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
住人C「お尻の割れ目にキャッシュカードをスィーってしてぇもおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
住人D「お尻に出来たデキモノをつまみたいみょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「来たああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
尻派頑張れ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
負けるな尻派!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「くく…やるな!!!!!!!! しかしこちらも負けてはいないでござるぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「なんの勝負だよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずぞーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
住人達『パイオーツ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! パイオーツ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
住人達『お・し・り!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! お・し・り!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ジュリー「…やはりパイオツとお尻のデッドヒートかッッ!!!!!!!!
いや…僅かに尻派が多いか…!!!!!!!!!!!!!!!!?
へへっ! エンカの旦那! 今回はこちらの勝利のようだよ!」
エンカ「くくくっ…はたしてどうかな!!!!!!!?
ジュリー兄さん よく耳を澄ましてみるが良い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
住人達『お・し・り!!!!!!!!!!!!!!!! お・し・り!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
住人E「しーり!!!!!!!!!!!!!!!! しーり!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
住人F「siriッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! siriッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「ハッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
尻派の中に…“siri派”が混ざっている!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガガーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「フハハハハハッッ!!!!!!!! それだけではないでござるぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
もう一度耳を澄ましてみるでござる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
住人G「オ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
萌え萌え〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カァァァァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「ぐわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お尻じゃない……オシリス派まで居るぞォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
デュエリストだ!!!!!!!!!!!!!!!! デュエリストが紛れているゥゥーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオオオオオオオオオオオッ!!!!!!!!!!!!!!!!
-
エンカ「ふははは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
尻派も盤石ではない様子!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
このままパイオツ派が勢いを戴くぞォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「ぐッ………まだだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
尻派とパイオツ派の割合はまだ同等レベル…!!!!!!!!
勝負はまだまだこれからだッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギンッッ!!!!!!!!
ウソニ「なんで戦ってるんだ…」
スパルティー「大方の予想通り胸と尻で分かれたな………
私は脚派の『矢を受けた膝専』なのだが…いないか?」
ヤンデル「どんな専だそれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブーッ!!!!!!!!
住人8「………えーりあし!!!!!!!!!!!!!!!! えーりあし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
住人H「えりあしこそセクシーの象徴!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
えーりあし!!!!!!!!!!!!!!!! えーりあし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
( ゚∀゚)o彡゜( ゚∀゚)o彡゜
住人達『えーりあし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!( ゚∀゚)o彡
えーりあし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!( ゚∀゚)o彡゜
えーりあし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!( ゚∀゚)o彡゜
えーりあし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!( ゚∀゚)o彡゜゜』
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー&エンカ『なにッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
HELP Me ERIIIIIASI
作詞作曲 カンピロバクターまさし
あぁ、どうしよう!?
高くたくしあげたこの後ろ髪
(えーりあし!えーりあし!)
私の雑木林
逆さまのお雑木林
(助けて!えーりあし!)
もう!早くして!
強く広げた鼻は
(えーりあし!えーりあし!)
あなたを匂うサイン
えーりあし!あなたへのサイン
えーりあし!えーりあし!
今日も臭ってくる
誠心誠意
まごごころ込めて匂いに行こう
チントン亭のウナギは、
いつもリズムMAX
ほらまた、誰かに
匂われてるよ!Hey!Come ON!
(えーりあし!えーりあし!
助けてえーりあし!)
えーりあし!えーりあし!
助けてえーりあし!
(えーりあし!えーりあし!
たすけてえーりあし!)
住人達『えーりあし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!( ゚∀゚)o彡゜
えーりあし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!( ゚∀゚)o彡゜
えーりあし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!( ゚∀゚)o彡゜』
ブワオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「な…なにイィィィィィィィィィィィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ジュリー「ここに来て襟足派が台頭してきただとーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ゴウッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
住人達『πO2!!!!!!!!!!!!!!!! πO2!!!!!!!!!!!!!!!! πO2!!!!!!!!!!!!!!!!』
住人達『お・し・り!!!!!!!!!!!!!!!! お・し・り!!!!!!!!!!!!!!!! お・し・り!!!!!!!!!!!!!!!!』
住人達『えーりあし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!( ゚∀゚)o彡゜
えーりあし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!( ゚∀゚)o彡゜
えーりあし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!( ゚∀゚)o彡゜』
ゴゴオ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「ぐ…ぐぬぬぅ!!!!!!!
なんたる予想外!!!!!!!! なんたる伏兵!!!!!!!!
まさか隠れ襟足派がこんなに居たとは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「襟足好きはむっつりの象徴…!!!
それほどネアメにはむっつりが居たってことだね!!!!!!!!!!!!!!!!
こりゃあ面白くなってきた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この三竦みを超越し頂点になった性癖こそ このネアメの覇権を握るスタンダードフェチになるぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
悪いが…尻派は譲らないぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「こちらこそ!!!!!!!!!!!!!!!! 正々堂々と勝負にござる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハッティー「やってる場合か!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガブガブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
2人『ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ブシュー!!!!!!!!
ハッティー「お前らの変態覇権争いなんざどうでもいいんダヨ!!!!!!!!
それより仕事ダゼ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前ら下に降りて尻派一人一人が何専か調べて来いヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
『触り専』が居たらそいつが変態犯の可能性が高い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ここからじゃ声がデカすぎて事細かに聞き取れねーダロ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネコ【大まか1/3になったとは言え 相当多いぞ
それをわざわざ聞いて回るのか 面倒ニャ】
ハッティー「それでもやらなきゃ変態犯見つからねーダロ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しのごの言わずやってこいヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スパルティー「むん…しょうがあるまい
やろう」
ビラコ「行ってくるですよう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「頑張ってね! ここで応援してるね!」
ヤンデル「お前は手伝わないのかよ………」
-
液タブが腋タブに見えてびびった
-
―――… しかし…
ハッティー「なぁにぃ!!!!!!!!!!!!!!!?
触り専はいない!!!!!!!!!!!!!!!!?」
エンカ「うむ……尻派は数多く居れど触り専はおらなんだ
結構紳士が多いのでござるな」
ハッティー「馬鹿な…! そんなはずはネーゼ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あんだけ痴漢を起こしてる変態犯が触り専じゃないはずがない!!!!!!!!!!!!!!!!
ちゃんと探したか!!!!!!!!!!!!!!!!?」
スパルティー「一人残らず探したかがね」
ジュリー「痴漢をしてることと性癖は別なのかもしれない…
そうなるともう変態界のサイコパスレベルだけど…」
ミキニー「なになにー? あんだけ偉そうな事言ってて全くの的外れなーん?
ダッサいゾー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ププププププー!!!!!!!!
ツバメオー「ハッティー…?
もしかして私……役に立てなかった…?
みんなの素直な期待を裏切っちゃったなんて…………悲しい…」
ハッティー「だ…大丈夫ダゼ!! ツバメ!!!!!!!
だったらもっと素直にするだけだ!!!!!!!!!!
もうむしろ…自分が犯人だと素直に白状するくらい素直にしちまうんだ!!!!!!!!!!!
さぁ…素直魔法の濃度をあげな!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「でも……これ以上魔法を強くしたらみんなどうなっちゃうか分からないよ?」
ハッティー「バカヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
事件解決に犠牲は付き物だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
1を切り捨てて100を取るのが正義ダゼ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「なるほどー!!!!! じゃあやっちゃうね!!!!!!!!」
ギィィィィィィィィンッッッ…
ヤンデル「ちょっ…待ッ…」
ビカァァァァァァァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「きゃあっ!!!!!!!!」
ネコ【にゃこまぶしっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
住人達『………!!!』
ハッティー「さぁ…素直になりなーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
住人1「……………ウ…ウホ…」
住人2「ウホホ…ウホホ…」
住人3「ウホーッ!!!!!!!! ウホーッ!!!!!!!!」
住人4「ウホホホホ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウッホウッホォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
住人達『ウホウホウホウホウホウホウホウホーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドドドドドォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「なんじゃーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハッティー「しまった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
素直にしすぎて………知能が猿人時代まで退行しちまったゼ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「なにやってんだ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ででーん!!!!!!!!!!!!!!!!
-
―――… そして…
カー…カー…
ツバメオー「…………はぁー………ボクの秘策も通用しないのかヨ……」
ガクゥー…
《↑戻った》
もみーの銃「ツっちゃん…ドンマイだよ!」
毛太郎「もぬ〜ん」
ヤンデル「やり方が強引すぎたんだよ…」
ツバメオー「だったらどうしろっての!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
このままじゃいつまで経っても変態犯なんて捕まらないヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もうヤダ!!!!!!!! ボク知らない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぷん!!!!!!!!
ヤンデル「おいおい…お前が勝手に首突っ込んだことだぞ…
このまま放り出す気か…?」
ツバメオー「だって分からないし!!!!!!!! もう飽きたもん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だからもう知らないヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
タタッ!!!!!!!!
ヤンデル「あ…おい…!」
ミキニー「きゃはー! こりゃいいや! イジり倒してやるゾーんっ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ピャーッ!!!!!!!!
――― ネアメ 東区『貝塚室』
ザザーーーー……
ツバメオー「…あーあ」
もみーの銃「ツっちゃん…なんでこんなところに?」
ツバメオー「いや予定ではここに変態犯を追い詰めるつもりだったんだヨ
ほら…この貝を投げ捨てる場所が崖で… その下は捨てられた貝が敷き詰められててまるで海みたいでしょ?
まさに探偵もののラストシーンみたいな雰囲気だから追い詰めるには相応しいかなって思ってたんだヨ」
もみーの銃「確かに…」
ツバメオー「でも……ダメだったや…
やっぱボクは頭使うのはダメみたいだねー…ダサいヨ…」
もみーの銃「そうかな? すっごくそれっぽくてカッコ良かったよ?」
ツバメオー「そぉかな?」
もみーの銃「うん……そんなツっちゃんと今日一日一緒に居て私は楽しかったよ
解決は出来なかったけど 私的には素敵な一日だったよ
色んな場所に行けたし」
ツバメオー「そっか…お前が楽しかったら良いヨ…」
もみーの銃「うん…ありがと…」
ツバメオー「…だったら明日も一緒にいなきゃだね」
もみーの銃「え?」
ツバメオー「…ボク…明日も変態犯を追うヨ!
もみーのがカッコイイって言ってくれたのに…途中で投げ出すなんて やっぱりカッコ悪いヨ!
変態犯はボクが捕まえるんだ!!!!!!!!」
もみーの銃「…! うん! それがいいよ!!!!!!!!」
ツバメオー「お前に見せたいところもたくさんあるしね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だから明日もボクの背中はお前にまかせたからな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
もみーの銃「うん! まかせて!!!!!!!!」
ツバメオー「よぅーし!!!!!!!! そうと決まれば……この決意をこの海(貝)に向かって叫ぶヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!
もみーの銃「みんなに聞こえるくらい叫んじゃえー!!!!!!!!」
ツバメオー「まかせろーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スゥゥゥゥゥーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー………」
………… モミッ…
ツバメオー「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ビクンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ツバメオー「…………ッ…」
《叫ぶために大きく息を吸い込んでいたツバメオー…思わず呼吸を止めるッ!!!!!!!!
予期せぬ感覚が自身を襲ったからだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
モミ… モミ… モーミ…
ツバメオー「………………………!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《ツバメオーは即座に理解した……変態犯だと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今…自分は!!!!!!!! 変態犯に痴漢されていると!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今日一日追いかけた存在!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 何度も辛酸を嘗めさせられた存在が今まさに自分の尻を触っている!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
振り向けばすぐそこに変態犯が居るッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
…だが…!》
ツバメオー「……!!!」
ググ…
《…振り向けないッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まさかもまさかすぎるタイミングに…体が硬直したのだった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さらにはその触られっぷり……そのあまりにも悪魔的で蠱惑的な手つき…!
それはまるで意識を吹き飛ばすような感覚を脳に与えた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーは変態犯の妙技に静かに悶える中『なるほどそうか』と納得した!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こんな痴漢をされたら…確かに動けない!!!!!!!! 振り向けない!!!!!!!!!!!!!!!!
誰もが変態犯の姿を捉えられなかった理由を自らの体で体験したッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もはや変態犯の思うツボである…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー完全敗北!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
成す術なく揉まれるのみ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
…しかし…!!
ツバメオーは他の被害者とは違う部分が一つだけあった…!!
そう…!!!!!!!
もみーの銃「ツっちゃん…!!」
ツバメオーには…“背中を預けた親友”が居た!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そして…もみーのは見たッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!!!!!!!
-
もみーの銃(ツっちゃん…! この反応…! ツっちゃんが…痴漢されている…!!?
でも…そこには誰も……………え!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?)
ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
モミモミ
もみーの銃「………手…?! だけ…!!?
手だけ…! 手だけが………浮いて…!
手だけでッッ……お尻を揉んでる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドドドォーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
モミモミモミモミ
ツバメオー「………………くッッ……! ぅぅ…っ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガクガク…
もみーの銃「ツっちゃん…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…待ってて!!!!!!!! 今…助けるよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スゥゥーーーーーーーーー…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
モミモミモミモミモミモミ
ツバメオー「うぐ………うぐぐ………!!!!!! ぁぁぁぁ…!!!!!!!!」
もみーの銃「――――――――――――――…ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぶおえぇーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バキュウゥーーーーーーーーーンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《もみーのは…腕に向けて銃弾を発射した!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ドギュルルルゥゥゥーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《被弾!!!!!!!!》
ピタッ!!!!!!!!
ツバメオー「!!!!! ――――――――ッッ…ハァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
はぁー…! はぁー…! も…もみーの!!!!!!!! あ…ありがと…!!!!!!!!!!!!!」
もみーの銃「いいの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それより今……手だけが…」
??「ぎぃやああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴウッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
!?
-
× 《被弾!!!!!!!!》
○ 《被弾!!!!!!!!
するとツバメオーの尻を揉んでいた手は消えてしまった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
-
ツバメオー「今の悲鳴………こっちだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ザザザザザザザッッ… ダンッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
??「う…うぅぅ…」
ツバメオー「…! お前…!!!!」
もみーの銃「その手の銃創…! さっきの手は…あなたのッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ツバメオー「…お…お前が……
お前が変態犯だったのかヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴウッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドォーーーーーーーーーーーーーーーーーーz__________________ンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「いだいよォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「糞紫ィィィィーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「こらあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いきなり人の手に何するんだゾーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
痛いよぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
賠償責任取れこの犯罪者〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「それはこっちの台詞じゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブァッッギィィィィィーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「フバーハッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゴォーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
―――
ツバメオー「…ボクには大きな思い込みが2つあった…
まず 犯人が“女”であるはずかない…という思い込み…!!!
そして…自分の側に居る奴が痴漢を出来るはずがない…ということ…!!!!!!
お前と食堂で会ってそのあとに何度も変態犯の現場に遭遇していたけど…
無意識にお前は容疑者から外れていた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
でも…ちゃんと考えれば…犯人はお前しかいないんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前のその能力……『体の一部を粒子化させて手とかを飛ばす能力』はこれまでの難題を全て解決しちゃうんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
遠く離れた場所にいるターゲットだって触れる!!!!!!!! 後ろに壁があったって関係ない!!!!!!!!!!!!!!!!
後ろを振り返られても 手を粒子にして消せば見られることもない!!!!!!!!!!!!!!!!
お前の能力はまるで…痴漢をするために生まれて来たような能力だヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミキニー「そんなことねーゾ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!
ツバメオー「反論すんなーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バキィーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「みきブッッるーんっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシャー!!!!!!!!
ツバメオー「てめー白々しい野郎だヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前が変態犯のくせに…! ずっとボクらに付いて回ってたなんて……!!
どんな顔してたーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
痴漢に翻弄されるボクらの姿を見てどんな顔をしてやがったか〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ムカカカーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーの銃「そもそも…なんで…? なんでミキニーちゃんが…痴漢なんか…?」
ツバメオー「そんなもん…淫獣だからに決まってるヨ!!!!!!!!
こいつ紫のうえに少し前まで全裸で過ごしてたようなやつだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
淫獣以外の何者でもねーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
鎧で体覆われて性欲溜まったかコノヤローッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シャー!!!!!!!!
ミキニー「ち…違うゾ…
私は…痴漢なんてしてないゾ…」
ツバメオー「はぁ?!!!!! どの口が…」
ミキニー「だって…痴漢ってのは…人間が人間を触って気持ち良くなる行為でしょ?
私はそんなつもりじゃないゾ…
私はただお前らのお尻を探って……尻子玉がないか確かめてただけーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドォーーーーーーーーーンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「なんだそれッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!
-
みきぶるんwwwww
-
ミキニー「私がしたことは痴漢なんかじゃない……調査だゾ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そうさ…お前らが…お前らがさァァァァァァァ河童じゃない河童じゃないって言うからさァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
私がそれを確認してやろうって思ったんだよォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
人間なら!!!!!!!! 人間なら尻子玉があるはずだよん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
でもお前らに尻子玉は無かった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
よってお前らは河童!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
以上 証明終了!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビカーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「屁理屈いってんじゃねーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ココギガン メコラ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バキバキバキィィィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「ぎにゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「下心があろーがなかろーがお前がしたことは迷惑行為だヨ!!!!!!!!
元々部外者で侵略者の一端であるお前だ…本当なら殺処分は免れないところだヨ…
でもボクは優しいからそうならないように口添えしてやるヨ!!!!!!!!
もちろん それ相応の罰は受けさせるけどね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
来い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズルズルズルズル
ミキニー「う…うぎ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!
認めないなんて…なんて強情な!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
罰がなにさ!!!!!!!! お前らが河童だと認めない限り私は“調査”をやめないゾ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジタバタ!!!!!!!!
ツバメオー「ぷくくく! あっそう!
罰を受けた後…そんな気力が残ってるといいね!!!!!!!!!!!!!!!!
さぁ行くヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズルズルズル〜〜〜ッ!!!!!!
もみーの銃「終わったね………ツっちゃん」
ツバメオー「そうだね… 最後はお前のおかげだったヨ
ありがとう…もみーの!」
もみーの銃「えへへ…うん!!!!!!!!!!!!」
―――… こうして 前代未聞の恐るべき『変態犯事件』は終わった…
めでたしめでたし…
毛太郎「もぬ〜〜〜ん もぬ〜〜〜ん」
…………
…めでたし めでたし…
―――― 後日
スパルティー「お前のその曲がりきった性根を矯正してやる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今日は朝から晩まで飯抜きの兎跳びトライアスロンだッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
弱音を吐けば容赦なくブレーンバスターを食らわすぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミキニー「ひ…ひ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ごめんなさいたしけて〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
名探偵ツバメオー 完
-
毛太郎どうすんだコレww
-
――― 数日後
ディミリア「………」
ヤンデル「ど…どうですか…?」
ビラコ「先生…」
ディミリア「……………………」
毛太郎「もぬぬ〜〜〜ん」
ディミリア「…ダメですね… 私ではギルさんを戻せません
…手のほどこしようがない状況です…」
ヤンデル「ギルゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズゥーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
毛太郎「もぬーん」
ジュリー「ディミリアさんでも治せないのかい…?」
ディミリア「そうですね…
そもそもこれは病気の状態とは違うので…
医学でも医療魔法でもどうにもなりません…」
ヤンデル「そ…そんな…」
ミーコ「あぁ……私がもっとちゃんと話してれば…!
可能性の一つとして予想はしていたんですけど…
しかしまさか…もぬ毛料理を我慢する…というストレスがもぬ菱毛太郎化を促す要因になるとは…うかつでした…!」
ハイゼン「ミーコさんだけのせいでは……
料理長がギルさんにもぬ毛料理をいっぱい出したのも原因ですし…」
刻苦「クワワはギルが食いたいものを食わせてやっただけクワ
悪くないクワ」
ジュリー「…うーん……しかしなんとかしてギルの中からもぬ毛を抜くことは出来ないのかな?」
ディミリア「今の状態はギルさんの精神がもぬ毛に乗っ取られ
ギルさん本来の精神が裏側に隠され強制的に活動を停止させられた状態だと思います
もしなんらか方法でギルさんの精神を覚醒させることが出来れば…ギルさんを乗っ取ってるもぬ毛を追い出せるかもしれません
しかしそんな方法があるのかどうか……」
ツバメオー「なんだヨなんだヨ
誰も彼ももぬ毛を戻そうとしてさ!!!!!!!!
このままでもいいんじゃん?」
ヤンデル「いいわけあるか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「いいじゃん! ボクが責任を持って飼うよぉ」
毛太郎「もぬぬーん もぬぬーん」
しゅるしゅるしゅる
ツバメオー「ほら見てヨ! こいつボクに懐いちゃってて…かわいいヨ!」
ジュリー「触手に絡まれてるようにしか見えない」
ディミリア「…とりあえず経過を見ましょう…
このことは…ネアメの皆さんには秘密にして…一部の関係者にのみ伝えるのに留めましょう
ギルさんという存在はネアメの士気をあげる支柱といえます
そんなギルさんがこんなんになったと知れては皆が不安になります
とりあえずしばらくの間…
ギルさんは人体実験のための注射漬けで動けないということにしておきましょう」
ツバメオー「その方が不安になるんだけど」
ディミリア「まぁ一旦解散ということで………」
ガチャ…
エンカ「失礼」
ビラコ「や? エンカさん? どうしたですか?」
エンカ「ギルのことで大事な話の最中にすまぬな
…それが…表で変わった事があったようでそれを伝えに来たでござる」
ディミリア「表? アジトの外で…ですか?
何が…?」
エンカ「うむ…
このネアメアジトの入口前に ネアメ所属でない人物2人が立ち尽くしているとのこと」
みんな『…!!?』
-
――― 入口前 監視室…
ザザッ…
ディミリア「スパルティーさん!!!!!!!!」
スパルティー「来たか…………ん?
呼びに行ってもらったエンカ君はどうしたのかね」
ヤンデル「…そういえばいない…ジュリーさんも…」
ビラコ「あの2人なら 女風呂の壁が崩落したという情報を聞いて緊急事態だって言ってそっち行っちゃったですよ」
ツバメオー「もうあいつら追放したほうがいいんじゃないかな………」
スパルティー「…まぁいい
それで例の二人組だが…この透視魔法を用いたモニターを見たまえ」
ヴン…
《壁に外の様子が写し出される…
そこにはネアメの隠しアジトである山の前に立つ二人の姿が…》
ディミリア「……長身の女性と…子供のような背丈の女の子…
何か情報は?」
スパルティー「現時点で分かってることは…あの二人は“魔法使い”であるということか…
魔消石の反応を捉えたのだ」
《魔消石》…
魔反会が支配を初めてしばらくしてから世界中の魔法使い・混血の前に送られた謎の石
これを体に宛行うと 体の中に取まれ 魔力を感知されづらい体質になる
世界中の多くの魔法使い達はこれを使って魔反会の目から逃れている…
魔消石を持っている者同士が出会うと一種の共鳴反応が起き それで相手が魔法使いかどうか判別出来るらしい
ツバメオー「魔消石を使ってるなら命からがらここまで来た避難者だヨ
入れてあげなきゃ」
スパルティー「魔反会の手先かもしれないからな」
ツバメオー「あー…聖魔隊とかいう…
でも 魔消石ってなんでか都合いいことに魔反会には知られてないって話じゃなかった?
実際ボク 前に魔反会の基地で魔反会の魔法使いに会ったけど魔消石の反応は無かったヨ」
スパルティー「…魔消石を持った魔法使いが魔反会に下ったとも考えられる
とにかくうかつには判断出来ない ここが魔反会に知られれば魔法使いに安住の地はない」
ディミリア「そうですね………こういう場合は冷静に見極めなければなりません…
あの方々が避難者だとしたら不可解な点があります
…ネアメの『渡し鳥』がいません
渡し鳥なしではここにたどり着く事は不可能なはずです」
《渡し鳥》…
ネアメに協力する真人間で構成された“魔法使い保護”を専門とした部隊
各地の町に派遣されており 現地に隠れ住んでいる魔法使いを保護しネアメアジトまで連れて来るのが役目である
渡し鳥は魔消石を用いて魔法使いを探す
ディミリア「この山脈付近には強力な幻惑の結界が施してあります
その結界はこの山脈への認識を反らす強力なものです
この山のことを既に知っていて この山を強く意識していれば結界を突破することは容易ですが…
あの人達は渡し鳥もなしに認識結界を超えて来たというのでしょうか…?」
ヤンデル「…偶然とか…?」
ディミリア「…偶然…意識もせずたまたまこの山に近づく事も確かにあるかもしれませんが…」
スパルティー「うむ…彼女らは違うな
明確な意志をもってこの場所まで来てこの入口の前で立ち止まっている…!!!!!
だからこそ警戒せねばならん…!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!!!!!!!
-
―――
ヴゥーン…
スパルティー「…微動だにしないな
何か会話をしているようだが 声は聞こえないか」
ディミリア「やはり目的があってこの場所まで来ている………
…………………それにしても…
あの背の高い方…どこかで見覚えが…?」
ビラコ「ふぇー?」
スパルティー「ところで監視塔からの連絡はまだか?」
ガチャッ!!!!!!!!
マンツウ「監視塔から報告に参りました!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…って うお!!!!!!!! ツビー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こんな場所で会うなんて……なんて運命だ!!!!!!!!!!!!!!!!
やはり俺達は結ばれる運命…!!!!!!!」
スパルティー「…マンツウ!!!!!!! 今は雑談の場ではない…
急を要する……報告を言え!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
マンツウ「す…すみません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
え…えーっと 監視塔にて広範囲を見渡しましたが
あの2人以外 周囲に人影などは確認されませんでした!!!!
い…以上です!!!!!!!!!!!!!!!!」
スパルティー「…ご苦労
どうやら魔反会兵が潜んでいるというわけではないようだな…」
ディミリア「どうしますか?」
スパルティー「このままではラチが明かないからな
別出口から何人か兵を出して捕らえるか…
幼女らしき子も居るのであまり乱暴なことはしたくないが…」
ディミリア「…仕方ありませんね では…」
バターン!!!!!!!!
ルミ「失礼します!!!!!!!! 何か大変なことがあったようですね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ディミリア「あら…ルミさん? どこで情報を…?
まだ皆さんには伝えていなかったのに…」
ルミ「女風呂の壁崩落事故を取材してる時にエンカさん達に聞きました!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「おいおい そっちは大丈夫だったのかヨ」
ルミ「えぇ!
どうやらメスペトロ達が週に一度の入浴でハシャいで壁を壊してしまったようです
現在はそこに妙な下心を持って近寄ってきた男の人達をメスペトロが捕えて弄んでますね
取材していた私もさすがに危機を感じたのでこちらに参りました!」
ツバメオー「なんだそれ
じゃああのおっさん達も捕まってるな…いい気味だヨ!」
ルミ「それで何があったんですか!!!!!!!?
侵入者!!!!? それとも敵からの攻撃!!!!!?
是非取材を…!!!!!!!!」
スパルティー「NO!!!!! まだそこまでは行っていない!
そして今は呑気に取材をしている場合ではない
すまないが下がってくれるかね」
ルミ「そ…そんな! いくら閉じられたこのアジトの中でも報道する自由はあるはずです!!!!!
せめてどういう状況かだけでも…………ん!?
その壁に映されてる映像は…」
ヤンデル「外の様子です…
今…不審な人達が居るから警戒中です……」
ルミ「ほう…!! ネアメのアジトに迫る不審人物…!!?
それは一体…………………
………………………ん!?
………えっ!!!!!!!!!!!!?」
カララーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《驚いてメモ帳を落とすルミ》
ビラコ「…どうしたですか…?」
ルミ「…………ちょっと待って………
この…………映像に映ってる……この人は………!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…!
ディミリア「…!? ルミさん…知っているのですか!?」
ルミ「…! は…はい…!!!!!!!!!!!!!!!!
“この人”………! 不審な人物なんかじゃありませんよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『!!!!!!!?』
ざわ!!!!!!!!
-
気になる気になるー
-
――― 外
幼女「……反応がないえす」
長身「そうだね……
場所は合ってると思うのだが…」
ズゴゴゴゴゴゴゴ…
幼女「?! なんえすか!?」
長身「ぬわわ! 突如地響きが我々を襲ったーッ!!!!!!!!
一体何が起きたのであろうか!!!!!!? 我々の運命やいかにーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パッカー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ど〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
幼女「ふぁ!!!!!? 山に穴が空いたれすお!!」
長身「これは…迎え入れられたという反応で良いのだろうか!!!!!!?」
タタタタタタタタタタタ…
長身「…ん?」
タターッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルミ「わぁぁー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビクッ!
幼女「ひう!!!!!!? なんか開いた穴の中からすごい形相の人が飛び出してきたえす!!!!!!!!!!!!!!!!」
長身「ん!!!?」
ルミ「はー…!!!!!! はー…!!!!!!!!
ぜーぜー…! ぜーー…!! はぁ…!!!!!!
………! …あ…あああああぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
長身「…む! その顔……まさか君は…ルミ!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ルミ「ハァ…ハァ………あぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
間違いない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! やはりあなたでしたか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…先輩!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
せ…先輩ぃーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
だきーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
長身「あぁ…ルミ!!!!!!!! 無事だったのか!!!!!!!!
良かった…安心したよ! 私はほっと胸を撫で下ろした!!」
ルミ「それはこっちの台詞ですよぉー!!!!!! 先輩ぃ…!
今までどこに居たんですか…」
長身「ま…ちょっとね
それよりルミ… この山の中にあるのがネアメのアジトでいいのだろうか?」
ディミリア「その通りです」
ザッ!
長身「!! あなたは…」
ディミリア「私はディミリア
このネアメ・ルートのリーダーの一人をさせて貰っています」
長身「!!! あなたがネアメのリーダーの…!
これは失礼…名乗り遅れました
私は…ジャーナリストのエーロレイン・デヴァー…である!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドォーンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
http://download1.getuploader.com/g/sousaku_2/1035/160524_002520.jpg
-
――― 中
エーロレイン「…ふおぉー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ここがネアメ・ルートのアジト内部!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんとも! 山の中にあるとは思えない広さ!!!!!!!!!!!!!!
同じ山でも昔修学旅行で行った島根の石見銀山とは違い素晴らしい開放感を感じるーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
『住むならこんな洞窟ランキング第一位』に選ばれること間違いなしであろうーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いや石見銀山も世界遺産で立派であるのだがーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パシャパシャパシャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「なんだこの人」
ルミ「この人はエーロレイン先輩です!!!!!!!」
ヤンデル「先輩って………同じ出版社の…?」
ルミ「いえ 先輩はフリーのジャーナリストなので会社は関係ありませんが
駆け出しの頃から色々お世話になっていたんです」
エーロレイン「あっはっはっは! ルミの駆け出し時代かー! 懐かしいではないか!
確かルミがこの業界に来て初めて書い記事たは『つぶ貝とムール貝の官能的考察』の記事だったと記憶している!
このエーロレイン…当時あの文章を見た時は戦々恐々としたものである!
初めて書いた記事でこのレベルかと! すごい奴が現れたな と!!!!!!!!」
ルミ「は…恥ずかしいです先輩…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ…!!!!!!!!
ツバメオー「どんな記事だヨそれ…
ホントにすごい奴すぎるだろ……」
ズーン…
エーロレイン「そんなルミが…! まさかこのネアメ・ルートで再開出来るととは夢にも思わなかった心境である!!!!!!!!
このエーロレイン…本当の本当の本当に心配していた!!!!!!!!!!!!!!!!
ぷりぷりの海老出版社に問い合わせても『音信不通』だと言うし…」
ルミ「…魔反会の凶行が始まってすぐ…
私は取材で出先に居たのですが そこで魔反会の公認傭兵に襲われてしまって…
それでネアメの人達に助けられてここに来たのです
なかなか連絡も出来ず……ご心配をおかけしました」
エーロレイン「いや いいんだよ 無事なら
このネアメ・ルートでもきっちり記者の本分を果たしているようだし
このエーロレイン 感動したっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パシャッ
ツバメオー「自撮りすんな」
ルミ「…というか…さっきも聞きましたけど…先輩こそ!
一体どちらに居たんですか? この数ヶ月…危険だったはず…」
エーロレイン「私は私で安全な場所に居たのである!」
ルミ「そうですか
そうだ先輩………
…………“彼”は…………」
エーロレイン「…………あぁ それは………………」
ディミリア「…?」
スパルティー「久々の再開に水を差すようですまないが
こちらも少々話を…」
エーロレイン「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぬわ………ぬわんだこのオッサンはーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんというロング!!!!!!!! なんというつやめき!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
その髪にはキューティクルの証であるエンゼルリングが光るーーーーーーーーー!!!!!!!!
しかも1つや2つではない〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もはやこのエンゼルリングの数を単純計算すればこの人の天使レベルヒエラルキーでも最上位で間違いなしである!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
い…一体どんなシャンプーを使っているのかッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
スパルティー「廃油シャンプーだ」
エーロレイン「まさかの廃油ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
何と言うキューティクルエコ天使であろうか〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドォーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
× 単純計算すればこの人の天使レベルヒエラルキーでも
○ 単純計算すればこの人の天使レベルはヒエラルキーでも
-
あ、思いだした亀のお姉さんか
-
お姉ちゃんだったかw
-
スパルティー「君達はこの地がネアメだと知って来たのか?」
エーロレイン「ええ」
スパルティー「…どうやってこの場所を知りそして辿り着けた?
この付近には結界が張り巡らされているはずだが」
エーロレイン「その情報は得ている!! 認識結界というものだろう!
情報源はネアメ・ルート所属の渡し鳥…
外部から漏れたわけではないので安心して欲しい
場所もその渡し鳥から聞いたのである」
ディミリア「渡し鳥の方から直接…!?
何故渡し鳥の方と一緒にこなかったのですか?」
エーロレイン「彼らにも大事な役割があるから手間を取らせたくなかった
だから同行は拒否したのである」
ツバメオー「えー?!!! 眉毛お姉さん…魔法使いでしょ?
そんなの魔反会からすればネギしょったカモじゃん」
エーロレイン「はっは! 魔消石もあるしちゃんと隠れて移動してたから大丈夫さ
戦いになっても戦いの心得も多少持ち合わせてるのでまぁ…」
ディミリア「しかし一体どこの町から?」
エーロレイン「辺境地方の古都コトコトである」
ツバメオー「うぇっ?!!!!!!!! コトコトぉ!!!!!!!!!?
ボクの村の隣じゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「あ…あそこから…二人で? 結構遠いぞ…」
エーロレイン「あぁいや コトコトからはこのエーロレイン一人だ
彼女とはここに来る途中で出会ったのである」
チラ…
ルミ「あ…そうだ! その子は…?」
幼女「…ふぅ
やっとわたしの方に話を振ってくえまちたか
わたしは…才ーキド…
とある魔法科学を専門とした研究者えす!
気軽に“サイ”とお呼びくらさい」
ドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
http://download1.getuploader.com/g/sousaku_2/1036/160520_002217.jpg
ビラコ「きゃ〜〜〜〜ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
か…かわいいですよぅ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダキッ!!!!!!!!
サイ「わぶーッッ!!!!!!!!!」
エーロレイン「サイ博士もまたネアメを目指そうとしていたので一緒に行動するようになったのである」
ビラコ「わ〜〜〜〜!!!!!!!! 博士ですかーッッ!!!!!!!!
かわいい〜〜〜! かわいいですよぅ!!!!!
ほっぺぷにぷにィ〜〜〜〜〜!!!!!!」
スーリスーリ
サイ「うぇぶーっ!」
ルミ「そ…そうだったんですか 私てっきり…先輩の隠し子かと思った…」
エーロレイン「はっはっはっは! まぁ見ての通り幼女風だからそう見えても仕方ないな!
だけど人は見かけによらないのであるぞ!」
ツバメオー「?」
スリスリスリ
ビラコ「かわいいでちゅねー!!!! 何歳です??」
サイ「むぐぐぐ…! は…はなしてくあさい!!!」
バッ!!!!!
ビラコ「きゃっ!? そんな恥ずかしがらないで下さいですよ〜…
私…子供が好きだから…」
サイ「…! さっきから子供子供と…!
…あなた!!! 何歳えすか!!!!!!?」
ビラコ「え? 私は25歳ですよ<3」
サイ「う…うが〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だったら私より年下えすよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私は…26歳えす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ナメんな〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドド〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『ええええええええええええええええええええええええええええええええええッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ブブー!!!!!!!! ズコォー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
合法ロリとな
-
ツバメオー「う…うっそぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉんッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
にじゅっ…! にじゅうろくぅぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
こんなちんまい奴がー!!!!!!!!?
ボクより小さいじゃんこいつッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビシーンッ!!!!!!!!
サイ「指差すなこいつっていうなーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
むきーッッ!!!!!!!! なんで知的なわたしがこんなガキンチョにバカにさえなきゃなあないんえすか!!!!!!!!!!!!!!!!
この小さい体と舌ったらずになるこのしゃべり方が憎いえすーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
だんだんだん!
ビラコ「よしよし<3」
なぜなぜ
サイ「あやすなーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
駄々こねてる子供じゃあないんえすおーっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぽこぽこ!
ルミ「小さい体にそんなブカブカな服を来てると更に小さく見えますね…」
サイ「う…うるさいえす!!!!!!!!
これは願掛けえすよ! ブカブカの服をきてえばいつかこの服に合う体になれるかもしれないえすかあね!!!!!!!!!!!!!!!!
そう思って十余年!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!
ツバメオー「ダメダメじゃねーかヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
サイ「うるさいえす!!!!!!!! この世界の人間は30歳まれ成長期なのえすっ!!!!!!!!!!!!!!!!
残りの四年で本気出すえすおっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブーッ!!!!!!!!
ツバメオー「無理だヨもう…諦めろヨ………来世に期待だろ…」
サイ「かーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! さっきからお前らけ随分と生意気えすっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もう怒ったお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これでも喰らえっ!!!!!!!!!!!!!!!!」
スチャッ…
ヤンデル「ん…!? ボール…?!」
サイ「セカチュウ!!!!!!!! 君に決めた!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!
ポンッ!!!!!!!!
セカチュウ「セカチュー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「なんか出た!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!
ディミリア「…! これは…魔獣ですか…!」
ツバメオー「な…なんだぁーっ! 魔獣なんか出して…! や…やるか!!!!!!」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
セカチュウ「…………」
スッ…
《素早い動きでツバメオーの目の前に来るセカチュウ》
ツバメオー「うわっ!!!!?」
セカチュウ「。。。優しい音が聞こえたょ。。。それゎ。。とっても心が休まる音で。。ぼくゎ。。。もぉ虜。。。
その音を辿ってみたら。。。君の吐息だったょ。。。
ぼくゎ。。君の吐息に恋をしたんだ。。。
もうまぢ無理。。。抱きしめょ。。。」
ぎゅっ…
ツバメオー「うぎゃあああああああああああああああああああああああなんだこいつスイーツくせぇえええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
-
なんかでてきたwwww
-
セカチュウ「今ぼくとキミゎ。。。抱きしめあってる。。。
キミの鼓動が。。。ぼくに伝わる。。。キミにゎぼくの鼓動が聞こぇる。。。?
ほら聞ぃてょ。。。ドクン。。ドクン。。。
ぼくとキミの鼓動のアンサンブル。。。感じてょ。。。」
ツバメオー「やめろ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
離せ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この変態野郎ーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
セカチュウ「変態ってゅーのゎ。。。ひどい言葉だけど。。。。
ょく見て。。。『変』と『態』の上と下を合体させると。。。
『恋』になるんだょ。。。。
キミにとって今のぼくは『変態』かもしれないけど。。。。きっと『恋』にしてあげる。。。
このキスで。。。」
ちゅーんッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スササーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「うぎゃあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
サイ「へへー!!!!! どうえすか! わたしの女性篭絡特化型魔獣セカチュウの力は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
やってしまうえすお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
セカチュウ「もうまぢムラムラ。。。甘ぃキスしょ。。。」
ちゅちゅちゅちゅちゅちゅちゅちゅちゅちゅちゅちゅちゅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ササササササササササッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「や…やめれ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カキンコキンコ メコル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ピキピキピキ…ピキィーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
セカチュウ「。。。! 動けないょ。。。。
。。。。助けて下さい。。。
助けて下さあああああああああああああああああああああああああああああああああい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
♪瞳を閉じて
ツバメオー「うるせーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガッシ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボカァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
セカチュウ「ぼくゎ死んだ。。。」
ガクー…
サイ「な…なにー!!!!!!!! セカチュウを倒すなんて!
くっ! 戻れセカチュウ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビゴォー!!!!
《セカチュウはサイが手に持ったボールの中へ戻った》
サイ「くぅ…! じゃあ次は…」
エーロレイン「まぁまぁ落ち着いてサイ博士」
サイ「だってエーロレインさん!!!!!! こいつらわたしを馬鹿にするえすお!!!!!!!!!!!!!!!!」
エーロレイン「馬鹿にしてるのではないよ
サイ博士は若く見られてるのよ うらやましいー」
サイ「え…!!!?
…そ…そうかーッ!!!!!!!!!!!!!!!! なるほろなぁー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
若く見られてるなら仕方ないえすねぃー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
てれてれっ
ばばーんッ!!!!!!!!
ツバメオー「ちょれーなこの人!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
サイ「若く見るのはいいえすけお!!!!!!!!
今後はわたしを見下すような発言はひかえてくらさいね!!!!!!!!!!!!!!!!?
年上だという認識を忘れずリスペクトするよーぉに!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「ハイハイ…」
ビラコ「はーい<3 よろしくサイちゃん<3」
サイ「ちゃんじゃないーッッ!!!!!!!! “さん”!!!!!!!!!!!!!!!! サイ“さん”!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もしくは博士ッ!!!!!!!!」
ムガォーッ!!!!!!!!
スパルティー「……話を戻していいかね」
エーロレイン「あ どうぞ」
スパルティー「君がコトコトから来たのは分かった
それでそれは避難かね? もちろんネアメは歓迎するが」
エーロレイン「あー…いや
サイ博士はそのようではあるが このエーロレインはそういう訳ではない
…避難とは別の目的で来たのである…!!!!!」
ディミリア「なんですか? それは…」
エーロレイン「………ディミリアさん
このエーロレインはあなたに会いに来たのである…!
…あなたに助けを請うために…!!!!!」
ディミリア「え…!?」
エーロレイン「実は…」
ガタァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「いやーまいったまいったァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まさかペトロとはなぁジュリー兄さん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「いや本当にねぇ!!!!!!!! 触手に捕まった時はもうだめかと思ったよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「だめかと思ったというか実際だめでござったな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
拙者なんてもうアヘりまくってしまったでござるよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「まぁあれはあれで悪くなかったね」
エンカ「はっはっはっはっはっ!!!!!!!! 確かに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おぉっとそうだ!!!!!!!! そんなことより結局例の騒ぎはどうなったのでござるかー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ツバメオー「今更来てんじゃねーヨ変態共!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「いやぁあっちも緊急事態だったんだから許してくれよー!!
それより何がどうなって…………あぁぁッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドドォーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エーロレイン「…ん?」
ジュリー「エ……………………………エンデリル〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンデリルじゃあないかーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババァーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エーロレイン「!!」
ディミリア「…!! エンデリルさん…!!!!!!?」
-
エーロレイン「…む…あなたは…」
ジュリー「エ…エンデリル〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
う…うおぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!! 生きていたのかーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボフーッ!!!!!!!!
エーロレイン「ぬわ!!!!」
ジュリー「良かった良かったぁ!!!!!!!! しかし…まぁーーー!!!!!!!!!!?
どうしたの背の低かった君がこんなに大きくなっちゃってまぁー……
…し…しかもなんだこれは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
お…俺のほっぺたにやわらかな感触があるよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! こ…これは…胸!!!!!!!!?
なんで男の君にこんなおっぱいが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
まさか君……会わない間にモロッコへ行ったのかい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
モロッコで新境地を開拓したのかい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
なんてこと…なんてことだーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だ…だが許す!!!!!!!!!!!!!!!! この柔らかさに免じて許す!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
マフマフ
エーロレイン「あなたは…ジュリーさん…だね?
弟から常々話は聞いていたよ………骨のエロい人とな」
ジュリー「お…弟?!!!! え………君は…!!!!!!!!」
エーロレイン「私はエーロレイン…
エンデリルはこのエーロレインの弟である」
ジュリー「お…お姉さん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ディミリア「!!!!!!!! そ…そう…でしたか…!!!
どおりで…誰かに似てるかと…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「じゃ…じゃあ君は…女の子なのかい…!!!!!!!!?」
エーロレイン「そうであるが…」
ジュリー「………………!
………………………………………」
マフッ…!!!!!!!! マフッマフッ!!!!!!!!
ツバメオー「確認したうえで胸に埋まってんじゃねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「さすがジュリー兄さん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 自重しないでござるーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
やっるゥゥゥーッ!!!!!!!!
-
ディミリア「エンデリルさんのお姉さん……そっくりですね」
エーロレイン「はっはっは よく言われるよ」
ツバメオー「ちょっとちょっと
さっきから誰々のお姉さんとかなんとか…分からないヨ
内輪トークされても分からないヨ」
スパルティー「エンデリル・デヴァー………
大魔女フーリャンと行動を共にした仲間の一人だな」
ツバメオー「えぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ヤンデル「じゃ…じゃあ……ジュリーさんの仲間で…伝説の戦力の一人か…!」
ビラコ「すごいですーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「ほぉ…姉弟ということはそのエンデリルという者も相当凛々しい眉毛を持ってるのでござろうな…
むぅ…つわものの予感がするでござるな!!!!!」
エーロレイン「はっはっはっはっ!!!!!!!! ここではエルはそんな扱いなのだな
いやはや嬉しいというかこそばゆいというか…
このエーロレインの知ってるあの子は口ばかりの頼りない半ズボンなのだがな…」
ジュリー「そんなことないよ
エンデリルは勇敢な半ズボンだよ…
あの時もよく戦ってくれたよ……」
エーロレイン「そうか……やはりあの子も戦ったのであるな…………
だからこそ“あの傷”か…」
ジュリー「…!!? え…!?
あの傷って……エーロレインちゃん…君がそれを知っているということは…?!!」
エーロレイン「……うむ
エル……エンデリルは今…
私が現在拠点としている古都コトコトに居る――――…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ディミリア「!!!!!!!! エ…エンデリルさんが…コトコトに?!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「まぢかヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
伝説のメンバー3人目かヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「おぉ…! ネアメの希望の一人の所在が新たに判明したとは素晴らしいことでござるな!」
スパルティー「しかし…ならば何故彼も一緒にこのネアメに来なかった?」
エーロレイン「………」
ジュリー「…エーロレインちゃん?」
エーロレイン「…来なかった…のではなく
…来れなかったのである…!!!!!!
…エンデリルは……今“昏睡状態”にある…!!!」
ゴォ…!!!!!!!!
ざわっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ジュリー「ど…どういうことだい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
エーロレイン「……数ヶ月前………魔反会の凶行が本格化するより少し前の事…
私はコトコトでお世話になってるある道場のちょっとした宴に参加していた…
すると外から何かが落ちて来るような物音がし…出てみると…」
↓↓↓ この時 ↓↓↓
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/3274/1426247063/246
↑↑↑ あの時 ↑↑↑
エーロレイン「…それは傷だらけのエンデリルだったのである…!!!!」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…!!!!!!!!
-
なんと
-
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ジュリー「…………エンデリルはそこに“送られた”のか………」
エーロレイン「…それは酷い傷で 生きてるのが不思議なくらいであった
すぐに医者を呼んで処置してもらい…一応命の危機は乗り越えたのだが…
エルの意識が戻る事はなく…!!!! 今も眠ったように…………!」
ディミリア「そうだったのですか…」
エーロレイン「今はその道場で面倒を見てもらっているが
恐らくこのままでは…エルは二度と目覚める事はないだろう…
それほどエルに反応がないのである…! …眠って…かろうじて呼吸をしているだけ…!」
ギリッ…
ジュリー「…!
魔反会基地での戦いの傷が響いたんだ…
あの子の傷は特に酷かったから…!」
エーロレイン「だから…!!! だからこのエーロレインはこのネアメ・ルートまで来たのである!!!!!!!!!!!!!!!!
エルを助けてもらうために!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ディミリア「…! それで私に…」
エーロレイン「えぇ!!!! ネアメには凄い医者が居るとエルから聞いていたから!!!!!!!!
同じように昏睡状態にあったエンデリルの友人も治したのだろう!!!!!!!!?」
《※チロリーンのこと》
ジュリー「た…確かに…ディミリアさんなら…治せるかもしれないが…」
エーロレイン「まさかネアメのリーダーであるとは知らなかったが…! とにかく!!!!!!!!
どうか弟を助けてやってもらえないだろうか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どうか…頼みます…!!!!!!!!」
ペコォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「…………勿論です
私が力になれるならば是非とも…!
エンデリルさんの元へ…古都コトコトへ参りましょう!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エーロレイン「ほ…本当…であるか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ディミリア「助けを求めてる方が居るなら…どこへでも!!!!!!!!
それが医者の勤めです!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギンッ!!!!!!!!
ビラコ「えー!!!!? 先生が直接ですか?!!!!!」
ツバメオー「え……いいのぉ!!?」
チラ…
スパルティー「…状況が状況
ディミリア君がそうしたいなら私は止めはしない」
ディミリア「…ありがとうございます…スパルティーさん!」
エーロレイン「やったぁ…!!!! 良かった…良かった…!!!!!!」
ふらふら…くたぁ…
サイ「エ…エーロレインさん!!!!! 大丈夫えすか!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ジュリー「安心して気が抜けたんだ…休ませてあげなきゃ」
ディミリア「…そうですね
すぐに出発したいですが 遠いコトコトへ向かうなら部隊を編成せねばなりません
それらの準備もありますので 数日ほどこちらでゆっくりして下さい」
エーロレイン「…は…はい… どうかよろしくお願いします………」
くたぁー…
-
―――……
ディミリア「エーロレインさんを休憩部屋に送ってあげて下さい
ビラコさん頼めますか?」
ビラコ「はーい<3
エーロレインさん行くですよ<3
大丈夫ですよ! 壁一面に天狗のお面がいっぱいあって落ち着ける部屋ですから!」
エーロレイン「な…なにが大丈夫か分からないが…よろしくお願いします…」
ルミ「わ…私も行きます! 先輩!!!!」
ガチャ………バタン
サイ「わたしはどうすえば?」
ディミリア「サイさんはこちらで居住なされるわけですね
ならば部屋を手配いたしますのでそれまでどこかでお休み下さい」
サイ「そうれすか ならお腹が空いたのれ食堂に行かせてもらうえす」
スパルティー「…ふー…はてさて これからが大変だな
…………ディミリア君が外出するとなると…私一人でこのネアメを切り盛りしなければならん
……ギルもあんな調子だしな…
私も今のうちに色々準備をさせてもらおう
それでは失礼する」
ガチャリ…
ディミリア「はい
よろしくお願いします」
ツバメオー「…おいおい…なんか急展開になってきたヨ」
ヤンデル「あぁ…! 大変なことだぞ…これは…!!
…ギル!!!!! あの大魔女フーリャンのすごい仲間の3人目だぞ…!!!!
もぬ毛になってる場合じゃないぞ…!!!!!!!!!!」
毛太郎「もぬんもぬ〜〜〜ん」
ツバメオー「おいヤンデル! この子はギルじゃないヨ!!
ねー毛たろっちゃーん<3」
スリスリ
毛太郎「もぬぬぬぬ〜〜〜ん…」
ヤンデル「……………」
エンカ「………なんとかならぬものでござるかねぇ…これも…」
ジュリー「う…うーん…」
ぐー…
ツバメオー「あーお腹空いた
ボク食堂へ行こうかな」
ディミリア「…そうですね 大きな話の後で私もお腹がゆるみました
食堂へ行くなら私もご一緒させて下さい」
ツバメオー「おっ! リーダーお姉さんも一緒なんてプレミアだヨ!!
じゃあボクがとっておきのメニューを教えてあげる!!!!!!」
ニコーッ
ディミリア「え…えぇ」
ヤンデル&エンカ&ジュリー『もぬ毛だけはやめろよ』
――― いつもの(食堂)
ハイゼン「本日の定食は青ピザ定食ですー!」
ツバメオー「なんだー 今日は選べない日かー…
せっかくリーダーお姉さんにモヌンクルス丼食べさせてあげようとしたのに…」
ディミリア「そ……それは残念です」
ヤンデル「おいそれ巧妙にカムフラージュされたもぬ毛料理だろ絶対」
ズズーン…
ザザ…
サイ「どーも」
ツバメオー「あ…チビお姉さん」
サイ「チビは抜かすえす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リスペクトしろリスペクトォー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!
ディミリア「えぇっと…どうなさいましたか?」
サイ「…あぁいや 相席いいれすかね
…私も少しお話があるえす」
みんな『…!!?』
-
カチャカチャ
サイ「ほうほう! この料理…青い見た目で最初はドン引きれすが味はなかなかどうして素晴らしいえす!!!!!!!!
これは気に入りましたお!!!!!」
ディミリア「ネアメ・ルート自慢の料理人の一級品の料理です
気に入っていただけて何よりです」
サイ「あむあむ……
それにしてもここ…いいところえすね
食堂に来るまれに色々見たえすけど…
活気があってみんな笑顔で… とても排斥さえた人達の顔とは思えないえす
素晴らしい…ころ苦境の中れもこんな恵まれた環境を作り上げたのえすね
関心するえす」
ディミリア「…ありがとうございます」
ツバメオー「何々? 話ってそれ?
お姉さんわざわざそんなこと伝えに相席したなんてなかなかポエミーな野郎だヨ
魔獣と同じでお姉さんもスイーツかヨ」
サイ「なんえすかそのリスペクトのカケラもらい発言は!!!!! あなたいい加減にするえすよ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダンダン!!
ジュリー「まぁまぁ…」
サイ「ご…ごほん!
…つまりえす 何が言いたいかというと…
『なるほどなー』って思ったわけれす
こんな居心地のいい場所だからわたしの“弟”もここれ戦っていたんだなって…」
エンカ「む? 弟とな? 君の弟もここに居るのでござるか?」
ツバメオー「えー…? こんな目が十字の変な奴他に居たかな…」
サイ「目が十字なのは家族でもわたしだけえす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダンダン!!!!!!!!
ディミリア「既に家族の方がいらしたのですか? だったらすぐに連絡をしますが…」
サイ「いや いいえすよ
“今は”もう居ないえすから…」
ディミリア「え…!?」
サイ「………………
本当は言うつもりはなかったんえす…弟のことは
あなた方が色々責任を感じたら申し訳ないえすから…
でも…エーロレインさんの姿… 弟さんを思うあの姿を見ていたら
最愛の弟の存在を隠すような真似…出来ないなと思いまして…」
ジュリー「…………今はいない…つまり…前ネアメに所属していたメンバーかい?」
サイ「そうえす」
ディミリア「…………前のネアメ…
………………ハッ!! …魔獣使い…!
まさか……サイさん あなたの弟さんって…チトツさんですか!!?」
サイ「そうえす
その節は弟がお世話になりましら」
ペコ…
【チトツ】…
かつてのネアメ・ルートに(いつの間にか)所属していた魔獣使い
主戦力の一人として魔反会と戦っていた(らしい)が
ミャラダインとの戦いで死亡した
ものすごくマイナー
ドォンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ディミリア「なんてこと……… あのチトツさんにいも………お姉さんがいらしたなんて…」
サイ「…今“妹”っていいかけませんれした?」
ディミリア「い…いえ…! まさかぁ…!!」
サイ「…まぁいいれす
わたしの家は代々魔獣を扱う魔法を専門に扱うを家系なのえす
わたしとチトツもそれを引き継ぎ わたしは魔獣の研究を
チトツは魔獣の使役と調教を担当していまいま
チトツは魔獣への愛情が凄まじく強い子れ
小学生時代『将来のお嫁さん』という題のイラストコンクールでは迷わずケモ少女を描ききる生粋のケモナーえす
そんな魔獣への愛情が更に暴走した末…今から10年前あの子は突然『まじゅモンマスターに絶対なってやる!』と歌いながら家を飛び出したのえす」
ツバメオー「どういうことだヨ…」
サイ「あの子としては世界中に散らばった151匹の魔獣を自分の手で集めたかったのれしょう」
ジュリー「魔獣って151匹居るんだね………」
サイ「最新の研究では721匹居る事がわかったのえすけどね」
ツバメオー「一気に増えすぎだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今までの研究適当すぎだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
サイ「…そえからあの子は家にも帰らず世界を旅し 時たまわたしの元に出会った魔獣のデータを送っていましら
それはわたしの研究にも大いに役立ちましら
しかし…
ある日 わたしのもとに送られてきたのはチトツからの魔獣のデータであなく
“チトツが死んだ”というネアメからの手紙だったのえす」
ざわ…
みんな『……!』
ディミリア「………あぁ
亡くなった前ネアメのメンバーの家族の所には密かに手紙を送っていたのです…
……戦死なされた旨を書き記して…
……ゴタゴタの最中でしたので なんの詳しい説明もなくそんな手紙を急に送ってしまったのは申し訳ありませんでしたが…」
サイ「…その手紙を貰った時は何故あの子が魔反会に対立するゲリラに入ったのか分からなかったのえすが…
考えたらすぐに分かりましら それも魔獣のためだったのえす」
エンカ「どういうことでござる?」
サイ「…話が前後しますが
先程 まじゅモンの数は“151匹”ではなく“721匹”と訂正しましたが
純粋な魔獣の数としては151匹で正しいのえす」
ジュリー「…ん? つまりどういうことだい?」
サイ「魔獣とは元々、天然の魔石を核とし特殊な儀式と魔法を用いて生命を与えられたものえす
儀式とは語り継がれた神話や伝説をベースにしそれらを現実に顕す特殊な技法…
昔の魔獣には神話の神や怪物の名を持つものが多いえすが
それは儀式によって神話や伝説から生まれた魔獣だからえす」
ジュリー「そうなんだ……………」
知らなかった
サイ「3000年前の退魔戦争時代ですら既に失われた技法えす
そうした儀式由来の…本来の意味での魔獣は全部で“151匹”なのれす…!
学者達はそういう魔獣を“純魔獣”と呼んれいますれ
そして151匹以降は…“人造魔獣”です」
ジュリー「それは知ってる
なにかの生物をベースとして魔力を与えられて作られた存在だね
3000年前の戦争ではたくさん使役されていたよ」
サイ「そうえす
私のセカチュウなんかも人造魔獣えす
鼠とケータイ小説を交ぜて作り出されましら」
ツバメオー「どんな配合だヨ…」
サイ「人造魔獣は割と簡単にどんどん作り出せるため戦争時代にはたくさん作られ使い捨てのように酷使されていきましら…
そして運よく戦争で生き残ったとしても……」
ジュリー「無用の長物として棄てられ……死に絶えた…か
当時話題になったよ…捨て魔獣」
サイ「ほぼ不老不死である純魔獣と違い
人造魔獣は特殊能力を除けば普通の獣と変わりましぇん
寿命も短いれすし 人の保護下でなければ生きられないのえす…
人間達の身勝手で生み出された人造魔獣は人間の身勝手で滅ぼされたのえす」
オオオオオオオオオオ…
-
ほうほう
-
サイ「というわけれ現代の人造魔獣はわずかしかいませんれした
そのほとんどがわたしのような研究者が生み出した魔獣れす
…兵器としてではなく人々のために…役に立つ存在として…かつての過ちを繰り返さないよう…
研究者は皆…そういった思いで魔獣を生み出していたはずえす……」
ジュリー「元々はそうなるべき存在だよ
魔獣は人間にない力を持ち 環境しだいでは人間に友好的な存在となれるんだ」
サイ「そうえす 私もそう願いたかったえす…」
オ゙オ゙オ゙オ゙オォ…゙
サイ「…数年前まれ現代の魔獣の数は世界で眠る151匹の純魔獣のほか 研究者が生み出した人造魔獣…合わせて200匹前後だと言われていましあ
それがこの数年……ほんの2〜3年で721匹まれ膨れ上がりました…何故か
………そう 魔反会えす!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
サイ「魔反会は再び魔獣を兵器として用いるために生み出しはじめたのえすっ!!!!!!!!!!!!!!!!
わたしの知り合いの魔獣研究者が魔反会に視察に行った事があるのれすが…その人の話では魔反会は巨大な工場で魔獣を作っていたそうえす…
まるで流れ作業のように…大きな機械を使って…非人道的な大量生産!!!!!
更には無理な交配でより強い魔獣を強引に作り出すばかりか…生まれながらに体を改造し 兵器としてしか生きられないような体に変えてしまうのえす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんとも恐ろしいことえす…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おそらく失敗もたくさんしたれしょう… それを含めれば魔獣の数は721匹などでは済まないかもしえません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッ…!!!!!!!!
ジュリー「…確かに…体が機械の魔獣とかたくさん居たね…魔反会には…」
サイ「……チトツはきっと…それが許せなかったのれしょう
あの子は…魔反会の魔獣すら救おうとしたのれしょう…
だからネアメに参加したのれしょう………」
ディミリア「…そうでしたか………そんな話は知りませんでした…」
サイ「…しかし死んでしまったのえすね…」
ツバメオー「……」
サイ「チトツは最後まで戦っていたでしょうか」
ディミリア「…もちろんです」
サイ「…チトツは…今もここで眠っているでしょうか」
ディミリア「…はい …地下の教会の近くで…仲間であった皆さんと」
サイ「だったらまたあとでチトツの元へ行かないと
…あの子が果たせなかった思いを…わたしが果たすのえす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…ディミリアさん………いや リーダーさん! このサイを…ただの避難者や居住者ではなく…共に戦う一人として…
このネアメに置いてくらしゃい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「…はい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!
毛太郎「もぬ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バンッ!!!!!!!!
ヤンデル(ちょっと反応した……)
-
○
サイ「だったらまたあとでチトツの元へ行かないと
そしてあの子の前れ誓うのえす
-
…しーーーん…
ツバメオー「…………ッ〜〜〜…くぅ〜〜〜〜っ…!!!! 泣けるッ!!!!!!!!
…おばさんに…歴史あり…」
つー…
ガタ
サイ「ちょっろ待てコルら!!!!!!
子供扱いは嫌えすけどおばさん扱いはもっと嫌えす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビッシーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「か〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!!!!!!! なんなんだヨこの人めんどくせーーーッ!!!!!!!!!!!!
………まぁいいや
そうだ! それよりさ…リーダーお姉さん
コトコトへ行くなら ボクも連れていってヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バンッ!!!!!!!!
ディミリア「!」
ヤンデル「…お前からそんなこと言い出すなんて…珍しいな…
でも……大丈夫か…?」
ツバメオー「…村の事言ってんの?」
ヤンデル「…あぁそうだ…コトコトに行くってことは…俺達の村に近づくってことだ…
多分あそこはまだ瓦礫の山……魔反会に滅ぼされたあの時のままだろう…
…色々思い出したりしないか…? 辛くないか…?」
ツバメオー「……ずっと目を背けてはいられないヨ
…それに…このロリお姉さんの話を聞いてたら」
サイ「ッ……バカにしてるかどうかの判断をしかねるえす…………」
ツバメオー「ロリお姉さんの話を聞いてたらボクもお墓参りをしたくなったんだヨ
…いや きっとまだお墓すらも作られてないヨ
村の皆のお墓……作ってあげたい」
ヤンデル「ツ…ツバメ…!」
ヤンデル「ど…どうしたんだツバメ!!!! いつになくまともな事言って…!!!!!!!!
病気か!!!!!!!!!!!!!!!!? 死ぬのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
死ぬか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? 死ね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「なんだとコノヤローッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「おうおうおう…! 泣かせるでござるぅ!!!!!!!!!!
あのバカでわがままなツバ嬢がなんと立派な…!!!!!!!!!!!!!!!!
色気は成長せんが心は成長したなァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぽろぽろぽろぽろ…
ジュリー「こりゃあ今夜は隕石が降るぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「てめーら言いたい放題いうなーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カカーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ツバメオー「リーダーお姉さん! どうかな!!?」
ディミリア「………そうですね
一緒に行きましょうか」
ツバメオー「やったー!!!!!!」
ヤンデル「えぇ…!? そんなあったり……いいんですか…?」
ディミリア「えぇ
むしろ私もそう考えていました
遠いコトコトへ一緒に行くなら…ギルさんチームがいいのでは…と
しかしギルさんがこんなんになってる事もありますし…
ツバメオーさんとヤンデルさんの心の傷の事もあって思い悩んでいたのです
しかしツバメオーさん達がそう言って下さるなら…こちらから頼みたいところです」
ツバメオー「やったね!!!!! じゃあ決まりだね!!!!」
ヤンデル「あ……でもギルは…どうしよう…」
毛太郎「もぬーん もぬぬーん」
ジュリー「さすがに目立ちすぎない?」
エンカ「うむ…
置いていったほうが良かろうよ」
ツバメオー「えー…」
毛太郎「もぬぬぬーん!! もぬぬぬぬぬぬぬーつ!!!!!!!!!!!!!!!!」
わしゃわしゃ! ぷるぷる
ツバメオー「毛太郎!!!!!!!!
みんながそんなこというから毛太郎がパニックになってるヨ!!!!!!!!
毛太郎も一緒に行きたいって!!! ボクと離れたくないって!!!!!!!!」
毛太郎「もぬーん!!!!!!!!!!!!!!!! もぬもぬもーぬぬーっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
しゅるしゅるしゅるしゅる
ジュリー「う…うーんでもその見た目じゃあねぇ…………」
ツバメオー「大丈夫!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
毛太郎「もぬ〜〜〜〜〜〜〜〜〜…」
キュオキュオキュオキュオキュオキュオォォーン…!
《小さくなった》
ツバメオー「毛太郎は本気を出せば手乗りサイズまで縮めるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「なんでだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「…う…ううん…あぁはい…まぁ…そういうことなら…」
ツバメオー「わはーーい!!!!!!!!!!!!!!!!
やったねぇ〜 毛太郎〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」
毛太郎「もぬもぬもぬー」
ヤンデル「…いいんですか…」
ディミリア「…え…えぇ…………
もしかしたらコトコトに着くまでに…なんらかの拍子で精神が覚醒するかもしれませんし………」
エンカ「ふむむ…そうなったか
ということは再びギルチームで遠出でござるな!
今回はディミリア殿がいるから拙者も張り切るでござるぞ!
それにコトコトにはなかなか格式高い有名な剣技道場があると聞く!!!!
そこの道場主と是非とも剣を合わせてみたいものでござるな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
わいわい
ディミリア「………まぁ…ギルチームの全員で行けるかは…まだ分かりませんが…」
-
どんどん人間離れしていく…w
-
ちょっと愛着湧いてきたなw
-
――― そして…
サイ「ふう…おいしかったえす
…そうだ 一つお聞きしたいのえすが…」
ディミリア「なんでしょう」
サイ「チトツの持ち物などは残してあるえしょうか?」
ディミリア「遺品ならそれぞれ皆さんの分を倉庫に保管していたのであると思います」
サイ「それならばそれらをわたしが受け取りたいのえす
チトツの荷物の中には魔獣を封じる魔獣ボールがあったと思いまふ
主人を失った魔獣達をわたしが引き取りたいのえす」
ディミリア「それはいいことです
確か遺品の中にボールのようなものあったと思います……が確か壊れたものもあったと思いますが…
中の魔獣達は大丈夫なのでしょうか」
サイ「粉々になっていなえれば多分大丈夫えす
では後で取りに行かせもらいまふ」
ディミリア「はい 話は通して起きますので」
サイ「ありがとうございましゅ! では」
―――
ディミリア「…ふぅ 私もご馳走になりました
そろそろ部屋に戻ります
私も色々準備しますので」
ツバメオー「よぅーし!!!!!!!! それならボクらも準備しなきゃだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
行こうヤンデルぅ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グイグイ
ヤンデル「わ……ちょっと待て…引っ張るな…」
エンカ「……ジュリー兄さん
拙者達もこれにて行くでござるか
…“色々聞こえる場所”へ…」
ギギンッ…
ジュリー「よっしゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
じゃあちょっと耳かきとってくるっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「ヒュゴギパキ メコル」
パキパキパキィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
2人『ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ちーーーーーーーーーん!!!!!!!!
―――… その夜
ごそごそごそごそ
ツバメオー「えーっとアレとコレとそれともぬ毛ともぬ毛ともぬ毛ともぬ毛と…」
ヤンデル「もぬ毛は置いていけ!」
ツバメオー「あっヤンデル! そこのボクのタンスから着替えの服とか下着とか取ってヨ!」
ごそごそ…
ヤンデル「はぁ…俺にだって準備があるのに…」
ごそ…コリコリ…
ヤンデル「…ん…? ツバメのタンスの中に何か…」
コリコリコリ…ガッ!
ミキニー「ふゅぎゅうぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜…」
バーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ツバメオーのタンスの中には服にうずもれるミキニーがいた!!!!!!!!》
ヤンデル「う…うわーーーーーーーーーっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブブー!!!!!!!!
ツバメオー「どうした………うわッ!!!!!!!!
糞紫!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドォーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
どーーん!!!!!!!!
ミキニー「うきゅきゅきゅきゅうぅぅ…!」
ガタガタガタ……
ツバメオー「糞紫てめーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
人のタンスの中で何やってるんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミキニー「し…しーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
2人『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
し〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん………
ミキニー「…………ほっ…」
ツバメオー「ほっじゃねぇヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「めぎゃぽぉッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「なんでこんなところに…?
スパルティーさんとこに矯正修行にいってたはずじゃ…」
ミキニー「…………!
………ッ………ッッ …うきゅううううううううううううううう…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぽろぽろ……つーーー…
ツバメオー「泣くなーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
てめーの紫汁がボクの服に染み込むだろーが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「ぼごッッほ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「ほとんど紫だからいいだろ……………って…
まさか……逃げてきたのか…?」
ミキニー「だっでぇ!!!!!!!!!!!!!!!! だっでだっで酷いんだぼんんんんんんんんんん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
一日中走らされたりヤカンを手に持って上げたまま何時間も立たされたり山を上らされたり頂上から転がり落とされたり延々と空中元彌チョップされだりどがざああああああああああああッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぢんじゃうよおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
死んじゃうもおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「それはお前が痴漢なんてするからでしょ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
自業自得ってやつだヨ」
ミキニー「もう反省じだもんんんんんんんんんんんんん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
嫌というほどじだもんんんんんんんんんんんんんんんん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「反省を嫌と感じてるようじゃまだまだ足りないね
心から純度100%の反省が出来るまで修行しとけ! 連行だ連行」
ズルル…
ミキニー「やああああああああああああああああああああああだああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
やあああああああああああああああああああああああああああああああああだああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああもおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジタバタジタバタ!!!!!!!!
ヤンデル「…駄々っ子みたいになってる…
相当修業に参ったみたいだ…;」
-
ヤンデル「お…おいツバメ……いいだろ…ちょっとかわいそうだ…」
ミキニー「あうぅー…!!!!!!!! ちょっと隠れさせてよぉぉ」
ツバメオー「はーん!!!! 今こいつを匿ったってどうせまたすぐ捕まるのにさぁ!
ボク達しばらくいなくなるから
そしたらお前なんか匿うやついないヨ」
ミキニー「えーッ!!!!!!!!? なんでなんーッ!!!!!!!!!!!!!!!!??」
ヤンデル「まだ正式に決まったわけじゃないけど…俺達任務でしばらく留守にするんだ……」
ミキニー「えーッッ!!!!!!!! そんなーっ!!!
やだゾーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!
なら私も連れていってー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「かーッッ!!!!!!!!!!!!!!!! こんな重大任務にお前みたいなどこのパステルカラーか分からないような紫を同行させれるかッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
諦めてスパルタに従事してなーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「やんだぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
連れてって連れてって連れてってぇー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私とお前の仲でしょう〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お願い一緒に連れてってよよおおおおおおおおおんっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
びえーん!!!!!!!!
ツバメオー「うるせーッ!!!!!!!! お前と親密になったつもりはねぇーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビシー!!!!!!!!
ミキニー「うわーん!!!!!!!! なんでも言うこと聞くゾーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だから頼むゾ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
神様仏様河童さま〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「だったらまず河童呼びやめろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
話はそれからだ…」
ミキニー「わかったゾ…
お願い! 連れてって欲しいゾ…ツビーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!
ズーン!!!!!!!!
ツバメオー「よりによってそれ呼びか〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ま…まぁいいヨ! そこまで言うなら連れてって貰えるように便宜をはかってもらうヨ!!!!
その代わりボクには絶対服従で逆らわないこと…」
ミキニー「わかったゾ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
サンクスツビーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガッシィー!!!!!!!!
デス・ハグ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビリビリビリビリビリィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「うぎゃああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
抱き着くなァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブーッ!!!!!!!!
ヤンデル「大丈夫かよ……」
-
―――… 2日後
ツバメオー「よーしっ呼ばれたヨ!!!!! 出発だーッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「あ…エンカさん…」
ザッザッ
エンカ「おう!
召集場所は会議室であったな! 行くとするか」
パタパタ!
ビラコ「私も一緒に行くですよぅー!!!!!!!!」
ツバメオー「あ お姉さんも呼ばれたんだ
じゃあやっぱりいつものメンバーかヨ」
エンカ「はは まぁこのような大事な任務…場慣れしてる拙者達が一番でござろう
まぁ肝心のリーダーがこんなんでござるが…」
毛太郎「ぬもぬ〜〜ん」
ツバメオー「いいじゃん! もぬ毛でいいじゃん!」
ミキニー「そーでゲス!!!!!!!! ツビー姉貴のいうとーりでゲス!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォーッ!!!!!!!!
エンカ「…何故居る…」
ツバメオー「ボクの計らいで特別に同行を許可してやったんだヨ
こいつはボクに忠誠を誓う犬だから気にしなくていいヨ」
ミキニー「んまァーッ!!!!!!!! ツビー姉貴の心の広さ! 慈愛の精神!!!!!!!!
ほんま五臓六腑に染み渡るでゲぇスゥゥーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ててーんッ!!!!!!!!
ビラコ「まぁ<3 仲良くなって<3」
エンカ「“仲がいい”のかあれは…」
ジュリー「やあ
行くのかい?」
エンカ「おぉ! ジュリー兄さん!
ジュリー兄さんは一緒ではないのでござるか!?」
ジュリー「あぁ
ディミリアさんからお誘いはあったけど断ったよ」
ヤンデル「え…そうなんですか…?
仲間の人を助けに行くのに…」
ジュリー「あぁ…
エンデリルの事は気になるし 少しでも早く会いたいという気持ちも勿論あるよ
でもこれから長旅…俺みたいな目立つ骨が一緒に居たら悪いだろ?
だから今回はやめたよ」
ツバメオー「賢明な判断だね↑」
ミキニー「そうでゲスねぇ姉貴ぃ!!!!!!!! げひへへーッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「お前も人の事言えないけどね」
エンカ「そうでござるか…残念でござる
ジュリー兄さんとは道中紳士トークをしたかったでござるが」
ジュリー「ははは また君達が帰ってきてからだ
それまで恵方開壁即集音を鍛えるよ
…じゃあ頼んだよ! エンデリルを…! 俺の大切な仲間を…!」
ヤンデル「…もちろん…!!」
毛太郎「もぬもぬぬぬ!!!!!!!!!!」
ガッツ!
-
ザッザッ…
ヤンデル「…あ」
バンッ!!!!!!!!
ウソニ「来たか」
エンカ「おぉ! ウソニ君か
なんか…久々でござるな!!! ここに帰還してから会ってなかった気がするでござるぞ…」
ウソニ「すまない
しばらく出無精でいたからな」
ツバメオー「お兄さんは妹弄りで忙しいみたいだヨ」
エンカ「妹いじりィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
なんという背徳的な響きでござるか!!!!!!!!!!!!!!!! zipでくれ!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「余計な事はいうな
その余計な顔を吹き飛ばすぞ」
チャッ
ツバメオー「い…いやボク間違った事言ってないじゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞーんッ!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「ウソニ君も来るならいよいよもってパーフェクトなメンバーで出発ということになるでござるな」
ウソニ「いや 俺は同行しないぞ」
ヤンデル「え…そうなの…?」
ビラコ「そんなーっ!!!!!!!!! ウソニ君もこのチームの仲間じゃないですかぁーっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「いや…俺は元々ギルチームの一員でもなければ特外部隊員でもないですよ
この前は特例で一緒に行きましたが」
ヤンデル「そ…そういえばそうだった…
あまりにも馴染んでるから忘れてた………」
エンカ「そうか…残念でござるな」
ウソニ「俺はここでやるべきことをやるさ
…それで代わりといってはなんだが」
スッ…
もみーの銃「ツっちゃん!!!!!」
じゅーんッッ!!!!!!!!
ツバメオー「もみーの!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「もみーのを連れていってくれ
癪な事にもみーのは君がいないと寂しいようだからな
邪魔になるというのなら我慢させるが」
ツバメオー「い…いや 邪魔にはならないけど」
ウソニ「そうか… じゃあ頼む
それとこれを渡しておく」
スッ…
チャラ…
ツバメオー「…! 白い弾…! これって!!!!!!!!」
ウソニ「もみーのの骨で作ったもみーの弾……100発ある
もしもの時はもみーのも戦う」
ツバメオー「で…でもこれって…あんまり使うともみーのの魂に影響が…」
ウソニ「あぁ だから出来るだけ使う事態が起きない事を祈る
…しかし“そういう事態”が来たなら使ってくれ
緊急事態にただの重しにはなりたくない……それがもみーのの願いでもあるし
そして君なら託せる」
ツバメオー「ボ…ボクに…?
お兄さん… ボク…チビで世間知らずの勝手で他人を労る気持ちが1バイトも存在しないクソガキだヨ…?」
ミキニー「そーでゲス!!!!!!!! 姉貴のいうとーりでゲス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウィーッ!!!!!!!!
ツバメオー「そこは相槌しなくていいんじゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゴォー!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「かぺらーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
ツバメオー「ボクを認めてもみーのと弾を託してくれるの?
やだぁ…なんか嬉し恥ずかしいんだけど…」
ウソニ「いや俺は別に認めてない
一切認めてない 蟯虫より認めてない」
ツバメオー「寄生虫に負けたーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガクゥーンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「俺は認めてないがもみーのが君を認めている
だからとりあえずは君を認めてもみーのを托す
頼んだ」
ツバメオー「う…うぅーん…複雑な気持ちだけど……いいヨ!
もみーのはボクにまかせてヨ! 一緒に観光してくる!!!!!!!!」
もみーの銃「ありがとぉー! ツっちゃん!!!!!!!!!!」
ウソニ「……ならこの弾を………」
スッ…
ウソニ「……やむを得ず使うのは仕方ないが…使いすぎてもみーのになんかあったら………
足のつま先から皮一枚ずつ銃弾で体を削ってやる…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビキッ…ビキッ…!!!!!!!!
ツバメオー「こえーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!
もみーの銃「大丈夫だよお兄ちゃん!! もぉー!!!!!
ごめんねツっちゃん…」
ツバメオー「大丈夫だヨ
多分あのお兄さんこれから一人で寂しいからボクをいぢめて気を紛らわせてるんだヨ
多分今日から毎晩枕を濡らす日々だヨ…かわいそうに…」
ターンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「うぎゃーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《無言で肩を撃ち抜かれるツバメオー》
ツバメオー「ぎいやあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
撃たれたーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドサァー!!!!!!!!
ミキニー「姉貴wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
大丈夫っスかwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ズーンズーンズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「うごごぉーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《倒れたツバメオーにヒップドロップをかますミキニー》
ウソニ「ゴム弾だ
…ではこれで」
-
―――
エンカ「…行ったか…
彼も素直でないなぁ」
ビラコ「でも残念ですよ ウソニ君がいなくて…
もみーのちゃんは寂しくないです?」
もみーの銃「私は大丈夫です! 皆さんが居るから!!」
ツバメオー「まぁたまにはお兄さんも一人になってもいいんじゃない?
まぁ…一人になってももみーののためになんかしてるみたいだけど…」
ヤンデル「…あ… 会議室についたぞ…」
――― 会議室
エーロレイン「おっ! 来たね!!!!!」
スパルティー「来たか……遅い!!!!!!
約束の時刻を過ぎているぞ!!!!!!!!」
ミキニー「ひぃっ」
びく…
エンカ「いやぁすまぬすまぬ
向かう途中で色々あってな」
ディミリア「まぁ良いではありませんか」
しゃらーん…
ビラコ「あれぇ!! 先生いつもとお洋服が違うですよ!!!!!!」
http://i.imgur.com/y90ylG0.jpg
ディミリア「あはは…外行きの服……とでもいいますか
いつもの謎の頭巾なんてしてたら目立ちますし
長旅ですからね 歩きやすい格好にしました」
ビラコ「似合ってるですよー!!!!!!!!!」
ツバメオー「…旅というよりピクニック行くみたいな服装じゃない? それ…」
ディミリア「ご…ごめんなさい!!!!!!! 外出は久々なのではしゃいじゃいました!!!!!!!!!!!
か…変えましょうか!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「いやいや良いではないか
実際目立たないし それに風でよくめくれそうなスカートでござる
素晴らしい」
ヤンデル「どういう視点………」
ズーン…
スパルティー「服装は十分だ
それよりこれからディミリア君が“伝説の戦力”の一人を救うため古都コトコトへ向かうことになるわけだが
ディミリア君に同行するメンバーを発表する」
エンカ「…む? それは拙者らギルミームでござろう?」
スパルティー「否
今回はリーダーの一人であるディミリア君がネアメを不在になるため その後のネアメの運営を考慮した調整となった
そして同行メンバーは…まず!!!!!!!!
ツバメオー君!!!!!!!!!!!!!!!!」
バンッ!!!!!!!!
ツバメオー「まかせろーッ!!!!!!!!」
スパルティー「ヤンデル君!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!
ヤンデル「…はい…!」
スパルティー「ギル…………いや…毛太郎!!!!!!!!」
もぬッ!!!!!!!!!!!!!!!!
毛太郎「もぬーん」
スパルティー「………それから ミキニー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
貴様…………今回は特別だぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガタガタガタガタガタガタ…
ミキニー「サ……サーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブルブル
スパルティー「…以上のメンバーとする!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!
エンカ「え…えーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
拙者達はーーーーーーーーーッッ?!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!
-
うぎゃー!ウソニさん来ないの!?超ショックなんですけどぉー!!
しかもエンカさんも居ないだなんて、悲しい
-
エンカ「ちょっと待て!!!!!!!!!!!!!!!!
何が“以上!”でござるか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
むしろ“異常!”でござろうがその選出は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア殿と案内のエーロレイン嬢に同行するのがこんなメンバーで大丈夫なのでござるか!!!!!!!!!!!!!!!!
お子様と思春期ボーイと毛生命体と異次元生物でござるぞ!!!!!!!!!!!!!!!!
役者不足極まりなくないか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ツバメオー「なんだとーッ!!!!!!!!? このやろーっ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「思春期ボーイ…………」
スパルティー「…さっきも言ったがディミリア君がネアメを空けるため調整が必要となったのだ
実際はギルもいないためネアメには二人のリーダーがいなくなるわけだ
その穴は大きい だからこそその代わりを努められる有能な人間を残しておかねばならんのだよ」
エンカ「…なに!?」
スパルティー「ディミリア君出発後 その穴埋めは私が果たさねばならん
普段ディミリア君にまかせていたネアメ全体の管理や雑務を私がこなすことになる
しかしそうするとネアメ戦力の育成に私がかかれなくなるのだ
そこで君の出番なのだよエンカ君
…話はこの前帰ってすぐに二人でしただろう」
エンカ「む……
拙者に兵の訓練の指揮をとってくれ…という頼みか
あの時は断っただろう…」
スパルティー「連合騎士団の剣技は必ず兵士達の糧になる……この機会に皆に教え貰えんだろうかね」
エンカ「…そうは言われても
拙者は不良騎士故 たいして教える技もなし…」
スパルティー「基礎だけで良いのだよ
あの豪傑剣士達の集う団の剣のを基礎を学ぶだけでも相当違うだろう
…君以外に適役はいない どうか頼まれてはくれないか」
エンカ「…むぅ」
ツバメオー「やればいいじゃん おっさん」
ヤンデル「エンカさんの指導なら…強くなりそうだ」
エンカ「………分かった そこまで言うなら 引き受けよう」
スパルティー「感謝する
これで私も安心して別の仕事にかかれる」
ビラコ「えー…じゃあ私は…?」
ディミリア「ビラコさんは私が留守にした後のネアメ内の医療の責任者をまかせたいのです
このネアメで私以外にそれが任せられるのはビラコさんを置いて他にいません!」
ビラコ「先生…」
エンカ「当然の抜擢でござるな
ビラビラ嬢 拙者達は残ろうぞ」
ビラコ「……分かったです
先生がいない間 誰も痛い思いしないように頑張るです!!!!!!!!!!」
ムンッ!!!!!!!!
ディミリア「よろしくお願いします
今日までの間に治癒札は量産しておきました
私がいない間でも大丈夫でしょう」
ビラコ「はいです!」
スパルティー「…納得してもらえたようだなな
では古都コトコト出発メンバーは
案内役をエーロレイン君とし… ディミリア君!!!!!!!!
ツバメオー君!!!!!!!! ヤンデル君!!!!!!!! 毛太郎!!!!!!!! ミキニー!!!!!!!!!!!!!!!!
ネアメの命運を左右する大事な局面…頼んだぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『はい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
http://i.imgur.com/xdB7Hi1.jpg
-
――― そして出発の時…
ざわざわ…わいわい…
ディミリア「では行ってまいります」
スパルティー「あぁ……気をつけてくれよ
皆がそれを心配しているからな」
ディミリア「はい
スパルティーさんも無理なさらず…そしてネアメをよろしくお願いします」
エンカ「うをォーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
早く帰って来てくれぇー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
拙者は嫌だぞ!!!!!!!!? この旅がまた一年とか掛かって出番が一年以上ないとか嫌でござるぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ツバメオー「なんの心配してんだヨ
大丈夫だヨ まぁせいぜい…半年ぐらいなもんでしょ」
エンカ「長いーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それでも長いーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダンダーン!!!!!!!!
ウソニ「まぁ前回はギル君の寄り道が遅延の原因だったが今回はこんなんになってるから大丈夫だろう」
ツバメオー「そうだね
出来るだけ脱線しないように努めるヨ
変な電波が入らないことを祈っといてヨ」
ヤンデル「なんの話をしてるんだ…;」
ビラコ「天狗様のお土産…買ってきてね!」
ルミ「…先輩! またお会い出来て安心しましたし色々お話が出来て嬉しかったです!!!!
エンデリル君が治ったら一緒にまたここに来てくれるんですよね…?」
エーロレイン「…ルミ
今のルミにとってここがそうであるように
このエーロレインにはエーロレインの…大切な場所があるのである
エンデリルが元に戻った後も私はそこに残ってそこで生きる人々の姿を綴るつもりなのである
記者が同じ場所で同じ記事を書いたって面白くないしな!」
ルミ「そうですか…」
しゅん…
エーロレイン「そんな顔をしないで
今生の別れではあるまいに
この世界が再び平和になったらまた会おうではないか!!!!
そしてその時の感動を記事にしたためよう!
多くの人々からきっと共感を得るに違いない!!!!!」
ルミ「…そうですね…!
また会える…そんな日が来るのを願います」
エーロレイン「…エルが治ったら きっとエルはここに来る
その時はエルをよろしくね」
ルミ「はい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
サイ「エーロレインしゃん
平和が戻ったときはわたしにも会いに来れくらはいね
あなたとの旅……短い間えしたが楽しかったえす
あなたがいなければわたしはここまで辿り着けなかったえしょう
ありがとうございました」
エーロレイン「こちらこそ楽しかったである
是非ともまた会おう…」
ディミリア「………では…皆さん」
ス…
わーッ!!!!!!!!
ジュリー「頼んだよ!!!!!!!!」
マンツウ「ヅビーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハイゼン「お気をつけて!!!!!!!!!」
ミーコ「しっかりご飯は食べて下さいよ!!!!!」
ガキ「ぼく応援してるよー!!!!!」
刻苦「弁当は持ったクワー!?」
ダジー「俺がいなくてもしっかりやれYO!!!!!!!!」
ムイ「頑張って下さいー!!!!!!!」
ジョージ「イヒヒヒヒヒwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
アナホ「よッしゃア!!!!!!!! リーダー人間の貴重なパンチラゲッツゥゥーッ!!!!!!!!」
わーわーわー!!!!!!!!
出発組『行ってきます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
わっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
× 記者が同じ場所で同じ記事を書いたって面白くないしな!」
○ 記者が2人も同じ場所で同じ記事を書いたって面白くないしな!」
-
――― 外
ギギィー… ズウゥーン…!!!
ヤンデル「……出た…
これから長いぞ…」
おずおず…
ディミリア「ほ…ほぉぉー…!!!!!
そ…外………中庭や農場以外の外は久々ですね…」
ふみっ…
ぐにぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「はぼたァーすッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズッコォー!!!!!!!!
ツバメオー「いきなりコケたーーー!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!
ディミリア「は…あは……け…結構地面ゴツゴツしてるんですね…足捻りました…」
ダダーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「大丈夫ですか先生ーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「お…お姉さん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブー!!!!!!!!
ビラコ「大変ですーッ!!!!!!!! 急患ですー!!!!!!!! 急患ですよーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ディミリア「あ…いや…だ…大丈夫ですよビラコさん!」
ツバメオー「過保護か!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゾーン!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
ディミリア「い…いやぁ…早速申し訳ありません
ずっとフローリングが敷かれた床とか舗装された道を歩いてばかりなので外歩きが鈍っていました…」
もみーの銃「あはは! 先生面白ーい!」
ツバメオー「リーダーお姉さん…張り切りすぎだヨ
ゆったりしなきゃ」
ディミリア「そ…そうですね…
えーっと…エーロレインさん…
ここからコトコトへはどう行くのでしょう」
エーロレイン「ふむ そうであるな
位置としてはこの場所から浅く南東方向になるか
人の通りの少ないところから行くなら南西の方に回ってそれから……」
ディミリア「……えっと…ごめんなさい
南西って右と左どちらですか?」
エーロレイン「え」
ツバメオー「いや方角を右とか左とかそれ方向オンチの覚え方だヨーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッシーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「あいたーっ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
スパルティー「コラーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「また出たーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スパルティー「なんだ今の野蛮な突っ込みは!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア君にはもっとやんわりと突っ込みたまえ!!!!!!!!!!!!!!!! リーダーだぞ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「だから過保護ってッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「だ…大丈夫です…」
-
―――
ツバメオー「とりあえずあの山から離れたヨ
またちょっとしたことで出てこられたら困るし」
ヤンデル「……あのスパルティーさんも結構気使ってるんだな…」
ディミリア「えぇ…事あるごとに私のことを気にかけて下さいますよ
いつぞやのリーダー騒動の後から相当丸くなられたと思います…」
ミキニー「あ…あれで丸くなったというの…?」
ガタガタ
ディミリア「さて それでは今度こそ気を取り直して出発いたしましょう
エーロレインさん…それで道は」
エーロレイン「あぁはい
とりあえずまず一度南西の方に進んで途中で点在する村をいくつか中継しながら行きたいと思う…
……まぁまずはとりあえずここから………“右斜め前”の進行方向に進んで行くとしよう」
ディミリア「なるほど
“右斜め前”ですね」
メモメモ
ズーン!!!!!!!!
ツバメオー「眉毛お姉さんがリーダーお姉さんに合わせたッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
合わせなくていいヨ!!!!!!!! 教育上良くないヨその覚え方!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
でーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビクビク…
ディミリア「ご…ごめんなさい…!
ツ…ツバメオーさん…もしかして私の事嫌いですか…?」
ツバメオー「嫌いじゃないヨーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
突っ込みだから!!!!!!!! これ突っ込みだから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダメだこの人過保護も当然の弱メンタルだこれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「ダメだなんて…」
しゅーん…
ドドドドドドドドドドドドドドド……
ヤンデル「!! ネアメアジトの方から地響きが…」
ツバメオー「やべぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
過保護ラー達がダメ出しにやってくるぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
逃げろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どど〜〜〜ん!!!!!!!!
-
どんだけwww
-
―――…
ツバメオー「はぁはぁ…ここまで来ればもう大丈夫…だよね」
ヤンデル「あ…あぁ……地響きは消えた…」
ツバメオー「…ふー……長旅だからゆっくり行きたいのにいきなり走っちゃったヨ…
まぁおっさんもあぁ行ってたし 早く行って早く戻るのもいいかもね
…行こうよ! リーダーお姉さん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
くるっ
ディミリア「まぁー…綺麗なお花
少し摘んでいこうかしら」
ほわわ〜〜ん
ツバメオー「ズコ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
完全にピクニック気分だこれーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズッココォーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「どうしました? 見てくださいウコンの花ですよ」
ツバメオー「いや今ウンコの花とかどうでもいいヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
コトコト行くのーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ピクニックじゃないよーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カカーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「ほ…ほあぁッッごめんなさいッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
つ…つい綺麗だったものでぇ…!!!!!!!!!!!!!!!!」
エーロレイン「はっはっは! まぁまぁ
エンデリル自体は急を要するものじゃないんだ…マイペースでもいいじゃないか
しかしそれにしてもウンコの花に目を奪われるなんてかわいらしいものであるな
もしかして平和な時もあまり外に出たりはしなかったのかな?」
もみーの銃「もしかして先生って箱入り娘ってやつー?
私は銃入り娘ですけど!!!!!!!!」
てーん!!!!!!!!
ツバメオー「箱入り娘ー? あー…お嬢様ってやつ?
確かにリーダーお姉さんお金持ちっぽいもんね」
ビラコ「そ…そんなことありません…別にお金持ちとかお嬢様とかでは…
でも……箱入り娘ではあったかもしれませんね
…箱に入っていたのは私の意思なのかもしれませんが」
エーロレイン「それは どういうことなのか…?」
-
―――
ディミリア「…私の祖父は治癒魔法使いで医者でした
そして父と母も医者でした ただ治癒魔法は使えませんでした
祖父は昔から各地を回りお金のない人や困っている人達のために無償で治療をしていたようです
父と母はそんな祖父にあまり理解を持っていませんでしたが 私は祖父の生き方に憧れていました
同時に私は祖父と同じ治癒魔法を受け継いでいたので いずれは祖父と同じ道を歩もうと思っていたのです
そのため子供の頃から成人するまで私はずっと勉強ばかりしてあまり家から出ませんでした
それが第一次箱時代です」
ヤンデル「第一次箱時代………」
ディミリア「知識身につけ医師になれたと思っていた私は父と母に…祖父と同じ道を歩みたい告げました
しかし当然父と母は猛反発しました
それから幾度と説得を続けましたが 父と母が首を縦に振ることはありませんでした…結局最後まで」
ツバメオー「最後までって………」
ディミリア「数年前のある日 父と母が病に倒れました
二人とも“半永眠病”に罹ったのです…………
半永眠病はつい1年前に解決された“超越存在による災害”でしたが
その数年前はまだ世界で発症した数も少なく“精神系の奇病”とされていました
…眠り続け目覚めない父と母を手私は自分の手で治そうと試みました
治して私の力を認めて貰おうと思っていたのです
当時の私は自分の知識・治癒魔法・医療技術に絶対の自信を持っていました…きっと助けられると思っていました
しかし………
父と母を半永眠病から治すことは出来ず……そのまま………」
みんな『……』
ミキニー「半えーみん病ってなにー?
半目で寝ること?? ぐははーッ!!! ウケルwwwww」
ツバメオー「黙ってろテメーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゴォーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「むくッパ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシュアーッ!!!!!!!!
ディミリア「その出来事で私は自信を失い 家に篭り切りでいました
祖父がたまに送って来るお金で生活をしていました
それが暗黒の第二次箱時代です……」
ヤンデル「暗黒がついた…」
ディミリア「……祖父はお金と一緒に旅先で見つけた様々な医療の本を送ってくれました
きっと祖父は私が培った技術をそのまま捨てるのは勿体ないと思ったのでしょう
することが無かった私は祖父が送って来る本を見ていました……今思えば本当にありがたい事です
………そんな祖父も…前ネアメに参加し
私のために不名誉な死を迎えてしまいました
私は魔反会に捕らえられ…そして前ネアメの方々とフーリャンさん達に助けられて今に至ります」
エーロレイン「そうだったのであるか……
挫折と別れ……そして再起…貴女も波乱の人生を歩んだのであるな
しかし素晴らしいのは貴女はそれらを経て現在多くの人々を救っているということ」
ディミリア「いえ…私はまだまだです」
ヤンデル「いや………本当に助けられてる…」
ツバメオー「リーダーお姉さんがいなかったら今頃6割方の魔法使いが死んでるヨ」
ディミリア「…あ…ありがとうございます
…今の私がこうしてあるのは祖父…イレバーが居たおかげです
……祖父が最後に被せられた汚名を雪ぐためにも…これからも多くの人々を救いたいものです…」
きらきらきら…
ツバメオー「まぁもみーのは死んじゃったけどね」
スーン
ディミリア「駄目だーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私は駄目だーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガックーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーの銃「いやツっちゃん私は仕方ないから言わないであげて」
-
ディミリアさんこんな子だったのか
てっきりリーダーの重責に堪えかねて豆腐メンタルしてるんだと思ってたけど元からだったのね
-
ツバメオー「リーダーお姉さんも苦労してんだねー…
家族みんな死んでるなら天涯孤独だね…
ボクはヤンデルが居るからなんとかなったけど…」
ディミリア「…こんな時代ですから…私だけの話ではありませんよ
それに私はただ悲しんでるわけにはいかないのです
祖父の不名誉を雪ぐことは 同時に私と祖父の贖罪でもあります」
ツバメオー「え…?」
ディミリア「祖父が私のために自ら被った不名誉…それは裏切りでした
祖父はネアメに属しながらネアメを裏切るような行動を起こしてしまったのです
それは魔反会に捕らえられた私を助けるための行動でした
…当然ネアメは混乱し 当時は死者も出た事でしょう
ギルさんにも相当な迷惑をかけたとも聞いています
…祖父はその時死んでしまいましたが それで許される事ではないでしょう
だから…」
エーロレイン「ネアメのために身を尽くす事で贖罪を………なるほどね…
…難しい話であるな このエーロレインも家族は大事だから
同じ状況になったら……さて……ね」
ディミリア「………私はネアメのために出来ることをしたい
それが私の贖罪で……そして亡くなった仲間達への弔いです」
ツバメオー「…お姉さん 背負ってるものが多すぎるヨ」
ディミリア「……そうでしょうか
でも後者は一緒に背負ってくれる方が居るから…少しだけ楽になった気がします……
今こんなんですけど…」
毛太郎「もぬーん…」
ツバメオー「…」
パンパン!!!!
エーロレイン「はいはい!!!!
辛気臭い話はここまでにしようか!!!!!!!!
ここからコトコトまで…折角なんだから楽しく行こう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「そ…そうだね」
もみーの銃「楽しい方がいいもんね!!!!
ねー!!!!!!!!」
ヤンデル「あ…あぁ…
楽しい方が絶対いいぞー…!」
わわー!!!!
ツバメオー「覇気が足りねーヨヤンデルぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エーロレイン「さーてじゃあこのエーロレインがジャーナリスト業で鍛えたこのトーク力で楽しいガイドをして進もうか!!!!!!!!
ゴホンッ!!!!!!!! えー皆さま!!!!!!!! 右手に見えますのは…山です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
左手に見えますのは…山です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そして前方には………山です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒャッホ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オール山でフィニッシュでーーーーーーーーーす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
てーん!!!!!!!!
ツバメオー「山しかねーヨ!!!!!!!!
あ!!! リーダーお姉さんそこに花畑があるヨ!!!
すごい!! あの花畑の中で寝転がったら気持ち良さそう!!!!!!!!
ふぅー!!!!!!!!」
ゴローン!!!
ツバメオー「ぐーぐー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゼットゼットゼットゼット!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「ツ…ツバメオーさん!!! そこは鈴蘭畑ですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そんな場所で寝たら…」
ツバメオー「――――――……」
ちーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「たおやかに死ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
――― そんなお茶目な死を挟みつつ…
てくてく…
ツバメオー「げっ!!
ボク…とんでもないことに気がついちゃったヨ!」
もみーの銃「なーに?」
ツバメオー「このメンバー……よくよく考えたらだヨ…
男ヤンデル一人じゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
男のヤンデルが女の子達に囲まれてるじゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ひえーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゾゾーッ!!!!!!!!
ヤンデル「え」
エーロレイン「おぉ そういえばそうであるな…」
ディミリア「いや実際にはギルさん……毛太郎さんがいますよ」
ツバメオー「もぬ毛は両性ナンタラなの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これ常識だヨ?!!」
ディミリア「そうなんですか…………」
ツバメオー「かーッ!!!!!!!! こうなるとヤバいヨー!!!!
ヤンデルがヤバいヨーこれは!!!!!!」
ヤンデル「…え………… …え?
……なんでだよ…」
ツバメオー「女の子に囲まれたハーレム状態を作り出すことでヤンデルの中のケダモノが目覚めるかもしれないヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
だってほら見てヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
このボク『ロリ系巨乳姉』を筆頭に
『天然系お嬢様』と『年の差リード系お姉さん』…
それから『異種族紫』と『無生物(筒型)』まで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ありとあらゆる属性が揃っちゃってるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
完全にエロゲゾーンが形成されちゃってるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
やべーヨ!!!!!!!! このままじゃプレイボーイヤンデルがボク達を落とそうとあの手この手と急接近してくるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
やだーーーーーーーーーッ!!!!!!!! 背徳的すぎるーーーーーーーーーッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
やらしーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
きゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
かーっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「誰も落とさねーよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
目覚めもしないよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前変な漫画やゲームの見すぎだぁーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
で〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!
もみーの銃「なんで私は“筒”の部分が強調されてるの?」
-
オチャメな死www
-
http://i.imgur.com/bJMq5Zi.jpg
-
http://i.imgur.com/rEXKxgA.jpg
-
エーロレイン「エロゲ展開はともかく
実際男性が一人となると 一番頼りになるのはヤンデル君ということになるな この中では」
ヤンデル「え……え…?」
しどろもどろ…
エーロレイン「こういうのはどうだろう?
この旅の間はヤンデル君をリーダーに据えては?
実際のネアメのリーダーはディミリアさんであるが ディミリアさんは旅慣れしていない
しかしヤンデル君は旅慣れしているし…何より男の子だし!
一番相応しいのではないかな?」
わなわな…
ヤンデル「お…………俺が…………リーダー…」
ツバメオー「いいじゃん
たまにはやれば?」
ヤンデル「…お…俺が…リーダー……
み…みんなを引っ張っていく…リーダー……
お……おおぉ……俺……! 俺が…!!!!!!」
ガタガタガタガタガタ… ブルブルブルブル
ディミリア「…ヤンデルさん?」
ヤンデル「むむむむ無理だ俺みたいなネクラがリーダーなんて出来るわけない逆に迷惑をかけてしまうに決まっている絶対そうだ
いやでも…確かに男は俺一人なんだからこんなとき位俺が頑張らなきゃみんなが俺に期待してる期待に応えるんだやれヤンデルよしやるかリーダーやるか?!
…いやいやダメだ仮に俺がリーダーになって張り切っても空回りするのは目に見えてる…みんなから指を指されるにきまってるみんなが俺を笑いながら蔑むんだきっとそうに違いない
『あいつネクラのくせになに張り切ってんだウケル』とか『ドモりすぎて何言ってるか分からない』とか『辛気臭い』とか『キモい』とか思われるんだ…
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
嫌だ嫌だ怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い…気が狂いそうだ…ああこんな気持ちでリーダーなんて引き受けられるわけがない場の空気が悪くなってしまう俺のせいで
リーダーなんてやるくらいなら死んだ方がマシだそうだ死のうそうしようでもどうせ死ぬならツバメを道連れに死んでやるあのアホ振り回してハンマー投げのように彼方まで吹っ飛ばすか…
そうだ全部ツバメが悪いんだであった時から全てツバメが悪い俺の人生めちゃくちゃツバメ許さんマジ許すマジ」
ぶつぶつぶつ… オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
ブクブクブクブク…
《白目剥いて泡吹きながら呟くヤンデル》
ディミリア「ヤ…ヤンデルさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ぞーん!!!!!!!!
ツバメオー「あー久々にネガティブシンクきちゃってるねこれ
どんだけリーダーになるのが嫌なんだこいつ?」
エーロレイン「ははは…リーダー云々は嘘であるよ
まぁそういうのは考えずに気楽に行こ気楽に」
ヤンデル「は………ご…ごめんなさい…ついパニクって…!」
あせあせ
ツバメオー「もー! しっかりしろヨ! お前なんかはリーダーにならなくていいけど
このメンバー実際男はお前一人なんだからいざという時はお前がしっかりしないといけないヨ」
ヤンデル「お…お前に言われなくたって…!」
あせあせ
ツバメオー「…はぁーあ
こうして考えるとギルのやつはあれでもちゃんとリーダーしてたんだなぁ………
ねぇ?」
なでなで
毛太郎「もぬぬんぬ〜〜ん」
??【ふふん…
どうやらお困りのようだな
頼りになるオスが欲しいのかにゃお?】
ざわ!!!!!!!!
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
-
やったー!猫ちゃんきたー!
-
てすと
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http://download1.getuploader.com/g/6%7Csousaku/714/120726_014431.jpg
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-
てすと2
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org888329.jpg
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org888332.jpg
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org888337.jpg
-
てすと3
http://i.imgur.com/MmJZnAL.jpg
http://i.imgur.com/ES2HhBh.jpg
http://i.imgur.com/sKGDLzD.jpg
-
ヤンデル「え…」
ツバメオー「お…お前!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォドォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【にゃふ】
ヤンデル「ネ…ネコ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
エーロレイン「???!!!!!! ね…猫が…大きい猫がしゃべっている!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ディミリア「……!!!」
ネコ【お前達 人員不足なら我輩が手を貸してやろうか?】
ヤンデル「い…いつから俺達のあとを…!」
ネコ【最初からにゃお…】
ツバメオー「えーッ!!!!!!!!? なんでお前がーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズーン!!!!!!!!
ネコ【『なんで?』はこちらの台詞にゃおらッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
何故他の者共には声をかけておいて我輩には声を掛けなんだか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
我輩だって先の遠征で共に旅をした仲でにゃろうが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さすがの我輩も寂しかったにゃお!!!!!!!! わかるか!!!!? この気持ちがッ!!!!!!!!!!!!!!!!】
ゴォー!!!!!!!!
ツバメオー「しらねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前はどこぞから突如湧いた化け猫だろーが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!
エーロレイン「…ば…化け猫…
こ…これがネコマタというやつなのだろうか…
……UMA特集でも書こうかな…」
ディミリア「………」
ネコ【とにかく我輩も連れていけ!
農園でひなたぼっこするのは飽きたにゃ!!!!】
ツバメオー「ボ…ボクは判断出来ないヨ
…リーダーお姉さんはどう思う?」
ディミリア「…………え……いや…え?」
たじたじ
ネコ【ああ
お前……いや貴殿がネアメのリーダーだったにゃ
お初にお目にかかる…我輩は猫である 名前はネコ
今回の旅に同行する一人として我輩を加えてくれにゃいか
戦闘・隠密・移動…にゃんでもござれの我輩の能力…最大限に生かしてやろうにゃ】
ギンッ!!!!!!!!
ディミリア「……え…えと………あの……………えと…」
ネコ【連れていってくれるよにゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?】
ウィーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「は…………はひ…………」
ガタガタガタガタガタ…
ツバメオー「おいおい! 突如化け猫が現れた状況についていけず心身ともに衰弱してるリーダーお姉さんを脅迫すんじゃねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォーンッ!!!!!!!!
-
ディミリアさんマジ豆腐メンタル
スパルティーさんがリーダー交代言い出したのも納得だなぁ
-
ネコ【さすがリーダーだにゃお! 話が分かるニャー
まぁお近づきの証だ…乗れ】
スッ…
ディミリア「えぇっ!!!?」
ネコ【我輩の背に乗せてやる!
こんなことは有事を除けばそうそうないにゃお!!!!!!!!!!】
ツバメオー「あズルーイ!!!!!! ボクが乗りたいヨー」
ネコ【お前は散々乗ったであろうが!
今回はこのお嬢さんにゃお
乗れ】
ディミリア「え…えぇ…? 大丈夫なんですか…?」
ツバメオー「大丈夫だヨ
まぁリーダーお姉さん乗ってみれば? 結構楽だしもっふりで気持ちいいヨ」
ディミリア「そうですか…じゃあ失礼します」
スッ… もふぬ…
ディミリア「ふかふか…」
ネコ【よし いいぞ
このまま出発にゃ!!!!】
エーロレイン「い…移動中に色々質問させてくれないか!!?」
―――
ザッザッザッ…
エーロレイン「―――…それで…毎年運動会が行われるお墓はどこなのだろう?」
ネコ【しらん】
エーロレイン「猫娘についてどう思うか?」
ネコ【どうでもいい】
エーロレイン「最近の妖怪に一言」
ネコ【ない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんださっきからその質問は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
我輩に妖怪界隈の質問なんぞされても分からんわッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
エーロレイン「そんな……猫又じゃないのか?!!!!!」
ネコ【全然違うわ!!!!!!!! 一緒にするな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
エーロレイン「そんな……しっぽも二つに分かれてるのに…」
ネコ【これは便利がいいから裂いただけにゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
シャーッ!!!!!!!!
ツバメオー「豪快すぎんだろ」
なにに使うんだよ
ディミリア「くー……」
ヤンデル「ね…寝てる…」
エーロレイン「なんと安らかな顔であるか」
ネコ【にゃにゃにゃにゃ!!!! 我輩の背の上よ…当然にゃお!
我輩の…一見硬そうだがその実は絹糸のようにやわらかな毛のベッドはまさに安寧のゆりかごのごとし!
そこに一度体を預ければ夢心地もいつのまにか夢となるにゃお!】
ツバメオー「ノミとかいないだろーな…」
ネコ【居らぬわ!!!!!!!!!!!!!!!! 失礼にゃ………
我輩の純毛の毛皮に汚れなど一切ない
我輩は綺麗好きで毛づくろいも欠かさんからにゃ】
ディミリア「むにゃむにゃ………ずずー…」
ミキニー「あ よだれ」
ネコ【汚すなーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ズシィーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《背面式ボディプレス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ディミリア「うががーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!
-
厳しいw
-
蚤居ないんだ!?野良暮らしっぽいのにマジかよ!フロントラインかな
-
ネコ【失礼したにゃあ
まさか女子がよだれを垂らすなど思ってもいなかったからあわてたにゃお】
ディミリア「ご…ごめんなさい! き…気持ち良かったもので…!!
す…すみません本当…! 恥ずかしい限りです…!!」
ネコ【いいにゃお 次は気をつけてくれにゃん】
のっそのっそ…
エーロレイン「ふふっ! いい寝顔であったぞ
生憎カメラには収めることが出来なかったが絵になる寝顔だったよ
またいずれ撮影して記事に乗せさせて貰いたい」
ディミリア「いや勘弁してください…」
ツバメオー「いやーいい寝顔つーかだらし無い顔だったヨ…」
ディミリア「い…いじめないでください〜…!」
もみーの銃「うふふふ
気持ち良かったんだね 先生」
ディミリア「え…えぇとっても
本当に高級なベッドの上かのようでした」
ネコ【にゃにゃにゃ! そうだろうにゃあ】
ディミリア「…それと ちょっと懐かしい気持ちになりました」
ヤンデル「懐かしい気持ち…?」
ディミリア「えぇ…あのもふもふな毛並み…前にも別の方で堪能したことあるんですよ」
ネコ【む?! 誰にゃお! 我輩並の毛を持つものが他にいるのか!!!!!?】
ディミリア「えぇ…ローシンさんっていう方なんですが…」
エーロレイン「…ローシン? なんか聞き覚えあるな」
ネコ【…… ローシン…!!?】
ツバメオー「なに 知り合い?」
ネコ【いや…知らん………誰にゃ?】
ディミリア「フーリャンさんのお仲間の一人です
小さくてかわいらしい女の子なんですがもっふもふな毛をしてらして…
抱きしめるとすっごく気持ちいいんです
でももっとすごいのはその方の正体です
その方の本当の姿は大きな大きな狼なんです
そして狼姿になるとその毛量がもうほんとすごいことになって 触り心地も割り増しでとろけちゃいそうなんです!!」
ネコ【…………………】
ヤンデル「よ…幼女が狼…?」
ディミリア「えぇ…なんでも“狼の神”が本当の姿らしいのですが故あって幼女の姿でいらっしゃるとか…」
ネコ【………なんだそいつは! 今どこにいる!? “ソレ”は】
ディミリア「分かりません……例によってフーリャンさんのお仲間の方々は行方不明ですから…ローシンさんも今はどこにいるか…」
ネコ「……………………チッ!」
ディミリア「いやでも本当…
ネコさんの毛もローシンさんの毛と同じくらいのモフさでしたよ!
とても懐かしい気持ちでに…」
ネコ【狼と一緒にするなーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ズズシドゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《背面式ボディプレス!!》
ディミリア「おガガガーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビタタァーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
手加減なしwww
-
http://i.imgur.com/0jiPVpv.jpg
-
ネコ【どういう了見にゃ!!!!!! 我輩を狼…つまり犬ころごときと同格に扱うとは!!!!!!!
犬などこの世界では端役!!!!!!! 猫こそ至高の存在!!!!!!
猫こそ人間のよきパートナーにゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前はそれが分かってないニャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?】
メリメリメリ…
ディミリア「はげぽよーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
みしみし…
ヤンデル「早くどいてあげて!!!!!!!! 潰れちゃう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞぞーん!!!!!!!!
ス…
ネコ【しかもただの犬ならともかく………“アレ”と同じなのが許せんにゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あんな粗野な犬をエレガントな我輩を並べるでにゃー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アレの毛がもっふり!!!!!!!!? ゴワゴワの間違いにゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブラッシングも他人にしてもらわねばやらないあんな不精犬の話は今後一切我輩にするでにゃーぞッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
シャーッ!!!!!!!!
ツバメオー「………なに? お前やっぱり知り合いか何か?」
ネコ【…………………知らん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ローシンなんか知らんにゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
誰にゃそいつは ふざけんにゃーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ゴォーッ!!!!!!!!
ツバメオー「お前がふざけんなヨ!!!!! 意味分からんヨ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「むぎゅううううう…」
ぺらー…
もみーの銃「先生がのし状になっちゃったよ」
エーロレイン「でぇじょーぶだ 空気を入れれば生きけぇる」
オオオオオオオオオオ…
ネコ【……………
…………“ローシン”という名前は知らんが……………】
ヒュゴゴォォォォォ…
-
―――
ザッザッ…
ツバメオー「…お腹空いたヨー…」
ディミリア「そうですね
出発してもう数時間経ちましたし…一端休憩して お弁当でも食べますか」
エーロレイン「おぉ! 出発前に河童のコックさんが作ってくれたお弁当だな
実は楽しみにしていたのである」
ツバメオー「イイネ
…じゃあ糞紫!!! お弁当を食べるためのシートを広げろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミキニー「イェッサーツビー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バサーッ!!!!!!!! ササーッ
ファサァ…
ヤンデル「…すっかり小間使いに…」
―――
《一行は腰を下ろし刻苦から貰ったお弁当を広げた》
エーロレイン「さぁー我々の目の前に置かれた四角い箱! 縦18cm横10cmのこの四角い箱はみんな大好きお弁当!!!!!
この箱の下に敷き詰められたまだ見ぬ極上の品々に思いを馳せながら割り箸を割るエーロレインであります!!!!!!!!
果して中に入ってるのは一体なんであろうか! ウインナーか! たまごやきか!!!!!!!
はたまた粋なキャラ弁か!!!!!!!!!!!!!!!?
だが油断してはなりません! このお弁当箱が開けてはならぬパンドラの箱でないとは言い切れないからだァーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
開けてビックリカロリーメイトなどという悲しき乾燥食品という事態も無きにしもあらずである!!!!!!!!!!!!
それだけは避けたいところ!!!!!!!! もう定番の悲しい画像スレに登場するのは嫌だ!!!!!!!!!!!!!!!
そう考えると腕の震えが増してきたァー!!!!!!!! もしかしたら我々はこのお弁当箱を開けない方が幸せなのかもしれない〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
くゥーッ伸るか反るかッ!!!!!!!! 運命の歯車が我々に迫ァーーーーーーーる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴウオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「うるさいヨ!!!!!! なんで実況してんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「…まぁ開けなくても大体分かるけどな…」
ディミリア「では…」
パカッ
まっさぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜お!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エーロレイン「青ーーーーーーーーーい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずーん!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「まぁそうだろうね」
うnうn
エーロレイン「何と言う驚きの青さだーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
海よりも青い!!!!!!!! そして青色発光ダイオードよりも煌めいているぞぉーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!
果してこれはお弁当と言えるのであろうか〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
もしゃもしゃ
ヤンデル「おいしい…」
ディミリア「オムライスですね」
ぱくぱく
ブブーッ!!!!!!!!
エーロレイン「普通に食べているーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こんな体に悪そうなものをなんの躊躇いもなく食すとは!!!!!
どんなものであっても食べなければ生き残れない……! 追い詰められたネアメの切実な食生活の悲惨さが伺えるぞ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッッ!!!!!!!!
ツバメオー「いや化学薬品が垂れ流された食べ物とかじゃないからこれ」
-
エーロレイン「うーむ…うまいな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
青いのに美味い!!!!!!!! なんて興味深い料理であろうか!!!!!!!!
青………そう…まさに海のように深い料理…!!!!!!!!!!!
これは言わば“深海料理”と言えるだろう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パパンッ!!!!!!!!
ツバメオー「言えねーヨ」
ヤンデル「…この反応も定番だな……」
ディミリア「エーロレインさん ネアメに居る間に刻苦さんのお料理食べなかったんですね」
エーロレイン「うむ…このエーロレインが食堂に行ったときは女の人が調理していたからな」
ツバメオー「じゃあせっかくだから堪能するといいヨ
見た目はこんなんだけど味はなかなかだヨ!!!!!!!!
じつは毛太郎用のもぬ毛フードも作ってくれたんだヨあの河童!
はい毛太郎☆ 乾燥もぬ毛だヨ〜〜〜〜〜〜」
毛太郎「わしょわしょわしょわしょわしょ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パクパクパクパクパクパク
ヤンデル「……………共食い………」
ずーん …
ツバメオー「さーッボクも食べヨ食べヨ
おい紫! ボクのお弁当!!!!!!!!!」
ミキニー「はいお姉たま」
サッ!
ツバメオー「くっくっく…従順な野郎だヨ
それでいい…それでいいんだヨ
そうすればお前だって毛太郎みたくかわいがって…」
パクパク…
ミキニー「にやり」
ギンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「うまーー…んぼうッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビクンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーの銃「まんぼう!!!!!!!!!!!!!!!!? ど…どうしたのツっちゃ…!」
ツバメオー「うげげーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぶしゃー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーの銃「ツっちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブブー!!!!!!!!
エーロレイン「ど…どうした!? 当たったのか!!!!!?」
ディミリア「た…大変!!」
ミキニー「キャヒャはははははははーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うーまく行ったうーまく行ったァーーーーーーーーーざァ〜〜〜〜まァ〜〜〜〜〜アァ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
べれべれべれーッ!!!!!!!!
ヤンデル「ミ…ミキニー…!!!!!!!!!!!!
お前の仕業か…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!gj!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ミキニー「にゃははは!!!!!!!!!!!
私を散々こき使いやがってチビィィィィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こいつの弁当には前もって特殊なスパイスが盛ってあったんだゾ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネコ【…毒か?】
ミキニー「違うゾ!!!!! 私の電素粒子だゾ!!!!!!!!
さぁーどうなるかなー!!????」
ぷるぷるぷる…
ツバメオー「…あ…あば…! あば…! あば…!!!!!!」
サッーー………!
《ツバメオーの顔色が徐々に変わり…………紫に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ど〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「ブーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズコーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
-
http://i.imgur.com/nyOPocl.jpg
-
ミキニー「みゃっはーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
人のこと散々糞紫糞紫言いやがって〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
で〜〜〜〜〜も〜〜〜〜〜〜wwwwwwwwwwwwwwwwwww
これでおっ揃いwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
お前もこれで糞紫なんだっゾ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブフーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「や…やだーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こんなのやだぁーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これじゃあ死人だヨ!!!!!!!! 戻してぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミキニー「お断り〜〜〜〜〜wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ズンチャチャズンチャッ!!!!!!!!
ツバメオー「…!!! リ…リーダーおねぇざんんんんんんんんんんーーーーーーーーーっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ディミリア「えぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
えぇっと……そうですね………ブリーチブリーチ…」
ごそごそごそ…
ヤンデル「脱色の薬でどうにかなるんですかこれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ずーん!!!!!!!!
ディミリア「う…うーん この症状は病気ではないのでなんとも…
……口に入れた瞬間に色が変わったのなら…その粒子に対する反応で身体がそうなったのかもしれません
もしかしたら取り入れた粒子が体から抜けきれば元に戻るのではないでしょうか」
ツバメオー「え…えーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
そんなのいつになるの〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ディミリア「そ…そこまでは分かりません
恐らくしばらくそのままだと思いますが」
ツバメオー「うげげーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しばらくこんな顔色で過ごさなきゃならないのぉーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
て…てめーッ!!!!!!!!!!!!!!!! 糞紫コノヤローーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミキニー「ハイお前も“糞紫”〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
ハイ自爆wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
ヒョ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!wwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ツバメオー「うが〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぢぐじょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダァァーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《………そんな感じで一行は古都コトコトへ向かう…
途中で町などを経由しながら進むが
今回の一行は優秀なので脱線することもなかったのである…
ありがと茄子!!(紫だけに)》
―――… というわけで時間は遡る…
――― 某所にて
ザッ…!
-
ツバメちゃん巨乳の件といい今回といいしばらくそのまま多すぎw
-
――― マイムシティ
ザッ!
チロリーン「………あぁ… ついに戻ってきたのか…マイムシティ…!!!!!
なんて懐かしいんだい…!!!
窓ガラスが割れたビル…崩壊した壁…“ウ○コ”とか“夜炉利死苦”とか書いてある落書き…何もかも前のままだ…!
…うーん…! なんか…『ここぞ!!』って感じだね…
…おっと 町の外観に感動してる場合じゃないね
問題は中だよ 町の人達は…あいつらは元気かな…」
ザッザッ…
――― マイムシティの門の前
チロリーン「……」
キョロキョロ
チロリーン「…見張りはいないのか?」
ブゥンブゥンブゥーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
モヒカン「ヒャッハァァーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《モヒカンがスクーターに乗ってやってきた!!》
チロリーン「!」
ドッドッドッドッドッドッ!!!!!!!!
モヒカン「よぉよぉお兄ちゃんよォ〜〜!
俺っちはこの町のお巡りさあああああああああああんだああああああああああああああああああああああぜぇええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?????
この町になんの用だあああああああああああ!!!!!!!?」
チロリーン「…警官? ………ていうかお前は…」
モヒカン「なんの用かって聞いてんだぞおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!??
お兄ちゃんよおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン「………なんだか懐かしいな
…おい 私様は男じゃないよ 女だ」
モヒカン「ほああああああああああああん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
嘘をつくな!!!! こんな声の低い女子が居てたまるかぁぁぁぁよォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!
ていうかなんだその“私様”って!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
その一人称はお前のような坊主が使っていい言葉じゃねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チロリーン「…あー…そうか
……ん!? ていうかお前……手下3じゃないか?!」
ドキッ!!!
モヒカン「え!? 何故俺の名を………
…! い…いや!!!!!!!! 俺は手下3じゃねェー!!!!!!!!
俺はおまわりさんだァァーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お…俺に盾突くなら実力行使で排除するーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン「お前みたいな警察官がいるか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
モヒカン「ののぎゃあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズシィーッ!!!!!!!!
-
モヒカン「が…! す…素手でなんてパワー…!
腕の中にゴリラでも飼ってんのか…!!!」
チロリーン「飼うわけねーだろ
ていうかまだ分からないのかい? 近くでよく顔を見ろ」
スッ…
モヒカン「ぐ…!」
チロリーン「…ていうかお前なんだその格好!!!!!!!!
警察官のコスプレにしてもクオリティ低いなと思ってたけどよく見たら…それスク水だろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 女子の!!!!!!!!
スク水にペンで模様描いて警官服っぽくしただけじゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
何やってんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!
モヒカン「ぎぎ…! 趣味だ…!!!!!」
チロリーン「ますます何やってんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前そんな趣味あったのかよ!!!!!!!! 初めて知ったよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…ったく…手下達の情報は把握してたつもりなんだけどなー…」
モヒカン「……おめぇ…いや
あんた………まさか……本当に…?」
チロリーン「まだ信じてくれないのかい?
何を示せば信じてくれる?」
ファサァーー…
モヒカン「!!!!!!! …晴れ渡る空より輝くエメラルドブルーのその髪は…!
ほん…! 本当に…姐さ…………!
……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン「ん? どうしたんだい?」
ザザッッ!!!!!!!!
モヒカン「い…いいや…あ…ありえねェーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
近くで姿を見たおかげで看破したぞ偽物め!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どこの誰か知らんが俺達の姐さんの姿に変装するたァいい度胸だッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
許さんッ!!!!!!!!」
チャキリッ!!!!!!!!
チロリーン「おいおい待ちなよ
何をどう看破して私様が偽物だと判断したんだい?」
モヒカン「それは一目瞭然……その普通の女らしいパイオツだァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺達の姐さんは筋肉を愛し筋肉から生まれた筋肉の申し子筋肉だッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
本物の姐さんの胸は鋼より固い肉のプレートで覆われている…がッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前の胸は紛うことなくパイオツッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
貧相で笑っちゃうようなパイオツだが 俺達の姐さんはそれすら持ち合わせてねーモノホンの筋肉狂いだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺のメは騙せねぇーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チロリーン「誰が筋肉狂いだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
う…うーん…胸…か…! 力を失ったのと… しばらくカプセルの中にいたせいで体が萎んだのは確かだが…
その影響がこんなところに現れるなんてね…!
…え…えへへ…女らしい胸…か……そうかぁー…これがねぇー…
私様も筋肉が無かったらこれくらいあったのか…え…えへへへへ…////」
てれてれ
モヒカン「なに喜んでんだァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
http://i.imgur.com/d6drhYP.jpg
-
http://i.imgur.com/lANXesZ.jpg
-
モヒカン「半端な筋肉であねさんを語るんじゃねェーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
偽物は消毒だァーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボウー!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン「いい加減に………」
ザンッ…
チロリーン「しろって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガキーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
モヒカン「ぐばーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どしゃーッ!!!!!!!!
チロリーン「確かに私様を偽物と疑うのは無理ないだろうね
魔反会との闘いに出てから数ヶ月連絡がなかったんだし…
だが私様は本物だ!!!!!!!! 帰ってきたんだよ…マイムに!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐぐ…
モヒカン「う…ぐぐ…! あ…姐さん…なら…!」
チロリーン「ん?」
モヒカン「本物の姐さんなら二の腕の裏に…
“二の腕筋”があるはずだ!!!!!!!! 8つに割れた…見事な二の腕筋がよォーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッ!!!!!!!!
チロリーン「…に…二の腕筋…!?」
チラ…
たぷーん…
チロリーン「……二の腕…ねぇ
…ここもしばらく鍛練しない間に萎んじまってたぷたぷしちまってるよ
…うーんでも…力を入れたらもしかすると…!!!」
ぐ……ぐぐんッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バキバキバキ〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《チロリーンの二の腕に見事な割れ目が浮かび上がった!》
どーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
モヒカン「あ…姐さん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババァーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン「やっと信じたかい!!!!」
モヒカン「う…うを〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
姐さんだあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!! 姐さんが戻ってきたあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どこに居たんすかあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チロリーン「すまん
すぐにここに来るべきだったが動けなかったんだ
悪かったね…手下3!!! …ただいま!!!!!!!!」
モヒカン→手下3「…!!! はい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お帰りなさいっす!!!!!!!! 姐さん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺ァ実は分かってたんスよ最初から!!!!!
姐さんだってさぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チロリーン「嘘つけっ!!!!!!!!」
-
―――
手下3「今のアジトに案内しやすよ!!!!!!!!
姐さんついて来てくだせェッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
チロリーン「あぁ
…それにしても3…
なんだって入口であんなことしてたんだい?
今回は相手が私様だったから良かったものの…
来た人間に手当たり次第にあんな乱暴な真似してちゃ前の世紀末都市に戻ったみたいだよ」
手下3「すんません姐さん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…しかしあれは自衛っスよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こんな時勢にわざわざこんな町にやってくるようなやつらはロクなもんじゃねっスからね
…例えば…魔反会みたいなやつらとか…」
チロリーン「…?! もしかしてこの町にも来たのかい…?」
手下3「えぇ…
あれは確か…姐さんからの連絡が途絶えてまだすぐの頃でやしたかね…
魔反会のやつらが兵隊を連れてやってきたんすよ
俺達も姐さんから魔反会の悪事を聞いてたし この町にも魔法使いは沢山いやしたから
俺達は奴らを入れねーよう退散させたんすよ!!!!!!!!!!」
チロリーン「…一体どうやって…?
まさか争ったのかい?」
手下3「まさか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺達ゃ姐さんにつられて筋肉を信仰していやすが頭まで筋肉じゃあねぇっスからね!!!!!!!!
策を功じて見事に無血閉城で魔反会の奴らを退散させたんすよォー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チロリーン「へぇ…どうやったんだい?」
手下3「(手下)4の野郎の考えた策なんですがね…
俺達仲間で入口付近に集まってラリったフリしてラリラリパーティーしてやったんすよ!!!!!!!!
そうしたら魔反会の連中まぁー引きやがって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そそくさと退散してったんスよーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
姐さんまぢ4のやつパねぇっスよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
孔明並っスよあいつの策!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぴかーッ!!!!!!!!
チロリーン「そ…そうか…
まぁ出来たら二度とやらないほうがいいな…それ」
イメージ的に
手下3「まぁそんな努力の甲斐あってこの町は無事でやすが
時たま遠くから変な視線を感じて…まだ狙われてるかもしれねぇんであぁやって交代で各入口を見張ってたんスよ」
チロリーン「そうだったのかい…私様がいない間に頑張っていたね…」
手下3「へへっ…」
チロリーン「じゃあこの町にはまだ魔法使いが居るのかい?」
手下3「いや
一応魔法使いは一人もいやせん
俺達のツテを使って各地の地下組織に保護してもらったんスよ」
チロリーン「…ち…地下組織…?!」
手下3「俺達も姐さんの力である程度更正しやしたが…元は荒くれっスから
今もそういう繋がりを持ってるやつも少なくないんスよ
…もちろん裏の世界からは足を洗ってますよ!!!!!!?
…あくまでこの町の魔法使い達を守るための手段として使ってるんすよ
それに地下組織っつってもヤバいやつじゃなくて地下で焼鳥作ったりしてるお茶目な子供向けの地下組織っス」
チロリーン「なんだその地下組織……地下に潜る必要ねーだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!
手下3「とまぁ…地下組織の奴らも魔反会の行為には憤りを感じてるみたいなんで
積極的にこの町のカタギの魔法使い達を保護してくれやしたよ
奴らも顔が広いですからね もしかしたらそこからまた更に安全な組織……ネアメ・ルートの方に行ってるかもしれやせん
とにかく 今のところこの町で犠牲者は出ていやせんから安心してくだせェ! 姐さん!!!!!!!!」
チロリーン「そうかい…それはよかったよ」
-
チロリーン「…この町の魔法使いのこと…一番気にかかってたんだが
お前達がうまいことしてくれていて良かったよ
本当に…よく出来た手下を持ってて嬉しいよ私様は」
手下3「へへ…やめてくだせぇ」
チロリーン「じゃあ魔法使いはいいとして…お前達はみんな元気かい?
1は? 2は? 5は今もズボンのチャックに皮を挟んでいるかい?」
手下3「……」
チロリーン「…………………3?」
手下3「…あ…! あぁいや…なんでもありやせん…
そ…それより姐さん…地下組織繋がりの話なんすけど…
手下4のやつがこの間 用があってある地下組織……さっき話した焼鳥地下組織とは別の大組織のところに行ったんスが
そこで見知った顔を見たと言うんスよ」
チロリーン「見知った顔って?」
手下3「姐さんも知ってる人らしいっスよ
えーっと…なんて言いやしたかね………
…………鯖みたいな名前の……
サ………………サ…………………………」
チロリーン「………サ?」
手下3「…おっと!! そうこうしてる間にアジトに着きやしたね!!!!!
まぁこの話はあとにしやすか!!!!!!!」
チロリーン「あ…あぁ……」
手下3「姐さんの姿見たらみんな喜びやすよぉー
もちろん皆が姐さんが生きてると信じていやしたからね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さぁ…どうぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガチャッ!!!!!!!!
ぱああああああああーーーーーーーーー…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どぉーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぽくぽくぽくぽくぽくぽくぽくぽくぽくぽく… チーン!
ぽくぽくぽくぽくぽくぽく…チーン
坊主「キンニークーキンニークーキンニークーキンニークーキンニークーキンニークーキンニークーキンニークーキンニークーキンニークーー」
《お経↑》
手下4「姐さあああああああああああん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
手下5「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!!!!!!!!!!!!!!!! 姐さああああああああああああああああああああああん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
坊主「…えーそれではこれより…
みなさんで仏様であるチロリーンさんへ御焼香…ならぬ“御プロテイン”をしてもらいます
一人ずつチロリーンさんの遺影の前で御プロテインお願いします」
ぽくぽくぽくぽくぽくぽく…
手下6「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 姐ざああああああああああああああああああああああん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
サラサラサラサラサラー…
手下7「俺の…ステロイドです…!!!!」
サラサラサラサラ…
うわあああああああああああん…
姐さああああーーーん…
ぽくぽくぽくぽくぽくぽくぽく…
坊主「キンニークーキンニークーキンニークーキンニークーキンニークー…」
ち〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!
チロリーン「私様の葬式執り行われてるーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
手下3「し…しまった!!!!! 今日は予定していた姐さんの半年法要の日だった…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!!
チロリーン「明らかに死んでる扱いじゃねーか〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞぞーん!!!!!!!!!!!!!!!!
-
キンニークーキンニークーキンニークー…
チロリーン「…ったく!」
スゥーーーー…
チロリーン「おぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前るぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゥオォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビクビクーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ザンッ!!!!!!!!
チロリーン「なにシケたことしてんだい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こりゃあ誰の葬式だい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
私様が誰か言って見なッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォーーーーーンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ざわざわざわざわ
手下4「だ…誰だ?」
手下5「ひ…人がしめやかに大事な行事してるときになんだあの男…」
チロリーン「男じゃねーってんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
よく見ろ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ファサァ!!!!!!!!
《青い髪を靡かせるチロリーン》
手下7「!!!!!! あ…あの…青い髪…!!!!!!!!!!!!!!!!
そ…それに…女か…!!!!!!!!!!?」
手下8「青い髪の…女…まさか…まさかッッッツ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴウ…!
手下4「いや!!!!! ありえん!!!!!!!! 姐さんなわけがない!」
手下5「確かに………姐さんにしてはパイオツが普通すぎる……」
ゴクリ…
チロリーン「またそこかよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!
手下6「じゃ…じゃあ誰だ!!!!? こいつは一体…」
手下7「あ…姐さんを騙る偽物か!!!!!!!? 魔反会の刺客だッ!!!!!!!!?」
手下9「いや クリーシェか!!!!!!!!?」
坊主「蓮の御霊でございましょう」
ざわざわざわざわざわざわざわざわ…
チロリーン「…前言撤回だ……お前らバカだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ど〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!
手下3「あ…姐さん! 二の腕筋!! 二の腕筋っス!!!!!!!!」
チロリーン「わ…分かった」
スー…
チロリーン「憤ッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バキバキッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『姐さん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
わッ!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン「ここで認識するのやめれーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ざわああああああああああああああああああああああああああああああああああッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
手下4「う……うおおおおおおおおおああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
姐さん…! 姐さん…!!!! 姐さんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
手下5「姐さんだああああああああああああああああああああああッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
姐さん姐さん姐サンダーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バリバリバリバリバリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぽろぽろぽろぽろ…
手下3「そうだアァーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺達手下全員が望んでいた存在!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺達の心の支え…チロリーンの姐さんだッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ついに帰ってきたんだ…俺達の姐さん…俺達の標…! 俺達の希望!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
みんな『おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
わぁーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
手下5「な…長かった…! この月日…! 姐さんがいなくなったあの日から刻んだ日々…! 長かった!!!!!!!!」
手下6「俺達がどのくらい待ったか…!!!! どのくらい身を案じたか…!!!!!!
どのくらい…姐さんへの恋しさを募らせたか…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
手下10「方々駆け回って姐さんの情報を探しまくった時もあった!!!!!!!!
雨の日も風の日も…オタマジャクシが降ったあの日だって…!!!!!!!!」
ツー………ぽろぽろ……ぽろぽろ……
チロリーン「お前達…」
手下7「姐さん…
姐さんが魔反会との最終決戦に旅立ち音信不通になって半年も経ちましたが俺達ゃ…!!!!!!!!!!!!!!!!」
手下8「俺達…全員がッ…!!!!!!!!」
みんな『姐さんは生きていると信じて疑いませんでした!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
バンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン「嘘つけバカヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どぉーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
坊主「いやマジですぞ
こいつらマジGODビリーブの持ち主」
チロリーン「お前のおかげで信じられねーんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前は一体誰なんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
でーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
おたまじゃくしが降った日ww
-
手下4「…! 姐さん…! よくぞ帰ってきて下さいました!!!!!!
この町は…! この町は俺達が…!」
手下3「そのあたりの話ゃ俺がさっきしたぜ!!!!!!!!!!!!!!!!
そんなことよりもっと再会を喜ぼうじゃねぇかッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
手下4「お…おう! そうだな!!!!!!!!!!!!!!!!
よっしゃそうと決まればこんなむず痒くなるような葬式なんてやめだやめやめぇ!!!!!!!!
宴だ!!!!!!!! 宴をしようじゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
みんな『うおおおおおおおおおおおおおおおおおおあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
わーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン「やれやれお前達と来たら…」
坊主「……」
手下4「あぁ坊さん すまねぇな
葬式は中止だ 謝礼は渡すからもう帰ってもいいぜ」
坊主「…いや 私も参加いたしましょう」
手下4「え?」
坊主「拙僧…名を雲刻と申す…
生まれも育ちも坊主… 精進料理しか知らぬ素朴者…
なれど…」
スッ
坊主「一度袈裟をひっくり返せば…」
バサァッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
坊主「宴会の盛り上げ係に大☆変☆身ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒュウゥーッ!!!!!!!! さぁーやってまいりました!!!!!!!!!!!!!!!!
待ち人チロリーン女史も加わりにわかに盛り上がるマイムの荒くれ達!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
溜まった悲しみ忘れ去り! 溜まったストレス吐き出して! 溜まった思いをぶつけろ今夜は!!!!!!!!!!!!!!!!
レッツパーリナイッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
飲めや歌えや乱痴気騒ぎ!!!!!!!! 開幕じゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シャラシャラシャンシャンシャラシャンシャンシャラシャラシャララランシャラシャンシャン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《小気味よくタンバリンを打ち鳴らす坊主》
みんな『ひゅうぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イケるなァーーーーーーーーー!!!!!!!! 坊主〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
わ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン「だからあれは誰なんだよ」
-
―――
わいのわいの
手下3「とっとっとっと…
まぁまぁ姐さん! 飲んでくだせぇ!!」
チロリーン「はは 飲んでるよ
急かすな」
手下4「…いやーそれにしても姐さん…しばらく見ない間に随分とシェイプアップされちゃって…」
チロリーン「…そんなわざわざオブラートに包んだような言い方しなくていいさ
…体だろ? 確かに筋肉は大分縮んじまった
どうやら私様は力の一部を失ったらしい
…ははは! 情けない話だよ」
手下5「そんなことねっス!!!!!!!! むしろ前より女らしくなったっスよ!
…さっきも胸見て騒いだように まるで普通の女の子の体つきっスよ」
チロリーン「そ…そう…かねぇ」
手下3「そっスよォ!!!!!!!! もうまぢ色気増し増しっす!!!!!!!!
女の色気出まくってやすよ!!!! これ普通にモテるんじゃないっスか!!!!!!?」
チロリーン「な…なにおう?」
手下4「確かに……これならイケますよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
手下5「かわいい姐さんの時代来てますってホント!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
手下6「今の体ならモデルになれるかもしれませんよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
わいのわいのわいのわいの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カ〜〜〜〜!!!!!!!!
チロリーン「お…おい〜〜〜〜〜〜〜〜〜っってぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
や…やめてくれよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
手下3「よっしゃあ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
じゃあお前ら質問だァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今の姐さんなら結婚してもかまわねえってやつ 挙手だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
し〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん…
スーーーーーーーーーーーーーン……
チロリーン「おい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
手下4「い…いやぁまぁ…結婚するとなると…な?」
手下5「あ…あぁ
なんかもう恐れ多いっつーかなんつーか…な?」
手下6「あ…あぁうん
いくら女らしくなったとはいえ…限りなく漢の因子が強い姐さん選ぶならもっとかわいい娘選びたいよな」
チロリーン「よーしお前らそこ並べ!!!!! 歯ァ食いしばれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!
みんな『ひ…ひえー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
-
―――
坊主「続いては手下6の鉄板ナンバァアァァーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!
おもちゃのぉ〜〜〜〜〜…Cha〜〜〜〜〜☆Cha〜〜〜〜〜☆Cha〜〜〜〜〜〜〜〜〜☆!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒュウィゴッッッ!!!!!!!!!!!!!」
わーわー…
手下3「いやー…飲んだ食った歌った…
こんなん…久々でやすね…!」
チロリーン「あぁ……楽しかったよ
…本当はこんなことしてる場合じゃないんだけどね…」
手下10「久々の再会ですよ? このくらい許されるでしょ!!!!」
チロリーン「…ま…そうだな 今日くらいは…
でもそろそろお開きにするか」
手下6「…あ! それなら姐さん…あれやってください! あれ!!!」
手下8「お! アレか!? いいなー!! 俺も久々にやってもらいたい!!!」
手下7「俺も!」
わーわー
チロリーン「は?」
手下3「じゃあ…姐さん!!!!」
みんな『お願いしま〜〜〜〜〜〜す!!!!』
むーん!!!!
《唇を突き出す手下達》
チロリーン「…………は?;
な…なにやってるんだい?」
手下3「なにって…………キッスですよ!!!!!!
姐さん昔よくスキンシップでキッスしてくれたでしょ!!!!!!!!?」
カチカチカチカチカチ
チロリーン「ナ………
ナニヲイッテルのかワカリませンネ」
うろろろろろろ
手下4「まーたしらばっくれてぇ〜〜〜!!!!! 目が泳いでますよぉ〜〜wwwww
あれですよあれ〜〜〜〜!!!!!!!
姐さんが歌って踊って最後にキッスしてくれるやつーwwwwwwwwww
ほら〜『うんこ小説』で一回やったじゃないすか〜〜〜
あの踊りに乗せてさぁ!!!!!!!!」
手下3「参考出しやしょうか?」
チロリーン「や…やめろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《http://namidame.…》
チロリーン「や…やめろ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!! URL貼るな〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/…》
チロリーン「や…やめてえええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウインドウやめてえええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1249284639/282》
チロリーン「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!/////」
ガクゥゥゥゥゥ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ランラランララララン♪ ランラランララララン♪
♪胸キュン ドキュン シャララ肉キュー
私はあいつであいつはたわし あいつのモノは私が頂く☆
ハートキャッチャー頂きマンモス ハートキャッチャー頂きマッスル ハートキャッチャー頂きマッキャン☆
http://download1.getuploader.com/g/sousaku_2/1039/160601_213307.jpg
http://download1.getuploader.com/g/sousaku_2/1040/160601_213343.jpg
イチコロイチコロみんな死ね ちょろいちょろいでちょろまかす☆
正拳股間打ブッチブチ☆
へんしんっ! かわいい勇者になぁれェッ☆♪
http://download1.getuploader.com/g/sousaku_2/1041/160601_213417.jpg
チロリーン「殺せーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
-
画像エラー張り直し
http://i.imgur.com/T0AbFTU.jpg
http://i.imgur.com/gvrcVDM.jpg
http://i.imgur.com/fJ7GExU.jpg
-
黒歴史ww
-
チロリーン「ぐわーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
殺せーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
殺して埋めてくれ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
海溝に深く沈めて埋めろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
手下4「あの時の姐さんまぢかわいかったよな
『〜のよ』とか『〜だわ』とか言ってすげぇ女の子らしくてな!」
手下5「そんな姐さんが俺達の前で大胆に生着替えした時は焦ったぜ…」
手下6「乙女だけど大胆な姐さんいいよね…」
チロリーン「やあああああああああああめえええええええええてええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
手下3「あの時のかわいい姐さんを蘇らせる意味でも…お願いしやすよ〜〜〜!!!!!!!!
やってくだせぇよ! 俺達姐さんがいない間ずっとあの歌と踊りを練習してたんすよ!!!!!!!!!!!!!!!!?
あの歌を姐さんと輪唱しながら一糸乱れぬダンスを踊るのが夢だったんスよう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
みんな!!!!!!!! 姐さんに俺達の練習の成果を見せてやろうぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
みんな『おぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
チロリーン「…や…………や……………め……………」
パアアアアアアァァァ…
みんな『♪胸キュン ドキュン シャララ肉キュー
私はあいつであいつはたわし あいつのモノは私が頂く☆
ハートキャッチャー頂きマンモス ハートキャッチャー頂きマッスル ハートキャッチャー頂きマッキャン☆ 』
キラキラキラキラキラ…
坊主「イチコロイチコロみんな死ね ちょろいちょろいでちょろまかす〜☆」
ピカァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜………
チロリーン「やめろっつってんだよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
『羽流塲屠守落狩無』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『うぎゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
-
―――… 外
ヒューーーーーーーーー…
チロリーン「…ふー…」
手下3「姐さん ここにいやしたか」
チロリーン「あぁ
…みんなは生きてるかい?」
手下3「えぇなんとか
みんな喜んでやしたよ
『久々姐さんの勇者拳法だ!』っつって」
チロリーン「今は『勇者聖拳』な
…すまないね…ついカッとなっちまった」
手下3「いやいいんスよ…
まさかあそこまで嫌がってるとは思いやしませんで…」
チロリーン「い…いや まぁキャラが固まってない時のアレだから恥ずかしくてな…」
手下3「昔の姐さんも俺達にとっちゃ最高の姐さんだ
恥ずかしいかもしれやせんけどソレは捨てないでくだせぇよ
寂しいじゃないすか」
チロリーン「…すまん
そうだな この町でぐらいは昔に戻ってもいいかも」
手下3「じゃあみんなで歌とダンスを…」
チロリーン「それは無理!!!!!!!!!!!!!!!!」
手下3「ぐぬぅ…
歌って踊れるキス魔………素敵な属性なのに…」
チロリーン「キス魔は余計だよ!!!
…………それより3よ」
手下3「はい?」
チロリーン「さっきブッ飛ばしたやつらが私様の手下の今この町に居る全員でいいのかい?」
手下3「え…えぇ
混血だった手下達は地下組織に保護してもらいやした…少数でやしたが」
チロリーン「…………………1と2はどうした?
あいつらは混血じゃなかったろう?
以前定期の健康診断でやった血筋特定血液検査で調べた時はあいつらは真人間だったはずだ…
それとももっと遡った先で魔法使いの血でもあったのかい?」
手下3「……あ…あいつら…は…」
チロリーン「………
……何があった? …私様がいない間にあいつらに何かあったのか?」
手下3「……」
チロリーン「………3……いや ジャード!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビクゥッ!!!!!!!!
手下3「!!!!!!」
チロリーン「ジャード…教えてくれ
何があったのかを… どんな結果であろうと
私様はお前達の事…お前達に起きた事を知っておきたいんだ」
手下3「………ッ! ………姐さぁん…
俺ァ…俺達ゃ姐さんに会えて嬉しかったが…
…“これ”だけは姐さんに言いたくなかった…!
ろくでもねぇ俺達を拾ってくれた姐さんに………誇り高い勇者である姐さんの名誉に傷をつけたくなかったから…!!」
チロリーン「…!?」
手下3「…………1と……2…………あいつらは……………あの馬鹿野郎共はッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺達をッッッ…姐さんをッッッッ………裏切りッッッッッ…
魔反会の軍門に下りましたァッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴウッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン「なに…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ガーーンガーーンガーーン…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ガッ!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン「う…嘘をつくなッッ!!!!!!!!
……3…!! 冗談にも程度ってもんがあるよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
手下3「…本当でやすよぉ…!!!!!!
信じたくないのは俺達だって同じっス…!」
チロリーン「………!
…………何故…!!!!? 一体どうして…!?
あいつら…自ら魔反会のもとへ…?!」
手下3「………魔反会自体に入った…ってのとは違うかもしれやせんが…」
チロリーン「…なに…?」
手下3「ある日あいつらが買い出しに行って帰ってきた時…突然
『傭兵になる』と言い出したんです…二人とも…!
どうやら買い出しの町で傭兵団に入る志望者を募ってたとかで……
それで俺らは訳を聞いたり止めたりしたんですがアイツら人の話も一切聞かず…着の身着の儘傭兵団の下へ行っちまったんです…」
チロリーン「傭兵……まさか…」
手下3「このご時世に傭兵なんて一つしかありゃしやせん…!
魔反会が新しく作った『公認傭兵制度』…通称“マジ狩る傭兵団”っスよ!!!!!!!!
魔反会と契約した傭兵団は…魔法使いを捕らえたり殺したりすることで莫大な報酬を受け取る…!!!!!!!!
この制度によって世界の大小様々なありとあらゆる傭兵団が魔反会に吸収されていった!!!!!!!
最近じゃカタギだった奴らも報酬ほしさに傭兵団を作るほどだ!!!!!!!!!!!!!!!!
大方町で志望者を募ってた傭兵団ってのもその類いでしょう!!!!!!!!!!!!!!!!
あいつら……その誘いに乗って…魔反会の犬になりに行きやがったんですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン「…あ…あいつらが…なんでそんな…」
手下3「…あいつらの心にどんな変化があったのかは知りやせん
金か……魔反会の思想にほだされたか……それとも元から魔法使いが憎かったのか…
とにかく訳も分からないままあいつらは行っちまった…
…俺は…俺は情けないっスよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あいつら…魔反会の公認傭兵の一員になることがどういうことか分かってるはずなのに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…たくさんの罪の無い人達を殺すことになるってのに…!!!!!!!
あいつら…姐さんや俺達と…この町で何を学んできやがったんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…2人とも昔から知ってる奴らだ…だからこそ…共に歩んで来た仲間として俺は恥ずかしい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そして姐さんに申し訳ない気持ちでいっぱいだ!!!!!!!!!!!!!!!
これまでの姐さんの歩みを…積み重ねてきたものを…あいつらは崩していっちまった…
姐さんの誇りに…傷を…!!!! うぐぐ…!」
チロリーン「……お前が泣くことじゃない」
ぽん…
手下3「姐さん…」
チロリーン「……話はよくわかった
1と2…あの2人が魔反会のもとへ行ったのなら…それは許しがたいことだ
そうしたら私様が自らケジメをつけなければならない………
私様はこれから再び魔反会と戦う…そうしたらいつか1と2と対峙するかもしれない
そうしたら思いっ切りぶん殴ってやるよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私様の誇りなんてものはどうでもいいが…ただ!!!!!!!!!!!!!!!!
あいつらの指導者として…私様が正しい道に戻してやるさ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
手下3「あ…姐さん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
○
それならば私様が自らケジメをつけなければならない………
私様はこれから再び魔反会と戦う道に戻る…そうしたらいつか1と2と対峙するかもしれない
もしそうなったらあの2人を思いっ切りぶん殴ってやるよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
―――
チロリーン「…数日経ったらネアメから使者が来る
私様は使者と共にネアメに向かうよ
またこの町を空けることになる…その間はまかせるよ」
手下3「姐さん…
あの…………姐さん! ネアメに行くなら俺も連れてってくだせぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チロリーン「…なに!!!!!!?」
手下3「また姐さんを見送って帰りを待つなんて嫌だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どうせなら俺ァ姐さんの側で戦いてぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
姐さんに教えられたこの力を…俺も誰かのために使いてぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
頼んます姐さん!!!!!! 俺も共に行かせてくだせぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
他の連中の中にも俺と同じ気持ちの奴らが居るかもしれねぇ…!!!!!!!!
」
ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン「……お前…!
……ありがとよ!!!!!!!!
ならば一緒に行こう…! ネアメへ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
手下3「やったぁ!!!!!!!!
だったら明日早速姐と一緒に行く志望者を募りやす!!!!!!!!!!!!!!!!」
チロリーン「あぁ
でも出来れば居残り組とネアメ組で半分くらい分かれた方がいいね
魔法使いはいないとはいえこの町を空けるわけにもいかない」
手下3「へい!!!!!!!! 相談しやす!!!!!!!!!!!!!!!!」
チロリーン「…ふふ お前達みたいな勇敢な奴が来てくれたらきっとネアメも喜んでくれるよ…!
…ん! そういえばそうだ…3
一つ気になることがある」
手下3「? なんでやすか?」
チロリーン「アジトにつくまえに話してたことだ…
4が地下組織で見た知った顔ってのは…誰なんだい?」
手下3「あぁ…忘れてやした!!
えぇっと………真田丸みたいな名前で…」
チロリーン「鯖じゃねーのかよ
大河ドラマになってるぞ」
手下3「…うーん………
…………! ハッ!!!!!!!!
思い出しやした!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あの人っス!!!!!!!! あの人…!!!!!!!!
あの人でやすよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ほらあの! サ―――」
―――――…………
チロリーン「…………!!? な…なに…!!!!!?
“あの人”が…!? …な…なんでそんなところに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ゴゴォッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
―――― 再びコトコトへ向かう一行のもとへと戻る…
ザッザッザッザッ…
―――出発してから一週間……
ディミリア達は3日レスを書かない間になんと既に古都コトコトのあるヨイヤッサ・イナカマツリ地方に入っていたのであった!
ヤンデル「…すごく順調にここまで来れたな…」
ネコ【普通に行けばこんなものだろうにゃお】
ヤンデル「そうだな…
それにしても…」
ディミリア「ツバメちゃんが昨日私に選んでくれたサンダルを履いてみました」
ツバメオー「似合う似合う〜〜!!!!!!!!
ディミリアお姉さんが自分で選んだそのカーデガンも似合ってるヨ!!!!!!!!」
ディミリア「ありがとうございます
ツバメちゃんもたくさん買いましたね」
ツバメオー「そうそう!
ボクはねぇー! 重ね着用の服とズボンと帽子買ったヨ!!
どうー!!!!?」
ディミリア「似合いますよ」
ミキニー「ぷぺー!!!!!!!! なんだそれ!!!!!!!!
紫色ばっかりじゃん!!!!!!!! お前皮膚も紫なんだから服まで紫にしたらただの擬態だゾ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「皮膚が紫になったのはお前のせいだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いつ取れるんだヨこの色!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
つーかお前は無駄にファーだらけの服とかアクセサリー買いやがって!!!!!!!!!!!!!!!!
全身ふっさふさじゃねーかヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
お前その肩に巻いてるファーバンドはなんだヨ……でしゃばった脇毛じゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミキニー「こういう毛みたいなのを体に生やすのが私の夢だったんだゾ!!!!!!!!」
ツバメオー「生やす場所考えろや!!!!!!!!
つーかお前毛を生やすのが夢ってじゃあその頭の髪の毛みたいなのはなんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミキニー「これは外部に突出した頭蓋骨だゾ!」
ツバメオー「キモい真実聞かせてくれてんじゃねーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バチコーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「あぶーば!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
プシュー!!!!!!!!
もみーの銃「ツっちゃんが買ってくれたリボンかわいいよ〜」
わいわいキャッキャ
ヤンデル「………すごく打ち解けてる…………」
エーロレイン「はっはっは! 宿泊のために寄った町町でしょっちゅう買い物してたからねぇ!
それで仲良くなるなんて女の子らしくてよろしい!!」
ヤンデル「…俺達ははいりづらいですけどね…」
ネコ【にゃらふふ
この中でオスは我輩達だけにゃ…
希少なオス同士…仲良くするにゃお
これはオチカヅキの印にゃお】
スッ…
《またたび》
ヤンデル「どうしろと………」
ぬ〜ん…
エーロレイン「…おっと! そうこうしてる間に………みるがいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
みんな『!!』
ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ…!!!!!!!!!!!!!!!!
エーロレイン「“山”が見えたッ!!!!!!!!
あの山を越えればコトコトはすぐである!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「え……山?」
-
ヤンデル「…………おかしいな…
…あんなところに山なんてあったか…?」
ツバメオー「…コトコトの近くに山は確かにあったけど…場所的には全然違うヨ……
あんな山…なに?」
ディミリア「…?! 前には無かった山が突然出来たとでも…?」
ネコ【フォッサマグナ的な奴で地殻変動で現れたんだろうにゃお
紀元前では週三くらいでよくあった】
ツバメオー「今はA.D.だッ!!!!!!!!!!!!!!!!
こんな急激な変化があってたまるかヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォーッ!!!!!!!!
ディミリア「エーロレインさん…これは一体……あれ?」
ダダーッ!!!!!!!!
エーロレイン「やっほー!!!!!!!! 懐かしの我が町にさぁ行くぞーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
皆! このエーロレインは先に町へ行って待っているぞー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダダダダダダー!!!!!!!!
ツバメオー「ち…ちょ待てーーーーーーーーーい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
先行っちゃったヨあの人!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「だ…大丈夫かな…」
ディミリア「地殻変動かどうかはともかく……今現在コトコトに住んでらっしゃるエーロレインさんが平然としてるということは…“あの山がある事”はたいした問題じゃないのではないでしょうか?」
ツバメオー「…とんでもなくたいした問題な気がするけど…
考えてても仕方ないね…」
ディミリア「そうですね
とりあえず私達も山を越えましょう」
――― 山
ガサガサガサ
ミキニー「歩きづらいゾーん」
ツバメオー「ま…まったくあの眉毛お姉さん!!! 最後まで道案内して欲しいヨ!!!!
さっきから人が歩くような道じゃないヨ…ボクらが通ってるとこ…………」
ガサガサ…
ディミリア「………草や木が生い茂ってますね…
仮に地殻変動で生まれた山としても数ヶ月でここまで木々が成長するでしょうか…」
ネコ【考えても仕方ない事だにゃお…
ただ………この山の森からは自然の匂いが感じとれんにゃお…】
ヤンデル「ど…どういうこと……」
ネコ【さぁにゃ……】
ガサガサガサガサガサガサガサガサガサ…
ズッ…
《草をかきわけながら進む一行…
足元への注意は散漫…
それ故一行は“何かを踏み越えた”ことに気づかなかった…》
ザッザッザッ……
ズッ…ズッ…ズッ………バチッ!
バチチチチチチチチ………………
――――
ガサ……ザッ…
ツバメオー「…ん? なに…ここ…」
ヒュウゥオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「…広い場所に出ましたね…
しかし不思議な空間です…なんでしょうか…アレは…」
ドンッ!!!!!!!! ずら〜〜〜…
ヤンデル「……鉄柱…? アンテナ…?
それがいくつも等間隔に並べられて…円を描いてるみたいだ…」
ミキニー「なんだか楽しそうな場所だゾ〜」
タタ!
ツバメオー「お…おい…入るなヨ!」
ミキニー「秘密基地みたいでカッコイイじゃんゾ〜〜!!
…ここを!!!!!!!! キャンプ地とするッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビシッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バチィィィィーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「あぎゃぱッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
プシュー!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
《手を高く掲げたミキニーに…雷が落ちた!!!!!!!!!!!!!!!!》
ツバメオー「紫!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
??「…おーおー…おいでなすったな…外敵さんよ!!!!
ようこそ…雷龍の巣へ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッ…
-
ミキニー「あがぺぺぺ…」
ツバメオー「紫ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ちくしょーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今埋めてやるーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズァッブズァッブズァッブズァッブ
ミキニー「い…生ぎ埋めェェ〜〜〜〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
プスプスプス
ディミリア「まだ生きてますよ!!!!!!!!
…! 凄まじい電撃を浴びたようです…! 一体どうやって!!!?」
ネコ【…あそこにいる奴の仕業かにゃあ?!】
ヤンデル「!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…ドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
??「よォ
袋に追い詰められた鼠ちゃん達」
《鉄柱の上に仁王立ちする謎の人物!!!!!!!!》
ヤンデル「お…女の子…?!」
ツバメオー「て…てめー!!!!!!!! どこのだれだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!?
なんのために紫を殺したーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!
ミキニー「まだ生ぎでるぅぅぅ〜〜〜〜…!!」
??「お前も紫じゃねぇか…姉妹か?
まぁいいや……えーっと なんで攻撃したかの質問か?
そんなの答えは簡単さ お前達が外敵だからさ!」
ヤンデル「が…外敵…?」
ディミリア「わ…私達がなんだというのですか!」
??「しらばっくれるなよ! 分かってるんだぜ?
魔反会さんよ!!!!」
ギンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ま…魔反会〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
な…なんでボクらが魔反会なんだヨーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
??「こんなところにこんな大勢でやってくるような連中は大体悪い奴らだって経験上分かってるんだよ!
それになによりお前ら全員見るからに怪しい集団だしな」
ディミリア「あ…怪しいだなんて…」
ガーン…
ネコ【怪しいだと? どこがどう怪しいのか言ってみろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ゴォッ!!!!!!!!
ツバメオー「いやお前がこの面子の怪しさの7割増しくらい引き上げてんだヨ!!!!!!!!」
ディミリア「私達は魔反会ではありません!!!!!!!!!!!!!!!!
そもそも私とそこの彼女は魔法使いですし…」
??「ふふん! 魔反会には魔法使いの兵隊も居るんだろう? オレは詳しいんだ!!!!!
お前らも魔反会の魔法使いかもしれないだろ!!!!!!!!!!!!!」
ディミリア「ち…ちがいます!!!!!!!!」
ツバメオー「…あいつ…女のくせに“オレ”だって…
まぢ引くは…………」
ヤンデル「お前が言うな」
-
ディミリア「違います! 話を聞いて下さい!!
私達はエーロレインさんに案内されてここまで来たのです!!!!!!!
私達はネアメ・ルートです!!!!!!!!」
??「…?! エーロレインだと…?
あいつは確か…弟を助けるために魔法使いの医者を呼びに言ったはず…
向かった先は確か………ネアメなんとか………
…………! まさか…お前達が!!!!?」
ディミリア「はい!! 私達がネアメです!!!!!
そして私は医療魔法使いのディミリア!!!!!
エーロレインさんの弟…エンデリルさんを治療に来たのです!!!!!!!」
??「………まさか本当に……………
……いやまて! だったら…エーロレインはどこだ?
案内してもらったなら一緒に居るはずだろう…?」
ディミリア「あ………そ…それは」
ツバメオー「ボク達置いて先に行っちゃったヨ」
??「居ないだと…? 怪しいぞ…!
お前ら本当にネアメなんとかなのか…?!!
…オレを騙そうとしてるんじゃないだろうな!!!!!?
…もしや!!!!!! 旅の途中のエーロレインを捕らえて拷問して情報を聞き出し ネアメなんとかに成り済ましてやってきた魔反会の刺客かッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
だ…だとしたら許せない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「な…なんでそーなるの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!
??「…話はこれで終わりだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前らは敵だと判断したッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
よくもエーロレインを…! 許しはしないぞーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴォー!!!!!!!!
ツバメオー「なんか勝手に盛り上がって勝手にキレたヨ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズゥーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【話が通じぬなら戦うしかあるにゃい】
ディミリア「し…しかしこの方は…コトコトの関係者では!!!!!!!!?
魔反会ならともかく…! 無関係な人と戦うのは…!」
ツバメオー「でも向こうはやる気満々だし既にこっちは紫がやられてるんだヨ!!!!!!!!
さっきの雷がこいつの攻撃だとしたら……ただのオレっ娘じゃないヨ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴウッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
??「ハイボルテージ・エレキレイション!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビビビッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【…にゃ!!!!!?】
ヤンデル「あ…危ない…! 伏せろッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
??「どりゃああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バリバリバリバリバリバリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《オレっ娘は勢いよく電撃を放った!
ディミリア達は地面に伏せ避けた!!!!!!!!》
ジュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…!!!!!!!!
ディミリア「…!!! な…なんて強い電撃…! あんなのに直撃してたら黒焦げです…!!!!!!!!」
ネコ【ちょ…直撃しなくても我輩は大惨事にゃおーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ボッフフゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「せ…静電気ですごいことに!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーンッ!!!!!!!!
-
静電気でぼふーってしてる猫ちゃん見てえ
-
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ツバメオー「今の雷も…魔法じゃないよね!!!!!!!?
そもそもこいつ魔法使いっぽくないし……
なんなのこいつ…化け物…!?」
??「化け物はないだろ 化け物は
…まっ! 似たようなものかもな!
エレキバーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババババババババギャギャギャッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《再び雷を放つオレっ娘!》
ディミリア「…! ズシガン カキン メコラ!!!!!!!!!!」
ボゴゴォッ!!!!!!!!
《地面を競り上げ土の盾を作るディミリア!》
??「フフッ!や無駄だぜ! この辺りの地面はよく湿ってる…つまり電気を通す!!!!!!!!」
バガガッ!!!!!!!! ボゴォーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《盾にした地面は粉々に崩れた!!!》
ディミリア「!!! 電撃が貫通した!!!! あ…危ない!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビリッ……カクンッ!!!!!!!!
バチィーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ「ぺこぶらしゃッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「ネコの方に行ったーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!
プスプス…
ネコ【な…なんで我輩の方に急カーブしてきたんだ今の雷…!!!!!!!!!!】
ツバメオー「大きいからお前の方に行ったんだヨ多分!!!!!!!!!!!」
??「およ? 思ったより効かなかったな
土の盾で多少威力が落ちてたかな」
ネコ【それは我輩がタフだからにゃ!!!!!!!!!!!!!!!!
今の雷程度我輩にはただの電気マッサージにゃお!!!!!!!!!!!!!!!!】
ザァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビリリッ
??「!! なるほど…確かにお前は強そうだ!!!!!!」
ネコ【そうにゃあ!!!!!!!! もっと分かりやすく教えてやるにゃお!!!!!!!!!!!!!!!!
その体に刻んでにゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
播磨狩り!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
バグンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヂヂッッ!!!!!!!!
《爪を伸ばし振るうネコ!!! …だが空振り!!!!!!!!
オレっ娘は一瞬でその場から消えていた!!!!!》
ヤンデル「速ッッ……どこ行った…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
キョロッッ…!!!!
ツバメオー「逃げたんじゃないの?!」
ネコ【そうかもにゃ…我輩の爪に恐れをなしたか!!!!!!!!】
ディミリア「…それなら今のうちにこの場所から脱出…!
エーロレインさんを見つけるか…この山を抜けてしまった方がいい気がします」
ヤンデル「さ…賛成だ…! この場所はなんか……嫌な感じがする…!」
ツバメオー「いよッしゃ!!!!!!!! だったら行こう!!!!!!!!!!!!!!!!
紫!!!!! 安らかに眠れ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビシッ!!!!!!!!
ミキニー「起〜〜き〜〜て〜〜る〜〜〜〜…」
ディミリア「行きましょう!!!!!!!!!!!!!!!!」
毛太郎「もぬーん」
ダダダッ!!!!!!!!!!!!!!!!
《ディミリア達は鉄柱に囲まれたフィールドから抜け出すために駆け出した!!!!!!!!
》
-
ダダダダダダダダダッ!!!!!!!!
ディミリア「も…もう少しッ…!!!!」
??「残念だな ゴールにはキーパーが居るものだ」
ザザンッ!!!!!!!!
《一行の行く手に突如現れるオレっ娘!!!!!!》
ヤンデル「!!!!? いつの間にッ!!!!!!!!!?」
バッ!!!!!!!!
ネコ【そこをどくにゃお!!!!!!!! 業爪!!!!!!!!!!!!!!!!】
ブォッ!!!!!!!!
ヂヂヂッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ「?!」
ツバメオー「ま…また消えた!!!!? テ…テレポーテーションかヨ!!!!!!!?」
??「違う違う」
ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
《いつの間にかすぐ側の鉄柱の上に座っていたオレっ娘!》
ツバメオー「い…今の一瞬でそんなところに!!!!? どう見てもテレポーテーションだヨ!!!!!!!!?」
ネコ【………いや…今のは…ただの移動…!
ただ…恐ろしく素早い…!!!!!!!!】
ヤンデル「!!!!?」
??「およよ! お前はオレを目で追えたみたいだねぇ
一応…“雷速”だぜ?」
シュンッッ!!!!!!!!
《また消えッ…》
ネコ【そこにゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ビシッ!!!!!!!!
パパッ!!!!!!!!
??「おー…追うねぇ追うねぇ …見た目には違わないようだねぇ」
《また別の鉄柱の上に現れるオレっ娘!》
ツバメオー「ま…またぁー!!!!!!!!? な…なんで!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ネコ【…ちょございな!!!!!!!!
フレイルテイル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ブンブンブン!!!!!!!!
ビュッ!!!!!!!!!!!!!!!!
《ナイフ仕込み尻尾を飛ばすネコ!!!!!》
??「おっと!」
ヒョイ!
ズカッ!!!!!!!!
《オレっ娘は軽くかわしフレイルテイルは鉄柱に突き刺さった! すると…》
ビリリリッ!!!!!!!!
ネコ【ぬぐは!!!!! 痛ッ!!!!!!!!】
ディミリア「だ…大丈夫ですか!!!? …感電…!!!!?」
ネコ【だ…大丈夫にゃお… 少しビリリと来ただけにゃ…
あの柱……多少だが電気を纏っているにゃお…】
??「くくく! そう この鉄柱には微弱な電気が流れている!
そしてそれこそオレの移動の秘密だぜ!!!!!!!!」
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
??「電気と電気は引き合うのさ…
オレはそいつを利用し鉄柱“オレの体を鉄柱に引き寄せる事で超速移動をしている”……言ってる意味が分かるか?
オレは……オレ自身の体を電気に……雷に変える事が出来るのさ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジジジジジジジジジッッッ…!!!!!!!!
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ヤンデル「な…なんだと…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ツバメオー「なんなのこいつーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いよいよもって人間じゃね〜〜〜〜〜〜〜〜〜ヨ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どど〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
× オレはそいつを利用し鉄柱
○ オレはそいつを利用し…
-
??「まぁ全身を雷化することは出来ないけどな…
あくまで一部…でもそれで十分!!!!!!!!!」
バチチ… シュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「またッ…」
パッ!!
??「こっちだぜ」
シュンッ!!!!!!!!
パッ!!
??「次はここだ」
シュンッ!!!!!!!!
パッ!!
??「さぁ次からスピードを上げていくぜ!!!!」
シュンッ!!!!!!!!
シュンシュンシュンシュンシュンシュンシュンシュンシュンシュンシュンシュンシュンシュンシュンシュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《目にも留まらぬスピードで移動を繰り返すオレっ娘!》
ツバメオー「むわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 見えないもぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
もみーの銃「目が回っちゃったよぉー…」
ピヨピヨピヨピヨ…
ヤンデル「と…とても人間の目では………! …ん…?!」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…!!!!!
ネコ「にゃおおおおおおおぉ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッカッカッカッカッカッカッ!!!!!
ヤンデル「も…もしかして…全部目で追ってる…?!」
ツバメオー「目丸!!!!!! 瞳孔がめっちゃ丸くなってるヨ!!!!!! めっちゃ集中してるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!」
どぉーん!!!!!!!!!!!!!!!!
カッカッカッカッカッカッカッカッ!!!!!!!!
ネコ(我輩の猫並の目からは逃れられん…!!!
最良のタイミングを狙ってフレイルテイルを叩き込むにゃ…!)
シュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュッ…
??「…驚いたな… ここまでオレの動きを追えるやつがいるなんて…!
…そんなにオレを見たきゃ……もっと近くで見せてやる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュアッ!!!!!!!!
シュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
モフフンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
??「やぁ!」
ペカー!!
ネコ「にゃあ!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ビクッ!!!
《ネコの“目の前”に現れたオレっ娘! ネコの逆立った毛に埋もれるくらい至近距離!!!!!!!!!!!!!!!!》
ツバメオー「近ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!
ネコ【ッ…キサッ…】
シュンッ……
《だがすぐに目の前から消えるオレっ娘!!!!》
ネコ【!!!!!!!! しまッッッ…】
ドッ!!!!!!!!!
??「ここだぜぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドガガァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【がががァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
《ネコの目の前から消えたオレっ娘は一瞬でネコの背後に回り雷を纏った拳撃を背中に打ち込んだ!!!!!!!!
電撃が心臓を貫いた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ネコ【ゴ…ガ……!!!!!!!! わ…我輩の前に現れ…我輩の集中を乱した直後に…
我輩のずっと後方の鉄柱へ移動して…そこから飛んで…!!!!!!!!!!!!!!!!】
ブシュッ… ドサァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「ネコさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「ネ…ネコーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
ディミリア「ネ…ネコさん!!!!!!!!!!」
ツバメオー「化けネコが死んじゃったヨぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どど〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【生きてるニャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
カーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「う…うわ!!!!!!!!!!!!!!!!」
びっくーん!!!!!!!!
ネコ【ぐ…!!!! だ…だが動けん…!!!!!!!!!!!
し…心臓に電撃を受けたせいか…!!!!!!】
??「ふふん
とりあえず今はすぐにゃ殺しはしないよ
まぁ全員痛い目にあってもらうがね…!」
ビリビリビリ…
??「エレキボール!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
キュバッ!!!!!!!!!!!!!!!!
バチーン!!!!!!!! バチーン!!!!!!!!
ツバメオー「う…うひゃー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「ぬぐ…!!!!!!!! ダメだ…!!!!! これじゃこのフィールドから逃げられない…!!!!!!!!」
ディミリア「…! 鉄柱のそばは危険です!!!!!!!!
中央に戻りましょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「そ…そうしよう!!!!!!!
糞紫と化けネコよ…君達との日々よ永遠に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「お…思い出にす〜〜る〜〜な〜〜〜〜〜…」
ネコ【ぬ…ぬがが…!!! 我輩も連れていけ〜〜〜…!!!!!!!!!】
――― そして中央
ツバメオー「く…くそーッ!!!!!!!! また振り出しだヨ〜〜〜」
ヤンデル「…あ…あのオレっ娘…ここに来るまで何もしてこなかったな…」
??の声「どうせオレから逃げられやしないんだ
位置取りくらいさせてやろうと思ったのさ」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ツバメオー「ど…どこだヨ?!!!!!!!!!」
ディミリア「…! 全方向に注意を向けましょう!!!!!!!!
みんなで全体を見渡して相手の攻撃に警戒するのです!!!!!!!!!!!!!!!!」
キョロキョロ
シュシュシュシュシュシュシュシュシュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
??「ははーん!!!!!!!! 警戒?!!!! 出来るのか!!!!!!!!?
その巨猫みたいにオレのスピードを追えるとでも!!!!!!!!?」
ギュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「…! ま…また超速移動を…!!!!!!!」
ツバメオー「全然見え〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
??「そうだろそうだろー!!!!!!!!? さぁ次は誰を攻撃するかねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「…!!!!! …俺を…!!!!!!!!」
ザッ!!!!!!!!
ツバメオー「ヤンデル?!!!!!!」
ヤンデル「…狙うなら俺を狙え…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
シュシュシュシュシュシュシュシュシュ
??「…へぇ?! “俺を狙え”って!!!!!!!!?」
ツバメオー「ど…どうしたんだヨヤンデル急に!!!!!!!!!!!!!!!!?
自分から攻撃されに行くなんて……
目覚めたか!!!!!!!!!!!!!!!! ついに受けに目覚めたのか!!!!!!!!!!!!!!!!
いいぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 今夜は赤飯だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ててーん!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「ち…違う…!!!!!!!! 一つ方法があるかも…!!!!
動きを目で追えない俺があの子を捉える方法が…!!!!!!!!!」
ギンッ!!!!!!!!
ツバメオー「まぢ!!!!!!!!!!!!!!!!?」
??「…ほほー!!!! 言うじゃん!!!!!!!!
じゃあやってみてくれよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そういうなら…俺は!!!!!!!! 今から!!!!!!!!!!!!!!!!
正々堂々とお前を狙うぜぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シュシュシュシュシュシュシュシュギュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「ヤ…ヤンデルさんがターゲットに…!!!!!!!!」
ヤンデル「…大丈夫です!!!!!
…俺には…勇者山でジュリーさんに稽古をつけてもらった…気操術がある…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《※ヤンデルは勇者山で勇者聖拳を身につける際の稽古で 気の操作がかなり上達していたのである…!!!!!!!!》
ゴオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ヤンデル「…気と…俺の神経を一体に…!!!!!!!!
そして…気を…広げるッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブゥーンッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「ヤンデルさんの気(なんかすごい身体エネルギー)がドーム状に広がった?!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「…ふぅぅー…!!!!!!!!」
ジジジジジジジジッッッ…
シュゴオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
??「だからなんだってんだ!!!!!!!!? それがオレを捉える方法か!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
なら…試してやるぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
雷速チャージ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バチッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギュオンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《雷の如く速さで背を向けたヤンデルへと突撃するオレっ娘!!!!
ネコと同じパターンか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ギュアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ピクンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「ッ そこだッッ!!!!!!!!
勇者聖拳『鯛射ー捕』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガガッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ドゴォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
??「ぐはッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドッザァー!!!!!!!!
《ヤンデルの勇者聖拳がオレっ娘に炸裂!!!!!!!!!!!!!!!!》
ツバメオー「え…えぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? ヤンデルがやったぁーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!
ディミリア「なるほど…! ヤンデルさんの気の領域内に踏み入るとその方向が伝わるのですね…!
すごい技です…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
??「…ち…! ちくしょう!! オレに土をつくるなんて…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギリッ…
ヤンデル「…ツバメ!!!!!!!! あの子の動きが止まってる間に…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメ「!!!! オッケー!!!!!!!!
スゴキヒャン ギコーリ メコレっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パキパキパキ…
??「…ぬ…ぬあ?!!!!!」
パキィィィィィィンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
??「――――――…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ガボボッ…!!!!!!!!
《ツバメオーは氷の球体を作りだした!!!!!!!!
オレっ娘は…その球体の中にッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ツバメオー「捕まえたヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
氷魔技…『アイス・ハウス・ロック』だァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シャッ!!!!!!!!
なんてん「何と! 何とオレっ娘の体を氷が覆う!!!
オレっ娘! ツバメ妖精の魔法に閉じ込められてしまったーーッッ!」
ババーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「なんか出た!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
○
??「…ち…! ちくしょう!! オレに土をつけるなんて…!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
なんてんwww
-
>>451 追加
??「まぁ全身を雷化することは出来ないけどな…
あくまで一部…でもこの移動はそれで十分ッ!!!!!!!!!
鉄柱と鉄柱を一瞬で行き来する…
!!! …まるでチャンネルを切り替えるように!!!!!!!!
『雷速ザッピング』と名付けたこの技に翻弄されるがいいぜッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バチチィ… シュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ドドォーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
??「…!!!!! ………!!!!!!!」
がぽ…!! がぽぽッ……!!!!
なんてん『オレっ娘選手〜〜〜〜!!!!! ツバメオー選手の必殺魔法に閉じ込められてしまったァァーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
かんてん『これは苦しそうですね
閉所恐怖症の僕には拷問だよ』
ヤンデル(またなんか増えた…)
ツバメオー「どうだ!!!!!!!! ボクのとっておきの魔技は!!!!!!!!!!!!!!!!
その球体は外側は氷で中は水になってる完全牢獄!!!!!!!!
簡単には抜け出せないヨ!!!!!!!!」
ネコ【器用だにゃ…
しかしどうせやるなら中まで完全に凍らせれば良いものを…】
ツバメオー「そんなことしたら体ごと砕けちゃうヨ!!!!!!!
殺さない方がいいでしょ!?」
ディミリア「それはまぁもちろん…」
ツバメオー「これならいずれ落ちるでしょ!!!!!! ボク達の勝ち確だね↑」
ゴポゴポゴポ…
??「〜〜〜〜〜〜ッッ…!」
ブンッブンッ…
なんてん『オレっ娘選手! 球体内から攻撃! しかし拳の形に波紋が揺らめくばかり!!!!!』
かんてん『あまり効果が無いみたいっすねー』
??「………ギィィッ…」
バチチチッ…
ヤンデル「…! 球体の中で放電する気だ…!!!!!!
球体から離れないと危ない…!!!!!!!!!」
バッッ!!!!!!!!
??「ゴボォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バチバチッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バババババババババババババババババリリリィィィーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんてん『オレっ娘! 球体内から激しい電撃攻撃だァァーーーーーーーーーッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ワァーッ!!!!!!!!
かんてん『半ばヤケクソ…だが出力は凄まじいね』
バチバチバチバチバチ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「…うひゃー…!!!
派手にやるね…!!!!!!!!」
ディミリア「………ん?」
ビリビリビリビリビリッ…
ズゴゴゴゴゴゴゴゴッッッッ………
シュウウウウウ…
??「…!!!!!!」
ゴボゴボ…
なんてん『おーっとぉ!!!!!!? オレっ娘渾身の電撃を放つも氷を破壊するには至らずーッ!!!!!!!!!!!!!!!!』
??「―――…!!!!!」
ゴボボボォ…!!!
かんてん『これは落ちる……レフェリーストップか?』
ツバメオー「イッちゃえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
なんてん『苦しみに悶えるオレっ娘!!!!!!!!!!!!!! 万事きゅうすか〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ゴボゴボ…
??「………………」
??(やめてくれよ…………
液体の中に閉じ込めるなんて……
オレの事ではないけどオレの事でもある……嫌な事を思い出しちまう…だろッッ!!!!!!!!!!)
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《目を見開くオレっ娘》
ガキュッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《そしてある構えを取る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
なんてん『おおっとあの構えはッ!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ツバメオー「?!」
??(…でもそんな嫌な思い出も…糧となる!!!!!!!!
“同じ過ち”は繰り返さない!!!!!!!! …下らないプライドを捨ててでも…なァ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ギュムッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんてん『お…お〜〜〜〜〜〜〜〜〜っと!!!!!!!!?
オレっ娘…両腕で豊かなパイオツを挟み込んだーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
な…何をする気だ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
かんてん『…まさか!!!!!!!!』
??「ご…ごぼおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ええぇ!!!!!!!!!!!!!!?」
ヤンデル「ブーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシュー!!!!!!
なんてん『な…なんと!!!!!!!!!!!!!!? オレっ娘…両腕で挟んだパイオツを激しく揺らしているーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!?
水中で暴れ狂うパイオツ!!!!!!!!!!!!!!!!! しかしその狙いは一体ーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
??「ぶぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブッッッ
ピキッ… ピキキッ… バキッ!!!!!!!!
バッギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バシャアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!
《氷が割れた!!!!!!!!!!!!!!!!》
ツバメオー「な!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!
なんてん『な…何事ォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!?
オレっ娘がパイオツを激しく揺らすと?!!!! 氷の牢が!!!!!!!! 弾けとんだーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
一体どういうことなんだーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドォーーン!!!!!!!!
おっぱい評論家「共振です」
なんてん『共振!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おっぱい評論家「オレっ娘は自らの…水の如くゆらめく柔らかなパイオツを高速に震わせる事で氷内部の水と共振
その結果 なんやかんやで氷が弾け飛んだのです」
なんてん『マジで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
おっぱい評論家までwwwwwwww
-
なんてん『オレっ娘!!! 共振を用いて氷の牢獄を破壊ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
何と言う攻略法でしょうか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
おっぱい評論家「彼女の見事なパイオツが成した結果です
やはりパイオツは最強…パイオツこそ万物の王者…
パイオツこそ正義!!!!!!!! パイオツ万歳!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パイオツ万歳ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
創作寄生(小)「ゲコーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
おっぱい評論家「出おったな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私のパイオツへの愛につられて現れた亡霊めが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
破ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュゴォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
じゅわああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
創作寄生(小)「ア゙ァ゙ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
おっぱい評論家「勝った!!!!!!!! ゲスト出演終ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ピチャピチャ…
??「へへ……どうだ…?」
ツバメオー「な…なんて野郎だヨ…
あんなやり方で氷を破壊するなんて…
ボクだったら恥ずかしくて出来ないね」
??「言うな
オレだって本当は恥ずかしい
ハァ…さて」
バチチ…
ツバメオー「ぬ…ぬぐーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル!!!!! やってしまえヨ!!!!!!!!
氷から出れても体力を消費してる!!!!! 今ならお前の攻撃で…………ん!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ヤンデル「くっ……鼻血が…」
クラ…
ディミリア「鼻血で貧血に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ぞーん!!!!!!!!
ツバメオー「かーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うぶなヤンデルにさっきのパイオツ踊り狂いは刺激が強すぎたかーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
??「雷拳!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バチィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズドォンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「がばはッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゴーン!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ヤンデル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
ヤンデル「ぐは…」
ガク…
??「さっきのお返しだぜ!!!!!
さぁーて あと動けるのは女2人と毛が一匹だな
素直に降参しろ まぁ許しはしないがな」
ツバメオー「誰が…………するかヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブゥンッ!!!!!!!!
??「おっと!」
シュンッ!!!!!!!
《消えた》
ツバメオー「ま…またどっかに移動しやがったヨ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ちくしょうーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギリギリ…!!!!!!!!
ディミリア「…強い…………本当に強い
魔法使いでもなく…魔反会にも所属していないであそこまで強い人がまだ世界に居たのですね…
あの人の強さは魔反会の幹部クラス…いや 下手したらそれ以上でしょう…
あの人がコトコトの関係者なら…あんな戦力を擁するコトコトとは一体…」
ネコ【…ッ!!!!!!!! 伏せろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ディミリア「!!!!!!!!」
バッ!!!!
ツバメオー「えっ!!!!!!!!!!?」
バッ!!!!
ギュアンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《伏せた2人の頭上を弾丸のようなスピードでオレ娘が通り抜けた!!!》
ツバメオー「…!! 危な…!!!!!!!!」
??「…避けたか! そこの猫 まだ動けないようだけどオレの動きは見えるみたいだな!
いつまで続くかな!!!!!!!!」
ギュパッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「…ネコさん!!! 指示をお願いしますッ!!!!!!!!」
ネコ【…右にゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ギュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【次は左から!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ギュオォン!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【後ろぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ギュゴォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「た…体力がぁ…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ディミリア「ハァ…ハァ……次は…!!!!!」
ネコ【…!!! 上から来るぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
2人『!!!!!』
ヒュゴッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
??「サンダーボルトォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズンンンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「きゃあああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「らわーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズシャシャー!!!!!!!!
《凄まじい衝撃に地面を転がる2人!!!!!!!!》
ツバメオー「い…痛い…!!!!!!!! あの移動が厄介だヨ…!!!!!
そ…そうだ!!!! もみーのを使えば…!!!!!!!!」
もみーの銃「で…でも私 悪くない人を撃ちたくないよ!!!」
ネコ【おい!!!!!!!! そんなことより体勢を立て直せ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ディミリア「ッ!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
??「尻餅ついたら最後だぜ!!!!!!!!」
バチバチバチ…
《電撃エネルギーを溜めるオレっ娘…!!!!!!!!!!!!!!!!
2人に向かって放つ構え!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ギュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
-
??「…終わりだ…!」
ヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「ハァ…! ハァ…!」
スッ…チャキ…
《メスを構えるディミリア!!!!!!》
??「……そんなもので対抗するのか?
雷が落ちても知らないぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハァァァー…喰らえぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バチチチチチチチチチチチチチチッ
ツバメオー「うわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
終わったーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おかーさ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ディミリア「………この…メスは…その雷に対抗するものではなく…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
??「MAXボルテージ・ハイパーキャノン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「ミキニーさんが身につけたファーを切り取るためのメスです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞりぞり!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「ちょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!??」
ズズ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「最後の最後に何トチ狂った事してんだこのお姉さん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
??「どりゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バオッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズッゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
―――
しゅうううううううううううううう…
オオオオオオオオオオォォ……
??「………
…………………おいおい…」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ツバメオー「―――…!! …え…!?」
ディミリア「ハァ……ハァ……」
??「…なんで無傷!!!!!!!! いや…何をしやがった!!!!!!?
オレは見たぜ…
オレが放った電撃がお前らを避けるのを!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「う…うん…! 雷がボク達を避けたヨ!!!!!!!! 何をしたの…!!!!?」
ディミリア「………これです」
スッ…
ツバメオー「く…糞紫から取ったファー…!!!?」
ディミリア「私はミキニーさんから取ったこのファーを毛玉にし…そしてそれに微弱な電気を纏わせたのです
そしてそれを投げた…すると」
??「…オレの電撃が……投げた毛玉の方に方向を変えた…いや!!!!!!!!!
毛玉に吸い寄せられた!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッッ…!!!!!!!!
ディミリア「…先程あなたがネコさんと戦っていた時
あなたは“鉄柱から鉄柱”ではなく鉄柱から直接ネコさんの目の前に移動しました
それは恐らく…ネコさんの体に溜まっていた静電気に引き寄せられたから…!!
あれを見て思いつきました」
??「……なるほどな 性質を逆に利用されたね…」
※なんとかファイト世界の法則は現実と異なる場合があります
なんとかファイト世界にS○AP細胞はあります(断言)
ツバメオー「リ…リーダーお姉さんすごい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今まで医療以外は役に立たないボンボリヤローだと思ってたけど見直したヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パァァァァァ
ディミリア「…………」
ディミリア「そんな風に思ってたんですかぁ……」
ガクゥ…ぽろぽろ…
ツバメオー「じょ…ジョーダンだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!」
??「……」
スッ…
ヒュオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【突っ込んで来るにゃお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ディミリア「…!!!」
ポイッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バチチッ…グインッ!!!!!!!!
??「う…うぐ!!!!!!!! オ…オレまで毛玉に引き寄せられて…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ディミリア「バグマグナ メコラ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズゴゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ドギャーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
??「ぐわは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《ディミリアは魔法で地面の一部を競り上げ 毛玉によって方向を変えられたオレっ娘にぶち当てた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
-
STAP細胞w
ナイス機転おねえさん
-
??「う…うぐーー…」
ビギギギ…!!!!!!!!
ツバメオー「どうだコノヤローッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お姉さんとファーの最強のコンビネーション力を見たかコノヤローッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シャオーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「うわぁぁぁぁぁん!!!!!!!! 私のファーだゾ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
私のふわふわだゾぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
プンプカプンプカ!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「うるせーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 必要な犠牲じゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前の糞の役にも立たないファーを命を守る道具にまで昇華させたリーダーお姉さんに感謝しろやッ!!!!!!!!
お姉さんはファーのファーンタジスタだぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「その二つ名いらないです……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
??「…くぐ…!」
《鉄柱の方まで後退していたオレっ娘》
ツバメオー「ぷくくく!!!!!!!! あいつビビってるヨ!!!!!!!!
お姉さんとファーにビビってるヨ!!!!!!!! まぁ攻撃手段を失ったから仕方ないね!!!!!!!!!!!!!!!!
ファー最強伝説!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
??「…ナメるなよ!!!! 攻撃手段を失ったわけじゃ…ねー!!!!!!!!
あるさ…最大の攻撃が!!!!!! だがこれをやっちゃうと…消し炭しか残らないんだ!!!!!!!!!!!!!」
パシッ…!!!!!!!!!
バチッッッ!!!!!!!! バチッッッ!!!!!!!!
バチチチチチチチチチチチチチチィィィィーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《オレっ娘が鉄柱に触れると溢れる電撃!!!!!!!!》
ツバメオー「な…なに!!!!? なんなの?!!!!!!!!!」
ディミリア「…鉄柱に纏っているあの電気は……」
??「これはオレが鉄柱を利用して移動する際に蓄電された電気だ
全ての鉄柱に…これと同じくらいの電気が溜まっている
この電気を…このフィールド全体に放出してやるよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「は?
そんなもんファー姉さんにかかれば楽勝だし」
ディミリア「…ファー姉さんって私の事でしょうか…
それよりですが…そんなことをされたら…防げませんよ…!!!!!!!」
ツバメオー「えぇ!!!!!!!!? ファーでも!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
??「当たり前だ!!!!!!!!!!!!!!!!
鉄柱全ての電気を解放すれば鉄柱に囲まれたお前達のその場所は電撃の乱気流に見舞われる!!!!!!!!
そいつはもはやファーごときで防げやしない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
喰らうがいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この“電気種”がフィールドの中心まで飛んだ時!!!!! 鉄柱の電気が種に向かって放たれる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ポゥッ…
??「黒焦げになりやがれーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ポイーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「うぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
-
ぽわわわわ…!!!!!!!!!!!!!
バチッ!!!!! バチッ!!!!!!!!
《飛ぶ電気種!!! それに反応するように鉄柱の電気がうねりをあげる!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ツバメオー「うわあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
きたよぉ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ファー姉さああああああああん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! なんとかしてヨ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ディミリア「…無理です……あの人の言う通り…ファーでは…」
ツバメオー「そんなァーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガガーン!!!!!!!!
ネコ【…これまでか…】
ツバメオー「やだーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ディミリア「……―――ツバメオーさん…!!!! お願いが!!!!!!!!」
ツバメオー「ふぁーっ!?」
ポウ…ポウ…ポウゥゥー…
バヂヂヂヂヂィィィィィッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《電気種……ついにフィールドの中心点へ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そして!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
バヂンッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バビャリャリャリャリャリャリャリャリャギャギャギャギャゴギャオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズッッッズウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《恐るべき電撃の放出量!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
フィールド全体を覆う電気のドーム!!!!!!!! 逃げ場なし……!!!!!!!!!!!!!!!!
まさに生存不可能の電撃地獄!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
??「……このフィールド内なら…オレは仲間内でも最強だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前達は悪者だが…この技を引き出したその強さ…機転は称賛するぜ
……この閃光はエーロレインへの手向けだ……………」
―――― 数分後
ジュゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
??「さて 焼けたかな?
…………ん?! な…なんだありゃ…!!!?」
カァァァァァァァァァァッッッッッ…………ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
じゃじゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブッリィーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《なんと!!!!!!!! フィールドの中央に巨大で透明なウ○コが鎮座していた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
??「なにあれーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どどど〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
なにごとw
-
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ズズゥーーーーーン…………
??「なんだよこれ……
グルグル巻の……なんか…この…
なんだこれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ピシシ…! ピキ…ピキ…!
バキンッッッ!!!!!!!!
《透明なウンコにヒビが!!!!!!!》
??「?!」
ザッ
バッキ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ぷはーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《透明なウンコの中からツバメオー達が現れた!!!!!!!!!!!!!!!!》
??「な…なにぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドォーーン!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【にゃんと…まさか生き残れたとは…】
ディミリア「上手くいきました!!」
ドンッ!!!
??「な…なんで!!!!!!!!!? なんであの全方位放電に晒されて生きていやがるんだーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そ…その透明な…名伏し難いグルグル巻は一体なんなんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ディミリア「これは…氷のシェルターです
ツバメオーさんの魔法で作ってもらいました」
ツバメオー「間に合って良かったヨ……これでもメコレ魔法!!!!!!!!
もう魔力もギリギリだヨ…」
??「氷…………なんで…オレの電撃を防げたんだ…?!!!!!!!」
ディミリア「氷は電気を通さないのでしょう
先程あなたがツバメオーさんの氷に閉じ込められた時 あなたは中から放電しましたね
私達は危ないから下がりましたが……しかしよく見ていると気がついたのです
あの時…あなたの電撃は一切氷の外には漏れていなかった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
??「なッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――― 氷河に落雷なし ――――
インドの有名なカレー屋さんの言葉である―――…
元来、氷はめっちゃピシッてなっててカッチカチである…。
だからすごく隙間がめっちゃなくてマジヤバいらしい。
そこに電気を流してもアレで意味ないから電気も「は?」って感じらしい。
実際かの有名なポ○モンでも、でんき+ドラゴンタイプはでんきタイプの技を半減するため すごくベンリ…。
とにかく電気は氷に対してはめっちゃクソザコであり、雷が落ちて来たらクレバスに潜るのが主流らしい。
やっぱり氷ってすげーわ。冷たいし砕いて汁かけると甘いし冷やせるからすごい。
明日から氷になろ。。。
(もんもん書房発行『語彙力のない科学方程式』より抜粋)
-
氷になろうwww
-
ガガガーーーーーーーーーン…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
??「こ…!!!!! 氷が電気を通さない…!!!!!
そ…そうだったのかぁ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そうか……通りで…“あいつ”…
たまーにオレが怒って電撃放っても“あいつ”だけはいつも涼しい顔してたな…
てっきり不感症かと思った…」
まぁ大抵他の奴らは避けるんだが
ツバメオー「…ふーーん つまりあいつは氷が弱点ってわけ?
ボクとの相性抜群だね!!!!!!
…………そうだ!!! お姉さんボクいいこと思いついた!!!!!!!!!!」
ディミリア「…?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
??「…くっ せっかく溜めてた電気が無くなっちまった
だがこんなんでオレを無力化出来たと思うな…!」
ツバメオー「キリューコォ メコラ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パァァ!!!!!!!!
ヒュコォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブファアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
??「…霧!!!!? …煙幕代わりか…?
確かに霧でフィールドを覆われれば厄介だが…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュサァァァァァァァ…!!!!!
ツバメオー「……!!!!!」
??「はっきり見えるぜ…お前達の姿ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんだこの霧? 全然煙幕になってない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
足元が隠れる程度じゃないか…!!!!!!!!
どうしたどうした? 魔力ってのが無くなっちまったか?」
ツバメオー「………」
??「残念だったな! お前達のターンは終わった!!!!!
エレキバーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バリリリリッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「コーコ ガンパ メコラ!!!!!!!!」
パキュウゥーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バツンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ツバメオーの放った氷塊が電撃を弾いた!!》
??「…そうくるかよ!!!! 面白い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エレキバンバンバーーーーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドバババババババババババババァーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガキン!!!!!!!! バチィン!!!!!!!! ポバ!!!!!!!!
《オレっ娘が放つ電撃!! それを弾いていくツバメオーの氷魔法!!!!!!!!》
??「…ちっ!! 電撃じゃ分が悪いか…
ならこいつだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジャキ!!!!!!!!
《オレっ娘は上下に刃がついた薙刀のような武器を取り出した!!!!!!!!》
??「おうるァアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
??「ライライライライライライライライライライラァァァーーーーーーイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズバズバズバズバズバ!!!!!!!!!!!!!!
《次々と氷塊を刻んで行くオレっ娘!!!!!》
??「ハッ!!!!!!! こんなのオレには蒟蒻だな!!!!!!!!!!!!!!!
いつまでやるか!!!!? 魔力が切れるまで付き合うぜッ!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「いやいいヨ
そんなにやるつもりは…ないッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズゴォーーーーーーン!!!!!!!!!!!!
《一際巨大な氷塊を放つツバメオー!!!!!!!!》
??「…へぇ!!! これはまた…裂きごたえのある氷だな!!!!!!!!」
ザッ!!!!!!!!
ツバメオー「……もみーの!! …撃てる!!!!!?」
もみーの銃「え…でもあの人は…」
ツバメオー「大丈夫……! 撃つのはあいつじゃない!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
もみーの銃「!?」
ゴォオオオオオオオオオオウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
??「ブッた斬る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《巨大な氷塊を迎え撃たんと構えるオレっ娘!!!!! その時!!!!!!!!》
バキュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビシシッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
??「!!?」
《オレっ娘が斬るより早く弾丸が氷を撃ち抜いた!!!
氷にヒビが広がり…そして!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
バリ〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パラパラパラパラパラパラパラパラアアアアアアアアアアア…!!!!!
??「…くっ…! 銃弾で砕けた氷のカケラが…」
バァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「ぶるぶるぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どんッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《なんと!!!!!!!! 突如としてオレっ娘の目の前にミキニーが!!!!!!!!》
??「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
こ…こいつまさか…今のでかい氷の中にッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ツバメオー「ほんとはブッた斬られても良かったんだけどねぇ」
ゴゴゴォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「にゃははは〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!! 最初のお返しぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブォォッ!!!!!!!!
??「………チッッ…」
ヒュオッ… ブゥンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「効かないゾ!!!!!!」
ブズァアアッ!!!!!!!!
《ミキニーは体を電素粒子に変え攻撃をすり抜けた!!!!!!!!》
??「?!!!」
ミキニー「この電素粒子の体でで抱き着くとビリッと来るゾ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!
テラデス・ブロッケイド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズァギュッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギイイイイイイイイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
??「ぐはーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
ビギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
??「く…が…!!!! な…なんだこれ…!!!!!! 電撃の痛みとは違う…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
し…神経に響く…!!!!!!!!
ぐは…あ…ぐぅぅ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミキニー「落ちろ落ちろぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュギューーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
??「ス…スパァークッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババリリリッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「びゃーーーすッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドッサァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《オレっ娘の放電を顔に受け倒れるミキニー》
ツバメオー「!!!! あのバカ紫…!!!!!!!!!
顔も粒子にすればいいのに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
よろよろ…
??「は…はぁ…はぁ…! き…効いたぜ…!!!!!」
ぐら…
??(…く…ぅ…!!!!!!!! 一度体勢を立て直さないと…!!!!!!
そうだ…!!! とりあえず一旦雷速ザッピングで鉄柱まで戻ろう…!!!!!!!!!!!!!!!!
それから攻撃…!!! 次こそ終わらせる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
シュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パッ!!!!!!!!《移動したオレっ娘》
??「…ふ…ふぅ…
神経の痛みが治まるまでここで様子を………………………………ん?
あれ? なんだこの鉄柱? なんだか他の鉄柱より細い…
というか………」
ウネウネウネウネウネウネウネウネ
??「すっごくウネウネしてるっていうかすごく柔らかいというか………………………あれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドドドドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
毛太郎「もぬーん」
??「ち…違うーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オレが移動したこの場所は鉄柱じゃなくて……毛の化け物の毛先だったァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
毛太郎「もぬーん」
しゅるしゅるしゅるしゅる
ギュッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
??「ぐはーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 絡まれた〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
な…なんで!!!!!!!! なんでオレは鉄柱じゃなくてこんな場所にィィィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!
-
毛太郎「もぬもぬもぬ」
ギュギュギュウウウウウウウウウ
??「ぐぐぅ〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!!!!!!!!! は…離せぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんでオレはこいつの毛先に………あぁッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドドォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バチバチバチバチ……………!!!!!!!!
??「…!!!!!! メ…メス!!!!!!!!!!? 電気を纏ったメスが毛先にくくりつけられている…!!?」
ザッ!!!!!!!!
ディミリア「確かに メスに雷は見事に落ちたようですね」
バンッ!!!!!!
??「お…お前らの仕業か…!!!!!!!!!!!!!!!!
オレはこのメスに引き寄せられたのか…!!!!!!!!!!!!!!!!
い…いやでも…! オレの雷速ザッピングの移動先が…鉄柱を差し置いてこんな微弱な電気を纏っただけのメスを選ぶはずが…!!!!!」
ツバメオー「それはねぇ
他の鉄柱が機能を果たしてないからだヨ!!!!!!
つまり消去法……お前はそこに移動するしかなかった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビシッ!!!!!!!!
??「…鉄柱が機能していないって?!!! なにを言うんだ!!!!!!
鉄柱はちゃんと変わらずあぁして……………うげッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!! ドンッ!!!!!!!! ドンッ!!!!!!!! ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ドォォォオーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ…
??「て…………鉄柱が全部凍ってるぅーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「そ
凍ったから電気が遮られてお前は鉄柱に移動出来なかったんだヨ!!!!!!!!」
??「…あれもお前の魔法…か?!
いつ…………魔力も少ないくせにどうやって鉄柱全てを…!!!!!!!」
ツバメオー「それはこれを使ったんだヨ!
魔札!!!!!!!! ボクの氷の魔法が込められた魔法の札!!!!!!!!
こいつを塔全てに貼って一斉に発動させた!!!!!!!!」
??「…は…貼った…?!! …いつだ!!!!!!!! いつそんな余裕があった!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「こいつらを使ったんだヨ」
ぐいっ
ヤンデル「うぐぐ!!! 引っ張るな…!!!!!」
《足元の霧の中からヤンデルを引っ張りあげるツバメオー》
??「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「足元に霧を張り巡らせてからヤンデルと化けネコに札を渡して鉄柱全てに貼りに行かせたんだヨ!!!!!!!!!
寝てるばかりじゃ退屈だろうからね!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネコ【むぐぐ…やっと動けるようになった我輩までこき使いおって…】
ヤンデル「無茶させるな…ツバメ…!!!」
ツバメオー「うるせーバカ!!!!!!!! お前は興奮して戦闘不能になっただけでしょ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
??「………やられた……
倒した奴らが行動してるとは思いもしなかった……クッソォッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギリッ!!!!!!!!!!!!!!!!
-
??「………………」
ツバメオー「…やっと大人しくなったヨ」
ディミリア「…すみませんが通させてもらいます
私達は行かねばならないのです」
??「…行ってどうする! 魔法使いを殺すのか!!? …エーロレインみたいに!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギンッ!!!!!!!!
ツバメオー「いやいや」
??「………オレは…
オレ達はあの町の防衛線…!!!!!!!!!!!!!!!!
あの町で友達になったみんなを守るためにも……オレは…!!!!!!!
オレがこんなところで負けるわけにはいかねぇんだーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バチィィーーーーーーーーーンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ばつんッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
毛太郎「もぬがふ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《オレっ娘を捕らえていた毛太郎の毛先が電撃で焼き切られた!!!!!!!!》
ツバメオー「こ…こいつ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザザンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
??「喰らえぇーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これがオレの最後の…ありったけの電撃だァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「…く!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュコォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!
??「無駄だァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
氷なんかでは防げないッッッ 質量のある雷撃を受けろぉーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
『神天寄爆雷拳』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ひ…ひやッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ディミリア「こッッッ…これはッッッ…」
《圧倒的圧力!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
暴虐なる黒いいかづちの波動がディミリア達を飲み込み消滅させんと大地に穿たれた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もはや回避不能!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――――――――――――――…死!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
「そこまでです」
シャラ…
-
ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しゃら…
《迫り来る波動!!!!!!!! …と!!!!!!!!
ディミリア達を守るように波動の前に立つ一つの影が!!!!!!!!!!!!!!!!》
ディミリア「…え?!!」
??「!!!!!!!! お前…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
「…」
くるくるくる…バッ!!!!!!!!
《現れた影は手にした傘を広げ それを波動に向けた!!!!!!!!
傘で波動を受け止めるようにッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ツバメオー「ちょッッ…」
ギュウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ……
バゴウッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バアァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《波動が傘にぶつかった!!!!!!!!!!!!!!!!
すると波動は拡散し空中に霧散した!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ババババババババババババババァァァァァァァァ………!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しゅううおおおおおおおおおおおおおおおおおお……
ツバメオー「………!!!! ふぅえええ…!!!!!?
見た…? 今の…!!!!!!!!
…傘で…!!!!! 傘でデカビーム止めたヨ…!!!!!!!!」
ディミリア「…………い…一体なんなのです…コトコトは………」
ヒュウー……
「私の傘は 取っても丈夫…
そして完全なる純水は電気を通しません
この傘に私が作り出した純水の膜を張れば電撃を弾く事は簡単です(字余り)」
??「…なんでそいつらを守るんだよ………カンシ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カンシ「この方達は魔反会ではありませんよ ライジーさん」
【古都コトコトに住み着きし寄生
“天寄生”観沙寄生(カンシ)】
http://download1.getuploader.com/g/sousaku_2/1046/160622_015649.jpg
バンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
??→ライジー「はぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? お前までそんなこと言うのかよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
【“天寄生”ライジー】
http://download1.getuploader.com/g/sousaku_2/1045/160622_015542.jpg
ババババァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
○ 【“天寄生”雷G王寄生(ライジー)】
-
ファックマークww
-
カンシ「…私の知り合いが 大変に 失礼なことをしてしまいました
申し訳ありませんでした(字余り)」
ぺこ…
ディミリア「…え…! あ…あぁいや…は…はい」
ライジー「おいおいカンシ!!!!!!!! 謝る必要はないって!!!!!!!!!!!!!!!!
こいつら魔反会だよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 外敵だよ外敵!!!!!!!!
こういう輩から町と町のやつらを守るのが彼方との契約だろ?」
カンシ「違いますよ ライジーさん この方々はネアメ・ルートの方々です
本物の(字余り)」
ライジー「それが嘘なんだって!!!!!!!! 騙ってんだよ!!!!!
エーロレインだって恐らくこいつらに………くっ…!」
ギリッ
カンシ「本物ですよ 何故なら」
スッ
カンシ「エーロレインさんはこちらにいらっしゃいますから」
ぬっ
エーロレイン「いや〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜すまなかったな!!!!!!!!!!!!!!!!
興奮して先走ってしまったばっかりに大変な事になっていたようで…」
ど〜〜〜〜〜〜〜ん
ライジー「………………………………………」
ライジー「では これで」
すイ〜〜〜
ツバメオー「待てい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! コラァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
でで〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
パン!!!!!!!!
ライジー「…すまんッ!!!!!!!! 完全にオレの勘違いだった!!!!!!!!!!!!!!!!
申し訳ない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「勘違いで済むかヨ!!!!!!!! こっちガチで殺されると思ったヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ライジー「いやー でもなかなか強いじゃん!!!! 見事に出し抜かれちゃったよ」
ディミリア「いや…色々運が良かっただけです…」
ネコ【まぁこの戦力であそこまでこのオレっ娘相手に食い下がれたのは奇跡だにゃ】
ライジー「ちょお〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
なに? なに?! オレ褒められてる? まいったな〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
まぁ確かにオレは“天寄生”の中でも戦闘力の高い“エース”だけどさぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっ!!!!!!!!!!!!!!!!
そんなあげポヨられちゃムズ痒いぜぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!??」
テレテレ
カンシ「てれびさん とてもおこって いましたよ(まともな俳句)
かえったら 罰として 割り箸をおっぱいで割る宴会芸をさせるとか(字余り)」
ライジー「帰りたくないよぉぉぉ…………!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガ…ク…………
どよぉ〜〜ん
-
オシオキだべ〜
-
ツバメオー「よくわかんないけど……一番悪いのは眉毛お姉さんでしょ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
勝手に行っちゃうから…」
エーロレイン「申し訳ない
本当に久々の故郷だったからつい舞い上がってしまった」
故郷じゃないけど
ライジー「で……カンシと会って引き換えしてきたと…
カンシはなんでここに居たんだよ
今日は当番じゃないだろ?」
カンシ「私は町でくつろいでたのですが タイフーオさんから“風の噂”を聞き駆け付けたのです」
ライジー「………さっきの闘いはみんなにつつぬけなんだな」
カンシ「あれだけ力を解放すれば気が付きますよ」
ライジー「………はぁ!! …しくったなー
…だってさ 絶対悪い奴らだと思ったんだもん」
ディミリア「いつから私達の事を察知していらしたんですか?」
ライジー「お前達がこの“山もどき”に足を踏み入れた時からだよ
この山の入口の地面には電線が張り巡らされてる
それを生き物が踏むと電線を通してその生き物の情報を電気に変換してオレに雷速で送られてくるんだ
電気で送られて来る情報は正確で……その生き物の邪悪さも測ることが出来るんだが…
オレに送られたお前達の電気情報の中に…邪悪な意志を感知した
だから倒しに来たんだよ」
ツバメオー「じゃ…邪悪って…ボクらが〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!?
なにいってんの!!!!!!!! ボクらは正義のネアメ・ルートだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
そをなボクらをつかまえて邪悪なんてその電気情報とかいうの間違ってんじゃないのー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ライジー「確かだよ
多分お前達の中の誰かがとんでもなく邪悪なんだな
詳しく調べてやろうか?」
ツバメオー「誰だ誰だこんなかで闇を抱えてる奴は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もちろんボクでもファー姉さんでももみーのでもないよね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ネコ【もちろん我輩も違うだろう】
ライジー「違うな」
ツバメオー「じゃあヤンデルか!!!!!!!!!!!!!!!!? お前見た目も中身も闇だらけでしょ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「……………」
ライジー「違うな
むしろもっとも澄んでる
うーん…とするとお前だな」
ビシッ!!
ミキニー「ふぁ?」
ツバメオー「てめーの仕業かコノヤローーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バーキ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「ケバぶッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズシャアアオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「それがてめーの本性か!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
結局化け物はいつまでたっても化け物だヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この変な紫ヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!
ミキニー「し…しどい」
ライジー「お前も紫じゃねぇか…」
-
ライジー「ていうかお前…電磁超獣だろ」
ミキニー「みゅ?」
ツバメオー「え!!!!!!!!? 分かるの!!!!!!!!!!!!!!!!?」
カンシ「電磁超獣…あぁ 聞いたことがありますね(字余り)」
ライジー「この世界に来るいくつか前に行った世界に住む生物だよな
あの世界 ビリビリしてオレ好みだったぜ」
ヤンデル「…こ…この世界に来る前…?」
ミキニー「えーーーーーーーーー!! 私の世界知ってるのーん!!!!!!!!!!?
本当なのー!!!!? 電気なまずと濡れ女ー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ライジー「誰が電気なまずだ!!!!!!
まぁな 元々“寄生”するつもりで訪れたが
あの世界は争いが絶えずオレ達が暮らすには品が無さすぎたんでスルーしたんだ確か」
カンシ「あぁ…思い出しました
たしか世界が二つの勢力に二分して対立していた世界でしたね
確か“女王”と名乗る一派と“王”と名乗る一派に分かれていたと思います
毎日血で血を洗う激しい戦いを繰り返し覇権を奪おうと殺しあっていましたね」
ツバメオー「えー…女王って…」
ミキニー「そうだゾ!!!!!!!! 女王はお前達が倒した私のママだゾ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私は故郷の世界ではママ側の兵隊として戦ってたんだゾ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「なんでこっち来たんだよヨ」
ミキニー「それはぁ…」
ライジー「大方 負けたんだろ? その世界の覇権争いに」
ミキニー「負けてないもぉぉぉぉぉん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ただちょっと戦力がヤバくなったからこっちの世界に避難しただけだゾ…
それでこっちの世界を支配して戦力を蓄えてから元の世界に戻ってまた戦おうと思ってたんだけど…
ママも死んで戦力も増えないし…ママ抜きじゃ向こうにももう戻れないねぇ…」
ツバメオー「なんだそれ!!!!!!!! ボク達の世界はお前達の世界の内輪揉めに巻き込まれただけかヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
迷惑すぎんだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!
ミキニー「だって…負けたくなかったんだもん…
おかしいよ…ママが電磁超獣の始祖なのになんで追い出されなきゃならないの…
私達はママのためにずーっと頑張ってたのに…こんな仕打ち無いゾ…
許すマジ
あいつらマジ許すマジ」
ヤンデル「許すのか許さないのか…」
ミキニー「でも考えても仕方ないね もうママ死んじゃったんだから…
この世界で生きてくしかないね
そういえば山に残ってるあいつらどうしてるのかなーん??」
ツバメオー「気になるなら戻れヨ!」
ミキニー「やーだ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
わいわいわい…
-
ツバメオー「…ちょっと待って
なんでお前達はこいつの世界の事知ってるんだヨ
まるで見てきたかのように…」
ライジー「実際に見てきたからな
オレ達は“寄生”…世界を自由に移動出来る存在さ」
ドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「き…寄生…!!!!!!!?」
ネコ【………なんにゃと?】
ツバメオー「なんだヨ寄生って」
ライジー「寄生ってのは色んな世界に侵食しその世界を好き勝手に変えちまうナウでヤングな存在さ!
オレ達は寄生の中でも特殊な性質を持つ“天寄生”!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オレとカンシ以外にも仲間がなくさんいるぞ!!!!!!!!
オレ達がこの世界にやってきたのは勿論この世界を寄生するためさ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「…………!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴ…
ツバメオー「は?
何いってだこいつ」
ひそひそ
エーロレイン「彼女達の中ではそういう設定なんだ
付き合ってあげてくれ」
ライジー「変人扱いするな〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
本当だ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
でで〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「まぁじゃあ本当にその寄生とやらだとするとお前ら侵略者じゃん
なんでそんな侵略者がコトコトを守るような真似を?」
ライジー「…まぁちょっとした義理さ
そりゃ元々はオレ達はこの世界を寄生しに来たが色々あってな
こうやって町を守ってやってるのも彼方との約束で…」
ツバメオー「彼方?!!!! 彼方って言った!!!!!!!!?
なに? あいつもこの件に噛んでんの?」
ライジー「ん? あぁそうだよ…って
お前彼方の知り合いか?」
ヤンデル「彼方はツバメの友達……」
ツバメオー「違うヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
腐れ縁だヨ 腐れ縁
あいつ元気?」
ライジー「あぁ ハッスルしてるぜ」
ツバメオー「やっぱりパイオツも貧相なのかな?」
ライジー「変わりなく」
ツバメオー「…ぷくくくくく!!!!!!!!!! こりゃあ面白くなってきたヨ!!!!!!!!
ファー姉さん! コトコトに着いたらボクちょっと知り合いに会いに行きたいんだけど…」
エーロレイン「彼方さんに会うならちょうどいいじゃないか
我が弟エンデリルは彼方さんの家…無限道場に居るからな」
ツバメオー「え!!!!!!!!!!!!!!!!? そうなの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ボク以上にコミュ障のあいつが他人を家に置くなんて以外だヨ…」
エーロレイン「はっはっは
どうやらツバメオーちゃんが知る彼方さんと我々が知る彼方さんでは大分齟齬が生じているようであるな
今の彼方さんはきっと君が知っている彼方さんよりも元気で明るくて皆から頼りにされてる存在だよ
現在の状況になったコトコトの中心に居るのは彼方さんと言っても過言ではない!!!!!!!!」
ツバメオー「はぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
嘘でしょ……………あんな可愛いげない無愛想で男勝りでわがままで自分勝手で暴力的なチビ女が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ゴゴウッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「まるで自己紹介みたいだな…」
-
まったくだw
-
――― そして
ガサガサ
ライジー「おっと! 森を抜けたみたいだ
…ようこそ! ここが古都コトコトだ!!!!!!!!!!!!!!!!」
みんな『!!!!!!!!』
ゴオオオオオオオオオオオオ……ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パァァー パパパァー
ブルルン ブルルン ブルルン
《森を抜け見晴らしの良い場所に出た一行!!!!!!!!
眼下に見えるは巨大なビルとたくさんの車・人が行き交う巨大都市だった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ドドドォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「なにこれッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「こ…これが古都コトコトですか…
随分と栄えてらっしゃいますね…」
ネコ【古都の要素が一切ないぞ…】
ツバメオー「そ…そうだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
ここコトコトじゃないでしょ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
コトコトはあんな鉄筋作りの建物なんてないヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どこもかしこも藁葺き屋根で築地松だらけの島根みたいな場所だったヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ねぇボク達違うところに来ちゃったんじゃない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
エーロレイン「いや ここはコトコトさ
…いや “コトコトになった場所”…と言うか…」
ヤンデル「ど…どういうこと…?」
エーロレイン「ここは元“モロミエシティ”なのである
モロミエシティは古都コトコトの隣町だが…
つい数ヶ月前に合併して『コトコトZシティ』として生まれ変わった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「Z!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「が…合併って!!!!!!!! こんなときにそんな急に…?!!!!」
エーロレイン「はっはっはっはっはっは! まぁ実際は“再構築”と言うべきか…
実はあるお金持ちの会社がコトコトとモロミエシティを買い取ってね
それでその人の権利で2つの町を合併させて新たな町に作り替えたのである」
ツバメオー「えぇーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブブ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「合併って…………そんな簡単に行くものですか…」
エーロレイン「問題ないさ 町の自治なんてその土地土地で皆好き勝手にやってるんだから
もちろん住人理解も得ている…まぁ尤も…文句を言う人も居ないがね…
なんせそのお金持ちは町を買い取った後瞬く間にインフラを最高のものに整え多くの企業を立ち上げ福利厚生を充実させたり…全ての面で尽力して町をハッテンさせたからな」
ツバメオー「何物なんだよその金持ち…」
-
ディミリア「2つの町を合併しここまで発展させるとは…
こんな大きさの町…世界でも有数ですよ
本当に…そのお金持ちの方はなんのために?」
ライジー「山から下りて町へ行けば分かるよ
とりあえずこの山をおりようぜ」
ツバメオー「…………ねぇ
…下の町がモロミエシティなのは分かったけど…
だとしたこの山はなんなの?
モロミエシティの側にこんな山無かったヨ
しかもこの山…思ったよりもっと大きい
山があっちにもこっちにも連なって…山脈みたいだヨ
こんなのが急に現れたとでもいうの?」
ライジー「急に現れたのは間違いないな
この山々はオレ達“天寄生”が作り出したものだよ」
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ディミリア「ど…どういうことです? あなた達がこの巨大な山を作り出したと?」
ライジー「“山みたいなもの”…さ
オレ達天寄生は自然を操る…
オレ達に掛かればこんなの造作もないのさ
…まぁ色々工夫してあるんだが」
ディミリア「一体どうやって…?」
ライジー「そうだなぁー…お前達になら話してもいいかも
えーっとまず…」
??「あー!!!!!!!! 来た来た!!!!!!!! あははは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ライジー「…お!! にじじゃん!」
ババンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
にじ「あははははは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お疲れちゃーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【“天寄生”にじ】
http://download1.getuploader.com/g/sousaku_2/1047/160625_022034.jpg
ライジー「紹介するぜ
こいつはオレと同じ天寄生のにじだ
…にじ! エーロレインが帰ってきたぞ!!!!!!!!!!!!!!!」
にじ「わは〜〜〜!!!! エーロレインおっひさ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!」
エーロレイン「やぁにじさん!!!!!! 久しぶりだね」
にじ「そこのひとたちは?」
ライジー「こいつらはネアメ・ルートのやつらだ
眉毛帽子を助けに来たんだと」
にじ「あははは!!!!!!!! この人達が!!!!!!!!
へー!!!!!!!!!!!!!
この人達があのメヤニ・ルート……いや ベニヤ・ルート…だっけ…?
えっと…毛穴・トール………毛玉・ニート…??
………毛じらみニーソか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こんにちはー!!!!!!!! 毛じらみニーソさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ペカー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「は はい こんにちは…」
ライジー「……まぁこんなやつだ よろしくしつやってくれ」
-
にじ「あははは!!!!! ライジー派手にやってたみたいだね〜
町の人達が怯えてたからぼくが虹のパフォーマンスを見せて落ち着かせてたんだよ!」
ライジー「わ…悪い」
ツバメオー「…ん? ……“ぼく”…?」
にじ「あとで七色ずんだ餅奢ってね!!!!!!!」
ライジー「くっ…足元見るな…!
…そんなことよりお前一人か?」
にじ「まっさかぁ〜」
ババッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シンキ「ハ〜〜〜〜〜〜〜〜〜イ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボックも居ますよライジーサ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
にばり〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
【“天寄生” 真姫寄生(シンキ)】
ライジー「う…うわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いつの間に後ろに〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シンキ「にじサン!!!!!!!! カンシサン!!!!!!!!!!!!!!!!」
にじ「ラジャッッ!!!!!!!!」
ガシッ!!!!!!!!
カンシ「はい(字足らず)」
ガシッ!!!!!!!!
《ライジーの脇をホールドする2人》
シンキ「せいやーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガッシィィィーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《そのままライジーを箱に拘束するシンキ!!!!!!!!》
ライジー「ぐはぁあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 捕まったーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ていうかカンシまで荷担してんじゃねええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うわああああああああああああああああああああああッなにされるんだああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バタバタバタ
シンキ「ハイハイこちらにありましたるわ種も仕掛けもない箱に入ったライジーサン
このライジーサンの入った箱をこの巨大ノコギリで両断しマス」
スラァァァ
ライジー「おいこれヤバい奴だろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
やめろ!!!!!!!! やめてーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シンキ「大丈夫!!!!!!!!
このノコギリはスーパ○ドンキーコング3の木の面で出て来たノコギリと同じ物デス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
じゃーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ライジー「大丈夫じゃねええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんなのトラウマそれーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どどーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
http://download1.getuploader.com/g/sousaku_2/1048/160626_012731.jpg
-
シンキ「でわでわ始めマスヨ
たのしいたのしいボクのマジックデス!!!!!
それはまさしく『人体切断ショー』!!!!!
このノコギリを使ってこの箱をギーコーギーコー…」
ギコギコギコギコ…
ライジー「…ひ…ひぃぃぃぃ…!!!!!」
ギコギコギコ…
シンキ「うーん
ありゃりゃー? 今日はなんかチョーシが悪いデスね
なんかこの感じだと身を切っちゃうかもデス」
ライジー「おいッッ!!!!!!!!!!!!!!」
ぞーん!!!!!!!
カンシ「大丈夫です 今日はお医者さまも いらっしゃいます(字余り)」
カンシ「それは安心!!!!!!!! ハリきってキルぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギコギコギコギコギコギコ!!!!!!!!!!!!!!!
ライジー「おいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブバーッ!!!!!!!!!!!!!
ギコギコギコギコギコギコギコギコ…
シンキ「ハイハイ半分まで斬りマシター
でわ一端ここで止めマシテー
ライジーサンの口から鳩を出しマス
それ!!!!!!!!!!!!」
ズルッ…ズルッ…
ライジー「も…もががががが…!」
にゅるっ
鳩「くるっぽー!」
にじ「わぁい♪ 鳩だー!!!!!!!!」
ミキニー「すごーい!!!!!!!! もう一回!!!!!! もう一回!!!!!!!!」
シンキ「ほぉー!!!!!!!! アツいリク入りマシタ!!!!!!!!!!!!!
行けますかライジーサン!!!!!!!!?」
ライジー「げ…げほげほッ…!!!!! で…出るか〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!
シンキ「デモデモ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!」
ぽんぽん!!!!!!!!!!!!!!!!
ライジー「ほばっ!!!!!!!!」
にゅるっ
鳩「くるっぽー」
シンキ「もういっちょ!!!!!!!!」
にゅるっ
鳩「くるっぽー!」
シンキ「いつもより多く出しております!!」
にゅるるっ
鳩「くるっぽー!!!!!!!!」
ライジー「ぽげァーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
出し過ぎだーーーーーー!!!!!!!! いい加減にしろ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ていうか人体切断ショーの途中に何鳩出してんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
構成がブレッブレだよ!!!!!!!!!!!!!!!
この切断されかけてる体はどうなってるんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!
シンキ「大丈夫デス!!!!!!!!」
すぃ〜〜〜
シンキ「もう切れてマスので〜〜〜」
ぱっか〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!
ライジー「ほんとだ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いつの間にーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!
シンキ「一流のマジシャンはいつ斬ったか悟らせないものデス!!!!!!!!!!!!!!!!」
ライジー「シンキ…………腕を上げたな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビッ!!!!!!!!
シンキ「ライジーサンの体のおかげデス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それではこのまま失礼します」
ごろごろごろごろ…
ライジー「ま…待て〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オレの体を持っていくな〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブブー!!!!!!!!!!!!!!!!
-
そして…
ライジー「改めて紹介するぜ
こいつはにじ そしてこっちはシンキ…この2人も天寄生だ」
にじ「『歯磨きヤーダ』の皆さんこんにちはー!!!!!!!!」
ペカー!
ヤンデル「また変わってるぞ…」
ツバメオー「ただのろくでもない集団じゃねーか……」
カンシ「オヤオヤ! 新しいお客サンデスか!
これはまた驚かせ甲斐がありそうデスネ!!!!!!!!
ねぇライジーサン!!!?」
ライジー「驚かすのは勝手だがオレは使うなよ!!!!!!!!!!!!!!!!?
…えーっと それでだ
さっき話したあの山だが… 実はあれを作るのにはこいつらも一役買ってるのさ」
ディミリア「というと?」
ライジー「ここいつらは光の屈折と目の錯覚を操る天寄生なんだ
その能力を使って山をあの空間に映し出してるんだ」
ツバメオー「えぇ?!!!! つ…幻影魔法みたいな!!!!!!!?」
ライジー「魔法ではないが………まぁ似たようなものだな
といってもただの魔法なんかよりもっとリアルだぜ」
ディミリア「リ…リアルどころか本当の山だったとしか思えませんが…
高低差もありましたし…」
ライジー「もう一つ別の天寄生の能力が噛んでいるんだ
仲間に氷を操るやつが居るんだけど そいつが作り出した永久凍土の丘に木々の生えた山の幻影を上乗せしていたんだよ
つまりお前達は山を登ってたんじゃなく永久凍土を登ってたんだ
あぁして目で見える山より実際は標高は高くないんだぜ」
ネコ【…あれが氷の丘…なんて規模にゃ…】
ツバメオー「しかも山脈に見えるほどの広範囲………魔法だったら不可能だヨ…」
ヤンデル「ツバメの氷魔法が鳥のフンレベルに見えるな……………」
ツバメオー「なんだとコノヤローッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギーッ!!!!!!!!
ディミリア「氷の丘を作り出しそこに山の幻影を上乗せした…それで作り出されたのがあの山々なのですか…
高度過ぎます…想像を絶しますね…」
ミキニー「えー? あの山…山じゃなかったのん?
あんなに草ボーボーだったのにーん」
ツバメオー「た…確かに
ボク達は草を掻き分けて行ったし 島根カメムシとかの虫だって居たヨ!!!!!!!! 臭かった!!!!!!!!!!!!!!!!
あの感触も臭いも全ても幻影だったの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
シンキ「人間の脳は不思議ナノデス
目に映った景色が“そう”見えたら脳が“そう”であると認識し“それ”に合わせて感覚が騙されてしまうンデス
目の前に草がありそれに触れれば “実際に存在しなくても”触れたように思ってしまいマス
錯覚は目だけで起きるものではナイということデショウね」
にじ「つまりみんなラリってたってことだね♪」
ライジー「いや、違うぞ それは…」
す〜ん
-
ツバメオー「なに? この幻の山はこのコトコトZシティを取り囲んでるの?」
ライジー「いや この山は北側の“防壁”でしかない
他にもあと三つ…方角によって別の方法で外界から断絶されてる
それでそれぞれで担当してる天寄生が違うんだ」
カンシ「東側は突風吹きすさぶ深い崖…
西側は深く巨大な湖…
そして南側は迷い込めば命の無い砂漠地帯になっています
どこから向かおうとと簡単にはコトコトに入れないようになっています」
ディミリア「………まるで自然の要塞ですね…」
ツバメオー「じゃあ町の人達出られないじゃん……いいの?」
ライジー「そのためにインフラ整えてるんだよ
生産も流通も全てがこの町で完結するようになってる
必要なければわざわざ出なくていいだろ……」
ディミリア「そうですが…」
ライジー「まぁ詳しい事はあとだ
行こう ついて来てくれ」
―――
シンキ「…ほう!!!!!!!! 天狗に河童にサラサラストレート!!!!!!!!
噂のネアメ・ルートにはたくさんの妖怪が居るのデスカ!!!!!!!!
興味深いデスネー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミキニー「他にも変なやついっぱいいるゾ!!!!!!!!」
ディミリア「…何故スパルティーさんが新種の妖怪扱いに」
シンキ「うーん!!!!! このコトコトではもう沢山興行をしましたが…そろそろボクも新天地でマジックショーをしたい気分デスネー!!!!!!!!!!!!!!!!
ライジーサンもそう思いマスよね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ライジー「だからなんでオレに話を振るんだ!!!!!!!! オレを巻き込むなよ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞーん!!!!!!!!!!!!!!!!
にじ「ねぇ君!!!!!!!! それいい顔色だよね!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「こんななすびみたいな顔色やだヨ!!!!!!!!」
にじ「あはは!!!!!!!! そんなことないよ!!!!!!!!!!!!!!!!
とても綺麗な紫色だー!!!!!!!! ぼくの色に欲しいくらい!!!!!!!!!!!!!!!!
羨ましいー!!!!!!!! 羨ましいー!!!!!!!!」
ツバメオー「…………また!!!!!!!!!!!!!!!!
お前今“ぼく”って言ったな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
にじ「? 言ったよー」
ツバメオー「ちょっと悪いけどその一人称やめてくれる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボクと被る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この世界に僕っ娘はボク一人で十分なんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
にじ「えぇー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズーン!!!!!!!!
ヤンデル「何言い出すんだお前…」
シンキ「そうデスヨ! にじサンは“ぼく”です!!!!!!!!
それがにじサンのアイデンティティーで一番のプリチーポイントデス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴウッ!!!!!!!!
ビシッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「お前も!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前もさっき自分の事“ボク”って言ってたヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
つまり今…この場になんとかファイト世界の僕っ娘が3人も一カ所に集まってしまった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これはもう…始まるしかないヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
第一次僕っ娘大戦をッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドオオオオオオオオオオオオオンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ゴゴゴゴゴゴゴ
にじ「…第一次僕っ娘戦争ぉ? なにそれ!!?」
ツバメオー「そのままの意味だヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前とお前とボク…この三人で一番僕っ娘に相応しい最強の僕っ娘を決めるんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
最強になったそいつだけがこの世界で“僕”を使っていい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「なんだよ最強の僕っ娘って………」
エーロレイン「なんだか面白いことになってきたな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
にじ「つまり…ぼく達と勝負を…?」
シンキ「オヤオヤ
コレはコレは」
ズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズッ…
ライジー「…おい!!!!! 勝負はいいけど………電車に乗ってからにしてくれ!!!!!!!!
そろそろ出発の時間なんだから!!!!!!!!!!!!!!!!」
3人『あっはい』
す〜〜ん
ヤンデル「素直だな;」
――― パンモロミエSTATION
エーロレイン「ここから電車に乗ればすぐに弟がいる場所に行けるのだ」
ディミリア「で…電車とは
こんなものまであるのですね…」
ライジー「こいつも例の企業が作ったんだ
この世界じゃ電車は珍しいらしいな
もしかして初めてか?」
ヤンデル「は…初めてだ…!」
ネコ【にゃ………こんなものが走るのか?】
ミキニー「キュウリみたいな形してる〜」
ディミリア「電車なら以前にも乗ったことありますね……………あまり思い出したくありませんが」
もみーの銃「人いっぱいだね〜〜」
わいわい ざわざわ わいわいわいわい
ディミリア「…確かに多いですね
とても閉鎖された町とは思えませんが……………ン…?」
ピク…
ディミリア「……………」
キョロ…キョロ…
《雑踏を見渡すディミリア…》
ディミリア「………………この町の人達…
…まさか」
カンシ「…」
ニコッ…
――― そして…電車内
アナウンス『ほちゃあしゃしやす
こあこあいしえ ほあっしぢはぁちぇ もあみぇっごぉ
しゅあっしゅあしあぁぁーす』
ポッポー!!
ヤンデル「………すげぇ!!!!!!!! 今のアナウンス…何言ってるのさっぱり分からん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どーんッ!!!!!!!!!!!!!!!!
エーロレイン「今のは出発の合図である」
ミキニー「わー!!!! 楽しみゾ!!!!!!!!!!」
ネコ【…おい!!!!!!!! 本当に大丈夫か!!!!!?
こんなのが走るのか!? 爆発するんじゃないか!!!!!!!!!!!!!!!!!?】
そわそわ
ライジー「しないよ」
ガタタン… ガタタン… ガッタン… ガッタン ガッタン ガッタン ガッタン ガッタン ガッタン
タタタン タタタン タタタン タタタン
ヤンデル「は…走り出した…!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネコ【ニ゙ャーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
バタバタバタバタバタバタバタバタバタバタバタバタバタバタバタバタァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ライジー「おい!!!! なんか錯乱して車内を走ってったよ!!!!!!!!」
もみーの銃「パニック起こした猫みたいだね〜」
-
タタン タタン タタン
ゴオオオオオオオオオオオ…
ツバメオー「…」
にじ「…」
シンキ「…」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
ライジー「こいつらはこいつらで仁王立ちで睨み合ってるし…」
ヤンデル「おいツバメ…せっかくの電車なんだから楽しめよ…」
ツバメオー「うるせー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こっちはそんなことより重大なんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
ボクがボクである証明を賭けた戦いが始まるんだから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
にじ「本当にやるの?」
ツバメオー「当たり前だヨ!!!!! ビビってるの!!!!!!!!?」
シンキ「まさか
あなたに気を使っているのデスヨ
あなたが声高に主張する証明とやらを奪い取ってもいいのかと…」
ツバメオー「ふん!!!!!!!! 勝つ気満々かヨ!!!!!!!!!!!!!!!!」
シンキ「もちろんデスヨ まず登場期間が我々の方が早いデスカラね
どちらかと言えばあなたの方が後追いデス
この時点で勝負は決してると思いマセンか?
無益な勝負は悲しみを生むダケデスヨ
博愛主義のボクはそれが心苦しいのデス」
ライジー「誰が博愛主義だって?」
ツバメオー「登場期間なんて関係ないヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これは誰が一番“僕”を使いこなしてるかの勝負!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
使いこなしてるという点では……ボクは他者のソレとは一線を画してるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
にじ「…!!!!!!!! なんて“僕オーラ”…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴクゥゥゥ…!!!!!!!!
シンキ「…にじサンほどではありませんよ
そしてボクほどでも…」
ザッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ズォアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ
シンキ「…はぁぁぁぁぁぁ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴオオオオオオオオオオ
ツバメオー「やるね…確かに言うほどはレベルが高い…でも!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前では絶対にボクには勝てない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そもそもお前はこの土俵にすら立っていないのさ…!!!」
ギンッ!!!!!!!!
シンキ「…世迷言をいいマスネ!!!!!!!!
この僕オーラを持つボクに何が足りないのカナ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズズウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「根本的な問題だヨ!!!!!!!!
確かにお前は今…一人称は“ボク”だが……
お前の元キャラの一人称は“ボク”じゃなくて“わたし”だッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
偽りの一人称が本物の僕っ娘に敵うはずなし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シンキ「ぐわたーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エーロレイン「吹っ飛んだ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「なにゆえ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブー!!!!!!!!
-
どういう戦いwww
-
ドサァー!!!!!!!!
シンキ「きゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
にじ「シンキーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シンキ「くっ………申し訳ありまセン…ッにじさん…
ボクも何故一人称がボクになったのか自分でも謎デス…!!!
しかしこのボクの心は確かに“僕っ娘”だった…!!!!!!!!!!!
後は………頼み…マス…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガ…ク…
にじ「シーーーーーーーーーンキィィィーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「謎のキャラ変が招いた不幸だったね…
その子が悪いというわけではない――――>>1が悪いんだ」
ドンッ…!!!!!!!!
にじ「…! シンキの仇は…ぼくがとる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズゥッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「…! ハッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バォッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《2人からほとばしる僕オーラ!!!!!!!!》
ヤンデル「ぐぅぅぅッッ!!!!!!!! なんて圧力ッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ディミリア「こ…こんな力がぶつかったら………衝撃で電車が脱線して転がってぐっしゃぐしゃにコネられて…島根かまぼこみたいになってしまいます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
ツバメオー「………お前とボクで“僕”の頂点を決める戦いだ…
勝負法は…分かってるね?」
にじ「もちのロン…」
こくり…
ツバメオー「………第一次僕っ娘大戦最終戦……その勝負は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
僕っ娘族に伝わる由緒正しき決闘作法ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
『僕っ娘アームレスリング』だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォーーーーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「僕っ娘要素皆無の勝負来たーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズコー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「勝負は簡単 要するに腕相撲だヨ
相手の腕をそれぞれ相手側にあるボタンに押し付けた方が勝ち!!!!!!!!
ちなみにこのボタンに腕を押し付けると」
ボタン『ぼっく〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪』
ピンポーン!
ツバメオー「って鳴ります
…故に僕っ娘アームレスリングッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!
ヤンデル「僕っ娘要素が申し訳程度すぎる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!
-
ヤンデル「…アームレスリング…腕相撲か…
……大戦という割には和やかな対決だな…」
ツバメオー「ホントにそう思う?
この戦いはただの戦いじゃないんだヨ
己を失うか…守るか……そういう戦いだヨっ…!!!!!!!!」
ゴゴゴゴ…
ヤンデル「…?!」
にじ「………“代償”…だね?」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
ツバメオー「そう…この戦いで負けたものは一つを失わなければならない…
今回はもちろん…そう…“一人称”…!!!!!!!!
今回は互いの一人称を賭け…負けた方はしばらく“僕”を使うことを禁ずるッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ライジー「な…なんだそれ…
嫌なような…別にどうでもいいような…」
ツバメオー「ちなみに敗北後認められる一人称は“おいどん”のみになります」
ライジー「嫌だなそれ」
ズーン…
ツバメオー「対決はボクと七色女だけど
七色女が負けた場合 そこのピエロ女も連帯責任として一人称がおいどんになります」
シンキ「ひッッ…!!!!!
おいどんは嫌だ…! おいどんは嫌だ…!」
ガタガタガタガタ…
にじ「……」
ツバメオー「ボクはこの僕っ娘アームレスリングで負けた事は一度もないヨ!!!!!!!!
もちろん今回だって…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だからそっちに勝ち目はない!!!!!!!!!
…でも今勝負から降りれば“おいどん”は避けられるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
私でも我でも…好きな一人称を選べる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これが最後のチャンス…! それでもまだボクと戦うか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
にじ「………」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…ギンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
にじ「もちろん!!!!! “ぼく”は“ぼく”だ!!!!!!!!
これだけは譲れないよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シンキ「にじさん…!!!!!!!!」
ツバメオー「…強情な奴だヨ
後悔するなヨ!!!!!!!! さぁ…決戦の場所に腕を降ろすんだ!!!!!!!!」
ゴウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
にじ「……」
スー………ガチンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《アームレスリング台に腕を降ろすにじ!!!!!
ツバメオーも台に腕を固定する!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ツバメオー「…セット完了!!!!!!!!
お互いの手を握った瞬間に戦いが始まるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
にじ「………」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ゴトトン… ゴトトン… ゴトトン…
みんな『………』
――― 静寂…
電車が揺れる音だけが車内に響く…
しかしその音すらツバメオーとにじの耳から排斥される―――
両者… 完全なる集中状態…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無音の感覚の中 2人の手が同時に動いた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そして…
ガシィィィィィンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《組み合う手ッッツ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 始まる決戦ッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
-
ガシィィーーーンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ふんぬらばッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビギィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
にじ「おぎょ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒョヒョ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「始まったァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「あびょおおおおおおおおおおおおおおおおおぃおおおおおおおおおおおおおおおおおおんっッッしぇいしゃあアアアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキ
にじ「しィィィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ンンンーマ゙゙゙゙ッオ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギリギリギリギリギリギリギリギリギリギリギリギリギリギリギリギリ
エーロレイン「リキが入ってる!!!!!!!!!!!!!!!! リキが入ってるゥーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「もえもえあきょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおんじゅっじゅっじゅうウウウウウウウウウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グググググッッ
にじ「イッッッッヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュギュギュギュギュッ…
ライジー「どっちも顔やべぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!
ディミリア「これでもかと言うくらい血管が浮いていますね…」
ツバメオー「ほんもほんももんもんもぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グゥゥゥゥゥッッ…!!!!!!!!
にじ「けもぷりッチャぽよめぇんぱォめゎ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズゥゥゥゥゥッッ…!!!!!!!!
ググググググググググググググググググググッ…ピタァァァァァァァ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ライジー「組み合いお互い押し合っていた2人の腕の動きが止まった!!!!!!!!!!!!!!!!?
どっちもバテたか!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ヤンデル「ち…ちがう!!!!!!!! この2人…完全な互角なんだ!!!!!!!!!!!!!!!!
掛けるパワーがフィフティーフィフティーッ!!!!!!!!
押し合う圧力が拮抗しプラスマイナスゼロとなり反動を打ち消した!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ここまで互角となると…あと勝負を決めるのはそれぞれの気合いッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…先にブーストがかかったほうが勝つ!!!!!!!! 今もう既にそんな刹那的な状況だ!!!!!!!!!!!!!!!!」
エーロレイン「…うむ!!!! 例えば今誰かがどちらかを“応援”すれば!!!!!!!!
それが気合いのブースターとなり一瞬で勝負を決するだろう!!!!!!!!!!!!!!!!
どちらだ!!!!? より強い声援を受けるのは!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
【おうえん しよう!】
次レスくらいで“君”は『ツバメオー』か『にじ』のどちらかを応援してくれ!
君の応援が力となり勝敗をきめる決定打になるぞ!
負けた方は一人称が“おいどん”だぞ!!!!!!!!
さぁ、応援するんだ! 勝って欲しい方を大声で 応援しよう!!!!!!!!!!!!!!!!
-
勝つのは氷帝!!!!!!!!!!!!!!!!
負けるの青学!!!!!!!!!!!!!!!!
,,,,,,,,,,,,,,,
,.....、 ,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
fェゝヽ ,rニ'''ー、 ;;;/ニヽ;;;;;;;;;;;;)
r 、_ 〈o リl_ lr。ヽ,r、 l > ''` 〉;;,.r---、.、
`>。ヽ 'Y、ノ `ヽv'、 -''v'`'-`l._ ,r'";;;;;;;;;;;;;;;;`ヽ
ヾ-、`''ーニ、__,......l"`'[__ノ l`´ 〉'" l;;;;;;;;;;ヽ
_ `l'-、__,..⊥ 〈l >‐'< r― <;;;;;;;;;;;;;;l
lwヽ、_l ヽ、_,r'" ヽ ヽ / / リ エ レ'´`';;;/
`ー‐'、__==' l ,,,..r'"‐ヽ `イ'ー‐/、_ .<、 、 ,r'_,l,_
f" `ーソl´ ,r'''''''''L, /ノ .7 i,'ヽ、 ´ /;;;;;;;`'''ー、
l <" l l __,r'ェ' / /! /i'''" ,ノ /;;;;;;;;;;;;;;;;;;
l λ l l `,r'" / / レ';;;`ー''<、ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
l .〈 ヽ l / i, i, / / /;;;;;;;;;;;,..r'´`i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
_ヽ__l .ヽl / l i, ヽ.,r' ,..=_;;;;;;;;;;;,f l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
(___ノ / l i、 ヽ、,r'" `ーュ'l、 !;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
/ l i、 ヽ / ヽ ,..ュ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
' ! ヽ '" ヽ'" `''`'''''''''''''''''''''
-
ここはツバメちゃんかな!
-
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ツバメオー「く……ぐッ…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギギギギギギッッッッ…!!!!!!!!!!
にじ「むぉんぬゥゥゥ〜〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!!!!!!!」
ググググググゥッ…!!!!!!!!!!!!
人「ツバメちゃーん!!!!」
ツバメオー「!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「ツ…ツバメに声援が入ったァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「ぬ…ぬおむゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グゥゥーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
にじ「あ…あああああああああああ…!!!!!!!!」
シンキ「にじサン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ライジー「押されてるよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
人「ツーバメ!!!!!!!! ツーバメ!!!!!!!!」
人2「ツバメちゃん頑張れ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!」
エーロレイン「どんどんと応援があがる〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!
これは流れが来ているのであろうかーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
??「勝つのは氷帝!!!!!!!! 負けるの青学!!!!!!!!
勝つのは氷帝!!!!!!!! 負けるの青学!!!!!!!!」
ドォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「なんか変なの混ざってますけど…」
わーわー!!!!!!!!
人「ツバメちゃんファイファイッオー!!!!!!!!」
??「勝つのはツバメ!!!!!!!! 負けるのにーじ!!!!!!!!
勝つのはツバメ!!!!!!!! 負けるのにーじ!!!!!!!!」
ディミリア「合体した!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!
人「コノヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
てめー!!!!!!!! そんなこと言ったらにじちゃんがかわいそうだろうが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメちゃんのパイオツも揉みたいが にじちゃんの腋もぺろりてーだろうが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
??「確かに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
テッテレー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
人「例え応援するのは一人でも…対戦相手にも敬意を払おうぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
??「よっしゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
勝つのはツバメ!!!!!!!! 負けてもかわい〜<3 に・じ・ちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
勝つのはツバメ!!!!!!!! 負けてもかわい〜<3 に・じ・ちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ッおりゃああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
にじ「うわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ペタァァァァァァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《決着!!!!!!!! 勝者ツバメオー!!!!!!!!
にじ&シンキ…“僕”没収!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ヒュオオオオオ…
にじ「ま…負けちゃった…」
シンキ「に…にじサン…!!!」
にじ「ごめんシンキ!!!!!!
…お…おいどん…! おいど………ハッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ど〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シンキ「早速変わっているでごわす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
………ハッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズギャーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ライジー「おいおい!!!!!!!! 語尾まで変わってんじゃねぇか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!
カンシ「なんてこと… まったくキャラが 変わってしまいましたね(字余り)」
ツバメオー「あちゃあ 一人称に引っ張られちゃったね
こりゃしばらく直らないヨ」
少なくともこの編の間は
にじ「そんなーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あんまりでごわすーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シンキ「ごわすごわす〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「残酷だけど これが真剣勝負の世界ってやつなのよね…」
キラキラキラ…
ヤンデル「…あ
そんなことやってる間に目的の場所についた見たいだ…」
アナウンス『てあちゃかァ〜〜 てあちゃかァ〜〜
ほんちゃっちゃごじょしゃあしゃしゃすっ
でーしゃあコアコア『げぇんどっじょえあぃ』にてあちゃかァっしゃっしゃいぃ』
ツバメオー「やっぱり何言ってるか分かんねーヨ…」
ガタタン… ガタタン… ガタタン… プシュー…
エーロレイン「ここは『無限道場駅』である
この駅を出れば無限道場は目と鼻の先であるぞ!!!!!」
ツバメオー「えぇー…わざわざ線路目の前まで引いたのかヨ…よくやるヨ
どこまで魔改造してるんだヨ」
エーロレイン「魔改造だなんてそんな
モロミエシティは割と大幅に改造されたが
コトコトはそこまで変化してないぞ
無限道場の主の要望でな」
ツバメオー「……主……彼方のお兄さんか…
ボク…あの人苦手なんだよね…
なんか生真面目で寡黙だから取っ付きにくくてね…眼光も鋭くて怖いし」
にじ「生真面目かなぁ?」
シンキ「眼光が鋭いのは確かでごわす
どちらかと言えば野獣の眼光っぽいでごわすガ」
-
ゴワスしんにじ…アリやな!
-
エーロレイン「刀火さんが苦手なのかな? いい人であるのに…
しかしまぁ…今刀火さんはいらっしゃらないぞ」
ツバメオー「そうなの?」
エーロレイン「あぁ……行方不明で…………まぁあの人なら無事であろうが」
ツバメオー「ふーん! そりゃいいや!!!!!!
あのお兄さん居ないならやりたい放題出来るヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
あの家カップラーメンだらけだからパクって食い放題だヨ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ピッカー!!!!!!!!
エーロレイン「すぐバレると思うよ」
――― 外
ザ…
ツバメオー「…ん〜〜〜〜〜…コトコトだ!!!!!!!!
確かに…ここは駅が出来た位で景観はそこまで変わってないヨ」
ヤンデル「懐かしいな…
コトコトの町並みは…俺達の村に似てるし…」
ツバメオー「うん……」
もみーの銃「素敵な所だね」
ネコ【のんびり出来そうな所にゃお
我輩はこの町を少々散策して来ようぞ
しばし失礼するにゃ!!!】
バッ!
ディミリア「……あっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…行ってしまいました…」
ツバメオー「まったく…勝手な猫だヨ
どこぞでノミでももらって来なきゃいいけど
…あれ? そういえば糞紫は?」
もみーの銃「腕相撲決戦の途中で寝てたけど…もしかして置いてっちゃったかな??」
タタタタタ!!!!!!
ミキニー「うぉ〜〜〜〜い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
置いてくな〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
薄情者ぉーーーーーーっ!!!!!!!!!!!!!」
バーン!!!!!!!!
ツバメオー「ったく 自分が寝てたんだろーが!
はやく来いヨ!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダダダダダダダ
ミキニー「待って〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
ズニュッ
《バナナの皮を踏むミキニー》
ぐらぁぁぁ〜〜〜〜〜
ミキニー「うきゃあ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 倒れるーーーーーーーーーー……って!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バンッ!!!!!!!
ぷーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「にゅやあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 倒れる先にウンコォォォ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そ…そいやぁーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ググンッ!!!!!!!!
ヒュンヒュンッ!!!!!!!! パッ!!!!!!!!
《咄嗟に前転を決めウンコを飛び越え道路へ見事に着地するミキニー!!!!!!》
ミキニー「へへーん!!!!!!!! 10てーん!!!!!!!!!!!!!!!!」
プップー
ミキニー「ん?」
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「うぎゃああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《トラックに跳ねられるミキニー!!!!!!!!!!!!!》
ヒューーーー…ドゴォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スポォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「んぎゃあああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
暗いよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジタバタ
《跳ね飛ばされた先にあったタルに頭から突っ込むミキニー!!!!!!!!》
ツバメオー「おいおい!!!!!!!! あいつハードラックと踊りすぎだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!
-
ミキニー「ぐらいよォォォォォ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!! だずげでよおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
よたよた…ガンガン!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「あ…あぁ!!! 前も見えないのに動いては危ないですよ…!!」
ツバメオー「…って!!!!!!!! おーい!!!!!!!! 足元足元〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミキニー「あひゅううううううううううううううっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
よろよろ……ブニュッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゾワワワ〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ミキニー「ひょ…ひょわアァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! こ…この感触〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
踏んじゃった〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!! 踏んじゃった系〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ゾゾゾゾ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「糞踏んじゃった!!!!!!!! 糞踏んじゃった!!!!!!!!
糞踏んじゃっちゃったら踏んじゃったーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミキニー「ぎにゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
わたわたわたわたわた…ズボァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「ぎぃやあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「今度はドブに!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!
ガブリッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「ぎょ…ぎょへえああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
足をなんか噛んだーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
このドブ野生のピラニアが居るゾーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブブー!!!!!!!!
ツバメオー「あ…あいつ…やることなすこと全部ハードラックだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どうしたの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
カンシ「これはまさか あの子かしら」
にじ「おいどんも思った〜」
シンキ「つまり今あの紫の人は“吸われてる”わけでゴワスね」
ライジー「…そろそろ止めてやらないと不運が極まって死んでしまいそうだ…
…ツキ!!!!!!!! もうそろそろやめてやれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミキニー「…ひー…ひー…」
スゥゥゥゥ…
ディミリア「!!? ミキニーさんの頭の上にうっすらと何かの姿が現れて来ました…!?」
スーーー…パッ!!!!!!!!
ツキ「ゴチソーサマデス!!!!!!!!」
ドドォーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【“天寄生”
運寄生(ツキ)】
http://download1.getuploader.com/g/sousaku_2/1049/160707_013245.jpg
ツバメオー「なんだあいつ……」
毛太郎「もぬ〜〜ん」
ツキ「!」
-
かわいい
-
ぷるぷる…
ツキ「…」
ライジー「よぉツキ!!!!!!! またこんなところで遊んでたのか? 危ないよ」
にじ「そうでごわすよォ〜…
お姉ちゃんに怒られちゃうよー?」
ツキ「ムムム…」
じー…
ツバメオー「…ん? なんかめっちゃこっち見つめてるんだけど」
ライジー「どうした? ツキ…」
ツキ「モヌゲ………」
バンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
毛太郎「もぬ〜ん」
ツバメオー「…え?! お前…もぬ毛を知って…!!!!?
…て…ていうか…その髪留めに使っているのは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぬらぬらぬらぬら…にょろろろろ〜〜〜ん…
ツキ「モヌゲ!!!!!」
ツバメオー「こ…こいつ…!!!!!!!! まさかモヌリスト!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「なんだその概念!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツキ「オッキナモヌゲ!!!! スゴイスゴイ!!!!!!!!
トッテモ ホシイデス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐいぐい!!!!!!!!
毛太郎「もぬ〜ん」
ツバメオー「や…やめろ!!!!!!!! このもぬ毛はボクの所有物だヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カカーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「…物ではありませんが…」
ツキ「モヌゲ モラウデス!!!!!!!!
サイバイ スルデス!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐいぐいぐいー
ディミリア「植物でもありませんが!!」
ズズーン!!!!!!!!
ツバメオー「なんだヨこのチビー!!!!!!!! 離せヨ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ライジー「や…やめろよツキ! ばっちぃよ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「ふざけんなもぬ毛はばっちくねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツキ「メッタナコト イウナデス!!!!!!!!!!!!!!!!」
しゃしゃーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ライジー「う…うわっ!!!!!」
びっく〜〜〜ん!!!!!!!!
シンキ「息ぴったしでゴワス
ツキサン以外にももぬ毛フリークが居たとは驚きでゴワス」
ヤンデル「だからなんなんだよ…もぬ毛って……」
ツキ「ヨクワカラナイノニ モヌゲヲ語ルナデス!!!!!!!!
モヌゲヲバカニスルト
ヤッテヤルデス!!!!!!!!」
ブンブン!!!!!
ライジー「わ…悪かったよ…
謝るから能力は使うなよ…」
ツバメオー「ふーん…お前…分かってんじゃん
チビの癖にやるな…」
ツキ「オマエモナ」
アクシュッ…!!!!!!!!
カンシ「なんか 意気投合した(字足らず)」
-
ツキ「ダカラユズッテホシイデス」
ツバメオー「…うーんっっっ!!!!!!!! いくら同じもぬ毛ラーと言えどこいつをタダで譲るのはねぇ」
ツキ「ジャ! トレード スルデス
ツキノ トッテオキノモヌゲ…アゲルデス」
ツバメオー「ダメダメ
こいつはボクの大切なもぬ毛なの
いくら上質なもぬ毛を出されようと簡単に譲るなんてことは…」
ツキ「コノモヌゲト コウカン シテデス」
スッ…
きらきらきらきらきら…
ツバメオー「仕方ねー!!!!!!!!!!!!!!!! もってけーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「簡単に譲りおったーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブバーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「ツ…ツバメオーさん!!!!!!!! お気を確かに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「確かだヨ!!!!!!!! 見ろヨこのもぬ毛…!!!!!!!!!!!!!!!!
この光沢…! この形…! この気品…!!!!
全て一級だヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
こんなもぬ毛なかなかお目にかかれないヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツキ「サスガ〜 オメガタカイデス
コレハ Amazonノオクチデトレタ 世界デカゾエルシカナイ最高級ノモヌゲデス
送料無料 日数超過ノkonozama仕様デス」
ツバメオー「マジか〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ご利益ありそ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
トレードだトレードだ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ディミリア「い…いや!!!!!!!! ツバメオーさんよく考えて!!!!!!!!!!!!!!!!
その人はもぬ毛の前にギルさんです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それをトレードとか…! ギルさんの人権は…!?」
ツバメオー「そんなものはない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「え〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ヤンデル「言い切るなッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!!!!!!!
ツキ「トレード成立ok?」
ツバメオー「おっけー!!!!!!!!!!!!!!!!
よっしゃ!! 行きな!!!!!!!!!!!!!!!!!! お前の主人は今日からあいつだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!
よろろ…
毛太郎「も……もぬ……もぬぬっ」
あせあせ
ディミリア「い…嫌がってますよ…」
ヤンデル「…あれでも懐いてたんだな…」
毛太郎「もぬ〜〜〜〜!!! もぬ〜〜〜〜!!」
ひしっ…
ツバメオー「寄るなーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前はボクの毛でもなければ子でもねェーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バキィーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
毛太郎「もぬっぱ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「鬼畜かよお前!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ど〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!
-
ひどいww
-
ツキ「モヌゲー」
ギューッ!!!!!!!!
毛太郎「もぬぅぅぅ」
ツキ「コレカラ ズット オトモダチ!」
ライジー「よ…良かったな…」
ディミリア「よく無いです…」
後で返して下さい…
シンキ「…あぁ
なんだかんだで紹介が遅れましたが
彼女も天寄生のお一人です
人の運を操り幸も不幸その子の思うがままです(字あまり)」
ツバメオー「ふーん
あれか 忍者率を操るってやつだね↑」
ヤンデル「それを言うなら因果律だろ…」
ディミリア「…考えよう…使いようによっては恐ろしい力ですね……」
タタタタッ
??「おーい!!!! ツーキちゃーん!!!!!!!!」
ツキ「?」
エーロレイン「……ややッ!!!!!!!!!!!!!!!! あの子は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばーんッ!!!!!!!!!!!!!!!!
エラニュー「ツキちゃん見つけたよ!!!!!!!!
遊ぼうよーっ!!!!!!!!!!!!!!!!
…って あれ?! お姉ちゃん!!!!!! 帰ったの!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ツバメオー「…え?! お姉ちゃんって………
…その太眉…まさか」
エーロレイン「うっひょぉーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エラちゅわわあああああああああああああああああああああああああああああああああん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
だっきぃぃぃー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エラニュー「わー!!!!!!!!?」
エーロレイン「ん…ンヒョ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
帰ったよエラニューちゅわん心配掛けてごめんねごめんねぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
数日会えなくて寂しかったよお願い舐めさせてペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロ
エラニュー「きゃわわー!!!!!!!! お姉ちゃんくすぐったい!!!!!!!! 恥ずかしいよう!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「急にキャラ変したーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
で〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「…あのクールなエーロレインさんが骨抜きに…」
エーロレイン「…あぁ!!!!!!!!
すまない! つい興奮してしまった!!!!!!!!
この子は…このエーロレインの妹の…エラニューである!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
かわいいぞう〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロ
エラニュー「お姉ちゃん〜〜〜っ!!!! 溶けちゃうよ〜〜!!!!」
-
かわいがりすぎw
-
ディミリア「妹さんがいらっしゃいましたか…」
エーロレイン「あぁ!!!!!!! このエーロレインには弟のエルの他にこの妹のエラちゃんも居たのである!!!!!!!!
今はこの子とこのエーロレインの両親共にこの町でお世話になっているのだ!
さあさぁほらほら…どうだ見てみ? かわいいだろう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ペロペロペロペロペロペロペロペロ
ヤンデル「舐めすぎ…」
エーロレイン「可愛すぎるんだから仕方あるまい!!!!!!!!
だってほら かわいいだろう?! こんな太眉美少女はそうそういないだろう!!!!!?
ん!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ペロペロロロロペロペロペロペロッチョペロリンチョペぇ〜ロォ〜〜〜
ヤンデル「…そ…そうですね… かわいいですよ…」
エーロレイン「ハッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! かわいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
気をつけろエラちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! あの人はロリコンだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビッシィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ペロペロ
ヤンデル「え…えぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? なに今のハメ技!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「随分と溺愛してらっしゃいますね…」
エーロレイン「このエーロレインは家族を愛しているからな!!!!!!!!
その中でもこのエラニューはかなり年の離れた妹だから 可愛くて仕方ないのである
だからこのエーロレインは仕事中いつも…」
ごそ…
スッ… キラキラキラキラ…
エーロレイン「エラちゃんの脱皮した眉をお守り代わりに持っているのである…」
ピカピカピカ…
もっさり…
ツバメオー「怖ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「眉毛の脱皮ってなんだよ…
俺も脱皮して生まれ変わりてぇよ…」
エラニュー「うぎぎっ! お姉ちゃん離してよーっ!!!!!!!!
私ツキちゃんと遊ぶために来たんだからー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」
エーロレイン「あぁそうか!!
それはすまないな! なら遊んでくるがいい!!!!!!!!
ペロペロはまたあとだ!!!!!!!! 全身ペロペロするぞ 私は」
キラキラキラキラキラ…
エラニュー「う うん」
ツバメオー「引かれてんじゃねーか…」
-
エーロレイン「邪魔して悪かったね エラちゃん
ツキちゃんと仲良く遊んで来なさい」
エラニュー「うん!!!!!!!! じゃーねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!
行こ! ツキちゃん!!!!!!!!」
ツキ「ヤッテヤルデス!!!!!!!!」
わなわな…
エーロレイン「…あぁぁ…かわいいっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今日は一緒にお風呂入ろうねぇぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブンブンブンブン!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「…………お姉さん(ビラコ)いなくて良かったね」
もみーの銃「なんで?」
ツバメオー「あんな仲のいい姉妹見たらお姉さん…行方不明の妹の事思い出して悲しみそうだからさ…」
もみーの銃「…そっ…か
そうかもだね…」
ディミリア「………」
ツキ「…ア!! モヌゲ!! イッショニ イクデス!!!!
モヌゲモ アソボ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
毛太郎「もぬ〜〜〜……… もぬぅ…」
とぼとぼ…
ツバメオー「………毛太郎!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
毛太郎「?」
ツバメオー「…あいつともしっかりやれヨ…
風邪…引くなヨ………
お前の事…忘れないから…せめて元気でいろヨ…
バイバイ………」
ぽろ…ぽろ……
つーーーーーーーー…
毛太郎「…!!!! もぬ…!!!!!!!
もぬゥゥゥゥゥゥ…ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボロ…ボロ…ボロボロボロボロ…!!!!!
ドナドナドーナー ドーナ〜〜… もぬ毛を乗〜〜せ〜〜て〜〜〜〜♪
キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ…
ツキ「ナンナンデスコノBGM
オカシイデショ」
―――
ツバメオー「うぅぅ…!!!!!!!! ボク頑張った…!!!!
頑張ってお別れしたよ…!!!!!! …うぅ…毛太郎…!!!!!!!!
毛太郎…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぽろぽろ…
ヤンデル「泣きたいのはこっちだよ………ギル…」
ズーン…
ディミリア「…………ところで…エーロレインさんはこの町の生まれなのですか?」
エーロレイン「いいや違うであるぞ
私は生まれも育ちも普通地方のTHE・凡シティである
しかし今は家族全員でこの村に移住しているのである!」
ディミリア「移住ですか…」
エーロレイン「ちなみにエラちゃんも含めて私の家族達…母親と父親もエルの昏睡した状況の事は知らない
私達一家は基本的に普通の一家であるからな…
エルが魔反会との戦いの果てにあんなことになっているなんて…とても言い出せなかった
だから…」
ディミリア「…えぇ うっかり妹さんに漏らしてしまわないように気をつけます」
エーロレイン「申し訳ない」
ライジー「さて そろそろ無限道場へ行くか」
-
バンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドォーーーーーーーーーンッ…!!!!!!!!
【無限道場】
ツバメオー「変わらないなー…当たり前だけど」
ディミリア「なんとも…格式を感じる厳かな道場ですね…」
ツバメオー「中カップラーメンだらけだけどね」
もみーの銃「わぁーっ!!!!!!!! ねぇツっちゃん!!!!!!!!
この道場のお隣りのお家…すっごく金ぴかだよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばばば〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ピッカァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「ひつまぶしっ!!!!!!!!」
ツバメオー「…この家…前に来た時にもあったけど
どんな悪趣味なやつが住んでるんだヨ」
にじ「ここはねぇ! 怪盗の家でごわす!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「か…怪盗?」
シンキ「金ぴか好きの女怪盗が住んでるのでゴワスヨ!!!!!!!!
なんか派手なおばさんでゴワしたケド」
ツバメオー「…ん〜〜? 金ぴか好きの怪盗ぉ〜〜〜??
…なーぁんか…引っ掛かるなぁ…
そういう奴に心当たりがあるというかなんというか…」
ライジー「………」
――― 金ぴかの家の中
こそこそ…そ〜〜〜っ…
オリジョーナ「…! …む…むぎぎぎ…!!!!!!!!!!!!!!!!
あ…あいつらあの洋館でミーの邪魔をした奴らなのだしぃ…!!!!!!!
な…なんで居るのだし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
で…でも…」
そー…キョロキョロ…
オリジョーナ「………“あの方”はいないのだし…」
―――
ヤンデル「…ん!?」
バッ!!!!!!!!!!
ツバメオー「どうしたんだヨ ヤンデル…」
ヤンデル「…いや…今…あの金ぴかの家の窓から誰か覗いてたような…
気のせいかな…」
―――
コ…コソリ…!
オリジョーナ「…!!! …あ…危なかったのだし…!!!!!!!!
ま…まずいのだし…あの子達とは因縁があるのだし…
これじゃあのこのこ外に出られやしないのだし…!!!!!!!!
む…むぅ!!!! こうなったら…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギンッ!!!!!!!!
―――…
ツバメオー「…うーむ…酷いセンスだヨ…
本当…一体どんな奴がこんな家建てたんだヨ」
ライジー「あの家の奴はなかなかの変わりもんだよ
まぁ道場に居たら勝また手に現れるかもしれないな
とにかくまず道場に入ろうぜ…」
ガチャ…
ガチャガチャガチャっ
ライジー「…あ…あれ?」
カンシ「どうなさいましたか?(普通の会話)」
ライジー「…いや…扉が開かなくて…
どうしたんだろう」
ガチャガチャガチャガチャ
??「くすくす…道場なら今はお留守のようよ
だから玄関にも鍵が掛かっているわ…」
ザッ…
にじ「…あっ!!!! タイフーオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
タイフーオ「くすくすくすくす……ご機嫌よう」
【“天寄生”
怠風皇寄生(タイフーオ)】
ドォンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
http://download1.getuploader.com/g/sousaku_2/1050/160706_011233.jpg
-
ツバメオー「う…うわまた新しいのが……なんだあの下乳女!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「………///」
ライジー「珍しいなタイフーオが外に出てるなんて」
家の側だけど
タイフーオ「くすくす……夏だからちょっと風を感じにね……
それよりライジー………やってしまったわね………くすくすくすくすくすくす…
はやとちりで人に攻撃するなんてイケナイ子……くすくす
さっきてれびが便利酢を大量に買って来てたわよ…
ライジーを〆(シメ)るって…くすくす…」
ライジー「シメるってそっちのシメるかよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
鯖かオレはーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞぞーん!!!!!!!!!!!!!!!!
にじ「ねーねータイフーオ!!!!!!!! なんで無限道場人いないでごわすー!!!!!!!!!!!!!!!!?」
シンキ「おいどん達が出た時は彼方サンがいたでゴワス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
タイフーオ「………ご…ごわす…? …おいどん…??」
カンシ「実はですね…」
にゃほにゃほ
\タマクロー!!!!!!/
カンシ「……というわけでして…」
タイフーオ「…くすっ…へ…へぇ…
勝負で負けて“僕”を奪われて“おいどん”に……
それでついでに語尾も変わってしまったと……………く…くす…
…お………おいどんて…!!!!!!!! おいどんて…!!!!!!!!
くすくすくすくすくす……くすはフッ!!!!!!!!!!!!!!!!
くくくく…!!!!! す……すすすすすす〜〜〜〜〜〜〜ッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぷすすすーッ!!!!!!!! ぶふふふーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダンダンダンダン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ライジー「タイフーオのツボに入ったぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!
にじ「うえぇーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 笑いすぎでごわすーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シンキ「おいどん達の気持ちを考えて下サイゴワスーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
タイフーオ「…! く……くすくすくす…
ご…ごめんなさいね……にじどん…シンキどん…」
にじ「ちょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
“西郷どん”みたいな言い方しないでよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドド〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
www
-
タイフーオ「…ご…ごほごほごほッ!!!!!!!!
ご…ごめんなさいね……くす…!!! そのうち慣れるわ…」
ライジー「…で? 無限道場のやつらはどうしたんだ?」
タイフーオ「……無限彼方はギターの練習があるとかなんとかで出ていったわ…」
ツバメオー「あいつのギタ練っていかにギターを上手く壊すかでしょ」
エーロレイン「門下生の子達はどうしたのであるかな?」
タイフーオ「町へ………
買い物か何かかしらね…
というわけで道場は空… 鍵もされてるから入れないわ…」
ライジー「そうか……
…そういうことみたいだ 悪かったね
せっかく来てもらったのに」
ディミリア「いえ
しばらくこちらで待たせてもらいます」
タイフーオ「…あなた達がネアメ・ルートの方々ね…風の噂で聞いていたわ…
私はタイフーオ…天寄生の一人で風を操る者…
どうかしら…せっかくなので私達の家でおくつろぎでも…」
ライジー「おぉいいな
そうしたらどうだ?」
ツバメオー「家ってどこに?」
カンシ「無限道場の隣です」
ババンッ!!!!!!!!
ツバメオー「…こっちも派手な家だヨ…
無限道場はいつの間にこんなインパクトのある家家に囲まれたんだ…」
エーロレイン「せっかくだからお言葉に甘えようではないか!
そこでこの町の現状も詳しく話そう」
ディミリア「…そうですね じゃあお邪魔させてもらいます」
にじ「ようこそようこそでごわっすー!!!!」
カンシ「おいどん達の楽しい家を見せてあげマスゴワス!!!!!!!!」
タイフーオ「…………ぶフッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビシューッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ライジー「な…なぁータイフーオ!!!!! てれび怒ってるかなぁー!!!!!!!!!!!!!!!!?」
タイフーオ「さぁ……………くすくす
でも今は別の事してるから…」
ライジー「べ…別の事…?」
――― 天寄生宅
ガチャリ…
タイフーオ「どうぞ…」
ディミリア「お邪魔します…」
ズンチャチャズンチャズンチャズンチャッチャチャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ん? なにか奇妙なリズムが聞こえるヨ」
タイフーオ「やってるわね…くすくす」
ズンチャズンチャズンチャッチャ!!!!!!!!
ズンチャズンチャズンチャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ラニ「ひゅーッ!!!!!!!!!!!!!!!! ひゅーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハァハァハァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぷるぁぷるぁぷるぁぷるぁぷるぁぷるぁぷるぁぷるぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「うーーーーーーーーーわッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ほぼ半裸の女の人が踊り狂ってるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
暴れおっぱい!!!!!!!! 暴れおっぱいだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どどーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「…!!!!!」
ラニ「はひゅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぷるぁぷるぁぷるぁぷるぁぷるぁぷるぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【“天寄生”
裸人嫌寄生(ラニイヤ)】
http://download1.getuploader.com/g/sousaku_2/1051/160712_223339.jpg
-
えろい
-
ズンチャズンチャズンチャズンチャズンチャズンチャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ラニ「ハァーッ!!!!!!!! ハァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぷるぁぷるぁぷるぁぷるぁぷるぁぷるぁぷるぁぷるぁぷるぁぷるぁぷるぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「うわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
半裸の女の人が息を荒くしパイオツを暴れさせながら扇情的に踊ってるヨ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
18禁だヨ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「…し…刺激が強すぎる………」
フラリ…
カンシ「ラニイヤさん 一体全体 どうしたのですか?(字余り)」
ズンチャズンチャズンチャぷるぁるぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ラニ「…あぁっ!!!!!!!! カンシさんに…皆さん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私今……踊ってます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ライジー「見れば分かる」
ズンチャズンチャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ラニイヤ「……3時間ほど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ライジー「なにやってんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ラニイヤ「ハァハァ…!!!!!!!!
すみません…! 飲み物をもらえませんか…!」
カンシ「はい
水でよろしいですか?」
ラニイヤ「…いえ…!
紅茶がいいです…!!!!!!!!
ダージリンで…茶葉を使って沸かす本格的なやつで…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオオオオオ
ライジー「贅沢だな!!!!!!!! 疲れてる時に飲むものかそれ!!!!!!!!!!!!!!!!?」
タイフーオ「せっかくそう言ってるのだから煎れてあげましょう…
でもお湯を沸かさなきゃならないわね…」
にじ「ここにケトルがあるでごわすよ!」
シンキ「でも電気が必要でゴワス!!!!!!
そんなときは〜〜」
にじ&シンキ『無限発電娘ライジーちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
カチッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ライジー「うおいッ!!!!!!!!!!!!!!!! へそにプラグ差すなぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こぽこぽこぽ…
ツバメオー「すげーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
沸きだしたヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どーーーんッ!!!!!!!!
シンキ「ハイハイ
今日は特別にこのライジーちゃんを超特別価格で貸し出しマスでゴワスヨ
充電発電なんでもゴザレで1時間なんと500円ポッキリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
安いヨ安いヨー!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「じゃあボクこの携帯電話を充電するヨ」
もみーの銃「ツっちゃん!! 私も充電したいよぉ
お尻にコンセントあるから 伸ばして!!!!!!!!」
ツバメオー「お前充電するのか…………」
シンキ「はいはい毎度ありゴワース!!!!!!!!!!!!!!!!」
ライジー「人の体で商売すんなッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずずーん!!!!!!!!
-
× お尻にコンセント
○ お尻にプラグ
-
シンキ「腰にぶら下げたコンセントでも充電できマスでゴワスからね
いくらでも充電できマスでゴワス」
ディミリア「な…なら私ももしもの治療の時に使う医療道具を…」
エーロレイン「このエーロレインのカメラも頼みたい!!」
タイフーオ「じゃあ私もこのうなぎを電気うなぎにしてもらおうかしら…」
ライジー「ならねーよ!!!!!!!!!!!!!!!! うなぎはやめろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
―――
ぶららーん…
ライジー「くっ…!!! 色々ぶら下げてるから腰が重い…!!!!!!!!」
チーン!
にじ「あっ! お湯が沸いたでごわすよぉ!!!
今煎れてあげるよ! ラニ!!!!!!!!」
コポポポ…
カンシ「どうぞ ラニイヤさん」
ズンチャぷるぁズンチャぷるぁ!!!!!!!!!!!!!!!!
ラニ「ありがとうございます!!!!!
んごく…! んごく…! …熱い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブバー!!!!!!!!
ライジー「当たり前だろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ど〜〜〜ん!!!!!!!!
ラニ「こういうときは……冷却!!!!!!!!!!!!!!」
シュコォー…
ラニ「これで飲みやすい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ごくごく!!!!!!!!
ライジー「せっかく沸かしたのに結局冷やすのかよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
タイフーオ「この子はラニイヤ……
水と…その温度を操る能力よ…
踊りが好きな子なの…くすくす」
ツバメオー「いや…3時間もなんで踊ってるんだヨ!!!」
ライジー「そうだぞラニ
一体なにがお前をそうさせるんだ…」
ぷるぁぷるぁズンチャ!!!!!!!!
ラニイヤ「てれびさんとの勝負に負けてしまって…
その罰ゲームで踊ることに……ハァ…ハァ…」
にじ「勝負?」
ズンチャズンチャぷるぁっぷっぷるるぁッ!!!!!!!!
ラニイヤ「今ちょうどてれびさんとヒョーゲンさんがしていますよ」
シンキ「一体なんの勝負でコワショウ
除いてみまショー」
スー……
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ざわ… ざわ… ざわ…
ヒョーゲン「………………」
たら…たら…たら……
【“天寄生”
氷厳寄生(ヒョーゲン)(ダイヤモンドダスト)】
http://download1.getuploader.com/g/sousaku_2/1052/160712_224018.jpg
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
てれび「………」
しぃん…
タイフーオ「…! どうやら今はヒョーゲンのターンのようね…
どうやら状況は芳しくないようだけれど…」
ライジー「だから一体どんな勝負だ?」
ヒョーゲン「……!」
スー…
ババン!!!!
《ジェンガ》
ライジー「ジェンガかよ」
-
―――
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
ヒョーゲン「………ハァ…! ハァ…!」
スゥー…
ぐら…ぐら…
《ジェンガを抜こうとしているヒョーゲン
ジェンガは既にバランスを崩壊しかけていた…》
ざわ…
ヒョーゲン(まずい…これ以上は…
しまった 抜く場所を間違えたかも…
しかしもう…退けない…!!!!!!!!
慎重に…! 労るように優しく引き抜かねば…)
ス…ウ…
ぐら…
ヒョーゲン(…!!!!!!!! ダメだ!!!!!!!!!!!!!!!!
このままじゃ本当に…!! …! …やり方を変えるわ…!
指一本使って…コンコンと叩いて…少しずつ…! 少しずつ…!)
コツ… コツ… コツ… ゴッ!!!!!!!!
ヒョーゲン(…!!! まずい!!!! 緊張で腕が痙攣して強く叩いてしまった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ぐらっ…ぐらっ…ぐらっ………ぐらぁ…!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒョーゲン(…倒れるッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ぐっ…!!!!
ぴたぁぁぁぁぁ…!!!!!!!!
ヒョーゲン(…!!!!! ………と…………止まった…
助かった…! まだ…まだ行けますわ…!)
コツコツコツコツ… コツ… コツ…
ヒョーゲン(…よし…! 大分向こうに出ていったわ…!
ここからは手で…引き抜く…! ゆっくり…ゆっくり…!)
ゴク…!!!
スーーー……………スルッ…
ヒョーゲン(…引き抜けたッ…!!!!!!!! あとはこれを上に乗せる…だけ…!!!!
ここも…! 慎重にッ…!!!!!!!!)
ぷるぷるぷる…
ヒョーゲン(…くッッ!!!!!!!! 震えよ止まれッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
クールに行きますわ…!! クール…!!!!!!!!!!!!!!!!
大丈夫…私は氷の権化…!!!!! どんなときでも…私がクールになれないはずがありませんわ…!!!!!!!!
COOLCOOLCOOLCOOLCOOLCOOLCOOLCOOLCOOLCOOLCOOLッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
スー…! コトン…!!!!!
ぐら…ぐら…ぐら……………ピターーーーーッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒョーゲン「…………ッィエァッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガッツ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
てれび「…」
ヒョーゲン「ターンエンドッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 私は乗り切ったわ!! てれび!!!!!!!!
さぁ…次はあなたの番ですわ!!!!!!!!!!!!!!!! 死地へ赴くがいいですわッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
てれび「…
…………………」
ハァー…
ヒョーゲン「…なんの溜息ですの?」
てれび「どこに しち があるのですか
わたしのしにばしょは ここではないのです」
スッ
ざわっ!!!!!!!!
ヒョーゲン(迷いなく手を出した!!!!!! 崩壊寸前のこのバベルの塔のッ…どこを抜くというの!!!!!!!!!!!!!!!!?)
てれび「―――…ひっさつ
“どだいくずし”」
スー…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒョーゲン(!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
い…一番下を!!!!!!!!!!!!!!?
既に一つ抜かれて二本に鳴っている一番下を…更にもう一本!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
つまり一本残しの限界アンバランスタワーを狙うと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
既にこのジェンガタワーは頭でっかちの逆三角形の様相!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ここに来てこの勝負は……生きるか死ぬかの大賭けよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
それでもやるというの…!!!!?
…てれび…恐ろしい子ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ピカッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ライジー「たのしそう」
-
ヒョーゲン「……無理よ!!!!!!!! 自滅だわ!!!!!!!!!!!!!!!!」
てれび「むりだときめるのは…ひとではありません
わたしじしんなのです
そして…かのうだとおもうからわたしはしょうぶにでたのです
そこでみていなさいヒョーゲン
わたしのしょうぶしとしてのたましいを…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スー………
ヒョーゲン(指トンでなく…モロ引きで行った!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?)
てれび「………」
スー………スルリッ…
ヒョーゲン「…い……!!!!! いとも簡単にィィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グニャアァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
タイフーオ「くすくす…白熱しているわね…」
ライジー「…あぁ…! 心なしか……2人の顎が尖って見えるぜ…!」
ゴクリ…
ヒョーゲン「…さすがねてれび…!!!!
でもあなたのターンはまだ終わらないわ!!!!!!!!
引き抜いたブロックを上に乗せるまでがあなたのターン!!!!!!!!
そしてそれも…一番下を一つにしたことで難易度も跳ね上がったわ!!!!!!!!!!!!!!!!」
てれび「わかっていますよ
むしろわたしのしょうぶしのたましいは…ここからなのです」
ヒョーゲン「…!?」
てれび「………ひっさつ…
“かるまおき”…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スッ…!!!!!!
ヒョーゲン(!!!!!? 何…? そのブロックの持ち方は…?
まるで鉛筆を持つかのよう…! そこから…どう置くというの…!!!!!?
…まさか…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
てれび「……………」
ススー…
コトン…
てれび「…………」
ぐら…ぐらぐら…
てれび「………………」
スゥゥゥー………
《ブロックを置き…手を離すてれび…!!!!!
タワーの揺れは………》
ぐら… ぐら… ぐら……ピタァッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!
《収まった!!!!!!!! そしててれびが置いたブロックの形はッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ヒョーゲン「な………なぁぁにぃーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブロックを縦にし…更に傾けて…“角を”ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
“ブロックの角”を使って立たせたですってぇーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アンバランスなタワーの上に更にアンバランスにブロックを置く高等テクーーーーーーーーーッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒョーゲン「ってそんな置き方されたら後の私が置きづらいわよーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォドォォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
てれび「ターンエンド
つぎはあなたのばんなのです
ヒョーゲン」
ヒョーゲン「いやだからこれ置きづらいでしょう!!!!!!!!!!!!!!!!?」
てれび「…ふふ はたしてそれはあなたがシンパイすることなのでしょうか?」
ヒョーゲン「…なんですって?!」
てれび「あなたはブロックをおくよりさきに…
ブロックをひきぬくときタワーをくずすでしょう」
ヒョーゲン「…言うわね…!!!!!
…でも…そうは行きませんわよッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギンッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒョーゲン(…簡単な話ですわ さっきのように指トンで慎重に抜きながら進めればいいもの
…狙い目は真ん中のブロックが残ってる場所…!
…よし…この場所を…!!!!!!!!!!)
ス…
ヒョーゲン(…ハッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
てれび「 <::(●)::> 三 <::(●)::> 」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
ヒョーゲン(……なんという目力ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…でもてれび…! それでわたくしにプレッシャーを与えているつもり!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
揺らがないわ!!!!!!!!!!!!!!!! 私はCOOL!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
COOLCOOLCOOLCOOLCOOLCOOLCOOLCOOLCOOLCOOLCOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOLッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ゴゴォーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
てれび「ヒョーゲン
まけたら“にょたいもり”のバツゲームなのです」
ヒョーゲン「」
ゴガッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒョーゲン「はうあ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しまっ…………動揺してェェェェェェェ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グラァァァァァァッ
ドガッシャアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒョーゲン「いや〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
てれび「ッッしゃおらァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビシッ!!!!!!!! ビシッ!!!!!!!!
ヒョーゲン「女体盛りはいやぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ライジー「終わったか」
ツバメオー「なにあの小さいやつ」
ヤンデル「…小さいけど…すごい力を感じるな…」
タイフーオ「あの子はてれび……
まぁ一応………私たちのリーダーかしら………くすくす」
てれび「…ライジー」
ビクッ!!!!!!!!
ライジー「ふぁ!!!!? ふあははいィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
てれび「どうぞこちらへ…
あなたもわたしと…ジェンガしようや…」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ン…
ライジー「ひ…ひいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
【“天寄生”
照日寄生(てれび)】
http://download1.getuploader.com/g/sousaku_2/1053/160712_223909.jpg
-
おこってるw
-
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ン…
ライジー「ううぅ…」
にじ「ライジー頑張ってでごわす〜」
シンキ「飾り付けはまかせろー
大根持ってこいたんぽぽ持ってこーい!」
てれび「…さて
ライジーがしつれいをはたらいてしまったかたがたですね
とにかくどこか そこらへんででもおかけするのです
わたしはライジーとジェンガをしながらおはなしするのです
どうぞどうぞ」
ディミリア「あっはい…」
てれび「そしてエーロレイン
おかえりなさいなのです
みな あなたをしんぱいしていましたが わたしはあなたならだいじょうぶだとしんじていたのです」
エーロレイン「はっはっはっはっはっ! ありがとう!!
このエーロレインがいない間にこの町の事をありがとう!!!!!」
てれび「ぞうさないこと なのです」
ツバメオー「…なんなんだヨこのガキ……偉そうだヨ」
カチャカチャ
てれび「あなたがたは“ねあめ・るーと”のかたがたですね
ようこそいらっしゃいました
天寄生がひとり…てれび
さきほどはなかまのライジーがしつれいしました
このこのはやとちりにもこまったものですが
それもこのまちをおもってのことゆえですのでどうかおゆるしください
わたしにめんじて」
スー…コトン…
カッ…!!!!!!!!
ライジー「目が…怖い…」
ガタガタ…
ディミリア「その件なのですが…
あなた達がこの町を守る理由は…
もしかして…魔法使いを守るためでしょうか?」
ヤンデル「?!」
ツバメオー「え!!?」
ディミリア「ここに来るまでの間…私は何人かの魔法使いを見ました
魔消石を使っているようでしたが…微かに感じられました
この巨大な町は…世界のこの情勢下にありながら 魔法使いと普通の人々が共存しています
それはあなた方が守っているから…なのでは?
ライジーさんは魔反会を知っているようでしたし…私たちに対してもそうだと思われたようです」
ライジー「め…面目ない」
ツバメオー「え…えぇ…?
侵略者がコトコトの魔法使いを守ってるの…?
そういえば彼方との約束だとか義理だとか言ってたけど…」
てれび「そうですね
彼方にはなかまをたすけられたのです
くわしいはなしははぶきますが
ようやくするとこちらのヒョーゲンとにじがハダカになってニワトリとひとつになったところを彼方と無限刀火がたすけてくれたのです」
ヒョーゲン「ちょ…ちょっと!!!!!!!! 不穏な要約の仕方しないでよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
タイフーオ「くすくす…まぁ間違っていないわ」
ディミリア「その恩返しのためにこの町をまもっているのですか…」
てれび「そうなのです
…いごこちがいいから というりゆうも大きいですが」
-
ヤンデル「…あの山………に見える幻術も君達の力…だったよな…」
てれび「はい
わたしたちが町のまわりの4つのほうがくに防壁や不可侵の特殊フィールドをけいせいし魔反会のしんこうをかんぜんにふせいでいるのです」
ヒョーゲン「おーっほっほっほっほ!!!!!!!!
あなた達が通って来た“山脈を写す永久凍土”は私の力よ!!!!!!!!!!!!!!」
ディミリア「あなたがあれほどの規模の氷の丘を…
魔法とは別の力とは言え 凄まじいものですね…」
ヒョーゲン「ふっふっふ!!!!! あんなもの朝飯前ですわ!!!!!!!!」
ライジー「でもオレが戦ったそいつ……ツバメオーだっけか?
こいつの氷の魔法もなかなかのもんだったぜ
規模はさすがにヒョーゲンが勝るが 氷の使い方はお前並にうまいかもな」
ヒョーゲン「ふーん…?」
ツバメオー「…いや あんなレベル違いな氷作れるやつと比べないでヨ…」
タイフーオ「くすくす………氷の扱いはヒョーゲンが優れてても…
お胸の方はこの子の圧勝ね…
そこを込み入れると…3-7でヒョーゲンの負けよ…」
ヒョーゲン「どんだけ胸で損してるのよ私!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「…要塞でありながら…中に住む人々は何一つ束縛されていない…!
…この町は…まるでもう一つの“ネアメ・ルート”……いや
むしろネアメ・ルートよりも完成されています…!
ここは…世界で二つ目の“魔法使い安住の地”…なのですね…!!!!!!
すごい…! こんな場所がまだあったなんて…!!!!!!!!!!!!!!!」
てれび「わたしたちがかってにはじめたことで“ねあめ”にめいわくがかかっていなければよいのですが」
ディミリア「迷惑だなんてとんでもありませんよ…! ここまで完璧な守りが築かれてるなら…むしろ助かります
…ネアメ・ルートのアジトも…いくら拡張の自由が利くとはいえ…
あの場所に世界中の魔法使いを集めるのは無理があると思っていましたから…!
むしろ…これからはお互いに連携を取って魔法使いの方々を保護して安全を確保して行きたいです…!」
てれび「それならばこちらもやぶさかではないのです」
スー………ガララッ!!!!!!!!
ガッシャアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《てれびのターンでジェンガが崩れた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ライジー「うひょッ!!!!!!!!!!!!!!!!? しくりやがったな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オレの勝――――――――――――…」
てれび「…とはいえ それをきめるのはわたしではなく せきにんしゃの彼方なのですが」
テキパキ テキパキ カチャカチャ…
ス〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン…
ライジー「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおいなに何事もなかったようにジェンガ組み立て直してんだあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
完全に今のミスなかったことにするつもりだーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ツバメオー「うーん…確かにこの山を守ってる状況はネアメより強固かもしれないけど…
ここはネアメのアジトと違って地図にも乗ってるし周知されてるヨ
いつか魔反会の総攻撃でも受けたりしないかな…」
タイフーオ「そうなったら戦うまでよ…
この町には…私達はもちろん…私達の他にも強い人達がたくさんいるし……こちらには地の利もあるわ……
そもそもこんな…外側から見てこんなに様変わりこの土地を…魔反会もうかつに攻めようとはしないでしょう…くすくす」
ヤンデル「た…確かに…」
タイフーオ「だからこそ怖いのは魔反会の密偵…
この町の内部を探ろうとする輩…
今までも何度かそういう人間を追い払ったことがあるわ…
多分…ライジーがあなた達に敏感に反応したのも…そういう事情もあるのよ……ね?」
ライジー「う…うん! そうだ!!! ナイスフォロータイフーオッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビッシシッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
てれび「なにをひらきなおっているのです
さぁあなたのターンなのです」
ピカァァァァ…!!!!!!!!
ライジー「ぐはァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
出た!!!!!!!! ブロック角立たせーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
完全に殺しに来たよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「……あれ? それならあの山で見張ってなくていいの…?
あの山を空けてる間に誰かが侵入してくるかも…」
ライジー「大丈夫大丈夫!!!!!!!!
あの山の地面には電気を感知するケーブルが張り巡らされてる!!!!!!!!
誰かがあそこに足を踏み入れたらその電気信号がケーブルと山のアンテナを通してオレに伝わるんだ!!!!!!!!
信号をキャッチしたらオレが雷速で向かうよ!!!!!!!! まかせろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「それならいいけど…………」
ライジー「………よいしょー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スッ…
ガチャーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ライジー「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
にじ「ジェンガ崩壊!!!!!!!! ライジーの負け!!!!!!!!!!!!!!!!」
シンキ「ライジーサンとヒョーゲンサン女体盛り決定!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒョーゲン「いやあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー(……あれ? でも山にあったアンテナってボクが凍らせたような……?)
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
――――…
ピキ… パキキ… ヒュコォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜…
《凍ってるアンテナ…》
ガサ…ガサ…ガササ… ガサッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
??「………」
キョロ…キョロ…
ゴゴゴゴ…
??「……おかしいわ いつもならここまで来たらおかしな奴が攻撃してくるのに…
……………ふふ……ふふふふふ…
なぁにこれぇ…? 絶好のチャンスじゃない…?」
ニヤャアアァリィィ…
ズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズッ…
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
――― そして
カァー… カァー……
―――
ズンチャチャズンチャチャぷるぁっぷるぁっ
ラニ「はぁ…はぁ…」
ガチャリ… ズルズルズル…
カンシ「ラニイヤさん まだ踊ってらしたのですね お疲れ様です(字余り)」
ラニ「は…はひ…! あともう少しです…!!
…まぁ…! カンシさん また随分と大きなマグロを買ってきましたね…」
ズルズル…ズルリ
カンシ「クロマグロです
1本300万で2本分競り落として来ました」
ラニ「競りで買ってきたんですね…」
カンシ「女体盛りは遊びじゃありませんからね…」
ラニ「さすがカンシさんです
しかしよくお金がありましたね
お年玉を貯めてらしたんですか?」
カンシ「いえ…
なんだか 私の“フアン”と名乗る方がお金をたくさん下さって…」
ラニ「まぁ…カンシさんの“不安”ですか?
一体何者でしょう…カンシさんの感情の心象体が実体化したのでしょうか?」
カンシ「分かりません…怖くて傘で突き刺してしまいましたが お金だけは貰ったのでそれで買ってきました」
ラニ「まぁ…なんてクレバーな判断でしょう
やはりカンシさんは大人ですね
やっぱり俳句を読むと感性が磨かれるのでしょうか」
カンシ「そんなことはありません
私から見れば艶やかで魅力的な踊りを踊るラニイヤさんこそ大人です」
ラニ「まぁ……いいすぎですよ
それに踊りならカンシさんも踊るじゃありませんか」
カンシ「私の踊りは…どちらかというと“舞い”で儀式的な意味合いが大きいので とても人を魅せるものではありません
私もラニイヤさんのように踊ってみたいですが なにかコツはあるのでしょうか?」
ラニ「コツですか…あまり意識したことはありませんが…“体幹”を鍛えるのが基本だと聞いたことがあります
まずはバランスが悪い場所で踊る真似でもしてみたらいいかもしれません」
カンシ「なるほど…ならばこのクロマグロの上に乗るのはどうでしょうか?
凍ってますし バランスを取るにはちょうどいいかもしれません」
ラニ「それはいいかもしれませんね
ためして見ましょうか…
では失礼して…よいしょ」
グッ
カンシ「よいしょ」
グッ
ぐらぐら…
カンシ「あら… これはなかなか…体幹…鍛えられそうですね」
ラニ「確かに…
というより足が冷たいです…」
カンシ「なら私の予備の足袋をお貸ししましょうか?
………あら……あぁごめんなさい… これの足袋じゃなくて軍手でした…」
ラニ「大丈夫です…慣れてきました
それよりこうしてると
まるで海の上でマグロに乗って遊泳してるみたいですね」
カンシ「あら…ほんと……素敵ですね
これはさしずめ…『イルカに乗った少年』ではなく『イルカに乗った少女』ですね」
ラニ「まぁ…………なんて情緒的でしょう
唄の歌詞が思い浮かんでくるようです」
カンシ「しかし歌ったらいけませんよ
最近はうたを歌ったら著作権が絡んで大変なことになるらしいので…」
ラニ「そうですか…残念ですね」
カンシ「せめて踊りましょう
その唄をイメージしながら……」
スィ〜 スィ〜〜 スィスィ〜〜〜
フラ…
ラニ「……………うぷ… クロマグロが揺れすぎて酔いました…」
カンシ「大丈夫ですか…!? とりあえずマグロの上で横になってください…!
今 二つ並べます」
ラニ「ありがとうございます……」
ライジー「おいそこ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
際限なくツッコミ不在の会話してんじゃねーぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ど〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
× これはさしずめ…『イルカに乗った少年』ではなく『イルカに乗った少女』ですね
○ これはさしずめ…『イルカに乗った少年』ではなく『クロマグロに乗った少女』ですね
-
なにしてんwww
-
―――…
カー… カー…
ツバメオー「…ねぇー! まだ彼方は帰ってこないの? 遅すぎるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒョーゲン「確かに遅いですわね……………」
わいわい
タイフーオ「…あら…? 外から声がするわよ…」
ツバメオー「む!!!!!!!! もしかして帰って来たかーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
あのやろっ!!!!!!!! 一言言ってやるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダ!!!!!!!!
ヤンデル「お…おい待て…!!!!!!!」
―――
わいわい
バーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「彼方このやろーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
覚悟しろーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
しゃしゃーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビクッ!!!!!!!!
ウマミ「え!? なに!!!!!?」
ガム「ちょっ…マジびっくらこいたんですけどーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
プリンムシ「な…なんですか急にハイ!!!?」
シヌカ「あうあう?」
イチモシ「う…うわ…! 何この紫の人…!」
バババ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【無限道場の門下生達
ウマミ&プリンムシ&シヌカ&ガム&イチモシ】
http://download1.getuploader.com/g/sousaku_2/1054/160714_081040.jpg
ツバメオー「だ…誰…お前ら!!!!?」
ウマミ「それはこっちのセリフだよーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
何? お客さん?!」
ガム「ちょっち待ってぃーぬ!!!!!!!!
今あーし空耳ってなければこの人『彼方このやろー!』って宣っちゃった系の感じの事言ってたペロリンコなんですけど!!!!!!!!!!!!!!!!」
シヌカ「彼方ちゃんのお友達ですぅ?」
イチモシ「お…お友達……こ…こんな紫のお友達…いるかなぁ…」
プリンムシ「…! 今の粗暴な態度を見るに…この方はどうも普通ではないですねハイ
現在の道場の責任者である彼方へ攻撃的な名指しをした事を考えると…
この人は道場破りである可能性が高いですハイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビッシーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ど…道場破り!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズーン!!!!!!!!
ざわっ!!!!!!!!
ウマミ「ひ…ひえーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 道場破りだって〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ガム「ちょこれマジデンジャラスっしょ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シヌカ「どじょう破りかわいそうですぅ」
イチモシ「ど…道場を守らなきゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「ちょ………えーッ!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズ〜〜〜ン!!!!
-
ジャキジャキジャキジャキ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ザザザザザザザザザァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「な…なに!!!? なに!!!!?」
ウマミ「囲め!! 囲め!!!!!!!!!」
プリンムシ「フォーメーションOですハイ!!!!!!!!!!!!
取り囲んで逃げ道を無くすんですハイ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞーん!!!!!!!!
ツバメオー「無くすなッ!!!!!!!!!!!!!!!!
なにすんだヨお前ら〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
や…やる気かヨ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガム「あーし達のベストプレイスを荒そうって人を逃がしなんてNON STYLEっしょ
これはもう駆逐するっきゃNIGHT的なテンションなんで!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウマミ「そういうことだ…!!
遠い銀河の果てからやって来てもらった所悪いけど…帰ってもらう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「誰が宇宙人がッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
で〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!
ウマミ「シヌカ!!!! 結界を!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シヌカ「あうーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぶわぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハラハラ…
ハラリ…
ツバメオー「なにこれ!!!!!? パンツ!!!!!!!!?
パンツが降り注いで来たんですけど!!!!!!!! 足元パンツだらけなんですけど!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずらり〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん
ウマミ「勝ったな」
ガム「えぇ」
コクリ…
プリンムシ「諦めて下さいハイ」
ツバメオー「なんだそのパンツへの信頼感は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パンツばらまいただけだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
パンパンパンパンパンパンパンパン
にじ「はいはいそこまでそこまででごわすー!!」
ヒョーゲン「まったく 急すぎますわ あなた達」
ウマミ「!? お隣りの天寄生さんちのヒョーゲンさんとにじちゃん!!?」
ヒョーゲン「この紫の子は的じゃありませんわ
エーロレインが連れてきた無限彼方のお友達よ」
ウマミ「え?! 彼方の友達?!!!!!!!!!!」
プリンムシ「そ…そうなのですか…?」
ヒョーゲン「そうよ! 襲うのは早合点ですわ!
ましてやパンティ結界まで使うなんて!」
にじ「あれはヤバい!
ジュネーブ条約でも禁止されてるでごわす!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「ちょっと待てこのパンツ撒きそんなにやばかったのかヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゾゾーン!!!!!!!!
-
ガムのテンションがおかしいww
-
―――
ウマミ「なぁーんだ!!!!!!! 彼方の幼なじみなのかー!!!!!!!
もう! それならハッキリ言ってくれよ〜」
ツバメオー「言う前に襲って来ただろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガム「マジ今の件についてはマジペコリって心情ですけどジッサイそちらにも問題あるっしょですよ
今の流れはこれほんとマジ不可抗力って感じのノリっぽ」
プリンムシ「まぁ…急に覚悟しろとか叫んできますからハイ…」
ヤンデル「そうだぞツバメ…
お前は毎回一呼吸置いてから行け…」
ツバメオー「う…うるさいなぁ…!」
ウマミ「で? で? わざわざなんで彼方に会いに来たの?」
シヌカ「同窓会ですぅ?」
ツバメオー「い…いや別に彼方に会いに来たわけじゃないから…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガム「理解〜〜! もしかしてこの道場にパーティインしたい系? ヤッバ! 新たなメンツ増えちゃう流れじゃねーっスかー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ウマミ「え〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! うれしい〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イチモシ「で…でも無限師範はこれ以上門下生は増やさないって言ってたような…」
ウマミ「今先生いないからいいじゃん!!!! 彼方の権限で入門させてあげよ!!!!!!!!!!!!!!!!」
シヌカ「新しいお友達出来たですぅ」
ツバメオー「違う違う違う!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんでボクがこの道場に入らなきゃなんないんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エーロレイン「この子達はエルを助けに来た“ネアメ”の人達さ
このエーロレインが連れてきたのである」
プリンムシ「!!!!! …………ネアメ!!!!!!!
…あの!!!!!!!!!!!!!!!!」
シヌカ「……あう?」
ガム「…ピコーン!!!! 超思いだシンキングですわー!!!!!!!!
何ヶ月か前にウマミさんとプリンムシさんが避難するはずだったプレイスじゃね!!!!!!!?」
ウマミ「…あ…!!! そうだ!!!!
確か…魔反会がヤバイからってうち様達みたいな魔法使いや混血を匿ってくれてる組織が…ネアメ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガム「そんなこともありましたね
あの別れの日を思い出すとマジ涙がちょちょカッティングしちゃう系〜〜」
プリンムシ「結局それも断ってここに残ることにしましたけどねハイ」
ディミリア「…あぁ
そういえばいつぞや たくさんの魔法使いの方々を受け入れるはずが寸前でキャンセルなされて保護が取りやめになった人達がいましたが…
この町の人達でしたか…」
ツバメオー「おいおいキャンセルて
ホテルじゃねーんだぞ…」
ズーン
-
ウマミ「ていうか!! エンデリルさんを治しに来たの!!!!!!!?」
プリンムシ「しかし 町のお医者さんでもお手上げでしたよハイ」
エーロレイン「はっはっは!!!! だがこのエーロレインが連れてきた魔法医師のディミリアさんは普通の医者を遥かに超える技量の持ち主であろう!!!!!!!!
きっとエルも元に戻るさ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ペカーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「……いやあの…全力は尽くしますがプレッシャーはかけないで下さい…」
ズーン…
シヌカ「良かったですぅ」
ガム「エンデリルさんが治ったら彼方さんもマジゲンキキマッちゃうかもシレーヌ」
ツバメオー「なんで彼方が?」
ウマミ「エーロレインさんもそうだけど 彼方のやつもずーっとエンデリルさんのことを気にかけてたんだ…!!!!!!!!!!!!!!!!
暇な時はエンデリルさんが寝てるベッドの横でずっと寄り添ってる日もあった…!」
プリンムシ「確かにやたら献身的でしたね ハイ」
ツバメオー「あいつが…? へぇ…?」
ウマミ「こうしちゃいられないよーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ねぇみんな!!!! 彼方が帰ってきたら今日はパーティー開こうよ!!!!!!!!
『エンデリルさん復活前夜祭…ディミリア大先生ありがとうパーティー』ってさ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガム「それ賛成センセーショナル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シヌカ「しゃぶしゃぶするですぅ」
にじ「いいでごわすー!!!!!!!! やろ!!!!!!!! やろ!!!!!!!!」
てれび「ふむ
にょたいもりをひろうするにもふさわしい場ですね」
ライジー「披露しなくていい〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
わいわい!!!!!!!!
エーロレイン「はっはっは!!!!!!!! ディミリアさん! どうやらあなたが主役のパーティーが行われるようである!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ディミリア「ほ…本当にやめてください…!! お…お腹が…!!!!!!!!!!!!」
キュルルルル…
ヤンデル「…;」
ウマミ「てか彼方遅いな」
タイフーオ「あなた達も彼方がどこに行ったかご存知ないのかしら…?」
ガム「知らねっス!」
プリンムシ「もう暗いですから流石にそろそろ帰ってくると思いますが…」
ウマミ「早く帰ってきてもらわなきゃ困るよなー!!!!!!!!!!!!!!!!
うち様達も彼方に頼みたい用事があるのに」
ライジー「なんだ? お前達の頼みたい事って」
ウマミ「実は………すごいの拾っちゃって……………見る?」
みんな『?』
-
―――
ウマミ「今日はモロミエ遊園地に遊びに行っててさ
その帰りに…路地裏で見つけたんだ」
ライジー「何を?」
ガム「アニマルですよぉ!!! 超まじうぶぃぷりちーアニマル!!!!!!!!!!!!!!!!
もうあーし達のフィーリングもマジバイブス震え上がっちゃうレベリングのぷりちー生物すわ!!!!!」
ライジー「えーと…つまり動物か?」
プリンムシ「えぇ 物陰で隠れてるのを見つけまして
随分と人懐こい動物で…ここまで連れて来てしまったのです」
ヒョーゲン「そんなの連れて来てどうするの」
シヌカ「飼いたいですぅ」
にじ「えー!!!!!!!! 道場で?」
ウマミ「そう…だから彼方に相談してみようって…怒られるかもしれないけど あんな懐いて来た子とお別れなんてしたくないよ!!!!!!!!!!!!!!!!」
タイフーオ「あらあら…それで…それはどこに…?」
ウマミ「道場の前に待たせてあるんだけど…
あ! あそこ!!!!!!」
ガム「みんなでレッツコーリングしまっしょい!!!!!!!!!!!!!!!!
もうかわいいキラキーネームも付けてるC!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
5バカ『メロン太〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
わっ!!!!!!!!!!!!!!!!
ヌッ…
ネコ「なーーご」
ド〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒョーゲン「でかッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「化けネコじゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
わーわー
ウマミ「メロン太ぁ おまたせ〜〜〜!!!!!!!」
ネコ「なーーご<3」
ゴロゴロゴロ
プリンムシ「ちゃんと待ってたなんて猫なのにお利口ですハイ!!!!!!!!!!!!!!!!
煮干しあげないといけませんねハイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネコ「なごぉ〜〜〜<3 ごろごろごろ…ニャー」
すりすりすり
イチモシ「にゅうぅぅーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! かわいい〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュー!!!!!!!!!!!!!!!!
ガム「も…もふ…!!!! マジもふもふ…!!!!!!! マジたまらんち…!!!!!!!! たまらんちぃぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ムギュー!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ「にゃお〜〜〜〜ん! おんおんおーん!!!!」
ズサァー
ウマミ「あー<3 仰向けになったー<3<3」
シヌカ「お腹こしょこしょするですぅ」
こしょこしょこしょこしょこしょこしょこしょこしょこしょこしょこしょこしょこしょこしょこしょこしょこしょこしょ
ぷるぷる…
ネコ「あ…あふ…! あふ…!!!!!
ニャホニャホタマクローーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
びくんびく〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カンシ「あれはあなた方のお猫さんでは?」
ツバメオー「なにやってだあいつ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞーん!!!!!!!!
-
にゃほにゃほwww
-
ウマミ「ほらほらニャーニャー<3」
こしょこしょこしょこしょ
ネコ「にゃおーんにゃお〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん」
ゴロゴロゴロゴロ
ディミリア「…ネコさんが猫可愛がりされている…」
ツバメオー「…なんだあいつ…急にいなくなったと思ったらJK相手に即堕ちしてんじゃねーかヨ…
大股開きでお腹見せちゃって…!!!!!」
タイフーオ「…あの猫…あなた達の仲間…なの…?」
ヤンデル「ま…まぁ…」
ヒョーゲン「なんなのあれ…
猫…………いや…………何?」
ライジー「よく分からん
魔猫か何かか…謎生物の類か…
だが凄く強いぜ なんせオレのフィールドの中でオレのスピードを捉えたくらいだからな」
タイフーオ「…へぇ…………それはすごいわね…………」
てれび「…………!」
うず……うず……
にじ「どうしたのてれび?」
シンキ「きっとてれびサンもモフりたいのでゴワスね」
ツバメオー「…んもーあいつ…!!! いい気になりやがって…!!!!!!!!!!」
ずんずんずんずんずんずん
ウマミ「よーしよしよし
お前も今度から道場の仲間だぞぉー!!!!!!!!」
シヌカ「一緒にお風呂入るですぅ」
プリンムシ「ブラッシングもしますよハイ!!!!!!」
イチモシ「みんなで一緒に寝ようねぇ」
ネコ「にゃ…にゃおーん
(にゃ…にゃふふ…それも悪くないかもしれにゃいみゃお…)」
に〜ん…
ズイッ
ツバメオー「おいこら」
ネコ「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
びっく〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
サササーッ!!!!!!!! スチャアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
《一瞬で起き上がり正座するネコ》
ツバメオー「いいご身分じゃん…メロン太ちゃんヨぉ…
随分とかわいらしい声で鳴きやがってヨー…おー?」
オ゙オ゙オ゙オ゙…
ネコ「………!!!!!!!!
(し…しまった!!!!!!!! こいつらの目的地はここであったか…!)」
たらたらたら…
ガム「あれ? もしかして知り合い系?」
ツバメオー「まあ…実はこいつはボク達について来たの」
ウマミ「え!!? じゃあもしかしてメロン太の飼い主!!!!!!?」
ツバメオー「そういうわけじゃないけど…
それよりお前ら…気をつけたほうがいいヨ
こいつは実はただの猫じゃなくて化けね…」
ネコ「ふしゃお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガッバァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「むぐぱッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
【ツバメオーの背後にまわり口を塞ぐネコ】
ネコ【い…言うな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ふ…不可抗力にゃお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そ…そう…“成り行き”だ!!!!!!!!!!!!!!!!
我輩がこんなことをしてるのは“成り行き”にゃ!!! あの娘らはもう我輩を完全に猫だと思ってしまっている!!!!
だから我輩は“不本意”だが!!!!!!!! “不本意”ではあるが“仕方なく”こうして猫のふりをしてるにゃお!!!!!!!!
今ここで我輩の正体をバラしたら あの娘らがPTSDを発症するかもしれん!!!!!!!!
ここは我輩の“演技”に合わせて猫として扱ってくれ!!!!!!!! またたびやるから】
ツバメオー「いやもう立ち上がって二足歩行して人間をホールドしてる時点であきらかに猫じゃねーのバレバレなんですけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!
イチモシ「可愛いー
たっちしてるよぉ」
ウマミ「可愛い〜」
ツバメオー「こいつらバカなのか全く気づいてねーけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずずず〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ネコ【た…頼む…! 我輩を助けると思って…
我輩がこんなに頼むことはそうそうないにゃおん!!?】
ツバメオー「………」
ネコ【頼んだにゃお】
ぽんぽん
ウマミ「わぁ〜〜 仲いいんだ〜
ほら メロン太があの子の肩に腕を置いてはにかんでるよ」
スッ
ネコ【YEAH】
ガム「きゃーっ!!!!!!!! 立て札に『YEAH』とか書いてるぅ〜〜〜〜〜!!!!
か〜〜し〜〜こ〜〜い〜〜〜!!!!!!」
きゃーん!!!!!!!!
ヒョーゲン「あの子達おかしいと思わないのかしら…」
タイフーオ「私達を違和感なく受け入れてる時点でなかなかのものだと思うけれどね…くすくす」
??「ん? なんだ人の家の前で」
ザッ…
プリンムシ「ムッ!」
ツバメオー「…あッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
??「…ん? お前…!!!」
ドド〜〜〜〜〜〜ンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「お前……」
ババンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【無限道場の(現)責任者
無限彼方】
http://download1.getuploader.com/g/sousaku_2/1055/160714_081001.jpg
ツバメオー「彼方〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
彼方「ツ…ツバメオー…
ツバメオー……か…!!!!!!?」
ツバメオー「元気にしてたか〜〜〜〜〜〜〜〜〜オラァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「!!!!!!!! ドラ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドコォーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ライジー「出会って五秒でクロスカウンター!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「…腕をあげたなッ …腰が引かなくなった」
ツバメオー「…ふふふ! まぁね!
…それよりお前………変わったな…」
彼方「いやお前ほどじゃねーよ
なんで紫になってんだ…」
ずーん…
ツバメオー「ぷぷーん!!!!!!!! 気づくのそこだけぇ?!!!!
もっとあるでしょあるでしょ!!!!!!!!? ボクの変わったトコロ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
彼方「え? ……………………」
すー…………
バンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボっっイィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「ぷごぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「ひゅーwwwwwwwwwwどうだこのボクのパイオツヨぉwwwwwwwwwwwww
すっかり実っちまったヨwwwwwwwwwww
それに比べてお前は未だにパイの実みたいなパイオツしてんなwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
彼方「ほぎゃーーーーーーーーーッす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バターーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぶくぶくぶく…
ウマミ「彼方が気絶したよーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞぞ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!
-
――― 無限道場…剣術稽古場
彼方「うーん…うーん…」
ディミリア「急性ショック死症候群です」
ツバメオー「うぉいうぉい! なにもそんなにショック受けることないじゃーんヨwwwwwwwwwwwwwww」
ヒョーゲン「受けますわよ!!!!!!!!!!
急にそんなの見せ付けられたら誰だってショックを受けますわ!!!!!!!!
まったく非常識ですわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぷーんッッ!!!!!!!!
にじ「なんでヒョーゲンが怒ってんの」
彼方「…はッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シヌカ「彼方ちゃん 大丈夫ですぅ?」
彼方「あ…あぁ…」
ツバメオー「いえあーwww
彼方ー!!!! いまどんな気持ちー!!? どんな気持ちー!!!?」
彼方「…ツバメオー…」
ぎゅっ…
《ツバメオーを抱き寄せる彼方…》
ツバメオー「?! っ……!」
彼方「…無事で良かった…………
………お前の村が焼き打ちされる前に会った時以来だな…
お前が生きてて ネアメに引き取られたって話は聞いてはいたが…
ずっと心配していたんだ
元気そうで良かった…本当によかったな…!!」
ぎゅぎゅ…!
ツバメオー「…彼方」
彼方「シンデルも久しぶりだな」
ヤンデル「ヤ…ヤンデルだ…」
ずーん……
ガム「良かったべなぁ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!! 良かったでべすなぁ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぽろぽろ…
イチモシ「ガムちゃんシティー語から素に戻ってるよ!!」
ツバメオー「へ…へん…!
心配されるようなことなんてないヨ…!
見ての通りボクは元気! パイオツが急成長するくらい元気だヨ!!!!!!!!」
彼方「成長しすぎだろ…」
エーロレイン「彼方さん 久しぶりである」
彼方「エーロレイン…! お前が居るってことは…!
来たんだな…!!!!!!?」
ディミリア「はい
私がネアメ・ルートの医療魔法使いのディミリアです
エンデリルさんを治療に来ました」
彼方「そうか! 良かったな…!
じゃあ早速…!!!」
ウマミ「いや彼方ーー
今日はもうパーチーしない?」
彼方「はぁ!!!!!!!!!!!!!!!!? パーティー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
プリンムシ「エンデリルさん復活前夜祭ですよハイ!!!!!!!!!!!!!!!!
ネアメからいらしたディミリア医師に感謝するパーティーですハイ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガム「なら彼方ちゃんとツバメオーちゃんの再会祝いも一緒にやるとかマジ小粋じゃね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
彼方「い…いやお前…前夜祭って…
そういうのするならまず治療してから…」
エーロレイン「いやいや 良いではないか彼方さん!
もう遅いし…ディミリアさん達も疲れている!
治療は明日! 今日はみんなで騒ごう!!」
にじ「さーんせーーっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
てれび「こちらもりょうりをふんぱつしますよ」
ライジー&ヒョーゲン「………………」
(↑りょうり)
彼方「……まったく…!!!!!
よし!!!!!!!! やるか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
みんな『おぉーっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ワーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
-
――― そすて
わいわいわいわいわい…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「う…うぅー…!!!!!」
《上座に座らされているディミリア》
カンシ「準備は大体出来ました(普通の会話)」
ウマミ「よーし!!!!!!!! じゃあやるよーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…せーのぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
みんな『ディミリアせんせ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!
ありがとう-----!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ワーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぱーんぱかぱ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「い…いやあの…まだ何もしてませんから…!!!!」
ぞぞーん…!!!!!!!!
―――
わいわい かちゃかちゃ がやがや
ラニ「♪〜〜 ♪〜〜〜」
ズンチャズンチャぷるぁぷるぁ
カンシ「♪〜〜〜〜」
チャンチャカチャンチャカ
シンキ「はい皆さん!!!!! これからマジックショーの始まりでゴワス!!!!!!!!
種も仕掛もゴザイませんこの帽子の中から………」
スー… バッ!!!!!!!!
シンキ「パンツでゴワーース!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
サァサァ誰のパンツでショ!!!!!!!?」
シヌカ「…あう?
あ…あうーーッ!!!!!!!!!!!!!!!! あうあうあう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ど〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!
シンキ「そのトーリおじさんでゴワス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シヌカサンのパンツでゴワしたーッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウマミ「く…くっそー!!!!!!!! 負けてらんないー!!!!!!!!!!!!!!!!
シヌカ!!!! 特訓したあの技をやるよー!!!!!!!!!!!!!!!!」
シヌカ「あうーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐぐぐ……!!!
シヌカ「あうッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バララララララララララララララララララララララララララララララ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガム「パねーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シヌカさんのスカートの中からパンツが流れ出てくるんですけど〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウマミ「これがうち様と一緒に練習し編み出したシヌカの必殺宴会芸『無限パンツ流れ』だーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
プリンムシ「意図は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
編み出した意図は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!
わいわいわいわいわいわい
もふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふ
てれび「…………………!!!!!」
ハァハァハァハァハァハァ…!!!
ネコ「ゴロゴロ」
タイフーオ「…てれび…モフりすぎ…」
-
てれび「も…もふ…!!! もふぅぅぅ---…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
もふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふ
ぱアァァーーーー…!!!!!!!!!!!!!!!!
ガラッ
ツキ「コッチニイタ
タダイマナノデス」
てれび「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ひゅんッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
くるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくる…
スタァァァァーーンッ…!!!!!!!!!!!!!!!!
《ツキが帰ってきた瞬間空中スピンでネコから離れ平静へともどるてれび》
てれび「こんなおそいじかんまでどこをほっつきあるいていたのです
しんぱいはしていませんが ヘンタイのおおいこのごじせいなのですからもうすこしかんがえなさい」
ぴしッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ツキ「アネタン ゴメンナサイ
…アー!!! ニャンコニャンコー!!!!!!!!」
タタタタッ!!!!!!!!
もふんもふん!!!!!!!!!!!!!!!!
ツキ「モフモフー!!!!!!!!!!!!!!!!」
てれび「…っ!」
うず…! うず…!
にじ「お姉ちゃん代わりも大変だねー」
カンシ「さぁみなさま メインディッシュが 出来ました(まとも)」
ガラガラガラ
タイフーオ「!! あら…くすくす
女体盛り…出来たの?」
カンシ「はい
しかしながら女体役のお二人の断固とした拒否により
裸体の上に刺身を乗せる事はやめになりました」
てれび「なんですと
まったく このごにおよんでそんなわがままを?」
タイフーオ「まぁいいじゃない…
体に直接魚を乗せるってのも…アレだし…
それで…? どうなったの…?」
カンシ「ハイ
結果的に」
ガラガラガラガラ
ババ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒョーゲン「しくしくしくしく…」
ライジー「誰か…殺してくれ…」
カンシ「競泳水着を着た上でお刺身を乗せることにあいなりました」
ドドォーーーーーーz______ンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《まな板の上で俯せになり 背中に刺身を乗せられたライジーとヒョーゲン!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ツバメオー「余計マニアックな感じになったヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズズ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エーロレイン「これはいい画だ」
パシャパシャパシャパシャ
てれび「………………」
タイフーオ「…てれび…この譲歩はお気に召さない…?」
てれび「……ゆるすッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
にじ「ヤッターーーーーーーーー!!!!!!!! ゆるされたーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
わーー!!!!!!!!
ライジー「嬉しくねぇぇーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
ウマミ「わー おいしそー」
シンキ「いただきマショー」
わいわい
しくしく…
ライジー「ち…ちくしょ〜〜〜〜〜!!!!!!!! なんでオレがこんな事にぃぃ〜〜〜…ちくしょ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
タイフーオ「勝手な事をしたから…勝負に負けたからでしょ…くすくす
あなたのお刺身おいしいわ…」
もぐもぐ
ヒョーゲン「あ…あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
お刺身の感触が気持ち悪いですわーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お…お願い わたくしのお刺身をはやくなくして〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…! そ…そこの殿方も…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ど…どうか食べて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! わたくしを食べてーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「………;////」
あせあせ
てれび「やめなさい ヒョーゲン
おかしなふうに きこえます」
わーわー キャーキャー
彼方「…まったく…なにやってんだか………ん?」
ずるり…
毛太郎「もぬ…」
ブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「ぶはーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! なんだこいつは〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「…もぬ毛だヨ」
彼方「も…もぬ毛!!!!!!!!? デカいな!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずーん!!!!!!!!
ツバメオー「…元はボクのだったけど あの運チビとトレードしたからもうボクのじゃないヨ
…何しに来たんだヨ?」
毛太郎「もぬ…! もぬ…!」
彼方「お…お前の元に帰りたいんじゃないか?」
ツバメオー「…お前はもうボクの毛じゃないって…言ったはずだヨ?」
毛太郎「もぬ!!!!!!!! もぬー!!!!!!!! もぬもぬ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「うるせ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
よそ者がボクの心の敷居(パーソナルスペース)を跨ぐんじゃねーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずがっしゃアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
毛太郎「へんぶーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゴォー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「おいおい…なにも殴り飛ばすことないだろ…」
-
―――
ミキニー「うまうまー」
ウマミ「わ゙ーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もっと紫の人おるーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブーッ!!!!!!!!
プリンムシ「い…一体どこの銀河系からやってきたのですハイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ミキニー「? 漫湖」
5バカ『!!!? すげーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
わーキャー
―――
彼方「…まったく 騒がしいな」
じゃらん…じゃらん…
ツバメオー「…お前 まだギターやってたんだな」
彼方「当たり前だろ」
ツバメオー「少しは上達したのかヨ?」
彼方「ナメんな
最近は綺麗な二等分に叩き割れるようになったかんな」
ツバメオー「…あァ…そう……
…………じゃあ今日もその練習で出掛けてたのかヨ
暇そうでいいね」
彼方「はぁん?! 今日の外出か!!?
違う違う 今日は別にギタ練とかじゃない
…野暮用で町の外にね」
ツバメオー「…や…野暮用で町の外に…って…!
なんでそんな危ない真似を…」
彼方「うちは魔法使いじゃないからそこまで危なくねーよ
すぐ近くだし…」
ツバメオー「い…一体どこに行ってたんだヨ」
彼方「…ミミ村だ」
ツバメオー「…!!? ボクの…村…!!!? な…なんで…」
彼方「探し物があったんだ
見つかったのは これだけだけど」
スッ…
《彼方が出したのはひとつの封筒》
ツバメオー「…何もなくなったあの村に何があるんだヨ……
なんのために…」
彼方「…開けてみろ その封筒」
ツバメオー「…?」
ゴソゴソ…パラ…
ツバメオー「……! ………あ…!」
《それは一枚の写真であった…
ところどころ焼け焦げているが…そこに写っていたのは……》
http://i.imgur.com/KCGodtk.jpg
ツバメオー「…………………」
彼方「…悪いな 残されてた村の人達の遺品もいくつか回収したんだが…
お前のとこのは…それしか見つからなかった」
ツバメオー「……………お父さん……お母さん………………」
彼方「エーロレインが出発して…そろそろ帰って来るだろうと思ってその前に村に行ってみたんだ
それで何か見つかったらネアメの使者に預けて お前の手に渡るようにしようと思ってたんだけど
まさかお前本人が来るとは思わなかったよ…
まぁ直接渡せて良かった」
ツバメオー「………………」
彼方「…余計なこと思い出させてたんなら…悪いことをしちまったな」
ツバメオー「いや…………ありがとう……
彼方…ありがとう……………
大切にする……ありがとう…」
ぎゅ…
彼方「…ダチのためならお安い御用さ…」
-
ツバメオー「………………」
《写真を見つめるツバメオー》
彼方「………
…さて 感傷に浸るお前のために一曲歌でもうたってやるかね!」
ツバメオー「遠慮するヨ!!!!!」
きっぱり!!!
彼方「なんだよつれないなー!!!!!!」
ウマミ「彼方彼方ぁー!!!!!!!!」
彼方「ん? お前らどした?」
ガム「あの……あのぉ…! お願いがちょっちだけあるんですけどぉ…!」
もじもじ
彼方「な…なんだ?」
シヌカ「あうあうあうあうあうあうあうあうあうあうあうあうあうあうあうあうあうあう」
彼方「え? なに?
…猫を拾ったって…?」
プリンムシ「そ…そうなんですハイ…
それで…その子を飼いたいな…って…」
彼方「えぇ! ここでか!!!!!!!?」
ずーん!!!!!!!!
イチモシ「だ…ダメですか?」
彼方「い…いや…うーーん…
うちは別に…あれだが…
この道場の主は兄貴だし… 兄貴は動物嫌いだしなぁ…」
ウマミ「でも最近は先生いないよ!
たっまーに帰ってきてもこの道場には顔出してくれないし!!!!!!!!!!!!
もはやこの道場は彼方のものだと思う!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガム「確かに
その意見マジ・シンクロニシティー」
彼方「う…うーん
待て その猫はどこに居るんだ?
まず見せろよ」
ウマミ「えーっと あれ?
どこ行ったんだろ」
じゃーーー………バタン
ネコ【フー…トイレ借りたぞ】
彼方「 <> <> 三● 三●」スポーン
5人『メロン太です』
す〜〜〜〜ん
彼方「でッッッッッッか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブボボボボーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「ちょっと待て!!!!!!!!! なんだそれは!!!!!!!!!!!!!!!!! 猫かそれは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ど〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!
ネコ【猫です】
キリリッ
彼方「いや自分で言うなや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
何字ぃ書いて主張してんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
立ってんじゃねぇよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウマミ「頼むよぉ!!!!!!!! 飼わせてくれよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!
世話はするし…迷惑はかけないよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネコ【かけません】
きらーん
ガム「今みたいに自分でトイレも行くし なんならトイレ掃除もしちゃう系の猫ですし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネコ【全ての汚れを拭き取ります】
ぴか〜
シヌカ「勉強も教えてくれるですぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネコ【大学で法医学まで修めてます】
ビッ
イチモシ「稽古も手伝ってくれるよ!!!!!!!!」
ネコ【手取り足取りシンメトリー】
くるくるくる…ビシッ
プリンムシ「大きい体ですが そんなに食費もかからないみたいですし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネコ【一日三食 鯖缶があればいい】
キラキラキラキラ…
5バカ『だから…お願い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
バッ!!!!!!!!
ネコ【なにとぞぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!! なにとぞぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!】
ビシシィーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「気づけお前ら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! こいつ絶対猫じゃねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ツバメオー「ていうかお前 なにマジで飼われるつもりになってんだヨ…」
ネコ【いやまぁその】
ウマミ「…あっ…! そういえばツバメオー達がメロン太の本当の飼い主だったっけ…」
ツバメオー「いや飼い主ってわけじゃないけど」
プリンムシ「…そうだったら我々が飼うわけにはいきませんね…
この子には帰る場所があるのですから…」
イチモシ「そんな…メロン太………」
ネコ「にゃ にゃあ」
ツバメオー「別にいいんじゃない? 飼われても
ボク達が帰るときもここに残れヨ」
ガム「えッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネコ【な…何を言うみゃお!!!!!!!!!!!!!!!!
ま…まさか本気にしたか!? 今のやりとり!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今のは猫被ってたからあぁ言ったが吾輩は飼われるつもりはないぞ…!!!!!!!!!!!!!!!!
吾輩もネアメの仲間であろうがッみゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?】
ツバメオー「いやお前勝手に居着いただけでしょ
ここに住みたければ住んでも誰も文句言わないんじゃない…?」
ネコ「にゃ…にゃあ…」
――― 夜が更けた…宴はまだ続いていた…
ヒョーゲン「…ふーっ! やっとお刺身がはけましたわ
これで女体盛りもおしまいですわね!」
ライジー「そうだな
はやくこの競泳水着から着替えっとするか……………」
てれび「まだです
まだよきょうがのこっているのです」
ライジー「よ…余興!!!?」
にじ「せっかくそんな水着きてるんだからぁー!!! シンクロナイズドスイミングをやってでごわーす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シンキ「プールはおいどん達が既に用意したでゴワース!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ラニイヤサンの水を利用した特設プールでゴワース!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
たぷ〜〜〜〜〜〜〜〜〜んっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シンキ「ちなみにラニイヤサンの水なので水温は氷点下でゴザ〜〜〜〜〜〜イ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビッシィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
2人『いやあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ゾズ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
シヌカ「あうあうあうあうあうあうあうあうあうあうあうあうあう」
もぐもぐもぐ
ガム「あーっ! シヌカさんお菓子が口にエンチャントしちゃってる的な現状でっすよおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
フキフキフキ
シヌカ「ごめんなさいですぅ」
彼方「落ち着いて食えよシヌ」
あははははは
ツバメオー「…うーん
この緩さ…どこかで感じたことあるんだよなぁ…」
シヌカ「あう?」
ツバメオー「お前 フルネームはなんていうの?」
シヌカ「アシタ シヌカですぅ」
ツバメオー「…うーむ…ちがうか」
ウマミ「こいつこんなユルユルだけど実はすごいんだよー!!!
実家がランジェリーショップやっててすごい大金持ちなんだ!!!!!!!!!」
プリンムシ「この町がこんなに発展したのもシヌカの実家の援助のおかげですね ハイ」
ツバメオー「…! ランジェリーショップ……………」
-
ツバメオー「…お前 ビラコって人知ってる?」
シヌカ「ビラコ!!!?
ビラコちゃんですぅ!?
知ってるですぅ! いとこですぅ」
ツバメオー「や……やっぱりそうかヨ…!
前にお姉さんがランジェリーショップしてるいとこが居るって言ってたの思い出した…!!」
シヌカ「ビラコちゃんのお友達ですぅ!!!? わぁ! すごいですぅ!!!!!!!!!」
彼方「なんだ
知り合いの知り合いだったのか」
ツバメオー「うん…ネアメの一員で今はボクと同じチームの仲間だヨ」
彼方「へぇ……それはまた…世界は狭いな…」
ツバメオー「雰囲気もこんな感じだヨ………
まぁさすがにお姉さんの方がしっかりしてるけど」
シヌカ「ビラコちゃんは私のパパのお姉さんがお嫁に行った先の家の万年ニートのお兄さんがなんとか頑張って結婚して出来た子供さんですぅ
昔からよく遊んだですぅ!!!!!!!!!!
天狗ごっこに宇宙天狗ごっこに大暴れ天狗ごっこに天狗vsシン・ゴジラごっことかしたですぅ!!」
プリンムシ「怒涛の天狗ですね…ハイ…」
ツバメオー「昔から変わらないんだね…お姉さんは…」
ていうか複雑な家庭だな
シヌカ「懐かしいですぅ 前に会ったのは3年くらい前ですぅ
会いたいですぅ
…あ! じゃあしゅえいやちゃんは元気ですぅ?」
ツバメオー「しゅ…しゅえいや…?」
シヌカ「ビラコちゃんの妹ですぅ
いっつも仲良しでビラコちゃんがいつも手を繋いで連れてたですぅ
今でも仲良しですぅ?」
ツバメオー(しゅえいや………それがお姉さんの…行方不明の妹の名前なんだ…
………ボクが本当の事を言うのは野望だよね…
ごまかしておこう)
ツバメオー「う…うんまぁ 元気だヨ
今も二人で仲良くやってるヨ…」
シヌカ「そうですぅ? 良かったですぅ!!
じゃあビラコちゃんとしゅえいやちゃんにも私が元気な事を伝えて下さいですぅ!!!!
お外に出れるようになったらまた会うですぅ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「あ…あぁ 伝えておくヨ」
シヌカ「…あ!! じゃあ一緒にこれも渡して欲しいですぅ
いつかまた会った時渡そうと思って作っておいたですぅ」
ごそごそ…
スッ… キラキラキラキラキラキラ…
シヌカ「私のパンツで作った天狗人形ですぅ」
ば〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!
ツバメオー「なんで作った!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シヌカ「ビラコちゃんなら喜ぶと思ったですぅ」
ツバメオー「え…えぇ〜〜〜〜〜〜………い…いや……うん……確かにお姉さんなら普通に喜びそうだヨ…」
――― そのころ…
ビラコ「…………ふあ……ふあ………
天狗帝国建国万歳あああああああああああああああああああああああああああああああああい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
わっしょい!!!!!!!!!!!!!!!! わっしょい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぺしょー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ビラコ「あうあう ごめんなさいですよ
くしゃみですよう」
エンカ「今のくしゃみでござるか…………」
-
くしゃみwww
-
―――
ディミリア「わたしはーーーっわたしなりにがんばってるぇすけろぉ〜〜〜
それれもやっぱり役立たずじゃないのかなっれさぁ〜〜〜思っれるのれるれろろぉ〜〜〜〜…!!!!!!!!!!!!!!!!」
へべれけ〜
エーロレイン「そんなことないさ!!!!! 短い時間滞在したが 誰も彼もディミリアさんを信頼していたぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ディミリア「ほんろれしゅかぁ〜〜
うれひぃれしゅおっお〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぽえぽえみゃおおおおおおおおおおああああああああああああああああああああああううううううううう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぽろぽろぽろぽろ
ナイスエンピー「なんやネェちゃんイケる口やけど随分と泣き上戸やな〜!!!!!!!!
まぁもっと飲みぃや! 愚痴なら聞いたるさかいな!!!!!!!!!!!!!!!!」
もみーの銃「知らない人がいるよ!!!!!!!!」
ヤンデル「い…いつの間に…」
彼方「ナイスエンピーじゃねーか
いつの間に来たんだよ」
ナイスエンピー「にゃっはっはっはっは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 酒の匂いがうちを呼んだんやーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なかなか面白い連中おるやんなぁ! これが噂のナントカ・ナントカってやつかいな!!!!!」
ディミリア「ネアメ・リュートれしゅううううううううううううううう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぽろぽろぽろぽろ…
ツバメオー「ファー姉さん飲み過ぎだヨ!!!!!!!!」
ナイスエンピー「にゃははー!!!!! うちが呑ましてんな!!!!!!
まぁ大人の女が集まった大人の嗜みってやつや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そやそや! 大人といえば…外のあの人は呼ばんでえーのん?」
彼方「…外? 誰だ?」
ナイスエンピー「向こうのガラス戸みてみぃ」
彼方「?」
キラキラキラキラキラ………
《磨りガラスのむこうにやたらキラキラしたシルエットが!!!!!!!!!!!!!!!!》
彼方「…あの無駄に派手なシルエットは…」
ウマミ「あー! きらきらおばさんかぁ
すっかり忘れてた!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「…きらきらおばさん?」
ガム「パないくらい黄金好きのお隣りさんですよぉ
マジ煌度激ヤバで目がメッチャ眩みっちゃうレベル」
プリンムシ「…道場前でずっと待ってたのですかね…」
ナイスエンピー「うちが来た時からずっとおるやで
多分あんさんらが声掛けてくれるの待ってるんやろ
不憫やから誘ってやりーや」
彼方「まったく間怠っこしいおばさんだな
普通に加わればいいのに」
-
――― 外
オリジョーナ「………! …………!!!!」
うろうろ…
ガラッ!!!!!!!!
ウマミ「おばさん!!!!!!!!!!!!!!!! なにしてんのさ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
オリジョーナ「お…おばさんって言うなーーーーーーーーーのだしッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シャカーッ!!!!!!!!
ウマミ「…ん? なんだ その格好…」
オリジョーナ「ご…ごほん!!!!!!!!!!
ミーの家の隣でなんだかドンチャン騒ぎしてるから見に来たのだし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まったく人がこれから寝るって時に!!!!!! とんだ迷惑なのだし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウマミ「そっか…ごめん
じゃ」
ガララ… ピシャッ!!!!!!!!
し〜〜〜〜〜〜ん…
オリジョーナ「…………」
ヒュオォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜…
ガラララァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オリジョーナ「待て待て待てェ〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それで終わりか〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そ…そんなハイごめんなさいで済む問題じゃないのだしよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ウマミ「じゃあどうしろと?」
オリジョーナ「お…落し前をつけろと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! そういうことを言いたいのだし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
わかる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
プリンムシ「ハイ 申し訳ありませんハイ
これですね」
スッ…ぺらり…
ガサ…
オリジョーナ「そうそうこれこれ…」
ペラ…
【豊島園一日フリーパス(熟女用)】
オリジョーナ「“おとしまえん”じゃねーよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビリビリビリビリ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガム「ちょっっそんな破ることないっしょおぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
オリジョーナ「破るわこんなもん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんだ熟女用って!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! おばさんから更にステップアップさせてんじゃねーーーーーーーーーッッのだしァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
だんだんだーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
彼方「おい
宴会に参加したいんなら素直に言えよ」
オリジョーナ「ッ…なッッ……さッ……! 参加したいわけじゃッ…な…ないのだしよぉぉ〜〜〜〜…!!!!!!!?」
つーーーん
彼方「じゃあ帰れ」
ピシャッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
し〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん…
オリジョーナ「…」
ヒュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウン…
―――
ガラッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オリジョーナ「ま…待つのだし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さ…参加してやるのだし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ありがたく思うのだし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
彼方「最初から素直に言えよ」
ツバメオー「…なんなの?」
ビククッ
オリジョーナ「…!!!!!!!!」
ツバメオー「…なんだろうこのおばさん…
なんか声といい喋り方といい金ぴか派手な見た目といい…見覚えあるな…」
ヤンデル「…確かに…」
プリンムシ「おや? また知り合いですか?」
ツバメオー「このおばさんの名前は?」
ウマミ「えーっと この人は…なんか怪盗をやってるオリジョー…」
バッ!!!!!!!!
オリジョーナ「オ………オオオオッ…オリコーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミーはオリコーヨなのだッ………ざますわよッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
い…以後よろしくぅざますー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「…ん? 今怪盗って言った…?」
ガム「そうそう この人は金ぴかのものばかり狙う怪盗で…」
オリジョーナ「か…解凍ざますよおおおおおおおおおあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミーは解凍屋さんざますよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
冷凍食品を解凍するお仕事ざますよよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおんッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
あせあせ
ツバメオー「なんだその仕事!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずーん!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「おいおいさっきからなんのつもりだ?」
オリジョーナ「あ…あの子達にミーが“怪盗”だと言うことは伏せておいて欲しいのだしよおおおおおおおおお…ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウマミ「え? なんで? 目立ちたがりのくせに」
オリジョーナ「い…いやだって何も知らないパンピーに怪盗だなんて言っても引かれるだけでしょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
だ…だから!!!!!!!! だからよ!!!!!!!!!!!!!!!!
こ…今回だけは…! あの子達がいる間だけはミーは怪盗オリジョーナではなく解凍屋さんのオリコーヨとして扱って欲しいのだしよぉぉぉ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒッソヒソオオオオオオオオオオオオオオオ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウマミ「うーん…なるほど確かに
そこまで言うならそうしてあげるよ」
オリジョーナ「お…恩に着るのだし…!」
ツバメオー「……前に会った黄金怪盗に似てる気がしたけど…人違いみたいだね」
ヤンデル「そ…そうだな……」
-
http://i.imgur.com/Quwk0sf.jpg
-
>>551
× 豊島園一日フリーパス
○ 年増園一日フリーパス
-
ナイスエンピー「おー やぁっと誘ってもらえたんかー
ほんま良かったなー オリジョ…」
オリジョーナ「“オリコーヨ”!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オリコーヨざまぁーすぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!
エーロレイン「はははは! なんであるか それは」
オリジョーナ「まったく…!
…あ…そ…そうだ そこのジャリガール&ジャリボーイ…」
ツバメオー「ん? なに? ボクら?」
オリジョーナ「…ユー…この町に来たのは…ユー達だけざます?
…あの方……… 顔に傷を刻まれた殿方は一緒じゃないのざます?」
ヤンデル「…エンカさんのことかな…」
ツバメオー「いないヨ
今回は居残りだから」
オリジョーナ「そ………そうざますか………」
ツバメオー「ちょっとまて
なんでお前があのオッサンの事を知ってるんだヨ
ボクらと会ったのも初めてなのにあんなオッサンを知る由なんてないはずじゃ…?
お前…まさかどこかで………」
オリジョーナ「い…いやいやいやいやいや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ち…違うのだし…いやッざますッ!!!!!!!!!!!!!!!! それは勘違いなのざます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミーはすごいからメタ的に知ってるだけざますわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メタ的に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
あせあせ
ツバメオー「余計何者だヨお前…」
オリジョーナ「さ…さぁー!!!!
真打ちのミーが加わったところで宴も本番と行くざますよおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
飲めや歌えやッ!!!!!!!! いざ深夜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
てれび「さて
そろそろおひらきとするのです」
オリジョーナ「ズコーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どんがらがっちゃー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オリジョーナ「ちょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッ!!!!!!!!
宣言した瞬間に水さすのやめてもらえるうううううううううううううううう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!????」
ゴォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
てれび「そうはいっても
もうよるもおそいのです
よいこはねむるじかんなのです」
うとうと…
ツキ「ウー…ウー…」
彼方「…確かにもう夜の11時だ… 終わるにはいい時間だな」
ウマミ「お開きかー 楽しかった」
ガム「またやりまっしょい!!!!!!!!」
わいわい わいわい
ず〜〜〜〜〜ん…
オリジョーナ「……………」
ぽん…
ナイスエンピー「にゃっはっは! 残念やったな!
まぁうちら大人の女4人で飲もやな」
ディミリア「あひゅうううう…のみたりましぇんええええええええ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「ちょっ…ファー姉さん飲むのはいいけど明日は大丈夫!!!!!!!!?」
ズーン…
-
〜〜〜〜
――― コトコトZシティ・モロミエ地区…路地裏
ふらふら
おっさん「うひひひwwwwwwwwww飲み過ぎちゃったのねーんwwwwwwwwwwwwwww
ひーっくひっくひっくwwwwwwwwwwぶるるっwwwwwwwwwwwwwww
おっ! こりゃあぁーお小水がちゃんぼくの体から出たがってるずぉwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
!!!!!!!! うほーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwこんなところにちょうどいい壁がありますなwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
なになに? 『この壁におしっこしないでください』???wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
なるほどこの暗号を二進数で読み解くと『この壁は便器です』ってなるぬwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
よっしゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こいつァリクエスト通りこの壁ちゃんにちゃんぼくのビッグマグナムを見せてやりゃにゃならんよーだなwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
カチャカチャ… ボロン!!!!!! チョコーン
おっさん「うひひwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
おっさん! 発射しまァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜す!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スリーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
トゥユーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
ワァンwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
FIREwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
しゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜
おっさん「ひゅーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
さぁおしっこ選手今スタートを切りましたっwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
素晴らしいコーナリングゥーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
おーっとここで二手に分かれるフーッwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ジョジョー…
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ォ゙…
??「―――――…ニィッ」
バッ…! ヒュンッ
ヒュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜…タッ!!!!!!!!
《その時…おっさんの頭上から一つの影が現れ おっさんの背後へと着地した》
じょ〜〜〜〜〜〜〜〜〜…じょっっ…
おっさん「〜〜〜〜〜〜〜………―――」
グラ…
ドサァァァァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツーーーーーーーーーーーーーーーーーー…
《頭から地面へと倒れるおっさん…
おっさんは恍惚の表情のまま息絶えていた――
地面を血溜まりが濡らした………》
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
??「…くく……うふふ…
えへ…えへ…えへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ…」
ニィィィィヤァァァァァァ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
つ
ぎ
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ひ
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ミ
リ
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あ
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・
・
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頭
が
痛
い
・
・
・
あ
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私
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そ
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な
に
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で
ま
し
た
か
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め
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ち
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ん
で
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・
・
・
ヒ
く
く
ら
い
酔
っ
て
た
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。
あ
ん
な
一
面
も
あ
る
ん
だ
ね
L
デ
ィ
ミ
リ
ア
¬
う
・
・
・
う
ぐ
・
・
・
・
恥
ず
か
し
い
限
り
で
す
・
・
・
・
L
し
ゅ
l
ん
・
・
・
-
以前と最新好感度表ver2
ちょっと前
http://i.imgur.com/QUxDAUi.jpg
最新
http://i.imgur.com/7DDIv2b.jpg
-
11はあるのかw
-
○
ギル→ディミリア 200
-
次の日
ディミリア「あーー……頭が痛いです…
あの私…昨日の記憶があまりないのですが そんなに飲んでましたか…?」
ツバメオー「そりゃもう…めっちゃ飲んでたヨ…ヒくくらい
あんな一面もあるんだね」
ディミリア「あああああ……恥ずかしいです…」
カー…
エーロレイン「はははは!!! たまにはよかろうよ!
まぁお酒が残ってて治療に支障が出るようなら問題であるが…」
ディミリア「それは大丈夫です
魔力も体力も万全です
いつでも看れます」
エーロレイン「そうであるか…それならいいが
では……彼方さん」
彼方「…あぁ…案内するよ」
エーロレイン「…エルの元へ…!」
―――
コオオオオオオオオオオオ…
スタスタスタ…
ディミリア「随分と家の奥になるのですね」
彼方「この家は至る所がカップラーメンだらけで場所がなくて…
ちょうどあった空き部屋が家の一番奥のしかなかったんだ
そこにベッドを置いて寝かせてる
もちろんちゃんと世話もしてる」
ツバメオー「まぢ? うんことかもお前処理してるのかヨ…」
彼方「うんこはさすがにアレなので都合よく出ないようになってるから大丈夫だ」
ツバメオー「融通の効く都合だな…」
エーロレイン「……っと…ここである
この部屋の向こうにエルが…」
ゴオオオオオオオオ…
ディミリア「………………………
…失礼します」
ス…
ガチャ……………
ビッシィーーーーーーーーー…!!
ピピッ…ピピッ…ピピッ…ピピッ…
ヒュコー…ヒュコー…
亀「―――」
《壁の至る所に写真や手紙が張り付けられた部屋…
エンデリルはその部屋の中で機械に繋がれながら静かに眠っていた…
その顔は 本当にただ眠っているような そんな穏やかな顔であった
しかしそこにエンデリルの意識は感じられなかった…》
http://i.imgur.com/xxeChps.jpg
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
ディミリア「…あぁ…!!! エンデリルさん…! なんとおいたわしや…!」
ツバメオー「こ…この人が伝説のフーリャンチームの一人…
す…すごい…! すごい眉毛パワーを感じる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「ぐっほアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゥグーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ほら見ろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 眉無しのヤンデルには耐えられないレベルのブロオーラッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
眉毛パワーwww
-
ピピッ ピピッ ピピッ ピピッ…エンデリル「―――」
キョロキョロ…
ツバメオー「点滴にあとなんかすごくめっちゃ医療っぽい道具とか……色々揃ってるヨ」
彼方「町の病院から貸してもらったんだ」
エーロレイン「しばらく前まで人工呼吸器も付けていたが 今は取っている
それでディミリアさん…エルは…」
ディミリア「これから診てみます」
スッ…
ヴゥーーーン
《優しい光に包まれるディミリアの手
それをエンデリルにかざした》
ディミリア「……簡易式人間ドック魔法…」
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴ…ピカァーーーッ!!!!!!!!
エーロレイン「エルが光に包まれた?!!!!!!!!!!!!!!!!」
ディミリア「これでエンデリルさんの現在の情報が伝わります」
ピピピピピ
エンデリル・デヴァー
23歳 160cm弱 チェリー
心音:やばい
脈拍:やばい
血圧:やばい
脳みそ:やばい
魔力:やばい
運勢:ばいやー
ディミリア「これは………ヤバいですね…」
オオオオォォ…
ツバメオー「マジかヨ!!!!!! やべぇな」
彼方「ヤバいなんて診察結果があるかよ」
エーロレイン「ヤ…ヤバいとは一体どういうことであるか!!!!!!!!!?
お…お医者さんにはみてもらったのに…! エルはダメなのか!!!!!!!?」
ディミリア「いえ…一般的な治療は適切に行われたと思います
エンデリルさんがここに飛ばされた時点で体の至る所…内臓などが大きくダメージを負っていたのでしょうが… 今見る限りそれらは適切に治療されていますから」
彼方「じゃ…じゃあ何がヤバいんだよ
適切に治療されてるならなんでこいつは目覚めない?!」
ディミリア「…恐らく…普通の医療では手の届かない…“魔管”に何か障害があるのかもしれません」
ツバメオー「魔管って魔法使いの体にある 魔力が流れるところだよね」
ディミリア「そうです
エンデリルさんはその魔管がちゃんと機能せず魔力が正しく流れてないのだと思われます
魔管はもうひとつの血管のようなもの…
魔力が魔管を正常に流れないと多くの異常が体に引き起こされます
その原理を利用し 魔管を突いて魔力の流れを乱して魔法使いを無力化する恐ろしい退魔の技…『点打』というものが存在するくらいです
魔管は魔法使いの生命線なのです」
エーロレイン「そ…それで…エルの魔管はどうなって…?」
ディミリア「…何カ所かはズタズタになってますし
何カ所かは魔力溜まり…“魔溜まり”が魔力の流れを止めているようです」
ツバメオー「それって…治せるの?」
ディミリア「…魔管の異常は普通の医療では決して治せません…」
エーロレイン「そ…そんな…じゃあエルは……………」
ディミリア「しかし私の医療魔法なら…治せますっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いや 治して見せます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私の祖父…偉大な医療魔法使い・イレバーの名に賭けてッ…私が必ずエンデリルさんを治しますッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
エーロレイン「ディ…ディミリアさんッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「ファー姉さんカッケーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ディミリア「エンデリルさんは魔管の異常で魔力が正常に流れていない状態です
多分脳までちゃんと循環していないのではないでしょうか
いや…それどころか…魔管の損傷や魔溜まりの箇所を見るに
まともに魔力が巡ってるのは…せいぜい体の下半分といったところでしょう」
ツバメオー「マジかヨ
こいつ下半身は元気なんだな」
ヤンデル「不穏な言い方やめろ」
エーロレイン「じゃあ元気な下半身より上の方からシコシコと溜まったものを取っていけばいいのだな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぴかーっ!!!!!!!!
彼方「グレーな言い回しやめろ」
ディミリア「そうなります
そうと決まれば早速手術を始めます
かなり時間が掛かりそうなので…!」
エーロレイン「お願いします…!」
ツバメオー「…ファー姉さんの治療技が見れるヨ…
何気に初めて見るじゃん…!!!!!!!!」
ヤンデル「あぁ…すごそうだ…!」
ディミリア「はぁ…!!!!!」
ポポポポポポポポ…
《再び光り輝くディミリアの手…!!!!》
ディミリア「…………!!!!!!!!!!!!」
ヴヴヴヴヴヴ…
くるくるくるくるくるくるくるくる
《そして腰の方に手をかざし 小さな円を描くように手を動かすディミリア!!!》
ディミリア「……………!!!」
ヴヴヴヴヴヴヴヴ
くるくるくるくるくるくる…
――― 5分後
ディミリア「…ッッ………!!!!!!!」
ヴヴヴヴヴゥ〜〜〜…くるくるくる…
――― 10分後
ディミリア「………………ッ!」
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴ くるくる…
―――― 30分後
ディミリア「〜〜〜〜…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヴヴゥ〜〜〜〜… くるくるくるくるくるくる
ツバメオー「ん地味ィィーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「なにこれ地味ーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ずっと腰の方に手ぇくるくるしてるだけだヨ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
端からみたらすごく卑猥な画だヨこれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんのプレイこれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「ち…治療です…」
ツバメオー「いや地味すぎるヨ!!!! もっとこう…『メス!!!!!!!!』とか言って腹パッカーッ!!!!!!!! 内臓パッカーッ!!!!!!!!とかやらないの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ディミリア「い…医療魔法による手術は大体こんな感じです…」
ツバメオー「ふざけんな!!!!!!!!!!!!!!!! ブラッ○ジャックに出て来た手ぇ突っ込んで手術する変な超能力者見習えコノヤローッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カカーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
あれはトラウマだよwww
-
彼方「確かに思ったよりは地味だったな」
エーロレイン「うむ…まぁ写真映えはしないな…」
ディミリア「ぼろくそ言われてる…」
ずぞーん…
ツバメオー「まぁ派手なの期待したからね 仕方ないヨ」
ディミリア「…派手にもしたいところですが…そうはいかないのです
傷ついている魔管は損傷しやすいですから…
例え魔力を当てるだけの治療であっても魔力圧が強すぎるとそれだけで取り返しのつかないことになることもあります
なので出来る限り刺激を抑えて魔法を当てて行かなければいけないのです
地味になっても仕方ありません」
エーロレイン「なるほど……」
ディミリア「エンデリルさんは体の下半分…大体腰から下の方の魔管は損傷が少ないです
なので 腰からどんどん上に上がっていくように部分部分をゆっくりと丁寧に治療していきます
恐らくこの手術は相当な長丁場になるでしょう」
エーロレイン「魔力は持つのであるか…?」
ディミリア「その点はご心配なさらず」
彼方「そうか…茶化して悪かったな
どうか…頼むよ こいつの事を…」
ディミリア「はい」
ツバメオー「………うーん…長くなるのかー…
じゃあどうしよっかな…ここに居ても退屈そうだし……あぁ!!
そうだ じゃあ今のうちボク達…村に行ってこようかな」
彼方「ミミ村か?」
ツバメオー「うん
この町に来るついでに村に行ってみんなのお墓作るつもりだったんだ…」
彼方「そうか…
そりゃきっとみんな喜ぶよ」
ツバメオー「そうと決まれば!! 行くヨ!!!!!!!! ヤンデルぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐいぐい
ヤンデル「あ…あぁ…」
ディミリア「ツバメオーさんヤンデルさん……出掛けるのは構いませんが…ミミ村はコトコトZシティの外側になりますので…」
ツバメオー「分かってるヨ!!!!!!!! こっちは問題ないヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
ファー姉さんも治療よろしくねー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
彼方「本当に大丈夫か?
おいチンコデル あいつ危なっかしいから変なことしないかちゃんと見張っててくれよ」
ヤンデル「…ヤンデルだ…………」
-
○ 損傷してる魔管は切れやすいですから…
-
道場
ツバメオー「よーし行くぞ行くぞー!!!!!!!!
もみーのもついて来る?」
もみーの銃「行く行くよー」
彼方「なんだそれは…銃なのか…?」
ツバメオー「…あれ?」
ミキニー「…むにゃむにゃ」
ツバメオー「…ん? なんだ紫
いないと思ったらこんな所で寝てんのかヨ
おいお前 ボク達はちょっと出掛けるけど どうする?
行きたいなら連れてってやるけど…」
ゆっさゆっさ
ミキニー「…むにゃ…」
ヤンデル「…起きないな…」
ツバメオー「もぉー…しょうがないヤツだな
彼方 悪いけどこいつここ置いてくヨ
見ての通り糞紫で目に毒な色してるけどしばらく置いといてヨ
あれなら道場の雑巾がけにでも使ってヨ」
彼方「それはいいがこいつはなんなんだ……」
そしてなんでお前まで紫になってるんだ…
ツバメオー「ていうか どーせならお前も一緒に来る?」
彼方「…お前のこれまでのネアメでの話にゃ興味はあるが…やめておくよ
一応うちは今この道場の主だ 客人が居るのにまた家を空けるのはやめておく
それとあいつの治療のサポートしてやらなきゃだし」
ツバメオー「そう…
…にしても随分と献身的だね彼方
お前が門下生や近所の奴らと親しげなのもビックリしたけど
あの眉毛に対してのその態度は特に…
お前まさかだけど」
彼方「ッッしぇいらッきぇシェアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドガッシャアァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーの銃「きゃーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
《ギターをクラッシュする彼方!!!!!!!!》
彼方「お…おっとすまねぇ…!
突発性ハードロック症候群にかかっちまったようだ!!!
じゃあな! 気をつけろよ!!!!!!!!
アバヨッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しーん…
ツバメオー「…ったく 分っかりやいねぇ」
もみーの銃「…そっかぁ…! もしかして彼方ちゃんはあの眉毛の人を…」
ツバメオー「そう
散々献身的に振る舞って恩を着せてあとで金をたんまりふんだくる魂胆なんだヨ彼方は…
ほんとロックな奴だよ まぢ」
もみーの銃「そっちの発想!!!!!!!!!!?」
ヤンデル「お前はほんと捻くれてんな…」
-
――― 外
ライジー「うん? 出掛けるって?
隣の村に?」
ツバメオー「そうだヨ
だからすんなり出られるように幻を緩めてほしいんだけど」
無駄に迷いたくないし
ライジー「簡単に言うなよなぁ」
ザッ…
てれび「げんえいをゆるめるわけにはいきませんが」
ライジー「てれび!!」
てれび「あんないにんをおかしすることはできます」
ツバメオー「案内人?」
てれび「えぇ こちらからあんないをたてれば このさきの道でむだにじかんをとられることはないでしょう」
ツバメオー「ほへう それいいじゃん」
ライジー「で…誰に案内を?」
てれび「となりのむらはたしかこの町からにしのほうでしたね
この町のにしがわは湖のげんえいちたいなのです
あそこをとおるならばカンシがよいでしょう
カンシ いますか」
カンシ「はい」
てれび「かのじょたちをミミむらまであんないするのです」
カンシ「わかりました どうぞおまかせ くださいな(比較的まとも)」
ヤンデル「よ…よろしく……」
ライジー「なんだー てっきりオレかと思ったぜ
んじゃまー…暇ならオレは山にでも行っとこうかな」
てれび「わたしはひるどらをみるのです」
てくてく
ライジー「あ…そうだてれび
今日はツキを見ないが どうしたんだ?」
てれび「あのこなら
むげんどうじょうの“あの五人”といっしょなのです
きょうはおとまりだそうです」
ライジー「お泊りー??」
-
カンシ「ではこの場所から西の湖地帯へとはんなりと向かいましょう(普通の会話)」
しゃら〜〜〜〜〜ん…
ツバメオー「はんなり行く必要ある?」
ザッザッザッ…
―――
てれび「どうやらあの5人組はぜんいんでランジェリーかいしゃのいえにとまりにいったようなのです
ツキはそこにどうこうさせました」
ライジー「いいのかそれ?
お前いくらツキの相手が面倒だからって適当に押し付けなくとも…」
てれび「なにをいうのです
わたしはかんがえがあってツキをあの子たちに“憑かせて”いるのです」
ライジー「…え?」
てれび「“そうした方がいい”とかんじたからそうしたのです
…ライジー……どうやらこの町もしょうしょうあれそうなのです
やまへいくなら きをつけるように…」
ライジー「お…おいてれび…どういうことだ…? この町が荒れるって…?
何か確証があって言ってるのか…?!」
てれび「かくしょうなどないのです
…ただの…“カン”…なのです」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ォ゙……
ライジー「…カン…ね…
そいつは怖いぜ…」
ヒュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…!!!!!!!!
-
―――
カンシ「こちらです 雅に参りましょう」
シャラララ〜〜〜…シャンシャンシャン…
ツバメオー「いや日本舞踊踊りながら移動って!!!!!!!!!!!!!!!! 雅すぎんだろッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カンシ「皆さんも是非やってみて下さい
日本舞踊はヤマトナデシコが磨かれます」
ツバメオー「なんだヨ “ヤマトナデシコ”って…」
カンシ「“ヤマトナデシコ”とは女性への称号です
古来より伝わる言葉で昔とは言葉の発音が変わったらしいのですが
本来は『野鳩撫死娘(ヤバトナデシコ)』と言います
読んで字の如くひと撫でで野生の鳩を殺す雅な淑女の事です」
ツバメオー「平和の象徴の鳩を殺す淑女ってなんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞぞーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
ざわ…ざわ…
ヤンデル「…? なんだか騒がしいぞ…」
ツバメオー「…なんだ? なんかあったのかな…」
もみーの銃「あれ規制線じゃない?」
ヤンデル「ということは何か事件があったのか…?」
カンシ「この町で事件…?」
おっさん「やべぇよ…やべぇよ…」
ツバメオー「そこのおっさん
一体何事だヨ」
おっさん「さ…殺人だよ!!!!!!!! 殺人事件…!!!!!!!!
これで5件目だッ!!!!!!!! たった一日で5人死んだッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カンシ「…それは本当ですか…?」
おっさん「本当だ!!!!!!!! それもただの殺人じゃねー…
殺された連中はことごとく惨殺だ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しかも拷問をした後もあると聞く…!!!!
間違いなく快楽殺人者だよ!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ヤンデル「か…快楽殺人…!」
もみーの銃「怖い…」
おばさん「それだけじゃないわ!!!!!!!
昨日から至る所で鳩が殺されていたのよ…!!!!!!!!!
きっとこれもそいつの仕業よぉ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「…は…鳩…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ピカ〜〜〜〜〜…!!!!!!!
もみーの銃「…! 野鳩…撫死娘…!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ば〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カンシ「いや…私じゃないですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
カンシ「…この町で事件…しかも殺人ですか…」
おっさん「あぁもう…勘弁してほしいよ
…この町の事は気に入ってるが…こんな事件があっちゃ話は変わる…!!!!
こんな閉鎖された場所にそんなヤバいやつが紛れてるなんて気が気でないよ…!!!!」
わなわなわな
ざわ… ざわ…
ツバメオー「なんか大変なことになってるヨ…1日で5人って相当ヤバいんじゃ…」
ヤンデル「どんな奴が犯人なんだろう……」
カンシ「………………
…考えても仕方ありません
この町には優秀な警察の方々がいらっしゃいますので
その方達にまかせるしかないでしょう
この町の内部の人間が犯人ならばすぐに真実も暴かれるでしょう
………そうでなければ……それは…」
ビュオウゥゥ〜〜〜〜ウッ!!!!!!!!!!!!!!!
ブワァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カンシ「…あらっ」
もみーの銃「あっ!!!!! カンシさんの傘が飛んじゃったよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビュオ〜〜〜〜〜〜〜〜…パシッ!!!!!!!!
《風に飛ばされた傘を誰かがキャッチした!!!》
キラキラキラキラキラキラキラキラ………
イケメン「…HAHA」
《それはイケメンであった!!!!
カンシの傘を持ってやって来るイケメン…!(察し)》
ザ…
イケメン「やぁ
風に飛ばされた美しい花を捕まえたと思ったら その先に更に美しい花が居たなんてね…
さぁ……傘をどうぞ」
スッ
カンシ「…」
ス…
ガシッ!!!!!!!!!!!!!!!!
《渡された傘を掴んだカンシの手を掴むイケメン!!!!!!!!!!!!!!》
キラキラキラキラキラ…
イケメン「捕まえた…☆
綺麗なお花ちゃん…☆★☆★☆★」
パアァァァァァ…
カンシ「…」
イケメン「どうだい? こうして出会ったのも何かの縁…
一緒にお茶しないかい……?」
キラキラキラキラキラ
もみーの銃「きゃっ…//// ツっちゃんこれ…ナンパだよぉ…! カンシさんナンパされてるよ…!////」
《(察し)》
ツバメオー「おいウインドウさっきからどうした」
イケメン「…行こう☆ 一緒に美しい花の数を数えようか…☆★」
カンシ「………急いでますので…」
パッ… スタスタ
《イケメンの手を振り払い素っ気なく背を向け立ち去るカンシ(期待)》
ピキ…
イケメン「ッ…ちょっ待てよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
人が傘とってやったのになんだその態度!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
断るにしても一言感謝くらいあったっていいだろうが!!!!!!!!!!!!!!
“ありがとう”も言えないのかアァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
ピタッ…
カンシ「――――」
しーーーーーーーーーーーーーーーーーーん…
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
イケメン「お…おい…! な…なんとか言え!!!!!!
俺に感謝を……」
カンシ「…………………」
くるーー…
/i iヽ
! !、 ___ / ノ
ヽ ヽ、 ,彡フ ̄  ̄ヽミミ、/ /
ヽ フ'' く /
_ 〉' ヽ/,_
(ヽi, /;ヽ i/ )
i ! ,,_____ノ、i;;iヽ、_____、 i i
! 'ヽ__●ノ' 'ヽ_●,ノ ,ノ i
!、jヽ、 ,- ;; -、 / _ノ
〉 /,、''`ヽ__/` ' ,、' )
'!, ヽ`t-,、__, -'イ/ /
ヽ ヽt,=,='='=イi /
\ `'"~⌒~"' ノ
`-- ^-- '
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ン…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《振り返ったカンシは恐るべき怒りの形相を成していた!!!!!!!!》
イケメン「ひぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
-
ビギギギギギギギ
カンシ「ギギギギギギ…!!!!!!!!!!!!!!!!!」
もみーの銃「カ…カンシさんが…!!!!!!!!?」
ツバメオー「か…顔こえぇーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!
イケメン「……?!! な……!? なん…!!!!!!」
たじ…!!!!!!!!!!
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
カンシ「……だ れ …………………がッッ」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カンシ「誰が感謝するかボケ死に晒せゴるるるるるぁああああああああああああッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボゴァアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イケメン「おっぱブーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドギュズルァアアアーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ええぇーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブブブーチ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「なんか人が変わった〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カンシ「感謝を強要するなグォルルァアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私に感謝させようとするなオオォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーアァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ボゴゴゴゴゴッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ドッッ!!!!!!!! ドガァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガァッシャアア〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イケメン「はぁギャアアアアアアアアアアアッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
《――― カンシャ寄生は感謝を拒絶しその存在を憎む寄生である―――
普段のカンシは天寄生の誰よりも温厚であるが――
一度感謝を強要すれば天寄生の中でも恐ろしい“修羅”へと変貌するのだ――――…》
カンシ「きええぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
消え失せえええええええええええええええッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これがッッ…」
ふわっ… ぐるるん…
カンシ「野鳩撫死娘じゃアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズッシュアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イケメン「うぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブッシャアアァァアアァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《カンシのひと撫でで鮮血の大輪の花を咲かせるイケメン》
ツバメオー「ちょっとやっぱ事件の犯人あの人じゃないの」
ぞぞぞ〜〜ん…
-
やりすぎwww
-
イケメン「ぐげげげげ…」
プス…プス…プス…
カンシ「…ふしゅうううううううううううううううう……………」
オオオオオオオオオオ…
ケロ!!!
カンシ「…ふぅ!
さぁ気を取り直して雅に参りましょう!」
スィー…
ヤンデル「……何事もなかったかのように…;」
ツバメオー「大丈夫かヨ…この人サイコパスじゃないだろうな…」
ずーん…
スィー…
カンシ(…………それにしてもこの事件は………………
…………! ここで一句
殺人事件
もしかしたら犯人は
わたしかな?(違います)…(字余り)…)
―――
町のどこか…
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
??「………さて…どうしたものかしら
5人殺しても…5人を拷問して殺してもぉ…分からないわぁ…
この町のからくり… これまで“私達魔反会”を拒絶してきたこの自然の要塞じみたこの町の秘密…
今まで魔反会で誰も入れなかったこの場所に私だけが入れた…
このチャンスを逃すわけにはいかないわ…! 私が必ずこの町を暴く…!
きっとこの要塞を仕掛けた“仕掛人”がどこかに居るはずよぉ…
そいつが分かるまで…手当たり次第“狩る”か…………キキキキキ…」
ニィィィィン…………
ワイワイワイ
??「…人の気配……カモかな…♪」
ズオオオオオンッ…!!!!!
―――
ウマミ「今日はお泊りお泊りぃー!!!!!!!!!!!!!!!!」
プリンムシ「モロミエに出来たシヌカの家に行くのは初めてですねハイ
それにしてもこんな大人数で押しかけて大丈夫でしょうか」
シヌカ「大丈夫ですぅ
新しいおうちは500階立てで200階から400階は私のお部屋ですぅ
みんなに40階ずつ貸してあげるですぅ」
ウマミ「借りすぎだよそれぇ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
みんなを探してる間に一泊終わっちゃうよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガム「シティー派のお金持ちさんマジパネーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
超絶リスペクトなんですけどーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シヌカ「パパに頼んでみんなに好きな下着あげるですぅ
イチモちゃんにも似合いそうな素敵なふんどしを見つけたですぅ」
イチモシ「あ…ありがとうございますシヌカさん…
でもあのあたいも普通のがいいっす…」
ウマミ「イチモはまずブラだね」
イチモシ「えっ?! いやあたいはブラは別に…!
上半身ブラジャーだけなんて変態みたいじゃないすか…!」
あせあせ
プリンムシ「サラシもどうかと思うのですが…ハイ…」
ツキ「ネーネー マダツカナイノ」
ウマミ「あぁごめんね! もうちょっとだよ」
ガム「そうだー今日はツキちゃんも一緒だったですねぇ!
ツキちゃんマジプリティーすぎっしょ! あーしと一緒に寝ようねー!!!!!」
ツキ「ヤダ! モヌゲトネルノ!!」
毛太郎「もぬーん………」
プリンムシ「あぁもぬ毛も一緒でしたねハイ」
ウマミ「本当はメロン太も連れてきたかったんだけどなー
メロン太のやつ 恥ずかしがってどっか行っちゃった」
ガム「メロン太もマジガク残念丸だけど彼方さんも激ガク残念フラッシュですわー
…彼方さんとも一緒に遊んでハッスルキメたかったっわ〜」
イチモシ「そうだね………
でも彼方さん…本当に急がしそうだったね…」
プリンムシ「仕方ありませんよハイ
彼方は今のコトコトの代表のような立場なのですからハイ
この町の管理に関する話し合いには必ず参加してますし
この町のあらゆる決定も彼方が行っているのです
そんじょそこらの町長や市長なんかよりずっと働いてますよ」
―――
コソ……
??「………この町の……代表…?!!!
…こいつら…この町の“仕掛人”を知ってるな…!!?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ニイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
??「くふふふ…こりゃあこの女の子達ターゲットにけって〜〜〜〜〜い…ねぇ…!!!
あいつら拷問して詳しく聞いてやる…!!!!!!!
くくく…若い身空で私の手に掛かるなんて不幸ねぇ…!!!!!!!!!
…さーて…さすがに一度に全員は無理か…
誰か一人を拉致って………ん?」
―――
ブロロン…ブロロン……ガチャッ
フトモーモ「お嬢! ご友人殿方!」
シヌカ「あう?」
ウマミ「あ! シヌカん所の護衛の人だ
なんで車で……まさかうち様達を迎えに来てくれたの!!!!!!?」
フトモーモ「いえ…私は買い出しに出ていただけですので… こうやって出会ったのは偶然です
話は聞いております 今日はザキヤマでお泊り会をするとか…
どうぞ 全員ザキヤマまでこの車でお送りしますよ」
ガム「やったー!!!! ラッキーだべな!!!!!!!!」
イチモシ「そうだね…ってあれ!!?
ガムちゃん素になってるよ!!!!!!?」
ガム「シティー語は疲れたべ…
しばらく休憩するべなす…」
イチモシ「う…うん…それがいいよ…」
プリンムシ「良かったですねハイ
これなら予定より早く着きますよハイ!
その分みんなで遊べます!!!!!!」
シヌカ「やったですぅ ありがとうですぅ」
フトモーモ「いえいえお嬢! 本当に偶然出会っただけですので」
ウマミ「いやー本当にラッキーだよなー」
わいわいわいわい…
―――
??「…チィッ!! …車に…!!!
…まったく…こんなタイミングでッ
…こいつら…なんて“運”のいい……………ん…!?」
ピクッ…
―――
オオオオオオオォォォ…
ツキ「………………………………」
じぃぃ…
―――
??「…?! あの子供…私の方を見て…!?」
―――
ウマミ「毛太郎とツキも行くよ!」
毛太郎「もぬーん…」
ツキ「ワカッター」
ふいっ…
―――
??「…………気のせいだったか…? …まぁ…いいわ
それにしても…チャンスは逃したけど大きなヒントには食らいついたわ…
この町の代表……恐らく“仕掛人”…その名!!!!!!!!!!!!!!!!
“彼方”…………くふふふぅー…! 覚えたわよぉ…!
それだけ分かれば十分… その正体……居場所も……すぐに掴んであげる…!!
何人もの死体を足元に積み上げながらねッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ニギャアアアアァリ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
――― 西の湖畔…
ドーーーーーーーーーン…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーの銃「わぁ!!!!!!!! おっきな湖だね〜〜〜〜〜」
ツバメオー「本当にデカイヨ…
島根のあの宍道湖の5倍はありそうだヨ…」
ヤンデル「こ…これも幻で作られたものなのか…?」
カンシ「いえ…湖自体は本物です 私達天寄生の力で作り出された本物の人工湖です
しかし幻影を用いて景色を歪めているため 仮に船を使って真っすぐ操縦しても元の場所に戻るようになっています」
もみーの銃「まるで迷いの湖だね…」
ツバメオー「まったく…本当とんでもないもの作るなぁ
それで? ボクらはどう渡ればいいの?」
カンシ「もちろん船を使って渡りますが 普通に渡っては今言った通り元の場所に戻されて一生渡る事が出来ません
そこで…今日はこちらにラニイヤさんが来ていらっしゃるはずですので
ラニイヤさんの力をお借りして渡る事になります」
ツバメオー「あの踊り子か……
それで…どこに居るんだヨ」
カンシ「近くにいらっしゃると思います
…ラニイヤさん!
ラニイヤさんはいらっしゃいますか?」
バチャバチャ…
ラニ「はぁ〜〜い
まぁ、カンシさんですかぁ?
今日はいいお天気だからここまでお散歩に来てくださったんですか?
それなら一緒にお紅茶を……え!!!!!!!?」
チャポァ!!!!!!!!
ば〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《水の中から現れたラニイヤ
しかしツバメオー達の姿を見て水の中に再び引っ込んだ!》
ツバメオー「うわぁ!!!!!!!! 水の中から!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブー!!!!!!!!
カンシ「水浴びしていたのですね」
ラニイヤ「あうー…そうなんですけど……
えっと…その人達はどうしてここに…?」
ちゃぷ…ちゃぷ…
カンシ「向こう岸の先にある村に行きたいそうです
この湖を渡るのはラニイヤさんのお力が必要なので………
……ラニイヤさん 何故水から出て来ないのですか?」
ラニ「…! あ…あのっ…
私まさかここに天寄生の方以外の人が来るとは思わなくてッ…それで…何も考えなしで泳いでて…!!!
今出たら……水で服が濡れてるから…それで……」
カンシ「…………あぁ…」
ヤンデル「………えっ…;;;」
ツバメオー「なるほどね
でも元から全裸みたいな格好じゃん
別に今更ジッサイ裸だろうと関係ないんじゃない?」
ラニイヤ「いや…関係ないことありませんよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カンシ「大丈夫じゃないですか?
この殿方 純粋で無欲そうですから 少しの間だけ目を伏せて貰えば」
ツバメオー「甘いヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
たしかにヤンデルはいつもクール気取ってエロには無関心みたいな風を装ってるけど
こいつの皮を一枚外せば度し難いエロビーストに違いないヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
目を伏せてる振りしてしっかり見るヨこいつは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こんな眉無し野郎はムッツリに違いないんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「み…みみ…見ないよッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そ…それに眉無しにしたのは誰の仕業だッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
死ね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ラニイヤ「…話は分かりました
向こう岸に渡るなら私にお任せ下さい
……水の中から移動を補助します」
カンシ「お願いします」
ツバメオー「じゃあ船に乗ればいいの? 船どこ?」
カンシ「船ならこちらです」
バサァッ!!!!!!!!!!!!!!!!
《カンシは着物の中から傘を一つ取り出した》
ツバメオー「か…傘…?」
カンシ「徳用五傘が一つ…『仲良しこよしアイアイアンブレラ』…」
ブワサァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「デ………デカッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カンシ「約3mのこの傘をひっくり返して水に浮かべます
皆さんこの傘に乗ってください」
ツバメオー「か…傘に乗るって!!!!!!!!!!!!!!!! 本気かッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ぞ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「大丈夫なのか……それ…」
カンシ「大丈夫です
この傘の表面はものすごい撥水加工が施されてるので水に浮きます
アメンボと同じ原理です
さぁどうぞ」
タンッ! トンッ…!!
プカ〜〜〜〜
もみーの銃「わぁー…本当に浮いてる…」
ツバメオー「マジかヨ……
じゃあ………」
おそるおそる… トン…
プカプカ〜〜〜…
ヤンデル「……い…行けるか?!」
トンッ…
プカプカプカ……
カンシ「みなさん無事乗れましたね
それではラニイヤさんの力で運んでもらいます」
バシャバシャ
ラニイヤ「おまかせ下さいね」
ツバメオー「どうするの?」
カンシ「ラニイヤさんは冷たい水を操る力を持っています
そしてこの湖の水は冷たいのでラニイヤさんの能力の支配下にあります
ラニイヤさんの能力で湖に波を引き起こし傘を移動するのです
我々天寄生に迷いの幻は効かないので ラニイヤさんの操作で真っすぐ行けば向こう岸にたどり着きます」
ラニイヤ「行きます!!!!!!!!
レイクウェイブ!!!!!!!!!!!」
ザパーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
グゥゥゥーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーの銃「わぁー!!!!!!!! すごいすごい動いた動いたぁーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「行っけぇーっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザバァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
《一行は波に揺られて傘でゆく》
ザザァー ザザァー
ツバメオー「うーん! 快速ー! 快速ー!! ヨー早漏ー!!!!!!!!
これはなかなか 傘の船も捨てたもんじゃないね」
カンシ「そうでしょう」
ヤンデル「…で…でも波を出してくれてるあの人は大丈夫かな……」
くるっ
バッシャー!! バッシャー!!
ラニ「いやあああああああああああッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こちらは見ないで!!!!! 振り返らないで下さいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
泳ぐときにどうしても体が水面から出ちゃうのでぇぇぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッシャアァ〜〜!!! バッシャアァ〜〜〜!!!!!
ツバメオー「だったら何もバタフライで泳ぐことねーだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞーん!!!!!!!!
カンシ「ラニイヤさん 泳ぎながら紅茶をどうぞ」
ス…
ラニイヤ「あ…ありがとうございます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ふ…ふぁがもがむごごァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッアツゥゥゥイッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビチャッ バチャアァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「いや飲めてない!!!!!!!! 飲めてないから!!!!!!!!
バタフライしてる相手に紅茶渡すなヨ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ず〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!
カンシ「ラニイヤさんなら大丈夫です
みなさんこの傘の上で腰掛けてゆっくり波に揺られながら到着をお待ち下さい
向こう岸まで十数分といったところですが その間だけでも休憩を。
村に着いたらしなきゃならない事も多いのでしょう」
ツバメオー「…………うん…そうだね
せっかく帰るんだ…色々やってあげなきゃ
久々の里帰りなんだから…里孝行ぐらい…してあげたい」
カンシ「立派な事です」
ツバメオー「………ありがと…」
ヤンデル「…うん…ありがとうございます…
わざわざ案内してもらって…
本当に…ありが…………ハッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズ…
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビキビキビキビキビキビキビキビキ……ギリギリギリギリギリギリギリギリギリギリギリギリッッ…
カンシ「カンシャスルナ… カンシャスルナ…
フ…フシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブチブチブチブチブチ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《カンシメモ
カンシは感謝を要求されると激おこプンプンインフェルノで襲い掛かるが
逆にカンシに対して感謝するとプチオコプンプン丸状態になってしまうのだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
-
こわいw
-
――― そすて………
チャポ… チャポ… ズッ!!
ぐらぐらぐら
ツバメオー「っ…ととっ…!!!
…岸に着いたヨ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「おぉ…!」
カンシ「ラニイヤさん お疲れさまです」
ラニ「はい…!
帰りの際はまた声を掛けてください
それまで日に当たって乾かしておきますので…!
今日は暑いくらいの天気なので多分乾くと思いますが」
カンシ「ではまた その時よろしくお願いします」
―――
カンシ「…何かあるといけないので 私も同行します」
もみーの銃「ツっちゃん! それでツっちゃんの村はどこに?」
ツバメオー「……目の前だヨ…」
もみーの銃「え…!!!!」
ヒュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン…
《ツバメオー達がたどり着いた湖の岸から程近い場所にその村あった…
いや…“あったようだ”………
瓦礫が散乱するその場所には…微かに人が暮らしていた痕跡が残っていた…》
もみーの銃「ここが………
………想像以上に…」
ツバメオー「…辺鄙な所だヨ…この村は…
でも昔はね もうちょっと見栄えも良かったんだヨ
小さいけど家もたくさんあって……ほら…あそこに焼け焦げた大木みたいなのがあるでしょ?
あれは大きなもぬ毛時計だったん
決まった時間になるともぬ毛が木の中から現れてね…燃焼系アミノ式みたいな体操だかダンスだかよくわからん動きに乗せて時刻を知らせてくれるんだヨ…
それがこの村の唯一の自慢だったんだヨ…
村おこしのポスターでもぬ毛時計をメインに据えたりなんてして……あはは
そんなの見て誰が来るってんだヨ……
……………………」
ふる…ふる…
もみーの銃「………ツっちゃん…!」
ガッ
ヤンデル「しっかりしろツバメ…
………どうする…はいるのやめるか…」
ツバメオー「…いや…行くヨ…!
行かなきゃ…………」
ヤンデル「…あぁ…じゃあ…」
ザッ……… ザッ………
《ツバメオー達はミミ村の跡地へと向かった…
既に崩壊し門の体裁すらとっていない町の入口…
そこに近づくにつれツバメオーとヤンデルは惨劇のあの日を思い出した―――》
-
――― あの日…
コトコトへ行っていたツバメオーとヤンデル…
その帰り……二人が村へ戻ると…
ツバメオー「………え…!?
なに…? ヤ…ヤンデル……これ…?!」
メラメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラ
ヤンデル「村が……炎に包まれてる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ツバメオー「か…火事だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
火事だヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お母さんお父さん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ…
ガシッ!!!!!
ヤンデル「…待て!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ワーワー キャーキャー
ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ
《村から聞こえる悲鳴…怒号…そして…笑い声…!!!》
ツバメオー「な…なに……………」
ヤンデル「…こ…これは…………火事なんかじゃないッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
や…焼き討ちだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! お…俺達の村は襲われてるんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「え……誰にッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ヤンデル「…魔反会に決まってる…!!!!!!
こんな…強引な手で…畜生ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この村には魔法使いじゃない人達だっているのにこんな…!!!!!!!
あんまりだッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「…嘘だヨ……こんなの…
うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お母さあああああああああああん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お父さあああああああああああん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ…
ガシッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「行くなッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジタバタジタバタ
ツバメオー「嫌だヨ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お母さんが!!!!!!!! お父さんが!!!!!!!! 皆が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いやだよおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボロボロ…
ヤンデル「行くな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
死んじゃうだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
死んじゃうだろぉ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うぐぅぅぅぅぅ…っ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぽろ…ぽろ…
―――…
《その日 ツバメオーとヤンデル以外のミミ村の人間達は全員殺された……
そして 村にいた魔法使い・混血達は皆…胸に穴を空けられ魔魂を奪われていたのだった…》
-
――― そして今…
ヒュウウウウウウウウウウウウウウン…
ヤンデル(……お義父さん
……お義母さん…)
ツバメオー(…今のボク達だったらあの時……皆を助けられたかな…
…………そんなこと…考えても仕方ない…ね)
ツバメオー「…入ろう…」
ザ…
ドオオオオオオオオオオオオオオオ…
《ミミ村の中は崩壊した家々とともに焼き討ちの跡が生々しく残っていた…》
ツバメオー「………あの時は 何も出来ないままネアメに連れて村を離れたから散らかったままだったけど…
今は割と片付いてるんだね」
カンシ「彼方さんがたまに通って遺品を拾ったりしていましたが
その前から焼け落ちた家などはある程度は片付けられていたようです
おそらくネアメ・ルートの方々がしたのではないでしょうか」
ツバメオー「そっか………
…あ」
ヒュオオオオオオオオン…
もみーの銃「村の奥に建物が……」
ツバメオー「あれは集会場だね…
なにかあると村のみんなが集まってたんだ…
そっか あそこは焼け落ちなかったんだ」
―――
ガチャ… キィィ…
ヒュコォオオオオオオオオオオ…
ヤンデル「中も綺麗なままだな…」
ツバメオー「ここに入ると色々思い出すね ヤンデル
お前はあの時の事とか覚えてる?」
ヤンデル「あぁ……」
――― 十年前…
子ツバメオー「やんでるー! こっちこっちー」
子ヤンデル「ど…どこ行くの〜?」
子ツバメオー「こっちのかげの方に来てヨ〜
おいで! おいで! いいことしてあげる」
ドキドキ
子ヤンデル「な なに? なになに? ツバメオーちゃん?」
子ツバメオー「まぁとにかくこっちきて屈んで目瞑ってー」
子ヤンデル「え…えぇ〜〜? わ…分かった…」
スッ… ぐっ…
子ツバメオー「………いい子だ………」
ニィヤァァァァァ…じゃき〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《剃刀》
―――…
ビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキ…
ヤンデル「あの日の事を忘れた日はない…
いや…忘れられないんだ…!!!! 眉があったこの場所がヒリヒリ痛む度に俺はあの日を思い出し憎悪を増すんだよォォォ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お…怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キ…キエェェェェェェェェェェェェェェオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビキッ…ビキッ…ギリギリギリッ…
ブシュッッッ…!!!!!!!!《歯を食いしばりすぎて血が出る音》
ツバメオー「どうやらお前とボクの思い出に違いがあるみたいだな」
-
こえーよww
-
―――…
ツバメオー「…………フー…」
ヤンデル「…それでツバメ…村に帰ってきたわけだけど…
これからどうするんだ…」
ツバメオー「うん…」
キョロ…キョロ…
《村を見渡すツバメオー》
ツバメオー「…あらかた彼方がかたづけたみたいだけどまだまだ色々残ってるね
みんなの生活の跡…思い出のある物たち…」
ヤンデル「…あぁ…」
ツバメオー「…このまま野ざらしはかわいそうだヨ
…ねぇヤンデル…ボク達でこの村をちょっと掃除しようヨ
今日の間だけ…出来る所までさ」
ヤンデル「掃除…?」
ツバメオー「そう
ボクね いつか魔反会との戦いが終わったら…この村に戻ろうと思うんだヨ
誰もいなくなった村だけど ボクの新しい生活はやっぱりここから始めたいんだ
だからその時のために…今のうちに少しでも綺麗にしてあげたいんだヨ
いつまでも彼方にやらせてたら悪いしさ
…ダメかな…」
ヤンデル「…ダメなわけないだろ」
もみーの銃「すごいねツっちゃん
戦いが終わった後のビジョンももう見えてるんだね」
ツバメオー「もちろんだヨ!!!!!!
ボクには正確に見えてるヨ!!!!!!!!
この村から再スタートする姿……
ボクはね いつかサークルを立ち上げてこの村で好きなホモ同人を描いて売れっ子になるんだヨ
サークルの名前は『ミユニユーズ』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そしてこの村をホモ同人で盛り上げてホモの聖地にしてやるんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そしていつしかこの村はミユニユーズ村に…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
見えた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 完璧見えた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ホモの未来は明るいぜよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「おいやめろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そんな余計なビジョン見るな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずぞ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「とにかくやろうヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
時間が惜しいヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
すぐに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「………分かった
…やるか…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ニッ…
-
――― そうして掃除が始まった…
ツバメオー「誰かが使ってた物とか道具は全部集会場に持っていくヨ!!!!!!!!
大きいも小さいも関係なくね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「歯ブラシとか…割れたお皿とかもか…?」
ツバメオー「当たり前だヨ!!!!!!!! そういうさりげなく生活を感じさせるやつ大事ヨ!!!!!!!!!!!!!!!!?
いつかここがミユニユーズ村になったら『ミユニユーズ村の悲劇博物館(有料)』を作ってそういうの並べるんだから!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「は…博物館なんて作る気か…」
―――
ヤンデル「残ってる瓦礫とかはどうする…?」
ツバメオー「…広場に纏めておいてヨ
ちょっとやりたいことがあるんだ…」
ヤンデル「…? 分かった…
…でも瓦礫も集めるとなると大変だな…」
カンシ「私も手伝いましょう」
ヤンデル「あ…あぁ…ありが…」
ミキッ…ビキビキ…
カンシ「シャオオオオオオオオオ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギリッ…ギリッ…
ヤンデル「…………………よ…よろしく…お願いします…」
―――
ヤンデル「…ツ…ツバメ……
何冊か出て来たこういうエロ本は………」
ツバメオー「あとで売るから纏めとけ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
―――
カンシ「腐向けの漫画をいくつか見つけました」
ツバメオー「それボクのだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
返せ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
――― それで…
ツバメオー「…はーー…
…昼過ぎたし…ちょっと休憩しヨー……ふー…
………ん?」
もみーの銃「……………」
ツバメオー「どうしたの…もみーの?
なんか元気ないけど…」
もみーの銃「…私も……お手伝いしたいけど…出来ないから…
ごめんね…」
ツバメオー「あー…それはまぁ仕方ないヨ」
もみーの銃「…それに思ったけど ツっちゃんって…すごいね」
ツバメオー「…なんで?」
もみーの銃「目の前で村を焼かれて…両親や皆を殺された…
とっても不幸で悲劇的なことなのに ツっちゃんは明るくて…とてもそんなことを人に思わせないんだもん
私自分は人より不幸なのかな…って思った時もあったけど
生まれた町はまだあるし……すごく甘えた考えだったんだな…って恥ずかしくなっちゃったよ…」
しゅーん…
ツバメオー「…はー!!!!!!!!?
なに言ってんのもみーの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
死んだお前以上に不幸なヤツいるわけないじゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それに町あるっつってもお前の町あんなんだし!!!!!!!!!!!!!!!!
元気だせヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! お前の方が不幸だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
胸張れ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーの銃「え…えぇぇ…!!!!!!!!?」
ぞぞ〜〜〜〜〜ん
ツバメオー「ていうか…ボクが明るいっていうけど
前はひどいもんだったヨ
初めて会った時なんてそんな感じだったでしょ?
なんか嫌みたらしくて陰湿そうだったじゃん…」
もみーの銃「そうかな……」
ツバメオー「……そうだヨ でもお前がそんなボクを変えたんだヨ
…色々な出来事や変化があったけど ボクが変わった一番の理由はきっとお前との出会いなんだヨ
お前は…ずーっと前から…ボクの心を変える手伝いをしてくれたんだ…
ボクの心はお前に救われたんだ
もみーの…ありがとう!!! あの時ボクと友達になってほしいって言ってくれて…ありがとう!!!!!!!!」
もみーの銃「…ツっちゃん…
…………うん…でも…こっちもありがとう!!!!!!!!!!!!!!!!
これからもお友達でいてね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「当たり前だーっ!!!!!!!! お前もいつかミユニユーズ村が出来たら住んでヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
ボクのアシスタントにしてあげる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
もみーの銃「ありがとう…でも私 ホモよりソフト百合の方が好き!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「なにーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
わいわい キャッキャ…
―――
ヤンデル(……ツバメ…もみーのちゃん…)
ギギギギギギギギギギギギギギ
カンシ(か…感謝しあってる…ぐぐぐ…
ダ…ダメだ…!!!!!!!! 我慢だ!!!!!!!!
我慢するのです…ギギギギ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
うずうず…
ヤンデル「…;」
-
――― そすて…
カー… カー…
ヤンデル「大体物は集めたな…
瓦礫は全部じゃないけど…かなりの数を広場の真ん中に寄せたぞ…
これはどうするんだ…?」
ツバメオー「…ちょっと考えがあって…」
ヤンデル「…さっきも言ってたな……何をする気だ…」
ツバメオー「ボク達…元々お墓を作りにこの村に来たでしょ?」
ヤンデル「あぁ…」
ツバメオー「…だからさ…ボク この瓦礫を使ってお墓を作りたいんだ……
この村であったことを忘れないように…この村の瓦礫を使ってモニュメントみたくして…それをお墓にしたい!!!!」
ヤンデル「…! そうか…!
でも…こんな瓦礫でどんなお墓を作るっていうんだ…?」
ツバメオー「ずっとずっと…ボク達が死んだ後も残るような…そんなお墓がいいよね…
それで…コトコトの防壁になってるあの山を見て思いついたんだ
あの山の正体…そう“永久凍土”みたいな…!!!!
絶対に溶けない氷の魔法でこの瓦礫達を包んで墓柱を作るんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「…!!!! と…溶けない氷魔法…!!!!!!!
そんなの出来るのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ツバメオー「…氷魔法で出来た氷は普通のやつより熱には強いけどいずれ溶けちゃうけど…
…絶対に溶けない氷魔法は存在する!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボクはその魔法を知ってる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「…!!? まさか…お義母さんの…」
ツバメオー「…そうだヨ
属性魔法研究者だったお母さんが集めてた各属性の禁呪魔法が書かれた本…
その中の“氷の書”に記された魔法の中にそれはあった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そしてそれを盗み見たボクはその魔法を覚えてる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
その魔法を実践するヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「ほ…本気か…!!?
俺は魔法のことはよく分からないけど…あの本に書かれてる魔法って…相当難しいものだろ…?」
ツバメオー「難しいヨ!!!!!!!!!!!!
ボクが今使える最大の魔法はメコレ級だけど…
“あの魔法”はメコレ級以上…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
歴史的に見ても“大魔女”や“大魔法使い”の系譜にしか使えない選ばれし者の魔法…!!!!!!!!
ボクは…それをやる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
持った魔力全てを注いで…ボクは永遠に残るお墓をここに建てる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババババンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ペタ…ペタ…
ツバメオー「…よい…しょっと」
ペタペタ…
ヤンデル「…なんで魔法札を瓦礫の周りに並べるんだ…?
凍らせるのはお前のその魔法だろ…?」
ツバメオー「これは補助用だヨ
メコレ級以上の魔法なんて 発動出来ても使えるのはほんの短い間かもしれないでしょ
その短時間でもちゃんと凍らせられるように札の魔力も一緒に解放して活用するんだヨ」
ヤンデル「なるほど…」
ツバメオー「でも多分これじゃ足りないかも…
だからヤンデル お前にも手伝ってもらうヨ
今置いてる札の魔力がなくなったらすぐに新しい札に変えて欲しいんだヨ」
ヤンデル「…分かった…
そういうのなら俺でも手伝える…」
もみーの銃「それなら私も手伝う!!!!
銃口に魔法札を付けてもらったら空砲で札を飛ばして新しいのに変えれるよ!!!!!!!!」
ツバメオー「オッケー! じゃあ二人ともお願いね!
……それじゃ…そろそろ…
…始めるヨ!!!!!!!!」
ギンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
ザアアアアアアアアア……
ツバメオー「……ふー…」
トン…しゅううううううううう…
ヤンデル「………!」
もみーの銃「…ツっちゃん…! 頑張って…!!!!!!!!!!」
ギュギュギュギュギュギュギュギュギュギュオオオオオオオオオオン…
ツバメオー「………ふーー……
………スーーーーーーーーー…!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
コココオオオオオオオオオオオ…!!!!!!!!
《ツバメオーから魔力が溢れ出す…!!!!!!!!!!!!!!!!》
ツバメオー(…力のカケラを貰ってから少しだけ魔力が上がったのを感じたけど…それでも
…ボクの魔力でメコレ級以上は…発動すら本当にギリギリ…!!!!!!
魔力の無駄使いは出来ない…!!!!!!!!!!!!!!!!
一回で…確実に成功させるッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お母さん…お父さん…!!!!!! ボクに…力をッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビカァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ツバメオー最大で全力の魔力の波が今放出される!!!!!!!!
それに反応してまず 設置していた魔法札の魔力が発動する!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ヒュコココオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「行くヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リュコン ヒュカルコン ギキリココウ ズートケナード メコレ ギオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュオアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギャゴゴゴゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《その瞬間!!!!!!!! ツバメオーの魔力が冷気へと変わるッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ヤンデル「わ…わぁーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カンシ「…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ギュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ッ…く…!!!!! …ぐゥ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュゴゴゴゴゴ…!!!!!!!!
ヤンデル「…お…おい すごい力は感じるけどこれ…魔法は発動してるのか!!!!!!!!!!!!!?
氷の一欠けらも出ないぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「し…してるヨ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
し…してる…けど…!!!!! 上手く制御出来ない…!!!!!!!!
この魔力を…対象に向けなきゃならないけど…! 少しでも制御を誤ればこの瓦礫どころかこの村全体もボク達みんなも氷づけだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
…少しずつ…!!!! ゆっくり…!!!!!!!!」
キュコオオオオオオオオオオオオオ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パキ…パキ…
ヤンデル「…あ!!!!!!!! 凍ってきた!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
ツバメオー「…! 驚いてないで札を替えろヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
さ…最初の札の魔力がもう無くなったッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「わ…分かった!!!!!!!!」
もみーの銃「私も替えるよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ッぷぅーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バヒュオォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!
ペタァッペタァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「…おっけ…!!!!!!
魔力が尽きるまえに…ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビュギョギョコオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パキ…パキ…
ツバメオー(…だ…ダメだ!!!! このペースじゃ半分も凍らせる前に魔力が尽きちゃうヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…ゆっくりなんていってられない…!!!!! 少し…無茶してでもッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ギュギュオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビュグォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!
《魔力の放出を強めるツバメオー》
パキ…パキ…バキバキバキバキバキバキバキバキバキバキ…
ピキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキィィイィィイィィイィィイ…!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「お…おぉ…!!!!!!!! どんどん凍ってく…!!!!
いいぞツバメ!!!!!!!! その調……ッ!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ツバメオー「…ぐ…!!! う…!!!!!!!!」
ピシッ…ピシシッ…
《なんと!!!!!!!! 魔力を強めるほどにツバメオーの体も少しずつ凍りはじめてゆく…!!!》
-
ピシシシ…!!!!!!!!
ツバメオー「…!!!!!!!!!!!!!!!!」
もみーの銃「ツっちゃん!!!!!!!!!? ツ…ツっちゃんの体が…!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「こ…凍りかけてるッッ!!!!!!!! ど…どうした!!!!!!!!?」
カンシ「…バックファイア…!
強すぎる氷の魔法が彼女の体にまで影響を与えているようです…
このままでは…氷の柱ができる前に彼女が凍りついてしまいます…」
もみーの銃「そんな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「なんだって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? ――――――――ッ」
《ヤンデルは一瞬(凍って死なないかな…)と思ったが
そうしたらツバメオーが永遠にこの場所に残ってしまうので それは嫌だなぁと思って考えるのをやめた》
もみーの銃「ツっちゃんやめて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツっちゃんが氷の像になっちゃうよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「だ…大…丈夫…!!!!!!!!!!!!!!!!
ここまで来たら…絶対に…やり遂げる…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この体が…どうなろうともッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブギュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ピキピキキキキィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ピシッ…パキ…!!!!!!!! パキキ…!!!!!!!!
《尚も凍りついてゆくツバメオーの体!!!!!!!!
氷の柱はまだまだ完成しない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ぐらっ…
ツバメオー「(ま…魔力が……くぅっ!!!!!!!!)
ハアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ピシピシピシピシピシピシピシィィィーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「……ッ――」
《体を侵食する氷がついにツバメオーの顔にまで到達した……………と…その時!!!!!!!!!!!!!!!!》
シュアァ…!!!!!
ツバメオー「!?」
《ツバメオーの体の氷が一気に蒸発し消えた!!!!!!!!》
カンシ「!! これは…」
ツバメオー「と…とぉーーーーーーーーーりゃああぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュココココオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオウッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《氷が消え体が軽くなったツバメオーは気合いを入れ直し魔力を放つッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そして―――》
-
―――
ピッキーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《氷の柱が完成した!!!!!!!!》
もみーの銃「やったーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!
出来たーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「や…やった…! やった〜〜〜〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
う…うわああああああああああああああああああああああいぃぃ〜〜〜〜…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
フララァー…ドサァー!!!!!!!!
もみーの銃「ツっちゃんーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ず〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ま…魔力もうない…脱力感と全身疲労パない…まぢむり………
でも出来た………やったぁ………」
ヤンデル「…それで…これは本当に溶けない…のか…?」
もみーの銃「試して見ようよ!!!! ヤンデルくん!!! この弾を私に入れてあの柱に向けて撃ってみて!!!!!!!!」
ヤンデル「…わ…分かった………じゃあ…」
ガシャコッ チャキ…
カチッ!!!!!!!!
もみーの銃「汚物は消毒弾〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
萌え萌え〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボォオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《火を吹くもみーの銃》
メラメラメラメラメラメラメラメラメラメラ…
ピキ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン
ヤンデル「…!!! と…溶けない…!!!!!!!!
炎を当てても溶けないぞ!!!!!!!! 成功だ…ツバメ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「え…えへへへ……当たり前じゃん…!!!!!!!!
…あー…それにしてもいい火だヨ…
冷えた体にはちょうどいい暖かさ…」
もみーの銃「えっ本当!!!!!!!!? じゃあもっと浴びさせてあげる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
萌え〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぼぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜…メラメラメラ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
じゅおおおおおおおおおおおおおッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「も…燃え〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
直はやめろ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずぞ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
わいわい…ギャーギャー…
――― 村を見下ろせる高い場所
ヒュオ〜〜〜〜〜〜〜〜〜……
ヒョーゲン「…………」
ふわぁ〜…
カンシ「やはりあなたのお力でしたか」
スタンッ…
ヒョーゲン「…あら…カンシ
よく分かったわね」
カンシ「あの状況から上手くいったのですから すぐ分かりました
ヒョーゲンさんの手助けのおかげ無事に終わりました」
ヒョーゲン「…私はほんのちょっと手を貸しただけですわ
あの子を覆っていた冷気を逃がしたのと…
無駄に拡散していた魔法の冷気をちょっと修正してあげたくらい
あとはあの子達の力よ
だから余計な事は言わなくていいのよ」
カンシ「いいませんよ
それにしても意外でした
ヒョーゲンさんがそんな手助けをするのは」
ヒョーゲン「なによう
カンシはわたくしを名前の通り冷酷な寄生だと思って?
私だって頑張ってる人を助けたくなる時だってありますわ
……と…いっても…いつでも誰にでもホイホイ手を貸すほどのお人よしってわけでもないけど…
……なんていうか…まぁ… あの子は彼方の友達みたいだし…それでよ…」
カンシ「…まぁ…彼方さんには借りがありますからね…」
ヒョーゲン「…………えぇ…
………………それにしても」
わいわい キャッキャッ
ヒョーゲン「あんな氷柱…結局ゴミをまとめて凍らせただけよね…」
カンシ「…それを言ってはおしまいです…
あれはここにかつてあった村の証明なのですから」
ヒョーゲン「…そうね
実際氷の使い方としては間違ってはないでしょう
……氷は長い時も形を変えずそこに残る太古の大地…
…かつての形跡をその中に閉じ込めて未来へ運ぶ不変のタイムカプセル……
あの氷が何百何千何万年と残り未来へとメッセージを伝えてい役目を担ってくれるなら…
氷の司る化身としては嬉しいかぎりですわ」
カンシ「…ふふ…そうですね
………それにしてもヒョーゲンさんはいつからこちらに…?」
ヒョーゲン「ちょっと前ですわ
カンシに緊急で伝える事があって来てみたのだけど…あぁして取り込み中だったからしばらく待っていたのよ」
カンシ「…? “緊急”…とは…?」
ヒョーゲン「…ちょっと今…大変な事になってるようですわ
ここに来る前に町で何かあったの…分かった?」
カンシ「…えぇ……何か事件があったとか…
……?! まさか…それに関連した話ですか?」
ヒョーゲン「そう……それがまた思った以上にマズい状況のようなのですわ…
詳しくは帰ってから話すけど………
…とにかくうちに帰るまでは………あの子達の事を頼むわ……気をつけるのよ」
カンシ「……………分かりました」
ゴオオオオオオォォ…
-
○ 伝えていく役目
-
○ 氷を司る化身
-
――― そして…
カー…カー…
ツバメオー「氷柱の前に立て札を置いておしまいだヨ
『ミユニユーズ村の英雄ツバメオーここに在り』…と」
キュッ…
ヤンデル「おいそんな立て札作んな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずずーん!!!!!!!!
ツバメオー「なんだヨーこんくらいいいじゃん」
ヤンデル「…書くならせめて かつてミミ村がここにあった事でも書け…」
ツバメオー「分かってるヨ…冗談だっての」
かきかき
シュタッ
カンシ「皆さん やることは終わったでしょうか?」
ヤンデル「あ…はい
やりたいことは出来ました…」
カンシ「ならばそろそろ帰りましょう
日暮れが近いです 暗くなったらさすがに天寄生の先導があっても湖を渡れなくなってしまいます」
ツバメオー「そっか
そうだなー じゃ…はやく湖渡ろっか
行こ行こ………ふにゃあ…」
ぐたァ〜〜〜…ドサッ
ヤンデル「どうしたツバメ? 突然死か?」
ツバメオー「うぐぅ〜〜… 力が出ないヨ…
凄い魔法を使った反動が時間が経つごとに増していくヨ…
これじゃしばらく自分で動けそうにないし魔法も使えそうにないヨ…」
ぐて〜〜〜ん…
ヤンデル「おいおいまいったな………
置いて行こう」
ザッ…
ツバメオー「待て待て待てーーーーーーーーーい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
置き去り即実行すなーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前は薄情者かヤンデル!!!!!!!!!!!!!!!! 運べ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カカ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「勘弁してくれよ………俺だって疲れてんだ…
ここは断腸の思いでお前を置いていくしかないんだ……」
ツバメオー「なにが断腸の思いだコノヤローッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
脱腸しろお前はもう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シャーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「うるさいな……まったく仕方ない…」
ザッ… マギュッ!!!
ぐいっ!!!!!!
ヤンデル「これでいいだろ? 行くぞ」
ズリズリズリズリ
ツバメオー「く…首掴んで引きずるな〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボクは子猫かヨ!!!!!!!!!!!!!!!! 動けないからって好き勝手しやがって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おぶれッ!!!!!!!!!!!!!!!! おぶれッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブンブンブン!!!!!!!!
ヤンデル「…ったく」
-
―
ツバメオー「やっほーい!!!!!!!! 行け行けー!!!!!!!!
ヤンデルクソネクラッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぴしぴし!!!
ヤンデル「…おい! そんな競走馬みたいな名前で呼ぶな……
大人しくおぶられてろまったく………」
カンシ「それでは村を出てカンシさんの待つ湖畔へ行きます」
ツバメオー「うん…」
ヒュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ…
《村のあった場所を見渡すツバメオー達…》
ツバメオー「…………じゃあ……行ってきます」
ヤンデル「……あぁ…
お義父さんお義母さん…………みんな……
…行ってきます…!!!」
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォ…………
――― 湖畔
ザッザッ
カンシ「ラニイヤさん
ラニイヤさんただいま戻りました
船を………あら?」
しーん…
ツバメオー「居ないじゃん」
カンシ「ラニイヤさん?」
ヤンデル「……? …………………あ
あの岩影に人が………」
カンシ「ラニイヤさんでしょうか」
ヤンデル「…見てみる」
ザッ…
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ラニイヤ「いやああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!
ジャバ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《岩影から飛び出したラニイヤは湖の中へとダイブした!!!!!!!!!!!!!!!!》
ツバメオー「え〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ド〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カンシ「ラニイヤさん? 何故また水の中に?
ひなたぼっこで服が乾いたのでは」
プカプカ…
カンシ「う…うう〜〜…
か…乾きました……乾いたんですけど…
気持ち良かったから私寝てしまったんです…
そうしたら日差しの下ですから暑くて寝汗をかいてまた服が濡れちゃったんです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ど〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「意味ねーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドド〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!
-
×
カンシ「う…うう…
か…乾きました……乾いたんですけど…
気持ち良かったから私寝てしまったんです…
○
ラニ「う…うう…
か…乾きました……乾いたんですけど…
気持ち良かったから私寝てしまったんです…
-
そしてなんだかんだあってツバメオー達はコトコトへと戻った…
ザパー…
カンシ「到着です
すっかり暗くなってしまいましたね
物騒な事件もあるようなので皆で固まって帰りましょう
……ラニイヤさんも」
ラニ「は…はうぅ でもこんな格好じゃ…」
パサァ…
ラニ「わ?!!」
ヒュルルルルッ…ザッ
ヒョーゲン「まったくしようがないですわ
わたくしのコートをお貸ししますから羽織るがいいですわ」
ラニ「ヒョーゲンさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「あれ? わざわざ迎え?」
ヒョーゲン「……………まぁ
そんなところね……………
今の町は危険だから人数は多い方がいいでしょう
…で ラニ 私のコートはいかがかしら?」
ラニ「…はいっ…! えっと…あの…すみません…
このコート………ちょっと胸のあたりが苦しいです…」
ヒョーゲン「はい没収ぅーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
没収没収ぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐいぐいぐい
ラニ「いや〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カンシ「ラニイヤさん ここは我慢しましょう」
サラシ貸しますよ
――― そして……無限道場
ツバメオー「ふぃ〜…帰った帰った
さてと ファー姉さんは治療を終わらせたかな…?」
ガチャ…
ズゥーーーーーーーーン…!!!!!!!!
彼方「………よう お帰り」
てれび「……………」
ズオオオオオォ…
《無限道場の扉を開くとそこには重苦しい空気が流れていた…
そして道場には天寄生達も集まっていた…》
ヤンデル「…な…なんだ…?」
彼方「お疲れ
話は“風の噂”で聞いていたぞ
随分と頑張ったみたいだな」
ツバメオー「ま…まぁね こちとらおぶられなきゃ動けない程度には頑張ったヨ…
…ていうか…何? この空気…
なんか隣の奴らも全員集合してるし…
…ファー姉さんは? 治療はどうなったの?」
ディミリア「こちらに居ますよ
治療は…とりあえず魔管の魔溜まりは取り除けました
…意識はまだ戻りませんが…」
ツバメオー「そうなんだ さすがファー姉さんだね」
ディミリア「…それより…大変な事になったみたいです…」
ツバメオー「え? な…なに? なんなの?」
てれび「なにものかがこのコトコトにしんにゅうしました」
ドンッ…!!
ヤンデル「な…なに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
てれび「しかもそれは“よくないもの”のようです
…あなたがたも まちではなしをみみにしたでしょう」
ツバメオー「町で…って…まさか
人が5人死んだ事件の話…!!!?」
タイフーオ「くすくす…その情報すら既に古いわね…
今現在分かっているところでは…
20人死んだ」
オ゙オ゙オ゙ッ…!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「は…はァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ゴゴォオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
やばいな
-
ツバメオー「に…にじゅっ…!!!!!? にじゅーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ヤンデル「…5人死んだって聞いたのは今日の午前……数時間前だぞ…
こ…こんな短時間で…?!!!」
カンシ「思った以上に被害が広がっていましたね…」
タイフーオ「あくまで“死体が見つかった数”だから…まだ被害者はいるかもしれないわね…」
ツバメオー「な…なんだヨそれ……
猟奇的すぎるヨ…誰……犯人は…」
ディミリア「…
恐らく………魔反会でしょう」
ツバメオー「はぇっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
うそぉ………なんでッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ディミリア「今回の事件の残虐性とためらいのなさ…かつ決して尻尾をつかませない巧妙な立ち回り…
これは恐らく魔反会に所属する暗殺専門の班…『特務班』の仕業に違いありません」
ヤンデル「暗殺専門の班……なんてあるのか…………」
ゴクリ…
ツバメオー「なんでさ…有り得ないでしょ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この町は絶対に外からの侵入者は入れないんじゃなかった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
あんだけ厳重に守ってるじゃん!!!! ボク達は体感したからその凄さを知ってるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
きっと間違いだヨ!!!!!!!! 魔反会なわけない…
こんだけ大きな町でこんなにたくさん人が居るんだ…ヤバい奴だっているヨ…」
彼方「…確かに可能性がないとは言い切れないが……
ここの住人達はこの町のスポンサーの審査を通ってきてる
その結果ヤバい思想を持ったやつはいなかった
うちはその結果を信頼してる」
にじ「うんうん
この町の人間達は同じ町の仲間を殺したりはしないでごわすよ」
シンキ「そうそう
この町が出来上がった時にワタシ達主導で町の人達の絆を深めるためのレクリエーションもやったでゴワスからネ
50000対50000のフィーリングカップルとかやったでゴワスね」
彼方「あぁ
成立したカップルがホモ3組だけだったやつな」
ツバメオー「おいおい!!!!!!!! 今はそんなめでたい話してる場合じゃねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
外部のやつが犯人ならどうやってあの幻影をすり抜けて来たの…!!!!!!?」
タイフーオ「…………それが困った話なのよ……
外部の脅威を流入させた原因は…私たちのミス」
ツバメオー「え…」
てれび「にじ あれを」
にじ「はーい!!!!!!!!!!!!!!!!」
―――
カラカラカラカラ…
にじ「連れてきたでごわすよー」
どん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ライジー「降ろして〜〜」
くるくるくるくるくる〜〜…
ばーん!!!!!!!!!!!!!!!!
《回転する棒に体を逆さで固定されたライジー!!!!!!!!》
てれび「ライジーケバブです」
ドンッ!!!!!!!!
ライジー「誰がトルコ料理だーーーーーーーーー!!!!!!!!
うわーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
×
シンキ「そうそう
この町が出来上がった時にワタシ達主導で
○
シンキ「そうそう
この町が出来上がった時においどん達主導で
-
ライジー「うぐぐ〜〜〜〜…とりあえずこの回転止めてくれ〜〜〜〜〜
ギモヂワルイィィ〜〜〜〜〜」
くるくるくるくるくるくるくるくる〜〜…
てれび「だめです」
ツバメオー「え……ちょ
そいつが吊されてるってことは…」
てれび「がいぶのてきは おそらくあなたたちもはいってきたあのやまからこのまちに来たものとおもわれます
……あのやまのぼうえいきのうはしんでいました」
ヤンデル「し……死んでたって…」
ライジー「う…うぅー…! 今日オレが山に見回りに行ったらよぉー…!!!!!
……鉄柱が…凍りついてたんだ…!!!!!!!!!!!!!!!!
ここに来た時に話したな…あの山の地面には電線が仕掛けられていて誰かが足を踏み入れるとその電気情報が鉄柱を通じてオレに伝わると…
だけどその鉄柱が凍っていて…! そいつが機能しなかったんだ!!!!!!!!!!!!!!!!
うかつだった…! オレの確認不足だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「えぇ〜〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ちょ…それって…鉄柱が凍っていたのって…」
ヤンデル「………俺達のせいでも…あるな…」
てれび「そうです
あなたがたにもせきにんがあります
ですので あなたがにはネバネバのあいすになってもらうのです」
ツバメオー「トルコアイスかヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんだヨさっきから罰のトルコ縛りは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒョーゲン「まぁ今回は……確認を怠ったライジーに一番落ち度がありますわね…」
ライジー「うわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ごめんよーーーーーーーーーッ!!!!!!!! すぐ溶けるもんかと思ってたんだーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
彼方「なっちまったもんは仕方ねーだろ
あまりライジーを責めてやるな」
ツバメオー「…ていうかでも…それで魔反会って決まったわけじゃ…」
ガチャッ
エーロレイン「いーや
これは間違いなく魔反会であろう」
彼方「エーロレイン!!!!!!!!!!!」
タイフーオ「何か詳しく分かって…?」
エーロレイン「あぁ
とりあえず今回殺された人達は全員魔法使いであるということが分かった」
ツバメオー「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ディミリア「…やはり…
この殺人は魔法使いを狙って…」
エーロレイン「偶然…ということも考えられるが 確定的な証言も得た」
ヒョーゲン「? それは?」
エーロレイン「殺された被害者と直前まで一緒に居た人から話を聞いたのである
その人は殺された魔法使いと一緒に町を歩いていたが途中で分かれたそうだ
…魔法使いの人はその直後に殺されたらしいのだが…
分かれた時…殺された魔法使いは人通りの多い方へ行き
殺されなかった人は人通りの圧倒的に少ない方へ行っていたのである
…本来殺しやすさで言えば人通りの少ない所に行った方であろう…
だが犯人はそれでも魔法使いの方を選び 殺した…
…殺されなかった方は…真人間だった」
タイフーオ「……明らかに…選んでるわね…」
オオオオオオオオオオ…
-
ツバメオー「魔反会が…そんな…本当に…!」
ディミリア「殺された方々は魔消石は持っていなかったのでしょうか…
…いや この町の安全性を信頼して使っていなかったのかもしれませんが…」
エーロレイン「とにかくなんとかせねばなるまい
このままでは被害が大きくなるばかりである…」
ディミリア「…そうですね…」
彼方「一応ザキヤマに連絡して特別な捜査機関と防衛チームを緊急結成することにした
既に町中に警戒網が張られていて犯人探しと見回り・警備が行われているはずだ」
ディミリア「だったら私達もネアメ・ルートとして協力します
……敵を町に入れたのはやはりこちらにも原因がありますので」
彼方「そうか それは助かるな
じゃあ明日にでもザキヤマが結成した特別チームを手伝ってやってくれ」
ディミリア「はい
………とはいえ 私はまだエンデリルさんを看なければなりませんからここを動けません
怪我人があったらこちらに連れてきてもらっても構わないのですが…」
ヤンデル「じゃあ…俺が防衛チームに行きます…
魔反会との戦闘なら慣れてる…俺が前線の警戒に立つ…」
ツバメオー「じゃあボクも…」
ヤンデル「やめておけ…魔力と体力がそんなに弱ってんだから…
お前は見るからに魔法使いだし……狙われたら足手まといになるのが目に見えてる…」
ツバメオー「う…うぐー…」
彼方「仕方ねーよ お前はここで大人しくしてろ」
ディミリア「…………協力すると大きな事を言いましたが
結局こちらからはヤンデルさんしか出せませんね…
……やはりギルさんが居たら…良かったのですが…」
ツバメオー「……
そういえば化け猫はどうしたのかな…
あいつ…こういうのは役に立ちそうなのに……」
ヤンデル「そういえば見ないな…」
ツバメオー「あー…あと 糞紫!!
なんならあいつを囮としてでも使えヨ
糞紫ー!!? いないのぉー!!!!?」
ディミリア「ミキニーさんですか…
ミキニーさんなら眠ってましたよ」
――― 部屋
ミキニー「ぐぅ…」
―――
ツバメオー「え…?! まだ…!!?
…ど…どうしたのかな…………いくらなんでも寝過ぎじゃない…?」
ディミリア「そうですね…
特に異常は見られませんでしたが」
ツバメオー「…………」
-
彼方「とにかく明日うちもクソデルと一緒に防衛チームの方に行くよ
ナイスエンピーの方にも声かけてみる」
ヤンデル「ヤンデルだ…」
彼方「明日に備えて今日はもう休もう」
てれび「そうですね
われわれは“ぼうえいチーム”にははいりませんが
われわれはわれわれでやれることをします」
彼方「あぁ 何するか知らんが頼んだ」
てれび「ではみんないくのです」
ヒョーゲン「そうね」
ライジー「いい加減下ろしてくれよぉーっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
―――…
彼方「さて 明日から忙しくなるぞ
…魔反会の野郎…うちの町に手ぇ出した事を後悔させてやる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ディミリア「油断はしないで下さい…
この犯人が本当に特務班の人間だとすれば…一筋縄で行く相手ではありません」
彼方「忠告サンキュな
気をつけるよ」
ディミリア「はい
……では私は…エンデリルさんの診察を…」
ツバメオー「そうだそうだ
ファー姉さん あの眉毛の人の治療は終わったんだよね!
今はまだ目覚めてないみたいだけど どれくらいで意識戻るの?」
エーロレイン「そうだ それは気になるな
このエーロレイン エンデリルが目覚めた暁には思いっきり抱きしめて眉毛合わせをしてやりたいである」
彼方「なんだよ眉毛合わせって」
ディミリア「…………
………まだ…分かりませんね
体の中にあった異常は全て取り除いたので いつ目覚めてもおかしくはないのですが…」
エーロレイン「はは! きっと今詰まってた魔力が循環して体を整えている最中なのだろう
それが済めばすぐにでも目が覚めるさ!!!!!!!!
そうであろうディミリアさん?!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ディミリア「え…えぇ……」
エーロレイン「目覚める兆候が現れたら教えてくれ!!!!!!!!
このエーロレイン 今日は真っすぐ家族の所へ帰る!!!!!!!!
心配だからな!!!!!!!!!!!!!!!!」
彼方「だったら送るよ」
エーロレイン「おっ!!!! それはありがたいな!!!!!!!!
よっしゃ!!! じゃあどっかでラーメンでも食うか!!!!!!!!!!!!!!!!」
ペカーッ!!!!!!!!
ツバメオー「あー!!!!!!!! ボクも食べたい!!!!!!!!!!!!!!!!」
彼方「おいおい真っすぐ帰るんじゃねーのかよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ラーメンなんてお前……………奢ってくれるなら食べる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
わいわい…
ディミリア(…………………
…………エンデリルさん…は…
もしかしたら………)
ヒュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ……
-
―――
ライジー「…ふぃー…やっと解放された…
……いや…みんな本当にすまん」
ヒョーゲン「やめなさいよ 起きてしまったことは仕方ないですわ」
タイフーオ「そうね……遅かれ早かれ…いずれこういう事態にはなっていたでしょうし……
まぁでも…今回のことはもちろんケジメをつけないといけないわね…」
ヒョーゲン「そうねぇ………………あれ?」
スタスタスタスタスタ…
てれび「……」
にじ「てれび? どこへ行くの?
家はこっちでごわすよ?」
シンキ「あー分かった
ポ○モンGOでゴワショ
もうてれびサン何もこんな夜にやらなくてもぉ〜」
てれび「ちがいます」
カンシ「え…じゃあどちらへ…?」
てれび「いやなかんじがするほうへ……なのです」
ラニイヤ「…嫌な感じ…?」
てれび「…そうなのです
あなたたちはかんじませんか
この…きょうあくなオーラ…」
タイフーオ「…? ……何も…?
…てれび…あなたには何が感じ取れているというの…?
それはこの事件の犯人のオーラ…?」
てれび「…わかりません
ただいえることは………
“これ”をこのまま放っておくと…
“ぎせい”は20人ではすまないかもしれません」
天寄生達『!!!!!!!!』
にじ「なに…それ……こわい…」
てれび「あいてのほうから姿をあらわすまでおめおめまっているわけにはいきません
…こちらからこのじゃあくなオーラのもとへ でむくのです
…かりに“これ”と対峙したばあい…
この町でまともにたたかえる戦力はわれわれだけでしょう
…いや…もしかしたらわれわれでも…」
ヒョーゲン「…な…!
てれびほどの寄生が…なにをそんな弱気な………」
タイフーオ「そうよ…
私達天寄生が力本気でを合わせて勝てない相手が居るはずがないわ
居るとすればそれは…………
…………それは…………………
…………………まさか」
ラニイヤ「!? ……!!?」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
てれび「…いきましょう…
まずはこのじゃあくなオーラをたどり…
みきわめるのです…」
ズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズ…………
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
ゴゴゴゴゴゴォォォォ…
-
× 私達天寄生が力本気でを合わせて
○ 私達天寄生が本気で力を合わせて
-
―― 次の日…
キキルコッコー!!!!!!!!
彼方「………ふぅ」
ごそごそ
ツバメオー「ふあ…
なに…もう行くの…?」
彼方「あぁ…
寝てる間にまた2人死んだらしい
少しでも早くうちも捜査に加わりたいんだ」
ツバメオー「そうか…」
彼方「一緒にバンコデルタアジアも借りていくぜ」
ヤンデル「ヤンデルだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
名前がどんどんスケールアップしてる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!
彼方「じゃあお医者先生……そいつのこと頼んだ」
ディミリア「はい…」
彼方「…んじゃ 行ってくる
昼は適当にカップラーメン拾って食ってくれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「ツバメ そんな体でむやみに外に出るなよ
俺が帰るまで大人しく待ってろよ………じゃ…」
ツバメオー「ん… いってらっしゃい…」
―――
ちゅん… ちゅん…
ぼー…
ツバメオー「……あー… 外出るなって釘刺されたけど…やっぱ暇だヨ…
ファー姉さんなんかして遊ぶ?」
ディミリア「いえ…私はエンデリルさんの診察がありますから…」
ツバメオー「…だよねぇ
………そうだ! あの紫の様子見に行こ!」
――― 部屋…
ガチャ! バターーン!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「糞紫ぃ!!!! 起きてるー!!!!!!!!!!!!!?」
ミキニー「…ぐー…」
ツバメオー「かーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まだ寝てんのかヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前寝タラかヨ寝タラすぎんだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前起きないとこの布団をこうして………ひっくり返すぞーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐわーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴロゴロゴロー…
ミキニー「ぐー…」
ツバメオー「このまま包んでやるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イエーイ!!!!!!!! 窒息しろ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギュッギュッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「このまま布団叩きで袋だたきだーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どうだぁ!!!!!!!!!!!!!!!! まいったか〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バァンバァンバァンバァン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「…ハァ…ハァ…ハァ……
…………………」
ミキニー「……ぐーー…」
ツバメオー「…………
……どうしたんだヨ……
なんとか言えヨ…
なんでいきなり寝てばかり居るんだヨ……ねぇ…紫…?」
ミキニー「ぐぅ…ぐぅ………」
-
チク… タク… チク… タク… チク… タク…
ツバメオー「…………」
ミキニー「…くーー…」
ツバメオー「…もう!!!! 寝たきゃ勝手に寝てろヨ!!!!!!!
寝太りしても知らねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こんな寝てばっかりのやつと一緒に居ても面白くねー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スタスタスタ
ツバメオー「…そうだ!!!!!!!! もぬ毛と遊ぼう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボクには毛太郎とトレードした運チビのもぬ毛があるんだ!!!!!!!!!!!!!!!!
あのもぬ毛に芸を仕込むヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
よーっしじゃあ…出ておいでぇー!!!! もぬ毛ちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴソゴソゴソ… ぴょんっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うねうねうねうねうねうねうねうね
《ツバメオーの服のポケットから飛び出した毛》
ツバメオー「やは!!!!! 出た出たぁ!!!!!!!!
じゃあまずお手から…………
………! ………………ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ぴくッ!!!!!!!!
うねうねうねうねうねうねうねうねうねうねうねうねうねうねうねうねうねうね…
《うねる毛…ツバメオーはその毛に違和感を覚え…そして…気付いてしまった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ツバメオー「……!? …え!!? …ちょっ…
…ふぇ…ふぇええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブブブブーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
――― エンデリルの治療部屋…
ゴシゴシ…
ディミリア「…ふぅ」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ツバメオー「にょおおおおおおおおおあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドガァーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビックー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「あ…あふぁ!!!!!!!!? ど…どうなさいましたか?!!!! ツバメちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ツバメオー「ファー姉さんファー姉さんファー姉さんファー姉さんんんんんんんんんんんんんんんんん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これ!!!!!!!! これ!!!!!!!! これ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!
うねうねうねうねうねうね…
ディミリア「ひぇっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? …!!
…も…もぬ毛…? ツキさんに貰ったもぬ毛が…どうかなさったのですか…?」
ツバメオー「違うヨぉぉぉーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これ…もぬ毛じゃなかったのおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これはぁ………『もさ毛』だヨぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ど〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うねうねうねうねうねうねうねうね…
ディミリア「もさ毛!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブブブー!!!!!!!!!!!!!!!!
http://i.imgur.com/MKqK1DB.jpg
-
もさ毛www
ちょっと形が違うのかw
-
ツバメオー「うぅわあああああああああああつかまされたあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これもさ毛だヨぉぉぉーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「そうなんですか!!!!!!!!!!!!!!!!? もぬ毛にしか見えませんよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ツバメオー「全然違うヨーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
月とすっぽん〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
見てヨこの不潔なフォルム!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こいつは土の中とか家の隙間とかで暮らす汚いヤツなんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こんなんそこらへんのキモい虫と変わらないヨ!!!!!!!! 地面をカサカサカサカサせわしないしギトギトしてて気持ち悪い!!!!!!!!
しかもこいつ主食もトイレにこびりついたカビだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? まぢありえんほど汚ねーわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もぬ毛は牛糞だってのにヨ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ディミリア「食の悪さあんま変わらなくないですか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ぞぞ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「全然違うヨ!!!!!!!! 慎ましやかと言ってほしい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
くっそぉー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! このボクがもぬ毛ともさ毛を間違えるなんて…!!!!!!!!
…そうか!!!!!!!! 今は繁殖期なんだ!!!!!!!!!!!!!!!!
もさ毛はモテないから繁殖期になるともぬ毛に擬態する陰湿ヤローなんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まんまと騙されたーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダンダンダーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「繁殖とかするんですね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞーん!!!!!!!!
ツバメオー「するヨ!!!!!!!! なんとでもヤるヨこいつは!!!!!!!!!!!!!!!!
不潔で節操のないろくでもないやつなんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ディミリア「なにもそこまで言わなくても…」
ツバメオー「言うヨぉ!!!!!!!! こいつのキモさは分類学上でも証明されてるヨ!!!!!!!!
もぬ毛との分類の比較みてみ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
【もぬ毛】
ちん毛目 イトモヌゲ科 シンピモヌゲ属
【もさ毛】
ちん毛目 イトモヌゲ科 キショモヌゲ属
ツバメオー「ほら!!!!!!!! ね!!!!!!!!!!!!!!!!?
キショモヌゲ属だヨ!!!!!!!!!!!!!!!!? こいつのキモさは世界が認めてるんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「ちょっと待って!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
元を辿るとどっちもアレなものに行き着いてますよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞぞぞ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
なにを食っとるだwww
-
うねうねうねうねうねうね…
ツバメオー「うわーーーーーーーーーもぉー!!!!!!!!!!!
最悪だヨ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
騙されてこんなのと毛太郎を交換しちゃうなんて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こんなんレギュレーション違反だヨ!!!!!!!! トレード不成立だこんなもんは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ちょっと文句言ってくる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずんずんずん!!!!
ディミリア「文句って……あの小さな子は出かけてていらっしゃらないはずでは?」
ツバメオー「だから隣の天寄生の奴らに文句言うの!!!!!!!!!!!!!!!!
保護者でしょあいつら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
あいつらに言ってこのもさ毛と毛太郎を変えさせるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
それかちゃんとした他のもぬ毛と交換するか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ディミリア「い…いや そこはギルさんと交換しましょう」
――― 天寄生宅前…
ずんずんずん!!!!!!!!
ツバメオー「…おーい!!!!!!!! 誰かいるー!!!!!!!!?
ちょっとそっちの子供に文句があんだけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バンバンバンッ!!!!!!!!
しぃーん…
ツバメオー「…?! …ちょっとぉ!!!!!!!!
居留守かー!!!!!!!!!!!!!!!!?
ちょっとそっちのガキがしでかしたことの責任をとってほしいんだけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バンバンバンッ!!!!!!!!
しーー〜ん…
ツバメオー「……………?」
―――
ディミリア「…いなかった? 誰もですか?」
ツバメオー「うん どうも居ないっぽかったヨ
まとめてどこ行ったんだヨ…まったく!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ディミリア「…こんな朝から……留守ですか
…もしや今回の事件の捜査……彼女達は彼女達で動くと言っていましたから…それでしょうか
家を空けて…全員で…?」
ツバメオー「もう!!!!!!!! どうでもいいヨ保護者は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だったら直接文句言ってやるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
直談判だヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
ファー姉さん!!! ボク出かけて来る!!!!!!!!!!!!!!!!」
ディミリア「!!! 出かけるって……まさかツキさん達が泊まりに行ったランジェリーザキヤマに行くつもりですか…?
こんなときに…危険ですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデルさんも言ってたじゃないですか 外には出るなって…」
ツバメオー「でもこのまま文句言わないままでいるのはムカつくヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…大丈夫!!!!!!!! 人通りの多いところをつねに歩くから!!!!!!!!!!!!!!!!
行きも帰りも電車だし…すぐだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お願いファー姉さん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 行かせてヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ペコーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「………」
-
ディミリア「…………………分かりました…
絶対に人の居る場所のみ通るなら許しましょう
ただし暗くなる前には帰ってきて下さい」
ツバメオー「うん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
分かってるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
じゃあさっそく…」
ディミリア「待ってください!!!!!!!!!!!!!!!!
念のため こういう魔法を掛けておきましょう
イシンパシー ツーナーニョ メコレ」
ぱああああああああああっ…
《光がツバメオーを包み込んだ!》
ツバメオー「…これは?」
ディミリア「通称以心伝心魔法…
ツバメオーさんの魔力と私の魔力の一部が繋がりました
これでツバメオーさんの状態が魔力を通じて分かります」
ツバメオー「え…! 離れてても?」
ディミリア「はい
これは医療魔法の一種です
本来は患者さんの症状や経過を遠く離れていて把握出来るように使います
しかし患者さんじゃなくてもこの魔法を使うことでその人の状況を何となく知る事が出来るのです
もし 出先でツバメオーさんに何か異変があれば何となく私に伝わります」
ツバメオー「何となくなんだ………」
ディミリア「ちなみに感覚の共有は相互なのでツバメオーさんにも私の状況が何となく分かると思います
どうですか?」
ツバメオー「えー…? ん〜〜〜〜〜〜…」
もわもわもわもわもわもわ〜〜〜〜…
フンドラー「たわし祭じゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
たわし祭じゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
たわし祭じゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
たわし「来たか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
棒たわし「俺達の時代だぁッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
かなだわし「どんな汚れも削り落とすぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
アクリルたわし「昭和のたわしキモ(笑) 時代は毛糸」
たわし「帰れ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
このフニャチン野郎!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
〜〜〜
ツバメオー「たわし祭ってなんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どど〜〜〜〜〜〜んッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「キャっ!!!!!!!! しまった!!!!!!!!!!!!!!!!
ぼーっとするときに妄想する思考がついッッ…!!!!!!!!////」
かーっ…
-
ディミリア「い…今は距離が近いから思考まで読めてしまいますね
ちょっと離れたら本当に何となく相手の状況が感じ取れるだけになります
例えば『あ…今ハンバーガーピクルス抜き食べてるな…』とか『今トイレしてるな…』とか何となく分かるでしょう」
ツバメオー「結構明確に分かっちゃってないそれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
なんか嫌だけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ず〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!
ディミリア「しかし何か危機があれば魔力のブレですぐそれを察知できます
もしもの時のため どうかこの魔法は掛けたままでお願いします」
ツバメオー「むー…分かったヨ
こっちもボクのわがままだし…ファー姉さんの言うことは聞くヨ
この魔法は掛けとく」
ディミリア「そうしてください
私はこれから少しエンデリルさんに行いたい治療があるので…それに掛かります」
ツバメオー「分かった!!!!! ファー姉さんも頑張ってね!!!!!!!!
じゃあ行ってくるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バタンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「お気をつけて………
…………さて…………」
ザッ…
シュー… シュー…
エンデリル「―――」
ディミリア(…ツバメオーさんの状況にも気に掛けなければなりませんが…
今はエンデリルさんにも集中せねば……
………“この治療”が上手く行けばいいのですが…
……… …これでなんの進展がなければ…エンデリルさんは…
…………一生目覚めないかもしれません…)
オ゙オ゙オ゙オ゙ォォォ……
―――
外…
ピンポンパーン
アナウンス『タァイャッシェァッ! モォーミェちぁくぁしゅあっしゃでぃっしゃそぁそぁっしぇァッはっしゃっしぇい!!!!!!!!』
ルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル…
ダダッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「うわぁ危ない危ない!!!!!!!! ちょうど電車が出る所だったヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
フーーーー…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
よっしゃあぁぁ…ボクを出し抜いた運ガキぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜…許さんぞぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そして本当の…新たなもぬ毛よ!!!!!!!!!!!!!!!! ボクの元に来るまでしばし待てッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
《↑毛太郎取り返す気0》
――― そのころ…
モロミエ地区… 路地裏…
ウー… ウー…
ピーポーピーポーピーポーピーポー……
ざわ… ざわ… ざわ…
彼方「どいてくれ!!!!!!!! どいてくれッ!!!!!!!!」
ダダッ…ぐぐぐ
ダダ…
ヤンデル「…………うっ…!!!!」
ポリス「…来ましたか
……新たに見つかった被害者です
……死亡推定時刻は約1時間前……つい先程ですな…」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
被害者「―――」
《彼方とヤンデルは新たに被害者となった無残な死体を見下ろした…》
ポリス「……これで…25人目だ……」
彼方「………!! ……くッそぉっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
彼方「死亡推定時刻は1時間前か…
その時間に見回りは?」
ポリス「勿論欠かさず…
しかし犯人は見回りのほんの僅かな隙を突いてこの場所で犯行を行ったようですな
…まるで我々を嘲笑うかのように…」
彼方「……くッッ」
ギリ…
ヤンデル「それにしても酷い遺体だ…………傷だらけだ…
一体何をされたんだ…?」
ポリス「そう…そこです
犯人は僅かな時間で人を殺したうえに…拷問まで行っている」
彼方「ご…拷問だって…!!!!!!」
ポリス「これまでの犠牲者も検死の結果拷問を受けてる事が分かっていますな
…しかも…犯行の回数を重ねるごとに拷問の残虐さも増していっている…
この短い時間でここまで凄惨な犯行を行えるのは…正直言って異常ですな…
」
彼方「ともかく…これ以上絶対に犠牲者を増やしちゃダメだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
警備の数を増やして見回り強化だ!!!!!!!!
もちろんつねに複数で行動するよう気をつけさせてくれ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ポリス「了解」
ザッ…
ナイスエンピー「大変そうやな」
彼方「ナイスエンピー!!!!」
ナイスエンピー「話は聞いたで
うちの道場からも門下生送るさかい
どんどん警備に回してや!」
彼方「あぁ! 助かる!」
ポリス「その他ランジェリーザキヤマからも直属警備隊…
それから下着立コトコト高校から精鋭の不良軍団が協力を申し出てくれましたな
およそ他では考えられない…まさに“町”をあげた大捕物…
もはやこの犯人に逃げ場なんてない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
絶対に捕まえましょうな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「…ああ!!!!」
ナイスエンピー「おっさん熱いなー
じゃあうちは道場の連中を振り分けて来るわー」
彼方「あぁ
……じゃあうちらも行くかミガデル………ってどうした?」
ヤンデル「ヤンデルだ…
それより彼方…これはなんだと思う…?」
彼方「ん? どうした?
……!? 遺体のそばの地面に何か書いたような跡がある…!?
これは…絵…? いや…図か…?」
ポリス「あぁ…
恐らく犯人が書かせたものでしょうな…
犯人は何かを聞き出そうと拷問を行ったと思われます
…しかし犯行後に大部分を踏み消されたのか内容を判断することは出来ませんな…」
ヤンデル「……なんだろうな……地図か何かか…?
犯人は何か調べたかったのか…?」
ポリス「一応この件も捜査してますが そもそも意味があるものかも不明ですな」
彼方「…かろうじて消えてない部分……これは…
………線路と…駅…か?」
ポリス「なるほど!! 残ってるこの部分は線路と駅を表しているのか…!!
それは盲点でした 警察の調べではこれはフンドシとの結果が出ておりました」
彼方「……お前ら真面目に調査頼むぞ…」
ずーん……
彼方(…線路…駅………その近くの何か…?
……………)
ゴオオオオオオオオオオオ…
-
―――…
ツバメオー「着いたーッ!!!!!!!!
ここはモロミエ地区のザキヤマ駅……例のランジェリーショップはここからすぐだったね
さっさと行ってあの運チビとっちめちゃる!!!!!!!!!!!!」
ズンズン!!
くたー…
ツバメオー「…でも…さすがにまだ昨日の疲れが残ってるなー…
ゆっくり行こう」
もみーの銃「そうだよツっちゃん!!!!!!!
せっかくだからどこかでスイーツ食べたりお茶でもしようよう」
ツバメオー「あ…ああ そういえばもみーのも一緒に居たね
うん…そうだね どっか寄ろうか」
もみーの銃「うん!! うん!!! あそこのオシャレなカフェとか良さそうだよ!!!!!!!」
ツバメオー「本当だ! 行こう行こう!!!!!!!!」
カチャッ!!!!!! タタッ!!!!!!!!!!!!
《もみーの銃を取り出しカフェへと向かうツバメオー》
―――
カランコロンカラーン
店員「いらっしゃ………はえ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ツバメオー「空いてる?」
カチャ…
《店員の前に現れたのは銃を小脇に抱えたツバメオー!!!!!!!!》
店員「ひ…ひえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブブーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「どうしたの? 空いてんの?」
くいっ
店員「(金庫空いてんの? ですって?!!!!!!!
ご…強盗だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
いやぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ちょっと…なんなのその悲鳴はさぁ!!!!!!!!!!!!!!!!
(ボクは)お客さんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!?
お客さん!!!!!!!!!!!!!!!!!」
店員「(人質用のお客さんを出せと…?!)
ひえぇぇ…!!!!!!!! で…出来ましぇえええええええええん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガタガタガタガタガタガタ
ツバメオー「なんでだヨ!!!!!!!! どう見ても席空いてるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
(商売)やる気ある!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
店員「(ヤ…殺る気あるのか…だって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? まさかこの強盗…私を共犯者にしようと!!!!!!!!!!!!!!!?)
あ…ありましぇええええええええええええん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
帰って下しゃいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!」
ブルブルブルブルブルブルブルブルブル!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「なに〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!
なんだその態度!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いい加減にしないと訴えてやるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
店員「(撃った得て殺る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?)
ひ…ひひィ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
言質ィィ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!! 言質来ましたよよおおおおおおおおおおおおおおん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
警察ウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「え」
-
―――
ドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドゴォーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
サツ「警察だ!!!!!!!! 警察だ!!!!!!!!!!!!!!!!」
おまわり「強盗犯確保!!!!!!!!!!!!!!!! 現行犯で逮捕する!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガシッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ちょッ…なにーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボク強盗じゃないーヨぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ファンファンファンファンファンファンファン…
――― そのころ…
ディミリア「――…!」
ピーン…!
ディミリア(…あっ ツバメオーさん強盗の現行犯で捕まったな…)
すーん…
――― そすて…
彼方「…かーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前かよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そりゃあこんな時に銃持ち歩いてたらこうなるわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!
ツバメオー「むぐー…!」
ヤンデル「なにやってんだ…ツバメお前…
道場に居ろって言っただろ…!!!!
死にたいのか貴様…!!!!!!!!」
ビキビキ…ビキ…!
ツバメオー「違うヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
これにはのっぴきならない事情があってねぇ…!!!!!!!!!!!!!!!!」
あせあせ…
かくかく しかじか
彼方「なるほどな
ツキのやつにまんまと騙されたわけか」
ツバメオー「そうだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
だからこのもさ毛と毛太郎を取り替えさせるつもりで来たんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
ファー姉さんの許可も貰ってるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!」
彼方「…そういうことならこれ以上は言わんが
今この町は戒厳令の真っ只中にある
あんまり刺激するような事はよしてくれよな」
もみーの銃「ご…ごめんなさい 私が銃なばっかりに」
ツバメオー「もみーのは悪くないヨ ボクの不注意だから…
ごめん彼方…ヤンデル これからは気をつけるヨ」
ヤンデル「……
…まぁギルがまたこっちに戻るなら…いいか…」
彼方「…ふぅ
じゃあうちらはまた捜査に戻るから…お前は色々注意して行動してくれよ
ザキヤマはすぐそこだから…」
ツバメオー「分かった お前らも頑張れヨ」
彼方「ああ……」
-
―――…
ランジェリーザキヤマびるぢんぐ前
ウマミ「みんな〜〜〜〜! 用意出来たか〜〜〜〜〜!!!!?」
ガム「はーい!!!!!!!!」
シヌカ「出来たですぅ」
プリンムシ「いつでも行けますよハイ!!!!!!!!!!!!!!」
ウマミ「よっしゃー!!!!!!!!
じゃあ早速! 西の湖に出発だぁー!!!!!!!!!!!!!!!!
今日はぁ〜〜…泳ぐぞぉ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ば〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!
5バカ『いやっほぉーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
わー!!!!!!!!
ウマミ「みんな水着の用意は出来たかーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
5バカ『出来た〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!』
わーい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
わ〜〜〜〜〜〜ぉっ!!!!
プリンムシ「本当はウマミが急に言い出した事なので用意なんてしていませんでしたが!!!!!
シヌカの家のランジェリー屋さんに水着も売っていたので助かりましたね!!」
シヌカ「みんなにプレゼントですぅ」
ガム「やったべなすぅ〜〜!!!
でも……このお店の水着…結構きわどいべ……」
イチモシ「こ…こんな水着をガムちゃんが装着するなんて…!!!!!!!!
ぐはふぁッ…は…はなぢが…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
たら〜…
ウマミ「あははは! 鼻血が出るほど楽しみかよぉイチモシィ〜〜!
じゃあ早速行こう!!!!!!!! みっずうっみみっずうっみ〜〜〜〜〜!!!!!!!!」
プリンムシ「ツキも行きますよハイ!!!!!!」
ツキ「イッテヤルデス!!!
モヌゲモイクデス!!!!!!!!!!!!!!!!」
毛太郎「も…」
そわそわ…
ツキ「ハヤクハヤク!!!!!!!」
毛太郎「もぬ……」
とぼとぼ…
ワイワイ… キャッキャ…
―
ザッ!
ツバメオー「さーて! ここがランジェリーザキヤマかヨ…
本当に駅からすぐだったね↑
よっしゃ!!!! 早速殴り込みかけるヨ!!!!!!!!」
ムンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーの銃「そんなことしたらまた捕まっちゃうよ…」
-
――― ザキヤマフロント
ツバメオー「はああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
キィィィーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
受付「ひ…ひーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞぞー!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「いないってどいいうことだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
ここに無限道場の門下生と!!!! そいつらが連れたチビガキと毛が来てるはずだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
ネタは上がってるんだ!!!!!!!! 隠そうとしたって無駄だヨ!!!!!!!!
はやく出せ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!
受付「ひぃぃぃ…!!!! い…いやあの…! ほ…本当にいらっしゃらないのですけれど…!!!!
い…今は…!!!!!!!!」
ツバメオー「てめーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボクを怒らせたらどうなるか分かってるのかコラーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヂャキキィーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
受付「ひ…ひぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
テ…テロリストだ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずおぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
――― そのころ
ディミリア「―――…!」
ぴ〜〜〜ん…!
ディミリア(…あっ ツバメちゃんテロってるな…)
スス〜〜ン…
―――… その後
フトモーモ「………というわけで
お嬢達はつい先程お出かけになられた
君の言う小さい子供も一緒に付いて行ってるはず」
ツバメオー「………か〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
入れ違いか〜〜〜〜〜〜〜〜…!」
がくー…
フトモーモ「出たのは本当についさっきなのですが」
ツバメオー「ど…どこに行ったか分かる!!!!!!!!!!!!!!!!?」
フトモーモ「そこまでは…………
…いつもなら気にかけるところだが…件の殺人事件を受けてザキヤマの直属警備隊も協力体制を整えるためにゴタゴタしていたからお嬢達を見る余裕が無かった」
ツバメオー「そうなんだ……
仕方ないヨ…じゃあちょっと町の方を探してみるヨ…」
フトモーモ「お嬢達の居場所が分かったら連絡してくれると助かる
…直属警備隊の大部分が事件の捜査に駆り出されたため今このザキヤマ社内の主要警備は私一人…なので一緒に町へ出てお嬢達を探すことは出来ない…
申し訳ないが」
ツバメオー「あーい…分かったヨ」
-
――― 外
ツバメオー「…あー!!!!! むだ足だったァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あとちょっと早く着いてたらなぁぁ〜〜〜〜…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガックー…
もみーの銃「警察に捕まってる時間で無駄しちゃったねー…」
ツバメオー「うん……でもまぁ仕方ないヨ
とにかく町を回ってあのJK達が居そうな場所を探してみよ!!!!!!!!!」
もみーの銃「そうだね
うーん…どこかなぁ??
ショッピングかなぁ?」
ツバメオー「いや…この町 遊園地もあるみたいだからもしかしたらそこに居るかも知れないヨ!!!!!」
もみーの銃「え!!!! じゃあ私達もこれから遊園地に!!!!!!?」
ツバメオー「そうなるねぇ!!
探すついでに遊んで行くかー!!!!!!!!!!!!!!!!」
もみーの銃「わぁーい!!!!!!! 遊園地で遊びたいよぉー!!!!!!!!
私! 射的したい!!!!!!!!! 私で!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ニッコーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「いやお前景品ごと撃ち抜いちゃうヨ…」
アハハハハハ…
ズズッッッッ…
ツバメオー「…ん?」
ドパッ…ドゴォッッ…!!!!
チュッドゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バゴォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドガガガガガガガガガガゴガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズゴゴオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーの銃「きゃーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオウッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「あうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
な…なにぃぃぃぃーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ば…爆発…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
…って…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
もあもあもあもあもああああああああああああ…!!!!!!!!!
《黒煙を上げるビル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
爆発したのは町の中心にある巨大なビルであった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そのビルはッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ッッッッ
ツバメオー「…!!!! ちょッ…あれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボク達がさっきまで居た……ランジェリーショップのビルッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ゴゴォォォォウッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ…
-
―――
ズズゥゥ…ウゥゥーーーーーーーーーンッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ぐらぐら…
彼方「な…なんだ?!」
ヤンデル「ば…爆音…か…!?」
ダダダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ケーサツ「ほ…報告!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
報告します!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ランジェリーザキヤマの本社で爆発!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ビルの上階が吹き飛びました!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
恐らくテロ!!!!!!!! 爆弾テロだと思われます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「な…なんだとォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「…!! あそこにはツバメが向かったはず…!」
彼方「それだけじゃない!!!!!!!! 無限道場の奴らもあそこに居るはすだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ち…ちくしょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! これも今回の事件の犯人の仕業か!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
と…とにかく現場へ行こう…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「あ…あぁ…!」
ダダァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
――― そのころ
ド…オオオオオオオオオオン…!!!!!!
ウマミ「もぁ? なんか今音しなかった? オォーンて」
ガム「しましたね
シヌカさんの家から聞こえた気がしますべ?」
シヌカ「あう?」
ツキ「…」
イチモシ「…なにかあったのかな……
見に行った方がいいんじゃ…」
プリンムシ「いや今の音は恐らくアポカリプティックサウンドと呼ばれる現象ですねハイ
なにもないところで鳴り響く音で現代でも解明されていない不思議現象です
今の音はアポカリプティックサウンドに似ていたので恐らく同じものでしょう気にしなくても大丈夫ですよハイ」
ウマミ「なーんだそれなら良かった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
湖へ行こ行こ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
わいわい きゃっきゃ
毛太郎「…もぬぅ…」
ツキ「……」
ゴォォォォォォ…
-
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
しゅううううううううううううううう…
《ビルの半分が消し飛び…今も黒煙を上げるザキヤマ》
ウーウーウーウーウー!!!!!!!!!!!!!!!!
ピーポーピーポーピーポーピーポーピーポー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「はぁ…はぁ…はぁ…」
タタタタタ…
ツバメオー「彼方!!!! ヤンデル!!!!!!!!」
ヤンデル「ツ…ツバメ!!!!!! よ…良かった…無事だったのか…」
彼方「ツバメオー……! なんだ!!!!!!!!?
なにがあった!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ツバメオー「わからないヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビルを後にしてすぐに爆発したヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんだヨこれ!!!!!!!!? こっちが聞きたいヨ…!!!!!!!!!!!!!!!!」
彼方「…あいつらは…ウマミ達は!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「い…いなかったヨ…
ボクが来る前にこのビルを出てどっかに遊びに出たみたいだヨ…」
彼方「そ…そう…か……………」
ほ……
彼方「…だけどザキヤマの奴らが気になる!!!! 行ってみよう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「うん…!!!!」
――― ランジェリーショップザキヤマ……
オオオオオオオオオオ………
彼方「…この会社の奴らは無事か…?
……あ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ざわざわざわざわざわざわ…
ワラワラワラワラワラワラワラワラ…
そいやっ!!!!!!!! よいやっさっ!!!!!!!! あっは〜〜〜〜ん!!!!!!!!
《ザキヤマの1Fホールに大量の下着姿の集団が集まっていた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ドォーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「なんだこれ…」
彼方「こいつら…ザキヤマの連中じゃないか!!!!!!!!
おーい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
フトモーモ「!! 無限彼方か…」
彼方「だ…大丈夫か!!!!!!!!!?」
フトモーモ「大丈夫なものか…このザマだ…
建物は大打撃… 下の店舗や事務所スペースはなんとか無事だが
200階から上の居住スペースが爆発で完全に吹き飛んだ
怪我人も多数だ」
彼方「し…死者は…?」
フトモーモ「死者は幸いいない
爆破された上階は普段はほとんど使われていないからな…」
ブッコロ「不幸中の幸いだ…」
ザッ…!!!!
フトモーモ「社長!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「うぎゃー!!!!!!!! 黄ばみパンツジジイイイイイイイイイイイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブーッ!!!!!!!!
彼方「シヌカの親父だ」
ブッコロ「…爆破されたのは普段使われてない居住スペースだっだが今日はシヌカちゃんとその友達が泊まりに来ていたのだ…
しかしシヌカちゃん達は爆発がある前に外出したおかげで難を逃れた…
この爆弾テロで建物の大部分を失ったが シヌカちゃん達も従業員達も死なず…それだけで十分救われた…」
彼方「…確かにな…
あいつら…なんつー強運だ…!
いや…それもツキの能力か…」
-
彼方「何か分かってる事は?
どこに爆弾が仕掛けられていた? それも…いつ…どうやって?」
ブッコロ「爆弾が仕掛けられたのは200階辺りだと思うが…」
フトモーモ「爆弾を仕掛けたタイミングは恐らくここの警備隊が殺人事件捜査の協力のためザキヤマから出払ったあとだろう
それ以降はほぼ俺ひとりで警備をしていたから爆弾を置いた侵入者に気づけなかった……ふがいない限り…!!!」
ぐ…!
ブッコロ「言うな 仕方あるまい
まさかこの本社が狙われるとは思わなんだ
…恐らく殺人を起こした犯人と同一の輩の仕業であろうが…
そいつはザキヤマがこの町の機能のほとんどを司るの要だと知って狙ったのであろうか?
外から入って来た輩がよくここにたどり着いたな……」
彼方「…!!!!!
………そうか…
殺された奴らはことごとく拷問を受けていた…
もしかしたらそれは…この町の内情を無理矢理聞き出すためにやっていたことなのかも…!」
ヤンデル「!! な…なるほど…そうか…!
じゃあ…あの…被害者が残した地図のようなものも…!」
彼方「そうだな…あれも恐らくザキヤマの場所を記したものだったんだろう…
うちはあの図を『駅』を表してると見ていたが…
ザキヤマは駅からほど近いし…合致する…!
間違いない…ザキヤマは事件の犯人から明確に狙われた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
フトモーモ「…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブッコロ「…!!! …ふん!!!!!!! この町を討るためにザキヤマを狙うとは…賢い真似をしおって!!!!!!!!
だが……今回はテロリスト…魔反会の負けだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
我がザキヤマに被害は一切なし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「いやまぁ死人は出てないけど被害はめっちゃあるだろ
ビル半分以上吹っ飛んでるし」
ツバメオー「そうだヨ
オッサンたち爆風で服吹っ飛んじゃってるし」
ブッコロ「わっはははははは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
むしろありがたいわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この爆発で服は無くなったが…見ろ! 下着は吹き飛ばずこうして残っている!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それはザキヤマの下着がなによりも丈夫な証拠!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
『爆発にも耐えるザキヤマパンティ』の名で商品を売り出してやるわッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
わはは!! これでまたザキヤマのランジェリーがバカ売れでがっぽがぽ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
吹っ飛んだビルだってすぐに直しちゃるわアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バーカバーカwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww魔反会のバーカwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
ザキヤマのために派手な爆発で宣伝ありがとーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
ヒュウゥwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
彼方「商魂たくましいな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「パンツが丈夫でも黄ばむのはダメだと思う」
-
―――
ブン屋「号外ー!!!!!!!!!!!!!!!! 号外だよー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
『ランジェリーザキヤマ! テロの標的に!!!!!!!!
しかしパンティーは大勝利した模様!!!!!!!! テロリスト涙目!!!!!!!!!!!!!!!!』
号外号外ー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バラバラバラバラバラバラ
《ばらまかれる号外》
ヒュウゥー… ガササササッ
パシッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パラ……
??「………ランジェリーザキヤマ…死者“0”……
爆弾テロでザキヤマ製の下着の強度を示す…
ザキヤマの防爆パンティー発売決定―――
………なにこれ」
グシャッ!!!!!!!!
??「なんで私の爆破が宣伝に使われてるのっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しかも死者0ォ?!!!!! とっときの爆弾を使ったのに誰も死ななかったの!!!!!!!!!!!!!!!!?
あれだけ派手に吹き飛んだのに…! どれだけスッカスカだったのよあのビルぅ…!!!!!!!!
確かに人がいなくて侵入はしやすかったけど………くっそぅ!」
ギリギリ…
??「…スッキリしないなぁ
もう一発かましてやりたいけどぉ…今あそこに行くのはリスクが高いねぇ………
……やめたっ!!!!! 失敗したのは仕方ないねぇ
気を取り直して…………“次”行ってみよう」
ニィ…
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…………
―――
カァー…
ツバメオー「夕方か…」
もみーの銃「結局無限道場の人達探しに行けなかったね」
ツバメオー「待ってればいずれ帰ってくるんだろうけど
そろそろ道場にも帰らなきゃね…」
彼方「あぁそうだ こんな事態にもなっちまったし
今夜は帰れそうにない
うちが居ない間道場の留守を頼むよ」
ツバメオー「え……なにそれ もしかしてヤンデルも?」
ヤンデル「夜の方が犯行がしやすくて危険だからな…
俺も捜査本部に残って警戒を続ける… 寝泊まりもそこになると思う…」
ツバメオー「おいおいおいおい…
年頃の男女が同じ床に付くってのかヨ?
道徳に喧嘩売りすぎだろJK…」
彼方「別に一緒の場所で寝やしねぇよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!
ヤンデル「……ツバメ…帰りは勿論電車だよな…
駅まで俺が送る……」
ツバメオー「分かった
んじゃーね彼方」
彼方「ああ
明日の昼にはとりあえず帰るからな」
――― 駅
ヤンデル「ここまでだ…
後は大人しく電車に乗って…
向こうの駅に着いたらすぐ道場に帰れよ…」
ツバメオー「分かってるヨ! 無限道場は駅降りたらすぐなんだから!
他にどっか寄りようもないでしょ!!」
プオォーーーーーーン…
ツバメオー「…あっ! 電車出る!!!!!!!!!!!
じゃあなヤンデル!!!!!!!!!!!!!!!!」
プシューーーーー…
ヤンデル「あぁ…」
ブオォォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン…
ガタン ゴトン ガタン ゴトン ガタン ゴトン…
ヤンデル「……………………………
……なにか…引っ掛かるな……
……俺達は何かを見落としている…?」
ゴォォォォォ…
-
ガタン… ゴトトン…
ボフッ…
ツバメオー「…ふー……期せずして大変なメに会っちゃったヨ…
帰ったらファー姉さんに報告しなくちゃ……まぁさすがに情報入ってるかもしれないけど…」
もみーの銃「それにしても…
今日は寂しい夜になりそうだね
ヤンデル君も彼方ちゃんもいないから道場は先生とツっちゃんと私の2人と1丁だよ
そういえば隣の天寄生の人達は帰ってるかな?」
ツバメオー「どーだろ? 帰ってたら今日会えなかった運チビの代わりに文句言っときたいんだけど…
…………あっ! ていうか帰っても食べるものないんじゃない?」
もみーの銃「うーん…彼方ちゃんが道場にあるカップラーメン食べていいって言ってたから今日の晩御飯はカップラーメンかな!」
ツバメオー「…ひもじい夕食だヨ…
でもま あそこは変わったカップラーメンが多いから変わり種のものを探して…………
…………………!」
もみーの銃「? ツっちゃん…?」
ぐらぁ… ガタタッ!!!!
ツバメオー「…ぐ…!!!!!!!!!!!!!!!!」
《突然胸を押さえて床に倒れ込むツバメオー》
もみーの銃「ツ…ツっちゃん? …ツっちゃん!!!!!!!!!!!?
どうしたの…ツっちゃん!!!!!! ねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ツバメオー「む…胸が苦しッッ…!
な…なにこ…れ…!!!!! 胸が詰まるような…!!!!!!!
何かが迫ってくるよう…な…!!!!!!!!!!!!」
ギュギュウウウウウウウウウウウウウ…
もみーの銃「大丈夫ツっちゃん!!!!!!!? どこか悪いの!!!!!!!!!!!!!!!!?
だ…誰かお医者様は居ますかーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ゴワーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ち…違うヨ…! もみーの…! この苦しいのは…!!
“ボク”のじゃ…ない…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
もみーの銃「!!?」
ツバメオー「…伝わって来るんだ…!!!!!!
この体を包み込んでる…“魔法”を介して…!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギギギギギギギギギギギギ…!!!!!
もみーの銃「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
えッ…じゃあ…それって……もしかしてッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「…は…はやく…はやく道場に…帰らなきゃ…!!!!!!
ファー姉さんが…危ない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ウ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
―――
ウマミ「ひやーっ!!!!! 泳いだ泳いだ!」
シヌカ「楽しかったですぅ」
イチモシ「ご…ごめんなさい何度も何度も鼻血出して昏倒しちゃって…」
プリンムシ「驚きましたよハイ
イチモシの鼻血で湖の10%が赤くなってしまいましたよハイ」
ガム「一体どうしたんだべ? もしかしてイモちゃんどこか悪いべ?」
イチモシ「ち…! ち……!! ちがうの…!!!!!
そんなんじゃなくて………!!!!!!!!
…! ふぁ…! ガムちゃん見てたらまた思い出して…!
ぶっほぉアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
プシュミ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガム「イモちゃああああああああああああああああああああああん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!
わーわーぎゃーぎゃー
ウマミ「しっかりしろよーイチモシー
これからご飯食べに行くんだからさー
たくさん泳いだからうち様はもうお腹ペコペコだよ!!!!!!!!!」
シヌカ「私もですぅ
今日はパパに頼んで町一番のお店を貸し切りにしてもらったですぅ
みんなでそこ行くですぅ」
プリンムシ「ほうほう それは楽しみ…なんのお店ですか?」
シヌカ「パンティーしゃぶしゃぶのお店ですぅ」
プリンムシ「なんですかその怪しいお店はハイ?!!!」
ぞーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!
シヌカ「? 怪しくなんてないですぅ
パンとティーをしゃぶしゃぶするお店ですぅ」
プリンムシ「どんな組み合わせですかそれは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!
わいわい
毛太郎「……………もぬ」
とぼとぼ…ピタ…
ツキ「……モヌゲ?」
毛太郎「………………」
じっ…
《ある方角を見つめたまま動かない毛太郎》
ツキ「モヌゲ? ナニシテルデス
イッショニ イクノデス!」
毛太郎「…! ……もぬ…! もぬ…!!!
もぬぬぬ…!!!!! もぬ!!!!!! もぬーん…!!!!!!!!
もぬもぬも!!!!! ぬぬも…! もぬーももん!!!!!!!!! もーぬもーぬ!!!!
もぬもーーぬもぉーっ!!!!!!!!!!!!!!!!
もぬるぬ!! もぬぬもぬん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
わしゃわしゃわしゃわしゃわしゃわしゃわしゃわしゃ
《身振り手振りで何かを伝えようとする毛太郎…》
ツキ「ナニイッテルカ
マッタクワカラン」
すーん
毛太郎「もぬぅー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ガーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツキ「…デモ、モヌゲ…イキタイノ?」
毛太郎「も…もぬ!!!! もぬ!!!!!!」
こくこくこく!!!!!!!!
ツキ「…………
ワカッタデス モヌゲガソコマデイウナラ
トメナイノデス
モヌゲ…イッテクルデス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビシッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
毛太郎「…もぬ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダ…ダダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《毛太郎はツキの元を離れ…どこかへ駆けていった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ウマミ「…あれ!!? ツキ!!!! 毛太郎がどっか行っちゃったよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ツキ「……イイノデス
アノコガ モドリタイバショニ…モドルノデス…」
オオオオオオオオオオォォォォォォォォ……………
-
―――… 時間は少し戻り…
無限道場…
ゴォーーーン…
ゴォーーーン…
コソ…
??「…………」
《物陰から無限道場を伺う人影…それは…》
??「…ふふっ! 殺し回ったおかげで情報が沢山入ったわ
この隔絶された町の仕掛人は大手ランジェリーショップ…そしてそいつらの音頭を取るのが無限彼方…<3
……ランジェリーショップへの攻撃は肩透かしっちゃったけど…私の本命はこっち…!
無限彼方を殺れば統率が乱れるに違いないわ…!
ふふふふ…」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
??「さぁて 無限彼方の家はあそこでいいのよね?
……“駅からすぐの古風な道場”………
私が頑張って拷問して聞き出した情報と一致するわね!
うふっ!!! サクッと殺っちゃおうかねぇ!
殺したら………私の評価もうなぎ登りかもしれない〜〜〜…楽しみぃ!!!!!!
絶対そうだよぉ…褒められるよ!!!! そしてゆくゆくは私が…“特務班”の班長…!!!」
ニタ〜〜…!
??「おっと! 捕らぬ狸の皮算用はいかんねぇ
まぁ私は…捕っちゃうけどね!!!!!!
…さーて………狩るか……………」
オ゙ンッッ…!!!!!!!!
スッ…
《動き出す影………と!!!》
??「!」
ピタッ…!
ガラッ…
《無限道場の隣の家から人が出てきた
それは…》
――
そー…キョロキョロ…
オリジョーナ「…うーん…まだ帰らないのだしぃ…?」
ガラガラ… スタスタ
《家から出てきて無限道場の前に立つオリジョーナ》
――
ギリッ
??「…なんだあのババアッッ!!!!
人がせっかく殺る気スイッチ入ったってのに…!!!
無限彼方の知り合いか…?」
――
オリジョーナ「………おかしいのだしッ!!!!! 今日は朝からこの道場で誰も見ないのだし!!!
いや正確には誰か居るけど…それは外から来たネアメ・ルートの女なのだし…そいつしか居ないのだし!!
いつものジャリガール5人とロキノンガールはどうしたのだしぃ!!!!!!?
そればかりか…向こうの個性派集団(天寄生)もずーっといないのだし!!!!!!
どういうことなのだし…なんで誰もいないのだし…?
…だ…誰もミーをイジってくれないから調子狂うのだし……
…みんなして一体どこに…………ハッ!!!!!!!!!!!!!!!
まさかあいつら…ミーを置いて全員で遊びに行ったのだしぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
あ…有り得るッ!!!!!!!! ミー放置有り得るッ!!!!!!!!!!!
ミーを放置してみんなでボウリングとかスタバでコーヒーとかザギンでシースーとかやってるのだしィィィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
そ…そんなのあんまりなのだしィ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そんな楽しい事ならミーも誘ってなのだしィィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
放置は普通にヘコむのだし〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミーも“無限ファミリー”の一員じゃないのだし!!!!? ヘキサ○ンファミリーみたいな感じの一員じゃないのだしぃ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!?
うわああああああああああああああああん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
三十路かーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
三十路があかんのかーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
畜生〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダーン!!!!!!!! ダーン!!!!!!!!
――
??「…一人でぼそぼそと…!!! はやくどっか行きなさいよ…!!!!!!」
イライライライライライラ…
-
??「…ちっ…なんなのよあのババア…
殺るか………いや…もう少し様子を…」
――
オリジョーナ「あ…あー…許せんのだし!!!!!!!!!!!!!!!!
もう怒ったのだし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こうなったら…道場に落書きしてやるのだし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この金色のペンで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギラーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オリジョーナ「なんて書いてやるのだし…
やっぱり『ウ○コ』は鉄板…………
…いや! さすがにそれは下品なのだし…
ここは上品に『おウンコ』と書くのだし〜〜☆」
きゅっきゅっ
オリジョーナ「よーしつぎはこっちに『おチンコ』って書くのだし!!!!!
それから『おおっぱい』…『おケツの穴』……と」
キュッキュ
オリジョーナ「ぷ…ぷきゅーっ!!!!!!!!
楽しくなってきたのだしー!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もっと描くのだし!!!!!!! 絵でもなんでも書いちゃれー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
キュッキュッキュッキュッ…
――
??「…………!!!!!!!!!!」
イライライライライライライライライラ…
――― 数十分後…
キラキラキラキラキラキラ…
オリジョーナ「…やりすぎた…」
ど〜〜〜ん…
オリジョーナ「隙間もなく書き込みすぎたのだし…
書きすぎて道場が金色になっちゃったのだし…
…無償で壁を塗り替えただけだこれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オリジョーナ「……
…疲れたのだし………
帰って寝るのだし…」
とぼぼ〜〜ん…
ガチャ…バタンッ…
しーん…
――
??「…………消えた…
……なんだったのよ…! 時間を無駄にしたわ…!
…腹いせに先に殺すか……いや これ以上は時間が勿体ないわね
先に…無限彼方を殺る…!!
……………でも今の奴 気になること言っていた気がするわね
この家には今は誰も居ないとかなんとか…
…そうか…まぁ留守の可能性もあるねぇ
まぁそれならそれでいいわ
留守の家に侵入して爆弾を仕掛けて無限彼方が帰ってきてから爆発させてやればいいもの!!!!!!
ビルと違ってこんな古臭い道場…爆弾一個で建物も中の人間も一瞬で木っ端みじんよ!!!!!!!!!!
…ふふふ〜…それ良い〜〜<3
留守にせよ居るにせよ…とりあえずまずは侵入よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
――― 無限道場内
コオオオオオオオオオオオオオ…
《……時刻は既に夕刻……
光の灯されていない無限道場内…仄暗い闇と静寂がその場を支配しつつあった…》
スー…
《天井からロープが降りて来る…》
しゅるる…スタンッ…
ギシ…
??「……暗いねぇ」
キョロキョロ
??「この時間になっても電気がついてないってことはやっぱり留守なのかな
うーん拍子抜け! まぁいいか
留守パターンの手筈通り…爆弾を仕掛けてさっさとズラかろ…」
ゴソ…
ピッ… ピッ…
??「――√ ̄ ̄」
??「…電子音? …家の奥から聞こえるわね…
……行ってみるか…」
スー…
ギッ… ギッ…
―――
ギシ… ギギッ…
??「――!」
《無限道場の奥に一室だけ光の漏れる部屋があった…》
??「―――気配…!
………居るじゃなぁーい……ヒヒッ!!!!!!」
そー…
《ゆっくりと部屋の前へと近づく??…
そして扉に手をかけ…開く…!!》
ギィー………
??「………!」
ピッ…… ピッ…… ピッ……
??「…やっぱり電子音はこの部屋からね…
なに…? 医療機器…?
………ベッドがあるわ…誰か居る…」
ギシ…ギシ…
そ〜〜〜〜〜〜〜…
《ベッドを覗き込む??……
そこには!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
http://i.imgur.com/Q1OSgjs.jpg
テッテレテ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《弁髪姿のエンデリルが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
??「………誰だこいつッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!
??「…なによこいつ
なんで弁髪ハゲ野郎が機械に繋がれてるの?
無限彼方の関係者…?」
じっ…
亀「―――」
しゅーこー… しゅーこー…
??「…微かに魔力を感じるねぇ
おかしいな 無限彼方は真人間と聞いたはずだけど…?
マジでこいつ無限彼方のなに…?
………それにしても眉毛が太いねぇ…
………………」
ピィーン!!
??「…ちょっと待てよぉ? 眉毛が太くて…緑の髪色…
あれれぇ? こいつなんだか…知ってるぞ…?
…んーっ!!!! 私の記憶のアーカイブよ…捻り出せ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐっ
ポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポク…チーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
??「………!!!!
…うっそでしょ…! …こいつ………
エンデリル・デヴァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
大魔女フーリャン一味の一人じゃない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
??「…風貌は少し変わってるけど…間違いないわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こいつは…エンデリル・デヴァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
かつてあの大魔女フーリャンと共に行動した要注意戦力の一人!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
な…なんでこいつがこんな所…!!!!!!!?
ていうか…なんで生きてるのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
大魔女フーリャンとその仲間は…秘密基地で全員自爆したはず!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
調査班の報告でもそういう結果が出てた…!!!!!
でも…今私の目の前に居るこいつは…間違いなくエンデリル・デヴァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
……なんてこと…! こんな辺鄙な場所にやってきたと思ったら…とんでもないものを隠してやがった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…こいつが居るということは……大魔女フーリャンやその他も…!!?
………揺らぐよぉ…これは!!!!! 魔反会が揺らぐねぇこれは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そして…こんな衝撃的な情報を掴んだ私は間違いなく大手柄!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いいねいいね!!!!!!!! 将来の輝かしい展望が見えてきた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ピカーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
??「…とりあえずこいつをたたき起こして情報を聞き出すかねぇ
…大魔女フーリャンやその他も生きているなら…どこに居るのか…
同じこの町にいるのかどうか…
……どうなの!!!!!? 起きろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゆさゆさゆさ
亀「―――」
??「………起きない ……いやそもそも反応がないわ
……………そうか…それでこの医療機器…
こいつは虫の息ってわけね …じゃあ情報は聞き出せないねぇ
どうしましょ」
スー……ジャキッ!!!!!!!!!!!!!!!!
チャキリ…!!!!!!!!
《ナイフを取り出す??………!
眠るエンデリルの首元に刃を近づける…!》
??「だったらば殺す!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
大魔女フーリャン一味は魔反会最大の敵にして危険勢力!!!!!!!!!!!!!!!!
情報は得られずとも一匹殺すだけでも私の大手柄は変わらない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
死ねッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダダァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「やめなさい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガゴォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
??「がふ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゴォー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《間一髪現れたディミリア!!!!!! 椅子で??を殴打!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
-
ザザァーッ…ドガッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
??「…ぐはっ…! だ…誰!!!!!!!?」
ディミリア「…あなたこそッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
人が…休憩してる間に…私の患者に何をッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
??「患者ぁ? あなたはこいつのお医者…?
…魔法使いっぽいねぇ
あなたはこの町の人間なの?」
ディミリア「あなたには関係ありません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あなた…! 魔反会ですね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あなたがこの町で数多くの殺人を犯した犯人ですか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
??「詳しいねぇ
あなた…一般市民じゃないね?
…まぁ…そこまで知られたなら仕方ないわね
自己紹介してあげる!!!!!!!!!!
…その通りよ!!!!! 私は魔反会の人間!!!!!!!!!!!!!!!!
不可侵であったこの地を崩すべく特命を受け派遣された特務班が副班長…
“リクリィ”!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それが私!!!!! 以後夜露死苦ぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【魔反会・特務班 副班長
“殺戮昇降案内嬢”リクリィ】
http://download1.getuploader.com/g/sousaku_2/1057/160515_232929.jpg
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ディミリア(……ふ…“副班長”!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
よもや…そのレベルの魔反会の戦力がこの町に入り込んでいたなんて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ゾクゥッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
リクリィ「あなた…この家に居てこいつを看てるってことは…なんか知ってる?
例えばこの眉毛…エンデリル・デヴァーの仲間の居場所とか」
ディミリア「…知りません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この町に居るのはその方だけです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
リクリィ「ふーん…
嘘じゃないっぽいねぇ………だったら仕方ない…今は大魔女フーリャンの事は忘れよう
じゃあ次は本来の標的の事を聞くわよ
この不可侵の町の仕掛人・無限彼方はどこ?
私は本来そいつを暗殺に来たの」
ディミリア「…彼方さんは居ません!!!!!!
あなたを捕まえるために捜査本部に加わり町の方に居ます!!!!!」
リクリィ「それマジ?
なぁんだ…じゃあわざわざ家探して来たのにむだ足だったねぇ…
こりゃ…八つ当たりするしかないね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐぉッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《再びエンデリルにナイフを向けるリクリィ!!!!!!!!!!!》
ディミリア「バクサ メコラ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドパァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドドォォォッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ザザザッ!!!!!!
リクリィ「……やるわねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ディミリア「(まずはエンデリルさんから引き離さなければ!!!!!!!!)
ドボム・メコラ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「退魔ナイフ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジャキッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒュンヒュンッ!!!!!!!!
シュパァーッ!!!!!!!! シュパァーッ!!!!!!!!
《ナイフの一振りで掻き消える魔法!!!!!!》
ディミリア「…退魔…!!!! メコラ級をも掻き消すとは…
……ならばッ!!!!!!!!
ドボム メコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズドドドドドドドドォーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「!!!」
バッ…
バズズズッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドゴ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ディミリアの魔法は今度はリクリィのナイフを弾いた!!!!!!》
リクリィ「へぇ!!!!!!!! メコレ級!!!!!!!!!?
今日び珍しく骨のありそうな魔法使いだねぇ!!!!!!!!!!!!!
あなた…やっぱり普通の市民じゃあないね!!!!!!!!!!!!!!!!!
どこの誰なの!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ディミリア「…言う必要がありますか!!!!!!!!
ファイドボム メコラ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
【再登場キャラの回顧録】
『リクリィ』
魔反会の特務班に所属する暗殺女集団“黒女”の一人
かつては大魔女フーリャンの仲間の一人であるサナバーにハニートラップを仕掛けたりした(『なんとかファイトの残像』とか参照)
以外と実力派らしく 若くして特務班の黒女長(黒女を纏める副班長に次ぐ地位)の座についていた
しかしフーリャンやサナバーの敵ではなく 2回くらい戦ったがいずれも一瞬でやられていた
魔反会編第一部の最後にて 特務班の副班長だったマリリニャがアークの選別で殺されたため
その後繰り上げで副班長になったようである…
得意技はナイフ投げと暗殺だ!
http://i.imgur.com/dcCkWiW.jpg
-
ドドドドッ!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「ふんっ!!!! こんなもの…退魔ナイフで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババッ
シュパパパパパパパッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シュパァーーーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《鮮やかに魔法を切り消すリクリィ!》
リクリィ「ふふーん
……ん?」
ゴォォォ…
《魔法をすべて消し去り勝ち誇ったようにナイフを掲げるリクリィ…と!
リクリィは自身の右腕に何かが張り付いてるのに気づいた!!!!!》
リクリィ「…なに? おふだ?」
ディミリア「治癒札転用…オーバー・セル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジジ… パズンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「ぎゃッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《リクリィの右腕の皮膚が弾けた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
【治癒札転用オーバー・セル】
治癒札は傷口など患部にに当てて発動することで細胞を活性化させて回復力を高めるものである…
しかし 治癒札を怪我も何もない健康体に使用すると細胞が活性化しすぎて許容を超え肥大化し破裂して逆に体を傷つけてしまうのだ!
リクリィ「い…いたぁぁ〜〜〜〜〜〜〜い…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ポタ…ポタ…
ディミリア「バクサボン メコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボボッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「!?」
チャキ…!
ドゴォォォーーーーーーーーーッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「ごぶーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バキバキバキーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドカァーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ディミリアの爆発魔法が炸裂!!!!!!!
壁を突き破りリクリィは吹っ飛んだ!!!!!!!!》
ディミリア「……人の家を壊してしまいました…
…後で彼方さんに謝らなければなりませんね
…とにかくエンデリルさんの側から相手を引き離せましたね…」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
パキパキパキ…ベキッ…パキキッ…
《リクリィは道場の修練場まで吹き飛ばされたようだ…
壊れた壁の木片を踏み鳴らす音が聞こえる…》
ディミリア(…やはりこの程度で倒せる相手ではありませんか…
…私が…副班長クラスとどこまでやれるか……
…いや…やらなければ…! 魔反会のリーダーとして…
希望を守るのですッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ギンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ザッ…ザッ…
ディミリア「……」
《リクリィが吹っ飛んだ修練場に恐る恐る近づくディミリア》
スー…ぐっ
ディミリア「!?」
《修練場に足を踏み入れたディミリアの首に紐がかかる…!》
リクリィ「おりゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐぃー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《紐でディミリアの首を絞めるリクリィ!!
リクリィは天井に張り付いて待ち構えていたのだ!!!!!!!!》
ギギュッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「か…かはっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
リクリィ「死ね死ね死ねーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「……かッ…はッ……ッ―――」
パクパクパク…
ズズズッ…
ドウッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「ごばぁーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《ディミリア! なんとか魔法を発動し火炎弾をリクリィにぶち当てた!!!!!!!!》
ズッザザザーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「…がふっ…! 黙唱か………
やるじゃんねぇ………とても戦闘向きの見た目には見えないけどね?」
ディミリア「……私は元々サポート専門です
…ですがそれでは駄目だと…自分の魔法を見つめ直したのです
今はある程度攻撃系の魔法や戦闘向けの技術を使えます」
リクリィ「そうなんだ なんか知らないけどご苦労様だねぇ
でもそれようするに付け焼き刃でしょ…
たくさん場数を踏んできた私に敵うかなぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シャシャシャッ!!!!!!!!
《数多くのナイフを取り出すリクリィ》
リクリィ「…豪快暗殺…横殴りナイフウ10号!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャッアァーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「ファイバクパ レン メコレッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
《ナイフと魔法の応酬!!!!!!!!!!!!!!!!》
ドゴォ!!!!!!!! ドゴッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ビシッ!!!!!!!! ブシッ!!!!!!!!
リクリィ「……くッッ…」
《しかし押しているのはディミリアの魔法!!!!!
追い詰められるリクリィ》
-
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ドシュッ!!! ズッ!!!
リクリィ(やっぱりメコレ級に対して退魔ナイフを普通に投げるだけじゃは消しきれないわね…!
相手の魔法が切れるか魔力が無くなるのを待つのも手…だけど
そこまで私の体力が持つか分からないねぇ…!
…こうなったら…一か八か………一撃必殺を狙う!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
スッ…
《ナイフを投げる手を止めるリクリィ》
ディミリア「!?」
ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ドゴッ!!!!!!!! ポゴォッ!!!!!!!!
リクリィ「行くわよ!!!!!!!! 一投入魂…」
ぐぐ…
《魔法を受けながら大きく振りかぶるリクリィ!!!!!》
ビキ…ビキ…ビキ…
リクリィ「超回転マーベラスナイフ投法ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビュウンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《剛速球を投げる野球のピッチャーの如く ナイフを放つリクリィ》
ギュンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガガガガガガガガガガガガガガ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《特殊な回転が付加したナイフはメコレ級魔法をも掻き消しディミリアへと向かう!!!!!!!!!!!!!!!!》
ディミリア「わぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドッギューーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《凄まじい速度でディミリアの横を通り抜けたナイフ!!!!!
壁を貫通し外に飛び出した!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
――― 隣の家
オリジョーナ「むにゃむにゃむにゃ…もう盗めないのだしよぉ…」
ゼットゼットゼット…
ドカァーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
プスッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オリジョーナ「あいたーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんか尻に刺さったのだしァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
なんという不運w
-
しゅううー…パラパラパラ…
ディミリア「…あ…危なかった…
なんという力わざ……防御を捨てて…攻撃だけに全力を注いでいる…」
リクリィ「あーあ…避けられちった
…でも今の投げ方ならメコレ級も関係ないね」
ぐぐぐ…ビキッ…ビキッ…
ディミリア「さ…させません!!!!!!!!!!!!!!!!
ファイラオル メコレ!!!!!!!!」
ブボゴォーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドズッ!!!!!!!!!!!!!!!! ぐらッ
リクリィ「くっ………ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビュビュッ!!!!!!!!!!!!!!!!
《リクリィがナイフを投げるより早くディミリアは魔法を放ち当てる!!!!!!!!
リクリィは体勢を崩されながらもナイフを投げるが ナイフはあらぬ方向に……
だが!!!!!!!!!!!!!!!!》
ディミリア「…! …そっちは…いけない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!
リクリィ「ん!?」
ザシューーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「ああぁッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《なんと!!!!!!!! ディミリアは自らナイフに当たりに行った!!!!!!!!》
リクリィ「…うん!!!!?
………………あぁ! なるほどねぇ…
そっちの方向の先はあなたの患者さん……エンデリル・デヴァーの居る所か…
なるほどなるほど…ね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐぐぐぐ…ブゥンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「ハァ……ハァ……
バ…バクサーレ ドレ メコレ…!!!!!!!!!!」
ドゥオオオッ…
ドパッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドシュッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「がッッは…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
リクリィ「あーダメダメ!!!! この一撃必殺の投法はメコレ級でも防げないよ!!!!!!!!
エンデリル・デヴァーを守りたければその身を呈すしかないねぇーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チャキキキンッ
ディミリア「くっ……治癒魔法で…傷を…!」
パァァァ…
リクリィ「どうしたのぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 攻撃してこないなら手数で攻めるよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
横殴りナイフウ10号ォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シュバババババババババババババババババババババババババババババババ
ドスドスドスドスドスドス!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッッ」
-
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ズズズッドドッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「あァァッ」
パアアアアア…
ディミリア(ダ…ダメ…!!!! これ以上の傷は…!!!!!!!
治癒魔法を持続的に発動して出血や痛みなどのダメージを抑えているけど…こ…これ以上は…限界…!
こ…このナイフの猛攻を止めないと…!! で…でも…こちらから攻撃を加える余裕さえ…もう…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
フラ…フラ…
リクリィ「あっはっはァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
喰らえ致命傷!!!!!!!! 最後の一撃必殺よぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐぐぐ… ビキッ…ビキッ…
ディミリア「…………!!!!! あぁ…皆さん…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐぐ…
リクリィ「死ね〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グォッ…
ゴガガッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「めごっぽ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドッシャー!!!!!!!!!!!!!!!!!
《…と! その時!!!!!
リクリィは背後から何者かにぶん殴れた!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ディミリア「!!!!!?」
ジャリリッ…
リクリィ「ッッ…痛〜〜〜〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だ…誰よぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
くるッ!!!!!!!!
しーーーん…
《後ろを振り返るリクリィ……
明かりの灯っていない修練場…そこには誰もいなかった…》
リクリィ「……なに……どこに行ったの…」
ディミリア「…?!」
キョロキョロ
リクリィ「…………??」
キョロキョロキョロ…
バゴォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「にゃこビッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドザザー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《またもや!!!!!!!! リクリィは背後から殴りつけられ転倒した!!!!!!!!》
ババッ!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「だ…誰なのよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!
しーん…
リクリィ「なんで居ないのよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ムガォーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア(…だ…誰かが…
誰かが闇に紛れてあの人に攻撃を…
……誰が…!?
私ですら姿が捉えられない…
ここまで闇に溶け込める人とは一体……)
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
《………それは………》
ツバメオー「…………!!!!!」
ドキドキドキドキドキドキ…
《ツバメオー(全身紫)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ドドォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
リクリィ「なに……誰なの……どこに居るのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
キョロキョロ…
しぃーん…
リクリィ「……! ねぇ! あなたの仲間の仕業!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ディミリア「…!?」
リクリィ「…………ちぃ…」
リクリィ(…今まで戦いに夢中で気づかなかったけど…もう日が暮れたのね…
でも…目を凝らせばまだ相手の姿は見える…戦う分には問題ない……はずなのに!!!
…でも…! 今私に攻撃を加えた奴はこのほのかな暗闇の中もに完璧に紛れてる!!!!!!!!!!!!!!!!
この私をして見つけることが出来ないなんて…!!!!!
まさか…忍の類!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?)
ゴク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア(…これは…一体…)
ピョンピョンピョンピョン…
もさ毛「もっさぁ〜〜」
ディミリア(もぬ…いや…もさ毛!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
まさか…ツバメオーさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?)
ドドーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キョロキョロ…
リクリィ(………駄目だ見えないわ! …電気を…………でもスイッチがどこにあるか分からない!!!!!
…どこに…どこに潜んでいるの…!!!!!!!)
ゴゴゴゴゴ…
――― 物陰
ひそ〜〜
ツバメオー「す…すげー……全然気付いてない…!!!」
もみーの銃「ツっちゃん服も紫っぽいし今回は顔まで紫だもんね!!!!
カメレオンみたいに完全に保護色を完成させてるよ…!
すごいよ…! ツっちゃんの顔が紫になったのは…この時のための伏線だったんだね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パァァァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「いや別に狙って紫になったわけじゃないからコレ!」
糞紫のせいであって
もみーの銃「…それにしてもディミリア先生が本当に大変なメにあってたなんて…!!!」
ツバメオー「…このファー姉さんの魔法の力だヨ…
この魔法がファー姉さんの危機を伝えてくれた…!!
取り返しのつかないことになる前に間に合って良かったヨ…」
ディミリア「うん…!
乗ってた電車の車掌を銃で脅して速度をマッハ1にまであげて急いで帰ってきたもんね…!
私……役に立てて嬉しかった!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「まぁ冷静に考えて犯罪だけどね
今回ばかりは超法規的措置だよね」
-
×
ディミリア「うん…!
乗ってた電車の車掌を銃で脅して速度をマッハ1にまであげて急いで帰ってきたもんね…!
私……役に立てて嬉しかった!!!!!!!!!!!!!!!!」
○
もみーの銃「うん…!
乗ってた電車の車掌を銃で脅して速度をマッハ3にまであげて急いで帰ってきたもんね…!
私……役に立てて嬉しかった!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
×
もみーの銃「うん…!
乗ってた電車の車掌を銃で脅して速度をマッハ3にまであげて急いで帰ってきたもんね…!
私……役に立てて嬉しかった!!!!!!!!!!!!!!!!」
○
もみーの銃「うん…!
乗ってた電車の車掌を私で脅して速度をマッハ5にまであげて急いで帰ってきたもんね…!
私……役に立てて嬉しかった!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
コソ…
ツバメオー「…さて…どうしたものか…」
もみーの銃「今みたいに死角から攻撃しないの? それか魔法で」
ツバメオー「あのねぇもみーの…忘れた?!
ボクは昨日のミミ村で溶けない魔法を発動させるのに魔力と体力をかなり消費したんだヨ!!!!!!!
魔力もあんまり回復してないからまともな魔法も撃てないし……
体力もほんとは歩くのだってギリギリのレベルなんだヨ!!!!
さっきの名状し難いバールのような杖による後頭部ぶん殴り攻撃だって殆ど力入ってないから…ほら
あの魔反会の女には全然効いてないヨ!!!!!
もっと…もっと決定打になる攻撃を食らわせなきゃ…」
もみーの銃「じゃあヘッドショットしよ!
私を撃って! ツっちゃん!」
ツバメオー「えッ お前で!!?
でもいくら敵でも殺すのはさすがに…」
もみーの銃「大丈夫! 非殺用のゴム弾があるよ!
これなら脳震盪を起こして気絶するくらいで済むよ!」
ツバメオー「そうなの? じゃあそれで行こう
脳天に鉛玉ぶち込んじゃる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーの銃「いやゴム弾だけどね?」
―――
オオオオオオオオオオォォォ…
リクリィ「…どこよぉ…! どこに居るのよ…!!!!!」
ザザッ…キョロッ…
――― チャキッ… カチャッ
ピクッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「――――!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴ…
リクリィ(今のは………銃……
銃に弾を装填する音…………………
…まずいわね
さっきの攻撃は…まるで腰の入ってないから打撃だったから耐えられたけど…銃はさすがに……………)
ギギギ…
ギッ!!
リクリィ「…ナメんじゃないわっ!!!!!!!
こんな誰かも分からないような奴に…負けてたまるか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴソッ… バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《リクリィは懐から何かを取り出した!!!! それは…》
ディミリア「ば…爆弾!!!!!!!!!」
リクリィ「小型爆弾EDボム!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カチッ…ポイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《リクリィは爆弾を“自分の頭上”へ投げた!!!!!
爆弾は直ちに起動しッッ》
ドカーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カァァァァァァァァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「わぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《小規模な爆発を起こした!!!!! 爆発の閃光が暗い修練場を照らした!!!!!!》
リクリィ「!!!! そこだーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュヒュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
トドッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「うぎゃあーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《ツバメオーの肩にナイフが刺さった!!!》
-
test
-
tst
-
ツバメオー「い…痛……」
ビィーーーンッ…
もみーの銃「ツっちゃん!!!! そのナイフ紐が付いてるよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
手繰り寄ってくるよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「え……」
ゴォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「しぇらァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゴォーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ンぶゥッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バゴゴォーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「ツバメちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「がふ…!」
ザザッ!!!
リクリィ「なに? あなた…そいつの仲間?
ていうか…なにその肌? なんで紫なの? メイク?
…まぁ…なんにしても…まったく…肝を冷やさせてくれるねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バギョッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ぎにゃッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《蹴り上げられるツバメオー》
ドガガァッ!!!!!!!! ゴロゴロゴロゴロゴロゴロッ!!!!!!!!
《蹴り飛ばされディミリアの方に転がっていくツバメオー》
ディミリア「ツバメちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「ファ…ファー姉さん…! ご…ごめん…助けようと思ったのにこのザマで…」
ディミリア「いいのです…その気持ちだけで…
とりあえずまずはこの治癒札で傷を…!」
リクリィ「余計な事しなくていいのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!
ダダダダダダダダダダダンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「うッ!!!」
ツバメオー「わぁッ!!!!!!」
《リクリィはナイフを投げ2人の服を床に固定し拘束した!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
リクリィ「大人しくしててよ…面倒ね!!!
それにしても…暗殺のつもりが派手にやりすぎたわ
さっきの爆弾の音で人が駆け付けるかもしれないねぇ
……ここは早く去るのが良し…
とりあえずエンデリル・デヴァーは連れてズラかるとするか
最初見つけたときは殺すつもりだったけど…あれは魔反会に連れて帰った方がいいかな
目覚めた後になんか情報絞り取れるかもしれないしねぇ」
ざわッ…
ディミリア「なッッッ…待って!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
リクリィ「安心して
あなた達はちゃんと殺すから!
去り際に特大爆弾置いていくからそれで死んでね♪
じゃあエンデリル・デヴァーを迎えに行くわ〜」
スタスタ…
ガガッ…
ディミリア「待って!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! やめて!!!!!!!!!!!!!!!!
その人を連れていかないで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
リクリィ「なんでよ あれは魔反会の貴重な情報源…そして危険分子の一派…
連れてかない理由はないわ」
ディミリア「ダメです…!!!!!!!!!!!!!!!!
それなら…連れていくなら…私を!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「………は?」
ツバメオー「…なッ…お姉さん!!!!! なにを!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
ツバメオー「何言ってるんだヨファー姉さん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それはダメだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ディミリア「……」
リクリィ「まぁ……自分から拉致を志願なんて奇特ねぇ
でも あのエンデリル・デヴァーを差し置いてあなたを連れていく理由ある?」
ディミリア「…エンデリルさんを連れていった所であなた方に利はないでしょう
エンデリルさんは現在意識を失った状態……そして意識が回復する見込みは現時点ではありません」
ツバメオー「え…」
リクリィ「そうなの?」
ディミリア「私は…嘘は言いません
ですから…今のエンデリルさんは魔反会に対する危険分子にはなりえませんし 情報を聞き出す事も出来ません
それならば私を連れていった方が良いでしょう」
リクリィ「いやいや……あなたを連れてった所でこっちになんの利があるの?
まず…あなたは一体なんなのよ?」
ディミリア「…利なら…あるでしょう
なぜなら私は―――」
ツバメオー「だ…ダメ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ダメダメ!!!!!!!!
ファー姉さんダメだよぉぉぉッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォォォォォォォォォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「私はネアメ・ルートのリーダー…治癒の魔法使いディミリア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カカッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドォンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「ッ!!!!!!!! なにっ…ネアメ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ゴウッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「………」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
リクリィ「ネ…ネアメの………本当に?!
いやしかし……ネアメの首謀者は“闇の虎”ヒャダオでしょう?」
ディミリア「………ヒャダオさんは戦線を離脱しています
…我々はいわば“二世代目”のネアメ・ルートです
……前のネアメ・ルートがどうなったかは…ご存知でしょう」
リクリィ「……………まぁね…
じゃああなたは一体どこから沸いて………ん?
………“ディミリア”……その名前どこかで…
……ッ! 思い出した……………あなた…治癒魔法使いイレバーの孫ね?
前に魔反会が捕らえてたのにネアメが助けて連れてったやつ…
………………なるほど
全滅した“第一世代”の中で生き残ったあなたが今のネアメのリーダーをしてるわけね
…まさかこんなところで出会うとは……」
ゴゴゴ…
ディミリア「なんてツイてるのっ! 私ぃ!!!!!!」
にぱぁー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「うざったい羽虫の巣を浚いに来たと思ったら…まさかまさか蛆虫の親玉と遭遇するなんて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネアメもまた魔反会にあだなす危険分子!!!!!!!!!!!!!!!!
全滅して一旦引っ込んだのに最近また目立って魔反会の邪魔をするようになったから困ってたのよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!
なかなか居所も掴めないしねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
その!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 目障りなネアメのリーダーがッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私の前にッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アハッ…アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
-
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ
リクリィ「アハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒッッ…ウェホッッウェホッッウェホッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おっほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
ゲラゲラぷぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ぷぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
ふんがーッンフッッほががッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ポピィーwwwwwwwwwwwwwwwしぇばあああああああああああwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ダンダンダン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「!?」
リクリィ「……くふっ……ふ…ふひひひひ……
や………悪いわねぇ…おかしくって…!!!!!!
あまりにも出来すぎてて………どんどん私のいいように転がるわぁ
……んふふ…確かに…あなたがネアメのリーダーなら…利しかないねぇ……うん…うん…」
スタスタ…
《ディミリアの前に立つリクリィ…》
ぐいっ…ビリビリビリッ
ディミリア「うっ…」
《リクリィはディミリアを引っ張り上げ拘束から外した》
リクリィ「決めたわ!!!! お望み通りあなたを連れて行きましょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ふ…ふざけんなッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ファー姉さんを離せ変な痴女服ヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴウッ!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「うっさい」
ゲシッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「あぶぅッ」
ディミリア「ッやめてください!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私を連れていくならツバメちゃんとエンデリルさん…そしてこれ以上町の人達に手を出さないで下さい!!!!!!!!!!!!!!」
リクリィ「なんであなたが指図するのよぉ」
ディミリア「……私があなたに利を与えるなら こちらに多少の見返りがあっても良いでしょう
……もしそれが守れないなら…私は舌を噛み切ってよく噛んでから死にます…!!!!!」
ギンッ!!!!!!!!
リクリィ「…それは困るねぇ
…分かった分かった…それならその通りにするわ
この紫顔の子もエンデリル・デヴァーも見逃してあげる…
…どうせ遅かれ早かれいずれ魔反会の手によって死ぬと思うけどぉ…」
ディミリア「……」
リクリィ「じゃあ行きましょ?
さっさと町を抜けて魔反会の基地にあなたを連れていくわ」
ガシッ
ザッザッザッザッ…
《リクリィはディミリアを担ぎ道場の出口へ向かった…!》
ツバメオー「お姉さん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お姉さん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いかないで!!!!!!!! お姉さんがいなくなったら…ネアメはどうなるんだよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぽろぽろ…
ディミリア「ツバメちゃん…………………ありがとう………ありがとう…
…さようなら…」
ツー…
-
――― 無限道場前…
コソリ…
オリジョーナ「…なんなのだし…?
道場からナイフが飛んできてお尻に刺さった時はすわイジり再開したかと喜んだしが…
そのあと爆発音がしたり悲鳴が聞こえたり様子がおかしいのだし…
だから入口前まで来て様子を見に来たのだしけど…
さっきまで激しかった音がしなくなったのだし…?
ちょ…ちょっと中を覗いて…」
そー…
ドガガァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「よいしょー」
バッキ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オリジョーナ「野田氏〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドヒュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
きらーん…
《扉を蹴破ってきたリクリィに吹っ飛ばされたオリジョーナ》
リクリィ「ん? 今なんか居た?
まぁいいか! じゃ…行くよー!」
リクリィ「……と! あぁそうだそうだ
ちょっと失礼」
ゴソゴソゴソゴソ…
ディミリア「う!!!!?」
《リクリィはディミリアのスカートの中をまさぐった…》
ピラッ…
リクリィ「ふふっ! 便利なこれ…使わせてもらうねぇ」
ペタ……
《治癒札》
シュ〜〜〜〜〜…
リクリィ「Oh〜〜〜…効く効くぅ」
ディミリア「……………」
――― 無限道場内
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ………
もみーの銃「ツ…ツっちゃん…!
先生………先生が…連れてかれちゃったよ…」
ツバメオー「お姉さん…ファー姉さん……ううぅ…
情けないヨ………ネアメに大切な人なのに…守れないなんて…!!! うぅ…!」
もみーの銃「ツっちゃん…
どう…しよう…」
ツバメオー「……追いかけなきゃ…!
やっぱりファー姉さんはネアメに必要な人だヨ…
このまま連れてかれるなんて…絶対にダメだヨ…!!!!!!!!!
だからボクが助けなきゃいけないんだ!!!!!!!!!!!!
こんなところで寝てはいられないんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐぐぐぐぐッ…
ツバメオー「ツっちゃん…!!! 体力も殆どないのに…無理をしたら…!」
ツバメオー「関係ないヨ…!!!!!!!!!!!!!!!! 無理なんて…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無理をしてるっていうなら…泣きそうな顔でも…気丈に振る舞ってた…ファー姉さんの方だもん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ググググググッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビリビリビリッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ツバメオーは強引にナイフの拘束を解いた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ザッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「…行こう!!!!
お姉さんを助けるんだ…!」
ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
http://i.imgur.com/3dYK0Xq.jpg
-
t
-
ザザザザザザザザッッッ
リクリィ「むっふー! むっふー!
いいお土産出来たね! こりゃ私はもう魔反会の英雄かな?
わはー!!!!!! いつも偉そうなあのメンヘラ班長より評価されて鼻を明かしてやろうかねぇ!! ニヒヒーン!!!!!!!!」
ディミリア「……………」
リクリィ「ふふふっ! そんな暗い顔しないでよぉ
魔反会の基地に着いたらあなたはきっと特別待遇よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
……あなたが持ってるあらゆる情報…それはきっと魔反会が喉から手が出るほど欲しいものばかりだろうからねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ま……情報を絞るだけ絞ったらそのあとは…知らないけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア(………大丈夫…… 私は…情報を漏らしたりはしない…
そうなる前に私は命を絶ちます
…でも出来ることなら…最期に魔反会に一矢報いたい…
いや…魔反会というより
エロリーナさん達前世代ネアメの方々を殺した…退魔師に…!!!!!
もし……あの悪鬼のような退魔師に会うことが出来たら…私はッ
自分の魔力を暴発させて自爆してでも…必ず…仇を…!!!!!!!!!!!!!!!!)
ギッ…
リクリィ「ん? なんか殺気篭ってるねぇ
もしかしてなんか狙ってる?
油断した私に攻撃して逃げるつもりじゃあないわよねぇ?」
ディミリア「……いえ……」
リクリィ「ふふっ! あっそう!
まぁよからぬこと考えたってダメだよぉ〜〜
私は不意打ちなんて喰らう女じゃないもんねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ニッコー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダァンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バスッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「あぎゃッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《と!!!!!!!! リクリィの足が撃ち抜かれた!!!!!!!!!!!!!!!!
体勢を崩し転がるリクリィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ゴロゴロゴロ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「うがががー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズザァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「うッ!!!!!!!!!?」
リクリィ「はぁはぁ………なにー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
い…痛ァいッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 足が撃たれた…!!!!!!!!!!!!
ふ…不意打ち……!? こ…この私が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だ…誰よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ?」
ツバメオー「ボクだぁーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドオオォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バーーーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《豆粒大にしか見えない距離から叫ぶツバメオー!》
リクリィ「遠ッ!!!!!!!!」
-
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
ディミリア「ツ…ツバメちゃん…! どうして…!」
リクリィ「…あなた…追いかけて来たのっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
そんなボロボロでよく追いつけたねぇ…」
ヒュゴゴゴゴォォォ…
ツバメオー「ボクが持ってるありったけの魔法札を使って道を凍らせて
それからもみーのの空砲を推進力にして氷の上を滑ってきたんだヨ…!!!!!!!
………魔反会の変な痴女服ヤロー……ファー姉さんを離せッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ファー姉さんは…ボク達のリーダー…! 返してもらうヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔反会になんて連れては行かせないヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギギンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ピーチクーー…
リクリィ「はぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
何言ってるか分からないんですけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
遠いのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…それにしても よくも私に不意打ちをかましてくれたわね〜
しかも私が『不意打ちなんて有り得ない』って言ったそばからさァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私ゃ一級フラグ建築士かッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
恥をかかせやがってー!!!!!!! 怒ったよもう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「や…やめてください!!!!!! あの子達に手を出さないで…! そういう約束でしょうッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ツバメちゃんも……私の事はいいんです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だからもうこれ以上傷付かないで…!!!!!!!!!!!!!!!」
リクリィ「あーっ!!! うるさいよー!!!!!!!!」
ザクッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「あうッッ…」
《肩に退魔ナイフを刺されるディミリア》
ディミリア「ぐ………! 魔力…が…乱れ…!!!!!」
リクリィ「あなたは大人しくしててね♪」
しゅるるるっ…ギッ!!!!!!!!!!
《一瞬でディミリアを縛り上げるリクリィ》
リクリィ「……私はぁ…別に好きで約束を破ったわけじゃないでしょお?
むしろすっごくあなたを尊重して要求を飲み あの子とエンデリル・デヴァーを見逃したのよ
なのに…そのあともこうして私を追いかけてくるなら話は別…
邪魔者は排除するしかないの…………だから…殺るよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ッッ…
-
ヒュオオオオオオオオオオオオオ…
リクリィ「ふふ…殺り合うにはいい場所ねぇ…ここ
町の中心から離れた場所だから人もいない……多少派手にやっても大丈夫そうね
………ふふふ! 私が派手に殺って…ターゲットが原形を留めた時はないわよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーの銃「ツっちゃん…来るよっ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「うん…!」
リクリィ「…それにしても遠いわねー!
…近付くの面倒くさいし………これでケリ着けちゃうかなァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スッ
ダンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《リクリィはどこからともなくタルのような巨大な鉄の機械を出した!!!!!!》
リクリィ「バルカンナイフ砲RKLK27!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こいつで一度ナイフを撃てばッ 1秒間に10本の殺人ナイフが飛び出すわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
じゃじゃーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ええぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そんなデカイの今どこから出したのーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
リクリィ「あら? 知らなくて?
女の子の体は無限大!!!!!!!!
どんなものだって隠せる取り出せる秘密がいっぱい人体の不思議っ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
……まぁこれは… 私の嫌ーいな特務班の班長の“技術”なんだけどー!!!!!!
便利なものは利用するのが私のモットー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギャララララッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドパウドバパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパァーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《バルカン砲からナイフが射出され高速でツバメオーに向かっていく!!!!!!!!》
ディミリア「ツバメ…ちゃん…!!!!!!!!」
ギュオーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「うわーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! いきなり来た!!!!!!!!!!!!!!!!
この距離ならナイフも怖くないと思ったのに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ど…どうする…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
もみーの銃「ツっちゃん私を構えて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
“もみーの弾”を撃つよッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ツバメオー「えッッ……あの弾を!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【もみーの弾とは…】
もみーの銃は普通の鉄の弾丸に対して拒絶反応があり撃ち出す時にエずいてしまう問題があった
それを克服するために作られたのが もみーのの遺骨を混ぜて精製された“もみーの弾”である
この弾を使うことでもみーの銃は最大のパフォーマンスが発揮できるのだ
もちろんデメリットもあるのだが……
もみーの銃「あの弾をお兄ちゃんが持たしてくれてるでしょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「で…でもあれは…」
もみーの銃「はやく!!!!!!!!
今が使うべき時じゃなくていつ使うの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ツっちゃんは構えるだけでいい!!!!!!!! 私が狙って弾を撃つ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギュオンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《迫り来るナイフ!!!》
ツバメオー「…わ…分かった!!!!!! お願いもみーの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カチャッ
むぐっ
もみーの銃「“もみーの弾”3発消費………
もみーのクラッカー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズガガガガガガガガガガガガバガアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴゴォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガカァンッ!!!!!!!!
ガガッ!!!!!!!! ガァンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ギギギギィーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「…え!? 高速ナイフが弾かれて…!!!!!
……なに…散弾銃かなにか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
もみーの銃「ツっちゃん少し下げて!!!!」
ツバメオー「あ…うん!!!!!!!」
もみーの銃「“もみーの弾”2発消費…
もみーのペネトレート!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ポキュウンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビシッ!!!!!!!! ドゴァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「あ…あーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! バルカンナイフ砲がーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こ…こんな鉄の塊をも破壊するなんて……徹甲弾じゃあるまいしッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギリィィーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーの銃「もみーの弾さえあれば私はショットガンにだって徹甲弾にだってバズーカにだってなるよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お兄ちゃんの技術は凄いよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギンッ!!!!!!!!
-
もみーの銃「ツっちゃん!! 構えたままゆっくり近づいていって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「わ…分かったヨ!!!!!!!!!!」
ザッ…
リクリィ「…!」
チャキ…
もみーの銃「もみーのシュート!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バゥッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《リクリィに向けて弾を撃ち出すもみーの!!!》
ギュオォウッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「ッ はっあ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガギィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ナイフで受け止めようとするリクリィ……が!!!!!》
ガギョオォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「ぐッ…!!!!!!!!」
《防いだナイフは弾けて砕け飛んだ!!!!!!!!》
リクリィ「…!!! これだけ離れてるのに…なんて威力………!
そうなると……まずいわッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チャキッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《新たにナイフを構えるリクリィ……目の前には再びもみーの弾が迫っていた!!!!!!!!!!!!!!!!》
リクリィ「重ねナイフ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴガガガッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《複数のナイフで弾を迎え撃つリクリィ!!!! …だが!!!!!!!!!!!!!!!!》
バギィィーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズギュギュオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「んぴゃーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズッドオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《しかしやはり防ぎ切れず吹っ飛ぶリクリィ!!!!!!!!!!!!!!!!》
パラ…パラ…
リクリィ「……がはっ…
…ハ…ハァ………ハァ……………」
スッ…ペタ…
しゅうううううう…
《負傷した体に治癒札を張るリクリィ…!!!》
もみーの銃「いいよ!!!!! どんどん近づいて!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザッ… ザッ…
ツバメオー「わ…分かったって!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ハァハァ…
リクリィ(…どんどん威力が上がっている………当然ね…!!!!!!!!!!!
……離れててもあの威力なんですもの…! 近付くほど脅威が増すのは自明の理!!!!!!!!!!
…今でこそナイフで捌いて直撃は避けてるけど……これ以上は…分からないわね…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ギギギギッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ツバメオー「突き進めーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザッザッザッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーの銃「シュート!!!!!!!! シュート!!!!!!!!」
バウバウバウバウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《一歩一歩リクリィに近づいて行く…》
パギィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「くッッッ……ハァァ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズザァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「…くっ…やっぱり…どんどん捌けなくなってきたわ!!!!!!!
…生傷が増えてきたわ……いくら治せてもねぇ…
痛いものは痛いわぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぐ…ぐぬぅ…!」
チラ…
ディミリア「……ハァ……ハァ…」
ぜぇぜぇ…
リクリィ(………ディミリアはここに居るんだし
やっぱり無駄に戦う必要はないわよねぇ
…ここはズラかった方が…………)
ビキッ!!
リクリィ「…何を言ってるのよぉぉっ私はァァァァァァァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こんな子供に背を向けて逃げるなんて…ありえないよぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐにゅっっ!!!!!! ズルッ ズルッ
ズンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《リクリィはHP(ホットパンツ)の中からドデカいバズーカーを取り出した!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
リクリィ「リクリィクリティカル砲!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バドォッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドォゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「!!!!!!」
《リクリィはバズーカを乱射した!!!!!!!!!!!!!!!!》
ドガァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズグゥーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バッカァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《あたり構わず撃たれた砲弾は建物を破壊した!!!!!!!!!
瓦礫が崩れ砂埃が舞い上がりツバメオー達の姿は消えた!!!!!!!!!!!!!!!!》
パラパラパラパラパラ…
リクリィ「……………ハァハァ……
…!! 最後に…もう一発…!!!!!!!」
ガシャッ…
バウッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《その時!!!! 砂埃の中から一筋の閃光が伸びる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
シュガッ!!!!!!!!!!!!!!!!
《閃光はバズーカの発射口に…! そして!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
バギャギャギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「あぎゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《リクリィが抱えたまま バズーカは破壊され弾け飛んだ!!!!!》
-
リクリィ「い…いだぁああぁぁぁああぁあぁぁぁいぃぃぃぃッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビシューッ!!!!!!!!
《肩で担いでいたバズーカが暴発したため大ダメージを負うリクリィ…!!!!!》
リクリィ「あ…あば…! あばあああああああああああああああああああああああ…!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガクガクガク…ドタッ…
もみーの銃「や…やった!!!! 尻餅ついたよ!!!!!!
今のが効いたんだね!!!!!!!!
ツっちゃん…! 今のうちに先生のもとに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「う…うん…!」
ダッ!!!!
ぐぐ…!!!
リクリィ「うぉ……うぉううぉおおおおおおおおお…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チャキ…!!!
《苦悶の表情でなんとかナイフを構えるリクリィ!!!!!》
もみーの銃「ツっちゃん!!! あの人に私を…!!
手足を撃って無効化させるよっ!!!!!!!!」
ツバメオー「おっけー!!!!!!!!!!!!」
ジャキッ!!!!!!!!
もみーの銃「行くよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーのシュー……………………………………!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビタッ…
《急に動きを止めるもみーの銃》
ツバメオー「!!!!? も…もみーの…!!!!!?」
ピク…ピク…
もみーの銃「…う…! う…! ち…力が…!!!!
きゅ…急に…体が怠…く…!!!!!!!」
ツバメオー「…! まさか…もみーのお前………もみーの弾の使いすぎで…!!!?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
《もみーの弾のデメリット………それはもみーのの遺骨を使っていることに他ならない…。
遺骨はもみーのの弾への拒絶反応を無くすために必須な材料であるが…、
遺骨は有限である。
もみーの弾を消費すればするほどもみーのは自身の遺骨を失う事になるのだ…。
それは霊としてこの世に留まるもみーのにとって…大きな問題である。
霊であるもみーの(以下もみーのお化け)の正体は生前その身に宿した魂そのものであり、もみーのお化けにとってその魂が“現在の肉体”である。
(とはいえ、普通の人には見えないので、コミュニケーションを取るにはもみーの銃のような依代に入る必要がある)
逆に 生前の“肉体”の残滓である遺骨は、もみーのお化けにとっての“現在の魂”なのだ。
そう、生前と死後は魂と肉体の立場が逆転する。もちろんどちらかが欠けてしまってはこの世に留まることは出来ないのだ。
よく『原始人のお化けなんて誰も見たことない』とか言ってるロマンのないリアリストがいるが、それは仕方のない事なのだ。
原始人の骨はその殆どが土に還ったり砕け散ったりしているからである。
つまり“この世に魂が存在していない”から原始人の霊はいないのである。
話がそれたがとにかく…もみーの弾を使うことはつまり、もみーのの魂を削る事であり、使いすぎればいずれもみーのお化けはこの世に二度と存在出来なくなるのだ(あの世から遊びに来れなくなる)!!!!!!!!!!!!!!!!》
ドォーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「三行で」
-
ズゥーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「や…やっぱりお前…無理してるじゃんかぁあああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
な…何発撃ったっけ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
もみーの銃「…ご…! 50発くらい…!!
しょ…正直…侮ってた…!!!!!!!
50発っていっても…遺骨の中のほんのちょっと…なのに…!!!
それでも一気に消費すると…! ここまで…!!!!!!!! はあ…はあ…」
ツバメオー「大丈夫かヨ!!!!! しっかりしろもみーの!!!!!!!!」
もみーの銃「私は大丈夫……ご…ごめん!!!!!!
はやく…先生の方へ…!!!!!!!!!!」
ツバメオー「ッ!!! …わ…分かっ…」
ザッ…
ズゥンッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「…行かせないわよぉぉぉ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギリッ!!!!!!!!
《ツバメオーの目の前に怪我の箇所に治癒札を付けたリクリィ…!》
ツバメオー「……はっ…!!!!!!!!!!!」
ディミリア「きゃほりゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズバッズバッズバッ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「うわーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシュシュッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーの銃「ツっちゃん!!!!!!!!!!!」
リクリィ「おおおおおおおおおりゅああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゴガガッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーの銃「きゃっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガガガガガガガガガガァーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《リクリィはツバメオーが持っていたもみーの銃を手刀で弾き飛ばした!!!!!!!
もみーの銃はツバメオーから離れ地面に落ちた!!!!!!!!!!》
ガランガラァァァァァァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「も…もみーのっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
リクリィ「くくくっ…ふふふふふふふふふ…!!!
…あなたの持ってた銃…その性能に対して素直に賞賛を送るわ…
あの銃には…さすがの私も敵わなかった…
…でも!!!!!!!! あの銃があなたの手から無くなればぁ…
あなたなんて私のサンドバックに成るしかないのよねーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズババババババババババババババババババババババァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「やあああああああああああああああああああああああッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシャアアアァァーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーの銃「!!! ツ…ツっちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ?
ツっちゃあああああああああああああああああああああああああああああああああんッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
三行ww
-
リクリィ「くのやろーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドキャッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「うッぐぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
リクリィ「はぁはぁ…ふふんっ!!!! 銃がなきゃ何も出来ないのねぇ!!!!!!
魔法使いなら私に魔法でも撃ってみなさいよぉ
んんー?」
ゲシッ
ツバメオー「う…う…」
ディミリア「も…もう…やめて下さい…!!!!!!!!
ツバメちゃんを…これ以上はもう…!!!!!!!!」
リクリィ「だからー 私を追いかけて来たこの子が悪いんだって!!!!!!!!!
そのうえこの子は私に恥と怪我を負わせたのよ!!!?
ここまでされて見逃すなんてあなた…私はそこまで人間出来てないのよ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐぐぐ…ッ
ビキ…ビキ…
ツバメオー「ぐ…ぐはッ…!!!!!!!! うぐぐぅ〜〜〜…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ディミリア「や…やめて…!!! それ以上やったら…私は自分で…!」
リクリィ「死ねるものなら死んでみてよぉ
この子の前で!!!!! あなたを助けに来たこの子の前でッッ!!!!!!!!
死んでみなさいよぉ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ニィィィィィ…!!!!!!!!
ディミリア「ッ…!!!!!!!」
リクリィ「それにあなたが死んだらこの子を連れていくだけよぉ?
得られる情報は少ないかもしれないけど居ないよりまぁマシでしょ
まぁあなたが…これから来る自分の苦しみをこの子に押し付けたいんなら……死ねばいいんじゃないのぉ?
ねぇ…ネアメのリーダーさん?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ディミリア「………くッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギ…ギギ…!
リクリィ「あーん! そんなに怖い顔しないでぇ
分かった…分かった…
この子は生かしといてあげるわぁ…
フフ…でももう少しだけボコらせてもらうけどぉ…!!!!!!!!」
ス……ドゴッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「がはッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!――――」
ガク…
もみーの銃「ツ…ツっちゃん〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「……―――」
ぴくぴく…
もみーの銃「しっかりしてツっちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!
変身…!!!!!! 変身だよぉ!!!!!!!!!!!
ツっちゃん!!!!!!! 強いツっちゃんに…変身してーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「変身??」
オオオオオオオオオオォォ…
ぴくっ…
ツバメオー「―――…!」
ツバメオー(…そうだ………ボクには…まだ……力がある―――…!!!!!
…………力のカケラ……ボクにまた…あの力をッ…!!!!!!!!!
こんな時に変身出来なくちゃ……意味がないヨッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ギンッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ピカァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
コオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「な…なにっ…!!!? 眩しい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ディミリア「…………これは…!」
ディミリア(これが力のカケラ…!!!!!! ツバメちゃん達が手に入れた新たな力!!!!!!!!
…すごい…大きな力を感じます…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ザッ…
??「…聞こえたよ! 乙女の素直な心の叫び!
そんなご希望に素直に答えてやって来た!
素直な私は素直に強い!!!!!!!!
そんな私はツバメオー!!!!!!!! 合わせてマジカルG!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー・マジカルGが素直に登場だよーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドォドォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「…す…姿が変わったぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ガーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マジカルG「もっと知りたい? 私のこと!!
だったら素直に教えてあげる!!!!!!!!
ツバメオー・マジカルGは素直でかわいい女の子!
ちょっと小さい体! 発育よろしくろり巨乳っ!!!!!!!!
ツバメオーのツバメは空飛ぶ小鳥の燕さん!!!!!!!
燕の鳥言葉は『土日の便秘』!!!
オーは素直な快感オーガズムのオー!!!!!!!
マジカルGのマジカルは魔女っ子の証っ!!! 魔法少女じゃないのがポイントよっ!!!!!!!
GはまさしくGカップ!!!!!! 発育よろしくGカップのG!!!!!!!!!!!!!!!!
これが私の全てだッ! よろしく私がツバメオー・マジカルG〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
じゃっじゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「……なっ…なに!!!!!? 気持ち悪……なんなのよそのキャラ変は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア(……これが………ツバメちゃんの新しい力…!
ビラコさんのを見せてもらった時もそうでしたが…ツバメちゃんの力の本質そのものが変わったかのよう…!
……それにしても…ツバメちゃんの雰囲気は………まさに…!)
かつて魔法使い達が希望を寄せた…
あの“大魔女”のよう………………
ぱあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ………
http://i.imgur.com/0oghpA6.jpg
-
マジカルG「………やぁ? ねぇハッティー?
今日のコーディネートはどうなってるのかしら?
随分と服がはっちゃけてるわ」
ハッティー「そいつは仕方ネェヨ
元の服がボロクソだったカラナァ
ボロクソにしたのは目の前の女ダゼ」
ツバメオー「まぁ…あなたが?
それなら私…素直におこだよ?
このお洋服は私のお気に入りの勝負服なんだもんねっ」
ぷくぷー
リクリィ「…なに… やるっていうの?
…………ていうか……その姿…………
…もしかしてあなた…ゲーム脳地方の地方改造基地を襲撃して破壊した一人?」
マジカルG「?? 私を知ってるの?」
リクリィ「……会うのは初めてだけど…話を聞いているわ
あなた…キンリミテシミテって人を倒したんでしょう?」
ハッティー「あ? あァ…あのペロちゃん顔ダナ…
確かにオレ達が倒しタゼ? あいつから話を聞いたのカヨ」
リクリィ「まぁね……………キンリーさんは私の先輩だからね………
…今は私の方が立場が上だけど!!!! うふふっ!!!!!!
それにしてもやるじゃないのぉ キンリーさんを倒すなんて………
キンリーさんは…普通に戦えば私より強いのに」
ハッティー「カカカッ!!!!!!!! じゃあお前が勝てる見込みはゼロじゃネーカ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
戦う前に残念なことを思いだしちまっタナ」
リクリィ「……残念なことはないねぇ別に
キンリーさんは私より強いけど
それは………」
チャカッ…
リクリィ「正攻法で戦った場合だけよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シュシュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カカッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チュドドォンドッゴオォーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《リクリィはいくつものナイフを投げた!!!!!!!!
ナイフは背の高い建物に刺さると 爆発し建物を崩した!!!!!!!!!!!!!!!!
崩壊した建物がツバメオー・マジカルGの頭上に降り注ぐ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ゴガゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マジカルG「にゃん?」
クビカシゲ
ヒュゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ニギャアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「なんでもありなら私が強いッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あなた強そうだけど 先制は頂いた!!!!!!!! 何も出来ず死になさい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギィン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
なんとかファイトじんぶつクイズ
http://i.imgur.com/RXivg5n.jpg
-
http://i.imgur.com/iOkyD5z.jpg
-
(故)ww
-
ゴォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《破壊された建物が瓦礫となり降り注ぐ!!!!!!!!》
リクリィ「潰れちゃえ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴォーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マジカルG「お〜〜?」
ハッティー「やれやれ
おいツバメ…あんなもんさっさと払っちまエヨ」
マジカルG「分かったー
瓦礫さん瓦礫さん! 素直になーれ!!」
パアアアアアアアア…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シュコォーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《マジカルGの素直魔法が降り注ぐ瓦礫を包み込んだ!!!!!!!!
巨大な塊であった瓦礫達は“素直”に分解されその姿を変えた!!!!!!!!》
サラアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シュパァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー…!!!!!!!!
《瓦礫は砂粒となりマジカルGに降り注ぐ前に風に吹かれて飛ばされていった――…》
リクリィ「は…はぇあッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「…!!!!」
マジカルG「ああん 目に砂が入っちゃったよ」
リクリィ「ッッこッ……こんのォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
一投入魂高速回転マーベラスナイフ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マジカルG「…ナイフさん かわいそう
あなたは本当はきっとそんなことしたくないんだよね?
私に聞かせて あなたの素直な気持ち」
パァ…
ぽわわわわァァ〜〜〜〜
《ナイフに素直魔法がかかる!!!!!!!!!!!!!!!!》
ギューーーーーーーーーンッ…!!!!
ナイフ「―――…」
ピタッ!!!!!!!!
《マジカルGの前で止まるナイフ》
リクリィ「!!!!?」
ぷるぷる…
ナイフ「っ―――」
つー…ぽろぽろ…
《落涙》
マジカルG「ナイフさん…つらかったね…」
ナイフ「…ハイっ…自分……辛かったっス…!」
マジカルG「そうだよね……ナイフさんは人間なんて刺したくなかったもんね…」
ナイフ「そっス…! 自分…ペティナイフっスから……皮とか剥いていたいっス…
林檎の皮とか…桂剥きしたかったっス…!!!
なんならムーディーな雰囲気の中…気になるあの子の紐パンの紐を切りたいっス…
今の扱いは辛いっス…くやしっス…」
ぽろぽろぽろ…
マジカルG「うん…そうだよね……かわいそう…くすんっ…
でも大丈夫……ナイフさんの苦しみはもう終わりだよ…
これからは自由に生きていいの…」
ナイフ「本当っスか!!!!!!! 紐パン…切っていいっスか!!!!!!!!」
マジカルG「うん……ブラ紐だって切らせてあげる…」
ナイフ「ッッしゃおぉーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
テンションあがってきた」
ヴヴヴヴヴ
マジカルG「だから………これまでの苦しみを決別するために……
あの人に刺さっちゃえ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビシッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ナイフ「ブラジャーッッッ!!!!!!!!」
ギンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビクッ!!!!!!!!
リクリィ「ええぇぇぇッッッ ちょっ…おかしくなーい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!
-
リクリィ「人刺したくないとか言うくせに私に刺さりに来るとかどういうことよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そんなナイフ…! 打ち落としてやるわ…!!!!」
スッ…
ナイフ2「やめろー!!!!! 僕たちはもうお前の言う事は聞かないんだー!!!!!!!!!!!」
リクリィ「え…えぇ!!!!!!!!? 他のナイフまで…!!!!!!!!!!」
わらわらわらわらわら
ナイフ3「しかえしだーッ!!!!!!!!!」
ナイフ4「ブラ紐を!!!!!! 紐パンをきれェェェェェェェェェェェェェェェェっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぶわあああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「ちょっ…」
ナイフ達『うぉ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ジャキジャキジャキジャキジャキジャキ
リクリィ「ふ…服を刻むな〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギューーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ナイフ1「俺も今行くぞーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
紐切りの儀式は俺が執り行うぞーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「や…やめろ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私は紐パンじゃないし…!!!!! そもそも!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私はノーパンノーブラよーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ナイフ達『ぐわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ガッシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しーん…
リクリィ「…と…止まった………」
ハッティー「ショックで自我が吹っ飛んじまっタカ…
お前……痴女で救われタナ…」
リクリィ「うるさいわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!
ハッティー「ツバメ 次だ
さっさとカタをつけちまえ!」
マジカルG「分かったー」
コンコンコン
《地面を杖で叩くマジカルG》
マジカルG「地面さん地面さん
素直に割れて下さいな♪」
地面「は〜〜いっ☆」
パッカアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《マジカルGの一言で地面が割れ 大規模な地割れが起きた!!!!!!!!》
リクリィ「ええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ…
リクリィ「ひ…ひぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グラッ… ガラァァァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズ…
ディミリア「……何と言う力……これが力のカケラを得たツバメちゃん…!
…あらゆる無茶を魔力で強引に全て成し遂げてしまう…
ますますもってあの方のよう………!!!」
オオオオオオオオオオォォォォ…
ガラッ… ぐぐぐ…
リクリィ「は…はぁ…はぁ…
……危ない…! 危うく…飲み込まれる所…だったわ…!」
ズルズル…
キュイイイイイ…
ゾクッ!!!!!!!!
リクリィ「!!!!!!!!!!!!!!!」
ハッティー「しぶとい野郎ダ……ツバメ!!!!!」
キュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウンッ…!!!!!!!!!!!!!!!!
マジカルG「うん! 次行くよー♪
今度はあなたが素直になれー♪」
ぽわわわわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ…
ヴゥーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「はッ…!!!!!!!!!!!!!!!!?」
《リクリィに素直魔法がかかった!!!!!!》
ゾゾッ…ゾクッ…!!!!!!!!
リクリィ「…ッ……な…!!! なに…!?
この感じ………!!!!!!!!」
ハッティー「ギャハハハッ!!!!!!!!
ツバメの素直魔法を人間に掛けるとそいつの一番弱い部分が表に顕れるノサッ!!!!!!!!!!!!!!!!
その弱さに押し潰されてそいつは戦意を失うッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オレ達が倒したお前の先輩もコイツでヤラれたのサッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
サァお前も自分の脆い本心を晒しちまいなァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「あ…ぅ…あ……お……おぉぉ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギリギリギリギリ…!!!!!!
リクリィ「こ…こんなものに…こんな雑念にッ…私が…負ける…!!!?
そ…そんなの…嫌よぉーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザクーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《リストカットするリクリィ…!》
マジカルG「!」
ハッティー「…あの野郎…… 自傷行為で弱さに取り込まれない気か…!!!?」
ゾッ…
リクリィ「ヒ…ヒヒヒヒヒッ…ヒヒーッ!!!!!!!!!!!!!!!! ヒッヒヒヒ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
負けないよ負けないよ負けないよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおヒッヒッヒヒーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザク
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
-
切り過ぎw
-
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
リクリィ「は…はぁはぁ……くく…ヒヒヒーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
雑念消えたぁぁ…!!!!!!!」
ニィィィ…
ポタ…ポタ…
ディミリア(…治癒札があるとはいえここまでするなんて…
なんという執念…! …恐ろしい…)
ハッティー「…ふん! そんな方法で凌ぐとは驚いたが…
今ので負けるチャンスを逃したのは愚かダゼ 後で後悔するゼ?」
ペタ…しゅうううう
リクリィ「…ふん!!!!!!!!!!!
後悔するのはぁ…あなたの方よぉ…!!!!!!!!!!!!!!!!
私を怒らせたら……どうなるか…!
…こうなるのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガシッ!!!!!!!!
ディミリア「うッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
リクリィ「あっはっはっはァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それ以上動くな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! こいつがどうなってもいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ぐぃっ!!!!!!!!
《ディミリアにナイフを向けるリクリィ!!!!!》
マジカルG「あら〜」
ハッティー「て…てめぇ…!!!!!! なんてベタな真似を……………!!!!!!!!」
リクリィ「あはははははーッ!!!!!!!! ベタ!!!!!!!! 確かにねーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
私だってこんな小物臭い事はしたくないけどぉ!!!!! もう四の五の言ってられないわぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あなたには勝てないから!!!!!! こうするしかないのよ!!!!!!!!!!!!!!!!
あなたが悪いのよ!!!!!!!!!!!!!!!! 私を追い詰めるから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さぁさぁ動かないでよぉ!!!!!? 少しでも動いたらこいつの首が噴水になるよぉー!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐぐ…
ぷしゅ…
ディミリア「…うッ…」
ハッティー「…やめロヤ!!!!!!!! どうしたいんだヨお前はッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
リクリィ「どうしようかしらねぇ……このままズラかってもいいけど……」
ハッティー「………チッ…」
マジカルG「ねぇハッティー? 私どうしたらいい?
あの人攻撃していいの??」
ハッティー「…えっ…いやそれは…」
リクリィ「こ…攻撃!!? あなた…話聞いてた!!!!!!!!!?
そんなことしたらこの人のアタマポロリよ!!!!!!!!!!!!!!!!
いいの!!!!!!? ねぇいいの!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ディミリア「……か…!
…構いません!!!!!!!!! ツバメちゃん!!!!!!!!
私ごとでいいです…攻撃して下さい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
キッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「え…えぇ!!!!!!!!?」
-
マジカルG「えっ ほんと??」
ハッティー「な…なにを言ってるんダヨお前!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
リクリィ「そ…そうよあなた…バカなの!!!!!? 死にたいの!!!!!!!!!?
そんなこと言ってあの子が本当に攻撃してきたら…その前にあなたの首をカッ切るわよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ギッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「…いいです
それならツバメちゃんも遠慮なく攻撃出来るでしょう」
リクリィ「あなた…本気で言ってるの…」
ディミリア「もちろん
私はこれ以上迷惑をかけたくありません
私は確かにネアメ・ルートのリーダーですが 何よりも優先して保護される存在ではないのです
私のせいでネアメに…ネアメの仲間の方々に不利になるくらいなら私は死んだ方がマシです!!!!!!!!
やってください…ツバメちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴウッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハッティー「…!!」
ぞっ…
リクリィ「…その覚悟…本物ね……
で…でも…あの子の方にはあなたを切り捨てる覚悟があるのかしら…?」
チラ…
バチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチ…
マジカルG「やっちゃうよー
手っ取り早く雷撃の槍で貫いちゃうね♪」
リクリィ「覚悟完了どころかめっちゃノリノリで殺る気満々だーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「えー? だってファー姉さんが一緒に殺っちゃってって言うからー
私は素直に実行するだけだよー」
バチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「ちょ…ちょっと!!!!!!!! これが見えないのぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
チクッ…
ディミリア「ぐ…」
マジカルG「見えてるよー
照準も捉えたからもう撃つよー」
ヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂッッ…
ギュオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! や…やめえええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハッティー「…ツバメ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! やめろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マジカルG「…およ?」
ディミリア「…!」
-
ピタ…
マジカルG「…ハッティー? なんで止めるの?」
ハッティー「…………ファー姉さんは殺しちゃダメだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
マジカルG「なんで? ファー姉さんは殺してって言ってるのに………」
ハッティー「いや!!!! 殺せとは言ってないダロ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!
ディミリア「ツバメちゃん……いいんです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私はどうなってもいいんです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハッティー「何言ってんダ!!!!!!!! あんた…自分がどれほどの人間か分かってないだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あんたがどれだけの人間を救ってきたか……どれだけの仲間を支えてきたか!!!!!!!!!!!!!!!!
あんたがいなくなったらネアメは終わりダ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今…助けるから待ってろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!
マジカルG「助けるの?? 殺すの?? どっち? どっち?」
ディミリア「ツ…ツバメ…ちゃん…」
リクリィ「……
………!」
にやっ…
リクリィ「た…助けるぅ!!!!!!!!!!? どうやって助けるっていうのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
助けられるなら助けてみなさいよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ほらほらほらほらぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザク…
ディミリア「ッッ…………」
リクリィ「どうするのーーーーーーーーー!!!!!!!!? どうするのぉぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!?
ねぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ヒュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
グサッ!!!!!!!
マジカルG「きゃん!!!!!!!! 痛いよぉ…」
ハッティー「ツ…ツバメ!!!!!!!!!!」
ディミリア「ツ…ツバメちゃん…はやく…私ごと…」
マジカルG「うん 分かった」
ズズ…
ハッティー「やめろ!!!!!!!! 応えるな!!!!!!!! やめろツバメ!!!!!!!!!!!!!!!!」
マジカルG「え? なんで? なんで? どうすればいいの?」
クビカシゲ クビカシゲ
ズズ…
ツバメオー・マジカルGは困惑していた…。
マジカルGはツバメオー本来が持つ“素直さ”が肥大化し、本体となった存在である…。
マジカルGは純粋で純真の混じり気のない素直の権化…。
故に人の言葉に素直に受け入れるし、頼めば素直になんでもやってくれる。
一切の雑念を排し、ただ素直に目的に取り組むマジカルGは何よりも強い…。
そしてハッティーの存在…。ハッティーは肥大化した素直さの権化マジカルGから分離した本来のツバメオーの精神である。
つまり、ハッティーの言葉こそツバメオーの代弁でありツバメオーの本心である。
ハッティーの役割は、マジカルGの素直さの全てを肯定し、そして目的への道筋を立てマジカルGにそれを示す事である。
…だが…、今のハッティーはマジカルGの行動を否定してしまった。
ディミリアの言葉に応じ、それを実行しようとするマジカルGの行動をハッティーは止めてしまった。
素直さが行動原理であるマジカルGはひどく混乱した。
マジカルGは素直な思考と本心の板挟みに合った。
そしてそれはついにマジカルGの限界を超えてしまった………。
マジカルG「………あ…………う………nnnn??????????????????????」
しゅうううう………パァンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ボフ〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「ツ…ツバメちゃん!!!!!!!!?」
しゅうううううううううう…
ツバメオー「う……
…………あ!!? あ…れ…!!!!!!?
ち…力が…! ボ…ボク…元に戻って…!!!!!」
もみーの銃「ツっちゃん危ないっ!!!!」
ツバメオー「!?」
リクリィ「きゃほーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゲシィィーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「がぶッ…!!!!!!!!」
ドシャーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「あっはっはっはァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんか知らないけど元に戻ってやんのぉおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
よくわかんないけど煽って正解だったわねぇ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それにしても散々人に冷や汗かかせてくれたねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もう許さないわよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドガガッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「う…うが…!!!!!!!」
リクリィ「もう殺す!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スッ…
ディミリア「や…やめて!!!!!!!!!!!!!!」
リクリィ「うるさ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あなたは大人しく見てれば良いのぉぉぉ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そう!!!!!!!! 見ていなさい!!!!!!!! その子が残酷に殺されるのを!!!!!!!!!!!!!!!!
自害するならそのあと勝手に死ね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジャキィィィィ!!!!!!!!!!!
ツバメオー「…ぅ…ぅゎ…あ…あ…!!!!!!」
ガク…ガク…ガク…
リクリィ「いいねいいねぇその震える姿!!!!!!!!!!!!!!!!
貫かれるまでその顔でいてねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐぉッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「…!! い…いやッ……
助けて…………………
助けてよぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…ギルーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダダダダダダッッ
??「………………はいッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダンッ!!!!!!!!
リクリィ「?!」
??「…今ッッッッ」
ジャキキンッ…
ツバメオー「!!!!!!!!」
ギル「来ましたぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガキィィィーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
http://i.imgur.com/wbKTFkA.jpg
リクリィ「ぐッッッ!!!!!?」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ギギギギ…
リクリィ「……あ…あなたは…! ウラ・ギル…………!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「………!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《現れたのは…毛太郎から戻ったギル!!!!!!!!!!!!!!!!
ギルはリクリィに切り掛かった!!!!! リクリィは防ぐが 捕らえていたディミリアを離してしまった!!!!!!!!》
ギル「ディミリアさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 今のうちにツバメさんの方へ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ディミリア「ギルさん…!
は…はい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
フラッ… タタッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「お゙ね゙えざんッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「ツバメちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ごめんなさいッ!!!!!!!!!!!!!!!! ごめんなさい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぎゅっ…!
リクリィ「…………ちッッ!!!!!!! よくも…!!!!!!!!!!!」
ギャキィンッ…
ザザッ
ギル「………良かった
…すみません!!!!!!!! 遅くなりましたッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「おッ………遅すぎだヨぉ……バカぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今までどこで何やってたんだヨぉー!!!!!!!! アホー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「えーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずず〜〜〜〜ん!!!!!!!!
ギル「す…すみません!!!!!!!!!!
なんか分かりませんけどずっと意識がボウっとしてたのです!!!!!!!!
…しかし何故か急に……ツバメさん達の方に行かなきゃいけない気がしたので…
無我夢中で走ってきました!!!!!!!!!! 間に合ってよかった…」
ツバメオー「うぐぐ…全然間に合ってないんだヨ…ばか…
……………ありがとう……ギル…」
ギル「…いえ…!」
ツバメオー「ファー姉さんも取り返した…!
あとはそいつをやっちゃうだけだヨ!!!!!!!!
ギル!!!!!!!!! そいつを倒しちゃって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「えぇ…
…………この人は……」
ディミリア「…魔反会です…!!
特務班の暗殺者…! この町で何人も人を殺してます…!!!!」
ギル「…魔反会!!!!! ……特務班ですか!!!!!!!!
それは…油断ならない…!!!!!」
チャキ…
リクリィ「…………………」
《ナイフを下ろしギルを見つめるリクリィ》
ギル「…?! なんですか?」
リクリィ「………ウラ・ギル…
……いや…ギル……………
そうか…あなたがその子の連れ合いだったのね」
ギル「……もしかして自分のことを知ってるのでありますか?」
リクリィ「……呆れた あなた私の顔忘れた?
……まぁ確かにちょっと…イメチェンしたけどさぁ?」
ギル「え………………
…………………………………………あッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あなたは…もしや……………リクリィちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドォーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「………………そうよ!」
ニッコーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「え…えぇ!!!!!?
ちゃ……“ちゃん”!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
どど〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ギル「ま…まさか…
リクリィちゃんですかぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
でーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「やぁ〜〜〜〜〜ん!!!!!!!! おっ久ぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
ネアメに寝返ったのは知ってたけど こんなとこで出会うなんて奇遇よねぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ねぇちょっとフランクになった!!? 喋り方〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
面白〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「む…むぅ!!! あなたは変わりませんね…リクリィちゃん…」
わいわい…
ツバメオー「……………え
ちょっ…なにこの感じ」
ディミリア「…ギルさんは元々魔反会にいらっしゃったので見知ってるのでしょうけど…
この様子だともっとそれ以上な関係のような…」
リクリィ「あはははっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
同じ魔反会に所属してた…って共通点なんかよりもっと深〜い関係よね〜〜〜〜〜私達ぃ……」
ギル「………えぇ…
なんせ我々は…………“幼なじみ”ですからね」
ばーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「お…幼なじみぃーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「うふふ!!!!!! ギルと私は家が近所同士でねぇ…
昔からよく遊んでたのよぉ…それはもう色々と…
確か高校まで一緒だったわね?」
ギル「そうですね
卒業後自分は就職漏れしてしまいなんやかんやで魔反会に流れ着いたのですが…
リクリィちゃんは卒業してエレベーターガールになったと聞きました
しかしまた魔反会で出会ったのです」
リクリィ「エレベーターガールから魔反会の暗殺部隊に転職したの☆」
キャピ
ツバメオー「なんだその職歴!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どういう流れでエレベーターガールからダイナミックにそんな転職を果たすんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「あら〜 別に不思議じゃないわよぉ
エレベーターガールと暗殺者…そして忍者には深い関わりがあるのよ
古事記にもそう書いてある」
ツバメオー「古事記の時代にエレベーターねーだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どどど〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
リクリィ「…ふふ 元気みたいだねぇ…
ていうか…あなたなんで魔反会を抜けたの?
班が違うからあんまり交流はなかったけど…幼なじみが魔反会に居たのは心強かったのよぉ…それなのに」
ギル「……魔反会のやり方が間違ってると気付いただけですよ
………それに気付くのも…遅かったですが…」
リクリィ「そうなの…………あなたそんな難しい事考えて仕事してたの?
簡単な話じゃない 邪魔な魔法使いを取っ捕まえて殺せばいいんだから…
ゴミ掃除と同じよぉ……」
ツバメオー「この変な痴女ヤローッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギルを侮辱するな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギルはお前らみたいな倫理感が光速で銀河の果てにイッちゃった連中とは違うんだヨーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブンブンブンッ!!!!!!!!
リクリィ「うるさいわねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! あなたとは話してないわよー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…ねぇギル!!!! 小難しい事を考えるのはやめて魔反会に帰りましょうよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!
どうせ魔反会やめたのだって衝動的でただの気の迷いみたいなもんでしょう?!!!!!!!!!!!
どぉせそっちは泥船なんだから! 大人しく勝馬に乗りなさいよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!
それでまた幼なじみ同士仲良くしましょ!!!!!! 私から口添えしてあげるわよぉ?
ねぇねぇねぇ」
つんつんつん
ツバメオー「何言ってだコイツ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギルーーーーーーーーー!!!!!!!! そんなやつの言う事なんて聞くなーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
シャーッ!!!!!!!!
ギル「当然です
リクリィちゃん…あなたは自分がなんの決意もなく魔反会を離反しネアメに入ったと思っているのですか?
………魔反会は悪だッ!!!!!!!! そこに所属し荷担していた自分にもまた罪があるッ!!!!!!!!
その贖罪のため自分はネアメに来てその身を捧げたのです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
全ては魔法使いの方々の安定のため……そして世界のため!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔反会を打ち倒すために自分はネアメに尽くすッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
現在の自分の全てが……ネアメ・ルートと魔法使いと共にあるのです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「…ギルさん…………」
ギギ…
リクリィ「…………あっ…そう!!!!!」
ギギギギギギギギギギギギ………
-
リクリィ「じゃあギルあなた……私をどうするの?
私は魔反会をやめないし殺しもやめないよぉ
その私をどうする? 殺すの?」
ギル「それは……」
リクリィ「私はギルが優しいの知ってるから………殺せないよねぇ…ギルぅ…」
ギル「……」
ツバメオー「おいおいおー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! お前何情に付け込まれてんの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そいつ相当悪いこと重ねてるのに今更救いようなんてないでしょ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボク達だって散々ひどい目に遭ったしさぁ!!!!!!!!!!!!!!!!
お前そいつとボク達どっちが大切なんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「もちろんツバメさん(や他の皆さん)の方が大切ですが……」
ツバメオー「だ…だったらさっさと倒せこんにゃろーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「ま…まぁそうなんですが……………
ちょっと昔の事がチラついてしまって…」
リクリィ「ふん……それでもギルは今の仲間を取るのね……
親より長く共に過ごした幼なじみの私よりも…せーぜい数ヶ月そこらのそいつらを選ぶのね
妬けるわね
気に食わないわね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブォンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《不意を突きツバメオー達にナイフを投げるリクリィ!!!!!!!!》
ツバメオー「!!!!!!!」
ギル「ふッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガゴガッ!!!!!!!
《剣の鞘でナイフを受け止めるギル!》
リクリィ「!!!!!!!」
ギル「…確かにリクリィちゃんは長く一緒に過ごした大切な幼なじみ……でしたが
今のリクリィちゃんは昔のリクリィちゃんとはあまりにも掛け離れています
………悲しい事ではありますが 今の自分とリクリィちゃんの心が通うことはないでしょう
…自分も心を鬼にしなければなりません…
…リクリィちゃん…あなたは自分が倒し…捕らえます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
リクリィ「………生意気…!
生意気よ!!!!!!!!!!!!!!!!
いつも私のケツにくっついてたあなたがッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いいわぁ…倒せるものなら倒してみなさいよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!
純粋な心を踏みにじられた乙女の恐ろしさ…あなたの頭の先からチンコの先まで刻み込んでやるわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴウッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー(………頭の先からチ○コの先まで……
今のセリフ…次のホモ同人に使えそうだな…)
メモリッッ…!!!!!
-
おいww
-
《なんとかファイト擬音博物館》
【す〜ん】
真顔でリアクションを取る時に使われる擬音
-
リクリィ「…ギルぅ…後悔しないでよ…私を怒らせたことを!!!!!!!!
あなたは私との喧嘩に勝った事があるぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ナイフ満開!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジャキィンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《数十本のナイフを取り出すリクリィ!!!!》
リクリィ「特務班の副班長となった私の本気を見せてあげる!!!!!!!!!!!!!!!!
ナイフの嵐にあなたは後ろの子達を守れるかしらぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「…ディミリアさん! ツバメさん! 下がって……自分の後ろに!
そこの建物の壁を背にして身を寄せていて下さい」
ディミリア「…はい! …ツバメちゃん!」
ギュッ…
ツバメオー「う…うん!」
ぐっ…
リクリィ「……ふふ」
にやぁ…
ギル「……フー」
チャキン…
リクリィ「…………じゃ…行くわよぉ」
ジャキキ…ぐぐぐ…
ヒュオ〜〜〜〜〜〜〜〜〜…………
リクリィ「ナイフ流星群!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボボボボボッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《一斉に放たれるナイフ!!!!!!!!》
グォンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ぜゃッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
フォンフォンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
カカカカカカカカカァーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ギルはリクリィの投げるナイフを全てたたき落とす!!!!!!!!》
リクリィ「…! ヒューッ!!!!!!!!!!!!!!!! やるぅ!!!!!!!!!!!!!!!!
なかなか成長したわねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
でももっと速度も量も増すわよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ハァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガガガガガガガガガギャアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「間に高速回転マーベラスナイフもあるわよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュンギュンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「!!!!! ぬぬん!!!!!!!!!!」
ガキャアッ!!!!!!!!!!!!!!!!
《ナイフ連撃の間に挟み込まれた強ナイフ攻撃もなんなく弾き飛ばすギル》
-
ひゅんひゅんひゅんひゅん… ガガッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ギルが弾いたナイフがツバメオー達の頭上の壁に突き刺さった!》
ビクッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「あ…危な!!!!!!!!!!!
弾くのはいいけどこっちに飛ばすなー!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!
ギル「あわわ!!!!! すみません!!!! 思ったより威力が高くて後ろに受け流すのが精一杯でした!!!!!!!!」
ディミリア「だ…大丈夫です! こちらは気にせず敵の方を…!」
リクリィ「そうよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そんなやつらじゃなく…こっちを見なさいよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「むっ!!!!!!!!」
ちゃき!!!!!!!!
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴッッ
ギル「!!!!? 向かって来るナイフがブレて…!?
…き…軌道が読みづらい…!!!!!!」
ズシュッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ぐっ!!!!!!!!!!!!!!!!」
《ギルの肩をえぐったナイフ!!!!!! そのナイフの柄には…》
ピーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「………糸!!!? …!!
そ…そうか! ナイフに糸を繋げ…糸を震わせてナイフを揺らしているのか…!!!!!!!!」
リクリィ「効果あったみたいねぇ!!!!!!!!
次は二本行くわよ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュヒュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
くいっくいっ!!!!!!!!
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぐわんぐわんぐわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《激しく揺れながら飛んで来るナイフ》
ギル「…………ここは……集中…!」
スチャッ…
《剣を収めるギル!!!!!!》
ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「――――…ハッ!!!!!!!!」
ガシッ!!!!!!!! ガシッ!!!!!!!!
ドォーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ギルは見事にナイフをつかみ取った!!!!!!!!!!!!!!!!》
リクリィ「………! へぇ……そこまで…!
…でも不用意に掴んだねぇ…!!!!
そのナイフに付いてる糸…燃えるわよッ!!!!!!!!」
ボッ…
メラメラメラ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ぐッ…おぉ!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ボォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!
《ギルの両腕が燃え上がった!!!!!!!!》
リクリィ「怯んだ…今よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
その心臓にナイフを突き立てる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シュバッ!!!!!!!!!!!!!!!!
《超スピードでギルの胸に目掛けて飛び込むリクリィ!!!!!》
-
《なんとかファイト擬音博物館》
【ニギャアリ…】
ネバッとジトッとした邪悪な笑みを浮かべた時の擬音
-
ボボォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「……ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「ギルーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ディミリア「み…水魔法で火を…!!!!!
…ダメ!!!! 間に合わない!!!!!!!!!!!!!!!!」
シュアァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「さようならギル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あなたとの記憶は甘い思い出だけを残す…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さよなら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブウオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズパァァァァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
ギル「……………」
メラメラメラメラ…
リクリィ「……………」
ブシュッ…
ズバシャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「がはッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《血を流したのはリクリィ!!!!!!!!!!!!!!!!》
ツバメオー「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボォォォォ…
ギル「……………」
チャキンッッ!!!!!!!!
リクリィ「………すぐにテンパってたあなたが……炎に包まれながらも私を斬るなんて………
………たくましく…変わるものね……
やっぱりあなたも…男の子………!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドシャアッ…!!!!!!!!!!!!!!!!
《膝をつく……リクリィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ツバメオー「やった〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ワッ!!!!!!!!!!!!!!!!
-
もみーの銃「きゃーん!!!!!! ギルさんかーっこいー!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「うんうん
ギルはやるやつだと思ってたヨボクは
いやーりゅーいん下がったヨまぢ」
ディミリア「もぬ毛から戻れて良かったですね!」
ツバメオー「いやでももう人間姿での役目は果たしたヨ
もぬ毛に戻っていいよギル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バーンッ!!!!!!!!
ディミリア「いやこのまま人間のままでいいです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーンッ!!!!!!!!
ボオオオオオオォォォォ…
ギル「――………フー…」
スー…チャキンッ…
ギル「……………
……………フあぁぁああぁちゃああああああああああああああああああッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
腕ぎゃあああああああああああああああちゅあっつぁああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
はツッはッッほっほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおんひょめあタシケテめろおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「ああああッッ!!!!!!!! 覚醒が解けたのか思い出したかのように苦しみだしましたーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォォ〜〜〜〜〜〜ンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「台なしじゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ず〜〜〜〜ん!!!!
ディミリア「と…とにかく火を消さないと!!!!!!!!!!!!!!!!
ま…魔法!!!!!!!! 魔法を!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「よしきた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル!!!!!!!! これを受け取れ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メラメラメラメラメラメラメラメラ…
ギル「み…みじゅ…!!!! みじゅ……………ん?」
ヒュルルルル…………
ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《氷》
ギル「塊!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「液体です!!!!!!!! ツバメちゃん! 液体です!!!!!!!!」
ツバメオー「ボク氷魔法しか使えんし」
す〜ん
もみーの銃「あ! 私水を出せるよー!!!!!
それ! 発射ー!!!!!!!!!!!!!!!!」
しゃわぁぁぁぁ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
ザァァァァ…
ギル「み…水!!!! 水……水…………ん?」
ボボッ…
ボォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「うぎゃああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
火の勢いが増しましたけどおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずーん!!!!!!!!
もみーの銃「いけない!!!!! これ消毒用のアルコールだった!!!!!!」
ツバメオー「なにやってだお前!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
ディミリア「ウォタマシ メコラ!!!!!!!!」
ザパァー!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「はぶぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…………た…助かった! ありがとうございます!!!!!!!!!!」
プスー!
ツバメオー「良かったね
ギリ腕が炭化する程度ですんだヨ」
ぞ〜ん!!!!!!!!
ディミリア「重傷ですよそれ!!!!!!!!!!!!!!!! 治療するのでこっち来て下さい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
わいわいわい…
リクリィ「…………」
ゴソ………ギラッ…
《リクリィはこそりと懐からボタンのようなものを取り出した…!》
リクリィ(…ふ…ひひ…
まだよ!!!!!! まだ私は…終わってない…!!!!
……私が投げた高速回転マーベラスナイフ…
ギルが弾いて…あの女の子達の後ろの建物に刺さったあのナイフ……! あれは実は爆弾…!
あの子達をあの場所に誘導させたのも…最初から作戦のうちよ…!
このボタンを押せば…爆発…!!!!!!! 建物の瓦礫に潰されて死ねばいいわ!!!!!!!!!!!!!!!!
残念ねギル!!!!!!! 試合に負けても勝負は私の勝ちよ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ぐっ…
ババッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「仕込み七星剣・捕縛ワイヤー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュヒュヒュンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「えっ? …えっ!!?」
ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン………シュルッ!!!!!!!!
ギュギュッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「あああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《ギルの剣から伸び出たワイヤーに巻き付かれ縛られたリクリィ!!!!!!》
ギギッ………
リクリィ「……ギル!!!!! …あなた…!」
ザッ…
ギル「分かっていましたよ
あなたならそうするだろうと……リクリィちゃん」
リクリィ「………なんで…なんで…分かったのよ……」
ギル「………それは…
……………幼なじみ…ですから…」
リクリィ「……………………
……………誰よ…………もう私とは心が通わないって言ってたのは………………ばかギル…」
ガク……
《魔反会 特務班 副班長 リクリィ
…………確保!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ドドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
―――…
ギル「………ふぅー………」
しゅわわわわわ…
ディミリア「……っと
とりあえず腕の火傷の応急処置をしておきました
炭化していた腕が焼いたウインナー程度までよくなったと思います」
ギル「ありがとうございます
なんとなく香ばしい匂いがします」
ほかほか〜
ツバメオー「目玉焼き食べたくなってきた」
リクリィ「んねぇ
私これからどうなるの?」
ツバメオー「そんなもんお前………豚バラ行きに決まってんだろーが何言ってんだ痴女服ヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シャーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「それを言うなら豚バコでは」
もみーの銃「ツっちゃんギルさんの腕の匂い嗅いでお肉食べたくなってるよこれ」
ディミリア「…本来ならそうすべきでしょう
この方はこの町でたくさんの人を殺してます
こちらの警察機関に引き渡すのが筋です………が
彼女は魔反会の副班長……つまり魔反会幹部クラスの人間…!!!!!!!
この方が持ってる“現在の”魔反会の情報は我々の知りたいものばかりでしょう
……その情報を聞き出すためにも この方はネアメに連れて帰りたいところです」
ギル「確かに…」
ツバメオー「えーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こいつ連れて帰んのォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
なんか嫌なんですけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
リクリィ「それを言うなら私だって嫌よぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネアメなんて!!!!! 警察より恐ろしいわぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
絶対えっちなことする気でしょ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
エロ同人みたいに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! エロ同人みたいに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
いや〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「バカヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネアメはそんなことしねーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ホモ同人みたいな事ならするーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴォー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「いやしませんよ!!!!!!!!!!!!!!!!
どのジャンルの同人みたいな事もしませんから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
―――
リクリィ「………い…いやだぁ〜〜〜
ギルー…私ネアメなんて嫌よぉ〜〜〜〜
絶対えっちな事されるわよぉー
ネアメがどんなとこか知らないけど欲求不満たらたらの獣ばかりで怖い〜〜〜〜
助けてよギル〜〜」
すりすり
ツバメオー「このッ…擦り寄ってんじゃねー!!!!!!!!!!!!!!!!!
…………にしても……欲求不満か…
そう言われると確かに……エロ同人みたいな展開がないとも言い切れないね↑」
リクリィ「え〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞぉー!!!!!!!!!
ツバメオー「ぐへへへ…ネアメはケダモノどころの騒ぎじゃねーヨ…
漫湖生まれの触手(もぬ毛)使いの河童に…
名伏し難いチ○コのような棒を股から伸ばして来る淫獣…
天狗の鼻をなまめかしく自在に操る変態ナース…
妹の体を銃にして弄ぶサイコパスシスコンお兄ちゃん…
淫魔がしゃどくろ…淫魔野武士のダブルインキュバス…
そしてポールダンスで幻惑する変態糞ブリーフ野郎と…溜まりに貯まった変態共がより取り見取りだからねェーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ニギャアアァァッ!!!!!!!!
リクリィ「ぃぃいやあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゾッゾォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「…だいたいあってるところがフクザツですね…」
ず〜ん…
ギル「最後の変態糞ブリーフ野郎って自分のことっスかね」
リクリィ「んぁーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! なんかお腹痛くなってきたギルぅ!!!!!!!!!!!!!!!
て…ていうか本当に死ぬほどお腹痛い!!!!!!!!! 痛いよ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジタバタ
ギル「え………だ…大丈夫ですか?」
リクリィ「だ…大丈夫じゃないわよぉ!!!!!!!
多分…あなたに斬られたお腹の傷が痛むんだわぁ…!!!
…このワイヤー…! 私を縛ってるワイヤーがキツいから…!!!!
それでよぉ!!!!!!!! 傷に響く!!!!!!!!!!!!!!! 痛い!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジタバタジタバタ
ギル「ワ…ワイヤーですか…
緩めた方がいいですかね…」
ディミリア「…うーん……傷を広げて化膿してもいけませんし…
少し緩めてあげましょう…」
ギル「そうですね……では」
ぐぐ……
ゆる…
ギラッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「―――――――今よッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
しゅるるるん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「あッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スポォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「あっはっは〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 抜けた抜けた〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《ほんの一瞬の…! ワイヤーの緩んだ隙を見てリクリィは捕縛ワイヤーの拘束を抜けた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ギル「し…しまった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザワッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
《なんとかファイト擬音博物館》
【キキルコッコー!】
朝に鳴く鳥の鳴き声を表す擬音
一夜が明けた時に使われる
-
リクリィ「あっはっはっは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
油断したねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
オオオオオオオオオオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「に…逃げられたヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「し…しまった……うかつでした!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィちゃんは緊縛ごっこをしていた子供の時からロープ抜けが得意なのでした!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「早く気づけヨ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ていうかなんて遊びしてんだお前ら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞーん!!!!!!!!
ペタ…
リクリィ「ふふっ…治癒札の最後の一枚を取っておいて助かったわ
お腹の傷が痛いのは本当なんだからねぇ」
ギル「リクリィちゃん!!!!!!!!!!!!!!!! 戻ってきて下さい!!!!!!!!!!!!!!!!」
リクリィ「戻るわけないじゃないのぉ!!!!!!!
残念ねぇ…ギル!!!!! 私はネアメには捕まらないわ!!!!!!!」
シュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「き…消えた!!!! 逃げたんだ!!!!!!!!!!!!!!!!
追いかけましょう…!!!!!!!!!」
ディミリア「いや…深追いはやめましょう」
ギル「し…しかし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ディミリア「ここはこの町の自警団にまかせましょう
きっと近くに見回りの方がいると思います
そこからヤンデルさん達のいる捜査本部に連絡してもらい至急警戒体制を立ててもらい包囲網を固めてもらいましょう」
ツバメオー「この町の奴らで止められるかな」
ディミリア「…先程彼女が使用した治癒札……
どうやらあれは既に治癒力を半分使用したもののようでした
つまりあれを貼っても彼女の傷は完治しないはずです
……手負いなら大勢で掛かれば捕らえられるはずです」
ギル「なるほど……じゃあさっそく連絡を取れる方を探しましょう!!!!!!!!」
ツバメオー「……あうー…動くのか…
でもボク……疲れちゃって動けないヨ…
ギル おぶって」
ギル「え…えぇ!!!!!!? またですか…
なんか自分…○○編ごとにツバメさんを背中に乗せてる気がしますが…」
ツバメオー「気のせいだヨ」
ギル「まぁいいですが…
…………それにしてもツバメさん
よく見たらすごい格好ですね…」
ぼろろ〜〜ん…
ツバメオー「よく見なくていいから早くおぶれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カカーッ!!!!!!!!
-
―――
ディミリア「……とりあえず道場に戻りましょう
あの戦いの後ですから…もしかしたら警備の方が駆け付けてるかもしれません」
ギル「はい
……それにしても…自分が毛になってる間に色々あったのですね…
まさかエンデリルさんがこの町に居るとは…」
ツバメオー「そうだ
そういえばそのエンデリルって人といえば
ボクが駆け付けた時に弁髪になってたけどなんでなのアレ」
ギル「な…なんですそれは…」
ズーン…
ディミリア「……」
ツバメオー「あ! ねぇあそこ!!!! 警備の人がいるヨ!!!!!!!」
警備員「…」
キョロキョロ
ディミリア「すみません」
警備員「! あなた方は…もしや無限道場に泊まっていたネアメ・ルートの方々では!!!!!!!!」
ディミリア「はい そうです」
警備員「…そうですか…! 無事で良かった!!!!!!!!」
ディミリア「無事…?」
警備員「道場にぽっかりと大穴が空いて…その上道場に誰もいない状態だったので…!」
ディミリア「あぁ…それで…。
そのことなのですが……殺人犯の正体が分かったので緊急で本部の方に連絡したいのですが…」
警備員「はっ!!!!!! それならば情報は入っています!!!!!!!!!!!!!!!!
道場を襲撃したのは例の殺人犯で…特徴は変な髪型で露出の高い服装の女………そうですね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ディミリア「そ…そうです…」
警備員「本部にはそのことは既に伝わっています!
現在戦闘部隊を編成し最大レベルの警戒と戦闘準備を町全体に敷いたところです!!!!!!!!」
ビシッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「え? えぇ? 随分と手際がいいヨ…
これからボクらが伝えようと思ってた事も既に伝わってるみたいだけど……」
警備員「実は数十分前にある人物が本部に情報を持ってきたんです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「…ある人物?」
―――― 捜査本部
彼方「―――……そうか!!! そうか…!!!!!
それは良かった!!!!! …あぁ! 分かった!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガチャ…
《電話を切る彼方》
彼方「…カニデル!!!!! ツバメオー達は無事だ!!!!!!!!
コトコトの警備員から連絡が入った!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「本当か…!!!! 良かった…!!!!!」
彼方「どうやら殺人犯と戦闘になったようだ! 怪我は負ったが全員無事だとよ!!!!
殺人犯には残念ながら逃げられたみたいだが……この町からは逃がしはしない!!!!!!!
ここからはうちらのターンだ!!!!!!!!!!!!!!!!
うちらも戦闘部隊に加わろう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「…あぁ…!!!!」
彼方「情報が早かったおかげで各所に部隊を配備出来た
…お前のおかげだぜ! おばさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オリジョーナ「おばさんじゃないのだしーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カカーッ!!!!!!!!
彼方「あぁ 悪い悪い オリジョーナ」
ピク…
ヤンデル「…オリジョーナ…? それって…」
×オリジョーナ→オリコーヨ「オ…“オリコーヨ”!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今は“オリコーヨ”と呼べなのだしジャリガール!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
間違えるなーのだしぃッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
しーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「なんだよ面倒くさいな…」
-
―――
ディミリア「彼方さん達とも連絡が取れました
ヤンデルさんとともに包囲の戦闘部隊に参加するようです
かなりの人数が参加するようですから逃げきれないと思いますが…」
ギル「ヤンデルさん…………
おォ…なんと懐かしい響きかでしょうか……………
はやく会いたいものですねぇ……」
ツバメオー「じゃあボク達はあの糞女がとっ捕まるのを待つだけだね」
ディミリア「そうですね……とりあえず道場に戻りましょう
…………エンデリルさの事で…お話したいこともありますから…」
オオオオオオオオオオォォォ…
ギル&ツバメオー『…?!』
―――
ザザザザザザッ
リクリィ「ハァ…ハァ………」
シュタタッ!!! シュタタタタタタタッ!!!!!
リクリィ「…!!!!」
ピタッ…!!!!!!!! バッ!!!!!!!!
《物陰に隠れるリクリィ》
バタバタバタバタ!!!!!!!!!!!!!!!!
部隊のひと1「くまなく探せ!!!!!! 絶対に犯人を逃がすなッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
部隊のひと2「はい!!!!!!!!」
バタバタバタバタバタバタバタバタ…
しーん…………
リクリィ「……ハァ…ハァ………」
きょろ…
リクリィ「………さっきから…! 随分と物々しいわね…
まぁ……私を探してるんでしょうねぇ
随分と動きが早い……
…チッ…もうこの町から出ていきたいのに身動きが取りづらいわね…
…とりあえず追っ手に見つからないように慎重に行かないと…
…よし…こっちの道を行くわ!」
コソッ…!!!
―――
ガチャ…ガチャ… ガコッ…ガコガコッ ガタンッ!!!!
《瓦礫や廃材の山…》
リクリィ「なによここぉ…
この辺り一帯だけ建物が丸ごと潰されてるじゃない…
…まったく…足場が悪いわ!!!!!!!!!!!!!!!!
傷に響く…………なんか札の効き目も悪いし…」
さす…
《傷を摩るリクリィ》
リクリィ(……あの弱くて自信が無くて私の後ろについて回ってたあのギルが……ここまでするなんて…思わなかった
………変わった……ギルは変わったわ…今の私には眩しいくらい………
………あそこ逃げられて良かったわ あんなギルと一緒に居たら自分の歩んできた道を後悔しそうだもの
…私は…私のこれまでを否定したくない
あなたがその道を歩むなら…私は最後までこの道を行くわ…!!!!!!
たとえあなたの道が正道で…私の道が邪道だろうとも…!!!!!)
ギンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガシャガシャガシャ… ガコガコガコ…
…ピクッ!!!
リクリィ「―――√ ̄ ̄」
ピタッ…
リクリィ(………道の先…誰か来る……複数…)
ササッ…
わいわい… キャッキャ
リクリィ(…………若い声…
雰囲気的に追っ手ではなさそうね…
………町の一般人…?
………)
…ニヤリ…!
リクリィ(………誰だか知らないけど………うまくいけば利用出来そうねぇ…!)
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
-
―――…
ガチャガチャガチャ
ウマミ「そこ足場悪いから気をつけろー!」
ガム「ツキちゃん大丈夫でべす?」
ツキ「ダイジョブデス」
プリンムシ「シヌカはすぐ転びますからね ワタシとイチモシで手を繋いで行きましょうハイ」
シヌカ「あうあう」
よたよた…ズルズル…
イチモシ「またパンツずれかけてる…」
ウマミ「いやー!!!!! それにしても湖で泳ぐの楽しかったなー!!!!!!!!!!!!!!!!
気付いたらもう暗くなっちゃった」
ガム「楽しかったですけど疲れましたべなすー…」
プリンムシ「そうですよ……
泳ぎ疲れて真っすぐシヌカの家に帰るところなのに何故我々はこんな場所にいるのですハイ?
ここはコトコトZの新宅予定区画ですよハイ
これからコトコトに人が多く集まる事を想定して家や施設を新たに建てるために古い建物などを一度さら地にしようとしてる区画ですハイ
まだ工事の途中なので壊された建物の瓦礫などが散乱していて歩くにはとても危険です
ウマミはこんなところに我々を連れてきてどうしようと?」
ウマミ「いやいや
ここさ なんか秘密基地っぽくない?
骨組みだけ残った家とか乗り捨てられた重機とかあってさ!
ワクワクするじゃん!!!!!!!!」
ペカーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
プリンムシ「いや………別に……」
イチモシ「ちょっと…分かりませんね…」
ススーン…
ウマミ「か…かーッ!!!!!!!!!!!!!!!! ロマンがないなーッお前ら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ま…まぁそんなことはいいんだ…とにかく!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな一緒にここで…」
ゴソッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バララッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウマミ「お菓子パーティーだーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばばーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シヌカ「お菓子たくさんですぅ!!!!!!!」
プリンムシ「いつの間にこんなに!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウマミ「小腹が空いたらカップラーメンもあるよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
無限道場から持ってきたやつ
ガム「それいいでべす!!!!!!!! ここでおしゃべりしながらお話しましょう!!!!!!!!!!!!!!!!」
イチモシ「…こんな静かな場所でみんなとお菓子食べながら話す…結構素敵かも…」
プリンムシ「ふむふむ 確かになかなかオツなものがあるかもしれませんねハイ」
シヌカ「パーティー♪ パーティ♪♪ パンティーティー♪♪♪」
ツキ「ヤッテヤルデス!!!!!!!」
ウマミ「おー!!!! お前らもやっとこの場所のロマンが分かったか!!!!!!!
じゃあさっそくシート敷いてやるかー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジャリッ…
??「楽しそうねぇ……私もお仲間に入れてくれるぅ?」
5バカ『?!!』
ビクッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ザッ…
リクリィ「…こんばんわぁ…かわいこちゃん達ぃ…」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
イチモシ「え…………だ…誰……」
ウマミ「すみません
これ友達同士のアレなんで…
知らない人はちょっと…」
す〜ん
プリンムシ「いや………ウマミ!!!! 真面目に返答してる場合じゃないですよハイ!!!!!!!!!!!!!!!!
なんか…この人…………危なそうですよ…!?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
-
× おしゃべりしながらお話しましょう
○ 食べながらお話しましょう
-
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ウマミ「あ…危ないって…………
…! 確かに変な格好だけど…!!!!!!
まさか…変態…!!!?」
ゴク…!
リクリィ「誰が変態よぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずーん!!!!!!!!
ウマミ「変態じゃないってさ フツーの人っぽい」
す〜ん
プリンムシ「変態かどうかは分かりませんが…普通の人でないのは確かですよ…!
考えても見てください…! こんな…我々以外に誰も来そうにないこんな場所に居るのですよ…!!!?」
ウマミ「………あっ…!
…まさか………先住民の方ですか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ごめんなさい!!!!! 今出ますんで…」
そそーっ
リクリィ「誰がホームレスよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…ちょっと黙ってくれない?」
チャキッ…
ビクッ…
ガム「ナ…ナイフ…!!!!!!!!?」
イチモシ「ちょ…ちょっと……この人本当に…危ないんじゃ…………」
ゴク…
ウマミ「いやあれで多分うち様の持ってきたお菓子のふくろを破いて開けてくれるんだよ
いい人だな せっかくだから仲間に入れてあげようか?」
プリンムシ「そんなわけないでしょうがウマミーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無理矢理性善説やめて下さいハイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!
ガム「な…なんでべすか? あなたは…」
リクリィ「ふふふっ
私はぁ…最近この町を騒がしてるハ・ン・ニ・ン<3
そこまで言えば分かるでしょお?」
ニィィ…
ウマミ「は…犯人!!!!!!!? なんだそれ!!!!!!!!!!?」
シヌカ「分からないですぅ」
プリンムシ「この町で最近何かありましたかね」
ガム「まさか……食い逃げ!!!!!? それは悪い人だべな!!!!!!!!!!!!!!!!」
リクリィ「ちッ…が〜〜〜〜〜〜〜〜〜う!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぷぷーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ(…なによこの子達…! 何も知らないのね……頭ん中お花畑か!!!!!!!!!!!!!!!!
でもまぁいいわ…とにかく……)
リクリィ「あなた達ぃ…誰でもいいから私の人質になってくれなぁい?」
ニギャア…
ざわッ…
プリンムシ「ひ…人質!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
リクリィ(…この包囲網……万全の体じゃない私ではそう簡単には町から出れないかもしれない…
でも…人質さえ取れば追っ手に見付かっても人質を盾に逃げられて町から脱出できる確率も高まる…!
ひ弱そうなこの子達は人質にちょうどいい……! 誰でもいい…捕らえる!!!!!!!!!!!!!!!!
それ以外は……殺す!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ギンンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
-
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
リクリィ「さぁぁぁ…誰がいいかしらぁ? 不幸でラッキーな子は誰ぇ?
立候補してもいいのよぉ?」
ニィィ…
ウマミ「あ…あれ…この人…マジでヤバくない?」
プリンムシ「気付くの遅いですよハイーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞーん!!!!!!!!
シヌカ「こわい…」
ヒソ…
ガム「ツ…ツキちゃん…! に…逃げるんだべ…!!!
ワタス達が壁になるべなすから…今のうちにはやく…!!!!」
ツキ「…」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
リクリィ(ん〜〜…でもどうせなら魔反会まで連れてかえっても役に立つようなやつがいいわよねぇ
……つまり魔法使いか混血……そのどれか…
最近の魔法使いは魔力が分かりづらいんだけど…この中で一番魔力がありそうなのは………)
キョロキョロ…
ぴく…
リクリィ「――…あなたなんて良さそうねぇ」
ビシッ
ビクッ!!!!!!!!
イチモシ「…ひっ…!!!!!!!?」
リクリィ「そうね!!!!!!!! うん…あなたに決めたわぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビュンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《イチモシにナイフを投げるリクリィ!!》
ガム「イ…イモちゃん危ないべ!!!!!!!!!!!!!!!!」
あたふたあたふた
イチモシ「わっ…やだっ…わっ…わわッ!!!!!!!?」
ズルッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ビシュッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《テンパったイチモシは瓦礫に足をとられバランスを崩した!!!!
リクリィのナイフがイチモシの肩を掠めた!!!!!!!!!!!!!!!!》
たらー…
イチモシ「い…………痛いよぉ……………」
リクリィ「…あらら 肩に刺すつもりだったのにぃ…
バランス崩して運よく避けたのね…
でもターゲットはあなたに決めたわ……
それ以外は………ん?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ウマミ「…………お前…! よくもイチモシを…!」
ガム「許せないべな…!!」
シヌカ「怒ったですぅ…!!!!!!」
リクリィ「…なに? 怒った…?
なにぃ? もしかして私とやる気…?
あなた達みたいな青春謳歌してるようなやつらが私とやるって?
それ本気?」
プリンムシ「……友達を傷つけた人を許すわけには行きません…ハイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウマミ「そうだっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どこの誰かは知らないがけど!!!!!!! イチモシの傷の仇を取ってやるっ!!!!!!!!!!!!!!!!
無限道場門下生の力を思い知れーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「…無限道場?」
-
リクリィ「…………なるほど
あなた達あの道場の門下生なの…
それはそれは……人質にするならお誂え向けねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!
無限彼方は潰せなかったけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! せめて嫌な思い出にさせてあげましょう!!!!!!!!!!!!!!!!
自分のところの門下生全員死亡という悲劇を贈り物に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スラァァァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウマミ「く…来るよ!!!!!!!!!!!!!!!!
よ…よし!!!!!!!! フォーメーションCだァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
プリンムシ「あ…あれをやるんですか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
…い…いや…でも確かに…この場所なら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「ん〜〜〜? ふふふふっ!!!!!!!!
何をするっての??
あなた達のクラブ活動の成果でも見せてくれるのかしらねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュヒュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ササーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
プリンムシ「ひ…ひぇー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
リクリィ「今のナイフは挨拶がわりよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
次は当てる!!!!!! あなた達みたいな平和ボケの象徴みたいな脳みそチューリップJK共には絶対避けられないナイフの弾幕を受けてみなさい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ナイフ満開…………」
スッ… スカッスカッ
リクリィ「…ん!? …………うそ…ナイフ切れ!!?
…そうか…ギル達との戦いで使いすぎたようねぇ…
残りのナイフは…………2本…
………十分すぎるわ!!!!!!!!! 2本もあればあなた達なんてねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!
一人ずつその首を掻っ斬ってやるわよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザッ!!!!!!!!
プリンムシ「…いまです!!!!!!!!!!!
シヌカ…“パンティ結界”!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シヌカ「あうっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブワサッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハラハラハラハラハラハラハラハラハラ………
ファサァ… ファササァー…
リクリィ「…なに?」
プリンムシ「…完成しました!!!!!!!!!!!!!!!! シヌカのパンティ結界!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あなたはもう逃げられませんよ…ハイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒュオォ〜〜〜〜〜〜〜…
リクリィ「………いや……私の周りにパンツばら撒いただけ………」
ズーン………
-
× 嫌な思い出に
○ 嫌な思いを
-
みっちり…
《リクリィの周りに足の踏み場もないほどの量のパンティが撒かれた…》
リクリィ「…これがなんなのよ
男なら足止め出来るかもしれないけど私にこんなものが…」
ザ…
シヌカ「動かない方がいいですぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「……は?」
シヌカ「このパンティ結界は私の唯一の必殺技にして非人道的な闇の暗技ですぅ…
不用意にパンツの沼に足を踏み入れれば…暗い絶望に襲われること間違いないですぅ…
だからここで降参して欲しいですぅ…
凄惨な悲鳴が町にこだまする前に…………」
ゴォォォォ…
リクリィ「……いやあなた……
おっとりした見た目の割にずいぶんと物騒な事を言うわね…
まぁ関係ないけどね
じゃああなたから殺すわよぉ」
ザフッ…
シヌカ「……あっ!」
《パンティの中に足を踏み入れたリクリィ……その時!!!!!!!!!!!》
パァンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「熱ッッ!!!!!!!!? なに!!!!!!!!!!!!!!!!?」
《リクリィの足元で小さな爆発が起こった!!!!!!!!》
シヌカ「そのパンツの中は爆竹だったですぅ」
リクリィ「そ…そのパンツの中は…って…!!!!!!
ど…どういうこと……」
よろ…ふみっ!!
チクチクッ
リクリィ「いッッッ…」
ぐっさ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「い…いだアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
が…画鋲!!!!!!? パ…パンツの中にぃぃぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
よろよろ…グニュッ!!!!!!!!
リクリィ「ん?!!! …ひ…ひぇっ…」
にゅるにゅるにゅる…
タコ「たこ〜〜ん」
ゾゾーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「た…たこおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
パンツの中にタコ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
い…イミフ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブーッ!!!!!!!!
タコ「たこ〜〜ん」
ペタッ ペタッ… ちゅーちゅー
リクリィ「いぎゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!! 絡まれて吸われた〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
離れて気持ち悪い〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゾゾゾーッ!!!!!!!!
プリンムシ「これがシヌカの…“パンティ結界”!!!!!!!!!!!!!!!!
シヌカがばら撒いたパンツの中からは……何が飛び出すか分からない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!
シヌカ「入ってるのは全部私の宝物ですぅ
ペットのタコさんと カラフルな画鋲も宝物ですぅ」
リクリィ「なんでパンツの中にそんなのが入ってんのよぉ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シヌカ「??
パンツは大事なものを仕舞うものだってパパが言ってたですぅ」
リクリィ「“大事なもの”の意味が違〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜う!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずず〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
キョロキョロ…
リクリィ「なによ………じゃあこのパンツには全部…何かが隠されてるっての…?」
シヌカ「そうですぅ
踏んだら痛いものもたくさんですぅ…」
リクリィ「……くっ…」
ギリ…
プリンムシ(よし! 今のうちに…)
コソ…
シヌカ「だから素直にイチモちゃんに謝って下さいですぅ」
リクリィ「誰がッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パンツの中に何が入ってようがぁ…関係ない…突っ切る!」
ザッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
サクッ…
リクリィ「…ん? ………なんか踏んだけど……痛くない…」
シヌカ「あう…今のは私の隠してたビスケットですぅ…」
リクリィ「食べ物までパンツに入れてんじゃないわよ…
…なるほど 無害なものもあるわけね
だったら……無害なパンツだけ踏んでこの結界から抜け出れば良いだけよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パンツの外まで約5歩!!!!!!!!!!!!!!!!
それまで何も踏まなければ…どうということはないわぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カプッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「…ん?」
にゅるーん…
ヘビ「フシャーッ」
ガブガブ…
リクリィ「ぎょにゃあああああああああああああああああああああああああああああああああヘッヘビィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブボボーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シヌカ「ペットその2のアカマタくんですぅ
毒はないですぅ」
リクリィ「だから何をペットに…いだだだだだだだだだだッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イダイイダイイダイひぎぃーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
よろよろよろよろ…ぐしゃっ!!!!!!!!
バチッ!!!!!!!! バチッ!!!!!!!!
リクリィ「?!!!!! つッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ワラワラワラワラワラワラ…
群体カニ『かに〜ん』
リクリィ「あぎゃぽーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞぞぞ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!
シヌカ「…かわいそうでもう見てられないですぅ
私が一本取ってやっつけるですぅ!!」
タタタタタタタ!!!!!!!!
《剣を構え突っ込んで来るシヌカ》
リクリィ「!!! …ハァハァ…自らやる気…!!!!!?
…いい度胸ね!!!!! こっちから行く手間が省けたわぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チャキッ!!!!!!!! ぐぉっ!!!!!!!!
ダダダダダダダダダダダダダダダダッ
シヌカ「あうーーーーーーーーーっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
……ズルッ!!!!!!!!
《…と! ここでシヌカのパンツがずれた!!!!!!!!》
シヌカ「あうーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
すって〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「え…えぇ…?」
ず〜ん…
-
ぷしゅー…
シヌカ「あうあうー…」
リクリィ「…何がしたかったのよ…
ま…自分から近づいて来たのはありがたいけどぉ…」
チャキィ………!
ふわっ…
リクリィ「…ん?」
ぶぁさァッ!!!!!!!!!!!!
リクリィ「あぶばーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なに?!!! 視界が!!!? 見えない!!!! 何!!!!!!!!!!」
ジタバタジタバタ
シヌカ「あう?」
《脱げて宙を舞ったシヌカのパンツがリクリィの顔に覆いかぶさった!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィの目の前が真っ暗となった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ドォン!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「な…なによ!!!!!!!! 取れない!!!!!!!! 見えないぃ!!!!!!!!!!!!!!!!」
じたばた…ふみっふみっ
グサグサァ!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「うぎゃあーッ!!!!!!!! また針踏んだ!!!!!!!!!!!
いやッ…助けッ…」
よたよた…ふみっ!!!!!!!!
ズルルッ!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「ひや!!!!!!!!? 滑ッ…」
シヌカ「あー 溶けたバターの入ったパンツですぅ」
リクリィ「いや〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
つるつるっ…よろよろ…
《よろめくリクリィ……と!!!!!!!!?》
ガッ!!!!!!!!
リクリィ「…な…なに? また何か踏んだ…
今度はパンツじゃない…?」
プリンムシ「それは板ですよ」
リクリィ(?!!! 上から声が…!?)
プリンムシ「廃材と瓦礫を組み合わせて作った“梃子”ですハイ
あなたはその片側に乗ったのですよハイ
それは私が設置しました
そして…まんまと誘導されましたね」
にやッ
《少し高い瓦礫の上に立つプリンムシ!》
リクリィ「!? ……!!?」
プリンムシ「梃子………分かりますね?
あなたは今…梃子の片側に乗っているわけですから 板のもう片方は浮き上がっていますハイ
そこに私がこの高さから飛び降りたらどうなるでしょうか………ハイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダンッ!!!!!!!!
リクリィ「…なに!!!!? なに!!!!!!!!!!!?」
ギュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
プリンムシ「プッチンプリンヒップドローーーーーーップ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズンンンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「あああああああああああああああああッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ビューン!!!!!!!!!!!!!!!!
《梃子の原理で吹っ飛ぶリクリィ!!!!!!!!!!!!!!!!
…その先では!!!!!!!!…》
ババッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウマミ「ハァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガム「だべぇーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
プリンムシ「決めるのです!! 無限道場のエース2人〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウマミ&ガム『無限式・UGホームラン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ブォオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガッキィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「ぶぎゃぽごォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
メギッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「あぶがァ…!!!!!!!!」
《ウマミとガム渾身の刀フルスイング(鞘入り)がリクリィの顔面にクリティカルヒット!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
リクリィ「……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドザザザザザァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「…う…うががががが……ぁああ………」
ぷしゅー…
シュタッ…
ウマミ「ハ…はあ…はあ…」
ガム「…………! や…………」
みんな『やったーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ワッ!!!!!!!!
ウマミ「やったー!!!!!!!!!!!!!!!! やっつけたぞー!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガム「ひ…ひやひやしたべー!!!!!!!! フォーメーションが上手く行ってよかったべ!!!!!!!!!!!!!!!
イモちゃん!!!! 仇を取ったべなす!!!!!!!!!!!!!!!!」
イチモシ「す…すごいよ…! ありがとう…!!」
プリンムシ「さすがウマミとガムですハイ!!!!!!!! やはり二人がエースですね!!!!!!!! ハイ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウマミ「何言ってんだ!!!!!!!! うち様達は5人揃って一人前のエースだよ!!!!!!!!!!!!!!!!」
シヌカ「嬉しいですぅ!!」
わいわい キャッキャ
ゴォォォォ…
ガシャッ… ぐぐぐ…
リクリィ「げ…げはァッ!!!!!!!! ぐぉ…おおぉ…!!!!!!!!!!!!!!!!
な…なにを勝った…つもりでぇ…!!!!!?
私は…魔反会……特務班…副リーダーよッ…!!!!
こんな…クソJKの攻撃にノックダウンされるようなヤワな鍛えかた…してないのよぉ…!!!!!!
よくも…! よくもやってくれたわぁ…!
もう…人質なんてどうでもいい…!!! 全員ぜんいんゼンイン…!!!!!!!!
爆殺してやるわッ…!!!!!!!! この爆弾で……………」
ゴソ………
リクリィ「………は!!!!!!!!?」
ビシャッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ピチャ…ピチャ…
リクリィ「…!!!! ば…爆弾が…起動しない?!!!!!!
……! …って…ここ水溜まり!!!!!!!!?
爆弾が濡れて使い物にならなくなってる…!!!!!! く…くそッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギリッ!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「だ…だったら……このナイフで…せめて2人でもッ」
チャキ……
ヒュヒュンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ナイフを投げるリクリィ!!!》
ガラ………
ガラガラガラガラガラガラ!!!!!!!!!!!!!!!!
ドゴォーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドスッッッ…
《…その時! 瓦礫の一部が崩れ…リクリィとウマミ達の間に落ちた!!!!!!
瓦礫に遮られたナイフは弾き落とされた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ヒュオオオオオオオオオオオオオオオオン…!!!!!!!!
がく…ぜん…
リクリィ「…………なによ………
………なんなのよあの子達……………なんで殺せないッッ…
なんて運がいいのよ…………」
??「チガウヨ」
オ゙オ゙オ゙オ゙ッ
-
あっ…(察し)
-
コオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
リクリィ「だ……誰!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ツキ「ココダヨ」
ドンッ…!!!!!!!!
《瓦礫の上からリクリィを見下ろすツキ》
リクリィ「…! ……あなた!!!!!!!!
あ…あなたは確か…………ハッ!!!!!!!!!
あの時……私の方を見てた子供…!?
お…思い出した… あのJK達も……昨日町で見た連中だったわ……
あ…あなた…なんなの…? あの時もあなたは…隠れていた私に気づいていた…」
ツキ「ツキハ アノコタチノ ホゴシャ」
リクリィ「保護者って………どうみてもあなたが保護される方に見えるけど…」
ツキ「ツキハ
アノコタチノ シュゴシャ ナノデス」
リクリィ「…しゅ…守護者…!?
…! ま…まさか…あの子達の強運さには…あなたが関係しているというの?」
ツキ「チガウヨ」
リクリィ「…!?」
ツキ「アノコタチガ “ツいてる”ンジャナクテ…
オマエガ “ツいてない”ンダヨ
ツキト“目が合った”アノ時カラ…オマエハモウ“ツいていない”ンダヨ
ヤルコトナスコト ウマクイカナイノハ… アノ時ツキト目ガ合ッタカラ」
ニニニニニ…
ぞっ…
リクリィ「なに…!!!! あなた…何!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ツキ「ツキハ天寄生
アラユル運気ヲ ツカサドル因果ヲモ操ル寄生ダヨ
オマエノ 運ハ ツキガモラッタカラ
オマエニモウ…“ツキ”ハナイノ」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
リクリィ「…!!!!!!」
ビリ… ビリ…
ツキ「モウ抗エナイヨ
破滅ヘ向カウ カウントダウンガ
キコエル?」
リクリィ「……………ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チク… タク… チク… タク… チク…… タク……
ゾォォォォォックゥゥゥゥゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「ひ…ッ…ひ…ひひぃ…!!!!!!!!!!!!!!!!!」
じり…じり…
ツキ「今日ハ 下弦ノ月……」
ズズズズズズズズズズッ…
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
http://i.imgur.com/AT00YYS.jpg
リクリィ「ひ…ひぃーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダダダーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ウマミ「あっ!!!!! 逃げた!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツキ「コンナニ“ツキ”ガ 欠ケタ日ハ………」
リクリィ「ひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダダダダダダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツキ「極上ノ“不運”ト踊ルガイイ………」
不幸の爆弾(ハードラック・ボンバー)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
―――
ダダダダダダダダダダダダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「ひぃーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!! ひぃーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
警備「…あっ!!!!! こいつは!!!!!! ま…待て!!!!!!!!」
リクリィ「どおおおおおおおおおけええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゲシッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズザッ!!!!!!!!
警備「ぐ…ぐは!!!!!!!!
…ぞ…増援ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
至急増援ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
―――
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「お…追っ手とか…人質とかもうううゥゥどうでもいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
とにかくこの町から出る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんとしてもこの町から出るのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダァァァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドガッ ドゴゴッ
ザザッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《道行く人々を強引に押し退け駆けるリクリィ!!!!!!》
リクリィ「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズンズンズン
??「♪〜〜」
《リクリィの行く先に一つの大きな影…》
リクリィ「邪魔あああああああああああああああああああああああああああああああああだああああああああああああああああああああああああああッ!!!!!!!!!!!!!!!!
そこのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおデカブツゥゥゥゥーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおけええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チャキキィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
??「?!!!」
ビクッ!!!!!!!!
リクリィ「殺してでもおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお押し通おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ナイフを手に……突っ込む!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
??「ひッッッ………」
↓
おかま「い゙ぃや゙あああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(野太い声)」
ドォーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【天寄生
丘魔寄生(おかま)】
ビククゥッ!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「ファッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
おかま「痴漢よ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズンッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
http://i.imgur.com/AT00YYS.jpg
-
―――
ダダダダダダダダダダダダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「ひぃーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!! ひぃーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
警備「…あっ!!!!! こいつは!!!!!! ま…待て!!!!!!!!」
リクリィ「どおおおおおおおおおけええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゲシッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズザッ!!!!!!!!
警備「ぐ…ぐは!!!!!!!!
…ぞ…増援ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
至急増援ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
―――
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「お…追っ手とか…人質とかもうううゥゥどうでもいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
とにかくこの町から出る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんとしてもこの町から出るのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダァァァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドガッ ドゴゴッ
ザザッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《道行く人々を強引に押し退け駆けるリクリィ!!!!!!》
リクリィ「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズンズンズン
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《リクリィの行く先に一つの大きな影…》
リクリィ「邪魔あああああああああああああああああああああああああああああああああだああああああああああああああああああああああああああッ!!!!!!!!!!!!!!!!
そこのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおデカブツゥゥゥゥーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおけええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
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ビクッ!!!!!!!!
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ブォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ナイフを手に……突っ込む!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
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おかま「い゙ぃや゙あああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(野太い声)」
ドォーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【天寄生
丘魔寄生(おかま)】
ビククゥッ!!!!!!!!!!!!!!!!
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ズンッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メコァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
http://i.imgur.com/rsLfmNe.jpg
-
http://download1.getuploader.com/g/sousaku_2/1060/160909_185726.jpg
-
《おかまの強烈すぎる一撃がリクリィのどてっ腹に減り込む!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
リクリィ「ぶぉッッッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
メキ………メキ…………メキ……………メギャッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…ブシュッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
http://i.imgur.com/lInw3zV.jpg
リクリィ「こ………が……がッ………ごぇッッ……」
メギャメギャメギャメギャ…
おかま「ん…ンフーッ…ンフーッ……ひ…ひっぐ…!!!! ひっぐ…!!!!!!!」
ぽろぽろ…
ぐぐぐッッ…
おかま「い………………
い゙や゙あ゙あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん゙ん゙っ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズドァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
http://i.imgur.com/fdl1D8v.jpg
リクリィ「こべちょご$%¥々〆★££℃¢ぼおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドギュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドッッッッゴォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズガガガガガガガガガガガガガガガガガァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガラガラガラガラガラガラガラガラ………
リクリィ「が……………がぺ……………がぺぺ………ぐげ…………―――――」
バタッ………………
ち〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おかま「ハァハァ……………あら……やッ!!!!!!
私ったら……やりすぎたわぁ〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
きゅうきゅうしゃあぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
リクリィ「―――」
ウ〜〜… ウ〜〜〜…
ピーポーピーポーピーポー…
《夜23:36…
魔反会 特務班 副班長リクリィ……………K・O!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
完全確保!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ドドドドドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
―――
ザッザッザッ…
てれび「………」
ピタ…
ヒョーゲン「てれび?」
てれび「まちのほうでうごきがあったようなのです
おそらくサツジンはんとやらはつかまったようなのです」
ライジー「えぇ!!? 本当か?!!!」
てれび「ええ
どうやらツキもかんでるようなのです
月がひかりをましているのです」
タイフーオ「本当ね……
くすくす…じゃあツキをあの道場の子達に付かせてたのは正解だったわね…」
てれび「そうですね
……ではわれわれはわれわれで……いきましょう」
ラニイヤ「え……いや ちょっと待ってください
殺人犯が捕まったなら私達ももう探す必要はないんじゃないですか?」
てれび「…いつ わたしがサツジンはんを探しにでかけるといいましたか?」
にじ「え? 違うでごわす?」
てれび「ただのニンゲンのサツジンはんなど…そもそもわれわれがでばるほどではないのです
われわれがうごけばかいけつははやかったでしょうが…
いまはそれどころではありません」
ヒョーゲン「……なに……その言い方…
なに? じゃあてれび……今私達がこうして動いてるのは…
“私達が動かなければならない程の脅威”が別にあるということ…?」
てれび「……………
……こちらです
“その”けはいがドンドンとましてきたのです」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ………
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
ズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズ…!!!!!!!!
《天寄生一行が見据えるのは山………
そう 天寄生が作り出した幻影であるあの山だった…
月明かりを反射してるはずの山はまるで邪悪にどす黒く見えた…》
シンキ「……………嫌なパワーを感じるでゴワス…」
ライジー「な…なにが居るってんだ? オレは何も感じないよ…
凍ってた塔は直したから…何かが山に入り込んだらオレに伝わるはずだぞ…?」
てれび「そんなこざいくすらかるがるとのりこえるほどのあいてです
すさまじいチカラ…
わたしはずっとそれをはだにかんじていました」
タイフーオ「ずっと…?
その凄まじい力の主とやらはあの山を越えて…何故今までこの町に足を踏み入れなかったのかしら…?」
てれび「かんたんです
“だれか”がくい止めていたのですよ
たったひとりで……“それ”のしんこうを!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そして今も………しとうをくりひろげている…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ドガガガガガガガァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズゴォーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッ…
にじ「うわーッ!!!!!!!!!!!!!!!! なんでごわすー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
地響き!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ガガガガガガガッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ズズゥーーーン!!!!!!!!!!!!!!!! ゴギャーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
タイフーオ「………山の中で…何かが戦っている音…」
ズズズズズズズズズズ…
ドゴォーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オオオオオオオオオオォォォォン…!!!!!!!!
ライジー「…お…収まった…?」
カンシ「……! …………あれは!!!」
みんな『!!!!!!!?』
ズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズ……
http://download1.getuploader.com/g/sousaku_2/1062/160909_184736.jpg
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
-
にゃんと
-
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
??「…………」
ギュギッ…
ネコ「が…がはッ…!!!!」
―――
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド…
ゴオ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビリ………
てれび「……………!」
ライジー「…! おい!! あの影は……」
てれび「ネアメの人達が連れてた猫でごわすよぉ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ぞーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
タイフーオ「………
あのにゃんこ……相当大きかったわよね…
でもあのにゃんこを…軽々と持ち上げてるなんて…?!」
ヒョーゲン「あの猫が…“アレ”を食い止めてたの…!? 今まで…!」
ライジー「で…でもこの状況は……………
負けたのか…?」
てれび「…………いや………まだ…!」
―――
??「…………」
ギリギリギリギリギリギリ…
ネコ「…! が…がふぉ…!!! …ぶにゃう…ぅぅ…!」
ギロッ!!
??「!」
ネコ「にゃおあるぁアアアアアアアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズバシュッ!!!!!!!!
??「…」
サッ… ブゥンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《“そいつ”はネコの攻撃を軽くかわし 掴みあげていたネコを投げ捨てた!》
ドシャアァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ「ぐふあッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
フ…フシャルルルル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザザンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ「シャアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュオンヒュオンヒュオンヒュオンヒュオンヒュオンヒュオンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
??「…………はぁー…」
《ネコの渾身の連撃を…“そいつ”はつまらなそうにいとも簡単に避けた!!!!!!》
??「…………」
チラ……《天寄生一行を一瞥する“そいつ”…》
??「…また面倒そうなのが来た…
悪いけどキミとはもう遊んではいられないよ」
チャキィッ…
ネコ「ヴぅオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズゥオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
??「………」
シュッ…
ズババババババババァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ「にゃがアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシャーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドシャアアアアアアアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ「く………くっ……――――」
ガ…ク…
《たった一振りで静められるネコ!!!!!!!!》
??「………好奇心は猫を殺す………
好奇心に駆られて私に立ち塞がったのは猫自身だったけどね…」
チャキッ…!!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
??→イリリシカ「……さぁ 新たに愚かな好奇心のまま私の前に立ち塞がるのは…キミ達?」
ドドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【魔反会
伝説の退魔使い イリリシカ】
オ゙オ゙ンッ…!!!!!!!!!!!!!!!!
-
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イリリシカ「……………来るの? 来ないの?」
ズズズズズズズズズズッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!
ビリッ…ビリッ…ビリッ…ビリッ…
てれび「…!!!!」
タイフーオ「……気をこちらに向けられただけでこの圧ッ…!!!!!!
…普通じゃないわ……………それに…何? この感覚…」
ガタガタ…!
ゾクッ…ゾクッ…
ライジー「あ…あぁ……なんだ…この悪寒は…!!!!!!!!!?
奴はまだ臨戦体制ですらないのに…! 体が既に奴に恐怖しているみたいだ…!!!!!!」
ガタガタガタガタ…
ヒョーゲン「だ…大丈夫ですの?」
ラニ「こ…怖い……」
ぷるぷる…
シンキ「体の震えが止まらないでゴワス…」
がくがくがく…
にじ「え? え? み…みんなぁ…どうしたの?!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ………
イリリシカ「…?
…あぁ……キミ達…もしかして寄生?
………この世界にまだ居たなんて驚いたね…
この世界の寄生は…全部滅したと思ってたけど…」
ギィィィィ…ッ!!!!!!!!
ヒョーゲン「…え……なにを…
…なにを言ってるの…………?」
てれび「………やはり………そうですか…
ならばわれわれがかんじてるこの“かんかく”は…われわれがもつ『根源的な恐怖』にほかならない…
われわれのほんのうが…“彼女”というそんざいをおそれている…」
ゴゴゴゴ…
ヒョーゲン「ど…どういうことよ!!!!!?
てれび!!!!!! 分からないわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
てれび「……そう……いまのあなたたちにはわからない…
ヒョーゲンとにじ……いまのあなたたちはせいかくには“寄生”ではありませんから…
“彼女”のそんざいに圧されずにすんでいるのです…」
にじ「!!?」
タイフーオ「……………まさか てれび!!!!!!!
あの人間は………………」
てれび「………ええ
…われわれのまえにいるあのニンゲンは……
“無限桃花”…なのです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒョーゲン「え…えぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ゴゴォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イリリシカ「…」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙………!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ズズズズズズズズズズッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イリリシカ「………」
てれび「……っ」
ビリビリ…
ヒョーゲン「ちょ…ちょっと…どういうことよ?!
あれが無限桃花ですって…!?
嘘よ…有り得ないわ! 姿が全然違うじゃない…!
無限桃花は基本設定に囚われた存在………
多少の差異はあっても…大体的な部分は共通した象徴を持ち合わせてるはずよ!!!!!!
一番オーソドックスで分かりやすいのは『ポニーテール』だけど………あの人間はそれすらないわ!!!!!!?」
てれび「そう………無限桃花にとって“基本設定”はくつがえせない『縛り』…
おおいなる“因果”によってにけっていづけられた『運命』…
ポニーテールは無限桃花のしょうちょう…
くろいえものはのがれえぬ悲惨なけつまつへのあんじ…
きょうつうしたたべもののこのみは 個性のはいじょ…
それが無限桃花というそんざい…
けれどあのニンゲンはそれにとらわれていない
しかしあのニンゲンからかんじるのは…まちがいなく無限桃花の力……
それがいみするものは………」
タイフーオ「!!!!!!!!!!!
まさか…」
てれび「そうです
あのニンゲンは無限桃花…………をさらにりょうがするそんざい…
“無限桃花だった”ニンゲン……なのです…!!!!!!!!」
ドォンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒョーゲン「む…無限桃花…だった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
てれび「『無限桃花』というわくをとびこえ… あらたなひとつの“キャラクター”としてうまれかわったそんざいなのです…
ゆえにようしももののこのみも無限桃花とはまったくちがう……
そのじつ…ほんらいもつそのせいしつは無限桃花のものをいろこくひきついでいる…!
しかしそれも“上位互換”!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
せんとうりょくもせいかくも……ほんらいの無限桃花とはくらべもにならないくらい強力なものへと昇華されている!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
このニンゲンはわれわれの天敵………それをさらに越えたッ…『頂点捕食者』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズオオオオオオオンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ライジー「無限桃花だった無限桃花を越えた存在………知ってるぜ!!!!!!!!
前に本を見たことがある………まだオレが“いかづち”の一部だった時の話だが…
それは真っ白な本だった!!!!!!!!!!!!!!!!
その本は無限桃花だった人間が寄生と戦う物語なんだけど…
…そいつは恐ろしく強かったんだ!!!!!!!!!!!!!!!!
寄生なんて手も足も出ないレベルだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あいつも………それなのか…………」
てれび「…………そうなのです
…これは……まずいのです…………」
ヒョーゲン「え…えぇ…?」
てれび「われわれはこのニンゲンにはかてません
このかずでかかっても………まちがいなく…まける!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
にじ「そんな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おいどん達がみんなで力を合わせて勝てないやつなんていないでごわす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限桃花だって……今まで何人も戦ったことあるし 勝ってきたでごわす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
てれび「…無限桃花なら…なのです
しかしあれは無限桃花ではない……それをさらにちょうえつしたものなのです
神のごときちからをえた寄生であっても………かなわない」
ヒョーゲン「…そこまでッ…」
カンシ「…じゃあ…どうするのです…?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
イリリシカ「……なんか……
勝手に話を進めてる感じだね
しかも私には勝てないって結論まで既に出ちゃって…
まぁそれは間違ってないとおもうけれど」
ズォォォッッ…!!!!!!!!
ビリビリビリ…
ラニ「ひ…ひー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
イリリシカ「………魔法使いでもない……戦意を失った相手と戦うのは本当は気が進まないけど…
寄生となると感覚は違うね…
反射的に殺したくなってくる」
ヂャキィ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギンッ…
ズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズ…
ライジー「…おいおいおいおいおいおいおい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まずいよこれ…まずいだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
殺る気満々だよこれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
てれび「………ちからをみあやまりました…
元からちかづくべきではなかった……
………みんな…逃げるのです!!!!!!!!!!!!!!!!
ここはわたしがじかんをかせぎます!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だからぜんいんこのばからてったいし………ツキとおかまとごうりゅうするのです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
タイフーオ「て…てれび…まさか…」
てれび「そうです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぜんいんでこの世界からだっしゅつするのです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドォンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シンキ「だ…脱出!!!!!!!!? 逃げるってことでゴワス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
てれび「そうです!!!!!!!!!!!!!!!!
みながごうりゅうしたら……異次元につながるトビラをひらくのです!!!!!!!!
方法はといません!!!!!!!! この世界からだっしゅつするみちをつくってください!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ライジー「……待て! 待てよ!
そりゃつまり この町でオレ達が担ってる全てを放棄して逃げ出せっていうのか!!!?
オレ達が今この町でどれだけ重要なポジションか分かってるだろ!!!!!!!?
ここであいつを放ったらかしにしてこの世界から逃げるなんて………この町の奴らを見殺しにするのと同じだぜ!!!!!!!!!!!!!!!!
い…いいのかよ!!!!? それでっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『……………』
てれび「………ヒョーゲン」
ヒョーゲン「はッ…はい?」
てれび「…あなたがはんだんしてください
…われわれ天寄生のいしをけっていするのは……わたしではない
さいしゅうてきな天寄生のみちすじをきめるのは…あなたのやくめなのです」
ヒョーゲン「…………………
………………そうね…」
ヒョーゲン「…………わたくしはてれびの意見に賛成ですわ……
…私達はこんなところじゃ死ねないし… 誰ひとりとして欠けるわけにはいかない…!!!!!!!!!!!!!!!!
私の中の天秤は……何より天寄生が重い!!!!!!!!!!!!!!!!
…みんな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 私達天寄生は……これを以てこの世界より脱出します!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ザアアアアアアアアアアアア…
ライジー「…………それしかないのかよ……」
タイフーオ「ヒョーゲンの判断が正しいわ
元はといえば私達に関係のない世界なんだから…
命を危険に曝してまで守る義理なんてない…」
にじ「それはここに来る前の話でしょ?
もう関係なくないじゃん……
この世界にはおいどんの友達がたくさん居るでごわす…
そのみんなを見殺しにするでごわす…?」
タイフーオ「…………ふぅ…
………ここまで情が移るとはね……肩入れが過ぎたわ
……私も人の事は言えないけど…
…とにかく それがヒョーゲンの決定よ…!
私情は捨てなさい!! 大人しく従うの…!」
シンキ「…分かったでゴワス…」
ヒョーゲン「カンシとラニはおかまを!!!!!!!!
シンキはツキを探して!!!!!!!!
にじとライジーは次元のトビラを開く準備を始めていて!!!!!!!
場所はまかせますわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ライジー「ッ……あぁ…!」
にじ「うう………分かったよ…」
てれび「…それぞれ…できるだけはやくおねがいします
……わたしもどれだけこのニンゲンを足止めできるか…わかりませんから…!」
ゴゴゴゴゴゴ…
オオオオオオオオオオ……
イリリシカ「……ん……あぁ…もしかして逃げる相談をしているのかな
それは面倒だからここでまとめて滅しておきたいね
すぐ終わるから大人しくしてて」
ザッ…
ババッ!!!!!!!!!!!!!!!!
タイフーオ「指向性台風爆弾・900hPa……風速100!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビョウンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イリリシカ「……」
ズザッ…
てれび「タイフーオ!!!!!!!! なにを!!!!!!!!!!!!!!!!」
タイフーオ「くす…足止めなら多い方がいいんじゃない…?」
ザッ…
ヒョーゲン「………そうね!!!!!!!!!
足止めなら私とタイフーオが一番適性ではありませんの?!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
てれび「…いえ!!!! むいみです!!!!!!!!!
ひとりで足止めしようがさんにんで足止めしようが… 数秒しかかわりません!!!!!!!!
あなたたちはそれよりも ライジー・にじといっしょにトビラをひらく方にまわるのです!!!!!!!!!!!!!!!!
ごういんにトビラをひらくほうほうはおそらくおおくのエネルギーをひつようとします!!!!!!!!!!!!!!!!
ライジーとにじのそれでは足りないでしょう!!!!! あなたたちもそっちにまわるのです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
オオオオオォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
タイフーオ「………あなたそんなこと言って……一人で死ぬつもりじゃないでしょうね…?」
ヒョーゲン「そ…そうよ!!!!!!!!! わたくしはそれが心配なのよ!!!!!!!!!!!!!!!!
てれび……あなたが死んだら私達はどうすれば……」
てれび「………しぬつもりなどありませんよ
『誰ひとりとして欠けるわけにはいかない』……あなたがくだしたけっていです
わたしはそれをやぶるつもりはないのです」
ギンッ…!!!!!!!!
ヒョーゲン「…………てれび…」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ヒョーゲン「………じゃあまかせるわ…てれび
トビラを開いて待っているから…」
てれび「…はい」
ヒョーゲン「…タイフーオ 行きましょう
みんなも…!!!!!!」
タイフーオ「えぇ…」
ビュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イリリシカ「もういい?」
ザッ…ザッ…
《恐るべき強風の中 歩を進めるイリリシカ…!》
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
てれび「………」
キュオオオオォォォォォォンッ…
てれび(……もうしわけありません ヒョーゲン
もしかしたらわたしは あなたのけっていをまもれないかもしれません
……もしわたしのみになにかあったら……あとのことはたのむのです
わたしがいなくなっても もくてきをうしなわないでください
きっといつかみつかるはずです
わたしたちの“終着の地”………
第二の“こきょう”が………………)
ボボッ…ボオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メラメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラアアアアアアアアアアアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イリリシカ「!」
チャキキンッ…
ヒョーゲン「…今です!!!! 行くのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!
イリリシカ「………面白いね
これは…出し惜しみは出来ないかな
…“退魔”としての能力ではなく…
“寄生を狩る者”としての能力を解放するか――…」
コオオオオオオオオォォォッ…
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
??「おいお前ら! こんな所で何をしてるんだ?」
ザザザーーーッッ!!!!
ヒョーゲン「!!!!!!!! …あなたは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
てれび「!」
イリリシカ「…!」
ぴくッ…
ババンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「全然見かけないと思ったら………揃いも揃ってこんなところで…何遊んでるんだよ」
イリリシカ「…………………………」
ぎぃ…!
-
《なんとかファイト擬音博物館》
【ギィ…】
なんか一瞬動揺して動作がスローになる感じの時の的な擬音
-
http://i.imgur.com/FawOFwB.jpg
-
ライジー「彼方ぁ?!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんでここに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
彼方「驚きすぎだろ
いやなに 例の殺人犯が見付かったんだがどうやら逃亡したみたいでな
うちはそれを探してたんだ……だけど当然簡単には見つからないだろ
それで途方にくれてたんだけど…気付いたんだ
殺人犯がこの町から逃げるなら 元来た場所から逃げるしかないだろう…ってな
だからこうして山の方まで来て待ち伏せしようと思ったんだ……がそれも杞憂に終わったみたいだ
どうも殺人犯は捕まったらしい ついさっき連絡が入った
………だからここに来る必要はなかったんだが 嫌な力を感じてな…
来てみたら………お前ら一体なにやってんだ…?
…………ん?!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
イリリシカ「……」
彼方「…! …おい! そいつはなんだ!!!!!?
この町の人間じゃ…ないよな…!!
この嫌な力は……こいつのものか……
…?!! あいつの足元で倒れてるのはツバメオーんとこの化け猫じゃないか!!!!!!!?
こいつがやったのか…!!!!!!!!!?
こいつ………敵だな……! …魔反会の新手か!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ガチャコ!
てれび「かなた!!!!!! やめるのです!!!!!!!!
このニンゲンにはかなわないのです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
彼方「馬鹿いうな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前ら…どこをほっつき歩いてると思ったら……こんな化け物を食い止めようとしてたのかよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
……うち達のこの町を守るために…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギリッ…
ヒョーゲン「い………いや…………あの……………ちがくて…」
そ〜〜ん…
彼方「……水臭ぇことしやがって…!!!!!!!!
だけど余計なお世話だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この町はうちの町だ…! 大切なものもある…大切な仲間もいる…
なによりも大切なこの町は…うち自身の手で守る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…もちろんお前らだってうちにとっちゃ大切な仲間…!!!!!!!
なんでもかんでもお前らの手ばっかり煩わせるわけにはいかない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限の名を持つものとして……最後はうちが…全て守って見せる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギンッ!!!!!!!!
てれび「か…かなた…」
イリリシカ「……………………」
彼方「…来いよ!!!!! デカブツ魔反会女…!
お前の相手は…うちだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギャラララランッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イリリシカ「…………………」
イリリシカ(………………彼方……………)
ギギギ………
-
なんとかファイト現代の平均身長は175cm…
しかし3000年前の平均身長は225cmである
現代世界ではかなり高いグループに属するジュリーは 大体190数cmあたり…
3000年前の平均からすると ジュリーはかなり小さい方なのである…
ちなみにイリリシカは230cmかもう少しあるくらいだぞ
-
イリリシカ「……………………………」
《目を閉じ…逡巡するかのような表情で沈黙するイリリシカ…》
イリリシカ「…………興が削がれた…………
………帰る………」
くるっ…
ズコッ
彼方「は…はぁ?!!!!!!!!!!!!!!」
イリリシカ「…面倒くさくなった…
久々に寄生を見たからなんか高ぶったけど…
今の私が寄生を狩る意義なんてないしね…
無駄な労力を使うだけ
私は無駄なことはしたくない」
ザッ…ザッ…
彼方「ま…待てこらぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チャキキキィン!!!!!!!!
ライジー「お…お前が待て!!!!!!!! 向こうは帰るっつってんだ!!!!!!!!!
わざわざ呼び止める事はないだろうが!!!!!!!!!!!!!!!!」
彼方「とか言ってると 今度はいつまた来るか分からねーぞ!!!!!!!
もしかしたら仲間を連れて来るかもしれない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
イリリシカ「……私はそんなことしないよ
どうせこの町には“私が探してるもの”はないし…
別に興味もない……今はね
だから安心していいよ……
でも…あの組織が今後この町をどうするかは…私の知ったことじゃ…ないけど」
ザッザッザッザッ……フッ…
《イリリシカは闇の奥へと消えた…》
しーーーーーーーーーん………
みんな『…………………』
にじ「………ふぃ……ふぃふぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ………!!!!!!!!!
か…帰ったぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!!!!!!!!!!
ほ…本当に帰ったんだよね…?」
てれび「…おそらく」
シンキ「はひゃあぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜…あ…焦ったでゴワス〜〜〜〜〜〜〜〜……
フルーティーな脇汗びっしょりでゴワスよぉぉぉぉぉぉ〜〜〜〜〜…!!!!!!」
たら〜〜〜ん…
ひそ…
カンシ「彼方さんを見つめていましたけど…何か思うところがあったのでしょうか…」
タイフーオ「……どうかしら…ねぇ…」
ヒョーゲン「とにかく…良かったわね……
これなら少なくとも今は……この町から脱出する必要はないでしょう」
にじ「やった!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
てれび「……………
…よかったは…よかったのですが…
けっしのおもいであのニンゲンをとめるとたんかをきったわたしからすると…
なんだかとてもはずかしいきぶんなのです…」
ライジー「いやいいだろそこは!!!!!!!!! かっこよかったよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
彼方「…………
…なんかよく分からんが とにかく脅威が去ったんならまぁ…よしとするか…
…でも…それもこれもお前達のおかげだ…
お前達が…あいつの興味が失うまでこの町を守りきってくれたおかげだよ…
…ありがとう…本当…ありがとう……感謝しかねーよ………ありがとう…サンクスオンリー…………」
キラキラキラキラキラキラキラキラ…
ヒョーゲン(……………とても逃げようとしてたなんて言えないわね…)
ズズーン…
-
彼方「ありがとう!!!!! 本当ありがとう!!!!!!!!
ナイスガッツ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガシッ!!!!!!!!!!!!!!
シンキ「ド…ドモ」
ひそひそひそ
ヒョーゲン「…どうしますの?
彼方にはさっきのニンゲンの正体……
元無限桃花の事については話した方がいいのかしら…」
てれび「…わざわざはなすひつようはないでしょう…
それはむようなこんらんをかなたに与えるだけです」
タイフーオ「それもそうね…」
彼方「よっしゃ!!!!!!!! 殺人犯も捕まったし変な奴も帰ったし!!!!
これから祝勝会だ!!!!!!!!!!!!!!!!
ウマミ達も道場に呼び戻して皆で騒ごうぜ!!!!!!!!!!!!!」
にじ「わーい!!!!! パーティーパーティー!!!!!!!!!!!!」
警備「彼方さん!!!!!! 彼方さん!!!!!!!!!!!!!」
タタッ!!!!!
彼方「ん!? どうした!!!!?」
警備「彼方さん!!!!! 報告があります!!!!!!!!!!
今回の事件の被害者ですが…」
彼方「………あぁ……
結局…最終的に35人が殺されたんだったな………
…くそ!!!! …勝手にうかれちまった…
よくよく考えたらそれだけの数の犠牲者が出てしまったんだ…
呑気に祝勝会なんてやれる結果じゃないよな………」
警備「いやそれがですが…………………
どうやら今回の事件………………
犠牲者0人です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「0人か………………そんなに………………………………
…………………………………………って0人んんんんんんんんんんんんんッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
警備「はい0人です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ノー死者でフィニッシュでした!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぱんぱかぱ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「どゆことーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンガラガッシャー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
警備「いやなんかちゃんと調べたら全員奇跡的に致命傷を避けてて普通に生きてたんすよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「いやいや待て待て待て!!!!!!!! でもうちは実際に拷問受けて死んだ奴を見たよ!!!!!!!!!!?
完全に息止まってたよ!!!!!!!!!!!!!!!!? 完全なるイエス死者だったよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
警備「いやあれ死んでるんじゃなくて“寝てた”んすよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どうやら全員無呼吸症候群だったみたいで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババーン!!!!!!!!!!!!!!!!
ズッコォー!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「なんじゃそりゃあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ま…まぁとにかく良かった!!!!!! ちょっと会わせろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダダダダダダー!!!!!!!!!!!!!!!!
しーん…
みんな『…………』
ヒョーゲン「…………ツキの力ね…」
タイフーオ「……あの子の力は過去も未来も関係ないわね………
さすが天寄生の最終兵器……………ね
くす…くす…」
ズズズーン…
-
ツキちゃんマジチートw
-
―――
ライジー「……山に異常なし…
これで安心だな」
てれび「ええ………では いえにかえるのです…」
ヒョーゲン「そうですわね…………って…アッ!!!!!!!!!!!!!!!
忘れてましたわ!!!!!!!!! あの子……あの猫の子!!!!!!!!!!!!!!!!
ひどいケガでしたわ!!!!!! 治療してあげなきゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ライジー「お…おぉそうだな!!!!!!!!
オレ達が来るまであの人間を足止めしてたのはあいつなんだ…
あいつこそ本当の功労者……もとい功労猫だもんな…!」
カンシ「応急処置ならおまかせ下さい」
ラニ「まずは血を止めないと…!」
ヒョーゲン「でしたらわたくしが傷口を凍らせますわ」
タイフーオ「……というか 生きてるのかしら…くすくす…」
ライジー「ふ…不吉なことを言うなよっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
………で…どうなんだ…?」
シンキ「ン〜〜〜〜〜………」
ツンツンツンツン…
ネコ「むぎゃ…ぅぐ…」
にじ「生きてるっぽい〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!」
ピココ〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!
ヒョーゲン「こらこら ツンツンしないの」
カンシ「まずは血を拭きましょう」
ゴシゴシ…
ネコ「ぐ…!! ぅにゃぐぅぅ…!!!!」
カンシ「大丈夫です………少し我慢を…」
ネコ「…………な…………なさけ……………」
ラニ「!!!!?」
ネコ「…………なさけなし………
ニャルラト・ヌコルガルド………の………を持ちなが………
こ……のていたらく…………………
………やはり………半身…………失っ………では………駄目………か………
…………………ロギュ……―――」
カクッ…
ヒョーゲン「………なんか譫言を呟きながら気絶してしまいましたわ…」
カンシ「……今のうちに処置してしまいましょう…
本当に応急処置ですから…あとのことは治癒魔法使いのディミリアさんにまかせることになりますが…」
シュルルル…
ラニ「………ていうかこのねこさん今普通にしゃべってませんでした?」
す〜〜ん…
―――
ヒュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ………
《こうして古都コトコトでの戦いは終わった…》
-
そして…
――――… 無限道場
ヤンデル「ツ…ツバメーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダーン!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ヤンデル!」
ヤンデル「ぶ…無事だったのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
良かった……よくやったな……心配したぞ……」
ぜぇぜぇ
ツバメオー「お前そんな息切らしてこなくてもいいだろ〜
大丈夫? パイオツ揉む?」
ヤンデル「…………うぜぇ事言える位元気なんだな…
心配して損した…
それより…ディミリアさん…! ごめんなさい…!
危険な目に合わせてしまって…! 男の俺が守らなきゃならないのに………」
ディミリア「いや…今回の襲撃は予測出来なかった事です
ヤンデルさんはヤンデルさんの仕事を全うしてたのですから気になさらず…
……ツバメちゃんのおかげで助けられましたし…そして……」
ふい…
ヤンデル「!!」
ザッ…
ギル「お…おぉ……ぉおおぉ………ヤ…ヤンデルさん…
なんと…なんと久しいのでしょう…」
わなわなわなわなわなわな…
ヤンデル「ギ…ギル…!!!!?
あッ!!!!? ギル…!!!!!!!?」
よろよろ…
ペタペタ…
ヤンデル「ほ…本物…!!!?
毛じゃない……本物!!!!!!!!!!!!!!!!?
ギル……ギルなのか…!!!!!!!!!!!!!!!?」
ギル「はいッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
不肖ウラ・ギル…! 恥ずかしながら毛化より帰還致しましたッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビシッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぷるぷる…
ヤンデル「ッ…う…うをォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ルゥゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガッシーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「うわっ」
ヤンデル「よがったあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もうお前とは会えないかと思ってだんだあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うわああああああああああああああああああああああギルウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
またこうして話せて俺は嬉しいいいいいいいいいわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぼろぼろ…
ギュッ…
ギル「…そういって下さって自分も嬉しいですよ…
ありがとうございます…ヤンデルさん…」
ほろり…
ディミリア「まあ……これが男の友情なのですね…」
きらきらきら…
ぷるぷるぷるぷる…
ツバメオー(だ…駄目だ まだアッーるな…
せ…せめてキッスし始めるまでこらえるんだ…
し…しかし…)
http://i.imgur.com/1UeosV6.jpg
-
かおwww
-
ギル「ヤンデルさアッーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「ギルーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー(今だ!!!!!!!!!! そこだ責めろッ!!!!!!!!!!!!!!!!
内角からえぐるよぉぉーーーーーーーーーに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
行っけえぇええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ゴォォオオオオッ!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「なんだなんだ! まだ夜中なのに元気な奴らだな」
ツバメオー「彼方!」
スッ
ギル「む!! あなたが……この町の代表の方でありますか
どうも…しばらく毛になって失礼していたウラ・ギルです」
彼方「おっ…話は聞いてるよ
毛から戻ったんだな
良かったじゃないか
うちは無限彼方だ よろしくな」
スッ
ギル「えぇ!!!! 彼方さん!!!!!! よろしくお願いします!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガシッ!!!!!!!!
ツバメオー「帰れーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バキーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「ぶがっぽ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズザァー!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「帰れ帰れ!!!!!!!! お前みたいなもんは帰れーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バカヤローがァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴウゥー!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「ここはうちのウチだーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
何すんだくるくるパー子!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「いいとこだったのに…! いいとこだったのによォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前が邪魔するからベリーホモタイムが幻だよオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
彼方「意味わかんねーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
てめッ これからパーティーやろうってのに変な事言い出しやがって!!!!!!!!!!!!!!!!」
ディミリア「パーティー?」
彼方「無事殺人犯も捕まったし…それを祝ったパーティーさ!!!!!!
面子は揃えてある そろそろ来るか」
バタバタバタバタバタバタ
ウマミ「わーい!!!!!!!!!!!!!!!! パーティーだパーティーだー!!!!!!!!!!!!!!!!」
プリンムシ「よく分かりませんがこんな夜中から始めるのですか…ハイ」
ツキ「ヤッテヤルデス!!!!!」
ガチャっ!!!!!!!!
にじ「もちろんおいどん達も参加するよーッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
シンキ「朝まで騒ぎまショー!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒョーゲン「あぁあとこの子の事お願いね!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴト…
ネコ「―――」
チ〜ン…
ギル「ネコ殿ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
―――…
わいわい がやがや
エーロレイン「いやぁめでたいなこれは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
事件も無事解決!!!!!!! 死人も出ていないとは驚いた!!!!!!!!!!!!!!!!」
ナイスエンピー「ほんまやで…こんなこともあるやねぇ…」
オリジョーナ「ミーの通報が事件解決に繋がったと言っても過言ではないのだしよ!!!!!!? これは!!!!!!!!!!!!!!!!
もっと褒めるのだし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ピカー!!!!!!!!
ナイスエンピー「ほんまかいな」
―――
ギル「そんなことが……」
ライジー「あぁ
その猫はそいつをこの町に入れないために一人で戦ってたんだ」
ツバメオー「……しばらく見ないと思ったら……このネコ…」
ネコ「………くぴー」
ディミリア「治療はこれでよいでしょう とりあえず命の危険はありません
天寄生の方々の施した処置が適切だったのと ネコさん自身の治癒能力が高さのおかげですね」
ヤンデル「良かった…頑張ったな…
それにしても……ネコが戦った奴はそんなにヤバい奴だったのか…」
彼方「うちは戦ってないが あれは相当やべぇ…
体のデカさも女……いや人間とは思えないレベルだったが
それ以上にあいつが放つ“圧力”は…!!!!!!!
見た目のデカさ以上に力の巨大さを感じさせるものだった…!
化け物だぜ ありゃ…」
ディミリア「それは恐らく魔反会が復活させた3000年前の退魔使いの人間でしょう
その女性となると………イリリシカ…という名前だったでしょうか」
ギル「しかし…おかしいですね
ジュリーさんの話だと今は復活した時差ボケを調整するために休眠中で復活にはまだ数ヶ月掛かるという話したが…」
ディミリア「予定外になることもあるでしょう
しかし…魔反会についにあの強大な戦力が加わるとなると…
ネアメもうかうかしていられません…
帰ったら策を講じる必要がありますね」
彼方「大変だな……
あんなのといずれ戦わなきゃならないなんて
うちだったら寒気がするな」
ディミリア「ええ……以前のネアメを壊滅させた退魔使いの仲間ですからね…
今回その進攻を防いだのは本当に大きな功績です
ネコさんには後でまたたびを差し上げないといけませんね…」
彼方「ネコだけじゃないぜ そこの天寄生の奴らもだ
こいつらもあの化け物の足止めに一役買ったからな」
ヒョーゲン「お…おほほほほ…いやいや わたくし達なんて別にそんな…」
てれび「そうなのです
むしろわれわれはこのまちからにげるきまんまんでしたからね
ヒョーゲンのしじで」
す〜ん
タイフーオ「くすくすくす…そうねぇ
あの時のヒョーゲンの見切りの速さと言ったらねぇ…
ひどいと思ったけど…私達のリーダーはヒョーゲンだから その命令には背けないからねぇ…」
にじ「ヒョーゲンひじょー!!!!!!!!」
シンキ「れいこくー!!!!!!!!」
ツキ「ヒンニュー!!」
ヒョーゲン「ちょッッ…それはあんまりじゃなくて〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
貧乳は関係ないでしょう貧乳は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カカーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
わいわいわいわい…
-
―――
わいわいわいわい…
ギャイィーーーンッ…ジャンッ!!!!!!!!
彼方「…さぁて!!!!!!! 宴も盛り上がってきた所で
今回の主役をご紹介するぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今回コトコトに大きな刺激を齎してくれた希代のエンターテイナー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔反会のォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜……リィークリィィィィーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!
パァンパァン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
じゃあじゃあああああああああああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドォーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「いーーーーーーーーーやぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なぁーによぉ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!! この扱いーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どどーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エーロレイン「ほう君が件の犯人か……取材させてくれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今の気分は!!!!!!!!? 後ろ手に縛られた縄の感触は!!!!!!!!? 魔反会の月給はいくら!!!!!!!!!!!!?」
ズイズイ
ウマミ「あーーッ!!!!!!!! お前うち様達を襲ってきた変質者だーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
シヌカ「悪い人ですーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガム「いやでも今この人はエンターテイナーだって彼方さんが言ってたべ!
もしかしたらあの時のあれはワタス達を驚かせるどっきりだったのかも!!!!!」
ウマミ「それマジ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
すげーーーーーーーーーーーーーーーーーーーめっちゃ驚いたよプロすげーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
サイン下さいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
て〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
プリンムシ「ドッキリにしてもイチモシを傷つけたのは許せませんが!!!!!!!」
イチモシ「ま…まぁかすり傷だから…」
シヌカ「サインサイン〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐいぐいぐい
リクリィ「もががががががあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドッキリじゃないいいいいいい…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「いい気味だヨ 糞痴女ヤローッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こよりで鼻こしょこしょしてやる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
クリクリクリ…
リクリィ「や…やめれええええええええ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル助けて〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「ははっ」
リクリィ「ははっじゃねええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
ツバメオー「おらおらぁ みじめな鳴き声聞かせてくれヨぉ」
クリクリクリ…
リクリィ「ふざけないでッ!!!!!!!! 私は…こよりなんかにぜったい負けなふぇあッくしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ひ…ひや……ひやくしょいーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ひ…ひがひがッッ…んァッちくしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおい助けてーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「甘んじて受けましょう
本当ならその程度の罰などでは許されなかったはずです」
彼方「本当にな」
リクリィ「…くっ…あなたが…無限彼方…!!!!!!
く…くそっ…くそっ…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギリギリギリギリ…
彼方「いやー…お前は本当にエンターテイナーだよ
数日に渡って町の至る所で暴れに暴れて人を傷つけて…
それでも…死人0だもんなァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魅せるなぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 魅せてくれるなァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
本当に凄いよな〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! あっはっはっはー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ペッカー!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「ぎ…ぎぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
だんだんだんだん!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「で…でも甚大な被害が0ではないでしょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あ…あのランジェリーショップだって爆破してやったし……」
彼方「は?
んなもんとっくに治ったよ」
す〜ん
リクリィ「はあ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウマミ「え? ザキヤマなんかあったの?」
プリンムシ「いや…さっきここに来る前に寄った時は普通でしたが…」
リクリィ「なッ……ハァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
えっ…いや……ハァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ぼ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「直したんだよ 特急でな
お前ザキヤマの財力と人海舐めんじゃねーぞ
お前が傷つけた被害者もディミリアさんの治癒札でほぼ全快した
結局お前はこの町で何も成し得なかったんだよ」
ツバメオー「そうだヨ
お前はボク達に倒されて情報源の人質にされるためにやってきただけのかわいそうなおんなのこなんだヨ…
哀れな痴女!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウィー!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「き…きぃぃぃーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビッキー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
リクリィ「わ…私がぁ…哀れ…!!!!?
何も成してないっ…てぇ…!!!!!!!!?
だ…だったら…今!!!!!!!! 今成してやるわぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あなたの血でーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《彼方に飛び掛かるリクリィ》
リクリィ「ナイフは無くてもこの歯がある!!!!!!!!!!!!!!!!
その喉笛をかみ砕くゥゥゥーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガチガチガチガチガチガチ
ゴォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「……ふぅ…」
ジャラン…
彼方「やかましい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギャラララララァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
重力重低音ベース!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズゴォオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「もごズォス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ベコォーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
わー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウマミ「すっげー!!!!!!!! やられ方もプロだーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ナイスエンピー「ナイスAKEBONO STYLE!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
にじ「もっと減り込めーッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ワーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しゅー…
リクリィ「ぐ………ぐは……………」
ギル「……楽器の音…? で押し潰すとは…
強いですね…」
ツバメオー「まぁあいつはあんなもんだヨ」
ふふんっ
ぐぐぐぐ…
リクリィ「ぢ…ぢぐじょお……今日一日で何回負けるの……」
ザッ…
ツキ「ダイジョブ?」
ビクッ…
リクリィ「ひ…ひいぃぃ…!」
ガタガタ…
ズンッ…
おかま「あ…あんまり傷つけないであげてぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私が殴った傷に響いちゃうわぁん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
かわいそうよおおおおおおおおおオ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「ひ…ひえぇぇあああああああああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
世紀の化け物ォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぶくぶくぶく…ちーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おかま「や…やだー!!!!!!!!!!!!!!!! どうしたのぉん!!!!!!!!!!!!!!!!?
私が殴った所の傷が開いちゃったのかしら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
-
《なんとかファイト擬音博物館》
【オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙】
なにか不穏な気配・力が場を渦巻いている時の擬音
おっさんのいびきに似ている
-
タイフーオ「くすくすくすくす……ああ…確か逃げた先におかまが居て…そのまま襲い掛かったら返り討ちにされたんだったわね…
くすくす…本当“ツいてない”わねぇ…」
ライジー「確かに
おみくじなら“極凶”レベルのツいてなさだなァ」
ツキ「ヤッテヤッタデス」
てれび「ていうかおかまはそれまでなにをしていたのです
ぜんぜんみないから
さすがにヤバいと思って くろれきし化されそんざいをなかったことにされたかとおもいましたよ」
カンシ「おかまさんは以前コトコト二丁目にある“バー”で見たポールダンスに魅せられて
それを自分も習得するために合宿に行ってたんです」
ギル「―――ポールダンス」――√ ̄ ̄
ラニ「それで ポールダンスは身につきましたか?」
おかま「ちょっとだけどねェ〜〜〜〜〜
ラニちゃん…今度一緒に踊りましょうよぉ〜〜〜〜〜<3」
ラニ「そうですね…
ポールダンスは専門外ですけれど…」
ツバメオー「…くく… ポールダンスねぇ」
彼方「何がおかしいんだ?」
ツバメオー「いや…
実はこっちにもポールダンスの“プロ”が居てねぇ…
ね!! ギル!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「いやぁプロという程では(いい声)」
きらきらきらきらきらきらきらきら……
すっぽぉ〜〜〜〜〜〜ん…
彼方「いつの間にかパンイチになっとる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「やる気満々漫の湖じゃねーかギル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いっちょ見せてやれヨ!!!!!!!! 一流のポール捌きってやつをヨぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「ハハッ
大袈裟ですよツバメさん
第一ここには棒が…」
もみーの銃「あるよー」
にゅきにょきにょき〜〜〜ん《伸びた》
ギル「ありますね…まいったなぁ…」
ドキ…!
おかま「やだっ…! あなた殿方なのに…ポールダンスが出来るの…!?」
ギル「嗜む程度に(いい声)」
キラッ
おかま「見たい…!!!!! 見たいわぁ…あたし!!!!!!!!!
お願い!!!!!!!! あなたのポールダンスを見せてェん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぷりぷり
ギル「……そこまで言うなら
まぁこの宴に華を添える程度ですが……
一曲舞わせて頂きます(いい声)」
きゅあっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おかま「っ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドキドキッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
きゅんっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
♪〜
(中略)
-
―――
わ〜〜〜〜〜〜…
パチパチパチパチパチパチパチパチパチ…
ヒューヒュー!!!!!!!!
ギル「ふー……拙い演技でした…」
キュッ…
ツバメオー「ナイスポーラス!!!!!!!!!!!!!!!!」
グッ!!!!!!!!
ヤンデル「ギル…激しい動きでブリーフが食い込んでるぞ…」
ツバメオー「これは食いポール尻……いい演技した証だヨ
ナイス食い込み!!!!!!!!」
スパァン!!!!!!!!
ギル「ひやんほォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビクッ!
にじ「なんか分からないけどすごかったねー」
シンキ「そうでゴワスね…
……ポールダンスか…………
エンタメ度で言えばマジックショーに次ぐポテンシャルがある…と言わざるを得ない…」
ギンッ…
ヒョーゲン「破廉恥ですわ…」
カンシ「おかまさん あの方の演技はどうでしたか?」
おかま「<3<3」
カンシ「おかまさん…?」
おかま「…はっ…! …やだっ…!!!!!!!!
魅入ってしまったわぁん…!!!!!!!!!!!!!!!!
すごくかっこよくて……! やだ…これ…何かしら…!!!!!!!!?
すごくドキドキしてる…あたし…!!!!!!!!!!!!!!!!!
この気持ち…もしかして…恋…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
きゃあっ…私ったら…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ポッ…
??「おかまさん……」
おかま「?!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザッ……ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エロイ「おかまさん……あの男の人の事が…好きなんですか…?」
【天寄生
絵呂E余寄生(エロイ)】
http://download1.getuploader.com/g/sousaku_2/1064/160914_011945.jpg
ヒョーゲン「ふぁ?!!!!!!!! ラニがエロイになってる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞーん!!!!!!!!!!!!!!!!
ライジー「め…珍しく“普通”だな…」
おかま「…エ…エロイちゃん…!」
エロイ「……そうか…おかまさんはその人の事が好きなんですね……
…………僕ではなく…その人が…………
………う…ううぅ…」
つー… ぽろぽろ……
おかま「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドキッ!!!!!!!!
エロイ「……いいんです……おかまさんが幸せなら…僕は………うぅ…」
おかま「エロイちゃん……………」
ギュ…!
おかま「…泣かないで…
何言ってるのよエロイちゃん……
あなたの事も好きに決まってるじゃない……」
きらきらきらきらきらきら…
エロイ「お……おかまさん…………………」
すぽーん!!!!!!!!
ヘニャッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エロイ「嬉しいびょおおおおおおおおおwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
嬉しいから絡まるびょびょーんwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
にょろにょろにょろにょろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おかま「い…いやああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!////」
ライジー「やべー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エロイが本性を現しやがったーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
逃げろーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!
-
http://i.imgur.com/fAr9pZe.jpg
-
《豆知識》
ラニイヤは恥ずかしくなったりして興奮すると性別が入れ替わり男のエロイーヨになるのだ!
大人しいラニイヤとは反対に エロイーヨはとても活発で変態である!
エロイーヨ「びょびょびょwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
おかまたん相変わらずいい体ナリィィwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
にゅるにゅるにゅるにゅる
おかま「い…ひやあああああああああああああああああああああああああああああああああん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そ…そこはダメぇええええええええええええええええええーーーーーーーーーんっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ライジー「おかまーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
タイフーオ「堪えるのよ!
おかまがあぁして人柱となり…エロイの欲求を満たすことで私達への被害が抑えられるのだから…」
にじ「諸行無常ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
諸行無常ーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ナムナムナムナムナムナム
ギル「なんだか大変なことになってますねぇ………って!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「―――」
ちーん…
ヤンデル「ツバメーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スッ…
ディミリア「………………」
ディミリア「…栄養過多による即死です………」
スーン…
ヤンデル「死んだーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウマミ「なんだなんだ?」
てれび「あちらのことはほうっておいてジェンガしましょう
ほらほら」
―――…
わいわい きゃっきゃ…
にゅるにゅる… アッー!!!!!!!!
ドンチャンドンチャンドンチャンチャン…!!!!!!!
――――…
宴は…朝になるまで続いた………………
-
栄養過多なんだw
-
―――…
キキルコッコー!!!!!!!!
よた…
ツバメオー「ふにゃ…」
もそもそ…
ギル「……あぁ……んぐぐ…ふぁあ……お早うございますツバメさん…生きてて良かった…」
ツバメオー「ん…」
ヤンデル「む……おはよう……
朝…………いや…もう昼か……」
ギル「ええ…
宴が結局朝まで続きましたからねぇ…」
ゴソ…
ディミリア「……ふぅー…
天寄生の方々は隣の家に帰ったみたいですが
他の方々はそのまま道場で眠ってしまいましたね」
エーロレイン「ぐーすぴー」
ナイスエンピー「ぐごー」
オリジョーナ「だしー…だしー…」
リクリィ「……ゼットゼットゼットゼット…」
5バカ「くー…」
ネコ「……にゃーむー…」
ツバメオー「…ん? そういえば彼方は?」
バタバタバタバタバタバタ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「た…大変だーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドォーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズタターッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「なんだヨ彼方 うるさいな」
彼方「た…大変だ…! 大変だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
わなわなわなわなわなわな…
ヤンデル「どうした…?」
彼方「あ…あいつが…!!!!!!!!!!!!!!!!
エンデリルが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンデリルの髪がーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「…………あぁ…
そのことですか…」
ツバメオー「…」
彼方「…?」
――― 病室
ピッ… ピッ…
亀「―――――」
《弁髪》
彼方「なんでうちがいない間にこいつの髪の毛がこんなことになってんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ディミリア「治療です」
彼方「ち…治療!!!!!!!!!!? どうやったら治療で弁髪に…」
ディミリア「……私の治癒魔法には 被治療者の生命エネルギーを利用して治癒を行う方法があります
その人の生命エネルギーに治癒の力を混ぜ込みを体全体に巡らせ体を形作る細胞を活性化させ能力を底上げするものです
これは 特に意識が戻らない方に有効で私が“最後の手段”として置いている治療です
髪の毛は人間の生命エネルギーが最も表面に現れてる部分…
なのでこの治療を行う髪の毛が凄い勢いで減ってしまうのです」
彼方「それで弁髪に…
……………でも 待て
その治療は“最終手段”で“意識の無いやつに有効”……なんだろ?
じゃあなんでこいつは… ここまで髪が減るまでその治療を施されても…目覚めない…?
もしかして一度目は覚めて 今は寝てるだけか…?」
ディミリア「………いえ
エンデリルさんはやはり目覚めませんでした
この“最終手段”を以ってしても……目覚めませんでした
もう私が出来る事はありません
エンデリルさんは私の治療では目覚めないでしょう…」
彼方「ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なに…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォオオオオオオオオオオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
彼方「ど…どういうことだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あんた……こいつの体の中の異常は取り除いたんじゃなかったか…?!」
ディミリア「はい
確かに私の治療でエンデリルさんの魔管の損傷や魔溜まりなどの問題は解消しました
しかしそれでもエンデリルさんは目覚めない…
これは恐らく…肉体的な障害がエンデリルさんの目覚めを妨げてるのではなく
精神的な障害に起因するものなのだと思います」
彼方「精神的な障害……」
ディミリア「エンデリルさんは仲間の方々と魔反会の中枢に攻め込み…そして敗北しています
その時に負ったのは体の怪我だけではなかったのでしょう
心にも大きな傷を負ってしまった…
そのショックがエンデリルさんの目覚めを妨げているのでしょう
一度変形した金属は簡単には戻りません…それと同じです
折れてしまったエンデリルさんの精神が肉体にカチリとハマらないのです…
肉体と精神が同調しなければ…人は成り立ちません…」
彼方「そ…それは…どうにかならないのかよ?!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ディミリア「……どうにかする方法があるとすれば……
折れてしまった心を再び成形する他ないでしょう
金属の中には温めることで元に戻るものがあら聞きます
それと同様に…エンデリルさんの心を温かく包み込めば……きっと心の形は戻るはずです」
彼方「温かく…包み込む…?」
ディミリア「“呼びかけ”が必要です
誰か…彼と縁の深い誰かが…エンデリルさんに呼びかけさえすれば…
きっと反応を示すはず…」
彼方「縁の深い誰か………って…」
エーロレイン「それはこのエーロレインでもないのだな」
ザ…
ディミリア「!」
彼方「エーロレイン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エーロレイン「すまない…つい聞き耳を立ててしまった」
ディミリア「いえ…本当は一番にエーロレインさんに話すことです」
エーロレイン「………エル…」
エンデリル「―――」
しゅー…こー…
彼方「…………縁の深い誰かの呼びかけ…
なんでエーロレインじゃ駄目なんだ!!?
こいつらは姉弟だぞ…」
ディミリア「…もっと……もっともっと深い関係でなければ駄目なのです
エンデリルさんの仲間のお一人で今ネアメに居るジュリーさんでもダメです
心と心が…心の底から繋がった大切な誰か……
お互いを理解しあった深い絆で繋がった誰か……………」
エーロレイン「…あぁ!!! 私は……私は心当たりがあるぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「自分もあります!!!!!!!! あの方ですか!!!!!!!!!!!!!!!!」
ディミリア「はい
エンデリルさんの目覚めには“彼女”が必要です…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「……………!!!!」
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
-
ツバメオー「なに? それってこの眉毛の人のコレ?」
コユビ
ギル「本当はジュリーさんと同じ仲間の一人…という立場ですが
エンデリルさんとあの人のやり取りを思い出すと…
まぁそんな感じだったと思います」
ツバメオー「ふーん……」
彼方「………」
ヤンデル「……その人も行方不明なのか……」
ディミリア「そうですね…
まずはあの人を見つけるのが先です
それしかエンデリルさんを目覚めさせる方法はないでしょう…
……医者としては…力になれなくて本当に申し訳ないことですが…」
エーロレイン「んなこたぁないであろう
エルは心の傷の前に体もボロボロだったんだ
それを治してもらっただけ十分さ
ねぇ彼方さん!」
彼方「勿論だ
感謝するぜ ありがとう」
ディミリア「いえ………
感謝は……エンデリルさんが本当に目覚めた時に……!
あの人は必ず見つけます
見つかったらすぐに彼女を連れてこちらに駆け付けます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エーロレイン「あぁ…! よろしく頼む…!!」
ディミリア「………そうと決まれば… 名残惜しいですが…このコトコトに長居してはいられませんね
もう既に昼が近いですが… 時計がお昼を回ったらすぐに町を発ちましょう」
ギル「ネアメへ帰るのですね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「んぁー!!!!!!!! ネアメかー!!!!!!!!!!!!!!!!
やっぱコトコト居心地良かったけど アッチにも帰らなきゃねー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「なんとか半年以内(メタ時間)に帰れたな…」
もみーの銃「お兄ちゃんやビラコ先生にエンカさんは元気かな」
彼方「帰るのか…
せめてここで昼飯食ってから発てよ」
ディミリア「ありがとうございます
そうさせてもらいましょう」
ツバメオー「よっしゃー!!!!!!!! 無限道場で最後の晩餐だー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
テッテレー!!!!!!!!
ヤンデル「……縁起でもない…」
エーロレイン「よーしじゃあ寝てる皆をたたき起こしてくるかー!!!!!!!!
このエーロレイン必殺の0距離フラッシュで網膜に刺激を与えて目覚めさせてやろうー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
タタター!!!!!!!!
ディミリア「そ…それは視力に良くないのでやめましょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
わいわい スタスタスタスタ…
しーーん…
ピッ… ピッ… ピッ…
エンデリル「――――」
シュコー… シュコー…
彼方「………エンデリル」
エンデリル「――――」
シュー… シュー…
彼方「………………
…………ダメか …うちの呼びかけじゃ…ダメか…」
ヒョコ
ツバメオー「…彼方?
何してるんだヨ いかないの?」
彼方「ん………あ…あぁ
今行くよ!!!!!!!!」
タタタッ…
-
――― そして…
無限道場前
わいわい…
ウマミ「ふぇえ?!!!!!!! もう帰っちゃうの!!!!!!
早いなぁ…もうちょっと居ればいいのに!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガム「そうだべすねぇ
結局ツバメオーさんとは全然遊べなかったべなすし…」
シヌカ「あと一日だけ居るですぅ!!
みんなで買い物して美味しいもの食べてビラコちゃんの話も聞きたかったですぅ」
ツバメオー「それはまた今度だヨ
次はお姉さんも一緒に連れて来るヨ」
イチモシ「…メロン太も帰っちゃうんだね…」
プリンムシ「怪我してたみたいですけど…良くなったのですか? ハイ」
ネコ【にゃむ もう大丈夫にゃお】
ウマミ「メロン太…………
本当に行っちゃうんだね……
うち様達とこの町で暮らすのは…やっぱり駄目なんだ…」
ネコ【すまにゃい…
我輩はまだやらなければならぬことがあるにゃお
この町で暮らすのはさぞ心地好いであろうが…全てを投げ出すわけにはいかんにゃお…
人として……いや 猫として……】
キラァァ…
ウマミ「立派だよーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メロン太立派だよーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぽろぽろ…
プリンムシ「ぐす…! ならば我々も涙を飲んでメロン太の門出を祝わなければなりませんね…!」
ネコ【我輩がここに居た証は残してきた―――…道場の中と道場の周りを見回して見るといい
我輩の毛玉が“我此処に在りて”と主張するが如く至る所にありようぞ…】
キラキラキラキラ…
ガム「ううぅぅー…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
見つけて家宝にするべな…メロン太…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
つー…
彼方「おい人ん家の土地に吐瀉物残してんじゃねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!
ナイスエンピー「短い間やったけど 楽しい人らで面白かったで
魔反会なんてけったいなもんに負けんと頑張りや!」
オリジョーナ「……………帰ったら眉毛が点の御仁に…………い…いや…なんでもないざますだし……」
エラニュー「また来てねー」
エーロレイン「このエーロレインの無理な押しかけ訪問から始まり ここまで来てくれて本当に感謝である!!!!!!!!!!!!!!!!
帰りまでの道中 どうか気をつけるのだぞ!!!!!!!!!!!!!!!!
それとネアメのルミちゃんにもよろしく伝えておいてくれ!!!!!!!!!!!!!!!!
あと ネアメのアジトまで共に旅をしてくれたサイ博士にもな!!」
ディミリア「分かりました
エーロレインさん……ありがとうございました
あなたの行動力のおかげで私達はこの町に巡り会えることが出来ました
…あとの事はおまかせ下さい
必ずよき知らせを届けに再びこの町に来ます…!」
エーロレイン「…あぁ!!!!!!!!!!!!!!!!
待っているよ…いつまでも!!!!!!!!」
ぐっ…
-
ディミリア「天寄生のかたがたも……ありがとうございました」
タイフーオ「くすくす…私達は別に何もしてないわ…」
てれび「かえりはやまをこえるひつようがないようにとくべつにちょくしんで町をぬけられるみちをつくりますのでそこをとおってください
“行き”よりたいへんなおもいはしないでしょう
…そうでしょうライジー」
ライジー「あ…あぁ!!! 手筈は整ってる!!!!!!!
…………最初来たとき襲ってしまったのは本当に悪かった!!!!!
もうお前達の電気信号は覚えたから 次来たときはフリーパスで通すぜ!!!!!!!」
カンシ「お別れに俳句を送ります
首がいたい
寝違えかと思ったら
ソシャゲのしすぎだった
(字余り)
お気をつけて」
ラニ「ミミ村のあれ
たまに私が見に行って管理しておきますので 安心して下さいね!」
ヒョーゲン「さよなら
……さ さびしくなんてないんだからねっ!!!!!!!!」
ツキ「マタモヌゲニ ナッテキテネ」
おかま「次来るときまであたし…! ポールダンスをもっと磨くわぁん!!!!!!!!
だから…今度は……ペアでポールダンスを踊って下さいッッ…きゃっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!////」
ムキィィィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
にじ「ねーねー!!!!!!!!! そっちが町を出たらおいどん達…一人称も語尾も戻していいでごわすよね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
カンシ「そろそろ本当の自分に戻りたいでゴワス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「ダメです」
す〜ん
にじ&シンキ『ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ガックゥゥゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「鬼かお前は…;
…ま…なんだ
今回は元気なお前に会えて良かったよ…ツバメオー
このあとも元気でやれよ…
もしダメそうならもういっぺんここに戻って来い
ダチのうちが励ましてやるぜ
よしよし…ってな!」
ツバメオー「へん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
余計な心配だヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
……でも…ありがと彼方!!!!!!!!!!!
お前も…なんか色んなもの背負っちゃってるみたいだけど……ヘバんなヨ!!!!!!!!!!!!!!!!」
彼方「へっ! 当たり前だ
………ナンカノシルガメッチャデル……ツバメオーの事を頼んだぜ」
ヤンデル「ヤンデルだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いい加減覚えろ!!!!!! もはや原形ねーぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どどど〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「うふふふふっ」
わいわいわい…
ギル(ほぼ毛だったから全然会話に入れない………)
し〜〜〜ん…
-
彼方「ところで」
リクリィ「ヴぎぎぎぎぎぎぎィィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギギギギギ…
彼方「そいつそんな拘束で大丈夫か?
今にも逃げ出しそうな勢いだが」
ディミリア「う…うーん
道中注意はしますが…」
リクリィ「ひ…ひひひひー!!!!!!!! 大丈夫じゃないよーだッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この町を出たら私は絶対に絶ー対に逃げ出してやるもんねェェー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんならあなた達が眠ってる間に皆殺しにしてやってもいいけどぉお〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
テーレッテレー!
ツバメオー「トンでもねーヨこいつ
氷の中にでも閉じ込めて仮死状態にでもするか」
てれび「そのひつようはありません
かのじょをつれてかえるなら これをつかうとよいのです
シンキ あれを」
シンキ「りょ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これをドゾー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スッ…
ズンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《?マークが書かれた大きな箱》
ギル「それは?」
シンキ「こちらに出しましたるは不思議な不思議な世にも奇妙な箱でゴワース!!!!
さぁさぁそちらのお嬢サン!!!!!!! このファニーな箱にお入りなサイ!!!!!!!!!!!!!!!
楽しい楽しいマジックショーを体感出来ますでゴワース!!!!!!!!!!!!!!!」
ドキッ!!!!!!!!
リクリィ「え〜〜〜〜!!!!!!!?
わ…私ぃ〜〜〜〜!!!!!? ちょっ…私こういうの初めてだから…
た…楽しみぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴソゴソゴソ…
《箱の中に入るリクリィ》
シンキ「はいはいはいはいはい」
ガチャガチャ………ガチャンッ!!!!!!!!
シンキ「はいもう出られまセ〜〜〜〜〜〜〜ン」
パンパカパーーーン!!!!
ガシャアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「え!!!!!!!!? ちょッ…ああァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
あ…開かない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 閉じ込められたぁー!!!!!!!!!!!!!!!!
騙したなぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「バカだこいつ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「し…してやられたーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まさにトロイの木馬のごとき蠱惑的な罠にまんまとしてやられたーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ不覚ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「古代人でも騙されねーヨこんなもん普通は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
てれび「これならでられないでしょう」
リクリィ「こ…こんな箱ぉぉぉ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギギギギギググググググッ…!!!!!!!!
シンキ「無理でゴワスよー
その箱は力付くでは開かないでゴワス」
ライジー「そうだ
どんなに頑張って力を入れても開かないよ
オレが言うんだから間違いない」
ディミリア「これなら安心してネアメまで連れていけますね…」
ツバメオー「いやこれ箱デカすぎない?
道中目立つんじゃ」
シンキ「安心して下サイ
この箱は3つに分解出来マス」
ガコォ…
バラバラバラァ〜〜〜
リクリィ「ぎ…ぎやあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
わ…私の体がバラバラにィィィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
で…でもすごぉおおおおおおおおおい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シンキ「そのほかにナイフを刺したり箱の中に蛇や鳩をぎっちり詰めることがデキマス」
ツバメオー「いいなそれ
ストレス発散に使えそうだヨ」
リクリィ「人権侵害ィーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
人権侵害ィィィーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォー!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「痴女に人権はねェーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビクッ
ラニ「ひ…ひぃ…! ごめんなさい…!」
ヒョーゲン「いやあなた何自分で自分を痴女だと認めちゃってるのよ」
ディミリア「……ちゃんと拘束出来るならそれだけで十分です
本当にありがとうございました
では…」
ギル「出発しますか…」
ツバメオー「じゃーね」
ヤンデル「またな…」
もみーの銃「バイバーイ!!!!!!!」
ネコ【サラバニャ!!!!!!!!】
彼方「あぁ!!!!!! それじゃあな!!!!!!!!!!!」
5バカ『さよーならー!!!!!!!!!!!!!!!!』
わあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《無限道場と…その関係者達に見送られ…ギル達は町を発った!!!!!!!!
さらば!!!!!!!! 古都コトコト!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ツバメオー「…………なにか忘れてるよーな」
はてな
-
――― そすて…
町の外…
ヤンデル「…本当に真っすぐ歩いてるだけで町から出れたな……」
ツバメオー「まったく
行きはあんなに苦労したってのにヨー
雷女と戦闘したりさ……」
ギル「そんなことまであったのですねぇ…
自分 毛になってる間の記憶が全くありませんね…」
ツバメオー「本当かヨ〜〜〜
お前避雷針にしたりもぬ毛の触手で女体を絡めたりフル活用したヨ?」
ギル「……記憶が無くて良かったような残念なような………」
ツバメオー「…まぁ町に行ったらもっと大変なメに会ったけどなぁ〜〜〜〜〜………………お前の事だヨ痴女が〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドスゥゥッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「うぎゃああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《箱にナイフを刺すツバメオー》
リクリィ「って! 痛くな〜い!!!
箱には刺さっても私には刺さってないわよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
テーレッテレー!
ツバメオー「な…なにーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ち…ちくしょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こっちか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「ぎょあああァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
……とぉ見ぃせぇかぁけぇてぇぇぇぇぇぇぇぇぇ〜〜
痛くな〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウィウィー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「くそがあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この箱!!!!!!!! どこを刺せばこいつの体を貫けるんだヨーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バコォーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「もうなによこの子ぉ
怖いよぉ… ギルぅ 助けて!!!!!!!!!!」
ギル「………ツバメさん…そこまでにしておきましょう」
ガガーン!!!!!!
ツバメオー「はあ!!!!!!!!!!? なに? ギルお前こいつ庇うの!!!!!!!!!!!!!!!!?
幼なじみだからって甘くない!!!!!? こいつ凶悪犯だヨ!!!!!!!!!!!!!!!!」
リクリィ「凶悪犯なんてひどうい!!!!!!!!!!!!!!!!
結局私コトコトじゃあ誰も殺してないんだからさあ」
ツバメオー「コトコトではね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どうせ今まで他じゃ何人も殺して来たんでしょ…」
リクリィ「そりゃ暗殺専門の特務班なんだもの……
………それで私ってネアメに連れてかれたらどうなるの?
ひどい拷問をされちゃうの? エロ漫画みたいなことされちゃうの? それとも死刑にされちゃうの?」
ディミリア「…我々ネアメは司法の機関ではありません
あなたの犯した罪への裁きは この世界が平和になったその後です
それまであなたは捕虜としてネアメの牢に入ってもらいます
もちろん拷問もエロ漫画みたいなこともしません
ただ…我々の知らない魔反会の情報などを話してもらいたいです」
リクリィ「あっそーゆう感じ?
分かった分かった おっけーおっけー
とりあえず殺さないって約束してくれるなら情報だってなんだってあげちゃう!!!!!!」
きゃぴ〜〜〜〜〜ん!!!
ツバメオー「忠誠も何もねーなコイツ…」
ギル「なんにしても今の魔反会の現状が知れるのは助かりますね
聖魔隊の変革といい…今の魔反会で何が起こってるのか…気になることが多すぎる…」
ゴォォォ…
-
ディミリア「今回のコトコトへの旅……
残念ながら本当の意味での目的は果たせませんでしたがたくさんのものを得られました
魔反会の情報を持つ魔反会幹部の捕虜もそうですが…
何より無限道場と知り合えた事が大きかったです
彼方さん…見送りの前に自分達の出来ることならなんでも協力するとおっしゃって下さいました
特に行き場を失った魔法使いの方々を積極的に受け入れてくれるというのは本当に助かりますね」
ギル「そうですねぇ…
ネアメの拠点も拡張が進んでるとはいえ
際限なく魔法使いの人達をあの場所に集めるのは無理がありますからね…」
ディミリア「えぇ…
それだけでかかる負担が大きく違いますから…
本当に良い出会いでした」
ヤンデル「コトコトに行ったおかげでギルも戻ったしな……
アジトに帰ったらみんな喜ぶぞ………」
ディミリア「………と なんだか終わったような感じですが
本拠地に帰るまでが任務です! 捕虜の方も居る帰り道ですし
気を引きしめて行きましょう!!!!!
全員が無事にネアメに帰れるように!!!!!!!!!!!!!!!!」
もみーの銃「はーい!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「うnうn…
全員が無事にね……………無事に…………
全員………………ぜんい…………………はうあッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「どうしました? ツバメさん…」
ツバメオー「よく考えたらこれ全員じゃねーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
紫!!!!!!!!!!!!!!!! 糞紫がいないヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「…ほ…本当だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【そういえば居たにゃあ…
存在感がなくて忘れておったにゃお】
ツバメオー「あ…あいつコトコト来てからすぐに寝ちゃって…それから全然起きなかったんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それでなんやかんやあったから…すっかり忘れちゃったヨあんなやつ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「なんてこと…………
すぐに迎えに行かなければ…」
ツバメオー「よし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
放っといて帰ろ」
す〜ん
みんな『ズコーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドンガラガッチャー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「いいんですかそれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「いいでしょもう…………寝てて起きないし…………
扱いも面倒だしコトコトに放置して居なかった事にしよ…」
ヤンデル「お前薄情すぎるだろ…」
ズズーン…
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド…
ギル「ん?」
-
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「地響き?!!!!!!!」
ギル「す…すごい勢いで何かやってきますよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド…!!!!!!!!
ペトロ「モヒヒヒヒwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ヤンデル「ペトロ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
馬車を引いたペトロ………いや………ペトロ車!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドォドォーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ペトロ「ンッフッフォwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ドドドドドドドドドドドドドドド………ガラガラガラ…
ギル「と…止まった……
一体何故ペトロ車が…」
ネコ【そこなペトロよ
我輩らに用事かにゃお?】
ペトロ「ウヒヒヒヒ………ヒーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネコ【ふむ………………どうやらコトコトから来たようにゃお】
ツバメオー「えー?!!!! コトコトから?
彼方が遣わしたペトロかな…
つーかこいつの荷台 箱型だけど中になんかあるのかな
開けてみよ…」
ガチャ… ギィィィ…
ジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジ…
ツバメオー「ん? なに? 扉を開けたら目の前に砂嵐が……」
ズズ…
ミキニー「デス・ハグ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ぎゃにやーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《ミキニーの電素粒子に包まれるツバメオー!!!!!!!!!!!!!!!》
ミキニー「コラーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
このミキニーちゃんを置いてくなんて何事ゾーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カカーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーの銃「ミキニーちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ディミリア「…目覚めたのですか?」
ミキニー「そうだゾーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
快眠果たして目覚めたら誰も居なくてビビったゾーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
置いてかれたの分かってちょっと泣いたんだからなーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ふざけんなしーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「それはお前が起きないからでしょーが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
寝すぎなんだヨお前は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ストーリー進行の邪魔になるからてっきり間引かれたのかと思ったヨ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミキニー「急に眠たくなったから寝てたゾ!!!!!!!!
ここまで寝るとは思わなかったけど…………
つか河童!!!!!!!!!!!!!!!! お前顔が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
顔の色が…肌色になってる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ツバメオー「は!!!!!!!! 本当だ!!!!!!!! 僕の顔色が肌色に変色し………いやいやいや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この色が地だバカ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いつの間にか戻ってる!!!!!!!! やったー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
わー!!!!!!!!
-
ミキニー「えーーー!!!!!!!!!!!!!!!! 紫で面白かったのに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「紫顔は暗闇に紛れるイベントで役目を果たしたんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
これこれ!!!!! やっぱり肌色だヨ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぺかー!!!!!!!!
ミキニー「…………
お姉たま 実はお弁当を作って来たんすけど…」
ツバメオー「お!? まぢ!!!!!!?
気が利くじゃ〜〜〜ん
それじゃあいただきまーす…」
あー…
ツバメオー「って食うかバカヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グチョアァァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「もむもぉーごォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「同じ手に引っ掛かるかバカ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前が食え糞紫!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぎゅむぎゅむ
ミキニー「もごごーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
もみーの銃「紫肌のミキニーちゃんがあれを食べたらどうなるんだろう?」
プルプルプル…
ミキニー「…お…! お…おぉぉ……!!!!!!!!!
体が………体が……………」
ズンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「体がお盆の時とかになんか飾られるナスビに割り箸挿した変なやつになっちゃった〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「なんでだーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カカーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
ミキニー「ふぅ戻った
背中に麩菓子が刺さってるタイプだったら戻れなかった…………」
ゾク………
ツバメオー「お前の体どういう仕組みしてんだヨ」
ディミリア「ところでミキニーさん……
このペトロ車はなんでしょう?
ミキニーさんを送り届けるために彼方さんが出して下さったものでしょうか」
ミキニー「ん?
あぁこれ………チビ河童その2(彼方)が家に帰るのに使えって
この動物ごとあげるからって」
ディミリア「まぁ…! そんなお気遣いを!!!!!!?」
ペトロ「ヘァッ!!!!!? フォフヒィッ!!!!!? ヒォホホ!!!!!!!!!!!!!!!!?」
どど〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!
ネコ【このペトロは寝耳に水っぽいがな】
ヤンデル「ペトロ車に全員乗って帰るなら…相当早く帰れるんじゃないか…?
行きは一週間掛かったけど…さっきのスピードで帰るなら…その半分ぐらいかも…」
ギル「歩かないでいいだけでかなり楽になりますね」
ペトロ「ヒヒ………オヒヒヒ…ンフゥ…」
しゅーん…
ネコ【そうヘコむにゃお…これから向かう場所にはかわいいメスやそそるメスがたくさん居るにゃお】
ペトロ「オッホォ!!!!!? ヒィーホホォーーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
にょきーん!!!!!!!!!!!!!!!!
《股間の友情棒が伸びるペトロ》
ネコ【その意気だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ぐっ!!!!
-
そして…
ペトロ「ヒッヒヒー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴトトンッ…ゴトトンッ…
ツバメオー「ひゃー!!!!! 快適快適ー!!!!!!!!」
ギル「ペトロ車………なかなかいいものですね
ネアメに戻ったら我々も作ってみますか」
ディミリア「それもいいですね」
ヤンデル「……でも“5人”乗ると中は結構ぎゅうぎゅうだな…」
外からリクリィ「あばばばばばばばばばばばば!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴガガガガガガガガガガガガガ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ロープで繋がれペトロ車に引きずられているリクリィの拘束箱》
ズドドドドドドドドドドドドオオオオオオオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「ちょっとおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんで私が引きずられなきゃならないのーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
これ拷問じゃない?!!!!!!!! 拷問の範疇に入っちゃってなーーーーーーーーーい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ガガガガガガガガガガガガガガガ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「うるせー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
テメーそんなバカでかい箱に入ってるから場所取りすぎてここに入んねーんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
生身で引き回ししてるわけじゃねーんだから我慢しろヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シャー!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ネコ殿にも屋根の上に乗ってもらってますからねぇ」
ミキニー「…………」
ツバメオー「ん? お?
どうした紫…? いやに静かだな…」
ミキニー「………気持ち悪い…」
ツバメオー「気持ち悪いって………酔っちゃった系!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ミキニー「…………吐きそう…………」
ツバメオー「ぎやああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
とんでもねー呪詛を言い出しやがったヨこいつ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
やめろヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? 我慢しろヨお前!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ヤンデル「…ディ…ディミリアさん………
なんか乗り物酔いを治す治癒魔法とかないんですか………」
ディミリア「そうですね…………
今すぐ遠くの景色を見ましょう!!!!!!」
ピカ!!!!!!!!
ヤンデル「あ!!!! そういうの無いんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それ苦し紛れのヤツですよね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゾゾーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「は…吐く………もうダメ…吐ぎぞう…
い…胃液吐きぞう……… 紫色の胃液吐きそう…出るまえに食べたうどんと一緒に吐ぎぞうヴォえ……」
ツバメオー「ぎやぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
具体的に予告すんな〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
吐くなら外に吐け!!!!!!!!!!!!!!!! 車の後ろに向かって吐け!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
リクリィ「いやあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!! それはやめてええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
わーわー ギャーギャー
ネコ【うるさいにゃあ…】
うとうと…
-
――― ペトロ車に揺られ3日………
あっという間に一行はネアメのアジトのある地方のすぐ近くまで戻っていた…
ディミリア「まあ…本当に速い…
もうすぐですよ…この調子なら明日にはたどり着くでしょう」
ギル「このペトロ殿は凄まじいスタミナの持ち主ですね
数時間おきに休みを入れてるとはいえ
人や物をたくさんのせたこの箱をたった一人で引いていくとは
相当優秀なサラブレッドペトロ殿なのでしょう」
ヤンデル「…でも…ペトロ車は楽だけど
ずっと座り放しだから体がなまるな……
帰ったら運動しなきゃな…」
ギル「そうですね
我々この箱の中でカードゲームしたり放したり眠ったり…のんびり過ごしてばかりでしたからねぇ…」
ディミリア「………眠るといえば
……ツバメちゃん…ミキニーさんの様子は?」
ツバメオー「…」
ふるふる…
ミキニー「……くー…」
《ツバメオーの膝の上で眠るミキニー…》
ツバメオー「…起きない…
さっきから頬がちぎれるくらいつねったり目が飛び出るくらい無理矢理まぶたを開いたり下痢になるくらいつむじをグリグリしてみたけど…
全然起きる気配がないヨ…
またコトコトの時みたいになっちゃったヨ…」
ディミリア「明らかに普通の状態ではありませんね…
しかし何度か体を見てみましたが 特に何かがある様子でもありませんでしたが…」
ギル「見た目は人間に近いですが…体を粒子にしたりとあらゆる部分で違いますからね…
人間に対する医療が彼女にも有効とは限りません…
電磁超獣特有の何か特殊な状態であるのかもしれませんねぇ…」
ツバメオー「…ふんっ……こんなやつ本当はどうでもいいけど……
イビキがうるさいからねっ…
はやく起きろヨ……バカ…………」
すり…
ミキニー「くすー……」
ペトロ「ヒヒヒ!!!!!!!!!! ヒーッヒ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「?
なんでしょうか
ペトロ殿が何か騒いでいますが…?」
ひょこ
ネコ【おい 前方から何か来るぞ
複数居る】
ギル「むう? なんでしょう?」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ…
《ギル達の乗るペトロ車より数百m…
いくつかの影がこちらに向かって来る……それは…》
ドダダッ!!!!!!!! ドダダッ!!!!!!!! ドダダダダダダダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ペトロ1「ヒヒヒーホッホホォーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ペトロ2「モイヒーホンwwwwwwwwwwンッホォォォヌォwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ペトロ3「プリプリプリーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ヤンデル「ペ…ペトロの群れだ!!!!!!!!!
ペトロの群れがやって来た…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「奇声を上げながら走って来る姿だけ見ると有害生物にしか見えねーな…………」
-
―――
ペトロ1「イーヒーwwwwwwwwwwwwwww」
ペトロ「オッホ?wwwwwオッホ?wwwwwwwwww」
ギル「………こちらのペトロ殿と向こうのペトロ殿が立ち止まって何か話してますね…」
ツバメオー「つーかこっちのペトロでかくない?
向こうのペトロ達より二回りはデカいヨ」
ヤンデル「あれだけの馬力とスタミナを持ってるし当然かもな…
もしかしたら種類が違うのかもしれないな……」
ディミリア「しかし何をお話してるのでしょう…」
ペトロ「ゴッホォwwwwwララロwwwwwララwwwww」
ペトロ1「モイモイモイモイwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ペトロ2「ショコォwwwwwwwwwwコポラwwwwwwwwwwwwwww」
ペトロ3「ンッフフンフンフフwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ニョキニョキニョキ…
《ペトロ達の股間の棒が伸び…》
ガチィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《それらを絡み合わせた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ペトロ達『お…おふオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオんォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ぱぁぁーーっ!!!!!
へヴン状態!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「お…おぉ!!!!!!!!!!!!!!!! ペトロ殿達の友情棒が結ばれた!!!!!!!!!!!!!!!!
なんかよく分かりませんが友好的な関係になったようですね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「もぉー!!!!!!!! なんだヨォォォ! この絵面よォォォォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネコ【んん? ちょっと待て
あのペトロ……ジョージではないか?】
ヤンデル「え…?!!!!! ジョージって……ネアメに居る紳士ペトロ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ジョージ「オホホwwwwwwwwwwwwwww
(おや?!!!!!!! 皆さん!!!!!!!!!
なんと……このペトロに乗っていたのは皆さんでしたか!!!!!!!)」
ツバメオー「うわあ 本当だ!
こいつあの紳士ペトロじゃん」
ジョージ「コッホムスーwwwwwwwwwwwwwww
(なんという偶然!!!! 前方を珍しいペトロが居たので話しかけてみれば…!
まさかあなた達が乗っていようとは!!!!!!!!
…なんという偶然…なんという光明!!!!!!!!)」
ネコ【…どういうことにゃお…
ジョージ… 何故ネアメの農園担当のお前が外を走っている?】
ジョージ「ヒヒwwwwwwwwwwwwwww
(私達はあなた方を迎えに行くため ネアメを発ったのです!!!!!!!)」
ディミリア「私達を…ですか?」
ジョージ「カボップルwwwwwwwwwwwwwww
(そうです! 緊急の任務でございます!!!!!
本当は出会うまでもっと掛かると思いましたが……まさかビルダーペトロに車を引いて貰っていたとは嬉しい誤算…!)」
ツバメオー「ビ…ビルダーペトロ…?」
ジョージ「ヒッヒwwwwwwwwwwwwwww
(そのペトロの正式な種名です
彼は『ビルダーペトロ』という種類のペトロです
無尽蔵の体力を持ち合わせた力仕事に特化したペトロです
体が大きく友情棒が黒くて大きく太いのが特徴です)」
ツバメオー「へー やっぱ種類が違うんだ
じゃあお前らは何ペトロなんだヨ?」
ジョージ「ンホホホォーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
(我々は『変態ペトロ』!!!!!!!!!!!!!!!!
ペトロの中でも変態で一年中盛りまくってる生粋の性獣なのです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「何自慢げに言ってんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
絶滅しろお前ら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
ネコ【それで? お前達が我輩達をわざわざ迎えに来た理由は?】
ジョージ「ゴクゴクムフフwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
(もちろん任務として………!
実は……緊急事態なのですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)」
ディミリア「き…緊急事態…?!
な…何かあったのですか!?」
ジョージ「ヘホーヒwwwww
(その説明については同行したネアメの兵士の方が…………おや?
“彼ら”を乗せたペトロがまだ来ていませんね…
人を乗せてる分 遅いのかもしれません
すぐ来ると思いますが………ムム!!!!!!!!!!!)」
バンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ペトロ4「ヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ジョージ「カボォーwwwwwwwwwwチラァッwwwwwwwwwwwwwww
(来ました!!!!!! あのペトロに乗っています!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)」
ギル「むぅ……誰でしょう…」
ドドドドドドドドドドドドドドドッ……キキー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ペトロ4「コポローwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
??「ん…んん…?」
ゴソ…
ツバメオー「んー? 誰だぁ? 誰が乗ってんの?」
ピクッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
??「ハッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
その声は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マンツウ「ツビーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドド〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「わぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
マンツウ「だ…大丈夫だったかーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツビーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
くるくるくるくる………シュタタンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マンツウ「心配したぞォーーーーーーーーーツビィィィーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ぎゃああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
マンツウ「大丈夫かツビー!!!!!!!! 怪我はないか!!!!!!!!?
僕はそれだけが心配で夜も眠れなかったぞーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いや寝た!!!!!!!! 実はよく寝た!!!!!!!!!!!!!!!!
夢でツビーが出てきた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
夢の中のツビーはおもむろに服を脱ぎだし 髪の毛のくるくるしたところを僕の」
ツバメオー「やめろーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バキィィー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マンツウ「ムセァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
相変わらずw
-
ツバメオー「てめー毎度毎度出変態発言やめろや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
マンツウ「ち…ちがうツビー…
ぼ…僕は変態なんかじゃ…」
ジョージ「ヒヒーwwwwwwwwwwwwwww
(おやめ下さいお嬢さん
マンツウペトロは本当にあなたを心配してましたよ)」
ツバメオー「マンツウペトロて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前変態ペトロに仲間扱いされてるじゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どうあがいても変態だお前は!!!!!!!!!!!!!!!!」
リクリィ「えーなになにー?
その子供あなたのこれ? お似合いよぉ…ぷくく」
オヤユビ
ツバメオー「ちげァァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
黙ってろお前は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ディミリア「マンツウさん
それより緊急事態とはなんですか?」
マンツウ「!! ディミリア様!!!!!!!!!!
実は…………」
ぐぐ…!
マンツウ「現在…ネアメ・ルートは第一種戦闘作戦が発令され
昆布地方のワカメ町付近で魔反会軍と交戦中です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ディミリア「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ツバメオー「はあ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ヤンデル「な…!!!!!!!!」
ギル「ネ…ネアメが魔反会と…交戦中!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
どういうことでありますか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ディミリア「第一種戦闘作戦………つまり隊を編成しこちらから戦闘を仕掛けたと?!
何故そんなことに!!?」
マンツウ「この戦闘の目的は……“救出”です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ワカメ町に派遣された特外部隊『スケピヨチーム』が拘束されたんです!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「こ…拘束!!!!?」
ツバメオー「マジかヨ…
特外部隊って基本隠密行動でしょ?
なんで捕まってんだヨ… 誰だヨへました奴は…」
マンツウ「隠密行動でも最終的には魔法使いには接触するだろ?
奴らはネアメそのものではなく 接触が予想される町の魔法使い達を予めマークしてたんだ
そこにやってきたスケピヨチームが…魔法使いと接触した瞬間…逃げる間もなく囲まれ拘束されてしまったみたいだ」
ヤンデル「囲まれたって……その町には魔反会の軍隊でも居たのか…?」
マンツウ「いや…町の人間達に拘束されたらしい」
ギル「なんと?!!! それは…どういう……」
リクリィ「あははははは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なるほどねぇ……!!!!!!!!!!!!!!!
ツいてないねー…ワカメ町って言ったら…確かすでにメロンピルトが洗脳完了したところじゃない!
その中にわざと魔法使いを残して……それを餌にしておびき寄せたんだねぇ…
ご愁傷様!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
みんな『!!!!!!!!!!!!』
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
-
マンツウ「拘束時…渡し鳥の一人がなんとか逃げ出してネアメに戻ってそのことを報告したんだ
スパルティーさんはすぐに救出部隊を編成し町に送った…
最初は少数の精鋭部隊だった
相手は洗脳されてる村人だったからな…
でも救出部隊がいざワカメ町に到着すると…町を魔反会の軍勢が取り囲んでたんだ!!!!!!!!
しかも『全軍統括班』の大連隊と呼ばれる軍隊まで居たらしい!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「ぜ…全軍統括班の大連隊…!!!!?
ネアメの主戦力のではありませんか…
拘束した少数のネアメのためにそれほどの大部隊で迎えに来たと…?」
マンツウ「いや…そういうわけではないみたいなんだ
奴らは拘束したスケピヨチーム連れ出すそぶりも見せずに町に留まり続けたんだ」
ヤンデル「…完全に誘われてるな…」
マンツウ「さすがに少数であの軍勢とは戦えないから部隊は一度ネアメに引き換えしたんだ
そしてスパルティーさんの判断により……ネアメ全軍を以って救出のために出撃したんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
リクリィ「………バカだねー……
大を生かすために小は切り捨てるのが普通でしょうにさぁ」
ディミリア「そうかもしれません………しかし
全ての魔法使いを救うために戦うと誓った我々がそれをしてはならないのです…!
スパルティーさんの行動は正しいです…!」
リクリィ「………ふーん…やっぱりバカだね…
まぁ魔反会もそれを分かってておびき寄せてるんだろうけどねぇ」
ツバメオー「い…いやでも本当にまだその町にはスケピヨチームの奴ら居るの?
実は知らない間に連れてかれてたりして…」
マンツウ「あぁそれは確かみたいだ
魔消石の共鳴反応も確認出来たし…
それに……ほらあの 最近ネアメに来たサイって小さくてかわいい子が居ただろ?」
ギル「あ…あぁ…サイ博士ですか…」
ツバメオー(こいつ…あのチビ博士がすげー年上だって分かってないな…)
マンツウ「あの子の持ってる魔獣の中に…
『髪の毛を食べた人間の居場所が半径数km以内のどこに居るか感知出来る』っていうすごく都合のいい能力を持った魔獣が居たんだ
ツビー達がコトコトに出発したあとにネアメのみんながその魔獣に髪の毛を食べさせたからいつでも捕捉出来る状態になってるんだ
その魔獣の感知によるとスケピヨチームも全員居るみたいなんだ」
ギル「そうなんですか…
それは良かったですが………
しかし魔反会と…ついに直接対決とは…!!!!!!!
想定より…かなり早いものですね…」
ディミリア「…えぇ…私達はまだ戦力を積み重ねてる途中ですからね…
しかしこうなった以上仕方ありません…
それで……戦況は…!!?」
マンツウ「…今のところ…膠着状態…ですけど
正直見通しは良いとは言えないです…」
ディミリア「!!!!!?
何故です……?」
マンツウ「……実は最初は割と押してたんです…全軍統括班の兵とも互角以上に渡り合ってました…!
スパルティーさんも兵の練度は十分だと言ってたし…初陣で士気も高かったからこっちも負ける気は微塵もなかったんですけど…
途中で流れが変わった…!!!!!!!!!!
魔反会の奴らが…“兵器”を出してきたあの時から…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギリッ…
ギル「へ…兵器!!!!!?」
-
マンツウ「ネアメが押してるのを見るやいなや あいつらは兵器を持ち出したんだ!!!!!!!!!!!
戦車や大砲!!!!!!!!!!!! 退魔兵器もいくつか!!!!!!!!
その登場から少しずつ戦線が後退……つまり押され始めたんだ…
でもスパルティーさんは冷静に指揮して深追いは避けつつ兵器を消耗させる作戦に変更した
戦車も大砲もいずれ弾や燃料が尽きるだろうと読んでね…
その選択は正しかった 粘れば粘るほど兵器は使い物にならなくなって…ついにはネアメの手で破壊された
…そこまでは良かったんだけど…それでは終わらなかったんだ!!!!!!!!!
壊しても壊しても…! 次々と新たに兵器が現れるんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
弾も!!!!! 燃料も!!!!!! 戦車もだ!!!!!!!!
無尽蔵にワカメ町から現れてキリがなくて…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
結局また押されて……一度撤退した!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ディミリア「な…なんということ…!
魔反会は…まさかそんな辺境の町に兵器を用意していたのですか!!!!!?」
ギル「ということは兵器班も居るということか……
全軍統括班と兵器班の共同戦陣とは…!!
魔反会が本気で戦うときのやり方ではありませんか…」
ヤンデル「そ…それから?」
マンツウ「一度撤退したが 体勢を立て直してまた出撃した
でもこのまま無尽蔵の戦力を相手に戦うのはこっちも限界がある………そこで
スパルティーさんから一つの密命が出された!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それは……『新たな少数精鋭部隊による奇襲』だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
その奇襲で魔反会の兵器……その補給を断てと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ゴクッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マンツウ「スパルティーさんの推測では兵器の弾薬や燃料の補給はワカメ町の“外部”から来てるって話だ
だからそこを急襲して無力化しろと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それがスパルティーさんの密命!!!!!! そして僕はそれを伝えるための密使として出されたんだ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「…つまり…マンツウさんが我々の元に来たということは…」
マンツウ「そうだ!!!!!!!!!!!!!!!!!
奇襲部隊はお前達ギルチームだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
マンツウ「ただしツビーは心配なので僕の権限を持って辞退とする!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「お前にどんな権限があるんだバカ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ど〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
マンツウ「僕が戦場を出たのはつい昨日…
本当はもっとかかると思ったけど…こんなに早く合流出来るとは思わなかった!!!!!!!!!!!!!!!!
悪いがこのまま作戦を開始してくれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「ちょっ…急すぎんだろまぢ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まずファー姉さんはどうすんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
マンツウ「ファー姉さん…?」
ディミリア「あ……私です」
マンツウ「あぁ……ディミリアさんは僕と一緒にネアメのアジトに帰ってもらいます!!!!!
今ネアメのアジトはリーダーがいない状態なので!!!!!!!!!!」
ディミリア「なるほど…そうですか 分かりました」
ギル「ならばディミリアさんとマンツウさんはこちらの……ビルダーペトロ殿のペトロ車で帰ってください
コトコトから連れてきた魔反会の捕虜もいるので こっちの方がいいでしょう」
マンツウ「あぁ
じゃあお前らはこっちのペトロ達を使え」
ギル「はい
…………あぁそうだ
マンツウさん ついでにネコ殿も一緒に連れて帰ってください」
ネコ【な…なにゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? お前…なんてことを!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そんな重要な作戦に我輩が居なくてどうするにゃおん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?】
ギャチィッ!!!!!!!!
ギル「しかしネコ殿
まだ傷は快復してないでしょう?」
ギクッ
ネコ【にゃう!!!!!!!!!!?
バ…バカ言え………こんな傷……………】
ディミリア「確かに…ネコさんのその傷では無理は出来ないでしょう」
ネコ【にゃむー!!!!!!!!!!?】
ヤンデル「ネコ……無理はしない方がいい…」
ツバメオー「そうだヨ
聞いたヨ お前コトコトのためにすげーヤバいのと戦ったんでしょ?
そんな傷で無理してお前になんかあったら………彼方達が悲しむヨ」
ネコ【……にゃ……むむぅ…
しかし…………我輩もお前らの仲間の一人であろうが…
我輩ひとり任務を放り出して帰るなど…】
ツバメオー「いやお前ギルチームじゃねーだろ」
何勝手にカウントしてんだ
ギル「……ネコ殿 ならばこれならいかがでしょう
ネコ殿はディミリアさん達が無事に帰るまでの警護…というのは
マンツウさんではぶっちゃけ心配ですし 捕虜のリクリィちゃんもいる…
リクリィちゃんは油断すると脱走しかねない人です
もしそうなったらリクリィちゃんを捕らえられるのはネコ殿だけです
だから…是非とも警護をネコ殿にお願いしたいッ…!!!!!!!!!!
ギルチームのリーダーとしての頼みであります……!」
ギン…!
ネコ【…………………】
ふすぅぅーー…
ネコ【………いいけどお前に頼まれるのはなんかムカつく…
偉そうに言いおってにゃあ…!!!!!!!!!!!!!!!!】
ビキ…ビキ…ブチッッッ…!!!!!
ギル「すんません調子コいてましたァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この通りですお願いしまァァァーーーーーーーーーす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ペコァーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハハーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ネコ【…………ハァ…分かったにゃお
ならばそうしてやろう……だが!!!!!!!
傷が治ったら我輩もすぐに戦場に向かうぞ!!!!!!!!
こんなもんあと2日も寝れば治るからにゃお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
カーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ハハ………心強いですよ…」
ツバメオー「でも実際この化け猫がいないのはかなりの戦力ダウンだよねぇ…
つーかギルチームって言うけど…
お姉さんやおっさんやお兄さんとはどっかで落ち合うの?」
マンツウ「いや
エンカさんとウソニさんは戦場を離れられない
あの2人は前線で戦う部隊として欠かせない戦力だからな
ビラコさんも後方の医療隊を率いてるから当然動けない…」
ツバメオー「えーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
じゃあギルとボクとヤンデル(ともみーの)で奇襲部隊!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
若くない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? 若い命を簡単に使おうとしちゃってないその作戦!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
??「安心しなよ!!!!!!!!
それなら俺が一気に平均年齢を上げてやるぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
くるるるん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シュターッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「イケ骨参上ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
FOO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ジュリーさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「はっはっは!!!!!!!! 実は俺も居たのでしたー!!!!!!!!!!!!!!!!
久しぶりだね!!!!!!! 元気してたかい!!!!!!!!!?
うむ!!!!!! どうやら顔立ちが前にも増して頼もしく………やや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
シュバッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「何この箱に入った子!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
箱入り娘?!!!! 箱入り娘連れて帰っちゃった感じ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
カカカカッ!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリィ「ひ…ひィィー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
……って!!! こいつ…大魔女フーリャンの…」
ジュリー「ん? 君…どっかで会っ………う…うほァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
今箱の隙間からチョチョイと見えたけどこの子めっさエロちぃ服着てない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
やだーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 大胆箱入り娘ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そそるーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そんな格好で身動き取れないとかエロ漫画だよそれ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ちょっとえっちな事しちゃってもよかばいナリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ハァハァハァハァ
リクリィ「いやああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
えっちな事されるーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エロ漫画みたいに!!!!!!!! エロ漫画みたいに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「ジュ…ジュリーさん!!!!!!!! それは絶対しないって約束してるんで勘弁して下さい!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞ〜〜〜ん!!!!!
-
まるまる さんかくさんかく
ジュリー「なるほど そんなことがあったのか!!!!
つまり…ディミリアさんとツバメオーちゃんとそこのリクリィちゃんが脱衣マージャン勝負をした…と
くそォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
見たかったあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! それ見たかったあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
S席で見たかったよォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ローチケで買わせろーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ローチケで買わせろーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴォー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「そんなことしてねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「なに!!!!!! そうだったのか!
耳が清まりすぎた!!!!!!!!!!
えーっと……うん…つまりエンデリルがなんやかんや…とね
ここでまた彼に会えなかったのは残念だけど 要はあの子を見つければいいんだろう?
それならすぐにでも見つかるさ!!!!!!!!!!!!!!!!
とにかくみんなご苦労様!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
労いを込めて女子限定でお尻をマッサージしてやろう」
わきわき
ツバメオー「いいヨもう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この人しゃべるごとに下ネタしか言わねーな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずーん…
ヤンデル「…ていうか…ジュリーさんは戦いには出なかったんですね…」
ジュリー「あぁ 今の俺じゃあ足手まといだからね」
ツバメオー「そっちで足手まといなら奇襲部隊でも足手まといになると思うんですけど」
ジュリー「やっほォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
手厳しーね〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ロリ巨乳は手厳しい説あるよーコレねー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガックゥー!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「ジュリーさんをバカにするなよ……
こんなこと言ってるけど…力が衰えててもジュリーさんは凄いぞ……」
ギル「えぇ
戦力としては申し分ありませんね」
ジュリー「イェアァーッ!!!!!!!! やさしみ〜!!!!!!!!!!!!!!!!
やっぱり男の友情だね!!!!!!!!!!!!!!!! うnうn
くそッ…これで君達にパイオツがあったら完璧なんだが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
くぅ〜〜〜
ツバメオー「いびつな男の友情だなオイ」
マンツウ「じゃあ頑張れ!!!! ハイヤー!!!!!!!!」
ピシッ!!!!!!!!
ペトロ「オヒヒーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
パカラッ!! パカラッ!!
ツバメオー「って帰るのはえーよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こっちなんの情報も無しだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
待てコラ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
マンツウ「情報か……そう言われてもな…」
ギル「スパルティーさんは外部から補給が来てるだろうと推測しているようですが
どこから来てるかの目星などはついてないのでしょうか?」
マンツウ「あったら言ってると思うけどな…」
ヤンデル「補給が来るとしたら…どういうところから来るんだろうな…
……魔反会の基地とかか…?」
ギル「あの辺りの近くに基地があったでしょうか…
そうだ…マンツウさん まずはワカメ町周辺の地図とか見せてもらえませんか?」
マンツウ「分かった」
―――
バサァ…
マンツウ「これがあの辺りの地図だ」
ギル「ふーむ……………
ワカメ町は森を背にした町ですか…
その森の奥には大きな山…
周辺に町や村は…………無し…
いや 山を挟んだ向こう側に村が一つありますね………海ぶどう村…ですか」
ジュリー「それ以外には無いみたいだね」
ギル「ワカメ町に補給が入る場面は目撃されてないのですよね?」
マンツウ「そうだな
多分 この森を通ってるんだと思うけど」
ツバメオー「ネアメが来るのを予測してたんなら森の中に備蓄してたんじゃない?」
マンツウ「それは考えたけど このあたりは湿地帯なんだ
兵器を長く保管するには適してないってさ」
ギル「じゃあどこに………
近くの村は海ぶどう村ですが…この村は山の向こうだし…」
リクリィ「いや……補給が来るならその海ぶどう村でしょうね」
みんな『!!!!!!!!?』
ツバメオー「な…何だって…?!!!!!!!!」
リクリィ「海ぶどう村が補給基地だって言ったのよぉ
海ぶどう村も今は魔反会の支配下だからねぇ
つか そこしか無くない?」
ヤンデル「でも…海ぶどう村は山を挟んだ向こう側だぞ……
地図上だとワカメ町から海ぶどう村に行くまでかなり遠回りすることになる…
どう考えても効率が悪いだろ…」
リクリィ「バカねぇ……“地図にはない道”があるのよぉ
知ってた? ワカメ町と海ぶどう村はいわゆる“姉妹”の関係にある町村なのよぉ
昔から交流が盛んに行われてて物流も盛んだった…
海ぶどう村の方は割と乾燥地帯だから…お互いがお互いに無いものを補えるってわけ…
その物流をスムーズに行うために作られたのが……間を挟む山を掘って繋げた“トンネル”よ…!
個人で作ったトンネルだから…名もなく…地図にもない…!!!!!!!!」
ドンッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ト…トンネル!!!!!!? じゃあ魔反会はそれを使って補給を…?!」
リクリィ「でしょーね
兵器の保管は出来ないけど篭城に適したワカメ町…
篭城には適さないけど兵器の保管に適した海ぶどう村…
その二つを上手く使ってるわね…くくく!!!!」
ジュリー「ふむ!!!!!!!!
じゃあ俺達は…この海ぶどう村に向かいここに奇襲を仕掛ければいいわけだね!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「えぇ!!!!!!!!? ちょっと…こんな糞痴女の言う事信じるの!!!!!!!!!?
嘘かもよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ディミリア「嘘じゃないわよぉー!!!!!!!
言ったでしょー? 殺さないって約束するならなんでも話すって!!!!!!!!
それなのにわざわざ嘘言うわけないじゃないのぉ…
ねぇギルぅ? あなたなら私の言うこと信じてくれるでしょお?」
ギル「…む………まぁそうですね
実際…この村以外に候補がありません…!!!!!!!!!!
ここはリクリィちゃんの言葉を信じましょう!!!!!!!!!!!!!!!!
向かうは……海ぶどう村です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「………あぁ…!!!!!!」
ツバメオー「……むぅー」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ…!!!!!!!!
-
×
ディミリア「嘘じゃないわよぉー!!!!!!!
言ったでしょー? 殺さないって約束するならなんでも話すって!!!!!!!!
○
リクリィ「嘘じゃないわよぉー!!!!!!!
言ったでしょー? 殺さないって約束するならなんでも話すって!!!!!!!!
ディミリア「私は痴女じゃありません……」
-
マンツウ「目的地は決まったか…
じゃあそろそろ出発だ…
………ツビー!!! 僕と帰るなら今のうちだぞ…?」
ツバメオー「うっせー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボクもギルチームだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
帰れ帰れ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴーッ!!!!!!!!
マンツウ「分かったよ…
じゃあダブルベッドを用意して待ってるぞ…ツビー…」
ツバメオー「用意しなくていいヨ!!!!!!!! 一人で使ってろ!!!!!!!!
寝返りしまくれ!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!
ディミリア「帰り道の道中に作った治癒札を渡しておきます…どうかお気をつけて…」
ネコ【お前ら我輩がおらずともしっかりやれにゃお!!!!!!!!?】
ギル「はい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それではギルチーム……行ってまいります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
??「待って〜〜…」
ツバメオー「ん? …あッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばーん!!!!!!!!
ミキニー「私も連れてってー!!!!!!!!」
ツバメオー「糞紫!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前起きたのかヨ…」
ミキニー「うん………最近よく眠れるゾ…とてもおかしい…
でも今はもう大丈夫!!!!!! だから連れてって!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「大変な任務です
体の調子がおかしい状態で同行するのは危険だと思いますが…」
ツバメオー「そうだヨ
今回はお遊びじゃないんだ…
調子のおかしいお前をフォローしてたらそれが任務の失敗に繋がるかもしれないのに…!
お前は電磁超獣だから関係のない話かもしんないけど…」
ミキニー「関係なくないゾ!!!!!!!
まだちょっとの間しかこの世界にはいないけど…
河童達が生きるために必死で戦ってるのは分かってるゾ!!!!!!!!!!!!!!!!
河童の縄張り争いが過酷だってのはよく分かった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!
ツバメオー「全然分かってねーじゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「生きるために必死な奴の気持ちは私もよく知ってるゾ!!!!!!
邪魔はしない!!!!!!!! 出来るだけ協力する!!!!!!!!!!!!!!!!
お願い連れてって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「そこまで……」
ツバメオー「糞紫お前……」
ミキニー「…私 なんでか分からないけど
…チビ河童…お前といる時が一番楽しい気持ちになるんだゾ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣の中で一人…私だけ人間の世界に来て…色んな不安もあって……何故だか体が苦しい時もあったけど…
お前と居る時だけはそれが安らぐんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前がいなきゃ私 この世界で生きていけない気がする!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前と離れたくないゾ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「く…糞紫…」
ディミリア「あら〜」
ジュリー「レズエンド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パァンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
キマシタワ―
-
ツバメオー「………わ…分かったヨ…
じゃあッ…来いヨ…
……ごめんギル…いいかな…」
ギル「…本人がそこまで言うのなら……行きましょう!!!!!!!!!!!!」
ミキニー「ありがっとん〜♪」
ギル「では…この任務… このチームで遂行して来ます!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ディミリア「分かりました
まかせます」
マンツウ「………あ でもお前達に渡せるペトロは三匹だけなんだ…
悪いが全員は乗れないぞ」
ツバメオー「いいヨ
ボクはギルの後ろにでも乗るし…」
マンツウ「ならん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それは決してならん!!!!!!!!!!!!!!!!! 断じてならーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォー!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「うるせーなこいつ!!!!!! お前がとやかく言うなヨ!!!!!!!!!!!!!!!!」
マンツウ「悪いが先手を打たせて貰った!!!!!!!!
ツビーがウラ・ギルと合ペトロした場合 そのペトロにダイビング落馬するよう調教してあるのだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もちろんウラ・ギルは死ぬ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「そこまでします!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブブー!!!!!!!!
ヤンデル「それツバメも死ぬだろ…」
ツバメオー「かーッッ!!!!!!!! 余計な事しかしねーなオメーは!!!!!!!!!!!!!!!!
じゃあ…ヤンデルに乗せてもらうか…」
ミキニー「待って待って
それならここで早速このミキニーちゃんが役に立てるかもだゾ」
ツバメオー「ふえー?」
ミキニー「私 ここまでの帰り道の中で新たな力を身につけたっぽい
それは…何の気無いじゃれ合いの中で気付いたんだけど…
“あれ”こそ私の一つの形態なんじゃないかと…」
ツバメオー「何を……言ってんだお前?
なんだヨ 何を身につけたんだヨ」
ミキニー「ふっふっふ!
ここに取り出したるはお弁当!!!!!!
こちら普通のお弁当じゃございませんゾ!
ミキニーちゃんのパウダーが振り掛けられた特別なお弁当!!!!!!!!!!!!!!!!」
ば〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「!!!!? それって…お前…」
ミキニー「それを私が〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜………食べる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パクッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「するとぉ………ムググググ……ムグーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バリバリバリバリ…!!
スポォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
茄「変身オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「こ…これは!!!!!!!! お盆の時とかになんか飾られるナスビに割り箸挿した変なやつ!!!!!!!!!!!!!!!!
帰り道で一回なったやつじゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
茄「そう!!!!!! これがミキニーちゃんの新たなる形態……
『神獣形態』ゾ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
じゃあじゃああああああああああああああああああああああん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ガチの新形態にしちゃった!!!!!!!!
ネタじゃなかったんスかそれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーーン!!!!!!!!!!!!!!!!
-
茄(ミキニー)「そう……ミキニーちゃんも最初はギャグかと思ったけど…
これに変身してる間…なんか妙にしっくり来たんだゾ…
そして気付いた…! この姿こそ…ミキニーちゃんの新たなる可能性であると…!!!!!」
ギンッ……
ツバメオー「確かにナスビは煮ても焼いても揚げても旨い無限の可能性に満ちた食材だけども」
茄「この姿に変身するには自分の電素粒子を取り込む事が条件だゾ」
ヤンデル「そうなのか………;
でもなんで茄…………」
茄「電磁超獣が元の体から全く違う姿に変身するのはママもやってたゾ
きっとママのあの姿も…この『神獣形態』と同様のものだったに違いナス!!!!!!!!!!!!!!!!
つまりこのミキニーちゃんはハウシーとかクエンさんとかポンチコ木とかを一気に抜き去って…
ママと同じステージまで駆け上がっちゃったのだーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!
すっごーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニーちゃん才能のかまたりーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぱぱーん!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「“あっち”とスケール感が違いすぎるだろそれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ステージは同じでも内容が紅白歌合戦とどじょう掬いオンステージぐらいのクオリティ差があるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「どじょう掬いをナメてはいけませんよツバメさん」
島根の伝統芸能ですよ
ジュリー「…それにしても……神獣形態……ねぇ…
確かにお盆の時のナスビは『精霊馬』と呼ばれる事もあるが………」
茄「まぁまぁ河童
一回乗ってみなさいよ
神獣であるこのミキニーちゃんの背に…さ?
乗ってみなさいよホラァ」
スッ…
ツバメオー「え…えぇ?
なに…つまりボクはお前に乗ってけってこと?
ナスビに乗って大地を駆けろってこと?」
茄「そういうことだゾ
だから乗り心地を見てみるといいゾ」
ツバメオー「………どんな世界観だヨ………
ナスビに乗った所で大して……」
スッ… ポフッ
ツバメオー「…………………!」
キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ………
ぽわわァ〜〜〜〜〜〜…
ツバメオー「ふぁ…ふぁあああああああああああああああああああああああああああああああああ………
なぁにこの乗り心地ィィィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
す…すごい………フィット感がハンパなさすぎだろこれ〜〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!!!!!!!!!!」
とろ〜〜〜〜〜〜〜…
茄「もちろんそこの動物に負けないくらい速く走れるゾ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パカラッパカラッパカラッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ん…んほ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
か…風が気持ちいい〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
よっしゃ気に入った!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ボクは糞紫に乗っていく!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
茄ニー「この姿の私の事は茄ニーと呼んで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーの銃「わぁ〜〜〜〜い! 彼岸を思い出すぅ〜〜〜〜〜〜」
パカラッ パカラッ パカラッ パカラッ パカラッ!!!!!!!!
あははははははは………
ギル達『……………』
しーーーん…
ギル「………目立たないように……行きましょう…」
ヤンデル「………そうだな……」
スス〜ン…
-
http://i.imgur.com/anJjdsV.jpg
-
ちょっと古くなって弾力がで始めた茄子のほうが乗り心地いいかもね
-
――― そうしてギル一行は一路海ぶどう村へ向かった…
パカラッ!!!!!!!! パカラッ!!!!!!!!
ペトロ「ギホホッフゥホォーwwwwwwwwwwwwwww」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
茄ニー「遅い遅〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「………ペトロだけでも十分目立つのに………
茄まで並走してたら人の目を奪わないわけないぞこれ…」
ギル「まぁ…どこか寄り道するわけでもありませんからこのまま人通りの少ない道を通っていきましょう」
ジュリー「そうだね!!!! でも出来るだけ最短距離だ!!!!!!!!
今もみんなが戦ってる…!!!!!!!!!!!!」
ギル「……我々がいない間にそんな火急の事態になってるとは思いませんでした…」
ヤンデル「…マンツウは戦力的にはこっちが勝ってるとか言ってたけど………
どうなんだろうな………
全軍統括班ってつまりは魔反会の正規の兵だろう…?
公認傭兵みたいな荒くれ共じゃなく…統率の取れた軍隊だ…」
ギル「それに加えて地方班の兵も混じっているでしょうね
なんにせよ数は敵の方がかなり多いでしょう」
ヤンデル「………;」
ギル「………しかし全軍統括班といっても色々ありますからね…
全軍統括班は班長が指揮する本大連隊の他に第1〜5の大連隊に別れています
本大連隊は当然として それに続く第1・第2大連隊は非常に優秀で強い兵士が揃っています……………が!
それと打って変わって第3〜5大連隊の兵士の質はグッと下がります」
ヤンデル「そ…そうなのか…
なんでだ…?」
ギル「全軍統括班の第3〜5大連隊は代々ネタ枠と決まっているのです
なのでふざけた人しかいません」
ス〜ン…
ジュリー「そうなのかい………
それ……なにか理由があるの?」
ギル「ないです………
伝統としか言えません………」
ジュリー「なんて無意味な伝統なんだ………
…だけど 今ネアメが戦ってるのがその…ネタ枠の兵隊達だとしたら…」
ギル「勝ち目は十分あるでしょう
というか十中八九3〜5のどれか…もしくは複合でしょう
ネアメが引っ掛かるかどうかも分からない罠のために第1や第2のようなガチ本隊を置くとは思えませんからね…」
ヤンデル「そうか………それなら……」
ギル「しかしそこで気掛かりなのはやはり『兵器班』の存在…
兵器班には外部からの協力として武器会社の『デス社』が加わっています
果してそれがどう働くか…」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
ヤンデル「…う…うぅ……怖い事言うのはやめてくれ……
一度仲間を皆失ったっていうギルやディミリアさんの話が頭をよぎる…
う…うぐ……思考がネガティブに………う…ぅおぉ…」
ぷるぷる…
ヤンデル「うぼおおおおおおおおおあばあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
タンッタンッタンッタンッタンッタンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ペトロの背の上でコサックダンスを始めるヤンデル!!!!!!!!!!!!!!!!》
ギル「!?」
ツバメオー「アッーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これはヤンデルのネガティブさがMAXになり…ストレスが溜まった時におもむろに始めてしまう『ネガティブコサックダンス』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
久しぶりに見た!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「初めて見た!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブボー!!!!!!!!!!!!!!!!
-
どういうことww
-
ジュリー「はっはっは…若いねぇ ヤンデル
俺達が仲間の事を心配してどうするんだい?
信頼しなよ 戦ってるのは君達もよく知ってる心強いあの人なんだぜ!!!!!!!!!!!!!!!!
彼等は強い! 俺が言うんだから間違いない!!!!!!!!!!!!!!!!
思い描いて見なよ! 彼等の勇姿を!!!
魔反会相手に勇ましく戦う仲間の姿が!!! 後方で凛として仲間を支えるその姿が!!!!!!!!
容易に想像出来るだろう?」
ヤンデル「……………!」
ギル「…………フフ!
…確かに……そうですね
エンカさん達なら大丈夫そうです」
もみーの銃「お兄ちゃんも私がいなくても強いから大丈夫だよ!!!
私は心配してないっ!!!!!!!!!!」
ヤンデル「…うん…そうだな…
みんなならきっと大丈夫だ……
心配するのも失礼だ…」
ギル「自分も不用意に不安を煽るような事を言ってしまいました すみません」
ジュリー「うむ!!!!!!!!
俺達は俺達のすることだけを見つめよう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺達がこの任務を成功させれば彼らももっと楽になるからな!!!!!!!!!!!!!!!!
行くぞっ!!!!!!!! 『女の子の腋に8×4かけて嘗め隊ギルチーム』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「なんスかそのチーム名!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
で〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!
オオオオオオオオオオ…
―――――――…
戦場――――
ワカメ町の近くの平原
ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガガガガガガガガガガガァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
わーわー!!!!!!!!
《なんかすごい事になってる戦場》
ネアメ兵『おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
魔反会兵『ひゃおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッッ…
スパルティー「……ふむ」
【ネアメ・ルート 軍事部門リーダー…
司令官 スパルティー】
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
ダダッ
軍服3「スパルティー様!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スパルティー「戦況は?」
ゴォォォォ……
軍服3「いい感じです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スパルティー「よし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 頑張れ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
※注※ なんとかファイトの戦争はこんな感じです
御了承下さい
-
魔反会兵「死ねぇぇー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔反会の剣技を見せてやるぜ烏合の衆どもがあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギャンギャンギャアァーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ネアメ兵「ナメるな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こちとらスパルティーさんにしごかれたネアメ流の剣技がある!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガガガガガッ… ズワォッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ズババン!!!!!!!!!!!!!!!!
魔反会「ぐわたーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
―――
魔反会兵2「数はこっちが勝ってる!!!!!! 圧倒的兵力で押し潰せぇ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネアメ兵2「!!!!!!!!」
ゴゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!
ムイ「魔法第1部隊!!!!!!!!!!!!!
精度重視型・ファイアロー!!!!!!!!!!!!!!!!」
魔法使い達『ファイアロー メコル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
パシュッ パシュッ パシュッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒュルルルルルルルルルルルルル…
ドドドドドドドドゴゴゴゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《魔反会兵達の前に炎の矢が降り注いだ!!!!!!!》
モワモワモワモワ…
魔反会兵2「…ちっ!!!!!!! 魔法で邪魔を…!
だが威力は低い!!!!! せいぜい地面を焦がして黒煙をあげる程度!!!!!!!!!!!!!!!!
所詮まともな魔法も扱えぬ四流の寄せ集めだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!
ネアメ兵2「それで十分だァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズバンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
魔反会兵2「ゴぺブらッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《魔反会兵の視界を塞ぐ黒煙の中から現れる魔反会兵を切り伏せるネアメ兵達!!!!!!!!》
わーわー!!!!!!!!
――
魔反会兵3「…く…くそが!!!!!!!!!!!!!!!!
退魔兵器だ!!!!!!!! 退魔兵器を出せ!!!!!!!!!!!!!!!!」
魔反会兵4「使用していますが効果がありません!!!!!!!!!!!!!!!!」
魔反会兵3「なにぃ!!!!!!!!!!!!!!!!?」
―――
スパルティー「…NO! 残念だがこちらの魔法部隊は後方からの攻撃に徹している
退魔兵器があると分かってわざわざ前には出さん!!!!!!!!!!
始めのうちになんの考えもなく退魔兵器を我々に見せたのが失敗だったな!!!!!!!!!!!!!!!!
陣形はこのまま行くぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
真人間戦力を最前とし 魔法使い・混血の魔法部隊は距離を取った後方から遠距離魔法攻撃!!!!!!!!
引いた弓のごとき形から名付けて『弓形引きの陣』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババァン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スパルティー「……ふふん!
昔ならもっと気の利いたシャレオツな名を付けるところだが…
ネーミングセンスに矢を受けてしまってな……そのままの名前しかつけれん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どん!!!!!!!!
軍服3「さすがスパルティー様だ!!!!!!!! もはや体関係ない所まで矢を受けているとは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
軍服3「それにしても………初めての大きな戦いだというのに…なかなかのものですね…!
スパルティー様と共にネアメに来た我々『ギギギ自由兵団』の兵達は当然として…
ネアメで戦闘訓練を受けた者達の活躍…! 目を見張るものがあります…!!
最前部隊もそうだが……後方の魔法部隊の働きも目覚ましい…!!!!!!!
一糸乱れぬ流れるような魔法攻撃…! とても数ヶ月そこら鍛えただけには見えませんよ!!!!!
やはりスパルティー様の的確な訓練のおかげでしょう!!!!!!!!」
スパルティー「…何度も言わせるな …私の力ではない
彼ら自身の力だ! 自分達の力で勝利をつかみ取ろうとする……素晴らしき希望と勇気の力だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今のネアメは強いぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
歪んだ正義を騙り絶望を振り撒く魔反会などに蹂躙されはせんさッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ…
ネアメ兵「戦車隊が来たぞぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ……
ギャラギャラギャラギャラギャラギャラギャラギャラ…
ズゥゥーンッ…!!!!!!!!
《戦場に現れた数機の重厚な鉄の塊!!!!!》
砲手「むぅーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 一網打尽にしてくれる!!!!!!!!」
オペレーター「全速前進!!!!!!!!!!!!!!!!」
―――
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
軍服3「…また来ましたね!!!!!!!!
やはりこの戦いで厄介なのは…あの自走兵器達ッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スパルティー「……問題ない!!!!!
このネアメにはイチ兵器を上回る戦力が居るのだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギンッ!!!!!!!!
―――
砲手「ッてぇーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ポチッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ドウンドウンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キュルルルルルルッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ネアメの軍勢の中に撃ち込まれる砲弾!!!!!!!!》
ババッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「むんっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「出番きたーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボゴゴゴゴゴゥゥゥーーンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
砲手「な…なんだぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
オペレーター「砲弾がネアメの群れに到達する前に横入りしてきた誰かに被弾した!!!!!!!!!!!!!!!!」
砲手「じ…自殺者かぁ!!!!!!!!!!!!!!!!? ………………!!!!!!!!!!!!?」
モワモワモワモワ…………バンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「効かぬでござる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《エンカは盾で砲弾を防ぎきっていた!!!!!!!!》
-
砲手「ハァ!!!!!!!!!!!!!!!!? あいつ…あんな盾で戦車の砲弾を………」
オペレーター「…まさか…! 奴か!!!!!?
この戦いで何機も戦車を潰してる奴は…!?」
砲手「く…くそがァァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あんな板に負けるかァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
集中砲火ァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「チョベリグゥッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴォォーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《数多もの砲弾を受け切る超便利盾!!!!!!!!!!!!!!!!》
しゅ〜〜〜〜…
エンカ「…無駄にござる!
ミスリ〜ル製のこの盾は…いかなる衝撃をも吸収するでござる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
………して 吸収した衝撃はどこに行くと思う?
………その答えはこの盾に触れれば分かろうぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブオンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒュンヒュンヒュン… ガガンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《エンカの投げた盾が戦車にぶつかる!!!!!!!! …すると!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ベコァァァァッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
砲手「ぐああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!??」
オペレーター「せ…戦車の装甲がッ……ひ…ひしゃげてッッ……」
バッ!!!! ガガンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「ぜいッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドズルッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《エンカは戦車に飛び乗り砲筒に剣を突き刺した!!!!!!!!》
エンカ「もう撃てまい
戦車討ち取ったり!!!!!!!!!!!!!!!!
………いくつめでござったかな」
ふぅ…
-
――― 別の地点
オペレーター2「おおぉッ!!!!!!!!!!!!!!!!
また…“降って来る”ぞォォォォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュオンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズズズズズゴゴゴゴォーーーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《真上から戦車に向けて謎の攻撃が降り注いだ!!!!!!!!!!!!!!!!》
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッ…
砲手2「ぐっ………」
オペレーター2「ほ…砲を上げろ!!!!!!!!
アレをはやく…“撃ち落とせ”!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
砲手2「馬鹿かテメー!!!!!!!!!!!!!!!!
戦車の砲は真上には向けられねぇー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それに例え照準を奴に向けても……すぐ逃げる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
オペレーター2「…くそがッ……ちょこまかと上空を飛び回りやがって…!!!!!
退魔兵器でもなんでもいいか使って無効化しろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
砲手2「重ね重ね馬鹿かテメーはコノヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
奴に退魔兵器なんて効きゃしねー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なぜなら奴は真人間だからだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
奴は…………奴は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
“銃を使って空を飛んでいる”!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
――― 戦車の真上…
ドシュッ!!!!!!!! ドシュッ!!!!!!!!
ウソニ「………ふむ」
ギュオォーーーン…!!!!!!!!
《空を飛んでいたのはウソニだった!!!!!!!!
ウソニは両手に銃火器のようななんかを装着していた!!!!!!!!!!!!!!!!》
ドシュシュシュシュシュシュシュシュシュ…
ウソニ「………もみーののために製作していた“アレ”に使うために作ったこの『片手式エネルギーランチャー』……
これを高出力で撃ち出すと体が浮き上がるほどの反動が生まれる…
それを利用して俺は短時間ほど空を自由に飛べるようになったわけだ(体の負担は大きいが)……が………ふむ
飛べるのはいいが…このエネルギーランチャーは攻撃に使用するには少しばかり威力が低すぎるな
エンカさんは剣と盾で戦車を打ち破っているというのに情けないものだ
……………だが まぁ」
ゴォォォォ…
ウソニ「銃撃だけが俺の攻撃ではない
俺の真髄は銃と体術の二方一対――――――……『閃光双銃術』……!」
ドドドドドドドドゥッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《エネルギーランチャーを真下に放ち…更に空高く飛び上がっていくウソニ!!!!!!!!!!!!!!!!》
-
おにいちゃんかっこいい
-
すぃ〜〜〜〜〜ん…
ヒュウゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜……
オペレーター2「…………反応…ロスト
なんかどっか行ったみたいです…………」
砲手2「………………なんだったんだ…………
打ち上げ花火にでもなっちまったか……………」
オペレーター2「…どうする…」
砲手2「…邪魔なハエが居なくなったんなら………ヒャッハー再開だァァァァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネアメの蟻ども!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! この超戦車で一人残らず地面のシミに……」
オペレーター2「!!!!!!! 高エネルギー反応!!!!!!!!!!!!!!!!
再びエネルギー反応あり!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さ…さっきの奴だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
砲手2「ひゅい!!!!!!!!? ど…どこだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
オペレーター2「マーカーはこの車両のポイントを指してる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
つまり!!!!!!!!!!!!!!!! 奴はこの戦車の直上に居る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
砲手2「えぇ?!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぱかっ
砲手2「キョロキョロ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《上空を見渡す砲手2》
ガチャッ!!!!!!!!!!!!!!!!
砲手2「いねーぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
オペレーター2「だが反応はあるんだよォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
分かるか!!!!!!!! つまり!!!!!!!!!!!!!!!!
奴は目視も出来ない遥か上空まで飛び上がり…そこから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この戦車に向かって“落ちて”来てるんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
恐らく…超スピードで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これはまるで…隕石!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!
砲手2「やべーじゃねーかバカ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だったらはやく逃げろ!!!!!!!! 運転しろお前!!!!!!!!
アクセル全開でトップギアでよよォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
オペレーター2「わ…分かった!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガガッ!!!!!!!!
キュラキュラキュラキュラ……
――― 空
ギャンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「動き出してももう遅い…!!!!!!!
いいかこの技は…………………俺自身が弾になることだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺の目が黒いうちは逃がしはしない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ(…というか生身でこんなスピードで戦車に突っ込んで大丈夫だろうか………
……いや…だが今は何故か……出来そうな気がする)
パシュウッ……! ジジジジ…
パリッ…パリリッ
《………と…! ウソニの体が…光に包まれ……その姿が…!!!!!》
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「隕石弾!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ドオオオオオーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドゥオゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズズズズズズズズズズズズズズズンンンンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《地響きと共に強大な衝撃波が戦場に伝播した!!!!!!!!》
―――
バリバリバリバリバリバリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
軍服3「うわあああああああああああ〜〜〜!!!!!? なんだ!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ビリビリ…
スパルティー「…あそこは……ウソニが戦っていた場所か
……ウソニの力か? 凄まじいパワーを感じる…
まさか……これがギル達から話に聞いた―――」
軍服3「………あッ!!!!!!! ちょっ……あれやばくねーっすか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドパァァァァァァァァァ………!
《ウソニの隕石弾の衝撃で岩や戦車の破片とかが空中に巻き上がった!!!!!!!!!!!!!!!!》
軍服3「あれこっちにも落ちてきますよ!!!!!!!!
ウソニのヤロー!!!! 攻撃が派手すぎてまわりの被害のこと考えてねー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずーん!!!!!!!!
スパルティー「すぐに各兵に注意し後退するように伝え………ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブワァァァァァァァ………ググッッ………ギュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《と!!!!!!!! 空中の岩や破片の挙動が変わった!!!!!!!!
重力の法則を無視し… まるで何かに引っ張られるようにそれぞれが違う方向へと落ちていく!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
軍服3「な……なんだ今の動き!!!? いきなり方向を変えて斜めに落ちていきましたけど!!!!!!!!?
お…おかげでこちらへの被害は無さそうだが………これは…」
スパルティー「………!!!!! 見ろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
―――
ヒュルルルル………ドゴォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドガッ!!!!!!!!!!!!!!!! バキィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズズウウウウウウウウウンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ちゅど〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《方向を変えて落ちて行った岩や破片は……戦場に居た他の戦車の上に落ちて行った!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まるで…“狙い済ました”かのように!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
一気に十数機の戦車が破壊されたのだった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
―――
ゴオオオオオオ…
エンカ「なんともこれは!!!!!! もしやこの力…ついにウソニ君も!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
―――……
しゅううううう…
砲手2「ぐげげげ…」
ぷすぷす…
オペレーター2「―――」
ガラッ…
ウソニ?「…ふう」
ぎょっ…
砲手2(な…なんだこいつ………!
お…音速以上のスピードで戦車に突っ込んであんだけの衝撃を起こしておいて…
本人はまるで無傷じゃねぇか…!!!!!!!!!!!!!!!!!!
て…ていうか……なんだ?!!!! さっき視認した時と…格好が変わってねぇか…!!!!?
あ…あの姿………まるで………………………
…いいやもうワケワカラン!!!!!!!! 考えるのやめて気絶しょ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ガクンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ちーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しゅううううう………
ウソニ?→ウソニ「…………イツツ…」
《姿が戻った》
ウソニ「さすがにやりすぎたな
ていうか戦車1つにわざわざこんなやり方で壊してたら効率悪すぎる
…………む」
キョロ…
しゅおオオオオオオオオオオ………
ウソニ「……俺が戦車1機に時間かけてる間に既にこんなに壊されてる………エンカさん元気だな」
↑わかってない
ウソニ「…俺もこうしてはいられないな
空飛んで戦うのはあまり意味がないのが分かったから普通に狙撃で壊して行こう
よく考えたら砲の中へ狙撃して暴発させた方が楽だコレ
…まったく もみーのがいないと調子が出ないな」
タタタタッ…
――― 別の地点
軍服1「戦車だ!!!! 戦車は俺達ネアメ遊撃隊が相手だ!!!!!!!」
軍服2「かかってこい!!!!!!!!!!」
ダジー「ちょ…ちょっち待てYO〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんで俺も遊撃隊に入ってんだYO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔法使いは後方DARO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ど〜〜〜〜ん!!!!!!!!
軍服1「スパルティー様がお前の特異な魔法が役に立つと判断したのさ!!!!!!
つまりお前は魔法使いの中でも特殊戦力として認められたのさ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダジー「MAJIKA!!!!!!!!!!!!!!!!
は…ははは!!!!! まぁそうだよNA!!!!!!! やっと世界が俺に気付いたKA!!!!!!!!」
ドッヤァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!
軍服2「あ!!!! 戦車だ!!!!!! こっちに撃って来るぞ!!!!!!!!」
ダジー「でもこれめっちゃ狙われるじゃね〜〜〜Ka〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
やっぱり損〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!
軍服1「なんか俺達が守ってやるから安心しろ!!!!!!
だが戦車の砲撃から俺達を守るのはお前だぜ!!!!!!!!!!!!!!!! ほら!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドウンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《砲撃!!!!》
ダジー「ひ…ひえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ポヒュン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ダジーの転換魔法で砲弾が丸めたティッシュになった!!!!!!!!!!!!!!!!》
ど〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
軍服1「よっしゃ!!!!!!!! 今のうちに乗り込んで無力化してやろう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シュババッ!!!!!!!!
-
○ 軍服1「なんかあったら俺達が守ってやるから安心しろ!!!!!!
-
ウソ兄まじカッコイイ
-
―――…
軍服3「軍服1と2の遊撃隊も戦車を無力化してるみたいです
対人においてもこちらの優位を崩しません!!!!!!!
完全にこっちペースですよ!!!!!!!!」
スパルティー「………すごい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パチパチパチパチ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ど〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
※なんとかファイトの戦争はこんな感じです
ご了承下さい
スパルティー「とはいえ無理はさせすぎるな
負傷したらすぐ治療を受けるよう今一度伝達しろ
後方の治療部隊も優秀だからな」
軍服3「はい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
―――
ドタバタ ドタバタ
ビラコ「重傷の人から私の所に連れて来て下さいですよ!!!!!!!!
こちらのガーゼやホータイ諸々減ってきました!!!! すぐに補充を!!!!!!!!
治癒札を使う際は怪我の種類を見極めてそれに応じた薬を合わせて使うですよ!!!!!!」
ルミ「分かりました!!!!!!」
ミーコ「ビラコさん! 2番の薬調合しましたよ!!!!!」
ビラコ「ありがとうですよ!!!!!!!!!!!!!!!!
さぁこれで大丈夫ですよ! 足を見せて下さいです」
ネアメ兵「うぅー…俺はもうダメだぁ……足が折れちまったよぉ〜…」
ビラコ「だいじょぶですよう!!!!!! この傷なら唾つけても治るですよ!
ぺろぺろ♪」
びっく〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!
ネアメ兵「んっほォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
元気百倍!!!!!!!! ち○こ1.2倍!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコさん俺まだまだ戦えるぜぇえええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダダダダー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「ファイトですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
天狗さまが見てる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐっ!
―――
刻苦「腹が減っては戦は出来ぬクワ〜〜
わんこそば食えクワ〜〜〜〜〜」
ネアメ兵「ぃやッホロオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
腹持ち良すぎィィィィッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネアメ兵2「青いけど!!!!!!!! 青いけど!!!!!!!!」
ハイゼン「私が作った特製ブリジュースもあります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! どうぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネアメ兵3「青物〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
―――
軍服3「…あ!! …また戦車だ………!」
スパルティー「…………ふむ…また出るか…
…それにしても解せんな…」
軍服3「?」
スパルティー「戦車を出しては破壊され…そしてまた出しては破壊され…
あの町にどれほど戦車があるかは知らないが…ここまで何故小出しする?
いくらネアメに戦車を超える戦力が居るとは言え その数自体は少数だ
物量で押せば確実に追い詰められるはず……しかし奴らはそれをしようとしない
その狙いはなんだ?」
軍服3「確かに……はなから“こちらがギリギリ対応出来る数”しか出して来ませんね…」
スパルティー「魔反会の兵にしても……
あれらの質自体は悪くない だが連携がガタガタだ
この戦場に…奴らを指揮する将はいないのか? いや有り得ない
魔反会の正式な軍である全軍統括班がそんなお粗末な事をするだろうか」
軍服3「確かに雑兵ばかりで隊長みたいな奴はいませんね…」
スパルティー「……それと……
…………サイ博士! サイ博士は居るか」
サイ「居るぇすぉ!!!!!!!」
スパルティー「感知魔獣を…
もう一度あの町に捕まったネアメの者達が居るか確かめてくれたまえ」
サイ「分かいました
…おいでっ!!!!!! 毛フェチ魔獣………毛モナー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
毛モナー「ヘァッ」
サイ「毛モナー
もっかいあの町をさぐってネアメの人達が居るかたしかめれくあはい」
毛モナー「ヘァッッ」
ウィ〜ン
ピピピピピピピピピピピピピピピピピピ……
ピコンッ ピコンッ
毛モナー「ヘァッ」
サイ「どうやら変わらず
あの町にはまだ捕まったひとたちが居るみたいえす」
スパルティー「そしてサイ博士
魔消石の共鳴は?」
サイ「………
感じるえす 魔法使いの人達も変わらずあそこで捕まってるみたえすれ」
スパルティー「……ふむ…
………魔反会は何故…捕らえた者達を連れていかないのか…」
軍服3「え?!」
スパルティー「この戦いで我々は何度も撤退し体勢を整えて再び攻撃を仕掛けるのを繰り返しているが…
魔反会の奴らは捕らえた者達を一向に町から連れて出そうとしない
…そもそも我々が軍勢を率いてここに来るまで捕らえた者達をあそこに留めていること自体がおかしいのだ
せっかく捕らえたネアメの兵……本来ならさっさと魔反会の本部にでも連れて帰って尋問でもした方がいいはずだろう」
軍服3「ここに我々をおびき寄せて一網打尽にするためでは…」
スパルティー「それなら捕まえた者達からネアメのアジトの場所を直接聞き出して攻め入ったが早い
私ならそうするがね」
軍服3「い…言われてみれば…」
スパルティー「……おびき寄せて一網打尽にするにしても……先程話した通り魔反会の軍隊はまるでやる気を感じない無様な体たらくだ…」
軍服3「………なにがしたいんですかね…」
スパルティー「分からんな…
……まるで我々が仲間を助け出すのを待ってるかのようだ……
………いやそんな事…あるはずがないのだが…
私にはどうもそう思えてしまう」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴォォォォォォォォォ……
-
―――… わかめ町
魔反会兵「第7戦車隊壊滅!!!!!!!!」
??「第8の準備」
魔反会兵「はっ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザッ…
男「いつまで茶番を続けるサ?」
??「茶番だと?」
ドンッ…
スーパーウトゥルサヌ「茶番だろうがサ」
【魔反会
全軍統括班 第3大連隊隊長 スーパーウトゥルサヌ】
スーパーウトゥルサヌ「何故戦車隊を一気に出撃させないサァ
戦車は腐るほどあるだろうサ! わざわざ少数に分けて出撃させずまとめて出せばよかろうサァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
??「戦車含めた兵器の運用は俺が決める」
スーパーウトゥルサヌ「この運用に意味はあるのサァ!!!!!!!!?」
??「この戦いは“我社”の兵器の性能テストも兼ねている
戦車なんかは…数を一気に出しすぎると性能を測りづれぇんだよ」
スーパーウトゥルサヌ「何を言っている!!!!!!!!!!?
それは私情だろうサ!!!!!!!!!!!!!!!!?
これは戦争だ!!!!! 戦争にそちらの商売を持ち込むなァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
??「商売でも“社長”命令なんでな
それに兵器班外部顧問である“俺達”はそれ(性能テスト)を条件に魔反会に手を貸す事を了承したんだ
それを守ってくれないとなると協力関係は解消だぜ…
お前の一存で今や魔反会の戦力に穴を空けてぇか?」
スーパーウトゥルサヌ「ぐ………!
………だが………性能テストと言うが…結果は見て明らかだろうサ!!!!?
あんなに簡単に壊されて……とんだ鉄屑サ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
??「墓穴を掘ったな
そりゃお前らの兵隊のせいだ
元々戦車なんつーもんは遠距離からの攻撃が主…逆に近付かれたら一気に不利になる
お前らがネアメの奴らを戦車に近付かせなけりゃいい話なんだよ
それなのに簡単に突破されやがる……ザコの極みだな…くくくひひ…」
ビキッ…!!!!!
スーパーウトゥルサヌ「なんだと…!!!!!!!!!!!!!!!!
それは……我々が前線で指揮出来ないからだ!!!!!!!!!!!!!!!!
捕らえたネアメの見張りをしろだとか言って…俺達を戦場に出させてくれないのはお前だろうサァ!!!!!!!!!!!!!!!!?
我々が前線に立ちさえすれば…戦況を一気に立て直せる!!!!!!!!!!!!!!!!
そうだろうサァ!!!!? みんな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ブワッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ワキミセー「ゴメン!!!!!!!!! 腋上げてたから聞こえなかった!!!!!!!!!!!!!!!!
もっかい言って!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
【魔反会
全軍統括班 第5大連隊隊長 ワキミセー】
ザッ…
{殺伐とした作戦室にホタテマンが!!}
サザエマン「海のミルク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
【魔反会
全軍統括班 第4大連隊隊長 パーナ貝】
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
http://i.imgur.com/awl2rF6.jpg
-
ホタテマンどこいったw
-
何者www
-
スーパーウトゥルサヌ「何故隊長である俺達が牢番をせねばならんのサ!!!!!!!!?
見ろ! 連中は完璧に拘束され逃げ出す事は出来ないサァ!!!!!!!!!!!!!!!!」
バンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
スケピヨ「くそっ…情けなし…!」
魔法使い「ううぅ…」
??「こういう状況にアクシデントはつきものだろうが…
そいつらが自分の力で脱走が出来ないとしても…ネアメが救出部隊を密かに送ってる可能性だってある
今この戦いでは…そいつらという人質を失うのが一番まずい事態なんだ…分かるだろ?
それを避けるために万全に万全を重ねるのが俺のやり方…
一番重要な部分に戦力を割くのさ…」
スーパーウトゥルサヌ「…だったらさっさと“裏道”通してそいつら全員本部に連行すればいいだろうサァ!
何度も言ってるサァ…!!!!!!!!」
??「それは出来ないな
ネアメにとってこいつらの存在が“戦う理由”だ
こいつらをここから連れてったらネアメの連中は戦いをやめてしまうだろう
そうなったら性能テストにならねぇじゃねぇか…
少しは考えろ…」
ビキビキビキビキッッッッ…
スーパーウトゥルサヌ(だ・か・らァ…!!!!!!!!
てめーらの目的と俺達の目的は両立出来ねぇんだよォォォォォォォォォ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こ…こいつゥゥ…何故こうも人の神経を逆なで出来るゥゥゥゥ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
こ…このォォォ…糞アフロォォォ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ビキッッ…ブチッッッ…イラァァ…!!!
ワキミセー「ウトゥちゃんなんか怒気でてるよ怒気!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アーシの腋見て落ち着いて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!
{不穏な空気が漂う作戦室にホタテマンが!!}
サザエマン「海のミルク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
【全軍統括班 第4大連隊隊長 パーナ貝マン】
スーパーウトゥルサヌ「………
わかったサ…百歩譲って俺達はこのままここで牢番するとしよう…
だったら代わりにあんたが戦場に出てはどうサ?
兵器班 兵器大連隊総司令官代理… www殿?」
ドォンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
??→www「あぁん」
【魔反会
兵器班 兵器大連隊総司令官代理 www(トラブリュ)】
スーパーウトゥルサヌ「そうすれば性能テストを自身の体で実感出来るサァ?」
www「ふん…お生憎…
俺は武闘派じゃあないんでな…」
スーパーウトゥルサヌ「だったら“そいつ”を投入してくれよ
あんたに付き従ってるその…人型の兵器…………
俺には分かるサ そいつは…戦車よりも圧倒的に強い……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズ………
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙……
巨体『………』
ズズズズ……………
http://download1.getuploader.com/g/sousaku_2/1068/161009_212539.jpg
-
ついにくるかとらぶりゅ
-
衣装変更
http://i.imgur.com/EJsvh5P.jpg
-
>>784
○ お前の一存で魔反会の主戦力に一つ穴を空けてぇか?」
-
よりガンマンっぽく
-
www「あー…? こいつか…
バカが……今日はこいつを戦闘に出すために連れて来たわけじゃねぇ」
スーパーウトゥルサヌ「………ならばただのデクの棒か…」
www「くく…随分な言い草だな
これは俺の優しさだぜ? こいつは確かに強い…お前らよりもな
だが俺がこいつを使って解決しちまったら兵器班の評価は上がるが全軍統括班の評価下がるぜ…
『魔反会正規軍にも関わらず外部の戦力に頼らないとネアメに勝てなかった』……って後ろ指を指されるのは逃れられねぇだろう
確か…ムーンリングス…だったか? その序列じゃ全軍統括班は4位で兵器班は5位だよな?
それも入れ替わっちまうかもしれねぇな」
スーパーウトゥルサヌ「…くっ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギリッ…
www「序列は下だが今回のこの作戦は俺達兵器班に主導権が持たされてる…
まぁ大人しく俺に従え…
俺だって勝つつもりでやってる…
機を見てお前らも戦場に出してやるさ…そのうちな…」
スーパーウトゥルサヌ「……戦局が完全に不利になる前に頼むぞッ…」
www「分かってるよ
でもまぁもしもの事があっても…俺が全部責任取ってやるから安心して負けろ…はははは…」
スーパーウトゥルサヌ「………………………」
ザッ
魔反会兵「第8戦車隊 ネアメと交戦中! 現在損害20%!!!!!!!!
そして弾薬補給要請がいくつか入っています!!!!!!」
www「許可する
“向こう”の倉庫から6〜8番コンテナをこっちに運ばせろ」
魔反会兵「ハッ!!!!!!!!!!!!!!!」
www「それと…おい…一応“向こう”にも警戒を怠らないよう注意喚起しておけよ」
魔反会兵「はッ!!!!!!
“倉庫村”の警備は地方班の兵と兵器班の管理兵達が厳重に行っています!!!!!
猫一匹足りとも侵入は許しませんのでご安心を!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビシッ!!!!!!!!!!!!!!!!
トラブリュ「だといいがな………
戦争は…いつどこで何が起こるか分からねぇからなァ………ひひひ………」
-
>>792
半分寝てかいてたので 修正
www「あー…? こいつか?
バカが……今日はこいつを戦闘に出すために連れて来たわけじゃねぇ」
スーパーウトゥルサヌ「………ならばただのデクの棒か…」
www「くく…随分な言い草だな
これは俺の優しさだぜ? こいつは確かに強い…お前らよりもな
だが俺がこいつを使って解決しちまったら兵器班の評価は上がるが全軍統括班の評価下がるだけだぜ…
『魔反会正規軍にも関わらず外部の戦力に頼らないとネアメに勝てなかった』……って後ろ指を指されるのは逃れられねぇだろうな
…ムーンリングス…だったか? その序列じゃ全軍統括班は4位で兵器班は5位だよな?
それも入れ替わっちまうかもしれねぇな」
スーパーウトゥルサヌ「…くっ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギリッ…
スーパーウトゥルサヌ(そうサ!!!!!!
本来なら序列的には俺達全軍統括班の方が上サ!!!!!!
それなのに下位の…しかも正式な班長格でもない“代理”に何故俺達がヘコヘコしなきゃならんのサ!!!!!!!
ムカつくサ………しかしあまり強く出れんサ……
今回の作戦の指揮は兵器班に一任するよう上から言われてるからサ…)
ぐ…
www「まぁここは大人しく俺に従っとけ…
俺だって勝つつもりでやってる…悪いようにはしねぇさ…
機を見てお前らも戦場に出してやる……それまで俺の指示を待ってここで黙って番してろや…」
スーパーウトゥルサヌ「……分かったサ…
だが戦況が悪くなる前に頼むサ敗戦処理など嫌サ!!!!!!!!」
www「分かってるさ…
まぁ見てろ…これから一気に俺達に分が傾くぜ…
それでも負けるような事があったら…
俺が全部責任取ってやるよ…はははは…」
スーパーウトゥルサヌ「………………………
……シジミマン…ワキミセー… 引き続き待機サ」
{不満そうに言うスーパーウトゥルサヌにホタテマンが!!}
サザエマン「海のミルク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
【全軍統括班 第4大連隊隊長 パーナ貝】
ワキミセー「じゃあまだ腋上げてていいの!!!!!!? やったあ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐわっ!!!!!!!!
ザッ
魔反会兵「第8戦車隊 ネアメと交戦中! 現在損害20%!!!!!!!!
そして弾薬補給要請がいくつか入っています!!!!!! 許可をお願いします!!!!!!!!」
www「許可する
“向こう”の倉庫から68番コンテナをこっちに運ばせろ」
魔反会兵「ハッ!!!!!!!!!!!!!!!」
www「それと…おい…一応“向こう”にも警戒を怠らないよう注意喚起しておけよ」
魔反会兵「はッ!!!!!!
“倉庫村”の警備は地方班の兵と兵器班の管理兵達が厳重に行っています!!!!!
猫一匹足りとも侵入は許しませんのでご安心を!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それ以前に村の周辺には 二重三重に罠を張ってあります! 誰ひとりとして村にたどり着くことは出来ないでしょう!!!!!!!!」
ビシッ!!!!!!!!!!!!!!!!
www「その慢心が取り返しのつかないことにならないといいがないいがな………
戦争は…いつどこで何が起こるか分からねぇからなァ………ひっひっひ………」
ゴゴゴ…
-
ワキミセー姉さんのファンです
-
――― そのころ…
ギル達は既に昆布地方に入っていた…
ドドドドドドドドッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ペトロ「ヒーヒヒヒwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
茄ニー「ヒャッホォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ドパラッドパラッドパラッ
ツバメオー「ひゃまあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!! 風気持ちいいぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ふぉおおおおおんっ!!!!!!!!
ジュリー「ナスビなのに本当はやいなぁ
俺達の乗ってるペトロも追い付くのに精一杯だよ!」
ヤンデル「……このシュールな光景も見慣れて来たから慣れって怖いな……」
ギル「しかしあの姿はいつまで持続するのでしょうか……」
――― そして…
ドドドドドドドド…
ツバメオー「…ん? 紫…なんかスピード落ちてきてるヨ?
おいどうし…はうあ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
茄キニー「は…っひゅはっ…はひゅはっひゅっひゅっ…はひゅはァァァァァ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ば〜〜〜〜ん
シュウウウウウウウウウウウ…
ツバメオー「お…お前ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
戻りかけてるーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!! 茄から戻りかけてるヨーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ナスビにお前の顔がうっすら浮かび上がって来てるーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブーッ!!!!!!!!
茄キニー「も…もっ…ダメ…!!!!!!!!!!
一気にキタ…!!!! 一気に乳酸キタこれ…!!!!!!!!
も…戻…戻るゥゥ…!!!!!!!!!!!!!!!!」
プシュウゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜…
ツバメオー「ちょ…ちょーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まだ走ってるのに戻られても困るヨ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パンパンパン!!!!!!!!
ワーぎゃー!!!!!!!!
ギル「…ん? 前を走るツバメさん達なんか妙にモタついてますね…」
フシュオオオオオッ…ポンッ!!!!!!!!
ミキニー「もう限界ぃ〜〜〜〜〜〜…」
《戻った》
ツバメオー「わぎゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンガラガッチャー!!!!!!!!
《地面に落ちるツバメオー!!!!!!!!
そこにジュリーの乗ったペトロが突っ込んでいく!!!!!!!!》
ジュリー「わぁ!!!!!!!!!!!!!!!!?
ちょっ…危ない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ペトロッ ブレーキブレーキィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パンパン!!!!!!!!
ペトロ「フォーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
キキーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ザザザザザザザザザァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビュオンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「うぼァーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《ペトロの急ブレーキの反動で前方に投げ出されるジュリー》
ギル「ま…まずい!!!!!!!! ジュリーさんとツバメさんがぶつかるッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
ボロ…
ツバメオー「あ…あいつつつつ…!」
ミキニー「きゅー…」
ツバメオー「この糞紫ッ!!!!!!!!
戻るんならちゃんと止まって戻れ!!!!!!!!!!!!!!!
ッたくもー……ん?」
ヒュウウウウウウウウウウウウウウンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「危ないよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュオォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「う…うぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブーッ!!!!!!!!
ドッカァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《激突する二人!!!!!!!!》
ギル「ツバメさん!!!!!!!!! ジュリーさん!!!!!!!!!」
タタッ!!!!!!!!
ヤンデル「だ…大丈夫か…!!!!!!!!!!!!!!!?」
シュウウウウウウウウウウウ…
むく…
ジュリー「……ッたたぁ〜…」
よろろ…
ツバメオー「んぐぅ〜…」
ジュリー「もぉ〜…一体急にな……… ………?!
え!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ビクッ!!!!!!!!!!!!
ギル「どうしました?」
ツバメオー「うぅー…いたぁ〜…」
ジュリー「!!? …!? ………ッえっ!!!!!!!!?」
キョロキョロ
《自分の体ととツバメオーを何度も見返すジュリー…?》
ギル「どうしました…? ジュリーさん…」
ジュリー「え?!!!!! ジュリー!!!!!!!!!!!?
え………“ボク”……あれ!!!!!!!!!!!!!!!!?
嘘………えッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
わたわたわた…
ヤンデル「…どうしたんです?」
ジュリー「えッ!!!!!!!! ウソウソ!!!!!!!!!!!!!!!!
だって“あっち”がボクの体!!!!!!!!!!!!!!!!!?
え!!!!!? えッ!!!!!!!!?」
もみもみもみもみもみもみ
ツバメオー「ッ?!」
《ツバメオー?のパイオツを揉むジュリー…?》
ギル「何を?!!!!!!!」
ブブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「や…やっぱり…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボクの体…あっちだヨーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この体…違うヨーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「え…!? この反応………これは…まさか…!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「い…今…2人がぶつかった衝撃で…」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ギル「ツバメさんと……」
ヤンデル「ジュリーさんの…体が…」
ギル&ヤンデル『入れ替わっ―――』
ツバメオー「ッてねぇヨーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッギョオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「あぶーバッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドッゴォオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル&ヤンデル『ズコーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドンガラガッチャー!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ないのかよwww
-
ツバメオー「このエロボーン野郎ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なに『アクシデントで体が入れ替わった人の目の前の自分の体が現れたら思わずやりそうな行動』風を装って人のパイオツ揉んでんだコノヤローーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シャカーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「……おっぱいが………揉みたかった……」
ぽろぽろ…
ツバメオー「随分と強行手段に打って出るじゃねぇか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
普通実行しねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!! いい度胸だなむしろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「ご…ごめん…つい魔が差したんだ…
足で揉んだけど………柔らかかったよ…」
きらきらきらきら……
ツバメオー「謝りながら確かな満足表明してんじゃねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こいつやべぇヨ!!!!!!!! エロサイコパスだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
絶対殺処分した方がいいヨ!!!!!!!!!!!!!!!! 」
ぞーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「こっちだってさァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今腕がないからさァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
色々出来なくて欲求不満にだってなるじゃんかああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
足でくらいパイオツ揉ませてもらったっていいじゃんかさあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
だーんッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「逆ギレすんなバカ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「た…確かに…
さすがの自分も今回は擁護出来ませんよジュリーさん…!
どんな事情があれ女の子の体を無理矢理触ってはいけません!!!!!!!!!!!!!!!!!
そういう場合はなんかそういう本とか読んではどうです?」
ジュリー「素人は黙っとれ―――」
す〜〜ん
ツバメオー「お前が黙れ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
時事ネタwww
-
×
『アクシデントで体が入れ替わった人の目の前の自分の体が現れたら思わずやりそうな行動』
○
『アクシデントで体が入れ替わった人の目の前に自分の体が現れたらテンパって思わずやりそうな行動』
-
ギル「まぁ今後からはツバメさんの了解を得てから揉んでもらえると…」
ジュリー「分かったよ
次からそうする」
ツバメオー「分かるなバカ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
事前確認あっても揉ませねーし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「………それで…もうここは昆布地方なんだよな…
ということは目的の村までもうすぐ…」
ギル「そうなりますね
またペトロ殿達に乗って海ぶどう村の近くまで行ってしまいましょう
ミキニーさんがもう走れないなら ツバメさんはヤンデルさんと一緒にペトロ殿に乗って ミキニーさんは…」
ジュリー「いや待って
ここからは歩いて行こう」
ツバメオー「なんで? 面倒じゃないそれ?」
ジュリー「ここからは慎重になるべきだよ
魔反会がネアメをおびき寄せるために町や村を使って大掛かりな罠を仕掛けたんだ
この昆布地方は既に魔反会の支配地域と考えた方がいいだろう
海ぶどう村までにどんな罠があるか分からない」
ギル「なるほど………確かに」
ジュリー「それにここまで走りつづけのペトロ達も休ませなきゃいけないだろう?
ここから海ぶどう村までは徒歩で向かおう」
ジョージ「ハヒッホフヘホォーwwwwwwwwwwwwwww
(お気遣い感謝します
確かに皆丁度が溜まりペトロ汁が溢れ出てたところです)」
ツバメオー「なんだヨ!! ペトロ汁って!!!!!!!!!」
ジョージ「ヒヒwwwwwwwwww
(汗です)」
ツバメオー「紛らわしい言い方してんじゃねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジョージ「オモモオオオオスwwwwwwwwwwwwwww
(ちなみにペトロの汗は友情棒から出ます)」
たら〜…
ツバメオー「ほんとに汗それ?!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!
――― そして…
ザッ…ザッ…
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
ミキニー「なにー? なんか遠くから音が響いて来るゾ」
ヤンデル「この音は…………まさか…」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ………
ワーーーー…
ドォーーーーーン…
ズズゥーーンッ…
《ギル達が見つめる先…
その方向から雄叫びや何かが激しくぶつかる音が響いていた…!》
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴォォ…
ギル「…っ! ここからは見えませんが……あの先で…戦いが…」
ジュリー「…だろうね…
ここまで響いて来るなら…きっと激しい戦いなのだろう」
ヤンデル「……あの先でみんな戦ってるんだ………
エンカさんもビラコさんもウソニさんも……みんなが命をかけて…!!!
……くっ…やっぱりあそこでみんなと戦えないのは悔しいな…
みんな疲れてるだろうし…!」
ジュリー「大丈夫大丈夫
ネアメの皆は強いし…切り札はまだある
実はね 今回援軍を呼んだのはギル達だけじゃないんだ」
ツバメオー「え?! ボク達以外にも誰か呼んだの?」
ジュリー「そうだよ
その子には戦場の方に向かってもらうことになってる
その子が来れば…百人力さ!!!!!!!!!!!!」
ギル「だ…誰ですか? それは…」
ジュリー「うーん…まぁ今は伏せておくよ
来たら百人力って言ったけど… 正直間に合うか分からないから…
あまり期待させたくない」
ツバメオー「いやお前それ安心させたいのか不安にさせたいのかどっちなんだヨ…」
大丈夫じゃねーじゃねーか
-
――― そして…
ジュリー「さて…あぁして戦いの音が聞こえたってことは 海ぶどう村もすぐそこってことだ
ここからは本当に細心の注意を払って行かなきゃならないよ
そこで ヤンデルとツバメオーちゃんは魔消石を使って魔力を隠してくれ」
ヤンデル「…! …はい…!」
キュウウウウン…
ギル「ふむ…ここからは確認出来ませんが
どこに魔力感知タワーがあるか分かりませんからね
ツバメさんは魔法を使うのもやめたほうがいいでしょう」
ツバメオー「分かってるヨ」
ヤンデル「それで…ここからどう海ぶどう村に…?」
ギル「ルートは…そうですね
東から回り込み街道から外れた道を通って行きましょう」
ツバメオー「ていうか思ったけど 村に着いたらどうやって侵入するの?
多分すごい厳重だヨ」
ジュリー「村がどういう状況か分からないからな……それは着いてから考えよう!
この世界はいきあたりばったりの精神が基本だぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ヒューーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「不安だなぁ…」
―――…
《慎重に海ぶどう村へ向けて歩を進める一行……》
ミキニー「貸して!!!!!!!!」
ツバメオー「ダメッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミキニー「ちょっとでいいから!!!! 先っぽだけ!!!!!!!!」
ツバメオー「先っぽって意味わかんねーヨ!!!!!! やだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!」
わーぎゃー
ヤンデル「…うるさいぞ……
何を喧嘩してるんだ…」
ツバメオー「この紫が唐突にボクの帽子被らせろってうるさいの」
ミキニー「私も一度でいいから皿隠し被ってみたいゾ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
河童の気持ちを分かってみたいゾーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐいぐい!!!!!!!!
ツバメオー「頭に皿なんてないっつってんだろーがヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
引っ張んな!!!!!!!! これはめこれ茶を100本買ってやっと当てた懸賞のいいやつなんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
かの大魔女の足の角質が1g練り込まれた激レア品なんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「あの方何やってんスか…」
ズーン…
ミキニー「ちょーだいちょーだい!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「ヤダーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「…そういえばツバメさん初めてあった時は違う帽子してましたよね
あれはどうしたんです?」
ツバメオー「あれは燃やしたヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
前にマンツウの馬鹿があの帽子を模したパンツ履いてたから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「…マンツウさんも筋金入りですね……」
-
そんな事情がwww
-
ミキニー「今だッ もーらいっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パシッ!!!!!!!!
ツバメオー「ぐまーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
返せ返せ糞紫ィーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブンブンブンッ!!!!!!!!
ミキニー「おー? こんな感じか〜〜
結構似合うくない?
チビ河童が死んだら私がこれ貰おうかーなーッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「やらねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボクがこいつも一緒に棺桶に入るんだヨヴァカが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐいぐいぐい〜〜〜
ミキニー「む〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜…じゃあいらない」
パッ
ずってーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ぐわたーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボギャアアアアアアアアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ミキニーが帽子を引っ張り合ってた手を急に離すのですごい勢いで倒れるツバメオー》
ツバメオー「痛い〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 糞紫めぇ〜〜〜〜〜………アッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒューン…
ツバメオー「しまったヨ!!!!!!!! 帽子が風に吹かれてくヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ま…待ってーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
タタタ!!!!!!!!
ヤンデル「…あっ…ツバメ!!!!」
タタタタタタタタタタタタタタタッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ぬおおおおおおおおおおりゃあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!
ガシィッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ズザーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「トラァーーーーーーーーーイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バンッ!!!!!!!!
ツバメオー「やったヨ!!!!!!!!!!!
捕まえたヨ帽子!!!!! これがないとシルエットが地味になるからなー」
ギュッ……
ツバメオー「おっけー!!!!!!」
ぴかぁ〜〜〜
ポチッ
ツバメオー「………ん? 何か踏ん……」
ビカァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ツバメオーの足元から…閃光が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ツバメオー「え―――」
ジュリー「ッ!!!!!!!! いけないッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
×
ボクがこいつも一緒に棺桶に入るんだヨヴァカが
○
ボクが死んだらこいつも一緒に棺桶に入るんだヨヴァカが
-
ジュリー「ロケット下半身!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボボンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ジュリーは下半身を切り離しツバメオーの方に飛ばした!!!!!!!!》
ギュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガガッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! モミッ
ツバメオー「わぁー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
《飛ばした下半身でツバメオーを押し飛ばした(パイオツを揉みながら)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ズザァッ!!!!!!!!
ツバメオー「あうわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドカーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《その直後!!!!!! ツバメオーが居た場所の地面が大きく爆発したッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ヤンデル「な…なにぃぃ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「大丈夫ですかツバメさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダダッ!!!!!!!!
ツバメオー「―――ッ!!!! い…今の…は…!!!!」
ガタガタ…
ズリズリ…
ジュリー「…地雷…だね
しかも魔力に反応して爆発する地雷…
つまり『退魔兵器』だッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「退魔兵器……」
ジュリー「ごめん 俺の下半身取ってくれる?
最近頑張って体の一部を飛ばせるようになったけど 呼び戻したりはまだ出来ないんだ」
ギル「あっはい」
ガシャコ…
ガションッ…
ジュリー「……よし!」
ギル「しかし…魔力に反応する地雷とは…
ツバメさんは魔消石を使って魔力を隠してたのに…」
ジュリー「隠しても関係ないさ
地雷に触れた相手の体を瞬時に解析して魔力を感知したら爆発するんだ
魔消石は魔力を感じにくくするだけで魔力が消えるわけじゃないからね」
ツバメオー「ボ…ボク…死にかけたヨ…!」
ガタガタ…
ジュリー「まぁ…死にはしないかもしれないが…
足がなくなったりしてたかもしれないな…
魔力を感知するという性質上 爆発までにラグがあるから助かったね」
ツバメオー「ひ…ひえぇ…」
ミキニー「まったくみっともない河童!!!!!!
ちゃんと足元見て走れ?」
ツバメオー「なんだとァァァァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
元はと言えばおめーが余計なことするからだろーが〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボキャー!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「みきっぱ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
ギル「…先程言っていた罠とは…これですか」
ジュリー「うむ……しかし地雷とは随分と凶悪なものを使うな…」
ツバメオー「……うー…そんなのあるなら…やっぱりペトロに乗った方が」
ジュリー「うーん…いや…
仮にペトロでこの地雷を踏んだ場合でもそのペトロにツバメオーちゃんが乗ってたら魔力を感知されて爆発するよ」
ツバメオー「えー……この変態生物と一緒に死ぬのは嫌だなぁ…
歩こ…」
ペトロ「イヒヒwwwwwwwwwwwwwww」
ギル「こんなものが仕掛けてあるとあっては…本当に注意が必要ですね…
海ぶどう村はすぐそこだと言うのに…これで道のりが遠くなりました…」
ジョージ「オオオオオオwwwwwwwwwwwwwww
(ならば我らペトロが先行しましょう)」
ヤンデル「ペトロが…?」
ジョージ「ンフォエッホォオオーwwwwwwwwwwwwwww
(我々があなた達より先に歩き 道に何か仕掛けてないか探ります)」
ギル「そんなことが可能なのです?」
ニョキニョキ…ビンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ペトロ「モエエエエェェwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ジョージ「ムーンwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
(友情棒を使えば可能です
道を行きながら友情棒で地面を突き探ります
友情棒の先端は非常に敏感なため地面に何か隠されていてもすぐに見つけられるでしょう
昔からこれを利用してペトロは紛争地での地雷除去や地面に落ちた小銭探しなどで活躍しているのです)」
ジュリー「なるほど……それはいいかもしれないね」
ギル「ペトロ殿達!! よろしくお願いします」
ジョージ「ヒッヒヒヒwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
(分かりました お任せを…
久々の大仕事…! 友情棒が鳴ります)」
ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「……あんな卑猥物体に頼る日が来るなんて………」
ズーーン…
ヤンデル「………ていうか…
通訳のネコがいないのになんで普通にペトロの言葉が分かってるんだ俺達…」
ズーン…
-
友情棒万能すぎるw
-
――― そして…
ザック… ザック…
ペトロ「オヒヒヒヒヒ…」
《進みながら地面に友情棒を突き刺していくペトロ…》
ザック… ザガッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ペトロ「オッ……アヘェェェェェオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ぶるるッ…
ジュリー「見つけたかい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!
ツバメオー「見つけるたびにアヘるのやめてくんない?」
ザクッ…ザクッ…
ギル「よいしょ…よいしょっ…!!!!!」
ズボォッ
ジュリー「うん! ドンピシャリだ!
すごいなペトロの友情棒は!」
ジョージ「ンフーフーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
(なんのこれしき!!!!!!!!!!!!!
その地雷は特殊な電波を発しているようで 友情棒を近づけるとチョッピリびりっとして気持ちいいのです!!!
イージーにすぐ分かりますよ!!!!!!!)」
ムンッ!!!!!!!!
ツバメオー「気持ちいいからアヘってんのかヨ…
有害すぎるヨこいつら…」
ギル「まぁまぁ…」
ジュリー「さて……」
カチャカチャ…
《足で器用に地雷を調べるジュリー…》
ジュリー「これだな!!」
ぐっ…ズボッ!!!!!!!!
《なんか抜いた》
ビクッ
ヤンデル「う…うわっ…! だ…大丈夫なんですかそんな乱暴に扱って…!
間違えて爆発したり…」
ジュリー「大丈夫だよ
これは信管さ これさえ地雷から外せば簡単には爆発しないんだ」
ギル「なるほど……うまく地雷を無力化したわけですね」
ジュリー「そうだね まぁかと言って雑に扱うと危ないけど…
とにかくこれは 丁寧に扱って戦いが終わった後持ち帰ろう」
ツバメオー「えー爆弾を!!?
そんなの…どうするの?」
ジュリー「解析するのさ
小型で簡単なものだが これも退魔兵器の一種だ
今のネアメは まだ退魔兵器の恐ろしさを知らないかもしれないが
魔反会と戦っていくならいつか対峙しなければならない脅威だ
少しでもサンプルを持ち帰って退魔兵器を研究しておいた方がいい
いつかのためにね」
ギル「確かに…! 魔法使いが中心で戦う以上 退魔兵器ほど恐ろしさものはありませんからね」
ヤンデル「…………でもネアメに持って帰ってちゃんと調べられる人いるかな;」
ツバメオー「あー…無理くさい気がするね
ネアメに機械技師なんていたかな」
ギル「……ふ…ふむ 今後の課題ですねこれは」
ジュリー「……まぁ俺ならちょっとくらいは分かるかもしれないけど…」
ペトロ「カアァァァァァョーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドシャアァーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「!!!!!!? ペトロ殿が倒れた!!!!!!!!!!!!!?」
ジョージ「ホホァwwwwwwwwwwwwwww
(どうやら先程の地雷とは別の電磁波のものを見つけたようですね)」
ツバメオー「え…えぇ……何?
電磁波が強くて死んじゃったの…?」
ジョージ「ヒヒwwwww
(いや…………)」
ピク… ピク…
ペトロ「オ…オオオオオオホホホォ…www」
ジョージ「ヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒーwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
(昏倒するほど気持ち良かったそうです)」
ツバメオー「そのまましちまえもう」
-
× そのまましちまえもう
○
_/\_
'´  ̄ ヽ
|´ののの)
j lb ゚ ー゚ノd そのまま死んじまえもう
,⊂リ V jリつ
( (/ ≧≦ ヽ))
,ヽ、___ノ
-
ギル「そしてここには一体何が…」
ザック… ザック…
ザクッ… キラッ…………
ジュリー「ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル!!!!!!! 離れろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズザッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しーん…
ツバメオー「な…なに…?」
ギル「な…なんなのです?!
何か…先程の退魔地雷とは別の素材の金属のようなものが見えましたが…」
ジュリー「…俺が行く… 皆は下がって…」
ザ……………
ジュリー「………これは…」
ザクザクザク……… ゴトォ…
《ジュリーが慎重に地面を掘り返すとそこには…》
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
ジュリー「…地雷だ…
しかもこれは普通の地雷…
魔力とか関係なしに踏んだだけで爆発する野蛮な地雷だよ…」
ギル「なッ…なんと…
そんなものまで…………」
ジュリー「…まるで………………いや
本当に紛争地みたいだね…
あの退魔地雷もそうだが…魔反会はこんなものを埋めて…どうするんだ!!?
これは…戦いの後も残る負の遺産だよ…
平和になった後も悲しみを呼びかねない悪魔の兵器だ…
こんなものを土地のあちこちに埋めて…!
…………やはり戦争は人の倫理感を奪ってしまうんだな…
3000年前から変わらない………」
カチャカチャ……ズボッ…
《信管を抜くジュリー》
ギル「ジュリーさん…」
ジュリー「……これからはより慎重に行こう こんなものがあるのも分かったしね…
ペトロも…これは下手したら友情棒で軽く突いただけで爆発する危険性があるから気をつけてくれ」
ジョージ「コポォwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
(分かりました
君達もいいですね?
力加減を間違えば友情棒ごと………“マリャッ”……ですよ?)」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ペトロ達『ホ……オオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ガタガタガタガタガタ……
チミ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン…
ヤンデル「友情棒が縮み上がってる…!」
ズズーン…
ツバメオー「おいおい萎縮してんじゃん
そんなんで大丈夫かヨ…」
ジョージ「フホwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
(まったく仕様がない………
ここは彼らの士気を高めるため
彼女を友情棒で縛り上げても?)」
スッ…
ドォーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「え?!!! 私!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「いいよー」
す〜ん
ミキニー「ちょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ペトロ達『ポヒョヒョヒョロロロジュルジュルァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
しゅるしゅるしゅるァアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「ぎやあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
――― そして…
《慎重に慎重に…ギル達は海ぶどう村への歩を進めた…
道中で発見した地雷は全て回収した…
そしてついに海ぶどう村の土地へ入った頃…》
ザッ…ザッ…
ジョージ「フヒ
(おや?)」
ビリ…ビリ…
ジュリー「どうしたかい?」
ジョージ「アッヒオッホッフッフゥーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
(また変わった電磁波…
しかも今度は地面に刺した友情棒からではなく体全体に伝わっています)」
ジュリー「?! 何かそこにあるのか…?」
もみーの銃「あれー? ツっちゃん?」
ツバメオー「うわびっくりした
どうした? もみーの」
もみーの銃「なんか私の目に見えるよ
なんだか赤い線みたいのが地面スレスレの所に光ってるよ
向こうの岩影から…そっちの草村まで伸びてる」
ギル「赤い線?」
ジュリー「……まさか………赤外線か!!!!!!!!!!」
ババッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガサッ……… ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《赤い線が伸びてるという草むらを掻き分けるジュリー!!!!!!!
そこには赤い光を放つ機械があった!!!!!!!!》
ギル「…これは?」
ジュリー「おっと!!!!!!!!! この赤い光の前に体を置いたらダメだよ!!!!!!!!
これは赤外線センサー……赤外線とは目に見えない光線…
この赤外線を何かが横切るとその情報が魔反会側に伝わる仕組みになってるだろう」
ギル「なんと…! そんなものがあったとは!!!!!!!」
ツバメオー「え!! 赤外線に当たったら情報が向こうに伝わるってそれヤバくない!!!!!!!!!?
今めっちゃペトロ当たってるけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビシッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ペトロ「ホ…オ……アーモイゴー…」
プリプリプリプリ…
ツバメオー「赤外線の上でメッチャうんこしてるけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ペトロうんこしてるの魔反会に伝わっちゃってるんですけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
何やってだあの畜生!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジョージ「ボヒィッ!!!!!!!!!!!!!!!!
(こら!!!!!!!! はしたない!
うんこは農園の畑だけにしろと言っているだろう)」
ツバメオー「おいまてなに衝撃的なこと言ってだ!!!!!!!!!!!!!!!!
お前らいつも畑にウンコしてんのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今までボクらが食ってた野菜の肥料はお前らのウンコか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゾゾーんッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「…ペトロが赤外線に当たってるが…多分大丈夫だろう
このセンサー…かなり高性能だ
恐らく体温を測定して人間かそれ以外を判断してるんじゃないかな
人間じゃないペトロなら赤外線に当たっても情報は送られないんじゃないかな……多分」
ジョージ「モイモイモwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
(あぁそれなら我々は人間と大きく体温が違いますから大丈夫ですね
ペトロは体温は高く45度が平均です
しかし友情棒だけは少し冷めており約33度ほどです)」
ミキニー「確かにちょっと生温かった……」
ツバメオー「そんな情報聞きとうない」
-
ジュリー「よし
この機械は俺が外して機能を無効化するよ
…それにしてもよく見えたね…もみーのちゃん! お手柄だ!」
もみーの銃「えへへ」
ギル「ていうか何故もみーのさんは赤外線が見えたのでしょう」
もみーの銃「多分私がお化けだからです
お化けは普通は人の目には見えない存在じゃないですか
同じように普通の人には見えない赤外線は限りなく霊に近いということになります
だから霊の私は同じ性質の赤外線を見ることが出来るんだと思います!!!!!!!!!!!!!!!!」
ペカーッ!!!!!!!!
ツバメオー「なんだそのガバガバな理屈は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「ガバガバでもそのおかげで助かったよ
……さて この機械は……これをこうして……
…さすがに足でやるのはキツいが……イケそうだよ」
ギル「さすがジュリーさん……
こればかりは門外漢の我々には手が出せません」
ヤンデル「ほんとにな…
ジュリーさんは色んな事が出来て凄いな……」
ジュリー「ははは
一応長く生きてるからね
……本当は機械いじりはそこまで得意じゃないんだけどね…
………俺の仲間の一人には…こういう機械の扱いに長けた子も居たんだけどな…」
ツバメオー「それって大魔女フーリャンの仲間の?
その人もどこかに飛ばされたの?」
ジュリー「いや…………その子はそれ以前に別の場所で離れ離れになってしまった
…もう一人の仲間も一緒に……今も行方不明だ
元気だと………いいんだが」
カチャカチャ……
カチャッ…ヴンッ…
ギル「ムッ! 光が消えました」
ジュリー「よし!! これでセンサーは死んだはずだ!
もみーのちゃん どうだい?」
もみーの銃「はい! 赤い線ないです」
ジュリー「OK
これで通れる!」
ギル「さすがであります!!!!!!!!!!」
ジュリー「多分ここからこの赤外線のトラップが増えるよ!!!!!!!
もみーのちゃん! また赤い線が見えたら教えてくれ!」
もみーの銃「はい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「ならばペトロ殿達は引き続き地雷の探索を!!!
海ぶどう村まであと少し……気を引き締めましょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グッ!!!!!!!!
ヤンデル「…あぁ…!」
―――
-
そして…………数時間後
《海ぶどう村……入口周辺》
ドォンッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ざわざわざわ…
ガサガサ…
ギル「…やっと着きましたね…あそこが海ぶどう村…」
ツバメオー「辺鄙な村だヨ」
ヤンデル「村の入口の前には見張り…
………村の中にも…割と人が居るな…
あれ全部全軍統括班かな…」
ギル「いや…………見張りの人間は服装的に地方班っぽいですね
村の中に居る人達はここから見える限りだと…
やはり地方班が多く……他に兵器班の管理兵と……全軍統括班も少し…
む………施設管理班の兵も見えます
あと…………女性の方々がパラパラ見えますが アレは恐らく給仕班の人間でしょうか」
ヤンデル「………がっつり魔反会に支配されてるな…
村の人間はいないのか…?」
ジュリー「見た目は普通の家がたくさん残ってるけど……かなり改造されてるように見える
外観は普通の村を装いながら内部は完全に魔反会施設だ
恐らく本来の住人達は追い出されたか…別の場所に移住させられたんじゃないかな」
ツバメオー「強引な奴らだヨ」
ギル「まぁ無関係な村の方々がいないのはこちらとしてもやりやすいですし…
問題はどうやって村の中に侵入するかです
ついに行き当たりにばったりしちゃったわけですが…さてどうします?」
ジュリー「…ふーむ…とりあえず一度…
こうやって隠れながら村の周りを見てみよう
正面の入口以外に入りやすい場所があるかもしれない」
ギル「そうですね」
――― しかし…
ギル「ありませんでしたね…
正面の入口以外は柵がしっかりしてある上赤外線だらけで潜入は難しいですよ」
ヤンデル「村に密接してる裏山から…………ってのもムリそうだ……
この山…すごく切り立ってる………メッコウ村みたいにはいかないな…」
ジュリー「となるとやはり正面の入口から中に入るしかないが…」
ツバメオー「いや無理でしょ
見張り居るよ? あの見張りをブッ凍ろそうにも入口には門がないからなんかあったら村の中の兵隊にすぐバレるし
これもぬゲー………いや…無理ゲーじゃない?」
ジュリー「………………うーむ
あの見張りも含めて…魔反会の兵士達が村の入口から意識を反らしてくれれば容易いんだが……」
ギル「意識を…」
ジュリー「そうさ
例えば村の中心で騒ぎが起きれば見んな村の中心の方に意識を向けて入口への警戒が疎かになるだろう?
そうなった隙に潜入するんだ」
ツバメオー「簡単に言うなヨ
どうやって兵隊達の意識を別のところに向けさせるんだヨ
村の中心にでも爆弾でも投げんの?」
ジュリー「いいや…あまり大事になるような騒ぎを起こすと…山の向こうの町から援軍を呼ばれかねない
ここは…
“村の中で騒ぎにはなるが、援軍を呼ぶほどの事態ではないちょっとした事件”を起こすんだ!!!!!
皆……何かいい案はないかい?!!!!!
人々の注目を集める事が出来る…プチ事件!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ム…ムー…プチ事件…」
ヤンデル「……そ…そんなの…まったく思いつかない……」
ツバメオー「……………
………………! …あッ……!!!!!!!!
そうだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! アレだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それならボクにいい案があるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「え!!!!!!!!!!!!!? ツバメさん……それは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ツバメオー「へへへ!!!!
…ほら!!!!!!!! ボク達のネアメでもちょっぴり騒ぎになったでしょ………あのプチ事件!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ニッ!!!!!!!! ガシッ!!!!!!!!
ミキニー「ふぁ?」
-
アレかwww
-
――― 村の中
給仕女子1「こんな場所にまで給仕の派遣だなんて…大変よねー」
給仕女子2「まぁこの山の向こうは戦場になってるからねー
あぁー怖い怖い!」
給仕女子3「ていうかさー…聞いた!!?
給仕班の班長の話…」
給仕女子1「あぁあの河童の?
聞いた聞いた! 確かどっかの地方の施設まで出向して…そのままいなくなったって!」
給仕女子2「そうそう…なんかその施設にネアメの奇襲があったって聞いたけど…その最中にいなくなったとか……」
給仕女子3「おかげで給仕班てんやわんやだったわよね!
あの班長…作る料理はなんか青かったけど…料理の腕前自体は替わりになる人がいないくらい凄腕だったし!!」
給仕女子4「あとすごくわかいかったし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
給仕女子1〜3『それはないわ………』
ス〜〜ン…
給仕女子1「なんか噂だと
出向してた施設に居たバイトの配膳係と駆け落ちしたって聞いたわー」
給仕女子2「え? なにそれ本当ぉ?」
給仕女子3「信じらんない」
給仕女子4「本当!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マジ信じられん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あんなかわいいマスコットちゃんを一人占めするなんてっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私も駆け落ちしたい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
給仕女子1〜3『それはないわ…………』
ススーン…
給仕女子2「4………あなたケモナー?」
給仕女子3「いやケモナーっていうか…ゲテナーでしょ
あんな妖怪がかわいいとかあんたそれマジモンのゲテナーよ…」
給仕女子4「な…なによそれー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
わいわい きゃっきゃ…
《村の外れの方で談笑する給仕女子達……………すると…》
わいわい きゃっきゃ……
………もみっ!!!!!!!
ビクッッ
給仕女子1「ふぇあ!!!!!!!!!!!!!!?」
給仕女子2「どうしたの?」
給仕女子1「い…今誰かが私のお尻を…!」
給仕女子3「えー?? 誰もいなかったよぉ?
きのせいじゃない?」
給仕女子1「いや……本当よ!!!!!!?」
給仕女子4「あはははー そんなわ……」
モミミッ…
給仕女子4「ひゃッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ビククンッ!!!!!!!!
給仕女子2「えッ!!!!!!!!!!! ちょっ…4も!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
給仕女子4「う…うん!!!!!!!! 今手みたいなのがお尻をペロって………
な…なに?!!! なになに!!!!!!!!!!!!!!!!?」
キョロキョロ…
もみもみもみもみもみもみ
給仕女子3「ひ…ひやあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
わ…私も今!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
い…いやぁ!!!!!!!! 何か居るぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
もみもみもみもみもみもみ…さわさわ…
給仕女子2「ひゃ…ひゃやあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビクビクーン!!!!!!!!!!!!!!!!
ワーワー ギャーギャー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
きゃーー!!!!!!!! きゃーー!!!!!!!!
地方班兵「な…何事だ?!」
兵器班兵「…どうやら給仕班の女子達が叫んでるみたいだが…」
施設管理班兵「今聞いた話だと女の子達が体を誰かに触られたらしいが…」
地方班兵「な…なんだと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
つまり痴漢か!!!!!!!!? うらやまけしからん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
兵器班兵「くそッ…赦せん!!!!!!!! 被害者はどこだ!!!!!!!!!!!!!!!!
ねっとり介抱してやらねばならん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
施設管理班兵「待て!!!! 俺にもやらせろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シャッ!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
やいのやいの
ざわざわざわざわざわ…
給仕女子1「ううぅ…」
給仕女子2「ひぐっ…ひぐっ…」
兵器班兵「おいおい大丈夫か!!!!!!?
こりゃ手酷くやられたみたいだな…」
地方班兵「どこをどうヤられた?!!!!!!!!
ねっとり詳しく教えてくれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハァハァ
給仕女子3「ふえぇぇ…お尻をムギュッてされてブルンブルンされました……」
施設管理班兵「まじかよマジ許うらやましい野郎だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
犯人の顔を見たか!!!!!!? 教えてくれたらオジサンがすぐそいつを見つけてボコ殴りにして君達を触った手を嗅いでやる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
地方班兵「生温い
俺ならそいつの手紋をとってパンツに忍ばせるね」
ゴクッ…
給仕女子4「じ…実は…
ここにいる誰もが犯人の顔を見てないんです…
全員確かにお尻を触られたんですが…振り返ってもそこには…」
地方班兵「な…なに…?!」
別の場所から『キャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
痴漢ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ゴォウッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ざわッ…
施設管理班兵「な…なんだ…?! また!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
――― 入口
見張り1「な…なんだ? 騒がしいな」
見張り2「村の中でなんかあったみたいだ……気になるな…」
―――
ツバメオー「にひひひ…! いいヨ!!!!!!! いい感じだヨ! 糞紫!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「これでいいのん?」
ヂヂヂヂヂヂヂ…
《腕を電素粒子化させ手をどこかに飛ばしているミキニー…!
そう!! 痴漢の犯人はミキニーだったのだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
バンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
―――
ジュリー「…ネアメで起きた変態犯騒動の再現!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うまいこと考えたね!!!!!!!! これは確かにプチ事件にぴったしだ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「でしょ!!!!!!!!!!!!!!!!?
ツバメちゃんまぢ天才!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パァーッ!!!!!!!!
ヤンデル「あ…あんな出来事が役に立つ日が来るとは…」
ずーん…
ミキニー「む…紫河童〜…これやるとスパルタ訓練思い出してつらいゾ〜〜…」
ツバメオー「うるせーバカ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前の忌まわしいな昔とった杵柄が役に立ってるんだから罪滅ぼしの一環と思って黙ってやれや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「あ…あの時はダメだって言ってたくせに〜〜〜〜〜!!!!!!!! 人間ってワケワカメーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「し…しかし…狙い通り村の中が騒ぎになったとはいえ…
入口の見張り2人はいまだに職務を全うしています…
このままあの2人を入口の見張りから外すことが出来ますかね?」
ジュリー「大丈夫さ!!!!!!!!!!!
俺の筋書き通りに騒ぎを起こしてくれればきっと上手く行く…!
あの見張り達のエロ本能を刺激してやるぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!
――― 村の中
ば〜〜〜〜〜〜〜ん…
給仕女子5「ひぃーん…!!!!!!!!!!」
兵器班兵「この子もか……
さっき痴漢が起きた場所とは反対側の場所で…!
…しかもまた触った後すぐに姿が消えたと…
すばしっこい痴漢だ…!」
施設管理班兵「…こりゃふざけてる場合じゃねぇな…!」
ザッ!!!!!!!
ララちゃん「一体なにしとんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
【魔反会
兵器班 第12指揮官 ララちゃん】
ザザンッ…!
MD「…山を挟んで向こうが戦時下にあるこんな時に…痴漢とは!!!!!!!!!!!!!!!」
【魔反会
施設管理班 わかめ町&海ぶどう村管理町 MD】
地方班兵「ララちゃん様! MD様!」
ララちゃん「犯人はこの村の中の兵の誰かか!!!!!!!!!!?
誇り高い魔反会の兵がなにしとんだ!!!!!!!!」
MD「ふんっ……大方兵器班の誰かでしょう
兵器班は人生の大半を無機物と共に過ごして欲求が溜まっているからな…
女がこんなに集まってるとなれば……痴漢を働くのも仕方ないことです」
ララちゃん「なんだとー!!!!!!!!!!!!!!!!
バカヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
兵器班の兵達は兵器とともにあり兵器に命を捧げ兵器のみを愛する生粋の兵だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
生身の女の子に欲情なんかせんし 欲情が溜まったら戦車の砲門で済ましとんぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なあ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
バッ!!!!!!!!
兵器班兵「…い…いや…それは……ちょっと……」
ずーん…
別の場所から『いや〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ざわっ!!!!!!!!
MD「…またか?!!!」
-
×
ララちゃん「なんだとー!!!!!!!!!!!!!!!!
バカヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
兵器班の兵達は兵器とともにあり兵器に命を捧げ兵器のみを愛する生粋の兵だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
生身の女の子に欲情なんかせんし 欲情が溜まったら戦車の砲門で済ましとんぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なあ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
○
ララちゃん「なんだとー!!!!!!!!!!!!!!!!
バカヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
兵器班の兵達は兵器とともにあり兵器に命を捧げ兵器のみを愛する生粋の兵器LOVERだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
生身の女の子に欲情なんかせんし 性欲が溜まったら戦車の砲門で済ましとんぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なあ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
-
給仕女子6「………ガタガタ…」
オオオオオオオオオオ…
ララちゃん「…またか…」
MD「犯人がどこの班の誰だろうが……このまま続くのは問題です
一度わかめ町の司令官に相談を…」
ララちゃん「バカ言うな!!!!!!!! 戦闘中だぞ!!!!!!!!!!!!!!!!
こんなことに気を向けてる場合じゃない!!!!!!!!
この件はこの村に居る俺達で処理するべきだ!!!!!!!!!!!!!!!!
むぅん…犯人め!!!!!!!! 犯人はどこだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
また別の場所から『ひやひゃあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
MD「…またっ!!!!!!!!」
ララちゃん「ぬぅぅぅッ…どうなってんだーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
わーわー
見張り1「…まだ騒がしい……本当なんなんだ…?」
見張り2「なんか…痴漢が出たとかどうとか言ってんな……」
見張り1「マジかよ……そんなやつがこの村の中に…?」
見張り2「……まぁ…気持ちは分かるがな…」
見張り1「………あぁ…」
見張り2「…………」
見張り1「…………」
見張り2「……くゥゥ〜〜〜〜っ…!!!! 見に行きてェ〜〜〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!!!!!!」
ワナワナワナワナ…
見張り1「なー!!!!!!!」
見張り2「痴漢されて羞恥に震える女子の顔…………萌えぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
見てェ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
写真取りてぇええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダーン!!!!!!!!
見張り1「なー!!!!!!!! だよなー!!!!!!!! 俺も思った!!!!!!!!!!!!!!!!」
見張り2「で…でも…行けねぇぇぇえええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺達は見張り…!!! 侵入者を防ぐ守り主…!!!!!!!!!!!!!!!!
俺達はこの村防衛の要だッッ…俺達がこの場所を放棄するなんて……出来ねェー…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギギギッ…
見張り1「そうだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
見張りには見張りの誇りがあるッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
何があってもこの場所を死守することこそ俺達の矜持ッッツ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ…!!!!!!!!!!!!!!!!
村の奥から『やぁあああああああああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
魔反会兵「また痴漢だー!!
今度はパイオツを揉みしだかれパンツを下ろされたぞーッ!!!!!!!!」
見張り1&2『うぉえあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ダダダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギュンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
し〜〜〜〜〜ん…
-
矜持どこいったw
-
すぃ〜〜〜〜〜ん…
ギル「めちゃくそ放棄して野次馬しに行った!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブーッ!!!!!!!!
ジュリー「どうだい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まさに俺の筋書き通りさ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「さすが変態野郎だヨ!!!!!!!! 人の性欲ダムの決壊のさせかたをよく知ってる!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビシッ!
ジュリー「今のうちだよ!!!!!!!!!
今の痴漢は入口から遠い場所で発生させた!
今現在入口への警戒は0だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
一気に駆け込もう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガサッ
ギル「はい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シュババババババババババッ……
ササーッ!!!!!!!!
《ギル達…海ぶどう村への潜入成功ッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
――― 村の中
ヤンデル「…入れた…!」
ジュリー「よぅしまずは上手くいったね!
ここからまた慎重に潜みながら…兵器が保管された巨大倉庫を探そう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニーちゃんは引き続き撹乱のための痴漢を頼むよ!」
ミキニー「ゾい」
ツバメオー「で……兵器が保管されてる場所はどこかな」
ジュリー「とりあえずの問題はそこだね!!!!
とにかくバレないように村を回ってそれらしい場所を探して…」
もみーの銃「入口の横に地図の看板があるよ?」
すーん
みんな『――――』
ば〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!
看板【カンペキ! 倉庫村完全MAP!!(
ギル「ほんとだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「すごく事細かに書かれてる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
総合兵器大倉庫は村の奥だーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「やったぜ!!!!!!!! これで迷わずに済む〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「看板あんのかヨ!!!!!!!! 何と言う都合の良さ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「わ…罠…ですかね…」
ジュリー「……い…いや…
……ここに集まってる兵達はこの戦いのために各地から集められたんだろう…
そんな彼らが迷わずスムーズに仕事が出来るように地図を置いたんだと考えれば…不自然じゃない…
これは信用していいんじゃないか…?」
ギル「…そうですね…
ならばこの地図に従って…行きましょう…!」
バンッ…!!!!!!!!
-
わーわー
ツバメオー「遠くの方から声が聞こえるヨ
まだ痴漢に翻弄されてるみたいだね」
ジュリー「ふふ… パンツ下ろしを境に過激さを増すように仕掛けてるからね
男の兵達はもう痴漢を解決させることより 一目でも痴漢された女の子を見ることに夢中だろう
悲鳴が聞こえる度にそっちへ向かうはずさ」
ツバメオー「ちなみに紫 今どこまでイッた?」
ミキニー「ん? とりあえずさっきは胸に練乳をかけたゾ」
ジュリー「おっとさすがにそれ以上はいけないぞ
俺が飛んで行ってしまう」
スンッ…!
ツバメオー「この人本当に行っちゃいそうだヨ…」
ギル「…それにしても…さすがに女の人達が気の毒ですね……」
ヤンデル「でもまぁこっちは作戦が掛かってるし…多少は仕方ない……」
ジュリー「この村から脱出する時に菓子折りを置いていこう」
ツバメオー「………!
ねぇ…ちょっとあれ!!!!!!!」
ぐい…
ギル「!
むっ…あれは」
ゴォーーーーーーーーーン…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ギル達の前に倉庫に格納された戦車が一台…》
ヤンデル「…! …デカ…! これが…戦車……
初めて見た……」
もみーの銃「わぁ…イケメンだね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぱあぁーっ!!!!!!!!
ツバメオー「何言ってだお前…」
ズズーン…
もみーの銃「あ…あぁ…あははっ
ごめんなんかこの戦車みてたらそう思っちゃって…
私こうして銃姿になって長いから……もしかしたら兵器の顔が分かるようになったのかも」
ツバメオー「いや兵器に顔なんてねーだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
お前以外は
もみーの銃「いやぁでもこの戦車は…
鼻が高くて素敵だと思う…」
キラキラキラ……きゅきゅん…!
ツバメオー「ただの大砲でしょこれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ず〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「こ…これか……
これを壊せばいいのか…?」
ジュリー「いや…目的の大倉庫はここじゃない
多分この戦車は出撃に備えて整備してるものじゃないかな
これは放っておこう」
ギル「いいのですか? 兵器は全て壊すのでは…」
ジュリー「この村の中の兵器を全て壊し回ってたらキリがないしそのうち見つかっちゃうよ
…村の中にこうやっていくつか戦車や兵器が色々な場所に置かれてるかもしれないが
それはほんの一部でしかない
兵器の大部分はこの総合兵器大倉庫にあるはずだ
大倉庫の兵器を無効化すれば魔反会が待機させてる兵器の8割以上は潰せるだろう…
確実に大きい結果だけを取っていこう
だからこそ目標は総合兵器大倉庫だけに絞るべきだよ」
ギル「それもそうですね
これらの戦車を破壊するなら大倉庫を潰したあとでもいい」
ジュリー「そういうことだ!
さぁ! 大倉庫はこの奥だよ!!!!!!!!!」
-
そして…
ギル「…! むっ…!
もしや…あれが!!!!!!!!?」
ドォーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「…一際大きな倉庫…
恐らくあそこだろうね…」
ゴゴゴゴゴ…
ツバメオー「確かに他より大きいけど…
8割の兵器があるにしては小さいんじゃないの?」
ジュリー「多分あの中から更に地下に行けるはずだ
そこに兵器がずらりと置かれてるはずだよ…」
ヤンデル「………あの倉庫…見張りがいるな…」
見張りA「………」
見張りB「………」
ズゥゥゥゥゥ…………
ギル「……あの2人は至極真面目に見張りをしているのですね…」
いや〜〜〜〜〜〜〜ん…
うおおおおおおおおおおおおおおおおおお…!
ワーワーワー!!!!!!!!
ギル「…村の他の魔反会兵達は皆痴漢に夢中だと言うのに…
あの見張り2人はそれに気を向けるそぶりすらない…!
相当真面目で……意志の強い見張りのようですね…」
ツバメオー「…痴漢に興味ない…
これはホモだな………………間違いない…」
ギンッ…
ジュリー「ホモかどうかは分からないが
とにかくあの2人をどかさなきゃ倉庫には入れないね…
さぁどうするか…」
もみーの銃「ヘッドショットしちゃう?
殺さないようにゴム弾があるよ!!!!!」
ギル「…少々強引ですが…回りに人がいないこの状況ならそれもいいかもしれませんね…」
ジュリー「頼むよもみーのちゃん」
もみーの銃「はい!!!!!!!!
じゃあツっちゃんお願い!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「分かったヨ」
ガシャ……チャキッ…
もみーの銃「射撃サポートON
補正完了………シュート!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カチッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パウッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
見張りA「…………ん?」
ボキュッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
見張りA「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? ぐ………は…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドサァッ…
見張りB「!!!!!!!!!!!!!!!!?
どうし―――」
ズパゥッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
見張りB「にべやッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドサッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガサッ…
ギル「よし!!!!!!!! 今です…!!!!!!!」
ザザザザザ!!!!!!!!!!!!!!!!
-
見張りA「―――」
見張りB「―――」
しゅうううう…
ヤンデル「よし…! 気絶してる…!」
ギル「今のうちに大倉庫に入って済ませましょう!!!!!!!!!」
ジュリー「…待って
ここからチームを分けよう
一つは大倉庫に入って兵器の破壊工作を行うチーム…
もう一つはここで見張りに成り済ますチームだ」
ヤンデル「見張りに…?」
ジュリー「そうさ
見張りが居れば例え魔反会の誰かが大倉庫の近くまで来ても怪しまれないだろう?」
ツバメオー「あなーる
じゃあ誰がその役やるの?」
ジュリー「見張りには2人置きたい…
まず俺は見張りには向いてないし……破壊工作にはツバメオーちゃんの力が必要になるからツバメオーちゃんもなし…
そうなると…」
ヤンデル「…じゃあ……見張りは俺とミキニーでやる…
ギルはリーダーだから…お前も大倉庫の方に行った方がいい…」
ギル「そうですね…ありがとうございますヤンデルさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「えぇ紫も? 大丈夫かヨそいつ…顔紫なのに」
ヤンデル「顔を伏せてれば分からないさ……
大丈夫だよな…?」
ミキニー「わかんないけどここで立ってればいいんでそ?
ラクショー!!!!!! ミキニーちゃんにまかせんしゃい!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「ヘマすんなヨ!!!!!!!! お前…」
ミキニー「分かってるゾ」
ジュリー「じゃあ二人ともこの見張りの服に着替えてもらわないとね」
――― そして
スポポポ〜〜〜〜〜ン
見張りA&B『―――』
ちちーん…
パチ…ギュッ…
ヤンデル「ぴったりだな…」
ミキニー「きゅうくつ〜〜」
ジュリー「よぅし
じゃああとはこの見張り二人を物陰に寝かせて隠して…と
裸のまま放置するのは悪いけど今は暖かいから大丈夫だろう」
ガサ…
ツバメオー「ちょっと待って!!!!!!!!!
そんな横に並べて寝かせとくだけなんてつまんないヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
ボクにまかせて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こうやってこうやって…二人の体を組み合わせて……こう!!!!!!!!」
ガチャガチャガチャガチャ……
ガッチィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
見張りA「―――」
見張りB「―――」
わぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜おっ<3
《抱き合った体勢で寝かされる見張り2人…》
ツバメオー「え……えへ……えへえへ………
おひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜//////」
ゾクゾクゾクゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜……きゅんきゅんっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「人体で遊んでる場合じゃないですよツバメさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ず〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!
-
〜〜
ギル「ではお二人共…こちらはよろしくお願いします!!!」
ヤンデル「あぁ………そっちもまかせたぞ……!」
――― 総合兵器大倉庫内
ザッ…
コオオオオオオオオオ…
ツバメオー「ここが……
むぅ…入っただけで威圧感があるヨ…」
ジュリー「さて…地下への入口は……あそこだね
あのさきに魔反会の兵器があるはずだ…」
ギル「…行きましょう」
かつーん… かつーん…
《地下への道を進む一行》
ツバメオー「…で…なんかさっき兵器の破壊工作にボクの力が必要とか言ってたけど…ボクに何をさせる気だヨ」
ジュリー「うむ………破壊工作っていうと爆弾を仕掛けたり部品を抜き取ったりってのがベタだと思うけど…
前者は危険だし 後者は専門知識がないと難しい…なので
俺達は全く別のやり方で兵器を無力化したいと思う」
ギル「そこでツバメさんの力を……?
…ということは 兵器を氷魔法で!!!」
ジュリー「正解
ツバメオーちゃんの魔法の力で兵器全て……いや倉庫そのものを凍結させる!」
バンッ!!!!!!!!
ツバメオー「なるほどね
でも…それってリスクあるんじゃない?
魔法使ったら魔力でバレるかもだヨ」
ジュリー「魔法札があるだろう? それを使うんだ」
ツバメオー「あぁそか
魔法札なら大丈夫だね」
ジュリー「氷の魔法札を倉庫内の至る所に張って…
俺達がこの村から脱出したあとに一気に発動させるんだ」
ギル「完璧な作戦でありますね!」
ジュリー「うむ
でも結構大変かもしれないねぇ…」
ツバメオー「なんで?」
ギル「…あ! 通路を抜けました…
ここが…! …………ッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
バアァァァァァァァァァァァァァァァンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズラァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
びろ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜んッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「広ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「地下の倉庫はかなり広く作ってあるだろうと思ってたけど…思った通りだったね…」
ギル「それにしたって…広すぎる!!!!!!!!
出雲ドーム5個分はあるかもしれません…!!!!!!!!!!!!」
ゴク…!
ツバメオー「そんな場所に……置いてあるこの塊……
全部兵器…?」
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
-
ズゥオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ…
ジュリー「戦車に車載式機関銃……退魔兵器もいくつかあるな…」
ギル「…何と言う数でしょうか
わかめ町でのネアメと魔反会の戦いはもう数日続いてるというのに…まだこれほどの…!」
ツバメオー「マンツウの馬鹿はネアメが今のところは押してるって言ってたけど……
これだけ魔反会が兵器残してるんじゃ確かにそのうち押し切られちゃうよね…」
ジュリー「うむ………
気になるのはなんでこれほどの兵器を蓄えておいて一斉に出撃させないのかだけど…
まぁ…こちらとしてはありがたいし…気にするだけ無駄か…
さて…それじゃあこれから破壊工作に入るわけだが」
ツバメオー「う…うひゃやぁ〜〜〜…でもこれは予想外だヨ…
こんなに広くて多いとなるとねぇ…」
ギル「えぇ……兵器に一枚一枚魔法札を貼っていくと考えると……相当時間がかかりそうですね…」
ツバメオー「いや わざわざ全部には貼らなくていいヨ
大体数m間隔でたくさん貼っていけば相互上昇効果で十分全体を凍結出来ると思うヨ
でもそれでもこの広さだと………めっちゃめんどくさそうだヨ………」
ず〜〜〜〜〜〜ん…
ジュリー「面倒でも取り掛からないと…
戦いはまだ続いてる…
つまりいつ兵器の供給のために兵がやってくるか分からない
ヤンデル達は見張りの役に徹してるから 兵達が来たら通さないわけにはいかないからね
誰かがやってくるまえに……終わらせよう!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「そうですね…!
ツバメさん!!!!! 魔法札を!!!!!!!!!」
ツバメオー「うむむー…分かったヨー!!!!!
じゃあこの魔法札…使えヨ!!!!!!!!!!!!!!!!」
バサッ!!!!!!!!
ジュリー「よぅし!!!!!!!!!!! やるぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「…ネアメの勝利のために!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザザンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
ヤンデル「…!」
ざわざわざわざわ
魔反会兵「わいわい」
魔反会兵「がやがや」
ヒソッ…
ヤンデル「……兵達が持ち場に戻り始めてる…!
…ミキニー…! 痴漢はどうした…!?」
ミキニー「や…やってるゾ!!!!
でもさすがに痴漢しすぎてターゲットが減ってきたゾ…!
とりあえず手当たり次第に痴漢してたら…どんどん食いつきも悪くなって…!!」
―――
もみもみもみもみ
給仕おばさん「ガハハハハハッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もう少し下や下ァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぉおおおぉぉ…そこやでそこやでッッ…
気持ッつィエェェ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こりゃええマッサージやわ!!!!!!!!!!!!!!!! フンハァーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
地方班兵「……………仕事に戻るか………」
施設管理班兵「……あァ……そうだな……」
ス〜〜ン……
-
×
これだけ魔反会が兵器残してるんじゃ確かにそのうち押し切られちゃうよね…
○
これだけ魔反会が兵器残してるんじゃ確かにそのうち押し返されちゃうよね…
-
―――
ヤンデル「…くそ…痴漢する相手の枯渇は考えなかったな……
仕方ない…手はもう戻すんだ…
大丈夫……俺達は普通に立ってればいい…そうすればバレないはずだ…!」
ミキニー「わ…わかったゾ…!」
こく…
―――
ヒュコオオオオオオオオオ………
ペタ…
ツバメオー「…フー………
大分貼ったヨ…これで半分くらいは行ったかな…」
ギル「いやまだ1/4くらいですよ」
ツバメオー「が…がふー!!!!!!!!!!!!!!!!」
くたぁー
ジュリー「はっはっは…
疲れたんなら無理しなくていいよツバメオーちゃん
君はこの魔法札を発動させる大役があるからね…
俺達が頑張るから君は休んでてもいいよ」
がはっ
ツバメオー「じょ…冗談!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボクだってギルチームの一人だヨ!!!!!!!!!!!!!!
ボクだけ休むわけいかないヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
頑張るヨ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「はっはっは! 偉い偉い
先はそんなに長くない! 頑張ればすぐさ!」
ツバメオー「ていうかボク思ったけど
この兵器全部ブッ凍わすのは勿体ないしいくつかチョロまかして持って帰るのはどう?
大砲とか…戦車とかあれば多少戦力上がるんじゃない?」
ギル「……確かにそうかもしれませんが……
このような殺戮兵器を使うのは…自分は賛成しません
ましてやこれはデス社の兵器……こんなものを使ったら…我々は大儀を失う気がします…」
きりッ…
もみーの銃「ひ…ひえーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
わ…私全否定!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「い…いや違います!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーのさんは武器ですので!!!!!!!!!!!!!!!! 兵器とは違うので!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
あせあせ
ジュリー「はは…まぁこんな強大な兵器…仮に持ってかえっても扱えそうにないよ
それに一つや二つ持ってかえったところで大した戦力にもならないだろう」
ツバメオー「ふーん…そっか
まぁボクも魔反会は……魔法と人の力で倒したいって気持ちあるし
こんなデカイのいらないね」
ジュリー「うんうん…
今回の作戦の戦利品は村までの道中で拾った解析用の退魔地雷とセンサーで十分だろう」
ギル「……ところで…
こんな兵器と戦っている皆さんは…どうしてるでしょうか」
ゴォォォォォォォォォ…
-
――― 戦場
ドゴォーンドゴォーン!!!!!!!!!!!!!!!!
かきーんかきーん!!!!!!!!!!!!!!!!
ワーワー…!!!!!!!!!!!!!!!!
――
エンカ「そいりゃあァー!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズバンッ!!!!!!!!
――
ウソニ「…ふぅー…」
ガシャコッ…!!!!!!
――
ビラコ「お薬はこっちです!!!!!
みんな頑張って下さいです!!!!!!!!」
―――
よろよろよろ…
軍服1「ネ…ネアメ遊撃隊〜〜…い…一時帰還〜〜〜〜…!!!!!!!!」
フラフラフラ〜
ダム里「が…がはーーーーーーーーーッ!!!!!!!! つ…つりィーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
軍服3「よくやった!!!!!!! いい感じで敵を撹乱してたぞ!!!!!!!!」
スパルティー「うむ…しばらく休め」
軍服2「ハァ…ハァ……しかし…遊撃隊として戦場を駆け回りましたが…
ネアメの奴ら…相当疲労が溜まってますよ…!!」
スパルティー「だろうな……」
軍服3「スパルティー様……そろそろ一度撤退し体勢を立て直しますか…
これまでのパターンを考えると撤退した後も奴らはわかめ町で待機するでしょう
ですのでここは…」
スパルティー「………いや……
……マンツウを出してかなり時間が経った…
ギル達は既に行動を開始し……もしかしたらもう村で工作をしているかもしれん
…ギル達が工作を成した千載一遇の時…我々がここにいなければ意味がない!!!!!!!!
この戦いが最後の戦いだ…! 撤退は勝利し人質を解放した時!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギンッ!!!!!!!!
軍服3「ならば…! このまま!!!」
スパルティー「うむ…!
だが陣形は入れ替える!!!!!
前線部隊を一度引かせ 後方の魔法使いによる遠距離攻撃でしのげ!!!!!
その間に前線部隊は回復に努めるよう!!!!!!!!!!!!!!!!」
軍服3「…はっ!!!!!!!! 伝えてきます!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザッ!!!!!!!!!!!!!!!!
スパルティー「…幸い魔反会側も同じ考えか…攻撃が浅くなってきたようだ
今なら魔法だけで戦えるだろう」
軍服1「疲れてるのは多分魔反会も同じですからね…」
スパルティー「うむ…
………だが魔反会には確実に“蓄えてる戦力”がいるはずなのだ…
“隊長級”……いつ出すか……
もしかしたら我々が回復に入った守りの攻めを見計らって投入してくるか…」
ダジー「oioioi……大丈夫KAYO…
俺は昔の戦いで全軍統括班の隊長(ながいももっこり)と戦ったことあるGA…
さすが隊長…! 普通の兵とは比べものにならねーくらい強いZE!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
スパルティー「だろうな……………
……だが………蓄えてる戦力は何も魔反会だけではない
ネアメには………私がいる…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チャキッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビリビリ…!
軍服2「ス…スパルティー様…!」
スパルティー(…そして間に合えば……“彼女”がッ…!!!!!!!)
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
――― わかめ町
スーパーウトゥルサヌ「おい! まだサー!!!!!!?
そろそろいいだろサァ!!!!!!!?」
www「まだだ」
スーパーウトゥルサヌ「ぐ…ぐぬぅ〜〜〜〜…」
ワキミセー「まぁまぁもうしばらく腋花札して待ちましょっ!!!!!!!!!!!!!!!!
ハイ!! ワキワキ!!!!!!」
バッ!!!!!!!!
スーパーウトゥルサヌ「くっ…! ルールが分かんねーサァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダンダン!!!!
-
―――
ギル「………ふぅーーー……
大分進みましたね…」
ジュリー「うん
大体3/4くらいは行ったかな?
こうなったらあと一息だよ! 頑張ろう!!!!」
ツバメオー「お…おぉ〜〜〜………」
ぐてーん…
―――
ヤンデル「…………」
ミキニー「………む…誰か来るゾ…」
ヤンデル「……顔を伏せてろ…
普通に相手してれば大丈夫だ…」
ザッザッ…
兵器班兵「…いやしかしさっきの痴漢はなんだったんだろうなぁ」
地方班「結局捕まらないまま…パタリと反抗が収まったもんなぁ
ほんと残ね………いや…とにかく良かった…うn」
施設管理班兵「みんな持ち場から離れてなぁ………っと…
でもそんな中お前らはずっとそこに居たんだよなぁ」
ヤンデル「! …あ…ああ…」
地方班兵「お前らは真面目で偉いねぇ
見張りの鏡だよ…入口の見張り放棄したやつらとは違うな!」
兵器班兵「ふはは! 違う違う
こいつらは単に女の子に興味ないだけだろ
なんせこいつらはホモだからな」
ヤンデル(……本当にホモだったのか……)
ぞ〜〜ん…
施設管理班兵「…! つーか横の…そいつ…
なんか顔が紫………顔色すっげぇ悪いぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
大丈夫なのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
どーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「…! ………ッ!!」
あせあせ
地方班兵「た…確かに…
およそ人間の色じゃねーな…」
ヤンデル「…あ…あぁいや…!
こいつ…今…! 喉にキリタンポ詰まらせてて…!
あの…みんなが痴漢で騒いでる間…暇だったから…2人でキリタンポゲームしてて…!
それでこいつががっついて…喉に…!」
兵器班「キリタンポゲーム!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
なにそのポッキーゲームの特大版みたいなやつ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
地方班兵「仕事中にホモ活動してんじゃねー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しかし…そいつ大丈夫なのか?」
ヤンデル「えっと……あの……大丈夫か…?」
ミキニー「…!
…ヴ……ヴゥオ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ゲッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヴォゲェボボボォッッ…グェーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ォゴッッ……ォゴッッ………エうヴぶぇるぇええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エッ……エッ……エッ……エッッ………ケエェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
コボァぐばアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
オオオォエェェーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「……大丈夫だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
きゅぴ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
兵器班兵「ウソだろそれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
施設管理班兵「…ま…まぁ大丈夫っつーんならいいが…」
地方班兵「し…仕事中にホモ行為はほどほどにしろよ…
じゃあこれで…」
ヒソ…
ヤンデル「よ…よし…なんとか凌げたな…
いい演技だったぞ…!!」
ミキニー「ニャハハ…!」
??「ま…まて…騙されるな…」
ネアメ兵達『!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ヤンデル&ミキニー『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ゴォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドォンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
よろ…
見張りA「そ…そいつらは…偽物だ…
本物は…俺達だ…!!!!!!!! が…がふ…!!!!!!!!!!」
施設管理班兵「なッッ…お前は…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル(な…なんてこった…!!!!!!!
もう気絶から回復したのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ゴゴゴッ…!!!!!!!!!!!!!!!!
地方班兵「……おい…?! なんだぁ…おめぇ…!?」
施設管理班兵「…魔反会の兵じゃねぇな!!!!!!!?
誰だ……お前ら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!!!!!!!
ミキニー「…ど…どうするのぉーんこの状況!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「…………誤魔化し通せる状況じゃないな…」
キュッ…バサッ…
《見張り帽子を取るヤンデル…》
バッ!!!!!!
ブワサッ!!!!!!!!
兵器班兵「どぅわは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
《そして帽子を兵器班兵の顔に投げつけた!》
ヤンデル「阿弾板威!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゴォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
兵器班兵「べぶぼォッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドガァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
施設管理班兵「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
じりッ!!!!!!!!
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
ヤンデル「…誰だと思う…?
…少なくともお前らにとっては…よくない側の人間だ……」
ギラッ…!!!!!!!!
ゾゥッ!!!!!!!!!!!!!!!!
地方班兵「ッッ…ネアメかぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いつの間に……そうか!!!!!!!! あの痴漢もお前らの差し金ッ……よくも!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
………敵襲ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネアメだ!!!!!!!! ネアメが村の中に居るぞォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「…めっちゃ仲間呼んでるゾ!」
ヤンデル「…ミキニー…戦闘だ!! 行けるか…!」
ミキニー「にゃははは!!!!!!! そっちの方が得意〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぶわわぉッ!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ざわわわわわわッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぞろぞろぞろぞろ…
《海ぶどう村中の兵達が大倉庫の前に集まり…ヤンデル達を取り囲んだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ゴゴォ…!!!!!!!!
ザザンッ…!!!!!!!!
ララちゃん「ネ…ネアメの…魔溜まりだと…!
な…なんでこんなところに居んだぁ…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「…用があったから来たんだよ……
それで…検問もなく村の入口をすんなり通してくれたのはお前らだ………」
MD「…ちぃッッッ…
痴漢騒動で警備の空白を作り出したか………SHIT!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
何と言う恥ずべき事態!!!!!!!!!!!!!!!! よもや最も恐るべき敵を村の奥まで通してしまうなど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
愚かな見張り共が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギロォッ!!!!!!!!!!!!!!!!
見張り1「ひ…ひぃー!!!!!!!!」
見張り2「お許しをォォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
MD「…それで!!!! お前達の目的は…?!!!!!!!
…お前達が見張りに成り済まして外にいたということは……中にも仲間が居るのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「………………」
にやり……
MD「ぬ…ぬぐぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
やはりか!!!!!!!!!!!!!!!! こいつらの狙いは倉庫内の兵器の無力化!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
既に仲間を倉庫内に送っている可能性が高い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まずいぞ……一刻も早く倉庫内に突入してこいつらの仲間を取り押さえるのだァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ララちゃん「突入だ!!!!!!!! 倉庫に突入せよ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビシッ!!!!!!!!
魔反会兵達『うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スゥーーーーー…
ヤンデル「――――」
ズズズ…
《腕に気(おなじみなんかすごいエネルギー)を纏わせるヤンデル!》
ヤンデル(練り込んだ気を…拳撃とともに飛ばすイメージ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ブオゥンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「覇剌波螺鬥破ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔反会兵達『ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドガガガガガァーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
MD「…?!! たった一発のパンチが…まるで散弾銃のごとき威力!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ゾクッ!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ゴゴゴォオオオオオオオオオオ………
ヤンデル「…俺はゲーム脳地方からネアメに戻った後も…気の修行を続けてきたんだ…
気の操作は…今なら誰にも負けはしない…!!!!!!!!!!」
ズズズズズズッ…
魔反会兵「お…ぉおぉ…!!!」
ゾク…じりじり…
ララちゃん「何しとんだ!!!!!! はやく突入しろ突入ぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
魔反会兵「…くっ…!!!」
チャキッ…
ヤンデル「来るなら来い…
今みたいな飛ぶ拳撃で一人残らず返り討ちする…
……さっきみせた攻撃はちょっとした小手調べ……わざと致命傷にならない場所を狙った…
…だけど次は違う………的確に顔を狙う………
きっと痛いぞ……顔に輪ゴムが当たっただけでも痛いのに……その何倍何百倍も痛いだろう…
当たり所が悪ければ死ぬかもな……血が顔から流れだし…苦痛にのたうつだろう…
運よく死ななかったとしても……歯が全部抜け落ちるかも……鼻があらぬ方向に曲がるかも……目玉が飛び出るかも…
ふふ…さぁどれになるか楽しみだなぁ……
……それでも果敢に突っ込んで…飛ぶ拳撃をかわし俺の間合いに入ったとしても……それならそれで違う地獄をみせてやるよ…
……俺は今…グローブを嵌めた…
これはただのグローブじゃない…ダイヤモンド繊維で作られた決戦グローブ……
これは普通に触れば柔らかいが…拳を固めればダイヤモンドのような硬さになる…
俺の間合いに入ったらこのグローブを嵌めた全力のパンチをお見舞いしてやる…
きっと全身の骨が頭の先から爪の先まで順番に折れ砕けていくだろう……
さあ…軟体生物になりたい奴は来い………」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
《ヤンデル必殺の呪言精神攻撃…ペイン・リーディング・F!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズゥゥゥゥゥッ…!!!!!!!!!!!!!!!!
ゾゾォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔反会兵達『ひ…ひひーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ゾゾォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔反会兵「ララちゃん様MD様ァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あいつ怖いッスよオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
SAN値直葬ッすよォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゾァーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ララちゃん「えぇい呪いの囁き戦法に惑わされんな!!!!!!!!!
この数で一斉にかかって負けるはずがない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それでも恐れるならば……まずは弱い奴を狙え!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
その女だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「む!?」
-
魔反会兵達『女女ァアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「女女女って………私を人間みたいに言うんじゃないゾ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私は女じゃない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バチバチバチバチ…!!!!!!!!!!!
魔反会兵達『えぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ブーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「デス・ウィップ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュゴゥーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズァズァズァアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《電素粒子化し伸ばした腕が魔反会兵達の体を通過した!!!!!!!!》
バリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔反会兵達『もぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ミキニー「電磁超獣に性別はないゾ!!!!!!!!!!!!!!!!
この姿はキ・ブ・ン〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ば〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「そうなのか…」
ズオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
ぴくぴくぴくぴく…
魔反会兵達『もががががががががががががが………』
魔反会兵「…! つ…強い!!!!!!! ララちゃん様!!!!!!!! 女でも手に負えないほどに強いです!!!!!!!!!!!!!!!!」
ララちゃん「こ…こいつらぁ〜〜…!!!!!!」
ギリギリ…
MD「……せ…戦車を…!!!!!!!
整備場で待機中の戦車を出せ!!!!!!!!!!!!!!!!
戦車で始末するのです!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!
ララちゃん「バカたれが!!!!!!!!
ここにどれだけ兵器があると思ってる!!!!!!!!!!!!!!!
この村で火器攻撃は厳禁ッ…銃すらマズイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そもそも奴らは大倉庫を背にしとんだぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
戦車なんざ出せるか!!!!!!!!!!!!!!!!」
MD「ぐ…ぐお〜〜〜〜…!!!!!! だったらはやく……倒せ!!!!! 何人やられようと奴らを倒せぇ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ララちゃん「そうだ!!!! 行けお前ら!!!!!!!!
もし奴らを討ち取ったら………給仕女子達を痴漢し放題させてやろう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!
魔反会兵達『うひょオオオオオオオオオオおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
給仕女子達『えぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ズズーン!!!!!!!!
-
ひでえww
-
魔反会兵「おさわり痴漢んん〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
魔反会兵「電車痴漢ェォオオオオオオオオオオオァァァーォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
魔反会兵「エレベーターで痴漢した日から愛が芽生え慎ましやかで幸せな日々を過ごしながらもエキセントリックなあの出会いを忘れられず夜な夜な痴漢プレイォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「……なんか分からないけど勢いづいた…!
…ミキニー………本気で行くぞ…!!!!!!!!」
ギュギュッ…ガチィンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「おぉ〜〜〜けぇ〜〜〜〜…
ふふふ…電磁超獣の恐ろしさ…もう一度人間に教えてやるゾ!!!!!!!!」
ザワザワザワザワザワザワザワザワァァァ…!!!!!!!!
ウオオオオオオオオオオオオ〜〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!!!!!!!!!
ドォオオオオオオオオウッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ヤンデル達と魔反会兵達がぶつかった!!!!!!!!!!!!!!!!》
―――
ワアアアアアアアァッ…
こそー!!
給仕女子1「ちょっ…すごいよ戦い始まっちゃった!!!」
給仕女子2「ていうか聞いた!? ひどくない!!!?
勝ったら私達に痴漢だなんて!!!!!!
私達ダシに使われちゃってる!!!!!!!!!!!!!!!!」
給仕女子3「差別反対〜〜!!」
給仕おばさん「なに言うとんのやwwwwwwwwww
女は触られる内が華やでよーwwwwwwwwwwぷごぁぽごああああああああああああwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
給仕女子4「ムカつくからネアメの子達を応援しましょ!!!!!!!!」
給仕女子達「賛成!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ワッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
給仕女子達『頑張れ頑張れ眉なしぼーや<3!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
頑張れ頑張れ変色ガール!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
わぁーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
ヤンデル「……なんだかムズ痒い声援が聞こえる…;
…とらぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バキッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「メガデス・メタルロッド!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブァインッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔反会兵達『ぎゃあーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
MD「…! …な…なんて…強さ…! 300人の兵を相手に…この二人…強すぎる…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴォ…!!!!!!!
ララちゃん「こいつら………ただのガキじゃあ…ない…!!!!!」
ゴク…
《…………ネアメ内でも過酷な特外部隊の中でも更に仕事量が多いギルチームは…ネアメのどのチームよりも多く修羅場を経験していた…
魔法使い救出事の魔反会との戦闘はもちろん…
メッコウ村での極限の中の脱出戦…
敵でありながら好敵手である傭兵団との戦い…
謎仕様の地方の体を張った攻略…
異世界の怪物との死闘…
魔反会施設の少数による襲撃……
そしてコトコトでの攻防…
そのどれもが…ネアメのどのチームも経験したことのない“一線級”の任務である…
それは苦しい戦いの日々であった……だがそれは!
確実にヤンデル達の糧となっていた!!!!!!!!
数々の“場”を乗り越えたギルチームの戦力は…今や!!!!!!!!
一騎当百といえよう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
―――…
ヤンデル「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお『首染勝愉』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドパパァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「ひろがるメガデス・ホールド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブワヒャオ!!!!!!!!!!!!!!!!
バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドガガァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔反会兵『ぐわたたたぁーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ボドドドドドォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ララちゃん「…くっ……ううううううううううううううう…!!!!!!!!!!!!!!!!!
既に…半数を……!!!!」
MD「…ララちゃん指揮官!!!!!!!! 何をボサッと…!
あなたも戦え!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ララちゃん「…ふん!!!! 言われなくともぉ!!!!!!!!!!!!!!!!
ならお前は…村中の兵を集めて来い!!!!!!!!!!!!!!!!
まだ居るはずだ……こいつらには300人の兵でも少なかった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
MD「………わかりました…!」
スゥッ
ゴオオオオオオオオオオ…
ララちゃん(…果してどこまでやれるか………
…この村に居る奴らは兵とはいえ…正規軍の全軍統括班とは違う…
兵器班の兵も施設管理班の兵も地方班の兵も…本来戦闘は補助的なもの…!!!!!!!!!!!!!!!!
たとえ数を500や600に増やしたところで…規格外の戦力相手にどこまでやれる!!!?
兵器をつかえればまだ戦えるかもしれんが…今はそれも出来ない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
く…くそがあああああああああああ…!!!!!!!!)
ギリリッ…
ドカ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔反会兵達『ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ズゴォーン!!!!!!!!!!!!!!!!
ララちゃん「!!!!!!!!!!!!!!!!
………チッ…! 四の五の言ってる場合ではない…か…!!!!!
ここにいる兵どもはなまくらでも…この兵器班第12指揮官ララちゃん様は違うぞォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
覚悟せいやあぁぁー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ピクッ…!
ヤンデル「ッ! …強い!!!!!!!」
ザザザッ!!!!!!!!
バァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ララちゃん「オオオオオオオオオオるァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「コルキピコ ヒューガ メコラ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュコココォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パキキィーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ララちゃん「ぐぅお!!!!!!!!!!!!!!!!?」
《ララちゃんの半身が凍りついた!!!!!!!!》
-
ピキピキ…
ララちゃん「ぐ…ぐふー…! 体が…!!!!!」
ヤンデル「…この…クソ魔法は……ツバメ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ババンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「なんだー!? 随分派手にやってるヨ!!!!!!!!」
ギル「大丈夫でしたか! お二人とも!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「…ああ…!
…そんなことよりすまん……見つかってしまった……」
ジュリー「いいさ! 何事も完璧にはいかないのさ
むしろこれで奇襲っぽくなっただろう?」
ニッ!!
ララちゃん「く…くぬぬぅ〜〜〜〜……ヌらバァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パリーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「このおっさん! ボクの氷魔法を強引に壊したヨ!!!!」
ララちゃん「お前達が大倉庫に居たネアメか…!!!!!!!!!!!!!!!!!
大倉庫で何をしていた…! 兵器を破壊したか…!!!!」
ギル「破壊…………いや……破壊はしてませんね…」
ララちゃん「なに!!!!!!!!!!!?
…………まさか何もしてこなかったのか!!!!?
そういえばお前達…服が小綺麗だな…とても兵器をイジッてきたようには見えんぞ!!!!!!!!!
…ははーん…そうか!!!!!! 我々の兵器を破壊しに倉庫に入ったはいいが…壊しかたが分からなかったんだな!!!!!!!!!!?
魔反会が所有する戦車などの兵器はどれも最先端…!!!!!!!!!
例えば部品などを抜いて壊そうと思っても…素人には手が付けられないほど難解な内部構造をしているのだ!!!!!!!!
お前達もどこをどうイジっていいのか分からずお手上げで倉庫から逃げ帰ったんだなバカめ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぐわはははは!!!!!!!!!!!!!!!! 愚かな魔溜まりだあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「いや愚かはお前だヨ
結論を急ぎすぎだヨ……ボク達は“まだ”壊してないだけ!!!!!!!!
…ギル!!!! いい!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ギル「………“発動”のタイミング…予定とは変わってしまいましたが
既にこうなってる状況では今でも後でも関係ありませんね
…ツバメさん! お願いします!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「オッケー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前ら!!!!!! 見てろヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…より“冷える”のは兵器かお前らの肝か!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…魔法札……発動!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ピカッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
――― 大倉庫 地下
ピカカカカカ…… カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビキキキキキキキキキキキキキキキキキキキ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バキィーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガキャアァーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガッシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《一つの魔法札が発動………すると連鎖的に他の魔法札も発動し兵器が次々と凍っていく!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
-
ズズーーーーンッ……
ピキィィィィィィィィィィッ…!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッッッ………!!!!!!!!!!!!!!!!
ララちゃん「な……なんだ!!!!!!?
地の底から…………地響き………!!!!!!!!?
な…なにが起こって…」
ツバメオー「一気に冷えるヨ
気をつけてね」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ……ッ
パキィィィィィィィィィィーーーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴガガガガッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《大倉庫の入口が氷で塞がれた!!!!!!!!!!!!!!!!》
魔反会兵「なああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
こ…氷!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ツバメオー「ありゃりゃ
氷が地下からはみ出ちゃったヨ
効果が上昇しすぎたね」
ララちゃん「…!!!! お前ら…もしや……
地下で……魔法を…!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「その通りさ
見ての通り……君達ご自慢の兵器は分厚い氷の下…さ!!!!!!」
ギャンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキッ
ララちゃん「…お…おのおおおおおおおおおるぇええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダダダ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
MD「ララちゃん指揮官!!!!!!!! 兵を連れて…………っホァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
なんですかその氷……」
ララちゃん「………倉庫………やられた………全滅だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
MD「な…なだあああああああああああとぅええええええええええあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガクーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
プシャーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
《失禁》
ララちゃん「ゆ……許さん……もう…ただでは帰さん…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
殺す殺す殺す殺せーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
魔反会兵達『ひゃおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドドォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「…来る…!」
ジュリー「やけくそだな……返り討ちだよ」
ギル「…そうですね……
……予定がことごとくズレにズレてしまいましたが…
どうせならこのまま……思いっきり予定を変えてしまいましょう」
ツバメオー「変えるって?」
ギル「そうですね………とりあえずまずは
ここを掃除してからです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
―――
ララちゃん「ヴぉりゃあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グォアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「はッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュンッ…ズババッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ララちゃん「ぐふッッ…はがァッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ド…サ…!
ジュリー「…よし…片付いたかな」
バーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔反会兵達『あががががが…』
ピクピク…
ツバメオー「おしゃー!!!!!!!!!!!!!!!! 完全勝ォォォォ利!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビシーッ!!!!!!!!
ヤンデル「…さすがに皆で戦うと早いな……」
ジュリー「ところでギル
さっき言ってた“予定を変える”ってのはどういうことだい?」
ギル「我々はこの村の任務が成功したらすぐに脱出する予定でしたが……それは敵に見つからなかった前提の話
しかし今はこうして見つかって戦いになってしまいました…
だからどうせならこのまま……派手に行きましょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「派手!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
つまりほねほねロックを踊ろう…と!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
いいね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 賛成だよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヨッシュアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 骨が鳴るズェエエーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
見ろ俺のパーリナィッソゥッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カクカクカクカクカク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「い…いやそういう派手さではなく!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「じゃあなに?」
ギル「…つまり…我々の任務はここで終わらさず…延長と行きましょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この村から例の“隠しトンネル”を通り…ワカメ町へ…!!!!!!!!!!!!!!!!
そして…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「…まさか…」
ギル「魔反会に捕らえられてる人質を我々の手で取り戻すのです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ゴウッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ツバメオー「ちょっ…それまぢ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
攻めるねぇ…ギル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「攻めます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今の自分は攻めモードです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「まぢか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギルはタチ………と」
キュッ…!
ギル「そういう攻めじゃないです」
ヤンデル「…ワカメ町に……人質を助けに…!
……でも…危険じゃないか…?
ワカメ町がどういう状況かも分からないし…」
ギル「確かに危険かもしれませんが…
そんなことを気にしていては人質の方々を助けられません…!」
ジュリー「……確かにね…
こう大事になった以上…遅かれ早かれこの村の事はワカメ町に伝わるだろう
そうなったらワカメ町の魔反会はどう行動するか…?」
ヤンデル「…?!」
ジュリー「魔反会にとってこの村からの補給が戦いにとって一番大きなアドバンテージだっただろう
しかしここが潰され補給が切れたとなれば…もはや魔反会に勝ち筋はないに等しい…
そうなったら魔反会が取る選択は……間違いなく勝ちを諦めて逃げるだろう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
“人質”を連れて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「戦いには敗れても…ネアメの兵を含めた人質を魔反会に連れ帰る事で最低限の収穫になるだろうからね」
ヤンデル「それは……ダメだ…!
人質……ネアメの仲間も罪のない魔法使いの人達も…絶対にやれない…!!!!!!!!」
ギル「そうです! だからこそ我々が行くのです!!!!!」
ツバメオー「そっか…
魔反会が人質連れて逃げるとしたら例の裏道通るよね
ボク達も裏道を通ってワカメ町に向かえば…もし魔反会が逃げる選択を取っても途中で鉢合わせて阻止できるヨ」
ジュリー「そういうことだね!
ギル…俺は君の選択に賛成だ
今すぐ向かおう! ワカメ町へ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「……うん…! 俺も分かった…!!!!!
…行こう…!!!!! みんなを助けよう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「ええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「…なに? また戦い?」
ツバメオー「今度は違う町に攻めるんだヨ!!!! 気を抜くなヨ紫!!!!!!!!」
ミキニー「ぬ…抜かないゾ!!!!!!!!!!!!!!!!………」
ぼう………
ミキニー(………また…眠く………ダメ……もう少し我慢…………)
ぐぐ…
ヤンデル「…で…こことワカメ町を結ぶトンネルはどこだろう…」
ギル「この大倉庫の裏に道があります
恐らくこの先でしょう
すぐに行きましょう!!!!!!!!」
ゴゴウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ギル「…と…その前に………ジョージ殿!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シュババッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ジョージ「ゴッホォwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
(なんでしょう)」
ギル「我々は魔反会の兵器補給地であった海ぶどう村を無力化し それからそのまま人質を助けにワカメ町へと奇襲を仕掛けます
………そのことを戦場のスパルティーさんに伝えて欲しいのです」
ジョージ「ホッホォwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
(なるほど
つまりここから戦場まで一走りしてくれば良いのですね
お安い御用…………ここからなら10分で着くでしょう)」
ギル「ではお願いします!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジョージ「ブピーwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
(かしこまりました!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)」
ダダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「……よし…では我々もこれで…出発します!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
みんな『おぉー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ワッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴオォォォォォォォォォォォォ……
ぐ……ぐぐ…
ララちゃん「………っく……! ………ぐふぉお…!!!!!!!!
…奴らめ…!!!!! ゆ…許さん…!!!!!!!
………ワカメ町へは…行かせは…しない…!!!!!!!!!!!!!!!
……“アレ”を…!!!!!!!!!!!!!!!!
あの“秘密兵器”を出してやる……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
――― ワカメ町
ズオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ……
わーわー
ガキンガキキィーン…
スーパーウトゥルサヌ「………むぅぅぅぅ…!」
…イラ… イラ…
ワキミセー「ワキダンス♪ FOW!!!!!!!!
ワキダンス♪ FOFOW!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パッカパッカパッカー
{気まずい雰囲気の作戦室にホタテマンが!!}
サザエマン「海のミルク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
【全軍統括班 第4大連隊隊長 パーナ貝】
www「――――……―√ ̄
…………………………………………」
スクッ…
www「………おい…」
スーパーウトゥルサヌ「…な…なにサー!!!?」
www「…………そろそろ戦場に出るかぁ……お前ら………」
ゴゥッ…!!!!!!!!
3隊長『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ザワァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
スーパーウトゥルサヌ「…や…やっとか…!!!!
どういうタイミングサ!!!!!? なにかの作戦サァ!!!!!!!!!!?」
www「兵器の性能も大抵分かったからな…
まぁそろそろ勝ちに行ってもいいだろう
…オラ…さっさと行けよ
お前らが行きゃあ戦局をひっくり返せるんだろ?」
スーパーウトゥルサヌ「くっ………当たり前サァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ここからが本当の全軍統括班だと奴らの体に直接教えてやるサッー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ワキミセー!!!!!!!! アサリマン!!!!!!!!!!!!!!!!
行くサ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
暴れてやろうサァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ワキミセー「ィエィっ☆
戦いわきわき♪!!!!!!!! わっきわき♪!!!!!!!!!!!!!!!!」
{ついに訪れた出撃ににホタテマンが!!}
サザエマン「海のミルク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
【全軍統括班 第4大連隊隊長 パーナ貝】
スーパーウトゥルサヌ「待ってろ部下達よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今行くサ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザッザッザッザッ…!!!!!!!!!!!!!!!!
《スーパーウトゥルサヌ達は勇んで戦場へと出ていった…》
ワンスパー「おぉ……ついに3隊長が発ったか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もはや勝ったも同然!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
【魔反会
地方班 F3ブロック統括 ワンスパー】
クサイヘ「あの3人………特にスーパーウトゥルサヌ隊長とフジツボマン隊長は出生が特殊だからな……強いぞ…!!」
【魔反会
地方班 F2ブロック統括 クサイヘ】
ワンスパー「その上デス社のスーパー兵器もありますからなぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もはや負ける姿が想像出来ん!!!!!!!!!!!!!!!!
さぁお前ら見てろ見てろぉ
仲間達が蹂躙されるサマを!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スケピヨ「…く…くそー…!!!!! みんなスマン…! スマン…!!!!」
www「…………」
ガタァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ワンスパー「な…なんだ!!!!?」
ガタッ…よろよろ…
魔反会兵「は…はあ…はあ……」
クサイヘ「!? お前は………海ぶどう村の施設管理班の………
どうした血相を変えて………い…いや…それより…どうしたその体は!!!!!?
ボ…ボロボロじゃないか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
魔反会兵「は…ハァッ…ハァッ…………
ほ…………報告……! 報告……!!!!!!!」
ゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオウ…!!!!!!!!
-
――― かくかく しかじか
ォオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォ………
ワンスパー「……………なん…………だと……!!!!?」
クサイヘ「………海ぶどう村が…襲撃…!!!!?」
魔反会兵「はい…!!!! ネアメです…!!!!!!!!!
ネアメの少数精鋭が村に…!!!! そして兵器の置かれた大倉庫が…!!!!!!!」
ワンスパー「バ…バカな…あれだけ警備を置いていて何故!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
魔反会兵「巧妙な策(痴漢)を使い村に侵入したのです…!
そして大倉庫へと…!!!!!
わ…我々は最大の戦力を以て応戦しましたが……敵はあまりにも強く…!!!!!!!!!!!!!!!!
全く相手にならず!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私はワカメ町に報告せねばと判断して現場から逃げたので助かりましたが…恐らく私以外は…全滅かと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…サーーーーー…
ワンスパー「……………えっ……えっヤバくね?」
クサイヘ「…いや……ヤバいってもんじゃないでしょこれ……
ゲロヤバだぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この戦いでの一番の強みが海ぶどう村との連携による無限補給なのに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それ断たれちゃったよこれ絶対ゲロヤバーーーーーーーーーおう゛ええええええええええええええええええっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゲロビッチャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ワンスパー「ひ…ひぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんてこったよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
よりによって3隊長が出撃したあとにこれわぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞーん!!!!!!!!!!!!!!!!
www「…」
ワンスパー「ハッそうだ!!!!!!!!!!!!!!!! ト…トラブリュ様!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こ…この状況…一体どうするのです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
www「…………村を襲撃した奴らはどうした…」
魔反会兵「そ…そこまでは…」
www「………そうか…
…とにかくこれはまずいな
あの村に置いてあった兵器は重要だ
挽回する必要がある…
兵器は凍らされただけでブッ壊されたわけじゃねぇんだろう?」
魔反会兵「は……ハッ…!」
www「ならまだなんとかなるかもなぁ…
…よし…援軍を出す…」
クサイヘ「この町に待機させてる地方班の兵を出しますか!!!!!!!!?」
www「いや 向かわせるのは兵器班の兵だ
……今戦場に居る兵器班の兵の連中の“半分”を呼び戻せ
それですぐに海ぶどう村に向かわせろ」
ワンスパー「え…えぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
-
ワンスパー「へ…兵器班の兵を…?! 半分も!!!!!!!!!!!?
しょ…正気ですか!!!!!!!!!?
今この戦場で我等の軍勢を支えてるのは全軍統括班と…兵器班の兵器ですよ!!!!!!!!!!!!!!!!
その兵器を操る兵器班の兵を減らしたら……また不利になるのでは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
www「何も全員を戦場から下げるわけじゃねぇんだ…問題ねぇだろ
それに……兵を半分減らす代わりに…戦場に出す兵器を増やす
この町にある全ての戦車を出撃させろ」
ワンスパー「!!!!!!!!!!!!!!!!?
兵器班の兵を半分減らして…戦車を増やすと!!!!!!!!?
それはいくらなんでも無茶では…
私は兵器班の人間ではありませんが……兵器班の扱うデス社の兵器の扱いは複雑だと言う話は知ってます
特にデス社製の戦車は高性能の代わりに操作が非常に難しく…とても一人では“移動”と“砲撃”を両立出来ないと…!
だからこそ今も『オペレーター』と『砲手』の二人一組で戦車を操ってるのではないのですか!!!!!!!?
しかし兵を減らして戦車を増やすとは……一人で複雑な戦車を操作することになってしまいます!!!!!!!!!!!!!!!!」
www「…おいおい…ナメてくれるなうちの班の兵を…
確かにデス社の戦車は複雑で…操作には二人一組が普通だが…
それはあくまで“楽”をするためだ……一人でだって戦車は操作出来る…」
クサイヘ「し…しかし…」
www「…信じないのか? 今ここで一番立場が上の俺の言葉をよ? あ?」
キロッ…!!!!!!!
クサイヘ「ひ…ひぇ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
め…滅相もない…!!!!!!!! し…しかし…
へ…兵器班の兵を半数も海ぶどう村に向かわせる必要はないのでは…?
せめて……半数の半数を海ぶどう村に向かわせて…あとはこの町の地方班の兵を同行させれば…」
www「バカか
大倉庫がやられたんだぞ
少しでもはやく大倉庫と兵器を再起させないと戦局は一気に悪くなる
そして大倉庫の兵器は兵器班の管轄……兵器班しか扱えねぇ
一分でも早く事態をリカバリーするなら兵器班の総力をかける必要がある
地方班なんて居ても邪魔なだけなんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カカーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
クサイヘ「ひ…ひひー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ワンスパー「な…な…なるほど…そういうことですか…
な…ならすぐに兵器班の兵達に半分戻るよう通達します!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
www「最初からそうすりゃあいいんだよ…
はやくしろノロマが…」
クサイヘ「……う…うう……
…しかしやはり…戦場が心配だ……
いくら3隊長が出撃したとはいえ…」
www「…ふん…チキンどもが………
…仕方ねぇな…………だったら……」
ズッ……
www「俺も戦場に出ようか…」
ドドドォンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ワンスパー&クサイヘ『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ザワッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
www「……出番だ…
起きな」
巨体『……………』
ヴンッ…………
巨体『コ………ホーーー……』
ギギギギ…
《…沈黙していた巨大な塊…
その顔……そのモノアイに赤い光が輝き灯る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ズッ…オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ギルチーム戦力比
ギル:一騎当六百五十
ヤンデル:一騎当五百八十
ツバメオー:一騎当四百五十
エンカ:一騎当七百
ウソニ(もみーの銃なし):一騎当四百
ウソニ(もみーの銃あり):一騎当七百五十
ミキニー:一騎五百
ビラコ:一騎当一
ネコ:一騎当?
天狗ビラコ:一騎当七千
ボンバーヤンデル:一騎当六千
ツバメオー・マジカルG:一騎当八千
-
ビラコねーさん落差激しいw
-
―――
スーパーウトゥルサヌ「お前達ィィィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
またせたなあああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!
魔反会兵達『た…隊長ォーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
わーッ!!!!!!!!
スーパーウトゥルサヌ「長く辛い思いをさせてしまったサ!!!!!!!!!!!!!!!! お前達の戦いは見ていたサァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もう大丈夫だ!!!!!!!! 俺達が来たからにはもう大丈夫サ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
魔反会兵達『うおおおおおおおおおおおん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ワキミセー「あなた達!!!!! はい!!!!!!!!
ワキ慰安よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カパァッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ホワワァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《甘い腋の香りが兵達を包み込んだ!!!!!!!!!!!!!!!!》
魔反会兵達『うっほァ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
トロロぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{腹を減らしてるだろう兵達ににホタテマンが!!}
サザエマン「海のミルク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
【全軍統括班 第4大連隊隊長 パーナ貝】
ほっか〜〜〜〜…
《オウムガイマンは焼きアワビを兵達に与えた!!!!!!!!》
魔反会兵達『うみゃあああああああああああ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
高級の味ぃぃぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
キュパァァァァァァァァァァッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スーパーウトゥルサヌ「よっしゃあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
英気は癒えたサ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ここからが本当の戦いサ!!!!!!!!!!!!!!!! ここからが全軍統括班3・4・5合同大連隊の真の力サ!!!!!!!!!!!!!!!!
…本来全軍統括班の3〜5大連隊はネタ班と揶揄されバカにされてきた…
ネアメの奴らもそういう意識で俺達を見てるだろう……だが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そんなものは前時代の認識だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
過去の魔反会が残した悪習だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だがネオ魔反会になった今……俺達は違うサ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネタではない…ガチ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
一癖も二癖もある強さだけ言えば1〜2大連隊をも超えるサ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
自信を持て!!!!!!!!!!!!!!!! 俺達は強い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
思い知らせろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 俺達は強い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
出撃サぁ!!!!!!!!!!!!!!!! うちなー魂見せつけろォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔反会兵達『うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
-
―――
軍服3「……スパルティー様!!!!!!!!」
スパルティー「……うむ!!」
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオウ…!!!!!!!!
スパルティー「魔反会軍の……今までにない勢いでの突撃…!
流れか変わった!! 恐らく温存戦力……“隊長級”が投入されたに違いあるまい!!!!!!!!!!!!!!!!」
軍服3「…ついに…!!!!!!」
スパルティー「……勝負に出たか……最後の正念場だな…これが…」
軍服1「……! しょ…! 勝負に出たって…!
じゃあ……! あ……“あれ”も…!!!!!!!!!!!!?」
ワナワナワナワナワナ…!!
スパルティー「! …………」
ズ………ギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギ…
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ネアメの兵達の目に映るのは……突撃してくる全軍統括班の軍勢……その後ろ…!!!!
ワカメ町の前に横並びに広がる黒い壁……壁……壁………!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
……否!!!!!!!! 壁ではない!!!!! それは全て戦車!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゆうに百両を超える戦車が……いままさにワカメ町から発進しようとしていた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スパルティー「…………なるほど総力戦か………」
ダジー「おいおいおいおい…これ…マジまじくねーKa!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
に…逃げよーZE!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スパルティー「………いや…
…しかし違和感があるな……………」
ぎぃ…!
―――
ドドドドドドドドドドドドドドド……
スーパーウトゥルサヌ「…なに…! このタイミングで戦車まで全力投入サ…!!!!?
あのアフロ……何を急にそこまで…」
ワキミセー「でもおかしーわウトゥちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
兵器班の兵達なんかさっきいっぱい町の方に呼び戻されてたよん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スーパーウトゥルサヌ「は?」
魔反会兵「報告です!!!!!!!!!!
補給基地である海ぶどう村が襲撃され…貯蔵されていた兵器の大半がやられました!!!
そのリカバリーのためにこの戦場に居た兵器班の兵の半数を戦線から退かせ 海ぶどう村に急行させたとの事です!!!!!!!!
これはwww総司令官の命令です!!!!!!!!!!!!!!!!」
スーパーウトゥルサヌ「な…なんだとそりゃ!!!!!!!?
襲撃!!!!!? 兵器班の半分を戦線から退かせた!!!!!!!?
じゃああの戦車軍は何サ!!!!!!!!
兵器班が半分になったらあれだけの戦車動かせないサ!!!!!!!!!?」
魔反会兵「現在あの戦車部隊はワンオペで操縦されています!!!!!!!!!
それでも戦闘は可能とのwww総司令官の判断です!!!!!!!!
戦車の総出撃は海ぶどう村を潰された動揺を悟られないための策でもあるとのこと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スーパーウトゥルサヌ「…俺達が出払った後に好き勝手な事ォ…あのアフロが…!!!!!!!!」
魔反会兵「それとwww総司令官もこの戦場に参戦するとのことです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スーパーウトゥルサヌ「ハァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
イラァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
スーパーウトゥルサヌ「あ…あのアフロか!!!!!!? 一人でサ!!!!!!!!!!!?」
魔反会兵「い…いえ…引き連れてる人型兵器も一緒のようです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビキビキビキィィィィィィ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スーパーウトゥルサヌ「あ…あああああああああああ…!!!!!!!!!!!!!!!!!?
あ…あの野郎……自分は武闘派じゃないとか……あの兵器は使わないとか抜かしておいて…!!!!!!
どこまでバカにすればいいサァァァァァ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ワキミセー「ウトゥちゃん落ち着いて!!!!!!!! ワキコンポース!!!!!!!!!!!!!!!!」
スーパーウトゥルサヌ「……わ…分かってるサ…!
…いいサ…! 気にする必要などない…!!! 兵器班など…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この戦い…俺達だけでケリを付けるサ!!!!!!!! 戦車部隊が戦線にたどり着く前にネアメを滅ぼしてしまええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
魔反会兵達『ひょおおおおおおおおおおあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《更に勢いを増しネアメへと突っ込んでいく全軍統括班!!!!!!》
―――
軍服2「…う…うおおおおおおおおお…!!!!!!
来てます…来てますよすごい勢いで魔反会が…!!!!!!!
それから戦車も…!!!!!」
ダジー「まじーって!!!!!!!! 絶対逃げた方がいいって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
軍服3「…た…確かに…隊長含めた全軍統括班と…あの戦車軍を相手にするのは…
…ス…スパルティー様……」
スパルティー「……待て
あの戦車共の動き……おかしくないか?」
軍服2「え?」
ギココ… ギココ……
《ぎこちなく前進していく戦車…》
スパルティー「………先程までの機敏な動きが嘘のようだ…
……まるで…“慣れてない者”が操縦してるかのよう…」
――― 戦車内
砲手「え…えーっと……こっちが前進で…こっちが………あッ…と…! 方向転換はこうしてこうして…………ぁあああもう複雑だーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ふ…ふざけんな!!!!!!!! 俺は砲手だぞ!!!!!!!! 慣れてない移動までさせられても困るわ!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!
外から魔反会兵「…え? 分けてるのは楽してるだけで一人でも扱えるんじゃないの?」
砲手「そ…そんなわきゃねーだろド畜生ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
デス社の戦車ナメんな〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!
――― 別の戦車内
ドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキ…
オペレーター(あ…あわわわわ……
せ…戦車の移動はいつもしてることだけど……
い…いざ戦闘になったら砲撃もやらなきゃなんないんだよな……
で…でもこの戦車の砲撃の訓練なんてあまりやったことが…!!!!
ど…どうしよう…ま…間違えて仲間を撃ったら…!!!! ひ…ひぃぃ…!!!!!!!!!)
ガタガタガタ…ブルブルブルブル…
-
―――
軍服3「…た…確かに…」
スパルティー「……何かあったか
…これは……」
ジョージ「ムッヒ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ンwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ダダダーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
軍服3「ハッ!!!!!!!!
ス…スパルティー様!!!!!!!!!!!!!!!!
ペトロです!!!!!! ギル達の元へやった使いのペトロが帰って来ましたァ!!!!!!!!!!!!!!!!」
スパルティー「!!!!!!
…ジョージか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズボァッ!
アナホ「先輩おつかれーッッス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジョージ「モヒーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スパルティー「ジョージ!!!!!!! ギル達は…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジョージ「ヒッヒッヒwwwwwwwwwwwwwwwァブラブララルァアアアwwwwwwwwwwwwwww
フシャボコォーwwwwwwwwwwwwwwwマイヤァ〜wwwwwwwwwwwwwww」
スパルティー「ふむ……ふむ!!!!!!!!!」
ジョージ「マイアヒーwwwwwwwwwwwwwwwマイアホーwwwwwwwwwwwwwwwマイアフッフーwwwwwwwwwwwwwww
ベイサベイシュカwwwwwwwwwwノマノマィエィwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwノマノマィエィwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwノマノマノマイェァwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
スパルティー「そうか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
やったか!!!!!!!!!!!!!!!! ギル達が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ざわッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガタッ!!!!!!!!
ウソニ「…!」
エンカ「…来たか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ニッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スパルティー「敵の補給地は海ぶどう村だった!!!!!!!!
ギル達は海ぶどう村を奇襲し 兵器の無力化に成功……補給を断った!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今はワカメ町の人質を助けるための動きを取っているようだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネアメ兵達『お…おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リーダーギル!!!!!!!! リーダーギル!!!!!!!! リーダーギル!!!!!!!!!!!!!!!!』
ワーッ!!!!!!!!
ビラコ「やっだでずぅ!!!!!!!! みんなずごいですよぅ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズビズバーっ!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「うむ…誇らしい!!!!!!!!!!!!!!!! さすがだ我らがリーダー!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「ということはもみーのもすぐ近くに居るということか」
スパルティー「そうかならばあの戦車の動きにも納得だな…
奴らめ…海ぶどう村の対応のために兵器を扱う人員を減らしたな…
それでも戦車を増やしたのは苦し紛れの見栄………悪手だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
………見えたぞッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こちらも…攻めるなら今…!!!!! 決着を付けるなら今だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
スパルティー「これより魔反会を迎え撃つ!!!!!!!!!!!
前線部隊…いけるか!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「あー!!!! 十分休ませてもらったでござるよ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「あぁ 魔法使い達のおかげだ」
軍服1「ネアメ遊撃隊もいつでもいけます!!!!!!!!」
軍服2「やってやるです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダジー「お…おいぃぃ…行くのかよォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!
戦車もあるんだZE〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」」
スパルティー「あの戦車どもはさして問題ではない!!!!!
前線の部隊はとにかく全軍統括班を全力で迎え撃て!!!!!!!!
そして魔法使い部隊!!!!!!!!!!
遠距離魔法部隊は戦車部隊に遠距離魔法で攻撃!!!! 破壊までは求めん!!!!!!!
煙幕魔法や幻影魔法も駆使しもとにかく魔法による足止めに徹せよ!!!!! 今の連中にならどの魔法も効果は高いだろう!!!!!!!!
近接魔法部隊は前線部隊の援護!!!! 無理のない範囲で構わん!!!!!!!!
そして後方部隊!!! ここからは今までで最大の衝突になる!!!!!
今のうちに安全なポイントまで撤退せよ!!!!!!!!」
ビラコ「私は残るですよ!!!!!!
怪我した人をすぐに治療するです!!!!!!!!」
ミーコ「私もそちらを手伝います!!!!!!!!」
ハイゼン「わ…私も…残ります…!」
刻苦「変なのが来たらきゅうりで殴るクワ〜」
スパルティー「心強いな!!!!!!!!
だが本当に…危なくなったらすぐ撤退せよ!!!!!!!!!!!!!!!!
…さぁ…そろそろこちらも突撃の合図を出すぞ!!!!!!!」
ダジー「ひ…ひひー!!!!!!!! や…やだー!!!!!!!!!!
い…行きたくないぃー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ムイ「頑張ってダジー!!!!!!
私は近接魔法部隊…! ダジーの援護は私がするからぁー!!!!!!!!」
スパルティー「…行くぞ!!!!!!!
この戦いの勝利を……明日への解放の篝火としようぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネアメ全軍……突撃!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネアメ兵達『わあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「行くでござる!!!!!!!!!!!
ふふん…! 恐ろしいのが隊長級ならば……拙者が相手になろう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「俺もな」
ザザンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「みんな頑張ってくださいです〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ……
スパルティー「…………
……………3……私の剣を」
軍服3「は………はッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スッ…
チャキ………
スパルティー(………最大の衝突になる…
私も心しておかねばなるまい)
…ギギンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
わああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン…!!!!!!!!!!!!!!!!
《…ネアメと魔反会…
…ワカメ町人質解放戦……最後の衝突!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
-
――― ワカメ町
ギュッギュッ…… チャキッ… ガチャ…
www「………」
ワンスパー「あ…あの…本当に戦場の方に行くのです…?」
www「なんか問題あるのか?」
クサイヘ「い…いや…総司令塔がここから出払ったら……ここの監視は…」
www「お前達はなんのために居るんだ? 引き連れた兵もよぉ…」
ワンスパー「し…しかし!!!! わ…私とクサイヘは戦闘は出来ませんし…!
この町に居る地方班の兵も少数………海ぶどう村の兵達を潰した奴らと戦えるとはとても…」
www「なんでここに敵が来る前提で話してるんだお前…」
ワンスパー「い…いやだって海ぶどう村を潰したネアメの奴ら…もしかしたらトンネルを通ってここに向かってるかもしれませんし…!」
www「だとしても問題ねぇだろ
海ぶどう村に向かわせた兵器班達もトンネルを通るんだ…鉢合わせたら殺しゃいい…
問題ねぇ…奴らには銃を持たせてる…戦闘になっても海ぶどう村みたいにはいかねぇ…」
クサイヘ「し…しかし…もしもということも……」
www「ごちゃごちゃとうるせぇな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
大丈夫だと言ってるだろうが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
何度も言わせるな……もし仮になんかあっても……“俺が責任を取る”!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
黙って気楽に番しとけ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
オアァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ワンスパー「ひ…ひぃ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!
わ…分かりました…! 分かりました…!!!!!」
www「…くそが……いちいちソレを言わなきゃ納得出来ねぇのか………
…………それより………おい…『HPST』……
戦闘プログラムのローディングはまだか………」
ギュウォオォーン…! ギュウォオォーン…! プシュー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
巨体→HPST『シュ…シュゴォーーーー……
LOADING………80%……81%………』
ズゥゥゥゥゥゥゥンッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
http://download1.getuploader.com/g/sousaku_2/1071/160930_231106.jpg
【wwwの従える巨体人型兵器
HPST(R):LO】
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオゥッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
www「そいつが終わったら戦場へ出るぞ
久々の実戦……大魔女と戦った時以来だなぁ………
その力……存分に発揮してみろや…」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
HPST『…………YES………MY………MASTER…………』
ピピピピピピピピピ……ゴウン…ゴウン…ゴウン…ゴウン…
プシューーッ… プシューーッ…
ズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
―――
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガギャアアアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドゴォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔反会兵達『うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ネアメ兵達『ぜああああああああああああッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ゴガガッ!!!!!!!!
ガキーン!!!!!!!!
ズバァーッ!!!!!!!!
ドサッ…!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
エンカ「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズバンズバンズバンズバンズバン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔反会兵達『ぎゃああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドドォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「……ハァ…ハァ…
……最後の戦いか…確かにな
魔反会兵の殺気がこれまでとまるで違うでござる…!
やはり…恐ろしいのは戦車より人間でござるな……
…ネアメの兵は…スパルティーの訓練と拙者の教えた剣の型の指導の甲斐あってかなりレベルが上がってるとはいえ……
戦い慣れてないものが多い…
拙者が一人でも多く魔反会兵を切り伏せて皆を楽にしてやらねば…………
………………おう!!!!!?」
ゾクッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ザッ…
《悪寒を感じたエンカは立ち止まり辺りを見回した……すると…!》
エンカ「こ…れは…」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
ネアメ兵1「―――」
ネアメ兵2「―――」
ネアメ兵達『――――』
ゴゴゴオ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「な…何事だああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
こ…この辺りで倒れてるのは全員…ネアメの兵!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
な…何があった!!!!!!!? 皆ァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!
ネアメ兵達『……ウ………ウ…………』
ぷるぷる…
エンカ「…!!!!! い…生きてる…のか…?
よ…良かった……
し…しかしどうした!!? こんなにたくさん…一体どうしたのでござる!!!!!!?
妙な………誰も外傷はない……
しかしだれもかれも顔を紅潮させ気を失っている……」
ブル…ブル…
ネアメ兵「……………き…………
…………わ…………き……………」
たら〜…
エンカ「…ワキ…?」
-
エンカ「どうした!!!!!!!! ワキがどうしたのでござる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ネアメ兵「ワ……ワキ…………
ひわいなワキが………やってくる………」
ガク…
エンカ「しっかりしろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
どういうことでござる!!!!!!!!!!!!!!!!? どういうことでござる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
めっちゃ気になるぞーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ドゥン♪ ドゥン♪ ドゥッドゥドゥン♪
ワキミセー「へいっへっへいっ♪!!!!
ワキワキダンスッ♪ ワキワキダンっス♪」
くいっくいっ! くいっくいっ!
ド…ドキーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「な…何者ぉーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
むちむちの女性がワキを上げてM字スクワットをしながら戦場の真ん中を通ってやって来ただとーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドォーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ワキミセー「おーん? またネアメの殿方ハッケーン!!!!!!!!
出会い頭のワキモロォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パッカァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ピカァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「ぬ…ぬぅおおおおおおおおおァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんという大胆な大開腋!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
フェロモンむんむんでござるーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブッシュー!!!!!!!!
《鼻血》
くらくら…
エンカ「…ぐゥーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズザッ!!!!!!!!
ワキミセー「ほ?」
よろ…
エンカ「……ぐっ…! あまりのフェロモンに意識が飛びかけた…!!!!!
だが…分かったぞ…!!!!!!!!
この参上は…君の仕業でござるか!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ワキミセー「ご名答よ殿方様!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私は魔反会全軍統括班第5大連隊隊長のワキミセー!!!!!!!!!!!!!!!!
ここに倒れてる人達は私の腋の魔力にやられてノックダウンしたの!!!」
エンカ「…あぁ…! 分かるでござるよ…! 拙者もやられかけた…!!
そうか…これが隊長級の強さ!!!!!!! ただの個の武力とは違う…! これまでにないベクトルでの…強さ!!!!!!!!!!!!!!!!
……他の者では荷が重いか…!」
ワキミセー「フフ…そーね! あなたも強そう…
私の大開腋を見てノックダウンしない殿方なんてほとんどいないのに……
でもね…それだけよん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
最終的に私が落とせなかった殿方なんていない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私の腋の真骨頂を楽しませてあげる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パカカァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「はい 喜んでー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ピッシー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【戦場ポイントB
ネアメ・ルート 特外部隊ギルチーム:エンカ
vs
魔反会 全軍統括班 第5大連隊隊長:ワキミセー】
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
http://i.imgur.com/KngYg35.jpg
-
―――
ザッ……ザッ……
ネアメ兵「な…なんだこいつ!!!!!!!! なんだこいつ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブオンブオン!!!!!!!!!!!!!!!!
ガキィィィィンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボロォォォォッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネアメ兵「な…! 体を斬ったはずなのに…剣が折れた…!?」
魔法使い「下がれ!!!!! 魔法で応戦する!!!!!!!!
…バクサーレ メコル!!!!!!!!!!!!!!!!」
バウッバウッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドドゴォォォンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜………
ザリッ…
魔法使い「な…なに…! メ…メコルじゃ…だ…ダメか…!!!!!?
くっ……ならば…バクサーレ メコラ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドドドドガアアアァァァァァァンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チュドォンチュドォンチュドォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シュウウウウウウウウウウウウウウウウ……
モアアアアアァァァッ…!!!!!!!!
{立ち上る黒煙の中からホタテマンが!!}
サザエマン「海のミルク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
【全軍統括班 第4大連隊隊長 パーナ貝】
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔法使い「メ…メコラの魔法すら無傷だとォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
な…なんて…固い…体を…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ネアメ兵「ひ…怯むな!!!! 全員で連撃を加えろぉ!!!!!!!!」
ネアメ兵達『お…おおおおおおおおおッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
{対峙するネアメの兵達にホタテマンが!!}
サザエマン「海のミルク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
【全軍統括班 第4大連隊隊長 パーナ貝】
バシュッ!!!!!!!! バシュッ!!!!!!!!
《ムール貝マンは体から小さな塊を飛ばした!!!》
バスバスバスバスバスバスバスバスバス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネアメ兵達『ぎゃ…ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ネアメ兵「な…なんだぁー!!!!!!!!!!!!!!!! か…体から…銃弾を…?!」
魔法使い「ぐふっ…がッ…! い…いや…これは……」
コロ…
うにゅうにゅる〜〜〜〜…
魔法使い「蜷だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! こいつは小さな蜷を弾丸のように飛ばしたんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ど〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!
ネアメ兵「えーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブーーーーーーーーー!!!!!!!!
《※蜷(にな)
ちっさい巻き貝みたいなやつ。島根だとベベとも言う》
-
ネアメ兵「な…なんで体から…貝類が出てくるんだよ…!!!!!
こいつ…マジでなんなんだ…!!!!!!!」
魔法使い「!!!!! お…おい!!!!!!!!」
ぷく〜〜〜……
{手負いのネアメ兵に向けて再びホタテマンが!!}
サザエマン「海のミルク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
【全軍統括班 第4大連隊隊長 パーナ貝】
ぐぐ…
ネアメ兵「ま…また撃ってくる…!!!!! に…逃げろッ…!!!!!!!!
こいつは隊長クラスだァァァァ…ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!
{背を向けて逃げ出すネアメにホタテマンが!!}
サザエマン「海のミルク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
【全軍統括班 第4大連隊隊長 パーナ貝】
ボボボボボボボボボボボボボボボッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《再び撃ちだされる蜷!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ネアメ兵『う…うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
《音速の蜷がネアメ兵達を襲う!!!!!!!! ……と…その時!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ダダダダダダァンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガガガガガガガガガガガガガガガガァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ポロポロポロポロポロポロ…!!!!!!!!
《蜷はネアメ兵達に当たる前に地面に落ちた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
魔法使い「!!!!!!!!?」
ネアメ兵「に…! 蜷が全て…撃ち落とされた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こ…こんな真似が出来るのは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒュウッ…… スタン…
ウソニ「大丈夫か」
ネアメ兵「ウ…ウソニ!!!!!!!! やはりお前か!!!!!!!!!!!!!!!!
助かった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「………どうやら厄介なのが居るみたいだな」
ネアメ兵「あ…あぁ!!!! 多分全軍統括班の隊長の一人だ!!!!!!!!」
ウソニ「そうか
なら俺が相手をする
皆は医療部隊の下へ」
ネアメ兵「し…しかし…ウソニ一人では…」
ウソニ「問題ない まかせてほしい」
ネアメ兵「…! …わ…分かった!!!! …す…すまん!!!!!!!!」
ザザザッ…
{逃げ出そうとするネアメ兵にホタテマンが!!}
サザエマン「海のミルク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
【全軍統括班 第4大連隊隊長 パーナ貝】
シュルルルルルァァァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《赤貝マンは手を変化させた!!!!!
アオイガイのようになった手から…触手が伸び出しネアメ兵達を捕らえようと襲い掛かる!!!!!!!!!!!!!!!!》
ウソニ「そんなに欲を出す事もないだろう」
ボシューーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!
《ウソニはエネルギーランチャーでハマグリマンの伸ばした触手を燃やした!!!!!!!!》
ウソニ「……変わった体だな…
剣も銃弾も防ぎ…小さな貝を弾丸のように飛ばし…手から触手を伸ばすとはな
………まさか人造人間の類か?」
{その質問に対しにホタテマンが!!}
サザエマン「海のミルク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
【全軍統括班 第4大連隊隊長 パーナ貝】
ウソニ「…………
……俺が相手をする敵はまともに会話出来ない奴ばかりだな
まぁいい 元より意志の疎通を図るつもりはない
ただ一言言っておきたいのは
アオイガイは貝じゃなくてタコだ」
ゴウッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【戦場ポイントF
ネアメ・ルート 特外部隊ギルチーム:ウソニ
vs
魔反会 全軍統括班第4大連隊隊長:アンモナイトマン】
http://i.imgur.com/SSjenG1.jpg
-
名前www
-
×
ネアメ・ルート 特外部隊ギルチーム:ウソニ
○
ネアメ・ルート 食料調達部隊 兼 銃士隊 兼 特外部隊ギルチーム(臨時):ウソニ
-
―――
ドオオオオオオオオ…!!!!!!!
ネアメ兵A「魔法!!!!! 強力な近距離魔法を撃ち込め!!!!!!!!」
魔法使いA「だ…駄目だ!!!!! まったく怯まない!!!!!!!!
すべて斬り落とされる!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネアメ兵B「さらに進撃!!!!!!! どんどん近づいてくる…
数十人がかりでも止められん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
魔法使いB「さ…下がれ!!!!!!! 一旦下がろう!!!!!!!!!!!!!!!!
こ…こいつは強すぎッ…」
ズォオオオンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スーパーウトゥルサヌ「ァアザーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズババババババババーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネアメ兵達『ぎゃあああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ズドドドドドドドドドドオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《数十人のネアメ兵達を一度に斬り倒すスーパーウトゥルサヌ!!!!!!》
スーパーウトゥルサヌ「ふんッッ!!!!!!!! 雑魚どもォ!!!!!!!!!!!!!!!!
まるでこれでは弱いものイジメで気が引けるサァ…!!!!!!!
だが…まだまだだ!!!!!!!! 俺の部下達が受けた屈辱はまだまだこんなものじゃないサッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これまで受けた部下達の痛みをまとめて返すサ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
覚悟しろネアメ共〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カァァァァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒュアンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
軍服1「させるかよッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガキィィィィィィィィィーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スーパーウトゥルサヌ「ぉサァッ!!!!!!!!!!!!!!!?」
ビリビリ…
《飛び出して来た軍服1とスーパーウトゥルサヌが剣を交える!!!!!!!!》
バッ!!!!!!!
軍服2「モルスァ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スーパーウトゥルサヌ「…ムッ!!!!! 背後から!!!!!!!!
…甘いサぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐぐんッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ぶぉんぶぉんぶぉーーーーーーーーーんッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バシィッ!!!!!!!!
軍服2「ぐぁば!!!!!!!!」
《スーパーウトゥルサヌの謎の尻尾に弾かれる軍服2》
スーパーウトゥルサヌ「ほんぬぅー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐいん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
軍服1「う…うわ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドタ!!!!!!!!
《鍔ぜり合いしていた軍服1を思い切り押し出した!!!!!!!!》
軍服2「く…くそ…!!!! このやろ…!!!!!!!!」
軍服1「まだだ…!! お前の相手は俺達だ…!」
スーパーウトゥルサヌ「ホほゥ!!!!
そこらへんの雑魚モブとは違うようサ…
顔の数字が輝いてるサ…」
軍服1「当たり前だァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺達はネアメ伝統の名無しのレギュラーメンバー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ただの数字モブと思ってナメてると痛いめミルスコファーミルスコォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【戦場ポイントB
ネアメ・ルート 遊撃隊:軍服1&2
vs
魔反会 全軍統括班第3大連隊隊長:スーパーウトゥルサヌ】
-
顔の数字w
-
2秒後 ―――
スーパーウトゥルサヌ「シャオサァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズバババーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
軍服1&2『ぐぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドッシャアァー!!!!!!!!!!!!!!!!
【軍服1&2 敗北…】
スーパーウトゥルサヌ「…フー…
他の奴らよりコンマ数秒は食い下がったサァ」
軍服1(ぐ…ぐぉは…!!!!!
つ…強い…なんだこいつ…!!!!!!!
俺達ゃ確かにギル達ほどの戦士じゃねーかもしれねぇが…!
一応はスパルティー様に遊撃隊をまかされるほどの腕はあると自負してたのに…!!!
それをこいつは……まるで本当にそこらへんのモブのように簡単にッ…! く…くそォ…!!!
モルスァ…)
ガク…
オオオオオオオオオオ…
スーパーウトゥルサヌ「サて… とりあえず相手陣地の深いとこまで来てしまったが…
ネアメの大将はどこサ? そいつを斬りゃ手っ取り早いサ……ん?」
ビックーン!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー「ひ…ひぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スーパーウトゥルサヌ「魔法使いか」
ザッザッザッ…
ダジー「ひ…ひぃー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 来るNA来るNA〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゾゾォーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー(い…1と2の野郎!!!!!!!!!!!
だ…だからやめとけって言ったんDA…!!!!!!!!!!!!!!!
秒殺されちまいやがっTE…!!!!!!!!!!!!!!!!!!
に…逃げれば良かっTA!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
よ…よし逃げよう!!!!!!!! 逃げるZE俺は!!!!!!!!!!!!!!!!)
くるっ
スーパーウトゥルサヌ「逃がすか」
ダンッ
ダジー「ひ……ひぇひぇーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ガッ!!!!
スーパーウトゥルサヌ「ん?」
ぐぐぐ…
軍服2「…す…! 好き勝手…させるかよ…!!!!!!!!!!!
だ…ダジー…! 逃げろ…! 今だ…速く…!!!!!!!!!!!!」
ギギギギ…
スーパーウトゥルサヌ「邪魔サァ!」
ズドォ!!!!!!!!
軍服2「ウグゥーーーーーーーーーーッ!!!」
ダジー「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
………!!!!!!!!!」
軍服2「ぐ…―――」
ガク…
スーパーウトゥルサヌ「ふん! 寝てろサ!!
…さて…」
ギロッ…
ビク…!
ダジー「……!!!!」
スーパーウトゥルサヌ「どうした? 逃げないサ?」
ダジー「…………お…俺は…! …俺も…遊撃隊の一員DA…!!!!!!
仲間が戦ったってのに…俺一人が…逃げられるKA…!」
スーパーウトゥルサヌ「ほう やるサ?
…とても強いようには見えんが……」
ダジー「……よ…弱いかどうかは…やってみなきゃ分からねーDARO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お…俺はもう逃げNEーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
すぐ逃げ出す弱い自分は“山”に置いてきた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前の次の…そして最後の相手は俺DA!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
転換魔法の神髄…味わえYO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドォンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【ネアメ・ルート 遊撃隊:ダジー
vs
魔反会 全軍統括班第3大連隊隊長 スーパーウトゥルサヌ】
-
秒殺w
-
スーパーウトゥルサヌ「…勇ましいサ…
じゃあ見せてみろサ………その力をォォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドウッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドドドドドドドドドドドッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ザザッ!!
ダジー「く…来る…!!!!!!
お…落ち着け…自信を持て!!!!!!!!!
俺はネアメ内の特記魔法使い戦力…!!!! 俺はやれる…!!!!! やれるんDA…!!!!!!!!!!!!!!!!
タイミングを見ろ…!!! 俺の魔法を使うベストなタイミングを計れッ…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュオオオオオオン…!
ズドドド〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スーパーウトゥルサヌ「サオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブォッ!!!!!!!!!!!!!!!!
《剣を振りかぶるスーパーウトゥルサヌ!》
ダジー「今だッッ!!!!!!!!!!
転・換ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
フォオンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パッ!!!!!!!!!!!
スーパーウトゥルサヌ「おん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
俺の剣が…」
キラキラキラキラキラキラキラキラ……
ファサアァァァァァァァァ……!
《ススキ》
スーパーウトゥルサヌ「ススキにッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー(決まった!!!!!!!!! 奴の剣をそこらへんのススキに入れ替えてやっTA!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これで奴の攻撃は封じたZE…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
自身の武器を失い奴が戸惑ってるうちに!!!!!!!! 一気に畳み掛けて組み伏せるんDA!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
行くぞォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
グォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビキッ…ビキッ…ビキィィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スーパーウトゥルサヌ「カアァァァーーーーーーーーーッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おおおおおおおおおおおおおおおおおおるァァッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッッッシィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー「べごみょオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐるるるる〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《スーパーウトゥルサヌはお構いなくススキのままダジーを払った!!!!!!!!!!!!!!!!
超回転しながら空中を舞うダジー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
-
ギュルギュルギュルギュルギュルギュルギュルギュルギュルギュルギュル
ダジー「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダジー(こっ…こいつ……ただ力にまかせてそのまま…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! だ…DAGA…!!!!!!!!!!!!!!!!
ス…ススキDAZO!!!!!!!!!!!!!!!!?
ただのススキで人一人を吹っ飛ばすなんて……こいつ…と…とんでもねぇほど…強ぇぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ギュル〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スーパーウトゥルサヌ「シャオッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズドドォンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー「がぎぃやああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュゴ〜〜〜〜〜〜〜〜〜…ズゴォンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《スーパーウトゥルサヌは続けてダジーを蹴り飛ばした!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
シュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ………ぷしゅ〜〜〜!!!!!!!
ダジー「ギ……ギギ…………………ぐぇあ………………」
ガ…ク…
コキッ コキッ
スーパーウトゥルサヌ「………一瞬焦ったサ…
随分とトリッキーな魔法を使うサ……だが!!!
俺の手に“振れる物”をくれたのは間違いだったな!!!!!!!
…サて……俺の剣は………おぉ? ここにあったか」
ズボボ…
《スーパーウトゥルサヌはススキ畑から剣を抜いた!!!!!!!》
スーパーウトゥルサヌ「そろそろハッキリとネアメの奴を殺しとかねぇとな」
チャキ… スゥー…
ダジー「…―――!!!」
スーパーウトゥルサヌ「安心しろサ
俺の剣の腕は一流サ……
俺の手に掛かれば…デージ ウトゥルサヌ思いをするのは一瞬サ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴウッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ムイ「や…やめて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スロウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぽわわわわわーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スーパーウトゥルサヌ「!!!!!!!!」
サッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ムイ「…よ…避けられた…!」
スーパーウトゥルサヌ「新手か
また……不吉そうな感じの魔法を使うようだサ…
…女は出来るだけ殺したくないサ… 引き下がれ」
ムイ「だ…だったらダジーから離れて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジーは私の大事な人だから…! 何かするなら許さないべなり!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
キッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スーパーウトゥルサヌ「そうか……
刃向かうというなら…! 容赦はせん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《スーパーウトゥルサヌはムイへと飛び掛かる!!!!!!!!!!!!!!!!》
-
ムイ「きゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォーォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スーパーウトゥルサヌ「キェーーーーーーーーーッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
――― チャキィッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ―――
ビタッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スーパーウトゥルサヌ「ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ムイ「…?!」
《ムイに斬りかかる寸前でスーパーウトゥルサヌの動きが止まった…》
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ………
スーパーウトゥルサヌ「……………
………今のは…殺気…………いや…
“剣気”…!!!!!! しかも明らかに俺に向けられたもの…!
あまりの圧力に動きが止まっちまったサ…………
………俺を誘ってるな… こんな雑魚どもに構う前にこちらへ来い……と…
…………ふふ……面白いサァ!!!!!!!!!!!!!!!!!
いいだろう!!!!!!!! それならそいつに乗ろう!!!!!!!!!!!!!!!!
…女!!!! お前達を殺すのは後にしておいてやる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザザッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒュオオオオォォォ…
ムイ「…!!!! た…助かった……」
―――
ズンズンズンズン…
スーパーウトゥルサヌ「…どこサ…
確か剣気はこのあたりから…」
バッ!!!!!!!!
軍服3「う…うおおおおおおぉッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スーパーウトゥルサヌ「ふん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズバァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
軍服3「へもぐろォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドシャーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スーパーウトゥルサヌ「こいつじゃないな…………
…………! ………お前か!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
スパルティー「…………フー……」
チャキ……
ズオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…!
スーパーウトゥルサヌ「あぁ間違いないな…!
その存在感…! 剣を手をやっただけでほとばしる剣気…!!!!!!!!!
お前が俺をよんだな…!!!!?」
ニィィィィッ…
スパルティー「……随分と…私の仲間を斬ってくれたようだな…」
スーパーウトゥルサヌ「あァ
まるで歯ごたえが無かったサ
…おい…キレんなよ ここは戦場サ?
斬った斬られたが当然の世界サ……俺にキレるのは筋違いサ」
スパルティー「……キレてなどいない
……………ただ少々…滾ってるだけだ…」
ギギンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ズズズズズズズズズズッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ピシシッ…
スーパーウトゥルサヌ「…おぉ……
…………ヒリつくサ…!
あんた…ネアメの中でも相当なツワモノだろう」
スパルティー「…名乗っておこう…
私はスパルティー・E・ブッブー
ネアメ・ルートのリーダーだ」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スーパーウトゥルサヌ「ほ…ホぉ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ネ…ネアメのリーダーだと…!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あんたがか!!!!!!!!!!!!!!!! ほぅ!!!!!!!! ほぅ!!!!!!!!
ほぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スパルティー「何か文句があるかね?」
スーパーウトゥルサヌ「いや……ないサ
零れるほどの強さを見りゃ…それも納得サ
ただ……………あんた…真人間だろう?
魔法使いでもない真人間がネアメのリーダーとは意外サ……
本来自分には関係ない争いに巻き込まれて迷惑してないのか?」
スパルティー「正義のためにネアメを選んだのは私の意志だ…
私は魔法使いではないが…心は今や魔法使いと共にあるのでな
愛しく心安い同志達を守れる立場にあって私は充実しているよ」
スーパーウトゥルサヌ「そうか……残念だ…
あんたのような武人とは別のところで出会いたかったサ…
…………はぁ…魔法使いでもない真人間と戦うのは不本意…
だが…あんたと戦う理由を作るのは簡単だ…
…………おっさんのくせにサラサラヘアーしやがってッ…!!!!!!!!!!!
ハゲの俺には妬ましい…! ブッ潰す!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チャキンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スパルティー「NO!
私はオッサンではないぞ
まだ32だ
それより君も…
いい年してそんな仮装して……恥ずかしくないかね?
もうハロウィンは終わったぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!
スーパーウトゥルサヌ「仮装じゃねぇわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
素でこの姿だわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そして俺はまだ十代サ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
よっしゃ!!!!! 更に戦う理由を作ってくれたな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これで心置きなくあんたを斬れるサ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
覚悟しろサ!!!!!!!!!!!!!!!!
あんたの首を取りこの戦いを終わらせてやるサァァァァァァァァッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジャアァァキィィーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スパルティー「来い
お前がこれまで斬った同志達の分を返そうぞ…
かつて剛剣と謳われた私の剣で!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【ネアメ・ルート
軍事リーダー:スパルティー
vs
魔反会
全軍統括班第3大連隊隊長:スーパーウトゥルサヌ】
http://i.imgur.com/5DJoo7B.jpg
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
また刺さってるwww
-
―――
ざわざわざわッ…
後方兵1「た…大変だ!
敵はもうスパルティー様の方まで来てるみたいだ!!!!!!!!
スパルティー様も交戦してる…!」
後方兵2「す…すぐそこじゃねーか…!!!!!!!!!!!!!!!
おいおい…大丈夫か…ここも……」
ビラコ「大丈夫ですよ!!!! みんな落ち着くですよ!!!!!!!!!」
ネアメ兵1「…くっ…! こんなことしてる場合じゃないってのに俺は…!
ウソニ一人にヤバい敵をまかせちまった…! 早く援護にいかねーと…!」
ビラコ「こんなことでも、体の傷を治すのが先ですよ!!!!!!!
ウソニ君ならきっと大丈夫ですよ!!!!!!!!!!!!!!!!
」
後方兵3「また負傷者が!!!!!!! しかも傷が深い!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「すぐ私の方へ!!!!!!!!!!!!!!!!」
バタバタ!!!!!!!!
わーわー…
ハイゼン「……ビラコさん大変そうです…
もっと手伝ってあげたいのに…」
ミーコ「やっぱり専門外の私達は出来ることが限られちゃうわね…」
後方兵4「う…うわーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!! 魔反会の兵だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
とうとうここまで来たァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ざわわっ…!!!!!!!!
ズンッ…
魔反会兵A「ぐへへへ!!!!!!!!!!! ここは衛生兵どもの陣地か!!!!!!
サポートばかりの非戦闘員の巣……荒らしてやるぜぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヂャキィンッ
ぞろぞろぞろぞろぞろぞろ…
ネアメ兵1「……な…何!!!!!
スパルティー様が敵と戦ってるからって…どうして急にここまで突破を許した!!!!!!!!!!!!!!!!!?
く…くそ…マズイ…! 応戦せねば…!!!!!!!!!」
ぐぐ…
ビラコ「その傷では危ないですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネアメ兵1「し…しかし俺達が戦って守らねば…!!!!!!!!」
ザリッ…
刻苦「かぱぁ〜」
魔反会兵「ア゙ッ!!!!!? なんだ…テメェッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハイゼン「りょ…料理長!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ミーコ「こ…刻苦さん…!!!!!!!!!!」
魔反会兵A「てめぇ…なんのつもりだ」
魔反会兵B「まさかてめぇ一人で俺達に挑む気かァ?」
刻苦「クワ」
コク……
魔反会兵達『ぎゃはははははは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! やってみろォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
グワッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハイゼン「りょ…料理長ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
刻苦「…………」
スッ………
しゃくっ…………!!!!!!!!
《刻苦は懐から取り出した何かをかじった…! すると…!!!!!!!!!!!!!!!!》
グム…! グム…! グンッ…グンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ムキムキムキムキムキィ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
コォォォォォォォォォォォォォ…!
刻苦「DSK(ドーピングしおキュウリ)だ………」
モリモリィ…!!!!!!!!
《刻苦は巨大ムキムキマッチョになった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
魔反会兵達『ブブーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ズコォー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
.(⌒~⌒)
| |
/ ̄ ̄\
| (0):::::::(0) | <DSKだ…
| / ̄\ .|
| \二/_.. ッ". -'''" ̄ ̄^ニv..........,、
,.. -―'''';;]_,゙二二__,,/ _..-''" ゙゙゙̄''ー `'-、
,,-'"゙゙,゙ニ=ー''''"゙゙シ'"_,゙,゙,,,,,,,_ `'''T゛ \
/_..-'"″ '''^゙>'''"゛ ´ `!、
_..イ'"゛ ./ \ ,..-''''''''''''''ー.., .l
/ / ./ `゙''‐ .、 \.,,,│
/ l 「 l " .`''、
/ l゙ i ! .,! . .,!
! ./│ ._/ .ヽ,_, ,│ │ ! .!、
,, -ー'''" ./ .ヽ _.. ‐″ .`'. " `゙''―- ....,,,_ _.../ │ l 丿 .′
′ .i゙'''゛ `'''r‐―‐'´ ヽ .l _,. .ヽ
|, _,,,,,....、 / .‐ , .`'i .`'' .″ ヽ
,,.. . .ヽ. .ン._,,,,,,... .、,`'ー、、 ,. _..l, │ / ヽ .../ '
゙l、.i ′ ゛ `"´ '"´ ,.ゝ ! .| l/
‐'│゙.l i ,r'" " l .l ,, 'ソ゛ `
,i゙.l .\ ‐- ........ ‐' 、 ,r‐'' |, .ヽ _,, イ゛ .'、
/ l. | _i,,,...... -----.... ....;;_ / " ....l .ヽ .,/´ .ゝ .ヽ
_,,, ‐" l",゙,,...... ---――ー- ....,,,,,,_"'''ー ..,,_ ,L-'゛ ヽ } / / ヽ `
-'" ̄ ̄゛ .!.´ `"'ー ..,゙.\.l .,/ ヽ ゙./ .l .`_,,,,,
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ………
魔反会兵達『う…うわーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
刻苦「ぐわぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
クシカツ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔反会兵達『ぎゃあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドゴォォォォォォッ!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ドーピングwww
-
ゴシカァァァァンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔反会兵達『ぐがァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ズドォーーン!!!!!!!!!!!!!!!!
DSK刻苦「がぱぱぁ…」
バハァァァァァァァァ…
魔反会兵2「す…すげぇ!!!!!!!! 刻苦さんすげー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
魔法使い1「俺達の胃を守る料理長が俺達の命まで守ってくれた!!!!!!!!!!!!!!!!
ありがとう!!!!!!!!!!!!!!!! ありがとう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
わ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハイゼン「す…すごい! 料理長すごい!!!!!!!!」
ミーコ「たくましいわ…」
ぽっ…
ネアメ兵1「…と…とりあえずは助かったが…また新手が来るぞ…!
ネアメの陣のどこかが突破されたんだ…!」
魔法使い2「そんな…
聞いた話じゃ隊長級はそれぞれネアメの猛者が食い止めてると聞いたのに…
一体どこをどう突破されたと…」
??「ワキワキどぅんどぅん♪ ワキワキどぅどぅん♪♪」
きゅっきゅっきゅっ
ズンチャチャズンズンっ♪ ズンチャズンっ♪
後方兵1「な…なんだ!!!? この音頭は…!
て…敵か!!!!!!!!!!!!!!!?」
刻苦「……! が…がぱぁ…!」
キッ…!
ズンッ♪ ズンッ♪ ズンッ♪
ズンッズズンッ♪ チャッチャッ♪ ズンッ♪ チャッ♪
ワキミセー「Hello ワキワキ!!!!!
ワキワキヘロヘロ! ワキ見せダンスがはっじまっるよぉ〜〜〜〜〜♪♪」
パッカパッカパッカー!
ドォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
後方兵3「う…うわぁああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
お…女!!!!!!? 扇情的に腋を上げ下げする女がこっちにやってくる〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネアメ兵3「あ…明らかにネアメの人間じゃねー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
魔法使い3「あ………あいつは………魔反会の隊長級だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あの女がネアメの仲間達を何人もノックダウンさせる姿を遠目から見たぞ!!!!!!!!
間違いない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
後方兵2「じゃ…じゃあ…! ネアメの陣を突破したのはあいつの仕業か!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
や…やべぇぞ!!!!!!!!!!!!!!!! どんどん近づいて来る!!!!!!!!!!!!!!!!」
後方兵1「た…戦える者は構えろ!!!!!!!
サポート部隊には絶対に危害を加えさせるなッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザザザザザザザッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネアメ兵1「…くっ…!!!!!! 俺も…戦う!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「…あ!!!!!!!! ダメですよう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
―――
ザザザザザザンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ワキミセー「あらあらー?」
ネアメ兵1「…俺達が相手だッ!!!!!!!!
どうやらザコの魔反会兵はさっき刻苦さんが倒した奴らで全部だったみたいだな…
隊長級のようだが…いくらなんでもこの数には敵うまい…!」
ワキミセー「うふっ!!!!!!! 本当にそうかしらん!!!!!!!!!」
きゃぴぴっ… ぱっか〜
くらっ…
魔法使い4「くっ……!
…ん!? ていうかこの女………そうだ!!!!!!!!!!!!!!!
こいつ確か…エンカさんが相手をしていたはずだぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
エンカさんはどうした?!」
ワキミセー「えんか?
あぁ! さっきの騎士っぽい殿方様ね☆
あの殿方ならさっき倒したわ!」
後方兵4「なッ………エンカさんを!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ビラコ「…!」
ワキミセー「うふ☆
とっても強そうな人だったけど……そんなの私には関係ないのよ♪
“男”である限り……私には勝てないのよっ!!!!!!!!!!!!」
グァバァッ!!!!!!!!
《魅惑の腋を見せ付けるワキミセー》
ネアメ兵1「ひ…怯むな!!!!!!!! 惑わされるな!!!!!!!!
俺達の後ろには守るべき人達が居ると心に強く持て!!!!!!!!!!!!!!!!
い…行くぞ!!!!! 捕らえろ!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネアメ兵達『おぉーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ワーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ワキミセー「無駄よ!!!!!!!
蠱惑のアンダーアーム!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぱっか〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネアメ兵達『う…うおぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ドッキィィィー!!!!!!!!!!!!!!!!
ワキミセー「ワキワキダンス!!!!!!!! ワキワキダンス!!!!!!!!!!!!!!!!」
《魅惑の腋をあらゆる方向から見せるワキミセー!!!!!!!!!!!!!!!!》
ほわほわほわほわほわほわ…!!!!!!!!!!!!!!!!
ネアメ兵達『ぐぅーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ズザザザザッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ネアメ兵3「がはぁ!!!!!!!! エロいいいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドサーッ!!!!!!!!
魔法使い1「つ…つつきてェェェェェェェェェェェェェェェェェェ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バターン!!!!!!!!
後方兵1「腋ばんざーーーーーーーーーい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドガァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ミーコ「…あぁ!!!!! 何人かやられてしまった!!!!!!!!」
ハイゼン「わ…私達はなんともないのに…! 男の人達には効果は抜群です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「…!」
-
ワキミセー「…おー? まだ悶々失神してない殿方がいらっしゃるわ!!!!!!!!!!」
ネアメ兵1「…! た…倒れてたまるか…!!!
ま…守るんだ…! 皆を…!」
ギリギリ…ツー…
ワキミセー「血が出るほど歯を食いしばって劣情を抑えるなんて……なんて強い意志を持ってるのかしら!!!!!!!!!!
こういう殿方はもうただの腋見せでは倒れないのよね♪」
ネアメ兵1「な…ならお前の負けだ……残念だったな…!」
ワキミセー「いやいや…まだまだ私の手は…いや腋は終わってないわ!!
そういう殿方にはちょっと意向を変えてみるのよ☆
さっきの騎士の殿方も……そうやって倒したわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ニィンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネアメ兵1「ッ…!!!!!!!!」
スチャッ…
ワキミセー「腋魅せ…転調…!
腕を上げて開いていた腋を………閉じる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュッ…!
《腕を下げ腋を閉じるワキミセー》
ネアメ兵1「…!? 何を…!!?
自分の武器を捨てて…戦闘放棄……………………
…………! ………は…はうあッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドキィィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カァァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キラキラキラキラキラ………
ぱああああああああああぁぁ…
ドキドキドキドキドキドキ…
ネアメ兵1(…と…閉じた腋の……一筋の線……
ど…どことなく………そこはかとなく………
ヒワイッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ブッシュシュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どひゅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《鼻血を噴水のように噴き出し吹っ飛ぶネアメ兵1!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ハイゼン「えーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミーコ「一体あの方の脳で腋が何に見えたのでしょう…」
ルミ「ちょっ……まずいんじゃありませんかぁ!!!!!! これは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
守ってくれる人達がやられちゃいましたよッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒュオオオオオオ…
ワキミセー「おっけ☆
これで………あらー?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
刻苦「………」
ワキミセー「お久ーねぇ♪ 刻苦さん☆」
にこぉ
刻苦「か…かぱ…ぱぁ…!」
-
後方兵2「お…おぉ…! 刻苦さん!!!!!!!
まだ刻苦さんがいる!!!!!!!! 刻苦さんは河童だから腋の誘惑は効かないかも!!!!!!!!」
ハイゼン「で…でもなんか……様子が……
なんだか知り合いっぽいですけど…」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ワキミセー「久しぶりぃーん♪ 元気してた!!?
まさかネアメに言ってるなんてオドロキ♪
まっ! それも人生よね☆」
刻苦「…」
ワキミセー「まぁそういうわけだからちょっと通してちょん☆
私も一応仕事しないと! ネアメのサポート専門の部隊を壊滅させるのよ!」
刻苦「……させないクワ…」
ワキミセー「あららん? 私の邪魔しちゃうの?
ショックぅ☆! 刻苦さん……魔反会時代…私のファンだったじゃないのぉん!!!!!!」
バーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルミ「ファ…ファン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!
ワキミセー「そーなのん♪
私今は全軍統括班に居るけど……元々は『パン筋班』に居たのよ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ルミ「パン筋班!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブブーッ!!!!!!!!
ワキミセー「そ♪
魔反会でパン筋を専門とする班よ☆
私も前はそこに在籍してたけど……方向性の違いがあってねぇ
パン筋もいいけど…ほら…私は腋を磨きたかったの!!!!!!!
だから今はパン筋班を抜けちゃったけど…パン筋班の時代は一応副班長を努めてたのよ♪
まぁパン筋班は副班長が4人いるんだけどねぇ…
それでその副班長4人とパン筋班の班長のニュンミュンさんの5人でユニットを組んでたのよ!
ユニット名は『PSZ5』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔反会施設の色んなところでライブを開いて活動してのよ!!!!!!!
もちろんファンもたくさん居たわ…………
刻苦さんもその一人!」
バァァァァーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
刻苦「…ぐ…!」
ハイゼン「えーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
料理長も〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブボー!!!!!!!!
ワキミセー「しかも刻苦さんの推しメンは私だったわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
刻苦さん!! せっかくこうして再び出会えたのだから もっと私を見るといいわん♪
なんなら私の十八番を見せてあげる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パン筋と腋のコラボレィション!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
W筋眼福サンド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ピッチィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぱっか〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ワキミセーは後ろ向きで尻を突き出しパン筋をあらわにし、上体を捻り腋を全開にし刻苦に見せまくった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ピッカ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
刻苦「がは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシャーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハイゼン「効いたーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ドシャアアアアアアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
刻苦「グワバァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハイゼン「料理長ぉー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
料理長にも下心あったんですね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
河童なのに!!!!!!!! 河童なのに!!!!!!!!!!!!!!!!」
刻苦「す…すまないクワ……みっともない姿を見せたクワ…」
ミーコ「…お気になさらず…
むしろ刻苦さんの意外な一面を知れて………良かったです
今度私もパン筋を磨いてみますので 是非見てください…////」
ぽっ…
ルミ「何を言ってるんですか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ゴゴーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ワキミセー「よいしょー!!」
ザザンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
後方兵2「や…やばい来た!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
て…撤退ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これより後方部隊は撤退だ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ワキミセー「うふ♪ 逃がすわけないわよん☆
逃げたいなら私を倒してチョ☆
ま…殿方じゃ私は絶対に倒せないけどぉ…♪
私と向き合ってまともに戦えるのは……女の子だけよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビシッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハイゼン「ひ…ひぇ!!!!!!!!!!!!?」
ルミ「わ…私達ですかぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ワキミセー「そうよ! 私の腋の魅力にかかって倒れないのは女の子だけ♪」
ルミ「し…しかし…私達は…非戦闘員…!」
ワキミセー「大丈夫よ♪
私との勝負は殴り合いでも斬り合いでもない……
“腋愛合い”よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お互いの愛しい腋を見せ合い より優れてる方が勝ち!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それが私との勝負よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルミ「わ…腋で勝負って!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!
ワキミセー「あら? むしろフェアよ♪
別に私は普通の殴り合い斬り合いでもいいけと……あなた達は戦えないんでしょ?
私も一応隊長だから普通の戦闘も出来るから…そうなったらあなた達に勝ち目なんてないわ!!!!!
でも腋愛合いなら…あなた達にも勝ち目があるわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私の腋より優れていればね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぱかっ!!!!!!!!!!!!!!!!
ぴっか〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルミ「ま…まぶしっ…!!!!!!!!」
ワキミセー「さぁ私と腋を競う人は誰かしらん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
バババンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ざわざわざわ…
ネアメ兵5「な…! 女の子と魔反会の隊長級が…腋勝負…!?」
魔法使い3「あぁ……
どうやらもはや…俺達男は出る幕なしのようだ……
くやしい…くやしいがここはこの場の女性達に…女性達の腋にまかせるしかない…」
後方部隊4「そうだなッッ…
俺達は勝負の邪魔にならないよう…断腸の思いで………録画開始!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チャッキィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ルミ「競うって……
ここで女の人となると……
私かハイゼンさんかミーコさんかビラコさんですが……
正直私は…ちょっと……」
ワキミセー「あら……自信がないと?」
ルミ「あ…ハイ…まぁ容姿にはあまり…」
ワキミセー「そう………
自信なき者に私と同じ土俵に立つ資格なし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パカァァァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブオオォーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルミ「きゃ…きゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズササァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!
《ワキミセーの腋を上げる風圧に吹き飛ばされるルミ!》
ワキミセー「次はあなたよ」
ハイゼン「ひゅい!!!!!!!!!!!!?」
ワキミセー「さ!!!! 勝負よ勝負!!!!!!!!
まずはその厚い服を脱いで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐいぐい
ハイゼン「ひぇ!!!!!!!!!? いやそんな…!!!!!!」
ネアメ兵達『おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ざわざわ!!!!!!!!!!!!!!!!
ワキミセー「ほらほら早く早くぅ!!!!!!
あなた胸も大きそうだし 割といい腋してそうよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ほら!! 見せて!!!!!!!!」
ハイゼン「いや…あの…! この服の下は…何も着けてないから…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ワキミセー「そんなの見せてあげればいいのよん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネアメ兵達『うほほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
わーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハイゼン「い…いやあ!!!!!!!!!!!!!!!! 恥ずかしいです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!
ワキミセー「……そう……
羞恥心を捨てきれぬ者に私と同じ土俵に立つ資格なし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パカカァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブォーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハイゼン「いやああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
風圧www
-
ワキミセー「さぁ!!!!!!!! 次の候補は誰!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ミーコ「……私は……あの…おばさん…なのですが…」
ワキミセー「問題なしよん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私だって30代後半だから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
キラァァァーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミーコ「そうですか………でもやっぱりちょっと…腋を見せるのは…
あの…パン筋勝負じゃダメですか? それなら…」
ピチィィィィ…
ワキミセー「ぐはぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドキッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネアメ兵達『ひゅう〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パーン筋!!!!!!!!!!!!!!!! パーン筋!!!!!!!!!!!!!!!! パーン筋!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ワキミセー「…! これは………なかなかのパン筋…
なかなかのお尻…! し…しかし…
私との勝負はあくまで腋愛合いよ!!!!!!!!
それを拒否するならば私と同じ土俵に立つ資格はありません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パカパカカ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
ブゥオォーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミーコ「きゃっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ワキミセー「………ふぅ……これで3人とも…
私と勝負にすらならなかったわ……今のパン筋は焦ったけど…
さて…あとの候補は一人……その人が駄目だったら…
ネアメのサポート部隊の壊滅は不可避よ…
さぁどうする…?」
ビラコ「……………
やるですよ」
ザッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しゅる…………バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ビラコは躊躇いなく上着を脱ぎ捨て肌着姿になった!!!!!!!!!!!!!!!!》
おぉぉっ!!!!!!!!
ざわざわ!!!!!!!!!!!!!!!!
ワキミセー「…! いい度胸ねん…♪
……あなたを一目見た時からビヒッと来てたわ…
やっぱり本命はあなただった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ニヤッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「ここにいるのは私の患者さん達…そして仲間達です!!!!!!!!!!!!!!!!
みんなを守るですよ!!!!!!!!!!!!!!!!
この…腋で!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐっ!!!!
パカ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キラキラキラキラキラキラ…
《輝くビラコの腋》
ネアメ兵達『ヒュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ブッシュ〜〜〜〜!!!!!
わーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ワキミセー「…! 美しい…!
…戦場のナース…人々への献身で流れる汗によって輝くその腋…!
まさに…まさに私が欲した好腋手!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…あぁ!!!!!!!! …比べたい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今すぐに!!!!!!!! あなたの腋と私の腋を!!!!!!!!!!!!!!!!
…さぁ!!!! 痴腋肉躍るコンテストを始めましょ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オ゙ォンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
http://i.imgur.com/xeVp6jd.jpg
【ネアメ・ルート
特外部隊ギルチーム:ビラコ
vs
魔反会
全軍統括班第5大連隊隊長:ワキミセー】
-
痴脇wwwww
-
―――
オオオオオオオオオオ…
ぐぐぐ…ヨロヨロ…
エンカ「…ハァ…ハァ…
ふ…不覚…! まさかあんな方法でやられてしまうとは…
ぬ…ぬぬぅ…閉じた腋に興奮して気絶したなんて知られたら恥でござる…
エロ感受性が高いのも困り者でござるな…
…うぅむ…! こうしてはいられないでござる!!!!!!
敵はネアメの陣地の中へ行ってしまった!!!!!!!!!
拙者のミスでござる…拙者が挽回せねば!!!!!!!!!!!!!!!!
…待ってろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダ…
ビクッ!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「ムッ!!!!!!!!!!!?」
ピタッ…!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
エンカ「…な…なんでござる…? この寒気は…!!
……………何か…強い力を感じる…! 何か…来る…!!!!!!
……隊長級よりも恐ろしく…強い何かが…町の方から…!!!!!!!!!!!!」
ギンッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チャキッ…
ズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズ…
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
ユラ……
《エンカは粉塵舞う戦場の奥にあるワカメ町の方を睨んだ…
そこに微かに巨大な影が浮かんでいた…》
――― 海ぶどう村とワカメ町を繋ぐトンネル内…
ゴウゥーン… ズズズーンッ…
ツバメオー「暗………
ていうかなんか変な音が響いてるヨこのトンネル」
ジュリー「トンネルっていうか………これは外からだね…
向こうで行われてる戦いの轟音がトンネルの中にまで伝わってるんだ」
ギル「激しい戦いが続いてますね…
この戦いを少しでも早く終わらせるために我々がなんとか頑張らねばなりません!」
ツバメオー「うまく行くかなー…」
ギル「先程のように最初は敵にバレないように町に侵入しましょう
人質の場所や敵の配置が分かったら即奇襲を仕掛けます!!!!!!!」
ヤンデル「どうやって侵入するんだ…今度は…」
ギル「実は自分にいい案がありましてね…
これは島根の伝統芸能『石見神楽』から発想を得たもので…
まずツバメオーさんがふんどし姿でヨツンヴァインになり…それからヤンデルさんがロケット花火で左乳首…―――」
フッ…
ツバメオー「ぎゃぴ! まぶしっ!」
ジュリー「どうやらトンネルを抜けたみたいだね
そうなるとワカメ町はもうすぐ…―――」
ズッラァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜…
兵器班兵達『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ビクッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《トンネルを抜けるとそこは兵器班兵の群れでした―――》
ギル「う…うわーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
兵器班兵「な…何者だ貴様らーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チャカッ!!!!!!!!
-
ギル何言ってんだwww
-
ジュリー「や…やばい見つかった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
町に侵入する前に道中での警戒を怠った!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!
兵器班兵A「お…お前達…ネアメだな!!!!!!!!?
よくも大倉庫をやってくれたなァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
許さんぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヂャキィィィーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「うわーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! もうめっちゃバレてるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「……全員倒したと思ってたけど……逃がした兵も居たんだね…
…ギル いきなり予定が狂っちゃったけど…どうする?」
ギル「………えぇ…
まずはこっそり侵入する…という予定は狂いましたが…
“人質を救出”するという予定は変わりません!!!!!!!!!!!!!!!!
見つかったのなら見つかったで正面突破です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「そうかい!!!!!!!! 分かったぜ!!!!!!!!!!!!!!!!
そうなるとまずは彼らを倒さなきゃな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「…敵は銃を持ってる……さっきみたいにはいかないかもしれないぞ…!」
ギル「そうですね………気を引き締めましょう…!
…ツバメさん!!! ツバメさんは危ないので自分の後ろへ…」
ツバメオー「かーーッッ!!!!!!!!! 見くびるな甘やかすなヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
今更銃なんて怖くないヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
コトコトで戦った特務班の痴女が投げてきたナイフに比べればね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザッ…
兵器班兵A「…こ…こいつら銃を持ったこの数相手にまるで怯みやがらねぇ…
勝てると思ってんのか…!! 総員…構え!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チャキチャキチャキチャキチャキィィィィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「…来ますよ皆さんッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザザザァッ!!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
ズン゙ン゙ン゙ン゙ン゙ン゙ン゙ン゙ン゙ン゙ン゙ン゙ッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「うッ!!!?」
ツバメオー「なに?!!! この振動!!!!!!!!?」
兵器班兵達『ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ヤンデル「お……俺達の背後……トンネルの奥から…!
何か…近付いてくる…!!!!!!!?」
ズゴォォォォ…!!! ドオオオオオ…!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴン゙ン゙ッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《トンネルが崩れた!!!!!!!!》
ララちゃん「開通ゥゥゥーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドガラガラガラガラアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《現れたのは…巨大な戦車に搭乗したララちゃんだった!!!!!!!!!!!!!!!!》
-
ギル「…むぅ!!!!!? あなたは!!!!!!!!!!!!!!!!」
兵器班兵A「ララちゃん様!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ララちゃん「おおぉ!!!!!! ワカメ町から援軍も来とったか!!!!!!!!!!!!!!!!
こりゃあいい!!!!!!!! 挟撃だァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴウッ!!!!!!!!
ジュリー「…! トンネルを無理矢理突き破って…!!!!!!!!
なんだそのめちゃくちゃデカイ戦車は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
普通の戦車の五倍はある!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ララちゃん「ぐわはははーッ!!!!!!!!!
こいつは海ぶどう村に置かれていた兵器の中でも規格外を誇る最強の超戦闘型戦闘だァァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こいつは見ての通りデカイからなぁー!!!!!!!! 大倉庫には入らず別の特別な倉庫に保管していたんだ!!!!!!!!
そのおかげで凍結から逃れたわけだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「…!! あんなもん隠してやがったのかヨ…!」
ララちゃん「わははは!!!!!!!!!! 倉庫の兵器をダメにされたのはさすがに焦ったが…
よく考えたらこいつさえ生き残ってればなんの問題もない!!!!!!!!!!!!!!!!
何故ならこいつ一台であの大倉庫にあった兵器の総戦力全てを賄える!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんせこいつはデス社の戦車シリーズで一番の破壊力・耐久性・性能を誇る最強の戦車だ!!!!!!!!!!!!!!!!
主砲を6つ備えたこいつが一度暴れれば…そこにはペンペン草も残りはしない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これぞ!!!!!!!! 6連回転主砲式巨艦戦車『サタン号』だ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
冷暖房完備!!!!!!!! 2LDK!!!!!!!! ネット工事完了済み!!!!!!!!
オール電化!!!!!!!! 座席は鰐皮!!!!!!!! ベッドはキングサイズ!!!!!!!! 図書室もあってそこには週刊少年ジャンプが最新号まで取り揃え済みだ!!!!!!!!
そのうえ娯楽室にはPSVRだってあるあるぞーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
完全で隙のないこのサタン号!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ただ一つだけ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
トイレがボットン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ちくしょーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
最新鋭なのにそこだけレトロいよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
木の蓋してアルヨ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
最後まで頑張れコノヤローーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ララちゃん「トイレはボットンだが名実共に最強のサタン号だ!!!!!!!!
覚悟しろよペンペン草ども…!!!!!! その命を簡単に刈り取ってやる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴウンゴウンゴウンゴウン…
《鳴動するサタン号…》
ララちゃん「お前達!!!! そいつらが逃げ出さないよう逃げ道を塞いどけ!!!!!!!!!!!!!!!!」
兵器班兵達『ハッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ズザザザッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ…
ツバメオー「ちょっ…これ結構まずいんじゃない…?
あの戦車は…ヤバそうだヨ…!」
もみーの銃「うん…! すごいよあの戦車…!!
ものすごくイケメンだよ…!!!!!」
ぱあぁぁ……
ツバメオー「また言い出すかお前は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーの銃「ほ…ほんとだよ!!!!!!? 兵器基準だとすごくイケメンだよ…!!!!!
彫りが深くて渋めの感じ…!!
すごく……文通したい……」
キラキラキラキラ…
ツバメオー「思い直せもみーの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お兄さんが悲しむヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーの銃「オイル(潤滑油)交換も…したい…////」
ぽ…
ツバメオー「ちょーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それ下ネタだヨーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どうした急に!!!!!!!!?
思春期!!!!!!? 思春期!!!!!!!!? 大人の階段昇っちゃった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
どぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「下ネタなのか…それは…」
ぞーん…
ジュリー「…冗談言ってる場合じゃないよ…!!
敵はもう動くよ…! この巨体で…!」
ズオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「……前には武器を構えた魔反会の兵…
後ろには巨大な戦車…!!!!
まさに前門の虎、後門の狼…!!!!!!!!!!!!!!!!
せめて片方ずつであれば戦えたでしょうが…!!!!!」
ギリッ…
ヤンデル「だったら………」
ザッ…
《一人サタン号の前へ歩み出るヤンデル…》
ギル「ヤンデルさん!!!!!!!!?」
ヤンデル「だったら俺が戦車の相手をする…
みんなは魔反会の兵達を頼む…!」
ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ギル「…ヤンデルさん!!!!!!!!!!?
一人であの怪物戦車を止めると!!!!!!!?
それはあまりに無謀ではッッ」
ヤンデル「……大丈夫だ…
負ける気がしないんだ………今なら…!」
バチバチバチバチ…!!!!!!!!!!!!!!!!
ドウゥーーーーーーーーーンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ふえっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド…!
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボンバーヤンデル「……」
ズンンッ…!
http://i.imgur.com/dtqwVD9.jpg
ギル「…おぉッ!!!!!!!! その姿は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「う…うわーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なにーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
それなにーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ジュリー「…おぉ…! それがヤンデルの力のカケラの姿かい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんて力強いんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボンバーヤンデル「俺が食い止める
だから」
ツバメオー「ちょっと待ってーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
えーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それがヤンデルの変身した姿なのーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
えぇーッ!!!!!!!! やだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
その額の…何!!!!!!? ふさふさのぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!! ふさふさのぉぉーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「これは………俺の失われた眉毛だ………
10年前お前が奪い取り…力のカケラで変身した時だけ俺の顔に帰ってくる眉毛だ…………」
ビキ…ビキ…ビキ…!!
ツバメオー「ひ…ひぇー…!!!
これがヤンデルの眉毛…………うわぁ…キモッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデルの眉毛キモッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
う…うわぁ〜〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!! な…ないわー…
ヤンデルに眉毛やっぱないわこれ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…正しかった!!!!!!!!!!!!!!!! あの日ヤンデルの眉毛を剃ったボクの判断は正しかった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「…言葉に気をつけろ……
今ならお前をさかむけだけで捻り殺せるんだぞ………」
ビキキッ…ビキィッ…!
ギル「ヤンデルさん落ち着いて!!!!!!! 道を誤ってしまいます!!!!!!!!」
-
ボンバーヤンデル「……だから……俺が戦車を食い止める
皆は邪魔な兵達を頼む」
ギル「……分かりました
…このヤンデルさんの力ならよく分かってます
まかせましょう」
ジュリー「じゃあ俺達は兵隊達の相手だね!
あっちも銃持ってるから油断ならないけどね!!」
ツバメオー「ヤンデルきッッッも!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
きしょスッッ!!!!!!!!!!!!!!!! きしょスッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マユキショスォッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おえーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボンバーヤンデル「……………………」
ギル「ツバメさん! せっかく変身したヤンデルさんが萎えてしまいます!!!!!!!!
さぁ我々はこっちこっち!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザザッ!!!!!!!!
兵器班兵達『…くっ…!!』
チャカッ…!
ツバメオー「うお〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だったらこの気持ちお前らにぶつけてやるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤン眉キモヒエ メコラーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ピキキキキィーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドカァァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
兵器班兵達『ぐぎゃーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ギル「だからそういうのはやめて下さいって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!
ボンバーヤンデル「…くっ…! ツバメのやつ…」
ララちゃん「き…貴様ぁ…!!!!!!
本気でこのサタンに一人で戦うつもりか…!?」
ボンバーヤンデル「ああ
俺一人で十分だ」
ララちゃん「な…なぁぁにィィィィ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ナメくさりやがってーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だったらこの砲撃を喰らってみるかーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ガコッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウィイーーーーーーーーンッ…ガチャコココォーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《6つの砲をヤンデルに向けた…!》
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ヤンデル「…パワーを…両腕にッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボボボボボボッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズオオオオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゾクッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ララちゃん「…お…オオオオオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
は……放ァーーーーーーーーーつ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ポチッ!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ララちゃん「一発目だァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドォンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《巨大な砲弾がヤンデルに向けて放たれる!!!!!!!!!!!!!!!!》
キィーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズズッ…
ボンバーヤンデル「ハァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズンンンンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《両手で砲弾を受け止めるヤンデル!!!!!!!!》
ララちゃん「な…なにーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「そァァーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブォンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギュンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒュゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ヤンデルは砲弾を投げ返した!!!!!
砲弾は山を飛び越え飛んで行き………》
チュッッッドオォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《爆発!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
その場所は…》
ララちゃん「ぽかーん…
…………………!!!!!!!」
ハッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ララちゃん「ちょ…ちょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
あの場所…海ぶどう村だあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ま…魔反会の武器倉庫がァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオ…
ヤンデル「………あぁ 村を破壊してしまった…
…でもまぁ…お前達が改造してした村だ………いいよな」
ビキィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ララちゃん「よ……よくねェ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゆ…許さん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
殲滅砲撃6連射で消え去れェーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドウンドウンドウンドウンドウンドウーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ドドドドドドォーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボンバーヤンデル「………出力…全開で…!
パワーを両腕に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュポポポポポポポォー…プシューッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズゥゥゥゥゥゥゥンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ボンバーヤンデルの両腕のアームが肥大化する!!!!!
迫る6つの砲弾を真っ向から迎え撃つ!!!!!!!!》
ボンバーヤンデル「跡蜜孔辣珠!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズダダダダダダダダダダダァァァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒューーーーーン………ズガァーーーーーーーーーンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《拳撃で砲弾を全て弾き飛ばした!!!!!!!!!!!!!!!!
遠くに落ちて全て爆発した!!!!!!!!》
ララちゃん「ッ…な…!!! なァァァァァァァァッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ボンバーヤンデル「……パワーを両脚に…!」
ギュポポポォーーーーーーーッッ…!!!!!!!!
ダダンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《跳躍!!!!!!!
ひとっ飛びで巨大な戦車の6連砲の前へ飛んだ!!!!!!!!》
ララちゃん「ひ…ひぃーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ヤンデル「パワーを右腕に……全てを…全てを右腕に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュギュギュギュギュギュギュギュギュギュギュギュッッッ…ボボンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《これまでで一番最大級に肥大化したヤンデルの右腕!!!!!!!!!
集約されたエネルギーが収まり切らずに爆発のように右腕から漏れだした!!!!!!!!!!!!!!!!》
ヤンデル「稀有怪訝引箔刀!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズドッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ベゴオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ララちゃん「お…おーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
メキッッ…ベコォッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メキメキメキッ…ベコッ!!!!!!!!!!!!!!!! ベコココッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミシッ………メシャッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ヤンデルの強烈な一撃!!!!!!!!!!!!!!!!
その一撃で大きくへしゃげるサタン号!!!!!!
ヤンデルが拳に力を入れていく度にサタン号のボディが崩れて行く…そして!!!!!!!!!!!!!!!!》
-
ヤンデル「オラアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バキャギャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ララちゃん「ギャアーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドヒューーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キラーン…
《ララちゃんとサタン号は空の彼方へ消えて行った…》
兵器班兵達『ラ…ララちゃん様ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ブブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「さすがです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「キモいけどやるじゃねーかキモいけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー(…あの力……能力はパワーチャージ………いや…それよりも更に上…!
心臓をエネルギーの増幅器とし気を集め強化し……更にポンプとして使って身体の任意の部分にありったけのパワーを送っているんだ…!
普通の人間の心臓なら破裂してしまうだろう荒業だ…!
やはり…似てるな!!!!!!!! うさぎが使っていたソレに…!!!!!!)
ギル「…さて!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデルさんがやってくれたわけですから……次は我々の番ですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「そうだね
ボクはまだまだこのキモい気持ちを発散出来るヨ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「…はてさて
指揮官を失った彼らはどこまでやれるかな?」
ゴオオオオオオオオオ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
兵器班兵達『…ひ…!!!!!!!!!』
じり……じりぃ…!
―――
-
―――
オオオオオオオオオオ…
ウソニ「……」
ドウンドウン!!!!!!!!!!!!!!!!
ギィンギィン!!!!!!!!
{自分に弾を撃ち込んで来るウソニにホタテマンが!!}
サザエマン「海のミルク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
【全軍統括班 第4大連隊隊長 パーナ貝】
《全く効いてないヤドカリマン》
ウソニ「………体に何発撃ち込んでも全く効いてないな
何で出来てるんだ? その体は」
{攻撃の手を止めたウソニに対しにホタテマンが!!}
サザエマン「海のミルク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
【全軍統括班 第4大連隊隊長 パーナ貝】
ドパパパパパパッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《体から蜷を打ち出すアコヤガイマン》
ギュババババババババババァンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギギィーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ウソニは蜷を全て撃ち落とした!》
ウソニ「無駄だ」
{攻撃を無効化されても更にホタテマンが!!}
サザエマン「海のミルク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
【全軍統括班 第4大連隊隊長 パーナ貝】
しゅるるぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《アオイガイの触手を伸ばすシロチョウガイマン!!!!!!!!》
ウソニ「その触手……焼いても焼いても生えてくるんだな
また燃やすだけだが!」
ボシュウウウウウ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《エネルギーランチャーで触手を燃やすウソニ!》
ボボボォー!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「そのまま体ごと燃えてくれたら調理も楽だが………ん?」
メラメラメラ………
《燃える触手…その先にボッキガイマンの姿はなし!!!!!!!》
ウソニ(触手を切り離した………本体はどこだ)
{自分を見失ったウソニにホタテマンが!!}
サザエマン「海のミルク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
【全軍統括班 第4大連隊隊長 パーナ貝】
ブアォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ザパンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ウソニの死角から現れたナイスガイマンの蹴りが炸裂!!!!!!!!!!
ウソニの肩が切れるッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ウソニ(ただの蹴りで肩が…!!?
……!! いや…奴の足が…あれは!!!!!!!!!!!!!!!!)
{驚くウソニ…ホタテマンの足が!!}
サザエマン「海のミルク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
【全軍統括班 第4大連隊隊長 パーナ貝】
ジャキ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《カメロケラスマンの足に鋭い刺が!!!!!!!!》
ウソニ「……! スパイク…! いや……ホネガイか?
足がホネガイになってるのか………危険な足だ!」
バキュキュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バキバキッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ウソニはすぐさまチョウツガイマンの足の刺を撃ち折った!》
{構わずホタテマンが!!}
サザエマン「海のミルク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
【全軍統括班 第4大連隊隊長 パーナ貝】
ピキキッ…ズンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「ッ…ぐッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《ウソニの肩を何かが貫いた!!!!!!!!》
-
【ジュリーの! 力のカケラ講座】
やぁ、ジュリーだよ。
ここではこのナイスコツの俺が、ギル達が授かった力のカケラのあれこれを分かる範囲で説明しよう。
まず力のカケラとはギル達が勇者山で謎の光のおっさんからもらった何かしらの力の一部なんだ。
その何かしらの力とは…ズバリ、いわゆるフーリャンチームと呼ばれる者達の力なんだ!
正確にはフーリャン・ねこ・サナバー・うさぎ・チロリーン・エンデリル・俺ことジュリー・ローシンちゃんの8人のカケラだ!
誰がどこでそんなものを手に入れたのか…不明だが
俺達の能力の一部……傷つき弱まった俺達の力が宿ったカケラなんだ。
ギル達はそれをそれぞれが授かり、ピンチになるとカケラの能力を借りて変身するんだね。
ちなみにギル達は力のカケラが俺達の物とは知らないぞ!
今、俺やチロリーンの力が半減してるのは多分この力のカケラが欠けてるからだと思われる。
しかし…「だったら返してもらえば」で済む簡単な話じゃないみたいだ。
力のカケラは文字通りカケラ……つまり完全な形ではないんだね。
厳しい戦いの中で心も体も折れた俺達の力のカケラは…一部が崩れて力を失ったんだ。
そんなものを返して貰っても、恐らく俺達は完全な力を取り戻せないだろう。
完全な力を取り戻すには……強い肉体の中で育て直すしかない。
だからこそ、あのカケラ達はギル達に託されたんだと思う。
ギル達の中で、戦いを通して力を取り戻すようにと…。
しかし不思議なのは…さっきも言ったけど…誰がいつどうやって俺達のカケラを取り出したのか…だね。
俺が思うに多分それは……命を絶とうとした俺達を…魔反会の秘密基地から運び出した者と同一人物ではないかと思う。
推測だけどね…。
まぁとにかく、そんなわけで今力のカケラはギル達の中で育てられ熟成されてる最中なんだ。
それを言うと皆(特にギル)が畏縮しそうだから言わないでおくよ。
そのおかげか、順調に力のカケラが満たされてるのを感じる。
特にビラコさん・ヤンデル・ツバメオーちゃんあたりの力のカケラの成長は目覚ましいね。
あの三人は力のカケラの一部覚醒による変身を果たしてるから特にそれが顕著かもしれないね。
では今回はそれぞれの力のカケラの特性やらなんやらを見てみよう!
-
【ビラコ】
http://i.imgur.com/wKMIN7e.jpg
ビラコさんは『ねこ』の力のカケラを宿してるみたいだね。
力のカケラによる変身で得る能力は、力のカケラ本来の持ち主の能力が反映されるみたいだから特定するのは簡単だ。
変身したあとの見た目は主に変身者の願望や理想が顕現するようだね。
この変身したビラコさん…通称天狗ビラコさんの能力は『風』…。
風を纏いて空を飛んだり、風を刃にして攻撃したりする割と汎用性の高い能力だ。
この風は一見魔法的なものを感じるが、魔力による事象ではないみたいだ。
この風の正体は…“気”…人間の身体エネルギーが変質したものだと思われる。
これは……そう、まさにねこの能力そのものだ。
ねこは忍者で色んな忍術を使うが、そのなかで特異な忍術といえば『気色の術』と呼ばれる太古の技だ。
これは魔法の前身と言われる技で、気をイメージによってあらゆる性質に変化させるんだ。
ねこはこの術を使いこなしていて、気を風の性質に変えて操っていた。
勿論天狗ビラコさんのように飛んだり攻撃したりとそれはもう器用に使いこなしていた。
そして気色の術の神髄は、気の性質の変化だけではない…。
気色の術を極めると、気を“形あるもの”へと具現化することも出来るんだ。
ねこは気色の術を極めていた。だからよく気で具現化させた手裏剣を使ったりしてたよ。
さて…天狗ビラコさんも……当然その具現化能力も引き継いでいた。
天狗ビラコさんが使う巨大な大砲のような兵器…『T.S.K.D.N』がまさにそれだね。
風の気を練り上げ、イメージで形にした巨大な武器だ。
これは元の気の性質も備えている。
T.S.K.D.Nは圧縮した風を撃ちだし全てを無に帰す最強の武器だ!
ここまで攻撃的な技は、能力のオリジナルであるねこにもない凄いものだよ!
この武器と天狗ビラコさんの見た目は、ある漫画の主人公を参考にしてるみたいだね。
変身後の見た目は変身者の願望や理想だから……ビラコさんはその漫画の主人公によほど思い入れがあるんだねぇ。
ちなみにパイオツが見えそうなドキドキなマントを着けてるけど、このマントは絶妙に“パラダイスポイント”に張り付いてて、見えそうで見えないんだ………
Shit!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
戦力は一騎当七千
ちなみにオリジナルのねこは一騎当五万だ!
{変身時の心身体的変化}
性格:勇ましい、正義感が強い
身体:身長UP、パイオツUP
-
【ヤンデル】
このボンバーヤンデルの力のカケラのオリジナルは『うさぎ』だ。
…勇者聖拳を操るから、チロリーンのものでもいい気がするが…まぁ
能力を見るとヤンデルにピッタリだね。
能力に関してはさっき説明したばかりだが、簡単に言えばパワーチャージによる超高攻撃力だね。
ボンバーヤンデルの能力のキモは彼の心臓にある。
心臓に気を集め、そこで気の質を高め、ポンプのようにして体のあらゆる場所に気を送るんだ。
気は心臓に流れる血の循環の際の回転によって何らかの反応で強化されるみたいだ。
強力になった気を体の好きな場所…主に拳や脚などに一気にたくさん送る、するとその部分は恐るべき出力の気を放つ超破壊力の武器となる。
その部分で攻撃すれば…どんなものでも破壊してしまうよ。
心臓が限界に達するまでいくらでも気を生産して送り込むことが出来る。
巨大戦車を破壊して吹っ飛ばした時のボンバーヤンデルの心臓はまだ余裕があったようだから、もっと気を送ればまだまだ高い攻撃力を見せる事が出来ただろう。
それこそオリジナルのうさぎのように、都市破壊ミサイル級の攻撃も出来るかもね。
さて、この能力の由来は勿論うさぎだが、うさぎも似たようなパワーチャージ技を使っている。
それは『ピョンピョンマニュアルキック』と言う技で、これはうさぎがスクワットをすればするほど力が足に貯まるというものだ。
スクワットの時間が長ければ長いほど恐るべき絶大なキック力を発揮出来るんだ…。
思うにこのスクワットはヤンデルの心臓ポンプよろしく気を足に送っている動作のように見える。
ただ、ヤンデルのように心臓で気を強化してるかは不明だね。
もしかしたら体全体を使って気を循環させて強化してるのかもしれない。
いや、詳しく調べたかったんだが、うさぎは俺が怖いみたいでね……。
あまり近づかせてくれなかったんだ………。
さて、ボンバーヤンデルの見た目だが
このボンバーヤンデルの一番の特徴は“眉毛”だろう。
ていうかこの変身は眉毛が主であとの部分は能力を効率よく発揮するための装置であって、ヤンデル自身の理想や願望自体はあまり反映されてないんじゃないかな…?
どんだけ眉毛を戻したかったんだこの子…。
戦力は一騎当六千。
数値は天狗ビラコさんに劣るが、まぁあまり変わらないんじゃないだろうか。
最大の破壊力だけ言えば間違いなくボンバーヤンデルの方が上だろう。
ちなみにオリジナルのうさぎは一騎当万……脚の破壊力を高めれば一騎当十万は超えるかもしれないね。
{変身時の心身体的変化}
性格:ネガティブさは薄れるがあまり変化なし
身体:身体UP、心臓力UP、眉毛激UP、キモさファイナル青天井UP(ツバメオー視点)
-
【ヤンデル】
http://i.imgur.com/ag4n6AG.jpg
-
【ツバメオー】
http://i.imgur.com/K3VTa4W.jpg
変身したツバメオーちゃん…通称マジカルGの力のカケラのオリジナルは…言わずもがなフーリャンだ。
そしてその能力は…素直魔法…?
否、実はそうじゃない。
この…マジカルGの能力の本質は素直魔法ではない。
マジカルGの能力……それはその強大な魔力と言える。
『どんな事も実現してしまう超魔力』こそが彼女の能力で本質だ。
素直魔法はその一端にすぎないのだ。
さすがにフーリャンの力のカケラを引き継いだだけのことはある。
だから本当はもっと色々出来るだろうが…そこはそう上手く行かないみたいだ。
その強すぎる能力の代償か……魔力を扱う体はツバメオーちゃん本来の人格ではなく
“ツバメオーちゃんのほんの少しの素直さが肥大化したもの”らしい。
ツバメオーちゃんの米粒ほどの素直な部分がピックアップされた姿がマジカルGの正体なんだね。
本来のツバメオーちゃんの精神はというと、マジカルGが被る帽子みたいなマスコット・ハッティーとして現れてるみたいだ。
マジカルGとハッティーは一心同体…。
素直なマジカルGが素直に行動し、ハッティーがその手綱を握る…というわけだ。
マジカルGは言われた事をなんでも素直に実行するが……危うい部分があるためハッティーがいなければまともに物事を任せられない。
せっかくの強大な魔力があるのにまともに魔法を使えないのは残念だが……能力の一端である素直魔法も十分強いので、まぁ善しとしよう…。
ただ、素直故に致命的な弱点を持つ。
素直さの実体化であるマジカルGと本心を表すハッティーの意思をバラバラにしてしまうと、
その存在に矛盾が生じて変身が解けてしまう。コトコトではそこを突かれたようだね…。
致命的な弱点はあるが、使いこなせば強いのは間違いない。
あとは本心でありハッティーであるツバメオーちゃん自身が頑張るしかないね。
……でもまぁ…もう3回も出番あったから、次出番あるかわかんないけど…。
ツバメオー・マジカルGの変身した姿。
その姿はツバメオーちゃんが子供の頃夢見たかわいい魔法使いが理想として表れたのだろう。
“素直さが肥大化した人格”…もツバメオーちゃんの理想の自分なのではないだろうか?
変身した姿の時の、ツバメオーちゃんの本心の言葉はハッティーが受け持つが
素直さの表れであるマジカルGの言葉も勿論本心でないわけではない。
そうなるとツバメオーはとんでもない行為をしてるわけだが………その意味は…皆は分かるかな?
俺は変態だから分かるぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ちなみに、マジカルGはパイオツがでかい。
…それは、今のツバメオーちゃんは巨乳化してるからそれが引き継がれてる……というわけではないようだ。
ツバメオーちゃんの時とマジカルGの時のパイオツでは、パイオツの角度…柔らかみ…形が全く違う。
つまり仮にツバメオーちゃんが貧パイオツであってもマジカルGに変身すると大きくなるのだろう。
ツバメオーちゃんはあまり自分のパイオツに興味ないようなスタンスだけど、やっぱり本心はそうなんだねぇ…素直じゃないねぇ…。
俺は詳しいんだ!!!!!!!!!!!!!!!!
戦力は一騎当八千。
もっと魔法を使えれば上がるだろう。
ちなみにオリジナルのフーリャンは一騎当百万だ!
{心身体的変化}
性格:素直(マジカルG)、ガサツ(ハッティー)
身体:パイオツUP、髪質変化(チャー毛からサラ毛になる)
-
右上がくさそう
-
ズズリュ…!
ウソニ「ぐ… これは…!」
《ウソニの肩に刺さったものは…》
ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《槍のように鋭い殻の貝!!!!!!!!
シェルダーマンは片手をチョッカクガイに変えていた!!!!!!!!》
ウソニ「…! 手は…! アオイガイ以外にも変えられるのか…」
チャキッ…
{エネルギーランチャーで反撃しようとするウソニに対しにホタテマンが!!}
サザエマン「海のミルク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
【全軍統括班 第4大連隊隊長 パーナ貝】
シュルルッ!!!!!!!!!!!!!!!!
バシシィーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《パルシェンマンはウソニのエネルギーランチャーを弾き飛ばした!!!
》
{更にもう片手のアオイガイの触手をウソニに伸ばすホタテマンが!!}
サザエマン「海のミルク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
【全軍統括班 第4大連隊隊長 パーナ貝】
シュルルルンッ…ガギュッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《オムスターマンは触手をウソニの体に絡めた!!!!》
ウソニ「しまった…!」
{身動きを封じたウソニにホタテマンが!!}
サザエマン「海のミルク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
【全軍統括班 第4大連隊隊長 パーナ貝】
ズズズ…
ドパパパパパパァーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドズズズズズズゥーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「ッッぐ…!!!!!!!!!!!!!!!!」
《オムナイトマンは体から蜷を発射! 至近距離で被弾するウソニ!!!!》
ウソニ「……ッ!!!!」
ブシュシュッ…!
{更にホタテマンが!!}
サザエマン「海のミルク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
【全軍統括班 第4大連隊隊長 パーナ貝】
ギャリンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
《チョッカクガイをウソニに向けるヌルポガイマン…!》
ウソニ「…なるほど…拘束したのちそれで貫く気か…
フー……まいったな…」
ウソニ(……この貝…思ったより強いな…
…………もみーの銃さえあれば……
………………ッ!!!!!)
ガガンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《手に持った銃で自分の頭を叩くウソニ!》
{ウソニの奇行にホタテマンが!!}
サザエマン「海のミルク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
【全軍統括班 第4大連隊隊長 パーナ貝】
?
じん…じん…
ウソニ「……俺は何を…
“もみーのさえいれば”…? …違うだろ…!
…俺は…! 兄だ…!
兄の俺が……妹に頼ってどうする!!!!!!!!!!!!!!!!
…あぁ……もみーのが長らく側にいなかったから感覚が鈍っていた!
兄とは……妹がいない時にも強くあるものだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チャキッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギンッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ウソニ「…済まない
今までの俺はだらしない兄だった
…だがここからは違うぞ
ここからが本当の兄だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴソッ……ズゥンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《未だ触手に捕われ身動きの取れないウソニは大口径の銃を二つ取り出した!!》
ウソニ「ニューボルツ・マグナム!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドゥンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ドドォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{びっくりホタテ!!}
サザエマン「海のミルク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
【全軍統括班 第4大連隊隊長 パーナ貝】
ドガッガァーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《2つの大型マグナムを撃った衝撃でウソニは触手の拘束を抜けて吹っ飛んだ!!!!!!!!》
ドッ…ザザザァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「ぐッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
よろ…
ウソニ「…ハァ…ハァ…
…………蜷を受けた体で…マグナム二丁撃った衝撃は辛いな…!
防御のおかげで蜷の傷自体はそこまで深くはないが
…とにかく…とりあえず触手抜け出せた
……それであの貝はどうなった? 至近距離でマグナム弾を喰らったが…」
シュウウウウウウ………
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ………
ザリッ…
{ウソニの心配に対しホタテマンが!!}
サザエマン「海のミルク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
【全軍統括班 第4大連隊隊長 パーナ貝】
バァーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「………無傷か……
丈夫な体だな
せっかくだから少し調べさせてもらうぞ」
チャキ…
パァンパァンパァンパァンパァンパァン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギギィンッ ガキィンッ チュインッ ガギャギャッ!!!!!!!!!!!!!!!!
{弾を乱射してくるウソニに対しホタテマンが!!}
サザエマン「海のミルク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
【全軍統括班 第4大連隊隊長 パーナ貝】
《仁王立ちで全てを受け切るパルシェンマン!!!!!!!!》
ウソニ「…………」――√ ̄
ウソニ(……音……
…弾が当たった時の音…… 部位によって微かに違う…
例えば頭のサザエ……音だけ聞けば特に固いのは…あのサザエの部分だと分かる…
おそらくミサイルの直撃すらも無傷で防ぐだろう……
…だが他の部分は全てがそういうわけじゃない…
微かに…他より装甲の薄い場所があった…!
例えば………そこだ!!!!!!!!!!!!!!!!)
チャカッ
ヒュヒュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カチッカチッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ウソニは弾を撃ち出した!!!!!
弾はツブガイマンの体に当たると爆発……せずに張り付いた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
{謎の弾にホタテマンが!!}
サザエマン「海のミルク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
【全軍統括班 第4大連隊隊長 パーナ貝】
?
-
ウソニ「お前の胸に張り付いたその弾はただの火薬弾じゃない
『ショック弾』…その弾は衝撃を与える事に特化した弾だ
相手の体に張り付き衝撃を効率よく内部へ一気に………刺す!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カチッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{体に付いた弾が炸裂しホタテマンが!!}
サザエマン「海のミルク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
【全軍統括班 第4大連隊隊長 パーナ貝】
ドッザァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「……どうだ」
よろ…
{立ち上がったホタテマンが!!}
サザエマン「海のミルク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
【全軍統括班 第4大連隊隊長 パーナ貝】
きらーん!!!!!!!!
《無傷》
ウソニ「…まだ効かないのか
だが想定の範囲内だ だからもうひとつ体に付けてある
それを炸裂させる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カチャッ…
{同じ結果を繰り返そうとするウソニにホタテマンが!!}
サザエマン「海のミルク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
【全軍統括班 第4大連隊隊長 パーナ貝】
ムンッ!!!!!!!!
《自信ありげに胸を張るトコブシマン》
ウソニ(ナメるな! 同じことは繰り返さない!
今度は…ショック弾の衝撃にマグナム弾を合わせる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
チャカッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ドギュオォーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《目にも留まらぬ早撃ちでマグナムを撃つウソニ!!!!
マグナム弾は寸分の狂いもなくミミガイマンの胸の衝撃弾へと向かっていく!!!!!!!!!!!
そして…》
ウソニ「スーパーショック弾!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カチッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズドォーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
サザエマン「ギッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チュドドォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ショック弾の衝撃とマグナム弾の衝撃…二つの衝撃がタニシマンの体を貫いた!!!!!!!!!!!!!!!!》
-
シュウウウウウウウウウウウウウウウ…
サザエマン「ギ………ギ……………ゴェ…」
ウソニ「…どうだ 今度は効いたと思うが」
サザエマン「……ギ…」
ユラァ…
《衝撃で吹っ飛び倒れていたサザエマンがゆっくりと立ち上がる………》
サザエマン「ギ…ギゴゴ…」
パキ…パキ…パキキ…パラァァァァ…!
《その胸には大きな穴が空いていた…!》
ウソニ「…! …よし…! ならばもう一押しだ」
チャキ…
プル…プル……ブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルッ…
サザエマン「…ギ………オ…オ゙オ゙オ゙ァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュルァアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
しゅるるるるるるるァるァるァるァるァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《怒りのサザエマン!!!!! 手のみならず体中から触手を出した!!!!!!!!》
ウソニ「…それが本性か
だが…最後の足掻きだ…!!
その胸の穴に追い撃ちをかける!」
チャキキッ…
サザエマン「ジュラァアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パパパパパぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《胸の穴から何かを放つサザエマン!!》
ビシッ!!!!!!!! ビシシッ!!!!!!!!
ウソニ「ッく!!!!!?
…蜷か!? いや……これは…」
ビッシリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《フジツボである!!!!!!!!
サザエマンはフジツボを体から発射した!!!!!!
フジツボはウソニの腕や体に取り付いた!!!!!!!!》
ギギ…
ウソニ「…! このフジツボ…! 邪魔で腕が上手く動かせない…!」
サザエマン「ジャオオオオオオオオオオオシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュンヒュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スパァンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「うぐッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズザザザァッ!!!!!!!!
ババッ!!!!!!
ウソニ(…まずい! 早くカタをつけないと…何をしでかすか…!!!!!!!!)
チャキンッ!!!
サザエマン「シュルォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン……ガシッ!!!!!!!! ガシッ!!!!!!!! ガシィッ!!!!!!!!
ネアメ兵α「う…うわ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネアメ兵β「な…なんだこいつは〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
魔法使い¥「た…たすけてぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
サザエマン「ファシャアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《サザエマンは近くに居たネアメ兵達を触手で絡め取った!!!!!!!!》
-
サザエマン「フォギョギョオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブンブンブン!!!!!!!!!!!
ネアメ兵α「う…うわわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!」
《ネアメ兵達を自分のまわりで振り回すサザエマン!!!!!!!!》
ウソニ「…! …こいつ…すでにとんでもないことをしでかしてるだと…」
サザエマン「シャシャァーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《更に自分のまわりにたくさんの触手を振り乱し防御の構えを取るサザエマン!!!!!!!!!!!!!!!!》
ウソニ「……こいつ……
触手の壁と人間の盾で……俺の攻撃を封じる気か…!
………!」
ぐぐ………
プル…プル…
ウソニ「…………!」
《銃を構えるウソニ…………だが…撃てない…!!!!》
ウソニ(……やつが触手と人で俺の銃撃を阻もうと…俺の目なら正確に銃を撃てるタイミングを測れる!!
……だが…! …腕が!!!!!!!)
プル…プル…
《震えるウソニの腕》
ウソニ(腕が震えて照準が固定出来ない!!!!!!!!
腕に張り付いたフジツボのせいだ!!!!!!!! しかも取れない…!
これでは精密な射撃が出来ない…! 仲間に当たってしまうかもしれない…
……まいったな…)
サザエマン「シャシャルルァア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バウバウバウバウバウバウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズドドドッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「うぐっ!!!!!!!!」
《蜷に当たるウソニ!!!!》
ウソニ「………まいった…本当にな……
これじゃ一方的に攻められるじゃないか…
……どうする 考えろ…
………相手はただのサザエ……サザエだ…」
ほわほわほわ…
―――
在りし日のもみーの「じゃーんけーん…ポッ!!!!!!!!!!!!
んにゃあぁー!!!!!!!! 負けちゃった!!!!!!!!!!
お兄ちゃあぁん!!!!!!!! いまサ○エさん絶対ジャンケンでいかさましたよぉぉぉ!!!!!!!!
後だしされたよー!!!!!!!! サザ○さんひどいよぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
プンスカプン!!!!!!!!
昔のウソニ「いや今のはお前が早く出しすぎただけだろう」
―――
ウソニ(…違う! 今のは違うサザエに関する思い出だ!!
だが久々にもみーのに会えたぞ! 回想だが
もっと…もっとだ)
ほわほわほわ…
―――
在りし日のもみーの「お兄ちゃん!! 今日は私がご飯作ったよ!
ハイ! あーん!」
昔のウソニ「おいやめろ」
在りし日のもみーの「ふ…ふえええん!!!!!!!! お兄ちゃん私が食べさせるご飯は食べてくれないんだぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
昔のウソニ「誰も食べないとは言ってないだろう…
ちょっと待て さっき食べたやつを吐き戻して来る
お前に食べさせてもらうのはそのあとだ…」
在りし日のもみーの「そこまでしていっぱい食べようとしなくてもいいよぉ!!!!!!!!!!!?」
ズ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!
〜〜〜
もぐもぐ
昔のウソニ「……変わったご飯だな」
在りし日のもみーの「今日はサザエご飯だよ!」
昔のウソニ「サザエご飯か
非力なお前がよくサザエを調理出来たな」
在りし日のもみーの「非力だなんてひどーい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
サザエはね―――」
―――…
――√ ̄ ̄
ウソニ「…………!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ピーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
おにいちゃんw
-
ウソニ(…………! …思いついたぞ…奴を倒す方法…!
これなら…味方を間違えて攻撃してしまう心配もない…!
………それならば…それに最も適した武器は…)
スッ… ゴソッ…
《ウソニは銃を懐にしまい 別の武器を出した…
それは銃とは違う形状をしたものであった…》
ウソニ(…これだ
これがいい……
だが問題は……“あの触手の壁”をどう突破するか……
………むっ!)
ゴッ…
《…と! ウソニの足に何かが当たった
足元を見ると…》
ウソニ「! これは…」
ババンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《それはホタテマンに弾き飛ばされたエネルギーランチャー!!!!!
エネルギーランチャーは地面に突き刺さっていた》
ウソニ「…こんなとこに落ちていたか
だが…使えるぞ…!」
ぐ…
ホタテマン「ッじょおオオオオオオオオオオしゃおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブゥンブゥンブゥンブゥンブゥン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「荒ぶるな
今そっちへ行ってやる
…その懐までな」
ぐぐ…グンッ
《ウソニは地面に突き刺さったエネルギーランチャーを思いっきり踏み込んだ!》
ズドォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギュオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《すると高出力のエネルギーが発射され その反動でウソニはホタテマンの居る前方に勢いよく吹っ飛んだ!!!!!!!!!!!!!!!!》
ギュオォーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ(“この攻撃”を仕掛けるには奴に近づく必要がある!!!
そうなるとあの触手の壁が邪魔だが…! エネルギーランチャーの反動で得た推進力なら…!!!!!!!!)
ギュオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ホタテマン「オオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズパァーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ウソニは強引に触手の壁を突破した!!!!!!!! 一気にホタテマンとの間合いを詰める!!!!!!!!!!!!!!!!》
ホタテマン「ギョーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ギュギュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「行くぞ……俺の取っておきだ」
カチッ…
シュイィーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガチャアァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ウソニが手にした謎の武器を起動させると
謎の武器は一瞬で変形し…巨大な鉄の杭のような形状になった!!!!!!!!》
ウソニ「折りたたみ携帯パイルバンカー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
打ち込んでやる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
その…頭に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
―――
在りし日のもみーの「サザエはね
こうやって細い棒をフタの間に差し込んで―――」
―――
ウソニ「―――そこだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カチッ!!!!!!!!!!!!!!!!
カシュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドズズッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ホタテマン「ォゴオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《ウソニはパイルバンカーの杭を射出し…サザエマンの顔…
サザエのフタの隙間の中へと杭を打ち込んだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
サザエマン「グギギィーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「簡単なことだったな…
サザエならサザエなりに処理すればいいだけだ
……もみーのとの思い出の中で思い出したよ」
サザエマン「ジュラルアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュヒュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ドズズズズズズズズズ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《蜷を撃つホタテマン!》
ドズズッ…ブシュッ…
ウソニ「ッ…! 無駄だ……簡単には抜けないぞ…
そしてその体に味わわせてやろう…
このパイルバンカーと……俺の『閃光双銃術』の相性の良さを!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐぐ……ぎゅるるるッ…
―――
在りし日のもみーの「こうやって♪ 刺した棒をグリグリグリグリ♪ グリグリグー♪」
―――
ウソニ「閃光双銃術『回天・轟』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュギュギュギュギュギュルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルゥーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ウソニはパイルバンカーを持ったまま回転した!!!!!!!!》
ぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐり
ホタテマン「ぐ…ぐロロロロロロロロロロロロォォォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
《ウソニの回転に合わせて…パイルバンカーがホタテマンの顔をぐりぐりと抉る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…そして!!!!!!!!》
―――
在りし日のもみーの「ぐりぐりぐり♪……はーい取れた!」
にゅるろ〜〜〜ん!
―――
ホタテマン「ヴ……ヴロロロロロロロロロロロロォォォ……ォ……ォ……オ……オォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐるるるーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズ………ズボボァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ホタテマンの顔のサザエの“中身”が姿を現した!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
-
× ホタテマン
○ サザエマン
-
サザエマンの体「―――」
ガクガクガクガクガクガクガクガクガク………ズルル…ドザァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しゅるしゅるしゅる………フニャア…
ネアメ兵α「う…うわ!!!!!!!!!!!」
ドサァー!!!!!!!!
魔法使い¥「ハ…ハァ…ハァ…
しょ…触手が止まった……助かった…
ありがとう…ウソニ…!」
ウソニ「ああ」
ネアメ兵β「…! …つ…つーか…なんだ…そいつ…!!!」
ウソニ「…これがこいつの正体みたいだな」
サザエマンの中身「…ヴ…ヴロロロォ…!!!!!!!!!!!!!!!!」
うにゅら…うにゅら…
《サザエマンのサザエの中から現れたのは……まさにサザエの中身そのもの…
しかしそれには目玉と足が付いた異形であった…》
http://i.imgur.com/SwIYGm8.jpg
ネアメ兵α「…!! お…恐ろしい…怪物だ……
魔反会はこんな怪物を軍の隊長にしてるのか…」
ウソニ「改造人間の類かと思ったが
どうやら改造生物だったみたいだな」
ネアメ兵β「…とんでもなく強かったぜ…
こんなやつを倒しちまうなんて…さすがだな…ウソニ…!」
ウソニ「………俺一人の力じゃないさ」
魔法使い¥「?」
ウソニ(…決め手はもみーのとの思い出だ…
……妹がいなくても強い兄とか言っておいて結果的に妹頼りとは恥ずかしいな
……だがよく分かった 俺が間違っていたんだ
…離れていても…心は繋がっている
“ずっと側にいる”から兄は強くあれるんだ………)
ネアメ兵α「……と…それで この怪物どうする?」
ネアメ兵β「どうやら生きては居るみたいだし…とりあえず捕虜として捕まえておくか…
こんな怪物が捕虜になるかは謎だが…」
ウソニ「こんだけでかかったら相当な量のサザエご飯が作れるぞ
しばらく贅沢出来るだろう」
ネアメ兵α「…………」
ネアメ兵β「…………」
魔法使い¥「……本気か…ウソニ」
ウソニ「…………………冗談だ」
――――…
《ウソニ vs サザエマン……
ウソニの勝利!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
-
食べたくないw
-
―――
ワキミセー「ワキワキ噴水〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パカァー!!!!!!!! しゃわぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!!
《脇汗が噴水のようにギャラリー達に降り注ぐ…》
ネアメ兵達『ブーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
プッシュー!!!!!!!!
《鼻血》
ビラコ「私の一発芸やるです
わきおなら」
ス………
ブッピブッピブッピ!
《脇の間の手に空気を溜めて音を弾かせるビラコ》
ネアメ兵達『うぼぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ブッシュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《鼻血》
ルミ「こ…これは凄いーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
両者またしても審査員達の鼻血を奪いました!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
現在のポイントは!? ハイゼンさん!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハイゼン「はい!!!!!!!!
ビラコさん……10リットル!!!!!!!!!!!!!!!!
ワキミセーさん……11リットル!!!!!!!!!!!!!!!!」
ルミ「おおおおおおおおおぉぉ僅かにワキミセー氏がリードか!!!!!!!!
しかしまだまだ分かりませんね〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《ビラコとワキミセーの腋勝負……
より多くギャラリーに鼻血を流させた方が勝ち!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ワキミセー「やるわね〜〜〜〜〜〜ん
だったらぁ…次はスメル対決よ〜〜〜〜〜〜〜〜〜っすぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
自分の腋を団扇で扇いでギャラリー達に匂いを届けるのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「分かったです!!! それぃ!!!!!!!!」
パタパタパタパタパタ…
ほわぁ〜〜〜〜
クンッ…
ネアメ兵1「ほ……ァ…あァァ…!!!!!!!
桃の芳香剤の香りに…ほんのり汗の匂い…
た…たまらん血ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシャシャーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルミ「おおおおおおおおお一気に5リットルでました!!!!!!!!!!!!!!!!
これは凄いぞーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ワキミセー「やるわねん!!!!!!!!
でも私の腋の匂いは凄いわよん!!!!!!!!!!!!!!!!
腋タイフーンプレゼントスメル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビュオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
クンカクンカクンカ…
魔法使い1「……ッ…ほ…ほアァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
な…なんだこの匂いは…!
今まで嗅いだことのない……!
…たぬきにチーズを塗りたくって一週間放置したような…ッ
や……野生味ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
プッシィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルミ「で…出たーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
8リットル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
すごい記録だァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
マニアックすぎwww
-
ルミ「ビラコさん15リットル!!!!!!!!
ワキミセー氏19リットル!!!!!!!!
これは一気に差をつけられたか!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハイゼン「…よく分からないんですけど…
たぬきにチーズ塗りたくって一週間放置した匂いって鼻血出したくなるほど興奮んですかね……」
ミーコ「それほどフェロモンが凄いのよ…きっと
ほら…女の私達もオス臭い匂いを嗅ぐとキュンッとしちゃうでしょう?
それと一緒」
ハイゼン「すいません分かりません…」
ルミ「それはミーコさんの性癖ですね」
ビラコ「あう
私の匂いダメだったですか」
ワキミセー「うふっ!!!!
人工物の匂いに頼ってるよーじゃダメよん!
自分が持ちうる素のフェロモン臭で勝負しなきゃ☆
さぁ次はワキアイドル性勝負!!!!!!!!!!!!!!!!
ワキのテーマソングをかわいく妖しく歌って魅せるのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ワキワキにしてあげる
作詞作曲:ワキフェチP
フェチの限界を超えて私は来たんだよ
腋毛はついてないけど出来ればつるつるが良
あのね、早く腋をクンクンしてよ
どうしたの?
シャツの袖の隙間をずっと見つめてる
君(腋フェチ)のこと
ワキワキにしてあげる
タッチはなしね、こそばゆいから
ワキワキにしてあげる
だからちょっと覚悟をしててよね(臭いかもしれんから)
(しれんから)
ワキワキにしてやんよ
最後までね、匂い吸いきって
ワキワキにしてやんよ
だからちょっと我慢してあげて (臭いかもしれんから)
ワキワキにしてあげる
世界中の腋、腋より
ワキワキにしてあげる
だからもっと腋に興奮してね(臭いかもしれんけど)
♪♪♪
ワキミセー「あっはぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《ワキミセーは歌に蠱惑的なポール腋ダンスを添えて歌いきった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ネアメ兵達『ゥボァッッち!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ブシッブシッブシッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルミ「6リットル出ました!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なかなかの成績!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どちらかと言うとダンスによる効果な気がしますが!!!!!!!!
さぁ続いてはビラコさん!!!!!!!!!!!!!!!!
歌は何を?!」
ビラコ「はい!!
ビラコ……『Bad Waki!! feat. teng-』……歌います!!!!!!!!!」
-
Bad Waki!! feat. teng-
作詞作曲:お坊さん
流れてく 腋の中ででも
毛だるさが ほらチリチリ廻って
腋毛から 離れる心も
見えないわ そう知らない
自分から 毛抜くこともなく
腋の隙間に 流され続けて
知らないわ 腋毛のことなど
私は剛毛 それは毛
腋匂ってる? なにも匂ってない
洗うも無駄な 自分の腋臭
悲しむなんて 疲れるだけよ
(匂いが抑えられる)寒い中で 過ごせばいいの
戸惑う腋臭 与えられても
自分の鼻 ただ腋の外
もし私から 動くのならば
すべて変えるのなら 雪国へ行こう
こんな腋毛に 未来はあるの?
こんな腋臭に 私はいるの?
今剃れないの 今蒸れてるの
自分の腋も わからないまま
歩むことさえ 疲れるだけよ
人のことなど 知りもしないわ
こんな私も 変われるのなら
もし変われるのなら 高須…クリニック!!!!!!!!
貴方の事も 私のことも
全ての事も まだ知らないの
重い痴腋を 開けたのならば
すべて変えるのなら 無毛になれ
♪♪♪
ビラコ「…―――」
ネアメ兵達「…! お…おおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
わぁーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パチパチパチパチ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルミ「おぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜っとぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
拍手喝采だ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
拍手喝采が興奮鼻血を上回っている〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いい歌でしたからねー!!!! ビラコさんも真面目に歌ってたので 興奮するより聞き惚れる人が多かったみたいです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
結果は1リットルだった模様です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これでポイントはビラコさん16リットル…
ワキミセー氏が25リットル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これは手痛いリードを許したァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコさん……もといこれはネアメのピぃーーーーーーーーーンチ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
お坊さんwww
-
ビラコ「あわわっ…
いつも歌ってる十八番だから普通に歌っちゃったですよ…」
ワキミセー「あはははっ!!!!!!!!!! 面白いねーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!
でも真面目にやらなきゃそろそろまずいわよん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
次の勝負は……インターバル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もう一度腋一発芸を披露するのよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まずは私よ!!!!!!!!!!!!!!!
まず腋を閉じま〜〜〜〜〜す!!!!!!!!!!!!!!!!」
キュッ
ネアメ兵達『ふがぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ブシュッ!!!!!!!!
ルミ「おぉっと!!!!!! 閉じた腋への謎の幻視でさっそくフライング鼻血が出ています!!!!!!!!
しかしワキミセー氏の一発芸はこれからのよーです!!!!!!!!!!!!!!!!
閉じた腋で一体何をするか〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ワキミセー「うふふ!
この閉じた腋にぃ………この! 棒を………
出し入れ出し入れ〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪」
ズッポズッポズッポズッポズッポ
ネアメ兵達『ひやぁへやあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ブブシュシュー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルミ「で…出たーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
鼻血の噴水だ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ただ閉じた腋に棒を挿したり抜いたりしてるだけです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それだけです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それが一体何に見えたんだーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この想像力豊かなエロ脳みそ共〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルミ「そしてただいまの結果は!!!!!!!!!!?」
ハイゼン「…30リットルです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルミ「さッ…30リットル出たァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
大台を軽々突破し遥か高次元の記録を叩きだしましたァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これはまずい…大丈夫かビラコさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
そしてネアメ兵達の血液はーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミーコ「………そろそろ貧血の人とか出そうね…」
ごく…!
ハイゼン「…貧血で済むんですか…? これ」
-
ルミ「さぁてー!!!!!!!!?
とんでもない化け物スコアを見せられました!!!!!!!!
ハードルが上がる中ビラコさんに注目が集まります!!!!!!!!!!!!!!!!
果たしてビラコさんの一発芸とは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴウッ!!!!!!!!
ビラコ「………」
スッ…
ゴソゴソ…
ルミ「ビラコさん高らかに腕を上げて腋を広げます…
そして懐から何かを取り出しました…
あれは一体………ッ…ぁアァァァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「これで腋をリフレッシュするですよ」
ヴぃイイィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルミ「で……電動マッサージ器…!
で…電マだーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコさん電マを取り出しました!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
一体何を!!!!!!!! …まさか!!!!!!!!!!!!!!!!
…ああ!!!!!!!! 腋に!!!!!!!! 腋に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヴヴィヴィイイイイイイイイイイイイイイ…
ビラコ「お…おふぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜…!」
ネアメ兵達『うっほほおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ワーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガタッ!!!!!!!!
ルミ「審査員達…総立ちーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
腋に電マをあてがいヨがるビラコさんになんらかの幻視を見た変態達が大興奮でーーーーーーーーーす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マニアック嗜好もそろそろディープすぎる様相を呈して来たぞーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ワキミセー「…ふ…ふふっ
やるわねん… 腋に電マなんて…なかなか突飛な発想でびっくりしちゃった…
…でも…それだけ
判定の要である鼻血の鮮血はないわ!!!!!
さっきの腋テーマソングと同じよ…あなたのパフォーマンスは技ありでも審査員達の深層エロ精神には届かない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これは勝負は決まったわね」
ニィ…
ルミ「……おや!? ビラコさんの様子が!!!!!!!!!!!!!!!!」
ワキミセー「?」
-
ヴィヴィイイイイイイン…
ビラコ「……! …ッ…!
………あ………ああぁん…!!!!!!」
ざわッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネアメ兵達『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ガタッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルミ「これは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴ…
ビラコ「……っ…あっ…やんっ…!
あ…あぁう………! あう……あぁん…!」
ビクンッ ビクンッ
ネアメ兵達『ABAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ブシュシュシューーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルミ「なんとォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ここに来てビラコさん予想外の喘ぎ声ィィーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こそばゆいのか気持ちいいのか分かりませんが腋電マでビラコさんの喘ぎ声がついに上がったーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それと同時に噴き上がる鼻血!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
反撃ののろしが赤く立ち上るーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ワッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ワキミセー「だにぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガタ!!!!!!!!!!!!!!!!
ヴルルルルルルルルルルルル……
ビラコ「アッアッアッ……んんっ……んんんん…!!!!!!!!!!!!!!!!
あ…あん…! あっ…あっ…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネアメ兵達『ぷしぇべれけぇこぉぼァアしょけぇえやああぽぽ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ブシュブシュブシュー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルミ「鼻血止まらないーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
すでに20リットルを超えたーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まだ伸びるか!!!!!!!! まだ伸びるか〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヴィイイイイイイイイ
ビラコ「…あっ…あぅん……あっ…ぁあああ………………アッ…
…………ッあへぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぺろ〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!
ネアメ兵達『うぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ブシュー!!!!!!!! バタバタバタァー!!!!!!!!!!!!!!!!
ルミ「つッ…ついにアヘりだしたぞーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いいのかああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これ以上は地下案件になってしまいそうだああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
深夜テンション恐るべしィィィィィィィィィィィィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォォォオオ!!!!!!!!
-
―――… そして
ヴィヴィヴィヴィ……ゥゥウウウン……
ビラコ「………っはっ……はっ……はぁん…」
くたぁ…
ルミ「ここでビラコさんの一発芸が終わりました!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いや今の一発芸だったのでしょうか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
分からん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さぁ果たして結果は〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハイゼン「出ました!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
結果………………」
バンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハイゼン「40リットルです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルミ「こ…超えたァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
凄まじい記録です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ということは現在のポイントッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ 56リットル
ワキミセー 55リットル
ルミ「ぎゃ…逆転〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコさん見事奇跡的な逆転を果たしましたァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
喘ぎとアヘは強かったーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミーコ「すごい!!!!!!!! ビラコさん!!!! 逆転ですよ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「……はぁ……あう? ……やっだでずぅ……あへへ…」
ワキミセー「〜〜〜〜〜…!
…まだよーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
腋比べはまだまだあるわよぉーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
勝負はこれから!!!!!!!! テンションワキ上がって行くわよぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
キィィーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《勝負は更に白熱を増し続いた…
こちょこちょ対決……テイスティング腋対決……腋料理対決……腋見運転(腋を見ながら高速道路を運転する)対決……漢那腋ダムで腋水を腋藹々と汲む対決……おばけの救急車完コピ対決など…………
そして…………》
ルミ「―――多くの戦いを経て………現在のポイントは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドドドドドンンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バァーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ : 390リットル
ドォーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ワキミセー : 390リットル
ルミ「ッッ…互角ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
全くの互角でぇぇぇす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
_ ヽ\ |\
\\| |/ |
_/ | ビキビキ 、ミ川川川彡
\/ ̄ ̄ ̄ ̄ル、 ヽ ミ 彡
/. ノ( (゚ッ)/  ̄ ̄~ヽ ヾ 三 こ 駄 三
/ ⌒ ト、.,.. \丶。 三 ら 目 三
彳、_ | ∴\ ヽ 三. え だ 三
| ) r‐ / ノ( \\ |∴ 三 る 三
| ⌒|⌒ ヽ ヽ | 。o 三. ん ま 三
ノ( / | | / 三. だ だ 三,.
.⌒ / ヽ|/゙U 三 様 三
/ u 三 子 三
三. 見 三
彡 ミ
彡川川川ミ.
-
ゴオオオオオオオオオオオ…
ワキミセー「…ハァ…ハァ…
……驚いた……まさか私にここまで腋で戦える人が居るなんて…
…これは互角だと認めざるを得ないわねん…
これ以上の腋パフォーマンスは無意味だわ……
そうなると…最後の勝負を決めるのは……
体と体……腋と腋のぶつかり合いしかないわねェん…!!!!!」
ギギンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パカァ…
《腋を上げるワキミセー》
ビラコ「―――!」
パカ…
じり…
《ワキミセーの意図を理解し…自身も腋を上げるビラコ…!
そしてお互いに距離を詰めていく…!!!!》
ルミ「…!?
…い 一体何が始まるのでしょう?!
さ…最後の戦いとは…一体!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ゴオオオオオオオオオオオ……
ワキミセー「………」
じり…
ビラコ「………」
じりじり…
《ついに至近距離で向かい合う両者!!!!!!!!!!!!!!!!
そして……》
スー……… ガチッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガチィーーンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「ほ…ほァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ネアメ兵達『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ガタガタタッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルミ「これは一体!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ビラコさんとワキミセー氏が……お互いの腋と腋をガッチリとハメ合った!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
これは一体何が始まるのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「ッ…ふッ……ぅうううううううううううううう…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐぐぐ…
ワキミセー「ん…んんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんッ…!!!!!」
ぐッ…ぐぐぐッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルミ「こ…これは…押し合い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
腋と腋を合わせた二人が互いを押し合っています!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これはまさか……相撲かッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
腋相撲だァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドォーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネアメ兵達『うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
わ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ルミ「最後の戦いはまさかの腋相撲!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お互いの腋をガッチリとハメて押し合いだァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
単純な力勝負!!!!!!!! 果たしてどちらが制するのか〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「ううううううううううううううううううううッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ググーッ
ワキミセー「おんおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギギギギギッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネアメ兵達『ッしゃああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
わぁー!!!!!!!!
ルミ「審査員兼観客達も暑い声援を送るーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今回ばかりはエロを忘れて熱いパワー勝負に血を沸き上がらせているようだ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
………い…いや!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネアメ兵1「が…がはァ!!!!!!!!」
ブシュッ!!!!!!!!
魔法使い1「ンぶーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バシャーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルミ「それでも鼻血を噴き出して倒れる人達がちらほらァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
一体何に反応を…………ハッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐぐ…
ビラコ「ん…んきゅううううううううう…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぇええぇいっ!!!!!!!! …あんっ!!!!!!!!!!!!!!!!」
パチュッ!!!!!!!! クチュッ!!!!!!!!
ワキミセー「おんおんおんおんおおおおおおおおおおおおおおおおおおんゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズチュッ!!!!!!!! クチュチュッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルミ「この音!!!!!!!!!!!!!!!!
合わせた腋と腋から滴る汗がぶつかる音!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
激闘の証であるこの熱き音も…変態達の耳には卑猥な音に聞こえるのかーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴゥ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネアメ兵2「ハァ…ハァ…!!!!
女の人と女の人がお互いの腋を擦りあって……くちゅくちゅと音を…!!!!
お…おひひぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシューッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネアメ兵B「これなんのメタファー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
これなんのメタファー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ビラコ「んきゅううううううう!!!!!!!!!!!!!!!! あうあ…やぁん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヌチャッ クチャチャッ…
ワキミセー「漁業ォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バチュッ…ズヌチュルッ…ドチュルルルッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ルミ「真剣勝負とエロの紙一重の戦いだァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この勝負…決着が先か鶏がやってくるが先かーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ブシューッ!!!!!!!! ばたーん!!!!!!!!
ブシュシュシュー!!!!!!!! ドッサァー!!!!!!!!
ブッシュ〜〜〜!!!!!!!! ズドォー!!!!!!!!
ルミ「鼻血を噴き出し次々と倒れていくギャラリー達!!!!!!!!
しかしもうこの二人の戦いに鼻血の計量はありません!!!!!!!!!!!!!!!!
ただただ押し合うパワー勝負なのです………いや!!!!!!!!!!!!!!!!
パワーではない!!!!!!!! 意地と意地のぶつかり合いです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
当事者二人は周りの騒ぎを全く気にすることなく…互いの誇りを腋に乗せぶつけ合うッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「あ……うぅーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐぐぐゥゥーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ワキミセー「んごおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ワキミセー(…負けられない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この私が…腋の戦いで負けるわけにはいかないの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それが私のアイデンティティなの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…自分の全てを…守る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ぐぅーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「…!」
ズズ…
ワキミセー(…押してる!!!!!!
そうよ! 私だって全軍統括班の隊長よ!!!!!!!!!
力比べで負けるはずがないの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
押す!!!!!!!! 押す!!!!!!!! 押す〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ぐぅーッ…!!!!!!!!
ビラコ「ッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズ…ザリッ!!!!! ぐ…!!!!
ワキミセー「…こらえるの!!!!? どこに…そんなパワーが…!」
ビラコ「……! 私の後ろには…たくさんの人達がいるです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
守るです…!!!!!!!! 守るです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私だって……! 私だって……! 私だって……ギルチーム!!!!!!!!!!!!!!!!
みんなを守る……ギルチームのひとりです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐんッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズッ…!!!!!!!! ズルッ…!!!!!!!!!!!!!!!!
ワキミセー「ッ……ん…ごぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
お…押される…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この人…! なんなのこの土壇場でこの力…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
わ…私と…パワーの出力が違うの…!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
保身とプライドのためだけに戦う私と……他者を守るために戦うこの人の…違い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
そんな……そんな……そんな………
ワキわかんないよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドッゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ワキミセー…押し負け!!!!!!!! 吹っ飛んだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
しゅううううううううううう…
ワキミセー「―――」
バンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オオオオオオオオオオ…
ビラコ「…は……はっ……はぁ……」
ゼェ…
ルミ「…!!!!!! この場にただひとり立つ……素晴らしい腋を持つ女性は…ビラコさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコさん大勝利です!!!!!!!!!!!!!!!! 見事あの魔反会の!!!!!!!!!!!!!!!!
隊長クラスを撃破しましたァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
わああああああああああああああああああああああああああああああああああッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《痴腋肉踊る腋バトル………決着!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ルミ「審査員(約30名)が流した鼻血の総量………1500リットル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この戦いで流された血は回収して輸血用の血として使わせて頂きます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネアメ兵1「…へへ………いいもの見たぜ…!
……おっと…!」
クラッ…
ネアメ兵1「…へッ……どうやら貧血みてーだ…
くらくらしやがるぜ…」
ハイゼン「本当に貧血で済むんですか…」
ぞーん…
ビラコ「……あぅ」
グラッ…
ミーコ「大丈夫ですか?!」
ビラコ「あうー…大丈夫ですよ…
ちょっと疲れがドッと来ただけです…」
ミーコ「戦いの緊張から解放されたからですね…
しっかり休んでください
……かっこよかったですよ! ビラコさん!!!!!!!!」
ビラコ「…ありがとうですよ…うふふ」
わいわい…
魔法使い1「…よーし とりあえずあの隊長をロープで捕らえておくか」
ネアメ兵3「そうだな
…えーっと…確かこっちに吹っ飛んで……
…!!!!!!!! ぐわぶふーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシュッ!!!!!!!! ドサーッ!!!!!!!!
魔法使い2「え?!!!!! 何故また鼻血を!!!!!!!!!!?
もう腋の脅威はないはず…………ハッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
…キラキラキラキラキラキラ…
ワキミセー「―――」
ぱっかぁ〜〜〜〜〜〜〜…
ネアメ兵3「……この女…
………腋を上げた姿で気絶していやがる……!」
魔法使い3「……最後までその個性を貫き通したんだな…
…敵ながら……アッパレだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
www
-
―――
オオオオオオオオオオォ…
軍服2「お…起きろ…! しっかりしろ…!」
軍服1「っ…! うぐ…!!
く…くそ…やられちまった………
や…やつは………」
軍服2「スパルティー様が対峙してるッ…!
俺達も助太刀に行かねーと…!」
軍服1「俺達が助太刀したところで……」
軍服2「だからってスパルティー様一人で戦わせていられるか!!!!!!
あの人は確かにつえー!!! だが…あの人は体中に爆弾があるんだ!!!!!!!!
戦いのタイムリミットは限りなく短い!!!!!!!!!!!
だが…あの魔反会の隊長は短時間で倒せるほどヤワな相手じゃねー…!
時間が掛かれば掛かるほどスパルティー様は不利だ!!!!!!!!」
軍服1「確かに…」
軍服2「スパルティー様が先頭に立たず後ろで指揮をしてるのはそれが理由だ!!
スパルティー様だって本当は皆と一緒に前線で戦いたいだろうが…!
出来ないんだよ!!!!!! スパルティー様は!!!!!!!!!!!!!!!!」
軍服1「…! だったら…やべーじゃねーか…!!」
軍服2「そうだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だから行かなきゃならねー…どんなに体が傷付いていようと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あの人を失ったらネアメは終わりだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
軍服1「…あぁ!!!!!!! 行こう…!!
スパルティー様の力になるんだ!!!!!!!!」
軍服2「…俺達ゃ真っ向勝負じゃあの隊長に瞬殺されちまったが…
サポートなら専門分野だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それは…“あの人”に仕えていたあの時からそうだった!!!!!!!!!!!!!!!!
スパルティー様にも…“あの人”にも恥ずかしくない俺達の戦いをしようぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
1!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
軍服1「おぉよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チャキッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
軍服2「…………でもちょっと休んでからにしようぜ………」
軍服1「だな………」
ス〜ン
-
―――
ヒュウウウウウウウウウウゥゥゥ…
スーパーウトゥルサヌ「………」
スパルティー「――………」
スー…チャキッ…
スーパーウトゥルサヌ「…構えたな
……では いざ…参るサァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐぐ…ダダンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スパルティー(…速い)
キッ!
しゅしゅんッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スーパーウトゥルサヌ「ッサオァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブォオッ!!!!!!!!
スパルティー「―――!!!!!!!」
ビキッ…ミキッ…
《迫るスーパーウトゥルサヌ!!!!!!
スパルティーは剣を握る手に力を込めるッッ!!!!!!!》
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!
スパルティー「破剣ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブウゥゥーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガギギギギィァァーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スーパーウトゥルサヌ「ッ…ぉおおおッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《スパルティーの重い剣撃一閃!!!!!!!!!!!!!!!!
スーパーウトゥルサヌは剣でそれを受け止める!!!!!!!!!!!!!!!!》
ギギギギ…
スパルティー「…………止めるか…」
ビキ…ビキ…
スーパーウトゥルサヌ「ッッん〜〜〜〜…ぉおおおおおお驚いたサァ〜〜〜〜〜〜
まさかこんな重い剣とは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あんた…思った通り強いサァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だが……止めたぞ!!!!!!!! 止めてやったサァ!!!!!!!!!!!!!!!!
はははァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スパルティー「…そこまで喜ぶことかね?」
スーパーウトゥルサヌ「喜ぶサァ…
剣と剣を交えたこの形…これが俺の最も得意とする形サ…」
ぐっ…ぐぐぐ…
ズ…ズズ…
スパルティー「……
(……押される………
…こちらが押し返そうとしてもビクともせんな…)」
スーパーウトゥルサヌ「無駄サ無駄無駄…
鍔ぜり合いでは絶対に俺には勝てない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!
スパルティー「…何故かね?」
スーパーウトゥルサヌ「…フフ…
俺はな…見ての通りそこらへんの普通の学生だが…
一つだけそこらへんの普通の学生とは違う部分がある…
それは…この尻尾サ!!!!!!!!
俺は魔反会内での人体実験で巨大ボラの尻尾を体に移植したのサ!!!!!!!!
この尻尾は高純度の筋肉の塊サ…!
この尻尾で地面を踏ん張れば…何人足りとも俺を押し返す事は出来ない!!!!!!!!
逆に…尻尾の筋力が足された俺のプッシュは確実に相手を押して行き…追い詰める!!!!!!!!!!!!!!!!
諦めな……俺に剣を受け止められこの形になった時点でお前の負けなのサ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スパルティー「……なるほど
つまり改造人間かね…… 随分と分かりやすい外法を用いるな…
………して…」
スーパーウトゥルサヌ「なんだ?」
スパルティー「………改造を受けたのは本当にその尻尾だけなのかね…?」
スーパーウトゥルサヌ「当たり前だろうがサ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
尻尾の他に俺のどこに改造されたような部分があるサー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
カカーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
他自前なのか?ww
-
スーパーウトゥルサヌ「おらおら余裕ぶってんじゃねーサ!!!!!!!!
どんどん押すサァ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐぐぐ…ガンッガンッ!!!!!!!!
スパルティー「ム…」
ズズ…ズ…
スーパーウトゥルサヌ「はっはっはァー!!!!!!!!
どんなに抗ってもこのパワーには敵わんサ!!!!!!!!
俺の押しの力は尻尾の力だけじゃない…! この鍛え抜かれた肉体のパワーもプラスされている!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビリッ…ビリッ…ムキムキキィィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《スーパーウトゥルサヌの筋肉が肥大化し衣服が破れる!!!!!
その強靭の肉体があらわとなるッ…!!!!!》
スーパーウトゥルサヌ「どうだこの肉体は!!!!!!!!!!!!!!!!
日に1000回もの腕立て伏せで得られた自慢の肉体サ!!!!!!!!
この肉体で俺は一騎当千の力を手にしたのサァーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズンッ…ズンッ…!!!!!!!!!
ズズズ…
スパルティー「…自慢の肉体か……なるほどな
確かに鍛え抜かれてる……そして傷のない肉体だ」
スーパーウトゥルサヌ「そうだろう!!!!!
だがあんただってかなりの肉体をしてるんじゃないか?
晒してみろサ…」
スパルティー「……フフ…いやぁ
私の肉体は人目に見せるほどのものではない…
…なにせ体中が傷だらけだからな」
スーパーウトゥルサヌ「傷だらけぇ?」
スパルティー「……私も昔は無茶をしたものさ…
若さを驕り考えなしに戦いに溺れた…
傷つくのも厭わず……そこに自身の体への気遣いはなかった…
…今の私はスパルタと呼ばれ人から恐れられているが……本当の私は他者より何よりも…自分に対してスパルタだったのだ…」
スーパーウトゥルサヌ「…傷だらけの体ねェ…
ダッセェサ!!!!!!!!
…鍛えた体に残る怪我や傷は…筋肉の恥サ!!!!!!!!
がっかりサ……あんた本当は大したことねぇな…」
スパルティー「そうかね」
スーパーウトゥルサヌ「そんな情けない肉体じゃ尚更俺にはかなわねぇサ…
所詮前線から退いた老兵か……
もういい!!!!! そろそろ潰してやる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐぐ…ググゥーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズザザザザァー…!!!!!!!!!!
スパルティー「………ふっ
…情けない…か…確かにな」
ギギッ
グググ…グッ
スーパーウトゥルサヌ(…ムッ!!? 奴の腰が重くなった…俺の押しを堪えはじめた…?!)
スパルティー「……若い頃の無茶は確かに情けない至りだ
………私はかつて剛剣と呼ばれていたがね…
肘に矢を受けてしまってな…」
ぐぐぐ……ビキ…ビキ…
ズッ…
スーパーウトゥルサヌ(な…なんだ…!? け…剣圧が…)
スパルティー「お前程度の相手を沈めるのに
“二撃”もかかってしまうのだよ」
ギギンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビキ……バキキ……バキィンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スーパーウトゥルサヌ「ッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺の剣がッッッッ…………折れッッ………!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!??」
スパルティー「大破剣斬り!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズッバァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スーパーウトゥルサヌ「ごぱァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズブシャアァーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ブシッ…
スーパーウトゥルサヌ「………け………剣………ご…と…!」
…くるっ…
スパルティー「お前の肉体のパワーは恐るべきものだった……が
その剣の強度は月並みだったな………斬り捨て御免」
スー…チャキンッ!!!!!!!!
スーパーウトゥルサヌ「ッッ…ぢ…ぐしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシュアァーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドッザァーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スパルティー「……
自慢の肉体に傷をつけてしまったな
……体に刻んだ傷は確かに情けないかもしれないが
それが大きな経験値になることもあるのだよ
君の敗因は経験値不足だ……その傷からまた強くなるがいい
………………敵にこんなことを言うのもなんだが」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…………
ドドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【スパルティー vs スーパーウトゥルサヌ…
スパルティーの勝利!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
スパルティー「…フー…」
ダダダダダダダダッ…
ドォーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
軍服1「スパルティー様ァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
軍服1&2ッ……ただいま助太刀に参上致しましたァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
軍服2「俺達がスパルティー様をサポートし奴を撹乱させます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スパルティー様はどうか体を休めつつ攻撃のチャンスを伺ッ…………ファッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
スパルティー「……………」
スーン…
スーパーウトゥルサヌ「―――」
ち〜ん…
軍服1&2『………』
しーーん………
軍服1&2『しっつれいしました〜〜』
そそくさ〜〜
スパルティー「待てお前達」
ビクッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
軍服1「モルスァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビククーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
軍服2「ブルスコファーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スパルティー「…私の身を案じて駆け付けたのだな
お前達自身の体も重傷だというのに
…お前達のような他者を思える自慢部下を持てて私は誇りに思う」
じ〜ん…
軍服1&2『ス……スパルティー様……』
スパルティー「だがこの敵がいくら隊長といえ簡単にやられしぎだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あとでまたみっちりと鍛えてやらねばならぬな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
軍服1&2『ナ…ナデナデシテー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ナデナデシテー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ガックゥゥゥーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
なでなでしてwww
-
―――…
わーわー…
ドゴォーーン…
キィンキィン! ズドォーンッ…!
軍服1「スパルティー様!! 報告です!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダッ
スパルティー「うむ」
軍服1「各ポイントに現れた隊長級ですが…
スパルティー様が破った変な奴の他に確認されていた隊長級2人も…
ウソニとビラコさんの活躍により撃破された模様です!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババンッ!!!!!!!!!
スパルティー「そうか……さすがだ!!!!!!!!!!」
軍服1「…! …となると…魔反会の…歩兵以外の残りの主な戦力は…」
軍服2「あの戦車群のみ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
軍服1「これは……行けますよ!!!!!!!!!!
あの戦車群は動きも連携もぐだぐだ…!
遠距離魔法による牽制・攻撃も既に効果的です!!!!!!!!!!!!!!!!
あれらを突破して町へ攻め入るまで時間は掛からないかと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スパルティー「……うむ…………」
軍服2「一気に進軍しますか!!!!!!!! 行きますか スパルティー様!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スパルティー「…………いや…
もう少し現状のまま様子見だ… あまり事を急げば手痛い反撃を受ける事もある
ワカメ町の襲撃・救出はギル達にまかせてもいい…
我々はこのままゆっくりと敵戦力を減らすのだ」
軍服1「そ…そうですか…?」
スパルティー「うむ…」
軍服2(…なんだかスパルティー様…慎重過ぎるほどに慎重だな……らしくない)
軍服1(…確かに……)
スパルティー(……ワカメ町に居た隊長級は全員倒した……
…だが本当にこれで終わりか…?
…NO… 私の感覚が言っている…!!!!!!!!!!!
この戦場にはまだ未知の敵が………恐らく 我々が倒した隊長級よりも強大な敵が居る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…しかもそれは既に近くに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
強いエネルギーをビシビシと全身に感じるのだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
……この戦……本当の戦いはこれからかッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ギンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
――――――
キュイイィーン
HPST「PiPi…………NO LOLI
You OSSAN...」
www「なんだぁ…てめぇ…さっきから攻撃しやがって……
俺達の行く道の邪魔をすんじゃねぇよ…」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ゾクッ…
エンカ「……名を…名乗れ…
“貴様は”なんだッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チャキィィィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
www「てめぇ…並んでた戦車の間を抜けてきたのか…
…ったく…ガバガバじゃねぇか…くくっ…
オペレーターと砲手を一括にした程度で……情けねぇこったな…」
エンカ「答えるでござる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
貴様は…何者だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
www「俺か? 俺はwww……魔反会兵器班の…」
エンカ「…貴様ではござらん…!
お前の後ろに居る者だ…!!!!!」
ギンッ…
www「こいつかよ…だったら先に言えボケが…
こいつは『HPST:R』………人型戦闘兵器さ…」
ピピピ…
HPST「………TEKII…KANCHI……」
エンカ「………兵器……兵器だと…………それが…」
www「そうだ…試してみるか
ネアメの連中をまとめて蹴散らす前の準備運動だ…」
ピッ…
エンカ「!!」
ギュウウオオオオオオオオオオンッッッ…
HPST「GWOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
LOLI……LOLIYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジャギギィィーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《HPSTは巨大な剣を振り上げた!!!!!!!!》
エンカ「ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズガアアアアアアアアアンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「うぉああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドズザァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《HPSTが放つ強烈な突きッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカは咄嗟に盾を構え防ぐがッ……》
ギュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「ぬ…ぐ…おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
と…止まらぬゥゥゥーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズザザザザザザザザザザーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《突きの衝撃で遥か後方まで吹っ飛ばされるエンカ!!!!!!!!!!!!!!!!》
www「あわてなくても俺達自らすぐにそっちの陣地まで行ってやるからよぉ…
そうなった時はもうお前らの最後だがな…くく…」
ザッザッ
HPST「PiPi……」
ザシュンッ…ザシュンッ…
ズッザァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ(ッッッ…ダメだ!!!!! 奴らをこれ以上ネアメに近づかせてはダメでござるッッ…!!!!!!!!!
止めねば…拙者が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
キッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ズザ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「ま…まずはこの物凄い運動エネルギーを止めねば…!!!
超便利盾…カートリッジ変換!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カチッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ウィーン…ボシュウッ!!!!!!!!
エンカ「ジェットパック・カートリッジ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボボボボボボボ!!!!!!!!!!!!!!!!
《盾からジェットを噴かせ 減速!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ザザザザザザザザザ………ピタ…!
エンカ「…はぁ…はぁ………止まった…
……大分離されてしまったか………」
キュラキュラ
戦車「なんだてめ!!!!! 蜂の巣にしてやる!!!!!!!!」
エンカ「邪魔だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボシュッ!!!!!!!!!!!!!!!! ドギュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドガ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
戦車「一般通過戦車ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《エンカは盾のジェットで加速!!!! 戦車を押しのけwww達の方へと戻る!!!!!!!!!!!!!!!!》
―――
キィィィィィィィィンッ…
www「…戻って来やがった」
HPST「PiPi…」
スッ…
www「……相手してやるってか…
だが今のお前はビーム兵装の準備が整ってねぇ
やるなら剣一本で…だ」
HPST「Pi…YES
SWORD ONLY………
………KISHI DOU………」
ジャコッ…
www「………
………来るぞ」
ギギィィィィィィィーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「おぉッッッ!!!!!!!! ジェットシールドチャージ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
HPST「TUKI++」
グォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガガァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《再びぶつかる盾と突き!!!!!!!
今度は吹っ飛ばない!! 拮抗するぶつかり!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ギギギギギギギギギギギギ…
エンカ「ぬ……ぬぅぅぅッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
HPST「CHARGE…CHARGE…」
グィッ…グィッ…
ぐぐ…
エンカ「…ジェットの推進力をもってしても押し負けるか…!
ならば………!! カートリッジコンボ!!!!!!!!!!!!!!!!
表層爆破!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ポチッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ドゴゴゴォーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
HPST「Pi…」
よろ…
《エンカの盾の…攻撃を受け止める部分が爆破!!!!!!!!
HPSTはよろめく!!!!!!!!》
チャキッ…
エンカ「ディスペラード・ショット!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドッズゥーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
HPST「A moil Go」
ドカァァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《盾の表面に空いている僅かな隙間からエンカは細剣を穿つ!!!!!!!!!!!!!!!!
HPSTは腹部に細剣の突きを受け倒れた!!!!!!!!》
-
ドズゥゥゥーーーーーーーーーンッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
HPST「Pi……Pi……TENTOO…」
エンカ「…その図体…倒れたら簡単には立ち上がれまい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今のうちに……カートリッジ変換!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カチッ…
ガチャガチャガチャ…ガチャアァーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《カートリッジを帰ると巨大な超便利盾が折り畳まれちょっと長い板のような形になった》
エンカ「連結!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズッ…カシィィーーーーンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジャキィーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《折り畳まれた盾に細剣を差し込んだ!!!!!
盾と細剣が合体し巨大なバスターソードとなった!!!!!!!!!!!!!!!!》
バァーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
http://i.imgur.com/K7vAkSO.jpg
エンカ「…この剣は本来防御に使うミスリ〜ル製の盾を完全に攻撃に回した重剣形態でござる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この剣は全てを叩き割り…破壊する!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
倒れてる所悪いが……振り下ろす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブンンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
HPST「Pi………GaGa!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
クルンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズドォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バゴォーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《HPSTは素早く転がり剣を避けた!
エンカの剣は空振りし地面を砕き割った!!!!!!!!》
エンカ「ッぬ…ぬぅ」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!
HPST「RECOVER」
ぐぐっ……シュババッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《倒れていたHPSTは軽やかに飛び起きた!!!!!!!!!》
エンカ「!!!!!! その巨体で……なんと身軽なッ…
…くッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
HPST「PiPi!!!!!!!」
すいっ…くんっ!!!!
スカッ!!!!!! ドカァッ!!!!!!!!
エンカ「…なッ…!!!!!!!!」
《HPSTは…エンカが振り下ろした重剣の側面を軽く薙ぎ
まるで流すように重剣の軌道を逸らした!!!!!!!!!!!!!!!!》
エンカ「………!!!! この…技…」
HPST「LOLI」
グォッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズガゴッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「んぐォアがッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《HPSTは剣の峰でエンカの頭を思い切り殴打した!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ブシューッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
―――
軍服1「スパルティー様!!!!!!!!!!!」
スパルティー「どうした」
軍服1「エンカの姿が見えないので探していたのですが…
あいつどうやら一人だけ戦場の相手陣地のかなり奥まで行ってしまったようで…!」
スパルティー「なに…? エンカ殿が…?
彼が一人でそこまで先走ったというのか?
戦い慣れた彼が何故そんな勝手な事を…?
どこまで行ったというのだ」
軍服1「場所は分かってます!!!!!! あの戦車群の更に向こうです!!
双眼鏡を使ってみますか?
百均の双眼鏡なんで倍率が1.05倍までしか上がらなくてあまりよく見えませんけど…」
スチャッ
スパルティー「………どれ…
………………む…あれか
どうやら何者かと交戦してるようだな………
………しかも…苦戦している…!」
軍服1「え…えぇ!!!!!!!!? そこまで分かります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
スパルティー「うむ
……! 戦っているあの相手は…! 相当手強いようだ…!
…そうか…! あれか…!!!!!!!」
軍服2「な…なにがですか?」
スパルティー「…隊長級を全て倒した報を受けた時…
私が感じていた悪寒は収まらなかった…
まだ…敵に強い者が居るのだと直感していた
……恐らく…先に倒した隊長レベルよりも更に上の…!!!!!!!!」
ゴオオオオオオオ…!
軍服1「そ…そこまで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
スパルティー「…恐らくエンカ殿もそれを感じ取り それを食い止めるために一人敵の元へと行ったのだろう…
だが…愚行だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
遠く離れていても存在感を感じるほどの相手に一人で挑むなど…!
……ほら見ろまた押されているぞ!!!!!!!
今こめかみに痛烈なみねうちを受けた!!!!!!!!
その衝撃で朝食べて歯に詰まってたコーンが口から飛んで出た!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
軍服1「1.05倍でそこまで見えます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スパルティー「まぁな…
私は昔眼が悪くて瓶底メガネを掛け『ロン毛のべんぞうさん』と呼ばれていたが
あるとき眼に光の矢を受けてしまってな…
それ以降0.01だった視力が3.0になったのだよ」
きゅぴ〜ん!
軍服1「レーシック手術っスねそれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ド〜〜〜ンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スパルティー「…とにかくまずい! このままではエンカ殿は負ける…」
軍服2「そんな…!
た…助けに行かないと…! はやく援軍を…!」
スパルティー「……それは厳しいな…
援軍に向かうにはまずあの戦車群を抜けねばならん…
エンカ殿ほどの実力ならともかく…半端な戦力を組んで向かわせても返り討ちにあうだけだ」
軍服1「し…しかし…」
スパルティー「だから私が向かう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
軍服1&2『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
-
軍服1「スパルティー様が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
スパルティー「私なら戦車の一つや二つ破壊して超えられる」
軍服2「で…ですがスパルティー様がここを離れては!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スパルティー「後の指揮はお前達にまかせる!!!!!!!!!!!!!!!
ずっと私に付いてくれてるお前達だ…私がいなくとも十分に代わりが務まるはずだ!!!!!!!!!!!!!!!!」
軍服1「しかし…」
スパルティー「…エンカ殿はネアメの主戦力だ
ここで失うわけにはいかない!!!!!!!!
私ならば体力は有り余ってる
行けるのは私しかいまい!」
??「そんなことないだろう」
スパルティー「!」
ザッ…
ウソニ「俺も同行しよう」
ババンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
軍服1「ウソニ!!!!!!!!!!!!」
スパルティー「ウソニか
うむ…心強い ならば共に向かってくれるか」
ウソニ「もちろんだ」
タタッ!!!!!!!!!
ビラコ「それなら私も行くですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぱっか〜〜〜〜〜
軍服1「ぐは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシュー!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「先生 なんで腋を上げてるんです?」
パッ!!
ビラコ「…あ!!!!! あぁ…ごめんなさいですよっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さっきの戦いの癖が残ってて……」
軍服2「どんな戦いだったんだーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
見たかったァーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガックゥゥゥゥーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スパルティー「…ビラコ君…危険だぞ」
ビラコ「分かってるですよ!!!!!!!!
でもエンカさんはその危険の中で傷付きながら戦ってるです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私は同じチームの医療係です……! 私がエンカさんを治してあげなきゃなんですよう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!
スパルティー「…」
ウソニ「…そうですね…先生
……スパルティー指揮官…エンカさんの所に助けに行ったらまじエンカさんの体を癒すのが先決になるかもしれない
ここは先生も一緒の方がいいと俺も思う」
スパルティー「……うむ そうかもしれぬな…
ならばこの三人でエンカ殿の下へ向かうとする!!!!!!!!!!!!!!!!
…1…2…! ではこの場はお前達にまかせたぞ」
軍服1「……………
…分かりました…
…どうか…ご武運を!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」
スパルティー「うむ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…では…ゆこうぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「ああ」
ビラコ「はいですよっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
×
ウソニ「俺も同行しよう」
○
ウソニ「俺も居る」
-
―――
エンカ「ハァ…ハァ…ハァ…
りぇえええアァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブォンブォンブォオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
HPST「Shucooooooooooooooo…」
カンッ!!!! クィンッ!!!!! スィイ〜〜〜ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《エンカの連続攻撃は宙を切るッッ……!!
すべてHPST受け流されていた!!!!!!!!
あまりに華麗な受け流し…はたから見ればエンカが勝手に空振りしてるようにしか見えないほどであった…!》
エンカ「……ハァ…ハァ…………
………なぜだ…」
ダダッ…グオォッ!!!!!!!!!!!!!!!!
HPST「Shuuuuu〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
クンッ…スィンッ
ガクッ…
エンカ(何故……)
HPST「Attack」
ブブンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ボギァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「かぶッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゴォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
www「頭に入ったな…
そろそろ首がへし折れて死んだか…」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……パラパラパラパラ…
エンカ「―――くっ…ぅぐ…」
www「………タフな野郎だ…」
HPST「PiPiPi……」
チャキ…
オオオオオオオオオオォォォ…
エンカ(…何故だ……
………見た目も似つかぬあんな機械人形に何故拙者は…
………“あの人”が重なるのでござるか…)
ズンッ…
HPST「…Nice TOUGHNESS…」
チャキッ…
エンカ(ありえないが……………しかし……………どうしても…!!!!!!!!
どうしても重なるでござる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あの立ち振る舞いも…構えも…そして技も!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この機械人形の動きは……本当に………生き写しッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
拙者が憧れた……“あの騎士”に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ギリッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
www「…面倒だな…
…おい…HPST…
さっさと倒しちまえ……」
HPST「LOLI……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ………
ズズ…チャキ…
エンカ(………だったら……)
スゥ………
《エンカは半身の構えを取り重剣を体の後ろに下ろしHPSTに対峙する…》
エンカ(………“この技”を!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ギュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《エンカは半身の構えのままHPSTの間合いに飛び込んだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
www「来るぞ
対応しろ…HPST!!!!!!」
HPST「…!」
ピピピッ… キュイィーーン!!!
-
エンカ「ずぉオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
HPST「……ready……」
チャキッ…
《エンカが振りかぶる…!? そしてHPSTが迎え撃つ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ドガガァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴオオオオオオオオオ…
www「………
………!?」
ゴオオオオオオオ…
エンカ「ッ………うッ…ぐゥッ…」
HPST「………」
メキキ…
《HPSTはエンカの脚に剣を宛てがい動きを止めた……
エンカの脚はいつの間にか鎧を纏っていた……!》
www「………野郎……
剣で攻撃すると見せかけて…それはフェイントだったか…
…半身の構えで剣を後ろに回し俺達の視界から外し…
剣に纏わせていた変形盾を解除し……それを悟られぬように脚に纏わせレッグアーマーのようにしたわけか…
破壊特化のその脚でHPSTを蹴るつもりだったんだな…
あぶねぇな……そいつ…ミスリ〜ル製っつってたな…
そんなもんで蹴られてたらさすがのHPSTもボディがへこんでたかもな…
………あんな初見殺し技をよく止めたな…HPST」
HPST「………」
シュコー…
エンカ「……あぁ…本当に…! よく止められたでござるな…拙者が唯一洗練させていたこの技を…
……まるで…一度見ているかのよう…」
ギンッ…!
www「…!」
ピクッ
www(………HPSTの戦闘時の行動プログラムは…
HPSTの目に映るビジョンの解析で算出される複数のパターンから…
“これまで培った経験”で判断しそれに対応した行動を取るようにプログラムされている…
………………俺ですら騙された点眉毛野郎の今のハメ技を…HPSTは迷わず脚の攻撃だと判断した………
………まさかあの点眉毛野郎……)
エンカ「……今の技は…
拙者が唯一“憧れの騎士”から一本取った技でござる…
……一本取れたのは最初に見せた一回きりでござった…
しかしこの技は“憧れの騎士”以外には変わらず有効だったでござる
それをお前は初見にも関わらず止めた……………
……お前は………一体…誰なんだァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
www(………こいつ………
“中身”の関係者かッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ギロッ…
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ズオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
HPST「………PiPi……LOLI……」
-
エンカ「…………」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
www「………はっ…
なんだァ…おめぇ……なにを言い出すかと思ったら
…まさかこいつがその“憧れの騎士”だと言いたいのか?
そんなわけあるか………こいつは“兵器”だ…
人間なわけがねぇだろ…」
エンカ「あぁ当たり前でござる
拙者の憧れの騎士がこんな鉄の塊のはずがない!!!!
…だが…拙者の目が!!!!!!!! 拙者の頭が!!!!!!!! 心が!!!!!!!!!!!!!!!!
“これ”をあの人に重ねて見てしまう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
長らく行方知で……拙者がずっと探していたあの人に重なってしまうのでござる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この気持ちは果して気のせいなのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…そうだったら証明してくれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…こいつは何なんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
本当に機械なのか!!!!!!!!!? 本当に人間ではないのか!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ゴウゥッ!!!!!!!!!!!!!!!!
www(…………ちっ…)
www「…そうか… 随分変な事考えてやがるな
だったらその疑念を晴らしてやる
HPST………その兜を外してやりな
素顔を晒してやれ」
HPST「……YES……」
ガココ…
エンカ「?!」
HPST「………CAST OFF………」
カパァ…
キラキラキラキラキラキラ…
http://download1.getuploader.com/g/sousaku_2/1074/161130_005024.jpg
HPST「Fooooooooooooooooooooooooooooooooooo〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ピッカァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
HPST「YEAH!!!!!!!!
I am NENNA OSSAN!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
Hyu〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! FuっFuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuu〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズンチャッ!!!!!!!! ズンチャッ!!!!!!!! ズンチャッ!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「…………………」
www「見ろ
こいつの鎧の下はダミーボディ『ver.ゆかいなおっさん』だ
騎士じゃあねぇ
お前のその気持ちとやらは気のせいだな………ヒッヒ…」
エンカ「………………」
ヒュオォ〜…
-
× NENNA OSSAN
○ HENNA OSSAN
-
www「これで分かったろ!!!!!!
ほら…心の引っ掛かりがなくなったんならさっさと倒れろ!!!!!!!!!!!!!!!!
やれ!!!!!!!! HPST!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
HPST「LOLI」
ギュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!
ガガァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「ッ…くっ…!」
カチャチャチャアァーーンッ!!!!!!!!
《再び剣を重剣形態にするエンカ》
HPST「PiPi〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブォンブォンブォン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガガッ…ヒュッ!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「ッしゃあッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
HPST「LOLI!!!!!!!!」
スィンッ!!!!!!!!
エンカ(……違うだと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
HPST「COPOOOooooooooooooooo!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガンガンガンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ギギィィィィィーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ(…気のせいだと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
HPST「Foo〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「…そんなわけあるか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この剣も立ち振る舞いも雰囲気も……間違いなくあの人だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…拙者がどれだけ……どれだけ憧れたと思ってる……!!!!!!!!!!!!!!!!
どれだけその背中を追ってきたと思ってる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
拙者の中に流れる騎士の血の半分は…“あなた”のものだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
その血が騒ぐのだ…! これがッ……間違いのはずが…あるかァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブオォンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
HPST「lol……」
スィ…――
エンカ「ンぬぉオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ムキィッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バキィィィーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
HPST「!!」
《またしても攻撃を受け流そうとHPSTを…エンカは筋力で押し切り HPSTの剣の弾き飛ばした!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
www「!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「…………見せてください……その姿…
…ねぇ………発泡スチロール副団長ォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュゴォッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガガァアアアアアアアアアアア〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
HPST「ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
メギャアッ…
カララララ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ンッ…
《…エンカの重剣の重い突きがHPSTの顔に入るッ!!!!!!!!
宙を待ったゆかいなおっさんフェイスが地面に落ちた―――――》
-
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…………
からんからんから〜〜〜〜ん…
ピピピ…
HPST「………LOLI……」
ズザッ……
エンカ「……………はぁッ…はぁッ…はぁッ……
…………………………ッッ……」
よろ…
www「…………ちっ…見られたか…」
エンカ「……………!」
ドゴォーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
www「…ん?」
ダダダダッ!!!!!!!!
スパルティー「エンカ殿!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 無事か!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「エンカさん来たですよぉ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《スパルティー達が戦車群を突破しやって来た》
www「!! …増援か…
………ちっ…時間がかかりすぎたか…
…にしても…うちの商品(戦車)をおもちゃみてぇに壊しやがるな…」
エンカ「…………」
ビラコ「エンカさん怪我たくさんしてるですよ!!!!!!!!!!
はやく私のところに来るですよ!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「………」
ウソニ「……反応が無い……立ち尽くしてる…
」
HPST「………」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
スパルティー「エンカ殿!!!!!!!! 一度そいつから離れるのだ!!!!!!!!
戦況が思わしくないのは見えていた!!!!!! 一度下がるのだ!!!!!!!!
体勢を立て直し 我々と共に戦うのだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「……………いや
…………手を…出すな……
“この人”を止めるのは……拙者一人で…!」
ギリッ…
ウソニ「………人………
それは……“人”…なのか…?」
エンカ「……あぁ…人でござるよ…
……この人は…
……この人こそ……
拙者が長く探していた人物…
拙者の憧れの騎士……」
スパルティー「………まさか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「……連合騎士団副団長にして……世界を救いし英雄に名を連ねる一人…
……発泡スチロール・リロンコ副団長…その人でござる…」
HPST「ピ…ピ………ANGEL………」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…………
ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【HPSTの中に宿りし人の型
発泡スチロール・リロンコ(本編登場約3年と4ヶ月ぶりくらい)】
-
http://download1.getuploader.com/g/sousaku_2/1075/161130_005056.jpg
-
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
ビラコ「……えっ……
エンカさんが探してた人………えっ…」
ウソニ「…人…なのか…!?」
スパルティー「……………連合騎士団の………発泡スチロール・リロンコ………
………あの発泡スチロール・リロンコか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴウッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「…それは?」
スパルティー「…連合騎士団といえばこの世界に唯一残る高潔な騎士団だが…
その中でも副団長の発泡スチロール・リロンコは歴代で最も名を馳せ…そして騎士道をその心に宿した英傑と聞く
……そして大魔女フーリャンと共に世界を救った仲間だと…」
ウソニ「…! …つまり俺達が探している英雄達の一人か…」
スパルティー「…まぁ…そうだが…
ギルから聞いた話では発泡スチロール・リロンコは大魔女フーリャン達が姿を消した時よりかなり前に行方知れずになっていたと聞く…
……確か 魔反会の主要施設で繰り広げられた戦いで仲間達を逃がすために単身盾となりその場所に留まった…と
………彼によって生かされたギルや当時のネアメ…そして仲間の大魔女フーリャン達は彼の生存を信じていたらしいが……
………まさか……こんな形で…」
ウソニ「………そしてエンカさんがネアメに身を投じる理由となった人物……エンカさんが追っていた憧れの騎士…
………それがこんな……むごいな…」
ヒュオオオオオオオオ…
エンカ「………副団長…
…探したでござるよ…」
HPST「…」
エンカ「…副団長が大魔女の仲間で…いつも勝手にいなくなって人知れず戦っていたのは…騎士団の皆が知っていたし…団長もあなたを信頼していたからあなたの行いを許していた…
……だが……一年も連絡をよこさずいなくなるのはッ…ダメでしょう…!
おかげで連合騎士団もガタガタでござるよ…
本来なら魔反会を正すために立ち上がらなければならないところでござるが…
魔反会の強い圧力で現在は騎士団は身動きが取れず…騎士団周辺の町や村を守るので精一杯でござる…
団長のザワール・ヒゲ・ヒゲン様も老いた…
本当なら今頃あなたに団長の座を譲っていたはずでござる」
HPST「……」
エンカ「帰りましょう…副団長
……拙者とともに…」
スッ…
《HPSTの手を取るエンカ………》
HPST「LOLIッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズゴッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「ゥごァッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《HPSTはエンカの頭を殴打した!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ビラコ「エ…エンカさぁん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スパルティー「離れろエンカ殿!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼はもはや君の知る人間では…」
チャキィッ…
エンカ「…手を出すなと言っている!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スパルティー「……エンカ殿!!!!!!」
よろぉ…
エンカ「………ふっ
……この痛み…懐かしいでござる…
………あんたに初めてあったあの日を思い出す…」
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
-
3〜4年くらい前…
矛盾地方 いい匂いのウンコ町…
若エンカ「へっへっへっへ…」
取り巻き「ゲヘヘヘヘ…」
……あの時の拙者は
恥ずかしい大人でござった…
20も半ばなのにも関わらず 職を持たず
10代のイタい心を引きずったままチンピラのように生きていた…
今では言えない悪事をたくさんした…
例えば一番の悪事といえば…
―――
駄菓子屋…
若エンカ「よぅよぅばあちゃんよォォォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ちぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ょッッッとここの価格設定おかしくね〜〜〜〜〜〜〜〜〜????
このガムとか50円って高ぇ〜〜〜〜〜〜〜〜し…
ボッてんだろ? お? ボッてんだろこれェ…オイゴラァ」
おばあさん「ボ…ボッてなんかないよ…」
若エンカ「…いぃ〜やボッてんねこりゃ…
ひっどい商売してんねェ……こりゃ消費者庁もんだわ……っべーぞコレわ…」
おばあさん「しょ…消費者庁だけは……消費者庁だけはご勘弁を…」
若エンカ「だったらやることァ分かってんだルルォ??
……まけてくれんだルルォ??? 当然…」
おばあさん「そ…それは」
若エンカ「本来50円のところのこのガムを……48円!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…どうだ!!!!!!!」
おばあさん「う…うーん……それなら…まぁギリギリ…」
若エンカ「…いや待て!!!!!!!! ……じゃあもうちょっと……47円……いやッ45円!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バシィンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おばあさん「え…えぇ!!!!!!!!?
そ…そこまで負けるのは…ちょっと…
う…うちもギリギリなんですよ…!」
若エンカ「それなら間を取って46円!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
おばあさん「…う〜〜〜〜〜〜ん……」
若エンカ「46円………76銭!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
46円80銭はどうだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
………えぇーい!!!!!!!! だったら46円85銭で我慢してやるーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おばあさん「ついに銭単位で値切りだしたよこの人!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もう株と為替の取引みたいなレベルになってきたよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
……拙者は色んな店を周り あらゆる商品を値切りまくる悪事を働いていた…
付いたあだ名が『値切魔(ねぎま)のエンカ』…
拙者は町内でそれはもう恐れられていた“悪”だった…
そんな日々を悠々と過ごしていたある日…………
-
取り巻き「兄貴ィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アッチのスーパーでもやし一袋6円セールやってますぜェ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガタッ!!!!!!!!
若エンカ「ゲハハァッ!!!!!!!! 来たかヒャハーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺の必殺銭切りで5円1銭まで値切ってやるズェエーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カアァァァァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
取り巻き『ぎゃはははははは!!!!!!!!!!!!!!!! カッケーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
わいのわいの…
大男「………」
子供?「どうしたのよ」
大男「…いや」
―――
若エンカ「5円1銭!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
……5円0.97銭!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
……いやッ…5円0.90銭だ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ごごう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
取り巻き「すげー兄貴!!!!!!!!!!!!!!!! どんだけ値切っても決して4円代にはしねぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
取り巻き2「節度心得えてるゥゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒューッ
若エンカ「どうだー?!!!!!! 店員のねえちゃんどうだー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
店員「ひ…ひぐぅ……こ…困りますぅ…」
若エンカ「うっしぇええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
困るのはこっちじゃ〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こちとらサイフに5円と1銭しか持ってないんじゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
店員「1銭なんてどこで用意してきたのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン…!!!!!!!!
若エンカ「さっさと値切りに応じろォ…」
ズンッ…
大男「んん〜〜〜…いけないね〜〜〜〜〜え…」
ガシ…
若エンカ「あ…?」
くるっ
大男「大の男が女性を困らせるなんていけないよ〜〜〜〜〜〜う」
ヒュッ…
バキィッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
若エンカ「ぇげぶッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドジャアァーッ!!!!!!!!
取り巻き「あ…兄貴ぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
サッ…
大男「大丈夫かいレディ?
ん〜〜…怖かったね〜〜え…」
にんまぁ…
店員「ひ…ひぃぃ!!!!!!!!!!!? 獣!!!!!!!!!!!!!!!!?」
大男「さァこのハンケチで涙を拭くんだよ〜〜〜〜〜う」
ス…
店員「ひ…ひぎゃああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
クロロホルム吸わされる〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
きゅーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バターン!!!!!!!! ぶくぶくぶく…
大男「Oh……気絶してしまった…
かわいそうに…余程怖かったんだね〜ぇ……」
-
店員「―――」
ちーん…
大男「…君達…自分がどれほどひどいことしてるか分かってるのか〜ぃ?
男がレディを困らせるなんてあってはならないよ〜う…」
取り巻き「いやおめーも気絶させてんじゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
取り巻き2「よ…よくも兄貴をォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゆ…許さん!!!!!!!!!!!!!!!!」
大男「やめた方がいいよ〜〜う?」
メキメキ…モリモリモリ…!
取り巻き「ひッッ……
…な…なんえ筋肉………」
エンカ「…や…やめな……手を出すな…」
取り巻き2「あ…兄貴…」
エンカ「…こ…こいつらには手を出すな…
こいつらは俺が無理言ってにぎやかしに連れ歩いてるだけだ…
……悪事を働いてるのは俺一人さ…」
大男「ほう」
エンカ「…てめぇ…このゴリラ野郎が…!!
よくもやってくれたな…! …け…決闘だァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
大男「……ほう…それほどのコブを作ってまだそれほどの啖呵を切ると…
ふむ……決闘か……言われたからには受けねばなるまいかね〜〜え……騎士として」
ギンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
子供「ちょっと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! あいつどこいったのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
青年「ふむ……いつの間にかおらんのう…」
子供「ダメでしょあんな存在が有害指定されてるような奴野放しにしちゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あいつが人目につく度にパンピー共のSAN値が下がって世界が狂気に満ちて行くわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そうなったら世界の終わりじゃないの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
毛並み悪「それは言い過ぎだよぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞぞーん
アフロ「ごぽぇしゅらッぺよwwwwwwwwwwwwwwwごぽごぽじょるるァwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
大方好物のガキでも見つけたんだろ………うひひーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
毛並み悪「それは…………それはヤバいよぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
青年「うーむ…すごく…有り得る…のう…」
子供「はやくさがすのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さがして私たちの手で始末!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
すぐにコンクリ車とドラム缶持ってきなさい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウンコ混ぜたコンクリに沈めてコエダメに沈めて牛糞で埋め立ててやるわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
青年「そんなウ○コフルコンボまでしなくてもよかろう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
子供「出てこいやああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
犯罪者ァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
毛並み悪「いや犯罪者呼びて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いくらなんでも人権無視しすぎでしょ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
子供「そう? じゃあ…外道ロリコンやろうがァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
外道ロリコンやろう出てこいやゴルルァアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シャアァーッ!!!!!!!!
毛並み悪「……………
…それならいいか!」
ぺかー!!!!!!!!
青年「それはいいのか……」
-
―――…
プス…プス…
エンカ「―――」
しゅうぅ〜〜〜…
大男「…まだやるか〜ぃ?」
取り巻き「やめてくれ!!!!!!!! これ以上兄貴のライフは値切れねー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
取り巻き2「もう悪いことはやめる!! だから許してくれ!!!!!!!!!!」
エンカ「…お…まえ…ら……」
大男「……やってることは極悪でも…そうやってかばってくれる仲間が居る程度の人望がある…
そして勝てるはずのない相手に強気に出れるほどの度胸がある…
………惜しいね〜〜〜〜え…
…時期が違えば…君をもっと鍛え直せたかもしれないが…
今は生憎旅の途中でね〜〜〜ぇ…」
エンカ「…き…鍛え直す…だと…!
ふ…ふざけろッッ…! てめぇ…!
これで俺を折ったと思うなよ…!!!!
この借りは必ず返す…!
…だから…てめー…名を名乗りやがれ!!!!!!!
いずれ必ずに復讐してやる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大男「……名か……
君は?」
エンカ「俺は塩化ビニール・マッサオ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!
人呼んでエンカだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! てめーはなんだ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大男「…ンふふ…
…私は発泡スチロール…
発泡スチロール・リロンコ…
連合騎士団に所属する騎士だよ〜〜う…」
エンカ「……騎士……」
発泡スチロール「…今は旅の途中だが……それが終われば相手も出来よう…
いずれ会おう…連合騎士団で」
くるっ…スタスタスタ…
エンカ「…………」
遠くから「おーい!! 犯罪者ァァ〜〜〜〜!!!!!!」
発泡スチロール「…ムッ!!!!!? 犯罪者!!!!!!!!!?
これは……あのエンジェルレェェディの声!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
何かあったのか!!!!!!!!!!!!!!!! 今行くよエンジェエエエエエエエエエエエエルっッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダーz_ッ
ヒュオォ〜〜〜〜〜…
エンカ「………」
―――
子供「……ほんとどこよッ…
ロ〜〜〜リ〜〜〜コ〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!
ババーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
発泡スチロール「Nn〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? どうしたんだあああああああああああいエンジェエエェ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
不安そうに叫んでなにかあったのか〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!!!!!!!!!!!!?
怖かったねぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜えぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今すぐ私が優しくハグしつあげるよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
むぎゅうぅぅぅ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!
グバァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
子供「う…うぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウ…ウンコ チューニュ メコレエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュッポン ギュッポン ギュッポン ギュッポン ギュッポン
発泡スチロール「あーもいっもごごごごごぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
青年「自業自得じゃぞこれはさすがに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
てすと
-
名前訂正
×
連合騎士団団長 ザワール・ヒゲ・ヒゲン様
○
連合騎士団団長 ヒンゲ・ザワール・ヒゲヒーゲ・ヒゲンハゲ
-
―――
エンカ「………」
取り巻き1「…兄貴…」
エンカ「……お前ら………
………今日を以って俺達ワル集団『THEとっつぁんボーヤs』は…解散だ…!」
取り巻き2「兄貴!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「…俺ァ今日から……自分を鍛える………
あの野郎を倒せる力を磨く…!
……お前ら……今まで付き合ってくれてありがとよ…」
取り巻き1「兄貴ィィ………!」
――― その日から拙者は仲間と離れ…修業の日々を過ごした…
己の意地…プライドを取り戻すための戦いだった…
…それと同時に拙者はあの時から…あなたの偉大な存在感に一欠けらの憧れを抱いていたのかもしれない…
…拙者は体を徹底的に鍛えた……
マンガやSFであるようなメチャクチャな修業も実践しトコトン自分をイジめ抜いた…
そんな修業の中で 拙者は自分が生傷マニアだと言う事に気づいた…
拙者の過激な修業は加速し 体にいくつもの傷が刻んでいった
しかし ある時いつからか生傷が出来づらい体になっていた
拙者は 自分の体が完成したと確信した…
そして修業をはじめて一年後………
―――
ベローボー地方『イエロスティ城下町』
ゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
エンカ「…ここか……連合騎士団があるのは…!
…あの野郎が居るのは…!」
ギンッ…
〜〜〜 連合騎士団の城前…
エンカ「……さて……どうしたもんか…
…堂々と言って取り合ってくれるか…
……やっぱりアポ取らなきゃ無理だろうか……
一旦電話かけて予定を取り付けてもらってからが…………いや!!!!!!!!!!!!!!!!
なにお行儀の良い事をしようとしてんだ俺は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺の行為はいわば道場破り……いや! 騎士団破りだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アポなんているか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
このままカチコミしてやるずぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この日のために誂えたこの正装でよォォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダーッ!!!!!!!!
《頭に巻いたハチマキにロウソクを差し 両目にアイパッチ 鼻にわっか
胸元に蝶ネクタイ…オニヒトデのニップレス ふんどし
そしてニーソをしめやかに履いた姿で連合騎士団の城に突撃するエンカ!》
エンカ「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド………ズザザザー…
連合騎士団員「…どうしましたか?」
エンカ「…えっと………あの…いやあの……えっと…」
もじもじ
連合騎士団員「この連合騎士団に何か御用ですか?
もしかして団員の誰かとアポイントが?」
エンカ「いや……ぇっと…ぇっとあの………
き………きしぇだんやぶり………」
おずおず…
連合騎士団員「?」
エンカ「………は…はっぽ……えっと…はっぽ……」
連合騎士団員「…はっぽ? …………もしかして副団長の発泡スチロールに用が?
えーっと……お名前は?」
エンカ「…えと……あの…エンカ………っていうんスけどォ…」
連合騎士団員「…エンカ? ……………!
…あー!!!!! 君か!!!!!!!! 例の!!!!!!!!!!!!!!!!
お待ちしておりましたーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぱあぁぁぁぁ!!!!!!!!
エンカ「?!」
-
―――
バターン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
発泡スチロール「おぉー!!!!!!!! エンカ君!!!!!!!!!!!!!!!!
来てくれたのか〜〜〜〜〜〜〜〜〜ぃ!!!!!!!!!!!!!!!! んーっ待ってたよ〜〜〜〜〜ぅ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ば〜〜〜ん!!!!!!!!
エンカ「ま…待ってただと?!!!! て…てめぇ…なにをふざけたことをッッ…
俺は今日の日のためッ…」
発泡スチロール「まぁまぁ中にはいりたまえよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜
客間に案内するからね〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜え」
連合騎士団員「どうぞ! 茶用意してますので!」
エンカ「アッハイ」
――― 客間
発泡スチロール「んフフ〜〜〜〜〜〜
君の事は皆に話していてねェ〜〜〜〜〜〜〜
いずれ来ると話していたからいつでも来てもいいように準備していたんだよ〜〜〜〜う」
エンカ「は…はぁ…」
発泡スチロール「元気にしてたかい?
君と一緒に居た二人は元気かね〜〜〜え」
エンカ「あぁ……あいつらは立派にやってる…
普通の生活に戻ってよ…普通の仕事について普通に家庭を持ってる
取り巻き1は鉛筆会社でバトルエンピツの営業回り…
取り巻き2は乳首でマグロを釣り上げる乳首漁船に乗ってんだ
……今でも時たま会っては焼肉食って合法的に値段を値切ったりしてる」
ずずー…
発泡スチロール「うんうんそうかねそうかね〜〜〜え
それで君は?」
エンカ「俺は今日まで修業してた
お前を倒すため…………倒……ほォあッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そ…そうだーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺はお前を倒すためにここに来たんだ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それなのに俺は普通に案内されて茶ァしばいて世間話しちまったァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ち…ちくしょおぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
初っ端から屈辱を味わわせてくれやがるぅぅぅぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
発泡スチロール「n〜〜〜…そうだったねぇ〜〜」
エンカ「…てめぇ!!!!!!!! 俺はてめぇ〜を倒すために鍛え抜いたんだ
この力を…今!!!!!!!! 解放する!!!!!!!!!!!!!!!!
表へ出なぁ!!!!!!!!!!!!!!!!」
発泡スチロール「ンふふふ
表よりいいところがあるよ〜〜う………おいで」
ザッ
エンカ「……?!」
―――
ゴオオオオオオオオ…
エンカ「…このだだっ広ぇ空間は………」
発泡スチロール「訓練所だよ〜
戦うには丁度いいね〜〜ぇ」
エンカ「確かにな…」
発泡スチロール「…さて…はじめるまえに………PLEASE!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザッ!
連合騎士団員「はっ!!!!!!!!!!!!」
エンカ「なんだ?」
バサァッ!!!!!!!!
エンカ「ぐわ?!!!! な…なにすんだいきなりッ…!!!!!?
や…やめッ…人のからだを勝手に……!!!!
あ…ああぁッーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴソゴソゴソ…
-
――― そして
エンカ「…な…なんだこの格好は〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガチ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!
発泡スチロール「それは連合騎士団の鎧だよ〜〜〜う
君のために特注で作っておいたのさ〜〜あ
うむ! よく似合っているねぇ〜〜〜」
エンカ「…くっ…う…動きずれぇ!!!!!!!!!!
これじゃあ思ったように力を発揮出来ないぞ!!!!!!!!!!!!!!!!」
発泡スチロール「HAHA……しかしさっきの格好で戦うわけにもいかないだろう?
…私と戦うなら尚更……ね〜え」
スラァァァー…ジャキィィンッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「…!!!!!!!!
剣……………! やはりお前の本領はそいつってわけか…!
…予想通りだ……! だから俺は今日の日のために…」
スッ…
ゴトッ…
エンカ「手づくりの盾を作ってきた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
発泡スチロール「…ほう…巨大な盾…
攻撃にも用いることが可能な“バスターシールド”…
なかなか面白いものを手づくりするねぇ〜」
エンカ「鉄製だぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これでお前の剣は完璧に防げる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
仲間の見てる前でお前をぶちのめして恥かかせてやる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
覚悟!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドゥッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――……―――
シュー…
エンカ「………ぐ…ぐは……」
発泡スチロール「……お見事…」
エンカ「…な…何がお見事だ……
…一分も戦えなかった………盾も…一撃で真っ二つだ…
………真っ二つだよ………俺の一年の努力も……プライドも……
くそ……」
発泡スチロール「…そう落ち込まなくてもいいさ…
君の力はかなりの物だった…“お見事”も本心だよ〜う
一年でよくそこまで………
君は己の心に据えた思いにただ直向きになれるのだね〜え
そのおかげで手に入れた強さならば……
…君ならばきっと……」
エンカ「…なにが言いたい?」
発泡スチロール「…エンカ君…
君も騎士にならないかい?
君のその強さ…! 私への仕返しに向けたその心の強さを今度は…
人々を守る方向に向けて見てはどうだろう?」
エンカ「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
――― 復讐に行ったと思ったら騎士にならないかとスカウトされた
な、何を言ってるか分からねーと思うが 拙者にも分からん…
…だが…よくよく考えるとこの人はそれが目的だったのかもしれない
着慣れると妙にしっくり来る鎧を身につけながら拙者は思っていた…
もちろん最初は断ったが…
副団長は何度も食い下がり俺を説得した
ついにはほかの団員まで加わって拙者をスカウトする始末だった…
結局「騎士団員のプライベートルームに着エロ雑誌が常備されてる」という情報が決定打となり
拙者は入団する決意をした…
しかし拙者は入団に一つの条件をつけた…
エンカ「これから俺は毎日あんたの背後から命を狙うぜ!!!!!!!!!!!!!!!
それでもいいな!!?」
発泡スチロール「あぁいいさ〜
是非とも私の後ろをついてきえくれたまえよ〜〜〜う」
……そうして拙者は連合騎士団へと入団した…
…副団長は拙者なら騎士になれると言っていたが…
チンピラ上がりの拙者などに騎士道など身につくはずがなく…
しばらくはチンピラの態度のまま騎士団内で大きな顔をしていた…
そして約束の通り副団長の背中を狙う日々…
しかし当然四六時中付いていても敵うはずもなく…
逆に指南を受ける弟子のようにあしらわれた…
―――
発泡スチロール「んふふ…私に隙があったか〜い?
Non…隙があるように見せかけてちゃんと背後にも意識を回してるのさぁ〜〜」
―――
発泡スチロール「君は我々が使ってるような剣より…細身の剣の方があってるかもしれないね〜〜え
今度私が見繕ってあげよう…
それに合わせた型も一緒に考えよう」
―――
発泡スチロール「実は今日は君にプレゼントがあってね〜〜え
あの時…君が見せた盾捌き…あれは極めれば他にはない卓越した技になるに違いないと思うのだよ〜……
だから特別な盾を用意したんだ…
私の剣と同じミスリ〜ル製さ…
しかも色々仕掛けがあるみたいだよ〜〜う
これは手先が起用な知り合いのBOYに作ってもらってね……―――」
―――
発泡スチロール「今日は君の盾に助けられた
ありがとう エンカ君…
…私だけじゃないよ〜う 皆が感謝していた
…やはり君に“人を守る盾”は相応しかったようだね〜え
…これからも私の背中を…まかせたよ」
―――
…拙者はそれからも副団長の後ろをついていった
…いつしか副団長の背中が本当に隙だらけになっていた
意識を向けていない…こちらを警戒していない背中だった…
…今なら斬れる……
しかしその時の拙者にはそんな感情はつゆとも存在しなかった
拙者の副団長に対する怨みは消えていた…
それはいつの間にか憧れに変わっていたのだ…
-
―――
エンカ「………副団長……俺って城下町に出るとみんなに怖がられるんだよな…」
発泡スチロール「そうなのかい?
まぁ確かに君は尖った所があるからね〜〜え」
エンカ「…騎士っぽくないって言われてな…
副団長……騎士っぽいってどういうことなんだ?」
発泡スチロール「騎士っぽい……か
ン〜〜…そうだねぇ〜〜………まぁ騎士っぽいとは言わば…
“紳士”…………ということかね〜〜え」
エンカ「し…紳士…」
発泡スチロール「連合騎士団の団員達を見回してみたまえよ〜〜う
行動の一つ一つが見事に紳士してる者ばかりだろ〜〜〜う?」
エンカ「確かに…
宴会の時とか…皆酔って服脱ぎ始めても靴下とネクタイは外さないもんな
あぁいうのは確かに紳士っぽいかも…」
発泡スチロール「難しく考えるより人を見て倣う方が簡単さ
まぁしかし人間観察もあまり過ぎると問題になるからね〜え
例えばフィクションの中の騎士や紳士を参考にするとか良いかもしれないね〜え」
エンカ「…なるほど…」
―――
エンカ「副団長!!!!!!!! この間有休取ってからずっと漫画やテレビを見て騎士道を勉強したで“ござる”!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もはや“拙者”……身も心も騎士で“ござる”ぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ど〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
連合騎士団員「“拙者”!!!!!!!!!!!!!!!!?
“ござる”!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
おいおいエンカ…お前何を見てたんだ一体!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
エンカ「え?
とりあえずスカパーでやってる古いドラマを中心に…
“水瓜黄門”とか…“暴れん棒姉将軍”とか…“桃多労侍”とか………」
連合騎士団員「時代劇かよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それ騎士じゃなくて武士だよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「え…えぇぇーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
違うでござるか〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
もう染み付いてしまったでござるよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
発泡スチロール「HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なに 武士道も騎士道も高潔な心を持つには違いないさぁ〜〜〜!
君はそれでいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
むしろそれが君らしい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「…副団長…!」
-
――― 訓練所…
ズカコォーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
発泡スチロール「…おぉう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
よろぉ!!!!!!!!!!!!!!!!
シュウウウウウ…
エンカ「………ハァ…ハァ…ハァ…………
や……やった…一本取った………
やったぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
わー!!!!!!!!
発泡スチロール「……HAHAHA…!
…やられたねえ〜〜え…!!!!!!
まさかあんな構えから…こんな攻撃が来るとはねぇ…!
盾の機能を最大限利用した素晴らしい攻撃だったよ〜〜〜う!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「…もう一本やりましょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 副団長!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
―――
エンカ「アガペペペペ…」
しゅ〜〜… チーーン…
発泡スチロール「HAHAHA!!! すごい発想の攻撃だが一度見れば対応出来るさ〜〜〜〜〜あ!」
エンカ「…くそっ…さすがだな…副団長…!」
―――
発泡スチロール「エ…エ…エンジェエェオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
幼女「ほぇ?」
連合騎士団員「まずい副団長がロリを見て発作を起こした!!!!!!!! 誰か副団長を止めろォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザッ!
エンカ「そこまでです…副団長!!!!!!!!!!!!」
ガシィィーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
連合騎士団員「やるなぁエンカ! 暴走興奮した副団長を盾で止めるなんて!!!!!
こりゃあ…副団長の“横”に立てるのはもう騎士団でもお前くらいだよ
……副団長も頼りにしてるよ
……いやぁしかし…あの時の不良がここまでの騎士になるなんてな…
副団長の教育の賜物もあるだろうが…
お前自身も騎士の才能があったんだな!」
エンカ「……いや……才能など…
拙者はまだまだ騎士ではござらんよ……
…立ち振る舞いはそれっぽくなっても……拙者にはまだ…副団長が言っていたような“心”が足りないのでござる
……副団長の横に立つなど……まだまだ早い…
…これからも精進が必要でござる…!」
グッ…
連合騎士団員「………そうか
ま…頑張れよ…!」
…それからも拙者はずっと副団長の背中を追いつづけた
期待をかけてくれた副団長が望んだような…
“本物の騎士”になれるように……
………しかし…… その道の途中で副団長はいなくなった
拙者は標を失った…
-
エンカ「拙者はいてもたってもいられず副団長を探しに飛び出したでござる…
拙者はまだ……副団長から大切な騎士の心を教えられてなかったでござる…
それは人を守るという心……
拙者は所詮一人で生きてきた不良騎士……どんなに姿を整えてもその感情だけは分からなかった
ネアメに来たのも…かつて副団長が手を貸した場所だからそれに真似をしてみただけ…
それにここに来れば副団長の居場所が分かるかもしれないと……ただそれだけでござった
本当は魔法使いのことなどどうでもよかった」
ビラコ「……エンカさん…」
エンカ「しかし今は違うでござるよ
副団長を探すついでにしていたネアメでの活動の中で…拙者はやっと知ることが出来た
守るべきもの達の愛おしさ…自分が手にした力の本当の使い方……
副団長の後を追っい拙者は今やっと騎士の心を手に入れた
結果的にはこれも副団長のおかげでござるな…」
HPST「……」
エンカ「…副団長
今の拙者なら胸を張って副団長の横に並ぶ事が出来ます
…共に帰りましょう
あなたが真に守るべき愛おしき者達の元へ…」
スッ…
HPST「………」
ぐぉッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バキィッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「ッッッぐぅ!!!!!!!!」
《HPSTの強烈なパンチ!!!!!!!!》
HPST「PiPiPiPiPi…!!!!!!! TEKI………TEKI………」
www「……ふん……そんな昔話がこいつの心を動かすと思ったか?
残念だが…こいつに心なぞねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
HPST「Pigoーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュオォーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「副団長ォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
副団長なら…きっと拙者の言葉が届くはずだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
目を…目を覚ましてくれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ドガァッ!!!!!!!!!!!!!!!! バギィッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《HPSTの攻撃を受けるエンカ…!》
ウソニ「……エンカさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…くっ…エンカさん…完全にあの兵器に情が移っている…
気持ちが分からないわけではないが……しかし…
………あの兵器と一体化してるあの人物は…とても生命があるようには思えない…!
あれは…死体だ…! 恐らく骨格と脳に残っていたメモリーを再利用されただけの…哀れな死体…!」
スパルティー「エンカ殿にとっては恩人のような者だ…
受け入れられないのも無理はない…
しかしこのままではまずい……ウソニ」
ウソニ「…あぁ……
エンカさんは手を出すなと言っていたが 出させてもらう
ただ……狙うのは…」
チャキ…
《ウソニは銃の照準をwwwに合わせた…!》
-
連合騎士団団長 ヒンゲ・ザワール・ヒゲヒーゲ・ヒゲンハゲ
http://i.imgur.com/nnGLRKf.jpg
-
ひげとは一体……うごご
-
ウソニ「……あの兵器を操ってるのは恐らく後ろのアフロ……
あの男を倒せば…!」
チャキ…
ドウンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
www「ふん」
カカァンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《撃ち放たれた弾丸…!
wwwはそれを槍でたたき落とした!!!!》
ウソニ「…なに…!?」
スパルティー「……自分が狙われることを読んでいたか!!!!!」
www「……ふん…やはり居たな銃使い…
通りで硝煙くせぇと思ったんだ……
さて…今の発砲音からすると……お前の銃はシスコン社の長距離射撃ハンドガン『Onin-nin-0213』だな…
随分と玄人向けの銃を使うな……嫌いじゃないぜ…?」
ニィ…
ウソニ「ッ……数十m離れてるあの場所から俺の銃の種類を見極めたのか…!
あの男……何者だ……!」
www「……ふっ……何者もなにも……俺はデス社の人間だ…
武器や兵器に関しては人一倍詳しいんだよ」
スパルティー「…デス社!!!!!! 魔反会に手を貸す外部顧問か!!!!!!
…そうなると…この戦場の戦車を取り仕切ってるのはあの男か!!!!!!!!」
www「ご名答…………しかしよくもまぁうちの戦車を壊しまくってくれやがって…
お返しが必要だな…鉛玉でな」
スッ…
ジャコォ…!
《wwwは懐から銃を取り出した!!!!!!》
ウソニ「!!!!!!!!」
チャキッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
www「撃ち合うか?
それはお勧めしないぜ…お前の銃は知れた…
この銃は弾の威力・スピード・連射性…全てにおいてお前のその“おもちゃ”を上回る…
デス社製 決闘特化型小銃『SaW-LoW』………」
ズズズズズズズズズズッ…!!!!!!!!
ウソニ「………!」
www「撃つなら撃つ」
ウソニ「…………」
www「…………」
ウソニ「…………………」
ドパッ…パァンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《同時に銃声が鳴り響く!!!!!!!!》
ブシュッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「うッ……ぐあッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドサッ!!!!!!!!
《ウソニ……肩に被弾!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニとwwwは同時に銃を撃っていた!!!!!!!!
しかしウソニの弾はwwwの弾に粉砕され…wwwに届かず!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
www「だから言っただろ
銃はスペック勝負…そいつはくつがえせねぇぜ…」
ニヤリ…
-
どたッ…
ウソニ「………くッ……ハァ…
銃は……スペック勝負……か…」
ギリッ…
ビラコ「ウソニ君!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スパルティー「…銃の撃ち合いでウソニを下すか…」
www「お前らはそこで大人しく見てろ…
そろそろ面倒だ…カタをつけてやる…」
エンカ「副団長!!!!!!!! 帰りましょう!!!!!!!! 拙者と…」
HPST「PiPiPiPiPi!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブンブン
エンカ「副団長…!」
www「おい
いい加減しつこいぞ
そいつはもう人間じゃねぇって言ってんだろ
パーツだけ再利用した人間の成れの果てだ」
エンカ「黙れ!!!!!!!!!!!!!!!!
副団長は人間だ!!!! 立派な騎士だ!!!!!!!!
お前が副団長の意志を封じてるのなら…すぐにそれを解け!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!
www「……あー…うぜぇやろうだ…
……こういう聞き分けのねぇやつは……
心を折るのが手っ取り早い…」
カチッ
キュキュウゥーーーーン………
HPST「………Teisi………」
ゴウゥゥーン…
《HPSTは動きを止めた…》
エンカ「?!」
www「これでもこいつが人間と思えるか?」
スッ…
パァンパァンパァン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビビビッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
HPST「……」
《wwwはHPSTのボディーに銃弾を撃ち込んだ》
エンカ「や…やめろォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
www「安心しろよ
何発撃とうがこいつに苦痛なんてありやしねぇ…
何故なら…兵器だからな
どこに撃とうと……」
パァンパァンパァンパァンパァン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブシュッ!!!!!!!! ドッ!!!!!!!! ドチュッ!!!!!!!!!!!!!!!!
HPST「………」
《首に弾を撃ち込まれようとなんの反応もないHPST》
エンカ「や…やめろとォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
www「お前がこいつを人間扱いする限り撃つぜ…
こいつは俺が造った完全なる兵器だ……
お前の副団長ってやつはもういないんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺のおもちゃに縋るんじゃねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドウンドウンドウンドウン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「貴様ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドウッ!!!!!!!!!!!!!!!!
《wwwに切り掛かるエンカ!!!!!!!!》
www「怒りで乱れてるぜ…攻撃の呼吸が!!!!!!!!」
チャキッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アングリーステップ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドスッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「ぐアはァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《wwwの槍がエンカの体を穿つ!!!!!!!!》
-
エンカ「ぐあぁーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドサァァァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
www「単純な動きだな」
ヒュンッ
ビラコ「ああぁー!!!!!!!! エンカさんが〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「…! あ…あのエンカさんを…
…先程の銃の腕前といいあの男……あの鎧の兵器の影に隠れてるが相当な手練れか…!?」
スパルティー「……いや今のはエンカ殿の動きが雑になっていたせいだろう…
怒りにまかせた攻撃でエンカ殿本来の力強いが繊細な攻撃が全く感じられなかった…
……それも計算か!! あの男……人の怒りの感情を沸き立てる術を熟知している!!!!!!!!」
ゴウッ!!!!!!!!
www「…今だ…殺せ!!!!!!!! HPST…」
HPST「……Ryo……」
ウィーン…ガションッ…
《HPSTは自分の剣を拾い…倒れるエンカの側に近づく…》
エンカ「ふ…副団長………」
HPST「………SHINE………」
ガチャッッッ……
ゴウッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボンバーヤンデル「矢楽音!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゴウッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
HPST「――――――!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
www「!?」
スパルティー「…ムッ!!!!!!? あれは……ヤンデルか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ウソニ「…あぁ! あれは…力のカケラの力で変身したヤンデルくんだ…!」
ビラコ「あうーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ということは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
HPST「……TEKI……」
ぐるんッ グォアッ!!!!!!!!
ボンバーヤンデル「おおぉッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガシィンッ!!!!!!!!
《エンカからボンバーヤンデルに標的を変えるHPST……
手と手を合わせてロックアップ!!!!!!!!!!!!!!!!》
ボンバーヤンデル「おおおおおっ…」
ギギギギギギ
HPST「……POWER……DRAW……」
ギギギギッ…
www「………HPSTと同じパワーだと……
なんだあのガキ…………
………なんであんなガキから…―――」
ゾクッ…ゾクッ…
ギギギギギギィィィィ…
ボンバーヤンデル「ッ…ハァァァァ…!!
………ギル…今だァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザザァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「はい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドズズゥーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《飛び出して来たのはギル!!!!!!!!
ロックアップで身動きを封じられていたHPSTの肩に剣を突き立てる!!!!!!!!!!!!!!!!》
-
ギギギギギギギギギギギギリリィィィーッ…!!!!!!!!
ギル(……くっ……硬い…! 刃が通らない…!!!!
………というより……この…人……は…!!!!!!!!!!!!!!!)
HPST「…………」
ギギギギギ…
ボンバーヤンデル「……くッ…ぬうぅ〜〜〜〜〜ッッ………う!!!!!!!!!!!!?」
スンッ…
ヤンデル「………しまった…! 戻った…! ぐッ!!!!!!!!」
ガクッ!!!!!!!!
HPST「Pedoooooooooooooooooooooo!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブンブンブンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「うわッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドサッ
ヤンデル「うぐッ…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズサーッ!!!!!!!!
HPST「LOLILOLILOLILOLILOLILOLILOLI!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チャキィッ………ヒュオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《振り飛ばしたギル達に追撃を仕掛けるHPST!!!!!!!!!!!!!!!!
……と!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ジュリー「脚線骨指弾!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュオンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
HPST「Amoigo」
ドササァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
《そこに現れたジュリーが強烈な蹴りでHPSTをのけ反り倒した!!!!!!!!!!!!!!!!》
www「…! ……………………………」
ザザッ…
ジュリー「大丈夫かい!?」
ギル「は…はい…ありがとうございます…」
ヤンデル「…く…くそ……ここで変身が消えるなんて…」
ジュリー「エンカの旦那は助けられた!!!!!!!! 十分仕事をしたよ!!!!!!!!!!!!!!!!
…しかし…そんなことより…」
HPST「……………」
しゅこー…
ジュリー「…………発泡さん…なのかい…?」
ギル「…!」
HPST「……PiPi…」
www「………………………」
ギル「………そんな!!! 発泡スチロール様は秘密基地で一人残って…」
ジュリー「……あの鎧の怪物は前にも戦った事がある…
あの時からなんとなく知った気配を感じていたが………まさか…こんな…!」
ぐぐ…
スパルティー「ギル!!!!!!!! 無事だったか!!!!!!!!
姿も元に戻ったのだな! 信じていたぞ!!!!!!!!」
ギル「…えぇ…!
そしてスパルティーさん………彼等を!!!!!!!!」
スパルティー「!!」
バンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
スケピヨ「……スパルティー殿…!!!!」
ぞろぞろ…
スパルティー「スケピヨ!!!!!!!! それに町に取り残されていた魔法使い達…!!!!!!!!
人質達を取り替えしたのか……見事!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
――― ワカメ町
ワンスパー「ぅげげげ…」
クサイヘ「うきゅうぅ〜〜…」
しゅううううううううううう…ちーん…
-
www「………あのバカ共………まったく仕事しねぇな」
ザッ
スケピヨ「スパルティー殿!!!!!!!! ギル!!!!!!!! …申し訳ありません!!!!!!!!!!!!!!!!
俺がヘマをしたばかりに…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スパルティー「気にするな!!
結果的に対魔反会のいい実戦になった
…とにかくよく耐えた…! ワカメ町の魔法使い達もこれからネアメが保護する!!!!!!!!」
ワカメ町の魔法使い達『あ…ありがとうございます…!』
ウソニ「人質は無事に助かったか……ならば」
スパルティー「うむ
当初の目標は果たした!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この戦いは我々の勝利だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これ以上戦う必要はない…撤退だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「えぇ! それがいいでしょう
長く続いた戦いです…皆疲れ果ててる
スパルティーさんはスケピヨさん達とすぐに戻って撤退の合図を…」
スパルティー「うむ
………だが…」
www「撤退か
そりゃ当然の選択だろうが…
俺が逃がすと思うかよ」
ズズズ…
HPST「………SOSHI………」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ヂャキィ…
スパルティー「あちらは逃がしてはくれないようだ…
これほどの戦力に追いつかれたら甚大な被害がでかねん…
ここで倒すしか…」
チャキ…
ギル「………!
ならば…我々が食い止めます!!!!!!!!
ですのでスパルティーさんは先に撤退を!!!!!!!!!!!!!!!!」
スパルティー「……本気かね?」
ギル「もちろん!!!!!!!!!!!!!!!!
こういう時こそ力を尽くすのが自分の役目です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「ならば俺も加わる…
あのアフロには借りがあるからな…」
ビラコ「私もサポートするです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スパルティー「……分かった
…ならばギルチーム…この場は君達にまかせる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネアメのアジトにて帰りを待つ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ!!!!!!!!
ギル「はい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
www「…………ちっ…」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
-
www「……面倒なのが増えたな……
まぁいい…HPST…潰せ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
HPST「……YES……」
ギゴゴゴゴ…
ジュリー「………発泡さん………
……もう意志もないのか……
なんでこんなことに…」
www「こいつの“ボディ”の顛末はお前らも知ってるだろ?
そいつは魔反会施設『秘密基地』で戦死したんだ
俺はその死体を拝借して再利用してるのさ」
ジュリー「………そうか……
……そうだよな…あの状況だったもんな……
……考えないようにはしてたけど……
やっぱり現実は非情だった……」
www「ふん……あっさり死を認める分そいつよりマシだな」
ギル「…!」
エンカ「…う…! 副団長………うぅ…」
ヤンデル「…エンカさん…」
ギル「そうか……エンカさんが探していたのはあの方でしたか……」
www「ふん…そいつは未練たらしくHPSTに縋り付いてたぜ
もう死んでるといくら説明してもそれを認めねぇで『副団長ならきっと元に戻れる』とわけのわからねぇ根性論でしつこく語りかけてやがった…
それでそのザマだ…女女しい野郎だぜそいつは…」
ジュリー「女々しいものか!!!!! こんな姿にされて…認められないのは当然だ!!!!!!!!
エンカの旦那は発泡さんの死が認められないんじゃない…
こんな辱めを受けたHPSTの哀れな姿が認められないんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
きっと偉大な死を遂げただろうHPSTの最後…それを汚すような事は絶対に許せない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
君は絶対に許さないよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
www「許さなくていいさ
どうせ全員蹴散らす………
行けHPST……こいつら全員倒せ……さっさと逃げた奴らを始末するんだ…」
HPST「………YES………」
ギュイィィィィーーーン…
ギル「……魔反会本部であった時は話の分かる人だと思いましたが………そんなことはありませんでしたね…!
……皆さん…来ますよ!!!!!!!!!!!!!!!!
かなり手強い相手…!!!! 心してかかるのです!!!!!!!!!!!!!!!!」」
ジュリー「俺も手を貸すよ!!!!!!!!
まずは発泡さんを……あの鎧の兵器の動きを封じ……そしてあのアフロの奴を…泣くまでぶん殴る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビキ…
www「やってみろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギギンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
○
ジュリー「女々しいものか!!!!! こんな姿にされて…認められないのは当然だ!!!!!!!!
エンカの旦那は発泡さんの死が認められないんじゃない…
こんな辱めを受けた発泡さんの哀れな姿が認められないんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
きっと偉大な死を遂げただろう発泡さんの最後…それを汚すような事は絶対に許せない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
―――
ドゴォーン… チュドォーン…
軍服1「…あ!!!!!!!! スパルティー様だ!!!!!!!!
スパルティー様が帰ってきた!!!!!!!!!!!!!!!!」
軍服2「! 一緒に居るのは…」
ザザッ…
スパルティー「1!!!!! 2!!!!!
私がいない間もうまくやってくれたようだな」
軍服1「そりゃもう!!!!!!!!
…ていうかスパルティー様!!!!!! そいつらって……捕まってた奴ら!!!!!!!!」
スケピヨ「ギル達に助けられた! 本当に迷惑をかけてた!」
軍服2「おおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!! 成し遂げたかぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スパルティー「うむ
もうこの戦いに意味はない! すぐに撤退だ!!!!!!!!
撤退の合図を送れ!!!!!!!!」
軍服1「よっしゃあぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
了解しましたぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
軍服2「あれ!!? ギルやウソニ達は!!!!?」
スパルティー「まだ手強い敵が居るため足止めに残っている!!!!!
ギル達がその敵を止めている間に撤退を進めるぞ!!!!!!!!!!!!!!!!」
軍服2「そ…そうなんですか…
だ…大丈夫ですかねぇ…」
スパルティー「大丈夫だ!!!!!!!! ギル達を信じろ!!!!!!!!」
軍服2「そ…そうですね……あいつらなら…」
スパルティー「後方部隊から順次撤退!
捕らえた魔反会兵達も忘れずにだ!!
特に全軍統括班の隊長達は貴重な情報源になる…
そいつらの様子はどうだ?」
軍服2「…あ…あの……それが…」
スパルティー「どうした!?」
軍服2「実は捕らえていた隊長の一人が隙を見て逃げ出してしまいまして…
スパルティー様が倒したあの改造人間です」
スパルティー「…なに?
そんな余力がまだあったか…」
軍服2「何人か駆り出して探させますか?」
スパルティー「……いや……
逃げられたものは仕方ない……
…あの傷ならそうそう行動は起こせないはずであろうし…放っておこう」
軍服2「分かりました…
では私は後方で撤退の誘導を行います!!!!!!
スパルティー様は!?」
スパルティー「私は最後でいい
…そうだ…何人か体力に余裕があるものをこちらに回してくれるか」
軍服1「な…なにをする気ですか?」
スパルティー「……うむ…撤退はするが…その前に戦場に居る戦車群を減らしておきたい
……向こうで戦っているギル達の邪魔にならないようにな」
軍服1「な…なるほど………ならば今召集します!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザザッ!!!!!!!!!!!!!!!!
-
―――
バゴァアアアアアアアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ザザザァッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「くっ…」
チャキンッ…
グォッ
HPST「RUSHRUSHRUSHRUSHRUSHRUSHRUSH!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギィィィィンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギギギギギィィィーーンッ…!!!!!!!!
ギル「くっ…なんて激しい剣撃ッ………うぐぅぅ…!!!!!!!!」
ギリギリギリ…
《辛うじてHPSTの剣を防ぐギル…》
HPST「HYUA!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガィイインッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ぅおァッッ…」
《HPSTの強烈な払いでギルの両手が開いた!!!
胴ががら空きに!!!!!!!!!!!!!!!!》
HPST「CRITICAL ATTACK」
ブオンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ッッ」
ジュリー「大腿骨ブーメラン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シュオンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴガガッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
HPST「!!」
《剣を振り上げたHPSTの顔にジュリーの骨が当たる! よろけるHPST!!》
ババッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「今だ…! ギル!!!!!!! 合わせろ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「はい!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザザッ!!!!!!!!!!!!!!!!
HPST「!!」
ヤンデル「怒邏厳辣手!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドアァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「虎牙・改!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガガッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《前後から2人の強力な技の挟撃!!!!!!!!
HPSTを捉える!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ピカァァァァァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
HPST「LOLI!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒュオッッ…… スィッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「なッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「よ…避けた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
《ギルとヤンデルの完璧なタイミングの合わせ技を華麗な身のこなしで避けきるHPST》
HPST「NAKAYOSHI」
ガッ ガッ
ゴガァンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ぶべ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「もげ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《攻撃を空かし呆然とするギルとヤンデルの頭を掴みぶつけるHPST!!!》
ビラコ「きゃっ!!!!!!!! あれは今はやりの“デコキス”ですよう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「どこで流行ってるんですかそれ!」
-
ビラコ「流行ってるですよう!
ツバちゃんが言ってたです」
ウソニ「先生…あんなアブノーマル嗜好な変態の言うことなど信用してはだめでしょう
……というか…そのツバメオーちゃん……というかもみーのはどうしたんだ?」
ジュリー「ツバメオーちゃんなら俺達より遅れて来るはずだよ…
ミキニーちゃんが何故か眠っちゃって担いでるからね…」
ウソニ「そうなのか………
まいったな…もみーのが来てくれなきゃ俺はまともな戦力にならないぞ…
それまで持つ…のか?」
HPST「LOOOOOLIIIIIIIIIIIIIIIIIIYYYYーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュンヒュンヒュンヒュン!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「う…おぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
つ…付け入る隙がありませんよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「こんな体で機敏すぎる…!!!!!!!!」
ジュリー「……やはり…強いな
あの動き…発泡さんだ…」
ウソニ「…あのアフロの話だとあの鎧の行動プログラムは発泡スチロール氏のメモリ(記憶)に染み付いた経験を抜き出してあの兵器にコピーさせてるみたいだ
発泡スチロール氏が大魔女フーリャンと行動したほどの豪傑ならばギル君とヤンデル君の二人では厳しいかもしれないな…
…せめて俺か…エンカさんが戦力になれば……
しかし俺は怪我してるし…エンカさんは…」
エンカ「……」
ビラコ「まだ心が戻ってきてないです……」
ジュリー「…この戦力でなんとかするしかないか…
俺もサポートすることしか出来ない…
……くそっ! “あの子”が間に合ってくれれば…!」
ビラコ「あのこ?」
ウソニ「……むっ!! まずい!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザシュウッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「ぐは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「ヤ…ヤンデルさん!!!!!!!!!!!!!!!!」
HPST「GIGIGI!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュヒュンッッッ!!!!!!!!
ギル「…ぐぬぬ!!!!!!!! 仕込み七星剣………柄ケーブル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バヒュッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
クルルルル…ギュギュッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
HPST「…BIND…」
ギル「電撃線!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ポチッ!!!!!!!!!!!!!!!!
バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
HPST「Vooooooooooooooooooooooooo!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「やったか!!?」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
しゅううううううう……
ギル「…ど…どうです!!!!!!!!!!!!!!!!?
この高電圧攻撃は…!!! 精密な兵器なら効くでしょう!!!!!!!!!!!!!!!!
発泡スチロールさんにこんなことをするのは心苦しいですが…致し方ありません…!!!!!!!!」
じゅおおおおお…ヌゥッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
HPST「GAMAN」
ギル「なにッッッ…」
HPST「sword attack」
ブォオン!!!!!!!!!!!!!!!!
ズパァッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ぐああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドザァ!!!!!!!!
ビラコ「ギ…ギル君ヤン君!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「ま…まずい!!!!!!!!」
ウソニ「………くそっ…」
チャキッ…
バキュンバキュンバキュン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カカカカカンッ!!!!!!!!
HPST「NO DAMAGE」
ズッ… ガシィィッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「げ…げふ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐぐぐ…
《ギルの首根っこを掴むHPST…》
HPST「penetration」
スッ…チャキリ…
ギル「……うぐぐぅ…」
ジュリー「ま…まずい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「やめて!!!!!!!!!!!!!!!! やめてですよう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ピク…
HPST「…………
……………………」
www「…HPST!!!!!
殺れ…!!!!!!!!!!!!!!!!」
HPST「……YES……」
ぐぐぐ…
ツバメオー「ネオネコン バクサーレ メコラ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
HPST「!?」
ヒュルルルル………ドガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガァァァァァァーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
HPST「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ドザッ
ギル「ぐふっ!!!!!!」
ビラコ「今のは……ツバちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
じゃーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ヒーローは遅れてやってくる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーちゃん参上ォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビッシィー!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ぐぐ…ツ…ツバメさん…!」
ビラコ「ツバちゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「いいタイミングだツバメオーちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「もみーのーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぱあぁぁぁ!
-
ツバメオー「ギル!!!!!!!! コトコトでの借りは返したヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そしてあとはボクにまかせろーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!
アイスン ギガリ メコラ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パキュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
www「………こいつ………魔法使いか…
……HPST!!!!!!!! 回天だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
HPST「RYO」
ギュイィィィィィーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《腕が回転するHPST》
ウソニ「…ん?! なにを…?!」
ジュリー「……あ!!!!! そうだ!!!!! まずい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「くらえーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボクの最強のビーム氷魔法だ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビビィーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギュイギュイギュイギュイギュイイィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
HPST「………absorber…」
スッ
《回転した腕で魔法を受け止める体勢を取るHPST!!!!!!
魔法がHPSTに当たる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ドギャギャァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「やったか!?」
バンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しゅうぅぅぅぅ…
ギュインッ…ギュインッ…ギュインッ…ギュインッ…
HPST「…………」
バチチチチチチチチチッ…
ツバメオー「あ…あれーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!?
魔法が消えちゃったヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「吸収したんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
思い出したよ!!!!!!!!!!!!!!!! その鎧の兵器は腕を回転させることでエネルギー系の攻撃を巻き込んで吸収してしまうんだった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「早く言えヨーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
www「…フン……エネルギー供給ありがとよ…
HPST!!!!!!! そのエネルギーを利用して足元の奴らを掃除しろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
HPST「ENERGY CHARGE」
ギュルルルル……………カカァァァッ!!!!!!!!
《HPSTの腕が猛回転し…発光する!!!!!!!!!!!!!!!!
HPSTが吸収したエネルギーが両腕に溜め込まれ回転に乗り凝縮されていく!!!!!!!!
そして両腕を合わせるとそれぞれ逆回転のエネルギー同士がぶつかり凄まじい衝撃をうみだすのだ!!!!!!!!!!!!!!!!
HPSTのエネルギーストームボムだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それが今…地面に倒れるギル達に向けて放たれる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ギル「ぐ……体が…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「や…やめろーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
……は…はうあ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビクンッビクンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
HPST「?」
-
ビクッビクッ
ツバメオー「ちょっ……な…なに? この感じ…
な…なんか…なんか……胸が凄くむず痒いんですけどぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あ…あは!!? な…なにこれ!!!!!?
あはは!!!!? あ…あはァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
な…なんかムズムズしすぎて逆に気持ちぇえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
もぞもぞもぞもぞォ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!
ビラコ「あう!!!!!!!!!!!!!!!!? ツバちゃんの様子がおかしいですよ!!!?」
ジュリー「胸がどうしたの?! 痒いの!!!!?
大丈夫? おっぱい揉ませて??!!!」
カーッ!!!!!!!!
ウソニ「もみーのーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
もぞもぞもぞもぞもぞもぞもぞもぞ
ツバメオー「あ……あはははははァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ちょっ…待っ……へ…変になりゅヨ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
もぞもぞもぞぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜……………………
スッ―――…………
http://download1.getuploader.com/g/sousaku_2/1076/161216_015519.jpg
ツバメオー「ふぁッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ぺたーん…
HPST「?!」
ビラコ「ふぁや〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ツバちゃんの胸が…」
ジュリー「え…えぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
し…萎んだ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ちょッ……えぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
もッ…もしかして……呪い切れェェ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
こ…こんなトコでぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
う…うわーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 胸……かッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
かッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッるコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
飛べそうコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボクのパイオツ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
わーぎゃー…
www「………なんなんだ……
………おいHPST!!!!!!!!! 無視してさっさとエネルギーを解放し……
………HPST!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
じー………………
HPST「…………………ANGEL…………………?」
ピピピピピ…ピーーー…
-
HPST「…………ANGEL…………ANGEL…………?
ANGEL…………ANGEL…………ANGEL? ANGEL…………ANGEL?」
ピピピピ…
www「お…おい!!!!!!!!!!! HPST!!!!!!!!!!!!!!!!
反応しろ!!!!!!!!!!!!!!!! HPSTーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「あ…あの鎧さん…ツバちゃんの姿を見て固まってしまったですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「こ…混乱してるのか?
ツバメオーちゃんの急な体型の変化に…!
発泡さんはロリコ………いや…子供好きだったから…まさかその記憶が…?
し…しかし…」
ピク…!
エンカ「………っ」
ピピピピピピピピ…
HPST「…………ANGEL……? ANGEL……? ANGEL……?」
ツバメオー「ど…どしたの? 止まっちゃったけど…」
ウソニ「…もみッ…………ツバメオーちゃん!
今のうちにもみーのを俺の方に投げてくれ!」
ツバメオー「う!? わかったヨ!!!!
それ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぽーい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒューーーン……
パシィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「もみーの!!!!!!!!」
もみーの銃「お兄ちゃんただいまー」
ウソニ「あぁ! おかえり
元気そうだな」
もみーの銃「うん!!!! 楽しかったよー」
ウソニ「そうか……ぬっ!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーのお前……グリップの所が欠けてるじゃないか…
あのガキャもみーのをぞんざいに扱いやがったな
待ってろもみーの!!!! 今すぐあのクソ野郎をヘッドショットしてやる!!!!!!!!!!!!!!!!」
もみーの銃「落ち着いてお兄ちゃん!!!!!!!! これはツっちゃんのせいじゃないよー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「…ぐ………ぬ………そうか……まぁなら…良しとしよう
……さて…それならば…!」
チャキ…
ピピピピ…ピピピピ…
HPST「…ANGEL…ANGEL……ANGEL…」
ツバメオー「そ…それでこいつはどうしちゃったんだヨ! ボクはどうすればいいの?」
ピピ………ガガガ…
HPST「……AUTO ANGEL SCAN…ON
……AUTO ANGEL SCAN START……」
ピーーーーーーーーーーーー…カタタタタタタ…
じーーーーー…ピカー…
ツバメオー「うわっまぶしッ…なに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ピコココン…ピコココン…ガガガガガ…
カタカタカタカタカタカタカタカタカタ…
HPST「……DATA ANALYZE……」
【名前:ツバメオー】
【血液型:T型】
【星座:甘鯛座】
【足型:スクウェア型】
【利き手:右】
【視力:2.0】
【肉体年齢:11歳】
【精神年齢:35歳】
【実年齢:16歳】
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
HPST「……OK……
No LOLI
No ANGEL
You JU☆KU☆JO☆」
ピココ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「誰が熟女じゃゴルルァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドド〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
× 腕が回転
○ 腕の車輪みたいな篭手の部分が回転
-
肉体年齢11でも不満なのか…
-
新・発泡基準2016
http://i.imgur.com/49S0oeO.jpg
http://i.imgur.com/ugtMx9T.jpg
-
そういや生まれ自体は若いか
-
HPST「Action amendment
ENEMY DELETE」
キュイキュイキュイキュイキュイ…
ツバメオー「あ…あぁーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!! またギル達の方に…
やめろ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ヨーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴウ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
HPST「…SHOOT…」
ギュギュギュギュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッッッ…
ジャッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「させるか」
もみーの銃「行けるよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
もごっ…
もみーの銃……装填…もみーの弾!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「パーフェクトショット!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドウンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギュギュオォンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
HPST「!」
ドドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
HPST「GAGAッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《HPSTの胸に強烈な弾が撃ち込まれた!!!!!!!!
その衝撃で超重量級のはずのHPSTが回転しながら宙を舞った!!!!!!!!》
www「な…なんだと!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「す…すげーーーーーーーーーお兄さん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボクが撃ってもこうはならないヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しゅうぅぅぅぅ…
ウソニ「…ハァ……ハァ…当たり前だ…
俺がもみーのの性能を1番引き出せなくてどうする…!
しかしさすがに……傷に響くな…最高威力のお前を撃つのは…」
もみーの銃「ごめんねー!!!!!」
ジュリー「だがいい仕事をしたよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル達も助かった…あっちも大ダメージだ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「……フー…まだ…終わってない…!
…さっきの借りを返すぞっ…」
チャキッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
www「……俺か…!
……その銃………なんだその銃………なに……
いやなんだよそれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
くそがッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガチャッ!!!!!!!!
パァンパァーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「無駄だ
俺ともみーの絆に敵う銃士はいない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チャカッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドキュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴガガッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《もみーの弾がwwwの銃の弾を粉砕した!!!!!!!!》
www「!!!」
ズギャアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
www「がべおべら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
ブシューッ!!!!!!!!
www「ッッぐッ……ぐおぉーーーッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「…さっきのお返しだ…
死なない程度に痛い場所に撃ってやったぞ」
www「…ガ…ガキァァァァァッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
へ…変な銃を……ォォォ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハァ…ハァ…」
スッ… ペタ………
キリキリキリキリ……
《なんか治療道具みたいなやつを被弾した場所にあてるwww…》
www「……じ…地味な割に……奴が1番の脅威かッッ……
…HPST!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! はやく復帰しろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あれでブッ壊れるほどヤワに作っちゃいないだろうがァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
―――
しゅー…プスプスプス…
HPST「………RETURN………」
よろ…
ギル「であぁーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
HPST「ッッ…Gi…!!!!!!!!!!!!!!!!」
《ギルがHPSTの右肩に剣を突き立てた!!!!!!!!》
ギル「……我々とてカッコ悪いばかりではいませんよ…発泡スチロールさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パッ…
ババッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《ギルの後から更にヤンデルが!!!!!!!!
HPSTの右肩に突き立ったギルの剣に狙いを定め……拳を振るう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ヤンデル「超・秘数鈍半茗ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドンンンンンンンンンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズッッ…… ズッッッ…… ズッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バキャアァーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
HPST「Amoigo!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《ヤンデルの拳撃に押し込まれた剣がついにHPSTの右腕を貫き…そして切り落とした!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
www「…な…なに………………こいつら…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
HPST「VOVOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブンブンブン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ババババババババババババババババババババアァーーーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「…うわっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《HPSTは残った左腕を振り回した!!!!!
左腕に溜まっていたエネルギーを乱射し反撃した!!!!!!!!!!!!!!!!》
ヤンデル「ッこのッ…」
-
HPST「VAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「!?」
ツバメオー「あーッッ! 逃げたヨそいつッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「…い…いや!! 逃げたと言うか…」
HPST「LOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「向こうのウソニさん達の方にジェット猛ダッシュしてますよ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「しまった…!!! 向こうを狙う気なんだ…!!!!!!!!
追いかけないと…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
―――
ギュイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
HPST「Cohoooooooooooooooooooooooooooooooーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「う…うわ!!! こっち来てるよ!!!!!!!!!
こっち怪我人多いのにさぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「く…ッ…俺が…」
チャキ…
フラッ…
ウソニ「…むっ……ぐッ…くそっ…」
もみーの銃「お兄ちゃん!!!! 怪我した体で高反動の私を撃ったからこれ以上はもたないよー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「ウソニ君無理しちゃダメですよっ…!!!!
座って…!」
ギュゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
HPST「OOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「す…すぐそこだ!!!!!!!!
くっ…ビラコさん!!!!!!!!!! 君はすぐここから逃げて…」
ザッ!!!!!!!!
ビラコ「…!」
バッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《伏すウソニやエンカの前に立ち両腕を広げるビラコ!》
ビラコ「ここに居るのはもう痛い思いをしてる私の患者さん達です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もうやめてくださいです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
www「! ……………
馬鹿が………」
ビラコ「お願いです!!!!! やめてください!!!!!!!!」
ギュゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ
HPST「…!」
ジュリー「ビラコさん!!!!!!!!! ダメだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「やめてくださいです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんなをもう痛くしないでくださいですーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギギギギ…!!!!!!!
HPST「GYA……GYAOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《…ぶつかる!!!!!!!!!!!!!!!!
皆を守るため両腕を広げるビラコに………HPSTが拳を振り上げる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ドドォッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
オオオオオオオオオオ…
ビラコ「……………ッ」
HPST「…………………………」
ギギ…
《ビラコの前で拳を振り上げたまま立ち尽くすHPST》
ジュリー「…!?」
ウソニ「………止まっ……た…」
HPST「………………………」
ギ……ギギギ…
www「………HPST…!?」
HPST「………E……ERROR……ERROR……
ATTACK………impossible………impossible……」
ピピピピ……
ジュリー「……まさか…葛藤しているのか…!!?」
ビラコ「…………鎧さん…」
www「………HPST!!!!!!!! なにをしている…!!」
ピココ…ピピッ…
ウィイイイイイイイイイイイイイインッッ…………
HPST「………GI…GI……」
ジュリー「ま…まずい!!!!!!!! また動き出した!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
HPST「VOOOOOOOOOAaaaahhーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グオォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「お…お姉さ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガギャギャアァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「ッ…………
………………! ……………………え…!?」
ギリギリギリギリギリ…
エンカ「…大丈夫でござるか……ビラビラ嬢…」
ビラコ「エンカさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
HPST「………GI……GI………」
エンカ「…………副団長………」
www「…やっと復活したと思ったら懲りずに副団長呼びか
だからそいつは抜け殻の…」
エンカ「黙れ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
拙者……そやつの中で副団長の魂を確かに見たりッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
紛らわしいツバ嬢に動揺する姿…
そしてレディであるビラビラ嬢に拳を振り上げる事を躊躇うその姿……!
副団長の魂は間違いなく…未だその中に息づいている証拠でござろう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なれば拙者いつまでも寝てるわけにもいかぬでござる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
拙者が副団長を止める!!!!!!!!!!!!!!!! これ以上副団長の騎士道を汚す行いをさせるわけにはいかぬ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
四肢をもいででも…! 拙者が副団長を止める!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
www「…………説得しようとしてたさっきよりは幾分かマシな判断だが…
お前にそれが出来るか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
HPSTを止められるかーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
エンカ「……あぁ!!! …止めるさ…」
ピカ……………
ピカピカピカァァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「…むッ…あ…あれは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
コオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
《エンカが光に包まれる…!!!!!!!!》
HPST「………blaze………rise………」
ザリッ…
www「…なんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんなんだ……これはッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「…光のカケラだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ついにエンカの旦那もその力を!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ピカカカカカァァァァァーーーーーーーーー………
エンカ「………力のカケラよ…拙者に力を……
………副団長を超えられる力を拙者に………
そして皆を守れる力を…拙者に………!
どんな攻撃にも耐える…強い体を……拙者に………!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
コオオオオオオオッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パアァァーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドシュウゥゥーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
HPST「……WHAT!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
www「…ぐ…ぐおぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
ズンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シュー………コォォーーーーーーーーー…………
ザッ…
ギル「……ハァ…ハァ…
………あ…あれが…」
ヤンデル「…エンカさんの…!!!!!!」
ズズンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ペインエンカ「鉄壁!!!!!!!! ペイン・エンカ………推参!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
http://download1.getuploader.com/g/sousaku_2/1077/161218_233130.jpg
-
ギル「あ…あれがエンカさんの変身…!!!!!!!!」
ツバメオー「ダ…ダッセェ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
一番面影ねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!
www「……な……なんだぁ? なにをしやがった…
なんだそのコスプレは…おい…………」
たらり…
ビラコ「わー!!!! 変身ですぅ!!!!! やったですよ!!!!!!!!」
ウソニ「さすがエンカさんだ
強そうだ」
ジュリー「………………
………………?!」
ペインエンカ「下がるで候…」
ビラコ「わーッッ!!!!!!!! “ござる”が“候”になってるです!!!!!!!! すごいです!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「微妙な変化点だな…………」
HPST「………Pi………」
ズンッッ…
ペインエンカ「……副団長……
拙者の力を…お見せするで候………」
スゥゥーッ…
www「ッ!!!!!
HPST!!!!!!!!!!!!!!!! 攻撃だ!!!!!!!!
そいつのペースにさせるな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
HPST「LOLO〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ペインエンカ「ハァーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ザシューーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ペインエンカ「ア…あふゥゥゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドッゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《あっさり斬り飛ばされるエンカ》
みんな『えぇーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ブブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
HPST「……………」
しーん…
ペインエンカ「あ…あんにょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
い…痛おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ザザザザザッ!!!!!!!!
ギル「だ…大丈夫ですかエンカさーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「何かっこつけた事言って数秒でやられてんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
起承転結がスピーディーすぎだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どど〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「ぱ…パワーアップしたんじゃないのか…?」
ジュリー「う…うーむ…おかしい感じはしてたんだ…
変身した後…エンカさんからあまり強い力を感じなかったし…」
ツバメオー「見せ掛けかヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ていうかその鎧はなんだその鎧は!!!!!!!!!!!!!!!!
めっちゃ攻撃効いてるじゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ペインエンカ「…と…当然で候…
この鎧は見た目と質感は鉄だが…
神経と直結してるため普通の肌以上に感覚を通すで候…
ていうかこの鎧みたいなのは拙者の皮膚が変化したもので候
つまり拙者は全裸ということになるで候」
ツバメオー「変態性がパワーアップしてんじゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ツバメオー「だ…駄目だこいつ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
変身したのに全く使い物にならねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
一番期待外れだヨこいつゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ペインエンカ「……はは…効くなぁ……そのキツい言葉……
……だが…大丈夫…」
よろ… ヴヴヴヴ…
ペインエンカ「まだ戦えるで候」
ピコォォォォォン…
【Pain Lv.1】
ジュリー(…? なんだ…? 胸元に数字が…)
ギル「エ…エンカさん…一人で!!!!!!!!?
自分達も助太刀しますが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ペインエンカ「良い…見ていてくれ
ギル達は既に副団長の片腕を落とす手柄を成した
後は拙者が……カタをつける!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドウッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズバババ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズザゾォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ペインエンカ「おひょすーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「お帰りーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ペインエンカ「ハァ…ハァ……さすが副団長…
片腕になっても劣らぬその膂力…!!!!!!
剣を極めし無双の技……
一筋の袈裟斬りも副団長の技にかかればまさに光を帯びたるアーチの如し………たまらんぜよ…」
ハァ…ハァ…
ツバメオー「何言ってだこいつ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ピコーーン…
【Pain Lv.2】
ペインエンカ「まだまだだァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドゴーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ペインエンカ「カタコンベーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「天丼やめろや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!
ペインエンカ「は…はは……な…なんと速い突きでござるか…
軽く音速を超えようかという突きを一秒間に100も打ち込むとはさすが副団長…
しかもどの突きも拙者の体の芯を捉え絶妙な痛打を与えていく…
あまりの気持ち良さに拙者……気絶しかけたで候……
………1突きのアベレージ90点が×100回!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
9000点の異次元の生傷を味わいたい方にオススメです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
☆5つーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「批評してんじゃねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
食べログじゃねーんだぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
ペインエンカ「……フゥ…フゥ……
…さて…もう一度…おかわ………いや
挑戦してくる…」
ズンッ…
ツバメオー「やられる気まんまんじゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「駄目だこいつ………はやくなんとかしないと…」
ツバメオー「ついにお兄さんも呆れちゃったヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずーん!!!!!!!!
ペインエンカ「ぐふぅッ!!!!!!!!」
グサッ!!!!!!!!
ギル「エンカさん……ダメそうならこれ以上はやめて下さい」
ヤンデル「あ…あぁ……情けなくて見てられない…」
ペインエンカ「がふーッ!!!!!!!!」
グサッグサァッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ピコン…ピコン…ピコーーン…
ペインエンカ「…ふっ…ははは……みんな言うことが切れ味するどいで候なァ………
だ…だが大丈夫………次は違う…次はもう少し……戦えるで候」
ピココ…キュイイィィィ…
【Pain Lv.3】
ジュリー「……んん…?!」
ピクッ…
ペインエンカ「…いざ」
ギュオンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「また二秒で戻って来るヨ」
ペインエンカ「ずぉーアァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
HPST「LOLI」
ブオォンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギィンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《篭手のようになった両手の盾で攻撃を受け止めた!!!!!!!!》
ペインエンカ「次は違うと言ったで…候!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グオンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズドドッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
HPST「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ペインエンカ「そオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオゥッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《篭手盾と一体化した剣で猛攻を仕掛けるエンカ!!!!!!!!
今度はHPSTが押される!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
HPST「………LO…! LO…!!!!!」
ペインエンカ「ペインチャージ3!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
キィィィィン…ズドゴゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
HPST「ABBAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドカーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「わ…わーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
押しはじめてるヨーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「…こ…これは一体…!?」
ジュリー「………パワーアップ…してるんだ…
…少しずつ…! ある条件のもとで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
分かったぞ!!!!!!!! あのエンカさんの能力!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
発砲と塩化の回想挟んでからの戦闘シーンにジンときた。
ウソニも好きなんだけど、やっぱり変態紳士強すぎカッコよすぎ。リロンコおじさん好き
-
∧
./::∧_____
_/:::::::::::::::::::::::::::: ̄`゙''、_ /:i!
<"´::::::::::::::/|:::::::::::::::::::::::::::ヽイ:::::::.|
/:::::/\/ .!∧:::::::::,、::::::::::::::::::::::::::ヽ
/:::::/,,ィ示ミx \/ `´___::::::::::::::::!
7::::::::!艾 婀 }ソ ,ィ´ rt、 ヽ::::::::::::ゝ. ねこです
!:::::| ` ¨ ´ ヽ ニン |:::::::::::::>
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ヽ、 !/
ア 、_ r 、
\::::::|  ̄=―ァ― よ ろ し く お ね 。 }
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\:::::::::::∨:::::::::::::| が い し ま す / ,′
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ゝ' |____| .┃: : : : : : : : : : : :/
. | ノ.....┃:::∧: : : : : : ::∨
. L彡 ´ .┃/ !: : : : : : : l
レ....... |: : : : : /
ゝ==イ
-
汎用性高杉www
-
―――
ゴオオオオ…
ツバメオー「ちょっ…パワーアップの秘密はなんなんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
勿体振ってる間に年越しちゃったヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ず〜〜ん!!!!!!!!
ジュリー「あぁ……あけましておめでとうだね…!!!!!!!!
それでエンカさんの能力だが!!!!!!!!!!!!!!!!
それは単純に…ダメージだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカさんは体にダメージが蓄積する程パワーアップするんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それが力のカケラを得たエンカさんの能力!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「なんと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「あのエンカさんの体の胸元を見てみるといい…
“ペインレベル”と書かれた文字があるだろう?
あそこ初めは数字はなかった…だが
エンカさんが発泡さんに返り討ちに合う度に1…2…そして3と数字を上げていった…!
今のレベルは3…! そこまで来てついにまともに戦えるレベルまでパワーアップしたんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ド〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!
ツバメオー「なんだヨそのマゾの極致みたいな能力は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!
ジュリー「自分の性癖を最大限生かした能力だね……
これまで生傷を築いて磨いたそのタフネスを持つエンカさんに相応しい能力だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ペインエンカ「ッしゃアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガガガッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ギギギンンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
HPST「コ…コホォー…!!!!!」
ペインエンカ「ドラグリア・スマッシュヒット!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガシュシュッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バグゥンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
HPST「LOLOOOOHHHHーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《ペインエンカの強烈なパンチがHPSTの顔面を撃ち抜いた!!!!!!!!!!!!!!!!》
HPST「GAGAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドシャアァーッ!!!!!!!!
www「………HPST!!!!!!!!!!!!!!!!
…ちっ…片腕じゃ…分が悪ィ…
…………しかも今のあの点眉野郎はHPSTが備える経験判断プログラムの上を行ってやがる…
…しょうがねぇ…ここは一旦…経験判断プログラムに利用していた発泡スチロールのメモリを切断し…至極機械的な存在に戻す…!
そうなればさっきみたいな“不具合”も起こり得ねぇ…
多少暴走するが…俺が手綱を握れば……」
ポチ…
ヴヴヴンンッ…
HPST「LO……―――――」
ガクゥン…
ペインエンカ「……むッ!!?」
………ギギギギギギ……ギゴゴ…
HPST「ピゴゴァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギコギャゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
HPST「ギィーーーーーーーーーコォオオーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビギギギギギッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「なんだ…? 様子が変わったぞ…」
ギル「…た…確かに…! なんだか先程より無機質に…!!!!!!」
HPST「ガゴォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズォオオンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ペインエンカ「!!!!!!!!」
HPST「ギャゴォーーーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドガガガァー!!!!!!!!!!!!!!!!
ペインエンカ「ぅぐ!!!!!!!!!!!!!!!!
むん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドズッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
HPST「ビガァーーゴォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガシッ!!!!!!!!
《HPSTはペインエンカの突きを切断された腕の部分で受け止め反対の腕でそれを掴んだ!!!!!!!!!!!!!!!!》
HPST「ギャバァーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブンブンブンブンブンブン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドガッ!!!!!!!! ドガガッ!!!!!!!! ズゥンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ペインエンカ「ぐッ…がァッ!!!!!!!!」
《そのまま振り回され何度も地面にたたき付けられるペインエンカ!!!!!!!!》
ビラコ「あわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!! エンカさんが手打ち麺みたいにたたき付けられてるですよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「急にめちゃくちゃやりだしたヨ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「……さっきとまるで動きが違う…
発泡さんみたいな感じが一切ない……ただめちゃくちゃな……本当にただの兵器みたいだ…」
www「…当たり前だ…
今のHPSTは発泡スチロールのメモリを放棄した完全な機械兵器と化した…
機械的な反射に俺の手動の操作を加えた超攻撃形態…!
……経験判断プログラム起動中のHPSTは発泡スチロールの記憶と技術を利用し確かに高い戦闘能力を持つ無双の兵器だが…
生前の技術を扱うためには必然的に本来の性能を幾分抑える必要がある…
だが…経験判断プログラムを切れば…発泡スチロールの技術を捨てる代わりに奴の体が持つ最大限の性能を引き出せる…!
あの点眉野郎は戦闘の技術的にはHPSTと同等だったかもしれねぇが
こうなったHPSTとの打ち合いで…敵うはずがねぇ…!!!!!!!!!!!!!!!!」
HPST「ゴギャオーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガンッ!!!!!!!! ガンッ!!!!!!!! ガガンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ペインエンカ「ぷぉッッ…べぐゥ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ピピ… ピコーン!!!!!!!!
【Pain Lv.4】
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ペインエンカ「…おォッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ピコココ…
HPST「ゲギャーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュンッ……ズガガガーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドゴゥゥゥゥッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ペインエンカ「ぐはァァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
に2017
http://i.imgur.com/gDqm9Yq.jpg
-
かわいい
-
ジュリー「っ…
レベルが一段階上がっても歯が立たないだって!!!!!!!!!?
どれだけパワーアップしたんだ…!」
HPST「ギャボォー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴガルルルルーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガンガンガガンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ペインエンカ「むッ…むぅぅぅぐゥゥッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズッ…ザッ……!
ギル「ま…まずい…また押されはじめた…!
こ…このままではッッ…」
ギリッ…
ウソニ「……手助けに入りたいが…
今の俺達が行ったところで果たして足手まとい以外の何が出来るか…」
ヤンデル「じゃ…じゃあ今…俺達に出来る事は…」
ビラコ「応援ですよう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんなで精一杯エンカさんを応援するですよう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「そ…それだ!!!!!!!!!!!!!!!!
よーし…
エンカさん頑張ってくださ〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「エンカさんならやれる…!!!!!!!! 越えろーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「意地見せろやおっさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
もみーの銃「ふぁいっお! ふぁいっおー!!」
ジュリー「俺達が付いてる!!!!!!!! やるんだ旦那ァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「がんばれ<3 がんばれ<3」
わーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ペインエンカ「やめろーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『え〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ブブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ペインエンカ「拙者を暖かい言葉で応援してはならぬで候!!!!!!!!!!!!!!!!
力が抜けてしまう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
拙者に声をかけるなら…激しい罵倒を!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『ズコーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
どんがらがっちゃー!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「応援拒んで罵声所望するとかあのおっさん拗らせすぎだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「…いや…しかし…もしかしたら…!
“罵倒”による精神的ダメージでもエンカさんの力になるかもしれない…!
そういえば変身してすぐの時…ツバメオーちゃんの辛辣な言葉に反応してレベルが上がっていた!!!!!!!!!!!!!!!!」
バーンッ!!!!!!!!
ギル「な…なんと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ツバメオー「マジかヨ!!!!!!!!
そうと決まれば…」
みんな『死ね〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
わーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シュイイイイ…
エンカ「…! …お…おぉ…!!!!!!」
-
ツバメオー「…お!? なんか力が入ってる感じするヨ!!!!!!!!
マジで罵声効いてるかも!!!!!!!!」
ギル「な…なんと… そ…それならばもっとやらないと……ふぅぅ…
こ…このろくでなしがァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「アホ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「あんほんたんさん〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
もみーの銃「変なおじさん!!!!!!!!!!!!! 変なおじさん!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「変態エロ助ディザスター野郎〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
わわーッ!!!!!!!!
グググン…
ペインエンカ「……ぉお………
………いい……いいぞ…………
もっと…もっとだ…!!!!!!!!!!!!!!」
ギュギュギュ…
ツバメオー「いいヨいいヨ!!!!!!!!!!!!!!
でもお前ら!!!!!!!! まだ遠慮があるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もっと辛辣で心をえぐって立ち直れないような罵声を送らなきゃ!!!!!!!!!!!!!!!!
あのおっさんのためになんねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!
ギル「は…はい!!!!!!!! 分かりました!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「ツバメお前生き生きしてんな」
ツバメオー「いいか!!!!!!!! これまであのおっさんに感じた不満や本音をぶちまけろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
行くヨ!!!!!!!!
こォォォォの変態腐れキモロン毛がァァァァ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
体臭きついんだヨヨォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
汗かくとお前夏場に放置したスイカみたいな匂いすんだヨ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「エンカさんの生傷作る奇行に皆迷惑してるんで抑えてもらえますか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この前あまりにも目に余るんでスパルティーさんとディミリアさんで緊急会議を行って大変だったんですけどォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「戦士としては憧れるけど一般社会に生きる人間としては微妙!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「私はいいですけど
他の女の子達はエンカさんのえっちな所は気持ち悪いって言ってました!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「正直俺より変態だよねー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤバいよそれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「初めて会った時妹に色目使ったのは許せない…
あの時は妄想の中で100回くらいヘッドショットした!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヷ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゾクゾクッ…
ペインエンカ「ッ……ッお……うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ピコ…ピコ……ピコーン!!!!!!!!!!!!!!!!
【Pain Lv.10】
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「めっちゃ上がったァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブーッ!!!!!!!!
ジュリー「すごく効いてる!!!!!!!! 効き過ぎてるよこれ大丈夫ねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!?」
-
しゅあしゅあしゅあしゅあしゅあ………ゴォオオオオオオオオオオ…
ペインエンカ「…ありがとうみんな……
………おかげで力が……………溢れて止まらん……………………」
ぽろ…ぽろ…
ギル「涙も溢れてますけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「ほらやっぱり効き過ぎてるよこれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカさん冗談だからねー!!!!!!!!
HPST「ブギュアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドォーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ペインエンカ「!」
スゥーッ…
ペインエンカ「グレイトフル・アッパー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドガァンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
HPST「ギャブブァアァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「あッッ!!!!!!!!
攻撃を与えた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
www「ッ……この状態のHPSTを超えたとでも…?
…そんなはずが…ねェだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なぁHPST!!!!!!!!!!!!!!!! お前はまだまだだァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カタタタッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
グォオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
HPST「グジュアァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バババッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ペインエンカ「来ォォォォォォォォォォォォい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
HPST「ゴラゴラゴラゴラゴラゴラゴラゴラゴラゴラゴラゴラゴラゴラゴラゴラゴラゴラゴラゴラゴラゴラゴラァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ペインエンカ「ソラソラソラソラソラソラソラソラソラソラソラソラソラソラソラアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《壮絶な打ち合い!!!!!!!!
互いに一歩も引かず!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…だが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド…
HPST「ッッ…ギ…ゴォ……」
ビキ…パキ…バキキ…
www「…………自壊…!!!!!!!!!!!!!!!」
ギリリィッ…
ジュリー「完全に押してる!!!!!!!!
行ける…行けるーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカさん!!!!!!!! そのまま終わらせろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
発泡さんを救うんだーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
www「………HPSTッ………負けるのかッ…?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ………
HPST「ッッッッ………―――」
キュキュキュキュウゥゥ…
-
HPST「――――」
キュパァァァァァァァァァ………
《…その時!!!!!!!! …HPSTの体から…光…!!!!!!!!》
ザリッ…
ペインエンカ「?!」
ギル「な…なんです!!!!? この…紫色の…光…?」
ジュリー「…い…一体…何が始まるんだ…」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
www「………これは……熱暴走…!!!
…まずい…………伏せろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!
HPST「――――――ッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
キュインッッッ…
ピィーーーーゴォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《HPSTの体から紫色のエネルギーレーザーが放たれる!!!!!!!!!!!!!!!!》
キュインッ………チュドォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《レーザーは一筋の光の鞭のようにしなりながら戦場を迸った!!!!!!!!
戦場に残存していた戦車群がレーザーに焼き尽くされ爆発する!!!!!!!!!!!!!!!!》
ツバメオー「ん…んなァァァァァァにィィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ウソニ「な…なんだこの異常な威力なレーザーは…
こんな攻撃を隠していたのか…?!」
ジュリー「いや…向こうも想定外みたいだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ギル「と…とにかく伏せましょう!!!!!!!!
こ…これはまずい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
HPST「ッッッッ――――!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビゴォーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ピゴゴォーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ピーーーーーーーーーゴゴーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《レーザーが次々とHPSTから放たれる戦場を切り裂き爆発させていく…!!!!!!!!
まさに地形が変わるほどの超破壊…!!!!!!!!!!!!!!!!》
www「……最大限の性能そのままで打ち合ったせいで運動によって溜まった熱が暴走したか…
それを体外に無理矢理排出する段階で…自壊していた部分から漏れだしていた特殊燃料やらなんやらとなんかすごい反応してレーザーみたいな破壊砲になっちまった…
これは俺でも…制御出来ないな………
くそが…!!」
HPST「―――――ッ――――――ッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビゴォー!!!!!!!!!!!!!!!!
ビビーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チュゴォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ババババババッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドゴォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「いやぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! やばいやばいってこれ!!!!!!!!!!!!!!!!
伏せてなんとかなるレベルじゃないってぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
死ぬ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザザンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ペインエンカ「死なせはせん!!!!!!!!!!!!!!!!
拙者は鉄壁騎士…!!!!! 守ってみせる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
HPST「ォゴォォゴォォォォォッッ――――――――」
ビゴゴ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チュイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギャアァーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ふや〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こっち来るゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!」
ペインエンカ「皆そのまま伏せているで候!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「本当に防ぐつもりですか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
無茶ではッッ……」
ペインエンカ「無茶であろうと…騎士たる拙者が誰かを守ることを投げ捨てられるかァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なにがあっても守り抜く!!!!!!!! それが連合騎士団員の矜持………副団長に教えられた騎士の在り方だーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ググ…ガインッ ガインッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ペインエンカは両腕の巨大な篭手を合わせた!!!!!!!!
すると巨大な盾のような形状になった!!!!!!!!!!!!!!!!》
ペインエンカ「来いいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゥッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビカッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドギュガガギャッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ペインエンカ「うぉおおおおおおおおおぐォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「お…おぉ!!!!!! 戦車をも軽く破壊したレーザービームを防いだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギュガガガガガガァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジッ…ジリッ…ジリッ…
ペインエンカ「ッ…おッ…ぉ…このぉ…圧力ッッ…!!!!!!!!!!!!!!!! ぬゥゥゥゥゥッッッ…」
HPST「ガァァッッ――――――――――!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビギャーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズズンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ペインエンカ「む…むぐォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「さ…更にレーザーが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「が…頑張れ…負けるなおっさん…………ァあいや…
そのまま死ね〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ペインエンカ「ッッッッッッ…
……絶ッッッッ………守ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ビーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ビガァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
HPST「――――――――……ッッァアァアアアァッッッーーー」
ヴヴヴヴヴヴ……ボシュッ ボシュッ…!
ポシュウウウウウウウウウウウウウウ…
《HPSTの体から放たれる光が弱まり…そして放たれるレーザービームも弱まって行った…》
www「……! …おさまった…か…」
ヒョオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ……
《破壊のあと…静寂が戻った…
戦場には恐るべき破壊の後だけが生々しく残っていた……
エンカ達は………》
しゅうううううううううう……
ドンッ…!!!!!
エンカ「………ごふッ…」
よろ…
《エンカの変身は解けていた…
膝をつくエンカ…そしてその後ろには…》
ババンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「エ…エンカさんんんんんんんんんんんんんんんんんんん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「お…俺達のまわりはひどい有様なのに…エンカさんの後ろには居た俺達は全く無傷だ…!」
エンカ「……フ…ハハ……………なんとか…守れたようでござるな…」
ツバメオー「ボクらは助かったけどお前は死ねば良かったのに!!!!!!!!!!!!!!!!
今からでも遅くねーぞ!!!!!!!! 死ね〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「…い…いや……拙者もう変身解けたから……普通に褒めてくれでござる………」
普通に傷つくから
ツバメオー「あぁそう? よくやったヨ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「ありがとうですよ! すぐ手当てするです…」
ウソニ「………向こうは…力を出し尽くしたか?
先程から沈黙しているが…」
シュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ……………
HPST「………………」
ボシュッッッ… ジジジジ…
HPST「………ォ…オオォ…」
ヴオオオオォォォォ…
www「?!」
ギル「ッ!!!!!? ま…また体から発光が!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ざわッ
ジュリー「…まだ残っていたのか!!!!!!?
ま…まずッッ…」
HPST「――――…ァア゙ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビゴァーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「ま…またこっちに来る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
よ…避けろ!!!!!!!! 逃げろーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「ぐッ…くそッッッ…体がッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
よろ…!!!
ギューーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「う…うわァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボ…ボクの方に来たヨーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
やだーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダッ………ガッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ズテェーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「あぶば!!!!!!!!!!!!!!!!」
《足が絡まってコケるツバメオー》
ギル「う…うわぁ!!!!!!!! ツバメさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「うわわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
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