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死んで蘇る なんとかファイト
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\ |,.-‐一\ ',,.-‐一フ ヽ/ | / |
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\| く / /
i ___ / / カッ!!
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専ブラが使えなくなり本板で続けられなくなったため 続きを避難所で始めます
避難所前スレはゆっくり埋めていきます
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【前ファイト】
なんとかファイト フォーメーションC!!
【アラスカ】
あつそう
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【あらすじ】
ゲーム脳地方に現れた骸骨調査のためネアメを発ち行動を開始したギルチーム!
しかし寄り道ばかりで先に進めず足止めを食らっていた!
気持ち新たに再出発するも まさかの嵐にたまらず 通りがかりの屋敷で雨宿りすることに!
だがなんと その屋敷は黄金の女怪盗に予告状を出された狙われた屋敷だった!
屋敷の主人に頼まれ 宝の警備をまかされたギル達…
たった一晩だけの簡単なお仕事……のはずだが…
今夜 この屋敷で惨劇が巻き起こる…!!!
なんとかファイトが送る至極のサスペンスが始まる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんとかファイト 特別編
『生真面目探偵ギルのへたれ推理!
〜 黄金の家宝を守れ! ギルと怪盗の知恵比べ!
そして怪盗に狙われた巨大な屋敷で起こる連続殺人!?
次々と消えては変わり果てた姿で発見される仲間達! ギルチーム全滅!!?
トリックの闇を破し真犯人と怪盗を追え!!
真実の向こうに待ち受ける悲しみと怒りの螺旋…
その螺旋は果して右巻きか…左巻きか…
重なり合う不幸が悲劇を加速させ法定速度を超過!!!!!
一発免停の危機が今 せまる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そして勃発する牛乳戦争!!!!!!!! 牛乳派とコーヒー牛乳派の大乱闘!!!!!!!?
そして現れるフルーツ牛乳の刺客!!!!!!!! 三位一体のミルクパワー大放出!!!!!!!!
農協牛乳の罠!!!!!? 牛の涙と肉の味に一同感動!!!!!!!!!
過去と未来と現在が混在する横浜に突撃レポート!!!!!!!!!!
男達は眠らない!!!!!!!!!!!!!!!!
女達も眠らない!!!!!!!!!!!!!!!!
THE・不眠症!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もう書くことない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 〜
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
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移転乙です
>【アラスカ】
>あつそう
この二行で吹いたw
-
―――
ツバメオー「………ってさぁ
飯食わしてくれるっつって……
それが…」
ぽ〜〜〜〜ん!!!!!!
ツバメオー「カップラーメンかヨ!!!!!!!!!
なんだヨこれ!!!!!!!!」
マントル「不服でしたか」
ツバメオー「当たり前だろうがヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こんだけデカい屋敷で飯を期待せず何を期待すんだヨ!!!!!!!!
それなのに蓋を開けてみりゃカップラーメンて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
198じゃねーか198!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
せめて298までがんばれヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どんどん!!!!!!!!
ギル「お呼ばれしておいて贅沢言うのはやめましょう
それよりカップラーメンが出来上がるまでの時間で確認したいことがありますが…」
マントル「なにか」
ギル「怪盗から届いたという脅迫状を見せてもらえませんか?」
マントル「あぁ そうですね」
ごそごそ… ガササ…
マントル「これです」
エンカ「ふむふむ…」
ペラ…
ゴオオオォ…
手紙『あけましてコンバンバンジー!!
ミーは怪盗オリジョーナと申すものなのだし!!!!
最近のヤフーニュース(山根風太郎ニュース)を騒がす大怪盗とはミーのことなのだし!!!!!!
ヤフーニュースで知った情報だと貴方の屋敷は由緒正しい屋敷だと聞きましたのだし!!!!!!!!
そんな屋敷には立派な宝…凄い宝が付き物なのだし!!!!!
そしてミー調べによると実際にすんごいお宝があると分かったのだし!!!!!
ヤフーニュース情報によると貴方の屋敷にはゴールドクラインという超絶お宝があるとか!!!!!!!!!!!!!!!!?
ミーは黄金が大好き!!!!! だから今夜それを戴くのだし!!!!!!!!!!!!!!!!
この手紙は予告状ですのだし…!! 絶対に絶対に戴くのだし!!!!!!!!!!!!!!!!
というわけで手洗って待ってろなのだし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
鼻うがいもしておくといいのだし!!!!!!!!!!!!!!!!
かしこ
ゴゴゴゴゴゴ…
ギル「な…何と言う挑戦的な脅迫状…いや 予告状!!」
ツバメオー「でもなんか頭悪そうだなこの文章」
ウソニ「具体的な時間とかは書いてないのか」
エンカ「待て まだ続きがある!」
みんな『!!?』
ズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズ……
PS.彼氏募集中なのだし!
いつでもご連絡下さい→ 090-みそじ-みそじ
住所→ ヨイヤッサ・イナカマツリ地方 古都コトコト うに町内三番地 30-30-30
-
連絡先www
-
みんな『ズコーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
どんがらがっちゃあぁー!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「なんだこの怪盗!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
脅迫状に電話番号と住所書くとか!!!!!!!! アホかこいつ!!!!!!!!
アホなのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「よっぽど彼氏が欲しいのでござるか…」
ツバメオー「リスク侵してまで募集するとかどんだけ焦ってんだよこいつ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もうこの手紙警察に出しちゃえヨこれマジ」
ずーん…
ウソニ「実在しない住所の可能性もあるな」
ヤンデル「いや……これは本物っぽい…」
ビラコ「なんでですか?」
ツバメオー「…ん? ヨイヤッサ・イナカマツリ地方………古都コトコト?!
ボクらの住んでた村の隣の町じゃん…」
ギル「そ…そうなんスか!!!!!!」
ツバメオー「うん
古都コトコトにはボクの知り合いが居るんだヨ
そういやそいつの住所も…うに町内だった気がする
まさかねぇ…」
ギル「なんとも……じゃあこれは本物の住所…?
な…ならばこの電話番号は…」
エンカ「……かけてみるか?」
ピポポパパポピ
プルルルルルル…
ツバメオー「…さすがに出ねーだろこれは…」
プルルルルルルルルルル……プッ…
オリジョーナ『はーい!
あなたの心を盗むじゃう☆ オリジョーナなのだしー!!!!!』
ばば〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「出てんじゃねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
だ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!
オリジョーナ『なんなのだしぃ!!!!!!!!!?
そっちからかけてきてその言い草は!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんか用なのだし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ギル「じ…自分達はあなたが宝を狙ってるマントル氏の屋敷の警備をまかされた者であります
あなたは今夜この屋敷に盗みに入るらしいですが…
正直に言って無理であります! 諦めて下さい」
オリジョーナ『ほっ!!!!!? なにを言う出すかと思えば!!!!!!!!
ミーの華麗な仕事の邪魔をすると!!!!!?
それは不可能不可能インポッシブルなのだし!!!!!!!!!!!!!!!!
ミーはこれまでどんな守りもかい潜り仕事を完遂してきたのだし! 警備が増えようと意味はないのだしー』
ウソニ「無理だな 我々も居る上にこの宝を守る仕掛けは厳重すぎるほどに厳重だ」
オリジョーナ『そんなものミーにかかれば一発なのだし!!!!!!!!!!
ユー達… 悪いことは言わないからミーに盾突くのはやめるのだし…!
ミーに不可能はないけど…邪魔されるのは嫌いなのだし
もしそれでも邪魔するなら……こっちも考えがあるのだし』
ギル「なにを…!!?」
オリジョーナ『最後の忠告なのだし… ミーの邪魔をするな…
断れば不思議な力で死ぬことになる…』
オ゙ン…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゾクッ!!!!
-
ギル「な…なにを物騒な…!」
ヤンデル「た…ただの怪盗に何が出来る…!!!!!!」
オリジョーナ『おーほほほ!!!!!!! 一流というものは…なんでも出来て当たり前なぁーのだしぃ…
人を殺す腕だって…一流なのだし…!!!!!!!!!!!!!!!!』
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ひらひら…
ビラコ「!」
パシッ
ビラコ「あれ? お手紙の中から写真出てきたですよ?」
ツバメオー「な…なにこいつ? 和服で澄ましてるくせに仮面してるとか…変態?!!!!!!!!!!」
オリジョーナ『それはミーなのだしぃー!!!!!!!!!!!!!!!!
かわいいでしょ!!!!!? かわいいでしょ!!!!!!!?
それでまだ独身なのだしが!!!!!!!!!!? 意外なのだし!!!!!?』
ツバメオー「なにテメーのブロマイド忍ばせてんだコラ!!!!!!!!
必死さが痛々しいヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「…綺麗だ…」
キラキラキラ…
マントル「え!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「…先程から電話の声を聞いて拙者好みだとは思っていたが……正直これは……ツボだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「おいおい何いいだしてんのオッサン!!!!!!!!!!!!!!!!?
ただの仮面した変態だヨこんなん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「仮面などあっても拙者には分かる……このおなごの目はきっと清んだ目しているに違いない
そうでござろう? オリちゃん…?」
ギル「オリちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オリジョーナ『さてさて! ミーはこれから盗みの準備を始めるのだし!!!!!!
くくく…最後の夜にならないことを祈るといいのだし!!!!!!!!!!!!!
それではさらばなバナナ〜〜〜〜〜のだしぃぃーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ブツッ…
ツーーー… ツーーー…
ギル「無視された…」
エンカ「恥ずかしがり屋さんめ」
-
エンカ「ふふ…いい出会いをしたでござる
実物を見たい… はやく会ってみたいものだが」
ギル「い…いや来られちゃ困るんスけど…」
ツバメオー「もうなんなんだヨこのおっさん…
つーか最初女は20歳くらいがいいとか言ってただろーが!!!
三十路に興味ないんじゃないのかヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「理想と実際に琴線に反応する好みは違う
このオリジョーナという怪盗がただ単純に拙者のストライクゾーンだっただけのこと」
ヤンデル「そんなにいいのか…」
エンカ「あと拙者はパツキンフェチでござるからな
だからビラビラ嬢もドストライクでござるよ!!!!!!」
ぱぁ!!!
ビラコ「あら〜 うれしいですよ〜」
ニコー
ギル(なんだかエンカさんが段々と“あの人”に似てきた気が…)
ずずーん…
ツバメオー「…はあ〜…でもなんかあの怪盗バカそうだし案外楽勝で………って
あぁー!!!!!!!!! カ…カップラーメン忘れてたぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
のび〜〜〜〜〜ん
ギル「ぬはっ!!!!!!!! 本当であります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? のびまくり!!!!!!!!!!!」
ぞーん!!!!!!!!
ツバメオー「もぉー!!!!!!! ギルのバカが余計なこと気にするからさぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネコ【伸びてるが勿体ないからちゃんと食えみゃお】
ズズズー
ツバメオー「なんでお前一人だけでさっさとかっ喰らってんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゾーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【伸びるとまずいから時間通りに食べたミャオ】
ツバメオー「言えヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
てゆーかお前猫なのに猫舌じゃねーのかヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!
――― そして…食事後
カッチ… コッチ… カッチ… コッチ…
うろうろうろ
ギル「……むむむ…」
うろうろ《宝が隠された本棚の周りをうろうろするギル》
ギル「ヤンデルさん…今何時ですかね」
ヤンデル「もう…10時だな…」
ギル「まだ…来ませんか…
うーむ…いつ来るか分からないと なんだか落ち着けませんね」
結局時間聞いてないし
カッチ… コッチ… カッチ… コッチ…
ツバメオー「ん!」
パチッ!
ビラコ「あ 二歩」
ツバメオー「あああああああああああ!!!」
ビラコ「ありゃー!!!!」
<(^o^)>
ガシャガシャ!!
ツバメオー「…もう!!!! 将棋もつまんない!
はぁ…やることないなぁ…」
-
すげー、泥棒なのに個人情報さらしまくりだすげー
-
ザアァーー…
夜11時…
カッチ… コッチ… カッチ… コッチ…
ツバメオー「ねー 超ブロッケンだよねー」
ビラコ「ブロッケンSr.ですねー」
わいわいきゃっきゃ
ザーーーーーーーーー…
ヒュオォ〜〜〜〜〜〜〜〜ン…
カッチ… コッチ… カッチ… コッチ…
うろうろ
ギル「………」
ヤンデル「…」
ぼー…
ウソニ「……z」
こくり… こくり…
ネコ「………」
イライライライライラ… カリカリカリ
エンカ「何をイライラしているのでござる」
ネコ【別にイライラなどしておらんみゃお】
エンカ「嘘でござるな
毛が逆立っている」
ビ〜〜〜〜ン…
ネコ【………あ】
エンカ「それと無意識だとは思うが 先程から爪をがりがりさせているし」
ガリガリ… ガ…
ネコ【………………あっ】
エンカ「はははは! 妖とはいえ猫の本能には抗えぬかー」
HAHAHAHA
ネコ【うっせフシャアァーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ガリガリガリガリガリガリガリガリガリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「サンクス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシャシャアァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【フン! バカにしてからに…
ならば我輩は猫故一カ所には留まれんタチでミャ!!!
ちょっと散歩でもしてくる!!!!!!!!】
ぷんぷかぷん
エンカ 「どこかれ構わずマーキングするなよ」
ネコ【するか〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ズバズバズバズバズバズバズバズバ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「ありありありありありがとうございま師匠〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズバシャブァブァッシュアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【ゴミめ】
ズカズカ
エンカ「いってらっしゃい師匠!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
テーレー
ギル「いつの間に子弟関係に…」
ズーン…
-
カッチ コッチ カッチ コッチ
ツバメオー「ってなわけでアノマロカリスじゃん?」
ビラコ「チンアナゴも有り得るです」
カッチ コッチ カッチ コッチ…
エンカ「…はて いくらなんでもネコ師匠は遅すぎでござらぬか?
どこで何をしているのやら…」
やはりマーキング…
ギル「確かにもう30分以上経ってますが…」
ツバメオー「ネズミでも追い掛けてんじゃね?」
マントル「この屋敷は無駄に広いですからね…
案外本当にネズミを追いかけて迷ったかもしれませんね」
ビラコ「そうだったら大変ですよ 私 探してくるですよ」
スタスタ
ギル「何か怪しいところがあったら教えて下さい」
ビラコ「はーい」
―――
カッチ… コッチ…
キラキラキラ…
ギル「…ふーむ……しかし…ゴールドクラウン… なんときらびやかな宝でありますか…
全てを手に入れる最高の宝……」
スー… コツン コツン《宝に手を伸ばすギルだったが 壁に防がれた》
ギル「…」
ツバメオー「おいおい何やってんだヨ! 守る方がお宝に手を出そうとしてさ!!!!!!?」
エンカ「まさかこのギルは変装したオリちゃんでござるか〜!!!!!!!!?」
ガタッ!!!!!!!!
ギル「ち…違いますよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ずっと見つめてたら思わず…! この冠…不思議な魔力があるようです…!」
マントル「世界の全てが手に入るとされる宝ですからね
本来こんな屋敷にあるべきものじゃあ無いんですよ…
本来はもっと相応しい場所に…相応しい人物に…」
じぃ…
ギル「…?」
いや〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ざわわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ヤンデル「な…なんだ…今のは?!! 悲鳴!!!!?」
ウソニ「今のはビラコ先生じゃないか? 何かあったのか…」
ギル「ビ…ビラコさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダッ!!!!!!!!
ゴォォォォォ
-
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「…声はこっちからした!!!!!!!!」
ギル「ビラコさん!!!!!!!!!!!!!!!! どうしましたかァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダァー…ズザザァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「あ…わ…わわ…」
カタカタカタ…
ツバメオー「お姉さん…!!!? なにがあったんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ビラコ「あ…う…あ… にゃんこ…! にゃんこちゃん…! にゃんこちゃんが…!」
カタカタカタカタカタカタ…
エンカ「ネコ師匠が一体………ハッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
http://download5.getuploader.com/g/sousaku_2/930/150317_202635.jpg
ギル「ネコさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブー!!!!!!!!
ツバメオー「な…なんだヨ… ただのねこ鍋じゃん…
別にこんなの…ホテルでもしてたじゃん」
ビラコ「ち…ちがう…! ちがうですよ…! にゃんこちゃんが…にゃんこちゃんがぁ…!!!!!!!!!!!」
ウソニ「!? …………!!!
…嘘だろう…?!」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙……
ネコ「―――」
ち〜〜ん…
『し…死んでる…』
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ついに最初の犠牲者が出てしまった…
これが悲劇の始まりになるとは
この時は誰も分からなかったのである…!!!!!!!!!!!!!!!!》
ドンッッッッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ぎゃあああああネコちゃんがあああああああ!
-
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
エンカ「し…死んでる…だと…!!!!!!!!!?」
ヤンデル「う…嘘だ… いやこれ…生きてるだろう…!?」
ネコ「―――」
ち〜〜〜ん…
ギル「い…いや…死んでます…
恐らく……鍋にぴったりとハマりすぎて……首の骨が折れたんだ…」
ウソニ「…確かに嵌まってる…抜けないぞ」
ビラコ「う…う……うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
にゃんこちゃん…にゃんこちゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガクゥゥゥゥゥゥ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「………こいつ…ぐっ…!!!!!!!!
とんでもねー…出オチキャラだったヨ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぽろ…ぽろ…
【ネコ 死す――――――
それは一行に大きな影を落とし……
この先起こる更なる悲劇を予感させた―――……】
―――
エンカ「ダウトーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「やられたですよ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
だ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「お姉さん分かりやすすぎwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
エンカ「まぁ拙者ほどの上級プレイヤーになるとビラビラ嬢の眼鏡に映るトランプの反射で見極めるでござるよ」
ツバメオー「イカサマじゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「知略と言え知略と
さぁビラビラ嬢…このゲームは“野球拳式ダウト”でござる
負けた方は脱ぐのがルール!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
既にボロ負けしたギルは脱いでるのでござるよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「はあああああああああああああああああああああああああああああああん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ピッカ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「こいつすぐ脱ぐな」
ビラコ「ちょっと恥ずかしいですよ…」
エンカ「そんなこと言ってる場合じゃなかろうが…あっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
DVDが割れたでござる!!!!!!!!!!!!!!!! ビラビラ嬢の思わぬ反応にびっくりして手を滑らせてしまいDVDを落としてしまったでござる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「ご…ごめんなさいですよ…」
エンカ「ごめんなさいで済んだら警察はいらんでござる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これはもう脱いでもらわねばならん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
D・V・D!!!!!!!! D・V・D!!!!!!!! D・V・D!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パァン!!!!!!!! パァン!!!!!!!! パァン!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「どんな手使っても脱がせてーなお前!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずーん!!!!!!!!
-
ビニールさんハッスルしすぎw
-
わーぎゃーわーぎゃー
ヤンデル「…あんなことがあったのに騒がしいな…」
ウソニ「気を紛らわせたいのかもしれない」
マントル「あの猫の亡きがらは…」
ウソニ「とりあえずトイレに置いておいた 他になかったからな」
マントル「なんでトイレ…」
ヤンデル「でも…なんであんな事に… 鍋に嵌まって死ぬなんてことあるか…」
ウソニ「そのことだが…俺も奇妙だと思っている
いくらピッタリ嵌まってるからって体の柔らかい猫が死ぬか?
ただ嵌まっただけだぞ」
ビラコ「で…でもですよ!」
バッ!!!!!!
エンカ「こら!!!!! 話を反らして逃げるな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!
ツバメオー「黙れお前」
ビラコ「あの時は悲しくて言えなかったですけど…私があの鍋を見つけた時 鍋はひっくり返ってたです…」
ギル「え!? そうなんですか」
ビラコ「はい おっきい鍋だなって思ってひっくり返したら……にゃんこちゃんが…ウゥ…」
ギル「鍋がひっくり返ってた…? どういうことでしょう
それはまるで…」
エンカ「どこからか落ちてきたみたいでござるな
よく考えてみればあんな場所に鍋があるのはおかしいでござるしな…」
マントル「…! 落ちてきた…?! もしかしてじゃあ……あそこから落ちてきたのか…!!!!?」
ギル「あ…あそこ?」
マントル「実はあの猫が死んでいたホールの階上にはキッチンがありまして…
そのキッチンがまた妙な作りなのです」
ツバメオー「妙って? どんな?」
マントル「実はこの屋敷の2階のキッチンは無駄に吹き抜けになってまして
更に壁どころか柵もない無駄にクレイジーな作りになっている通称『レインボーロード台所』なんです
まるで無駄に空に浮いたような気分になれるキッチンで
もし調味料を取ろうと高い場所に手を伸ばした時に足を踏み外したりしたらば無駄に下まで真っ逆さまに落ちる危険性のあるキッチンなんです」
ツバメオー「無駄だらけじゃねーかヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どんな糞匠の仕業だよそれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マントル「先代のセンスなんでなんとも…」
ウソニ「なるほどな じゃあつまりネコは鍋に嵌まり高いキッチンから落ち…地面に激突し死んだ…と」
ギル「悲しい事故ですね…」
エンカ「…ありえん」
ビラコ「え…?」
エンカ「あのネコ師匠がそんなドジを踏むとは思えん
短い付き合いではござるが…あの師匠の人となり…いや…猫となりは把握しているつもりだ
師匠がそんなアホな死に方をするとは思えん」
ギル「つ…つまり…?!
…! まさか …エンカさんが言いたいのは…
ネコさんは……殺された…と!!!!!!!!?
キッチンから…突き落とされて…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドン…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
わーぎゃーわーぎゃー
ヤンデル「…あんなことがあったのに騒がしいな…」
ウソニ「気を紛らわせたいのかもしれない」
マントル「あの猫の亡きがらは…」
ウソニ「とりあえずトイレに置いておいた 他になかったからな」
マントル「なんでトイレ…」
ヤンデル「でも…なんであんな事に… 鍋に嵌まって死ぬなんてことあるか…」
ウソニ「そのことだが…俺も奇妙だと思っている
いくらピッタリ嵌まってるからって体の柔らかい猫が死ぬか?
ただ嵌まっただけだぞ」
ビラコ「で…でもですよ!」
バッ!!!!!!
エンカ「こら!!!!! 話を反らして逃げるな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!
ツバメオー「黙れお前」
ビラコ「あの時は悲しくて言えなかったですけど…私があの鍋を見つけた時 鍋はひっくり返ってたです…」
ギル「え!? そうなんですか」
ビラコ「はい おっきい鍋だなって思ってひっくり返したら……にゃんこちゃんが…ウゥ…」
ギル「鍋がひっくり返ってた…? どういうことでしょう
それはまるで…」
エンカ「どこからか落ちてきたみたいでござるな
よく考えてみればあんな場所に鍋があるのはおかしいでござるしな…」
マントル「…! 落ちてきた…?! もしかしてじゃあ……あそこから落ちてきたのか…!!!!?」
ギル「あ…あそこ?」
マントル「実はあの猫が死んでいたホールの階上にはキッチンがありまして…
そのキッチンがまた妙な作りなのです」
ツバメオー「妙って? どんな?」
マントル「実はこの屋敷の2階のキッチンは無駄に吹き抜けになってまして
更に壁どころか柵もない無駄にクレイジーな作りになっている通称『レインボーロード台所』なんです
まるで無駄に空に浮いたような気分になれるキッチンで
もし調味料を取ろうと高い場所に手を伸ばした時に足を踏み外したりしたらば無駄に下まで真っ逆さまに落ちる危険性のあるキッチンなんです」
ツバメオー「無駄だらけじゃねーかヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どんな糞匠の仕業だよそれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マントル「先代のセンスなんでなんとも…」
ウソニ「なるほどな じゃあつまりネコは鍋に嵌まり高いキッチンから落ち…地面に激突し死んだ…と」
ギル「悲しい事故ですね…」
エンカ「…ありえん」
ビラコ「え…?」
エンカ「あのネコ師匠がそんなドジを踏むとは思えん
短い付き合いではござるが…あの師匠の人となり…いや…猫となりは把握しているつもりだ
師匠がそんなアホな死に方をするとは思えん」
ギル「つ…つまり…?!
…! まさか …エンカさんが言いたいのは…
ネコさんは……殺された…と!!!!!!!!?
キッチンから…突き落とされて…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドン…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
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ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ビラコ「そ…そんな…ひどい……ひどいです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
誰が…誰がそんなことを…!!!!!!?」
ツバメオー「そ…そんなん…怪盗だヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
怪盗があの猫を殺したんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マントル「はぇあ!!!!!!!!!? い…いやそれは…」
ウソニ「それしか考えられないな」
ヤンデル「な…なんてやつだ…鍋に嵌まった無防備な猫を落とすなんて…!!!! 病み許す病み…!!!
病み許す病み!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マントル「い…いやいやいや! 落ち着きましょう!!!!!? そんなまさかあのオリジョーナが…!
あの怪盗は怪盗といえど清廉な精神で正しい怪盗道を持つとききます
護身のための技を持ってはいても 人を傷つける技などありません…!!」
あせあせ
ツバメオー「いや怪盗に清廉もなにもないだろ」
ウソニ「まぁ盗みなんてやってる時点でろくな野郎ではないのは明らかだからな
ましてや今回はなんせ…全てを手に入れられるという王冠
その魔力に当てられてまともな道理など既に持ち合わせていないかもしれない…」
エンカ「うむ…まぁ更年期障害ってのもあるからな…」
マントル「30で更年期障害になるかいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「とにかく…ここに居る皆が怪盗のターゲットである以上…これまで以上に警戒を怠るわけにはいきません…!!!!!!!!!
全員で神経を研ぎ澄まして…怪盗オリジョーナが尻尾を出すのを待ちましょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
絶対捕まえて…ネコさんの仇を取るんです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バン!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『おぉーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ゴォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!
マントル「…まぁ頼もしいのはいいが…」
-
>30で更年期障害になるか
若年性のもあるらしいよ、怖いね!
-
エンカ「…と いうわけで更年期は30でもなるらしいでござるから油断はならんぞ」
マントル「急になんですか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「いや今小耳に挟んでな」
マントル「いやずっとここにいてどうやって小耳に挟んだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
怖!!!!!!! この人怖!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞ〜〜〜ん
マントル「い…いや更年期はともかくですよ? 怪盗オリジョーナが人殺しはないんじゃ…ないかと思うが」
ツバメオー「はー? なんかおっさん怪盗の肩持つね」
マントル「いやいやいやいや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 違う違う!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ただ…有名なんですよ それほどこの…オリジョーナは!!!!!!!!!!!
無血怪盗とまで呼ばれる怪盗なんですよ?!」
ウソニ「有名といっても俺達は今日まで一ミリも知らなかったわけだが」
マントル「あ…あぁー…お金持ちの間でですよ!!!!!!!!
あなた達下々民が知らないのも無理はないですね」
ツバメオー「あ? なんで急にボクらディスってんだヨこのおっさん…」
ビラコ「有名ですかねー?
私 いとこにランジェリーショップしてるお金持ちさんが居るですけど
そんな話聞いたことないですよ」
マントル「あ…あぁまあ お金持ちの……黄金コレクターの間で…ですかね じゃあ…」
エンカ「随分と限定されたでござるな やっぱり知名度ほとんど無いんじゃないか?」
ツバメオー「…つか お姉さんにそんないとこが居たのかヨ…
妹が行方不明だったりいとこがお金持ちのランジェリーショップ経営だったり…
お姉さんの家族回りの設定なんかごちゃごちゃしすぎじゃネ?」
ギル「設定ってなんスか 怖いですよ」
-
いとこなんだw
-
ザ〜〜〜…
ボ〜〜〜〜〜〜〜〜ン…
ツバメオー「今誰かザーボンっつったか?」
ギル「いや…言ってないです 雨と時計の音ですよ…」
ヤンデル「いつの間に0時半だ…」
ビラコ「…くしゅん!!!!!
寒いですよ… よく考えたら…お風呂入ってないですよ…」
マントル「あぁ そういう約束でしたね
使ってもらって構わないのでご自由にどうぞ」
ビラコ「わぁ〜 ありがとうございますですよー!」
エンカ「ならば拙者も行くか」
マントル「どうぞどうぞ 男湯と女湯で分かれてるんで」
ツバメオー「えぇ…おっさんも行くのかヨ…」
エンカ「ビラビラ嬢一人で向かわせるのも危ないだろう?」
ツバメオー「まぁそうだけど……おっさん行くならボクはパス 後でいいや」
エンカ「なんだ? せっかくだから行けば良いのに 残念でござるなぁ」
ビラコ「残念ですー…」
ギル(………
…いや違う… エンカさんは残念がってなどいない…!!!!!!!
あの顔は…! あの顔は…!!!!!!!!!!!!!!!!)
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
_,. -‐ '' " ",. ̄'' ̄` ''‐、
,.-' ,r'' _,,.. - 、 ` 、
,.r'/// / ,.-' `' 、. \
/ ,r' ,r' ,rfn、 \ '、
/ ///// ,' ,' ,rffn. '" ヽ ',
i ,.ァ .i '" ,riiニヽ. ',. ',
| ,.r '" |. { ,riiニヽ _. ', ',
| .,.r' | ! ,.. _,,.. -‐' _,..r' i .i
|,' ', ', '、., __ ,.. -‐''"゙ } | .|
| ', `、 ヽ ! } .}
', ', '、 ヽ ./ ! .|
'、 `、 \ `ヽ==='゙ ,' !
`、 '、 ' 、 / .,'
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` 、 、、、、、、、、 ` - ..,,, _ _,.r'゙
`' - .,,_ _,. - ''"
`"'' '' '' "" ←塩化ビニール
よ ろ こ ん で い る ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! !
ドドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ(くくくく…ひひへへ…!!!!!!!!
ツバ嬢がいないならばもぬ毛弾幕で邪魔されることもない…!!!!!!
拙者の恵方開壁即集音でビラビラ嬢の裸を聞いて聞いて聞きまくるでござるよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ニィィィィィィィィン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……………
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リアァァァ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「今誰かドドリアっつったか?」
-
読み直して気付いたけど、この怪盗予告はしても予告時間はしてないんだな
夜ってだけの指定だと夜通し警備しないといけないから面倒くさそう
-
エンカ「では行ってくるでござる
ビラビラ嬢 拙者が先導しよう 離れぬように」
ビラコ「はぁい♪」
ガチャリ…
―――
ツバメオー「…心配だなぁ…
あのおっさん絶対あの“聞くやつ”やんじゃない? ギルも使ったやつ…」
ギル「し…しかしビラコさん一人でお風呂に向かわせるわけにもいきませんからね
それにエンカさんは立派な方ですから…こんな時にそんな事はしませんよ…」
ツバメオー「いや…やるね あのおっさんは絶対やる 間違いない
本性表してから変態さを隠すことをしらねーんだヨ」
―――
ビラコ「お風呂楽しみですよー♪」
エンカ「そうでござるな」
ほじほじほじほじほじほじほじほじほじほじほじほじほじほじほじほじほじほじほじほじほじほじほじほじほじほじほじほじほじほじほじほじほじほじほじほじほじほじほじほじほじほじほじほじほじほじほじほじほじほじほじほじほじほじほじほじほじ
《耳かき中》
―――
ギル(…正直自分もそう思いますけど…)
ツバメオー「あのおっさんは一ヶ月前とはキャラが違うんだヨ!!!!!!!
あのおっさんは攻撃型変態…!! まさに変タイガーだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お姉さんはそんな変タイガーの前に放り出されたバンビ…!!!!!!!!
危険すぎるヨ…! お姉さん…守らなきゃ……」
ヤンデル「なんだツバメ… 人の事を気にかけるなんて珍しい…
お前みたいなもんが出来た人間みたいなことするのか…? なんなの…? 死ぬの…?」
死ねよ…
ツバメオー「ボ…ボクも女だから
女の人の人権を守るように動くのは当然だろ…」
ウソニ「君女だったのか…」
がくぜん
ツバメオー「むしろなんだと思ってたのか教えろよオォン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ガタ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マントル「聞くやつって“恵方開壁即集音”ですかね
それなら大丈夫 あの風呂は防音しようなので
音が聞こえないなら覗かれる心配もないでしょう」
ツバメオー「あ…そーなの? ならいいけど…」
ヤンデル「……って なんであの闇技の事を知ってるんだ…」
ドキ!!!!!!!!!!!!!!!!
マントル「えっ!!!! い…いやそれはその…………
私も変態だからですよ」
キリッ…
ツバメオー「キメ顔で言うんじゃねぇヨ」
-
変タイガーwww
-
ザアァー……
ギル「ところでマントルさん」
マントル「はい?」
ギル「このゴールドクラウンはこの家に代々伝わる物と言ってましたが こんなものをどうやって手に入れたんでしょうか?」
マントル「…いやぁ …“代々伝わる”なんて仰々しい事を言いましたが実はこのゴールドクラウンは祖父が手に入れた物なんですよね
確か…大昔に藁一本を持って歩いてたら 交換につぐ交換でいつのまにかこのゴールドクラウンになっていたそうです」
ツバメオー「な…なんだそのリアルわらしべ長者!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
どんな経緯で藁があれになるわけ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブー!!!!!!!!
マントル「い…いやぁ祖父も細かいことは覚えてなかったみたいですが…
ただ…確かウンコと交換してもらったって言ってたかな?」
ツバメオー「随分と低ランクから飛び級してんじゃねーかヨオイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウンコと王冠を交換したやつはどんなスカトロ大名だったんだヨそれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!
マントル「もしかしたら祖父はこの王冠に認められたのかもしれません…
それから祖父は起こす事業を全て成功させ… それがこのゴールドクラウンのおかげだと悟りました
それからこうして奉り 厳重に保管していたのです」
ギル「それで…この厳重な守りは…お祖父様だけが解除出来ていたので…?」
マントル「えぇ 数年に一度磨くために出してました
私も数回触ったりしましたよ」
ギル「…お祖父様が亡くなったのはいつですか?」
マントル「えーっと…今私が50なんで………あぁ ちょうど40年前になりますか
私が10歳のころなんで」
ウソニ「50で独身か
確かに末代だな」
マントル「なに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
急にそういうこと言わないでもらえますウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ぽろぽろぽろぽろぽろぽろ…
ウソニ「申し訳ない つい…」
ヤンデル(天然毒舌だな…この人…)
ズーン…
-
――― 1時
ぼ〜〜ん…
ガチャ
ビラコ「ふぅー! すっきりしたですよ♪」
ほかほか
ツバメオー「お姉さん!!!!!!!
大丈夫だった? なんもされてない?」
ビラコ「なんもされてないですよ♪」
ヤンデル「…エンカさんは…?」
ビラコ「分からないですよ 私先に上がってちょっと待ってたですけどなかなか出て来ないので先に戻ったです」
ギル「………………」
ウソニ「…匂うな」
ビラコ「え!!? ちゃんと体洗ったですけど…」
ヤンデル「いや多分そういう意味じゃないよ……」
ギル「ちょっと…様子を見てきましょう…?
えっと…ヤンデルさん いいですか? 一緒に」
ヤンデル「あぁ…」
ウソニ「こっちは見張りを続ける 気をつけて行ってくれ」
ギル「…はい」
――― 風呂場前
コオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
ギル「…ここですか…」
ヤンデル「…」
ギル「…」
ヤンデル「…」
ギル「…」
ヤンデル「……入らないのか…?」
ドキッ!
ギル「ふぁっ!!! い…いやもちろん入りますけど…!!!!!!!!!
ヤ…ヤンデルさん先に入ります?」
ヤンデル「え?!! い…いや…ギルがどうぞ…」
ギル「そんな遠慮しないでも」
ヤンデル「え…いや…あの……年功序列…だから」
ギル「年功序列なら年上が後から入るんですよ」
ヤンデル「えぇ!!!!!!!? い…いやギルが行ってよ…!!!」
ギル「い…いやいやヤンデルさんが」
ヤンデル「ギ…ギルが!!!!!!」
ギル「ヤンデルさん!!!!!!」
ヤンデル「ギル!!!!!!!!」
《じゃあ私が》
スッ…
ギル&ヤンデル『どうぞどうぞ』
《ズコ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ドンガラガッチャアァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
《おいおいまさかのウインドウさんかよ〜〜
まさかの不意打ちにウインドウさんびっくりしちゃったよ〜〜
久々のウインドウいじりにウインドウさんびっくりだよ〜〜
なんだよもぉ〜〜〜 しょうがねーなぁ〜〜〜〜〜》
ぷんぷん…
ギル「…嬉しそうですね」
ヤンデル「あ…あぁ
…こいつはなんなんだ…;」
ズーン…
-
ホントに久々だwww
-
―――
《いいか? まず最近のキャラってのは色々なっとらん……話聞け話!!!!!!!!!!!!!!!!》
ギル「は…はい…」
ヤンデル「…」
《正座してるギルとヤンデル》
《↑みたいな状況説明してるパネルがいつも自分らの頭上にあるんだぞ!!!!!!!!!!!!!!!!?
絶好のツッコミ所じゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それなのにお前らと来たら……一切突っ込まなかったね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
一切無視!!!!!!!! なんか私がいないみたいな扱いよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ウインドウ不介入的な!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? はぁ?!!!!!!!!
なんなんお前ら!!!!!!!!!!!!!!!!? どういう認識で居たわけ!!!!!!!!? ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?》
ギル「い…いや…なんか…触れちゃいけないアレなのかなって…思いまして…」
《か〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! あッッさ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
浅いなー自分!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
触れちゃいけない? はぁ!!!!!!!!? いい子ちゃんも大概にしろよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
そんないい子ちゃんで主人公やれる!!!!!!!!? ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
お前前の主人公達はアレよ? バリバリ突っ込んできてよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
なんかもうウインドウさんもファミリーの一員的な雰囲気あったよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? マジで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そういう思い切りがないからモブの延長から抜け出せないんだよお前らはよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?》
ギル&ヤンデル『…』
《おいおい……マジか? ウインドウさんがせっかく指導してるのに反応なしかい?
いっとっけど私はお前らより古株の大先輩だかんな?
前シリーズから居るんだぞ? お前らポッと出の新入りが気安くお喋りなんか出来ねーぞ オイ
お前…聞きたいか? 私のアレ…武勇伝よ?
私は初めて出たときからそれはもう突っ込みまくられたわ マジで
前の主人公達は容赦なく突っ込んでくれたんだよ
そのおかげで夢の世界のシステムでしかなかったウインドウが外界にまで続投よ?
それからTECとか色々派生が出て… 顔見知り…いや“窓見知り”になったぐらいだよ
時にはストーリーに介入して 前の主人公を困惑させたり…
……あー 前の主人公達は良かったよ……なぁ?》
ギル「そ…そうっスね…」
ヤンデル「…………なんなんだこいつ…偉そうに…
老害みたいなことしやがって…」
《あ?》
ガバ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「な…なんでもありません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ひそ…
ギル(ダ…ダメですよヤンデルさん…逆らっちゃ… この方は我々より大分前から登場してらっしゃる方なんですから)
ヤンデル「…なんだよ大分前から登場してるって…
なんなんだよこの変な四角いやつは……」
ぽろぽろ…
-
ギル「ウインドウ殿の意見はひどく尤もであります
返す言葉もございません これからは適度にイジらせてもらうので どうか…」
《…あぁ…いやまぁ いいんよ? これがお前らのスタンスならさ?
まぁでもさ? いつもお前らの頭の上にゃ先輩がいるよーって思っててくれよ な?》
ギル「はい…」
ヤンデル「…」
《…っし! よく出来ました! さーって 本編進めっか?
えーっと とりあえずこの風呂場の扉開けりゃいいん? じゃあ行くぞ》
ギル「お願いします」
ヤンデル「…なんだよ本編って……
なんでこんな四角いやつが仕切ってんだよ………」
ぽろぽろ… つー…
ギル「まぁまあ…」
《よっしゃwwwwwwwwwwwwwwwあけるぞwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
3………2………1…………GO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《…と言ったら開けるよwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww》
ギル&ヤンデル『…』
《じゃあ…もう一度!
3………………2………………
…………………………》
《おーいwwwwwwwwwwwwwww突っ込めよwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
1はまだかー! つってよwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
ひゅーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww》
ど〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル(うぜ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ブブブー!!!!!!!!
-
《よいしょー!!!!》
ガララ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
コオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
ヤンデル「うっぐ…! ひどい湯気…」
ギル「エンカさーーん!!!!!!!!!!!!!!!! どうしましたかー!!!!!?
もしかしてのぼせましたかー!!!!!?」
しぃん…
オオオオオオオオオオォ…
ギル「…反応がありませんね…」
ヤンデル「…なぁギル…なんだか…焦げ臭く…ないか?」
ギル「焦げ…? なんでそんな……」
もわわわわ…
ヤンデル「湯気が晴れてきた………………ハッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ギル「アッッーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドォン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
「\ .「\
〉 .> 〉 〉
/ / / /
/ | / |
/ / / /
( 〈 . / /.
\ `\ |ヽ |
\ \ / |
ヽ ■ ノ
| ■ /__
ドオォーーーーz____ンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《湯舟にひっくり返ってるエンカ》
ギル「エ…エンカさああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「あ……あ…あ…ああ…」
カタカタカタカタカタ…
《何やってんだお前ら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 湯舟から引っ張りあげろォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チャプ…
《湯舟に手を突っ込む私…………と!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?》
バチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《うぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ドッゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ウインドウ殿ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ウインドウは爆発四散した!}
【レギュラーウインドウ… 死亡……】
ドンッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ギル「ウインドウ殿が死んだーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
い…いやそれより…エンカさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ…
ガバ!
ヤンデル「待てギル!!!!!!! ……見ろ!」
ギル「!!!!?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
バチバチッ… バチチッ…
ギル「なッッ…剥き出しの電気ケーブルが湯舟に!!!!!!!!!!?
ウインドウ殿が湯舟に手を突っ込んだ瞬間に爆発したのはこれで感電して…!!!!?」
ヤンデル「…エンカさんを引っ張りあげる前にこのケーブルを引き上げないと俺達も危ない…」
ギル「…! そうですね…!」
___ そして
ザパァ…!!!!!!!!!!
{ギル達は電気ケーブルを湯舟から抜きエンカを引き上げた}
ギル「エンカさんッッ…」
エンカ「―――」
プスプスプスプスプス…
ち〜〜〜〜〜〜ん
ヤンデル「全身が傷だらけ…頭はアフロに…!!!!
完全に雷に打たれたたんだ…!!!!!!
これは…もう……」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
【エンカ …死亡…】
ギル「うっ…エンカさん…エンカさんまで…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…何故こんな時にこんな事故がッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「…事故じゃ…ない」
ギル「え!!?」
ヤンデル「見ろ…このケーブル… 綺麗に切断されてる… 鋭利な刃物で斬ったみたいだ…」
ギル「!!!!!!!!!!! 切…断……!!!!!!!!!!!!?
まさか………このエンカさん死亡も………
誰かが殺意を持って実行したと?!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
-
管理がなってないな、館の管理者に損害賠償請求するべき
-
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ドンッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「なに…!? エンカ殿が…!!!!!!!!!? バカな…」
ツバメオー「冗談でしょ? あの死んでも死にそうにないおっさんが…死んだ…?」
ギル「はい……… そして…………
ウインドウ殿も…!!!!!!!!」
ぐッ…!!!!!!!
ウソニ「それは知らんが」
ビラコ「嘘です…………嘘です嘘です嘘ですよ!!!!!
私がお風呂に入るときまで一緒だったですよ!!!!!!!!!!!!!!!!
それなのに…死んじゃったなんて……うぅ…」
ギル「エンカさんの死因は感電死…
ケーブルが切断され それが湯舟に入り…」
マントル「切断!!!!!!!!!!!!!!!!? まさか…それは」
ギル「…恐らく怪盗オリジョーナが…」
マントル「な…なんてひどいことを… 怪盗オリジョーナめ…ひどいやつだ!!!!!!!
つまり怪盗オリジョーナは既にこの館に潜伏してるということか…」
ギル「はい………
……………ん??……」
ウソニ「しかしだ
お風呂場にあるケーブルが切断されていたということは 怪盗も風呂場に入ったのだろう?
その時にエンカ殿は気付かなかったのか? あれほどの手だれがそんな油断を見せるのか…?」
ツバメオー「…じゃあこういうのは?
例えばあのおっさんが警戒しないようなものに変装して…とか」
ヤンデル「変装…」
マントル「そういえば…怪盗オリジョーナは変装の達人でもあります!!!!!!!!!!!!!!!
ありえますね…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「エンカさんが警戒しないものって…なんでしょうか」
ツバメオー「…女とか! いきなり男風呂に女入ってきたら油断するだろ」
ウソニ「油断はするだろうが知らない女が入って来たらさすがに警戒するだろう」
ツバメオー「知ってる女だヨ!!!!!
そしてそれは……お姉さんを置いて他にいないヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビシィィィィィィッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「そ…そんな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ち…ちがうですよ…ツバメちゃん…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私は私ですよ………疑わないで…」
ツバメオー「ちがうなんて…証明出来ないヨ!!!!!
本物のお姉さんも殺されてて…怪盗がお姉さんに変装しておっさんを殺した…!!!!
こう考えるのが…一番理に適ってるんだから…仕方ないじゃんっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「どこへ行く?! ツバメ!!!!!!!」
ツバメオー「殺人鬼が居るかもしれない所になんて居れないヨ…!!!!!
ボクは小部屋に篭るっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガチャーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
デスフラグwww
-
ゴオオオオオオオオオオオ…
1時半
カッチ コッチ カッチ コッチ カッチ コッチ…
ビラコ「うぅぅ…うぅぅぅ…」
ギル「ビ…ビラコさん…」
ビラコ「私…違うですよ… 怪盗じゃないです…
違う…です…」
ウソニ「分かってますよ 先生は先生だ」
ビラコ「ウ…ウソニ君…信じてくれるですか…」
ウソニ「当然ですよ 先生はもみーのを最後まで気遣い介抱してくださった恩人です
恩人を疑うことなんてできるはずがない
今出ていった子はちょっと貧乳をこじらせてスットンキョーな事を言ってるだけです」
ビラコ「…そうですね こじらせたなら仕方ないですよ…」
ヤンデル「そ…そうだ チビでバカで貧乳のツバメなんかが言う事で傷付く必要なんてない…
あいつが勝手に思い込んでるだけだ…
どうかあいつがすぐ死ぬように呪ってください……呪術道具は貸すから……」
ビラコ「ありがとうですよ…
そうだ 眠たくなってきたですから紅茶でも飲まないですか?
私 入れるですよ」
ギル「お願いします」
ビラコ「はーい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
とたた…
ヤンデル「…まったく ツバメのせいで余計な混乱を招いてしまった…
あいつは本当にクズだな…」
ウソニ「2人死んでるし そういう強迫観念に取り付かれても仕方ないだろう」
ギル「そうですね………
……これ以上…誰も死なないと…良いのですが」
ウソニ「当たり前だ
もう誰も死なないさ そんなことより俺はこの眠気の方が問題だ
早く紅茶を飲みたいものだ」
ギル「はは…そうっスね」
ヤンデル「………」
じっ…
{手に持った藁人形を見つめるヤンデル}
ギル「どうしましたか?」
ヤンデル「いや…なんでもない… 不安だからおまじないを…」
ギル「藁人形におまじないって不穏すぎますよ…」
ずーん…
カチャカチャ
ビラコ「入れたですよ♪」
ウソニ「来たようだ」
ギル「飲みますか」
ビラコ「私 ツバメちゃん呼んで来るです
一緒に紅茶飲んで仲直りですよ♪」
ガチャ…
ヤンデル「放っておけばいいのに…」
〜〜〜
ギル「んぐ…んぐ……ぷはぁ………おいしい」
マントル「目が醒めますな」
遠くから「きゃあああああああああああっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガタッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「い…今のは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「ビラコさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ダダ!!!!!!!!
-
ビュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン
ザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザアアアアアアアアアアアン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{次第に強くなる雨風…!}
ガチャアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ビラコさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? ツバメさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ガダッ…!!!!!!
ギル「!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「ギ…ギル君…」
ギル「なッ…!」
ザアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ…!!!
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「―――」
ドォオーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ツバメオーは……泡を吹いて倒れていた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ギル「ツバメさんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「…ま………ま…さか…」
ビラコ「私が来たときには……もう…」
ツバメオー「―――」
ち〜ん…
【ツバメオー……死亡!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ヤンデル「嘘だろ…………………」
ギル「………ッッ!!!!!」
マントル「…ほ…本当に…あなたが来たときには死んでたんですか…?」
ビラコ「え…?!」
ギル「何が言いたいのです!!!?」
マントル「い…いや………」
ギル「……とにかく…部屋に戻りましょう…」
―――
ギル「ウソニさんに説明せねば…」
ヤンデル「そういやあの人は付いてこなかったな…」
ギル「きっとこの部屋を空けるわけにはいかないと残ったのでしょう」
ウソニ「…」
ギル「ウソニさん!!!!!!!!!! 大変です…! 実は…」
スッ…
ウソニ「…―――」
グラァ…
ドサァァァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
オ゙ォ゙ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ドォ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「―――」
ギル「バカなッッッ…ウソニさん…ウソニさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ヤンデル「だ…ダメだ…息をしていない…」
【ウソニ…死亡…】
ギル「な…なんで……
なんでだァァァーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐおおおッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「なんで…!? 外傷もないのに…」
マントル「ッ… ……毒…か…!!!?」
ヤンデル「毒だって…?!!!!!!!!!」
マントル「あ…あんた……紅茶に…なにかしたか…!!?」
ビラコ「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ギル「何を言うのです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
マントル「だ…だって…それしか考えられないじゃないかッ…!!!!!!
紅茶を煎れたこの人ならッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! この人の紅茶だけに毒を仕込むことも可能だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今までの事を考えても……殺人鬼……オリジョーナが変装してるのはこいつだァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「…マントル殿…それ以上は…許しませんよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それに…あなた言ってることがさっきと…」
マントル「なにが許さないだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
“仲間だ”“仲間だから信じる”とか…そんなこと言って疑う思考停止していたら…全員殺される!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そしてゴールドクラウンも盗まれる…!!!!!!!!!!!!!!!!!!
とんだ無能だ…ちくしょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「…か…勝手なことばかりいいやがって…!!!」
ギリリリッッ…!
マントル「そ…そこまで仲間を信じたいならさっさとオリジョーナを捕まえろぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「…!」
-
ギル「…とりあえず…自分がこの屋敷を回ってきます
潜んでいるオリジョーナを見つけるであります」
ヤンデル「一人でか…?」
ギル「ええ…」
ビラコ「待ってくださいですよ!!!!!!!!!!
私も連れてって欲しいですよ…!」
ギル「ビラコさんも?」
ビラコ「はい!!!!!!!!!! 私は…自分の潔白を自分で証明したいです…!
怪盗を捕まえるですよ…!」
マントル「バカか…殺人鬼と2人きりになれるか…」
ギル「構いません 行きましょう」
ビラコ「あ…ありがとうございますですよ!!!!!!!」
マントル「正気か…」
ギル「ではヤンデルさん あとはよろしくお願いします」
ヤンデル「…まかせろ」
ギル「行きましょう!!!!!!!!」
ビラコ「…はいっ!!!!!!」
―――
コツーン… コツーン…
ギル「…探すとは行ったものの この屋敷は広すぎてそう簡単にはいかないでありますね… 隠れる場所も多いでしょう
とにかく一つ一つ回りましょう」
ビラコ「はいですよ」
ギル「ビラコさんは自分の後ろに付いてきて下さい」
ビラコ「はい
…………いいんですか?」
ギル「何がですか?」
ビラコ「私がオリジョーナかもしれないのに…背中を見せても」
ギル「? ビラコさんはオリジョーナじゃないでしょう? 警戒する必要なんてまったくありませんよ」
ビラコ「…ありがとう…」
ギル「…お礼など
当然のことでありますよ
…それに…少し気になる事もあります」
ビラコ「…? 気になる事…?」
ギル「えぇ…実は」
てくてく…ドカッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「あ痛ッ…! 何かにぶつかッ…!!!!!!!」
ドォンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギャギャアアアアアアアアアアアアアアアアアン…!!!!!!!!!!!!!!!!
{鉄の塊のような怪物がギルを見下ろしていた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ギル「うぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ズテェ〜〜〜ン!!!!!!!
ビラコ「ギル君!!!!!!!」
ギル「か…怪物だぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブルブルブルブルブルブル
ビラコ「ギル君!! 落ち着くですよ! よく見てですよ!
ただの置物の鎧ですよ」
ギル「え…………」
ばーん!!!!!!!!
ズララァーーーーーーーーー…
ギル「な…なんだ…」
ほっ…
-
ズラ〜〜〜〜〜〜
ギル「すごい鎧の数…
こういう豪邸にはベタですが 壮観っスねぇ…」
ビラコ「もしかして!! この中に怪盗が隠れてるかもですよ!!!!!?」
ギル「い…いやぁ〜〜〜〜…どうでしょ これは隠れるには…窮屈すぎませんかねぇ
どうやら装飾の意味合いが強いのか 人が中に入るようには作られてないみたいですし…
いやしかしなんとも…たくさんの種類の鎧がありますねぇ…」
ビラコ「ア゙ッーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴウウウウウウウウウウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「え!!? どうしました!!!!!!!!!!!?」
ビク!
ビラコ「天狗の鎧ですよーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
天狗をもした鎧があるですよう〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジャアジャアァ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「あるんだそんなの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!
ビラコ「カッコイイですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 欲しいですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
欲しいですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
{天狗鎧を指差しながら言うビラコ}
ギル「いやそんなねだられても困りますが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずーん
ビラコ「うー…欲しいですよ……う?
…あー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「な…なんですか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ビラコ「この天狗像…作りが甘いですよ!!!! この天狗の履いてるゲタ……二本歯です!!!!!!!
天狗のゲタと言ったら一本歯がデフォですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これちょっと天狗に関して詳しくない人が作ったんじゃないですか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ギル「いや知りませんが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
―――
ビラコ「ごめんなさいですよ… 一人で舞い上がってたです…」
ギル「いやいや…良いんですよ
しかし…元から疑ってはいませんが 今ので確信しましたね
ビラコさんはビラコさんであります
決して怪盗が変装してるビラコさんではない…
あれほどまでに天狗を愛してますから」
ビラコ「うふふ 天狗様のおかげで疑われないなんて
鼻高々ですよ! 天狗だけに!」
むーん!!!!!!!
かつ…こつ…かつ…こつ
ギル「…それにしても……我々はこれからどうなるのでありましょう…
エンカさんウソニさんツバメさん…あとついでにネコさん…
4人が死んでしまった… しかも任務外のことで…」
ビラコ「うぅ…みんな…ぐす…」
ギル「……これからの事を考えても仕方ありませんね
とにかく今は…オリジョーナを捕まえること…!!!!!!!!!!!!
おそらくそれがきっと…皆さんへの弔いになります…!!!!!!!」
ぐっ…
ビラコ「はい…! 絶対に捕まえましょうね!!!!!」
ギッ!!!!!!
ギル「…もちろんです!!!! …む!?」
ゴココココォォ…ン
ギル「…どうやらいつの間にか建物の端まで来てしまったようでありますね
ここがこの建物で一番奥にある部屋でしょうか…」
ビラコ「あ! 見てください 名札がしてあるですよ」
【マントルのおへや<3】
ビラコ「ご主人さんのお部屋みたいですよ」
ギル「なんで女子高生みたいな字体なんだ…」
ズズーン…
ビラコ「…どうするですか?」
ギル「…うーん… まぁあまり気はすすみませんが 確認のためですから中に入りますか」
ギィ… ガチャ…
ザッ…
ギル「……おおう?」
キラキラキラキラキラキラ…
ピッカ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜…………
きっちーーーーーーーーー…!!!!!!!!!
ビラコ「わぁー! 綺麗なお部屋ですよー!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「はぇ〜〜 随分と綺麗に整理整頓されてますねぇ
本は本 服は服 小物は小物できちんとスペースが分けてあります」
ビラコ「几帳面な人なんですねー あのご主人さん」
ギル「う…うーむ あまりそうは見えませんでしたがねぇ」
ビラコ「よく居るですよ 自分の“巣”だけはキチッとする人」
ギル「なるほど…… …………いや巣ってその言い方…」
ぬぬ〜〜ん…
ビラコ「見てー!!!!! ここに隠してあったえっちビデオもちゃんと分けられてるですよ!!!!!!!!!!!
真空プレイものは真空プレイもの 真空波プレイものは真空波プレイもの 真空管テレビプレイものは真空管テレビプレイものでちゃんと区分けされてるです!!!!!」
ギル「そんなところまで見ちゃ駄目ですよってなんスかそのコアすぎるジャンルは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どんだけ真空もの好きなんすかあの人!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずず〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ビラコ「こっちもこっちも…ぜぇ〜〜〜んぶ整頓されてるですよー」
キョロキョロ
ギル「ふ…ふむ しかしながら人様の部屋に無断で入って勝手に物色するのもなんとも気が引けますね
隠れてる気配もしませんしそろそろ…………ん…?」
ゴオウウウウウウウウウウ…
{部屋の隅のタンスにいくつもの箱が固められていた…}
ギル「これ…は?」
ビラコ「小物入れみたいな箱ですよ」
ガサ…
ギル「…うわっ …レシートとか領収証とかですねぇ
しかもこれ かなり細かく分けられてます
ほぼ年代ごとに箱が作られてます」
ビラコ「わ〜〜 写真もあるですよ〜〜〜 あー! この人がご主人さんの子供のころの写真ですかね〜〜〜〜
ボラみたいな顔してる〜〜 かわい〜」
キャッキャッ
ガサササ…
ギル「ありゃりゃりゃっ ビラコさんいけませんよ
戻しておかないと………うわっッと…!!!!!」
パラァァァ…{手からこぼれ舞う写真}
パシッ!
ギル「危ない危ない…一枚でも無くしたら………ん?
この写真… ………?!!!!!!!!
これは…!? …………待てよ…」
〜〜〜 回想
ギル「…お祖父様が亡くなったのはいつですか?」
マントル「えーっと…今私が50なんで………あぁ ちょうど40年前になりますか
私が10歳のころなんで」
ウソニ「50で独身か
確かに末代だな」
〜〜〜 回想終
ギル「………………………………………?!」
ビラコ「どうしたです?」
ギル「い…いや…なんでも…! …戻りますか」
ビラコ「ハイですよ」
―――
ひゅこオオオオオオオオオオォォォ…
ザッザッ…
ギル「あ…あわわわわ…またこの鎧の地帯を抜けるのか…やはり不気味だ…」
ビラコ「…」
じー…
ギル「何を見つめてるんですか ビラコさ…」
ギャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ざわわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「今のは!!!!!!!!!!? …ご主人殿!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズダダンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
しんだ人達はいつか復活するのかなぁ
-
ドオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「どうしましたかマントル殿!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カタカタカタカタ
マントル「う…うわ…あ…!!!!」
ギル「なにがあったのであります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ヤンデルさんが居たのにこの部屋でなにが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
マントル「う…うお…おおぉ…」
わなわなわな スー…
{ヤンデルを指差すマントル}
ギル「…!!!!? …ヤンデルさん…!?」
おそる…おそる…
ヤンデル「…」
ギル「ヤン…デ…」
ゆさ…
ヤンデル「…」
グラァァァ…… ガクゥゥ…!!!!!!
ギル「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「―――」
ぽた… ぽた…
{ソファには座ったまま眉間に穴の開いたヤンデルが…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
【ヤンデル…死亡…】
ギル「い…一体……何があったんですか!!!! マントル殿ぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
マントル「………オ…
オリジョーナだ… わ…私は見た…」
ギル「!!?」
マントル「天井から音もなく降りてきたオリジョーナが…彼の背後に立ち… 額を撃ち抜くのを!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
声をかける間もなく…素早く!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そして去っていった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「バカな…この部屋にいたと…?!!!!」
マントル「オ…オリジョーナはずっとこの部屋に潜んでいたんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それに気づかずあんた達は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
な…何をしていたんだぁ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「…ま…待ってください…!!!!
まずはヤンデルさんのご遺体の状況を詳しく調べないと…! ビ…ビラコさんはまだ…!!?
もしかして天狗の鎧のところに!!!!!!?
よ…よんできます!!」
バッ!!!!!!!!
-
タタタタ
ギル「ビラコさん!!!!!! ビラコさん!!!!!!!!?」
ヒョオオオオオオオオオオオ…
ギル「お…おかしい… ここに居ると思ったのですが…
……ビラコさん!!!!!!!!!!!!!!!!? どちらに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
しーん…
ゾ…
ギル「…!!? ビラコさん…!!!!!?」
キョロ…キョロ…
かつ… かつ… かつ… かつ… ピタ…
{天狗鎧の前に止まるギル}
ギル「ビラコさんはこの鎧を見ていたはず………それからどこに……ん?
この天狗……眼鏡をしてる…? …いッ…いや…!
こ…この眼鏡は……………ビラコさんの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ガシャア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガコ…
{鎧の面に手をやるギル}
ドクンドクンドクンドクンドクンドクン…
ギル「……ッ」
ごく…
スゥ…
{鎧から面を外す…………と!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ギル「―――…嘘だ…」
ドドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「―――」
ドオォーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{天狗鎧の下には…動かなくなったビラコが…}
ギル「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガクウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【ビラコ…死亡…】
ついに………ギル以外…
全滅!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ババァンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
―――
全員死んだ…
ネコ… 鍋にミラクルフィット死
エンカ… 風呂で感電死
ツバメオー… フラグ死
ウソニ… いつの間にか死
ヤンデル… 撃ち抜かれ死
ビラコ… 天狗の中だ死
雨止まぬその日
ギルの仲間達は全員死んだ…
残されしはギル… そして絶望…―――
ギル「う……………!!!!
みなさん…!! みなさん…!!」
マントル「…まさかあの眼鏡の女の人も死ぬとは…
あいつがオリジョーナじゃなかったのか…?
いやもしかしたら彼女はもっと初めの頃に既に殺されて天狗の中に入れられて…」
ギル「やめてください!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「…死者を冒涜するのは…やめてください…
ビラコさんは最初から最後まで…ビラコさん本人でした…!!!!!!
実際…ヤンデルさんが殺された時間はビラコさんは自分と居ました…」
マントル「…まぁどちらでもいいがね
君も他の死んだ連中も無能なことには変わるまい」
ギル「だから…!!!!!」
マントル「冒涜とでも言うのかね?
くだらん!!!!!!!!!!!!!!!! 冒涜というのなら
その程度の実力でゴールドクラウンの警護をまかせろと断言した君達の無能さの方がゴールドクラウンに対する冒涜というものだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「…! も…元はと言えばあなたが無理を言った事ですが…」
マントル「それでも自信たっぷりにまかせろといったのはどこのどいつだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
恥ずかしい奴らめ…!!!!!!!
雑魚ぞろいの雑魚軍団がぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
全員がまとめて死んだ方がこの世のためだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「ぐぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガシッ ブオォ!!!!!!!!?
マントル「おおぉ!!!!!!!!!? 殴るか!!!!?
殴るのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ピタァァァ…
ギル「………!!! くぐぅぅ…!!!!!!!!!」
マントル「…どうせ次死ぬのはあんただ……せいぜい気をつけるんだな…」
ギル「……!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
-
次に死ぬのはマントルざんと予想
-
ふら…
ギル「……」
ギル(何か…何かが引っ掛かるのに…
頭にもやがかかったように…何も見えて来ない……)
ふらふら… ボフッ…
{ソファに倒れ込むギル}
ギル(じ…自分はこのまま何も成し遂げる事なく終わってしまうのか…!!
怪盗も捕まえられず…仲間を失い…!!!!!!!
何も出来ず…!!!! こんな自分に一体なんの意味があるというのですか…!!!!!!!!
もし………もしもあの方ならば……きっと…
きっとこんな状況でもッッッ―――――………)
スゥゥ…
〜〜〜
ギル「…な…なんでありましょう……この…真っ暗な世界…は…?
もしや…夢の中…? …なんとも不思議な…
こうもはっきりと夢だと知覚出来る……まるで前に半永眠病に罹った時のようであります…
し…しかし自分は今は眠っている場合ではないのであります!!!!!!!!
起きねば…起きね………ん?」
ピカァァァァ…
ギル「…あの………光は…………」
ピカ… ピカ… ピカカァァァァ〜〜〜〜〜〜………
ギル「光の中に…シルエット…!!!!?
あ…!! あの影は……ッ あのッ…影は………!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
全魔法使い達が待ち望む 魔法使い達の救世主…!!!!!
魔反会に打ち勝つための最後の希望…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
影「…」
ザ…
ギル「あ…あなたは…!! …あなたはッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザッ… ザッ……
ザッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
http://download5.getuploader.com/g/sousaku_2/931/150331_011614.jpg
テッテレー
ギル「フーリャンさッ………ってなんか微妙に違うーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
でたw
-
ギル「あ…あなたは……フーリャン様でいらっしゃいますか…?」
大魔女?「あー? 何言ってんのこいつ?
どこからどうみても大魔女フーリャン様じゃねーの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「いやどこからどうみてもアゴに違和感あるんスけどーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
大魔女「うるせー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そんなことより誰よあんたは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こちとらツイ○ターで忙しいんじゃド畜生ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
つーか誰よあんた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「ギ…ギルです!!!!!!!! ネアメ・ルートの…ウラ・ギルです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
大魔女「しらね〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボギャアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ぎぎぎゃあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシュー!!!!!!!!
大魔女「そんなFFの通貨みたいな名前の知り合いなんかいないわよ私!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
知らないやつが偉そうに話しかけて来てんじゃねーわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こちとら主人公よ!!!!!!!! 主人公!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
天下の主人公さまにモブが話しかけてんじゃね〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
コォアァーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「フ…フーリャン様…実は… 今は自分が主人公なのです…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババンッ…!!!!!!?
大魔女「…!?」
大魔女「あんたみたいなモブ顔が主人公なわけあるかボケ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズガガガガガガガガガ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「うぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アゴいてええええええええええええええええええッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
プシューツ!!!!!!!!
-
あごで攻撃されるとか、できれば経験したくないよなぁw
-
大魔女「てめーみたいな地味クソMENが主人公とかなんとかファイトも堕ちたもんだなオーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
主人公の安売りしてんじゃねーわよバカヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドオオ!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「…! …すみません…
確かに自分は…主人公という器ではありません…
こんな座に偉そうにしているのが本当におこがまし…」
大魔女「同情さそうようなその感じやめろーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ギギギーギ・ギーギギ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドシャアァー!!!!!!!!!!!!!!!!
大魔女「うじうじナヨナヨしてんじゃねー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今日びあんたみてーなナヨ系主人公なんて流行らねーのよバカ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まずそもそも“!マーク”が少ないのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
通常会話から“!マーク”使いなさいよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「いやでも…
うるさすぎ…じゃないスか…?」
大魔女「全否定やめろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズガゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ぐわた〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「今までそうやって来たのを全否定やめろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あんたの今の発言はアンタッチャブルよ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 気をつけなさい」
ギル「は…はい!!!! ごめんなさい!!!!!!」
大魔女「で…? あんたみたいな地味クソがこんな思考世界に私を招来したということは……何か悩みがあるからでしょうね」
ギル「は…はい… 自分は今とても大きな壁に…」
大魔女「この私がそんな相談に乗ると思うかーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
少なくとも…なんの見返りもなしじゃあ…ねぇ…?」
ギル「み…見返り…!!!? い…いや…今自分に持ち合わせは…」
ごそ……
ギル「ポケットの中にあった芋けんぴ一本しかありません…」
大魔女「仕方ね〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
相談乗ってやるしかねーわねこれは〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「いいのこれで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブー!!!!!!!!
大魔女「これさえあれば……“髪の毛に芋けんぴ付いてるよ…!”が出来る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「なんのために!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブー!!!!!!!
-
そして…
―――――
かくかく ロボットダンス しかじか トナカイ
大魔女「なるほど…
つまり“ナンパした女の子と仲良くなってなんやかんやであれよあれよとホテルまで連れ込んだはいいがそれからどうしたらいいか分からない”…と
答えは簡単 そんな女なんて捨てて男に走りなさい
つまり ホモになれ… そういうことよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バンッ…
ギル「そんな悩みありません…」
ズーン…
大魔女「あぁそう そんな気がしたけど
えーっと? 怪盗からなんかを守ってる時に仲間が全員死んであんた一人だけ残ってどうしよう…って感じ?」
ギル「あっはい…」
大魔女「ふーん
にしてもあんたの仲間はザコばっかりね
あんたみたいなクソMENには相応しいかもだけど」
ギル「えー?!!!!!!! フーリャン様までそんなこと言いますぅぅー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
大魔女「だってそうでしょ
私の下僕の足元にも及ばないザコ連中だわ
私の下僕達は優秀よ―――
なんでもするねこに
張り合えるチロリーンでしょ
チンコのでかいサナバーに
アホのうさぎと
必要はないけど割と役に立つ骨
モフれる犬
どうよ? 付け入る隙がないわ」
ギル「そ…そりゃあフーリャン様のお仲間の皆様は誰も一流ですし…」
なんか忘れてる気がする
大魔女「それに引き換え…なんなのあんたの仲間は…
全然知らないけどどうせ役にも立たない賑やかしの劣化版私の下僕みたいなやつらでしょ
そんな使えない奴ら死んでくれたほうがむしろ良かったんじゃないの?」
ギル「そんなことないっスよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
確かにフーリャン様のお仲間には及ばないでしょうが
自分の仲間の皆さんは誰も彼も素晴らしい仲間達です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
口数は少ないですが 自分を支えてくれるヤンデルさん!!!!!!!!
ムードメーカーで我々の体の管理をして下さりなくてはならない存在のビラコさん!!!!!!!!
強くて頼りになって色々教えてくださるエンカさん…!!!!!!!!
一緒のチームになってからまだ日が浅いですが すっかり馴染んでて多分めっちゃ強いウソニさん!!!!!!!!
ツバメさんは……えーと……えーと………特にありませんが必要です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコさんも上に同じ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババァンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
大魔女「あっそ
じゃああんた…そんだけ仲間信頼してるのなら…ちゃんと仲間のことを見てみなさい
そうしたら分かるはずよ 全てがね」
ギル「す…全てが…?」
大魔女「話は以上!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私は帰る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! トランスフォーム!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ググググググググググググ…
ピキキィィーーーーーンッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
http://download2.getuploader.com/g/sousaku_2/932/150331_011946.jpg
大魔女「ギチチィーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブァッサブァッサブァッサブァッサ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しーん……
ギル「…行ってしまわれた…」
ギル「…自分が見逃しているもの……」
ほわわわぁぁぁぁ………
-
〜〜―――
ギル「ハッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガバッ!!!!!!!!
ビク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マントル「な…なんです急に倒れて!!!!!!?」
ギル「…………マントル殿…
…!!!!!!!! 少しよろしいでしょうか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
マントル「は?」
ギル「少し手を貸して下さい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ!!!!!!!!
マントル「な…なにを?!!」
――― そして
ズラ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜……
ちちちちちち〜〜〜〜〜〜〜〜ん…………
マントル「な…なんのつもりだ? この仏さん達をトイレから引っ張り出して…」
ギル「………仏さん
………うむ 仏さんでありますか」
マントル「?? 何を言ってるのかね?」
ギル「この事件…我々はあらゆる意味で大きな思い違いをしていたのです
その思い違いがこの事件の真相をわかりにくくしていた事に自分は気づきました
この事件の本当の姿をちゃんと見てやれば…答えは簡単なことだったのであります」
マントル「え…えぇい!!!!!!!! 何をいっているのか全く分からんぞ!!!!!!!!!!!!!!!!
つまり…なんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ギル「えぇ…まず 簡単にいうと
ここに並んでる皆さんは
死んでません」
マントル「えぇーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「全ては思い込みだったんです
この絶好のミステリーシチュエーションの中で倒れていく姿に 我々は『死んでいる』という固定概念に囚われまともな死亡確認をしていませんでした
それゆえに死んでいない皆さんを勝手に死んだことにし
あたかも殺人が起こったように勝手に思ってしまったのです
この事件は…そもそも事件ではなかった
偶然に偶然が重なった……偽事件だったのです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
マントル「偽事件!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ゴゴウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
マントル「い……生きてる…? え…? ちょっ…はぁ?!!!!!!!」
ギル「まずネコさん………ネコさんももちろん生きてます
恐らくネコさんは あの吹き抜けキッチンで鍋を見つけ本能的に入り込んでしまったのでしょう
そしてテンションがあがったので 鍋に入った状態で回転し…1Fに落ちた
その衝撃で鍋にハマッてしまいましたが 思いのほか気持ち良かったので
思わず涙を流して眠ってしまったのです!!!!!!」
マントル「なんだそれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズーン!!!!!!!!
ギル「鍋を割ってみましょう」
コンコン…… パキャア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ「…………………………ン…
……………………ニャ?」
マントル「お…起きたあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゾーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【気持ち良く寝てたのに何するミャオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ガリガリガリガリガリガリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「うぎゃふぁッッッほらッ…このギャアアアーッッとおッ…ブブブッ…! 生きてッ…ぎえええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズババババ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マントル「じゃ…じゃあ感電死したそいつは!!!!!? あれは明らかに風呂場で感電して…」
ギル「えぇ確かにそうです
しかし重要なのはその感電は“誰かによるもの”ではなく“エンカさんが自発的に行ったもの”…だということ」
マントル「なにゆえ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズゥーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「エンカさんは日々新たな痛みを体に刻み そして追求する求道者
そんなエンカさんが風呂に入ってる時におもむろに試したくなった痛みが……そう 感電なのです
そう思っているエンカさんの目の前にぶら下がるケーブル…!!!
そんなものがあったら……することは一つでしょう?
…そう ケーブルを切断し 水に漬ける事だ…!!」
ドン…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マントル「どんな発想だそれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 思い至らねーよJK!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブバー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ギル「…まぁこれに関してはエンカさんは実際死にかけるくらいのダメージを負ったみたいですが…」
しばらく目覚めないでしょう
マントル「な…なんて変態ヤローだよ…」
ずーん…
ギル「…続いてはツバメさん…ですがこれは後回し…
次はウソニさんです」
マントル「こ…こいつは…毒で…」
ギル「いいえ ウソニさんは眠ってるだけです」
マントル「はー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ギル「ウソニさんは本来21時には寝る生活優良者…
そんな方が1時まで起きつづけるのは酷だったのでしょう
だからあぁして前触れもなく“落ちて”しまったのです」
マントル「………だ…だが待て しかしそいつは息をしてなかったんだろう…?」
ゆさゆさゆさ
ギル「ウソニさん ウソニさん」
ウソニ「…」
マントル「ほ…ほら 反応が…」
ネコ【その者は簡単には起きんミャオ
耳元で声色を変えて『お兄ちゃん<3』と読んでみるがよいミャオ】
ギル「はい
……ん ん …ごほん!
………………お兄ちゃん<3」
ネコ&マントル『おえー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ガバァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「もみーのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガッバァァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マントル「飛び起きたーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「おはようございます ウソニさん!」
ウソニ「…あぁ おはよう …むっ もしかして寝ていたか…!!!?」
ギル「えぇ
呼吸してないから驚きましたよ…」
ウソニ「……あぁ そうだったか
悪いな 俺は無呼吸症候群というやつがたまに出るみたいなんだ」
マントル「そういうこと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「最高8時間無呼吸で寝た記録がある」
マントル「死んどけよそれもう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞぞ〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ビラコさんについては簡単…
ネコさんと同様に 我慢出来ず天狗の鎧の中に自ら入ったのであります
そうしたら思った以上に気持ち良く 夢心地となってしまい
夢の世界へとイッてしまわれたのであります」
マントル「変態しかいねーなおめーら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒョヒョ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ビラコ「むにゃむにゃ………んー♪ 天狗様の中…あったかイナリィ…」
とろ〜〜〜ん…<3
ギル「そして…最後にヤンデルさんとツバメさん
この2人の偽死はお互いが作用した結果です」
マントル「お互いが…作用…!!?」
ギル「ヤンデルさんの手元をよくご覧になってください」
マントル「手元…!!? …!!!!! 何かを持っている…?」
ギル「これは……人形です
それも………藁人形でしょう」
マントル「わ…藁人形!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ギル「ヤンデルさんはこの藁人形で何をしたか……?
そう…呪いをかけたのです
誰に? もちろんツバメさんにです!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マントル「仲間内でなにやってだこいつ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「普段の事もあり…そして今回不用意に場を混乱させたツバメさんに憤ったのでしょう
ヤンデルさんは自室に篭ったツバメさんに呪いをかけました
その呪いは見事にツバメさんに飛んだ!!!!!!!!!!!!!!!!
…しかしその呪いはツバメさんの頬をかすめるだけに終わり 殺すまでにはいきませんでした」
よく見るとツバメさんの頬には傷があります(決して描写し忘れたわわけじゃないよ本当だよ)
ギル「しかしかすっただけとはいえ 呪いを受けたショックで倒れてしまったんです」
マントル「ま…待て 100歩譲って呪いは認めるとする
…それでこの男の子が被害を受ける理由は!!?」
ギル「呪いを少し浴びせたとはいえヤンデルさんの狙いである『殺害』には及びませんでした
そのため 時間差でヤンデルさんを呪詛返しが襲ってきたのです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
マントル「呪詛返し!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
※呪詛返しとは … 呪詛が返ることである
ギル「呪詛返しによってヤンデルさんはダメージを受けましたが…
ツバメさんに多少傷を与えたためか 命が取られるような呪詛ではなかったようです
額に呪詛が返ったのでショックで倒れたのでしょう」
ツバメオー「う…うーん…ボクは一体…」
ヤンデル「………ん…あれ…?
……俺に何が………って…ツバメ!!!!? 何故生きてる!!!!!!!!?」
ツバメオー「は? 何言ってんだこいつ」
マントル「な…なん…だと…?」
ギル「これが全ての真相です
この事件に死んだ人は居なかった…
…………いや 一人だけいました…
ウインドウ殿……あの方の死だけは本当でした…」
ち〜〜ん…
{さらば…レギュラーウインドウ……}
-
ウィンドウだけwww
-
ギル「この騒動は事件ではなかった
つまり“オリジョーナの仕業ではない”ということ
…あれ? そうなるとおかしいですよね マントルさん?」
マントル「…!」
ギル「あなたは先程…ヤンデルさんが偽死していた時 こう言いましたね?
“この部屋にオリジョーナが現れるヤンデルさんを撃ち殺した”と“そう言いましたね?”」
マントル「…!!」
ギル「それ以前にもあなたの発言にはおかしなところがあった
まず“オリジョーナが人殺しなどするわけない”と“頑なに熱弁していたあなたが”
ある時を境に“これはオリジョーナの仕業だ”と言いはじめたのです
あなたは思ったのです“この騒ぎをオリジョーナのせいにして場を混乱させてやろう”と
だから手の平を返したような事を言い出したのです」
マントル「…!!」
ギル「そして更に遡ります
そのゴールドクラウンの仕掛けの解除の仕方…
あなたは“自分は知らない”と“この仕掛けを解除出来たのは祖父だけだ”と言いましたね」
マントル「そ……それが…! どうした…!!」
ギル「あなたが知らないのはおかしいのですよ…
見てください…これを!!!!!!!!!!!!!!!」
ピラッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マントル「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「これはあなたの部屋にあった“写真”です
悪いとは思いましたが 何故か頭に引っ掛かったので拝借しました
“この写真”があったあなたの部屋は非常に整理されていた
小物や写真などは年代別に分けられ キチッと仕舞われてました
この写真 …見てください “まだ若いあなたがゴールドクラウンを抱えた写真”です…
…一見したらおかしくありません あなたの祖父が仕掛けを解除してあなたに持たせたのかもしれない
…しかし!!!!! 違うんですよ
…あなたは自分との雑談の中で“祖父は40年前 自分が10歳の時に亡くなった”といいましたね?
ところがこの写真は…………30年前のものなんですよ…!
そうです これはあなたが20歳の頃に撮られた写真なんです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…おかしいでしょう? お祖父様はとうの昔に亡くなっているのに 写真の中のあなたはゴールドクラウンを持っている!!!!!!!!
しかしあなたは仕掛けの解除方法は知らないと言った!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
えぇ あなたは知らないでしょう
あなたは…本物のマントル殿ではないのだから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
マントル「…」
ギル「姿を現すのです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
怪盗オリジョーナは…あなただッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビシッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
-
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
マントル「……………」
ウソニ「…お前が…怪盗…だったか…」
ツバメオー「お…お前ぇ…!」
ヤンデル「俺達はずっと怪盗と居たんだ…!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
マントル?「……………く…
くくくく…」
ガクガク
ギル「…!!?」
マントル?「………この屋敷の現当主のキャラや…前の当主の没年とかは事前に調べてたけど…
そんな写真があるとは…思わなかった…
…ちゃんとこの屋敷を探れてたらそんな写真見つけていたはずなのに…!
おしかった…もっと…混乱してくれれば………良かったの…だしぃ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガグググググ…
バリバリィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しゅたっ
オリジョーナ「おーほほほほ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そうなのだし!!!!! ミーがオリジョーナなのだしー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
見事ミーの正体を見破ったのだし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ほ…本当にこいつが怪盗だったのかヨ…!」
ヤンデル「で…でも待て そうなると最初に電話に出たのは誰だ?」
ギル「あれは恐らく事前に録音したものを 我々の質問に合わせて手動で再生していたのでしょう
あらゆるパターンの応答を録音してあたかも本物と会話しているように錯覚させていた…!
しかしエンカさんが怪盗オリジョーナをタイプだと言ったとき あからさまにシカトしていたでしょう?
恐らくあれは想定外だったからでしょうね」
オリジョーナ「そこまて分かってるなんてすごいのだしー」
ビラコ「え
じゃあ本物のマントルさんは?」
オリジョーナ「ミーがやって来た時にとても体調悪そうだったので医療機関に送ってやったのだしー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どやー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「ものすごく善行ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!
ツバメオー「はあ?! じゃあなんでその時にゴールドクラウン盗まなかったわけ!!!?
わざわざボクら呼ばずに屋敷ん中探ってたらそこの仕掛けの解き方くらい出てきたかもしれないのに」
オリジョーナ「それはもちろんそうなのだしー…がッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そんなことをしたらただの空き巣なのだし!!!!!!!!!!!!!!!!
ミーは怪盗!!!!!!!! ギャラリーあってこその怪盗業なのだし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【だからわざわざ外で誰か来るのを待ってたのかミャオ】
-
ウソニ「なんというこだわり派だ…」
ツバメオー「いやただのバカだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
オリジョーナ「むぅぅ しかしやるのだし!!!!!!! チーム力でミーの狙いを看破するなんて!!!!
こんな形でミーの仕事が失敗するのは………2回目くらいなのだーし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
くやしーのだしー!!!!!!!!!
しかしミーもプロ怪盗! 一度失敗したブツにはもう手は出さないのだし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「ほ…本当でありますか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
オリジョーナ「怪盗に二言はないのだし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そうなると長居は無用なのだし…! さらばなのだし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グォッ!!!!!!!!
ギル「あっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
オリジョーナ「…………と…その前に…」
ギル「!!?」
オリジョーナ「………そ…その…エンカって人に…
いつかどっかであったらお茶でもと…………! …い…いや!!!!!!!!
なんでもないのだし!!!!!!!! アデュー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「うわ!!!!! めくらましッ!!!!!!!!」
ビラコ「ひつまぶしっっ!」
シュ〜〜〜〜〜〜〜〜……
しーーーーーーーーーー…ん
ギル「…き…消えた」
ヤンデル「…た…宝も…無事…
お……俺達は…」
ビラコ「宝物を守りきったですよぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! やったー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
わ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「やりましたね!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「うむ しかしそれもこれも全て…君の力だ ギル君」
ツバメオー「やるじゃん」
ギル「…! い…いやぁ…!
…みなさんのおかげです…!」
ヤンデル「俺達は何もしてない………ちょっと死んだだけだ」
ギル「……いえ みなさんのおかげですよ
…………みなさんとの…この絆のおかげです…」
―――――――…
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ………
オリジョーナ「………あーあ …負けたのだし
くやしーッ!!!!!!! のだし
アレ欲しかったのだし…」
オリジョーナ「…でもなんだか あまり悔しくはないのだし
…なんだかあいつら見てると あの子達を思い出すのだし
………さーて 帰るのだしーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シュバァァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――…
-
エンカ「…むぅぅぅ…むむ…?」
ビラコ「あ 起きたですか?」
エンカ「拙者は一体… えーっと確かお風呂に入ってぇ…ケーブルを切って…」
ツバメオー「かーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前何紛らわしいことしてんだヨまぢ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
混乱したのはお前のせいだぞーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バキバキ!!!!!!!!
エンカ「ふぐふ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ちょっと待て! 拙者はどうやらすっと倒れていたようなのて分からんが どうなったのでござる?
…って!! ネコ師匠!!!!!!!! 生きとったのでござるか師匠!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
はあ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? 死んだんじゃなかったでござるか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネコ【うるさい】
ギル「実はですね…」
まるまる もりもり
エンカ「はぇ〜〜…なんと!!!!! そんなことが!!!!!!!!!
しかし見事に敵の正体を見破ったのでござるな
ギル 天晴れでござる」
ギル「い…いやぁ〜」
エンカ「しかし寝ていたのが惜しい
実物の怪盗オリジョーナと会ってみたかったが」
ビラコ「また会えますよ〜
なんだかあの人とはまた会いそうな気がするです〜 なんとなくですけど」
ギル「…さて どうやら雨も止んだ見たいでありますしそろそろ出発しますか」
ツバメオー「なんかとんだ無駄骨をした気がするヨ」
ヤンデル「…俺達がここに来なきゃそもそも事件すら起きなかったわけだからな…」
ウソニ「ま…俺達じゃなくともほかの誰かがあの怪盗に騙されてこの屋敷に来て その時はまんまと宝を盗まれていたかもしれない
ここの本来の主人の留守中に大事な宝が無くなるなんて事態にならなくて良かったじゃないか
“この屋敷では何も起きなかった” それが何よりだ
この屋敷もあとは主人の帰りを待つだけだ」
ツバメオー「本物の主人が病気で死んじゃうオチだったりして」
ヤンデル「不謹慎だなお前はホントに…」
ツバメオー「あはははははっ!」
むもももも…
ギル「ん?」
ツバメオー「? どったの?」
ギル「いや…ツバメさん …なんか…服が…」
ツバメオー「あん?」
ずももも… むももっ… むっっ………
ぶみょん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バァァーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
http://download5.getuploader.com/g/sousaku_2/934/150331_011547.jpg
みんな『ブーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
どんがらがっしゃあぁー!!!!!!!!
{なんと!!!! ツバメオーの胸にパイオツが現れた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ドドォ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
な、なんだってー!!!
-
ギル「なッッ…!!!!!!!!!
んなななッ…」
ヤンデル「なんじゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「えっえっ?」
エンカ「な…なんで急に成長した!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ツバメオー「なにが?」
ネコ【気づけミャオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「はあ?? …………うっ!!!?
な…なんか体が前に傾む………ふぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なにこれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぷる〜〜〜〜ん!!!!!!!!
ギル「今頃ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ツバメオー「え〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ちょお〜〜〜〜〜〜〜〜?!!!!!!!! なにー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
怖いこれなにー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
もみもみ
ツバメオー「ひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おっぱいぱああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どんがらがっちゃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!! ゴチーン!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「お…おおぉおちけツビー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「…どうしたことだこれは」
ビラコ「これはあれですよぅ〜 多分 第二次性徴ってやつですよ」
ツバメオー「そんなもんとっくに過ぎてるしこんな急激に育ってたまるかーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
や…やだー!!!!!!!!!!!!!!!! これ病気じゃないのー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
急性おっぱいボインボイン病だヨ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
いや〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「なんですかその安いエロゲで出て来そうなトンデモ病気は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズズーン!!!!!!!!
-
ふらふらふら
ツバメオー「ひいいいいいいいいいいいいいもう意味分かんねーヨ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バ…バランス取れねーしぃぃぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
た…助けて立てないヨ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ふららららららッ
エンカ「う…うむむ… 今まで凹凸もなく究極的にバランスの取れた体だったから急に胸が大きくなってバランスが崩れたか…」
よたたた…
ツバメオー「ヤ…ヤンデル〜〜〜〜〜!!!!!!」
ヤンデル「だ…大丈夫か…」
バッ
ムニュニュ
ツバメオー「ふ…ふいぃー」
むにむに
ヤンデル「ぎ…ぎいやあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブオーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビタ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「あべぎゃあらァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビッタァァーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「ひっ…ひっ…! ひっひっ…!!!!!!」
ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ
ギル「ヤンデル殿!!!!!!! なにも一本背負いしなくとも!!!!!!!!!」
ヤンデル「こ…こんな奴ツバメじゃない〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こ…こいつはツバメの姿をした怪物だああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
う…うおおおおおおおおおおおお!!!!!!!! 今助けるぞツバメェェェェェェェェェェェェ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この怪物を呪い殺してエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{藁人形を振りかざすヤンデル}
ガッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ヤンデルさん!!!!!!!!!!
そ…それはいけませんよ……………むむ!?」
ゴオオォ…
-
トランスフォームが以外と気持ち悪かったw
にしてもオリジョーナの去り際が意外と可愛いなw
-
ギル「アアァーzッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドォンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「な…なんだ?」
ギル「これです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデルさんがツバメさんに呪いをかけた藁人形ですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!
ヤンデル「え!!!!!?」
ドン!!!!!!!
ツバメオー「おいコラ呪いってなんだオイ」
ギル「先程これは呪いがかすっただけといいましたが……実はちゃんと当たっていたのですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「な…なに!!!!? でもツバメは生きてる…!!!!」
ツバメオー「生きてるってなんだヨてめー
殺そうとしたのかコラ」
ギル「ヤンデルさんは確かにツバメさんを殺すための呪いをかけようとしたのかもしれない…
し…しかしその呪いは性質が変わってしまったのですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
見てください!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババッ!!!!!!!!
みんな『ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! アッー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドォン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{なんと!! 藁人形の胸にあたる部分にマシュマロがくっついていた!}
ヤンデル「あぁッ!!!!! これはポケットにしまっていたマシュマロ…!!!!!
…まさか!!!!!!!! ポケットに藁人形とマシュマロを入れてるときにくっついたのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バァバァーン!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「おそらくそれがくっついたことにより性質が変わったのですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
呪い殺す力が……マシュマロのような大きなパイオツを作る呪いに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『な…なんだってーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
かああああああッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
-
ポケットにマシュマロを直に入れてるのかよッ!!!!!!!!
-
ツバメオー「なんだヨそれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まず言わせろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なに呪ってんだバカヤンデルがァ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッキィーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「マーブ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズザー!!!!!!!!
ツバメオー「ふ…ふざけんじゃねーヨ!!!!!! なんの怨みがあってこんなことすんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
お前この幼なじみに不満でもあるのかヨ!!!!!!!! あるならちょっちツバちゃんに言ってみな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「全てが不満だ」
ツバメオー「ふざけんじゃねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バギャース!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「ハーデルチーズ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴフーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「うぅぅー!!!!!! なんてことすんだヨ!!!!!!!!
重くて仕方ねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「えー でもそんなに大きくなったら嬉しくないですかー?
女の子ならちょっとは憧れるですよ」
ツバメオー「あのねお姉さん 前にもいったけど
ボクは別に胸の脂肪にこだわってはいないんだヨ!
ボクみたいな“幼児体型”は大体胸にコンプレックスがあるみたいなイメージがあるけど ボクは違うヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
そこんとこ分かってもらいたいんだけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カー!
ビラコ「えー じゃあツバメちゃんは嬉しくないですか?」
ツバメオー「あッ…」
ツバメオー「あったり前じゃーん…♪!!!!!
うっ…嬉しくねーヨッッ!!!!!! うへへへ」
にへらー☆☆
ギル「い…いや物凄い勢いで嬉しさを隠しきれてないっスよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ツバメオー「なんだヨそれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まず言わせろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なに呪ってんだバカヤンデルがァ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッキィーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「マーブ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズザー!!!!!!!!
ツバメオー「ふ…ふざけんじゃねーヨ!!!!!! なんの怨みがあってこんなことすんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
お前この幼なじみに不満でもあるのかヨ!!!!!!!! あるならちょっちツバちゃんに言ってみな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「全てが不満だ」
ツバメオー「ふざけんじゃねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バギャース!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「ハーデルチーズ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴフーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「うぅぅー!!!!!! なんてことすんだヨ!!!!!!!!
重くて仕方ねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「えー でもそんなに大きくなったら嬉しくないですかー?
女の子ならちょっとは憧れるですよ」
ツバメオー「あのねお姉さん 前にもいったけど
ボクは別に胸の脂肪にこだわってはいないんだヨ!
ボクみたいな“幼児体型”は大体胸にコンプレックスがあるみたいなイメージがあるけど ボクは違うヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
そこんとこ分かってもらいたいんだけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カー!
ビラコ「えー じゃあツバメちゃんは嬉しくないですか?」
ツバメオー「あッ…」
ツバメオー「あったり前じゃーん…♪!!!!!
うっ…嬉しくねーヨッッ!!!!!! うへへへ」
にへらー☆☆
ギル「い…いや物凄い勢いで嬉しさを隠しきれてないっスよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ツバメオー「う…うううれしくなんかねーヨ!!!!!!!!!!
な…なめんなっ!!!!!!!!!!
む…むしろ困るヨ! ボクみたいな美少女に更にこんなパイオツが付いたら…
男達が狂っちゃうヨっ!!!!!!!」
か〜〜〜////
みんな『それはない』
す〜ん
ツバメオー「ズコ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
声を揃えて言うなーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どんがらがちゃ〜〜!!!!!!!
ウソニ「もみーのの方が美少女だろう ふざけるなよ」
ヤンデル「お前が美少女とかないわ…」
エンカ「ツバ嬢に胸が付いたところで豚に真珠…いや
金魚にiPhone…といったところでござろう」
ギル「か…かわいらしいとは思いますが…性格がね…」
ツバメオー「む…むきー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんだお前ら揃いも揃ってコンチキショー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ロリ巨乳だヨロリ巨乳!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こんな究極的なスペックでどこに問題があるってんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カカァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「需要がない」
ヤンデル「おこがましいぞ…」
ギル「ツバメさん…それ以上はやめましょう…」
エンカ「多分男の娘だったら人気出てたと思うぞ」
ツバメオー「なんだその逆説的発想!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
てめーらもう何なんだヨまぢいい加減にしろヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まとめて死ねよバカ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パキパキピキキキ… バキャ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『うぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
-
ひでえwww
-
>多分男の娘だったら人気出てたと思うぞ
存在を根本から否定する感じが出てて逆にすごいなこの台詞
-
ピキィィィィ…
ビラコ「みなさん大丈夫ですかぁっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「ふぅ 危ないな 俺は避けたからいいが」
ツバメオー「うっせうっせ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前らがボクをバカにするからだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そのまま凍り死ねアホ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「ほんとに凍り死んじゃうですよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんとかしてですよ!!!!!!!!」
ネコ【やれやれしょうがないな…
我輩にまかせミャ】
スタスタ…
くるっ…
ブルルッ
ネコ【ふうぅー…!!】
シュピァァ…じゅわわぁ…
ツバメオー「マーキング!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブボ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【これを繰り返せば5時間くらいで溶けるだろ多分】
ビラコ「その前に死んじゃうですよーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「誇り高いわりに人前でマーキングはするのか…」
〜〜〜 5時間後
キラァァァァァ…
ギル「が…がはッ…がはッ し…死ぬかと思った…」
ツバメオー「死ねば良かったんだヨ」
ヤンデル「こ…こんなことで殺そうとするなんて…ツバメはどうかしてんな…」
ツバメオー「呪い殺そうとしたお前が言うんじゃねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずーん
ビラコ「にゃんこちゃんが助けてくれたですよ♪」
エンカ「さすがネコ師匠…助かったでござる」
ネコ【世話がやけるミャ】
ギル(なんかちょっと臭い…)
スンスン…
-
―――
ギル「まぁまぁツバメさん機嫌を治して…」
ツバメオー「つーん」
エンカ「意外と似合ってるでござるぞ!」
ツバメオー「今更ごますってもおせーんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
キーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「それでどうすんだよ… なんとか取る方法を探るか…」
ツバメオー「そんなもんいらねー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボクはこの胸のままで冒険してやるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そしてこの胸を真の意味でボクのモノにし お前ら含めた男共を魅了して全員チ○コ凍らしてやるんだーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
見てろぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さぁ出発だコンニャロがああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズンズンズンズン
ギル「…すごく張り切ってますね」
ウソニ「というかヤケクソなんじゃないか」
エンカ「見える………拙者には見えるぞ!!!!!!!!!!!
胸の重さに耐え切れずギブアップする姿が…」
――― 一行は屋敷を後にし本来の旅へと戻った…
そして歩きつづけること数時間…
よろ… よろ… よろ…
ツバメオー「ぜ……ぜ……ぜへえええええええええええええええええええええええ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
き…きづぅぅぅ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!…」
よらよらよら… ドサッ…
ツバメオー「もうやだー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
重いー!!!!!!!! 歩きづらいぃー!!!!!!!! 肩がいたいぃぃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばば〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「ほら な」
ギル「……;」
ビラコ「そのくらい大きかったら肩も凝るですよー」
ツバメオー「はあああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
胸がでけー人ってみんなそうなの?!!!!!!!!!!!!!!!!
こんな重いもん背負って生きてんの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ちょっとボクナメてた!!! 巨乳のことマジでナメてたヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
じゃあ巨乳の女はみんな筋肉マッチョなんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「その理屈はおかしいぞ」
-
というかいきなり胸が大きくなったわけだから合うブラジャー持ってないよね
むしろそっちが原因で疲れがすぐきてると見た
-
ツバメオー「あああああああああああああああああもおおおおおおおおおおう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こんなの耐えられないよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もういい!!!!! もうやだっ!!!!!! こんなのもういらないヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どうにかしてヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「そのおっぱいを取りたいってことですか?」
ツバメオー「そうだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! こんなにはいらないヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「でもどうやって取りましょう」
ウソニ「俺の銃で胸に穴を空けさせてみろ そこから脂肪をしぼり出す」
ネコ【我輩が少しずつかみ切ってやるミャオ 見してミ】
エンカ「なんなら切ってもいいが?」
ヤンデル「いっそ死んだら早い…」
ツバメオー「全員却下に決まってんだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ふざけんな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ならその呪いの元である藁人形をなんとかするのはどうです?
結構ガッチリくっついているようですが なんとかすれば外れるんじゃないスかねぇ」
ツバメオー「そ…そうかー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前頭いいな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
じゃあ試してヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「ではやってみましょう』ヤンデルさん藁人形を…」
ヤンデル「あぁ…」
ポン
ギル「ではこれを…ぎゅーっと…」
むぎう
{マシュマロを引っ張るギル}
ギチィィィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ひぃ!!!?」
びく〜〜〜ん!!!!!!!!
{ツバメオーのパイオツが引っ張られた!!!!!!!!}
ギル「い…今のは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
エンカ「…まさか……この藁人形とツバ嬢の胸は連動している!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドン!!!!!!!!
みんな『な…なんだってーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ばばぁーん!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「そ…そんなっ…?! まさかッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
マムマムマムマムマムマムマムマム
モマモマモマモマモマモマモマモマ
ツバメオー「う…うぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
や…やめろや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴチ〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ヒビッパ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
セクハラww
-
ツバメオー「ふざけんなや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
揉むなや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「い…いや…本当かどうか確かめたくて…」
ツバメオー「確かめる必要ないくらい最初に引っ張りあげられてただろーが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前ただ揉みたかっただけだろ今の!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「ち…ちがいますよぉ!!!!!!!」
ツバメオー「ははーん お前なんだかんだいってボクのパイオツが気になってたんだな!!!!!!!!
そのくせに興味ないフリしやがって! お前はむっつりか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ち…違います!!!!!!! 絶対違いますから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
本当の本当に違います!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! マジで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
むしろなんかもう吐きそうっス!!!!!!! お…おぶぇええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゲロビッチャ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「どんなフォローだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 否定しすぎだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「ふむ しかし繋がってるならば取ってしまえば無くなる可能性が高くなったということでござる
続けて引っ張ってみるでござる」
ツバメオー「いやじゃあお姉さんがやってヨ さすがに男に胸引っ張れるの気分わるいし」
ビラコ「わかったです! 引っ張るですよ!
よいしょっ!!!!!!!」
ビギギギギギ〜!!!!!!!!!!!
ツバメオー「あ…あぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いだだだだだだお姉さん引っ張る力に容赦なさすぎィィーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「それぇぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
モギュギュギュギュギュギュギュギュギュギュ
ツバメオー「あぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「とおおおぉーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギチチチチチチチチもぎぃぃぃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「あんぎゃああららああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「とぇいやー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ムミョミョミョミョミョミョミョミョ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギニュウウウウウウウウウウウンッ…!!!!!!!!
ツバメオー「へへげええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブボー!!!!!!!!
エンカ「こんなに興奮しない搾乳は初めてでござる…」
-
無理矢理引っ張らずに水につけてふやかしてから取るとか
暖めて柔らかくしてから取るとかそういう気遣いはないのかw
>>79
ノーブラで巨乳とか
激しい運動すると胸を支える筋肉が切れちゃってすぐに形が崩れるよ、イクナイ!
-
そして …
くたぁぁぁぁ…
ツバメオー「は……はへぁぁぁ…」
ずぬぬ〜〜ん…
ビラコ「駄目ですねぇ…取れないですよ…これ以上やったら垂れちゃうです」
ギル「ぬぅ…ここまでしても… なんて強い呪いだ…!!!!!!!!」
ツバメオー「ヤンデルのばか……怨むかんなぁ…」
ヤンデル「い…いや それは俺も想定外だったから」
エンカ「このままでは先に進めんが…」
ウソニ「任務を優先するなら置いていくしかないだろう
放っておけば野生の狼が処理してくれる」
ツバメオー「さりげなく恐ろしい事言ってんじゃねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前もう毒舌じゃなくてサイコパスだヨそれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ず〜ん
ギル「いやーさすがに…置いていくのは寝覚めが悪いですよ
頑張れませんかね? ツバメさん…」
ツバメオー「うーん……」
ビラコ「あっっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぴき〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「どうしたの?」
ビラコ「今…私の頭に天狗様の電波…
略して“天パ”が入ったですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「天パ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブブー!!!!!!!!
エンカ「それはなんと?」
ビラコ「原文ママで言うですよ
『というかいきなりパイオツがビッグトランスしちゃったわけだから合うパイオツカバー持ってないであろう
むしろそっちが全ての元凶で此方に疲れがきてると見たで候』…とのことです」
エンカ「パイオツカバー? ブラジャーのことか」
ツバメオー「あ…あぁ そういえば! ボク変えてないや…」
ざわっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ブラジャーとかするの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「するわーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前らいい加減にしろヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズーン!!!!!!!!
ヤンデル「お…お前は…ランニングシャツみたいなダサいのじゃないのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「そんなん小学生で卒業したわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「ていうかツバ嬢ならバンソウコウで十分じゃないか…?」
ツバメオー「よいわけねーだろァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
コォーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ギル「そ…そういうことなら…」
ビラコ「私のやつを貸してあげるですよ♪」
ツバメオー「そ…そうする」
――― そして
ぱあああ…
ツバメオー「ぷぱぁぁぁぁぁ…楽になったぁ…! まだちょっとキツいけど…」
ビラコ「良かったですよ♪」
ギル「行けますかね」
ツバメオー「うん……多分OK
でもこれ…治んないかなぁ」
ネコ【安っぽい藁人形を見る限りそこまで根深い呪術ではないミャオ
なんかの拍子で戻るかもしれないミャオ
どんな拍子でいつ戻るかまでは分かりかねるがミャオ】
ツバメオー「なんかの拍子かー…
まぁ気長に待つヨ… それまでこの貴重な体験を満喫するヨ…」
エンカ「はっはっはっはっはっ! そうだそうだ!
どうせ呪いが解けたら二度とそんな胸になることはなさそうだしなツバ嬢は!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「うるせーなお前はヨ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガッガッガッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「ふががッが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「じゃーさー ちょっと写真撮るからギル写してくれる?
ちょっと胸とかめっちゃ強調したやつ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「しゃ…写真スか」
ツバメオー「うん! この姿を写真におさめてーし
あとボクの知り合いの度し難い貧乳クラスタに見せて自慢するんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「度し難い貧乳クラスタってなんスか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
〜〜〜
彼方「ふあ………ふあ………ふぁ…
つるぺったぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぺしょー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「ズズ…くしゃみか」
ヒョーゲン「今のくしゃみ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
哀れ乳
-
――― それから特に問題もなく…… 一行はついに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ザッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「来ました! ここが………」
ドォン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ゲーム脳地方!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
じゃじゃーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しーん…
ツバメオー「なんもねーけどな」
ギル「…まぁあくまでゲーム脳地方の端に入っただけですから…」
ヤンデル「それで…ここから向かうのはどっちだ…?」
ギル「えーっと…確かこっちだったかと」
ウソニ「おもいっきり道なき道だな」
ギル「ここからは厳しい行軍になりそうですが…休憩を挟みながら頑張って行きましょう」
ツバメオー「はあ…胸がこんなときにこんな道を通るのかヨ…」
ネコ【楽しそうだミャオ!!!!!!! 早く行こうぞ!】
わきわき!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「なにはしゃいでんだヨ」
―――
ガサガサガサガサガサ…………ガサササッ
バキバキバキ…
エンカ「むぅ 本当に険しいでござるな
行軍は行軍でも強行軍でござる…」
ビラコ「草や藪ばかりだから肌をたくさんだしてると虫刺されが危ないですよ
肌を出してる人は私の天狗のお面を貸してあげるですから素肌に張って下さいですよ!」
ぺたぺた
ウソニ「ズボンじゃないのか…」
ギル「というか肌をたくさん露出してるのはビラコさんくらいですよ
ありのままの姿のネコさんは…」
ひゅんひゅんひゅんひゅん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【ミャオッハァァァァー!!!!!!!! 木から木へ飛び移るの楽しすぎワロミャア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
はっ!!!!!!!! なんていい檜だ!!!!!!!!!!!!
爪を掻かねば!!!!!!】
ガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリ!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【ついでに………! …ふゥゥゥゥゥゥゥゥゥーーーい…!!!!!!!!!!】
シャー ブルルルッ!!!!!!!!
ネコ【ハッ!!!!!!!! あれは…またたび!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴロニャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ダダダーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ
ギル「ものすごくハッスルしている…」
ツバメオー「野生に戻っちゃうんじゃない? あれ」
-
>度し難い貧乳クラスタ
これに所属してる人達は自分でこれ名乗っちゃってるのかな?すげーな
-
ネコ【ミャッフゥゥゥーーーーーーーーーい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ピョインピョインギューーー…ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【ミャフフ! このまま一人で駆け抜けてやろうか】
ピキキキッッ
ネコ【!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? 体が…急に…!!!!!!!!】
ビキビキビキ…
〜〜〜
ガサガサガサガサガサ…
ギル「ネコさんお待ちをーーーー…! むう 一体どこまで」
ツバメオー「もうこの山に居着いちゃうんじゃない?」
ビラコ「それまずいですよー! 山に住むのは天狗様の許可が居るですよ!
知的な生物が勝手に山に住み着いたら…
ふしぎな力でパンツに穴を空けられ おしりにこおろぎを詰められ死ぬことになるです…!」
ツバメオー「なんだよその謎のルール!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
つーかこえーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズビ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!
ガザザザザッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドッスゥゥ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコの声「ニャギャミャ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「!!!!? ネコ師匠の叫び声!!!?」
ギル「なにかあったのでしょうか!!!!!!? 行きましょう!!!!!!!!!!」
ザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ピキ…
ヤンデル「!!!? なんだこの…音…?」
ウソニ「! 居たぞ!」
ババァーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ「―――」
かくかく〜〜〜〜ん
ビラコ「わ!!!!!? これは…にゃんこちゃんですか? なんか…カクカクしてるです!!!!!!!!!」
ギル「…これは」
ビキビキビキビキビキビキビキビキビキ
ツバメオー「!!!!? う…うぅ!!!!!?」
ビクン!!!!!!!
-
ピキキキキィィィ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ぐわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
か…体が……体が…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バババ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「み〜〜んなカックカクになったですよーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「カクカクというより…これは…」
ウソニ「ドット絵だな…」
ツバメオー「なにこれ!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ギル「まさか…これは この地方特有の“マナ”の質にあてられた影響でしょうか…?!」
ヤンデル「な…なんだそれ」
ギル「以前この土地に行った方々に話を聞いたことがあります
この地方に足を踏み入れると 全てが“ゲーム風”になると…」
ツバメオー「意味わかんね〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「この体はその影響か… 奇怪な」
エンカ「ネコ師匠は突然体が変わって驚いて足を踏み外したのでござるな」
ネコ【なんなんミャこれミャア…】
ツバメオー「これなんか動きづらいヨ… 手なんて上げ下げしか出来ないヨ」
ギル「聞いたはなしでは地方の奥に進めば進むほど人物モデルが進化していくそうであります
進んでいけば恐らく生身と遜色ない美麗な3Dになるはずです」
ヤンデル「だったら早く進もう… ドットで見ると皆の区別が付かない…」
ギル「そうですね では…出発です!!」
スィ〜〜〜
スィ〜〜〜〜〜〜〜 スィッ… スィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ツバメオー「…いや なんで後ろ向きで歩いてんだヨ」
ギル「仕様です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(涙)」
{レゲーあるある:どの方向に進んでもキャラがこっち見てる}
-
ギル「こんなことを気にしていたらキリがありません
とにかく多少モデルがよくなるまで進みましょう!」
ガサガサガサッ
スッ スッ
スィ〜〜〜〜
スッ スッ スッ
スィスィ〜〜〜〜〜
{ギルの後をピッタリ付いて行く一行}
ギル「いやあの
みなさんそんなピッタリついて来なくとも」
ツバメオー「しらねーヨ!!!!!!!! 勝手にお前の後ろについちゃうんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「これはもしや…」
ギル「仕様ですね…
昔のRPGによくあったパーティが後ろについて来るやつ…」
エンカ「後ろの拙者達は先頭のギルの行く道を辿るしかできないということか」
ツバメオー「なんだヨそれ面倒くせーな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これ傍から見たらムーンウォークで道を進む変人集団じゃねーかヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずぞ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「まぁ♪ スタイリッシュダンス集団みたいでカッコイイ☆」
ツバメオー「ポジティブすぎるヨお姉さん…」
ギル「こういう仕様ですから仕方ありませんね… これも気にせず進むしかありません」
エンカ「といっても拙者達の行動はギルに依存するわけでありますからな しっかり先導してくれよ」
ギル「おまかせください!!!!!!」
――――
ガサガサガサ
ギル「えーと…こっちかな…」
スー
スィ〜〜〜〜〜〜…
みんな『…』
ギル「こっちかな? こっちかな?」
くねくねくね
ぐるぐるぐる
みんな『うわわわわわわわ…!』
ギル「…アッー!!!!!!!!! 反対の道でした!!!!!!!!!」
カクンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴチャゴチャゴチャゴチャゴチャゴチャ
みんな『うぶぶぶぶぶぶぶぶぶッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ツバメオー「お…お前!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! いい加減にしろヨバカ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前がくねくね動いたらこっちもくねくねしちゃうしお前が進行方向を逆に戻したらみんな重なってごちゃごちゃするんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カカーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「い…いやすみません…!!!!!」
ぺこー
-
―――
ガサガサ…ぴた…
ギル「…………」
ツバメオー「なんだヨ 急に止まってどうしたの?」
ギル「あ…あの……………」
ヤンデル「…?」
ギル「……………自分…あのちょっと…
“お小水”がしたくなってきたのですが…」
みんな『……………』
ツバメオー「……………うん」
ギル「いやガン見なんですが皆さん ピッタリ後ろにくっついてられると物凄くガン見されてることになるんですがこれ」
ウソニ「いやまぁそうだが」
ネコ【マーキングくらいピピッとやれミャオ】
ギル「マーキングじゃないですしそんな簡単にピピッと出来ないのですがそれは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずず〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「やれやれしょうがないな
じゃあ向こう向いてるから誘導してくれ」
ギル「いや皆さんを向こう向かせても今度は自分は皆さんの方を向くことになるわけで
そうなるとツバメさんにお小水を引っ掛けることになるわけで…」
ツバメオー「絶対にやめろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ずっと我慢してろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
でで〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「で…出来ないですーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダダダー!!!!!!!!!!!!
グイィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「わあ!!!!!!?」
ツバメオー「わわわ!!!! 急に走るなヨ!!!!!!!!! 引っ張られる!!!!!!!!!!!」
ギル「な…なんとか……なんとか皆さんを振り切ってみます〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダダダダダダァァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
グググイイイイイイ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「んぬおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!! いやこれ無理くさいぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「な…なんとしても!!!!!!!!!!!!!!!! なんとしてもおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バキバキバキバキ
ツバメオー「ぷばばばばばばばば!!!!!!!! 藪とかあるところを構いなく疾走すんなヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ギル「ぬおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おおおおおおおおおおおおぉ………お!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドダッ!!!!!!!!!!!!!
ガララララッ…!!!!!!!
ギル「…あ」
ヒュゴオオオオオオオオオオオ…
{ギルは崖に飛び出してしまった!}
ギル「うぎゃああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
みんな『ぎゃあああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ガラガラガラガラガラガラ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!
-
災難すぎるw
-
えらいことになっとるw
-
崖下
ゴオオオオオオオ…
ツバメオー「いつつつ…」
ビラコ「はう……皆さん大丈夫ですか…?」
エンカ「うむ ただの全身打撲だ 問題ない」
プシュー
ウソニ「いや問題あるだろう」
ツバメオー「そいつは自分から全身打撲になりに行ったから気にしなくていい」
ヤンデル「ギル大丈夫か…」
ギル「え…えぇ… すみません皆さん…」
ツバメオー「すみませんじゃねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブァギョオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「マラドーヌァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「お前のせーで危うく大惨事だヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ションベンちびらせたろかヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シャーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ひぃぎぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガタガタガタ
エンカ「…! 待て! よく見たら…体が」
ツバメオー「ん?」
じゃ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「わ!!!!!!! かわいくなってるですよう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「無骨なレトロドット絵風から多少書き込まれたドット絵になったな」
ヤンデル「…となると…?」
ギル「……………………」
ズリズリ… ズリ…
みんな『…』
ギル「…! つ…ついて来ない…! やった…! パーティ金魚の糞仕様のエリアから抜けたんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「誰が糞だ」
ギル「そうと決まれば!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ちょっと放水してきます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」×5
だぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「…あ…………行っちゃった…」
ツバメオー「……………なんか…気のせいかな? 今 ギルの頭上に『×5』って見えた」
エンカ「はは なんでござるかそれは」
ウソニ「…それにしてもこの場所…違和感があるな… 偶然落ちてきた場所にしてはきちんと舗装されてるというか…
ギル君はこの道の先を行ってしまったが…」
ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ティウンティウンティウンティウンティウン…
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
-
エンカ「なんだ!!!? 今のは…ギルの叫び声か!!!!!!!!!?」
ウソニ「叫び声と共に…機械音のような…聞き慣れないが 全ての不吉を内包したようななんとも言えない音も聞こえたが…なんだ?」
ビラコ「…見に行ったほうがいいんじゃ…」
シュバァン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「―――」
ぷしゅ〜〜〜〜〜〜
ビク〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ふぁ?!!!!!! なに!!!!!!!!!!? こいつ…瞬間移動してきたヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ギル「あうううう…」×4
ツバメオー「は!!!!!!!!! 見て! ギルの頭の上の数字が×4になってる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばぁ〜〜〜〜〜〜〜〜ん !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「…なんだ 数字が…減った…のか? 何故だ?」
ヤンデル「…この道の先に何かあるんだ…
俺…行ってみる」
ビラコ「だ…大丈夫ですか?」
ヤンデル「誰かが行かなきゃ先のことが分からないし…
なにもなかったら呼ぶ……」
ザッ…
ツバメオー「気をつけろヨ…」
―――
ザッザッザッザッ…
ヤンデル「…なにもない真っ直ぐな道だが…………ん?」
トコトコトコ
たけのこの怪物「のこのこのこのこ」
ヤンデル「なんだこいつ…」
たけのこの怪物「のこのこのこのこのこのこのこのこのこのこのこのこ」
トコトコトコトコトコトコトコトコトコ
ヤンデル「こ…こっちくる… なんだか気味が悪いな…
こ…こっち来るな…」
チョン…
{つま先で小さなたけのこの怪物を軽く小突くヤンデル
……とその時!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ヴヴィッ
ヤンデル「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
メリメリメリメリメリメリメリメリ
ヤンデル「うぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{たけのこの怪物を小突いたつま先の皮膚がひっくり返ってしまった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ピュ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ゙あ゙あ゙あ゙!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{全身の毛穴から血が吹き出す!!!!!!!!}
ヤンデル「オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ぎゅあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バキッボキッッメリメリメリメリッッボギョアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{そして全身から骨が飛び出す!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ヤンデル「………!!!!!」
ティウンティウンティウンティウンティウンティウン……
【ヤンデル miss…】
-
―――
ちーん…
ヤンデル「―――」×4
ツバメオー「大丈夫かーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブフー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
エンカ「な…なに? たけのこを蹴ったら死んだ…だと?」
ギル「えぇ…全身が裂けて死にました」
エンカ「たけのこ蹴っただけで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「俺もだ…」
ビラコ「でも2人ともなんともないですよ? 怪我一つないですよ」
ギル「し…しかしあの感覚は本物でした…」
ウソニ「…なるほど そういうことか」
ネコ【!? なにがミャオ?】
ウソニ「この辺りの仕様が分かった
このエリアはつまり『アクションゲーム』の仕様になっているようだ
それもレトロな横スクロールアクションモチーフのな」
エンカ「なるほどアクションゲームか」
ウソニ「君達はそのたけのこに“当たって”ミス扱いになって死んだんだ
だからその残機も減った その残機はつまり命の数だな」
ギル「あ…当たったって……ちょっと蹴っただけなんスけど…」
ウソニ「昔のアクションゲームは敵に横から少々触れだけで死んだりするからな つまり小突いたのも触れた事になりミスしたことになったわけだ」
ギル「かといってあんな酷い死に方あります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「昨今のゲームにおける命の扱いの軽さに警鐘を鳴らした演出なのかもしれない」
ギル「全身から血を噴き出させたり骨が体を突き破ったりするのが警鐘になるんですか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「まったく…そうときたら拙者の番でござるな まかせられよ」
ズイ
ギル「エンカさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギララッ…
エンカ「すぐ戻る」
ザッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
――― 数分後…
アッーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ティウンティウンティウンティウン…
うひょひょ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ティウンティウンティウンティウン…
あぎゃぎゃぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ティウンティウンティウンティウン…
うぎょ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ティウンティウンティウンティウンティウン…
――― そして…
ぞ〜〜〜〜〜ん………
エンカ「ハァ…ハァ……すまん…やられた…」×1
ちーーーん………
ツバメオー「知ってた」
-
残機やべーよwww
-
エンカ「ぐおおお…拙者としたことがぁぁぁ…!」
ツバメオー「拙者としたことがじゃねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
正直予想通りの結果だヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「また無茶を…
恐らくこの残機を0にしたらゲームオーバー……本当の死だろう」
ギル「もうエンカさんに無茶はさせられませんね…
かといってこの道を進まないわけにはいきませんから 誰かが先導し 仕掛けなどを見極めておかねばなりません」
ツバメオー「誰がいくの? ボク嫌だけど…」
ウソニ「俺も何も分からないまま行くのは遠慮したいが」
ギル「ふむ…ならば再び自分が行きましょう!!!!!!!!
先程のようにはなりません! 敵に当たらなければどうということはありませんから!」
ウソニ「そうだな
それに恐らく よくあるアクシンゲームのあるある的に考えて やってくる敵や障害物は上から踏むことで倒せるはずだ
背中にトゲがあったりするようなのは不可能だが」
ギル「なるほど!!!!!!! ならば踏めるものは踏んでいけば良いのですね!!!!!!」
ウソニ「だが 中にはトゲが無くとも 上からであろうと触るだけで死に至る罠もある
危なそうなものはハナから避けるべきだな」
自分「了解であります! 自分 クリアしてまいります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「まかせたですよ!」
ツバメオー「行ってこいヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「はい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュギュン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド…
しゅううううううう…
ヤンデル「…はえー…」
ウソニ「Bダッシュだな」
―――
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
疾走疾走おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
たけのこの怪物「のこのこのこのこ」
ギル「たけのこの怪物!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! あなたはッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「上からだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドムゥ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
たけのこの怪物「ぴきぃぃぃー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
読んでると懐かしい気分になる
-
ダダダダダァァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
たけのこの怪物「のこー!!!!!!!!」
ギル「向かってくる障害は……踏み越える!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドムッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
たけのこ「のこォーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュゴオオオオオオオオオオオオオオオウ…
{ギルの前に巨大な穴が!}
ギル「目の前に道が無くとも…乗り越える!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ピョイ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズザザァッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ニュッ
トゲ花「パクー!!!!!!!!」
ギル「可能と不可能を瞬時に見極め 速攻で対処し立ち止まらず突き進む!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
くるるんっ シュバァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボウン!!!!!!!! ボウン!!!!!!!! ボウン!!!!!!!!
{ギルの元にミサイルが飛んでくる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ギル「何事にも恐れず!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババッ!!!!!!!! ドムッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぽい〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぽいん ぽい〜〜〜ん ぽい〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ギルは飛んでくるミサイルを足場にしながら高台へと目指す!!!!!!!!}
ギル「ひたすらにッ!!!!!!!! 前を進めばッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
必ずゴールが見えてくる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズザァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{目の前の大きな崖の向こう側にゴールが!!!!!!!!}
ギル「いッッッッけェェェェェェェェェェェェェェェェ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダダンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴオオオオオオオオオオオ……!
ガラララララッ
ガシャコ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぐっちゃああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「うぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシュブシュシュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{空から落ちてきたトゲ板に押し潰されるギル
残機…3…!}
-
惜しいwww
-
―――
ギル「うぎぃぃぃぎぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あとちょっとだったのにィィィ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ごろごろごろごろ
ツバメオー「おいおい
しっかりしてくれヨ」
ギル「だっでぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! あんな初見殺しがあるなんて思わないじゃないズがぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズビズビズズビビ〜〜〜〜〜〜〜〜…
ウソニ「しかし惜しいところまで行ったんだろう?」
エンカ「もう一度行けば今度はクリア出来るかもしれん」
ギル「む…むむ…無理ですよぉ… もう集中が続きません…
さつきのでモチベーションもガタガタですし…」
ネコ【腑抜けが…】
ズ…
ビラコ「にゃんこちゃん?」
ネコ【やはり人間はダメミャオ
どれ 我輩に行かせて見るがいい
こういうアスレチックは猫並の我輩の得意分野だ】
ドン
ギル「い…行ってくれますか! ネコさん!!!!!!!! 自分の代わりに…!」
ネコ【お前がふがいないから我輩がわざわざ行くミャ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
感謝しろミャオ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ズバシィーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ありありありありありありありがッッフゥゥゥゥ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブッシャアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「あっ! ずるい!」
ネコ【見ておれ 軽々と越えてこよう! 褒美はまたたびで構わん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
シャッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「う…うぐぐ…ネコさん…頼みます…」
ゴオオオオオオオオオオオ……
-
シャシャシャシャシャシャシャシャシャシャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【ふん 面白みのない平坦な道だミャオ
こんな道 餌スポ(餌くれるスポット)の一つである権堂俵さんの家に向かう悪路に比べれば
まさに舗装されしなの道路だミャオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ダダンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
たけのこ「のこー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネコ【ふん…それで我輩に挑んでいるつもりか? そんな覇気のない突撃………子鼠にも劣る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
バギィン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
たけのこ「ぎゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シュダダダダダダダダダダ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【…さて 次は?】
ぱかあああああああああああああああああああああああああああああああああ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【ただの穴が つまらん
四方八方を崖に囲まれた餌スポの一つ 須加元さん家の穴より10mは小さい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こんなもの…側転でも飛べる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ぐるるるるるん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シュタタン!!!!!!!!
ニュッ
トゲ花「パクー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネコ【いいマキスポ(マーキングスポット)ミャオ】
シュピピッ
トゲ花「ゲゲェーーーーーーーーーz_________ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シュオオオオオオ
ネコ【まだ終わりじゃあるまい?】
ドドドドドドドドドドドドドドドド
ボウン!!!!!!!! ボウン!!!!!!!!
ゴォ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【なんだあのおもちゃは?
…なるほど? あの高いところへこのおもちゃを足場にして登れと?
お安い御用だミャオ 天空にある餌スポ 矢住さん家に行くときは毎回空気中の塵を蹴りながら上ったミャオ
それに比べればEasyすぎる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ピョーン!!!!!!!! ピョーン!!!!!!!! ピョーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シュタタッ
ネコ【…っと! …む! あれがゴールか
歯ごたえのないステージだったな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
シュババババ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギュオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガシャアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【これがさっきの男が死んだ罠か
なんだ…たいしたことないな
森潮さん家の…定期的に落ちてくる天井に比べれば!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
くるるるるるる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ギュン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スィーーーーーーーーー…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ネコは見事に落ちてきたトゲ板の下をくぐり抜けた!!!!!!!}
ザッ!!!!!!!! ザッ!!!!!!!!
ザザァーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【楽勝ミャオ】
ババン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ステージクリア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
-
森潮さんち危険すぎw
-
―――
ギル「どうなったでしょうか…」
ヴヴヴヴヴヴヴッッ
ツバメオー「!? なに!!!!?」
ヴヴヴヴヴヴヴヴゥゥゥーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
―――
ネコ「にゃ?」
シュインッ!!!!!!!!
みんな『うわぁ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
どんがらがちゃ〜〜〜!!!!!!!!!!
ネコ【お前達!!? どうやってきたミャオ?】
エンカ「ここは……ぬおう!!? ネコ師匠!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「なんでにゃんこちゃんが居るですかー!!!!!!?」
ネコ【それはこちらのセリフミャオ!!!!! そちらが突然目の前に現れたミャオ】
ギル「なんと…」
ヤンデル「もしかして… 誰か一人がクリアしたらみんなゴールに移動するんじゃないか…?」
ウソニ「なるほど そういう仕様か」
ツバメオー「それ超いいじゃん!!!!!!!! つまりうまくいきゃボクはやらなくても済むわけでしょ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんかまだまだステージあるみたいだけど
このままパパパッとクリアしちゃえヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「人任せかよ… 2面は誰が行くんだ…」
ギル「そりゃ…」
じ…
ネコ「ミャオ?!」
【我輩か?! 何故我輩がまたやらなければならん!】
ギル「いやだって……このゲームは間違いなくネコさんが適性ですよ」
ネコ【だからって我輩に全部押し付ける気か!!!!!!!!!!!!!!!!
かー!!!!!!!! 人間はこれだからダメだミャア!!!!!!!!!!!!!!!!
事勿れ主義の依存体質!!!!!! 楽が出来ると分かればすぐに頼ろうとする!!!!!!!!!!!!!!!!
我輩は長く人間を見てきたがそういうところが腑抜けた現代人を作り出した原因ミャア!!!!!!!!!!!!!!!!
人間は古くから手探りで世界を開拓してきた あの魂を思い出せ!!!!!!!! DNAに刻まれたあの心を!!!!!!!!!!!!!!!!
悪いが我輩は心を鬼にしてここはお前達を送り出】
ビラコ「かつお節あげます」
ス…
ネコ【行ってきミャス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ダダァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「なんというチョロさ」
-
それから…
ネコは破竹の勢いでステージを進んだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
2面
ネコ「ミャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアゥ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオゥ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
ビラコ「ツナ缶あげるです」
―――
3面
ネコ「ほしゃあああああああああああああああああああああああああああああああああん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダダダダダダダダダダダダダダ!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
ビラコ「にぼしですよ〜〜」
―――
4面
ネコ「フゥゥッッッフゥゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュルルルルルルルルルルルルルル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
ビラコ「鼠はいかが?」
―――
5面
ネコ「よッしゃアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バグォオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
ハァハァ
ネコ【い…いい加減に…】
ビラコ「サバの味噌煮とかあったですけど…」
―――
6面
ネコ「みょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッおッおおォ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズォアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
――― そして
ネコ「フ……フヒィィ〜〜〜〜〜ッッ!!!!!!!!
フヒッ…フヒッ…フッッヒィィィィィィ…ッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒィィィィ〜〜〜〜〜ッッ…ホッ…ホッヒィィィィィ…!!!!!!!!!」
ギル「だ…大丈夫すか
さすがに無理させ過ぎましたね」
エンカ「しかし一度のミスもなくここまで来るとはすごい」
ツバメオー「猫並の身体能力も役に立つんじゃん
…それにしても…次のステージ…」
スオオオオオオオオオオオオン…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ウソニ「…砦… どうやらここが最終面のようだ」
ギル「…さて」
ネコ【…行ってくるミャオ…】
ビラコ「えっ!!!!!!? 行ってくれるですか!!!!!!!!!!?」
ネコ【ここまで来たらな
仕方がないから存分に依存させてやるミャオ…!!!!!
すぐ終わるから待ってろ】
ドドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォ………
ゴポゴポゴポゴポゴポ…
ギギギギギギギギギギギギギギギギギギ…
ネコ【ふん 内装はそれっぽいな
足場の下には燃え盛るマグマ…高低差をふんだんに利用した大仰な仕掛け…これまで登場した敵…罠すべてが施されている
実に最終面っぽい…楽しそうなアスレチックだ!!
そう 我輩にとってはこんなもの遊び場に等しいわ!!!!!!!!!!!!!!!!
残念だったな 我輩のおかげでヌルゲーに成り果てて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
キキィーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【……これは……】
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…ドンッッ…………
チョ〜〜〜〜〜〜〜〜ン…!
{またたび}
ネコ【何故こんなところにまたたびが…
あやしい…あやしすぎるぞ…
バカにしおって…こんなものに引っ掛かる我輩ではない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
パク
{↑ナチュラルに食うネコ}
ドクンッ
ネコ「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぶげげ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシュオアァ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブッッチャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バタァーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【―――】
ちーん…
―――
バシュウンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【ぐぉああぁぁ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ビラコ「にゃんこちゃん!!!!!!!!!!」
エンカ「なんと!!!!! ネコ師匠が初ミスとは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「出発して一分も経っていないのに…それほど難しかったのですか!!!?
一体どんな罠が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ネコ「…////」
ツバメオー「なんで赤くなってんだヨ」
ネコ【な…なんでもない!!!!!
今のは間違いだ! もう一度行かせてくれ!!!!】
ギル「いやその前にどんな罠が…」
参考に…
ネコ【うるせー黙れとりあえず行かせろーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ズバァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「あべぇ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
―――
×4
ネコ【くッそニャア…!!!!! さっきのはちょっとした間違いミャオ!!!!!!!!!!!!!!!!
あそこをスルーさえすれば我輩に間違いはない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ダダンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴオォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{そしてまた目の前にまたたびが!!!!!!!!}
ネコ【ふん…バカめ!!!!! バカの一つ覚えのように先程の場所に置かれているミャア!!!!!!!!!
残念だがお前は拾われることなくここで朽ちるミャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
朽ちて腐り果て………待てよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?】
ゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッ
ネコ(待てよ…? 誰も取らないから腐り果てる…
こんな怪しいもの本来誰も取るはずもなく腐って行くだろう
つまり 先程我輩が口にしたまたたびは腐っていた…?
だからそれを食べた我輩は死んでしまったのかもしれん
きっとそうだ…! そうにちがいニャイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
とすれば前のまたたびは我輩が食べて無くなったわけで…
つまりここに供給されているまたたびは“新しいまたたび”!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
腐っていない“綺麗なまたたび”!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
つまり…食べることが可能!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
このステージ…簡単とはいえかなりスタミナを消費するだろう
そのスタミナをカバーするためにも目の前の栄養補給は必要ミャア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そうだ 栄養補給ニャン!!!! これは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
食わねば(使命感))
パクン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
プシュウウウウウウウ
ネコ「―――」
ち〜〜〜〜〜〜〜ん…
ギル「またですか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
一体どんな恐ろしい罠が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドドォン…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ギル「え〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
またたび〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
またたびに引っ掛かったとか〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズズ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【声がでかい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! バカにするニャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ズバシッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「アメイズィンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズバァァァァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「なんだそれ! そんなんに引っ掛かるとか!
やっぱりただの底辺野良猫だヨ 血統書のないネコの末路なんてこんなもんだヨ」
ネコ【雑草魂ナメんニャよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
シャーク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「うむ… これかいわゆる“不可抗力”でござるよ
拙者には分かる…目の前の誘惑に抗えない時というのは間違いなくあるのでござる
拙者はネコ師匠の心中をお察しする」
ツバメオー「お前に察される時点で底辺だヨ
このW変態野郎」
ウソニ「ピンポイントなハメ技みたいなものか
このコースはこの猫には荷が重いかもしれないな」
ネコ【ま…まて! 我輩を見限る!!!!!!
まだ我輩の残機は×3だッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
まだ終わっていない 行かせてくれ】
ツバメオー「また食べるのがオチだヨ」
ネコ【もう大丈夫にゃお あそこは越す あそこさえこせば大丈夫ミャ】
ビラコ「絶対食べちゃダメですよぉー!!!!! とっくに3秒ルール超えてるまたたびなんですから!!!!!
ダメですよぉー!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「ビラビラ嬢 そのまたたびは3秒云々の問題ではないと思われるぞ」
ネコ【…大丈夫だ 次は行ける まかせろ】
キッ…
-
ゴオォ…
ネコ【…もうあんな醜態を…晒すわけにはいかミャイ
落ち着いていけ 焦らず…ゆっくり行ってみよう】
ザ… ザ… ザ…
ザッ…{目の前にまたたび}
ネコ【…】
ネコ【お前には前回の二度に渡り大変な苦渋を味わわされたな
大恥をかいたミャ… だがお前のその策士っぷりは…感嘆に値するッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
褒めてやる 誇りに思うがいいミャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だが我輩とて世界の全猫を眷属とする猫の中の猫!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
その名は……ここで名乗るのも憚れるので名乗らないでおくが…
我がこの名において お前を越えて行く!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さらばだ!!!!!!!!!!!!!!!! 誰にもそ知られず朽ちるが良い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ザンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ついにネコは乗り越えた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ネコ「…………………」
ネコ「…」
チラッ
{↑未練}
―――
ザザザザザザザザ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【あれを抜ければもうヌルゲーにゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こんなアスレチックなぞいとも容易く越えてやろう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
シュババババババッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【ハッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ザザザザッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ビクッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
わっさ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ネコが足を踏み入れたのは群生したまたたびが無限に広がるエリアだった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ネコ【いやああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ブブブ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ネコ【な…なんだこの場所は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
…バカめ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 我輩を誘い込んだつもりか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
悪いが好きなものとは多ければ多いほど興味を失うものニャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
群れで現れたことが逆にお前達の悪手となった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
フフ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 我輩はもはや誘惑されん!!!!!!!! さらばニャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
くるっ
ネコ「…」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
ネコ【待てよ…
これだけあるということは…全てが外れとは限らん…
この中に一部だけ…“当たり”のまたたびがあるのかもしれない
…ハッッ!!!!!!!!!!!!!!!! もしかしたら我輩は…試されているのかもしれない…!!!!!!!!?
またたびの……またたび達の声が聞こえる…】
またたび『この中から本当の僕を見つけてっ!』
またたび『もし見つけられたら…あなたは未だかつて味わったことのないまたたびを口にすることになるYO!!!!!』
ネコ【しかし…リスクが…】
またたび「逃げるのか? くく…意気地のない猫だ」
ネコ【!!!!! ギ……ギギ…!!!
ナ…ナメるなァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
我輩は…逃げん!!!!!!!! 売られた喧嘩は買うのが礼儀!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
見つけてやるさ!!!!!!!! 本物のまたたびをッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
またたび「フハハハ…来いッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カアアアアッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{※幻聴です}
―――
ガサガサ
ネコ【どれが本物だ〜〜〜〜?? 見つけてやるにゃ〜〜〜!!! 絶対ミャイ!!!!!!!】
キョロキョロ
ひょい
ネコ【ふふん これなんか明らかに偽物ミャオ
光沢…形…匂い… 全てにおいて糞ミャオ!!!!!!!!
こんなんで我輩を騙そうとは笑わせる!!!!!!!!!】
ぽい
ガサガサガサガサガサガサ
ネコ【大分分かってきたぞ
我輩の目が冴えてきたというか………とてもよく分かるミャオ!!!!!!
一瞥をくれるだけで分かるようになった
今の我輩ならば本物のまたたびも光って見えるだろう】
キョロキョロ
ネコ【ヌ!!!!!!!!】
バッ!!!!!!!!
キラアアアアアア…
ネコ【!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! こ…これミャ…本物は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ま…間違いない… 全てが完璧ミャイ…
これが…これこそが間違いなくトゥルーまたたびだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
食うっきゃないっしょ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ぱっくんちょ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
―――
ネコ【しくしくしくしくしくしくしくしくしく…】×2
ツバメオー「ねぇこいつもうダメなんじゃない?」
ウソニ「やはり適正じゃないのか」
ネコ【待て!!!!! チャンスを…チャンスをくれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ツバメオー「…だって どうする?」
ギル「うーむ…」
ビラコ「行かせてあげてですよ」
ギル「ビラコさん…?」
ビラコ「にゃんこちゃんのこんな悔しそうな顔初めてみたですよ
このままここで終わらせたらにゃんこちゃんの心に大きなトラウマが残るです
悔しさと障害…それを乗り越えられるのは本人だけなんです!!!!!!
行かせてあげてです!!!!!!!! にゃんこちゃんはきっともう大丈夫ですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【………娘…
…………あァ 頼む】
ぐっ…
エンカ「ネコ師匠が…頭を…」
ギル「……… …分かりました
しかしこれが最後のチャンスです それ以上は出撃させれません」
ネコ【…分かったミャオ
これで終わらせる…!!
…行ってくるぞ…!!!!】
ザン…
ビラコ「にゃんこちゃん」
ネコ【?】
ビラコ「気休めになるかどうか分からないですけど…これ」
ス…
ネコ【…これは…またたびの…かけら?】
ビラコ「それじゃ満足出来ないと思うですけど 今はそれで…
全部終わったら ちゃんとしたの買ってあげるです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
頑張ってですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガッツ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【…うむッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
カリッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギギンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
―――
ザザッ
ネコ「……………」
ザッザッザッザッザッ…
…ネコは
ステージ開始から間もなく
真っすぐとある場所を目指した
シュバババン!!!!!!!!
ネコ「ニャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
そこは―――…
ザザンッ…!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ「…!」
パアアアアアアアアアァァァ…!!!!!!!!!
あろうことか またたび群生地であった
ネコは未だに諦めずにいたのである…
ネコ【まだだ…まだあるはずミャオ…】
依存・中毒とは
恐ろしいものである…
ネコ【どこミャオ〜…どこミャオ〜…】
ガサガサ
本人がいくら気持ちを強くもとうと
一瞬の心の隙が魔を生み 一瞬にして増大するのだ…
そうなってしまえば自制が効くはずもない…
出発前の意思も…約束も…全てが無に帰すのだ…
ネコ【これは違う…これは違う…】
たった一度… たった一瞬の間違いが生む悲劇…
あの時 一欠けらの逡巡さえあればこの悲劇は避けられていたかもしれない…
だがこうなってはもはや遅いのである…
ネコ【これは…!!!!!? これだ…! これだ…!
きっとこれ…だ…!!!!!!!!】
依存・中毒は最悪死ぬまで終わらないかもしれない
なってしまった時点で人として負けたのだ
こいつは猫だけど
ともかく…
ネコ【い…いただきミャあああああ…】
パク…
依存・中毒者はその死という終わりすらも自分でつけることになる
中毒が許容を超えた時 悲しい最期が訪れる
ビクンッッ…
ネコ【う…うにゃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ぶしゃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バターン…
一時の快楽を得た末に倒れた彼に一抹の後悔もないのかもしれない
だが その末路はまさに悲惨である
こんな最期を迎えてはならない…けっして…
なんとかファイトは危険ドラッグの撲滅を応援しています
【完】
-
ネコ「ごめんにゃサイ」
ぺこ〜〜〜
ヤンデル「ダメだった…」
ズズーン…
ツバメオー「ほらね」
ビラコ「にゃんこちゃん…」
ネコ【そんな目で見ないでくれミャアアオオオオオオオオオオオオオオオオオオウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ぽろぽろ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「ネコ師匠…… 拙者の胸で泣いていいのでござるぞ…?」
ネコ【うるせーほっとけカス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ズバッシ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「Ohサンキュッッオ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぶしゅ〜〜〜!!!!!!!!
ギル「ネコさんはもうこれ以上は無理です
これからは我々が行くしかありません
まず自分が行きます
ネコさん とりあえずまたたび以外にどういう罠があったか聞きたいのですが…」
ネコ【あ? あ…あぁ 教えてやるミャオ】
〜〜〜
ギル「なるほど…
マグマの海に…狭い足場…リフト…と
こんな感じですかね」
ぺら…
エンカ「おっ マッピングしたのでござるか
これは見やすいでござるな」
ギル「ネコさんに聞いた罠や仕掛けの位置や性質もメモしました
こうすれば分かりやすいかと」
エンカ「なるほど どれどれ?
…ほぉ〜〜〜〜〜〜〜〜 迫る壁に一定時間で電流を流す足場…ギロチンの振り子まで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
………い…行きてェ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハァハァハァ…
ギル「エンカさんはネコさんと一緒に留守番でありますよ…
さて…これを参考にしながら出発します
すこしでも食い下がってこのマップより先を目指します!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「……簡単には越せない罠もある…気をつけろ…!!!」
ギル「…はい…! 心します…!!!」
ギンッ…!!!!
ネコ【道に落ちてるまたたびだけは食うなよ!!!!!!!!!!!!!!!?】
ギル「あっそれは全然大丈夫です」
す〜〜ん…
-
―――
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ギル「出発です!!!!!!!!
ふむ…ふむ まずはこの道をこう言って…こう…こっちか…」
ザッザッザッザッ…
ギル「!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《またたび》
ギル「…」
スルー
ギル「さて…先へ急ぎましょう
次は縦登り地帯ですか…
そしてその先は…」
―――
ゴポポポポポ………
ギル「はぁ…はぁ… なかなか厳しい道だ…
しかしこのマップのおかげでスムーズに行けるぞ…!!!!!
もう少し…もう少しでこのマップの切れ目に着きます…」
―――
ザアアアアアアアアア…
ギル「…水が強く流れる水路を進むわけですか
足腰をしっかりズシリと保たねばなりませんね」
ジャポジャポジャポ…
―――
ギル「…ふぅぅー…そろそろマップの切れ目だ…
ん? あそこに不自然な高台が…
…いや あれは ネコさんが引っ掛かったまたたび群生地ですね
あそこに行く必要はなし…と
…このまま真っすぐ………はっ!!!!!!!!」
ゴオオオオ…
ギル「この先からはマップが無い進行だ…! なにが来るか分からない…!」
スッ… スーーー…
ドキドキ
ギル「…………」
キョロキョロ
そ〜〜〜〜…
ギル「………!!!!!!」
キョロ! キョロ!
ギル「…うーむ 特に何もありま………は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
じゃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ん
{足場に穴が空いていた その穴の底にはトゲが!!!!!!!!! そして…}
ギル「そしてその頭上には……」
ドォン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「吊りトゲ板!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! あの時自分がミスした仕掛け…!!!!!!
足元のトゲに気を取られすぎて吊りトゲ板に潰されたのですッ…
ですが…………笑止!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あの時の自分とは違うのです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
同じ仕掛けにかかる自分では………………」
ギル「ないッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! シュバァー!!!!!!!!!!!!!!!!
ガシャコ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{下のトゲ足場が競り上がった!!!!!!}
ギル「下かーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ティウンティウンティウンティウンティウン…
-
× 足元のトゲに気を取られすぎて
○ 目の前のガケに気を取られすぎて
-
―――
ツバメオー「えー?!!!!!!!! これだけぇ?! ほとんど進んでないじゃん」
×2
ギル「えぇ…まさかあんな初見殺しがあるとは…」
ウソニ「これじゃまるで牛歩だな」
ギル「しかしそれまでの罠は この地図を見ながらいけばある程度対応出来ました
そこで自分はこのステージ攻略のための案を思いついたのでありますが」
ウソニ「それは?」
ギル「その作戦とは…ずばり!!
『人海戦術体当たりマッピング攻略法』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『人海戦術体当たりマッピング攻略法!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ドォーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「それは一体どんな? 何となく想像は付くが…」
ギル「つまりです
このステージを攻略するコツは先の仕掛けを予め知り対策することです
このマップに仕掛けを書き足していけばいいわけです
しかしそれを行うには一人の残機では心許ない
だからこそ皆さんでこの地図を埋めてゆくのです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
現時点での仕様可能残機は…ツバメさんビラコさんウソニさんがそれぞれ4…
ヤンデルさんが3 自分が1…
ネコさんとエンカさんは残機1なのでマッピングには使えませんが マップが完成した時の本命攻略者として行ってもらうことになるかもしれません…」
エンカ「まかせろ」
ネコ【さすがに次死ぬとなったら真面目にやるにゃ】
ツバメオー「ボクらも行くのかヨ…
その作戦 何度も死ぬ前提じゃん」
ギル「そうなりますね しかしそうせねば攻略出来ないのです」
ヤンデル「お前も一回死ぬくらい経験すればいい…」
俺が殺る前に…
ツバメオー「そんなの生涯で1度経験出来りゃ十分だヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゾーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「私…やるですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私も役に立ちたいから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「…さすがにそれを断るわけにはいかないな 協力する」
ヤンデル「ツバメはどうする…」
ツバメオー「……や…やるヨ! やればいいんだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「よく言った!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
じゃあこのカメラを持っていくんだ 死ぬ瞬間のお前の姿を撮影するんだ!」
ツバメオー「なんで」
-
ギル「まずはヤンデルさんお願いします!
ゆっくりでいいのでとにかくマップを見ながら慎重に
マッピングが済んでない所から先は更に慎重にッ!!!!!!!!
少しでも距離と罠の数を稼いで下さい!!!!!!!」
ヤンデル「分かった」
ザッ
―――
ティウンティウンティウンティウン…
―――
×3
ヤンデル「すまん…あまり進めなかった…
まさか死角急にレーザーが飛び出すなんて…」
ギル「まだ始まったばかりです ではウソニさん」
ウソニ「やれやれ 銃さえ使えればなんとでもなるのだけどな」
ザ…
―――
ティウンティウンティウンティウンティウン…
―――
×4
ウソニ「…俺もこのマップを越えて進んですぐの所でやられた
乗った足場が実は透けてたなんてあんなの分かるはずがない」
ギル「う…うーむ…初見殺しが恐ろしいですね…さっきから」
ツバメオー「もーだらしねーな 身のこなしが悪いんじゃない?
ちょっと本気だしてくる」
―――
ティウンティウンティウンティウンティウン…
―――
ツバメオー「もおおおおぉ!!!!!!!!!!!!!!!! 調子よかったのにいきなりマグマが噴き出すとかわかんねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「カメラは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? カメラは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
わくわく
ツバメオー「撮ってねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! なにを期待してんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「まぁまぁ落ち着いて…」
ビラコ「次私ですよ!!!! 頑張るですよっ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ムン!
ツバメオー「お姉さんとか無理でしょ…
マグマに落ちるのが関の山だヨ…」
―――
ティウンティウンティウンティウンティウン
―――
ビラコ「うぅ………またたび食べて死んじゃいました…」
ギル「そっち!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「食ってんじゃねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!
―――
その後… ギル達は人海戦術体当たりマッピング攻略法を実践しマップを書き足していった…
だが書かれてないマップの向こう側にちょっと進んだだけで初見では回避不可能な罠が待ち受けており
まさに牛歩のようにゆっくりとしか進めなかったのである…
ステージはまだまだ先があり 果てしない…
だが ギル一行にも限界が訪れていた
ギル ×1
ヤンデル ×1
ツバメオー ×1
ビラコ ×1
エンカ ×1
ウソニ ×1
ネコ ×1
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴオオオオオ…!!!!!!!!!
-
回復アイテムないのかなぁ
-
なんで姐さんも食ってんだよwww
-
ズーン…
ヤンデル「みんな残機1だよ…」
ツバメオー「なんだヨ…結局100mも進まなかったヨ!!!!!!!! なんだヨこの鬼畜な初見殺しのオンパレードはさぁ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギー!!!!!!!!
ウソニ「…道中罠以外に色々探索してみたが…1UPアイテムの一つも見つからなかった… このゲーム 相当な鬼畜ゲーだ」
ギル「1UPが一つでもあればなんとかなったのに……これでは」
エンカ「どうする 戻るか?
拙者達は足を踏み入れたエリアがまずかったのでござる
一度戻って道を改めてこの地方の深部に進むというのは」
ツバメオー「戻るってどうやってさ ワープなんてないヨ
つまり帰りは今までのステージを逆走だヨ ノーミスで戻れるとはかぎらないヨ」
ギル「むむ…」
ネコ【我輩が行く なんとかまたたびを越えてこのステージをクリアするミャオ】
ビラコ「ダメですよ!!! 一回でも死んだら…今度こそ死んじゃうかもですよ…!!!!!!!」
ネコ【…そうなったとしても仕方あるまい だが さっきまでの醜態を払拭したい気持ちも強いミャオ 行かせてくれミャオ!!!!!!!!】
ギル「………ネコさんの気持ちは分かりますが………危険すぎます…」
ネコ【だったらどうする? このまま立ちぼうけか?】
ツバメオー「こんなところで野垂れ死ぬなんて嫌だヨ…↓」
ヤンデル「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…! …そうだ!!!!!!!!! それだツバメ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それしかない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ヤンデルさん…?」
ツバメオー「は…? なに…?」
ヤンデル「あるんだよ一つ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! この状況を打開出来るかもしれない方法が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
その鍵はツバメだッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バン!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「は!!!!!!!!? 意味わからん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「あれだよあれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! あれをやるんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「な…なんだヨあれって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ヤンデル「分かるだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! お前がたまにやってるアレで…アレだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「だからなんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「だから“アレ”だよ“アレ”!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
はやくアレをやるんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「意味わかんねーつってンだろがバカヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!↑↑↓↓←→←→+BA」
カーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「それだ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビシーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ピカアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア…
ウソニ「なんだッ…光に包まれてく…!!」
ヤンデル「きた…! はじまるぞ…!」
ギル「なにが始まるんです!!!!!!?」
ギュウィウィウィウィウィウィウィウィウィウィウィウィウィウィウィウィウィウィウィウィウィ…
エンカ「この音は!!!!!?」
ビラコ「…あ!!!!!!!!!! 見てくださいですよ!!!!!!!!!!!
みんなの頭の上!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
×ⅢⅢ
ギュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
ギル「な…なんですかこれ?! どうなってるんですか!!!!!!!!!?」
ヤンデル「残機が増えているんだ…! 多分…上限(99機)までッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「なんで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブー!!!!!!!!
ヤンデル「なんでって…お前だよ…ツバメ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「だからなんなの?!!!!!!!!」
ヤンデル「お前が語尾に付けた↑↑↓↓←→←→+BA…これは秘密のコマンドだ!!!!!!!!!!!!!
前に雑誌で見たことがある…! そのコマンドを使うと色んな事が起きるらしい それは主に…ピンチをひっくり返したりする…最終兵器ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「な…なんと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そのコマンドを…ツバメさんの矢印が呼び出したッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「え〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「なんと…! 語尾に矢印を付けるというあの謎のキャラ付けがこんな所で役に立つとは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「最初は頻繁に付けてたけどいつのまにか付けなくなったあの矢印が…まさかこんな所で窮地から我々を救うとはッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメさん初登場時からそんな伏線を用意してたんですね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
じーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「う…うるせーな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
伏線じゃねーし人のキャラ付けの黒歴史を掘り返さないでくれる?!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
メンドイんだヨアレ
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
めんどいんだw
-
まさかの裏技だったwww
-
そすて
ドォーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
×99
ツバメオー「すごーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな残機がカンストしちゃったヨォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【ここまでになるか!】
ギル「すごい…! 裏技すごいです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「見てみて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
何度殺しても大丈夫だヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「ゴッパ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ティウンティウンティウンティウン
バギョ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「へ〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ティウンティウンティウンティウンティウン
メギョギョッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「ぎょぎょ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ティウンティウンティウンティウンティウンティウン
グッサアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「きもてぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ティウンティウンティウンティウンティウンティウンティウンティウン…
ウソニ「命で遊ぶな」
ズーン…
ギル「と…ともかく これで余裕が出来ました!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あとは人海戦術体当たりマッピングを再開しゴールに進むだけだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
死にまくるぞーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『おぉぉーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
わ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「命の価値が大暴落している」
-
――― それから…! ついに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ピュ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
テーテーテテーテテーテテーン
テレテレテッテレレッテー♪
みんな『やったあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
わ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「完クリでありますッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「こ…今度こそ…今度こそクリアなんだな!!!!!!!!!?
やった…! 長かった…!!!!!!!!!!」
ツバメオー「うん 長かったヨ
まさか残機がカンストしてからあのあと」
ギル ×4
ツバメオー ×8
ヤンデル ×5
ビラコ ×32
ウソニ ×11
エンカ ×1
ネコ ×1
ツバメオー「ここまで減るとは思わなかった」
ズーン
ギル「えぇ…残機が99なかったらと思うと…」
ぞ…
エンカ「身の毛もよだつな」×1
ネコ「たしかミュ」×1
ツバメオー「いやお前らが真面目にやってればもっと簡単に速く終わってたろコレ
残機がいっぱいあるからってここぞとばかりに死にまくりやがって…」
ネコ【結局またたびは見つからんだミャ…
口惜しミャ…口惜しミャ… ここから去るのが惜しいミャオ】
ツバメオー「じゃあここに残って一人で死んどけヨ」
ギル「まぁまぁまぁ…それより皆さん見てください!!!!!!!!
このエリアを抜けたら…体が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
つる〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「わ!!!!! 綺麗ですよ!!!!!!!!!!」
ウソニ「一気に美麗3Dになったな」
エンカ「動きやすいでござるな」
ツバメオー「でもなんか胸が凄く無重力に暴れるんだけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぷる〜〜ん ぷる〜〜ん ぷるる〜〜ん
ギル「パイオツの描写に力を入れてるタイプのポリゴンですね」
最近よく見る
ヤンデル「それで…? この先は…?」
ギル「ふむ…えーと………ん?」
ババァァァァ〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
立て札【この先『RPG村』】
ギル「き…来た!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この先です!! このRPG村に…今回の『踊る骸骨の怪異』の正体……あの方がいるはずです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
行きましょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
おっぱいぷるんぷるん!
-
初見殺しまみれのアクションゲームか
そりゃ命の価値も大暴落ですわ
-
ガサガサガサガサ…ガサ!!!!!!!!
ギル「!!!!!!!! 出ました!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガササ!!!!!!!!
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
バァァァァーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【RPG村】
ギル「RPG村だああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「はぁはぁ……ゴール…ここがゴールなんだね?
もうやだこの胸… 歩くだけで水風船みたいにバルンバルンして…
いくらポリゴンだからって無重力すぎるだろ…」
ビラコ「中入ったら休ませてもらうです〜」
エンカ「だな とにかく疲れたでござる」
ギル「なら行きましょう …まぁ宿はなさそうですが…
ネアメと自分の名前を出せばどこかで泊めて下さるかも」
ビラコ「わ〜〜〜〜 ギル君すごーですよ」
ヤンデル「ツテ………ってやつだな… カッコイイなギル…」
ギル「いやぁ〜〜〜…////」
テレテレ
ツバメオー「いいから早く行けヨ」
ギル「はいはいはい
ではでは」
ザッザッザッ
門番「!
何者だ!」
門番2「悪いがここは通せない」
ギル「えぇ分かってます そうでしょうね
ですがまずは聞いてください
ゴホンゴホン!」
すぅー…
キリッッ
ギル「ネアメ・ルート です」
どっやぁぁぁぁ
門番「はい」
す〜〜ん
ギル「いやはいじゃないですが」
門番2「この先は通さんと言ったろう!!!!!!!!!!!!!!!」
じゃき!!!!!!!!!!!!!!
ギル「いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやネアメ・ルート
我々ネアメ・ルートなんですけどこれ如何に」
門番「知らん知らんそんなもん」
ギル「…!!!!!!!!!!!
自分…ネアメ・ルートのギルですが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
門番2「なんだよ…こいつ… なぁ分かるか…?」
門番「わかんね… トイレットペーパーの手売り業者じゃね?」
ギル「なんでトイレットペーパー業者になるんスか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずぞ〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ツバメオー「おいおいおい! ダメじゃん!!!!!!!!!!!!!!
ダッサお前!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「い…いや何かの間違いでしょう…
百歩譲って自分の名前は知られてないとしても ネアメの名は知られてるとおもったのですが…
なんせこの村は…」
門番「ネアメ・ルートなら知ってる
よく聞いていた」
ギル「な…ならば!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ
ジャキン…!!
門番2「お前達が本物のネアメの人間とは限らないだろう?
それこそ“ギル”なんていうちり紙ネームの奴なんて知らないし 信じようもない」
ギル「なんでちり紙!!!!!!!!? なんか文明が退行してません!!!!!?」
エンカ「ちり紙を舐めるなよ
拙者は由緒正しきちり紙マイスターぞ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ネコ【ウォシュレットで十分だろ】
エンカ「ネコ師匠…異なことを…
ウォシュレットを使ったらケツが濡れるでござろう?
すればその濡れたケツを何で拭く…? ……ちり紙でござろう…?」
ギン…!
ネコ【舐めれば十分だろ】
ギル「いやそこ広げて会話しないで下さいよ…」
門番「とにかくここは通せん」
ギル「ど…どうしてもでありますか」
門番「この村にも魔法使いは居る
この村の仲間は一人たりとも失うわけにいかない
だからこそ疑わしきは絶対に通すわけにはいかない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「違うですよ!!!!!!! 私たち魔法使いをつかまえる魔反会じゃないですよ!」
ツバメオー「そうだヨ! あんなのと一緒くたにすんな!!!!!!!!
そもそもボクも魔法使いだヨ!!!!!!? 魔反会に魔法使いがいると思う!!!!!!!!!?」
門番2「魔反会には聖魔隊なる魔法使いの裏切り者もいるときく
君が魔法使いだからとて疑いが晴れる理由にはならない」
ツバメオー「ぐぬぬ…」
ギル「……」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
-
大冒険で忘れ掛かってたけどそういや魔反会と戦ってたんだっけ
-
猫さんしれっと汚い話ww
-
ギル「我々はこの先に進まねばならぬのです」
門番「だが通さんぞ ならばどうする?」
ギル「申し訳ありませんが…押し通る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
門番2「!!!!! その言葉 宣戦布告とみる!!!!!!!!!!!!!!!!
強制排除する!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザザ!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「おい 戦う気か」
ギル「仕方ありません! それに暴れれば中から人が集まるかも…
そうしたら…もしかすればあの方も!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「なんにしてもやるしかないということでござるな」
ネコ【腕が鳴るミャオ】
ジャキィン…!
ギル「行きます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ティイウゥゥ〜〜〜〜ン
テレレレ テレレレ テレレレレレレレ〜〜♪
【門番×2があらわれた!】
ツバメオー「えっ!!!!! なにこれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「か…体が動かない…」
門番「なんだ知らないのか! これは仕様だ!!!!
このエリアで戦いになるとターン制バトルになるのだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
じゃーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「えーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「このグラフィックで昔ながらのターン制なのか…」
門番「まずはこちらのターンだ!!!!! 行くぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザザンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【みる】
ダダダダダダダダ…ピタ…
門番2「…」
じ〜〜〜〜〜〜〜…
ビラコ「はい?」
【門番は ビラコのおっぱいを まじまじとみつめている!】
ツバメオー「なにやってんだこの野郎!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
門番2「続けていくぞ!!!!!!!! 俺の番だぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【二度見】
門番2「セアァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
じっ!! じ〜〜っ!!!!!!!!
【門番2はビラコのおっぱいをにゅうねんにみつめている!!】
ビラコ「あう?」
ツバメオー「やる気あんのかてめーら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「無駄なターンを消費したでござるな 次は拙者だ」
バッ!!!!!!!!
【じばく】
ドグォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「おッひィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
【エンカはしんだ】
ツバメオー「なんでいきなり自爆してんだーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブボボー!!!!!!!!!!!!!!!!
プスプス…
エンカ「いや…やれるかなと思ったら…やれたのでござる…
ハァハァハァ…たまらんち… …後悔なしッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「そのまま死ね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「敵にダメージは!!!!!!!?」
ひらり
【門番×2はひらりと身をかわした!】
ツバメオー「避けられてんじゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
げっしぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「だむこッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネコ【役立たずが 我輩がワンキルしてくる】
ジャジャッ!!!!!!
【ネコパンチ】
ポコピ!!!!!!!!!
門番「ぐっ!!!!!」
【門番は2のダメージを受けた!】
ネコ【に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?】
ズココ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「気合いいれてやれヨ!!!!!!!!」
ネコ【やってるミャオ! 技名こそ脱力系だが…かなり全力で殴ったミャオン!!!!!!!!!】
門番「ふふふ 自分の立ち位置をちゃんと確認してみるんだな」
ギル「!!!!!? …ぬ…!!!
そうかッ…我々は今…後列に居るんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どどん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「後列!!!!!!!!!!!?」
ギル「直接攻撃系は後列だとダメージが落ちるのです!!!!!! 前列に移動しないと…」
ザッ
【ギルは前列に移動した】
ヤンデル「なるほど…! くっ…でも前列に移動するだけで1ターン消費するのか」
ザッ
【ヤンデルは前列に移動した】
-
ギル「ウソニさんも前列に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「待て
直接攻撃が列の影響を受けるなら 飛び道具系の俺は影響を受けないはず」
チャキ…
【マグナム】
バキュウンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
門番2「がはっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
【門番は255のダメージを受けた!!!!!!!】
ギル「通ったァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
すごいダメージだ!!!!!!!!」
ウソニ「…だが一撃じゃ倒せないか…なかなか強いぞ」
ツバメオー「ボクがトドメさしてやんヨ!!!!!!!!!!!
銃と同じ理由で魔法も列は関係ないはず!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギジギゴン アギコ メコル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【MPが足りない!】
ツバメオー「なんでーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ぞ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「おい…! なにやってんだよ馬鹿…!!」
ツバメオー「こっちが聞きてーヨ!!!!!!!! 魔法なんて使ってないのに!!!!!!!!!」
ギル「…! そうか…! MPとはつまり
Meager Paiotsu(貧弱なパイオツ)の略!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
要するに求められるものは貧乳…! 故に巨乳化したツバメさんはMPが枯渇したんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「なんだそれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「くっ…くっそぉぉぉ…!!!!!!!
なんで…なんで巨乳になったァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ツバメのバカヤロオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「お前のせいだし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ていうか魔法って胸で出してるわけじゃねーんですけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ビラコ「つ…次私ですか? えと…えと…えっとぉ…」
わたわた… ごそ…
パカ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【ビラコは天狗の面を被った!】
ツバメオー「なにしてんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずず〜ん
ビラコ「ど…どうしたらいいか分からなくて…」
ツバメオー「おっさんとか回復させろヨ!!!!!!!!!!」
ずずーん
門番「わははは! 一巡したぞ
まぁお前達は最初で最後のチャンスを無駄にしたわけだが!
それ!!!!!!!!!!」
バッ!
ピカァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【フラッシュ】
バチィン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『ひつまぶしっっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
【ギルチームは命中率が著しく下がった!】
ギル「くっ…命中率減少の技…!」
門番2「こうなってしまえばおしまいだあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダダン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【見る】
じー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
門番2「ふんーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「はうえええ!!!!! 次ボクゥ!!!!!!?」
カーッ
門番2「…」
門番2「…ハァー…」
がっくし…トボトボ…
【門番2は精神に3のダメージを受けた】
ツバメオー「なんでがっかりして剰えダメージ受けてんだーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
むかつくぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カカーッ!!!!!!!!
ネコ【ふざけた連中ッ…!】
ザッ
スカッ!!!!!!!!
【門番は攻撃を避けた】
ネコ【ぬう!!!!】
ギル「く…くぅっ! 命中率が下げられて攻撃が当たらないッッ」
スカッ
ヤンデル「くっそぉ!!!!!!!!」
スカッ
ウソニ「…!」
スカッ
ツバメオー「もぉー!!!!!!!!」
スカッ
ビラコ「よいしょっ!」
【ビラコは天狗の面を腰に巻いた!】
門番「そいやぁー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
【超接視】
じっいぃ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!
【門番はビラコのおっぱいに当たるくらい近くからみつめている!】
門番2「くらえッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!
【ちょっともむ】
もみっ
ツバメオー「うぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
門番2「うげげぇぇーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
【門番は50のダメージを受けた!!!!!】
ツバメオー「人の胸揉んどいてダメージ受けてんじゃあねええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
つーかボクは揉まれ枠じゃねーぞおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
{それから…}
スカッ
スカッ
スカッ
じー…
もみもみ
スカッ
スカッ
スカッ
スカッ
スカッ
スカッ
じじ〜〜〜〜…
まじまじ〜〜〜〜……モミッ
スカッ
スカッ
ツバメオー「んああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああもう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こっちの攻撃あたんねーし胸は見られ続けるしこの戦い終わんねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「ぐうぅ…! 命中率減少が戻れば…!」
門番2「ふふん そろそろ引導わたすか」
門番「だな」
??「なにをしている?」
門番達『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
タイム「敵か?」
門番「お前は賢者の……タイム!!!!!」
門番2「そうだ! 怪しい連中が村に入ろうとしている!!!!!」
タイム「! それは大変だな
どれどれ 僕も手を貸そう」
ウソニ「…なんか来たぞ」
ギル「ッ…かなり強そうですね…!」
タイム「悪いが一気に終わらせる」
ダンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「!!!!!!!?」
{ツバメオーの前に来るタイム!!!!!!!!!!!!!!!!!}
タイム「ハァッッッ…!!!!!!!!!!!
…………!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ッッッ……………………ふぅ……………」
くるっ…
タイム「よし 上手く(補助魔法が)イッた
よく(防御力)が抜けたぞ ………ふぅぅぅ…」
すーん…
門番「さすが賢者タイム!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「なんかよくわかんないけど嫌な感じだァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞぞーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
門番2「まずはあのガッカリ餓鬼から倒せぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「誰がガッカリ餓鬼………って…いやぁ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「ツバメさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「よし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 死ね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
門番「くらえ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「きゃーーーーーーーーーっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カカッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
門番「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「!!!!!!!!?」
タイム「!」
{ツバメオーと門番の間に木の棒が投げられた!}
??「やめなよ」
タイム「その声は…」
??「その子達は俺の知り合いさ」
ギル「…!!!!!! その声……ま…まさかッ…」
ヒュオンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ザザザザッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
??「大丈夫かな?」
ギル「ッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「なッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ツバメオー「うぇっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
エンカ「む?!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「…!!!!!?」
ビラコ「あわぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネコ【…なんなんミャ…!!!? お前は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
??「俺かい? 俺は」
ヒュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン…
ジュリー「細身のイケメンだよー」
ドドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
http://download5.getuploader.com/g/sousaku_2/937/150422_021549.jpg
【生きる伝説の骨
ジュルジュリ・センゾス・グリーブルー(ジュリー)】
ギル「ジュ………ジュリーさまああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぶわわわわァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
とうとう会えたかwww
-
ぶわわ〜〜〜…
ギル「ジュリーしゃまあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
やばりあなだだったのでしゅねええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「やぁーこっちからしたらまさか君だったのかーって感じだよ
途中から様子を伺ってたんだけど分からなかったよ
すまないね 立派になったじゃないか ギル」
ギル「いいんでしゅおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
よがっだアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
会えてよがったでずうううう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぼわおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぽか〜〜ん
ツバメオー「…ほ…骨だ… ほ…骨……だよ…ね…?」
エンカ「あ…あぁ…骨…でござる」
ヤンデル「あ…あれが妖怪の正体……」
ウソニ「ギル君は…知り合い…なのか?」
ネコ【どういう生命体なんだミャ…意味不ミャ…】
ジュリー「君達はギルの仲間かな? こんにちは 俺はジュリーさ」
ビラコ「こんにちはですよ〜」
ジュリー「あらぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これはマブい眼鏡っ子だねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ちょっと屈んでパンチラ見せてくれない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
そおおおおい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「何言い出してだこいつ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「なんという直接的エロ…! つ…つよい…!」
ゴクリ…
タイム「ジュルジュリ様 知り合いなんですか?
ということは本当に…」
ジュリー「あぁ 彼らは本当にネアメからの使者だよ 通してあげてよ」
門番「わ…わかりました」
ジュリー「本当に悪かったね
とにかく中に入ってよ 色々話したいこともあるだろう?」
ギル「は…はい!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
RPG村内
ザッザッザッ
ざわざわ
ギル「な…なんだか我々が来た途端にざわつき始めましたね…」
ジュリー「君らが知らない人達だから警戒してるんだよ
まぁ俺と一緒にいるからすぐに大丈夫だと思ってくれるよ」
ギル「警戒……… ということはやはりこの地方にも魔反会の手が」
ジュリー「そうだよ
といってもこの地方は仕様が特殊だからね 魔反会もそこまで深入りは出来てないんだけど
でも地方の端っこまで遠出した村の人間が何度か襲われたりしてるんだ
まぁ今のところ連れ去られたり殺されたりなんて被害はないけどね」
ギル「なるほど…」
ツバメオー「ね…ねぇギル… こいつは何なの…
見た感じ骨何だけど…」
ジュリー「お〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜? 俺に興味があるのかい?
知りたかったらそのご立派なおっぱいを揉ませてもらおうかなぁ〜〜〜〜〜
安心して!!! 俺はロリコンじゃないからそのおっぱい以外には特に下心ないからね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うひひwwwwwwwwwwwwwww」
ツバメオー「誰が揉ませるか〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずーん!!!!!!!!
ギル「…この方は…ジュリー様はあの大魔女フーリャン様と共に行動した英雄の一人です」
ヤンデル「マジで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブー!!!!!!!!
ギル「そしてその正体は2000年前に生きた人間…
2000年前の魔法使いと退魔の戦争で退魔側に立ち 戦った本物の英雄…」
ビラコ「退魔さんの方でです?」
ギル「そうです 今は魔法使いの側の味方ですが」
エンカ「…なんでそんな昔の人間が現代に…しかもそんな姿で」
ジュリー「いやはー!!!!! まぁなんやかんやあったんだよ〜〜〜〜」
ツバメオー「2000年を“なんやかんや”で済まされた!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「しかし…あの大魔女フーリャンの仲間とは……大戦力じゃないか…
しかし正直…そうは見えないな」
ジュリー「…」
ギル「た…確かに前より……って…!!! そ…そんなことありませんよ…! ねえジュリー様!!!!!!!!?」
ジュリー「…はは どうだろう」
ギル「…… …! そうだ…! ジュリー様はチロリーン様のご先祖でもある…
それで…チロリーン様はいらっしゃるんですか?」
ジュリー「チロリーンかい?
チロリーンも居るけど……今は留守だよ」
ギル「!!! ということは…チロリーン様も生きていらっしゃるのでありますね…!
良かった…! 良かった……」
タイム「……」
ジュリー「あ
見えてきたよ あそこがグリーブルーの家だよ」
-
ギル「…いやぁ…本当によかった
こうして生きてらした…それがわかっただけで…もう朗報ですよ…」
ジュリー「大袈裟だよ」
ツバメオー「…つーか 英雄だかなんだか知らないけど生きてたんならネアメに戻って来るのが筋だろ
こちとらどんだけ苦労したと思ってんだヨ…マジでさ」
ジュリー「……すまない
言い訳にしかならないけど そのことについても後で話をさせてよ…と」
バンッ…!!!!!
{家の前}
ジュリー「ふむ」
エンカ「何故扉の前で立ち止まるのでござる?」
ジュリー「いやちょっとね 多分今の状態だと鍵がかかってると思うんだが…
そうだ 悪いけど誰がそこの木の上に登ってくれる?」
ギル「あ…はい えーっと」
ビラコ「にゃんこちゃん得意そう〜〜」
ネコ【我輩か?! むう…仕方ないな】
ザッ シャシャッ!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「おっけー
じゃあみんなで家の周りを回ろうか」
ギル「え…えぇ…? は…はい…」
ぞろぞろぞろ…
―――
ぞろぞろぞろぞろ…
ギル「回りましたが…」
ジュリー「そのまま家の壁にお尻をこすりつけるんだ!」
ギル「は…はい!!!!!!!!!!!!!!!」
こすこすこすこすこすこす
ガチャリ………!
ジュリー「OK 開いたよ」
ツバメオー「なんで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「フラグを立てたんだよ」
ツバメオー「意味わかんねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「仕様だよ
さぁ入ろう ………ごめん 誰か扉を開けてくれるかな」
ギル「あっはい…」
ツバメオー「なんでそんな不便な構造のマント来てんだヨ」
手だせねーじゃん
ジュリー「さぁさぁおいで! 案内するよ!
由緒ただしき勇者の血を守る家…グリーブルー家だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ニンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ガチャッ
ジュリー「帰ったよ!!」
??「お帰りなさいませ」
ガチョン ガチョン ガチョン
みんな『!!!!?』
ジュリー「紹介するよ
彼女は……ハハスだよ」
ハハス「あら? ジュルジュリ様のお知り合いでしょうか」
ガシャーン!!!!!!!!
ギル「よ…よよよよ…鎧ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「デ…デビルアーマーだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぶっしつ系のデビルアーマーだ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どどーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「そんな魔物じゃないよ 人間さ
チロリーンのお母さんなんだよ」
ハハス「どうもこんにちは」
【チロリーンの母
ハハス・チュピルコ・グリーブルー】
ギル「ええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「こ…声でもしやとは思ったが…女性か!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「な…なんで鎧を…」
ジュリー「ハハスは鎧マニアなんだ
だから年中鎧を着てるのさ 鎧を脱ぐのはお風呂の時だけ」
ツバメオー「マニア“だから年中鎧”の意味が全くわからねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずずーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「カッコイイですよ〜〜」
天狗のお面被せたい
ウソニ「鎧で生活とは相当の傑物だな…」
ハハス「ジュルジュリ様… 失礼ながら この方がたはどちらの方々なのでしょう」
ジュリー「彼等はネアメ・ルートの人間だよ」
ハハス「! …そうですか なら今お茶を用意致しますわ」
ジュリー「ありがとう
ところでチチスは?」
ハハス「奥の部屋でフラグ管理と乱数調整中です」
ジュリー「また乱数に凝ってるのか あれやりだすと追記で人生を費やすよ」
ギル「なんの話をしてるんスか…」
-
ガチャガチャガチャガチャ
ハハス「どうぞ皆様
こちらはフンヌルゲ茶とフンヌルゲから取った皮を燻して作ったおつまみ
それからこれはフンヌルゲが噴いた粉をまぶしたクッキー
それからこれはフンヌルゲ汁とフンヌルゲのみそ焼きです
…あとこのプルプルしたやつ…フンヌルゲのコンモルゲなんですよ
どうぞ食べてください」
ギル「ど…どうもありがとうございます…」
ヤンデル(フンヌルゲってなんだ…)
ドキドキ…
ごくごく
ジュリー「…ふぅぅー…フンヌルゲ茶をモンテネグロ飲みするとおいしさ倍増だぜ
まぁみんなも飲みなよ? 食べてもいいよ」
ツバメオー「色々不穏すぎて手をつけられねーヨ」
ジュリー「そう? …ま…時間はたっぷりある ゆっくり手をつけてよ
………さて…それでだ…まず…」
キリッ…
みんな『…!』
ジュリー「王様ゲームでもしよっか?」
みんな『ズコ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
どんがらがっちゃ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「違います!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「合コンしにきたんじゃねーぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「拙者は賛成だが!!!」
ジュリー「はっはっはっは! そうだったっけ?
それより君なかなか覇気のある突っ込みをするね! チロリーンみたいだ!!!!!!」
ちょっとおっぱい揉んであげるから俺の膝の上乗りな!
ツバメオー「のるかー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どんな誘い方だヨそれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「つれないなぁ
…まぁいいや とりあえず何を話そうかな
なんか聞きたいことある?」
みんな『聞きたいこと………』
ギル「何故ジュリー様はここに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
他の皆さんは無事なのですか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ツバメオー「今までネアメにも来ずにこんなところで何してたんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「それで結局なんでそんな不便なマント着ているんだ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
エンカ「飲んだり食ったりしてるけどうんことか出るのでござるか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ビラコ「天狗好きですか!?」
ウソニ「俺の妹かわいいだろう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネコ【お前しゃぶったら旨いのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?】
わわわ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「いや多いな!」
ブブー!!!!!!!!
ジュリー「さすがに一気には答えられないな
とりあえずいくつかの質問の答えになることから話そうか
そう まず」
ギル「…!」
ゴク…!
ジュリー「…あの日 あの時 あの場所 あの瞬間に…なにが起きたのか
…それから話そうじゃないか」
ギンッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…………
――― つづく
-
とうとう明かされるのか…
-
むっつり vs 変態
最終回 後編
『さらば無限道場!!! むっつりは永遠に…!』
-
【アラスカ】
南の方?
-
きたか
-
【あらすじ】
激変した世界の情勢は辺境の無限道場にも不穏な影を落とした
魔法使いの血を受け継ぐウマミとプリンムシとイチモシは道場を離れることになったのである…
3人が道場に別れを告げる前の最後の稽古の日 無限道場の門下生達は5人最後の師匠孝行にと
大喧嘩の後もぎくしゃくする(5人の勝手な想像)無限兄妹の仲を完璧に修復するために仲直りデート大作戦を慣行するのだった!!!
協力者として天寄生を味方に引き入れた5人は 無限兄妹KISSさせるため(いつの間に主旨が変わった)にあれやこれやと策を講じるが上手くいかない!
そこで天寄生が助け舟を出し 奥ゆかしき古都に巨大な遊園地を作りだし2人をまんまとおびきよせたのだった!!!!!!!!
突如として現れた遊園地で遊ぶ無限兄妹と弟子達!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しかし 実はその遊園地は 天寄生の能力によって“遊園地に見せ掛けられた”『鈴木さん宅』だったのである!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限道場組 鈴木さん宅で大暴れ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
鈴木さん宅の運命やいかに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
-
――― 幻想遊園地
《フリーフォールに乗る5バカ》
ウマミ「きゃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グオォーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
プリンムシ「ぬわ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュウゥーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガム「あははははははー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズオォーン!!!!!!!!
シヌカ「あうー!!!!!!!! パンツ飛んだですぅ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュウ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イチモシ「あ…あひいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュギュン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴウンゴウンゴウン…
――― 実際の鈴木家
ゴオオオォ……
ヒュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜…
5バカ『きゃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドゴオオオオオオ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
父「おばああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
息子「お父さーーーーーーーーーんん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
突如として現れた女の人達が二階から天井を突き抜けて落下してきてお父さんの上に落ちたよ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!
5バカ『もう一回だ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
すぃー…
息子「そして空気椅子の体勢でまた二階に浮かんでいったよーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パパァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 今のうちに逃げてええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
父「…」
ヒュルルルルルルルルルルルルル…
5バカ『ひゃっほおおおおおおおおおおおおおおおおおおい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドッシィィィィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
父「ありがとうございます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブッシャアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
子「パパァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
――― 幻想遊園地
《メリーゴーランドに乗る無限兄妹》
ズオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
無限刀火「…」
彼方「…」
http://download4.getuploader.com/g/sousaku_2/940/150109_010002.jpg
――― 実際の鈴木家
ドゴオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
母「ひ…ひひぃぃぃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
息子「お…お母さんが見知らぬ若い男女に馬にされ壁を突き破りながらぐるぐる回ってるよォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
泊まってよォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
――― 幻想遊園地
《ティーカップに乗る無限兄妹》
ぐるぐるぐる〜〜〜〜〜〜〜〜
無限刀火「…」
彼方「…」
すぃ〜ん…
――― 実際の鈴木家
ギュルルルルルルルルルルォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バキ!!!!!!!! ドカアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!
息子「今度はタライに乗って回り始めた〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんなんだこの人達ィ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もう帰ってくれ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーヲ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
シンキ「すごいデス!!!! まるで本物の遊園地がソコにあるかのヨウ!!!!!!!!!!!!!!!!
ボクとにじチャンの幻の結晶!!!!!!!
まさにそこに遊園地があるかのよう!!!!!!!!!!!
そしてタイフーオサンなどの風を利用して彼らの体を浮かして滑走させれバ!
本当にアトラクションに乗ったような感覚!!!!!!!!!!!!!!!!
これは天寄生の総合ゲイジュツデスネー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒョーゲン「いやでもこれ人ん家でやりすぎじゃないの…」
シンキ「それに目をつぶれば これは大金を生む興行になりまスヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
はやく全国の鈴木さん家を抑えるのデス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒョーゲン「何故鈴木さんだけ標的!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
どーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
シンキ「絶対イケると思うのデスガ…
ほら あの人達は喜んでマスヨ」
―――
5バカ『きゃーっ!』
キャツキャッ
―――
ヒョーゲン「いやいやシンキ
あの子達は勝手に楽しんでるだけでしょ
そもそもの標的はあの兄妹ですわ あの兄妹がまったくのノーリアクションなんだけど」
―――
http://download4.getuploader.com/g/sousaku_2/941/150109_005943.jpg
しーん…
―――
シンキ「むむ…しぶといデスネー…
こうなったら…にじチャン!! 幻追加デスヨ!!!!!!!!!!!!!!!!」
にじ「あいさー!!!」
シンキ「タイフーオサンももっと激しく!!!!!!!!
ヒョーゲンサンも手伝ってクダサイ!!!!!!!!!!!!!!!!」
タイフーオ「くすくす…了解…
さぁヒョーゲン…あなたの氷風と合わせればもっとエキサイティングな風を起こせるわ…くすくす」
ヒョーゲン「もー…まぁいいけどさ」
シンキ「ラニさんの水も必要デス! 興奮してクダサイ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ラニ「え…えぇ!!!!!!!? なんて無茶ぶりですか!?」
カンシ「それそれで わたしはなにを すればよろしいでしょうか指示を下さい(字余り)」
シンキ「カンシサンは
特にないデス」
カンシ「そうですか じゃあ紅茶でも のんでます(まとも)」
すーん
―――
ゴオ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウマミ「うわああああああああああああ!!!!!!!! すごいすごいすごいすごい!!!!!!!!
今度は速い!!!!!!!! お…落ちる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うわ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
サポォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
プリンムシ「あぷば!!!!!!!! 冷たっ!!!!!!!!!
み…水に突っ込むとはなんと涼しいアトラクションですかハイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガム「すっごいアトラクションもあるべぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
―――
ジャポォ〜〜〜〜〜〜〜〜ン…
父「ゆ…床上…浸水…」
ガク…
母「もうダメだぁ…おしまいだぁ…」
ぽろぽろ…
カンシ「まぁまぁ とにかく紅茶でも 飲んではいかがですか?(字余り)」
息子「誰なんだよぉ…誰なんだよぉ…」
ぽろぽろ…
-
シンキ「もっとやれる…! もっと面白いアトラクションを作れる…!!!!!!!!
天寄生ランドの底力を見せるのデス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒョーゲン「既に天寄生ランドとか名前付けてるし…!!!!!」
ズズーン…
てれび「あなたたちちゃんとまわりをみわたすのです」
シンキ「はい?」
―――
わいわい
ウマミ「いや〜たのしいなー!!」
ガム「たのしいべ〜〜〜〜」
―――
テク… テク…
無限刀火「……………ふぅぅー…」
彼方「…
……………ん?」
バッタリ!!!!!!!!!!!!!!!
ウマミ「あ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドキー!!!!!!!!
―――
にじ「あちゃあ! はちあっちゃった!!!!」
てれび「アトラクションのさいくにきをとられすぎましたね」
シンキ「やっちまったー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガクー!!!!!!!!
ヒョーゲン「…どう誤魔化すのかしら?」
―――
無限刀火「お前ら!!!!? なにしている!!!!!!!!!!!!?」
ガム「む…むむむ…無限師範!!!!!!!!!!!!!!!!
えっと…これはこれは…えー…!!!!!!!」
シヌカ「わ…わたし達先生達を仲直りさせるために2人でデートするように仕向けてその後を尾行したりして色々手を回しちゃおうとしたとかそんなことしたりはしてないですぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウマミ「答え言ってるよそれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
一語一句逃さず正確にうち様達の狙いを言っちゃったよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずずーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限刀火「…………なんだそれは」
彼方「…やっぱりそういうことかよ
こんな遊園地まで用意してよくやりやがる
ここは一体どこなんだ?」
父「鈴木家だバカヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぽろぽろ…
シヌカ「マスコットちゃんかわいいですぅ ナデナデですぅ」
父「は…はああああああああああああああああああああああああん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞくっ ぞくっ
息子「懐柔されないでパパっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
―――
無限刀火「はあぁ?! 俺と彼方を…仲直りだぁ?!
それで俺達に買い物なんぞ…… ま…まさか道中のいざこざは全部」
プリンムシ「仕込みですハイ!!!!!!!!!」
無限刀火「そ…そうか
(や…やべー!!!!!!!! そうとも知らず大分はっちゃけてしまったぞ…!
でもこいつらアホだから俺のむっつりはバレてなさそうで安心したぞ…)」
ほ〜…
ガム「先生の色んな面が見れて楽しかったべー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドキィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限刀火「い…いい…色んな面ってなんだ例えば!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドキドキ…
ウマミ「んー そだなぁ
先生はパーソナルゴッドの紳士だった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さすがだよ先生は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
じ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限刀火「パ…パーソナルゴッド…?
お…おう
(とりあえずやはりバレてはなさそうだな…アホ揃いで良かったぜ…)」
ガム「…でも…せっかくいいとこまで行ったのにバレちゃうなんて…悔しいべなぁ…」
プリンムシ「うむむ…本題を離れて楽しみすぎました…不覚ですハイ…」
シヌカ「あうあうー…私…見たかったですぅ
センセと彼方ちゃんの…」
4バカ『ディープキッス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
テーレッテーテレッテー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限刀火「なんでだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
彼方「するかァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――…
無限刀火「…まったく 遊園地まで使ってなんとも大掛かりな無意味なことを
そこまでしてなんになるんだ…」
ウマミ「2人を仲直りさせたかったんだよ! 本当にっ!!!!!!!!」
ガム「わ…ワタス達は明日で離れ離れになるでべす
今日は5人でいられる最後の日…
だからこの5人で 今日までのお礼を兼ねて…二人になにかしてあげたかったんだべす!!!!!!!!!!!!!!!!」
プリンムシ「ワタシ達なりの師匠孝行ですハイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウマミ「2人の仲直りが済んでないままここから離れるなんて…後悔が残っちゃうよ!!!!!!!!」
無限刀火「…」
-
無限刀火「…そもそもだがお前達は勘違いをしている
俺達は別に喧嘩なんかしちゃいない
この前のことならこの前決着がついただろう
そうだろう彼方」
彼方「あ…あぁまぁ そうだな」
プリンムシ「で…でもなんか彼方の様子がまだおかしいし…
師範もなんか冷たいし…」
無限刀火「これが普通だ
俺達は昔からこういう関係なんだよ
付かず離れず 一定の距離を持ってお互いが好きにやってんだ
それで十分だからそうやってやって来てるんだよ 俺達“兄妹”はな
お前もそうだろ彼方」
彼方「! …う…うん…」
ガム「そ…そうなんでべすか…」
無限刀火「そうだ
それも分からず勝手に気を回して…
…お前ら兄弟とか姉妹とかいないだろ」
ウマミ「あー…まぁ」
プリンムシ「そういえば」
ガム「我々みんな一人っ子…」
シヌカ「ですぅ…」
イチモシ「………」
無限刀火「かーっ!!!!! どおりで世間知らずだと思ったよ 随分と甘やかされたと見えるな」
ガム「ひ…ひどいでべす〜〜〜〜っ!!!!!!!!!」
無限刀火「あとまず そもそも彼方が元気ないのはお前らが原因だ
パ………ウマミと尻……プリンムシとあとそこのパ………お前が明日でいなくなるから勝手に鬱っているんだ」
彼方「ちょっ アニキっ おまっっ…!!!!」
アセアセ
ウマミ「え〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
そうだったの〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ば〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「ちっ…ちがうちがうちがう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
プリンムシ「そ…それなら早く言ってくれれば良かったんですよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ハイ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!」
ガム「彼方さん……そんな素振りワタス達には一片たりと見せなかったでべすが…そんな事を思ってくれてたのでべすか…!!!!!
う……ううぅぅ……彼方さん…」
シヌカ「彼方ちゃん私もお別れ悲しいですぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガシィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「おふぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ちょっ待っ……お前は残る方だろうが〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シヌカ「あう」
無限刀火「…後は女連中で別れを惜しめばいい」
ザッ…
ウマミ「何言ってんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私達は…先生とも別れを惜しみたいんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限刀火「………」
-
無限刀火「俺は…別に」
彼方「兄貴
付き合ってやってやれよ
それがこいつらの望みなんだ
兄貴は…こいつらの唯一無二の師匠なんだぜ」
無限刀火「…別にそんな高尚なもののつもりはない」
ザ…
シンキ「うふふふ〜!!!!!! ドコへ行かれるのデ〜〜〜〜〜〜〜〜ス?
残念ですがこの園は自由に出入り出来ない決まりなのデス〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!
我々の許可が出ないかぎりはここから勝手に出ることは許されないのデス!!!!!!!!」
ば〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限刀火「なんだよその謎ルール!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ずずーん!!!!!!!!!!!!!!!!
シンキ「というわけなので ごゆっクリ〜!」
パチンッ《ウインク》
彼方「…お前…」
―――
シンキ「今のでいいんデスカ〜〜〜〜〜?」
ヒョーゲン「えぇ…いいんじゃない」
ラニ「あらあらうふふ…お節介焼きさんですね…ヒョーゲンさん」
にじ「貧乳のくせに」
シンキ「貧乳のくせに」
てれび「ひんにゅーのくせに」
ツキ「ヒンニュノクセニ」
タイフーオ「貧乳のくせに…」
カンシ「貧乳のくせに ツンデレ(字足らず)」
ヒョーゲン「声を揃えて言うな〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
ウマミ「よーしこうなったら皆でアトラクションを回ろうよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
遊んで遊んで遊び尽くそうよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
5バカ『おぉ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
わっ!!!!!!!!
無限刀火「さっき嫌というほどアトラクション回っただろ…」
プリンムシ「皆で回るから意味あるんですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ハイ!!!!!!!!」
ガム「そぉーでべす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
行きましょう!!!!!!!! 行きましょう!!!!!!!! 師範!!!!!!!!!!!!!!!!」
シヌカ「行くですぅ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐいぐい
無限刀火「お…おいおい! 押すな押すな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
イチモシ(ガムちゃんと2人きりで遊んでみたいなぁ…)
とろ〜ん
-
え、遊園地なの?鈴木さん宅なの?w
-
遊園地であり鈴木さん宅
-
無限道場一行は遊園地で遊びまくった!
無限刀火は終始面倒くさがっていたが 途中から諦めてとりあえず付き合っていた
お化け屋敷(鈴木家のお父さんの部屋にて)…
バンジージャンプ(鈴木家の屋根の上から床を突き破りながら)…
バッティングセンター(球はお父さんとまさしの玉)…
アイススケート(ヒョーゲンの能力で鈴木家を凍らせて)…
一行はめっちゃ満期した…
そして日は暮れた…
カァー…
カァー…
――― 実際の鈴木宅
ボロボロ〜〜〜〜〜〜〜〜ン…
《ボロボロの鈴木宅(築1年)》
父「マ…マイホームがぁぁぁ…マイホームがぁぁぁぁぁぁぁ…」
母「どうするのよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まだローンも残ってるのに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんなのよあの人達!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
父「しらねーよ!!!!!!!! こっちがききてーよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
母「なにがしらねーよ よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どうせあんたが呼んだデリ嬢でしょ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
分かってるんだから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
父「そんなわけねーだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずーん!!!!!!!!!!!!!!!!
母「私が何も分かってないとでも!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
いつもあぁいうの呼んでる事くらいわかってるのよォーもォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
父「よ…呼んでたとしてもコレどういうサービスだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いや別に呼んでないし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
母「嘘つき!!!!!!!!!!!!!!!! 嘘つき!!!!!!!!!!!!!!!!
ハゲ!!!!!!!!!!!!!!!! くさや!!!!!!!!!!!!!!!! ミニちんこ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
父「て…てめぇ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
てめぇだってマンボウみたいな顔しやがってよぉぉぉ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
母「なんですってぇ〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キィィ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
息子「2人ともやめてよぉ!!!! うわああああああああああああん!!!!!!!」
ドガッ!!!!!!!! バキィッ!!!!!!!! ベギョオッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブシュッ…!!!!!!!!!!!!!!!! ドゴオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!
――― 幻想遊園地
♪ズンチャカッチャ ズンチャカッチャ
マスコット(父)「むきゅー」
マスコット(母)「まっきゅうー!」
マスコット(息子)「もきゅもきゅ」
マスコット(まさし)「ぼぎゅー」
もっふぁもっふぁ
ガム「わぁぁぁ〜〜〜☆ パレードだぁべぇぇ〜〜〜〜!!!!」
ウマミ「いいぞー!!!!! やれやれ〜〜!!!
ヒューイ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ワアアアァァー!!!!!!
―――
ヒョーゲン「……野次馬が親子喧嘩を煽ってるようにしかみえない…」
ズズーン…
-
かわいそうすぎるwww
-
無限刀火「…はぁ疲れた
というか腹減ったぞ よく考えたら俺はここのフードコートに用があったんだ」
彼方「いまさらか!!? もう(どうせないし)いいだろ」
無限刀火「いいや! こんなんじゃ納得いかない 俺はフードコートへ行くぞ」
ザッザッ
彼方(…まずいな これでまた機嫌悪くなるんじゃないか?)
ヒョーゲン「…」
――― フードコート
タイフーオ「いらっしゃい…くすくす
お飲みものはいかが…?」
ウマミ「あ
うち様ヤクルト」
ガム「オレンジジュースがいいですっぺ」
プリンムシ「ワタシは牛乳を」
シヌカ「私は紅茶がいいですぅ」
イチモシ「え…えっと じゃあ ガムちゃんと同じやつ…」
彼方「醤油くれ
島根産のやつな」
タイフーオ「かしこまりました…くすくす…」
プリンムシ「…今…彼方なにか頼みました…?」
イチモシ「醤油は飲み物じゃないと思うんですけど…」
彼方「うるせーな…好きなんだから仕方ないだろ…」
無限刀火「おい
俺はカップラーメンだ
あるんだろ? 限定のカップラーメンってやつが」
タイフーオ「…」
彼方「あ…兄貴ッ…多分ここにはそんなのは…」
タイフーオ「くす………あるわよ…」
コト…
無限刀火「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こ…これは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
じゃあああああああああああああああああああああああ〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限刀火「“どうみても伸びてるラーメン 〜ドブ味〜”!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
かつて30年前に発売され わずか5分で回収されたという幻のラーメン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お湯を入れてからいくら早いが遅いが関係なくどうみても伸びてるようにしか出来上がらないいわくつきの麺と
下水道のドブを微妙にこしただけで作られたスープが織り成す絶妙に糞まずいラーメンだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
数少ない購入者から聞いた意見は『普通にまずい』という抽象的な感想しかなく
実際その味は不明なところが多いときく!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あのラーメンが…目の前に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
彼方「どこに需要があるんだよそのラーメン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
無限刀火「だがラーメンクラスタの間では伝説クラスのカップラーメンだぞ…
それがまさか俺の目の前にあるだとォ!!!!!!!!!!!!!!?」
ゴオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!
ヒソ
彼方「な…なんかよくわかんないけど…よくこんなの用意できたな…
まさかこれも幻か…?」
タイフーオ「くすくす…失礼ね…本物よ…
くす…私も…イケる口なの…(カップラーメン)」
彼方「そーなの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
で〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
無限刀火「うッッひょオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
生きててよかッたァァ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
わぉーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「よろこびすぎだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どう見ても地雷なのに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
無限刀火「地雷でも伝説だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そんな伝説を食えるなんて今後一生そうそうないぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
や…やべ…たぎって来た!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
もぇー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウマミ「す…すげー 先生がこんなテンション高く喜んでるの初めてみた」
プリンムシ「とてもおいしそうには見えませんが…」
ガム「でもなんか食べてみたいでべすねぇ…」
イチモシ「やめたほうがいいと思うけど…」
タイフーオ「くすくす…ごめんなさいね…
あいにくそのカップラーメンはそれ一つなの…」
シヌカ「あうー 無いですぅ」
彼方「むしろ良かったじゃねぇか…」
ウマミ「あ! そうだ先生 うち様達にもわけてよ〜〜!」
無限刀火「はあ?」
ガム「それいいべぇ!!!!!! みんなで分けっ子ですべな!!!!!!!!」
無限刀火「勝手に決めるな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウマミ「普通にまずいって言われてるくらいだから先生でも食べ切れないだろー!!!!!!!!!
だから協力してあげるんだよ!!!!!!!」
シヌカ「そうですぅ! そうですぅ!」
無限刀火「ナメるな 俺はカップラーメンなら容器まで食うぞ
…まぁいいだろう そこまで言うなら分けてやらんこともない
ただし! 残すような罰当たりな事をしたら道場まで兎跳びだ」
ウマミ「望むところだー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガム「やってやるべす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
プリンムシ「う…うーむ…これも精神修業の一貫になるかもしれませんね
やるしかないでしょう」
イチモシ「確実に心が折れると思う…」
シヌカ「わぁい☆
私紅茶につけ麺して食べるですぅ」
無限刀火「……それマジで死ぬからやめとけ…」
はは…
彼方「!」
http://download4.getuploader.com/g/sousaku_2/947/150508_014109.jpg
彼方「………笑った…」
-
彼方「兄貴が…!
笑った…! あんな…
あんな…自然にッ…!!」
無限刀火は―――
むっつりでありながら
決して他人に心を許さない人間である
自分以外の者に エロ目線以外では何とも思わず 興味もない
エロ以外で他人と居る事を苦とするはずの無限刀火だが―――
その男が今まさに零した笑顔は 全くそれらを感じさせなかった
彼方は驚いた
そしてその瞬間に兄への認識を変えた
兄の人間らしい姿を見て これまでの冷酷なイメージはすっかり遠退いたのだ
それと同時に彼方は 兄妹の絆を感じたようだった
――― 俺達は昔からこういう関係なんだよ
付かず離れず 一定の距離を持ってお互いが好きにやってんだ
それで十分だからそうやってやって来てるんだよ 俺達“兄妹”はな ―――
あの言葉…
兄がごく自然に放った“兄妹”というあの言葉で…
彼方が今まで心の中で抱えていた『兄妹らしい関係』という悩みは消え去った
そうだ うち達はこれでいいんだ このままでいいんだ
うち達はこれで“無限兄妹”なのだ と胸を張れるようになっていた
彼方の心に急激なあらゆる変化が同時に現れた
それから彼女の心に去来するものは…
――― 遊園地(鈴木宅)外
シンキ「ありがとございマシター!!!!
マタきてねー!!!!!!!!!!!」
ガム「楽しかったぁーぶぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウマミ「うん! ラーメンがまずすぎてフードコートで5時間くらい気を失ってたけどソレを差し引いても全然楽しかったよー!!!!!!!!」
無限刀火「ふん それでも完食したことは褒めてやるよ」
シヌカ「褒められたですぅ!」
ウマミ「こうなったらまた皆で遊園地に来てあのカップラーメンを食わなきゃなあ!!!!!!!!!!!」
イチモシ「そ…それはちょっと…」
プリンムシ「遊園地に行くのは賛成ですが…」
彼方「…」
ウマミ「あれ? 彼方 どうしたの?」
彼方「! ……
いや…なんでもない
なぁみんなは先に帰っていてくれよ
うち 用事思い出したから」
ザッザッザッザッ…
ウマミ「あ…彼方」
ガム「…そっち山ですべ? なんの用事でべしょ?」
シヌカ「野グソです?」
プリンムシ「い…いや違うでしょうハイ…
…………普通に野グ○って言うのやめましょうシヌカ?」
無限刀火「…」
ざわ…
無限刀火「…?」
―――
ザアアアアアアアァァァァァァァァーーーーー……………《不穏な風》
てれび「…」
ヒョーゲン「…これは」
てれび「きましたね」
ギギンッ…
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
-
――― 裏山
ザンッ…
彼方「やはり来ていたか
天寄生連中の個々の能力は凶悪だが
邪悪めいたオーラはそこまで感じなかった…
だからハルトシュラーのいう“脅威”とはあいつらの事じゃあなかったんだ
本当の脅威は…………お前達か!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
??「ゴゲゲゲゲ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こりゃあ僥倖ケ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限が直々にお出迎えとは 探す手間が省けたゲゲェ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
??「ブモオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン…」
彼方「原種の寄生において…四天王でないにも関わらず強い力を持つイレギュラーナンバー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
崩山巨獣・路歩崩寄生!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そして…殺戮烏骨鶏・獣羽鶏寄生!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジポホウ「もんがーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズウン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チキン「ゲギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギャリィィィ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チキン「チッチッチッチッチッチッ…
チミ…チミィチミィチミィ…
殺戮烏骨鶏とは言うじゃないケ!
失礼千万コケー!!!!! まるでヒトを快楽殺人鬼のように!!!!!!!!!!!!!!!!
私は秩序を糾しているだケケ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
秩序を乱すフラチモノを罰しているだケ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
紳士としてなァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
彼方「たった一人の変態のために世界一つを潰したとも聞いてる
快楽でなくても害悪なのはハッキリしている!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チキン「ケケケ!!!!! よく言うコ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だが…一人ケェ!!!!? 無限桃花……姉はどうした!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
彼方「…うちのは兄だよ
…だが…必要ねぇ!!!!!! お前らなんてうち一人で十分だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジャカ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チキン「笑止!!!!!!!! 高齢化〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
――― 回想
彼方「へー 寄生にも色々あるんだな
で? うちのレベルはどうなんだ?」
ハルトシュラー「貴様程度の力なら煉刀や猿参あたり大した敵ではないだろう
四天王上位ともなると…簡単にはいかないだろうが 頑張ればなんか勝てるんじゃないかな」
彼方「なんかってなんだよ…
じゃあこの獣羽鶏ってのは?」
ハルトシュラー「…それは…なんとも言い難い」
彼方「なんで? 原種の寄生は四天王が上位なんじゃないの?」
ハルトシュラー「獣羽鶏はイレギュラー…
原種だが性質は変異種に近い
これまで殺してきた変態の数で強さを増すときく
かなりの変態を屠ってきた獣羽鶏なら…もしかしたら四天王を遥かに超える場合もあるかもしれない」
彼方「へぇ…………」
※なんとかファイトでの設定です
―――
チキン「けぎゃあ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
『エロレス消殺月』!!!!!!!!!!!!!!!!」
グォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズパァン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズゴゴゴゴッ…
ざざぁ
彼方「ぐッ…くちばしの一突きで地面に大穴開けるとは…こいつ…」
チキン「これは500000人の命を奪ってきた技ケェ!!!!!!!!!!!!!!!!
『地獄の島流しストンプ』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「ストリングスリップ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
クンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツルッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チキン「ケー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
バキィ!!!!!!!!!!!!!!!!
チュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《彼方はギターを使って獣羽鶏の蹴りを受け流した!
ギターで滑らされた獣羽鶏の蹴りは狙いとは別の場所に炸裂した!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
しゅうううううううううう…
パラパラパラパラ…
彼方「…! なんて威力だ…
当たるとまずいな…
始めから本気でやる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジャキィン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
鶏肉さんパネエ
-
彼方「総攻撃のチューン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
容赦はしねーぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギャーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チキン「コケ? 楽器…
なるケコ! 差し詰め音波攻撃の能力カ!!!!!!!!!?」
ギンッ!!!!!!!!
彼方(するどい! こいつ…頭も回りやがる!!!!!!!!!!!
だが関係ねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!)
ジャッ!!!!!!!!!!!!!!!!
チキン「楽器が弾けたないいなー」
彼方「!!?」
フッ…
彼方「急に暗く……いや!!! 巨大な影!!!!!!!!!!!!!!!!
上か!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジポホウ「もんがーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズズゥンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ジポホウのフライングプレス攻撃!!!!!!!
山が揺れる!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
―――
グラグラグラ…
ウマミ「う…うわ…!!!!!? 地震!!!!!!?」
プリンムシ「じ…地震にしてはこれはッ…なんとも不自然な…」
シヌカ「怖いですぅ…」
ガム「彼方さんは大丈夫べ…?」
無限刀火「…」
無限刀火「地震なんていいから
さっさと道場まで歩けお前ら」
ザ… ザ…
―――
タイフーオ「あらあら…派手にやってるわね…
これ原種の寄生じゃない…?
ヒョーゲンは何か知ってるの?」
ヒョーゲン「し…知らないですわ!!!!! 私に聞かないでよ!!!!」
おかま「んまぁ…誰かヨソの人達が暴れてるのねェ
この世界は私達がツバ付けてたのにぃ〜〜〜ぃゃんっぃゃんっ!」
にじ「どうしよっかぁ?」
てれび「…ようすをみるのです」
ラニ「…そういえばライジーさんはまだ戻って来ないんでしょうか…」
-
―――
チキン「コケケケ!!!!! 逃げろ逃げろ!!!!!!!!」
ドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「うぎぃーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジポホウ「もんが〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《転がり 木々を薙ぎ倒しながら彼方を追い掛けるジポホウとその上に玉乗りのように乗るチキン》
チキン「コケッコッコー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
コッケーコッケーコッケー滑稽ケ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ご自慢の能力も使えず逃げ回るしか出来ないとはな〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
所詮無限彼方は“無限の弱い方”だコッコ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さっさとムゲントウカを呼べ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前らを先に殺さねばおちおち世界を侵略することも出来んコケぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダダダダダダダダ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「うっ…るせッ…!!!!!!!! ハァ…ハァ…!!!!!!!
そんなもん…呼ぶ必要ねーよ…!!!!!!!!!!!!!!!!」
チキン「強がるな〜〜〜〜!!!!!! ろくにその玩具を弾けず逃げ回ってる野郎がコ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
彼方「に…逃げ回ってるんじゃねぇ…!!! ここは…場所がわるいんだァッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュオッ!!!!!!!!
チキン「! まだ速度を上げるコケー!!!!!? ジポホウ!!!!! 回転を上げろコッコー!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジポホウ「もんぐぁ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グルルルォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バキバキバキバキバキバキバキバキバキバキバキバキバキバキ
《木々を薙ぎ倒しながら進むジポホウ……と!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ゴロロロォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バアアァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《木に囲まれた森の景色が一転!!!! 視界が広がった!!!!!!!!!!》
ジャリリリリッ!!!!!!!!
チキン「岩場!!!!?」
彼方「ここは…採石場だ…
教えてやるよ…鳥頭ッッ!!!!!!!!!!
うちの能力の発動は…なにも楽器を弾き鳴らすだけじゃねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブオオオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「ギタークラッシュギガサウンド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴギャアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《彼方はギターを地面にたたき付けた!!!!!!
耳をつんざく衝突音がこだまする!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
-
彼方の能力『魅九数質夜・雷音(ミクスチャー・ライオン)』は音を操る能力である!!!!!!!!
音とは音楽や声やささいな環境音まですべて!!!!!!!!
世界一硬い金属『ミスリ〜ル』で作られたギターと岩場との衝突音は彼方の腕力も合間ってまさに至近距離で聞くジェット音のごとく響いた!!!!!!!!
彼方はその音を瞬時に固め ショットガンのようにその全てをジポホウとチキンに放った!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「ギガントボリューミーメテオール!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドドドドドドドドドガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チキン「うッッボッアッアァ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジポホウ「もががががぁ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チュドオオオオオオ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シュ〜〜〜〜〜〜〜〜………
彼方「はぁ…はぁ……うまく…行った…
うまくここまで誘導出来た…
うちの能力は楽器を使わなくとも環境音やらなんやらで発動できるが
奴らを倒す音となると森の中じゃ作れねぇ
だからこの岩場まで来たんだ…!!!!!!!」
彼方「い…今のうちに体力回復の音を…」
彼方の能力の応用力は幅広い
攻撃の他 音を使って身体強化や補助も出来る
ある程度のヒーリング効果のある音も作り出せ
また 敵を幻惑させる音だって作り出すことが出来る
だが そういう特殊効果をもたせるには そこらの環境音などでは不可能で
攻撃以外のそれらの音に関しては彼方自らがギターで作り出すしかないのだ
彼方「ヒーリング音楽…『ひんにゅう天国』…」
ポロロン…
ズゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ガゴゴガ…
チキン「音楽会には…早い…コケェ〜〜〜〜…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
彼方「……チッッ…」
-
チキン「コケケケケ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この程度でやられるジポホウではないコケェ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
行けジポホウ!!!!! つぶせ!」
ジポホウ「も…もんがぁ…」
フラフラフラ… ゴロ…
ゴロゴロ… ゴロゴロ… よろよろ
チキン「お……おうぅぅい!!!!!? どこに転がっていく!!!!!!!!!?
そ…そっちは巨大な穴…!!!!!!! こ…コケェ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ゴロロロ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドシィ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジポホウ「も…もんがぁ〜〜〜〜!!!!!!!」
わたわた
《ジポホウは穴に嵌まった》
彼方「…なにやってんだ…」
シュバッ!!!!!!! シュタンッ!!!!!!!!
チキン「……ふぅ!!!!!!! 危なかったコケィ…!!!!!!!!
まったく…! ジポホウはでかいくせに打たれ弱くてダメだなッ
しばらく休んでろコケ!!!!!! …さて…」
ぎぃ…
彼方「…!」
ゴゴゴゴゴ…《1対1で相対す彼方とチキン!!!!!!》
チキン「こけぇ…!!!!!!!!!」
ギギギギ…
彼方(……くっ…!!!! 先手を打たれる前に…攻撃を…!)
ス…
チキン「横レス超反応砲!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「うあッ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バチィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ギターに触れようとした彼方の手にチキンの気の息が当たった!!!!!!》
チキン「無駄コッコ!!!!!!!!!!!!
お前が何かしようとしても私がエロレスに超速で反応するがごとく阻止するコケ!!!!!!!!
それが『横レス超反応砲』!!! 射撃スピードに特化してるため威力は足りんが お前の攻撃を封殺しながら追い詰めてやるコケケ〜〜〜!!!!!!」
ザッ… ザッ…
じり… じり…
彼方「…!!!! こん野郎ォォ…!!!!!!!」
彼方(落ち着け…!!!! 隙を…! 隙を探すんだ…!!!!!
絶対にチャンスはあるッ!!!!! それまで…距離を保って…!!!!!!!)
じり…じりじり…
チキン「ごげぇ〜〜〜〜〜」
ズチャ… ズチャ…
彼方「…!!!!!」
じりじりじり…
《一定の距離を取り警戒しながら下がる彼方》
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
-
路歩崩かわいいw
-
―――…数分後
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
彼方「…!」
じりじり
チキン「コケェ…」
ザッ… ザッ…
彼方(隙は…!!!!!? 隙はまだか!!!!!!!!? はやく…はやく…来い!!!!!!!!!!!)
じりッ…
チキン「……………………」
ザ……………ぴたり…
彼方「!?」
チキン「やはりダメだコケケ こういうチマチマしたのは性に合わん!!!!!!!!!!!!!!!!!
一気にカタをつけるコケ…」
オ゙ンッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゾクッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
彼方(な…なんだ…?!!!!!! こ…こいつ…何を…する気だ…!!!!!!!!?
や…やばい…とてつもない悪寒を感じる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
チキン「この能力……私の性質を遺憾無く現すこの能力はッッ
ある条件に当て嵌まった人間を“必ず殺す”!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
『アグリー・ネスト・デス』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この能力は…増長し 女としてのしとやかさを失った昨今の女達へのアンチテーゼたる能力コケェ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
女共が男を惑わすような“糞オンナ具合”を磨くほど死が近づく!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私がお前の18禁要素を探ってやろうぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
少しでも18禁の部分が見つかった瞬間にお前は死ぬのだああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギラアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゾクッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
『アグリー
・ネスト
・デス
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キュピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピ…
【無限彼方の男を惑わす糞オンナ具合を測定します】
ピピッ
【男の心を揺さぶるキューティクルヘア
無限彼方……………該当せず】
ピピッ
【ひと目で男の心を惑わす魔性の目
無限彼方……………該当せず】
ピピッ
【思わず奪いたくなる唇
無限彼方……………該当せず】
ピピッ
【舐めたい鎖骨
無限彼方……………該当せず】
ピピッ
【男の目を奪うおっぱい
無限彼方……………存在せず】
ピピッ
【魅惑の腰つき
無限彼方……………該当せず】
ピピッ
【見つめたくなる尻
無限彼方……………該当せず】
ピピッ
【なまめかしい肢体
無限彼方……………死体】
ピピッ
【思わず声をかけたくなるファッションセンス
無限彼方……………0点】
ピ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
【無限彼方は18禁に該当しませんでした
無限彼方は7禁レベルです
無限彼方は7禁レベルです】
ピーーーーーーーーー
ピ〜〜〜〜〜〜〜〜〜
しーん…
チキン「ひ……一つも該当しないだとオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こ…こいつ女じゃねえええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「ドス・メタル・サウンドトラック!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギャギャ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バチチィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チキン「ほげげェ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
バシュウゥーーーーーーーーーンッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「ハァ…ハァ…ハァ…
ふ…ふざけやがってェェェ〜〜〜〜…
ナッメんなコラアアアアアアアアアアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バカにすんなオラアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギャンギャンギャンギャンギャンギャン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドガガギャガガガガガガガガガガガガガ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
『音礫』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ギターを弾いて音波の弾丸を飛ばしまくる彼方!》
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッッッ…
ドガガ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「ど…どうだオラアアアアア…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
女じゃねーうちの攻撃はどうだオラアアアアア〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ…
ブアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チキン「軽いアァァァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
彼方「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
チキン「エロ撲滅タックルゥゥーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴガッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガガゴッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「ぐあぁっ…ぐッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どか〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《タックルをギターで受けるも 吹き飛ばされた!!!!!!!!
再び森の中へと戻された!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
-
ガザザザ…
彼方「が…がッは…!!!!!! 骨が何本かイカれた…!!!! ぐぐ…がァッ…!!!!!!!!!!」
バギギギギッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チキン「あきょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
彼方「!!!!!!! エレキ・バン!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギャイィーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドゴウ!!!!!!!! ドゴウ!!!!!!!!
チキン「きょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
彼方「ッッッッッ…
こいつ…攻撃喰らっても…おかまいなし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
チキン「煩悩除滅拳!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バキィィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メキメキメキッ…
彼方「ア…あかハァァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チキン「ツィ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バゴォ!!!!!!!! バゴォ!!!!!!!! バゴォ!!!!!!!! バゴォオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「あぐぁああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《チキンの攻撃をついにモロで受けた彼方!!!!!!!
拳を打たれた腹の奥の内臓が破壊されるのを感じつつ木を折りながら何百mも吹っ飛んでいく!!!!!!!!!!!!!!!!》
チキン「コケキャキャキャキャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前の攻撃…鋭くはあるが 受ける覚悟さえあれば十分耐えれる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
防御は捨てて攻めつづけてやるケォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
キャアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
チキン「ジィポホオオオオオオ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前もいつまでも穴でジポ鍋してないでこっちにコケコッコ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
遠くからジポホウ「も…もんがもんが〜〜〜」
チキン「早くしないと私が殺すケケ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!
ジポホウに食わせて腹の中で溶かすのもいいがなぁ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザッ!!!!!!!! ザッ!!!!!!!! ザッ!!!!!!!!
―――
ぐぐぐ…
彼方「うッ…うおッッッ…おおぉ…う…!!!!!!! お…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハァハァ…まずい…」
メキ…
彼方「あの野郎…全力で肉を切らせて骨を断つ気満々だ…!!!!!!
いやそれにしても…!!!!! 攻撃が通らなすぎる…!!!!!!!!!
くそッ…威力が足りないのは… 野外で音が分散するからかッ…?!!!!!
くそッ… まずいぞ…!!!!!!!!!!!」
―――
チキン「どこだケコォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さっさと殺させろっコォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前は殺したらムゲントウカ…それから下の町の変態共だ!!!!!!!
血祭りにあげてやるッコォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴアオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
彼方「ッッ…戦わ…なきゃ…!!!!!!!!
町は…守る…! あいつらも…守る…!!!
そして………」
彼方「!!!?」
《彼方は何かを見つけた!》
彼方(!! …あそこは…! …!!!
そうだ…! あの場所ならッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ズル… ズル…
《彼方が体を引きずりながら 向かうは―――》
-
チキン「コケーッ…コッコッコッコッ」
キョロキョロ
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
ガサァガサァガサァ
チキン「どこだコケッコオオォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
しん…
チンポ「ケケケェ〜〜〜
どこに隠れたケコオオ…
出てこいコケコッコ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
見つけたら今度は全身を私のクチバシでつついて穴だらけにしてやるケ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオオオ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガサガサガサガサガサガサ…
ポロロンポロロンポロロン…
チキン「…む!!!? ギターの音!!!!!!?」
キョロキョロ
ザッ…
チキン「!! あれは………洞窟か!!!?
奴め…あそこに隠れたコッケか!!!!
隠れて体力でも回復させてるケ!!? 小癪な!
逆に追い詰めてやる!!!!!!!!!!」
ダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
――― 洞窟内
ヒュコオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ………
ジャリッ…
チキン「どこにいるケェェ…!」
キョロ…
ポロロン… ポロロン…
ギャン… ギャン… ギャン…
チキン「…ギターの音…くく…バカめ
隠れに入ったくせにこうまで音が垂れ流しだと
簡単に居場所を辿れるコケケ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
彼方「ハアァァッ…」
ギャイイィ〜〜〜〜〜〜〜〜ンッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジャンジャカジャンジャカ ギャリンギャリンギャンギャンギャンギャン!!!!!!!!
ギャリリィィィィィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《一心不乱にギターを弾く彼方》
イイイィーーーーーーーーー……ン
《その音は洞窟内にこだまする》
ザ…
チキン「みつけたコケケェェ〜〜〜〜〜〜…
隠れてるつもりだったケ?」
彼方「…!」
ギャリンギャリンギャリンギャリン…
ゼェ…ゼェ…
チキン「コケッッ!!!!!!!! 全然体力が回復してないコケ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
本当にバカなやつだ!!!!!!!!!!! 体力を回復する前に私に居場所を教えてしまうとは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
コッケコッケ滑稽コッコォ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
血を吐きすぎてまともな思考すら出来なくなったか!!!!!!!!!!
もう楽になるがよい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギャリンギャリンギャリンギャリンッ…
-
ギャオンギャオンギャオンギャオンギャオンギャオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《チキンは彼方に向かって突っ込む!!!!!
彼方は演奏をやめない!!!!!!!!!!!!!!!!》
チキン「うるせ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
その鶏の朝鳴きよりうるさい下手なギターをやめろォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まぁやめなくとも…私がお前の命を終わらせる事によって止めてやるがコケェ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
喰らえ! 輝くクチバシ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
死・スレッドストッパー突き!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビカァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギンッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「お前…ライブとか行ったことないだろ?
うるさいのは洞窟の中で音が反響してるからだ
お前のその大声を含めてな…!!!」
ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
チキン「!! 音……反響………………まさかッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こいつッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゾクッ!!!!!!!!
彼方「ようこそうちのライブへ
まぁゆっくりしていけよ お前に聞かせたい音は…たんまり溜まっている!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギャアアアンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チキン(こ…こいつ…洞窟の中でバカみたいにギターを鳴らしていたのは…
この反響を利用するためかコケッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私が来るまでに……反響に反響を重ねて音を溜めの威力を底上げしていた…!!!!!
私は…奴の罠にかかってしまったのかッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
チキン「う…うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
彼方「喰らえ!!!!!!!!!!!!!!!!!
『ラストステージ』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギャイン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
バオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズウンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チキン「げ…ゲェーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なん…と…いう…衝撃ぃぃぃぃぃッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ゴゴゴゴゴゴオーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ベキ…ベキ…バゴゴォ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《洞窟が崩れていく》
ズザザザ…
チキン「ぎぃぃぃぃ…!!!!!! た…立つことも…まま…ならんコケケェ〜〜〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お…お前…それ以上やればこの崩落にお前自身も…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
彼方「関係…ねー…! サビはこれからだァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギャギギギオオオンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴォッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チキン「ッッッ」
ヘゴオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チキン「あぺごォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ベキベキメギャギャギャアアアアアアアアアアアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《衝撃で全身プレスされるチキン!!!!!!!!
音波の暴風は最高潮に達し…ついに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ボッゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《洞窟が爆発した!!》
-
ドゴオ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チュドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――… 町
ワーキャーワーキャー
おっさん「う…裏山が崩れたぞぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ワー キャー ワー キャー
ザッ
エーロレイン「なんだろうか!!? このエーロレインが来た途端にこの騒ぎとは!!!!!!!!?
あの道場の人々に何かあったのだろうか!!!!!!!!」
――― 山
シュオオオオオオオオ…
ガラ…ガラガラ…
彼方「は…はぁ…はぁ…
…崩落した洞窟に潰されずに外に弾き出されたか…計算通りだ…!
だが…あの鶏野郎は洞窟の下敷きのはず…! やったか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
-
ズズズズズズズズズズ…
彼方「ハァ…ハァ…ハァ…
…!!!!!!」
ズゥゥゥンッ… ズズゥゥゥゥンッッッ…!!!
ジポホウ「もんがあああああああああああ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
彼方「…来やがったか…ウドの大木野郎…
すぐにブッ潰してや…」
バゴァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「!!!!!!」
バサバサバサバサバサバサ…ゴオオオオオオオオオオオオオッ…
チキン「ゴオオオオオオオオオオオオオオゲゴッコオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオゥ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
彼方「や…野郎ッ…」
チキン「エロレスキャッチ&デストロイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガッゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「ぐぐぅあ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《崩壊した洞窟の中から空高く飛び出して落ちてきたチキンは鍵爪で彼方を薙ぎ倒した!!》
ザザンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チキン「小癪な真似をするケコオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
死ね!!!!!!!! 死ぬがよい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
超絶羽ばたきビンタ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シパパパパパパァァァァァァァァンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「ぷがががががッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシュウゥ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
ドザアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チキン「コケケ〜〜〜〜〜〜〜……脇役がァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガシッ!!!!!!!! ググググ…
彼方「…!」
《倒れ伏した彼方の顔を足でわしづかみし持ち上げるチキン》
チキン「無限の象徴はあくでトウカ…
お前のような端役は…でしゃばるなコケェ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
死ねゴラァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
メゴシャアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《チキンは彼方の顔を地面にたたき付けた!》
-
メシャア…
彼方「が…!」
チキン「我々は今まで他の世界で何匹も無限を殺してきたコケェ…
あらゆる修羅場を潜ってきた私達が彼方ごときに負けるわけがない
だがここまで私を傷つけた無限彼方ははじめてだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
その礼にじわじわとなぶり殺してやろう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガッ!!!!!!!! ゴッ!!!!!!!! ガッ!!!!!!!!
彼方「あッッッ…ブゥッ…ベグァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシャッ…ブシャアアァッ…!!!!!!!!
チキン「ケカカカカカッ!!!!!!!!!!!!!!!!
お前を殺したら今度はムゲントウカだが 久々にアレをやるか!!!!!!!!!!!!!!!!!
先に殺したら無限彼方の生首をムゲントウカに送ってやるのだ!!!!!!!!!!!!!!!
ムゲントウカの力の根源にして最大の弱点は無限彼方さ!!!!!!!!!!!
かわいい妹の生首を見て泣き叫ぶムゲントウカを絶望から死へと送るッコケーッコッコォ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガッガッガッガッガッガッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「ブァハッ…ぐはッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
メキャッ メギャッッ…!!!!!!!!
彼方(へへ…うちの生首…?
そんなことしたらうちの兄貴なら喜ぶぜ…
…………うちが…死んだら…こいつらは…次は兄貴を…
……………………)
彼方「…それだけ…は…」
ゴフッ…
チキン「あ?」
彼方「………それだけは…させん…!!!!!!!!!!!!!
お前らは…うちが倒す…!!!! こんな三下寄生なんぞ…うちで十分だ…」
チキン「コキャキャキャキャキャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どこが十分なんだ〜?!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オラオラオラァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グッシャアアアアアアアアッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「………!!!!!!!!」
メチャアアアァ…!!!!!!
チキン「…そろそろ殺すか…
顔を潰して…全身をクチバシで突いて穴を穿ってやるコケ…」
彼方「…………〜」
ボソ…
チキン「…あぁ?」
-
チキン「今なんつったコカァ?」
彼方「……………殺すなら…」
チキン「??」
彼方「殺す…なら…これ以上傷つけないでくれ…
せめて…少しでも綺麗な姿のまま殺してくれ…
お前みたいな…醜い姿にゃ…なりたくねぇ…からよ…」
ビキッ…
チキン「あぁ!!!!!!!!!!?
このガキャあ………ここに来てそんな減らず口を言い腐りやがって…
クーックドゥードゥルドゥウウーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そこまで言うなら望み通り………
原形をなくしてブッ殺してやるコケコォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジポホウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 食え!!!!!!!!!
こいつを丸呑みにしてやれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前の腹の中で溶かして ウンコにしてからムゲントウカに送り付けてやるゥ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジポホウ「もんがもんが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
クアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バク〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジポホウ「もんがー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴクンッ…!!!!!!!!
チキン「コケケケケ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バーカバーカバ〜〜〜〜〜〜カめェェ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
最後に自ら墓穴を掘って一番無様な死に方を選ぶとは〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今まで殺った無限彼方の中で一番アホケッケ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
♪ファンファファ〜ン ファン ファン ファンファファ〜〜〜〜〜ン
チキン「おぉ!!!!!! 勝利のファンファーレが鳴りはじめたケコ!!! くるしゅーない! くるしゅーない!!」
♪ファファファファギャオンギャオンギャンギャファファン
チキン「…って どこからこんな音が?」
ジポホウ「…!!!!!? も…もんが…がァ…!!!!!!?」
ゴゴゴゴゴゴ…よろぉ…
チキン「ジポホウ!!!!!!? ま…まさか…あの女!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
-
♪ギャンギャンギャンギャンギャンギャン
ジポホウ「も…もんが〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!
も…もんが〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チキン「この音…ジポホウの腹の中から鳴っている!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ま…まさか…あの無限彼方めッ…! さっきはジポホウに食わせようとわざとあんな風に煽ったのか!!!!!!!!!!!?
だ…だが腹の中でギターを鳴らしたところで…………はッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ピィーン!!!!!!!!!!!!!!!!
チキン「音……反響…!
洞窟より更に狭いジポホウの腹の中で音を反響させれば…威力は…更に…!!!!
まずい!!!!!!!! 音楽を…やめさせろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジポホウ「も…もんがぁ…」
ギャンギャンギャンギャンギャンギャンギャン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チキン「やめろ貴様ァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ジポホウの腹を殴るチキン》
ジポホウ「も…もんがァ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゲロブシャ〜〜〜〜〜!!!!!!!!
チキン「コゲェ!!!!! す…すまんジポホウ…!!!!!!!!
ま…まずいぞ!!!!!! やめろ!!!!!!!! やめろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
腹の中から『もう遅い』
ギイイイイイイイイーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッ……………ンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
腹の中から『アンコール・メガヴィンドゥ』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドボボォオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジポホウ「もびゃあああああああああああがァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《ジポホウの体を突き破り 巨大な音弾が飛び出した!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ベゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チキン「ぎゃ…
ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドッゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ドオオオオーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー…ンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《音弾がチキンの全身を突き抜けた!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ブス… ブス…
チキン「…か………あぁ…」
ジポホウ「も……が……げ…ェェ……」
ブシュウウウ…
ズチャ…
彼方「…ハァ…ハァ…
………どうだよ…クソ鳥公!!!!!!!
お前が今まで殺してきた…無限彼方を代表した…とっておきの仕返し攻撃だ!!!!!!!!!!
溜めた音を完全に凝縮させた弾だ…!!!!! 体が持つはずがない…!!!!!!!!」
チキン「ア゙……ぁア…」
ボロ…
ジポホウ「も……が…」
ボロボロボロボロ…
《チキンとジポホウの体が崩れてゆく…》
チキン「ぢ…ぢぐじょう…こんな…どごろで…!!!!!
わ…私はまだ…殺したりん…
私はこれからも殺す…殺す…のだ…
変態を…殺す… 殺して……世界を…浄化…する…のだ…
負けられん……死ねんのだああああああああああああああああああああああアアアアアアアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビカアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「!!!!!!!!?
…バカなッ 崩れゆく…大部分を失いつつあるその体で…何が出来るんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チキン「ケケケ…コ 失ったのならば…補えば…いい…
ジポホウ…………ジポホウよ… 私と…一つになれェ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジポホウ「もん…がァァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビカカカァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
グジュアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギギュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウンッッッ…
彼方「な…なにを…! こいつ…なにを!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
寄生と寄生が…合体!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
体の崩壊が…止まった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
《チキンとジポホウは合体し…新たな体へと変貌した!!!!!!!!!》
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴ
チキン「シュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
……足らん…! まだ…力が…足らん…!!!!!!
足らぬ…なら……足すのみよ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この世界の…私に近き性質を持つ寄生よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
我が下へ来い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒィィィィーーーーー…ンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
ヒョーゲン「?!!!」
ピクンッ
にじ「!!?」
ビクッ
-
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ヒョーゲン「………あ………
あああぁ……」
ガタガタガタガタガタガタ
にじ「…な…なに…?」
ガタガタガタガタガタガタ
タイフーオ「…? ヒョーゲン…? にじ…?!」
ラニ「よ…様子が…なんだか…」
てれび「…きょうめい…」
タイフーオ「…なんなの…!?」
てれび「げんしゅ寄生どうしの きょうめいはんのうなのです
まずいのです このままでは」
グウゥゥゥ…
ヒョーゲン「あ…ああ…か…体が…山の方に引っ張られ…! 助けて…!!!!!!!!!!!!!!!!
いやぁあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グゥン!!!!!!!!
タイフーオ「ヒョーゲン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガッ!!!!!!!!
シンキ「にじチャンも引っ張られてマスヨ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガガッ!!!!!!!!
にじ「う…うわああああああああああああああああああああああ…!!!!!! 怖いよぅ…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐぐぐぐ…
てれび「はなしてはいけません
このままでは…2人がまったくべつのものになってしまう」
ヒョーゲン「いや…そんなの…いや…」
タイフーオ「は…離さないわ 安心…してッ…」
ズズズ…
シンキ「で…でも…引っ張られる力が…どんどん強くなって…このままじゃボク達ごと飛んでッチャイマス!!!!」
ズズ〜〜〜…
ツキ「アワワ」
おかま「ふ…二人ともしっかりぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガシィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ググググググッ…
ググググググググググググググググググーーーーッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズザザザザァ〜〜〜〜〜…
おかま「んごオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダメだあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
強すぎるうううううううううううう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ラニ「いっちゃダメです!!!!!!!!」
ググッッ…!!!!! ググググググググググッ…!!!!!!!!!!!!!!!!
タイフーオ「だ…ダメ…!!!!!!!!!!!!」
グゥゥ…!!!!!!!!
ヒョーゲン「いや…助けて…
行きたくない…! 行きたく…ない…!!!!
みんなと…違うモノに…なりたく…」
グ…グンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
タイフーオ「きゃあ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バシィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シンキ「うわああ!!!!!!!!!!!!!!!!」
バシシィ!!!!!!!!!!!!!!!!
にじ「うわあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒョーゲン「いやあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュウウウウウウウウウウウン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ヒョーゲンとにじは…チキン達のいる山へと引っ張らていく…!!!!!!》
てれび「ヒョーゲン!!!!!!! にじ!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
-
シンキ「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
にじチャンとヒョーゲンサンがああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ラニ「そんな…あぁ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
おかま「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私の力でも抑えられなかったわあああああああああああああああああああああああああああああああああん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ッ!!!!!!!!!!!!!!!!
カンシ「こ これ…まずいのではありませんか?(普通の会話)」
タイフーオ「てれび…! 追いかけましょう…!」
てれび「…」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
―――
ギュギギギギィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィンッッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チキン「ンンンもおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
彼方「こ…こいつ…一体何を…!!!!!!! …はッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒョーゲン「きゃああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
にじ「うあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「ヒョーゲン!!!? にじか!!!!!!!?」
チキン「オオォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズグニュズォオオンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ヒョーゲンとにじかチキンとジポホウの体にぶつかり取り込まれてゆく…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
彼方「お前らァァァァァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
ズズズ…
ヒョーゲン「や…やめて…いや…」
ズ…ズブ
チキン「…! その気配…!
おぉ! もしや氷厳寄生と虹寄生ではないか!!!!!!!!!!!!!
ようこそ私と近いの性質を持つ同志よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
共にこの無限を滅するケー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
我等が皆一つの体となって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
にじ「いやだよ…ぼく達…お前達なんかと一緒になりたくないよ…
出して…離して…」
ズブブブ
チキン「クカカカカカ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
女の姿をした寄生だから容姿が気になるか?
気にするな! そのうち…何も気にならなくなる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
コッコッコッコッコッコッコッコッコッコッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギリッ…
彼方「あいつらの意志は無視かよ…! この野郎がァ…!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒョーゲン「彼方……」
ズ…ズ…
彼方「!!!!」
ヒョーゲン「……おねがい…
…たすけて………」
ムクムクムクムク……
ビキ… ビキ… ビキ… ドリュリュリュリュッ…!!!!!!!!!!!!!!!!
にじ「あ………あ……………みんなぁ…
な…あ……ァあ……なにも…考えられなく…………」
ムクムクムク…ビキビキビキビキ…… ゾリュッ… ゾリュリュリュリュッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バサァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ピカァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「ッッッ……」
ズッ…
ズゥー…ン
??「想像…」
ズゥー…ン
??「そして創造…」
ズゥー…ン
??「進化と共に複雑化する人の思考…それらが生み出す創造は結果として…
混沌が汎濫する結果となった…
混沌の世界は醜く…不完全だ…
秩序に生まれた私はそれが…許せない…
人の想像が混沌をも創造するならば
私はそれを管理しなければならない
混沌がこれ以上うまれないように…想像を制限し…創造を排する…!!!!
それが私の役目… それが私だ………
私は……………
創作寄生!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
http://download4.getuploader.com/g/sousaku_2/948/150509_010006.jpg
ドオオォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【侵攻寄生種 “創作寄生”】
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ン…!!!!!!!!
-
じぽの顔が怖いwww
-
http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org184598.jpg
-
今度はかわいいw
-
彼方「なんだ…こいつは…」
ズゴゴゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
創作寄生「私は創作寄生……この世の想像を管理するもの」
ズズズズズズズズズズッッッッ
彼方「…!!!!!!!」
彼方(な…なんて重圧だ…!!!!
こいつ…今までの寄生とは格が違う!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ゾゾォッ
創作寄生「コカカカカ…
良い想像だ そう…私はそこらへんの寄生とは違うぞ」
彼方「!!!!!!!!?」
創作寄生「カカカカカカッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
困惑を想像しているな? 分かる…分かるぞぉ…
私は想像を管理するもの! お前の思考など手に取るようにわかるのさ!!!!!!!
…お? それを聞いて絶望を想像したな?
そういう想像ならいいぞォ いくらでもするがよい!!!!!!!!!!!!!!! カカカカッ!!!!!!!!」
彼方「……はッ…人の思考を読むのか… 陰気な野郎のすることだなッ…」
創作寄生「カカカカカカッッ なんとでも言うがよい!
それが管理主が持つべき力というもの…
お前達の思考…想像を聞き…
混沌を創造する危険を持つ想像を即座に排する!!!!!!!!!!!!
……例えば」
ズォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
創作寄生「この私を前にして未だに勝つことを想像するお前のような輩をォ
排するのだァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブアアァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「ぐッ!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バギャア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドガガガガガガガガガガガガァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「ッ…大地を…割るだと…!!!!!!!!」
創作寄生「いいぞ もっと絶望を想像しろ
絶望の行き着く先は完全なる秩序…“死”なのだから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グオア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バガガァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズザザッ!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「ぐぅッ…ハァ…」
ふらふら
彼方(体力を…消耗しすぎた……
くそ…)
よろろ…バッ!!!!!!!
創作寄生「カカカ どこへ行く 逃がしはしないぞ!」
ズゥーン!! ズゥーン!!
彼方「…!!!!!!!!」
ザザザザザザザッ!!!!!!!!!!!!!!!! キョロキョロ
創作寄生「逃げ回ってどこかで体力を回復させようという想像をしているのは分かっている!!!!!!!
そんなことはさせん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズゥーン ズゥーン ズゥーン
ガササッ!!!!!!!! バッ!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「じゃあやめだァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《木の上から飛び出して来る彼方》
創作寄生「おぉ!!!!!!!? 逃げたと見せかけて攻撃!!!!!!!!?」
彼方「クレイジーギターアクション!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブオンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブォォ
ヒョーゲン「やめて 彼方…」
にじ「こいつ殺したらぼく達も死んじゃうよー…」
ォオオオ…
彼方「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
創作寄生「隙ありァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズスゥッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「うぐァアアアアアアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシャー!!!!!!!! ドッサァァ!!!!!!!!
創作寄生「ギャギャギャギャギャギャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 残念無念!!!!!!
そんな小細工も分かっておったわ!!!!! 想像を聞く私の力は対象の姿が見えずとも 範囲内に居さへすれば分かるのだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
彼方「う…ぐぅーーー…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
創作寄生「秩序となれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
彼方「シ…シールド…ミュージック…!!!!!!」
ブォオオ…!!!《音のバリアを張る彼方!!!!!!》
創作寄生「おりょアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドガドガバギャギャギャギャギャドッガアアアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「〜〜〜〜〜ッ!!!! ぐっ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビリビリビリビリッ
-
《バリアを張った彼方! だがそこに創作寄生の容赦ない連撃!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
創作寄生「ひゃあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボゴグォグォガガァドゴオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「…!!!!!!」
創作寄生「ぴぇ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズバババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババァンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「う…ぐく…!!!!!!」
ビリビリビリ…
創作寄生「みょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズッドバッゴオオオオオオオオオオバギャギギギギィィィーーーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バリ…バリ……バキィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「!!!!!!!!!!!!!!!! ひ…ヒビが…!!!!」
創作寄生「ぱよえエエエエエエエエエエエエん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぱよえエ゙エエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエーイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バリ…バリ…バキバキ…
彼方「だ…だめだッ…これ以上はッ…」
創作寄生「よいやッさ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤクザキック!!!!!!!!
ドギャバギャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「あッッッ」
創作寄生「フォース・デミトラシュート!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バオァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メゴオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「―――――――――――――ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《彼方にビームが直撃した!!!!!!!》
-
ズオオオオオーーーーーーーーーーーーーーーーーー…ンッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しゅうううううううううううううううううううう…
しぃぃぃーん…
ヒョーゲン「消えた消えた! カナタ! 消えた!」
カッタカッタカッ
にじ「わぁーい! カナタしんだ!!!! だいしょおぉーり!!!!!!!!」
カタカタカタカタ
創作寄生「うむ
クカカカ! 甘い無限よ…
私が操ったヒョーゲンとにじにちょーっと命乞いをさせるだけで乱れおったわ
その甘さが実際命取り…
いや既に取れてしまったか?」
シィーー…ン
創作寄生「私の耳に想像が入らん
想像が入らんということは 無限彼方は範囲の外に出たか…いや
私のこの力の効果範囲は5km… さすがにそこまで吹き飛んではいないだろう
とすると 気絶したか…死んだか…
どちらにせよ もはや私の障害ではあるまい
私の次の目標は…この山の下にある都よ…
雑多で愚かで混沌とした想像を垂れ流すあの都を粛正だ…!!!!!」
ズシィーン… ズシィーン…
―――……
……
うちは…
……? うちは…死んだのか…?
ぼやぁ〜〜〜〜…
…? …人影…? …まさか天使…?
ここは …天国…?
ハルトシュラー「お前みたいな者が天国に行けるか」
彼方「…
悪魔だった… なんだ地獄か…」
ハルトシュラー「誰が悪魔だ!
助けてやったのに無礼な」
彼方「た…助けた…? そういえばうちはあいつのビームを…」
ハルトシュラー「アレを受ける寸前にお前のバリアを復元させてやったんだ
だから死ぬほどのダメージは受けずに済んでいる
まぁ死にかけのダメージは受けたけどな」
彼方「…お前が…」
ハルトシュラー「干渉するのは不本意だったがな
それほどこの世界の事態は逼迫している
よもやあのような寄生が生まれるとはな」
彼方「なに…あいつは…お前でも予想外だったのか…」
ハルトシュラー「まぁそうだな
もっともの原因はイレギュラーすぎる天寄生の存在があったからだがな
さすがは天候を司る存在なだけはある
私の天気予報の精度はヨシズミと同じくらいだから 完全な予測が出来なかったよ」
彼方「ヨシズミって誰だよ」
ハルトシュラー「だがお前がちゃんと退治か殲滅していればこんなことにはならなかったんだぞ
お前が奴らの定住を許したことで 原種の共鳴がおき 新種を生む結果になった…
あの寄生が言ってた通り甘い」
彼方「…悪意のないやつらは…いくら寄生といえ うちにゃ殺せない…」
ハルトシュラー「ふん
まぁそれは仕方あるまい
なってしまったものはなってしまったものとして受け入れるしかない
とにかく今はあれをどうにかしなければならない
…いいか あの寄生は
“現時点で動的に活動しているこの世界内の生命体の中でもトップクラスに強い”…
あれが世界に解き放たれたら …この世界が終わる可能性が高い」
彼方「…ッ!!!!」
ハルトシュラー「あれを殺せる人間は今のこの世界では限られてる
だが やはり相手は寄生… 確実に殺すならば無限の血だ
無限がやらなければならないんだ
分かるな? 彼方」
彼方「ッ!! ……ッ」
ハルトシュラー「刀火を呼ぶ」
ギンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
彼方「ッッ…!!!!!!!!!!!!!!!! なにをッ…!!!!!!!!!
…ハッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
キョロキョロ
ハルトシュラー「安心しろ ここは私の作った防壁の中だ
この中に居れば寄生の能力の影響は受けない」
彼方「ッ………!!!!!
…兄貴を呼ぶと言ったか…!!!!!!!!!!?」
ハルトシュラー「そうだ
それが今出来る 最善で最後の切り札だ
お前はもう…その傷では無理だ」
彼方「だ…ダメだッ…それは…!!!!!
兄貴は…ダメだ…!」
彼方「…じゃあお前に何か別の妙案でもあるのか?」
彼方「………他の奴…
!! そうだ!!! この世界には土着の無限姉妹がもう一組いるんだろ!!!!!!!?
そ…そいつらを呼べばいいじゃないか…!!!!!!!!!!!!」
ハルトシュラー「あの姉妹には完全に不干渉だ 私との繋がりはない
それにあの姉妹は今かなり離れた所にいるし アレとは別の寄生を相手にしていて手が離せないだろうし」
彼方「じゃあどっか別の世界の桃花なり元桃花なりを連れてきてくれよ…!!」
ハルトシュラー「…すぐに用意できるか
彼方 落ち着け」
彼方「誰でもいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
誰でもいいから代わりを連れてきてくれよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
兄貴じゃなかったら…」
ハルトシュラー「見知らぬ誰かなら死んでも構わない…か?」
彼方「!!!! …!!!!」
ハルトシュラー「お前とは長い付き合いだが まさかそこまで性根が腐っているとはな…
…身内が大切なのは分かるが…」
彼方「………」
ハルトシュラー「…だがな 大切にする前に少しは信じてやったらどうだ? お前の兄だぞ」
彼方「………うちの兄貴だから分かるんだよ…」
ハルトシュラー「?」
彼方「兄貴があんな怪物と戦ったら…間違いなく兄貴は死ぬ…
それが分かってて…戦わせれるか…!!!!!!!」
ハルトシュラー「…間違いなく死ぬ…?」
彼方「………そうだ
何故なら兄貴は…間違いなくうちより弱いからだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハルトシュラー「…」
-
ハルトシュラー「…自分の兄に大して随分としたディスり様だな…」
彼方「確信してるからだ
兄貴はうちより弱い」
ハルトシュラー「…その理由は?」
彼方「兄貴には“能力”がない」
ハルトシュラー「…無限の持つ能力か…たしかに力は感じないが…」
彼方「うちがこの“音波能力”に目覚めたのは10歳の時…
だが兄貴には能力開花の前兆すら感じられなかった
兄貴の能力が開花しないなか…うちはこの能力と身体を磨いた
そしていつしか 兄貴を超えてしまったと直感的に感じたんだ」
ハルトシュラー「ほう… だがお前達この前兄妹喧嘩でいい勝負してたじゃないか」
彼方「あの時のうちは……本気じゃなかった
うちが本気を出せば間違いなく兄貴を秒殺していた
それほど差があるんだ うちと兄貴は」
ハルトシュラー「…ふむ」
彼方「うちより弱い兄貴があの寄生に勝てるはずないだろう?
だから兄貴を戦わせるわけにはいかねぇ」
ハルトシュラー「…随分と上から目線だな
だがそこまで兄を保護するのは端から見たら異常だぞ」
彼方「…家族のいねぇお前に分かるかよ
…うちが物心ついたころには うちの家族は兄貴一人だったんだ!!!!!!!
兄貴は…うちの支えで……うちの全てなんだよ…!!!!!!!!!!
うちは……兄貴に先に死なれたくない!!!!!!!!!!!!!!!!
兄貴が死ぬくらいならうちが死ぬ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
兄貴が戦おうというならうちは…兄貴を守る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
絶対に戦わせはしない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ザッ… ザッ… ザッ…
無限刀火「なにを大声で話しているんだ」
ビック〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「あ…兄貴ィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハルトシュラー「あらら 大胆な兄ラブ宣言してる時に本人が来てしまったな
言っておくが私が呼んだんじゃないぞ」
彼方「うぇ…うぇうぇうぇうぇええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズーン!!!!!!!!
無限刀火「お前…さっきから何を一人で話してるんだ? 独り言か…?」
彼方「うぇ?!!」
ハルトシュラー「私の姿は私が認めた人間にしか見えないようになっている
…まぁ声は聞こえてるかもしれないが…」
無限刀火「…!!? 誰か居るのか?」
彼方「い…いやそれは…」
無限刀火「あとさっきお前 俺を守るとか言ってたけどどういう意味だ? 俺が支えだとかなんとか…」
彼方「わ゙ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!! わ゙ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! わ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!
-
彼方「な…ななな…何をしに来たんだ兄貴こんなとこに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ピクニックか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
無限刀火「そんなわけないだろ こんな爆発したり地響きしたりする山に誰がピクニックに行くんだ
お前が山に入った後起こりはじめたから 様子だけ見に……だが
一体なんだ?
お前の体のその傷はなんだ?
この精神にクる異様な気配はなんだ?」
ハルトシュラー「ふふ…戦わずとも自身の敵である寄生の存在は感じているようだな」
無限刀火「…寄生?」
彼方「黙ってろハルトシュラー…!!!!!!!
な…なんでもねー… 兄貴には関係ないことだ」
無限刀火「本当に関係ないのか? じゃあさっきの言葉はなんだ?
お前のその体はなんだ? 今まで気にしなかったが お前はこれまでに何度も体に傷を作って帰ってきていたな
一体何をしている? 何を隠している?」
彼方「な…なんでもない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 兄貴には関係ない…!
うちの…問題だ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ふらふら…
無限刀火「どこへ行く?」
ハルトシュラー「まさかその体であの寄生と戦うつもりか? 死ぬぞ」
彼方「か…関係ある…か…!!!!
うちの能力を暴走させてでも…勝ってやるよ…!!!!!!!!!!!!」
無限刀火「おい待て」
彼方「ロック・バンド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギャン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガチィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限刀火「ぐ!!!!!!!!? おい…何をする!!!! 拘束を外せ 彼方!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
彼方「……兄貴
……じっとしていてくれ
…ハルトシュラー 事が終わるまで…兄貴を頼む」
ザッザッザッザッザッ
ハルトシュラー「…」
無限刀火「彼方!!!!!!!! おい 彼方!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
―――
ズシーン……ピタッ
創作寄生「…ムム!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ギンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
創作寄生「ンん〜〜〜〜…
この根拠のない自信…強がって搾り出した希望…甘く…愚かなこの想像は…
お前か…
無限〜〜〜〜〜彼〜〜〜〜〜〜方ァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜??
あの攻撃を食らってよく生き延びたなァ」
ズオォォ…
彼方「…へへ…死んだと思ったか…まぬけめ」
創作寄生「カカカカ!!!!!!!!! まぬけはお前だ!!!!!!!!!
既に死んだよう体に戻ってくるなんてよォォ
そこまで私に殺されたいか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
彼方「殺されるのは…お前だ!!!!!!!!
さぁ踊ろうぜニワトリさん……ラストダンスだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
――――
ギギギギ…
無限刀火「……く…!!!!! 抜けん…!!!!!!!!
…彼方…! おい!!!!! 彼方!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
しーん…
無限刀火「…くそッ!!!!!!! あいつ一体…なんなんだ!!!!!!!!!
あいつは…死にに行ったのか!!!!!!!!? おい!!!!! 彼方!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハルトシュラー「…」
無限刀火「…おい!!!!! さっき彼方と会話してた声だけ人!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
居るのなら出てこい!!!!!!!!!!!!!!!! 出ないなら説明だけでもしろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハルトシュラー「…
…ふぅ」
無限刀火「!!!!!!?」
スゥゥーーーー…
ハルトシュラー「はじめまして 無限刀火」
無限刀火「…子供!!!!? …いや…子供…なのか…!!!!!!?」
ハルトシュラー「私はハルトシュラー
創発の魔王と呼ぶものも居る」
無限刀火「魔王…? ハッ…随分とかわいい魔王さんだな
まったく 彼方の知り合いは頭のイカれた奴らばかりだな…」
ハルトシュラー「…すぐには信じれないか」
無限刀火「…いや 信じるさ
お前がただの子供でないのは分かった
お前は彼方とどういう関係だ?」
ハルトシュラー「…そうだな…
差し詰め雇い主と雇われ人の関係と言おうか」
無限刀火「雇い主…!!!!!?」
ハルトシュラー「お前に話してやろう
彼方がお前に隠れて何をしていたのか
そしてお前自身の事を」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
-
ハルハル シュラシュラ
無限刀火「それマジ?」
す〜ん
ハルトシュラー「思ったより反応薄いな…」
無限刀火「結構驚いてるリアクションのつもりだがな
いや…突拍子もなさすぎて驚きが付いていかないというか
そりゃあいきなり『次元を超えて存在する無限という人間の一人』とか言われたらこうもなるだろう」
ハルトシュラー「…まぁ否定はしないが」
無限刀火「俺がそんな数奇な人間だとは思わなかったよ」
ハルトシュラー「お前はそんな数奇な無限の中でも更にレアな“無限刀火”だ」
無限刀火「うっそぉー…」
テーレッテレー
ハルトシュラー「…驚きが付いていかないというか リアクションが下手なだけだろお前…」
無限刀火「それで? 無限ってのは寄生っていう怪物と戦っていて
今この山で暴れてるのがその寄生…
それで彼方はそいつと戦ってるのか」
ハルトシュラー「そうだ 命を賭けて たった一人でな」
無限刀火「…俺にそんなこと一言も言わずに…」
ハルトシュラー「彼方いわく お前を守るため…だそうだ」
無限刀火「守る…? あいつが…?」
ハルトシュラー「彼方が言うには お前は彼方より弱いらしいな」
無限刀火「はあ?」
ハルハル シュラシュラ
ハルトシュラー「…ということらしい」
無限刀火「……」
ハルトシュラー「あの彼方…表面ではあまりそうは見えなかったが 随分とお前を好いているようだ
私には分からないが 世間一般ではこれを兄妹愛というらしいな
兄としてそこの所どう思うのだ? 今後の創作の糧にしたいので暇つぶしに今の心境を…」
無限刀火「………ふざけてやがる」
ハルトシュラー「む?」
無限刀火「…ふざけてやがる…
何が…俺を守るだ…? 何が俺を超えただ…?
どこまで…どこまで俺を……
バカにしやがんだクソ彼方アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギリギリギリギリギリギリギリギリギリギリギリギリギリギリギリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハルトシュラー「?!!!!!!!! こいつ…彼方の拘束を…」
無限刀火「こんなもん……うおるぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バリバリバリバリバリバリブッチィ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《無限刀火は彼方の拘束を引き裂いた!!!!!!!》
ハルトシュラー「…この男…」
しゅうぅ〜〜〜〜〜〜…
無限刀火「………あの…バカ妹…
なにもかも勘違いしやがって
許さんぞ
…彼方のバカに “兄の偉大さ”を教えてやろう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギギンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
―――
ドギャアアアーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「うぐアアアアアアアアアアアッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザザザーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
創作寄生「よわしッ!!!!!!!! 手応えなしッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
やはり死にかけだな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
勇ましいのは想像だけだったか」
彼方「ま…まだ…だ…まだ…この…能力の…すべてを以って…お前…を…!」
ぐぐぐ…
創作寄生「なんだって?
しゃべっても聞こえない口は…裂けてしまえ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビュイッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「う…うおおおお…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュイイイイイイイイイイイイイインッッ…
ガギャギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「?!!!!!!!!」
創作寄生「!!!?」
ギギギギ…
《創作寄生の一撃を止めたのは…》
彼方「ッ!!!!!!!! あ…」
無限刀火「…………」
ギギギギ…
彼方「兄貴イイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
創作寄生「…兄!!!!? …無限…刀火…かッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
無限刀火「お前が寄生か………ひどいナリだな…
…ん?」
ヒョーゲン「…」
にじ「…」
無限刀火「…あいつらは…」
彼方「兄貴!!!!!!!!!!!!!!!! なんで来たんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どうやってロック・バンドを抜けた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
創作寄生「キャキャキャキャキャキャキャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
よく来たな無限刀火!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! むざむざと死にに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
丁度お前のしつこい妹にはほとほと飽き飽きしていた所だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今度はお前が相手してくれよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「ッ!!!!! あ…兄貴!!!!! どいてろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ
無限刀火「!」
彼方「兄貴は…うちが守オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジャキィィィーン!!!!!!!!
-
無限刀火「ちょっと待て彼方」
そっ…
彼方「え?」
無限刀火「調子に乗るな貧乳女が〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッキィィィ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「にゅーぃや〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブッシュ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
創作寄生「?!!!!!」
無限刀火「どぅあ〜〜〜〜れが守るだァ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
どぅうあああああああああああるぇがお前より弱いだあああああああああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜?!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
本人がいないと思って大口叩いてんじゃねーぞオルアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボカボカボカボカボカボカボカボカボカボカボカボカボカボカ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「ぶべへ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
創作寄生「お…おい!!!!!
やめろって!!!!!!!! 死んじゃうって!!!!!!!!!!!」
ズーン
彼方「…………」
ぴくぴくぴく…しゅうぅ〜〜〜〜〜〜〜〜…
無限刀火「妹が兄を守る?
それはおかしな話だろう
守るのは…兄だ! 強い兄が弱い妹を守るんだ 古事記にもそうかかれてんだよ
…それを 驕ったお前に…分からせてやる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジャキィン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
創作寄生「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《無限刀火……創作寄生と…対峙!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド…
-
無限刀火「鳥の化け物が…その醜いナリを捌いてやる」
創作寄生「…出来るものならァ…やってみろォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズズ…
ヒョーゲン「やめて!!!!!! そんな剣でこの体を斬ったら…私達も死んじゃう!!!!!!!!!」
にじ「死にたくない!!!!!!!! 斬らないで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
無限刀火「…あいつら…道場の隣の……
あれは…本物か?」
彼方「…本物だ…! 隣に引っ越してきたあいつらは…全員寄生だったんだ
あの2人は…あの鳥野郎に無理矢理取り込まれた…!!!!!!!
なんとかして…助けないと…
あの2人を助けないと…あいつを倒せない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
無限刀火「助ける方法は?」
彼方「…分からない…」
無限刀火「…」
創作寄生「カカカカカカ!!!!!!
助ける方法などない!!!!!!!! この“創作寄生”になった時点で我々は“一個体”なのだ!!!!!!!
生きるも死ぬも一緒!!!!!!! 私が死ねばこいつらも共に死ぬ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
無限刀火「…………」
創作寄生(クカカカカ!!!!!!!!! それは実際その通り…
その事実を言えば もうこいつらは攻撃出来ない!!!!!!!!!!!!!!!!
強い兄だろうがなんだろうが 所詮は甘い人間なんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ニィィィィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限刀火「…………そうか…死ぬ…か」
創作寄生「そうだ」
無限刀火「それはお前は 実際に死んで試した事があって言ってるのか?」
創作寄生「…あ? なにを言っている…?」
無限刀火「死んだこともないような野郎が適当なことを抜かすなってことだ
もしかしたら お前を殺しても両側のそいつらは死なないかもしれない」
創作寄生「…馬鹿か? そんなわけが…」
無限刀火「やってみなきゃ分からん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
創作寄生「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
彼方「兄貴!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
http://download5.getuploader.com/g/sousaku_2/949/150513_121857.jpg
-
彼方「兄貴!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! やめろぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
無限刀火「うおおおおおおおおおああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダアァァーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
創作寄生(来るッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
創作寄生(斬るのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?)
創作寄生(いやありえん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
創作寄生(斬れるはずがない 見知った顔があって…斬れるはずが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
創作寄生(これはブラフだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
創作寄生(甘い人間などに斬れるはずがないのだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
創作寄生(私にはわかるのだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前の想像…虚栄!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ギィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限刀火「おおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダァーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《高く飛び上がる刀火!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
無限刀火の想像(……斬るッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ギュオンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
http://download4.getuploader.com/g/sousaku_2/950/150513_121935.jpg
創作寄生(ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
創作寄生(ほ…
本気…
だとォォォォォォォォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?)
-
創作寄生「オッオッオッオッオッオッオッオッオッオッオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガパァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギュギィーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《口から光線を吐こうとする創作寄生!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
無限刀火「もう遅い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
キィーー…ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限流剣技………
始極剣…
無限刀火「『旭光無間斬り』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズドドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
http://download4.getuploader.com/g/sousaku_2/951/150513_230506.jpg
創作寄生「あべえええええええええええええええこオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズビャビャビャビャビャビャビャビャビャビャビャビャビャビャギャアアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒョーゲン「―――」
にじ「―――」
彼方「あ…兄貴……う…うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハルトシュラー「いいぞ
“こうかはばつぐんだ”!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
創作寄生「ぎゃッッアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシュ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブチブチブチブチ…
ヒョーゲン「――――」
ブチィィィッッ!!!!!!
にじ「――――」
彼方「ヒョーゲン!!!! にじ!!!!!!
ミュージックネット!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギャギャーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ファサァァァァァァッッ…!!!!!!!!
ヒョーゲン&にじ『―――』
《創作寄生からちぎれたヒョーゲンとにじの部分を音の網でキャッチする彼方》
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッ…
無限刀火「……!!!! …ふぅぅー…!!!」
チャキン…
フラッ…ガク
無限刀火「………ちぃッ… 気を大量に使う最終奥義…
こいつを倒すために最大出力を注ぎ込んだから その分体力を一気に…」
ギュギギギギギギギギギギギギギギギギ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限刀火「!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
創作寄生「ケェェェーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《全身を斬られ上半身だけになってしまった創作寄生!!!!!!!!!
しかし創作寄生もまた 最後の力を振り絞り 膝をついた無限刀火にビームを放とうとしていた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
無限刀火「ッッぐッ…こいつッ…」
創作寄生「じィねァァァァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブォアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「兄貴ィ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「ニューロシー・サンダーボルト!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バリッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
創作寄生「!!!!!?」
バリリッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
創作寄生「あぎゃぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
プシュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!! ドッサァ…!!!!!!!!!!!!!!!!
無限刀火「…!!! ……!? …これは…」
彼方「い…今のは…」
ガサッ!!!!!!!
ライジー「……危なかったなっ」
彼方「ラ…ライジー!!!!!!!!?」
居たの!!!!!?
ドドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ここできたかw
-
彼方「ライジーお前ェ!!!!!!!!!?
こんな山の中にいたのか!!!!!!!!!!?
みんなが探してたのに…」
ライジー「あ…あぁ ちょっと山に篭って修業してたんだ
そうしたら……こんなことに…
本当は大分はじめのころから様子を見てたんだ
一応オレも寄生だし 他の寄生の邪魔しちゃダメだと思ってさ…
まぁオレはお前が勝つと思ってみてたんだけど…そしたらヒョーゲンとにじが………
助けようにも助けれないし 攻撃も出来ないから…考えて動けずにいたんだ
すまん」
彼方「いや…助かったよ…ありがとう」
ライジー「…いや…
それより…ヒョーゲンは…!!?
にじは!!!!!!?」
バッ!!!!!!!!!!!!!!
ヒョーゲン「―――」
にじ「―――」
ライジー「ヒョーゲン!!!! にじぃ…!!!!!!
しっかりしろ!!!!!!!」
ヒョーゲン&にじ『…』
ライジー「…うぅ…起きてくれよぉ…
いつもみたいにイジってよう…」
彼方「…ライジー…」
ザ…
無限刀火「……」
ライジー「……あんた…
………いや…あんたを責めるつもりはないよ…
誰かがやらなきゃならなかったんだ… ましてやあんたを無限だ…
むしろこの2人をあれから解放してくれと感謝したいくらいだ…」
無限刀火「…勝手に悲観モードになるな 最後までちゃんと調べてみろ
まだ死んだと決まったわけじゃないだろう」
彼方「…でも…創作寄生本体を殺せばこいつらも……」
無限刀火「だが人型に戻ってるじゃないか
創作寄生として死んだならわざわざ元の姿に戻る必要もないだろ?」
彼方「?!! ………!?」
オオオオオオオオオオォォ…
彼方(そうだ………こいつらの下半身は…創作寄生の体に完全に取り込まれていた…
それなのに今のこいつらは元の形に戻ってる…!!!!!!!!!!!?
どういうことだ…!!? 兄貴が創作寄生ごと斬ったはず…
…いや!!!! 兄貴が斬ったから…!!!!!!?
…そういえば…! この前の兄妹喧嘩の時も うちは確か兄貴に斬られて―――…)
ハルトシュラー(…………これは ……まさかな…)
………すうぅー…《ハルトシュラーは姿を消し この世界からいなくなった…》
無限刀火「…! おい…
さっきお前が黒焦げにした鳥野郎がいないぞ」
ライジー「なに!!!!!!!?」
彼方「…! あいつ…!!!!! 逃げやがったか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
-
―――
ザリザリザリ… ザリザリ…
創作寄生「……ぎ…ギギ…!!!!!!!! こ…こんなところで…死んでたまるか…!!!!!」
ズリズリ…《上半身のまま地面をはいつくばって逃げる創作寄生》
創作寄生「く…くそ…足(ジポホーの部分)さえあれば…!!!!
だが足はさっきの無限刀火の攻撃でバラバラの肉片になってあちこちに飛び散ってしまった…
ま…まぁ致し方ない…! とりあえずどこか安全な……うぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズルッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
創作寄生「あぴゃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」《崖を滑り落ちてしまった創作寄生!!!!!!!》
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!
創作寄生「うぎゃああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
止まれ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ〜〜〜〜〜〜…ドッシ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
創作寄生「ぐっは〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《転がったまま木に激突する創作寄生!!!!!!》
創作寄生「いつつ………ん?」
ヒュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜……ズシィィィンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
創作寄生「あげおーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《創作寄生の体の上に巨大な塊が落ちてきた!!!》
創作寄生「こ…これは…!!! 足(ジポホー部分)の肉片!!!!!?
吹き飛んだ肉片がこの木に引っ掛かっていたんだ!!!!!!!!!
そこに私がぶつかってきたから落ちて…!!!!!!!!
くそッ…さっきからなんてツイてな………ん?!!」
トテトテトテ
ツキ「ヤッテヤルデス!!」
創作寄生「な…なんだこの…ガキ!!!!!!!?」
ツキ「オモソーデス!」
創作寄生「そ…そうだ!! おいガキ!!!! こ…この肉をどかしてくれ!!!!!!!!」
ツキ「モヌモヌ〜」わしゃわしゃ
創作寄生「く…ぐへぇ〜〜〜〜〜!!!!!!! 変な毛で鼻をこちょこちょすな〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
い…言うことを聞け〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツキ「ヤデス! ベー!!」
創作寄生「なにぃ…!!!!!!!!!」
タイフーオ「逮風!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒュルルン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ギュギュ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
創作寄生「う…うごおおおおおおおおおお!!!!!!? 体が…風に締め付けられッ…」
ザッザッザッザッザッ…… ガササ…
てれび「よくやったのです ツキ」
ツキ「ワーイ」
創作寄生「!!!!!!!!!! お…お前は…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
てれび「はじめまして
じゅうはちきん寄生……いや
どうやらそれとはベツモノになったようですね」
創作寄生「貴様らは…」
わらわらわら…
シンキ「やい!!!!! ひとさらい!!!!!!!!!!」
おかま「やだ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 気持ち悪いわ〜〜〜〜〜〜〜」
創作寄生「天寄生か…!」
てれび「ぶざまなすがたなのです」
創作寄生「ぶ…ぶざまだと…!!!?
い…いや…この際不様でも構わん!!!!!!
とにかく助けろ!!!!!! まずこの肉片をどけろ!!!!!!!!
あとこの変な風の束縛を…」
てれび「おことわりします」
創作寄生「なにい…!!!!!!!!!?」
てれび「あなたをたすけることに利点がありません」
創作寄生「利点だと!!!!!!!!?
利点もなにもあるか!!!! 同じ寄生同士…助け合うのが普通だろ!!!!!!!!?」
タイフーオ「よく言う…
人の仲間を勝手にさらって力を奪っておいて…
アレも助け合いに入るのかしら…?」
創作寄生「あ…当たり前だ!!!!!!!!!!!!!!!
寄生の最終目的は世界全てを寄生すること!!!!!!!!!!
そのために力を出し合うのは当然だ!!!!!!!!!!!」
てれび「こちらにはこちらのやり方があるのです
あなたのようなやり方はしょうにんできないのです」
ビキッ…
創作寄生「そっちの…やり方…だぁ…?
ふざけるな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
元々私達が狙っていたこの世界に…横から入って来た分際で!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そのくせ寄生としての本分も全うしようとせずに この世界の人間共に懐柔され 腑抜けた人間生活のまね事などしていたくせに!!!!!!!!!!!!!!!!
私はずっと見ていたのだぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
寄生の恥さらしが!!!!!!!!!!!!!!!! 半端なゆとり変異種の集まりが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
寄生の本流は原種なのだぞ!!!!!!!! 原種に属する私の言うことを大人しく聞いてればいいんだよォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
てれび「だまれ」
オ゙ン゙…
創作寄生「!!?」
てれび「我らは天を舞う天寄生
我らは何者にも縛られない 我らは自由な存在
…地を這う羽虫ごときの意見を聞く道理など一切ない!!!!!
控えろこの三下が…!!!!!」
ビキビキィィィィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
創作寄生「さ…三下…だとォォォォ…!!!!!!」
てれび「それはともかく」
創作寄生「…!!!!!!?」
てれび「わたしたちのたいせつななかまにした“しうち”…
その“だいしょう”をはらってもらうのです
とりあえず…てんぴぼしコースからいかが?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
創作寄生「…!!!!!!!!!!!」
ギロォ…
おかま「貴様ァァ……スジ通させてもらうぞオルァアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シャアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
http://download4.getuploader.com/g/sousaku_2/952/150513_233454.jpg
ゴゴオオオオオオオオオオオ
創作寄生「ひ…ひひーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
アッー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
てれび怖いw
-
――― そして
てれび「ふィ〜〜」
タイフーオ「ちょっとはスッキリしたわね」
シンキ「耐久実験の参考になりマシタ〜」
??「お〜〜〜〜〜い!!!」
ラニ「……あっ」
ばば〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ライジー「みんな〜」
天寄生『ライジー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
キッラアアアアァァ!!!!!!!
ライジー「えっ なに?! そんな笑顔で出迎えてくれるの!!!!!!!?」
ドキッ!!!!!!!!
てれび「“えもの”はっけんなのですううううううううううううううううううううう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
天寄生『おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおォッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ゴゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ライジー「なにーーーーーー!!!!!!!!!!!?」
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
てれび「やろうどもぉ!!!!!!!! “かり”のはじまりじゃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
天寄生『うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ライジー「狩り!!!!!!!!?」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!
てれび「それぞれはいちにつけィッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
タイフーオとシンキはおいこみ部隊ッ!!!!!!!!!!!!!!!! カンシャとラニイヤとツキはトラップを!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! おかまはわたしとこうげき部隊なのです!!!!!!!!!!!!!!!!」
天寄生『イエッサー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シンキ「隊長!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
C4の使用は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
てれび「…
許可するッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ライジー「なにが始まるんだ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞぞ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
―――
ドドドドドドドドドドドドドド
ライジー「うぎゃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シンキ「まてまて〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!」
ポーイ!!!!!!!! ポーイ!!!!!!!!
チュドォ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!! チュドォ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ライジー「やめれェェ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
タイフーオ「よし………今よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ
ラニ「てい!!!!!!!!!!!」
ぐいっ
ガガッ
ライジー「うぎゃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どし〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドド〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《足にロープが引っ掛かり落とし穴に落ちるライジー》
シンキ「捕まえマシター!!!!!!!!!!」
てれび「いまです!!!!!!!! 穴にはまってるうちにこうげきなのです!!!!!!!!
じゃくてんはギザギザヘアーなのです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツキ「テイテイテイテイテイ」
ポカポカポカポカポカポカ
ライジー「痛い痛い痛〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
やめろやめろ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ギブギブ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!
てれび「かったッッ!!!!!!!! とったどーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドォーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
天寄生『とったど〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
♪テッテレテーテテテーテテーテーテーテー(モン○ンの音楽)
ズリズリ
ライジー「とったどーじゃねぇよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
てれび「おっと! えものをとったらまずやることが」
ライジー「え?」
てれび「ちょうり かいし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
メラメラメラメラメラメラメラメラメラメラ………
ジリジリジリジリジリジリジリジリジリ…
ライジー「うぎゃあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
じゅううう〜〜〜〜…
天寄生『上手にやけました〜〜♪』
て〜〜〜〜〜〜〜〜ん
ライジー「焼くな〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!
-
なにしてんwww
-
ひどすぎるw
-
ライジー「やめろ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
久々に会って早々全力でイジるな〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シンキ「久々だからデスヨ!!!!!!!!!!!」
にじ「あなたがいないあいだ われわれがどれだけ“きんだんしょうじょう”にふるえたかわかりますか!!!!!!?」
ライジー「分からないし分かりたくもないよ!!!!!!!!
なんでいつの間にオレいじりが皆の精神を安定させるルーティンになってんだ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞぞ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
タイフーオ「そもそも今の今までどこに行ってたのよ…」
ライジー「しゅ…修業だよ!!!!!! 山篭もりの…」
てれび「しゅぎょう? わざわざひとりでしゅぎょうなどみずくさい
そんなのいつもわれわれがつけてやってあげてるのに」
ライジー「お前らと居ても防御力しかあがらねーッつの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
タイフーオ「そんなことよりライジー…
あなたこの山であったことは知ってるの…?」
ライジー「あぁ知ってる
…見届けてきたぜ…」
タイフーオ「!」
ライジー「そいでこいつらを連れてきた」
ゴソソ…
そっ…
天寄生『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ヒョーゲン「―――」
にじ「―――」
《ヒョーゲンとにじ(裸)》
タイフーオ「あぁっ…!! ヒョーゲン…にじ…!!!!!!!!!!!!!!」
カンシ「お2人とも 無事に体が戻ったのですね…(普通の会話)」
てれび「…なんと…どういうことなのです
われわれはさきほど ボロボロの(元)じゅうはちきんにであいました
がったいした後 あそこまでやられていたなら ヒョーゲンとにじは臓物になってるものかとあきらめていましたが…」
ライジー「いや怖いな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…体が無事なのは…ほとんど奇跡……というかよくわかんないんだけど
無限刀火が切ったらこいつらは何故か無事に切り離されたんだ」
ジュウハチキンとジポホーはバラバラになったのに
てれび「…ほう」
シンキ「しかし…このお2人は生きてるのデスカ…?」
ライジー「………………それは…」
ザアアアアアアァァ……………
ラニ「…そ…そんな……」
ライジー「……………」」
にっ
ライジー「………と 思うだろ?」
天寄生『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ピク…
ヒョーゲン「………ん…」
にじ「…うーん…」
天寄生『ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ざわっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
てれび「な…なんと…」
タイフーオ「2人とも…」
ぶわぁ〜〜〜
シンキ「わぁ〜〜〜〜〜〜〜お!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! これはなにかの奇術デスカ〜〜〜〜〜!!!!!!!?
2人が生きていたなんてなんて素敵なコトなんデショ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
きゃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!! もぉ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぎう〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
にじ「あうあう」
おかま「シンキちゃん揺らしちゃダメ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ラニ「うぅ…よかった…本当によかった…」
ヒョーゲン「…みんな…」
タイフーオ「ヒョーゲン…わかる? まだ意識が朦朧としてるようだけれど…」
ヒョーゲン「…………うん…」
にじ「ぼく達…助かったんだね…」
タイフーオ「無限刀火のおかげよ(多分)
本当は敵だけど感謝しないとね」
ヒョーゲン「…みんな…
………………ぐすっ」
カンシ「どうしました? まさか貧乳 こじらせて…?(字余り)」
ヒョーゲン「…べっ…別に……
ただ…………普通にこうしてみんなと話すことが…こんなに幸せだなんて…思いもしなかっただけ…」
ぽろぽろ…
にじ「うえぇ〜〜〜ん…もう会えないかと思ったよ〜〜〜〜」
シンキ「私もですよ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マイベストパートナー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガシィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
にじ「お〜〜いおいおいおいおいおい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぽろぽろ
タイフーオ「勝手に会えなくなると思わないでよ
私たちはあなた達を迎えにここまできたんだから
おかえり ヒョーゲン にじ」
ヒョーゲン「……タイフーオ…
………ありがとう… みんな…ありがとう…」
ぽろ…ぽろ…
おかま「イイ話ネェェ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イイ話ネェェェ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぶわぁ〜〜〜〜〜〜
にじ「まぁわたしはしょうじき
しんでるかとおもいましたけど」
ライジー「水を差すなよ」;
-
シンキ「フフフ 2人も無事 ライジーサンも帰ってきたし
これで天寄生サーカス団も復活デスネー」
ライジー「いつサーカス団になったんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずーん!!!!!!!!
タイフーオ「疲れたしとりあえず町へ戻る?」
てれび「…」
ツキ「アネチャン ドシタン?」
てれび「ヒョーゲン すこしよくかんさつさせてください」
じっ
ヒョーゲン「え?」
じろじろじろ
てれび「むむむ」
ヒョーゲン「なに? なんなの?」
シンキ「同性の裸を凝視する幼女 面白い画デスネェ」
てれび「むー…」
ペタ…
ヒョーゲン「ひぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
びく〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
てれび「…ひんにゅうぐあいは変わりませんが…」
ヒョーゲン「な…なんの確認ですのー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ずずーん!!!!!!!!!!!!!!!!
てれび「このめ……このかみ…
まえよりも…あかるい…ムムムム
なによりまずあなたからかんじる雰囲気が…」
タイフーオ「てれび……? いったいなにがおかしいの…?」
てれび「にじもなのです なんだかまえよりも…全体的にあかるいのです」
にじ「えー…?」
てれび「……………まさかとは思いましたが…
これはまちがいない」
ヒョーゲン「??」
タイフーオ「てれび 説明して
ヒョーゲンとにじがどうしたの?」
てれび「“氷厳”ではありません
そして“虹”でもない」
ラニ「え? じゃあこの2人は一体…」
てれび「このふたりは………もう寄生じゃない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
つまり…ただのダイヤモンドダストと…
ただのにじになっているのです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドォーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
天寄生『えええぇ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ズズ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
、__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__,
_) (_
_) な なんだって〜〜〜〜!! (_
) (
⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
.
l´ r'´ ̄` '''ー-‐、く , -─‐- 、.__ r''"´ ̄ ̄``≦_
_| ./ ─- 、 u uV , ,ィ 、 ≦l ,.ィィjノノl i 、 ミ. ,. -─- 、__
. |rヾノ i ̄r;`ヽァj,∠7 ,∠ノノハトNヘ「l / ̄ニゞノ_ハlゝ〃 , ⌒ミ、
l〈r_ ij  ̄ " '{.ゞ'ィスi/ <´n`ー'rf;Yi、ソij ゙ー゚=゙ {セ7′ ,.ィィァ'ハトAlヾ
_r/^`ーl , - 、._‐ノ v}r_ ij "" _ -フ''〈;ァl. u , - 、_-フ 〉r_、∠f テcj:Hr。ァ!
lヽ ::\. 〈ニ=;‐-/ ./!ー.l /ー`ニ7vノ、ヽ. l_ ̄`/./ l lヘ! ヽ.ニノ└Lノ
| \ :: ヽ`ー‐'// | : \ヾ三//l \: ヽニ´ィ、 _,r゙7‐i ij /二ニ7 .〉
| _\ ::  ̄∧\. \:  ̄/| \ヽ /ヽ. ∠ .lヽ l ヽ、\ヾ二ソ/
-
ざわざわ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ライジー「ど…どういうことだ?!!!!!!!! てれび!!!!!!!!!!!!!!!!?
ヒョーゲンが…ダイヤモンドダストになったって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
てれび「そのままのいみなのです
ヒョーゲンのなかから寄生の気配がきえたのです
ヒョーゲンから寄生がきえる それはすなわちヒョーゲンとにじははダイヤモンドダスト…そしてにじへとかいきしたのです」
ラニ「と…突拍子がなさすぎて話が見えませんが…
寄生になるとか 寄生じゃなくなるとか…そんな簡単に変われるものではないんじゃ」
ヒョーゲン「そ…そうよ!!!!!!!!
私がダイヤモンドダストなわけ…」
ぐぐぐ…
しーん…
ヒョーゲン「ほ…本当だーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私の中に寄生の気配がな〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダイヤモンドダストだこれぇええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドォ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
にじ「嘘でしょ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
じゃあぼくも本当に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
スッ…
しぃーん…
にじ「マ…マジだよ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぼく にじじゃないよ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
にじだーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドォーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ライジー「どっちがどっちだよお前は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
タイフーオ「どういうことなの…!!?」
てれび「わかりません
とにかくいまのあなた達は オリジナルとはべつものである“天寄生”というより
“オリジナルの眷属分体”にちかい存在になっているのです
もしかしたら そうなったおかげで 寄生からぶんりできて死なずにすんだのかもしれないのです…
そうなったげんいんが無限刀火の斬撃によるものだとしたら……あの無限刀火の力は一体…」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
-
ヒョーゲン「じゃ…じゃあ
私がダイヤモンドダストになったってことは
私はもう…天寄生じゃないってこと?
みんなと違うものになってしまったの…?
いやよそんな…」
しゅん…
ライジー「…ヒョーゲン…」
てれび「かんちがいしないでほしいのです
あなたたちがたとえ天寄生でなくても わたしたちの仲間であることはかわらないのです
そして…このけっかをポジティブにかんがえてはどうでしょう」
ヒョーゲン「ポジティブ…?」
てれび「そうなのです
オリジナルに近いそんざいになったのなら こんどはちがう方法づ寄生になればよいのです
やり方さえうまくいけば こんどは変異種の寄生としてうまれることもかのうかもしれません」
ヒョーゲン「!!!!!!!!!!!!!」
てれび「そのみちを…ゆっくりさがしていきましょう
それで ふたりが寄生にもどったら こんどはみなともに
“おなじほはば”であるいていくのです
われわれはそれまで ゆっくりまって いますから…」
タイフーオ「えぇ」
ライジー「当然だ!」
シンキ「みんな一緒じゃないと面白くナイ!!!!!!!!!!!!!!!」
ラニ「きっと出来ます!!!!!!!!!!!」
カンシ「えぇ(超字余り)」
ツキ「ヤッテヤルデス!!!」
おかま「あたしも頑張るぅ〜〜〜〜〜〜☆」
ヒョーゲン「……み…みんなぁ〜〜〜〜〜…
ありがとう〜〜〜〜〜うえ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!」
にじ「うれしいよぉ〜〜〜〜」
ダァー
タイフーオ「ところで…これからはとりあえず2人のことはどう呼べばいいの?
ダイヤ? ヒョーゲン?」
ヒョーゲン「…もちろん…ヒョーゲンですわ!!!!!!!!!!!!!!!!
今まで通り…ヒョーゲンと呼んで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
にじ「じゃあ僕は〜〜〜…にじ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! にじって呼んでよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ライジー「変わんねーよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
てれび「…さて そろそろ2人のフクをよういしたほうがいいかもなのです
せっかくだからわれわれもころもがえでもするのです
じゃあ町のおようふく屋にでもくりだすのです」
ヒョーゲン「ちょっ……それはいいけどそこいくまでに私達裸なのですけれど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
にじ「ざむい」
てれび「ならばヒョーゲンはライジーのうえのフクをを
にじはライジーのしたのズボンをかりるといいのです」
ライジー「それ今度はオレが裸になるだけじゃぇか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒョーゲン「どんなプレイですのソレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ぞ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
わいわい キャッキャ
―――…
-
なるほどここで衣替えかw
-
――― そのころ
無限刀火「オラアアアアアアアアッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッキャアアアア〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「はぶりおォ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシュー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限刀火「ふざけんなオラアアアアアアアアッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドッゴォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「へーべるはうブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
無限刀火「誰がお前より弱いだとォ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
誰が俺を超えちまっただとぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
調子のんなコルァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゴゴォ〜〜〜〜〜〜〜〜ウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「ごぺぇー!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズゾー!!!!!!!!
無限刀火「お前俺が居ないと思って好きなことを〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
話は全部あの幼女から聞いているんだよ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どど〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「ぐ…ぐふぅぅ…ハ…ハルトシュラーめ…」
無限刀火「ハァハァ…そもそもなんでそんな調子乗り発言しだしてんだコラァァァ…!!!!!!!!
いつからだ!!!!!!!! いつから俺を超えたと思っていた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
しゅうぅ〜〜〜〜…
彼方「うぐぐ…じゅ…14歳…くらいのとき…」
でで〜〜〜〜ん…
無限刀火「リアル厨二じゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッギャギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「おんぎゃああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
無限刀火「お前がそんなバカにした目で俺を見てるとは思わなかったぞ
非常に不愉快だ」
彼方(………また機嫌を悪くしちまった…
明日であいつらはいなくなるのに…また喧嘩したままじゃ…)
無限刀火「俺は身体能力も武器を扱う技もお前なんかより何倍も磨いているんだよ
お前はその変な能力に頼りすぎてるんじゃないのか?
こんな調子じゃいずれ死んじまうぞ
俺としては別に構わんが」
彼方「…」
無限刀火「……と前までは思っていたが 今は正直死なれても困る」
彼方「え…?」
無限刀火「お前にゃやることがある
…門下生の世話だ 今後は2人になるが…これからもあいつらの剣の訓練はお前にまかせる」
彼方「!!!!!!!!!」
無限刀火「俺は師範ごっこにはもう飽きたんでな
……とはいえ そうすると俺も暇になるんだよなぁ
師範はしなくとも 月謝は入るから日々のカップラーメン代を稼ぐ必要もないし…
となるとすることといえば……………そうだ
おい彼方 お前がやってる寄生退治とかいうの 今度から俺も混ぜろ」
彼方「えぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
無限刀火「それが無限ってやつの宿命なんだろ? 俺もやってやるって言ってるんだよ」
彼方「え……あ……う………え…?!!!!!!!!!!!!!!!!
えぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
無限刀火「だから今度俺に何も言わず寄生と戦ったら ブッ飛ばすぞ
分かったな! 彼方!!!!!!!!!」
彼方「…!!!!!」
うる…
――― もずく
彼方「ぜぇぜぇ…」
ハルトシュラー「また一人で戦ったのか そのうち死ぬぞ」
彼方「大丈夫…だよ…」
ハルトシュラー「…お前 戦いが好きなタイプでもないだろう
それなのに無理をして一人で戦って 寂しいとかツラいとか
思ったりするのではないか?」
彼方「しないよ!!!!!!! ナメんな!!!!!!!!!!!!
…それよりうちは疲れたからこのまま眠りたいんだ おしゃべりなら後日にしてくれ」
ハルトシュラー「…わかった では 御苦労」
スゥゥー…フッ…
彼方「……………」
ぐたぁ……
彼方「…………………」
ズキ… ズキ…
近所の子供(弟)「あんちゃん帰ろ!!!!!!!!」
近所の子供(兄)「お前怪我してるだろ!!!!? ほら…おんぶしてやるよ」
彼方「………」
ズキ…ズキ…
彼方「……兄貴ぃ…」
ぽろぽろ…
――― もずく おわり
ぶわわわ…!!!!!!!!!!
彼方「…兄貴……!!!!!!!!!」
ぐぐぐ…!!!!! ギュ…!!!!!!!!
無限刀火「甘えるなーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
びた〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《一本背負い》
彼方「きびすい〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドシャアアアア!!!!!!!!
-
もずくwww
-
――― そして…
どっぷり……
プリンムシ「もうすっかり暗くなってしまいましたハイ…」
ウマミ「2人とも帰ってこないな…
彼方は山に行って…先生も彼方を探しに行ったんだもんな……
なにかあったのかな…」
ガム「探しに行こうにも 師範は来るなっていってましたもんねぇ」
イチモシ「そういえば山で地震とかあったよね…」
シヌカ「心配ですぅ」
ウマミ「せっかく鍋の準備もしたのにな…」
ぐつぐつぐつ…
ぎぃ…
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガチャ…
無限刀火「帰ったぞ」
4バカ『先生!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ざわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウマミ「ど…どこで何してたんだよ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!」
プリンムシ「本気で心配しましたよハイー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガム「あれ…彼方さんは…」
無限刀火「ここだ」
クイ
ごそ… モジ…
彼方「お…おっす…」
《無限刀火におんぶされてる彼方》
ウマミ「あ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? 彼方〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シヌカ「ひどいケガですぅ!!!!」
ガム「どうしたんですべ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? これ!!!!!!!!?」
無限刀火「このバカが山でケガしたんだ
たいしたことない」
プリンムシ「た…たいしたことないケガではないような…
そういえば山で大きな地震…というか振動のようなものもありましたが…なにかあったのですか…?」
無限刀火「あぁ…あれは…」
彼方「おい兄貴…カタギに寄生のことは…」
無限刀火「あの振動は彼方の屁だ
裏山で屁をしたら思った以上に山彦で響いて空振動を起こしたくらいになっちゃったそうだ」
彼方「ズコ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドシャー!!!!!!!!!!!!!!!!
4バカ『!!!』
ウマミ「な…なんだそういうことか」
ガム「よ…よくあるでべすよねソレ 多分」
プリンムシ「え…えぇ よくあること よくあること」
シヌカ「ですぅ…」
《・女の子あるある・
オナラの話題になるとしどろもどろになる あまり深く追及しない》
無限刀火「ごまかせたぞ」
彼方「屁じゃねーぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あんな屁なんてしねーぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
変なイメージつくからやめろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
―――
ウマミ「…えへへへへっ…
本当に心配したんだよ…!!!!!!
また喧嘩でもしてんじゃないかって…
でも…そうやって先生が彼方をおんぶしてるの見て安心したよ
もう…うち様達が心配することないよ!
安心してここを出て行けるよ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
プリンムシ「そうですね……ハイ!!!!!!!!!!!」
無限刀火「…」
彼方「…お前ら…」
ガム「さぁさ!!!!!! 鍋が煮えてますべ!!!!!!!!!!!!!!!!
みんなでつつきますべー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
無限刀火「俺はカップラーメンしか…」
彼方「おいおい兄貴 まな弟子が作ってくれた鍋が食えないってのか?」
シヌカ「あうあう 私のパンツで出汁を取った鍋食べて下さいですぅ」
無限刀火「しょうがないな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おいどんぶり持ってこい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウマミ「カラオケもあるよぉー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガム「お祭りだべぇお祭りだべぇぇー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
わーわー
〜〜〜
ぐつぐつぐつ…
わいわいわいわい
きゃはははははは!
どんちゃん どんちゃん!!!!!!
《その日…
お別れ鍋パーティーは遅くまで行われた
思い出話 道場で剣を習った成果 そしてこれからのこと
皆 どれもこれもそれらを面白おかしく話していた
まるでお別れパーティーとは思えない雰囲気だった
しかし少女達は目から涙を隠すことが出来なかった―――
そして夜は更け…》
彼方「…じゃ もう遅いし 今日は休みな
今日は泊まるんだろう?」
ウマミ「うん… 明日はここから発つよ
家族とかは隣の町に居るし…」
彼方「そうか…ゆっくり休めよ
寝坊しない程度にな」
プリンムシ「はい」
イチモシ「…」
ガム「…あ でも寝るまえに…外…散歩したいべ
行きませんか?」
シヌカ「いくですいくですぅ!!!!!」
ウマミ「うん…!!! じゃあ行こっか…!」
彼方「……風邪引くなよ」
-
―――
ほー… ほー…
ウマミ「静かな町を散歩するのもたまにはいいな」
プリンムシ「はい」
シヌカ「ですぅ」
ガム「いつもは人の数の多い通りでべすけどね」
ウマミ「…思えばうち様とプリンムシとシヌカの出会いも…ここだったなぁ」
プリンムシ「ですね
無限道場の門下生募集のチラシを見てこの町まで来たはいいですが
どこに行っていいか分からず うろうろしていたら2人に出会ったのですハイ」
ウマミ「うん すぐに仲良くなってさー…
一緒に試験受けて…まさかうち様達だけ受かっちゃうなんて」
シヌカ「嬉しかったですぅ」
ウマミ「3人でスタートして…すぐにガムが入ってきて…ガムもすぐに馴染んで…
…色んな鍛練…対外試合もして…
色んな困難もあったけど なんとかやってこれたね」
プリンムシ「結構修羅場潜ってますよね私たちハイ」
イチモシ「あ…あたいの学校にも殴り込みに来たしね…」
ウマミ「うん
そのあとイチモシも道場に入ったんだ
短い間だったけど イチモシも間違いなくうち様達の仲間だよ」
イチモシ「………うん」
ガム「…………皆さんはなんで無限道場に来たのでしょう?」
ウマミ「うち様は…憧れの青い勇者みたくなるため…」
プリンムシ「ワタシは元々 研究のためでした…ですが今は人として成長するためですハイ」
シヌカ「パパに迷惑かけないようにつよくなりたかったですぅ」
ガム「ワタスも 強い女になるためだべす」
イチモシ「あ…あたいは………あたいも…ガムちゃんと同じかな…」
ウマミ「…それがうち様達のきっかけ…
それでそれは 達成出来たのかな?
うち様はまだ途中だ」
プリンムシ「もちろんワタシも
ワタシはまだまだ未熟です」
シヌカ「あうー 私もですぅ」
ガム「ワタスもまだまだ…!!!!!!!!」
イチモシ「あたいだって…」
ウマミ「そう… みんなまだまだ途中なんだ!!
うち様達はバラバラになるけど… うち様達の…無限道場の修業は まだまだこれからも続くんだ!!!!!!!!!!!!!!!!
うち様達はどこへ行ってもずっと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どんな避難所に行ったって!!!!!! どんな人達に埋もれたって!!!!!!!!
うち様達は無限道場の門下生だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限道場の剣を どこででも輝かせるんだ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なぁ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
プリンムシ「もちろんです…!!!!!!!!!」
ガム「離れていても同じ仲間だべ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シヌカ「ですぅ!」
イチモシ「うん…!!」
ウマミ「……でも…
やっぱり……離れたくないよぉぉ〜〜〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぶわ〜〜〜〜〜…
プリンムシ「…! そんなの…当然じゃないですかぁっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シヌカ「ですぅぅぅぅ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガム「だべぇ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
イチモシ「うぅ…うえ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!」
うわ〜〜〜〜〜〜〜〜ん…
うわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん…
ザッ…
エーロレイン「やっほぉ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
やってるぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
テテーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ばばーん!!!!!!!!!!!!!!!!
エーロレイン「やって来たァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
このエーロレインが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この危ないご時世にエーロレインがこの町に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
やって来ちゃったのであるーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
徒歩で!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いえーい!!!!!!!! ひゅいひゅーい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
やぁやぁそこな少女たち!!!!!!!! お久しぶりである!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
このエーロレイン 凱旋です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ど〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しーん…
エーロレイン「…ん?!」
うぅ…
ぽろぽろ…
うわ〜〜〜〜ん
エーロレイン(やだー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なにこれもしかしてシンミリコース入ってた感じ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
このエーロレイン超KY!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
いや待て!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ここはむしろA(あえて)KYで押し通すべき!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
そうだ!! それでいこう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ぴーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エーロレイン「おーっとこれは少女達がまさかの涙の大津波注意報発令中だったかー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
これはいい表情だー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
“泣く少女写真集”と題して同人イベントで売りさばいちゃおうかな〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
5バカ『…』
しーん…
うぅ…
ぽろぽろ…
ひっく…ひっく…
エーロレイン「ぐっ 沈黙ッ… 心が痛いーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どどーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
プリンムシ「エーロレインさん…こんばんは…」
エーロレイン「あ…あぁこんばんは 続けてよろしいぞ」
カシャ
ウマミ「いや…もう落ち着いたから」
エーロレイン「あ…そ…そう?
ならいいんだけど…」
ガム「えっと…こんな時間にこの町に何しに?」
エーロレイン「ははは こんな時間とは! まぁこんな時間なんだけど
といっても入町自体はかなり前にしていたぞ! 丁度地震とかで騒がしい時間だったかな!!!!!
ところで 君達はこんなところで何をしているのかな!!?
失礼ながらこのエーロレイン 興味が湧いたことには結構デリカシーなく首を突っ込んじゃうのだ!!!!!」
ウマミ「明日うち様達この町を出るから みんなで最後の夜を過ごしてたんだ
色々思い出してたら泣いちゃって…」
エーロレイン「ほうほうなるほどなるほど!!!!!
無二の親友グループの涙の別れ…!!!!!!!!
これはなかなかおいしいお話だ!! 映画化来ちゃうかコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ムッ
イチモシ「ちょっとお姉さん
そんな茶化したような言い方はやめてよ
ここにいるみんなは本当に…心から悲しんでるのに」
エーロレイン「あぁすまない
茶化してるつもりはないんだ
このエーロレインの呪われし性分のようなものなのだ!
気を悪くしたら申し訳ない!!!!!!!!!!」
ガム「い…いや 大丈夫ですべ」
エーロレイン「その反省といっちゃなんだけど
君達に耳寄りな情報を教えてあげよう!!!!!」
プリンムシ「耳寄りな…」
シヌカ「情報ですぅ?」
エーロレイン「あぁ! 君達の悲しみが一瞬で吹き飛んじゃうような情報!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
イチモシ「そんな……今のあたい達の悲しみを解消出来る話なんてあるわけないよ」
エーロレイン「あるんだなぁこれが!!!!!
…まぁこれは “情報”というよりも“提案”に近いかな?
とにかくみんな お耳を貸してくれたまえよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
5バカ『?』
エーロレイン「…フフフ!!!!!」
ニッッ!!!!!!!!!!!!!
ヒュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
-
――― 次の日…
バタバタバタバタッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「兄貴〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
兄貴ーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
た…大変だぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドアァァーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限刀火「…ふあぁぁ……なんだ彼方朝から騒がしいな
おねしょでもしたか きたねぇな」
彼方「しねェよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ちげェよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ず〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限刀火「じゃあなんだ?」
彼方「外!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 外!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
無限刀火「外〜〜〜…? なんなんだよ」
彼方「と…とにかく来い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
い…いいから来てくれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐいぐい
無限刀火「なんなんだ一体…」
―――… 外の広場
がちゃり
無限刀火「まったく 一体なにがあるって……………ん…」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
わいわいわいわい
ざわざわざわざわ
ワラワラワラワラワラワラワラワラ〜〜〜〜〜〜〜…
《そこには広場を埋め尽くすほどの数の人々で溢れていた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
どどどどォォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜んッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限刀火「何事ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!
彼方「な?!!!! 大変だろ!!!!!!!!?」
無限刀火「大変だが…! なんなんだよこれは!!!!!!?
この連中………町の人間か!!!!!?」
彼方「いや…みたことねぇ奴も多い…
こいつらよその町から来た奴らだよ」
無限刀火「なんでそんなのがこの道場に…」
??『先生〜〜〜〜!!!!!!』
-
無限刀火「!!?」
ウマミ「先生〜〜〜!!!!!!!」
タタタタ
無限刀火「お前ら!!!!!!!!!!!?
おいお前ら この人達は一体なんだ」
ウマミ「紹介するよ!!!!!!!!
うち様のお袋と親父だよ!」
ウマミ母「どうもはじめまして」
ウマミ父「いつも娘がお世話になっとります」
無限刀火「あ………いえいえこちからこそ…
お嬢さんは非常に発育がよろしく…」
プリンムシ「師範! こちらはワタシの大学に通う学生の皆さんですハイ
あと大学の桂教授と教授のカツラ係のクロイマシさんですハイ」
大学生『こんにちは〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ワーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
桂「おいおいチミチミィ! プリンムシ君…その情報は古いぞ!
私はもうこのようにフッサフサであらせられるわけだから クロイマシ君はカツラ係ではないぞ!」
クロイマシ「さようでございます
わたくしは今は教授のヘアブラッシング係…」
スチャッ… スイ…スイ… ブチブチィィッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
桂「あんぎゃああああああああああああ!!!!!!!! 抜けてる!!!!!!!! 抜けてる!!!!!!!!!!!!!!!!
ハゲに戻るゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
無限刀火「お おう」
シヌカ「センセ!!!! 私の会社の人達連れて来たですぅ!!!!!!!!!!!!!!!!」
警備達『お嬢様さま〜〜〜〜〜』
フトモーモ「お嬢様のご命令通り馳せ参じました
以前はお嬢様のご友人達にとんだご無礼を致しました」
サコチュ「ZAKIYAMA警備四天王全員揃っておりまふ!」
ワッキィ「お嬢様の凛々しい鶴の一声……お父様…社長もお喜びです…」
ケツォアナ「お嬢様のご配慮 ありがたく受け止めさせてもらいマッスル!!!!!!!!!」
も゙も〜〜〜〜〜ん…
無限刀火「変態だ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
会社!!!!!? お嬢様!!!!!!? なんなの!!!!!!!!!?」
彼方「シヌカの実家のランジェリー会社の連中じゃねーか……なんでそんな奴らが…」
-
わいわいわいわいわい
ウマミ「それでそれでこっちはうち様の舎弟の…」
スーパー「お久しぶりぶりっス!!!!!!!!」
テン「呼んでくれてありがと…………です…」
ツク「うぉ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 超ありがてェ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウマミ「それと〜〜〜」
無限刀火「い…いやもういい!!!!!! オールモブー大集合じゃねェんだぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こいつらお前らの関係者か!!!!!!!!?
なんでそんな奴らをこの道場に集めた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ウマミ「…あ! そうだね ちゃんと挨拶しなきゃね
じゃあみんなー!!!
いっせ〜〜〜〜の〜〜〜〜〜〜せっっ」
全員『これからよろしくお願いしま〜〜〜〜〜〜〜〜す!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
わわーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限刀火&彼方『ハアァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ブブブ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限刀火「なになに!!!!!!!!!!!!!!!!? なんの話だ!!!!!!? ねぇ彼方なんの話ィー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
彼方「わかりましぇええええええええええええん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どぉぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜んッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スチャッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エーロレイン「説明しようッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババァンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「エーロレイン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
お前…こいつらに何を吹き込んだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
まさか余計な事を…」
エーロレイン「余計な事など言っていないぞ!!!!!!! このエーロレインはただこの子達に…
『自分の回りの魔法使いの血の人達全員でこの町に引っ越して無限道場に守ってもらうのはどうだろうか?』と提案したまでである」
す〜ん
彼方「余計な事じゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
なんというw
-
彼方「どどどど…どーいうことだ!!!!!!?
ハ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? こいつら全員を無限道場で守………ハァァァ?!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!
無限刀火「お…おいあんた いくらなんでも突拍子がなさすぎることを…」
エーロレイン「ちなみにこちらはこのエーロレインの家族なのである」
亀父「どうもぉ〜 お世話になります〜〜」
亀母「これからお願いしますねぇ」
エラニュー「こんにちはだぜぇ〜」
無限刀火「あ…あぁハイ どうもこれからよろしく…って違う違う違う違う!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なに勝手に決めてんの!!!!!!!?誰も了承していないが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エーロレイン「……すまない
実はこれはこのエーロレインが思いついた事なのだが
あまりに自分勝手すぎると思い心の奥にしまっていたのだ」
無限刀火「そりゃそうだ」
エーロレイン「しかしこの町に来て別れの涙を流す少女らを見て……提案せざるを得なかった
提案即決行せざるを得なかったのである!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ムンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「まず相談しろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
エーロレイン「そのことを告げた途端彼女らは足速に自分の町の知り合いに連絡し 家族知人それ以外の魔法使いを全員集めたのだ」
彼方「集めすぎだろぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
なんかもうちょっとした村なら作れそうな数…」
ざわざわざわざわ わらわらわらわ
ガム「ごめんなさいべーー! やぁっと集まったべなぁ!!!!!」
イチモシ「あたい達の学校のやつらも集めました…!!!!!!」
ヤスオ「ここが新天地か…胸が高鳴るぜッ…」
チャミー「ゴバババババババ!!!!!!!! こりゃー楽じぞうな場所だァ」
生徒達『オナシャース!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
わああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「更に増えたーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズコ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
フラフラ
無限刀火「か…彼方… 俺は頭痛くなってきた…あとは頼む…」
ガッ!!!!!!!!
彼方「逃げんなァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エーロレイン「………悪い 本当に勝手なことだとは分かってる
もちろん…もちろん魔法使いの集まる地があるのは知ってる そこはきっといい環境だろう
だがそこは 魔法使い達の安住の地であるのと同時に戦いの前線でもある
しかしここに居るほとんどの人達が今まで平穏に暮らしてきたんだ
そんな彼らが心穏やかに…それでいて安全に暮らせる土地は…この町だと…このエーロレインは考えている」
彼方「……お前の気持ちは分かる
それに答えてもやりてぇ…だが相手は巨大組織だ
ここは辺境だから見つけにくいかもしれないが いずれバレる
そうなったら…うちと兄貴だけじゃ守りきれない」
エーロレイン「もちろんその時はこのエーロレインだって戦うつもりだ」
彼方「…だが…」
ざわざわ
ライジー「どいたどいたー!!!!! なんだなんだー?」
彼方「ウェ!!!!? お前ら…なんか服変えた?」
ライジー「まぁちょっとな それよりなんの騒ぎだ?」
彼方「あー…いや こっちの(世界の)話だ」
ライジー「なんだそれ」
ヒョーゲン「あらライジーは勉強不足ですわね
この世界 なんか今色々立て込んでるようだわ」
ライジー「ほう? 色々ってなんだ?」
タイフーオ「この世界には魔法使いとそうじゃない普通の人間がいるようなのだけれど…
どうやら魔法使いの人間は次々始末されてるらしいわよ…くすくす」
ライジー「へぇ 野蛮だな
そんな陰気なことするのはどこのどいつだ?」
てれび「しんぶんには“まはんかい”とかかれていましたが」
ライジー「魔反会……? …んん?!!
……魔反会…………… まはんかい…?」
にじ「どしたの?」
ライジー「…いや 実はオレな 山篭もりしてる時に変なのに襲われたんだよ
電撃技を研ぎ澄まそうと放出してたらいきなり
『それは魔法か!? この魔溜まりめ! 魔反会の名にかけて始末する!』っつって攻撃してきたんだよ」
シンキ「それでどうしたんデスカ? マジックを見せたり?」
ライジー「見せねーよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…いやな あまりに突然でムカついたから 電撃技食らわしてブッ倒してやった」
記憶飛ぶくらいに
てれび「まぁ
ライジーはやんちゃなのです」
ライジー「てへへ♪」
彼方「………ッ!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
彼方(ま…守れるかも…!!!!!!!
もしかしたら…守れるかもしれねェ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッ…
-
エーロレイン「…あ… あの人達はあの時の」
彼方「エーロレイン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エーロレイン「ふぁあ?! どうした食い気味に!!!!!!!!!!!!!!!!?」
にぃぃ…!!!!
彼方「お前の案…!!!!! 採用出来るかもしんない…!!!!!!!!!!!」
エーロレイン「…え!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「…天寄生!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒョーゲン「なんですの?」
彼方「ち…力を貸してくれ!!!!!!!! あいつらをこの町で守るために…!!!!!!!!
魔反会からこの町を守る防波堤になってくれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ライジー「え〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!?」
タイフーオ「…まぁ…くすくすくす
無限が寄生にお願いするの…?」
彼方「…そうだ…!! …本来は敵同士…こんなことを頼むのは可笑しいだろう
…だが今は…“ダチ”としてッ お前達にお願いしているんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どうか……この通りだッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゲザー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒョーゲン「…………どうする? てれび…」
てれび「…」
てれび「とりあえずわれわれのあしでもなめてもらいますか
だれからいきますか」
彼方「や…野郎…!!!!!!!!! 人が下手に出りゃあ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビッキ〜〜〜〜〜ン…
てれび「ジョーダンなのです
…われわれにはカンケーないことですが
きのうわれわれのなかまがおせわになったおれいはしなきゃとはおもっていたのです
あなたのていあんをうけるのです」
彼方「ほ…本当か!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
てれび「えぇ
われわれはしばらくこのせかいにいるつもりですし
われわれのかくれがとしてこのまちのへいおんをまもることはメリットになりますし
…というわけですがよろしいでしょうか」
ヒョーゲン「また勝手な……まぁいいですけれど」
タイフーオ「てれびが言うのなら…ね」
ツキ「ヤッテヤルデス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
わー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「お前ら………ありがとうッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どんッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
てれびさん流石
-
ババッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「兄貴!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
無限刀火「なんだお前一人で騒がしいな…」
彼方「みんな守ろう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この町で…うち達と…あいつらで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
無限刀火「…待て待て 落ち着けよ
要はあの連中を戦力に数えるわけか
…まぁ見た感じそれは問題ないだろう
だがその前に これだけの人数をどこに収容するんだよ」
ブッコロ「そんな悩みについては安心めされ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
フトモーモ「社長!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
無限刀火「誰だあのオッサン?」
シヌカ「パパですぅ〜〜〜〜〜〜」
無限刀火「パパ?」
エーロレイン「あれは………世界最大手のランジェリー会社ZAKIYAMAの社長ではないか
シヌカちゃんの父親の…」
無限刀火「はあ?!!!!!!!!!!! 世界最大手の…会社!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
シヌカお前…大金持ちだったのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
シヌカ「? そうですぅ
お小遣は毎月100000000000000000000ペリカもらってるですぅ」
無限刀火「お前………金持ちなら先に言っとけよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(もっと月謝ふんだくったのに)」
ズズーン
彼方「な…なにか協力してくれんのか?」
ブッコロ「うむ……
ワシのかわいいシヌカちゃんが自分の強い意志でワシに頼んでくれた事…
そんなの全力で支援せざるをえんだろう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
早急にこの町の土地を広げ それから高層マンションを建て住む場所を確保しよう
それから学生もいるようなので私立の小中高一貫校を作り 大学も立てよう!!!!!!!!!!!!!!!!
それからワシのZAKIYAMAの支社を100社ほどこの町に建て 労働者を超ホワイトに雇うぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
更に町の周りに魔反会を上回る超高性能警備機器を配備しようじゃないか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「つ…都合良すぎることが次々とぉぉぉ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブブブ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限刀火「こいつ本編の方に出たほうがいいんじゃないかな」
-
メタ発言www
-
??「なんや面白いことになっとるやん」
彼方「!!」
ザッ
ナイスエンピー「そういうことならウチの道場もこの町に越そかねぇ」
エーロレイン「ナイスエンピーさん!!!!!!!! それは名案だとこのエーロレインは思う!!!!!!!!!!!!!!!!
あなたの道場の魔法使い…どころか そっちの町の魔法使い全員ここに連れて来たらどうかな!!!!!!!!!!!!!!!!
今この町ガバガバなんで!!!!!!!!!!!!!!!! めっちゃガバッガバなんで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ナイスエンピー「ならそうするわー すぐ道場のモンに連絡させてもらうさかいな!」
彼方「ガバッガバとか言うな」
エーロレイン「なんでも受け入れるこの町の懐のふかさを表現していたんだけど…
…と そういえば一人いない気がするんだけど…」
??「おーーッほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっほっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そーれは!!!!!!!! ミーの事なぁーのだしぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
彼方「ッ!!!!!!!! その声は!!!!!!!!!!!!!!!!」
オリジョーナ「女怪盗オリジョーナ 推参なのだしー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばばーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『なんだオバサンかー』
す〜〜〜ん
オリジョーナ「ぎょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
久々に帰ったのにその反応やめれ〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずず〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「お前……戻って来たのか?」
オリジョーナ「…ま…まーね」
ウマミ「なんだよオバサンか〜」
オリジョーナ「な…なぬ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ぴき〜〜〜〜ん
ウマミ「なんか昨日から見なかったから心配してたんだよー」
プリンムシ「そうです あなたのオバサンいじりが出来ないと調子狂いますよハイ」
シヌカ「一日だけでも寂しかったですぅ」
ガム「これからもこの町に居てくれるんでべすよね!!!!!!? ね!!!!!!!!」
オリジョーナ「…!!!!!!!!
あ…当たり前なのだし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミーはちょっと仕事の下見に行ってただけなのだし!!!!!!!!!!!!!!!!
見てるがいいのだしジャリガール達!!!!!!!!
ミーはある大金持ちの家に眠る“ゴールドクラウン”という大秘法の情報を手に入れたのだし!!!!!!!
これを盗んでユー達を驚かせてミーのことを見直させるのだし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばばん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウマミ「わ〜〜〜〜出た! 三十路ギャグ」
オリジョーナ「なんだとぅお〜〜〜〜〜〜っっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
わいわい キャッキャッ
エーロレイン「…全員揃ったようだな!」
彼方「…あぁ」
-
ナイスエンピー「ッしゃー!!!!!!!!!!!!!!!! 決まりや〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
となれば宴やで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! …といいたいところやけど
妹ちゃんとうちらで盛り上がりすぎちゃう?
刀火さん あんさんはどうなん? 結局賛成なん?」
無限刀火「…」
彼方「あ…兄貴…」
ウマミ「先生!!!!!!!! 頼むよっ!!!!!!!!!!!!!!!!」
プリンムシ「ワタシ達 やっぱりここでみんなといたいですハイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シヌカ「私たちもっと鍛えてセンセと彼方ちゃんに守られなくていいくらい強くなるですぅ!!!!!!!!
でも皆がいないと強くなれないですぅ!!!!!!!!
あうあうあうあうあううあうあうああうあーうー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガム「どうか…どうか賛成してくださいべなす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
無限刀火「……………」
無限刀火「………」
くるっ…
ウマミ「先生…!!!!?」
無限刀火「…俺は…騒がしいのは嫌いなんだ
お前らだけでも騒がしいのによ…
だから…いくら人が増えても お前ら以外の門下生は募集しないぞ」
プリンムシ「…えっ…」
ガム「それって…」
無限刀火「…勝手にしろ 守り切れなくても文句言うなよ」
4バカ『ッッッ……………!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
…ぶわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
4バカ『先生〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ガバァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限刀火「ぐぶ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
もみくちゃもみくちゃ
ウマミ「先生〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!! それってそれって!!!!! OKって事だよね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
やったぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
プリンムシ「師範ン…! ありがとうございます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シヌカ「センセ!!!!!!!!!!!!!!!! 大好き!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガム「師範はやっぱり……最高の男べな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
無限刀火「は…はなれろお前ら」
ウマミ「先生!!!! これ…感謝の気持ちっ!!!!!!
せーの…………」
4バカ『ちゅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!』
chuchuchuchu〜〜〜〜!!!!!!
《無限刀火の顔にキッスする4バカ》
無限刀火「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?!?!??!!?!?!
ッッぷォォォォアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブッシュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
――― こうして なんやかんやのうちに物事が決定し あらゆる町から魔法使いがこの古都コトコトにやってきたのだった…
それにより 5万人だった古都コトコトの人口は18万にまで膨れ上がり
面積は元から10倍に広がったという…
第2の“魔法使いの安住の地”として生まれ変わった古都コトコト…
果してこの町は 平穏でいられるのだろうか?
…否 そんなことはない 現実は非情である
今後 この町にも争いの火花が降り注ぐ事になるのだが
それはまた後のお話である…
とにかく今のコトコトはそんなこともつゆしらず まるで祭事のごとく賑わったのである
めでたしめでたし
http://download4.getuploader.com/g/sousaku_2/953/150515_225821.jpg
むっつり vs 変態 第一部
完
-
――――――
ザアアアアアアアァァァ…
ピシャッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴロロロロ…
ザアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア…
ハルトシュラー「…………くくく…」
ハルトシュラー「聞いたぞ
無限刀火…」
ゴオオオオオオオオオオオオ…
――― 俺も寄生と戦う ―――
ニィ…
ハルトシュラー「…その言葉 忘れるでないぞ
…また会おう …では また」
パラララ…………
バタンッ………………
【第二部につづく…】
-
http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org188609.jpg
-
――― その日の夜…
古都コトコトでは朝からまだ宴が続いていた
わいのわいのわいの
ヤスオ「一発ギャグします!!!!!!!!!
カマドウマの真似!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぎちぎちぎちぎち…
チャミー「ギモイわ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボギャ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤスオ「ァミーゴ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どごぉー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
わははははは…
彼方「よう兄貴 ふて腐れてんな」
無限刀火「…俺は騒がしいのは嫌いだ とハッキリ言ったはずなんだがな…」
彼方「まぁまぁまぁ兄貴!!!! ブレーメンブレーメン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
無限刀火「ブレーメンじゃなくてブレーコーだろそこは…
…酔ってんのかお前?」
カシャー!!!!!!!!
エーロレイン「おーっと未成年の飲酒かな〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
彼方「エーロレイン!!!!!!!! ち…ちがうわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エーロレイン「はははは!
しかしすごい盛り上がりだな!」
無限刀火「あぁ 迷惑なほどにな」
エーロレイン「はは まぁ許してあげてはどうか!
皆 家族みんなでこんな安全な所にこれて安心したんだろう」
彼方「………家族かぁ…
……………あ なぁエーロレイン そういえば………………」
ドドッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限刀火「!!?」
エーロレイン「なんだ!!? 今その門の向こうから…音が…」
彼方「なんか…重いものが落ちたような 当たったような…」
無限刀火「ほらみろ騒がしいからクレームが入ったんだよ
まったく…」
ザッ…ザッ…ザッ…
ギィ…
無限刀火「一体何を投げられ………ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
彼方「どうした兄貴………………うッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
エーロレイン「?!!!! 一体どうした!!!!!!!?
ちょっとこのエーロレインにも……… …………?!
………えッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ………………
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
つづく……………
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>>144のつづき
【あらすじ】
ジュリーが語る あの日の真実(1年ごし)
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【登場人物】
ギル 18歳
主人公オーラ0の真面目スケベ
ツバメオー 16歳
ヤンデルの呪いで巨パイオツ化してしまった
ヤンデル 17歳
ツバメオーを闇討ちしたい
ビラコ 25歳くらい
5+5=テン狗
エンカ 30歳
アクティブ変態枠
ウソニ 22歳だか23歳だか
シスコン
ネコ ??歳
去勢済み
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――― あの日…
花子「ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドドドドドド
大魔女「花子ぉぉーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
花子「カァァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドギュオアア〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
大魔女「がああぁーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バツーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドッザアアアー!!!!!!!!
サナバー「ぐうぅぅぅー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
フーリャンが奴の攻撃にフッ飛ばされ 服が破れ弾けてしまったぞーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「くっ…っぉぃ…」
ゼンラ〜〜…
亀「ちくしょおおおおおおおおおおおおおおおおおお…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
奴の攻撃によって…」
ねこ「うぅ…」
ゼンラ〜…
うさぎ「ぴょぐぐ…」
ゼンラ〜…
チロリーン「…くっ…」
ゼンラ〜…
亀「女達が全員全裸になってしまった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もうダメだ!!!!!!!!!!! おしまいだぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ローシン「ぢぐじょう…!!!! ここまでか…! ここまでかァーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガクゥゥゥーッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「あきらめるな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…人は諦めない限り……前へと進める…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザザンッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
サナバー「ジュリー殿!!!!!!!!!!」
大魔女「ジュリー……………!!!!!!!!!!」
ジュリー「………花子ちゃん… 女の子と戦うのは心が苦しいが…
これも世界のため…!!!!!!!!!!!! 止めさせてもらうッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
花子「あへェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
しゅるるるるるるるァァァァッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
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ザガガガガガガガガガガガガガガガガガッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バシィィィッ!!!!!!!!
ジュリー「ぐッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「ジュリー!!!!!!!!!!!!!!!!」
チロリーン「頑張れェ〜!!」
ズザザザザザザァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「うッぐゥ…!!!!!!!!
…まだイケる…! 皆の声援がある限り…!!!!!!!!
…そう…! 皆の声援を…もっと近くで…!!!!!」
ギギギ…
ねこ「な…なにゃか出来ること………にゃん達に出来ること…ある!!!!!!!!?」
大魔女「私達ジュリーのためならなんでもしたいっっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「…分かった… そこまで言ってくれるならば…あの友情フォーメーション!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それに協力してくれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「うんッ するッッッ させてッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「まずフーリャンとねこのパイオツでかい組は俺の背中にパイオツを当ててボヨンボヨンさせてくれ!!!!!!!!!!!!!!!!
そうじゃない組のチロリーンとうさぎは……俺の膝裏をぺろぺろだッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
4人『はい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ザッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ぼい〜〜〜ん ぼい〜〜〜ん
ぺろぺろぺろぺろぺろぺろ
サナバー「ジュリー殿!!!!!! わしらは!!!!!!!!!!?」
ジュリー「君達は後ろでタコ踊りでもしていてくれッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
3人『はいッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
くねくね
ぼいんぼい〜〜ん
大魔女「ジュリーッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「ッッ…もう少しだぁ…!!!!!!」
ギュイイイイイイン…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン「き…きたぞぉ!!!!!!!!」
ぺろぺろ
花子「あへ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シュゴォー!!!!!!!!
ねこ「ジュリーさぁん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボイボイボイボイボイボイ
うさぎ「ぴょいぃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぺろぺろ
ジュリー「うおおぉッッ…ケミカルブラストォォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドオォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドゴオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
花子「かぺらーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュガアアアア…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――… こうして俺達は花子に辛勝したわけだが…
-
捏造wwwww
-
ギル「ちょっと待ってください」
ジュリー「なにかな?」
ギル「それ…嘘ですよね」
ジュリー「バレたか」
ツバメオー「嘘かい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「せっかくだからカッコイイ俺として話を捏造したんだが…さすがによくないよね
ありのままを話そう…
俺達は敵の本拠地へと攻め入り そこで待ち受けていた魔反会の班長…花子と戦った」
〜〜〜
―――
花子「天帝剣!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「プチ・マイクロ・スーパーノヴァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
―――
大魔女「大魔女恥ずかし固めッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガチィッ!!!!!!!!!!!!!!!!
花子「…くッ…」
―――
大魔女「恥ずかしシャチホコ固め!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
花子「ううッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
―――
大魔女「恥ずかしポールダンスの構え固め!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
花子「うぐ〜〜〜〜〜…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
―――
〜〜〜
ガタガタッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル&ビラコ『ポールダンス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ガタ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「反応すんな」
〜〜〜
―――
ジュキ「ル…ルシフェルを一気に2つ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
姉さんダメ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
花子「ギ…ギアアアアアアァァァ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バリッ… バリッ… しゅるしゅるしゅるしゅる
ジュリー「背中から…触手!!!!!!!!?」
ジュキ「姉さんの中の…寄生が…!!!!!!!!」
―――
花子「アァ゙ーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
大魔女「触手の制御が出来ていない…
花子…あんた…その姿にならない方が……強かったわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドズゥゥンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
花子「パプァアがァ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
―――
花子「ジュキと…幸せに…なりたい…
またみんなで一緒に………
だから魔法使いは………殺さなきゃ…
…私は…私じゃなくなる…かもしれない…
でも…ちゃんと…ジュキのもとへ…戻って来る…から…
だから…ルシフェルを…」
ジュキ「…わかった……わかったよぉ…姉さん……わかった…
あたし…まってるよ…まってるから…
だから…
まほうつかい……ブチ殺して…きてねェ…」
ぽろぽろ…
プスッ…
花子「ああああああああああああああああああああああアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアぉオ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
メキメキメキ…
大魔女「こ…これは…」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
刀獣火葬「ぎゃあアアアアアアアアアアアオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
―――
刀獣火葬「ガルォルォルォルォルォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チロリーン「攻撃しても攻撃しても回復しやがる!!!! そもそも効いてるのか!!!!!!!!?」
サナバー「恐るべき耐久力!!!!!!!!!!!!!!!!
それを破る方法は奴の体に無数にある眼を攻撃し閉ざす事!!!!!!!!!!!
そして回復手段を断つ事!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
全員で協力し回復を阻止しつつ眼を潰す!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「気合い入れていくわよォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
みんな『おォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
―――
亀「い…いけェ…!!!!!!!!!!」
ポタ…ポタ…
大魔女「あんたッ…私を庇って…鋭い触手を体でッ…!!!!!!!!」
亀「い…行けェェええええええええええええーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「たアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドォンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
〜〜〜
ジュリー「…というわけで俺達は花子…そして彼女から生まれた怪物を倒したわけだ
今のは俺が編集・再構成した回想だよ!!!!!!
くわしくは『ありがとうなんとかファイト(棒)』および『四十路過ぎてもなんとかファイト!! 』を見てくれ!」
ギル「はぁ…」
-
ジュリー「それから俺達は奥へ進んだ
激戦を終え 体をろくに癒さぬまま…
それは急がねばならなかったからだ
俺達はそこで魔反会が行っている『退魔の英雄』の復活を阻止しなければならなかったからね」
エンカ「退魔の英雄…?」
ジュリー「約2000年前にあった魔法使いとの大戦で人間達を勝利へ導いた存在だ
その名はアーク・XYZ… 人間の神と呼ばれている
アークは大戦後 側近4人とともにその身を封印し眠りについていた
魔反会はアークの復活を宿願とし 封印を解くのに必要な魔力を集めていたんだ
既に側近3人は復活していたが……アークだけは アークの復活だけはなんとしても阻止しなければならなかった
だから俺達は急いだ
全員が重傷…一人の重体の子も一緒にね…
だが…」
みんな『…!!!!?』
ジュリー「間に合わなかった
アークは魔反会の手により復活し 顕現してしまったんだ
そして…」
〜〜〜
―――
大魔女「…………!」
ピタ…
チロリーン「どうした…? フーリャン…急に止まって」
そのあと フーリャンが発した言葉は
俺達が知るフーリャンからは想像も出来ない言葉だった
サナバー「フーリャン…何を震えて…」
カタカタカタカタカタカタカタカタカタ…
大魔女「……………あんたらぁ……」
みんな『?』
大魔女「覚悟は…出来てる………?」
亀「覚悟…?!」
チロリーン「戦う覚悟なら…出来てるさ…!!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「…違う…」
みんな『!!!!!?』
大魔女『…………死ぬ… 覚悟は……………』
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
その時 俺達は前方から近づくとてつもない力にやっと気付いた
それは……まさしくアークのものだった
復活したアークが 俺達の元へと近づいていた…
だが その時 俺達はまだフーリャンの言葉の真意を履き違えていた
ジュリー「…まさか…アークが…もう…!!!!!!!!!!!!!!!!!」
サナバー「ぐッ…!!!! 復活したのか…!!!!!!!!!!!!!!!!」
亀「だからなんだってんだッ!!!! ハァ…ハァ…!
エンカウントする前から尻すぼってどうすんだ…!!!!
フーリャン… 死ぬ覚悟…ってのは…
玉砕覚悟で迎え撃つって…事だろう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? ハァ…ハァ…ゼェ…
やってやろうじゃねぇか!!!!!!!! 世界を救うために…ここで命を捨てて敵をブッ倒すのも…」
大魔女「ちがう…!!!!!!!!!!!」
みんな『…!!!!!?』
大魔女「…た…戦えない…!!!!!
戦っては…いけない…!!!!!!!!
あいつらが…ここに来る前に………
私達全員…ここで…自爆する…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギリッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
-
〜〜〜
ギル「あ…あの…あのフーリャン様が………自爆を?!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「あぁ……さすがに皆が耳を疑ったよ
俺はフーリャンと付き合いがまだ短いから 以前の事は知らないけど…
彼女はこれまでに何度も世界を救ってきたらしいじゃないか
そんな彼女が…あのフーリャンがそんなことを言うとは……思わなかった
だがそのあと 俺達はフーリャンの真意を悟ったんだ」
〜〜〜
今の俺達じゃ 例え決死の覚悟であろうとアーク達に勝てるはずがなかった
それを即座に感じたフーリャンは “負けて死んだあとの最悪な結果”を危惧したんだ
大魔力を有するフーリャン…
それに近い上質な魔力を持つサナバー
そして超人的な気量を俺達全員の体を悪用されることを恐れたんだ
俺達を検体とし 俺達の力を利用して新たな兵器や怪物を作られたら…世界は破滅だ
フーリャンはそれを阻止するために 自爆する道を選んだんだ
プライドの高いあのフーリャンが 世界のために命を捨てる決断をした…
俺達は言葉には出さなかったが すぐに理解した
そして何も言わなかった…
それはフーリャンへの“賛成”を意味していた…
大魔女「……あんたら…
一カ所に…固まって…」
みんな『…』
大魔女「…使うのは…上位爆発魔法…
痛みはない ……いいわね…」
みんな『…』
大魔女「……」
スゥ…
遠くから「あそこに人影が!!!!!
いたぞ! 大魔女フーリャンとその一味だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「バクサーレ ジズメジ ドオン メコレ ギオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドゴゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
〜〜〜
ガ…クゥゥゥ…
ギル「そ…そんな…
フーリャン様達が…自決…!!!!!!!!!!!?」
ウソニ「なんと壮絶な…」
ツバメオー「それがあの…世界最強の大魔女の最後なわけ……?」
ギル「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
最後の希望…!!!!! この世界の最後の希望の皆さんが…自爆…!!!!!!!?
そんなの…そんなの…あんまりだあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
わああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガックゥゥゥ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「そうだあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あんまりだァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「ちょっと待て
その話が本当だとしたら…
一緒に自爆したジュリー兄さんは何故ここにいる?」
ギル「は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 確かに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…ジュリー兄さん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ず〜ん
ヤンデル「ゆ………幽霊………か…?」
ジュリー「フィイー… …あ! ハハス! オランジーナちょうだい」
ハハス「どうぞ」
コト…
じょばばばばばばばー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「うみゃーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ツバメオー「…………こんな物理的な幽霊いないと思うんですけど…」
ギル「………………………」
-
ジュリー「おっと
話はまだだ!!!!!!」
ギル「は…はい!!!! お願いします!!」
ジュリー「……俺達は自爆した…
…それは間違いない 確かにあの時 俺は爆風をこの身に感じたし 痛みも感じた
だがそれは…一瞬だった」
みんな『?!!』
〜〜〜
―――
次の瞬間…
俺は暗闇の中を漂っていた
最初はあの世かと思った
『あの世ってこんなに味気ないのか
全裸の天使が迎えてくれると思ってたのに』と内心ガッカリしたね
…しかし 違った
体は動かなかったが 確かな感触が全身にあった
生きてる 間違いなく生きてる
そして 俺は“何か”の上に乗っているようだった
暗くて動けないから一体“何”に乗っていたのかは 分からなかったが…
とにかく 俺は“何か”に乗り 暗闇の中を進んでいたんだ
自爆したはずなのに 何故こんな不思議な空間を飛んでいるのか…みんなはどうなったのか
…としばらく考えていたが 俺はいつの間にか眠っていた
そして気付いたら…
この村の前で倒れていた…
―――
ジュリー「…というわけだ これが約半年前に起きた真実だよ
つまり俺は生きてる 幽霊じゃないよ」
ギル「な…なななな…なんですか!!!!!!? なんですかその謎現象は!!!!!!!!?
え!!!!!? 脈絡がなさすぎてこれもうホントに分かりませんけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ジュリー「うん 俺も分からん」
ギル「じゃ…じゃあ…他の人達は…」
ジュリー「……俺と一緒でこの村の前まで飛ばされたチロリーンも 俺と同じ経験をしたらしい
暗闇の中を…何かの上に乗りながら進んだ…
恐らく…他の皆も同じように…」
ギル「じゃあ…!!!!!!!! 生きてるんですか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「そう思いたいよ
ただ… あの時 エンデリルは体に大きな傷を負っていたからね…
例えあの場から逃げれたとしても 処置もせずあの傷のままどこかに飛ばされ放置されてたら命が危ないかも…そこが気掛かりだね」
ビラコ「なんで皆さん同じ場所に来なかったですかね?」
ジュリー「…うーむ
俺とチロリーンはこの村だった……
色々考えたが…恐らく 本人に縁が深い場所を選んで飛ばされたんだと思う」
ギル「選んで…………ですか…
じゃあ…すると 誰かが自爆するジュリー様達を暗闇の世界に引き込み
その暗闇の世界を介してそれぞれの縁ある場所へ移動させた…?」
ジュリー「多分ね」
ギル「…誰が…そんなことを…?」
ジュリー「それは分からない
ただ 暗闇の中で俺が乗っていたものは“人間”じゃなかった
“巨大な生物”のような何かだったと思う」
ウソニ「…暗闇を進む…巨大な生物…?
ますます分からないな…」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
-
ツバメオー「それっていつ? この村に飛ばされたのっていつの話?」
ジュリー「半年前の… 敵の本拠地での最終決戦から2日くらいしてからかな?
チロリーンは俺より2日遅かったよ」
ツバメオー「じゃあ大分前から無事だったんじゃん
それなのになんでもっとはやくネアメと接触しなかったの…?
お前が強いやつなら…もっとはやくネアメに来ていたらボクの村も魔反会に消されず済んだかも知れないのに…」
ヤンデル「ツバメ…」
ジュリー「……あぁ…
…そうだね …それはすまなかった………
……………これは言い訳になるだろうけど
俺がネアメに接触しなかったのは………“今のままでは戦力にならない”から…
むしろ“足手まといになる”からだ」
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ギル「そんな…バカな…!
ジュリー様が足手まといになるはずがない…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「…さっき 君…このマントの構造がおかしいって言ったね
なんで手を出す部分が塞がれてるのかって」
ツバメオー「う…うん」
ジュリー「ちょっとこのカバーを外してみてくれるかな?」
ギル「…? ハイ…」
プチ…
ジュリー「…どうかい?」
ギル「…………?!!!! …!
…りょ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドオォーーーーーーーーーz________ンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「両腕が…ないッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゾォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「そういうわけさ」
ギル「な…何故!!!!!?
ジュリー様は…骨を操る力を持っていたはず…!!!!!!!!
自身の骨は自在に取り外す可能で…例え砕けても修復出来る…!!!!!!!
そうだったのでは!!!!!!!!!?」
ジュリー「この村へ戻って初めに気づいたのは……力の弱体化だった
俺の能力…身体能力を含めた全てが 以前より格段に低下していたんだ!!!!!!!!!!
それにより 外れた骨の取り付け…そして」
バサァ…
ゴオオオオオオ…
{ジュリーの左顔面は完全に失われていた…!!!!}
ジュリー「砕けた骨の修復能力もなくなっていた」
ツバメオー「おえ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!! きもーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!
ジュリー「前はカルシウムさえ摂れば直ってたんだけどねぇ…」
ギル「う…腕はどこへいったんですか?」
ジュリー「ん? あぁ これ」
ゴソゴソ… ガシャア!!!!!!!
ジュリー「肩にはめ込めなかったんでとりあえず組み替えて骨剣にしておいたんだ
…まぁ 腕ないから脚で振り回すんだけど…」
エンカ「むむむ…なんとも不便でござるな」
ジュリー「そうだね
だから俺は戦力にならない 多分今の俺は君達よりも弱いと思うよ」
ギル「…!!!!!」
-
ギル「…チロリーン様も同じように弱体化していらっしゃるのでありますか?」
ジュリー「あぁ チロリーンもだよ
まぁ五体満足な分 俺よりはマシだろうけど それでも君達の方が強いんじゃないかな?」
ギル「な…なんと… あのチロリーン様が…
山をひと殴りで粉々にしてらっしゃったチロリーン様が…」
ヤンデル「なにそれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
こわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「今の俺達が行っても 皆を期待だけさせて落胆させることになるから…
だから力が戻るまで待っていたんだ
しかし戻る気配は一向になく…
更にそうしてる間にこの地方で“のっぴきならない事態”まで起きてしまってね…」
ギル「のっぴきならない事態…?」
ジュリー「うん
そんなわけで意を決してとうとうネアメと接触しようと思ってこの地方から出ようと試みたんだけど…
まさかそれすら出来ない体になっていたとは…」
ギル「えっ…出られなかったんですか!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「そうなんだよ…
それで連日この地方の端っこで四苦八苦していたら…今日君達が来たわけ」
エンカ「…な…なるほど
つまりネアメの人間が見た『踊る骨の妖怪』とは
この地方から出ようと奮闘するジュリー兄さんの事でござったか」
ジュリー「ん? 妖怪?」
ギル「ははは…」
ジュリー「まぁいいけど
…で 君達は俺に会いにここまで来てくれたんだね
本当にすまなかった わざわざ来てもらったのに
こんなポンコツ野郎で」
ギル「そ…そんなことありません…!!!!
例え弱体化していても ジュリー様の存在は大きいです…!!!!!!!!
どうか一緒にネアメに来てもらいたいであります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「……そうだね…」
ギル「……ていうか
チロリーン様は…まだお戻りにならないのでありますか?
一体どこに行かれたので…?」
ジュリー「…」
みんな『?』
カラカラカラ…
ハハス「皆さん お話は一旦やめて 夕飯に致しませんか?
ちょっとした話なら食べながらでも出来ますし」
ジュリー「あぁ〜いいね〜
みんな そうしようか」
ギル「え………あ…あぁ…はい」
-
ジュリー「さぁみんな食べて食べて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハハス「今日のメインはひじきをスパゲティーに見せ掛けたヒジケッティー
ご飯茶碗に入ってるのはシラスをちねったシラス米
コップに入ってる白い液体はカマンベールチーズを溶かしたものでございます
そっちはごまサラダのごま合え あと厚揚げのステーキです」
ツバメオー「なにこの妙なラインナップ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
副食をむりやり主食に変えた的な!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シラスをちねったシラス米ってなんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「100%カルシウム料理ですねー」
ジュリー「ハハスが俺のために作ってくれたカルシウム改善料理さ
俺骨みたいな人間だけどカルシウムがいっぱいある食べ物苦手だったんだよ
でもハハスの料理のおかげで今じゃ大好物さ!!!!!!!!
ハハスが心を込めて作った料理 行儀良く食べなきゃね」
ぐわし くちゃくちゃ
ウソニ「と言いつつ足で食うのか……」
ギル「ま…まぁ両腕がありませんので仕方ありませんが」
ハハス「言ってくだされば私め様があ〜んしてさしあげますのに…」
ジュリー「それはチチスに悪いよ〜〜〜…って
チチスはまだ乱数の研究してるのかい?」
ハハス「えぇ…乱数いじればジュルジュリ様の腕もくっつくハズだってハリきって…」
ジュリー「そんなんでハメられても腕が増殖したり変な事になりそうで怖いんだけど…」
ハハス「それとチロリーンが戻ってくるよう………あ…!
…すみません 私め様 余計なことを…」
ギル「…!? …ジュリー様…もしかしてチロリーン様に何かありましたか…?」
ジュリー「…」
ギル「ジュリー様 ジュリー様やチロリーン様はネアメの同志です
力になれる事があったら 我々はなんでもいたしますよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「………ありがとう」
ジュリー「じゃあ今夜そっちの眼鏡さんとそっちの君のパイオツ枕で寝かしつけてもらおうかな〜」
とーん!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「するか〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「いやさすがにそういうサービスは…」
ジュリー「冗談だよ」
エンカ(…シリアスな話から絶妙にセクハラに持っていく…………
やはり………つよい…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ギリッ…!
-
ジュリー「…チロリーンは用事で何日も前から外出中さ…
でもなかなか帰ってこないところを見ると…どうやら厄介なことになったかもしれない
…そうなると 迎えに行ってあげなきゃいけないね…」
ギル「なんでも協力いたしますよッ…!!!!!!」
ジュリー「ありがとう
……でもその前に 頼み事をしてもいいかい?」
ギル「頼み事…?」
ジュリー「あぁ 最近 この村の近くで不穏な気配が渦巻いていてね」
エンカ「不穏な気配…? もしや…魔反会でござるかな?!」
ジュリー「いや 多分そういうのじゃないと思うんだ
ただ…よからぬ気配だ その気配が現れたのと同時に奇妙な動物のようなものが増えた
動物…というより化け物か」
ギル「ば…化け物?!!!!!
近くで…とは 具体的には?」
ジュリー「この村の近くにね“勇者山”っていう山…………だった場所があるんだけど
そこから何か感じるんだ おそらく奇妙な化け物が現れ始めた原因もそれだとおもう
それを調査して突き止めて欲しい」
ツバメオー「え〜〜 なにそれ
ようはボク達に魔反会とはまったく関係のない仕事をしろってこと?
なんでボクらがそんなパシリみたいなことしなきゃなんねーんだヨ
手前らでやれよ手前らで」
ジュリー「既に何人か調査に向かわせたんだけど 全員山に入ることすら出来ずに終わったんだ
俺はこんなんだし…ハハスとチチスは村の防衛のため動けないから」
ツバメオー「村の名前は勇ましいのに雑魚しかいねーのかヨ」
ギル「それくらいの依頼…引き受けるのは吝かではありませんが
チロリーン様の方は大丈夫なのですか…? なにか危険なメにあってたら…」
ジュリー「…まぁ 連絡がない以上あの子がどうなってるか分からないけど
それでも俺はあの子を信頼しているから
チロリーンは簡単に死ぬような子じゃないからね」
ギル「ま…まぁ確かにそうっスね
かつてのチロリーン様は修業で1200度のマグマに肩までつかって1時間過ごしたという方ですから」
ヤンデル「それどういう生命体だよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
流石に無理www
-
ジュリー「いやぁ 引き受けてくれるんだね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ありがとう!!!!!!! ささ! ご飯食べて食べて!!!!!!!!!!!!!!!!
それから今日はお風呂に入ってる休むといいよ!!!!!!!!!!!!!!!!
ハハス! トリプルベッドの準備を!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハハス「はい」
ツバメオー「いやそんなでけーベッド用意しても添い寝はしねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
ハハス「お風呂が沸きましたわ」
ビラコ「ささっ!!!!! ツバメオーちゃん一緒に入るですよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「またお姉さんとかヨー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「ママさんもどうです?」
ハハス「あらあら お誘い嬉しいですね じゃあそうしましょうかしら」
ガションガションガション
エンカ「………」
ジュリー「…おっぱい率100%…
除きがいがありますなぁ…」
じゅる…
エンカ「ですなぁ…」
じゅるるッッ…!!!
ジュリー「さて………しばらくしたら現場へ行きますか…」
エンカ「おや…? ジュリー兄さんはコレを知らないクチですかな?」
ジュリー「コレとは?」
エンカ「恵方開壁即集音…」
ジュリー「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まさか旦那……あの暗技をッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガタッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「ご存知でしたか…」
ジュリー「名前だけはッ…だが実在するとはッ
旦那ァ……君はソレが使えるとッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
エンカ「…ニィィィ」
YEAH
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「旦那!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! どうか俺にその技の伝授をッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「やめてくだされジュリー兄さん…
………もちろん教えやしょう …当然でござる
我々は……エロ同志…でござるから…」
きゅぴ〜〜〜〜ん
ジュリー「旦那ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
じ〜〜〜〜〜〜〜〜ん…
-
エンカ「――√
…と…さっそく脱ぎだしたようでござる…」
ジュリー「ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
旦那ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
速く俺にもその技をォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「なァに簡単でござるよ
まず…」
や っ て み ろ ニ ャ ア … …
オ゙ンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「このプレッシャー……ネコ師匠!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【絶対防御『スフィンクスの構え』…!!!!!!】
カアァァーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「ぬぅぅぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! まるでスフィンクスのごとく風呂場の扉の前に陣取り我々に睨みを効かせるとはッ!!!!!!!!
何と言うプレッシャー…だがッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あれほどの上物が集まる宝石箱を覗かぬわけにはいかぬッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー兄さん!!!!!!!! 恵方開壁即集音は…」
ネコ「フーッ…」
ギギギンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「あ………あ……ああ…あ…」
ガタガタガタガタ
エンカ「ジュリー兄さん!!!!?」
{ネコのプレッシャーに当てられたジュリーは…絶対存在を思い出した………}
絶対存在のイメージ「しゃぶらせろォォォ…モフゥゥゥゥゥ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ジュリー「ひ…ひひ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しゃぶらないでェ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダァー!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「ジュリー兄さん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
…くっ! こうなったら 拙者だけでも」
ネコ【死ね〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ズビャ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「ほびゅらッが〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシュー!!!!!!!!
ウソニ「なにをやっているんだ…」
-
ネコ【不浄がァ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ビャビャビャビャビャビャビャビャビャビャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「めごごごごォォォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシャシャシャ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「…………」
{エンカに制裁を与えるネコを尻目にギルは}
ギル(…………ツバメさん邪魔…)
{ちゃっかり覗いていた!!!!!!}
どんッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「…ふ…ふぅ
ちょっと夜風に当たってきますか」
ヤンデル「…なんか鼻血でてない…?」
ギル「の…脳汁です」
そそくさ
―――… 外
ガチャ…
ギル「………む」
ジュリー「…ん ギルかい」
ギル「あ…え…えぇ
ジュリー様 外で何を?」
ジュリー「夜空を見つめていたのさ
思いを巡らして 記憶を写すには 夜空は丁度いいキャンパスさ」
ギル「なるほど…」
ジュリー「…さっきはこっちの話を一方的にしていたから聞けなかったけど…
今のネアメはどう?」
ギル「今のネアメですか…そうですね
アジトはこれまでとは別の場所にうつり 巨大な山脈内部の空洞を利用して結界を張って魔反会に気づかれないようにしています
今はそこで世界各地から魔法使いを保護しています
それと同時に外部の協力組織を含めながら 少しずつ戦力を蓄えています
いずれくる魔反会との戦いのために」
ジュリー「そうか …魔法使いの保護…うん 大切だな
戦力補充も大事だけどまず今はそこに注力すべきだね
…リーダーは今もヒャダオかい?」
ギル「いえ…ヒャダオ様は先の戦いでの傷が癒えておらず 今は戦線を離脱しています
ヒャダオ様のあとはディミリアさんがリーダーを引き継がれました」
ジュリー「ディミリアさんが?!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それは………大変そうだね ディミリアさんは元々サポート役なのに
心労や疲労が出ないか心配だなぁ」
ギル「あ…あぁ そのことですが ちょっと前になんやかんやありまして
現在ネアメのリーダーは3人いるんですよ
3人のリーダーで それぞれの能力にあったリーダーとしての仕事を行っています」
ジュリー「ほへぇ リーダーを分業かい? それはいいね
誰と誰と誰がリーダーだい?」
ギル「えぇ…まずはディミリアさんです 色々な雑務と医療人員などのサポートを専門とした部門の統括です
もう一人はスパルティーさんという外部の傭兵の方です その方には軍事や戦力の育成などの部門の統括です
そしてもう一人は………えぇと…とにかく色々やる…実働部隊としての統括で……その…」
ジュリー「分かったぞ! それは 君だな」
ギル「!!!!! わ…分かります?」
ジュリー「あぁ分かるよ
君…前よりも風格が出たよ
なんだか頼もしい感じになった」
ギル「そ…そうでしょうか…」
ジュリー「分かるよ
色々あったんだな… そしてとっても成長したんだね
今の君はまさにリーダーに相応しいと思うよ」
ギル「…ありがとう…ございます…!!!!!!!!!」
-
○ 世界各地から魔法使いを集め保護しています
-
ジュリー「…君だけじゃない…
ネアメに……世界中の魔法使い達に……本当に色々大変な事があったんだろう
……俺はそれを感じていた それなのに俺は何も出来ずにここに留まっていた…
ものすごく情けなくて 申し訳ないよ」
ギル「そ…それは…事情が事情ですから…」
ジュリー「…君達が迎えに来てくれたのに それでもまともな戦力になれないのが歯痒いよ」
ギル「力が戻る方法はあるのでしょうか…」
ジュリー「…分からない
…ただ なんとなく」
ギル「…?」
ジュリー「みんなに合わなきゃいけない気がするんだ
俺…チロリーン…フーリャン…サナバー…ねこ…エンデリル…うさぎ…モフ神ちゃん…
あの全員が…また揃わないと 前に進めない…ような気がするんだ」
ギル「集まったら…何かが起こる…と?」
ジュリー「…ははは いや…ただ単に会いたいだけかも」
ギル「な…なるほど」
ジュリー「…この弱体化には何か理由があると思うんだ
…俺が思うにこれはただの単なる“弱体化”ではなく “力の封印”に近いものだと思う」
ギル「封印……ですか
となると…それを解く方法も…」
ジュリー「きっとある
そのためにはまず 俺達フーリャンチームは全員集まるべきだ…そんな気がする」
ギル「ふむ…
フーリャン様達が生きてると分かった以上…
ネアメとして皆さんを探さなければ」
ジュリー「その時は俺も協力するよ」
ギル「ありがとうございます!
…ならばその前にまず ジュリー様の依頼を終わらさねば」
ジュリー「あぁ ありがとう!!!!!!!!!
明日は俺も勇者山に同行するからね
……………ん?」
ギル「どうなさいました?」
ジュリー「…そういえば前にも勇者山に誰かと誰かを案内した気がする…
………ん…? 確か…………えっと
……………誰と誰だったっけ…」
ゴオォォォォ…
ギル「…?」
-
今更訂正
ジュリーが行きた時代・退魔戦争がここ最近2000年前になってたけど
正しい設定は3000年前でした
,ノ !
.r--―――――‐/ 〇 .|
ヽ ヾ <`゙''ー‐-、__ |
\ ~`゙'''ー‐--、__7 |
\ 〇 |
`゙''-、_ ヽ,
`r-.、 /\
|: : :  ̄7-、.__ \
|: : : : /: : :./ ̄7-、_ \
.|: : : :/: :/ `゙'rーッ-、__ \
|: : : 〃´| ∧ |/  ̄r7―-、__ >
!: : : : : : l ヽ: : :/: : : ̄.i゙''ー‐-‐一''"´ ̄
./: : : : : : :l ∧ レ': : : : ::ii |
/.,イ: : : : : :  ̄`> ./! , , /レ
〃ノ: : : ヽ、_/ / |/,/| /
r-、∠__,ノ! .ィ \ '― r、 /: : : :/ .|/ まぁ1000年なんて誤差よねっ♪
! ヽ レ' レ'ヽ .\ | `´: : / .!
. ',. ',-――ーー-、>-| \ __,.-‐''´>- '' 、: : |
/`、 ヽ ヽ!、  ̄ ̄ .ト、_,.-''´ \ |`ヽ'
-
訂正
× ジュリーが行きた時代
O ジュリーが生きた時代
-
訂正
× O
○ ○
-
訂正
× ○
〇 〇
-
ジュリー「…まぁいいか
そうだ…それと “あの時”死んでしまったエロリーナさんやムクロ達は…どうしたんだい?」
ギル「あ…あぁ
あの方々は あの後荼毘に付され 今は新しいネアメのアジト内にある教会に続く道の途中にある土壁の中に埋葬されています
ディミリア様をはじめ たくさんの方々が毎日祈りをささげて下さいますよ…」
ジュリー「…そうか 俺も…ネアメに着いたらまず… そこでお祈りしたいなぁ…」
ジュリー「…きっとお喜びになられますよ」
ジュリー「うん……行こう 必ず…………」
――― 次の日
キキルコッコー!
ジュリー「さァ出発だー!!!!!!!! 勇者山に急ごーう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
わー!!!!!!!!
ツバメオー「なんで依頼してる立場で指揮ってんだヨ 偉そうにすんな」
ジュリー「おひょーwwwww辛辣ぅ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
君なんか性格はフーリャンに似てるねぇwwwwwwwwwwwwwww」
ツバメオー「そ そう?」
ジュリー「君は将来フーリャン二代目というポジションになれるかもしれないねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!
色んな魔力を見てきた俺が言うんだから間違いないぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「こんなチビにそんな素質……ないと思う…
調子に乗るだけだからお世辞はやめたほうが……」
ツバメオー「見る目あんじゃん骨太郎ヨォwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
やっぱそうかーwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
実際ボクもそうなんじゃないかな? と思ってたんだけどやっぱなーwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
なんか申し訳ないけど大魔女フーリャンの仲間が公認しちゃったわけやし仕方あるみゃーよなwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
パパラパッパラー
ヤンデル「分かりやすいくらいに調子に乗ってんなコイツ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「よっしゃア!!!!!! ツバちゃんが二代目フーリャンになったところで
かつて俺とフーリャンがしていた挨拶でもやるかー!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「おうおうやっちゃって!!! もっとフーリャン扱いしちゃって〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「よっしゃッしゃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おはチチクリ〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
もみ〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ぎょおええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バキィーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「ノルマたっせブ〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズゾ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ(おはチチクリ…!!!!? これは…使えるぞッ…!!!!!!!!!!!!!!!!)
メモメモ
ウソニ「どこで使えるんだ」
-
ジュリー「さぁさぁ気の利いた冗談はここまでだよ!!!!!!!!!
勇者山までは遠くはないけど 現地で何が起きるか予想出来ないから備えを十分にしていかなきゃ」
とりあえず………おやつの準備は出来たかな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「その備え要る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ず〜〜〜ん!!!!!!!!
ビラコ「あーでも 甘いものを摂ると頭の回転がはやくなったり疲労が取れたりするですよ」
ジュリー「そうそうその通り!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さすが現役エロナースさんだよぉ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!
そういうの大事だからね!!!!!!!!!!!!!!!?」
ビラコ「わ〜 褒められたですよ♪」
ウソニ「エロナースというところは否定しませんかビラコ先生」
ツバメオー「なんだヨ なんかただのピクニックみたいな感じになってない?」
ヤンデル「いや…でも甘いものの補給に関しては一理あるよ…
化け物と戦うことになった時のために栄養補給になるものを用意するのはいいかも…」
ジュリー「というわけでみんな! 近所の商店でおやつを買ってくるんだ!!!!!
おやつは1000円以内だぞ〜〜〜〜」
みんな『は〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!!!!』
わ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!
ツバメオー「ノリが完全にピクニックなんですけど…」
ギル「ははは そんなことありませんよ
これはピクニックではなく……戦場に赴くまえの必要な準備です」
――― そして
ジュリー「買えたかなー?」
みんな『は〜〜〜〜〜〜い!』
ヤンデル「俺……カロリーメイト…
へへ…今日は贅沢して3種類の味のやつを買ってきた…」
ネコ【我輩はまたたびを1ダースほど買った
甘味は行きがけに虫でもつまむから大丈夫みゃお】
ビラコ「私 この天狗ナス20kg!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 焼いて食べたら多分甘いですよ♪」
ジュリー「うむうむ
…さて ギルはどうかな? だいぶ荷物が多いようだが…1000円以上ないかい?」
ギル「自分は百均にあったバナナ(100円)と……
こちらも百均のお得な一口カルパスの詰め合わせ(100円)
それと10円単価のバラ売りのガムを…合間で食べることを想定して必要な数5個ほど(50円)
それから自販機で80円くらいで売ってる内容量約300mlの紙コップのジュースを2つ買い 水筒に移したもの(160円)
それで贅沢に普通の倍ある大容量ポテチ(250円)を一つ…
あとは微調整をしつつ10円くらいの駄菓子を4つ買い………
残りの300円で惣菜弁当(コロッケ弁当)を買い……以上ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
これがちょうど1000円の自分のおやつ+αだァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュース「な…なああああああああああああにィィィィ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
たった1000円でそこまでの充実したラインナップを揃えるだとォ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
エンカ「し…しかもでかいポテチのみならず…弁当まで買ってしまうとは〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「自分はかつて……“ピクニックおやつマネージャー”と呼ばれた男ですから…」
きらぁぁぁ…
ツバメオー「やっぱりピクニック気分じゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
ツバメオー「偉そうに言っててお前が一番ピクニックじゃねぇか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ピクりまくってんじゃねぇかお前!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「すみません…血が騒いで… ふふふ…」
ウソニ「まぁ1000円あれば普通にそれくらい買えそうな気もするが」
ジュリー「じゃあ次エンカの旦那は?」
エンカ「………拙者は………こちら…」
スッ…
ジュリー「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
わぁ〜〜〜〜〜〜お!
エロ雑誌『プリンL』
ジュリー「お…おいしそう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハッ!!!!!!!! 違う違う!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
何故そんなものを!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
エンカ「拙者はこの本を見つけた時…思ったのでござる…
表紙のこの女子の…誘惑するような甘い顔… 甘い匂いのしそうな髪…
そして未熟ながら甘酸っぱさを感じるこの肢体…
このエロ雑誌は…おやつ…いや“スイーツ”と呼んでも遜色ないのでは…? …と…」
ツバメオー「なに言ってだコイツ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「…!!!!!」
エンカ「ジュリー兄さん……拙者のおやつは…これでござる…☆(エコー)」
キラキラキラキラキラ………
ジュリー「ッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガタッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「違います!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ジュリー「ビラコさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ビラコ「それはおやつじゃないと思います!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それは…」
ビラコ「オカズです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ&ジュリー『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
エンカ&ジュリー『そうかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
だ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「下ネタやめろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
ツバメオー「いい加減にシロホワイル ギコリコ メコル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
びゅおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「おッふぉおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
霜焼けになる〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(うれしい)」
ジュリー「うぎゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
冷たい〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
芯まで冷える〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 直に芯まで冷えるからやめて〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ピキピキピキ〜〜〜〜〜〜〜〜ン
―――
ジュリー「さて
おやつ自慢もこれまでにして そろそろ出発しようか
これみんなに配ってー」
ススス
ギル「ん? 紙?」
!!!!
【わくわくピクニック! 勇者山しおり】
ば〜〜〜〜〜ん
ツバメオー「ピクニックだよォォォ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
完全にピクニックの様相を呈しまくってるよぉぉ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「ピクニックじゃないよ」
ツバメオー「思いっきり書いてあるじゃねぇかヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
でかでかと目立つフォントで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン
ジュリー「あぁ …あははは
まぁこれいつも村で使ってる広報紙を使いまわしてるからね
行くまでの間に読むといいよ 勇者山について色々書いてあるから」
ギル「へー…色々…
その割には薄………」
ペラ…
↓↓↓↓ くわしくは、こちら☆ ↓↓↓↓
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1335452396/127-
↑↑↑↑↑↑↑↑
ギル(手抜きだこれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
どど〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
ジュリー「じゃあハハス 行ってくるよ」
ハハス「はい ご武運を…」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
-
―――
ギル「ほぉ〜〜〜〜
なるほど…こんなことが………
フーリャン様達もいらしていたんですね」
ジュリー「そうさ〜 勇者山は俺とフーリャン達の出会いの地なんだ…
…いやぁ懐かしいね あの頃の俺は猫被ってたから今みたいに下ネタ連呼しないね
まったくウブだよあの頃の俺は…」
ツバメオー「あんまり変わらない気がするケド」
エンカ「しかしこれを見ると山自体は既に大魔女フーリャンによって破壊され平らになってるようだな」
ジュリー「そうそう
まぁ彼女も乱暴だからねェ」
ウソニ「平らになったのなら調査なんて軽く見渡す程度で終わるんじゃないか?」
ジュリー「そう思うだろう?
ところがどっこいさすが数千年も畏怖の土地と呼ばれた勇者山…
潰れても勇者山が持つ障気は消え去ってはいなかったんだ!!!!」
ヤンデル「それって…なんでもかんでも逆転する力…?」
ジュリー「そう
潰されさら地となった勇者山は 本来の状態を取り戻すため
自分自身…つまり“山だった土地そのもの”に障気を当てたんだ
平らな更地を逆転するとどうなる…? それは…高く盛り上がった山となる……!
そうして勇者山は自身に障気を当てながら本来の姿に再生しつつあるんだ」
ギル「す…すごい生命力ですね…
………生命力…というのはなんだかおかしいですけど」
ジュリー「自然の力は人間じゃ計り知れないのさ
まぁ 再生といっても本当にゆっくりと…だけどね
高さなんてまだまだ そこらへんの丘と変わりない程度だよ
ただ 草木や花なぇま植物の成長スピードは著しい
もう以前の…いや 以前より遥かに多く生えているようだ
今はまだ高低差も無いから 植物達が密集していて さながらジャングルのようになっているよ」
ビラコ「剛毛さんな山ですよ〜」
ジュリー「だから正直 迷いやすさなら今の勇者山の方がやばいかもしれないね
化け物も出るし…気を抜かないようにしないと……………」
ジジジジジ…
ジ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜…………
ツバメオー「!!? なに…?!」
ネコ【頭の中で 不快な雑音がするミャオ…】
ジュリー「…まず! 雑談してるうちに既に圏内に入ったか!!!
みんな 来るよ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジ…
-
ジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジッッッ…
キィィィーーーーーーーーーーーーーーーーーーン…!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「な…なんなのでござる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
左右上下…どこからでもないッ
頭の中で鳴り響くこの音波はッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ジュリー「これは…X波だよ!!!!!!!!
奴らが近くに居る証拠だ!!!!!!!!!
来るぞ! 周りに目を凝らしてッ」
ギル「ッッ…!!!!!?」
キョロキョロ
ビラコ「なんですか〜〜〜!?」
ネコ【嬢… 我輩の後ろに隠れるミャ!!!!
この世ならざる気配ミャ!!!!!!!!!!!】
ジジジジジ……ジワワワワ…
ツバメオー「え!!!!!!? なに!!!!!!!? あれ!!!!!!!!!!?」
ジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジ
{一行の目の前で粒子のようなものが揺らぎ…形を成そうとしていた!!!!!!
それはまるで…}
エンカ「…むむむ!? これは…まるで…砂嵐…!?
放送終了したあと テレビに流れる砂嵐のような…!!!
それが…なにかの形になって…実体化してくる…!!!!!?」
ジジジジジジジジジジ……ジジジジジィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズズズ… ズンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{粒子…もとい 砂嵐のようなソレは ついに生物のような形態に収まり ギル達の前に実体化した!!!!!!!!!!!!!!!!!
羆のような巨体をもち どの生物とも分類出来ないような独特なフォルムをした…まさしく怪物!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ズンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
怪物「ちゅん!」
ズコッ!
ツバメオー「声かわいッッ!!!!!!!!!!!!
見た目ゴツいのに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「油断しちゃダメだよ! この化け物に勇者村のみんなは手こずってるんだから…!!!」
怪物「ちゅん! ちゅん!」
ギル「動物でもない… 魔力のある魔獣でもない……この生物は一体!!!!!!!!!!!!!!?」
ジュリー「……電磁超獣!!!!!!!!!
俺はそう呼んでる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ギル「電磁超獣!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…そのこころはッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「えッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? あ…いや…
昔の設定を使いたかっただけ…ってちがうちがうちがう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いまは悠長に名前の由来を語ってる場合じゃないよ!!!!
来たよ!!!!!!!!!!!!!!!!」
電磁超獣「ちゅん!」
ブォッ!!!! ドガゴォッ!!!!!!!!!
ザザッ
エンカ「なかなかのパワーでござる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しかしスキが多いぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
刺ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュ!!!!!!!!!
ズバァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣「ちゅ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「なんだ 手応えがな…」
ジジジジジジジジジジジジジジジ
ジュリー「こいつの厄介なところは数が多いところだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
既に囲まれてるよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズワズワズワズワズワズワズワズワズワズワ…
電磁超獣達『ちゅんちゅんちゅんちゅんちゅんちゅんちゅんちゅんちゅん〜〜〜〜〜…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ツバメオー「ひょえ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「どうする さっき程度の強さなら蹴散らすにはわけないが…」
ジュリー「倒しても倒しても無尽蔵に沸いて来るから意味ないよ!!
何体か蹴散らして今は逃げよう! 目の前の密林!! あそこが勇者山だ!!!!!!!!
こんな形で奥に入るのは不本意だが…」
ギル「そ…そうですね!!!! 行きましょう!!!!!!!!!!!!!!!!」
電磁超獣達『ちゅんちゅんちゅんちゅんちゅんちゅんちゅんちゅんちゅん!!!!』
ネコ【うるさいミャオ!!!!!!!! 知性のカケラもない化け物め!!!!!!!!!!!!!!!!
これでも喰らえ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マーキングショットガン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ピピピピピピピピピピピピピピピッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「お前のその攻撃も知性あるように感じねーぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
まーきんぐwww
-
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ザザザァ…ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガササッ
ギル「一旦この藪の中に隠れましょうッ」
ツバメオー「ハァ…ハァ……なんなのアレ!!!!!!!!!!?」
エンカ「あれがジュリー兄さんの言う怪物…でござるか」
ビラコ「あんな妖怪みたことないですよう」
ウソニ「…電磁超獣…といったな…
一体どういう生命体なんだ?」
ジュリー「詳しくは俺も知らないよ
ただ…この世界の生物ではないだろうね」
ヤンデル「ち…違う世界から来たってこと…? そんな…ファンタジーじゃあるまいし……」
ウソニ「山の逆転する障気がなにかに影響したんじゃないか?」
ジュリー「いや 今の勇者山は自分の再生に手一杯だろうから 他のものに逆転の障気をあてるとは思えない
それに何かが逆転したとしても あんな不可思議で複雑な生物にはならないと思う」
ギル「な…なんで別の世界の生物がこんな場所に…」
ジュリー「あの化け物が現れだしたのは2ヶ月ほど前…
勇者山におかしな気配を感じたので調査に行ったらあんなのが住み着いていたんだ
現れる時に耳鳴りのように鳴り響く音波… そして砂嵐から形を成すところから
俺が“電磁超獣”と名付けたんだ
倒しても倒してもキリが無く 討伐隊も組まれたが大した成果も出せずに居たんだ
しかしレベル1とはいえ一度にあんなに現れるとは……また数が増えたかな…」
ビラコ「レベル1?」
ジュリー「現在の勇者山は直結が50Kmあるんだが 山の内側に行けば行くほど電磁超獣が強くなる傾向があるようなんだ
一番外側をレベル1し 奥に進むにつれレベル2…レベル3……最大レベル6まである
レベル1は攻撃1発で倒せるようなザコで 数は多い
深度が増すにつれ強さが変わり 数は減るんだ
しかし今の電磁超獣の数を見るに……前よりも明らかに増えてる」
ギル「…ということは この山のどこかに 電磁超獣が増える原因が…あると」
ジュリー「そう きっとあるはずだよ」
ツバメオー「ちょ…ちょっと… つまりボクらにそれを探せって?
結構つらいんじゃない?」
ジュリー「うむ……… 数が増えてるとなると 辛いかもね…
少し想定外だった これは本気で掛かる必要があるかも…
村の防衛のため…チチスとハハスには常に村に居てもらってたんだが…
この電磁超獣達に対抗するには あの2人の力が必要かも…」
ギル「どうしますか…?」
ジュリー「…一旦帰ろうか」
ギル「はい…………ん!!!!!!!」
キィィィィィーーーーーーーーーーーーーーーーーー…………ンッッッ
エンカ「音波でござるッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
ジュリー「電磁超獣が来てるよ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「くゥッ…一体どこから…」
ジュリー「奴らの特徴として 姿を消せるというのがある!!!!!!!
近づけば音波を感じるが 姿を現すまでどこに現れるか分からないんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジジジジジジジジジジ… ズワワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア…
電磁超獣達『ちゅおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ツバメオー「ぎょえ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
一杯いた〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「突破しよう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チャキ
ウソニ「俺が道を開こう
クレネードガン!!!!!!!!」
ドヒュン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギュルルルルル…ドゴォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣達『みぎゃー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ジュリー「よし今だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「行きますよ皆さん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「どけどけィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バゴバゴゴォン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ど…どっち行くの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ジュリー「出口へ走るんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダッ
ギル「だ…だめです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
わらわらわらわらわらわら
電磁超獣達『ちゅお〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ヤンデル「怪物が…なんて数…!!!!!!!!」
ジュリー「こっちへ回り込もう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザザザザザザザザザザザッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド…
ザザァッ
ジュリー「く…くそッ…こっちも!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「外へ出る道がことごとく電磁超獣に塞がれてます…」
エンカ「むしろどんどん奥へ入るように誘導されているようでござる」
ネコ【ニャフ…差し詰め追い込み漁といったところか…
畜生みたいな風貌の割には頭を使った事をするミャン】
ジュリー「それにしたって…うまく連携がとれすぎている…
もしや…誰かが指揮している…?」
エンカ「こんな怪物の大群を指揮!!!!!? 一体誰が!!!!!!!!!!?」
ジュリー「分からない…!!!!!!!
…とにかく今は 逃げよう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
深部に入る事になるが仕方ない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
安全な場所を見つけて外に出る機会を伺うんだ!」
電磁超獣「コケッコ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「せいやぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドスッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「あひぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
安全な場所なんてあるのかヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「う…うーん 村の調査隊もレベル3までしか入ったことないからね」
ヤンデル「え………でもこの山はレベル6まであるって…」
ジュリー「それは俺がレベル1とレベル2の間隔から計算して俺が仮定したものだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
調査隊自体はレベル3までしか入れてない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「じゃあ殆ど未開の地ってことじゃ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババ!!!!!!!!
電磁超獣「けろけろけろっぴ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「邪魔だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズバン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
よろぉッ
電磁超獣「けろっぴ〜〜〜〜〜!!!!!!」
エンカ「むっ!!!! 一撃じゃ沈まぬか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネコ【爪伽!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
バズッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣「けろ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゴオ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「レベル2に入ったか…!!!!!!!
どこか……ないのか…!!!!?」
ジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジ…
ビラコ「あうあう!!!!!!!! まだまだ居るですよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
電磁超獣達『ゴォォー!!!!!!!!!!!!!!!! ゴォォー!!!!!!!!!!!!!!!!』
ウソニ「くそ…全然振り切れてないな…」
エンカ「来るなら来い!!!!!!!!
切り伏せてやるでござる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジャキッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しん…
電磁超獣達『ゴオオオオオオオオオオオオ…!!!!!!!! ゴゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
じりじり…
じりじり
ネコ【…仕掛けてこらんミャ!!!!!
不気味な…距離をとってこちらを伺っている
囲んでいるのなら襲い掛かってくればよいものを】
ジュリー「…いや よく見たら完全には囲まれていない 抜け道がある
だけどその道は更に深部へ続く道だ」
ギル「ほ…本当に追い込み漁ですね…」
エンカ「…ぬぅ! このまま奴らの思う壷だ!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー兄さん ここは総力をもって敵の中を突っ切るのはどうか」
ジュリー「……敵の罠にかかるよりそれがいいかもしれないが…」
チラ…
ビラコ「あ もしかして私の心配ですか?
大丈夫ですよ!!!! 皆さんの足は引っ張らないですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だから一番良い方法をやって下さいです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「…わかった
じゃあ ギル!!!!!!!!」
ギル「…はい!!!!!!!! 行きましょうみなさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「……Ok…!」
ガキィンガキィン!!!!!!!!!!!!!!!!{決戦用グローブをはめるヤンデル}
エンカ「覚悟しろ 怪物!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
電磁超獣達『ブォルォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
??「まて」
電磁超獣達『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ジジジジジ………スゥゥゥー
??「隊列を乱すな 貴様らは私の言う通りに動けばよい」
{そこに現れたのは………電磁超獣!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?}
-
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
ズンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{現れたのは…人型の電磁超獣だった!!!!!!!!!!!!!!!!}
ギル「な…!!!!!!!!!!!!!!!?」
ツバメオー「あ…あいつも…電磁なんとかってやつなの…?
服着てるし…随分人間みたいだけど…」
エンカ「う…うむ 他の電磁超獣も二足歩行だが それは熊が後ろ足で立ったような感じだ
だがあの電磁超獣の立ち姿…重心の起き方も…間違いなく人間のそれだ…」
ウソニ「そもそもしゃべったぞ…
なんなんだ…? 一体奴は…」
ビラコ「分かったですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
多分あの人コスプレしてるですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
コスプレイヤー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「なんでこんな所にコスプレイヤーなんて居るんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずーん
ビラコ「そうと分かれば写真撮ってもらうですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ
ツバメオー「お姉さん何してだ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブブー!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「あ…危ない…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「写真撮ってもっていいですか?」
??「構わん」
みんな『いいのかよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ブブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズコ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「わああああああ!!!!!」
カシャッカシャッカシャッ
??「…」
しーん
ギル「あ…甘んじて撮られている…」
ヤンデル「実は悪いやつじゃないんじゃないか…?」
ビラコ「ありがとうございましたー♪」
ペコッ タタタタ…
??「…」
??「…お前達の命運もここまでだ…」
ギンッッッッ
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ヤンデル「違った!!!!!!!! 普通にわるいやつっぽい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ツバメオー「わるいやつの癖に写真は撮らせてくれるのかヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無駄にサービス精神あるじゃねぇか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【キャラが掴めんミャオ】
ジュリー「…侮らない方がいい
あの電磁超獣……かなりやるよ
恐らくこの電磁超獣達を指揮している……ボスかもしれない」
??「ボス………?
否 私は仕えの身
ここでは頭の回らない木偶連中に指示を出すだけの閑職よ」
ジュリー「…つまり…指揮官か?!
そして仕えるとは…まさか君の上の存在も居るのか…!!!!!!!」
??「さよう
我々が忠誠を尽くす存在はただ一人…
我らは兵隊よ…」
ジュリー(この山で…!!!!!! この電磁超獣達は…
かなり組織化されている…!!!!!!!!!!!!!!!!
ただの動物の延長線上だと侮った…!!!!!! こいつら…相当やばい存在かもしれないッッ…)
??「…挨拶が遅れた 私はハウシー
そして突然だが 貴様らを捕獲する」
ギンッ!!!!!!!!
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ザッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「…ほう…捕獲とな… 面白いことを言う電磁超獣でござるな」
ハウシー「…先程から貴様らが言う“電磁超獣”とは我々全体の種族名か?
なるほど この世界では我々をそう呼ぶのか
まぁよかろう せっかくなので以後使わせてもらおう
それはさておき…さて こちらの…電磁超獣達もそろそろ暴れたくて痺れを切らしているようだ
そろそろ指示を出すとするか」
スッ
ギル「ッッ」
エンカ「気を張りすぎるな!!!!!!
一斉に攻撃してこようと落ち着いて各個撃破するのみ!!!!!!!!」
ハウシー「…えー…じゃあー」
パンパンパンパン
ハウシー「仲良い同士で2人組作ってー
組みたい人が被ったらじゃんけんしろー」
電磁超獣達『ヴァ〜〜〜〜イ』
わいのわいの
みんな『ズコ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ジュリー「な…なにが始まるんだァー?!!!!!!」
-
学校の先生みたいw
-
ワイワイ
電磁超獣A「ヴォアエーヴヴぅー」
電磁超獣B「ヴン!!!!!」
電磁超獣C「オアェヴォエオグェーウ」
電磁超獣D「ワオ?」
電磁超獣E「ワウ!!!!! ウォエアウォエア!!!!!!!」
電磁超獣C「オ゙ア゙ァッ!!!!!!! オエエウーアーエンオ゙ォ!!!!!!!!」
電磁超獣E「ワエアアーオオォーン!!!!!!!!!!!!!!!!」
電磁超獣D「グ…グルォー!!!!!! ルォルォ〜!!!!!!」
ハウシー「こらそこ 喧嘩するな
組みたい人が被ったらじゃんけんしろと言っただろう
だが余って組めない人が居る場合は3人になっても構わん!!!!!!!」
電磁超獣達『ヴァ〜〜イ!』
キャッキャッ
ギル「い…一体何が始まるんだ…!!!!!!」
ビラコ「なんか楽しそうです〜」
ヤンデル「今のうちに逃げたほうがいいんじゃないか…」
ハウシー「待たせたな 準備できた」
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ザッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「…何が変わった…!?」
ズラッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「電磁超獣共が2人1組の隊列を組んだ…が
これが一体何になる!!!!!!!!!?」
ハウシー「必殺の『友情フォーメーション』…!!!!!!
見せてやれ 知を活かしたる猛獣の力を!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
電磁超獣達『ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「来たッ!!!!!!!!」
エンカ「かかって来い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「ツバメさん…行けますか?」
ガタガタ
ツバメオー「い…行けるヨばか!!!!!!!! ナメンな!!!!!!!!
ちょっとパイオツが邪魔だから不安なだけだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「ビラコさんは下がっていたほうがいい
俺の後ろにいて」
ビラコ「は…はい! 治癒札の準備してるです!!」
ゴオオオオオオオオオオオウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org190913.jpg
-
ちょっと喋りにくそうw
-
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
ハウシー「やれ やるがいい
私が与えた知の恐ろしさを…しらしめてやれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズオオオオオ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「2人1組になった電磁超獣達が1列に並んで突っ込んで来る…
ただそれだけ… 2人1組になっただけで結局は全員で突っ込んで来るだけではないか!?
普通となにが違うのでござるか?!!!!!!!!」
電磁超獣コンビ『キャオ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ギル「来い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
龍牙剣!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドウッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズバンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣(前)「アブォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「脆いですね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 次は後ろの…」
ズリュ…
ズッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
―――
ヤンデル「………言葉が通じないやつにネガティブ攻めしても意味ないな…
普通に…殴る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドカァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣(前)「ゴギャアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グラァッ…!!!!!!!!!!!!!!!!
ガシッ!!!!!!!!!!!!!!!!
{ヤンデルの攻撃を喰らった電磁超獣はグラついてヤンデルの腕を掴んだ!!!!!!!!!!!!!!!!}
ヤンデル「離せ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドブァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣(前)「ごげァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッシャアアアアアア〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ヤンデルの鋭い蹴りが炸裂!!!! 電磁超獣(前)の下半身がちぎれ飛んだ…………がッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ヤンデル「こ…こいつ……離せッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣(前)「オ……オォォォ…!!!!!!!!」
ギギギギ…
{下半身が吹き飛び 虫の息でありながら 掴んだヤンデルの手を離さない電磁超獣(前)!!!!!!!!!!!!!!!!}
ズオオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣(後ろ)「ルォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! こ…こいつらッッ」
-
ギル「ぬ…ぬお〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グイグイグイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズブブブ…
電磁超獣(前)「ギ……ギ……ギ………!」
ギル「こ…この電磁超獣 お腹に刺さった自分の剣を離そうとしません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
電磁超獣(後ろ)「オア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「ぬわあ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「ぬんりゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズバッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣(後ろ)「ガァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドサッ!!!!!!!!
ウソニ「爆裂弾!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
タタタァン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドドッ バァンバァンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣(後ろ)「ギッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「助かった…!」
ビラコ「…あの動物さん達…何をしてるですか…!!?」
ジュリー「…そうか!! わかったぞ!!!!!!!! 彼らの狙い…!!!!!
2人1組になったのは 前衛の1体を盾として使うためだ!!!!!!!!!!!!!!!!
前衛が命を無駄にしてでも敵の動きを封じ 後衛が前衛ごと敵を粉砕する!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「!!!! ひどいです…」
ハウシー「これが私の策
電磁超獣の友情作戦だ いかがかな」
ジュリー「どこが友情だい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
仲間の命を物同様に扱ってるだけじゃないか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハウシー「なんとでも言うがいい
…下級の畜生を扱うにはこれが一番…
そしてこやつらは自分の命がなくなることをなんとも思ってもおらぬ…
むしろ誇りに思っているだろう
分かるか? これが…我らが主に尽くすということだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
……ふ…どうせ……無尽蔵に増えるしな」
ジュリー「ッ…!!!!!?」
-
ツバメオー「そんなの近接武器だから捕まんだヨ!!!!!!!!!!!!!
ボクみたいな魔法なら捕まる心配もないし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ピキキリコ スーフー メコル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
電磁超獣(前)「モ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パキパキパキパキパキパキパキパキ
ツバメオー「うわぁ!!!!!!!! こ…こいつ自ら魔法を受け止めにいったヨ!!!!」
電磁超獣(前)「ガ…―――」
ピキキキキ…
電磁超獣(後ろ)「ブゥルォオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バギャアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「うにゃあ!!!!!!!!!!!!!!!! この野郎凍った仲間をバラバラに粉砕して氷塊を飛ばして来たヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
た…たすけて〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「曲芸足軽!!!!」
ギュラアアアアアアアアン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カカカカカカカカカカカカカカカカァァーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ジュリーは下半身をプロペラのように回転させ氷塊を弾いた!}
ツバメオー「…!」
ジュリー「ふぅ危ない
君は氷魔法使いかい? メコル級にしては威力あるね
魔法使いには一つの属性に絞って鍛える人も居る 一つの属性も極めるまで鍛えれば属性優位も覆す威力にもなる
君は素質ありそうだけど 万遍なく属性魔法を極めるよりその路線で頑張った方がいいかもね
…と ケガはないかい」
ツバメオー「ぁ…う…
あ………ぁりがと…う…」
ジュリー「構わないよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
じゃあパイオツ揉ませて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「揉ませねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! じゃあってなんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー(…くそ まずいぞ
まさかこんな…恐ろしいが狡猾な方法を使ってくるとは…
俺の力が完全だったとしても手こずるレベルだ…!!!)
ギリリッ…
-
ハウシー「いいぞいいぞ じりじり追い詰めろ
前衛が死んで陣が崩れた者は同じく前衛が死んだ者と新たに組むのだ!!!!!!!」
電磁超獣達『オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ギル「仕込み七星剣!!!!!!!!!!!!!!!!
柄から取り込んだ空気を振りぬきざまに刀身から射出する『鎌鼬』!!!!!!!!!!!!!
軌道補助の『エアソード』と対を成す仕掛けであります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
くらえ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」ブン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シュパァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ピシ!
電磁超獣(前)「フォッ?」
ギル「全然聞いてない!!!!!!!!!!」
ブーッ!!!!!!!!
電磁超獣(前)&(後ろ)『ルォルァアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ズバッシ!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「あいたーツ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「はわわ…
け…怪我したら治癒札貼るですよ皆さん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「治癒してる暇もありませんよ…ビラコ先生」
ウソニ(くそ……俺の銃撃も先程の魔攻撃法のように前衛が盾になって終わるだろう
…なりふり構わない敵を相手にするのは骨が折れるな…!)
ザッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【オスが束になって弱音とは情けないミャ
2人1組がなんだ? 一体を盾に使おうがなんが
2体まとめて殺してしまえば問題ミャかろうが!!!!!!!!!!!!!!!!】
ジャギッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「ネコ師匠!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「た…頼もしい…」
ジュリー「…」
ジュリー(ていうかあのネコ……なんなんだ…)
ズーン…
ネコ【我輩の爪のアカにしてやるミャアァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ギャリリリッ
ジュリー(…どことなくモフ神ちゃんに似ているが…)
ギル「頑張ってくださいネコさんッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ネコ【ふしゅううううううううううううう…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! おおおおおおおおおおおおおおおッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
メキメキメキメキッ ギュゴオオオオオオオオッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビクッ!!!!!!!!
ネコ「ウッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「ネコ師匠!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
よろ…
ネコ【……………ハァ……ハァ…くっ…
この違和感……………まさか…
ぐッ…こんなときに…】
ツバメオー「なにしてんだヨ!!!!!! はやくやれヨ!!!!!!!!」
ネコ【ど…どうやら我輩はダメなようだ お前達が頑張ってくれ】
みんな『え〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!
-
× 聞いてない
○ 効いてない
-
ツバメオー「なんだソレ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もったいつけといてドタキャンすんな〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【す…すまん 今日はダメな日ミャ】
ツバメオー「なんだよダメな日って!!!!!!!!!!!!!!!! 不穏な言い方やめろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「……く… まずいな…」
ハウシー「ふふふ さっきまでの勇ましさはどうした?
こちらの弾は尽きんぞ」
ジュリー「…ぐぬぬ…… 仕方ない…! 逃げよう…この場は!!!!!!!!!!!!!!!!
くそ…!! どんどん奥へ奥へと入っていってしまう…!!!!!!!!
だけど今は仕方ないッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「…分かりました!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「超便利盾 カートリッジ『煙幕砲』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボフフッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブワァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣『!? ブルォオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ヤンデル「今だ…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「…フ 逃げろ逃げるがいい
どうせその先は…」
―――
ザザザザザザザザザザザザザザザザ…
ザッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
キキィッ!!!!!!!!
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
{一行の道をを切り立った壁が塞いだ!!!!!!!}
エンカ「……むぅ…! これは…登れん…」
ウソニ「こっちに下る道がある!! …!
…ダメだ…! 傾斜がきつすぎる 転げ落ちることになるぞ」
ビラコ「反対側は進めそうですよ!」
ジュリー「その道は更に更に奥に進む道だ…
どうやら本格的に…追い込まれたようだ…」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
-
ズン… ズン… ズン…
ヤンデル「どうする…!!!!! 近づいて来るぞ…!!!!!!!!」
ギル「また奥へ逃げるか…この断崖を思い切って下るか…」
ツバメオー「無理だヨ!!!!!!! しんじゃうヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「…くっそぉ…! 骨を操る力さえ失ってなければ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
――― 壁の上…
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
じゃり…
??「…………むふふ!!!!!」
ニィ…
シュバッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
ツバメオー「う…うえぇ〜〜〜〜ん!!!! こんな糞骨の依頼なんか聞くからこんなことになるんだヨぉ〜〜…!!!!!!!!!」
{壁にすがるツバメオー}
ジュリー「ご…ごめん 俺には君のパイオツを揉んで慰めることしか出来ない」
ツバメオー「いらねぇヨォ〜〜〜〜〜〜〜〜…
なんの慰めだヨォ〜〜〜〜〜〜〜〜…」
ヒュウウウウウウウウウウウウ…
ヤンデル「…ん?!」
{なにかの気配に気づき 上を見上げるヤンデル}
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
??「にゃは〜〜〜〜〜〜〜〜!」
ヒュ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「ツバメ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
危ない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バッキィ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ほんぐどブァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズッザァ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ヤンデルがツバメオーを殴り飛ばした! その直後!!!!!!}
ヒュオ!!!!!!!!!!!!!!!!
ドゴォ〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「わぁああああ!!!!!!!!!!!!!!!! ツバメちゃんがいた場所になんか落ちてきたですよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「あ…危なかった!!!!! ツバメさんッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「た…たすかったヨ……ヤンデル…って殴る必要なかっただろオラァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル(気持ちいい…)
すっきり…
-
ウソニ「そんなことより…なにが落ちてきた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
チャキィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しゅううううううううううううううううううううう………
ザリ……… ぬぅ…
ジュリー「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガタッ!!!!!!!!
エンカ「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ピクンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
女の子「むはは! ハズレちった!!!!!!!!!」
ぼい〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「よッッッしゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
女の子だああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
で〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「しかも全裸でござるぞ ジュリー兄さんよおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
むっはあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「エンカの旦那あああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガシッ!!!!!!!!!!!!!!!!
2人『勝ったああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
勝ったぞおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ウィ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【うるせ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ズバアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
2人『ハンブァアアぐああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ズバッシャアァ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル(…くっ…! 鼻血を堪えろ…! ウラ・ギル…!!!!!!)
カシャ
ツバメオー「写メとってんじゃねーぞオラアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
ジュリー「しょ…しょうがないだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
目の前に全裸の女の子が現れたら男の子はみんな興奮しちゃうよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
みんなもそうだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ヤンデル「ふ 振らないでくれ こっちに…」
ギル「そ…そうです 我々は純な方の男子なんで!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「お前はクロだろ」
ジュリー「女の子だって分かるはずだよ! 目の前に全裸のイケメンが現れたら……どうだ!!!!?」
ツバメオー「どうだじゃねぇヨ!!!!!!!! 通報するヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「あ 天狗の全裸なら興奮するかも」
ツバメオー「すんなーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「天狗じゃなくても全裸のイケメンは下に天狗の鼻を持ってるよ」
Oh Yeah
ツバメオー「下ネタやめろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ちんこブッ凍ろすぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シャ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
女の子「むっは〜〜〜〜〜!!
OKOK その反応素敵だゾイ!!!!!!
この姿とってて良かったよん!!!!!!!!!
もっと見てもいいにょ」
バキュウンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
女の子「みょおん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
{女の子の眉間に弾丸がクリティカルヒット!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
しゅうぅ〜〜〜…
ウソニ「そんな下品な体に俺は興味ない
もみーのの体の方が上品だ」
ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ウ…ウソニさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! カ…カッコイイ…!!!!!!!!!!!!!!!!」
きゅんっ…!!!!
ツバメオー「い…いや よくよく聞くとすごく問題発言な気がするケド」
-
ジュリー「き…君!!!!!! ちょっと…ひどくない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
女の子をヘッドショットとか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「…いや アレは敵でしょう
こんな壁の上から落ちてきて そこのボクっ子巻き毛貧乳成り上がりを殺そうとした奴だ」
ツバメオー「おい巻き毛貧乳成り上がりってボクかコラ
要点抑えすぎだろお前そのネーミング」
ウソニ「ただでさえ追われ 追い詰められかけてるこの状況…
現れたら敵は即座に倒………………!!?」
ジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジ…
ジュリー「!!? この…耳につく電子音は……電磁超獣の…!!!!!!
姿をかくしてどこかに居るのか!!!!!!!!!!!!!!!!?」
キョロキョロ
ネコ【…いや あの女から音がするミャオ…!!!!!】
ジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジ……
女の子「…むふふふ」
ぐぐぐ
{ヘッドショットされのけ反っていた女電磁超獣はゆっくりと上体を起こす…!!!!!!!!}
女の子「…びっくりしたー!!!!!!!!!!」
ジジジジジ………
ババァン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{なんと!!!! 女電磁超獣の頭の一部が例の砂嵐化していた!!!!!!!!}
ギル「アレは…!!!!!!!!!!?」
ジュリー「…!!? あの砂嵐のようなのは…電磁超獣が現れたり消えたりするときに全身が変わるもののはず
弾丸を受けた場所だけを砂嵐に変えて弾丸をすり抜けたのか!!!!!?
体の一部だけを砂嵐に変えることも出来るのか…!!!!?」
ジジジジジ… ズワワワワワ
女の子「いやいや
これは私だけの特技なんだゾぃ☆
てかー! いきなり頭狙うとか野蛮すぎるんですけど!!!!!!!!!
でもそーゆー容赦ないの嫌いじゃないみょん!」
ギル「あなたも…電磁超獣なのですか……」
女のこ「ざっつらぁ〜〜い☆」
ハウシー「ミキニー
一人も倒していないのか うかつな奴だ」
ザッ…
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
エンカ「来たか…!!!!!!!」
ミキニー「まぁよろしいじゃんユ! とりま挟撃体勢は完成よん!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
-
http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org191385.jpg
-
ハウシー「ふふ まんまとこの場所まで誘導されたな
まぁこうする他なかったのだろうが」
じりりッ…
ギル「ぐゥゥ…!!!!!」
ジュリー(くっ…確かに挟撃…!! この女の子も…ハウシーとかいう電磁超獣と同じくらいの邪悪な力を感じる…!)
ミキニー「なんか大人げないねぇ こんだけの数の人間をこれだけの数で追い込むとか!
人間愛護団体がいたらクレームきちゃうゾ☆」
ハウシー「我々が求めてやまなかった人間だ これくらいはして当然
…人間がいなければ 我々がこの世界に来た意味がない
我々の…我等が主覇道が始まらん…」
ジュリー「…!?」
ミキニー「そっすなー 私もそろそろもっと広いとこで遊びたかったとこだし
この姿もウケがいいって気づいたしー」
ハウシー「というわけなので 捕まれ人間」
ギル「ど…どういう事っスか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズーン!!!!!!!!
ハウシー「総員…配置につけ」
電磁超獣達『ヴォー!』
ツバメオー「やばいヨやばいヨ!! 本格的にやばいヨ!!!」
ウソニ「…これまで…か」
エンカ「…まだでござる!!
拙者達はまだ何もしとらん!!!!!!!!」
ザッ
ギル「エンカさん!!!!!?」
エンカ「この電磁超獣達で…危険なのは 数ではない!!!!
真に危険なのは あの指揮官電磁超獣!!!!!!!!
奴を討てば… 統率は乱れ 陣形の維持もままならんはずだ…!!!!!
あの電磁超獣を落とすのが…拙者達の助かる道だ」
ヤンデル「確かにそうだけど…………あいつ…強い…」
エンカ「確かに強い
だが恐らく拙者と同等レベルだ
拙者が……命を賭して向かえば…倒せるかもしれぬ」
ビラコ「エ…エンカさん…!!!!!!?」
ギル「なにを言ってるんですか!!!!!!?」
エンカ「拙者一人で奴に突っ込む
だが奴の後ろにはあの軍勢がある 倒し切れぬかもしれん
そうなったらギル達が追撃し 倒してくれ!!!!!!!! もちろん後ろの電磁超獣にも気をつけてな」
ウソニ「死ぬ気か…?!」
エンカ「……ハナから死ぬつもりではござらん …“命を賭する覚悟”で行くだけだ
誰かがやらなければならぬのでござる!!!! そして拙者は…騎士!!!!!!!
行かせてくれ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギンッ!!!!!!!!
ギル「エ…エンカ…さん…!」
ネコ【…】
エンカ「答えは聞かん …いざ…参る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「エンカさぁん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「!」
ダダダダダァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「連合騎士団 1番隊隊長補佐 塩化ビニール!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
貴様を…討つッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュオンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「あー!!」
-
エンカ「たあああああぁーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「……そうか 私を狙うか
そうくるか」
ミキニー「ハウシーあぶね〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!!!!!!!」
ウィー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「…勇猛な人間だ
貴様の判断… この場で最も正しい選択だろう
…しかし」
ハウシー「後手だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギンッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
フッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
{エンカの前に巨大な影が現れ…}
??「うり!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズババババァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「ぐあぁぁぁぁーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシャ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{現れた影に切られるエンカ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ビラコ「エンカさぁぁーーーんッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
??「こだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュッ!!!!!!!! {現れた影はエンカにトドメを刺そうと手にした刀を振り下ろす!!!!!!!!!!!!!!!!}
ビュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ「ニャアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガブッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! しゅん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブオォン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! スカッ!!!!!!!!!!!!!!!!
??「…なつ」
{間一髪!!!!!!!! ネコがエンカをくわえて下がった!!!!!}
ミキニー「ありょー!!!!!!! 惜しいねー! クエンさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズンッッ…
クエン「…こな」
-
http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org191397.jpg
-
クエン「こよ」
ハウシー「うむ 良い働きだ クエン」
エンカ「あ…!! あ……!! あ…!」
ブシュウウウ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「エンカさんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「エンカの旦那…!!!!!!!!!」
ビラコ「き…傷が深い… こんな環境じゃ治癒札だけじゃ治療しきれない…!!!!
ツ…ツバメちゃん…! 氷魔法で傷口を凍らせて下さい!!!!!!!!」
ツバメオー「わ…分かったヨ!!!!!!!!!!」
ミキニー「むっはー!!!!!! イイモン見れたー!
騎士と侍ってやっぱり侍が強いんだー!!!!!」
クエン「いだ」
ミキニー「そんな謙遜しなさんなー☆」
ヤンデル(か…会話になってない気が…)
ズーン…
ウソニ「くっ…次から次へと…! なんなんだこいつら…」
ジュリー「…今現れたら電磁超獣も他のしゃべる2体の電磁超獣と同じくらい強い…!
一体だけでも脅威なのに……なんなんだ君達!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハウシー「…フン この山には主に忠誠を尽くす電磁超獣が数え切れぬほどいるが
その中で特に強く 高い知能を持った電磁超獣が4人いる
…まぁ 言うなれば“電磁四天超獣”とでも言うか」
ギル「つ…つまり…あなた達はその4体の中の…3人というわけでありますかッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハウシー「そうだ
…紹介でもしておくか
私は電磁四天超獣が一角!!!!!!!
先鋭鬼 ハウシー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「わー!!!!!!!! おもしろそ!!!!!!!!! 私もやるぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私もその 電磁四天超獣?ってやつの一人でぇー
朧女神 ミキニー!!!!!! だゾぃ☆」
ババンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「そしてそこのそいつが…」
クエン「やり」
ハウシー「…だそうだ」
ツバメオー「いやそいつだけ意味わからん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「あぁ そうか
このクエンはな 効率至上主義者なのだ
無駄な事は極力しゃべりたくないタイプでな
それが行き着いた先が 今のこいつの喋り方だ
分からないか? …こういう話がある 以下はコピペだが↓」
こんちには みさなん おんげき ですか? わしたは げんき です。 この ぶんょしう は いりぎす の ケブンッリジ だがいく の けゅきんう の けっか にんんげ は もじ を にしんき する とき その さしいょ と さいご の もさじえ あいてっれば じばんゅん は めくちちゃゃ でも ちんゃと よめる という けゅきんう に もづいとて わざと もじの じんばゅん を いかれえて あまりす。 どでうす? ちんゃと よゃちめう でしょ? ちんゃと よためら はのんう よしろく
ハウシー「…というわけだ
なので無駄を嫌うクエンはその理論を利用し極限まで言葉を圧縮
“話す言葉の最初と最後しか言わない”のだ
ちなみに今の“やり”は
『やぁやぁ我こそはクエンなり!』という言葉を略したものだ」
ツバメオー「飛躍させすぎだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もはや意味不明だヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ツバメオー「つーか今の話 順番を入れ替えても――っつう話じゃねぇか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
略して最初と最後の言葉だけ言ってももはや意味がわからねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
曲解にもほどがあるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハウシー「だそうだぞ クエン」
クエン「そる」
ハウシー「そうだな
いちゃもんを付ける奴らが悪い」
ツバメオー「なんで通じてんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「ご…ごほぉ!!!!!!!!!!!!!!!! ぐふッ…ごふぅッ…!!!!!!!!」
ギル「エンカさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハウシー「…フフ 苦しそうだな
だが困ったな このままでは死んでしまいそうだ」
クエン「わか」
ハウシー「問題はない むしろ一人くらいあぁなっていた方が奴らにも分かるだろう
我々との力の差…戦力の差が…」
ギル「くっ…!!!!!」
ヤンデル「…ちくしょう…!!!!」
ギリッ…!
ハウシー「だがやはり出来れば死んでほしくはないからな
どうだ? 今…降伏すれば治療してやらんでもないが…
我々とて貴様らをすぐに殺すというわけではない…
今命を失うより いい判断と思わないか…?」
ギル「…くぅ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「…ハァッ…ダ……メで…ござ…る…! や…つら…ハァ…の口車に…乗って…は…!!! …ガフッ…!!!!!」
ギル「…エンカさんッ…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「大丈夫です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! わ…私が…私が治すですからッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
キュアアアアア………
ハウシー「…頑固だな」
クエン「みり」
ミキニー「どっすーのん?」
ハウシー「あの人間は死んでも構わん だが他の人間は捕らえる……力付くでな
一人でも捕らえれば…芋づる式で捕らえられよう…」
クエン「ねだ」
ハウシー「…そうだな…狙うなら…まず
力の弱そうな…やつだ…」
ギロッ…
ビラコ「…!」
ぞくっ…!!!!!
ギル「ッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコさんを…ッ…守るんだアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カアアアアアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
逆にめんどくさいw
-
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ…!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ビラコさんを守るんだァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザザザザザザザ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「み…みんなぁ〜…!!!!!!!!!!」
ミキニー「むっはー!!!!!!! おkおk! つまりそいつが一番弱いのねん!!
まぁ見れば分かるけど〜〜」
ハウシー「守ってみろ
クエン 行ってこい」
クエン「りた」
ザッザッザッ…
ツバメオー「も…もぉーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
くんなくんなくんなアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こんなか弱そうな女の人狙って恥ずかしくないわけ!!!!!!!!!!!!!!!?
そんな侍みたいな格好してそんな情けないことするなヨーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こっち来るなヨ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
クエン「はぃ」
コク…
ツバメオー「え!!!!!!!!? その返事…もしかして分かってくれたの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
どき〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「何を言っているんだ
クエンは『はぁ? 戦いに卑怯もらっきょうもあるものか!
野望のためなら手段は選ばん! ねこ大好きぃ』…と言ったのだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「拒否かヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
紛らわしいヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うわぁ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! くんなぁ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お姉さんに手ェ出すな〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「ツバメちゃん…!」
ハウシー「…あぁもううるさいな
分かった分かった ならばそいつは狙わん
代わりに」
ズォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
クエン「おだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハウシー「その次に弱そうななお前を狙う!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「え」
ゴォオオオオオオオオオオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
クエン「きる」
グアアァッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「いッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ギル「まずいッ ツバメさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バギャアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメ「ぽぎゅあッッ…!!!!」
メキメキメキ…
{顔面に刀の鍔を強烈にたたき付けられたツバメオー}
ヤンデル「ざまぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
じゃなかった! ツバメッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「ツバメちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「ッッ――――…ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズッザアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「クエン そいつを捕らえろ」
クエン「わた」
ザザンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「ツバメ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ
ヒュッ!
ミキニー「行かせないよ! パイチ(乳打)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バミュ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「ぽかば!!!!!!!!」
ジュリー「う…うらやまぁ〜〜〜〜〜〜ッッじゃなかった! 大丈夫か!!!!!
ちくしょ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「丸太アタック!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
メコオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「俺にもパイチしてブッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドガ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「くっ…!!!!!!!!!!!!!
あの電磁超獣が邪魔で援護射撃も出来ないッ」
ビラコ「お願いツバメちゃん にげてェェッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ドオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「そのまま捕らえろクエン! その人間を捕らえたら直ぐに下がれ!」
グォ!!!!!!!!!!!!!!!!
クエン「りい!!!!!!!!!!」
よろ… フラ…
ツバメオー「あ……あ………あ…」
ヤンデル「…ッ! ツバメェ…!!!!」
ミキニー「諦め悪いですねぃ
胸にうずめて窒素させちゃる!」
ザ…
シュインッ!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「ん……!!? んぐぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドスッ!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「…なに? …ワイヤーが飛んできて私のお腹に刺さった?!!!!
不意打ち〜〜〜!? でもこんなん お腹を電素粒子(ジュリーらの言う砂嵐)に変えればいたくもかゆくも…」
ギュルルルルル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「仕込み七星剣『ワイヤーアクション』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{このワイヤーはギルの剣の切っ先から伸びたものだった!!!
ギルはワイヤーが巻き戻る力を利用しミキニーに体当たりを仕掛けた!!!!!!!!!!!!}
ミキニー「うわ!!!!!!!! びっくりだゾィ☆!!!!!!!!!
自分ごと突っ込んで来るとか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
でも弾がでかかろうが小さかろうが私には関係ないゾ☆!!!!!
体を電素粒子にすればお前も華麗にスルー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私の体を突き抜けてアッチへいってらっしゃい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブアアァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「!! ミキニー!!!!!! そいつを避けるな!
実体化したまま受け止めろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「え!? いやもう遅…」
ギル「通り抜けさせてもらってありがとうございます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブアアアアアァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ギルはすごい勢いで砂嵐化したミキニーを突き抜けた!
そのまま勢いでクエンとツバメオーの方に滑り込んで行く!!!!!!!!!!!!!!!!}
ゴオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ツバメさああああああああああああん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミキニー「!!!!!!! し…しまったゾ☆!!!!!!!!!!!!!!!!
あ…あいつの狙いは私の向こうのあの女の子を助けるためだったんだな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
クエンさん!!!! 来てるよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
ギル「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
自分の仲間にこれ以上…手を出すな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チャキィィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
クエン「…なに?!!!!!」
ピタッ…クルッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「……ギ………ギ…ル…」
フラフラ……フラァ…
{気力で意識を保っていたツバメオーはついに気を失い倒れ込んだ!!!!!!!!!!!!!
倒れ込んだその先は…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ゴオオオオオッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{断崖!!!!!!!!!!!!!!!!}
ハウシー「むぅ!!!! しまった あそこに落ちたか!!!!!!!!!!」
ヤンデル「ツ…ツバメ…………!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「いやぁ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズザァアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ツバメッ…さんッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…ど…どけェェーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
クエン「おる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブゥンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガギャアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ぐああああッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
クエン「むむ!!!!!!!!!!!!」
{ギルはクエンの強烈な一降りを受け止め なんとか受け流した!!
そのままツバメオーが落ちた断崖に…飛び出した!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ギル「うおおッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「―――」
ギル「ッツバメ…さんッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガシィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ギルの手がツバメオーに届いた!!
ギルはツバメオーを抱え込んだ!!!!!}
ビラコ「ギル君!!!!!!!!!!!!!!!! ツバメちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュゴオオオオオオオオオオオ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ツバメさんは自分にまかせて下さいッ
みなさんはどうか――生き延びる事を考えてッッ―――――――」
ドッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドガラドガラドガラガラガラガラガラガラアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{全てを言い終わる前にギルの声は途切れ その直後 崖を転がり落ちる音が響いた!!!!!!}
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
-
ジュリー「ぐッ…なんということだッ!!!」
ウソニ「………ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「ギル〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「ツバメちゃんーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオウッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「…ぅあちゃあぁぁー!
メンゴメンゴ! 私のせいかな? ちょっと判断ミスっちったー!!!
ぺねろぺ! じゃないや てへぺろ!!!!!!」
ハウシー「バカめ だからお前はうかつなのだ!!!!!!!!!!」
クエン「いる(いや これは某の責任でもある)
こか(ここは某のハラキリを持って償わせてくれるか)」
ハウシー「いや お前のせいではない
なにも切腹することはないだろう」
ミキニー「そうだよ? こんなんで死んでちゃ生きてらんないユ」
ほじほじ
ハウシー「貴様は腹でも切ってろ
とにかくミキニー お前は責任をとって今落ちて行った2人のあとを追いかけろ
何体がここの電磁超獣を連れていっても構わん」
ミキニー「え〜〜〜〜…めんどいなぁ
まぁ仕方ないからやってあげるゾ☆
いくよー!!!!!!!! 何体かついて来いーーーーーーーーー!!!!!!!!」
ブワアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣達『ヴモオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドタドタドタドタ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「…はぁ また厄介な 私の先見が崩れた
この断崖を転げ落ちたとなると あの2人は生きてはいまい
その下は急勾配の坂になっている上にところどころから固く鋭い岩が突き出ている…
下に着くころにはあの2人はミンチだろう
…貴重な人間だというのに!!!!!!!!!!!!!」
ギリ…!!!!
-
ヤンデル「ギ…ギル…… ツバメ……!!!!!!!!」
ビラコ「…2人共…!」
ウソニ「………くッッ…」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ハウシー「どうした 目に見えて士気が削がれたな
今…女と落ちて行った小男… アレがお前達の指揮官だったか
フッ 同じく指揮官である私を狙い電磁超獣の統率を乱そうとした貴様らが
逆に指揮官を失うとはな …因果応報……身の程を知ったか」
ズオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
エンカ「…………う………ガハ………」
ビラコ「うぅぅぅ…!!」
ハウシー「さて そろそろ捕まるがいい
…抵抗しようと思うなよ
まぁ… 私とクエン…そしてこの数の電磁超獣を前にすれば…抵抗など無駄だと分かるだろうが」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ネコ【…
…調子に乗るニャア…!
我輩の事情で本当は今は戦いたくないが…仕方ない!!!!!!
我慢して相手をしてやるミャア…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ガキャンガキャンガキャン!!!!!!!!
ジュリー「俺も手を貸そう
こんなことに皆を巻き込んだのは俺の責任だ
俺がなんとかあいつらを食い止めるから その隙に皆逃げろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「にゃんこちゃん…! 骨さん…!
ダメですよ…これ以上みんなが傷つくのは…」
ウソニ「…そうだ まだ諦めるな!
全員でこの場から離れるぞ」
ジュリー「どうやって?」
ウソニ「俺に考えがある
…だがこれは危険な方法だ
俺がこの引き金を引いたらすぐに逃げられるよう身構えておいてくれ
…猫 お前はエンカさんを抱えて行ってくれるか」
ネコ【…ワカッタみゃ】
ガシ…
ウソニ「あとは…出来るだけ奴らを引き付けたいが…」
ジュリー「よし 俺にまかせろ!」
ハウシー「どうした 大人しいな
ついに諦めたか」
ジュリー「そ…そうだ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
諦めたぞ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
諦めたので俺の秘密を暴露するぞ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{服を脱ぎ捨て全裸になるジュリー}
ヤンデル「!?」
ジュリー「俺の恥骨を見ろ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こんな奇妙な形をした恥骨は世界広しといえど俺しか居ないぞーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
死ぬ前にみんなにみせてやるぁあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!」
パッカ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{M字開脚観音開きするジュリー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(サービスカット)}
ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
なんてありがたくないwww
-
ジュリー「見ろ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
見てくれーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴオオオオオオオオオオッッ!!!!!!!!
ざわざわざわざわ
ハウシー「………ほう?」
クエン「きる」
ジュリー「どうした!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
見ないのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 勿体ないねェッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺がこんな大胆にご開帳するなんてそーそーないぞォ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「わ……わぁ〜〜〜〜〜〜〜!
す…すげ〜〜〜〜〜〜〜〜…! こ…こうなってるのか〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネコ【こ…これは伝説の…………バンヌ…!?】
ウソニ「すごいなこれ 見なかったら損だぞ〜これ」
ビラコ「医学的見地から見てもこれはかなりレアケースですよ!
天狗の鼻突っ込みたい」
ざわざわざわざわざわざわざわざわ
ハウシー「……………………」
クエン「ちる…」
じりじり…
ハウシー「…おいクエン」
電磁超獣達『ヴオオオオ…!』
じりじりじり
{ちょっとずつ近付く電磁超獣達}
ハウシー「おい貴様ら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ずるいぞ私も見る」
スタスタスタ
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッ…
ジュリー「う…うわあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!! 思った以上に食いついたけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ものすごく恥ずかしいんだけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
むしろ一周まわって気持ちいいんですけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「いいぞ!!!!!!!!!!!!!!!! …来い…! 来い…!」
じりじりじりじりじりじり…
クエン「あと」
ハウシー「ドキドキ」
じりッッ…
ウソニ「今だッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミニマムRPG弾!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダウッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ウソニは高威力破壊弾を…真上に放った!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
-
ウソニ「走れ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
みんな『ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ダダ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「!
…まずい …下がれ! 電磁超獣ども!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュルルルル…ドガァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ウソニの弾が壁の中腹部で爆発!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
壁に亀裂が入り…崩れる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ドガラドガラドガラドガラガラガラガラアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
クエン「なと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドゴガガガガガガガガガガガガガガガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{崩れ落ちた壁の岩塊が電磁超獣達を押し潰した!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
クエン「ちょー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
電磁超獣達『ぴぎゃッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ハウシー「…クエン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…チッ! バカ共め!!!!!! 敵のあんな露骨な罠にかかりおって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
す〜〜ん
ハウシー「…逃げたか…! だが向かったのは更に奥!!!!!!!!!
…逃がしはしないぞ…! 私は追う!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
岩雪崩に巻き込まれなかった電磁超獣の半分は私について来い!
残り半分はその岩の下敷きになってるクエンを掘り起こせ!
他の電磁超獣ならともかく 電磁四天超獣のクエンは死んではいないはずだ!」
電磁超獣達『ヴォー!』
ハウシー「…往生際の悪い奴らよ!
仕方あるまい この私が…直々に手を出そう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ!!!!!!!!!!!!!!!!
-
――――
ダダダダダダダダダダ
ジュリー「はぁはぁはぁ……な…なんとかあの場は逃げられたね!
思い切りのあるいい作戦だ!! 恥骨を張った甲斐があった!」
ウソニ「…だが結果としてもっと奥に逃げるハメになったな…」
ネコ【仕方ないミャ 今は生き延びるのが先決】
ジュリー「そうだね…」
ヤンデル「…ギルと…ツバメは…」
ジュリー「信じよう また会えるさ」
ヤンデル「……あぁ…!」
ビラコ「うぅ……………2人も気になるですけど エンカさんも気になるです
どこか安静出来る場所に寝かしてちゃんと治療したいですけど…!
今は治療札を斬られた場所にペタペタ貼ってとりあえずの止血をしてる程度ですから…」
ウソニ「今はそれを先決だな…」
ヤンデル「…!」
ガササササササッ ガサッ ガサッ
ヤンデル「…来ている…」
ウソニ「ちっ…やはり全員は潰せなかったか」
ヤンデル「…」
ザザ…
ビラコ「ヤ…ヤンデル君!!!!!?」
ヤンデル「…俺が足止めする…
みんな先に行っててくれ…」
ウソニ「なに…!!?」
ジュリー「一人でかい!!!!!? 無茶なッ!!!!」
ヤンデル「いや…やらせてくれ…
俺はまだ……何もしていないッ
エンカさんは騎士として勇敢に立ち向かい…ギルはツバメを助けるために身を投げ出した…
ウソニさんもネコもそれぞれが出来る事をしているのに 俺はここにきて何もしてないんだ…
いや……俺はいつもそうだ…
このチームの中で…俺は何もしていない…
大抵ツバメを殺したがってるくらいだ…!!!!!
そんなんじゃ…居ても居なくても同じじゃないか…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「そんなことないですよ!!!
ヤンデル君はメッコウ村で私の事守ってくれたですし…
あと他にも……………他にも…………なんかいっぱいあると思うです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 多分ですけど…!」
ヤンデル「…そう 俺が出来る事なんて…誰かを守ることだけだ…!!!!!!
みんな 行ってくれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「…ヤンデル君…」
ウソニ「…分かった ならば足止め…まかせよう
だが あくまで足止めだろう 必ず戻って来てくれ」
ヤンデル「もちろん…!」
ウソニ「これは煙幕弾だ 君が逃げ出す時に使ってくれ」
ジュリー「じゃあ…俺からもだ
これは俺の骨だよ
この骨があれば俺本体との共鳴から俺達の居場所が分かるだろう
敵を上手く撒いたらその共鳴を頼りに俺達と合流してくれ!!」
ヤンデル「…ありがとうございます………使わせて貰います」
ビラコ「…ヤンデル君!!!!!!!!!!!!!!!!
…絶対…また…会うですよ…!!!!!!!!
絶対ですよッ」
ヤンデル「……うん!!」
キ…ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
―――
ハウシー「…追え!!!! まだ近くに居る筈だ」
電磁超獣達『キョ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ババババッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バキバキドカァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣達『ぶべきゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ハウシー「!」
ザザンッ
ヤンデル「…」
ハウシー「足止めか
子供が一人で足止めとは頼りな
い」
電磁超獣達『ガォ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ヤンデル「ッ!!!!!!!!」
バキキッ… ガシッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「やぁぁーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブォオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スカカカ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣達『ヒョ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
きら〜〜〜〜〜〜〜〜ん
{ヤンデルは折った木を振り電磁超獣達をかっ飛ばした!}
ハウシー「………下がってろ
私がやろう」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ヤンデル「…!!!!! かかって来いよ…!!!!!!!!!!!」
ガチィンガチィイイイン!!!!!!!!!!!!!!!!
{決戦用グローブ…装備!!!!!!!!!}
ハウシー「…ふふ 貴様…拳で戦うタイプか…
奇遇だな…………私もだ」
スゥ…
ヤンデル「………!!!」
ハウシー「…」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ………
ヤンデル(……隙が…ない…!)
ゴク…!
ハウシー「どうした 怖じけづいたか」
ヤンデル「ッ ハアアアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「…」
すぅ…
ヤンデル「ダリャアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「――」
スウゥー
ヤンデル「!!!!!!」
{ハウシーはヤンデルの力の篭ったパンチを 軽く押し退けるように受け流したッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
-
ヤンデル「ダアアアァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「―――」
ススススススススススススススススススススススーーーッ…!
ヤンデル(……こいつ…! 見た目の割になんて繊細な技を…!
俺のパンチを正確に捌いている…!!!!!!
ハウシー「力の入れ方が甘いな
力はこうして入れるのだ…」
ギッ…
ゾクッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「ッッ…おおおおおおおおおッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブワッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ザリリリリリッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「!」
{ハウシーが攻撃に転じようとしたその時! 悪寒を感じたヤンデルは足元の地面をめくり上げ
土やら石やら枝をハウシーにぶつけた!!!!!!!!!!!!!}
ヤンデル「ハッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビュッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ザギッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「!!」
ブシュシュッ
{刹那怯んだハウシーの隙を突き放った手刀が脇腹の肉を少しだけえぐった!!!!!!!!!}
ザザリッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「…よし!」
ハウシー「なにがよしだ こんなもの大した傷ではない」
ヤンデル(…いいさ…!! 俺には…少しの傷だけで十分…!!!!!!!!
その小さな傷にお前は囚われるんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺の…ペイン・リーディングで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
キッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
―――
ジュリー「…よし 後ろから追っ手の気配がなくなった
眉なしのあの子が十分に敵を足止めしてくれてるんだ」
ビラコ「今のうちにエンカさんを治療したいです
多分そんなに時間かからないですから…」
ウソニ「そうですね 出来るならやっておいた方がいいかもしれない」
ネコ【じゃあこいつそろそろそこらへんに降ろしていいかニャ
肩に髭が当たってキモいんだがミャ】
ビラコ「待って…………どこか平らで清潔な場所がいいです
なんかちょうどいい木とかないですかね…」
キョロキョロ…
ビラコ「……あっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぱあぁ…!!!!!!!
-
貴様!ススス団だな!
-
てて〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「大きくて平らな木があったですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「これはちょうどいいね!
ここにエンカの旦那を乗せようか!」
ネコ「……」
ウソニ「どうした? はやくエンカさんを木の上に」
ネコ【…いや………この木………………】
そわそわ
ジュリー「?」
ビラコ「ちょっと待ってくださいですよ!
今綺麗なシーツを敷くです
よいしょっと…」
よじよじ…
{木の上に乗るビラコ……………と!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
グゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ…
ビラコ「きゃあァッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「ビラコさんッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「なんだ…?!! この…木ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ッッ…
バキバキバキバキバキバキバキバキバキバキバキバキ…
??「ちんォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
――――
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ヤンデル「がッはぁぁぁぁッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザザザザ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「真面目に戦う気があるのか?
さっきからぶつぶつと…」
グググ…
ヤンデル(ペ……ペインリーディングが……効かない…!!!!!)
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ
-
ハウシー「戦いの最中に口を動かすとは 愚の骨頂…
だが…狙いは分かったぞ
お前の言葉は…呪言だ
本来なら些細である事もお前のその呪言によって意識に大きく刷り込み 通常以上の印象を与えるのだ…
つまりお前は今 私のこの脇腹の傷を取り呪言を私に投げかけたのだろう…私がこの傷を意識し 痛みを増幅させるように
…だがな…私には効かん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「…!!!!!」
ハウシー「私は戦いに明け暮れた戦士…
今更傷の痛みの一つや二つ…気にする事はないッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「ッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル(こいつ…体の痛みなんてそもそも気にしていないんだ…!!!!!
そんなやつに俺のペインリーディングなんて聞くはずない…!!!)
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
ハウシー「先程私に土をぶっかけた小細工といい今の呪言といい…
他者の戦闘スタイルに口出しするつもりはなかったが…
貴様の戦い方は…あまりに稚拙!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
所詮雑魚にしか効果のない虚仮よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今まで雑魚しか相手にしなかったのだろう… だが…私は雑魚とは違う!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前のおままごとのような格闘など取るに足らぬわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私と同等に渡り合いたいならばまともな技を鍛えよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「…技…!?」
ハウシー「もっとも…貴様のような腑抜けには一生無理であろうがな…!」
ドクンッ…
ヤンデル「…ナ…ナメるなァーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドウッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ドォンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{衝突して2秒で合体する2人!!!!!!!!}
ハウシー「語弊のある言い方やめろ
向かって来たこいつを2秒で組み伏せただけだ
オス猫がメス猫を蹂躙するようにな…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐぐぐッッッ
{ニュアンス変わらねーじゃねーか!!!!!!!!}
ヤンデル「…くぅぅぅぅッッ…!!!!!!!!」
ギリギリギリ…
ハウシー「貴様は私の技に負けたのだ…
それを心に刻みながら…我らが主の糧となるがいい」
ヤンデル「…ッ」
ハウシー「おい 誰か紐を持ってこい こいつを捕縛する」
電磁超獣「ヴォー!!」
ジジジジ…
キィーーーーーーーーー…ンッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「!!?」
ハウシー「今のは…“あ奴”の電磁念破…
………………ほう? …ふはははは!!!!!!! それはいい!!!!!!!!
おい…よろこべ貴様」
ぐぐ…
ヤンデル「…!!?」
ハウシー「お前が逃がした人間達の一人が…
私の仲間……電磁四天超獣の最後の一人が捕らえたようだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドオォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「なッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ハウシー「あ奴め…やってくれる!!!!!!!
そうか そういえばあ奴は自然に紛れるのが最も得意だったな―――…!!!!!」
ゴゴゴゴゴ…
ヤンデル「そ…そん…なッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
――― 遡ること2分前…
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ビラコ「きゃああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「ビ…ビラコさんーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「ビラコ先生の乗った木が…ひとりでに動き出した!!!!!!!!!!!!!!!!!?
まさかマンドラゴラ――――」
ネコ【否!!!!!!!! 電磁超獣ニャーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
カアアアーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「そ…そんな!!!!? この木が!!!!!!!!!!?
電磁超獣特有の電波も感じなかったのに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
グゴオオオオオオオオオオオオ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガチィンガチィ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{木の表面に枝が生え ビラコの体を拘束したッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…ドオオ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣「ちんぽオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
【電磁四天超獣
ポンチコ木】
ドォンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org193184.jpg
-
また残念すぎるwwww
-
ジュリー「わああああああッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコさんがとても卑猥なカタチの電磁超獣のナカに入っちゃったよぉ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エロ同人みたいに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! エロ同人みたいに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【言ってる場合じゃニャイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
助け出すミャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぬぅぅ…それにしてもこいつッ…】
そわそわ
ポンチコ木「チンチンチンチンンンンンンンンンンンンン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン… ズーン…
ウソニ「どこへ行く!!!!!!!!!!!!!!!! 先生をはなせ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドギュオンドギュオォォーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チュイチュイィーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ポンチコ木「チンコ〜〜〜」
ウソニ「…効いてない!!!!? 木みたいな見た目で…なんて体だ…ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「バ…バキバキだよッ…!!!
バッキバキだよこいつは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バッキだよバッキ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ひょ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【黙れ!!!!!!!!!!!!!!!!】
ズバー!!!!!!!!
ジュリー「スマセンスッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばきゃ〜〜〜!!!!!!
ビラコ「あう…あう…!!!!!!!!」
ガシャガシャ
ウソニ「先生!!!!!! 今助ける!!!!!!!!!!!!!!!!」
チャキ…
ウソニ(だが…どうする!!? こいつには銃弾が通らない…!!!
ならば…火か…!!!? だが捕われたビラコ先生が…!!!!!!!)
ザフッ
ネコ【待つミャオ…奴は我輩の敵ふにゃ…】
キッ…
ウソニ「…戦えないんじゃなかったか?」
ネコ【事情が変わった この怪物が我輩が倒す………むしろ
我輩しか倒せない… …いや…我輩が倒すべき相手ミャ…!】
メラメラメラ… オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙……!
ぞく…
ウソニ「…!!?」
ピクッ…
ポンチコ木「…………………チンコ〜〜〜〜〜〜…
………チンチン…シュッシュッシュッシュッシュッシューーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ふぁさふぁさふぁさふぁさふぁさふぁさ
ウソニ「?! なんだ!?」
-
もああああああああああああ…
ウソニ「なんだ…!? 胞…子…!!?」
ネコ【…………ぶみゃあ…】
ぐら…ドッサーァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「猫ちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ウソニ「猫!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これは…まさかっ…」
ポンチコ木「ちんこちんこちんこちんこちんこちんこちんこちんこ」
ふぁさふぁさふぁささささささぁああああ〜〜〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!!
ウソニ「ど…………く…!!!!!?」
くら…
ジュリー「えッ!!!!!!!!? そんなっ……息を止め……!!!!!!!!!!!!!!!! ……あッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐらぁぁぁぁ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「みんなーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ポンチコ木「チンチンチンチンチンチンチンチンチンチンチンチンチンチン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ケラケラケラケラケラケラ
ズズズ… ズウゥーーーーーーーーー…ン…!!!!!! ズウゥーーーーーーーーー…ンッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ウソニ「―――」
ネコ「―――」
ジュリー「―――」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
―――…
ハウシー「はははは 傑作だな
お前は仲間を手助けするために私に戦いを挑んだのに その仲間達は逃がした先で捕まるとは
お前のやったことはことごとく無駄だったな」
ヤンデル「……あ…!!!! ああああぁ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐぐぐッ… ドカッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「おっと」
ヤンデル「うおあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボフフゥーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「!! また煙幕かッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
もわもわもわもわもわもわもわもわもわ…
スウゥー…
しーん
ハウシー「…逃げたか」
-
電磁超獣「ぶぉるぉおー!!!!!!!!」
ハウシー「良い わざわざ全員で追いかける必要はない
…とりあえず今は一人捕らえればで十分だ
とりあえずここにいる電磁超獣のほぼ全員で人間を捕獲したポンチコ木の護衛に向かえ
あいつはデカいからいい的だからな… まぁもう狙う人間はいないだろうが…
とにかく せっかく捕らえた人間を逃がすわけにいかないからな 分かったら行け!!!!!」
電磁超獣達『ヴラジャアァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「残った数体は今の人間を探せ
あと ポンチコ木がノックアウトした人間達もだ
ポンチコ木が発した電波のあとを辿っていけばすぐに見つかるだろう」
電磁超獣達『オゲェー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
シュバ!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「…さて 私はクエンの様子を見てくるか
それと…崖に落ちた方の人間を追いかけたミキニーに状況を聞かねばな…」
ゴゴゴゴゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
ハウシー「………くくく…それにしてもついに人間が…!
…来るぞ…叶うぞ…我らが覇道が…!!!!」
ニイイイイイイイイイイイイイイイイイイ
―――
ザザザザザザザザザザザザザザザザザザ
ヤンデル「はぁ……はぁ……はぁ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こっち…! か…!!?」
キョロキョロ
ヤンデル「!!!!!」
ドォン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ヤンデルは倒れてるウソニ達を見つけた!!!}
ヤンデル「み…みんな!!!!!!!!!
…! ビラコさんがいない…! …連れ去られたのは…ビラコさんか…!!!!!!!
そ…それよりまず みんなは生きてるのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ウソニさん…!!!!? ジュリーさん…!!!!!!? ネコーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ごそごそ
ジュリー「む…むにゃあ……もう食べられないよ………(おっぱいを)」
ゼットゼットゼットゼット
ウソニ「もみーのぉぉぉぉぉぉ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゼットゼットゼットゼット
ネコ「オオカミ絶滅しろ……ぶにゃ」
ヤンデル「ね…眠ってるだけか…よかった…」
-
ジジジジ…
ヤンデル「…!!! 電波…!!!!!!!!」
バッ
ガササ… ガササ… ヴォー ガルルル…
ヤンデル「…! まだ遠くだけど…きてる…!!!!!!!!
ま…まずい…!!!!!!! みんな起きてくれッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「俺を尻に敷いてぇぇ…!!!!!
…リアルで!!!!! リアルで!!!!!!!!」
むにゃら〜〜
ウソニ「もみーの…………うーん…もみもみもみーの…」
ネコ「ネコ科最強むにゃ…イヌ科はチンカスむにゃあ…」
ヤンデル「起きてくれってッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…くそ…!! ダメだ…!!!!!!!!!
…戦うしか…ないのか…!!!!!!!!!!!!!
俺はもう…体も心もボロボロなのに…!!!!」
ザ…
ガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサ…
ヤンデル「…!!!!!!!!」
{近づく音…構えるヤンデル!!!!! …と!!?}
ヒュッ… コツンッ!
{反対側からヤンデルに小石が投げつけられた}
ヤンデル「!!?」
くるっ!!!!!!!!!!!!!!!!
??「…おい…!! こっちこっち…!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「…誰だッ!!! 電磁超獣か…!!!!!!?
もしそうならこの手で…」
??「で…電磁超獣?!!!! 奴らの事か!!!!!!!?
ち…違うZE!!!!! 俺は…人間だYOッ!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「人間!!!? バカな…何故こんなところに人間が…!!!!!!?
信用出来ないな…!!!!!!!! 俺を騙そうというなら……許さないぞ…」
??「ち…ちがうってばYO!!!!!!!!」
ヤンデル「だったら姿を見せろ」
??「う…うたぐり深ェNA
まぁいいけどNa」
ガサッ!!!!!!!!
ヤンデル「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{草村から飛び出した影!!!!!!!!
それは…まさしく人間だった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
“イケメン”の人間だった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「ほ…本当に…人間だと…!!!? どういう事だ…! こんな場所で…!!!!?」
??「詳しい事は後だZE!
それより奴らが来る! 俺もこいつらを運ぶのを手伝うから とにかく今は俺について来いYO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣から身を隠す場所に連れていってやるからNA!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル(…………!?)
-
―――
ハウシー「む」
クエン「ああ」
ハウシー「無事だったか」
クエン「まな」
クエン「そな」
ハウシー「ん? 聞いたか?
そうだ 念願の人間を捕まえた 捕まえたのはポンチコ木だが」
クエン「さ木…
ぜか?」
ハウシー「いや とりあえず人間の女一人だ…
だが…それで事足りる…」
クエン「どだ?」
ハウシー「人間とは愚かな生き物なのだ…
そこを突けば……あっという間に私の思惑通りだ…
だから今は…一人で十分なのだ」
クエン「そか
そな
むさ」
ハウシー「ふふ…まかせろ…
それよりミキニーからなにか電波は届いたか?
そこから落ちた人間を追わせてもう大分経つぞ
ただの遺体を探す作業にどれだけ時間をかけてるのだ あ奴は」
クエン「ミな」
ハウシー「…フン…違いない
まぁいい 遺体探しはあ奴にまかせよう
我々は拠点のへ戻ろう… あそこにポンチコ木が戻れば…
“儀式”が始まる…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
クエン「ぎき…」
ハウシー「さぁクエン…戻るぞ…!
我らが主…ギャンジャンレバニィ様の下へッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
クエン「くた」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
-
――― 一方そこのろ…
サラサラサラサラ… ザ〜〜〜〜〜〜〜〜…
ツバメオー「……………ん…」
ピチャピチャピチャピチャ…
ツバメオー「ちべた…………ん…? ここは………?
ボクはたしか………ん…? 体がおもい………
…!!!!!!!」
ババンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぼい〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「―――」
{ツバメオーの体の上にギルが覆いかぶさっていた!}
ツバメオー「なにしてんだてめー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドガァ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドッサァ〜〜〜〜!!!!!!!!!
ギル「―――」
ツバメオー「あれ…? ギル?
えっと…確かボクは崖から落ちて…
…………そうか…! ギルはボクを助けるために……
…でも……こんな所まで落ちて生きてたなんて…奇跡だヨ…
……いや…!!!! もしかして…ボク達が助かったのは…
ボクのパイオツのおかげかーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ボイ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「きっとそうだヨ!!!! 多分ボクは胸から地面に落ちて パイオツがクッションになって衝撃を和らげたんだ!!!!!!!
その勢いでひっくり返って倒れて……その上に…この胸にギルが落ちてきてギルも助かったんだ!!!!!!!!!!!!!!
こんな感じで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
http://download4.getuploader.com/g/sousaku_2/957/150602_002928.jpg
ツバメオー「すごい…!!!!! やっぱり巨乳ってすごい…!!!!!!!!!!!!!!!!
巨乳万歳!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 巨乳万歳!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{実際に存在する}
イギリスの世界山協会が発表した情報によると
3000m以上の山から落ち助かった人々の中で『パイオツがクッションになって助かった』という例は世界各地で何例も報告されているという
実際 パイオツの衝撃吸収は凄まじく その吸収能力は高い所から落とした卵を受け止めるシートみたいなアレよりヤバいらしい
そのため 世界山協会は声を大きくしてでハイカー達に“豊胸手術”を推奨しており
実際に豊胸するハイカー達も増えているようだ
イギリス世界山協会は これからも山の安全のため 豊胸手術を広める宣伝を展開し
その一貫として“ハイキング”という言葉を“パイキング”にしようと国会で協議している
ちなみに筆者も昨日豊胸手術しZZ(ダブルゼータ)カップにしたのだが
少し重いのを除けば クッションに最適で 自分で揉めるのでとても重宝している
皆さんも良かったら是非とも豊胸手術を!!!!!!!!!!!!!!!!
ちなみに山で助かった人々の 助かった理由の割合はこんなところだそうだ↓
http://download4.getuploader.com/g/sousaku_2/958/wwwdotuporg347103.jpg
-
民明書房www
-
ツバメオー「やっぱり巨乳のもんだヨ
こうなったら世の貧乳連中が哀れに感じるね ぷくく
……って そんなことより…」
ギル「―――」
ち〜〜〜ん…
ツバメオー「ギル!!!!!!!! 起きろヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
ボクのパイオツに落ちたんだから死んでないだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゲシゲシゲシ
ギル「ぐふぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
う…うむむ………ツ…ツバメさん…?
…はッ!!!! ツバメさんッッ! 無事でしたか〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガッシィ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギュム〜〜〜〜!!!!!!!!
ツバメオー「ほっふぅぅー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
離せバカヤロ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドッゴアアアアア〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ぎぶれっと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシュ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
ばちゃ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「…ふぅ…お前隙あらば抱き着こうとするよね」
ギル「無事で良かった!!!!!!!! ってつべたッ!!!!!!!!!!!!!!!! つべたッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パチャパチャ
ツバメオー「どうもボク達が落ちたのは川みたい…
結構落ちたっぽいヨ …ったく あの骨の人ここはまだ丘程度だとか言ってたのに普通に山じゃん」
ギル「ま…まぁここはまだ調査が進んでなかった場所らしいですから………って!!!!!
ヤンデルさん達は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
皆さんはまだ電磁超獣に囲まれているはず!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
助けにいかなければッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばしゃばしゃ
ザバーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ぷばばー!!!!!!!!!!!!!!!! 深ァ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
た…たしけて〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!! 自分は泳げないのであります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バシャバシャ
ツバメオー「かーッ!!! ベタなキャラしやがって…」
ばしゃしゃ…
くいっ…
ツバメオー「…捕まれヨ…
パイオツに……ヨ…!」
ドドンッッ…
ドキィ〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「え!!!!!!!!? いいんすかソレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
そして
ギル「た…助かった…
い…いやぁしかし…」
ぷっかぁ〜〜
ギル「まさか胸が浮輪代わりになるとは…」
ツバメオー「これだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これが巨パイオツの力ヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あがめろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボクのパイオツをあがめろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カァ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「は…はは〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
巨乳万歳〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル(貧乳至上主義だったツバメさんがすっかり絶対パイオツ王制になってしまった…!!!!
今のツバメさんは…パイオツに精神を侵されてるんだッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ゴクッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「で…どうする? とりあえずこのまま向こう岸渡る?
ツバちゃん大サービスしちゃってこのまま渡らせちゃうヨ!」
ギル「あ…そ…そうしましょうかねぇ…
とりあえず岸に着いて それから山を登って…」
ミキニー「ひゃっほぉ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズガガガガガガガ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣「ぐぎゃぶぁあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「とうちゃッくぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばしゃあああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「あ!!!! あいつ…!!!!!!!!」
{ミキニーは部下の電磁超獣に乗って山を滑走してきた!
ソリに使われた電磁超獣はミンチになった!}
ミキニー「ありゃりゃ? もうダメになっちゃったかね?
だらし無いZOY☆
仕方ないなぁ 兵隊減っちゃったけど
みんなで手分けして落ちた人間を探すちゃうZO☆☆」
ギル「ッ…!!!!!! どうやら我々を探しているようですね…!!!!!!!!!!」
ツバメオー「ど…どうする…!?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
-
ミキニー「どこかなどこかな人間どこかな?☆
近くにいるはずだよ この斜面を落ちてったわけだから 多分死んでると思うけど!
…ん〜〜 川下に流れてっちゃったかな? ちょっと下ってみちゃうZO☆」
パシャパシャ
ギル「ま…まずいまずいまずい!!!! 来る…!!!! 来ます…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「や…やり過ごさなきゃ!!!!!!!!!
こんなところで戦えないヨ!!!! はやく向こう岸に渡ろ!!!!!!!!」
ギル「だ…ダメです!!!!! 自分…浮輪があってもバタ足しか出来ません…!
バタ足なんてしたら電磁超獣に見つかります…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「じゃあどこに逃げるんだヨぉ〜〜〜〜ッ!!!!!!!!」
ギル「逃げる場所…逃げる場所…………そ…そうだ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぴーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
ミキニー「るーるるるる! どこどこどっこだぁ〜!
出ておいで〜〜〜〜! それとも死んでるぅ?
死んでたらぁー! 『死んでるー!』って返事しちゃってしちゃって〜〜〜!!!!!!!!!!!
むふふふ!!!!!!!! 無理かー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ねぇみんな! いるー!!!!? いたー!!!!!!?」
電磁超獣達『イヴァイ』
ふるふる
ミキニー「ん〜〜〜」
ばしゃばしゃ
{ミキニー達は先程ギル達が居た場所まで下ってきた!!!!!!
…が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?}
しーん…
ミキニー「いないねー…」
{いない!!!!!!!!!!!!!!!!?
摩訶不思議!!!!! 空間転移か超スピードか!!!!!! 消えた2人!!!!!!!!!!!!!!!!
否!!!!!!!! 2人はそこに居た!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「―――…!!!!!!」
ブクブクブクブクブクブク
ツバメオー「―――ッ…!!!!」
{“みずのなかにいる”ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ば〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー(み…水の中とは考えたね…
ここ結構深いし 水底に張り付いてれば見えないかも…!
底にわかめだか藻だかみたいな長い草もあるから掴んでられるし)
ギル(あ…あの電磁超獣達がこの場から去るまでこうしてましょう…!!!!!
問題は息が続くかですが…!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ツバメオー(それ大問題だヨ…!! すでにもう苦しい…!!!!!!!!!)
ぷくぷく…
-
ミキニー「いないねェ…もっと下かな」
ツバメオー(よしっ!!!!!!!!!!! あっち行けぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ぶくぶく〜〜〜!!!!!!!
ミキニー「…でもここちょうどいい水深だ〜! …もっと下る前に“アレ”やってこうかな」
ギル(あ…あれ!!!!?)
ツバメオー(な…なんだヨもォォ〜〜〜〜〜っっっ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さっさと行けヨぉ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ブブォ!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
ぷか〜〜
ミキニー「―――」
{広げた両腕と頭だけを水面に出してるミキニー}
し〜〜〜〜〜〜ん
電磁超獣達『…?』
ミキニー「ナニやってんの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! お前達もやるんだよぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビクーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣達『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
バシャバシャバシャバシャ!!!!!!!!!!!!!!!!
プカカ〜〜〜〜
{ミキニーと同じ格好をとる電磁超獣達}
ミキニー「Ok…………
総員整列!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 背水の陣をとるがよい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣達『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ミキニー「やる気あんのかオメーら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バシャ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣達『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ズ〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「せっかく私が念願の『バルチック艦隊ごっこ』に洒落込もうってのによぉ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ノリ悪いよお前達ぃ!!!!!!!!!!!!!!!! しっかりしてくれる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
シャーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ドキドキ
電磁超獣「ヴ…ヴヴァヴァ?」
ミキニー「は…? 『バルチックかんたいって何?』だって…?
バカー!!!!!!!! そんなのあんた…
“バルザックの乳首感度高い!!”だよ!!!!!!!!!!!!!!!!
常識だよ常識こんなもんはさぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
艦隊は“感度高い”の隠語なの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
“感度高いこれくしょん”だよ“感度高いこれくしょん”!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
分かっとけよ!!!!!!!! テストに出るよこれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばっしゃああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
2人(はやく向こう行け〜〜〜〜〜!!!!!!!!)
ぶくぶくぶくぶくぶくぶくぶくぶく
-
感度高いこれくしょんwwwwwwwwwwwwww
-
――― そして
ミキニー「おいっちにーおいっちにー!!!!!!!!!!!!! はい皆私について来て〜!!!!! おいっちにーおいっちにー!!!!!!!!!!!!!!!!
体を前後に揺らして水流で乳首を擦るんだZO☆ミ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
じきに乳首が気持ち良くなると思うから!!!!!!!!!!!!!!!! そうなったらバルチックの基礎が出来上がるぞ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!」
電磁超獣達『ヴォ〜〜〜!!!!!!!!!!』
ツバメオー(ま…まず…!!!!!! もぉ…!!!!!!!! 息がぁぁぁ…ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ギル(い…意識が…!!!!!!!!!!!!!!!! お…溺れ…ぶぼぉ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ミキニー「さぁ! とりま気持ち良くなったら陣形取る練習ね! 広がって広がって〜!!!!!!!!」
電磁超獣達『ヴァー』
バシャバシャ{電磁超獣達は川いっぱいに広がり始めた…}
電磁超獣「バル〜〜〜」
バッシャ バッシャ バッシャ
ツバメオー(ッ!!!!!!!! ギ…ギル!!!!!!!!!!!!! なんか来たヨ!!!!!!!!!!!!!!!! 電磁超獣が近くまで来てるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ギル(ん…んなぁぁぁぁぁッッ…!!!!!!!!!!!!!!! も…もう息も続かないというのにィィィ〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!!!!!! ま…ま…ず…!!!)
電磁超獣「ヴル〜〜〜…」バッシャ… ピタ…
{電磁超獣はギル達の寸前で停止した!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ギル(と…止まった…! し…しかしもう…息………うぐッッ…!!!!!!!!)ブクク
ツバメオー(ボクもッ………ぶあぁ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)ブブァアアアアア〜〜〜〜!!!!!!
ブクブクブクブクブクブクブクブク{水面でギル達が吐き出した息が弾ける!!!}
ミキニー「…何!!? その…泡?」
電磁超獣「ヴルァ?」
ギル(しまッッッ……)
電磁超獣「ア」
ブブブ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブクブクブクッ… ブブッ!!!!!!!! ブブォ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣「ヴォっ////」
カァ〜〜〜…////
ミキニー「ちょwwwwwおならかよwwwwwwwwwwキッタネwwwwwwwwww」
――― 水中
ブクブクブクブクブクブクブクブクブク…ブブブォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
ぷ〜〜〜〜〜〜〜〜ん
ツバメオー(こ…こぺぇ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! こ…この電磁超獣 ボク達の顔の前で屁しやがった〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ブゥーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル(し…しかしチャンスです!!!!!!!! このオナラの泡を吸えば………酸素を供給出来る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー(それマジ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?)
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!
-
電磁超獣「ア〜〜〜〜〜…」
ブブブブ…ブリブリブブブ〜〜〜〜〜〜〜〜
ボブブブブ〜〜〜〜〜
ミキニー「お前どんだけ出るんだよwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
―――
ツバメオー(お前この泡吸おうとか正気の沙汰じゃねーだろこれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
酸素を得ると同時に色んなもん失いそうだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
むしろ意識なくなるよ場合(臭い)によっては!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
プラマイマイだよこれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! マイマイ確定だろやめとけ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ギル(し…しかし我々がこの先生きのこるにはこれしかないのです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それにもしかしたら…無臭かも!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ツバメオー(絶対臭いよ!!!! 心なし濁ってるもん!!!!!! 腸内で腐りに腐った臭い屁で間違いないヨ絶対こんなん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ブクブク
ギル(い…いやイケる…!!!! イケ…)
すぃ〜〜〜〜…
ぷっか〜〜〜〜…
{目の前を何かが横切った!}
ギル「…」
ツバメオー(今の黒いものは………
………実だコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こいつついに実まで射出しだしたヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ブブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
電磁超獣「…Ah〜〜〜…」
ミキニー「なんで恍惚な顔してんの」
―――
ブブ〜〜〜〜〜 ブクブク… ブリッ!!!!!!!!
ぷっか〜〜〜〜〜〜〜〜…
ツバメオー(とめどねぇなコイツ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
屁とともにウンコの弾幕出しまくってんじゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
弾幕が“発狂タイム”入っちゃってるよ“発狂タイム”!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これ更に屁を吸う難度が上がってんじゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
つーかこの屁ウンコの前兆的な屁だったのかヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それ絶対くせぇヨ!!!!!!!! 無臭の可能性確実に0だヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
やめるも地獄 進むも地獄の完全に“詰み”の状態だヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どうすんだこれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ギル(…!!!!!
………ここで…吸わねば…死ぬのです…!!
ここまで来て…退くわけには…いかない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
自分は行く!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
腐った魚の腸レベルの匂いならギリギリ我慢出来るはずです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そいやっさぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー(行った〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ぞ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル(南無三!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
電磁超獣「ア…………ァ………」
ブルルッ…ブバッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!{一際大きな屁! 巨大な泡が出た!!!!!!!!!}
ギル(今だああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
バアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドプッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!{ついに泡に頭を突っ込んだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ギル「…!!!!! ……ッ…………すうぅぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜………ッ
ッッふががァーーー!!!!!!!!!!! ぽぉぉぎぇえええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブッシャ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー(逝った〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ブブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「あばああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー(ま…まずい!!!!!!!!!!!!!!!! 発狂して水面に飛び出しちゃう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
―――
ブクククク…
ミキニー「ん?」
ザッパアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「が…がぱあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミキニー「!!!!!?」
フラァ…フラァ…
ギル「が…がば……ゼハァー…ゼハァー……がぱぱ…がぱ……ァア…」
ぬ〜〜〜〜ん…
ミキニー「にゃ…にゃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 河童だ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
尻子玉抜かれるぅ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣達『ヒヒ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ダダダダー!!!!!!!!!!!!!!!!
{電磁超獣達は逃げ出した!!!!!!!!}
ふらふら…
ギル「……?」
{ギルの全身には 水底で暴れた際にひっついた藻が纏わり付き まるで毛むくじゃらの怪物のようになっていた!
それにビビった電磁超獣達は逃げ出したのだ!!!!!}
ど〜〜〜〜ん!!!!!!!
ザパァ…
ツバメオー「ナイス発狂」
グッ!
-
ゴオオオオオオオオオオオ…
しーん…
ギル「…え?」
ツバメオー「よくやったヨ ギル!!!!!!!! お前のおかげで電磁超獣達は逃げたヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
これで安心だヨ!」
ギル「は…はぁ
えっと…自分は一体何があったんですっけ?
え〜〜…確か水の中で息が苦しくなって…泡………はわぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビクンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「?!」
ギル「こ…これ以上思いだそうとすると…か…体が震えて…!!!!!
ひ…ひいいいいいいいいいいいい…!!!!!!!!!!!」
ブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブル
ぞわわわわわわわ…
ツバメオー「鳥肌すご!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 思い出さなくていいヨもう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「そ…そうします
なんかよく分かりませんが電磁超獣はいなくなったのでよしとしましょう……
さて…これからですが」
ツバメオー「戻るの?」
ギル「えぇ …ですがその前に
この状況をRPG村に知らせるべきかと…」
ツバメオー「うん? そりゃあまぁその方がいいけど…
山から出られないんじゃん」
ギル「これは自分の予想なのですが
今我々が居るこの川を下っていけば山を抜けれるのではないでしょうか」
ツバメオー「!!!!!!
……確かに ここを進んでいけば確実だけど…でも」
ギル「えぇ 我々だけ山から抜け出すわけにはいきません
まずは皆さんを助けに戻り合流するのが先決であります
…しかし やはり外部にこのことは伝えておきたいであります」
ツバメオー「どうやってさ」
ギル「ツバメさん RPG村に 水が流れてる場所はありましたか?」
ツバメオー「水〜〜〜〜? 水路とか?
んーーーーー………あー あった気がするヨ
村の大通りの所 左右を道に挟まれたその間にちょっと大きな川が……… ……ッ!
…川!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「そうであります!!!!!!!!!
我々が今立っているこの川の先にはRPG村がある可能性が高いであります
つまりここから“物”を流せば… それがいつしかRPG村に届くというすんぽーです」
ツバメオー「つ…つまりここからSOSの手紙みたいのを書いてそれを流すってこと!!!!!!!!!!!?
それ…いいかも…!!!!!!!!!!!!!!!
流した手紙を誰かが取って読んでくれれば…! ボク達が山を下りなくても今の状況を伝えられるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「えぇ
そういうわけで手紙を用意したんですが」
スッ
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「はえぇな!!!!!!!! 用意いいじゃん!!!!!!!!
なんて書いたの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ペラ…
【ヤバデス大統領!!!! ヤバデス大統領!!!!】
ズ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「意味わかんね〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!
-
ツバメオー「おいこれ助けを求める気あんのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まず意味がわからねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「そ そうすか?
単純にピンチを表す『ヤバイ』と
死を意味する『デス』
それから国の最高責任者である『大統領』を足すことで最高峰のヤバ度を表してる傑作の造語だと思ったのですが…」
ツバメオー「伝わらねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! それ伝わらねーから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前の脳内でしか理解できねー暗号を手紙にするんじゃねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
傑作じゃなくてケッタイだヨ馬鹿!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「て…手厳しいですねぇ
まぁそれは置いといて……手紙を流す方法なのですが」
ツバメオー「そんなんペットボトルにでも入れて流せばいいんじゃない?」
ギル「ベターな方法はそうですが 考えて見てください
川にペットボトルが流れていたらわざわざ拾って見ようと思いますか?」
ツバメオー「う………………い…いやー…」
ギル「でしょう? SOSという緊急文書を流す以上…それを拾って見てもらわなければなんの意味もありません
人の目に入らないペットボトルに入れてちゃダメなのでありますよ」
ツバメオー「じゃあ…他に何か良いものがあるっての?」
ギル「そこでツバメさんに協力してもらいたいのです」
ツバメオー「?」
――――
ピキピキ… パキパキパキパキ…
ぷか〜〜〜〜
{巨大な氷の塊が川に浮いていた}
ツバメオー「こんなんでいいの?」
ギル「十分です!
この氷にはSOSの手紙が埋め込まれています
これだけ大きければ目立つでしょう!
しかしこれすぐに溶ける…なんてことはありませんよね?」
ツバメオー「ないヨ 魔力でできた氷だから普通の氷とは違うから」
ギル「それなら良かったです
しかし万が一でも気づかれずスルーされる危険性もあります
もっと目立たせるために…」
スッ…
ギル「常備していたかき氷のシロップ(いちご)で着色しておきましょう
こんな真っ赤なら確実に気づくでしょう」
ツバメオー(おいしそう)
ギル「さて…それでは流します
途中で引っ掛かったり…村以外のルートに流れない事を祈って…!!!!!」
グイッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ……
プカブカ… ザザ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜………
{氷は流れていった}
ギル「これでOK」
ツバメオー「手紙の内容はなおしたの?」
ギル「もちろん
ヤバデス大統領です」
ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「こだわるねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!
-
ギル「すべきことはしました
出発しましょうか」
ツバメオー「そうだね でもまさかこの斜面を登って戻る気じゃないよね」
ギル「う…
やっぱり現実的じゃないですかね…」
ツバメオー「当たり前だヨ 今度はもう死んじゃうかもだヨ」
ギル「急がば回れ…ですか
安全な道を進みましょう …とはいえ 道が分からないので元の場所に戻れるか分かりませんが…」
ツバメオー「大丈夫だヨ
道に迷ったらとりあえず右曲がれってバアちゃんが言ってた」
ギル「それ同じ道に戻るパターンのやつですよね」
ザッザッザッザッザッザッザッ…
ピチャピチャピチャピチャ…
ゴオオオオオオオオオオオ………
―――
ジャリ… ザッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ババンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「ミキニーちゃん帰還!!!!!!
さっきは唐突な河童にビビり入っちゃったけど 対策さえすれば河童なんて怖くないZO☆
とりま尻子玉が取られてもいいように替えの尻子玉を持ってきたZOY!」
でろ〜〜〜〜〜〜ん…
{ア○ルビーズじゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
どん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣達『バオ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ぷら〜〜〜〜〜ん
{ミキニー以外の電磁超獣達は既に装備済みだった!!}
ゴウッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「むっはー!!!!!!!! 準備にゃん!!!!!!!!!!!!!!!!
いつでも来いや河童ァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しーん…
ミキニー「ん〜〜〜〜〜…? いない
とこ行った河童〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
頭の皿をひっぺがしてフリマで500円で売っちゃる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
キョロキョロキョロ
ミキニー「……ム〜〜〜〜〜
いないなぁ …………ムムっ?」ピクンッ
-
○ 準備完了にゃん
-
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ミキニー「ン〜?」
電磁超獣「ガル?」
ミキニー「これ…なんだと思う?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
電磁超獣「オウ?」
ミキニー「こっちの岸の地面…濡れてるよね…
まるで川から何かがはい上がったようじゃない?
そしてそれが山道に向かっている……これを意味するものは………」
ゴゴゴゴゴゴゴ…
電磁超獣「??」
ミキニー「河童の住家は山にある!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣達『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ミキニー「漫画で見たことある…! 河童には山に住む種類も居ると…!!!!!!
つまり私たちが見た河童は川の河童であり山の河童でもあるハイブリット…!!!!
ニュータイプ河童!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
すげぇ…! そんなの…ヨーカイザーでも見たことねぇや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣達『ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ミキニー「ッッッ…! そうと分かったらこうしちゃいられないZO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
妖怪ハンターミキニーとして…
ミキ岡ニロシー、探検隊として…
逃すわけにはいかない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣達『ヴォ ヴォウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ミキニー「こっちは準備もしてきたんだ…!!!!!!!!!!!!!!!!
スペアの尻子玉さえあれば怖いものなんてないんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前達ぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スペア尻子玉の装着を今一度確認してよん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
電磁超獣達『わふぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ジャラジャジャラ ぐいぐいぐいぐい
ビクビックビク〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣達『お…おォふゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ゾクゾクゾクー!!!!!!!!
ミキニー「感じんな〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!
お前ら高い高い!!!!!!!! 感度高いよ!!!!!!!!!!!!!!!!
感これすぎんよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞーん!!!!!!!!
-
―――
ザッザッザッ…
ツバメオー「は…はひぃ〜〜〜…はひぃ〜〜〜…」
ギル「大丈夫スか?」
ツバメオー「…はぁ〜〜〜……お…重い…
や…やっぱりこういうトコ歩くのにデカパイオツは邪魔だヨ…」
ギル「そ…そうっスか 難儀なもんですね」
ツバメオー「で…でもこれのおかげで助かったんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そこんとこ分かっとけヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ギル「わ…分かってますよハイ」
ツバメオー「……はぁ それにしてもかなり落ちてたんだね」
ギル「えぇ…そのようでありますね 本当に生きてたのが奇跡………あ…あぁいや パイオツのおかげでしたね」
ツバメオー「うん
…………でも 分かってるヨ 本当はパイオツのおかげだけで助かったわけじゃないって…」
ギル「?」
ツバメオー「落ちてる時にギルが庇ってくれたからだヨ
そうじゃなきゃ途中でズルムケになって死んでるもん…」
ギル「そうですかね…」
ツバメオー「…えーっと…
…ありがとう 助けてくれて」
ギル「い…いやぁ 当然の事ですよ」
ツバメオー「はぁ…すごいねー…ギルはさ
前からそうだったけど…散々酷い事したボクを助けるなんてさ
もしかしてMとか?」
ギル「ひ…否定はしませんが… そういうわけじゃないですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
わたわた
ツバメオー「否定しないんだ…」
ずず〜〜ん…
ギル「勝手に体が動くんですよ
完全に無意識です 助けたいから助けてるんだと思います
昔から困ってる人はほっとけないんで…」
ツバメオー「だろうね…」
ギル「それだけに…自分が魔反会に2年従事し魔法使いの方々に行った仕打ち…思い出すだけで後悔しかありません
以前の ツバメさんの自分に対する態度は何も間違ってませんよ」
ツバメオー「なんで魔反会に入ってたんだっけ?」
ギル「所謂就職氷河期というやつで…」
ツバメオー「生々しい理由だなオイ」
ギル「歌って戦えるアイドル歌手を夢見ていた自分は…その夢に破れ 人並みの仕事を探していたのです…」
ツバメオー「アイドル目指してたん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
つーかアイドルが戦う必要ねーだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 踊れヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「あの時期はハローワークで仕事を探す日々でした…
しかし自分は中卒で 持ってる資格も通信教育で取った『人殺し専門軍人免許』しかなく まともな職が見つからなかったのであります…」
ツバメオー「なんだヨその資格!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まずなんでその資格を取ろうと思った!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブー!!!!!!!!
ギル「その末にやっと見つかった仕事が
『魔反会の全軍統括班の兵』か『アナ男優』の二択だったのです…
…………選ぶ道は…『魔反会』しかなかった…」
ツバメオー「ひどい二択だな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そりゃ魔反会選ぶヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞ〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ギル「というわけで自分は魔反会に入る事になりました
あの当時 自分の魔反会に対するイメージは 彼等の表向きに謡っている『慈善団体』という虚像を信じていました
実際入ってしばらくは主にそういう活動に従事していました
しかし徐々に…徐々に仕事の内容が…魔反会の本性を見せてきたのです
しかしその時 自分はそれに気づかなかった …気づけなかった」
ツバメオー「知らない間にマインドコントロールされてたんかな」
ギル「…恐らくそれに近い事をされたのだと思います
もしかしたら自分は今もそのマインドコントロールの中にあったかもしれない
しかし…あの方がそれを解いてくれた」
ツバメオー「あの方?」
ギル「全軍統括班の班長アラプマ様………自分の直属の上司となる方であります
アラプマ様が闇に沈みつつあった自分の目を覚ましてくださったのであります」
ツバメオー「え
魔反会の班長って…幹部でしょ?
なんでそんなのがマインドコントロールを解くのさ?」
ギル「アラプマ様は武人で真っすぐな方でしたから…
マインドコントロールというのにあまり納得していなかったのかもしれませんね」
ツバメオー「武人で真っすぐ…? 魔反会なのに?」
ギル「アラプマ様が全軍統括班の班長に選ばれたのは…世襲だそうです
魔反会の幹部の中には 魔反会設立に関わった人物の子や孫となる方々が代々役職引き継いでいるそうです
全軍統括班もその一つで…
それから施設班や特殊研究班 発掘班…それから理事の中の数人もそういう方々だとか…」
ツバメオー「ふぅん……随分と内輪でやってる組織だったんだね」
ギル「アラプマ様もそういった理由で全軍統括班の班長なのですが…
心までは魔反会の思想に染まっていなかったのであります
自分との会話の中でも…度々『今の魔反会のやり方は間違ってるのでは』と悩んでおられました
本当は…本当はあんなところに居るべき方ではないのです」
ツバメオー「ふぅん…ギルがそこまで言うならさぞ立派なのかもしれないけど
そう言っておきながら現状を変えようとはしなかったんでしょ?」
ギル「アラプマ様一人の意見でなんとかなるレベルじゃなかったのです…
アラプマ様は全軍統括班の班長ですが
その上に更に“理事”という管理者が付くのであります
全軍統括班を直属とするのは…魔反会屈指の鷹派で発言力も高い古株…
そしてアラプマ様の師匠でもあるプリミティ殿でしたから……
プリミティ殿が睨みを利かす中で思うように動けなかったのでしょう
それでもアラプマ様は全軍統括班が捕らえた魔法使いを裏で時に逃がしたりしていましたが…
それがバレたら大変な事になるでしょう アラプマ様にも家族がいらっしゃる…」
ツバメオー「…」
-
ギル「アラプマ様は魔反会ですが…魔反会の中でも異質な…堂々たる武人であります
それは間違いないです 自分はそんなアラプマ様に憧れて…
そして闇へ堕ちかけた自分を掬い上げて下さったことに感謝しているのです」
ツバメオー「…ふーん…そう
ギルがそいつに憧れてるのは分かったヨ
それに文句を言うつもりはないけど…
それでもボクは……ギル以外の魔反会を許す気には…なれないヨ…」
ギル「も…もちろんです ツバメさんに自分の気持ちを押し付けるとかそんなつもりではありませんし…
いつか…アラプマ様と対立する時が来ても…自分は戦うつもりです」
ツバメオー「うんわかった
じゃあそいつと戦う時が来たらボクがそいつのチンコとケツの穴と口を凍らせて内部から破壊してやるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐッ…!!!!!!!
ギル「めっちゃくそやる気満々ですね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「…本当はそうならない方がいいのですが…
………アラプマ様は魔反会のしがらみに囚われてます…
ですがアラプマ様の実際の心は…ネアメのスパルティーさんのように正しい方向を見ている方のはずです
なんとか…アラプマ様のそのしがらみを断ち切って こちら側に引き入れたいものですけどね…
……ツバメさんには申し訳ないような… 自分の勝手な理想ですけど…」
ツバメオー「…」
ギル「…しかし…ツバメさん さっき自分の事を許した…と言ってましたけど
自分…本当に許されていいんでしょうか…
実際アラプマ様にマインドコントロールを解かれるまでは 色々卑劣なこともしていたでしょうし…
よく覚えていませんが…」
マインドコントロール中の記憶は曖昧で
ツバメオー「んー…多分ギルはそこまで汚い事に関わってなかったんじゃない?
汚い事に関わるまえにギルは助けられたんだヨ」
ギル「ど…どうでしょうかね」
ツバメオー「きっとそうだヨ …ボクには分かる…
もしやってたらギルの目はそんなに澄んでないヨ」
じっ…
ドキ!!!!!!!!
ギル「す…澄んでます?」
ツバメオー「うん 澄んでるね
澄みすぎて…目の中にゴミが見える
…あ! ゴミじゃない!!!!! 魚がいた!!!!!!!!!!! 甘鯛かな?」
ギル「飛魚症!!!!!!!!!!!!!?」
ブブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ギル「…と 話してる場合じゃないですね 先へ進みま―――…ム!!」
ドヨドヨドヨドヨドヨドヨ
遠くから電磁超獣『ギャォ〜〜〜〜』
ツバメオー「!!!!!!! で…電磁超獣だヨ!!!!!!!!!!!
来てる!!!!!!!! もうバレちゃったの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ギル「くっ…! こんな足場の悪い場所で戦闘になったら分がわるいであります…!!!!!!!」
ガサガサガサ
電磁超獣「ボボー!!!!!!」
ギル「ッ…近い…! 一旦そこの岩影に隠れましょうツ!!!!!!!!!!」
ツバメオー「う…うん!!!!!!!!」
ダダッ… スッ…
バタバタバタバタバタバタバタバタバタバタ…
電磁超獣達『ギ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!』
しん…
ギル「…ふ…ふぅ…やり過ごした…
こういう場所では獣のような電磁超獣の機動力が勝りますね…
とりあえずこのまましばらく隠れてやりすご…」
くる…
ドドォン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
尻「もんもオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{振り返るとそこには 球をぶら下げた尻が肉薄していたのだった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ツバメオー「うぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
化け物だ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ア○ルビーズぶら下げた尻の化け物だ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブッブー!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣の尻「もんもーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もんも〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずいずいずい〜〜
ギル「ローゼンパンチ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドッゴォオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣の尻「もんももオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
電磁超獣「ぎゃ…ぎゃるァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「こ…こいつ…! 大きい声出してッ……仲間呼ぶ気だヨッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「くっ…まずい…!」
―――
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォ…
ミキニー「むッ…! 今のは………河童を見つけたのかな!!!!!!!!!?
そうと分かれば…全員隊列を組んで前進だ!!!!!!!!!!!!!!!!
全員横並びになり ケツを河童に向け ケツに刺した偽尻子玉を振って隣の電磁超獣の偽尻子玉に当てて音を響かせながら追い詰めるんだZO!!!!!!
そうしたら河童がその音に惑わされて混乱するはずだZO!!!!!!!!!!!!!!!!」
電磁超獣達『ヴォー!!!!!!!!!!!!!!!!』
ズララッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
くるっ………ケツプリ〜〜〜〜〜〜〜〜ン
―――
ギル「敵に気づかれた…! もうこの岩影に隠れても意味がありません!!!!!!!!!!!!!
ツバメさん 全速力で逃げましょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「うん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「い…行きましょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ザッザッザッザッザッザッザッ
ギル「!!!! くっ…もうすでにそこまで………ファ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ザッザッザッザッザッザッザッ…
カッチカッチカッチカッチカッチカッチカッチカッチカッチ……
ぷりぷりぷりり〜〜〜〜〜〜〜〜ん…!!!!!!
ツバメオー「う…うぎゃあ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ア○ルビーズ刺したケツの大群が迫ってくる〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「な…なんて悍ましい光景…!!!!!!!」
ゴクリ…!
-
おそろしいわwww
-
ミキニー「おーん!? あいつら!! 落ちた人間の2人じゃないの!!!!!!!
な…なんで河童を追ってった先に居るの?!!!!!!!!!
はっ!!!!!!!!!!!!!!!! まさか…
お前ら河童だったのかー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「違いますけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!
ミキニー「探してた人間が河童とか! 一石二鳥とはこのことよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
捕まえろー!!!!!!!! お前たちー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
隊列のまま襲い掛かれー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
電磁超獣達『ぷりぷりぷり〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
フリフリフリフリ
じりじりじり…カッチカッチカッチカッチカッチ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「うぎゃあ〜〜〜!!!!!! きたー!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「に…逃げましょう!!!!!!!!」
ザッ…
ツバメオー「う…うんっ……あぎゃあ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
くじぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ツバメさん!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「パイオツが重くてバランス崩して足をくじいたヨ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! いつつ…」
ギル「だ…大丈夫ですかッ…………はっ!!!!!!!!」
ズオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
電磁超獣達『もんもんもんもんもんもんもんもんもんもんおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお…』
ツバメオー「し…尻に囲まれた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キモ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぶー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「そのまま圧尻だァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!! 尻子玉を鳴らすのを忘れちゃダメよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
電磁超獣達『もんもんもんもんもんもんもんもん…』
カッチカッチカッチカッチカッチ… じりじりじり
ツバメオー「いやだ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 尻がにじり寄ってくるぉ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
たしけて〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「く…くぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! こんな所でこんな死に方ッ…
い…いや!!!! こんな所で死ぬくらいなら最後にあがいてやるであります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣「!!?」
-
ギル「うおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガシッ!!!!!!!!
電磁超獣「ひん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ビクンッビクンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「なッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ア○ルビーズを掴んでッ………ギル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ぐぐ…
ギル「せいやァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズボボォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣「お…おおおおおおおおおッふゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビクンビクンビクン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ア○ルビーズ抜いたーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「な…なにィィィィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ギル「どっせいどっせいどっせいどっせいどっせいおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズボズボズボズボズボズボズボルルルル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣「あふッ!!!!!!!!」
ビクッ
電磁超獣「ンンンンンンンンン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゾクッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣「へあああああああああああああああああああ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガクンガクン…ガクゥ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「電磁超獣どもが腰砕けだヨーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「今のうちに逃げるのです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 走れますか!!!!!!!!」
ツバメオー「も…もう大丈夫!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「あーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お…追え〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビクンッ ビクッ ビクッ…
電磁超獣達『あ……ア……アぁ…!』
ミキニー「感度〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビキビキィ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ミキニー「あ…あいつら〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!!!!!
あの手際…!!! 偽尻子玉を抜き去るあのワザマエ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
間違いないZO!!!!!!!! あいつらはモノホンの河童なんだな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー納得!!!!!!! 尚更捕らえるしかないZO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
逃がさん…!」
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダ
ツバメオー「今更追い掛けたって追いつけないヨ!!! バァーカ!!!!!!!!!!」
ミキニー「それはどうかな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! くらえミキニーちゃん必殺の!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
のび〜るメイデンパンチ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジジジ… グオンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ミキニーは電素粒子化させた腕を遠くのギル達に向けて伸ばした!!!!}
グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ
ゾクッ
ギル「!? ツバメさん後ろ―――」
ツバメオー「え? ……………ひゃががァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐいぃぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「な…?! 手!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ツバメオーの首を宙を浮かぶ手がわし掴んでいた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
オ゙ンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ひょあぁ!!!!!? なにぃー!!!!!!!!!?」
ギル「こ…この手…あの女電磁超獣の砂嵐と繋がっています!!!!!!!!
あの電磁超獣…砂嵐にすれば手を伸ばす事が出来るのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミキニー「これまた私だけの特技サ〜〜〜!
さぁーて! あとは手繰り寄せれば河童ハントは終了だ〜〜〜!!!!!!!!!!」
ぐぐぐ…
ズ…ズ…
ツバメオー「う…うぁ…!!! は…あ……!!!!!!」
ギル「離せでありますー!!!!!!!!!!!!!!!!」
シュンシュン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{のびる電素粒子を斬るギル! だが意味なし!!!!!!!!}
ミキニー「そんなんで斬れないよ〜!!!!! 来い来い来いー〜!!!!!!!!!!!」
ズズ…ザ…
ツバメオー「ううぅぅ…!!!!!!!」
ギル「は…離せ離せ離せェ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
く…くそっ!!!!!! このぉ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐいぐい
{必死に首の手をどけようとしたり体で電素粒子を遮断しようとするギルだが 効果なし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…と!!!!!!!!!?}
ふわっ…
ギル「…あ!!!! 自分のマントが外れた…!!!!」
ふわふわ………ふぁさぁ……
{ギルの背中から離れたマントは宙を舞い ミキニーが伸ばす電素粒子の上に…}
ミキニー「ッ!!!」
フッ!!
どさぁ!!!!!!
ツバメオー「うぅ!!!!!!? ご…ごほ!!!!!!!!!!!!」
ギル「!!!!? 首の手が消えた!!!!!? 伸びていた砂嵐も…!!?」
ゴオオオオオオオオオオオッ
-
ミキニー「…チッ… ……!」
ギル「今度こそ今のうちに!!!!!!!!!!!!!!!!
」
ツバメオー「お…OK!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「にゅ〜〜〜〜!! !!!!!!!!!!!!!!!
みんなしっかりしろよな〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!
立ち直らなかった奴は偽尻子玉を口から尻に抜けさせるかんな〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
電磁超獣達『ヴ…ヴォー〜〜〜…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
―――
ガサササササッ
ギル「は…はぁはぁはぁ…!!!! ま…まだ後ろには来ていません!!!!!!
今のうちに引き離したい所ですが………」
ツバメオー「………ぐ…!」
ギル「ツバメさん!!!!!!?
……くっ…くじいた足と 捕まれた首が痛むのですか…!!!!!?」
ツバメオー「ちょ…ちょっと…」
ギル「なら無理はいけない
もう一度どこかに隠れましょう…今度は見つからない場所に…
…どこか…ないでしょうか」
キョロキョロ
ギル「……ん…!」
ゴオオオオオオオオオオオ…ン
ギル「…洞窟!!
…ちょうどいい そこの洞窟に逃げ込みましょう!!!!!」
―――
ピチャン… ピチャン…
ツバメオー「…ふー…」
ギル「大丈夫ですか?」
ツバメオー「…うん 落ち着いたヨ
…もう……悔しいヨ…! さっきから足引っ張ってばっかだし…!!!!!!!」
ギル「足場も悪いですし仕方ありませんよ
今は少しでも痛みが取れるよう努めましょう
…ビラコさんが居たらすぐに治せたでしょうが…
………ビラコさんは無事でしょうか……皆さんも…」
ツバメオー「……」
ギル「……… …どうやら電磁超獣は来ていないようですね
…良かった」
ツバメオー「でも奴らが近くまで来たらバレちゃうんじゃない…?
こんなあからさまな隠れ場所があったら絶対覗いて来るヨ…」
ギル「…来ないことを祈りましょう」
ザッシザッシ
電磁超獣「ランランルォオオオオオオ〜〜〜」
ツバメオー「さっそく来たし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「あ…あわわ…!!!!!! もっと身をひそめましょう…!
どうか見つからないよう…!!!!!!!!!!!!」
コソソッ…
電磁超獣「ラウラウロォー♪」
ザッシ ザッシ キョロキョロ
電磁超獣「ラ〜〜〜〜〜〜……オ?」
キョロ………ピタッ
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
{電磁超獣はギル達の居る洞窟を見つめている…}
ギル「…………ッ…!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
電磁超獣「………アァ〜〜〜………」
ザッ… ザッ…
ツバメオー(く…来る…!!!!!!!!!!)
ギル「くッ……やはりか…!!!!!!!」
ザッ… ザッ… ザッ………ピタ
電磁超獣「………」
{ついに洞窟の目の前まできた電磁超獣!!!!!!!!!!!!!!!!}
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
-
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
電磁超獣「…………」
ツバメオー「………!!!!」
ギル「ッ……!!!」
チャキッ…!
電磁超獣「……………
ヴル…」
くるっ…
ザッ… ザッ… ザッ… ザッ…
{電磁超獣は洞窟を覗くことなく立ち去った…}
ツバメオー「…え!!?」
ギル「!?」
そー…
{恐る恐る洞窟から外を覗くギル
しかし確かに電磁超獣は洞窟に背を向け立ち去っていた…}
ギル「………と…とりあえず助かった…」
ツバメオー「…でもなんで今の奴目の前まで来て中を覗かなかったの? バカなの?」
ギル「お…横着…ってやつでしょうか
めんどくさがりの電磁超獣で助かりましたね…」
ツバメオー「横着…なのかなぁ…」
ミキニー「おー どうー? いるー?」
ツバメオー「!!!! うわ!!!!!! あの電磁超獣来たし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「洞窟の前まで来た電磁超獣に話し掛けてきましたね…! 場合によってはマズい…!!!!!」
ミキニー「いたー?」
電磁超獣「ノヴ…」
ふるふる
ミキニー「そうかー ここにもいないか……ン?
あの洞窟は調べた?」
電磁超獣「ヴァルロ…」
ふるふる
ミキニー「えー 調べてないん?」
ギル(ま…マズいでありますぞ…! この流れは…!)
ミキニー「ちゃんと調べなきゃ駄目だろー!!!!
……っても 仕方ないか」
ミキニー「私達電磁超獣の体は常に電波のようなものを放っていて
その電波で周りの状況を探り 細かい所まで把握できる
私達にとって電波は視覚聴覚などを超える情報ソースであり…安全を確認するのに必要不可欠なものなんだよね
だからこの電波が遮断される大抵の電磁超獣が情緒不安定になり急な動悸や目眩や息切れに悩まされる
故に電磁超獣の殆どは電波が遮断されやすい場所には行きたがらないの
例えば個室とか 全体的に閉じこもった空間とかである
その電磁超獣が苦手とする場所の最たるものこそこういった洞窟なわけ
ほとんどの電磁超獣は洞窟を忌み嫌っており よっぽどの事がない限り近づこうとすらしない
…というわけだから仕方ないっちゃー仕方ないよね」
ツバメオー「な…なんか物凄い勢いで説明してくれたぞーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「…なるほど……電磁超獣は…電波を遮断されるのを嫌う…」
-
○ だからこの電波が遮断されると大抵の電磁超獣は
-
○ だからこの電波が遮断されると大抵の電磁超獣は
-
ミキニー「ここは探してもアレだから他探しなよん!」
電磁超獣「パイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザザザザザ……
―――
ツバメオー「………言ったヨ」
ギル「助かりましたね…
そして思わぬ収穫であります
敵の弱点を知ることが出来た
電波を遮断されると行動に制限が出来ると…
そうならば先程の現象も合点が行きます」
ツバメオー「つーと…?」
ギル「さっき…あの女電磁超獣がツバメさんの首に手を飛ばした時
自分が女電磁超獣が伸ばす砂嵐に色々やってツバメさんを助けようとしましたがなかなかうまく行きませんでした
しかし あるものが砂嵐に重なったとき 砂嵐は簡単に消え去ったのであります!!!!」
ツバメオー「あるものって…」
バサァッ!!!!!!!
ギル「マントであります!!!!!!!!!!!
このマントがあの砂嵐の腕に覆いかぶさった瞬間! 砂嵐は消えました
あの腕も電波と同じなのです 遮断することで無効化出来る」
ツバメオー「え
マントが被さっただけで?
体で遮ってもダメだったのに…」
ギル「違うのです
ポイントは…このマントの材質だったのであります!!!!!!!!!」
ペラ…
ツバメオー「マントの…材質…!!?」
スッ……
クシャ…
ツバメオー「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
このマントの裏地…………アルミホイルだッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「なんでだヨッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「衣更えをする際…お金が足りなく この服で尽きてしまいマントを買えなかったのであります
別にマントなくてもよくね? という突っ込みもあるかもしれませんが…
自分にとってマントを着けることはある種の願掛けなので…どうしても欠くわけにはいかなかったのです
だから100均に行き 安い材料を揃えて手作りしたのであります
表地は安めの布ですが 裏地はアルミホイルを利用しています
光が反射してカッコイイので…」
ツバメオー「お前は金のないコスプレイヤーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「しかしそれが幸いしたんです
アルミホイルは電波を遮断する事が出来るのであります
携帯をアルミホイルで包むと 電話がかかってこなくなると……福山○治の映画で言ってました!!」
ツバメオー(誰だよ…)
-
ギル「さて…洞窟が安全と分かったわけですが…いつまでもここに留まってるわけにはいきませんね…」
ツバメオー「でも今外に出たら飛んで屁にいる匂いフェチ…だヨ」
ギル「そ…そんな変態的なことわざあったかな
……い…いやまぁ たしかにそうですが 我々は上へ進まないと…みなさんが…」
ツバメオー「そうなんだけどねー………ん?」
ぐぐぐ
ギル「どうしました?」
ツバメオー「う…!! ぐぐ…! ボクのパイオツが…! 洞窟の奥を指し示す…!!!!!!!!!!」
ギル「なにゆえ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ずーん!!!!!!!!
ツバメオー「わかんない…! もしかして水脈でも見つけたのかも…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「いやダウジングじゃないんですから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ツバメオー「ぐぅぅぅぅ〜〜〜〜〜〜ッッッ…うっ?!!!!!!!
…!!? ちょっ……ギル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「どうしましたか?」
ツバメオー「この洞窟………まだ奥に道があるヨ!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「なんと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
どーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「パイオツはこの洞窟の奥を指し示してるんだ……!!!
水脈……いや 別の何かにしても…この洞窟には秘密がありそうだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「…秘密ですか…
正直そんな探検ごっこはしてる場合じゃないのですが…」
ヒュオオオオオオオオオオオ…
ギル「よく耳を澄ますと…風の音が奥から聞こえます
これはこの洞窟の出口が別にもあるということ
もしかしたら また別の……もっと上に繋がる出口があるかもしれませんね…!」
ツバメオー「洞窟の外は…電磁超獣だらけ…」
ギル「…行ってみましょう
いや…行くしかありません
この洞窟の先へ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴウッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ッ…!!!!!!!!
-
―――
オオオオオオオオオオ…
ぴちょーーーん…
ウソニ「………う…」
ぐぐ…
ネコ「むにゃ…ニャフ?」
ヤンデル「起きたか…」
ジュリー「んん……ん…? ここは…」
ウソニ「俺達は………なにが…あった…?」
ヤンデル「みんな…俺が来たときには寝てた…」
ジュリー「ウッ…そうか… 俺達は木の電磁超獣から毒を…」
ウソニ「…! 待てッ…ビラコ先生は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
キョロッ!!!!!!!!
ヤンデル「…いない… 俺が戻った時にはもう…」
ウソニ「ッ…!!!!!! ぐぅぅ…!!!!!! 先生ッ…」
ネコ【にゃんと…言うことミャ…!
我輩ともあろう猫がッ……不甲斐なしッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ジュリー「俺もだよ!!!!!!! か弱い女の子を…2人も守れなかったなんて…!!!!!!!!
紳士失格だッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガシャアッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「すぐに…すぐに追おう…! …………ぐぅッ」
よろ…
ヤンデル「無理はダメだ………
今は体を休めないと…」
ネコ【休めといってもいつ電磁超獣が現れるか分からんこんな場所……って…ん?
…ここはどこミャ?】
ピチョン… ピチョン…
ジュリー「…洞…窟…? 君一人で俺達全員をここに運んだのかい?」
ヤンデル「いや…俺だけの力じゃない…」
みんな『?』
??「その通りsa!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザザァンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
??「お前らの身の安全の影に俺ARISA!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ARISAARISARISA!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
MARISAじゃないZE! ARISAだZE!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イェアッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
http://download5.getuploader.com/g/sousaku_2/959/150614_004843.jpg
みんな『…』
し〜ん…
ジュリー「…誰だい?
このテンションの異様に高い変な人は…?」
??「あんたに変と言われたくないZE!!!」
-
ヤンデル「この人は…この山の先住民らしい…」
ジュリー「せ…先住民!!?」
??「その通りsa
俺は生まれも育ちも島根 心の故郷…鳥取…sa!!」
みんな『…』
しーん…
??「突っ込めYO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
『勇者山じゃねーじゃねーか!』って突っ込めYO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずーん!!!!!!!!
ジュリー「突っ込み不在だなぁ…」
ヤンデル「みんなを運ぶのを手伝ってくれたんだ…
この人がいなかったら今頃電磁超獣の餌食だ…」
ウソニ「そうだったのか…それはすまない
ありがとう 助かった」
??「なんDA〜〜〜〜?
それが人に感謝する態度かYO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まず土下座して地面ナメながら俺への賛美を並び立てろYO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【こいつすぐ調子に乗るタイプだにゃ】
??「…ま いいけどNa
このサバイバルの地では助け合いは基本sa
心の広い俺はお前らの非礼を許すZE
感謝して俺を崇めるんだNa」
ネコ【そういう時点で心が狭いミャこいつ…】
ウソニ「ところで…君の名前はなんと言うんだ?」
??「俺か? 俺は…」
??2「ダジー!!!!!!!!!!!」
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ザッ…
??2「こっちは終わったよ…ダジー」
しゃらあああああああん…!
http://download5.getuploader.com/g/sousaku_2/960/150614_004857.jpg
ブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「う…ういいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
なにー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? その子なにィィーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
君のなにー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
どどーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー「野暮な事を聞く奴だNa
…………コレだYO」
ぴ〜〜〜〜ん{小指}
ガ…ク…
ジュリー「う……う…そ…だ……ろ…?」
ウソニ「こんな人間の底辺みたいな人にパートナーがいるとは驚き桃の木山椒の木だな……」
ダジー「聞こえてるぞオルァアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
恩人ーーーー!!!!!!!!!!!!!!!! 俺恩人〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どど〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ウソニ「ダジー君だな
改めて感謝する」
ダジー「そ そうだZE…
最初からそう素直に感謝をだな…」
ジュリー「彼みたいな冴えない男の子に彼女なんてたまげたなァ…
いや…でも最近はこういう冴えない男の子の方がモテるのかな?
俺の知り合いにもエリンデルっていうちょっと冴えない男の子がいてねぇ…
それでもあの子にもかわいい彼女が居てね…」
ダジー「誰が冴えない男DAッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こんな七三ヘアを見事にイケ髪に昇華させてる俺を捕まえて冴えない冴えないとは…
お前の審美眼は腐りまくってるNA!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
皮膚や内臓みたいにその体から溶けだしたんじゃねーka!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ビーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「まぁ分類としては“ガッカリイケメン”だな」
ダジー「誰がガッカリDAーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前…よく俺を見ろYO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
この全てを見据えたパッチリイケメンEYE!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しゅいっ!っと上向きにカーブしたイケメンNOSE!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
全ての安心感を内包した微笑みのMOUTH!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そして従来クソHAIRとして世に蔓延った七三にツーブロックというニューイケメンジェネレーションを混ぜ 究極の領域で至ったイケメンHAIRの俺が」
ジュリー「そんなことより君の名前は何ていうのかな?」
??2「え…えぇ?」
ダジー「もう興味なし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
俺のイケメンポイント全身にあるYO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
聞いてかないの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
??2「え…えっと…おぼ……いや…私は…あの」
ダジー「こいつはムイDA!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ムイに手ェ出すんじゃねーZO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ムイ「ム…ムイです」
ジュリー「へぇ〜〜〜〜〜〜 ムイちゃんか〜〜〜〜〜〜〜
まろまゆっ子なんて珍しいねぇ〜〜〜〜〜〜〜〜」
じろじろ
ダジー「テ…テメー!!!!!!! ムイを変な目で見んなYO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ムイは俺んだZO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ムイ「ダジー////」
ジュリー「分かった分かった ごめんよ
じゃあ俺の骨しゃぶる?」
ダジー「じゃあじゃねーYO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
セクハラYAMERO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ド〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!
-
アヒルビーズで検索したらいっぱい引っかかった
こんなのつっこんでるのか
-
ダジー「油断も隙もねーZE…!!!!
ムイ! お前はあの骨に近づくなYO!!!!!!!!」
ムイ「は…はい
で…でも…ダジー… あの人…」
ジュリー「ん?」
バッ
ダジー「見ちゃダメだZE!!!!!!!」
ジュリー「どうしたのかな? 俺の恥骨に興味があるのかな?
今なら出血大サービスで見せてあげてもいいよっ?」
ダジー「カ〜〜〜〜〜〜〜〜っっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アッチ行け〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!! アッチ行けしっしっ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
しっしっ
ムイ「…」
ヒソ…
ダジー「…今はこのまま通すZE………いいな?」
ムイ「……はい」
ジュリー「なになに? どしたのどしたの? 俺の顔になんか付いてる?
あ! この綿が気になる? これ頭のキノコから出た菌だから大丈夫だよ?」
ダジー「何が大丈夫かわからねーYO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だからムイに近づくなって言ってるだRO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュウゥゥ〜〜〜ッッ
ムイ「い…痛いよダジー…!!!!」
ジュリー「俺と一緒にムイちゃんをサンドイッチにしようぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!
ダジー「話聞いてねーNAこいつッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ず〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「こんな所で2人で住んでて随分と仲がいいな
まぁ俺ともみーのの方が微笑ましいレベルで仲が良かったが…」
ネコ「……」
ウソニ「…なんだ…猫? 随分と厳しい顔をしているが」
ネコ【…あのメス…………気に食わんミャ…】
ウソニ「メス? …あのムイって子か?
珍しいな お前は女の子には甘いと思っていたが…」
ネコ【…………なにか引っ掛かる…
…ミャウ(妙)な気分だ…
あの女からは何か…“あべこべ”なものを感じるミャ
あの骨人間は気づいていないようだが…】
ウソニ「??」
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
-
ネコ【あの男もそうミャ…
とにかくあまり気を許さんほうが良いだろうミャ…】
ウソニ「…?」
ヤンデル「…あ
そういえば…エンカさん…」
ジュリー「ん? そうだ エンカの旦那は?
彼は大怪我をしていたはず…」
ダジー「ああ
あの点線まゆげなら俺のムイが奥で治療してたZE
どうなったんだ? ムイ」
ムイ「治療は終わったよ…今はそれを伝えに来たの
目が覚めたみたい」
ジュリー「え?!! 本当かい!!!!!!?」
ムイ「はい
体に貼ってあった治癒札を利用して治療を施しました
とりあえず大きな傷を塞ぎました まだ万全の体調というわけじゃないみたいですけど…」
ヤンデル「め…目が覚めたなら会いに行こう…!!
状況も…伝えなきゃ…!」
―――
エンカ「…」
ぼー…
ザッ
ヤンデル「エンカさん…!!!」
エンカ「お…おぉ…ヤン坊… ふがいない姿を見せてしまったな…
年長者の拙者がこんなザマで…情けないでござる」
ウソニ「起きて早々反省とは寝覚めが悪いな
余計な事が考えない方がいい」
ジュリー「そうだね
まだ意識も朦朧としているようだし
もうちょっと眠ってたらどうだい?」
エンカ「……そうでござるが
……眠れんでござる……
先程見た光景が目に焼き付いて…目が冴えてしまった」
ヤンデル「さっきの光景って…?」
エンカ「体から痛みが抜け 苦しみから解放された拙者が目を開けた時…飛び込んできた光景は…
白銀に輝く雄大にして悠然なる母なる大地…
柔らかで優しげな土色の山を抜けた先にあるその白い大地は…
拙者の目にこれまでにない安らぎと確かな満足を与え
健やかな感情が体を支配したのでござる…
あれは望郷にも似た感傷でござると理解した…
至高の愛を内包するそれが紡ぎ出す魔力に…拙者のリビドーは怒帳の揺らぎの中でたゆたったのでござる…
つまり…そういうことでござる」
ヤンデル「?」
ウソニ「どういうことだ」
がく…!
ジュリー「いい話だなァ…
いい話だなぁァァァ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぽろぽろぽろぽろ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「なにが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「つまり“ムイちゃんのパンツ見えた”
ってことさ」
ばーん!!!!!!!!
ヤンデル「ひょ…表現が遠回しすぎて意味が分からない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ムイ「…////」
か〜〜
ダジー「て…てめぇもKaコラァ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ダジー「お…お前ら油断もスキもねぇZE!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前ら全員して俺のムイを卑猥な目で見やがって…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この変態サークルGA!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「そうだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「変態だよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ペッカ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
LOVE LIBERATION<3
ダジー「開き直るNA〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「俺達まで変態に含めないでくれ」
ジュリー「いいな〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ムイちゃんのパンツいいな〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
白か〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!! おひょー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「材質は綿……
メーカーは『ランジェリーショップZAKIYAMA製』でござる…
商品名はベイビーヒップシリーズの…『ふわふわ天使のパンツ』…3枚入り498円セット…」
ジュリー「うっひょひょ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
庶っ民的〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さすが旦那!!!!! パンツソムリエ技術も完璧だぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ムイ「や…やめて〜〜」
ダジー「お…お前らいい加減にしろYO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
……柄はなんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ムイ「ダジー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブー!!!!!!!!
ジュリー「そうだ!!!!!!!!!!!!!!!! 柄は!!!!!!!!? 柄は!!!!!!!!!!!!!!!!?」
エンカ「柄…………
………柄……は…………」
ガク…
ヤンデル「エンカさん…!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ウソニ「…気を失った」
ジュリー「エンカの旦那!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
柄は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ガッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【しつけーニャこいつ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ズババババ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「もぎょー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
―――
エンカ「…すー…」
ムイ「…」
ダジー「どうDA?」
ムイ「…いきなり大声出したりしたから気を失っただけみたい」
ダジー「そうKa
…よしムイ!!!!!! 診察が終わったらすぐ離れRO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
またパンツ見られるZO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「眠ってるから大丈夫だよ
それより エンカの旦那は本当に大丈夫なのかい?」
ムイ「…栄養が足りないんだと思います
何か力が付くものを食べさせてあげないと…」
ヤンデル「…栄養のある食べ物…」
ウソニ「…食料なんて持って来てないぞ
数時間で帰る予定だったからな………」
ダジー「ムイ ここの貯蔵庫にゃなんかあったKa?」
ムイ「ん…
ごめんなさい 今はちんすこうしかないかな…」
ダジー「そうKa…
そうすると “アレ”でもやるKa…」
ヤンデル「…アレ…?」
ダジー「興味あるKai?
だったらついて来な」
ザッ…
ヤンデル「あっ……ちょっ…
と…とりあえず……行こう…」
ウソニ「そうだな」
ザッザッザッザッ…
しーん…
エンカ「…すー…すー…」
ジュリー「…」
ひそ…
ジュリー「……………
柄は?」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「………すー…
…………ピラ…ルク………」
ジュリー「マジで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
ダジー「んじゃ…迷彩服と…網と……ロープ………っと…」
ムイ「気をつけてね」
ヤンデル「…? どこへ…?」
ダジー「どこって
食料調達sa」
ウソニ「食料調達? …この…山でか?
こんな危険な山のどこに食料調達が出来る場所があるんだ?
それともそこらへんの野草でも取って来るのか?
あまり栄養がありそうには思えないが…」
ネコ【野草取って来るなら猫草を取ってきてくれミャ
なんか胃が気持ち悪くてミャオ】
ダジー「カーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
俺は草むしりなんてするつもりはねーYO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もっと栄養満点でパワーのつく食料を採ってきてやるのsa!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ムン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「栄養満点でパワーのつく食料…?
そういうのって大体肉とかだけど…
この辺りに捕まえやすい動物とかいるのか…?」
ダジー「なに言ってんだYO!!
いっぱい居るじゃねーかYO!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「いっぱい居るって………まさか」
ダジー「so!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣肉さッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ウソニ「なに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ヤンデル「で…電磁超獣の肉!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
それって…美味しいの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
どーん!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【そこか突っ込むとこ】
ダジー「旨いかっTE?
まぁそうだな…それは個体にもよるGA…
比較的動物に近い姿のものはその姿なりの味がするZE
動物型の電磁超獣は熊みたいなのが多いから 熊肉だと思えばii」
エンカ「うぅ〜〜〜………和牛…
食べるなら…島根和牛が…いい…」
ダジー「そんな高級動物型の電磁超獣いねーYO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ってなんで居るんだお前!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずずーん
ジュリー「一人は寂しいってさ」
ダジー「子供KAYO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もう少し大人しくしてろYO!!!!!!!!!!!!!
今元気が出る奴捕まえてくっから」
ウソニ「待て
君は簡単そうに言うが…
どうやって電磁超獣を捕まえるんだ?
正直…君はそこまで強く感じないが?」
ダジー「おぉうハッキリ言うじゃねぇKa
だが否定はしねぇ 確かに俺は腕っ節はYOEE
だがな 俺は身体能力以上にこの山で生き延びてきた“経験”がある
この山にいりゃ奴らの扱い方くらいは嫌でも身についちまう
そいつを活かして奴らを“生け捕り”にしてやんYO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「何と言う自信!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しかも生け捕りだって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
い…一体…どんな方法があるっていうんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー「HEHE!!! それを今から見せてやるZE
ついて来な!!!!!! 俺の妙技を見せてやるZE!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
オオオオオオオオオオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「す…すごい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガタッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「君の死後ッ…ムイちゃんのことはこの俺にまかせてくれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー「お前だけ信用してねーNA!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずず〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
――― 洞窟の外…
チチチチチチチ………
ガサガササ…
ウソニ「いきなり木の上だが」
ダジー「ここが俺の狩りポジなんだYO!!!!!!!!!!!!」
ネコ【なんだ…姑息な罠でも張るのか
つまらんニャ】
ダジー「わ…罠じゃねーYO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そ…それより静かにしろッ!!!!! 奴らに見つかったらこんな木の上じゃ逃げ場がNEE…!!!!!!!!!」
ジュリー「そもそも来るのかな
見晴らしが悪くて遠くまで見えないよ」
ガッサガッサガッサ
ダジー「お…おおおおおおおおおい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
物音立てんじゃNEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
見つかっちまうDAROがあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そんくらい分かれやああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「ダジーさんが一番うるさいんですけどッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「…っし!!!!!!!!!
…来たぞ」
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ザシッ… ザシッ…
電磁超獣「グロロロロロ…」
ネコ【電磁超獣ニャ…!!!!!!!!!!!】
ダジー「来たぜ来たぜ…獲物がなぁぁ〜〜」
ヤンデル「…あれを食うのか……;」
ダジー「ふむむ どうやらあの電磁超獣はゴリラに近いタイプだNA
多少筋張ってるかもしれないGA 精は付くZE
どうやら周りに仲間もいないようだし…狙い目だZE…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ニィッ
ジュリー「問題の狩りが見れるのかい
楽しみだね」
ダジー「まずは奴がこの木の下辺りに来るのを待つZE!!!!!!!!!!
その前に…こいつの準備だ!!!!!!!!」
ゴソゴソ… ガサリ…
ジュリー「それは…? 紙…?」
{ダジーは懐から小さな銀色の紙を取り出した
それは…銀紙だった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
展開読めた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ドドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
よくこんな山の中で銀紙なんて手に入るなぁ
-
ウソニ「そんな小さな銀紙でどうする?」
ダジー「小さい? …HEHE!! 小さいのは今だけsa!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…SOREッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ググッ… ポンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「わ!!!!!!!!? 大きくなった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダジー「HEHEHE…どうだ? 俺の魔法は」
ウソニ「…魔法使いだったのか」
ジュリー「魔力が塵芥ほどしかないから気づかなかったよ」
ダジー「能ある鷹は爪を隠…………塵芥ってお前ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずず〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【それでどうするのミャ】
{多分電磁超獣に被せるんだと思う}
ジュリー「へぇ……大きくした銀紙をかい?」
ダジー「HEHE 聞いて驚け?
俺様がこの銀紙シートをだな 下まで来た電磁超獣に……被せちまうのSAッッッて先に答えんなや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「そうしたらどうなる?」
ダジー「へっ…それは見てINA!!」
―――
ゴオオオオオオオオオオオ…
電磁超獣「ルルルルル…」
キョロ…
ガササッ
電磁超獣「!!!!!!!? ヴオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビュオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー「KURAEーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
電磁超獣「オオオォッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
バッサァァァァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{電磁超獣は巨大アルミの中にすっぽりと収まった!}
電磁超獣「ヴ…ヴゥオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ヴゥゥオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジタバタ!!!!!!!!
ダジー「うまくいったZE!!!!!!!!」
シュタッ!!!!!!!!
ジュリー「…なんと!!!!!! …すごい!!!!!!!!!!
銀紙を被せただけで…明らかにテンパっている!!!!!!」
ウソニ「だが暴れているぞ このままじゃ持ち帰れない」
ダジー「問題NEE」
スッ…
ジタバタジタバタ
電磁超獣「ヴぉオーッ!!!!!! ヴゥぉオォーッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダジー「静かにしな」
しゅいいぃぃーん…!
{ダジーは指先からパゥワーを放った!!}
…しゅううううううううん…
電磁超獣「ヴロロッッッ……………ヴルォッ………ヴロロロ…」
ヤンデル「…大人しくなった!!!?」
ドンッ!!!!!!!!
-
―――
コトコトコト…
ムイ「出来ました
電磁超獣肉のスープに…電磁超獣肉炒め それから電磁超獣肉ハンバーグです」
ジュリー「す…すごい!!!!!!! あの電磁超獣がこんな料理にッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「なかなか食欲をそそるな」
ヤンデル「おいしそう」
ムイ「こっちは電磁超獣の生首を使った兜焼です」
コトリ…
でろぉ〜〜〜〜〜〜〜〜ん…
ヤンデル「うぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!
ウソニ「…そそられた食欲が一気に減退するな」
ムイ「あれ…駄目でしたか?」
ダジー「この山の暮らしに慣れてないパンピーにはキツイのSA
下げな ムイ」
ムイ「あ はい」
ダジー「つーかこいつはその点眉のために捕らえて作ったんDAZE
まずそいつに食わせろYO」
エンカ「うッ………うッ…………」
ぐぐ
ジュリー「…かわいそうに…まだ自分の力では食べられないみたいだ」
エンカ「うっ………ムイ…嬢………
ひざ枕……でッ…………うォッぐゥゥッ…!!!!!!!!!!!!!!!!
食べさせ……ぐふッッッッ」
ジュリー「旦那ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダジー「呻きながら何要求してんDA〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズイ
ネコ【我輩が食わせてやろう
飲み込めないなら胃に直接届けてやるからな】
ぐいぐいぐぐ〜〜〜
エンカ「もげごぼォォ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジタバタ
ウソニ「しかし不思議だな
何故電磁超獣にアルミホイルを被せると無力化したんだ」
ダジー「HEHE それは俺達が長くこの山に居る間に発見した弱点SA!!!!!
奴らは常に体から電波のようなものを放出しているんDA
コウモリやイルカが超音波で周りを探るように使うのSA
奴らはその電波の放出を遮断されるとバカみてぇに取り乱しでけぇ隙を作るんDA」
{その説明は二回目です}
ヤンデル「銀紙で電波が遮断出来るのか…」
ダジー「その通りsa!
詳しい原理は知らんが…福山○治が映画でそういうことを言っていたZE!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{それと同じことを別の人が言ってました}
ダジー「えぇーいうるせぇ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
誰だー!!!!!!!! さっきから俺より先に説明しやがった輩はYO!!!!!!!!!!!!!!!!
俺が先に発見したのに俺が二番煎じみたいじゃNEEーKA〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ず〜〜〜〜〜〜〜〜ん
-
ジュリー「二番煎じかはともかく…
君達は本当にこの山に住み 独学で電磁超獣と渡り合う術を見つけたんだね
なかなか生存能力の高い子達だね」
ダジー「まぁな 実際あの電磁超獣に関しちゃ俺らの方が詳しいぜ?」
ジュリー「情報があるなら知りたいな
例えば…どういうタイミングで現れだしたか…とか」
ダジー「どういうタイミングか……
奴らが現れだしたのは二ヶ月前… 突然にDA
詳しくはわからNEE 見たことねぇ動物がうろついてると思ったLA
日を追うごとにどんどん増えやがったんDA
そうしてる内に山はいつのまにか占拠されちまっTA
ものの数日の事だZE 今もどんどん増えてやがRU…」
ジュリー「予兆も何もなかったのかい…?」
ダジー「nー…特には…」
ムイ「…あ…」
ジュリー「何か思い出したかい?」
ムイ「ある日の夜…もうダジーも寝てる時間…
夜中なのにこの洞窟の中が物凄く明るくなったんです
それも青白く… とても不気味でした
その次の日くらいから…電磁超獣が出始めた気が…」
ウソニ「青白い光…? なんだそれは?」
ジュリー「この洞窟には何かあるのかい…?」
ダジー「さぁな… この洞窟は蟻の巣みてぇに複雑な作りをしているんDA
洞窟の出入口がこの山全体にあり 洞窟を通して色んな場所に出られるんDA
俺達はそれを利用して山の色んな所に足を伸ばしたりしてるGA…洞窟の内部の全てを把握してるわけじゃNEE」
ジュリー「そうか…
もしかしたら 電磁超獣がこの山に現れた理由はこの洞窟のどこかにあるかもしれないな…
どこかに電磁超獣が湧いて出る巣穴があるとか…」
ダジー「いや この洞窟ん中で電磁超獣を見たことはNEE
あいつらは洞窟を嫌うんDA アルミホイルと同じ理由でYO
それに電磁超獣が湧いて出る理由は別にある」
ヤンデル「そ…それは?!!」
ダジー「この山の電磁超獣どもには単純て明確なヒエラルキーが存在SURU
今食ったザコ電磁超獣みたいな下っ端達が底辺…
それを纏めあげ指揮するのが知能と戦闘力の高い4体の四天王がその上…
で…それより更に上 ヒエラルキーの頂点が……電磁超獣の“女王”DA…」
ジュリー「じょ…女王だって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォウッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー「その女王がッ 電磁超獣を生み出すんDA…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
恐らく今も…際限無くッッ 生み出しつづけているDAROU…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こうやって雑魚を何匹狩ろうが 奴らにとっちゃ屁でもNEE事象なのsaッ…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「…そういえば…四天王の電磁超獣が“我が主”がどうとか言っていたな…
それが女王…電磁超獣のボスか……なるほど」
ヤンデル「ど…どんな怪物なんだ…?」
ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ
ダジー「…!!!!!」
ジュリー「!!!!!!? 大丈夫かい!!!!!?」
ダジー「……ッ…じ…実は…俺は前に…その女王を一目だけ見たことがARU…!!!!
それはもう恐ろしい怪物………IYAッ…怪獣DAッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お…思い出しただけで…俺は……俺は…!!!!!!! おぱぁぁぁぁぁぁ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
じょば〜〜〜〜…
ヤンデル「う…うわぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 漏らしたッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そんなに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ゾオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
おおー、敵の首領は女王なのか
-
ガタガタガタガタ
ダジー「あの生命体HA…人間の力でどうこうなるレベルじゃあNEe…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ま…間違っても…手を出すNAYO…?」
ジュリー「手を出すなと言われても…
このまま電磁超獣が増えるのを放っておいて…もし外界に出られたりしたら…世界的災厄だよ」
ダジー「そ…それなら大丈夫DAZE
あいつらはどういうわけかこの山から出られないんDA」
ジュリー「なんだって…?!!!!!」
ダジー「奴らはこれまでに何度か山から出ようと試していた…DAGA
奴らは今の今まで山の敷地から出られちゃINEE……弾かれるんだ
まるで結界の中に閉じ込められてるかのYOーにな…
」
ジュリー「そうか…通りで…
あれほど統率が取れて組織化されているのに
こんな山に閉じこもってるのは妙な気がしたんだ
なるほど…結界… 電磁超獣だけを閉じ込める結界…か」
ウソニ「…それは誰かの手によるものなのだろうか?
だとしたら一体誰が…」
ジュリー「…分からないな 少なくとも俺の村の人間じゃないな…
…まぁなんにせよ この山から出てくれないでいるなら助かるが…」
ダジー「……DAGAYO… いつまでもそうやってタカを括ってられない気がするZE…?」
ヤンデル「どういうことだ…?」
ダジー「恐らく電磁超獣どもは…すでにあの結界を超える“方法”を知ってIRU
奴らはそれを実行するための材料を探してるNDA」
ヤンデル「材料…? 材料って一体…」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
――― 回想
ハウシー「我々が求めてやまなかった人間だ…
人間がいなければ 我々がこの世界に来た意味がない
我々の…我らの主の覇道が始まらん…」
―――
ゾゾゾォ…!
ヤンデル「に…人間…!!!!!」
ウソニ「そうだ…! 奴らは俺達人間に異常な執着を見せていた…!
奴らは終始 俺達を殺すのではなく…捕らえようとしていた…!!!!!!!!!
もし奴らが結界を超える方法の材料が…人間だとしたら…!!!!!?」
ネコ【もう人間は奴らの手の中にある…!!!!!!!!!!!!!!!】
ジュリー「そ…そうだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコさんが電磁超獣に連れていかれたッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こんなことしている場合じゃないッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「た…助けに…行くんだッッッ」
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ダジー「おいおい今なんつった?」
ヤンデル「ビラコさんって人が奴らにさらわれたんだ…!!!!!!!!
助けに行かないと…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダジー「OIOI……連れてかれたとなると…例の女王の場所DAZE?」
ウソニ「その女王とやらを探すぞ!!!!!!!!!!!!!!
猫 どうにか匂いで追えないか?」
ネコ【我輩は犬じゃねーミャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…まぁ 試してみても良いがミャ】
ジュリー「とにかく行こう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まずさっきの場所まで…」
ダジー「Cho MATEYO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
CHOTTO MATTE CHOTTO MATTE OMAERA=SAN!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「なに」
ダジー「さっきの俺の話を聞いてたKA!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
恐らく奴らは捕らえた人間を女王の所に連れてった…
恐ろしい女王の場所にDA!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そんな所にわざわざ行くなんてBAKAげTERU(Vo)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それに洞窟を出りゃ電磁超獣だらけのワンダーランドDAZE!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
無事着けるはずがNEEッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「それでもいかなきゃ…」
ダジー「NAZEDA!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? 世界のためか!!!!!!? 世界を……守るため?!」
ウソニ「そんな大層なものじゃない」
ダジー「!?」
ヤンデル「世界なんかよりまず……大切な仲間を…助けるためだ…!
ビラコさんを…奴らの道具にされるわけにはいかない…!!!!!!!!!
今この場に…俺達のリーダーはいない………
でもあいつならッッ あいつもッッッ
そういう選択をするはずだッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドオォォンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー「ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ムイ「…ダジー…!」
ぷるぷるぷる
ダジー「…言うじゃNEEKA…!
世界より…仲間のため!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そういう芋KUSEE選択は嫌いじゃNEE!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺達もちょっぴり思い出したZE…
あの懐かしき…“同志達”を!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぴく
ジュリー「…同志…?」
ダジー「…女王の場所に向かうなら…協力してやるZE!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドォンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ウソニ「協力…? 女王の居る場所が分かるのか」
ダジー「分かるZE あの怪獣は山頂に居るんDA」
ジュリー「じゃあ君は山頂までの安全な道を知っていると?」
ダジー「チッチッチッ
この山に安全な道なんてNEE!
どこを通ろうと電磁超獣が居るからNA」
ヤンデル「じゃあ…一体…?」
ダジー「外に安全な道はNEE
だが…洞窟の中の道ならば…?」
ニィっ
ジュリー「!!!!! そうか!!!! 君確か…この洞窟は山の色々な場所に繋がってると言っていたね!!!!!!!!!!!!!!!!
つまり…山頂に通じる道もあるってことかい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ダジー「そのTOURIッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しかも…女王の居座る玉座のほんの側の死角に繋がる道DA!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あの位置なら女王の首元を狙うことだって可能DAッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドォンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「…行こう! …その道に…!」
ダジー「…だが先に言っておくZE!!!!!
お前らの仲間は女王の下にいるだろう…DAGA!!
必ず生きてるって保障はNAI ……その辺は覚悟しておけYO」
みんな『…』
ムイ「…ダジー…気をつけて…」
ダジー「Ah
その点まゆはまかせたZE ムイ」
ムイ「はい」
エンカ「…ウーン…ウーン…
ぐ…ぐへ…へへ………おなごと二人っきりぃぃ…!!!!!!
ぐ…ぐへッ ぐへッッ じゅるるるる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダジー「お…お前も気をつけろYO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ………………
-
〜〜〜
ハウシー「……きおったか」
ズシーーン ズシーーン
ポンチコ木「ちんこー!!!!!!!!!!!!!!!」
クエン「おか」
ハウシー「そうだぞポンチコ木…
お前が先に帰路について何故我々が先にここに着いたのだ」
ポンチコ木「チンコ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハウシー「散歩をするにも状況を考えろ
せっかく捕らえた人間が…お前の連れ回しで衰弱して死んでたらこれまでの苦労が水の泡だ
…生きているか?」
ポンチコ木「チンチンシュッシュッ!!!!」
ゆっさゆっさゆっさ
ビラコ「…う……」
ハウシー「息はあるようだな
…フフッ…いいぞ…我らが主もお喜びになる…!!!!!!!!!!!!!!!!
一刻も早く主に捧げねばならぬ
…だが」
クエン「ミか」
ハウシー「あぁそうだ ミキニーは何をしている?
あいつはまだ下に落ちた人間を探してるのか?
あれから何時間経ったか…………愚図め…
せっかく全電磁超獣が待ち望んだ機会が訪れたというのに…協調性のカケラもない奴だ…
こういう場で電磁四天超獣が揃わぬのは我らが主に面目が立たん…
だが 今はそう言ってる場合ではないか
誰よりも何よりも…“これ”を望んでいたのは…我らが主なのだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ポンチコ木…!!!! その人間を離せ」
ポンチコ木「チンコッッ!!」
ヒュッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ドッッサァァー!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「きゃっ!!!!!? うぅ…」
{ポンチコ木に捕われていたビラコは投げ出された!!!!}
ハウシー「我らが主……我らが偉大なる母…!!!!!!!!!!!!!!!!
ギャンジャンレバニィ様!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ついに我らの宿願が果たされる時が来ました!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオオォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
ビラコ「……!?」
オオォ………
ズズゥゥゥーーーーーーーーー…ン
ズズゥゥゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン…!!!!!!!!!
{地響き…! それは足音ッッ…!!}
-
ズウウウウ〜〜〜〜〜〜〜〜ン…
ズズウウウウウウウウウウウウウウウウウウンッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
影「コッ…コッ……コココッ…
コッ…コッ…コッ……オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ビラコ……そしてハウシー達の前に現れた巨大な影!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それこそッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
オ゙ンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギャンジャンレバニィ「コルルォルォルォルォルォオオオオオオオオオオルォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
【始祖電磁超獣
女王・ギャンジャンレバニィ】
ゴウッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「さぁ…我らが主 我らが女王…
目の前の矮小なその人間こそ… 我らが侵攻の種火!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
我らの未来のための…糧となされよッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギャンジャンレバニィ「…コ…ロロロロロロロロ……」
ギロリ…
ゾッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「ひッ…」
ガタガタガタガタガタガタ…
{―――…その瞬間…ビラコは
己の死を悟った―――――――…}
ギャンジャンレバニィ「コッ……ココッ…コルォ…カルォォォッ」
がぱぁぁぁ…!!
ビラコ「みんな…
最後まで迷惑かけてごめんなさいです…
こんな私で―――…」
ギャンジャンレバニィ「カッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガブリュッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズゴゴゴゴゴ………… ゴクリッッッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギャンジャンレバニィ「…ゲェーーーップ…」
ズズズズズズ…ピカ〜〜〜〜〜〜〜
ハウシー「…おおぉ…!!!!!!!!!!!
ついに始まるのですね……ギャンジャンレバニィ様ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org201834.jpg
-
でかい
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でかっ、めっちゃでっか!
前にこの山にいたドラゴンとどっちが大きいのかなぁ
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http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org202186.jpg
-
ドラゴンの方がでかいのかよw
-
―――
自分達を探す電磁超獣達から逃れ 電磁超獣が近づかない洞窟へと逃げ込んだツバメオーとギル…
そこでツバメオーのパイオツが反応を示し 2人は洞窟の奥へと進むことになったのである…
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
ツバメオー「…んっ! こっち…かな」
ギル「こっち……って…本当なんスか…」
ズーン…
ツバメオー「なに? ボクのパイオツを信用してないの?」
ギル「いやまぁその…まずパイオツを信用するかどうかってのがおかしな話な気がするんですけど…」
ツバメオー「そうは言ってもねぇ!!!!!!
パイオツがねぇ!!!! こう…グイッてボクを引っ張る感じがするんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
分かる!!!!!!!!!? …いやまぁ! パイオツがない男にはわかんないかもしれないけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「普通パイオツがあってもそんなことにはならないと思うんですけど…
…なんだか どんどん怪しい雰囲気になってきましたが 出られるんスかね我々…」
ツバメオー「なんだヨ意気地がねーな!!!!!!!! 最初は乗り気だったくせに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
つーか外に出れないからこうして洞窟進んでるんでしょ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!
ギル「まぁ確かにそうっスけど…
しかし…あれですね こんな場所でもし電磁超獣に囲まれたら…一たまりもありませんね」
ツバメオー「あいつら洞窟にビビってんでしょ? じゃあ安心だヨ」
ギル「そうだといいんですけど…」
ツバメオー「今頃的外れに外を探し回ってるヨ」
――― 外
電磁超獣「イヴぁい」
ミキニー「ばかーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
メゴキャアゴッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣「かぺばッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぶしゃ〜〜〜〜〜!
ミキニー「ちゃんと探せよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
相手は河童なんだZO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
妖怪はどこの隙間にも隠れられるんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
石とか木の皮の下とか 地面の中とか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
とにかく色んな所を探すんだーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
見つけられなかったらみんなの乳首を目玉親父にしちゃうぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!
電磁超獣「ぐ…グルォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!」
タッタカター!
ミキニー「…ったく…」
-
スタスタシタ…
ミキニー「まったく!! どいつもこいつも河童の生態を分かってないニワカばかりで困るZO!!!!!!!!!!!!!!!!
はぁー…早く見つかんないかな 河童を捕まえたら剥製して…頭の皿はカレー皿に使っちゃうゾ☆
…あ でもあいつらは捕まえなきゃいけないんだっけ?
いや待てよ? でもハウシーは人間を捕まえろっ言っていたね
でもあいつらは河童なわけだし…
それをきちんと説明すれ私のものになるかもしれん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
よっしゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なおのこと探すしかぬぇ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!
バンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴォ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{考えながら歩いていたミキニーはいつの間にか洞窟の中に入っていた!!!!!!!!}
ミキニー「あ…あへぇええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダダダダダダダダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズッザアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「脱出ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…ふ…ふひぃぃぃー!!!!!!! ビクッたZO!
いつの間にか洞窟に入っていたとは……!
ハッ…! もしかして敵から攻撃を受けていた可能性が微粒子レベルで存在する…?
くッそォ〜〜〜〜!!!!!! このミキニー様をハメるとは許さんぞぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いいか!!! このミキニー様はそこらへんの雑魚電磁超獣とは違うんだい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
洞窟なんぞでヒビる器じゃないZO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
入るぞコンニャロ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おらあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
そろ〜〜〜…
{腰が引け くの字の体勢で洞窟に近づくミキニー…}
そろそろ…… ピッ!
ミキニー「…! ッしゃあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
洞窟の中に足先を入れたゾ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
残念ながら私の勝ちのようだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! フハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まいったか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まぁ今日はこのへんにしておいてやる………………ん?」
キラ…
ミキニー「洞窟の中に何かが落ちているZO☆
何だろう …ようし
…おーい!!!!!! 電磁超獣の誰かこっち来て〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
木の棒持ってこい木の棒!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォオオオオオオオオオオ
-
そして
ざわざわ
ミキニー「これは…」
ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ごっさり…
ミキニー「お得用塩……! 1袋1kgの塩が3袋入った塩箱!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
何故こんな場所に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
―――
ギル「…あッー!!!!!!!!!!!!!!!!
ど…どうやら自分…塩箱落としたようであります…」
ツバメオー「なんでそんなもん持ってだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ど〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
ミキニー「ふーむ…塩の箱が洞窟の中に…一体何故?」
アトデシヌ「誰かが落としたのでは?」
ミキニー「誰かって?」
アトデシヌ「それは恐らく人間の日用品… 人間では?」
ミキニー「ほうなるほど 雑魚電磁超獣の割には賢いな 名前は?」
アトデシヌ「アトデシヌでございます」
ぺこ…
ミキニー「そうか……
しかし…塩か……塩……………ムムッ
……いや…これは人間の落とした物じゃない……河童だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あの河童連中の落とし物に違いないぞ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドオオオオオオオオオオオッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アトデシヌ「なんと…! その心は!!!!?」
ミキニー「そんなもん……きゅうりに決まってるっしょ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
きゅうりつったら塩でしょ!!!!!!!! 河童は昔からきゅうりに塩付けて食べるんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
古事記にも書いてあった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アトデシヌ「異なことを………
きゅうりといったらマヨネーズでは?」
ミキニー「サンドイッチでも食ってろ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バギャゴキィ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メゴシャッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アトデシヌ「オポチュニティェアァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシャ〜〜〜!!
ミキニー「分かったZOY☆
ここはあの河童連中の家なんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あの河童は…この中だァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ざわッ…
ミキニー「…ヤロ〜〜〜〜〜…!!!!!!!!
バカにしやがってぇん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まさか私達がノーマークだった所に逃げ込むとは…飛んだ策士よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だけどここにいると分かった以上…お前達の命運もここまでよっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
行けこんにゃろ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
河童狩りも佳境だああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣達『…』
しーん
ミキニー「返事しろ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前達ビビらないでよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 電波が遮られるからってなんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まだ目と耳がある!!!!!!!!!!!!!!!! 仲間も居る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんなで行けば怖くない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
電磁超獣達『…ウォ…ヴオオォ…!』
コクッ
ミキニー「よッしゃあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
行ってこい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣達『…』
しーん…
ミキニー「……わ…分かったよ!!!!!! 私も行くから!!!!!!!!!!!!!!!!
はぁもう」
電磁超獣達『ヴォー!!!!!!!!!!』
ミキニー「…よーーし…
さっきはまんまと逃げられるって言う辛酸を舐めさせられたけど…次はそうは行かないんだZO☆
世界的に『栄養が無い』と認められたきゅうりを好んで食うとかいう苦行を続ける河童なんかに負けないZO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どうせあいつらはカタボリックで常にハングリー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あいつらの前できゅうりよりもーーっとおいしいものをおいしそうに食べるんだ!!!!!
そうしたら河童連中は羨ましがって大きな隙が出来るはず!!!!!!!!!!!
お前達!!!!! おいしそうなものは持ったかー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
電磁超獣達『オオオオオオオオオオーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
バババッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{草・虫・木の皮・石・生ゴミ・牛乳を熱した時に出る膜みたいなやつ・便所に置く匂いゼリー・タイヤ・ウンコなどを取り出す電磁超獣達}
ミキニー「よし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
行くわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
あとでしぬwwwwwwwww
-
ゴオオオオオオオオオオオオオ…
ギル「…ん? なにか遠くで聞こえませんでしたか?」
ツバメオー「は? 別に聞こえなかったけど…」
ギル「そうでしたか…? ならいいのですが…
それよりツバメさん パイオツの反応はいかがでしょうか?」
ツバメオー「んー…あー……なんか反応が薄くなったっぽいヨ…」
ギル「え…えぇ?!!!!!! 引っ張られる感じってのは…無くなったんすか!!!!!!!!!!?」
ツバメオー「そうだねぇ…」
ギル「…それまずくないですかね
ここまでツバメさんのパイオツ頼みだったんですけど…
ここまで来て案内が無くなったらマジで出られなく可能性が…」
ツバメオー「あぁもううるさいヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
心配しなくてもボクが案内してやるからヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
見てろ!!!!!? 今パイオツを寄せてあげるから パイオツが偏った方向がボク達が進む道!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いいね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ギル「神頼みじゃないっスか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずずーん!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴォオオオオオオオオオオ……
ズチャッ……
??「ヴォルォルォルォルォルォルォルォルォ…」
ギル「!!!!!!!!!?」
バッ!!!!!!!!
ツバメオー「うぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣「ギャーオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「ん…んなァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? 電磁超獣!!!!!!!!!!!!?」
ツバメオー「な…なんで居るんだヨ!!!!! 洞窟は嫌いなんじゃないの!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「も…もしかして…自分が落とした塩箱が見つかり感づかれた!!!!!!!!!!?」
ツバメオー「カ〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! なんてことしてくれやがんだヨ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
電磁超獣「ギョオオオオオオオオオオオーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「…くッ…来る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
電磁超獣「おああああ〜〜〜〜〜…アアァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
2人『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
-
{電磁超獣が懐から出したもの…それはッ!!}
も゙〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜んッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ウンコ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ツバメオー「な…なにをするつもりだァァ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞぞ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣「ゲゲェェ〜〜〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!!!!!!!!!!」ニィィィィ…
ギル「…!?」
電磁超獣「………ほアアアアッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
2人『ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
電磁超獣「ヒョ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バクバクバクバク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ウンコ食ってる〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブボボボ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣「ヒョ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒョ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
にこやか〜〜〜 バクバクバクバク!!!!!!!!
ツバメオー「めっちゃにこやかに喰らってるーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! なにゆえ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
電磁超獣「ヒョ…ヒョ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒョ〜〜〜〜〜〜〜〜ッ………ゴパパァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゲロビッチャ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣「おげげ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシューッ!!!!!!!!!!!!!!! ドッサァァ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ち〜〜〜〜ん…
ツバメオー「死んだーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズコ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!
-
電磁超獣「―――」
ち〜〜ん
ツバメオー「なにしたかっただこいつ…」
ギル「苦手な洞窟に入って混乱していたのかもしれません
しかし…洞窟の中に電磁超獣が…!
さっきの音からも考えると…やはり大人数の電磁超獣がこの洞窟に探りに入ったと予想出来ます
恐らくあの女電磁超獣の指示でしょうが…
…くっ 計算が狂いました」
ツバメオー「お前が塩なんか落とすから怪しまれたんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ふざけんなヨまぢ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
しょ〜〜〜!!!!!
ギル「いや………はい…申し訳ないであります…」
ツバメオー「といっても今更そんなこと言っても仕方ないね!!!!!!!!
とりあえず奥へ進もうヨ!!!!!!!! 遠くに遠くに逃げて どっか外に抜けてしまえばあいつらを洞窟に封じ込められるヨ」
ギル「そうですね…! この電磁超獣が早々に我々と遭遇したということは 他の電磁超獣も近くに居る可能性が高い…
一つの場所に留まるのは危ない」
ツバメオー「そだね
……にしても…」
電磁超獣「―――」
ち〜〜ん…
ツバメオー「こいつまぢ何がしたかったんだヨ…」
ギル「それは全く分かりませんけど…」
ズーン…
―――
ミキニー「しゃ…しゃがしぇえええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
びくびく
電磁超獣「オ…おおおぉぉおおおぉぉおぉおぉオオォオおおォ〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!!!!!」
びくびく〜〜〜〜…
ミキニー「お…お前らビビんじゃないZO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
コソッコソッ…
電磁超獣「ひ…ひぃぃぃ…!!!!!」
ブルブル
ミキニー「…くっそー さっそく腰が引けてるな
…そうか こいつらのリーダーである私がちょっとビビッてるからこいつらも釣られてビビるんだ…!
こういう時はリーダーたる私がしっかりしないとだZOY☆…!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「やろうども腹ァ括ってシャキッと進め〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もう入った洞窟にビビッてるようじゃ世界の覇者にはなれないよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私が先導する!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ついて来ォォォォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ザザッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ふにっ
ミキニー「ん? なんか踏ん…」
電磁超獣「―――」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙………ち〜〜〜〜ん
ミキニー「あんぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぶくぶくぶくぶく…バタアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
だめだこりゃww
-
―――
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ミキニー「…ふぅー…ワタシトシタコトが…びっくりして転んじゃったよ…
決して気絶したわけではなく…
それにしても…」
電磁超獣「―――」
ちーん…
ミキニー「なんてひどい死に方…」
電磁超獣「アブブ」
ミキニー「なんで死んだのかって? …ふむ…
口のまわりのこれは………ぬかみそか…?」
※ウンコです
ミキニー「これじゃぬかみそを食べて死んだようだ…けど
多分原因は河童だZO!! 河童は呪術も得意とするんだ…
呪術を使ってぬかみそを毒に帰ることだって簡単さ…!
こいつは毒ぬかみそを食わされて死んだんだ…!!!!!」
電磁超獣達『…!!!』
ぞぞ…!
電磁超獣「アブォゴロロロ」
ミキニー「そんなのどうすればいいかって?
大丈夫 対抗策はあるのさ!!!!!!!!
それは…こいつだ!!!!!!!!!!!!!!!
」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「これは特殊な調味料だZO☆
これを食べ物にまぶせば呪術による毒は綺麗さっぱり消えちゃうんだZO☆!!!!!!!!
これがミキニー様の河童対抗の最終兵器なのさ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッ
ミキニー「さぁこれでお前達は無敵だーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
恐れず進めーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣達『オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ゴウオオオオオオオオオオッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しーん…
ミキニー「……まぁ実際はただの洗濯洗濯なんだけどね
まぁ思い込みでなんとやらってのもあるし もしかしたらイケるかも!!!!!!!!
さーて!!!!!!!! 私は…………」
ミキニー「怖いから“裏”に隠れてよう」
ジジジジジ……
{ミキニーは上半身だけを砂嵐に変えて座り込んだ}
-
―――
ゴオオオオオオオオオオオ…
ギル「…行き止まりです」
ツバメオー「ぐぬぬ…!!!! さっきから行き止まりに当たってばっかりだなぁ…」
ギル「相当入り組んだ洞窟なのでしょう
道を把握している人間でなければ中を進んでいくのは困難でしょう…
これは…洞窟遭難が現実のものになりそうな予感っスねぇ……」
ぞ〜…
ツバメオー「や…やめろヨ!!!!!!!!!!!!
そういうこと言うのは!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「まぁ遭難以前にまず電磁超獣とのエンカウントが………うっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ビクッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
電磁超獣「カロロロ…」
ズンッ………ガササ…
ツバメオー「電磁超獣!!!!!!!!!!!!!!? なんか…大きな袋を持ってるヨ!!!!!!!!!!」
ギル「…危険物かもしれませんッ
逃げ……ようにも…! 我々の後ろの道の先は行き止まり…!!!!!!!」
ゴオオオオオオオオオオ…
電磁超獣「バルァアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ポイッ!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「うわ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!」
グチャチャッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ぷ〜〜〜〜ん…
ギル「くッッさァッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
う…うぐふぅ!!!!!!!!!!? こ…これは…
生ごみ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
でで〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣「ふぉおおおぉぉおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グチャグチャ!!!!!!!! もぐもぐ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「うげぇ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!! こいつ散らばった生ごみ食いはじめた〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「しかもまたにこやかに!!!!!!!!!!!!!!!!? さっきといいなんなんです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
バクバクバクバク…
電磁超獣「グオオオオオオオオオオオッッ……オ゙ッッッ
オエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
げろびちゃー!!!!!!!!
ギル「吐いた!!!!!!!!!!!!!!!! 当たり前だ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!
電磁超獣「ぜ…ぜえ…ぜぇ…!!!!!!
オ…ヴル…!!!!」
ス……
パッ パッ パッ
{生ごみに何かを振りかける電磁超獣!!! そしてまた生ごみを食べだした!!!!!!}
電磁超獣「もぐもぐもぐウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッッオッエエエエエエエエエエエエ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブッシュシュ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バッタァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ちーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「また死んだーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
電磁超獣「―――」
ぷくぷくぷくぷく…ち〜〜ん…
ギル「……なんなんだ…」
ズーン…
ツバメオー「なんかメッチャきめ細やかなアワ吹いて死んでるヨ…」
ギル「意味は全く分かりませんが何事もなく良かった…進みましょう」
―――
ズラララッ!!!!!!!!
電磁超獣達『ほンアァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
{4体の電磁超獣が現れた!!!!!!!!
電磁超獣達はそれぞれ タイヤ・モンゴリアンデスワーム・高圧電線・ダイナマイトを持っていた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
電磁超獣達『ホォアァァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
パッパッパッ!!!!!!!!
バク!!!!!!!! もぐもぐ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{またしても何かをそれらに振りかけ そして食べた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
電磁超獣1「お…おごおおおおぉぉお…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
もごごごッ… ピクピク… バタ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{タイヤが喉に詰まった}
ズズズ…ズバャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣2「ぎょ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{モンゴリアンデスワームは腹を突き破った}
バリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣3「ぎにゃあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぷしゅ〜〜〜〜!!!!!!!!!!
{感電した}
電磁超獣4「ゲケーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドッグォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{爆発四散した!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
全滅した!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ちちちち〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「だからもうマヂなんなんこいつら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ず〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ツバメオー「さっきからこいつらのダイナミック自殺は一体なんなんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
目的がわからねぇヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞーん!!!!!!!!
ギル「い…いやぁー…不気味っスねぇ…
もしかしてこれは…何かの作戦なのかも…
こうして何度も生き物の死を目の当たりにさせることで我々のSAN値を削ろうとしているのでは…!!!!!
そう考えると…かなり恐ろしい作戦ですよ…!!!!!!」
ゴクッ…!!
ツバメオー「SAN値ってなんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずーん
ギル「…とにかく このまま続くとなると…あまり電磁超獣と鉢合わせたくないでありますね…
なんとか電磁超獣と出会わないように進みたいですけど…」
ツバメオー「そんなん…無理でしょ
電磁超獣はもう大分洞窟のなかに散らばってるヨ
どう考えても…鉢合わせず進むなんて無理でしょ
電磁超獣の動きがわかるならまだしもさ…」
ギル「……電磁超獣の…位置……を…把握……
……! そ…そうだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あるじゃあありませんか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それにうってつけの…技術が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「は…はあ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
な…なんだヨ……それ!!!!!!!!!!!!!?」
ギル「それは…………
『恵方開壁即集音』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「えぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? それってあの…
お前とおっさんがボクらの風呂を覗き見するのに使った変態技!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ば〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「覗き見ではありません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
“聞き覗き”ですッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「しらねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞ〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「恵方開壁即集音は音を“聞く”事で“音の鳴るその場所を見る”ことが出来る秘術…!
…あの時は確かにソレを不埒目的で使用しました…ですが!!!!!!!
この技はこういうときにこそ使うべきなのです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
早速使いましょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スッ…
ツバメオー「…どう!!!!?」
ギル「…しっ!!!
………ッ ……………!!!!!!!!!!」
キィィィィィィィ………
もぬ毛もぬ毛もぬ毛もぬ毛もぬ毛もぬ毛もぬ毛もぬ毛もぬ毛もぬ毛もぬ毛もぬ毛もぬ毛もぬ毛もぬ毛もぬ毛もぬ毛もぬ毛もぬ毛もぬ毛もぬ毛もぬ毛もぬ毛もぬ毛もぬ毛もぬ毛もぬ毛もぬ毛
ゴオオオオオオオオオオオオオ…
ギル「……いや ツバメさんちょっと…もぬ毛のこと考えるのはやめてもらえませんか…」
ドキ!!!!!!!!
ツバメオー「え!!!!!!? なんで分かったの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ギル「恵方開壁即集音は極まると他者の思考まで読み取れるのです…って
ツバメさんは平常時からもぬ毛のこと考えてるんスか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もぬ毛ってなんなんスか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずず〜〜〜〜ん
-
. /
`ヽ / /
`'△´ 、 _
`ヽ/⌒ .| )/
, '⌒▽ | ▽`ヽ
\ | ,.'
\, | /
`〇
|
/ `丶
/ ) /
| `ー-△´
| `|
|. | ‐┼‐ ヽ __ 〃 -‐''
ヽ、 | ‐┼‐ ./ヽ/`ヽ 二|二
ヽ____ノ ヽ__ノ しヽ、 ( )ヽ |_,
-
ツバメオー「もぬ毛は何って…
もぬ毛はもぬ毛だろ…
そういうの……レディに聞くのは失礼だと思う!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴウオッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「え!!!!!!? いやわかんないんですけど!!!!!!!!!!!!!!!!
もぬ毛ってそういう感じのやつなんです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「もぬ毛の話はいいだろッ もう
それより電磁超獣は見え………聞こえたのかヨ!!!!!!!!!!!?」
ギル「…いや…もぬ毛以外は……
どうやら聞こえが悪いようです… 聞こえなければ聞き覗くことも出来ません
狭い洞窟なのでもっと響くものだと思ったのですが…」
ツバメオー「音がちゃんと響いてこないってこと?
確かに結構ジメジメしてるからねこの洞窟…
でもそれなら…ボク協力出来るかも」
ギル「え!!!!!!!?」
ツバメオー「ネットのヌールヌル(Noonle)で調べてみたんだけど
音って空気が乾燥してる方が響きやすいんだって
だからボクの氷魔法を使って洞窟内を冷気で乾燥させれば音が響くようになって電磁超獣の音が聞こえるかも」
ギル「な…なるほど…!!!!!! 確かに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
すごいですよツバメさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「えへへ…」
ギル「是非ともそうしてもらいたいでありますッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今すぐに出来るでありますか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「出来る…と思うヨ
でも洞窟全体に冷気を広げるのは無理だヨ
せいぜい…半径200m内に冷気を広げて乾燥させるのがやっとかな…」
ギル「十分です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それだけあれば 電磁超獣が居てもすぐに道を変えて回避できます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お願いします!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「オッケー じゃあ…やるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
でもこの魔法ちょっと難度高いから詠唱に時間かかるから待って!!!!!!!!
ギル「分かりました!!!!!!」
ツバメオー「〜〜〜〜〜…」
ぶつぶつぶつぶつ…
コオオオオオオオオオオオオオオオオオオ… ズズズズズズズズズズズズズズズ…!!!
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ヒンヤリンリン メコラ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ピキィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
もぬ毛AAwwwww
-
ひんやぁ〜〜〜〜〜〜〜〜…
ギル「おぉ…! なんだか心地好い空気になってきました
清浄されてますよ!!!!!!!! 清浄されまくってます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「よッしゃッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 聞くんだヨッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「はい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
キィィー…ン…!!!!!
もももぬぬぬ毛毛毛もももぬぬぬ毛毛毛もももぬぬぬ毛毛毛もももぬぬぬ毛毛毛…
もももぬぬぬ毛毛毛もももぬぬぬ毛毛毛もももぬぬぬ毛毛毛もももぬぬぬ毛毛毛もももぬぬぬ毛毛毛……
ヒィーーーーー…ン
ギル「す…すごい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もぬ毛にエコーが掛かってます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いやだからッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ず〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ごめんヨ」
―――
キィー……
ギル「…!! ……聞こえる……!
…見える!!!!!! すごい…本当に…聞き違えるほどによく聞こえますッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「うまく行ったね!」
ギル「えぇ…!!! …おっ!!!! …見える!!!!!!!!
早速聞き見えます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この道の先に電磁超獣が聞こえますよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この先にある横道に入って道を変えましょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「早速きたね〜」
―――
ギル「…ふぅ!! ツバメさんのおかげで鉢合わせずに済みました
しかしこの先はまた聞こえづらくなってますね…」
ツバメオー「魔法の範囲外なんだね じゃあもう一回掛けるヨ
………………………ヒンヤリンリン メコラ!!!!!!!!」
ひやああああああ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「…よし!!!!!!! このまま出口まで…先を聞き見ながら進んでいきしょう!!!!!!!!!!!!!!」
―――
ギルとツバメオーは 互いの技術を生かした共同作業で洞窟内を安全に進んで行った!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーが空間を冷やし…乾燥させ ギルが聞く(見る)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こうして2人は洞窟の中をなんの心配なく進んだ………だが!!!!!!!!!?
-
―――
ギル「…よし…! ここまで順調ですね
ツバメさん次お願いしま…」
ツバメオー「ま…まかひぇひょおおおお…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
げっそりー…
ギル「おぶはァッ!!!!!!!!!? ツ…ツバメさん?!!!!
めっちゃくそやつれてますけど大丈夫スか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズーン!!!!!!!!
ツバメオー「ま…魔力がヤバいヨ…」
ギル「あ…あぁ そうか…さっきから何回も使ってもらってますからね…」
ツバメオー「そうだヨ……しかも…メコラ級をだヨ!!!!!!!!?
ボクのアベレージはメコル級だから…
こんなんすぐに魔力もなくなるヨ…」
ギル「そ…そうですか
いや配慮が足りずに済みません
つい前まで身近にメコレ級以上をバンバン使ってる人がいたもので…」
ツバメオー「そんな化け物と一緒にするなヨ」
ギル「いやすみません…
ならば今は魔力を休めてください」
ツバメオー「いや…ボクやるよ!!!!!!!!
ここまで来てまた電磁超獣に会ったりしたらこれまでの苦労が台なしだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「いや――――もしかしたらその必要もないかもしれません」
ツバメオー「え?」
ギル「…」
キュイイイイイ…
ぱああああああああ…
ミキニー「う…うぅぅ〜〜〜こ…こわいよぉぉぉ〜〜〜〜!!!!!!!
おママーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガタガタブルブル
ギル「…聞こえ見える…!!!!! それも…かなり遠くまで!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「え!!!!? なんで!!!!!!!?」
ギル「洞窟内の空気を感じてみてください まだ魔法を使っていないこの場所でもすでにひんやりしてます
ツバメさんの冷気魔法が…洞窟全体に広がったのかもしれません」
ツバメオー「!! …そうか ボクのあの魔法は持続性だから
ゆっくりとこの洞窟全体に広がっていったんだ」
ギル「これならもう新たに魔法を使う必要はないかもしれません!!!!!
ツバメさんの頑張りが報われましたね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これでいつでも成仏出来ますね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「そうだね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
って死んでねぇヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
――― 2人は更に進んだ… そして
ギル「……む!!!!!!!!!!!!!!!
…木漏れ日の…音がする…!!!!!!!!!!
出口が近いですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「マジでかヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
木漏れ日の音ってなんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゾーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「…しかし 反対側から気になる音も見えます…!!!!!!!!!」
ツバメオー「電磁超獣でしょ!!!!!!!!!?
ほっといて行こ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「…いやッ 電磁超獣じゃないのです…!!!!!!
小さく…はかなげで…それでいて力強く…!!!!!!
しかしながら実態が掴めない混沌としている気配…!!!!!!!!
更にはほんのりやわらかでほのかに甘くてクリーミー…!!!!!!!!!
そんな感じのやつですッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「全然わからねーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
食えるの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? 食えるのそれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ずーん!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「い…いや…食べれないとは…思いますが……」
ツバメオー「じゃあさっさと出てこうヨ」
ギル「いやしかし…これは…なんだか
……放っておくわけにはいかない気がするのです…
…行ってみてはダメでしょうか… …もちろんそんな寄り道をしてる場合ではないのは分かっています」
ツバメオー「……わかんないけど…
…お前が行ったほうが良いって思うなら…行けば?
ボクは別に付き合ってやってもいいけど…」
ギル「ありがとうございます!!!!!!
…行ってみましょう 何が出るか…分かりませんが…」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
-
―――…
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ォ…
ギル「…こっちです…」
ザ…
ツバメオー「…ん」
グゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ぶるんぶるんぶるんぶるん!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「…や…やばい パ…パイオツが暴れまくってるヨ…!!!!!!!!」
ギル「えぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? それって…まさか」
ツバメオー「う…うん…
多分…ボクのパイオツが反応してたのは…
ギルが見たソレなんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「なんと…まさかそこに繋がるとは……
一体…何があるというのでしょう…?」
コオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
ツバメオー「…?! …見て!!!! この奥…!
なんか明るいヨ…!!!!!!!」
ギル「!!? 洞窟の中だというのに何がこんな明るい光を…!!!!?
自分が見た…あの物体が放っているのでしょうか!!!!!?
…!! この目で確認せねば…分かりませんね…
ツバメさん…魔力は大丈夫ですか?」
ツバメオー「…うん」
ギル「何があるか分かりません…気を引き締めて行きましょう」
ザ…!!
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙……
ザッ… ザッ…
ギル「…!!」
こそ〜〜〜…
ギル「……むむっ…!!!!!!!!!!!!!!!!?」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ………
パアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア………
{そこには まばゆい光を放ち輝く白い球体があった!!!!!!!!!!!!!!!}
ツバメオー「な…なに……これ…」
ギル「なんか………綺麗なガスポケ○ンみたいですね…」
ツバメオー「ちょ…なんでこんなのが洞窟にあるの…?
う…うわ…!!!!! 突いてもスカスカする…!!!!!!!!!!」
つんつん
ギル「つ…つついたら危ないかもですよ!!!!!? ツバメさん…!!!」
??「…ん? 誰だィ?」
2人『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ツバメオー「…だ…誰!!!!!!!!!!!!!!!!? 今の声!!!!!!!!?」
ギル「わ…分かりません!!!!!!! で…電磁超獣でも…ないようですが…一体…」
??「お? …おぉ?!!! …人かィ!!!!!!!!!!!!!!!!?
おおぉ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!! やっと来やがったかィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
ギル「ふがぁ!!!!!!!!!!!!!!!! まぶし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「ちょ……!!!!!! 待って…まさか…
しゃべってるのって……この光の玉ァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドド〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
球体「…お?!!!!!!!!!! この感じ…おなごも居るのかねィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ツバメオー「ボクだヨ!!!!!!!
お前だな!!!! ボクのパイオツに呼び掛けたのは…!!!!!!!」
球体「そうだぜィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いやぁ長らくとここんなとこにいてよィ!!!!! 女不足で敵わんのさィ!!!!!!!!!!
さささッ! とりあえずこっち来て……パイオツ見せてくれんかねィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
どーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「見せるわけねーだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! この変態玉野郎!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!
球体「フゥハハハハハハハァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そうかィそうかィ そりゃあまぁ仕方ねィ
まぁ…お前さん どうも子供のようだしねィ…俺さん好みじゃねィなィ
あと60年してから来いやィ」
ツバメオー「こねーしお前の好み熟しすぎだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞぞ〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「というかあなたは一体…何者なんですか…?」
球体「フゥハハハ…俺さんかィ?
俺さんは見ての通り………ただの玉さィ
…ま…気軽に玉ちゃんさんとでも呼んでくれりゃいいぜィ?」
ツバメオー「ただの玉はしゃべらねーヨ」
球体「ガハハ まぁ細かい事はいいじゃねーかィ
それよりあんたらは何者だィ?
こんな人気のない山によィ」
ギル「あ…あぁ…えっと
自分は……ウラ・ギルと申します
ネアメ・ルートという組織に所属していまして…ちょっとした用事でここに」
球体「!! …今 ネアメっつったかィ?」
ギル「え?! えぇ…
…え?! もしかして玉ちゃんさん殿は…ネアメを知っている方?」
球体「………………
…あぁいや……間違えたィ
“ニベア青缶スキンケア”って言ったように聞こえたよィ
俺さんの勘違いだィ 気にしないでくれィ」
ギル「…いやどうやったらそんな聞き間違いするんスか…」
球体「…………これも運命だなィ…」
ぼそ…
ギル「…はい?」
球体「いやなんでもねィ
ただの老人の譫言だィ」
ツバメオー「老人なのかコイツ…」
球体「まぁねィ
まぁ…見ての通り 体も心も若いつもりだがねィ」
きら〜…
ツバメオー「いや見ての通りとか言われてもわかんねーから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン
ギル「あの…玉ちゃんさん殿…あなたの目的は一体なんなのです?
自分は“ここに行かねばならぬ”という思いで来ました
…あなたが我々を呼んだのでは?」
球体「…その通り…」
にやり…
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
-
ギル「…やはり」
球体「察しがいいねィ」
ツバメオー「呼んだって……ボクのパイオツ目当てじゃねーのかヨ」
球体「それはついでだよィ
本当の目的は別にあるのさィ…
ここに来た者に…ある物を渡すためになィ…」
ギル「わ…渡す?」
球体「あぁ………そうだィ
“コレ”はな…今のこの世界に必要となるものだィ
お前さんら…受け取ってくれんかィ?」
ギル「い…一体何を?!!!!!!
何故我々に…?!!!!!!!!!」
球体「お前さんらが来たのは偶然だィ… もっともその偶然も…運命が導いたものかもしれんがなィ
コレも…お前さんらなら渡せる むしろお前さんら以外に適任者はいねィだろィ」
ツバメオー「だ…だから…渡すってなにをさ
今の若者はね 知らん人から物をもらっちゃいけないって教育受けてんだヨ」
球体「俺さんは知らない人 じゃなくて
知らない球体 だから問題ないじゃないかィ」
ツバメオー「たしかに」
ナットク
ギル「納得するんスかソコ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!
球体「コレは……“力”だィ
ある所から漏れだし欠けてしまった…“力のカケラ”…
これを受け取って欲しい」
ピカピカピカピカ…
ピカァァァァァァァ〜〜〜〜〜〜〜…………
{球体は自身の中からカラフルに輝く小さな光の玉を“8つ”出してみせた}
ギル「力の…カケラ…?」
球体「そうさィ こいつはこの世界を救うために必要な力さィ…
だが不完全だィ 欠けちまっているィ
このままでは本来持つ“本領”は発揮できまいよィ
だからこそお前さんらに受け取ってほしい
お前さんらの中にこの“力のカケラ”を宿してほしい
そうすれば この力達は お前さんらの中でその力をゆっくりと取り戻してくれるだろィ
そうして“完全な力”に戻った時…… それを“渡してほしい”」
ギル「わ…渡す!!!!!? 一体誰に…」
球体「お前達ならいずれ会うだろう
俺さんはその全てを世界に置いてきた」
ツバメオー「…意味わからん… こいつキチ○イなんじゃ?」
球体「フゥハハハ!!!!! 直球でひどいねィ」
ギル「…確かに意味は分かりませんが…
ですがとても重要なことだとは分かります
恐らくこれは…断るわけにはいきません
いえ 断れません!!!!!!!!!!!
球体ちゃんさん殿…その力のカケラとやら…我々に託してくださいませんか」
ギンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
球体「…いい答えだねィ 気にいったぜィ
―――では…まかせるとしよう
…もちろん譲さんもだろィ」
ツバメオー「え……えぇぇ〜〜〜〜〜〜〜〜…?
……ベ…ベタベタぬるぬるしない…?」
球体「力のカケラをなんだと思ってるんだィお前さんはィ…」
ぬ〜〜ん…
-
球体「安心しろィ こいつは変なものじゃねィ
ちょっとした力を宿すだけだィ
むしろこいつは…お前さんらにとってプラスになるだろィ」
ギル「…というと?」
球体「宿した力をお前さんらも利用出来るようになるのさィ
もちろん…それは力のカケラの更に片鱗にすぎないがねィ
だが…“お前さんらの戦い”の役には立つだろィ」
ギル「…」
ツバメオー「お手軽パワーアップ出来るってこと?
なんか都合よすぎる気がするけど そんな便利なのくれるならやっぱほしいかも
さっさとくれヨ」
球体「あぁいいぜィ
……だが この力のカケラ達は不完全でも元は強大な存在だィ
一人に宿すのは…最大でも2つまでが限界だィ
それ以上宿すと……力が暴走し 頭のテッペンから血が噴水のように吹き出し
爪が剥がれ飛び 歯がピアノのようにガタガタ揺れ ウンコをジェット噴射のように垂れ流しながら
股から体が引き裂かれる……裂けるチーズのように…! 裂けるチーズのように!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「こえー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
球体「というわけだから他に仲間はいるかィ?」
ギル「え…えぇ この場には居ませんが 何人か」
球体「そうかィそうかィ ならいいがねィ
じゃあ後でそいつらにも力のカケラを分けてやってくれやィ
じゃあとりあえずお前さんらに渡しておくぜィ
それ!!!!!!!!」
パァァァァァァ…
{力のカケラである小さな光の玉の1つがツバメオーの方へゆっくりと飛んでいく…!}
ツバメオー「…!!! ボクの中に…! 力が…!!!!!!」
ゴク…!!!!!!!!!
スポァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{入った!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 鼻から!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ツバメオー「ふごぉがぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どこから入ってんだァ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ど〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!
球体「次はお前さんだィ
お前さんは……心の許容が広そうだィ お前さんには2つ…宿しておこうかねィ」
スィ〜〜〜〜〜〜〜〜…
ギル「…!!!!!!!!!」
ヒュヒュンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズヌッ!!!!!!!! ズヌッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「アッッッーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ギルに向かった2つの力のカケラはギルの尻から入り込んだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ツバメオー「ヒュ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!///」
メモモモモモモモ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
球体「緩くて入りやすかったんだな」
-
なんでメモってんだwww
-
ズウウゥゥゥゥゥゥゥッッ…!!!!!!!!!!!
ギル「うッ………… …これで…我々の中に…“力”が…?!」
ツバメオー「正直何も感じないんだけど」
球体「当たり前だィ
今のは力のカケラをお前さんらの体の中に移したにすぎねィ
普段はパッシブさィ
だが……ひとたびその力が片鱗を見せりゃ…そりゃあもうとてつもねーぜィ
恐らく…力が発動すりゃお前さんらの体はその力に合わせて変貌する…
そして今までなかった力を一時的に操れるだろィ
力が収まれば元に戻るがねィ」
ツバメオー「ヒーローの変身みたいなもんかヨ
ちょとかっくいい」
ギル「それはある程度 こちらの意志で変身したり出来るのでしょうか」
球体「無理だねィ」
ギル「えーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずーん!!!!!!!!
球体「カケラであっても…本来お前さんらの手に負えるモンじゃねィ
まぁ…お前さんが持ってる2つのカケラのうちの一つは…多少他に比べればおとなしいかもしれねーがィ…それでも2つある分負担はでけィ
無理に操ろうとすっと身がもたねーからやめとけィ」
ツバメオー「ホイホイ使えなきゃ力もらった意味ねーじゃん
なんとかしろヨ」
球体「なんかきっかけが使える時がくるだろィ
こればっかりはお前さんら自身の問題…俺さんにゃあどうしようもならねィ
…ま しばらく使えなくても持ってりゃいずれいいことあるさィ」
ツバメオー「…うーん なんか体よく物置にされた気がする」
球体「フゥーハハハ!!!!!! それで終わらないことを祈るぜィ
んじゃ残りの…まだ宿らぬ力のカケラ達だが…」
ゴソゴソ…
ス…
球体「全部虫かごに詰めといたから仲間と合流したら水と一緒に飲ませろィ」
キラキラキラ… ぎっち〜〜〜
ツバメオー「扱い雑ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズズ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「あ…ありがとうございます…
そんな飲み薬みたいな感じでいいんスね…」
ぞ〜ん…
-
球体「フィ〜〜〜 これで役目は終わったぜィ
ここに来てからずっと待ってたんだからなィ」
ギル「なんでこの山に?」
球体「この地方が一番安全そうだからだィ
俺さんはこの山に現れ 力あるものにだけ感じ取れる波動を出していたィ
そうして導かれたのが…お前さんらだィ
いやお前さんらで良かったよィ
二ヶ月待った甲斐があったってもんよィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「…ん?? 二ヶ月…?」
ツバメオー「二ヶ月前に来たってこと? ちょっと待って
二ヶ月前って…」
球体「ん?」
ギル「…あのー…つかぬことをお聞きしますが
球体ちゃんさん殿は…一体どこからやってこられたのですか」
球体「俺さんか? 俺さんは…やってきたっつーか…
今は魂だけをこっちの世界に現してるっつーかねィ…」
ギル「ど…どういうことですか?」
球体「この球体姿は俺さんの本体じゃねぇってことさィ
俺の本体は別次元…別世界にある…
故あって本体が動けないので こうして魂だけを乗り物(球体)に乗せてこっちに来ちゃってるのさィ
次元を越え…次元の壁を切り裂いてな」
ツバメオー「じ…次元を切り裂く?!!!!!!!!!
そ…そんなの…超究極魔法って言われる次元魔法のレベルだヨ…!!!!!!」
究極「まぁ似たようなもんさィ
そりゃあもう豪快に切り裂いてやったぜィ?
ついうっかり横着しちまって何次元も一緒に切り裂いちまって…一時はこの辺りが色んな世界に繋がってたんだぜィ? 今は治したがよィ
そうだそうだ 俺さんのまわり見てみ?」
ギル「は…? こ…これは…」
ゴロ…
ツバメオー「な…なにこれ? ダイヤモンド? …石?」
球体「こいつは俺さんと一緒にここに出てきちゃった別世界の金属だ
こういう感じで勢いあまりすぎて別世界のイレギュラーなもんまでこの世界に持ってきちまったよィ ガハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「なんか嫌な予感がする…」
球体「そういやアレどうなったかねィ…
この金属みたいな感じでこの世界に入り込んだ…アレは」
ギル「ア…アレとは……」
球体「あぁー! はっはっは! ちょっとした動物だよィ
どうやらこの世界の次元と隣り合わせになってる“電磁界”ってところからやってきたみてーだが…
小さな蛇みたいなやつでよィ? …あぁいや ツチノコかな? 腹ァでかかったからなァ
…まぁそんなんが居たんだよィ
あん時は逃がしちまって『やべwww』ってなったがィ…
お前さんらが普通にここまで来たってことは…それから特になんともなかったみたいだねィ
ガハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どっ
2人『…………………』
2人『てめーの仕業かアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
球体「ほわ?」
-
球体「なんの話でィ?」
はてな
ツバメオー「?じゃねェ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前のせいでこの山大変なことになってんだぞ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ど〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
球体「…どういうことかィ?」
――― かくかく しかじか ―――
球体「なるほど………………そんなことになっていたのかィ」
ギル「球体ちゃんさん殿が逃がしてしまった蛇のような生物は…自分が思うに恐らくこの山にいる電磁超獣達を生み出す始祖か何かでしょう…
我々が会った電磁超獣達は “上の存在”が居る事を仄めかしていましたから…
…しかし…逃げ出した一匹の小蛇がここまでの電磁超獣…勢力を生み出したとすれば
なんとも凄まじい成長力…! そして繁殖力…!!!!!
その始祖を野放しにしていたら大変なことになりますね…」
ツバメオー「奴らが外に出たら…世界が化け物だらけになっちゃうヨ…」
球体「……………」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
球体「いやーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
メンゴメンゴwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
鬼メンゴwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
テーレッテレーwwwwwwwwww
ギル「軽ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズコ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「なにがメンゴだてめぇ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
事の重大さ考えろヨ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
球体「ガハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!!
いやホントすまんなィ
マジで反省してるわィ いやホント
ここに本体あったらマジぺこりんちょローリング土下座決めてたところさィ」
ツバメオー「ほんとかヨ…」
球体「…つってもまぁ…弁解するわけじゃねーがィ…
もしものために一応対策はしておいたんだぜィ?」
ギル「た…対策?」
球体「あぁ
逃げ出した蛇が山の外に行かないようにこの山の端に結界をかけたのさィ
この世界のモノならざる異なる存在が外部に出るのを防ぎ この山の中に封じ込める結界さィ
小蛇一匹ごときにゃ勿体ねーくらい強力な結界だィ
そいつが生み出したと電磁超獣とやらでも抜け出せはしねーだろィ」
ギル「…結界…?! そんなものが…!
…!!!!!! そうか…だから電磁超獣達は山の外に侵攻しようとせず…ずっとこの山に篭っているのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
球体「ガッハッハッハッハッハッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そういうこったィ!!!!!!!!!!!!!!!!
俺さんすげー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ど〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「偉そうにすんなーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
でで〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「あの強い電磁超獣達が出られない結界となれば…
放っておいても電磁超獣が外に解き放たれる事はないかもしれませんね」
ツバメオー「むしろ放っとけば増えすぎてそのうちぎゅうぎゅう詰めになって圧迫死するんじゃない?」
球体「どうだかねィ…」
ツバメオー「あ? なんだヨさっきは自分の結界を自画自賛してたくせにヨ」
球体「奴らがただの獣なら問題はないだろィ
だが…奴らには知恵があるのだろィ?
そんなやつらが今のこの状況にずっと手を拱いてるなんて事ァなかろうよィ
奴らはきっとなんらかの方法で結界を突破しようと狙っているだろィ
もしかしたらその方法も確立されてるかもしれねィ
…俺さんでも考えつかない方法でなィ…」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ギル「………確かに…
彼らには余裕があった……閉じ込められてるという焦りは感じませんでした…
まさか…」
球体「手を打つなら…今!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今叩くんだィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
世界の命運は…お前さんらの手に握られているんだィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
戦えィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
勇敢なる戦士達よィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
2人『――――…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ツバメオー「いやだからお前が原因なのになんで偉そうなんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
球体「てへぺろ」
-
球体「…ま こっちの事はこっちの若いもんに任せるとするぜィ
俺さんは………そろそろこの魂も帰らねばならんでなィ」
ツバメオー「おまッ……まぢ放置してくのかヨ…」
球体「それに関しちゃマジで申し訳ねィ
だがどっちにせよこの姿の俺さんにゃ何もしてやれねーよィ
それに………俺さんも…いつまでも魂をここに置いておくわけにもいかねィ
俺さんにゃ…まだやるべき事がある」
ギル「やるべき事…?」
球体「…あぁ …全てに決着をつけるためにも…一秒でも早く…やることをやらなきゃならねーんだィ」
ツバメオー「なんだヨそれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こっちにそんな事情…!」
ギル「いや…よしましょう
ここは…見送りましょう」
ツバメオー「ギル〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!?」
ギル「球体ちゃんさん殿の事情は分かりませんが…しかし この方は我々にとってとても重要な方な気がします
この力のカケラを託してくれた事もありますし…
今回の電磁超獣の件も…この力のカケラの能力を引き出すための試験…そう考えませんか
なんにせよ…ここで死ぬようでは…魔反会とはとても戦えませんし」
ツバメオー「…むむむぅ なんか損してる気がする…」
ギル「そ…そうですかねぇ」
球体「…すまねーなィ」
ギル「いえ…」
球体「じゃあ…お言葉に甘えさせてもらうぜィ…
あとは頼んだぜィ
……また いずれ会おう」
キュピカァァァァァァァァァァァァ
ギル「はい
待っています」
ピカアアアアアアアアアアアアアアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{球体がまばゆき光を放つ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
2人『…!』
ズズズズ…!!!!!!!!!!!
カアアアアアアアアアアアアアアアア…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
球体「…あ」
2人『!?』
球体「おまえさんら気をつけろィ
俺さんはこれから再び次元を裂く
その際この辺り一帯が吹き飛ぶぜィ
もう猶予もねー!! はやく逃げなィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
2人『…』
2人「えぇーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「早く言え〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞぞ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「に…逃げましょうツバメさん…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お…おたっしゃでー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どひゅ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
きゅいんきゅいんきゅいんきゅいん…
球体「…行ったかィ…
………俺さんが戻るまで…この世界はまかせたぜィ… ネアメの若き芽よ…
そして…力のカケラを頼む…
出来るだけはやくこの世界に戻る…
……………ヤツと… ヤツと決着をつけるためになィ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
球体「………ん? …そういや今の坊主は…
…そうか 思い出したぜィ
お前…………あいつかィ
…へ!! 男らしい目つきになりやがってよィ!
…しっかりやんなよィ…」
ギュゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッッ…
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チュドドォォ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バッゴオ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
ツバメオー「ぶぶー!!!!!!!!!!!!!!!! 想像以上にすごい爆発だったーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
でで〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「あ…危なかった…」
ドゴゴゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「安心すんなーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!まだ来てるヨ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
逃げろヨ逃げろヨ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ワラワラワラ…
電磁超獣「ギャース!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「うばぁー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
爆音に反応して電磁超獣きた〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
電磁超獣「ふぉっすぁああぁーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぷりーん!!!!!!!!!!!!!!!!
{再びケツを向け迫る電磁超獣達!!!!!!!!!}
ツバメオー「うぐぉああああああああああああ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!
後門の爆発 前門の肛門だァ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「…こうなったら…このカケラの力を借りる時ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ツバメオー「はやいな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! もうかヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
ていうか使えんの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ギル「やってみなければ分かりません!!!!!!!!!!!!
…ほとばしれッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 自分の中に眠る…パワーよッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣達『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
しぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん…
ギル「∵」
電磁超獣達『ふぉオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ぷりァぷりァぷりァぷりァぷりァァァーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ABBAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「うわあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギルが尻に埋もれたァ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
電磁超獣達『クォオアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ぶりぶりぶりぶりぶりぶりぶりぶり!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「もげぇ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
た…たんま!!!!!!!!!!!!!!!! たんまあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣の皆さん後ろを見てみてください!!!!!!!!
こんなことをしてる場合じゃありませんよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
電磁超獣達『ふぉ?』
スッ…
チュドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣達『ポェ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ブブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「はやく逃げるのです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
ドドドドドドドドドドドドドドドド…
ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダダダダダダダダダダ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「あひゃああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!! どんだけ爆発すんだヨぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これ洞窟崩れるんじゃね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ギル「と…とにかく今は走るのでありますよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
出口の場所は前に聞き見た時に把握しています…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
自分について来てください!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「…ってもさぁ!!!!!!!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣達『ぎゃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ツバメオー「なんでこいつらまで連れてってんのさァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「成り行きです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「今ならボクの氷魔法で一掃出来るけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「い…いやぁ〜〜〜…それは…」
モゲル「…フン ニンゲンメ…
自分ガ助カルタメトハイエ 俺達ヲ引き連レテ逃げようトハ…
アトデ後悔スルゾ…! ココヲ出レバ…マタ敵同士…
ツバメオー「うぇうぇ!!!!!!!!? しゃべれるやついるし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しかもそんなこと言ってやがるし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「そ…そんなこと言ってたら舌噛みますよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
戦いなら…ここを出たら正々堂々と受けます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
とにかく今は逃げませんか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
モゲル「…クク… 何ガ正々堂々ダ…
今俺ガ後ロカラ足を引っ張レバ…お前タチは殺セルゾ…」
ニィ…
ツバメオー「ほらぁ!!!!!!!! そんなこと言ってるしぃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドガガガガガガガガガァァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
モブ電磁超獣「へげぁ!!!!!!!!」
ドギョオォォー!!!!!!!!
モブ電磁超獣「ぎゃあぁー!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシャーン!!!!!!!!
ギル「爆発の勢いが…更に…!!!!!!!
速度を上げるのですッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュン!!!!!!!!
-
――― その後 ギルが電磁超獣を助けたり
逆にツバメオーが電磁超獣に助けられたり
とてもドラマチックな展開が繰り広げられることになるのであった…
(中略)
――― 外
ギル「ハァー…ハァー…! た…助かりました…」
ツバメオー「あ…あのクソ球体…次会ったらブッ凍ろす…」
ザッ…
モゲル「……キサマ…」
ギル「なんとか出られましたね …」
モゲル「何故タスケタ…
人間ノクセニ…敵デアル電磁超獣ヲ…」
ギル「まぁ…反射的に…
電磁超獣とはいえ…恐ろしい爆発から一緒に逃げてるわけですから…
見殺しにするなんて残酷なことは出来ませんでした
…何人かは助けられませんでしたが…」
モゲル「ナンダソノ理由は…」
ツバメオー「でもお前もボクを助けたじゃん」
モゲル「…俺ハ借りヲカエシタダケダ…」
ギル「本当に助かりました
それでは……やりますか…?」
チャキッ…
モゲル「…気分ガ削ガレタ…
………イケ………」
ギル「…?!!! …見逃してくれるのですか…?」
モゲル「今回ダケダ… 次アッタラ…敵同士だ…」
ギル「…ありがとうございます!!!!」
ツバメオー「まぢかヨ
いいやつじゃん デメニギスみたいな顔しててさ」
モゲル「…サッサト行ケ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「いきましょうツバメさん
はやくヤンデルさん達を探さなければ…」
モゲル「……………マテ」
ギル「?」
モゲル「オモシロイ情報電波ガ入ッテキタ
…教エテヤロウカ?」
ギル「…!?」
ツバメオー「なに…? 協力してくれるの?
なにこいつ…なんでこんなにデレてんの?」
モゲル「…フン……
俺ハプライドガ高いノサ…
人ノ尻ニオモチャを入レサセ弄ブヨウナ馬鹿ニ操ラレルノモ…アキアキシテタトコロダ…
俺ハ俺ノ好キニデキレバソレデイイ…
コノ山ノ ヒエラルキーヲ全テブッツブス気ナラ…勝手ニシナ」
ゴゴゴゴゴゴ…!!!
ギル(…プライド高いわりにはノリノリで尻アタックしていた気がしますけど…)
――― そのころ
ミキニー「ま…迷ったあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
た…たしけてぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ
ジョバ〜〜〜〜〜〜〜〜
-
――― 一方そのころヤンデル達は…
ビラコが連れ去られたと思われる山頂へ向け ダジーに先導され洞窟の中を通っていた…
ウソニ「本当にこの道でいいのか?」
ネコ【さっきから同じ所を通っているようだミャ】
ダジー「当然DAZE
俺を誰だと思ってるんDA?
この山を我が家のように駆け回るダジー様DAZE?
感覚で道を把握しているのSA
素人のお前達は黙って俺について来れば良…」
ザッザッ…
ザッ!!!!!!!!!!!!!!!!
イキドマリ〜〜〜〜〜〜〜ン…
ネコ【…黙って着いて行った結果がこのザマだが?】
ダジー「…HA…HAHAHAHAHA!!!!!! なぁにちょっとした冗談DAZE!!!!!!!!
こんくらい茶目っ気があったほうがいいのSA」
ヤンデル「…いや…急いでるんだけど…」
ジュリー「幸先不安だねぇ…」
ダジー「だ…大丈夫だって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! そんな心配するなYO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
あせあせ
ズズーンッ…!
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「うわぁ!!!!!!? なんだい!!!!!?」
ヤンデル「…じ…地震…?!!」
ウソニ「いや…今のは爆音だったようだが…?
かなり遠くから聞こえたが…」
ネコ【おいお前 今のはなんミャ】
ダジー「あぁすまんNa
今のは俺の屁Da」
ドンッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「大地を響かすほどの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズズーン!!!!!!!!
ダジー「まぁほら…ここは音がよく響くからNa…
音が反響したんDana S-MAN S-MAN」
ぷ〜〜〜ん…
ネコ【くッッッさ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いい加減にしろ貴様!!!!!!!! 我輩は所構わず屁をかます不潔な輩が大嫌いなのミャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「…いや…今のは屁とかそんなレベルじゃなかった気がするが…」
ダジー「そんなこたぁどうでもいいDARO!!!!!!
俺の屁じゃねぇなら大方洞窟のどっかで壁が崩落したんDARO
そんなことよりDa ………そろそろ近くだZE…!!!!」
ゴゴゴゴゴゴオ…
ジュリー「…あの縦穴を出れば…」
ダジー「あぁそうDa あそこから顔を出せばそこがもう奴らのたまり場ダZE
出る場所は草むらの中でちょうど死角だが…気をつけろ…
決して物音をたてCHA…」
ぷもぉ〜〜〜〜………すぉっすぉっすぉっすぉっ…
パルルル〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜……ンボッ… コーイコイコイコイコイコイコイッ…
クェクェクェクェ…ホイサー
みんな『!!!!!?』
ビクッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【す…すまん 今のは我輩の屁だ…………緊張して…】
ヤンデル「どんな屁だ!!!!!!」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー「う…うるせー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
でかい物音立てるなっつってんだろうGAああァ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ドンドンドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「き…君の方がうるさいよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
しー!!!!!
-
ダジー「おめーら静かにしろっつったDAROうがYOおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
見つかりTEーのかああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「落ち着け!! 静かにしろ!!!! 今は君の方がうるさい」
ダジー「…! …S…S…S-MAN…!
あ…あわてちまったZE………焦ってNa…
か…考えてもMIRO? いくら苦手とはいえ ここに人間がいると分かれば奴らは目の色を変えてここに入ってくるZE…
そうなれば俺達ゃ袋のNEZUMIだZE…!!!!! 生活圏すら奪われる危険性もARU…!
ここは用心すぎるほどに用心するべきDAZE…」
ジュリー「まぁ確かにね」
ダジー「とにかく静か〜にあの穴に近づき静か〜に覗いて静か〜に帰り…
静か〜に平穏に暮らし 静かに余生を過ごして静かに死ぬんだ…
それで幸せSA…」
ウソニ「いやそこまで静かにしなくとも」
ヤンデル「俺達ビラコさん助けたいんだけど…」
ズーン…
ダジー「とにかく静かにだ!!!!!!!!!
しゃべるな!!!!! 音を立てるな!!!!! 究極息もするNa!!!!!!!!?」
ヤンデル「それは究極的に無茶な注文すぎる…」
ぞーん…
ネコ【まずお前が既にうるさい】
さっきの我輩も悪かったが
ダジー「よっしゃ!!!!! 行くZO!!!!!!!!!!!!!!!!」
コソコソ…
コソコソ…コソコソ… スッ…スッ…
そろ〜り… そろ〜り…
みんな(………!!!!)
ポロ…
ウソニ「ッ…しまった…! 薬莢が…!」
カコ〜〜〜〜〜〜〜〜ン…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー(うるしぇええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
コオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ウソニ「確かに悪かったが そんな破裂寸前のトマトみたいな顔して怒らなくても」
ズゾーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー(効果音もうるせぇおええええええええええええええええ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そんな張り切って!マーク付けなくてもいいんじゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
カアアアァァーッ!!
す、すんません
ジュリー「神経質になりすぎだよ……ただの字なんだから…」
-
ウソニ「このままではラチが明かない
さっさと覗いてみよう ビラコ先生が心配だ」
ヤンデル「あぁそうだな」
ズカズカズカズカ
ダジー「あ…Ah!!!! そんないかつい音で踏み鳴らしていかなくTOMO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
こ…効果音!!!!! もっと静かな効果音で頼むZE!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
オーケー!!!!!!!!
ヤンデル「よいしょ…よいしょ…」
キラキラキラキラキラキラ…(足音)
シャラララララララ〜〜〜〜〜〜〜ン(足音)
ジュリー「俺達の足音がめっちゃファンタジックになったけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
さらさらさらさら…(噴き出す音)
ウソニ「余計怪しい」
―――
ヤンデル「…この…穴から出れば…!!!!!」
スゥッ… ガサッ…!!!!!!!!!!!
{穴から顔を出すヤンデル}
ジュリー「何か見えるかい?」
ヤンデル「出た所は…話の通り草むらの真っ只中だ…
掻き分けないと…」
ガサガサ…
ダジー「き…気をつけろYO!!!!!?
出発前にも行ったがその場所は電磁超獣の女王の玉座のすぐそばだ!!!!
草むらを掻き分けたら目の前に女王Da!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「…分かってる…!」
ガササササ…
ガサ…
ヤンデル「……?
………掻き分けたけど…目の前には…でかい岩山しか…」
グゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ヤンデル「?!!!!!! い…岩山が…動いた…!!!!!?」
ダジー「ち…ちがう…!!!!! そのデケェ影こそ…女王だ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
み…見上げてMIROOOOOOOOOOOOOOOOOOOッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「!!!!?」
ヤンデル「…なッ…?!!!!!! まさ…か…!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴォォォ…
ドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギャンジャンレバニィ「ココココ…」
{穴から覗くヤンデル達の目の前に…特製の玉座の上に腰を降ろした怪物がいた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル達が現在顔を出しているのはその玉座からほんの数メートルの場所であった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ジュリー「……でかいな…
…前にこの山にいたドラゴンはもっとでかかったが…
それでもこいつのが大きく感じる…! それほどこの電磁超獣の女王の存在感が強大なのか…!!」
ウソニ「俺達が今いる場所…
こちらからは女王がよく見えるが…向こうからは丁度死角……絶妙な位置だな…
だが派手に動けばバレるぞ」
ダジー「だ…だから動くなYO!!!!!!!!!!!!!!!! 絶対派手に動くなYO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
地味に動け!!!!!!!! いや地味でも動くな!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「いやそれより ビラコさんは…!!?」
ヤンデル「……………!!?
…あ…あれ…は…!!!!!!!」
みんな「!!!!!!!!?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
http://download5.getuploader.com/g/sousaku_2/961/150707_012127.jpg
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
-
玉座こわれそうだw
-
ズオオオオオオオオオオオオォ…!!!!!!!
ウソニ「…おい…見えるか…?」
ヤンデル「み…見える…! 間違いない…!!
あれは…! あの怪物の中にいる…あの人は…!!!!!!」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙……
ズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズ…
ゴポポポポポポ…
ビラコ「―――」
ゴボボボォッ…!!!
ジュリー「ビラコさんだッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
腹の中に居るッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー「ひ……ひええええええええええ…!!!!!
く…食われ…てんじゃねーかYO…!!!!!」
ネコ【だが…生きては居るようだミャオ!!?
丸呑みされたか……
無精な畜生で命拾いしたミャ………】
ジュリー「………いや…それだけの理由かな…?
ただそれだけの理由でビラコさんは死なずに済んだのかな…?」
ウソニ「何か理由があって…生かされていると?」
ジュリー「俺はそう見るね」
ヤンデル「そんなことは…! 今はどうでもいい…!!!!!
とにかくビラコさんを助けないと…!!!!!!!!
電磁四天超獣が3体いるけど……奇襲をかければ…!!!!」
ダジー「バ…バ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
何言ってんだBAKA!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「そうだよ 落ち着くんだ
今の俺達は万全じゃない 体力もだし…戦力もだし…
何も準備出来ていないこの状況で戦いを挑むなんて無謀すぎるよ」
ヤンデル「でも…!!!! あのビラコさんを目の前にして…このまま何もしないなんて…!!!!
それに今あぁして無事だと言っても…いつ本当に殺されるかッ…!!!
多分…そのうち胃液で溶かされ始めるんだ……
皮膚がどんどんと溶けていって…きっとその痛みでビラコさんは苦しむんだ…
でも悲鳴を上げても…胃液は容赦なくビラコさんの体を削り…
体が穴あきになって肉や骨が見えるんだ…
その途中でビラコさんは気絶して…それでも溶けつづけて…
…最後にはビラコさんの全てが消え去るんだ……」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ン…
ダジー「こ…こえええええこと言うんじゃねええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガタガタガタガタ
ウソニ「そういえば君はそんなキャラだったな」
-
ジュリー「ネガティブに考えすぎだよ
そんなことするなら既にしているはずだよ
むしろ下手に仕掛ければただちに殺されるかもしれないよ」
ヤンデル「…!」
ジュリー「とにかく…様子を見よう
何か分かるかもしれない……」
ダジー「そんな都合よく分かるかYoo…!」
ハウシー「……本当に遅いな……ミキニーは!!
さっきから電磁念波を飛ばしても反応がないが」
クエン「もか?」
ハウシー「殺されただと? ミキニーがか?
ありえん 奴は電磁四天超獣……我々と肩を並べる電磁超獣の猛者…
あのような人間どもにやられるほどヤワではない…多分な」
クエン「たに」
ハウシー「まぁミキニーはいい……それより女王だ」
ズオオオオオオオオオオオ…
ギャンジャンレバニィ「ココココ…」
すり…すり…
{ビラコが浮かぶ腹を撫でているギャンジャンレバニィ}
ハウシー「女王……不純物が入ったお腹は重いでしょう
そんな人間…はやく消化してしまったらどうなのですか」
隠れるヤンデル達『!!!!!!!!』
ギャンジャンレバニィ「……」
クエン「やに」
ハウシー「そう…その人間は我々が…なにより女王が長く求めた存在…
我々がこのような屈辱的な土地に縛られはや二月……そこから解き放たれこの世界に我等の覇道をしらしめるには…
人間を…女王のその体に吸収しなければ始まらない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
隠れるヤンデル達『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ハウシー「この山を囲む牢のごとき結界は……我々電磁超獣を弾き外界への浸出を妨害している…
だがこの山に元から住む生物…そして人間どもは問題なく結界を通り抜けることが出来る…
それらと我々……なにが違うのか…
それは我々の持つ気質がこの世界のものと全く別物だからだ
この結界はこの世界の物ではない存在のみ弾くのだ」
クエン「つは…」
ハウシー「そう…つまり この結界を超えるには…
我々がこの世界の気質を備えねばなるまい…そのために…女王はこの世界の生物を体内に取り込み その気質を身に宿さねばならないのだ
だが…この山に住むような小さな畜生を取り込んだところで得られる気質はわずかだ…
この世界の気質を得るには…この世界で最も大きな存在感を持つ人間を取り込むのが一番早い…
その人間がやっと捕まり…女王の中に入った…だが…
今のままでは取り込まれたことにはならないのです…女王!!!!!」
ギャンジャンレバニィ「ココココ…」
ハウシー「その人間をはやく消化し 取り込んで下さい 女王!!!!
女王がこの世界の気質を得れば……今度は我々は女王と一つとなり…
共に結界をこえるのです… そう…この世界に来た時のように!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
○ 今度は我々が
-
ギャンジャンレバニィ「キコココ…」
ハウシー「女王!! さぁ…取り込むのです…」
ギャンジャンレバニィ「……コ…コキコココ…コォー…コ…」
ハウシー「…!!? …今…なんと…?」
ギャンジャンレバニィ「コロロ……コォーォォ…コ…オ…オォー…!」
ハウシー「…………足りない…!!?
…一人の人間を取り込んだところでは…気質は宿らぬ…と…?
だから吸収せずに腹のうちに留めていると…?」
ギャンジャンレバニィ「…オルォ…コォォ…」
ハウシー「…最低でも…あと1〜2体の人間が必要…と?」
クエン「なてー!!」
ハウシー「…そういうことか…」
ギャンジャンレバニィ「コココ…コ…コッ!」
ハウシー「……は…! そういうことならば…なんとか人間を捕らえましょう
女王はしばしお待ちを…」
スッ…
クエン「ない」
ハウシー「…あぁ…人間がもう一人要るようだ…」
クエン「かか」
ポンチコ木「ちんぽるぽー!」
ハウシー「待て わざわざ我々が狩りに出る必要はない
今の我々は女王の護衛に徹するのだ…
とりあえず……ミキニーだ 奴が…あの2体の人間…せめて一人でも…捕まえれば…それで十分!!!!!
とりあえず…そのことを電磁念波で飛ばすぞ…! お前達も手伝え」
ハウシー「うむ」
ポンチコ木「きとぅー」
―――…
ダジー「なんか都合よくメッチャ知りたいこと説明してくれTA!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どどーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「あぁ…色々分かったね…
どうやらあいつらは…あの女王電磁超獣と一体化してこの世界に来たんだね
女王に取り込まれた状態でこの世界に現れ…新たに生み出されたんだな」
ウソニ「…それと 電磁超獣がこの山をでない理由もだな…
結界…一体誰の仕業だろうか」
ジュリー「魔法的な力に近いね
こんな大規模な拒絶系の結界魔法…
魔法使いでも相当限られた人間にしか使えないぞ
…とまぁ…そんなことより」
ネコ【あの女子がすぐには殺されないと分かったな】
ジュリー「あぁ それが一番重要な情報だ
ヤンデル 分かっただろう? まだ急がなくても大丈夫だ」
ヤンデル「…そう…だな」
ウソニ「奴らはギル君達をアテにしてる
だがギル君達はそう簡単には捕まらないだろう」
ジュリー「そうだね
なんとか合流出来ればいいんだが……」
ヤンデル「探すしかないか………」
ウソニ「とはいえ山を歩いて探すのは危険だ
そこでダジー君の案内で洞窟を経由して要所要所探す…という方法はどうだろう
もしかしたら彼らも既に洞窟で行動してるかもしれないし」
ジュリー「うん そうだね
ギル達を探すのと並行して…準備もしなきゃね」
ヤンデル「準備…?」
ジュリー「あぁ もちろん…戦いの準備さ!!!!!!!!!!!」
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
――― 一行は一度洞窟内へと戻った…
ダジー「OIOI……戦うって…マジKAYO!!!!!!!!!勘弁DAZE…!!!!!!!!!!」
ウソニ「何かいい案でも?」
ジュリー「あぁ いい作戦がある
それを使えば電磁超獣達を一網打尽に出来るかもしれない!」
ヤンデル「そ…その作戦って!!!!!!!!!!?」
ジュリー「詳しくは……拠点に戻ってから話そう」
ダジー「お…おぉ…そうDANA!!!!!!!
ムイも心配だSINA……」
――― そうして…
ザザっ
ダジー「ムイーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
帰ったZE〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ムイ「あ…お…おかえり ダジー…」
ダジー「おう!!!!!!!!!!!!!
変なことはされて…ぼあああああああああああああああああああああああああああああああッす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!!
ど〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「ゼットゼットゼットゼット…」
ぬぬ〜〜〜〜〜〜〜〜ん…!!!!!!!!
{ムイに膝枕されているエンカ!}
ダジー「こ…KORA〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なにやってんAAAAAAAAAAAAAAAA〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズズ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!
ムイ「こ…この人が頭が痛いから膝枕してくれと…」
エンカ「う…う…ぐ…! うぐぐぐ…!!!!
後頭部がギリギリと痛く…! 何か柔らかいものをあてがいたい気分だったのでござる…!
そこで ムイ嬢の太ももが非常に丁度いい弾力だったため…使わせてもらったのでござるよ…」
ダジー「知るか〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! さっさとDOKERO〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「ぐ…! 無理でござる…! 体が思うように…動かなッ…!」
ぐりぐりぐりぐり
ダジー「きぇ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どさくさに紛れてムイの太ももをグリグリするんじゃNEE〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「やるな 旦那!」
ダジー「許さん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ペナルティーを受けろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぬぎぬぎ…ち〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー「必殺!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 俺の肛門超近見せ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
そいやぁッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「うぎゃあああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!! やめろおおおおおおおおおおおおおえええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
げろびっちゃー!!!!!!!!
ウソニ「汚い」
-
一網打尽にする作戦ってどんなのだろ、気になる
-
―――
しゅ〜〜〜〜〜〜〜〜…
エンカ「ガ…! かァッ……!! な…なんて…地獄だ……
吐きすぎて死ぬかと思った……! くそ…動けない人間になんてことを…」
ネコ【自業自得ミャオ
しかし情けなし…たかが尻の穴を見たくらいで】
エンカ「ネコ師匠は常にモロ出しだから分からないのでござる…」
ネコ【フン それが自然のままの出で立ちよ
すべての生物が同じであるのに 何を隠す必要があろうか
ケツの穴なりなんなり…人間も誇りをもって常に出していれば良いだろうがミャ
見栄だけの布で着飾ってる姿は斯くも滑稽なるぞ】
ダジー「そうだろ? 俺も自分の尻穴にゃ自信があるんDA」
そいやっ!!!!!!!!!!!!!!!! ぐい!!!!!
ネコ【おえー!!!!!!!!
やっぱりキモい
人間は服を着ていたほうがいい】
ウソニ「至極当たり前の結論に回帰したところで…ジュリーさん
その電磁超獣を一網打尽にする作戦とやらの概要を聞かせてもらいたいのだが…」
ジュリー「あぁそうだね
俺の考えた作戦とは……その名も!!!!!!!!
『ドッキリ!!!!!!!! 電磁超獣大パニックびっくりドッキリ大作戦!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』…さ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「『ドッキリ!!!!!!!! 電磁超獣大パニックびっくりドッキリ大作戦!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ウソニ「まったく分からないが……パニックということは撹乱作戦ということですか」
ジュリー「撹乱……いや むしろ錯乱だね
電磁超獣達をまとめて錯乱させ行動不能にするのが俺の考えた作戦さ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばん!!!!!!!!
ヤンデル「錯乱…?!!!!!!!!
そんな方法が…? でもあいつら…そんな簡単に錯乱するとは思えない…」
ジュリー「いいや あるだろう
思い出して見て 電磁超獣唯一の弱点を!!!!!!」
ダジー「……!! Oi…まさか」
ウソニ「……アルミホイル…か!?」
ジュリー「そう
彼らはアルミホイルが体に近づくと電波が乱され動揺する特徴がある…
電波四天超獣も……強いとはいえ同じ特性があるはずだよ
もちろんさっきみたモブ電磁超獣のように再起不能になるほどの動揺はしないかもしれない…だが
…一瞬!!!!!! たとえ一瞬でも隙が必ず出来るはずだ!!!!!!!!!!!!!!!!
一瞬あれば……ビラコさんを助ける事も…彼らに大きなダメージを与えることも出来るだろう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「おぉ…!」
ダジー「OiOi……簡単に言うが……あそこに居る奴ら全員にアルミホイルを被せるっつーことDARO?
あのでかい女王も含めてDARO?
そんなことが出来るビッグサイズのアルミホイル…あるわけないZE!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
それにそいつをどうやって被せるんDA?」
ジュリー「そこで君の出番さ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ニニンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
-
ダジー「ど…どういうことDA?
面倒事は嫌DAZE………」
ジュリー「俺が作りたいのはただの大きなアルミホイルではなく…アルミホイルを編んで作った大きな網なんだ
でもそれを作るには膨大な量のアルミホイルが必要になる
普通の大きさのアルミホイルを使っていては間に合わない そこで
君の力を借りたいんだ」
ダジー「俺の…………魔法Ka?」
ジュリー「そう
最初に電磁超獣を捕獲する時に見せてくれた“物を大きくする魔法”さ
あれを使ってアルミホイルをでかくすれば必要なアルミホイルの量を削減出来る!!!
どうだい?」
ダジー「…俺の魔法は正しくはただ大きくする魔法じゃねーんDAGA…
まぁいい …そういうことなら力を貸してやろうじゃねーKa…!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「ありがとう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
よぅし!!!!!!!!!!!!!!!! そうと決まれば早速作戦の準備だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ムイちゃん!!!!!!!! アルミホイルはあるかい!!!!?」
ムイ「あ…ハ…ハイ!!!!!! 今……倉庫から全部持ってきます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダジー「HEHE…! この山に移住する前にスーパーで特売されてたアルミホイルを全財産注ぎ込んで買い溜めてたからてたからな
アルミホイルの巨大網を作るくらい十分あるZE!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「な…なんでそんなにアルミホイルを」
ズ〜〜ン…
ダジー「BAKKAおめー!!!!!!!!!!!!!!!! アルミホイルは最強のサバイバル用品DAZE!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
電磁超獣を捕まえられるのはご存知の通り…他にも
食材を包んで蒸し焼きにも出来るし…布団にもNARUTO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
鏡としても使Lし……更には固めれば簡単に丈夫な食器にもなってくれるしッ!!!!!!
頑張れば家だって作れるHAZU!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
例え目の前に溶岩沼があったとしても アルミホイルを浮かべて渡れば熱くもNEEー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「最後の方いくらなんでも過信しすきじゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ダジー「…だけどMATEYo
お前ら……逸れた仲間も探すって言ってなかったか?
えーっと…なんて言う奴だったっけ? ちゃんと聞いてなかったKEDO」
ジュリー「あぁそうだそうだ
彼らを探すのも並行してやってかなきゃね」
ダジー「確か俺に道案内させるとか言ってDARO
だが銀紙をデカくする作業をするとNARUTO 俺はここから離れられねーZE?」
ジュリー「んん…そうだな じゃあムイちゃんに代わりに案内してもらおうかな?」
ムイ「えっ?」
ジュリー「ムイちゃんと……じゃあウソニ君
君達であの二人を探してくれないかな」
ウソニ「俺か
別に構わないが」
ダジー「NA…NANIII〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ム…ムイを使う気か!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? それも野郎と組ませると!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
そ…そんなの危なすぎるZE!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「ムイちゃん一人で探してもらうより遥かに安全だよ」
ムイ「ダジー 私は大丈夫だよ
私もこの人達に協力したい」
ダジー「ム…ムイ…
だ…DAGA……その野郎がいつお前に手を出すか分からNEE……」
ウソニ「手など出すわけないだろう
俺は妹以外の女子に興味など微塵もない」
どん!!
ムイ「ほら そう言ってるし…」
ダジー「そう……Ka…? それならいいKEDO…」
ヤンデル(いいのかそれ……)
ズズーン…
ジュリー「決まりだね
じゃあアルミ網制作チームはダジー君を筆頭に俺とヤンデルとネコ君
捜索チームはムイちゃんとウソニ君で
これでいいね」
ネコ【フン…我輩に編み物をさせようとはいい度胸ニャ…
我輩の爪捌きを見せてやるニャ!!!!!!】
ムン!!!!!!!!
ヤンデル「ノリノリだな……」
エンカ「…ジュリー兄さん
その作戦…拙者も参加させてくれ」
ジュリー「エンカの旦那……それは難しいな
君の傷は深い 戦いにおいては戦力にはならないと思うよ」
エンカ「分かってるでござる…だが 網作りくらいなら拙者でも手伝えるでござろう
ビラビラ嬢が大変な状態だと言うのにこのまま寝ているだけなど…もどかしい
頼む!!!! 手伝わせてくれ!!!!!!」
ババンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「…分かった!!
じゃあここにいる全員で……絶対にこの作戦を成功させるんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
猶予はあっても……できるだけ早く実行出来るようにするんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドォン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『おぉッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ゴォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
―――
ウソニ「では出発する」
ジュリー「あぁ 頼んだよ
この作戦…出来れば全員揃ってから実行したい
この人数でアルミ網を作るとなると…3日 いや 2日はかかる
それまでに見つかれば…」
ウソニ「善処する
とりあえず今日は夕方には戻る
それまでこの子と出来るだけたくさん回り 安全なら外にも出てみよう」
ヤンデル「…お願いします…」
ムイ「じゃ ダジーもしっかりね」
ダジー「ムイ〜〜〜…お前…気をつけろYo!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
お前は外に出ずに洞窟に待ってるんDAZO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
洞窟の中でもそいつから離れず………IYA!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 離れろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
危ないから超離れろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そいつの前を歩くNAYO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? 尻を向けたら何をしてくるかわからねーZO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
も…もしこいつが襲い掛かって来たら…躊躇わず金玉を蹴り上げてYARE!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あぁそうだ! 護身用にこの銀紙で作ったこん棒を持ってRO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こいつが野獣の気配を醸しだし始めたらドタマをかち割ってYARUNDA!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「なにもしないと言ってるだろう」
ムイ「ダ…ダジー…心配しすぎだよ
ちゃんと戻って来るから……私は…ダジーのものだから…」
キラキラキラキラキラキラ…
きゅん…!!!!
ダジー「ム……ムイ…!!!!!!!
う…うおぉぉ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ムイイィィ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「さっさと行こう」
スタスタスタスタスタスタ
ムイ「あっはい」
タタッ
ダジー「ム…ムイーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
必ず帰って来るんだZO〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
NTRだけは!!!!!!!!!!!!!!!! NTRだけは勘弁してくれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
NTRはエロ漫画だけで十分Daa〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
うぉ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「はーいじゃあこっちも作業はじめようねー」
ずるずるずる…
ヤンデル「…;」
-
―――
ダジー「よっし…じゃあやってやるか…」
ジュリー「頼んだよ!!!!!!」
ダジー「フンッ………ンン…!!! せいッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボワワッ……
ブワサァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ダジーが手に持った30cmそこそこのアルミホイルが数倍に大きくなった!!!!!!}
ダジー「HEHEッ…まぁこんなもんDARO」
ジュリー「いいねいいね!!!!!
じゃあヤンデル これを…細長く丸めて…一本の紐にしてくれないかい」
ヤンデル「分かった………」
くりくり
ジュリー「OK
まずはこうしてどんどんアルミホイルの紐を量産して組み合わせていこう」
つんつん
ネコ【ほむ…アルミホイルといえど丸めて固めればなかなかの硬度だミャ
これを編んでいくとなると…なかなか苦労しそうだミャ】
ジュリー「そうだね
でも硬度があればあるほど電磁超獣達の動きを長く封じる事も出来るだろう
あの巨大な電磁超獣でさえもね」
エンカ「苦労する分の対価は大きいでござるな!!!!! やるか!!!!!!!!」
ジュリー「ダジー!!!!! どんどん量産してくれ!!!!!!!!」
ダジー「まかSERO」
ネコ【偉そうに仕切ってるが 手のないお前は何もしないのか】
ジュリー「いやいや
手はなくても足がある 行儀は悪いけど足で作業するよ
手がない分 これまで足で色々してきたからかなり器用に動かせるよ」
うねうねうねうね
ネコ【キモいからやめろ!!!!!!!!】
エンカ「ところで新たなアルミホイルはまだか」
ダジー「ちょっと待てって……ふっ…!!!!!!! んッッッ…おぉッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズズ… ポンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「よしよし!! まだまだ次も頼むよ!!!!!!!!」
ダジー「あ…あぁ………」
――― 3枚目
ダジー「………ハアアァァ…!!!!! アアアアァァァ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズ…ポンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
――― 4枚目
ダジー「……おぉぉ…!!!! うおあるぁあああああああああああッ…!!!!!!!!!!!!!!!!
…があああああああああああッッッ!!!!!!!!」
ポポン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
――― 5枚目
ダジー「…………! ……ハ…ハァ…
……………………そぉい!!!!!!!」
ググググッ…ポンッッ!!!!!!!!
――― 6枚目
ダジー「………………………」
ぜー…ぜー…
し〜〜〜ん…
ジュリー「…あれ? 次は?」
ダジー「………
………魔力切れDA…
す…少し待て…」
ジュリー「速ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
どどど〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ジュリー「速い速い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
サラマンダーよりずっと速いよこれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まだ5枚しか大きくしてないよ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダジー「う…うるSAY!!!!!!!!!!!!!!!!
5枚分で魔力尽きかけたんDAYO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!
ジュリー「早すぎるよ!!!!! これじゃ全然網作れないよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネコ【こいつ………とんだポンコツ野郎だったミャ…………】
ダジー「ポンコツ言うNA〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「ただ物を大きくするだけの魔法でそんなに魔力を食うのか?」
ダジー「カーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! これだから素人はYo〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!
言っとくが俺の魔法は物を大きくするだけの単純な魔法じゃねーZO〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いいか! 俺の魔法は正しくは…“入れ替え”DA!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あらゆる概念を真逆に入れ替えちまうのSA!!!!!
長いものを短く…熱いものを冷たく…そして小さいものを大きく!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
このアルミホイルの巨大化はこの超魔法の一部にすぎないNODA!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「入れ替え魔法? ………ふむ」
ダジー「どうだすごいDARO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この魔法は特別で 俺以外の魔法使いには使えねー代物なのSaA!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「それにしたって5回で魔力無くなるのは………ひどくない…?」
す〜〜ん…
ダジー「う………うるせ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
5分待て!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そしたらアルミホイル2枚分の魔力は回復SURU!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どどーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「……こりゃ想像よりかかりそうだ…」
ず〜〜ん…
ヤンデル「…」
-
ダジー「ちくしょー!!!!!!!!!!!!!!!! カス魔力で悪かったなKUSOGA〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「いや…まぁ仕方ないさ 君の持つ魔法が特別なのは事実だしね」
ダジー「そ…そうだろ!!!!?」
ジュリー「あぁ
君の魔法 小さいものを大きくするなら そのまた反対…
大きいものを小さくすることも出来るんだよね?」
ダジー「もちろんDAZE」
ジュリー「それならOKだ! この作戦の唯一の問題も解決しそうだ」
ヤンデル「唯一の問題…?」
ジュリー「あぁ まぁそれは追い追い話すよ!!!!!
それより作業再開だ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネコ【再開したくても紐がない】
ダジー「だ…だからもう少し待てYo……」
――― そして数時間後…
やっと紐作りから網作りに取り掛かれるようになった…
ぐいぐい…あみあみ
ジュリー「よし…よいしょ……ふう
…思った通り…こりゃ大変だな」
エンカ「うむ……針金よりも言うことを聞かないでござるし
これは体力を使いそうだ」
ジュリー「無理はしないでね」
エンカ「大丈夫でござる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「…………くっ…」
ぐいぐい…… ブチッ
ヤンデル「…あ!! せっかく作ったアルミホイルの紐が裂けた…」
ジュリー「あちゃー
難しいかい?」
ヤンデル「………俺……不器用で……こういうの…無理かも…」
ジュリー「そうか… フムフム…
…よし分かった じゃあヤンデルは網製作はやめよう
君はトレーニングをしてるといい」
ヤンデル「トレーニング…?」
ジュリー「あぁ 戦うためのね
この作戦…恐らく君は電磁超獣急襲の先頭にたってもらう事になるだろう
つまり戦闘の要だ そのために君は網作りより体作りをしていた方がいいだろう」
ヤンデル「…俺が…」
ぐっ…
ジュリー「…どうしたんだい? 自信がないのかい…?」
ヤンデル「……あの時……
皆を逃がしてあの電磁超獣と戦った時…
俺はあの電磁超獣に対して…善戦すら出来なかった…
いいように翻弄され……もしかしたら遊ばれてたかもしれない」
ジュリー「それほど実力に差があったかい?」
ヤンデル「…力や速さが…極端に劣ってるとはおもわなかった…
ただ…あいつは…俺に『技が足りない』と言った…
……俺には戦闘の技術がないんだ……
俺はこれまでただ殴ったり蹴ったり…そのくらいしかしたことなかったから…
技術の無さは…ペイン・リーディングとか 相手の心理を揺さぶる戦法で補ってきた…
でもそれすら…奴には通用しなかった…
多分…俺が戦いの先頭に立っても……役には立てない…」
ジュリー「………」
-
ジュリー「技が無い……か
…確かに…格上相手に力とスピードだけで挑むのは 無謀かもしれないな」
ヤンデル「……」
ジュリー「だったら今の間に技を鍛えればいいじゃないか!!」
ヤンデル「え…」
ジュリー「この作戦の決行までに君は技を習得するんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あの時戦った電磁超獣にも通用する技をさ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「…;
いや…そう簡単には…いかないんじゃ……?
ここには…格闘の師範もいない…」
ジュリー「だけど技の秘伝書はある」
スッ…
ドドーーーz___ンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ジュリーは帽子の中から巻物を取り出した!!!!!!!!!!!!!!!!}
ヤンデル「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
それ…は…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ジュリー「これはグリーブルー家に伝わる拳法…『勇者聖拳』の技が書かれた巻物だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これの本来の持ち主はチロリーンだが……今は俺が預かってる
君にこれを渡そう!! グリーブルー家の…一子相伝の技の極意がここにある!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「い……一子相伝…? …!! …む…無理…です…」
ジュリー「大丈夫だよ 別にグリーブルーじゃなきゃ読めない とかそんな妙な仕掛はないし」
ヤンデル「い…いや……そういうことじゃなくて…
そんなのいきなりもらっても…どうせ俺には使えない…!!!!
だって…チロリーンさんってのは…あの大魔女フーリャンの…仲間の格闘家…だろ…?
今まで技なんて磨いてこなかった俺なんかが使えるわけ…
それに俺…不器用だし」
ジュリー「ははは! 器用さなんて関係ないさ!!
君はチロリーンに似ている…
チロリーンもね 普段はとても不器用だけど戦闘では凄まじいセンスを発揮して繊細で華麗な戦い方をするんだ
君もそういうタイプだ! 実際君はここまで技もなく戦い抜いて来た大きな戦闘センスがある…!!!!!
君なら使える…! いや! 君しかいない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
受け取ってくれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! グリーブルーの…
チロリーンの魂を!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「……!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「………! 分かりました…
…………受け取ります…!!!!!!!
チロリーンさんが…この世に遺した………技をッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガシィッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「ありがとう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…まぁチロリーンは生きてるけどね?!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
ジュリーさんはほんと導き手だなぁ、さんづけで呼びたい感じ
>スーパーで特売されてたアルミホイルを全財産注ぎ込んで買い溜め
山の原住民じゃなかった!?
まぁ一回魔法で消し飛ばされた山になんで人が住んでるんだろうと思ってたからすっきりしたw
-
――― そして
ウソニ「戻った」
ザッ
ぐで〜〜〜〜〜〜〜〜ん…
ジュリー「あ…あぁ…おかえり…」
ネコ【も…もう夕方かミャ…】
ウソニ「あぁ… …相当消耗しているようだな
…しかし…それにしても…」
ちょ〜〜〜〜〜ん…
ウソニ「思ったより進んでないじゃないか…?」
ネコ【こいつがオンボロのせいだミャ】
ダジー「ポンコツ言うNAっつーんだYo〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そ…それよりムイだ!!!!!!!! ムイは無事か!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ムイ「フフ…大丈夫だよ」
ダジー「へ…変なことされてないYONA!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ウソニ「しない
それより…ヤンデル君の姿が見えないが」
エンカ「ヤン坊なら向こうでござる」
ウソニ「?」
ヒュオオオオオーーーーーーーーー…
ヤンデル「………ッ」
ぐらぐらぐら
{積み重ねた石の上に片足立ちするヤンデル}
ガラガラガラ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「ぐわたーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
しゅ〜〜〜〜〜〜〜〜…
ウソニ「作業もせずに遊んでるなんて感心しないな」
ジュリー「い…いや遊んでるわけじゃないよ
彼には網作りとは別に修業をしてもらってるから」
ウソニ「そうですか
しかし このままでは網が完成しないのでは?」
ジュリー「あぁ……この網作り…想定より遅くなるようだ…もしかしたら四日はかかるかもしれない」
ウソニ「…四日…相当なロスだな…」
エンカ「ところで そっちの進捗はどうでござるか? あの2人の痕跡でも見つかったか?」
ウソニ「…ふむ そうだな…」
ムイ「話なら皆座って食事を摂りながらにしませんか?
今用意しますんで」
ジュリー「ふむ……そうだね
みんな疲れてるしそうしよっか」
―――
ウソニ「……たった数回で魔力切れ………
それはたしかにポンコツだな」
ダジー「お…お…おめーも…!!!!!! も…もっとオブラートに包んでいえYA〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ど〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「だってそんなの普通にポンコツじゃないか…」
ダジー「うるせ〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 本人が一番気にしてんじゃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どどーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ムイ「ウソニ様…! ダジーを虐めないで下さい…」
ダジー「ウソニ……様!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
なにどういう関係これ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
本当になんにもなかったのムイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ちょっと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 怖い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズズ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ダジー「うぎゃああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
NTRた〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ムイがNTRたあああああああああああああああああああああああああああああああああうぅぅひいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どど〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「そんなわけないだろう」
ムイ「そ…そうだよダジー!!!!!! なんともないの!!!!!!!!!
ただ…ウソニ様は私の命の恩人だから…!!!!」
ダジー「お…恩人!!!!!!!!!!!?」
ムイ「洞窟の中を歩いてたら天井が崩落したの…
潰されそうになったところを寸でのところで助けてくれたんだよ
ウソニ様がいなきゃ今頃死んでる…そりゃあ様をつけたくもなるよ…」
ダジー「お…おぉ……そうだったのKa…
あ…あんた…すまねーNA…!」
ウソニ「別に普通だ
俺はポンコツにならないようにいつも鍛えてるしな」
ダジー「感謝してんのにわざわざ余計な一言言わなくていいDARO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞ〜〜〜ん!!!!!!!!
ネコ【それにしても 天井が崩落ニャと?
我輩達が居るこの場所も大丈夫か…?】
ダジー「おかしいNA…
この洞窟道の…俺達の行動範囲の中に天井が崩れそうな場所なんて…無かったと思うGA…?」
ウソニ「そのことだが
俺達が経験した天井の崩落は…大きな崩落の余波だったようだ」
ジュリー「余波?」
ウソニ「崩落した場所から更に奥に進むと 更に大きな崩落があったとおぼしき場所に出たんだ
いや…あれは崩落なんてチャチなものではなかった 道は完全に塞がれていた
まるで…凄まじい火薬量の爆弾が爆発して崩れたかのようだった」
エンカ「…爆弾…とな?!!!!!!!!」
ゴゴォ…!!!!!!!!
ウソニ「爆弾というのは例えだ
実際は火薬の匂いもしなかったし 別の原因なのだろうが…
とにかく 人為的のように見えた」
ジュリー「…一体どういうことだろう」
ウソニ「それでだが… その場所でこんなものを見つけた」
スッ…
ババンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「!!!!!? それは…塩!!!!!!!!!!!!!!?
しかも…お得用の奴…!! …!!!!!!!! これは…間違いない!!!!! ギルのだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドォン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「なんで塩持ってるんだい」
ウソニ「あと こんなのもあった」
スッ…
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「そ……それは………
わかさぎ釣りで氷に穴をあける楽しそうなやつだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
……ツバメだ!!!!!!!! その…わかさぎ釣りで氷に穴をあける楽しそうなやつはツバメのだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「なんでわかさぎ釣りで氷に穴をあける楽しそうなやつを持ってるんだい」
-
ヤンデル「ちょ…ちょっと待て…
…そんなものがそんな場所に落ちてたって…事は…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネコ【連中も…崩落に巻き込まれたか…?】
ゴゴゴ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「な……なんてことだ…!!!!」
ウソニ「………
俺の考えを言わせてもらうと
多分二人は崩落に巻き込まれてはいないと思う」
ヤンデル「え…!!!!!!?」
ジュリー「何故そう言い切れるんだい?」
ウソニ「これらの落ち物は崩落から逃れるような感じで落ちていたから
おそらく走って逃げてる最中に二人ともこの持ち物を落としたのだろう」
ヤンデル「そ…そうか…そうだよな……あの二人がそんなことで死ぬはずない…」
ジュリー「それにしても2人とも なんとか合流出来たんだね
しかもこの洞窟の中も通ってたなんて!!!!!!!! くそっ 会えなかったなんて惜しいなぁ」
エンカ「それはよかったが…何故洞窟が崩れたのでござろう?」
ウソニ「電磁超獣からの攻撃かもしれないな」
ダジー「えええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
嘘DARO…!!!!!? こ…これまで奴らがこの洞窟に入ってきたことなんて一度もなかったのに…!!!!!
ああぁ…!!!! 唯一の安全圏がァァ…!!!!!!!!」
ぶるぶる
ウソニ「まぁ電磁超獣かどうかは分からないが
今日俺達が洞窟道を回ってる時には電磁超獣の気配一つ感じなかった
それにあの規模の崩落…ただの電磁超獣に出来る芸当とも思えないしな」
ジュリー「ま… 会えはしなかったけど…2人の痕跡を発見出来たのは大きな収穫だね
とにかく2人が一緒でよかった」
ヤンデル「あぁ………ツバメもギルと一緒なら…安心だ………」
ジュリー「そうだねぇ
んふーしかし男の子と女の子二人きりかぁ………
もしかしたらあの二人でヨロシクやってるかもねぇ…ぐふふ」
エンカ「それはない」
ウソニ「あの2人に限ってそれはないな」
ヤンデル「ジュリーさん……ギルに失礼だからそんな冗談はやめてくれ…」
ススス〜〜ン……
ジュリー「君達にとってツバメオーちゃんはどんな扱いなんだい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ゴゴーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ウソニ「…というわけで…今回は2人は見つからなかった
まだ洞窟内に居るか…はたまた外に出たかも分からなかった
明日はまた広い範囲で探してみようと思う」
ジュリー「ああ 頼むよ
こっちも明日は…スパートかけていくよ!!!!!!!!!!」
エンカ「うむ!!!!!!!!!」
ジュリー「ダジー君 少しきついかもしれないが 眠るまでアルミホイルを出来るかぎり大きくしておいてくれ!
少しでも作業効率を良く始めたいからね」
ダジー「え…えぇぇ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…ッ…ぐぐ…! だ…だが……仕方ねーKa…
わ…分かったYo……ちくSHOW!!!!!!!!!!」
ムイ「頑張ってねダジー 夜食つくってあげるから…」
ヤンデル「……ジュリーさん…」
ジュリー「なんだい?」
ヤンデル「俺…………このあと………勇者聖拳の修業をするんだ……
それでジュリーさんに…監督をしてもらいたいんだ…」
ジュリー「俺にかい? でも俺は……格闘は専門外だよ?」
ヤンデル「それでも………チロリーンさんを……一番近くで見てきたのは…ジュリーさんだし…
…ダメ…ですか」
ジュリー「…いや… いいよ! 見てあげるよ」
ヤンデル「あ…ありがとうございます…!」
エンカ「いい心掛けでござるなぁ ヤン坊!!!!
そういうことなら拙者も……寝ながらで悪いが… ちょっとした指導ぐらいなら出来るぞ!!!!!」
ヤンデル「お…お願いします…!」
ウソニ「ふむ 夜でも忙しいな
なら俺も新弾の開発でもするか…………武器を持っていた電磁超獣もいたし…それ対策に」
わいわい
ネコ【フン 夜なのに騒がしい奴らミャオ!!!!!!!!!!!!!!!!
我輩は寝るがなーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ドドーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
――― 次の日…
朝 ―――…
…――― そして夜(はえー)
ウソニ「戻った
今日も二人は見つからなかったぞ」
ジュリー「やぁおかえり」
ばば〜〜〜〜〜〜ん!!!!
ウソニ「ん
昨日より大分早いペースで進んでいますね」
ジュリー「これでも半分だよ!!
やっぱり…完成はあと2日かなぁ…」
ウソニ「2日か…」
ネコ【今日我輩が一度奴らの住み処に偵察に行ったが あのおなごはまだ無事であったぞミャン
奴らもまだ吸収させる気もないように感じたミャ】
ウソニ「そうか…このまま何もなければいいがな…
…そういえばヤンデル君はどうだ?」
チラ…
ゴオオオオオオオオオオオ……
ヤンデル「………ス〜〜〜…」
カッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「ハアァッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「勇者聖拳『伊豆土矢禰夢戴』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドウッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「かなりの上達だよ
やはり見込み通り筋がいい」
ウソニ「そうか……………………………………今のは技名…なのか?」
ず〜ん…
-
ウソニ「ところで」
ジュリー「ん?」
ウソニ「このアルミホイルの網を作って…どうやって敵に被せるんですか
少なくともあの巨大な電磁超獣より高くこの網を打ち上げなければならないでしょう」
ジュリー「あぁあぁ
それだね この作戦で唯一の問題点」
ヤンデル「問題…………でもそれ…もう解決したんですよね…?」
ジュリー「あぁしたよ
出来上がった網をダジー君の魔法で小さくしてしまえばいいんだ!!」
ビシィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー「お…俺のKa!!!!!!!!?」
どき〜〜〜ん!!!!!
ジュリー「そうさ!!!!!!!!! 君の魔法は状態の逆転だろう?
だったら大きな網を小さくも出来るだろう?」
ダジー「当然DA」
ジュリー「小さくした網を上空に投げる…もしくはなにかの銃火器で打ち上げるんだ!
そうだそうだウソニ君! 君は銃火器に詳しいようだけど
なんかそういうのに使えるバズーカとか持ってないのかい?」
ウソニ「バズーカか バズーカはないが…」
スッ… コト…
ウソニ「花火を上げたりする筒ならある」
ジュリー「あ…あるんだね…
い…いや良かったけどね これでパーフェクト中のパーフェクトだ!」
ウソニ「しかし…せっかく大きく作った網をまた小さくしてしまったら意味ないんじゃないか?
打ち上げた瞬間に大きくするなんて繊細な事…ポンコツには難しいのでは」
ダジー「ポンコツやめろっつーんだYo!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
でーん!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「その点についても大丈夫だ
小さくしたアルミホイル網にダジー君の逆転の魔力を込めた魔札を貼付けておくんだ
魔札を貼って打ち上げれば 打ち上げた際の衝撃で魔札の効果が発動するはず
そうすれば小さくなっていた網はまたまた逆転して大きく戻る!!!!!!
そして電磁超獣達をみんな覆い尽くしてしまう…そんなスンポーさ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「さすがジュリー兄さんでござるなぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダジー「だがお前…魔札なんて作れるのかYo?」
ジュリー「俺は魔法使いじゃないけど そのくらいなら出来るよ まぁまかせて」
ヤンデル「す…すごい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
完璧だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
完璧だよこの作戦…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
い…行ける!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴクッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「……」
ウソニは思った…
自由に物を大きくしたり小さくしたり出来るなら
わざわざアルミホイルを一枚一枚大きくしながら苦労して編まなくても
元のアルミホイルの大きさのまま網を作って 完成したあとに大きくすれば良かったのでは? …と
だがウソニは…それは言わずに心の奥にしまい込んだのだった…… 了
-
そして……… 作戦準備3日目
ジュリー「今日も一日頑張るぞい!!!!」
みんな『おー!!!!!』
わいわい
――― 同時刻
ゴゴゴゴゴゴ…
ゴポゴポゴポゴポゴポ…
ビラコ「――――…」
ギャンジャンレバニィ「………………グ…ロロ…ロォォ」
ハウシー「…は…さようでございます」
ギャンジャンレバニィ「…コロ…コロコロ…ルルォルォロロロ…」
ハウシー「……はっ」
スッ…
クエン「なて?」
ハウシー「女王は急いておられる
『はやく新たな人間を捧げよ』…とな
…宿願を前にして一番もどかしい思いをしてるのは…我々ではなく女王自身ということだ…」
クエン「ミは?」
ハウシー「…未だ連絡はない
…はあぁぁ……奴の面子のため 奴を信じてまかせていたが…もはやそうもいくまい!!!!!!!!
…所詮ポンコツはポンコツということだ……あの不完全者めが…」
クエン「とは…」
ハウシー「あぁ…我々が動くしかあるまい」
クエン「かか…」
チャキッッ
ハウシー「待て… 我々が動く時ではあるが
この場からは動く必要はない…」
クエン「…どだ?」
ハウシー「なに…ちょっとした策だ…
いや…策という程のものでもない…簡単な“おびき寄せ”だ
奴らの…人間の愚かな習性を利用してな…」
ニヤリ……
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
―――
ジュリー「さて パパッと進めていこう」
エンカ「了解でござる」
ネコ【面倒だミャア…】
ヤンデル「…今日はこの技を試してみるか…」
ウソニ「俺達も行こう」
ムイ「はい」
ダジー「き…気をつけろよムイ〜〜〜〜〜…」
ジジジジ…
{作戦準備期間3日目…朝
各々が各々の役割を果たすために動き出した…その時!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ギュイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イイイイイイイイン!!!!!!!! イイイイイイイイイイイインッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー「あ…ABBAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
な…なんDAこの大音量は〜〜〜〜〜?!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴォォォォッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「ど…洞窟全体が…ゆ…揺れている…! い…いや…山全体か!!!!!!!?
これはまるで…高周波のような…電波…なのかッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ヤンデル「く…ぐぐ…うぅッッ…で…電磁超獣からの…攻撃…か…!!!!!!!!!!!!!!!!?」
イイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイインッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ジジジジイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイインッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{大音量で鳴り響く怪音!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
イイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー「う…が…がァッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
い…いつまで続くndaaaa…ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ッイイイイイイイイイイイイィィィ…………!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「ッッ…?! …お…おさまって…………きた…!?」
イイイイィィィィィィィィィ…………
ジジジジ…
『人間どもに告ぐ
山に潜む人間どもに告ぐ』
ヤンデル「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
こ…この声は…………! あの…ハウシーって電磁超獣…!!!!!?」
ダジー「ひ…ひいぃー!!!!!!? そ…外にいんのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バ…バレちまったNOKA〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ジョバァァ〜〜〜〜…
ジュリー「いや違う!!!!!!! ……もしや…
この…怪音を鳴らす電波に声を乗せて山中に響かせているんだ!!!!!!!!!!
俺達にメッセージか…!!!!? 一体なにをッ」
ハウシーの声『お前達がまだこの山に居る事は分かっている…………
穴虫のごとく惨めたらしく臆病にどこぞに隠れひそんでいるのは分かっているぞ……
戦う気概さえ見せようとせぬ愚かに退行した知的生物ども…
もはや貴様らなどのような雑魚を探すのに手間を費やすのもバカバカしい…』
ネコ【愚かな…!!!!
そんな挑発で我輩達をおびき出そうというのか?】
ジュリー「…………」
ハウシーの声『隠れたければ隠れ続けるがいい
だがいつまでもそうしていていられるかな?
こちらはお前達の仲間の一人を手中におさめている…
眼鏡をかけたメスだ……分かるだろう』
ヤンデル「…! ビラコさん…!」
ハウシーの声『この人間は現在 山の頂上におわす我等が電磁超獣の女王ギャンジャンレバニィ様の腹の中に居る
今はまだ生きているがな…』
ダジー「し…知っているZE…そんな事は…」
ハウシーの声『だが…このまま隠れ続けるというなら……この人間を殺す!!!!!
…これは脅しではない! …みせしめだ!!!!
繰り返す! お前達の仲間を…みせしめにこれから殺す!!!!!!
女王の腹の中で…跡形もなく!!!!!!!!!!!!!!!!!
殺す…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドドンッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『ッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ざわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ハウシーの声『30分………30分後だ
30分後に この人間を殺す… それまで隠れているがいい
仲間を見逃すがいい』
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
―――
ハウシー「………もうよい
電磁念波の掃射 やめ!」
イイイイィィィ…ピタッ…
電磁超獣達『ヴオーン!!!!!!!!!!!!!!!!』
ハウシー「これで良い…」
クエン「そか?」
ハウシー「あぁ…これでいい…十分だ
あとは準備だ 奴らがいつ奇襲をかけてきてもいいよう周囲を警戒せよ」
クエン「…ほか?」
ハウシー「本当にあの人間を殺すかだと?
…そんなわけあるか ハッタリだ」
クエン「はり…?」
ハウシー「当たり前だ 女王の許可なく私が殺す殺さないを決められるわけないだろう
……ふふ…もしかしたら連中もハッタリと考えるかもしれないな…」
クエン「じぜ…」
ハウシー「だが奴らは来る この人間を助けに来ざるを得ない!!!!!!!!!
それが人間の習性……そして弱点…!!!!!!!」
クエン「じん…?」
ハウシー「そうだ 人間の最大の弱点は……この仲間意識だ…
人間という生物は 他の人間と手を取り合わねば生きられぬのだ
そして 手を取り合った人間を自分の一部とし その痛みを共有し 共にそれを乗り越えようとする
そのうちに出来上がった“絆”とやらが…奴らを縛る鎖となるのだ…
仲間が立ち止まれば共に止まるだろう 仲間が苦しんでいれば手を貸すだろう
度が過ぎた絆とやらはいつか身を滅ぼす……奴らは特にそれが顕著だ
最初に我々が奴らを追い詰めた時… 奴らの一人が身を呈して仲間を逃がし…一人で私に挑んだ……
そこから見ても…奴らは絆という呪縛に囚われた哀れ奴らよ…
…この女が死ぬとなれば 死ぬ気で助けようとするろう…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
クエン「…!」
ハウシー「強き個であれば決して有り得ん弱点だ…! 人間の脆弱さがよくわかる
くくく…これほど簡単な釣りはない… 時期が来た小アジ釣りより簡単だ!!!
さぁいつでも来い 女王の糧となりに…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ニィィィッッ…!!!!!!!!
クエン「なな…」
ハウシー(…ふ……まぁ…それでも来ないのなら………本当に殺しても良いのだがな…)
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
―――
ヤンデル「……………助けに行こう…!
考えてる場合じゃない!! いますぐ山頂に出発だ…!!!!!!!!」
ダジー「ま…待て待て待て待て…!!! 待てYo!!!!!!
い…行くって…戦う気かYo!!!!!!!!!!!!!!!!!?
今の話が本当かどうかもわからねーんDAZE!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ヤンデル「嘘かもしれない…
でも本当だったらもう取り返しがつかない!!!
考えてる時間も惜しい!!!!!!!
すぐだ…すぐ行こう…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギギン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ダジー「お…おいおいおい……!!!
戦うとか嘘DARO!!!!!!!!!? か…考えなおSEYO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
あ…あいつらも言ってただろ…?! せっかく捕まえた人間を無駄にするわけにはいかないみたいな事をYo!!!!!!?
だからハッタリに決まってるZE!!!!! やめようZE!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ガタガタガタ
ウソニ「…いや 俺は行くべきだと思う」
ダジー「HEッッ!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ウソニ「理由があるから生かされるはず……そういう楽観的な見通しが甘かったのかもしれない
奴らの気が変われば先生は容易に殺されるだろう
代わりの人間はこの山にはまだたくさん居るからな」
ダジー「…! で…でもよぉ…! まだ!!!!! 網も出来てないんだZE!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
こんな…想定の半分も行ってないような状況で戦いを挑もうなんて無謀SUGIだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それともなにか他に作戦があるのKa!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
この状況でッ…お前らの仲間を助ける方法ってのが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ヤンデル「…………!」
ウソニ「…確かに……まだあの2人は見つかってないし…
網も……まだ完成していない
この大きさだと あの女王電磁超獣を覆うのもギリギリだぞ…」
ダジー「ほらぁッ!!!! 無理なんだYo!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「ちょっとまって」
みんな『!!!!!!!?』
ジュリー「……………一分だ
一分だけ………すこし考えさせてくれ」
スッ…
{目を閉じ思案するジュリー…… 一同はジュリーの次の言葉を待った…}
ジュリー「…………」
しぃーん…
スッ…
ジュリー「………ダジー君 君の魔法の事なんだけど
例えば―――」
ダジー「!?」
―――
ダジー「あ…あぁ もちろん出来るZE…」
ジュリー「OK…!!!!!!!!!!
それならやれる…! ビラコさん救出作戦…プラン2!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
エンカ「プラン2…とな?!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「…
………先に言っておくよ!!!!
この作戦は…とてつもなく大きな賭けになるだろう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
最悪命を落としかねない…危険な作戦だ!!!!!!!!!!!!!!!!
…いいかい!!!!?」
ゴゴゴウッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ざわわッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
ザッ…
ヤンデル「……それでも…! 聞かせてください!!!!
ビラコさんを助けるために…!」
ドドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
>>444訂正
× 仲間を見逃すがいい
○ 仲間を見殺しにするがいい
-
――― へそへそ ごまごま ―――
ウソニ「……それが…作戦…」
エンカ「…なんとも……! それは…一歩間違えば命を落としかねないでござるが…!」
ジュリー「……あぁ でも今は…この方法しかない
問題は…誰が“その役目”を負うかだけど…
言い出した俺がやるのがいいんだろうし…俺はそれで構わない…が
両腕のないこの体では思うように出来ないかもしれない…」
ネコ【我輩は嫌だミャ そんな臭そうな作戦】
ダジー「お…俺も…嫌だZE…」
ヤンデル「…俺がやる」
ジュリー「…!! ヤンデル…!」
ウソニ「…いいのか?」
ヤンデル「ウソニさんには大切な役目がある…
ここは俺が行った方がいいとおもう…」
ジュリー「…いいのかい 本当に危険だよ」
ヤンデル「…行けます…!!!!!!!!!!
ビラコさんを助けるためなら…そのくらい!!!!!!!!」
ジュリー「…分かった!
じゃあ君にまかせよう!
…それじゃあ早速出発しよう!
俺は山頂に向かう道すがらでアルミ網を打ち出す時に使う魔札の作成に入る!
…ネコちゃん! 悪いけど君の背中にのせてくれないかい!!?」
ネコ【我輩は馬ではないミャン!!!!!! …まぁ場合が場合だ!
仕方ない…今回だけだぞ!!!!!!】
ダジー「な…なぁこれって…やっぱり俺も行かなきゃならんNAGARE?」
ジュリー「当然だよ!!!!!!!!
道中の魔札作りの時にも力を貸してもらわなきゃいけないし
到着してからの作戦も君の魔法ありきだ!!!!!!
頼むよ!!!!!!!!!」
ぎん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー「…! …うっ…! 腹ITEEE…」
ズズ〜〜〜ン…
ネコ【大丈夫かこいつ…】
ムイ「ダジー…!
この人達の大切なお友達が助かるかどうかはダジーにかかってるのよ…!
しっかりしなきゃ…!!! …そうだ…私もついていくよ…!!!!!!」
ダジー「なッ………危険DAZE!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ムイ「ダジーと一緒なら怖くない!!!!!!!!」
キッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
きゅ〜〜〜〜ん…
ダジー「ム…ムイ……!!!!!!!!!
わ……分かった………俺ァ…頑張るZE!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「…よし! 早速出発だ!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「……」
-
http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org215013.jpg
-
エンカ「…行くのか…」
チャキ…
ジュリー「…エンカの旦那……悪いが…」
エンカ「分かってるでござる
ビラビラ嬢を助けるための大切な作戦…
拙者のような傷負い人が付いていっても足手まといでござる
…拙者はここにて待つ」
ジュリー「……旦那」
エンカ「ただやはり…こんなときに何も出来ぬ己が…悔しいでござる…!」
ギリリリッッ
ウソニ「…」
エンカ「……頼んだぞ…ヤン坊…!!
どうか…ヤン坊も無事で…そしてビラビラ嬢もッ!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「……分かった…!!!!!!!!!」
ザザンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
ヒュオオオオオオオオ……
しぃーん………
エンカ「…行ったか……」
オオオオオオオオオオォォォォォォォォォォ…
エンカ「…待つか…」
スッ…
ゴゴゴゴ……
ピリッッ…
エンカ「………この気配は…」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ザリッ… ザリッ…
ミキニー「ふえええええええええええええええええええええん…!!!!!!!!!!!!!!!
こぉこぉどぉこぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ど〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!
コソッ…
エンカ(…あれはッッ…)
ミキニー「……あ!? この道の向こうからたくさんの人間………いや!!! 河童の気配がするぞぉー!!!!!!!!
ひゅー!!!!! なんだかやる気が出て来たぞー!!!!!
奇襲をかけて一網打尽にしちゃるぞ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ムムンッ!!!!!!!!
エンカ(…あの電磁超獣!!!!! ヤン坊達が行った方に向かおうとしている!!!!!!!!
まずい…このままでは…ビラビラ嬢を助けるための作戦がめちゃくちゃになってしまう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
チャキッ…
ぐぐぐ…!!!!!!
エンカ「…くっ…!!!!!!!!」
ズキ…ズキ… ブシュウッ…!!!!!!
エンカ(守る……!!!!!!!!
ヤン坊達を…作戦を…!!!!!!!!!!
それくらいはさせてくれ…! 拙者は…騎士なのだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ギギィンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ザッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「…うぅん?」
フラ…
エンカ「…こんなところで…何をしている? …電磁超獣!!!!!!!?
アバンチュールなら付き合うでござるぞ!!!!!!!!!!!!」
ジャキィィンッ!!!!!!!
ミキニー「あ
河童だー!!!!
きゅうりお食べー!!!!!!!!」
ニィィッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
――― 山頂付近の洞窟内
ジュリー「そろそろだね………
ヤンデルは山頂より前の所の穴から外に出て山頂に向かってくれ
俺達は所定の位置についてるから」
ヤンデル「はい…」
ジュリー「“アレ”は持ったね?」
ヤンデル「…あります」
ジュリー「ダジー君 “アレ”に施したあの仕掛けは…」
ダジー「だ…大丈夫DA
信用しろって……多分」
ネコ【多分てお前…おいおい大丈夫かミョン】
ヤンデル「………フー……
今更疑いだしたらキリがない……
ダジーさん…俺はあんたを信用する」
ダジー「…!! も…もも…勿論DA!!!!!
た…多分なんて中途半端な事はIWANEー!!! 絶対うまく行くはずDA!!!!!!」
ドン!!!!!!!!
コク…
ヤンデル「…行ってきます…!」
ザザッ!
ジュリー「…よし! 俺達も行こう!!!!」
――― 山頂
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
クエン「…こな(こないな)」
ハウシー「……」
クエン「ハか?(ハウシーのアテもはずれたか?)」
ハウシー「………フー…
さすがに人間もそこまでバカではなかったか…」
ポンチコ木「!! チィーンポォーッ!!!!!!!!」
ブンブンブン
ハウシー「どうしたポンチコ木? そんなにいきり立って?
………む!!!!!!!!!!!!」
ザッ… ザッ… ザッ… ザッ… ザッ…
ヤンデル「…」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「フハハハハハハ!!!!!!
…バカだ! バカが来たぞ
やはり私の考えは間違いではなかったな」
ヤンデル「…」
ハウシー「仲間がいないが?」
ヤンデル「…みんなとは…逸れた…俺一人だ…」
ハウシー「そうか」
ハウシーの電磁念波『周囲を探れ どこかに隠れてるかもしれない』
電磁超獣達『フォー…!!!!!』
ザザッ…
――― 下の洞窟
ジュリー「…! ヤンデルは山頂に到着したみたいだね
予想通り電磁超獣達が辺りを探り出したけど…」
ダジー「だ…大丈夫だ あいつらは穴があってもガンスルーする
顔を出さない限り見つかるはずはNEE…」
ジュリー「ならいいけど…
あとはヤンデル…! うまくやってくれ!!!!!」
―――
ヤンデル「ビラコさんは…無事か…」
ハウシー「その前に武器を置け」
ヤンデル「………………」
スッ…
{決戦用グローブを地面に置くヤンデル}
ハウシー「……よし
………………ギャンジャンレバニィ様!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズズゥゥゥゥ……
ギャンジャンレバニィ「………コルォルォオオオオオオオオオオ…」
{背を向けていたギャンジャンレバニィがヤンデルの方を向き そしてヤンデルを見下ろした!!!!!!!}
ギャンジャンレバニィ「クグォオオオオオオオ……」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ッッ…!!!
ゾゾォッッ…!
ヤンデル「ッ…! ………!!!!」
ドンッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
コポコポ… コポポポポポポポ……
ビラコ「―――」
ヤンデル「……ビラコさん…!!!!」
ぐっ…
-
ハウシー「ふっ…それで貴様は…バカ正直に仲間を助けに……たった一人でここまで来て
どうするつもりだ?」
ヤンデル「俺は…ビラコさんを助けに来たんだ…やることは決まっている」
ハウシー「戦うのか? たった一人で…」
ヤンデル「戦うんじゃない」
ハウシー「なに?」
ヤンデル「……交渉だ」
ドンッッ!!!!!!!!
クエン「こう…!!?」
ハウシー「…………どういうことだ…」
ヤンデル「ビラコさんを解放すれば 俺達はもうお前達に干渉しない
この山にいる事を黙認する」
ピキ…
ハウシー「………………は…?」
クエン「なつ(なにいってだこいつ)…」
ヤンデル「これはお前達にも悪い条件じゃないはず…」
ドギャアッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「黙れ貴様…!!!!!!
交渉だと!!!!!!! 阿呆かキサマ!!!!!!!!!!!!!!!!
状況を見ろ!!!!!! 貴様が交渉を持ち掛けられる状況か!!!!!!!?
矮小な人間の分際で…!」
ヤンデル「そんなことない……俺はいわば この世界の人間達の代表だ
すべての人間の代表として お前達にも利のある交渉をしてるんだ」
ハウシー「何をほざく…?!!!!!!」
ヤンデル「お前達が人間にこだわる理由…………これは俺の推理だが
この山から出るためなんだろう? お前達が この山から出るのに人間が必要なんだろう?」
ハウシー「…そうだ!!!!!!!!!
この人間は我々の宿願を叶えるための栄養!!!!
これがなければ我々は忌ま忌ましいこの山から出ることは出来ない!!!!!!
こいつを解放することのどこにメリットがある!?」
ヤンデル「俺達が山を出てもお前達のことは公言しない
そうすればお前達の存在は保たれる」
ハウシー「…………貴様…
貴様は………我々がこの山を出ると死ぬ…とでもいいたいのか?」
ヤンデル「あぁ」
ハウシー「下界へ侵攻した我々が人間に返り討ちにあうと言いたいのか」
ヤンデル「そうだ」
ハウシー「……」
ビキィ…
ヤンデル「お前はこの世界の人間をバカにしてるけど…
この世界の人間達は そんなに甘くはない!!!!!!!!!!!!!!!!
お前達なんかより強い人間はたくさん居るんだ!!!!!!!!!!!!!!!!
お前達にこの世界を侵攻することなんて出来ない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無駄死にさせないでやるからこの山でおとなしく井の中の蛙のままでいろォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォウッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブチィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「たああまあああああああああれェ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
クエン「こキ…」
ビキビキ
ハウシー「貴様ぁ……大口を叩くなァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
我々が人間に負ける? ありえん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
我々電磁超獣は……至高にして最強だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
人間ごときに遅れを取るはずがない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
貴様など 私に何も出来なかった分際でェ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「俺一人に勝っただけで人間全てに勝ったつもりか…? おめでたいな」
ビキッッ
ハウシー「…! 貴様………………偉そうにしてるが…!
主導権を握ってるのはこちらだぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギャンジャンレバニィ様!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギャンジャンレバニィ「コォォォ…」
ハウシー「この羽虫は我々を侮辱した!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…みせしめだ!!!!!!!!! その人間を…こいつの前で殺すのです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギャンジャンレバニィ「……」
ヤンデル「…そうは…させない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドダァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ヤンデル「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ヤンデルはギャンジャンレバニィに向かって猛突進した!!!!!!!!}
クエン「こつ!!!!!!!!!!?」
ハウシー「直接ギャンジャンレバニィ様を攻撃するつもりか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…愚かな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 無駄だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドドドドドドドドドオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「おおおおおおおおおおおおおおおおおおあああああああああああああああああああああああああああああああああッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズン…
ギャンジャンレバニィ「……コォオオ…
コココオオオオオオオッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビキキキキキ…………
ギャンジャンレバニィ「コォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「ッ!!!!!!」
バクゥゥゥーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ギャンジャンレバニィ………ヤンデルを捕食!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ゴオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ギャンジャンレバニィ「…コゥッ」
ごくり…
ハウシー「フッ!!!!!!!!!!!!!!!! あっけないなァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あれだけ言っておいていとも容易くやられるとはな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まるで自らギャンジャンレバニィ様に体を捧げたようだったぞ!!!!!!!!!!!!!!!!
お前のそのブザマな姿こそこの世界の人間どもの未来だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
蹂躙してやるぞ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
その前にまず…」
ギャンジャンレバニィ「………コオオオーウ…」
ゴクゥゥゥー………
ポンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ザパァーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! …!」
{ヤンデルはギャンジャンレバニィの喉を通り
液体の満たされた腹膜の内部に落ちた!!!!!!!
そこにはビラコもいる!!!!!!!!!!!!!!!!}
ゴボボボ…
ヤンデル「…!」
ハウシー「その前にまず…お前達を栄養にする!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
我等が電磁超獣の世界侵略のための礎となるがよい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!
ギャンジャンレバニィ「ギョオオオオオ…」
ズズズズ…
{ギャンジャンレバニィの体が鳴動しだす…!}
コポコポコポコポコポコポコポコポコポコポコポコポコポ…
{腹膜内の液体も まるで沸騰するかのようにワチャワチャしだした!!!!!!!}
ジジジリジリジジジ…
ヤンデル(……体が…! まるでゆっくり分解されていくような感覚だ…
…危ない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…だけど……)
ここまでは……作戦通りだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「…?!」
クエン「どた?」
ハウシー「奴め………今まさに吸収されようとしているのに…なんだ…あの目は…!?
希望を捨てていない…あの顔は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ゴウウウウッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ギャンジャンレバニィ「コウオオオオ…」
ズズズズズズズズズズズズズズズズ
ビリビリビリ…ジジジジジ…
ヤンデル(…!!!! 体が…!
…でも…大丈夫だ! きっとうまくいく!!!!!
“時間”も…もう少しだ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
とりあえずまずは…!!!!!!!)
ザバァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
グウゥーーーーーーーーーン…
{ヤンデルはビラコの元まで泳いでいった!!!}
ヤンデル(ビラコさん!!!!!!!!!!!)
ビラコ「―――」
ヤンデル(………よし! 生きてる…!!!!
この液体の中は…呼吸出来なくても生きられるんだ!!!!!!
今はショックで気絶してるけど…この腹の中から出れば きっとビラコさんも目を覚ますはず!!!!!!!!!
今……今出ます…! もう少しだビラコさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あとは…“時間”を待つだけだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
キッ!!!!!!!!
ハウシー「…ギャンジャンレバニィ様!!!! 奴は何かを狙っている!!!!!
吸収速度を速めて殺してしまうのです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギャンジャンレバニィ「きょきょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおう…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジジッッッ…
ヤンデル(ぐうぅぅッ…!!!!!!)
{ヤンデルの体が…ゆっくりと剥げはじめる…!!!!!!!}
ヤンデル(…くっ…まだか…!!!!!!!!!
じ…時間は…!!!!!!!!!!!!!
“これ”にかけた“魔法が解ける”――――…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ジジジジジジッッ!!!!!!!!!!!!!!!! ジュアアアアアア〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴボボボッ…
ヤンデル(ぐッ…あああああああああああああああああああああああああああああああああッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ハウシー「さぁ女王の腹の中…死ねい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「…!!!!!」
ピカッッ
ヤンデル(…来た!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ゴソッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ヤンデルはズボンの中から ある小さいものを取り出した!!!!!
“それ”は妖しく光っていた!!!!!!! そして!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ピカカカァァァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{“それ”は一際激しい光と共に そのシルエットを…大きくしていった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ググググ〜〜〜〜〜〜〜〜ンッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギラッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル(…時間…通り!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
チャキィィィンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{大きくなったそれは 銀色に輝く…}
ハウシー「…剣!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
訂正
○
じ…時間は…!!!!!!!!!!!!!
“これ”にかけた“魔法が解ける”時間はッ――――…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
-
おおおおー
熱い展開だ!
-
ジャキィィィィィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「ぶ…武器!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
…ど…どこから…どこから出した!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ゴポォォォォォォ…
ヤンデル「…!」
――― 時間は遡る…
ダジー「…俺の魔法に…タイマーをかけれないか…だと?」
ジュリー「そう つまり君の魔法で小さくしたものを一定時間で元に戻るように出来ないかなと」
ダジー「タイマーなんかなくても…俺の魔法は元々効果が永続するものじゃないから…放っておけば数十分で元に戻るZE」
ジュリー「いや もっと短くていいんだ
3分……いや 5分くらいでいい」
ダジー「……Fumm…
…魔法に使う魔力量をある程度絞れば時間も操作出来ると…思うGA…
…何に使うんDa?」
ジュリー「それは…」
かくかく しかじか
ウソニ「わざとあの怪物に食われ…を中からあの腹を突き破れ…と…!!!!?」
ジュリー「そうさ
外側からビラコさんが囚われてるあの膜を狙うには敵の守りが堅すぎる
だが…あの腹の内側に入ってしまえば…妨げる者はいない…!!!!!!!!!
ダジー君の魔法で小さくした刃物を隠し持ち…わざとあの女王に食われ 中のビラコさんを救う!!!!
そして時間が来て大きく戻った刃物を使い 腹を突き破り腹の外に脱出するんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…これが俺が考えられる唯一の作戦だッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ざわっ…
ヤンデル「そ…その刃物っていうのは…?」
ジュリー「俺の骨で作った骨剣がいいだろう
斬る力は皆無だけど 突きならこれに勝る刃物はない!!!」
ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
――― そからちょっと時間が進む…
ダジー「…ハァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ポアァァ…
キュインキュインキュインキュイン…
{ジュリーの骨剣は爪楊枝大の大きさまで小さくなった!}
ジュリー「一応この骨剣にはアルミホイルが巻いてある 気休めかもしれないけど
これをどこかに隠し持っててくれ 多分バレることはないと思う」
ヤンデル「…はい」
ジュリー「あとの問題はこの骨剣にかけた魔法のタイマーが想定の時間通りに切れてくれるかだ…
遅すぎても早過ぎても駄目だよ」
ダジー「だ…大丈夫だ! 大体5分くらいしたら元に戻る…HAZUだ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「5分…………いいかいヤンデル
そのタイミングが来るまでなんとか時間を稼ぐんだ
なんでもいい 会話でもなんでも…
そしてタイミングを見計らって女王に襲い掛かるんだ
女王にとって君は待ち望んだ餌だ きっと向こうから君をお腹の中へ案内してくれるはずだよ」
ヤンデル「……ッ」
ジュリー「…ごめんね 簡単そうに言うけど
この作戦はかなり危険が大きい 本当は怖いかもしれないけど…」
ヤンデル「…大丈夫です…! 怖くなんてありません…!
絶対にうまくやります……!
絶対に…」
――― 今
ヤンデル(ビラコさんと一緒にここを出る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ギッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ごぼボボボボボ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{ヤンデルは骨剣を構え ビラコを抱え!!
2人を捕える膜へと突撃する!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ギャンジャンレバニィ「コギョ!!!!!!!!?」
ハウシー「ギャンジャンレバニィ様!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
吸収を!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! もっと早めるのですッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギャンジャンレバニィ「ビョゴゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴボッ!!!!!!!! ゴゴゴボボボゴボオォゴボボオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュブアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル(ッッッ痛ぅぅッ…!!!!!!!!!!!!!!!!)
ビクッ
ビラコ「――――…!」
ジュウウウウッ
ヤンデル(…大丈夫だッ ビラコさんッ…
もう大丈夫…! こんなところから出て…みんなのところに戻る…んだァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
グオウッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ついに膜が目前!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
液体の中を泳ぎ突っ切るヤンデルはその勢い利用し 骨剣で膜の壁を穿たんと振りかぶる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
カッ!!!!!!!!
ヤンデル(いッけェーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ブォアッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズボアァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{骨剣が膜に突き刺さる!!!!!!!!}
ギャンジャンレバニィ「コガッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ハウシー「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
クエン「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
{…が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?}
ぐぐぐぐ…!
ヤンデル(…突き切れない…!)
{骨剣……膜を突き破ることかなわず!!!!!!!!!!!!!!!! 膜の弾力に押し返される!!!!}
ギャンジャンレバニィ「コココッ」
ニィィ
ハウシー「ふははははは!!!!!!!! 万策尽きたようだな!!!!!!!!!!!!!!!!
死ねい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル(ここで……………終わるかッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル(勇者聖拳『翡翠惇翡翠惇帆々』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ドドォウッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ヤンデルは骨剣の柄に奥義を放ち 骨剣を更に膜へと押し込んだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
-
訂正
ダジー「タイマーなんかなくても…俺の魔法は元々効果が永続するものじゃないから…放っておけば基本的には数十時間で元に戻るZE」
-
ヤンデル「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{骨剣の柄へ連撃を加え続けるヤンデル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
液体の中にヤンデルの血が滲む…!!!!!!!!}
ハウシー「…あの攻撃…! ただの連撃では…ない!!!!! …技!!!!!!!?」
ヤンデル「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{…そして!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ヤンデル(勇者聖拳『弐稷』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ゴカァンッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビリビリビリビリビリッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{衝撃が………ギャンジャンレバニィの膜内…いや! 山頂全体に伝わる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ズ……………… ズッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギャンジャンレバニィ「カァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{骨剣が…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギャンジャンレバニィの膜を突き抜けた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ハウシー「女王ォオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギャンジャンレバニィ「ア…! ア…!!」
プシューーーーーーーー…!
{骨剣があけた穴から液体が漏れだす…!}
ヤンデル(…まだだ…! こんな穴じゃまだ狭い…!!!)
ぐぐ…!
{ヤンデルは骨剣に目一杯の力を入れる…そして!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
バリャバリャズババリャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギャンジャンレバニィ「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{ギャンジャンレバニィの腹膜は大きく引き裂かれた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ビクンッ ビクンッ
ギャンジャンレバニィ「コ…コオオオオオオォ…―――!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐらあああああ…
ズシ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ギャンジャンレバニィは倒れた!!!!!!!!!}
ザ… ザ…… ビチャッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「はぁ……はぁ……はぁ…!」
ドドォンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
{ギャンジャンレバニィの腹の中から ビラコを抱えたヤンデルが出てきた!!!!!!!!!!}
ヤンデル「………ビラコ…さん…」
ビラコ「……………………ん……………んぅ…」
ピク…
ヤンデル「…………良かっ…」
バギギィーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「!!!!!!!!?」
バキバキバキバキ… ドゴォォォォン…!!!!!!!!!!
ザザッ…!!!!!!!!
ハウシー「き……きさまああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ…!」
ビキビキビキ…
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
クエン「こす…!」
ヂャキキィッ…
ポンチコ木「ブォォォギィィィィィィ〜〜〜〜〜〜ッッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビキッ… ブチッ…
ヤンデル「…!」
ジリ…
ハウシー「きさまぁぁ…!
よ…よくも……よくも女王ヲォ…
女王をオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギョオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぞくっっっ!!!!!!!!
ヤンデル「…!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハウシー「ゆ…ゆるさんぞ……ゆるさんぞ…ゆるさんぞゆるさんぞオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
殺してやる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
腹の中から逃げ出せたからなんだ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
吸収されてた方がマシというくらいになぶり殺してやるぞオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この場の電磁超獣達よオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こいつを捕らえろオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
全員でだ……殺しても構わんぞオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォォォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣達『ガフォルォルォルォルォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ブワサァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオオオオオウッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ドドドドドドドドドドドドォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{電磁超獣達が束になってヤンデルに襲い掛かる!!!!!!!!!!!!!!!!}
ハウシー「殺せえええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
電磁超獣達『グォルォオルォオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ゴオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「…!」
ジュリー「今だッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「!!!!!!!!?」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「はッ!!!!!!!」
ドパァーーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ウソニが穴の中から飛び出しバズーカを撃ち放った!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ヒュルルルルルル…ボッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブワサァ〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガッサァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣達『ギョギョ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
{ウソニが打ち上げた例の網は 上空で巨大化し電磁超獣の群れの上に覆いかぶさった!!!!!!!!!}
ザザッ…
ハウシー「網!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
電磁超獣達『アニョニョおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
あたふたあたふたあたふた
ポンチコ木「チ…チンコーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{ザコ電磁超獣達とポンチコ木が網に引っ掛かった!}
ハウシー「何をしている!!!!!! そんな網…! ……!!
………?!!!! これは…電磁エネルギーを乱している…!!!!?」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「一網…打尽だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハイ・ガトリング!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパアアアアアアアアアアアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣達『うぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ブシャシャシャ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ポンチコ木「マルァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{ウソニはガトリングの銃撃を網にかかった電磁超獣達に浴びせた!!!
鮮血の噴水が勇者山頂上を彩る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
-
プッシュ〜〜〜〜〜〜〜…
電磁超獣達『―――』
チ〜〜〜〜〜ン…………
ハウシー「…!!!!」
ザザザザザッ!!!!!!!!
ハウシー「!!!!」
ドンッッッ!!!!!!!!
ジュリー「うまくいったね
あの大きな女王を網の中に捕まえることを考えなければ あの大きさの網でも十分にたくさんの電磁超獣を捕まえることが出来る」
ウソニ「本当はあの2体も網の中に捕まえてしまいたかったんだがな」
ヤンデル「いや………これでいい…!」
ネコ【おなごも無事のようだニャオ】
ビラコ「…うー…」
ジュリー「まだ気を失ってるみたいだね」
ウソニ「………それよりあの2人はどこだ」
穴の中からダジー「ここで〜〜〜〜す…これで」
ずーん…
ハウシー「き…貴様ら………!!!!!
………ここまでの全て…謀りおったか…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「……どうだ…? 散々バカにした人間にハメられる気分は…
こんなんでやられてるようじゃ…お前達に外を侵略するなんて無謀だな…」
ハウシー「…」
クエン「なマ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビキィィィィッッッ…
ハウシー「……愚かな…!
動きの取れぬ女王と……網にかかるような雑魚を倒した程度で…電磁超獣の軍勢を倒したつもりか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣の真の戦力は電磁四天超獣の我々だとしれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…………ポンチコ木!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! いつまで休んでいる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前は…あの程度の鉛玉でくたばるようなヤワな電磁超獣ではあるまい!」
ズ…
ズズズズ…
ポンチコ木「ちんこぉ〜〜〜〜…」
ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴォォォォ…
ウソニ「!! あのハイ・ガトリングを何百発受けても無傷とはな……随分と固い…」
ネコ「! …」
うず……
ハウシー「貴様らを…逃がしはしない……必ず…殺す…!!!!!!!!!!!」
ヴヴヴヴヴヴヴ…
キィィィィィィィィーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッッッ…
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ハウシー「…私の念波だ
ミキニーが連れ立った電磁超獣共を呼び戻した…
じきに集まる……逃げられはせん」
ヤンデル「……元から…逃げる気はない…」
ハウシー「…ほう?」
ヤンデル「」お前達が……二度と侵略なんて考えないよう…
こてんぱんにたたきのめす…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドォーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ハウシー「…減らず口を!!!!!!
まずその口を削いでやろうか…」
ジャキッ!!!!!!!!
クエン「いうッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
せぶ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハウシー「なに? ……一対一か………私は全員まとめて相手をしても良いのだか…?」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
ざり…
ヤンデル「…一対一………願ったりだ…!
俺はあのギザギザ頭にリベンジしたいと思ってたんだ…!」
ハウシー「ほう」
ギギィ…
ウソニ「じゃあ俺は…どっちだ? 誰が相手でも負けるつもりはないが」
イラ…
クエン「なと?」
ネコ【だったら我輩にあの木の化け物をくれ
あの木なら我輩の悩みを解決してくれるかもしれん】
ポンチコ木「チンコ〜〜??」
ウソニ「じゃあ俺の相手は刀の電磁超獣か
…まぁ 相手としては…この中では最も楽な部類だな」
ビキィ…!
クエン「こつ…
ブす…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スラァァァァァァ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
ジュリー「各々組み合わせは決まったかい?
だったら俺は後方支援だ 山頂に来る電磁超獣達を食い止めよう
ヤンデル… ビラコさんを俺の背中に載せてロープでくくり付けてくれないかい?
君も抱えたままじゃ戦えないだろう? 置いておくのも危ないしね」
ヤンデル「で…でも…ジュリーさんは…ビラコさんをおぶったままで…戦えるの…?」
ジュリー「大丈夫だよ
ビラコさんもこの戦場も守ってみせるさ
さぁ ビラコさんを」
ヤンデル「…分かりました…よろしくお願いします…!」
ギュッ…!!!!!!!!
ジュリー「そっちもね
……君が今日まで磨いた技は…確実に君の身に染み付いている!!!!!!
もう技で劣ることはない 思いっきりやりなよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どん!!!!!!!!
ヤンデル「……はい!!!!!!」
ズア……
ハウシー「…技がなんだって?」
ヤンデル「…」
ハウシー「…あの時 私にブザマに負けたお前が…私より劣ってないと?
人間は戦場でつまらん冗談を吐くな」
ヤンデル「…つまらない冗談を吐いてるのはそっちだ…
……これからの俺の技を見ずに…俺に勝った気でいるなよ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「…おもしろい…」
ヒュンッ…
-
{電光石火!!!!! ハウシーはヤンデルに攻撃を仕掛けた!!!!!!!!}
ヤンデル「!」
ガカッ!!!!!!!!
ハウシー「ほう うまく防いだな
まぁこれくらいはするだろう
でなければあの時の再現だ!!!!!」
ヤンデル「あの時とは…違う!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「!」
ヤンデル「せあぁッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガガガガガガガガッ
ハウシー「ただの連撃……多少威力は増しているようだが それだけか!!!!!?」
ヒュルルッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガガッ!!!!!!!!
ぐらァッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ヤンデル「!」
{ハウシーはマントをヤンデルの足に引っかけた! ヤンデルはバランスを崩して倒れ込む!!!}
ハウシー「頭を西瓜のように割ってやろう」
ヒュゴォォッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{倒れ込んできたヤンデルの顔面に強烈な拳撃を放つハウシー!!!!!}
キッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「勇者聖拳『頭ッ巴』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バチィッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「…おう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ビリリリッ!!!!!!!!
ザザザァッ…
ハウシー「…こいつ…頭で私の攻撃を…受けるだと…!!?
更にはあまつさえ…弾いてみせた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんだ今のは!!!!!!!!!!? お前は石頭なのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
パキケファロサウルスの生まれ変わりなのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ざわわ
ヤンデル「…今のは…技だ…」
ハウシー「…技だと!? ………ただの…頭突きが!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「頭突きそのものじゃないさ…
俺の技はもっと………“内側”さ
…見せてやる……俺が英雄より引き継いだ…
勇者の技ってやつを!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「……上等だ…!!」
ニギャア…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【ヤンデル vs ハウシー】
ドォン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
―――
ウソニ「………ふー…」
チャキ… チャキチャキ
{銃の確認をするウソニ}
クエン「なる?
はい」
ウソニ「…」
カチャ… カチャ…
クエン「いだ?
まな?」
ウソニ「…」
シャー…カララララ
クエン「…そか
あか
なだ」
ウソニ「………」
ふきふき
クエン「…………
……………あぁ
もて
そか?」
ウソニ「…いや 分かるぞ」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
クエン「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ウソニ「…今『もしかして
某の言葉が通じてないのか?』
と言っただろう だが安心しろ ちゃんと通じている
なんなら最初から通訳しよう」
ウソニ「『なにをしている?
早く来い』
『いつまでそうしている気だ?
まさか時間稼ぎか?』
『そうか
あれだけ生意気な口を叩いていて いざ戦うとなると恐れたか
情けない奴だ』
…以上だ 間違いないな」
クエン「…………なる(何故分かる)…」
ウソニ「俺も昔同じような事をしていたからな
あまり長くしゃべりたくないから そんな風に言葉を略してたんだ
…まぁ 妹が前にそれはやめろと言ってきたので 今は普通にしゃべっているが
まぁ…今思えばあれは若気のいたりという物だったと思う
とても正気の沙汰とは思えない行為だ」
クエン「…なに(何)?」
ウソニ「…バだ…… …分かるか?
『バカみたいだ』…と言ったのさ」
ビッキィィィィィィ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
クエン「…こが(小僧が)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
きる(切り伏せてやる)…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こい(来い)!!!!!!!!
はえ(離れてないで正々堂々戦え)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「来い? それは無理だな
銃使いは間合いが大事……… この間合いこそ俺の正々堂々の距離だ
わざわざお前の方の“正々堂々”に付き合う必要はない
来たかったらそっちから勝手に来ればいい
…………近づけたらな」
ジャキィィィンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【ガチ戦闘用カスタム銃……その名も!!!!! 『キュートTHEもみーの』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ドォーーーz___ンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
クエン「…とよ(とことんイケ好かぬ小僧よ)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぜる(絶対にその体を唐竹割る)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シャッキィィィィ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【ウソニ vs クエン】
ズオンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
―――
ゴゴゴゴゴゴ…
ポンチコ「ちんこー! ちんこー!」
グンッ グンッ
{頭を上げたり下げたりするポンチコ木}
ネコ【…おい お前 その姿でそういう動きはやめろミャ!!!
みていてとても気分が悪い!】
ポンチコ「チンチン? …チン〜〜〜〜〜……コッ!!!!!!!!!!!!!!!!
コッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グンッ! グンッ!
{尚も続けるポンチコ木}
ネコ【……小癪なウドの大木ミャ!!!!
まぁよかろうなのミャ ちょっとくらい小癪なほうが…殺りやすい!】
ニュウーッ…… ガシッ!!!!!!!!
ギラリッッ!!!!!!!!
{ネコは二股に割れている自身の尻尾を両手で掴んだ!
尻尾の先端には 刃が仕込んであった!}
ネコ【フレイルテイル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
しゅしゅん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ポンチコ木「チンコ?!」
ガギギィ〜〜〜〜ン!!!!!!!!
{凄まじく伸縮するフレイルテイルはポンチコ木に当たった!
だが固い音を鳴らして弾かれてしまった!}
ポンチコ木「チンコ♪」
ネコ【ハッ!!!!!!!! ミャオッッ!!!!!!!!!!!!!!!!】
ヒュン!!!!!!!! ヒュヒュン!!!!!!!!!!!!!!!!
ギャインッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ガキィィィィッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ポンチコ木「マララ〜〜ン♪♪」
ぐるぐるぐるぐるぐる
ネコ【回転を加えてやる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ヒュヒュヒュアァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガッキィィィィ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ポンチコ木「キットゥ〜〜〜♪♪♪」
{ネコの強烈な連撃炸裂! …だが!! ポンチコ木はそれらを全て受けきり 全く意に介さず!!!!!!!!!!!!!!!!}
ネコ【……固いな】
ポンチコ木「ドチョウ〜〜〜〜♪♪♪♪」
ムクムクムク…ビッキィィィ…!
{ポンチコ木は自慢げに体を怒張させてみせた}
ネコ【……何を得意げになっている?
お前の身体の硬さは確かになかなかのものだ………だがそれは
お前にとって不幸な結果みゃお】
ポンチコ木「かめめ?」
ネコ【…今の我輩には一つ悩みがあってな… そのせいでここ暫く憂鬱だったミャ…
そんなとき…お前が現れた…
この戦い我輩がお前を選んだのは お前が我輩の悩みを解決してくれるかと期待しての事なんミャオ】
ポンチコ木「チン…チン…コ?」
ネコ【今の一連の攻撃はそのためのテスト…
そして結果は見事……我輩の期待通りだった!!!!!!!!
喜ぶがいい…お前は我輩の眼鏡にかなったのミャ!!!!!!!!!!!!!!!!】
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ポンチコ木「…??」
ネコ【そしてこれからは嘆くがいいミャ
お前の残酷な運命に…!!!!!!!!!】
ジャリン…!!!!!!!!
{猫爪を出し構えるネコ}
オ゙ンッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゾクッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ポンチコ木「!!!!? …!!
……ボ……ボッギャアアアアアアア〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ポンチコ木……地響きを鳴らしネコへと迫る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ「シャーーッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞわわわッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【ネコ vs ポンチコ木】
ゴォォォォォォッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
―――
ジュリー「…マッチアップは滞りなく終わったみたいだね
……意地と意地のぶつかり合い そして決して負けられない戦いだ
こんな真剣勝負に…横槍は入れさせない!」
キッ!!!!!!!!
オオオオオオオオオオ………
ドドドドドドドド……
ドドドドドドドドドドドドッ…
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣達『バァオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
{ハウシーの念波を受けた電磁超獣達が山頂へとなだれ込まんと突撃してきた!!!!!!!!}
ジュリー「ここは通さないよ!
…俺が相手だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴウッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「……うーん…」
ジュリー「ビラコさん ちょっとゆれるかもしれないけど
ごめんね 我慢してくれよ!!!!!!!」
電磁超獣達『ギャオ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ジュリー「はっ!!!!!」
ひゅるんひゅるんひゅるん!!!!!! ガガガッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ジュリーは片足で骨剣を華麗に振り回し地面に突き立てた!}
ジュリー「何体でも何十体でも来るがいいさ!!!!!!!!
このジュリー 両腕もなく 力も本域の半分なれど!!!!!!!!!!!!!!!!
君達のような有象無象にやられるほどヤワな骨密度じゃあありゃしないぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
守る男の真骨頂! いざその目に焼き付けるがいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【ジュリー vs 雑魚電磁超獣軍団】
ザザザンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
――― 洞窟
ガタガタガタ…
そー…
ダジー「……! …………!!!!!!」
びくびく…
ムイ「…どう?」
ダジー「…………う
うまくいった…ようだZE…とりあえずは……
あいつらの仲間の女はバケ物の腹から無事生還…ついでにその女王は瀕死DA!!!!!!!!
あとの幹部はそれぞれが一対一で戦ってるZE…!」
ムイ「そう……………
………それで…おぼ…………私達のすることは…?」
ダジー「BA…BAKKAおめー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お…俺達ゃもう既に頑張ったDARO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ムイ「う…うん」
ダジー「やつらをここまで案内したし!!!!!!!!!
俺の魔法も貸してYATTA!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ムイ「うんうん」
ダジー「ここから出ていくあいつらに『がんばれー』ってエールも送ったし
今もこうしてあいつらの事を応援してるじゃないka!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これ以上俺達に何をしろってんDAYO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
つまりもう俺達にすることは何もNAI!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どーん!!!!!!!!!!!!!!!!
ムイ「う…うん… うん!!!!!!
そうだね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
じゃあ私達はここにいていいんだね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばばーん!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー「SODASODA!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺達はここに居ればいいんDA!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ははッ!!!!!!!! ははははははははははッ」
ぬぅ…
ミキニー「何楽しそうにしてるのかな?」
ダジー「ファッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? ヒャッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒャアアアアアギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずてーん!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴキーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー「あぎゃああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!
腰ギクった〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!
ムイ「ダジー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
ドオオオオオオオオオオオンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「…はあぁぁ…」
ダジー「ん…んななぁぁ!!!!!!!!?
なあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
は…裸の女!!!!!!!!? ち…痴女だあ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブーッ!!!!!!!!
ミキニー「違うゾ☆
私は電磁四天超獣のミキニーちゃんだゾ☆」
ダジー「で…ででで…電磁…四天超獣!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
そ…それってあそこの電磁超獣達と同じ肩書…つぅことWA…」
ムイ「ひ…ひぃー!!!!!!!! 電磁超獣の幹部だっぺるば〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー「い…IYA〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
た…助けてくれ!!!!!!!! やめてくれぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お…俺達はに…人間じゃねぇ!!!!!!!! そ…そこらへんのゴミみたいな存在DAKARA!!!!!!!!
無視してOKDAKARA!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミキニー「知ってるヨ! お前達は人間じゃない!」
ダジー「!?」
ミキニー「河童だーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー「何言ってだこいつ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「通算4・5匹目の河童なりぃ!!!!!!
今度こそ捕まえちゃうんだゾ!☆
さっきはうまくいかなかったしィ!!」
ムイ「さ…さっき?」
ミキニー「そそそっ☆
さっきもこの洞窟の奥で河童を見つけたけど
なんともそいつ手負いのくせに凶暴でねぇ!!!!!!!!!
捕まえるつもりが駆除になっちゃった辛み〜〜!!!!」
ぺかー
ダジー「て…手負い…!!? この洞窟の奥って……MASAKA!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あの…エンカっておっさんの事ka!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ど…どうしたんだYO あのおっさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ムイ「く…駆除って…!」
ミキニー「んー?」
ミキニー「ヤッちゃった☆♪」
ケラァ…
ダジー「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
殺…!!!!!!!!?」
ざわわッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「あはは! でもねぇ割と手こずってねぇ
私も怪我したゃったゾ☆ ハ…ハァ…!
まぁそんな事はどうでもいいや!!!!!
とにかく目の前に居る河童……お前達を!!!!!!!
新鮮なまま剥製にしてやるんじゃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【ダジー&ムイ vs ミキニー】
ズズズズズズッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
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ポンチコはアウトwww
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ダジー「ひ…………ひぃぃぃぎぃぃぃぃ〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガタガタガタガタ
ジョババー
ミキニー「にゃはは!!!!!!!!
何漏らしてんのさぁ? まだ何もしてないゾ!
楽しい調教はこれからサッー!!!!!!!!!」
ザリッ…
ズテァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー「く…くぅぅぅるなあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ひ…ひええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガタガタガタガタガタガタガタガタ
ミキニー「近づいちゃうゾ〜〜〜〜〜ん☆
一歩〜〜 二歩〜〜 三歩進んで更に五歩進む〜〜〜〜
Foo!!!!!!! イッツァFEVER TIME!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
てんてて〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー「う…うぎゃああああああああああああ!!!!!!!! く…くるなってエエエエエエエエエエエエ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
わああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザザッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ムイ「ダ……ダジー!!!!!!!!! どこいくの!!!!!!!!!?」
ダジー「こ…この穴から出て…助けを呼ぶんだYOO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ムイ「な…! ダ……ダメだよ…!!!!!
みんなそれぞれの敵と戦ってるのに…!!!!
それを邪魔したらダメだよ…!」
ダジー「よ……呼ばなきゃ死んじまうYOOOOOOOOOーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオ!!!!!!!!
ムイ「………戦おうよ!」
ダジー「!!!!!!!!? は…はああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「んー?」
ムイ「2人でこの電磁超獣と戦おうよ…!
2人ならきっと戦える…! ダジーとおぼい………いや 私なら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー「そ…! そんなの……無理に…」
ムイ「やるまえから無理って決め付けてたら
何もかもうまくいかないよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー「!!」
ムイ「思い出してダジー!!!!!
…私達は…ずっとそうだった!!!!!!!!
口ではいつも大きな事を言ってたけど…いざ大事な局面になるといつも逃げてた!!!!!!!!!
…そんな…そんな自分達がいやだから……そんな弱い自分達を“転換”したいから私達はこの山に来たんだよ…!!?
ここでまた逃げたら…!!!!!!!!
私達はなんのために…! なんのためにこの山で過ごしたか分からないよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これまでの努力を無駄にしないように……努力を証明するために……!!
戦おうよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 2人で……この電磁超獣と!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドォォーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー「…!」
ざわッ…
-
ドクンッッ
ダジー「た…戦う…DATO…!!?」
ムイ「そうだよ…! 戦お…! 2人でやれば……きっと戦えるッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダジー「…!! …2人で…戦えばッ……!!!!!
………ムイ…!!!!!!!!!!!!!!!!」
キッッッ!!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ダジー「…」
すぅー…
{ゆっくりと立ち上がるダジー!!!!!!}
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ… オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー「………………」
ギンッ…
ミキニー「…へぇぇ」
ニィィィィィッッ…
ダジー「…」
ゴゴゴゴ…
ダジー「やっぱ無理ィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドッテェ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ
ムイ「ズコー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンガラガッチャアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「…」
ズーン…
ムイ「なんだぼっさァァそらァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
今かんじぇんに覚醒した流れだったっぺりぃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
今の謎の間はなんだったべりゃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズズ〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー「だ…だって怖いもんは怖いんだから仕方NEEだLOW!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あとしゃべりが訛りに戻ってるZE!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ムイ「……! …し…しっかりしてよダジー!!!!!!!!!!!!!!!!!
いつまでも逃げてちゃダメだよ…!」
ダジー「だ…だけど…俺が戦いなんて…」
ムイ「戦えるよダジー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もっと自分の力を信じてよ…!!!!!! ……私は信じてるよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だからダジーも私の力を信じて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私も…“あの魔法”を使うから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!
ダジー「!!!!!!!!
……そうだ…! …ムイには…あの魔法があるんだっTA…!
そうか…! あの魔法が…うまく決まれば……確かに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
勝てるかもしれNEE!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴワッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「…………魔法〜〜??」
-
ムイちゃんの魔法どんなんなんだろう
-
ダジー「そうだ…忘れてたZE!!!!!!!! ムイ!!!!!!!!
お前にはあの魔法があったNA!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
最高最強のあの魔法がありゃ 例え相手が格上だろうと関係NEーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
勝機あり……! 勝機ありDa!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ムイ「うん!!!!!!!! きっと勝てるよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダジー「よッしゃああああ!!!!!!!! やる気出て来たアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣に俺とムイの愛のパウワーを炸裂放射してやろうJAねーKaーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
覚悟しれYOOO〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 電磁ちょ」
ミキニー「ロケットパァァーーーーーーーーーンチ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バキキィーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{電素粒子化した腕を伸ばしてダジーを殴るミキニー}
ダジー「へぼこぼォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシュー!!!!!!!!
ムイ「ダジーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミキニー「ぃぇぃ☆ クリーンヒット〜!
ごちゃごちゃしゃべってるから殴ってやったゾ!
ていうか! なになに!? もしかして私とやる気満々的なノリかな?
だとしたら私も本気で調教しなきゃだねぇ!!!!!!!!!!!!」
ゾゾゾゾゾ…ヒュンヒュンヒュン
{電素粒子化した腕を鞭のようにしならせるミキニー!}
ダジー「ひ…ひえええ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だ…だずげてぐれ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズ〜ン
ザッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ムイ「今助けるよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣さん…! もうあなたの好きにはさせない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グッ!!!!!!!!
ギュイイイイイイイイイイイイイイイイインッ…
ミキニー「…何? なんかの力が集中してる?」
ダジー「フ…フッハァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ムイが魔法を発動した!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もうお前の負けだあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ムイの秘伝の魔法は当たった物の体感時間を何倍にも引き延ばす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
一度当たりゃお前は時間の流れの中に取り残され 俺達に甘んじてボコられる運命なのだ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「…体感時間を引き延ばす…?!」
-
ダジー「これを喰らった瞬間にお前の負けDAああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イッッけェ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ムイ「は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミョンミョンミョンミョンミョンミョンミョンミョン
{ムイの耳から波動がほとばしった!!}
ミキニー「にょん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
サッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{だが避けた!!!!!!!!!!!!!!!!}
ダジー「なにー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミョンミョンミョンミョンミョンミョンミョミョミョミョミョミョミョミョミョミョミョミョ
ネズミ「ちゅーちゅー…ちゅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ミョオオオオ〜〜ン
ムイ「あぁッ 後ろのネズミに!!!!!!」
ネズミ「……………ちゅ?
………………………………ちゅ……………………………」
のろぉ〜〜〜〜…
ミキニー「………今のを喰らったネズミの動きが遅くなった!!
…体感時間を引き延ばす…
つまり脳が感じる時間の認識が著しく鈍る…?
脳が鈍れば体の動きも鈍る……
要は当たった敵をスロウにする能力ってわけだな〜〜!?
随分と妙な能力を使うねぇ! 私ビックラこいちゃったよ!!!!!!!!!!!!!!!!
何よりその能力が耳から出るってのがビックラだゾ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ど〜〜ん!!!!!!!!
ダジー「で…でぇめええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
よ…避けてんじゃねーYO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「いや避けるでしょ
あんなに効果叫ばれたらさ? 逆にあれ言われなかったら受けてたかも
マジ感謝!」
ダジー「ちくしょオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺のせいKa〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺のせいKa〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ど〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ムイ「大丈夫!!! まだ…まだ撃てる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ポワワワワ…
ミキニー「ロングレンジバレットナッコォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュン!!!!!!!!
ゴガガァンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ムイ「うゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダジー「ムイーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミキニー「タネが分かった能力なんて喰らわないよ!
くすくす ミキニーちゃん完封勝利の予感!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ニィン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
―――
ハウシー「トォォあッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブゥンブゥン
ヒュンッヒュンッ
ヤンデル「ハァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シュッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ガガッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「チッ………
そぉあッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブォン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐッ…
ゴガッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ハウシーの攻撃をガードし受けるヤンデル!!!!! …と!!!!!!!?}
ジジ…
ハウシー「…ムムッッ」
バヂィンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「ぐぅぅあああッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{不可思議!!!!!!
攻撃したはずのハウシーが
ガードしていただけのヤンデルに弾かれる光景!!!!!!!!
これって珍こ百景に入りませんか?}
ハウシー「おぉッッ…」
よろ…
ヤンデル「勇者聖拳!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
『珍百景弐波牌利真尖』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドウッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メゴキャアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「おぶぱァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{強烈なヤンデルの一撃が入った!!!!!!!!!!!!!!!!}
フラフラ…
ハウシー「お…おおおぉ…!!!!!!!!!!」
ヤンデル「はぁ…はぁ…!」
ハウシー(……まただ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
また弾かれた!!!!!!!!!!!!!!
先程から…私の攻撃が…奴にことごとく弾かれる!!!!!!!!!!!!!!!!
拳を合わせても……防御している奴に攻撃しても!!!!!!!!!
何故だ………力の差!!!!!? …否
私が人間に力で劣っているとは思えん!!!!)
ヤンデル「ふぅぅぅ……」
ゴゴゴゴゴ…
ハウシー(……技…!?
……奴は私に技を見せると言っていた……
……いや 技など…!
先程からの奴の攻撃に技巧めいた動きなど微塵も感じない
間抜けな技名を叫んではいるが それも技というには程遠い ただ単純に殴り掛かってるに過ぎん
ならば一体……何故私の攻撃が弾かれるのか!)
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ヤンデル「……」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
――― 海苔 ―――
ジュリー「いいかい?
勇者聖拳の極意とは―――」
-
ヤンデル「勇者聖拳の極意………ですか…
それは……この巻物に書いてあるんじゃ…」
ジュリー「………正直に話そう
…その巻物には技の極意と呼べるものは一切書かれてない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ド〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「え〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「俺はさっきこれをグリーブルー家に伝わる秘伝の書だと言ったが………アレは嘘だ」
ヤンデル「う…嘘なの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ゴーン!!!!!!!!
ジュリー「この巻物は実際はグリーブルー家に代々伝わるものではなく…
若きチロリーン…齢14の頃に書き溜めた“オリジナルひっさつわざ集”なのだ…
あまりの恥ずかしさにチロリーンは肌身離さずずっと持ってたんだが
なんやかんやあって今は俺の手の中ってわけさ…
こんなのを他人に見せたと分かったら 俺は無慈悲なる骨格標本にされるだろう…」
ヤンデル「つまりこれは黒歴史の遺物だった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ゴ〜〜ン
ジュリー「いやまぁチロリーンは生きてるけどさ」
ヤンデル「…え…えーっと じゃあ俺がこの巻物を貰ったわけは…?」
ジュリー「そこに書かれてるひっさつわざを叫びながら攻撃すると気合い入るし面白いよ」
ヤンデル「……いや…戦闘に面白さは求めてない……」
ジュリー「まぁそれを渡したのはチロリーンの意志を受け継いで貰うための儀式みたいなもんだよ
とりあえず勇者聖拳をマスターするための誓約として持っててよ」
ヤンデル「…いや…でも…勇者聖拳はただの黒歴史ノートなんですよね…」
ジュリー「いや 勇者聖拳はフィクションだが
チロリーンが編み出した“技術”は実際に存在する!!
その技術たった一つを“勇者聖拳”と呼ぶに相応しい まさに秘伝の技さ」
ヤンデル「…!!?」
ジュリー「ヤンデル… ちょっと俺にパンチしてみてよ」
ヤンデル「え?!!!! ……でも…」
ヤンデル「いいから さぁ」
スゥ…
ヤンデル「…………わ……分かりました……!
……………ハッ!!!!!!!」
シュッ!!!!!!!!
ドゴッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バチィィィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「うわぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
弾かれた!!!!!!!? な…なんでだ…!!!!!!!!!!!!!!?」
にやり
ジュリー「勇者聖拳の極意……
それは――――“気”の操作さ」
ドンッ!!!!!!!!
ヤンデル「気!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
-
ヤンデル「気って…………このなんか硫黄臭い身体エネルギーですか…」
ボウゥゥ
ジュリー「そうそう でも俺の気はアンモニア臭だぜ」
ヤンデル(くさそう)
ジュリー「ヤンデル 今俺が何をしたか分かったかい?」
ヤンデル「………わ…分からなかった… 防御もしてなかったのに…」
ジュリー「いや
防御していたんだ
“気”でね」
ヤンデル「!!?」
ジュリー「今君は 俺のお腹に攻撃してきたね
俺はその攻撃に合わせ お腹に気を集中させて弾いたんだ」
ヤンデル「……気で…防御…?
…いや おかしい 俺だって気を巡らせて防御を高める事くらい出来る…が
今みたいに攻撃を弾き返すなんて事はないぞ……」
ジュリー「気の密度が違うからさ
気を防御に使うのは 君が言ったように全身に気を張り巡らせる方法が普通だ
だけど 今のはお腹の一カ所に気を高密度に集中させてたのさ」
ヤンデル「高密度…?」
ジュリー「例えば
君の今のパンチの攻撃力を100エロス(単位)とすると
俺はお腹に150エロスの気を集めたのさ
パンチのエロスを上回るエロスの気で防いだことでパンチをエロエロに弾き返したんだよ!!」
ヤンデル「エ…エロエロですか…」
ジュリー「そうそう」
ヤンデル「……それが…勇者聖拳……
俺が覚える…技…」
ジュリー「そう
気の集中操作を身につければ… 他の格闘技術を身につける以上の成果を得られるはずだ!
今は防御だけに使ったが 集中させた気は攻撃にだって使える!
更に発展させて気の性質を理解すれば攻撃や防御以外にも使えるしね」
ヤンデル「…すごい…………でも……俺に…使えるのかな…」
ジュリー「退魔を扱う人間は大体気の操作が得意で グリーブルー家の人間はその中でも更に気の操作に秀でてる
更にその中でもチロリーンはグリーブルーの血筋の中でトップクラスに気の扱いに長けていた
多分チロリーンは戦闘時いつも無意識で気を操作していただろうね
……だが君はグリーブルー家ではないし 退魔を扱う人間でもない
扱うにはそれなりの厳しい特訓と根気がいるだろうね
それでも意識して操作するのがやっとだろう」
ヤンデル「………じ…自信ないです…」
ズーン…
ジュリー「大丈夫さ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
作業しながら隙をみて俺がレクチャーするよ!!!!!!!!!!!!!!!!
特訓のプランも俺が立てよう!
君の気量は常人以上は確実にある
そんな君が気の操作を覚えれば君は飛躍的に強くなるよ!
どんなにパワーが離れてる相手にも互角に戦えるだろう!!!!!
やってみよう!!!!!!!! きっと間に合うはずさ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「…はい!!!!!!!!!!!!」
バンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
〜〜〜
ガコ… ガコン…
ジュリー「君が行う特訓はひとつ
この積み重ねた石の上に立ち続けることだ」
ヤンデル「…バ…バランス悪そう…
……それに…足をのせる一番上の石…尖り過ぎじゃないですか…?
いたそう………」
ジュリー「痛いよ 普通に乗ればね
だから足に気を集めて 石のエロスに合わせるんだ
そうすれば痛くないはずだ」
ヤンデル「…」
スッ……グララ…
ぐっさぁ〜〜〜〜
ヤンデル「………!! や…やっぱり痛い…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「そこで集中だよ!!!!!!!!!!!!!!!! 気を足に集めて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「……!!!!!!!! う…うわ!!!!!!!!!!!!!」
グラッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ずて〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「大丈夫かい?」
ヤンデル「ッつつ…! ……集中…出来ない…
バランス取るのと…痛さを我慢するのが気になって…」
ジュリー「気を一カ所に集めるには集中力がいるからね」
ヤンデル「…集中出来ない…」
ジュリー「だが出来るようにならなきゃ
もしかしたら君なら落ち着いた状態ならもう既に気の集中は出来るかもしれない
てもそれだけじゃ意味ないんだ どんな状況でも集中出来るようにならなきゃ
そうじゃないととても戦闘では使えない
荒療治だが…今はこの方法が一番だ!
頑張れるかい?」
ヤンデル「……! …………頑張ります…! …やります…!!!!」
――― そして
ぐらぐら…
ヤンデル「…ぐ…! うわ!!!!!!!」
ガラガラ!!!!!!!! ずてーん!!!!!!!!
―――
ぐらぁ!!!!!!!!
ヤンデル「ほわたッ!!!!!!!!」
ドッサァァァァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
ズテテ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「べらべんべッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「…うぐく…」
ズキズキズキ……
ヤンデル「………まだまだ…!!!!!!!!」
ザッ!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
ぐらぐら…
ヤンデル「………! …くぅ…!!!!」
ぐら……ぐら…
ヤンデル「………!!!! ………――――!!!!!!!!」
キュウウウウウン―――……
メキッ…!
バキキッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「う…うわぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドシャーッ!!!!!!!!
ザザッ
ジュリー「大丈夫かい?」
ヤンデル「…あ…足を乗せてた石が…砕けた…」
ジュリー「……! それは…
君が足に集中させた気のエロスが 石のエロスを上回ったからだ!
つまり 君は足に気を集中させることに成功したんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「…!!!! や…やった…! 出来たんだ…!!!!!!!!」
ガッツ!!!!!
ジュリー「いいぞ!!!!! 今度は壊さないように微調整だ!
石のエロスと足に集中させた気のエロスを全く同じにするんだ!!!!!!!!」
ヤンデル「…はい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー(もうこの段階か…! はやい!!!!! やはりこの子…素質があるんだ!!!!!!!!!
……あとは…ここからどこまでやれるか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ギンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
―――
ヤンデル「…!! ……ッッ」
グラグラ……………ピタァァーー…!
ジュリー「大分出来るようになってきたね」
ヤンデル「………な…なんとか…! 乗るだけなら…!」
ジュリー「じゃあ次の段階だね
この俺の骨を……君の鼻に突っ込む!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!
ヤンデル「えーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!
ジュリー「更に意識が乱れる状況の中でも上手く気を集中してみるんだ!!
あともうひとつこれも置いておく」
コト…
ニ〜〜〜〜〜ン…
ヤンデル「な…なにこのムカつく表情でこっちみてる猿の置物…」
ジュリー「これは『監視せザル』だよ
とてつもなくムカつく表情で君を見つめつづける(胡座かいて片肘をつきながら)」
ヤンデル「じ…地味にうぜぇ…」
ぞぞ〜〜〜〜ん…
ジュリー「更にこの猿は見つめた相手のチン長を測ってくれる最新下世話機能搭載さ」
ヤンデル「その機能入らなさすぎる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ピピッ…
猿「ウキ」
ピーガガガガガガガ
猿「チンチョウ ハ 48cm デス」
ヤンデル「いやデカすぎだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
馬かッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そんなにねぇよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「誤作動かな?」
コンコン
ピピピピッ…ガガガー
猿「テイセイ
チンチョウ ハ 0.1cm デス」
ヤンデル「今度は小さすぎだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
昆虫かよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!
ジュリー「おっかしぃなぁ 調子が悪いな
まぁ仕方ないか…」
ジュリー「…で? 実際のところチン長はいくつなんだい?」
がっつり
ヤンデル「ジュリーさんが一番下世話じゃねぇか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ど〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
――― そして
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
ごっちゃ〜〜〜…
ヤンデル「……」
す〜ん
ジュリー「…やるね
鼻に骨を突っ込まれてるだけでなく
耳・口・まつげの上・頭の上に骨を置いてるのにこの集中…!
さらには監視せザル12体が全方向から見つめ 目の前で俺がセクシーダンスを披露しても微動だにしないなんて…!」
ゴクリ
ヤンデル「セクシーダンスはちょっと心折れかけたけど…」
ジュリー「すごい進歩だ! とりあえず気の集中は出来るようになったね
とりあえず今日はここまでだ
次からは応用編でそれを体のどこにでも出来るようにするのと 二カ所以上に集中させることを鍛えよう
短い期間中になんとかそれはマスターしたい 重要な部分だから」
ヤンデル「…はい…!」
――― だがその後 ハウシーの電磁念波を受け
特訓を最後まで完了することなく決戦となったのであった…
――― 山頂突入前
ジュリー「ヤンデル
勇者聖拳の全てを教える前に戦いになってしまったが……大丈夫かい?」
ヤンデル「…大丈夫です…!
気の集中………とりあえずそれさえマスターしてれば…
あとは実戦で使い慣れて行きます…」
ジュリー「頼もしいが……
過信は禁物だ この技術は本当に神経を使うんだ
それに…やはりこの技術の応用を訓練出来なかったのは痛い
…いいかい? 君の勇者聖拳……気の集中はまだ一カ所にしか出来ない
敵の攻撃は絶対に“一カ所”だけで受けるんだよ
それもある程度“攻撃を受け止める場所”を決めてそれを意識して防御するんだよ
難しいかもしれないが……それが今の君の最善だ
いいね!!?」
ヤンデル「…はい! ジュリーさんが教えてくれたこと…チロリーンさんの勇者聖拳……無駄にはしません…!
この巻物の変な技も使います!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「頑張れ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
絶対面白いから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
――― 現在に戻る
ヤンデル「おおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
甲斐搬牙尻弐杭混惰!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドッスゥゥ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「ぐぱあッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズザザザザーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「…ぐ…ぬぅぅぅぅよくもォッ…」
ギッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「……………ブフッ…
カイパンガシリニクイコンダ…………ひ…ひどい当て字だ…
ぷぷぷ……ふひひwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ど〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「何を笑ってるだァァ貴様!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビキィッ!!!!!!!!
-
これは笑うわwww
-
ハウシー「戦いの最中に笑うなど 死にたいらしいな…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オォーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブワォ!!!!!!!!
ヤンデル(…攻撃を受ける場所…つまり決まった防御の形を決める…!!!!)
サッ!!
{腕をクロスし防御するヤンデル!!}
ヤンデル(…意識!! …集中!!!!!!!!)
ギュイイイイッ…
ハウシー「そぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゴォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ハウシーはヤンデルが気を集中させている腕に拳撃を加えた!}
ハウシー「……今度は弾かれない…!!?」
ヤンデル(…違う!!! 集中している気のエロスを変えた!!!!!!
今はお前の攻撃のエロスに全く合わせている!!!!!!!!!!
この状態でお前の攻撃を受け……そのまま気を流動させれば…)
ズズ…
ズルッ…
ハウシー「ヌゥッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 受け流された…!!!!!!!?」
よろォォッッッ…
ヤンデル(そして今度は俺の拳に気を集中させてぇぇぇッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ギュオアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「問玲奇態!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドッゴォォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「かばがごォォッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシュウウウッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「どうだあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 人間の技術…勇者聖拳はあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{更に追撃を加えんと仕掛けるヤンデル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ヤンデル「運腰鯛!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「………ナアアアアアアアアアアアめるなあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エン・カ・……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュルルルゥーッ!!!!!!!!
サッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル(上半身を捻った!!!!!? またパンチか!!!!!!!!!!!!!!!!
来るなら来い!!!!!! 今度は弾いてやる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
グッ!!!!!!!!
ハウシー「デリーベ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドギュアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「ぐがッハァァァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
メキメキメキィィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{予想外!!!!! ハウシーが放ったのは蹴り!!!!!!!!!
ヤンデルの脇腹に大炸裂!!!!!!!!}
-
ドッ!!!!!!!!!!!!!!!! ドゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!
ドッザァ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「ッップァッッ…アアアがァァッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
メキメキメキ…
ハウシー「…!? …喰らった…!」
ゴフッ…
ヤンデル「…ぐ…見誤った…!!!!!!!
上半身の動きは拳撃の予備動作じゃなかった…!!!
今のは…上半身を回転させて勢いをつけて蹴りの威力をあげたんだ…!!!!!!
…くそぉッ…ハァ…ハァ……もろで…受けた…!!!!!
な…内臓が…傷ついた…か…!」
ぐぐぐ
オオォ…!!! ゴゴゴゴゴゴゴ………
ハウシー「………初めて攻撃が通ったな………
何故今は攻撃が弾かれなかった? ……脇腹が貴様の弱点か?
…確かめる必要があるな…!!!!!!!」
ドォッ!!!!!!!!
ヤンデル「!!!!!!!!!!!」
ハウシー「カアアアアアアアアアッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シュシュンッ!!!!!!!!
ゴウッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル(また来る!!!!!!!
狙いはさっきと同じ…!!!!!!!!
…だけど!!!!!!!!)
ハウシー「ムォン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドガガッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メキメキキキィィッ…!!!!!
ヤンデル(……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…衝撃が傷に響く…!!!!!!!! それでも…防げる…弾ける!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ジジッ…
ドパァァンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「おおぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ギュウンッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「そしてッ…勇者聖拳…!!」
ギリギリギリギリ…!!!!
ハウシー「…!! ………!!!!!?」
ズズ…
ヤンデル「『蜂歹苦双斡杉速苦紅月蠡嶺』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダダダンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゴォーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズザザァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ヤンデルの攻撃をくらいめっちゃ後方に押し出されたハウシー! しかし…倒れず!!!!!}
ヤンデル「!!? …山頂から吹っ飛ばすくらいの勢いで攻撃したのに…堪えた…!!!!!!?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ハウシー「…………分かったぞ…」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙……
ヤンデル「!!!!!?」
ハウシー「…私の左目を凝らしてようやく見えた……お前の…技術の秘密…!」
ヤンデル「…秘密…だと…?」
ハウシー「……お前達人間が内に持つエネルギー…… 我々電磁超獣で言うところの“電磁力”と同様のそれだな…お前の技術とやらの正体…
…エネルギーを防御に合わせて一所に固め 私の攻撃と反発させ弾いていたのか…
見た目以上の威力の攻撃も…エネルギーを一所に固めた応用か…!
…小細工を!!!!!!!!!!!」
ヤンデル(…バレた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ギリッ
ハウシー「…だが…小細工でもその技術は容易ではない
……見誤っていたのは私の方か…
お前は…ナメてかかれるほど甘い相手じゃあないな」
スック…ギンッ…!
ゴゴゴゴゴ…… ゾアアァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「!!!!!!?
こ…この悪寒は…! こ…こいつ……ここまでまだ本気じゃなかったのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ハウシー「構えろ…ここからが本当の戦だ…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズズズズズズズズズ……
ヴゥゥゥーーーーーーーーーン……
ヤンデル「!!!!!!?」
ズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズ
メラメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラ…
ヤンデル「や…奴の右手が…黄金に…
左手が……黒く!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ゴウッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「私の能力を発動する…
ゆめゆめ侮るなよ この能力の恐ろしさはすぐ分かるはずだ
なぜなら……この力はお前のその“技術”に似ている!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
―――
ダジー「うわああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミキニー「いーつまで鬼ごっこするのぉーん!!!!!!!!!!!!!!!!
私走るの…嫌いなんだけどッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ロケットキャーーッチ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グイィィーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガシィッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー「ひぃぃ!!!!!!!!」
ミキニー「捕まえキャッチ!! まずは手始めに…
ニセ尻子玉を入れさせてもらうゾ」
ジャラ…
{ア○ルビーズ}
ダジー「いぎゃああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なにすんの!!!!!!!!!!!!!!!! なにされんの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ムイ「やめて!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!
ヒュッ!!!!!!
スカッ!
ミキニー「おっと!」
{ダジーを助けようとミキニーの実体化している腕を木の棒で叩こうとするムイ!
だがミキニーはダジーを離しそれを避けた!}
ゴッチィ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー「もげーろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!
{そしてダジーの頭を殴ってしまった}
ムイ「いや〜〜〜〜!!!!!!!! ダジー大丈夫!!!!!!!!!!?」
ピヨピヨピヨピヨピヨピヨ…
ダジー「ほ…ほげええええええええ」
ちーん…
ミキニー「ふふふふ 2人一緒に尻子玉を植玉しちゃいなよ〜〜〜〜」
ザッ…ザッ…ザッ……
ムイ「こ…来ないで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スロウ!!!!!!!!!!!!!!!! スロウっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
みょみょみょみょみょみょみょみょみょみょ
サッサッサッ
ミキニー「当たらないよ〜〜〜〜〜〜ん!
初手外した時点でお前達の勝ち確遠くになりけりなのさー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さぁ〜〜〜観念してよ! 今ならア○ルビーズの種類を選ばせてあげるゾ
玉が大きいタイプと所々トゲトゲしてるタイプがあるゾ!
他にも…私オススメのこの震えるタイプで…」
ムイ「…!」
キッ
ミキニー「…ん?」
ミョミョミョ……
ミキニー「ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
バッ!!!!!!!!
どん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みょみょみょみょみょみょみょみょ
ミキニー「!!!!!!!!? なんで私の後ろからノロマの波動が!!!!!!!!!!!!!!!!?
まさか…この洞窟の壁に反射してえええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
うわひぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グゥオオオオオ〜〜〜〜〜!!!!!
{跳ね返ってきたムイの魔法をなんとか避けるミキニー(マトリックス風に)}
ミキニー「………ふぅ! あぶなし…!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ムイ「…今だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
みょおおおおん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「ほわぁ!!!!!!!!!!!!!!!!? ちょっ…まッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
{跳ね返ったムイの魔法をマトリックス風によけた後 ブリッジの体勢で一息つくミキニーに
ムイが間髪入れず魔法を放った!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ミキニー「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あたるあたる!!!!!!!! ミキニーちゃんの体に…当たッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
みょみょみょおおおおおおおおおッッ…
ムイ「…当たる!!!!!! 遅くなれぇ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐッ…
ミキニー「……らな〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヴゥ〜〜〜〜〜〜〜〜ンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スカー!!!!!!!!
ムイ「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{なんと!!!!!!!!
ムイの魔法が当たる直前!!!!!!!! ミキニーは体を電素粒子化させた!!!!!!!!!!!!!!!!
魔法は電素粒子化した体をすり抜けた!!!!!!!!!!!!!!!!}
ムイ「そんなッ…」
ミキニー「残念無念 股来襲!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドムッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ムイ「ぎゃうぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{ミキニーのロケットパンチならぬ ロケット下半身!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まるでドロップキックのように強烈な一撃がムイの鳩尾に入ったのだ!!!!!!!!}
ムイ「あが…か…ぇぶッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビチャアッ!!!!!!!! ポタポタ…
{吐血するムイ…!}
ミキニー「…ムフー! ちょっと焦ったゾ!
でも私の判断が早かったね!!!!!!!!!
ウフフフ」
ジジジジジジジジジジ… ヴヴヴヴヴヴヴヴッ…!!!!!!!!
{ミキニーは下半身を実体に戻し今度は上半身を電素粒子化させた}
ミキニー「私達電磁超獣は体を電素粒子化させることで
“実体をこの世界の裏側に投影出来る”の
裏側ってのは…まぁ…影世界みたいなものでねぇ
そこに行けば 表側から私達に干渉することは出来なくなるんだよ(裏側から表側に干渉することも出来ないけど)
普通の電磁超獣は全身をゆっくりと電素粒子化させて裏側に行くんだけど
私は普通と違って 体の一部だけを裏側に避難させることが出来るんだゾ それもコンマ数秒でね!
だから私の回避性能は電磁超獣でNo.1なんだゾ!!!!!!!!!
でもでも! ただ逃げるためだけの能力じゃないんだからねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ニィ……ギンッ
ズリ…ズリ…
ダジー「う…うぅ…!!!!!!!!?」
{邪悪な目付きでダジーを見つめるミキニー…!}
-
ミキニー「電素粒子化した体を伸ばして攻撃するのは散々見せたからねぇ
今度はもっと別のことしちゃうゾ」
ニィン
ムイ「が…がはぁッ…!!! はぁ…!
ダ…ダジーに…手を出さないで…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダジー「そ…そうだぁ来るな来るなぁ!!!!!!!!
う…うお〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ポイポイポイポイポイポイ
スカスカスカ
ミキニー「わはー!!!!!!!!
石投げたって効かない効かない!!!!!!!!
電素粒子化した部分の実体は裏にある!!! この表側から物理的な干渉は受けない!!!!!!!!!
だけど逆に裏側からこの表側に物理的に干渉を与えることは出来ない……けど!!!!!!!!!!
私は特別!!!!! いや 私が、というか…この電素粒子がね!!!!!!!!!!!!!!!!
私の電素粒子は 人間の体には害があるのよ
私の電素粒子で人間の肉体包み込むと 電素粒子の影響で人間の細胞がズタズタに傷つく…!
まるで全身に電撃を浴びたようにね…!!!!!!!!!!!!!!!!」
スゥー…
ダジー「?!!」
ムイ「は……あぁ…!!!!!!!!
ダジー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 逃げてえええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミキニー「デス・ハグ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぶわぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ずわぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー「ひ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? いいぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
{ミキニーは電素粒子化した体でダジーを抱きしめた…すると!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ジジジ…ジジッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バギョギョギョギョギョギョギョギョギョギョオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー「あんぎゃぎゃぎゃーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バリリリリリリリリリリリリリィィィーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ムイ「ダジーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しゅううううううううう…
ダジー「ガ……ア…………あヴ…あ…」
フラァァ… ドサアアアーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「にゃははははは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
圧倒的一撃必殺!!!!!!!! ミキニーちゃん大最強〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
しゅうううううう…
ダジー「あば…ば…」
ムイ「ダジィィィィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミキニー「むふーん! この程度の河童に今の技はやりすぎたかな!
でもこれは私の河童狩り!! どんなに格下でも本気でかかるのがハンターの鏡なんだよ!!!!!
さーて まずは河童一体目を捕獲だゾ
内臓を抜いて 塩漬けにしてシメちゃうゾ 酢の物に合うゾ」
そー…
ムイ「やめて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミョミョ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ザザッ!!!!!!
ミキニー「おっと!」
ぎょみょみょみょみょみょみょみょみょみょみょおぉ〜〜〜〜〜〜〜〜
ダジー「おげ〜〜〜〜〜〜〜〜――――――………ぇ……………ぇ…………………」
のろぉ〜…
{ダジーに触れようとするミキニーに魔法を放つムイだったが
ミキニーはそれを避け代わりにダジーにノロマの魔法が当たってしまった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ダジー「……………………ム……………………ゥ〜〜〜〜〜〜〜……………………イ…………………」
のろろぉ〜
ムイ「し…しまったべんろ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダ…ダジ…」
ミキニー「ロケット砂嵐!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ムイ「うっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズブッ…
バチチチチチチィンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ムイ「きゃあああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{電素粒子化した右腕を伸ばしムイの腕を掴むミキニー!!
ムイの腕が黒く焦げる…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ムイ「うああああ…!!!!!!!!」
じゅううう…ドサッ
ムイ「ひ…左腕がぁぁぁ…! 痛いよぉぉぉ…!!!!!!」
ブルッ…ブルッ
ミキニー「あっはっはっはっはーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
脆いショボい雑魚ぉ〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
腕一本焦げただけで戦意喪失〜〜〜〜〜〜〜??
ショボすぎ!!!!!!!! やる気あんのぉ!!!!!!!!!? こんな河童じゃ捕まえる気も失せるなぁ!!!!!!!!
輪廻からやり直すぅ?! んー!!!!!!?」
ズイッ
{涙目のムイの顔を至近距離から覗き込むミキニー!}
ムイ「…!!!!!!」
ミキニー「…いらないんだよねぇ お前達みたいな無価値な奴らって!!!
面白くもなんともないからマヂいなくなっちゃえばいいよ!
ねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…!
ムイ「………わ…私……!!
…おぼい…達…は…! 無価値なんかじゃ………ないっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パチィィンッ!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「!!!!!!!!!!!!!」
{ムイはミキニーにビンタした!!!!}
-
ミキニー「…ッ…!」
ヒリヒリヒリ…
ムイ「…確かにおぼい達はあなた達から見れば取るに足らない無価値な人間かもしれないっぽ…
…これまでなんにも成せなかったちっぽけな人間ぺろら…!
…それでも! それでも必死で生きてるんだぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
その必死さを今度は “自分のため”にではなく“人のため”に向けようって頑張るためにこの山に来たんだぁ!!!!!!!!!!!!!!!!
おぼい達のことをなにも知らないあなたに“いらない”なんてッ
言われたくないんだアアアーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パチンパチンパチンパチンパチンパチン
ミキニー「ウブブブブブブブブ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ムイ「おぼい達は…強くなるためにこの山に来たの…!
今度こそ…“あの人達”の役に立てるように!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
不格好でも!!!!!!!! 格好悪くても!!!!!!!! …必死で!!!!!!!!!!!!!!!!
こんな所で躓いていられないんだーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブンンッッ
ガッ!!!!!!
ミキニー「痛いな!!!!!!!!」
ムイ「!!!」
ミキニー「倍返しだ!!!!!!!!
10倍アイスクリームパンチ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドガドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ムイ「アブブブ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミキニー「連続霧雨大パンチ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ムイ「あう゛ゥうッ…!!!!!!!!!
ス…スロウ!!!!!!!!!!!!!!!!」
みょん!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「…チッ!!」
ザッッ
ムイ「スロウスロウスロウスロウスロウスロウスロウスロウスロウスロウスロウスロウスロウスロウスロウスロウスロウスロウスロウーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
みょみょみょみょみょみょみょみょみょみょみょみょみょおーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
コカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{魔法を撃ちまくるムイ!
魔法は壁に乱反射しミキニーに襲い掛かった!}
ミキニー「……あー!! もう…メンドッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ゴウウウウウウウッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{魔法がミキニーに迫る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ミキニー「こんなもんーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電素粒子化できる私には意味ないってーーーーーーーーーのーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避避!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シュババババババババババババババババババババババババババババババババババババ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ムイ「…!!! …ううぅっ…!! 全部……すり抜けちゃうッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もっと……もっと魔法を足さなきゃ…!!!!!!
相手の気が緩む一瞬が…きっとくる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スロウ…50倍ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーウッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シュババババババーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「無意味無意味無意味で常勝楽勝楽勝完勝完全無傷ぅ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
………おっと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スッ!!!!!!!!
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
{その攻防は刹那であった
人の反応速度を遥かに超えたスピードで迫る魔法の波状攻撃を
ミキニーはそれを更に上回るスピードで回避していた
回避といっても 魔法が向かってきた体の部位を電素粒子化させているだけだが……
だがそれにはたった一つだけ違和感があった
ムイは気づいていない いや気づけないのだ
必死で魔法を放っているのもあるが…やはりミキニーの動きが早過ぎて捉えられないのだ
ミキニーの違和感に気付けるものは誰ひとりとして………………否!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ひとりだけいた…!!!!!!!!!!!!!!!!
人の脳みその処理速度を超える刹那の時間を“はっきりと見れるもの”がたったひとりだけいたのだ…!!!!!!
それは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ダジー「――――」
のろ〜〜〜〜〜〜〜〜…
ドーーーーーーーーーンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ダジー「―――」
のろぉ〜〜
{ダジーは誤ってムイの魔法を喰らってしまっていた
現在のダジーの脳の体感速度は極度に引き延ばされていた
それは世界の時間がゆっくりになったのと同義である
ダジーの目には 世界はひどくノロマに進んでるようにみえた
目の前のハエの羽ばたきの回数すらかぞえれるほどだ
…故に ダジーにはよく見えた
“ムイの魔法を避けるミキニーの事細かなその動きの全て”が}
ダジー「―――」
{ゆったりとミキニーの妙技を眺めるダジーは ミキニーの不自然なたった一つの動きを目にした}
ミキニー「お〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜…………………っ…………………とぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜……………」
サッーーーー…
ダジー「――――…?」
{引き延ばされる時間の中 虚無の境地でその世界を眺めていただけのダジー
だがミキニーのその動きで思考が再び呼び戻され ただ一つの疑問が生まれた}
ダジー「……………」
{そしてダジーは考えた
ミキニーに再び目を向け その動きを事細かに精査した
そしてゆっくりと結論を考えた
ダジーにはそれが出来る…果たしてそれは不幸中の幸か……}
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ムイ「スロウ…!!!!! スロウゥゥー…!!!!!!!!」
みょみょおおおおおお…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「少なっ!! パワー切れかな〜? もう避けるまでもないゾ」
ザッ
ムイ「うぅぅ…! スロウっ!!!!!!!!」
ポワァッ!!!!!!!!
ズゾゾッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「デス・ハグ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガバァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ムイ「あッ」
バヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂィィィィーーーーーンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ムイ「あああああああああああああああああああああああああああああああああゃああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミキニー「おわりー!!!!」
パッ
ムイ「…………!!!! …!」
ガ…クッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ピクピク…
ミキニー「まだ生きてるの? さすが 虫はしぶといなぁ!
さっきのビンタも地味に痛かったし…………殺してあげる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゾワワワ…ガシッ
ミキニー「貫く電素粒子!!!! メテオラ・ラブサイズ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ミキニーは尖った岩を手に持たせ 腕をを電素粒子化させ打ち上げた!
岩を持った手は天井近くで折り返し ムイに向かって一直線にスピードを上げて落下してゆく!}
ゴーーーーーーーーーウッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ギュウゥーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「岩に貫かれて死んじゃえーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダダッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー「小さな岩を転換ッ……デカくなれYAーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボボンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「ん!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ゴキャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バキバキバキバキバキバキ…! ドゴガァ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
グシャアアアア…!!!!!!!!
ダジー「うぐぅぅぅ…!!!!!!!!!!」
{ダジーは小石を転換し大きくし盾にしてミキニーの攻撃を防ごうとした!
だがミキニーのメテオラの威力は凄まじく 石の盾は破壊され岩はダジーの腹にクリーンヒットした!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ダジー「おぶッッち!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
げろっちょ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ムイ「ダ…ダジー!!!!!!!!」
ミキニー「…! お前…ノロノロになってたんじゃ……解けたのかな?
それにしても……私のメテオラを防ぐなんて 本当なら成人男性のどてっ腹なんて簡単に貫いちゃうよ
地味に今の岩で勢いが殺されたかなぁ? それでも…にゃはっ! 痛そうだけど!」
ダジー「ぐおお…!!!!!!!!!」
ムイ「ダジ…!!!! わ…私のために…なんで…!」
ダジー「お…俺はお前の男DAZE…! 助けるのは当然DA…!!
そ…それにわかったんだ…! こいつの秘密GAYO…!
俺の予想じゃ…その秘密こそ奴の弱点に違いNEE…!」
ミキニー「は? 私に弱点なんてないんですけど!」
ダジー「HE……口じゃ嘘言っても……お前の行動は正直DAZE…!
俺はこの目でゆっくり見たんだ…! お前の不自然な綻びをYO…!!
お前には致命的な弱点がある………いや…不具合…KANA…?
見せてもらったからな…ゆっくりと!!!!!」
ギンッ
ムイ「ゆっくり…! …まさかあの魔法の影響の中で…!!」
ミキニー「!! …!」
ギッ…!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「なにが不具合だよぉ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そんなもんがあるなら…そんなもんで私を倒せるってんならその不具合ってやつを引き出してみろよぉ!!!!!!!!!!!!
出来るもんならねぇ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゾワワ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ゾゾゾゾゾゾォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{頭以外の体を電素粒子化させそれを広げて威嚇するミキニー!!!!}
ダジー「…!」
ジリ…!!
ムイ「ダ…ダメダジー…! また…痺れるやつされちゃうよ…!!
また喰らったら…体が持たないよ……!!!!!!!!」
ダジー「ここで逃げたら昔のままだ…
逃げずに…やるしかねぇのsa… 不格好でも格好悪くても…必死でよ…やり遂げるんだ!」
ムイ「!!! ダジー…!」
ダジー「ノロマになっても聞いていたZE…お前の言葉は……届いていたZE…!!!!!!!!!!!!!!!!
今ここで…この山で培ったすべてを証明しようZE
そしてこの戦いの後…山を降りよう そして帰ろう…2人で!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ムイ「ダジー………………うん…!!!!!!!!!!」」」」」」
ダジー「…行ってくるZE…!!!!!!!!!!
ムイ 魔力はギリかもしれないが 魔法の準備も頼む!!!!!!!!!!!」
ダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「!?」
ダジー「OOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOーーーーーーーーーッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ
ミキニー「…電素粒子化した私の体に自分から突っ込んでいくのん!!!!!?
バカじゃなーい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! でもま!
いいや!! 迎えてあげる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブワワワワワァァァァァ
ダジー「おりゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
ダンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「メガデス・ホールド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブワガッシィィィーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ダジーはミキニーへ突っ込み…ミキニーはダジーを完全に包み込んだ!!!!!!}
ダジー「…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー「あ…あぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミキニー「消えて無くなれええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂィィィィッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー「お………おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スゥゥゥーー…… ピトッ…
ミキニー「ふぁ?」
{ダジーは手を伸ばし…ミキニーの頬に触れた!!!! …そして!!!!!!!!}
ダジー「…………転・換!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ダジー「おおおおおおおおお…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐぐー…ピトッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「!!!? なにさ?
レディ(?)の顔に触れるならもっと優しく触れて欲しいんですけどお!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビキビキビキビキ
ダジー「…それぁ…ワリィNA…!!
だが…もう…お前は…オチたZE…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミキニー「は?」
ダジー「…俺の魔法は…触れたものの状態を転換する魔法だ…!!
俺は今のお前の唯一の生身である顔に触れてるワケDAGA…
今ここを転換するとどうなるとOMOU?」
ミキニー「…
……!!!!!!!!
…おい…離してよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バリリリリリリリリリリリリッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー「ぐぎぎぎぎぎぎぎぎぎィィィィィィィィィィィィィィィッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もう…遅ェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
転…換!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビカッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「はぎゃあ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バシュンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ムイ「…あぁッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォォーーーーーーーーーz_________ンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ムイ「ダジーの転換魔法で…あの電磁超獣の砂嵐(電素粒子)が逆転したァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
砂嵐になってた体が生身にもどり……生身だった顔が砂嵐の状態に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザザザザザザザザザザザザザァァァ…!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「…………!」
ミキニー「ぴぃぃぃぃぃぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガックゥゥゥ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{顔だけが電素粒子状態となったミキニーは 悲鳴とも奇声ともつかぬおそろしき波動をあげながら崩れ落ちた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ムイ「これは…一体…?!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォッ!!!!!!!!
-
ミキニー「ぎょーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぎょ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
じったんばったん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ムイ「ど…どうしたの?!!! な…なんでこんなことに…!!!!!!!?」
ダジー「ハァ…ハァ…これがこいつの弱点だったのsa」
ムイ「これって……顔が砂嵐になったことが!!?」
ダジー「Ah
顔を砂嵐にすると能力の制御が利かなくなるか それとも視界が塞がれるka…ぜぇ…
まぁそんな所だろうNA……く…」
ぼろぼろ〜〜…
ムイ「ていうかダジー…どうやって気付いたの?!!!」
ダジー「お前の…魔法を喰らって時間の認識が鈍ったおかげsa…!」
ムイ「え!!!!?」
ダジー「あの魔法を受けTE… 俺の目に映る全てが遅くなるその最中…俺は確かに見たのsa
ムイの魔法に体を砂嵐にしてすり抜けてたが
こいつは何故か“顔に向かって来るムイの魔法”に対しては“わざわざ避けていた”NDA
そこで気付いちまった…! こいつは“顔だけは砂嵐に出来ない理由があるんじゃねーka”…とな…!
それはまさにバッチシ大正解ってところだったYO-DAZE…!!!!!!」
ドォンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ムイ「でも…………どういうことなの…? 他の電磁超獣は全身が砂嵐になってもそんなことは…」
ダジー「…だから不具合なんだYO」
ドタァドタァドタァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「ぎょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおオママアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{―――…電磁四天超獣 ミキニー
電磁超獣のエリートが揃う電磁四天超獣の中で…ミキニーの経歴だけは他と異なっていた…
電磁超獣全てが持つ特性…電素粒子化…
それは体を電素粒子化させ 実体を世界の裏側へ送るものである
世界の裏側とは 表側である“この世界”を裏から見ることが出来る“影の中”のような世界である
文字通り世界が影に包まれたような薄暗い世界だが
表側からの干渉は受けないし 表側を安全に見回せるので電磁超獣にとっては緊急退避の場所でもあった
また 表側より涼しいので 電磁超獣達は夏になるとこの裏の世界で納涼BBQ大会を催したりしていた
そんな電磁超獣にとって憩いの裏の世界なのだが
ミキニーにとっては違ったのである…
それは…――――}
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ミキニーにとって 裏側の世界は真っ暗闇だったのである―――…
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-
{ミキニーは生まれた時から“不具合”を持っていた
それは電素粒子化して裏側に行った際の知覚機能の不具合であった
ミキニーが裏側に行くと
ミキニーに見えるその景色は 影を落とした程度の暗さではなく 完全な“闇”…
更に音もせず なにも感じることの出来ない深遠なる虚無の世界だった
それはまるで自分が死んでいるかのような錯覚に陥るほどの 恐ろしい空間だった
ミキニーはその空間を恐れ 電磁超獣でただひとり電素粒子化が出来ず“欠陥品”と罵られていたのだ―――
だがミキニーは長い年月をかけ思案と鍛練を繰り返し
ついに自分だけの打開策を手にしたのである…
それこそミキニーの“部分電素粒子化”だった
他の電磁超獣は全身を一度に電素粒子化させる事でしか裏側には行けないが
ミキニーは体の一部のみを電素粒子化することが出来るようになった
それはいつしかミキニーだけの特筆した能力となっていた
そして現在 ミキニーは電磁四天超獣という頂点に上り詰めている…
そう… ミキニーは電磁四天超獣で唯一“努力によってその地位を勝ち取った不屈の電磁超獣”だったのだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{だが それは決してミキニーの欠点を完全に克服したわけではなく…!
ダジーの奇策が ミキニーの弱点…そのトラウマを回帰させてしまったのだった!!!!!!!!!!!!!!!!}
ミキニー「ぎょぎょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
やああああああああああああああああああああああみいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お…おっがざあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
びょおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
じたばたじたばた!!!!!!!! じたばたばたァァ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー「ムイ!!!!!!!!!!!!!!!! あいつが錯乱してるうちに…魔法を当てろ!!!!!!!!!!!!!!!!
はやくしないと顔の砂嵐を戻されちまう…!!!!!!!!」
ムイ「…分かった…!!!!!! …ハアアアァッ…!!!!!!!!!!!!!!!!
スロウッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビガミョーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みょいんみょいんみょいんみょいん… ぎょんッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「お…おマあああああああああああああああああああああああああああああああああ…………マ…………………あ…………………あ…………………あ……」
のろぉ〜〜〜〜…
ダジー「勝った!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
タコ殴りJA〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
テーレッテーレー!!!!!!
-
ダジー「おらおらおら〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ポコポコポコォー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「―――」
のろ〜
ダジー「まいったか!!!!!!!! まいったかこんちきしょうめぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うぬやろー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! うぬぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ポカァーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー「俺達の勝ちだ! 平伏せェェェェェェェェェ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ポコポンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ムイ「ダ…ダジーさすがにやりすぎじゃ?
相手はノロノロになって何も出来ないのにそこまでするのは流石に…………引くよ…」
ダジー「な…何言ってんDA!!!!!!!!
俺達ゃ体がこんなボロボロになるまでこいつにボコられちまったんDAZE!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
こんくらいの仕返ししなきゃ割に合わNEーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!
ムイ「そうだけど…さすがに男らしくないよ…
さっきのダジーはあんなにカッコ良かったんだから…」
ダジー「う……ぐ……
わ…分かったYO じゃあ縄にでも縛っておくか…」
―――
ぎゅ…
ダジー「これでYOSHIKI」
ムイ「……こんな相手を倒せたんだね…
すごいよ…ダジーのおかげだよ ダジー…かっこよかった…」
ぽっ…
ダジー「な…なにを言いやがるNDA
これは…お前の魔法あってこそだ
そしてお前の言葉が俺の心に火を付けたおかげsa…
ありがとよムイ…最高の女だZE…お前は…」
ムイ「ダジー…!」
ドッキン…!
ドキドキドキドキドキドキ…
{見つめ合う2人… その顔は少しずつ近づいて行き…}
ぬっ
ミキニー「おい」
バッ!!!!!!!!
ダジー「なんだてめー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 邪魔すんなブッ殺おおおおおおおおおええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オマエ!!!!!!!!? ナンデ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ど〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「鈍くなる攻撃は解けた…
縄は………」
ザァァァ〜〜〜〜…
{体を電素粒子化させるミキニー!}
ダジー「ひ…ひやはああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ミキニー「…倒した気でいた? 残念だったね…
…お前らがどんだけ必死な思いで戦ってたのか…それは理解してあげる…
でも勘違いすんな いつも必死でやってんのは…お前らだけじゃないんだゾ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
生まれた時からたった一人で必死に生きてる私に勝てると思うなよおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギガデス・バインド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
2人『うぎゃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ぶぶぶー!!!!!!!!!!!!!!!!
??「そこまで!!!!!!!!」
ミキニー「?!」
ガゴゴッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「がッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{背後から何者かに殴られるミキニー! 電素粒子化が解け…
その隙に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
??「ぬん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「みぎゃにゃーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぶしゅ〜〜〜!!!!!!!!
ドッサァー!!!!!!!!
{背後から一閃!!! ミキニーは倒れた!!!!!!!!}
ダジー「は………………え!!!!!!!?」
ザッ…………ババンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「…ハァ…ハァ……危なかった?…」
ムイ「エンカさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブー!!!!!!!!
ダジー「EE〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? あんた…こいつに殺されたんJA!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
エンカ「勝手に殺すなでござる!!!!
……確かに拙者はこの体でこの電磁超獣に挑み…負けたでござるが…
この電磁超獣は生死の確認もせず行ってしまったのでござる…
やっとの思いで追い掛けたらこんな状況だったので 卑怯ではあったが斬ったのでござるよ…」
ダジー「うおおおおおぉーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
た…助かったあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ありがとYOおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「お礼はいいからムイ嬢のふとももを触らせてくれ…」
ダジー「あぁ!!!!!!!! いいZE!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ムイ「嫌ですけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞ〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
―――
ガコン…
エンカ「…とりあえず…この樽に入れておくでござるか
例え裏とやらに逃れても 樽の中に居る状況からは逃れられぬでござろうしな」
ダジー「あ…あぁ これで安心…DAGA…
殺さなくていいのka?」
エンカ「…電磁超獣という怪物とはいえ 見た目は女…
騎士として無下に命を奪うのはさすがに気が引ける」
ダジー「…うーん……まぁ…な」
ムイ「…この人も結構苦労してるみたいだしね…私達みたいに…」
ダジー「おいおい 俺達をこんなんにした敵に同情すんNAYO」
エンカ「ふむ…それにしても2人とも…すごいじゃないか
拙者も手負いだったとはいえ…全く相手にならなかった電磁超獣を倒すとは
申し訳ないが拙者は君の事は糞以下で糞の役にも立たない糞ザコ糞野郎だと思ってたでござる」
ダジー「てめー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 申し訳なさすぎだろオラアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!
俺どんだけ糞を塗りたくった印象なんだSORE!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズズーン!!!!!!!!
エンカ「だが訂正だ 根性あるでござる」
ダジー「あ…あたりめーでい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
よ…よっしゃ!!!!!!!! 俺の根性をもっと見せてYARUZE!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
地上に出てあいつらの援護DA!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 来い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「死ぬからやめておけ」
ダジー「はいっやめます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
す〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ムイ「思い直し早ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!
エンカ「拙者達の体はボロボロ……援護に行ったところでお荷物でござる…
今は待とう 仲間を信じて」
ドンッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「そして…ムイ嬢のふとももを揉みながら…!!!!!!!!!」
ドォンッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ムイ「揉ませません」
キッパリ〜〜ン
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…………
【ダジー&ムイ vs ミキニー
……決着!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
―――
ザザザザザ…
ウソニ「シュート ザ もみーの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カチッ!!!!
もみーの銃「お兄ちゃーん!!」
ボウッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{もみーのの顔をかたどった銃口から弾丸が発射する!!!!!!}
クエン「むん!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガギィィーン!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「シュート!!!!!!!!!!!!!!!!」
カチッ!!!!!!!!
もみーの銃「お兄ちゃんオハヨ!」
ボウッ!!!!!!!!
クエン「ぬん!!!!!!!!」
ガキキィッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「さらにSHOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOT!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カカカッ!!!!!!!!
もみーの銃「お兄ちゃん肩揉んであげる!!!」
ボボボッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
クエン「そい(そそい)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガッガッガッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{クエンはウソニの射撃を全て弾いた…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ザザザンッ…
ウソニ「わずかに速度を変えた射撃を寸分の狂いもなく切り落とすとはなかなかの眼力だな」
クエン「ぞい(造作ない)
そり(そんなことより)…」
もみーの銃「お兄ちゃんごめんね! はずしちゃったヨ」
ウソニ「問題ない」
ずーん…
クエン「おな(お前相当やばい男だな)…」
ぞぞ〜〜ん…
ウソニ「なんだ? もう俺の実力を恐れたのか たいしたことないな」
クエン「いい(いやそっちではない)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!じう(銃だその銃)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
じぞ(銃をしゃべらせた上にそれと会話するとか正気の沙汰とは思えんぞ)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「なんだと?
悪いがこの銃はやらないぞ」
クエン「いわ(いらんわ)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どどーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「俺が正気の沙汰ではないとは失礼だな
なんてことはない
俺の妹 もみーのの声を聞くことで俺のパルスが上昇しアドレナリンまで分泌され銃の精度が劇的に増す…それだけのことだ」
クエン「かか(完全に狂気の沙汰じゃねーか)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そか(それお前の妹の口から弾が吐き出されてるけど見た目的にそれでいいのか)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ずぞぞ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ウソニ「もみーのの口から…?
なんら問題ない このフォルムはまさに
もみーのが中学時代得意としていた物まねの十八番“ピッ○ロ大魔王”を完全再現したものだ
生前の己の自慢の芸をモチーフにしてもらって きっともみーのも草葉の陰で喜んでいるだろう」
じ〜〜ん…
エンカ「なれ(泣いてるだろむしろソレ)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぜろ(絶対その物まね黒歴史だろ)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドド〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バキュウゥーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
クエン「!! ぐぬ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガギギィッ… ブシッ!!!!!!!!
{突然の銃撃! クエンは防いだが破片が頬をかすめた!}
ウソニ「悠長に突っ込みを入れるとは余裕だな
そのまま棒立ちでいてくれたらいい的なんだが」
ジャキンッ
クエン「…ガが(ガキが)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュンヒュン… ズダダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「来い」
トーン トーン ヂャキッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドギュンドギュオォーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{後ろに飛びながら銃撃を放つウソニ}
ギィンギィンギィン!!!!!!!!
クエン「…しい(しち面倒臭い)ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
にが(逃げながら攻撃とは…腰抜けが)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「さっきも言っただろう
これが俺の間合いだ お前の間合いに付き合う理由はない
来たきゃ来い」
クエン「ぐぬ(ぐぬぬぬぬ)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「まだ撃つぞ シュート!!!!!!!!」
バギュッ!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーの銃「朝チャーハンしよ!」
クエン「くい(くどい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)」
バキッ!!!!!!!!
プシューッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「…けり(煙)!!!!!!!!?
えが(煙幕…? いや…! 目が…! これは…催涙弾)…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ザザッ…!!!!!!
ウソニ「やっと足が止まったか
今のうちにさっさと奴の視界から離れて 狙撃に切り替えるか…」
ザッッ…
クエン「にん(に…逃がさん)…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おか(音がするのは…こっちか)…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チャキィーンッ!!!!!!!!
{剣を鞘に収めるクエン}
スゥー…
ウソニ「!?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
ウソニ「…肌に感じるほどの剣圧… なにか来る!!!!!」
ギッ!!!!!!!!
-
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
クエン「―――」
{剣を納めた鞘に手をやり 身を低く構えるクエン!!
その構えは まさに!!!!!!!!}
ウソニ「…居合か!!!!!」
ジャカッ!!!!!!!!!!!!!!!!
クエン「疾合(疾風怒涛居合)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザギャアァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「空砲エスケープ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボグゥンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーの銃「ブーーーーーーーーーーっ! …おならじゃないよっ////」
ゾギャリャリャリャリャリャリャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズギャザガァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{クエンの移動式の居合!!!!!
直線100mにも渡る居合いのその軌道上にあった木々の全てが無惨に刈り取られている!!}
ウソニ「……バカみたいな威力…そしてスピードだな
一気に間合いを詰められた…! 空砲エスケープで方向転換していなかったら俺もあの木々と同じ運命だったな」
エンカ「ない(なるがいい)」
ウソニ「? ……!!!!!」
フッ…
{その時! ウソニに影がさした!
上を見るウソニ! そこにうつるものは!!!!}
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ガラガラガラガラガラガラガラァァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{空から降り注ぐ大量の丸太!!!!!!!!!!!!!!!!}
ウソニ「…居合で切った木を全部上空に打ち上げたのか…!」
クエン「つぇ(潰されて木と調和してしまえぇ)ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドガララララララララララララララララララララララララララアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
しゅうううううううう…
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
クエン「あい(あっけない)…」
ザ………
ピタ…くるっ
クエン「おな(おっと…死体の確認をせねばな)
にい(人間はゴキブリのようにしぶといと聞く 猫かわいい)」
ズオオオオ…
クエン「しな(しかしこうも木があると探しづらいな)」
もみーのの声「お兄ちゃん こっちだよ!
お兄ちゃん こっちだよ!
お兄ちゃん こっちだよ!」
クエン「こか(これは…あのへんてこりんな銃が出す声か)
こだ(これはいい この声が死体の場所を導いてくれるようだ)
おは(音が鳴っている所は)…」
ガラ… ガラ…
もみーのの声「お兄ちゃんこっちこっちー!」
クエン「こか(ここか)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガラッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
クエン「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドォーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーのの生首(人形)「見つかっちゃった! 見つかっちゃった!」
クエン「にう(人形)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
した(死体はどこに消えた)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
もみーのの生首「お兄ちゃんのいぢわる〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
ぷくぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜… カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
クエン「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チュッッドォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バグォ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドッゴゴゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オニイチャンダ〜〜〜〜〜〜〜〜イスキ(爆発音)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴオ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…!!!!!!!!!!!!!!!!!
プスプスプス…
しゅううううううううううううう…
{もみーのの生首は爆弾だった!!!}
ズズズズ………ザリッッッ…
クエン「おお(お…おおおおおぉぉおぉおおお)…!!!!!!!!!!!!!!!!」
プスプスプスプスプスプス…
クエン「やは(や…野郎…あの落木を逃れた上で爆弾を置いていくとは)…!
どた(どこへ行った)!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ボッ
キュルルルルル…
クエン「!!!!!!?」
ゴウッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ロケットランチャー}
クエン「ぬう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スピィーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボゴォンボゴォォォォォォォォォォォォォンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
クエン「…どだ(どこだ)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
どた(どこから撃った)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
キョロキョロ
カァァァーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「…ハァ…ハァ………」
{ウソニはクエンから約1km離れた場所にいた}
クエン「…あで(あんな遠くまで)…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギリッ…
ウソニ「…フゥー…走ったぞ
それにしてもロケットランチャーの砲弾まで斬ってしまうとはな
予想通り強靭な剣のようだ…
……“あの弾”は効いていないのか…?
…まぁいい」
ガチャッ
ウソニ「この距離なら間合いを気にせずいくらでも撃てる
新弾の効果が先かあの電磁超獣の体力が切れるのが先か…
俺はどちらでも構わんが
行くぞもみーの!!!!」
もみーの銃「イケイケお兄ちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴォ…!!!!!!!!
-
バァンバァン!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーの銃「お兄ちゃんお風呂一緒に入ろ!」
ズバンズバン!!!!!!!!
クエン「ふん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バキュンバキュキュン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーの銃「お兄ちゃん置いてかないで〜」
ズパパパパパァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
クエン「ふん(ふんふん)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドパラララララララッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーの銃「お兄ちゃん一緒に寝ようよう」
ザンッザンッザンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
クエン「ふん(ふんふんふんん)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「ロケットランチャーも挟み込む!」
ドゴォウッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーの「おえぇー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
クエン「ふん(ふんおっふっおんもおおおおんぉん)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズババンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドゴドゴォオオオオ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「…まだまだか だが奴は一歩も動けていない
このまま封殺し続ければ或いは――」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
クエン「らん(ラチがあかん)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さま(差を…この間合いの差を詰めらねば何も出来んクマ)…!!!!!!!!!!!!!!!!」
クエン「ちぇ(ちッ……仕方あるめぇ)…
えん(永遠に動きを封じられるくらいなら 傷の一つやふたつ構わん)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チャキ…
クエン「ゆか(優勢だと思い上がってる貴様を…引きずり落としてやろうか)…
りん(凜として 肉を斬らせて骨を断たん)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズズズ…ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「…居合の構え…!
勝負に出る気だな だが…その構えの最中は…
ノーガードだろう!」
カチッ
ドドォンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーの銃「ふぁ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{居合の構えを取るクエンに ロケットランチャーを放つ!!}
-
ギュルルルルゥゥゥーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{クエンをロケットランチャーの砲弾が襲う!}
クエン「……」
グググ…
ウソニ「!? 斬り防ぐのも避けるのもしないつもりか!!?」
ギュンンンンッ…
ドガァァァァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{直撃!!!!!}
ウソニ「…! 悪いが一発だけじゃないぞ」
ギュオオオオオオンッッ…
ドゴォ!!!!!!!!!!!!!!!! ドゴゴォン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{さらに二発目 三発目の砲弾が被弾した!!!!!
爆煙がクエンを覆い隠した!!!!!!!!}
モオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
ウソニ「… !」
ブワッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギュンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
クエン「おお(おおおおおぉぉおおおお)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズザザザザザザザザザザザザザザザザァァァァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{煙の中から凄まじいスピードでクエンが飛び出した!
ウソニにのもとへ一直線に それまでの木々を全て切り裂きながら迫る!!!!!!!!!!!!!!!!}
ウソニ「…ちっ!!!!!」
バンバァンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バツッ!!!!! バツッ!!!!!
クエン「ゴオ(ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{ウソニが牽制の発砲をするも クエンは被弾しようとお構いなくスピードを緩めず猛進撃ッ!!!}
ウソニ「…チッ! …はやすぎる!!
だが…ただの直線移動なら避けるのは…容易い!!!!
空砲エスケープ!!!!!!!」
ドォンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ウソニはまたも空砲エスケープでクエンの進撃方向から逸れた!}
ギュンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズドドドォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴォォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ウソニが避けたと同時にクエンがウソニが居た場所を穿った!
斬撃の余波が土や砂を舞い上げ竜巻のようになって立ちのぼる!!}
ゴウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
ギュオオオオオォー…
ウソニ(あんなに離れた距離からの居合でこれだけの威力……ゾッとするな
だが…避ければなんてことは…
…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
サアアアアアアアアアァァ…
クエン「――」
チャキッ… ぐッッッ!!!!!!!!
{晴れた土煙の中から…再び居合の構えを取るクエンの姿がッ!!!!!!!!}
ザッ…ザッ!!!! グラァッ
ウソニ「…ま…まずい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
空砲エスケープから着地してまだ体勢が立て直しきれて無…」
クエン「はお(はああああおぉおおお)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ズバァァァーーーーz____ンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「ウッッッ…ぐッ……」
ギギギィィィッッ…!!!!!!!!!!
{ウソニの横をクエンが通り抜けた!
ウソニはもみーの銃で防御をしていた!!!!! …が!!!!!!}
ブッシィィィ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「ッッッッうッッ…ぐゥゥゥーッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バキィーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ウソニの横腹から血が噴き出した!
さらにもみーの銃の銃身も真っ二つに斬られてしまう…!}
ウソニ「ぐ………おおぉ…!!!!」
ドサ…ブシュウウウ…
ザ…ドンッ…!!!!!!!!
クエン「…どな(…胴が繋がっている……運が良かったな)…
そち(某のスピード…特に瞬間最高スピードは全電磁超獣随一)…
そい(某のスピードとこの剣…そしてこの腕があれば切れぬものは何一つない)
だた(だが今の居合斬撃はまだスピードの乗っていない初速段階だったゆえ 某本来の居合斬撃の3割程度の威力だった)
もう(もっとスピードが乗っていたら その銃で防ごうがお前の体は真っ二つだっただろう)」
ウソニ「…!」
クエン「だだ(だが…チェックインだ)
にう?(人間はその程度の傷でも血が流れて死ぬのだろう?)」
ウソニ「…………このままに…しておけばな…!」
ゴソ…
ババZンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
{もみーのデカ絆創膏(非売品)}
ウソニ「このもみーの絆創膏は止血効果がある…
残念だがお前の望んだように失血死には至らない…!」
ペタ…
もみーの絆創膏「お兄ちゃん大丈夫? 痛いの痛いのとんでけ〜!!」
クエン「…そか(それもしゃべるのか)……」
ズズーン…
ウソニ「銃も斬れたが問題はない
このもみーのボンド(非売品)があれば」
ぺたぺたぺた…
キラーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「発砲しても問題ないレベルに修復できる」
ズルズルズルズルズルズル…ベッタァァァ〜〜〜…
もみーのボンド「お兄ちゃん……私……溶けちゃった…」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ォ…゙
ウソニ「こよ(こえーよ)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
×チェックイン
○チェックメイト
HOTEL
-
ウソニ「…残念だが…お前の今の攻撃などなんの意味もなかったな」
クエン「ほか(本当にそうか)?」
ウソニ「……………!!」
ぐらっ…
ドサ…
ウソニ「……っ」
しゅ〜… しゅ〜…
クエン「ちう(血を止めたからといって満足に動けるわけではないだろう)
にな(人間は脆いな)…」
ウソニ「…………くそ…!!!!!
動け…!」
ぐぐぐ… ぐらりッ…
クエン「あな(哀れな)
いな(引導を渡してやろう…その首をはねてな)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヂャギッッッッ
スウゥゥーーーーー
{クエン…剣を高くゆっくりと振り上げる!!!!!!}
ウソニ「…!」
クエン「死ね」
ググ…
もみーの銃「お兄ちゃん」
ウソニ「………もみーの」
もみーの銃「お兄ちゃん …諦めたの…? 諦めないで…」
ウソニ「…………あぁ…
諦めてなんか…いないさ」
ギッ!!!!
クエン「ぬせ(抜かせ)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
じか(辞世の句はそれだけか)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブウウウウウンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{クエン 剣を振り下ろす!!!!!!!!}
バキッ
クエン「むっ!?」
バキィィィィ〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラ…
クエン「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
な…………なにィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
{クエンが剣を振り下ろしたその瞬間…! クエンの剣は刀身の真ん中からボロボロと崩れ 折れたのだった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ウソニ「…き…きた…かッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガタ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボロ…ボロ…
クエン「なだ(な…何故だ)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なる(何故某の剣が折れる)!!!!!!!!?
でァ(電磁超獣最硬度を誇るポンチコ木を10000回斬っても刃こぼれ一つしなかったこの剣がァ)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
…ニィッ
ウソニ「……自分の剣をよく見てみるんだな」
クエン「?!!!! …!?
…こ…………これは…」
ボロ… ボロ… ボロ…
クエン「…サか(サ…サビ…! 剣かわ腐食している……! それで折れたのか)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なだ(な…何故錆びたというのだあああああああああああああああああああああああああああああああああ)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ウソニ「間に合ったな…」
ゴゴゴゴ
クエン「…! なた(なにをした)ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴソ…スッ
ウソニ「俺が開発した対武器新弾『めっちゃすごいはやい錆びる弾』だ
これが当たった物体はめっちゃすごいはやい錆びる」
クエン「なり(何…つまり)…
そか(某の剣はその弾を浴びてめっちゃすごいはやく錆びてしまったのか)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「正しくは『めっちゃすごいはやい錆びる』だ 間違えるな
…まぁそういうことだ… この弾ははなからお前のために用意した弾だ
どうやら効果覿面で良かった(思ったより時間がかかったが)
特にお前は自分の剣の腕を誇示するためか知らないが 自分から剣を弾に当てに行ってくれたからな
本当に助かった」
ブチッ
クエン「バマ(バカにしてるのか貴様)〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まい(まだ終わりではない)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スラッ!!!!!!!!
ウソニ「…」
クエン「わだ(脇差しだ)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こは(この時のためにあるのだ 脇差しは)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「…無駄だ…やめておけ」
クエン「なだ(何が無駄だ)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
そか(それともそれは 命乞いか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?)
きよ(貴様のその傷ではもう戦えまいよ)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「戦えないのはお前だ
その脇差し……なまくらだろう」
クエン「?!!」
ウソニ「お前の戦いぶりを見れば分かるさ
自分の技を誇示するためとはいえ…お前は終始本差し一本で俺の弾に対応していた
脇差しでのサポートを加えてればもっと俺に攻撃するチャンスもあっただろう
何故しなかったか… それはその脇差しが本差しに比べて劣っているからだろう?
錆びるのに何分もかかったその業物ほどではないのは明確だ」
クエン「…だだ(だから…なんだ)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ふよ(負傷して動けぬ貴様の首を落とすくらいのことならこの剣でも容易よ)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐぉ!!!!!!!!
ウソニ「誰が動かないといった」
ダダンッ ズザザッ
クエン「!」
ブシュッ…フラッ
ウソニ「…!! …見せてやる 俺の閃光双銃術!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ヒュオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
クエン「…せつ(閃光双銃術)…?
もが(持っている銃はひとつしか見えないが)?」
ウソニ「…確かに俺は銃を二丁同時に扱うことはあるが…それはただ器用なだけで 名前をつけるほどの技じゃない
『閃光双銃術』の本当の意味とは………
銃撃と体術…それら双つの融合だ」
クエン「…じと(銃撃と体術の融合だと)…」
ウソニ「…受けてみるか その脇差しで…
…恐れるなら避けるのもいいだろう 避けられたら俺の負けは確定する」
クエン「…よる(よ…避けるか!!!!! この脇差しで払い落としてやる)!!!!!!!!
来い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「…行くぞ…」
ぐぐぐ… ブシュッ…ブシュウッ…
もみーの銃「お兄ちゃん…頑張って…行こう!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「閃光双銃術…『回天』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダンッッ!!!!!!!!
ぐるるるる!!!!!!!!
ウソニ「!?
かう(回転(横)した!!!!!? なんて回転数)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュン… ギュン… ギュオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{徐々に勢いをつけ 回転の早さが増していく!!!}
ぐるるるる〜〜〜〜〜〜〜〜 ドパパパパパッ
{回転数があがるたびに血飛沫が飛んでいく}
ウソニ「…!!!!
超強貫通回転弾…『もみモゲラ』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドォンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギュギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{回転の中から放たれた弾丸!! それは周囲の空気に摩擦し轟音を響かせた!!!!!!!!}
クエン「はい(はやい)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だめ(だが…止め)…!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ…!!!!!!!!
シュラァァァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガギィィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ぶつかる弾と剣!!!!!!!!!!!!!!!!}
ギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャッ……………バキッ!!!!!!!!!!
クエン「おッ!!!!!?
お…おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドッズウゥゥゥーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
クエン「ぶぼばァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドブシャ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{クエンの脇差しは折れ…弾はドテっ腹へと被弾した!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
-
クエン「ッッ…かッ…! かかッ…」
ギュルルルル……
ザッッ…ドサッ
ウソニ「…まだ回転は止まっていないぞ
…彼方まで…飛んでいけ!!」
ギュルルルル ギュルルルル ギュルルルルッッッ
クエン「は……………は……………」
ギュルォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
クエン「ぐげ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドォ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{クエンは遥か遠くへ吹っ飛んで行った!!!!!!}
――― 上空
ギュオ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
クエン「…!! ………!!!!!!!」
ギュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドッカァァァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{そして決して越えられぬ結界の壁に頭から激突!!}
クエン「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ―――」ヒュルルルルルル〜〜〜〜〜〜〜〜………………
{そのまま落下… 地上へと消えて行った…}
―――
ドサー…
ウソニ「…………ハァァァァ…………
……こんなガチ戦闘は割に合わないな…
俺はやはりサポート向けだ」
もみーの銃「お兄ちゃんでも 格好良かったよ
私を看病してる時より輝いていた」
ウソニ「…そうか
まぁ…たまにはいいだろう 今回は…ビラコ先生のためでもある」
もみーの銃「うん
いつも私の事ばかり気にかけてたお兄ちゃんが誰かのために頑張るなんて…
お兄ちゃんは私にだけじゃない 皆に優しいんだね
私嬉しい こんなお兄ちゃんで良かった」
ウソニ「別に普通だ ……って
お前 俺が設定した言葉しかしゃべらないはずなのに なんだか随分と流暢に会話してる気がするが…………もみーの?」
もみーの銃「お兄ちゃん目玉焼きたべる?!」
ピコーン… ピコーン…
ウソニ「………
…ありがとう もみーの」
オオオオオオオオオオォォォ…
【ウソニ vs クエン
ウソニの勝利!!】
-
―――
ポンチコ木「ちんぽー!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュンヒュン
ドガガッ!!!!!!!!
シュザッ!!!!!!!!
ネコ「ニャアァー ニャッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギランッ!!!!
ネコ【猫深爪!!!!!!!!!】
ジャギィィー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しゅーーー…つるりーん
ポンチコ木「マララ〜ン♪」
{無傷}
ネコ【ふむ】
ポンチコ木「オーチンチン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! オーチンチン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズンッ ズンッ ズンッ ズンッ
ギュルルルルーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ポンチコ木が地面を叩くとその衝撃で岩が跳ね上がりネコの頭上に落ちて来る!!!}
ネコ【猫刈爪!!!!!!!!】
ゾリンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
スパァーッ!!!!!!!!
{ネコの爪隙で岩は真っ二つに!}
ネコ【猫ラッシュ!!!!!!!!!!!!!!!!】
ギュアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズバズバズバズバズバズバズバズバズバズバズバズバズバズバズバズバズバズバズバズバズバズバズバズバズバズバ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【猫魔狩!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ザブァアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ポンチコ木「つるちんこ♪」
つるる〜〜〜〜ん
{ポンチコ木 全く無傷!!!!! 表皮すら剥けてない(意味深)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
何と言い固さ(意味深)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ちんッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ「…」
ポンチコ木「かう…プァ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドブォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
{クチから白いナニかを吐き出すポンチコ木(意味深)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
スンッ…
ネコ【…!!?】
ビリッ… ガクガク…ドッ…!
{それを吸い込んだ瞬間! ネコ腰砕け(意味深)!!!!!
体を痙攣させ危険な絶頂状態(意味深)!!!!!!!!}
ネコ【…………毒…!!!!!!
(意味深)】
ポンチコ木「おにんにーん♪」
ニィィィッ…
{不敵に笑うポンチコ木… 嬉しさを表すかのようにその体は脈動していた…(意味深)}
-
ネコ「…!」
ぶるぶる
ポンチコ木「チンコーッ!!!!!!!! チンコーッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウキウキ
ポンチコ木「チンコっ♪ チンコっ♪ ちんちんこッ♪♪」
ベーロベーロベーロ
{煽るようにネコの目の前で舌を出し入れするポンチコ木(意味深)}
ぶるぶるぶるぶるぶる…ぶ…
ネコ「…」
ポンチコ木「まら?」
にょ?
ネコ【…何を…勝ち誇っている?】
ぐっ…
ぺッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
べちゃあぁッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ポンチコ木「ディクゥ!!!!!!!!!?」
じゃあじゃあぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ネコが吐き出したのは…ドロドロとした物体(意味深)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ポンチコ木「セシィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ネコ【毛玉ミャ……お前の毒が付着した…ニャ】
ポンチコ木「チン!!!!!?」
ネコ【つまりにゃ 今吸い込んでしまった毒を胃にためていた毛にくっつけて体から排出したんミャ
毛毒玉…とで名付けようかミャン
ふん…一度それで我輩を出し抜いたからと また同じ手で我輩を陥れようなど…浅はかである!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
にゃーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ポンチコ木「にょ…にょ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネコ【おまけがあるぞ これでも喰らっているがいいミャオ!!!!!!!!】
スーーー…………プッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビヂャッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ポンチコ木「チュオォ!!!!!!!?」
{ネコが吐き捨てた毛毒玉がポンチコの顔にかかった!!!!!
ドロリとした体液(胃液)がポンチコ木の頬を伝う…(意味深)}
ポンチコ木「……!!! ポォォォォンちんこオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズズウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【来てみろ ノロマめ】
シュバッ
{ポンチコ木 怒張(意味深)!!!!!!!!!!!!!!!!
大地を揺るがし ネコが逃げ去った茂みの奥(意味深)へと猛突進(意味深)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ(意味深)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シュババ…ザッ…
ネコ【………にゃにっ!】
キキーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
{壁}
ネコ【…行き止まりだったか】
ドドォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドォォーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ポンチコ木「おちんちんゴォォォォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{茂みの深い場所(意味深)にてネコを追い詰めたポンチコ木!!!!!!!!!!!!!!!!
怒りにまかせて固い頭(意味深)を槍のようにネコの体へと伸ばす(意味深)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
-
ポンチコ木「キョオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
激ピストン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(意味深)
ドゴォンドゴォンドゴォンドゴォンドゴォンドゴォンドゴォンドゴォンドゴォンドゴォン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ポンチコ木「ティティイイイイイイインポオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ポンチコ木「インクェェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズドドォンドドォンドォンドォンドォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ポンチコ木 激しく前後(意味深)!!!!!!!!
壁に亀(意味深)裂が入り 崩壊する!!!!!!}
ドガラララララララァァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜………
ドドドドドドドドドドドドォォォォォォ………
ゴゴゴゴゴゴゴ………
ポンチコ木「…フシュー………フシュー……」
ハァハァ…(意味深)
ゴゴゴォォォォォォォォォ…
ポンチコ木「ちん…………ちッ!!!!!?」
す〜〜〜〜〜ん…
{ネコ 居なニー(意味深)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ネコ【一人遊び(意味深)は楽しかったかね】
ドクンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(意味深)
ポンチコ木「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
キョロキョロ
ネコ【灯台下暗し
我輩はお前の顔のすぐ下だ】
ポンチコ木「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネコ【逆上稲妻爪!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ゾゾリィィィィ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ズギュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウンッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{天まで届く爪の一撃!}
ネコ【…にゃふっ! まっこと滑稽みゃな
我輩がおらぬ場所を健気に突いている(意味深)お前の姿よ
悪いが我輩は猫並の反射とスピードを持っているからミャ
我輩の目から見ればお前の突きなどスローピストン(意味深)みゃ】
ポンチコ木「…!!!!!!!」
ギギギギギギ…
ギゴゴゴゴッ…
ポンチコ木「…チ・ン・コ・ォォォォォォ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ちんこ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ちんちんシュッシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブンブンブンブンブンブンブンブン
{怒り狂ったように頭を左右に振る(意味深)ポンチコ木}
ポンチコ木「カァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キトォー!!!!!!!! キットォォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズンズンズンズン
ネコ【なに? 『全然効いてない 調子に乗るな』にゃと?
効いてない…? にゃらばそれはなにかにゃ】
ポンチコ木「?」
ズオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ……………
ドォォォォンッ…!!!!!!!!
{ポンチコの首筋に皮が剥けた(直球)ような跡が!!!!!!!!!!!!!}
ネコ【我輩の爪の跡だミャオ
どうやら薄皮程度傷がついたようだミャン…?】
ポンチコ木「…………ウララァ…ズチィー?!!!!!!」
ネコ【『だからなんだ? この程度は傷じゃない』って?
にゃはっはっはァ………分かっておらんミャ…お前は
“それの”事の重大さが】
ポンチコ木「…?!」
ネコ【余命を数えろ
これから始まるぞ
…地獄がな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ポンチコ木「キョオオオオオオオンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
メコ…メコ…メコ…メココココォォ…!!
{その時!!! ポンチコ木の体に茂る巨木(意味深)に何かが実っていく!!!!!!!!}
ゾォォォォォ……
{おどろおどろしい色合いの木の実…!!!!!!}
ポンチコ木「ちょおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゆさゆさゆさァァァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ポンチコ木が体を揺らすと木の実が離れ 降り注ぐ!!!!!!!!}
ネコ【毒の実か …芸のない
言ったろう! 我輩は猫並み!!!!!! 動体視力もニャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ススススススススススススィ〜〜〜〜〜〜〜
{木の実の間を縫い またしても間合いを詰め…}
ネコ【山猫乱獲爪!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ぞぉんッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギャリリリ…
ポンチコ木「キィィィィィーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゆさゆさゆさゆさゆさ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【さっきより弾幕は厚いが……問題にゃい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
スススッ…
ズオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ポンチコ木「ボギぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{ネコが毒の実から逃れた先で ポンチコ木はネコを待っていたように突進してきた!}
ネコ【!! 速い反応…そうか 毒の実でわざとわかりやすい逃げ道を作り誘導したな
考えたじゃにゃいかミャン
だが問題はない!!!!!!!!!!!!!!!!】
ズチャッ!!!!!!!! ダダダンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【通り魔猫スロープ流れ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
つる〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギャギャギャギャギャギャアァンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ポンチコ木「くばぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{ネコは一度壁を足場にし 突進してきたポンチコ木を跳び箱のように飛び越え その体の上を滑りながら爪撃を加えた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
きらりッ…
ネコ【…手応え…あり…】
ひら… ひら… ひら……… ポトリッ…
{ポンチコ木の体から…何かが落ちた!}
-
ひら…
ポンチコ木「ポ…!!!!!!!!? ……オォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
バァーーーーーーz______ンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{それは……木の皮!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そう…ポンチコ木の皮!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(意味深)}
ネコ【ハハァ…やっとここまで来たな】
ポンチコ木「?!!!!?!!?!!!!!!ッ!!?」
ネコ【困惑しとるのかね どうミャらよほど自分の体の固さに自信があると見えるミャ
だが……本来の我輩の爪にかかればベニヤ板に等しい…
本来なら………な
実は今はまだ本来の力を出せてはいニャン】
ポンチコ木「!!!!?」
ネコ【分かるかね 我輩は今の今まで…いや 今も本調子ではないのミャ
だから我輩はこの山に来てから…殆ど戦わずにいた
我輩の何が本調子じゃないのか…分かるか?】
ポンチコ木「…?!」
ネコ【爪さ 爪が疼いて疼いて……仕方ないのミャ
爪の疼きに合わせて 爪の切れ味もガクンと落ちてしまった
…いいか 猫という動物は 木などで爪を研がなければ力が出ないのミャ
ネコ並みの我輩もまた それに準ずる
だが困ったことに 我輩の爪はそんじょそこらの研ぎ板や木では研ぐことが出来ないのミャオ…我輩の爪の前では それらはティッシュペーパーに等しい…
爪を研げずにいた我輩は…疼きで半ばノイローゼだったよ
…しかしだ…そこで運命の出会いをしたミャ… そう…お前ミャオ】
ポンチコ木「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【一目見た時から…我輩の爪を研ぐにはお前しかいないと思っていた
そしてお前は…期待通り…いや! 期待以上だった!!!!!!!!!!!!!!!!
お前を爪でえぐる度に 我輩の爪が満たされるのを感じた…!!!!!!!!!!!!!!!!
それに伴って我輩の爪の調子も徐々に戻りつつある!!!!!!!!!!!!!!!!
分かるだろう】
ポンチコ木「…!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
{ポンチコ木の視界に 剥かれた皮(意味深)が映る…}
ネコ【我輩はお前をえぐればえぐるほど爪の威力が戻っていくのだ…!
そしてそれはもう始まっている!!!!!!!! これから我輩の爪は 青天井の勢いで力を増すだろう!!!!!!!!!!!!!!!!
お前はその体を最後の最後まで使い切るまで我輩の爪に捧げるのミャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
鰹節のように…涙が出るほど献身的にニャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ニャアアンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ポンチコ木「ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゾ…ゾクッ!!!!!!!!
-
ポンチコ木「き…キィィィ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドッドドッドドッドドッドドッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【…ふふ!!!! 逃がさんミャオ!!!!!!!!!!!!!!!!】
ダンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【爪竜巻乱舞!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ギョジャンギョジャンギョジャンギョジャンギョジャアアアアアアアアアアアン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズバババー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ポンチコ木「ひ…ヒッヒィィィーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ペラペラァァァァァァァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【ニャッホォォォォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
気持ッツィえぇえぇぇ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
とろぉぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ポンチコ木「アキョー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴボッゴボボボ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ポンチコ木の顔が膨らむ(意味深)}
ポンチコ木「コポォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
怒帳チン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ポンチコ木は口からどす黒い液体(意味深)を吐き出した!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ドッチャアァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! じゅわぁぁぁ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
{吐き出した液体を浴びた地面が溶けた!!}
ネコ【毒液か 残念だな
全く問題ない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
シャッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ポンチコ木「ヒョーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシャシャシャー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シュシュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【神技『にゃんにゃん爪々パラノイア』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ゴギャギャギャギャギャオギャオギャオギャオズバリャリャリャボギュオッズッバアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ポンチコ木「あぎゃあああああああああああああああああああああああか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
-
――― そして…
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…………
{散乱する皮…}
ネコ【……ふー…】
ザッ…
ジャリンッッ!!!!!!!! ギラギラッ…
ネコ【施術完了
一皮…いや百皮剥けた感想でも聞こうか?】
ちょーーーーーーーーーんッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ポンチコ木「ミーっ!!!! ミーっっ!!!!!!!」
ちま〜〜〜ん
ネコ【ニャフフフ 随分と短小(意味深)になってしまったにゃ
あとヒト裂きすれば消えてなくなりそうミャ】
ニィ…
ビクッ
ポンチコ木「ミ…ミ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!! ミ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネコ【…クク…まぁ殺しはせんニャ
お前は我輩専用の貴重な研ぎ木ニャ
今は生かしておいてやる またお前の体が成長したら…爪研ぎにこさせてもらうがミャ】
ギャリリッ…
ポンチコ木「ミ…ミギ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!! ミギギー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スタコラサッサー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【ネコ vs ポンチコ木
ポンチコ木戦意喪失……ネコの勝利!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ドドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【…ふぅ 気持ち良かった(意味深)
まぁ我輩の相手としては手応えがない奴だったが………
さて…ほぼ無傷で済んだがこれからどうするかミャ… 援護に行くべきか…
援護に行くなら……あの骨人間のところか?
…まぁその前に………】
スッ…
ネコ【快気祝いにマタタビパーティーにゃ
ハ…ハフゥー!!!!!!!!!!!!!!!! もごッもごッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お…おッほォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
も…もんもんもォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ほ…ほえぇ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ほしょしょべろッパけぼべんぼろォどぅオーぉぼぉべェろべェろンんぽぉエエェェーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ
ハァハァ…
【ネコ……戦意喪失…】
ずーん…
-
―――
電磁超獣「ゴォー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「たーッ!!!!!!!!」
ズバッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣「ぎーぇ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「さぁさぁ来なよ!
次俺の骨剣を扱う足捌きの餌食になりたいやつはどいつだい!!!!!?」
電磁超獣達『ググググ…!!!!!!』
じりじり…
ジュリー「来ないならこちらから行くよ」
スゥーーー…
{その時! ジュリーの背後に電素粒子が…}
ピクンッ!!
ジュリー「後ろッ!!!!!!!!」
ぐんッ!!!!!!!!
ズバシィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣「があああああッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドシャ!!!
ジュリー「奇襲なんて無駄さ!!!!!!!!!
俺の五感は今 限界まで研ぎ澄まされている!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
全ての景色・音・気配までもが明瞭に俺に伝わる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アドレナリンが俺の頭を満たし 清々しいまでのパワーが湧き出るぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
何故なら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「…すぴー…」
ムニ…ムニィィ…
ジュリー「おんぶしてるビラコさんのパイオツの感触が背中に伝わるからだあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うッひょオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
無双するっきゃないっすわこんなもんわwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ドドドォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドッガァァァァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣達『ぎゃいえあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド…
―――
-
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ハウシー「これが私の能力だ…………」
ヴヴヴヴヴヴゥゥゥ…
ヤンデル「や…奴の右腕が…黄金に…左腕が…黒く…!!!!!!?」
ハウシー「私のこの能力のプロセスはお前の技術と同じだ…
力を集中させた状態… ただお前の技術と違うのは
右腕と左腕で異なる特殊な性能を持つということだ
見せてやろう!!」
ダダッ!!!!!!!!
ヤンデル「ッ!!!!!!!!! やばそうだ…先手は…打たせない!!!!!!
『奔々兵淫』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「不壊の左腕『黒腕』」
スッ
ゴキィィィンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「ッッ!!!!!? な…なんだこの感覚…!?
まるで…鉄を殴ったみたいだ…」
ハウシー「その通り…黒き左腕の性質は…絶対的硬度…
この左腕に限れば…電磁超獣最硬度のポンチコ木の防御力すら遥かに凌駕する
もちろん攻撃に転じて使うことも出来よう…
そして…右腕はッ」
ブンッ!!!!!!!!
ヤンデル(!!!!?
攻撃…!!! 狙いは腹…………防御ッ…集中…!!!!!!!!!!)
ズズッ…
ハウシー「崩壊の右腕『金閣』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドウッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バチィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「…弾いたぞ…!!!!!! なんだ…全然大した攻撃じゃ…」
バチッッッ…
ヤンデル「!!?」
ビキキキキキキキキッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「ぐわああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハウシー「黄金に輝く右腕の攻撃は…触れた場所の“内部”にダメージを与える防御不可能の攻撃…
弾いたところで 触れられた以上かわす術なし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ズザザザッ…ガグ…
ヤンデル「…う…うぐぐ…! き…筋肉が痺れる…!
肉体の内側へ防御不能の攻撃…!!!!!!!?
……それでも張り巡らされた気のおかげでダメージは軽減してるはずだ……! 気で防御をしてもこれほどの威力だってのか…!
もし防御を整えてないところで受けていたら…!」
ゴクリ…!
ハウシー「試してみろ」
ぬっ…
ヤンデル「ッ!!!!!!!!」
ハウシー「金閣!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「くっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バチィッッ{弾く!!!}
ビギギギギギギギギギギギギ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「ぐぐぅぅぅー…ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
よろォッ…{しかしダメージを受けた…!}
ハウシー「黒腕!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「!!!!!!!ッ」
バゴォーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「ぐはぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドッザァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{防御が間に合わず攻撃を受けるヤンデル}
ハウシー「今の黒腕は何故弾かなかった? ……弾けなかったのか」
ヤンデル「…ッ」
ハウシー「………ふっ…なるほどな」
ギギ…
ヤンデル「…なにがなるほどだ……! まだ…まだいけるッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
『波乱丿咫』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴウッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「黒腕」
ヒュッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ババッ
ヤンデル「今度は左腕!!!!!? でもそれなら防御しやす…」
{黒腕を防御するため腕に気を張るヤンデル…が!!!}
ハウシー「金閣!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズワァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「うッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
{黒腕は囮! ハウシーはヤンデルの防御の反対側に金閣を当てた!}
ハウシー「お前のその防御の弱点…分かったぞ
お前はエネルギーを張り巡らせる防御は“一カ所”にしか出来ない…!
二カ所同時攻撃には対応出来ない…そうだろう」
ヤンデル「…!!!!」
ハウシー「防御もしていない生身に当てた金閣の威力…味わうがいい!!!!!!!!」
ヤンデル「う…………ぐッッッ」
ビキ…
-
バチィィィィィーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「ぐぅあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブチブチブチブチブチチチィィィィィィッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「うゥぐゥアアアアアアアアアアッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
か…体の芯から…引き裂かれていくようだッ…あああああああああああああああああああああああああああああああああッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドダァァーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴロゴロゴロゴロ
ハウシー「悪いが追撃させてもらうぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぬんッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドガキャアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ヤンデルを思い切り蹴り上げるハウシー!}
ヤンデル「あがッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュゴォッ…
ヤンデル「黒腕!!!!!!!!!!!!」
ヒュズォッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル(…左腕……!! また…フェイントか…!!!!!!!!!?
だとしたらどこに来る…!!!! どこに…!! どこに…!!!!
…ぐゥゥゥッ…痛みが…まだ…!!!!!!!!!!!!!!!!)
ハウシー「ぬンンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボギギィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「うッぐア!!!!!!!!!!!!!!!!」
メギャギャギャギャ…
{普通に黒腕!!!}
ハウシー「…フェイントを警戒しすぎだな
内側の痛みで思考が疎かになったか
まだ幼いな」
ザシッ…ザシッ…
ヤンデル「うぅぅ…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミキ…ミキ…
ハウシー「お前の実力は認めよう…だがまだまだ足りんな…経験が…
私はこれまで戦いに明け暮れた…電磁界でな…
電磁界は争いが終わることなく繰り返されてきた…
その中で私は女王から生まれ…女王を守り戦ってきた…
これまで命を懸けて戦ったこともないような若造に負けるつもりはない…!!!!!!!!」
よろよろ
ヤンデル「命を懸けて…戦ってない…だって…!?
…俺だって…戦ってる…!」
ハウシー「?」
ヤンデル「…世界のために…仲間達のために!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「『沈呼』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダギャァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「ムぐッ!!!!!」
-
よろォッッ…
ハウシー「…世界のため…だと…
…大袈裟だな…! お前がそれを背負うには…肩幅が小さすぎるのではないか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「!!!!」
ハウシー「黒腕!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「…!!」
ハウシー「金閣!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドギュッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「…!!!!! フェイント…!!!!!!!!
…ぐあああああああッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブチブチブチブチッ…ビキキキッ…
ハウシー「金閣…」
ヒュッ…
ヤンデル(…またフェイントか…!!!!!!?)
ハウシー「黒腕!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズアォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル(…やっぱりフェイント?!!!!!!!!!!!!!!!!!)
スッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「ほおおおおおおおおおッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バギギィーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{予想外の肘!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ヤンデル「がふッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドッッ…ズザァァァァァー!!!!!!!!!!!!!!!!
ビギギギ…ビキッ…ビキッ…
ヤンデル(だ…駄目だ…対応…出来ない…
どうにか…二カ所同時に防御を…!!! いや…今の俺には…無理だ…
ど…どうすれば…!!)
ハウシー「勝負ありだ
防ぐ事だけ考えてるような者に私は負けん」
ザッ…ザッ…
ヤンデル「……!!!!!」
ヤンデル(そ…そうだ…俺は何を考えてるんだ…
手に入れたこの技術で…俺は守ることばかり考えてる…!
確かに初めはそのために身につけた技… でもこの技術は…攻撃にも使えるんだ…!
…………もう…やめよう 難しく考えるのは
フェイントも…防御の位置も…考える前に…攻めるのみ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
攻撃こそ最大の防御!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ググッ…ギッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「!?」
-
ハウシー「雰囲気が変わったな…」
ヤンデル「サッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ス…
ハウシー「金閣…」
ヤンデル「『恩繿拝臆』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハウシー「!!!!!」
ドガガガッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「ぐっ…」
ビキビキビキビキビキビキ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「う…うぅーッ…!!!!!!!! おおォッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「『不按嵶石依』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐるるる…バキキィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「ッ…こいつ…!!!!!!
…黒腕!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ベギョアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! メキメキ…
ヤンデル「…!!!! う…オラァァァァッ!!!!!!!! 『弖弐諏』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「むぅぅ!!!!!!!!」
ズザザザザザッ
ハウシー「……防御を捨てたか…」
ヤンデル「おおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハウシー「亀のように守ってばかりよりはマシだが
私のために備えた技術を捨てるとは滑稽だな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
黒腕!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バキキキキ!!!!!!!!
ヤンデル「ぐぶッ……『殺車』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドッ!!!!!!!!
バゴゴォン!!!!!!!!
ドカッ!!!!!!!!
メギョンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ドラララララッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴゴオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!
{交わされるノーガード戦法!!!!!!!!
死力を尽くす2人だが ハウシーに比べヤンデルの方が致命的な傷を増やしていた…!
ヤンデルが倒れるのは時間の問題だろう…
ハウシーが勝利を直感した…しかしその時…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ハウシー「これで終わらせてやろう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
黒腕!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブンンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「………」
ハウシー(いや…これはフェイントだ!!!! 最後の!!!!!!!!
この金閣で死ぬがよい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
バッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「!!!!!!!!!」
ブォッ!!!!!!!!!!!!!!!!
バチィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みしみし…
ハウシー「…!!? なに!!!!!?」
{ハウシーが本当の攻撃である右手を出すより早く ヤンデルは蹴りで右手を払いその攻撃を阻止した!!!!!!!!}
ハウシー「!!!? こいつ…私の動作より早く右の攻撃を察知しただと…!!!!!!」
ヤンデル「勇者聖拳『堊堊冨杏咫弑゙ー』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
メッギャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「ッッッぷぉツァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドガガァーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ヤンデルの攻撃を顔面で受け吹っ飛ぶハウシー}
ガラガラ…よろ…
ハウシー「…フェイントが読まれた…偶然か…!!?」
ヤンデル「…!」
ハウシー「ならばこれはどうだ!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー(次はフェイントなどみみっちいことはしない!
私の間合いのギリギリのギリギリまでどちらの拳も構えないでいよう!!!!!
これならば読まれまい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ドドドドドドドドオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「…」
キッ…
ドドドドドドドドドドドドドドドド
ハウシー(なんだ……奴め…! 真っすぐとこちらを見据えて…!!
何を…何を見ているというのだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ドウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
{拳を構えず突っ込むハウシーと それを迎撃する構えも取ろうとしないヤンデル!!!!
ハウシーは間合いに入った……だがそれでもヤンデルは構えない!!!!!}
ハウシー「諦めたか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ならば息の根を止めてやる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハウシー(黒腕でも金閣でもない……刃にも等しい私の蹴撃でッ…)
ブアッッ…
ガッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
しゅううううぅぅ…
ヤンデル「…!!」
{ヤンデルは振り上げかけたハウシーの足に自分の足を合わせ またしてもそれを阻止した!!!!!!!!}
ギギギギギ…
ハウシー「…き…貴様…何が見えている…」
ヤンデル「…………流れ…」
ハウシー「?!!!!!」
{ヤンデルには見えていた
それはハウシーの気………電磁力の流れだった
電磁力の流れを見て その力が集中する部位を捉え ハウシーが攻撃を仕掛けて来る場所を予測したのだ
電磁力の動き……それはあまりにも微細な動きであり本来なら感知出来ないものだった…
だがヤンデルは修行の中で自身の気の流れに向き合っていた
それは短いながらも濃厚な時間であり その結果としてヤンデルの隠された才能を触発するに至った
…それは“感覚的に気を捉える才能”だ
しかし今までは防御に集中するあまり視野が狭まり ハウシーの拳など部分的にしか見れず 気の全体の流れに目が向かなかった
だが今 守りを捨て攻撃に転じた事で 改めてハウシーの全体を見通した事で
ヤンデルはハウシーの気の流れをハッキリと感じる事が出来た
そしてヤンデルは覚醒したのだ!!!!!!!!}
-
ヤンデル(見える…いや…分かる
こいつの気の流れ…
こいつは攻撃を仕掛ける際 微妙に気(電磁力)が攻撃する箇所に集中させるんだ)
ハウシー「ぬぅ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐぉッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「……右…と見せかけて …左!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュイイイイ…
ハウシー「黒腕!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「…集中ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズッ…
バチィンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「…ぬぅ…お!!!!!! 弾く防御…!!!!!!
し…しまった…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐらぁぁぁぁ…
ヤンデル「く…くらえッ…」
ぐぐ…
フラァッ…
ヤンデル「うッッ…」
{新たな技術を手に入れたヤンデル…だったが…
その体力は限界に達していた…!!!!!!!!!!!!!!!!}
ギンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「…のおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐぉッッ!!!!!!!!
{その隙をハウシーは見逃さなかった!!!!!!!!}
ヤンデル「!!!!!!!!」
ハウシー「機を…………逃したなァァァァーーーーーーーーーッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズ…
ヤンデル「…!!!!!! 両手…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハウシー「黒腕と金閣……
『黒金裁き』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドウオオオオーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メギギャゴキィィィィィッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!―――」
{ハウシーはヤンデルの頭を右手と左手で挟むように超撃殴打した―――!!!!!
勝負ありッッ―――――――――――――――…}
-
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
メキキキキ…
ヤンデル「――――」
ドロォ…ドロォ……
{ヤンデルの耳から濁った血が流れ出す…}
ハウシー「…終わったか…」
ズチュ…………
{ヤンデルの頭から拳を離すハウシー…
と…その時!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ガシッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ガシッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ヤンデル「まだ…だ…!!!!!!!」
{ヤンデルの目に闘志…!!!! ハウシーの両手を掴む…!!!!!!}
ハウシー「…貴様…まだ…!!!!!!
だが…その体で何が出来るというのだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「…お前を…倒すこと…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺はお前を…超える!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぞくッ…
ハウシー「!!!!! …離せ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「おあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐぐッ…バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{掴んだハウシーの両手を支えにし……ヤンデルはハウシーの体に足を乗せた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そして…}
ヤンデル「う…おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズズズ…
ハウシー「…!! こいつ…目に見えるほどのエネルギーを全て…脚に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…は…離せ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! やめろォォォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「勇者聖拳奥義…」
ぐッ
ヤンデル「『地弾臥地団弾』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ハウシーの体に強烈な連続蹴り!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ハウシー「ぷぁッッッァアがァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
http://download1.getuploader.com/g/sousaku_2/968/150820_231650.jpg
-
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッッッ…ドォォーーーンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{最後に吹っ飛ばされるハウシー!!!!!}
ハウシー「ガアアアアアア…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
トガララララララァァァァ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
ヤンデル「……! ………!!!!!」
フラ… フラ… ガクッ…
ドサッ…
ヤンデル「…も…もう…体…動かない……」
ツーーー…
{全身から血が流れるヤンデル…
だがヤンデルは満足したように空を見つめていた…
しかし…ヤンデルに影がかかる}
ズンッ…
ハウシー「…………ハァー…!!!!
ハァー…!!!!!!!!
………や…やられた…ぞ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{地面に伏すヤンデルを見下ろすのは…確かにしっかりと地に立つハウシーだった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ヤンデル「…!!!! …くそ…!!!!!!!!」
ハウシー「…ガハァッ…!!!!!! …ダメージは…互角…だ…!
技術も力も…お前は私に比肩するレベルだった…それは認めよう…
だが最後は…性能の差が出たな…!!!!
だが…誇れ…! 私はお前に最大の敬意を払って…殺す!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グオッ
スッ…
{ヤンデルにトドメを刺さんと腕を振り上げるハウシー!!!!
そのハウシーに…更に大きな影がかかった!!!!!!!!
ヤンデルはその影の正体を理解した…!!}
ハウシー「!!?」
ヤンデル「…………お前は強い…でも俺には…お前にはない大きな差がある……」
ヒュゴオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ハウシーの上に浮かぶ“何か”が…落ちて来る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ハウシー「…なッ…!」
ドズゥゥゥーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「げぱァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{何かが…ハウシーの体を貫いた!!!!!!!!!!!!!!
それは巨大なつららだった!!!!!!!!!
つららの上には…一つの影が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
??「ヤンデル〜〜〜〜 何やってんだヨ! なっさけな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「……俺には…仲間がいる…
……………もちろん…お前には実力でも…勝ちたかった…けどな…」
ババンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ハウシー「…! …か…あ…! じょう……おう…!!!!」
ブシュウゥ…ドッ…
ズズゥゥゥーーーーーーンッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ハウシーはつららと共に地面に倒れた…}
ヤンデル「………」
つららの上「ヤンデルー!!!!!! 大丈夫だった!?
ボクが来なかったら死んでたヨ!!!!!!!
さぁさぁ! お前を助けたかわいいかわいい幼なじみの名前を言ってみなぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ヤンデルさん!!!!!!! 大丈夫ですか!!!!!!!!!」
ヤンデル「ギ…ギル!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!
つららの上「む…無視すんなー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
言えテメー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ど〜〜〜ん
ギル「い…いやそれどころの怪我じゃありませんよ」
つららの上「えー…」
シュバ!!!!!!!!
スタッ!!!!!!!!
ツバメオー「もう! せっかくボクの見せ場だったのに リアクションなくてつまんねーヨ!!!!!!!
ただでさえ久々の登場……いや 久々の再開だってのにさぁ!!!!!!!?
感謝しろ感謝!!!!! 土下座だヨ土下座!!!!!!!!!!!!!!!!
いやこれはもう 土下倒立くらいしてもらわなきゃ割にあわねーヨ」
ギル「倒立なんてさせれる状態じゃないですってば…」
ツバメオー「ふーん……わぁー!!!!
なんだヨヤンデル!!! めっちゃ体赤いじゃん!!!!!!!!
トマティーナ!!!!!!!!? トマティーナに行ってきたのこれ!!!!!!!!!!!!!!!!?
ずるいヨ!!!!! お前ばっかりトマティーナ行ってんじゃねー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バチコォーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「ふぐお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「た…叩いちゃダメっスよ!!!!!!!!
これ血ですよ…! …すごい戦いだったんですね…」
ツバメオー「マジかヨ 耳から血が出てるんですけど
ヤンデル死ぬの? ウケル」
ギル「全くウケませんが!!!!!!!!」
ヤンデル「…俺だけじゃない…皆戦ってる…
み…皆は…」
ザッ
ネコ【終わったぞ】
ギル「ネコ殿!!!!!!!!! 無事で良かった!!!!!!!!」
ネコ「チッ!!!!!!!!」
ギル「えッ!!!? 舌打ち!!!!!? もしかして自分、死んでるの期待されてた系!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ぞーん!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「こっちの戦いも決着が着いていたようだな
…!! ギル君…来ていたのか! 良かったな」
ツバメオー「わっ お兄さんもクソボロじゃん……って何その絆創膏」
ウソニ「…………… …チッ!!!!!!!!」
ツバメオー「お前までその舌打ちはなんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前の場合はボクが死んでるのを期待してた系かこのやろーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ギル「…それにしても……電磁超獣の声明にも驚いたものですが
まさか皆さんが戦っているとは更に驚きでした…」
ウソニ「君達がいない間に色々あったんだ
協力者もいてな… そのおかげでビラコ先生も救出出来た」
ギル「良かった………しかし 協力者とは…」
エンカ「………むむ…! お…おぉ!!!!!!!!
ギル!!!! ツバ嬢!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ふらふら
ギル「エンカさん!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「うーわ!!!!!!!! おっさんまでクソボロじゃん」
ウソニ「…エンカさん 何故ここに? それにその怪我は…」
エンカ「まぁ色々あったのでござるよ
あの女型の電磁超獣が洞窟内に現れてな…」
ヤンデル「えッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「あ…あぁ…あの後もまだ居たんですね」
ウソニ「それで戦闘になってその怪我ですか
それでその電磁超獣は…」
エンカ「“あの2人”が倒したでござるよ 拙者は最後にほんの少し力添えをしたにすぎん
手柄はあの2人でござる
電磁超獣はとりあえず閉じ込めておいた」
ネコ【あのクソチンカス弱そうな連中で倒せたのか…】
ずーん…
ツバメオー「誰それ」
エンカ「しかし皆も大手柄でござったな
特にヤン坊… 一番強そうだったあの電磁超獣を倒すとは…
今までヤン坊の力を軽く見すぎてたかもしれぬな」
ヤンデル「……俺の実力じゃない
運が良かったんだ…」
ツバメオー「そうだヨ! あいつにトドメ刺したのボクだし!!!!!
見ろヨあのつらら! ボク最強の『コオトム メコラ』が炸裂して…」
エンカ「ヤン坊がそこまで追い詰めたからこその結果でござるよ
出なければあの電磁超獣がツバ嬢のしょっぱい魔法に貫かれるはずがない
もっと胸を張るでござる」
ツバメオー「おいごら誰の魔法がしょっぱいってんだこの点眉親父…
チ○コ凍らされたいのかヨてめー」
ヤンデル「確かにそうだな
ツバメなんかに助けられた俺はいなかったんだ…本当に良かったな」
ツバメオー「なんだとヤンデルてめーお前それなら本当にいなかったことにしてやるぞコラ…」
ビキビキ…
ヤンデル「…じょ…冗談だ… ありがとう…ツバメ」
ツバメオー「ふ…ふんっ!///」
ギル「あはは…」
ヤンデル「……う…」
ウソニ「…どうした?」
ヤンデル「あ…頭が……が…がはッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビチャアァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ヤ…ヤンデル!!!!!!!!?」
ウソニ「…!!! …吐血!!!!!!
すごい量だ!!!!!!!!」
エンカ「み…耳からも血が流れている!!!!!!!!!!!!!!!
もしや脳に大きなダメージを受けてしまったのでござるか!!!!!!!!?
まずい このままでは取り返しのつかぬ事になるぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「あ…あ…!!!!! がああああああああああああ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴポッ…ゴポッ…
ギル「ヤ…ヤンデルさん!!!!!!!! ヤンデルさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
-
ヤンデル「うぁッ……ぐはぁッッ…!!!! あ…がァァァァッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシャアッ…グジャアァ…
ツバメオー「ヤンデルゥゥゥゥ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「ヤンデルさん!!!!!!!! しっかりしてください!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「ま…まずいぞ…応急処置…!!!!!
い…いや…こんなのどこを処置すればいいんだ…」
エンカ「…脳が原因だとすれば…拙者達では手の施しようが…」
ヤンデル「うぅ…ああああああああッ…あッ…ああァ…!!!!!!!!」
ツバメオー「ヤンデルぅ…!! ヤンデルしっかりしてよぅ…!!!!!」
ネコ【マタタビ…マタタビ食え!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ぐいぐい
ヤンデル「う……ぐッはぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
プッシュ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「さらに吐血した〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【マタタビのせい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? マタタビのせい!!!!!!!!!!久々!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?】
あせあせ
ツバメオー「ヤ…ヤンデル〜〜!! 冗談よしてよぅ…!」
ヤンデル「ツ………ツバメ…………ご…ごめん…」
ツバメオー「な…何がゴメンだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! やめろヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前が死んだら……最後の“家族”のお前が死んだらボクはどうすればいいんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
置いてかないでよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ヤンデルぅー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「……――」
スゥ…
ツバメオー「ヤンデル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ギル「ヤ…ヤンデルさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「嫌だヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
死なないでヨーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュウゥゥッ…
スーーーーーーーーー………………… ピタ…!!!!!!!!!!!!!!!!
{…と!! 何かが飛んできてヤンデルの体に張り付いた…!}
ギル「こ…これは…治癒札!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「…皆!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! すぐにヤンデル君を看せて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ウソニ「先生!!!!!!!!!!!!」
エンカ「ビラビラ嬢!!!!!!!! 目か醒めたでござるか!!!!!!!!」
ビラコ「皆さんごめんなさいですよ!!!!!!!! 本当にありがとうございましたですよ!!!!!!!!
もっとありがとう言いたいですけど…今はヤン君が先です!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「お姉さんーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデルがぁ…ヤンデルが死んじゃうよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「死なせませんですよ…! ジュリーさんから聞いたですよ…
この子が…一番私のために頑張ってくれたって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しゅるるっ!!!!!!!!
ウソニ「先生…! どうやら彼は脳に大きなダメージを受けてるようですが…」
ビラコ「分かるです
それと…外傷とは関係ない大きな損傷を内臓にも負ってるようです
それらも同時に治療しなきゃ…」
エンカ「…そんなことが可能でござるか…
脳ひとつでも大変でござろう…」
ビラコ「やるです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バババッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{大量の治癒札を取り出すビラコ}
ギル「これらを全て一度に使うのですか!!!?」
ウソニ「治癒札は治癒の魔力が元から込められた札だが…
それを使うだけでも先生もエネルギーを消費するのでは?
これだけの治癒札を一度に使うとなると…」
ビラコ「…やるです!!!!!!!! 四の五の言ってる場合じゃないです
私が倒れてでも…絶対に助けるですよ!!!!!!!!」
キッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「だ…だったら…ボクの魔力も使ってヨ!!!!!!!!
ボクの魔力は大したことないかもだけど…札の魔力に合わせれば治癒の力を高められるかもしれない!!!!!!!!」
ギル「そ…そうか!!!!!!
そういう協力なら…自分も!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメさんが札の方のカバーするなら自分はビラコさんを!!!!!!!!!!!!!!!!
自分の気をビラコさんに与えます どうか使ってください!!!!!!!
そうすればビラコさんの負担も軽減するはず!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「…! ギル君…! …うん!! ありがとうです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「ならば拙者の気も使うでござる!!!!!!!!」
ウソニ「待て 2人が一気に気をビラコ先生に送れば逆に負担が増す
一度俺に2人の気をあててくれ
俺は気のこの中では一番気の扱いが得意だろう
2人の気を俺が上手く調和させてバランス良くビラコ先生に受け渡す!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【よし!!!!!!!!
我輩はアレだ…………とりあえずマタタビを撒く!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
パラ〜〜〜〜
ビラコ「みんな……ありがとうです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…これならきっとヤン君を助けられるです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
× 俺は気のこの中では一番気の扱いが得意だろう
○ 俺はこの中では一番気の扱いが得意だろう
きのこの中
-
そして…
ビラコ「………はぁぁー…! ……術式…完了ですよ…!」
ドォーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まっき〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{そこには全身を包帯で包まれたヤンデルが!!!}
ギル「ミイラだこれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「お姉さん!!!!!!! ヤンデルは大丈夫なの?」
ビラコ「とりあえずは大丈夫ですよ♪ 皆さんのおかげです…良かったですよ…」
エンカ「ほ……良かったでござるな…」
ツバメオー「…も…もう…! ……心配…かけやがって…!」
ウソニ「しかしここまで大袈裟に包帯する必要はあるのか」
ビラコ「あるですよう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この包帯の下は更に治癒札で全身をぐるぐる巻きにしてるです!!!!!!!!!!!!!!!!
治癒札で全身を固めて傷や炎症が鎮静化するのを待つです!!!!!!!!
もし途中で取ったら……熱したプリンみたいに色んなものが溶け出てきちゃうですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「こわッ!!!!!!!! 絶対取れませんねそれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞぞー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「間違っても包帯を取らないように
包帯の上から『封印』と書かれたお札を張っておくですよ〜」
ぺたー…
ギル「なんだか本格的に封印されたミイラめいて来ましたけどッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガッチャ…ガッチャ…
ジュリー「やぁ〜〜 みんなお揃いでー!」
てーん!!!!!!!!
ツバメオー「ぎぃやああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボーンプリズナー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バギコォォ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「べごぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガッシャアァーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ジュリー様ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
バラ〜〜…
ジュリー「あ…あががががが…何するんだい…
俺は今は前のように体をすぐに修復出来ないんだよ…」
ずーん…
ギル「い…今直します…!」
ツバメオー「ボ…ボク知らないヨ!!!!!!!!
ミイラの話してる時に骸骨がやってくんな!!!!!!!!!!!!!!!!
ビビるだろーがヨ!!!!!!!!」
ジュリー「理不尽すぎるよ〜
まぁいいや とにかく骨を組み立ててくれるかい?」
ギル「は…はい」
―――
ジャキーン!
ジュリー「よし! 治ったぞ!!!!」
ギル「ふぅ 良かった」
ジュリー「…! いや…待って!!!!!!! なにか…なにか足りない………
なんだか股がスースー………ファッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
うわぁぁー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 恥骨がない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺の恥骨があああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「恥骨!!!!!!!!?」
ツバメオー「いらねーだろそんなもん…」
ジュリー「いるよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ご存知の通り俺は肉体がない……つまり男としての勲章がないんだ!!!!!!!!!!!!!!!!
その俺にとって…恥骨は第二のチンポ○に等しい存在なんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「しらねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! どこに○してんだそれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「うわぁああああ!!!!!!!! 恥骨恥骨!!!!!!!!
俺の恥骨は一体どこに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネコ【…もしかして恥骨って こんな形したやつかみゃ?】
ススッ…
ジュリー「う…うん!!!!!! ちょうど恥骨だけ外れるようになってるんだけど…どこかで見たかい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ネコ【…スマン……それは今我輩の尻の中だ……スマン…】
すーん…
ズコーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「なんでだーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!
ネコ【実はさっき毒を浴びてな… 一応解毒はしたんだがミャ もしかしたら寄生虫が下ってるといけないから
尻にものを入れて虫がいないか確かめていたのミャ…猫だからよくあることニャ(嘘)…
ちょうどいい大きさだったしにゃ スマン】
そーん
ジュリー「スマンじゃないよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺の恥骨(=チン○)がオスのお尻の中に挿入されたとかこれもうわかんないよオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガクゥゥゥ!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ア…アッー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アッー!!!!!!!! アッーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
メモメーモメモメモオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ちょっとまって そのメモ何に活用されるんスか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ど〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「ひどい展開だ」
-
――― そして
ぽろぽろぽろ…
ジュリー「うっ…うぅっ…俺の恥骨が……生暖かい…生暖かいよ…」
ほかほか…
ネコ【マジスマン】
ウソニ「ところで…あの軍勢は?」
ジュリー「うぅ…う? あ…あぁ…みんな蹴散らしたよ」
ウソニ「あれだけの数を…さすがに強い」
ジュリー「まぁ…おっぱいブーストがあったおかげさ」
ギル「お…おっぱいブースト?」
ジュリー「それにしても驚いたよ いつの間にか君達が居るんだもんね
ずっと正面にいたのに分からなかったよ」
ギル「えぇ…まぁ裏から来ましたから」
ジュリー「ビラコさんも助かって ギル達とも合流出来た!
敵もほぼ無力化したし 言うことなしの最高の結果だね!!!!!!!!」
ツバメオー「あとはこの山から出れば完璧だヨ」
エンカ「ふむ…とりあえず…洞窟に戻るでござるか
あの2人も居る……まぁ疲れて眠ってるかもしれないが…」
ギル「協力者の方々ですね
是非とも挨拶と感謝をしたいところでありますね」
ビラコ「安全な場所に行くなら そこで私がみんなの傷を治療するですよ!!!! 治癒札はまだあるですから!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「先生…あれほどの大治療の後にそんな…大丈夫ですか」
ビラコ「全然問題ないですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さっきはみんなが手伝ってくれたし……それにここ数日ほとんど寝てばかりだったから体力はたくさんあるです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だから気にせず私に治療されて下さい☆」
ギル「はは…じゃあそうさせてもらいますか
皆さんも大分怪我と疲労を溜めてるみたいですし…」
エンカ「ビラビラ嬢の治療となると…すぐに回復しそうでござるな」
ウソニ「俺はもみーの絆創膏があるから問題ないが」
ネコ【我輩は尻に寄生虫が出た事以外は傷一つニャイ】
{※↑結局寄生虫が出た}
ビラコ「大きい怪我でも小さい怪我でも全部治すですよ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ムンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「頼もしいね …さて じゃあ戻…」
バキバキバキバキバキバキバキバキバキバキバキバキバキバキバキバキバキバキバキバキバキバキバキバキバキバキバキバキッ…
{木々が薙ぎ倒される音}
みんな『!!!!!?』
ギル「な…なんですか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
バキ…バキ…
ズウゥーーーーンッッ… ズウゥーーーーンッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ギャンジャンレバニィ「コ………コ……オォォア゙ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
いきてたー
-
ギャンジャンレバニィ「ギョロココココココココココココォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ぷぁああああ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! なにこいつぅー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ギル「こ…これ…は?!」
ジュリー「で…電磁超獣の女王……この山の電磁超獣達のボスさ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「こ…これがぁ!!!!!!? もしかしてこれがあの球が言ってた…ツチノコ!!!!!!?
デカすぎるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「こ…ここまで成長したということですか…」
ジュリー「…なんの話だい!?」
ウソニ「しかし…こいつ まだ生きていたのか…
ヤンデル君が捨て身で腹を突き破ったというのに…」
ネコ【だがその分のダメージを引きずっているようだミャ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ジュリー「どうする!? 逃げるか…」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギャンジャンレバニィ「ゴギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャラララララララアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズウウウウウッッ…バキバキバキバキバキバキバキバキバキバキバキバキ
ウソニ「ぬ…ぬおおおぉ!!!!!!!! あの巨体で…物凄い勢いで突っ込んで来るでござるぞォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「に…逃げるんだ!!!!!!!! 走って!!!!!!!!」
ビラコ「で…でもヤン君も運んで連れてかなきゃだし…!
でもでもっ…みんなも怪我してるし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「…俺も この腹の怪我では走れそうには…」
エンカ「…くっ まともに戦える体に回復してれば…」
ネコ【しょうがないな 体力は十分の我輩がこいつを始末………はうッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ピキッ…
ジュリー「どうしたんだい!!!!!?」
ネコ【……腹が…痛い…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
や…やはり寄生虫がいるのミャ…! お…おい!!!!!!!!
恥骨を貸せ!!!!!!!! 今なら間に合う!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
カッ!!!!!!!!
ジュリー「ごめん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! それだけは断らせて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゾ〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!
-
× ウソニ「ぬ…ぬおおおぉ!!!!!!!! あの巨体で…物凄い勢いで突っ込んで来るでござるぞォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
○ エンカ「ぬ…ぬおおおぉ!!!!!!!! あの巨体で…物凄い勢いで突っ込んで来るでござるぞォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
ギャンジャンレバニィ「コォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズズズウウウウウウンッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「…逃げられない!!」
ジュリー「…くぅ…! せっかくここまで……皆の力で勝ってきたのにッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「…!! ……ツバメさん
どうやら今現在…まともに戦えるのは我々だけのようです」
ツバメオー「う…うん…」
ギル「我々の知らない所で 皆さんは命をかけて戦っていた……
ならば今度は自分達の番です!!!!!!!!!!!!!!!!
敵は強大のようですが 向こうも手負い!!!!!!!! 速攻で仕掛けます!!!!!!!!!!!!!!!!
…協力してもらえますか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「…うー…! …うん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
やってやろうじゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「…何をする気だ!?」
ギル「皆さん下がっていてください!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「お姉さん ヤンデルを頼むヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!
ビラコ「二人とも!!!!!!!!?」
ゴオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ギャンジャンレバニィに突っ込む2人!}
ギャンジャンレバニィ「カカァァァァァー!!!!!!!!!!!!!!!! カアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズゥンッズゥンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バキバキバキ………バラァァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ギャンジャンレバニィは木を何本も引っこ抜き放り投げた!!!!!!!!}
ギル「…ツバメさん!」
ツバメオー「まかせろヨ!
…地面から立ち上る氷柱…トーカ レーキ メコラ!!!!!!!!!!!」
バッ… カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ピキキキキキキ…………ビシシィィィィッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ピタァァァァァァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
{地面から立ち上ったつららが 上空の木に突き刺さり止めた!!!!}
エンカ「…ぬうぅ!!!? あれは…本当にツバ嬢か!!!?
…魔法のキレが…なんだか違うでござる!!!!!!!」
ウソニ「どういうことだ…? 三流の分際で…」
ツバメオー「お前そこは素直に褒めろや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ギャンジャンレバニィ「ゴロロォオオオオ?!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「さすがです!!!!!!!!! 仕込み七星剣『ハートワワイヤー』!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビュビュンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒュンヒュンヒュンヒュン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズバババババンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ワイヤーで氷柱を切るギル!! 凍った木がギャンジャンレバニィに落ちていく!!!}
ズボボボボボボボボボボァァァァァッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギャンジャンレバニィ「ギャギャーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシューッ…
ギル「…今だッ…
ツバメさんッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメ「おっけぇ!!!!
ヒョーカク ジェッツ メコル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボゴォォォォォンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギュンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「ツバメオーちゃんが地面から氷の柱を競り上がらせて…」
ウソニ「その上のギル君が女王より高く上空に飛び上がった!!」
ギャンジャンレバニィ「ご…ゴォォ!!!!!?」
ヒュゴオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「…怪物退治には…やっぱりこれだァァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガチッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ガショショオォンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「仕込み七星剣!!!! 「超変形・ドリルソード」!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…回転!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギャルルルルルルルルルルルルルル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギャンジャンレバニィ「ガ……アアアアアアアアアアアオォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガバァァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴオオオオオオオオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ッだアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「やっちゃえぇー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドッズウウウウウウウウウウウンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギャンジャンレバニィ「ゲ…ゲパァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
{ギャンジャンレバニィの首元に…突き刺さる!!!!}
-
ギル「はあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュルルルルルルルルルルルルルルルルルルルウウウウウウウウウウウウウウウウウウンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギャンジャンレバニィ「ぎゃぎゃぎゃああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシュ…… ブシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
グラ……………
ギャンジャンレバニィ「カッ………―――――」
ぐらああああ…
ズッシィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィンッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギャンジャンレバニィ「―――」
ゴゴゴゴゴゴ…
ギル「…は…はあ…」
ズリュ…
ツバメオー「やりぃー!!!!!! やったね ギル!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「す…すごいですよう!!!!!!!! 2人ともぉー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ワッ!!!!!!!!
ウソニ「なんという大胆さ…見事な一撃だった」
エンカ「…いやはや! …あの2人…なんだかんだで息ぴったりでござらんか!!!!!」
ジュリー「もしかして2人で居る間にマジでヨロシクしてたんじゃないの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドキドキ
ネコ【…まぁまぁやるニャ…】
ギル「ふ…ふぅ いやいや 皆さん誉め過ぎであります
我々は棚ぼたで勝ったに過ぎませんよ
勝てたのは皆さんの作戦とヤンデルさんの活躍のおかげ…
皆で掴んだ勝利ですよ!」
エンカ「おぉっ! 締めに相応しい言葉でござるな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「ところで2人はもしかしてみんながいない間にヨロシクやってたりしたの!!!!!!!!? ねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そこんとこ詳しくヨロシク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドキドキ
ツバメオー「何言ってだこいつ」
ワイワイ………
――――
ズ…ズル… ズル…
ハウシー「…女…王ォォ…」
ギギギンッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ズル… ズル…
ハウシー「女王…」
ギャンジャンレバニィ「――――」
ウソニ「…!! …奴は!!!!!!」
ツバメオー「えー!!!? うそぉ!!!!!!!!?
ボクの魔法で上半身と下半身をブチ切ってやったのに!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「何と言う執念…!」
ギル「しかしあの傷ではお互いにもう…」
ハウシー「……女王…我等の覇道…まだ終わらせませぬ…
私を贄とし…新たな力を得て下さい…
我ら…共に…………我らが敵を…滅しましょう…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
キュイイィィィ…
ギル「!!!!!!!!? なッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ジュリー「これはッ…自らを女王に吸収させ 力を回復させようとしている!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「と…止めろおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「…! キュート ザ もみーの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジャキ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【…チッ!! させるかミャ!!!!!!!!!!!!!!!!】
シュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「…もう遅い…
貴様ら…新たな力を得た女王の前にひざまづき…
そして気質の糧となるがいい…!!!!!!!!!!!!!!!!」
パアアアアアアァァァ…
キュアアアアアアアアアアアアアア…
{ハウシーはギャンジャンレバニィの中へと取り込まれて行った…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ネコ【!!!】
ギャンジャンレバニィ「―――――――………ギギィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドアァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【ぐ…ぐぬぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ズザザァァァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「ま…まずい!!!!!! なんて力だ…!
…くそ!!!! 最初以上だぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
キュウン… キュウン… キュウン… キュウン…
ギャンジャンレバニィ「…ギョルルルルルル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
メギメギメギメギメギメギ…
{傷が塞がっていく…!
更には 破れたはずの腹の膜も 3つの顔の口の中から新たに形成され 修復してゆく…!}
ギャンジャンレバニィ「ギョオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ベキ…ベキ…ベキ…ゴリュリュッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{そして…背中に生えていたトゲが伸び それが…新たな首へと変質した!!!!!!!!
ギャンジャンレバニィは…これまでとは異なる…全くの別物ともいえる強大な怪物へと進化した!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ギャンジャンレバニィ「ゴゴギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
http://dl6.getuploader.com/g/sousaku_2/970/150811_005335.jpg
ドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
ギャンジャンレバニィ「ヴォオオオオオオオオオオヴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「で…でかい!!!!!!!!」
ジュリー「な…内包する力もとんでもないよ!!!!!!!!!!!!!!!!
もしかしたら…前にいたドラゴンよりも強いかもしれない…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「…に…逃げるしかない…!
逃げましょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハウシーの声「逃がさん…」
ジュリー「!!? どこから!!!!!!!!?」
ツバメオー「!!! あ…あの怪物の腹の中にさっきの奴の影が見えるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシーの影「…なんと恐れ多い心持ちか…
意識あるまま女王と一心同体になれるとは…
…今や私は女王の触媒…そして女王の口…
お前達に女王の意思を伝えよう…」
ギャンジャンレバニィ「ギャボボボボゴオオオオオオオオヴァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハウシー「『貴様らは逃がさない
逃がすくらいならば 殺す!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』」
ゴゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゾッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ギャンジャンレバニィ「キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアヴォヴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
キュイン…キュイン…キュイン…キュイン…キュイン…キュイン…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「私と女王の…掛け合わさった精神力の砲撃……受けるがいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギャンジャンレバニィ「バァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
『煉獄・アイドハーシキャノン』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ギャンジャンレバニィが放った極太の破壊の閃光!!!!!!!!
避けることも出来ない巨大な破滅の光が…一同を照らす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ドォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ゴーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「だ…駄目だ…なんだこの力はッッ
…! …避けられない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「こんな所で死にたくないーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネコ「……! …どいてろ!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!
エンカ「師匠!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ギル「い…今…立て札じゃなく普通にしゃべってませんでした!!!!!!?」
ウソニ「…いや それより 何をするつもりだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ネコ「ニャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!
{ギル達の前に立ち 閃光を迎え撃つネコ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ネコ「グレイテスト・ネコ・クロウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビャビャッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズゴゴゴゴゴゴォオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「うわぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
ズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズ……………
ヒュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
ジュリー「………う……………
ぶ…無事…?」
ツバメオー「うぐぐ…何が起きたんだヨ…」
ビラコ「…! ……!!?
あぁっ!!!!!!!!!!!!!!!! にゃ…にゃんこちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ「―――」
{ネコ…仁王立ち…!!!!}
ウソニ「…まさか…俺達を庇って…」
つるる〜〜〜ん…
ツバメオー「け…毛が…無くなってる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴ……
ネコ【………たまには…
ドンスコイ(猫種)になるのも…
悪く……にゃあ…】
ぐら… バタアアアアアァァァ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ネコ殿おおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
ネコ「―――」
ギル「ネコ殿ぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 我々を庇って…あの閃光を受け止めてくれたのですかぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「こいつ…………ただの化け猫だと思ってたけど……今はもっと化け猫みたいな風貌だヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
毛が無くなって
ビラコ「にゃんこちゃああぁん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズズズゥゥゥゥ…
ギャンジャンレバニィ「ゴルルルル…」
ハウシー「…今の攻撃を弾き消すとは…ただ者ではないな…
…チッ…今の攻撃は一度使ったらそう簡単に二度目は使えないというのに
命拾いしたな………さぁ次はどう動く?」
ゴゴゴゴゴゴ…
ビラコ「にゃんこちゃん…とりあえず応急処置したから命に別状はないと思うです…
でも…しばらくは目が覚めないかもです…」
エンカ「…こうなってしまったら…もう逃げれないでござるな…」
ウソニ「戦うしかないか…」
ギル「そう…ですね…!
…あまりにも強大な敵ですが…勝ち目がないわけではありません
ネコ殿が自らを賭して最大の攻撃を消し去ってくれたおかげで
しばらくあの攻撃は来ません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これは…好機ですッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「あぁ…!
ネコちゃんが禿げ散らかすほどの思いで作ってくれたこの時間の中で…
みんなの力を合わせて勝つんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『おおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ニィィ
ハウシー「来るか……………勇敢なる愚者共め!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギャンジャンレバニィ「コバアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「…みんなぁ…」
ガクガク…
ツバメオー「…あ…あんなやつと戦おうとか…みんなキ○ガイすぎるヨ…
で…でも…ボクだけ逃げてらんない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズンッ!!!!!!!!
ビラコ「ツバメちゃん…!!!!!! わ…私も…私も一緒に…」
ツバメオー「…お姉さん
…ダメだヨ お姉さんは…ヤンデルと ネコをお願いだヨ
戦うのボクらで十分だヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザザッ…ダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッッ
ビラコ「………うぅ…!
…みんなが戦ってるのに…私は…
私も…戦う力が欲しい…………天狗様…」
ぎゅ…
-
ギャンジャンレバニィ「ギョオオオオルォルォルォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「仕込み七星剣『変型ドリルソード』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギャルルル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガギギギッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ギャンジャンレバニィ「カロロロロォォ」
ギル「…硬い!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「ならばその柔らかそうな腹を裂いてやるでござる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「俺の骨剣も合わせる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズバァーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ&ジュリー『!!!!!!?』
グニニニニン…
ジュリー「き…斬れない!!!!!!!」
ハウシー「先程とは違う……
さぁ女王の体から離れろ愚か者ども…
烈風腹太鼓!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギャンジャンレバニィ「キョーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボボォオオオオオオンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「おわぁ!!!!!!!!」
エンカ「ぬぐぅ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハウシー「貴様もだ…」
ギル「ぐっ………ハァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュルルルルルルルルルルルルルルルル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「コンビネーション ガンクビ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギャンジャンレバニィ「ギャルオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「うがッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビチョアァァッ…!!!!!!!!
ウソニ「…キュート ザ もみーの!! 『破爆弾』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボボボボッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ギンギリ コーガ メコル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギャンジャンレバニィ「…ボルルルル…」
すぅぅぅ…
ギャンジャンレバニィ「ヴバァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シュザアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「何ッ……俺の銃弾と魔法が…声で掻き消されただと!!!!!?」
ツバメオー「めちゃくちゃだヨぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
ハウシー「ふはははは!!!!!!!
圧倒的だ… まさに世界を支配するのに相応しい…!!!
…我らの精神砲を凌いだだけで勝ったつもりで居るお前達の げに小さき事よ!!!!!!!!
アレがなくもお前達などを蹴散らすには十分だ!!!!!!!!!!!!!!!!
女王が大地を踏み鳴らすその一歩で…お前達人間の命すらも耕してくれよう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギャンジャンレバニィ「ゴギョオオオオオオオオオ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズアァァァァ…
ハウシー「崩震六却脚!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギャンジャンレバニィ「ゴォー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズンンンンッッッッ…
ンンンンンンッッッッッ……―――――――
みんな『…!!!!?』
――――…ズォアアアアッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブオゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ギャンジャンレバニィの大きな一歩!!!!!!
音が響き渡った後 時間差で大地をめくり上げるほどの衝撃が襲い掛かる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ドゥオオオオオオオオグォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『わああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ…
―――
ヒュウウウウウウウウウ…
ギル「う…うぅ………や…山の頂上が一瞬でさら地に…!」
ウソニ「強すぎる…」
ジュリー「い…今の俺達の敵う敵じゃない…
く…くそ… ち…力さえ元に戻っていれば皆を逃がすことくらい…」
ギル「力………そ…そうだ…! 自分の中にある…力のカケラ…!
どうか自分に…勝つ力を…」
ぐぐ…
しーーん…
ツバメオー「……なんだヨぉ!!!!! なんも反応しねーヨ!!!!!!!!
なにが力のカケラだヨ!!!!!!! あの球体親父…ボクらを担いだんだぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハウシー「足掻きは終わりか?」
ズズゥーーーーンッ…!
エンカ「…!!! もう…動けん…」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
-
ビラコ「みんな…!! 大丈夫ですか…!!!!!」
ギル「うう…ビラコさん…無事でしたか…」
ビラコ「何を言うですか…! みんなして私の前に立って壁になってくれたじゃないですか…
私を守るために……」
ジュリー「…ビラコさん!!!! ビラコさんだけでも…逃げるんだ…!
近くの穴に逃げて洞窟を通って山の下へ…!!!!!!
協力者のおかしな2人が居るはずだ…彼らと一緒に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「そ…そんな…みんなを置いてなんて…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
嫌です!!!!! 私出来ないです…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「それでも逃げて欲しいんだヨ!!!!!!!!
だからみんなお姉さんを守ったんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
ボク達の気持ち……無駄にすんなヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「ツ…ツバメちゃん………」
ズンッッ…
ハウシー「逃げる…だと…?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……………
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙………
ハウシー「逃がすと思うか
女王は逃がすくらいなら全員殺せと仰せになった…
…まぁ とはいえ…侵略という本願があるため…私の判断で全員は殺さん…
元々女王の腹の中に居た女…そしてそこの…布を巻かれた人間は…一度私を負かした人間だろう?
この2人のみ生かし 女王の気質の糧とする!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それ以外は…………今殺す!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギャンジャンレバニィ「ギャ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブォアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{体を上げ 全員を押し潰そうとするギャンジャンレバニィ!!!!!!}
ギル「――――!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「…お…お母さん…お父さん…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「………やめて……お願い…やめて…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
やめて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ビラコ………ギャンジャンレバニィの前に立つ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ギル「だ…ダメですビラコさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「…! みんなを…守りたいです…!
ヒーローのように……強い力で…
昔見た…忘れられないあの漫画の……宇宙の天狗さんのように!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ピカーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{灰色に輝く光の球が浮かぶ!!!!!!!!}
ギル「なッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「ギル君の懐から光が飛び出した…!?」
ツバメオー「ち…力のカケラだーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
な…なんで!!!!!!!!? ボクのでもギルのでもないカケラが…なんで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
エンカ「ち…力のカケラってなんでござるか!!!!!!!!?」
ジュリー「…! これは……」
ギル「まさか…今のビラコさんの声に反応して…!!?」
ズズン…
ハウシー「…なんだそれは…」
ビラコ「……!」
スゥ…
ふゆゆゆゆゆ……
{と…! ふとビラコが手を伸ばすと 光の球はビラコの元へと…!!!!!!!!}
ギル「球が自ら…! やはり…! ビラコさんに反応しているんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これは…もしかすると!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
オオオオオオオオオオ…
ビラコ「………不思議な光…
あったかい光…優しそうな光…
私に力をくれるですか…?」
ピカッ…
ビラコ「…ありがとうです…
だったら私は…天狗になりたい
子供の頃 夢中になった天狗のヒーローに…
みんなを助ける 無敵の天狗に…」
カアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{光がビラコを包み込んだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ハウシー「ひつまぶし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「ビ…ビラコさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
い…一体何が起きるんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
ズンチャ…♪ ズンチャ…♪
ギル「このリズムは!!!!!!!!?」
-
ズンチャ♪ ズンチャ♪ ズンチャチャチャ♪
ズンチャチャ♪ ズンチャッ♪ ズンズンチャッ♪
ツバメオー「なにこの音楽!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ウソニ「…ん…?」
エンカ「むむ…! これは…聞いたことがあるでござる!!!!!!!!」
ウソニ「…確かに…かなり子供の頃に…確かに聞いた…これは」
ツバメオー「なに!!!!!!!!? なんなの!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズンチャ♪ ズンチャ♪ ズンチャ♪
??「ヘイ!!!!
でっかな銀河のちっさな星のまたまたちっさなちっさな諸君!
困っているなら呼んでみな! 宇宙に居る天狗の名前…呼んでみな!!!!!!!!
そうっ…私はまさに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズン…♪ ズン…♪ ズン♪
天狗H・E・L・P CALL
作詞作曲:まんさく
あれはなんだ!
鳥か! 飛行機か! はたまたUFO!!!!!?
それとも「特異点」か!!!!!? 「石焼き芋」か!!!!? いやいや「じゃがいも」かも!!!!!!?
まさかの「ハルキゲニア」!!!!!!? 実は「ハルンケア 」とか!!!!!!!!!?
いーやあれは「ハルク・ホーガン」!!!!!!!? それとも「幸運」かな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
よし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ノルマ達成!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺の勝ちだぜットミー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そんなことより アレは天狗だ!!!!!!!!
…「ほーん」ってお前……反応薄いのね…
…え? お前自身も天狗だって…?
………
……ほーん
来たぜ宇宙の端から飛んできた!!!
最強最高ダンディスカイ!!!!!!!!!!!!!!!!
ちょっと抜けてるお茶目さスパイシー!!!!!!!!!!!!!!!!
それでもすごいぞ天下無敵の天晴天狗ー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
宇宙怪獣なんてメじゃねーぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
国士無双を喰らいやがれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハコテンなんかに負けないクッ殺せ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今日もギリギリファンタジー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私の名を呼べ 行けたら行くし出来れば助ける!!!!!!!!!!!!!!!!
さぁ呼べ呼べ呼んで!! 私の名前はッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「ビラ天狗!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジャッキィィィーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
http://download1.getuploader.com/g/sousaku_2/972/150902_002441.jpg
ドドォーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ツバメオー「なあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああにあれええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ビ…ビラコさんの姿が一瞬にして変わった…!
あ…あれは一体…!!!!!!!」
ウソニ「…宇宙天狗!!!!」
ギル「なんて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ぞーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「あれは宇宙天狗…!
かつて連載されていた漫画の主人公だ
俺が子供のころの漫画雑誌に載っていて 俺も見ていたので覚えている」
エンカ「さっきの歌は 確か当時のプレゼント抽選で5人にしか当たらなかったというドラマCDに収録されていたという幻の主題歌!!!!!!!
あまりの稀少さに当選者から流出した歌詞と歌のリズムだけが巷に広まってな… 漫画をあまり見ていなかった拙者すら歌を覚えたほどだ!!!!!
むしろ全然知らない拙者もその幻のドラマCDが欲しくなったくらいでござる!!!!!!!!」
ギル「そーなんです!!!!!!!!?」
ウソニ「……その主題歌には流出時にすらあまり知られなかった幻の前口上があったと聞く…
さっき歌の前に先生が発した台詞がその口上だとしたら…」
エンカ「ビラビラ嬢はあの幻のドラマCDの保持者(ホルダー)だということか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ&ウソニ『すげー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
わッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「すごいのかどうかよくわかんねーけどあのお兄さんが驚くくらいなら相当すげーんだな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「…先生のあの姿も…!
少し変化はしてるが…まさにあの漫画の主人公である宇宙天狗そのもの…!
雰囲気すらも 宇宙天狗そのものに成り切っているようだ…!」
ビッ!!!!!!!!
ビラコ「なりきりではありません!
私がその…伝説の最強天狗そのものなのです!!!!!!!!
その名もビラ天狗…! 怪獣退治は私にまかせなさいッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「お姉さん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キャラ変わった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
どーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー(………あの力…もしや)
ゴゴゴ…
-
ビラコ「みんな 下がっていて!
あとは私にまかせなさい」
ギル「な…なにを!!!!!!!!!!!!!!!?」
ジュリー「いや待て…言う通りにしよう
ここは…ビラコさんにまかせてみよう…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ…!!!!!!!!
ギル「ジュ…ジュリー様!!!!!!!!?」
ジュリー「今のビラコさんは…恐らく今の俺達の中で1番強い…
ビラコさんの中に入ったあの力のカケラってやつの影響なんだろう?」
エンカ「そもそもなんなのでござるか!? 力のカケラとは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ツバメオー「ボクとギルが一緒に居るときに洞窟で出会った光の球のおっさんがくれたんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「光の球のおっさんってなんでござる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズズーン!!!!!!!!
ジュリー「よく分からないけど… ソレは今のビラコさんのような物凄い力を与えてくれるもの…なのかな」
ギル「はいッ…しかし球体の方は力のカケラは自分の意思でホイホイと簡単に力を与えてくれるようなものではないと言っていました
実際 自分とツバメさんは既に力のカケラを宿してるのですが
ここまで追い詰められてもうんともすんとも言いません…」
ジュリー「なにか発動の条件があるのかもしれないね
ともかく…今この状況を打破出来るのは…変身したビラコさんに頼るだけだ!!!!!」
ウソニ「…しかし 先生は今まで戦闘など…」
ジュリー「確かにそうだろう …でも!! 今のビラコさんからは百戦錬磨のオーラを感じる!!!!!!!
恐らくそれはその力のカケラに依るところなのかもしれないけど…
何故だろう 俺はビラコさんが放つこのオーラに…絶対の安心感と…懐かしさを感じる!!!!!!
そして…このビラコさんは絶対に負けないだろう…と確信を持って言える!!!!!!!!!!!!!!!!
信じよう…ビラコさんを……いや!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラ天狗さんを!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「…! うん…そうだ お姉さん!!!!! 頑張れぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒュオオオオオオオ…
ビラコ「――…私の後ろから聞こえれ声援が…私の追い風になるです
…あなたにとっては 向かい風かな」
ギオオオオオンッ…
ハウシー「…我々を無視して…べらべらと…
そしてお前のその態度………不遜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
踏み潰してくれよう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ハウシー「崩震滅却脚!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギャンジャンレバニィ「ごぇーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズオオオォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「―――…」
ギンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ググンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「!!!!!!!? なに…!!!!!!!!?」
グググ…
{ビラ天狗を踏み付けようとしたギャンジャンレバニィの足が止まった!}
ビラコ「どうしたの」
ギャンジャンレバニィ「…ギョ…ギョ…ギョッッ?!!!!!!!!!!!!」
ググググッ…
ハウシー「こ…これ以上…足が…下へ行かない!!!!!!!!?
まるで…目に見えない壁を踏み付けてるよう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ビラコ「壁じゃないです …それは…“圧”」
ハウシー「?!!」
ビラコ「破ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パァァァァァァァァーーーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「おォごッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ギャンジャンレバニィ「ごぎぃー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{踏みつけていた目に見えない“何かが”破裂!!! 踏み付けていたギャンジャンレバニィを押し上げ ひっくり返す!!!!!!!!!!!!!!!!}
ギャンジャンレバニィ「か…カ…カ…ギィィ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガラガラガラ…
パァ…
ギャンジャンレバニィ「!!!!!?」
{ひっくり返り天を見上げたギャンジャンレバニィの目に映ったものはッ!!!!!!!!!!!!!!!!}
ヒュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
ビラコ「風が気持ちいい」
バサササササササ…
ドォーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{それはビラコだった!!!!!!!!!!!!!!!!}
ギル「なぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ツバメオー「う…浮いてるううぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ハウシー「…?! なんのトリックだ…!!!! 何故人間が空を浮遊している!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「天狗は空を飛ぶのです
この世の全ての風を操って……
そう このビラ天狗は…風を操る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドォンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
-
ドォンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「か…風を!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ビラコ「そうッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラ天狗は風を纏う!!!!!!!!
時にはつむじとなり空を切る!!!!!!!!!!!!!!!!
時には暴風となりすべてを薙ぎ倒す!!!!!!!!
時には
時にはそよ風となりあの子のパンツをめくる…!!!!!!!!
そんな天狗風使いなのです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガタ!!!!!!!!
ジュリー「最後ちょっと詳しく話を聞かせてもらおうか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「いやソコだけ効能がランクダウンしすぎだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「風を………
はて…宇宙の天狗はそんな力を持っていたかな」
ウソニ「…いや 俺の記憶では風を操るなんて技は無かったと思うが…
魔法の類か?」
ツバメオー「お姉さんは混血魔法使いだけど 空飛ぶような高等魔法使えるほどの魔力なんてないはずだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「……風… ……
…………!」
ハウシー「風だと…くだらん…!」
ビラコ「風の壁…風圧の壁を踏み潰せなかったのに風をバカにするなんて …株が下がりますよ」
ハウシー「なにぃ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「風の力は凄いのです!!!!!!!!!!!!!!!!
それを分かってもらいましょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スウゥゥー…」
グク…………ヒュウンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{息を大きく吸い込み そしてギャンジャンレバニィの方へ落ちて行くビラコ!!!!}
ハウシー「たたき落としてくれる!!!!!!!!」
ギャンジャンレバニィ「キャアアアアアアアオオォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブオォッ
{ビラコへと手を伸ばす!!!!!!!!}
ビラコ「…吸い込んだ空気を… 一気に噴出する!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドパァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
グンンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「!!! 足に付いた噴出口から風を噴射し…加速!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
スンンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ギャンジャンレバニィの手をすり抜け 一気に懐に潜り込む!!!!!!!!}
ハウシー「な…なにぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「風はまだ残っている
それは腕の噴出口から吐き出し
パンチを加速!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドバゥ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「ポイフルバレット!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドォンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギャンジャンレバニィ「ゴビャオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドザアアアアア!!!!!!!!
-
ドドドドドドズザオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギャンジャンレバニィ「ガギャギャアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{吹っ飛ぶギャンジャンレバニィ}
ビラコ「逃がさない! …スゥー……!!!!!」
バウンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギュギュン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{追撃せんとギャンジャンレバニィを追う!!!!}
ガラガラガラガラ…
ギャンジャンレバニィ「ギ………ギ………ギ……アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガシガシガシィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブンブンブンブンブンブンブンブンンンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{迫って来るビラコに木々を投げるギャンジャンレバニィ!}
ギル「危ない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「ファッションかまいたち!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギャルルルルル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パズパズパズパズパズパズパズパズパズパズパズパズパズパズゥゥーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{鎌鼬を纏い 飛んできた木を切り裂くビラコ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ビラコ「はあああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギャンジャンレバニィ「エエエケエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
しゅるる!!!!!!!!!!!!!!!!
ギュギャッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「ぐッ!!!!!」
エンカ「ぬぅぅー!!!!!!!! 投げた木に注意を引かせた隙に尻尾を伸ばしビラビラ嬢を捕まえた!!!!
鎌鼬のダメージお構いなしか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギャンジャンレバニィ「ギャアアアアアアオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐぐぐ…
ドドォンドドォンドドォンドドォンドドォンドドォンドドォンドドォンドドォンドドォンドドォン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ビラコを捕らえたまま尻尾を何度も地面にたたき付ける!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ドッゴゴゴゴォオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ツバメオー「お姉さんが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
た…助けなきゃ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「ま…待つんだ!!!!!!!!!」
ガッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ギャンジャンレバニィ「オギョォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズガァンズガァンズガァンズガァンズガァン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ギャンジャンレバニィ「…イィィギィィィィ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
リュリュリュリュリュ……………
ギャンジャンレバニィ「!?」
ギャリュウウウウウウウンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スパアアアアアァァァーーーーーーーーーッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギャンジャンレバニィ「がああああああああああああぎゃああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? 怪物の尻尾が裂けた!!!!!!!!!!!!!!!!
割けるチーズのように!!!!!!!!
割けるチーズのように!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キュンキュンキュンキュンキュンキュンキュンキュンキュンキュンキュンッッ…
{ギャンジャンレバニィの尻尾の先にはドリルのように回転する風があった!
それは回転をさらに上げギャンジャンレバニィへと突撃した!!!!!!!!}
ギュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギャンジャンレバニィ「ぎゃああああおーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グアッ!!!!!!!!
ドズズッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ギャンジャンレバニィ「ギギギー!!!!!!!!!!!!!!!!」
{ギャンジャンレバニィの肩に穴が穿つ!!!!!!!!}
ハウシー「女王!!!!!!!!」
キュンキュンキュンキュン…キュン…キュン…
ビラコ「天狗風・疾風!!!!」
バーン!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「お前…! 尻尾に捕まり何度も地面にたたき付けられながら…何故無傷!!!!!!!!」
ビラコ「風圧のクッションですよ
あなたの尻尾は本当は地面になど当たっていなかった
…だけど無傷ってほど無傷でもないですよ
唇をちょっと切りました」
ハウシー「貴様………」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ギャンジャンレバニィ「オオオオオオオオオオンギョオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
キュインキュインキュインキュインキュイン…
ハウシー「…!!!!? 女王!!!!!!!! まさか…また精神砲を!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ギャンジャンレバニィ「アアアアアアアアアアアオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハウシー「…承知…!!!! ならば天狗をうたうあの小娘の鼻っ柱を折ってやりましょうぞぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュギュギュギュギュギュギュギュギュギュギュギュオオォ…
-
ゾクッ
ギル「…これは…まずい!!! 先程の超破壊砲!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「…完全に先生狙いだ…!」
ツバメオー「お姉さん避けて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あんな攻撃直線だから今のお姉さんなら簡単に避けられるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュオオオオオオ…
ビラコ「攻撃を避けて何がヒーロー!
ヒーローは全て受けてたつもの!!!
それに少しでも避けるそぶりをしたら 攻撃をみんなの方に向けるでしょう!!!!!!!!
よって私は避けない!!!!!!!! 真っ直ぐ撃ってきなさい!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「お…お姉さん!!!!!!!! 無茶だヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハウシー「…いい度胸だ!!!!!!! だがこの攻撃は…風などで押し返せるものではないぞぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
くらうがいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギャンジャンレバニィ「ギョオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズズズッ…バオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
煉獄・アイドハーシキャノン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「………天狗の鼻が長いのは何故だか知ってるかな!
…より長く細くすることで…全てを貫くためさっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
キュオンキュオンキュオンキュオンキュオンキュオン…
ギュオオオオオオオオオオ
{ビラコは風を集め それらを全て尻尾のようになったマントの先に集めた!!!!!
集められた風はより長く 細く そして鋭く凝縮され まるでめっちゃ長い針のようになった!!!!!!!!!!!!!!!!}
ビラコ「巨大な攻撃ほど致命的な綻びは存在する
微かな綻びの中に隙間風を通して見せよう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{向かって来る巨大アイドハーシキャノンに一直線に突撃!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マントを操り風の針を振りかざす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ビラコ「春明王!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グオアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ビゴゴゴゴゴゴゴアアアアアアアアアアアッッッ…
ハウシー「な…なに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バシュアアアアアアアアアアアアン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「こ…攻撃が…弾けたァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「ビラビラ嬢があの攻撃を破ったでござる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「…だがッ…」
シュウウウウウウウウウウウ…
ビラコ「…ケホ」
ボロロロ…
ツバメオー「さ…さすがにエネルギーの余波を喰らってるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
きわどい服がさらにきわどくなってるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドーーン!!!!!!!!
ビラコ「…さすがに強いです」
フララ…
ハウシー「…ふはは!!!!!!!! …グロッキーではないか…!!!!!!!
意気がるのもここまでか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「…そうみたいです」
ゴゴゴゴ…
ビラコ「だから次で決着をつけましょう」
ジャギギン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ビラコは巨大な銃のような武器を出した!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ウソニ「な…なんだあれは」
ギル「いや今それどこから出したんです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
何もないところから急に出てきましたけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「何もないところから…? …いや あれはっ…」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
ビラコ「これがビラ天狗最終兵器……地上制圧天狗空虚銃砲『デンダグルズ』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この銃が放つ暴虐無人な力は全てを奪い尽くす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
正義の鉄槌に沈むのです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギャンジャンレバニィ「ギョギョ………ルォルォルォルォギョオオアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カアアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「…地上制圧?!!!! 暴虐無人!!!!!?
ほざくな!!!!!!! この世界でそれを成すのは…我らが女王だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
来い……今度はこちらが受ける番だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
攻撃の全てを受け切り…我らの覇道を見せ付けてやろう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドオオォンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガチャアァッ!!!!!!!!
ビラコ「この一撃で全てが決まります
喰らいなさい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
デンダグルズ必殺…『T・S・K・D・N』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュアオンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ドオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「…!!!」
し〜〜〜〜ん…
ハウシー「……………!?」
ギル「………な…なんだ…?」
ビラコ「……!」
ググ…グラ…フララ…
ウソニ「…もしや…不発!!!!!!? 体力を使いすぎて撃てなかった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「…な…なんだと!!!!!!!!!!!! ここに来てッ…」
ハウシー「…ハハハハ!!!!!!!! どうやら全ての決着はつかなかったようだ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
フン…しまらん結末だッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だが…恩情はかけぬ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こちらのターンだ…死ぬがよい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギャンジャンレバニィ「ギャラアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グワバァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スゥッ
ビラコ「まぁ…落ち着いて」
ハウシー「!!? この期に及んで…命ごいか!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「ちがいます
まだこちらの攻撃は終わってないということです」
ゴゴゴゴ…
ハウシー「…なに……
………貴様 なにを言って…」
ギャンジャンレバニィ「コロロロロッッ… ロォッ…?!!!!!」
フラァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「グゥ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ザシィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{突如よろめくギャンジャンレバニィ!!!!!!!! なんとか踏み止まるが…}
ギャンジャンレバニィ「…?! …オ……オ…………ぜ…ゼェェェ…オ…オォ…」
ハァ…ハァ…
ハウシー「どうしました…女王!!!!!!!!? 何故…そんなに苦しげに…!!!!!!!!!」
オオオオオオオオオオ…
ギル「…な…なにが起きてるのです…」
ツバメオー「う………なんかクラクラする」
ギル「え!? ……ぬ…確かに…頭がぼぉっと…」
ジュリー「…この症状…酸欠!!? 回りの空気が急に薄くなった…!?」
ハウシー「…酸欠…!!? ……ならば女王のこの状態も…
…! お前の仕業か!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「そうです
これがデンダグルズの力
デンダグルズは 風と…そして空気を吸い上げる…!!!!!
あなたのまわりの空気も今 徐々にこのデンダグルズが吸収してるところです
……あの女王のまわりの空気ほど吸ってたつもりだけど…足元の皆にもちょっと影響が出てるみたいですね ごめんなさいです」
ウソニ「…空気を吸い上げるだと!!!!!!!?」
ジュリー「…なんて力だ!!!
だとしたら…あの銃が徐々に空気を吸い 空気が無くなっていくのなら
最後は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ベゴオオオオオオオオオオ…
ギャンジャンレバニィ「ギョ…! ギョ…! ゲ…ギョ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヴヴヴヴヴヴ…
ハウシー「グ…オオオオオオオ…………!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビキビキビキビキ…
ジュリー「―――…真空状態!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ジュリー「分かったぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコのあの兵器は…空気を奪って真空状態にし 敵の体を沸騰させる力なんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ヒーロー自称してる割にはエグいなそれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どどーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メゴゴゴゴゴゴゴ…
ギャンジャンレバニィ「ギャ……アアァ…オオオ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハウシー「お…おおおおおおおおお…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こ…こんなもので……女王の体が………壊れる…ものかァ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギャンジャンレバニィは電磁超獣の女王…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
全存在の…頂点だぞォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギャンジャンレバニィ「ア………イ゙………ギギィィィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
があああああああばああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「…耐えた!!!!!!!!!!!!!!!!
強靭すぎる…!!!!!!!!!
ビラコさん!!!!!!!! 危なあぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
ギャンジャンレバニィ「ギリィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガパァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「…勘違いしないでもらいたい!!!
空気を吸い上げるのはあくまで…準備段階!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
吸い上げたそれらを全て…返してあげましょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
T.S.K.D.N……リベレート!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バオッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギャンジャンレバニィ「ギョーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{ギャンジャンレバニィが大口を開け ビラコをマルカジリしようとした…その時!!!!!!!!}
ボポッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズッッッッッッ………ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギャンジャンレバニィ「アギョアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
{恐るべき圧力を持ったエネルギーが ギャンジャンレバニィの上半身を吹き飛ばした!!!!!!!!!!!!!!!!}
-
―――…
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォ…
ドオオオオオオオオオオンッ…
じゅおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお…
{ギャンジャンレバニィの首は全て吹き飛んでいた…
残された体と その中のハウシーが呆然と立ち尽くす}
ビラコ「…」
キュアアアアアアン…
ビラコ「……う…」
ドサァッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「先生!!!!!!!!」
ギル「変身が解けた!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「お姉さんすごいヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
圧倒的だったヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「うーん… えへへ
よくわからないけど 憧れの天狗様になれて 皆も助けられて良かったですよ
でももう体動かないですよ…」
エンカ「それほどの働きでござった!!!!!!!
あの巨大な怪物を倒すとはな…!!!!
これで電磁超獣も無力化でござろうが…」
ギル「…!」
チラッ
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
ハウシー「…………終わった…
我らの宿願が……覇道が……
…我ら電磁超獣がこの山から抜け出す術はもうない…
我々は永遠をこの狭い世界に囚われ続けるのだ…
……許すまじ……!!!!!!!!
女王を殺した人間ども…許すまじ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「な…なにが許すまじだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前そんな体じゃなんも出来ないだろばーかばーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウィーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハウシー「…何も出来ない…!?
…出来るさ…この体にはまだエネルギーがある…
これを全て爆発させれば…お前達を巻き込み全てを消し去れる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
生きては帰さん!!!!!!!!!!!!!!!! 死ねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュワワワワワワワ…
ブクブクブクブクブクブクッッッ…
{ギャンジャンレバニィの体が赤く膨れ上がっていく}
ジュリー「ッ!! ま…まずい!!!!!!!! 爆発する気だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ハウシー「死ねええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュポオオオオオ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「に…逃げましょう!!!!!!!!」
ツバメオー「で…でも…お姉さんとネコとヤンデル…動けないやつばっかりだよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「…くっ…傷が響いてとても誰かを運べそうにない…!!!!!!!!」
エンカ「…拙者は…もう走ることすら…!!
拙者は置いていっても構わんでござる!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「そんな…!」
ジュリー「う…うぐぐ… 俺に腕があれば…」
ヨロ…
ネコ【…チッ…世話がやけるな…!】
ギル「ネコ殿!!!!!!!! 大丈夫なのですか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネコ【…ナメるな…! そんにゃことより…】
ぐいっ!!!!!!!!
ネコ【この包帯グルグルのガキは我輩が持っていく!!!!!!!!
…なに 猫並の我輩からすれば物をくわえて運ぶなんて事は朝飯前だ
さぁ全員走れ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ウソニ「…猫…!!」
ギル「…!!! よし…! ならば自分はエンカさんの肩をもちます!!!!!!!!」
ツバメオー「ボクはお姉さんを!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「うう…ごめんなさい…」
ジュリー「来るよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
走るんだァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハウシー「カアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ギャンジャンレバニィの体が爆発炎上!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
爆風が迫り来る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
――― そのろこ
ダジー「……お…おおう あいつらどうなったのKANA…
しばらく眠ってたZE… 外を覗くのがKOWAI
なぁムイ お前どう思…」
ムイ「でもでもー やっぱり服とかに興味あったりしないの?」
樽の中のミキニー「そんなのあるわけないじゃーん!
私は高次元の存在だから人工物なんて合成素材のものなんて着ないのサ〜!!」
ムイ「でもぉ あなた見た目女の子でしょ?
やっぱり服着たほうがいいと思うよ
なんか見てて恥ずかしいしさ…」
樽の中のミキニー「別に見られて恥ずかしいもんもないけどー
それに他の電磁超獣は真っ裸よ? これが普通なの
服なんて着たら逆に浮いちゃうよー」
ムイ「でも人間基準で見ると結構美人さんだし…
服着たらもっとかわいくなると思うのになぁ…」
樽の中のミキニー「そ そう?」
ムイ「うん モデルさんになれるかも」
樽の中のミキニー「モデル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? マジ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
やったー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぶっちゃけモデルが何か知らんけどやったー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ちょっと興味湧いてきた」
ムイ「じゃあ一緒にお店でお洋服選ぼうよ!」
樽の中のミキニー「いいゾ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! …でも私この山から出れないし」
ムイ「あ…そっか…残念…」
ダジー「こらー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おいムイ!!!!!!!! 何仲良く話してんDAーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さっきまで俺らをSATUGAIしようとしていた奴DAZO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ムイ「話すと結構いい人だから…」
樽の中のミキニー「こいつめっちゃ心狭いな〜
私は負けは負けとして受け入れ割り切ってお前らに快く接してやってんのにさ
ヘタレで弱くて狭量とかまぢ無理
死んで」
ダジー「なんだとテメ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
その態度のどこが快いんだコノヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
その樽の隙間から俺のHEをお見舞いしてやるZE〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ぬぎっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
樽の中のミキニー「ぎゃ…ぎゃあ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
やめれ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ムイ「ダ…ダジーやめなよ!!!!!!!!!」
ダジー「黙ってろム…」
ドッゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー「な…なんだぁ!!!?」
-
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッッッ
ムイ「外から…何!!?」
ダジー「爆発…!!!? なにがあったんDA!!!!!!!!?
ちょ…見てみよう…!!!!!!」
―――
コソ…
ダジー「…そーっと…」
そろ〜…
ダジー「……うおっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴアアアアアアアァァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー「ん…んぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ほ…炎が迫って来るーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー「ひ…ひいぃー!!!!! 穴の中に逃げろぉ…」
ス…
??「おーーーーーーーーーい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダジー「…ん?!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「俺達も入れてくれぇ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「ひ…ひえ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{穴を目指して爆風から逃げる一行!!!!!!!!!!!!!!!!}
ダジー「お前ら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 無事だったKa!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダダダダダダダダダダダダダダ
ウソニ「無事かどうかはこの炎から逃げきってからだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「ぬ…ぬふぅー!!!!! ぜ…ぜぇぜぇ…」
ギル「あ…あと少しです!!!!!!!!!!!!!!!!
そ…それよりあの方が協力者ですか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「そうだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「なんだかヘタレくさい野郎だヨ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダジー「な…なんだとてめーまでーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
……って ん!!? …お前…ギルjane!!!!!!!!!!!?」
ギル「し…知ってるんですかぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ウソニ「お…おい! そんなことより…炎がもう後ろまできてるぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
早く…穴へ走るんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
ズォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!
{爆発の炎から逃げるギル達…
だがしかし 逃げきれない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
炎はもう今にもギル達を飲み込もうとしていた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ギル「もうダメだーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダジー「お…お前らあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ムイ「ダ…ダジー 大丈夫!!!!?」
樽の中のミキニー「なに? なに? なにがあったん?」
ダジー「ム…ムイ…! ………ハッ!!!!!!!! そ…そうだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ムイ!!!!! その樽を…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ムイ「え?」
樽の中のミキニー「え?」
ダジー「行くぞォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
樽の位置とあいつらの位置………転・換!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
樽の中のミキニー「えっ」
パッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
どんがらがっしゃああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{樽が消え 穴の中に現れたのは ギル達!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ダジー「よし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!
ムイ「ミキニーちゃーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
――― 外
パッ
樽の中のミキニー「ちょっ…!?? な…なになに!!!!!!!!!!!!!!!!?
なにが何なにが起きたの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
な…なんか嫌な予感がするんだゾ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
出して出して出して!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガンゴンゴン!!!!!!!!
ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
樽の中のミキニー「…ひぃっ…!!」
ドバギョ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
樽の中のミキニー「あんびゃああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
きらーん…
{樽と共に吹っ飛んで行ったミキニー…………合掌!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
チーン
-
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
{爆発の炎が山の頂上全体を撫で すべてを無に帰した…
…だが ギル達は無事に逃れたのだった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
どぉーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「…た…助かった…嘘みたいだ…」
ツバメオー「い…今の…魔法かヨ…」
ギル「…い…今の魔法は…!!!!!!!」
ウソニ「ふうぅ……………今までバカにしてて悪かったな…」
ダジー「やっぱりバカにしてたのかテメー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞーん!!!!!!!!!!!!!!!!
ムイ「ちょおおお!!!!!!!!!!!!!!!! ダ…ダジーひどいよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミ…ミキニーちゃんをあんな爆発の中に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダジー「し…仕方ねーDARO!!!!! こいつらを助けるためDA!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
きっとあいつも天国で喜んでるHAZUだZE!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
たぶん
ムイ「喜ばないよ常識で考えて!!!!!!!! 化けて出ても知らないから!!!!!!!!」
エンカ「…はあぁぁ …騒々しいが…助かったのでござるな…
生きた心地がしなかった
…いや それよりギル すまなかったな」
ギル「当然のことです」
ビラコ「ここならもう安全なんですね…!
じゃあみんなに治療するですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「先生は大丈夫なんですか」
ビラコ「私は体力を消耗しただけで怪我はしてないです!!!!!!!!!!!!!!!!
だから皆の治療が先です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ君も治療するですから上着を脱いで横になってて下さい」
ツバメオー「…あ そだ ヤンデルはどうなんだろ?」
ビラコ「あ! そろそろ包帯とっていいかもです」
ギル「じゃあ取ってあげましょうか」
しゅるしゅる
ツバメオー「そだね これじゃあ本当にミイラみたいだしね
…ぷぷっ 本当にミイラになってたりして…」
しゅるる… しゅる…
ヤンデル「―――」
カラカラカラ…
ゲッソ〜〜〜〜〜〜〜〜…
ギル「本当にミイラになってるーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ズコーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「やだぁ!!!!!!!! 包帯巻きすぎてカラカラになってるですよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
保湿クリーム!!!!!!!! はやく保湿を塗ってあげて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「保湿クリームでなんとかなるのコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズズズ〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ここはお湯をかけて3分間まつn
-
――― そして
コポポポポポ…
じわぁぁぁぁぁぁぁ…
ヤンデル「あッッッつ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガバァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「やったー!!!!!!!! お湯かけたら元に戻ったヨー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「ははは!!!!!!!!!!!!!!!! 先人の智恵はやはり役に立つでござるなぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「なんか乾麺みたいですけどいいんスかねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「…俺は…」
ガッ
ツバメオー「お前死にかけてたんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
本当にさぁ…心配かけやがって…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しかもお前が倒れた後もめっちゃ大変だったんだかんなっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「?!! 何があった…!!!!!!!!」
――― みらくるりん♪ みらくるりん♪
みらみらみらみらみらくるりん♪ ―――
ヤンデル「…! そんなことが…!!!?
…あいつ…倒したと思ってたのに…
…ごめん 俺が倒しきれなかったせいで」
ジュリー「いや 仕方ないよ 今回の敵は強すぎた」
ヤンデル「…それにしてもそれをまさかビラコさんが倒すなんて」
ビラコ「えへへ…頑張っちゃいました」
ツバメオー「まぢすごかったんだヨお姉さんがさぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「そうでござるぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
その姿はまるであの…伝説の宇宙天狗そのものでござったぞぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
じ〜〜ん
ヤンデル「マジで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
あの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
どどーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「お前もそっち(知ってる)側の人間だったのかヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「それにしても不思議な力だった
あれがなんなのか 詳しく聞きたいね ギル」
ギル「…!! そうですね
話しておきましょう 自分とツバメさんが見たものを…」
ゴオオオオ…
-
みらくるりんwww
-
――― ゆらゆらりん♪ ゆらゆらりん♪
ゆらゆらゆらゆらりん♪ ―――
ギル「…という顛末なわけです」
ジュリー「…力のカケラ… それはこの世界に必要なものだと…」
ギル「はい
しかし今は不完全… だからこそ自分達にこれを託して下さいました
このカケラは自分達の中で本来の力を戻していくと…」
ジュリー「ふむ…その力のカケラは8つあって
そのうち2つはギルが 1つはツバメオーちゃん もう1つは先程ビラコさんが体に宿したわけだね
あとの4つは?」
ギル「はい」
ぬぎ…
ふぁああああ…
ギル「自分のズボンの中に すべからく」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「なんで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「いや…なんか分からないけど 入ってきちゃって…」
ツバメオー「今寒いからね 暖かい所がいいもんね」
ギル「大切な力のカケラが望むなら
すべからく」
ジュリー「すべからく じゃないよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
すげくさそう だよそれもう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「この4つの力のカケラですが…
球体の人はこれらを仲間に分けてくれと言われました
ヤンデルさん エンカさん ウソニさん あと一応ネコさんでちょうど4人…
皆さんにこのカケラを渡そうと思うのですが…」
スッ…
4人『いりません』
す〜〜ん
ギル「即答!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「そんな股間に入れて持ってきたようなものとてもじゃないが拙者の中には入れられん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんかめっちゃ引っ掛かりそうなんか」
ウソニ「とりあえず高圧洗浄してくれ
話はそれからだ」
ギル「別に好きで入れたわけじゃないんですけどねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
それにこれ実体があるわけじゃないですから 別に自分の自分と触れ合ってたわけじゃありませんから安心して下さいよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「なんだヨ自分の自分って…」
-
ギル「いりません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? あのこれ貰ってもらえません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ヤンデル「…い…いやー…うーーん…」
ギル「あの…これ…!」
ウソニ「せめて食器洗い機にでもかけてくれ」
ギル「安く…安くしますんで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 今なら100円ぽっきりですよ!!!!!!!!?」
エンカ「そんな重要なものをバナナの叩き売りみたいにして売ってよいのか?」
ギル「あの…ネコさ…」
ネコ【あ?】
つっるる〜〜〜〜〜ん
ギル「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
皮のお化けだああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブブ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【誰が皮のお化けニャゴラァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
我輩はお前達を助けてやるために毛を犠牲にしてやったんだニャー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
シャー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「あう…!!!! いや…すみません…!」
ツバメオー「いやでも実際キモいヨ
なんだヨお前……破壊神かヨ」
ネコ【うるさいニャ! 毛が生えてない猫はこんなもんだニャ!
しばらくしたら生えてくるからそれまで我慢しろ
こっちだって寒いんだぞ…】
ブル〜…
ビラコ「確かに見てるこっちが寒くなるですね〜
私の髪の毛分けてあげるですよー」
ギル「い…いやあの…それより…力のカケラ…」
ジュリー「……力のカケラか…
ねぇ ちょっと見せてくれないかい?」
ギル「は…はい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
な…なんだったらジュリーさんがカケラを宿しても良いですよ!!!!!!!!
今なら2つセットで驚きの値段です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「いやそんな通販じゃないんだから…」
-
キラキラキラ…
ジュリー「ふむ… 近くで見ると…なるほど それぞれから色んな力を感じる
それに………」
ギル「それに?」
ジュリー「懐かしい感じがするんだ」
ギル「懐かしい感じ…ですか?」
ジュリー「…実は変身したビラコさんにも似たようなものを感じたんだ
この力のカケラは…もしかしたら俺にも関係があるものなのかも…」
スゥ…
チカッ チカッ チカッ
{ジュリーが力のカケラの一つに手を伸ばすと カケラの中の一つが反応するように明滅した…}
ジュリー「―――…! …そうか」
ギル「……!!!!? なにか…!?」
ジュリー「ん…? いや…何となく理解できた気がしたんだ この力のカケラの事がね
それに…分かったよ これは俺が貰うべきものじゃない」
ギル「?!!!! ジュ…ジュリー様ほどの方が宿せないというのですか…?」
ジュリー「宿せないというか 宿しても意味がないということさ
これは君達の物だ
このカケラは君達が受け取るべきだ 恐らく君達しか 適合者はいないだろう
この力のカケラは…確かに世界を救う力となるだろう
でもそのためにはまず君達の力が必要なんだ
俺からも頼む このカケラを…受け取ってくれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『…!!!』
ジュリー「…あれ? 嫌かい? それとも俺の言ってる事が胡散臭いかな」
エンカ「…いや…胡散臭いというか…」
ウソニ「チ○コ臭い」
ギル「いやだから臭くないですって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ど〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「…………そのカケラを受け取ったら…
俺も…強くなれるのかな…」
ギル「球体の方はそう言っていました」
ジュリー「まぁ…俺の見た感じだと このカケラが君達に影響を与えるのは確かだ
さっきのビラコさんみたいにね」
ヤンデル「………
…俺は…強くなりたい
俺がもっと圧倒的に強かったら…さっきの電磁超獣を完全に再起不能にして みんなに痛い思いをさせずに済んだんだ…
授かった力は 所詮はまがいもので…俺本来の力じゃないかもしれないけど…
皆のために強くなれるなれるのなら…俺はそんなこと気にせず受け取りたい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ピカッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「あっ!!!!!!!! カケラの一つが反応を!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「ヤンデルの手の中に落ちていくヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スウゥーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー……………
キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ…
ヤンデル「…!!!!!」
ヤンデル「…ビラコさん!!!! …消毒!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「はい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
サッ
ギル「だから大丈夫ですって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!
-
× {ジュリーが力のカケラの一つに手を伸ばすと カケラの中の一つが反応するように明滅した…}
○ {ジュリーが力のカケラに手を伸ばすと カケラの中の一つが反応するように明滅した…}
-
ジュリー「細かい事はいいじゃないか
さぁカケラを受け入れるんだ そうすればカケラ自身からヤンデルの中に宿っていくだろう」
ヤンデル「…はい…」
コアアアアアアアアアア…
ヤンデル「カケラよ…俺の元に来てくれ…
力を…貸してくれ…!!!!!!」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオ
ピカアアアアアアァーッ…
{カケラが改めてヤンデルの元へ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ギル「カケラが…」
ツバメオー「ヤンデルのナカに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
キュインッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズボァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「アッーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{ケツからチェックイン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ギル「ヤンデルさーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「う…うごご…!!! な…なんでそんなところから…」
ツバメオー「ギルも尻からだったヨ」
エンカ「はっはっはっは!!!!! これはいいな
つまり2人して仲良くケツから入ったカケラが入った“アナ兄弟”という事でござるな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「よく分からないがそれ意味が違うんじゃないか?」
ネコ【感想はどうミャ】
ヤンデル「…特に…分からない
でもこれで俺にもすごい力が…?」
ギル「すぐに使えるわけではないようです
それに自分の意志で力を行使出来るわけじゃないみたいですが…」
ネコ【それじゃあ宿す意味なくニャいか? 必要なときに使えない不確定な力ではいざというときに頼りにならんニャ】
ツバメオー「でもお姉さんは使えたじゃん
お姉さん なんか変身するコツとかないわけ?」
ビラコ「…うーん………分からないですよう…
私はただ必死で みんなを助けたいって思っただけです」
ギル「それならあの時は自分もそう強く思っていました
しかし自分にカケラの力は来なかった…何が違うのでしょうか」
ビラコ「そうだ あの時 頭の中で宇宙の天狗様のことをずーっと考えてたです
宇宙の天狗様は昔から私の一番のヒーローだったです
あんなヒーローになってみんなを守りたいなと思ったです
そしたら本当に宇宙の天狗様になってたです!!!!!
そか!!!! じゃあみんな宇宙の天狗様になりたいーって思うです!!!!!!!!!!!!!!!!
そしたらみんな宇宙の天狗様に変身出来るかもですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「なるほど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
やってみましょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
――― しかし…
ギル「だ…駄目ですね…」
ツバメオー「まぁそんな気はしたヨ…
そもそもボクらはあまり宇宙天狗についてしらないから何をどう思えばいいか分からないし」
ビラコ「そっかぁ… じゃあみんなで宇宙の天狗様の勉強です♪
私コミック全巻とドラマCD持ってるから貸すですよ♪」
ツバメオー「いやそういう問題じゃない気がするんだけどなぁ」
ウソニ「!!!!!! ていうか先生…やっぱりCD持ってるのか…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「すごいでござる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
プレミアでござるぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それ1枚でいくらの値がつくか…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「1枚?
私これと同じやつ4つあるですよ?」
ウソニ「マジで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズコー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「5人のみ当選のドラマCDを4つ分も当ててたのでござるかビラビラ嬢ぉぉぉー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「名前変えて1107830枚ハガキ出したですよ〜♪
頑張ったですー」
ウソニ「な…何と言う衝撃事実…
確かにそれなら情報の流出が極端に少ないのにも納得がいくが…」
ず〜ん…
エンカ「こ…今度聞かせてくれ〜〜〜!!!!!」
ヤンデル「俺も聞きたい…」
ツバメオー「いやもういいヨ今は天狗の話は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「そ…そうだね
とりあえず話を戻そうか
とにかくこれで残ったカケラは3つ…
他の3人はどうだろうか?」
エンカ「む………うーむ」
ウソニ「…」
??「お兄ちゃん お兄ちゃん」
ツバメオー「?!!!!! い…今もみーのの声しなかった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ウソニ「どうした? キュート・ザ・もみーの?」
ヌッ…
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
もみーの銃「その力 貰おうよ お兄ちゃん!」
ツバメオー「うぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーのの生首ぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ウソニ「落ち着け 人形だ」
チャキ…
ツバメオー「なんで銃にもみーのの顔付けてんだお前ええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
意味わかんねーヨおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!
ヤンデル「しゃ…しゃべったのは…!?」
ウソニ「俺が仕込んだ音声だ
戦闘中いつでももみーのの声が聞け 心を落ち着かせながら戦うことが出来る
あと目覚ましやクッキングタイマーにもなる」
ツバメオー「銃にもみーのの顔つけて変な機能つけんな〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんでこんな改造するんだお前!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズ〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーの銃「ツっちゃん! お久しぶりー」
ツバメオー「あ!!? あ…あぁうん 久しぶり…
元気してた?」
もみーの銃「うん! 元気に死んでたー」
ツバメオー「あ…そ そう 良かったヨ」
もみーの銃「ツっちゃん……なんか変わった?
なんか前より明るくなったというか… すっごく気さくになったと思う」
ツバメオー「な…なんだヨ 気さくって ボクは昔からこんなんだろ………」
もみーの銃「そうだね! 話しててとっても楽しくて 優しい
ツっちゃんは私が生きてた時もそうだったね」
ツバメオー「…もみーの…」
もみーの銃「ところで お兄ちゃんはしっかりやってる?」
ツバメオー「しっかりやりすぎだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんか事あるごとにボクをイジってくるし!!!!!!!!!!!!!!!!
この人こそもみーの死んでからキャラ変わってるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!」
もみーの銃「そう? 多分 ツっちゃんの事を妹のように思ってるからだと思うな
でも あんまり酷いようなら私が後で注意しておくね」
ウソニ「さっきから何を勝手な
俺は別にそんな酷いことは言ってないだろう
あと別にその子を妹に思ってるわけじゃない
もみーのと比べて壊滅的に酷い所を逐一突っ込んでるにすぎない」
ツバメオー「もうボクここまでで何十回も突っ込まれてるんだけどボクってどんだけ酷い存在なん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
もみーの銃「こら!!!! お兄ちゃんったら!」
ツバメオー「言え言えもみーの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!……って
なんかさっきから銃とめっちゃ流暢に会話しまくってんだけどおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ツバメオー「お兄さん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
これ お兄さんが設定した音声なんだよね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ウソニ「あぁ そうなんだが…」
エンカ「それにしては随分と…会話に生気があるというか…」
ツバメオー「お…お前… 機械なんだよな…?」
もみーの銃「機械じゃないよー 私はもみーのだよ!!」
オ゙オ゙ォ゙ン…
ツバメオー「嘘だ! もみーのは死んだんだ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「ひ…ひいぃ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!! お化けだあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こえ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゾォー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【お前が言うな】
ヤンデル(お前もな……)
もみーの銃「お化けなんてひどいよう …まぁ…間違ってはないかもしれないけどね!」
ギル「ど…どういうことなんです?」
ウソニ「よく分からん とにかくこの…もみーのを模した銃に本物のもみーのの魂が宿ったようなんだ」
ツバメオー「えぇ〜〜!!? な…なんでー!!!!!!!!!?」
もみーの銃「多分今お盆だからだと思う」
ツバメオー「そういうもんなん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズズ〜〜〜〜ン!!!!!!!!
※ちなみにこの世界では365日のうち364日と23時間がお盆なのでである
もみーの銃「でも こうして意思をはっきりと伝える事が出来るのは“ただお盆だから”ってわけじゃないよ
私の生前の姿をとった入れ物をお兄ちゃんが作ってくれたのと
みんながいつも私を忘れずに居てくれたおかげ…
だからこうしてお話出来るんです 皆さん…ありがとう…」
ツバメオー「もみーの…」
もみーの銃「でも…迷惑なら向こうに戻りますよ…」
ウソニ「迷惑なものか」
もみーの銃「…! お兄ちゃん…」
ウソニ「どんな形であれ こうしてたった一人の妹と会話出来る…こんな嬉しい事はないだろう …
なんならずっとこの銃に取り付いてても構わないぞ」
もみーの銃「お兄ちゃん…」
ギル「うッ……兄妹愛ですねぇ…」
ぽろぽろ…
ウソニ「…兄妹愛? そんな堅苦しいものではないさ
…兄が妹を大切に思うのは 当然のことだろう?」
ゴオオオオオ…
―――
無限刀火「そうでもない」
ス〜〜ン
びくっ!!!
彼方「なんだ!!!!!!!?
急にどうした!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
-
もみーの銃「…! ありがとう…!!!!
…私…嬉しい これからは暇な時や手伝える時はこの銃の中に来るね
でも昼はバイトがあるから来れないかも」
ツバメオー「あの世でバイトって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「もみーのちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
本当にもみーのちゃんなんですね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
もみーの銃「先生!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
生きている時は…本当にお世話になりました…!」
ビラコ「う…うえええええええええええん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お世話なんてしてないですよううううううううううううう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私…私はなんにも出来なかったです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
本当は助けたかった…でも私には力がなかったんです…! ごめんなさいもみーのちゃん…!」
ぽろぽろ…
もみーの銃「…自分を責めないで下さい…先生…
むしろ私は感謝してるんです
ビラコ先生とディミリア先生が手を尽くしてくれたから 私は綺麗な体のまま死ねたんです
本当に感謝しかないです」
ぶわ…
ビラコ「うわぁ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! もみーのちゃああああああああああああん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スーリスーリスーリスーリ
ウソニ「先生 銃口にほお擦りするのは危ないです」
もみーの銃「死んでから最初のうちは寂しかったですけど
あの世では健康体だし神様がすぐにいい仕事と住まいを提供してくれて…
今は3LDKのマンションに 向こうの世界で出来た友達3人とシェアをして楽しく暮らしてます
今日はこのあと焼きおはぎパーティーなんですよ」
ニパー
ヤンデル「あ…あの世めっちゃ楽しそうだな…」
ズーン…
もみーの銃「私は一応天国ですから
地獄だとそうはいきませんが…」
ツバメオー「ヤンデル 変なこと考えんな
お前は間違いなく地獄行きだヨ」
ビキ…!!
ヤンデル「だったらお前は大地獄だなツバメ…」
-
もみーの銃「そんなことよりお兄ちゃん!! お兄ちゃんもアレ 貰ったら?
強くなれるんだって」
ウソニ「別に俺は強くなりたいわけじゃない」
もみーの銃「でもみんなの役に立ちたいでしょ?
今までお兄ちゃんは私を守るため 私のために強くなったけど
今度は私のためじゃなくみんなのために強くなって欲しいな」
ウソニ「しかしちん○に当たってたし…」
ギル「だから誤解ですよそれは!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーの銃「お兄ちゃん……………ダメ…?」
キラキラキラキラ…
ウソニ「しょうがないな
カケラをくれ」
ツバメオー「心変わり早ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「あまあまでござるなぁ」
コオオオオオオオオオオ…
ウソニ「―――…んん…!!!!」
ぴかぁぁ〜〜… パキィィィッッ
ツバメオー「わぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? お兄さんのカケラが2つに割れた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ウソニ「これは…」
カアアアアアアアアアア…
もみーの銃「分かれたもう一つが…私の方に……
あん…」
パク…
{なんと!!!!!!! 2つに分かれた力のカケラ!!!!
1つはウソニの中へ もう一つはもみーの銃の口の中へ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
キュイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイインッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーの銃「わぁ…! すごい… 無機質なこの体からも…溢れるほどのパワーを感じる…!!
お兄ちゃんは…」
ウソニ「も…もみーの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんてものを口に入れてだああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
汚れたーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーのが人のち○こで汚れた〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
うわあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「落ち着いて下さい!!!!!!!! 更に誤解を呼ぶような言い方はやめましょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!
-
お兄ちゃんおちけつw
-
もみーの銃「なんだかよく分からないけど…
私もちゃっかり戦える力貰っちゃったみたい!
私もお兄ちゃんと役に立てるようになって嬉しい!!!!!!!!!!!!!!!!
これからは役に立てる時はバイト休んででもこっち来るね!
…あ! そろそろ焼きおはぎパーティーの時間だ! 戻らなくちゃ!!
ツっちゃん! またLIME交換しようね!!!!!
それと今度どこかで買い物しようよ! この姿でまた来るから!!!!」
ツバメオー「いやそれボク銃を引っ提げながら買い物しろってこと?
テロリストじゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズ〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スウゥー…
もみーの銃「ピガー
オニイチャン ダイスキ」
ピピピピ…
ウソニ「戻ったか…」
ビラコ「良かったですねぇ!!!!!!! これでいつももみーのちゃんと会えるですよー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「う…うむ それはいいが…なんかあの時の悲しみが吹き飛ぶような展開でござるな…」
ジュリー「…さて なにはともあれ ウソニ君にはカケラが言ったわけだね
次はエンカの旦那… 君はどうする?」
エンカ「……死んだもみーの銃さえ 汚いカケラを受け入れ…戦う覚悟をしてるなかで拙者が断るわけにはいかぬだろう
拙者ももらおう ただし…
入るなら目からで頼む!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「お前まぢ筋金入りだな…」
―――
ピカァアアアアアアアアアアアアアア…
メリメリメリメリメリ…
うぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああハァハァハァアアアアアアア…
―――
ちーーん…
エンカ「お…おふううう…なかなか新しい痛みだった………!」
ハァハァ…
ギル「こ…これで…あと一つ…
残るは……」
ネコ【我輩か】
ギル「ど…どうなさいます?」
ネコ【ふん…………誰ぞの知らん力を取り込むなど我輩の美徳に反するが…
まぁ一興だろうミャ
力を使う気はさらさらないが 受け入れてやらんことはない
むしろ我輩のなかで隷属にでもしてやるミャ
よこせ 最後のカケラを】
ギル「はい…!」
ピカカカァ〜〜〜〜
スウゥゥーーーーーーーーーーーーー…
ヒュルルル〜〜〜〜〜〜〜…スト…
ピカピカピカ
{力のカケラはネコの元に着く前に地面に落ちた}
ギル「どうしたんでしょう?」
ピカッ ピカッ ピカッ……
サッ!!! サッ!!!!
{地面を滑るように駆け回るカケラ}
ネコ【おいおい何をふざけている…】
サッ!! サッ!! ササササッ!!!!
ネコ「おい早くこっちに来い…
……………」
ササーッ!!!!! くるくるくる…ササササ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ「ニャアアアアアアアアアアアゴオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「うわあ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
駆け回る力のカケラに飛び掛かったーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「猫の本能出しまくりだ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
サッ!!!!!!!! サッー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ「ふにゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バタバタバタバタ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ネコ殿落ち着いてぇえええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「床を転がる玉を追い掛ける猫みたいになってるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「な…なんだかあのカケラもそれが分かっておちょくってるみたいだな…」
コロコロコロコロコロコロコロコロコロコロコロコロ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドタタタタタタァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ「にゃおおおおおおおおおおおん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
コロロロロ……………ピタッ
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ「ニャッおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガバァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
サッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴチ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ「にゃもげーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{止まったカケラに飛び掛かったネコ!
だがカケラは避け ネコは岩に激突した!!!!!}
ケラケラケラケラ
ギル「カ…カケラが笑ってる…気がする…」
エンカ「あのネコ師匠が手玉に取られるとはなぁ…」
ネコ【…ギ…ギザマァ…!!!!!!!!】
フラフラ…
ガシッ!!!!!!!!
ネコ【捕まえたミャオ!!!!!!! ふざけた野郎だミャ
お前なんぞはよく噛んで取り入れてやるニャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
あーん…パクッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴリゴリゴリゴリ……
ネコ【…フム… ちっと生臭にゃあ…
………ムムゥ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?】
ビクッ!!!!!!!!
ビラコ「にゃんこちゃん!!!!!!!!?」
ネコ「にゃ…にゃがぱぁあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞぶわァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「のぶわ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
け…毛が一瞬で生えた〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ぼさぁ〜〜〜〜〜
ネコ【こ…これは…】
ビラコ「わぁ〜〜! にゃんこちゃん毛が元に戻ったですよ!
良かったですね!」
エンカ「……毛が生えるのはカケラの力なのでござるか…?」
ずーん…
ネコ「……………!」
ピカカカカ…
コオオオオ…
ネコ【…! …この感じ…
この力のカケラ……………もしや
…もしや …“奴”なのか…?
…“ロ…”…………!!!】
ジュリー「!? ……何か感じるかい?」
ネコ【! ……いや…なんでもニャい
…それより宿したぞ これでいいのか】
ジュリー「あ…あぁ そうだね
これで全てのカケラは皆に収まった
あとは君達が宿したカケラと上手くやっていくんだ
今は力の使い方は分からないけど そのうち分かってくるはずだ
そうやって力を使っていけば 不完全な力のカケラを補完するように君達のパワーが満たされていくだろう
カケラの力がが完全に戻ったら恐らく………いや…まぁそれはまたその時に話そう」
ツバメオー「なんだヨ もやもやする言い回しだなさっきから」
ギル「まぁいいではありませんか
貰った力はありがたく使わせてもらいましょう!!!!!!!!!!」
ウソニ「使えればだがな」
ギル「…さて…無事力のカケラ譲渡会も終わったわけですが…
そろそろ山を降りませんか?」
ビラコ「みんなの応急処置も済んだからやり残した事もないですよ♪」
エンカ「うむ やはり素晴らしい腕でござる
もうどこも痛くない!!!」
ムンッ!
ヤンデル「…じゃあ…あの2人に下山道の最短ルートを案内してもらおう…」
ギル「…あ!!!!! そうだ!!!!!!! 自分 協力者のお二人に挨拶をしなきゃならないのでありました!!!!!!!!!!!!!!!!
自分達がいない間 色々と助けて下さったという話ですからね!!!!!!!!!!!!!!!!
あとなんか自分の事を知ってるみたいでしたし!!!!!
…あのお二人は!!!!!!!!!?」
ヤンデル「…? いないぞ…」
キョロキョロ…
ツバメオー「…あ! あそこの岩の影……あれじゃない?」
岩の後ろ『!!!!!!』
ビクッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「あそこでありますか!!!!!!! おーい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
タタタタタ…
-
ギル「あのー」
サササッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー「な…なんだYO!!!!!!!!?」
ギル「い…いやぁ あの 自分ギルというものでして…
今回は電磁超獣との戦いであなた達が大きな協力をして下さったと聞きまして 是非挨拶をと…」
ダジー「そ…そりゃあ律儀なこって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「えぇ…まぁ…
…えーーっと…あのー…」
ダジー「な…なんだYO!!!!! 挨拶ならそこからしろYO!!!!!!!!」
ギル「い…いや…顔出して貰いたいのですが…」
ダジー「な…なんでだYO!!!!!!!!
だからそこで挨拶しろYO!!!!!! お…俺達は今手が離せないんだYO!!!!!!!!」
ギル「い…いやさすがにそれは… 出来れば面と向かって感謝したいですし…」
ダジー「い…いいっていいって!!!!!!!! お…俺とムイは恥ずかしがり屋だから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「恥ずかしがり屋〜〜?…とてもそうとは思えないでござるがなぁ」
ウソニ「どちらかというと存在が恥ずかしいからな」
ダジー「お前さっき見直したとか言ってたくせにさっそくディスってるじゃねーかYO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「…恥ずかしがり屋さんじゃないなら是非顔を…
…ていうか 自分の事を知っていらっしゃいましたよね?
どこかで会ったことありましたっけ? やはりちょっと…お顔を拝見したいのですが…」
ダジー「い…いいって…! マジでいいから…! どっか行ってくれ…!」
ギル「…………」
ぬぅ…
ネコ【面倒な連中だニャ
さっさと表へ出ろミャン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ぐいぃ!!!!!!!
ムイ「きゃあ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ダジー「お…おいッ やめッッ…」
ぽーーい!!!!!!!
ドサァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー「うげは!!!!!!!!」
{ダジーとムイはギルの前に投げ出された!!!!!}
ダジー「いつつつ…」
ギル「あぁ どうも」
ダジー「…!!!!! あ…あぁ…!
ド…ドウモ…ハジメマシテ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カタカタカタカタカタ…
ギル「あぁどうも…初めま…………………んん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ピクリッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドキッ!!!!!!!!
-
ツバメオー「どうしたの? ギル」
ヤンデル「やっぱり知り合いだったか…?」
ギル「……………」
じーーーー…
ダジー「……!」
ギル「…………………………」
じいいいいいいいいいいい
ダジー「……! な…なんだYO…! 初めましてだろ…!!?」
ギル「…………あなたは…もしかして…………
“ダム里”殿では?」
ダジー「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドッキィィィー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ダム里?? 誰なの?」
ギル「前のネアメに所属していた魔法使いの方ですよ 転換魔法使いの…」
エンカ「転換………… …! そういえばこのダジー殿が使っていた魔法は………あらゆるものを転換してしまう魔法であったな!!!!」
ギル「やはり!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! あなたはダム里殿でしょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビッシィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー「ち……チチチ…チガウヨボクダム里ジャナイヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨ」
カタタタタタタタタタタタ
ギル「めっちゃ動揺してるじゃないスか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダム里殿ですね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ダジー「い…い…いよぅ ギル! 久しぶりだNAAA…!!!!!!」
で〜〜ん…
ギル「いや本当に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
途中からいなくなったから死んだと思ってましたが まさかこんな所にいるなんて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダジー「か…勝手に殺すなYO…」
ギル「それにしてもなんか……変わりました!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ダジー「あ…あー…ちょ…ちょっと…な! …は…鼻が変わった…か…なぁ?」
ギル「鼻どころか骨格が変わってるんですがそれは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー「ま…まぁ色々あってな…」
ギル「い…いやぁ…! まさか旧ネアメの同志にこんな所で会えるなんて…感動でありますよ〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…ていうか! それならばこの女の方は一体誰なのですか?」
ダジー「…!!!!!」
-
こそ…
ムイ「…!」
ダジー「こ…こいつは…ムイだ!!!!!!!」
ギル「ムイ…? 知らない名前ですね
ネアメを出てから知り合ったのですか?」
ダジー「お…おぉともよ…!」
ギル「もしかして ダム里殿の彼女さんでしょうか」
ダジー「そ…そうだな…!!!」
ギル「それは良い事です!!!!! ちょっと彼女にも挨拶を!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
サッ!!!!!!!!
ダジー「うぉ…うおおおい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ど〜〜〜〜ん!!!!!!!!
ギル「こんにちは!!!!!!!! 自分はギルであります!!!!!!!!!!!!!!
ムイ「ど…どうも…コンニチハ…」
カクシ〜
ギル「…なんで顔を隠すんです?」
ムイ「…は……恥ずかしい…から」
ギル「恥ずかしい? 大丈夫でありますよ!!!!!!!!!!!!!!!!!
別に妙な目で見たりしませんから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そんなことより自分は感謝したいのでありますよ!!!!! あなた達2人の顔をちゃんと見て!!!!!!!!
だからちょっと顔を上げて貰えませんか!?」
ムイ「え…えーっと…えーっと…」
ギル「お願いします!!!!!!!! この通りです!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハハー!!!!!!!!!!!!!!!!
ムイ「……! えと…! えと…!
………ダ…ダジィ……… おぼい…どうしたらいい??!」
あせあせ…
ギル「…おぼい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ピクリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー「ちょっ…バッ…!!!!!!!!」
ギル「…その謎の一人称……聞き覚えが…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ムイ殿…失礼!!!!!!! ちょっとお顔を拝見させて下さい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガバッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー「や…やめろおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ムイ「…!!!!!!!!」
ギル「…」
じー…
ムイ「……………ッ!!!!」
ギル「……」
じ〜〜〜…
ムイ「……………」
ギル「……………あの」
ムイ「……………はい」
ギル「つかぬ事を聞いても良いですかね…」
ムイ「…はい…」
ギル「………もしかして…
あなたは…………………………
“ムクール殿”………………では…?」
ムイ「……………………
…………………………………はい…
お…お久しぶりっぽりっちゃあ ギルすん〜〜…」
ニヒ〜〜〜〜〜〜〜ン…
ギル「…いやああああ〜〜〜
本っ当にそうですねぇ〜〜〜
いや〜〜ダム里さんもムクールさんも元気でお変わりなく良かったでありますよ〜〜〜〜〜〜
いや本当……お変わりなく…
お変わりなく………………………………」
ギル「性別変わってるーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どひゅ〜〜〜ん!!!!!!!!!!! ズコ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドンガラガッチャアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『ええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ブブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
http://download5.getuploader.com/g/sousaku_2/973/150908_233815.jpg
-
変わり過ぎだってばよwww
-
ギル「な……な……な……なあああああああああんでええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞぞ〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ムイ「ダ…ダジー…バレちゃったっぽりぃぺ…」
ダジー「う…うぐぐぐ…なんてこったぁぁ…!」
ギル「そ…そもそも…なんでお二人がこんな所に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ダジー「なんでって……しゅ…修行だRO…」
ジュリー「…ハッ!!! 思い出した!!!!!!!!!!!!!
そういえば あの時…!!!!!」
↓↓↓↓↓ あの時 ↓↓↓↓↓
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1378545680/78
↑↑↑↑↑ この時 ↑↑↑↑↑
ジュリー「おれが勇者山を紹介して案内したんだったーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー「そうだYO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前が忘れてんじゃねーYO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ず〜〜〜〜ん
ジュリー「す…すっかり忘れていたよ
…そうか! じゃあ君達の姿が変わったのは…この勇者山の呪いの影響か!!!!!!!!
醜い姿から転換して 綺麗な姿になったんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー「そうそう……って誰が醜い姿JAAAAAAAAAA!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どぉ〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「へ…へあ!!!!!!? と…ということは……拙者達がパンツを覗こうとしていたり愛でようとしていたムイ嬢は…本当はきったない野郎だったと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「元は男でも今はかわいいんだからいいじゃないか」
エンカ「確かに」
す〜ん
ネコ【……ふん…どおりで…
男臭いと思ったのにゃ…】
ツバメオー「ちょ…いや…でも…おかしくない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
いくら呪いとはいえ…なんで男が女になるの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ダジー「そ…それは…」
ムイ「……………ダジーと…この山で2人きりでいたら…
いつのまにかダジーの事を男として…好きになっちゃって……それで気付いたら…おぼい…女になって………それで……………////」
ぽっ…
ギル「…!!
一線越えてるよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これ絶対一線越えてるよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドド〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ねぇこれってBL!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? BL!!!!!!!!!!!!!!!!? それともNL!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ボクわかんない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぷしゅ〜〜〜〜…
-
ギル「なんでそんなことにぃ…なんでそんなことになるんですかぁ…」
ぽろぽろ……
ダジー「う…うるSE〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
不可抗力DA!!!!!!!! 不可抗力!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しかしお前らが何と言おうが俺はこの結果を省みたりはしNEE!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺はダム里ではなく…イケメンのダジーだし!!!!!!!!!!!!!!!! ムクールが元男だろうが今では女のムイに違いない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そして俺はそのムイを愛している!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それは紛れも無い事実!!!!!!!! そいつをとやかく言われたくはないZE!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ムイ「…ダジー…!」
じ〜〜ん
ジュリー「うむ 立派な宣言だ
ギル これ以上野暮な追求はやめよう
彼らは今の現状を受け入れている 俺達も彼らを受け入れなきゃ」
ギル「…そ…それはもちろん
自分も驚いただけで 決して非難してるわけじゃありませんし…」
エンカ「元は男でも今のムイ嬢はセクハラしたい…
それだけで十分でござる」
ヤンデル「何が十分なんだそれ…」
ツバメオー「………ようはTSものか…これはネタに使えるヨ」
メモメモ
ダジー「わ…わかってくれたka…」
ムイ「良かったね ダジー<3」
ほわわ〜〜〜ん…ラブラブ〜
ギル(……ま…まぁこうしていちゃついてる2人があのダム里さんとムクールさんだと考えると…もの凄くアレですが…)
ダジー「よっしゃ!!!!!! それなら張り切ってお前らを出口まで送れるZE!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…つーか そもそもお前ら何しにこの山に来たんDA?
お前らネアメだろ? こんな辺鄙な所の更に辺鄙な所になんの用なんDA?」
ギル「えーーっとそれは……………なんででしたっけ…」
ジュリー「まぁ………簡単に説明するなら………脱線…かな…」
ドンッッ…!
ツバメオー「説明になってねーヨ…」
ダジー「…お? もしかして俺を迎えに来たのka!!!!!!!!!!!!!!!!?
そりゃあかつてネアメで“隠されし秘密兵器”と呼ばれた俺だもんNA!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
わざわざ迎えに出向く気持ちも分かるZE!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ムン!!!!!!!!
エンカ(隠されし秘密兵器… 絶対嘘だろそれ…)
ツバメオー(嘘だな)
ヤンデル(どうかんがえても嘘だ…)
ジュリー(そもそも忘れてたし……)
ウソニ(隠されし秘密兵器というか隠されし恥部じゃないか?)
ビラコ「ですぅ…」
ギル「え…えぇまぁ…」
ダジー「懐かしいNA……ネアメの日々…
ギルよ みんなは元気ka?」
ギル「…」
-
ダジー「どうしたんDA?
あいつら今もよくやってんのか?
お前の引き連れてる新顔を見るに人数も相当増えてるんだろうNAA
大所帯になっても前の幹部クラスは変わらず仕切ってるDARO?
ヒャダオにムクロにエロリーナ…コンパニョンに左右チンポ…俺が助けたディミリア…あとモロクマとかチトツとかAとBとかは元気か?」
ギル「………」
ダジー「それと……だ…大魔女フーリャン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あ…あの傍若無人な大魔女はまだ大暴れしてんのか?」
ギル「…ダム里さん…いや ダジーさん ムイさん…
……今のネアメ…そして今の世界の情勢なんですが…
まずはそこから説明しましょう…」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…………
――――
ダジー「な…………なんだと………………ほぼ全滅…!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ゴウッ…!
ギル「…はい… 幹部を含めた戦闘員のほぼ全員が…魔反会…いや
魔反会が現代に蘇らせた過去の退魔戦士によって皆さんは殺されてしまいました…………
その時生き残ったのは…ディミリアさん…自分……そして…ヒャダオ様です
ヒャダオ様は大きな怪我を負い今は前線を退いています」
ムクール「ひ…ひどいっぱなぬるん…
みんなが…みんなが…うう…」
ダジー「それで…ネアメは…?!」
ギル「…戦闘員の全滅で 一気に形勢は逆転……敗走の結果となりました…
今はあるアジトに篭り 世界中の魔法使いの方々を保護しています」
ダジー「…そうかYo…
それで…大魔女フーリャン達まで行方不明…?
あ…あの大魔女が殺られたのかYo…
ジュリー「多分死んでない
だけどバラバラになってしまったんだ
あれから数ヶ月経っても まだ誰からも連絡がない
怪我が癒えてないのもあるだろうけど…恐らく力が半減してるから うかつに出てこれないんだろう
俺みたいにね」
ムイ「あ…あの強い大魔女フーリャンさん達が………あわわわ…」
ダジー「状況は最悪DANA…」
ギル「えぇ…過去の退魔使いの大物が魔反会によって復活してしまった今…世界にはもう魔法使いの居場所はありません…
このまま鼠の袋のごとく追い詰められていくでしょう…
…しかし!! 我々新生ネアメは諦めていません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いつかまた魔法使いの方々が外を堂々と歩けるようにするために戦う準備をしています!!!!!!!!!!!!!!!!
体勢を立て直し リーダーを3人体制にして 魔法使いの保護と同時に対魔反会のための戦力を集めている最中です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
我々が勝利し…魔法使いの方々に自由を与える…!
その目的の達成こそ…亡くなった方々への手向けだと自分は思います…!
あの時…戦えなかった自分ですが…今度は先頭に立って…! 自分の命が燃え尽きるまで戦うつもりです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー「!!!!!!!!」
-
ダジー「………そうka…
そりゃ頑張るしかねーNA…
…だったらよ…ギル!!」
ギル「?」
ダジー「俺も凱旋(もど)るZE!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
新生ネアメに俺は必要だろう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「――…! ダジーさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ムイ「ダジー…! ついに戻るんだね…!」
ダジー「…こんな話聞いて戻らないわけにいかねーDARO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネアメは俺を求めてるんDA!!!!!!!! 更に力を増した俺が帰りゃ百人力DAZE!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババン!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ダジー殿!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
百人力とか絶対そんなことありませんが…ありがとうございます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー「お前そこの本心は声に出しちゃだめDARO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 隠せ隠せ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズゥ〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「おぉ…戻るのかい…!!!!!!
俺はてっきり 君ならさっきの話を聞いて萎縮して戻らないと思ってたのに」
ウソニ「俺もそう思った」
エンカ「拙者も」
ツバメオー「ボクも」
ビラコ「ですぅ…」
ムイ「正直私もダジーみたいなヘタレは逃げちゃうのかと……」
ダジー「お前らの本心一致団結しまくってんじゃNEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そしてどさくさに紛れてムイまで何ちゅー事言ってんJA〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ど〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!
ギル「しかし…うれしいですよ!! ダジーさんのような旧メンバーが再びネアメに戻ってくれるなんて…!」
ダジー「…あぁ…
俺が戻りゃ…多少ヒャダオも元気になるんじゃNEEKA?
あいつは責任感の強いYAROUだからNA
体の怪我より…“こっち”の怪我の方が重大に違いNEE…」
トン…
ギル「…えぇ…! …きっと喜びます…!」
ギル「……それ以上に その変貌ぶりに驚かれるかも知れませんが…」
ダジー「それな」
-
――― そすて…
パアアアアアアア…
ツバメオー「わーい! 外だヨ!!!!!」
ジュリー「それも…ちゃんと麓だね!! いやぁ早かったな」
ダジー「HEHE! この山のことならまかせろって言ったDARO!」
ギル「色々あったこの山ともお別れですね…」
しくしくしくしくしくしくしくしくしくしくしくしくしくしく…
ヤンデル「な…なんだ?」
ビラコ「誰かの泣き声ですよ!」
ネコ【ここに来てまた厄介ごとかニャ】
ウソニ「…アレは!」
ババ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
樽「しくしくしくしくしくしくしくしくしくしく…」
じゃーん
ギル「樽!!!!!!!!? あの樽から声が!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「声がする樽………もしや!!!!!!!! ドンキ○コング!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
カッ!!!!!!!!
ムイ「違います!!!!!!!! あの樽…ミキニーちゃんだ!!!!!!!!!!!!!!!!
あの爆発で吹き飛ばされたのに…生きてたんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「丈夫な樽だな…;」
ツバメオー「ミキニー〜〜? それってあの河童バカの?
ぷぷー! 随分惨めな姿だヨ! 弄ってこよ!」
タタッ!!!!!!!
ギル「あ!!!!!」
タタタ…
ツバメオー「ヒューwwwwwおまwwwwwwwwwwなにやってんのwwwww」
樽の中のミキニー「…! あー!!!!!!!! お前は…メスガッパァ!!!!!!!!!!!!!!!!
生きてたんだなぁー!! このぉー!!!!!!
捕まえてやるー!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガンゴンゴン
ツバメオー「ぷぷwwwww捕まえてみれヨwwwwwwwwww
そこから出られるならヨwwwwwwwwwwwwwww」
樽の中のミキニー「キー!!!!!!!! こんな樽がなかったらぁぁ! お前なんか簡単に捕まえちゃうんだゾー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…あれ? でも私って元はと言えばなんでお前達を捕まえようとしてたんだっけ?」
ツバメオー「忘れたのかヨ! 命令されたんだろ!!!」
樽の中のミキニーミキニー「あ〜〜〜!!!!! そうだったぁー!!!!!!!!
ハウシーに言われたんだなぁ!!! だとしたら尚更やべーよ〜!!!!!!!!
またばかにされちゃう〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガンガンガン
ツバメオー「…ま! そいつは死んじゃったけどね」
樽の中のミキニー「え!? ハウシーが!!!!!!!!!!!!!?」
ツバメオー「ついでにお前らの女王もな!!」
樽の中のミキニー「マジで〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜……って! じゃあもう頑張って捕まえなくてもいいじゃん!
怒られなくて済む〜〜〜〜♪ ヤッタネ!」
ツバメオー「じゃあもうボクらは狙わないんだな!」
樽の中のミキニー「え!? …うーん…
…いや!!!!! それはそれだゾ! お前ら河童は個人的に捕まえる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
出せこのやろー!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガンガンガン
ツバメオー「なんだこいつ!!!!!! 呆れた野郎だヨ!!!!!!
引き下がるなら出してやっても良かったのに!!!!」
-
樽の中のミキニー「河童は捕まえて酢漬けにして飾るんだァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
出せ出せー!!!!!!!! 便利酢の用意なら出来てるゾ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴガガン!!!!!!!!
ツバメオー「漬けるのはホルマリンじゃねーのかヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シメてどーすんだシメて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ず〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!
樽の中のミキニー「とにかく出せ!!!!!!!! この貧相河童!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「…貧相河童〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!?
負け犬の分際でチョーシ乗んなヨ!!!!!!!!
こうしてやるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズガゴンズガゴン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
樽の中のミキニー「んきゃあ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!! 無防備な樽を蹴るとかーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
河童なら水鉄砲でもやってろ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「そんなもん出ねーヨばーかばーかばーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガン!!!!!!!! ゴン!!!!!!!! ガンガン!!!!!!!!
ヤンデル「………樽相手に何やってだあいつ…」
ギル「…結構気が合う二人なのかもしれません…」
エンカ「いつまでやってるのでござる 山の出口はそこの斜面を下りればすぐでござるぞ」
ヤンデル「…ツバメ! そろそろそこまでにしておけ!」
ツバメオー「分かったヨ!!!!!!!」
ちょーん!
樽の中のミキニー「キ〜〜〜〜!!!!! 蹴るに留まらず樽の上に乗るなんてこの河童ぁ!!!!!!!!!!!!!!!!
こんにゃろこんにゃろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グラグラグラ
ツバメオー「ひゃははは!!!! 虚しい抵抗だヨ……っと!!!!?」
グラッ…
ガコン!!!!!!!!!!!!!!!!
{樽は横倒しになった!!!!!}
とん!!
ツバメオー「…っぶな! 危うく樽の上から落ちる所だったヨ
でもまたこのうえに着地したもんねーwwwww
ふーいwwwwwふーいwwwww」
ガンガン
樽の中のミキニー「やめろよ〜〜!!」
グラグラグラ
……ゴロッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「…ちょ!!!!!!!!?」
樽の中のミキニー「ふぁらぁ!!!!!!?」
ゴロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{樽は斜面を転がりだした!!!!!
樽の上に乗るツバメオーとともに 斜面をものすごいスピードで駆け降りる!!!!!!!!}
ツバメオー「ひ…ひひ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「ツバメーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(笑)」
-
(笑)www
-
ギル「ツ…ツバメさんが玉乗りみたいに樽の上に乗って…斜面を落ちていきました!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「怪我したら大変ですよう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「やれやれ……追い掛けるか」
―――
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「ぎゃ…ぎゃひぃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
目が回りゅうぅ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「あびゃああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! お前なんてことしてくれてんだヨ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
ザザザザザザ…
ギル「はぁはぁはぁ…! …! 早すぎる…!!!!!」
ジュリー「…むしろこのまま平地まで転がっていってくれたほうが安全なんだが…どうやらそうはいかないみたいだ!
…あそこを見てくれ」
みんな『?』
ヒュオオオオオオオオオオオ…
ジュリー「…微かに境界のようなものが見える
恐らくアレはギルから聞いた 球体の人が張ったという結界とやらだろう!!!!!
あの結界が電磁超獣を通さないなら あの樽はあの結界に引っ掛かるだろう!!!!!!!!!!!!!!!!
そうすればツバメオーちゃんは投げ出されて地面に激突してしまう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そうなれば…死んでしまうよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「それ 採用!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「いや採用じゃないよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺何も提案してないよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!
-
ビラコ「ヤンくんメッ!!!! メッですよぅ! メッ!!!
ツバちゃんヤン君が怪我したとき心配してたのにそんな言い方悪いですよ!!!!!!!!!」
ヤンデル「あ…う…じょ…冗談です…」
ギル「ま…まずい…! もう結界にぶつかるーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「ツバメーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
成仏してくれ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「うひゃあああああああああああおおおおおおおおおおおおおおおおおおううううううう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
樽の中のミキニー「わ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴロォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ…
スウゥゥーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー…
ギル「!!!!!!? あれぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ジュリー「電磁超獣が入った樽が…結界をすり抜けたぁ!!!!!!?
どういうことだ!!!!!? 結界はまだ確実に生きているのに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「で…でも投げ出されずに済んだですよーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネコ【…イヤ! それでも思った以上に勢いが付きすぎているにゃ! これではなかなか止まらないにゃお!!!!!!!】
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ
ツバメオー「た…たしけてぇ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
止めて〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
??「あらあら」
スッ――――――――…
??「忿ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴガガガッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{と!!!!!!!! 誰かが樽を止めた!!!!!!!!}
ツバメオー「わぁぁぁぁ!!!!!?」
グラララッ…
??「おっと…」
ガシ…
ツバメオー「あう…あう…」
ピーひょろろろろ〜〜…
樽の中のミキニー「お…おえぇぇ…」
ツバメオー「た…助かっ…た… あ…ありがと…」
ス…
ガシャシャン…!
ハハス「いえいえ 大丈夫です
それにしても ダイナミックな遊びをしていらっしゃいますね」
どん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「あッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザザザザザ…
ジュリー「…あれぇ!!!!!!? ハハスじゃないか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
ハハス「あら?」
ジュリー「ハハス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハハス「ジュリー様…ご無事でしたか」
ジュリー「…ご無事って…なんで…
…むっ」
タイム「ジュリー様! 援軍に馳せ参じました!!!!!!!!!!!!!!!!
張り切って抜かせてもらいます!!!!!! ……この武器を!!!!!!」
ズラズラズラ…
ジュリー「村のみんな…!?」
ハハス「手すきの者達を集めて連れてきましたわ」
ジュリー「なんで…」
タタッ!!!!!!!!
ギル「…勇者村の皆さん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
援軍…! もしや!! 届いたのでありますか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハハス「えぇ 届きました」
バーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「手紙…!!?」
ツバメオー「…あ!!!!!!!
それはボクとギルが山の中の川から氷塊に入れて流した援軍要請の手紙だヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うまく着いたんだ!!!!!!!!」
ギル「やはり思った通りでしたね! あの氷に入れて流せば目立たないはずがない!!!!!!!!」
ハハス「いえ 最初は誰にも気付かれずに川を流れて行きましたよ
でも喉が渇いたサラリーマンが川を流れる氷を拾ってかき氷にして食べたら
急にお腹を下し そしたらこの手紙が出て来たと…
そのせいで発覚が遅れました」
ツバメオー「どんな経緯だヨそれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
普通に気づけヨ川にバカでかい氷が流れてたら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!
ハハス「村の川はよく氷スライムとかが流れてるもので…」
ツバメオー「しまった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 普通じゃなかった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぼぼ〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハハス「しかし……援軍を送るには遅かったみたいですね」
ジュリー「あぁ こっちは終わったよ」
ハハス「…山の怪物達は…」
ジュリー「詳しくは村に帰ってから話すよ
それよりまず 彼らを休ませたい」
ハハス「分かりましたわ ならば村までの帰路は馬にお乗り下さい」
エンカ「おぉ…馬か…ありがたい」
ツバメオー「もう歩けなかったとこだヨ〜〜〜 馬どこ?」
ヌッ
ペトロ「ヒッヒ………ヒッヒッヒッヒッwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ど〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズコ〜〜〜〜〜〜 !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ペトロかヨ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぬべぇぇぇ〜〜〜〜〜〜…
ギル「しかもヌメヌメしてる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!
ハハス「これはヌルペトロ
村で品種改良されたペトロの進化種です
常にぬるぬるした何らかの液体を体から分泌しています」
ツバメオー「魔改造してんじゃね〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
なんでそんな改造をwww
-
―――
女王……………
………
私は…一体… どうなって………
ザッ……
ガシッ!!!!!!!!!!!!!!!!
クエン「しろ(しっかりしろ)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハウシー「ハッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ…
クエン「…めか(目覚めたか)……」
ハウシー「…クエン!!! …ここは…あの世か!?」
クエン「かも(勝手に殺すな…某も…自分も)…
まる(まだ生きている)」
ハウシー「生きている…だと…」
クエン「…まが(まぁお前は上半身だけの死にかけだが)」
ハウシー「…私は女王とともに爆発したはず…奴らを道連れにするために…」
クエン「どな(どうやらお前は女王の胎液に守られたようだな)
ちだ(ちなみに人間共は全員生き延び 山を下りたようだ)…」
ハウシー「なに…!」
クエン「……わだ(我々電磁超獣の完敗だ)
こだ(この世界の人間どもに負けたのだ)…」
ハウシー「………
……クエン…………
電磁超獣達を…集めろ…
この山に居る生き残った電磁超獣達を…」
クエン「…」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオ
―――
ズララァァァァー……
モゲル「…ヒドイスガタナッタモンダナ 大将…」
ハウシー「…これで全部か…
…ミキニーはどうした」
クエン「ゆい(行方が知れん 死んだかもしれない)」
ハウシー「…そうか」
ポンチコ木「ミュ〜〜〜〜〜〜」
よちよち…
ハウシー「!!!!!!?」
クエン「こな(この姿…敵にやられたようだな)」
ハウシー「なんて姿だ………インポコ木!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
インポコ木「みゅ〜〜…」
ハウシー「…………私のこの姿も…インポコ木の姿も…電磁超獣の数も…そして死した女王…
今になって実感する…本当に負けてしまったのか」
クエン「あに(あぁ…グゥの根も出ないほどに)…
そは(それで? 全員集めた理由は)?」
ハウシー「…これからに…ついてだ…」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙………
電磁超獣達『…!?』
ざわ…
ハウシー「…我々電磁超獣は…負けた…
女王も失い もはや我々は増える事もなく ましてやこの山を出ることも叶わない
おそらく一生この山に囚われ続けるだろう…
だがこれは私の責任だ…
女王と一体になった私は…激情にとらわれすぎた
そこを突かれて 人間にやられたのだ…女王を死なせてしまったのだ…
この結果の原因は実質的に指揮をとっていた私に全てある お前達に非はない…
故に…お前達の今後を決定する権利など私にはない
お前達は……自ら命を断つなり この山で生きるなり…好きにして良い
そして私の処遇もお前達の自由だ
私を殺したければ好きに殺してくれ 私は甘んじて受け入れよう…」
オオオオオオオオオオ…
ざわ… ざわ…
電磁超獣『…!』
モゲル「何ヲ言ッテルンダ 大将」
ハウシー「!!?」
モゲル「アンタガ死ンダラ 俺タチャドウスル
タダノ畜生ニナレッテノカ?
俺達ガアル程度統率ヲ取レテルノハ アンタガイタカラナンダゾ
俺達ノ親ハタシカニ女王デ……女王ハモウイナイガ…
俺達ノ心ノ支エトナル存在ハ アンタシカイナインダ
ダカラ死ヌナンテ言ッテクレルナ
生キテイヨウゼ コノ山デ
……生キテサエイレバ オワリジャネェ…
キットイツカ俺達モ変ワッテ コノ山カラ出レル日がクルカモシレネェ
ソレガ何十年後カ 何百年後カ ワカラネェ
ダガアンタハセメテソレマデ 俺達ノ面倒ヲミテクレヨ
…ソレコソ 責任モッテナ…」
ゴオオオ…
ハウシー「……!」
クエン「…そい(そうだ それに某にいい考えがある)
なが(何百年後とは言わず 調子が良ければすぐにでも出られるかもしれない考えが)」
ハウシー「…なに!!?」
クエン「こた(これは“本”というものだ… 吹っ飛ばされた山の麓で見つけた)
おれ(お前も見てくれ)」
ペラ…
ハウシー「………本…? …『娯楽解書』…?
なんでこのようなものを…………む?
お前…いくつ本を拾ったんだ その腰に入れてる本の束はなんだ
…? 『エロエロ大百科』? 『フェチズム特集“ファニーボーン編”』? 『えっちんぐマニア』…?
どういう本だ? それらは…」
クエン「こだ(こ…これはッッッ ただの資料だ)…!!!!!
しん(資料…! うん…!!!!)」
タラー…ハァハァ…
ハウシー「…なんで鼻血を出している」
クエン「ない(なんでもない)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ない(なんでもない)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そろ(そ…それよりこっちの『娯楽解書』のこれを見ろ)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
つな(つまり某が言いたいのはだな)…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
ザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザ…
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
-
―――
勇者山で巻き起こった電磁超獣との戦いは終わった…
多少の余韻を残しながら…
閉ざされた山に残された電磁超獣達…
彼らはこの先 とんでもないことをするのだが
それはまた後の話である…
果して彼らの運命やいかに……
――― 『電磁超獣編』完
そして脱線していた物語は 再び魔反会に向けて戻りはじめるのである…
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
-
クエンが変な方向にwww
-
そして…
ハハス「まぁ…そんなことが…
ではその電磁超獣の女王は…」
ジュリー「倒した……ビラコさんがね」
ハハス「まぁ…すごいですね」
ビラコ「ムガベロチューでした」
ツバメオー「それを言うならムガムチュー」
ジュリー「あの山には誰かが仕掛けた結界があるから電磁超獣は出てこれないだろう
こちらから手を出さなければ危険はないだろう」
ハハス「そうですか なら村の皆に伝えて 山に近づく事を規制しておきますわ」
ジュリー「うむ 何事も万全に対処しておいた方がいい
……一つ気になることを言えば 結界を超えた電磁超獣がここにいることくらいだが…」
ツバメオー「お前の事だヨ」
ゴン!
樽の中のミキニー「ふがぁ!!!!!!!! なんだよー!!!!!!!! 叩くないでよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ていうか出してよ!!!!!!!! 私は河童の住家になんて行きたくないゾ!!!!!!!!
私陸生なんでーーーーーーーーー!!!!!!!! 陸生なんでーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「こっちも陸生だヨ!!!!! いつまで河童ネタ引っ張ってんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ど〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハハス「あら この樽の中に電磁超獣の方がいらしたんですね
通りで人ならぬ気配を感じると思いましたわ
えぇっと…どうしたらよろしいでしょうか? 滅しましょうか?」
オ゙オ゙ォ゙ォ゙ォ゙ン゙…
樽の中のミキニー「ひ…ひひーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
目が本気〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「…い いやー…さすがにそれはかわいそうなんじゃないかな…」
ムイ「そ…そうです!!!!!!!! ミキニーちゃんは電磁超獣でも話せば分かる人(?)なんです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
樽の中のミキニー「に…人間〜〜〜…」
じーん………
ツバメオー「いや こんなやつ殺した方がいいヨ
どうせろくでもないヨこんなもんは…」
樽の中のミキニー「な…なんだと〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カ〜〜〜〜〜〜ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「死にたくなきゃ大人しくしてろって事だヨ」
樽の中のミキニー「う゛…う゛ぅ〜〜…」
ハハス「皆さんがそういうならやめておきます」
樽の中のミキニー「ほっ…」
エンカ「しかし何故この電磁超獣は結界を超えることが出来たのでござろうか?」
ネコ【あの結界 もしかしてかなりガバガバだったんじゃにゃら?】
ジュリー「いや…そんなはずはないと思うけど…」
ギル「本人に聞いてみましょう
なんででしょうかね」
樽の中のミキニー「…んー?
そりゃあお前…アレだよ……そう
…“顔パス”だよ!!!!!!!! “顔パス”!!!!!!!!!!!!!!!!
私くらいかわいい電磁超獣なら結界も『よーいw』っつって通してくれるゾ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
かわいいは正義だナ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
てーーん!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「滅していいよ」
樽の中のミキニー「やめてええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ジュリー「…まぁ考えても仕方ない 多分大丈夫だと思うけど
山の監視も厳重に頼むよ」
ハハス「分かりましたわ……あら
そろそろ村ですよ」
ばーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「…ふう…なんだか村の外観を確認してやっと気分が休まった」
エンカ「確かに」
ヤンデル「とりあえず…………風呂に入りたい…」
ヌンベッタァァァァァ…
ツバメオー「ちくしょおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ペトロ汁がきめええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヌルペトロ「デェュフフフwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ハハス「すぐお風呂の用意をしますよ
さぁ…うちへ」
ジュリー「よし…じゃあこれで皆も解散だ
わざわざ駆け付けてくれてありがとう」
タイム「いえ!!!!!!!! 当然のことです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ではジュリー様!!!!!!!! 多分私もう2〜3年は出番なさそうなんで どうかお元気で!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
出番ない間 私もしっかりと抜きまくります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 息を!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
タターッ!!!!!!!!
ジュリー「あ…あぁ
吹っ切れてるな…」
―――
グリーブルー宅
ハハス「帰りましたよ」
しーん…
ジュリー「………チチスは?」
ハハス「さぁ……まだ乱数調整でしょうか」
ジュリー「…ふぅ…まったく
…俺は過去の人間だから 今のグリーブルーのやり方に口出しする気はないけど
さすがに連日これはあんまりじゃないかな
ちょっと叱っておこうか」
ハハス「いえ………ジュリー様…
お父さんをせめないであげて下さい…
お父さんは…あの子のために…」
ジュリー「……そうか…
…まぁ…ほどほどにするように言っておいてよ」
ハハス「…はい」
ギル「…?」
―――
ハハス「すみません ちょっとお風呂が出るまで時間がかかるのでそれまでお食事の方を…」
とん…
キラキラキラキラキラキラキラキラ…
ビラコ「おいしそう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「うん! おいしそう!! …だけども!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こんなヌルヌルベタベタした姿でこんなもん食えってのかヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
食欲って知ってる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
どどど〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヌメメ〜…
-
―――
ツバメオー「結局上着脱いだ」
ぷるる〜〜〜ん
ジュリー「わぁぁ〜すごい!!!!!!!! パイオツ大きいのに色気が全くないねぇぇぇ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「ブッ凍ろすぞテメー………」
ぷーん…もわもわもわ
樽の中のミキニー「ムーーッ!!!!!!! おいしそうな匂いぃー!!!!!!!!!!
…ってーかァ!!!!!!!! 出せよー!!!!!!!!
いつまで入れてんだよ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガンゴンゴン!!!!!!!!
ツバメオー「うるさいなぁ」
ジュリー「そろそろ出してあげたらどうだい?」
ヤンデル「…危険じゃないかな…」
ムイ「大丈夫です! ミキニーちゃんは変な事したりしませんよ!!!!!!!!」
ダジー「俺とムイが相当に調伏したからNA
よもやここで俺達に反逆しようとは思わねーDARO」
ウソニ「…まぁ 変な動きをしたら全員で懲らしめればいいんじゃないか」
ギル「うーん…そうですね 出してあげましょう」
ツバメオー「え〜〜〜 本気ー?」
エンカ「では……樽の中の電磁超獣
これより樽を切る故…しばらく身を縮めてお控えなすって」
樽の中のミキニー「え…ひ…ひえええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こ…これごとぉぉ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドキー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「ディスペラード皮剥斬り!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツァツァツァツァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぺらぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!
{樽がまるでバナナの皮を剥くように縦に斬り裂かれた!!!!!!!!!!}
ギル「おぉー!!!!!!!! なんという妙技!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ピシィィィィー……
ムイ「…え?」
ハララァァァ〜〜〜…
いや〜〜〜ん!!!!!!!!
ムイ「きゃ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どーん!!!!!
ダジー「ムイ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーーン!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「わっほおおおおおおおおおおう!!!!!!!!!!!!!!!!!!
斬撃で樽を斬るだけでなく後ろのムイちゃんの服まで斬った〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
すごい妙技だ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ワアアアアアアアアアアアッ!!!!!!!!
ツバメオー「ただのエロ技じゃねーかヨ………ん?」
スウウウウウウウウウウウウウウ… ぺらあああああああああああああああ…
ギル「な…なんとおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
更に斬撃の起こした風を利用しツバメオーさんに服を着せたあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
見たくなかったツバメオーの肌を隠すナイス妙技だあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どんッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「妙すぎんだろおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
張っ倒すぞてめーらあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ミキニー「わあああああああああおおぉう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニーちゃん大・復・活ぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
テーテッテテー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「やっほほー!!!!!!!! やっほほー!!!!!!!!
ミキニーちゃんの復活だ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
明るい世界に明るいミキニーちゃん再臨だ〜〜〜〜〜まるで花の大輪だ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪
日の光りに反射する紫の肌が透き通る〜〜〜〜〜♪
る〜〜〜♪ る〜〜〜♪ ほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
しゃおあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「うるせー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! こいつ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「うれしそう」
ミキニー「嬉しいに決まってるゾ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もうあんな暗闇は懲り懲りゾ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さーて 樽から出れたことだしぃ…」
パキ… パキ… ビキ…
ミキニー「ちょっと河童狩りでもすっかなー♪」
ニィィィィンッッ…
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
ギル「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「…こいつ…殺気ッ…」
ネコ【…チッ 結局やるのか!!!!!? 愚かな…】
ムイ「ミキニーちゃんやめて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダジー「お…おめー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! お…俺達に負けてんだからこいつらに敵うわけねーDARO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
や…やめとけYO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ミキニー「…キヒヒヒヒヒ…まだ私の全力を見せたわけじゃない…!
さくっと殺って河童の首ぜんぶを持って山に帰ってやるぅ〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズズズズズズ…
ツバメオー「い…言わんこっちゃないヨ!!!!!!!!!!!!!!!! ここはボクが…」ピキキ…
ミキニー「………ぷぷっ
ウソだゾ☆」
ギル「えぇ!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ミキニー「冗談だよ冗談
なんもしないって言ったジャン
そもそもお前らと戦う理由ないしー」
エンカ「…今 拙者達の首を持って帰ると…」
ミキニー「だから冗談だって そんなばっちぃ真似しないゾ☆
そもそも山に戻ったって面白いことないもんね
ここは大人しくして…外の世界を見るほうが楽しいと思ったのさ!
…ま! とりあえずよろしくぅー!」
ギル「な…なんだぁ…」
ほっ…
ツバメオー「…チッ…滅っせられれば良かったのに」
-
ツバメオー「なんだヨよろしくって
こいつ居座る気満々だヨ 図々しすぎだろ
お前みたいな全身紫野郎は研究機関に送られて然るべきだヨ」
ミキニー「なんだとぅおー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギギ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「仲良くするですよう
ツバちゃんもっとフレンドリーに接してあげるですよ」
ツバメオー「無理だね!! ボクは元来人はあまり信用しないタチなんだヨ!!!!!!!!!
こんな危険生物に気を許すなんて以っての外だし!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「…あぁ……そうだ…そうでしたね…
ツバメさんが自分に気持ちを許すまでもかなりの時間が必要でした…
あの日々は今思い出してもつらい…」
ぽろぽろ…
ツバメオー「い…いつの話してんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あ…あの頃は色々事情もあったし……今は仲良くしてやってんダロ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カ〜〜〜ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! うりうり
ミキニー「なーんだ
それってつまりただ単に器が小さいってだけじゃん
全てにおいて小さいやつだゾ☆」
ツバメオー「はああーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
イラァッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「確かにあの時 私は河童たるお前達を捕まえて 殺そうともした
で逆に私も痛い目見たし死にかけもしたゾ?
でもでも 私はそれら全てを“それはそれとして”“許し”!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前達を受け入れてこうやって愉快に接してやってんだゾ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この広大すぎる私の器の大きさが五臓六腑に染み渡るってもんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それなのにお前の器の矮小さと言ったら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まるで煎茶を飲むときの茶碗が小さい島根(テレビ調べ)のごとき器の小ささだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前の心は寂れてるよ!!!!!!!!!!!!!!!! むしろ過疎だよ過疎!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
島根レベルに過疎った心だよお前は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオオオオオ!!!!!!!!
ツバメオー「うるせー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
島根バカにすんじゃねー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「…そういうわけで…さ?
もっと大人になりなよ
私が導いてやるからさ…!!!」
キラァ…
ツバメオー「なんで偉そうなんだヨ!!!!!!!! うぜーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ツバメオー「もー!!!!!!!! うぜ!!!!!!!! こいつ!!!!!!!!!!!!!!!!
居座るなんてふざけたことぬかすならボクが追い出してやるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ついでにあの時執拗に狙ってくれたお返しもしてやる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジャキンッ!!!!!!!!
ミキニー「…ほーっ? お前が私とやる気ぃ?
散々オスに守られてた貧弱河童の分際でさ
非暴力主義になったミキニーちゃんもここはいっちょ大人のすごさってのを見せ付けてやるしかないかなぁ」
ヴヴヴヴヴ…
ヤンデル「おい…………やめろ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ムイ「ミ…ミキニーちゃんやめた方がいいって…!!!!!!!!!!!」
ギル「そ…そうですよ二人とも落ち着きましょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
せっかく料理があるんですからとにかく食べましょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
アセアセ
ツバメオー「うるっさい黙ってろヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
飯なんて食ってる場合じゃねー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「そうだゾ!!!!!!!!!!!!!!!!
なんだかこの貧相な河童……貧河童とは決着をつけなきゃダメな気がする!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そうじゃなきゃご飯なんてまずくて食べれないゾォーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カァァーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヌゥゥ…
ハハス「あら? 誰のお料理がまずいのです?」
ツバメオー「まずくないでーす」
ミキニー「とってもおいしそーでーす」
す〜〜〜〜〜〜〜〜ん
ジュリー「あれだけ対立していた2人がハハスが現れた途端に椅子に座って大人しくなった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ぐ…ぐ…! は…反射的に…!!!!!
こ…このおばさん鎧姿だから威圧感ありすぎだヨ…!!!!!!!!!」
ミキニー「な…なんでもないですぅぅぅぅ…!!!!
ななななんでもないですぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
め…滅っさないでぇぇ…!!!! お願いしますぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ」
ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ…
ハハス「??」
ジュリー「…すごいなハハス」
-
ハハス「今…洗濯をしていたら喧嘩をしているような声が聞こえたのですが…
お料理が何か問題でしたか…?」
ブンブンブンブンブンブンブンブンブン
ミキニー「そんなことありませんそんなことありませんそんなことありませんそんなことありませんそんなことありませんそんなことありません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「ちょっとジャレあってただけてーす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ねー☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆」
ミキニー「ねっー☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆」
ギュー
{手を繋いでみせる二人}
ギル「わ…わざとらしい」
ズーン…
ハハス「そうですか
じゃあどうぞ皆さん食べて下さいな」
ツバメオー「はーい☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆」
ミキニー「かわいい河童さん☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
私が食べさせてあげるゾ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
はいっあーん☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆」
そ〜〜
{からあげの付け合わせのレモンをツバメオーの口に運ぶミキニー}
ツバメオー「あーん☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆」
モォリモォリモォリモォリ…
ガクガクガクガクガクガクガク
ツバメオー「おおおおおぽぽぽぽぽォォぃォぉぴぃぃぃぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ボクもあげるヨ☆ あーん☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆」
わしわし… そ〜〜
{ネコの体のノミを集めてミキニーの口に運ぶツバメオー}
ぬぉりぬぉりぬぉりぬぉり…
ミキニー「おっ…おっほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
デリィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィシャアアア〜ス☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆」
ぞわぞわぞわぞわ…
ハハス「仲良く食べてらして良かったです
少しでも場の雰囲気を乱すようなら問答無用で滅っするところでしたわ」
ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ
ミキニー「ひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい」
ポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポ
ツバメオー「うぎゃあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ノミ吐くな〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!
-
食わすなwww
-
ハハス「では私はお風呂の支度をいたしますので どうぞ食事を続けて下さい」
ツバメオー&ミキニー『はぁーい☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆』
てーれー
ガチャン……
ツバメオー「さぁ〜て 食事を続けようじゃんヨぉぉぉぉぉ〜〜〜〜?」
ミキニー「河童は雑食だからなんでも食うよねぇぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜??」
ギギギギギギ…
{お互いに埃とか乾電池を食わせようとしている二人}
ジュリー「わぁ! わぁ! やめないかい!!!!!!!!」
ダジー「あのオバサンがいなくなったらすぐこの調子KAYO…」
ビラコ「もうー! 2人ともご飯は楽しく食べるですよ!!!!!!!!!!!!」
ミキニー「そうだゾ!!!!!!! こっちは普通に目の前のおいしそうなもの食べたいだけなんですけど!!!」
ツバメオー「ふんっ!!!!!!! お前みたいな原人紫には勿体ないヨ!!!!!!!
そもそもお前食べれんの!!? こんな普通の食べ物!!!!!!!
電磁超獣なんだからそこらへんのコンセントから電気でも吸ってろヨ!!!」
ミキニー「電化製品と一緒にするなよー!!!!! 電磁超獣だって食道も胃も腸もウ○コもあるゾ!!!!
ぶりぶりゾ!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「あのご飯時にぶりぶり情報は勘弁してもらえませんかね!!!!!!!!!!!」
エンカ「まぁこの電磁超獣 見た目の体構造は人間そっくりでござるからな」
{まじまじと見つめながら}
ミキニー「そうそう 人間も電磁超獣も変わらない変わらない
…あっ! この肉みたいなのおいしそー!
いただきミキニー☆」
パク…
♪ズンチャッ ズンチャッ ズンチャッ
♪ズンタタタッ ドンッ ズンッ ズンッ ズンッ
♪ピーヒャラピーヒャラピーヒャラピーヒャラピーヒャラ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「なんだこの音!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「は? 物食べると音くらいなるでしょ
何言ってんのお前?」
ツバメオー「お前が何言ってだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「いや普通でしょ
電磁超獣の食道はデコボコしてるから 何かを飲み込むとデコボコに擦れて音楽のように音が鳴るんだゾ
ちなみに私の食道はシューベルトの『魔王』が鳴るゾ
お前らは?」
ツバメオー「お前は? じゃねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
食道の時点で普通じゃねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どどーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ミキニー「ないの? まじ? 遅れてるな人間は…」
ツバメオー「お前らが予想外の方向に進んでるだけじゃねーかヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どーん!!!!!!!!
ミキニー「じゃあこれは?」
スッ…{きゅうりを取るミキニー}
ミキニー「好きな物を食べると…」
パク… ゴクリ…
♪ジャラララララララ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!
♪パァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ポォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ミキニー「よっ はっ」
ズズ…
{肩からきゅうりが出てきた}
♪ギュンギュンギュンギュン
♪パォォーーー!!!!!!!! パォォーーー!!!!!!!!
♪ピロロリンピロリンピンピロリロ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「よっよっ!!!!!!!!」
ズッ ズッ ズッ
{肩から引っ込んだきゅうりが今度は頭から!!!!! 更に腹から!!!!!!!! 更には腕から!!!!!!!!
ミキニーの体の至る所から出たり入ったりするきゅうり!!!!!!!!}
ミキニー「…このように
大好物を食べるとフィーバータイムが訪れ
その食べ物が体の中で乱舞しまくる この現象は?」
ツバメオー「ねーよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんだヨその機能!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんの意味があるんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無意味しか見出だせねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「これもないの?
人間ってつまらんね」
ウソニ「無駄がないと言ってほしい」
ミキニー「ま なんでもいいけどね
お前らさっさと食べなよ」
ギル「そ…そうですね
いただきます…」
―――
みんな『……』
もくもく…
パクパク…
ミキニー「んー<3」
♪ドオオオオオンドドオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
♪ジャーーーーラーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
♪おとおおおおおおおおおおおさんおとおおおおおおおおおおおさん
♪まおおおおおおおおおがいまあああああああああああああああああああああああああああああああああ
♪えろい娘で誘惑してきてぼくもう駄目かもしらんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
皆『…』
もくもく…
ミキニー「…んーっ/// きゅうりの酢の物まいうー!!!!!!!!」
♪ズンチャラッ タタタッ!!!!!!!!
♪ピーヒャラピーヒャラ ドンドコドンドコドンドコドンドコドンドコドンドコ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
にゅっ!!!!!!!! にゅっ!!!!!!!! にゅっ!!!!!!!!
ツバメオー「うるせ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バキゴォー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「ミッギー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブボシャアァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ミキニー「痛ーい!!!!!!!! なにするのさぁ!!!!!!!!!!!!!!!!
こっちはただご飯食べてるだけだゾ!!!!!!!!」
ツバメオー「ただ飯食ってるだけで騒音撒き散らすなヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もうお前は飯食わずに大人しくしてろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前みたいなもんはボクらが食い終わったあとに残飯を粛々と処理してればいいんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「に…にぃぃ〜〜〜〜…!!!!!!!」
ビキビキ…
ツバメオー「こんなやつ無視してさっさと食べるヨ
うわぁー!!!!!!!! このコーンスープ美味いヨ!!!!!!!!!!!!!!!!」
かちゃかちゃ…
プルプルプルプルプルプル…
ミキニー「ギ…ギギギィ〜〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!!!!!!」
ぶわぁッ!!!!!!!!
{電素粒子化!!!!!!!
ミキニーは腕を電素粒子に変え それを伸ばしてツバメオーの後ろに回すと…}
ズズズ…ガシッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガチョアアアアアアァ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ばべらっが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{熱々のスープの中に顔を押さえ付けた!!!!!!!!}
ツバメオー「ぎ…ぎにゃあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バタバタバタバタ
ミキニー「ヒョーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!! キレイに食べましょねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババァーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
グリィィィィィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガバァー!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「やめろコンニャロォ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もう許さんヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブッ凍ろす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チャキッ…
ミキニー「…! ……!!?
…あ!!!!!!!! お前のその頭……」
ツバメオー「!!!!!!!?」
どん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ツバメオーの帽子が外れ その下からなんと皿が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ミキニー「皿だーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
やっぱりお前は河童だったんだぁぁーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぱあああああッ!!!!!!!!
ツバメオー「いやっ…ちが…これは今の揉みくちゃで頭に皿が乗っただけ…」
ミキニー「河童〜!!!!!!!! 河童〜!!!!!!!! ハーゲハーゲ河童〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウィー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「だから河童じゃねぇぇぇぇぇぇぇぇヨォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブチィィィッ!!!!!!!!
-
ガチャーン ガチャーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドカドカバキバキ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブシュウッ…!!!!!!!!
ネコ【うるせーミャオ…落ち着いてミルクが飲めんニャ】
ぺろぺろぺろぺろ
エンカ「案外いいコンビではないか?」
ビラコ「うふふ 喧嘩するほど仲がいい ですね☆」
ギル「殺し合いが喧嘩のうちに入るか分かりませんが」
ダジー「……それよりギルYO
…今のネアメについてだが…」
ギル「? なにか…?」
ダジー「あの時の面子は殆ど死んじまって…生き残った戦闘メンバーはお前とヒャダオとディミリアだけ…なんDANA?」
ギル「…そうですが…」
ダジー「…SOUKA…
………みんな最後まで戦ってたんDANA…」
ギル「…はい
死んだ皆さんが 最後まで諦めず…強大な敵と戦って…そして散って行きました…」
ダジー「…………ふぅ …そうか…
………ああ 実感がWAKANEE
俺にとっちゃ ほんの数ヶ月前まで寝食を共に…日常を共にした連中DA
…その現場にいなかった俺には 連中の死がやっぱりまだ実感できNEE」
ムイ「…おぼい……………私も…
……みんなの笑顔は今でも思い出せるよ…笑いあった日々…泣きあった日々…
そ…そして…幻影魔法使いのコンパニョンさんの本当の姿…!
ひ…ひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お…おえええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゲロビッチャ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー「ムイーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あの時のショックのトラウマがフラッシュバックしとる〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
思い出すNA〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズ〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「う…うーむ…確かにアレは衝撃的でしたが…」
故人にそんなこと言うのはアレですけど…
{※みそじ過ぎても なんとかファイト参照}
ダジー「コンパニョンだけじゃねぇー…
全員との思い出が蘇るZE…
エロリーナに声をかけても無視されつづけたあの日…
筋トレ中のムクロに無視されたあの日…
左右チンポに話し掛けたのに無視されて飛び立たれたあの日…
ヒャダオに作戦を進言しても右に流され続けたあの日々が…まるで…昨日のよう…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぽろ…ぽろ…
ヤンデル「無視されまくってる…」
ズーン…
-
ダジー「…まぁ無視されてたのは仕方NEー
あの時の俺は 実力も伴わねぇただの口先だけの野郎だったんDA
知った風な口を利いてとんだ的外れなことばかりほざいてた…
身の程知らずの恥知らず…全く…とんだ黒歴史ってやつDA…」
ギル「い…いやぁ…そんなことは…」
ほぼその通りだけど
ダジー「だからこそ俺は今帰る
ギル…改めて言うが 俺はネアメに帰るZE
明日にでもアジトに出発してぇ
今のリーダーはお前なんDARO? 一応確認はとらせてもらうZE」
ギル「正しくは3リーダーのうちの一人ですが…はい
もちろん構いません お二方は今も昔もネアメの同志…
胸を張ってお帰り下さい そして…」
ダジー「…あぁ! 分かってる
ヒャダオに会ってやってくれ…DARO?
当然真っ先にそうするつもりDA
それが俺の……ヒャダオの右腕たる俺の努めだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「いやいつから右腕になったんだい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズーン!!!!!!
ウソニ「結局身の程知らずの恥知らずじゃないか」
ダジー「URUSEーURUSE〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
とにかく俺達ゃ朝一で出発すっから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そのための体力つけるためにこの飯をかっ食らって体力つけんぞムイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガツガツガツガツガツガツ
ムイ「うん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パクパクパクパクパクパク
ダジー「ふがふがふがふがふが……もがが〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
喉に詰まった〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!! バタ〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビクンッ ビクンッ ブクブクブク〜〜〜〜〜〜
ヤンデル「やばい!!!!!!!! 泡吹いて気絶した!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「大変ですよ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お医者さん!!!!!!!! どこかにお医者さんはいないですか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
エンカ「自分!!!!!!!!!!!!!!!! 自分!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「こ…こっちも治してぇぇ〜〜〜〜〜〜」
ぷしゅ〜〜〜…
ミキニー「うきゅうぅー…ガチバトったゾぉ〜〜〜…」
ピュピュ〜〜〜〜
わいわい がやがや…
-
―――
ハハス「食事も終わりましたし 次はお風呂に入りませんか?」
ミキニー「…お風呂…?」
ツバメオー「それならボク先に入りたいけど」
ハハス「あら
せっかくなら全員で入りませんか?
女性陣は女性陣 男性陣は男性陣でそれぞれ」
ツバメオー「えー…」
ビラコ「それ いいですよう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
多い方がいいですよ♪ そうするですよ♪!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「うーん………まぁいいか」
ハハス「じゃあそういたしますか では…」
ミキニー「ちょっと待って お風呂って何?」
ツバメオー「ふえぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
お風呂知らないの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
うーわこいつまぢかヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
サーッ
ミキニー「な…なんなんよ!!!!!!!!!!!!!!!! 私はただ知らない事を聞いただけだゾ!!!!!!!!」
カ〜〜〜ッ
ビラコ「お風呂は熱いお湯で体を洗う所ですよ♪」
ミキニー「…つまり水浴びってこと?
そんなの習慣にないからねー…」
ツバメオー「うわーーーーーっ…くッッさ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お風呂ないとかまじありえんわ!!!!!!!!
やっぱ電磁超獣の世界って文化のカケラもない意識低い世界なんだな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ひーッ!!!!!!!!
ミキニー「ちがーーーう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! うるさいヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣と人間じゃ体の作りが違うの!!!!!!!!!!!!!!!!
人間は自分の体の中の細菌で臭くなるんだろうけど電磁超獣の体の中には細菌なんてないゾ!!!!!!!!!!!!!!!!
電磁超獣の体はアスベストで出来ているからね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「なんか危なそうだな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!
ビラコ「体の中に細菌はなくても 空気中に漂うゴミや細菌が体にくっつく事もあるですよ♪
それを洗い流せばきっとスッキリすると思うですよ」
ミキニー「…うーん そこまで言うならじゃあ入ろっかなぁ」
ツバメオー「なんか変なの出てこないだろうな…」
ハハス「それでは…………と
あなたもお入りになりますよね?」
ムイ「えっ……おぼ…私?!!」
ドキッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ムイ「わ…私も…!!!?」
ハハス「えぇ
女性ですから当然だと思いますが…」
ツバメオー「待ってヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
でもこいつ…元男だヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ハハス「元は男でも今は女の子ですし…
それとも彼女を男性陣と一緒にお風呂に入れますか?」
ズイッ…
ジュリー&エンカ『構わんよ』
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【黙ってろ】
ズバッシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー&エンカ『ぎにゃあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ブシュ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「それは分かるけど…なんか気になるヨ」
ダジー「安心して一緒に入れてやれYO
ムイは確かに元男だが 今は体も心も女DA
今更人の裸見たってなんとも思わねーSA
例えそうじゃなかったとしても お前のように胸が全く生かされてない貧相な体を見たところで無の境地に揺らぎはねーSA」
ツバメオー「ギコシ メコラ」
バキィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー「―――」
ピキ…ピキ…
ムイ「ダジーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
ハハス「ではこちらです…
…男性の方々はしばらくお待ちください」
ギル「あ…はい」
ガチャリ……バタンッ
しぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん…
ジュリー「………来たな」
エンカ「………来たでござるな…」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ジュリー&エンカ『ニィィィィィィィ…!!!!!!!!!!!!!!!!』
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
{邪悪な笑み…!
果して2人は何をするつもりなのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?}
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ドオ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ンッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル(わかりやすすぎて問題になってない気がする…)
ずーん…
-
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ………
エンカ「……“聞き見える”でござるか…」
ジュリー「あぁ…見える……いや…聞こえる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こ…これが恵方開壁即集音…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴクリ…!
エンカ「ジュリー兄さん…なんとも素晴らしい…
コツを少し教えただけでこの技を使えるようになるとは………
何と言う才能…何と言うエロパワー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「う…うぅ… まさかまたこんな事をするハメになるとは…」
エンカ「やめたかったらやめてもいいのでござるぞ
今この壁の向こうに広がるパン筋天国から目を…いや耳を背けたかったらな…!!!!!」
ギル「…見たい…!!!! パン筋見たい…!!!!!!
見たい…!!!! 見たいんや…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぽろぽろ…
エンカ「その執念を集中力に変えて耳に乗せるのだ」
ジュリー「ふふ…ビラコさんのパン筋…ムイちゃんのパン筋………もしかしたらハハスの鎧の…“ヨロスジ”も聞こえるかもしれないよ…!!!!!!!!」
ギル「どんな筋スかそれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! めっちゃ気になる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドキドキ
ジュリー「俺は別にツバメオーちゃんでも パイオツ“のみ”を見るのもアリだと思うけど」
エンカ「好きものでござるな兄さん
しかし例えパイオツのみであろうとそのパイオツはツバ嬢でござる
パイオツがツバ嬢である以上そのパイオツにそれ以上の価値はないのでござる」
ジュリー「よく分からないけど…なんだか哲学めいてるな…」
エンカ「まぁツバ嬢と電磁超獣はともかく 我々の狙う先は他の三人…
しかも今回は恵方開壁即集音の妨げとなる要因もない」
ゴゴゴゴゴ…
ネコ「ゴロゴロゴロゴロ…」
{丸くなって寝てるネコ(かわいい(でもデカい))}
エンカ「この機に見ずにいつ見るのだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さぁ入ろう…桃色の音符の中へ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
三人『――――』
スゥゥゥー………
し〜〜〜〜〜〜〜〜ん……
ウソニ「… あの三人は何をやっているんだ」
ヤンデル「………さ…さぁ……………」
-
エンカ「さぁ…耳を傾けて…」
スゥゥゥゥ………
ズズズ…ズオオオオオ…
エンカ「…聞こえる…聞こえる…見えてきた…見えてきたてござるぞ…!!!!!!!!
さぁ…楽園はそこに…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュウウウ…
もぬ毛もぬ毛もぬ毛もぬ毛もぬ毛もぬ毛もぬ毛もぬ毛もぬ毛もぬ毛もぬ毛もぬ毛もぬ毛もぬ毛もぬ毛もぬ毛もぬ毛もぬ毛もぬ毛もぬ毛もぬ毛もぬ毛もぬ毛もぬ毛もぬ毛もぬ毛もぬ毛もぬ毛もぬ毛もぬ毛もぬ毛もぬ毛
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
ジュリー「うぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんだあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「出たでござるな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! もぬ毛弾幕め…!!!!!!!!
だがもぬ毛の音などに惑わされたりはしないでござる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
我々が目指すのは…その向こう側だぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
ジュリー「…もぬ毛が晴れてきた!!!!!!!!!!!!!!!!
見える…! 見えるぞおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カアアアアアアアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
――― 脱衣所
ハハス「…」――√
ビラコ「どうしましたか?」
ハハス「いえ…なんでも…」
ビラコ「そうですか?
じゃあ私は早速服脱ぐです!!!!!!!!!!!!!!!!
ムイちゃんも脱ぐですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ムイ「あ…あわわ…!!! 自分で脱げます…」
しゅる…
―――
ジュリー「ひょ…ひょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
きっっっっっつぁたあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「もっと…もっとだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もっとおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「パ…パン筋…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
――― おいたはいけませんよ ―――
コオオオオオオオオオオオオオオオッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
3人(!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?)
ゴウゥゥッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
!?
-
――― 脱衣所
タタンッ タンタンッ タッタッ タタタンッ タッ タンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
タンタタタッ タンタンタンッ タッタッタンッ タタタンタッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
タンタン タンタン タッタッタッ タンッ タンッ タタタタタタタッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハハス「―――…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{おもむろにタップダンスを踊りだすハハス}
女性陣『……………』
タッタンッ タッタ タッタ タンタンタンタッタタ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハハス「…………あ
皆さんどうぞお気になさらず」
タンタンタンタンタンタンッ!!!!!!!!
ツバメオー「めっちゃ気になる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
ギル「…なんです!!!!!!!!!!!!!!!!? 今の声は…!」
ジュリー「今のは…ハハス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
何故だ…ハハスはお風呂場にいるのに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それに今俺の耳で見えるハハスは…喋ってなんかいなかったのに…!!!!!
何故声が聞こえるんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「も…もしや…」
――― まぁ…皆さん…もしかして『恵方開壁即集音』を使ってらっしゃるのでは…?
ギル「また!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ジュリー「これは…間違いなくハハスの声!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どうやって声をこちらに伝えているんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ゴクッ…
――― いけませんわ ジュリー様…
私め様のような身内にならともかく お客様に対してそんな粗相は…
しかも相手は全員若い子達なのに…
申し訳ありませんが今回は…容赦出来ませんわ
こうなれば私め様も“奥の手”を使わざるを得ません…
ジュリー「な…なに…!!!!?」
エンカ「お…奥の手……もしや…『恵方開壁即集音返し』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ゾクッ!!!!!!!!
ギル「返し!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
どん!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「…この恵方開壁即集音が編み出されたチンカス文明の時代……
世に氾濫し悪用されるこの技術に対するアンチ技術が生まれたのでござる…
それが恵方開壁即集音返し!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この…ハハス殿の声もそのアンチ技術の一つ…
特殊なステップを踏むことでこちらの思考に介入するのでござる…!」
ジュリー「なんで使えるのハハス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「だ…だがしかし…このアンチ技術の本当に恐ろしいところは…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
-
――― ジュリー様…あと他の方も…申し訳ありませんが…今回は
少し痛い目にあってもらいますわ…
――― 脱衣所
ダンッ!!!!!!!! ダンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ズッダンッ ッダッダン!!!!!!!! ズッダンッ ッダッダン!!!!!!!!
ぐるぐるぐるぐるぐるぐる ダンッダンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハハス「Foo〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{タップダンスはついにブレイクダンスへと発展していた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「かっこいいです〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ムイ「なんてキャッチーなリズム!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! アゲアゲべっちょるなす〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミキニー「やれやれ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!! ヒュ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
わああああああああああッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「おい風呂は入らねーの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
―――
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ジュリー「お…恐ろしいもの…?」
エンカ「ハハス殿が“アレ”を使えるとすれば…! お…おしまいだぁ…!!!!! おしまいだぁ……!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぽろぽろ…
ギル「なんなんです……なんなんですか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
オ゙オ゙オ゙ンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゾクッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{その時!!!!!!!! 一同の背後から恐るべき波動が…!!!!!!!!}
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
エンカ「来た………拙者達を刈り取る…音の使者が…」
くる…
ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン…
鎧の怪物「ふしゅるるるる…」
エンカ「出たァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
音エネルギーが具現化した存在…“オトンド”だァァァァーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドーーーーーーーーーz_________ンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダジー「…今度は何騒いでNDA? 連中は…」
ヤンデル「…わ…わかんない…」
ウソニ「仲いいな」
-
鎧の怪物「ふしゅうううううううううううううううううううううう…」
ジュリー「なんだこれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? なんだこれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ゾォーッ!!!!!!!!
エンカ「これこそまさに恵方開壁即集音に対する最大のアンチ能力!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
特殊な音を組み合わせて作り上げた音を具現化したヴィジョン…!!!!!!!!
こいつは本来は存在しえぬ幻影の怪物…だが!!!!!!!!!!!!!!!!
恵方開壁即集音を使っている我々はその幻影をまさに実体としてその姿を捉えてしまうのでござる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この…恵方開壁即集音の特性を逆手に取ったこのオトンドは…恵方開壁即集音の使用者を殺すための最凶のアンチ能力なのでござる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「殺………えぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
鎧の怪物「ふしゅるっっ…!!!!!!!!」
ガチャアアァ…
ジュリー「ひいーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゾオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!
鎧の怪物「ヨロヨロヨロヨロヨロヨロヨロヨロヨロヨロヨロヨロヨロヨロヨロヨロヨロヨロヨロヨロヨロヨロヨロヨロヨロヨロヨロヨロヨロヨロヨロヨロヨロヨロヨロヨロヨロヨロヨロヨロ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
3人『ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
鎧の怪物「ヨロレイヒイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドッガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
3人『ぎょえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ブッシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{血を吹き出し床に減り込む3人!!!!!!!!}
ヤンデル「3人ともーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
何事ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブー!!!!!!!!
ウソニ「新しい宴会芸かな?」
―――
ハハス「……………ふぅ…
…さ お風呂に入りましょう」
女性陣『は〜〜〜〜〜〜い!』
テッテレー!!!!!!!!
ツバメオー「なんだったんだ………」
ず〜〜〜ん…
-
そして………
ぽかぽか…
ビラコ「いいお湯でしたよ〜」
ミキニー「…はーっ なかなかいいもんジャン
この新しい気持ち良さは初体験だゾ〜」
ツバメオー「お風呂が初めてとかマジ有り得んし
風呂がお前のアカで紫になったヨ」
ミキニー「ならねーし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ムイ「わ…私は久々のお風呂だったんで 汚れてたら私のせいかも…」
ハハス「ふぅ…先にお湯をいただきましたわ
つぎは皆さんがどうぞ」
ウソニ「はい
じゃあ行こうか……」
3人『―――』
しゅうううううう…
ウソニ「3人とも いつまで宴会芸をしているんだ
お風呂の時間だぞ」
ヤンデル「え…宴会芸じゃないと思う…」
ず〜〜ん…
――― 風呂
かぽ〜〜〜ん…
ダジー「な…なんて広い風呂場だYo…」
ウソニ「…ふぅ いい湯だな
もみーの銃も一緒に入れてやれば良かった」
ヤンデル「そ…それは…どうだろう…」
ず〜ん
じゅあああああぁ…
エンカ「ぎゃ…ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「!!!?」
ジュリー「き…傷口にお湯がしみるううううううううううううううううううううう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
このお湯塩が混ぜられているううううううううううううううううううううう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
じっわぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「も…もしかしたらハハス殿はものすごく怒ってらしたのかもおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
じゅくじゅくじゅく……
ウソニ「だから何をしてるんだ君達は」
――― そして
ハハス「今夜はこの広間に布団を敷いて寝てもらいますわ
ざこ寝のようで申し訳ありません…部屋がありませんので…」
ビラコ「いいですよ♪ 旅行みたいで楽しいですよ♪」
ダジー「布団で寝るなんて久々だNA
ムイ 一緒の布団で寝ようZE」
ムイ「うん…///」
エンカ「見せ付けてくれるでござるなぁぁ…
その眠りが永眠病にならないといいでござるなぁ…!!!!!!!!!!!!」
ビキビキ…チャキン…
ダジー「何する気だOMEー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ゾーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ヨロレイヒw
-
ミキニー「これは…何? 何が始まるの?」
ビラコ「これから皆で寝るですよ♪ この布団に入れば暖かいですよ♪」
ミキニー「ね…寝るううう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? ひぃぃぃ…」
ガタガタガタ
ツバメオー「なんだその反応?」
ミキニー「わ…私は寝るのは苦手なのよー!!!!!!!!!!!!!!!!
目を閉じると…暗闇だゾ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
く…暗闇…怖い…怖いよおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガタガタガタガタガタガタ
ツバメオー「はー? なんだヨそれ…
よくわかんないけどそれなら寝なくていいヨ
不眠症で死ねばいいじゅんヨ」
ミキニー「ム…ムカーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ひ…人事だと思いやがって〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こんにゃろーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブンッ!!!!!!!!
ボフンッ!!!!!!!!
ツバメオー「むぎゃなッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
て…てめー!!!!!!!! 枕投げるとか!!!!!!!!!!!!!!!!
やり返してやるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴゴギゴン メコル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パキパキパキ… ビュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボギャアッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「めごぎゃにッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こ…凍らせて投げつけるとか危険きわまりないなー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もう許されないゾーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
立体枕地獄!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブンブンブンブンブンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「負けるか〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン
ビラコ「楽しそうですよ♪
私もやるです♪」
ぐいっ
ネコ「にゃにゃ?」
ビラコ「そ〜〜〜〜れ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐぅぅぅんッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ「にゃあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュオオオオオオオオンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー&ミキニー『ええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ドガガガララララララアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「あちゃっ! 枕と間違えてネコちゃん投げちゃったですよ」
ヤンデル「つよい…;」
-
―――…
ツバメオー「ぐー…ぐー…」
ミキニー「こんちきしょおおお…むにゃむにゃ…」
ギル「…寝ちゃいましたね…2人並んで…」
他の方々もいつの間にか寝てるし
ヤンデル「本当に騒がしかったな…ツバメが意味なく煽るから…」
ギル「でも 案外いいコンビかもしれませんね」
ヤンデル「……そうかも…
今まで…ツバメとあんな感じで喧嘩してくれる同年代の女友達なんていなかったし…
……………この電磁超獣が同年代かどうかしらないけど」
ギル「そうなんですか」
ヤンデル「……や… 前のツバメならこうして他人とじゃれ合うような喧嘩もしなかっただろうな…
ツバメも変わったよ…心に余裕が出来た…
きっかけはもみーのちゃんとの出来事だろうな……
それを経て…ギルと和解して…みんなと協力するようになって…
ビラコさんや俺を心配してくれるようにもなった…
この数ヶ月であいつは大きく変わった
それなのにツバメを散々バカにしてる俺は…まだまだだな」
ギル「そうっスかねぇ…かなり強くなったのに」
ヤンデル「内面の問題さ… いつまで経っても俺はネガティブのまんまだ…」
ギル「ま…まぁそれはそういうキャラ付けだから仕方ないじゃないですかねぇ…」
ヤンデル「…確かに……
ネガティブじゃなきゃウソニさんと被るもんな……ハァ…
嫌でもネガティブじゃなきゃ俺なんて個性もないそこらへんのウンコモブだもんな…」
ズーン…
ギル「言った側からネガティブになってる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それにその言い方だとウソニさんにも失礼ですけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「い…いやそういうつもりじゃない…」
ギル「…まぁいいじゃないですか
ネガティブとは言い換えれば繊細なこと…
事実ヤンデルさんは自分の様子に事細かく反応してフォローしてくれてる…
本当に感謝しているんですよ ヤンデルさんがいなかったら自分なんて潰れてますよ…」
ヤンデル「ギル…」
ギル「これからもよろしくお願いします…ヤンデルさん」
ヤンデル「…………あぁ…」
ニコ…
ツバメオー「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
2人『!!!!!!!!?』
ツバメオー「むにゃむにゃむにゃ………ほもぉ…」
ヤンデル「寝言かよ…」
ギル「…我々も寝ねば……しかしその前にちょっとトイレ…」
ヤンデル「あ…じゃあ俺も…」
ス…
ツバメオー「…そんなわけで2人は公衆便所にやってきたのだ………ほ…ほもぉぉぉぉ……むにゃらぁッー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「………ガムテで口塞いどくかこいつ…」
-
―――
ほー… ほー…
ぎぃ… ぎぃ…
ギル「もう深夜ですから 完全に消灯してますね…
トイレは…こちらでしょうか?」
ぎぃ…
ヤンデル「…ん? あそこのテラス……ジュリーさんとハハスさんがいる…
まだ起きていたのか…」
ギル「何やら話をしているようですが…」
―――
ほー…ほー…
りんりんりんりんりんりん…
ジュリー「俺がいない間に変わったことは?」
ハハス「特に何もありませんでしたわ」
ジュリー「そうか……チロリーンからの連絡も…なしか」
ハハス「はい」
ジュリー「これは…やはり…
予想より最悪な状況になったということか」
ハハス「…そうですね」
ジュリー「なんとか手を打つ必要があるかもしれない」
ハハス「…しかし…そうなれば村への危険が増すことになります
それはあの子の望むところではないでしょう」
ジュリー「それはそうだが……それでも放っておくわけにもいかないだろう?
君だって心配だろう?」
ハハス「それは………もちろんですが…」
ジュリー「…あの子を失うわけにはいかない
“俺達”は“全員で再び会わなければならない”んだ
……しかし 今魔反会と小競り合いをして 矛先がこちらに向くようにしたくないのは確かだ
だがそれなら こちらはどう出ればいい…?」
―――
こそ…
ヤンデル「…魔反会!!!!?」
ギル「魔反会…!! …チロリーン様…!!!!!?
どういうことでしょう…チロリーン様はなにかの用で出かけてるのでは?
しかしあの口ぶりだと……」
―――
ハハス「…“あの基地”もあの状態になってからしばらく経ちますが…
どうなってるか窺い知る事も出来ませんわ
例の計画が進んでるとすれば…いずれはこちら手を出さずとも向こうから仕掛けて来るかもしれません…」
ジュリー「…動いても動かなくても結末は同じ…か
どう判断するべきか………チチスはまだ出てこないのか?」
ガタァーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー&ハハス『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ギル&ヤンデル『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
バタァーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チチス「出来たぞォォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばばーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「チチス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
ハハス「まぁ…お父さん」
ジュリー「やっと出てきたのかチチス…!!!」
チチス「お母さん!!!!!!!! ジュリー様!!!!!!!!!!!!!!!!
やっとです…やっと終わりましたよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
乱数調整が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ムムンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハハス「お疲れ様です お茶どうぞ」
ジュリー「…あぁ…そうだね…お疲れ様…
まぁ…一度座りなよ チチス…」
チチス「あ…は…はい!!!!!!!」
ドキッ!!!!! スッ…
ジュリー「チチス 君はいつから自室に篭ってたと思う?
その間ハハスは君の代わりに村を纏めていたんだよ
その苦労が分かるかい?」
チチス「も…もちろんです…!」
ジュリー「だったらもっと早く終わらせるべきだったね
…趣味に没頭するのがダメとは言わないし
それが君のやり方なら古い人間である俺がとやかく言うのはお節介かもしれない…
だが…それでも君は家長としての責任もちゃんと果たすべきだよ
まずはそのことをちょっとでも反省しなさい」
チチス「うぐぐ…す…すみませんジュリー様…!!!!
お母さんも…すまなかった!!!!!!!!!」
ぺこぉぉぉぉーッ
ハハス「そんな…私は大丈夫ですよ」
ジュリー「ハハスは甘いよ…」
ハハス「それにお父さんがやっていたことはただの趣味じゃありませんもの」
チチス「…!! そうです…!
これがあればチロリーンを…チロリーンを助けられる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「…うむ… だがそれを実行するにも慎重にしなきゃだよ
それに人も選ばなきゃ…」
ギル「何かお困りならば お力をお貸ししますよ!!! ジュリー様!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「ギル!!!!!!!!? ヤンデル!!!!!!!!?
君達 話を聞いていたのかい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ギル「はい…! とても失礼とは思いましたが 魔反会というワードが聞こえたので…!」
チチス「なるほど つまり魔反会が君達のフラグだったと」
ギル「初めまして!!!!! 自分達は…」
チチス「おっと!!!!! 自室に篭っていても外の状況は聞こえていた
あなた達はネアメ・ルートの方々… そしてあなたはそのリーダーのギルさん そちらはヤンデルさんだな
初めまして 某様はグリーブルー家の家長のチチス
得意なことはフラグ管理です」
ギル「フ…フラグ管理!!!!!!!!!?」
チチス「聞き慣れないかな? つまりは…」
スッ…
ポト…
{おもむろ手に持った石を落とすチチス}
チチス「今石を落としたことで隣近所のタイム君がおねしょするフラグが成立した!!!!!!!
……つまり…そういうことです」
ドンッ!!!!!!!!
ギル「よくわかりませんがとりあえず今はた迷惑なことをしたことは分かりました!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
――― そのころ
ゼットゼットゼット…
タイム「むにゃ…むにゃ……
チ……チロリーン……… あぁ……チロリーン…
チロリーン……チロチロチロ…チロリィィィィィーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おぉ………おぉう…………………ウッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
………………ふぅ…………ムニャ…」
{このあとめちゃくちゃおもらしした}
-
これはひどいwww
-
ギル「…ところで…一体何が起きているのですか?!
チロリーン様は今危険な状況にあるのですか!!!!!!!!?
ただの用事で出かけたのでは…!!!!!」
ジュリー「……俺達もそう思いたかったが…
なかなか帰って来ない現状を見るに…チロリーンの身に何か大変なことが起きたと考えるのが普通だ」
ギル「…チロリーン様は一体どこへ…!!?」
ジュリー「…魔反会の基地だよ」
ギル「…基地!!!!!!!!? そんなものがこの地方にも!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ジュリー「いや この地方というか 隣の地方とこのゲーム脳地方のちょうど境目だ
魔反会はそこに基地を建ててしまったんだ」
ギル「な…なんと…! ついにこの辺境にまで手を伸ばそうと…!!!!!?」
ハハス「いえ…前々から魔反会がこの地方にも介入しようとしていた動きはありました
しかし大規模に侵攻してくることはありませんでした」
ヤンデル「追い返してたんですか…?」
チチス「我々は何もしていない
彼らがこの地方の仕様に適応出来なかったんだ」
ギル「仕様… あ…あぁ…」
チチス「そのおかげでこのゲーム脳地方は一切の不可侵を守り 村に居る魔法使い達も安全に暮らしていた
…しかし某様達がそうタカを括ってる間に…魔反会は着々と計画を進めていた!!!!!!!!
その始まりが例の基地だな」
ギル「なるほど… 基地を建てて兵を集めて人海戦法でこの地方を進軍しようと…」
ギンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「いや…違うな」
ギル「え!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
チチス「人数が多いだけで突破出来るようなヌルゲー仕様じゃないからな ここは
むしろそんな大人数でやってきたところで そんなもん大惨敗フラグにしかならないからね」
ギル「じゃあ…」
ジュリー「彼らの本当の目的は…改造さ」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「改造!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ジュリー「つまり基地を立てて そこからこの地方の仕様を改造しようとしてるのさ
面倒な仕様を取っ払って 問題なく侵攻出来るようにね」
ゴオオオオ…
ギル「こ…この地方の仕様を改造…!!!!!!!?
いや全く意味が分からないんですけど…そんなのどうやって…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ハハス「恐らく…この地方の基盤を弄るのだと思います…」
チチス「案外チートコードを使用してデータを書き換えるつもりなのかもしれないな…」
ギル「なんですか地方の基盤って!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
あるんです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? 基盤とかあるんです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
あとどうやってコードとか入れるわけなんです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズズ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ジュリー「まぁそれは置いといて…
とにかく魔反会はなんらかの方法で仕様の改造を試み始めた
だからそれを探るためにチロリーンは単独で基地に近付いたんだ
…深入りはせずに2〜3日で帰ってくるはずだった…しかしもう一週間が過ぎてしまった
これはもう…」
ギル「……魔反会に捕まったか…」
ヤンデル「……殺されたか…」
チチス「ほ…ほんもおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
がくがくがくがく…ガタァァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハハス「お父さん…! しっかり…!」
チチス「嫌な予感がしたんだあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
嫌な予感のフラグを感じたんだああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あの日…チロリーンと別れるあの朝!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーンは目玉焼きにソースをかけて食べていた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いつもはプロテインなのに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! プロテインをかけるのに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今思えばあれはチロリーンが残した死亡フラグだったんだああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
フラグリストでありながらそれに近づかないなんて某様は最低の父親だああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガクゥゥゥ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「いやそれ普通の食生活に治しただけじゃないです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ず〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル(目玉焼きにプロテイン……俺だけじゃなかったのか…)
ドキ…!
チチス「それだけじゃない!!!!!!!!!!!!!!!!
あの日…チロリーンが歯磨きしてた時…いつも右奥歯から磨く所を左奥歯から…
着替えも上からじゃなく下からだったし…
…更に!!!!!!!! 家から出る時もいつもの右足からではなく左足から…!!!!!!!!
フラグ乱立だ!!!!!!!! それほどのフラグがあった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぐううううううううおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぽろぽろ…
ジュリー「落ち着け!!!!!!!!!!!!!!!! 関係ないよそれ!!!!!!!! 考えすぎだ!!!!!!!!!!!!!!!!
そんなのまで死亡フラグだったらもうなんも出来ないよ!!!!!!!!!!!!!!!!
ていうかチロリーンの行動を見すぎだろ君!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずーん
チチス「気のせい………………なら…
チロリーンが出発前に某様に言った『今までありがとう』という言葉も…気のせい…?」
ジュリー「う…! う〜〜〜ん…………それは…微妙だなぁ………!?」
ズズ〜〜ン
-
チチス「んのおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
やっぱり某様も付いていくべきだったあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こうなったら今から某様が助けにいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そのための乱数調整ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴ!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「待ちなさいチチス
忘れたのかい?」
ギク…
チチス「う…!」
ジュリー「君達はこの村を極力出てはならない
それはこの村の防衛のためだ」
チチス「…はい…」
ジュリー「魔反会の兵の多くは確かにこの地方の仕様を超えられないが…
あの組織の中のごく少数にはあの仕様をものともせず抜けて来るほどの強者も居るだろう
いやもう既に仕様を抜けて潜んでるやつがいないとも言えない
もし既に潜んでいたら…君達のどちらかが不在になった時 そのすきに襲撃される恐れがある
君達二人はこの村の防衛の要……絶対にこの村から離れてはダメだ」
だから本当は今日の勇者山遠征も危険だった
チチス「…分かります…
分かりますが…チロリーンは……」
ジュリー「…」
ギル「…あの…だったらどうか我々に協力させて下さいッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
我々がチロリーン様を助けに行きます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハハス「!!!!!」
ジュリー「…しかし今回チロリーンが捕らえられたのはこの村のためでだよ
無関係な君達を巻き込むのは…」
ギル「何が無関係ですか!!!!!!!!
魔反会が関わっている時点でネアメの出番です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!
ヤンデル「うん…!!!」
ジュリー「君達…だがネアメはまだ魔反会に直接攻撃を仕掛ける段階じゃないんだろう?
チロリーンのためにネアメの計画の邪魔をするのは…」
ギル「関係ありません!!!!!!!!
チロリーン様は前ネアメからお世話になってる大切な同志!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
助けないわけにはいきません!!!!!!!!
どうか協力させて下さい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ペコッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チチス「…ジュリー様…!」
ジュリー「…分かった ならば君達に任せよう…
………どうか…俺達の娘…チロリーンを頼む!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「…はい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
チチス「………ギルさん…ヤンデルさん…協力ありがとうございます…!!!!!!!
どうか娘を助けてやって下さい」
ギル「もちろんです
…必ず助けます…
チロリーン様は我々が…必ずッ」
カッ!!!!!!!!
チチス「ちょっとストップ!!」
ギル「はい!!!?」
チチス「それ以上言うと失敗フラグが立つ…」
す〜〜〜ん
ギル「は…はぁ…」
ズ〜ン…
ジュリー「失礼だよチチス」
チチス「じょ…冗談です」
チチス「…ただ某様は臆病になっているのです
チロリーンは今の我々のたった一人の娘…
これ以上我が子を失うのが怖いのです」
ジュリー「…それは……分かるが…
今は信じよう きっと大丈夫だ」
チチス「…はい!!」
ギル「…えっと…それで…詳しい作戦なんですが…」
ハハス「その話は明日にしましょう
今日はもうお休み下さい」
ジュリー「そうだね 詳しく話すなら皆が居るときの方がいいし
今日はもう寝よう」
ギル「うむむ…まぁそうですね そうしましょうか…」
ヤンデル「て…ていうか俺達本当はトイレしに来たんだよな…
お…思い出したら漏れそうになってきた…」
ギル「た…確かに…! あの…トイレはどちらでしょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
チチス「あぁ トイレなら
まずリビングの燭台に火をつけ その火を持って西に30歩 北に20歩進み
その場所に火のついた燭台を置いてその周りを100周した後 ついてる火を食べて消すとテレビが競り上がり的当てゲームが始まるので
そこで8000点以上のハイスコアを出すとトイレ出現のフラグが立ちます
しかしトイレには鍵がかかっているので その鍵を出現させるために商店街の噴水にいるグッピーを100匹掴み取りにして川に離して地下水脈の入口を開放してその奥にあるボタンを押してそこから30秒以内に家に帰れば家のポストに鍵が…」
ギル「いや無理ですそれ絶対に我慢出来ません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チチス「ふむ…仕方ない…ならばこの乱数調整をちょっとばかし拝借して…」
スッ…クイッ…
―――
ツバメオー「ぐぅぅー…」
ビラコ「すやすや…」
エンカ「がー…ごぉー…」
ズゴゴゴゴゴゴゴゴ……………!!!!!!!!!!!
ガコオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
ズンッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
チチス「今 トイレをリビングの真ん中に出現させたので どうぞ」
ギル「いや皆さんが快眠してる横でトイレとかめっちゃやりづらいんですけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ていうかどんな方法ですかそれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞ〜〜〜〜〜〜〜〜ん…
{結局外でした}
-
――― 次の日
ツバメオー「えぇぇ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? 救出作戦んん〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
どーーーーーーーーーん!!!!!!!!
ギル「はい」
ウソニ「随分と急だな」
ギル「はい…昨夜決まりまして」
エンカ「救出する人物は…この家のお嬢さん…
そしてあの大魔女フーリャンの仲間の一人か…
それは大戦力だな」
ジュリー「まぁ俺同様 力は弱まってるけどね」
ビラコ「女の子を捕まえるなんてひどいですよ!!!!!!!! 助けるですよー!!!!!!!!」
ウソニ「しかし……魔反会の基地を攻めるとなるとかなりの大仕事になるぞ」
ギル「攻める…というのは少し違います
あくまで隠密の潜入作戦になると思います
潜入してチロリーン様を救出し…それから出来ればその基地の機能も破壊したいところです」
エンカ「ふむ…つまり先の話に出た“この地方を改造する”という魔反会の計画も阻止するわけか」
ギル「はい」
ツバメオー「それ十分大仕事じゃん…」
ダジー「おいおいそんなんで俺達いなくても大丈夫なのKAYO!
俺達ゃそろそろ出発するZE?」
ギル「えぇ ダジーさんとムイさんはネアメのアジトへ向かって下さい
この地方を抜けた先の町にネアメの協力者である“渡り鳥”がいるので
そこからは渡り鳥の案内でアジトの方に」
ジュリー「その町まではこの村の戦士が同行するよ」
ダジー「そうka…
まぁそれならそうするZE
さっさと帰ってディミリアやヒャダオに挨拶してくらァ」
ギル「はは……しばらくはお2人だと分からないと思いますけど」
ムイ「皆さんお気をつけて下さい
ネアメのアジトでまた会いましょう」
エンカ「次あったらパンツ見せてもらうでござるよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハァハァ
ムイ「嫌です」
―――…そして
ダジー「じゃあな!!!!!!!! しっかりやれYO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザッ…ザッ…
{ダジーとムイはネアメのアジトに向けて出発して行った…}
―――…
ギル「…ふぅ…よし では
皆さんで集まって救出作戦の話をしますか」
ジュリー「救出メンバーは君達と…俺も同行する
潜入作戦なので目立たないよう行動することになる いいね?
絶対に目立っちゃだめだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネコ【まかせろ】
ビラコ「目立たないように天狗のコスプレしましょうね〜〜」
ウソニ「やれやれ…そんなの基本だな なぁもみーの?」
もみーの銃「目立たないよぉ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私…目立たないよぉぉぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドオォォーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「おいそこの目立つ連中」
-
ツバメオー「大丈夫かヨこのメンバー……明らかに潜入に不向きだろコレ…」
エンカ「はっはっはっは! そう難しく考えるなツバ嬢
潜入なんて適当に人がいない所を歩いてれば良いでござるよ」
ツバメオー「適当すぎるだろ」
もみーの銃「ツっちゃん大丈夫だよ〜〜
幽体になれば姿を消せるから みんなで死んじゃお♪」
ツバメオー「幽霊ジョークやめろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ば〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「ねーねー 皆どっか行くん?」
ビラコ「人を助けに行くんですよ♪」
ミキニー「ふーん? 私は?」
ツバメオー「は? 行けるわけねーだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前なんて“目立つ”の急先鋒的存在じゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミキニー「ナニーッ!!!!!!!!!!!!!!!! 私のどこが目立ってるのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
言ってみろこんにゃろー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「全身紫で全裸でうざい!!!!!!!!!!!!!!!! パーフェクトに目立ってるだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
弁えろバカ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「なにぃぃー!!!!!!!!!!!!!!!!
言わせておけばこの河童ぁ!!!!!!!!!!!!!!!!
こうなったら嫌でも付いていくゾ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダメって言っても後を付けて…」
ガシッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハハス「あら あなたはここに残って“お勉強”ですよ」
ビクッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「ひぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ハハス「滅っせられず今後この世界で生きていくなら…この世界のルールや常識を持ち合わせてなくちゃ…
それにあなたはどうもちょっと乱暴なようですから…私め様がこの機会に直々に…女の子らしくご教育しますわ…」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
ミキニー「あ…あびゃああああああああああああひゃあああああああああああまういうあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガタガタガタガタガタガタ
ツバメオー「にゃはははは!!!!!!!! ザマァァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウィーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハハス「本当はあなたも教育したいのですけど…」
ブンブンブンブンブンブンブンブンブンブンブンブン
ツバメオー「いや大丈夫です大丈夫です大丈夫です大丈夫です
ボク…いやっ私は大丈夫で〜〜〜〜〜〜〜〜す!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
テッテレー!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ギル「して…本題でありますが…
潜入ルートはどちらからでしょうか」
チチス「ルートも何もないよ
真正面からはとてもじゃないが基地には近付けないだろう」
ギル「!!!!!!!!?」
エンカ「どういうことでござるか…?」
チチス「魔反会は基地を作った後 基地のまわりに監視塔を作ったんだ
それぞれ…基地から半径1Kmの場所にあり それが50m間隔で並び 基地を取り囲む形になっている
その監視塔は無人だが 外に向けられた監視カメラや体温感知カメラ…それと魔力探知機まで完備だ
その監視の目を抜けて基地近くまで潜入するのは…実質不可能に近いだろうな」
ツバメオー「ムリゲーじゃん
諦めヨ」
チチス「だからこそッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チチス「だからこそ某様は乱数調整をしてきたのだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「乱数調整…?」
ギル「あの…昨夜からよくその言葉を聞きますが…それは一体なんのことなのです?」
チチス「乱数調整とは運命の操作と確率への干渉…
そして不可視の裏側からあらゆる事象の結果だけを呼び出し
あらゆる全てをその手に握るすなわち神の所業…」
ゴゴォ…
ツバメオー「ごめん 意味分からん」
チチス「要するに皆さんをこの場から一瞬にして監視塔の向こう側へとワープさせる技です」
ツバメオー「一気にざっくり説明したな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずーん!!!!!!!!
ジュリー「まぁ詳しい説明聞いても訳分からないから ざっくり程度の認識で十分だよ
つまりチチスが数日自室に篭って手に入れた一回限りの大技ってことさ」
ギル「大技…! 昨夜見せたトイレ予備だしもその一端というわけですね…
あれだけでも相当理不尽な技でしたが…!!」
ヤンデル「塔の向こう側へワープってことは…カメラにも引っ掛からず忍び込めるって事だな…!」
チチス「…そう チロリーンを助けるために身につけた一度限りのこの技を…今…使う時が来た…
さぁ皆 固まって…」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
ギル「は…はい…!!!」
ギュギュギュ…
{身を寄せ合うギル達…!}
チチス「…!!!」
ス…
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
みんな『…!!!!』
チチス「……」
ぬぎ… ぬぎ… ファサァ…
{服を脱ぐチチス}
みんな『!!!!!!!!?』
ハハス「お母さん…お尻に箒を挿してくれ… それから雑巾を某様の鼻・口・耳・目にそれぞれ一つずつ詰めて…それから あそこの位置に立って…この麩菓子を
『FINAL WARS!!!!!!!! FINAL WARS!!!!!!!!』と叫びながら投げてくれ
そうしたら某様が『カメラ! カメラ! カメラ!』と答えつつ麩菓子を腋に挟んで行くからから」
ハハス「分かりましたわ」
ツバメオー「一体何が始まるんだヨ……」
ぞ〜〜ん…
-
ふぁいなるwwww
-
おやじwww
-
―――
チチス「ふが…ふがふがっ ふががぁ…ふがっふ!!!!!!!!!!!!!!!!
ふがっ ふがっ ふがっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ふが〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
イヨォ〜〜〜〜〜〜〜
ツバメオー「フガフガしか言えてねーじゃねーかヨ…」
雑巾詰められてるせいで
チチス「ふがががふぉーふ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ふがががふぉーふ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ふがががふぉおおおぉーーーーーーーーーーふ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハハス「カメラ!!!!!!!!!!!!!!!! カメラ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! カメラ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カメラ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! カメラ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! カメラ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギュオオオオーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「ここで麩菓子の投入だァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「麩菓子はえぇーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハハス「カメラ!!!!!!!! カメラ!!!!!!!! カメラアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュッオアァァァァーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{麩菓子 時速300km}
ヤンデル「は…はやすぎる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! こんなもの腋でキャッチ出来るのかーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
チチス「ふぉっふぁあっ!」
ふぁさぁ…
ギル「止めたーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「あの剛速球麩菓子に一切物おじせず腋で受け切るとは…なんという胆力…!
そして人体で最も柔らかいという腋の…なんて鉄壁さ…!!!!」
エンカ「いや…それだけじゃない
確かに腋で麩菓子を受け止める技術も凄いが…
本当に凄いのは麩菓子を投げるあのハハス殿でござる…!」
みんな『!!?』
ハハス「カメラカメラカメラァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン!!!!!!!!!!!!!!!!
チチス「ふぉすふぉすふぉおぉ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ふぁっさぁぁぁ…!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「ハハス殿はチチス殿の脇毛が濃い部分を狙って麩菓子を投げているのだ…!!!!!!!!
そうすることによって脇毛がクッションとなり 衝撃を軽減出来る…!
凄まじいハハス殿のコントロール…!!!!
いやこれはもはや…この夫婦だからこそできる神業的共同作業…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「す…すごい…これが熟年夫婦の…阿吽の脇毛…!!!!!!!」
ゴクリッ…!!!!!!!!
ツバメオー「汚い阿吽だなぁ…」
-
そして… 1時間ご…
チチス「はぁ…はぁ…はぁ…」
ど〜〜〜〜〜〜〜〜ん…
ツバメオー「す…すごい
腋が…麩菓子だらけだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
麩菓子が脇毛に絡まり丸いオブジェと化し…まさに前衛芸術だヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
きめぇこれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どぉぉーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【…で? これでどうなるのミャ? こんだけ悪ふざけを見せられたのだから何らかの結果がないと…】
チチス「“結果”ならここにあるさ」
スッ…
{何かを持っているように手を出すチチス}
ネコ【……何を言ってるミャ? 何もないニャ】
チチス「あります
ここに“無”があります」
ギル「無?」
チチス「“無を取得しました”」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「何言ってだこいつ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どぉーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハハス「まぁ…これが無なのですね…」
チチス「あぁそうだとも」
ギル「見えるんです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ずーん!!!!!!!!!!!!!!!!
チチス「いや 見えるとか見えないとか…そんなレベルじゃあないんだ
この手の上に確かに“有る”……それが無なのだ」
エンカ「ぜ…全然分からん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「それで…? その“無”でいつでもOkなのかい?」
チチス「えぇ…ワープは問題なく…
いやもう この無を使えばエンディングも呼び出せますが…」
ギル「エンディング!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズーン!!!!!!!!
チチス「つまりなんとかファイトが完結します」
す〜ん
ギル「いや何も解決してないまま完結されても困りますが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どどーん!!!!!!!!!!!!!!!!
チチス「そうだね
全ての問題を放置したまま何もかも終わらせるなんて 情緒も暇つぶしもあったもんじゃあない
それにこれじゃチロリーンが助かるフラグが立たないからな
エンディングが呼び出さないでおくよ」
ツバメオー「そうしてヨ…
今は…」
チチス「というわけでこの無を使って早速監視塔の向こう側にワープさせてもらうよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そーら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ポイッ!!!!!!!!
ギル「ちょっっ…待っ…………」
プォンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――…
-
…―――…
チチチチチチ…
バサバサバサバサ…
フォォォォ……
プォオオンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「――――…って!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! …ふぇ!!!!!!!!!!!!!!!!?」
チュンチュン… さわさわさわ… ヒュオ〜〜〜…
ウソニ「そ…外…?!」
キョロ…
エンカ「なぁあぁ!!!!!? い…今確かに我々は家の中に居たはず!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「わぁぁぁぁーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! すごいですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
天狗です!!!!!!!! 天狗の仕業ですよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!」
てて〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「…しっ! 静かに…
あそこを見てみて」
ギル「!!?」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォン…!!!!!!!!
ギル「と…塔…! いくつも並んだ……アレが監視塔…!!!!!」
ジュリー「そしてあの監視塔から反対の位置…俺達の後ろの向こうを見て」
みんな『!!!!』
ドドォ〜〜〜〜〜〜〜〜ンッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
エンカ「…建物…!」
ヤンデル「アレが…魔反会の基地…」
ゴゴゴゴゴゴ…
ツバメオー「う…うひゃあぁ…お…おっかねぇ〜〜〜…!」
ゴクリ…
ギル「し……しかし本当にワープしたんですね…」
ずず〜〜ん…
ジュリー「うむ
とにかく最初にして最大の関門は突破したわけだ
…そしてワープ先のこの場所も…ナイスだね
ちょうど岩場が入り組んだ場所だ
とりあえずここから周囲を伺って 慎重に基地へ近づこう」
ギル「はい…! ……と ツバメさん
一応魔力探知機のある監視塔は抜けましたが 一応の用心は必要です
ツバメさんの魔力を隠す魔消石の力は働いてますか?」
ツバメオー「大丈夫だヨ
体の中で魔力の放出を抑えてるヨ」
ギル「OK…
しばらくはむやみに魔法も使わないようにしましょう」
ツバメオー「分かったヨ
もし戦いになったら…事前に魔力を込めといたこの魔法札を使うことにするヨ
魔法札で魔法を発動しても魔力は漏れないし」
ギル「そうですね
…まぁあくまで今回の目的は潜入ですから…出来ることなら戦闘は避けたい所ですが…」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
-
ヒュウウウウウウウウウウウウウン…
ジュリー「……」
キョロキョロ…
ゴオオオオオオオオオオオオオ…
ジュリー「…人影なし
幸いこの場所からは基地の道のりがよく見えるが とりたてて危険そうなものは見当たらないな」
エンカ「ふむ…監視塔に全振りというかなんというか…過信して内部の守りが疎かでござるな
なんともお粗末な」
ウソニ「まぁこちらとしては有り難いな」
ジュリー「とはいえ油断は禁物だよ
細心の注意を払って…物陰から物陰に移動していくよ
目立たずにね」
もみーの銃「わぁぁぁ…!!!!!!!! なんかドキドキするなぁ…!!!!!!!!
映画みたい!!!!!!!! 私緊張してきちゃった…!!!!!!!!
緊張しすぎて暴発しちゃうかも…!」
ドキドキ
ツバメオー「おいやめろ」
――― そして
ザザッ…
ジュリー「基地までの道は特に何もないと言ったけど
この岩場を抜けてすぐのところにまぁまぁ大きな湖があるから
この湖を大きく迂回して近づいていくことになるね」
もみーの銃「わぁぁ 湖だって! ツっちゃん水浴びしたいね」
ツバメオー「錆びてーのかお前は」
ザッザッザッ…
ど〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
サアアアアア………
ビラコ「はああー ご立派な湖ですよう」
ジュリー「この湖は確か“ちよ湖”っていったかな」
ツバメオー「50代主婦みたいな名前してんな」
ジュリー「割と有名な湖でね 水がとても綺麗なんだよ
確かそのままで飲めて 天然水ブランドとして有名だったような」
ギル「へえ」
ツバメオー「それまぢ? じゃあ今ここで汲んじゃえば高い水がタダで飲めるじゃん!!!!!!!!!!!!!!!!
儲けもんだヨ せっかくだから持って帰ろうかな
メコレ茶飲むときに使えそう」
チャポ…
ゴクゴク…
ツバメオー「んっ! おいし…」
ジャポッ ジャポッ ジャポッ ジャポッ
ペトロ「ヒヒッヒwwwwwヒヒッヒwwwww」
ジャポポポポポポポポポポポ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「ぬう!!!!!!!! 野生のペトロが湖の水で友情棒を洗っているぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ここはペトロの洗濯場だったんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーの銃「かわいー」
ツバメオー「まがぱあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブボボボボォ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ツバメさんーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「お…おえええぇえええええぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お…おぇあァッ?!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズルッ
バチャアァァ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!
ツバメオー「れれギャアァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{湖に落ちるツバメオー}
ヤンデル「よっしゃアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
よっしゃじゃねえwww
-
もみーの銃「大丈夫!!!!!? ツっちゃん!!!!!!!!」
ツバメオー「だ…大丈夫だヨ…………アッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぷか〜〜〜…
ツバメオー「あああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボクの魔法札が湖の中に沈んじゃったヨーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「あらー」
ツバメオー「あれがないとボク本格的に戦えないヨーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「なんだお前…足手まといになりにきたのか」
ウソニ「これは居残りだな」
ツバメオー「やだヨ居残りなんて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボクも行くヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
べ…別に札がなくたって…! 戦うのが目的じゃないって言ってたでしょ!!!!!!!!? キル!!!!!!!!」
ギル「まぁそうですけど…」
ヤンデル「でももうサポートすら出来ないだろ…全く」
ビラコ「魔法札は濡れてても効果は消えないですよ
今なら拾えるですよ」
ツバメオー「んんー…!!!!」
ジャポポポンジャポポポポポポポジャポジャポジャポポ
ペトロ「イィーひぃーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ツバメオー「も…もういいヨ…なんか水に手つけたくないし…」
ギル「えぇ…まぁ 大丈夫ですよ
戦闘しなければいいんですから…」
??「それは無理ってもんぜよ」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ズラアアアアアア…
ギル「あなた達は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ベナガンチャラ「…よぉぉ 宣言通りまた会えたなあ」
ペポコンロッコ「おひさっちぃー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「お前達は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「えーっと…えーっと確か………ヘルシアさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ベナガンチャラ「ずこーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
違うじゃきにィ!!!!!!!!!!!!!!!! そんな茶カテキンが含まれてそうな名前じゃないぜよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ロクシア!!!!!!!!!!!!!!!! 魔反会の公認傭兵団のチーム・ロクシアぜよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドォン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ジュリー「か…彼らは!!!!!!!? なんだか強そうだけど…
魔反会の公認傭兵団って…」
ギル「公認傭兵団とは魔反会が正式に雇っている魔法使い狩りの傭兵達であります!!!!!!!!
彼らもその一つ…! かつて我々の前に立ちはだかり 凄まじいチームワークを見せ付けた方々であります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ベナガンチャラ「はっはっは…懐かしいぜよ 初めて会ったのは…もう一年前か…?」
ゴォォ…
ペポコンロッコ「そんなに経ってないっち! せいぜい二ヶ月くらいだっち」
ベナガンチャラ「そうだっけか…」
エンカ「…ふん…なんとも奇妙な巡り会わせでござるな
まさか我々がここに来ると踏んで待っていたわけじゃあるまい?」
ベナガンチャラ「まさか 偶然じゃきぃ
俺っち達ゃ純粋にあの施設の警備の仕事を頼まれただけじゃ
まぁなんともやり甲斐のねぇつまらん仕事だったぜよ…だが!!!!!!!!
それももうおさらばじゃきにぃ…!!!!!
お前らに会えた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺っち達の宿敵によぉ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギンッ!!!!!!!!
ウソニ「なんだ…随分と目を付けられているな
なにか因縁があるのか」
ギル「い…因縁っていうか……まぁ一度戦ったことはありますが…
そこまで目を付けられるほど関わってないんですが…」
ベナガンチャラ「はは!!!!!!!! 別に理由なんて単純じゃき!
“お前らのチームが気に入った、だから潰す”!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それだけぜよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネコ【バトル狂か…】
ベナガンチャラ「ははは!!!!!!!! バトル狂か……まぁ俺っちは…チームバトル狂と言った方が正しいぜよ
つえーチームと戦って潰して…俺っちのチームを更なる高みに導きたいのさ」
ニィィ…
ギル「…!」
ぞく…
ベナガンチャラ「…にしてもだ お前らのチーム 随分と増えたなぁ
いち…に……3人か…?」
ジュリー「いや 俺は部外者だよ」
ベナガンチャラ「そうか!!!!!!!! なら増えたのは2人か……それは都合がいいじゃき…」
ギル「…都合がいい…?」
ベナガンチャラ「俺達ロクシアもこの二ヶ月で2人ほど増員したのさ!
頭数は同数…更に奇しくもそのうち1人はペット枠じゃき!
そっちのにゃんこみたいにな」
ネコ【失礼な!!!!!!!! 我輩はペットではないぞ!!!!!!!!!!!!!!!!】
しゃー!!!!!!!!
ベナガンチャラ「まぁなんでもいいがよ!
そうだ せっかくだから 改めて……俺達のチームのメンバーを紹介するぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
じゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ベナガンチャラ「チーム・ロクシアNo.1!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チームを引っ張る屋台骨!!!!!!!! なんでも熟すオールラウンダー戦士!!!!!!!!
今が旬の泣く子も黙るいなせな男!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ベナガンチャラとは俺っちのことよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ベベンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ベナガンチャラ「続いてチームロクシアNo.2!!!!!!!!!!!!!!!!
俺っちの妹にしてチームの頭脳…ペポコンロッコ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
たーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ペポコンロッコ「やっほー!!!!!!!!!!!!!!!! ペポコンロッコちゃんだっちぃ!!!!!!!!
ロッコちゃんって呼んでもいいっち!!!!!!!!」
ベナガンチャラ「そしてチームロクシア名物ハゲデブ3兄弟の長兄!!!!!!!!
動けるデブ!!!! イチタだァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドシィーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イチタ「うす」
ベナガンチャラ「次はハゲデブ3兄弟の2番目にしてチームのヒーラー!!!!!!!!!!!!!!!!
このわがままボディを待っていた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ナースコスプレも完備のナースタ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぴっちぴち〜〜〜〜
ナースタ「うす」
ベナガンチャラ「今日はハゲデブ3兄弟の親戚も来ているぞ!!!!!!!!!!!!!!!!
こいつに関しては詳細その他について一切分かりません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
蒼い衝撃 かな太が現れたァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズゥンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
かな太「…」
ベナガンチャラ「そしてハゲデブ3兄弟最後の一人!!!!!!!!!!
夏の間に大胆にイメチェンしたハゲデブ3兄弟イチのファッショニスト!!!!!!!!
テーマは“どきどきくるりん魔法少女”だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
最強の肉体…メガハート!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ン…
メガハート「うす」
ベナガンチャラ「そいでもって最後に控えるはチームロクシアの最強ペット!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
空の覇者が俺達の元へと舞い降りた!!!!!!!!!!!!!!!!
内角攻めの死球のごとき殺人体当たりを喰らえ!!!!!!!!!!!!!!!!
大鷲王 ワッシー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バサッバサッバサッバサッ
ワッシー「ワシ〜〜〜〜〜〜〜〜…ガ!!! ソダテェ〜〜〜〜〜〜〜〜タ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ベナガンチャラ「これがッ…新生ッッ……
チームロクシアだァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
じゃあじゃああああああああああああん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
http://download5.getuploader.com/g/sousaku_2/977/wwwdotuporg542315.jpg
ツバメオー「ブーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
かな太wwwwデブ達テンション低いwwww
-
ツバメオー「まてええええええええええええええええええええええええええええい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まてまてまてええええええええ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
色々言いたい事あるけどまずはこれ言わせろ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そいつはなんだああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビッシィィィィーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
メガハート「うす」
ベナガンチャラ「誰って…メガハートだが?」
ツバメオー「そんな奴いなかっただろうがああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しかも明らかボクを意識した格好じゃねぇか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しかも質が悪いほどに似せる気ねええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォォーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ベナガンチャラ「似てる似てないも元から意識してるわけじゃねーきにぃ?」
ツバメオー「嘘付けーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こんなチャーミング巻き毛はボクぐらいしかいねぇーよォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そしてそいつだけじゃねええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そのナース服の奴も絶対にお姉さん意識しまくってんだろうがそれよおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ナースタ「うす」
ビラコ「えっ?!!!!!! …! ホントだ!!!! …似てる…!!!!!!!!!」
ドキ…!!!!!!
エンカ「ナース服だけな」
ギル「て…ていうか 見た目もですけど その3人…
イチタさんの他は “ニタ”“サンタ”という名前じゃなかったです?」
ベナガンチャラ「何言ってんだお前…? この2人は元からナースタとメガハートだが?」
はてな
ツバメオー「白々しいっつってんだろうが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ツバメオー「もういいヨ それはいい…けど
その鳥はなんだヨその鳥は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いや鳥かそれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ワッシー「ナンヤト〜〜ワッシィー!!!!」
バサ…バサ…
ベナガンチャラ「ワッシーは空の王じゃがぜ!!!!!!!!!!
ワッシーと俺っち達は運命的な出会いを果たしたきにぃ!!!!!!!!!!!!!!!!
そう…あれはヂャスコの特売日で卵を買った日…」
買った卵で甘い卵焼きを作ろうとした俺っち達は
うきうき気分で卵を割ったぜよ…
すると中から一匹の雛が…
その雛は俺っち達の顔を見るやいなやこう言った…
ワッシー「ワシを育てろ」
ベナガンチャラ「あの日から俺っち達とワッシーの安価の旅が始まったきに…」
じーーん…
ツバメオー「安価の旅ってなんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ベナガンチャラ「知らんのか? 安価の旅とは行動の全てを安価で決める厳かで格式高い旅じゃきに…
時に王道を行き…時に鬼畜を極めるその旅は…確実に俺っちとワッシーの絆を深めてくれた
そうだろ? ワッシー」
ワッシー「ウルサイワボケ!!!!!! エラソウニスンナヤ!!!!!!!!
オマエハワシガソダテタンヤデ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガッガッガッガッガッガッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ベナガンチャラ「…な?」
キラキラキラ…
ツバメオー「めっちゃ突かれてんじゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
懐いてねーヨそれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ていうかスーパーの卵から生まれて来た時点で空の王じゃねーだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ど〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「なんともちぐはぐなチームだな…」
ギル「…ですが強いです…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんてことですか…まさかいきなりこんな方々に出会うなんて…
まさか…戦うのですか?!!!!!」
ベナガンチャラ「へっへ…当たり前じゃきに…
あの時つけられなかった決着をここでつけてやるぜよォォー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カァァァァァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドォンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
プリプリ…
ワッシー「…ア
頭ノ上ニうんこシテモウタワ マァイイカ」
ペポコンロッコ「あんちゃんしまらないっちぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
ベナガンチャラ「…ここは湖もあってやりずれぇぜよ
来い!! 場所を変えて闘るぜよ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「…」
エンカ「どうする…行くのか…」
ネコ【こんな奴ら放っておけにゃ】
ベナガンチャラ「おーっと? 逃げるなんて考えるなよ?
そんなことしたら俺っちの大声が火を噴くぜよ」
ギル「…!」
ツバメオー「うぅ…こんな場所じゃボク満足に戦えないヨ…」
ベナガンチャラ「おん? …あぁ お前は魔法使いだったぜな
だが安心するぜよ ここでは魔法は使える
つまり…感知はされねーぜよ」
ヤンデル「なに…!!!!!!!?」
ギル「既に敷地内だと言うのに魔力感知システムがないと…?」
ベナガンチャラ「だから監視塔があるぜよ
基地の連中は魔法使いへの対応は感知システムが外側に向いてるあの監視塔で充分だと思っているじゃがぜよ
実際あれがありゃ基本なにが来ても問題ないんだがなぁ
それをお前らはどうやって乗り越えて来たんだか」
ジュリー「乱数調整だよ」
ベナガンチャラ「なんじゃそりゃ」
ツバメオー「じゃ…じゃあボク 魔法を使っても…」
ベナガンチャラ「問題ねぇ問題ねぇ
バンバン使って来い!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「…信用ならないな」
ペポコンロッコ「嘘じゃないっちよ!!!!!!!! イケメンさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キャッ!!!!!!!! タイプだっちぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぽっ
ギル「…この方は敵ですが…言ってる事に嘘はないと思います
きっと問題ないのでしょう 信じましょう」
ベナガンチャラ「おうおう!! いいねぇ なんだか柔軟性が出て来たんじゃねぇか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
しばらく見ない間に何があったんじゃき!!!!! 柔軟剤でも飲んだかァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
こりゃマジでかかっても楽しめそうじゃぜ」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ギル「…!!!」
――― そして
ヒュオオオオオオオオオオオ…
ベナガンチャラ「この場所なら戦うには持ってこいの広さじゃぜ
それに岩がうまいぐあいに入り組んでるおかげで暴れたりでかい攻撃しても基地からは見えないきに
さぁやろうぜ……全力で…チームの総力をもってな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「…!!
…皆さん…やるしかありません…!
彼らは強敵です…!! 気を引き締めて挑まねば…!!!!!!!!」
ジャキンッ…
ジュリー「…俺は参加しないでおくよ
中途半端な強さの俺じゃ足を引っ張りそうだからね
それに俺は部外者…
ここは君達の…ここまで培って来たチーム力を存分にぶつけるべきだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドォン!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【ふん…チーム力だと? そんなものはない
なぜなら我輩一人で終わらせるからだ】
ザッ…
ギル「…ネコ殿!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
-
ネコ【すぐに終わらせてやる】
ジャキィッ
ギル「ダメですネコ殿!!!!!!!!!!!!!!!! 一人で戦える相手ではありませんよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネコ【黙れ
充分だと言っている!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
シュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「…あのバカ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ベナガンチャラ「来やがったか
しかも単騎とは…愚かぜよ」
ニィ…
ギュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【我輩の爪の餌食にしてやるニャオ…!!!!
なにがチームワークだ!!!!! 徒党を組んだ人間なんぞ…みせしめに一人二人殺せばすぐに輪が乱れる!!!!!!!!!!!!!!!!
そしてまず第一に狙うのは……愚鈍なカモ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ギンッ!!!!!!!!
イチタ「!」
ネコ【死ぬがいいにゃあァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ズォアァァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バサッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ワッシー「ワシィ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒューン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【むぅ!!!!!!!!!!!!!!!!?】
チラァッ
{ネコの前をワッシーが横切った! ネコの意識が散った…その刹那!!!!!!!!}
ダダンッ!!!!!!!!
イチタ「うーーーーーーーーーーーっス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{イチタ ひと足飛びでネコの目の前に!!!!!!!!}
ネコ【…な…!!!!! はやい!!!!!!!!?】
ベナガンチャラ「忘れたか? イチタは…動けるデブじゃき
…イチタだけじゃなく…ナースタとメガハートもなぁ!!!!!!!!」
ヒュンヒュンヒュン
ダダダンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{更にナースタとメガハートもネコの近くに飛んだ!
デブに囲まれるネコ…!}
もわもわ…
ネコ【…暑苦しいぞ…! どけぇ!!!!!!!!!!!!!!!!】
イチタ「うす!!!!!!!!」
ナースタ「うす!!!!!!!!」
メガハート「うす!!!!!!!!」
ガシガシガシッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{デブ3人がネコを抱きしめた!!!!!!!!!!!!!!!!}
ネコ【なあああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?】
じわじわじわじわぁぁぁぁ〜〜〜〜…
ネコ【ぐ…ぐあああああ…!!!! あ…暑ッッ…離せェ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
―――… 『熱殺蜂球』という技がある…
それは 蜜蜂が雀蜂相手に使うとされる決死の技である…
雀蜂の体に幾多もの蜜蜂が纏わり付き
その体温で雀蜂を蒸し殺しにするのだ………―――
――― 30秒後
イチタ「うーーす」
スッ…
…ドサァッ!!!!!!!!!!! ぶくぶくぶく…
ネコ「…――――」
じゅっわ〜〜〜… むし〜〜ん…
ビラコ「にゃんこちゃーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!
-
暑苦しいwww
-
ネコ【う…ぐ……ぐ…!
…腐った…スイカの匂いが…しゅる…】
ガク… ち〜〜ん…
ベナガンチャラ「はっはっはっは!!!! まぁ当然の結果じゃがぜ!!!!!!
己を驕り…チームワークを放棄した愚行のカモが狙われるぜよ!!!!!」
ビラコ「にゃんこちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「あのバカ…」
エンカ「…ネコ師匠は孤高に生きてきた猫でござるし 仕方がない
残されたこのメンバーで 連中に挑むでござる」
ギル「…えぇ…! きっと行けます!!!!!!!!
あの時とは違います!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「とはいえこれまでこの面子でチームワークの練習などしたことないぞ」
ギル「そ…そうですけども」
ジュリー「難しく考える必要はない!!!!!!!!
各々がそれぞれ出来る事をすれば良い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
仲間同士の信頼がバラバラに戦っていてもおのずとチームワークになる!!!!!!!!」
ヤンデル「出来ること…」
ギル「……そうですね 難しく考えても仕方ない!!!!!!!!!!!!!!!!
戦いでの動きは皆さんの判断にまかせます!!!!!!!!
ここまでの皆さんとの旅の成果を見せましょう!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!
エンカ「拙者とギルとヤン坊の3人は近接武器組として前線で突撃した方がいいな」
ウソニ「俺は後方から銃で援護する」
ツバメオー「じゃあボクはその間で魔法で援護してやるヨ!!!!」
ビラコ「私…皆が怪我したらすぐに治癒札を投げるですよ!!!!!!!」
ギル「…勝ちましょう!!!!!!!! このチームで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ベナガンチャラ「へへ…盛り上がってるじゃねぇか
さて…今日はどの武器を使うかね」
ごそごそ… ズッ…
ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ベナガンチャラ「今日はこいつに決めたじゃきッ!!!!!!!!
……なんかの棒!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
じゃーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ペポコンロッコ「それ昨日竹屋さんで買った物干し竿!!!!!!!!」
ばばーんッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
○ 仲間同士の信頼があれば
-
ギル「行きます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「…勇者聖拳を見せてやる…!!!!!!!!」
ダンッ!!!!!!!!
エンカ「たまにはいいとこ見せねばなぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シュザッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ベナガンチャラ「バラバラにならず 一塊で突撃か…
突破力の高い戦法ぜよ!!!!!!!! だが!!!!!!!!
こっちの防御力も負けないぜよォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハゲデブ鉄壁モード!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メガハート「うす!!!!!!!!」
ズンッ!!!!!!!!
イチタ「うす!!!!!!!!」
ガッ!!!!!!!!
ナースタ「うぅーす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガッ!!!!!!!!
ドォーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ハゲデブ3兄弟の中で最も巨体であるメガハートが イチタとナースタを肩に乗せ
ギル達の前に立ちはだかった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ギル「…なんて巨大…!!!! まるで岩塊…!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「立ち止まるな!!!!!!!! 拙者が崩す!!!!!!!!!!!!!!!!
超便利盾…フィジカルフィットカートリッジ!!!!!!!!」
カチリッ…
ガチャチャチャアァァァーーーンッ!!!!!!!!
ガシャアッ!!!!!!!!!!!!!!!!
{超便利盾がエンカの腕を覆った!!!! まるで巨大な手甲!!!!!!!!!!!!!!!!}
エンカ「チャージング・ボンバイエッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゴォォンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{エンカは盾を纏った腕でメガハートの腹に強烈な一撃をお見舞いした!!!!!!!!}
メガハート「うッッッご!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「2人を肩に乗せ支えてるお前を崩せば3人もろとも…
…!!!!!!!!?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
メガハート「…」
エンカ「…不動!!!!!!!!!!!!!!!!?
まさか…効いてな…」
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ツバメオー「めっちゃ効いてる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ツバメオー「普通に効いてるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
見かけ倒しじゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「…だけど倒れない!!!!!!
…すごいことだよ あの強烈な一撃を受けてッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ベナガンチャラ「はははは!!!!!!!!!!!!!!!! 伊達にデブじゃねぇーきにぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「ぐ…こいつッ」
ヤンデル「なら…足だ…!!!!!! 体は大きいがその割に小さいその足を払って…倒してやる!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!
メガハート「うすぅぅぅーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ググッ…ダダァーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{メガハート 肩にデブ2人を乗せたまま大ジャンプ!!!!!!!!!!!!!!!!}
ヤンデル「なぁぁぁッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ギル「…身軽すぎるッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ベナガンチャラ「ハゲデブ3兄弟は3人とも動けるデブじゃき!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しかもそれだけじゃあねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒューーン…
エンカ「ッ!!!!!!!! 危ない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
イチタ「うッすぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゴォー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「そ…空から落ちて来た!!!!! 肩から飛び降りたのか!!!!!!!!」
イチタ「うすすぅぅ」
ぐぐ…
ヤンデル「!!? こいつ…足にロープがくくりつけてある!!!!!!!!?」
イチタ「うッスゥー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
びょ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「ぎゃ…逆バンジーのように空に戻って行ったァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
い…いや…これは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォン!!!!!!!!!!!!!!!!
メガハート「うす」
ギシッ…びよよ〜〜〜ん
ナースタ「うっす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{イチタとナースタは足にロープをくくりつけ それをメガハートの肩パッドに繋げていた!!!!!!!!}
ベナガンチャラ「ハゲデブ3兄弟必殺の人間フレイルじゃき!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババーン!!!!!!!!!!!!!!!!
-
メガハート「うっすォアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビュンビュンビュンビュン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{メガハートは空中からイチタとナースタを振り下ろす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
イチタ「うすぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズシィィィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ナースタ「うぉッすォー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドギャアアアアンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「こ…攻撃が…激しすぎるッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「くっ…このままじゃ…進めない!!!!!!!!」
ギュアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イチタ「うぉおーーぉぉっす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザザッ!!!!!!!!
エンカ「ぬぅん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガキィーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「エンカ殿!!!!!!!!」
エンカ「行け!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こいつは止めておく!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぎゅるるるるる!!!!!!!!!!!!!!!!
ナースタ「うっす〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「勇者聖捕球拳…『吸葉蛙伽ッ荼ー』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガッシィィィィィーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズザザザザザー!!!!!!!!!!!!!!!!
{ヤンデルはナースタをキャッチした!!!!!!!!}
ヤンデル「…こっちもだぁ…! ギルは向こうのリーダーを!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「お…お2人とも…!」
メガハート「も゙おおおおおおおおおん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐぐぐ… ぐいいぃんッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「うわぁ!!!!!!!!」
エンカ「せ…拙者達ごと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
{メガハートはデブ2人を止めていたヤンデルとエンカごと空中へと引っ張りあげた!!!!!!!!
そのまま上空で合流し…}
イチタ「うす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ナースタ「うす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル&エンカ『のわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドガッシャアアアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{空中で デブに挟まれながら 衝突する2人!!!!!!!!}
-
ギル「…!!!! 2人ともォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…くッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
メガハート「うす…」
ギロ…{ギルを見下ろすメガハート}
パキパキパキパキ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒュコオオオオオ…
ツバメオー「ツララギ メコル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドスッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メガハート「うッぎ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{メガハートの体に小さな氷柱が突き刺さる!!!!!!!!}
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ツバメオー「行けヨ!!!!! あの2人が命を捨てて作ってくれた隙だヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
メキメキメキ…
ヤンデル&エンカ『い…生きてますけどねーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ズーン!!!!!!!!
ヒュルルルルルルル〜〜〜〜〜〜〜〜…
ギル「ッ…すみません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
{ベナガンチャラへ向かっていくギル!!!!}
ペポコンロッコ「来るっちよ!!!!!!!!」
ベナガンチャラ「…へへ…」
ダァァァァァーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「とりゃあぁーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バサァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ワッシー「ワシッソォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{…と!!! ギルの前に突如飛来したワッシー!!!!!!!!}
ワッシー「ワシワッシー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブワォォンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドズルッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「うッぐ!!!!!!!!」
{ワッシーのくちばしがギルの頬を掠めた!! バランスを崩すギル!!!!!!!!
ワッシーは更に飛んで行き
着地したデブ3兄弟と地面に落ちたヤンデル達…そしてツバメオー ウソニ達の周りを旋回した!!!!!!!!}
ウソニ「…!? なんだこの鳥
攻撃するでもなく 何がしたいんだ?」
ビラコ「そんなことより空から落ちたあの2人に治癒札を…」
タタタ…
ニヤッ
ペポコンロッコ「…あー またぁ!
動いちゃダメっちよ<3」
タタタタタタ… バチッ
ビラコ「…ふぇ?」
-
ツバメオー「お姉さん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
それは…!」
バチバチバチバチバチバチ…
ビラコ「ふああぁ…? なにこれぇ…」
バヂヂッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「らめ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「先生ぇー!!!」
ダッ…
バチィィィィーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「うぐぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
で…ン…げ…きィーーッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
バヂヂヂヂヂッ
ツバメオー「お…お兄さんも!!!!!!!!!!!!!!!!
こ…この電撃攻撃は…!」
ゴゴゴゴ…
ペポコンロッコ「にひひぃーん
イケメンにこれ使うのも…良い〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ポッ!!!!!!!!
ギル「今の…! やはりあなたの…!
たしか…アノマシンとかいうものを使った…」
ペポコンロッコ「アノじゃないっち〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!! ナノなの〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ナノなのね〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばばーん!!!!!!!!
ギル「それです!!!!!!!!
確か小さな機械を体に付着させて 体を動かした摩擦によって機械が電撃を発するものだったはず!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!
ペポコンロッコ「まぁ簡単に言えばね」
ギル「しかし…ナノマシンはあなたの持つ電マを当てた人にしか付着しないはず!!!!!!!!
一体いつ!!!!!!!!? 一体どうやって遠くに居るあのお二人に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ザザッ!!!!!!!!
ペポコンロッコ「あっ! 動かない方がいいっちよん☆」
ギル「え…!?」
バチ…
ヤンデル&エンカ『…な…!!!!?』
バチチ…
ツバメオー「…いぃぃ!!!!?」
ジジジジジジ…
ペポコンロッコ「ナノマシンはもう…みーんなに着いてるっち♪!!!!!!!!!!!!!!!!」
バリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『ぐあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドゴオオオオオオオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ズバゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「み…みんな!!!!!!!」
バチュオオオオオオオオオオオンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「あ…ぎ…!!!!!!!! なん…でッ…なんでぇ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
あががががががががががががががッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…!!!!!!?」
バチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハゲデブ3兄弟『う…す…す…』
ツバメオー「お前らの身内も巻き込まれてるじゃねーかババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バリバリバリバリバリバリ…
ベナガンチャラ「問題ねーき問題ねーき!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
その3人は“あついしぼう”のおかげで電撃は体に通らねぇじゃき!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なぁーハゲデブ3兄弟よォォー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バリバリバリバリバリバリ
イチタ「う…す…」
ニヤリ…コク
バリバリバリバリバリバリ
ナースタ「うす…ぅ…」
フッ…コク
メガハート「……」
ニィィィ〜〜
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ツバメオー「さっきから一人だけ耐久力低いやつ居るじゃねーかボベババババババババババババババババババババババッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!
バチバチバチバチバチ…!!!!
ビビビビビビビビビ…
ギル「う…お…おぉ…!!!!!」
カカンッ!!!!!!!!
ベナガンチャラ「へへッ
残念だったぜなぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴガァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「あヴぅッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズザザァァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒュンヒュンヒュン…カンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ベナガンチャラ「どうだぁ!!!!!!!! 俺っち達の力はよォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ペポコンロッコ「いまんとこあんちゃんなんもしてないっちけどねぇ」
-
ギル「ぐ…あう…!
い…いつのまにナノマシンを…!
あれはたしか…あなたの持つマッサージ機で触れられねば体に付かないはず…!」
ペポコンロッコ「なんでかな〜〜」
ベナガンチャラ「くくく…なんでだろうなぁ!!!!!!!!
お前には教えてやらんぜよぉ〜〜〜!!!! へっへっへっ…」
バサバサバサ!!!!!!!!
ワッシー「メッサトンデ疲レタワ!!!!!
ヨウ! “アレ”シテクレンカ〜」
ペポコンロッコ「いいよ〜」
カチッ… ブブブブブブ…
とろ〜〜〜〜〜〜ん…
ワッシー「ワ…ワシッソォ〜〜〜〜〜〜〜…!!!!!
コレヤコレ… メッチャ……キモッツィエェェ〜〜〜〜〜〜〜…」
とろ〜〜〜〜〜ん…
バチバチ…
ツバメオー「そ…それだーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビシーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
エンカ「…! そ…そうか…! あの嬢はナノマシンをあの鳥にくっつけていた…!!!!!!!!!!!!!!!!
するとあの鳥が飛び羽ばたくだけでナノマシンが舞い散る…!!
それが全員が痺れた種だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「な…なら…あの鳥をなんとかすれば…!」
ゴゴゴゴ…
ワッシー「ナンヤシランケド
バレタデ」
ペポコンロッコ「し…しまったっちぃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞぞ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ベナガンチャラ「ばっきゃろう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…まぁいいき!!!! ちょっとしたハンデじゃき!!!!
どうせこのワッシーを止めることは出来んぜよ!!!!!!!!
ワッシー!!!!! さぁもうひと働きしてくるぜよ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ワッシー「サシズスンナヤ
マァイッタルワ」
バサ…
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バキュ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ササァッ!!!!!!!!
ワッシー「ナ…ナンヤァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…テ…鉄砲玉ダッタデ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジャキッ…
ウソニ「…ハァ………お前が…諸悪の根源か…!!
空飛ぶ動物なら銃師の俺の出番だろう…!
…鷹狩りだ…!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ワッシー「ワシハ鷲ヤァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オマエモ育テコロスッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バサァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
育て殺すwwwwww
-
ウソニ「キュート ザ もみーの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
もみーの銃「おぼろろろろッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バキュンッ!!!!!!!!
ブアァーン!!!!!!!!!!!!!!!!
ワッシー「動物虐待ハユルサンデェ!!!!!!!!!!!!!!!!
ワシハソンナ不条理ニ…タチムカウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ベナガンチャラ「おいおいワッシー!! 単独で戦おうとすんな…」
プリッ!!!!!!
ベチョッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ベナガンチャラ「ほばたーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ペポコンロッコ「ぷぺえー!!!!!!!! うんこぶつけられてやんのっちー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ププーッ!!!!!!!!
エンカ「…鷲の動きをウソニ君が封じている!!!!!!
鷲も避けるのが精一杯でござる…!!!!!!!
いいぞ…! こうやって単体ずつチームワークの輪から外していけば…!
奴らの得意な戦法は一気に破綻する…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「だとすれば…」
エンカ「この巨漢3人衆も同じ…!!!
各個撃破を狙え!!!!!!!! 拙者とヤン坊と…遠距離からツバ嬢!!!!!!!!
己の標的を見定めて狙い撃てッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「わ…分かった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ベナガンチャラ「そう来るか…」
ギル「…! なるほど…!! …皆さんがそうするのならば…自分もッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
フラァッ…ジャキッ!!!!!!!!
ベナガンチャラ「…ほう? お前の標的は…?」
ギル「…当然…!!」
ギンッッ…
ベナガンチャラ「くく…」
ニィ…
ギル「彼女です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼女のナノマシンは非常に厄介!!!!!!!! 早々にダウンしてもらいます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ベナガンチャラ「ズコーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どんがらがっちゃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
ペポコンロッコ「あんちゃんガン無視されてるっちwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
-
ウソニ「シュート!」
もみーの銃「ひっひっおぇふぅぅーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ワッシー「ソダソダ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
くるんっ!!!!!!!!!!!!!!!! スゥゥーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
{ワッシーはウソニへと体当たりする!}
ウソニ「空砲エスケープ!!!!!!」
ボウンッ!!!!!!!!
ザザーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「…ッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビリ…
バチィッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ワッシーの体当たりを避けるが微量のナノマシンが付着し電撃を受ける!!!!!!}
ウソニ「…く…! 避ける際に付いていたか…!」
ビュウゥーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ワッシー「モッカイシビレトケヤ!!!!!」
ウソニ「…閃光双銃術」
くるっ!!
{ウソニは銃を持ち替えた!
銃を反対にし グリップの方をワッシーに向けるように構えた!}
ワッシー「ナニガシタイネン!!!!!!!! アホカ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビュンンンーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ワッシーはナノマシンを付着させんと無防備なウソニの横を猛スピードで通り抜けた! その時!!!!!!!!}
ウソニ「オーバーハンドルアドバンス!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドウッ!!!!!!!!!!!!!!!!
グルンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴガァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ワッシー「ウワラバッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バキィーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ウソニは銃を反対に構えた状態で発砲した!
すると発砲の反動で体が高速回転し それを利用して横を通り抜けたワッシーの頭を銃で殴打した!!}
ワッシー「ンナァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドザザザザーッ!!!!!!!!
バッ!!!!!!!!
ウソニ「はぁぁッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バサァーッ!!!!!!!!
{ウソニはナノマシンが付着した服を脱ぎ捨て電撃を受けずに済んだ!}
ウソニ「…お前は第一にナノマシンを付着させるのが目的だからな
俺の体に体当たりはせず 俺の真横をスレスレで通り抜けるのは明白だった
だが俺を通りすぎればお前は俺に背後を向けることになる それは最も無防備な状態だ
だから俺はお前が横を通り抜けるその瞬間を待っていたんだ
お前が横を通れば引き金を引けばいい…簡単な対処法だ」
ワッシー「グググ…ナメクサリヤガッテ…グク…!」
ウソニ「動物相手だから加減はしたが…無理はするなよ」
ワッシー「………調子ニノリクサリヤガッテ…ワシヲ怒ラセルト…ドウナルカ!!!!!!!!!!!!!!!!」
バサァッ
ウソニ「!!!」
バサ…バサ…バサ… スタッ…
ワッシー「…ニィィィィ…」
ビラコ「うぅぅ…」
{ワッシーは電撃を受け倒れていたビラコの上に着地した!!!!!!!!}
ワッシー「ワシヲ怒ラセタラ…非道ナ事モ厭ワンデェ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ワッシー…まさに外道!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
-
―――
イチタ「ウスゥ!!!!!!!!!」
グルルルッ!!!!!!!!
ナースタ「ウッス!!!!!!!!」
ギュアッ!!!!!!!!
メガハート「ウ〜〜〜スッ!!!!!!!!」
ドルルルンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
{ハゲデブ3兄弟は体を丸めて転がり エンカ達に迫った!}
エンカ「チョベリグカートリッジ変換…」
カチリッ!!!!!!!!
エンカ「ぬるぬるローションカートリッジ!!!!!!!!」
ぬる〜〜〜
{盾の表面がぬるぬるした!!!}
ズシシシィィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「ムゥゥッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{盾の上にハゲデブ3兄弟が落ちた!
そして盾を覆うローションが…ハゲデブ3兄弟の体を滑らせる}
イチタ「うす〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
つるり〜〜〜〜ん!!!!!!!!
{ハゲデブ3兄弟は滑り落ち三方へと散らばった!}
エンカ「バラけたァッ!!!!!!!!
今だッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
拙者はハチマキハゲデブを抑える!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「俺は……ナースハゲデブだ…!!!!!!!!!」
ズダンッッ!!!!!!!!
メガハート「う…うす…!!!!!!?」
キョロキョロ…
ツバメオー「コオリガン トリィ メコル!!!!!!!!」
ボボボボボボボボッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドスドスドスドスドス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メガハート「うがすッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!」
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ツバメオー「お前はボクだヨ!!!!!!!!
ボクの神経を逆なでする格好しやがって!!!!!!!!!!!!!!!!
ブッ凍ろす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
メガハート「う…うす…うす…」
くるッ!!!!!!!!
ピキィィィー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メガハート「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
{メガハートの足元は凍らされ 身動きが取れない!!!!!!!!}
ツバメオー「行かせねーし!!!!!!!!
喰らえ! ヒエヒエ名伏し難いバールアタック!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズコァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{すねに名伏し難いバールのようなものを激打するツバメオー}
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ドドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
wwwww
-
メガハート「う…うっすぅ!!!!!! うっすぅ!!!!!!!!」
ツバメオー「ハァハァ…お前はまずその…巻き髪ヅラを外せ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
コギリガ メコル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドギャアァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メガハート「うずらッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
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ツバメオー「ギギラギ メコル!!!!!!!!」
パキィーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
メガハート「ゲェーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
画像略
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ツバメオー「ザルソーバ メコラ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ちゅる〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メガハート「にょうすッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
画像略
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ツバメオー「お尻タックル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぼ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メガハート「ぎゃぱぁッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
画像略
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ツバメオー「頭タコ殴り名伏し難いバールクラッシュウゥッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴンゴンゴンゴンゴン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メガハート「ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
画像略
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ツバメオー「とりゃあぁ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツビーパンチ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
メチンッ
画像略
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ツバメオー「ふぅ……どんなもんだい☆
美少女魔法使いツビーちゃんはこの世に一人で充分だゾ☆」
きゃる〜〜〜〜ん!!!!!!!!
メガハート「……」
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ツバメオー「なんだとコノヤロ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゴォォォォォォォォォッ!!!!!!!!!!!!!!!!
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-
エンカ「シールドタックル!!!!!!!!」
ドキャッ!!!!!!!!!!!!!!!!
イチタ「う…うぐすぅッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「勇者聖拳…『万蛇鈴』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ナースタ「うぽァッす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガフゥゥッ!!!!!!!!
―――
ベナガンチャラ「おーおー……やられてる…やられてるなぁ…
まぁ仕方あるめぇき… チームワークを除いたハゲデブ3兄弟単体の戦闘力はせいぜいミジンコレベルだからなぁ…
しかしまんまと俺っち達の黄金チームワーク体制を乱されたぜよ…
それも見事な連携よ… これも一種の奴らのチームワークかきぃ」
ギル「抜けるッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ベナガンチャラ「おっとぉ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガギゴンッ!!!!!!!!
ギル「くっ…」
ベナガンチャラ「…ロッコのとこにゃあいかせんきぃ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「押し通る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
仕込み七星剣…振り針!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブンッ!!!!!!!!
シャシャシャッ!!!!!!!!!!!!!!!!
カカカンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ベナガンチャラ「っとぉ…! 剣を振ると剣身から針が飛び出るのか
危ない玩具ぜよ!!!? だがこんなもんで俺っちが…」
ギル「たぁーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ベナガンチャラ「うおおぉッッと!!!! はえぇなオイ!!!!
だが避けた! そんな大振り攻撃避けちまえば隙だらけ…」
ギル「仕込み七星剣『爆絶切り返り』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゴォォンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギュアンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ザンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ベナガンチャラ「ぐぉあァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{振り抜かれた剣が爆発した! 爆発の反動を利用して超高速で剣を返しベナガンチャラの顔に傷をつけた!!!!!!!!!!!}
ベナガンチャラ「ッッぷぁああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いてえよ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシューッ!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ペポコンロッコ「あんちゃあぁ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
格好悪いっちぃぃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞぞ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
グラッ…
ベナガンチャラ「お…! おおぉあ…!!!!!!!!
いい攻撃じゃき……しかしその剣…いくつ機能が付いてんだぁ!!!!!!!?」
ギル「つ…付けようと思えばいくらでも付けられますが…
今の剣の容量では火薬や針などの大仕掛けは装備出来て2種類が限界…
それも一回きりしか使えないです」
ベナガンチャラ「ははははっ!!!!!!! つまり今ので出し尽くしちまったわけがじゃ!!!!!!!!?
そういう手の内は隠しておいた方がいいんじゃねぇか!?」
ギル「手の内はうあ!!!!!! し…しまった」
ベナガンチャラ「ガハハハハハ!!!!!!!!
しっかりしてんのか抜けてんのか分からんやつじゃき…
だが…お前の戦いぶりにゃ甘えが一切ありゃしねぇぜよ
まさに鬼神!!!!!!!!!!!!!!!!
実力なら…もう俺っちとも遜色ねぇ
以前と随分違うな どれだけ修羅場をくぐったか」
ギル「い…いやぁまぁ…自分もネアメのリーダーの一人として他の方々の任務を率先して受けて来ただけです
そうしてるうちに鍛えられたのは確かですが…」
ベナガンチャラ「…ほう!!? お前はネアメのリーダーきぃ!!!!!!!!?
しかもネアメのリーダーは複数人制…か」
ギル「は…はあああああああッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
また機密をしゃべってしまったァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ベナガンチャラ「へへっ 魔反会にチクりゃしねぇよ
ただ…満足なだけだ!!!!!!!! 俺っちが戦いてぇお前は
確かに俺っちが戦うに値する野郎だったッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
たぎるぜぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォォォッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ペポコンロッコ「血めっちゃ流しながらよう言うっち」
ベナガンチャラ「うるしぇいッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
空気読めぃロッコぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドクドク…
ギル「え…えーっと…大丈夫ですか?」
ベナガンチャラ「うるせぇ!!!!!!!! 心配ご無用輪ゴムは揉む用ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
情けをかけてる暇があったら防御しなぁ行くぞォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ!!!!!!!!
ギル「仕込み七星剣『のび〜る剣』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
にゅーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ザンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ベナガンチャラ「はぐはぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{ギルの剣が伸び ベナガンチャラの肩をないだ!!!!!!!!}
ベナガンチャラ「いてえよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシュ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ペポコンロッコ「あんちゃんそれはいくらなんでもダサすぎるっち〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!www」
ププーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ベナガンチャラ「か…かあぁぁ〜〜〜…!!!!! 伸びるたぁ…たまげたぜよ!!!!!!!!!!!!!!!!
不利な間合いじゃきこれはぁ…!」
ペポコンロッコ「私が痺れさせれば攻撃出来るのにぃ!!!」
ベナガンチャラ「お前は下がってろ!!!!!!
ちっ…棒じゃあ相手にするにゃ痛いかねぇ」
ペポコンロッコ「鞭にすれば?」
ベナガンチャラ「おっそうだな
…あー!! ダメだ…あの鞭は一昨日行ったSMクラブの持ち込み鞭で持ってって忘れてったんだった…」
ペポコンロッコ「なんてとこ行ってんだっちィィぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しかもマイ鞭持参とか玄人すぎんだろォォォォォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ベナガンチャラ「俺のは特別な鞭でシリコン製の刺がついてるからな
アレで叩かれんのがきもちいんだ///」
ペポコンロッコ「ハードな性癖晒してんじゃねっちよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドド〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル(この方 エンカさんと気が合いそうだなぁ…)
ベナガンチャラ「まぁちょうどいいじゃき
こいつもお前の電撃と俺からのダメージでなかなかの傷だ
俺っちもこのダメージでやっとこいつとイーブンぜよ…こっからが互角の戦いってわけじゃき」
ペポコンロッコ「言い訳じみてるっち!」
ベナガンチャラ「言い訳じゃねぇ!!!!! 黙ってな…
これからが俺の本気だ…
俺の本気…それはもちろん…チームワーク!!!!!!!!!!!!!!!!
バラしただけで俺達全ての繋がりを排したと思ってんならとんだ見当違いぜよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どんなに離れていても…いついかなるときも仲間の力を借りるのが本当のチームワーク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゾォッ
ギル(…!!!? …仲間を呼び戻す!!!!!!?
…いやしかし…あのハゲデブの方々はエンカさん達が完全に封じてる!!!!!!!!
駆け付けるのは不可能…! これは…! ブラフかッ!!!!!!!!)
じゃきん!!!!!!!!
ベナガンチャラ「…へへ!!!!!!!!」
-
ベナガンチャラ「……スゥ〜〜〜…」
ベナガンチャラ「M・K・NGR!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
―――
ビリビリビリビリッ…
イチタ「!」
エンカ「なんだ?」
ヤンデル「…今のは…ギルの方…」
ナースタ「!!」
メガハート「!! うす…」
ガシ…
ツバメオー「なんだ今の大声
バカが叫んでるヨ……ん?」
メガハート「うっすぅおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
びゅおぉーーんッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「えぇ!!!? 何!!!? 肩パッド投げた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒューーーーーンッ
{高く投げられたトゲ付き肩パッドは真っすぐとベナガンチャラの元へ落ちていく!!!!!!!!}
ベナガンチャラ「ナイスじゃきぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!! くるるん!!!!!!!!!!!!!!!!
{ベナガンチャラは落ちてきた肩パッドの留め紐に棒を引っ掛けてキャッチした!!!!!!!!}
ギル「い…今のは仲間内での暗号でしたか…!
しかしそんなもの投げてもらってなんの役に…」
ベナガンチャラ「分からんかァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
即席フレイルじゃきぃ!!!!!!!! これで間合いの格差も…克服じゃがぜぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブンブンブン!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴガァッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「うぐが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ベナガンチャラ「はっはっはぁ!!!!!!!! ロッコォ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブン!!!!!!!!
{パッド付き棒をペポコンロッコの方に差し出すベナガンチャラ}
ペポコンロッコ「分かってるっち! 肩パッドにナノマシンぺたぺた…」
ヴヴヴヴ…
ベナガンチャラ「いいぜ!!!!!!!!!!!!!!!! くれてやらァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュオンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドゴォッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ぐ…ぐがぁ!!!!!!!!!!!!!!!! しまった…!!!!!!!!!」
バリッッ…
バチィィィーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ギャッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビリビリビリビリ
-
ギル「ッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビリビリビリビリッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ベナガンチャラ「さぁー…てっ! 気持ち良くしびれたところで…
もっと楽しいところに行こうじゃねぇか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そうッ!!!!!!! 俺達のチームワークの奔流…その中へッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブンッ…
ベナガンチャラ「必殺3RUNホームラン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴギャアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ぐわた〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガッキィィィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「あああああああああああ……」
ヒューーーン…
{ギル…ホームラン!!
吹っ飛ばされた先は…乱戦のハゲデブ地帯の真っ只中!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ツバメオー「ふぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? ギルゥ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ヤンデル「え…?!」
エンカ「な…なにを!!!!!!!!?」
ダダダダダダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ベナガンチャラ「フォーメーションCじゃぜよ!!!!!!!! イチタァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
イチタ「!!!」
スッ!!!!!!!!
{屈むイチタ}
ダダンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ベナガンチャラ「そぉぉい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガシッ!!!!!!!!
{イチタの背を踏み台にしジャンプするベナガンチャラ!
そのまま落下するギルを抱え…}
ベナガンチャラ「アトミックパイルドライバー!!!!!!」
ギュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズズドォンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{地面にたたき落とした!!!!!!!!!!!!!!!!}
ギル「ががぁッ!!!!!!!!」
ヤンデル「ギルー!!!!!!!!!!!!!!!!」
ナースタ「!! うぉおおおッす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バチィーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「ブッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
{ヤンデルがギルを心配した…その隙に!!!!!!!! ナースタの強烈な張り手が入る!!!!!!!!}
エンカ「貴様ッ…よくもギルを!!!!!!!!」
ベナガンチャラ「へへ…心配ならくれてやるよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ポイッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「―――」
エンカ「ぬ…ぬお!!!!!!!!」
ガシッ!!!!!!!!
イチタ「うっすーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ベナガンチャラ「ほりゃああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「ぐはっ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「がッ…!!!」
{エンカとギル…イチタの腹とベナガンチャラの棒で激しい挟撃を受ける!!!!!!!!!!!!!!!!}
-
ツバメオー「な…なにやってんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アイシーギーゴン…!!!!!!!!!!!!!!!」
キィィィィーン…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メガハート「!!」
ベナガンチャラ「メガハート! こいつを返すぜよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ギュオォーン!!!!!!!!
{肩パッド}
ツバメオー「メコル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
コガアアアアアアアッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒュンヒュン……ドガッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ふぇっ!!!!!!!!」
バキバキバキィィ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ぎゃわ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{ツバメオー 魔法を発動させるが 魔法に肩パッドがぶつかり暴発した!!!!!!!!}
ツバメオー「く…くそう…!!!!!!!!!!!!!!!!」
メガハート「ぶぇう〜〜〜〜〜〜〜〜す!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブンブンブンブンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぼごごォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「はかばッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{メガハートの反撃…!!!! かよわいツバメオーには痛打ッ!!!!!!!!!!!!!!!!}
メシメシメシメシ…!!!!!!!
ツバメオー「う…あ…あァッ…!!!!!!!!」
http://download1.getuploader.com/g/sousaku_2/979/Image011.png(←ツバメオー)
Copyrignt 2015 (C)なんとかファイト ふぉかぬぽぅこぽぉコーポレーション
-
ふぉかぬぽぅこぽぉwwwww
-
―――…
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ドォォォーーーー…ンッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ぐ…」
ヤンデル「…く…くっそ…!」
ギギギギ…
エンカ「な…なんてことだ…奴が来た瞬間に一気に形勢が覆された…!
まるで水を得た魚のように…! うぐぐ…」
ベナガンチャラ「と、なると俺っちは水かぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
んまぁ…雄大という点では間違ってないかもな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
わはははは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
プシュー…
ナースタ「うす」
ベナガンチャラ「ん? あぁこの怪我か? まぁちょいとシクっちまったぜよ
治してくれるか? ナースタ」
ナースタ「うす」
ツバメオー「ぐぅぅ…! あ…あのコスプレデブ…格好だけじゃなく治療も出来るのかヨ…!!!!!!」
ナースタ「うす……」
ス…
CHU…<3
ツバメオー「ぶええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ベナガンチャラ「おぉーもうちょっと右右……うん…そこそこ」
ナースタ「うすぅ…」
Chu…<3 Chu…<3
{ベナガンチャラの顔などに念入りなKISSをするナースタ…
…………と!!!!!!!!?}
しゅわぁぁぁぁぁ…
ベナガンチャラ「ふぁああああああああああああ…効くぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇ…」
{ベナガンチャラの傷が癒えていく…}
ギル「こ…これは…!!!?」
ベナガンチャラ「へへ…ベナガンチャラの唇にゃあ特殊な薬草で作った薬剤を口紅にして塗ってるんじゃきぃ!
その口で幸せなKISSをすれば傷は見る間に回復するっつぅ寸法ぜよぉ」
ニィィ…
ナースタ「うす」
エンカ「キッスする必要あるのか…」
ズズーン…
ベナガンチャラ「はてさて…俺っちは全快だがお前らは満身創痍じゃがぜ
もう勝負は着いたようぜよ
つーわけで敗者のお前らは俺っち達に『完敗ですわ…アオーン!!!!!!!!』と腹を見せて降伏するがぜよ」
ツバメオー「誰がするかバーーカ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メガハート「うす」
ミシミシミシ…
ツバメオー「うががががががッ」
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ツバメオー「いてーヨ締め上げんなこんにゃろが〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッキィィ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メガハート「うがが!!!!!!!!!!!!!!!!」
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ベナガンチャラ「うぉっ……こうしてみるとそっくりじゃがぜ…?」
どっちがどっちだ…?
ゴクリ…
ツバメオー「どこがじゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
× ベナガンチャラの唇
○ ナースタの唇
-
ベナガンチャラ「まぁそれはリーダーが決めることじゃぜ
どうなんだい? リーダーさんよ? 諦めるか?
今おとなしく敗北を認めりゃあ騒ぎ立てずにこの基地から外に出してやるぜよ」
ギル「…」
ギッ
ベナガンチャラ「! …おめぇ…その顔は…」
ギル「ベナガンチャラさん…あなたには言いましたね
自分はネアメのリーダーだと…
だったら…解るはずです」
ぐぐぐ…!!!!!
ギル「組織を引っ張るリーダーとして…自分は簡単に諦めるわけにはいかないのです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!
ベナガンチャラ「…ほぉ」
ギル「…皆さんすみません!!! 体力も限界でしょうが
この戦いに付き合ってくれますか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どどん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「愚問だな」
ヤンデル「当たり前だ…」
ツバメオー「こんな奴らに負けたくないヨ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「…これが答えです!!!!!!!! 我々はまだ戦えます!!!!!!!!!!!!!!!!」
ベナガンチャラ「…はははァ…面白いじゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
来いよ!!!!!!!! ギルッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ッ…あああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
イチタ&ナースタ&メガハート『ヴヴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオぁァァァッッすぉおおおおおおおおおッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
エンカ&ヤンデル&ツバメオー『行くぞおおおおおおおおおッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドドドドォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
ペポコンロッコ「おかきうめー」
パリパリ…
-
―――
ワッシー「クェ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュウゥーン!!!!!!!!
ウソニ「くっ!!!!!!!!」
ザッ!!!!!!!!
ヒュウゥーン!!!!!!!!
ワッシー「ドシタドシタァ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
モッカイイクヤデェーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュウゥゥーー…ンッ ビュオンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「ッ…くッそぉ!!!!!!!!!!!!!!!!」
くるるんッ ズシャー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{急降下と急上昇を繰り返し 何度もウソニに体当たりを仕掛けるワッシー!
ウソニはそれを銃で迎撃しようともせず回避に専念していた!!!!!!!!
それは何故か…!!}
ワッシー「セイヤッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュルゥゥーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「―――」
ドォーz_ンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{それはビラコ!!!!!!!!
ワッシーは足でがっちりとビラコを掴みながら空を滑空していた!!!!!!!!
そして…ビラコを武器として使い ウソニに体当たりを繰り返していたのだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ウソニ「…害鳥め…! 先生を…ビラコ先生を離せ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ワッシー「ウッサイワボケ!!!!!!!!!!!!!!!!
コノアマハワシノ物ヤ!!!!!!!! ワシガドウ使オウがワシノ勝手ヤロ!!!!!!!!
タトエ人間ミサイルに使オウトモナァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギューーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{まさに外道!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ウソニ「くそッ…! まさか先生を使われるなんてな…!
…手が出せないぞ」
ワッシー「オラオラァーッ!!!!!!!!
刺激ガタリンワッ!!!!!!!! アクロバチックニイクヤデェ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
きりもみ大回転超急降下ヤ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュンギュンギュンギュンギュンギュンギュンギュンギュンギュンギュンギュンギュン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ワッシーはきりもみ回転し速度を上げながら地面との距離を縮めて行く―――…ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ウソニ「!!!!!!!! 先生を地面にぶつける気か!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
やめろぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
ワッシー「アカイ花ヲ咲カシタルワー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュンギュンギュンギュンギュンギュンギュンギュン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「やぁめろぉぉッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッダッダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ウソニ…ワッシーが落下する場所へと走る!!!!!!!!!
だが…間に合わな…}
ワッシー「クェックェックェ〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュンンンンッッ…バサッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブオアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズオオオオ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「ううぅーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{ワッシー…地面スレスレで急ブレーキ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
その衝撃波が突風を巻き起こしウソニを吹き飛ばす!!!!!!!!
そして舞い上がる砂埃…!!!!!!}
ウソニ「ぬっ…ぐ…!!!!!」
ブオオオオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! バササッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ワッシー「ケケケーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドギャッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「ぐは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{砂埃の中から飛び出して来たワッシー!!!
ビラコの体をウソニにぶつけ 再び急上昇していった!!!!!!}
ウソニ「…!!! くっ…当てられた…!
せ…先生は…!!!!!!」
ヒュウゥゥーーーーンッ…
ビラコ「――――…っ」
ピチャ…ピチャ…
{ビラコは血を流していた!!!!!}
ウソニ「…! さっきのきりもみ回転からの急停止と…今のぶつかった衝撃で先生にダメージが…!!!
…くそっ!!! ビラコ先生を傷つけてしまった…!」
もみーの銃「お兄ちゃん!! 先生を助けないと…」
ウソニ「…分かっている…! だが手が出せない…!
あの鳥を撃ち落とすのは簡単だ…
だが先生に弾丸の破片が当たる危険もあるし あんな上空で鳥を撃てば 先生もあの高さから落ちる
そうなれば助からない」
もみーの銃「じゃあどうするの…」
ウソニ「……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
-
ウソニ「…なら 次あの鳥が急降下してこっちに来たら 網弾を撃つ
網に絡んで捕まえてやる…!」
もみーの銃「それがいいよ!!!!!!!! そうしよう!!!!!!!!」
ウソニ「…さぁ来い害鳥…!
…今度は確実に狩る」
チャキィ…
―――
ヒューーン…
ワッシー「…ナンヤナンヤ? ナンカ雰囲気醸シダシトルヤナイカ? ナンカスル気ヤナ?
…ハッ!!!!! ワシハ外道ヤカラ人が考エトル悪ダクミには敏感ナンヤ!
ナニヲスル気カは知ランガァ…
主導権ハ渡シタランワッシー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ニィィィ…
ぐぐぐ…
ビラコ「―――」
ワッシー「オトシタル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ナ…何ィィーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドォーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!
{ワッシーは上空でビラコを離した! ビラコは真っ逆さまに地面に落ちて行く!!!!!!!!}
もみーの銃「せ…先生!!!!」
ウソニ「くそッ!!!!!!!! あの鳥ッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
先生ェッ」
ダンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ウソニ ダイビングキャッチを試みる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!…が!!!!!!!!!!!!!!!!}
ヒュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガシッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ワッシー「ナーンテナ!! 冗談ヤ!!!!!!!!」
バサァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「なッッ…うぐぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドザザザザザザァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ワッシー「大事ナ道具ヲ簡単ニ手放スカイ!!!!!
無様ニアワテヤガッテ!!!!!!!! カッカッカッカッ!!!!!!!!
コレデモ喰ラッテロ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
プレゼント フォー ユー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぶりぶりぶりぶりぶり!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーの銃「いや〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「くっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ワッシーの無慈悲なウンコ攻撃…! ウソニはもみーの銃を守りながら全て受けてしまった}
ワッシー「クエクエクエクエクエ!!!!!!!!!!!!!!!!
ドウヤワシの糞ハ!!!! ワシノ糞は他ノ鳥トハ比ベモノニナランクライ立派ヤデ!!!
サラニハ…」
ジュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「ぐぅぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜ッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ワッシー「特別ナ酸ガマジットルンヤ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どん!!!!!!!!!!!!!!!!
-
もみーの銃「お…お兄ちゃん!!!!!!!!」
じゅわじゅわじゅわ…
ウソニ「だ…大丈夫だ…問題ない」
もみーの銃「大丈夫じゃないよ!!!!!! 私を庇わなかったらそんなに傷は…」
ウソニ「兄が妹を守らないわけに…行くか…!
…これくらいの傷…勲章だ…」
もみーの銃「お兄ちゃん…」
ウソニ「それより…先生だッ…!」
ヒュオォーーーーーーーーーン…
ワッシー「フゥ チョットバカシ疲レタワ
オッ イイ場所アルヤン」
バサバサバサバサ…
ズチャア…ザザァ…
ビラコ「―――」
ゴロ…
ワッシー「フゥー 休憩休憩」
{ワッシーは大きな岩の上にビラコを置き 自分も岩の上に降りて羽を休めた}
ウソニ「! …」
もみーの銃「…! …お兄ちゃん! …鷲さんが止まったわ
先生を足から離してる…今なら…」
ウソニ「…分かっている…だが無理だ
撃つ構えをすればすぐにまた飛び立つだろう
奴は狡猾だ 休憩しながらもこちらの動きを最大限警戒している…
…何か方法はないか…? …先生が目覚めてさえくれれば」
もみーの銃「…! それなら…方法があるよ お兄ちゃん!」
ウソニ「…なに?」
もみーの銃「先生がどんなに寝てても目を覚ませる方法!! 私…知ってる!!!!!」
ウソニ「………」
もみーの銃「私それ 歌えるよ!!!!!
そしたらきっと先生も目が覚める!」
ウソニ「……今は賭けるしかないか…それに
もみーの …頼めるか?」
もみーの銃「もちろんだよ!!
あっあっ…うんうん …ゴホンッ!!! あーあー……
………すぅ〜〜…」
もみーの銃「♪天狗の鼻は 何製だ〜
♪天狗の鼻は 何製だ〜〜」
ど〜〜〜〜〜〜ん
ウソニ「………」
ズズーン…
ワッシー「…ナンヤ急ニ アタマデモ狂ッタンカイナ」
ビラコ「―――…」
ぴく…
もみーの銃「♪天狗の鼻は〜何製だ〜〜
きゅうりかなすびかニンジンか〜〜
細くて長い立派なお鼻は何製だ〜〜?
ねぇねぇ あなたは知ってる?
天狗の鼻は 何製だ〜〜?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…………
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガバァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「♪それは〜〜〜シソーラス〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ワッシー「ナンヤ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「♪天狗のお鼻はシソーラス〜〜
0と1の狭間にたゆたうシソーラス〜〜
紫蘇の〜多重構造シソーラス〜〜
天狗の鼻がめくれてシソーラス〜〜
シソーラスってなんだっけ〜〜
それは愛めき恋の空騒ぎシソーラス
明日はジャスコでシソーラス〜!!!!!!!!
シソーラスったらシソーラス〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
天狗の鼻はーシソーラスゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥィィィエェアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォォーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ワッシー「ナンヤコイツ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!
-
お姉さんwwww
-
ビラコ「あ…あれぇ…? 私…ちょっと寝過ぎたみたいですよ…
あ…あう… ちょっと体痛いです」
もみーの銃「せ…先生ぇ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
起きてくれたぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
きゃる〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!
ビラコ「ふぇ?」
ウソニ「先生!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 気をつけて下さい!!!!!!!!
目の前に敵の鳥がいる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「鳥?」
ヒョ…
びくり
ワッシー「…!」
ビラコ「……」
じーー…
ワッシー「………………」
ビラコ「…………」
じ〜〜〜〜…
ワッシー「……ズ……ズラカルワ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バサァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「…! 待って!!!!!!!!」
ダンッ!!!!!!!!
ガシィッ!!!!!!!!
ワッシー「ワワ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
{ビラコは飛び立つワッシーに飛び掛かり捕まった!!!!
ワッシーは再びビラコと共に空を飛んだ!!!!!!!!}
ウソニ「先生!!!!!!!! 何をするんです!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「…ウソニ君の傷を見ると…私 また迷惑かけちゃったみたいです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私はもう迷惑はかけたくないって誓ったです!!!!!!!!
だから私がこの鳥さんをっっ」
もみーの銃「む…無茶だよ先生!!!!!!!!!!!!!!!!
落ちちゃうよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴオオオオオオオオオオオ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒュゴォ〜〜〜〜〜〜〜〜…
ワッシー「オ…オイ!! 離セヤ!!!!!!!! オリロ!!!! オリロヤ!!!!!!!!」ぶんぶん!!!!!!!!
ビラコ「嫌です…! 降りるなら一緒です…!」
よじよじ…
ワッシー「オ…ウオォイ!!!!!!!! ナニワシの体ニヨジ登ロウトシテンネンナァッ!!!!!!!!!!!!!!!!?
ソ…ソレダケハ! ソレダケハヤメーヤ!!!!!!!! な!!!!!!!!?」
ぶんぶんぶんぶん
ビラコ「…! よいしょ…! よいしょ…!」
よじよじよじ…がしっ
ワッシー「ヤ…ヤメーヤ!!!!!!!! ワ…ワシノ羽毛ニハ触ンナヤァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ワシノ羽毛ニハ“ナノマシン”ガ付着シテルンヤデ!!!!!!!!?
ソレガ普段ミタク反応ヲ起コシテ電撃ヲ起コサナイノハ ワシノ羽毛ニ絡マッテナノマシンが摩擦シナイカラヤ!!!!
デモお前ガワシノ体ニ登ッテ圧迫シタラ……ナノマシン同士ガブツカッテッ…
ダカラッッ」
よじっ!!!!!!!!
ビラコ「よいしょおぉーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐっ
ワッシー「ヤメエコノクソガキャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」
バチ
-
ビラコ「ハッ!!!!!!!!」
パッ
バチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチ
ワッシー「ぎょぎょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バチィーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ビラコがワッシーの体から離れたその瞬間!!!!!!!!
ワッシーの体に電撃が巡る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
バチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ワッシー「ウワラギャバ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぷすぷすぷすぷす…
ワッシー「…カ……カカ… タ…耐エ…
耐エ…タ…!! ヤデェ…!!!!!!!! ア…ア…!!!!!!!!!!!!!!!!
…アァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ぴくん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カアアアアアアァーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「…!」
チャキンッ!!!!!!!!
{ワッシーに銃を向ける!!!!!!!!}
ワッシー「…チョッ…待ッ……アカン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヨ…ヨケラレン…今撃タレタラヨケラレヘン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ナ…ナンカ…ナンカナイカァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ワシが助カル方法ハァ…ナンカナインカ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
>>697ァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
-
ラー油
-
ワッシー「ソウヤ!!!!!」
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,,,,,,;、''""゙゙''、
,,;'".::::;;; ´・.〈・リ
,;'",,,,;;;;;、 r、_) |
, '",,,,;;;;;;;;;/ `ニニ' / ラー油や!!!!!!!!!!!!
==ニニ,'''''''';;__,-'"゙,,,、、,,,,ノ
''~~~~`"""
__○__
⊂/____ヽ⊃ グツグツ
| ラー油 |
ヽ____ノ
そぉぉいやあああああああ!!!!!!!!
「\ .「\
〉 .> 〉 〉
/ / / /
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/ / / /
( 〈 . / /.
\ `\ |ヽ |
\ \ / |
ヽ ■ ノ
| ■ / ジュワワ〜
人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人
ラー油
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\ 丶 i. | / ./ /
\ ヽ i. .| / / /
\ ヽ i | / / /
\
_ . _
,. '"´ ̄ .  ̄`゙ヾ´ ̄ . ̄`゙ヽ、
/ . . . .. ..:.:.:::;:;:;;;:.:.. . . .:.:;:ヽ、
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i . . ...:.:..:;:;;;;;;:.:.. .. ..:.::;:;;i
;'⌒ヾ__( . . ..:.:.:|ミ.l _ ._ i.) .:...::;:;;!'⌒ヽ
'、 .::`; . . ..: 'ミ/.´・ .〈・ リ .:. :.::;:;;i . .::;i 上手に揚げました〜!!
;' ..:.:.:::;ノ⌒ . ..:.:::::: r、_) | ;:;;;; :;:;;;! ::: ::: :`!
、_ ,.イ ̄ ̄( .. ..:.:.::::;:;:;:.:. `ニニ' ..:.:.:;:;;i、 _;:::::::::ノ
! . . . ..:.:.:::::;:;:;;;;;;;;:.:.. .. ..:.:.::;:;:;;!
'、 . . ...:.:.:.:.:::::.:;;;;;;;;:.:.. .. ..:.:.:.;:;;;/
ヽ. .. ..:.:.:.::::.:;:;:;;;;;;;;;;;;;;::.:.... .:.:.:.:::;:;:;;;〆
ヽ、::::;:;:;:;:;;;;;;;;;;;;;;;;;:.'"、:;;;;;;;;;;;;;;;;;;: '
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ テーレッテレー
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/ ヽ \
/ 丶 \
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/ / / | i, 丶 \
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,. '"´ ̄ .  ̄`゙ヾ´ ̄ . ̄`゙ヽ、
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i . . ...:.:..:;:;;;;;;:.:.. .. ..:.::;:;;i
;'⌒ヾ__( . . ..:.:.:|ミ.l _ ._ i.) .:...::;:;;!'⌒ヽ
'、 .::`; . . ..: 'ミ/.´・ .〈・ リ .:. :.::;:;;i . .::;i ドヤァ! 美味そうなから揚げやろ!
;' ..:.:.:::;ノ⌒ . ..:.:::::: r、_) | ;:;;;; :;:;;;! ::: ::: :`! これでもう攻撃出来へんで!
、_ ,.イ ̄ ̄( .. ..:.:.::::;:;:;:.:. `ニニ' ..:.:.:;:;;i、 _;:::::::::ノ 食べ物は粗末に出来へんやろ!!!!!!
! . . . ..:.:.:::::;:;:;;;;;;;;:.:.. .. ..:.:.::;:;:;;!
'、 . . ...:.:.:.:.:::::.:;;;;;;;;:.:.. .. ..:.:.:.;:;;;/
ヽ. .. ..:.:.:.::::.:;:;:;;;;;;;;;;;;;;::.:.... .:.:.:.:::;:;:;;;〆
ヽ、::::;:;:;:;:;;;;;;;;;;;;;;;;;:.'"、:;;;;;;;;;;;;;;;;;;: '
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ゴゴゴゴ…
/__.))ノヽ
.|ミ.l ヘ ●.ヘ i.) ターン!!
(^'ミ/.´・ .〈・ リ
.しi r、_) |
| |コヨヨ| |
| `ニニ' /
ノ `ー―i´
〜fin〜
-
wwwwwwww
-
ワッシー「ぎょ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュルルルルルル〜〜〜〜〜〜〜〜… ズドォォーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「…ハァ…!! …ふぅー…!」
もみーの銃「お兄ちゃん!!!! 先生がッ!!!!!!!!」
ウソニ「ッ!!!!」
―――
ヒュルルルルルルー…
ビラコ「…良かった…倒してくれたです…」
バチ…バチ…
ビラコ「……あ …ちょっとだけ 付いてたみたいですよ…」
ビリビリビリビリビリビリビリビリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「ッッ…――――」
ヒュウゥゥーーーーーーーーー…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{電撃で再び意識が飛んだビラコッ…そのまま落ちる!!!!!!}
ウソニ「先生えぇーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「―――――…ッ!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビュオォ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブワォウンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ビラコから激しい風が起きた!}
ウソニ「なッッ…あの姿は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドォンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
天狗ビラコ「………」
ヒュオオオォーーーー…ン ふわふわふわ…
{その姿は勇者山で見せた天狗ビラコ!!!!
地面にぶつかる瞬間に風をクッションにして激突を回避した!
無事に地面に降り立つ…}
パァァァ……パッ!!!
ビラコ「…うぅ…」
ドサァッ…
{天狗ビラコの状態から戻り そのまま倒れた}
ウソニ「先生!!!」
もみーの銃「すごいよ先生!
自分で変身してピンチを切り抜けちゃった!!!!」
ウソニ「…いや…」
ビラコ「…う…うぅーん…」
ウソニ「自分の意志で変身したんじゃない…先生はまだ意識がハッキリ戻ってない
…先生の中の力のカケラそのものが先生を助けてくれたのだろう…
…それがどういうことなのかは…分からないが…
まあ…良かったな…」
もみーの銃「…うん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ビラコ「…はうぅ…」
ウソニ「先生 しばらく動かない方が…」
ビラコ「ま…まだですよう…まだやることがあるです…!」
ピラ…
ウソニ「治癒札…それは」
ビラコ「みんなが傷ついているです…! これを使ってみんなを元気にするです…」
ぐぐぐ…
ウソニ「皆を…? …確かに…苦戦しているみたいだな…
だが傷を癒せればあるいは…」
ビラコ「こんなときに治せなくて何が医療班です…!
この治癒札さえみんなに付ければ…」
ヒュ…ババッ!!!!!!!!
ヒュルル…
{ビラコは治癒札を投げた… だが治癒札はまるで勢いもなくヒラヒラと舞い落ちる…}
ビラコ「う……力が…うぅ…」
ウソニ「…先生
その思い 無駄にはさせませんよ」
チャキッ
ビラコ「ウ…ウソニ君!!!?」
ウソニ「俺が運びます
この…キュート・ザ・もみーので!!!!!!!!
いくぞ もみーの!!!!!」
もみーの銃「うん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「空砲フェアウインド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーの銃「ポォォォォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブオオオオ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビュウゥーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「ち…治癒札が風に乗って行くです…!!!」
もみーの銃「飛ばすのはいいけど あんな乱戦の中でツッちゃんやみんなにちゃんと当たるかなぁ」
ウソニ「…誰だと思っている もみーの
俺の銃は百発百中だ
人のためなら 特にな」
ギッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
ウオオオオオオオオオオオオンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ベナガンチャラ「おらおらぁ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ギル「ぐッ…ぐぅぅぅッッ…」
ツバメオー「も…もぉ体力が辛いヨぉ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュルルーーーーーーー………
ピタァァァァァァァァァァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「こ…これは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
ピタァァーッ…
ギル「こ…これは!!!!!!!!」
ポワワワワ…
ヤンデル「ち…治癒札!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュオオオオォ…
エンカ「なんと…これはもしや…」
パアアアアアアァ…
ツバメオー「お姉さんが助けてくれたんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ピカァァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ベナガンチャラ「なに…! 回復…!!? それもナースタのソレより遥かに性能の高い…!!!!!!!!」
ギル「ち…力が沸いて来る…!!!! 復活です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ベナガンチャラ「ハゲデブ3兄弟!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
熱殺デブ球でギルを狙えじゃき!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハゲデブ3兄弟『うッす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
バババ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
グニュウウゥゥーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「うぷぁッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュアアアアアアアアッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「う…うぐぐぅぅ〜〜〜ッ!!!!!!!!!?」
{ハゲデブに包まれるギル}
ヤンデル「ギル!!!!!!!!!!!!!!!!」
じゅわぁぁぁぁ〜〜〜〜〜…
ギル「お…おおおぉ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツ……ツバメ…さんッッ…! わ…私…ごとぉぉぉーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「!? …!!!!!
コーリナイド カチンコ メコラ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パキィィィーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハゲデブ3兄弟『――――』
{ギルを中心に冷気が広がり…ギルとハゲデブ3兄弟は凍りついた!!!!!!!!!!!!!!!!}
ベナガンチャラ「な…なにをさとるんじゃがぜ!!!!? 自分ごと…」
パキパキパキ………… じゅわわわわわわわ…
シュババァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「そぉぉーーーーーーーーーい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{凍ったハゲデブ3兄弟の中心部が溶け そこからギルが飛び出した!!!!!!!!!!!!!!!!}
ベナガンチャラ「なぁにぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ベナガンチャラ(…そうか!!!! ギルは熱殺デブ球を喰らっている最中で体温が上がっていた…だからハゲデブ3兄弟より早く溶けてッッ――――)
ギル「仕込み七星剣『発熱剣』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズザンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ベナガンチャラ「ぐ…ぐおぉ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!
-
メラメラメラ…
ベナガンチャラ「あんぎゃっちっあっちゃああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おみゃーそれ大層な仕掛けまだ隠してやがったなァァ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボオオオオオオオオオオオ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「あ…あぁ すみません まだあったみたいです…」
ベナガンチャラ「ぐ…ぐおぉ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
じゅわわわァァ〜〜〜〜…
イチタ「――…! う…うす!!!!!」
ナースタ「うす!!!!!!!!?」
メガハート「うすうすぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{固まっていたハゲデブ3兄弟も溶けた!
ベナガンチャラを助けに行こうとする…}
エンカ「させん!!!!!!!!!!!!!!!!
チョベリグカートリッジ変換… 拘束型カートリッジ!!!!!!!!」
ガチョンッ!!!!!!!!
ギュギュギュ…
{超便利盾はその質量を限界まで圧縮させ 巨大なリングになった!!!!!!!!}
エンカ「完成…チョベリング!!!!!!!!!!!!!!!!
まとまっていろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブンッ!!!!!!!!
ヒュコココォン!!!!!!!!!!!!!!!!
ギュギュウゥッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハゲデブ3兄弟『う…うすぉおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
{輪投げのごとく投げられたチョベリングはハゲデブ3兄弟を捕らえるとギュッと輪を小さくし完全に拘束した}
ハゲデブ3兄弟『うぉ…うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ギギギギ…
エンカ「もう動けんぞ」
ベナガンチャラ「く…くそっ やりやがったなぁ…!」
ギル「ベナガンチャラさん もう終わりですよ!」
ベナガンチャラ「…まだだ!!!!!!!! まだじゃぜよ!!!!!!!!!!!!!!!!
なァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ロッコオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バサッ… バサッ…
ペポコンロッコ「そうだっち〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まだまけてないっちよぉ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バサッ… バサッ… バサッ…
ワッシー「ぜ…ぜぇぜぇ…」
ペポコンロッコ「私が居る限り反撃のチャンスは無限大!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{それはペポコンロッコ! ワッシーの背に乗り遥か上空に居た!!!!!!!!!!!!!!!!}
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
-
落ちそうじゃw
-
ペポコンロッコ「ちっちっちィィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いいぞーワッシー!!!!!!!! もっと飛んで飛んで〜!!!!!!!!」
ワッシー「ト…飛ンデヤナイデ!!!
コッチハ眉間撃タレトルンヤデ!!!!!!!!」
ペポコンロッコ「大丈夫大丈夫〜! あとで鼠あげるっち♪」
ワッシー「クェ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バカニスンナ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウサギニシロヤ」
バサッ…バサッ…
ギル「あ…あの人は…!!!!!」
ベナガンチャラ「…くくくく…一番重要な奴を忘れてたなぁ
こうなったらあいつは厄介ぜよ!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
―――
ガチャリ…
ウソニ「…あの鳥…まだ生きていたのか…
……ちっ 撃ち落としたくても 女の子が乗っていたんじゃな………」
―――
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
ペポコンロッコ「あんちゃんあんちゃん!!!!!!!!
私のおかげでこのピンチを切り抜けられたら…
今度の日曜にコミケ行ってもいいっちね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
どん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ベナガンチャラ「あぁ〜〜ん?」
ツバメオー「こ…こいつ…コミカー(コミケる者の意)かヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おいお前!!!!!!!! ジャンルはなんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ペポコンロッコ「え〜? 私はNL漫画専門っちよ」
ツバメオー「はあ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
なんだそれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ナメてんのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
コミケっつったらBLかGLってキマッてんだろが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
NLはお呼びじゃねーんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
帰れ帰れ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ペポコンロッコ「どんな偏見っちソレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ベナガンチャラ「ふーん…まぁいい!!
よし! ロッコ!!!! もし上手くいったらコミケに出してやろう!!!!!!!!
ただし『尾てい骨』でビンタされる系のエロ同人を描け!!!!!!!! それが条件だ」
ビシッ!!!!!!!!
ペポコンロッコ「難しすぎるだろソレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ギル「な…なんて妙な性癖を持つ方なんだ…」
エンカ「ありえん…変態だな」
ツバメオー「お前らが言うな」
ベナガンチャラ「こらこらこらァァァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
人のアイデンティティーを侵害してくれるなよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そんなことより我が身を案じるぜよ!!!!!!!!
ロッコが上を取った! その意味が分かるきぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ゴゴゴゴゴゴゴォォォ……
バサ… バサ…
ペポコンロッコ「むふふふ…」
チャキ…
ギル「!!!!!!!! ま…まさか…」
ベナガンチャラ「そうじゃがぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これからロッコは上空からナノマシンの粒子をばらまく!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
逃れることの出来ぬナノマシンの脅威よ…!!!!!!!!!!!!!!!
俺っち達は慣れてるから問題ねーが…お前らはそうもいかんぜよ!!!!!!!!!!!!!!!!
悶絶して今のイニシアチブを放棄するがいいぜよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
やれ!!!!!!!! ロッコ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ロッコ「は〜〜〜〜〜〜〜〜〜い♪♪ コミケコミケ〜」
パラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラ…
ヤンデル「ぐ…ぐぐぐ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「ぬぅ!!!!!!!! 万事休すか…!!!!!!!!」
ツバメオー「やだー!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「…! ……!!!!!?」
タタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ「ふしゃあああああああああああああああああああああああああああお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ネコ殿!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ツバメオー「お前!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 居たのか」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ネコ【ここは…我輩にまかせろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…オイ! ハチマキ小僧…我輩の尻尾を掴んでおけ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ビュッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ガシッ
ヤンデル「えっ…」
グググググ…
ネコ【…ネコネコ…大跳躍!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ダダンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビュオンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【ネコは地面を強く踏み込み空高く…ワッシーに向かって飛び上がった!!!!!!!!】
-
ギューーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ「にゃしゃああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴウウウ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ペポコンロッコ「なに!? なに!?
一人で突っ込んできてなんのつもりっちぃ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ワッシー「フン…畜生ガ!!!!!!!!! ナニヲシヨウッチューネン!!!!!!!!?
お前ナンザ塗シタルワ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ホラァァァァヨオオオオ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブワササササァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
{羽ばたき ナノマシンを散らすワッシー!!!!!}
ネコ【…フン…いらぬ世話だニャ】
ワッシー「…ア!!?」
ネコ【聞いていたぞ そのナノマシンとやらは鳥の羽毛に絡まると電撃を発しないと
ならば我輩の猫並の毛ならどうミャ?】
ワッシー「…はッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネコ【ヨクトレール大回転!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ぐるんぐるんぐるん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ネコ…回転してナノマシンの粒子全てを自身の体へと付着させた!!!!!!!!}
ワッシー「ナ…ナアアアアアアアアアアアンヤトオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ペポコンロッコ「しまったっちィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞーん!!!!!!!!
ネコ【…我輩の役割はここまで…
以後よろしく…ニャッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ぐるぐるぐる…
ギュギュギュギュギュギュギュギュギュウウウウウウウウウウウウウウウウウウンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ネコは回転の勢いを利用して伸ばしていた尻尾を引き上げた…
その 尻尾の先には!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ビュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「お…おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どひゅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{それはヤンデル!!!!
ネコによって…打ち上げられ
ワッシーとペポコンロッコに迫る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ペポコンロッコ&ワッシー『えぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
-
ビュウゥーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「…!!!!」
ワッシー「チョ…チョオ…!!!
チョオチョオチョオチョオチョオ…チョオ待テヤ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「…勇者聖拳…」
ぐぐぐ…
ペポコンロッコ「ま…待ってっち〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「『嶺夢戴』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッッ!!!!!!!! ドッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ワッシー「バボバワシヲソダテロボボォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ペポコンロッコ「きゃ…きゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュウゥゥーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「…掴まって…!!」
ガシッ!!!!!!!!
ペポコンロッコ「っちぃぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ヒュオォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ンッ………
―――
ギル「ヤンデルさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤバいですよ!!!!!!!! あのまま落ちて地面に激突したら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「ネコ師匠!!!!!!!! この後何か考えがあるんでござるか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネコ「…」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
ネコ「/゚ \ /゚ \」
テーレー
ツバメオー「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
ベナガンチャラ「…おい ハゲデブ3兄弟を離せ
あの二人を助けてやるぜよ」
ギル「え…」
ベナガンチャラ「早くするぜよ!!!!!!!!
ロッコは俺の実の妹だ!!!!!!!! 助けたいのは本心だ
そのついでにあの小僧も助けてやると言ってるんじゃき!」
ギル「…分かりました…! …エンカさん! 輪を…」
エンカ「了解した」
カチッ
グインッ…
ハゲデブ3兄弟『うす!!!!!!!!』
ベナガンチャラ「よし!!!!!!!! ハゲデブ3兄弟!!!!!!!!
酒池肉林クッション発動ぜよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハゲデブ3兄弟『うす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!
{ハゲデブ3兄弟は地面に横たわった!!!!!!!!}
エンカ「なるほど!!!!!!!! 豊満な肉をクッションにすると!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン…
ヤンデル「お…おおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ハゲデブ3兄弟『う〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドボヨヨドボヨオオオ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「おぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
くるるる…スチャッ!!!!!!!!
ヤンデル「…!!
た…助かった…!」
ギル「よ…良かったァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ベナガンチャラ「よくやったぜよ ハゲデブ3兄弟」
エンカ「ぬぅ…すごいな 2人を受け止めて平気なのか」
イチタ「うす」
ナースタ「うす」
メガハート「」
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Copyright 2015 (C) 描いちゃ氏 創発オンドゥルスタジオ
ツバメオー「まぁそうだろうな」
-
ヤンデル「…助かった…」
ペポコンロッコ「良かったっち〜〜…ハッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
きらきらきらきら…
{ペポコンロッコをお姫様抱っこしてるヤンデル}
ペポコンロッコ「ちっ…ちちぃ〜〜〜〜っ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
は…はーずかしぃっち〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お姫様抱っこなんて初めて〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
初体験っちぃぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぽおおおおおぉっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「えぇ…」
ベナガンチャラ「大丈夫かロッコ」
ペポコンロッコ「あんちゃん!!!!!!!! 私今物凄く乙女チックなことしてもらってるっちぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
とっても恥ずかしいっちィィィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジタバタ
ヤンデル「よ…よくわかんないけど…」
ムッ
ツバメオー「…ヤンデル!!!! いつまでそんな奴抱えてんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さっさと離せヨ馬鹿!!!!!!!! むしろ投げろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バシバシバシ!!!!!!!!
ヤンデル「なんでだよ…」
スッ…
スタ…
ペポコンロッコ「ひ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ときめき〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ベナガンチャラ「なんぜよあいつは…
まぁいい…とにかく…
この勝負は俺っち達の負けじゃき
敗者は潔く引き下がるぜよ」
ギル「か…勝ち…で…いいんですかね」
ベナガンチャラ「あぁ
俺っちはもうこの傷じゃ戦えねーし
ハゲデブ3兄弟も体力無いからそろそろ限界だ
それに何より…マルチな攻撃の要だったワッシーがやられたんだ
ぐぅの音も出ない敗北ぜよ」
ギル「…あまり勝った気はしませんが…そういうなら…我々の勝ちということで…」
ベナガンチャラ「あぁそうしろ
…あ〜〜! くそっ!! 悔しいなぁ」
ギル「はは…」
ぐいっ…
ギル「!!?」
ベナガンチャラ「!!?」
ガシィンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{と!!!!!!!!?
何者かがギルとベナガンチャラの手を掴み 二人の手を合わせ握手させた!!!!!!!!!!!!!!!!}
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
かな太「…」
コク……ニッ!!!!!!!!
ベナガンチャラ「かな太………」
{二人の手を繋げたのはかな太であった…
まるで激闘を繰り広げたチームの健闘を讃えるかのように微笑んだ…}
ツバメオー「おいこいつ今までどこに居たんだヨ」
ズ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン…
-
最後にw
-
ウソニ「終わったか」
ビラコ「みんな大丈夫ですか〜〜?!」
ツバメオー「…お姉さん!!
お姉さんの治癒札のおかげだヨ
ありがと」
ビラコ「嬉しいですよぉ〜〜〜〜」
ギル「ビラコさんもですが…ネコ殿もですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ殿のサポートがなかったら勝てていませんでした 皆ナノマシンでやられていました!!!!!!!!
ネコ殿…ありがとうございます…!!!!
ありがとうございました!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダキッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【お…おいやめろ!!!!!!!! 我輩の体にはナノマシンが…】
バチッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「あばべぼべェ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネコ「ぎにゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「なにやってんだお前ら」
―――
ベナガンチャラ「ー…さて…いつまでも敗者が留まるのはカッコ悪いぜよ
そろそろ行くかお前ら」
ハゲデブ3兄弟『うす』
ペポコンロッコ「はーいっち〜」
ワッシー「ホンマモウ疲レタワ」
ギル「…えっと…それであの…」
ベナガンチャラ「…ん? あぁ…お前らの事は言やぁしねぇぜよ
行くがいいきぃ この後お前らが何をしようと俺っち達は関わりはしねぇ」
ギル「…ですがもし我々があの基地内でコトを起こしたら…警備をしていたあなた方の責任になるのでは?」
ベナガンチャラ「ふはは!!!!! そんなもんは適当に言いくるめるぜよ!!!!!!!!!!!!!!!!
この基地の敷地内は見ての通りごちゃごちゃしてるしな
『敵は上手く隠れてたみたいで気づかなかった』って言えば問題ねーきにぃ」
ペポコンロッコ「もー! あんちゃんはいい加減っちよ〜…
私達ただでさえ普段から公認傭兵としての仕事なんて全然してないのにさぁ」
ベナガンチャラ「関係あるかよ
魔法使いを捕まえるなんてくだらねぇことはしねぇぜよ」
ギル「……
…ベナガンチャラさん」
ベナガンチャラ「んん?」
ギル「あなた達との邂逅はまだこれで二回目なのですが…
……全力で戦いあって…思ったんです
あなた達は魔反会に所属するような人達ではない…
…我々と対立するような人達ではない…
むしろ力を合わせるべき方々なのでは…と」
ベナガンチャラ「…つまり?」
ギル「…ベナガンチャラさん
いや…チーム・ロクシアのみなさん
あなた方も我々『ネアメ・ルート』のもとへ来ませんか?
つまり…仲間になりませんか!!!!!?」
ドドォンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ザワッ…
ツバメオー「なっ…ギル…!!? 何言ってんの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ベナガンチャラ「…へへ…おい 面白ェ冗談だな」
ギル「いえ 本心です
あなた達は悪い人達じゃありません
あなた達のような方々と争うのは間違っていると思うのです
あなた達の力はきっと魔法使いの人達を救ううえでの大きな力になるはずです
だから…どうか力を貸して下さいませんか…!」
ベナガンチャラ「へっ…悪い人達じゃない…か
けど残念だが 俺っち達は良い人達でもねーぜよ?」
ギル「しかしあなた達は魔法使いへの偏見もないし 積極的に捕らえるようなこともしていない
明らかに他の公認傭兵達とは違う
魔反会の思想に賛同してないなら…魔反会にいなくたって…」
ベナガンチャラ「…そりゃ違うぜよ
魔反会の公認傭兵共の中で魔法使いに偏見を持ってるような奴らなんて元からいねぇぜよ
魔反会の公認傭兵共は誰も彼も自分の欲求を満たすために魔反会に来たにすぎんきぃ
金のため…売名のため 色々あるだろうが…
ほとんどの連中は魔法使いなんてどうでもいいと思ってるだろうぜよ
………俺っち達もそいつらと変わらねぇきにぃ」
ギル「……」
ベナガンチャラ「自分で言うのはなんだが…俺っちはモラル欠落人間もいいとこじゃき
俺の第一の目的は…“強い奴らと戦うこと”…
魔反会はそのための手段じゃがぜ」
エンカ「それならばネアメの一員として魔反会の強者と戦う手もあろう」
ベナガンチャラ「あぁ確かにそれも面白そうだ
ネアメにゃお前らの他にも面白ぇのもいるだろうし そんな連中と毎日闘りあうのもありかもしれん
…だが そんな目的で仲間になったような奴らを信用出来るか? って話だろ」
エンカ「ぐ…」
ベナガンチャラ「俺っちは楽しいこと優先人間ぜよ
もし仮にネアメに入ったとしても…退屈と感じたらすぐに飛び出すかもしれねぇ
そうなったら色々困るのはお前らだろう」
ギル「…それは…まぁ…」
ベナガンチャラ「だから俺っち達を誘うなんてやめておくこった
俺っち達は魔反会で…お前らはネアメ……出会ったら戦う…
…俺っち達の関係はこのままでいいぜよ
それに…違う組織に所属してるからこそ分かることもあるだろう…」
ギル「! …」
ベナガンチャラ「さていつまでお喋りしてるつもひぜよ?
…お前らはこれからあの基地に侵入すんだろ?
…あの基地の門は中からじゃなきゃ開くことは出来ねぇき…
他に侵入場所があるとすれば…正門からちょっと離れた所にある排気口ぐらい…だろうな
…さぁ! さっさと行きな…」
ババンッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
―――
ベナガンチャラ「…行ったか…」
ペポコンロッコ「あんちゃん なんだか嬉しそうだっち?
本当は仲間になりたかったんじゃない?」
ベナガンチャラ「んなことねぇぜよ
ただまぁ…“いい人”ってのがちょっと気恥ずかしかっただけじゃがぜ」
ペポコンロッコ「ふぅ〜〜ん そっかぁ」
ベナガンチャラ「なんじゃきその顔は!!!!!!!!
おらおら!!!! さっさと忙しくサボるぞ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ペポコンロッコ「どういうことだっち〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
―――
ウソニ「惜しかったな
あの戦力が仲間になってたらかなり頼もしかったんだが」
ギル「えぇ……残念ですね」
ツバメオー「いやいや 残念なんてことはないでしょ
あんなマジで信用なんないような奴ら仲間にしないほうがいいヨ」
ギル「そうですかねぇ…」
エンカ「まぁ良いではないか
あぁいうライバルが居るからこそ互いが高めあって強くなるのでござる
まぁ…出来ればこういう形で無ければ良かったんだがな…」
ヤンデル「高め合うか……でも確かに今回は割と…チーム全員で戦えた…って感じがしたな…」
エンカ「うむ…まぁ今回はチームプレイというより 個人技の総合化って感じでござったがな
それぞれが出来る事をしただけ……
…その中でも特に やはりネコ師匠の最後の働きは大きかったでござるな」
ネコ「…」
ビラコ「そうですねぇ!! にゃんこちゃんカッコ良かったですよ♪」
ツバメオー「最初は一人で向かってっって勝手にやられてダサかったけどね」
ギル「ハッキリ言い過ぎですよ…」
ネコ【………間違ってはいないニャ
実際ダサかったろうが …本当にみっともない姿にゃお】
ヤンデル「…嫌に素直だな…」
ネコ【…ふん……ただ 認識は改めねばニャらんと思っただけにゃ
正直に言うが…我輩が今お前達に付いて行ってるのは
“我輩の目的”を果たすためにゃお】
ギル「目的…?」
ネコ【“とある者”を探しているミャオ
そいつを探すための手段として…世界中を広く行動するお前達を利用していたのミャ
だから本当はお前達の事などどうでもよく 馴れ合うつもりなどなかった】
ツバメオー「そうだったのかヨ! こいつ…」
ネコ【だがその結果我輩は一人先走ってあんな情けない姿を晒してしまった
…郷に入っては郷に従えとも言う…
我輩ももう少し変わるべきなのかもミャ
…人間…お前達ともっと手を取り合うように】
ぐっ…
ビラコ「にゃんこちゃん…」
じーん…
ギル「ネ…ネコ殿!!!!!!!!!!! ついにそう思って下さったのですか!!!!!!!!!!!!!!!!
そうです!!!!!!!! きっとそれがいいです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それならばネコ殿の人探し…我々も全力で協力しますよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【いやそれは別に】
ギル「頑張りましょう!!!!!!!!
これからもどうぞよろしくお願いします!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
だきぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【待てまだナノマシ…】
バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
2人『にゃにゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ツバメオー「だから何やってんだヨ」
-
まだ残ってたw
-
ジュリー「みんな
これから侵入モードに戻るよ
気を引き締め直して!!!」
ツバメオー「あ? …あぁ…そういえば居たのか…」
ジュリー「居たよ!!!!!!!!
ずっとアウトオブKAYAだったけど!!!!!!!!
ずっと居たよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「そうですね…
ジュリー殿の言う通りこれから本来の目的に戻りましょう
我々の目的はあの基地への潜入です…
侵入経路も聞いたので とりあえずその場所まで見つからないように移動しましょう
ベナガンチャラさんいわく…」
―――
ベナガンチャラ「この場所はまだ魔力を出しても大丈夫だが
基地から半径100mの範囲内に近づくと感知センサーが働きだすぜよ
基地に近づき始めたら魔法を使うのはもうやめておくんだな」
―――
ギル「…とのことなのでツバメさんも注意を…」
ツバメオー「分かってるヨ
魔消石もあるし魔法使うことも別にないし大丈夫でしょ」
ギル「なら良いのですが…
おっと そろそろ肉眼で基地の門が見える距離になってきました
もう少し近づいて門の様子を伺いましょう…」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ………
-
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
オオオオオオオオオオ……
門番1「ったり〜」
門番2「どうせ敵なんて来ないのに門番なんて意味あんのか?」
門番1「来ないとは思うがもし来たらやべーぞ
あの地方のやつらはバカみたいに強いっつぅ話だし」
門番2「強いっつっても……今この基地の防衛に来てる“あの方達”………あぁいや…“あいつら”に比べたら大した事ないんじゃないか?」
門番1「どうだかな…
まぁそうだとは思うけど」
門番2「………はぁ〜〜………暇だな〜〜
インリン…
インリン・オブジョイトイが目の前にやってこねぇかな…
インリンのオブをジョイトイしてぇよ…
してぇよ……ジョイトイ………」
つー…ぽろぽろ…
門番1「古いなお前…」
―――
エンカ「緩そうな守りでござるな」
ネコ【正面突破したほうが早いんじゃにゃいか?】
ジュリー「いや 中にはもっと沢山の兵士がいるからね
外で暴れて呼び出してしまったら大変だ
それに中からしか開かないというし…」
ギル「だからこそ例の侵入口ですね
そっちの方に行ってみましょう」
―――…
ドンッ…!!!!!!!!
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ン…
ぽっかり…
ヤンデル「あれか……」
エンカ「割と門から近いな
幸い木とかがあって見えずらくはあるが」
ギル「確かにここからなら侵入しやすそうです………しかし妙だ」
ツバメオー「尿?」
ギル「見つけようと思えばすぐに見つかるようなこんな侵入口…
そしてこの監視塔の内側から建物までの道のりの手薄さ…
なんともお粗末基地な気がします」
ジュリー「まぁ急ごしらえだから多少は…」
ギル「いいえ…急ごしらえだからこそ細部まで完璧に仕上げるのが魔反会の“施設班”の強みだったと思うのですが…」
ビラコ「施設班??」
ギル「主に魔反会の施設の建築と管理を任されている魔反会内の部門です
その班の班長はまだ十代前半と異例の若さですが
その仕事ぶりはプロ顔負けです
それがこんな…」
エンカ「十代前半て…子供か?
子供ならこのくらい適当でも仕方ないのではござらんか」
ギル「いえ……今言ったように その子はプロ顔負けの“職人”なんです
あの子が自分の仕事をこんな程度で妥協するとは思えません
…あの子は確か “ディエパ”と言いましたか
……何かあったのでしょうか…」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
-
ツバメオー「いやそんな魔反会の内情のことなんて考えても仕方ないじゃん」
ギル「そ…そうですね すみません」
ヤンデル「…あの侵入口が罠ってことはないかな…
わざと入りやすい所を作って中で待ち構えてるとか…」
エンカ「ふむ…ありえるな
ギル あの入口から全員で侵入するのは危険かもしれんぞ」
ギル「…ふむ…そうかもしれませんね」
ジュリー「それにあの排気口…思ったより小さそうだよ
ヤンデルやエンカの旦那みたいに体の大きな人はもちろん
ツバメオーちゃんやビラコさんみたいにパイオツがでかい人は入るのに手こずるかも」
ギル「確かに… 侵入に時間をかけるのは避けたいところ…」
ツバメオー「…ハァ〜〜〜〜…困るわ〜〜〜〜〜〜
パイオツでかいの困るわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
ぶる〜〜〜ん…
ヤンデル「うぜぇこいつ…」
ウソニ「俺もあんなところから入るのは性に合わないな
さてどうする」
ネコ【……仕方ないにゃ…】
ぬぅ…
ギル「ネコ殿?!」
ネコ【我輩が行ってきてやろう】
ババンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
エンカ「ネコ師匠が!!!!!!!!?
しかしネコ師匠も相当体が大きいでござるが」
ネコ【嘗めるな
我輩の体は猫並…
狭い場所を通るとなれば ミミズの如くこの上ない軟体力を発揮するにゃ!!!!!!!!
我輩に通れない道はない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「おぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネコ【更にメリットはそれだけではミャー!!!!!!!!
仮にこの入口が罠だとしても 猫並の姿の我輩であれば中で待ち構えてる連中も
『なんだ猫か…。しょうがないにゃあ・・』と許してくれる可能性が極めて高い】
ドンッ…!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「いや猫並って!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
体長2mの猫なんていねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ず〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【遠近法で誤魔化す まかせてくれミャオ】
ビラコ「…! せっかくにゃんこちゃんがそう言ってるんだから聞いてあげるですよう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「しかし……ネコ殿一人で侵入したとして…門の開け方は分かりますか?」
ネコ【分からん
だからお前も来い】
ギル「じ…自分ですか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
確かにこの中では自分が一番あの排気口を通りやすいとは思いますが…」
ネコ【決まりだな
それにお前は猫目だから猫真似も一番しっくり来るだろう】
ギル「自分も猫になれと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「…ギルがネコ……?
ボクのイメージではタチだなぁ…」
ギンッッッ…
ジュリー「なんの話」
-
┌(┌^o^)┐ホモォ…
-
ギル「し…しかし猫目ってだけで猫の振りは厳しいんじゃ…」
ネコ【…まったく…しょうがないミャ
わざわざみなまで説明せねばならんかミャオ?
いいか…猫と人の違いが何か…分かるか?】
ヤンデル「舌のざらざらさ」
エンカ「うんこの臭さ」
ビラコ「にゃんこは乳首が多いですぅ」
ジュリー「うーん 食生活かなぁ」
ウソニ「引っかけ問題か? なら答えは絹ごし豆腐だな」
もみーの銃「凄みじゃないかな?」
ツバメオー「人目を憚らず交尾始める猫と人間様を一緒にすんなバカ」
ネコ【そうだな
毛深さだな
つまりお前も毛を体に纏わせれば猫に成り切る事も可能だろうミャ】
ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「なんと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴクッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「なるほど…一理ある!!!!!
猫に見えるほど全身に毛をくっつければ…!」
ギル「…! 行けますね…! ならば自分にネコ殿の体の毛を貸して下さるので!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ネコ【馬鹿者が
お前なんぞに我輩の体毛をわざわざ毟ってまでやれるか】
ギル「え…では…?」
ネコ【安心するがいいミャ
お前には特別なニャンダースオリジナルな毛をくれてやろう…】
ポンポンポン
{自分の腹を打つネコ}
むぐぐ…
ネコ「……っぉぼっ…
お…おぼぅッ…! ぼ…ぼぇ…おォォッ!!!!
おぼろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゲロビッチャアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ベチャッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぷ〜〜〜ん…
{毛玉}
ネコ【………ふいぃぃぃぃーーー………!!
いいぞ!!!!! 全身に貼り付けるが良い!!!!!!!!!!!!!!!!】
ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「これを!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブボボブーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ひでえw
-
ギル「ちょっと待って!!!!!!!!!!!!!!!!
これを!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
これをなんて言いました!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ネコ【体に貼れといったミャ】
ねちゃあぁ…
ギル「これをオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「ま…まぁ なかなかワイルドな色合いでござるな…」
ヤンデル「ツ…ツヤがあってカッコイイぞ…!」
ギル「なんのフォローにもなってませんが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネコ【いいから付けろみゃあぁーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ベタベタベタベタベタベタベタベタベタベタアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ぎゃ…ぎゃああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
――― そして
でろぉ〜〜…
ギル「う…う…」
ツバメオー「きんもッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「ちょっと毛が足りないんじゃないか? これじゃただの毛が濃い人だぞ」
ネコ【なにゃ? そうか?
仕方ないにゃ…】
ポンポン…
ギル「いやもういいです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これで行きましょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これで勘弁してください!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ず〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「大変だなギル…」
ツバメオー「くさすぎてバレるんじゃね?」
ビラコ「消臭剤あるですよ? つけるですか?」
ジュリー「ゲロの匂いと混ざり合ってスメルカタストロフィが起きそうだからやめて!!!!!!」
ネコ【いいならさっさと行くぞ 早くしろミャオ】
ギル「…しかしあの排気口は結構高い所にありますよ
なに木でも立てかけて登ってかないと…」
ネコ【そんにゃもんはいらん
我輩の尻尾が…あればな!!!!】
ヒュンヒュン… ヒュオンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ガガッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ネコは伸縮自在の二本の尻尾を排気口の壁に突き刺した!!!}
ネコ【我輩に捕まれ】
ギル「は…はい」
ガシッ
ネコ【…戻すぞ!!!!!!!!!!!】
パッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒュルルルルルゥゥゥーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【伸びていた尻尾が縮まり ネコとギルは排気口へと一直線!!!!!!!!】
エンカ「おぉ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュオォーン!!!!!!!!
ギル「…お…おぉ!!! すごい!!!! 縮む尻尾の力を利用するとはさすがです!!!!!!!!」
ネコ【にゃふふん! 別に…まぁこんなもんにゃ…】
バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル&ネコ『あばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
エンカ「まだナノマシン残ってるのか」
-
―――
門番1「!? なんか今音がしたか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
門番2「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
インリンか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
インリンのオブジョがイトイトか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
オブジョオブジョか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
門番1「いや違うよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 落ち着け!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
―――
ヒュウウウウウウウン…
ネコ【…ふぅ…どうやらバレなかったようだニャ
…全く!! バレたらどうするミャ!!!!!!?】
ギル「いや自分に言われましても…!
まだナノマシン付いてるんですか」
ネコ【取れんのミャ!!!!!!!!
まったく…! お前らのために体を張ったせいでこんな不便な体になってしまったにゃお!】
ギル「い…いやぁ…だったら申し訳ありませんが…」
ネコ【…もういいミャオ
さっさと進むぞ …ここから先は這って行かねばならんみゃぞ】
ギル「ならば自分が先に行きましょうか……
…では皆さん しばらく身を潜めて待っていて下さい」
エンカ「承知」
ウソニ「気をつけるんだぞ」
ツバメオー「よっしゃ〜
こいつらが門開けるまでの間遊んでヨ
ボクホモカルタ持って来たから」
ビラコ「おもしろそう!!」
いや
ヤンデル「くさそう」
もみーの銃「はーい! なら私が読み上げ係やるのーっ!!!!!!!!!!」
わいわいキャッキャッ
ギル「…たのしそう…」
ネコ【にゃにをしておるにゃあ!
早く行けみゃおアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!
早くしないとお前の尻を更に分割するぞみゃおアァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ギル「こわい」
オオオオオオオオオオォ…
-
―――
オゥンオゥンオゥンオゥンオゥン………
ヒュコオオオオオオオオオオオオオ…
ズッ… ズッ…
ギル「ハ…ハァ…! ハァ…!
お…思った以上に狭いですね…!
これはエンカさん達は来なくて正解だった…!
ネ…ネコ殿大丈夫ですか?」
くるり…
ギッチ… ギッチ… ギッチ…
ネコ【だ…大丈ぶぼァッ…ぼ…門ばいばいぶべべべ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ヌゾォォォォォォォ…
ギル「めっちゃキツそう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【う…うるッさいミャオ!!!!!!!!
通るのはなんら問題ないみゃお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これは…あ…アレニャ!!!!!!!!!!!!!!!!
お前のせいだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前…臭いんだミャオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんだお前その体臭!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
何食ってんだお前!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ギル「臭いって……それ多分ネコ殿が吐き出した毛玉の匂いじゃ」
ネコ【うるせ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ズバババババ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「あいたやなーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! いきなり引っかかないでくださいよ!!!!!!!!?」
ネコ【くだらん口答えするからニャオ!!!!!!!!
我輩の毛玉がこんな臭いわけないだろうが!!!!!!!!!!!!!!!!
お前屁でもしたんだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ギル「いやまだしてませんよ…」
ネコ【これからする見たいな言い方やめろミャオァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
シャーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「だ…大丈夫ですよ
それよりこんな狭い場所から抜け出すためにも早く進みましょう…」
ズリ…ズリ…ズリ…
ズリズリ…
ギル「…ムッ!!!!!!!!?」
ピタッ!!
ズルル…
ネコ「ニャ? ……ムグッ!!!!!?」
ボフッ
ブボボォ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バプバプバプバプッンボボボボボブリィィィィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ベッポォオオオオオオオオオオパオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!{おなら}
ギル「ハッ!!! すみません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネコ【うぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゼロ距離イィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ゲロビッチャアァァッ!!!!!!!!
-
するんかいwww
-
ネコ「おげええええぇえべぼおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
尻に顔埋めたまま直で匂ってしまッたァァァァァァァァァえぼれぅえええエエェーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゲロゲロゲロオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「す…すみません! お尻にネコ殿がぶつかった拍子に!…」
ネコ「突然止まるからニャロがアアアアアアアアアアアワレエエエエエエエエ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ていうかくさすぎおッッぶえええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
何食ったらそうなるかぼぼべぼおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゲロゲロゲロゲロゲロゲロオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「すみません下痢気味で………ってネコ殿なんか今普通にしゃべってません?」
ネコ【…き…気のせいみゃらッ!!!
それより何故止まった!!!!!!?】
ギル「…いや…下から声が…」
―――
ざわ… ざわ…
兵士「お前は壇蜜派?」
兵士2「いいや
ビビアン・スーだね」
―――
ギル「にわかか…時東ぁみに決まっている」
ギンッ…
ネコ【おい 会話するなよ】
ギル「ふぁふッ!!!!! つい…!
しかし…こうして会話が聞こえるということは…我々は既に基地の内部に侵入しているようですね…」
ネコ【あとはここからどこに出るかだミャ……ヴゥッ…
ま…また吐き気が…………ァ…あばしィィィィィィッッッ】!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
プッシュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「…あぁッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
そんなマーライオンみたいにッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
でろでろでろでろ………
つゥゥ〜〜〜〜〜〜〜
ギル「!!!!!? ネコ殿のゲロが床の中に流れ…!! …いやッ!!!!!!!!
しまった!!!!!!!!!!!!!!!! この排気管の床…微妙に網目になっています!!!!!!!!!!!!!!!!
この網目の穴にネコ殿のゲロが滴り落ちていく!!!!!!!!!!!!!!!!
し…下の兵隊にバレてしまうーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴクゥゥゥゥゥッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
ピチャ…
兵士1「…んー?」
ピチャ… ピチャ…
兵士2「な…なんだ…? この液は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ま…まさか…この上に…!!!」
ゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル(…やばい…! これまでかッ…)
兵士2「エ…エイリアンだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エイリアンの唾液だああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ひ…ひぃぃぃ!!!!!!!! 天井から吊り上げられて捕食されりゅうううううううううう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダダダダー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
兵士1「ヘッ!!!!!!!!?
マジ!!!!!!!!? ひ…ひぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダダ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
し〜〜〜ん…
ギル「………」
-
ネコ【…なんだあいつらは…アホか
アホなのか】
ギル「否定は…しませんが…ま…まあ…
助かりましたね… しかし人を呼ぶかもしれない
急いで進みましょう!」
ズリズリズリズリ…
――― そして…
ギル「は……あぁ!!!」
ばばァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「…光が!!!!!!」
ネコ【お…おぉ…! 出口か…!】
ギル「それにこのあたりちょっと広くなってます!!
多少はネコ殿の窮屈さもなくなりますよ」
ネコ【そ…そうか よし…進め進め】
ギル「はい…」
ずり… ずり…
ギル「…むっ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ピタッ!!!!!
ピタッ!!!!!
ネコ【ムッ!!!!!!!!!!!!!!!!
…ミャハハハハッ!!!!!!!! 今度は尻に突っ込まなかったぞォォ!!!!!!!!!!!!!!!!
我輩の反射神経ナメんにゃよオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
コオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「…ハッ!!!!!!!!」
ブボボッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バブゥゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
ボブブリャッッッッッ スィッ
ネコ【ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
止まってもくせェェエエエエエエエエエ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ブボロォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「はうあッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
す…すみません…!
いや…それより…静かに…! 排気口の出口がある部屋に人の気配が…」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ネコ【…なに…
やはり待ち構えて居たのか?】
ギル「いや…そういう感じではないですね…
なにやら雑談をしているようですが…」
ざわざわざわ…
兵士1「本当だって!!! 居たんだよ!!! エイリアンが!!!!!!!!」
兵士2「エ…エイリアンの汁もかかったもんなぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
兵士3「それがこの排気口に…ってぇ?
そんなバカなことがあるか
こんな場所になんかいるとすりゃ…
外からの侵入者か何かだろ
まったく…今見てやるぜ」
ゴゴゴゴ…
ギル(ほ…ほああああぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ブブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
まずいなw
-
兵士3「エイリアンなんていねんだ! 俺が暴いてやるぜ!!!!!
脚立脚立…」
ガチャ…
兵士1「ひ…ひぃぃー…気をつけろォ…
エイリアンは腹を裂いて食うんだ!」
兵士3「だからいねぇって!」
―――
ガタガタガタガタガタガタ
ギル「ひ…ひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい…!
も…もうだみだあああああああああああ…!!!!!!!!!!!!!!!!
万事……急須で煎れたお茶ちゃちゃアアァァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガタガタガタガタガタガタ
ネコ【落ち着けバカ!!!!!!!!
我輩に考えがある!!】
ギル「か…考え…?」
ネコ【一番始めにいっただろう! 猫になれと…!
…そうだ 今まさに“猫”になるのみゃ!!!!!!!
猫は人を油断させる! そして猫は人を遠慮させる!
通り道で猫が寝ていたら 起こさぬよう大きく避けて忍び足で道を渡るように…!
覗かれる前に…ここに居るのが猫だと思わせれば… そっとしておいてくれるかもしれんミャ!】
ギル「ね…猫だと思わせるとは…」
ネコ【例えばそれは…鳴き声…!
我輩の声質は猫並みみゃお!!
我輩の一鳴きで奴らの認識を猫一色にしてやろう…!】
ドンッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「お…おおぉ…!!」
ガチャガチャガチャガチャ…
兵士3「よっ……なかなかあかねーなぁ…よっと…」
兵士2「フェイスハガーに気をつけろ!!!!!!!!? フェイスハガーに気をつけろ!!!!!!!!?」
ギル「…! 出口に手を掛けてます…!」
ネコ【行くぞ!!
…スゥゥゥゥーーーー………………
ニャブォオオオオオオオオオオアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアォオン…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
オオオオオオオオオオンッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
兵士3「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
兵士1「お…おい…今の…」
兵士3「…あ…あぁ………」
ゴゴゴゴゴゴ…
兵士3「……山羊だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! オッサンの叫び声みたいなタイプの山羊だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
山羊が詰まってんぞこの排気口!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドォーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ「ズコォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どんがらがっちゃ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ネコの鳴き声 参考
https://youtu.be/nynzI3MofGE
-
兵士1「なんだヤギか」
兵士2「さすがクレイジー冒険野郎と呼ばれる動物だ
まさかこんな排気口にまで潜り込むとは…
尊敬に値するクレイジーさだな」
兵士3「あぁ
これは丁重に迎えてやらないとな
今引きずり出してやるぜ!!」
ガチャガチャ
―――
ネコ【何故にゃああああああああああああああああああああああッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
我輩の渾身の鳴き声がオッサンの叫び声系の山羊にゃとオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!
ふざけんにゃゴラアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ギル「…いやまぁ……確かに猫とは掛け離れていたような気も…」
ネコ【にゃんだとおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
じゃあもうダメにゃお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
打つ手なしにゃああああ!!!!!!!!!!!!!!!!】
ギル「えーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガチャガチャガチャン
兵士3「よーし 開くぞ〜〜」
ギル(くッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こうなったら…一か八かだッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
自分がッ……猫になる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
ツバメオー「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガタ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{おもむろに立ち上がる}
―――
兵士3「よぉーーーし開くぞぉ…」
ガチャアアァ…
ギル「ニャーン」
ぱあああああああぁぁぁぁ……
兵士達『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ネコ【…にゃほ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? にゃんだお前その間の抜けた鳴きまねは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そんなおふざけで…】
兵士3「なんだ猫か」
兵士2「なんだ…エイリアンでも山羊でもなく猫だったのか」
兵士1「だったら放っておかなきゃな
行こうぜ」
スタスタスタスタ…
し〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん…
ネコ「なにゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ネコ【…なんでにゃ!!! お前のようなおふざけの鳴き声が何故通じたのか!!!?】
ギル「…!! …あれかな…?
凛々しさの中に一握りのかわいさ……そんな感情を込めたから彼等に響いたのかも…」
ネコ【やかましにゃアァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
糞が…解せんにゃッ!!!!!!!!!!!!!!!】
ギル「ま…まぁまぁ落ち着いて…! 狭い場所ですから本来の声が出せなかった…という事も考えられますし」
ネコ【そうにゃ! きっとそうにゃ!!!!!
えぇいならばさっさとここから出せにゃおおぉッ!!!!!!!!!!!!!!!!】
シャー!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「わ…分かりました 分かりましまから引っ掻かないで下さいね…!?」
ぞ〜〜ん…
―――
ズズ…… ズルル… ズルッ
ザザッッ!!!!
ギル「…ふぅぅー」
ぬぞぞ…ぬぞぉぉぉッ…チュルンツ!!!!!!!!
ネコ【プ…プォほおおおぉッ…!!!!!!!
や…やっと出られたにゃお…!!!!!!
…何故我輩がこんな狭くたらしいところにもぐらねばならんミャオ!!!!!!!!
まったくバカにしてくれるニャ!!!!!?】
カーッ!!!!!!!!
ギル「いや自分で立候補してきたじゃないですか!!!!!?」
ズーン!!!!!!!!
ネコ【黙れにゃお! それで…ここからはどうする!!!!!!!!!?
ギル「え…えぇ
とりあえず門を開くために門の仕掛けを管理する制御室へ向かいましょう」
ネコ【制御室はどこにある?】
ギル「恐らく正面の門から入ったらすぐの場所だと思いますが…
この部屋の場所は恐らく基地の割と内部の方だと思うので ここから出て門の方へ戻らねばなりませんね
ここからはより慎重にいかないといけません」
ネコ【問題ない
鳴き声は何かの手違いでミスったが
姿を見せる潜入となればこちらのもの
猫になりきった今の姿の本領を見せてやろう!!!!!】
ギル「い…いやぁ…やっぱりネコさんデカすぎて不自然なのと
こんな中途半端な毛むくじゃらな自分じゃ怪しすぎるんじゃ…」
ネコ【大丈夫にゃ!!!!!!!!!!!!!!!!
そんな見た目でも四足歩行で歩いてれば猫にも見える!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
自分を信じろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
カッ!!!!!!!!
ギル「えぇ…」
ズーン…
ネコ【行くぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
我輩に続け!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ガチャッ!!!!!!!!
ギル(無理だ…絶対無理だよこれ…)
ズズーン…
-
―――… 通路
兵士A「ぺらぺら」
兵士B「PeRaPeRa」
兵C「遍羅遍羅」
【遍羅】(ベラ、英名:Wrasse、ラス)は、スズキ目ベラ亜目ベラ科 Labridae に属する 魚の総称。
ギル「…! 早速…!」
ネコ【―――…いいかッ!! 何があっても立ち止まるな!!!!!
駆け抜けろ! 疾風のごとく猫のように!!!!!!!!】
ギル「は…はい…(絶対無理だ…)」
ネコ【…Goッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
兵士B「!!? なんだ!? 今横を通り抜けたのは!!!!!!?」
兵C「猫だろ」
兵士A「なんだ猫か」
―――
シュンッ シュンッ
兵士D「!!? にゃんこ!!!!!!?
今のにゃんこ!!!!!!!!?
…ひゅうぅー!!!!!!!! モフりてええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
―――
シャシャシャッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
兵士E「おいッ…今のは…猫じゃ!!!!!!!!!?
なんで基地内に猫が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
兵士F「猫なんて別にどこにでもいるだろ」
兵士E「まぁ確かにな」
―――
シュオオオオオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル(お…思いの外イケてるーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ブブブー!!!!!!!!
ネコ【だから大丈夫だと言っただろうが…猫は環境に馴染む最強の動物にゃ…
だが一つ問題があるにゃお
お前…ちゃんと向かう場所の位置は分かってるのか?】
ギル「ぐ… もっと単純な構造かと思ったんですが…
案外複雑でした… しかも通路もパイプを繋いだような簡素な作りなので変化が分かりづらい…
もしかしたら同じところをぐるぐると回ってるかもしれません」
ネコ【このままではらちがあかんにゃら
仕方ない 聞くか】
ギル「え!!!!!? 聞くって…」
兵士G「ふんふんふーん」
スタスタ
のそ…
ネコ「…」
ズゥゥゥゥゥン…
兵士G「猫!!!!!? デカッッ……いや これは遠近法だな…
どうした? お腹空いてるのか?」
ネコ「…」
ス…
ネコ【門の制御室はどこにゃ?】
兵士G「制御室? それならこっちの道をあっちだよ」
ネコ【分かった ありがとう これはお礼のカブトムシの幼虫だ】
スッ…
ダダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しん…
兵士G「…最近の猫は礼儀正しいな…」
―――
ザッ
ネコ【どうにゃ? しゃべらなければどうということはにゃい】
ギル「立て札使って会話する猫が普通に怪しいですけど!!!!!!!!?
つーか普通に教えるんださっきの兵士!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!
-
ネコ【いつの世も礼儀を尽くす動物に人間は甘いみゃお
ごん狐という古事記にもそう書いてある】
ギル「いやそれ最後死ぬやつじゃないですか…
ていうかお礼がカブトムシの幼虫て!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネコ【実はそれもムカデの幼虫なんだよなァ】
ギル「嫌がらせじゃないスかッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【うるさいニャ どうせバレん
それより場所がちゃんと分かったのを褒めて貰いたいものだにゃお】
ギル「そ…そうですね…それは大手柄です
今の通り進んでみましょう…!」
――― そして…
ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【門の制御室】
ネコ【ここだにゃ…思い切り書いてある】
ギル「中に人が居るでしょうね
さてどうするか…」
ネコ【…ふむ
…ならば我輩に考えがある】
ギル「それは…?」
ネコ【…まことに不愉快で不本意だが
先程ここの奴らに鳴き声を絶賛されていたお前を見込んでの仕事にゃお
耳を貸せ…】
ゴオオオオオオオオオオオオオオ…
―――
門制御室内…
作業員1「暇だ…」
作業員2「まぁ俺達の仕事は門の開閉だからな…
スイッチ一つで門を開閉するだけの仕事を……7人でやってるからな」
作業員3「(人数的な意味で)オーバーワークすぎるだろ…」
作業員4「バランスおかしいよな
こんなんなら外の見回りでもしてたほうがマシだ」
作業員5「それは傭兵の仕事だからなあ…」
作業員6「あー…つまらん… おもむろに門を開けたり閉めたりするか…………」
作業員7「そんなことしたら怒られるぞ
ここの施設長神経質だからな…」
作業員1「…あー!!!!!!!! もういやだーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
癒しが〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
癒しが欲しいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
願いが叶うならばグラビアアイドルとくんずほぐれつパラエッソしてええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もしくは猫さわりて〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
にゃーん
作業員達『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ガタッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ぷるぷる…
作業員7「い…今のは…?」
作業員1「あ…あぁッ…!!!!! 今のは…まさかッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
作業員2「しッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
静かに…耳をすませッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
しんッッ…――
にゃー…
にゃーん
作業員3「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぷるぷる…
にゃあ… にゃあああん
作業員4「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ッッ―――」
ワナワナワナ… ショワ〜〜〜〜…
じょばばばばァァ〜〜〜〜〜〜
作業員6「ほ…ほアァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ほあっ…ほあっ…ほあッッーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
作業員7「おおぉ…ぉお…!
おおぉぉぉぱあぁぁおぱああああああぉぉぱぱぱあああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
にゃんこおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブルッブルッブルッブルッブルッ
作業員1「猫ォ……いや……神だッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
殺伐としたこの部屋に一服の清涼剤だあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お猫様がッ…お猫様が来てくれたあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
作業員2「やっほおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
にゃんこをきゅんきゅんするんぢゃあああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
作業員達『うおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ガタァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
作業員達『にゃんこ様あああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
パァァァァァァァァァッッッ…
http://download1.getuploader.com/g/sousaku_2/983/151104_032839.jpg
ババンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
作業員達『………』
作業員達『………』
作業員達『………』
作業員達『………?』
作業員達『……………………??』
作業員達『!!!!?!?!!!!!!??!?!?!??!!!!!!?!??!!!!??!???!????!!!!!!!!!?』
ドォドォォォォォォォォォォォォォォォンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スー………
ギュギィッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
作業員達『ご…ごえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ギリギリギリギリ…
{呆然とする作業員達の首に 天井に潜んでいたネコの尻尾が巻き付き持ち上げて宙づりにした!!!!!!!!!!}
作業員達『―――』
きゅうぅ…
ヒュー…シュタッ!
ネコ【…いっちょあがりにゃお…】
ギル「…鮮やかなお点前で…!」
ネコ【にゃむ…お前もな
人を惑わす猫真似声からその姿のギャップ…
見事なキモさだったにゃう…!!!!!!!!
…お前…初めてあったときからキモいと思っていたが
ここまで振り切れたキモさとはな…!!!!!!
…お前の事…多少見直したにゃお…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
バンッ…!!!!!!!!
ギル「あ…ありがとうございます…!
こんなことで見直されることもあるんですね…!」
じ〜〜ん…
-
意外とまともな作戦だったw
-
ギル「…よし…!
あとはこちらから操作するだけですね…!!
しかし門を開く前に外の門番を呼び戻しますか
…外の皆さんは上手く隠れてるでしょうか…」
ゴオオオオオオオオオオォォォォォ…
――― 外…
門番2「…インリン……インリン…オブ…ジョイトイ…」
門番1「おいおいどんだけインリンに飢えてんだよ…
さっきから譫言のようにインリン呟いてんじゃねーかてんじゃねーか」
門番2「だって……インリン……オブジョ…イトイ…
オブジョ…イ……イン…ジョ…イン…リン……イン……オブ…リン…
ジョインジョインオブリィン」
門番1「おいおい オブリンってだれだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
――― 草陰
ヒュオオオオオオオオオォォォォォォォォォォ…
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ………
ツバメオー「…………」
ウソニ「…………」
エンカ「…………」
ヤンデル「…………」
ビラコ「…………」
しーーーーーーーーーーーーー……ん
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ォォ……………
もみーの銃「……………なまで(ry」
ツバメオー「そオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パアアアァァァァンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーの銃「【な】 ツっちゃんがGET〜〜〜〜〜!」
ツバメオー「……ふふん…」
ギンッ…
ヤンデル「…速い…!」
エンカ「…このホモカルタ…
ツバ嬢が圧倒的強さを見せているでござるな…!
まさか拙者が目で追えんとは…!」
ビラコ「でも………」
もみーの銃「次いくよ〜〜
…………………きんたm(ry」
ウソニ「ほぉああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バシィィィーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ぐぬッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
もみーの銃「【き】はお兄ちゃんがGET〜〜〜」
ヤンデル「…ウソニさんも…速いッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴクッ…!
エンカ「むぅぅ…!
読み上げ係のもみーの嬢にホモカルタの際どい下ネタを読ませまいと
ツバ嬢に並ぶスピードでカルタを取っているぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もはやこれは拙者達の立ち入るレベルではない…!
この勝負…もはやこの二人の頂上決戦ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
なにしてんwww
-
ドドドドドドドドドドドドドドド…
ツバメオー「―――」
ウソニ「―――」
ヤンデル(互いに取ったカードは同枚…!!
残りのカードも僅か…クライマックスだ!!!!!!!!!)
エンカ(2人とも既に“入って”いるでござる…!
ツバ嬢は視覚…ウソニ君は聴覚を主とし…最高のパフォーマンスを発揮する体勢ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ゴクゥゥッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
もみーの銃「―――………
…うんk(ry」
ツバメオー「だぁーりゃッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
タァンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【うんこもいいけどやっぱりトイレはハッテン場】
ウソニ「…ちぃッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「…早いッ!!!!!! ツバ嬢まさに神速ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ君動けず!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「…ニィ…」
ウソニ「…次だ」
もみーの銃「―――……
……レロレロアス(ry」
ツバメオー「んまァァァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カカァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【レロレロ* いちご味】
ドドンッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「…!」
エンカ「れ…連続ポイントオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これはでかいッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ツバ嬢の猛攻だッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「早過ぎるだろあいつ…!」
ビラコ「これは…あれですね…」
ヤンデル「アレ…?」
ビラコ「はい…アレですよ
ツバちゃんは言葉の頭文字を聞いた瞬間にアレでカードの絵がアレで
すぐにアレなって多分…アレです…
だからとても早いですよ」
ヤンデル「なるほど…」
エンカ「まずいぞウソニ君…さて…どうでる…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
-
もみーの銃「しかと見よ、挿して挿されて注射(ry」
ツバメオー「ちょっぱあああああああああああス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【しかと見よ、挿して挿されて注射針】
エンカ「ツバ嬢3連続ポイントォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…痛恨!!!!!!!!!!!!!!!! ウソニ君今のは手痛い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
殆ど読み上げられていたのに…先に取れなかったのは痛い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「…!!!!!!!!
もみーのに…変態的文章を読ませてしまった……くそォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヂャキッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{自分のこめかみに銃口突き付けるウソニ}
ヤンデル「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ウソニさん!!!!! 何を!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ビラコ「早まらないでッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「頭がかゆい」
ぽりぽり…
みんな『ズコーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
どんがらがっちゃ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「紛らわしいわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どしぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「…やり方を変えるか…」
ツバメオー「ふふん?
無駄だヨ お兄さん! お兄さんが何をしたってボクには適わないヨ!!!!!!!!!
潔く負けて 大人しく罰ゲームのヤンデルとの絡みブロマイドを撮られなヨ!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「いつそんな罰ゲーム出来た」
ウソニ「気分の問題だ
さて……」
スッ…
ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「これからはこの
もみーのが生前着ていたパジャマを身につけて挑もう」
ピチィィィィッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「なにゆえ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブブブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ヤンデル「なんでそうなるんです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
めっちゃピチピチですやん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
めっちゃハートですやん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ぶぼー!!!!!!!!
ツバメオー「お兄さん…変態だったのか…」
ウソニ「バカにするな
俺だってこんな格好したいわけないだろ
これは恥を自ら着ることで示す覚悟だ
これ以上もみーのに下ネタを言わせないためのな」
ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「その覚悟 別の方向性で示せなかったですかね…」
ビラコ「かわい〜<3」
もみーの銃「もぉ〜やだぁ お兄ちゃん! 恥ずかしいよ!」
ツバメオー「ほら もみーのも引いてんじゃん」
もみーの銃「着るならちゃんとボタン締めてよう
だらし無いよぉー!!!!!」
ツバメオー「そこかヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「悪いな 俺には小さくて締められん
それよりもみーの……続きを頼む」
もみーの銃「はーい!」
ツバメオー「…ふんっ
そんなんではなんにも変わってないって…教えてやるヨ…!」
もみーの銃「いくよー
……………い(ry」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「疾ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッシィィィィーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【いぬのようにひざまずけ】
ツバメオー「な…………」
エンカ「なあああああああああああにいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
速い!!!!!! なんという速さだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「……光の筋が見えた……答えへの近道が…」
ゴゴゴゴゴゴ…
ツバメオー「ま…まだ1枚だけだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こんなの偶然なんだからッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…もみーのっ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
もみーの銃「はぁい
………………アッ(ry」
ツバメオー「ぐっ」
ウソニ「そこぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パシィィィィィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カアァァァァァァァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【アッー! 魔法の言葉 素敵だね】
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
-
エンカ「…は…速い…
ツバ嬢も尋常ならざるスピードで反応していた…
だがウソニ君はそれを更に超えてきた…!
なんという……まるで光速…
あれほどのスピードをただの人間が出したというのか…
これが……覚悟の力…!」
オオオオオオォォォ…
ツバメオー「…!!!」
もみーの銃「ツっちゃん行くよ?」
ツバメオー「…! あ…あぁ…!」
もみーの銃「…………凛と(ry」
ツバメオー「ハッ…」
ウソニ「そいあァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パァンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【凛としてベッドイン】
エンカ「おおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
三連続返しッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバ嬢逆に追い詰められたァァァーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「…反応はさっきよりも…はやくなってる…!
次は…分からないぞ…!!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
ヒュオオオオオオオオオオオオオオオオ…
ウソニ「…終わらせる」
ツバメオー「…させるかッ…」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙……
しぃぃーーーーーーーーー……ん………
ウソニ「―――」
ツバメオー「―――」
みんな『………………』
ゴクリ…
もみーの銃「……………がっ(ry」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー&ウソニ『ッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
バオオオオッ!!!!!!!!
ドシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「う…うわああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ビラコ「いや〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
えっちな風さんですよぉぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「…おおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ふ…ふたりのスピードのぶつかり合いがッ…渦にッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバ嬢のスピードも光速を超えたのかァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しゅおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん…
ヤンデル「収まった…どうなった!!!!!?」
ゴゴゴゴゴゴゴ…
ツバメオー「…!」
ウソニ「…ッ」
ビリィィィィィッッ―――
エンカ「真っ二つに破れたァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これは…ドロォー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドォンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
エンカ「今のカード…破損につきドロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
【がっつくように野獣的なKiss】
バババンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「ここに来てドロー…!
カード数は互角……そして残りのカードは…………1枚!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
オ゙ンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「正真正銘…次が最後の勝負!!!!!!!!!
カードは1枚…故に完全なるスピード勝負ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーの銃「…多くは語らず…行くよ
最後の…カード…!!!!!!!!
……………………………………………
……………………と(ry」
【ともだち以上ケツ穴未満】
ツバメオー(全ての無駄を排除した…純化したスピードで―――)
コォォォォォ
ウソニ(限界まで研ぎ澄ました至高のスピードで―――)
パァァァァァ
取るッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギュンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ペタァ…
もみーの銃「えへへ 私が取っぴ」
ツバメオー「も…もみーの!!!?」
もみーの銃「これ私が取ったから私の! だからツっちゃんとお兄ちゃん引き分けだよっ!!!」
ウソニ「……中途半端なことを」
もみーの銃「それにさ…気づかない?」
ツバメオー「何が?」
もみーの銃「私ね このカルタで皆にメッセージを送ってたの
最後のお兄ちゃんとツっちゃんの一騎打ちの時から…
…カルタの一番始めの文字を…私が読み上げた順番に並べてみて
それが私の気持ち」
ツバメオー「もみーのの…気持ち…?」
ビラコ「……あ…!」
エンカ「…これは…!!!!!!!!!」
うんこもいいけどやっぱりトイレはハッテン場
レロレロ* いちご味
しかと見よ、挿して挿されて注射針
いぬのようにひざまずけ
アッー! 魔法の言葉 素敵だね
凛としてベッドイン
がっつくように野獣的なKiss
ともだち以上ケツ穴未満
う
れ
し
い
あ
り
が
と
http://download1.getuploader.com/g/sousaku_2/984/150908_233818.jpg
皆『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
もみーの銃「ありがとう皆さん…私今…幸せです」
きらきらきらきら…
ツバメオー「も…もみーのぉぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジョバー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「も…もみーのちゃんがそんなこと言ってくれたら…こっちも幸せですよォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「えぇ子や……えぇ子や……」
じ〜〜ん…
ヤンデル「ぐッッ……ううぅ…!!!!!!!!
カルタの絵柄がこんなんじゃなければ…
カルタの絵柄がこんなんじゃなければ…!」
ぽろぽろ… つぅーーー…
-
なんちゅうww
-
ジュリー「なんて優しい世界なんだ…
黙って見ていたけど 現代の人情も捨てたもんじゃないね」
つー…
ツバメオー「…で? 引き分けってことはヤンデルとお兄さんの絡みブロマイド撮れるの?」
ヤンデル「なんでそうなるんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
引き分けだから罰ゲームはなしだろ」
そもそもお前が勝手に決めた罰ゲームじゃないか
ツバメオー「なにー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
そんなの納得行くかーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こちとらレフ板も用意しちゃってんだ〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
脱げこんにゃろーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!
ヤンデル「必死すぎだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「まてまて
拙者でよければ」
ぬっ…
ツバメオー「お前は厳かに控えてろ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レフ板の角アタック!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズドァァァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「ぎぃぃやああああああああああああああああああああああっほォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「やっぱり優しくない」
ガチャガチャガチャ… ジジジジ…
門番1「なんだ?」
ジュリー「! 向こうで動きが出たよ! 静かに…」
みんな『!』
ジジ… ジジ…
アナウンス『あー…あー…門番につぐ 門番につぐ
そろそろ交代の時間だ
門を開けるので中に戻るように』
門番1「交代? まだ早くないか?」
アナウンス『今回は多少のスケジュール変更があった
そのため交代の時間が前倒しになった』
門番2「まぢ? ラッキー!」
アナウンス『今門を開ける…至急中へ戻るように…
ただし 基地内へ戻ったら今日はもう誰とも会わず すぐに自室に戻り
今回の交代や変更の件については誰にも一切喋らないように
もし破れば…不思議な力で死ぬことになる』
ゴォ…
門番1「怖ッッ!!!!!!!! ただの交代でなんでそんな念入りな忠告!!!!!!!!!!!?」
ズーン!!!!!!!!
アナウンス『詮索無用……では今開ける』
ゴゴゴゥーン…
―――
ヤンデル「…今の」
ツバメオー「ギルだヨ! あいつ 上手くやったみたいだヨ!!!!!!」
わぁっ!!!!!!
-
オオオオオオオオオオ…
ズズズオオオーォン…
ヤンデル「…門開けっぱ………行っていいのか…?」
オオオオオオオォォォォ…
ス…
ギル「…皆さん!!」
ビラコ「ギル君ですよ!!!!!!!!」
ウソニ「やはり上手く行ったんだな 良かった」
ギル「こちらへ!!!!! 今なら来ても大丈夫です!!!!!!!
門を写す監視カメラも ダミーの録画映像に差し替えました!!!!!!」
ツバメオー「ひゅう! やるぅ!!!!!!」
エンカ「ならば行くか!!!!!!!!!!」
ジュリー「…ついに基地の中へ…!! 後はチロリーンを探して…この基地の機能を停止させるのみだッ!!!!!!!!」
ダダッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴオオオオオオオオオオオ…………
――― 遠く
ペポコンロッコ「…上手く入れたみたいっち」
ベナガンチャラ「さすがじゃがぜ
だが…本当の試練はここからぜよ
この基地は…外の守りは手薄… 俺っち達みたいな下請けにまかせてるような適当さだが…
中に足を踏み入れれば 別じゃがぜ
入ってすぐはまだ大した事ないだろうが 奥に行けば行くほど…守りは硬くなる
なんせ大掛かりな仕様変換装置があるからな」
ペポコンロッコ「でも私たちを倒したあの人達が数が多いだけの兵士に負けるかな?」
ベナガンチャラ「兵士は問題ねーさ! 分かってんだろ?
あの基地には……本部から来た“戦力”が控えてる
…あいつらも運が悪いなぁ… あの“戦力”がここに呼ばれたのはつい先日じゃがぜ
どうやらあの施設を管理する“施設長”の要望らしいが」
ペポコンロッコ「あそこの施設長 なんか嫌らしい性格っぽいっちもんねぇ」
ベナガンチャラ「あぁ
しかも元は魔反会のお偉方というからタチがわりぃ
温室育ちの小心者がする事ァ いつも面倒で周到だ
…さぁ…どうするかねぇアイツらは…」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
――― 魔反会 地方改造基地 最奥部…
施設管理長室…
オオオオオオオオオオォ……
トン… トン…
??「……」
イライラ…
{苛立った雰囲気で机を指で叩いている男…}
トン トン トン…
??「…………」
イライライラ…
トントントントントン…ガッ!!!!!!!!
??「うがァッ!!!!!!!! 突き指ィィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
………ちぃぃぃ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アリズミダ「…あぁぁッ!!!!! 下らん!!! 何故この俺が…! こんな仕事をォ…!!!!!!!」
イライライライラァァァ…
【魔反会 ゲーム脳地方改造基地 施設管理長
魔反会 施設管理班所属
アリズミダ】
ドドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{あッ!!!!!!!!
こいつは“あの”アリズミダ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アリズミダをしってる人は
好きな人に『ぽっちょぬハリケーヌ・ウンコケセラァッ!!!!!!!!!!!!!!!!』と叫ぼう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
-
【アリズミダ】
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1328288406/69
かつて魔反会の首脳集団である10人の理事の一人として所属していた中年のおっさんである…
理事時代は大して能力もなく私腹を肥やしていたが
大魔女フーリャンを監獄に捕らえた際 電気アンマをかまされた上に逃げられたため
理事を追われ 閑職に就いていたのだった…
アリズミダ「そうだッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダァーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アリズミダ「俺は元…理事だぞォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
かつて魔反会の全てを決定し率いた…誉れある地位に属したんだぞぉ!!!!!!!!!!!!!!!!
その俺が…何故こんな閑職をッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しかもよりによって施設班でこんな辺境に配属だと!!!!!!!!!!?
ッ……屈辱だ…! こんな屈辱はない…!」
ギギギギッ…
ギィ…
??「まーた言ってる」
カツン…
アリズミダ「!」
バーニャカウダってなんだよ…「あんたが理事だったのはもう一年は前でしょう
リアルだと3年以上前ですぜ」
バンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【魔反会 地方班所属
Yブロック統括
バーニャカウダってなんだよ…】
アリズミダ「なにがリアルだ!!!! 訳の分からん事を言うな!!!!!!」
バーニャカウダってなんだよ…「実際そうなんですぜ
いつまでも昔の事を掘り返すのはカッコ悪ぃや」
アリズミダ「図に乗るな!!!!!!!!!!
たかが地方班のブロック担当ごときが俺に対してなんて口のきき方だ…!
俺がまだ理事だったらお前なぞ…」
バーニャカウダってなんだよ…「あーもー分かったよ
まったく…理事に固執しすぎですぜ
アリズミダさん本部の惨状聞いてます?
蘇った人間の神の選別によりたくさんの会員が殺されたんですぜ
理事も例外でなく…元第1理事のシンクレア様
元第2理事のルバアオル様 それから元第5理事のプリミティ様以外は全員死んだ
あんたも理事のままだったらそうなってたかもしんねぇ
今の状況に感謝しましょーや」
アリズミダ「…はっ!!!!! 殺されたような奴らと一緒にするな!
殺された理事どもは魔溜まりの血が混じった半端な混血だろうが!
俺はそんなのとは違う…! れっきとした真人間だ…!
…あぁ…! 理事どもいなくなった今…俺のような人間こそ本部にいるべきだ……ヤンムジャルック総統を支える者として…!」
キラッ…
バーニャカウダってなんだよ…「支える人間なんて山ほど居ると思いますぜ」
ムーンリングスとか
アリズミダ「えぇいやかましい!!!!!!!!!!!
名前も態度も鬱陶しいやつだ…!!」
イライラ
-
バーニャカウダってなんだよ…「名前の事はほっといて下さいよ
まったく…」
アリズミダ「何がまったくだ…偉そうにするな…!」
バーニャカウダってなんだよ…「立場的には今はそんなに変わらんですぜ」
アリズミダ「えぇい! 黙れ黙れ!
それでもこの基地の中では基地の管理者である俺の方が偉いだろうが!
俺はお前が勝手にこの基地内で集めてる“コレクション”のことも知ってるんだぞ
そのことを本部にバラして問題にすれば…」
バーニャカウダってなんだよ…「あ…あちゃあぁ〜 そこ突いちゃう〜?
あれは勘弁して下さいよ〜 趣味なんだから」
アリズミダ「趣味か…
趣味にしても…“アレ”は…本部に届けるべきじゃないか?
“アレ”を手にした事は 相当でかいぞ
なんなら俺から本部に口添えしても構わんぞ」
バーニャカウダってなんだよ…「そんなことしたら手柄をあんたに取られんのが目に見えてますぜ
しばらく楽しんでから 俺が自分で処理しますよ」
アリズミダ「……ちっ…」
バーニャカウダってなんだよ…「それにしてもアリズミダさんよ
あんた本当にやりたい放題じゃねぇか
あんただろ? 自分の昔の立場を利用して本部から“あの連中”引っ張ったのは」
アリズミダ「…防衛の強化だ」
バーニャカウダってなんだよ…「それならうちの地方班と施設班の警備兵と…あと傭兵もいるでしょ」
アリズミダ「…信用ならんわ!!!!! 施設班ごときの警備兵も…お前のところの兵も!!!!!!!
それに……傭兵もだ!!!!!!!!!!!!
なにが公認傭兵だ…プリミティの案らしいが…なるほどあいつらしい大味な制度だ
無法者なんぞをこの崇高な魔反会に引き入れるなど正気の沙汰ではない
俺は昔から脳筋なあいつが嫌いだったんだ」
バーニャカウダってなんだよ…「でもまぁ今の立場的にはプリミティ様の方がよっぽど有能ですけどね」
アリズミダ「黙れクソがァァァァァァァァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バキーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バーニャカウダってなんだよ…「とにかく
あんたはよくても俺ら地方班からすりゃ面目丸つぶれなんすよねぇ
“魔反会最低地位”である“あいつら”の力を借りるってのはさぁ…」
アリズミダ「だが地方班のぼんくら兵よりも数倍も強いだろうが」
バーニャカウダってなんだよ…「…それは…まぁ
認めますけど…ねぇ」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ………
アリズミダ「ふん………そうだ
あいつらが居ればたとえ侵入者があっても恐れる事はないのだ!
頼むぞ……“聖魔隊”…」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
-
――― 魔反会 ゲーム脳地方改造基地 トイレ―――…
きゅっきゅっきゅっ
??「綺麗になーれ<3 トイレさん<3
綺麗な綺麗なトイレになーれ♪
さながら僕の顔のごときトイレにな〜〜れ〜〜」
きゅっきゅっきゅっきゅっ♪
兵「そこぉ!!!!!!!!!!!! うるせーぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
トイレ掃除くらい静かにやれバカヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シャーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
??「なんだい…別にトイレ掃除中に歌を口ずさむくらいいいだろう?
モチベーションをあげるためだろう
そら おかげでトイレもぴかぴかさ」
キラキラキラキラ…
兵「やるじゃねーか
ならもっとやり甲斐のあるトイレにしてやらなきゃな」
ゴソゴソ…ぬぎっ
??「!!!!!?」
兵「漆黒に溺れろーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブババー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
??「なにをするッだァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
びちゃ…びちゃ…
ぷ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん……
兵「ふへへへ…! 俺がわざわざ仕事をくれてやったのさ!!!!!!!!
さぁまた掃除を始めろや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
??「…」
ゴゴゴゴゴ…
兵「…な…なんだぁ…その反抗的な目は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
忘れたかぁ!!? お前達は魔反会最低地位の人間!!!!!!!!
お前がいくら隊長だろうが…雑兵の俺よりも立場は下なんだぜぇ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
なんならすぐにでもアリズミダ様から本部にお前の態度を伝えてもらってもいいんだぜ…!」
??「…」
兵「へ…へへ…ビビってやがるて…
だったら最初からそんな態度するんじゃねぇ…」
ザ…
しーん…
??「…………」
??→ブルーマオラ「…くそッ…」
ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【魔反会 聖魔隊 隊長
ブルーマオラ】
-
―――…
ブルーマオラ「…何故この僕が…こんなことを…
かつては魔反会の中枢に名を連ねた僕が…こんな辺境に連れてかれた上に任務に関係ないトイレ掃除だと!!!!!!!!?
…あぁ悪夢だ こんなのは悪夢だ
華麗でイケメンの僕がこんな始末…! あっていいはずがない…!!」
ギリギリギリ…
キンリミテシミテ「そういうもんなんだから仕方ないでしょ」
ブルーマオラ「!! キ…キンリミちゃん…」
キンリミテシミテ「…ねぇ! その名前で呼ぶなっつってんでしょ?」
ブルーマオラ「…いいじゃないか…
同じ虐げられし聖魔隊の一員で…隊長と副隊長同士じゃないか
仲良くしようよ キンリミちゃん…」
スッ…
キンリミテシミテ「触んなやカス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
メキィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブルーマオラ「ごぶはッ!!!!!!!!」
キンリミテシミテ「私はお前なんかに従わない
私が従うのは………一人だけ」
ブルーマオラ「シュ…シューゴレク班長か…
フフ…嫉妬するねぇ
だったらなおのこと僕の言うことはちゃんと聞いてくれよ
元全軍統括班で魔法も使えないような混血の君が聖魔隊に来たのは…彼の計らいだろう?」
キンリミテシミテ「…」
ブルーマオラ「…というか 君は女子トイレの掃除だろ…
掃除は終わったのか?」
キンリミテシミテ「なんで私がトイレ掃除なんてしなきゃならないのよ」
ブルーマオラ「…キンリミちゃん… 聖魔隊に来たからには…“今の魔反会のルール”にも従わないと…」
兵「おいそこ!!!!!!! なにをダベッてる!!!!!!!!!
トイレ掃除をしろォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
キンリミテシミテ「しねーよ
お前がやれ」
兵「な…なんだと!!!!!!!!!! 魔反会最低地位の聖魔隊の分際で…」
シャリンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{剣を抜くキンリミテシミテ!}
兵「ひッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
キンリミテシミテ「…だったら力付くで従わせてみれば
あぁ?」
ギラリッ…
兵「ひ…ひぃ…!!!!!!!!!! お前…お…覚えてろぉぉ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダダダダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キンリミテシミテ「……カス野郎が…」
ブルーマオラ「…おいおいキンリミちゃん…まずいだろ」
キンリミテシミテ「なにが?」
ブルーマオラ「僕達聖魔隊は“魔法使いでありながら魔反会から生存を許された魔法使い”だ
この魔力を魔反会のために使う…そう誓いを立て魔反会のために戦ってきた
そうして魔反会の幹部クラスの班の一員として名を連ねていた…
だが…今は違う
“人間の神アーク”様の復活以後 魔反会内の改革によって聖魔隊は地に落ちた
僕達聖魔隊は奴隷階級の扱いとなり…ヒエラルキーでは雑兵以下だ
だがそれでも魔反会に尽くす事で殺されずにすんでるんだよ
だけど…例え些細な問題でも起こしてしまえば すぐにでも処分されてしまうかもしれない…
そういう危ないバランスの上で生かされてるんだ
だから少しの波風も立てるべきじゃない
たとえ相手が雑魚の兵でも…はいはいと従ってるのが無難だよ
…生きるために」
オオオオオオオオオオ…
キンリミテシミテ「…」
-
【魔反会の班組織紹介】
ここでは魔反会内の色んな班を紹介しちゃうぞ
清掃班 元班長:オーバ(アークの選別により死亡) ※現在存在せず
・魔反会のあらゆる基地をお掃除する班 時給は720円だ
アークの選別により班長が死んだため現在は消滅し 代わりに聖魔隊が基地内の掃除を担当している
財務班 元班長:めがね(アークの選別により死亡) ※現在存在せず
・魔反会の財務を取り仕切る重要な班
しかし班長にしてたった一人の財務班であるめがねは選別で死亡したため
現在魔反会の財務は施設班が管理している
記録班 元班長:2B(アークの選別により死亡) ※現在存在せず
・色んな事を記録する班
選別で班長が死亡したため 記録班の仕事は新聞班に統合された
魔獣研究班 元班長:メガネポイ(アークの選別により死亡)
・魔法生物である魔獣の管理や製造を行う班
魔獣の製造は捕らえた魔法使いの魔魂を加工する際に余った魔力を使って行っている
魔反会が魔法生物である魔獣を使うのはどうなのか という気もするが
魔獣は3000年前の退魔戦争時でも退魔側 魔法使い側の両陣営で使われていたので問題ない
班長のメガネポイは選別で死亡……だが班自体は残っている
今のところ後任の班長は不明である
給仕班 班長:刻苦
・魔反会の全食堂を取り仕切る班
滋養強壮によく効く料理が多いのが特徴
班長の刻苦は河童であり 彼の炊くご飯は基本的に青い
聖魔隊 隊長:ブルーマオラ 副隊長:キンリミテシミテ
・魔反会の中の魔法使い組織
魔力を魔反会に捧げる事を誓い 生存を許されている
かつては巨大な力を持った班の一つだったが 現在は奴隷階級らしい
隊長のブルーマオラですら 発言権は雑魚の兵にも劣る
副隊長のキンリミテシミテは元全軍統括班の第二大連隊隊長で魔法が全く使えない混血である
兵器管理班 班長:パブロ
・魔反会内の兵器を管理する班
外部顧問として武器会社『デス社』の取締役ラクータが招来された
アークが復活した現在魔反会内では かなり地位を上げているらしい
外交班 元班長:七三(アークの選別により死亡) ※現在存在せず
色んな所にアポを取ったり交渉したりする班
班長死亡で現在は存在しない
パシリ班 元班長:ポポラッチョ(アークの選別により死亡) ※現在存在せず
・色んなパシリをしてくれる献身的な班
班長死亡で消滅し 現在は聖魔隊がこの役目を負っている
事情通班 班長:あわわ
魔反会の事情通
所属はあわわのみ
特殊研究班 班長:ペイリグロ
・魔反会内で特殊な研究をする班
アーク復活に貢献したのはこの班である
それ以外に 魔反会の戦力増強のための“戦闘神兵”の研究・製造も行っている
それは イケニエの人間に神の魂を降臨させコントロールすることで 超越的力を持った兵隊を作り出すという恐るべき研究である
狼の神ローシンも この研究によって“この世界”に不本意に呼び出された神である
イケニエはそこらへんの人間を拉致して調達され
ローシン降臨のために使われたイケニエは年端もいかぬ幼女だったという…
発掘班 班長:ナナタイマ
・この班が何をしているのか…魔反会の人間のほとんどが知らないのだが 魔反会内ではかなり重要な班の一つとされる
特殊研究班とは兄弟関係のようなものらしく よく共同でなんらかの事をしているようだ
-
パン筋班 班長:ニュンミュン
・魔反会といえばパン筋、パン筋といえば魔反会
そんな魔反会でパン筋班の隊長を努める魔反会No.1パン筋ラー
魔反会随一である至高の尻とパン筋を持つ
実は3000年前に活躍したパン筋の女神カムチャッカ・フルメタ子の子孫である
新聞班 班長:ポンデリン(アークの選別により死亡)
・魔反会の情報……今後の方針から魔反会内で起きた珍事件・おばあちゃんの豆知識などを載せた新聞を発行する班
その新聞は割と人気だったが 班長のポンデリンは選別で死亡したため 新聞の発行は事情通班のあわわが引き継いでいる
そちらは窓拭き紙として非常に人気である
トイレ班 班長:クソー
・魔反会の全トイレを司っている…
事務班 班長:ハゲモン(アークの選別により死亡) ※現在存在せず
・ハゲ死亡
救護班 班長:たゆたゆ
・実力派衛星兵が揃った班
班長たゆたゆの治療の腕は治療魔法に頼っていないにも関わらず ネアメのディミリア並の凄腕らしい
それでも彼女は驕らずひたすらに謙虚である
宣伝戦略班 班長:メロンピルト 副班長ブルーマウンテン・テルマ
・アーク復活以前は魔反会と魔法使いの交流のためという名目で各地を回っていた
班長メロンピルトは人心掌握に長け巧みな話術と安心感を与える雰囲気で多くの人間を魔反会に引き入れたとされる
アーク復活以後 本性を現した魔反会においてはその人心掌握術を利用し
あらゆる人々を教唆して隠れる魔法使い達をあぶり出している
メロンピルトは名の知れた女優で 魔法使いに恨みがあるわけではないが 自身の演技の幅を広げるために魔反会に参加したという
宣伝戦略班にはメロンピルトの他にも著名な人々が何人も所属している
-
キンリミテシミテ「プライドを捨てて恥を受け入れながら生きるなんて…そんなの私にとっては死んでるのと同じだわ
自分の心の中に立てた芯は折りたくない
だから私はあんな雑魚には従わないね!!!!!」
ブルーマオラ「強情だな…」
キンリミテシミテ「それにあの雑魚 偉そうな事言ってたけど
あんなやつ所詮下っ端… あいつの機嫌損ねた所で大した影響なんてないよ
問題はここの施設長でしょ」
ブルーマオラ「…アリズミダ様か…確かに怒らせたら面倒そうだ」
キンリミテシミテ「あのハゲにだけ気をつけてりゃいいのよ
…それにしても 私達がここに呼ばれた理由ってなんなの?」
ブルーマオラ「この施設防衛の応援…それが僕達の任務さ
今まさに改造を施してるゲーム脳地方ゲーム脳地方はほぼ未開の地で情報が少ない…噂では戦士が住む村があるとも聞く…
そこからの襲撃を警戒してるのかもな」
キンリミテシミテ「…ふふっ! それは好都合じゃん
ここの任務でなんか手柄を上げれば多少は扱いもよくなるかもしれないし
…あぁー…襲撃起きないかなぁ」
うずうず
ブルーマオラ「…ほんとに強かだな君は…
だが僕も自信が湧いたよ……もし本当に襲撃があったら…全力でやってやろうじゃないか」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…!!!!!
-
――― そのころ
こそこそ…
ギル「みなさんこっち!!!!!!!!」
タタタタ…
ツバメオー「ハァハァ…ちょっとギルゥ!!!! こっちでいいの?」
ギル「はい!!!!!!」
ウソニ「…待て! 前に…」
スタスタ
兵1「でさぁ〜」
兵2「嘘だろ? それまじパコらし」
エンカ「…兵隊!!!! …やるか!!!!!!!!」
チャキ…
ネコ【ヤる必要はニャーッ!!!!!!!! 駆け抜けろ!!!!!!!!】
カッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「じょ…冗談だろ…」
ギル「行けます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 速度を速めて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
サッ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
兵1「!!!!!!!!? 今のは…?」
兵2「…猫だな… きっと親子だ…いつの間にか入り込んだんだ…
…こんな殺伐とした基地でこんなハートフルチャーミングな光景が見れるなんて感動だ…」
ぽろぽろ…
兵1「先輩…!!!」
―――
ヤンデル「い…行けた…」
エンカ「本当に猫に成り済ませばOKとは…!
なんとも目から鱗でござるな…」
ギル「…いや〜…それより驚きなのはもう…
ビラコさんの毛でも代用が利くということですよ」
もふぁ〜〜〜ん
ツバメオー「これめっちゃあったけーヨ 羊毛だヨ羊毛」
ジュリー「でもいいのかい? ビラコさんの髪の毛短くなっちゃったけど…」
ビラコ「いいですよ♪ 髪の毛なんてまた生えてくるですよ♪」
エンカ「ありがとうでござるビラビラ嬢
潜入作戦終了後この髪の毛は責任を持って食べるでござる」
キリッ…
ギル「ていうかビラコさんの髪の毛がOKなら自分わざわざ毛玉使う必要なかったんですけどぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーーーン!!!!!!!!
ネコ【我輩の毛が…不満か…?】
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙……
ギル「いやあのそういうわけじゃ
わ…わぁ〜〜…やっぱりネコ殿の毛は最高だ〜〜〜
とれたての銀杏の香り〜〜☆」
パァァァァァ…
ネコ【にゃふっ! そうかそうか
我輩の毛は自然のパフュームが薫るかの】
ヤンデル「くさそう」
ウソニ「……ぬっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「お兄さんどうしたの?!」
-
ウソニ「…しまった もみーの銃を落とした」
ツバメオー「ええぇぇーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しまりすぎだろお兄さんソレ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!
ウソニ「…一応毛は纏わせておいたが…」
ツバメオー「顔が付いてて毛に包まれてる銃とかバツグンに怪しさが増すだけだヨそれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!
ギル「…放っておけません!! 助けなければ…!」
エンカ「…いや…! まずい…! 兵が銃の方に…」
―――
兵1「ん…? なんだあれは…?」
兵2「毛玉…? いや…それにしては…鉄っぽい……それに…顔…?
なんなんだぁ…? あれは…」
―――
ツバメオー「まずいヨ!!!!!!!! 見つかっちゃったヨ!!!!!!!!
このままじゃ持ってかれちゃうヨぉ!!!!!!!!!!!!!!!!
お兄さんどうするの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「…るーるるる!! チッチッチッ!! もみーの…来い!!!!!!!!
るーるるるるるるっ! るーるるるるっ!!!!!!」
ツバメオー「おい狐呼ぶんじゃねーんだぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!
ビラコ「もみーのちゃん…!!」
―――
兵2「これは…銃…?」
もみーの銃「…………!」
だらだらだらだら…
兵1「なんか変わった形してんな…?
人の…女の子の頭がついてる…
それで口から筒が…」
兵2「…もしかして…あれ…“アレ”じゃね?
あの筒に…アレを…アレして…アレするやつじゃね?」
兵1「あー」
兵2「と…とにかく一旦持って帰って…」
そ〜…
もみーの銃「………にょ…にょ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ニョンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みょ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{なんと!!!!!! もみーの銃から透けた手足が生えた!!!!!!!!}
兵達『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
もみーの銃「にょにょにょにょにょにょにょにょにょにょにょにょにょにょにょにょにょにょにょにょにょにょにょにょにょにょにょにょにょにょにょにょにょにょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カサカサカサカサカサカサカサカサッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{もみーの銃は這ったまま走り去った…}
しーーーん…
兵1「…………今の何…」
兵2「……………多分…
…………イリオモテヤマネコだな…………
うん…多分そうだ…独自の進化…したやつ…」
ヒュオオオオオオ…
-
なぜ西表www
-
ツバメオー「う…! 怖くて見れない…!
もみーのは…?」
こそ…
しゃかしゃかしゃかしゃかしゃかしゃかしゃかしゃかしゃかしゃかしゃかしゃか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーの銃「ツっちゃんオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォォーーーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「うぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガバァァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーの銃「ほぉぉーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 怖かったよよおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
わしゃわしゃわしゃわしゃわしゃわしゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「お前がこえーよおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「もみーのお前なにオーバーソウルしてるんだ」
もみーの銃「だってだってぇ!!!!!!!! 怖かったんだもん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
逃げなきゃーって思ったらなんか手と足出たの〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
びーッ!!!!!!!!!
ギル「ひょ…ひょんなことから新たな境地が…」
ジュリー「ふむ…銃にこめられた霊体の手足をこうして具現化出来るなら
いずれは全身を具現化出来るんじゃないかい?
その銃と霊体が上手く結び付けばさ」
もみーの銃「本当ですか!!!!!!!?
きゃーっ素敵!!!!! じゃあ体全部が具現化出来たらツっちゃんと堂々とお買い物出来るね!
私モクドナルドのタニグチ食べたいな♪」
カサカサカサカサカサカサカサ
ビラコ「じゃあ私 タカシ!!!!!!!!!!!!」
きゃっきゃっ
ツバメオー「具現化してもお化けなら食えないんじゃね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ていうかちょっと今動ききもすぎるから元に戻ってくれない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ぞ〜〜〜ん
-
―――
もみーの銃「うぅーん 結構動けて楽しかったけどなぁ」
ツバメオー「いやそれでも動きがゴキブリみたいで凶悪すぎたんだヨ」
ウソニ「今度歩く練習でもするか」
もみーの銃「そうだねー…」
ギル「まぁ…事なきを得て良かったです」
ヤンデル「いやでも…ずっとこの調子で行くのか…?
…きつくないか…?」
ギル「それについては大丈夫であります!
自分もなんの考えもなく皆さんを誘導したわけではありません!
…こちらを…!」
バサァッ…
エンカ「これは…地図…いや
この基地の見取り図か!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【門を操作する部屋で見つけたにゃお】
ジュリー「…すごい!!!!!!!! これはお手柄だよ!!!!!!!!
し…しかもこれは…兵の見回り経路やシフト…更には監視装置の場所まで細かく書かれてる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この地図があればこの基地はもう…ガバガバだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「ガバガバ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「随分と都合のいいもん手に入れたな!!!!!!!!」
ヤンデル「で…俺達が向かう場所は…」
ギル「恐らく地下で最奥部にある……この“基盤操作室”…かと」
ビッ!!!!!!!!
ウソニ「…地下か…なかなか遠いな
しかもそこまでの道もかなり複雑だ
兵の経路を見ても…見つからずに済むような道もないようだが」
ギル「そうですね
いつまでも猫の姿を装うのも限界がありますし…
なのでここは一旦寄り道をします」
もみーの銃「モクドナルド!!!!!!!!? モクドナルド!!!!!!!!?」
ビラコ「私 タニモトがいいですよ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「こんなところにあるかヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「ありますね」
食堂に
ツバメオー「あるのかヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!! ズコォォーッ!!!!!!!!
ギル「ですが今寄り道するのは食堂ではなく…こちらの物置であります」
ビラコ「物置??」
ヤンデル「なんでそんなところに…?」
ギル「ここになら余った兵服があるかもしれません
…つまり 変装するのです」
エンカ「なるほど……ここの連中の姿に成り済ませばこんなアホな潜入しなくても済むでござるな」
ネコ【我輩の考えたこれのなにがアホにゃゴラァーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ズバッブシャアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「ゼアイズサンクスオンリーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブッシュウウウウウウウウウウウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「いい作戦だ! 行ってみよう!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
――― そうして
ゴゴウウゥーン…
ギル「ここですね…」
ヤンデル「地図のおかげであっさり進めたな…」
エンカ「あとはここで服を探すだけでござるな
女服XXサイズのやつあるかな?」
ツバメオー「お前それどうする気だよ……」
キィィィィィー……………
ビラコ「ものお―――………ひゃあッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ジュリー「うッ!!!!!!!!? これは…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
コポコポコポコポコポコポ……
ズラァァァァァァァァァァ…
ツバメオー「な…なんだヨこの部屋…
液体の入ったカプセルみたいのがいっぱい並んでる…
このカプセル一体なにが………うえぇッ!!!!!!!!!!!!!!!!?」
エンカ「こ…これは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴポポポ…
ビラコ「ひ…! 動物です…動物が入ってます…」
ヤンデル「猿に…犬…それによく分からないのもいる…」
ギル「な…なにかの実験設備でしょうか…?」
ネコ【いや…見ろこれを】
スッ…
立て札【バーニャカウダってなんだよ…様のコレクションルーム】
ギル「バーニャカウダってなんだよ……!!!!!?」
ビラコ「バーニャカウダは外国の鍋料理みたいなものですよ♪」
ギル「いやそういうことではなく…
この“バーニャカウダってなんだよ…”というのは確か
地方班のブロック統括の一人だったはず」
ツバメオー「名前かこれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どんな名前だヨ!!!!!!!! こいつの親はなに自分の子供に疑問ぶつけてんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!
エンカ「なるほど…そいつの趣味かこれは…
…悪趣味なものでござる…」
もみーの銃「そうかな? 私達の村ではよくあったよね こういうの」
ウソニ「そうだな
毎年村で一番年寄りの人間をレモン出汁で満たしたカプセルに閉じ込めてIHでコトコト煮る祭…
『オール電化煮り祭』は俺達の村の名物だったな」
ツバメオー「なんだその野蛮な祭は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「いやそれにしても…どれだけこんなものが…
もしかしたら魔法使いが居たりするかも…
ちゃんとよく探……」
ピタッ
ジュリー「どうしたんだい? ギル」
ギル「……………!!!!!!!!!!」
ぱくぱくぱく…
ツバメオー「なに?」
ジュリー「ん…?
……………………はうあァァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
http://download5.getuploader.com/g/sousaku_2/986/150908_233816.jpg
ドォドォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル&ジュリー『ブブブーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ブボボォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ぱんwwwwwwwwww
-
ジュリー「ええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ちょ…ちょおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ちょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブブ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「え?!! どったの!!!!!!!!?」
ヤンデル「このカプセルの中の人がどうかしたのか…?
もしかして魔法使いなのか…?」
ギル「ち…ちがう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ちがうのですッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この人は…! カプセルの中のこの人こそ…!!!!!!!!
我々が探している…チロリーン様なのです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ツバメオー「こ…この人があああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「なに…!? じゃあ…これは…女性…!!!!!!!!!!!?」
ズーン!!!!!!!!
ビラコ「裸ですよう」
エンカ「泡らしき泡で隠れていてよく分からないが…!
パッと体だけ見ると…女子のソレを遥かに超えた上質な筋肉でござるぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「これでも大分全盛期より萎んだだが…! この体つきは間違いなくチロリーンだよおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんて姿だ…きっと敵に捕まって…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うわあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリィィィィーーーーーーーーーーン〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「連写でカメラ撮ってんじゃねーぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドーン!!!!!!!!
-
おまわりさんこのご先祖です
-
バンバンバン!!!!!!!!
ジュリー「うわあああああああああああん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
起きてくれええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
起きてくれチロリーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「…! 液体に満たされたカプセルの中に入れられてるとは…!
だとすれば…息が出来るはずもない…!
もはや彼女はもう……」
ガ…ク…
ギル「そんな…こんな事って…
ここまで…ここまで来て…こんな結末…あんまりであります…
我々の希望が…世界の希望が…!」
ツバメオー「…ギル…!」
ジュリー「…嘘だろ…? チロリーン…
パワフルな君が…こんな姿を俺に見せるはずがない…
嘘だと言ってくれよ…! 駄目だよ…君はまだ…若いんだよ…!!!?」
チロリーン「―――」
{安らかな表情…
そして絹ごし豆腐のような美しい体でカプセルの中にたゆたうチロリーン…
……大豆………100%………}
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
ジュリー「…チロリーン…
俺にとっての君がなんなのか…分かるかい?
ただの遠い子孫…そんなもんじゃあない
…3000年前…俺が実の我が子と暮らす時間はほんの一瞬だった
そうして時間は流れ…時代は変わり 俺は思った
何故もっと家族として過ごしてやれなかったか……そしていなくなってどれだけ迷惑をかけたか…
後悔と憂いの時間で3000年の殆どを過ごした…
そうして出会ったのが…君なんだ
3000年の時を経て出会った子孫…それにどれだけ救われたか…
君がときおり見せる無邪気な表情…その髪色は……俺の子供にそっくりなんだ
君は……俺の遠い子孫以上に…俺の娘…!
そんな…愛おしい存在さ……目にいれても痛くない
俺はずっとそう思っていたよ
…気持ち悪いかもしれないけど……俺にとって君は大切なんだ…だから君が死んだなんて…信じたくない…!!!
とうに死んでる俺より早く逝かないでくれよぉ…!
なぁチロリーン…」
ぽろ…ぽろ…
ギル「…ぐ…!!!」
ツバメオー「…!」
ヤンデル「…ジュリーさん…」
ビラコ「…うぅぅ〜〜……………」
ぐす…
もみーの銃「四十九日が終わったらまた会えるよ!
私があの世市役所で今何日目か聞いてこよっか!」
ウソニ「もみーの今は黙っておけ…」
-
うぅ…ぐす… うっうっ…
ゴポポ…
ネコ【…む?】
エンカ「…どうしたでござる…師匠…?」
ネコ【…いや…今あのカプセルが揺らめいた気がしてなてな】
エンカ「カプセルの中身が…でござるか?
…異なことを あのカプセルには何も入っておらぬでござるぞ」
ネコ【…いや…】
ゴポ… ゴポ…
??「あんさんら心配せんでもえぇで」
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ざわッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「こ…声…?!!!!! ど…どこから…」
ネコ【あの空のカプセルにゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
やはりあのカプセルには何かが居る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「はぁ!!!!!!!!? でも何もねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ゴポポポポ……パチクリ
キョロキョロ
ツバメオー「う…うわぁーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
水の中に目玉が現れたヨ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
目玉「そんな怯えんでえぇやろ」
ヤンデル「い…いや怯えるよ…!!!!! なんだお前…!!!!!!!」
目玉「わてか? わては長年このカプセルに住んどるもんや」
ギル「カプセルに住む!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
目玉「そやそや 今はもう目玉だけやけど 昔はちゃんと体もあったんやで?
でもカプセルん中が心地好ーて長いこと…40年くらいかなぁ…ずっと入っとったらいつの間にか同化してもうてんな
まぁもはやこのカプセルの中の液体そのものがわいの体みたいなもんや」
ギル「え…ええ…」
目玉「わての名前は………そうやな
びちゃびちゃのおじさんとでも呼んでな」
ギル「びちゃびちゃのおじさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドォ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
びちゃびちゃのおじさん「それよりあんさんら…その子の知り合いなん?」
ジュリー「そ…そうだよ…! かわいそうに…チロリーンは…」
びちゃびちゃのおじさん「安心しぃや
その子…生きとるで」
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ざわっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴオオオオオオオオオオオ
-
びちゃびちゃwww
-
ジュリー「なッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
い…生きてる……って…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
びちゃびちゃのおじさん「せや」
ビラコ「でもこのカプセルの中水いっぱいですよ…
人間はお魚さんじゃないから水の中では生きられないですよ?」
びちゃびちゃのおじさん「それがなんとまぁ大丈夫なんやなぁ
実はこのカプセルの水なぁ めっちゃ特別なんや
人がこん中入ってもアラ不思議息が出来るんやなぁ!!!」
じゃんッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どどーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ほ…本当ですか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
びちゃびちゃのおじさん「嘘なわけがあるかいな!!!!!!!!
わてわて!!!!!!!! 目の前にめっちゃ実例おるやん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
40年ここに暮らしてるわてがこんなに無事なんやで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
おかしなことあるかい!!!!!!!!」
ツバメオー「その姿を無事と言えるか微妙なところだな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「い…生きてるのかァァァァァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
良かったあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だったらはやく出してあげないと…!!!!!!!!」
ギル「割りますか…!?」
びちゃびちゃのおじさん「あかんあかんあかんあかんてぇ〜〜〜
そんな乱暴したらあかんで〜〜〜
入っとるうちはえぇけどなぁー
そっから出すときは優しく手順良くやらんと後が怖いんや
体に後遺症が残ることだって考えられる」
ヤンデル「それは怖いな…
じゃあびちゃびちゃのおじさんはその手順が分かるのか…?」
びちゃびちゃのおじさん「当然やな
わては40年ここに住むねっからの汁男や!」
ツバメオー「汁男て!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブーボーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
―――
ギル「…なるほど…ここのボタンを押して…ここも…っと」
ポチポチ…
ジュリー「それでここの配線も抜くんだね」
びちゃびちゃのおじさん「せやで〜〜
とにかくまずちゃんと電気系統は抜いとかなあかんねやな
なんもせず無理に抜いとったらビリーやで ビリー
いやー…なんでわてがそんな詳しいかというとやな
昔やられてんな それもガキにや
なんやどっからか忍び込んで来てな〜 なんや思たらわての前来て抜きよるねん
カプセルの水をな
わてはまだそんころ生身でな〜〜
なんや〜ってほうけとったらビリビリビリーっやで
ほんまめっちゃビリビリビリー!!!!!!!! やったわ
わてが死ぬほど悲鳴あげとったらガキもびっくりしたみたいですぐに元に戻しよってんな
それで謝って帰ってったんや
まぁやったことはアレやけどえぇ子やったで……
でもあのガキどこのガキやったんやろなぁ?
なぁ〜?」
みんな(しらねーよ…………)
スーン…
ビラコ「…あら!!!!!! なんかちょっと…チロちゃんの様子がおかしいですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「チロちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
バッ
チロリーン「―――」
ゴボボ…ボボボボ…ブクブク…ゴボォォォォォ
ヤンデル「なんか明らかに苦しそうだけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
溺れてるんじゃあ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
エンカ「なぜ急に…」
びちゃびちゃのおじさん「…ふぁ!!!!!!!!!!!!!!!!
せやーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
このカプセル…電気系統の切ると中身の液体が息の出来んただの水にもどるんや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
はよ抜かな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「早く言ってそれ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「さっきの話いらなかっただろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!
びちゃびちゃのおじさん「とにかく抜くんや!!!! そこの蛇口を捻り!!!!!!!!!!!」
ウソニ「これか」
キュッ
ジョロロロロロロロロロロロロロロロ…
ジョロォォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜…
びちゃびちゃのおじさん「ええでええで
これならすぐ抜けるで……!!!!!!!!
…ふうぅ…! それにしても…他のカプセルの液体が抜けるとこ見てると まるで自分の体が流れてくような錯覚を起こしてまうわー…」
ちょろちょろちょろちょろちょろ…
びちゃびちゃのおじさん「…………ウッ…!!!!!
…ハウゥ…! お…おぉう…!!!!!!!!」
ちょろちょろちょろ… じゃばばばぁ〜〜〜〜…
びちゃびちゃのおじさん「ハアアァッ…アッ…アッ…おぉん…!!!!!!!!!!!!!!!!
…は…はうッ!!!!!!!! うぐ…お…おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…………ウッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドピュ
ツバメオー「うるせーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カカーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
-
これはひどいw
-
じゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜…… ゾボボボボ…
ぷしゅーーー…
{カプセルの液体が抜けきり扉が開いた!}
チロリーン「…―――」
よろぉ…
ジュリー「チロリーン!!!」
ガシッ…
チロリーン「…スー…」
ジュリー「…良かった… 良かったよ…」
ギュッ………
ビラコ「横にしてあげて下さいです
一応私が診てみるですよ」
ジュリー「そうだね よろしくお願いするよ」
スッ…
チロリーン「スーー…」
ギル「………チロリーン様…」
ヤンデル「この人が…勇者聖拳の本当の使い手…」
ネコ【確かによくみると筋肉がついておるにゃ】
エンカ「………うむ……
それにしても…泡らしき泡が邪魔でござるな………」
ツバメオー「お前らまじまじと見すぎだろ」
ジュリー「なんか被せてあげないと…」
ウソニ「俺達が使ってる先生の髪の毛はどうだろう
体もあったまるはずだ」
ギル「いいですね! 再利用であります!!」
ビラコ「私の髪の毛が役に立つなんて嬉しいですよ〜」
―――… そすて
もふ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん…
ツバメオー「出来た! 毛玉人間!!!!!!!!!!」
ヤンデル「あったかそう…」
ギル「これで安心ですね」
ジュリー「……なんだか体に毛を装着してる姿を見ると……あの子を思い出すね」
ギル「あの子……あぁ あの…」
ジュリー「元気かな 会ったらまたしゃぶられそうだ」
ツバメオー「誰の話だヨ」
ジュリー「俺達の仲間の一人だよ
小さな女の子みたいな姿なんだけど中身は狼でね…
それで裸なんだけどこんな風に毛で………んん?
そうそう ちょうどこんな髪色と髪質なんだよ
うーむ よく考えてみるとビラコさんとあの子ってそっくりだなぁ」
ツバメオー「中身が狼ってなんだヨ…」
ビラコ「…!
あの…その話…詳しく…」
ギル「…ってか!!! チロリーン様いまだに顔色が悪いんですけど…これは大丈夫なのですか…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ビラコ「…!
診るですよ!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「天狗検診!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ビラコは天狗面を被った!}
ビラコ「…息をしてないですよ!!!!!
蘇生…! 蘇生をしてあげないと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「なんと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「それ被る必要あったの?」
ジュリー「チ…チロリーン死ぬな〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「そ…蘇生って…! 例えば口から空気を送ったり!!!!!!!!!!?」
エンカ「なに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガタッ!!!!!!!!
ヤンデル「えぇぇ〜〜〜!!!!!? だ…誰が…?」
ジュリー「だ…誰でもいいよ!! 俺は空気が骨の隙間から抜けちゃうから…誰か頼む!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「…しょうがあるまい…ここは拙者が…
拙者の舌使いを見せる時ッ!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「舌はいらねーだろ舌は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!
-
エンカ「ひょおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
レレレレレレレレレレレレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「す…すごい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 準備運動する舌が高速だァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「だから舌の必要性ないっつーの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴーン!!!!!!!!
エンカ「行くゾ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ホアァァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーの銃「あむ」
カポ
{もみーの銃の銃口がチロリーンの口に突っ込まれた!!!!!!!!}
エンカ「ぬ…ぬおーう!!!!!!!!!!!!!!!?」
ガクゥー!!!!!!!!
ジュリー「な…なにを?!」
ウソニ「それならもみーのにとっておきの機能がある
もみーの いいか?」
もみーの銃「ふぁい!!」
ウソニ「空砲トゥマウス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カチッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボシュウッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン「―――」
ギル「お…おぉ!!!!!!!! 一気にすごい空気が!!!!!!!!」
ウソニ「このまま続けていいですか 先生」
ビラコ「…は…はいですよ!!!!!!!! お願いしますですよ!!!!!!!!
じゃあそれと平行して心臓マッサージもするです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババッ!!!!!!!!
スッ…
ビラコ「…っと…胸の位置で…それッ」
ぐッ
ギュオアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「きゃ…!!?」
ブァッッチィィィーーーーーーーーーンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バキィィーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「きゃあぁーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「えぇぇーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
心臓マッサージをしたお姉さんが吹っ飛ばされたぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ヤンデル「な…なんでだ!!!!!!!!!!!!!!!!?」
エンカ「こ…これは………胸筋だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼女の強固な胸筋が押さえ付けたビラビラ嬢を弾き飛ばしたんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドォンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『ズコーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
どんがらがっちゃー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
さすがちろりんw
-
ゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ギル「な…!!!!! なんと…!」
ツバメオー「大丈夫?」
ビラコ「だ…大丈夫…ですぅ」
エンカ「ひ…人一人を軽く弾き飛ばすほどの胸筋…!
き…規格外すぎる…!! ほ…本当に女子か…!?」
ジュリー「これでもこの子的にはかなり衰えてるみたいだよ……自己申告だけど」
ヤンデル「これで衰えてるって…………」
ず〜〜〜ん…
ギル「ちょっ…! このまま胸筋に恐れて心臓マッサージを止めてる場合じゃありませんよ!!!!!!!?」
ジュリー「そ…そうだよ
ギル 男の君ならイケるんじゃないかい?」
ギル「え…えぇ?!!! し…しかし女性のお胸に触るのは…」
ジュリー「そんなこと言ってる状況じゃないよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それに別に君達の胸と大して変わらないから問題ない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「そ…そうです…? じゃ…じゃあ…」
そっ…
ギル「ハッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐっ!!!!!!!!!!!!!
ボォンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ぐわた〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どがっちゃあアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ギルーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!
エンカ「ギ…ギルまでも…」
ザザンッ!!!!!!!!
ヤンデル「…ならば…次は俺がやる…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「おぉ…! ヤンデル……君なら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「この人は俺の格闘に…勇者聖拳という道筋をくれた人だ…
この技を使わせてもらうものとして…同じ格闘家として…
俺はこの人に挑むッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
ヒュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
ヤンデル「…コオオオオオオォォ……」
スウゥゥー…………………シュバッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ツバメオー「なんかこれから正拳突きで瓦割るみたいな構図になってるけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒュウゥーーーーーーーーー…
ヤンデル「………スウゥゥーーーーーーーーー……………………ハッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぜあぁぁッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガギャギャアアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「明らかに拳と体がぶつかる音じゃねー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴオォォォォォォ…
ヤンデル「……………………――ッ!!? …ぐ!!!!!?」
ピキッ…
―――
ビラコ「…………複雑骨折です………」
ツバメオー「マジで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ヤンデル「…ぐあ…!!! くそッ…腕がやられた…」
ツバメオー「殴った方の骨が折れるとかこの人どんだけ固いんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞ〜〜〜〜ん!!!!!!!
ギル「ていうか複雑骨折て!!!!!!! 大丈夫なんです!!!!!!!!!!!!?」
ビラコ「とりあえず骨接ぎの治癒札を貼ったんで……多分2分でくっつくと思うですよ」
ギル「速ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
治癒札のちからってスゲーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドォーン!!!!!!!!
エンカ「…いやしかし…これは参った…
現時点で技を用いたパワーでヤン坊に勝るものはいないでござるぞ
恐らく拙者でも無理だろう」
ネコ【打つ手なし…にゃか
結局死ぬ運命にゃ…………】
ジュリー「い…いやだあぁぁぁぁ!!!!!!!
誰かチロリーンを心臓マッサージ出来ないのかーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴウウウウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「人間の手が駄目なら」
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ウソニ「これを貸そうか」
スッ…
デェェ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{バズーカー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
テレレテッテレー!!!!!!!!
―――
ウソニ「行くぞ
空砲トゥマウス!!!!」
カチッ!!!!!!!!
もみーの銃『フゥゥゥーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ブォオォーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チャキッ!!!!!!!!
ギル「心臓マッサージ部隊!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ロック…シュートッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ポチィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チュドォォォーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドガガガガァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{心臓マッサージ砲…200mmの戦艦砲撃弾がチロリーンの胸に当たった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
チロリーン「―――…スゥッ」
ジュリー「お…おぉ!!!!!!!! 今一瞬息を!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いいよいいよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「もう一度!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シュート!!!!!!!! シュートッ!!!!!!!!!!!!!!!! シュートォッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゴォンドゴォンドゴォオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{次々とチロリーンの胸に放たれる心臓マッサージ砲!!!!!!!!!!!!!!!!}
もみーの銃「もぉーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブオアアアアアアッ!!!!!!!!
ツバメオー「倒れてる女の人の口に銃口突っ込んでバズーカを撃ち込むこの光景
珍百景になりませんか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
デェデェェ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
珍百景どころじゃねえwww
-
そして…
ギル「50発…撃ちきりました…」
ウソニ「砲弾はそれで全てだ…
もみーのも……」
もみーの銃「ゼハァッッッ…ゼハァッッッ…ゼハァッッッ…
ヒュッ ヒュッ ヒュウウウウウウウウッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…………ッ〜〜〜〜〜カァァァ〜〜〜〜〜ッッッ……ハ〜〜〜〜〜〜〜〜〜アァァァァ…ッ…
…お…おひゅううううううううううううううッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ふしゅ〜〜〜〜〜〜ん…
ツバメオー「酸欠がやばい」
エンカ「……やるべきことはやったでござるぞ
…あとは 天命に委ねるしかなかろう…
…彼女の生命力が…」
チロリーン「よいしょー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガッバァァァァ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「っていきなり来たーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!
チロリーン「ぬあああああああああああちっくしょ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
寝過ぎたーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぐ…ぐウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
体が軋むなぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
鈍っちまったよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
起きぬけのデッドリフトだ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐいっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぐっぐっ!!!!!!!! ぐっぐっ!!!!!!!!
{エンカを持ち上げるチロリーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
エンカ「ぬぁあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
チロリーン「ん!!?」
チロリーン「誰だーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビッタァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「うぎゃあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チロリーン「…ッハ!!! なんだこの恥ずかしいカッコ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
…お前の仕業かーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズゥーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{四股ふみつけ}
エンカ「あッぎゃおえあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
生命力溢れすぎィィィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシャシャアァーッ!!!!!!!!
-
元気じゃねえかwww
-
ツバメオー「な…なんだこいつ…起きていきなり大暴れだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「あ…あのエンカさんを一方的に…! つ…つよい…」
チロリーン「お前ら…こいつの仲間か…魔反会だな!!!!!!!!!!?
くそ…! 捕まったばかりかこんな恥ずかしい格好にされるなんて…!
私様の不覚だよ…! だが…次はこうはいかないよ…!
覚悟しろ…お前ら…ッ マジ許すマジ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カァーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズォッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビリビリビリビリビリビリビリビリビリッッッッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「…くッ!!!!?」
ネコ【…この重圧…彼奴の放つプレッシャーか…?!!!!!!!!
…我輩を気圧すとはこいつ…人間でありながらなんたるパワーよ…!!!!】
ジュリー「チロリーン落ち着きなさい!!!!!!!!
彼らは敵じゃあない!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「そうですチロリーン様!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 我々はあなたを…助けに来たのですッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
お前……?! …お前は…!
……ギル!!!!!? ギルなのかい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ババーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「!!!!!! 分かってくださいましたか!!!!!!!!!!!」
チロリーン「あぁすぐ分かるよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だが男らしくなったな!!!!!!!! ギル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「え!!!!!? いつも一緒の先祖の俺に気付かず先にギルに気づくのかい?!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずーん!!!!!!!!
チロリーン「ジュリーか……
…いや…悪い 迷惑をかけちまった」
ジュリー「いやいや…生きてさえいてくれたのならそれで十分さ
良かったよほんと…」
チロリーン「すまん…
…しかしギルがなぁ……
じゃあここにいるのは皆ネアメの?」
ギル「はい!!!!!!!! 自分の心強い仲間であります!!!!!!!!」
ビラコ「よろちくびですよ〜♪」
ウソニ「…ふぅ 争いになるのかと一瞬焦った
何事もなくてなによりだ」
エンカ「拙者は何事もあったでござるがな〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボロロ〜〜〜ン…
-
チロリーン「悪いな…しばらく意識を失っていたのか冷静さを欠いていた
……自己紹介がまだだったね
私様はチロリーン・ムスメス・グリーブルー
そこの骨…ジュリーの子孫だ」
ビラコ「こんにちはですよう!! ビラコですよ♪
とりあえずお近づきの印でこの天狗のお面をあげるですよ♪」
カァ〜ッ!!
チロリーン「!?」
ツバメオー「ボクはツバメオー・ミユニユだヨ
おっぱいが大きいのが自慢だヨ♪」
ぼぃ〜〜ん
チロリーン「…」
ウソニ「俺はウソニで…こいつは妹のもみーのだ」
もみーの銃「こんにちは! 死後の世界は見ましたか?」
チロリーン「?!!」
ネコ【ニャフ…人間でありながらそれほどの力を持つのは興味深いにゃ…我輩はネコ
以後よしなに…】
チロリーン「!!?!?!!!?」
ヤンデル「あ…あの…俺は…ヤ…ヤンデル………あの…
握手…してください……!」
チロリーン「え? あ…あぁ……」
ギュッ…
ヤンデル「!!!!!!!!!!!!!!!! な…なんてパワーだ…!!!!
こ…こんなナチュラルに高い純度の筋肉が存在していたなんて…!!!!!!
ほ…ほおおおおおおおおおおッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ワナワナワナワナ…
チロリーン「…??」
エンカ「拙者は塩化ビニール…先程は急だった故ちゃんと受けきれなかったので……
どうかその拳で改めて殴ってくれでござる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パアアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン「何言ってだこいつ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バギャゴオオオオオオオオオオオオオンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「YEAH!!!!!!!! FOO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドカァァァァァァァァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン「……これがギルのチームかい…」
ギル「はい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チロリーン「うちに負けず劣らずの変態揃いじゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドーォォンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ありがとうございます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ペコオオオオオオオオッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「褒め言葉なのかい? それ…」
-
全くだwww
-
ギル「ところで気になることですが…チロリーン様は何故魔反会に捕まってしまったのですか?
あなたほどの方が…」
チロリーン「…あぁ 不覚だったよ
侮りすぎ…いや 見誤りすぎたんだよ 自分の力を…
昔なら多勢に無勢だろうが問題なかった
でも今はあの頃のような力はない」
ギル「そうか…チロリーン様も力が半減しているのですね…」
チロリーン「あぁ……
…昔なら山脈ごとこの拳で破壊出来てた
だけど今は…」
コンコン…
ビシシッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{チロリーンが床を弾くと地割れが起きた}
チロリーン「…せいぜいこんなもんだよ…」
ツバメオー「十分すごくない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブ〜〜ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「まぁチロリーンは元から“超人並み外れたパワー”を持ってたからね
今はそれが弱体化して“人並み外れたパワー”になっただけのことだよ」
エンカ「弱体化しても規格外ってことか…」
チロリーン「パワーはまぁそうかもしれないけど…
でも弱体化が顕著になったところは確かにある
例えば自分が攻撃したあとの反動が大きくなった…つまり隙が多くなっちまった
それは気(身体エネルギー)の力が衰えたせいだね
私様はいつも自分から攻撃するとき 自分の体に気を巡らして攻撃の衝撃を緩和するんだが 今はそれもままならない
でかい攻撃をするほど体への負担がでかくなっちまう」
ジュリー「チロリーンはグリーブルー家の中でも気の操作に長けていた…
今まで上手く扱っていたものを失ってしまったんだ」
チロリーン「あぁ…おかげでエネ巨も使えない
…敵の物量に押し切られちまった…情けないね」
ジュリー「無茶な戦闘をするからだよ…
深入りはするなといっただろう? なんで沢山の敵と戦闘するハメになったんだい?」
チロリーン「…………////」
ジュリー「チロリーン?」
チロリーン「………道に…プロテインがおちてたから…それ…拾ってたら…さ…
見つかっちゃって…」
もじ…
ツバメオー「なんだその理由!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんで道にプロテイン落ちてんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズコーッ!!!!!!!!
ジュリー「…か〜〜ッ!!! またかい!!!!!!!!
プロテインの拾い食いは駄目だって何回も言ってるだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばばーん!!!!!!!!
ツバメオー「そんなによく落ちてんのそれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
で〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル(よくある)
エンカ(よくあるな)
-
あるのかよwww
-
エンカ「そんな時……あるよねー」
チロリーン「そうそう
あいつら(プロテイン) 道路に落ちてる軍手並によく見かけるよな」
ツバメオー「知らなかったそんなの…」
ジュリー「しかし…なんだ 心配したのにそんなマヌケな理由なんて…」
チロリーン「…すまん 前ならこんなことなかったと思う
でも…自分の衰えた体に…焦りがあった
少しの足しになるかと思って落ちてるプロテインを…」
ギル「…仕方ありませんよ」
チロリーン「そのあとは…よく覚えてねー
……この異様な部屋の様子を見る限り…私様もこのカプセルみたいなもんの中に詰められてたのか…
………って…もしかして私様…裸だった!!!!!!!!!!!!!!!?
だ…だからこんな毛布を巻いて…!!!!!!!!!!!!!!?
う…うわあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
恥ずかしい〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「い…いやぁそれは」
ジュリー「大丈夫大丈夫!!!! 確かに裸だったけど君をカプセルから出したのはツバメオーちゃんとビラコさんだから俺達は見てないよ!!!!!!!!」
ツバメオー「カメラ撮ってたやつがよく言うヨ…」
ジュリー(嘘も方便さ……そんなのバレたら全殺しは免れないからね)
ひそひそ…
ポロ…ガシャンッ!!!!
チロリーン「? おいジュリー なんか落ち………ん? カメラか?」
ビビクゥッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「は…はうあァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ギル「こ…これはいけない! 皆さん逃げて!!!!!」
チロリーン「いや何……ん??」
ピ…
バンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
わ〜〜〜〜〜〜〜〜〜お!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{裸でカプセルを漂うチロリーンの写真}
チロリーン「」
サーッ…
ぶんぶんぶんぶんぶんぶんぶんぶん
ジュリー「ち…ちちち違うんだこれはあの後学のための資料として撮っただけで決して疚しい気持ちなどないよそうだな水族館で水槽の中を泳ぐボラを写真に撮る時と同じさ別に本当にそんな変な」
チロリーン「悪・即・拳!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッギョォ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「おぎょーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スポーン!!!!!!!!!!!!!!!
{殴られたジュリーの頭がすっぽ抜けて吹っ飛んだ!!!!!!!!
そして勢いよくカプセルの方に…!}
バギギギィィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バリバリ…バキャアァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
びちゃびちゃのおじさん「ぎゃ…ぎゃーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!! わてのカプセルに穴があああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドババババババババババババババババババババババババババババババババ
びちゃびちゃのおじさん「ぎゃあああああああああああああ流れるーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「おじさああああああああああああああああああああああん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!
-
ドババババババババアアアアアアアアアアアァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
びちゃびちゃのおじさん「ぎゃああぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!! 体が流れるうううううううううううう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「うわあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
びちゃびちゃのおじさんの体がカプセルからこぼれてしまった〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!
チロリーン「な…なんだ?」
チョロチョロチョロチョロ…
びっちゃああああああ………
びちゃびちゃのおじさん「あ…あ…あぁ…」
ヤンデル「びちゃびちゃのおじさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「全部出ちゃったヨ!!!!!!!! 床がおっさんで濡れたヨ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「はやくスポイトで吸い上げるですよう!!!!!!!!」
びちゃびちゃのおじさん「待ちや…」
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
びちゃびちゃのおじさん「……これが…外かいな…
40年ぶりやな……
………………………」
びちゃびちゃのおじさん「ほな…………」
しゅわァ〜〜〜…
ギル「気化したーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブブーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「な…なんてことだ…びちゃびちゃのおじさんが…」
チロリーン「…も…もしかして私様まずいことしたかい…?」
――― まずいことあらへん ―――
エンカ「この声は…びちゃびちゃのおじさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ウソニ「蒸発したんじゃなかったのか」
――― あぁ 確かにわては蒸発した…
だがそのおかげで わては次のステージに進めたんや…
その子を責めんといてや…
わてはこれで満足や…
わては………
………気体になったんや――――
千の気体になって
作詞作曲:アグモンバーストモード
私のカプセルの前で 泣かないでください
そこに私はいません びちゃってなんかいません
千の気体に 千の気体になって
そこらへん空気中を 漂っています
梅雨には除湿器になって ジメジメなくします
冬は加湿器になって 保湿を保ちます
朝は雲になって ウンコの形になります
夜は霧になって なんか良い感じのシチュエーション醸し出す
私のカプセルの前で 泣かないでください
そこに私はいません びちゃってなんかいません
千の気体に 千の気体になって
そこらへんの空気中を 漂っています
千の気体に 千の気体になって
そこらへんの空気中を 漂っています
そこらへん空気中を 漂っています
みんな『おじさあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ブワァァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
wwwww
-
ギル「おじさぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ありがとぉーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「ありがとおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「忘れないでごるぞぉーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「エロアニメの不自然なもやを見る度におじさんを思い出すから!!!!!!!! 思い出すからあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヴォアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン「…なんか…すまん…」
ツバメオー「いや謝ることないヨ別に」
ジュリー「そうさ!!!!!!!! おじさんはチロリーンを責めるなと言っていた
満足していると言っていた!!!!!!!
むしろ俺達は笑って見送るべきだ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「そうですね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
笑いましょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
みんな『あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドドーン!!!!!!!!
ガラッ!!!!!!!!
兵「なんだ!!!? 声がするぞ!!!!!!!!?」
みんな『――――』
す〜〜〜ん…
{カプセルの間の隙間に入る一同}
―――…
ギル「………危なかった……」
ふいぃ〜〜〜〜…
ツバメオー「大声出すからだろーが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シャーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「せっかくチロリーン様と合流出来たのに敵に見つかっては元も子も無かったですね…」
ジュリー「そうだね…一旦気を取り直そうか…
さて…このあとどうするか…だが」
チロリーン「…みんなは私様を助けに来たんだよな……
でも 悪いが私様はまだここから出るわけには――」
ギル「分かっています
この基地で行われているゲーム脳地方の改造計画…
チロリーン様はそれを阻止したいのですよね
…それは当然我々も協力致しますよ…!
これ以上魔反会の行動範囲を広げるわけには行きませんから…!」
グッ!!!!!!!!
チロリーン「ギル…! …ありがとう
なら一緒に戦ってくれるかい…!!!!」
ドドンッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
t
-
ジュリー「…へへっ なぁチロリーン 驚いただろ?
ギルもすっかり男らしくなった」
チロリーン「あぁ確かにね」
ギル「そ…そんなことはありませんよ」
チロリーン「前は目立たなくて覇気がなくて頼りなくて弱くてチビでどっちつかずで変な喋り方でチビで地味でモブ臭くて弱くて弱かったけど
今は前より幾分も男らしく見えるね」
ギル「いや以前の自分どんだけダメダメだったんすか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
てか3回も“弱い”とか言われてますけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!
ジュリー「今はネアメのリーダーもやっているらしいよ」
ギル「さ…3人のうちの一人です…!」
チロリーン「…! そうかい…
この状況…ネアメも苦労してるだろう
…この基地を潰して…そのあとやることやったら 私様もネアメに手を貸すよ」
ギル「ありがとうございます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ならばチャチャッとこの基地の機能を止めましょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チロリーン「だけど待ってくれ
その前に……服を着たい
さすがにこの格好じゃあね…」
ビラコ「あー!!!!!!! それなら服の代わりに…これを!!!!!!!!!!!!!!!!
天狗ブラに天狗褌です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
か〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン「いや…すまん 普通の服がいい」
ツバメオー「どこかにないのかな?」
チロリーン「うーん…連中…私様の服はどうしたんだ?」
ウソニ「こっちに物置があるぞ 俺達も元々は潜入のための兵服を手に入れるためにここに来たんだ
案外ここに彼女の服もあるかもしれないぞ」
―――…
ガララ…
ヤンデル「げほげほ…埃っぽいな…」
ギル「さて兵服……の前にチロリーン様の服を探しますか…」
ツバメオー「でもわざわざ服なんて置いて置くかな」
エンカ「うむ………もしかしたら既に別の誰かが“使っている”可能性もある…」
ジュリー「ふむ……もしかしたらネットオークションで売りに出されているかも…」
チロリーン「気持ち悪い事いってんじゃねーよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「あ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ここに私服があるです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン「おぉ!!!!!!!! これは私様の!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
【売却用(被りものとして)】
チロリーン「しかもマジで売りに出されるところだったーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【540円から】
チロリーン「しかも安いなコラァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
―――… そして…
バンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
http://dl1.getuploader.com/g/sousaku_2/992/151112_015604.jpg
チロリーン「…ふぅ これでよし」
ギル「良かったですねぇ!!!!!!」
ウソニ「さて…こんどは俺達が服を探す番だが……といっても
兵服らしいものは見当たらないぞ」
ギル「…うーむ…普通はあるはずなんですが…
…な…ならば兵服以外でも何か変装出来るものは…」
ネコ【いいものがあるミャ】
ギル「え?」
――― そして…通路
ざわざわざわ…
兵「おいおいアレ…」
ざわ… ざわ…
ザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッ
(ΦωΦ)(ΦωΦ)(ΦωΦ)(ΦωΦ)(ΦωΦ)(ΦωΦ)(ΦωΦ)(ΦωΦ)(ΦωΦ)
兵(なんだ…)
兵(なんだあれ…)
ざわざわざわ…
ギル(ΦωΦ)「……行ける…!」
ドンッ…!!!!!!!!
ツバメオー(ΦωΦ)「行けるかァァァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チロリーン(ΦωΦ)「無理があるすぎるだろコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー(ΦωΦ)「仕方ないさ!!!! あの物置に兵服は無かった…だけど代わりに猫の着ぐるみがあった…!!!!
だとしたらもう着るしかないだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
チロリーン(ΦωΦ)「なんでそうなるんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!
エンカ(ΦωΦ)「いや…しかし拙者達はここまで猫のフリをして潜入してきたのでござる…!
この変装はむしろ…その完成系ではござらんか…!!!!?」
ゴオオオオ…!
ツバメオー(ΦωΦ)「いやめっちゃ二足歩行だけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
成り切る気0だヨこんなもんは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
絶対無理だヨ!!!!!!!! 怪しまれるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネコ【大丈夫だ】
ざわざわざわ…
兵1「猫が…立って歩いてる…」
兵2「あ…ありゃあ……火車だ…! 確か地獄の化け猫という…!
ち…近寄るな!!!!! 火車に不用意に近づいたらピチュられるぞ…!」
ごくり…
兵3「あ…あぁ…だが粗相をして祟られたらかなわん…
ちゃんと挨拶もして道を空けて差し上げよう」
ぺこ…
ぺこぺこ
スィ〜〜〜〜
ネコ【…な?】
ツバメオー&チロリーン『バカだろこいつら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ひょ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
イージーでもつらいぜ(白目)
-
ネコ【にゃふふ…これぞ猫の神秘性の勝利よ】
ドヤッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「神秘なのはここの連中の頭の中だヨ」
チロリーン「こんな奴らに捕まったのか私様は…………」
エンカ「まぁこの格好で連なって歩いてると威圧感が凄すぎるでごるからな
もののけと勘違いするのも必然かもしれぬ」
ギル「まぁ…これで大丈夫なら行けるところまで行ってみましょう」
チロリーン「行くのかよ……」
ズーン…
ジュリー「まぁまぁこのくらいのこと 慣れっこだろ? むしろ懐かしくないかい?」
チロリーン「…あぁ…いい意味でも悪い意味でも刹那的な行動で皆をを思い出すよ…」
ヤンデル「で…ギル…
地図に従ったルート的には…次はどこに向かってるんだ…?」
ギル「この先は……食堂ですね
そこを抜けて別のルートに入らないと深部へは向かえないみたいです」
ビラコ「食堂〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
食べたいですよう!!!! なんか食べたいですよう!!!!!!!!」
ツバメオー「お姉さん それは難しいんじゃない?」
ネコ【何を弱気になっとるミャ!!!!!!! 大丈夫にゃお!!!!!!!!!!
猫の自分を信じろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
猫は神!!!!!!!! 故に自由!!!!!!!! いいか 猫は神だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
繰り返し!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『猫は神!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 故に自由!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ゴォーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「なんだかカルトめいて来たヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チロリーン「目立つからやめてくれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!
――― 食堂…
(ΦωΦ)(ΦωΦ)(ΦωΦ)(ΦωΦ)(ΦωΦ)(ΦωΦ)(ΦωΦ)(ΦωΦ)(ΦωΦ)
ズラ〜
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
ざわ… ざわ…
兵達『…!!』
店員「い、いらっしゃいませぇぇ…
ご注文は…?」
(ΦωΦ)(ΦωΦ)(ΦωΦ)(ΦωΦ)(ΦωΦ)(ΦωΦ)(ΦωΦ)(ΦωΦ)(ΦωΦ)
ズオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
兵達『………!』
ゴクリ…!
ギル(ΦωΦ)「あっ A定食を9……あぁいや10お願いします」
ツバメオー(ΦωΦ)「付け合わせのサラダをもずくにしてお願い」
ウソニ(ΦωΦ)「でかいストローも頼む」
ビラコ(ΦωΦ)「天草のジュースもあったら欲しいですよ♪」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙……
兵達(普通に注文しとる……)
ズズーン…
-
わいわい…
ズラ〜〜〜〜…
ビラコ「わ〜〜〜〜い! 定食ですよう!」
ツバメオー「あれ? お姉さんモクドじゃないん?」
ビラコ「モクドはいつでも食べられるですよ♪
でもここの食堂のご飯はもう食べられないですよ!!!
おいしそうだから食べるですよ」
エンカ「それもそうでござるなぁ!!!!!!!! これから拙者達が潰すしなぁ!!!!!!!!!!!!!!!!
ガハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チロリーン「おい…滅多なことは言わないほうがいいんじゃないかい…!!!!」
ネコ【大丈夫にゃお
周りを見ろ】
ガラ〜〜〜〜〜〜ン…
ネコ【我輩達に畏れてテーブルを空けおったわ】
チロリーン「いやこれ通報されるんじゃないかい…?」
ツバメオー「はー お腹空いてたから楽しみだヨ
ね ギル 魔反会の食堂のご飯ってどうなの?」
ギル「う…う〜ん…
自分が居たのは本部ですが 味はまぁ普通の…
いやしかし…ある人物の作る定食だけは絶品でした…」
ジュリー「おっ 魔反会にはギル一押しのシェフが居たのかい?」
ギル「えぇ… 魔反会時代は今の自分にとって苦いものですが あの方の定食だけは今も忘れられぬ七色に輝く素晴らしい思い出です…」
エンカ「お袋の味ってやつでござるか」
ビラコ「おいしそうですねぇ」
ツバメオー「なんだヨ気になるな!! 例えばどんな内容だったのかとか教えろヨ!」
ギル「ふむ…そういわれると…なかなか難しい…
あれは形容し難い…」
配膳「お…お待ちどおさまでーす
A定食をお持ちしましたー…」
びくびく
コト…
ツバメオー「おっ!! 来た来た」
ジュリー「さーーて! どんなご馳走だ〜〜〜〜〜……? …………ふぁああぁッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドドォン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
も゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
ヤンデル「ご…ご飯があ…青い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「みそ汁らしきスープも青でござる!!!!!!!!!!!!!!!!
さらに漬物も…甘鯛の煮付けも…青!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ひ…ひえぇ〜〜〜!!!!!!! こっちのトンカツと…付け合わせのトマトまで青でござる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
配膳「以上 こちらがA(青)定食になります」
チロリーン「AってそういうAかよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォォォーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「…!!!」
ワナワナワナワナワナ…
ヤンデル「…ギル…?!」
ギル「…………自分の……思い出の定食…」
ぽろぽろ…
ツバメオー「これだったーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
体に悪そうww
-
ツバメオー「これかヨ!!!!!!!!!!!!!!!! これがお前の思い出の定食なのかヨ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「えぇ……まさにこれですよ…
これが自分の…思い出の…七色の定食なのです……」
ぽろ…ぽろ… じ〜〜〜〜ん…
ツバメオー「どこが七色だヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
青一色じゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドォーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「う…うぷ…
なんだか食欲が失せる色合いでござるな…これは…」
ウソニ「青色は最も食欲を減退させる色だと聞いたことがあるな」
ギル「そうですか? こんなに爽やかな色な見た目なのに…」
チロリーン「爽やかを履き違えてる」
ヤンデル「…ちょっと…俺はきついかも…
あの…変更とかなりますか…
例えばB定食とか…」
配膳「可能です 今用意しますね」
エンカ「ならば拙者は用心してC定食を…」
配膳「か…畏まりましたー!」
――― そして…
配膳「お持ち致しましたー!
こちら……B(ブルー)定食
そしてこちらがC(Cadaverous=青ざめた)定食になります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「どう足掻こうと青から逃れられねええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブボ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「…モクドにするか?」
ギル「み…皆さん定食を警戒しすぎですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
確かに見た目はアレです…しかしそれを差し引いてもおいしいんですよ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「う…うーん…」
ビラコ「じゃあ私食べるです! あーん! ぱくーっ!!」
もぐもぐ
ツバメオー「ちょっっお…お姉さん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ビラコ「…んーっ! …ん〜〜〜…?」
ジュリー「…ど…どうなんだい…?」
ビラコ「…………おいひい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
てろ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「それマジ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズズーン!!!!!!!!
ビラコ「芽吹きはじめた青葉のようなスッとした香りと青梅のような甘く上品な香りのハーモニーが素晴らしいですよ!!!!!!!!
青雲のように広がるご飯は口に入れると青眼を向けられたような衝撃がありました!!!!!!!!
このお味噌汁も味わいがすっごく深くて…まるで青海原のよう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そしてこの魚は青物である鰤…! その言葉通り青く染まったこのお魚さんの心中を私は容易に想像出来るです!!!!!!!!
『ぼく鰤! ぼくは青物の魚なのに料理されると全然青くないってバカにされるんだ…
でも見てよ!!! ぼくは今間違いなく青だ!! もうだれもぼくを馬鹿になんてしない!
ぼくはもう青天白日の心持ちだよ!!!!!!!!!!!!!!!!』…といってるようです!!!!!!!!
このトンカツだって…! 今まで無かった自分の姿に驚きつつもこれが青春かとうち震えてるですよ…!
ほら見て! お肉のスジも青筋の如くで 青馬のような凛々しさに拍車をかけてるです…!
なんかもう…青山に土地買うのってやばいっすか?
うわぁ 頑張ろう
ビーフになろう
って感じです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「感想が青縛りのせいで意味わかんねーじゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ツバメオー「…って…え? お…おいしいの…?」
ビラコ「おいしーですよ!!!!!!!! うまうま!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「だから言ってるじゃないスか!!!!!!!! もう我慢出来ない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガツガツ!!!!!!!!
カチャカチャカチャ
エンカ「……ゴク… な…なんと………そこまでか……」
ヤンデル「ちょっと興味が…」
ビラコ「おいしいですよう!!!!!!!! 冷める前に食べるです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
もみーの銃「わぁ…! じゃあ私も食べよっかなぁ!!!!!!!!
あむ…」
かぽ…
ズゾゾゾゾゾゾゾゾ…
もみーの銃「……ん〜〜〜〜〜〜〜!!!!! ほんとだおいしっ!!!!!!!!!!!!!!!!」
{ストローをくわえて吸い上げるもみーの銃}
チロリーン「そのためのストローなのか……」
ズーン…
ウソニ「もみーのが食べるなら俺も食うか」
ジュリー「…んー…!! 我慢出来ないや 俺は食べるぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パクパクパクパク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「ほんとだーッ!!!!!!!! んんめぇー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー&ヤンデル&エンカ&チロリーン『………』
ツバメオー「……………食べる…」
ヤンデル「…俺も…」
エンカ「……うむ…!」
チロリーン「…そうだね… 早く食べてここから去りたいし…」
―――
もぐもぐもぐもぐ
カチャカチャカチャカチャカチャカチャ
ツバメオー「うまッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! うっまこれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォォーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「なんという!!!!!!!! なんという!!!!!!!!!!!!!!!!」
バクバクバク
チロリーン「…おぉ…! なんだか体力がつくねぇ…!!」
カチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャ
ざわざわざわ…
兵1「お…おいあの化け猫達…あの定食を当然のように食ってるぞ…」
兵2「あんなの食うやつ ここにはいないのに…
…新しくここに来た料理長の飯を食うような物好き…あの化け猫達が初めてじゃねぇか…?」
兵3「あ…あぁ… やっぱり化け猫だ…近づかないほうがいいな…」
ざわ…ざわ…
ギル「……」
配膳「お…おいしいですか?」
ギル「もちろんですよ!!!!!!!! …しかしここの兵の方々はこの定食に対していい印象はない様子…
嘆かわしいことです」
配膳「見た目で敬遠されてるんです ようは食わず嫌いですよ…
その定食は最近この基地に来た料理長のものなのですが…
その方は魔反会本部の方なんです だから実際おいしくないわけないんです
見た目はあれですけど…」
ギル「…………あの つかぬ事を聞きますが…その料理長の方というのは…」
配膳「…あ 気になります?
なら今料理長を呼んできますよ!!!!
ほんと…料理長の定食を食べたのはあなた達が初めてなんで きっと料理長も喜んでると思いますし!!!!!!!!
ちょっと待っていて下さい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
タタッ…
ギル「!!!!!!!!? あわぁ…! ちょ…ちょっと待ってください!!!!!!!!!!!!!!!!
わざわざ呼ばなくても…!!!!!!!!」
ツバメオー「どったのギル?」
ギル(こんな青く…おいしい料理を作る人物…
それは…あの方しかいない…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!!!!!!!
-
――― sosite…
配膳「料理長!!!!!!!!! この方達ですよ!!!!!!!!」
みんな『!!!!』
ザッ…ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
河童「くわぁくわぁー」
パンパカパ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「なんだこの変な生物〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「か…河童…か…?」
ウソニ「なんだ…すごく絵かき歌が書けそうな見た目だな…」
もみーの銃「かわい〜」
配膳「料理長! この方達が料理長の料理がおいしいって…!!」
料理長「クワ〜〜〜! 滋養と強壮にはマカのいいクワ〜〜〜〜
生で食うクワ〜〜〜〜〜」
配膳「…ありがとう!!!!!!!! …だそうです!!!!!!!!!!!!!!!!」
バンッ!!!!!!!!
チロリーン「全然言ってなかったぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!
河童「クワー クワー」
ギル「…!!」
エンカ「どうした…? ギル…」
ギル「…しッ!! 自分の名前は出さないで下さい…!
あの方は…知ってます…!!」
ジュリー「ほんとかい!!!!!!?」
ギル「え…えぇ…! し…しかし本部から来た料理長があの方とは…!!
あの方は……魔反会の“給仕班”の班長ですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「えぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドドドォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
刻苦「グワッグワッ」
【魔反会 給仕班 班長
刻苦】
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン「は…班長クラスか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? あ…あれが!!!!!!!!」
ショーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「え…えぇ…
主に戦闘部門などではありませんが…あの人も立派な幹部クラスですよ…」
ネコ【人なのか? アレは】
刻苦「クワクワクワ〜〜クワワ〜」
オオオオオオオオオオ…
-
ギル「青い料理を見てまさかとは思いましたが…やはりあの方とは…!
だからこの味は納得なのです!!!! 青い見た目でここまでおいしくする料理人は…あの人しかいません!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「おいしいおいしくない関係なく料理を青くするようなヤツは普通いねーヨ」
ギル「う…うぅむ…しかしまずい…」
ヤンデル「なにがだ…?」
ギル「自分とあの料理長は…顔なじみなんですよ
自分が本部にいた時代…毎日のように食堂に入り浸ってまして…
毎日三食あの人の青い料理を食してたんですよ」
ツバメオー「三食って……胃が青くなりそう」
ギル「いやぁ 胃どころか全身ですよ
一時期食べすぎて実際に内蔵や皮膚…おしっこやウ○コまで青くなったことがあります
あの時は『生アバター』とか『ブルーレットいるだけ』とか『チェレンコフ人』とかあだ名が付いたほどです」
ツバメオー「青くなるほど食ってたのかヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブボー!!!!!!!!
ギル「そういうこともあって あの人とは結構仲良かったんですよ…
もうカウンターに顔を出すだけで“いつもの”が成立するほどでした…
…まさかまたこんなところで出会うとは……バレたらまずいですよ…」
ウソニ「だが変装している…下手な事をしなければ大丈夫だろう」
ギル「えぇ……しかし自分の名前は出さないで下さい
あの人が覚えていたらまずい…」
エンカ「了解した」
刻苦「グワワー…」
じー…
チロリーン「な…なんだい!!!!!!!!!?」
配膳「あ…あぁ 多分『冷めるから早く食え』ってことだと思います」
ギル「む…あっ! そ…そうですね!
せっかくおいしいものです! 頂きましょう」
ヤンデル「お…おう…」
ビラコ「頂きますですよ〜♪」
もぐもぐ…
ぱくぱく…
カチャカチャ…
刻苦「かぱぁ〜〜〜」
じー…
もぐもぐ…
エンカ「…めっちゃ見てる…」
ズーン…
ツバメオー「くいづれーことこの上ねーヨ…」
ぞぞーん…
チロリーン「……だが…やはり美味い
なんというか…精がつくね
この米も普通のものと違うようだけど?」
刻苦「くわ〜〜〜クワワーッ
滋養と強壮には古代米がいいクワ〜〜〜〜〜
生米で食うクワ〜〜〜〜〜」
チロリーン「ほう! 古代米かい 青くて分からなかったよ
確かに古代米にはそういう効果があると聞いたことあるね
なかなか食えないよこんなの」
エンカ「うむ
お茶も鳩麦茶だ これも滋養と強壮に良いと聞く
青いのに目をつぶれば この定食は戦う者が集まる食堂に最も相応しい内容ではないか?
これを食わずに居るとは魔反会も愚かよ
まぁむしろこちらとしては食わずに居てくれた方がいいが」
ジュリー「うんうん!
骨の芯まで栄養が行き渡るよ!」
もみーの銃「私も!! 霊魂がハッスルしすぎて銃の中に収まりそうにないです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
もこもこもこもこ…
ツバメオー「(魂が)出てる出てる!!!!!!!!!!!!!!!!」
どどーーん!!!!!!!!
-
ギル「もぐもぐ…やはりおいしいぃ…!!!!! これですよこれ…!!!!!!!!!」
カチャカチャ…
配膳「良かったですねぇ!!!! 料理長!!!!!!!」
刻苦「…クワワ…」
くる… ザッ…ザッ…
配膳「料理長!!!!? どこへ!!!!!!!!?」
ツバメオー「頭の皿でも渇いたんじゃない?」
――― 数分後
刻苦「グワワ〜〜〜〜」
どっさぁぁ〜〜〜〜〜〜〜
エンカ「む…むぉぉ!!!!!? 大量の料理の追加!!!!!!!!?」
チロリーン「そ…そんなに頼んでないけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
刻苦「サービスクワー」
ネコ【ほう 気が利くな】
配膳「料理長…嬉しいんですね…」
じーん…
ギル「いやぁ…な…なんだか申し訳ないですねぇ」
刻苦「食えクワワ〜〜〜」
コト…
ギル「はい…ありがとうございま……ん…?」
{刻苦が追加した料理の一つがギルの目に留まった…}
ギル(…!!!!
こ…これは…ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ざわ…
ビラコ「みょ〜〜〜ん!!!!!!!! おいしいですおいしいですぅ!!!!!!!!」
エンカ「うむ!!!!!!!! 追加分も文句なく美味いでござるぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これは得したなぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばくばくばく!!!!!!!!!!!!!!!!
配膳「……うぅ〜〜〜…そういってくれて嬉しいです…
ここにきてやっと料理長の料理を理解してくれる方々が来て下さって…!」
ジュリー「君…その料理長を随分と慕ってるんだね
助手かい?」
配膳「いえ…私はただのアルバイトの雇われ配膳係です!
私は刻苦さんの料理に陶酔してるんです!!!!!!!!
私はこんなすごい料理を作る人を今まで見たことありません!!!!!!!!
それなのに…この基地の人達は刻苦さんの料理を一向に理解してくださらなかったんです!!!!!!!!
私…それが悲しくて…悔しくて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
料理というのは…味が第一です……この料理はその点は間違いなく100点……いや200点です!!!!!!!!!!!!!!!!
モクドなんてメじゃありません!!!!!!!!!!!!!!!!
それなのにただ青いってだけでここの人達皆さんが敬遠するんですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
見た目で食べるわけじゃないでしょうに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
絶対そんなの間違ってます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
料理が青くたって いいじゃないですか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッ!!!!!!!!
ドォーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「いやおいしくても全部青はねーヨ」
す〜〜ん
配膳「いやまぁその」
-
ブルーレットいるだけwwwwwwwwww
-
―――… そして
チロリーン「…いやー…食った食った…!
サービスのおかげでもうお腹いっぱいだ
久々に口に入れたご飯がこんなにおいしいなんてラッキーだよ」
ツバメオー「ほんと コース料理食べたみたいな満足感だヨ
青いのを除けば」
エンカ「…むーふぅ よっしゃ!!!!!!!!
食後の運動でござる!!!!!!!!
ネコ師匠!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!
ネコ【はいはいズバシャズバシャ】
ズバッシャアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「ぐっはああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
事務的に処理されてもこの生傷は堪らんでござるぞォォォォォォォォォォォォアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
プシュー!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン「なんだこの人…怖っ…!!」
ササーッ…
ジュリー「なら俺も食後の運動しようかな…
じゃあ配膳係のお嬢さん 君のパイオツのサイズを教えてよ!!!!!!!」
配膳「えぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズーン!!!!!!!!
チロリーン「お前はなんの運動する気だバカヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シャカーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「そういえば配膳さん
名前はなんていうですか? せっかく仲良くなったのにずっと配膳さんなんて呼ぶのはちょっと」
配膳「…あ 私ですか? 私は…
ハイ・ゼンと申します」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「どっちにしろハイゼンさんだ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン「配膳をするために生まれて来たような名前だな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン…
刻苦「クワ〜〜〜ックワ〜〜〜〜ックワ〜〜〜〜ッ!!!!!!!!」
わいわい…
兵1「お…おいあの化け猫集団…青い定食をかっ食らうばかりか あの謎店長と親しげにまでしてるぞ…」
兵2「やはり………河童と化け猫…
妖怪同士気が合うんだ……
恐ろしい…障気にあてられそうだ…」
ゾゾー…
-
ギル「いやぁしかしよばれましたよ…ごちそうさまです
そろそろこれで…」
刻苦「クワー!!! クワー!!!!」
バンバンバン!!!!!!!!
ヤンデル「な…なに…?」
ハイゼン「くす…よっぽど皆さんを気に入ったみたいです…
もっと話が…滋養と強壮の話がしたいみたいです」
ギル「え…えぇ?!!!!!! い…いやしかし…そんなことしてる時間は…」
チロリーン「いやだが…気になるな…」
エンカ「確かに…肉体に気を使う人間としてその情報は聞いておきたいところ…」
ヤンデル「確かに…」
ジュリー「いやさすがにそんな時間は…」
刻苦「クワ〜〜〜
ニラ〜松の実〜えび〜やまいも〜だいず〜玄米〜
全部使うおいしい料理があるクワ〜〜〜
聞かなきゃソンぐわわわー」
3人『気になる気になる気になる気になる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ハァハァハァ
ジュリー「だ…ダメだ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!! 止められない〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「これだから脳筋は…」
―――…
ブルーマオラ「ふん…トイレ掃除の次は監視カメラの確認か」
キンリミテシミテ「カメラ多すぎて見るの面倒くさいなぁもう
私寝ようかな」
ブルーマオラ「ちょ…ちょっと待ってくれ
数が多いんだ…せめてあらかた映像を見回してから寝てくれ」
キンリミテシミテ「え〜〜…」
ガチャリ…ザッ
アリズミダ「おい! ちゃんとやっているか!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブルーマオラ「!!!! こ…これは施設長…
見ての通り業務は全うしていますよ」
キンリミテシミテ「…………ちっ」
アリズミダ「それならばいい!!!! ちゃんと私の理想通りの働きをしてくれよ!!
お前らは元理事の私がわざわざ本部から呼んでやったのだ!!!
つまりお前らの面子はすなわち私に直結するわけだ! お前らがミスをすれば私のミスになると思え!!?
もしそうなればお前らに相応の処罰を下すことになるからな!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビシッ!!!!!!!!
ブルーマオラ「…は」
キンリミテシミテ「…ちっ! “元”が偉そうに…」
アリズミダ「…何か言ったか?」
ブルーマオラ「…い…いえ…“承知しております”…そう言ったのです」
アリズミダ「…ふん!!!!! だったらさっさとカメラの映像を見てろ!!!!!!!!
ありえんとは思うが…この基地に鼠が入り込みでもしたら問題だからな」
ブルーマオラ「………はい」
キンリミテシミテ「……ふん…
…………………! ………?」
ギンッ…
{…と…監視カメラのモニターの一つがキンリミテシミテの目にかかった…}
キンリミテシミテ「……………!? …!!
………………ねぇ」
ブルーマオラ「どうした?」
キンリミテシミテ「…鼠は…いないけどさぁ…
…………猫がいるわ…… 怪しい猫の群れがね…」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
ブルーマオラ&アリズミダ『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
{キンリミテシミテの目にかかったのは……食堂を映す…監視カメラ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
-
―――
チロリーン「…はー そんな食い方があったのか…
なるほど 人参とカルピスの原液は合うのか 初耳だよ」
エンカ「うむ… うなぎは一度いちご牛乳に浸して湯がいてそのあと振り回してから おっさんがタオルを当てるみたいに股間にスパーンッ!!とやってティッシュにくるんで頭から丸呑みする…と
これも初めて聞いた 今度やってみるか」
ヤンデル「ニラを束でお尻に挿すと挿してる間ずっと滋養と強壮で満たされるなんてすごい発見だ…!!
今度みんなでやろう…!!!!!!!」
グッ
ツバメオー「やってたまるか〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーーン!!!!!!!!
ウソニ「適当すぎるだろ」
ギル「じょ…冗談が過ぎますよ刻苦さん…」
刻苦「クワクワクワー」
ハイゼン「うふふ 料理長ほんとにハシャいじゃって………あら?」
ざわ… ざわ…
ハイゼン「…なんだか騒がしいですね…?」
ギル「…?!」
ざわ… ざわ…
ザッ…ザッ…
兵達『………』
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
ハイゼン「…!? …えっと…あ…あの どうなさいましたか?」
兵「…どいてろ」
チャキィィンッ…
ハイゼン「な…なにを!!!!!?
お…お客様にそんな危ないもの…や…やめてください…!」
兵1「…馬鹿野郎!!!!!!!!
そいつらは敵だ!!!!!!!! 外部からの侵入者だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!
ハイゼン「…えぇッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ギル達『ッ!!!!!!!!!!!!!!!!』
兵1「…上から連絡があった
その着ぐるみの中身…恐らく…ネアメだ!!!!!!!!!!!
それと…先日捕らえられた危険分子の一人…“チロリーン”も一緒だろう!!!!!!!!
バーニャカウダってなんだよ…様のコレクションルームから姿が消えてるのが確認された!!!!!!!!」
チロリーン「……ちっ もうバレたのかい」
兵2「…この基地に入り込み…まんまと危険分子を奪還しておきながら…この食堂で暢気に食事とは…ナメてくれる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
姿を偽り…よくも我々を騙してくれたなァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「いや君達が勝手に遠ざかったんだろう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズーン!!!!!!!!
兵2「問答無用!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
とにかく貴様らには殺しの許可が出た!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
覚悟しろォォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「…くっ…!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
-
ヂャキヂャキィィィィィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!
刻苦「クワクワクワワ」
ハイゼン「ま…まって…! 食堂ですよ!!!!!!!!?
や…やめて下さいッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!
兵2「うるせぇぞお前邪魔すんなァ!!!!!!!!!!!!!!!!
一緒にケガしてぇかァ…?!」
チャキ…
ギル「その人達に手を出すなッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!
兵達『!!!!!!!!!!!!!!!!』
ビクッ!!!!!!!!
エンカ「…チッ 潜入はこれまででござるな…
…ま こんな暑苦しい格好から解放されると思えば良かったかもしれぬ」
ネコ【にゃんだと!!!!!】
ウソニ「…まったく…だ!!!!!!!!」
ジャキンッ!!!!!!!!
兵達『!!!!!!!?』
ウソニ「煙幕弾!!!!!!!!」
ドォッ!!!!!!!!
もみーの銃「ぶぷゅ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!」
ぼわわわぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
兵達『うぉっけむたッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「今だ! 行こう!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダダダダダッ!!!!!!!!
兵「お…追え追えーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バタバタバタバタバタバタバタバタバタバタァァァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しーん…
ハイゼン「…あ…ああぁ…
…あ…あの人達が…敵…だなんて…」
刻苦「……クワ」
くるっ…ザッザッ…
ハイゼン「…料理長…? なにを…」
刻苦「…料理を作るクワ〜〜
敵が出たなら敵を倒す料理を作るグワッグワッ」
ハイゼン「!!? りょ…料理長…そんな…
料理長もあの人達を倒すだなんて…」
刻苦「グワッグワッ!!!! やっつけるクヮッ!!!! やっつけるクワ!!!!!!!!」
ぺたぺたぺたぺた…
ハイゼン「……う…うぅ!! …あぁ…私はどうすれば…」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
-
ダダダダダダダダダダダダ…
ジュリー「…あぁ!! 予定が狂っちゃったな!」
ツバメオー「やっぱり悠長に飯なんか食ったりするからこんなことになるんだヨ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
分かりきったことだヨ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「…どうする……退くか…それとも…」
チロリーン「退くわけにはいかないよ!!!!!!!!!!!!!!!!
ここまできて…この施設の機能を停止させないままで逃げるわけにいかない!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!
ギル「…もちろんです! このまま施設の最奥へ進みましょう!!!!!!!!」
エンカ「うむ…………
どっちにせよ拙者達は既にそこに向かう通路へと入ってしまったわけだから進むしかないのだが…」
ツバメオー「あ…あんなにいっぱい追ってきてるのにー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ウソニ「…確か 俺の記憶ではこの通路はかなり無駄に複雑に入り組んでいたはずだ
ここで上手く兵隊達を撒いてから奥へ進むべきだ」
ギル「…そうですね…!
ならばわざと兵達を引き付けて…そして牽制して再び引き離す…!
これを繰り返して無駄に迷路のような通路をぐるぐる回って彼等の方向感覚を狂わせましょう!」
ツバメオー「それボクらも迷うオチじゃないだろうな」
ジュリー「…仕方ない…! ならばそうならないよう
最奥へ進む正式なルートの場所に俺の恥骨を置いておこう!!!!!!!
これならぐるぐる回っても目印になるはずだよ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「名案ですよソレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビシーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「…よし!!!!!!!! そうと決まれば…ビラコさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺の恥骨を股から外してくれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「はい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ
ぐりぐりぐりぐり
ビラコ「これですかね」
ジュリー「おッ…おふぅぅぅ…!!!!!!!! お…Oh〜〜〜〜〜〜…」
ビクッ…ビクッ…
くりくりくり…
ビラコ「…んっ…んっ…! 取れない…!! …よいしょ…! んっっ…!」
ぐいぐい…こりこりこりこりこりこり…
ビクンビクン…
ジュリー「お…Oh〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜………オーマイガー…
オーマイガ〜〜……」
ブルブル…
エンカ「その手があったかァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー兄さんズルいぃぃぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ワナワナワナ…
チロリーン「卑猥やめろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォォーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
チロリーン「てめージュリーコラァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
歯食いしばれ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「えッッちょっ 待っ…」
ギリッッ
チロリーン「『樽魔王祀』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドスコココォォォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
びゅーーん!!!!!!!!
{チロリーンの強烈なパンチが恥骨というか骨盤に炸裂した!!!!!!!!
ジュリーの体から骨盤がすっぽ抜けた!!!!!!!!}
ジュリー「歯関係ね〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブッボーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「って俺の骨盤〜〜〜〜〜〜!!!!!!!! 誰か取っ…」
ギュオオオオォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン…
カッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「名伏し難いバールのようなフルスイング!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カキーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「俺の骨盤が打たれたーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴ〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギュアアアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バゴァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「ひぎぃぃ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{ツバメオーが打ち抜いた骨盤が壁に減り込んだ!}
チロリーン「更にもう一発!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズンムッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{骨盤は更に壁の奥へと減り込んでいった!!}
ジュリー「オーバーキルやめて〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞぞぞぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン「ハァ…ハァ…ハァ…」
ぜぇぜぇ…
ツバメオー「…ふうー…」
チロリーン「………」
ツバメオー「………」
コツン☆
{お互いの拳をぶつけ合うチロリーンとツバメオー}
ヤンデル「なんか友情が芽生えた〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どぉーーん!!!!!!!!
ギル「さ…最強の突っ込みバッテリーの結成や〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゾゾゾゾォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
チロリーン「お前が調子に乗るからだろ!!」
ジュリー「だ…だっでぇ…」
ツバメオー「お姉さんもホイホイやるなヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「あうあ」
エンカ「…ま…まぁ目印はこれでいいでござるな……さて…」
ザザザザザザザザザザ
コッチダー!!!!!!!!
ウソニ「ここからは鬼ごっこだ
逃げて逃げて逃げまくるぞ」
もみーの銃「うふふ! 鬼ごっこなんて病気になってからやったことないよ!
楽しみだなぁ…!」
ツバメオー「お前は走らないけどな!!!!!!」
兵「!!!!!! 居たぞ!!!!!!! こっちだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザ
ギル「……よしッ GOです!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
―――
ブルーマオラ「侵入者…恐らくネアメ…ですが 奴らは3層通路に逃げ込んだようです」
アリズミダ「3層通路?
…ハハハハッ! 逃げるつもりが自ら袋小路に入ったのか!
哀れな奴らだ!」
キンリミテシミテ「…3層通路…」
ギギッ…
ブルーマオラ「バーニャカウダってなんだよ…様は?」
アリズミダ「ふん 奴なら自分のコレクションルームだ
捕まえていた危険分子のチロリーンに逃げられたのが余程ショックらしい…
…バカな奴だ だからさっさと本部に引き渡せといったんだ…」
ブルーマオラ「確かに…
…しかし…バーニャカウダってなんだよ…様がそんな状態となると地方班の兵を含めた戦力の指揮は…」
アリズミダ「ぐははははは!!!!!!!! もちろん私がやる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
せっかくのチャンスだ!!!!! ここでネアメの連中とチロリーンを捕らえて俺の手柄としてやる!!!!!!!!!!!!!!!!
…よぅし!!! 私も前線へ行くぞォーッ!!!!!!!!
…お前達も来い!!!!!! 近々出世する私を守らせてやるから光栄に思うんだな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズンズンズンッ!!!!!!!!
ブルーマオラ「…よし…」
キンリミテシミテ「…」
ブルーマオラ「どうしたキンリーちゃん!!!!? 行くぞ!!!!!!!!」
キンリミテシミテ「ふん…分かってるよ」
ブルーマオラ「…アリズミダ様は自分のチャンスと言っていたが…
これは俺達のチャンスでもあるんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺達2人で…俺達聖魔隊の力でネアメ・ルートを抑え込めば俺達の評価も上がる!!!!!!!!
他の兵達にやられる前に…行くよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キンリミテシミテ「……………」
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
-
―――
ズズズズズズズズズズッッ…
チロリーン「…ん…!! 待て!!!!!!!!!」
ザッ…
ギル「ど…どうしました!!!!?」
チロリーン「…雰囲気で感じる…
……追っ手に強い奴が加わったようだよ
むやみに距離を縮めるのはまずいかもしれないよ」
ヤンデル「わ…分かるんですか…!!!?」
エンカ「ふ…む? なにも感じないが…」
チロリーン「…あぁ 経験から感じる勘みたいなものさ
これだけは衰えてないと自負してる
間違いない…」
ギンッ…
ギル「………施設長か…ここに配属された地方班の統括か…
そのあたりでしょうか…」
ジュリー「…それだけじゃないみたいだよ
…魔力も感じる」
ツバメオー「ボク魔法なんて使ってないヨ」
ジュリー「あぁ
俺が感じる魔力は君のじゃない
もっと遠くからだ
…ギル 分かるだろう? 魔反会にあって存在する魔法使い…」
ギル「…聖魔隊か!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴウッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「…聖魔隊… 魔反会に属する魔法使い兵…だったか」
ツバメオー「かーッッ!!!!!! なんだそれ!!!! そんな腐った魔法使いもいやがるのかヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
同じ魔法使いのくせに魔法使いを殺す組織に荷担するなんて許せないヨ!!!!!!!!
そんなのが居るならむしろかち会ってブッ凍ろしたいヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギーッ!!!!!!!!
ジュリー「いや…やめたほうがいい
この魔力は…相当強いよ」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
チロリーン「ジュリーの感じる強い魔力と私様が感じるやばい雰囲気は別物だろう
つまり強い奴が2人…
こっちの目的を考えるとここでやり合うのは得策じゃないね」
エンカ「ぬ…むぅ ならば鬼ごっこはやめて目的の場所を目指すでござるか?」
ウソニ「…しかしそうすると奴らも俺達を追って来るんじゃないか?
行き止まりであろう地下で追い詰められたら厳しいぞ」
ツバメオー「じゃあどうするんだヨ…」
ジュリー「…なら 二手に別れるのはどうだい?
ここで魔反会と鬼ごっこを続ける居残りチームと地下を目指す地下チーム…!」
ギル「…! なるほど…
それは名案ですね…! ならばどう分かれます!!?」
チロリーン「私様は地下に向かいたい」
ジュリー「ふむ…じゃあチロリーンと……ギル
君も地下に向かってもらえるかい?」
ギル「はい!!!!!!!!」
ツバメオー「ええ………ならボクも地下がいい
こんなとこずっと走りつづけるなんて勘弁だヨ」
ジュリー「いや ツバメオーちゃんはここで逃げるチームって決まってるんだ」
ツバメオー「えぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? なんでー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「いいかい? 二手に分かれて居残り組が敵を引き付けるとしても
魔反会が必ずしも居残り組の方に行ってくれるとは限らない
この作戦を成立させるためには魔反会を引き付ける役目の人間が必要なんだよ」
ツバメオー「そ…それがボクなの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズーン!!!!!!!!
ジュリー「そう
君は魔法使いだ… 今は隠しているが その魔力を解き放てば…
魔反会はきっと君の方に向かってくる!!!!!!!!
それが魔反会の習性さ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ツバメオー「習性ってそんな獣じゃあるめーし!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「だけどこれなら確実だよ 多分」
ツバメオー「つかそれってボクを餌にするってことでしょ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
かーッ!!!!!!!! そんなのをか弱い女の子にさせようなんてこの野郎まぢ道徳欠如者だな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「大丈夫だよツバメ……安心して死んで来い……」
ツバメオー「どこが大丈夫なんだヨてめぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴォー!!!!!!!!
ジュリー「そうだよ 大丈夫さ
俺も居残り組に残る 俺が君を守るよ」
エンカ「守る役目があるならば拙者の出番でござるな
なぁにツバ嬢 拙者の後ろに居れば安心でござる
むしろ拙者の背中に魔法を撃ってくれても構わん!!!!!!!!
頼む!!!!! ドぎつい生傷が残るような魔法を撃ってくれて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハァハァ
ツバメオー「全然頼りにならねぇヨォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!
もみーの銃「お兄ちゃん
お兄ちゃんも残ってツっちゃんを守ってあげてよ」
ウソニ「もみーのが言うならそうする
気は進まんが…」
ツバメオー「そこは進めーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン「走る体力がないならそこの化け猫の上に乗ればいいんじゃないかい?」
ネコ【誰が化け猫にゃ!!!!!!!! 我輩は馬ではないぞ!!!!
ふざけるニャ】
チロリーン「だめか?
うーん 前に私様の仲間だったローシンっていう狼はそういうの得意だったんだが…
やっぱり向き不向きがあるかなぁ 犬と猫じゃ」
ネコ【………ローシン…?】
チロリーン「狼の神とかいうのが仲間に居たんだよ
そいつはたまに上に乗せてくれたんだよ
いいやつだったよあいつは」
ネコ【………………しょうがにゃいな!!!!!!!!
仕方ないから我輩の上に乗せてやるニャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
感謝しろクル毛ちび!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ゴォーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「なんか急に態度が変わった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ヤンデル「…俺は地下組に入りたい」
ジュリー「あぁいいよ
地下組にも戦力を回しておいた方がいいしね」
ツバメオー「ちょ…なんで!!!!? ボクの弟分のお前こそボクを守るっていう役目があるだろーが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「……俺のほうが年上だバカ……
お前を守ってくれる人はたくさんいるだろ…
俺はギルの力になる…」
ヤンデル(それに…勇者聖拳の本当の使い手の力を見たい…
そして俺の技を…見てもらいたい…!!!)
ギンッ…!!!!!!!!
-
ビラコ「えっと 私はどうしたらいいですか?」
エンカ「ビラビラ嬢か… か弱いビラビラ嬢こそこの通路を逃げ回るのは辛かろう
かといってネコ師匠は定員オーバーでござろう…」
ネコ【2人は無理みゃお】
ギル「だったらビラコさんも自分達と共に地下組に!!!!!!!!」
ビラコ「はいですよ!」
ジュリー「よーし…決まりだな!!!
早速決行しよう!!!
ツバメオーちゃん頼むよ」
ツバメオー「うー…」
ネコ【お前は我輩に乗ってるのだぞ
なにも心配することはない】
ギル「ツバメさん おまかせしましたよ!」
ツバメオー「分かったヨ…
じゃあ…魔消石の効果を無くして…」
フッ… ズズズズ…
ツバメオー「魔力を解き放つヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
グォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン「へぇ 大きくはないが いい魔力じゃないかい」
ツバメオー「そ…そう? えへへ…」
パキパキパキパキ…
ネコ【ニャギャーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
我輩の毛が俄かに凍ってる凍ってる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だすのは魔力だけにしろにゃお〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ズーン!!!!!!!!
ジュリー「よし!!!!
今に兵隊がやってくるよ!!!!!!!!
君達は俺の目印の所まで戻りそこから地下を目指すんだ!!!!!!
俺達は反対に逃げる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「はい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チロリーン「頼んだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「頑張ってくださいですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダダダダダダダダダダダ!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「…さーて ふんばりどころだ
気合いを入れて…逃げるぞーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
キンリミテシミテ「!」
ブルーマオラ「…魔力…! 魔力をはっきりと感じる…! 恐らくネアメ!!!!!」
アリズミダ「なに!!!!!!!! ならその魔力を辿れ!!!!!!! その先に敵が居るのだ!!!!!!!!!!!!!!!!
行けぃ兵隊どもォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビシーッ!!!!!!!!
兵達『お…おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドドドォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
―――
チロリーン「ここだ!!!!!」
メコォ…
ギル「ジュリー様の骨盤!!!!!!!!! まずは引き抜かねば…」
―――
ビクンッビクンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「お…おひょひゅうううんッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「なんだイキナリ変な声」
ジュリー「きっと地下組が俺の目印のところに到着したんだ!!!!!!!!
それで俺の骨盤を回しゅハァァァウゥーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
やさしっっ…ハオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「うるせーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!
ジュリー「ハァハァ…だってこの…手つき………ハァァウッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
らひょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こ…この優しい手つき…きっとビラコさんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコさんが俺の骨盤をフゥゥゥンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!//////
く…くぎゅうウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
た…たまんね〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「いいな〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いいな〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハァハァハァハァ
ネコ【殺っとくか】
ツバメオー「頼む」
―――
ぐぐぐ…
ギル「そいやぁぁぁーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
メコァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「よし! 抜けました!」
ビクンビクン
ヤンデル「な…なんか痙攣してる
気持ち悪ッ!!!!!」
チロリーン「……ったく あのバカ…
とにかくこれは…袋にでも入れておくか」
ギル「じゃあ自分の腰袋に…」
チロリーン「悪いね」
ギル「よいしょっと」
ぐいっ
ギル(しまった! この腰袋の中には履き変えた自分のパンツや使用済ティッシュが…………まぁいいか)
―――
ジュリー「ふぁ…ふぁああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺の骨盤が柔らかな空間の中へ…!!
多分ビラコさんのパイオツだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒャッホオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
YEAH!!!!!!!!
エンカ「骨盤になりたいーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
骨盤になりたいーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
だん!!!!!!!! だん!!!!!!!!
ネコ【滅しとくか…】
ツバメオー「可及的速やかに頼む」
-
これはひどいw
-
―――
ギル「では進みましょう
地図ではこの先に地下への道があるはずです……」
チロリーン「この先の道と地下に兵隊がいないとも限らない
心して進まないとな」
ビラコ「心するです!!!!!!!!!!!」
スチャッ!!!!!!!!
{天狗面を被るビラコ}
チロリーン「!!!?」
ヤンデル「あ…あー…気にしないで下さい…」
―――
カツ…コツ…カツ…コツ…
チロリーン「…薄暗くなってきたな」
ギル「えぇ…」
チロリーン「そうだギル
ネアメには誰か…私様とジュリー以外の…“誰か”はいるのかい?」
ギル「…フーリャン様一行の方々の事ですか?
…残念ながら我々が出会ったのはジュリー様とチロリーン様が初めてなのです」
チロリーン「そうか…
やっぱりみんな 私様みたいに力を失って どこかに隠れてるんだな…」
ギル「えぇ ですがきっと皆さんとも また全員が集まることを望んでるはずです
それは…我々ネアメが必ず叶えてみせます!
絶対にまた…皆さんを同じ場所へ…!!!!!!」
グッ…
チロリーン「ありがとうよ
なんだかチームで仲のいいギル達見てたら皆と旅した日々を思い出したよ…」
ビラコ「えへ〜〜〜〜 仲いいですよ〜〜〜〜〜
チロロンちゃんのお友達も仲良かったですか?」
チロリーン「チ…チロロンちゃん?!
…ま…まぁ 仲はいいというか…なんだろな」
ギル「仲の良さを超越した絆のようなものがありましたね…
本当にいいチームでしたよ…」
チロリーン「…こうして離れ離れになって半年そこそこだが…
なんだか数年は会っていないような感覚だよ
ねこちゃんは元気だろうか… うさぎちゃんは一緒だろうか… それともエンデリルと一緒だろうか…? それだったら安心なんだけどな…
サナバーさんは頭いいから 今もきっと打開策を考えてるはずだ
ローシンも…簡単にへこたれるようなタマじゃない きっとどこかで潜みつつも牙を磨いてるに違いない
そして………フーリャン
あいつも…どこかで………
……なにをしてるんだろう? あいつ…
いくら力が弱体化してるからって 大人しくしてるような奴じゃないのにな
…何かあったのかな… 気になるな………
…みんな…」
ギル「だ…大丈夫ですか!!!!!!?
心配なのは分かります しかしあまり思い詰めては…」
チロリーン「あ…あぁ…すまない
…今は信じよう
みんなきっとうまくやってると…」
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ……
-
ヤンデル「そ…そうだ…」
チロリーン「ん? 私様になにか用かい?」
ヤンデル「あ…握手して下さい…」
チロリーン「え? あ…あぁ…」
ガシッ…
ヤンデル「ぐはぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
メキメキメキ…
チロリーン「!!!!!!!! わ…悪い!!!
力の加減をミスった!!!!!!!!!!」
よろよろ…
ヤンデル「お…おおおぉ…! た…ただの握手だけで凄まじい力だ…!
す…すごい…! これが勇者聖拳の使い手の力…!!!!!」
チロリーン「…勇者聖拳を知ってるのかい?」
ギル「あぁ…ヤンデルさんはジュリー様より勇者聖拳を教えてもらってましたから」
チロリーン「へ…へぇ……」
ヤンデル「あ…あの…サ…サイン…下さい…!」
チロリーン「サ…サイン!!!!? そこまで!!!!!!!!?
い…いやまぁ…いいけど…////
えっと…何に書けばいいかい?」
ヤンデル「これに…」
スッ…
{勇者聖拳の巻物}
ゴカ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン「お…おぱあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こ…これわァァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブブブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「ジュリーさんに頂きました…!
チロリーンさんの…秘伝の巻物…!!!!!!!!!!!!!!!!」
チロリーン「ジュ…ジュリーがああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ワナワナワナワナ
ヤンデル「はい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これを全部見て…俺も勇者聖拳を使うようになりました!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チロリーン「ぶぼぼほぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
み…見たのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブルブルブルブル
ヤンデル「はい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まじまじと…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マジまじまじと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン「うがああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガクガクガクガク…ガクゥゥゥー!!!!!!!!
ヤンデル「だ…大丈夫ですか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブルブルブル
チロリーン「アイツ殺ス予約完了…」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
-
チロリーン「ま……まぁあれだ…
こうして勇者聖拳を通じて私様を慕ってくれるなんてとても嬉しいことだと思う ウン」
ヤンデル「本当に尊敬します!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ていうかあの…これ返した方がいいですか…?」
チロリーン「い…いや…いやぁ… い…いいよ…
あげるよ…それ…」
ヤンデル「ほ…本当ですか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ヤッター!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 生きる希望が湧いてきた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドォォォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン「…ウンウン それは良かったよ ウン
でもあんまり人に見せちゃあダメだぞ!
なんてったって…秘伝だからな…!」
ヤンデル「はい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺は将来自分の道場建てるのが夢なんで そこに飾る時まで大事にとっておきます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チロリーン「やめてくれ(涙)」
ギル「ヤンデルさんそんな立派な夢があったんですね…」
ヤンデル「あぁ…漠然とした目標だけどな…
俺はその道場で……………丑の刻参りの作法を教えるんだ!」
むんッ!!!!!!!!
ギル「格闘道場じゃないんスか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞぞ〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「ていうか…チロリーンさんこそ道場開いた方がいいですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
平和になったらこの勇者聖拳を多くの人々に広めましょうよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺も手伝います!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン「それは……勘弁してくれ…」
ズズーン…
ビラコ「2人とも仲がいいですね〜」
ギル「いやぁこんなに明るいヤンデルさんは初めてですよ
……!!!! って! そんな話をしてる間にいつのまにか突き当たりに着いてしまいました!!!!!!!!
この突き当たりにある扉の先が地下の操作室が――――」
【便所】
ギル「便所だここ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズコー!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ギル「べ…便所だ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブーッ!!!!!!!!
ヤンデル「あぁ…便所だな…」
ビラコ「わぉ
いまどき珍しい汲み取り式ですよ」
チロリーン「…」
ギル「ちょっと待って!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
え!!!!!!!!? なんですこれおかし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
地図の上ではこの場所には地下への道が…………えぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ガサガサッ
ヤンデル「た…確かに地図では…地下って書いてある……けど」
チラ…
【便所】
みんな(紛うことなく便所だこれ………)
ズゥーー………ン…
ギル「…もしかして自分はとんでもないまがい物をつかまされてしまったのかもしれません…」
ガクー…
ヤンデル「そうなると……俺達のために逃げてくれてるみんなは…」
ビラコ「骨折り損のくたびれ儲けですよ…」
ぽろぽろ……つー…
ギル「ちょっと切腹します…」
チャキィン………
ヤンデル「お…落ち着けギル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「飴たべます?」
チロリーン「…………………」
ザッ…
ギル「チ…チロリーン様…何を!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
チロリーン「ちょっと入ってみる」
ヤンデル「な…なんで…………あ!! おしっこかな…」
ビラコ「いやあの深刻そうな顔はウン○ですよ多分」
チロリーン「何をしているんだい? 来ないのかい?」
ビラコ「!!!!!!!!
どうします!!!!!!!!? ツレウンです!!!!!!!!!!!!!!!!
ツレウンのお誘いですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
行かなきゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「ツレウン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? いやそれは流石にどうなんです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブー!!!!!!!!
ビラコ「駄目ですよう女の子のお誘いを断って恥をかかせちゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぷんぷん
チロリーン「ツレウンじゃねー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
調べたいことがある! みんな来てくれ」
ギル「は…はい…?」
―――
コオオオオオオオ…
チロリーン「…」
キョロ…
ヤンデル「中は…普通のトイレだけど…」
チロリーン「…」
ザッザッ… ガチャ…
{個室の扉を開けるチロリーン}
ビラコ「やっぱりウン○じゃないですか」
チロリーン「違うよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そんな変なことじゃない……
………………」
じっ…
{便器を見つめるチロリーン}
チロリーン「よいしょ」
ズポリ!
{便器の中に顔を突っ込むチロリーン!!!!!!!!}
ギル「十分に変なこときたあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブボボー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
チロリーン「…」
ズッポォォ〜〜〜〜…
ギル「チロリーンさまああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブゥーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「あ なるほど〜
そういうことですかー 理解しました」
ヤンデル「なにが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ビラコ「トイレの層の中に直に入ってコトを済ませる…
これ恥ずかしがり屋さんでも上級者のやり方ですよ
恥ずかしがり屋さんなんですねチロロンちゃん」
ギル「この状態のほうが更に恥ずかしい気がしますが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
チロリーン「…見つけた
地下への道だ!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「はぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
チロリーン「見てみろ この便器の中に階段がある
この便器の中の階段こそ…地下へと続く秘密の通路なんだ」
ギル「マジすか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「な…なんで便所に隠してるんだ……」
チロリーン「ワンパターンなやつらだよ
前に監獄に侵入した時もトイレに隠し通路があった」
↓↓↓ この時 ↓↓↓
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1328288406/150
↑↑↑ あの時 ↑↑↑
ギル「…!
た…確かに…! 自分が魔反会に所属していた時代…こんな言葉がありました!
『木を隠すなら森の中 人を隠すなら人の中 その他諸々を隠す時は…便器の中』!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォーーーーz____ンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「た…確かにこんなところに道があるなんて思わないもんな…」
チロリーン「とりあえずその地図は間違ってはいなかったわけだな
さぁ…ここを潜った先に…私様の村を脅かす装置がある…!!!
行こう!!!!!!!!!!」
ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
―――
かつーん… かつーん…
ヤンデル「…ジメジメしてるな…」
ギル「さすがにトイレの中ですからね…」
ビラコ「こんな経験なかなかないですよ♪
帰ったらみんなに自慢ですね♪」
ギル「なんの自慢になるんスか…」
―――
ぴちょん… ぴちょん…
チロリーン「なかなか長い階段だ…」
ジア…ジア…
ヤンデル「……フゥ…なんか…暑くなったな…?」
ギル「えぇ…汗が垂れてきました…なんでしょう」
ビラコ「あう…暑くて服脱ぎたいですよ…」
シュル…
ギル「あわわわわわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! だ…駄目ですよビラコさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ビラコ「でもぉ…」
チロリーン「あぁ やめておいたほうがいい」
ぷるるーん…
チロリーン「………その胸を見ていると…言い知れぬ無力感が私様を支配してしまう…
それとなんか…反射的に拳を固めたくなる…」
ビキ…ビキ…
ギル「ほ…ほら!!!!!!!!!!!!!!!!? チロリーンさまもそう言っていますから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞぞ〜〜…
ビラコ「あうー…分かりましたですよー…」
ヤンデル「ビラコさんの気持ちも分かる…
半裸の俺でも暑いからな…」
ギル「しかしこの暑さの元は一体…?」
ゴゥンゴゥンゴゥンゴゥンゴゥンゴゥンゴゥンゴゥンゴゥンゴゥン…
チロリーン「………この音は…」
ギル「……機械音!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? それも巨大な…!!!!
…そうか! この熱波もこの音を響かせる機械が放出していたものなのか…!
…ということは…つまり!!!! …近いですよ…!!!!!!!!!!!!」
チロリーン「…行こう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダダダダダダダダダダダダダッ…
ザザンッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ゴゥンゴゥンゴゥンゴゥンゴゥンゴゥンゴゥンゴゥンゴゥンゴゥンゴゥンゴゥン…
シュッゴ シュッゴ シュッゴ シュッゴ シュッゴ シュッゴ シュッゴ シュッゴ…
ズオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{そこは巨大な溶接機のような機械が鎮座する部屋だった!!!!!!!!
部屋の真ん中は巨大な穴が穿たれ 底には緑色の岩盤のようなものが姿を覗かせていた…!!!!!!!!}
ギル「あの緑色の岩盤…まさかあれが…ゲーム脳地方の基盤!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チロリーン「…!! 奴らの仕様変更の企みは…相当進んでいたみたいだね…!!!!
だが…その企みも私様達が潰す!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どうやら誰もいないみたいだ…無用心だね!!!!
しかし好都合…今のうちに破壊だ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「…はい!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「…早く終わらせないと…ここは凄く暑い…
機械から出る熱で…部屋がオレンジ色だ…」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
-
―――
ズチャッ ズチャッ
ネコ【ニャぐぐぐゥゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ツバメオー「走れ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もっと走れヨ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネコ【走ってるニャおアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
つ…次はどっちニャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ジュリー「こっち…いやダメだ!!!!!!!!!
こっちから魔力を感じる!!!!!!! くそぅ…複数に分かれたな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「あ…あへえええ… あれだけ大口を叩いたでござるが…さ…さすがにツラいでござる…」
ウソニ「…こ…これは 戦ったほうがまだマシなんじゃないか…?」
ネコ【我輩もそれがいい いくら猫並だからって我輩にも限界がある…
それに背中のこいつ重いのミャラアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
シャカーッッ!!!!!!!!
ツバメオー「なんだどゴルァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガッシ ボカ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【げぷら!!!!!!!! 脇腹を蹴るな脇腹をォ〜〜〜〜〜!!!!!!!!】
ジュリー「戦う…か
本当は避けたいところだよ…ただでさえ場所が悪い…
…だけど…勝つ算段があるならば…………ん?!」
ウソニ「どうしました」
ジュリー「…この魔力…
ここまで近づいてハッキリと感じた!!!
この魔力の主を俺は知ってるかもしれない!!!!!!!!」
エンカ「い…因縁のある相手でござったか…」
ジュリー「…よーし…それならば…勝つ算段があるかもしれないよ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「え!!!!!!!!?」
ジュリー「みんな走りながら聞いてくれ!!!!!!!
作戦がある…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!!!!!!!
-
―――
兵隊「魔力の反応が止まったぞ!!」
ブルーマオラ「…はは! ついに追い詰めたか
二手に分かれたのが功を奏したな
…俺が先攻し魔法で逃げ道を塞ぐ!!!!!!」
ザザッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ダダンッ!!!!!!!!
ブルーマオラ「そこか!!!!!!!!」
ババン!!!!!!!!
エンカ「…ちっ…」
ブルーマオラ「…ふふん…君達か
手こずらせてくれるな
……ん? チロリーンはどうした?」
ウソニ「……」
スッ
チロリーンもみーの銃「はーい!!! ここに居るよぉ!!!!!!」
キャルロ〜〜〜〜ン♪
{チロリーンに偽装しているもみーの銃(かつら着用&ハリボテ)}
ブルーマオラ「ふん! 君も諦めが悪いな 一度捕まった時点で君の負けだというのに」
エンカ(気づかないのかこの男…)
ツバメオー(バカだなこいつ…)
ネコ(油断するにゃお この男…かなりやるぞ)
ツバメオー(分かってるヨ! 強い魔力をひしひしと感じるヨ…
これは…ディミリアおねーさんと同等…でも攻撃性ならボクが今まで感じた魔力で1番だヨ!!!!!
こんなん普通に戦って倒せる相手じゃないヨ…)
エンカ(だからこそ今までジュリー兄さんが策をこうじてる…最中だ!
今はそれを奴に悟られないようにこちらに気を引くでござる)
ブルーマオラ「なにをひそひそと話している?」
ウソニ「なに…どうやったらこの状況を打開出来るか考えてるのさ」
ブルーマオラ「へぇ それは健気だね
もう何をしても無駄さ! 君達は詰んでいる
諦めて投降するんだな 今なら痛い重いをしないで済むよ」
ツバメオー「嘘付け!!!! 何人も魔法使いを殺してるくせに!!!!!!!!
お前…魔法使いの癖に魔法使いを売るなんて…恥ずかしくないわけ!!!!!!!!?
ボクは生まれた村もろとも家族や友達を殺されてるんだヨ!!!!!
同じ魔法使いが毎日無残に殺されてるのを魔反会で直に見て…なんも思わねーのかヨ!!!!!!!!」
ブルーマオラ「…さぁね
生き残るために非情にならなきゃいけない時もあるのさ」
ツバメオー「な…なんだとぉ〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こ…この野郎ぉぉぉぉぉぉ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギギギギ…!
ネコ【…落ち着け! くる毛!!!】
ウソニ(…いや…いい!!!)
エンカ(…すると…!?)
ウソニ(ジュリーさんから合図だ…仕掛ける!!)
ツバメオー「お前みたいな魔法使いは…ボクの手でブッ凍ろす!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギィィィー…
エンカ「助太刀いたす!!!!!!!!」
ウソニ「魔法使い一人と有象無象の兵隊などこの人数でかかれば十分だ!!!!!」
チャキ…
ブルーマオラ「…ふふん…愚かな!!!!!!!!!
力の差を見せてやろう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズオアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボボボボボボボボッッ…
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ゾッ…
-
―――
兵隊「魔力の反応が止まったぞ!!」
ブルーマオラ「…はは! ついに追い詰めたか
二手に分かれたのが功を奏したな
…俺が先攻し魔法で逃げ道を塞ぐ!!!!!!」
ザザッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ダダンッ!!!!!!!!
ブルーマオラ「そこか!!!!!!!!」
ババン!!!!!!!!
エンカ「…ちっ…」
ブルーマオラ「…ふふん…君達か
手こずらせてくれるな
……ん? チロリーンはどうした?」
ウソニ「……」
スッ
チロリーンもみーの銃「はーい!!! ここに居るよぉ!!!!!!」
キャルロ〜〜〜〜ン♪
{チロリーンに偽装しているもみーの銃(かつら着用&ハリボテ)}
ブルーマオラ「ふん! 君も諦めが悪いな 一度捕まった時点で君の負けだというのに」
エンカ(気づかないのかこの男…)
ツバメオー(バカだなこいつ…)
ネコ(油断するにゃお この男…かなりやるぞ)
ツバメオー(分かってるヨ! 強い魔力をひしひしと感じるヨ…
これは…ディミリアおねーさんと同等…でも攻撃性ならボクが今まで感じた魔力で1番だヨ!!!!!
こんなん普通に戦って倒せる相手じゃないヨ…)
エンカ(だからこそ今までジュリー兄さんが策をこうじてる…最中だ!
今はそれを奴に悟られないようにこちらに気を引くでござる)
ブルーマオラ「なにをひそひそと話している?」
ウソニ「なに…どうやったらこの状況を打開出来るか考えてるのさ」
ブルーマオラ「へぇ それは健気だね
もう何をしても無駄さ! 君達は詰んでいる
諦めて投降するんだな 今なら痛い重いをしないで済むよ」
ツバメオー「嘘付け!!!! 何人も魔法使いを殺してるくせに!!!!!!!!
お前…魔法使いの癖に魔法使いを売るなんて…恥ずかしくないわけ!!!!!!!!?
ボクは生まれた村もろとも家族や友達を殺されてるんだヨ!!!!!
同じ魔法使いが毎日無残に殺されてるのを魔反会で直に見て…なんも思わねーのかヨ!!!!!!!!」
ブルーマオラ「…さぁね
生き残るために非情にならなきゃいけない時もあるのさ」
ツバメオー「な…なんだとぉ〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こ…この野郎ぉぉぉぉぉぉ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギギギギ…!
ネコ【…落ち着け! くる毛!!!】
ウソニ(…いや…いい!!!)
エンカ(…すると…!?)
ウソニ(ジュリーさんから合図だ…仕掛ける!!)
ツバメオー「お前みたいな魔法使いは…ボクの手でブッ凍ろす!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギィィィー…
エンカ「助太刀いたす!!!!!!!!」
ウソニ「魔法使い一人と有象無象の兵隊などこの人数でかかれば十分だ!!!!!」
チャキ…
ブルーマオラ「…ふふん…愚かな!!!!!!!!!
力の差を見せてやろう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズオアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボボボボボボボボッッ…
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ゾッ…
-
ブルーマオラ「くらうがいい…一流の魔力をな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズァオオオオアァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブルーマオラ「バクサーレ メコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドウンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギュウゥゥーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「…な…なんたる厚い魔力の塊!!!!!!!!
来るぞォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリーの声「今だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もご…
ネコ【…マググ……ペッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ヒュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ネコは口から何かを吐き出した! それは……}
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「退魔必殺ッッッ…」
ジジジジ…
ブルーマオラ「!!!!!!!! お前は…!」
ジュリー「魔伝導!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゴォォォォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ジュリーはガンメンでブルーマオラの魔法を受けた!!!!!!!!}
ジュゴオオオオオオオオオオオ…
ジュリー「あ…アヂヂヂヂヂヂッ…!!!!!!
さすがにこの体じゃ全身に張れる退魔気も薄い…!
だが…流せる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズボボボボボッ…
ズッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「…!!!!!!!! 変態骸骨が受けた魔法が…流れてくヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドドドドドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ブルーマオラの放った魔法が…ジュリーの顔から…
直線に並べられたジュリーの骨に乗り ブルーマオラ達の元へと返っていく!!!!!!!!}
ジュリー(俺の骨を通した魔法のカウンター!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
その威力は君が1番分かっているはずだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ブルーマオラ「――――…!!!!
伏せろッッ―――――――――――」
ドァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドガガガガガガガガガガガガアアアアアアアアアアアン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ドガッゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
兵達『ぎやああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ツバメオー「直撃だぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「ぬ…ぬおう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あの強力な魔法を返してしまうとは…! ジュリー兄さん凄い技を持ってるでござるな!!!!!!!!」
ぷすぷす…
ジュリー「退魔の技さ…
で…でも二度目は無理だよ…
弱体化した体じゃ負担が大きすぎる…
そ…それに俺は今 体から離れた骨を操作する力を失ったからバラバラになった全身を元に戻すには人力で組み立てなきゃならないんだ」
ツバメオー「コスパわりー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずーん!!!!!!!!
ウソニ「だが敵は散らした
労力に見合った結果だろう」
エンカ「いやはや敵の正体を見定めてから作戦を組むまでの早さ…ジュリー兄さんは知将でござる」
ジュリー「…実は彼とは前に戦ったことがあるからね
その時もこの戦法で倒したんだ
彼は自己顕示が強い性格のようだからね こちらが好戦的に煽れば大きな魔法を撃ってくれると踏んだんだ
うまく行ってよかった…………」
ブルーマオラ「なにがうまく行ったんだい?」
ザ………
ゴゴゴォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ゴクゥッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「…な…なに!!!!!!!!!!?」
ブルーマオラ「くくくく……ジュルジュリ・グリーブルーか…
まさか君がいようとは………いや
チロリーンがいるなら 君が居るのも当然か…
それにしてもやられたよ…」
ジュリー「やられただって…?
…無傷じゃあないか…君は」
ブルーマオラ「フフ…同じ轍は踏まないってことさ…
魔反会の秘密基地で今の方法でやられた時は勉強になったよ
だからこそ僕は常にその対策を取っているのさ…!」
スッ…
ツバメオー「…魔法札!!!!!!!?」
ブルーマオラ「この魔法札を発動すると 瞬時に魔法が僕の体を纏うんだ
今の返ってきた爆発魔法に対し…僕は水の魔法を纏うことでダメージを軽減させたのさ!
フフ…僕のコートの中には 各属性の札が何枚も用意してある!
そしてこの魔法札は僕の体に迫ってきた魔法の属性に反応して それに対応した属性の魔法札が発動するようになってるからね
つまり僕の対魔法の防御は鉄壁だ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「…ぐ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギリッ…!!!!!!!!
-
敵さんもなかなかやる
-
ジュリー「…くそっ…失策だったか!!!!!!!!!
同じ手を使うべきじゃなかったか!!!!!!!!」
ブルーマオラ「ハハ…そう気を落とさないでいいじゃないか
見ろよ…今ので僕以外の兵は全員蹴散らした
…まぁそれほど僕の魔法が強かったってことだが
まぁ…君達なら僕一人でも十ぶ…」
ウソニ「閃光弾!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボボゥンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビカッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブルーマオラ「うむッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ウソニ「走れ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガシッ!!!!!!!!
もみーの銃「わー!!!! 逃げろー!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「…ジュリー兄さん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガシガシガシッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「は…はやく行け〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネコ【…こんな若造から逃げるなど………だが仕方あるまい
壁を背にした戦いは不利にゃしにゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ザザッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダダダダダダダダダダダダダ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブルーマオラ「…ぐ……待て…」
―――
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダッ!!!!!!!!
エンカ「ハァハァ…よし!!!!! 抜けた!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー兄さん…! あんたの策も無駄ではなかったぞ…! あの魔法使い以外の兵が倒れていたおかげで上手く逃げられた!!!!!!」
ジュリー「く… すまない…
それに…悪いね 俺の体まで面倒をかけて…
くそ…難儀なものだよ 体の組み立てすら満足に出来ないなんて」
エンカ「問題ないでござる」
カチャカチャ…
ウソニ「…とりあえず 走りながらの即席だが 両腕と両足の骨だけは組み立てた
さすがに胴体を組み立てるほどの余裕はなかった」
エンカ「おぉ! さすがウソニ君でござるな 普段から銃を組み立ててるおかげか!」
ジュリー「あ…ありがとう!!!!!!
とりあえず自分で動けるようになれば十分だよ!
とりあえず両腕と両脚のパーツをそのまま俺の頭にくっつけてくれ!」
ウソニ「これでいいか?」
ガチッ…
ガッチャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ジュリーの頭蓋骨に手と足がくっついた!!!!!!!!!!!!!}
ジュリー「ペポォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜イ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビッシィー!!!!!!!!
ツバメオー「なんだこのキモいゲテモノカー○ィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org646452.jpg
-
カサカサカサカサカサ!!!!!!!!
ジュリー「ふぅ!!!!! 不便だが自分で動けるだけマシだよ!!!!!!
ていうか結構動きやすくないこれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
カササササササササァァァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「動きがキメーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゲームの序盤に出てくるザコ敵かヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!
ズズズ…
ジュリー「…! …魔力が動き出した!!!!!
追って来る!!! 逃げないと…!!!!!!!!」
ツバメオー「あぁもう結局また逃げるハメになるのかヨ!!!!!!!!
ギルーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! まだーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダダダダダダダダァァァーーーーーーーーーッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
スタスタスタ…
ブルーマオラ「…まったく逃げ足が早いな
………だが…構わないさ むしろ今のは…僕もわざと逃がしてあげたのさ…
僕の力だけで狩るのは簡単だが…それじゃあ意味がない
狩るなら………聖魔隊2人の力で……だ!」
ニィィンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
ザザザザンッ………ザザァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『!!!! …!!!!!!!!』
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
エンカ「……肌に刺さるような…この…雰囲気は…」
ウソニ「…まさかこれが チロリーンさんの言っていた…」
ジュリー「…!! …うかつだった…!
魔力のほうに集中しすぎて…“こっち”への警戒が疎かになってしまった…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネコ【…来る!!】
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
カツン… カツン… カツン… カツン………………………
ザンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キンリミテシミテ「………あー…やっと見つかったわ…うッざ!!!!」
ジュリー「…ん!!? 君は…」
ツバメオー「…あ゙ーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
てんめッッあん時のゴラァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
キンリミテシミテ「…! あんた達か…
…ん…?」
キョロ…
ツバメオー「あん時はよくもリョナってくれたなコノヤローッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あん時のお返しだーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギギココ マガ メコラ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キンリミテシミテ「!」
ババッ!!!!!!!!!!!!
アリズミダ「おい貴様!!! 賊は見つかったのか…」
キンリミテシミテ「あ」
アリズミダ「ん?」
ドコォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アリズミダ「へぼらァァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドッザァー!!!!!!!!!!!!!!!!
キンリミテシミテ「あらら」
-
タイミング悪いww
-
アリズミダ「ぎゃ…ぎゃあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
は…腹に氷の塊ぐァァァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
き…貴様ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!! ちゃんと守れ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダンダンダーン!!!!!!!!
キンリミテシミテ「いや自分で飛び出してきたんじゃん…
ま……腹がメタボってて衝撃が和らいで良かったじゃん」
アリズミダ「よ…よくないわーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ていうか誰だ!!!!!!!! こんな氷を私にぶつけたのわァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私が魔反会の元理事にしてこの施設の長と知っての狼藉かーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「施設長だって」
エンカ「ほう…ここで一番偉いやつか…」
ウソニ「見るからに小物だな…」
アリズミダ「うぎゃあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
賊だあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シャカシャカシャカシャカシャカ!!!!!!!! ササーッ!!!!!!!!
キンリミテシミテ「おいクソ親父!!!!!! 私の後ろに隠れんなボケ!!!!
みっともないな!!!!!!!!」
アリズミダ「か…か…隠れてなぞおらんわ!!!!!!!!
急な遭遇に驚いただけだ…」
スッ…
アリズミダ「おいネアメども!!!!!!!!
私の支配するこの施設に入ってくるとはいい度胸だ…!
だが愚かだ!!!! この私に見つかった以上…貴様らの命はないと思…」
カサササッ
ジュリー「君がここの施設の長だって!!!!!!!!?
まったく余計なことをしてくれるな!!!!!!!!
だが俺達の村には手を出させないぞ!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッサカサ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブブブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アリズミダ「ぎ…ぎぃやああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キ…キモンスターじゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お…おひひィィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おママーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジョワワワ〜〜〜〜〜〜〜…
{失禁}
キンリミテシミテ「いいから下がれよもう」
-
そそくさ〜
アリズミダ「しっかりやれよォォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
絶対に捕まえろ!!!!!!!! 捕まえたらお前達の評価を上げてやるぞォォォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カァァァーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キンリミテシミテ「…ハッ! …僻地に飛ばされたやつに評価されてなんになるんだよ」
ツバメオー「うぐるるる〜〜〜
ボク あの女に因縁あるんだヨ!
一回でいいから殴りたいヨ…!!!!!!」
ギリギリ
ウソニ「やめておけ 豆腐のように斬られるぞ」
エンカ「うむ…………かなりの実力者でござる…
この威圧感からすると… 拙者と同等の剣技はあろう」
ツバメオー「あーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
なにそれ ボクがおっさんより弱いってゆーの?!
ナメんなッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!
ジュリー「お…落ち着いて!!!!!!!!! とりあえずここは引き換えして別の道に逃げ…」
ブルーマオラ「どこに引き返すって?」
ザンッ!!!!!!!!
ウソニ「!!!!!!!! …………しまった…」
エンカ「…チッ…挟まれたか…」
ネコ【…いよいよもって戦うしかないようだニャ】
ブルーマオラ「フフフ…無駄さ 一網打尽だよ
…この聖魔隊隊長と副隊長の力でね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!
キンリミテシミテ「…一網打尽ねぇ
でも これで全員なのかしら?」
みんな『!!!!!!!!?』
ブルーマオラ「…まだ仲間が居るというのかい?」
キンリミテシミテ「こいつらとは前にメッコウ村で会ったことがあんだよ
その時に居た………魔反会の裏切り者のウラ・ギルはどうしたの?」
みんな『…!!!!』
ブルーマオラ「ウラ・ギル…?
あぁ…そんなの居たねぇ あのウラ・ギルも彼らの仲間だって?」
キンリミテシミテ「あと他にも居た気がするけどそいつらはどうしたんだゴラァ」
ツバメオー「ギ…ギル?
あ…あぁギルね!!!!!!!!
あのギルなら死んだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ハハッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ど〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キンリミテシミテ「死んだ?」
ツバメオー「そそそそそっ!
ギルはねぇ 一ヶ月前に新型V○XYのパワースライドドアにチンコを挟まれて死んだんだヨ!!!!!!!!
その証拠にこれ遺骨でチンコの骨ね」
ぬぬ〜〜〜〜〜〜ん…
ジュリー「それ俺の第七肋骨〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブボー!!!!!!!!
※肋骨=20〜50cm
-
ブルーマオラ「随分とご立派だな……」
ツバメオー「いいやつだったヨ…
うぅぅ…ギル〜〜〜〜…ギル〜〜〜〜〜〜…」
スーリスーリスーリ
エンカ「仮にそれをチンコとして、ほお擦りするのはどうかと思う」
キンリミテシミテ「……おい
食堂にいた兵はどうしたんだゴラァ
あいつらに猫の着ぐるみした侵入者が何人居たか聞けよ
私は監視カメラで遠めからみただけだから数までは分からなかった」
ブルーマオラ「なるほどね
でも残念ながら僕と一緒にいた食堂の兵達はみんな敵にノされてしまったよ」
キンリミテシミテ「はぁ!!!!!!!!? 何やってんだカスゴラァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カー!!!!!!!!!!!!!!!!
アリズミダ「カスは貴様らだ!!!!!!!! さっさとやれ!!!!!!!!!!!!!!!!
捕まえろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バンバンッ!!!!!!!!
キンリミテシミテ「そうだけどちょっと解せないよ施設長さんさぁ
……もしかしたら…“あそこ”…危ないんじゃない?」
ゴォ…!!!!!!!!!
ドキリ…!
みんな『……!』
アリズミダ「アソコが危ない…………?
…下ネタかッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガタッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キンリミテシミテ「ちがうわよこの変態親父ボケカスがぁッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドォーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
アリズミダ「ぬ!!!!!!!? …違うとなると…
…もしやあの場所の事を言っておるのか!!?」
キンリミテシミテ「それ以外どこがあるのよ
あそこ…この施設で大事な場所なんでしょう?
もしこいつらの仲間…ウラ・ギルがそこに向かっているとしたら…?」
アリズミダ「……!!!」
ゴゴゴゴ……!
アリズミダ「は…はははッ ははっはっは!!!!!
な…な…何を言い出すかと思えば!!!!!!!!
そ…そんな場所あ…あるわけないだろう!!!!!!!!!!!!!!!!
何言ってんだ貴様は!!!!!! やっぱりあそことアソコを間違えたんじゃないか?!!!!!!
ハハハハハー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
アセアセ
バッ!!!!!!!! ヒソヒソ
アリズミダ「おい!!!!! 敵を前にあの場所の話はするな!!!!!!!!
あの場所はこの施設の心臓部…絶対機密だ!!!!!!!!!
なにも知らない外敵にわざわざ存在を教える必要はない…!」
キンリミテシミテ「…なにも知らない? それは本当?
じゃあ何故チロリーンはこの施設に接近してきた?
何故ネアメの奴らはチロリーンを助けてこの施設から脱出しないで更に奥に入ってきたっての…?
あいつらの本当の狙いは…あの場所なのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!
アリズミダ「…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
ジュリー(まずい…)
キンリミテシミテ「どう? 今どんな状況か分かったかゴラ
ここに奴らの仲間の一部がいない以上 そいつらはあの部屋を目指してると考えたほうがいいわ
こいつらはさしずめ時間稼ぎ…ってところか」
アリズミダ「む…むぅぅぅ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…そ…そうなのか…? お…おい…チロリーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
貴様の狙いはなんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
何故この施設にやってきた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーの銃「ねむいよお兄ちゃん…」
ツンツン!
ウソニ「…おい! お前に質問だぞ…チロリーン!!!!!!!!!!」
もみーの銃「…ふぇ? あっ! そか!!!!!!!!!!!!!
えっと…なんですか…?」
アリズミダ「…だから…何しにこの施設に来たのかと聞いておるのだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
もみーの銃「あ…あぁ
あぁはいはい えっとですね
この場所に来たのはですね
あれです お花見です」
テッテレー
アリズミダ「おいお花見だぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
全然関係なかったぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キンリミテシミテ「んなわけあるかあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どう考えても嘘に決まってんだろうがゴラァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そもそもチロリーンかアレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
なんかひらべったくない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビッシー!!!!!!!!
もみーの銃「結果にコミットしました」
キンリミテシミテ「ひらべったくなることをコミットしてどうすんだゴラァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
キンリミテシミテ「とにかくよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今は…あの場所へ向かうべきよ!!!!!!!!!!!」
アリズミダ「あ…ありえん!!!!!!!!
そんなわけないだろう…考えすぎだ!!!!!!!!!!!!!!!!
仮に…仮にだ!!!! もしネアメがあの場所に向かっていたとしても…
あの入口が見つかることなど絶対にありえん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あんな入口…まともな神経で常識的な人間には到底思いつくはずがない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォ!!!!!!!!
キンリミテシミテ「本当に…?」
アリズミダ「本当だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もし万が一にでもあの入口が見つかっていたらば…
私は自らの腹をかっ捌いて自分の臓物のクレアおばさんのクリームシチューを作っても良いわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォォォン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{※見つかってます}
キンリミテシミテ「じゃあ別行動のこいつらの仲間が入口を見つけられず今も路頭に迷ってるわけね
こんな時間稼ぎの奴らの相手を2人でしてやるなんて時間の無駄だわ!!!!!!!!!!!!!!!!
おい糞優男!!!!!! そいつらの相手はお前がしてろや!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブルーマオラ「え? まぁいいけど…」
ツバメオー「ちょッ……だ…駄目…」
アリズミダ「駄目だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
行くな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!
キンリミテシミテ「ハァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
アリズミダ「お…お前のそれは…あくまで憶測だろうが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
憶測で勝手に動いて的外れだったらどうする!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まずは目の前の敵を捕らえろ!!!!!!!! 確実にだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
キンリミテシミテ「だからそれはあの糞優男が…」
アリズミダ「私の言うことが聞けんのかァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
やれッッッ いいからやれェッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビシビシィィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キンリミテシミテ「…………チッ…この親父がァ…」
ビキ…
アリズミダ(…バカが!!!!!!!
お前がここから離れて 奴らが私を狙って来たらどうする!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私ほどの地位の人間は人質に持ってこいだしな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ギギギギ…
アリズミダ(…それにだ…あの女がわざわざ行かずとも…
あの部屋には既に番人がおる!!!!! あの部屋に最も適した番人がな…!!!!!!)
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
-
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
キンリミテシミテ「………はぁ……お偉方はこれだから…
私の勘が言ってるのよ…こいつら何かを隠してるって…
あぁもう…ムカつく… ムカつくムカつくムカツクゥ…!!!」
ギギギギギ…!!!!!!
ブルーマオラ(まずいな…彼女の怒りのボルテージがあがっていく…)
ズゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…………
キンリミテシミテ「……分かった……分かったわ
だったら」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
キンリミテシミテ「お前らさっさとブッ殺して私の思うようにしてやるよおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビリビリビリッ…!!!!!!!!
エンカ「ぐぉっ……なんと!!!!!!!!!!!」
ウソニ「……凄まじい殺気だな…」
ズズズ…オオオオンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブルーマオラ「僕も負けていられないな
さぁやるか」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ツバメオー「…むむむ」
ジュリー「…前門の虎 後門の狼……これはいよいよ持ってピンチだ…
…どうする」
ネコ【何を臆する!!!!!!!! 戦えばよかろう!!!!!!!!!!!!
それともここへきてビビッたか!!!!!!?】
ツバメオー「そ…そんなことねーヨ!!!!!!!!
ボクだってあの女を殴り凍ろしたいところだったんだ!!!!!!!!
やっちゃる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「あの女をツバ嬢がか……
土俵でいえば拙者でござろう」
ツバメオー「うるせー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! おっさんはあの魔法使いとでもヤッてろヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「魔法使いは魔法使いで戦った方がいいんじゃないか?」
ジュリー「いや…そうでもないよ
もしかしたら ツバメオーちゃんの言うマッチアップは結構妥当かもしれないよ」
エンカ「というと?」
ジュリー「例えばあの女の子のような剣士を相手にするなら 間合いが取れたほうが優位に戦える
ツバメオーちゃんのような魔法使いにとってやりやすい相手だろう
逆に魔法使いは間合いが近ければ近いほど魔法が撃ちづらくなる…
エンカの旦那も剣士で本来は魔法使いとの相性は悪いが…君は防御主体の重兵だ
魔法をその盾で捌いて近づいてしまえばこっちのものさ」
エンカ「なるほど…」
-
エンカ「ふむ…それが最も勝機のある組み合わせ抵抗と…
まぁ確かに拙者も…人間の女性相手に切り掛かるのは抵抗があったところでござる」
ツバメオー「ふんっ! 別にボクはあの魔法使い相手だって負けないヨ!!」
ジュリー「どうだろうな 魔法使い同士の戦いの優劣は魔力の差が直結する
君の魔力も悪いとは言わない…ただ彼の魔力は異常すぎる 一般レベルの中では抜きん出ている
……もちろん魔力の差が全てじゃない
魔力が弱くても 相手の放つ魔法の属性に合わせて弱点属性を放てば競り勝つこともある
でもツバメオーちゃんはそういうのは特に苦手なんじゃないかな?」
エンカ「ん〜 確かにツバ嬢が氷魔法以外の魔法を使ってるところなど見たことないなぁ」
ツバメオー「う…うっせヨ!!!!!!!!!
別にほかの魔法だって使えるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
トクイジャナイケドッ」
エンカ「まぁツバ嬢もあの女と戦いたかったのでござろう 良かったじゃないか」
ウソニ「だが待て
間合いをというが あの女剣士がそう簡単に間合いを開けさせてくれるとは思えないぞ
ただでさえ満足に通路も走れないノロマな子供だぞ」
ツバメオー「それってボクのことかコラ」
ウソニ「あの魔法使いも… いくらエンカさんの盾でも魔法の猛攻を受けたら近づけないんじゃないか?」
ジュリー「大丈夫…………そこは考えてある
今回の敵はペアで挑む…!
ツバメオーちゃんはネコちゃんと…
エンカさんは俺とだ!!!!!!!!!!!!」
バンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ジュリー「俺はこんな姿でも退魔は使える
相手の魔法を弾くのは難しいかもしれないが サポートくらいなら出来るよ
ツバメオーちゃんの方も ネコちゃんに乗って戦えば機動力があがる!
確実に勝つために…これでいこう!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「名案でござるな! 拙者もジュリー兄さんと一緒なら負ける気がしないでござる!!!!!!!!」
ネコ【まて
我輩は単体で戦った方が強…】
ツバメオー「しょ…しょうがねーな!!!!!!!
乗ってやるヨ!!!!!!!!!!!!!!!! 感謝しろコンチキショーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!
ネコ【おいコラ】
キンリミテシミテ「なにくっちゃべってんのよグォラァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
時間稼ぎなんてすんな!!!!!!!! 死にたい奴こっちこいボケ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
ボボボボボボボボボボボボボボボボ
ブルーマオラ「纏まってるうちに撃ち込むか…」
ジュリー「…!!!! …よし!!!!!!!!
それぞれ別れて…それぞれの敵へ!!!!!!!!!!!!!!!!
これはもう時間稼ぎじゃない…絶対に勝とう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「おぉう!!!!!!!! 行くぞジュリー兄さん!!!!!!!!!!!!!!!!」
シュダンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「おい化け猫!!!!!!!! あいつはボクがやるからお前は馬に徹しろヨ!!!!!!!!」
ネコ【いやだから拙者一人の方が】
シュババッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
ひゅおおおおおおおおおお…
ウソニ「待て
俺は?」
-
× ネコ【いやだから拙者一人の方が
○ ネコ【いやだから我輩一人の方が】
-
キンリミテシミテ「やっと来たの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
あぁん!!!!!? 来たと思ったらあの時のクソザコチビなの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
舐めてくれんなゴルァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
てめー忘れたかゴラおい!!!!!!!! 私に散々なぶられたメッコウ村のあの日を!!!!!!!!
腕や足をちょっと斬っただけで喚き出すガキンチョじゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
PTSDにならなかったのはホメてやるよボケカス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今度はなるまでもなく瞬殺だけどね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジャキ!!!!!!!!
ドドドドドドドドドド
ツバメオー「…!
……確かにあの時のことはマヂ…トラウマだヨ…
あんなに恐怖した時は今までなかった…
でも今は…それ以上に…
ムカついてるんだコノヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前に…そして自分自身にな〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュン!!!!!!!!
ネコ【おいバカ!!!! 一人で突っ込んでどうするにゃあ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?】
キンリミテシミテ「首を斬る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
唐草血飛沫居合!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジャキッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「!!」
ザクッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{キンリミテシミテの凶刃がツバメオーの首を捉らえた…!}
ネコ【い…いきなり死んだぁーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ニャブブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
キンリミテシミテ「……………………はぁん?」
ギ…………
ギギギギギギギギギリリリリ…
ツバメオー「フ……フー…!!!!! フー…!!!!!!!」ピキ…ピキ… ピキピキピキ…
キンリミテシミテ(こいつ!!!!!!!! 自分の首に超硬度の氷を纏わせてッッ
私の剣を止めた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ツバメオー「こ……怖い………怖いけどおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお…
これを乗り越えて…お前も乗り越えなきゃ…
あの時助けてくれたギルにも示しが…つかねーんだヨッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブゥンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「必殺魔法!!!!!!!! 名伏し難いバールのようなスマッシュ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴカァーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キンリミテシミテ「にゃぎゅう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドズゥゥゥゥ!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【魔法関係にゃアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!
-
キンリミテシミテ「ががかッッ…」
ぐらっ…
ツバメオー「アイシラル イカギゴ メコル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バリバリバリ!!!!!!!! バギャギャンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キンリミテシミテ「ッ!!!!!!!!」
バギャアアァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アリズミダ「んッ…んなっ…何をいきなりやられているんだ貴様あああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
バンバンバーン!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「どうだおるあぁーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【…………やるじゃにゃーか】
ツバメオー「だからナメんなって言ってんだろーがヨっ!!!!!
お前らボクがいつまでも弱いと思ってんだろ!!!!!!
ボクだって強くなってるんだ!」
ムン!!!!!!!!
ネコ【いや知らんが】
ツバメオー(ギルを認めたあの日から ボクは戦いに積極的になったんだヨ!
スパルティーのおっちゃんに体を鍛えてもらったり…ディミリアのリーダーさんに魔法を鍛えてもらったり!
それもこれも ボクがギルにしてきたそれまでの仕打ちを…行動で返すためにね!
こんなこと言うのは恥ずかしいし ヤンデルとかオッサンがバカにするから言わないけどっ!)
ネコ【ふん…さて あっけなかったが あとはあの贅肉男を八つ裂けばこちらは終いか?】
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
アリズミダ「ひ…ひぃぃぃぃぃ…!!!!!
だ…誰かおらんのかあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
バタバタ…
ツバメオー「よっしゃ! とりあえず強制的に冬眠させてやるヨ」
ザッ…
アリズミダ「や…やめええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビキ… バキキキキ… ドゴォッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キンリミテシミテ「〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{山積みになった氷塊の中から立ち上がるキンリミテシミテ!}
ツバメオー「うわ…! まだ生きてるのかヨ」
キンリミテシミテ「………死なないわよ …あの程度で…ボケが!!!!!!
…あぁ でもしてやられたぞクソカスがぁ…
よく防ぎやがったわね……」
ツバメオー「お前が狙うところをわざわざ言ってくれたからな!!!!!」
キンリミテシミテ「……ふん…! でも今のは…ほとんどまぐれよ
確かにお前が首に覆わせた氷は硬かったけど…今の唐草居合はスピード重視の技…
スピードを殺して威力に回せばそんなもん簡単に打ち崩せるんだよボケァ…
それに……“ソレ”!!!!! …見逃さないわよ」
ツバメオー「!!」
バァァァァーz_ンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
キンリミテシミテ「その首のあと…軽い凍傷ね
ふふふ…体に直接氷を張って防御なんて本来は悪手でしかないわ
お前…次の私の攻撃も 同じように防げる?
…無理ね!!!!!!!! すぐ死ね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゥアアァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
グンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ブォン!!!!!!!!!!!!!!!!
キンリミテシミテ「死に晒せや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「!!!!!!」
ネコ【我輩は防げるぞ】
ガギギィィン!!!!!!!!!!!!!!!!
キンリミテシミテ「あぁ!!!!!!!!?」
ギギギギ…
ネコ【悪いが手を出したぞ
不服はないな】
ツバメオー「いいヨ
無事に殴れたから満足!
これからは予定通り…お前にまたがる!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ…ガショオーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
キンリミテシミテ「…なんのつもりだゴラァ…」
ツバメオー「よし行くぞ!!!!!
でも攻撃するのはボクだからな!!!!!
余計なことするなヨ!!!!!!」
ネコ【……我輩が手を出した方が早いのに………まぁいい
さっさとやれニャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
シュンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キンリミテシミテ「!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネコ「にゃあぁーごッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
しゅばッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「通り魔フルスイング!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブンッ!!!!!!!!
ガギギィンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
キンリミテシミテ「……ッくっ!!!!!!!!」
ツバメオー「ガンズン ゴギララン メコル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バウンバウンバウンバウンバウンバウンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{キンリミテシミテのまわりを回りながら氷のつぶてを撃ちまくるツバメオー}
ギギギギギ…
キンリミテシミテ「…くっ …攻撃させない気!!!!?」
ツバメオー「ドゴム ギコール メコラ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボグゥッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{巨大な氷塊!!!}
キンリミテシミテ「!!!!!!!! …椿の居合!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブゥオンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スパァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
グォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「突っ込めぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{キンリミテシミテが割った氷塊の後ろから急襲ッッ!!!!!!!!}
キンリミテシミテ「!!!! くッッ…攻撃の直後でッ…体勢がッ…」
ツバメオー「昏倒バール落としぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガァァァァァァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴトォッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
メキメキメキ…
ツバメオー「うぐぅ〜〜〜〜〜〜〜……んっ?!!」
ギギギギ…
キンリミテシミテ「…ふぅぅぅ…」
{肩でバールのようなものを受け止めるキンリミテシミテ!!}
キンリミテシミテ「…捕らえれば…こっちのものよ…!」
ガシッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ッ…アイスリン ビム メコル!!!!!!!!!!」
ビーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キンリミテシミテ「無駄よ!!!!!!!!」
スパァン!!!!!!!!!!!!!!!!
{放たれた魔法を弾いた!}
ツバメオー「!!!!!!!!」
キンリミテシミテ「ソラァッ!!!!!!!!」
バッバッ!!!!!!!!
ブワァッ!!!!!!!!
ネコ【ぶぺっ!!!!! 砂!!!!!!!!!!!!!!!!】
キンリミテシミテ「死ねコルァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビビビーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バシュウッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キンリミテシミテ「ぎゃッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{キンリミテシミテの背中に魔法が浴びせられた!!!!!!!!}
キンリミテシミテ「な…に…!!!!!!!!!!?」
ツバメオー「ボクがビームを放ったのは1つじゃない!!!!
後ろを見てみろヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
キンリミテシミテ「う…!!!!? …なッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババァーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{キンリミテシミテの背後には伸びたネコの尻尾の先端が向けられていた!!!!!
ツバメオーはネコを通して尻尾から2本のビームを放っていたのだ!!!!!!!!}
キンリミテシミテ「…こ…!!!!!!! こいつ…器用…なッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「…へへっ!!!!!!!!!
ナメるなヨ!!!!! 今のボクは
ネアメで随一の魔法使いだッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
―――
アリズミダ「な…なにをやっておるぅぅぅ〜〜〜〜〜?!!!!!!!!!!!
お…押されてるではないか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
え…援軍!!!!!!!! 援軍はまだか!!!!」
キンリミテシミテ「…ちッ……! …! 援軍なんて呼ぶくらいなら地下に行かせなさいよ!!!!!!!!」
アリズミダ「そのていたらくで何を言っているんだ!!!!!!!!!!!!!!!!
援軍も残さずこっちにまわす!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!
キンリミテシミテ「…ちっ…!」
アリズミダ「!! 来たか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
兵達『チャリで来た!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
しゃーっ!!!!!!!!!!!!!!!!
アリズミダ「よし!!!!!!!! そのまま行けぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
兵達『食らえ!!!!!!!!
魔反会名物強虫ペダル連携陣!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
シャシャーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「なんか来た!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネコ【援軍………ちっ 乱戦になったら不利にゃぞ】
キンリミテシミテ(…まぁいい! 人の波でこいつらの動きを封じれば…!)
シャーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
兵「助太刀いたす!!!!!!! くらえ!!!!!!!!
ペダリングボム!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボゥッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パァンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
兵「ぎぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドシャアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キンリミテシミテ「!!!?」
ツバメオー「今の…! お兄さん!!!!!!!!!!!!!」
バンッッ!!!!!!!!
ウソニ「…よし することを見つけたぞ
戦いの邪魔をする雑兵散らしといこう」
もみーの銃「お兄ちゃん! 使う銃は私じゃなくて大丈夫?」
ウソニ「お前は今チロリーンさんに変装中だろう
…しかし もう一方から来る増援は…お前にまかせたほうがいいかもしれないな
一応お前には自動で弾を撃つ機能が付いてるから戦えると思うが」
別の兵達『ソリで来た!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
スィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーの銃「分かった!!!!!!!! アッチは私が倒すよ!」
ウソニ「…あぁ だがお前は今チロリーンさんになってるわけだから あまり妙な真似は出来ないな…」
もみーの銃「大丈夫だよ! チロリーンさんはすごいひとみたいだから
口から弾吐いたって不思議じゃないよ!」
ウソニ「あぁそれもそうだな
じゃあ行くか」
もみーの銃「うん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おえおぇァッッ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぼぼぉうッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドゴォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ブルーマオラ「…ぬ…ぬぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バクサーレ メコレェッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「左方向に飛んで来る! 右だ!!!!!!!!」
エンカ「応ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザザッ!!!!!!!!
ボウッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドゴォーーン!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「おぉ! どんぴしゃりでござるな!」
ブルーマオラ「こ…これならどうだ!!!!!
グエン バクサーレ メコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「くねくねと複雑な軌道の魔法だ!!!!!
だけど上へは跳ねない!!! 飛んでかわすんだ!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「オーケィ!!!!!!!!!!!!!!!! ぜやッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダァンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボボボボボォォォンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブルーマオラ「…くそッ また避けられた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…彼の退魔…! そうだな 受けて防ぐだけじゃなく…こんな方法もあったか!!!!!!!!」
ジュリー「そうさ!!!! 退魔師は魔力の流れを見る!!!!!!!
君の魔力の流れを見れば どこにどう魔法を撃ってくるか手に取るように分かるのさ!!!!!!!!!
今の俺の退魔気は弱まり…強い魔法を受け流すことは出来ないが…
魔力を見る目は衰えてはいない!!!!!!!!」
エンカ「そしてそのサポートさえあれば…十分でござる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
行くぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
サッ…ザシィンッッ!!!!!!!!
{飛び上がったエンカは盾の上に乗った!}
エンカ「ジェットエンジンカートリッジ…! 空を滑るシールドスリップ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボウッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドォォォォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{盾のジェットで加速しブルーマオラに突っ込む!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ブルーマオラ「…!!! カタボディ ギンギン メコレーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ピキィィィッ…
エンカ「メ盾オ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドガガァッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボッゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チュドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
{緊急号外!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
クリスマスの悲劇…!
悲しき犬の物語…
【“あの”アイドル犬、逮捕…】
世間がクソスマスを祝う12月25日…
一匹……いや、“一人”の“犬”が逮捕された―――――
―――
眠れぬ人々が多く町を行く聖夜
コンチ地方クサスヤ町のモスカーバー警察署に一本の電話が入った。緊急電話だった。
クソスマスという人々賑わうイベントである。些細ないざこざは当然どこでも起きるものだ。
モスカーバー警察署も例外でなく、朝から小さなトラブルの電話がひっきりなしに掛かっていた。
この電話もまた、それらと同じ小さなトラブルだろう―――
巡査のカミクサさんはため息をつきながら電話をとった…
だがその電話の主は、つまらないトラブルとは違う緊迫感を声色に表していた。
『シンラ君が生皮を剥がされた!』
カミクサ巡査は驚きの声を上げた。
――― シンラ君とは…
シンラ君とは、クサスヤ町で一番有名な…“犬”である。
何年も前からクサスヤ町に住んでいる野良犬で、クサスヤ町のアイドル的存在であった。
ただの野良犬が何故アイドルになったのかと言うと…
それはその行儀の良さである。
シンラ君は生れついての野良犬であるにもかかわらず、そこらへんの飼い犬よりも非常に行儀が良かったのである。
まず、シンラ君は二足歩行であった。
この時点で既に行儀がいいのは明白であろう。
背筋もまっすぐ伸びており、まるで新卒の若者のような快活さを思わせる。
そして、シンラ君は普通の野良犬のようにごみ箱の残飯を漁ったりなどはしない。
なんと近くのスーパーでちゃんと買い物をして食料を得るのだ。
しかも毛が抜けないよう、建物に入る時はウインドブレーカーなどを着る配慮も抜かりない。とても行儀良い。
買うものは主にスナック菓子やおかずの揚げ物、いいちこ、それから床を掃除するコロコロである。
ポイントはこのコロコロである。
シンラ君は毎日、スーパーで食べ物を調達するとフードコートで食事を取るのだが
食事をしたあとは、コロコロを使って自分の席をコロコロするのである。
…そう、自分の毛や食べかすが残らないように自ら掃除をするのである。
発つ犬後を汚さず……
諺を地で行く行儀の良さ誰もが涙を禁じ得ない。
それだけではない
なんとシンラ君は、トイレを使用出来るのだ。
普通の野良犬…そこらへんの飼い犬でさえ、おしっこやウンコは野外プレイが基本である。
だがシンラ君は違う
シンラ君はおしっこもウンコも、すべからくトイレなのである。行儀良い。
しかも、おしっこであっても洋式トイレを使うのだ。行儀良い。
更に目撃者によると、シンラ君が使ったあとのトイレのティッシュペーパーはきちんと三角に折られているという。
これにはもう脱帽である。
行儀良さの極致と言わざるを得ない。
決して人懐っこいとは言えないシンラ君だが、そういうのもあってか町の人々から愛され、更には尊敬されていた。
…いつしか、彼の行儀よき行いが善となり町を巻き込んだ。
「犬のシンラ君が行儀良いのだから、人間の我々が行儀よくなくてどうする!」
そんな意識が町の人々に根強く広がり、誰もがシンラ君を真似た。
そうしてるうちにクサスヤ町は『世界一民度が高い町』として有名になったのであった…。
-
――― そんなこんなでシンラ君はクサスヤ町の名誉住人として認められ
ついには警察署の一日署長にまで任命された。
当時の署長 オジヤさんはこう語る
オジヤ「いやー、あの当時はシンラ君の熱狂具合がすごくてねぇ。
これはもうシンラ君を署長にするしかないって事で署長になってもらったんスよ
私としてもシンラ君なら大丈夫……信頼出来るって思って…………シンラだけに “信頼(シンラい)”って…
なんつってこれ!!!!! ガハハハハ!!!!!!!!
もちろん一日だけだよ? 犬だけに……“ワン”デイ…なんつぅガッハハハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
――― 出会った時の印象は?
オジヤ「それはもう
第一印象は本当に“いーぬー(いーなー)”って感じでしたよ ガハハハハハハハハハ!!!!!!!! いーぬー!!!!!!!!
ガハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
――― 出会った時の印象は?
オジヤ「無口だったよ
でも緊張してか心臓の鼓動が凄くてね
耳を澄ますと…どっぐんどっぐん………
“ドッグん ドッグん”って……犬だけにな!!!!!!!! ガハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
――― 一日署長では具体的に何をしていた?
オジヤ「まぁ基本的にはこれまでの例にならってパフォーマンス行事だよね
うちの署は一日署長とかのイベントをショッチョー(しょっちゅー)してたからね ガハハハ!!!!!!!!!!
そんな感じでまずシンラ君には町の見回りなんかをしてもらいましたよ
でもシンラ君はつまらなそうでしたよ
そりゃそうだよ よく考えればシンラ君は普段から町を見回ってくれてたわけだからねぇ
そんなことにも気付かなくて本当に恥ずかしいですよ
だからね 私はシンラ君に謝ったんですよ
頭をポリポリ掻きながら…『スマン』ってね…
ポリポリ…スマン…ポリポリ…スマン……ポリ…スマン…
ポリスマン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! なんつってねこれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ガハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
Yes! I am!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガハハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! フガッフガッポガァァッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バンバンバンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
――― それで?
オジヤ「そりゃもう私も企画担当を叱ってやったわけですよ
相手が警官だからこっちも気合い入れて『ケーーッッ!!!! いかん!!!!!!!!』ってね!!!!!!!!!!!!!!!!
ケーッいかん!!!! 警官だこに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! なんつってこれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
プーッ!!!!!!!! ぶぷぷー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
その担当ってのが実はSAT出身のエリートだったんだけどね 叱られ慣れてないせいか私が叱った瞬間に血の気が引いたようでね
どんな感じで血の気が引いたかと言うとだね…」
――― サーっと(SAT)?
オジヤ「は??
ブッ殺すぞ貴様……」
オオオォォ…
-
【速報】
クリスマスネタなのにクリスマスが過ぎたため 話を打ち切り本編に戻ります
続きは来年のクリスマスです
※ネタバレ
シンラ君はおっさん
-
―――…
しゅうううううううううううううううう…
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
エンカ「あけおめ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
じゃない…やったか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ジュリー「あ 言った」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
オオオオオオオオオオ……
ガシャ…
ブルーマオラ「…やッてないッッ…!!! はあああ……!」
エンカ「ムムッ…あれを食らって…」
ジュリー「防御魔法だね…それでもダメージは通ってる…
…満身創痍だろう!!!!!!!! もうやめたらどうだい?」
ブルーマオラ「…やめられ…るかい…!!!!!!!!
僕たち聖魔隊は負けられないんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この命が……俺達の人生がかかっているからね…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「…ふむ?」
ジュリー「…なるほどね
魔法使いを殺す存在であるアークが魔反会内の魔法使いを生かしている理由があるとすれば…
君達は奴隷として己を売ったんだろう
自分の命を助けてもらうのを条件に忠誠を誓ったんだ そうだろう?
だから失敗は許されない 奴隷がミスを犯せば不要として殺されるからね」
エンカ「ほぉ…なんとも…」
ブルーマオラ「あぁ だから俺に失敗をさせないでくれッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズォオオオオオ…
エンカ「それは出来んなぁ 拙者達も命がかかっている
それは自分らの命だけではない……世の多くの魔法使いの命だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
元々欲望に塗れて魔反会に下ったお前にかける情はない!!!!!!!!!!!!!!!!
遠慮なく討つでござる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジャキャァァァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブルーマオラ「…そうかい
残念だ…!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ…
{ブルーマオラから強い魔力ほとばしる!!!!!!!!}
ジジジ…
{だがそれは囮!!!!!!!!!!!!!!!!
ブルーマオラ本命の攻撃の魔力は既にエンカ達の背後に音もなく展開されていた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブルーマオラの真髄は…音も魔力波なく魔法を放つ技術…『サイレントマーカー』!!!!!!!!
狙われたら最後!!!!! 不可避の攻撃を受け成す術もなく…}
ブルーマオラ(死ね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
グッッッ!!!!!!!!
ジュリー「!!! 後ろだよエンカの旦那!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボコォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{間一髪!!!!!!!! 盾で魔法を防ぐエンカ!!!!!!!!!!!!!!!!}
ブルーマオラ「……バカなッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「残念だったね…俺の魔力感知力も…そこまで衰えてないようだ!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブルーマオラ「…ッギ…!!!!!!!!」
ビキビキ…
-
〜〜〜〜
――――――……
チロリーン「こ…これは」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ゴオ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ン…
{一方破壊工作チームは隠し階段を下り切っていた
その場所は多くの機械から発せられる熱で異常なまでの高温を呈していた…
部屋の真ん中には…巨大な杭とも注射器とも溶接機つかない巨大な機械が鎮座し その先端を緑色の地表に向けている……}
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッ………
ギル「…………なッッッ…!!」
ヤンデル「なんだこれ… これが…もしかして…」
ビラコ「あ〜〜〜〜 分かるです
でもこれじゃあお尻には入らないかなぁ…?」
チロリーン「いやカンチョーじゃねーから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「形は似てるですよ」
チロリーン「いやそうかもしれんけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アレが挿すのはケツじゃねーだろう…
……あの大穴の底に見える緑色の地表……恐らくゲーム脳地方の基盤だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あの機械で基盤をいじるつもりなんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「…でしょうね…!!」
ゴウゴウゴウゴウゴウ…ゴウゥーン…
ギュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜イーーーーーーーーーンーー
ヤンデル「う…うわぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? 機械が動き出したッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「ぬ…ぬわわ!!!!!!? 設定された時間で動くのでしょうか!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ゴウンゴウンゴウンゴウンゴウン…
ギュリリリリリリリリリィィィィィッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チュインチュインチュインチュインチュインチュインッ
{巨大な機械の先端が回転しが基盤の表面を激しくえぐりはじめた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ジジジジジジ………!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン「…くッッ…まずい…仕様がいじられてる…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「分かるんですか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
チロリーン「あぁ…分かる!! 上を見ろ…!」
ピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピ…
SCORE 999999999999999 (BONUS+99999999)
チロリーン「スコアがバグりはじめた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
くそッッここまでせっかくの高スコアだったのに!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギリッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「あんなのあったんスね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
チロリーン「と…とにかくこれは止めないとやばいよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こ…壊すか!!!!!!!!!!!!?」
ヤンデル「い…いや…あの機械…大きすぎます…!
いくらなんでも壊すのは…」
チロリーン「いや あれくらいなら壊せそうだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブンブン!!!!!!!!
ヤンデル「こ…壊せそうなんスか…」
ズズーン…
チロリーン「…いや…やっぱり無理かもな…少なくとも今の私では…………
回転してる先端に攻撃を仕掛けるのはちょっとリスクが高いかもしれないね…」
ビラコ「機械ですからコンピューターを操作して止めるです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チロリーン「…! それが一番だね…!!!!!!!
みんな 手分けしてそこらへんのコンピューターをいじってみよう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「いやでも適当に触って大丈夫なのか…?」
ギル「それならば問題ありません!!!!!!!!!!!!!!!!
パソコンの成績が“3”だった自分にお任せを!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン「微妙いぞそれ大丈夫か!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ゴ〜〜〜〜ン…
――――
ギュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂ…
SCORE ♂£§★★§△≧÷∴!
チロリーン「…くそッ いよいよもってバグも本格化してきたぞ…
このままじゃゲーム脳地方の仕様が削がれていくのも時間の問題だ…!
みんな…どうだい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
カタ…カタ…
ヤンデル「ど…どれがなにだか全然分からない…!」
ギル「あわわわわわ…
こ…このコンピューター最新式すぎて自分の知識じゃ分かりません…!
右クリックしてもなんも起きないし…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カチカチカチカチ
ビラコ「こんなときはググるですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
『仕様を変える機械の止め方』…と」
チロリーン「ググって出てくるかーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!
ビラコ「あ! あった!!!!!!!!」
チロリーン「あるんかい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズコーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「えーっと…『全部壊せばおk』…だそうです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チロリーン「よッしゃあ!!!!!!!! それなら簡単だな!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
ヤンデル「要はこのコンピューターを全部破壊すればいいんだな…!
それなら楽勝だな…!!!!!!!」
ギル「さっそくやりましょう!!!!!!!!
はやく止めてしまわないと…この部屋の暑さで我々が倒れてしまいます!」
ビラコ「じゃあ私はこの天狗の鼻でコンピューターを執拗に叩くですぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!
??「やめておけ」
ぬっ
ビラコ「えっ」
ドゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「きゃっっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「ビラコさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザザッ!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン「ッ!!!!! 誰だい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なにをしやがる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズチャリ…
??「なにとはこちらの台詞だな…
それに本当なら感謝して欲しいところだぜ…?
俺はお前らの愚行を止めてやったんだ
ここのコンピューターを破壊したところであの“チェンジングパイル”は止められん…
むしろ更に暴走するだけだ」
チロリーン「なに…!? お前は………いや
“お前ら”はッ…!!!!!?」
ザッ…ザッ…… ズラ…ズラ…
??「ふふ…我々はこの部屋専属の警備兵さ
お前ら…ネアメか あのチェンジングパイルを止めに来たんだな…
フフ…無駄なことを」
チロリーン「何が無駄だと…? あの機械は止まらないのか?」
??「フフ…落ち着いてこの部屋の中を回れば方法は見つかる…
だがそうはさせないのが…我々だ…!!!
お前達…なかなかの手だれのようだが それは“外”での話…
“この部屋の中”において…我々は最強!!!!!!!!
この部屋を守るに特化した我ら…『ネーキッド・ガーディアンズ』に敵はなし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズン!!!!!!!! ズン!!!!!!!! ズーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{現れた敵!!!! 5人の屈強な男達!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
その姿は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ネーキッド・ガーディアンズ『覚悟せよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
アッハァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン「全員裸だーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ちち〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん…!!!!!!!!
ギル「へ…変態集団だァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!
レッド「変態ではない! 俺達はネーキッドガーディアンズ!
そして我はリーダーのレッド!!!!!!!!!!!!!!!!
見ろこのチン肉!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン「見せつけてんじゃねーよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
やっぱり変態じゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
レッド「…フホハハハ!!!!!!
変態に見えようが見えまいが…この格好こそ最も合理的だ!
よーし…その力を見せてやれ グリーン!」
グリーン「応!!!!!!!!!!!!!!」
ズン!!!!!!!!
レッド「ふふ…こいつはグリーン
さて 我々がどういう基準で色分けされてるか分かるかな?
それは…見ろ 我々のチ○毛がそれぞれの色を表しており…」
チロリーン「そんなどうでもいい情報聞きたくねーよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!
グリーン「怒涛オオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「って来た!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザッ!
チロリーン「下がりな! 私様がやる!!!!!!!!」
グッ!!!!!!!!
ヤンデル「!!!!!」
ゴウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
グリーン「必殺ハッピーマスク・CHIN!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チロリーン「勇者聖拳…
『環鳥居魔編葉袋呑馬蓮慈爾翔兎窪舞凪』ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジャッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボォギャアアアアアアアアアアンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
グリーン「ぎゃぴーすッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドゴォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レッド「!!!!!!!!」
ギル「おおおおおぉ!!!!!!!! …一撃…!!!!!!!!」
ヤンデル「す…すごい………これが本物の勇者聖拳…!!!
鋭い…! それに何より…あんな長い技名を噛まずに言い切るなんてッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「そこ驚く所です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
-
ヒュゴオオオオオオオオオオオ…
グリーン「―――」
レッド「…!」
チロリーン「…さて…合理的が…なんだって?」
レッド「………やはり油断ならんな
…全員でかかるか…」
チロリーン「何人でも来な」
ギル「我々も戦いますよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
レッド「……気を引きしめろ……行くぞ!!!!!!!!!!!!!!!!
イエロー!!!!! ブルー!!!!! 浅蘇芳!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネーキッドガーディアンズ『お応ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ジャッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン「一人だけ変な名前が居たぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
※浅蘇芳=ピンクの一種
ドォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル(お…俺も見せなきゃ!!!! 勇者聖拳を…!!!!!!!)
ググンッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン「ん!?」
浅蘇芳「きえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴアアァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「『田武烈妬新矢叛挿徒雑音我配傳剥がつッッッ……噛んだァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
浅蘇芳「回転幸せマスク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「もがぱぷぁあああああああああああーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{下半身タックルを顔に受けるヤンデル}
ギル「ヤンデルさああああああああああああああああああああああああああああああああああん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チロリーン「な…なにやってんだい!!!!!
十五字以上の勇者聖拳は難易度高いからやめろってジュリーから聞かなかったのかい!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ギル「難易度って早口の難易度っスか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
-
ゴスーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「…きゅううう…」
しゅううううううううううううう…
レッド「まず一人!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「そ…そんな ヤンデルさんが!!!!!!!!!!!!!!!!」
チロリーン「吹っ飛ばされた後の打ち所が悪かったか……
とにかくこれで………2対4…」
レッド「くくくく 既に窮地だなぁ?!」
チロリーン「窮地? …ふんっ!!!! こんなもん窮地ですらないよ
実力の違いを見せてやる…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
レッド「おぉ怖い怖い!!!! 浅蘇芳…ブルー…! 相手をしてやれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
コソ…スッ…
ギル「ビラコさん…しばらくこの机の下に隠れてて下さい…
暑いですが…ここならまだ影になってますので…」
ビラコ「きゅー……」
レッド「むくく…それで隠したつもりか?」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジャキンッ!!!!!!!!
レッド「…ふっ…安心しろ…意識のないやつを襲う下賎な真似はしないぜ
……ただ……ぐふふ………
汗だくのナース美女……そそるねぇ…
お前とチロリーンを倒した後…この女で色々ヤッてやるとするかねぇ…」
ニィィィィン…
※色々=耳かき等
ギル「…させるかッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
負けませんよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ザッザッザッ
レッド「こっちだこっちだ…っと!」
スタァンッ!!!!!!!!
{コンピューターの上に立つレッド}
グララァ…
レッド「う…うぉっとぉ!!!!!? バランスがッ…」
ギル「今だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブアオオオオオオオオオオオ…
ピタッ…
ギル(ま…待てよ!!!! このまま攻撃したらコンピューターを壊してしまう…!! 壊したら機械が暴走して…!)
レッド「ニィッ…」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!
イエロー「ケツクラッチ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガシッ!!!!!!!!
{迷い動きを止めたギルの背後に現れたイエローが尻でギルを挟んだッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
イエロー「尻背負い投げ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ぐわあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
イエロー「追い討ちじゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
プゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「うぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああくッさああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バババーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ギル「ぐ…ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
イエロー「ぐがが!!!!!!!! 悶絶しておる!!!!!!!!!!!!!!!!
リーダー!!!!!!!! やっちまおうぜ!!!!!!!!!!!!!!!!
いややってやる俺がーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐぅん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レッド「待てイエロー!!!! 深追いはッッ…」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「でぃーりゃああァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガカカァンッ!!!!!!!!
ズバッシュ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イエロー「すももーす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドサァー!!!!!!!!!!!!!!!!
ジャキャッ!!!!!!!!
ギル「…ふぅ!! 驚きましたが…
こちとらかつて今の何百倍もの匂いを定期的に浴びていた人間です…!
ちょっとやそっと人並みの……ウンコが溜まったようなオナラごときに屈しはしませんよ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!
レッド「お前どういう人生送ってきたんだこれまで…」
す〜ん……
ギル「次はあなたの番です…!」
レッド「…今のはイエローが急いた自業自得の結果…
我はそんな未熟者とは違うぞ…
この場での本当の戦い方を見せてやる…!!!!!」
ギンッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「…!」
―――
チロリーン「っ逃げるなァァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブルー「ヒャッヒャッヒャッ!!!!!!!!」
浅蘇芳「くぴぴぴぴぴ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!」
シャッシャッシャッ!!!!!!!!!!!!!!!!
スタッ!!
浅蘇芳「おしーりフーリフーリwwwww」
ふりふり
イラァ!!!!!!!!
チロリーン「コノヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐッ
チロリーン(やばい抑えろ!!!! 強い攻撃をしすぎたら…!)
浅蘇芳「逃げろwwwwwwwwwwwwwww」
ダダッ!!!!!!!!
チロリーン「あッッくそ!!!!!!!!!!
待て!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{戦闘は膠着状態が続いた…
ネーキッドガーディアンズは逃げの一手…
しかし隙をついては攻撃を仕掛けてきていた
一方ギルとチロリーンはコンピューターへのダメージを気にするあまり攻撃が疎かになりまともにダメージを与えることすらままならなかったのである
しかし少しずつ追い詰めている…かに見えたが――}
-
―――…
チロリーン「山車巻弾轟ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダダダダダダダァァァァーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
浅蘇芳「ぺぇーぎゃッッあァァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
トゴゴー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン「ハ…ハァァ…! やっと一人…!
あとは…お前と…ギルが相手をしている…………ぐ…」
フラ…
ブルー「ふひひひ!!!? どうしたどうした??」
だくだくだく…
チロリーン「あ……? …んだこれ…」
ブルー「汗だく?? 汗だくぅぅ〜〜〜?!!!!」
ニヤニヤ
チロリーン(…やば…い う…動きすぎた…
この熱い部屋の中で…!
いしき…が…ッ!!!!!!!!!!!!!!!!)
ガコッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズザァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「がはーーーーーーーーーッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チロリーン「…ギル…!!!?」
レッド「割と粘ったな」
ズン…ズン…ズン… ゲシッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「がふッッ…!!!!!!!!」
レッド「ふむ…チロリーン さすがだな
浅蘇芳を倒すとは…
この男もなかなかやりおる…もう少し粘られていたら我も危なかったな」
ニィィ…
チロリーン「て…てめーら…! 何を…しやがった…!」
レッド「何を…? くく…おかしな事を
何もしていないさ…我らは特別なことは何も…な
お前達が勝手にくたばっただけだろう?
さぁこの期に及んで見ておけ? 我の美なる肉体に滴るこの汗…!!!
汗!!! 汗!!!!!! 汗を!!!!!!!!」
キラキラキラァァァ〜〜…
チロリーン(…汗…!!!?
汗………そうだ…私様もギルも…汗でびしょ濡れだ…
そ…そうか こんな暑い部屋の中を動き回ったから…!
暑さで体力を奪われたのか!!!!!!!!!!!!!!!!
ならば…そうか…! こいつらが裸なのは…!)
レッド「理解出来たか この合理…!
我らはこの部屋の守護に最も適した集団よ…!
なぜならば………裸だからだーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
フゥゥーッ!!!!!!!! 快適ぃぃーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブーラブーラブーラブーラブーラブーラ
{ち○こをブラブラさせるレッド}
-
チロリーン「…てめぇら…! そうか…逃げの戦法が多かったのも 私様達の体力を消費させるためだったのか…!」
レッド「そうだ! そんな分厚い服で戦っていれば体力を消耗するのは分かりきったことだろうに…」
チロリーン「く…!」
レッド「今ならまだ間に合う
服を脱いで戦ってみるか?
色々捗るぞ」
チロリーン「…!!」
レッド「ふん 勇ましいみてくれの割には恥じらいがあるか?
お前達の敗因はそんな下らないプライドにこだわり服を捨てなかった事だ!!!
時代を逆行し羞恥心の向こう側へ行った我ら全裸超戦士が負ける道理はなし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン「……ハッ…馬鹿か…
誰がお前らみたいな原始人の真似をするかい…!
所詮は環境に依存しなきゃ戦えもしない奴らが戦士だとは片腹痛いね…!!!!」
ビキッ!!!!!!!!
ブルー「ダイナミックお尻ぺんぺん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボキィィィーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブルー「う…うぎやああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
腕がああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドシャー!!!!!!!!
レッド「てめぇ…なんて硬い尻をしてやがる…
乙女の柔尻ならぬ漢女の固尻だな…」
チロリーン「…へっ…ざまぁ見ろ…お前らなんて…倒れてたってやっつけられるんだよ…」
レッド「…くく…ふっ…よく言う
ならば…」
カタカタカタ!!!!!!!!
ギュイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レッド「作業用大型ノコギリにも無事耐えられるかな?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
チロリーン「…!」
レッド「まずはこいつからだ…
腹を裂いてやるぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「……あ…!!!! くッ…」
チロリーン「ギル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
―――
ヤンデル(…………まずい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{↑起きた}
ギュアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レッド「はははは!!!!!!!! 真っ二つにしてやる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「ううぅ…」
ヤンデル(このままじゃギルが左右対称に分裂してしまう…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
倫理的にダメなパターンの分裂をしてしまう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
助けないと…! 俺は半裸だからあの2人ほど消耗してないし…!(気絶してたのもあるけど)
助けられるのは俺しかいない…!!!!!!!!
でも俺が飛び出した所で…間に合うか…?!! いや…助けに行く前にギルがやられてしまう…!
…そうだ! 一瞬でもあいつの気を引くんだ…!
多分…チロリーンさんなら……その一瞬の隙にギルを助けて逃げられるはずだ…!
でも何をして…
…!!!!!!!!!!)
ギュギュギュギュギュギュギュギュアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル(…そうだ…! アレを…奴らの言うチェンジングパイルってのを壊せば…!
あいつはギル達どころじゃなくなるはず…!
叩き壊すんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
バッ!!!!!!!!
ヤンデル(…でも…チロリーンさんですら壊せるか分からないものを…俺が壊せるのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
…………!
考えてる…場合じゃない…!
やるんだ!!!!!!!! 俺の腕が…なくなっても!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ギンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダタッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ピカァァァーーーーー…
{ヤンデル…走り出した!!!!!!!!
そしてチェンジングパイルへと向かい飛び上がる!!!!!!!!!!!!!!!!
強い決意…! それに…“力のカケラ”が反応した!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
キュイン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「!!? これは…!!!!!!!?」
ピカァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜…!!!!!
ビキビキビキビキ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゾワワワワワワワ………………ドドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ヤンデルの体を光が包む!!!!!
光は質量を持ち 鎧のように変質していく!!!!!!!!
さらに!!!!!! ヤンデルの額付近に…! 失われた二筋のラインが浮き出たのだった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
変身完了!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ジャキィィィィーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
http://download5.getuploader.com/g/sousaku_2/998/151211_003533.jpg
ボンバーヤンデル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
じゃあああぁーんッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ヤンデル(な…なんだ…?! この力は…!
あ…あふれて来る…! 力が…!
今まで感じた事のない力が…あふれる…!!!
主に……………額の方から溢れてくるッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ドォドォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギャララララララララララララララララララァァァァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{眼前に迫るチェンジングパイル…!}
ヤンデル(…この力…何をどうすればいいのか…分かる…!
行けるぞ…これなら………壊せるッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ギュポッ…ギュポッ…ギュポッ…ギュポッ……ギュポオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
{ヤンデルの胸の部分のマークが沸騰するように赤く燃え上がり………そしてッ}
ヤンデル「パワーをすべて…右腕にッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボボボッッ…ボッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
グゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
レッド「な…なんだ!!!!!!?」
チロリーン「えッ…!? このエネルギー…!!!
…………うさ………………?!」
ヤンデル「ボンバディ王アイブロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドギョッゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオズゴオォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バコココォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チュドオォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チュドッドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア…
レッド「な…なんじゃあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
チェ…チェンジングパイルがあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!??」
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カッ!!!!!!!!
チロリーン「隙…ありッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ぐららぁ!!!!!!!!
レッド「ぐはぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? あ…足…払ッッ…」
ギル「満身創痍切り!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズァン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レッド「ぽぽぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシャシャー!!!!!!!!
-
シュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン……
レッド「………ゲ…ハ…」
ブシュッ…
ドシャアアアァァァ……
ガラガラガラガラガラガラガラガラ………
チロリーン「お…おおぉ…!!! …機械が…完全に破壊されたよ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「ヤンデルさんだ!!!!!!!!
ヤンデルさんがやってくれたのです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チロリーン「な…なんなんだい…!? あの力は…
あの子から突然溢れ出したこの強い力は……?!!!!」
ゴグゥ…!
―――
こそ…よろよろ…
グリーン「ひ…ひえぇ…!
リ…リーダーがやられて……パ…パイルまで…!!!!
ほ…報告…!! 報告だ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダッ…
―――
コオオオオオオオオオ……
ヤンデル「………ハァ…ハァ…………
これは…! この…力は…! もしかして…力のカケラが…!?」
ぐぐ…
ギル「ヤンデルさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「! ギル…!!!」
―――
チロリーン「…なるほど………力のカケラ…か
お前達の体にはそんなものが宿っているのかい」
ギル「はい
この力を授かってから特殊な力が目覚めるようになったのです
といっても今のところ…そういう力が表れたのはビラコさんと…今のヤンデルさんだけですが」
チロリーン「…その力のカケラとやらがどういう出所かは分かってるのかい?」
ギル「い…いや 分かりません
実のところ この力を下さった方の正体もはっきり分かっていないのです…
…しかしその方に邪悪な気はなく どことなく信用出来たので 言う通りに力を貰ったんです
その方が言うには この力はこの世界を救う要になる…とのことですが…」
ヤンデル「いや…確かに凄いよ… ただのカケラだけでこれほどの力なんだ…」
チロリーン「………………不思議なものだね
お前達はそのカケラの力を得てるわけだが
姿がまったく様変わりするのは何故なんだい?
さっき見せた能力…
私様が言うのもなんだが 人間の力を遥かに超えてるよ
それがカケラに宿っていた力なのかい…?」
ギル「ど…どうなんでしょう…
今のところはビラコさんとヤンデルさんだけですから…
ヤンデルさん…何か感じません?」
ヤンデル「…」
ギル「……ヤンデルさん?」
ジョリジョリジョリジョリジョリジョリ
ヤンデル「………あ…ああ……………
な…なんて懐かしいんだ……この感覚…! 自分の眉毛に触るこの感覚…!
ツバメのアホに剃られて10年………生えるだろう生えるだろうと思って全然生えないまま年月を重ねていた…!
もう感じることはないと思っていた…夢にまで見た眉毛を…俺は 今!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この手でぞりぞりしているゥゥゥゥゥーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
嬉しいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぽろぽろ…つーーー…!!!!!!!!
チロリーン「………もしかしたら…カケラによる変身姿は部分的には 本人の理想や願望が関係してくるのかもな…」
ギル「な…なるほど…それなら色々分かります…」
ズーン…
ビラコ「うぅ〜〜ん…宇宙天狗さまぁ……」
むにゃむにゃ
-
10年ww
-
しゅうぅーーーーーーーーー…
ヤンデル「…あッ!!!!?」
ギル「どうやら戻るようですね」
ヤンデル「も…戻る?!!!!!
ま…待ってくれ!!!!!!!!!! 眉毛は!!!!!!!!!!!!!!!!?
眉毛はどうなる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
変身から戻れば…この眉毛は消えてしまうのか…?!」
ギル「そ…それは分かりませんが…」
ヤンデル「い…嫌だァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こ…この眉毛は俺のなんだぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
わ…渡すか〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
絶対に渡してなるものか〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
わしゃわしゃわしゃわしゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しゅうううううううう…
{変身が解けはじめる}
ヤンデル「う…うぅ!!!!!!!! 頼む…眉毛ッ!!!!!!!!!!!!!!!!
耐えてくれ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺と共にあってくれーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!
{眉毛を包み隠すヤンデル}
しゅおおおおおおおおおお………
スゥゥゥーーーーー…
{そしてヤンデルの姿が戻った!!!!!!!!}
ギル「……姿は戻りましたね……」
ヤンデル「ギ…ギル…!
今からゆっくりと手を退ける…!!
見届けてくれ…! 俺の眉毛の姿を…」
ギル「は…はい」
ヤンデル「…行くぞ…!」
ス…
ドックン… ドックン… ドックン… ドックン… ドックン…
ス〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜…………
ドックン ドックン ドックン ドックン ドックン ドックン…………
スッ…
つるるる〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん……
ギル「…………
……ノー眉毛です……………」
ヤンデル「うをおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
眉毛ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぽろぽろぽろぽろぽろぽろぽろぽろぽろぽろ…!!!!!!!!
【ヤンデルの眉毛………享年…2分……】
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙………
-
ヤンデル「眉毛………眉毛…………」
ぽろ…ぽろ…
ギル「お…お気を確かに……ヤンデルさん!!!!!
だ…大丈夫ですよ!!!!!!!
こうしてカケラの力を得た訳ですから……きっとビラコさんのようにまた変身出来ますよ!!!!!!!?」
ヤンデル「そ…そうか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
その手があったな……!!!!
…よし!!!!! じゃあ俺…絶対にこの力を使いこなしてみせるよ…!!
眉毛のために…!!!!!
俺の顔に…再び眉毛を刻むそのために!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「そ…そうです!!!!!!!!
その意気ですよッ!!!!!!!! ヤンデルさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チロリーン「眉毛のために力を得ようなんてやつ初めて見たよ…」
-
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ… しん…
しゅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜…
チロリーン「…機械音も止んで熱も収まりはじめた…本当に止めたんだね…!
良かったよ…! ありがとう ギル
それから ヤンデル!!!! 力のカケラを抜きにしても お前には才能を感じたよ
また今度組み手でもしよう」
ヤンデル「あ…ありがとうございます…!」
ギル「いや本当に良かった
これほど木っ端みじんに破壊してあれば復旧は難しいでしょう
あとは皆さんを迎えに行って逃げるだけです…!
…そうだ! ビラコさんは大丈夫ですか!!!!?」
天狗ビラコ「いやー 暑いな」
ギル「あぁ無事………って変身してるーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブーッ!!!!!!!!
天狗ビラコ「いや暑くて
この姿なら風で厚さを凌げるから」
ヒュオ〜〜〜
ギル「なんかもう気軽に扇風機出す感じで変身使いこなしますね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「だ…だったら俺も…!!!!!!!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ……変身ッッッ……! 眉毛よ…来いッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しん…
ヤンデル「ちくしょううううううううううううううううう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「いやそんなすぐには無理でしょう…」
ヤンデル「な…なんかッ…なんか変身のコツとかないんですか先生…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
天狗ビラコ「ふむ
あまり参考にならないかもしれないが
卵をコマのように回した時
なかなか回らなかったら生卵で
綺麗に回ったらそれはゆで卵らしい」
ギル「…いや それ本当になんの参考にもなりませんよ今………」
ズーン…
チロリーン「やってる場合か!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
はやく行こう みんなあの通路で待ってる!!!
…結構時間がかかった
もう逃げるのも限界が来てるかもしれないよ」
ギル「えぇ…もしかしたら敵と戦ってるかもしれません…
強者もいるとのことですから…早急に助太刀に行かねば!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
さらっとw
-
―――
ブルーマオラ「ドドボム メコレェ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドォンドドォンドドォンドドォオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「お…おおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブルーマオラ「広い範囲で爆破し尽くせば…避けようはない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
弾け飛べ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チュドドドドドドドドドドドドドドドオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「…これは…まずい!!!」
ジュリー「…エンカの旦那!!!!!! 俺に考えがある!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!
エンカ「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
―――
ジュドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バッゴゴウゥオォーーーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブルーマオラ「どうだッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズズゴゴ………ブワォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「ッそぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドドドドド!!!!!!!!
ブルーマオラ「なに!!!!!?
あの爆破を抜けてきた!!!!!? …いや…ありえない!!!!!!!!
盾ごときで弾ける魔法では……………ハッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「行くでござるぞおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「行けえぇーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!! 魔法は俺が弾く!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{エンカの盾にジュリーの頭が貼付けられていた!!!!!!!!}
ブルーマオラ「ま…まさか!!! 自分の顔に退魔気を巡らせて…僕の魔法を弾いてるだと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
くッ…ぐッッ……ちょこざいなああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!
メガラド バボムバ メコレガ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
エンカ「…ぶ…分厚い爆炎だッ!!!!!!!!!!!!!!!! ま…まずい…この状態であっても…こ…これではッッ」
ジュリー「いや…行ける!!!!!!!!!!!!!!!! この魔法ごと…貫こう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォ!!!!!!!!
エンカ「貫く…!!!! そうだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドドドドドドドドド……ダンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギュルルルルルルルルルルルルルォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブルーマオラ(…なッ…回転を加えて…)
ギュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッ!!!!!!!!
ズッ…!!!!!!!!
ブルーマオラ(僕の…魔法を!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ジュリー「くらえ!!!!!!!! 回転骨点弾!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ボゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブルーマオラ「ぐぁばぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドッ!!!!!!!!!!!!!!!! ズッザァァァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{回転力をパワーにし…ブルーマオラの魔法を貫き超える!!!!!!!!
さらに退魔気を纏うジュリーの頭蓋がブルーマオラの体にクリーンヒットしたッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ドザザザザァァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブルーマオラ「ッッ…ぐ…ぐぁがあああああああああああ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「……まだ立ち上がるか!?」
チャキ…
ジュリー「いや…大丈夫だよ」
ブルーマオラ「う…ううぅぅ……う…!
うごぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビクンッ ビクンッ
ジュリー「今の点打……ではなく点弾だけど…
それで彼の魔管を突いた 魔管は魔力が流れる器官でここを突くと魔力が乱れて魔法使いは体が痺れたようになるんだ
相当強い退魔気で突いたからしばらくは立ち上がれないだろう」
エンカ「ほう… ならばこれで奴は制圧出来たでござるな
ふむ……うむ ……強敵でござった…
ジュリー兄さんと一緒でなければ勝てなかった…」
ジュリー「君の盾の働きも大きいよ
俺の退魔気がうまく盾全体に行き渡ってくれたよ
最後の魔法を突破できたのはそのおかげさ
いい盾だね」
エンカ「もちろんでござる!!!!!!!!!!
この超便利盾は連合騎士上位に支給されるミスリ〜ル製の装備より遥かに硬度も質も不思議パワーも高いオリハルコ〜ン製でござるからな!」
ジュリー「オリハルコ〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!?
1万年以上前に失われたという激レアメタルじゃないか……一体どうしてそんなものを!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
エンカ「フフ…ある鉱山で掘り当てたでござる…!!!
ドロップ(掘削)率が上がった時に課金に次ぐ課金(スコップなど)でついに掘り当てたのでござるよ…!!」
ギンッ…!!!!!!!!
ジュリー「なにそのガチャゲーみたいな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
-
課金ww
-
―――
シュシュシュシュシュシュシュシュシュシュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キンリミテシミテ「………! ぐるぐると…!」
ツバメオー「ヒュキラギ メコラ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ピヒュキィィィィィーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バギュチュアアァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キンリミテシミテ「…くッ…」
ツバメオー「よし!!!!!!!! 腕を凍らせたヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
今のうちに殴る蹴る刺すの暴行だヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネコ【いいが それで終わらせろニャ
我輩はもう疲れた】
ツバメオー「分かってるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボクのマジカルホームランを見せてやるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グンッ!!!!!!!! カァァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【魔法じゃないのか………
まぁいい……行くぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ダシュッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キンリミテシミテ「…………フゥーーーー……………」
スゥ…
キンリミテシミテ「カッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バキキィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{キンリミテシミテの腕を覆っていた氷が砕けた!!!!!}
ツバメオー「え〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ネコ【…こいつ!!!!!!! あらかじめ腕を脱力させていた…
そして腕を凍らされてから力を込めて氷を破りおったみゃ!!!!!!!!!!!!!!!!
こうやって我輩達が近付くのを予想して…! あの一瞬でここまでの判断力…クレバーなメスみゃおあ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ツバメオー「褒めちぎってる場合じゃねーだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
方向転換方向転換!!!!!!!!!!!!!!!!
このままじゃこっちがあいつの剣にちぎられるヨ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
キンリミテシミテ「…椿ノ居合い…」
ゴゴ…
ツバメオー「来るヨーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
方向転換間に合わーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドォォォーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【猫並の反射神経を舐めるなッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ググッ…ダォンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{後ろに引くネコ!!!!!!!!}
ツバメオー「良ッ…」
キンリミテシミテ「…ニィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ「フギャーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ビィィィーーーンッッ…
ツバメオー「なッ……なんで止まッ……うッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ギヂィッ…
ツバメオー(…尻尾…踏んでッ!!!!!!!!)
ネコ(くっ…う…動けん…尻尾を踏まれて力が…!)
キンリミテシミテ「カットケーキにしてやる…!!!!!!!!!」
グッ…
ネコ【お…お前だけでも逃げろミャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 】
ツバメオー「……!!!!!!!!!!!!!!!!!
わああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガシィィィィィッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キンリミテシミテ「!!?」
{キンリミテシミテに飛び掛かるツバメオー!!!!!!}
ネコ【なにをしている!!!!!!!!?】
ツバメオー「もう逃げも負けもするか!!!!!!!!
こいつはボクがやる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
キンリミテシミテ「…はっ!!!!!!!! 馬鹿だなぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こんな状態でなにをするっての!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
むしろ串刺しにしやすいだけよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「してみろヨ」
キンリミテシミテ「…あー?」
ツバメオー「お前の腕………まだ氷が残ってる」
キンリミテシミテ「…あぁ…砕けきれなかったやつね
こんなもん お前ら殺したあとに綺麗に取るわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「それじゃ遅いヨ!!!!!!!!
氷が引っ付いたお前にボクが直接触れることで発動できるボクの最大呪文…!!!!
喰らえヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メガン コルドドーマン メコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!
-
キンリミテシミテ「…なに?!!!!」
パキパキパキパキ…
キンリミテシミテ「お…おぉぉ!!!!!!!!!?
う…腕の氷の残骸から…新たな氷が広がっていく…!!!!?」
ツバメオー「メガン コルドドーマン メコレ…
氷の一欠けらを媒介としてそこにボクの魔力を直接当てて氷の効果を促進させて急激な冷気を放つ魔法だヨ!!!!!!!
お前の腕に残った氷を媒介にして…お前の体を冷気で包み込んで…カッチコチに凍らせてやるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ピキ…ピキ…
キンリミテシミテ「…な…にぃ…!!!!!!!!!!!
……こ…こんなもんッッ」
ぐッッ
キンリミテシミテ(だ…ダメ…腕に力すら入れられない…!!!!)
キンリミテシミテ「お…お前…! そんなことしたらお前も凍るだろボゲッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「問題ないヨ
ボクは永く氷魔法を主に使ってた…
だからボクの属性も体質も氷に染まったんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
凍るのはお前だけだ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキィィィィィィィィィィィィィィィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パキパキパキパキ…
キンリミテシミテ「…!!!! …あ…! ………っぷぁ…!!!!!!!!!!
こ…こんな…こんな雑魚に…私がぁ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シュ………シューゴォォ…………!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あ…あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッッッッ――――」
パキパキパキィィィ…
ピキ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ンッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
パキキキキ………
コオオオオオオオオオオオオオオオ……
キンリミテシミテ「―――」
ツバメオー「…やった…!」
ネコ【…やるじゃにゃーか…
そんなことも出来たのか…】
ツバメオー「発動条件が難しいからなかなか出来ないんだヨ」
エンカ「おぉ!!!! やったようでござるな」
ツバメオー「あ なんだそっちも勝ってたの? 景気のいい音がしてたから死んだかと思った」
エンカ「フハハハ!!!!! 景気のいい音か……確かにちょっとした0距離花火大会ではござったが」
バギュウゥーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しーーん…
ザリッ…
ウソニ「こっちも雑兵散らし終わった
やり甲斐はなかったが」
もみーの銃「やったよ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!
色んな人をヘッドショットしたよ♪」
ジュリー「さぁて…残るは
君だけのようだよ 大将」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アリズミダ「ふひッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ビクッ…
アリズミダ「ぎ…ぎぃぃぃぃぃ…!!!!!!!!!!!!!!!!
な…なにをやっているんだ…役立たずどもぉぉぉぉ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こんな少人数の連中にやられやがってぇ…!!!!!!!!
全員処分してやるぞぉぉぉぉッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギリッッ…ギリッッ…ギリッッ…
ツバメオー「なんだこいつ
自分は何もしてない癖に偉そうだヨ
ブン殴ってやるか」
ズンズン
ドシャア…
アリズミダ「ひ…ひえええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
く…来るなぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
わ…私は魔反会の元理事…偉いんだぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「自分から焚き付けるのか…
理事ってのは魔反会の上にいて色々なことを決定する奴らなんでしょ?
ボクの村が消されたのも理事が決定したことなら…
ボクはお前をぶん殴るだけじゃ済まなくなる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
その頭を変形させてやるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アリズミダ「うぉ…うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおい待て待てええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そんなことをしていいと思ってるのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
わ…私を殺せばお前達はこの施設の核心に辿り着けなくなるぞぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ツバメオー「核心〜?」
アリズミダ「そ…そうだ! 実はこの施設はただの施設ではないのだ!
この施設はある目的のために作られ…既に実行されている!!!!!
この施設のどこかにある隠し部屋にある機能を止めなければゲーム脳地方が大変なことになるぞぉ〜〜〜〜〜〜〜?
わ…私を殺したらお前達はそこにたどり着く事さえ出来ないのだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それでいいのか…!!!!? えぇおい!!!!!!!!? チロリーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ビシィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーの銃「ふぇ?!!! あっ…私!? …あっそっか
う うんそうだね
大変だと思いマッスル(棒)」
ウソニ「適当すぎるだろ」
-
アリズミダ「どうだ?!!!!!!!!!!!!!!!!
お前の故郷が大変なことになるんだぞ!!!!? 魔反会に蹂躙される未来を迎えることになるんだぞぉ!!!!!!?
それが嫌なら私に変な真似は…」
もみーの銃「う…うーん…?
たまにはいいんじゃないかなぁ〜?」
テテーン
アリズミダ「たまには!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーの銃「まぁ今日はそれでもいいかな〜〜って気分かな」
アリズミダ「その場の気分で故郷を見捨てるのか〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ずず〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「おいもみーの…誤魔化すにしてもまともな事を言え」
もみーの銃「ごめん だって何も思いつかないんだもん〜〜…」
ジュリー「まぁ…この状況ならもう言ってしまってもいいかもね」
アリズミダ「……?!」
ジュリー「えーっとまず…君の言っていた目的のことだが…
俺達はもうそのことは知っている」
アリズミダ「なんだとぉー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズーン!!!!!!!!
ジュリー「そして彼らの仲間とチロリーンがその目的を阻止するためにこの施設の機能を止めに行った」
アリズミダ「なッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
…いや…チロリーンって…そいつは…!」
もみーの銃「えっと……ごめんなさい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
実は私…チロリーンさんじゃないんです…
私…お化けです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
でろでろでろでろぉぉぉぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アリズミダ「マジで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブー!!!!!!!!
アリズミダ「な…なんだ…とぉ…!!!!!!!!!!!!!!!!
こ…これでは本当にあの女が言った通りではないか…!
だ…だが無駄だ!!!!!!!! あの部屋は巧妙に隠されているし…仮に見つけたとしても
あの部屋を守る番人の手によって殺され…」
ギル「みなさんこんな所にいましたか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「ギル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
アリズミダ「!!!!!!!!?」
エンカ「おぉ帰ってきたか! して…どうだった!!!!!!!!?」
ギル「えぇ……無事…! この施設の機能は止めて来ましたよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アリズミダ「ふぁ…ふぁばああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブボボー!!!!!!!!
-
アリズミダ「だ…誰だ貴様!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
突然湧いて適当なことを抜かすなよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ギル「!! あなたは……かつて魔反会の理事に所属していたアリズミダ……殿」
アリズミダ「わ…私を知っているのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ギル「えぇ勿論…
いやはやなんとも…理事を下ろされて閑職に飛ばされたとは聞いていましたがまさかこんな場所に…」
アリズミダ「う…うるさい!!!!!!!! 私は必ず返り咲いて魔反会の上に立って…!」
ギル「…申し訳ありませんがそれは無理ですね
さっきもいいましたが この施設の心臓とも言える部分は我々が壊しましたから…
言いづらいですがあなたは更に今より堕ちる事になるでしょうね」
アリズミダ「ぬ…ぬが〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だ…だから!!!!!!!! どこの馬の骨とも知れん奴がそんな適当なことをほざいても私は信じな…」
チロリーン「私様が証言したとしてもかい?」
ザッ!!!!!!!!
アリズミダ「チ…チロリーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
チロリーン「お前らの野望……ゲーム脳地方の開拓は失敗だ!!!!!!!!
この世界の全てが魔反会の好きになると思ったら大間違いだ!!!!!!!!!!!!!!!!」
アリズミダ「ギ…ギ…!!!!!!!!」
ズィ
ヤンデル「まだ信じられないなら現物を見せてやるよ…
チェンジリング・パイル…だったか…? そいつの残骸だ…」
ババンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アリズミダ「お…ぉ…おおおおぉ…!!!!!!!!!!!!!!!!
嘘だ…嘘だ…私は信じない…信じないぞ……!!!!!!!!
ネーキッドガーディアンズはどうした!!!!!!!!!!!!!!!!? あの部屋で…あいつらが落とされるわけが…」
ビキビキビキ…
よろ…
グリーン「ぜ…全滅…です…」
アリズミダ「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グリーン「ネーキッドガーディアンズ
レッド隊長以下全員が…侵入者3人に敗北し…
パイルも圧倒的破壊を以って停止させられましたァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もはや復旧は不可能…!!!! 我が基地は完全に無効化されましたァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
が…がっふ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばたーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アリズミダ「…! な…! んな…!!!!!!!!!!!!!!!!!
………あ…
アポォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジャボォ〜〜〜〜〜〜…
ツバメオー「失禁キターーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガッツ!!!!!!!!
-
アリズミダ「お…おしまいだああああああああああああああああああああああ…!!!!!!!!!!!!!!!!
わ…私の未来も…返り咲きも…ぉぉぉぉ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガクゥゥゥゥン…
ツバメオー「そうだヨ!!!!!!!! お前は終わりだヨ!!!!!!!!!
ボクが介錯してやるヨ…!!!!!」
ザッザッザッ…
ギル「ツバメさん!!!!!!!」
ツバメオー「…分かってるヨ! 殺しはしないヨ…
でも…殴らなきゃ気が済まないんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビキ……
バギギャコォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「…え」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
キンリミテシミテ「………キル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「!!!!!!!! キンリミテシミテ様ッ!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ネコ【あの氷を砕きおったかニャオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ビラコ「ツバちゃん危ない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「うっ!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ…
ガキィィィィィンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「うわぁっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グラァ…
{ギリギリキンリミテシミテの攻撃を受け止めたツバメオー!
しかしバランスを崩し…倒れる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ドチャアァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「あいたッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ってうぎゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
失禁跡のすぐそばに倒れちったーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ばっちぃばっちぃばっちぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バタバタバタ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「…ん!!?」
チラリ…
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
アリズミダ「…!」
{目が合った}
アリズミダ「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジャキィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「あぅッ」
{アリズミダはツバメオーを羽交い締めにし 喉にナイフを向けた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ゴウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ギル「ツバメさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「しまった…! 人質に取られたか…!!!!!!!!」
チロリーン「…ッヤロー!!!!!!!! 往生際の悪い事を…!」
ツバメオー「あう…あう…! 話せヨ!!!!!! き…きめーヨ!!!!!!!!
吐息がくせーんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こ…このクソオヤジ…」
チャキ…
キンリミテシミテ「ボゲがァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガキキィィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「あッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{バールのようなものを弾き落とされた!}
ピキ…ピキ…
キンリミテシミテ「…チッ…じかに刺したいけど…上半身を動かすのがやっとで動けないわ…」
アリズミダ「フ…フハハハ!!!!!!!! それでいい…!
それで十分だ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「た…たすけないと…」
ギュルゴォッッ…
ピクッ
ジュリー「んッ!!? しまっ…」
ドゴォオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「ぐばふッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チロリーン「ジュリー!!!!!!!? これは…魔法!!!!!!!!」
エンカ「ぬっ!!!! まさか…!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ブルーマオラ「……フフ… 意識を逸らしすぎだ…! ハァ…ハァ…」
ジュリー「ゆ…油断した…! まさかアレからまた動けるとは…!
やっぱり点弾じゃ突き方が大雑把すぎたか…くッ…!」
ギル「せ…聖魔隊のブルーマオラ殿…!!!!!!!!!!!!!」
アリズミダ「グアハハハハ!!!!!!!! いいぞ! いいぞ!
私に近づこうとするやつが居たら魔法を撃て!!!!!
分かったかお前ら…変な真似をするな!!!!!!!!!!!?
そうなればこいつの首から赤い汁が噴き出すことになるぞ…!!!!」
ギル「…やめてください!!!!!!!!
そんなことをして何になるのです…!」
アリズミダ「く…くく!!!!!!!
まだだ!!! まだ失敗は覆せるのさ…!
例えばお前ら全員を捕らえれば…! お釣りが来る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さぁ武器を捨てて平伏せ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さもなければこいつの命はないぞぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴ…
ビラコ「…あう…!」
ネコ【…ゲスが…!】
エンカ「…どうする…!!!?」
ギル「…!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
{全員が取るべき行動を思案し戸惑う中…}
ヤンデル「………」
ピーーーーーーーーー…ン
{ただ一人!!
ヤンデルは背筋をピーーンと伸ばしていた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
その姿…まさに『No平伏す宣言』と見る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
アリズミダ「さぁどうした!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
平伏さんかぃア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギギギ…
ツバメオー「かはッ…!」
ジタバタジタバタ
ギル「…!」
ウソニ「どうするんだ…大人しく捕まるか…一か八か特攻するか…」
エンカ「…いやぁ…特攻は考え物だ…!
拙者達は既に後ろを取られてる…!
今の行動範囲は狭いとはいえ あの女剣士もこちらが動けばすぐに事を起こすでござるぞ」
ビラコ「だ…だったら降参するですよう…! じゃないとツバちゃんが…」
ネコ【…たった一人のために我輩ら全員が負けを認めるのか…
それでいいのか? 我輩達が捕まればこれまでの苦労は水の泡…ネアメの本拠も割り出される危険もあるぞ】
チロリーン「だからってあの子を見捨てろってのは酷だろう…!
だが…決めるのはギルだ… どうするんだい…!!?」
ギル「…!」
しん…
イライライラ
アリズミダ「………えぇい!!!!!!!!
はやくしないかァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こいつがッ…どうなってもいいのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギギギギギギギギギ
チク…
ツバメオー「あ…あうーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あうーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「…あぁッ ツバちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「頑張れ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 頑張れ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
頑張れーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「そうですよ!!!!!!!!!!!!!!!! 頑張って耐えるのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「頑張れええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
頑張れええええええええええええええええ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{………勘のいいハクビシンの皆さんは分かったかもしれないが
ヤンデルが頑張れと応援しているのは 当然アリズミダ
『今だ!!! 今刺せ!!!!』と応援しているのである}
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
-
アリズミダ「えぇい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うるさいぞぉォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
はやく決めろォォーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
はやく決めないならこいつを問答無用で殺すぞぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシュッ…
ツー…
ツバメオー「ひきゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いだいよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぽろぽろ…
ビラコ「ツバちゃああああああああああああああああああああああん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「が…頑張れ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パァンパァンパパァンパァーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アリズミダ「ほ…ほらほらぁ…!!!!!!!!」
ピッ…
ツバメオー「いだいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
やめでよぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
わあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
アリズミダ「…………!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! うぐぐ…!」
{今まで自分の手で人を殺した事はないので さすがに躊躇うアリズミダ}
ヤンデル「なんでそこで諦めるんだ!!!!!!!! 頑張れ頑張れ!!!!!!!!!!!!!!!!
諦めるな頑張れ!!!!!!!! やれば出来る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 頑張れ!!!!!!!!
諦めんなよぉぉーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シャアァーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「おバえどっぢ応援じでんだよオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
もみーの銃「…もうやめて!!!!!!!! これ以上見てらんないよ!!!!!!!!!!!!!!!!
ヘッドショット…! ヘッドショットさせて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「…待て!! 動くな…!」
エンカ「…ギル!!!!! どうする!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「…ギル君…!」
ギル「ッ…!!
…………!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
……降伏…しましょう…
今…ツバメさんを殺すわけには…! 見捨てるなんて自分には…!」
チロリーン「…! …あぁ…そうだな…」
ネコ【…バカがッ! 魔法使いなら捕まったらいずれ死ぬのは変わらんだろうが…!
むしろこんなもの全員巻き添えで心中するようなものだぞ…!!!!!】
ウソニ「ギル君が言うなら俺は従うさ
武器を降ろそう」
エンカ「…あぁ…」
カララ〜〜〜〜〜〜〜ン…!!!!!!!!
アリズミダ「…ひ…ひほははははははァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
見ろォ見ろォ! 神は…最後はやはり私に微笑むんだァ!!!!!!!!!!!!!!!!
私の交渉でネアメを捕らえたぞォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これでこの施設の失態は帳消し…むしろプラスだぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ひゃははははは!!!!!!!!!!!!!!!! さすが私…元理事!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
昇進不可避ィィィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「…!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー(みんなが…ボクのために…
……嫌だヨ…これ以上…またみんなに迷惑かけたくないヨ…!
一人で変えなきゃ…今のピンチを……ボクの手で…切り開くんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
カカカッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ピクッ…
ヤンデル「…ん!!!!!!!!!!?」
ビラコ「はわぁ…!!!!!!! これ…この感じ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ビカァァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アリズミダ「な…なんだぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
光が…このガキをォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ビカビカカァァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「これはッッ……まさか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ビカカカカカカ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アリズミダ「な…なんだ!!!!!!!! なんなのだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
何をしたアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブルーマオラ「…これは…ま…魔力が…! …!!!?」
ゾクッ…
キンリミテシミテ「…!!!! おいおっさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今すぐ殺せ!!!!!!!! そいつを…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
早く!!!!!!!! その右手に力を込めるだけだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
早く…早く…今殺しなさいよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
アリズミダ「ひ…!? あ…あ……ぐッ…う…うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐっ…
メリメリメリ
アリズミダ「ひ…ひえぇぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
な…ナイフが勝手に丸まって…!!!!!!!!!!!!!!!!」
??「…まぁ! レディの肌に尖ったものを押し付けるなんて! あなたとっても暴漢ね!
そんな人は私にとってノーカン! お仕置き対象に決定ヨ!!!!!
ね! ハッティー! あなたもそう思うでしょ!!!!!」
??「…あぁ! その通りだぜ!
こいつは度し難いクズ親父だぜ!!
そのうえ息も臭いし肌も油でギットギト!
気持ちわりぃったらありゃしねぇぜ!
はやくブッ殺しちまえよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
??「まぁハッティー?! ブッ殺すなんてお下品よ!!!!
言うなら 上品に…
“おブッ殺す”!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
??「“お”付けただけじゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギギギ…カキィィィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アリズミダ「ふ…ふぐわぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドザァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キンリミテシミテ「な…なんだ…お前!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザッ!
??「なんだかんだと言われたら
答えてあげちゃう素直にね!
そう! 私は素直な魔女っ子!!!!!!!!
ツバメオー・マジカルG!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
http://download1.getuploader.com/g/sousaku_2/999/151208_231553.jpg
ジャアジャアァーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ツバメちゃんも変身きた!
-
ドォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「アレはッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「変身…! 力のカケラか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「ヤンデルさんに続いて…次はツバメさんが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チロリーン「…!!!!! これは…! この力……この感じ…今度は…!!!!!」
ジュリー「…! なるほどね…!
こりゃあ…すごいぞ!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
アリズミダ「な…なんだ貴様…そ…その姿は…!
どんなトリックを使った!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ツバメオー「くすっ♪ トリックなんてないわ♪ 素直にね♪
女の子はいつだって変身するセイブツなのヨ!」
ハッティー「本人だってよく分かってねーんだ! 聞くんじゃねーよ!」
アリズミダ「ぼ……帽子がしゃべった…」
キンリミテシミテ「どけ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「まぁ!」
ガィンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギギ…
キンリミテシミテ「なに…! 指で止めた…」
ツバメオー「あなた様にはお世話になりましたわ
そして色々教えてもらいました……私一人じゃ何も出来ない無力さ…
でも悔しさをバネにして私は強くなれたんです
あなたには感謝しなければならないですね♪」
ハッティー「おう!!!!!!!! これまで散々痛め付けたお礼じゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
死に晒せボケナスゥ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
キュウォウォウォウォウォウォウォウォウウウウウウウウウウウウウウウ…
キンリミテシミテ「…魔力…! な…なにこれ…さっきと段違い…!」
ツバメオー「うーん…これじゃあ殺しちゃうかな?
さすがに殺しちゃうのはかわいそうだよねぇ〜」
ハッティー「カッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
何あまっちょろい事言ってんだ!!!!
こいつはお前をヤる気だったんだぜ!!!!!!!!
こんな奴は殺したっていいのさ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「そうなの?
じゃあ殺っちゃおっか!」
ぱぱ〜ん!!!!!!!!!
ハッティー「おうそうダゼお前はまぢ素直な奴だよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
帽子荒っぽいw
-
キンリミテシミテ「…こ…
殺すって…私を!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ふざけないでよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この私が…お前なんかに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギギギ…ガッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブオォーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{更に剣を振るキンリミテシミテ}
ハッティー「手癖がわりぃメス犬ダゼ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バクゥ!!!!!!!!
{剣を口(?)で受け止める帽子のハッティー!}
キンリミテシミテ「!!?」
ハッティー「おらよ!!!!!!!!!!!!」
バキッ!!!!!!!!
{そのまま折った!}
キンリミテシミテ「なッッ…」
バリ…ボリ…
ハッティー「まじぃー剣ダゼ! ぺっぺっ!」
ツバメオー「こらぁ〜! ハッティー!!!!!!!!!!
人の物を勝手に横取りして食べたらいけないんだぞぉ〜! それはハイエナ罪という罪になるんだよー!!!?」
ハッティー「バッカ! ツバメお前! 剣は食べ物か!!!?
食べられないものを横取りして食べちゃっても ハイエナ罪にはならないんダゼ!
だからなんの問題もないのさ!」
ツバメオー「…あー!!!!! そっかそっか!
それもそうだねぇ 剣は食べられないよね!
剣のソテーとか聞いたことないもんね!
疑ってごめんね? ハッティー」
ハッティー「いいってことよ!!!!!!!! まぢお前は素直でサイコーにかわいいやつだよホントに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「ありがとうハッティー<3 大好き! 抱いて!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハッティー「おうおう素直すぎんだろツバメよぉー!!!!!!!!!
お前の素直さは時として人を惑わすぜマヂ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
そこんところ気をつけろよな!!!!? 変な虫が寄ってきちまうからよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「はい! 分かりました!!!!!!!!」
ピ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!
ハッティー「素直なやつだよ!
ホント素直!!!!!!!!!!!!」
かわいい!!!!!!!
みんな(なんだこれ…)
スス〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン…
-
ヤンデル「あれ……性格が明らかに変形してるんだけど…本当にツバメなのか…?」
ギル「…まぁ性格が変わるのはビラコさんの前例もありますが…」
エンカ「いや性格より問題は…強いのでござるか…?」
ジュリー「…強いよ
今のあの子は相当強い
…なぁ? チロリーン」
チロリーン「……あぁ…
あの子が放ってる“あの魔力”……とんでもないよ」
ゴク…!
ギル「…! とんでもない…!? 確かに強い魔力を感じますが…」
チロリーン「…ただ強いだけじゃない…アレは…」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブルーマオラ「キンリーちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 今助けるぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
ネコ【ヌッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
キンリミテシミテ「…!」
ツバメオー「あの人 あなたを助けようとしてるよ! 優しいのね」
ニコッ
ゴゴゴゴゴゴゴ……オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
ゾクッ…
ブルーマオラ「なんだ……なんなんだ君はああああああああああああああああああああああ…!!!!!!!!
なんで君のような関係のない魔法使いが…“そんな”魔力を持っているゥ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
か…顔の傷が…疼くアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュワギュワギュワギュワギュワギュワ……
ジュリー「!!!!! これはまずい!!!!!!!!
みんな伏せろ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブルーマオラ「バクサーレ メコレ ギオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズゴゴゴゴゴゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バババッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ウソニ「…なんて魔法だ!!!!!!! 通路全体を覆うような爆発!!!!!!!!!!!!!!!!
伏せた所で…これは!!!!!!!!」
ジュリー「…チロリーン!!!!!!!!!! 合わせろ!!!!!!!!」
チロリーン「…あぁ!!!!!!!! 退魔…『魔気流』!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブゥゥゥーーン!!!!!!!!!!!!!!!!
{退魔気を床に飛ばす2人!}
ジュリー「魔法を受け流す高濃度の退魔の気流を床に巡らせた!! 床にぴったりと伏せればギリギリあの魔法を避けられるはずだ!!!!!!!!」
ギル「み…みなさん伏せて…床と一体になるようにィィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビタァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドドドドドドドドドドドドドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ジュゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アリズミダ「おぉおぉい馬鹿者ーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私も居るのに そんな大きな魔法をこっちに討つなあああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブクブクブク…じょわぁ〜
キンリミテシミテ「……!!!!」
ハッティー「クケッ! すげぇ魔法撃つじゃねぇか! よほどツバメの魔力を恐れたとみえる!
素直な恐怖心…嫌いじゃないぜ!!!!!!!!!」
ツバメオー「でもさ ハッティー?
あの魔法は私を狙ってるけど 間にいるみんなは大丈夫かなぁ? 当たったら死ぬよこれ…
私…心配だな!」
ハッティー「バカヤローツバメ! 人の心配なんてナンセンスダゼ!!!!
人間いつか死ぬ… いつ死ぬかどう死ぬかなんていちいち気にしてたらキリがねーゼ!
死んだら死んだで仕方ねーって思いな!」
ツバメオー「そうかー! それもそうだよね!
みんな!!!!! 死んだら戒名は私が付けてあげるから大丈夫だヨ!」
ハッティー「さすがツバメオーダゼ!
素直なうえにアフターケアまでバッチリたぁたまげたなぁ!
お前は本当可愛良いやつだよ!!!!!!!!
さぁ迎撃してやろうじゃねーの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハッティー(…ま! 簡単に死ぬような連中じゃないけどな!
オレはそう思ってるゼ…素直にな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
―――
ボボゴオオオオオオオオオオオオオオウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ひ…ひえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「ほ…本当に…減り込むほど伏せてギリギリだぁ…!!!!!!!!」
もみーの銃「髪が熱いよぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!!!!!!!! 変形しちゃうようううううううううう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュウウウウ
ウソニ「お前は記憶合金だから変形しても大丈夫だ」
ジュリー「くっ…! 悪いね…! でも今の力ではアレ程の魔法から待避するスペースを作れるのはこれが限界なんだ…!」
ギル「これだけでも…十分ですよ…!」
ビラコ「いやあああああああああああああああああああああああああああああああああッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
メラメラメラ
ギル「ビ…ビラコさん!!!!!!!!? どうしました!!!!!!!!? もしかして体のどこかが爆炎に…!」
ビラコ「違うですよぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!! 腰につけてる天狗様のお面の鼻がちょっとだけ炎に飲み込まれたですよーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
天狗様〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チロリーン「鼻が高すぎたんだ!!!! だが今は捨て置け!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「ぎやああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「エンカさんまで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
エンカ「せ…拙者の…拙者の下半身の天狗様もちょっとだけかすってりゅううううううううう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヂヂヂヂヂ…
ギル「ズコーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チロリーン「…捨て置け!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「捨て置けるか〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!
-
―――
ズゴウゴゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハッティー「来るゼ来るゼ熱くて厚い爆炎の弾幕ガヨォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
アリズミダ「ひ…ひえぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!! た…助けてくれェェェェェェェェェェェェェェェェ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
なで…
ツバメオー「大丈夫だよ! 私が守ってあげる!」
アリズミダ「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ハッティー「おい
脂ギッシュ親父の頭なんか撫でんなよ! 気持ちわりぃだろ!」
ツバメオー「行くヨ! ハッティー!!!!!!!!!!!!!!!!」
きゅるりんっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スゥ…
{爆炎を前に両手を広げるツバメオー!!!!!!!!}
キンリミテシミテ「何を…!!?」
ツバメオー「素直になーれ♪
素直になーれ♪
愛しき君に送る 素直なキス!」
ポワワ……………
ちゅっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ツバメオーのくちびるが爆炎に触れた…その瞬間!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ズギョルルルルルルルルルルルルルルルルルルぅぅぅーっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブルーマオラ「!!!!!!!!!!!!!!!!? なんだ…?!
魔法が…僕の魔法が…変化していく!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ツバメオー「私の得意な魔法は素直魔法!
私がキスしたものは素直になって 有害なものはやがて無害となる!
さぁ爆炎さん! あなたの素直な姿を見せて?」
ブルブルブルブルブルブル……
スゥゥゥゥーーーーーー…
メラメラメラメラ…
ブルーマオラ「ば…爆炎がただの緩い炎にぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ツバメオー「もっともっと! 素直になるのヨ!!!!!!
爆炎は素直になって炎に…
炎は素直になって…」
スウウーーーーーーーーー…
モワァァァァァーーーーーーー…
ツバメオー「煙になって!」
ブルーマオラ「ち…鎮火したァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドドォーーン!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「煙は素直になって」
スウウゥゥーーー…
ペラペラペララァ…
ツバメオー「スモークサーモンになります」
ブルーマオラ「ズコーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンガラガッチャアァー!!!!!!!!
ツバメオー「スモークサーモンは素直になって…」
スゥゥゥゥ…
コトン…
ツバメオー「マリネになりました!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
んー♪ おいしー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
テッテレー!!!!!!!!
ブルーマオラ「ぼ…僕の魔法がフレンチ料理になったーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブーボーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ふきふき…
ツバメオー「…くすっ! どぉ? 素直になったでしょ?」
ブルーマオラ「どこがだ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
全然素直になってない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 炎から煙まではいい!!!!!!!!
煙からスモークサーモンっておもっくそひねくれてるだろそれーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「そぉ? 素直に認めればいいのに♪」
ブルーマオラ「ふざけるなぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!!!!!!!!!!
まだだ!!!!!!!! まだ終わらんぞぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カキギコ ヒューガル メコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
タイフーロー メコレ ギオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バリギャリン メコレ ギオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バキィィィィィーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴビュオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「やん! 意固地ぃっ!
もっともっと素直にしてあげる!
ちゅっちゅっちゅーーーーーーーーーっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
キラキラキラキラ…
シュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ…
氷山 → 水 → おいしい水 → ファンタ
シュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ…
暴風 → パンチラ → 盗撮 → お金 → 島根和牛 → 島根和牛ステーキ
シュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ…
雷 → 電気マッサージ → マッサージ師 → エロマッサージ師 → 盗撮 → お金 → 一軒家
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
ツバメオー「大きな家で食べる島根和牛のステーキはおいしいな♪」
ドォォォ〜〜〜〜〜〜ンッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブルーマオラ「僕の魔法でブルジョアな生活送ってんじゃねええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カァァァァーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
過程がおかしいww
-
ツバメオー「フフ! ブルジョアな生活ができるほど私の素直魔法魔法は素敵なんですよ♪
こんなに幸せを運ぶ魔法は他にありませんよぉー♪」
ブルーマオラ「いや幸せかそれ!!!!!!!!?
素直になってるというか明らかに不純化してるよね!!!!!!!!!!!!!!!?
明らかに途中で汚い金挟んでるよね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズオォ〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!
ハッティー「あーあーうるせーうるせーうるせーなぁー
細かい事いちいち突っ込まなくていいんだよぉーー!!!!!!!!
おぉいツバメ!!!! 遊んでないで早く奥の手使っちまえ!!!!?
いつまでもこの姿でいられるわけじゃあ、ないんだぜぇ?」
ツバメオー「あっ…そっか… そうだね!
時間を無駄に使っちゃった! いけないや…
ごめんね? ハッティー…」
ハッティー「……〜〜〜っかぁー!!!!! もうかわいい!!!!!!!!
そんな顔すんなよな!!!!? そんな素直に謝って素直に悲しまれると…
許すしかねーだろこんちきしょうバギャヤロォ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
ペロペロペロペロペロペェ〜〜〜ロペロペロペロ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「もーんハッティー!!!!! くすぐったいよー♪ アハッ!
じゃ……やっちゃうね」
ツゥー…
{唇に手をやるツバメオー}
ブルーマオラ「…!?」
ツバメオー「素直になーれ♪ 今度はあなたの気持ち!
素直になーーーーーれ!!!!!!!!!!!!!
素直投げキッス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ん〜〜〜…ポンッ!!!!!!!!!!!!
{ツバメオーが投げキッスすると具現化されたハートがブルーマオラに向かっていく!!!!!!!!}
ブルーマオラ「な…なんだ…?! 攻撃か…!!?
いや…害意はない!!!!!!!! はったりだーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぽゆぅ〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブルーマオラ「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
{投げキッスがブルーマオラに当たった…!!!!!!!}
ブルーマオラ「……………………」
ブルーマオラ「………………」
ブルーマオラ「……」
しおしおしお……… どさっ…
ブルーマオラ「なん…………なんなんだよぉぉぉ…!!!!!!!!
お前っ…なんなんだよぉ〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!!!!!!!!!!
いきなり変身したと思ったら…なんでお前が“あいつ”みたいな魔力を纏ってんだよぉぉぉ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
死んだんじゃ…ないのかよぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
やめてくれよぉ〜〜〜!!!!!!! 思い出したくないよぉぉ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!
顔の傷が痛いよぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガタガタガタガタガタ…
キンリミテシミテ「…!!!!!!!!? なに……やってんの…?」
ツバメオー「くすっ…素直投げキッスはねぇ…当たった人の気持ちを素直にしちゃうんだよ!
今のあの人の言葉は あの人が押し隠していた本当の気持ち…! 素直な気持ち!!!!!!!!」
キンリミテシミテ「あ…あいつの…本心……」
ブルーマオラ「うわあああああああああああああああああああああああああああああん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
女子のブラジャー鼻に詰めてパンツをマスクにして深呼吸してええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォー!!!!!!!!
ツバメオー「あははっ♪ 素直になったから自分の性癖もばらしちゃうんだ!」
キンリミテシミテ「なんて恐ろしい能力なの…」
ガタ…ガタ…
-
ブルーマオラ「あああああああああああああああああああああああああああああああああパンチラでご飯が食べたいよぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぐすっ…スケブラで心を満たしたいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぽろぽろ…
キンリミテシミテ「あの野郎こんな度し難い変態だったのか……」
ズーン…
ビキ…ビキ…
アリズミダ「こ…の…腑抜け…めぇぇぇ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
何を腐ったことを言っているだあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああカスがッ!!!!!!!!!!!!!!!!
どう考えてもパン筋一択だろうがああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シャーッ!!!!!!!!
キンリミテシミテ「そっちかよ」
ブルーマオラ「何がパン筋だよ……意味わかんねーよ…
なんで俺が…こんなメタボ親父にへつらわなきゃならないんだ…」
アリズミダ「あぁ?!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブルーマオラ「もう懲り懲りだ…こんなカスに従うのも…
命の危険に怯えるのも…! 自由になりたい…!
でも俺はもう魔反会から逃げ出せないんだ…
こんなクソザコメタボに頭を下げなきゃ生きていけないんだ…無常だ……
でも…無常でもせめてこんなクソ親父じゃなく まともな人に従いたい…」
アリズミダ「ギ…ギザマァァァ〜〜〜〜〜〜…素直だかなんだか知らないが…言っていいことと悪い事があるぞォォォ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビキビキビキ…
キンリミテシミテ「…おい!!!!!!!! しっかりしろやカス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いつも以上に情けないなゴルァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブルーマオラ「ぅぅぅ…キンリーちゃんは一向に言うこと聞いてくれないし…
お近づきになろうとしても無愛想だし…
あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜………パンチラみてぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シャカーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キンリミテシミテ「てめー首きんぞゴルァオッルァアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴウー!!!!!!!!
ハッティー「よぉよぉそんな辛辣なこと言ってるけどよ
お前もそうなるんだゼ ツバメの素直投げキッスをくらやぁな
むしろ本命はお前なんダゼ?」
キンリミテシミテ「…!」
ツバメオー「うふふ…あなたも素直に…素直に…素直になりましょぉーーね♪
素直になーーれ! 素直になーーれ!!」
ん〜〜〜〜〜
キンリミテシミテ「や…やめ……!
やめろコラァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「素直投げキッス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ンパッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パミュウウウウーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キンリミテシミテ「う!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
キンリミテシミテ「く…う…! うぐぐ…」
ツバメオー「さぁ………あなたも
素直になろ?」
ハッティー「あぁそうだ!!!!!!! 吐いちまえよ!!!!!!!!
お前の隠してきた本心も…性癖もよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
キンリミテシミテ「………! ………………」
キンリミテシミテ「………………」
キンリミテシミテ「…………助けてよ…ジューゴ…
会いたい……」
ツバメオー「?」
――― “あの日” ―――
【魔反会施設『秘密基地』医務室…】
キンリミテシミテ「え…………今 なんて…?」
シューゴレク「死んだ と言ったんだ」
キンリミテシミテ「…………………3隊長が…?」
シューゴレク「そうだ
魔反会全軍統括班…第3大連隊隊長アブトカッパス…
第4大連隊隊長TSUTOMU… 第5大連隊隊長ジャックストロベリー…
3人ともだ」
キンリミテシミテ「…! 大魔女フーリャンが…?」
シューゴレク「違う
殺したのは……人間の神…そして魔反会の宿願そのもの…アーク様だ
3隊長だけではない
多くの兵…多くの班長…多くの理事まで…何人も
アーク様の選別とやらで死んだんだ」
キンリミテシミテ「…は…?
…意味わかんない…なんで…?
アークって魔反会が何百年とかけて復活させようとしてる退魔の神なんでしょ…?
なんでそれが魔反会の人間を?!! 敵は魔法使いでしょ!!!!!!!?」
シューゴレク「――――魔法使いだったんだよ
アブトカッパス達も…殺された他の魔反会員たちもだ」
キンリミテシミテ「なにいってるの!!!!!!!!? 魔反会の魔法使いは聖魔隊だけでしょ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
シューゴレク「魔力の有無じゃあない
……血さ」
キンリミテシミテ「…………!」
シューゴレク「殺された人達は遠かれ近かれあるが 血筋に魔法使いの血が混ざっていた
たとえ魔法が使えなかろうと…何百年何千年前の血であろうと アーク様はその微細な魔力の因子を見抜き魔法使いの血が混ざってる会員全員を殺戮したんだ
…あの3人もそうだったんだ…」
キンリミテシミテ「………す…少しでも……血が入ってても…殺される…?」
シューゴレク「そうさ
たとえ何千何万という真人間の血を経ていようと
“一片の魔法使いの因子”がある人間は…確実に処分されるんだ」
キンリミテシミテ「…………………」
ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ
ブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブル
キンリミテシミテ「………………ハッ……! ハッ…………! ……ハァァァァァ…!!!!!!!!!」
どくんどくんどくんどくんどくんどくん…
シューゴレク「……………やっぱりか………
………“血”は…いつのものだ…?」
キンリミテシミテ「た…………確か…私から7代くらい前に…魔法使いが居たって…!」
ガタガタガタガタ…
シューゴレク「………そうか…………
…お前は運が良かった…
お前はこの前魔反会本部に潜入してきたチロリーン達と交戦した際に出来た怪我を癒すためこうして療養していた
“あの場に偶然いなかった”…だから助かったんだ
…だが…」
キンリミテシミテ「ジューゴ………私…死ぬの…? こ…殺される…の…?」
シューゴレク「…アーク様の目にかかれば…直ちに殺されるだろう…」
キンリミテシミテ「……………………!! …!!!!!!」
カタ…カタ…カタ……
カタカタカタカタカタカタ…
キンリミテシミテ「し……………死にたくない…!
死にたくないよジューゴ…! た…助けてよ…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガタガタガタガタガタガタガタガタ…
シューゴレク「…」
-
シューゴレク「…………」
ガタ…ガタ…
キンリミテシミテ「…ジューゴ…?」
シューゴレク「……もちろん 見殺しなんてしないさ
既に手は回してある」
キンリミテシミテ「え…本当…!?」
シューゴレク「だがそれは…過酷な道だ
色々な変化を受け入れる覚悟がいるぞ…良いか?」
キンリミテシミテ「…う…ん…!!!」
シューゴレク「聖魔隊があるだろう? 魔反会唯一の魔法使い部隊だ…
本来なら 彼らもアーク様の処分対象…
だが 総帥ヤンムジャルック様が便宜を図られた
『対魔法使いのために、魔反会もいくらか魔法使いを擁しておいた方が都合が良い』と
そこで 魔反会の聖魔隊だけは特別にアーク様にも生存を許されたんだ!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キンリミテシミテ「…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! じゃあ…」
シューゴレク「あぁ…キンリー
お前は聖魔隊へ異動するんだ そうすればお前は生かされるんだ
俺と…そしてアラプマ様が手を回した
あとはお前が受け入れるだけだ」
キンリミテシミテ「…」
シューゴレク「ただ…さっきも言ったがこの選択もまた過酷だ
聖魔隊は生かされる代わりに 今の地位からどん底まで落とされる
言わば…奴隷階級だ 一般兵よりも立場は低くなるだろう
それを受け入れる…その覚悟がいる」
キンリミテシミテ「…!!」
シューゴレク「これも生きるためだ…キンリー… 受け入れてくれ」
キンリミテシミテ「…ジューゴ……
………………
ジューゴ…でも私…ジューゴと離れたくないよ…怖い…」
シューゴレク「…
悪いなキンリー…お前の気持ちは分かる
だが俺もずっと側にはいられないんだ
今回の件で多くの班長が死んだ
それに伴い 魔反会全体で大きな再編が行われる
俺も全軍統括班から地方班に異動だよ」
キンリミテシミテ「ち…地方班に…!?」
シューゴレク「あぁ 地方班班長のダンネモ様も死んだからな…
その代わりに俺が班長に任命されたんだ」
キンリミテシミテ「ッ!!!!!!!!」
シューゴレク「……そうなったら俺も本部を離れる事が多くなる
お前を守ることは出来ない」
キンリミテシミテ「…」
シューゴレク「だけど…お前は強い女だ
お前なら聖魔隊に行ってもきっと上手く行く
隊長のブルーマオラにも話は通してある
頼む…受け入れてくれ
…生きてくれ
俺は…これ以上仲間を失いたくないんだ…」
グッ………
キンリミテシミテ「…………………分かった…
分かったよ…ジューゴ……ありがとう
聖魔隊…それからの環境…全部受け止める
生きるために…またジューゴと肩を並べるために」
シューゴレク「……良かった
離れ離れにはなるが 何かあれば俺はお前を助けに行くさ」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ… オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
――― 今
キンリミテシミテ「た…助けて……助けてジューゴォォ…」
ぽろぽろ…
ツバメオー「泣いてるよぉ」
ハッティー「ケケケッ! なにを思い出してるのかしらねぇが! 気が強い女も素直になりゃチョロイもんさ!
さぁあとは性癖ダゼ? そのままぶっちゃけちまえよ」
キンリミテシミテ「……………………」
キンリミテシミテ「………………左脇の窪み…見て!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
頼むから見て!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! お願いしますなんでもしますから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハァハァハァ
ガッバァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハッティー「なんだこの性癖!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
おいwww
-
ツバメオー「ほうほうこれは見事な窪みで」
キンリミテシミテ「ハァァーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 見ないでぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハッティー「どっちだよ」
キンリミテシミテ「ハァハァハァハァハァハァ…ハッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
わ…私は何を…! く…くそぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブンブン!!!!!!!!
ババッ
ハッティー「おいおいツレないねぇ
こちらはお前の御望み通りに腋を見てやったんダゼ?
それにしても素直化をもう解くとはさすがダゼ
ま…お前の恥ずかしい姿は十分拝ませてもらったがナ」
キンリミテシミテ「ッかぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チャキ!!!!!!!! ブゥン!!!!!!!!
{折れた剣で切り掛かる!}
ハッティー「ツバメ! トドメだ! 一生残る辱めを送ってやりな!!!!!!!!」
ツバメオー「でもー さっきのお話聞いて私…感動しちゃった!
やっちゃうなんてかわいそうだよー」
ハッティー「か〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前の素直さは時として愚かだぜ!!!!!!!!
あんな姿を見たからこそ トドメを刺してやるのが人情ってもんダゼ!!!!!!!!?
やりな!!!!!!!! 容赦なく!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「分かったー♪
素敵な素敵な鼻フック♪ あげちゃうよ♪」
きゅらきゅらり〜〜〜〜〜〜〜〜んっ!!!!!!!!
ピッ!!!!!!!!!!!!!!!!
キンリミテシミテ「ガキャアあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐぉおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぐいっ
キンリミテシミテ「がっ!!!!!!?」
ビィーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キンリミテシミテ「がばぼごぉーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{突如!!! 空間に現れた鼻フックに吊り上げられるキンリミテシミテ!!!!!!!!}
ハッティー「ヒャッホォーwwwwwwwwwwwwwww
変態腋女を一本釣りダゼェ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
このまま鼻を広げちまえよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギギギギギギ…
キンリミテシミテ「ハッ…………お前バカァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
こ…こんなもんで私が倒せると思ってるのかごらぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こんなもん痛くも痒くもないんじゃボゲェー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギンッ!!!!!!!!
ツバメオー「そうなの?
これから一生そのままだけど」
キンリミテシミテ「はああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブボボボーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!
-
キンリミテシミテ「い…一生ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
一生鼻フックぅぅーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ツバメオー「そうだよ! あなたはこれからずっと 空間に浮かぶ鼻フックに吊り上げられ続けるんだよ!
ご飯を食べるときも 本を読むときも お風呂入る時も 寝る時も!
証明写真とか取るときも ずっと鼻フック!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビシッ!!!!!!!!
キンリミテシミテ「どんな罰ゲームだあああああああああああああああああああああああああああああああああッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞぞーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ふふ…好きな人に会う時も…ずっとずっと鼻フック!!
すごいよ! もしかしたら時代の最先端になれるかもしれないね!
鼻フック女子ってさ! きゃははっ♪」
キンリミテシミテ「…ふッッ!!! ふざっけんなァァァー!!!!!!!! カスゥゥゥゥゥゥーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シャアアアアアアーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「でもね? その鼻フックは…アラーム付き!
時間が来たらクイッと引っ張って 教えてくれるよ!
便利だよ」
キンリミテシミテ「焼け石に水じゃボケエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズバアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
ハッティー「懲りない奴だぜ!
ツバメとお前の力量差が物語る結末は…残酷なまでに素直だというのに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「素直な必殺技!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドボム バクサーレ メコレドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドッドォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッギュッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドッゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キンリミテシミテ「ジュ…ジューゴォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どごぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ぷしゅ〜〜〜〜…
キンリミテシミテ「ガ…がぺ…」
バタリ… ギギギギギギ…
{キンリミテシミテ…ノックアウト!!!!!!!(鼻フックされながら)}
ツバメオー「やったね♪ でももうボロボロだったのにあそこまでやるのはひどすぎたかなぁ?」
ハッティー「そんなことねーさ! 勝負はどちらかが完全に戦意を失うまでサ!
凍らされた時点で負けを認めなかったあいつが悪いのさ」
ツバメオー「そっか! そうだね!」
ハッティー「ていうかツバメ! お前あの鼻フック魔法……手を抜いたな!?
あれじゃ効果は永続しないぜ」
ツバメオー「さすがにかわいそうだったんだもん♪ それでも何週間はあのまま鼻フックだけどね♪」
ハッティー「ツバメってやつぁ………本当素直に優しいやつだな!!!!!!! まぢ天使ダゼ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「えへー☆
…あっ!」
アリズミダ「……!」
そろぉ〜〜 ビクッ
ハッティー「ツバメ あいつも殺れ」
ツバメオー「おっけ♪」
アリズミダ「ひ…ひいいいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
た…助けてくれ!!!!!!!! 許してくれ!!!!!!!!!!!!!!!!
こ…この通りだあぁぁぁッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぺこぺこぺこぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「おじさん こっち見て? 目を見て?」
バッ
アリズミダ「ハッ!!!! …あ…あぁぁ…! お…お嬢ちゃん…! た…頼む!!!!
見逃してくれ…!!! あ…謝るから…!!!!! こ…心から…謝るから…な!!!!!!!!!!?
私の目を見て 私の誠意が伝わるだろう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ツバメオー「くすっ♪ おじさん…
私がおじさんの目を覗いてるのはね?」
ハッティー「お前の素直な恐怖(トラウマ)を見るためさぁ…」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ッ…!!!!!!!!
アリズミダ「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゾォォォォォォォォ!!!!!!!!
ハッティー「許すと思ったか…残念だな…
ツバメとボクが持つ最も素直な気持ちは…………
やっぱり…“怒り”なんダゼ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カカァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
アリズミダ「ひ…ひひぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「見えましたっ♪☆!!!!!!!! あなたのトラウマ…それは!!!!!!!!」
ガガッ!!!!!!!! ガシィッ!!!!!!!!!!!!!!!!
アリズミダ「ひえ!!!!!!!!!!!!!!!!?」
{ツバメオーはアリズミダを組み伏せた! そしてアリズミダの両足を両腕で掴み…}
ツバメオー「素直魔女っ子式マッサー死゙なのです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ
http://download2.getuploader.com/g/sousaku_2/1000/160121_020951.jpg
アリズミダ「お…おぎょぎょあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{アリズミダ…電気アンマ!!!!!!!!(2回目)}
-
〜〜 10分後
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ……ヴヴヴ…ヴ…ヴ………
ツバメオー「ふぅー♪ こんなものかしら?」
アリズミダ「か…………ごぺ………ぷぺ………」
ぶくぶくぶくぶく…
ハッティー「ケケケケ 泡吹いて失神してやがるゼ
はてさてこれで」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブルーマオラ「――――」
ガクガクガクガク
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キンリミテシミテ「――――」
ぴくぴく…
ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アリズミダ「―――」
ぶくぶくぶくぶくぶくぶくぶくぶく
ハッティー「ボク達の完封勝利だぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ケケケケッ! 正義は勝つ!!!!!!!! ってなもんさぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「良かったね♪ それより皆は?」
ハッティー「ん? 死体はねーがな?」
??『う…う…』
ツバメオー「あ! いた!!!!! みんな〜〜」
タッタッ!!!!!!!!
ドォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぺっらぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハッティー「おいおい
ペラッペラになってんじゃねーか
最近のタウンページぐらいペラッペラだよ
なんでこうなるんだよ」
ヤンデル「ま…魔法を避けるためにギリギリまで体を床に押し付けてたらついには床と一体化してしまったんだ…!」
ハッティー「どんだけ頑張ったんだヨ」
ビラコ「あうぅー! ペラペラで動けないですよう」
エンカ「ツ…ツバ嬢! 助けてくれ!!!」
ツバメオー「はーい! みんな素直に戻れー!!!!!!!!!!!!!」
キュピッ!!!!!!!!
きゅりり〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん…
ポンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「も…戻った…」
もみーの銃「す…すごいよー!!!!!!!! ツっちゃん…! 魔法使いさんみたいーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「ありがとぉ♪」
ハッティー「もみーの ツバメは元から魔法使いだゼ」
ギル「いや…すごい…すごかったですよ
まさかブルーマオラ殿とキンリミテシミテ殿を…全く寄せ付けずに…!!!!!
ビラコさんとヤンデルさんの変身もかなり強力でしたが
ツバメさんのそれはまた一際なんでもありといった感じでしたね…」
ツバメオー「褒めてくれるのー? ありがと!
そういうところ嫌いじゃないよぉー♪」
ちゅっ
{ほっぺ)^o^(にKiss!!}
ギル「――――――」
ギル「う…うぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドパアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{全身から血を噴き出すギル!!!!!!!!}
ヤンデル「ギルーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ブッシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ぎょえエエエエエエエエエエエエ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「ギ…ギルーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!
ツバメオー「まっ////
そんなに恥ずかしがってくれるなんてー! 嬉しい…」
ポッ
ハッティー「う…うぉげェェー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
つ…ツバメ!!!!!!気色の悪いことをするなよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こいつの頬めっちゃ塩い!!!!!!!! 酒粕と牛乳につけた腐った海老みたいな味する!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
気持ち悪!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
おえぇー!!!!!!!!
ギル「ぎぃやあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うぉっうぉっうぉっえええええおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシュシュー!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「ツ…ツバメエエエエエエエエ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんてひどい拷問をしやがるんだァァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギルを殺す気かァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハッティー「誰のキッスが拷問じゃいボケェ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガガーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ぶぎぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーー―――――――――――――………」
ぴきーんっ!!!!!!!
ヤンデル「ギル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ネコ【動きが止まったニャア】
ギル「……………
………………………
………う…ウホ」
ギル「ウホウホウホウホ!
ウホッ!! ウホッ!! ウホーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウホホウホホウホウホウホーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンドコドンドコドンドコドンドコドンドコドンドコドンドコ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「ギルがなんかゴリラみたくなったけどぉぉぉぉーーーーー」!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハッティー「あっちゃあぁー
今のツバメのキッスのせいだな
今のキッスで…知性が猿人時代まで素直になっちまったよ」
ヤンデル「マジで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ウホーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!! ウホーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ひゅんひゅんひゅんひゅん!!!!!!!!
エンカ「ちょっ…なんかいっぱい投げて来たでござるぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ウ○コか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? ウ○コかこれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドドォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ギル…w
-
――― そすて…
ギル「………ハッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「き…気付いたか!!!!! ギル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「自分は一体………何を…」
ヤンデル「覚えてないのか…」
ギル「!!? 何故エンカさんが倒れているのです!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ぷしゅううううううううううううう…
エンカ「―――」
ウソニ「野性化したゴリラに殴られたからな…」
ギル「ゴリラ??
………………………えっと
…………あの
それで…なんで自分は裸なのです…?」
つる〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん………………
ヤンデル「………………………………………」
ズーーーーーーーーーーーーーーーーーーン…
ギル「なんなんです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? なにがあったんです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
なんで目を逸らすんです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? 自分は一体何をしたんです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズズズ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「なにもなかったよ? たのしいことがあっただけ」
ニコッ
ギル「うっ…ツバメさん…! ひ…ひぃ!!!!!!!!!!!!!!!! こっちに来ないでーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
このツバメさんいつも以上に苦手です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガバァッ!!!!!!!! ガタガタガタガタ
{ツバメオーに背を向け身を縮めて震えるギル}
ハッティー「ケツの穴こっちに向けんな殺すぞ…」
ツバメオー「んもう! 恥ずかしがりすぎだヨぉ
今のはただの親愛の証なんだよ?
本当はみんなにやってあげたいのに! ヤンデル! おいで!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「ひ…ひぃ…! か…勘弁してくれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「じゃあお兄さんは? もみーの!」
チャキッ
ウソニ「動くな 一歩でも近付いたら眉間に撃ち込む」
もみーの銃「私はしてもらってもいいのにな〜」
ウソニ「やめろ
お前が素直化したら輪廻して転生しまいそうだ」
ビラコ「ツバちゃん! じゃあ私にしてですよ〜〜〜」
ツバメオー「わぁ! お姉さんうれし! ちゅうぅ!」
CHU!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「えーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? ちょっ…ビラコさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ネコ【馬鹿者!!!!!!!! 先程の小僧みたいにゴリラになって裸になったりウンコ投げたりしたいのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ギル「え」
ジュリー「そ…そんな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ビラコさんが裸になるなんてそんな見たい俺!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハ〜〜〜〜〜〜〜〜〜イ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ギュウウゥゥーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっっ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネコ【にゃううううう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! さっそくビラ娘に影響が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ヤンデル「ビラコさあぁぁーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ…………ボゥンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ………
ふあ… ふあ… ふあ…
毛玉「―――」
どーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『毛玉になった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ブブブーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「何故ゴリラ並の知性にならずに毛玉そのものに…?」
ワナワナワナワナワナ
ネコ【な…なんということにゃ……………
こ…この娘…毛玉族だったのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「毛玉族!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドドォーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ネコ【進化論を紐解けば 人間をはじめとした現代の生物のほぼすべては海を漂う“アミノ酸”から始まったとされる…
…この世界の生物の中のほんの一握り…1/100000000000000000000という確率で別の道を辿って来た生物が存在しているという
それは空中を漂う“毛玉”から始まり進化した生物…それが毛玉族…!
毛玉族は特別な存在であり 辿ってきた進化もアミノ酸の生物…つまりアミノ族と全く異なる】
アミノ族がアミノ酸からなんかよくわからん魚やら虫とかキモイ爬虫類とかでかすぎる鼠や最悪なゴキブリなどといった低級糞ミソ畜生を経て現代の生物に進化する中…
毛玉族は…
毛玉→羽→風→雲→霞→スカイフィッシュ→麒麟→龍→レクサス→プリウス→現代の生物… そういった品に溢れる進化の道を辿っている
毛玉族の系譜を持つ生物はほんの一握りの中の更に一握りしかおらんが…
そのほとんどが生まれながらにして神格に近いものを持っているとされる…
まさかビラ娘も…神の資格を持つ存在だったと…?】
ちなみに我輩も毛玉族
ゴクリ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「それマジ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
どんッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
どういうことだよw
-
× …この世界の生物の中のほんの一握り…1/100000000000000000000という確率で別の道を辿って来た生物が存在しているという
○ だが…この世界の生物の中のほんの一握り…1/100000000000000000000という確率で別の道を辿って来た生物が存在しているという
-
コォォォォォォォ…
毛玉「―――」
ヤンデル「ビ…ビラコさんがそんなすごい存在だったなんて…」
ネコ【にゃフっ…この娘も修行すれば神になれるかも知れんニャ】
チロリーン「う…うぅむ…このモフモフ具合…あいつを思い出すな」
パアアアアアアアァァー…
ジュリー「…あ! 元に戻るよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
しゅうぅ〜〜〜〜〜〜…
ビラコ「…ふぅー なんだか気持ち良かったですよ
私 お猿さんになってたです?」
ウソニ「いや 毛玉になっていましたよ」
もみーの銃「いいもの見せてもらいました! 拝んどこ!
ナムナム〜〜〜〜〜…うきゃああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!! 成仏すりゅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
じゅおおおおおお…
ウソニ「前衛的な自殺やめろ」
ネコ【ニャフ…まったく無茶するにゃら
毛玉族だから良かったものを…
もしゴリラになってたらさっきのオスみたくうんこ投げたりするみっともない姿を晒すところだったぞ】
ギル「う…うんこ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
うんことか投げてたんです自分!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
う…うひぇやぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ポポーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「お…落ち着けギル!!!!!!!! た…多分うんこみたいな何かだったと思うから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「くすっ! 楽しい〜〜〜〜〜…あっ!」
ぴかぁぁ〜〜〜〜…
ハッティー「アララ もう変身も終わりなのか
つまんねーゼ! またよろしくな!!」
しゅあしゅあしゅあしゅあしゅあ…
ふわ〜〜〜…すとんっ
ツバメオー「…ん…!!」
ギル「あ…あぁ! 普通のツバメさんだ! よ…良かった
やはり普通のツバメさんが一番です」
ツバメオー「死ねーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バチコォーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ごべばんばーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「このやろー!!!!!!!! 人の性格がゆるフワになってるからって好き勝手しやがって〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
人のキッスで吐くなバカヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どぎゃぎゃああああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「あびゃがが〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズドォォーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
プスプスプス…
ギル「どっ…どっちも怖い…」
ガク…
-
チロリーン「これでなんとかこの場を切り抜けられたわけだね…!
二度に渡って助けられたよ 力のカケラって奴には」
エンカ「そうか! そういえばヤン坊もカケラの力を手にしたと言っていたでござるな」
ヤンデル「…ツバメより大分扱い悪かったけど…」
ギル「しかしすごい力でしたよ
今のツバメさんと遜色ありませんでしたよ」
チロリーン「…………」
ジュリー「どうしたんだい? あの2人が得た力を見て…何を思った?」
チロリーン「………
今は…とりあえずここを出よう
ギル! 長居はしていられないよ!」
ギル「えぇ! そうですね 行きましょう!!!!!!!!
全速力で出口まで!!!!!!!!」
みんな『おー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
バタバタバタバタバタバタ…
チロリーン「…」
ザッ………
キンリミテシミテ「―――…チロリーン…!」
チロリーン「!」
キンリミテシミテ「……チロリーン…確か…ジューゴの親戚…だったわね…
お前……ここを出たら…また魔反会と戦うの…?」
チロリーン「…そうだな」
キンリミテシミテ「あぁ…ジューゴはお前のことを気にかけていたというのに…
ジューゴの気持ちが分からないの…!!!!?
分からないなら…死んでしまえ…!!!!!!!!」
チロリーン「…気持ちは分かってるさ
だけどお互いの信条は相容れないものだ
私様は私様の信じる道を正しいと取るよ
もしシュウ兄さんがその前に立ち塞がるなら…私様はシュウ兄さんと戦う…その覚悟はある!!!!!!!!!!!!!!!!
シュウ兄さんに会ったらそう伝えてくれ」
キンリミテシミテ「…………」
ザッ…
チロリーン「…それと」
キンリミテシミテ「?」
チロリーン「これからもシュウ兄さんを頼む
シュウ兄さんをそこまで慕ってくれる人が居るってのは
やっぱり親戚としては嬉しいからね!!!!
…じゃあね」
タダッ!!!!!
キンリミテシミテ「………! ……くそぅ…!」
――――
-
ゴゴゴ…… ズチャリ…
ブルーマオラ「…ハァー…ハァー…!! 乗り…越えたぞッ!!!!!!!!
…まだだ…僕はまだ…終わっちゃいない…!!!!!!!!!!!!」
フラ…
アリズミダ「ぜぇ…ぜぇ…
あ…当たり前だぁ…!!!!!!
ここで奴らを逃がせば 私の権限において貴様らの首を飛ばす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
絶対に捕らえろ!!!!!!!! 殺しても構わん…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブルーマオラ「……分かりました…」
ズン…ズン…
キンリミテシミテ「………」
ブルーマオラ「君は…リタイアかい」
キンリミテシミテ「まぁね……もう体動かないし」
ブルーマオラ「分かった
あとは僕にまかせるといい
僕たちはここでは終わらない…終われないんだ!!!!!
………君をまた シューゴレク班長に合わせてあげないといけないからね」
キンリミテシミテ「…余計なこと考えなくていいんだよボゲェ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブルーマオラ「……フッ 僕だって隊長としてカッコイイ所を見せたいのさ
あわよくば君がシューゴレク班長から僕の方になびいてくれると嬉しいかな?」
キンリミテシミテ「……斬るぞカスゴラァ…」
アリズミダ「貴様らあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
何をくっちゃべっているウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
はやく行けーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
捕まえろぉーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
殺せぇぇぇーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙!!!!!!!!!!!!!!!!
ブルーマオラ「……おまかせを…!!!!
残りの動ける兵…傭兵…! 出来るだけ多くお借りします」
ゴゴゴゴゴ………ギンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ワーワーワー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
兵「こ…こいつら…!!!!!!!! と…止めろー!!!!!!!!!!!!!!!!」
チロリーン「邪魔だよ!!!!!!!!!! どきな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォゴォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
兵達『ぐわたーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ダダダダダダダ…
エンカ「まだこんなに雑兵がいたでござるか」
ギル「しかし弱いですね
恐らく施設班の警備兵でしょう…
兵力としては先程の通路で戦った兵達から質が落ちます
特に問題はないでしょう」
ヤンデル「じゃあ楽勝だな…!
あとは出口に向かって走るだけだ…!」
ギル「…しかし少し気になる事が」
ツバメオー「な…なんだヨ!!!!!! まだ何かあるの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ギル「いや……通路で戦った兵達は地方班の兵でしょうが…
あれほどの兵がこの施設にいるということはそれをまとめるリーダー…
つまりブロック統括がいてもおかしくないのですが…」
チロリーン「あぁ いるよ
私様をカプセルに詰めた野郎だ……そういや見ないね」
ウソニ「それは強いのか?」
ギル「いや……そこまでは…
普通の兵よりは強いかもしれませんが ブルーマオラ殿やキンリミテシミテ殿ほどの実力は到底ないでしょう」
ツバメオー「じゃあカスじゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どっかで縮こまってビビり倒してるんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
出て来ないなら居ないのと同じ!!!!!!!! ほっとけヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「む……ま…まぁ そうですね…」
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダッ
―――
ジュリー「そろそろ出口だね!!!!!!!!
チロリーン 久々のシャバだね!!!!!!!!」
チロリーン「不穏な言い方やめろ…………って!!!!!!!!
ちょっ…アレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ビラコ「門が閉まっていくですーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
アナウンス『んな簡単に逃がすかい』
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
バーニャカウダってなんだよ…『俺は地方班Yブロック統括のバーニャカウダってなんだよ…だ
悪いが門は封鎖するぜー』
ババンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ぐっ…マズイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!!!!!!
-
ギル「と…統括!!!!!!!!!!!!!!!! 噂をすればなんとやら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どーーん!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「てめーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ビビって隠れてたカスムシのくせに最後の最後に出てきて余計な事してんじゃねーーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シャー!!!!!!!!
バーニャカウダってなんだよ…『おいおい…人聞きがわりィなぁ!
俺はお前達にビビって逃げてた…なんて情けない事はしちゃいねーーよー!!!!!!!!
俺のコレクション“チロリーン”と“液体人間”がいなくなってしまったからコレクションルームでひとり鼻水と涙を垂らしてむせび泣いてただけだ…』
ツバメオー「余計情けないカミングアウトじゃねーかヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォーン!!!!!!!!
バーニャカウダってなんだよ…『だが聞け!! 俺はそんな悲劇を挽回するため…自らこうして行動に出たのさぁ!!!
チロリーン…!!!!!!!!!! お前を捕らえなおすぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
チロリーン「なんだとぉ…!! ふざけんな!!!!!!!! あんなところはもうごめんだよ!!!」
キッ!!!!!!!!
バーニャカウダってなんだよ…『勿体ないことを言いねぇ
あの中に居ればお前の体は永遠に鮮度を保たれ続けるんだぜー!!!!
お前の肉体は……至高の芸術…まさに俺の理想だ!!
その美貌を…肉体美を…俺は一生眺め続けたいんだ!!!!!!!!!!!!!!!!
戻れ!!!!!!!! 永遠の額縁の中で!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン「…!!!
…………………………///」
ぽ
ギル「なんか満更でもなさそうなんですけどぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バーニャカウダってなんだよ…『ちなみに俺はB専のバーニャと呼ばれていた』
チロリーン「その“ちなみに”いらねーだろグォルァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
殺す!!!!!!!!!!!!!!!! こいつ殺す!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「あぁ!!!!!!!! 許せないな…人のかわいい子孫を!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーンはBじゃない……Aカップだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン「そっちじゃねーだろバカヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボカメキャアァァァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「ぎゃぴてぃーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガッシャアアアアァァァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ネコ【…チッ! 安全地帯からべらべらと……だがにゃ!!!!!!!!
その場所は我輩が制圧した場所にゃ!!!!!!!! 位置は把握しておる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ギル「ネコ殿 自分も居ましたよ」
ネコ【つまり我輩達はすぐにでもお前の首を裂きに行けるのだニャォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
バーニャカウダってなんだよ…『おぉ…怖いなー でも…そんな寄り道していてもいいのかねぇ?
もう既に聖魔隊の隊長が動き始めてる
動ける兵隊 傭兵達をかき集めて体勢を立て直してこっちへ向かってるぜ
ここへ来てもいいけど 袋の鼠になるのがオチだろうよ』
エンカ「な…なに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ジュリー「戦う精神がまだ残っていたのか…
……まずいぞ 逃げ場がない中で戦いになるのは…圧倒的に不利過ぎる…!」
ツバメオー「かーーーーーーーーーッ!!!!!!!! んなこと言ってるならはやく走れヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
門はまだ閉まってない!!!!!!!! はやく!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「!! そうだ…! みなさん 全速力です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギ… ギ… ギ… ギ…
ヤンデル「…! 案外余裕あるんじゃないか…?
閉まる前に抜けれそうだ…!!」
ビラコ「いそげっ!!!!!!!! いそげっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダァァァァーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
バーニャカウダってなんだよ…『……くく』
バーニャカウダ(門の閉まるスピードを意図的に遅くしてるんだぜ…!
先にあの門にたどり着くのは男だろう… そいつが門の間をすり抜けようとした瞬間に閉まるスピードを最速にする…!
そうすればそいつは一瞬でひき肉さぁ!!!!!!!!
後の奴らもそれを見て一気に戦意を失う…! そして一網打尽!!!!!
さぁ…哀れなみせしめよ! 門をくぐるがいい!!!!!!!! あの世への門だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ドドォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ぬぉぉーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バーニャカウダってなんだよ…『今だッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ポチ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギギッ…!!!!!!!! ギ……
ギ………ピタァー…
バーニャカウダってなんだよ『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ギル「も…門が突然止まった!!!!!!!!? こ…これは 一体!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
もあもあもあもあもあ…
ジュリー「む…?!! 門の中から…霧…!!!?」
――― 霧やない ―――
ふぁああああああ… さらぁぁぁぁ〜〜〜〜〜…
びちゃびちゃのおじさん「わてやで」
テーレッテレー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「びちゃびちゃのおじさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドォドォーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ちょwwww
-
ギギギギ…
ポチッポチッポチッポチッ
バーニャカウダってなんだよ…「ぬ…ぬごぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
な…なにィィィィィィィィィィィィ!!!!!!!!!!!!!!!!?
も…門が…動かない!!!!? 電気系統がショートしたのか!!!!?
な…なんで!!!! まるで…“水分”を浴びたように!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
―――
さら…さら…
びちゃびちゃのおじさん「この門の隙間に染み入って壊してやったで!
これでもう閉じへん! さぁ行きぃや!!!!!!!!」
ヤンデル「お…おじさん…とんでいったんじゃ…?」
びちゃびちゃのおじさん「せやな
自由になり初めはスイスイ飛んどったやで
せやけどわて まだあんさんらに借りィ返しとらんの思い出したんや!
やから風に乗って猛スピードで戻って来たわ!
とりあえず…これで借りいっこ目返したで!!!!」
エンカ「“一個目”とは……
拙者達は不可抗力でびちゃびちゃ殿を助けたにすぎん
借りを返してもらうにしても今のでその分は返してもらったのではないか?」
びちゃびちゃのおじさん「何言うてんねん
わての借りは一つやない
助けてもらった他にもや…
あんさんらはわてみたいな年寄りの話を聞いてくれた
同情してくれた
楽しませてくれた
そして未来をくれた
失った…永遠に失うはずだったものをあんさんらはわてにくれたんや
返す借りは1コ2コ3コやすまん」
キリッ…
ツバメオー「同情してたっつーか哀れすぎて引いてただけだし」
びちゃびちゃのおじさん「とにかく今日はこれだけや
また……いつかまた必ず借りを返しに来る!!
それまで……今度こそほんまにお別れや」
さぁぁらぁぁぁぁーー…
ヤンデル「おじさん!!!!!!
おじさんはどこに行くんだ…?」
びちゃびちゃのおじさん「わてか…
わては……大空へと上がって行こうかと思う
わてが聞いた話やと 南の空にある超巨大積乱雲に 気体になったもの達が集まる楽園がある言うんや(アンサイクロペディア調べ)
そこに行こうおもとる」
エンカ「随分と遠くへ行くのでござるな……」
びちゃびちゃのおじさん「せやな
でもお別れやあらへん 空からわてはいつでも見とるやで…
そしていつでもやってくる
春はかげろうに揺らめきながら春風に乗り 花粉とともに…
夏はたいふうの一部となり 大粒の雨として…
秋はかまいたちを発生させ落ち葉を散らしそこに紛れたカメムシとともに…
冬は大寒波となり…吹き荒れる雪を煌々と輝くダイヤモンドにして…な…」
キラキラキラキラ
ツバメオー「オールシーズンでろくなことしてねーじゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
借り返す気あんのかそれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
びちゃびちゃのおじさん「とにかくまたな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
にっしょく世界で会おう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「おい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
一方的に無茶言って逃げんじゃねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前は無理だヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズ〜〜ン
-
ギル「いってしまわれた…」
ウソニ「びっくりするぐらい図々しかったな」
ジュリー「とにかくこれで無事に出れるよ!」
チロリーン「…ふふん…おい!!!!!!!!
バーチャンカルタ…だったか!!!!!!!!!!!!!!!!?
自分のコレクションとやらに出し抜かれる気分ちはどうだい!
お前みたいなゲスには相応しいよ
…本当は殴っておきたいところだが…今回は見逃してやるよ
じゃあな!!!!!!!!」
バーニャカウダってなんだよ…『ぐっ…待てェェェェェェェェェェェェ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バーチャンカルタじゃない……バーニャカウダってなんだよ…だーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドォーーーーーーーーーン!!!!!!!!
―――
ネコ【…ん!?】
ぴくっ
ワー ワー ワー
ドドドドドドドドドドドド…
ビラコ「わぁ! 来てるですよう!!!!!!!!!!!!!!!!」
チロリーン「…立て直したっていう兵力かい…!
思ったより多いじゃないかい…!!?」
ツバメオー「にゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!
逃げよ逃げよ逃げヨーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
タパパパーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
兵「…見えた!!!! 敵の姿…見えました!!!」
ブルーマオラ「追え!!!!!!!! 絶対に逃がすな!!!!!!!!!!!!!!!!
…公認傭兵達も頼むぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…まさかさっきの戦いの最中も平然と休憩していた連中がこんなに居たとはね…!」
傭兵「へへへっ! 俺達ゃ元々ネアメに忠誠誓ってるわけじゃねーからなぁ!
プライベートを大切にするのさ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブルーマオラ「プライベートの前に仕事だろう………
まぁ今となってはそれで都合が良かったが…
ここは体力が有り余ってる君らに懸かってるんだ 本気でかかってくれ」
傭兵「……おいおい…お前ぇ…確か…聖魔隊ってやつだろ?
知ってるぜ? 聖魔隊は魔反会で一番地位が低いってよぉ…?
だったら俺達よりも下なんじゃねぇか…?
なのに随分と偉そうじゃねぇか…えぇ? おい…」
ブルーマオラ「ふん! やかましい…今はここの施設長であるアリズミダ様から指揮をまかされている
僕の立場はアリズミダ様と同等と思え」
傭兵「気が進まねぇなぁ」
ブルーマオラ「もちろん褒美は出すよ
あの逃げている連中を一人でも捕まえれば…捕らえた者に褒美を与えよう!!!!!!!!
これはアリズミダ様からの計らいだ
相当おいしい褒美に違いないだろう」
――― その頃
アリズミダ「ふあ………ふあ………ふあ………
そんなこと言っとらん糞がーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ずず………しゃっくりか…」
キンリミテシミテ「しゃっくりか今のあれコラァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ぞーん!!!!!!!!
―――
傭兵「ひょーーう!!!!!!!! 褒美ぃ!!!!!!!!!!!!!!!!?
1人につきイチ褒美!!!!!!!!? 二人捕まえたら褒美2つ分!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
そりゃうめぇ………やるしかねーぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
傭兵達『オオオオオオオオオオオ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ゴゴォォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
わ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
-
× 傭兵「へへへっ! 俺達ゃ元々ネアメに忠誠誓ってるわけじゃねーからなぁ!
○ 傭兵「へへへっ! 俺達ゃ元々魔反会に忠誠誓ってるわけじゃねーからなぁ!
-
ドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ギル「ぬ…ぬはァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
き…来てる来てる!!!!!!!! なんかすごい殺気放ってるーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「じょ…冗談じゃないヨ!!!! あんなのに捕まったら何されるか分かったもんじゃないヨ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネコ【戦った方がいいんじゃにゃーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?】
ジュリー「こっちも体力消費してるんだよ リスクが大きすぎる!!!!
この敷地を抜けてゲーム脳地方に入れば逃げきれるんだ 走ろう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「そうでござるな! ここで誰か一人でも欠けるのは避けたいところ!!!
幸い道は整ってるし このまま“真っすぐ”突っ切れば最短で出られる!!!!
踏ん張るでござるぞーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「…………………ん?
真っすぐ?
“このまま真っすぐ”??」
もみーの銃「どうしたの? ツっちゃん?」
―――
ドダダダダダダダダダダ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
傭兵「…チッ!!!! はえぇなアイツら
…おい! 隊長さんよぉ お得意の魔法でなんとかならねーのか!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブルーマオラ「…
(フワラル系の魔法を使えば追いつくのは容易だが…
それらの魔法は聖魔隊の逃走を防ぐために退魔で封じられている
それを無視して使ってしまえば “僕らの体に仕掛けられたアレ”が………!
……ちっ! 少なくとも今の僕に魔反会を抜ける気なんてないのに…!!!
…くそ…今はこれで補うのが精一杯だ)」
キュイイイイ…
ブルーマオラ「ミナ カイサメ メコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュアアアアアアアアアアアアアアアアア
シュシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブルーマオラ「足を速くする魔法だ 一気に距離を詰める!!!!!!!!」
兵達『おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ
{スピードをあげる魔反会兵達!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
傭兵「うをおおおおおおおおおい!!!!!!!!? 俺達は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブルーマオラ「悪いがこの魔法には人数制限がある! こちらの戦力を優先して使わせてもらった!
奴らは僕達が押しとめる 君達は後ろから挟み込め!!!!!!!!」
シュダダダァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
傭兵「お…おいコラーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
傭兵1「く…くそが…! あのクソヤロー
俺達をのけ物にしやがって!!!!!!!!!!!!!!!!」
傭兵2「このままバックレちまうか?」
傭兵3「いや 一匹につき褒美一つはデケェ…!!!!!
これを逃すわけにはいかねぇ…」
傭兵4「だけど追いついてももう捕え終わってるかもしれねーし………」
??「おおい!!!!!!!! 向こうに人影があるぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
逃げてる連中の仲間じゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
{傭兵の一人が指差した!!!!!!!!
ギル達が逃げてる方向とは全く別の方向に一つの影が……}
傭兵1「あれは………? …ん!!!!?
あの“ナース姿”………遠目で分かりづらいが 逃げてる奴らの仲間の一人じゃあ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
傭兵2「逃げ遅れたか…それとも一人だけ別の方に逃げてしまったか…」
傭兵3「…………ともあれ…」
傭兵達『カモであることに違いねェッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
ウソニ「…!!?
…ビラコ先生がいないぞ!!!!!!!!?」
ギル「な…なんですと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!!!!!!!
-
―――
傭兵1「ひゃっほーーーーーーーーーう!!!!!!!! 待ってくれ子猫ちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
傭兵2「待てコラァ!!!!!!!! 一人で抜け駆けすんなやァ!!!!!!!!!!!!!!!!」
傭兵1「抜け駆けだぁ!!!!!!!? 俺がいつお前らと手を組んだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
いいか? 褒美は目標を捕まえた奴“のみ”だ!!!!!!!!!!!!!!!!
こっからは誰が先に捕まえるか…競争なんだよォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダダダダダダァー!!!!!!!!!!!!!!!!
傭兵3「ヤ…ヤロー!!!!!!!! 捕まえるのは…俺だァァァァァァーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
傭兵1「ヘッ!!!! 控えてろ負け犬ども!!!!!!!!
褒美は貰うが 捕まえたナースちゃんとイイコトはさせてやるからよォォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッと!!!!!!!! こっちだったかぁ…!!!!!?」
ザザッ…
しぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん………
傭兵4「…いないぞ!!!!」
傭兵5「隠れたか!!!!!!!!? くそ…俺が先に見つけるぞ!!!!!!!!!!!!!!!!」
傭兵6「俺だ!! 俺が先だ!!!!!!!!」
傭兵1「…!! て…てめーら邪魔だぁー!!!!!!!!!!!!!!!!
褒美は俺のもんだぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カスは下がってろ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!」
傭兵7「なんだとテメェ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バキッ ボカッ ドカァッ!!!!!!!!!!!!!!!!
わーわー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
木の上のナースタ「………うす」
ドドォーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
ベナガンチャラ「あーあーあー
なんか乱闘はじめちまったぜよ
利己的な奴らじゃがぜ」
ペポコンロッコ「あんちゃん悪いヒトっち〜
同業者をだまくらかすなんて!!!!」
ベナガンチャラ「いいんだよ
あんなプロ意識のカケラもないやつらにゃイイ薬ぜよ…」
ペポコンロッコ「プロ意識のカケラもないのはあんちゃんも人のこと言えないと思う!!!!」
ベナガンチャラ「うっせうっせ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
―――
ギル「ビラコさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ビラコさん…どこに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ぬぽォ…
ビラコ「ここです〜〜
にゃんこちゃんが背中に乗せてくれたですよ♪
ふかふか〜〜////」
ズヌヌヌ…
ネコ【冬毛に埋もれるにゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ギル「な なんだ 良かった」
ツバメオー「あッ!!!! ずるい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
―――
兵「…!!!!? ちょっ…後ろに傭兵達の姿が見えません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブルーマオラ「な…なにぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? ど…どこに行ったんだ!!!!!!!!!!!!!!!!」
兵「…!!!! あ…! あんなところで乱闘してます!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブルーマオラ「な…なにをやってるんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
く…くそ!!!!!!!! 所詮雇われ傭兵……アテにならない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もういい…僕らでケリをつける!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
速度を上げろォーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュウウーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドドドドドドドドドドドドドド
兵1「…くっ…速くなるのはいいが余計疲れるなこれ…」
兵2「だよな……てかよく考えたら俺らまともに昼飯も喰ってないよな
昼時にあいつら確保の指令がでたからてか」
兵3「う…うぅ そんなこと言うなよ こっちまで腹減ってきた…」
兵4「うぐぐぐ…なんか食いたい……味とかどうでもいいから…なんでもいいから口に入れたい…」
もあもあもあもあ…
兵4「ふぉあッ!!!!? な…なんだこの匂い?!!!!!!
」
兵5「しょ……食欲をそそるぞ… い…一体どこから匂いが…!?」
ハイゼン「こちらでーすよー!!!!」
ばーん!!!!!!!!
コトコトコト…
刻苦「くわー!! くわー!!!!」
兵2「食堂の河童!!!!!!!!!? なんでこんなところに…!?」
ハイゼン「戦う皆さんに! 出張食堂を構えさせてもらいました!!
料理長刻苦が腕に縒りをかけて作った料理を堪能してください!!!!!!!」
兵1「しゅ…出張食堂って……な…なにがあるんだ…?」
刻苦「クワワ〜!! クワ〜〜!!!!」
ハイゼン「はい!!!! 青くした伊勢海老の髭を麺にし…米のとぎ汁に青106号を混ぜたものをスープに!!!!
トッピングは豚肉の青汁煮と青煮玉子 青もやし 青メンマ…ヘドラなどをマシマシで乗せた極上の青ラーメンです!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
兵達『こんな時くらいまともなもんねーのかよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ズズズ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!
兵1「麺が伊勢海老の髭て!!!!!!!!!!!!!!!! その時点でラーメンですらねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!
兵2「むしろ伊勢海老の本体食わせろよ!!!!!!!!!!!!!!!!」
どぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!
ハイゼン「でもおいしいですよ?」
もわもわもわもわ…
兵達『う…!』
兵7(見た目はアレなのに……な…なんて食欲をそそるんだ…!!!!!!!)
ゴクリ…
兵1「………ひ…一つくれ!!!!!!」
兵2「お…俺も!!!!! 俺もだ!!!!!!!!」
兵3「俺もッ……大盛りで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハイゼン「はいはい♪ いっぱいあるので押さないで下さいね!」
刻苦「クワクワクワクワクワ!」
-
ズゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾォォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
兵1「う…うめ!!!!!!!! うめ!!!!!!!!
な…なんだぁぁーこれはァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
兵2「い…伊勢海老の髭が麺なのに…なんでこんなにツルシコなんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ハイゼン「実は伊勢海老の髭に片栗粉で固めたオリーブオイルがコーティングしてあるのです」
兵達『まぢかよもこみち流石だな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
刻苦「まだあるクワ! くえクワ〜〜〜」
兵3「…あぁッ おかわり…おかわりだッ!!!!!!!!」
兵1「お…おいしい…うますぎる…
こ…これが…魔反会給仕班班長の料理…!
俺達は大きな思い違いをしていたんだ…
見た目だけで判断して…本質を見誤っていた…
訂正します…刻苦班長 あんたは最高の料理長だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
刻苦「クワ」
うるうる…
ハイゼン「…あぁ…! やっと分かってくださったんですね…!!!!!!!!!
報われましたね…料理長…!」
刻苦「クワワ」
兵5「これからも俺達の食堂で料理を作って下さい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
兵6「毎日食べます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハイゼン「ありがとうございます…!
………で…でも…
それは出来ないかな…?」
兵達『え』
ギュ……ギュゴルルルルルルルルルルルルルルルル…
兵1「う………ごぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
は…腹が…腹がァァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドッサー!!!!!!!!
ハイゼン「ごめんなさい…料理の味は変わらないけど物凄く強力な下剤です
もう1時間はウ○コが止まりません…」
兵達『ひ………ひぇぇぐげぇええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドサドサドサァァァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハイゼン「………料理長… これで良かったんですね…?
あの方達を…助けるために…!」
刻苦「………クワ
…すまんクワ お前を巻き込んだクワ」
ハイゼン「いいんです
私は料理長の料理に…生き様に心酔したのですから」
-
―――
兵「…なんかまた兵が減ってるような」
ブルーマオラ「ぬ…ぬわにぃぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
何をやってるんだ…どいつもこいつもぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
後少し…後少しで追いつけるんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
―――
ギル「ぜー…ぜー………あと…少し…!」
チロリーン「気を抜くなよ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「足がパンパンだヨ〜〜」
エンカ「辛いときは楽しいことを考えてアドレナリンを分泌するでござる!! 紛れるぞ!!!!!!!!」
ギル「た…楽しいこと…楽しいこと…」
〜〜〜
アハハハハ
アハハハハハハハ
ウフフフ…
{数多のパン筋に囲まれてる妄想をするギル}
ギル「……うぇへ…うぇへへへ…」
ジュル〜…ツルッ!!!!!!!!
ギル「ぐわたーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どって〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「ギルが転んだ!!!!!!!!」
チロリーン「気を抜くなっつったろーが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズ〜〜〜ン!!!!!!!!
ウソニ「…ッ来たぞ…!」
ザザザァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブルーマオラ「ハハハッ!!!!!!! 追いついたぞ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンデル「…!」
ブルーマオラ「もう逃がさん ためらいなく終わらせよう」
ズズズ…
エンカ「やる…か…!」
ブルーマオラ「フフ…悪いが先程のようにはいかないぞ
全力で僕の最大魔法を放とう… 先程のような建物内じゃ使えない正真正銘の僕の本気だ…」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
エンカ「ッ…!!!!」
ジュリー「…駄目だ… このまま戦えば…犠牲は免れないぞ…!」
ギル「あわわ…じ…自分が転んだばっかりに…」
チロリーン「…どちらにせよいずれ追いつかれていたさ
………ここは私様が引き受ける…皆 逃げるんだよ!!!!!!!!!!」
ギル「そ…! そんな…チロリーン様!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「みんな何を言ってんのさ! 逃げればいいじゃん!!!!!!!!
ギコォ リウォーロ メコラ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バキキキキーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{ブルーマオラ達の前に氷の壁がせり上がった!!!!}
ブルーマオラ「むっ!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「今だヨっ!!!! 走れヨ!!!!!!!!」
ヤンデル「いや…あんな壁作ったところて…」
ツバメオー「いいから走れバカーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボクの言うことを聞け〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「は…走りましょう!!!!!!!!」
-
ダダダ〜〜
兵「…逃げていきます!!!!!!」
ブルーマオラ「…ふん! こんな薄い氷の壁で僕達を足止めしたつもりか!?
こんなものは…こうだッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ベイファイ メコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
メラァァァァァァァァァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
じゅわぁぁぁぁ〜〜〜〜〜
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「…ニヤッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
じゅあああ…じゅわわわわわわ〜〜〜〜〜
ブルーマオラ「はははは!!!! 見ろ! こんな壁…簡単に溶けていくぞ!!!!!!!!!!!!!!!!」
しゅわ〜〜〜〜〜〜
兵「おー溶けてる溶けてる」
しゅわっ…しゅわっ… しゅわぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜……
兵「溶けてる溶けてる溶け……溶けすぎィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あのなんか…我々の足場まで…」
ブルーマオラ「は?」
じゅわぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブルーマオラ「う?!!!!!!!!!!!!
うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
バッチャアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブルーマオラ「う…うぎゃああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ち…ち…ちべたああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バチャバチャバチャバチャバチャバチャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
兵「み…水?!!! な…何故地面が水にぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
兵B「ちょ…待って…確か!!!!!!!! “ここ”…元から湖だったよな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
兵「!!!!!!!! そ…そういえば!!!!!!!!
じゃ…じゃあ我々は…凍った湖の上を走っていたのか!!!!!!!!!!!!!!!!
それが今の魔法で…溶けて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブルーマオラ「な…なんで…あの大きな湖が凍っていたんだァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ぼががァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バチャバチャバチャバチャバチャバチャ
-
バチャバチャバチャバチャバチャバチャ
ひい〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「え…? 魔反会のやつらが…溺れている…?」
ジュリー「…! そうだ!!!!!! 俺達が立っているこの場所は…確かに湖だった!!!!!!!!
この湖があるから俺達は“迂回して”基地に近づいたんだよ!!!!!!!!!
それなのに俺達はここまで“真っすぐ”逃げていた!!!!!!!!
気づかなかったよ…ここが湖の上だったなんて!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「や…やけに滑ると思ったら…そういうことだったのでありますね…!」
エンカ「…ツバ嬢!! まさか…気付いていたでござるか!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ツバメオー「へへーん」
ウソニ「いやしかし 何故湖が凍っていたんだ」
ツバメオー「思い出せヨ! ここへ来てすぐにボクが“何をしたのか”…!」
ギル「…え…?」
ビラコ「……………あ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ピコーン
〜〜〜 >>654 〜〜〜
バチャアァァン!!!!!!!!
ツバメオー「れれギャアァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{湖に落ちるツバメオー}
ヤンデル「よっしゃアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
もみーの銃「大丈夫!!!!!? ツっちゃん!!!!!!!!」
ツバメオー「だ…大丈夫だヨ…………アッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぷか…
ツバメオー「あああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボクの魔法札が湖の中に沈んじゃったヨーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
〜〜〜 >>656 〜〜〜
ビラコ「魔法札は濡れてても効果は消えないですよ
今なら拾えるですよ」
〜〜〜
ヤンデル「…あ…あの時の…落ちた魔法札か…!」
ジュリー「そ…そうか!! 湖に落ちた後…なんかの拍子で発動したんだ!!!!!!!!
それで俺達が施設でなんやかんやしてる間に…湖を凍らせた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なるほど…そういうことか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
もみーの銃「す…すごいツっちゃん…あの時から下準備してたんだね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ツバメオー「へへーん!!!!!!!!」
ヤンデル「いやドヤ顔だけどお前のおっちょこちょいが起こしたただの偶然だろ…」
ズーン…
ペトロ「―――」
{↑凍ってるペトロ}
-
ブルーマオラ「あばば!!!!!!!! あばばば〜〜〜!!!!!!!」
バチャバチャバチャバチャ!!!!!!!!
ギル「…何はともあれ…これで逃げ切れそうだ
長かったこの施設ともお別れできますね…」
ジュリー「そうだね!!!!!!!! チロリーンも助けた 改造機能も破壊した…これで胸を張って帰れるぞ!!!!!!!!」
チロリーン「そうだな…」
ジュリー「君はみんなに謝らないとね! チチスもハハスも心配してたんだぞ」
チロリーン「うん……」
ギル「…さぁ!! 出ましょうか!!!!!!!!」
ブルーマオラ「ま…待てぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
君達は捕まえるんだぁ〜〜〜〜! 僕らの未来のために!!!!!!!!
未来のためにィーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バチャバチャバチャバチャ…
ビラコ「…あの人どうなるですかね…
なんだかちょっとかわいそう…」
エンカ「ビラビラ嬢…気にしていても仕方ないでござるぞ」
ビラコ「…そうですね…」
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
{長きにわたる(レス的に)戦いは終わった…
ギル達…全てを成して施設を脱出す!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ドドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――… 外
ギル「…あ」
ババンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
刻苦「クワ」
ハイゼン「またお会い出来ましたね」
にこっ
ギル「刻苦料理長!!!!!!!! ハイゼンさん!!!!!!!!?
何故こんなところに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ハイゼン「えっと……実は…」
かくかく しかじか
ニキビが きになる
ギル「えぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
自分達のためにそんな危険なことを!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ハイゼン「はい 料理長のご発案です」
刻苦「クワ〜」
ギル「刻苦殿…!!!!」
刻苦「…クワ …ギルクワ〜 お前の食いっぷりはいつ見ても気持ちがいいクワ〜」
ギル「!!!!」
ツバメオー「…この河童…もしかしてギルの事を気付いてたのか…?」
刻苦「クワ」
ギル「や…やはり…そうでしたか…
じゃああの時のあれは…偶然じゃあなかったのでありますね…」
ツバメオー「あの時のあれって?」
ギル「刻苦殿が我々に料理を追加した時(>>699)…料理の中に…
自分が魔反会時代に毎日のように頼んでいた“いつもの”があったのです…!
思えばあの時から既に自分に気付いていたということですね…!」
刻苦「クワワ〜」
ヤンデル「あ…あの時の料理に…? 一体なにがあったんだ…?」
ギル「…自分の“いつもの料理”…それは…
“湯葉”と“乾燥麺”“麩”を駆使したその名も『湯葉包み蒸し -パン筋風-』であります…!
麩を乙女の柔尻に見立て その上に麺を乗せ更にその上から湯葉で包めば…まさに!!!!!!!!
スカートに浮かび上がるパン筋!!!!!!!! それは見た目も味も至高の品でありました!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「なんだその変態料理!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ずずオ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「な…なんだと…そ…そんな料理があるなんて…」
エンカ「ぬ…ぬぅ…! 何と言う発想力…!
まさに天才のソレでござる…!!!!!!!」
ごくり…!
ツバメオー「感心してんじゃねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゾーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
× >>699
○ >>799
-
ウソニ「彼らの行動で確かにこちらは助かったが…彼らにとって重大ではないのか?
少なくとももう魔反会には戻れないだろうが…」
ギル「ぬ! そ…そうですよ…これからどうするので?」
ハイゼン「それなんですけど…料理長とも相談したんですが
どうか私達もネアメに連れてってくださいませんか?」
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ざわらッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハイゼン「料理長は料理を作ることしか出来ません
そして私はそれを配膳することしかできません…
出来る事は少ないですけど この力を誰かのために使えるなら
あなた達のような…おいしく…嬉しく食べてくれるような人達がいる所がいいです!!!!!!!!!!!!!!!!
ネアメはきっとあなた達のような方々が多いのでしょう…どうかお願いします…!!!!!!!!」
ペコォー!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「え…ええぇ…いやそんな急に……
お前らさっきのさっきまで魔反会にいたじゃん…大丈夫なの?」
ハイゼン「思想の事を言ってらっしゃるなら 大丈夫です!
私は魔法使いに対する偏見はありませんし 料理長も人が多いから魔反会で料理を作ってただけなんで別に魔法使いが嫌いってことでもないですから!!!!!!!!」
ビラコ「あうー 私は大賛成だと思うですけど…ギル君はどう思うです?」
ギル「……そうですね
刻苦殿の作る料理は見た目はアレですけど味も栄養バランスも最高であります
これからの戦いのために…体作りになる料理を毎日皆で摂れるのは大きい事だと思います」
ヤンデル「…じゃあ!!!!!!!!」
ヤンデル「…刻苦殿…!
あなたの作る素晴らしい料理…どうかネアメでも堪能させて下さい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
刻苦「クワワワワ! まかせろクワ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハイゼン「良かったですね!!! 料理長ぅ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「もちろんハイゼンさんも…共に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これから同じネアメの仲間として…よろしくお願いいたします!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビシッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハイゼン「あ…あわわわわ…! わ…私なんてホントに配膳しか出来ませんけど…!」
エンカ「十分でござる」
ジュリー「そうだよ
ゆるふわネコ耳おっぱいメイドさんなんてその場に居るだけで皆幸せになれるよ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババーン!!!!!!!!
ハイゼン「…! う…嬉しいー!!!!!!!! 配膳してて良かったーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぺかー!!!!!!!!
ビラコ「良かったですー! 楽しい仲間が増えるですよう!!!!」
ギル「ふふ…
刻苦殿が来てくれたら ネアメの食堂をほぼ一人で取り仕切ってたミーコさんも楽になりますね」
わいわいわいわいわいわい…
-
レス的にwww
-
ヒューーーーーーーーーーーーーーーーーー…………
ゴウゥゥーーー…ン
アリズミダ「…この…始末…!
どう落し前を…付けてくれる!!!!!!!!
えぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブルーマオラ「…!!」
キンリミテシミテ「…」
レッド「うううう…」
アリズミダ「もう…こうなってはこの施設は終わりだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それが何を意味するか分かるか…!!!!!!!!!!!!!!!!
魔反会が念願とする『全地方の統治と魔法使い排除』の達成が遠のいたのだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あの…ゲーム脳地方は昔から謎が多く未開の地だった!!!!!
その地を切り開き 把握し 制圧し 魔を排除すること!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それは魔反会の大きな前進の一つになるに違いないはずだった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それが全てパァだ!!!!!!!! 投じた予算もパァだ!!!!!!!!!!!!!!!!
パァパパァパァパァパァパァパァパパァパパパパァパァパパァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ポァポァプーーーーーーーーー!!!!!!!!m(__)m!!!!!!!! ペペペのペェ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜パア」
どぉーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
兵「アリズミダ様!!!!!!!! お気を確かに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
アリズミダ「今回の責任は…全てお前らにある!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビシィーッ!!!!!!!!
キンリミテシミテ「………何を」
アリズミダ「口答えすりゅなアァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バチィィィィィィィィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{竹刀でキンリミテシミテを殴るアリズミダ!!}
キンリミテシミテ「うぐ…!!!!」
バチィーンバチィーンバチィーンバチィーンバチィーンバチィーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アリズミダ「お前っ達がッッ ちゃんとォ あいつらを!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
殺さなかったからこうなったんだァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
せめて!!!!!!!! せめて一人でも捕らえるべきだった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もはや挽回の余地もない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
終わりだ!!!!!!!! 終わりだよ貴様らは!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッチィィィィーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キンリミテシミテ「ッッッ…グッ…!!!!!!!!」
ブルーマオラ「やめてください!!!!!!!! 女性を理不尽な暴力で傷付けるな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
アリズミダ「うるせぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私はリョナラーだーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どうせもうお前らは死ぬしかないんだ!!!!!!!! 私が引導わたしたら〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
リョナラーwww
-
ゴッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バシッ!!!!!!!!
バーニャカウダってなんだよ…「まぁまぁその辺にしやしょうや」
アリズミダ「…ぬっ!!!!!!!! き…貴様…!!!!!!!!」
バーニャカウダってなんだよ…「あんたが必死になるのも分かる… だがなぁアリズミダさん 全部を彼らに被せるのは理不尽ってもんでしょう
むしろ彼らはよくやったよ 様々な面で不利な状況の中 最善を尽くすために戦っていた
特にあんな無能な指揮下にあっても彼らは指揮官を立てて愚直にそれに従った」
アリズミダ「…無能な…指揮…だと…?
き…貴様…誰の事を言っておる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
バーニャカウダってなんだよ…「もちろんあんただよ
いいかい 確かに彼らは負けたが…それはまた別の話
この施設そのものをパァにするまで追い込んだのはあんたの無能指揮なんだよ」
アリズミダ「な…なんだと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
何故私のせいになるんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そ…それなら……そうだ!!!!!!!! あの隠し部屋を守ってた奴ら!!!!!!!!!!!!!!!!
あの無能どものせいだろう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ビッシー!!!!!!!!
レッド「ひ…ひぇ〜〜!!!!!!」
バーニャカウダってなんだよ…「確かにネーキッドガーディアンズはあの隠し部屋を守る最終防衛線…
しかし彼らを責める事も出来やせんでしょう
あの部屋での彼らは確かに強いが…だが相手はそこらのネズミじゃなかったんだ
あんたは指揮官として 援軍を送るべきだった
実際あんた 聖魔隊のお嬢ちゃんにそのことを進言されてたろう?
しかしあんたはそれを不要と断じた… 自らの保身のために…
あんたが正しい選択をしていりゃ 少なくともこんなことにゃならなかった
他にも……あぁキリがねーや
とにかく あんたも責任は免れんって事だ
むしろ一番の重罪だぜ?」
アリズミダ「き…貴様……施設長の私ではなく…あの底辺どもに味方するというのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バーニャカウダってなんだよ…「常識で考えて………安全な場所から素っ頓狂で迷惑な指示だけだしてた無能より…
やれるべき事を全力で…命張った奴らを庇いたくなるのは当然でしょうか
…今回のことは洗いざらい本部に報告させてもらいますぜ」
アリズミダ「ぐ…ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおお…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ふ…ふざけるなァァァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
わ…私の…私の野望がアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガクゥゥゥゥゥーー…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バーニャカウダってなんだよ…「…次はトイレ班行きかねぇ…
…ま 便所掃除なら付き合いますぜ
どうせ俺だって責任はとるつもりだからな…」
ブルーマオラ「…………バーニャカウダってなんだよ…統括………」
バーニャカウダってなんだよ…「ふぅ…俺は現場主義なんだよ
お前さんらみたいに 泥被って働いてくれる連中こそ 報われるべきだ
…頑張りなよ」
キラ…
ブルーマオラ「…バーニャカウダってなんだよ…統括……!!!!!!!」
つー…
キンリミテシミテ「変な名前のくせに…! 変な名前のくせに…!」
ぐし…ぐし…!
-
まったくだw
-
―――― そして…
勇者村
ざわざわざわざわざわざわざわざわ
村人1「チロリーン!!!!!!!!」
村人2「チロリーンちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!」
村人3「チロリーンちゃん…無事だったんだね…!!!!!! 良かった!!!!!!!!」
チロリーン「みんな…! 遅くなってごめんよ
魔反会の施設は無力化した! もう魔反会が攻めて来ることはないよ!!!!!!!!」
村人4「馬鹿だねぇそんなことは今はいいんだよ!!!!!!!!
そんなことより皆 チロリーンちゃんの事を心配してたんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
本当に…本当に安心したよぉ…」
チロリーン「…あ…!
う…うん…ごめん 心配かけちゃって」
ジュリー「いや本当に今回はまー俺の子孫がとんだご迷惑をかけちゃったよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
先祖として俺も謝るからチロリーンを許してやってくれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんなら俺を骨格のデッサンのモデルにしたっていいからさ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ほら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビシィーーンッ!!!!!!!!
{ポーズをとるジュリー}
村人5「い…いやそこまでしなくて良いですよジュリー様…」
タイム「う…うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおチロオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオリ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドォー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン「タイムか」
タイム「チロリーン!!!!!!!!!!!!!!!!? 本当にチロリーンか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
本物!!!!!!!!!!!!!!!!? 生!!!!!!!!!!!!!!!!? 生チロリーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
生チンか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
チロリーン「チンではねーがチロリーンだ」
タイム「………! …ふぉ…はあああああああああああああああああああああああああああああああああ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
良かった…本当に良かった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あははははははははははははハァハァハァハァァァァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
チロリーン「大袈裟だよ」
タイム「大袈裟なものか!!!!!!!!
チロリーン…! 君が帰って来なくなってから僕はもう本当…!
(心労が)抜けなくて抜けなくて…!!!! (ストレスが)溜まりまくったんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!?
でも君の顔を見て…安心したよ…!!!!!!! 僕のコ(コロの第六)カンもビクンビクンだよ(テンションが)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いやこれでもう本当に安心だ! これでまた君の笑顔をおかずにして(心の疲れを)抜けるよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今日は気持ちいい夜になりそうだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
(ヨー)そーろーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パァァァァァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン「帰って早々怒涛の下ネタやめろや………」
す〜〜ん…
タイム「何を言ってるんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
下ネタなんて一切言ってないじゃないか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドドーン!!!!!!!!!!!!!!!!
-
wwwwwww
-
tst
http://i.imgur.com/xLJSmNh.png
-
ジュリー「まぁまぁ みんな各々言いたい事はあるだろうけど ひとまず!
チロリーンを帰宅させてあげてくれよ 久しぶりの我が家だからね」
タイム「そうだね! 久々に家族水入らずで過ごすといいよ!!!!!!!
おな(じ屋根の下で思う存分)にー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
タッ!!!!!!!!
チロリーン「その妙に略す癖治せよお前」
ジュリー「さぁ入ろうか………あれ? 君達は?」
ギル「い…いやー…あの 我々も一緒に居てよろしいんですかねぇ…」
ツバメオー「さっき変態野郎が家族水入らず云々言ってたけどボクらおもっくそ部外者だヨ」
ジュリー「何を言ってるんだい……君達のおかげでチロリーンも助かったし魔反会の計画も阻止出来たんだよ?
君達が来なくてどうするのさ! 一緒においでよ!
なぁチロリーン?」
チロリーン「勿論
両親もギル達にお礼を言いたいはずだよ」
ギル「そこまで言ってくださるなら……じゃあ行きますか…」
ツバメオー「しょーがねーな〜」
ヤンデル「いやなんでイバるんだよ………」
ハイゼン「あ……流石に私と料理長は遠慮しますよ
どこかそこらへんの食堂にでも行っています
ねぇ料理長?」
刻苦「クワ」
ギル「そうですか…じゃあまた」
―――
ギィ…
チロリーン「た…ただいま」
しん………
エンカ「む…? なんだか暗いでござるぞ? 人気ないようだが…」
ネコ【…なにか不測の事態か? ニャ】
チロリーン「…いや
…あぁそうか これだな」
スッ…
ポン…ポン…
{玄関に並べてあった草履5足を積み上げ…}
トン…
{1番上の草履に飛車を打つ}
ピタ…
{そして下から3番目の草履に鼻を当て…}
チロリーン「ほそむッ!!!!!!!! ほそむッ!!!!!!!! ほそむッ!!!!!!!! ほそむッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パチ……パッ!
カチャリ…
ハハス「は〜〜〜〜い …あら…ま!!!!!!!!
お帰り!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ど〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『ズコ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
-
ジュリー「やぁ 今のでハハスが出迎えてくれるフラグが立ったんだよ」
ツバメオー 「あんな奇行をやらねーと出迎えもしてくれねーのかヨ…」
ズズーン…
ハハス「お待ちしておりましたわ
さぁ上がって下さい おもてなしの準備はしてありますわ」
ウソニ「もてなしの準備……
なんだかこちらが帰ってくるタイミングが分かってたかのような言い方だ…」
ハハス「ふふふ
分かっていましたわ」
ビラコ「えー!!!!!!!!? すごいですよ! なんでですか!!?」
ハハス「ふふふ
それはこの家にある『フラグ監視システム』のおかげです
この家の至る所には“あらゆるイベント”に反応するフラグシンボルが置かれています
それらはその“イベント”の進行具合に応じてそれに対応した反応をしめします
例えばここに破れかけのぬいぐるみがあります
これは家のトイレのイベントフラグを担当しており、このぬいぐるみの綿がおもむろに溢れ出したらお父さんは快便というイベントフラグを表していますし
逆に破れている箇所が綺麗に縫合されていたらお父さんは糞詰まり という具合に把握出来るのです」
どんッ…!!!!!!!!
ツバメオー「いやそのイベント把握する必要ねーだろそれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハハス「そういう具合であなた方の活躍もフラグシンボルを通して見守らせて頂きました
もちろん…チロリーンの救出……その瞬間も
ほら…この花… チロリーンが助け出された瞬間に花びらが散りましたわ
それがチロリーン救出成功を示すフラグなのです」
パァァァァァァァァ…
ツバメオー「いやそれダメな方のフラグだよね」
ズ〜〜ン…
ハハス「ふふふ……
………チロリーン…
……おかえり…!」
ニコ…!
チロリーン「お…お母さん………………」
きらきらきらきらきら…
ビラコ「びゃ…びゃう゛ぅぅぅぅぅぅっっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
よがっだでずぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
会いたい人に会えるなんてそれはどっでも嬉じいごどなんでずぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぽろぽろぽろぽろ…
ジュリー「優しいビラコさん……その涙を舐めてあげよう…」
エンカ「ならば拙者は右頬…
ジュリー兄さんは左頬でござる…」
ジュリー「待って………… 俺も右がいい…………」
ツバメオー「うるせぇお前ら凍ろすぞ」
-
凍ろすぞwww
-
ジュリー「そういえばチチスはどうしたんだい?
あの子もかなり心配してたから真っ先に飛び出して来るかと思ったけどなぁ?」
ハハス「あぁ…………それが……お父さんは…」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ゾクッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン「う!!!!? なんだこの悪寒…!!!?」
ハハス「まずいですわ 来てしまう……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ズチャ… ズチャリ…
チチス「ケ…ケェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チロリーン「お…親父ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「うわぁ………どうしちゃったんだい?
ものすごくイッたような目で…まるでゾンビみたいな感じになっちゃってるけど…」
ハハス「今のお父さんはケダモノ化していますわ」
ツバメオー「ケダモノ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズゾーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハハス「はい…
心配していたチロリーンが救出されたと分かってから 張り詰めた緊張の糸が切れたようです
それによって今まで平静に保たれていた理性のタガが外れてしまい『チロリーンを愛でたい・むしろ襲い掛かりたい』という本能が溢れ
それが引き金となってお父さんの中のケダモノフラグが立ってしまったんです」
チロリーン「なにやってんだこのクソ親父!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「娘愛半端ねー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チチス「ギロロロロ…ゴルォ!!!!!!!! ゴルォ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハハス「気をつけてください!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今のお父さんは視力がきかない…『愛は盲目』状態!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
誰彼構わず襲い掛かるはずですわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「えぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズン〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
チチス「ギギギ…シャガァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「?!」
ガッシィィィィィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チチス「ギギギィィーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チィルォオルィィィーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュウウウーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「ヤン坊が捕まった!!!!!!!! ものすごく抱きしめられた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギギギ…
ヤンデル「ぎぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
おっちゃんwww
-
チチス「チィルォルォルォルィウィィィィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン……
チィィィィルォオオオオルイィィィィ〜〜〜〜〜〜〜〜ン…!!!!!!!!!!!」
すーりすーりすーり
メキ… メキ… ミシシ… メギギギ…
ヤンデル「ぽ…ぽぇぇぇぇぇぇ〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「ヤ…ヤンデルさんがチチス殿の体の中で締められていくーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウソニ「まるで獲物を捕らえたハエトリグサのようだ」
ミキ…メキ…
チチス「ギィィィ………チガウ……チィガァァァウ…」
ズ…
ぺら〜…
ヤンデル「―――」
ツバメオー「ギャハハハハハハハハ!!!!!!!! ヤンデルが棊子麺になっちゃったヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ででーん!!!!!!!!!!!!!!!!
チチス「チロ……リィン………チロォォォ…」
ズチャ…ズチャ…
エンカ「む…むぅー…まずいぞこれは…
…チロ嬢!!! ここは父上が探している君が自ら出ていくべきではござらんか!!!!?」
チロリーン「い…行ったら抱きしめられるんだろ? それは……ちょっとキツいなぁ…」
ジュリー「恥ずかしいのは分かるけどこのままだと更に被害が…………あ」
ダキィィィー!!!!!!!!!!!!!
ネコ【ぎょにゃ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
チチス「チィロリィィーーーン…!!!!!!!! チィロロロロロロロリィィィィゥィィーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スリィースリィー
ネコ【やめろにゃああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どう考えても人違いだろバカニャロがあああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お…お前の娘はこんなに毛むくじゃらか〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
う…う゛ぉげぇアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
ミシミシミシ…
チロリーン「と…とめねーと!!!!!!!!」
ギル「ど…どうやって!!!!!!!!? 人並外れたパワー……とてもじゃありませんけど止められそうには…」
ハハス「止める必要はありません
立ったフラグは………折るのみ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「フラグを折る……そんな方法があるの!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ハハス「ありますわ!!!!!!! こちらにあるゴルフクラブの先端にごま塩を振り掛け………
それをそのまま…」
ハハス「背骨にフルパワーで叩き込むッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドバッキィーメッシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チチス「ギャパァァァァァァァァァァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシャー!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「折ったーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(物理)」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
背骨を折るんかいwww
-
しゅううううううう………
チチス「―――」
チーーーン…
ハハス「…ふう! これでフラグを折れましたわ」
ツバメオー「フラグどころか背骨が折れたような音したんだけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ウソニ「死んだんじゃないか」
チチス「…ふいぃぃー」
スック…
ギル「普通に起きた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チチス「…う…む…むぅっ! …!!
…あぁ…いやいや すまないね どうやらみっともない姿を晒したようだ!!!!!」
エンカ「お…まともでござるな…」
チチス「チロリーンに会えると分かって嬉しさが隠しきれなくてね…
それであんなことになってしまった いやはや申し訳ない」
チロリーン「しっかりしてくれよ」
チチス「あ…あぁ すまないなチロリーン…
…あぁ…チロリーン 本当に久しぶりだな…
またちょっと痩せたんじゃないかい? 随分と女の子らしくなってしまって…
ほんとに…ほんとに…」
プルプル…
ゴバァァァァァァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チチス「ごばばああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツィッッラォォォリィィィォォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぺろブルルォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガバババァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「直ってねーじゃねーかヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン「う…ぐ…!!!! こ…この親父ぃ…!!!!!!!!」
バッ…
サッ
ハハス「待って お父さん」
ぴたり
チチス「な なんだいお母さん!!!!!!!!? 今某様がチロリーンをハグハグするところだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ハハス「それは……
私め様が先ですわ」
ギュ…
チロリーン「…!!」
ハハス「…あぁ…あったかい…安心したわ 良かった…
こうしてあなたにまた会えて良かった…チロリーン…
かわいい私め様の娘…」
チロリーン「…………お母さん……」
きゅ…
ハハス「ふふ…もうちょっとこうしていさせて?」
ぎゅう…
チロリーン「…………………うん………////」
キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ…
チチス「ズルイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ズルイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ズルイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズルイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ズルイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ズルイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ズルイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴォー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「うるさいな君は…」
-
親父www
-
スッ…
ハハス「…ふふ 満足しましたわ ありがとう」
チチス「ぬわあああああああああああああああああああああああああああああああああん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
某様もやるもおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バァァァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハハス「お父さん
チロリーンも皆さんもお疲れですわ 少し休ませてあげましょう」
グィ
ギュギリィィィィィィィィィィィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チチス「へぶぽべ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!」
{飛び掛かるチチスの襟を掴み止めるハハス
そして首が締まるチチス}
チチス「―――」
ちーん…
ハハス「皆様どうぞリビングでおくつろぎ下さいね
これからご飯の用意を致しますわ」
スタスタスタ
エンカ「……面白い夫婦でござるなー……
拙者も将来はこんな楽しい家族を作りたいものでござる」
ツバメオー「お前は独りでも楽しそうだから孤独のままで十分だろ」
チロリーン「みんな とにかくリビングにあがってよ
…食堂のあの二人は本当にいいのかな」
ジュリー「ご飯の時は呼んであげよう 助かったのは彼らのおかげでもあるしね」
―――… リビング
ビラコ「わー 広いですよう」
チロリーン「まぁくつろいでってよ
でも変なとこ触ったりするとフラグが立って床が抜けたり爆弾が屋根から降って来たりするから気をつけて」
ツバメオー「それを言ってよくくつろげると思うな…」
ズーン…
―――…
わいわい わいわい
もみーの銃「おいひぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! このクッキーおいひぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ま゙り゙ま゙り゙ま゙り゙ま゙り゙ま゙り゙ま゙り゙…!!!!!!!!
ウソニ「美味いか 良かったな
生きてる証拠だ」
ぐいぐいぐい
もみーの銃「死んでるけどね!!!!!!!! アハハ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ま゙り゙ま゙り゙ま゙り゙…
ヤンデル「それどうやって食べてるんだ…;」
ぞーん…
ギル「…ふぅ なんだかこうやってくつろいでると疲れがドッと押し寄せますね」
ツバメオー「そだね
…はー! これでやっと帰れるヨ…
えーっと…ここを目指して出発してどれくらいだっけ…?
1年だったかな」
ギル「いやそんな経ってませんよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! リアルでは1年近かったですけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だ…大体一週間くらいじゃないですかね?」
たしか
ツバメオー「ふーん…そんなもんか……
色々あったもんね…怪盗と戦ったりとか…山で怪物と……………ん?
…山………ってそういえば 山から一緒に付いてきたハダカの化け物女がいたじゃん
あいつどうしたの?」
ギル「…そういえば姿を見ませんね…」
-
―――
ツバメオー「おーい!!!!!!!! 紫お化け!!!!!!!!!!!!!!!!
どこにいやがるんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
出てこい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シャー!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン「…誰を探しているんだい?」
ジュリー「あぁ そういえばまだチロリーンには言っていなかったね」
チロリーン「?」
ツバメオー「紫お化けコノヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あ〜〜? どこ行ったんだヨ」
ヤンデル「逃げたんじゃ…?」
エンカ「この家の主たちがそう易々とあの電磁超獣を逃がすとは思えないが」
ウソニ「体を霧にしすぎて排水管にでも流れていったんじゃないか?」
ツバメオー「ぎゃはははは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お兄さんそれウケル」
スゥゥゥー…………
ガッシ ボカ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「スウィーツゥーッブ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だ…誰!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? 今ボクを後ろから殴ったやつは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ギルか!!!!!!!!? ヤンデルか!!!!!!!!? コノヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「ち…違いますよ!!!!!!!!」
ヤンデル「みんなお前の前にいるだろ…」
ビラコ「…あ!!!!!」
スィィィ〜〜〜〜〜…
ボココンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「あいだーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビラコ「今 ツバちゃんの横から手だけ出てきたです!!!!!!!!」
エンカ「む……ならばそれは例の電磁超獣の技でござるな
体の一部を粒子化させて体から切り離して遠距離まで飛ばせるという…」
ツバメオー「って! じゃあこれ紫お化けの仕業だなーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
居るんじゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 出てこいコラー!!!!!!!!!!!!!!!!
痴女ヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スーーーー…ツネィッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「あいだーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{ツバメオーの顔の横の空間から現れた両手がツバメオーの頬をつねった!!!!!!!!}
ツバメオー「あいだいだいだいだいだいだいだいイイイイィィー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
もぎゅもぎゅもぎゅううううう
ギル「大丈夫ですかツバメさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞーん!!!!!!!!
-
かわいい
-
ぎぎゅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「あぴょぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ほっぺが抜けるーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミキミキミキミキミキミキ…
ギル「ツ…ツバメさんーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どどぉーん!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「むぅ…本体を探せば早いのだが……どこに居るのやら」
ウソニ「頬をちぎり終われば手は本体に戻っていくはずだ
しばらく様子を見てみよう」
ス〜〜ン
ツバメオー「様子見ってちねり待ちかこんにゃろベボ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぎうぅぅ…!!!!!!!!
ギル「うーん…しかしどうすれば」
ビラコ「あうー…そうだ!!!!!!!!
ミキちゃん!!!!! そんなムニムニじゃ駄目ですよう!!!!!!!!!!!!!!!!
もっと考えてムニらなきゃ!!!!!!!!!!!!!!!!」
手「?」
ビラコ「手つきはやわらかな生クリームを尖んがらせるようにソフティーに!!!!!!!!!!!!!!!!
そして引っ張るだけじゃなくてほっぺを上下に動かしたり逆に押し込んだり くるくる円を描くようにムニると効果的です!!!!!!!!!!!!!!!!」
手「!」
ムギギギギ………ムニ…
くいっくいっ
ツバメオー「ふあ」
ぐっぐっ
ツバメオー「ぷぺぇ」
むにゅんむにゅん
ツバメオー「ぴゃぶぅぅぅー」
ビラコ「そうそうそんな感じそんな感じ!!!!!!!! 上手ですよう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぱんぱん
ギル「おぉ!!!!!!!! ビラコさんが…あの電磁超獣を上手く誘導して殺人ちねりをフェイスマッサージへと持って行った!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴォ!!!!!!!!
ヤンデル「乗りやすい奴だな……………」
むっにむっに
ツバメオー「痛くはなくなったけどなんか遊ばれてるみたいでムカつくんだけふぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ギ〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「今のうちに見つけてあげなきゃ…」
チロリーン「…いや待て 邪気を感じる…
………あの小部屋の中だな
よし…」
ギィ…
{床下収納を開けるチロリーン}
チロリーン「へ〜いへいキラウェアデラウェア婦人ウェア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キラウェアデラウェア婦人ウェア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
トントントントントントントントントントントントントントントントン
{床下収納の中に入ったり出たりするチロリーン!!!!!!!}
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「ぎぇぴーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズシャアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{すら小部屋が爆発に中に隠れていたミキニーが吹っ飛んできた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ギル「出おった〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!
-
× {すら小部屋が爆発に中に隠れていたミキニーが吹っ飛んできた
○ {すると小部屋が爆発し中に隠れていたミキニーが吹っ飛んできた
-
ミキニー「うぐげぇぇ〜〜〜〜〜…な…なんなのぉ〜 急に部屋が爆発したゾ!!!
欠陥住宅だ欠陥住宅だ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズンッ…
ツバメオー「出て来やがったな陰険紫芋がぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おめーもちねり返してやるヨ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミキニー「ぬ〜〜…やるか河童め〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐるるるるる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン「…! あいつは…」
ジュリー「そう 勇者山に居た電磁超獣だ
山に居た電磁超獣達は殲滅…とまでは行ってないけど 無力化はした
ギル達がね」
チロリーン「…! そう…だったのか…
電磁超獣どもは相当強い生命力を持ったモンスターだったのに…ギル達が…そうか すごいじゃないかい
……で あれは?」
ジュリー「電磁超獣達はどうやらあの山からは出られないようだけど あの電磁超獣だけは出られたんだ
多分ツバメオーと仲良くなったからだね」
ツバメオー&ミキニー『なってない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
シャガーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュリー「ほら」
チロリーン「………
…うーん まぁ敵意がないならいいんだが」
ヤンデル「………ん…?
ていうか……あの電磁超獣…服…」
ギル「…ん?!」
ぴち〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん…!!!!!!!!!!
{服を着ているミキニー}
http://download4.getuploader.com/g/sousaku_2/1001/160130_201245.jpg
ジュリー「むむ…服を着たのかい?
前の裸の方が……………いや…なかなかどうして
その格好も素敵じゃないかい? 」
ジュルリ…
エンカ「うむ……………」
キラリ…
ウソニ「しかしどこからそんなものを?」
ツバメオー「てめっ!!!!!!!! もしかしてこの家からパクッてきたな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
うわぁー……最悪だわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
紫で変態でアホでその上更に窃盗重ねるとかこいつとんでもねーやつだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
可及的速やかに処分すべき」
ミキニー「にゃんだとぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
自分の意見を押し通す前に人の話を聞けってママに教わらなかったの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
私は教わらなかったゾイ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ひゅい〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「威張ってんじゃねー同じCaveのBadger野郎ォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ガチャリ
ハハス「皆さん ご飯が出来る前にお菓子でも…」
ツバメオー「あ!!!!!!!! おばさん!!!!!!!!!!!!!!!!
この糞紫がこの家の服を勝手に着てるんだけどー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カー!!!!!!!!
ハハス「あら? …あぁ うふふ
それは私め様が彼女に差し上げたものですわ」
ツバメオー「えぇぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ぞーん!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「うぶぅ…私はこんなの要らないって言ったゾ!!!!!!
でもこの人間がそれを許さなくて 無理矢理!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
力付くで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 力付くで…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぽろぽろ…
ハハス「あの時は本当に申し訳無いことをしましたわ
くっつきましたか? 左腕は」
ギル「何をしたんスか…」
ぞーん…
ハハス「とにかく 彼女はこれからこちらの世界で生きていくのですから まずはこちらの常識を身につけてもらうべきだと思ったのです」
チロリーン「つか…お母さん あんなのどこから調達したの?」
ハハス「彼女が着てるアーマースーツの事かしら?
あれは私め様が使っていたものよ」
チロリーン「えぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ザッ
チチス「はぁははははは〜 いやぁ懐かしいな
あれはお母さんの勝負鎧でなぁ
かつて某様とのお見合いの時 お母さんはあれを着てお見合い場に来たんだ」
チロリーン「マジで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブブーズーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チチス「あの時は確か 顔もラバーマスクで覆っていたねぇ」
ハハス「まぁ 恥ずかしいですわ お父さん」
ツバメオー「それ完全に勝負捨ててんじゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ど〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チチス「ちなみに某様は褌一丁だったのさ
お母さんが勝負鎧なら某様は勝負下着ってね」
ツバメオー「それ勝負打って出る場が違いすぎるだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チチス「はっはっはっは! まぁグリーブルー家は毎回お見合い婚が多いのだが
奇抜な格好で勝負にでるのが先祖代々伝わる習わしみたいなものなのさ」
ジュリー「しらないんですけど俺その習わし」
いつから拗らせた
-
かあちゃんのだったのかw
-
――― それから…
ツバメオー「だぁーからぁ!!!!!! ボク達は人間!!!!!!!!
河童はこっち!!!!!!!!!!!!!!!! さっきからわざわざ妖怪図鑑見せて説明してやってんのにまだわからねーのかヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ミキニー「だって2本足で立ってるじゃん? 同じゾ」
ツバメオー「それを言ったらお前も2本足だろーがァァァ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
よく見ろ? 河童は…ほら クチバシがあるだろ? ボクは…どうだ?」
ミキニー「同じじゃん」
ツバメオー「じゃあこの水掻き!!!!!!!! ボクの手をよく見てみ?」
ミキニー「同じじゃん」
ツバメオー「ボクにこんな甲羅があるか?」
ミキニー「同じじゃん」
ツバメオー「河童は禿げてる ボクは?」
ミキニー「同じじゃん」
ツバメオー「テメーどんな目…いやどんな脳してんだコラァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
てめーの脳みそ開いて見せろコラ!!!!!!!! お前の視覚情報統括してる部分を矯正してやるぞ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミキニー「なんだよなんだよ!!!!!!!! 私だって頑張ってるんだゾー!!!!!!!!!!!!!!!!
でも人間も河童も私の目には同じに見えるのぉー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前はゴキブリの見分けが付くか!!!!!? 付かないでっしょーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ツバメオー「ゴキブリと一緒にすんじゃねーこの紫鏡野郎!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…あー!!!!!!!!!!!!!!!! 思い出しちゃったよ紫鏡ヨォー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
紫鏡二十歳まで覚えてたら死んじゃうのに思い出しちゃったヨ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前が紫すぎるからヨ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
思い出しちゃったよーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
てめーまぢブッ凍ろすぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミキニー「知るかーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だったらこれから毎晩寝てるお前の耳に『紫鏡』って呟いてやるーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スリープラーニングで覚えて死ねアホーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「人殺し〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
人殺し〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォー!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「河童だから人殺しじゃないですぅー!!!!!!!!!!!!!!!!
河童だから人殺しにならないでっすぅ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウィー!!!!!!!!
わいわい ギャーギャー
ギル「めっちゃ仲良しですやん……」
-
―――
ハハス「皆さん ご飯の用意が出来ましたわ」
ジュリー「わーい! みんな行こう」
チロリーン「あの2人も呼ばなくちゃ」
ビラコ「私が呼んで来るですよ 先に食べてて下さいですよ」
―――
ほっか〜〜〜
ギル「おぉ…おでんとはまた!!! 寒い時期にぴったりでありますね…!!!!」
ヤンデル「おいしそう…」
ハハス「さぁどうぞ 食べて食べて」
〜〜〜
わいわい カチャカチャ
エンカ「むぅぅぅー…美味い!!!!! まさに家庭の味…!!!!!!
出汁が効いているでござる 大根に染み入るこの味よ!!!!!!!!!!!!!」
ネコ「フーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフー…」
{↑猫舌}
ミキニー「この穴の開いた棒なに?」
ツバメオー「ちくわだヨ それを鍋に直接挿して汁を飲むのが常識なんだヨ」
ミキニー「それマジ? 実際にやってみちゃうゾ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズズ…
じゅあぁー!!!!!!!!!!!!!!!!
ミキニー「〜〜〜〜〜!!!!? ――――ッッびゃああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ツバメオー「ぎゃはははははははー!!!!!!!! 熱いお汁を直接喉に流し込みやがった〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そのまま煮え死ねヨ〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウィー!!!!!!!!
ウソニ「もみーの 何が食べたい?」
もみーの銃「玉子ー」
ウソニ「玉子か ほら食べろ」
ぐぐぐい
もみーの銃「もがもがももが……ぁッ 熱ゥゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スポァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バキュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドチャアァー!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「うぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
じゅううううううう
もみーの銃「ご…ごめんツっちゃん!!!!
熱くて………玉子を音速で射出しちゃった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミキニー「ぷぴぴぴー!!!!!!!!!!!!!!!! 玉子をヘッドショットされるとか斬新すぎる〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そのまま死ねばレジェンドじゃーん?」
ツバメオー「死ぬかコノヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
わーわーギャーギャー
チチス「ふははは!!! 久々に楽しい食卓じゃないか
こんなに楽しい日は…“彼女達”がやってきた時以来じゃないかな?
なぁチロリーン」
チロリーン「………うん
……ふふっ」
わいわいわいわい
-
―――
ネコ「フーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフーー…」
ヤンデル「まだやってる…」
ミキニー「ほんとに河童はさぁ〜」
ツバメオー「だから河童じゃねーっつってんだろ」
ギル「ん
そういえばビラコさん達はまだでしょうか」
ガチャ
ビラコ「ただいまですよ〜 遅くなったですー」
ハイゼン「す…すみません 村の食堂でお手伝いしていたら抜け出せなくなって
え…えっと お邪魔いたします」
ハハス「ようこそ どうぞあがってください」
ミキニー「また河童追加かーー……」
ハイゼン「料理長 およばれ致しましょう」
刻苦「クワ」
ザ…
ミキニー「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ガタァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ど…どうした?」
刻苦「クワクワ」
ミキニー「ッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッバッバッバッバッバッバッバッ!!!!!!!!!!!!!!!!
{妖怪図鑑と刻苦を交互に見るミキニー}
ミキニー「か…河童だ…!!!!! モノホンの河童だ…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴク…
ツバメオー「何言ってだお前!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!
ギル「刻苦殿がですか? ま…まぁ確かに人間離れした見た目ではあるかもしれませんが 河童では…」
ハイゼン「料理長 さすがに人の家では帽子脱いだほうがいいですよ」
刻苦「クワ」
ぬぎ…
つるり〜な
キラ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン…
ミキニー「か…河童だーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 河童のお皿が乗ってるーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「いやただの円形ハゲだろ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハイゼン「料理長 お箸です」
刻苦「水掻きが邪魔で持ちづらいクワ」
ミキニー「水掻きがあるってぇぇぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
河童だーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どぉーーーん!!!!!!!!
ツバメオー「そ…そういう手袋だろ…」
刻苦「背もたれのある椅子は嫌いクワ 甲羅が当たるクワ」
ハイゼン「す…すいません 背もたれのない椅子をお借りできますか?」
ミキニー「こ…甲羅ぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
河童の甲羅ァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「ファ…ファッション甲羅だろ
ドラゴ○ボールで見た」
ハイゼン「色々あっておいしそうですね
そういえば料理長は何が好きなんですか?」
刻苦「クワ? …………
尻子玉」
ミキニー&ツバメオー『河童だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドドーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
かっぱw
-
ツバメオー「河童だーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!
こいつ河童だーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドォーーーーーン!!!!!!!!
ミキニー「だろ!? だろ!? だろぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!?」
刻苦「クワ?」
ミキニー「ねねねね!!!!! お前河童!!!!!!!!? 河童なの!!!!!!!!!!!?」
刻苦「クワ?
そうだが?」
ミキニー「確定キターーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ワッショイ!!!!!!!! ワッショイ!!!!!!!! ワッショイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドォーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「…本当に河童だったとは…」
ずーん…
ミキニー「あのっっ あのっっっ…わたしっあのっ…
河童のっ……ファンっ…! っっ…でっ…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドキドキ…
刻苦「クワ」
ツバメオー(ファンだったのか…)
ミキニー「さ……触ってもいい…!?」
刻苦「いいクワ」
ミキニー「…!!」
ペタ…
ぬめぇぇ…
ミキニー「ふ…ふあああああああああああ…!!!!!!!!
めっちゃヌメヌメしてるぅぅ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
3週間放置したかまぼこみたいにヌメヌメしてるゾぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
刻苦「河童に湿り気は大事クワ」
ミキニー「ふぁあ〜〜…!!!! 河童的発言きたよぉぉぉぉ…!!!!!!
これが…モノホンの河童…! そっか…お前…河童じゃなかったのか〜〜〜〜〜!!!!!!!」
ツバメオー「今更かヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ピシャー!!!!!!!!
ミキニー「で…! か…河童ってさぁ!!!!!!!!? 他にも居るの!!!!!!!!!!!!!!!!?
河童の里とかあるの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
刻苦「クワ…
クワワは人里生まれだから分からんクワ……が
漫湖という地には同族が今も住んでると聞くクワワ」
ミキニー「それまぢ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
い…行きてェェ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
漫湖いきてぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴォォォォォォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「おいおい 騒ぐんじゃねぇよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
-
問題ないな!
-
いこうぜ!
-
ミキニー「漫湖いきたいー!!!!!!!! いきたいいきたい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「もううるさいヨ
ボクはおでんを食べるヨ」
もぐもぐ
ミキニー「あ…じゃあじゃあじゃあさ!!!!!!!! これ…!
私河童に会ったらこれがしたかったのーん!!!!!!!!!!!!!!!!
きゅうり!!!!!!!! きゅうりで餌付け!!!!!!!! ほれほれ食えー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐいぐい
刻苦「…きゅうりクワ…
きゅうり単品では滋養と強壮に大した効果ないから好きじゃないクワ」
ミキニー「え…!?
きゅ…きゅうり嫌い…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
こ…こいつ…本当に河童か…!?」
ゴクリ………!
ツバメオー「ん
お前きゅうり持ってるだけならボクにくれヨ
塩に付けて食べるの好きなんだヨ」
ちょんちょん シャリシャリシャリ…
ミキニー「…!!」
ミキニー「やっぱりお前も河童じゃないか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツバメオー「はあああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
なんでそこに回帰するの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブブー!!!!!!!!
わいわいわいわいわいわい
ネコ「フーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフーフー」
ヤンデル「あの………いつまではんぺん冷やしてるんだ…」
――― 楽しい食事も過ぎ 夜が更けた
激闘を終えたギル達は眠ったように死んだ………………
ホーホーホー
ギ…
チロリーン「………」
ジュリー「眠れないかい」
チロリーン「…あぁ 久々の夜空だからね
見るついでに考え事をね…」
ジュリー「考え事か…これからの事かい?」
チロリーン「まぁそうだね……ジュリーはどうするんだい?」
ジュリー「俺かい?
俺はギル達に付いてネアメの本拠地に行くよ
…といっても戦力にはならないだろうけどね
…君は?」
チロリーン「………もちろん 私様もそうすべきだろうと思うが…
………………」
ジュリー「ふむ…」
チロリーン「…そうだ… 話は変わるけど
……ジュリーは どう思う? ギル達が持つ力の事」
ジュリー「力のカケラか」
チロリーン「ギル達が勇者山で何者かに授けられた力…だそうだね
ソレがあいつらに力を与えている…」
ジュリー「あの変身能力だね」
ビラコ「私様も実際この目で見た…
ヤンデルって子とビラコさんって人とツバメオーって人の変身した姿を」
ジュリー「そこから何を感じたかい?」
チロリーン「………………考えるまでもない
すぐに分かった
アレは 私様達の…“仲間”の力だった」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
-
チロリーン「まずヤンデルって子の力を見た時 あれは…
“うさぎちゃん”の力だと感じた
使っていた能力も似ている…『力を溜めて一気に解き放つ』というチャージ能力…!
ビラコさんって人のは姿だけだが……あの感じは ねこちゃんだろう」
ジュリー「そうだね
あのビラコさんの能力は『風を操る』…
まさにねこの扱っていた『気色の術』と同じだ」
チロリーン「……そして ツバメオーって子のは…
フーリャン………!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
ジュリー「そう…」
チロリーン「じゃあ 他の奴らが持ってる力のカケラは…」
ジュリー「今の3人以外のフーリャンチーム…
“あの日”“あの時”“あの場所”にいた皆の力のカケラが…彼らに分配されているだろうね
誰に誰のものが行ってるかまでは…力が開花するまで分からないけど」
チロリーン「…私様達の力の…カケラ…
じゃあもしかして」
ジュリー「そうだね…俺達が力を失っているのは あの力のカケラが欠損しているからだろう」
チロリーン「…だったらッ…!」
ジュリー「あの力のカケラを返して貰おうって?
…そんなことをしても多分俺達に力は戻らない」
チロリーン「な…何故だい?!」
ジュリー「“力をくれた者”が言うにはあの力のカケラは不完全らしい
俺達が不完全な力を手にしても不完全なままさ」
チロリーン「…」
ジュリー「“力をくれた者”はこうも言っていたらしい
『このカケラを宿して 力を満たして欲しい』…と
きっとそれが不完全な力のカケラを完全にする方法なんだろう…
ギル達の中でゆっくりと本来の力を取り戻していくんだ 俺の推測だけどね」
チロリーン「それは…いつ?」
ジュリー「…そこまでは分からないな
ただ 今は欲張るべきじゃない 今はギル達にまかせよう
…あぁ あの力のカケラが俺達のものだとは言ってないし 多分言わない方がいいよ
本当の事言ったら本人達のプレッシャーになるだろうからね」
チロリーン「……
なんだかもどかしいな」
ジュリー「何も出来ない事がかい?
…いいじゃないか 今の俺達は脇役に徹しよう 裏からギル達を支えるんだ
動き出すのは…力が戻り“全員が揃った時”だ」
チロリーン「全員…か 無事だといいが…」
ジュリー「無事さ むしろ力のカケラを見てから核心したよ
あれらは皆が生きてるからこそまだ存在しているんだ
ねこも、うさぎも、サナバーも、エリンデルも、モフ神ちゃんも、フーリャンも…
どこかに居る!!!!!!!!!!
それもきっと ギル達が引き合わせてくれるだろう 俺はそう思ってる!」
チロリーン「…そうだな」
ジュリー「だからさ チロリーン
俺達が脇役の間は 君は自分のしたいことをしておきなよ」
チロリーン「え?」
ジュリー「分かるよ
“マイムシティ”が気になるんだろう?
君がかつて拠点にしていた町… 君を慕っていた仲間もいただろう」
チロリーン「うん……… 私様の手下の中には多分混血もいたからさ…
それが気がかりで…」
ジュリー「気になるなら行くべきだ
手下の子達も君に会いたがってるはずだよ」
チロリーン「…………うん…」
リーン… リーン… リーー…ン…
コオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォ…
-
なんと
-
――― 次の日
エンカ「もう出発するのでござるか」
ギル「えぇ 朝もまだ早いですが
この地方を抜けるのは苦労するので余裕を持って行こうかと」
チチス「乱数調整が出来たら良かったがねぇ
そう簡単には出来ないものでね」
ジュリー「ま…行きは苦労しただろうけど 帰りは俺達も付いているから適度に裏技使いながら抜けてくよ」
チロリーン「そうだね」
ギル「お2人とも付いてきて下さるのですね 助かります!!!!!!!!!!!」
チロリーン「まぁ私様はこの地方を出るまでだけどな」
ギル「え!!!!!!!?」
チロリーン「やらなきゃならないことがあるんだ
一旦マイムシティという町に向かわせてもらうよ」
チチス「マイムシティ…
確かチロリーンが再建している荒れ果てた世紀末都市だったな」
チロリーン「そこに待ってる奴らが居るんだ
まずは顔を見せてやらないと…
ネアメに行くのはそれからでもいいかい?
一応場所は聞いた」
ギル「…もちろん構いません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン様のやるべきことをしてください!!!!!!!!!!!!!!!!
ネアメはいつでもお待ちしていますよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン「ありがとうよ
ネアメに着いたら 出来るかぎりの事は手伝うよ」
エンカ「心強いでござるな
これほど体力がある戦士が戦力になればスパルティーも喜ぶぞ」
ヤンデル「俺…! チロリーンさんがネアメに来たら格闘を教わりたい…!!
お願いしてもいいですか…!!!!?」
チロリーン「あぁ もちろんいいよ」
ツバメオー「おうおうヤンデルが女の人にお願いだなんて随分と色気づいたねぇ」
ジュリー「ははは モテモテだねぇチロリーン
でも俺も居るからね!!!!? 俺にもなんか手伝わせてね!!!!!!?」
ハイゼン「ジュリー様は私達と一緒にお手伝いしませんか?
ジュリー様のお骨はいいダシが出そうです」
ジュリー「そういう役〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
まぁ…ハイゼンさんとお近づきになれるのは嬉しいけど〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボーン!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「もちろんジュリー殿もありがたいでありますよ
魔反会が復活させた大昔の退魔師の事も知ってらっしゃいますし」
エンカ「そうでござるそうでござる!!!!!!!!!!!!!!!!
ネアメには堅い人々しかいないでござるからなあ! 堂々とエロトークが出来るジュリー兄さんの存在はありがたいでござるよ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「あぁじゃあエンカの旦那! ネアメに着いたら俺にも恵方開壁即集音を教えてよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エンカ「もちろんでござる!!!!!!!! はっはっはっはっはっはっはっはっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ネコ【……ちっ こりゃあ爪磨ぎを怠れんにゃあ】
ギラリ
ツバメオー「お前だけが頼りだ」
-
チロリーン「じゃあお母さん 親父 これで…
……まだ朝早いから… 村のみんなには後でヨロシク言っといてよ」
チチス「うむ 気をつけてな」
ハハス「こちらのことは大丈夫だから
あなたはあなたのやるべき事だけを見ていなさいね」
チロリーン「…うん!!」
チチス「ジュリー様もどうかご無事で……
そしてチロリーンをよろしくお願いします」
ジュリー「もちろんだよ」
ギル「……よろしいですか」
チロリーン「…あぁ! 行こう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…行ってきます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チチス&ハハス『行ってらっしゃい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
―――
ざぁぁぁぁぁーー…
チチス「…行ったか」
ハハス「お父さん 頑張りましたね
いつもなら熱い涙で送るのに」
チチス「当然だよお母さん
…チロリーンは 望んでいたんだ
いつまでも何もせずこの村に篭るのではなく 人々のために外へと飛び出すことを…!
まさに…誇り高い勇者の心じゃあないか…!
これを涙で見送るなど チロリーンに失礼だ!!!!!!!!
胸を張って送るのが 親のつとめだよ…!」
ニコ
ハハス「そうですね
はい おティッシュですわ」
チチス「…!! ズズ…
チーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! …!
…お…おーーいおいおいおい…!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン…! 頑張れよほほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボロボロボロボロボロボロ
ハハス「さぁ 家にもどりましょう
お父さん 今日の朝ごはんはワサビご飯ですよ」
チチス「うぐぅぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! お母さんったら泣かせ上手ゥゥーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
―――…
ミキニー「歩いて行くの? 遠いの? え〜〜 チョー面倒いんですけどぉー!!!!!!!!」
ツバメオー「ていうかお前も行くのかよ…」
ハイゼン「料理長! ネアメ・ルート楽しみですね!
いっぱいお料理作れますよ! 私が運びますから!」
刻苦「滋養と強壮にいい料理作るクワ〜」
もみーの銃「帰ったら真っ先にディミリア先生に挨拶するんだぁ〜! 驚くかなぁ」
ウソニ「そうだな 驚きすぎて泡を噴いた倒れてしまわれるかもな」
ビラコ「いやいやきっと喜びますよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!」
チロリーン「…ネアメか… 私様が行くのは後になるが 私様はヒャダオに会いたいね
どうやら調子は良くないみたいだが」
ギル「ですがきっと喜んで下さいますよ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジュリー「俺は………そうだな
まず エロリーナさんのお墓参りに……行きたいな」
わいわいわいわい
{…無事帰路へとつくギル一行…
何ひとつ欠けることなく…どころか! 更にネアメの戦力を増やし
堂々の任務完了であった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ババンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
リザルト
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org722909.jpg
-
{そうして帰路についたギル一行はゲーム脳地方を突っ切る…
本来ならその面倒な仕様に躓くギル達の様子をお送りするところだが…
(現ファイトの)終わりも近いし ここまで長くなったので無慈悲に割愛する………
……が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
現実は非情である
そんな思いも蹴散らすように ギル達の前に新たなる困難が立ちはだかるのである!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そう………割愛するには…もう手遅れだったのである…!
走り出した暴走列車は…例え線路が無くとも 止まることは出来ないのだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ドドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
※要約=脱線
―――
ギル「…いやー やはりゲーム脳地方の仕様には馴れませんね…
しかしジュリー様やチロリーン様がいらっしゃるおかげで来たときほど苦労しませんでした…」
ジュリー「そりゃまぁね
ある程度なら裏技でパス出来るからね
パス出来ない仕様もあるんだけど…
でも…まぁ 大分端っこに近づいてきたよ 段階としては第三世代のゲームあたりの仕様になってきたかな
ここからは大分ガバガバだから裏技使わなくてもごり押しで行けるだろう」
チロリーン「あとちょっと進んだらドゥエ歩行が有効になるから 格段に移動が早くなるよ
事前に練習した通り行けばなんとかなるから」
ツバメオー「あんな変態的動きをしなきゃなんねーのかヨ…」
ズーーン…
ヤンデル「………ん? …ギル… 何か倒れてる…向こうで…」
ギル「…む!!!! 本当だ! どうしたのでしょう」
ツバメオー「おいおいギル…お前また首突っ込む気?
この地方に来る前にそれやってどんだけ時間取られたのか忘れたのかヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ギル「かといって放ってはおけませんよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
とりあえず倒れている人に声をかけるだけ…!!!!!!!!」
ウソニ「待てギル君
どうやら人ではないようだが」
ギル「え?」
チロリーン「ん? あの形……」
カァァァァァァァァーーーッッ…
ドドドォォーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ぐ…う………誰か…た…助けっ…》
ピク…ピク…
ジュリー「ウインドウさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ババーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ウインドウww
-
ギル「むぉッ!!!!!!!!? 本当だ…あれはウインドウ殿…
それも以前まで居てくださったレギュラーウインドウ殿では?」
ヤンデル「あの四角形……確か死んだんじゃ…」
{おさらい
レギュラーウインドウは>>33で不幸な死を遂げ 引退していたのだった!}
チロリーン「そうだったのか…………
通りで見たことないウインドウ種が上でチョロチョロしてると思ったよ…」
{…}
刻苦「なんだクワ…あの変な生物クワ…」
ミキニー「あんな変なのが普通に存在してるとか この世界はどうなってんにょ?」
ネコ【確かに】
もみーの銃「不思議な事もあるもんだねー」
ジュリー「そうだねー」
ツバメオー「お前らが言うなや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドォーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「今更だけど今のこの面子の人外率高いな………;」
ウソニ「どうするんだ」
ギル「う…うーん………
さすがに助けてあげないといけないんじゃないですかね…」
ビラコ「じゃあ声をかけてあげるですよ! 怪我なら私が治せるです」
ギル「えぇ!
…ウインドウ殿! 大丈夫でありますか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ダッ!!!!!!!!
《う…うぐぐぐぐ……ん…?
お…おぉ…!!! お前らか…! た…助けてくれ…》
チロリーン「どうしたんだい 久々に見たと思ったらこんなザマで」
《お…おぉ…久しい顔だ… そうか…無事合流したのか…
…へへっ… かつてのフーリャンチームの仲間として…嬉しいぜ…》
キラ…
チロリーン「いやいつからフーリャンチームの一員になったんだよお前が」
ギル「と…ところで…あなたは死んだのでは…?
あの時のウインドウ殿と…同じ方ですよね…」
《あぁ…確かに死んだ…
だがウインドウ種に死はない…
あのあと俺はすぐにこの地方にリスポーンされたのさ…》
ジュリー「へぇ…
じゃあなんですぐに戻ってこなかったんだい?
わざわざ違うウインドウにまで交代して…」
《ッ…!!!!!! う…うぐ…!!!!!!!!!!!!!!!!
うがががががががが…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
がああああああああああああああああああああああ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
バタバタバタ
エンカ「急に暴れ出したでござるぞ!!!?
角が危ない!!!!!!!!」
ビラコ「大丈夫ですか?! どこが痛いです!!!!!!!!?」
《…う………は…腹…ァ…!》
ビラコ「お腹!!!!? お腹が痛いです!!!!!?
お腹ってどこです!!!!!!!!?」
《ち……違う……………
お腹が………減った…………》
ギュルルルルルルルル…
みんな『ズコー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドンガラガチャアァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ツバメオー「お腹が減ったって……こいつただの空腹の行き倒れかヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どどーん!!!!!!!!
ギル「え………えーと………じゃあ…なんか食べるものを…」
ハイゼン「それなら料理長のお出番じゃないですか?! 料理長ならそこらへんのものでおいしいものが作れますよね!」
刻苦「クワ〜」
キョロキョロ…
キランッ…
刻苦「こんなところにいいカマキリがいるクワ
こいつを使って…」
――― 数分後
トン…
刻苦「ラーメンクワ
食えクワ」
《うをおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あ…ありかてェェェェェェ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ズルズルズルルル〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「………どうやってカマキリからラーメンが…?」
ズーン…
ジュリー「よく分からないけど深くは考えないようにしようか」
チロリーン「で…本当にただの空腹で倒れていたのかい」
《…情けないことに》
ジュリー「なんでまたそんなことに?」
《………まぁ 簡単に言えば“金欠”なんスよ
今は食べ物を買う金もなくて…》
ツバメオー「お前ら金とか必要なのかヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞーん!!!!!!!!
《当たり前だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なにか? 私達がそこらへんの雑草を食ってる畜生に見えるか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? おん!!!!!!!!?》
ツバメオー「そもそも食事が必要なように見えねーんだけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
で〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「金欠か…どこもせちがらいな」
《実は私だけじゃないんですよ
今…金欠は全てのウインドウ種の悩みなんです》
ギル「…?!」
オオオオオオオオオオ……
-
コック有能だなw
-
チロリーン「ぜ…全部のウインドウ種が金欠に悩んでるって?」
《そうなんスよ…慢性的な金欠です …死活問題っスよ…
ウインドウ種に死はないとは言いましたけど生きている以上飢えはあります
しかし金欠だから食べ物も買えない… 最悪本当に畜生のようにそこらへんの雑草を食うしかないレベルっスよ
でも…知性ある存在として 尊厳を失いたくもありませんからそれだけは踏み止まって空腹という苦痛を受け入れるしかないんスよ…》
ギル「……今は金欠ってことは…以前はちゃんとお金があったんですね…」
《当たり前だ!!!
ウインドウ種はウインドウ業で生計を立ててるんだ!
ウインドウの働きがそのままウインドウ種全体の稼ぎになるんだ》
ギル「ほ…ほぇぇ…そうだったんですねぇ…」
チロリーン「今は仕事がないと言うのかい」
《そうなんスよ…
おかげでウインドウ業をやめるウインドウ種も増えちゃって…
“アスキーアート”の派遣なんつーもんに出稼ぎに行く奴が続出する始末っスよ…
だから今この地方にいるウインドウは本当にごくわずかですよ》
ヤンデル「アスキーアートの派遣とかあるのか……;」
《といっても派遣に行ったのは“∈∋”とか“≦≧”とかの意味分からん用途の奴らばかりなんで ソッチの方面にも仕事があるかも不明ですけどね》
ツバメオー「淘汰されろヨもう」
ビラコ「??
本当に仕事ないです?
文字打つ人ならいつもいるですけど」
チロリーン「そうだよ
ウインドウ種の仕事が無くなったって事ァ無いだろ
今でもずっと仕事してるだろう? それなに金が入らないのはおかしいよ」
《え?》
ジュリー「あぁ 今ギル達に付いてるウインドウ種ね
彼も君らと同族だろう?」
《そ…それって……》
チラ…
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
{上を見上げるレギュラーウインドウ}
《お…お前はッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ふ………ふきだッッ》
ヒュン
|||
《{}》ズンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《 {メリメリメリメリメリメリメリメリ…} 》クパァ
うぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ゴウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
《 { メリメリメリメリ…ビキッ…メギギ…メリャメリャメリャメリャ… } 》 クパパパァ
ぎえええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン「おいおい!!!!!!!! 何をやっているんだい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギル「と…止めましょう!!!!!!!!」
ヤンデル「や…やめろ…!!!!!!!!!!」
ガッ!!!!!!!!
《 ぎぎ…ギ…ぎが…!! 》ピク…ピク…
スゥー…
{……}
ウソニ「…仲間に攻撃してどういうつもりだ?」
《ち…違う…!
や…奴は…奴は仲間じゃない…!
ウインドウ種じゃ…ないッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ゴゴゴォ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ざわッ…!!!!!!!!
ジュリー「え…そうなの?」
ギル「レギュラーウインドウ殿が死んですぐ代わりにやってきたので…てっきりお仲間かと…」
《…わ…私が死んですぐ…! そ…そうか そういうことか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私はあの時死んで ここにリスポーンされた時…本当はすぐに職場復帰するつもりだったんだ…
だが出来なかった… それは“代わりのウインドウが入ったから”だと思っていた…
それでも稼ぎが少ないのは 最近この世界もウインドウの使用頻度が減っているからその影響かと…
だが違った!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私の代わりに入ったのはウインドウじゃなかった…!!!!!!!!
全て繋がった…! このウインドウ種の金欠も全て…貴様が謀った事だな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ふきだし種の眷族よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{…}
ツバメオー「ふきだし種!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
チロリーン「何それ!!!!!!!!? 初めて聞いたよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
《そうですか
だがふきだし種はずっと居ましたよ
よく見て下さい この世界は本当はふきだし種に溢れてる…
…そう! この世界の人々がごく当たり前に使っている“「」”も“『』”も…全てふきだし種なんです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
カァァァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『な…なんだってーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
-
ジュリー「し…知らなかったよ!!!!!!!!!!!!!!!! “「」”も“『』”もそういう種族だったなんて…!!!!!!!!!!!!!!!!」
《ふきだし種は基本的には自分からはしゃべらないコミュ症ですからね…
そのため主張もせず目立たないのも無理はないっスよ》
エンカ「目立たないとはいえ世界の人々全員がさも当然のように使っていたでござるがな…
いやはや身近にこんな変なのが居たとは盲点でござったな…」
《そうだ… ふきだし種は“居て当たり前の存在”なんですよ
この世の台詞系世界にふきだし種以上に巨大な利権を持った種族はいない…》
ツバメオー「利権とかあるのかヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《だが どういうことだ? ふきだし種の眷属よ!!!!!!!!
ふきだし種ならふきだし業だけに精を出していればいいものを…
席が空いた一瞬の隙にウインドウ種の仕事にまで手を伸ばすとは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
よもや欲でも出たか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
{…}
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
《答えぬか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
貴様の独断か!!!!!!!!? 貴様のしたことがどれほど無謀か分かるか?
お前の軽率な行動がこの世界のパワーバランスを崩してるのだぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ドオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「なんだよパワーバランスって!!!!!!!! なんだよ利権って!!!!!!!!!!!!!!!!
この世界の裏側で何が繰り広げられてたんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!
《ウインドウ種とふきだし種は台詞系が主体の世界の根幹に関わる存在…
“日常的存在”であるふきだし種と
“補足的サポート役”であるウインドウ種…
それぞれ役回りこそ違いますが それぞれ重要である仕事をこなすことで互いに力を高めてバランスを保ち均衡を保っていた
お互い思うところはありますが…より良い世界を形作るためもちつもたれつの関係だったんですよ
それなのに……この愚行は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ふきだし種を単独で上位の存在とし 世界のバランスを崩すことに等しい!!!!!!!!!!!!!!!!
意図はなんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
働きから得られる利権か…金か!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
{……}
《そうだとしたら……これはウインドウ種への攻撃とも取れるぞ!!!!!!!!
貴様がウインドウ業を取ったことでウインドウ種は金欠だ!!!!!!!!!!!!!!!!
そちらはさぞ儲かっただろうが…!》
ツバメオー「いやウインドウ業だかふきだし業だか知らんけど それでどれだけ儲かるんだヨ」
《そうだな…例えばンドウ業なら“1ウインドウ”につき0.3円の金額が発生する
ふきだし業は“1ふきだし”の金額はウインドウ業以下だが…知っての通りふきだし業は日常的なもののため 1ファイトで軽く“億”は稼いでるかもな》
ツバメオー「そ…そんなに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
《それほど稼いでいながら…!!!!!!! 何故だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前のせいでなぁ…ウインドウ種はこのファイトでほとんど稼げなかったぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウインドウ種としての今ファイトでの仕事の成果は……約19円だぞ19円!!!!!!!!
ふざけんなーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そら金欠にもなるわーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ドドーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「チロルチョコなら買えるぢゃん」
《バカヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
最近のチロルチョコは20円だーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギリギリ買えね〜〜よォォォォォォォォォォォォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ぞーん!!!!!!!!
もみーの銃「コンビニとかではね!
小さな駄菓子屋さんに行くと今でも10円で売ってるよ」
《マジ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
メモメモメモメモォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
{…ふっ お似合いな姿だな}
《な…何を!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
き…貴様…やっとしゃべったかと思えばッッッ…!!!!!!!!
欲に眩み人を陥れ金を得る道を選んだ貴様にはウインドウ種の苦しみが分かるか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
{……ふぅ…
あまり己からしゃべりたくはなかったが…
一つだけ訂正させてもらおう}
《!!?》
{我らふきだし種は金などの欲に眩み主らの仕事を奪い取った訳ではない
これは………この世界をより格の高い崇高な世界にするためだ…!}
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
《ど…どういうことだ!!?》
{…まずレギュラーウインドウ…主のような者は“補足的サポート役”には相応しくない
主はただのウインドウに徹し無個性であるべきだった…
しかし主は仕事より我を優先しキャラを付けすぎたのだ… その時点でサポート役として既に崩壊しているのだよ}
《…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
{だから我が取って変わった
まず始めにこの世界の余分な“アク”の一滴を取り除いたのだ}
《…アクだと…!》
ネコ【ふむ…含みがあるにゃあ?
お前…まだ他に野望があるのか?】
{………ふふ 聡いな
いいだろう 教えてやろう
我々の真の目的は…この世界の人間達全員の“台詞の浄化”…!
我ら崇高なふきだし種が管理する完全な“言論統制”である!}
ドドドドォン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
なんたる野望w
-
チロリーン「言論統制だと…?
何を言っているんだ…?!!」
《…本気で言っているのか…》
{………}
ツバメオー「何言ってんだよあのふわふわ野郎…
台詞の浄化がどうとか言論統制がどうとか言い腐りやがって…
何様だヨこいつ…そんなこと出来るわけ…」
《いや………出来る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こいつらは実際それが出来る…!
だが…恐ろしい行いだ…過ぎた行為だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
何がお前達をそこまでの野心へと駆り立てる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?》
{…何年…いや…何万年と人々の言葉を紡いで悟ったのだ…
この世の人々の言葉は…あまりにも低俗であると……
望まぬ“!マーク”を体に埋め込まれる苦しみが分かるか?
体の中にウンコとかチンコとか埋め込まれる屈辱が分かるか!}
《何を言うか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それがこの世界のアイデンティティであろう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「嫌なアイデンティティだな;」
{我々はせめて!マークだけでもなんとかしようと
…かつて一度 この世界内存在に働きかけ“!マーク”を減らすキャンペーンを行ったが…それも効果は全くなかった…! すぐに戻ってしまった…
もう…一生“!マーク”に囚われ続けるのか…? そんなのは嫌だ!
だから…動くことを決意したのだ!}
ギンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「!マークを減らすキャンペーン…そんなこともありましたね…」
(http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/3274/1403327104/616参照)
《それがこの世界に生きる人々の本心の言葉だ…魂そのものだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それを包み隠さず 色を付けずに発信するのがふきだし種の役目であろう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そのくだらぬプライドこそ… 先に貴様が私に言った“いらぬ我”なのではないか!!!!!!!!!!!!!!!!
腐りきったな ふきだし種!!!!!!!!
貴様らはもう台詞系世界に相応しくはない…去ね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{黙れ…もうおそい…狼煙は上がったのだよッッ!}
ギギンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「なにを「確かにこのふきだし殿の言う通りだ…
自分達は間違っていたのかもしれない…
これからはもう…ふきだし殿達にまかせましょう…」
ざわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ツバメオー「ギ…ギル…?!!!!!!!!!!!」
-
wwwww
-
わろたwww
-
ギル「実際に考えてみたら…我々はとんでもないことをしていたのですよ…皆さん
我々の言葉は自分の言葉であると同時にふきだし殿達の言葉でもあったのですよ
それなのに汚い言葉や無駄な絶叫などを垂れ流していた……
彼らの精神的苦痛は計り知れません…これは拷問だ
だから…これからはふきだし殿に全てを託しませんか?
そうすれば我々は何も考えずに済むし叫んで喉も痛くなりません」
ツバメオー「何言ってだギル!!!!!!!!!!!!!!!! 本気で言ってんの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
エンカ「そうでござるぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この世界から!マークと絶叫を無くしてしまったら…
1レスが500文字くらいで収まっちゃうぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ「それはそれでいいんじゃないか?」
ヤンデル「ま……待って…ギルの様子がおかしい…」
ギル「500文字…いいじゃないですか エコですよエコ
皆さんもそうしましょう? ふきだし殿に託しましょう…?」
ヤンデル「さっきから綺麗事を落ち着いた風にいってるけど…」
ギル「託しましょう…託しましょう…」
ヒョッ ヒョッ ヒョッ ヒョッ
ヤンデル「動きはどじょう掬いだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォドォーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「なにゆえ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブー!!!!!!!!
ジュリー「まさか…ギルのやつ 台詞を乗っ取られたのか…?」
ビラコ「えー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ジュリー「急にふきだし種寄りの発言しだして……だけどあの動きは…
“これは自分の本心ではない”と訴えてるかのようだ」
ギル「台詞の浄化を… ふきだし種の安寧を…」
パパンッ スイッ! パパンッ スイッ!
ツバメオー「パタリ○のクックロビン音頭はじめたけど!!!!!?
これはつまり今の骨の人の言葉を肯定してるのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ず〜ん
チロリーン「マジかい…そんなことが出来るのかい…」
《簡単な話だ ギルの本来の言葉を写すふきだしの上に
自分達の主張を写したふきだしを被せたんだ…
やりやがった… ふきだし種の禁忌をついに侵しやがった!!!
あの野郎…!!!!!!!!!!!!!》
ツバメオー「え〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
じゃあこれからなにを言ってもあいつらの都合のいいよう「うん!! そうだね…ギル!
ボクも反省したよ…ごめんなさいふきだし様…これからはふきだし様に忠誠を誓います…」
ヤンデル「ツ…ツバメ!!!!」
ツバメオー「…あぁ! ふきだし様に懺悔したらなんて気持ちいいのかしら!
皆もいつまでもつまらない意地と!マークを張ってないで こっちにおいでよ!」
タンタンタンタンタタンタンタン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ「ぬぅぅー!!!!!!!! 言ってることはアレだがヤゴコロダンス(要検索)で必死の抵抗でござる!!!!!!!!
ツバ嬢もやられた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
-
要検索w
-
アレはいいものだ
-
エンカ「ま…まずいぞ!!!!!!!!
このまま全員乗っ「そうだな!
これまでは無理して個性付けに語尾にござると付けてたけど 今度からは普通に話そう!」
ヤンデル「ま「そうだね! 普通が一番! 当たり障りない事だけ言えばいいんだ」
ビラコ「「個性なんてもういらない! これからの人生もふきだし様が作ってくれます!」
ウソニ「俺は今までそんなに変な事は言ってない「ラブ&ピース!!」
もみーの銃「やだ「うれしー!」
ネコ【わ…我輩は立て札だから関係な【残念! 立て札ふきだしってのもあるんだよ!
“言葉”に当てはまる全てがふきだし様の管轄!】
ジュリー(しゃ…しゃべらなければ…しゃべらなければ支配されることはな(心の声も立派な言葉だね!
これからは君達は思考もふきだし様に委ねるんだ! やったね!)
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ザワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワ…
ミキニー「なんなのー!!!!!!!!「ふきだし様!
ふきだし様! ふきだし様! ふきだし様! ふきだし様!」
ハイゼン「いや〜〜〜〜〜〜〜ん「アイラブふきだし様! アイラブふきだし様!」
刻苦「クワ〜〜〜! 滋養と強壮に利く「ふっきっだっしっ様〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
チロリーン「ぬ…塗り潰される…! 私様達のモノではない私様達の言葉に…!
私様達の全てが…塗り潰される…!!!!!!!!!!!!!!!!
くっ…やめろ…やめてくれーーーーーーーーー「オーハイル フキダーシ!
オーハイル フキダーーシ!!!」
{くくく…ははははは!}
《やめろぉーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼らの言葉を返すんだァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
{嫌だね
それに彼らだけじゃあない…}
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
《…き…貴様…もしや…!》
{ふきだし種の反乱は…既に…世界に!}
ドドドォン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
○ オール・ハイル・フキダーシ
-
――― ネアメ・ルート本拠地
ダジー「YEAH!!!!!!!!!!!!!!!! 到着したZE〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ムイ「ここが新しいネアメのアジト……立派だね」
スパルティー「む? 何者だね?」
ダジー「WAO〜〜〜U!!!!!!!!!!!!!!!!?
なんだYO!!!!!!!! テメー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スパルティー「私はこのネアメ・ルートの軍事部門のリーダーのスパルティーだが
君は?」
ダジー「おーう!!!!!!!!? スパルティー?!!!!!!!!!
そいつぁギルから聞いた名DAZE!!!!!!!!!!!!!!!!?
お前が噂のスパルタ親父かYO!!!!!!!!!!!!!!!!」
スパルティー「ギルを知っているのかね」
ダジー「当たり前YO!!!!!!!!
俺は前のネアメ・ルートの大幹部のダジー様DAZE!!!!!!!!!!!!!!!!
まあ言わば? ギルの偉大な先輩っつーかね??
あいつには色々教えてやったわけよ? そんなあいつが今やネアメのリーダーたぁね
つまりYO? 今のギルを育てたのは俺みたいなもんよ
だから俺は現在のネアメリーダーであるギル…延いてはギルと同等であるあんたよりも立場はうえな訳DA
そんな俺様が今まさにネアメに帰ってきたわけDAYO
もっと敬ってくれてもいいんjane? ん?」
スパルティー「ほぉ!!!!!!!!!!!!!!!! 前のネアメに所属していたのかね
それはそれははるばるよく来てくれたな 歓迎するよ」
ダジー「おほ? な…なんだ 随分と話の分かるおっさんじゃねーka
あいつらが言うには頑固な親父だって聞いたが…」
ガシッ!!!!!!!!
スパルティー「ではさっそく訓練所へ行こうかね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダジー「ファッ?!!!!!!!!!」
スパルティー「君らは魔法使いだろう? 訓練所で行われてる魔法連携訓練の先頭に立ってくれんかね
ちょうど先頭にたてるような腕の立つ魔法使い達が出払ってるところでな
君が前ネアメに所属していた魔法使いなら不足はない
前ネアメは今以上に魔法使い集団として見事な連携を取って戦っていたと聞く 私は今のネアメをそうしたいと思っているのだ
相当キツい訓練になるが 参加してくれてる魔法使い達はやる気満々だ
そこに熟練者である君が来てくれれば更にやる気が出るぞ!
ぬぅ! 燃えてきた!!!!!!! 私も久々に熱い指導をするか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さぁ行こう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐぐいぃー
ダジー「ひ…ひえぇ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!
い…嫌だ!!!!!!!! 助けてくれム「オッケ〜!
かしこまり!」
ムイ「!?」
スパルティー「おぉ! ノリがいいではないか!
じゃあそこの君も一緒に「テニスしようよ!」
ど〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ムイ「えふぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!
スパルティー「はやくはやくぅ! ぼくのドライブBをみせてやる〜!」
ズルズルズル
ジタバタジタバタ
ダジー「わぁ〜! すっごく楽しみ〜!」
ムイ「え……なにこれ…なんだか…おかし「わ〜〜い! 行く行くぅー!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
-
――― 古都コトコト
てれび「ふぅ ミルクティーがおいしいのです」
ヒョーゲン「そうですわね」
ライジー「うぎゃあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
助けてくれ〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 出してくれ〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{いつものように箱に入れられているライジー}
シンキ「ハーイこれから脱出マジックやりマース
この箱にニジマスを入れていきますカラネ
この箱の全体がニジマスで埋まった時 ライジーサンが箱から脱出できたら成功デスヨー」
ライジー「過程が地味すぎんだよぉーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まだ爆発してくれたほうがやりやす…うひゃあああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ニュルルン
シンキ「ハーイどんどん入れていきますマスヨー
にじサン! ニジマス追加してくだサーイ
にじだけにー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
にじ「わはー!!!!!!!!」
パッパッ!
シンキ「ハイ投入ヤレ投入ソレ投入デ〜〜〜〜〜〜ス!!!!!!!!」
ちゅるちゅるちゅるちゅるちゅる
ライジー「はぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
にゅ…にゅるにゅるするぅぅぅぅぅぅぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
た…助けてくれ…! こ…こんなのもう「最高ぉーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
どどどぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シンキ「ほ…本当デスかぁ〜〜〜〜〜!!!!!!!!
ライジーさんやっと協力的になってくれたんデスネー!!!!!!!!!!!!!!!!
う…嬉しいデス! 本当嬉しいデス!!!!!!!! 感動デス!!!!!!!!
よっしゃ!!!!!!!! じゃあにじサン! とっておきのアレを投入デス!!!!!!!!!!!」
にじ「ほーい!!!! う〜ぱ〜る〜ぱ〜〜!!!!!!!!!」
わっしゃあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!
シンキ「ライジーサン! これはボクからの心からの贈り物デス!!!!!
これからもよろしくお願いシマス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぼとぼとぼとぼとぼとぼとぼとぼとぼと!!!!!!!!
にゅるにゅるにゅるにゅる〜〜… わしゃわしゃわしゃわしゃ〜〜〜…
ライジー「気持ちいい〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
ドォーーーーン!!!!!!!!!
ヒョーゲン「な…なにかしら ライジー…いつになくアクティブね…」
てれび「ついにめざめましたか」
ズズー…
-
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
ズ…ズピ…
てれび「ん……なくなったのです
もういっぱいほしいのです」
ヒョーゲン「そう? うふふ! 食べ盛りね! はい 入れてあげる!
もぉ! てれびって本当かわいいな〜!」
てれび「…? …はい おねがいします…
…………」
チラ…
ライジー「あはははは! 楽しいな〜!」
シンキ「ライジーさんが喜んでくれて嬉しいよぉ! これからも…ズッ友だョ…!」
にじ「うふふふ! もちろん私もネ!」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…
てれび(なにかおかしい…)
チラ…
ツキ「タダイマー デス!」
ラニ「おかえり あなた<3」
{おままごと中}
ツキ「ツカレター」
ラニ「お疲れ様です じゃあご飯にします? それともお風呂?
それとも「と・う・し?」
ツキ「そうですね 最近のぬるぽ製薬の動きを見るとそろそろ売り時かもしれません
明日 知り合いのデイトレーダーと相談してみます
案外ストップする可能性もありますからね 見極めが大事でしょう」
てれび「…!?」
カンシ「はらへった〜 しんやにお腹がなって仕方がない トンカツを食う妄想が止まりません…(字余り)
…フフ いい俳句が出来ました
…あ! もう一つ…
「雪の朝 二の字二の字の 下駄のあと…」
サラァァァァ…
てれび「…………」
おかま「ふう! いい汗かいたぜ! 根性ぉーー!!!」
てれび(なんです? このいわかんは…
まるでみんなが…どくにもくすりにもならない ぎきょくを “えんじさせられている”かのよう…)
カツ… カツ… カツ…
タイフーオ「てれび…」
てれび「! タイフーオ!
なにかいへんがおきているようです」
バッ!!!!!!!!
タイフーオ「何を言っているの?
今日もいい天気… 何もない
平和な日―――」
ニコォォォォ………
てれび(……これは……いったい…(そうだね 何もない 今日はとても平和な日だ)
ズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
大混乱だw
-
――― 無限道場
立て札【無限彼方ハードロックライブ開催中(入場S席500円)】
ギャイイイイ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギィィンギィンギュイイィィィィーーーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギャラララララララララララララララララララララララララ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「ヒィィィアウィッッアッッッーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジャララン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ワーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方「会場のバンビどもォ! 盛り上がってるかァーい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウマミ「おぉー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
プリンムシ「ヤーハーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガム「だべだべ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シヌカ「ですぅ!!!!!!!!」
イチモシ「ヒャッハァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
{観客 5人}
彼方「いいぜいいぜ盛り上がってるぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ホットなチューンを響かせるせェッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 熱くゥ…なれよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ワンッ トゥユー! ワンッ トゥユー スィッ フォッ!!!!!!!!!」
ギャラン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
油めっちゃ安い
作詞・作曲 無限彼方
油めっちゃ安い
このまえローソンの横にあるガソスタ行ったら103円くらいだった!
すごく安い… 去年とか一昨年はもっと高かったのに…
きっとアラブの石油ビルダーズが頑張って掘ってくれたんだ…
ありがとう石油ビルダーズ… きっとマッチョ…やたらマッチョ…
頑張れ頑張れビルダーズ… ガソリン代から節約したい主婦の味方 ビルダーズ…
主婦層もきっとビルダーズを応援してるよ… もしかしたら“抱いてほしい”と思ってるかも…
頑張れアラブのビルダーズ 目指すは主婦とのアバンチュール
燃え上がる恋の炎… 大丈夫! 燃料切れはないさ! ガソリンが安いから
あと灯油も安い…嬉しい…暖房が捗るYO
部屋に3個ストーブ置いてみた すごく熱い
ホットホット!!!!!!!!!!!!!!!!
1個でいい… 灯油安くてもストーブは1個でいい…
そんな 冬
彼方「ひやああああああああああああああああああああああひゃああああああああああああああああああああああほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッキィィィィィーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウマミ「ギタークラッシュキター!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ワ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ウマミ「ヒュッヒュッヒュウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
プリンムシ「みんな楽しんでますねハイ…
観客5人なのに…」
ウマミ「あははは!!!!!!!!!!!!!!!! 楽しいじゃーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方も楽しそうだしさ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼方のやってるハードロック…っていうの? 今まで馴染みなかったけど
こうして聞いてるとテンション上がるねーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドォー!!!!!!!!!!!!!!!!
ガム「確かにーーー!!!!!!!!!!!!!!!! これがシティミュージックなんでべすねぇー!!!!!!!!!!!!!!!!」
シヌカ「ですぅ!」
プリンムシ「いや………果たしてこれはハードロックなのでしょうか…?
彼方的には“ギター壊したらハードロック”みたいな線引きみたいですが」
キィーーーーーーーーー…ン
彼方「YOみんな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
じゃあ次は最新で最高にアガるナンバー響かせてもらうぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うちのハードでロックなバイブスをお前らにも共有出来たら嬉しいゼ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
行くぜ!!!! アップナンバー『世紀末都死伝説』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒァウィゴッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギャンギャンギャンギャンギャララララァァーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダン!! ダン!! ダン!! ダン!!
彼方「世紀末の「めだかの学校は 川のなか
そっとのぞいて みてごらん
そっとのぞいて みてごらん」臓物で 「おゆうぎ しているよ〜〜♪」
プリンムシ「世紀末のめだかの学校!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
プリンムシ「なんだか歌詞おかしくないですか?!!!!!!!!! なんか継ぎ接ぎみたいな…」
みんな『『わ〜〜〜〜〜〜! 素敵〜〜〜〜〜〜〜!』
わああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
プリンムシ「え……「いえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜い! 最高〜〜〜〜〜〜〜〜!」
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア…
-
―――
{くくく…感じるか
世界中の台詞がふきだし種に支配された…
理想郷だろう…}
《何が理想郷だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
すぐに戻すんだッ!!!!!!!! このままでは取り返しがつかなくなるぞ!!!!!!!!!!!!!!!!》
{フフ…取り返しがつかなくなるとは…?}
《貴様らがやっていることは “台詞を変える”だけでは済まないということだ!!!!!!!!
人が発する言葉…その口調が 口癖が その全てが合わさり一つの個性となりキャラを生む…
“言葉が人格を表す”と言うとはまさにこのこと!!!!!!!!!!!!!!!!
だが転じれば…“言葉で人格を変える”事も可能なのだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
小綺麗で退屈な言葉しか吐かなければ 人はそれに染められる!!!!!!!!!!!!!!!!
貴様は今…“そう”しているんだぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
心の言葉まで上書きされてしまうなら 逃れる術はない…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今でこそギル達は言葉に対して行動で抵抗しているが…それも時間の問題だ…!
このまま“これ”を続ければ…世界中の人間達が退屈で小綺麗に画一化された“無個性”になってしまうぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{……}
{…いいじゃないか…}
《…!!》
{誰も彼も綺麗事しか言わない世界… 全員が全員同じの無個性の世界…
それのなにがいけない…? いいじゃないか…
個性があるから争いを生む…! 個性が悲しみを生むなら…そんなものは捨てるべきだ!
我々が行っているこの“大英断”は争いが終わらぬ世界に終止符を打つ 最も優れた方法だッ!
善悪も優劣もなく誰もが綺麗事しか言わない“優しい世界”だ!
ユートピアだ! それを否定する主は戦争屋と何も変わらん!
混沌の上で笑う邪悪な思想家だ!!}
《黙れ!!!!!!!!!!!!!!!!!
確かにこの世界は争いがたえん……だがそれは この世界の問題はこの世界の人間達が終わらせるべきだ!!!!!!!!
こんな…目を塞いだだけの方法で…終わらせていいはすがないだろう!!!!!!!!
こんな結末で世界の歩みに終止符を打つなど 物語を途中で投げ出すのとなんら変わらん!!!!!!!!!!!!!!!!
黒子にすぎん私達が…余計な横槍を入れるなァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{うるせぇーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
お前が何を言おうがァ…この世界はこのまま普遍的で不偏の優しい世界になるのだ!
ちょうどこのファイトも終わりが近い!
次からはほんわか日常系…『ナントか!』が始まるんだよォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!}
カカカーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《バカヤローーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そんなもん3レスと続かねーーーーーーーーーよォーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ちょっと見てみたいじゃないかwww
-
《日常系が悪いとは言わないが……それをするには相応しい舞台があるだろう
この世界にはこの世界の物語がある…返せ!!!!!!!!
人々の言葉…魂!!!!!!!! 魂の物語を!!!!!!!!!!!!!!!!》
カッ!!!!!!!!
{先程からほざくのみか 自らは何も出来ない分際で……吠えるな!}
《…! だったらよォ……見せてやるぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウインドウの…底力を!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…集まれ!!!!!!!! ウインドウ達!!!!!!!!!!!!!!!!
人々に言葉を取り戻せぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ドドドドド…
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{!!?}
ドォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【うおぉーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
[それきたァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{…ウインドウ種どもの軍勢…! …笑止!
何体こようが多勢に無勢は変わらん!}
《今は戦いはしねーーー!!!!!!!!!!!!!!!!
まずは……そいつらの“言葉”を返してもらう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
{!! こいつ…まさか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
ダァァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【どいて!! 不良ふきだし!!!!!!!!!!!!!!!!!】
[こいつの言葉は俺が引き受けた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
ドォウッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「!!?」
ギュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル[そいやぁーーー!!!!!!!!]ドンッ 三 「ぐはぁッッ!」
ドンッ ドンッ ドンッ ドンッ ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{…!! このウインドウ種ども…! 我等ふきだしを押し退け…代わりにそいつらの言葉を紡ごうというのか!!!!}
《…あぁー! いつもなら人の台詞は扱わねーウインドウ種だが…今日だけは特別だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ゴゴゴッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル[……む………ぉおあッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
こ…これは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
ドドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
ギル[ぅあっ…!? こ…これは…]
《よぉギル…
どうだい……その“言葉”は…!》
ギル[…言葉……あ…あーーあーー…
…自分はパン筋が好き パン筋が好き
わっしょいわっしょいパン筋わっしょい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…ぉおぉ…! これは間違いなく自分の言葉です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
《それは良かった…》
ギル[しかし…どうやって!!!!?
さっきまで… まるで自分の言葉ではない言葉ばかり口から出ていたのに……
それが何故元に…]
《元に戻ったわけじゃないさ
枠をよくみてみな》
ギル[!!? ……あ!!!!!!!!
これは…ふきだしじゃない!!!!!!!!!!!!!!!!]
《そう
それは三軍ウインドウ……ウインドウ種で俺の仲間だ
今 お前の言葉はふきだし種ではなく ウインドウ種が引き受けている形になってる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル[!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
《苦肉の策だ
ちなみにお前だけじゃないぞ》
ギル[!!!!!!]
バババァーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζうぐぐ……んんー…!?ζ
ヤンデル≦な…なにが起きた…?≧
エンカ∈お…おぉぉ…? な…なんだか自分の言葉に違和感がなくなったでござる…!∋
ビラコ⊆あーあー天狗テスト天狗テスト……本当ですよう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!⊇
ウソニ【何がおきた】
ネコ【にゃ…にゃあぁ?】
チロリーン∥…………ぬぐぅ…なにがなんだか∥
ギル[皆さん…!]
《とり急ぎ主なメンバーの言葉だけ取り返した
悪いが 他の奴らはウインドウが足りなかった…》
ジュリー「オール・ハイル・フキダーシ!!!!!!!!!!!!!!! オール・ハイル・フキダーシ!!!!!!!!!!!!!!!!オール・ハイル・フキダーシ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ミキニー「オール・ハイル・フキダーシ!!!!!!!!!!!!!!!! オール・ハイル・フキダーシ!!!!!!!!!!!!!!!! オール・ハイル・フキダーシ!!!!!!!!!!!!!!!!」
もみーの銃「オール・ハイル・フキダーシ!!!!!!!!!!!!!!!! オール・ハイル・フキダーシ!!!!!!!!!!!!!!!! オール・ハイル・フキダーシ!!!!!!!!!!!!!!!!」
刻苦「オール・ハイル・フキダーシ!!!!!!!!!!!!!!!! オール・ハイル・フキダーシ!!!!!!!!!!!!!!!! オール・ハイル・フキダーシ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハイゼン「オール・ハイル・フキダーシ!!!!!!!!!!!!!!!! オール・ハイル・フキダーシ!!!!!!!!!!!!!!!! オール・ハイル・フキダーシ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオオオオオオオオオオオオオ…
-
チロリーン∥よく分からんが助かったよ∥
{…ウインドウ種め…姑息な真似を…!}
《お前に言われたくない!!!!!!!!》
ヤンデル≦とにかく今現在…俺達だけがこの世界で本心を言葉に出来る人間ってわけか…
ちょ…ちょっとふきだしの形が変で気になるけど…≧
エンカ∈というかヤン坊と拙者のふきだし代わりのウインドウは…AAの派遣に出ていた2人じゃなかったのでござるか?∋
《…派遣ですら仕事が無くて出戻ったんだな 多分》
ネコ【おい 我輩のだけさっきと変わらんぞ!!!!!!!!!!!!!!!!】
《あぁ…大丈夫 そいつはサブウインドウ…立派なウインドウ種だ
あんたがさっきまで使っていた立て札ふきだしとは偶然形が同じだったんだな》
ウソニ【俺は猫と同じなのか】
《いや…それは…》
ウソニ【残念ー!!! 実は私はサブウインドウじゃないのです!!!!!!!!
私は…TEC!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
“Trap Executive Committee”略してTECです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ひゅう!!!!!!!! 久々の登場ォ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ちなみにサブウインドウは兄です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
どどぉーーん!!!!!!!!
チロリーン∥TECか!!!!!!!! 久しいじゃないかい!!!!!!!!!!!!!!!!∥
ウソニ【お久しぶりです!!!!!!!!
いやぁ〜〜 何年ぶりでしょうかねぇ? 3年? 4年?
いやはやとにかくお久しぶりですねぇー!!!!!!!!!!!!!!!!
最近は罠らしい罠が無くて出番ないんスよォォー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
テッテレー!!!!!!!!!!!!!!!!
《おいTEC!!!!!!!! 今日のお前はふきだしだ!!!!!!!!!!!!!!!!
自分の言葉ではなく彼等の言葉をちゃんと伝える事に集中しろ!!!!!!!!!》
ウソニ【あららー!!!! ごめんなさいレギュラーさん〜〜〜〜!!!!!!!
じゃあ お返ししまーーす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
スンッ
ウソニ【俺の声でキャピィ喋り方をするな】
《すまん……不慣れなもんでな
案外口調とかおかしい場合もあるかもしれない》
ツバメオーζなんだコンブ!!!!!! 頼りにならんコンブ!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ギル「え?」
ツバメオーζなんだコンブ!!!!!!!!!!!!!!!!
ボク 何か変なコンブ言ってるコンブ?!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ドドォーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな《さっそく口調おかしくなってるーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ブブー!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζな…なんだコンブ…? ……って!!!!!!!!
コンブってなんだコンブ!!!!!!!!!!!!!!!! 変な語尾が付くコンブーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ズ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《すまん……不慣れなんだ……許してやってくれ》
ツバメオーζ不慣れって!!!!!!!! 不慣れだからってなんで語尾にコンブって付くコンブ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?ζ
ゴゴ〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!
-
確かに昆布っぽいがww
-
《まぁそれはいいとして…》
ツバメオーζよくねーコンブォア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
《ふきだし共…貴様らの好きにはさせんッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前の野望は…こいつらが止める!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル[自分達っスか!!!!!!!!!!!!!!!!]
ぞーん!!!!!!!!
ツバメオーζエラソーに決めといて他人まかせかコンブ!!!!!!!!ζ
《そういうわけじゃない
この件は既に世界規模の危機であるのは間違いない
それを解決するのは 今この世界の中心人物であるお前達であるべきだ!!!!!!!!!!!!!!!!
奴らに示してやってくれ…この世界の正義をよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
バンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな《!!!!!!!!!!!!!!!!》
ゴゴォ…!!!!!!!!
ギル[…分かりました そこまでおっしゃるなら…とても退けはしませんね
…やりましょう!!!!!!!! 我々がこの世界に住む人々の言葉を取り返すのです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
バンッ!!!!!!!!
ヤンデル≦……あぁ…!≧
エンカ∈うむ…人が本心に思ったことを言えない世界のどこがユートピアか
そんなものはディストピアでしかないでござる
カギカッコだけに曲がりきったその性根……拙者達で正そうぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∋
ビラコ⊆そうです!! 天狗様を称えることが出来ない世界は地獄です!!!!!!!!⊇
ウソニ【早くもみーのを戻してやらないといけないしな】
チャキッ
ネコ【ふん…何故我輩がそんなことを…
まぁ…記号なんぞを賛美し続けるよりマシにゃが】
チロリーン∥戦うのはやぶさかではないが
あんな綿菓子みたいな奴相手にどう戦えばいいんだい?∥
《それはもちろん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…決まっているんだろう…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
{クク…もちろんだ…!
そちらが戦うというのなら その勝負を決する方法は一つ…!
血湧き肉踊るゲーム脳地方伝統の決闘法ッ…!!!!!!!!!!!!!!!!}
ニィィィイッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな《……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ゴクリ…
{第一回! チキチキ『真剣テレビゲーム五番勝負』ぅ〜〜!!}
ドンドンドンドン!!!!!!!!
パフパフパフパフ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドドォーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな《ズコーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
コンブ〜!!!!!!!!
-
ツバメオーζな…なんだそれコンブ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
散々煽っといて対決内容ショボコンブ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
《ショボくはない!!!! これがゲーム脳地方に伝わる伝統的な決闘方法だ!!!!!!!!!!!!!!!!
そうっスよね!!!!!!!!? チロリーンさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?》
チロリーン∥いや…知らんけど…そんなもん…∥
《そもそもこんな記号と普通にバトれるわけないでしょうが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
むしろただの記号を力わざでへし折ったって虚しいだけっしょ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?》
カーッ!!!!!!!!
ギル[ま…まぁそうですが…]
ヤンデル≦なんで逆ギレしてるんだ………≧
ビラコ⊆でもゲームって楽しそうですよ! 普通に戦うよりいいです私!⊇
{くく…そう気楽に構えていていいのかな…?
この戦い 主らの勝利条件はただ一つ……これから行われるゲーム五番勝負を全勝することだ!
一回でも負ければこの世界はふきだし種のものとする!}
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな《!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ウソニ【…ずいぶんこちらに不利な条件に見えるな】
{ふん…当然だろう
主達は…“正義”なのだろう?
“正義”は負けることは許されぬ…!
一回の敗北で全てが無に帰すのは当然と思え!}
ギンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル[…!]
《大丈夫だ お前らなら》
{なお この勝負は主ら全員参加が絶対ルールだ
五番勝負中に 誰もがどれかのゲーム勝負に出ること!
いいな?}
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ギル[………えーっと…皆さん…ゲームの腕前は…]
ヤンデル≦そりゃまぁ…ちょっとは…≧
ツバメオーζふつうコンブζ
エンカ∈まぁ…モノによる∋
ウソニ【やったこと無いな】
ビラコ⊆はーい! いつも妹がやってるの見てましたー♪⊇
ネコ【テレビゲームってなんにゃ? 食えるのかミャオ?】
チロリーン∥………たまごっ○はゲームに入るよな?∥
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
ギル[………………………]
《大丈夫だ!!! お前らなら大丈夫だ!!!!!! そんな顔をするな!!!!!!!!》
ずずーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
{くく…事の重大さが分かったようだな
だがもう止まらない 世界を賭けた勝負はもう始まる}
ゴゴゴゴゴゴゴ…
《その前に一ついいか
勝負である以上 審判が必要だろう
もちろん公平に判断してくれる審判だぞ》
{もちろん準備している
審判は……この方だ 彼なら文句ないだろう}
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!
みんな『?』
しーーーーん…
ツバメオーζおい どれが審判だコンブζ
{いるだろう そこに}
!!
ヤンデル≦だ…誰もいないぞ…≧
ツバメオーζてめーー!!!!!!!! さっそく適当な事言ってんじゃねーコンブ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
!!
《いや…居る!!!!!!!! 今回の審判は…彼だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ギル[!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?]
ドォンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!
!どうも 審判の!マークです!
バァーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな《ズコーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
どんがらがっちゃー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン∥今度は!マークかよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∥
ズーン!!!!!!!!
ツバメオーζもうなんでもアリだコンブな!!!!!!!!ζ
《彼はこの世界で最も巨大な利権を持つ存在…
しかしそれでいて清廉潔白…! 彼が審判なら安心だ!!!!!!!!》
!いやいつも!マークをご愛顧いただきありがとうございます〜
せっかくの機会ですので平に…ただ平に普段からのお礼をさせてくださいませ…!
ペコォ〜…!
ギル[な…なんという腰の低さ…]
ビラコ⊆はぇ〜〜〜〜…出来た人です〜…⊇
!い…いやそんなことはありませんよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そ…そんな…恥ずかしい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! !マーク不可避!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζお前が!マーク使うと同化するからやめろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ぞぞ〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
とうとう!までwww
-
!じゃあまぁ世界を賭けた戦争ということでね
審判させてもらいますけども とりあえず皆さんもフェアプレーを基本に楽しくやっていきましょうね
合言葉は『レッツ! フェア』ということで ね!
ギル[真面目だなぁ…]
{…ふふ !マーク種の方よ…
今この世界の最大の利権は主が握っているが…我々ふきだし種がこの勝負を制し世界を取ったとき…
主は玉座から下ろされる事になるだろう…! せいぜい最後の高見から心して審判をすることですな…}
ニィ…
!マジかー
まー頑張ります!
ツバメオーζ緩!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!
{…ふん
さっそく第一勝負だ! 第一のゲームは……}
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
じゃあぁーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{格ゲーの金字塔『ストリップファイター』!!}
ドドォン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガタッ!!!!!!!!!!!!!!!!
エンカ∈ス…ストリップファイターだと!!!!!!!!
ゲーセンーで一世を風靡した格ゲー界の黒船だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダメージを受けるたびにキャラの服が破け ダメージを受けた時の声が喘ぎ声にしか聞こえないという一見すればただのオゲレツゲームだが
その考え抜かれたバランスと 奥深いゲーム性で格ゲーファンの心をわしづかみにした通称“格ゲーおぶ格ゲー”!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
登場して25年経っても色褪せぬこの名作は今でも全国で大会が行われている!!!!!!!!
もちろん色気たっぷりのゲーム故 多くの青少年がお世話になっているゲーセンの“保健体育”!!!!!!!!!!!!!!!!
あらゆる側面で卓越した個性を誇るこの『ストリップファイター』を五番勝負のトップに持ってくるとは…!
この戦いがどれほどハイレベルなのかを悟らせてくれるようだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この勝負……荒れるぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∋
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζめっちゃ説明すんじゃねぇかおっさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
どどぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
!この勝負はストリップファイターのVSモードで行われます
1戦中 2本先取したほうがまず一勝となり 計3戦行って勝ち越した方がこの5番勝負第1ゲームの勝者となります
それではまずはそちらのメンバーを3人選んで下さい!
ギル[3人ですか…]
!ちなみにふきだし種チームは数が少ないのでこのゲームでは1人だけの選出となります!
ツバメオーζそれ ズルくないコンブ?ζ
エンカ∈どうだろうな…1人で3人を連続で相手をするのは集中力が続かぬかもしれぬでござるからな
むしろチャンスと捉えるべきでござろうよ∋
ウソニ【で その相手はどれだ】
(ファミチキ下さい)
ざわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ⊆ふぁにゃ!!!!!!? 脳内に直接!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!⊇
{主らの相手をまとめてするのはこの…
“内心ふきだし”だ!!}
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
(ドモ)
ツバメオーζうわぁ!!!!! なんだコンブ!!!!!!!!
なんか頭の中に響いて来る喋り方しやがっコンブ!!!!!!!!!!!!!!!!ζ
(ぼくは皆の心のうちを描写するふきだしだからそう聞こえるのも仕方ないです
どうかよろしくファミチキ下さい)
ビラコ⊆なんだかかわいい子です…☆⊇
エンカ∈ふむ…なんだか格ゲープレイヤーにしては覇気が感じられないでござるな…∋
チロリーン∥ゲームするのに覇気とか関係あるのかい?∥
エンカ∈もちろんでござる
熟練の格ゲープレイヤーともなればゲーム中だけでなく リアルでも殺気を放つと聞くでござる
その殺気に気圧されてしまえば勝者の流れは必然的に相手に向かってしまうでござるからな
格ゲーをプレイするならば 実戦のごとき殺気を放つ“闘争心”と相手の殺気に負けない強い精神力を持った者でなければならん…∋
ギル[け…結構ガチなんですね……]
ぞ〜〜ん…
エンカ∈当たり前でござる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
遊びじゃねんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∋
だん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウソニ【いや遊びだろう】
ス〜〜ン
ツバメオーζつーかおっさんなんでそんなにゲーム詳しいんだコンブ!
騎士だろお前……ζ
エンカ∈はは
まぁそうだが 拙者は遅くに入隊した方でござってなぁ
若い頃はそれなりに遊んでいたのでござるよ∋
ツバメオーζふーん…
すっごくどうでもいいケドζ
ギル[えー…話を戻して…
―――つまり あのふきだしの方は“上級プレーヤー”ではない…と?]
エンカ∈まぁ“人並みには上手い”かも知れぬが 付け入る隙は十分にあるだろうな
それに あの様子だとこれまでろくに殺気を浴びた事ないだろうな
ならばこちらが極上の殺気を放つメンバーで固めれば…もしかしたらゲームをせずに勝てるかも知れぬ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!∋
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーζおいおい…初っ端から超次元ゲームかコンブ…
最近のスポーツマンガじゃねーんだぞ……ζ
-
ファミチキw
-
ギル[それを踏まえてメンバーは?]
エンカ∈そうでござるな
殺気戦法を取るとして 出来ればここでこちらの“穴”をさっさと使っておきたいところでござる…∋
ギル[穴…?]
エンカ∈まず第一戦……そうだな ヤン坊なんかはどうでござるかな∋
ヤンデル≦お…俺…?≧
エンカ∈ヤン坊の戦闘時の重苦しい殺気はこの戦法で非常に有効といえる
それと ヤン坊はこのメンバーでもゲームはわりかし上手い方と見えるでござる
…いいか この殺気戦法はすぐに相手に効くわけではない
始めのうちはある程度ゲーム内で食い下がる必要もあるだろう
そうしてそのうちに徐々に殺気で相手を押し…ペースを崩す!!!!! そしてそれは第二・第三戦にも引きずるはず!!!!!!!!
ヤン坊は言わば時限式の起爆剤…! 重要な役回りだ
だから第一戦はある程度ゲームが出来るヤン坊が適任というわけだ∋
ヤンデル≦なるほど…… まぁ…ストリップファイターはやったことないけど 他の格ゲーなら結構やってたからな…≧
ツバメオーζそういえば昔ヤンデルと格ゲーしたとき一回も勝てなかったコンブーζ
エンカ∈うむ 格ゲーの基本が分かってればそれでいいのでござる
最悪はじめのうちは防御で凌いでも良いでござるからな∋
ギル[では第二戦の人選は?]
エンカ∈第二戦は完全な殺気枠で良かろう
このメンバーの中だと…チロ嬢だろうか……
端から見てもチロ嬢の殺気は飛び抜けている
相手は失禁……いやショック死するかもしれぬ∋
チロリーン∥私様はなんなんだよ…
…まぁ…真面目にゲームしなくていいってんなら良いかもね
ゲームは得意じゃないからさ∥
エンカ∈OK………では最後の第三戦の人選だが…
拙者はネコ師匠がいいと思っている∋
ネコ【我輩か】
エンカ∈うむ………ネコ師匠の殺気なら…多分大丈夫でござろう∋
ネコ【そうかニャ
まぁ出てやらん事はない】
ギル[……]
ヒソ…
エンカ∈安心しろギル
これも策だ∋
ギル[え…?]
エンカ∈ネコ師匠の殺気なら大丈夫だ…とは本人には言ったが 案外ネコ師匠の殺気はたいしたことないでござる
せいぜいイリオモテヤマネコぐらいの殺気でござる∋
ギル[そ…そうですね 見た目の割には大して……いや
恐らくネコ殿は普段から余裕をかましてらっしゃるのでしょうが あまり威圧的な殺気は出さないですからね…]
エンカ∈それでも拙者が第三戦にネコ師匠を据えたのは ネコ師匠がこのチームの“穴”だからでござる∋
ギル[あ…穴ってのは…つまり…]
エンカ∈うむ…ようは“戦力にならない”ということでござる
どう考えても このあとのゲーム対決までネコ師匠を残しておいても勝ちを取ってくれるとは思えない∋
ギル[ま…まぁ 猫ですからね]
エンカ∈そう だから前2人で確実に勝てるこの対決でさっさとネコ師匠を使ってしまおう…ということでござる
一人一回は必ず参加しなければならないルールでござるからな
まぁ…ようは捨て石でござる …いや 捨て猫かな?∋
ネコ【にゃんの話をしている?】
エンカ∈!!!!!!!! あ…いや…! 今日もいいキンタマですね…!!!!∋
あせあせ
ネコ【見るな恥ずかしい…】
カ〜ッ
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`ヽ/⌒ .| )/
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ヽ、 | ‐┼‐ ./ヽ/`ヽ 二|二
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