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ステージ公開場所

1レアニウス:2022/05/14(土) 21:11:19 ID:cnxNPAz20
ルブルの町で行われた演劇・歌劇の内容や解説を掲示します。感想等頂けたら幸いです。

2レアニウス:2022/05/14(土) 21:23:09 ID:cnxNPAz20
(舞台は三つに分かれていて右から赤、青、緑の暗幕に覆われており今はどんな風景が用意されているのか分からないでいる。やがて開始の時間になるとバーンバーンと鐘が鳴らされ左の暗幕が上がり、その中央には一人のタキシードを着た男が立っている。男は仰々しくお辞儀をすると。)

ナレーター(以下ナレ)「皆様、こんにちはこの旅はブリーズ座へのご来館真のありがとうございます。本日我が一座がお伝えするのは艶やかながらも恐ろしい話。色を好む方々はご注意を。さて、ここは下町のとあるボロアパート。一つの建物に入り口を別として多くの人間が住んでいる。しかし、何分何年もそのままのおんぼろ。壁にはところどころヒビが入り中には穴が開いていることも……」

そう言うとナレは舞台袖へと移動し右側から一人の男が出てくる。この一座の看板役者の一人ラルフである。観客席から「よっ 待ってましたー」「ラルフ様ー」と歓声が上がる。

ラルフ「へへへへへ 見たぞ見たぞ。隣のフォーゲルのヤツ。何時もは仏頂面で真面目腐った態度なんてしている癖に。今日は女なんて部屋に呼び込んでやがって。へへへ、あいつは知らないだろうが俺とあいつの部屋の壁には穴が開いていて自由に覗けるんだよな」

そう言って舞台の壁を覗き込む仕草をするとそちら側にも光が灯ると二人の人物がいるのが判るようになる。ラルフに並ぶ劇団のイケメン枠でクール系のフォーゲルと新人女優、美少女枠のグリッシュだ。「フォーゲル様―」「グリッシュちゃーん」とそれぞれのファンから声が上がる。

グリッシュ「助けていただいたご恩を返しにまいりました。拙ですがどうか私のお礼を受け取ってください……」

そう言うとグリッシュは椅子に座ったフォーゲルの前に膝を付くと彼の股間をまさぐり彼の逸物を取り出すとその逸物に舌を這わせる。

小さく幼さが残った顔立ちに合ったぎこちなさの残る技術ながら必死にフォーゲルの逞しい逸物を舌でなぞり、そのたびにピチャピチャと水音が響く。

フォーゲル「あぁ……お嬢さん、気持ちいよ。このまま口の中で出してしまっても構わないかね?」

グリッシュ「少しお待ちを、出来れば口ではなく……」

グリッシュは一度フォーゲルから離れると自らドレスのスカートをたくし上げて下着を身に着けていない秘所を見せつけたグリッシュ

グリッシュ「こちらでお願いします」

そう言うと座っているフォーゲルの腰の上に跨り自ら腰を降ろし動かしだす。二人はその情事をたっぷりと観客に見せつけ

グリッシュ「あっあぁ〜〜ん」

フォーゲル「うぅっ!!」

二人同時に果てて絶頂する。

グリッシュ「お礼を受け取っていただきありがとうございます。ですが命一つのお礼、一度のお礼で返しきれるものではありません。どうか、今夜一晩、私にお礼をさせてください……」

グリッシュは身に着けていた服をすべて脱ぎ去ると舞台に未成熟さと成熟さの中間点にある美しい裸身を晒すと再びフォーゲルに寄り添い、フォーゲルも彼女を受け入れるように抱きかかえながらベットに倒れこみ第2ラウンドを開始する。しばらく二人の嬌声が響きながら情事が繰り広げられやがて夜が更けるように光が暗くなりやがて真っ暗になる。

3ワイルドボディー2:2022/05/14(土) 21:25:21 ID:cnxNPAz20
ナレ「さぁ、さて次の日の事、ラルフはからかい半分にフォーゲルの家を訪れました。」朝の光を表す魔法の光が灯る。

ラルフ「おいおいおいおい、フォーゲルさんよ。昨日は随分お楽しみだったみたいじゃないか。なんな可愛い嬢ちゃん何処で買ったんだい」

フォーゲル「……お前……昨日の女を見たのか……?悪いことを言うもんじゃないあの女のことは忘れな。あの女はこの世のモノじゃない」

ラルフ「この世のものじゃない?なんだい藪から棒に。馬鹿なことを言うもんじゃないよ。一体どういうことだ?」

フォーゲル「実は俺は、昨日シズナ側に釣りに行ったんだ。ところがさっぱり連れず、日も暮れてアタリが薄暗くなってきてそろそろ帰ろうとしたとき。竿を引く手ごたえを感じたのさ。そして釣り上げてみると釣れたのは肴ではなく白い骨……それも頭蓋骨だったんだ。」

ラルフ「なんなんだいそりゃ。俺はあの女の話を聞きたくて来たんだぜ。そんな恐ろしい話なんて聞きたくないよ」

フォーゲル「だから、その話をしてるんだよ。まぁ、聞けって。俺はその骨がどうも不憫に思ってな。どうにか弔ってやろうと思い、持っていた酒をかけて教会でやってる祈りの言葉を贈ったんだよ“汝苦難い生き、汝苦難に命尽く、苦難の中もあらん限りの命を全うしせし汝、主の御許にて永久の安息があらんことを”ってな。そして……どうやら、その骨の主がどうやら昨晩の娘さんらしい。それで、俺に恩を感じわざわざ訪ねてきてくれたってわけだ」

ラルフ「へっ? ってことはあの娘さん、本当に幽霊だって言うのかい?」

フォーゲル「そうだよ、信じられないかもしれないがあの娘さんは既に亡くなった骨の主だったのさ。別に、信じられないなら無理に信じる必要もないけどな」

ラルフ「いや、信じるよ。信じるさ。俺はあんないい女のねんごろになれるなら相手が幽霊だって構いやしねぇ。なぁ、その骨を釣った場所と弔いの言葉ってのをもう一度しっかり教えてくれよ。なぁ なぁ なぁ なぁ」

フォーゲル「おいおい、お前さん何を考えて……あぁ、わかったわかった。もう一度教えてやるからそんなに急かすな。」そう言っている間に幕が落ちていく。

4ワイルドボディー3:2022/05/14(土) 21:26:26 ID:cnxNPAz20
ナレ「さてさて、フォーゲルから今一度話を聞いたラルフ。その日のうちに釣りの用意を揃えて、翌日早速フォーゲルの言った川へと赴きました。」左の幕が上がるとそこは野原の風景、床の一部には河を模した青色の布が敷かれている。そこに意気揚々と言った感じで型を揺らしながら釣竿を担いだラルフが登場する。

ラルフ「へへへへへへ ココだココだ。ここがフォーゲルが言ってた女が釣れる場所だな。それじゃ早速」

と川の水面に向かって釣竿を投げ入れる。

モブ1「おいおいおいあんた、釣りの素人かい?やり方が全然なってないよ。釣りって言うのはもっとこうなぁ。」

ラルフ「うるせぇ。俺は別に魚を釣りにここに来たわけじゃないんだよ。どうせお前だってそうなんだろ?へへへへ。女房に飽きてこんなところで女漁りか?このスケベ。お前はどんな女を狙ってるんだよ?言っちまえよ!!」

モブ1「なんだアイツは、こっちが親切に教えてやってるって言うのに聞きもしないで変なことばっか言ってやがる」

モブ2「ほおっておけ、今ぐらいの季節温かくなってくるとアイツみたいな変なヤツが出てくるもんだよ。」その後二人は舞台から退場する。


「ネルケさーん!」
「ラソールさまー!」

二人にも観客から声援が投げかけられる。このシーンは現実ではなくラルフの妄想のシーンである。


ラルフ「へへへへ 俺が釣り上げるのはフォーゲルの様な可愛い嬢ちゃんか、綺麗な姉さんか、貞淑な人妻か…‥どんな女が釣れるか今から楽しみでしょうがねぇぜ」

などといっていると露出の高いドレスを着た二人の女優ネルケとラソールが舞台裏から登場。

ナレ「釣れてもいないのにラルフの頭の中は既に美女を迎えることが決定事項となっている様子。頭の中には当てもないのにすでに美女と戯れる自分が見えている。」

二人が衣装をはためかせながら踊りを始めればそんな声もなりをひそめ、二人は踊りながらラルフをそして観客を挑発するように胸や秘所をさらけ出したり隠したり、そんな調子で一曲の演奏が終わるころには再び舞台のそでに帰っていく。

ラルフ「おっといけねぇ、うっかり眠っちまたぜ。それにしても良い夢だったな、もうじきその夢が現実になるだ、待ちきれないぜ」

とここで水音が響き渡り。

ラルフ「おっ!来た来た!てぇい!!!」

勢いよくラルフが釣竿を振り上げると釣竿の糸の先には白い骨が

ラルフ「よっしゃー 釣れた釣れた!!んーにしてもちょっとこの骨でっかくないか?まぁ、いいや。体がでっかければアッチやこっちもでっかいだろうしな。とにかくフォーゲルからもらった酒をかけて……“汝食い難い行き、汝食い難に命突く、苦難の中もあらん限りの命を全うしせし汝、虫の御許にて永久の遠足があらんことを”っとこれで良し。えへへへへ 俺はルルグ街に住むラルフってもんだ。こうしてお前を弔ってやったんだ。たっぷりお礼をしてくれよ。別にモノもってきてくれなんて言いやしないよ、その身一つで一晩サービスしてくれれば十分だからな。」

5ワイルドボディー4:2022/05/14(土) 21:27:04 ID:cnxNPAz20
(そうして再び舞台が移りラルフの部屋の背景になる。)

ラルフ「へへへへ そろそろ時間だ。さてさて、どんな女が来るかな」とここで小道具の扉を叩く音。

ラルフ「おぉー 来た来た。ん?でもまぁ、なんともドタバタと叩いてうるさいね。一体どんな女なんだ……」

とラルフが扉を開けると

???「うおぉお!!」

と勢いよい威勢と共に筋肉ムキムキで上半身半裸で毛皮を纏った大男がステージに上がる。

「よっ シュトラス!」
「でかーい!!」
「切れてるよ!!」

と観客に向かってボディービルダーの様なポーズをとる役者。この一座随一の肉体美を誇る俳優シュトラスだ。標準体型のラルフが細く見えるほどの膨れ上がった筋肉を客席に見せつけると観客からも声援が飛ぶ

シュトラス「はははははは お前がこの俺様の骨を弔いってくれたんだな。こうやってお礼に来てやったぞ」

ラルフ「なっ なんだって。あれは男の骨だったのか!道理で太いわけだ。ちょっ ちょっと待った俺はてっきり女だと思ったから……」

シュトラス「なーに 遠慮はいらねぇよ。俺は女だけでなく男も行ける口だからな」

ラルフ「ひゃぁーたすけてくれー」と過剰に慌てながら逃げ出すラルフ。その様子に観客たちが笑い転げる

シュトラス「遠慮するな 遠慮するな」

そう言いながら衣服を脱ぎながらラルフに迫るシュトラス。やがてズボンまで脱ぐとそこにはすっかり大きく隆起した逸物が……

ラルフ「遠慮じゃないって!」

と舞台の上を数回往復したラルフだったがとうとうシュトラスに捕まり

ラルフ「へへへへ 俺もたっぷり楽しませてもらうぜ」

ニヤニヤと笑いながらシュトラスはあっという間にラルフのズボンをはぎ取ると彼の後ろの穴に自らの逸物を押し入れる。

「あぁーーー!」

とラルフの悲痛な声が響く舞台。そう言う展開が好きな観客は食い入るようにその光景を眺め、そうでないものもこれはこれでと苦笑いでみている。ラルフの衣装はだんだんとシュトラスによってはだけさせられ、シュトラスほど膨張してはいないものの無駄な肉を一切付けていない男の肌が露わになり、また、差し込まれているラルフの方も肉棒を固く滾らせている。観客の見る舞台の上で激しくラルフを攻め立てるシュトラス、そしていつの間にかそれを受け入れているラルフやがて

「ぬおぉぉぉおぉぉぉぉ!!」

「あっ〜〜〜あぁ〜〜〜〜っ!!」

一層野太い声と甲高い声を上げるとラルフは盛大に射精しそれと同時に幕が下り、終わりとなる。

6ワイルドボディー 解説:2022/05/14(土) 21:28:15 ID:cnxNPAz20
元ネタは落語にある「野晒し」または「骨釣り」という話です。野ざらしというのはその名の通り野原に放置されてそのままになったもの。この場合はそのままになった死体を意味します。ワイルドボディー ワイルド=荒野 ボディー=死体  荒野の死体と言う意味になっています。野原と荒野は若干違いますが平野と言う意味では近しいモノだということで。大まかな流れとしてはそのままですが独自アレンジとして艶話と言うことで冒頭に情事のシーン(現代では奉仕を受ける側が高齢者でマッサージをされるだけとすることが多い)、妄想のストリップダンス(本来はない)を追加。さらに披露する相手に合わせて男性同士の絡みを追加し、男性の方も筋肉質な肉体を強調するシーンを追加しました。

7破月:2022/05/14(土) 21:34:16 ID:cnxNPAz20
それでは皆様。ただいまより特別ショーの開演です。どうぞお楽しみください。(そう進行役が声を張り上げるとステージ以外の灯りが消え、ステージの幕が上がる。ステージの奥には大きな板が置かれており、この板は魔法により自在に絵を映し出せる仕組みになっている。そしてその前に三人のマイクを持った男女が上がり、前奏はなく、一人目が歌い始めるとともに音楽が始まる)♡あちらの世界はいつも楽しげ (舞台袖から登場する小柄な少女。その頭には大きな角が生えており、彼女が人間でないことを示している)♡だけど何処か 自分には遠くて(背景に映し出される森の中の一件の宿屋。ぼんやりとそれを見ている妖少女)♡一緒に話せる ただそれだけの事 とても大切な事(少女が見守る中映像の中で建造物が少しづつ増えて行き、やがては一つの村となる)

♦与えてくれた 君への感謝は 言葉にできないし (村の映像の前でボールで遊ぶ三人の子供たち、そのボールが離れてみていた妖少女の前へと転がって来る)♦照れくさくて言えそうになない 今夜も笑って乾杯(ボールを追っていると妖少女と向かい合う少年。ボールを差し出す妖少女)

(二人が揃って歌いだすことにより歌の曲調が上がる。どうやらここがこの歌のサビの様だ)❤♦浮世と現世云々 嘆き節 刹那に呷る酒の苦味よ(妖少女の手を取って仲間の所に戻る少年。仲間たちも少し戸惑いながらも笑って妖少女を向かい入れる)けれども染み入る酔いぬのは君がいたからこそ(それを見て思わず笑う妖少女。一緒になってボールで遊び始める)

(女性二人の歌がいったん止まり男性のソロパートになる)♧星夜に想い戻らないな送り船  いつもいつも苦しみ酒が渇く またあの日を慈しみ 癖になるような嫌な絡み 船は進めど蟠り 盃に君を東映する度破門や花月見 瞳が嵩を増さす 揺れる心は過度な摩擦 笑い話にも出来ず思いはたらいまわし それでも回る世界 そう変わらず二人は存在している 今でもあか抜けない 思いが交差し後悔し寝る(酒瓶を取り出し、少年に差し出す妖少女。少年はそれを断ろうとするがなおも妖少女は酒を進め少年は仕方なく酒に口を付けるが飲み切れず大ききむせる。それを見て膝を叩いて笑う妖少女)

(再び女性の片方が歌い始める。サビから一旦テンポが落ちたメロディと言ったところ)♡あちらの世界は安全地帯 だけど 何処か息苦しそうで(親の手伝いをしたり、勉強をしたりしている少年。その様子を妖少女は酒を飲みながら見ている)♡胸を張らずに生きられる場所ではないのだろう(親に叱られる少年。だが、叱られながらも少年の役者は交代し、成長していることを感じさせる。)

♡&♦渡世は厭世 云々 恨み節 酒に浸る世の無情よ(妖少女を手を取って遊び回る少年。その背景が移り変わる) けれども染み入り酔いぬのは 君が いるからこそ(背景が春の花畑、夏の緑、秋の紅葉、冬の雪景色と移り変わり、途中で少年役の役者が更に身長の高い者に変わり、彼が成長していることが伝わって来る。が、妖少女の姿は変わることがない)

8破月2:2022/05/14(土) 21:37:55 ID:cnxNPAz20
(二回目のサビが終わり曲調は再び落ちる。)♦君は名前も知られてない 僕の周りには 人だかり(少年は青年となるも妖少女は少女の外見のまま。青年は同じ年頃の女性と粗末ながら結婚式の衣装を着ている) ♦だから君は少し離れた場所で僕を見ていた(それを外れで見ていた妖少女。青年が花嫁から離れると近づき、彼に酒瓶を手渡しその場を去る)

♡ススキ残わめき夕暮れの空 ちょっと肌寒い夜の風 (赤ん坊をあやす妻、赤ん坊の顔は赤らんでおり、泣き声が止まらない。それを見て慌てている青年。もう一人医者らしき人物がいるが、その人物もどうすればいいか困っている様子)♦足元を満月ほどは言わないから 今夜は光りが欲しい(ステージ隅に姿を現す妖怪少女。彼女が指先を動かすと途端に笑顔になる赤ん坊。驚く医者。手を取って喜ぶ青年と妻)

(再び男性のソロパート)♧当面も永遠も未定 そう透明でもがき続ける両手 二人何も見えず聞こえず ただ思い出す過去 未来予想すら幾ら重ねて砂に描いた絵 のどを詰まる言いたいこと 弱音を吐き溢れる涙 いつかの晩 釈然の晩酌 全能には届かず無能は超えている(妖少女の周りに黒いローブを着た存在達が集まる。妖少女に何かを話しかけるが妖少女は首を横に振る。)「また、いつか」だけは約束する それで明日が始まりだす 実も無い話も根も葉も堀り 二人の時間に華を咲かす 実感できれば有終の美 貴方の立場も重々承知(黒ローブの一人が妖少女の手を掴み強引に引こうとするが妖少女はこれを振りほどき、妖少女が何かしら叫ぶと黒ローブは恐れるようにその場を逃げ出す)

♡向こうの世界が幕を閉じて 彼らか大きく息をついた(壮年とその妻の間に生まれた娘が成長し、娘に花の髪飾りを贈る壮年。娘は嬉しそうにそれを付けてステージの端へ駆けて行き、それを追う妻)♡僕らもいずれ別れるだろう それぞれの行く先(ステージに残った壮年に近づく妖少女。壮年は妖少女にも同じ花の髪飾りを渡す。妖少女はそれを受け取るも複雑な表情でそれを眺めるも壮年はその視線に気付かない)
♦別れの言葉はちょっと悲しいけど 何も言わない別れはもっとつらい (壮年が墓場の前で立ち尽くし、膝を付いて打ちひしがれる。家族か友人か、親しいモノとの永久の別れがあったのだろう)♦だから僕はきっとその時目を見ながらはっきり言うよ(その壮年に寄り添う妖少女。静かに酒を差し出すとそれを飲み干す壮年。)

(再びサビの部分。曲は盛り上がりを見せるモノのそれと反するように舞台の演出は簡素なものになっている)♡&♦二人語り二人酔い耽る 今夜が最期かもしれないから(すっかり老人となった壮年。寝たきりで動くこともままならない様子。それの隣に変わらない様子で座っている妖少女。)♡&♦僕の視界がぼやけて行く また明日は起きられるかな(力ない様子ながらも体を起こし妖少女が入れてくれた酒を飲む老人。しかし、その量は決して多くない)

♡薄雲超えて注ぐ星光り 君と寄り添ってたあの日々(酒を挟んで会話する二人、妖少女は今も昔も変わらず手足を大きく振るい楽しみを表現するが老人は小さくうなずくのが精いっぱい)♦今夜は雲一つないけど もうちょっとこのまま(光が変わり、シルエットだけになる老人と妖少女。そのシルエットの老人がゆっくり手を差し出すと妖少女はしっかりとその手を握り締める)

♡&♦&♧(男性ボーカルまでサビに加わり歌いだし、歌は最高潮を迎える)浮世と現世 云々嘆き節 刹那に覚める酒の酔夢よ(布団に寝込む老人、その周りには彼の家族が集まっている。妖少女は離れた場所からそれを見ている。老人は手を弱弱しく上げる、その手は妖少女を求めている様にも見えたがほどなくその力は失われ布団に埋まる)されどお染み入り酔いぬのは 君と居たからこそ(黒い服、喪服を人々が集まる中それに背を向ける妖少女。その姿はいつも以上に小さく見えた。)

♡&♦&♧渡世は厭世 云々恨み節 肴に流す酒の苦味よ(村はずれで村を眺める妖少女。かつて少年だった老人と出会ったのと同じ場所。その手には、結婚式の日、青年の花嫁が被っていた婚礼用の帽子が) けれども染み入り酔いぬのは 君といたからこそ(その帽子を被ってみようとする妖少女、しかし、角のある自分にはその帽子は被れない。帽子を高く放り投げてステージを降りる妖少女。背景は大きな満月を映し出していた。)

9破月 あとがき:2022/05/14(土) 21:42:44 ID:cnxNPAz20
4作目に作った物で原曲は東方プロジェクトシリーズの伊吹萃香(登場人物の妖少女のモデル)のテーマソング、砕月(アレンジ名もこれに由来)および、それの二次創作である愛夜道となっております。人間一人の人生を一曲の中に圧縮しており、それと変わる事のない人外の少女が歌の中ではセリフなどが無いので妖少女と男性が互いにどのような思いを持っていたのか、中盤、壮年が膝を付いてた墓が誰のモノなのか。ラストに持っていた花嫁道具の帽子の意味などは不明となっております。アップテンポな曲の中では初にして現在唯一のしんみりした曲・芸風となっております。

10セクシャル・ゴッデス1:2022/05/14(土) 22:02:56 ID:cnxNPAz20
(百人以上は入れそうな観客席はこの街の中でも屈指の大きさだ。舞台は三つに分かれていて右から赤、青、緑の暗幕に覆われており今はどんな風景が用意されているのか分からないでいる。やがて開始の時間になるとバーンバーンと鐘が鳴らされ左の暗幕が上がり、その中央には一人のタキシードを着た男が立っている。男は仰々しくお辞儀をすると。)

ナレーター(以下ナレ)「皆様、こんばんはこの旅はブリーズ座へのご来館真のありがとうございます。今夜我が一座がお伝えするのは艶やかながらも恐ろしい話。色を好む方々はご注意を。さて、今宵の主役となるのは男……」

その言葉が終わるとともに舞台裏から一人の役者が登場。それと入れ替わるようにナレーターは舞台の端へと移動する。出てきた男は役者だけあって顔はかなり整っており美男子と言っていいレベルだ。服装はあえて安い布を使っているが色合いは派手で見るからに“遊び人”と言った雰囲気を出している。観客からは「よっ 伊達男〜」「ラフル様〜〜」と男女問わず黄色い声が上がっている。今回の劇の主役を張るだけに中々の人気役者の様だ。

ラルフ(以下ラ)「俺の名前はラルフ、この町じゃちょっとは名の知れた遊び人。あっちの方は底なしで夜の街の並みいる女たちを喜ばせひーひ―言わせている。だがよ、こっちと違ってコッチ(懐から財布を取り出す)の方はそこが知れる。ろくに働く気も起きないが遊ぶ金は欲しい。そんな金を人に借りてたらとうとうヤバいところからも借りちまい利子は膨らむ一方。こうなっちまってはやっていけない。どこぞの川にでも身を投げようかと途方に暮れている始末さ。」

頼まれもしないのに不自然なことを語っているがこれがこの劇のコプセントなのだろう。ちなみに、この劇場では基本的に芸名と役名を統一しているので今回の遊び人だけでなく、他の劇でも役名をラフルの名前を使っている。

ナレ「そんな風に途方に暮れている遊び人ラルフ。すと目の前から一人の女が」

ラフルが出てきたのと反対側の舞台袖から女優が登場する。こちらも中々の美女、背はすらりと高く、胸も大きい。ラルフとは異なり力の入った衣装、艶やかな露出の高いドレスを着ている。「アネモ様〜」「よっ 傾国の美女〜〜」と舞台からまた歓声が上がる。

ラルフ「おっ、いい女だな。見たところ夜の街の女と言ったところか。いいねぇ、どうせこの世からいなくなるんだ。最後の心残りが無いようにあんないい女を抱いて〆るのもいいだろう。見たところだいぶ高そうな女だが関係ない。適当に言ってずらかってそのままドロンすればいい」

舞台の上で周囲に宣言するように語るラルフだがこれは劇としての演出。本来は心の中で思っているだけである。

ラルフ「なぁ、お嬢さん。こんな時間からでなんだが俺とどうだい?金ならいくらでも出すぜ〜」

と話しかけると女優の方は大げさに驚いた様子を見せる。

アネモ「なんだいあんた、あたいが見えるのかい?」

ラフル「はぁ? 何言ってるんだいお前さん。見えるも何もお前さんは今ここにいるじゃないか。見えて当然だろ。この年で目はぼけてないぜ。」

アネモ「そうかい、見えるのかい。フフフ、ということはあんた相当の好きモノだね。あたいはこの世のものじゃないよ」

ラフル「おいおい、何言ってるんだ。この世のものじゃないって。あんたまさか亡霊だともいうのかい?」

アネモ「あたいの名はアネモ。いい線いってるけどあたしは亡霊じゃないよ。あたしは色神
さ。」

それと同時に少し不気味な楽器が鳴り、背景で色のついた煙を放ちアネモが普通の存在でないことを表現する。

ラルフ「いっ、色神? なんだいそりゃ?」

アネモ「色神は人の色欲を司る天からの使いさ。男はある程度の歳になると起たなくなるだろ?それは私ら色神が男の起つ力を奪い取って天へと還すからさ。」

ラルフ「なっ なんだって!? そっそれじゃまさか俺も……」

アネモ「おまち、別にはいまのあんたに何かをするつもりなんかないよ。それよりお前さん、このあたしに対して“金をいくらでも出す”なんて言いながらとてもそんな金を持っている様には見えなかったがどういうつもりだったんだい?」

11セクシャル・ゴッデス2:2022/05/14(土) 22:04:56 ID:cnxNPAz20
ラルフ「そっそれは……」

ナレ「開き直ったとはいえ、相手は天の使い。これ以上嘘は付けないと正直に自分の身の上を話ました」

アネモ「ふん〜〜ん なるほど。身を亡ぼすほどの色欲狂いか、私が見えるのも納得だね〜。ここで会ったのも何かの縁だ、あんたにいいことを教えてあげるよ。あんた医者になりなよ。な〜に 別に難しいことじゃない。アレが立たなくなった男専門の医者だよ。さっきも言ったように男が不能になるのは私ら色神がその力を天へと還すからさ。だからね、不能になりそうな男の枕元には私ら色神が付いてるんだよ。んで、その女のここに」

そう言って舞台の上で足を上げ。自らの秘所を広げるアネモ。舞台からは歓声が上がる。

「お前さんの自慢の逸物をぶち込んでやりな。ほれ、早速練習だ」ラルフ「えへへ、これは願ってもないことだ」

と言うとラルフもまた自ら衣装を解いて逸物を取り出すとアネモの秘所に突き入れる

アネモ「おっ、いいね。話が早い。おまけに言うだけあってなかなかいいモノ持ってるじゃないか。いいね、その調子だ。」

二人の情事を舞台の上で観客に見せつける。

「はっ……はっ……はっ……」「あぁ〜ん あぁぁっさ〜〜〜」

二人の嬌声が響く

「だいぶ高ぶってきたね。そこでなちょっと耳を貸してごらん」そう言って何事かを耳打ちでラルフに伝える

アネモ「わかったかい。今言った動きをしてから色神の中にお前の精を放つんだ。だけど、これが許されるのは枕元や足元にいるときだけさ。その色神が男の腰元に座ってるときはもう無理だ。あきらめな。さぁ、練習だやってみな」

ナレ「天の使いを満足させる腰遣い。なんとも気になるところ。私も知りたい!でも流石にこれは秘密中の秘密。教えて盛られるのはラルフだけの様子。」

と笑い声が観客から漏れる次の瞬間

「あぁあぁぁぁ〜〜〜ん」「ううぅぅ〜〜〜〜」

一際大きな嬌声を上げたかと思うと次の瞬間どんでん返しになっている床にアネモが飛び込み舞台から消える

ラルフ「ほっ、ほんとに消えちまった。なるほど。これなら……」

12セクシャル・ゴッデス3:2022/05/14(土) 22:06:32 ID:cnxNPAz20
真ん中の暗幕が下りて左の暗幕が上がる。そちらの舞台は屋敷の一室の背景になっており。調度品からしてかなり質がよさそう。すでにその場には一人の男がベットに横になり、もう一人の男がその傍らにたち、さらにもう一人、先ほどのアネモの色違いの様な衣装を身にまとった女が病人の頭の横に立っている。

ナレ「色神アネモに言われたように早速不能治療の医者を始めたラルフ。今日はこの館でお仕事の様子」

ラルフ「ん〜どれどれ〜〜おぉ、確かに色神がいるな。他の奴らには見えていない様子、それじゃぁ、早速アネモから言われたことを試してみるとするか。おい、色神さんよ」

色神②「なっ、なんだいあんた。あたしが見えるのかい?」

ラルフ「えへへへ ちょっと訳アリでよ。それより。ここの若旦那の精気を持って行くのは止めにしてもらえないか?」

色神②「なによ、藪から棒に。そんなの、簡単に出来る訳がないじゃない。こっちにはこっちの事情があるんだから」

ラルフ「へへへへ そうは言っても帰ってもらうぜ」

そう言うとラルフは色神のスカートをたくし上げその秘所と口で愛撫する。

ラルフ「へへへへ こいつは良い味だ。色神ってのはべっびん揃いの名器揃ってわけだな」一通り色神の秘所を舐めるとベットに手を付かせて立ちバックで後ろから突く

ラルフ。「あっ あっ あっ」嬌声を上げながら身をお震わせ、均整の整った乳房を露出させ喘ぐ色神役の女優。

使用人「あっ、あのぉ、さっきから何をされているんですか」

ラルフ「そうだった。こいつらにはこの色神は見えないんだった。まぁ、いいや。なに、ちょっとしたまじないさ。このままもう少し待っててくれ、この旦那の男を取り戻したいんだろ」

使用人「はぁ……この男ダメかもしれないな……」

色神②「あっ あっ あっあぁ〜〜〜ん」

絶頂する色神の中で言われた通りの動きをするラルフすると色神は大きな嬌声と共にどんでん返しで床に消える。

13セクシャル・ゴッデス4:2022/05/14(土) 22:07:37 ID:cnxNPAz20
ナレ「っと、このように順調に仕事をこなすラルフ。たちまち評判の医者となり、それなりの収入を得た。」

再び舞台は中央の町中の背景に戻る。そこではラルフが模造金貨を周囲にばら撒いている。周囲にはドレスを着た女性が何人かラルフの周りで囃し立てる。

ナレ「だが所詮は苦労せずに身に着けて金。あっという間に使い切り男は再び貧乏に」ばら撒く用の模造金貨がなくなると女性たちはキビを返して舞台裏に下がってしまう。

ナレ「男はまた働き始めることにした。すると早速依頼が舞い込んだ」

(再び右側の舞台に変わる。この際、先ほどの間取りよりも若干豪華なモノになり配置が換わっている)

ラルフ「今日の仕事は此処か。こいつはいつも以上の大金持ちだ。張り切ってやらないとな。ってなに!?今日の色神は腰元についてやがる!これじゃぁどうすることも出来やしないじゃないか」

確かにベットの上でも下でもなく横に色神の衣装を着た女性が立っていた。そこに使用人役の男が声をかける。

使用人「お願いします。若旦那様には何としても世継ぎを作ってもらわなければなりません。そのためでしたらお代は金貨100枚でも200枚でも。」

ラルフ「金貨200枚?それは本当か!?」

あまりもの報酬の多さに声を張り上げる。

ラルフ。「なぁ、色神さんよ。そこを動いちゃくれないかい?」

色神「ん? お前さんかい?最近私たちを追い返してる医者っていうのは?だがね、それは出来ないよ。今日は私は足元でも枕元でもなくココ、腰元にいるんだから」

ラルフ「そこを何とか」

色神「くどいね、これは天の意志で決まったことだ。私がどうこう変えられるもんじゃないんだよ。諦めな」

ラルフ「うぅぅ……」

ナレ「取り付く島もない色神。だが諦めきれないラルフはしばらくその場にとどまることに。こうして夜もくれ空が白くなり始めたころ。その色神はこっくりこっくりと寝息を立て始めました」

ラルフ「今しかない!」

ラルフは立ち上がるとさっとベットの位置をずらして色神の位置を腰元から足元に帰ると寝ている色神を押し付けてバックで挿入する

色神「あっ〜〜ん なっ なんだいコリャ。あっ あんたベットの位置を変えてあぁ〜〜ん」

嬌声を上げながらラルフにハメられる色神。

ラルフ「へへへ悪く思うなこれも金貨200枚のためだ。」

そのまま色神を後ろから突き続けるラルフ

色神「あっあっあっあっ 後悔するよ あぁぁっあぁ〜〜〜ん」

(ひときわ大きな嬌声を上げてからどんでん返しに飛び込む色神)

14セクシャル・ゴッデス5:2022/05/14(土) 22:08:47 ID:cnxNPAz20
再び舞台は真ん中の町中の風景へ。

ラルフ「へへへへ やってやったぜ。金貨200枚。これでしばらく遊べる。それに、あの色神の悔しそうな顔と言ったら。“後悔するぞ”なんて負け惜しみなんて言ってよ〜〜」

その後ろにアネモが現れる。この時の衣装は先ほどの華やかな衣装から打って変わって色合いが暗く、何処か恐ろしさを感じさせるものになっている。

アネモ「あんた……してはいけないことをしてしまったね…‥」

ラルフ「うわっ。おっ、お前さんはあの時の……。いや、悪かったって、でもさ、大金が掛かってたからよ。お前さんやさっきの色神さんにも分け前をやるから許してくれよ」

大げさに驚きながらアネモに取り繕うラルフ。

アネモ「ふん、分け前なんてどうでもいい。ちょっと私についてきてもらうよ」

ナレ「有無を言わさないクレアの雰囲気にのまれるラルフ。首を横に振ることは出来ずそのまま町の外へ。しばらく原っぱを歩いたと思うと目の前には地下へと続く洞穴が」

ラルフ「なんだよ。薄気味悪い洞穴だな…… いや、わかった。わかったよ。ついていくからそんな顔で見るなよ」

ここで最後の右側の暗幕が開く。背景はくらい洞穴の風景が掛かれ、中には大量のろうそく、しかもどれも男根の形をかたどったものが並んでいた。

ラルフ「やけにろうそくの一杯あるところだな。しかもチンコの形の。おい、アネモ、ここ蝋燭は何なんだ?」

アネモ「この蝋燭かい?この蝋燭はこの世界の男たちの性の寿命を表すもんさ、そしてこれがお前さんの残りの性の寿命さ」

とアネモが指さした先には今にも消えてしまいそうな小さな蝋燭が

ラルフ「なっ なんだって!?そんなバカな!俺はまだまだイケるはずだ!!」

慌てふためきながらそう叫ぶラルフに対して、アネモは冷たい表情で別の蠟燭を指さしながら 

アネモ「そのとおり、もとはこいつがお前さんの蝋燭、そんでもってその蝋燭はあの貴族の蝋燭だったんだよ。でもね、お前さんは金貨200枚でその蝋燭を交換しちまったんだ。これも運命だと思いあきらめな」

ラルフ「そっ、そんな。起たなくなっちまったら、女と遊べなくなっちまったら金がいくらあっても意味なんかねぇよ!頼む、金は全部渡す、いや、これからも稼いだ金を渡すから助けてくれよ!!」

必死に洞穴の床に手を付いて頼むラルフ。

アネモ「やれやら、そこまで言うなら一度だけチャンスをやろうかね」

大げさに肩をすくめながらまだ火が付いていない蝋燭を取り出す。それをラルフに差し出して

アネモ「そんなに男が惜しけりゃ自分でこの蝋燭に火を移しな。ただし、手を使っちゃだめだよ。これをお前さんのモノに括り付けて、その状態で火を移すのさ」

ラルフ「うぅ……随分間抜けな姿になっちまうだが背に腹は代えられねぇ。わかった。ありがとよ」

ラルフは蝋燭を受け取るとズボンを脱ぐと自らの逸物に蝋燭を括り付ける。

ラルフ「少しやりづらいが落ち着いてやれば問題ない……」

だが、その時

アネモ「あぁ〜〜〜ん」

とアネモが嬌声を上げるとその場で観客に見せつけるように自らの胸をはだけさせ自ら揉み、秘所を広げ弄り始める。

アネモ「あっあっ……」

舞台にその声だけで男を絶頂させそうな嬌声が響き渡る。

ラルフ「おっ、おい、急に何をしてるんだよ」

アネモ「何ってナニだよ。あたいは色神だよ。何処でこういうことしたって不思議じゃないだろ?そんなことよりまごまごしてたら蝋燭の火が消えちまうよ あっ〜あっはぁ〜〜ん」

ラルフ「だからってこんな時に……」

ラルフの言葉を無視して自慰行為を続けるアネモ。観客に見せつけるようにその大きな乳房を揉み、激しく痴裂に指を出し入れさせる。目の前でそんな光景を見せつけさせればラルフの逸物も反応してしまい中々上手く火を付けられない

ラルフ「だっだめだ、定まらない! 消える!きえっ……」

とここで舞台が暗くなり終幕を伝える笛が響き渡ると観客席からは拍手が巻き起こる。

その後カーテンコールとなり、三つの暗幕すべてが上がると登場した役者が横一列に並び笑顔で頭を下げる、その後は手を振ったり色神役の女性たちは舞台の男の向かって胸や秘所をサービスさせたり。しばらくしてもう一度幕が下がって本当に終了となる。

15セクシャル・ゴッデスあとがき:2022/05/14(土) 22:14:42 ID:cnxNPAz20
読めばわかるように元ネタは落語の「死神」。艶話としてアレンジしてみました。また、看板女優にして今回の酒宴女優アネモは「し〇がみ」、爆乳、大柄な女性、江戸ッ娘口調、赤髪と東方プロジェクトに登場する小野塚小町をモデルとしています。

16ジュゲーム1:2022/06/25(土) 00:09:09 ID:cnxNPAz20
ナレーション(以下ナレ)「名前。皆さまはどのようなお名前をお持ちでしょうか。名前は親から子供に与えられる最初の贈り物。我が子には様々な思いを込めて名前を付けるモノです。今回お送りするのはそんな名付けが主題になるお話」

舞台袖から赤ん坊の泣き声に似せた役者の声が聞こえ始める。

ナレ「おや、今宵も一つの命がこの世に舞い降りたご様子、さて、親はその命にどんな名前を付けるのでしょうか。」

ナレーションが終わると幕が上がり民家の一室の様な背景に二人の人物と赤ん坊を模した人形が置かれている。

父「生まれた。生まれたぞ。あぁ〜 おまえ、よくやってくれた。元気な男の子だ。」

母「あぁ…… 貴方。ほんと可愛い男の子……貴方、名前は考えてくれた?」

父「あぁ、それなんだが……いくつか考えてあるんだが明日街の長老に来てもらうことになっているよ」

母「そうね、こんなに可愛い子供だもの。ぜひとも良い名前を付けてくださいな。」

ナレ「そして翌日」

舞台には老人の恰好をした役者が上がり。

老人「そうかそうか、子供が生まれたか。それでこのワシに名前の相談に乗ってもらいたいと。これは大役だな。謹んで受けさせてもらおう。」

父「今日はわざわざ起こし頂きありがとうございます。なんかこう、縁起のいい名前というか……偉い人にあやかった名前が良いかと思っています。」

老人「ふむぅ、ならばパグロフと言う名前はどうかの?この街から出た一番偉い学者の名前じゃ。きっと賢い子供になるぞ」

父「良い名前ですね。他には?」

老人「そうだのぉディエゴとかはどうかの?これはこの街から出世して衛兵隊長になった男の名じゃ。他にはプラシド。これは、これは音楽家の名じゃ。あとはフレンシェル。これは教会から司祭の称号をもらったモノの名前だ」

父「おぉ!どれもこれも素晴らしい」

母「そうねぇ、目移りしてしまうわ」

父「こんな素晴らしい名前の中から一つを選ぶなんてできない!そうだ、いっその事全部付けてしまおう!!パグロフ・ディエゴ・プラシド・フランシェル・デ・パウラ・ホアジア・ネポムセーノ・マリーネ・デウ・ロス・レメディメス・クリスピーナ・クリスピアール・デ・ラ・サンティシマ・ワニダース・ルイス・イ・ジュゲーム!これで決まりだ」

老人「さすがにちょっと長すぎはせんか……?」

父「いえいえ、せっかくですからこの名前で行きます。今日はどうもありがとうございました」

老人「そうか。おぬしらがそれでいいならわしは構わんが……」

17ジュゲーム2:2022/06/25(土) 00:12:00 ID:cnxNPAz20
ナレ「さて、そんなこんなで名前が決まったパグロフ・ディエゴ・プラシド・フランシェル・デ・パウラ・ホアジア・ネポムセーノ・マリーネ・デウ・ロス・レメディメス・クリスピーナ・クリスピアール・デ・ラ・サンティシマ・ワニダース・ルイス・イ・ジュゲーム君彼は両親の愛情を受けてすくすくと成長しました。そんなある日はこんなことが起こったそうです。」

友母「ちょっとちょっと、パグロフ・ディエゴ・プラシド・フランシェル・デ・パウラ・ホアジア・ネポムセーノ・マリーネ・デウ・ロス・レメディメス・クリスピーナ・クリスピアール・デ・ラ・サンティシマ・ワニダース・ルイス君のお母さん、聞いてくださいな。うちのジャンとお宅のパグロフ・ディエゴ・プラシド・フランシェル・デ・パウラ・ホアジア・ネポムセーノ・マリーネ・デウ・ロス・レメディメス・クリスピーナ・クリスピアール・デ・ラ・サンティシマ・ワニダース・ルイス・イ君が喧嘩して殴ってたん瘤作っちゃったらしいのよ」

母「え? お宅のジャン君と家のパグロフ・ディエゴ・プラシド・フランシェル・デ・パウラ・ホアジア・ネポムセーノ・マリーネ・デウ・ロス・レメディメス・クリスピーナ・クリスピアール・デ・ラ・サンティシマ・ワニダース・ルイスが?でもお宅のジャン君も家のパブロフ・ディエゴ・プラシド・フランシェル・デ・パウラ・ホアジア・ネポムセーノ・マリーネ・デウ・ロス・レメディメス・クリスピーナ・クリスピアール・デ・ラ・サンティシマ・ワニダース・ルイスも年頃だからちょっとした怪我くらいするわよ。でもま、たん瘤を作ったって言うなら一応様子だけは見ておきましょうか。おーいパグロフ・ディエゴ・プラシド・フランシェル・デ・パウラ・ホアジア・ネポムセーノ・マリーネ・デウ・ロス・レメディメス・クリスピーナ・クリスピアール・デ・ラ・サンティシマ・ワニダース・ルイス」

バグロフ「はーい」

名前を呼ばれたパグロフがこちらへ駆けてくる。そして母親に言われるまま頭を見せるが

母「あら? 別になんともなってないじゃない。」

友母「名前を呼んでる間に瘤が引いちゃったみたいね……」

18ジュゲーム3:2022/06/25(土) 00:18:39 ID:cnxNPAz20
ナレ「そんなこんン些細な、えぇ、些細な問題がありながらもパグロフ・ディエゴ・プラシド・フランシェル・デ・パウラ・ホアジア・ネポムセーノ・マリーネ・デウ・ロス・レメディメス・クリスピーナ・クリスピアール・デ・ラ・サンティシマ・ワニダース・ルイスさらに成長し、やがて絵画に興味を持ちます。親に頼み込み画材を買うと朝から晩まで絵を描いていました。そしてこれが大きな評判を呼ぶことになり、やがてはその絵の腕前は王都の有名な絵の評論家の耳にも届くことに。一目その絵の腕前を見てみたいとその評論家はジュゲーム家を訪れました。」

 評論家「たのもー ここがパグロフ君のご自宅かな?私は王都で美術評論家をしている者だが、お宅のパグロフ君の絵を見せて頂きました。いやぁー お宅のパグロフ君には才能がある。ぜひとも今度開かれる品評会にパグロフ君の作品を出して欲しい。きっと素晴らしい成績を収めることでしょう。」

父「えっ? パグロフ、パグロフと言うのは家のパグロフ・ディエゴ・プラシド・フランシェル・デ・パウラ・ホアジア・ネポムセーノ・マリーネ・デウ・ロス・レメディメス・クリスピーナ・クリスピアール・デ・ラ・サンティシマ・ワニダース・ルイスの事でしょうか?」

評論家「えっ……? パグロフ・デェンゴ・プライド……なんだって?」

父「パグロフ・ディエゴ・プラシド・フランシェル・デ・パウラ・ホアジア・ネポムセーノ・マリーネ・デウ・ロス・レメディメス・クリスピーナ・クリスピアール・デ・ラ・サンティシマ・ワニダース・ルイスでございます。本当に間違いないのですか?」

母「おーい パグロフ・ディエゴ・プラシド・フランシェル・デ・パウラ・ホアジア・ネポムセーノ・マリーネ・デウ・ロ……」

パグロフ「はい。母さんなんだい?」

母「なんだい名前を呼んでいる合間に来たね。こちらはが王都で絵の評論をされている方だ。その方がお前の絵を品評会に出してくれるって言うんだよ」

パグロフ「えっ、本当ですか?」

評論家「おおぉ、君がパグロフ・ディエゴ・プラシド・フランシェ……フランシェル‥‥」

父「フランシェル・デ・パウラ・ホアジア・ネポムセーノ・マリーネ・デウ・ロス・レメディメス・クリスピーナ・クリスピアール・デ・ラ・サンティシマ・ワニダース・ルイスです。」

評論家「とにかく君が絵の作者か。本当だとも、ぜひとも次の品評会に君の絵を出したいと思ってる。よろしいかな?」

パグロフ「もっ もちろんです。ぜひとも僕の絵を品評会に出してください。」

評論家「よくぞ言ってくれた。それでは、君に品評会に出す用のキャンパスを渡しておこう。これを2か月後のまでに仕上げ、自分の名前を書いたうえで王都にある私の家まで届けておくれ」

パグロフ「はい、わかりました」

19ジュゲーム4:2022/06/25(土) 00:30:41 ID:cnxNPAz20
ナレ「パグロフは次の日から絵画の制作に取り掛かった。初めてコンクールに出す絵ということでいつも以上に力を込め、一筆一筆丁寧に。そしてととうとう完成した彼の自信作。品評会当日それが審査員の目の前に届けられた。」

舞台は大きな館の一室らしき部屋。部屋には偉そうな衣装を着た人物が3人椅子に座っており、彼らの前にはいくつもの絵が運ばれてきている。

係員「続いての作品は、かの評論家が直々に推薦した人物が作った作品です」

審査員「ほほぉ、あの評論家推薦の作品ですか、それは興味深い」

係員「それではどうぞ!」

そういって係員が持ってきた絵画から布を取ってその中身を審査員たちに見せる。絵は審査員の方に向けてあり、観客たちからは見えない向きになっている。

審査員「こっ これは!!?」

と驚きの声を上げる審査員たち。しばらく間を置いて

審査員「名前がゴチャゴチャ書いてあって肝心の絵が見えないじゃないか。予選落ち」

そういって係員が観客の方を向くと絵が見えるようになる。確かに、そこには湖や山の美しい風景が描かれているが、その上に文字の羅列。パグロフ・ディエゴ・プラシド・フランシェル・デ・パウラ・ホアジア・ネポムセーノ・マリーネ・デウ・ロス・レメディメス・クリスピーナ・クリスピアール・デ・ラ・サンティシマ・ワニダース・ルイス・イ・ジュゲームの名前が書かれており。台無しになっている。

評論家「そんなー!?」

ステージの端にいつの間にか立っていた評論家が大げさにずっこけて劇は終わりを迎える

20ジュゲーム5 あとがき:2022/06/25(土) 00:48:19 ID:cnxNPAz20
今回の作品の元ネタは落語の中でも屈指の知名度を誇る”寿限無”それと同じくらい名前が長いと有名な画家ピカソを合わせてみました。大幅な流れは寿限無をそのままに、ラストのオチを画家であるピカソの方から持って来ました。以前の作品に比べると幾分やっつけ感があるかもしれません。ただ、これをただの文章ではなく、人が演じているとお思えば役者の人々が長い人の名前を間違えずに繰り返し言っているのはコミカルに思えるのではないかと思います。

21レアニウス:2023/05/04(木) 22:36:42 ID:lu1S3row0
溢れ桜

(舞台の幕が上がりステージの中央には大きな桜の樹、そしてその周辺には大勢の人々が桜を鑑賞している。そんな中よく響く前奏が始まる。)♪今宵楔 抜け落ちた♪(歌いだしと共に桜の樹の周りに紫色の怪しいオーラが漂い、周囲の人からオーラを吸う)♪空似広がる深い哀♪(オーラを吸うことによりより禍々しをそます桜、そして力を失い、這うようにステージの裾に去って行く人々)
♪夢見、まどろみ、繰り返し♪(桜の樹からあふれ出したオーラが桜の樹の周りで塊になる)♪言えぬ気持ち濡らすだけ♪(塊から黒いローブを羽織った人型になり樹の周りに並ぶ。そしてそれぞれ黒い刃を持って観客の方へ構える。)
(間奏に入る。若草色の着物と着て刀を携えた武者が3人、それよりも濃い藍色の着物を着た陰陽道師らしき女性1人がステージに上がる。陰陽道師は武者よりも格が高そう。また、武者の1人は小柄で幼い少年武者である。所運エンム者を演じるのは利発そうな少年。きりりと整った目鼻立ちが印象的だ。少年以外の二人の武者は仮面を付けている。物語において個人が重要ではないことを示す手法だ。導師を演じている女性のは美しい女性で柔らかそうな長い髪を降ろし、ゆったりとした服の上からでもわかるほどスタイルが良く胸も豊か。)

♪宿命、足枷♪(歌いだしが始まり、再び桜の巨樹が中央に映し出される。巨樹は黒いオーラを纏い、周辺へと広がって行く。) ♪自由を捨てた運命♪(オーラをあびた周囲の植物は枯れ、真冬の様、それと反するように桜の巨樹は更に幹を広げ、花を咲かせる) ♪それでも迷わぬ♪(巨木の黒いオーラは更に広がり、空までも黒く染めて行く) ♪笑顔にしたい人がいるから♪(そこに登場する3人の武者と導師。まず、3人の武者が刀を抜き妖樹へと迫る)
♪「いってくる」♪(武者たちの前に現れる黒い影法師。武者の刃を受け止める) ♪一言伝え皆死地に立つ♪(ステージの上で入り乱れ戦う3人の武者と4体の影法師。数の優位もあり影法師が優勢) ♪刃握りしめて♪(ひとりの武者が影法師に斬られ赤い花びらを噴き出すように出しながらステージの端へと下がる、それに気を取られたもう一人の武者も影法師に斬られ同じように下がり、残るは少年武者一人になるも少年武者も後ずさる。)

♪どうか桜♪(歌は佳境(サビ)に入り、歌い手にも熱がこもる。藍色の導師が前に出て3人に変わり影法師そして妖樹と対峙する。幼い武者は最後まで自分が前に出て居ようとするがそれを導師が押しのける。) ♪艶狂え♪(導師が踊るように体を回転させると周囲に黄色の紙吹雪が舞い散りそれを受けた黒い人影は苦しむそぶりを見せてステージ上から退散していく)♪舞って流れる人の罪♪(妖樹と対峙する導師、ステージ上で踊り続け、妖樹も抵抗するかの様に禍々しいオーラを放つ)
♪真実、偽り問う言葉♪(妖樹と導師が対峙するステージが光に包まれ何も見えなくなる) ♪当てなく空に消えて行く♪(光が収まった時、巨木が纏っていた禍々しいオーラは消え、空は青さを取り戻している。だが、導師は妖樹に取り込まれるように蔦が絡んだ状態で幹に貼り付けにされている。それを見て顔を伏せる三人の武者。特に少年武者は膝を付いて慟哭する様子を見せている。曲はしばし間奏に入り、ステージの灯りは落ちる。)

22レアニウス:2023/05/04(木) 22:40:13 ID:lu1S3row0
♪追憶、残像♪(再び歌詞が始まりステージに灯りが灯る。ステージ上で一人剣の型を取る若い剣士) ♪貴女と過ごした日々♪(ステージの灯りは消え、背後に藍導師と少年武者が二人で過ごしている静止画が写し出される) ♪消せない、消さない♪(背景に「ひれ伏している少年武者とそれを優しく見下ろす藍導師」「必死に修行している少年武者とそれを見守る藍導師」「怪我をした少年武者とそれを治療する藍導師」などの静止画が移り変わりながらシルエットで兼の型を続ける少年武者。途中で役者が交代して武者が成長しているとともに月日が経っている様子を示している) ♪それが私の全てだから……♪(少年だった武者は立派な青年へと成長し、また刀も二刀流になっり、見事な型を披露する。)
♪他の誰もが忘れたって♪(青年となった武者は再び巨木の前に立つ。巨木は無数の札で封印されており、一緒に封印されている導師は幼かった武者が成長しているにも関わらず当時のまま。その周りを呪文が書かれたお札や帯でつつみより強固にしている。) ♪忘れられない僕がそこにいる♪(青年武者が近づくとひとりでに封印の札が剥がれ、帯が切れ桜の巨木は以前の様な禍々しいオーラを纏う。)
♪今宵言葉燃え上がれ♪(歌は2番のサビに入り、歌い手気に熱がこもる。オーラと共に黒い人影が出現し青年武者に襲い掛かる) ♪あの日謳った純恋歌♪(二本の刀を振るい人影と対峙する青年武者。修行の成果かかつては普通の武者でした苦戦した人影を危なげもなく倒していく。) ♪憎み、憎まれその刃♪(人影が引き下がり巨木の中へと吸い込まれていく) ♪癒えぬ傷を刻んでく♪(貼り付けにされていた藍導師の服の色が黒く染まる。そして目を開く藍導師、否黒導師、その瞳には巨木と同じ禍々しい光を宿している)

♪今宵決意 果たされる♪(サビが繰り返され、一層熱がこもる歌声、ステージ上の光や紙吹雪の演出もより派手になる。導師を取り込んでいた巨木の蔦がほどけ、黒導師が地面に降り立つ。その手には薙刀が握られている。思わず怯む青年武者)(薙刀を振り上げ青年武者へと斬りかかる黒導師。青年武者も応戦するモノのただでさえ黒導師の技量は高く、青年武者の方は導師への気遣いもあり攻撃が出来ず防戦一方)♪私と貴方の結ぶ愛♪(薙刀を振り回し果敢に責め立てる黒導師。青年武者は追い詰められ、二本の刀の片方を跳ねとばされる) ♪未来色した玉鏡♪(その時背景に藍導師の顔が映される。導師の右目だけが以前の導師の色に戻る。すると黒導師の動きに乱れが生まれ、薙刀を振り上げた状態で体を震わせる。)
 ♪永久の夜明け写してく♪(意を決した青年剣士が両手で残る刀を掴むと動きの鈍った黒導師に刀を突き立て、押し込み刀は黒導師の体を貫きそのまま桜の巨木にまで突き刺さる。巨木に刀が突き刺さった瞬間ステージは光に包まれる。 歌詞が終わり、演奏だけが続く。背後には真っ二つに割かれた桜の巨木、その前で力なく眠る導師の服や髪はかつての色を取り戻している。そんな導師を抱きかかえながら俯く青年武者、その頬には涙が伝う。その時導師の右手が動き青年武者の頬を撫でる。はっと顔をあげる青年武者、導師は目を開いており力なく、しかし、確かに微笑み青年武者と視線を合わせていた。そのままステージの灯りと幕が落ちる。)


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