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リオ編

16リオ:2020/10/19(月) 22:18:29 ID:HLz0hB5c0
ダイヤモンドから逃れた後、薬草園

「さいわい…、ここには治療薬もその材料もあるから…。回復には打って付けの場所ね…。」
魔界にあるマスターの薬草園。…なんやかんやあって実質リオが管理していた。

ピクシー達にお願いをして、色々と運んで来てもらう。
リオ自身は魔力の消費と疲労ぐらいだったので、疲労回復薬をゴクゴクと飲み、黒服さん達の回復に当たった。



「よっ!」
聴きなれた声。
「…ニック。どうしてここに?」
突然現れた……火の悪魔。
「伝えるなら今しかねぇ、って思ってな。
…あれから色々潜入してわかったことがある。奴ら…。
もうすでに他の道具を揃えているぞ。」

「えっ?」
なるほど、そう考えれば……一斉に刺客を送ったのも納得がいく。

「…なぁ、リオ。」

「…なに」
力ない受け答えを返す。

「…もし、の話だが…。
〈わかって〉いるよな?」

「…わかってる。」
もし…全ての道具が奪われた時の対処法。

深刻そうな顔の悪魔は続ける。
「ともかく…、ジュエルズをあと2人倒してからだ。」
「あと、2人?」
さっきいたのはダイヤモンドだ。他にもいるのだろうか。

「トパーズだよ。今屋敷の中でウロウロしてる。…しっかし、あの黒マントの男もやるじゃないか。トラップと空間制御でかなり時間を稼ぐなんてよぉ…。」
話を聞くに、まだ被害は受けてないらしい。

「屋敷にはメーベルを向かわせたよ。」
「おいおい、オレの嫁を危険な目に合わせるんじゃねぇよ。」
言葉こそそういうものの、微塵も危ないとは思ってない様子だ。


「『嫁』って言ってるのはニックが勝手に、でしょ?」
ギラリ。
ニックの視線が鋭くなる。

「…回復したら隠れるなりなんなりしろ。オレは、この事をメーベルにも言わなきゃいけないからな。」
言い置きだけ残してニックは姿を消した。

今は、黒服さん達を回復するのを専念しなくては…。

その後のことは……。全部終わってから…かな。


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