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【にじさんじ】月ノ美兎×樋口楓【かえみと】第468
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喫煙ネタ含
安いライターで火をつける。
ガスが少なくなってるから新しいやつ買わないとなあ。
「いつもありがとうございます」
時々話をしていた店員にレジで声をかけられる。
「長居してしまってすみません」
他愛もない会話をできるようになれば常連になった感じがする。
清算しながら二言三言、言葉を交わす。
「あの、不躾なんですが、よければ今度お茶でも……」
「あー…すみません。付き合ってる人いるんで」
「や!全然!!こちらこそすみません…突然こんなこと言ってしまって……」
「いえ、大丈夫ですよ」
またお越しください、いつもの見送り挨拶をかけられて会釈を返す。
はあ……また新しいとこ探さないと…家から1駅圏内で紅茶の美味しい喫茶店まだあるかなあ。
◆
「美兎ちゃーん、ただいまー」
「おかえりなさい。あと料理中はダメって言いましたよね?楓ちゃん」
確かに以前そう言っていたが今の私はお気に入りの喫茶店にまたしても行けなくなったのだから、
癒しのために美兎ちゃんをぎゅーっとするのくらいは許してほしい。
「…たばこ吸ってきた?」
「あ、うん。1本」
美兎ちゃんは煙草の匂いが嫌いだ。吸い始めたときにちょっとしたあれやこれやがあったけど、
『家では吸わない』ことを条件になんとか許して貰っている状態。
本数はもともと、たまに1本しか吸っていないのでその辺りは気にされていない。一応申告はするけど。
そういや前は帰ってきたら服に消臭スプレーをぶち撒かれてたけど最近はそうでもないなあ…。
「なあ美兎ちゃん」
「んー?」
「なんで最近は消臭スプレーやらんの?」
美兎ちゃんの動きが止まる。炒め物大丈夫?焦げない?
「言ってもいいですけど忘れてくれます?」
「忘れろっていうなら忘れると思う」
コンロの火を止めた手がこの体に巻き付いている腕を離せとペチペチ叩いてくる。
素直に美兎ちゃんを解放すると今度はそっちが抱き着いてきた。
「今から言うことは忘れてくださいよ?」
「おーけー」
「前に何回か楓ちゃんが家に帰って来てからすぐに、その…シたことあったじゃないですか…」
「うん」
「それでそのぉ何というか『覚えて』しまったみたいで、たばこの匂いがすると、あぁ楓ちゃんの匂いだって」
「うん」
「あ、もちろん普段の楓ちゃんの匂いにプラスされてじゃないと何も思わないですよ」
「うん」
「でー、あー、んんー……」
自分の中でめちゃくちゃ葛藤してるっぽい。忘れろって言うからには相当なことを言おうとしてるんだろうし。
「その、で、楓ちゃんの匂いがすると、お腹の奥がきゅぅっとなるようになってしまってですね」
「…ほお」
「なのでできれば帰ってきてすぐに抱き着いてくるのは止めてほしいんですが……!!!」
それはつまり。
「私の匂いで欲情するから止めてくれと」
「翻訳やめろや、ひぐち……」
「はい美兎ちゃん。こっち見て」
私の身体に顔をぐりぐりと押し付けてくるので、こちらを向けさせる。
顔真っ赤にしながら涙目になってる美兎ちゃんはとてもかわいい。
「ものすっごくはずかしいんですけど…」
そりゃそうでしょうね。
「で、美兎ちゃん。このままご飯食べる?」
「その質問、意地悪すぎません!!!?」
よいしょなんて声を出して美兎ちゃんを抱え上げる。
「シャワー浴びんでええやろ?」
辿り着く先なんて決まってる。
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