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関西弁キャラ2
1
:
え
:2020/08/08(土) 20:30:59 ID:f7kz6JVk
「………ちィ……っ!」
一切の隙を見せたつもりはなかった。 それでも、〇は僅か一瞬を掻い潜り、肩に鋭い痛みと共に宙に血が弧を描く。
ふらふら、と。体勢が覚束無くなりながらも飛び跳ねる様に、後ろに後退していく。
「あーあ、……残念やったなあ。
今のが“最後”のチャンスやったのに、」
服の袖を破り、患部に慣れた手付きで縛り止血を止める。不衛生な布だが、いまはこれで我慢するしかない。押し当ててある布が、じわじわと赤く染まっていく。
然れど、悪どい顔を浮かべなが次の行動を示す為に地を蹴る
2
:
え
:2020/08/09(日) 15:21:22 ID:KmckDs0c
「………ちィ……っ!」
一切の隙を見せたつもりはなかった。 それでも、〇は僅か一瞬を掻い潜り、肩に鋭い痛みと共に宙に血が弧を描く。
ふらふら、と。体勢が覚束無くなりながらも飛び跳ねる様に、後ろに後退していく。
「あーあ、……残念やったなあ。
今のが“最後”のチャンスやったのに、ならーー次はこっちからいかせて貰う、……でッ!」
直ぐ様に服の袖を破り、患部に慣れた手付きで縛り止血を止める。不衛生な布だが、いまはこれで我慢するしかない。押し当ててある布が、じわじわと赤く染まっていく。
然れど、悪どい顔を浮かべなが次の行動を示す為に地を蹴る。
握る戦輪を踊らせ、残像で円を描くように高速回転させる。突きではなく、斬撃、横に薙ぎの払う様にして
3
:
え
:2020/08/09(日) 15:35:37 ID:KmckDs0c
何かが破裂したような乾いた音が響く。
「……なん、……やと………?」
何が起きたのか。
それを理解する間もなく、未来の視界は暗転し、その体は後ろ向きに仰向けで倒れていた。
角材で殴られたのとは違う、額に空いた一つの風穴。血が流れ、空洞を晒すこれこそがその答えである。
4
:
え
:2020/08/09(日) 15:52:11 ID:KmckDs0c
「……ええ事教えたるわ。 この世で幸せに生きるコツは無知で阿呆のままで“気付かない振り”する事や。」
「ほな、回れ右やみ、ーーー…… っ……はあ、つめんどいやっちゃな、ホンマに。」
億劫そうに頭を掻きながら、面倒事に関わるのが嫌なのか露骨に倦怠感丸出しで「しっし…」と猫を追い払う様に、手で追っ払う素振りをする。ーーその瞬間、大気が揺れた。
直ぐ様、原因を探る様に周囲を見渡す。幸いな事にその根源を目視出来た。
「……」
「……利害の一致や。……ウチは協力なんて冗談じゃ無いわよ?ーーそう。だから貴方が私に“合わせる”の。」
同時、座席を蹴って跳躍。眼前の大型ノイズへ向けて跳び上がり、空中で大太刀を抜き放った。
上段に構え、ノイズを見下ろし、一瞥。
一刀、阻む者なく、両断。
無音。
翼はくるりと空中で一回り。脚から羽のように軽々と着地する。
5
:
え
:2020/08/09(日) 16:12:19 ID:KmckDs0c
「……生駒未来(いこま みく)。」
「“生きる”の生(い)に 将棋駒の駒(こま) で、未来と書いて“みく”と読む。」
唐突にかつ億劫そうに、自分を指差しながら自分の自己紹介を済ませば、次いで〇を指差す。
6
:
え
:2020/08/09(日) 16:31:22 ID:c95Gjk8o
風切り音が聞こえた途端、其の顔は目を見開き、何が起こったか一瞬“分からない”といった表情。ーーそして一拍の間を置き。飛び散る大量の血。
状況理解しつつも、足が縺(もつ)れてその場に転んでしまう。四肢は反応が鈍くなり、頭が思考が巧く回らなくなっている。
不意に血溜まりから鉄分の匂いが、鼻腔を擽る。
「……ごふ、…っ…!」
込み上げる“異物感”が口内を汚染し、堪らず溢れ出す。ーー赤い鮮血。
無論、口の中が切れて吐血した訳では無く。臓器の損傷及び決壊によるモノで在る。
7
:
え
:2020/08/09(日) 16:35:47 ID:c95Gjk8o
「少しは出来そうやな……!」
ーーー片目を瞑る。
ーーー手を伸ばす。
ーーーそして握る。
それだけの動作で、いつの間にか音も無く戦輪が“握られている”。 何処からなく、まるで初めから其処に合ったかの様にそれは存在したーーー。
8
:
え
:2020/08/09(日) 18:55:24 ID:KmckDs0c
「……デタラメに戦ってる訳無いやろ。
“ここ”で分析した上で適切なタイミングを測っとるんや。」
額を“トントン”と指差しながら、勝ち誇る様な顔を浮かべれば、
9
:
え
:2020/08/10(月) 00:30:21 ID:c95Gjk8o
「……お、っと……」
小さく首を傾げれば鼻の先に掠り、鼻を拭う様に擦れば僅かに付着した血を見て、愉快そうに笑う。〝惜しかったなあ〟───そう、彼女は告げた。
「……けど、“時間切れや”」
10
:
え
:2020/08/10(月) 18:03:59 ID:vf/WdGbs
「…………っ! っ、えぇ゛え……ッ」
胃液が逆流して口の中に酸味が押し出され、不快感と共に口から吐瀉物を吐き出す。苦しげに浅く喘げば、糸が切れた様にその場で塞ぎ込んでしまう。
吐き散らかされた胃の内容物をも気にせず、額を地面に擦りつける。
11
:
え
:2020/08/23(日) 17:47:02 ID:K6f9Wj8w
風切り音が聞こえた途端、其の顔は目を見開き、何が起こったか一瞬“分からない”といった表情。ーーそして一拍の間を置き。飛び散る大量の血。
状況理解しても、足が縺(もつ)れてその場に転んでしまう。四肢は反応が鈍くなり、思考が巧く回らなくなっている。
血溜まりから鉄分の匂いが、鼻腔を擽る。
「……が、…っ…!?」
込み上げる“異物感”が口内を汚染し、堪らず溢れ出す。ーー赤い鮮血。
無論、口の中が切れて吐血した訳では無く。臓器の損傷及び決壊によるモノで在る。
「……ぁ、…ぅ、わぁ、……ッ!」
頭を抱え、爪を肌に食い込ませ、血まみれになった顔引っ掻きながら痛みを堪える。
12
:
え
:2020/09/02(水) 20:12:48 ID:A6bNNopM
「ひっ…!」
怯えた表情を覗かせる。ーーまるで、化け物を見るように。
震えが止まらず歯の根が鳴る。血が出る程に唇を強く噛み締め、何とか正気を保つーーが。
「…………っ! っ、えぇ゛え……っ」
胃液が逆流して口の中に酸味が押し出され、不快感と共に口から吐瀉物を吐き出す。苦しげに浅く喘げば、糸が切れた様にその場で塞ぎ込んでしまう。
吐き散らかされた胃の内容物をも気にせず、額を地面に擦りつける。
「ぁ、は……はぁ……は、っ……!」
目尻に涙を溜めながら、○を見上げる。
13
:
え
:2020/09/02(水) 20:15:45 ID:A6bNNopM
■枯木市 商店街西口。
日が落ちて風変わり、街灯がそっと点く。
人の流れに目を奪われ、やる事する事を全て放棄し半日の間、ただひたすらに人をぼんやり、と。眺めていたーー。
ふと、左手に視線を泳がせる。
ある筈の場所に“無い”違和感に思わず、脂汗が頬を伝う。朔日の記憶が、濁流の様に脳裏を蝕む。震えが止まらず、歯の根が鳴る。
「……っ、……はぁ、……考えたら腹減ったわ……。」
考えれば考える程に、深みに嵌る思考を無理やり遮断し、深い溜息ひとつ。
同時刻、本来の目的を思い出した。『朝ご飯を食べに外に出てきた事を』と言っても時刻は夕方に近いのであるがーー。
それは、兎も角、その飢えた獣の様な鋭い眼光を光らせ、人の群れを見渡す。もし、彼女の瞳に偶然通り映れば、話し掛けに行くのかもしれない。
14
:
え
:2020/09/02(水) 20:21:35 ID:A6bNNopM
「……阿呆。不確定要素に迂闊に飛び込んだら、あかん事ぐらい三歳児でも分かるやろ。」
「茶番(あそび)は終いやーー。」
強引に眼帯の紐を毟り取れば、全てを見透かす様な荘厳な黄金の右瞳が顕になる。
その瞳で一瞥すれば、並大抵の人間では竦む所か、臀部を地に着かせてしまう程恐ろしく冷え切った視線。
たった一動作の視線誘導ですら、獅子に凄まれる鼠の様な心地悪さである
「ーー辟。髻ウ縺ョ荳也阜縺ク繧医≧縺薙◎」
突如、未来の声が異国語の様に聞こえ重なる。
聴覚に異常な違和感。ーー否。違和感を覚えられラなり、徐々に周りの雑音が掻き消され。最終的には○の聴覚からの情報は削除され、無音に包まれるだろう。
「ーーーー、ーーーーー。」
口パクで何かを伝えれば、予備動作無しで振りかぶり、迷い無く放たれた戦輪が風切り音が鳴り奏で、響き渡る。その目指す先は、頭部へーー。
15
:
え
:2020/09/03(木) 18:51:27 ID:A6bNNopM
「……ホンマかいな。」
有り得ないとは言わない。───が、それは例外中の例外で有る。軽く舌打ちした後に、足を組む。態度も悪ければ行儀も悪い。
16
:
え
:2020/09/20(日) 15:25:18 ID:A6bNNopM
不意に首筋に視線を感じたような気がした。
頭の中で警報が鳴る。〝早くこの場を離れろ〟と。
背中に、凍り付いてしまったのかのような嫌な感覚が広がった。ーーだけどその場から、足が凍った様に動けなかった。
17
:
え
:2020/09/20(日) 15:28:53 ID:A6bNNopM
■枯木中学校 渡り廊下2F
校内に鐘の音が鳴り、早々とバックに手を伸ばす。今日返された限りなくゼロに近い数字が書かれたテスト用紙を丸めて、教室を出る。
「……っ、痛っ……。」
窓に木漏れ日が注ぎ、眠り眼が擦りながら廊下を怠そうに歩くーー。
そんな時、不注意不足で誰かにぶつかった気がする。相手は一言挨拶で残して、早々と去っていく。
「……あ、すまんな。…って、もう居らんのかい。」
丸めた答案用紙を億劫そうに廊下に投棄てる。
18
:
え
:2020/09/20(日) 16:44:19 ID:A6bNNopM
「 ひとつ、言い忘れとったわ。」
小綺麗な靴の音を奏で、“くるり”と優雅に回り、難なく攻撃を避けていく。
人差し指をぴんと立てれば、悪巧みを企む子供のように笑う。
「…ウチの魔法な、視覚を奪うんやなくて“五感を与奪”する魔法やねん」
突如、○の身体に違和感を襲い掛かる。
それは、先程、体験した事の似た感覚の様で違う感覚。異常に嗅覚が“鋭く”なり、それは少しでも悪臭を感じ取ったら頭が痛くなる程で。
血の匂い。 土の匂い。 人の匂い。あらゆる匂いが襲い掛かる。
19
:
え
:2020/09/27(日) 07:29:10 ID:A6bNNopM
後ろに一歩、また一歩と喉元を抑えながら不乱に後退していく。
その瞬間、喉の気管に違和感を覚え、眼孔が極限まで開かれれば、慌てて口元を抑える。────が。手の隙間から零れ落ちるのは血の洪水。
20
:
え
:2020/10/05(月) 23:06:48 ID:A6bNNopM
「 おう、おう!
何や、何や。一人だけ随分と寂しい奴が居るなぁ?」
「なあ、今暇やろ? ちょっと面ァ貸せや!」
髪の隙間から覗く碧眼が〇を捕える。
欠伸を噛み閉めながら、声を掛けたのは、〇にとっては思い出したくない相手なのかも知れない。
珍しく学校指定の制服に袖を通し、我がモノ顔で道を闊歩し、まるで親しい友人に話し掛ける様に強引に肩を組む。
「移動しながら話そうや。ーー人に聞かれておもろい話やないやろ。」
〇の耳に口を寄せて、こっそりと耳打ちして話す。
21
:
た
:2021/10/02(土) 11:06:04 ID:ei0ALYPU
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/news/6305/1575197830/l30
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