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虐厨いじめスレ
388
:
続いていく系譜 4/4 首おいてけ濠
◆vBEOnE9fo2
:2025/03/13(木) 19:27:18 ID:BwTL5dh60
「お姉ちゃん、見てみて!!」
ここは、つー族の里
一人のつー族の少女の前でモララー族の少女がナイフを投げた
ナイフは全て立っていた練習用丸太に命中する
「アヒャ〜、すごいじゃねぇか!」
大好きな「姉」に褒められて幼いモララー族の少女は照れる
彼女は見た目の通り、「姉」とは血はつながっていない
「姉」たちがモララー帝国へ「狩り」に言った際に保護した子供の一人だ
「大人に翻弄されるしかない子供たちにまで罪を負わすのは酷だ」
モララー族であっても一枚岩ではない
帝国の方針に反発したり、帝国に従わなかったために
また、気が付いたら帝国の暴走に巻き込まれ
同胞のはずのモララーに狩られる立場になった”異端者”のモララーたち
彼ら彼女らへの協力もしくは保護もまた、つー族は一族全体で行っていた
最初は つー族を怖がっていたモララーたちも
自分たちを守るために戦うつー族を見て心を入れ替えた
せめてもの恩返しにつー族の里近くに里を新たに作り
つー族へ技術や知識を無償配布していた
今、彼らは畑を耕しながら平和に暮らしている
もちろん、帝国=モララーに恨みを持つ人々が来ることもあったが
隣人が他ならぬつー族であったため
「あの人たちが認めたんなら」と、みんなあっさり矛先を収めた
「・・・ろして、くれ」
「ああん?
”的”がしゃべるなよ」
練習用丸太の中に固定されている虐待厨へ、つーはぼやいた
虐待厨は全くほかの種族とは違った
種族単位で相手を裏切り時に騙し、平気で恩を仇で返す
だから、今はゴキブリと同じ扱いを彼らは受けていた
「おーい、ちょっと集まってくれ
西のほうで、虐待厨の集落が見つかったんだ!」
「なんだって?」
絶対に和解が不可能な、ただしゃべるだけの悪質な害虫
そんなものは駆除一択である
人々の虐待厨へのその扱いが終わる時があるとすれば
それは虐待厨が根絶された後の話だろう
(おわり)
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