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虐厨いじめスレ
387
:
続いていく系譜 3/4 首おいてけ濠
◆vBEOnE9fo2
:2025/03/13(木) 19:24:16 ID:BwTL5dh60
「当然、あそこの住人に勝てるはずもない、生き残った連中は命からがら逃げかえった
けど、尾行されてることに気付かなかったんだ
向こうにしてみれば自分たちの領域を侵犯した敵で・・・
彼らにとって敵対的な生命体など”餌”にすぎないからな
不運はそれだけで終わらない、別の遠征軍が同時期に”つー族の里”へ手を出したんだ」
虐待厨たちは身震いした
「つー」、それは体の赤いネコ型AA種だ
しぃに似るが、常にイっちゃってる目と「アヒャー」という鳴き声が特徴であり・・・
何よりも、単体戦闘力においてAAの中でトップクラスであることで有名だ
彼女たちはその高い戦闘力と見た目とは裏腹に、親切かつ情に深く
敵対さえしなければ良き隣人として付き合ってくれる
そう、敵対さえ、しなければ・・・だ
単体ですら一個師団を壊滅できる彼女らを一族単位で敵に回すなど
自殺という言葉ですら表現が追いつかない愚行である
今や伝説となった第一次モララー帝国の戦争においても
リーダーギコの側近に、つー族の女性がいたことは周知の事実であり
彼女の活躍は外伝が何冊も作られ出版されるほど
研究が進むにつれてどんどん出てきている
「一飯の礼のため孤児院をモララー帝国の精鋭部隊から一人で守り抜いた」
「モララー帝国の生体兵器から幼い少女を守り、返り討ちにした」などなど
上げればキリがないが、どの話にも共通しているのは
「弱者を守るためにその身を盾に敵を狩るハンター」としての姿である
こんな彼女たちだが、単独行動を好むため「徒党を組んで襲い掛かる」など滅多にない
そして徒党を組んでいたとしてもそれが表沙汰になることは少ない
と、言うのは・・・
彼女らは基本、やはり単独で行動するからだ
あらかじめ行動指針や場所時間などを打ち合わせて決めて解散
後は個々人で動いて任務を達成する、というのが最も多く使われている方法だった
物陰に隠れ闇夜に紛れ、建物の屋根の上に天井裏に木々の上に潜み
相手の隙を突いて襲い掛かる
だから表沙汰にならない
目撃者がいてもそれが単独なのか徒党を組んだ一体なのか判別などできはしない
哀れな標的は、襲われた事すら気付くことなく冥府へ送られることもある
表沙汰になることがあるとすれば、彼女らと飲み会でも開いて当人から聞き出すしかない
「あとは想像通りメチャメチャさ、怪獣や怪物に蹂躙された上に
指揮官や司令官、重役らは赤いAAに優先的に狙われて狩られて指揮系統も壊滅
そうでなくても同胞同士の殺し合いで互いに疑心暗鬼だったんだ
そんな状態で全員に武器がいきわたってれば・・・」
隣人同士が憎み合い、同族同士が互いの命を狙う地獄
国を離れようとした者は脱走者として撃たれ
食べ物を分けてもらおうと隣人を訪ねて撃たれた子供の報復に
親兄弟が隣人宅に押しかけて皆殺しにしたりと
完全に国民同士の殺し合いへと発展していった
宗教も信条も関係ない、相互の「不信」が原因の殺し合いは
国民全体を巻き込んだバトルロイヤルと化した
気が付いたときは帝国内は、かつての勢力も武力もなくなっていた
「すべては、思い上がりが招いた自業自得さ・・・」
滅んで当然だった、とミミナシは自嘲気味に笑った
虐待厨たちは顔を見合わせた後で、ミミナシを放置して別の場所に移動した
「オレらは、ああはなるまい」
「ああ、集落に帰ろうぜ」
彼らはミミナシが後から来た つー族の戦士と会話を始めたことに最後まで気づかなかった
尾行されたことにすらも・・・・・・
「改心してくれれば、違う未来もあっただろうにね
このボクみたいにさ」
ミミナシは無くなった耳のあった場所を撫でながらつぶやいた
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