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ムツケーSS保管庫

132名無しっ子:2020/02/07(金) 18:40:22 ID:Z/ZleVXc0
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/23070/1576746260/357

357 名無しっ子 sage 2020/02/05(水) 16:01:29 ID:CjWvN0mc0
けんまくんVSアシッドミルクおじさん 〜負けるなけんまくん〜

少女が瓶を手に取る。その内側は白濁で満たされている。ゆらりと液面が日の光を鈍く反射した。

見慣れた住宅街の路上に男が車を停めた。指定された家の軒先を見ると、まさか人間ではないのだろうか。
空色の毛並みを身に纏った紅顔の美少年が呑気に背伸びをしていた。
どうやらあれがターゲットらしい。とどこか他人事のように確認した。
魔の集う街<マッドシティ>とは聞かされていたが、まさか人間ではない知的生命体が何気なく暮らしているとは___
まあ、危険性が無さそうな分あの気狂いよりはましか。そんなことを考えながら近付いていく。仕事の始まりだ。

「あ、学校の方ですか?学校の方だったら謝りに行きますけど…。」「ンマ?」

この時点で男の勝ちは決まっていた。普通、ヒトはいきなり意味不明な言葉を投げかけられると隙ができる。それはこの生物にも通用した。
これは長年の仕事で確立させた男の手法だった。その華奢な体を一瞬の内に縛り上げ、予めドアを開けておいたバンの中に投げ込むと、男も車に乗り込んだ。
「適当」な場所まで車を走らせる。改造された後部のスペースは、防音かつ遮光になっている。
ターゲット___「けんま」は、ただ突然の出来事に身を震わせることしか出来なかった。

「さて…。」

男は目的地に辿り着くと、車の後部に移動した。その無造作な物音に竦んだ熱気が縮こまる。
天井の小さなランプのスイッチを入れると、青褪めた顔がほのかに照らし出される。涙やら猿轡から溢れた唾液やらで、湿気てしまっている。
目が合った。大きな瞳は、恐怖、疑問、絶望がないまぜになっていた。
いい塩梅だ、と男は思う。生き物を扱う商売では、極力ストレスをかけさせないようにするのがセオリーである。
しかし、この仕事はそうではない。生命の危機を感じさせる程に、「商品」の活きが良くなるのだ。
身体を検分し終えると、胸の突起と股間をまさぐり始める。驚いた矮躯が暴れるが、男の腕力には敵わなかった。
屈辱と反抗心に顔を歪ませるけんまに、男は運転席のシートの下から瓶を取り出してみせる。
鼻の利くけんまには、すぐにその中身が強酸であることが分かった。
目の前に突き付けると、耳元で囁く。

「暴れるんじゃねえよこの野郎、いい加減にしとけよお前」

抵抗する気は無くなった様だった。いくら嫌がっていようが、意思と関係なく起こる生理反応は有る。
執拗な局所刺激に、けんまのそれは屹立していた。男は小さな生殖器をしごく。
薬は使わない。それが男の売りだ。薬を使うと「商品」の味が変わってしまうからだ。
素早いながらも快楽のつぼを洞悉した熟練の手つきに、けんまは否応なしに身をよがらせる。
男には最早、こいつが何を考えながらこちらを見ているのかなどどうでも良くなっていた。
ただ、体の出す快楽のシグナルを注視し、果てさせないことだけに意識を集中させていた。
限界まで弄び、直前で止める。確実に短くなっていく周期のポリリズムは、2時間8分23秒の時を刻んだ。


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