■掲示板に戻る■ ■過去ログ 倉庫一覧■
ハウス・オブ・エーミール
-
――謎の地下室へ続く謎の階段。
(カツーン、カツーン) * 120
ヒールの音を高く響かせて、一人の男が地下室の扉を開けました。
( ゚д゚ )「ついに……ついに完成したぞ……」
( ゚д゚ )「幾星霜重ねて苦節2ヶ月、とうとう……」
( ゚д゚ )「こいつがあれば、喫茶界(カフェ・ソサエティ)も我が手中に……」
( ゚д゚ )「プッ、クスクス……クスクスクスクスクスクスクス!!!!」
高らかに笑い声を上げるその男を、物陰から一人の女の子が見つめていました。
ξ;゚⊿゚)ξ(お父さん……?こんな平日の昼間から仕事にも行かず、
こんなところでいったい何を……?)
不安げに見つめていたその時、
女の子は足下に転がっていたモナ王をうっかり踏んでしまいました。
-
――シュラッ……
( ゚д゚ )「誰だ!?」
ξ;゚⊿゚)ξ(しまった!)
( ゚д゚ )「どこにいるんだ!出てこい!」
ξ;゚⊿゚)ξ(なんとかしてごまかさなきゃ!)
女の子は知恵を巡らせ頭を使い、声を出しました。
ξ゚⊿゚)ξ「普段は洋楽しか聴かない私ですが、久しぶりに邦楽のCDを購入しました」
( ゚д゚ )「なんだ、ただの洋楽かぶれか……びっくりさせやがって」
ξ;゚⊿゚)ξ(助かった……)
-
( ゚д゚ )「この計画が他人に知れるとマズい……もっと注意しなければ」ブツブツ…
男が地下室から去ったのを確認すると、女の子はほっと胸をなで下ろしました。
ξ;゚⊿゚)ξ「お父さん……計画って一体……?」
ξ゚⊿゚)ξ「あれ……なにかしらコレ?」
彼女は机の上に一枚のプリントが置かれていることに気が付きました。
ξ゚⊿゚)ξ「なになに……?
"人造コーヒー精製計画、著:コッチミルナ、絵:けらえいこ"……?」
ξ;゚⊿゚)ξ「"人造コーヒー"……なんなのこれは……?」
――この時、彼女はこの一枚のプリントが
法曹界をも巻き込む大騒動のきっかけとなるとは夢にも思わなかったのでした。
-
_.. ; -―――――――- :_
,'´ ,,,,,,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,,, `、
|、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,!γ二`、
| ` 、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;..,;' k'" ヾ.i
l ` ―-------― '::" | l |
'l. l //
!. ,' //
'l. ..::人__ノ/
'!. ...::::,'^ー-‐"
ヽ ,,,,;;;;;;;"
゛'''---------''´
ハウス・オブ・エーミール
〜 ( ^ω^)5人の店主と喫茶メンティコのようです 第二章 〜
-
――喫茶メンティコ。
ブーンたちメンティコ店主の面々は、客が一人も来ないので
解脱マージャンに興じていました。
('A`)(ふむ……ブーンさんの捨て牌は黒一色に染まっているし……)
('A`)(これは通るな……)ピシッ
( ^ω^)「それだお!」ジャラッ
( ^ω^)「ロン!イーピンのみ!12000000・600!」
('A`)「うわぁ!放屁しちまった!」
_
( ゚∀゚)「それを言うなら放尿だろう」
( ・∀・)「私はその両方なんですけどね」
-
(´・ω・`)「あっちゃー、先にアガられちゃったか、サブローソー待ちだったのに」
('A`)「僕だってサブローソー待ちでしたよ」
( ・∀・)「奇遇ですね、実は私もサブローソー待ちでして」
_
( ゚∀゚)「なんだみんなサブローソー待ちかよー、まあ俺もなんだけど」
( ^ω^)「ところでサブローソー待ちって何?」
┌━┐ ┌━┐
┃┌╋──╋┐┃ 詳しいことはワシの132ページ目に書いてある
└╋┘ └╋┘
┃ ・ ・ ┃ ┌━━┐
┃┌●┐┌╂━━━━╂┐ ┃
└┷━┷╂┘ └╋━┘
┌╋┐ ┌╋┐
┃└╋╋━━╋╋┘┃
┃ ┃┃ ┃┃ ┃
└━┘┘ └└━┘
_
( ^ω^)('A`)(´・ω・`)( ゚∀゚)( ・∀・)「「「「「カブトムシが喋った!!」」」」」
-
その時、玄関のベルが音を響かせました。
――ビクッ、ビクッビクッ、ビクビクビクビクッ!!
( ^ω^)「あ、お客さんだお!」
(´・ω・`)「いけない、テーブルに麻雀専用バトルフィールドを広げたままだ、片づけなきゃ!」
( ^ω^)「それまで僕がちょっとエッチななぞなぞで足止めするから、
その間に片づけておいて!」
('A`)「了解しました!」
( ^ω^)「問題!まんじゅう屋の女の子はまんこ、ケーキ屋の女の子はけいこ、
ではようかん屋の女の子は!?」
「……ようこ?」
( ^ω^)「ブッブー!正解は
"北海道羊蹄山山麓で育った小豆の風味をそのままお召し上がりいただくために
あえて寒天を別添えにしてあっさりとした口どけのよい藤色の餡だけを
容器に流し込んで仕上げています"だお!」
「なっ……!?この変態!」
( ^ω^)「ふふん、これが大人の世界だお、覚えておくんだお」
-
( ゚∀゚)「片づけ終わったぜ!」
( ^ω^)「サンキッュ!それじゃあ皆で迎え入れるお!」
_
( ^ω^)('A`)(´・ω・`)( ゚∀゚)( ・∀・)「「「「「いらっしゃいませ、喫茶メンティコへようこそ!」」」」」
ガラッ!
ξ;゚⊿゚)ξ「助けてください!!」
( ^ω^)('A`)(´・ω・`)( ゚∀゚)( ・∀・)「「「「「……。」」」」」
_
( ^ω^)('A`)(´・ω・`)( ゚∀゚)( ・∀・)「「「「「いらっしゃいませ、喫茶メンティコへようこそ!」」」」」
ξ;゚⊿゚)ξ「それはもう分かったから!」
突然、メンティコへ駆け込んできた一人の少女。
一体この先、何が起こるというのでしょうか。
――つづく
-
――株式会社 素直パニッシュ 社長室
ハハ ロ -ロ)ハ「社長、アイリスオーヤマの株が大高騰しました」
川 ゚ -゚)「買い、だな……」
▼・ェ・▼「社長、アイリスオーヤマの株が大暴落しました」
川 ゚ -゚)「売り、だな……」
( ^^)(なんという的確かつ冷静な取引センス……
流石は弱冠4歳でCEOと図書委員を任されただけはある……!)
川 ゚ -゚)「ふぅ、ざっとこんなものか。
これで全社員の定年までのトミカ代は稼いだな」
∬ ∬
|_|c⊂ニ( ^^)ニ⊃c|_| 「お疲れでしょう、コーヒーをお持ちしました」ブオンブオン
ミ 彡
川 ゚ -゚)「元気だけが取り柄だな君は。
だがコーヒーはいつも行きつけの店で飲むようにしているんだ、
ありがたいが残像だけ目に焼き付けておくよ」
( ^^)シュン……
-
その時、オフィスの骨伝導スピーカーから就業BGMが流れ出しました。
/ 勇気の鈴がりんりんりん \
/ 特殊部隊がGOGOGO…… \
mm n
( n) (E)
\\ //
\\ //
\//
//ヽ\
| | \\
| | \ヽ
| | | |
| | | | コキッ、ポキッ
| | | |
| | | |
| | | |
| |、 | |
\川 ゚ -゚)丿 「うーん、もう五時か……定時だな」
( 人 )
) (
川 ゚ -゚)「さて、向かうとするか。心のオアシス(オアシス)へ……」
ハウス・オブ・エーミール
〜 ( ^ω^)5人の店主と喫茶メンティコのようです 第二章 〜
第一話 「フォースの覚醒」
-
――突如、メンティコへ駆け込んできた謎の少女、はてさて彼女は一体……?
ξ;゚⊿゚)ξ「助けてください!」
('A`)「おいおいw人に助けを求めるのはいいけれどマネーの方はあるんだろうね?」
ξ゚⊿゚)ξ「少ないですけど、ここに2円が……」
※ 2円……現在の価値にして1円玉2枚分に相当する。
(´・ω・`)「ウホッ!ありがてえ!今夜はセプテンバーだ!」
( ・∀・)「でも彼が求めていたのは肉体関係だったのね」
_
( ゚∀゚)「で、一体何を助けて欲しいんだお嬢ちゃんは?」
ξ゚⊿゚)ξ「話すと長くなりますが……」
( ^ω^)「どれくらい長いんだお?」
ξ゚⊿゚)ξ「マリオ3のスター取った時の無敵時間くらい……」
(´・ω・`)「割と短いな、別にいいよ」
-
ξ゚⊿゚)ξ「では回想クラウドの方を用意させて頂きますね」
ξ゚⊿゚)ξ
。
0 ボワワワワワワ…
○
ノ⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ヽ _
( ) 三 ( ゚∀゚)
) ( 三 ( ^ω^)
( ) 三 (´・ω・`)
) (
( ) 三 ( ・∀・)
) ( 三 ('A`)
ヽ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜'
(;'A`)「うわぁぁぁぁぁぁ!こっちに流れてくる!」
(;^ω^)「回想クラウドだお!皆逃げろメモれコピれーッ!!」
(;・∀・)「急がないと大変なことになりますよ!
うちの祖父は回想クラウドに巻き込まれて以来
キートン山田の声でしか喋れなくなりました!」
_
( ゚∀゚)「そんなバカなことあるわけ無いと思うジョルジュであった」
(´・ω・`)「手遅れだったか……」
-
ノ⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ヽ
このスレの>>1-3の続きです……。
あの後、私はそのプリントが"人造コーヒー"のレシピらしいことに気づき、
今度作ってみようとこっそり盗み出して、次の朝を迎えました。
ダイニングテーブルで、罪悪感と恐怖に打ち震えながら、
なかなか喉を通らない朝食を父と取っていたのですが……。
( ゚д゚ ) ムシャムシャ
γ⌒/■)' ヽ
( ^ノ ̄ ヽ
ξ゚⊿゚)ξ モグモグ
/ .i_i_i ヽ
/ || ヽ
( ヽγ⌒) |
\__/
( ゚д゚ )
γrj¨ ̄ ̄¨i ズズー
/ j '⌒t_r=、_ノ\
| / /´ `¨´ |
ξ゚⊿゚)ξ クッチャクッチャ
γ⌒_ξ)' ヽ
( ^ノ  ̄ )
_ _ __
γξ)ξ)ξ) ノ
ー―――――’
-
( ゚д゚ )「なぁ、ツン……」
ξ゚⊿゚)ξ「なぁにお父さん?今日もシフォンのシャツが素敵ね」
( ゚д゚ )「お前、俺のコーヒーレシピ盗んだろ」
ξ;゚⊿゚)ξ ブーッ! /
( 人 )ニニにア ===========< ( ゚д゚ )
\
ξ;゚⊿゚)ξ「そんな訳じゃいじゃい!」
( ゚д゚ )「フッ、お前は幼い頃から、嘘をつくと
行きずりの男に抱かれる癖があるからな、
隠したって無駄だ、俺には分かる」
ξ;゚⊿゚)ξ「証拠は?弁護士を呼んでちょうだい!」
( ゚д゚ )「証拠か……いいだろう」
-
, へ ( ゚д゚ ) , へ
/ リノノ|| 7/巛 _ \ これを見ろ!
,.-― '" ゝー、) || .// (/ ` ` ー-、
/ /_ || // _ \ )
(__/ ̄ | ',Y/ /  ̄`ー '
__ \ || / __
/XXXX<>x,..、_ l ハ | _,... rxXXXXXA
|XXXX|XXX|::::l` ´ Y ! '´ l::::|XXX|XXXX|
|XXXX|XXX|::::| [+ □ :] |::::|XXX|XXXX|
XXXX/\Xソ::ノ ゝ-く ゝ::ゝ/ lXXXX|
ξ゚⊿゚)ξ「了解です、ちょっと失礼しますね」ジーッ
父が見せつけてきたiPhone6の美麗な高解像度の画面、
それに表示されていたGoogleマップの赤い点は、
間違いなく私の耳の穴に隠したレシピを指し示していました。
ξ;゚⊿゚)ξ「なんで!?」
( ゚д゚ )「こういうこともあろうかと、レシピにGPSみそを練りこんでおいた」
ξ;゚⊿゚)ξ「なっ……!?」
( ゚д゚ )「本来はGPS嫌いの子の偏食を治すために使うのだが、こんな形で役立つとはな」
-
( ゚д゚ )「もう言い逃れできまい……!
お仕置きの鎖骨チュルチュル6億往復の刑は
後にしてやるから、まずそのレシピを返してもらおうか……」
ξ;⊿;)ξ「ひどい……!実の娘である私のこと、愛してないのね!」
( ゚д゚ )「愛してない、だと……」
父は、ベランダに出ると満天の星空を見上げながら、語り始めました。
( ゚д゚ )「とんでもない、君は僕らに素晴らしい贈り物を残していってくれるんだよ、
数えきれないほどのね。
最初の贈り物は君が生まれてきてくれたことだ。
午前三時ころだったよ、君の産声が天使のラッパみたいに聞こえた。
あんな楽しい音楽は聞いたことがない。
病院を出た時、かすかに東の空が白んではいたが、
頭の上はまだ一面の星空だった。
こんな広い宇宙の片隅に、僕の血を受け継いた生命が今、産まれたんだ。
そう思うとむやみに感動しちゃって、涙が止まらなかったよ。
それからの毎日、楽しかった日、満ち足りた日々の思い出こそ、
君からの最高の思い出だった。
少しぐらい寂しくても、思い出が温めてくれるけど
コーヒーレシピを盗んだのは実の娘だろうと許さん!返せ!!」
ξ;゚⊿゚)ξ「ヒーーーーーッ!」
-
私はすぐにその場から逃げ去りましたが、慌てて父も追いかけてきました。
( ゚д゚ ) ξ;゚⊿゚)ξ
( \\. ( \\
( ゚д゚ ) ξ ゚⊿゚)ξ
◎ ◎ ◎ ◎ ブロロロロロ…!
ξ;゚⊿゚)ξ「曲がる!曲がってくれ、俺のハミロク!」
( ゚д゚ )「お前の車は所詮ワゴン!ステップワゴンの俺に勝てるわけがない!
お前と俺の車は完全に上位関係にある!」
ξ;゚⊿゚)ξ「ちくしょう、私にコブクロの身長差ほどの勇気があれば
こんなことには……!」
( ゚д゚ )「そ〜らそら、もうすぐ追いつくぞ〜〜〜〜
靴磨きが株の話をしだすくらいには終わりが近いぞ〜〜〜〜」
ξ;゚⊿゚)ξ(くっ、まずい!このままじゃ追いつかれる!)
-
@ミ
∩ξ;゚⊿゚)ξ 「えーい!ママレードボーイの相関図でもくらいなさい!」
ボウン!
小石川光希 松浦遊
│ │
┌┴──────────┐│
| ┌─────┼┴────┐
( ゚д゚ ) 留美─┬─松浦要士 小石川仁─┬─千弥子
( \\. │ │
( ゚д゚ ) 松浦立夏 小石川朔
◎ ◎
( ゚д゚ )「ぐわあああ!!複雑な関係がタイヤに絡まって前に進めない!」
ξ;゚⊿゚)ξ「よし、今の間に!!」
なんとか私は、父の魔手を振り切ることに成功しました。
( ゚д゚ )「くそ、見失ってしまった……。
時代が時代ならあいつのアダ名"ファントム"やぞ……」
-
( ゚д゚ )「む、まずい。追いかけるのに夢中でシフォンのシャツを着たままだった」
ワーワー!
从;゚∀从「きゃあああああああ!!シフォンのシャツを着た変態が!!」
(;`・ω・´)「皆逃げろ!早く!シフォンのシャツから離れるんだ!!」
ζ(゚ー゚;ζ「もしもし警察ですか!?今ここに、シフォンのシャツを着た変質者がいます!」
*(‘‘)*「ママー、なんであの人シフォンのシャツ着てるの?」
('、`;川「シッ!見ちゃいけません!シフォンのシャツが伝染るわよ!」
スズメバチ「カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ……!」
( ゚д゚ )「ご、誤解だ!いつもはちゃんと絣の着物に捻り鉢巻でイキに決めてる!
くそ、なんて不運な日だ!」
-
ヽ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜'
ξ゚⊿゚)ξ「そんな訳で命コリコリ逃げてきた先でこの喫茶店を見つけ、
ここならこのレシピについても分かるかもしれないと思い、
入ってみたんです……」
ξ゚⊿゚)ξ「どうかみなさん、私に力を貸してください!」
( つω;)「エゥッ、深イイ話だお……それでは皆さん、心のレバースイッチオン!」
_
(´・ω・`) ('A`) ( ゚∀゚) ( ・∀・)
[ [有罪] ] [ [有罪] ] [ [有罪] ] [ [ B ] ] ジャーン!
(;^ω^)「な、なんでだお!?」
(´・ω・`)「う〜〜〜〜ん、この子の言う話がイマイチ信用できなくてね」
('A`)「私も同感です、人造コーヒーなんて聞いたこともない」
( ・∀・)「Bの牛肉のほうが柔らかい食感だったのでこっちかな、と」
_
( ゚∀゚)「ブーンさんよぉ、アンタこの子がラマに似て可愛いからって、
ハニートラップに引っかかってんじゃねぇのか?」
(#^ω^)プッツンツーン!
その言葉を聞いて、ブーンの怒りは頂点に達しました。
-
(#^ω^)「モテないからってひがんだ心で文句を言うのはやめたらどうだお!?」
(#'A`)「何を言う!?」
(#´・ω・`)「狂ったか……!」
(;・∀・)「まぁまぁ皆さん落ち着いて」
_
( ゚∀゚)「Singin'!」
_
(#^ω^)(#'A`)(#´・ω・`)(#・∀・)(#゚∀゚)「「「「「We will we will rock you!!」」」」」
ズンズンチャ、ズンズンチャ
_
(#^ω^)(#'A`)(#´・ω・`)(#・∀・)(#゚∀゚)「「「「「We will we will rock you!!」」」」」
-
一緒に歌うことで意気投合し仲直りしたメンティコの店主達は、
この少女に手を貸すことにしました。
( ^ω^)「よろしくだお!ところで君の名前は?」
ξ゚⊿゚)ξ「はい。はい。申し遅れました。私の名はツン。
へっへ、イスカリオテのツン」
(´・ω・`)「ツン、か。いい名前だ。
だが私たちが付けた"ヒヤシンス米沢"という名も忘れないでくれ」
ξ゚⊿゚)ξ「はい……!」ジーン…
_
( ゚∀゚)「これがその人造コーヒーのレシピってやつか」
( ・∀・)「私たちはもう87枚の伝説のコーヒーレシピを所持してるけど
そのどれとも違う肌触りですね……」スベスベ
('A`)「確かに……。あっ、ちなみに僕の名前はドクオです、よろしくね」
その時、入り口のドアベルが勢い良く鳴り響きました。
-
/
コラーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!
\
( ^ω^)「ん?こんな時にお客さんかお」
(´・ω・`)「どうせクーさんでしょう」
( ^ω^)「分からないお!もしかしたら愛に飢えたトリケラトプスかもしれないお!」
(´・ω・`)「じゃあ賭けますか?正気の沙汰ほど面白い……」
( ^ω^)「おうよ!もしクーさんだったら鼻で四国食ってやるお!」
川 ゚ -゚)「ごきげんプルシェンコ」
( ^∩^)
| | ボリッ ボリッ
| \_____
| _,‐/.| \ ヽ.,лi'\,‐i
\ ノ .| ,ノ 香川 ´i
\/ `'‐´`'-,_,‐'v'‐-ー,__,、,-、_`'!_ _
_ __ノ‐-ー' ,‐^'‐‐,iー,,l´ ~ ,}
‐‐=''‐'`フ 愛媛 ,‐´ `\ 徳島 /"
.t_ . i`ヽ_/ 高知 ~j `i、
.л) .`j ___,,,--、 '‐! ζ
__| . jヽ‐'´~ /'' `ヽ ヽ, ,,---'´´~
`フ `i ノ ヽ, /
`'''ーt´ ,‐,/~ .i /
< _j `
`^'ヽ.j
川 ゚ -゚)「あ、ブーンって愛媛の方から食べるタイプなんだ、残酷ー」
-
川 ゚ -゚)「よう、今日も来てやったぞ。ん?
そのビーストウォーズに出演してそうなファッションの娘は誰だ?」
ξ゚⊿゚)ξ テョコン
( ^ω^)「この子は、人造コーヒーのレシピを持ってきてくれた
ツンらしき子だお!
(´・ω・`)「ん?そっちこそ、クーさんの後ろにいるのは誰だ?」
川 ゚ -゚)「後ろ?たしかに私はいつも背中に老母を背負ってはいるが……」クルッ
( ゚д゚ ) バァァァァァァン!
( ゚д゚ )「とうとう見つけたぞ……ツン!」
ξ;゚⊿゚)ξ「お、お父さん!!なんでここに!?」
( ゚д゚ )「やけにコーヒーオーラを纏った女がいるのでまさかと思って
後を従けてみたらビンゴってわけだ」
( ^ω^)「あ、ツンのお父様でしたかお。これはどうも、ガム吸いますか?」
( ゚д゚ )「あ、おかまいなく」
-
( ゚д゚ )「さぁ……レシピを返せ!」
('A`)「待てよ、さっきから聞いてみればバァァァァァァンとかとうとう見つけたとか
コーヒーオーラを纏った女の後を従けたとかビンゴだとか
おかまいなくだとかレシピを返せとか、アンタ勝手すぎやしないか?」
_
( ゚∀゚)「人の話めっちゃ良く聞いてるな」
( ゚д゚ )「フン、武芸者は黙ってろ。 ――さもなくば、
貴様らもこのコーヒーの錆にしてやる……!」カチャ、コポコポ
( ゚д゚ )
/ \ ゴゴゴゴゴゴ……
/ \
/ ,__ __ .__ , ヽ
.| i| |D| |D| |D i_ _i
.(__ヨ=======コ___}
(;´・ω・`)「気をつけろ!どんな芳醇な香りが飛び出してくるか分からないぞ!」
('A`)「ここここ怖かねえや!全然怖くないぞ!」
( ・∀・)「とか言いつつも下はバッチリ漏らしてるので
京都のマクドナルドみたいな色合いになってまつw」
-
ξ゚⊿゚)ξガチガチブルブル…
( ^ω^)「怖いかお?それなら僕の十二指腸に掴まるといいお」
ξ゚⊿゚)ξ(なんという握りやすさ……
人間工学に基づいたユニバーサルデザインが
まるで寄り添うかのように私の手にフィットするわ……)
ξ゚ー゚)ξ「うん、でも大丈夫。もう私は逃げない。
運命と向き合ってみせる!」
( ^ω^)「……強くなったお、ツン!」
ξ゚⊿゚)ξ「たとえ血の繋がる父であろうと……この人達に指一本挿れさせやしない!」
(´・ω・`)「3本までなら許容範囲だよ」
ξ#゚⊿゚)ξ「見よう見まねだけど、やってやる!」
-
ξ゚⊿゚)ξ
/ \ ゴゴゴゴゴゴ……
/ \
/ ,__ __ .__ , ヽ
.| i| |D| |D| |D i_ _i
.(__ヨ=======コ___}
( ゚д゚ )「あのチカラ、まさか、あいつの親父と同じ……!?」
(;^ω^)「ツンもコーヒーを淹れることが出来るのかお!
それも――たったひとりで!」
/ ,' 3 「おぉ……あの娘、目覚めおったか。"フォース"に……」
(;^ω^)「フォース!?」
/ ,' 3 「フォース、それは大いなるコーヒーの意志、喫茶店にバランスをもたらすもの……」
_
(;´・ω・`)(;'A`)(;゚∀゚)(;・∀・)「……!」
――とうとう切って落とされた戦いの火蓋、メンティコに平穏は訪れるのでしょうか。
――つづく
-
続き…
-
喫茶メンティコこんなとこに続きあったのかよ・・・
-
どこ行ったのかと思ったらこんなところにいたのか
相変わらずのクオリティで安心した
-
どっから突っ込めばいいんだこれwwwwwww
-
ファイナルの歩苦歩苦みたいな狂気を感じるんだけど同じ人?
■掲示板に戻る■ ■過去ログ倉庫一覧■