したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

蓮子とメリーの秘封倶楽部日誌 百五十三冊目

5名無し妖精:2017/10/30(月) 19:46:30 ID:fRc5No8U0
蓮子「私は、私を、私の、私のもの、私自身あの輝くものは黄金に違いない
    黄金の種を手に入れさえすれば、私はたちまちに大金持ちだ
    これまでに見た多くの富豪は笑みを浮かべていた富は確実に幸福へと導いてくれる
    黄金の種はやがて私に命を与える果実となろう」
刈「貴方を失うのは痛ましいことです嫉妬が貴方の中で芽吹いている
  更なる欲望が貴方を襲うでしょう。その欲望は潰えはしない」
蓮子「やめろ!これは私の望みのすべて!私が望み、生きることのすべてだ!
   与えられないのなら、取りに行くまでだ!」
刈「嗚呼...!どのような欲望があなたの中で生まれたというの?
  嗚呼...!欲望は貴方になにをさせようと...教えて!」
蓮子「黙れ!消えてくれ!」
刈「教えて!」
蓮子「もうたくさんだ!」
刈「教えて!」
蓮子「残り物はくれてやる!」
刈「やめて!」
蓮子「もっと!」
刈「やめて!」
蓮子「もっと!」
刈「やめて!」
蓮子「うるせえちゅっちゅだ!」
刈「やめて!!」
蓮子「私の宝!ダイヤモンド!金や銀!全部私のもの...」
刈「嗚呼!さあ、もう時間です!」
蓮子「私の力が消えてゆく...消えてしまう!」
刈「嗚呼!奈落への道が開いている!」
蓮子「命のともしびが消えてしまう!消えてしまう!」
刈「貴方の集めて物はすべて塵となってしまう」
蓮子「川の向こうへと持っては行けないのか?」
刈「出来ません!」
蓮子「行かせろ!」
刈「駄目です!」
蓮子「頼む!」
刈「貴方は...」
蓮子「黙れ!」
刈「分かっているはず...」
両者「手ぶらでこの世を去ることを」
蓮子「すべて終わってしまった。人生は終わってしまった。私のものはすべて塵へ...
   すべて終わってしまった。人生は終わってしまった。影が私を飲み込んでゆく...
   嫌だ!やめろ!やめろおおお!」

         >>1B A D E N D




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板