結果的には古明地こいしは前回と変わらず３位。主人公二人以外を押さえての二年連続の３位、
少なくとも準主役として、また、妖怪としてはトップの地位に立てたことは素晴らしいことであり、
それは一緒に戦ってきたこいしファンの皆様おかげであります。
ただ、やっぱり自分の力がもうちょっと足りなかったかな、という想いもあります。
僕がもう少し、皆様の努力やこいしの魅力を伝える力が足りなかったんじゃないかって。
第１４回人気投票への戦いはこれより今から始まります。
素晴らしい同志であるこいしファンの皆様に深く感謝するとともに、来年には再び路上の小さな石がダイヤモンドになるように
皆様のこれまで以上の協力を求めたい限りでございます。
このスレでは古明地こいしが我々にもたらしてくれた奇跡や感動、
そして彼女を通して日本や世界の情景が見えることを語っていきます。
１１回人気投票で不動と呼ばれた魔理沙、霊夢のトップの牙城を飛び越えて１位となった古明地こいし。
しかし、これは決して単なるゲームのキャラの人気投票だけでは語れない出来事です。
かのドナルド・トランプ氏が大統領選で殆どの人の予想を覆し勝利を収め、大統領となりました。
東方人気投票を知る人達ならば連想するものはあるでしょう。
そう、１１回人気投票のこいしの１位です。
裏の背景を探れば多くのドラマや思惑があり、こいしの１位にもそれがありました。
いくつかの章に分けて語っていこうかと思います。
本スレで古明地こいしという少女の更なる魅力を見つけてくだされれば幸いの限りでございます。
１章：第１１回人気投票１位の本当の理由「心綺楼で日本人の悲哀を、深秘録で懐かしさを演出した必然的な１位」
２章：アメリカンドリームと古明地こいしの意外な共通点
３章：古明地姉妹〜あらゆる作品の姉妹キャラよりも深い絆〜
４章：日本人は道端の小石を愛した
終章：彼女の瞳が開く時
可能な限り毎日更新していきたいと思いますが、できない時もあります。
でも、最後までやりきるつもりです。
体調を整えてから序章の書き出しに入ります。それではまた。
結局3位かー残念ねー
by野比のび太
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ﾉ ﾉ::.r'7^ﾞ、 l: ,'＼ l:....:. ヽ:.....:./ また糞スレか! 厄介なスレだよ! 糞スレは!!
. / ﾞｙ´ :{ ヽ /ヽ ∟...}ｲ |:::::λ:l::::::j
. 〈 {l N-‐''ﾞ 〈 〉 ヽl::::/ﾘﾉ::: ( あってはならないスレだと言うのに!
ヽ!: ﾘ､| ,.-‐-､. ｀Ｙ:| ｨ'"￣ヽﾘノ /:::::::: i
|l: / ヽ_ｲ......._ノ |:l ヾｰ┬''ﾞ /:::::::::: | 知れば誰もが叩くだろう! >>1のようになりたくないと!
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. }!. { l', ﾞr──‐┬'"´ レ''"`7!::::: :: ヽ >>1の様でありたくないと!
ノ::. l ドｆ￣｀ヽl ,_,. =＝=-､, ｡ ,'::|!:: ＼
（:.:::::} ﾄ-ﾞ､ {l::r'"`:i:'"`lﾘ ﾟ ﾉ::::'､: ',故に許されない! このスレの存在は!
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しかし、隊長、久しぶりに見たなｗ
まず最初に、僕と古明地こいしの出会いについて話していきたいと思います。
東方を知ったのは原作的には永夜抄ぐらいだったと思う。そこから今日までに至るわけですが、正直に言わせてもらうと
地霊殿で初登場した時には大きな興味は持っていませんでした。初登場時での彼女の順位も３５位で、
姉のさとりの方が順位は上で、本人の能力で洒落を言うわけではありませんが多くの人達は
彼女の魅力を認知できていなかった、知覚できていなかったと思います、僕も含めて。
ただ、地霊殿のバックストーリーをしっかり熟知していけば、この時点で彼女の魅力は充分にあったのです。
他者を知り過ぎた故に心を閉ざし、他者に知られなくなって笑顔を取り戻し、しかしその笑顔も自分自身が認知できていない。
ただ、それでも血のつながった姉のさとりだけは彼女を見つけることができる。
これには昨今、子供を虐待する親や介護疲れ等で親に虐待を加える子供が増えている現代日本とは対極です。
地霊殿初登場の地点で古明地こいしは姉のさとりと共に我々日本人の心を覗いていたのです。
「家族の絆とは？ 血のつながりよりも濃いものはあるのか？」
……深秘録のこいしＥＤで公式で待ちに待った古明地姉妹のやり取りが出ます。僕はこのＥＤを見て嬉しさのあまり泣いてしまい、
テロップの画面が霞んであまり見えませんでした。
この時僕が涙を流した意味は終章の「彼女の瞳が開く時」で解説していきたいと思う。
騙り等を防ぐ意味も込めて今後は名前をつけていくことにしました。
フリーゲームの名作「ざくざくアクターズ」で聴いたＢＧＭ「アメモモリ」を参考にさせてもらいました。
ｍｏｚｅｌｌさんの曲はどれも味わいがあって感慨深さを感じさせます。
また、このアメモモリというＢＧＭも古明地こいしにフィットする旋律なので機会があれば視聴してみて欲しいですね。
初登場時はそこまで注目を浴びなかったこいしが飛躍したきっかけは周知の通り、心綺楼参戦でしょう。
公式で出番が無くてもフランのように群を抜いた人気を持つキャラはいますが、こいしの場合は逆を行った形となります。
この作品で改めてこいしの持つ能力を知ると共に、彼女の蜃気楼のような笑顔と無邪気さが多くの人の心を打ちました。
この時期、丁度東方でも新規参加者が多くなり、東方ファンの間でも新世代の色が強くなった時期です。
東方という名前は知っていてもどんなキャラがいるとかそういうのをよく知らない人達がこの心綺楼をプレイし、
「古明地こいし」というキャラを初めて目にした……。
これが第1章へとつながります。
僕もまた、こいしストーリーをプレイして衝撃と感動を覚えた人間の一人でした。
今までのキャラ達はどこかでお祭り騒動的な楽観めいた雰囲気がありましたが、彼女の話、紹介文、ＥＤは一人だけ異質でした。
あれほど可愛らしく、幻想的で美しく悲しい話は今後の東方原作で描かれることは無いでしょう。
ストーリーで彼女は不思議そうに首を傾げることはあっても、悲しむことはありません。
しかし、彼女の発した言葉は所々に悲しみを帯びており、瞳の底に沈んだ心の慟哭が聞こえてきそうです。
一時の自分に向けられる歓声はかつて心の思うままにはしゃいでいた時代を呼び起こし、自らが否定してきた感情を認識させます。悲しい矛盾。
時が過ぎればまた、元の何もない日常に埋没していく。
大の男がこう語るのは恥ずかしいですが、当時、心綺楼でこいしＥＤを見終わった僕は泣いた。
ゲームで泣くのは初めてで、悔しさや悲しさ、やりきれなさとかそういった感情がまとわりついてて、
当時リアルの生活で希望も何もなく、ただ生きているだけの自分が人間らしくみっともなく泣きじゃくった。
両手で顔を覆い、嗚咽も漏らしてしまった。
「彼女が泣くなら、彼女の涙になりたい」
ここから、僕は古明地こいしという少女に人生を救われたのです。現実で色々なことがあっても
彼女の悲しみに比べれば僕の苦しみは大したことがなく、痛くも痒くもない。
僕を救ってくれた彼女に恩返しがしたい。そう思うようになったのでした。
彼女を知っていくうちに、彼女の存在は現代社会にもメッセージを残していることに気付き、これを伝えていきたいと思った。
一度切ります。来れれば夜にまた。
ここの馬鹿しか投票してなくてワロタｗｗ
現実には存在しない友達、イマジナリーフレンド。
こいしを象徴するフレーズの一つとして取り上げられることもある言葉です。
同人誌で何冊か、それに近い内容で描かれたのを見かけました。
子供達に混じって遊ぶこいしに子供達も遊んでいる時は「こいしちゃん」と周知してますが
遊ぶのが終わり、姿がいなくなると次第に彼女の記憶が薄れていきます。最後にはまるで初めからいなかったかのように。
不思議系のお話で、小さい頃によく遊んだ友達がいて、顔は覚えているけど名前や家、いつ頃から会ったのかどうしても思い出せない。
しかし記憶の中では確実に一緒に遊んでいた友達、というものです。
少し古い漫画の話で、魔法陣グルグル（今は続編が描かれているようです）の単行本に収録されてる
短編漫画「秋のつかい」もそういうニュアンスを孕んだもので、僕的にはこのお話の「秋のつかい」の
イメージが一番こいしに近いものではないかと感じます。
現代の日本であればそれは不気味な存在として扱われ、話した人間の人格さえも否定されかねません。
しかし昔の日本はこうした不思議な出来事も受け止められる「温かさ」があったと思います。
信じるということさえも幻想になってさえしまいそうな現代。
古明地こいしは閉ざしたサードアイを抱きしめ、僕らに訴えている。
１位、２位は今後変わることは無いと見方は強いですが、最後まで希望は持つものです。
こいしはキャラと背景が深く、彼女にマッチした曲も多く存在します。
コラムと同時に、彼女に似合いそうな曲もいくつか紹介していこうと思います。
Whiteberry かくれんぼ 〜古明地姉妹を象徴するに相応しい１曲〜
Whiteberryといえば「夏祭り」の印象が強い人が多いと思いますが、こちら「かくれんぼ」も名曲です。
幼少時の淡い恋の思い出を歌っているのですが、シンプルな歌詞に優しい歌声、懐かしさを感じさせる音楽。
楽しい時間はあっという間に過ぎて苦痛の時間は長いのは大人になればなるほど噛みしめますが、
だからこそ楽しい時間は大切にしないといけませんね。
実際にかくれんぼをこいしとやろうものであれば難易度はファンタズム以上でしょうが、そんな彼女がどんなに遠くに離れていても、
どんな見つけづらい場所に隠れていても、必ず探して、見つけてくれる存在。
心を閉ざしても心が覚えている存在。
多くの作品に姉妹キャラは登場しますが、古明地姉妹以上の姉妹を僕は生きている間は見ることはないでしょう。
かくれんぼを題材にしたら古明地姉妹の話やイメージが広がるばかりです。
ピクシブや創想話など、ＳＳを発表できる場所はあるので、もしも誰も挑戦していないのならば
僕が発表してもいいかもしれませんね。当面は通常コラムに力を入れますが。
では、また。
まあ誰も真剣に読んじゃいないだろうから、自己主張もできてないんだけども
口上が長いのは小物の証拠
実在した、グリズリーの保護活動を行っていた一人の男性を取り上げたノンフィクション・ドキュメンタリーです。
彼は本気でグリズリー（大雑把に言うと２メートルを越える熊）を保護するため活動をしているのですが
現実では、彼の行った活動はことごとく、現地の人達にとっては悪い方にしか影響せず、熊と人間の一定の距離を越えた過ちとして捉えられています。
彼は人生のどん底にいた時にグリズリーに救われ、その恩返しとして保護活動を行います。
「あいつら（グリズリー達）死ねる」を始め、作中で彼がグリズリーを賞賛するセリフは多いですが、
実際には彼はグリズリーを保護する自分自身に最も価値を見出していたのではないか、と評価されています。
最終的には、彼はグリズリーに襲われ命を落とします。
皮肉か、必然か。無謀とは思えども、僕には彼を頭ごなしに否定はできません。
心を閉ざしたこいしにしてみれば、彼はどう映るのでしょうか？
想いを馳せながら、本日も更新していきたいと思います。
それでは、一章の方へ入っていきたいと思います。
東方ファンの間でも伝説の扱いを受けた１１回人気投票でしたが、前回の１０回人気投票の時点でこいしの順位は３位。
既に布石はあったのです。
今もですが、人気投票そのものは投票数等には関係なく、上位に関しては飽和状態、マンネリ化していました。
どんなことがあっても霊夢は１位。
霊夢が１位になるのは生き物が酸素がなければ死ぬのと同じようなもの。
しかし、作品の息が長ければ新規参加者も当然入ってきます。１０回、１１回は丁度、新しく東方に足を踏み入れた
人々が流れ込んできた時期だったのでしょう。
そこへ心綺楼のこいしストーリーです。
現代の日本は若者は夢を見るだけ損をするような風潮が強く、就職難等もあり
とにかく若い人達はこの時代に生まれてしまって損だ、というような目に遭ってきました。
基本的に夢を叶えられる人間は一握りで、後は現実を噛みしめて地道に生きています。
自分も疲れた顔で道を歩く大勢の人間の一部にいずれなる……。
次第に顔からも活気が消え、感情も無機質なものとなるでしょう。
何もない毎日から、ひょんなことで注目を浴びるようになり、心が躍っていく。
しかし、時が過ぎればそれは魔法の様になくなり、再び何もない日常へと埋没していく。
道端に転がり、蹴られても気にも留めてもらえない小石のように。
東方に初めて足を踏み入れた若者達の心を心綺楼のこいしストーリーは強く打ったのでした。
中身読んでないけど