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東方創想話について語るスレ その205

336名無し妖精:2017/06/14(水) 20:08:47 ID:zU8/PYZE0
【作品集】215
【タイトル】狂いの落葉の所以  【書いた人】静楓 氏
【URL】 ttp://coolier.dip.jp/sosowa/ssw_l/215/1493305216
【あらすじ】
鈴仙が永琳の伴として訪れた往診先の家の少女は脳腫瘍の患者だった。
少女は人好きのする性格で、鈴仙はすぐに彼女と仲良くなる。
鈴仙は少女のために特別な薬を作れぬか永琳に問うが、彼女はそれをルール違反として切って捨てた。

「あの子はいつまで生きられるのでしょうか」
「……半年。いえ、三ヶ月がやっとね。冬を迎えられるかどうか、あの子次第でしょう」

やがて少女との交流が日課となった鈴仙は、ある日、彼女に秋色したカエデの木の絵を見せられて……
【感想】
最後まで非常ではいられなかった鈴仙と、秋を待ち望んだ少女のSS。
少女が最後に眼にした光景はきっと美しかったことでしょう。
その文章は、人の死を扱う物語であるためか淡々としていて、全体的に抑えられている印象です。
個人的にはやはり"狂気に魅せられた秋の終わり、それは言うなれば、狂いの落ち葉と呼ぶべきか。"って一節が好きです。
この一節には、氏の描きたかった総てが凝縮されているような気がします。


ただ、これは感想というより疑問なのですが……この場合、穣子さんはどこに?




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