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駆り立てるのは野心と欲望、横たわるのは('A`)と( ^ω^)
1
:
◆MxHvQqijkA
:2025/01/26(日) 20:04:33 ID:PiWOzyY60
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1575905028/
月□д□) 「根拠を出せ!ないだろう!」
(`・ω・´) 「どいつもこいつも狂ってやがる」
シラ川 ゚ -゚) 「魔神皇って誰?」
月□д□) 「いい質問だ!授業でそうあってもらいたかったね」
https://pbs.twimg.com/media/GiJ8leSbYAA__TA.png
月□д□) 「いいだろう・・・冥途の土産に教えてやる。
魔神皇・・・全知全能の力を得た魔界の支配者。
魔界のものどもはその御方を、魔神皇と呼ぶのだ・・・」
(`・ω・´) 「校内放送の声・・・それと体育館に出た影がそうかッ」
井 ゚∀゚) 「全知全能(笑)
その魔神皇サマってのは、どこにいるってんだよ」
月□д□) 「聞いてどうしますか?万年不良生徒の黒井真二くん」
井 ゚∀゚) 「やつの腐った性根を、叩きのめしてやろうと思ってよォ」
チャーリーの棚上げは立派なものだ。
月□д□)> 「フン、そんなことはどうでもいい・・・
私はお前らをここから出す気はないのだから」
https://pbs.twimg.com/media/GiNUjCia8AA6kUc.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GiJ9kGCaQAAZ_-N.png
lレ´□ _□ノ 「生徒に手を出す気ですか?」
月□д□) 「ふん、きさまら悪魔を使って我が風紀委員を多数殺したそうだな。
殺人犯はわが校の生徒ではない!
宮本明を追わねばならぬのだ・・・手短に処分してくれるわッ!」
大月先生・・・大月が白衣をバッとさらけだす。
2
:
◆MxHvQqijkA
:2025/01/26(日) 20:05:45 ID:PiWOzyY60
https://www.youtube.com/watch?v=hky4__Y-Wik
体中に機械類が張り巡らされている。
まさか・・・自己改造したというのか!?
ヽ月□д□)ノ 「我が研究の末のプラズマ・パワーを見るがよい!そして死ね!」
教師 オオツキが 一体出た!
https://pbs.twimg.com/media/GiJdIG1aMAAxC5u.jpg
月□д□)つ 「行け!プラズマども!!」
井 ゚∀゚)つ==っ 「こんの、化け物教師がァッ!!」
チャーリーは頭に金属バットを振りかぶる。
思わずみんな、目を伏せる。
井 ;゚∀゚)つ==っ<(□д□月
「ンだとぉ!?」
チャーリーが半悲鳴をあげる。
大月の腕にガードされ、ひしゃげていたのは金属バットのほうだった。
月□д□)つ 「不良生徒に鉄槌を!!」
==井 ゚∀゚) 「がはっ」
チャーリーが、もう片方の腕で殴られ吹き飛ぶ。
辺りにビーカーなどが散らばり、割れる。
月□д□) 「神聖な科学室をけがすとは・・・許せんな。君から処刑だ」
lレ´□ _□ノつ 「させません!」
https://pbs.twimg.com/media/GiJdM3_bMAA255s.jpg
3
:
◆MxHvQqijkA
:2025/01/26(日) 20:06:08 ID:PiWOzyY60
赤根沢さんが、氷結を放つ。
月□д□)つ 「無駄だ!」 ブンッ
大月が腕を一振りすると、霧散した。
月□д□) 「魔神皇さまから、フォーンの敗因がそれだと聞いている。対策済みだ
温度操作系攻撃は効かないと思え!」
そこまで連携が取れているのか。
魔神皇には、相当気に入られているようだ。
(`・ω・´)つ╋-- 「処刑なんか、していいと思ってるのかっ」
ぼくはブラフで、ナイフで斬りかかる。
回避にうつった大月をよそに、チャーリーを助け出す。
井 >∀゚) 「よ、余計なこと、すんなよな・・・」
(`・ω・´) 「龍一の事で怒ってるのはわかる。
でも今は冷静につけいる隙を見つけないと・・・
なぶり殺しだよ」
月□д□) 「つけいる?そんな隙があると思うのか!
いけプラズマボール!!」
https://pbs.twimg.com/media/GiNbMc7bcAApN60.jpg
大月が懐から放った球体が、ぼくたちを襲う。
lレ´□ _□ノ シラ川 ゚ -゚) と(`・ω・´)つ 「うわあああああ!」
ぼくが女子たちを庇う、
到底避けきれるスピードではない。
月□д□) 「つけいれられるならつけいってみろ。できまい。
私は学会でも、この学校でも常に変わり者の鼻つまみ者扱いだった・・・
魔神皇様はそれを認めてくださったのだ!
風紀の王として、おまえたち不穏分子を倒す!」
シラ川 ゚ -゚) 「風紀委員を洗脳して人殺しにしてたくせに。アンタが負けたら、このことバラすよ」
4
:
◆MxHvQqijkA
:2025/01/26(日) 20:06:32 ID:PiWOzyY60
月□д□) 「ここで死ぬ者らに、そんな事ができるとでも・・・」
ぼくは考えた。ケルベロスを呼ぶ隙さえ生まれれば・・・
だがいくら耐熱、耐冷性能をほどこしたとしても
人間が高位悪魔の炎のブレスに耐えきれるとは思えない。
物理攻撃も・・・オーバーキルだ。
だがやらなきゃやられる。
故意でないとはいえ、ケルベロスを召喚し風紀委員を切り刻んだ。
もう1人死体が増えても・・・
ガ゚ー゚)リ 「ジオ!」
月;□д□) 「ぎゃあ!!」
ピクシーが背後にまわり、電撃のようなものを放った。
https://www.youtube.com/watch?v=OqOoB3TJz44
ボロボロと、装甲がはがれる。
なんと!
大月は自己改造ではなく、アーマーをまとっていただけだ!
これならケルベロスなしでも・・・
月;□д□)┌┛ 「オオツキック!!」
https://pbs.twimg.com/media/GiJdJ9KboAA6WmH.jpg
残る脚甲で、蹴りを浴びせてくる。
ぼくは両腕でガードする。
骨はきしんだが、フォーンのパンチほど痛く・・・
ない!
(`・ω・´)つ╋-- 「大月先生、ケリをつけましょう。蹴りはもう使わせません。」
素早く懐にもぐりこむと、大月の腰の機械から脚甲に伸びている
ケーブルを素早く切断した。
これであの高火力キックはできないだろう・・・
https://pbs.twimg.com/media/GhB3RYybYAAPaS3.jpg
井 ゚∀゚) 「やってくれたな!オラぁ!」
5
:
◆MxHvQqijkA
:2025/01/26(日) 20:06:55 ID:PiWOzyY60
壁を破壊され、大月が外に吹っ飛ぶ。
井 ゚∀゚) 「やるじゃねえか青木。やつの弱点を見抜くたあな」
(`・ω・´) 「いや、ピクシー・・・そこにいる妖精のおかげだよ。
マシンボディがハリボテでよかった。
無駄に人殺しはしたくない・・・」
lレ´□ _□ノ 「あっ」
月#□д□)
つシラ川 ゚ -゚)と
「人の子がずいぶんとやってくれるじゃないか。
これではどうする?一皮ずつはいでいくか?ええ?
頸動脈でもいいなあ」
白川さんが、大月に人質に取られている。
しかも右手には異様に長い爪が・・・
魔神皇の手下としての恩恵なのか?
(`・ω・´) 「ユミさん!」
シラ川 ゚ -゚) 「きやすく触んじゃねえよ、バケモノ!」
月;□д□) 「うぎゃああああッ」
白川さんのスタンガンが命中した。
そうだ、白川さんは赤根沢さんと違って魔法の力はないけど
知恵をきかせた機転がある。
==井 ゚∀゚) 「今だぜ、仁!」
白川さんを急いで確保する陣形にまわり、
ぼくとチャーリーで、倒れた大月の脇腹をキックする。
月;□д□) 「きさまらー!教師に向かってこんなこと!」
井 ゚∀゚) 「うるせェ!!てめえなんざ、教師失格だよォ」
==月□д□) 「こしゃくな餓鬼どもめ!覚えてろ!
無事に現世に戻れる科学的根拠はないのだ!!」
https://pbs.twimg.com/media/GiNckiba8AAMtsl.jpg
6
:
◆MxHvQqijkA
:2025/01/26(日) 20:07:15 ID:PiWOzyY60
大月は帯電したまま、すごい勢いでぼくたちを跳ね飛ばして逃げて行った。
プラズマ使いなだけあって、本体は電気に強いのだろうか?
(`・ω・´) 「お疲れ様。すごいよね、それ」
シラ川 ^-^) 「あら、こう見えてもお嬢様なのよ。護身用にって、パパから」
井 ゚∀゚) 「パパ活じゃねえだろぉなあ?ははっ!
ま、軽高はぼっちゃん嬢ちゃんばっかだよな。ぶっちゃけ」
チャーリーの冗談で、赤根沢さん除くみんなが笑った。
緊張感がどっと抜けたようだ。
だがチャーリーは白川さんに殴られた。
井 メメメ) 「前が見えねェ」
─
ガ゚ー゚)リ 「まさかプラズマの正体が、ウィルオウィスプやポルターガイストだったなんてねえ・・・
あのおじさん、ダサいわ」
https://pbs.twimg.com/media/GguYz6gbcAAbabN.jpg
(`・ω・´) 「でもよかった。人を・・・殺さずに済んだ」
ガ゚ー゚)リ 「あんたフサツシュギ、ってやつ?流行らないよ。そーゆーの」
(`・ω・´) 「そういうわけじゃないんだが・・・
学校からみんなを脱出させるなら、ぼくはできるだけ殺しはしたくない・・・
悪魔だって・・・」
ガ゚ー゚)リ 「面白いやつ」
井 ゚∀゚) 「妖精さんとお話は終わったかい?
アホの大月もぶったおしたし、さっさと外出ようぜ・・・」
(`・ω・´) 「ああ、すまない」
シラ川 ゚ -゚) 「これで、大月率いる風紀委員の権威も落ちるはず。
デカい顔はでかくなるはずよ」
物置。
(;´・∀・`) 「うわああああああ!!!!」
7
:
◆MxHvQqijkA
:2025/01/26(日) 20:07:36 ID:PiWOzyY60
井 ゚∀゚) 「どした龍一。大月はやっつけた。外に出れるんだぜ・・・。
さっきの事は許してやっから、アキコ連れて一緒にきな・・・」
チャーリーの顔は少し穏やかだ。
大月を破って自信がついたのか。
(´;∀;`) 「た、大変だ!!
あ、アキコがさらわれた・・・
風紀委員のやつらがここに押し入ってきて、アキコを連れて行ったんだ・・・
魔神皇ってやつの命令だとか・・・!
うわあああああ!!!!!」
https://pbs.twimg.com/media/GiIjehYacAA_MLY.jpg
(`・ω・´) 「落ち着いて。それはいつ?」
(´;∀;`) 「つい数分前だ・・・」
なに。
数分前といえば、既に大月を撃退して談笑、休憩していたはずだ。
次は魔神皇とやらが風紀委員を操っている・・・?
シラ川 ゚ -゚) 「・・・暁子はアタシたちが助けるわ。
龍一くんは、暁子が帰ってきたときに、安心できるように学校にいてあげて・・・」
(´;∀・`) 「わ、わかった」
井 ゚∀゚) 「おいおい、簡単に約束すンなよ。
ま、見つけたら保護くれえしてやるさ」
(´・∀;`) 「チャーリー、何からなにまで・・・
すまない・・・」
─
井 ゚∀゚) 「おらあ!ぶっ殺されてえか!!」
(`Д´;) 「この先はいけないよ・・・」
すっかり弱気になった風紀委員が、第二校舎へのドアを塞いでいる。
8
:
◆MxHvQqijkA
:2025/01/26(日) 20:07:58 ID:PiWOzyY60
井 ゚∀゚)つ 「教えやがれ!!物置で女をさらったはずだ!!どこにやった!?」
(`Д´;) 「俺たちは知らない・・・手を放してくれっ」
チャーリーが胸ぐらをつかんで揺さぶる。
(`・ω・´) 「彼は本当に知らないと思う。
手を放してやってくれ・・・」
井 ゚∀゚) 「チッ!」
(`・ω・´) 「悪かったね。手荒にして・・・」
(`Д´;) 「・・・何の用だ。」
(`・ω・´) 「これからぼく達は外に出る。一般生徒を傷つけないでくれ。
じゃないと・・・
殺
す
か
ら」
(`Д´;) 「ヒッ・・・!?」
(`・ω・´) 「大月先生、君らのボスを倒したのは僕たちだ。死んではないと思う。
でも廊下で君の仲間達を化け物で惨殺したのは僕らだ。
頼むからこれ以上、人殺しをさせないでくれ・・・」
lレ´□ _□ノ 「私は魔法が使えます。氷漬けにもできるんですよ?」
(`Д´;) 「わかった・・・他のやつにも伝えておこう・・・」
9
:
◆MxHvQqijkA
:2025/01/26(日) 20:08:19 ID:PiWOzyY60
学校3階、非常口。
(`・ω・´) 「ピクシーに偵察してもらって、魔力のバリアが希薄なところを見つけてもらった。
ここから出れば、体育館で言っていた神殿に行けるのかも」
井 ゚∀゚) 「さっさと行って脱出だァ!」
シラ川 ゚ -゚) 「ちょっと、暁子は・・・」
井 ゚∀゚) 「この向こうにいるかもしれねえだろ。お嬢さまの勝手な約束、守る筋ねえな。
そもそもあの毒婦のせーで、龍一は毒されちまったんだ」
lレ´□ _□ノ 「では、行きましょう」
外に出た。
見たこともない空間が広がっている。
と思えば、いかにも神殿のような場所に出た。
https://pbs.twimg.com/media/GiNq3AfawAEKNLs.jpg
井 ゚∀゚) 「はー、やっと来た。さっさとオサラバしたいぜ。
リング貸しな」
チャーリーはズカズカと、神殿中央の部屋に入った。
井 ;゚∀゚)つ◎ 「うおっ!?リングが吸い込まれる!!」
(`・ω・´) 「チャーリー手を放せ!!危険だ」
必死にチャーリーを引っ張った。
手から離れたリングが吸い込まれる。
部屋中央に少し穴ができた。
https://pbs.twimg.com/media/GiNq3mVboAA4J5Q.jpg
10
:
◆MxHvQqijkA
:2025/01/26(日) 20:08:49 ID:PiWOzyY60
井 ゚∀゚)つ 「これが出口か。ちいと狭いが・・・
悪いが、オレが脱出したら龍一を呼んでくれ」
lレ´□ _□ノ 「待って!」
珍しく、赤根沢さんがj声を張り上げた。
そして、石を投げる。
・・・
何の音もなかった。
井;゚∀゚) 「おい、なんだよこれ。
出口じゃ、ねーのかよ」
シラ川 ゚ -゚) 「石がコツンとも当たった音もしないわね。
第二校舎の向こう側みたいな虚空になってるのかも。
下手に体を突き出すと危険ね・・・」
井 ゚∀゚) 「なんだそりゃ!?ふざけんな!!」
(`・ω・´) 「この神殿に来る前に、学校含めていくつか巨大な岩に乗った世界が見えなかったか?
それに大月先生は、魔神皇が魔界の支配者と言っていた。
もしかして、魔界を旅して脱出に足りる実力があるかどうか・・・試しているのかも」
lレ´□ _□ノ 「周ってみましたが、この部屋の他に6つのドアがありました。
今のところ、西のドアが開きそうです。
リングを捧げて封印が弱まったのでしょうか」
シラ川 ゚ -゚) 「一筋縄ではいかない・・・ってことね」
井 ゚∀゚) 「チッ!!試練のつもりかい。魔神皇め、見つけてぶっ殺して脱出してやらあ!!
ガッコから魔界に出た。
いよいよ本番だ、ジン。
戻るなら今のうちだゼ」
https://pbs.twimg.com/media/GiNcrYraEAADtLj.jpg
lレ´□ _□ノ 「本当にまるで神殿みたい。
・・・ハザマ君らしいわ、こんな物造るなんて・・・」 ボソッ
https://pbs.twimg.com/media/GiNctbBakAAtrZb.jpg
11
:
◆MxHvQqijkA
:2025/02/02(日) 19:50:15 ID:v3HJkjpw0
(`・ω・´) 「・・・?何か言った?」
lレ´□ _□ノ 「 いえ、別に・・・」
井 ゚∀゚) 「んじゃま、行こうぜ・・・
言っとくが、逃げられりゃ素直に逃げるゼ。
素直にマジンノーさまの思惑通りに6つも世界を回れるかい、ケッ」
(`・ω・´)つ 「じゃあ開けるよ」 ギィ
https://pbs.twimg.com/media/Git44z5bAAApF9b.jpg
https://www.youtube.com/watch?v=lX09HEtnWeI
World of Pride!
https://img.atwiki.jp/shinmegamitenseiif/attach/263/870/0259.gif
https://www.youtube.com/watch?v=Bh89TBJ0uF0
https://pbs.twimg.com/media/Git5QJ2boAIvZUG.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GiwuOazbEAEEfQI.jpg
シラ川 ゚ -゚) 「ちょっと暗いけど、いい村じゃないの。
これが本当に魔界ってやつなの?」
魔界の住人と思われる人が話しかけてきた。
肌の色以外はぼくたちと変わりない。
「あなたたちも向こうの世界から来たの?
・・・魔神皇様が来てから、向こうから来る人が多くなったわね」
https://pbs.twimg.com/media/Git__GoaIAA0USS.jpg
(`・ω・´) 「はい。そうです」
井 ゚∀゚) 「気ィつけろよ。襲ってくるかもしれねえ」
「そんな事しないわよ。悪魔じゃないんだし・・・」
12
:
◆MxHvQqijkA
:2025/02/02(日) 19:50:41 ID:v3HJkjpw0
(`・ω・´) 「チャーリー、安易な決めつけはよくない・・・
ん!?日本語話せるのですか?」
「魔界人とはいえ、一応人間だからね。
ここの魔界はイナカ気味だけど、魔神皇様がニホンゴを普及させたのよ。
・・・それはそうと、この村の外に行くと悪魔が出るから危ないよ」
(`・ω・´) 「そうなんですか」
「ピクシーを連れてるね?あなた悪魔使いか?邪教の館行ったか?」
(`・ω・´) 「いえ。なんです、それは?」
「2体以上の仲魔を連れて行くと、合体させてくれる所よ。
この村にあるの。
…それと、これはウワサなんだけど
悪魔以外のものもがったいしてくれるらしいよ」
(`・ω・´) 「ありがとうございます。助かります」
https://pbs.twimg.com/media/GiuAAMra4AIqEa6.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GiuABAqbAAAp5e_.jpg
「魔神皇様は偉大なる御方だ。
この世界を大いなる力で治め、
傲慢界・飽食界・怠惰界・・・などに分けられた。
お前達もくれぐれも逆らおうなんて思うなよ」
骸骨の男に出会った。
これは生きているのだろうか?
まあ、ぼくたちの世界も多様性の時代だ。
気にしない。
(`・ω・´) 「ぼくたちは魔神皇様の部下です。
いい装備を探しに来たのですが、ありますか?」
「・・・フン。
新参者か。
向こうに行けば、武器や防具や道具が売っている。
よりにもよってこんな辺境の地でそろえに来る偏狂なやつらめ・・・」
https://pbs.twimg.com/media/Git_-WJbwAA8zfC.jpg
13
:
◆MxHvQqijkA
:2025/02/02(日) 19:51:15 ID:v3HJkjpw0
骸骨の男に場所を教えてもらった。
地図を書き込んでやろうかという親切は断った。
なにしろ、魔界でもオートマッピング機能はあるようだ。
これは便利。
STEVENさんに感謝。
武器屋に来た。
「・・・いらっしゃい。ワザモノはないよ」
陰気そうな、ローブの店主が言った。
つy= 「・・・。 おっと。変な気を起こすなよ。こっちはいつでも握ってんだ」
井 ;゚∀゚)∩ 「おいおい!気がはええって!!
知らねえ土地で強盗するかよ!!
・・・なんだ剣はねえのか。使えねえ店!」
「・・・剣なんて貴重品なんだ。魔界で欲しいならドワーフに打ってもらうか、悪魔から奪うんだな。
そのかわり、銃があるぜ」
井 ゚∀゚) 「原始的な剣がなくて、なんで銃なんかあるんだよ?」
「・・・おおっ!?それは人間の世界の武器か!?
それを買い取らせてくれたら、教えてやってもいい!」
井 ゚∀゚) 「おーことわりだ。
開幕で銃向けて威嚇してくる奴なんか、上機嫌にさせる意味ねえ。
それに二束三文で売って、大した情報じゃなかったら意味ねーしな。」
「くそっ・・・!
だがマッカは持っているのか?
人間の世界の金なんかじゃ物は売らんぞ」
14
:
◆MxHvQqijkA
:2025/02/02(日) 19:51:35 ID:v3HJkjpw0
「知らんのか。魔貨だ。
都会の魔界のルキフグス様がお考えになって、流通させた
持ってないだろ?ふふん
(持っていてもせいぜい数百だろ。うちの一番安い銃でも買えねえよ)」
https://www.suruga-ya.jp/database/pics_light/game/g3491862.jpg
(`・ω・´)つ□ 「これかな?入ってた。ポケットの中に」
「5000マッカ札!?」
井 ゚∀゚)つ□ 「オレもあるぜ」
「なんだとぉぉぉ・・・」
(`・ω・´) 「魔界攻略のためだ。すまないが二人も、持っているのなら出してくれると助かる」
女子二人にお願いしてみる。
すると、スッと空中から札が降りてきた。
投げたのだろう。
5000マッカ札だ。
(`・ω・´) 「店主、武器を売ってもらえますか。
これでぼくたちも客です」
「うぐぐ・・・」
ひい、ふう、みい・・・
途中で悪魔を倒した分を含め、17000マッカ以上はあるようだった。
https://pbs.twimg.com/media/Giwxd3EbgAEaBU0.jpg
(`・ω・´) 「今後の事も考えておかないとな・・・
女の子二人には後ろにいてもらって、ゴンズピストルで安全に撃ってもらおう。
ぼくたちは前で戦おう。
チャーリー、いけるよな?」
井 ゚∀゚)「・・・
あたぼうよ」
15
:
◆MxHvQqijkA
:2025/02/02(日) 19:51:57 ID:v3HJkjpw0
「何を買うんだい?」
(`・ω・´) 「ここでは何を売っているんですか?」
「消耗品さ。敵を攻撃する魔法石とか、傷を癒したり体の異常を治すもの。
魔導器はここじゃ売ってないね」
シラ川 ゚ -゚) 「魔導器って?」
「なんだ知らないのかい。
魔力を消費して、魔法が使える装備品さ。
君たちはただの人間みたいだから,欲しいだろうけど。
値段は途方もないし、魔神皇様が統治してからは貴族クラスしか所持を許されないよ」
(`・ω・´) 「そうですか。ぼくらには手を出せなそうだ。
ちょっと、これらの効能を聞いても・・・」
ディスパライズ、ディスポイズン、茶色の小瓶を少しづつ買った。
麻痺、毒、眠りなどの様々な軽い異常を治してくれるそうだ。
https://pbs.twimg.com/media/GiwxglnbEAAD0NN.jpg
─
井 ゚∀゚) 「そういえば、なんでマッカの札なんか入ってたんだァ?」
(`・ω・´) 「みんな、夢で変な占いマシーンに色々聞かれなかった?
とても幸運な人って言われたくらいしか思いつかない・・・」
井 ゚∀゚) 「ああ、あの青白い顔な!
オレは当然はいてない!朝に学校のトイレでシコったらパンツについちまったからな!!」
(`・ω・´) 「・・・ドヤ顔で言う事かい?
かくいう僕も、朝急いでて穿き忘れた」
・・・ん?「はいていない」のが5000マッカを手に入れる条件だとすれば。
札は3枚あった。そしてここには4人いる。
井 ゚∀゚) 「おいお前らどうなんだ?
4人いて3枚しか札ねーってことは・・・
お前等どっちか・・・『はいてねぇ』ってことだな?」
https://pbs.twimg.com/media/GiwxcUXbkAAaKv7.jpg
lレ´□ _□ノ シラ川 ゚ -゚) 「・・・」
16
:
◆MxHvQqijkA
:2025/02/02(日) 19:52:26 ID:v3HJkjpw0
井; ゚∀゚)> 「あ?あああああーーーーーー!!!!
気になるー!!!!!!
答えろよーーーー!!!!」
そうか。
だから二人のうちどちらかが「はいていない」のを悟られないために
空中にサッと投げたのか。
「あーら、珍しいわね。人間の世界の道具?
喜んで買い取らせてもらうわぁん」
お金がピンチなので、学校の備品を下取りしてもらって魔界の防具を買うことにした。
(`・ω・´) 「まず優先なのは胴体を守るアーマーだね。
すまないけど、二人には安めのハイレグアーマーを頼む・・・
恥ずかしいと思うけど・・・」
井 ゚∀゚) 「へへ、この場で制服脱いで着ろよ。
そうすりゃどっちが穿いてナウイカげふっ!わか!げふっ!!」
「ちゃんと更衣室はあるわよぉ」
https://pbs.twimg.com/media/GiwxfK1acAA-IV2.jpg
外に出る前に、小さい酒場で小休憩することにした。
井 ゚∀゚)つ 「カーッ!!魔界の酒もうんめえなあ!」
シラ川 ゚ -゚) 「黒井、あんた高2よね・・・?」
井 ゚∀゚)y- 「だが?お前らと同じだ学年だよォ〜」
(`・ω・´) 「タバコは体力が下がるからやめた方が・・・」
井 ゚∀゚)y- 「このチャーリー様の逃げ足なめんなよっ!」
シラ川 ゚ -゚) 「学校が元に戻ったら退学もんだわこれ」
17
:
◆MxHvQqijkA
:2025/02/02(日) 19:52:50 ID:v3HJkjpw0
『どうでもいいが、邪教の館でオレ様を合体させるなんて事はするなよ。
しようとするならお前の喉を引き裂いてやる』
ガ゚ー゚)リ 「さんせーい!アタシは殺しまではしないけど・・・ウィリーとだけは合体カンベン!!」
(`・ω・´) 「わかってるよ。大事な仲間を合体してしまう事なんてしない。
合体したら、元の悪魔は消えてしまうんだろう?」
シラ川 ゚ -゚) 「戦力的に考えても、ナビをしてくれるピクシーと
今の私たちのなかで最強のケルベロスを別の悪魔にしてしまうのは得策とはいえないわ」
井 ゚∀゚) 「しかし魔動器とやらほしーなァ。
オレらでも魔法が使えるんだろ?
この先、武器攻撃が通じない奴が出てきたらやばいゼ」
ザッザッザ。
港から、派手な恰好の男と犬が入ってきた。
https://pbs.twimg.com/media/Git48lLawAALQw8.png
グ ゚∀゚) 「よ・・・っと!ハピルマソーダ!」
店員が慌ててそそくさと酒を用意する。
そして、男がどっさりとぼくたちのテーブルに腰を下ろす。
井 ゚∀゚) 「なんだあ・・・テメェ?」
グ ゚∀゚) 「まー、そうカッカすんな。
単騎はソンキ、だっけか?
俺はグローデル。見る通り魔界人だ。」
https://pbs.twimg.com/media/Git4-gKb0AAQMVO.jpg
(`・ω・´) 「どうも、始めましてグローデルさん。
何か御用ですか?」
18
:
◆MxHvQqijkA
:2025/02/02(日) 19:53:10 ID:v3HJkjpw0
グ ゚∀゚) 「いやいや、また外から人間が来たって聞いてよ。
見物に来たわけさ」
井 ゚∀゚) 「けっ、失せろ耳長野郎。酒がまずくなる」
グ ゚∀゚)y- 「一本もらうぜ。
うーン、魔界のとは味わいがまた違うな。
ただ薄いっつーか・・・」
井;゚∀゚)つ 「あッ!オレの貴重なタバコ!!」
グ ゚∀゚) 「くくく、高すぎる対価をくれてやるよ。
魔界に来たばっかで金ねえんだろ?」
パチンと指を鳴らして、店員を呼びつける。
グ ゚∀゚) 「好きなもん頼みな。一人一杯な」
lレ´□ _□ノ 「微妙にセコいですね・・・」
グ ゚∀゚) 「オイオイメガネーチャン、一杯で十分なんだよ。
複数飲んでも意味ねーって」
(`・ω・´) 「でもぼくら、お酒は・・・」
グ ゚∀゚) 「あ、コーコーセーってやつだからだめなんだっけ?
安心しろ、酒じゃないもんも提供してる。
いないと思うが、魔法が使える奴はいるか・・・?」
赤根沢さんが静かに挙手した。
グ ゚∀゚) 「へえ、頭イイんだな。
じゃあ、テンプルコーヒーかマジカルンDをオススメするぜ。
使えない奴は、キングマッスルやトニーウォーターかね」
(`・ω・´) 「どうして、そこまで?」
グ ゚∀゚) 「この傲慢界の奥に行こうってんだろ?目でわかるぜ。
俺は新人には優しいのさ。
飲んどいたほうが後悔しないぜ。
なにせ魔界は『重い』だろうからな」
19
:
◆MxHvQqijkA
:2025/02/02(日) 19:53:49 ID:v3HJkjpw0
グローデルという男は、犬の散歩の時間だと言って
ぼくらにいくつかのアドバイスと談笑をし
一杯をグイッと飲み干して出ていった。
(`・ω・´) 「魔界にも普通の犬がいるんだな。魔界人以外は悪魔ばかりかと思ってた」
シラ川 ゚ -゚) 「ゾンビドッグでもなさそうだたしね。
あの服装だしもしかして、貴族階級だったり・・・」
井 ゚∀゚) 「なあにい!じゃあ、媚び売っとけばよかったな!
まあ貴重なタバコの貸しは返してもらわにゃだな」
確かに、村にいる魔界人たちは簡素な服装だった。
それに比べてあの男の服装は・・・
割と現代的で確かに豪華だ。ぼくらの価値観で言えばだが。
(`・ω・´) 「さて、外の全貌が全くわからない以上、作戦をふわっとしたものでも立てるしかない。
ぼくとチャーリーが前衛、二人は後衛でいいかな?」
lレ´□ _□ノ 「その方が、魔法に集中できていいです」
_,
井 ゚∀゚) 「腕っぷしに自信はあるけどよぉ、魔界の悪魔に金属バットやら効くのかよ?
悪魔から奪うしかねーな!」
シラ川 ゚ -゚) 「臨機応変にした方がいいわね。
キズ薬、魔石はできるだけ温存しておきましょう」
ガ゚ー゚)リ 「あたしも回復魔法くらいなら使えるよ!」
(`・ω・´) 「ピクシーも回復魔法は使えるって。
・・・って悪魔語がわからないか。
よかったらみんな、悪魔翻訳機能だけインストールしておかないか?
急に強敵に襲われても、敵悪魔や仲魔と話せて連携取れたり
会話でどうにかできた方がいいだろう」
チャーリーは容量を使うのを渋ったが、みんなぼくのスマホからコピーしてくれた。
井 ゚∀゚) 「お、ニュースサイトが見れるぜ!
軽子坂高校が吹っ飛んでやがる!!」
みんな、チャーリーのスマホを見る。
https://pbs.twimg.com/media/GixpkkyagAASjW6.jpg
20
:
◆MxHvQqijkA
:2025/02/02(日) 19:54:46 ID:v3HJkjpw0
(`・ω・´) 「わあ・・・地面ごとえぐられてる」
井 ゚∀゚) 「こんなんで脱出なんてできんのか?
・・・いや、できる!!」
シラ川 ゚ -゚) 「学校を地面ごと魔界に吹き飛ばす力を持つ相手よ。
やっぱり魔神皇を倒して、学校をもとに戻させるしかなさそう。
グローデルの話だと、魔界人や悪魔達に忠誠を誓わせているみたい。
恐怖政治だわ。
マトモに話ができる相手とも思えない」
lレ´□ _□ノ 「ただ倒す事で、解決するのでしょうか・・・」
チャーリーは一瞬苦虫を噛み潰した顔をしてまた余裕そうな顔を見せ、
白川さんは魔神皇の脅威と横暴さに嫌悪を示し、
赤根沢さんは思慮深そうに考えている。
lレ´□ _□ノ 「ともかく、リングを集めてハザ・・・魔神皇の目に留まるしかなさそうです。
リング集めの途中でも、黒井君の望みの脱出はかなうかもしれません」
井 ゚∀゚) 「おいおい、お前1年だろォ。くん付けすんな!」
(`・ω・´) 「ともかく行こう」
ぼくたちは酒場を出て、村の外れに来た。
JAKYOと書かれた看板のある扉は一旦無視した。
出口に、人の像が立っている。
邪魔なので触れてみると、急に輝き色を持った。
ξ ∀ξ 「また、さすらい人がやってきたようだな・・・
ようこそ、傲慢界へ……
君たちは自分の力で魔界から抜け出せると思って、ここにいるのだね。
自分にできないことはないと考えるのは、傲慢のきわみだ。
自らの無力さを思い知るがいい……」
https://pbs.twimg.com/media/GixprqAb0AA8-x-.jpg
ザザザ…
さあ行け、行けるものなら行ってみろ。
そう言うかのように、像は崩れ去った。
井 ゚∀゚) 「ケッ!言いたいことだけ言って消えやがって!!
言われなくても行くゼ!!」
21
:
名無しさん
:2025/02/05(水) 21:11:20 ID:AUMQw8V60
乙
22
:
名無しさん
:2025/02/05(水) 21:15:12 ID:ZLr7SOJA0
おつ
23
:
◆MxHvQqijkA
:2025/02/24(月) 17:16:44 ID:Kysxp.KM0
傲慢界のダンジョン。
・・・と呼べばよいのだろうか?
一気に禍々しさが満ちる。
シラ川 ;゚ Д゚) 「ヴぉエ!!」
白川さんが吐きかけた。
彼女の目線を追いかけると、身体がバラバラにされた何かがざっくばらんに並んでいた。
・・・甲冑。
魔界にも、秩序を守る兵士がいるのだろうか?
井 ゚∀゚)=つ≡つ
(っ ≡つ=つ
/ ) ババババ
( / ̄∪
「情け無えな。オレはむしろ力がたぎってきたゼ!!」
この男はある意味強いな。
頼りに・・・なるか。
lレ´□ _□ノ 「・・・そういうことですか」
(`・ω・´) 「どういうこと?」
lレ´□ _□ノ 「私たちはアッシャー界・・・人間世界に生まれ、住む人間です。
悪魔が住む魔界とは、重力など色々違うのかもしれません。
・・・あの酒場の人が言っていたでしょう?」
グローデルという男が言っていた、魔界は『重い』
ということがこれだろうか?
「もしもし、そこの御方。旅人か?」
振り返ると、ローブを纏ったハエ顔の男がいた。
24
:
◆MxHvQqijkA
:2025/02/24(月) 17:17:17 ID:Kysxp.KM0
(`・ω・´) 「・・・どなたですか?」
流石に身構える。
「なに、私は怪しいものではない。
むしろ異邦人のようなヘンテコな恰好をしている君達の方が、怪しく見えるがね」
そうか。ぼくたちは防具の下に、軽校の制服を着ている。
魔界人には、我々の方が招かれざる「客」なのだ。
「この先は悪魔だけでなく、ゾンビがうようよしている。
奥に何か用がない限り、行かない方がいい。
ただしゾンビっていうのは火攻撃と、魔を祓う攻撃に弱い。
そういう"魔法に当たると、すぐ死ぬよ"。
まあ元々死んでいるんだが・・・」
https://pbs.twimg.com/media/Gixpp05aMAAyukR.jpg
井 ゚∀゚) 「律儀に教えてくれる奴だな。金でも欲しいのか」
「いやいや、この先に君達のような服装をした人を見かけたよ。
だからもしや助けに行こう・・・なんて思ってやしないだろうかとね。
危険だからやめておいた方がいい。
何の意図か知らんが、魔神皇がそこらへんに武器を配置してる。
うまく取っていけば、助けられるかもな・・・」
男はぼくたちと逆の方向、村に向かっていった。
井 ゚∀゚) 「信用ならねえ野郎だゼ。仁、これ信じるか?」
(`・ω・´) 「実はかすかに腐臭もただよっている。
ゾンビがいるのは本当かもしれないな・・・
しかし傲慢界の封印を解いたのがぼくたちなのに、先行してこっちまで来た奴がいるのかな?」
井 ゚∀゚) 「魔神皇の言う事なんか聞かず、脱出してやろうって気骨のあるヤツだろうさ。
そういう奴は大歓迎だゼ!!
オレらが大月をぶっ飛ばしたから、風紀委員の締め付けもなくなったしな」
シラ川 ゚ -゚) 「そういえば」
25
:
◆MxHvQqijkA
:2025/02/24(月) 17:17:38 ID:Kysxp.KM0
(`・ω・´) 「どうしたの」
シラ川 ゚ -゚) 「学校が魔界に落とされてから、生徒会長の姿、見て無くない?」
lレ´□ _□ノ 「そういえば・・・」
井 ゚∀゚) 「死んだんじゃないの〜。
頭脳明晰、メーダイに進学した実の兄キから生徒会長の座を継いだ奴、常世茂(とこよしげる)。
一部じゃあインチキってやっかまれてるが、選挙でコーヘイに決めた結果だしすげえ手腕だしな。
兄キにそっくりで、腰の低い優男だ」
シラ川 ゚ -゚) 「不良のくせに詳しいわね。ちょっと見直したわ」
井 ゚∀゚) 「そりゃまあ、不良だからよ。
生徒会はあのクソ風紀委員会と繋がってるからな。
目つけられないように情報は脳に持っとくもんだぜ」
シラ川;゚ -゚) 「見直したあたしがバカだったわ・・・その脳を勉強に使いなさいよ」
く井 ゚∀゚)> 「やーなこった。
エスカレーター制の軽校なら、バカでもFラン進学できんだぜ。
適当に進学就職して、種銭ができたら株トレーダーでもやってゆーがに暮らすさ!」
チャーリーは口笛を吹きながらひょうひょうと語る。
バカと天才は紙一重・・・か。
でもぼくは、風紀委員たちから一歩も退かずに戦った彼の姿を忘れていない。
立ち回りがうまくなければ、いくらリーチに有利な金属バットを得物にしても
ナイフで刻まれて前任者の二の舞だっただろう。
そういえば彼は、元気だろうか・・・?
魔石が効いているといいんだが。
─
井 ゚∀゚) 「お。武器みっけ。オレのな!」
COMPをかざしてみると、バトルヨーヨーという名前らしい。
こんな刃のついたヨーヨー知らないが・・・
魔界は謎が深い。
https://vignette.wikia.nocookie.net/megaman/images/e/ef/Yort.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GiwuU5wbIAAMs3X.jpg
26
:
◆MxHvQqijkA
:2025/02/24(月) 17:18:01 ID:Kysxp.KM0
https://www.youtube.com/watch?v=Dk6f83CXYi8
「うわああああー!助けてくれー!!!」
明らかに人間の声がした。
シラ川 ゚ -゚) 「行くよ!助けなきゃ!」
(`・ω・´) 「悪魔に襲われているのかも」
==井 ゚∀゚) 「チャーリー様一番乗りィ!!」
つと
https://pbs.twimg.com/media/GkTE5XYWMAA3Hp3.jpg
https://pbs.twimg.com/media/EsunIqNUYAAJOcg.jpg
軽子坂高校の制服を着た生徒が、二体の悪魔に襲われている。
左にいるのは、忘れもしない。
電算機室でヒデオを殺した幽鬼ガキだ。
右は・・・初めて見る悪魔だ。
人の生首の耳がでかくなったような外見をしている。
飛頭蛮という中国の妖怪を思い出して、ぞっとした。
ぼくがガキを睨みつけて武器を握るより先に、
チャーリーがヨーヨーを投げつけていた。
ガキの首は一撃でハネ跳んだ。
https://pbs.twimg.com/media/GkTE6SibUAUov65.jpg
次はあの首だけの悪魔だ。
思うより素早い動きで、思わず前に出てきていた白川さんを狙った。
ぼくはおもわず腕で噛みつき攻撃からかばった。
シラ川 ゚ -゚)つy= <`∀´;>
容赦なく額は撃ち抜かれた。
27
:
◆MxHvQqijkA
:2025/02/24(月) 17:18:30 ID:Kysxp.KM0
(;´・∀・`) 「アキコはどこへ行ったんだ?
くそっ 変なバケモノはうようよしてるし・・・」
井 ゚∀゚) 「バケモノじゃなくて悪魔、だ。覚えろ。
なんだ龍一か・・・」
(´・∀・`) 「チャーリー!それに青木、白川さんまで・・・
助けてくれたのは君達か!
助かったよ・・・」
https://pbs.twimg.com/media/GiwuPqJa4AAFCf_.jpg
─
(`・ω・´) 「そうか、龍一くんは一人でここまで来たのか・・・」
(;´・∀・`) 「ああ、村を出たらバケモノ・・・悪魔っていうのか?
そんなのがウヨウヨしてて参ったよ。
一人で行くのはキツイぜ。
でも、チャーリーが人の手助けするわけないよな・・・」チラッ
(`・ω・´) 「連れて行こうか?白川さ・・・」
https://pbs.twimg.com/media/GiwuQW2bIAAvBfT.jpg
井 ゚∀゚)つー◎
チャーリーが悪魔の首をも切断するヨーヨーを構えた。
シラ川 ゚ -゚) 「黒井!?あんた何やってんの!?」
井 ゚∀゚) 「うるせェ!アキコを守れなかったのはテメエの自己責任だろうが!!
二人だけで安全な物置に隠れやがって。
こちとら学校で風紀委員や悪魔をぶち殺してここまできてんだ。
お前らみたいな後追いは、オレらが拓いた楽な道を進んでるだけじゃねーか。
・・・助けるんじゃなかったゼ」
28
:
◆MxHvQqijkA
:2025/02/24(月) 17:18:50 ID:Kysxp.KM0
(´;∀・`) 「仕方ないじゃないか・・・ああも多数に蹂躙されて、アキコを守り切れなかった・・・
あいつら卑怯すぎるんだよ・・・」
井 ゚∀゚) 「言い訳すンな。物置にあるもんなんでも使って戦えばよかったじゃねえか。
バリケードは?張ったのか?」
(´・∀;`) 「うう・・・」
井 ゚∀゚) 「自分の身は自分で守れると思います。
甘えなんじゃないですか?」
シラ川 ゚ -゚) 「ちょっと!言い過ぎ・・・」
井 ゚∀゚) 「バカと話してて腹が痛くなった。トイレしに村に帰りてェ。
龍一、てめーも来い」
─
井 ゚∀゚)つy= 「ほらよ」
村に戻ったチャーリーがとんでもないことをした。
武器屋で銃を買って、龍一くんにあげたのだ。
(´;∀;`) 「なんのつもりだよ・・・」
井 ゚∀゚) 「オレが人の手助けするわけないつったな?
確かにそのとーりだ! でもシャクだから護身用のブツを買ってやった。
てめえには愛想つきかけてるが、何も装備なく犬死にした死体を見るのも夢見が悪ぃ。
それで自分の身くらいは守ってみせろ。
あてなくアキコを探すのも、魔界をうろつくのも勝手にしろ・・・」
https://pbs.twimg.com/media/GkTLVRAbUAAyXKy.jpg
(`・ω・´) 「チャーリー、きみは・・・」
井 ゚∀゚) 「勘違いすンな。さっきの悪魔どもぶっ殺した取り分で銃を買ったんだ。
クソ済ませたら行くゼ」
29
:
◆MxHvQqijkA
:2025/02/24(月) 17:19:11 ID:Kysxp.KM0
何度も頭を下げる龍一くんをなだめ、ぼくらは村を出た。
(`・ω・´) 「しかしどうも納得いかない」
井 ゚∀゚) 「オレがいいことした事か?」
(`・ω・´) 「違う。顧問の大月先生を倒した時点で、大半の風紀委員は洗脳も解かれたようで
自発的に動いてたやつらも、弱気になって第二校舎前を封鎖してるだけだ。
確かタイミング的には、ぼくたちが大月先生を倒したと同時に暁子さんがさらわれたんだよね?
大月の威光がなくなった今、そんなことして得をする者がいるのか?」
井 ゚∀゚) 「ヒャッハッハ!
大月狂信者が、オナホ献上用にさらっていったんじゃねーの」
シラ川 ゚ -゚) 「そういうのやめなさいよ・・・」
ぼくたちは魔界を歩く。
その時。
(`・ω・´ ) 「あっ」
ス´^ω・`)
スミオだ。
(`^ω^´)==
つと
「スミオッ」
ガ:゚ー゚)リ 「ダ、だめよ」
シラ川 ゚ -゚) 「彼は死んで・・・」
「もう その人は友達じゃないのッ」
ス´。W。`)つ╋━━ ==(`・ω・´ ;)
「ガァッ」
https://pbs.twimg.com/media/GkiTg21XIAANpKr.jpg
30
:
◆MxHvQqijkA
:2025/02/24(月) 17:19:45 ID:Kysxp.KM0
https://www.youtube.com/watch?v=mPx36mmLUvI
https://pbs.twimg.com/media/GkiUYvUaIAA2w6w.jpg
(`・ω・´ ;) 「す、スミオ、冗談にしても」
スミオはなおも剣を振りかざしてくる。
lレ´□ _□ノつ 「ブ」
井 ゚∀゚) 「やめろメガネ。水を差すンじゃねえ。
あいつはゾンビになっちまった友達を切り捨てられるか、瀬戸際を試されてンだよ」
ス´。W。`)つ╋━━ --╋と(`・ω・´ ;)
「ガアアア」
思わずナイフで受け止める。
心の声が聞こえてくる気がした。
ス´;W;`)つ╋━━ --╋と(`・ω・´ )
(殺して・・・殺して・・・ジン・・・殺して)
ス´;W;`) (殺して ジン)
(`・ω・´ ) 「スミオ」
フッと、一瞬だけ剣圧が緩んだ。
彼は死を望んでいる。
むごたらしく殺され、ゾンビにされた者の気持ちはわからないが・・・
ス Д )--╋と(`>ω<´ ) ザシュ
首をはねた。確かスミオは首をはねられて殺されていた。ヒデオのように。
ならば弱点だろう。
シラ川 ゚ -゚) ガ゚ー゚)リ 「ジン・・・」
(`;ω;´) 「許さない・・・許さないぞ 魔神皇!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
https://pbs.twimg.com/media/GkicsBqXIAAh5Vc.png
https://pbs.twimg.com/media/GkiTiK_aQAApytr.jpg
31
:
名無しさん
:2025/02/28(金) 23:40:05 ID:UOLPkYlw0
ヒデオー
32
:
◆MxHvQqijkA
:2025/03/05(水) 22:16:56 ID:4WvXHoIA0
https://pbs.twimg.com/media/GlR5QbdXMAAyW5m.jpg
(´・ω・`) 「うおおおおおおおお出張だああああああ!!!!」
ξ゚⊿゚)ξ 「私ここんとこずっと出てないよね?」
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