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( ^ω^)('A`)(´・ω・`)夕陽の欠片のようです
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ラノブンピック参加作品です。
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( ^ω^)('A`)(´・ω・`)夕陽の欠片のようです
♪ /⌒ヽ ∧_∧
(^ω^ ) (´・ω・`) ∞
と つ ('A`) と つ ♪
( (⌒) v( )7 ( (⌒) @
ヽ、,_,) < ヽ ヽ、,_,) ヽ|ノ,,
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[現在の装備一覧]
―――――――――――――
( ^ω^)ブーン
―――――――――――――
右手:ポテチ(コンソメ)
左手:コーラ
頭 :なし
体 :麻の服
足 :なし
他 :なし
―――――――――――――
―――――――――――――
('A`)ドクオ
―――――――――――――
右手:ポテチ(のり塩)
左手:メロンソーダ
頭 :なし
体 :布の服
足 :なし
他 :なし
―――――――――――――
―――――――――――――
(´・ω・`)ショボン
―――――――――――――
右手:レモンソーダ
左手:ポテチ(サワークリーム)
頭 :なし
体 :ローブ
足 :なし
他 :なし
―――――――――――――
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( ^ω^)('A`)(´・ω・`)「カンパーイ!」
チンッと涼やかな音を立ててグラスがぶつかり合った後に、氷がカラカラと崩れて喉を鳴らす音が続いた。
ポタリと落ちたのはグラスについた水滴だったのか、それとも誰かの汗だったのか。喉を通り抜ける冷たさの前では些末なことだった。
一気に飲み干してからグラスを置いておかわりを注ぎ、めいめいポテチの袋を開けて口に頬張る。
( ^ω^)「ゲッフゥ〜…コーラとポテチは最高だおっ!」
(´・ω・`)「ブーン、ちょっと行儀が悪いよ。グフッ、おっと失礼」
('A`)「気心知れた男同士なんだから気にすんなよ。ゲエェ〜ップ」
( ^ω^)「そうだお。今日は女子がいないんだから、ちょっとくらい大目に見てお」
(´・ω・`)「僕がゲップしちゃったことを内緒にしてくれるなら目を瞑るよ」
(‐A‐)「チクるメリット皆無なんだよなぁー」
( ‐ω‐)「ツンに知られたら殴られちゃうおね」
( ‐ω‐)(‐A‐)(´‐ω‐`)「……」
いつも五人で過ごしていたブーン達だったが、今日はツンとクーは女子会をすると言って別行動をしている。
残された三人は「それならば自分達は男子会をしよう」と、ブーンの部屋でジュースとポテチを頬張りながらダラダラしていた。
リモコンを手に取ってテレビをつけると、CMの後に『ラノブンピック後半戦!最後に笑うのは誰だ!?』と表示される。
( ^ω^)「おっ、始まったおー」
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(´・ω・`)「前半戦の絵師達の戦いは壮絶だったね。始めから終わりまでずっとドキドキしっぱなしだったよ」
( ^ω^)「後半戦も絵師達は、いつ自分の絵が使われるか気が気じゃないおね」
('A`)「上手すぎる絵に歯噛みしながら、面白い話を書かなくてはいけない二刀流はキツそうだ。俺なら死にたくなる」
(´・ω・`)「作者だって絵の魅力を殺さないよう心を砕かなくてはいけないから、決して楽ではないはずだよ」
( ^ω^)「僕達も視聴者として感想を書いたり投票をしようお」
('A`)「投票は文章だけじゃなく、絵でも出来るところがいいよな」
あれこれと話している間も画面は目まぐるしく変わっていき、『またみてね!』の文字を捉えた後、ブーンはリモコンのスイッチを切った。
火照った体がジュースによって冷やされ、高揚した気持ちが落ち着いた三人は何となしに手元のグラスに視線を向けた。
(´・ω・`)「ブーン、ちょっとトイレ借りるね」
( ^ω^)「いいおー」
('A`)「俺は氷おかわり」
( ^ω^)「冷凍庫から好きなだけ使っていいお」
('A`)「サンキュー」
ショボンとドクオが退室して静かになった部屋で、ブーンはグラスの中ではじける泡を見つめていた。
どこからかニュッニュッゼミの鳴き声が聞こえてくる。
( ´ω`)(ツン達は今頃どうしてるんだろうお。楽しんでるのかお?)
幼い頃からいつも五人でいたのに、大きくなるにつれて別行動をする日が増えたことにブーンは寂しさを感じていた。
いつだったか口に出してしまった時に、「大人になるってそういうことだ」と皆が頷いていて、寂しさがより深まったことを思い出す。
( ´ω`)(僕だけが子供のままで、皆大人になっちゃうんだおね…)
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<クックルドゥドゥドゥー!
(^ω^ )彡「おっ?」
声のする方に目を向けると、開け放たれた窓から手紙を咥えたクックルが飛び込んで来て、翼をはためかせて降り立った。
クックルは大型鳥のモンスターだが、厳つい見た目に反して心優しい友好的な種族である。
様々なものを運んでお礼の品を受け取ることによって、人と共存している。
( ^ω^)「クックル便ですかお、ご苦労様ですお。どうぞお座りくださいお」
ブーンは立ち上がって手紙を受け取って椅子を勧めて座ってもらい、新しくポテチの袋を開けて差し出した。
そこへグラスを二つ持ったドクオが、一方にストローを挿してクックルに渡す。
('A`)「暑い中ご苦労さん。メロンソーダ飲んでくれ」
(*^∋^)「ゴクック、ゴクック」
クックルは喉を鳴らして嬉しそうにメロンソーダを飲み、ポテチを数枚つまんでから急に立ち上がって慌て始めた。
∩( ;゚∋゚)⊃「クックルクック!」アタフタ
( ;^ω^)「えっ、何だお?嫌いな味だったのかお?」
('A`;)「どうした、どうした」
クックルは人語を理解するが、クックルの言葉を理解出来る人間は少ない。
クックルの言葉が分からない二人は動揺することしか出来ずにいた。そこへようやく戻って来たショボンが助け船を出す。
(´・ω・`)「手紙を読めって言ってるんじゃない?」
( ;゚∋゚)) コクコク
-
( ^ω^)「おっ、合ってるみたいだお。ありがとうお、ショボン」
(´・ω・`)「どういたしまして。手紙なんて珍しいね、誰から?」
( ^ω^)「えっと、差出人は…クーだお。何かあったのかおね?」
四つ折りにされただけの小さな紙を広げて読み進めるブーンの瞳が、驚愕に見開かれたのちに潤んでいく。
( ;ω;)「――ツーン!!」
( ゚∋゚)('A`)(´・ω・`)「!?」
( ;ω;)「おーんおーん、[ブーンするお]!!」
ブーンは周りに目もくれずに、しゃくり上げながら両腕を広げ、開け放たれた窓から裸足のままで飛び出した。
みるみるうちに遠ざかっていく背中を見て、ドクオは慌てて叫んだ。
('A`;)「ちょ、馬鹿!クックル俺を運んで!ショボンはケア頼む!」
( ;゚∋゚))「ドゥドゥ!」コクコク バササッ!
(´・ω・`)「了解!」
常に手の届く場所に置いている縄を引っ掴んでドクオはクックルの背中に飛び乗った。
全速力でブーンを追いかけて間合いを詰めていくクックルの背中で、ドクオは振り落とされないようバランスを取りながら縄を構えた。
( A )「ブーン悪い![首吊ッテシネ]!」
先端を輪っかにした縄をブーン目掛けて投げつけて首に引っかけると、輪が締まってブーンの首を締め付ける。
∑( ; ゚ω )「うっ!?」ガクッ
( A )「ショボン回復!」
-
(´・ω・`)「任せて。[お薬増やしておきますねー]」
遅れて駆けてきたショボンが薬箱を開けて、ブーン目掛けて二つの薬を投げつけた。
背中に薬の直撃を受けた後ゆっくりと瞼を閉じて力なく崩れ落ちていくブーンの体を、ショボンが駆け寄って抱き止める。
( ‐ω‐)zzz
(´・ω・`)「傷薬と睡眠薬を投与しておいたよ」
('A`)「サンキュー。クックル、俺達をブーンの部屋まで運んでくれ」
( ;゚∋゚)) コクコク
クックルは背に三人を乗せて急いでブーンの部屋へと戻り、すぐにブーンを降ろしてベッドに寝かせた。
ショボンが触診している姿を潤んだ瞳で追うクックルに気付き、ドクオは安心させるように声を掛ける。
( ;゚∋゚)「クルル…」
('A`)「薬で眠らせてるだけだから心配すんな」
(´・ω・`)「うん、大丈夫。クックルありがとう。後は僕達が看るからクックルは仕事に戻って」
二人はクックルにありったけのポテチとジュースを持たせて、何度もこちらを振り返るクックルに手を振って見送った。
クックルの姿が見えなくなってからベッドを覗き込むと、ブーンは穏やかな寝息を立てたまま眠り続けている。
ショボンは固く握られたブーンの指をそっと広げて、くしゃくしゃになった手紙を取って皺を伸ばしてから目を通す。
( ‐ω‐)zzz
('A`)(´・ω・`)「……」
《 ツンが魔物に攫われた。すぐに後を追ったが見失ってしまった。すまない。奴が飛んで行った西の方角へ向かってみる。 クー 》
(‐A‐)(´‐ω‐`)「……」
( ‐ω‐)zzz
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――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
〜 モンスター図鑑 〜
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
( ゚∋゚)クックルドゥドゥドゥ
……………………………
様々なものを配達して対価を得ることで人と共存している種族。
会話は出来ないが、こちらの意図を汲んでよく働いてくれる。
粗末な扱いをするとボコボコにされる。食べるなんてとんでもない。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
〜 アイテム解説 〜
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
クーの手紙
……………
メモ用紙を四つ折りにした手紙。走り書きの文字はいつもより少し乱れている。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
〜 技解説 〜
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
( ^ω^)[ブーンするお]
…………………………
自分:両腕を広げて技名を叫ぶと移動速度がUPする。ちょっと宙に浮くことも出来る。
単・複攻:広げた腕で敵を攻撃することが出来る。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
('A`)[首吊ッテシネ]
…………………
単攻:縄を投げて敵の首を絞めて気絶させる。引っかける場所があれば吊ることも出来る。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
(´・ω・`)[お薬増やしておきますねー]
…………………………………………
単・全回:投薬により味方を回復する。薬の種類によって様々な効果を得られる。
単・全攻:投薬により敵を攻撃する。薬の種類によって様々な効果を与える。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
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( ^ω^)('A`)(´・ω・`)<つづく
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期待
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好きだぞ
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( ‐ω‐)zzz
('A`)(´・ω・`)「……」
( ‐ω‐)「…ツン」
('A`)(´・ω・`)「!」
( ´ω`)「お…」パチッ
ツンの名を呼んで目を覚ましたブーンに二人はそっと声を掛ける。
(´・ω・`)「ブーン具合はどう?痛いところはない?」
('A`)「首締めっちまってごめんな」
( #`ω´)「僕のことなんかどうでもいいお!どうして止めたんだお!」
('A`)「裸足で飛び出して、手ぶらでどうするつもりだったんだよ」
( #`ω´)「それを言ったらツンとクーだって軽装のまんまだお!」
('A`)(´・ω・`)「!」
その日の朝、五人は一度顔を合わせていた。
普段は豪奢なドレスに身を包んでいるツン達だが、城下町で買い物をする時は庶民と同じような軽装をする。
涼しげなワンピースにヒールの低いサンダルを身に着けた二人がクルリと回って見せた後、三人で目一杯褒めちぎった。
満足げに笑いながら女子会を開始した二人の背中を見送ったことを、三人はつい先程のことのように思い出していた。
( ;ω;)「二人共お洒落したのに、今頃傷だらけになってるかもしれないお…」
( ;ω;)「うう…ツン、クー…」
-
ドンドンドン!
<お前達居るか!?
(;ω; )('A`)(・ω・` )彡「!?」
ブーンは布団をはね除けてベッドから飛び降りて、先に駆け出した二人を追った。
玄関のドアを開けた三人の前に懐かしい顔が現れる。『サスガ』と名付けたクックルと共に世界各地を飛び回っているフーンである。
No.101 https://f.easyuploader.app/eu-prd/upload/20200318142952_317a6c3735494b6a4967.jpg
( ´_ゝ`)「よう、久し振りだな」
( ゚∋゚)「ドゥドゥ!」
( ^ω^)('A`)(´・ω・`)「フーンさんとサスガ!」
(´・ω・`)「お久しぶりです。いつこちらに戻って来られたんですか?」
( ´_ゝ`)「ついさっきだ。姫様が攫われたと聞いて飛んで帰ってきて、王に謁見をしてきたところだ」
( ´ω`)「お…」
( ´_ゝ`)「ブーンお前、相変わらず泣き虫なんだなぁ。涙の跡が残ってるぞ」
表情を曇らせたブーンの頬に手を添えて、親指で頬を擦りながらフーンは柔らかく微笑み、ブーンはくすぐったさに目を細めた。
( ´_ゝ`)「兵士達がツンとクーを探してる。俺もこれから探しに行く」
( ´_ゝ`)「お前達サスガの背に乗れ。王にお前達を連れてくるよう言われてるんだ」
( ^ω^)('A`)(´・ω・`)「分かりました!」
-
三人はフーンの後ろに乗り込んで前の人のお腹に手を回してしっかりとしがみついた。
後方を確認してからフーンはサスガに指示を出し、サスガは頷いて全速力で城へと駆け出した。
( ´_ゝ`)「しっかり捕まってろよ。サスガ、城まで頼む」
( ゚∋゚)「ドゥドゥ!」ザッザッザッザッ
程なくして城門前に到着し、四人はサスガの背から降りて門番の元へと足早に歩を進めた。こちらに気付いた門番が一礼をする。
(∵兵)「フーン様、ご苦労様です」
( ´_ゝ`)「三人の案内を頼む」
(∵兵)「かしこまりました」
( ´_ゝ`)「おっとそうだ、忘れるところだった。これを渡すよう頼まれていたんだった」
そう言ってウエストポーチから小さな木の塊を取り出して、一番近くにいたドクオの手に握らせる。
親指程の小さな木は小枝を加工したものらしく、斜めに切り込みが入っており中は空洞になっている。
('A`)「何ですかこれ?」
( ´_ゝ`)「[クックルの呼び笛]だ。今日手紙を届けたクックルがいただろう。えらく心配していてな、何かあったら呼んでくれと言っていた」
(´・ω・`)「これがクックルの呼び笛…」
クックルの呼び笛はクックル族にしか作れない特別なもので、クックルによって音色が違う。
誰かの力になりたいと思った時に笛を贈り、一吹きするだけでどこにいても駆けつけてくれる。
以前フーンにそう教えられたことを思い出して、三人は目頭が熱くなるのを感じていた。
( ´_ゝ`)「笛を贈られるなんて滅多にないことなんだ。無くしたりするんじゃないぞ」
( ^ω^)('A`)(´・ω・`)「はい、大切にします」
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( ´_ゝ`)「お前達も二人を捜しに行くんだろうが、くれぐれも無茶はするなよ。困ったら大人に頼るんだぞ」
( ^ω^)('A`)(´・ω・`)「分かりました!」
( ´_ゝ`)「いい返事だ。それじゃ俺達は先に行くよ。行くぞ、サスガ!」
( ゚∋゚)「ドゥドゥ!」バサバサッ
( ^ω^)('A`)(´・ω・`)「行ってらっしゃい、お気を付けて!」
サスガの背に飛び乗って風を切って飛んで行くフーンの背中は、すぐに空に溶けて見えなくなった。
手を振り続ける三人に門番がそっと声を掛けてくる。
(∵兵)「それでは君達も参りましょうか。王様と王妃様がお待ちかねですよ」
( ^ω^)('A`)(´・ω・`)「はい!」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
〜 アイテム解説 〜
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
クックルの呼び笛
……………………
クックルから贈られた手作りの笛。一吹きするとクックルが飛んで来て力を貸してくれる。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
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( ^ω^)('A`)(´・ω・`)<つづく
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続きモンか期待
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夕陽の欠片は一旦保留にして先に書き終えたものを投下します
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( ,' 3 )るんるんルンちゃん〜あやめの季節〜のようです
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( ,' 3 )「ただいまー。あー婦人会疲れたわぁ」
シ――ン
( ,' 3 )「ゆう君?…いないのかしら」
<ははは ははは
( ,' 3 )「何だいるじゃないの。ゆう君ーただいま帰りましたよー」
No.26 https://f.easyuploader.app/eu-prd/upload/20200318142358_7a333976467243753872.jpg
| ^o^ |「ははは ゲーム おもしろいです」ピコピコ
( ,' 3 )「……」
| ^o^ |「ラーメンが のびるまえに おとどけしなくては いけないんです」カチカチ タタタン
( ,' 3 )「……」
| ^o^ |「ほうちょうを さっとよけて おっと バラのとげが ささってしまいました くやしい」カカッ タッタンッ
( ,' 3 )「……」
| ^o^ |「ちくわには けっして まけはしない」ヒュン ヒュン ヒュン ヒュン
( ,' 3 )「……」
| ^o^ |「これで よけたちくわは 99ほん 100ぽんまであとひといき」スリミーッ
( ,' 3 )「……」
| ^o^ |「ちくわマスターに ぼくはなる」チクワッ チクワッ
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((#。゚ 3 .))「やっっっかましいわっっ!!!!!!!!」
∑| ^o^ |「!?」
| ^o^ |「どうしましたか ルンちゃん かおがこわいですよ おかえりなさい」
(#。゚ 3 .)「起きてからず――っっとピコピコばっかりして!!!!」
(#。゚ 3 .)「着替えなさいって言ったのに何でまだパジャマなの!!!!」
| ^o^ |「おや もうおひるでしたか つい むちゅうになって しまいました」
(#。゚ 3 .)「朝ご飯の片付けもしないで!お茶碗カピカピでしょ!!」
| ^o^ |「みずに つけておけば だいじょうぶでしょう」
(#。゚ 3 .)「お風呂は洗ってくれたのっ!?!?」
| ^o^ |「まだです」
(#。゚ 3 .)「お花の水やりは!?!?」
| ^o^ |「まだです」
(#。゚ 3 .)「そうでしょうね!!!!」
| ^o^ |「ぜんぶ おひるごはんのあとに やりますよ」
(#。゚ 3 .)「大体あなたっていっつもそうなの!あれをあれしてあれしなさいって言ってるのに全っ然しない!!」
| ^o^ |「そんなひも あります たまたまです」
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(#。゚ 3 .)「あの時だってあれがあれになるからやめてって言ったのに聞かないからあれになったでしょ!!」
| ^o^ |「そんなことも ありましたね」
(#。゚ 3 .)「なに他人事みたいに言ってんのよっ!!!!」
| ^o^ |「ごめんなさい」
(#。゚ 3 .)「適当に謝れば済むと思って!!あたしばっかり割に合わないわ!!!!」
| ^o^ |「てきとうじゃ ないですよ」
(#。゚ 3 .)三「付き合いきれないわ!アトリエに行く!!」
| ^o^ |「ルンちゃん おひるごはんは」
(#。゚ 3 .)「いらない!!!!」
| ^o^ |「ぼくのごはんです」
(#。゚ 3 .)「勝手に食え!!!!!!」
| ^o^ |「ひとりは さみしいです」
(#。゚ 3 .)「知らん!!!!」
(#。゚ 3 .)三三 ダッシュ!!
ドア|彡バーンッ!!!!
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感情を爆発させろ!
\ ヽ | / /
_ /|
 ̄ λノ ヽノし― ̄
_ ノ ,,..,,,,_ ( _ グアアアアアアアアア
― ̄((#。゚ 3 .) フ ―_
) c/ つ (
( | | く キエエエエエエエエ
>(ノヽ) ノ
やり場のない怒りと悲しみを!
\ ヽ | / /
_ /|
 ̄ λノ ヽノし― ̄ _____
_ ノ ,,..,,,,_ ( _ / //
― ̄((#。゚ 3 .) フ ―/ //
) c/ つ〓∋/ //
( | | く  ̄// ̄\\
>(ノヽ) ノ // \\
ぶちまけろ! ぶちまけろ!
ぶちまけろ! .|!
、 ,从 /
三 ,,..,,,,_ ドカッ ,,..,,,,_ミ∩ バン _ ,ノ `ー,
三(#。゚ 3 .)⊃バシッ (#。゚ 3 .)ノ バンッ ) r'  ̄
三/つ / ⊂ / '´⌒Y ドカ―ン
/ i
(#。゚ 3 .)「グオオオオオオオオオオオ」
-
アイム ヒステリック バアちゃん!
ヒステリック バアちゃん!
、 ,从 /
三 ,,..,,,,_ ガッシ ,,..,,,,_ミ∩ ベシ _ ,ノ `ー,
三(#。゚ 3 .)⊃ボカッ (#。゚ 3 .)ノ ベシッ ) r'  ̄
三/つ / ⊂ / '´⌒Y ズカ―ン
/ i
(#。゚ 3 .)「ヌオオオオオオオオオオオ」
\ ヽ | / /
_ /| ババ――ン!!
 ̄ λノ ヽノし― ̄ _____
_ ノ ,,..,,,,_ ( _ / #;//
― ̄((#。゚ 3 .) フ ―/| ^o^ | //
) c/ つ〓∋/** //
( | | く  ̄// ̄\\
>(ノヽ) ノ // \\
( 。゚ 3 .)ハアッ ハアッ ハアッ…
( 。゚ 3 .)「完成だ…」
( 人3 )「ううっ…」グスッ
No.55 https://f.easyuploader.app/eu-prd/upload/20200318142626_47396a734e4957324275.png
( 人3 )(結局あたしは)
( 人3 )(ゆう君のほほえみを描くことしか出来ないのね)
( 人3 )(あたしって本当に馬鹿ね…)
-
コンコン
⌒*リ´・-・リ「おばあちゃん、ただいま。…入るね」
No.58 https://f.easyuploader.app/eu-prd/upload/20200318142643_6246484a303639753842.jpg
( ,' 3 )「リリちゃんお帰り。何だい、その刀でおばあちゃんを斬りに来たのかい?」
⌒*リ;´・-・リ「えっ!?違うよぉ…。これは部活の小道具だよぉ」
( ,' 3 )「そうかい。今度はどんなお芝居をするんだい」
⌒*リ´・-・リ「『セーラー服と日本刀』っていう劇でね、セーラー服を着た女の子達が日本刀で戦うの」
⌒*リ´・-・リ「わたしは狐のお面を着けた椿姫の役なんだ。文化祭でやるから観に来てね」
( ,' 3 )「それは楽しみだねぇ!おばあちゃん死んでも観に行くからね!!」
⌒*リ;´・-・リ「死なれちゃ困るよぉ…。おじいちゃんと一緒に来てね」
⌒*リ´・-・リ「そうだ、おじいちゃんからお手紙を預かっているの。はい」
( ,' 3 )(読みたくないなぁ…。でも、リリちゃんを悲しませたらババアがすたるってもんだわね)
( ,' 3 )「ありがとうリリちゃん。どれどれ…えー『ルンちゃんへ』」
⌒*リ;´・-・リ(えっ、音読するの!?わたし聞いちゃっていいのかなぁ)
-
,,..,,,,_
( ,' 3 / ̄/ ̄/ <ルンちゃんへ
( 二つ / と)
| | ̄ ̄ 人⌒ヽ
(・リ )⌒ ……
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ルンちゃんへ
ルンちゃん、怒らせてしまってごめんね。ルンちゃんが僕を叱ってくれるからつい甘えてしまいます。
明日から毎日僕が家事をやります。ルンちゃんはゆっくり休んで、大好きな絵を描いて過ごしてください。
ルンちゃん、お腹は空いていませんか。ルンちゃんの大好きなあんみつを作ったら食べてくれますか。
白玉と寒天をたくさん作りました。是非おかわりしてほしいです。
これからあやめを摘んできます。あやめを見ながら一緒に食べましょう。
ゆうたろうより
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
-
( ,' 3 )「……」
⌒*リ´・-・リ「だからおじいちゃん、一生懸命お団子を丸めていたんだね」
( ,' 3 )「リリちゃん、おばあちゃんと一緒にあんみつに乗せるアイスを買いに行かないかい?」
⌒*リ´・-・リ「行かないよぉ」
∑( 。゚ 3 .)「どうしてぇ!?パーゲンダッツよぉ!?」
⌒*リ´・-・リ「おばあちゃん、わたしはプーパーカップ派だよぉ」
( ,' 3 )「プーパーカップでもなにカップでも買ってあげるよ。売り場のアイスは全部リリちゃんのものだよ」
⌒*リ´・-・リ「そんなにいらないよぉ。わたしはあやめを生けているから、おじいちゃんと二人で行って来て」
( 人3 )「そんな…二人きりでお出掛けなんて恥ずかしい…」
⌒*リ´・-・リ「おじいちゃんと仲直りをして、いつもの仲良しな二人が見たいなぁ」
( ,' 3 )「リリちゃんがそう言うなら、おばあちゃん頑張る」
⌒*リ´・-・リ「その意気だよぉ」
( ,' 3 )「お洒落してお化粧直さなくちゃ。どの服がいいかしら…リリちゃん選んでくれるかい」
⌒*リ´・-・リ「うん、ふふっ」
おわり。お借りした絵はNo.26、55、58です。ありがとうございました!
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乙でつ
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打ち上げ花火がパッパラパーのようです
ボツにしようか迷った未完4作を花火と共に打ち上げます。
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**1発目:( ´_ゝ`)合法姉パイのようです**
No.89 https://f.easyuploader.app/eu-prd/upload/20200318142912_44594641744752545947.jpg
( ;´_ゝ`)「…えっ?」
∑( ; ゚_ゝ゚)「俺は兄者じゃなくて姉者だったって!?」
( ´_ゝ`)「マジか…」
( *´_ゝ`)「マジかぁー」
( ´_ゝ`)「こうしちゃいられねぇ!」
ヌギヌギ ポイッ
( *´_ゝ`)「うひょおおおおお!このふたつの膨らみは正しくおっぱい!」
( *´_ゝ`)「合法姉パイだ!うひょおおおおおおおおおお!!!!」
( *´_ゝ`)「フヒヒ、これは揉むしかありませんなぁ〜」フニョン
( *´_ゝ`)「おお…手の平にしっとりと吸い付いてとっても柔らかい…マシュマロと言われるだけのことはある」モミモミ
( * ゚_ゝ゚)「俺だけのために存在している!俺にしか揉むことの出来ないおっぱい!」モミモミモミモミ
( * ゚_ゝ゚)「さよなら兄者の俺ぇ――!!ちんこは名残惜しいがおっぱいにゃ敵わね――!!」ハァハァ モミモミ
( * ゚_ゝ゚)「ようこそ姉者の俺ぇ――!!いっぱい可愛がってやるからなぁ――!!」ハァハァ モミモミ
( * ゚_ゝ゚)「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」ハァモミハァモミハァモミハァモミ
-
スパパパパンパン!!!!
∩(´<_`# )
∑( ゚_ゝ゚(☆ミ⊃
スパパン゚パン!!!!
∩(´<_`# )
∑( ゚_ゝ゚(☆ミ⊃
\目を覚ませ兄者ぁ!/
∧∧ ∩ ∩_ ・∵’、
( #)/ ⊂/"´ ノ )
⊂ ノ / /vV
( ノ し'`∪
(ノ
.
-
|
| @@
|#_、_@
| ノ`)
| \
| ) ヌッ
|
@@@
@#_、_@
( ノ`) <朝から何騒いでんだい
/ mn \
〈 (n ̄)ィ )
ヽ(ソヽL/ ノ ギリギリ
グリィ /|\_/ ∩_ ・∵’
〈 | | \ ⊂/"´ ノ ) <何故俺まで!とばっちりだ母者ぁ!
V ノ \ \ / /vV
/ ∧ ヽ | し'`∪
/ヽ/ /_) | |
L_/ ∧_∧/⌒i( ヽ
ヽ(; ゚_ゝ゚)ノ| | \_)
/ ノ ノっ しミ> <母者!折れりゅ!折れちゃううううううぅ!!
〈  ̄ ̄メ ))
 ̄ ̄ヽ`つて バンバン
)/vヽ(
.
-
グスッ(#::#)_ゝ;)「ごめんなさい」(;<_(#::#)グスッ
@@@
@#_、_@
( ノ`) 「喧嘩した理由を言いな」
(;<_(#::#)「兄者が寝惚けて俺の金玉を揉んだんだ。痛かった」グスッ
@@@
@#_、_@
( ノ`) 「そうかい。オリョナイン塗っておきな」
(;<_(#::#)「トイレで塗ってくる…」グスン
@@@
@#_、_@
( ノ`) 「アンタは?」
(#::#)_ゝ;)「俺は兄者じゃなくて姉者なのに、姉パイがなくなっちゃったんだ」グスッ
@@@
@#_、_@
( ノ`) 「ほお〜…」
-
@@@ (ミヽ <あねぱいって何だい?
@#_、_@_|_|
( ノ`) __ヽ <意味不明な言葉を使うんじゃないよ
(~0/ / / ノ
| | /\ / /⌒ヽ
|_/ / ̄ ̄ `/ /-、
( __ / / )
\ \ /(__)∨
/ / | E)_ノ <ぎゃああああああああああああ
/ /| | |
(__)し(__)
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※☆★― し'と O⌒とノ⌒ヽω^)つ―★☆※ ⌒★〟
∵☆* ゝ つ^ω^(^ω^ )ノ☆°°*☆∵ *
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**2発目:ξ゚⊿゚)ξ「ナイトウ」「ツン」(^ω^ )**
No.138 https://f.easyuploader.app/eu-prd/upload/20200323004017_58627674426130346135.png
#
(^ω^ )「ツン、初めましてだお」
ξ゚⊿゚)ξ「ツン、初めましてだお」
(^ω^ )「おっ、喋ったおー」
ξ゚⊿゚)ξ「おっ、喋ったおー」
(^ω^ )「君の名前はツンだお。そして、僕はナイトウだお」
ξ゚⊿゚)ξ「君の名前はツンだお。そして、僕はナイトウだお」
(^ω^ )「ツン」
ξ゚⊿゚)ξ「ツン」
(^ω^ )「ナイトウ」
ξ゚⊿゚)ξ「ナイトウ」
(^ω^ )「鸚鵡返しは基本だけども、それしか出来ないように作った覚えはないお」
ξ゚⊿゚)ξ「そうね」
(^ω^ )「これからよろしく」
ξ゚ー゚)ξ「こちらこそ」
-
#
(^ω^ )「体の調子はどうだお?ちょっと動いてみてお」
ξ゚⊿゚)ξ ∩゚ー゚)ξ ξ゚⊿‐)ξ ξ‐⊿゚)ξ
(( ⊂ ⊃ ノ ,⊃ ((⊂、 ⊃゙((⊂ ⊂|
(( ⊂,,, |゙ ((( ,,_,,⊃゙ ((⊂,,,_,, ) (( | _,,⊃))
∪,, ヽ_),, (_/, ヽ_),,
(^ω^ )「どこか動かしにくいところはあるかお?」
ξ゚⊿゚)ξ「ないわ」
(^ω^ )「そうかお。僕はこれから寝るから、漫画でも読んでいてくれお」
ξ゚⊿゚)ξ「漫画」
(^ω^ )「こういう風に紙を束ねたものだお。絵と文字で色々なものが描かれているから、漫画を読めば大概のことは分かると思うお」
ξ゚⊿゚)ξ「そう」
(^ω^ )「まあ、追々覚えていけばいいお」
ξ゚⊿゚)ξ「分かったわ」
(^ω^ )「それじゃ僕は寝るお」
ξ゚⊿゚)ξ「おやすみなさい」
(^ω^ )「おやすみなさい」
-
#
ξ゚⊿゚)ξ「ナイトウ、ナイトウは苗字なんでしょう?下の名前は何て言うの?」
(^ω^ )「内緒だお。ツンにはまだ早いお」
ξ゚⊿゚)ξ「いつになったら教えてくれるの?」
(^ω^ )「冬になったら」
ξ゚⊿゚)ξ「今は?」
(^ω^ )「夏だお」
ξ゚⊿゚)ξ「そう。約束よ」
(^ω^ )「うん」
ξ゚⊿゚)ξ「絶対よ」
(^ω^ )「うん」
-
#
ξ゚⊿゚)ξ「どうして私の名前はツンなの?」
(^ω^ )「胸がツンとするからだお」
ξ゚⊿゚)ξ「ツンとするのは鼻じゃないの?」
(^ω^ )「鼻もするけど、真っ先にツンとするのは胸の奥なんだお」
ξ゚⊿゚)ξ「私もツンとすることが出来るかしら」
(^ω^ )「きっと出来るお」
ξ゚ー゚)ξ「楽しみね」
(^ω^ )「そうかお」
(^ω^ )「…そうだおね」
ξ゚ー゚)ξ「ええ」
-
#
ξ゚⊿゚)ξ「ナイトウ、どうして私は言葉を話せるの?」
(^ω^ )「僕以外の音が聞きたかったからだお」
ξ゚⊿゚)ξ「風音や雨音じゃ駄目なの?」
(^ω^ )「駄目だお。僕以外の音と話したいんだお」
ξ゚⊿゚)ξ「作り物の音でもいいの?」
(^ω^ )「ツンが音を出すための器官は僕が作ったものだけど、そこから発せられる音はツンが考えて出したツンだけの音だお」
ξ゚⊿゚)ξ「そう」
(^ω^ )「僕は君の音と話が出来ることがとっても嬉しいんだお」
(^ω^ )「ツン、沢山話をしようお。僕が壊れてしまうまでに、ずっとずっと話そうお」
ξ゚⊿゚)ξ「ナイトウがそう望むのなら、いいわよ」
(^ω^ )「ありがとう」
ξ゚ー゚)ξ「どういたしまして」
-
#
ξ゚⊿゚)ξ「ナイトウ、ナイトウ以外に人間はいないの?」
(^ω^ )「ツンは僕以外の人と話したいのかお?」
ξ゚⊿゚)ξ「興味はあるわ」
(^ω^ )「そうかお」
(^ω^ )「あの星の向こうにいるお。いつか行ってみるといいお」
ξ゚⊿゚)ξ「ナイトウも一緒よね?」
(^ω^ )「僕は恐がりだから、いいお」
ξ゚⊿゚)ξ「そう。それなら、ナイトウが壊れた後にするわ」
(^ω^ )「そうするといいお」
(^ω^ )「それまでに一人でメンテナンス出来るようにならないとね」
ξ゚⊿゚)ξ「分かったわ。頑張るから、よろしくね」
(^ω^ )「任せてお」
(^ω^ )「ツン」
ξ゚⊿゚)ξ「なに?」
(^ω^ )「…ううん」
-
#
(^ω^ )「ツンは僕の直し方を知らないんだから、壊しちゃ嫌だお」
ξ゚⊿゚)ξ「直し方を覚えたら壊してもいいの?」
(^ω^ )「換えの部品がないから駄目だお。部品があっても直らない場合もあるしね」
ξ゚⊿゚)ξ「ふうん、不便ねぇ」
(^ω^ )「そうなんだお。人間ってとっても不便で脆いんだお」
ξ゚⊿゚)ξ「いつになったら壊してもいいの?」
(^ω^ )「ツンは僕を壊したいのかお?」
ξ゚⊿゚)ξ「いいえ。ナイトウの軸を見てみたいの。私と同じく真っ白なんでしょ?」
(^ω^ )「そうだお。軸が同じなら君が安心すると思ってそうしたんだお」
ξ゚ー゚)ξ「ありがとう」
(^ω^ )「軸を見るなら、僕が壊れた後に好きなだけ見ていいお」
ξ゚ー゚)ξ「約束よ」
(^ω^ )「うん」
-
#
ξ゚⊿゚)ξ「ナイトウ、空から埃が落ちてくるわ」
(^ω^ )「埃?……ああ、これは雪だお」
ξ゚⊿゚)ξ「雪」
(^ω^ )「雪」
ξ゚⊿゚)ξ「漫画と違うわ」
(^ω^ )「まあ、あれは漫画的表現だからね」
ξ゚⊿゚)ξ「ふぅん。あんまり綺麗じゃないのね」
(^ω^ )「積もった雪はキラキラして綺麗だお」
ξ゚ー゚)ξ「そう。積もるのが楽しみね」
ξ゚⊿゚)ξ「雪が降っているということは、今は冬よね。あなたの名前を教えて」
(^ω^ )「まだ早いお」
ξ゚⊿゚)ξ「この冬ではないの?」
(^ω^ )「うん」
ξ゚⊿゚)ξ「そう。残念ね」
(^ω^ )「ごめん」
ξ゚⊿゚)ξ「いいえ」
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**3発目:川 ゚ -゚)「明日、もし」のようです**
1.素直クール
川 ゚ -゚)「行ってきます」
洗濯物を干す母に声を掛け、母の口が『行ってらっしゃい』と動いた後に、目を合わせて頷いてから玄関へ向かった。
下駄箱の上に備え付けられた鏡に自身を映して身だしなみを整え、ヘッドホンを装着して家を出る。
ノ◎|゚ -゚) スチャ
∩ )
ノ◎|゚ -゚) ♪
No.74 https://f.easyuploader.app/eu-prd/upload/20200425013945_35494e5535524246446d.jpg
ノ◎|゚ -゚)(ヘーッドホンを着けーたら 世界から切り離ーされる♪)
ノ◎|゚ -゚)(私は人の形をした 肉の塊になる♪)
バス停へと歩を進める私の頭の中では、誰も知らない私だけの音楽が流れている。
音楽といっても私自身は歌うことも演奏することも出来ず、ただ反芻するのみだ。
ノ◎|゚ -゚)(息をして生きてーいる それだけで恵まれてるのに♪)
ノ◎|゚ -゚)(理屈じゃない後ろーめたさ 胸を締めーている♪)
-
声は出るし歌えないこともない。練習すれば楽器も扱えるようになる可能性はある。
けれど私は、そのどちらも行動に移すつもりはなかった。
『音楽』は『音』を『楽』しむと書くのに、私の音楽は楽しいものとは言い難いからだ。
ノ◎|゚ -゚)(明日もし耳が 聴こえなーくなってーも♪)
ノ◎|゚ -゚)(明日もし声が 出なくなーってーも♪)
ノ◎|゚ -゚)(後悔しないと言えるだろーうか♪)
No.27 https://f.easyuploader.app/eu-prd/upload/20200318142310_4674736f53654f66784c.jpg
頭の中の音楽は、暗闇の中を照らす明かりのようなものだ。
すくみ上がってしまう心を奮い立たせて、何食わぬ顔で周りに溶け込んで生きるために必要不可欠なものなのだ。
ノ◎|゚ -゚)(るるらーるるらー るらるらるるらー♪)
ノ◎|゚ -゚)(るるらーるるらー るらるらるらるー♪)
世の中には沢山の音が溢れていて、私の周りでは様々な音が当たり前のように散らばっている。
意味のある音として認識するまでに時間が掛かる私にとって、それはとても怖いことだった。
ノ◎|゚ -゚)(るっるーるー るっるーるー♪)
ノ◎|゚ -゚)(はあ――――――♪)
-
本来であれば私のような人間は、耳を露わにして聴き取りやすい状態にするべきたが、そうしないのは私のわがままに他ならない。
正確に音を受け取って正確な反応を返さなくてはいけないと気を張り続けるのは、とても疲れるからだ。
ノ◎|゚ -゚)(るるらーるるらー るらるらるるらー♪)
ノ◎|゚ -゚)(るるらーるるらー るらるらるらるー♪)
ヘッドホンは鎧であり壁である。ヘッドホンを着けていれば、「音楽に集中していて気付かなかった」と嘘を吐くことが出来る。
耳を露わにした状態で「聴き取れない」と告げるより、お互い不快感が少なくて済む。
だからこの嘘は必要な嘘だと私は考えている。
ノ◎|゚ -゚)(るっるーるー るっるーるー♪)
ノ◎|゚ -゚)(はあ――――――♪)
ノ◎|゚ -゚)(ららら♪)
こんな私だが少しだけ気になる音がある。今日はその音と話をしてみようと思う。
-
2.引屋ヒッキー
(-_-)(……あ)
遠目からも分かる彼女の立ち姿を捉えて、僕の背筋も自然と伸びた。
彼女とは知り合いでも何でもなく、通学に利用するバスが同じなだけで学校も違う。
会話はおろか目を合わせたことすらない彼女が気になるのは、バス停での凜とした佇まいが印象的だからだ。
No.42 https://f.easyuploader.app/eu-prd/upload/20200318142458_4a584e376c6e6b4b6844.jpg
始めは「綺麗な子だな」としか思わなかったが、彼女を視界に捉える回数が増えるにつれて徐々に気になるようになってきた。
特に目を引いたのは彼女の目だ。バスの到着を待つ眼差しが真剣過ぎるように見えたのだ。
バスに乗り込んで腰を下ろした後に、安堵の溜め息を吐く姿を何度も見かけたから気のせいではないと思う。
(-_-)(だからといって尋ねる機会はないけどね。僕みたいな奴が声を掛けたら通報されてしまう)
(-_-)(それ以前に、こんなことをグダグダ考えている時点でアウトなわけだけど)
ノ◎|゚ -゚)「すみません、隣いいですか?」
(-_-)「はい。あ、窓側どうぞ」
ノ◎|゚ -゚)「ありがとうございます」
川 ゚ -゚) スッ
⊃◎
川 ゚ -゚)「あの、少し話してもいいですか?」
(-_-)「僕でよければ、はい」
-
川 ゚ -゚)「その制服、VIP高ですよね?」
(-_-)「うん。そちらはシベリア高ですよね」
川 ゚ -゚)「そうです。あの、男子校ってどんな感じですか?」
(-_-)「女子と話すとプァブリーズの刑に処されます」
川;゚ -゚)「どういうことですか?」
(-_-)「教壇の横に磔用の十字架があって、そこに拘束されてプァブリーズをかけられるんです」
川;゚ -゚)「なんのためにそんなことを?」
(-_-)「うちの高校は女性に縁がない人の集まりだから、恐らく嫉妬だと思います」
(-_-)「でも、いい匂いになるだけだから大したことはないですよ」
川;゚ -゚)「大したことありますよ。誰かに見られたら困りますよね、ごめんなさい」
(-_-)「僕は平気だから気にしないで。そちらも変な校則ってあります?」
川 ゚ -゚)「うちは交際禁止くらいですよ」
(-_-)「普通はそうですよね」
ガタッ ドンッ
三((川 ゚ -゚)(-_-)))
-
川;゚ -゚)「ごめんなさい」
(-_-)「いえ、ここいつも揺れますよね。もう少し道が良かったらいいんですけど」
川 ゚ -゚)「座っているからまだいいですけど、朝からこの振動は堪えますよね」
(-_-)「立ってる時は転びそうになりますよね。――あっ」
(゚A゚)
/⌒ヽノヽ 三
⊂二( ゚ω゚ )二⊃ 三
川 ゚ -゚)「クラスメイト?」
(-_-)「うん。…あっ」
∥〜〜〜
∧_∧ ∥許さん/
(# ゚_ゝ゚ )∥〜〜〜
Σm9っ つ
川 ゚ -゚)「あの人も?」
(-_-)「うん」
川;゚ -゚)「プァブリーズの刑に処されてしまうの?」
(-_-)「うん」
-
川;゚ -゚)「ごめんなさい、私が話したいって言ったから」
(-_-)「ううん、気にしないで」
川;゚ -゚)「でも」
(-_-)「ちょっといい匂いになるだけだよ。それに、こんなに女子と話したのは初めてで楽しかった」
川 ゚ -゚)「私もです」
(-_-)「それはよかった。それじゃ僕はここで降りるので、またね」
川 ゚ -゚)「はい、行ってらっしゃい」
∩(-_-)「行ってきます」
バスを降りてから彼女の方に目をやって、微笑みながらこちらを見つめている彼女に手を振ってから背筋を伸ばして学校へと歩き出す。
程なくして発車したバスは僕を追い越して遠ざかっていった。
僕が想像していたよりも彼女は年相応な少女に見えた。
それを知ることが出来た充足感に包まれている僕は、これから起こることなど些末なことだと感じていた。
-
3.内藤ホライゾン&鬱田ドクオ
('A`)
/⌒ヽノヽ 三 ブ――ン
⊂二(^ω^ )二⊃ 三
('A`)「ブーン、見タ?」
(^ω^ )「見ちゃったお」
('A`)「女ノ子ト一緒ダッタネ」
(^ω^ )「ね」
('A`)「アンナ引屋初メテ見タ」
(^ω^ )「優しい顔してたおね」
('A`)「引屋、プァブリーズ サレチャウノ?」
(^ω^ )「されちゃうおね」
('A`)「カワイソウ」
(^ω^ )「僕もそう思うけど、校則だからね」
('A`)「黙ッテルワケニハ イカナイ?」
(^ω^ )「僕達の他に見た人がいないといいんだけども…あっ」
('A`)「アッ」
-
∥〜〜〜〜〜
∧_∧ ∥見たよな?/
(# ゚_ゝ゚ )∥〜〜〜〜〜
Σm9っ つ
('A`)「流石ノ首締メタラ 記憶失ワナイカナ?」
(^ω^; )「いやいや、何おっかないこと言ってんだお」
('A`)「ジャア、ブーンガ タックルスル?」
(^ω^; )「しないお」
('A`)「引屋カワイソウ」
(^ω^ )「可哀想だおね」
('A`)「オレニモ優シク シテクレルノニ…」
(^ω^ )「ドクオ…」
('A`)「……」
(^ω^ )「駄目元で流石君と話し合ってみるかお?」
('A`)「ウン!」
('A`)
/⌒ヽノヽ 三 ブ――ン
⊂二(^ω^ )二⊃ 三
.
-
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∴☆*°( (・ω・`(´・ω・`)ω・`)つ 。*☆∴
※☆★― し'と O⌒とノ ⌒ヽ・`)つ―★☆※ ⌒★〟
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**4発目:( ^ω^)('A`)マルタスニムを食べに行くようです**
No.17 https://f.easyuploader.app/eu-prd/upload/20200318142207_6e32787433537857674f.jpg
〜レストラン・ショボボン・ボーン〜
( ^ω^)「ようやくこの日が来たお!」
('A`)「へぇ…ここが予約二ヶ月待ちの店か」
( ^ω^)「ここでは極上のマルタスニム料理がいただけるとの噂だお!」
('A`)「噂って、食ったことないのかよ」
( ^ω^)「僕もドクオと初めてを共有したかったんだお」
('A`)「そっか。マルタスニムってどんな味なんだろうな」
( ^ω^)「分かんないけど、二ヶ月も待たされるくらいだもんお、きっと美味しいに違いないお!」
('A`)「そうだといいけどな。とりあえず入るか」
( ^ω^)「うんお!」
チリンチリン
(´・ω・`)「いらっしゃいませ」
( ^ω^)「予約をしていた内藤ですお」
(´・ω・`)「二名でご予約の内藤様ですね。お待ちしておりました。こちらにお掛けになってお待ち下さい」
( ^ω^)「はいですお」
-
('A`) ジーッ
('A`*)「あの人が被っている長っげぇ帽子いいなーかっこいい」
( ^ω^)「分かるおー憧れるおね。さ、椅子に掛けるお」
スポッ
|\/|
('∀`)ノ「うん。あっ!ブーン見ろよ、かっこいい冠がある!」
( ゚ω゚)「!?」
|\/|
('∀`)ノ「俺達の分も用意してあるなんて気が利くなー。どう、似合う?」
( ;^ω^)(なんて眩しい笑顔なんだお…傷付けちゃいけないおね)
( ;^ω^)「うんお、超似合ってるおー!かぁーっこいいー!」
( ;^ω^)(ドクオにテーブルマナーを教えて来ればよかったお)キュッ
⊃▽⊂
('∀`)「なんだよそれー。よだれかけフェチなの?うける」プークスクス
( ;`ω´)「違うお、汚したくないだけだお」
('∀`)「そっかー」プークス
( ;`ω´)「もう、笑ってないで早く座ってお」
('A`)「はいよ。これ何でこんなにフォークとかあんの?多くね?」
( ^ω^)「料理によって使い分けるんだお。外側から順番に使っていくんだお」
-
('A`)「ふーん、面倒臭そ」
( ^ω^)「僕と同じものを取ればいいお」
('A`)「メニューないの?」
( ^ω^)「おまかせコースだから待ってるだけでいいんだお」
('A`)「そっか」
( ^ω^)「……」
('A`)「……」
('A`)(まだかなー)ソワソワ
('A`)(暇だ)ソワ
4('A`)Ψカチャ
( ^ω^)「?」
皿4('A`)Ψチンチンチンッ♪
(´・ω・`))彡「ムッ!?」
( ;`ω´)「ちょっとドクオ、行儀が悪いお!」ヒソヒソ
皿4('A`)Ψ「え?なに?」チンチン チチチン♪
(´・ω・`)三「申し訳ございませんが、卑猥な音を立てるのはご遠慮ください」
-
( ;´ω`)「すみませんお!ほら、ドクオも謝ってお」
('A`;)「あ、すみません…」
('A`)(卑猥な音ってなんだよ…)
('A`)(……!)
('A`)(…まさか)
皿4('A`)Ψチン…
(( ´・ω)) ピクッ
皿4('A`)Ψチン…チン
(´・ω・`))彡「ムッ!?」
('A`;)(マジでチンチンに反応してんの!?ヤッベェなあいつ)
( ;`ω´)「ドクオ、駄目だお!」ヒソヒソ
('A`;)「ごめん、もうやんない」ヒソヒソ
(´・ω・`)「お待たせいたしました。まずは、マルタスニムの炭酸水でございます」スッ
ホマ ( ^^ω)ノ
(∴ノノノノノ ∵) ホマ
('A`)「これ生きてんじゃん」
( *^ω^)「可愛いおー!これがマルタスニムですかお?」
-
(´・ω・`)「おや?マルタスニムは初めてですか?」
( *^ω^)「見るのも食べるのも初めてですお」
('A`)「鳴いてるけどこのままいくの?噛むの?丸飲み?」
(´・ω・`)「一息に飲み干して、炭酸水とマルタスニムの喉越しをお楽しみください」
('A`)「んじゃいただきまーす」ゴッキュン ングッ ゴッキュウンッ
∑( ;^ω^)「一切の躊躇なし!」
(´・ω・`)「素晴らしい飲みっぷりですね」
('∀`)「ぷは〜〜うんめえええええ!!ブーンも早く飲めよ」
( ;^ω^)「うんお」
……( ;^ω^) (ω^^ )ホマホマ
!?( ; ゚ω゚) (ω^^ )ホマを食べるホマ?
((゚A゚))「喋ったああああああああ!?」
(´・ω・`)「マルタスニムは言葉を話しますが、食べ物として身の程を弁えておりますからお気になさらずに」
( ;´ω`)「そんな…」
-
(ω^^ )ホマは食べてもらえないと処分されちゃうホマ
(ω^^ )食べてもらえたらホマは血となり肉となるホマ
(ω ^ )炭酸で溶けてしまう前に…食べて、ホマ
(ω )ホ…マ
( ;ω;)「ホマちゃん!!」ブワッ
( ;ω;)「いただきますお!」ゴクゴクゴク ノドゴシ チュルリン
( ;ω;)「ごちそうさまでしたお。美味しかったですお…」
(´・ω・`)「お二人共素晴らしい飲みっぷりでございました。次の料理をご用意いたします」
( ;ω;)(ホマちゃん…)
('A`)「ブーン…よだれかけで涙拭けよ」
( ;ω∩)「よだれかけじゃないお」ゴシゴシ
(´・ω・`)「お待たせいたしました。マルタスニムの活け造りでございます」スッ
(´・ω・`)「マルタスニムの血液を絡めてお召し上がりください」
-
(⌒O ゚ほ
):::| /⌒)ま ご
::::::::::::し'::::::(__ノ⌒)ろ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::(_し
( ^^ω):::::::::::::::::::::::::)
ノノノノノノ:::::::::::::::::::::( ̄し
:::::::::::::::::::::::::(⌒ヽ;;) ょ
:::::::::/⌒ヽ:::::) Oぼ
(;;;ノ し' ゚ん
.
( ^ω^)('A`)「ほ ま ご ろ し」
(´^ω^`)⊃「おっと失礼!」バンッ!
ミ#; ゚ω)ホマァ!ブチュッ!
・.;,;ヾ ω ;*;∵; ζ ドロッ…
(´^ω^`)「ちょっと活きが良すぎたようですね!さぁ召し上がれ!」
((( ; ゚ω゚)(゚A゚;))) アワワ
(´^ω^`)「新鮮なうちにどうぞっ」
('A`;)「それじゃいただきます」ネットォ…
('A`)「見た目はアレだけど美味い」ニッチャラ クッチャラ
( ;´ω`)「はいですお…」クチュ クチョッ…
-
( ;ω;)「ごちそうさまでしたお。美味しかったですお…」
( ;ω;)(ホマちゃん…)
――その後も
(´・ω・`)「マルタスニムのスープでございます」スッ
('A`)「ゴクゴクいける」
( ;ω;)「クリーミーで美味しいお…」
――二人は
(´・ω・`)「マルタスニムのフライでございます」スッ
('∀`)「うんめぇ!うんめぇ!」
( *´ω`)「サクふわ…はふはふ」
――ひたすら
(´・ω・`)「マルタスニムのブラウンシチューでございます」スッ
('∀`*)「なにこれぇ〜快感が体の中を駆け巡るよぉ〜」ゾクゾクッ
( *´ω`)(ホマちゃんごめんお…僕もう屈してしまいそうだお…)ハァハァ
-
――食事をする
(´・ω・`)「マルタスニムのアイスクリームでございます」スッ
((゚A゚))「お゛い゛じい゛よ゛ぉ!!」チュパペロォ!
(( ゚ω゚))「お゛っお゛っお゛っお゛っ」ペロペロペロペロ
――そして…
(‐A‐)( ‐ω‐)「ごちそうさまでした」
人 つ⊂
(´・ω・`)「はい、二万二千円ちょうどいただきます。またお越し下さいませ」
チリンチリン
('A`)「いやぁ〜美味かったなぁ。腹一杯だ」
( ´ω`)「うん…」
('A`)「美味かったけど、俺もうあの店行きたくない。あいつヤダ」
( ´ω`)「うん…」
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<お――ま――… ((( ´ω`)('A`)
<おきゃ――ま――…… ((( ´ω`)('A`)?
('A`)「ん?なんか変な声聞こえねぇ?」
( ^ω^)「何だろうお?」
三(´・ω・`) !?(^ω^ )('A`)彡クルッ
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\お客様――!/
∧_∧
(´・ω・`)つ
( つ /
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. し' 三
\当店の悪口は――/
∧_∧
⊂(´・ω・`)
. ヽ ⊂ )
(⌒) |
三 `J
\ご遠慮くださぁい!!!/
∧_∧
(´・ω・`)つ
( つ /
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. し' 三
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´. ☆ く ヽ( ゚ω゚).ノ
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おわり。お借りした絵はNo.89、138、74、27、42、17です。ありがとうございました!
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一覧
( ^ω^)('A`)(´・ω・`)夕陽の欠片のようです(未完) >>2-16
( ,' 3 )るんるんルンちゃん〜あやめの季節〜のようです(完結) >>20-28
打ち上げ花火がパッパラパーのようです(未完) >>30-67
1発目:( ´_ゝ`)合法姉パイのようです >>30-36
2発目:ξ゚⊿゚)ξ「ナイトウ」「ツン」(^ω^ ) >>37-45
3発目:川 ゚ -゚)「明日、もし」のようです >>46-56
4発目:( ^ω^)('A`)マルタスニムを食べに行くようです >>57-67
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2発目:ξ゚⊿゚)ξ「ナイトウ」「ツン」(^ω^ ) >>37-45
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4発目:( ^ω^)('A`)マルタスニムを食べに行くようです >>56-67
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散るのが惜しいやつばっかりだぜ・・・!!
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何を見させられているんだ……
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>>16の続き
門番に連れられて謁見の間に到着した三人は、門番に礼を言ってすぐに足早に謁見の間を進んでいく。
そして、王と王妃に一礼をして遅れたことを詫びる。
( ^ω^)('A`)(´・ω・`)「遅くなり申し訳ありません」
ラノ゚⊿゚)ブン「気にするな、お前達が無事で良かった。ツンとクーはまだ見つかっていない。お前達は待機していろ」
ラノ‐⊿‐)ブン「――と言ったところで聞きはしないだろう?」
( ‐ω‐)(‐A‐)(´‐ω‐`)「……はい」
('A`)「先程クーの知らせを受けて飛び出したブーンを止めてきたところです」
(´・ω・`)「薬で眠らせたブーンが目覚めたら、皆で探しに行こうと話すつもりでした」
('A`)「話す前にフーンさんが迎えに来て今に至ります」
( ´ω`)「そうだったのかお…僕、取り乱して一人で突っ走っちゃって、皆に迷惑掛けちゃったおね」
('A`)「気にすんな。お前はそういう奴だって知ってる」
(´・ω・`)「手紙を受け取ったのが僕達だったら、きっと同じだったと思うよ」
( ;ω;)ポロポロ
ピッ(゚ー゚*ク「ブーン、いらっしゃい」
ブーンはピック王妃に縋り付いてしくしくと泣き出した。ブーンを茶化す者は誰もおらず、震える背中を静かに見つめていた。
ピッ(゚ー゚*ク「ドクオとショボンもいらっしゃい」
(‐A‐*)(´‐ω‐`*)「はい」
-
二人はほんのりと頬を赤らめてブーンの両脇に立ち、遠慮がちにピック王妃に体を預けた。
幼い頃はよくこうして抱かれていたが、成長した二人は気恥ずかしさを感じていた。
ピック王妃の両手から淡い光が溢れ出し、三人を優しく包んでいく。
ピッ(゚ー゚*ク「あなた方に[王妃の加護]を与えます」
( ;ω;)('A`)(´・ω・`)「ありがとうございます」
ピッ(゚ー゚*ク「私の力はほんの少し運を引き上げるだけ。無敵になるわけではないのです」
ピッ(゚ー゚*ク「だから、危険なことはしないで。無事に帰ってきてくださいね」
( ;ω;)(‐A‐)(´‐ω‐`)「はい、約束します」
ピック王妃がラノブン王に視線を向けて微笑むと、王は深く頷いた後に側に控えていた大臣に指示を出す。
ラノ゚⊿゚)ブン「お前達に渡しておきたいものがある。シラヒーゲ、あれを」
( ´W`)「かしこまりました。どうぞ」
( ^ω^)('A`)(´・ω・`)「!」
三人の眼前に示されたものは二種類あり、一種はフーンが身に着けていたものと同じウエストポーチ。
これはラノブン王に認められた者しか持つことの出来ないもので、ブーン達のような子供に与えられるのは異例といえる。
ラノ゚⊿゚)ブン「ウエストポーチは、お前達専用の魔法倉庫へと繋がっている」
ラノ゚⊿゚)ブン「旅に必要なものは一通り揃えておいた。一人一つずつ身に着けて、自由に使うといい」
( ^ω^)('A`)(´・ω・`)「ありがとうございます!」
そしてもう一種は、橙色に輝く石をあしらった金の腕輪が五つ。照明を受けてキラリと輝く石を見て、三人は思わず息を飲んだ。
( ゚ω゚)('A`)(´・ω・`)「これは…!」
-
** ** **
それは以前五人で街の外へと出掛けた時に、ブーンが岩場で拾った石だった。
手の平におさまる程のゴツゴツとした石は、所々透き通った橙色を覗かせている。
( ^ω^)『お?なんか綺麗な石見つけたおー』
川 ゚ -゚)『それは夕陽石だな。夕焼け空を溶かし込んだような色をしているからそう呼ばれている』
(´・ω・`)『へぇー、価値のあるものなの?』
川 ゚ -゚)『いや、さほど高価なものではないな』
ξ゚⊿゚)ξ『ブーン、その石預かって加工してもいい?』
( ^ω^)『いいお。気に入ったならツンにあげるお』
ξ゚⊿゚)ξ『ううん、私だけじゃなくて皆で分け合いたいの』
('A`)『分けてどうするんだ?お前らはともかく、俺達庶民が石なんて持ってもな』
ξ゚⊿゚)ξ『普段使いのアクセサリーなら、皆で身に着けられるでしょ?…嫌?』
川 ゚ -゚)『いいんじゃないか。何にするんだ?』
(´・ω・`)『鏡に映さなくても手をかざせば見られる腕輪がいいんじゃないかな』
( ^ω^)『おっ、いいおね』
('A`)『邪魔にならないやつならいいよ』
ξ*゚⊿゚)ξ『分かったわ。腕輪に加工するから待っててね』
** ** **
-
( ^ω^)「キラキラしていて綺麗だおー」
('A`)「ふーん格好良いじゃん」
(´・ω・`)「あの時も綺麗だったけど、磨くと更に輝きを増したね。いただいてしまってもいいんですか?」
ラノ゚⊿゚)ブン「うむ。当初はツンの誕生日に渡すつもりだったのだが、お前達には先に渡すことにしたのだ」
ラノ゚⊿゚)ブン「幅広のものをそれぞれ選んでくれ。細身のものはツンとクーの分だ。お前達から渡してやってほしい」
( ^ω^)('A`)(´・ω・`)「分かりました。お預かりします」
ラノ‐⊿‐)ブン「お前達も我らにとって大切な子供達なんだ。無事に帰ってきてくれ」
( ^ω^)('A`)(´・ω・`)「はい、約束します」
ラノ^ー^)ブン「うむ、気を付けてな」
ピッ(^ー^*ク「私達はあなた方の無事を祈りながら、元気な姿で帰って来るのを待っています」
( ^ω^)('A`)(´・ω・`)「はい、行ってきます」
-
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
〜 技解説 〜
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ピッ(゚ー゚*ク[王妃の加護]
…………………………
単・複補:他者に触れながら祈って光の膜で包み込む。加護を受けた者は一定期間幸運になる。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
〜 アイテム解説 〜
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ウエストポーチ
………………
旅のお供に一つ持っていると安心。鞄の中はラノブン城内の魔法倉庫と繋がっている。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
夕陽の腕輪
……………
夕陽を溶かし込んだような輝きを放つ石を取り付けた腕輪。五人の友情の印。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
-
王と王妃に別れを告げて城を出た三人は、一旦それぞれの家へ帰宅して旅支度をする。
再び三人が集合した時には日が傾き始めていた。
No.130 https://res.cloudinary.com/boonnovel2020/image/upload/v1588208817/130_gkqpip.jpg
('A`)「それじゃ行くか」
( ^ω^)「うんお!」
(´・ω・`)⊃「ひとまず西隣にあるしたらば町へ向かうよ。その前に…」スッ
( *^ω^)⊃「おっ」スッ
('A`)ー「はいはい把握」スッ
ショボンに倣って突き出された左腕には、それぞれ大きさも形も違う石が取り付けられた腕輪が西日を受けて輝いている。
('A`)ー「飴玉みてえ。美味そう」
(´・ω・`)⊃「全くドックンは風情がないね」
( *^ω^)⊃「早く二人にも見せてあげたいおー」
-
[現在の装備一覧]
――――――――――
( ^ω^)ブーン
――――――――――
右手:バックラー
左手:ロングソード
頭 :麦わら帽子
体 :麻の服
足 :麻の靴
他 :夕陽の腕輪
ウエストポーチ
――――――――――
――――――――――
('A`)ドクオ
――――――――――
右手:なし
左手:首吊り縄
頭 :フード付きケープ
体 :布の服
足 :布の靴
他 :夕陽の腕輪
ウエストポーチ
――――――――――
――――――――――
(´・ω・`)ショボン
――――――――――
右手:薬箱
左手:なし
頭 :司祭の帽子
体 :司祭のローブ
足 :司祭の靴
他 :夕陽の腕輪
ウエストポーチ
――――――――――
-
( ^ω^)('A`)(´・ω・`)<つづく
-
乙
-
\ ここからは、絵に関するシーンを抜き出した /
\ ダイジェスト版でお送りします。 /
\ /
♪ /⌒ヽ ∧_∧
(^ω^ ) (´・ω・`) ∞
と つ ('A`) と つ ♪
( (⌒) v( )7 ( (⌒) @
ヽ、,_,) < ヽ ヽ、,_,) ヽ|ノ,,
.
-
▼道中、三人は思い出話に花を咲かせる。
('A`)「五人で外に出たのは野外訓練以来か?」
(´・ω・`)「そうだね」
** ** **
No.33 https://res.cloudinary.com/boonnovel2020/image/upload/v1588208784/33_oymmjk.jpg
(草 〓)『キシャーッ!』
('A`)『草のくせに生意気だな』
川 ゚ -゚)『油断するな、来るぞ!』
( ; ゚ω゚)三『おっ、おおっ!?』グイッ
川;゚ -゚)('A`;)(´・ω・`;)『ブーン!』
川;゚ -゚)『油断するなと言っただろう!』
( ;ω;)『皆ごめんおー…おーんおーん』
ξ゚⊿゚)ξ『あーもう、おちおち休んでもいられないじゃない!』
ξ゚⊿゚)ξ『皆どいて。私が殺るわ!』
三ξ#゚⊿゚)ξ『私の友達に何してくれてんだコラァ――!!!!』ドカッ!バキッ!
** ** **
-
( ´ω`)「あの後ツンとクーにボッコボッコに殴られたおね。モンスターより怖かったお」
('A`)「ちょっとでもミスするとあいつら容赦ないよな」
(´・ω・`)「僕の治療で傷を消せるからって何度も瀕死状態にされたね」
( ´ω`)「……」
(´・ω・`)「ブーン大丈夫?」
( ´ω`)「うんお。またあんな風に皆で一緒に訓練出来たらいいおね…」
('A`)「そうだな…」
-
▼山道を進む三人の前に怪しい男が立ちはだかる。
∧_∧
/⌒ヽω・`)A`) 三 ブ――ン
⊂二(^ω^ )二二⊃ 三
No.56 https://res.cloudinary.com/boonnovel2020/image/upload/v1588208780/56_dpaaqd.jpg
(,,^Д^)「山道に 佇む俺は 格好良い」
(,,^Д^)「フゥ〜〜イカした一句が出来たぜ」
(,,^Д^)「そよ風が 俺の心を 攫ってく」
(,,^Д^)「ハァ〜〜あの人に聞いてほしい」
('A`)「変なのがいる」ヒソヒソ
(´・ω・`)「シッ、目を合わせちゃ駄目」ヒソヒソ
( ^ω^)「出来るだけ迂回して行くお」ヒソヒソ
(,,^Д^)「おい、そこのガキ」
( ;^ω^)('A`)(´・ω・`)ビクッ コソコソ
(,,^Д^)「ツンという名に心当たりはあるか」
∑( ; ゚ω゚)('A`)(´・ω・`)「!?」
(,,^Д^)「その顔はあると取っていいんだな」
-
( ;^ω^)「しまったお」ヒソヒソ
('A`)「ブーンは顔に出やすいから仕方ないな。ひとまず降りるぞ」ヒソヒソ
(,,^Д^)「お前らラノブン国の人間か?」
( ;^ω^)('A`;)(´・ω・`)「……」
(,,^Д^)「答えろ」
(´・ω・`)「そっちこそ、どうしてツン姫様のことを知ってるの?」
(,,^Д^)「ツン姫様は丁重にもてなしている最中だ」
( ; ゚ω゚)(゚A゚;)(´゚ω゚`;)「!!!!」
( ; ゚ω゚)「ツンは無事なのかお!?」
(,,^Д^;)「ツン…だと?呼び捨て出来る間柄…?こいつらは一体?」ブツブツ
(´・ω・`)「ん?皆、ここは僕に任せて」ヒソヒソ
( ;^ω^)('A`;) コクリ
(,,^Д^;)「お前らツン姫様とどういう関係なんだ!?」
(´・ω・`)「――特別な関係、と言ったらどうする?」
∑((,, Д ;))「!?」
(中略)
-
▼クックルの呼び笛を使う前に、三人はクックルに渡すお土産にと森で食材を採ることにした。
(´・ω・`)「あのう、すみません」
No.18 https://res.cloudinary.com/boonnovel2020/image/upload/v1588208782/18_evv8ua.png
(#゚;;-゚)彡「何だい?」
(´・ω・`)「この森ではどんな食材が採れますか?」
(#゚;;-゚)「見ての通りここはキノコがよく採れるよ。今年はマララーが豊作だよ」
('A`)「あ、もうマララーいるんだ」
(#゚;;-゚)「今年は雷が多かったからマララーが活発でね、採っても採っても生えてくるからきりがない」
('A`)「俺達も採ってもいい?」
( ^ω^)「クックルにあげても大丈夫ですかお?」
(#゚;;-゚)「好きなだけ採っていいよ。知ってると思うけど、くれぐれも食べ過ぎないようにね。君達もマララーになっちゃうよ」
(#゚;;-゚)「それから、クックルは何でも食べるしマララーにもならないから、クックルに沢山食べさせても大丈夫だよ」
(´・ω・`)「分かりました。ありがとうお姉さん」
('A`)「さて、それじゃ採るか」
( ^ω^)「キノコ狩り開始だお!」
(中略)
-
▼雨合羽を装備して進む三人の前に、全く濡れていない謎の女性が立ちはだかる。
ハハ ロ -ロ)ハ「スゴい雨デスねー」
(´・ω・`)「…そうですねー」
ハハ ロ -ロ)ハ「雨の中お出カケ?元気デスねー」
( ^ω^)「…そうですお。先を急ぐのでさようならですお」
ハハ ロ -ロ)ハ「女性を一人にスルの?」
('A`)「濡れないんだから平気では?」
ハハ ロ -ロ)ハ「アラ、冷たいのネ」
ハハ ロ -ロ)ハ「ボク達イクツ?」
(´・ω・`)「人に歳を聞く時はまずご自分からどうぞ」
ハハ ロ -ロ)ハ「ハァー…生意気デスね。若いカラこそ…なのネ」
ハハ ロ -ロ)ハ「羨ましい…妬ましい…ハァー…」ユラリ
ハハ ロ -ロ)ハ「ボク達に恨みはナイんですケド、ちょーっとダケ痛い目見てくれまセン?」
('A`)「嫌に決まってんだろ!」
(中略)
-
ハハ ロ -ロ)ハ「ネェ、私のコト馬鹿だと思いマス?」
('A`)「うん」
ハハ ロ -ロ)ハ「フフ、正直ネ」
('A`)「だってあんた特別な人がいるのに、こんなくだらねえことしてて馬鹿だよ」
('A`)「それに、あんたの旦那はあんたの趣味も理解してくれねー狭量な奴なわけ?」
ハハ ロ -ロ)ハ「そんなワケないじゃナイ」
(´・ω・`)「じゃあ帰りましょう」
ハハ ロ -ロ)ハ「今更帰れるカシラ」
(´・ω・`)「大丈夫。迷わないように僕らが見送ります」
ハハ ロ -ロ)ハ「ホント?それじゃお願いするワ」
No.24 https://res.cloudinary.com/boonnovel2020/image/upload/v1588208782/24_puhgnc.png
ハハ ロ -ロ)ハ「アリガト、ゴメンネ。…またネ」
( ^ω^)('A`)(´・ω・`)「さよならハローさん」
( ^ω^)「これで大丈夫なのかお?」
(´・ω・`)「どのくらいこっちにいたのか分からないけど、向こうに肉体が残っていれば帰れるはずだよ」
('A`)「全く、人騒がせなおばさんだったぜ」
(中略)
-
▼途中立ち寄った町の装備屋で、三人は新しい装備品を買うことにした。
No.57 https://res.cloudinary.com/boonnovel2020/image/upload/v1588208780/57_p9l4ec.jpg
〜戦士に大人気!金ピカセット!〜
( ^ω^)「おっ、金ピカセット格好良いおー」
('A`)「格好良いけどブーンし辛くなるんじゃね?重そう」
(装∴)「これはねェ〜軽くて丈夫で動きやすいッ!プラスチック製なんだョ!」
( ;^ω^)「プラスチック!?なんか不安だお…」
(装∴)「金属だと重くなりますからァ〜軽さとデザインにこだわったんですよォ!ま、試着してみてョ!」
( ^ω^)「はいですお。…おっ、本当に軽くて動きやすいおね」
(装∴) ミ 「それでは試し斬りしますよォ〜〜セイッ!!」ブオンッ!
つ=|二二フ
∑( ;>ω<)「ぎゃー!!」ガンッ!
(∩^ω^)「お?斬れてないお」
(装∴)「防御魔法を施してありますからァ〜大ッ丈ォ夫ッ!」
( *^ω^)「それなら安心だおね。僕これにするお!」
(装∴)「毎度ありーッ!サービスで磨き布を付けますゥ」
( *^ω^)「ありがとうございますお!」
-
〜魅力マシマシ!魅惑の葉っぱ!〜
(装∴)「それは当店オリジナルゥ!それを装備すると運命の人に出会えるかもしれませんよッ!」
(装∴)「人気商品につき残り二点ですッ!」
(´・ω・`)「ドックンこれお揃いで装備しよ」
('A`)「は?嫌に決まってんだろ」
(´・ω・`)「ドックンの魅力マシマシだよ?イッケメェンになっちゃうんだよ?」
('A`)「なるわけねえだろ…不審者扱いで通報されるわ。装備したけりゃ一人でしろ」
(´・ω・`)「怖いのか?」
('A`)「は?」
(´・ω・`)「さらけ出すのが怖いのか?」
('A`)「は?怖くねーし」
バッ!
ヽ('A`)ノ
( ) ∧_∧
ノ葉⊂(´・ω・`)三 サッ
∑(゚A゚#)「何してんだテメー!」
(´^ω^`)「フヒヒ、これで僕達お揃いだねぇ〜ドックゥン(はぁと)あっ、これ買います」
-
(装∴)「毎度ありーッ!サービスで艶出しオイル(爽やかな若葉の香り)を付けますゥ」
(´^ω^`)「ありがとーっ!おじさぁん!チュッ」
( ;^ω^)「……」
(´・ω・`)「どうしたの?ブーンもお揃いが良かった?」
(( ;^ω^))「え?いや、僕はいいお」
('A`#)「こんな格好で外を歩けるか!俺は着替える。…ん…うん!?」グイグイ
∑(゚A゚;)「ヤベェ取れねぇ!これどうやって取んの!?」グイーッグイグイ
(´・ω・`)「本当だ。始めから体の一部だったかのようにぴったりくっついて取れない!すごい!」サワサワ コチョコチョ
('A`#)「触んな!!」
(装∴)「フフフ…それはねェ」
(装∴)「それはねェ〜〜〜ッ!!」
そうびやの おやじが きばをむく!
(後略)
おわり。お借りした絵はNo.101、130、33、56、18、24、57です。ありがとうございました!
-
以上で全ての投下を終わります。レス下さった方ありがとう。
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フェミニズムと並んで酷い出来
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おつおつ
-
ある種芸術的
-
なんだろう、色々ぶっ飛んでるし酷い出来なのに嫌いになれない自分もいる...
-
ブーン系はこうでなくっちゃ
-
【投下期間終了のお知らせ】
主催より業務連絡です。
只今をもって、こちらの作品の投下を締め切ります。
このレス以降に続きを書いた場合
◆投票開始前の場合:遅刻作品扱い(全票が半分)
◆投票期間中の場合:失格(全票が0点)
となるのでご注意ください。
(投票期間後に続きを投下するのは、問題ありません)
-
ラノブンピックの自分の絵で練習したようです
2020/01/15
1・ゲリンピック開催中のようです【閲覧注意】(排泄)
2・神隠しのようです
3・ようこそクックル牧場へ!のようです
4・「キャラクターを選択してください」のようです【閲覧注意】(軽度の性描写)
絵から文章を考えるというのをやったことがなかったので、練習がてらに書いたものです。
ラノブンピック終了したので投下します。主催者さんから了承を得ています。
-
1・ゲリンピック開催中のようです(使用絵 No.1)
.
-
山の中にある簡易トイレの中で、俺様はゲリンピックを開催していた。
ゲリンピックとは何かって?誰もが一度は経験したことがあるだろう。
下痢便をひりだして身もだえする辛く苦しい時間のことを、俺様はそう呼んでいるんだ。
この簡易トイレは何故か口元部分が露出する小窓が付いている。
きっと草木の爽やかな香りを嗅いで気持ちを落ち着けろという粋な計らいなのだろうと解釈し、俺様は大きく息を吸った。
ゲリンピック開催中でも、俺様の呼吸は非常に清々しいものだった。
そこへ、複数の足音が近付いて来た。小走りに駆ける足音と、子供の騒々しい声に俺様は嫌な気持ちになる。
子供は大嫌いだ。やかましくて身勝手な生き物だからだ。
「スルーしてくれたらいいのに」という俺様の願い虚しく、子供は目ざとく俺様に目をつけてきた。
ξ;゚⊿゚)ξ「ねぇねぇ、変な箱があるよー?」
((゚A゚))「何だろー?あっ、誰かいるぞ!怖い!おしっこ出る!」
川 ゚ -゚)「えっ、何で分かるんだ?」
((゚A゚))「あそこから口が見えるんだよ!気持ち悪ぃー!おしっこ漏れる!」
ガキは本当にギャーギャーとやかましい。俺様は苛立っていたが、一言も発さずに下痢便をひりだしていた。
ξ;゚⊿゚)ξ「ねぇ、何か臭いし変な音が聞こえるよぉ…帰ろうよぉ…」
(# ω )(帰れ帰れ!下痢便漏らせ!)ブリブリッ!
((;A;))「怖いよーおしっこ漏れそうだよー」
(# ω )(しっこついでに下痢便漏らせ!)ビチブリィ!
川 ゚ -゚)「情けない奴らだな。どれ、私が中身が本当に人なのか確かめてやろう」
-
俺様の願い虚しく、ガキ共は何も漏らさずに俺様に危害を加えようとしている。
身動きも取れず逃げ場もなく、押し寄せる便意に震える憐れな俺様を傷付けようとしているんだ。
しばらくして生意気なガキが、俺様の艶やかな唇に小汚い棒っきれを押しつけてきやがった。
川 ゚ -゚)「ふぅむ、これは本当に人の唇なのか?金玉にしか見えないが…」ツンツン
ξ;⊿;)ξ「危ないよぉ、クーやめようよぉ…」
((゚A゚))「クー、もし襲いかかってきたらどうするんだ?俺おしっこ漏らすよ!?」
(# ω )(漏らせ漏らせ!全部ジョバっちまえ!)ブピピュ!ブボッ!
俺様は自慢の唇を傷付けられた上に貶されて激おこだった。
(# ω )(このクソガキ共め、もう許さんぞ!)ブピピピピッ!ピュピョッ!
俺様はピカピカに磨きあげた自慢の歯で、棒っきれをバリバリと噛み砕いてペッと吐き出してやった。
効果てきめんだったようで、ガキ共が甲高い叫び声をあげる。
三ξ;⊿;)ξ「うわぁーん!ママぁーママぁー!」ダッ!
((;A;))「あっ、ツン待ってよぉ!いやぁー漏れるぅー!」ジョババババッ! タッタッタッ
川;゚ -゚)「お前達!私を置いていくんじゃない!」タタッ ベチンッ! タタタッ
ガキ共の叫び声と足音が遠ざかってようやく静寂が訪れた。
俺様は傷付いた唇をリップクリームで保湿して、草木の爽やかな香りを楽しみながらゲリンピックを続行したのであった。
-
2・神隠しのようです(使用絵 No.1)
.
-
小学校の入学式を終えて一旦家に帰ってから、三人は裏山で待ち合わせをした。
裏山と言っても、子供の足でてっぺんまで登っても一時間ほどで帰れるくらいの小さな山だ。
小学生になったお祝いに、お菓子を持ち寄ってお気に入りの原っぱで食べることにしたのだ。
それぞれが三人分のお菓子とジュースを持って、小走りで待ち合わせ場所に集合する。
クーとツンは既に到着していて、遅れてきたドクオをなじっていた。
ξ#゚⊿゚)ξ「もうっ、ドクオ遅い!」
川 ゚ -゚)「お前を置いていこうと話をしていたところだ」
('A`;)「ごめん!母ちゃんがお菓子選ぶのに悩んでたんだよ!二人にはちょっと多くあげるから許して!」
ξ#゚⊿゚)ξ「ふっ、ふんっ、しょうがないわね!」
川 ゚ -゚)「よし、それなら許してやろう。さぁ行くぞ」
すぐに機嫌を直してくれたことに安堵しながら、ドクオは二人の後をついて山を登って行った。
何度も登って何度も遊んだいつも通りの場所。そのはずだったのに、いつもと違うものがあった。
いつもの原っぱに、黒い大きな箱が置いてある。
ξ゚⊿゚)ξ「あれ?何だろうこれ…」
川 ゚ -゚)「こんなもの前はなかったよな?」
('A`)「うん、見たことないよね」
ξ;゚⊿゚)ξ「あっ!」
離れた場所から箱を見ていたツンが、何かに気付いて驚きの声をあげた後に手の平で口を覆った。
-
川 ゚ -゚)「どうしたんだ?ツン」
ξ;゚⊿゚)ξ「しーっ、しーっ!」
必死に黙れと言うツンに怪訝な顔をしながら顔を近づける。
ツンは箱から目を離さずに消え入りそうな声で囁いた。
ξ;゚⊿゚)ξ「あの中に、誰かいる…」
ミ川;゚ -゚)「!?」(゚A゚;)彡
クーとドクオは弾かれたように振り返って箱を凝視してそれに気付く。
箱の上部に横長の穴が開いていて、そこから誰かの口元が覗いていたのだ。
恐れおののき後ずさるツンとクーの傍からドクオが箱へと駆けていく。
ξ;゚⊿゚)ξ「えっ!?」
川;゚ -゚)「ドクオ!何をしてるんだ!?」
ドクオは目に涙を一杯に溜めて箱に駆け寄って縋り付いた。
(;A;)「ブーン!」
その名前にツンとクーは息を飲んだ。忘れるはずもない。
二年前まで同じ幼稚園に通っていた皆の友達だった子の名前。
過去形なのは、二年前にブーンは忽然と姿を消したから。
大規模な捜索が行われたが、目撃情報もなくブーンの行方は今も分からないままだ。
そんな中で誰かが言った「神隠しに違いない」という言葉が人々の胸に重くのしかかった。
そして、いつしかブーンの名前は口にしてはいけないものになり、人々の記憶から消えつつあった。
-
(;A;)「ブーン、ブーンだよね?俺だよ!親友のドクオだよ!」
ドクオはブーンの一番の友達だった。
大人達がブーンの捜索を打ち切って忘れてしまっても、ドクオはずっとブーンを想って心を痛めていたのだ。
ドクオは箱にしがみついて器用によじ登って行く。そして、小さな穴から見える口元に頬ずりをした。
(;∀;)「ブーン、こんなところでかくれんぼしていたんだね。見つけるのが遅くなってごめんね」
(;∀;)「ブーン、ずっと会いたかったんだ。俺、小学生になったよ。ブーンはどんなランドセルが好き?」
ドクオは泣きながら謎の唇に話しかけている。その姿をクー達は震えながら凝視していた。
謎の唇は微動だにせずドクオのされるがままになっている。
川;゚ -゚)「ドクオ、そいつはブーンじゃないぞ!」
(;A;)「なんで?このプリッとした唇は絶対ブーンだよ!」
ξ;゚⊿゚)ξ「だ、だって、ブーンだったらドクオの名前を呼んでくれるはずでしょ?でも、そいつは何も言わないよ!」
('A`)「ブーンはきっと疲れてるんだよ。お喋り出来なくても、ブーンはブーンだよ!」
川;゚ -゚)「何を言ってるんだ?意味が分からないぞ」
川;゚ -゚)「それにだ、二年もの間ブーンがそんな箱にいるのはおかしいだろう!」
('A`#)「この箱はずっとここにあったわけじゃないもん!きっと神隠しから帰ってきたんだよ!」
川;゚ -゚)「そんな馬鹿な…」
ξ;⊿;)ξ「ドクオ、危ないから戻ってきてよ…」
-
('A`#)「やだ!ここから離れたら、またブーンがどっか行っちゃう!」
('∀`)「ブーン、今度こそずっと一緒だよ」
ドクオは愛おしそうに箱の中の唇を指でそっと撫でた。クーは背筋に冷たいものを感じていた。
気のせいだろうか、いつの間にか辺りは薄暗くなり、霧が立ちこめて箱の周りを包んでいる。
木の葉がザワザワと唸りをあげて今にも襲いかかってきそうだ。
ツンが急に膝から崩れ落ちて泣きながら嘔吐する。
ξ;⊿;)ξ「うっ、ぶぇえっ…うぇっ」
川;゚ -゚)「だっ、大丈夫か?」
慌ててツンの背中をさすって、落ち着くまでずっとそうしていた。
ツンとドクオを交互に見やりながらクーは焦っていた。
川;゚ -゚)(一刻も早くここから立ち去らなければ、私達もドクオのようになってしまう)
ツンの嘔吐が治まってから、ハンカチを差し出して口元を拭ってもらう。
ξ;⊿;)ξ「ごめんね、クー、洗って返すね…」
川;゚ -゚)「気にするな。それよりツン、走れるか?」
ξ;⊿;)ξ「えっ、どうして?」
川;゚ -゚)「すぐに山を下りないとまずい。早く行くぞ」
ツンの手を引いて立ち上がらせて駆けようとしたが、ツンは動こうとしない。
-
ξ;゚⊿゚)ξ「えっ、でも、ドクオはどうするの?」
川;゚ -゚)「あいつはもう無理だ。手遅れだ」
ξ;゚⊿゚)ξ「でっ、でも…」
川#゚ -゚)「ツンッ、ドクオのようになりたいのかっ!?」
ξ;⊿;)ξ「いっ、嫌だ!」
川#゚ -゚)「じゃあ早く走れ!振り返るなよ!」
ξ;゚⊿゚)ξ「うっ、うんっ!」
今度こそツンの手を引いてクーは全速力で山を駆け下りた。
あの場所から遠ざかるにつれて、ずっと感じていた不安な気持ちが薄れていった。
ツンも同じく、嘔吐感が薄れていって随分気持ちが楽になっていた。
山を下りても手を繋いだままで二人は家へと歩いていた。
川 - )「ツン、ドクオなんていなかった、いいな?」
ξ;゚⊿゚)ξ「えっ…」
川 - )「今日山に行ったことも、山で見たことも誰にも言っちゃ駄目だ。いいな」
ξ;゚⊿゚)ξ「どうして?」
川 - )「ドクオのようになりたくないだろう?だったら、話しては駄目だ」
ξ ⊿ )ξ「…分かった」
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暗くなってもドクオが帰って来ないと大騒ぎになった。
大人達が夜明けまで山を捜索しても、猫の子一匹すらいなかった。
ツンとクーはドクオのことを聞かれたが、「約束の場所に現れなかった」と嘘を吐いた。
大人達は二人の言葉を信じて、学校から帰った後から行方不明なのだと心を痛めた。
そして、うっすらと忘れかけていたブーンのことを思い出して、絶望に包まれていた。
「神隠しの再来だ」と。
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月日は流れて二人は中学生になった。
人々はドクオとブーンのことを忘れて日常を生きていた。
そんな中で二人は久し振りにドクオの名前を口にした。
ξ ⊿ )ξ「ドクオはどうなっちゃったんだろう…」
川 - )「ツン、その名を口にするなと言っただろう」
ξ ⊿ )ξ「ごめん、でも私、やっぱり忘れられないよ」
川 - )「駄目だ、忘れろ。大人になる前に絶対に忘れるんだ」
ξ;⊿;)ξ「そんなこと出来ないよ…」
ツンはしくしくと泣き始め、クーはそっと肩を抱いた。
川 - )「お前もああなりたいのか?」
ξ;⊿;)ξ「いっ、嫌だ!」
川 - )「じゃあ忘れろ。無理にでも忘れるんだ。辛いなら私がいつでも抱きしめる。だから忘れるんだ」
ξ;⊿;)ξ「ううっ、クー…」
川 - )「私だって辛いんだ。だけどあんな思いは二度としたくない。分かるだろう?」
ξ;⊿;)ξ「うん…」
川 - )「忘れよう。ドクオもブーンもいなかった。箱なんてなかった」
ξ;⊿;)ξ「うん…」
ツンの嗚咽を聞きながら、クーは久し振りに冷たい風が背中を撫でるのを感じていた。
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3・ようこそクックル牧場へ!のようです(使用絵 No.2)
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(*^∋^)∩「皆さんこんにちは〜!」
\こんにちは〜!/
(*^∋^)「元気なお返事ですね〜!皆、今日はクックル牧場に遊びに来てくれてありがとう!」
(*^∋^)「私は今日一日牧場を案内する、クックルナンバー846291564301のクックルお姉さんだよ!よろしくね!」
\よろしくお願いしまぁす!/
(*^∋^)⊃「はぁい!皆、左手をご覧下さい!」
(*^∋^)「何と今日は、クックルの赤ちゃんが生まれる瞬間を見られるかもしれないんです!」
\えーっ本当?/ \赤ちゃんだって!すごーい!/
(*^∋^)「クックルの赤ちゃんはニワトリさんと同じです。自分のくちばしで殻を割って生まれてくるんです」
\そうなんだー!/
(*^∋^)⊃「あちらに二つの卵がありますね。あと少しであの卵から赤ちゃんが生まれるはずなんです!」
(*^∋^)「よかったら皆で赤ちゃんを応援してね!」
\はぁーい!/
ダッシュ!ー=三<ヽ`∀´>
( *゚∋゚)「おっとぉ?あの子は誰かな?」
\ニダー君/
(*^∋^)「ニダー君って言うのね。まっすぐ卵に向かっていますね〜」
-
<ヽ`∀´>「ホルホル!赤ちゃんを一番近くで見るのはウリニダ!」
( *゚∋゚)「何て貪欲な子なのかしら…ベストポジションを逃さない!そんな意気込みを感じますね!」
(*^∋^)「でも、お母さんクックルは器が大きくておっぱいも大きいんです!だからニダー君を温かな眼差しで見守っているんです!」
(*^∋^)「お母さんクックルの隣では、甘えん坊のクックル坊やがうつ伏せになって足をパタパタさせて卵を見守っていますね!」
( *゚∋゚)「うんっ?ねぇ、あの子は誰かな?」
\モナー君/
( *゚∋゚)「モナー君って言うのね。あの子凄いわ…!」
( *゚∋゚)「何が凄いって、警戒心の強い赤ちゃんクックルが甘えた顔をしているの!」
( *゚∋゚)「あの子の穏やかな微笑みがそうさせているんだわ!だって私も頭を撫でてもらいたいもの!」
( *゚∋゚)「はっ、いけない!今のは内緒ね!シーッだよ」
\はぁーい/ \クスクス/
( *゚∋゚)「笑っちゃメッなの!お姉さん恥ずかしいんだからっ」
( *゚∋゚)「コホンッ、気を取り直して…モナー君の後ろにいるクックル達は何だか分かるかな〜?」
\うーん…/ \分かんなーい/
(*^∋^)「そっかぁ〜正解は〜クックルドゥドゥドゥ!レインボークックルです!」
(*^∋^)「レインボークックルは選りすぐりの精鋭達!赤ちゃんクックルの誕生をお祝いするクックル達なのです!」
-
( *゚∋゚)「でも、今日は少し緊張しているみたいですね。足並みが揃いませんね」
(*^∋^)∩「皆〜緊張しないで!リラックス!クックルドゥドゥドゥ!」
レインボークックル達「クックルドゥドゥドゥ!」
(*^∋^)「ああ良かった。皆、落ち着いて足並みが揃ってきたみたいね!」
( *゚∋゚)「うん?どうしたのかな?なになに、奥の草木の陰にいるクックル達が怖いの?」
( *゚∋゚)「大丈夫、怖くないよ!クックルは草木の陰にいると気持ちが落ち着くんです」
( *゚∋゚)「赤ちゃんが無事に生まれるか心配で、皆ソワソワしているの。だから怖がらないでくれたら嬉しいな」
(*^∋^)「うん?謝りたいって?優しいのね!そっと頭を撫でてくれたら皆クックルドゥドゥドゥと答えてくれるよ!」
(*^∋^)∩「行ってらっしゃ〜い!」
( *゚∋゚)「さて、落ち着きのないクックル達は、やんちゃな子達と一緒に走り回っていますね〜」
( *゚∋゚)「元気なのはいいけれど、赤ちゃんクックルを踏まないように気を付けてね!」
\はぁ〜い/ \クックルドゥドゥドゥ/
( *゚∋゚)「あっ!カメラさん、カメラさん見てください!!今、卵にヒビが入りましたよ!」
\赤ちゃんが生まれるの〜?/
( *゚∋゚)「そうだよ〜!皆、応援してね!」
\頑張れー!/ \赤ちゃん頑張れー!/
-
( *;∋;)「うおぉー頑張れー頑張れー!私、涙で前が見えませんっ!」
( *;∋∩)ゴシゴシ
( *゚∋゚)「ふぅ、取り乱して申し訳ありません。今、くちばしが見えましたね!もう少しですよ!」
\頑張れー!/ \赤ちゃん頑張れー!/
( *゚∋゚)「ついに、ついにっ、純白のホワイトクックルが誕生しましたぁ!」
(*^∋^)「おめでとうございます!あなたはクックルナンバー9371864052746のクックルです!性別はお尻を見ないと分かりません!」
(*^∋^)「でも、元気にピヨピヨしていますね!良かったぁ〜」
\赤ちゃん可愛い〜/
(*^∋^)「フフッ、そうでしょう。あっ、もう一つの卵もヒビが入ってきましたね!」
\頑張れー!/ \赤ちゃん頑張れー!/
( *゚∋゚)「頑張れー頑張れー!もうちょっと、もうちょっとですよー!」
(*^∋^)「やったぁ!澄み渡る青空のようなブルークックルが誕生しましたぁ!」
(*^∋^)「おめでとうございます!あなたはクックルナンバー9371864052747のクックルです!性別はお尻を見ないと分かりません!」
レインボークックル達「おめでとう!クックルドゥドゥドゥ!」
お母さんクックル「可愛い私の子供達…クックルドゥドゥドゥ!」
( *゚∋゚)「はぁはぁ、感動しましたねぇ〜!あの、そろそろマイクを置いてもいいですか?駄目?」
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( *゚∋゚)「さて、皆今日はクックル牧場に遊びに来てくれてありがとう!赤ちゃんが生まれる瞬間を見られて本当にラッキーでしたね」
(*^∋^)「よかったらまた遊びに来てね!私達はいつでも皆をお待ちしています!」
(*^∋^)「お相手はクックルナンバー846291564301のクックルお姉さんでした!」
(( *゚∋゚))「もう終わっていいですよね?ねっねっ。それでは一旦スタジオに返しまーす」
┼ヽ -|r‐、. レ |
d⌒) ./| _ノ __ノ
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制作・著作 NHK
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4・「キャラクターを選択してください」のようです(使用絵 No.3)
.
-
( ^ν^)「風呂を済ませて後は寝るだけだが、寝るにはまだ早い…」
( ^ν^)「ゲームでもやるか!」
ウイーン… トゥルルン♪
『キャラクターを選択してください』
( ^ν^)「うーん、どうしよっかなぁ…」
カチカチ カチカチッ
( ^ν^)「双子の踊り子ツンデレ&デレデレ。これは二人セットで固定なんだ」
( ^ν^)「必殺技【鏡合わせ】は、鏡に映したようにそっくりに踊ることで通常の2倍のダメージを与えることが出来る」
( ^ν^)「でも俺思うんだけどさ、二人なんだから2倍なの当たり前じゃね?ってな」
( ^ν^)「正直言うと別々に使わせてほしいと思う。俺、ツンデレ派だし」
( ^ν^)「デレデレのおっぱいが揺れるのはエロくていいんだけどさ、ツンデレの縦ロールだけが揺れるのも可愛いんだよ」
( *^ν^)「可愛いんだよマジで」
ξ*゚⊿゚)ξ『べっ、別にアンタの為に踊るわけじゃないんだからね!』
ζ(゚ー゚*ζ『ねぇ、私の踊りに魅了されて?』
( *^ν^)「セリフもツンデレの方が可愛くね?こうチンコにキュンキュン来ねぇ?」
-
( ^ν^)「セットで固定キャラと言ったら、召喚士貞子と精霊ビコーズ&ゼアフォーだ」
川д川『呪う…呪い殺してやる…』ブツブツ
( ∵)v『ゴエエ(ピースピース!)』
v( ∴)『ゼアゼア(こっち見て!ピース!)』
( ^ν^)「これは多分凸凹トリオとかギャップ萌えとかそういうやつだと思う」
( ^ν^)「だって貞子の物騒なセリフに対して、ビコゼアの癒しオーラ半端ないじゃん」
( ^ν^)「実際戦闘もビコゼアのアクションに滅茶苦茶癒されるしな。貞子はおっかねぇけど…」
-
( ^ν^)「初心者向けのキャラクターは、蜜柑使いちんぽっぽだ」
( *^ν^)「ケモナー大歓喜、猫娘だぞ。しかもおっぱいでかいから揺れる。最高だぜ」
(*‘ω‘ *)『ぽっぽ、みかんあげるっぽ』ポインッ ドカーン!
( ^ν^)「ちんぽっぽの魅力といったら何と言っても遠距離攻撃が出来るところだな」
( ^ν^)「蜜柑に見せかけた爆弾をブン投げて敵を複数攻撃出来るから、レベル上げも楽チンだ」
( *^ν^)「三頭身でちまちま動くところが滅茶苦茶可愛い。最高だ」
-
( ^ν^)「上級者向けのキャラクターは、ガンナーのレモナだ」
|゚ノ ^∀^)『ねえ、撃っていい?いいよねっ?』パンパンッ!
( ^ν^)「レモナは唯一【オートアクティブ】のキャラクターなんだ」
( ^ν^)「行動選択を素早くしないと、勝手に銃を撃ちまくって弾切れを起こす厄介な奴なんだ」
( ^ν^)「見た目はコーラ奢りたくなるお姉さんなんだけどなぁ…じっくり行動選択したい俺には使いにくい」
( ^ν^)「逆に言うと、行動選択にこだわらない人には楽なキャラでもある。勝手に敵倒してくれるから」
( -ν-)「でも俺は、レモナを俺の意のままに動かしてぇんだ…」
-
( ^ν^)「可もなく不可もなくの普通のキャラと言ったら、弓使いトソンだ」
(゚、゚トソン『あなたのお役に立ちたいんです。指示を出してください』
( ^ν^)「露出高めな衣装を着てるけど、セリフも行動もひたすら普通。能力も特に伸びしろもなく普通」
( ^ν^)「地味っ娘好きにはたまらんキャラと言えるだろう」
-
( ^ν^)「何故か髪型が2パターン用意されている格闘家ヒート」
( ^ν^)「ポニーテールと外ハネショートの2パターンあるが、俺は外ハネショート派だ」
( ^ν^)「見た目は可愛いし、素手最強を体現しているところは気に入っている。ただ…」
ノパ⊿゚)『うおおおおおおおおお!!!拳で決着をつけようっ!!!』
( -ν-)「声がデカ過ぎて耳がキンキンするんだ。あと3段階くらいボリューム落としてくれたらいいのにな…」
( -ν-)「そこだけが本当に残念だ」
-
( ^ν^)「選択肢があるキャラはもう一人いる。鉤爪使いハインだ!」
( ^ν^)「ハインは何と性別が選べる!俺はいつも男ハインを使ってる」
( ^ν^)「だってさ、ハインを女にしたら男キャラがビコーズだけになっちまう。男成分が少ないのは物足りないんだよな」
( *^ν^)「ハインのセリフは正直胸キュンなんだ。俺はホモじゃないけどな!」
从 ゚∀从『腹ワタブチまけてやるぜ!』ジャキンッ!
( *^ν^)「どうだ?キュンッときただろ?意訳『一緒にモツ鍋食べようぜ!』になるんだぜ!」
( ^ν^)「何?意味不明だって?腹をかっ捌いたら新鮮なモツが手に入るだろ?それを鍋にするだろ?最高じゃん」
( ^ν^)「あーハインとモツ鍋食いてぇ」
-
( ^ν^)「唯一の回復キャラ、回復魔法使いの渡辺さん」
从'ー'从『あれれ〜?元気ないねぇ〜?え〜いっ!』ポワワワ〜ン ホワァ〜
( ^ν^)「おっとりしたセリフとほんわかしたキャラクターに癒されること間違いなし」
( ^ν^)「ただなぁ…基本ステータス【ドジっ娘】のせいで、魔法の成功率は何と50%!」
( -ν-)「確実に回復したい時にそんな大博打はしたくない…せめて30%だったらまだ使えたのになぁ」
( ;ν;)「渡辺さんでソロプレイした時は何度もガチ泣きしたわ。マジで」
-
( ^ν^)「存在自体がR-18!鞭使いハローさん!」
( *^ν^)「鞭使いはドスケベな服を着るって決まってるんだ。――誰が決めたのかって?」
\ /
\ 丶 i. | / ./ /
\ ヽ i. .| / / /
\ ヽ i | / / /
\
-‐
ー
__ わ た し で す --
二 / ̄\ = 二
 ̄. | ^ν^|  ̄
-‐ \_/ ‐-
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/ ヽ \
/ 丶 \
/ / / | i, 丶 \
/ / / | i, 丶 \
( ^ν^)「網タイツにハイヒールに露出が高い服は鞭使いならではだ」
( *^ν^)「いや〜たまらんなぁ!ぐへへ」
-
( ^ν^)「ハローさんはセリフもドスケベなんだ」
ハハ ロ -ロ)ハ『ケツをコッチに向けなサイ。鞭で叩いてあげマス』ピシーッ
(( * ν ))「おほぉ〜お願いしましゅぅ!」ゾクゾクゥ
( ^ν^)「このセリフを聞くと俺は、パンツを下ろして画面に向かって尻穴をおっ広げる体になっちまったんだ…」
( ^ν^)「ハローさんのセリフにはそんな魔力がある。そうは思わないか?」
ハハ ロ -ロ)ハ『ケツをコッチに向けなサイ。鞭で叩いてあげマス』ピシーッ
(( * ν ))「あひぃっ!もっとぶって下さぁい!」ビクンビクンッ
( ^ν^)「マジで鞭を買って、セルフでぶっ叩こうか時々本気で悩むわ」
-
( ^ν^)「さて、次は趣向を変えてょぅι゛ょを見てみよう。戦斧使いヘリカルちゃんだ」
( ^ν^)「体に見合わぬ大きな斧をブン回すょぅι゛ょだ」
*(‘‘)*『真っ二つにしてやんよ!』ブンッ!ガシャーンッ!
( ^ν^)「正直使い勝手はあんまり良くない。スカることが多いからな」
( ^ν^)「ただ、クリティカルヒットが出ると何と2.5倍のダメージを与えることが出来る!」
( ^ν^)「渡辺さんと同じくギャンブラーにはたまらんキャラと言えるだろう」
-
( *^ν^)「大トリを飾るのは――大剣使いリリだぁ!うっひょー!」
( ^ν^)「リリは大剣使いではあるが、ヘリカルと違ってその剣は羽のように軽くて振りやすいらしい」
( ^ν^)「見た目に反して小回りがきくし、クリティカルヒットも出やすいんだ」
( ^ν^)「なんてったってリリは、全員の好感度がMAXの状態で、ソロプレイで全員EDまでクリアしたら仲間になる隠しキャラなんだ!」
( ^ν^)「セリフも滅茶苦茶可愛いんだぜ!」
⌒*リ´・-・リ『――斬』シュッ
( ^ν^)「これに対して『斬るって言ったの?』と入力すると」カチカチ
⌒*リ´・-・*リ コクリ
( *^ν^)「頬を赤らめながら頷くアクションが見られるんだ!!最高だろ!?」
( ^ν^)「ちなみにこれはリリの好感度をMAXにしないと見られない、激レアアクションなんだ」
( *-ν-)「はぁ…リリをお迎えした日のことは昨日のことのように思い出せるよ…」ボロンッ
(( * ν ))「はぁはぁ…俺のリリ…」シコシコ ドピュッ
( ;^ν^)「…ってもう2時間も経ったのか…そろそろ寝ないと明日に響くな」
( ^ν^)「キャラ選択画面を見るだけで楽しいゲームもそうそうないな。明日こそは一戦くらいはしたい」
( -ν-)「おやすみ…」グゥ
おわり
-
おつおつ
読んでる途中だけど一作目から、
(帰れ帰れ!下痢便漏らせ!)ブリブリッ!
じゃねーよww自作絵だからこそだなw
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