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( ^ω^)文戟のブーンのようです[6ページ目]
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【このスレについて】
●このスレは何か
→ブーン系の品評会企画です。
作品による競い合いと、それによる作者同士の研鑽を目的としています。
●品評会はどう行うのか→>>2参照
●どうすれば参加できる?→>>3参照
●スレタイにある『文戟』って何?→>>4参照
【その他のルール、細則>>5】
【生徒名簿>>6】
【まとめ】
https://bungeki.jimdofree.com/
【過去スレ】
テストスレ
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1531744456/
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https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1533540427/
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https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1536071497/
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https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1538666460/
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https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1541935201/
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【品評会のルール】
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作品投稿期間(毎月1日〜20日)
↓
投票、感想期間(毎月21日〜25日)
↓
感想・構想期間&テーマ決定(毎月26日〜末日)
(※以後繰り返し)
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○『生徒』はテーマに沿った作品を作品提出期間に提出して下さい。
作品の最後には【了】と書き添えてください。
○作品の提出は順番に。他の生徒の投下中には提出が出来ません。
○投票では、提出作品の中から1位、2位を選んで書き込んでください。
それぞれの投票は【1位→2pt】【2位→1pt】として集計され、作品の獲得pt数が最も多い生徒が優勝です。
○『生徒』として登録されていても、品評会への参加は必須ではありません。但し、作品を提出した『生徒』が投票しなかった場合は-1ptとなります。
○優勝者には次回品評会のテーマ決定権が与えられます。26日にテーマを提示してください。翌月1日から次の品評会の開始とします。
26日に優勝者がテーマを提示しなかった場合、翌日に2位へテーマの決定権が譲渡されます。
○集計は【総帥 ◆IxnXYH/4Y2】が行いますが、現在不在なので有志が代理で行っています。
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<テンプレ>
【第一位】(AAとトリップ)【(タイトル名)】【感想】(なくてもよい)
【第二位】(AAとトリップ)【(タイトル名)】【感想】(なくてもよい)
【Pick up】(AAとトリップ)【(タイトル名)】
(作品への感想、意見、批評)
【寸評】
(全体への感想、意見、批評)
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※投票と感想は一度にまとめて行なってもよい
※順位、名前、タイトルが揃って1票とする
※Pick upは複数列挙可
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【参加方法】
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900 (´・ω・`) ◆4fW30b.lZU sage 2018/11/07(水) 00:32:57 ID:Mbed/FHQ0
(´・ω・`)「僕も籍だけ置いておこうかな」
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○AAとトリップキーを名前欄に入れて書き込めば、即座に『入学』が完了します。
○以後、AAとトリップを合わせて『生徒』として生徒名簿に登録され、【作品の投下】と【文戟】が可能になります。
○使用できるAAは生徒名簿に無いもの、トリップはあなたが今まで使用した事がないものに限ります。
○『生徒』は、総合スレやツイッター等でこれまでのキャリア(作者)と明確に特定できる情報を発信した時点で生徒名簿から抹消されます。
○AAのロールプレイ推奨。
ですが必須ではありません。喋りやすいように喋ってください。
○『退学』は自由です。
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【文戟】
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294 ( ^ω^)◆y7/jBFQ5SY sage 2018/07/15(日) 21:12:15 ID:EVMxAmGI0
(#^ω^)「ショボーン【(´・ω・`) ◆4fW30b.lZU】!僕とお前の全ptをかけて文戟をするお!」
295 (´・ω・`) ◆4fW30b.lZU sage 2018/07/15(日) 21:15:34 ID:6pHFm7UE0
(#´・ω・`) 「その勝負、受けてやろうじゃないか!」
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◯【文戟】とは、全体の品評会とは別に、1対1で作品を競わせる戦いです。
○『生徒』は任意の『生徒』に対して【文戟】を申し込む事が可能です。
○挑戦者は、【文戟】を申し込む旨、【相手のAAとトリップ】、【賭けるものと相手に賭けてもらいたいもの】をそれぞれ提示する事で文戟を申し込めます。
相手が了承すれば成立します。
○品評会の投票後、全体の集計とは別に、【文戟】の挑戦者と防衛者は獲得したptを比較します。
勝者は相手が賭けたものを獲得できます。
○スレ内部で完結するものなら、なんでも賭ける事が可能です(ptや相手のaa等)。
賭けたものを後から変更するのは禁止です。
○一人で二つ以上の【文戟】を掛け持ちするのは禁止です。
【文戟】が同時に成立するような事態が発生した場合は、先に防衛者が了承の書き込みをした方を優先します。
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【その他のルール、細則】
○投下が混み合ってて提出期限に遅刻しそう
→提出期限内に投下宣言をした『生徒』は、提出期限後24時間以内の作品投下が認められます。
○品評会作品のために現行が遅れる事をツイッターで説明したい
→スレに参加している事のみを言うのは可能です。作者バレした場合は生徒名簿から抹消されます。
○使いたいAAを既に使われている
→文戟で奪い取ってください。
○自分の作品のネタなどを話したい
→投票期間終了以降に行ってください。
○『入学』『生徒』『総帥』とはどこから来てるのか
→企画の元ネタ「食戟のソーマ」のリスペクトです。
○新入生がpt上位に食い込むの難しくない?
→当学園は三期制となっております。
1、5、9月の頭に全生徒のptはリセットされます。
○ptがたくさん溜まるとどうなるのか
→当期終了後、上位3人に【拝成三銃士】の称号が与えられます。
称号は次の三銃士が決まった段階で「前・第○挺」に書き換えられ、
またの三銃士が決まった際に剥奪となります。
例)12月 第一挺 獲得→4月 前・第一挺 →8月→なし
※続けて三銃士の称号を得ることは可能。
○ルールがテンプレのと違うんだが
→スレの中でルールが変更される場合があります。
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【生徒名簿】
・【0P】从 ゚∀从 【第二挺】◆ogHcBy0QF6
・【0P】(*゚ー゚) ◆4hjDojWtys
・【0P】▼・ェ・▼ ◆a7eydlwZI.
・【0P】(・∀ ・) 【第三挺】◆evfltpoFGo
・【0P】(´・_ゝ・`)【第一挺】 ◆lqtlYOyuz2
・【0P】<_プー゚)フ ◆AwmE0lJ56w
・【0P】( ><) ◆wHcop5D7zg
・【0P】('、`*川 ◆tKLHNhuUIo
・【0P】ミセ*゚ー゚)リ ◆.B6BIc9Qqw
・【0P】J( 'ー`)し ◆nL4PVlGg8I
・【0P】(-_-) ◆q/W4ByA50w
・【0P】( ´_ゝ`) ◆GmbTh14.y.
・【0P】(-@∀@) ◆q5Dei.01W6
・【0P】o川*゚ー゚)o ◆r65.OITGFA
・【0P】Σz ゚ー )リ◆ij8xCb.PrY
・【0P】イ从゚ ー゚ノi、 ◆U.Ze.JZ4Hs
・【0P】(*‘ω‘ *) ◆pYMCMYBATY
・【0P】(´・ω・`) ◆4fW30b.lZU
・【0P】从'ー'从 ◆qblPUItam.
・【0P】( ・∀ ∀・)◆EnVvubdKUg
・【0P】ξ゚⊿゚)ξ ◆IU1nsGpajk
・【0P】( ・`ー・´) ◆BIc1.HXbFU
・【0P】('A`) ◆AMmdHNyQPk
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・【0P】川 ゚ -゚) ◆c.qQuXxMoQ
・【0P】( <●><●>) ◆CNITCpldAs
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【第8回品評会テーマ】『悪人』
【作品提出期間】『2019年1月1日〜2019年1月20日』
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( <●><●>)「あー……立てる時に名前消し忘れました……」
( <●><●>)「建て直した方が良いでしょうか」
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かまわん、投下しろ
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(´・ω・`) 他の住人の様子を窺ってるなら心配いらない。
(´・ω・`) このショボーン様のお墨付きがあればね
(´・ω・`) このスレのまとめサイト管理人で、Twitterでの宣伝も行っているこの僕が言うんだ、問題は存在しないさ。
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( <●><●>)「すみません。投下します」
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顔ヤバイことになってんぞ
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( <●><●>)「化けた……」
( <●><●>)「一々コピペするの面倒なので投下中は顔外します。すみません」
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( <●><●>)幸せの作り方のようです
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その日は、朝から雨が降っていた。
秋が終わり、木々からは葉が散っている。
三年前に社会人になった私は、勤め先に向かうべく足を速めていた。
最寄駅から歩いて十分程。
私はいつものように勤め先である都内のビルに入る。
近隣のビルの中でも特に大きいここは、外から見ても良く目立つ。
広いエントランスを抜け、機械にカードを通すと、腰の高さにある扉がスッと開いた。
入社以来、当たり前に使っているこの機械は、まるで駅の自動改札機だ。
仕事柄、様々な会社に出入りすることがある私だが、こんな立派な設備を整えている会社は他に見たことが無い。
学生時代の友人や、ネットの知り合いにこの話をすると、少なからず盛り上がる。
大手に勤められて羨ましいだとか、自分も都内で働いてみたいだとか、そんなところだ。
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( <●><●>)(今日も先に居るだろうか)
始業時間には、まだ一時間程余裕がある。
学生時代の私に、今の私を見せたらどんな反応をするだろうか。
学業には特別打ち込めず、寝坊するのは当たり前。
滑り込みで教室に入るのは得意技だった。
そんな私が余裕を持って出社するのには理由がある。
('、`*川「おはよう。若手君」
( <●><●>)「おはようございます。伊藤さん」
彼女だ。伊藤ペニサス。
私の一年先輩で、新人の頃に指導員をしてくれた。
垂れた目尻は、温和な彼女の雰囲気と相まって、優しい印象を受ける。
他の同僚たちは、まだ出社していない。
狭いオフィスに二人きり。
彼女と会話する時間が生まれる。
これが今の私の楽しみだった。
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('、`*川「今日も早いわね。はい、コーヒー」
( <●><●>)「いつもすみません」
d('、`*川「良いのよ。こういうのは女の仕事ってね。今日も頑張ろう」
( <●><●>)「はい」
('、`*川「それと、なんだったかしら……。あ、そうそう。これ、作ったの。良かったら食べて?」
彼女は私のデスクにコーヒーが入ったカップを置くと、手のひらサイズの袋を差し出してくる。
私はそれを受け取り、彼女に礼を言った。
('、`*川「じゃね」
( <●><●>)(なんだろう?)
雨ですっかり冷えた両手をカップで温めてから、受け取った袋を開けてみる。
中にはきちんと並べられている茶色く染まったクッキーが数枚入っていた。
( <●><●>)(あぁ、覚えていてくれたのか)
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二年程前の冬、彼女と外回りの営業に出た時だ。
その日は、私の軽はずみな発言で営業先を怒らせてしまい、反省会と称して二人で喫茶店に入ることにした。
('、`*川「まぁ、元気出しなよ。若手君は良かれと思って言ったことなんだから、そんなに気にすることないって」
( <●><●>)「しかし、私の発言で先方を怒らせてしまったのは事実ですし」
('、`*川「だからさ、気にしすぎなんだって。確かに言い方は良くなかったけど、言ってることは間違ってなかったから」
( <●><●>)「そうなのでしょうか」
('、`;川「そうだって、そんなに暗い顔しないでよ。私まで落ち込んじゃうじゃない」
( <●><●>)「……すみません」
('、`*川「ねぇ、若手君は何が食べたい? 何でも頼んで良いよ」
( <●><●>)「良いんですか?」
('、`*川「何の為に私が居ると思ってるのよ。後輩のケアするのが、先輩の仕事なんだから」
( <●><●>)「でしたら、これを」
('、`;川「クッキー? こんなので良いの?」
( <●><●>)「はい、好きなんです」
('、`*川「ふーん、それなら良いけど。あ、すみませーん」
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( <●><●>)(遠い昔のように思えるな)
袋に入ったクッキーを一枚取り出し、かじる。
サクッと小気味良い音を立てて割れたクッキーは、ココアの香りと程よいバターの甘みがした。
( <●><●>)(美味しい)
( <●><●>)(私の為に、焼いてくれたのだろうか)
一枚食べ終えると、私はカップに手を付け、コーヒーを飲み込む。
口の中に残った甘みが、温かいコーヒーの苦みに洗い流され、気持ちが落ち着く。
昔とは違い、私も様々な仕事や案件を任されるようになってきた。
疲れていないと言えば嘘になる。
そんな気持ちが顔に出ていたのだろう。
だから、彼女は機会を見つけては、こうしてお菓子の差し入れなどしてくれるのだ。
伊藤は気配りの出来る女性だった。
( <●><●>)(今度、何かお礼をしなくては)
彼女は何を貰うと喜ぶだろうか。そんなことを考えながら、私はデスクの書類と向き合った。
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(´・_ゝ・`)「よう、若手」
( <●><●>)「あぁ、盛岡。奇遇だな」
(´・_ゝ・`)「席、良いか?」
( <●><●>)「勿論」
その日の昼休憩に、私は社外の喫茶店に来ていた。
会社から少し歩くが、ここで食べるオムライスがお気に入りだった。
私に声を掛け、テーブルの向かいに座ったのは盛岡デミタス。
別部署に配属されている私の同期だ。
彼とは通っていた学部が同じだったことで話が合い、会えば話すような間柄だった。
(´・_ゝ・`)「最近、どうだ」
( <●><●>)「どう、とは」
相変わらず、回りくどい喋り方をする奴だ。
用件があるなら、はっきり言えばいい。そう思ったが、口には出さない。
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(´・_ゝ・`)「別に、深い意味はないさ」
そう言いながら、盛岡は片手を上げて店員を呼びつける。
彼はコーヒーとナポリタンを注文したようだ。
注文を受けた店員が、きびきびとした動きで立ち去る。
盛岡は視線を店員から私に戻すと、口を開きかけたが、すぐに閉じてしまった。
思案した表情を浮かべるので、仕方なく私から話を切り出す。
( <●><●>)「そういう君はどうなんだ。新しいプロジェクト、任されたんだろ?」
(´・_ゝ・`)「まぁな。運が良かったよ」
どうにも感触が悪い。仕事の話かと思ったが、違うようだ。
何か悩みでもあるのだろうか。私から聞くべきか迷ったが、思いとどまる。
込み入った話ならば、本人から話すのを待った方が良いと思ったからだ。
二人の間では、私の持ったスプーンと食器が擦れる音だけが響く。
黙りこくった私たちを他所に、昼時で混み合った店内を店員が忙しなく動いていた。
危なげない足捌きでこちらにやってきた店員は、さっとデミタスの手元にコーヒーを届ける。
彼はカップを持ち上げると、一口啜った。
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(´・_ゝ・`)「お、これはなかなか」
( <●><●>)「美味いだろ? 私はここのコーヒーが好きなんだ」
(´・_ゝ・`)「美味いよ。まぁ、俺の彼女が淹れたコーヒーには負けるけどな」
( <●><●>)「恋人が居るのか」
(´・_ゝ・`)「まぁな」
( <●><●>)「知らなかったよ」
(´^_ゝ^`)「言ってないしな」
くくっ、と彼の喉がなる。独特な笑い方だった。不思議と肩の力が抜ける。
( <●><●>)「いつからだ?」
(´・_ゝ・`)「去年の春からだから、もう一年半かな。結婚も考えてるんだ」
( <●><●>)「へぇ、それは凄い」
(´・_ゝ・`)「だろ? 彼女の為にも、頑張らなくちゃと思うよ」
( <●><●>)「お相手は?」
(´・_ゝ・`)「うん……、言っても良いものかどうか」
( <●><●>)「勿体ぶるなよ。どうせ、式も挙げるんだろ」
(´^_ゝ^`)「そう言うなよ。出来たら良いなってだけなんだからさ」
彼の手元にナポリタンが届く。
彼は両手を合わせてから、それに手を付けた。
自分の手元を見ると、すっかり空になった大皿が目に入る。
ちょうど通りかかった店員に自分のコーヒーを頼んだ。
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(´・_ゝ・`)「ここは食事も美味いな」
赤く染まった口元を、備え付けのティッシュで拭きながら、彼はそう言った。
どこか引っかかる。
( <●><●>)「初めて来たのか」
この店は会社からそう遠くはない。
しかし、ビル街ということも有って、多少入り組んだところにある。所謂、穴場だ。
単に昼食を食べるだけなら、会社の近くにもっと良い店がある。
前情報も無く、何故この店に入ってきたのか。違和感を覚える。
(´・_ゝ・`)「……実はな、お前を追ってきたんだ」
( <●><●>)「私を?」
(´・_ゝ・`)「さっきの話なんだがな。やっぱり言うよ」
あぁ、そういうことか。
(´・_ゝ・`)「俺が付き合ってるの、ペニサスなんだ」
聞かなければ良かった。
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『えー、新郎と新婦の馴れ初めは、新郎の友人からの紹介で』
( <●><●>)(友人、か)
私は都内から少し外れたところにある、式場に来ていた。
大きな会場の奥にあるプロジェクターには、新郎新婦の思い出の写真が映し出されている。
それほど写真のストックがある訳では無かったのか、今ではそれを背景に年配の男性が喋っていた。
『盛岡君は行動力と決断力に優れた、素晴らしい若者です。伊藤さん。彼の事、宜しくお願いします。』
そういって、男性の言葉は締め括られ、会場は大きな拍手に包まれた。
ミセ*゚ー゚)リ「ペニちゃん、綺麗だね」
テーブル席の隣に座っている。ミセリが呟く。彼女も私の同期だった。
( <●><●>)「そうですね」
ミセ*゚ー゚)リ「あ、また敬語。どうして、私と喋る時はそうなるかな」
( <●><●>)「ごめん。気を付ける」
彼女は私の一つ年上だった。上下関係に煩い環境で育ってきた私は、年上というだけで敬語になってしまう。
以前、彼女にそう伝えたのだが、「年寄り扱いしないでよね」と怒られてしまった。
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ミセ*゚ー゚)リ「ケーキ、立派だね」
( <●><●>)「そうだね」
彼女の目線の先を見ると、そこには大きなケーキが立っていた。
大きなホールケーキを何段も重ねたかのようなそれは、ライトの光を浴びてキラキラと輝いている。
『それでは、ケーキ入刀です!』
司会の男性がそういうと、明るい音楽が流れだした。流行りの曲らしい。
新郎新婦が揃って前に出て、こういった場でしか目にすることの無い大きなナイフを手にする。
それを二人は息を合わせて、ケーキに差し込んでいった。
会場にはカメラのシャッターを切る音と拍手の音が鳴り響く。
何故だか私はこの時になって「あぁ、二人は本当に結婚するんだな」と実感していた。
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ミセ*゚ー゚)リ「大丈夫?」
重たい瞼を開けると、そこは畳座敷の居酒屋だった。
壁に背を預け、座敷の隅に私は座っている。
私の前にあるテーブルには空になったジョッキが置いてあった。
飲みすぎたらしい。少し、頭がぼんやりしている。
( <●><●>)「式の二次会に来たんだっけか……」
何度か瞬きをして、左隣から顔を覗き込んでいるミセリを見る。
周りには人がまばらで、大体の人が主役の二人をからかいに行っているようだった。
ミセ*゚ー゚)リ「涙、拭いた方が良いよ」
( <●><●>)「え?」
言われて、頬を触ると確かに濡れていた。
気付かなかった。寝ている間に私は泣いていたのだろうか。
それに気付くと、何故だか胸の奥がきゅうと縮んだ気がした。
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ミセ*゚ー゚)リ「しょうがないなぁ、ほら」
ミセリが膝に乗せたポーチから白い質素なハンカチを取り出し、私に差し出す。
それを受け取り、目元を拭うと柔軟剤の甘い香りがする。
ミセ*゚ー゚)リ「洗って返してよね」
( <●><●>)「ありがとう」
ミセ*゚ー゚)リ「気にしないでよ。若手君の気持ち、私も分かるから」
( <●><●>)「気持ちが?」
ミセ*゚ー゚)リ「私、お手洗い行ってくるね」
気持ちが分かるとはどういう事か。
私が聞き返したのを他所にミセリは席を立つ。
彼女が桜色をしたワンピースを翻して廊下に立った時、私は気付いた。
( <●><●>)「あ、ハンカチ」
ミセ*゚ー゚)リ「そうだった」
ミセリは少しおどけた表情で、こちらに振り向く。
ミセ*゚д゚)リ「むぅ」
( <●><●>)「私のハンカチで良ければ、貸すよ」
そう言いながら、ポケットにしまい込んでいた自分のハンカチをミセリに手渡す。
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ミセ*゚ー゚)リ「なんだ、自分の持ってるじゃん」
( <●><●>)「マナーですから」
ミセ*゚ー゚)リ「君に常識が有って、お姉さん感心したよ」
( <●><●>)「洗って返してくださいね」
ミセ*゚ー゚)リ「君もね」
そんなやり取りがなんだか可笑しくて、お互いに微笑んだ。
( <●><●>)「変わった人だ」
ミセリがトイレに行ってから、私は店員に水を頼み、それを少しずつ飲み下していた。
起きた時は身体が怠く、頭も重かったが、水のクリアな感覚が胃に沁み込んで行くうちに楽になってきた。
改めて店の中を見渡すと、帰る人たちがちらほら出てきている。
主役の二人はどうやら三次会のカラオケに行くようだ。
メンバーは固まったようだが、奥の席から盛岡がこちらを遠慮がちに見つめてくる。
彼は私が伊藤に好意を寄せていたことを知っていた。
だから、あの日、私に打ち明けた。
私の気持ちを知りながら、彼女と付き合い出したという彼を恨む事もあった。
しかし、元を正せば私が行動しなかったのがいけなかった。
彼女への憧れを募りながらも、私は後輩という立場に甘んじ、好意を示さずにいた。
そんな私が彼を恨むことなど出来る筈がない。
盛岡と伊藤の出会いを作ったのは、他ならぬ私なのだから。
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あれから半年経った。
季節は夏へと移り変わり、木々からは青々とした枝葉が生えている。
私はミセリと並んで歩いていた。
ミセ*゚ー゚)リ「ペニちゃんね。君の事、好きだったんだよ」
( <●><●>)「へぇ……」
ミセ*゚ー゚)リ「気付かなかった?」
( <●><●>)「全く」
ミセ*゚ー゚)リ「鈍感」
( <●><●>)「分かってます」
ミセ*゚д゚)リ「また敬語」
( <●><●>)「……分かってる」
ミセ*^ー^)リ「ふふっ」
盛岡デミタスと盛岡ペニサスの二人の仲は順調で、上手く行っているらしい。
私は勤めていた会社を辞め、別の会社に転職した。
二人の姿を見るのが辛いからだ。
それでも、私は今の生活に満足している。
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( <●><●>)(私が失敗しなければ、二人の出会いも無かったのだろうか)
私が取引先と揉めた数日後、伊藤主催の私を慰める会を居酒屋で行った。
その会には盛岡も出席してくれた。
それからだ。
二人の仲が縮まったのは。
私は気付いていた。
二人の間に生まれた気持ちを。
( <●><●>)(相性が良かったんだろうな)
優しく気遣いが出来るが、どこか抜けている伊藤。
ぼんやりとしているように見えるが、決断力のある盛岡。
( <●><●>)「私には何もない」
ミセ*゚ー゚)リ「そんなことないよ」
( <●><●>)「そうかな」
ミセ*゚ー゚)リ「私が居るじゃない」
( <●><●>)「何故、私を?」
ミセ*゚ー゚)リ「好きになっちゃったからじゃダメかな」
( <●><●>)「――ダメじゃないです」
私たちは暫し見つめあう。
どれくらいそうしたか分からない。
彼女が目を瞑り、私から口づけを交わす。
あぁ、これが私の幸せなのだ。
確かに私はそう感じた。
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彼は素敵な男性だった。
背が高く、仕事が出来、思いやりがある。
そんな彼が仕事で失敗したらしい。
私と彼は同期だったが、私の方が一つ年上だ。
どう声を掛けていいか分からない。
だから、私は伊藤ペニサスと友人になった。
ミセ*゚ー゚)リ「ねぇ、ペニちゃんはさ。若手君のこと、どう思う?」
('、`*川「そうねぇ。彼は真面目で良い子だと思うわ」
ミセ*゚ー゚)リ「ふぅん。彼の事、気になる?」
('、`*川「……多少はね」
ミセ*゚ー゚)リ「じゃあさ、今度飲み会開こうよ!ペニちゃん主催でさ。若手君の慰め会!」
そうしてセッティングした飲み会当日。
私は隣に座った盛岡君に声を掛ける。
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ミセ*゚ー゚)リ「盛岡君はどんな人がタイプなの?」
(´・_ゝ・`)「俺? 俺は年上で包容力がある人かな」
ミセ*゚ー゚)リ「じゃあさ、ペニちゃんとかどう? 彼氏募集中だって言ってたよ」
(´・_ゝ・`)「伊藤さん? いや、伊藤さんは若手が……」
ミセ*゚ー゚)リ「それって盛岡君に関係あるの?」
(´・_ゝ・`)「え?」
ミセ*゚ー゚)リ「だってさ、盛岡君の気持ちと若手君の気持ちは関係ないじゃん。でしょ?」
(´・_ゝ・`)「まぁ、それはそうだけど」
ミセ*゚ー゚)リ「こんなチャンス何回あるか分かんないよ?」
(´・_ゝ・`)「そうかな」
ミセ*゚ー゚)リ「そうだよ」
(´・_ゝ・`)「そうかもな。……ちょっと行ってくる」
ミセ* ∀ )リ「頑張ってね」
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それからは簡単だった。
知り合った二人から相談を受けつつ、上手く助言すると、二人は急接近。
二十代半ばにもなると焦りもあったのか、あっという間にゴールインだ。
こうして、彼は一人ぼっち。
後は憧れの上司と友人を無くした彼に寄り添うだけ。
二次会でハンカチの交換をした後、それを口実にして食事に誘った。
その後も、彼と出かけて彼と一緒に居た。
それだけで良かった。
彼が居心地の悪い会社を辞めたいというので、私の知り合いの会社を紹介した。
そのうち、私もそこに転職するつもりだ。
家でも外でもずっと一緒に居てあげる。
彼はどこにも逃がさない。
あぁ、これが私の幸せの作り方。
【了】
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( ・∀ ∀・)「「乙」」
( ・∀ ∀・)「「感想は感想期間の方がいいかしらん?」」
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(;<●><●>)「ミスって>>20の初めに来る点線を>>19に入れてしまった……」
( <●><●>)「ありがとうございました」
-
乙!
眠いから細々したことは後日にして…
導入からハンカチの交換まで、ここまでの流れはパーフェクトと言えるのでは無いか。
ふいんき(ry を出しながらも洗練された文章で読者を自然に物語の世界へ引き込む。それがとても上手い。
最後のミセリの悪女っぷりがバレるところの疾走感(?)もいい。
惜しむらくは、最後がやや急ぎ足になってしまったこと。
ミセリの素が披露されるまでにもう少し何かが欲しかった。
あと、これはどうしようもないんだけど「悪人」というテーマがある以上、途中で何となく察しがついちゃうんだよね。
でも、パーフェクトな前半と、分かっていながらもドキドキしちゃう最後が凄く楽しめたのでとても高評価です。
兄者君に匹敵するかもしれんねこれは。
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>>35
(´・ω・`) 書いちゃえ書いちゃえ!
(´・ω・`) 立ったばかりのスレは勢いが落ちるのが早いから
(´・ω・`) ドクオ君の言うとおり、感想は水モノだし
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('A`) この前半がパーフェクトなら少なくとも俺は永遠にパーフェクトには到達しないだろう
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【無題】
( <●><●>)(遠い昔のように思えるな)
袋に入ったクッキーを一枚取り出し、かじる。
サクッと小気味良い音を立てて割れたクッキーは、ココアの香りと程よいバターの甘みがした。
( <●><●>)(美味しい)
( <●><●>)(私の為に、焼いてくれたのだろうか)
一枚食べ終えると、私はカップに手を付け、コーヒーを飲み込む。
恋愛感情を無駄なく、ムラなく、伝える軽快な会話文。
だからこそ、だからこそ勿体無い。
【Good!】
前半の読みやすさ。
余計な描写を入れない事で、ワカッテマスのペニサスに対する気持ちが分かりやすく読者に伝わる。
それからデミタス、ミセリとキャラが登場する度に今後の展開を自然に匂わせる所。
【Bad……?】
ただ1つ。テーマ。
これだけ。
恐らくミセリが悪女だと伝えたいのだろうが、ハッキリ言う。
薄い。薄すぎる。
一読み手として、ミセリの行動は恋慕した人に近付く為の普通な行動にしか思えない。
例えばワカッテマスの転職先を融通する為にミセリ側の知り合いを脅して強引にポストを開けさせるだとか。
ペニサスに嫉妬して何か悪事を企てるだとか。
そういった悪人としての要素があまりに薄いと感じた。
もちろんテーマなんか無視して書いてやるという書き手もいれば、読み手側の悪人像も千差万別な訳なので、この作品がテーマ無視したモノだと言いたいわけでは無い。
ただ、あくまで個人の感想としてはこの作品にテーマをつけるなら【恋愛】もしくは【人間ドラマ】だ。
まかり間違っても僕等はこの作品を【悪人】の話だなんて思わない。
【Total】
テーマの空振り感が勿体無い。
この話をそのまんま総合短編や、テーマ【恋愛】、【人間関係】という文戟作品だったら僕等は盛大に拍手していた筈だ。
書き手であるワカッテマス君とテーマ発案者であり読み手である僕等。
音楽せいの違いで解散するバンド。
関係ないけどそんな言葉が思い浮かびました。
-
( ・`ー・´)スレ立ても投下も乙だ!
( ・`ー・´)なにより名簿に僕の名が入っているのがいいね!おしゃん!平成最後のおしゃん!
( ・`ー・´)僕も以下に例によって顔無しで感想を述べさせてもらうよ!
-
好き。女二人とデミタス並べてビンタしたいくらいに好き。
これはあれね、「あくにん」というより「わるいひと」って感じだよね。テーマ発案者の意図とは違えどもさ、ミセリのあれこれ見てると「うぇー、悪どいことやるなぁ。ケツしばきてぇなぁ」って思ったよ。僕もこんな形でもいいから愛されてみたいもんだね!思う存分しばいてやるのに!
まぁなんかな、「恋愛」ってテーマの作品を無理くり「悪人」に当てはめた感があるような気がしないでもないかな。終盤のネタバラシのとこで違和感覚えたのはその辺が少なからずちらついたからだと思う!
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>>40
タイトル見逃してた。
【( <●><●>)幸せの作り方のようです】でしたね、ごめんなさい。
-
(´・ω・`) 異性同士の恋愛だとこれが普通ってマジ?
(´・ω・`) わあっホモで良かった〜
(´・ω・`) ……
(´・ω・`) …まあ、確かにもう少し悪人っぷりを作中で見せて欲しかったという気持ちもなくはない
(´・ω・`) 個人的な意見を述べると、ワカッテマスも道を外して欲しかった、と思う。
(´・ω・`) ま、悪女要素もりもりでテーマに沿ってると僕は思うが…悪女と悪人って別なのかな…
-
ううう……みんなスゴイ作品を書くなあ……それに比べて……
オイラには、みんなみたいに素晴らしい作品を書く才能も、発表して切磋琢磨する勇気が湧いてこねえよ……死にてえ……
-
>>45
( ・`ー・´)ここにヤジ飛ばしたくて入学したやつならいるぞ!
( ・`ー・´)+キリッ
-
ミ,,;Д;彡 て
ミ,,;Д;彡「えっ『( ・`ー・´)ここにヤジ飛ばしたくて入学したやつならいるぞ!( ・`ー・´)+キリッ』だって?」
ミ,,゚Д゚彡「つまり……自分だって勇気はないけど入学したってこと? それじゃあ、オイラもまだまだやれるってことかい?
そうか! オイラは自分で限界を決めて、才能がないと思い込んで、勝手に挑戦することを諦めていた……。
まだ、オイラはやれるってことだよね! 甘やかすんじゃなくて励ましてくれたのか!」
ミ,*゚Д゚彡「すげえ! アンタすげぇよ! オイラみたいなヤツに希望を与えられるなんて!!
オイラ……これだったら、まだまだ頑張れるぞ! うおおおおお! オイラも頑張っから! すげー頑張っから!」
ミ,,-Д-彡「まず深呼吸だ! 一回だけでいいから、深呼吸しよう」
ミ,,- o -彡 スゥゥー
ミ,,- 0 -彡 =3 ハァァー
ミ,,-Д-彡「深呼吸してからの……」
∩ ∧,,∧
ヾミ ゚Д゚彡 「ヨッシャ!!
ヾ ⊂ ヾ これが一番パワーがあるから! よーし、元気出たぞ!!」
O-、 )〜
U
ミ,,゚Д゚彡「ガンバンベ! 踊れフサギコ! あ! オイラ、フサギコってんだ! アンタのこと、スゲー尊敬します!
打ちのめされても、高嶺の花でも、ダッセー飛び方でもいいから、デッケー夢持って上へ上へ猛アタックしろってことだね!!
アンタからは人生で一番大事な気持ちを教えてもらいました!! だからアニキって呼んでいいかな? 偶然同じ星に生まれて、偶然ここで出会えて……。
誰もが華麗に舞い踊る蝶々にはなれないけれども、諦めずに胸ドキドキ心ワクワク体ノリノリ尻フリフリの情熱! 逃げるのはもういいじゃん! 沢山じゃん!
限界を決めなければ何回だって立ち上がれる! ずっと沈んでて未来を諦めるなんて、ダメっしょ! 負の連鎖を断ち切るんだ!! あの・・夢もてますケド。
今日を頑張ってねー人は、明日頑張れねーです、だよな! 入学するよ、オイラ! オイラ、どこまででもアニキについていくよ! これからヨロシクな、兄貴!!」
-
( ・`ー・´)しんどい!
( ・`ー・´)パス!
-
水をさすようで悪いけど、
>>3
○AAとトリップキーを名前欄に入れて書き込めば、即座に『入学』が完了します。
とあるので名前欄も忘れずに。
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ワロタ
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これ笑わないの無理だろ
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返信文章仕込んでたのに出先から帰ってきたら入学手続きの不備突かれるってあるか?これ笑わないの無理だろ
また出直してくるわ
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これは逸材
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ふたたび会う時を待たざるを得ない
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素に戻るなよ笑うわ
頑張れキャラを貫き通せ
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単純にクソ痛い奴じゃねぇか
これで二十歳越えてたら知能指数猿以下だから来世に期待して死んだ方がマシだぞ
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>>56
遠回しに上○雄○をバカにするのやめろ
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このネタわかんねえってことは新参の十代だろキッズをいじめてやるなよ
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若者を叩く年寄りおるな
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次はどんな登場の仕方をするのか楽しみだな
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どんな登場の仕方でもいいから面白い話書いてね。それすれば手のひらドリルだから。
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(´・ω・`) 絶望的なほどに筆が進まない
(´・ω・`) ネタだけは思いついたから、何とか完成させたいけどどうなることやら
-
今回の品評会はパスします
-
イ从;゚ ー゚ノi、 ボクも筆が進まないや
イ从゚ ー゚ノi、 期間延長とか……ダメかなあ?
-
(・∀ ・)「きゃっかにきまってんだよなー」
(・∀ ・)「そんなれいがいつくるいみもない」
(・∀ ・)「べつにまい回かかないとたいがくになるわけでもなし」
(・∀ ・)「オレさまなんて気がむいたときしかかかねーぞ」
-
('A`) (他人が苦しんでる様を見るほうが楽しいなこれ)
-
川 ゚ -゚) 半分ほどまで書けたが、書くというのは大変なことなんだな……
川 ゚ -゚) 大変な上に人に見せるのは恥ずかしいしなんか興奮してきた。
-
>>67
興奮するのかw
頼もしいな
aa的に川 ゚ -゚)のファンだから期待してる
-
(´・ω・`) 前座に相応しい、素晴らしきクソ作品を書き終えたから投下してくよ…
-
( ^ω^) 真の悪人を目指すお!
( ´ω`) でもどうやれば真の悪人になれるか思いつかないお…
( ^ω^) とりまテレビでも見るおwwwwwwwwwww
[TV]<ジャーン
[TV]<神秘シリーズ第一弾!地球の内部に迫る!
[TV]<実は地球のマントルは「ペリドット」「ガーネット」「ダイアモンド」等の宝石で出来ていたのです!!
[TV]<次回、第二弾は「女体の内部に迫る!」です!お楽しみに!
[TV]<ジャジャジャジャーン
( ^ω^)ピコーン
( ^ω^) 地球のマントルから宝石を盗めば真の悪人になれるお!
( ^ω^) ついでに地球も破壊出来て一石二鳥だおwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
( ^ω^) 早速方法を考えるおwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
-
10分後
( ´ω`) サッパリ思いつかないお…
( ^ω^) ドクオに考えてもらうおwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
( ^ω^)& いとしのドックン!地球のマントルから宝石を盗む方法はないかお?
('A`)& 斬鉄剣で地球を真っ二つにするとかどうよ?
【イメージ図】
──── ←斬鉄剣
○
↑
地球
○
──── スパッと切断
( ^ω^)& 名案だお!さっそく斬鉄剣を作ってもらいに行くお!
('A`)& ああ行ってこいブーン…!真の悪人となるために!
( ^ω^)& いってくるお!
-
( ´ω`) だけど誰が斬鉄剣を作れるのか分からないお…
( ^ω^) 手当たり次第に訊いてみるおwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
( ^ω^) そこの爺さん!斬鉄剣を作れる刀鍛冶をしらないかお?
( ´W`) いかにも私がその刀鍛冶じゃ
( ^ω^) じゃあブーンのために斬鉄剣を作ってくれお!
( ´W`) その前に、斬鉄剣の持ち主となるには試練を受けてもらう必要があるんじゃよ…
(;^ω^) その試練とは…? ゴクリ
-
( ´W`) 理由を三行で
( ^ω^) 真の悪人になるお!
地球を破壊してマントルから宝石を盗むお!
斬鉄剣で地球を真っ二つにするお!
( ´W`) よし合格じゃ!すぐに作ってやろう
30分後
( ´W`) 完成じゃ!
( ^ω^) やったお!ありがとうだお!
( ^ω^) これで地球を真っ二つに出来るお!
( ´W`) しかし…地球の直径以上あるこの刀をどうやって使うんじゃ?
( ゚ω゚)
( ゚ω゚) 考えてなかったお…
( ^ω^) とりまドックンに相談するおwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
-
( ^ω^)& ヘイドックン!斬鉄剣はできたたんだけど使う方法が思いつかないんだお!
何か良い方法はないかお?
('A`)& 両端にロケットでもつけたらどうだ?
( ^ω^)& それは名案だおwwwwwwww早速ロケットを盗みにいくおwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
■ ■
■⊂二二二二( ^ω^)二二二二⊃■ ←ロケットを盗んだブーンの図
▼ ▼
(;^ω^) 流石にロケットを盗むのは大変だったお…
( ^ω^) とりま斬鉄剣にロケットを取り付けるお!
( ^ω^) これを宇宙に浮かべて…エンジン点火!!!
( ^ω^) 発射5秒前!!!4!3!2!1!発射だお!!!!!
( ^ω^) 上手くいったお!これでちきうは真っ二t
-
´
´.
__,,:::========:::,,__
...‐''゙ . ` ´ ´、 ゝ ''‐...
..‐´ ゙ `‐..
/ \
.................;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::´ ヽ.:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.................
.......;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙ .' ヽ ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;......
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゙゙゙゙゙;;;;;;;;............ ;゙ ゙; .............;;;;;;;;゙゙゙゙゙
゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;.......;............................. ................................;.......;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙
゙゙゙゙i;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;l゙゙゙゙゙
ノi|lli; i . .;, 、 .,, ` ; 、 .; ´ ;,il||iγ
/゙||lii|li||,;,.il|i;, ; . ., ,li ' ; .` .; il,.;;.:||i .i| :;il|l||;(゙
`;;i|l|li||lll|||il;i:ii,..,.i||l´i,,.;,.. .il `, ,i|;.,l;;:`ii||iil||il||il||l||i|lii゙ゝ
゙゙´`´゙-;il||||il|||li||i||iiii;ilii;lili;||i;;;,,|i;,:,i|liil||ill|||ilill|||ii||lli゙/`゙
´゙`゙⌒ゞ;iill|||lli|llii:;゙|lii|||||l||ilil||i|llii;|;_゙ι´゚゙´`゙
´゙゙´`゙``´゙`゙´``´゙`゙゙´
-
( ^ω^)は真の悪人を目指すようです
糸冬
-
(´・ω・`) 何故にこうなったのかは投票期間後に説明するから、今は訊かないで欲しい
(´・ω・`) まあ深い理由なんてないけどね…
(´・ω・`) さあて、アルファでも読むか
-
>>74の「両端に〜」の下にこれを追加
【イメージ図】
斬鉄剣
■ ↓ ■
■────■ ←ロケット
▼ ▼
○
↑
地球
-
地球をナメんなよ
-
一旦宇宙に出ないと設置出来ない件についてw
乙やで
-
>>80
(´・ω・`) そういった細かな部分を無視出来るのはギャグのいいところだよね
(´・ω・`) 乙ありがとうね
(´・ω・`) …
(´・ω・`) …
(´・ω・`) アクティブの生徒が見当たらないと、何となく不安になってくるな
-
( ・`ー・´)ショボーン君に乙だ!
( ・`ー・´)スピード感がいいね!ハイスピード地球ぶったぎり系ギャグの雛型として後世に伝えられると僕は思うよ!
( ・`ー・´)そういや過去にもちょいちょい見たことがあるけど「&」がスマホを表しているってのはもう、全ブーン系民の総意と考えていいのかな!
-
('A`) 別に話すことないし…
-
>>82
総意では無いと思います
-
>>82
(´・ω・`) ありがとう、ありがとう
(´・ω・`) 「ξ゚⊿゚)ξちゃんが( ^ω^)に告白するようです」を読みながら執筆してたせいか、電話の形が&になったけども
(´・ω・`) 】や θ もよく見るよね
>>83
(´・ω・`) いや、ね、馴れ合うつもりは毛頭ないけどさあ
(´・ω・`) 作品を投下した後にしばらく反応が無いと怖くなってくるんだよね
(´・ω・`) 20日以降に感想を貰えることは分かりきってるのにさ
-
('A`) それはどうかな…
('A`) 感想もらえるのが当然だってのは
('A`) 見当違いだと思うね
('A`) 20日以降だろうがなんだろうが
-
(´^ω^`) ハッハッハッ!言えてる言えてる
(´^ω^`) 自己の改善のために批評をし合うのに、ある程度のクオリティがないと批評が貰えないってのがこのスレの恐ろしいところだね
(´^ω^`) まァ、心配しなくても僕以外の生徒は必ず講評は貰えるから
(´・ω・`)9m このショボーン様がいる限りは全員分の講評を書き殴ってやんよ
-
>>87
やだ!!
この変態、イケメンよ!!
-
>>82
( <●><●>)「私は】派ですね」
-
川; ゚ -゚) 書けたので投下する。
投下自体初めてなので失敗するかもしれんが大目に見てくれ
-
( ^ω^)「は?」
僕はその時、かなり阿呆な顔をしていたと思う。
でも仕方なかった。
学校の宿題中に自分の父から告げられた言葉があまりにも信じられなくて。
そんな顔をして聞き返してしまうのも仕方のないことだった。
(`・ω・´)「だから。ツンちゃんがね、次の神様のお嫁さんに決まったんだよ」
( ^ω^)「……ツン、が」
(`・ω・´)「うん。ブーンは仲良くしてもらってただろ?だからちゃんとお礼を言うんだよ」
( ^ω^)「…… 」
僕は、父さんに返事をすることも忘れ考え込んでいた。
-
.
( ^ω^)贄の涙のようです
.
-
僕が住んでいる村には神様がいる。
神様は何十年かに一度、見初めた娘がいる家の前に簪(かんざし)を置いていく。
簪を置かれた家の娘は絶対に神様に嫁がねばならない。さもなければ神様の怒りに触れ、村は大災害に見舞われる。
だから嫁を出した家は村を救ったとえらく感謝され、あらゆる援助を受け、向こう十年は働かずとも生活に困らない。
いつだったか、父さんにそう教わった。
ちなみにこの簪は、神様を祀っている神社の敷地内にある祠に置いてあるものだ。
祠の中を掃除している際に覗いたことがある。
細部までは見えなかったが、紫色の小さな花がたくさんついた綺麗な簪だったのを覚えている。
( ^ω^)「……神様に嫁入りしたら」
( ^ω^)「ツンとはもう会えない……んだお? 」
(`・ω・´)「……ん、そうだね。神様のもとへ行くから、もうこちらへは戻ってこれないね」
( ^ω^)「そうかお…… 」
(`・ω・´)「……寂しい気持ちは分かるよ。俺も子供の頃に好きだった子が嫁いだけど、辛くて泣いたよ」
父さんはそう言うと僕の肩を何度か叩いた。
-
ツン。
僕と彼女は同い年で、幼い頃から仲良しだった。
何処へ行くにもいつも一緒だったし、つい昨日も彼女と彼女の妹との3人で釣りをして遊んだばかりだ。
昨日までは変わらない毎日だった、のに。
( ^ω^)(ツン……僕は…… )
僕はその日、とうとう眠りにつくことができなかった。
ξ゚⊿゚)ξ「あ、ブーン。来てくれたの」
ドアを開け僕を見るツンは、僕の予想とは違っていつもの彼女と変わりなかった。
そのことに僕は少し驚いてしまった。
もしかして昨日聞いたことは父さんの冗談だったのだろうか。
ξ゚⊿゚)ξ「あんたも聞いたの?私が神様に嫁ぐって話」
( ^ω^)「あ……う、うん。父さんから…… 」
ξ゚⊿゚)ξ「そっか」
そんな僕の希望的観測は、彼女によって崩されてしまった。
-
( ^ω^)「…… 」
ξ゚⊿゚)ξ「…… 」
沈黙。
僕は昨夜、眠れぬ布団の中でずっと考えていた。
ツンの思い出と父さんの言葉がぐるぐると、洗濯機の中の洗濯物のように回って。
僕の思考をかき回して、混ざり合って。
僕が夜が明けるまで悩んでやっと導き出した答えは、
ツンと離れたくない、だった。
夜通し悩んで出したものがこんなことで、我ながら呆れるけど。
( ^ω^)「……ツン」
沈黙を破った僕の声は少し震えていた。緊張していた。
……ツンに僕はこう提案するつもりだった。
「離れなくて済む方法を一緒に考えよう」
他の人が聞いたらきっと幼稚な発言だと思う。でもこれが僕の精一杯だった。
幼いなりに、馬鹿なりに、僕なりに。
悩んで出した答えだった。
( ^ω^)「はな」
ξ゚⊿゚)ξ「ねえ! 」
そんな僕の声を遮る彼女の声。
僕は出しかけた言葉を喉につまらせる。
-
ξ゚⊿゚)ξ「神様に嫁ぐとさ、たくさんお金、とか、もらえるんだって」
( ^ω^)「…… 」
ξ゚⊿゚)ξ「うちがそれで裕福になったらさ、ブーンにもおすそ分けするように言っといたげる」
ξ゚⊿゚)ξ「デレにもちゃんと、ブーンにお菓子わけたげてって言っとかないとね」
あの子わがままだから、とつぶやく彼女は俯いていて。
僕はもう、つまらせた言葉を吐くすべを失っていた。
出鼻をくじかれたのもある。でも俯く彼女の手元、握られたあの簪に
ぽたぽたと水滴が落ちていくのを見てしまったから。
僕の決心なんて霞むほどの彼女の決意を見てしまったから。
だから僕もただ俯いて、泣くしかなかった。
ξ;⊿;)ξ「バカね、何泣いてるのよ。神様にお願いして会いに来るから……心配しないでよ」
( ;ω;)「おっ……おぉ…… 」
僕らはふたりで泣きあった。
泣きながら分かった。僕はツンが好きなんだ。だからこんなにも悲しくてつらいんだ。
何でツンだったんだ、何でツンを連れて行ってしまうんだ。心の中で何度も何度もそう繰り返し呟いた。
(`・ω・´)「それじゃ行ってくるからね。くれぐれも外には出ないように」
-
そう僕に言い聞かせると、父さんは出かけていった。
嫁入りの日は女の人と子どもは外に出てはいけないらしい。理由を聞くと
「神様に連れて行かれてしまうから」。
何故大人の男の人は連れて行かれないんだろう、と難しい顔をして考え込んでいる僕を見ると
父さんはふ、と笑って扉を閉めた。
今日はツンが神様に嫁ぐ日だ。
……僕はあの日から、毎日ツンに会いに行った。
会って、いつもと変わらない何気ない会話をして、遊んだ。
嫁入りについては触れなかった。お互いにつらいことを思い出さないようにしていた。
( ^ω^)「……食器、洗わないと」
父さんと僕の二人分の食器が置かれたシンクの方を見る。
水道口から時折ぽたりと水滴が落ちる。
その様子が数日前のツンと重なって、あの日のことを思い出させた。
-
( ^ω^)「……う」
( ;ω;)「ううううう! 」
この数日触れないように蓋をしていた感情が、目から口から一気に溢れ出た。
悲しみと一緒に、怒りもこみ上げていた。ツンを奪う神様が許せなかった。
でもそれ以上に、何もできない自分が腹立たしかった。
乱暴にこたつの上のものに当たる。
父さんが好きな煎餅が入った器も、冷めたお茶が入っていた湯呑も、
書きかけの宿題のノートも、すべて腕で払い、こたつの脇に落とした。
一切がなくなったこたつに何度も拳を打ち付ける。
( ;ω;)「このっ!このっ!このっ!馬鹿野郎っ! 」
無力な自分を痛めつけ、罵った。
ツンを救いたかった。好きと打ち明けたかった。不変でありたかった。
-
( ;ω;)「ツンと……さよならなんてやだお…… 」
こたつに倒れ込み顔を埋める。
じんじんと痛む拳を開く。爪が食い込み血が滲んでいる。
( ;ω;)「……そういえば、さよなら、って、言ってないお…… 」
( ;ω;)「ツン……ツンに会いたい……」
そう呟くとよろよろと立ち上がり、上着を手に取って玄関へ歩いた。
泥で汚れたスニーカーに足を滑り込ませ、引き戸に手をかける。
そのまま戸を滑らせると、外の冷たい空気が一気に流れ込んできた。
外は静かだった。
きっとどの家も今日は言いつけどおり家の中で過ごすのだろう。
外にいるのはツンを見送る大人の男たちと、お嫁に行ってしまうツンと、
これから約束を破る僕だけだ。
-
( ^ω^)「…… 」
歩く。
足音を立てないように、あまり明るいところは歩かないように。けれど速度は落とさないように。
どこでやるかは聞いていなかったが、恐らく神様を祀っているあの神社だろう。
家を越え、僕らが通う中学校を越え、しばらく歩くと神社へと続く道が見えてきた。
ここまで来ると付近に家はないが、大人たちが集まっていることを考え慎重に進む。
石畳の道の脇に灯籠が置かれている。
誰かがこの道を歩くために置いたとすれば、やはりここにツンたちが居るに違いない。
階段を登る。次第に人の声が聞こえてきた。大人たちの笑い声だ。
ツンの声は聞こえないが、良かった。ここまでくれば大人に見つかってもツンに会えるだろう。
鳥居をくぐる。脇に竹箒と草刈り用の鎌が無造作に置かれている。
僕もいくらか安心して、周りのものを見る余裕も出てきていた。
建物に近付く。少し開いた扉から灯りが漏れている。
いきなり扉を開けて入る勇気は流石になかったので、僕は床が軋まないよう
ゆっくりと進み、中を覗き込んだ。
-
ちょうど僕の正面に、小さな細い脚が見えた。
白い布に横たわっているらしい。顔は見えない。人の背中が邪魔をしていて見えない。
人影の両脇から伸びる脚が揺れている。足袋を履いているのが見える。
人影は服を着ていなかった。なぜ?
側面から脚を掴む手が伸びてきた。灯りに照らされて顔が見える。見たことのある顔だった。
反対側からも見たことのある顔が現れて、何かを掴んで引っ張った。
引っ張っているものが見えた。緩く巻かれた金の髪だった。なぜ?
その髪にも見覚えがあった。僕が今まさに見たかったものだった。
正面の人影が退いた。隠れていたものが全て見えた。
そこに居たのはツンだった。
裸で横たわっていた。
敷いていると思っていた白い布はツンが着ていたらしい着物だった。
退いた人影が横を向いた。僕の父親だった。さっき別れた父さんだった。父さんも裸だった。
-
村の男たちがツンの上で笑い、踊る。
その度にツンは脚を、手を、髪を揺らしていた。そばにはあの簪も落ちていた。
僕は理解ができず固まっていた。目の前の光景の意味が分からなかった。
ここでは神様とツンの結婚式が始まっているはずだ。
でもこれは、これじゃあまるで───……
ξ ⊿ )ξ「ギッ、イッ、 」
男たちの笑い声に混じってツンのうめき声が聞こえる。
ツンが苦しんでいる。それでも男たちは笑っている。酒らしきものを飲んでいる。踊っている。
どうしてみんな、ツンが苦しんでいるのに笑っている?
おかしいじゃないか。こんなの──
男の一人がツンの髪を掴み、引っ張り上げた。
頭が持ち上がる。ツンの顔が見える。例えるなら、今にも死んでしまいそうな顔だった。
ふいに、ツンと目が合った。ツンがこちらを見ていた。
死にそうな顔をしていたツンが、わずかに目を見開き、次には泣きそうな顔になった。
ξ ⊿ )ξ「み……な、で…… 」
か細い声だったが、僕の耳には確かに聞こえた。
ツンを助けなきゃ。固まっていた思考が溶ける。
(;゚ω゚)「ツンッ!! 」
扉を殴るように乱暴に開けて叫んだ。男たちがこちらを一斉に見た。
やはりどれも見覚えのある顔だった。友達の父親、お店の店主、僕の父親。
僕が覗いていた所から見えない位置、左の壁際にはツンの両親もいた。
しかしこのなかに知らない顔はなかった。神様はいなかった。
-
(`・ω・´)「ブーン……家から出るなって言ったのに」
裸の父さんが僕のほうを見て呟いた。
でも僕は父さんのことを無視してツンに駆け寄った。
(;゚ω゚)「ツンッ!っだ、大丈、ぶ… 」
間近で見ると分かる。ツンの全身は穢されていた。
体中につけられた赤い痕と青い痣。そして髪や顔、体にもかけられた体液。
僕はさっき見た映像を思い出した。心臓が締め付けられて苦しい。
ツンは気絶してしまったらしい。でもそのほうが良いかも知れない。
僕は自身の袖でツンの顔を拭ってやる。
今すぐにこの場からツンを連れ出したかったが、先に聞かなければいかないことがある。
僕は立ち上がり、父さんの方を向く。父さんと見つめ合う。
( ゚ω゚)「……今日、ツンの結婚式があるって、いったおね」
(`・ω・´)「……ああ、そうだね」
( ゚ω゚)「じゃあ、これは一体何だお。説明してお。
なんでここに神様がいないんだお。なんでツンがこんな目にあってるんだお」
(`・ω・´)「参ったな…… 」
父さんは困ったような顔をしながら頭を掻いている。
しばらく悩む素振りを見せていたが、やがてそれをやめると口を開いた。
(`・ω・´)「まあ、良いか……見ちゃった以上もう隠せないし。説明するよ」
-
(`・ω・´)「もう察してると思うけど、神様なんて本当はいないんだ」
( ゚ω゚)「…… 」
(`・ω・´)「昔は信じてたらしいしここの神社で実際に祀ってたんだけどね。
まあ、今の時代にそういうのを信じるわけもない」
(`・ω・´)「ただ、信仰はなくなったけど、残った文化もあったんだ」
父さんの視線がツンに行く。
(`・ω・´)「生贄だよ」
( ゚ω゚)「生贄…… 」
(`・ω・´)「昔はブーンに説明した通りの生贄だったんだ。
神様に祈っていた。生贄となる少女を捧げ、村を守ってくれと」
(`・ω・´)「でも今は違う。少女は神様ではなく村の男達に捧げるんだ」
( ゚ω゚)「なんっ……でだお!神様でもない父さんたちになんでっ! 」
(`・ω・´)「娯楽もほとんどないこの村の唯一の娯楽だからだよ。
少女を抱くのはなあ、俺らみたいなオッサンにとって何よりの娯楽、悦楽なのさ」
言いながら父さんはにいと笑う。周りの男達も笑っている。意味がわからない。
今まで気にならなかった垂れた眉に、歯の黄ばみに、唾液の糸に、激しい嫌悪が湧く。
何より父さんのその言葉に虫唾が走った。
-
(`・ω・´)「娘を俺らに差し出す代わりに俺らは差し出した家に何年もかけてお礼をする」
(`・ω・´)「そうやってこの村はうまくやってきたんだ。
もちろんルールもたくさんある。長く続けるためには決めごとも必要だからね。
ブーンにも高校を出たら教えるつもりだったんだが、まさかここに来るなんてな」
( ゚ω゚)「……だって、父さん、言ったじゃないかお
父さんも、好きな子が嫁いで、辛かったって。泣いたって」
(`・ω・´)「……ああ、泣いたよ。辛かったなああの時は
(`・ω・´)「だってさ」
(`・ω・´)「俺はその時まだ子どもで、その子を抱けなかったからね」
頭が痛い。右手で頭を抑える。
父さんの言葉を理解しようとすればするほど痛みは強くなる。
僕が異常なのか?どうして誰もおかしいと言い出さない?
ツンの両親の方を見る。
(∩゚ω゚)「ッツンを……こんな目に合わせて……
あんたら、なんとも思ってないのかお…… 」
声を絞り出す。ツンの両親は顔を見合わせ困ったような顔をしている。
少しそうした後、ツンの母親が口を開く。
-
「うちにはまだデレも居るし、娘なら親のために孝行するもんでしょう?
ツンも分かってくれてるわ。私の娘なんだもの」
(∩゚ω゚)「っそんなわけ……っ」
目眩が起こる。僕は膝をついた。異文化の国に迷い込んだ気分だ。
頭痛がひどい。目頭が熱い。僕はいつのまにか泣いていた。
あの日の泣いているツンを思い出す。さっきの顔に涙の跡を残していたツンを思い出す。
僕の涙を見た父さんが「ああ、 」と声を漏らす。
僕は少しだけ期待した。父さんが正気に戻って、こんなの間違っていると言ってくれると。
さっきまでの悪夢をすべてなかったことにしてくれると。
(`・ω・´)「そうか。すまなかったよブーン」
(`・ω・´)「お前もツンちゃんを抱きたかったのか。仲間はずれにしたから怒ってるんだろう」
信じていた。
(∩ ω )「何、言って」
(`・ω・´)「そうだよなあ。俺と同じ思いを息子にさせるなんて酷な話だよな。
なあブーン、父さんも一緒に頼んでやる」」
父さんが僕の方に近づく。
(`・ω・´)「本当は子どもはダメなんだぞ。ルールだからな。でもお前は子どもなのに知ってしまった。
しかも好きな子が生贄なんだ」
父さんから距離をとりたかったが目眩はまだ収まらない。
-
(`・ω・´)「だから特別にさ、なあみんな、良いだろう?」
(`・ω・´)「ブーンにもツンちゃんを抱かせてやってくれよ」
父さんが僕の目の前に来る。
(∩ ω )「ふざ、け」
父さんを睨みつける。父さんはしゃがみこみ僕の目をまっすぐに見る。
(`・ω・´)「だってブーン、ツンちゃんはなあ」
(`・ω・´)「終わったら川に流すから。今抱いとかないと二度と抱けないんだぞ」
僕はその言葉の意味を理解した。
父さんから目をそらす。ふらつく足で立ち上がり扉の方へ歩き出す。
扉をくぐる時に肩がぶつかった。じんじんと痛む。
僕は鳥居を目指した。
-
(`・ω・´)「行っちゃった……やっぱり子どもにはショッキングだったかな」
ポリポリと頭を掻く。子どもの頃からの癖。
最初にこれが癖だと気づいたのは前回の生贄の子……好きだった女の子からの指摘だったっけな。
彼はそんなことを思い出す。
「何だか白けちまいましたな」
「全く。シャキンのところの倅のせいですぞ」
(`・ω・´)「いやあ、すみません。多感な年ごろでして。
どれ、酒でも飲んで仕切り直しと行きましょう」
日本酒の瓶を持つ。
煩い男たちのコップに酒を注ごうとした時、入り口のほうから悲鳴が聞こえた。
「痛え!!痛えっ!! 」
男が肩を抑えて転げ回っている。肩からは血液が溢れ出し、抑える手は真っ赤に染まっている。
その向こうがわに立つのは、先程ここを出ていったブーンだった。
-
僕はあの瞬間思い出していた。鳥居のそばにあった鎌を。
父さんの話を聞いてもその主張も思考も何一つ理解できなかった。
それに、父さんが囁いたあの言葉。
ツンはこのあと殺される。
騙されて、陵辱されて、川に捨てられ殺される。
この村には悪人しかいない。
自分の子どもを平気で捨てられる悪。何も知らない少女を悪びれもせず犯せる悪。
ツンを救うためには、この悪人たちを。
僕が殺すしかない。
頭はもう頭痛を起こさなかった。
酒で酔い、何も身に着けない、僕より図体のでかい悪は次々と崩れ落ちていく。
昔ツンとした勇者ごっこを思い出す。僕が勇者で、ツンがお姫様。
悪者に連れ去られたツンを救うべく、僕は怪獣や魔物を倒して進む。
「やめ……私が死んだらデレが」
振り切った鎌がツンの母親の喉を裂く。
四つん這いで逃げようとしているツンの父親の手足を裂く。
-
(;`・ω・´)「お、おいブーン、お前自分がなにをしてるか分かってるのか!? 」
父さんは汗をかきながら僕に向かって叫んでいる。
(;`・ω・´)「今すぐやめるんだ!こ、こんなことをして、ただですむと思っているのか! 」
父さんのもとへ歩く。鎌は血で真っ赤に染まっている。
鎌を持つ手が滑らないよう、ぎゅっと握り直す。
「ひっ」と悲鳴をあげながらひっくりかえった父が僕を見上げている。
僕は父さんの前にしゃがみ込み父さんの目をまっすぐに見る。
( ゚ω゚)「じゃあ、なんでツンを殺すのは止めようとしなかったんだお」
右手をあげる。鎌から血がしたたる。
父さんの顔に血がぽたぽたと落ちる。
そのまま僕はその手を振り下ろした。
-
ξ-⊿-)ξ「……う、ん」
ξ゚⊿゚)ξ「……ここ、は」
( ^ω^)「ツン。良かった。気がついたかお」
抱きかかえたツンは目覚めてからもしばらくはぼーっとしていた。
そのうち思い出してきたらしい。僕を見て青ざめる。
ξ; ⊿ )ξ「っ!わ、私……ブーン、見ないでって私、い、言ったのに……! 」
肩が震えている。僕はその姿を見て泣きそうになる。
きっと僕が想像するよりもずっと辛かっただろう。
僕が一生をかけてもツンの心の傷はなくならないのかもしれない。
( ^ω^)「ツン、大丈夫だお。悪いやつらは全員いなくなったお」
僕はせめて少しでもツンが落ち着けるように、安心させてあげられるように。
ツンに向かって微笑んだ。
ξ゚⊿゚)ξ「ブーン……」
ξ゚⊿゚)ξ「……?この赤いの、血……?ブーン、怪我してるの?」
-
( ^ω^)「僕の血じゃないお。あいつらのだお」
僕はそう言うと体を反らす。そして僕の後ろで倒れる肉塊たちを見せる。
ツンを苦しめた人間たちの成れの果てだ。ツンも喜ぶだろう。
ツンは目を見開いている。端から見渡していたツンがある場所を見つめた。
ξ ⊿ )ξ「……おかあさん、おとうさん……? 」
左隅、2つ並んだ肉塊を見て、ツンが呟く。
( ^ω^)「ツンには辛いかもだけど、あの二人、ツンをこいつらに売ったんだお。
ツンがどうなるか知ってたのに。とんだ悪だお。
だから僕が殺したお」
ここであったことを説明しようとツンのほうを向いた僕の目に、衝撃がくる。
(;゚ω )「ッギャアアアア!! 」
そこから広がる痛みに僕は思わず叫んだ。
目に何かが刺さっていた。その刺さっている何かを持っている人間を、残った片目が捉える。
ツンだ。ツンが僕の目に何かを刺した。なぜ。どうして。
-
ξ;⊿;)ξ「あんたがおかあさんを!!おとうさんを!!殺してやる、殺してやる!! 」
ツンが叫びながら刺さった何かを引き抜く。
簪だった。紫の小さな花がたくさんついたあの簪だった。
(;゚ω∩)「どうして……僕はただ、ツンを助けたくて……
だってあの二人、ツンを売った悪人で、」
ξ;⊿;)ξ「おかあさんとおとうさんのためなら仕方ないって!私覚悟してた!
それでみんなが幸せになれるならって、思ってたのに!」
抑えた左目から生暖かい感触がする。血が出ているらしい。
痛みが頭の中を暴れまわる。ツンは目の前で泣いている。
ξ;⊿;)ξ「あんたが殺した!私の幸せを奪った!
なにが悪人よ、私からしたら」
ツンが右手を振り上げた。
灯りに照らされて簪がキラキラと光る。ツンの涙がキラキラと光る。
ξ;⊿;)ξ「あんたのほうが悪人よ」
.
-
.
( ^ω^)贄の涙のようです 了.
.
-
川 ゚ -゚)というわけで以上だ
川; ゚ -゚)我ながらひどい出来になってると思うが、とりあえずまずは1本書ききることを目標にした
書くの大変すぎだろこれ 作者やってるやつら化物だぞ
川 ゚ -゚)というわけで寝る。おやすみ。
-
最初の乙は俺が頂いた!!!
-
しっかり書けてる!!
悪人ってテーマに対して、視点が変われば悪も変わるって内容は好き
個人的に胸糞系は心にくるわぁ………
-
乙
ブーンみたいな正欺瞞がやられるのはすかっとしたわ
-
(´・ω・`) 乙
(´・ω・`) 感想はちょっと待って…
(;´・ω・`) (どこから攻めたらいいか皆目見当がつかないなこれは)
-
川 ゚ -゚) 乙をありがとう、優しさに泣いた
>>119
川;゚ -゚) 無理に感想を言おうとしなくても良いんだぞ… 正直感想とかそれ以前の問題だろう
川 ゚ -゚) 一本書いてみて、作者側にここどうしてるの?と聞いてみたいことがいくらかできた
川 ゚ -゚)感想期間の時に聞きたいので答えてくれると嬉しい
-
>>120
(;´・ω・`) 「いや、勿論今僕が抱いている感想はあるんだよ」
(;´・ω・`) 「実際に作品を読んだのだから、何かしらの感想も思いつかないということはあり得ない」
(;´・ω・`) 「でも、今の自分の感想は自分で納得出来るものではないんだ」
(;´・ω・`) 「何かを見落としてるような…何か靄がかかったものがあるような…」
(;´・ω・`) 「はたまた喉に何かがつっかえているような、そんな違和感があるんだよ」
(;´・ω・`) 「それが何なのか分からないんだよね」
-
('A`)↑
-
('A`) 基本的にはいいと思います
('A`) この話は人が他人に抱いてる幻想とか思い込みとかのミスマッチが炸裂する話だと思うけど
('A`) ブーンとシャキン、ブーンとツンの間で他人の内に見出した自分の勝手な理解、願望、幻想
('A`) いわばディスコミュニケーションの結果
('A`) それが、それぞれどうしようもなく裏目にでて
('A`) 短編としてあるべき場所に収束していると思う
('A`) ただ、なんというかツンもブーンもシャキンもちょっと極端だなって思う
('A`) まあこの辺は個人の感覚の問題だけど
('A`) 気になったのは、途中で1レスだけ地の文章がブーンの一人称から三人称になる部分
('A`) それから、当日に女子供は外に出てはいけないって警告
('A`) この情報は勿論、伏線なんだけど
('A`) これでもうツンが犯されるって展開が読めてしまう
('A`) 一方でそれが分かって心の準備が出来てたから
('A`) 陵辱シーンにそれほど気を取られることなく
('A`) ブーンの心情やその後の展開へスムーズに移行できた
('A`) これはそれを計算に入れてるのか
('A`) そこまでは計算してないのか
('A`) そこが気になる
('A`) 言うなれば先の展開を示唆するための布石だったのか
('A`) そんな感じですね
-
読んでて思ったのが、時代背景が分かりにくい
生贄が通用するなら戦前かと思ったけど、比較的現代みたいで困惑した
現代ならネットなり他所からの人間が入ってきた時に廃れそうな物だが、そうなってないって事はかなり閉鎖的な場所だと思うけど、その描写が薄いので違和感がある
生贄自体も数十年に一度なのにシャキンが前回を知っている
年配ならその描写が欲しかった
娯楽が無いなら若いうちに結婚してブーンが産まれているだろうから、少なくとも十数年しか経ってない
-
話は起承転結がしっかり出来てて初めて書いたとは思えない
ブーンの日常が崩れたんだなってのが伝わった
ただの正義押し付けじゃなくて、それぞれの立場からの思いが書かれているから、考えさせられる
最後の展開は唸った 展開作るの上手いからこそ惜しいと感じる
面白かったです
-
十数年はミス
二十年は経ってるか
冒頭の何十年はどうなんだろって意図で書いた
-
(´・ω・`) 「何となく違和感の正体が分かってきたので」
まず、今までに投下された作品の中では一番テーマに沿っていると感じた。
それぞれが持つ価値観の違いによって何が“良し”となり何が“悪し”となるかが違う。使い古された内容だが、それでも“それ”を上手く使って迫力のある物語を書いてくれた。その能力は素晴らしい。ブラヴァー!!
それで、だ。僕が感じたのは、「もっと話の『補強』が欲しい」ということ。君の作品は言ってみれば「スケルトン」みたいなもので、本当に必要最低限しか書かれていない。
贅肉はおとす必要があるが、筋肉は逆につけなければいけない。>>124が指摘しているように、物語に読者を引き込むための設定だったり、より重厚・シリアスにするための文であったり、そういったものはもっとあればいいな、と思った。
二つ目、これは完全なる僕の好みなので全く参考にしないでいいと思う。
個人的には、シャキン側にもっと「正義」が欲しい。価値観の相違をテーマにした話には、それぞれのキャラが「正義・信念」を持っていることが必要だと思うんだよね。
片や両親のために犯されて死ぬことを選んだツン、片やツンを守るために人殺しをしたブーンに対し、快楽を貪るためだけにレイプをする大人達が釣り合っていない。と僕は感じる訳です。
一度書いたけど、あくまでこれは「僕の好み」なので無視してくれて構わない。
-
( ・`ー・´)すごいなみんな!
( ・`ー・´)僕なんか「胸糞」「ブーンカワイソス」ぐらいの単語しか出てこなかったぞ!
( ・`ー・´)強いて言えば恐らくものそい閉じられた環境であったはずの集落で、ブーンがどうして僕ら読み手側の常識というか倫理観みたいなあれを持っていたんだろなぁってね!
( ・`ー・´)この集落でいえばブーンの抱いた気持ちや反応なんかは明らかに異端だからさ!
( ・`ー・´)その辺がモヤットボール!
-
(´・ω・`) 「まあ、これが本当に処女作なら、クール君、君は素晴らしい能力を持っていると思うよ。」
(´・ω・`) 「無駄を削るって思いのほか難しいことで、僕たち作者はついつい『書きすぎて』しまう事が多い(少なくとも僕はそう)なんだけど」
(´・ω・`) 「必要最低限の文で、伝えたいことはキチッと伝える」
(´・ω・`) 「その能力にはいやはや、感服しました。」
-
('A`) 正義とか価値観の違いとか言われてるけど
('A`) 俺はそんなものは始めから無いと思う
('A`) あるのは立場の違いだけ
('A`) なぜなら、価値観の相違が存在するかという部分が全く描写されてないから
('A`) 三者は立場が違いすぎてそれを価値観に還元することは出来ない
('A`) 同じシチュエーションから見たときの相違が価値観の違いになる
('A`) この場合誰も同じシチュエーションに立ってない
('A`) よってこれは立場の違いになる
('A`) そして俺はこれを不足とは思はない
-
('A`) それはさておき
('A`) ツンと狼女が来るかどうか俺は気になってるが…
('A`) あと名無し代表( ・`ー・´)は、やはり口だけなのかとかね
('A`) ミセリ…そういえばそんなのもいたな…
('A`) 俺は根暗だから何もかも覚えてるぜ
-
( ・`ー・´)まぁまぁ!
( ・`ー・´)まぁ!
( ・`ー・´)まぁまぁまぁまぁ!
-
>>130
(´・ω・`) 「価値観の違いだとギャーギャー言ってるのは僕だけだね」
(´・ω・`) 「立場が違えば価値観や倫理観も違うと僕は考えるけどね」
(´・ω・`) 「そして、その価値観の違いの中には『正義』が欲しいと僕は思ってるのさ」
(´・ω・`) 「たとえその正義がただの言い訳や自分勝手なものであったとしても」
(´・ω・`) 「そういえば、僕は少し前に『フランツ・カフカ』の『判決』を読んでてね…」
(´・ω・`) 「そこに今回の話を無理矢理重ね合わせてしまったのもあるかもしれない」
(´・ω・`) 「読んでいなければもっと柔軟な発想を持てたのかもしれないし、読んだからこそこういった発想を持てたのかもしれないし」
(´・ω・`) 「今となっては分からないけど」
-
>>131
(´・ω・`) 「個人的にはミセリ君の作品を楽しみにしてるんだけどね」
(´・ω・`) 「今回は参加出来るみたいなことを書き込んでたけど、やはり戻ってはこないのか…」
-
('A`) ブーン以外内面描写がないから言動だけで判断するしかないわけで
('A`) そうするとキャラの行動の違いリアクションの違いが
('A`) 内面の指標になるわけだけど
('A`) 行動に影響を与えるのは価値観だけではなく置かれた立場も関係する
('A`) だからこの場合何で動いてるかは特定できない
('A`) ブーンは生贄じゃないし、ショボンはツンに恋してない
('A`) これは各個人のシチュエーションが特殊すぎる
('A`) そこに正義だ価値観だとか大きなものを導入するには
('A`) キャラ描写が全足りてないし
('A`) そういうのは長編的な作りの話でやることだと思う
('A`) これは短編らしい短編で
('A`) 少なくともこの話に必要だとは思わない
-
イ从゚ ー゚ノi、 ボク、狼じゃなくて狐なんだけどなあ。
イ从゚ ー゚ノi、 投下するね。
イ从゚ ー゚ノi、 タイトルは「クリスマス大作戦!!」で。
-
諸君、悪とは何だろうか。
例えばそれは他人の物を盗むこと、誰かを欺くこと、生命を奪うこと。
果たしてこれらは、本当に悪と言えるのだろうか。
僕らは日々誰かを欺き、何かの生命を奪いながら生きている。
見たくない過程に蓋をし、見知らぬ誰かに押し付け、何事も無いように普通を過ごしている。
今しがた、ここで敵を欺き、その命を奪った僕は悪なのだろうか。
もし仮に僕が悪だとしたら、君達は正義だと言えるのだろうか。
では、何をなせば正義と言えるのだろう。
誰かを助け、正直に生き、自分が損をしようとにこやかに笑っている。
これは正義と言えるだろうか。
-
自らの命を放棄することなぞ、生存競争においては何の価値もない。
これでは、正義以前に生き物として失格だろう。
この拳で、この脚で、この頭で、自らが持てる全てを動員して、目的を達成することこそが生き物としての最善手。
ある意味では生き物としての正義と言えよう。
諸君。日々、無為に時間を過ごし、どこぞで聞きかじった情報で武装して、他人に嫉妬してはすぐに噛みつこうとする諸君。
暗い部屋で心許無い灯りに照らされながら、その醜くも悍ましい正体を暴かれぬよう、表向きはいつもニコニコ死んだ目で笑っている諸君。
他人を羨むことに終始し行動を起こすことは決して無く、狭い部屋でその矮小な自分自身を慰めている諸君。
果たして、悪とは何だろうか。
とまあ、そんな小難しいことを考えているフリをしながら、今日も今日とて僕は解体作業に勤しむのである。
(;ФωФ)フー 「ふいぃー」
(⊃ФωФ) 「いい汗かいたー」
( ФωФ)そ 「やべっ!擦ったら、メイクとれちゃう」
-
今しがた生存競争に敗れ、動くのをやめたこの生き物は、そこの木箱の影で震えている少女を何度も何度も殴打し、執拗に罵倒した。
その挙句に、少女の耳元で自分勝手な愛を囁いた。最低のロリコン野郎だ。
僕の何物にも代え難い至福の時間。そう睡眠時間をそのだみ声を持って妨げた塵芥以下のクズだ。
女の子が泣くのを見るのは好きじゃない。
それに何より僕は眠い。すぐにでも夢の世界に飛び込んで、甘美な空想に溺れていたいのだ。
( ФωФ) (……しっかし、ずっと泣いててうるさいったらありゃしない)
( ФωФ)そ
( ФωФ) (…原因を排除して、静かにさせればいいのでは!?)
( ФωФ) (それだ……!!)
( ФωФ)ボソ 「天才かよ」
-
慰めようと近寄ると、彼女は悲鳴を挙げ、泣き出した。
僕は、思わず耳を抑えて後ずさる。
(;ФωФ) 「……なぜだ?」
絶対に泣き止ませるフレーズをいくつも考えていたってのに。
そもそも近寄ることすらできないのでは意味がない。
(#⊃;-;)
( ФωФ)
( ФωФ) 「…ん?」
( ФωФ) (視線が腹の辺りに……?)
(;ФωФ) 「あら〜?」
-
その時、僕は自身が返り血でびちゃびちゃになっていることに気が付いた。
恐らく彼女が泣いているのは、これが原因に違いない。
( ФωФ)+キュピーン (…やはり天才)
流石は僕、天才的だ。
かの名探偵でもびっくり。灰色どころかどどめ色の脳細胞を持っているに違いない。
( ФωФ) (そうと分かれば……!)
裏路地を飛び出して、表通りを歩いていた僕と同じくらいの体格の男に声をかける。
( ФωФ)ノシ 「はっろ〜ぅ♪」
○⌒\
(二二二)
(,,゚Д゚)そビックゥ
めちゃくちゃフレンドリーに声をかけたのに、僕の格好を見るなり、男の顔が恐怖に歪む。
なんて生まれたての山羊みたいにガクガクだ。膝カックンなんてしようものなら、頭をひどく打って大怪我するだろう。
手に持っている可愛らしい小箱も、今にも落としてしまいそうだ。
-
○⌒\
(二二二)
(,,;Д;) 「…あ、あぁ」
( ФωФ)そ
(;ФωФ) (…こいつも泣くのか!?)
そう思った瞬間、僕は腰に着けていた鞘から、ナイフを抜き放つ。
ナイフはコンパスでも使ったみたいに、空中に綺麗な曲線を描いて再び鞘に収まる。
(;ФДФ)ガーン
(;ФДФ) 「やってしまった」
いい悪者ってやつは、たとえ失意のずんどこにあったとしても、常に最善手を考える生き物だ。
いい悪者って何だろう。自分で言っていても不思議だ。
なんかこう、程よく矛盾をはらんでいて、言葉のバランスとしていい感じな気がする。
( ФωФ) 「あ!!」
-
思考が生み出したわけのわからん迷路を押し分けて、名案が浮かんできた。
僕は、男が被っていたみょうちきりんな帽子と真っ白な付け髭を拝借する。
○⌒\
(二二二)
( ФωФ) (……あっ、あの袋良くない?)
ガサゴソ ガサゴソ
○⌒\
(二二二)
(⌒( ФωФ) (……こりゃあ、なかなかサンタだな)
○⌒\
(二二二) w
(⌒( ФωФ) 田
○⌒\
(二二二) w
(⌒( ФωФ)⊃田 「…お前も来るか?」
ついでに、誰の手にも渡ることが無くなった小箱も貰ってしまうことにした。
-
我ながら見事なサンタっぷりである。
万が一、明るいところで見たら、あまりにショッキングな色と濃厚な鉄の香りに、失神する人もいそうだけど。
( ФωФ) 「さて、そうくれば」
髭の位置を調整しながら、彼女がいた路地裏に戻る。
彼女はまだ、木箱の裏で泣いていた。逃げりゃあいいのに。
( ФωФ) 「…マジか」
(#゚;;-゚)ビク
(#゚;;-゚) 「…さ、先程の方ですか?」
( ФωФ)
( ФωФ) (……どないしよ)
ちょっと返答に迷った。
だけど、今の僕はサンタだ。間違いなくサンタだ。
幼気な彼女の手前、この設定だけは守っていきたい。
せっかくのクリスマスなんだ。僕はいい悪人なんだし、ちょっとくらい夢をあげたっていいだろう。
-
( ФωФ) 「そうだよ」
( ФωФ) 「……実は僕、サンタなんだ」
(#゚;;-゚) 「…人を殺めてらしたのに?」
( ФωФ)
(#゚;;-゚)
(;ФωФ)
( ФωФ) 「うん」
(#゚;;-゚) 「そう」
-
わざわざ彼女に見えないように、陰で殺したってのに…。
見られていたとは、僕もまだまだ甘いな。
………完璧だと思ってたのになあ。
(;ФωФ) 「そうそう」
( ФωФ) 「まだ見習いだからね」
( ФωФ) 「聖なる夜に、悪党どもを蔓延らせないのも僕らの仕事なんだ」
(#゚;;-゚) 「…そう」
( ФωФ)
(#゚;;-゚)
( ФωФ) 「そうなんだよ」
(#゚;;-゚)
(;ФωФ) 「ほんとだよ?」
(#゚;;-゚)
(;;ФωФ) 「ほんとだってば」
(#゚;;-゚) 「……そう」
-
( ФωФ) 「これまでのことも含めて、彼は人を殺し過ぎた」
( ФωФ) 「だからサンタのブラックリストに載ってたんだ」
(#゚;;-゚)
彼女は何かを思い出そうとしているような表情で、黙り込む。
なんだか嫌な感じの沈黙だ。
彼女の透き通るような目に映る自分を見つめていると、何故だか全てを見透かされているような気がする。
(#゚;;-゚) 「サンタさんがプレゼントを配るのって、子どもだけなのよね?」
( ФωФ) 「うん」
(#゚;;-゚) 「なんで、大人もリストに載っているの?」
( ФωФ)ギク
(#゚;;-゚)
( ФωФ) 「全ての子どもがいい人になるとは限らないからね」
( ФωФ) 「これまでにプレゼントを配っていた相手もリストに載るんだ」
( ФωФ) 「善良に暮らしている人以外は、黒いリストに載るんだよ」
(#゚;;-゚) 「そうなの」
( ФωФ) 「うん」
-
ギリギリ誤魔化せたって感じだろうか。
流石、僕。瞬時に設定を組み立てられるなんて、小説家にもなれるかも知れない。
そんなことを考えていると、彼女が再び口を開く。
(#゚;;-゚) 「貴方達は見習いなのよね?」
( ФωФ) 「うん」
(#゚;;-゚) 「見習いの服も赤いの?」
( ФωФ) 「君の……」
( //ω//) 「……ぅう」
( ФωФ) 「…君の肌みたいに真っ白な雪に、一番映える色だからさ」
( ФωФ) 「今みたいな時には、色が目立たなくっていいしね」
(# ;;- )クス 「…そう」
-
くそう。やはり女性を褒めたりするのはなんか恥ずかしい。さっきの歯の浮くような泣き止ませるフレーズとか言えなかったかもしれない。
僕はロリコンではないはずなのに、なぜ彼女にドキドキしているんだろう。
……なんか笑われてなかったか?
( ФωФ) 「…そう言えば、君は何歳なの?」
(#゚;;-゚) 「なぜ教えなければいけないの?」
( ФωФ)そ
そうかそうか、そう来たか。マジか。
どうしたら自然な感じに、聞き出せるんだろうか。
( ФωФ) 「…いや、ほら」
(#゚;;-゚) 「どうして?」
( ФωФ) 「え、だから…」
(#゚;;-゚) 「どうして?」
( ФωФ)
( ∩ω∩)
-
やばい。どうしようこの子、思った以上に鋭い。
僕のどどめ色の脳味噌が、全くもって息してない。
こんなやり取りなんて、本当は全く得意じゃない。
早く、一刻も早く夢の中に戻りたい。
( ∩ω∩)
( ФωФ)そ (それだ…!)
(#゚;;-゚)
( ФωФ) 「ほら、君にプレゼントを渡すのに年齢確認が必要なんだよ」
( ФωФ) 「最近は、いつまでも若々しいご婦人も多いから」
( ФωФ) 「大人な雰囲気の君が、ティーンエージャーだとは限らないしね」
(#゚;;-゚)
(;ФωФ)
(#゚;;-゚) 「そう」
-
(#゚;;-゚) 「16歳よ」
( ФωФ)
( ФωФ) 「同い年じゃん」
(#゚;;-゚) 「そうなの?」
( ФωФ) 「うんそう」
(*ФωФ) 「なんだ同い年じゃーん」
あっぶねー。見た目が幼いから、てっきり十歳よりも下かと。
なんだよー。同級生かよー。もうほんとびっくりしたわー。
安心しすぎて、地の文の力も抜けちゃうわー。
-
(#゚;;-゚) 「ところであなたに幾つか質問があるのだけど」
( ФωФ) 「なに?」
(#゚;;-゚) 「その腰のナイフは何に使う物なの?」
(;ФωФ)そ
(;ФωФ) 「あっ…ああ、これ?」
( ФωФ) 「これは〜悪い人を切り裂いたり、荷解きをしたりとか?」
(#゚;;-゚) 「そう」
このナイフは特注製で、刃先が射出できるようになっている。
柄の部分に彫られた悪魔の顔は、職人さんの厨二心が疼いた結果の産物らしい。
僕は気に入っていて、全ての犯行にこのナイフを使っている。
-
(#゚;;-゚) 「その目の傷はどうしてできたの?」
(;ФωФ)そ 「これは〜ほら、その」
( ФωФ) 「この仕事を始める時に、覚悟を決めるためにつけたっていうか……」
いや、待て。何かが可笑しい。
何故こいつは見たことないはずのナイフのことを…傷のことを知っている。
-
咄嗟にその場を飛び退いたその時、先程頭があったところを何かが通り過ぎた。
右耳が熱い。
(∩Фω+)チッ
思わず右耳に触れると、鋭い痛みが走った。
( Фω+) (何が起こった!?)
まずい。とにかくここにいてはまずい。
逃げなきゃ。逃げなきゃ死ぬ。瞬時に、背を向けて走り出した。
-
(# ;;- )チャキ 「ばぁか」
(#゚;;-゚) 「逃がすわけないじゃない?」
急に膝の力が抜け、激しい痛みが襲う。
(;;+ω+)⊃ザァ 「う!?」
背後から、小気味いい金属音とともに足音が近づいてくる。
まずい、このままでは狩られる。
せっかくこれまで奪って奪って、殺しに殺してまで命を繋いできたってのに。
(;;+ω+) 「ぐうぅ」
-
痛みに呻きながら、相手から見えないようにナイフの切っ先を向け、照準を合わせる。
こんな所で、僕は死ぬわけにはいかないんだ。
耳を澄ませ、タイミングを計る。
一歩
二歩
三歩
四歩
ここだ。
( +ω+)
(#ФДФ) 「死ねええ!!!!」
間合いは零。高速で放たれた刃は彼女の命を奪う。
-
はずだった。
(#゚;;-゚) 「あーあ」
彼女は事も無げにナイフを叩き落とし、そのまま銃口を僕にmうkEくぇrちゅい
(#゚;;-゚) 「この局面で、武器を捨てるバカがいるなんてね」
ピロリピロリピロリ♪
(#゚;;-゚) 「はい」
( ) 「わたしだ」
(#゚;;-゚) 「なによ」
( ) 「仕事は?」
(#゚;;-゚) 「私がしくじったことがあった?」
( ) 「それもそうだな」
(#゚;;-゚) 「これから、シャワーでも浴びて帰還するわ」
( ) 「わかった」
( ) 「くれぐれも気をつけろよ」
(#゚;;-゚) 「はいはい」
ガチャ
-
(#゚;;-゚) 「死人に口なしって言うしね」
(#゚;;-゚) 「特別に答え合わせをしてあげるわ」
(#゚;;-゚) 「あなたはテキトーに言ってたみたいだけど」
(# ;;- )クス 「結構いい線いってたわよ」
(#゚;;-゚) 「ただ、リストに載ってたのはあなたの方だけどね?」
-
イ从゚ ー゚ノi、 『了』
イ从;゚ ー゚ノi、 勝ちたい、忙しい。でも勝ちたい、でも忙しい。なんてのを繰り返してたらこうなったよ。
イ从゚ ー゚ノi、
イ从゚ ー゚ノi、 うん。後は言い訳しかないから、なんかごめんね。
-
ξ゚⊿゚)ξ「みんな乙よ!」
ξ゚⊿゚)ξ「ツンデレの投下宣言よ〜!」
-
( ・`ー・´)ひとまず乙だ!
( ・`ー・´)滑り込みたい奴は僕の他にいるかい!?
-
( ・`ー・´)じゃあツンちゃんの次は僕だな!
-
わびしい夜でただそれだけ、人気者な街だけが元気に輝いている。
この手の国にありがちな景色なんだが、ここシラーバストリートが良い例だ。
三原色のライトを内側に向け、石畳のひび割れすらも楽しげに彩る。
スコールの夜なんかは特にあでやかだ。
病気を媒介する蚊やネズミどもは引っ込むし、虫よけのハーブはますます香りたつ。
陽気な言葉とパラソルと、音楽の間を光の粒が跳ね回り、どんな人間も疲れを放って楽しむってもんだ。
でも今日は、どんなライトアップも無駄だろな。
パトカー達がストリートへ、産卵シーズンの鮭の如く押し寄せている。
楽しいシラーバの雨夜が、けたたましいサイレンと黄色い催涙弾のせいでメチャクチャだ。
その先頭で一光線を引き、ひた走っている車があるだろう?
車体にはキュートなイラストと【皆さまの暮らしに"安心"と"おいしい"をお届けしています!シラーバフーズへようこそ!】のラッピング。
珍しくも怪しくもない商用車だが……まさしくそれが俺達だ。
どうしてこうなった?
(>、<;トソン⊂「───〜!────〜〜!───〜〜〜!!」
追われている原因はコイツで。
トソン⊂(;´_ゝ)「───────────────!─────。─────────────────!──!─ー!」
事件に巻き込まれたのはコイツのせい。
(´<_` )「─────────、─────……」
事の発端はこうだ。
-
遡ること三時間前、俺達は廃棄コンテナを回収しながら反省会を行っていた。
練りに練った新サービスの交渉に失敗したのだ。
今回のターゲットにフラれたのは、これが初めてじゃない。悪口も言い尽くした。もう打つ手なしだ。
蹴とばしたり落っことしたりしながら、アルミコンテナをどんどん積み込む。
実はこの時、コンテナの中を確認しなくちゃいけないんだが、兄者はこれを怠っていた。
それで俺達はコンテナ中の異物に、気がつけなかった……
商用車は次のポイント目指しトロトロ進む。
文句に飽きた兄者は船を漕ぎ、ラジオはどっかのマヌケが次々と工場を爆発させた影響で、食器に使う消毒液が当分仕入れられない事を報じていた。ほんとツイてねー。
ファイナ通りにさしかかる頃には、ラジオはおたずね者コーナーへと移っていた。
アードルフ……こいつは詐欺師。オズヴァルト……罪状は食い逃げだけど、ほんとは麻薬の元締めだ。
レギーナ、フェーベ、ダニエラの名前は飛ばされた、そういや殺されたんだっけ。最近多いよな。
呪文のように唱えられる名に、俺まで眠くなってくる……
平和だ……最高に平和だった……
殺人鬼のヒルトルートの名前まで行った辺りだったかな……?そこでついに、コンテナが唸りだしたのだ。
「うーいてて……」
(´<_` )「……今なんか言ったか?」
( -_ゝ)「ラジオだろ……不気味な事言うなよ……」
「は!ここは!?」
( ´_ゝ`)(´<_` )
「イテッ!」
-
俺達は黙って相談した。俺はチョキで勝った。
間違えて回収したのは、科学防護衣姿の女だった。
(゚、゚;トソン「あなたは誰ですか?ここはどこですか?私はどうなってるんでしょうか?」
( ´_ゝ`)「俺はお弁当やさん、ここは俺達の車、確認しなかったのは俺のミスだけど、コンテナで寝ていた君も悪いと思う」
(゚、゚;トソン「ビツ工場は……?」
( ´_ゝ`)「そんなもんずいぶん前に通りすぎたわ……とりあえずコンテナから出ようか、ほら、そこに座席がある、どうぞ座って」
(゚、゚;トソン「あの女の人!あぁハイン先生!私!どうしたらいいの!?」
( ´_ゝ`)「……」(´<_` )
女はあきらかに困っていた。
困っている人間に関わるなんてとんでもない。
ここランジアでは、クレイジーな人間と目を合わせる事は、アドベンチャーを求めるのと同じ事である。
導き出される解決策とは……
-
(´<_` )「ヨシ、つまみ出そう」
(゚、゚;トソン「待って!」
( ´_ゝ`)「悪い冗談はよせ」
(゚、゚;トソン「隠れないと……私、悪い人に襲われて……!」
(´<_`#)「おら!さっさと降りろ!」
(>、<;トソン「いやー!やめてーー!!」
(# ´_ゝ`)「こら!暴れんな!」
( ゚д゚ )
(>、<;トソン「見つかったら今度こそ殺されちゃう!」
( ゚д゚ )
(´<_`#)「いい加減にしないとぶちのめ……」
( ゚д゚ ) ( ´_ゝ`)
(´<_` ) ( ゚д゚ )
「……」(´<_` )( ゚д゚ )( ´_ゝ`)「……」
背の高い男達が路肩に止めた車の中で、女の胸ぐらを絞めあげていた。
二人組の男は口汚く罵り、女は死に物狂いで暴れ、開け放たれたドアからは、警官がじっと見つめている……
ファイナ通りの空から雨が降り出してきた。
もう何を責めていいかわからない。
-
( ゚д゚ )「……」
(´<_`;)「こんちわ、いい天気ですネ。ハハ……」
(; ゚д゚ )「動くな!こちらP5、暴行事件発生、男性二名が──」
(;、;トソン「きゃー!いやーっ!!」
( ;_ゝ;)「あーっ!もういやーっ!」
俺は運転席にすっとんでアクセルを踏みつけた!
エンジンが唸り車は踊るように走り出す!
……ランジア警察の場合、逃げた方が安くつく。
聞く耳持たないどころか、薬物や銃の無断携帯の嘘の罰金までついてくるからな。あいつらはいつもそう。
それにありがたい事に最近は、イキの良い町のダニよりも、海外赴任者とかの太ったカモから賄賂をせびるのが、彼らのトレンドなのだ。
ところがだ。そんなランジア警察が、今日はなかなかしつこかった。
路地から路地へ……おんぼろビルの谷間を縫う。
穴だらけのアスファルトでタイヤが跳ねるたびに、どこかで何か壊れる音がした。
やがて雨はスコールになった。
……サイレンが方々から湧き、波のように押し寄せてくるのがわかる。
(´<_` )「……しつこ過ぎないか?」
(#´_ゝ`)「しつこ過ぎるぜこのクソアマ!」
(<_`#)「おい兄者何してる?こっち手伝え!」
ソン⊂(# ´_ゝ`)「何してると思う?このシットな声が聞こえる?」
(゚、゚;トソン⊂「大丈夫です!私が警察の人とお話しします!任せてくださいきっとうまくいきますよっ!」
防護衣の視認性バツグンなイエローカラーと、背中に印字された、ド派手な企業ロゴが目に入る。
さて、どうしたものかな……
-
右手から新しいパトカー。
クラクションを叩きながらシラーバストリートへ抜ける。
ストリートは人質兼目眩ましみたいなもんだな。
俺はケリをつけたかったんだ。ところが……
どうしてこうなった?
(>、<;トソン⊂「お〜〜い警察官のみなさ〜〜ん!勘違いですよ〜〜!本当の悪者はビツ工場にいますよ〜〜〜!!」
トソン⊂(;´_ゝ)「おい弟者ブーンの店が吹っ飛んだぞ!マジで最悪。デブ警官め突っ込むならそこのくそ不味い飯屋にしろ!そこだ!ヤー!」
(´<_` )「ポジティブに考えよう、これでしばらくツケの心配をしなくていい……」
本当にどうしたものか……いや、どうしてやろうか。
物騒な作戦に思いを馳せてカーブを曲がる……瞬間!巨大な何かが脇を掠め、車がギリギリと振動した!
突然の事だった……幸い、俺の手は脳ミソより早く動いていた。
サイドミラーはもげてしまったが。
(;゚_ゝ゚)「Pag-32……」
兄者が呻く。カンペキな異常事態だ。
連中の目的は女の保護でも、俺達の確保でもない。
決まりだな。
(゚、゚トソン「Pag-32……って何ですか?」
(´<_` )「この国でもっぱら人を押し潰す時に使われる乗り物」
( ´_ゝ`)「な?言った通りだろ?説明したって無駄だって!完全にアホなんだよ、そして今、アホの第二段階に入った」
(゚、゚;トソン「そんな……どうして?」
(´<_` )「知らん。知らんが連中の狙いはアンタだ」
( ´_ゝ`)「そして警察は、俺達と君が大親友だと思ってるみたい」
(´<_` )「どうやらこの数時間で、取り返しのつかない何かが進んでしまったらしい」
( ´_ゝ`)「例えばここで、君を捨てて逃げたとしよう。それでも君は蒸発、俺達は後頭部に2発の銃痕のある自殺をするハメになるだろう」
-
(゚、゚;トソン「……どうしたら、いいですか?」
( ´_ゝ`)「協力するんだよ」(´<_` )
(´<_` )「困ってる人を放っておけないだろ〜?」
( ´_ゝ`)「大丈夫、礼は必ず貰う。正義のヒーローじゃないんでね」
(´<_` )「な?悪い話じゃないだろ?」
(゚、゚トソン「でも……警察の狙いは私です」
( ´_ゝ`)「でも君を暴行して誘拐して暴走してるのは俺達だろ?」
食い下がる女だが、ついに兄者がシートベルトで固定してしまった。
緩んだスコールの向こう、目前の交差点をのっそりと塞ぎ、Pagが行進しているのが見える。
……サイレンが近い。
火事場で肝心なのは、馬鹿力でもお祈りでもマトモな思考でもない!己のセンスだ!
(´<_` )「ケツをまくるぜ〜〜〜っ!」
テールランプをたなびかせ、スピンターンでパトカーを滑らかにいなす。
Pagが何かを粉砕した音と、女とタイヤの絶叫は煙が出そうな激しさだ。
( ´_ゝ`)「なぁ、そこのトタンと生け垣、どっちが薄いと思う?」
(゚、゚";トソン「ラッツ?」
喜ばしくも土建屋が、この辺りだけ工事をサボったらしく、土手からバイパス道路へ降りられるようになっていた。
しかも住民の涙ぐましい防音対策のおかげで、この近道を知っているヤツは殆どいない。
(゚、゚";トソン「ハオ、ハオ、ハオ……ラッツ?」
( ´_ゝ`)「おっ生け垣の方か!俺もそう思っていたんだ!ヨシ行こう!」
(゚Д ゚";トソン「ぬわーーーーーーーっ!!!」
俺はスカルチノフ爺さんの生け垣の、一番薄そうなとこを目指した。
生け垣はけっこう固かったよ。
ありふれた景色がちらりと目に入る……ガスボンベと鍋、大量の風邪薬の空き箱……
間もなく、車はライトを飛ばして土手を駆けた。
-
(;、;トソン「……」
( ´_ゝ)「……」
俺達を弾丸とヘリから守ってくれたスコールは消えてしまった。
なんとか合流したバイパス道路は広大で、長距離トラックが像の群れのようにぞろぞろ進んでいる。
トラックのタイヤ磨きを翻し、東方面の車線へにじり寄る……もう少し………あとちょい!
(´<_`#)「あーっクソ!」
( ´_ゝ`)「なぁ、あそこのヴァンなんだけどさ……」
この不気味な一報を聞き終える事はできなかった。
二台のパトカーが詰めて来たからだ。嬉しくない事に前方にはダンプカーのケツ!
ズドンと伝う衝撃に体が弾んだ、シートベルトが骨を軋ませる。なすすべもない。
暴れるハンドルにしがみき、時速100㎞超のつばぜり合いが始まった。
車体は火花と煙を上げてガタガタもがいたが、ダンプのタイヤは着実に迫っている……もう、鼻の先まで……
危機一髪!力の矛先がズレた。
喜ぶ間もなく爆炎にあおられ、隣のパトカーは横転。
俺達の車は待避所の防音壁へ突っ込んだ。
気を失うほどではないが、それでも頭がクラクラする……
発砲音と、男の怒号と悲鳴……文句の内容から察するに、兄者がパトカーに…………ってアレッ?
身をよじって確認すると、複数の影が炎に伸びあがる中、兄者がコンテナを飛ばして応戦していた。
ハチの巣にされかねないこの状況で、簡易保冷庫は素晴らしく役に立っているようだ。
-
(;゚_ゝ´)「おい!?お前いつの間にシートベルトに絡まったんだよ!?」
(;、;トソン「ひどいよ〜!あなたが縛ったんでしょ〜〜!」
イカンイカン!
車を急発進させ照準を奪う。
待ち構えていた兄者が飛びかかり、次々と外へ殴り飛ばしていく。
(;>_ゝ<)「うわ!」
_
( ゚∀゚)「よく逃げたなぁ〜トムラ。死とi3の用意はできたか?あとお友だちへのあいさつはすませたか?ナンマイダ〜って」
( 、 ;トソン「ナスタルーデ!グラッヅィ!グラッヅィ!」
_
( ゚∀゚)「真の男たるもの、命乞いなど気にもかけん!なぜなら同情したって、すてきなストーリーは始まらないからだ!」
ケンカにはけっこう自信があるのだが、驚くべき事に、兄者は押されているようだった。
嫌な音が休む間もなく聞こえてくる。
(´<_`;)「私の兄さんを倒したようだな……しかしヤツはこの中で最弱。俺は強い……すんげぇ強いぞ、逃げた方がいいぞ」
_
( ゚∀゚)「いや、そういうとき大抵2人目が雑魚」
バックミラーの中で、兄者の首を離した男の燃えるような金髪が輝いた。
こっちまで来られたらマジでオシマイだ!
ゆっくりと汗を拭って、ハンドルを握り直す。
_
(;゚∀゚)「!」
エンジンが吠える!タイヤがおどり、遠心力が車内を叩きのめす。
一人がやすやすと、一人が無惨に跳ね回る。
( _ゝ )「今だ捕まえろ!」
すかさずスピンをかけ、敵を左のドアへ押し付ける!DC炊飯器の砕ける音と、遠ざかるうめき声が最後だった。
高架橋を風のように、一気に駆けのぼるボロボロの車。
( 、 トソン「」
(#)´_ゝ`)「ヤツがあれで死ぬとは思えん!急げ!お前も、いつまで、寝てんだ、よっ!人が保冷庫で寝て大丈夫なのは10分までだ!!」
(´<_` )「あのさ!てかさ!道空いてねっ?!」
_, ,_
(#)´_ゝ`)「……」(´<_` )
……なんか、イヤな予感が…………
-
予感は的中した。
Pagが、カブトムシみたいな装甲を嫌らしく並べて道を封鎖している。
完全包囲、充分なサインだ。
これで引き返すヤツは三流のマヌケ。
降参してチャンスをうかがうのが二流。
一流はそもそもこんな事にならない。
俺達は流石だった。
アクセル全開でPagに突進。
捨てられる物はすべて捨て、きたる瞬間に備える。
体が震える、匂いが焦げる……最後に俺達は、連中の驚いた顔と迫る死の壁を見た……
そして連中も見たハズだ!一直線に突っ込んできた車が、ほんの手前で右に逸れ、スコール対策の斜面と縁石によって飛び上がるのを!
ガードレールをかすめ、約2000kgのボディが誇らしげに宙を舞う。
内臓は重力を失い、血液がスッと冷える。
フェルナンブコのこずえに着地すると、車は地面へ落下した。
当然地面にはアスファルトが敷いてあり、それは高架下を通って東へと続いている。
振り返らなかったのでわからないが、ヤツら唖然としてるに違いない。してたらかなり嬉しい。
捜索は夜を徹して行われ、やがてハラサ埠頭で俺達の車を見つけるだろう。
もちろん車は海の底さ、しかし死体は見つからない。
それじゃ俺達はどこへ行ってしまったのか?
新しいマンホールは犯罪防止用の錠がついているんだが、最近閉鎖されたハラサ埠頭では旧式のままだ。
……二番倉庫と三番倉庫の間のマンホール。
はた目では気づかない、小さな、新しい引っ掻き傷が……ついてるハズだ。
-
(´<_` )「おい──」
(; ´_ゝ`)「くっさ!頼むから今話しかけないでくれ!ゲロ吐きそう!」
(´<_`#)「その言い方だと俺が臭いみたいに聞こえないか?」
(; ´_ゝ`)「事実だろ…しかしお前よく平気だな」
(´<_` )「ほっとけ、なぁ、それよりどう思う?」
( ´_ゝ`)「そうだな……凄まじき便臭だ。もう耐えられない。月日を微塵も感じさせない、まるでついさっき──」
(゚<_ ゚ #)「クソから離れろクソ野郎!これからどうすんだって事だよ!」
( 、 トソン「……けほ!はぁ……」
下水道と言えばあまり良い話は聞かないが、ここは特に不愉快だった。
寒い、本当に寒い、寒すぎる。鼻水が止まらなくなるくらい。
悪臭がわからないのも、鼻が詰まっているせいだ。
本当にまいった。
さんざん痛め付けられて、体のふしぶしがズキズキするし、喉もおかしい。
オマケに頭痛がずーっと治らない。実はまだフラついてる。
これからその頭痛の種と向き合わなくちゃならないってのに……
(iii ´_ゝ`)「どうにもならんだろ、放送聞いたか?俺達、暴行暴走誘拐に加えて、なんか工場まで爆破した事になってんだぞ。当分お天道さまの下歩けないぞ、ここは、ルビコン川の向こう岸だ」
(´<_`iii)「だからさ……ってキモ!顔真っ青だぞ!は?なんで?お前酷い下痢でもしてるんじゃないのか?」
(iii ´_ゝ`)「ン?んー……あれ、てかお前もだぞ」
( 、 ;トソン「みなさん、本当にごめんなさい」
( 、 ;トソン「私が、これからの事についてお話しします」
(iii ´_ゝ`)(´<_`iii)
-
(´<_`iii)「言っておくが、そのキズやらタンコブやらに対するクレームは一切受け付けないからな」
(iii ´_ゝ`)「感謝御礼なればいくらでも、さぁどうぞ」
( 、 ;トソン「……やっぱりもう少し、私に協力してください」
(iii ´_ゝ`)「うん?」(´<_`iii)
(゚、゚iiiトソン「死にたくなければ!どうか!」
驚いたドブネズミ達が、キーキーと足の上を走っていったが、俺達は氷のようにひたすらたたずみ、誰も何も言わなかった。
女は防護衣を脱ぐと、しょっていたメディカルポーチを開いて見せる。
覗けば小さなチューブ容器が、シケたサンドイッチの具のように挟まっているだけだ。
(゚、゚iiiトソン「これはウイルス特別輸送用培地。保存されていたのは、i3というウイルスを加工した物です」
シリコン製のチューブ容器。
スマイリーフェイスが3つ刻印されたゴム栓は、ミッチリ接着されているが……
(゚、゚iiiトソン「ご覧のようにすべて気化しています。目視では確認できませんが、おそらく、逃げる際にどこか破損したのでしょう」
(゚、゚iiiトソン「このウイルスは急激な熱性疾患として発症し、悪心、頭痛、関節痛、上気道炎症症状、呼吸器症状、めまい、発汗、まれに猩紅熱様発──」
(; ´_ゝ`)「おいおい俺は弁当売りだぞ?もっとバカみたいに教えてくれ!」
(゚、゚iiiトソン「私達は"すごくひどい風邪"にかかっています、それを治療する為に会社の研究センターへ来て下さい」
-
(´<_`iii)「……めんどくさ、そこらで寝てりゃ治るだろ」
(゚、゚iiiトソン「たしかに普通のi3ウイルスなら、症状が出る方がまれなんです。でもこの合成したi3ウイルスは……」
(´<_`iii)「なんか……マズいの?」
(゚、゚iiiトソン「潜伏期間が非常に短く、しかも重症化しやすい……適切な治療を行わなければ致死率もはね上がります」
(´<_`iii)「ヤバくね、俺達西から東へ大移動してきたんだぞ……?」
(゚、゚iiiトソン「そう!そこなのです!そこがこのウイルスの一番の特徴で"トロイアワクチン接種者のみ"に特殊な症状が出るのです!」
(iii ´_ゝ`)「……」
(´<_`iii)「えーっと……つまりだな……俺達の感染したウイルスってのは普段は無害だけど、トロイア病の予防接種を受けたヤツには有害って事だ……OK?」
(゚、゚iiiトソン「間違いありません」
(iii ´_ゝ`)「こういう時、頭良いと便利だよな〜」
(゚、゚トソン「まさか警察から追われる事になるなんて……トラブルに巻き込んでしまって、本当にごめんなさい……」
(´<_` )「いや、警察に関しては俺達、自業自得な部分あるから」
(゚、゚トソン「助けていただいた事は本当に感謝しています。センターに行けばハイン先生と連絡が取れるので、もう少し協力して貰えないでしょうか」
( ´_ゝ`)b「ウンウン!困ってる人を放っておけないしな!」
d(´<_` )「そうそう!その代わり、隠し事はナシだゾ!」
(^ー^*トソン「もちろんです!ほんとうにありがとう!」
目的を見つけた俺達は、再び歩き出した。
そうさ、目的はいつだって堪え忍ぶ力となり、歴史を動かしてきたんだ。たとえそれがどんな内容でもな。
-
──女はトソン・トムラと名乗った。
ランジアの製薬会社、ハイド製薬に勤めている薬剤師なんだと。
ぶっちゃけ、それは途中から知ってた。防護衣にでかでかと印字してあったからな。
( ´_ゝ`)「試験ウイルス?」
(゚、゚トソン「ハインリッヒ先生からのリクエストです。私はワクチンを開発していました。i3は培養細胞での保存・増殖性に問題があり、プラント工場を使用していました。受精卵だと問題ないのですが……」
俺達が感染したのは、ハイド製薬が秘密裏に開発していた試験ウイルスで、曰く、増殖機構の解明や、ワクチンの開発に使用するらしい……いいねいいね、キナくせぇ臭いがプンプンする。
それはまことにけっこうだが、ヤベーもんは持ち歩くなよ……迷惑な……
(゚、゚iiiトソン「それでビツ工場を視察する予定だったのです。でもヘンな女性に襲われて……私とっさに──」
(´<_`;)「……その女……ゴホゴホ」
(iii ´_ゝ`)「それだけ持って逃げたんだ、よく無事だったね」
⊂(゚、゚iiiトソン「無事じゃないですよ!すっごく怖かったです!親指を下にして、こう!手を後ろに……でも途中で煙がボワーーーってなって、女の人がいなくなって……」
(iii ´_ゝ`)「う〜わ〜、ひどい目にあったね」
(゚、゚iiiトソン「そうなんです!でも工場は……残ったサンプルはこれだけです」
……じめじめした悪寒が背中に張り付いて離れない……喉を、少し動かすだけで、熱い痛みが頭に響く……
つーかよくコイツら元気に喋れるな、俺みたいな繊細な人間は無力だ。
見たところ、知能指数が高いほど効果があるような……悲劇的だ。
-
イ从゚ ー゚ノi、 支援
-
やがて旧下水道は都市水道に合流した。汚水がかくはんされ、こうこうと流れていく。
目的地まではまだまだかかりそうだ。
せっかく暇なので状況を整理しよう。……悪寒を忘れる為にも。
よーし考えるぞ。
トソン・トムラは薬剤師で、殺人ウイルスの生産工場にいたら、謎の女に襲撃されて、どういう訳か警察からも追われている。
そして我々は生活を失い、命を狙われ、健康を脅かされている……と。
ムチャクチャだ。
ぶん殴る理由があっても、お行儀よくおててつなぐ理由なんてない。
特にi3ウイルス。
これ承知できるバカは、そもそも生きるのに向いてないだろ。
トソンと俺達を繋ぎ止めているのは、彼女の恩師だ。
ハイド製薬のトップ、ハインリッヒ・ハインヒル……
ハイド社は、あの世界を揺るがしたオワタ事件後、急成長した貧困諸国の象徴的存在だ。
医療品のみならず、市販薬まで売りさばき、ランジアの経済規模を9位まで押し上げたとも言われるハインヒル氏は、世界で雄飛している。
そんなハイド製薬の黒い噂は絶えない。
俺達がi3ウイルスの話を知って、ニヤッとするくらいには。
病気はドル箱だ。金をもてあました人間は、笑えるくらい金払いが良いし、誰かを殺したい人に売ってもいい。
……ハイド製薬は、俺達がターゲットにしている会社だった。
トソンはハインヒルと繋がりがある。
ハイドはぜったい攻略したい……でなきゃ大赤字だ。
ここはルビコン川の向こう岸、賽は投げられた。
-
(゚、゚トソン「女の人は、ハイン先生の居場所を知りたがってました、警察の人はi3とあと……」
( ´_ゝ`)「女の人はわからないけど、警察は密告があったんだろうね」
(゚、゚iiiトソン「密告?」
(iii ´_ゝ`)「そう、心当たりない?バレたらマズい話」
(゚、゚iiiトソン「……ウイルスは企業秘密であって違法性はないですよ」
( ´_ゝ`)「ランジアではね。他に何か、恨みを買うような……」
煎じるように話を聞いていた兄者の、声の響きが変わったように思う。
そうとも、ここからが問題なんだよ。
憎悪と羨望と嫉妬に焦がされる、ハイド社の秘密を、誰よりも早く嗅ぎつけた存在がいる
ランジア警察をけしかけたのはソイツだ。
しかもソイツは、恐ろしくリッチで必死らしい。
基本、賄賂でなんでもやってくれるランジア警察だが、それでもPagまで使わせてるのは初めて見た……
しかも、最初にトソンを襲った女と、そこにケムリを放った人物もいる。
会社が襲撃されるのは、そこまで珍しい事じゃない……
だからあんまり気にしてなかったが、ハインヒル氏の居場所を知りたがっていたのなら、話は別。間違いなく関係者だろう。
警察サイドに関して、ひとつラッキーなのは、怨恨の可能性が低い事。
国際警察にチクらない辺り、相手はあくまでウイルス狙いらしい。
同業者かマフィアか宗教か……もしかしたらヨソの国かもな。
どうだこれ?中々いい線いってるんじゃないか?
(゚ ゚トソン「ハイン先生は良い人です」
(゚ ゚トソン「先生は、私たちにお金と未来と、チャンスをくれました。ヴァルデューリ、誰もくれなかったチャンスを……」
(゚ ゚トソン「ハイン先生は、どんな国よりすばらしい方です」
-
(゚ー゚トソン「あなた達も、本当にすばらしいですね」
(; ´_ゝ`)「ど、ども……」
猫がヘビをもてあそぶみたいに、あれこれ聞きほじっていた兄者がひるんだ。
どうもこの女、ハインヒル氏の事になると不気味ほど熱心になるようだ。
ただでさえ悪い調子が、ますます悪くなっちまう……誰かに似てる気がするんだが……思い出せない。
(゚、゚トソン「だって、ちゃんとトロイアの予防接種をしています。せっかくトロイアのワクチンができたのに、この国の人達、誰も受けません。あんな恐ろしい寄生虫症……」
(iii ´_ゝ`)「………………予防接種はランジア衛生協会から貰った。なぁ弟者?でも詳しい事はわからないな。俺は忘れっぽいタチだから」
………………俺は正直、この女が、あの悪名高いハイド製薬に勤務する人間だとは、今でもちょっと信じがたい。なぜなら──
(゚、゚iiiトソン「それに、下水にも詳しいです」
(iii ´_ゝ`)「うん、前に何回か来た事があるんだ」
(゚、゚iiiトソン「ランジアのお弁当屋さんって、思ったよりずーっと色んな所に配達するんですね」
(iii ´_ゝ`)「エヘヘ」
──なぜなら世間知らずが過ぎるからだ!
見知らぬ男(しかも二人組)と行動したり、ランジア警察を説得しようとしたり、……トロイア病の予防接種を"やらない"だとか……少なくとも俺の知り合いには、好きでトロイアに罹患したヤツはいないぞ。
それに……ちとしゃべりすぎだ。
他人だからありがたいが、味方だったらゾッとする。
どうなってんだ世界の教育水準。大丈夫かハイド製薬。
……彼女の中の、透明で暗うつな何かがそうさせているのかもしれない……頭が、痛い。
-
便秘症の腸みたいな管をクネクネと追いかけ、俺達はついに廃ビルのボイラー室に出た。
二人と違って、底なし便所から抜け出せてサイコー!とはいかなかったけどな。なにせ俺の鼻はずーっと詰まっている。
それでもやっとたどり着いた研究センターは、宮殿みたいに感じたと思う。
俺達は職員玄関から侵入したらしい。今はメインホールにいるようだった。思い出せないのだ。後部座席でまどろんでいるみたいに、ぽとり、ぽとりと意識が戻ってくる。
(゚、゚トソン「私の家は臨床検査機器を開発をしていました。バイオ医薬品や、薬剤充てん用シリンジや……」
( ´_ゝ`)「継がないの?」
(゚、゚トソン「継げないのです。会社はオワタ社の倒産事件の余波に巻き込まれました」
(; ´_ゝ`)「あっ……ホント……」
(゚、゚トソン「両親は努力していますけど……見通しは立っていません。きっと疲れがたまってるんです、すぐ良くなります」
( ´_ゝ`)「そっか……でも君の活躍を見たら、ご両親も安心するんじゃない?」
(゚、゚iiiトソン「両親は私がハイドに務める事を承知しないです。絶対に」
(`ー゚iiiトソン「二人は自国の産業を守ろうとしているんですね。自分達の暮らしは自分達で支えるべきだと」
乾いた休日の朝日が窓からさし込み、無人の廊下を導いている。
壁のボードマップには、ハイド社が海外に置いている製造事業体が、写真つきで説明されていた。
写真には、必ず一人の中年女性が写っている。
優しさのきざまれたほほえみ。
冬に挑むキダチダリアのように、しゃんと伸びた背。
ランジア人に多い赤毛も、やはり上品な年の重ね方をしている。
そんな、広告とまったく変わらないハインヒル氏の隣に、トソンがいた。
(iii ´_ゝ`)「君はナルジェーから?」
(-、-iiiトソン「ナルジェーは良い国です。ランジアも、良い国です。オワタ社も、良い会社でした……」
(゚、゚iiiトソン「しかしオワタ事件をきっかけに、ナルジェーの有名な大手企業が次々と倒産しているのは事実です。国の医療システムも、不十分です」
(^ー^*トソン「当社は、ランジアを貧困から救いました。私は、この働きが世界を導くと信じています。ランジアだけじゃなく、ナルジェーも」
-
( ´_ゝ`)「はは……そうだな、ランジアはよくやった……本当に、よく持ち直した……でもここより西は酷かった」
(゚、゚iiiトソン「ランジアより西というと、ミカオとかキューチャとかですか?」
(iii ´_ゝ)「というかリーベシアと戦った国だな、おい弟者、パテくれ」
(´<_`iii)「……あ?あぁ……」
俺達は、とある部屋にたどり着いていた。
トソンが、カードかざしてもビクともしない。
中で、恐ろしい怪物を封じ込めている、とでも言わんばかりだ。
タバコ缶を投げる。
兄者は、尻ポケットをまさぐりながらタバコ缶を受けとると、トソンを押し退けドアノブに覆い被さった。
丸めた背中から、火薬の匂いが漂い始める。
( )「地下にいるんだ、アナウサギみたいにな。そんで、通路は狭くて子供しか出入りできない。すばしこいヤツが穴から出て、必要なものをとってくる」
( )「大人は言う。リーベシア兵は狂暴冷血、遊び殺してくるから、けして見つかるな。捕まる前に死ねってね」
( )「でも、優しいんだよ?キャンディーとかくれてな、それを親にやると喜ぶんだ。もちろん出所は誰にも言わない」
( )「裏切り者が、兄弟や友達に隠れてお菓子を貰いに行く。次に空気洗浄剤とか、虫よけとかも貰えるようになる……まぁ虫よけじゃなかったんだけどさ」
(iii ´_ゝ)「そして帰ってきた子供達は地獄を見る。こうして、リーベシア兵はアリの巣をせん滅させていきましたとさ……ほい、開いたぞ」
……なんか、兄者の具合もそうとう悪そうだ。
焦げたノブを掴んで中に入る。
壊れてしまったので、鍵はもう締められなかった。
-
トソンの研究室は嘆かわしい惨状だった。
室というか、巣だ、巣。
ハエの大群みたいにくっついてる資料や論文が、コンクリートに敷かれた寝袋にまで侵食している。
そこの使い込まれた社食のトレイとか……部屋と部屋しか移動してないんじゃないか?って感じだ。せっかく外国に来たってのに。
なんか俺は、朝一の電車に乗るって理由で、トウキョーのサラリーマンたちがホームレスの隣で寝てたのを思い出した。
デスクに写真が伏せられている。手にとってホコリを拭くと、まるまっちい感じの夫婦が三人娘と共に笑っていた。
その横に、ナルジェ語で書かれた治療内容報告書と、手術の同意書が山積みにされている。
両親に宛てた手紙が、ゴミ箱に詰まっているのをぼんやり眺めていると、背を叩かれた。
(iii ´_ゝ`)「ほれ弟者、お前一番最初にやれ、血管に気をつけろよ」
写真をもとに戻し、注射器を受け取る。
……全てがうまくいってるように見えるなら、絶対に何かを見落としているハズなんだ。
最後に兄者が抗ウイルス剤を使おうとした、その時だった。
ドドンと、脳天にカミナリでも落ちたような爆音がとどろいた!
すさまじい衝撃波が木材とモルタルと、ガラス片と俺達を巻きあげる!
1080度の高速スピンが体に起き、全く方向がわからなくなり、半分しか残っていない壁が見えた。
ガレキの嵐を縫って、パトカーのサイレンが躍りあがらんばかりに鳴りだすと、やはり自分はバカだと知った。
── ──────── ──
──── ────
-
──── ────
── ──────── ──
────── ──
……波打つ砂塵のむこうで、ガラスを踏む音が聞こえる
足から胸まで、薬品棚の下だ
足音は何回か通りすぎたが、ついに俺を引きずり出し、ボディバッグに乗せた
二人はすでにそこにいた
どちらもピクリとも動かない
腕に違和感がある
ずいぶんこまごまと、体を調べられている
一人が覗きこむ
防護衣越しでもわかる、燃えるような金……終わりだと思った
-
―22
── ──────── ──
────── ──
ノパ⊿゚)「……」
寒い。
身体の感覚が戻ってきた……が、動かない。
腕が背中にくっついている。
目に、映るものに色はついている。音は鼓膜まで届いている。臭いがわかる。唇をそっと�筋んでみると、痛かった。
(´<_` )「……おっと」
ノパ⊿゚)「おはよう」
(´<_` )「ども」
後ろには手錠とコンクリ壁、横でトソンが死んだ犬みたいにぐったりしている。そんで前には……赤毛の女。
短く切り揃えた髪の下で、目をナイフのように光らせている。
ちなみに下は、錆びたガス缶がゴロゴロ散らかっていた。
ったく、昼さがりの空家のもの寂しさったらない。
過去の人影が、あちこちにたたずんでいる気がして、天井から光がさしてるのに、冷気がさむざむとこたえて来る。
ノパ⊿゚)「さ、協力してくれる?まずは名前から教えて」
(´<_` )「ウゥゥ……女の部屋にしちゃ清潔だな。アンタ刑務所にいたことない?」
俺は口笛を吹いて挑発したが、ガラスみたいに無視された。
状況がわからん。
だが、たしかな事もある。この女は警察関係者だ。
この、親指を下にして腕をまわすやり方は、ランジア警察の由緒ある逮捕術なんだ。
いや、嫌味じゃなくてマジで。
ノパ⊿゚)「どちらか知らないが、兄者弟者、なんて名乗らないで欲しい。おふざけできる状況じゃないのはわかるだろう?知ってる事をすべて話しなさい」
(´<_` )「イヤだな、俺より俺の事知ってるみたいじゃないか。俺がうかれて話したくなるような事、何か知らないのか?」
女は表情を動かさないまま、眼光をゆっくりと俺に突きつけた。
ノパ ゚)「何から知りたい?」
-
(´<_` )「アンタの名前」
軽はずみな話題が飛びそうになったが、ギリギリで飲み込んで、くそつまらない質問で返した。
こういう時、口がうまいと便利なんだがなぁ……まったく、兄者はどこ行っちまったんだ?
ノパ⊿゚)「ヒルトルート」
(´<_` )「ヒルトルート……ヒルトルートさんって、あのギャングを殺しまくってるヒルトルートさん?」
ノパ⊿゚)「そうだね、ヒートでいい」
(´<_` )「俺達なんでここにいるの?」
ノパ⊿゚)「私が助けたから。警察はあなた達を、こなごなにしようとしていた。センターごとね」
(´<_` )「どのくらい寝てた?」
ノパ⊿゚)「3時間くらい……いや、あなたの回復力には恐れ入ったよ」
(´<_` )「そりゃどうも、アンタの質問に答えたら俺はどうなるんだ?どうしたら自由にしてくれるんだ?」
ノパ⊿゚)「もちろん解放する、命の有無は返答しだい。さぁ次は私の番……ハインヒルの居場所はどこだ」
(´<_` )「社長は知らんが、社員ならここにいるぞ」
俺は質問の切っ先をやんわりとスライドさせた。
相手の動機が見えない以上、嘘をつくのは危険だ。
ヒートはため息をつくと、トソンを起こした。
( 、 トソン「うう……」
ノパ⊿゚)「やぁ、また会ったな。トムラ」
(゚Д ゚"トソン「ヒッ!ラッツ!?ラゲリータ!」
トソンはヒートと強烈に目が合うと、ミミズみたいに暴れだした。
思ったより元気そうだ。
ノパ⊿゚)「落ち着けよ」
(´<_` )「よっトソン、知り合いか?」
ノパ⊿゚)「ビツ工場で、トムラに話を聞いてたんだ。今みたいにね、あの時は邪魔が入ったが……おい、いい加減にしろ!ハインヒルの居場所を言え!」
-
(゚、゚#トソン「知らないっ!知ってたって、言うもんかっ!」
ノパ⊿゚)「いい気なもんだよまったく……邪悪な女め」
(´<_` )「そりゃ言いすぎだ、トソンはな、アホなんだ。ちょっぴりな」
ノパ⊿゚)「私が言ったのはハインヒルの方だよ」
(゚、゚#トソン「バラッツェ!ハイン先生を悪く言う!やめろ!」
(゚、゚#トソン「ハイン先生、約束してくれた!オワタ事件でボロボロのナルジェー、雇用も医療も支えるって言ってた!恩返しって!」
ノパ⊿゚)「素敵なご挨拶をどうも。だが挨拶以外ではたいてい最低な女だ」
( 、 #トソン「────!」
(´<_` )「どこら辺が?俺にはすんばらすぃー女性に思えるんだが?」
ヒートがほほえんだ。
興奮を口元ににじませて、眉根をじっとゆがめた。
ノハ ー )「あのね、あなた達を殺そうとしたのはハインヒルだ……ハイエナ警察をけしかけたのは、ハインリッヒ・ハインヒルなんだよ」
-
(゚、゚#トソン「ルックリュー!うそ!」
(´<_`;)「馬鹿馬鹿、相手はサンプルをご所望だ。ハインヒルが開発してたんだぞ?」
ノハ ゚ー゚)「そりゃあ欲しがるだろうね!偽装していたウイルスのプラント工場を、私が焼いてしまったのだから!」
(´<_`;)「次々と工場が爆発してたのはお前のせいかよ……」
ノハ ゚ー゚)「あの女は犯人探しに、警察を買った……今のマヌケデブな警察が、この私を捕らえられる訳がないのにな……」
(´<_` )「……トソン。ヒートから逃げるときにケムリが出たと言っていたな?何色だった?」
(゚、゚トソン「だから黄色ですってば!ボワーーーッて!」
(´<_`;)「あっ……そう……」
ノパ⊿゚)「あの女は今、新しい拠点を巨大貨物船に作っている……内部にネズミがいると思ったのか、ジョルジュという男を雇って、関係者の始末も着々と進めている……」
ノハ#゚⊿゚)「あいつは!ウイルスを増やしてばらまこうとしてるんだ!」
(´<_` )「その話。信じる証拠は?」
ノパ⊿゚)「ない。信じてくれとしか言えないね」
(´<_`;)「う〜〜む……」
信憑性はさておき、リッチで殺意満々の人間がハインヒルだけなら嬉しい話だ。
敵は少ない方がいい!絶対いい!
ヒートが嘘をついてなければありがたい……
トソンがなんの交渉価値もない、ハズレくじだったのは、なかなか残念だが。
重要人物かと思ってたのに……ハイド社の切り捨て対象だったなんてな。
悪巧みってのはやっぱ、色んな方面で危険が伴う、技術も費用も時間もかかる……ヘタすりゃ大損だ。
ランジアだとウイルスの合成は合法。
しかもクソみたいな治安だから、事故に見せかけて関係者を自由に殺せる。
培養細胞と相性の悪いi3ウイルス……
俺は今、兄者がどこにいるかわかる気がした。
(゚、゚#トソン「リウジー!でたらめ!暮らしなんとかする、みんな言う、ナルジェ政府も言ってる!でも行動してるのハイン先生だけ!」
ノハ#゚⊿゚)「暮らし?暮らしだって!?アイツのせいでランジアはメチャクチャだ!」
-
ノハ#゚⊿゚)「ランジアは確かに豊かになったな、でもそれはデータ上の話だ!ランジアの惨めな人間は職を失い、ハインヒルと、腐れ警察と、あんたらみたいな外人が富を握っただけだ!」
ノパ⊿゚)「効きもしない薬を安く売ったせいで、麻薬の抽出まで流行りだして……ハイドが飢餓状態のトロイア病患者を、一人でも減らしたかって話だ」
(゚、゚#トソン「トロイアワクチン、作った!」
ノハ# ⊿ )「あんなモン使えるのは金持ちだけだろうが!!定価くらい知っておけ!」
(´<_` )「しかたないだろ。近年のナルジェーは自国の技術力を取り戻すのに忙しかったんだから。ランジアに渡ってからトソンはカンヅメだったし……適当な常識を育むヒマなんて無かったんだ。うむ」
ノパ⊿゚)「それじゃ、ハイドを失ったらあの女には今何も残らないって事?ひっでー事言うなぁ」
(゚、゚#トソン「私信じない!あなたみたいな知らない人より、知ってる人信じる!さ、協力して逃げましょ!えーと……」
(´<_` )「弟者ね」
(゚、゚#トソン「逃げましょう、弟者さん!」
ノハ#゚⊿゚)「名前も知らない男を信じるってふざけてんのか、お前は。都合の良い事だけを信じたいだけだろ」
(´<_`;)「偉そうに……俺がどっちかわからんクセに……」
ノパ⊿゚)「弟者ねぇ……クヴァルダ・ビャチ・ザヴィ?あなた・の・名前・は?」
(´<_` )「双子は母親のオマンコに先に入った方が弟、先に出てきた方が兄になるんだぜ、知らなかった?詳しくは市役所に聞け」
ノパ⊿゚)「ブルーダー兄弟の日替り配食……ハイド社での売上は?はす向かいの印刷会社の方がよっぽど儲かりそうなのに、なぜハイド支社に新サービスを持ちかけたんだ?」
(´<_` )「ハイド社は金持ち。アル印刷はボチボチ。それだけ。宣伝しとくと、昨日兄者と試食したのはスンゲェうまかった。超オススメ」
ノパ⊿゚)「墜落事故をきっかけに倒産したオワタ社の事件……謎が多いよな?」
ノパ⊿゚)「なんで最新鋭の運送機が墜落したんだろう?しかも運送機なのに、何も積んでなかったんだ。多くの社員の、シークレットカードが消えていたのも不気味だね」
-
(´<_` )「なるほどそれは興味深い……でも何の役にも立たちそうにないな」
ノハ ゚ー゚)「……今はね」
また、ヒートがほほえんだ。
今度はどこか幼いような、夢見るような笑みだった。
ノパ⊿゚)「私はね、警察官だったんだ。まだランジア警察が誇り高かった頃」
ノパ⊿゚)「疑問だった……どんなに邪悪でも、どんなに苦労して捕まえても、お金を払えば出てこれる。払えなくても50年我慢すれば良い……何度も何度も、何度も何度も、同じ事件の繰り返し……」
(´<_` )「ハインヒルを殺すのか」
ノパ⊿゚)「伝えたでしょう?あなたの命は返答しだい……奪いたいのも、奪ったのも一人じゃない。さあ、教えて?他に仲間はいないの?あなたのバックは誰なの?」
( へ トソン「……」
(´<_`;)「アンタは何か、俺達をかんちがいしてるらしい。オワタ事件だかなんだか知らないが、本当に無関係なんだ。これも、信じてくれとしか言えないが……」
(´<_`;)「ハイド社の事も、アンタの事も俺には信じがたい。だからハインヒルがどんな人間なのか、実際に会って確かめに行こう」
ノパ⊿゚)「場所がわからない。船の動きが掴めないんだ。あの女は船にプラント拠点を移そうとしている……完全に移されたら、本当に手も足もでなくなる!」
(´<_` )「乗り込もうぜ?協力する。それで俺の活躍を見て、殺すかどうか決めてほしい」
ノハ#゚⊿゚)「だからその居場所がわからんって話だろうが!」
(´<_` )「ところがどっこい……ちょい、靴底はずしてみ?」
血で固まった制服をバリバリ鳴らしながら、足を持ち上げると、ヒートはあからさまに嫌そうな顔をした。
,_
(´<_` )「確かに、このにおいはちとキツいな……だが文句は下水監理局に言ってくれ。自由にしてくれたら自分でやるんだが……安心しろ、俺は逃げん。ハインヒル氏に預けものがある」
_,
ノパ⊿゚)「……」
はー、しんどかった!ヒートの前でこれ見よがしに肩をまわしてやる。覚えてろよこの野郎。
そんで靴底の中は……ヨシヨシ壊れてないな。
_,
ノパ⊿゚)「……ナニソレ」
(´<_` )「ブルーダー兄弟の日替り配食の新メニュー、おひとついかが?」
日が落ちてすっかり暗くなった室内に、ただそれだけ。発信器の受信画面だけが、ひとつ灯った。
-
ノパ⊿゚)「決まりだな」
話がまとまってからの行動は早かった。
本当に時間がないからな。発信器のバッテリーが持つのは、48時間……俺達が発信器を試飲したのは昨日の朝。まだ大丈夫だろう、たぶん。胃洗浄とかしてなければ。
( 、 トソン「……私も行きます」
(´<_` )「そんな必要ない、俺が見てきてやるから。ナルジェー行きの船でコウモリみたいにじっとしとけ。このおっかない女の気が変わる前にな……」
ノパ⊿゚)「いやいやいや、なんでこいつも解放される事になってるの?」
(´<_` )「あれま!トソン、残念だがここでお別れみたいだ……ま、タイミングの問題だ。予定なら、もう2回は死んでる……運命なんてそんなモンさ」
(゚、゚トソン「ウイルス系のセキュリティは厳重です。指紋認証の他に、光彩認証があります。指紋認証は指を切り取れば良いでしょうが、光彩認証は難しいですよ」
ノパ⊿゚)「削除されてるでしょ」
(゚、゚トソン「私は殺された人間です。殺した人間の心配はしていないと思います」
ノパ⊿゚)「目的は?」
(゚、゚トソン「ハイン先生がどんな人間なのか、もう一度会って確かめたい」
(´<_` )「どう思います?ボス?俺は反対」
ノパ⊿゚)「誰がボスだブッ殺すぞ。後ろにヴァンが止めてある、早く行け」
(´<_`;)「えーっ!」
ノパ⊿゚)「私が運転する、あなたは助手S──」
(´<_` )「いや、後ろで見張りをやる。最悪、戦闘になった時にやりやすい」
ノパ⊿゚)「わかった、後ろに乗れ」
d(´<_` )「まかせろ」
-
窓から差す軽快な朝日を顔いっぱいに浴びる……
いやぁ、実によく寝た!ほとんど全快だ!
見ると、どこかの駐車場にいるらしい、こまやかな砂に海の気配を感じる、運転席の方からはおいしそうな匂い……上々!
(´<_` )「諸君!いいもん食ってるな?ベイクドビーンズとトーストの組み合わせは冷えてても最高!で、俺の分はどこだ?」
ノパ⊿゚)「……」(゚、゚トソン
(´<_` )「腹ペコなんだが」
ノパ⊿゚)「……」(゚、゚トソン
(´<_` )「……」
俺は内ポケットに残っていたクッキーでがまんすることにした。
二人はクッキーを、まるでゴキブリか何かの様に凝視している。とーってもおいしいのに。
脳ミソに栄養補給したら作戦会議といこう!
で、できあがった作戦がコレだ。
1、適当な人を襲撃し、成りすまし、侵入し
2、抗ウイルス剤を回収し、兄者を回収し、ハインヒル氏と面談する
(´<_` )「以上だ!」
ノパ⊿゚)「バカじゃないのか」
(´<_` )「そう思うだろ?しかしバカにすることなかれ……いいから見てろ」
コンテナの影でストレッチをしながら答える。
それから俺はコンテナをよじ登り、毒蛇のように伏せて最初のチャンスを待った。
1台目の車……ボンベ運搬車。よそう、三人も乗れないし、後がめんどくさそうだ
2台目の車……機材のトラック。オッケー!行くぞ!……と思ったら後ろからもう1台来てた、ちぇっ。
3、4台目も同じような感じ。……二人の視線が痛くなってくる……せっかちめ。
5台目……冷蔵車。もうこれでいいや。
血と、ヘドロでどろどろの男がルーフに飛びうつり、膝を固めてドアガラスをぶち破った!……トラックはしばらく蛇行し……停車する。
やがてコンテナのところまでバックしてくると、中から作業着姿の男が手招きした。
ノパ⊿゚)「スマートじゃない」
(´<_` )「……」
-
助手席にトソンを、冷蔵庫にはヒートとドライバーを入れた。
ヒートにはドライバーが目を覚ました時の、万が一だと力説しておいた……
トラックは、いつも通りに貨物船へ乗り込んだと思う。
待機場みたいなとこに通されると、バインダーを持った誘導員が眠たそうに近づいてきた。
( ´ー`)「えーっと、はい、誘導番号は?」
(´<_` )「はいはい、ちょいとお待ちを……えっーと、34っすね」
( ´ー`)「34……34……はいよ。品目は……見てもわからないし、めんどくさいし口頭で教えてください」
(´<_`;)「品目っすか……いっぱいあるんで、ちょっと覚えてないっす」
( ´ー`)「ですよねー、はぁ……じゃ、ちょっと確認させてもらいますね」
(´<_`;)「あの──」
(゚、゚トソン「私が覚えてます。製剤用血液バッグ856個、400mL血液バッグ216個、600mL血液バッグ156個、2単位バッグ900個、採血チューブ66……」
(;´ー`)「あーえー、もう大丈夫です。オッケーです」
誘導員はバインダーに挟んだ紙にチェックをつけると、トラックを搬入エリアへ誘導した。
(´<_`;)「ナイスだ!よくごまかした!」
(゚、゚トソン「暗記するのは得意なんです」
(´<_` )「バカいえ、見たのは一瞬だろ」
ちょっと奥まったところで、壁に隠れるように駐車する。冷蔵庫を開けると、中でヒートが鼻水たらして震えていた。
ヘヘ、ざまぁみろ。
冷蔵搬入室に次々と積み重ねていく……製剤用血液バッグ100個入りの箱が8、400mL血液バッグ200個の箱、600mL血液バッグ50個入りの箱が3個、バラ品56、バラ品16個、バラ品6個……採血チューブ……
物品をしげしげ数えながら次のチャンスを待つ。
やがて、搬入室の扉の向こうからペチャクチャとおしゃべりする声が近づいてきた。
現れたのは防護服を纏った職員だ。
防護服は頭から爪先まですっぽりとおおっている。人数は二人……いいぞ、悪くない。
-
( [ ])「……ん?おい君、そこで何してる」
( [ ])「早く次の仕事に行きなさい」
(´<_`;)「すんません……近くのコンビニのトイレが壊れてて……ちょっと貸してもらえませんかね?」
俺がトイレに案内してもらってから、15分後くらいかな……扉から防護服を着た人物が、ダストカートを押して現れ、冷蔵トラックに乗り込んだ。
そして冷蔵トラックの中で、防護服を着た人物は二人に増え、ダストカートはずっしりと重くなった。
ドライバーを引きずり出し、一番重そうな金属タンクを、少しへこませてトラックとドライバーの間に寝かせておく。
([ ] )「これぞ、まさしく、事故なのだ」
【 】「……本当にこれで大丈夫なんですか?」
([ ] )「突然の事だったし、夢みたいなもんさ」
船内には独特の暗さが漂っていた。長い廊下がしらじらと照らされ、新しい施設なのにも関わらず、古い病院のような無情さがある。
強い消毒液のにおいが、生き物の気配を消してしまったようだ。
天井には監視カメラが、まるまるしたクモみたいにくっついている。
( [ ])「で、どうする?」
([ ] )「言っただろ、兄者か抗ウイルス剤が先だ。ケンカしにきた以上、味方は多い方が良い。ハインヒルと面談して、ハグして手土産もらって、エントランスまで見送ってもらうつもりなら別だが」
( [ ])「わかったよ、抗ウイルス剤から行きましょう。トムラ、心当たりはないの?」
【 】「ウイルス剤は冷所保存になりますので、ヒントにしてください。i3ウイルスは危ないので、下層に隔離されているのでは?」
( [ ])「冷所、下層ねぇ……手分けしましょうか?」
([ ] )「ダメ、絶対ダメ」
( [ ])「なんで?」
([ ] )「連絡手段がないのに無謀すぎる、発信器なんてまだ──」
('、`#川「ちょっとあなた達!何してるの?」
( ; [ ])「はぃぃぃ!」([ ] ;)
-
俺達に声をかけたのは、背の高い女だった。
小鳥のクチバシみたいな、とがったマスクをつけている。
えっ嘘だろもうバレたのか?不吉な感情が渦を巻く。
('、`#川「あなた達はそれを持って、散歩してるのかしら?調剤室のダストボックスを早く何とかして、もう溢れそうなのよ!」
([ ]; )「申し訳ありません……」
('、`;川「そ、そんなに怯えなくたって良いじゃない……ごめんなさいね。運ばれた検体患者につきっきりで、ちょっと疲れてて……タカラ、フサ、こっちよ」
……どうやらバレてないらしい。
もし困ったら、この女もダストカートに入れよう。
俺達は慎重に女の後をついて行った。
('、`*川「いやぁ、それにしてもすごい規模よね〜!迷子になるのもわかる!わかる!」
( [ ])「はぁ……」
('、`*川「てか、一昨日の事件の真相聞いた?ビツ工場に押し入った二人組の男が、ウチの社員を誘拐して、身代金を交渉しようしたやつ!知ってる?」
( [ ])「まぁ……」
('、`*川「私聞いちゃったんだぁ〜!実はもう一人共犯がいたんだって、女の!んで、今度はセンターに侵入した時に仲間割れして、殺しちゃったんだって。それがまだ捕まってないの、怖いね〜」
世間ではそうなっているのか、知らなかった。
この感じだと、すべてを知っているのはほんの一部の人間らしいな。
([ ] )「なんで工場たたんで、船に移したんでしょうね」
('、`*川「そんなの私達の考える事じゃないでしょう〜?私達は自分たちの仕事だけしてればいいのよ!」
-
俺達はついに調剤室へとたどり着いてしまった。
どうすんだコレ……
ヒートと女はダストカートに、ヤバそうなゴミを次々と放り込んでいる……大丈夫かアレ。
そろそろこの女もダストカートに入れようかと、考え始めたその時、俺は!見つけてしまったのだ……サーモスタットが入ったり切れたりしている冷蔵庫の、透明なガラスの向こうに、"i3ウイルス抗剤"とバッチリかかれたシリンジが鎮座しているのを!
超ラッキー!これがi3ウイルス抗剤じゃなかったら一体何だって言うんだ?
ようやく運が回ってきたな。俺は素早く冷蔵庫に手を伸ばし──
……全てがうまくいってるように見えるなら、絶対に何かを見落としているハズなんだ。
_
(;゚∀゚)「あ〜、ここに侵入者がいるらしいんだが……誰かいるか?」
あの男が入り口にいた。
後ろに大勢の警備員、ちゃんと銃を持っている。
調剤室の時が止まる。
続けてパンイチの男達が部屋に駆け込んできた。
ミ,,゚Д゚彡σ「あっ、アイツです!あの防護服、間違いないです!」
( ,,^Д^)「ペニさーん!危ないですよー!」
('、`*川「あれ、タカラ、フサ……えっ……あらっ……」
( # [ ])「てんめぇ!あいつら出て来てんじゃねぇか!何が大丈夫だ!ふざけやがって」
([ ] )「あの縛りを抜けるとは、見事なり!敵ながらあっぱれ!」
( # [ ])「笑ってる場合か?少しは弁護しろ」
_
( ゚∀゚)「俺が見つけて解いてやったんだ……おい、顔を見せな」
もう、カッコつけてる場合じゃなかった。
俺はリクエストに答えて、防護服の頭部プロテクタを外した……
-
(゚、゚*川「いやぁぁぁぁぁぁっ!!」
(´<_`;)「うわっ、びっくりした……」
(゚、゚*川「やだ!近よらないで!」
(゚、゚*川「こいつ!昨日運ばれてきたウイルス患者よ!みんな逃げて!感染するわよ!」
そういや兄者と同じ顔だったな、こりゃうっかり。
リクエストの思わぬ効果で大パニックが起こり、その場にいた人間のほとんどが、驚いたノウサギみたいに飛び出して行ってしまった。
ノパ⊿゚)「我々も続こう」
さて、ここから駆け足だ。
俺はダストカートに腕を突っ込むと、目を白黒させているトソンを掴み、出口へ突進した!
廊下へ出る、右か左か……
ノパ⊿゚)「右だ「」左だ」(´<_` )
ノハ#゚⊿゚)「いや右だろ」
(´<_`#)「右はもと来た道だろが、このマヌケ」
ノハ#゚⊿゚)「マヌケはそっち、あの男達は左から来た」
(゚、゚;トソン「後ろ!後ろ!」
俺は衝撃を腹で受けてふっ飛び、コントロールを失ったまま硬い床につっこんだ。
何が起こったのか、しばらく理解できなかったが、逃げ出す人に踏みつぶされていた金髪の男が、パンチを放ってきたのだった。
_
( ゚∀゚)「すっげぇ!」
-
_
( ゚∀゚)「お前、寝てる方の野郎じゃないな?トムラも、生きてたんだ!」
銃声二発。
ノパ⊿゚)「嬉しいか?なら私に感謝するんだな、ジョルジュ!」
_
( ゚∀゚)「ヒルトルートか!なんてこった!ここは地獄にちがいない!」
( <_ )「右だヒート!」
重心を低くして金髪に突進する!相手が構え、銀の閃光を辛くもかわす!それでも俺は追撃の為に視界から逃がさないようにしているのになんかバタフライナイフが肉を割り裂く感覚が……
ノハ ⊿ ):;「って……てめぇ……」
(゚<_ ゚#)「右だってったろ!左右もわかんねのか!」
ノハ ⊿ ):;「避けるんじゃ……ないのかよ……」
確認する間もなく、アゴに一発良いのを喰らった……ちくしょう、いてぇ。
にじむ光の中に、カカトを振り下ろす影を見つけ、やみくもに床を転がって逃れようとする。
ノハ ⊿ )「右だッ!」
筋肉でふんばり、思い切り右へ飛ぶ!
どこかで放たれた弾丸が、俺の脇腹を鋭く切り裂いて壁をえぐった。
( <_ ;)「……この部屋で武器使うの禁止な」
(゚、゚;トソン「もしかして当たりました?……ごめんなさい」
_
(; ゚∀゚)「バカと銃……いいねぇ、この世で最もデンジャラスなコンビネーションだ」
どっちの弾かは知らないが、金髪の足元に血が滴っていた。顔色は良いので、あんまり期待はできなさそうだが。
-
_
( ゚∀゚)「俺はさ、殺しがしたくてハイドで仕事してるんだ、天職だよね」
_
( ゚∀゚)「でも、ランジア来てさぁ警察官も悪くないよな〜ってさ」
ノハ#゚⊿゚)「覚悟おぉぉぉぉぉ!!!」
ヒートと金髪がやりあっている間、俺は床でナメクジのように移動していた、細かな振動が大勢の人間が近づいてくるのを伝えている。
(´<_`;)「よせ、トソン」
(゚、゚;トソン「弟者さん、でも……」
トソンは、ヒートからもらったらしい銃で、金髪の男を狙っていた。
二人のケンカは隣の部屋までもつれ込み、ステップを目まぐるしく入れ替えている。
ここに素人が発砲するとなると、悲劇の予感が。
(´<_` )「ヒートはつよい。アイツの相手は任せよう」
間もなく増援が到着したらしい。
弾丸が、スコールのように激しく撃ちつける音が聞こえてくる。
トソンをひっ掴み、階段の手すりを飛び降りる俺の背を、催涙ガスが追ってきた。
目指すは船底だ。
……船底でいいんだろうか?
-
受信端末を確認する。発信器のバッテリーはきれてしまったようだ。
この階段が、船底まで続いていれば良かったのだろうが中途半端なところで、行き止まってしまっている。
(゚、゚;トソン「他の、階段を探しましょう……こっちです……たぶん」
(´<_` )「来たことあるのか?」
(゚、゚;トソン「血液バッグを運びいれる時、搬入口の壁のマップを確認できました……あんまり自信ないですけど」
階段の吹き抜けからは銃声が弾け、催涙ガスが景気よく吹き出している。
それが船全体に響き渡り、ポップコーンみたいな賑やかさだ。
円い窓の向うでは、大きな波のしぶきが飛んでいる。
まだ小さいが、遠くでランジア警察のヘリコプターがハゲワシのように旋回しているのが見えた。
背後の階段から、ケムリの臭いが近づいてくる……俺は消火器を蹴って転がした。
(´<_` )「ハインヒルは逃げると思うか?」
(゚、゚トソン「えっ?」
(´<_` )「真っ先に逃げ出す人間だと思うか?富に対する執着は?情を感じる人間か?俺は会ったことがないからわからん」
( 、 トソン「私だって……もうわからないです」
(´<_` )「真実じゃなくて、感想の話だ。気軽に答えてくれ」
( 、 トソン「……」
(゚、゚トソン「逃げません」
(´<_` )「がめついんだな……了解」
(´<_` )「甲板まで行くのに使われそうなルートを教えてくれ」
俺は、エントランスホールを目指す事にした。
-
俺達が廊下を抜けきると、階段からわっと人が押し寄せてきた!
俺はほとんどまともに振り返らなかったが、角を曲がりきる、ほんの一瞬だけヤツらを睨んだ。
転がした消火器を撃ち抜くのには、その一瞬でこと足りる。
破裂音と、そこそこ手応えのある悲鳴が俺達を追い抜いて、防火シャッターを閉めるまでついてきた。
シャッターの向こうは居住系のエリアのようだが、あんなにいた関係者は一人も見当たらない。
エントランスホールに続く道を疾走していると、突然轟音がとどろいた、炸裂弾なんて比じゃない!
合金が大きく軋み、肺の中の空気までビリビリと振動している。
船体がちぎれたんじゃないかと思った。
しかし俺は、船体が揺れているにも関わらず、気づかないフリを貫き通し、通路をまっすぐ突っ走った。
最後の扉は自動ドアだった。
センサーなんか待ってられるか!弾を二発使い、最後の扉を突破して、俺達はついにエントランスホールへ躍り出る。
間に合ったか……?どうだ?
-
……誰もいない。遅かったか?
(゚、゚;トソン「あの〜、もしもし?」
それとも読みが外れたのか……
(゚、゚;トソン「弟者さ〜ん?あの、後ろの……」
チンと、間のぬけた音がきこえる。
驚いた俺は、しっぽを踏まれた猫のようにぶざまに転げてしまった。
なんだ、エレベーターか、驚かせやがって……
俺も大概だが、エレベーターの方も相当驚いていたらしい。
台車に乗せていた、棺おけみたいにばかでかい医療ポッドが、床に落っこちてけたたましい音を立てている。
しかし、ちょっと失礼じゃないか?人の顔を、まるで幽霊でも見たように……ん?
(´<_,` )「おい、アンタらは運がいい……ソイツを置いていけば、命だけは助けてやらんでもないぜ」
銃身を懐から覗かせる。効果はてきめんだった。
ポッドの中身を、おそるおそる確認する……オッシャー!アタリだ!
俺と同じ顔がもうひとつ、ヨダレをたらしてガーガー寝ていた。
(゚、゚トソン「なんか……大丈夫そうですね」
(´<_` )「ヨーシ!後は面接だけだ!とっとと開けるぞ!そーれ!あヨイショ!」
ところがこれが、ウンともスンとも言わない。
見ると鍵がかかっているらしい……
変にこじ開けて開かなくなっても困る、こんなん持って歩くのは絶対にゴメンだ。
なんてこった!ここまで来といて……!
-
次の手を考えようとしたその頭に、強烈な一撃がはじけた!
俺の体は手すりから叩き落とされ、今はエントランスの一階に無惨に伸びている……
このせいで耳がおかしくなってしまった、トソンの声と、サイテーな声がボヤけて聞こえる。
_
(メ゚∀゚)ノシ「よっ兄ちゃん!探したぜ!会いたかったんだぜ〜?」
( <_ ;)「アンタの感想って、なんでいっつもアホの詩みたいなの?」
_
(メ゚∀゚)「俺詩人になれるかな?」
ジョルジュが手すりから飛んだ。
ダガーナイフを手の中で、どう猛に光らせて落ちてくる。
体はまだしびれている……俺はバタフライナイフと足と、まんしんの力を使って、彼を弾き返した。
(´<_`キ)「ヒルトルートはどうした?」
_
(メ゚∀゚)「途中でフラれちゃってさぁ〜、もう身も心もぼろぼろボローニャよ」
(´<_`キ)「……アンタ、リーベシア人?最近のリーベシアは、お粗末だよなあ……」
_
(メ゚∀゚)「なんだ?俺の事が知りたいのか?だったら殺せ!殺してみてくれ!」
嫌な予感が頭にひらめいたが、今は現実の方が大切だ!
汗を拭って気合いを入れると、ジョルジュの懐に飛び込んだ!
-
銃は攻める時は恐ろしい武器だが、守りではまったく頼りにならない、これは距離の問題じゃない。
今の俺は……まことに残念だが、追い詰められていた。
ジョルジュは、素早く、しなやかで、強かった。
どうしようもないことだ。
刃を交えればすぐにわかる、彼は生まれつきの、殺人鬼なんだ。
のど元に迫る迫銀を切り返すが、ダガーナイフは必ずどこかを裂いていく。耳、首筋、腕……
差し込まれた刃を柄で絡めとると、今度は拳が内臓を打った。
ついにナイフは俺の手を離れ、かん高い音をたて床に伏した……
( <_ ;)「まいった……降参だ……もう、あきらめたよ……」
_
(メ゚∀゚)「なんかさぁ……恨みや憎しみで戦場に来る奴って強いけど、すぐ死ぬよな。以上!じゃ!」
( <_ ;)「最期に……ひとつだけ教えてくれないか」
_
(メ゚∀゚)「えーっ!しょうがねぇなぁ〜?プライベートな事は聞くなよ?」
( <_ ;)「医療ポッドの鍵は……どこにある?」
ジョルジュはおもむろに懐に手を突っ込み、鍵を取り出した。
あけすけな笑顔が眩しい。
_
(メ^∀^)つP「これな!俺、貴重品は持ち歩く主義でなぁ」
俺は飢えたカラスよりも素早く鍵をもぎ取ると、待っていたトソンに投げつけた。
(´<_`キ)「なんだぁ……持ってたのなら黙って掠めとれば良かったぜ」
_
(;゚∀゚)つ「ちょっ!おま……人の親切を……」
-
医療ポッドのフタが景気よくぶっ飛んだ!
兄者が、一番固そうな観葉植物をもぎ取り、嵐の様に突進してくる!
俺だってしっかりと、折れた机の足を握っていた。
(iii ´_ゝ`)「行くぜ〜〜〜!」
俺達は、意地悪なつむじ風のようにジョルジュへまとわりついた!
-
..ゞヾ:''ソ"'"''""''ソ:'ソッ,
.ヾ''゙ . "''ソμ,
ッヾ´ ノ `..彡
、ゞ ⌒) ミ
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.......;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙ ヾ 、_) ミ ――――――――――――――
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゙/゙ゾ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙ヾ ゙゙゙゙゙
ノi|lli; i . .;, 、 .,, ` ; 、 .; ´ ;,il||iγ
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`;;i|l|li||lll|||il;i:ii,..,.i||l´i,,.;,.. .il `, ,i|;.,l;;:`ii||iil||il||il||l||i|lii゙ゝ
゙゙´`´゙-;il||||il|||li||i||iiii;ilii;lili;||i;;;,,|i;,:,i|liil||ill|||ilill|||ii||lli゙/
´゙`゙⌒ゞ;iill|||lli|llii:;゙|lii|||||l||ilil||i|llii;|;_゙ι
-
【了】
ξ゚⊿゚)ξ「……」
ξ゚⊿゚)ξ「……間に合わなかったわ」
ξ゚⊿゚)ξ「……間に合わなかったの」
ξ ⊿ )ξ「ぐぬぬぬぬ」
-
ξ゚⊿゚)ξ「駆け込みで長々とごめんなさいね……」
ξ゚⊿゚)ξ「タイトルは、無題で……」
ξ´-⊿-)ξ「でもこれでやっと他の作品が読めるわ……」
ξ´-⊿-)ξ「おやすみなさい……」
-
( ・`ー・´)おツンツン!
( ・`ー・´)僕もぱっとやってさっと寝るぞ!最近の胃薬みたいに!
-
三連休の終わり、日付は火曜に変わり、時刻は午前1時。明かりひとつない真っ暗な部屋。
明かりが無いってのは時間帯を鑑みればまぁそんなに不自然なことではないけども、そこの住人の意識はむしろハッキリしていて、なんなら仮眠を取ってこの時間にわざわざ起きたぐらいだった。
それでも彼が部屋に灯りを点けようとしないのは、電気代を滞納してなんちゃら電力から送電をストップされているからで、何故そうなったかと言えば詳細は省くけどそれら凡そ全て、彼が自業が自得マンであった故に起きたことだったんだ。
ついでに、真っ暗で不明瞭ではあるけど、部屋のあちらこちらにはやれ電気代だやれ水道だガスだなんかを払いなさいよ払わないとアータ酷いわよと脅す紙切れが散乱していた。
そんな中。男はひとつ。
( ゚∀゚ )「っしゃ!」
と気合いを入れたよ。丑三つ時に差し掛かろうという時間に近隣に響くそれは、とても爽やかなものだったとさ。
-
なんか良く分からん内に大学を中退してなんとなく上京してとりあえずバイトをして気がついたら辞めていて、それでも都会に留まって。当たり前だけどお金は減っていくもので。
しかし日々の食事を業務スーパーの一袋19円のうどんとモヤシで賄っていた彼は。
( ゚∀゚ )y-~「まぁ」
( ゚∀゚ )y-~「なんとかなるだろ」
と構えていた。悠長に。お馬鹿!
-
始めにガスが止まった。季節は初夏であったのでシャワーが冷たいけどまぁ別に、うん、と彼は思っていた。次に電気が止まった。照明以外で彼が必要とする電気はケトルとスマホの充電ぐらいで、それは隣接する部屋の外にあるコンセント差し込み口に延長コードをぶっさして事なきをえた。
いよいよ水道が止まったとき、流石の彼もちょっぴり困った。水が出なければお湯を沸かせないしシャワーも浴びることが出来ない。そして何よりトイレが使えないし。
( ゚∀゚ )「うんこの上にうんこをするのは嫌だなァ」
五日ぶりに発した言葉だった。
( ゚∀゚ )「……よし、うん、よし」
( ゚∀゚ )「盗も」
彼は決意した。
-
( ゚∀゚ )素人の犯行のようです
.
-
まず某大手動画投稿サイトにて『防犯 窓』で検索。そこで彼はこじ破りというテクニックを知る。
必要なものはマイナスドライバーもしくはバールのようなもの。窓ガラスの縁にエイってやるとひびが入って静かにガラスを割れるらしいけど悪用すんなよ。
( ゚∀゚ )「マイナスドライバーは、あるね」
( ゚∀゚ )「バールは、まぁ、あそこ(徒歩2分の土方屋さん)にあるだろ」
必要なものは全て揃った!!!!
-
場面は最初らへんに戻る。具体的には彼が気合いを入れたらへん。
彼が獲物と定めたのは、以前に勤めていた飲食店。電車バスで20分ぐらいのとこ。そこで五年間働いた彼にとってどこに監視カメラがあってどこに金を保管しているかなんていった店舗構造はもうバッチリカッチリシャッキリポリンキーだった。
だけども時刻は草木もなんたら丑三つなんちゃらに近付こうとしているので勿論電車及びバスといった公共交通機関は使えません。残念。
であれば彼は跨がるしかなかった。
( ・`ー・´)
( o┬o
三◎J┴◎
楽天市場で買ったいい感じのシティサイクルに跨がるしかなかったんだ。
-
その背中のリュックサックには彼なり考えた3種の神器が納められていた。
・自前のマイナスドライバー
・近所の工務店から黙って借りたバールめいたサムシング
・道中の監視カメラを撹乱するための着替え
・あ、あと手袋があったわ
・ごめんそれとLEDライトね、つまり五種だ
・五種の神器って収まり悪いね、五王って呼ぼう
家を発って50分。目的地付近に到着。彼は道沿いに自転車を停めて徒歩に切り替える。徒歩を昔のひとは「かち」って読んでいたんだって。変なの。
歩いて3分、かつて彼が20代の半分を過ごした上手くて速くて安いお店にたどり着いた。店はとうにその日の営業を終了して無人である。それを半年ぶりに目にした彼は。
( ゚∀゚ )「……」
( ゚∀゚ )「緊張するわぁ」
いっちょまえに緊張していた。
-
この店舗が閉店時間中に監視カメラや契約した警備会社の他に防犯対策として取り入れていたのは二点。
店舗裏の従業員出入り口に設置されたセンサーライト。
彼はここのドアから店舗に侵入するつもりでいて、それについては手元が明るくなってまぁいんじゃね、と考えていたよ。事実、光で照らされはするものの、裏口周囲はプレハブ倉庫やなんやで囲まれていて、その光が外に漏れたりだとか彼の姿が外から認められるといった心配は無かった。
二つ目は閉店中であろうと煌々と照らされた店内。
「うわ、明かり点いてるやん。人がおるかも分からん。ここはやめとこ」と泥棒に思わせて盗みを未然に防ぐ為のテク。田舎のJkがスカートの下にジャージをはいてるようなもん。そんな子のパンツ覗こなんて思わんでしょ?
でもまぁ、これについても事情を知っていた彼には一切が関係なかった。
つまりはドアをこじ開けて金庫を破る以外は男にとって何ひとつ障害とならなかったのさベイベ。
( ゚∀゚ )「いくぜ俺のベイベ達」
出入り口の前。センサーライトに照らされた彼はマイナスドライバーに口づけをひとつ。鉄の味がした。
-
( ゚∀゚ )ヨイショ
ガラスの右端、ドアノブ上部のガラスの右端にマイナスドライバーを突き立ててぐいっと力を込めれば一発でピキリとひびが走る。ほんと引くほど簡単にピキッていって少し笑う。
( ゚∀゚ )グイグイ
彼はそのままグイグイ力を込めていく。グイグイピキリ。グイグイパキリ。それに合わせて静かに、あくまで一般論的なガラスの割れる音と比べれば静かにガラスのひびは広がっていく。
( ゚∀゚ )オッ
( ゚∀゚ )コレ トレルネ
ガラスの綻びは彼の手で剥がせるほどに大きくなり、肘まで入るほどの穴が出来た。尚、半角で喋っているのは小声感を出したいから。それが世界の全てだったんだ。
-
( ゚∀゚ )オハヨゴザァース
なんなく店舗内に侵入した男。LEDライト越しに半年ぶりに見る景色にちょっぴり感傷的な気分になる。
金庫の場所は知っている。この調子でとっととぶち破ってさっさと帰ろ。のほほんと考えていた。
そんな時けたたましい電子音、しかも二種類のそれが店内に鳴り響く。
ピリリリリリリリリ(; ゚∀゚ )!! ジリリリリリリリ
ピリリリリリリリリ(; ゚∀゚ )ハッ エッ ナニ ジリリリリリリリ
彼は知らなかったんだ。指定の時間外にドア開けると警備会社に通知されてあちらさんから電話がきちゃうセンサー。最近になって導入されたやつ。明智光秀もこれに殺された。
-
(; ゚∀゚ )エッ イヤッ ハァッ?
ゆとり教育の弊害で彼は想定外のトラブルにすこぶる弱かった。教育が悪い。いまだ鳴り響く電子音が焦燥を煽る。
(; ゚∀゚ )(どうする!?バレた!?)
(; ゚∀゚ )(逃げる!?もう!?いやでも!)
めっちゃ焦る。のんべんだらりと過ごしてきた彼の人生におけるめっちゃ焦ったランキングが容易く更新された。ちなみに今までの一位は車内で女の子とエッチなことをしていたときに警察に窓をノックされたときだよ。心臓止まるかと思った。
速やかにこの場から離れるか、それとも警備員が到着するまでの時間で犯行を済ませるか。選択する為の時間なら辛うじてあった。
-
そして絶賛パニック中でついには幼児退行が進んじゃった彼は
(; ゚∀゚ )(あぁもう!)
(; ゚∀゚ )(もうちやない!)
(; ゚∀゚ )(ちーやない!おうちかえう!)
逃走を選んだ。折角準備しといた着替えを使うこともなくスタコラサッサだった。途中でパトカーとすれ違ったときは生きた心地がしなかったとさ。
-
その後、無事に帰り着いた彼に現状を打破出来るわけもなく四日ぐらい公園の水でしのいでいたところを連絡の着かないことを不審に思って様子を見にきた父親に強制連行され実家へと帰った。
( ゚∀゚ )「お金は真っ当にコンスタントに稼ごうね!」
( ゚∀゚ )「お兄さんとの約束さ!」
【了】
-
( ・`ー・´)もちろんフィクションさ!もちろんね!
( ・`ー・´)ただし『こじやぶり』なんかは実際にある悪いことだからね!悪用するなよな!
( ・`ー・´)+キリッ
-
【第8回品評会テーマ】『悪人』
【作品提出期間】『2019年1月1日〜2019年1月20日』
【投票・感想期間】『2019年1月21〜2019年1月25日』
>>15
>>34
( <●><●>) ◆CNITCpldAs
【幸せの作り方のようです】
>>70
>>76
(´・ω・`) ◆4fW30b.lZU
【( ^ω^)は真の悪人を目指すようです】
>>91
>>114
川 ゚ -゚) ◆c.qQuXxMoQ
【( ^ω^)贄の涙のようです】
>>137
>>158
イ从゚ ー゚ノi、[文戟中] ◆U.Ze.JZ4Hs
【クリスマス大作戦!!】
>>163
>>206
ξ゚⊿゚)ξ[文戟中] ◆IU1nsGpajk
【無題】
>>210
>>222
( ・`ー・´) ◆BIc1.HXbFU
【( ゚∀゚ )素人の犯行のようです】
-
ξ゚⊿゚)ξ「もし抜けてたりおかしなところがあったらお願いね!」
ξ゚⊿゚)ξ「じゃ、行ってきま〜す」
-
(´・ω・`) とりあえずみんな乙
(´・ω・`) 仕事があるから帰ったら読んで
(´・ω・`) 感想を書き殴ってやるぜい
(´・ω・`) ドックンのレスにも返さなきゃいけないし
-
長々と読んだのに爆発オチ、完成版を読みたいなぁ……
-
ツンとまさしのやつ良いね
-
( ・`ー・´)投票する!密かに!しかし雄々しく!
1位
( <●><●>) ◆CNITCpldAs【幸せの作り方のようです】
僕もこんな悪い女に自覚ないまま囲われたいね!無知は幸せなのさ!楽天市場に悪女売ってるかな!?
2位
(´・ω・`) ◆4fW30b.lZU【( ^ω^)は真の悪人を目指すようです】
地球を切断する斬鉄剣を動かすロケットが爆発したんだ!きっとケツ毛が焦げる程度の被害じゃ済まなかっただろうさ!そんなおっそろしい事態を招いたブーンこそ今回の品評会において一番悪いことしてると思ったね!
ピッカァプ(native)
イ从゚ ー゚ノi、[文戟中] ◆U.Ze.JZ4Hs【クリスマス大作戦!!】
やりたいことは分かるんだなすごく!ただなんだろうね、二転三転する状況に対して描写が追い付いてなかったと南九州地方を統べる僕は思うんだよ!九州統一頭からっぽマンでもある僕には少しばかり理解が足らないとこが多かったかな!
でもなんていうかな、分岐点だよね!狐ちゃんの作風の岐路だと思うんだこれは!
「飛ばす、しっかりついてきな」なライダースーツのチャンネーになるか補助輪つき自転車を押してくれる幼妻になるかってことさ!伝わらないだと?うるせぇ爪切りぶちこむぞ!
-
( ・`ー・´)そして感想だ!しなやかに!伸びやかに!
( ・`ー・´)といっても感想書いてないのはツンちゃんのだけだな!省スペースにも配慮出来る男だったのな僕って!
ξ゚⊿゚)ξ[文戟中] ◆IU1nsGpajk【無題】
終始「ひぇ~」ってなったね!あちらこちらに散りばめられた皮肉たっぷりの文のセンスさ!
今から僕が全力センスで例えるけど、まるで、そう、まるでマスタードたっぷりのホットドッグみたいだ!よし!伝わったなこれは!
『俺達は黙って相談した。俺はチョキで勝った。』
のっけからこれて!じゃんけんのこと普通相談って例えるかな!?!?!?!?すごくない!?!?!?!?
秀逸なギャグ作品の感想でよく見る「全てのレスで笑かしにきてる」ってやつのカッチョいいバージョンだと思ったね!
出来ることなら最後まで読みたかったな!スーパー銭湯で湯上がりに使ったマッサージチェアが途中で停止して『あ゛ぁ゛ぁ゛ぁぁぁ……あ?』ってなったときと同じ気持ちになったね!
爆発で終わらせたのはまさにギルティ!ヴィラン!ブーン系におけるハーレクイン!ジーサンとスクワット!ともあれ!ともあれ乙だ!
( ・`ー・´)省スペース!時遊空間!
-
( ・`ー・´)寸評を完全に忘れていた!何故なら帰宅してから飲むストロングゼロがおいしいから!メメントモリ!
【寸評】
テーマに最も沿っていたのは刑法第130条 住居侵入罪及び刑法第261条 器物損壊罪を犯した( ゚∀゚ )じゃねーかな、と思いました。不法侵入罪って罪状はないらしいぞ。
「ふふん、良いか悪いか決めるのは君ら自身さ(前髪ファッサァーー!)」みたいなのばっかだなぁ、て。わっかりづれーなぁ結局悪人は誰だよっつーのが多かった。
あと1月はしんどい。今はなきモララーと同じにはなるまいと奮起しましたがしんどかったです。書き上げた人たちみんなしんどかったと思います。なんならもう全員優勝でいいんじゃないでしょうか。いつだかの運動会の徒競走みたいにさ。
-
( ・`ー・´)素が出てしまったよ!これも年始に忙殺されたせいさ!
( ・`ー・´)いやでもだがしかしハウエバーだがね、ptリセットは1月じゃなくて2月の方が良かったんじゃないかなとは思うよマジで!
( ・`ー・´)マジで!
( ・`ー・´)『ククク……1月はみんな忙しくて執筆なんて出来る訳がない……そこに取り敢えず作品という名の文字列をぶっこめばポイントを得るのは容易い……赤子の手をグリンッ……!』
( ・`ー・´)なんて考える輩が出てきてもおかしくはない……!インパラに食らいつくライオンさん……!自然の摂理……!サバンナの掟……!ざわざわ!
( ・`ー・´)4ヶ月周期でポイントをいい感じにリセットしたいのは分からんでもないけどね!
( ・`ー・´)誇り高きブーン系民にニートはいないんだ。単位に追われる学生であれノルマに追われる社蓄であれ。みーんな何かしら組織に属している。そして年末年始、それらは忙しい。
( ・`ー・´)繁忙期を考慮してリセットインジャニュアリはフェブラリにチェンジすべきだと切実にシンキン!
( ・`ー・´)アーイム シンキン シリアスリィ!
( ・`ー・´)+キリッ
-
( ・`ー・´)ドクオさんはニートですか!?!?!?
-
( ・`ー・´)ああっ!
( ・`ー・´)感想に記述漏れがありました!
( ・`ー・´)「つまりツンちゃんのセンスの切れ味ヤバい。さながら抜き身。触れるもの全てを穿つ抜き身のドリル!」
( ・`ー・´)まとめには『~バージョンだと思ったね!』の次にこれを追加して下さい!渾身の賛辞なんです!
-
なんなの
馬刺しのキャラ好きだわ
-
赤子の手をグリンッ!すき
-
(´^ω^`) It's been a hard day's night…
(´・ω・`) …
(´゚ω゚`) morning !?!?
-
作中に致命的な不具合がありました。
>>215で本来( ゚∀゚ )が跨がるべきシティバイクに( ・`ー・´)が跨がる不具合を確認しております。
現場には「ストロングゼロゆずレモンほんとおいしい」と書かれた謎のメッセージが発見されております。原因につきましては目下解明を急いでおります。
お忙しい中、恐縮ではございますが各自( ゚∀゚ )に脳内変換して頂きますようよろしくお願い申し上げます。
開発スタッフ一同、今後は再発防止に努めて参りますので何卒ご容赦願います。今日はストロングゼロビターオレンジを飲みます。なぜならおいしいからです。
-
【クリスマス大作戦!!】
さあ、作品が完成したら最初から読んでみよう。…読者の気分になって、先入観を入れずにね…
読者の気分になってみると、作品の粗が見えてくる筈だ。そこを片っ端から修正していく。少しでも違和感があれば、即修正。
さあ、もう一回読み直してみよう。書きすぎてしまった部分が出てきただろう?今度はそこを削っていこう。
これをくりかえしくりかえしくりかえしていく。
今回の銀ちゃんの作品は、正直話の展開がわかりづらかった。そして、色々と中途半端。突き抜けた何かが欲しい。
実を言うと、銀ちゃんの作品は添削前の僕の作品の雰囲気に酷似している。案はあるんだけども、それがイイ具合にまとまってくれない…。そんなところがね。銀ちゃんは、もっと“はっちゃけて”いいと思う。
せっかくの文戟スレなんだ、色々と冒険したりキチガイになったりして、お互いに上達していきましょうや。
-
【無題】
地の文といいAAの使い方といい、上級者の“それ”。本当にブーン系歴半年ちょいなんですかね?
多少の荒さは感じなくもないが、期間が短いことやそれを補って余りある魅力のおかげで、全然気になりはしない。
イチャモンをつけるとするならば、「作品の最初から最後まで文章の“濃さ”が同じに感じるので、もっと“文章での”起伏が欲しい」とか?
惜しむらくはただ一つ、完結しなかったこと。是非とも完成版を読んでみたい。
貶す箇所が全然ないですます。恐れ入りました!
-
【素人の犯行のようです】
地の文がいい味出してるなあ。ギャグってブーン系の原点にして頂点だと僕は思うんだよね。何も考えずに読めて、ガハハハハと笑える作品。僕が目指しているものもそんな作品なんだけど、見事にそんな作品を書ききったまさし君、ステキ!
や ら な い か
通常、僕は感想文に“何かしら”の指摘を入れることにしてるんだけど(それでツン君作品に対してもイチャモンをつけた)、君の作品は完成されきってるんだよね。
てな訳で、僕と一夜を共にするか考えといてくれたまえ。
-
いつでもいいよ!
-
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【第一位】
( <●><●>) ◆CNITCpldAs
【幸せの作り方のようです】
洗練されている話って読みやすくていいよね。
感想を書いてから色々考えたけど、やっぱミセリは“悪人”に当てはまると僕は思った。
あわよくばオムライスさんにまとめて貰おうとする野心が見え隠れしているのも高評価。
【第二位】
( ・`ー・´) ◆BIc1.HXbFU
【( ゚∀゚ )素人の犯行のようです】
好きだから。以上。
-
【Pick up】
川 ゚ -゚) ◆c.qQuXxMoQ
【( ^ω^)贄の涙のようです】
一番テーマに寄り添った作品ではないだろうか。クール君の解説を聞きたいような聞きたくないような。
イ从゚ ー゚ノi、◆U.Ze.JZ4Hs
【クリスマス大作戦!!】
断言しよう。彼女は近い将来に素晴らしい作品を書くと。
このショボーン様が言うんだから間違いない。
さあ銀ちゃん、自分を解き放って殻から抜け出すんだ!!
ξ゚⊿゚)ξ[文戟中] ◆IU1nsGpajk
【無題】
完結していたら僕の中での順位は変わっていたかもしれない。
次回作を楽しみにしています。
-
( ・`ー・´)
( ・`ー・´)
( ・`ー・´)←まさかのポイント獲得に正直ちょっぴり困惑している
( ・`ー・´)
( ・`ー・´)←ともあれお礼は述べるべきだし、謙虚さは見せておくべきだろうと考えた
( ・`ー・´)
( ・`ー・´)ぁっす!
( ・`ー・´)ありっ!ありがっさ!
-
【寸評】
”悪人”というテーマは、私含め他の生徒の皆様も「書きにくいなあ」と感じたのではないでしょうか。しかし、その分いい意味での“バラツキ”が出て、それはそれで面白かったなあと思ったりもします。
自作品を書き終えた時点で「どうも俺の作品は前座になりそうだぞ」と思っていたら、案の定前座になりました。
ところで、今回の6作品のうち3作品は今年の入学者の作品。残りの3作品も新参者の作品です。新人戦みたいなことが出来て楽しかったです(小並感)。
-
>>245
(´・ω・`) なあに、堂々としてればいいのさ堂々と
(´・ω・`) 「ポイント?しゃーねーな貰っといてやるよ」くらいにね
(´//ω//`) そ、それに、一夜をともにした仲じゃないか。水くさいなあ。
-
( ・`ー・´)まだヴァージンを捧げたつもりはないなぁ!
( ・`ー・´)取り急ぎケツ毛の処理はしているがね!
-
無花果の艦長を忘れるなよ
-
>>249
( ・`ー・´)???
( ・`ー・´)意味はもはや読み方すらよく分からんがとりあえず今は亡きモララーをこき下ろせばいいのかな!
( ・`ー・´)やーい!
( ・`ー・´)この((下手すれば次回の品評会に影響しかねない罵倒ゆえミュート))!!!!!
( ・`ー・´)すっきり!!!!
-
( ・`ー・´)嘘です!
( ・`ー・´)割りとモヤモヤしています!
-
無花果=イチジク
艦長=浣腸
ケツ毛処理するなら中もしっかり綺麗にしとけ、つまり首を洗って待ってろ的なアレでしょ
-
ξ゚⊿゚)ξ「ヘイ!ツンデレの投票タイムが一丁あがり!」
●第一位
( <●><●>) ◆CNITCpldAs
【幸せの作り方のようです】
大切な事を、簡潔に、タイミング良く……
この物語を人に伝える上で、一体何が重要なのかをしっかりと抜き出して、それを美しく並べてあると思う
テレビドラマを見ている気分だったわよ
なんか、全部の人の視点で見たくなる!はじめからね!
ミセリのターンが物語ではなくて、解説になっていたのが口惜しいわ
前半がカラリとした美しい仕上がりだったから、裏からどんな腐臭がしてくるものかと……
は、何?ゴールにたどり着けなかった私に言われたくないですって?ぎゃふん!
──
●第二位
( ・`ー・´) ◆BIc1.HXbFU
【( ゚∀゚ )素人の犯行のようです】
まず語り口とAAの入れ方が好きよ、あとテンポね
だらだらに語っているのに、あれよあれよと話は流れていく、作品全体のバランスが見事
シメも良かった
完成度で評価するならぶっちぎりでこちら、超好き
ただ、( ゚∀゚ )が法を犯したのは"悪人だから"ではなく、"ダメ人間だから"なのだと思う
たとえギャグでもね
-
●Pick up
川 ゚ -゚) ◆c.qQuXxMoQ
【( ^ω^)贄の涙のようです】
ストーリーがしっかりしている……というか、話を進めていく上で必ず通過しなければならない点は、しっかりと押さえてあるって感じたわ
個人的にツボだったのは、ブーンがツンを守るために殺人を選んだ展開と
>昔ツンとした勇者ごっこを思い出す。僕が勇者で、ツンがお姫様。
>悪者に連れ去られたツンを救うべく、僕は怪獣や魔物を倒して進む。
この文
ブーンはほんとにツンの事が好きだったのかしら?ってね
内容を語れる作品っていいわよね
ちなみに私は、例のシーンまで神様を信じて読んでいたのよ、トホホ
-
イ从゚ ー゚ノi、[文戟中] ◆U.Ze.JZ4Hs
【クリスマス大作戦!!】
かわいらしさと、どことなく感じる不穏な空気が特徴的な作品
でも今回はAAと地の文の割合が、あなたが大切にしている勢いと相性が悪かったのかもしれないわね
自分の書きたいものを追及する事
最後まで書ききる事……大事なことよね
銀ちゃん支援ありがとね
──
(´・ω・`) ◆4fW30b.lZU
【( ^ω^)は真の悪人を目指すようです】
この手の作品は卑怯よ!理由もわからないまま笑える
……っていうか考えさせてくれないわ
でも、サッと読ませる事ができるのは、基本的ができているからこそ
頭を使わせず、心にまかせてくれる、かたじけない作品
-
●寸評
絶対にミステリーを書く生徒がいると思ってたんだけど……ハズレたわね
今回のテーマは"悪"ではなくて、"悪人"なのがミソ
人の数だけ悪があると思うから、今回は"人"に焦点をしぼっての見解にしてみたの
それでもなんか、哲学的な話を覚悟していたのに、爽快感を多く感じたのは意外だったわ
……タイムマシンに乗れるなら、三週間前に戻るわ
そしてこう言うのよ
「作品を"ツンがブーンのから揚げにレモンをかけるようです"に変えろ、今すぐにだ」
ってね……
-
>>135
(´・ω・`) シャキンの発言を引用してみよう
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(`・ω・´)「……ああ、泣いたよ。辛かったなああの時は
(`・ω・´)「だってさ」
(`・ω・´)「俺はその時まだ子どもで、その子を抱けなかったからね」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(`・ω・´)「そうか。すまなかったよブーン」
(`・ω・´)「お前もツンちゃんを抱きたかったのか。仲間はずれにしたから怒ってるんだろう」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(´・ω・`) 僕はこれらの発言が、単なる“立場の違い”だけで出たものとは到底思えない。
(´・ω・`) 少なくともシャキンとブーンの間では、価値観や倫理観が根本的に違っていると感じたのが僕だ。
(´・ω・`) 正義云々については単なる僕の好みなので、ここでは言及しないというかする必要がない。
(´・ω・`) そして、こんな作品の場合は解釈がいくつもあって然るべきなので、ドクオ君の意見を全面的に否定するつもりは毛頭ないことをここに宣言します。
(´・ω・`) 僕はハゲではない。
(´・ω・`) 以上。
-
( <●><●>)「投票します」
【第一位】
( ・`ー・´) ◆BIc1.HXbFU
【( ゚∀゚ )素人の犯行のようです】
【感想】
軽快な地の文から繰り出される表現の豊富さに驚きました。
足りないものは盗むという短絡さと計画性の無い場当たり的な行動が上手く書かれていると思います。
深く考えずに、すんなりと入ってくる良作でした。
【第二位】
川 ゚ -゚) ◆c.qQuXxMoQ
【( ^ω^)贄の涙のようです】
【感想】
作り込みは甘いと思いましたが、面白かったです。
生贄の成り立ちやそこからの遷移をもう少し掘り下げていると、
物語の世界に入り込みやすかったかと思います。
展開の作り方とその早さが良かったです。
ブーンの思う悪人を裁いて終わり、とならなかったのが好みでした。
(´・ω・`) ◆4fW30b.lZU
【( ^ω^)は真の悪人を目指すようです】
【感想】
思い切りの良いギャグ作品といった印象でした。
結末までの段階をすっ飛ばしていく早さが気持ち良かったです。
イ从゚ ー゚ノi、[文戟中] ◆U.Ze.JZ4Hs
【クリスマス大作戦!!】
【感想】
導入の文をスパッと切り捨ててから書かれる内容に唸りました。
導入で掴まれましたが、置いて行かれた気分です。
それが持ち味だと思いますので、上手くバランスを取って貰えればと思います。
>>142
たとえ失意のずんどこにあったとしても、の部分でクスッと来ました。
ξ゚⊿゚)ξ[文戟中] ◆IU1nsGpajk
【無題】
【感想】
言葉選びがオシャレです。
トソンが襲われた時の煙→黄色かった=催涙弾=襲ってきたのは警察関係等の、
伏線と回収が多く含まれていて読んでいて飽きない作品でした。
登場人物は分かっているが、読者には分からない単語が多く出てくるので、
作品を読んでいる楽しさはあるのですが、説明が足りない為置いて行かれました。
場面場面の描写が丁寧でしたので、完結していればまた違った印象だったと思います。
二回、三回と読み直す度にあぁ、なるほどといった感想が出る作品でした。
【寸評】
テーマ的に終始シリアスな作品が多いかと思いましたが、そうならず意外でした。
様々な悪人像といいますか、悪人というものに対する捉え方が見れたので勉強になりました。
-
イ从゚ ー゚ノi、 皆、投下お疲れ様。
イ从゚ ー゚ノi、 感想投下していくね。
《投票》
【第一位】( ・`ー・´) ◆BIc1.HXbFU【( ゚∀゚ )素人の犯行のようです】
今回の作品は、まさしくんのワードセンスが光っていたなと思います。
顔文字ミスはアヒャの決意が、キリリとした表情に現れているのかなと思ってました。
最後の終わり方があっさりしていたので、もう一味欲しかった気もします。
次回作が楽しみです。
【第二位】川 ゚ -゚) ◆c.qQuXxMoQ【( ^ω^)贄の涙のようです】
神様の存在を信じながら読んでいたら……まさかの展開でした。
無駄な描写を削ぎ落した地の文は、一種の機能美のようなものが感じられて好きでした。
話しのスピード感が、読者を置いてけぼりにしないちょうどいい具合だったと思います。
退いた人影が横を向いた。僕の父親だった。さっき別れた父さんだった。父さんも裸だった。
こんな感じでたまに描写の被りがあるのは、たぶん投下慣れしてないからかもしれない。
誤字脱字が多いのは、ボクも一緒だから、直してこうね。
【pickup】
(´・ω・`) ◆4fW30b.lZU【( ^ω^)は真の悪人を目指すようです】
前回の作品を見たことで、勝手にボクの中でハードルを上げてしまったようです。
古き良きブーン系の雰囲気を感じられてよかったです。
でも、笑いどころがわかりませんでした。
ξ゚⊿゚)ξ[文戟中] ◆IU1nsGpajk【無題】
始めの数行を読んだ時点で、面白いと確信が持てるような文章でした。
前回の和製ファンタジーから今回のような世界観まで、書くことができる技術の高さはこのスレでも屈指の存在だと思います。
正直、挑むのが早すぎたと感じました。
惜しむらくは爆破オチだったこと。そうでなければ一位でした。
( <●><●>) ◆CNITCpldAs【幸せの作り方のようです】
綺麗な文章で、非常に読みやすかったです。
人間関係とその雰囲気の描写が、非常に上手くて感情移入しやすかったです。
タイトルの回収もしっかりとできていて良かったと思います。
【寸評】
色々な『悪人』が見られて非常に楽しかったです。
今回の文戟では、作者としての力量不足を強く感じました。
せっかく文戟を受けてくれたツンちゃんに失礼な気がして、投下するのを躊躇ったぐらいです。
時間の無さや多忙さは言い訳でしかありません。これまでの文戟の中で一番悔しいです。
いつかきっとリベンジさせていただきます。
-
川 ゚ -゚)「投票だ」
1位
( <●><●>) ◆CNITCpldAs
【幸せの作り方のようです】
最初はデミタスが悪人なのかなと思った。実際ワカッテマスからしたらデミタスはそうだったと思う。
でも後ろにもっとすごいのが控えていた。ミセリの独白という形でそれが露になるのが良い。
自分の欲のために他人…好きな人までも操り傷つけるミセリ。こういう女すごい好き。
面白かったです。
二位
( ・`ー・´) ◆BIc1.HXbFU
【( ゚∀゚ )素人の犯行のようです】
地の文と主人公のダメ人間さがマッチして面白かった。
途中まさしがチャリ乗ってたの見てゲラゲラ笑ってしまった。
多分私はこの先一生、この作品は本当にフィクションだったのかを疑って過ごすのだと思う。
pick up
(´・ω・`) ◆4fW30b.lZU
【( ^ω^)は真の悪人を目指すようです】
何もかもを可にしてしまうこのノリ、まさにブーン系という感じ。
唐突な悪人路線を目指すブーンも、それを応援しちゃうドクオも、30分でできちゃう斬鉄剣も…
ブーン系なら何でも可能にできる。でも&=携帯は納得できない!
イ从゚ ー゚ノi、[文戟中] ◆U.Ze.JZ4Hs
【クリスマス大作戦!!】
悪人と少女のほんわかストーリーだと思ったら、終盤でのあの展開。
冒頭でどシリアスな地の文を入れていたあとのあのゆるい雰囲気への転換を見ていたから余計に。
どんでん返しといえば良いのか、こういう実は……系の話すごく好き。
ξ゚⊿゚)ξ[文戟中] ◆IU1nsGpajk
【無題】
センスで殴り殺された。1レス目から引き込まれていた。それくらい面白かった。
正直票を入れるか本当に悩んだ。それくらい好きな作品です。
続き……見れないのか?なあ。同じ王道ヒロイン枠だろ?
寸評
参加して分かる、他の人達のレベルの高さよ。
一つのテーマで書くというこのシステム、すごく良いね。
少しでも皆に近づきたいなと思う。
-
( ・`ー・´)ふと、ね
( ・`ー・´)ふと思ったんだけどね
( ・`ー・´)pt同率一位もしくは二位の場合ってどう処理すんだっけって
( ・`ー・´)既に話題に挙がっていてかつ解決済みの問題だったらすまないね、テンプレには見当たらなかったからさ
( ・`ー・´)もしまだ決まっていなかったのなら話し合っておいた方がベターなんじゃないかと昭和生まれ代表たる僕は思うんだよ
( ・`ー・´)あっ、全国のまさしファンの皆には悪いけど眠たくてね、エクスクラメーションマークをつけるようなテンションじゃないんだ
( ・`ー・´)きりっ(←溌剌ではない)
-
全員から票貰ってんじゃん
愛されてるなぁ、まさし
-
(・∀ ・)「ぶんげきのはなしならひきわけでいいんじゃね」
(・∀ ・)「ひんぴょーかいのはなしなら、
二人とも一位あつかいでいいとおもうぞ」
(・∀ ・)「だいいっかいがそうだったしな」
(・∀ ・)「そのときはおだいがふたつ出て、りょうほう、もしくはすきなほうをえらんでよかった」
-
ショボーンの最後の爆発は地球が破壊されたのかなと思ってた
まさし君の言ったロケット爆発説とどっちが正しいんだろう
-
【1位】
( ^ω^)贄の涙のようです
>( ;ω;)「このっ!このっ!このっ!馬鹿野郎っ! 」
馬鹿野郎って言葉のチョイスが良かった。このシーンは迫真だと思う。
遣る瀬無い思いと自分を罵る適当な常葉に詰まってそれしか出てこない気持ち、よく分かる。
「踊る」この言葉チョイスも良い。
理解できない、意味が分からないと言う。
しかし「でもこれは、これじゃあまるで───……」の一文から行為自体は理解している。
その理解を認めたくないからこそ許容できる範囲の言葉でしか表現したくない、という感情が見える。これが良い。
>退いた人影が横を向いた。僕の父親だった。さっき別れた父さんだった。父さんも裸だった。
この文も良かったと思う。
目の前の状況が飲み込めない、なんで?どうして?が延々と反芻する。
遅延する脳みそは情報を一つ一つ確定させながら吐き出すことしかできない。
それがこの重複に表れていると感じた。
「踊る」も合わせて、認めたくない現実を思考の遅延によってほんの僅かでも先延ばしにしたいという悪あがきが、
幼さに見合わない絶望の色をより黒くさせる、とても出来た演出だと感じた。
描写被りが散見されるが、演出の如何によって見方が違ってくる良い作品だ。
ただ説明しすぎ、もしくは説明が丁寧すぎるが故にクドくなっている箇所が出ているのが惜しいところ。
この作品は読んだ後の読者に何を考えさせるかってのが肝だと思う。
今回のお題は「悪人」だったわけだが。
誰が悪人かってのは人それぞれ違うよね、っていう着地を語らせるには何かこう……フワフワしてる。
ブーンのやった殺人が悪っていうのなら、ツンが目玉を潰したのも悪になるし、
しかしそれを大人たちがツンにした悪と並べるのはフェアじゃない気がする……。
三人とも自分のエゴを通しただけって見方だと今度は悪とは何か?って感じになっちゃう……。
そして悪とは何か?を語らせるにはこの着地の仕方ではちょっと無理がある。
そもそも「悪人」の括りにツンを含むことを想定しているのか?
含んでいるのだとしたら、ツンの悪人要素が弱すぎると感じるし、
含んでいないなら、下手したら喧嘩両成敗で片付いてしまう話になっちゃう。
投げかけられた問いかけに、答える以前に考える事柄に悩んでしまうことになってしまったのが悔しい。
以上
-
('A`) 2位は?
-
>>266
それについて、投票は1位のみ、または2位のみとすることはできるのか、皆さんに意見を申し立てたいのですが
-
(´・ω・`) この場合の投票ってどうなるんだろう…取りあえず集計してみるか
-
>>267
(´・ω・`) このタイミングでやるかね、普通…
-
629 名前:拝成雅文創作学園総帥(仮) ◆IxnXYH/4Y2[] 投稿日:2018/08/01(水) 02:45:29 ID:pbeHwSaw0 [8/13]
投票時の説明に関しては>>5を参照いただければと思いますが、重要なポイントのみ再度伝達します。
①品評会参加者は【必ず】投票を行ってください。投票されない場合、獲得ポイントから-1ポイントされます。
②投票は、【1位】と【2位】を選んで投票してください。同立1位とか、あるいは1位作品無し、のような独自の評価は止めてください。
③Pickupと寸評は【任意】としますが、お互いの切磋琢磨の為に積極的に活用していただければと思います。
('A`) 既に失われた古の碑文を探してきたぞ
('A`) ぶっちゃけ今のテンプレには入ってないけど
-
(´・ω・`) 総帥語録は憲法みたいなもんだからねえ(拡大解釈や話し合いで変更したものもあるけどさ)
(´・ω・`) ぶっちゃけ、名無しくんがいようがいまいが順位は変わらない
(´・ω・`) というわけで、結果発表
-
【第八回品評会結果発表】
【第一位】8pt
( <●><●>) ◆CNITCpldAs
【幸せの作り方のようです】
【第二位】7pt
( ・`ー・´) ◆BIc1.HXbFU
【( ゚∀゚ )素人の犯行のようです】
【第三位】2pt
川 ゚ -゚) ◆c.qQuXxMoQ
【( ^ω^)贄の涙のようです】
【第四位】1pt
(´・ω・`) ◆4fW30b.lZU
【( ^ω^)は真の悪人を目指すようです】
【第六位】0pt
イ从゚ ー゚ノi、[文戟中] ◆U.Ze.JZ4Hs
【クリスマス大作戦!!】
【第六位】
ξ゚⊿゚)ξ[文戟中] ◆IU1nsGpajk
【無題】
-
イ从゚ ー゚ノi、[文戟中] ◆U.Ze.JZ4Hs
【クリスマス大作戦!!】
VS.
ξ゚⊿゚)ξ[文戟中] ◆IU1nsGpajk
【無題】
0-0で、引き分けとする
-
・【0P】从 ゚∀从 【第二挺】◆ogHcBy0QF6
・【0P】(*゚ー゚) ◆4hjDojWtys
・【0P】▼・ェ・▼ ◆a7eydlwZI.
・【0P】(・∀ ・) 【第三挺】◆evfltpoFGo
・【0P】(´・_ゝ・`)【第一挺】 ◆lqtlYOyuz2
・【0P】<_プー゚)フ ◆AwmE0lJ56w
・【0P】( ><) ◆wHcop5D7zg
・【0P】('、`*川 ◆tKLHNhuUIo
・【0P】ミセ*゚ー゚)リ ◆.B6BIc9Qqw
・【0P】J( 'ー`)し ◆nL4PVlGg8I
・【0P】(-_-) ◆q/W4ByA50w
・【0P】( ´_ゝ`) ◆GmbTh14.y.
・【0P】(-@∀@) ◆q5Dei.01W6
・【0P】o川*゚ー゚)o ◆r65.OITGFA
・【0P】Σz ゚ー )リ◆ij8xCb.PrY
・【0P】イ从゚ ー゚ノi、 ◆U.Ze.JZ4Hs
・【0P】(*‘ω‘ *) ◆pYMCMYBATY
・【1P】(´・ω・`) ◆4fW30b.lZU
・【0P】从'ー'从 ◆qblPUItam.
・【0P】( ・∀ ∀・)◆EnVvubdKUg
・【0P】ξ゚⊿゚)ξ ◆IU1nsGpajk
・【7P】( ・`ー・´) ◆BIc1.HXbFU
・【0P】('A`) ◆AMmdHNyQPk
・【2P】川 ゚ -゚) ◆c.qQuXxMoQ
・【8P】( <●><●>) ◆CNITCpldAs
-
万が一間違っている場合は訂正をお願いします。
規則に則って、ワカッテマスは26日に次回品評会のテーマを発表すること
以上
-
テンプレに記載があったんですね。身勝手な行為申し訳ありませんでした
-
('A`) (テンプレには無いって言ってるだろ…)
('A`) (日本語通じないやつが感想つけてるかと思うとなかなか面白い)
-
(´・ω・`) うーんこの
(´・ω・`) まあ現在のテンプレにも
○投票では、提出作品の中から1位、2位を選んで書き込んでください。
(´・ω・`) とあるんだよね。つまり1位と2位の両方を選ばなきゃいけないんじゃないかと僕は考えるわけだ
-
('A`) (今回の集計ではこの投票は省かれてるのかこれ)
('A`) (クーの2ポイントが闇に消えて哀れに思います)
-
川 ゚ -゚)酒飲んでたら0時を回っていた…ショボン集計ありがとう。
川 ゚ -゚)テンプレにも一応あるし片方のみの投票は無しだと思う。私はそう思っている
時間が無い時はpick upは省略してしまうかもしれないが多分そっちはセーフのはず
>>265
川 ゚ -゚) せっかくくれたのにすまない。でも投票と感想本当にありがとう。嬉しいです。
-
川 ゚ -゚) ワカッテマス1位おめでとう!これがリアル世界だったら
つと 「同期が優秀すぎて俺窓際www」とかってスレ立ててるところだった
ちなみにこの顔の下にあるつとは拍手をしている手だぞ おめでとう
-
(・∀ ・)「じスレたてるときに」
○投票では、提出作品の中から1位、2位の両方を選んで書き込んでください。
(・∀ ・)「とかきかえるにいっぴょー」
(・∀ ・)「1いだけとーひょーされると、
ptさがつきすぎておもしろくなくなりそう」
-
( <●><●>)「皆さん、投票感想ありがとうございました」
( <●><●>)「とても嬉しいです」
( <●><●>)「これを励みにして今後も頑張ろうと思います」
( <●><●>)「さて、話は変わりますが、昨日は疲れからか早めに就寝しました」
( <●><●>)「そうしますと、随分不思議な夢を見たんですね」
( <●><●>)「ははぁ、これは面白いなと思いましたので」
( <●><●>)「次回【第9回品評会テーマ】は『夢』でお願いします」
( <●><●>)「夢の解釈は様々あると思いますので、難しいかもしれませんが」
( <●><●>)「どうぞ次回も宜しくお願いします」
( <●><●>)「若手のワカッテマスでした」
( <^><^>)ニコッ
-
>>281
( <^><^>)「ありがとう」
( <^><^>)ニッコリ
-
( ・`ー・´)ピンヌポンヌパンヌポーンヌ
( ・`ー・´)文檄のお知らせだ!
( ・`ー・´)僕が賭けるのは今回ゲッツした7ポインツ!
( ・`ー・´)これをベットアンドターン!リバースカードオープン!
( ・`ー・´)ただし!まさし!さだまさし!
( ・`ー・´)その相手とは!ドラムロール!
(リズム隊) どぅるるるるるるるるるるるる!
( ・`ー・´)未定!
-
( ・`ー・´)お相手が賭けるのは何でもいいよ!病気以外ならもらうのが僕さ!
( ・`ー・´)+キリッ
( ・`ー・´)対戦の申し出は明日の夕方ぐらいまで受け付けよう!
( ・`ー・´)沢山のご応募お待ちしています!
( ・`ー・´)ピンヌポンヌパンヌポーン
( ・`ー・´)ヌ
-
('A`) ゆ、夢…
('A`) 相棒のときも思ったけど
('A`) 最近使った題材をお題にされるのは苦しい
('A`) よって今回もパス
-
ξ゚⊿゚)ξ「ショボン集計ありがとう、みんなも本当にお疲れさま!」
ξ;-⊿-)ξ「言うまでもないけど、今回の文戟は私の完敗。最後まで戦い抜いた、銀ちゃんの勝ちです。同じ土俵に立てない。それが私の実力でした」
ξ ゚ー゚)ξ「あの夜、あなたの挑戦を受けて、死力を尽くしました。とても楽しかった!誘ってくれて、本当にありがとう。今度はあなたの元へたどり着いて戦いたいです。これからも一緒に精進していきましょう」
mξ _ _)ξm「失礼極まりない事をしたのに、読んでくれて、感想をつけてくれて、本当にありがとう。批評やアドバイスは今後に生かしていくから!」
ξ゚⊿ )ξ「そしてこのツンデレ。作品から逃げ出す気は毛頭ない。必ず完成はさせる」
-
( ・`ー・´)エクスクラメーションマークの数=飲み干したストロングゼロ500缶の数!!!!
( ・`ー・´)今回は自作品語りはないのかな!!!!????まぁいいや!!!!勝手に語るね!!!!
( ・`ー・´)つってもなぁ!!!!
( ・`ー・´)そんな無いんだけどなぁ!!!!
( ・`ー・´)誰だったかな!!!!誰だかの感想で「駄目な人だからイリーガル」ってあったけれど逆なんだな!!!!リバースカードそのまま!!!!
( ・`ー・´)「悪人だから法を犯した」ではなくてだね、「法を犯したから悪人」って感じで書いたんだよね!!!!
( ・`ー・´)あとギャグになったのはだね!紀貫之したらそうなっただけさ!!!!をとこもすなるブーン系といふものをなんたーらかんたーらガンダーラモンキーマジック!!!!
初めてブーン系書いたらギャグになった!!!!そんだけ!!!!ロストヴァージン!!!!
( ・`ー・´)以上!!!!糞寒いな今日は!!!!
( ・`ー・´)みんなも自作品語りという名の言い訳だったり感想に対するひもじい反論なんかを垂れ流してもさ!!!!いいんじゃないかな!!!!だって寒いし!!!!!(5本目)
-
ξ゚⊿゚)ξ「あ、それ書いたの私だわ」
ξ゚⊿゚)ξ「あれ自分の作品に対して悩んでた部分でもあるから、鼻くそと共にほじり飛ばしてもらって構わないわよ私はそうする事にしたわ」
-
( ・`ー・´)ツンちゃんに鼻くそ飛ばしていいと聞いて!!!!!
-
三三三三ヽξ#゚⊿゚)ξノシ「こっちに飛ばしたら許さんぞ!」
ξ゚⊿゚)ξ「でもアンタの見解聞いてすごく勇気付けられたわ、そりゃそうよね、確かに法律破ったら悪人だわ」
ξ;゚⊿゚)ξ「てかはじめてであんなに笑わせてくるなんて……末恐ろしいAAね、まったく……」
ξ゚⊿゚)ξ「ところで今回のお話書くときどこから書いた?オチとか決めて書いた?気になるわ!」
-
(´・ω・`) 自作語りねぇ…
(´・ω・`) そんじゃしようかな
(´・ω・`) 今回の話で重視したのは「00年代のふいんき(ry」と「勢い」
(´・ω・`) 「勢い」を重視するあまり「緩み」が少なすぎたのが反省点かな
(´・ω・`) 銀ちゃんからは手厳しい指摘を頂いたので、今後の参考にしたいと思っております
>>292
(´・ω・`) オチというか…「地球から宝石を盗む」というネタを核にして書き進めていったよ
(´・ω・`) 因みにネタは他に2つあってね…「( ^ω^)は母なる大地を孕ませるようです」と「( ^ω^)は母なる海を孕ませるようです」なんだよね
(´・ω・`) 誰かこのネタで書いてくれると嬉しい
-
( ・`ー・´)素人は深くは考えない!
( ・`ー・´)悪人=どうせクズ
( ・`ー・´)なら主人公はクズにしたろ
( ・`ー・´)クズなんて大概金に困っとるやろ
( ・`ー・´)せや、ガバガバの計画立てて金盗ませよ
( ・`ー・´)ほんでクズやから上手くいかんやろなぁ、多分
( ・`ー・´)とほほ〜エンドでええか
( ・`ー・´)こんだけ!
-
('A`) 書くか迷ったけど>>265やその他大勢が微妙なこと言ってるので
('A`) 『( ^ω^)贄の涙のようです』について書くわ
まずこの話は基本的にブーンの一人称で語られてる、つまり読み手が本心を知れるのはブーンのみ
この形式で>>265や他の感想みたいに価値観の違いの話を主張するのはどうかと思う、ブーン以外の内心・価値観を直接知る方法がない
そういうわけで、行動で判断した場合>>265のいうように
>誰が悪人かってのは人それぞれ違うよね、っていう着地を語らせるには何かこう……フワフワしてる。
>ブーンのやった殺人が悪っていうのなら、ツンが目玉を潰したのも悪になるし、
>しかしそれを大人たちがツンにした悪と並べるのはフェアじゃない気がする……。
>三人とも自分のエゴを通しただけって見方だと今度は悪とは何か?って感じになっちゃう……。
>そして悪とは何か?を語らせるにはこの着地の仕方ではちょっと無理がある。
こういう感想になる
でも、そういう話を目指すなら三人称にして、
三者それぞれの価値観、正義、立場の差を完全に明らかにするべきだと思う、それも物語が終盤に入る前に
これはいわゆる長編の書き方とか言われるやつで、物語を順次進めて情報をオープンにしていく
そして出揃った情報で状況を解いていく
一方この話は短編の作法で書かれてる。
プロットを重視して読者に与える情報を吟味、制限した上で最終的に読者を驚かせる
だから、ブーンの立場からしか情報が手に入らない一人称で語らている
従って価値観がどうのとかそれぞれの悪やら、悪とはなにか?なんて巨大なことは語れない
その議論のための前提が整えられないから
正直、この形式でそれを要請するのは見当違いとさえ思える
ではこの話は一体何を語ってるのか?
今回お題が悪人だけどこの話においてそれは、テーマではなく題材だと思う
この話が語ってるのは題材として表層にある悪とか悪人の向こうにある、
不条理やディスコミュニケーションそのものだと思う
その不合理性、噛み合わなさ、客観性の非存在
それは当然、ブーンの主観的な一人称で、不完全な情報の中で語られるべきで、この話はそこがいい
物語は世界を明快に描写するだけのものではない
世界が持つ非合理性そのものを作り出すことができる
-
>>293
( ・`ー・´)『( ^ω^)はチンコがカッチカチなので地球とセックスするようです』
( ・`ー・´)君のいる場所は過去のブーン系作者は既に通過しているッ!
( ・`ー・´)ついでに言えば「夢」を扱った過去のギャグ作品で既にすんげーのがあってそれを越えられるかどうか僕は甚だ悩んでいます!
-
それを見てどう考えるかという話で
例えば、こんな村でなんでブーンだけ違う考えになったのか分からないなんて感想あったけど
同じ村どころか一緒に育った兄弟姉妹とだって現実では考えが違う
それをどう考えるか、というふうに
ある種の物語は、現実が持つ様相を切り出して極端にしたもので
我々がそれを現実に戻す時、何かの疑問や考えを要請される
物語の亀裂を埋める活動が読書の機能の一部だということで
それに伴う自分の経験や現実との比較・接続も同様になる
そして、そういった活動こそ作中でブーンがシャキンやツンに行っていたことであって
主観的な解釈や理解した気になるという理解不可能性は、コミュニケーションの本質でもある
さらに、同じ話を読んだのにショボンや俺やその他で考えが異なるというような
テクストと読者のコミュニケーションという形にまで
この話が語る不条理やディスコミュニケーションは拡張が可能になる
優れた亀裂はある種の豊かさともいえる
読み手が好き勝手に解釈を詰め込んでくれるからね、ブーンみたいに
そうしてブーンのように今俺はテクストを媒介に好き勝手な話をしている
('A`) もっともこれは俺の感想だから作者がなんて言うかはわからないけどね
('A`) むしろ作者は当然、そんなことねーよと言ってツンみたいに刺してくるだろう
('A`) これはそういう種類の話だから
('A`) そして勿論、作者の考えなど知ったことではない
('A`) 後まあ、俺は見ての通り可能性と戯れるのが好きな読者だから
('A`) 君らの見解も別に全ては否定しないけどね
-
チンコカッチカチの正しいタイトル探す為にググったついでに読んでるけどマジ面白い。職場のメールでこんな文章上司に送りつけたい。
-
('A`) あとスニフィとかいうクソ野郎は生きてるんですか?
('A`) ちゃんと10回に現れるんですか?
-
>>296
(´゚ω゚`) ナニイ!?
(´・ω・`) 急いで読んできたけどクッソ面白いじゃねえか
(´・ω・`) ただ、(多分)もっと昔にブーンが町を精液まみれにする話があったんだけど、僕の考えた話のオチまんまだったんだよね
(´・ω・`) まあどの道パクリ気味の作品にしかならなかっただろうから、地球破壊ネタにしといて正解だったな…
-
【自作品語り】
今回参加することは決めてたのですが、
テーマを見たとき、(悪人かぁ、悪じゃないんだ)って思いました。
悪人って言ったら悪い人。
悪い人=他人をコントロールする人。
コントロールする人が居るなら、
コントロールされる人も居るって発想で、ワカッテマスが出来ました。
ワカッテマスなのは自分が賢いと思ってそうだからです。
こいつ恋愛出来なさそうって印象あります。
自分で人生選んだつもりだろうけど、
知らないうちに選ばされてるってこともあるぞって気持ちで書きました。
ミセリ目線で考えるとチョロ過ぎて笑えると思います。飽きたら捨てられます。
恋愛を軸に置いたのは書きやすかったからです。
あぁ、ありそうだよねっていうのを念頭に書きました。
プランBでは違うAAを使った軍事物もありかなぁって考えてましたが、描写が増えすぎるので止めました。
>>292
特に考えず最初から書きました。
こうなったらこうなるだろうというのを繰り返したら作品が出来ていた感じです。
(´<●><●>)「以上。こんなところでしょうか」
-
>>282
川 ゚ -゚)私は賛成だ
-
川 ゚ -゚)感想、批評本当にありがとう。票までもらえるとは思わなかった。驚いている。
川 ゚ -゚)贄の涙についてだが、正直中身を練る余裕はなかった。のでこう思って書いたのよみたいなのはあんまりないんだ。
川 ゚ -゚)最初に書きたい場面(今回でいうとツンがブーンを刺すところ)を思いついて、そこに向かって書き進めた。
川 ゚ -゚)きちんと練らなかったのもだし、入れようと思ったが入れられなかったものもいくつかあった。その結果説明不足等の肉不足になってしまった。
川 ゚ -゚)内容自体は気に入っているんだが、如何せん実力が伴わなかった。もっと面白くできたと思うと悔しいな。
川 ゚ -゚)ちなみに後半で急にセリフが二行になりだすのは、このタイミングで全角スペースの入力方法を知ったからだ。
川 ゚ -゚)可愛いだろう。次の品評会も参加できるよう、そして面白くなるよう頑張るぞ。
>>287
川 ゚ -゚)おい!書け!楽しみにしてる側の気持ち考えろ!
-
('A`) 知らんよそんなもんは
('A`) 今、俺が書く相手はスニフィとかいうクソ野郎ただ一人
('A`) 心をこめてね
-
Σz・`ー・´) スニフィだよー!
Σz・`ー・´)彡 きゃあ!エッチな風!
( ・`ー・´) あっ
Σz彡ポロリ
-
あっ
-
ξ゚⊿゚)ξ 今回は本当に何度も詰まったから、詰まったときの参考にしたかったの。みんな教えてくれてありがとね
-
Σz・`ー・´)私事でまっこと恐縮なのですが私生活に支障をきたすレベルの火傷を利き手に負いました
Σz・`ー・´)今も反対の手の親指で通常の3倍の遅さでフリック入力している状況であります。仮にシャア専用ザクにスマホいじらせた場合、私はその9倍遅い
Σz・`ー・´)だからなんだっつー話であることは重々承知しております。お世話になります
Σz・`ー・´)つまり、なんだ。書き留めシコることすら非常に億劫なのであります
Σz・`ー・´)次回に向けての準備自体は進めてはおりますが、対ブチャラティ戦のゴールドエクスペリエンスよろしく書き留めがゆっくりやってくるッ……!
-
Σz・`ー・´)邪ッ魔だなこれ!
( ・`ー・´)つΣzブチィッ
( ・`ー・´)
つΣzと
Σ⊂( ・`ー・´)つz
ドッギャァァァン
( ・`ー・´)あー!なんかスッキリした!完全に目が覚めた……いや解放されたって感じかな!
( ・`ー・´)でもま!スニフィちゃんて大体こんな感じのキャラだったよね!これで「おっ、スニフィきとるやんけ!よっしゃ煽ったろ!」ってな感じでドクオくんも釣られるだろうさ!
( ・`ー・´)まぁ、口だけ野郎かと思ったらまさかのPtゲットした僕にひよってIDをNGにぶちこんだ彼にこの書き込みは見れんのかもしれんがね!
( ・´q・`)ミナゴローシ
( ・`ー・´)かまってちゃんだと思いたいのなら思えばいいさ!これすら彼に伝わっているかは分からんがな!折角同じ土俵に立ったのだからぶっちゃけたってかまやしないだろう!?
( ・`ー・´)つーか文檄の誘いに一切のレスポンスがなかったのにも憤慨しているんだぞ僕は!
( ・`ー・´)言っちゃあなんだがカモだぞ僕は!カモが7Ptしょってんだ!奪いにきたまえよ!5回も一緒に遊んでなんもしないピュアボーイか!プラトニック!いくじなし!
( ・`ー・´)ちなみに火傷をしたのは事実です!右手が痛いです!
( ・`ー・´)+キリッ
-
まさしの母です。まさしにもっとかまってください。あの子は追い込まれて初めて実力を発揮するタイプなんです。
-
('A`) うるせーな
('A`) 煽りも二流で話もつまらないやつなんて相手するわけ無いだろ
-
NG登録されてなかっただけ嬉しいよ!次の品評会は頑張るね!キリッ!
-
なんかもうただ殺伐としてるだけのスレになってきたな
-
高めあって面白い作品が読めるならいくら殺伐としても一向に構わんどころか歓迎するが
-
(´・ω・`) そんなに殺伐としてるかねえ
(´・ω・`) 一時よりは全然いいと思うんだけど
(´・ω・`) まあ、ドクオ君は少し手厳しいきらいはあるけどね…
-
( <●><●>)「ドクオさんにはスレ立てる時助けてもらったなぁ」
( <●><●>)「実際助かった」
-
川 ゚ -゚) 男の子してて良いじゃないか 、多分原作もこんな感じだろう
川 ゚ -゚) (読んだことない)
-
殺伐とは違うでしょうよ。根暗にアル中が噛みついているだけ。
-
あんまり追い詰めたらドクオ君また癇癪起こしちゃうでしょ!!
やめなよ!!
-
('A`) お前らのしょうもない煽りじゃ到底無理だわ
('A`) スニフィを思い出して参考にしていけよ
('A`) あいつがどうやって何を言ったのか
('A`) 全く素晴らしいよあのクソ野郎は
('A`) 一番言われたくないことをピンポイントで言ってきたからな
('A`) 我を忘れたね
-
(´・ω・`) その見方は違うと思うね
(´ -ω- `) 僕が思うに…
(´ -ω- `) ドックンが怒り心頭に発するときはただひとつ、
(´ -ω・`) 自分の作品を著しく貶められたと感じた時だ
(´ -ω・`) 違うかい?
(´・ω・`) ドクオ君は自らの性格、キャラを重々承知しているだろうし僕らがギャーギャー騒いだところでどうにもならないさ
(´・ω・`) と思ってるよ
-
(´・ω・`) …とシコシコ書いてたらドクオ君に先を越されてたか
-
つまり今のドクオは書いてすらないから無敵なワケよ
-
( ・`ー・´)シャーマンキングっぽい理論だね!
-
(´・ω・`) 予告
(´・ω・`) 第6回品評会作品を近日まとめで公開予定
(´・ω・`) 5作品中3作品が爆発オチ
(´・ω・`) 芸術は爆発、爆発は芸術
(´・ω・`) お楽しみに〜ノシ
-
(´・ω・`) うっし公開しますた
(´・ω・`) >>1のまとめからドゾー
-
まとめありがとう
読み返す時に重宝してます
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>>296
「夢」を扱った過去のギャグ作品のタイトル教えてくださいなんでもしまむら
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>>328
( ・`ー・´)「('A`)夢分析するようです」
( ・`ー・´)先人とはかくも偉大なり!
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>>329
また懐かしいものを……
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切実な相談なんですが、投稿した作品の添削と加筆ってどの程度可能なんでしょうか?
期間とかスレの圧迫とか
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完結させたいならスレ立ててやった方がいいと思う
まとめサイトとしては、誤字脱字の訂正、辻褄が合わない部分の修正までは受け付けます(暫定)
完結させても多分まとめないと思いますのでそのつもりでお願いします
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了解です
教えて頂きありがとうございます
気に入ってる話なので、腰を据えて見直しながらのんびり書いていこうと思います
ξ゚⊿゚)ξ「さてさて、明日から作品投稿期間!張り切っていくわよ!」
-
イ从゚ ー゚ノi、 お久しぶりです。
イ从゚ ー゚ノi、 ツンちゃん。>>288を何度も読ませてもらいました。
イ从゚ ー゚ノi、 その上で言いたいことがあります。
イ从 ー ノi、
以#`゚益゚以 今回の文戟で、ボクともう一回『勝負』してくれませんか?
イ从゚ ー゚ノi、 投下期間前だから、挑むのもセーフだよね?
イ从゚ ー゚ノi、 ご検討のほどよろしくお願いします。
-
( <●><●>)「作品書けたので文戟相手募集します」
( <●><●>)「賭けるポイントは今回獲得分で如何でしょうか」
( <●><●>)「一週間くらい様子見て、反応無ければ投下しちゃいます」
-
速筆ってだけでめちゃくちゃ有利な才能だから大切にしろ
-
>>336
( <●><●>)「頑張ります」
-
>>334
ξ゚⊿゚)ξ たどり着けなかったけど、勝負から逃げ出したつもりはないわよ
ξ゚⊿゚)ξ 潔く背を向けて負けるか、最後まで顔を向けて負けるか……完全に自己満だけど
ξ゚⊿゚)ξ
ξ 皿 )ξ 内心めちゃくそ悔しいわ!あり得ないくらい未練残ってんのよ!!
ξ゚⊿゚)ξ 断るわけない、本当なら私から挑むべきなのでしょうに、ごめんなさいね
-
ξ゚⊿゚)ξ「懸けるものは今回のPTでお願いします」
-
ξ゚⊿゚)ξ っと思ったけどテンプル見たら挑戦者が選ぶのだったわね
ξ゚⊿゚)ξ 顔でもポイントでも何でもOKよ、ヨロシクね
-
('A`) 過去の例からも文戟は基本的に募集しても滅多に相手が来ません
('A`) 退学前にとか特殊な条件ではない限り
('A`) しかし挑むと高確率で成立します
('A`) これは募集の場合は当事者が募集人以外存在しないからです
('A`) 誰も自分に呼びかけてるとは考えません
('A`) 一方、挑むことによる名指しは否応なしに対象を当事者化します
('A`) 断るか戦うかという選択が必ず発生します
('A`) 従って戦いたいなら適当な相手に手袋を投げつけるべきなのです
('A`) そうやって半ば土俵に上げてしまうのです
('A`) こちらからは以上です
-
( <●><●>)(つまり仕掛ければドクオさんが文戟受けてくれる可能性が微レ存……?)
-
('A`) (そこに気がつくとは…)
-
イ从゚ ー゚ノi、 ツンちゃんなら、きっと受けてくれるだろうと思いました。
イ从゚ ー゚ノi、 前回の未完作品ですらあの面白さです。
正直、全く歯が立ちませんでした。同じ土俵にすら上がれなかったのはこっちなんですよ。
絶望的なまでに、ハッキリとした力量の差を見せつけられたんです。
イ从゚ ー゚ノi、 それなのに、ツンちゃんは負けたとか言うんです。…それがどれだけ悔しかったことか。
イ从゚ ー゚ノi、 忙しいなどという言い訳はしません。
何を捨てても、全身全霊で書かせていただきます。
イ从゚ ー゚ノi、 今回はお互いのポイントをかけましょう。
よろしくお願いします。
-
Σz ゚ー )リ
Σz ゚ー )リ ただいまッ☆
Σz ゚ー )リ ということで約束通り【( ・∀ ∀・)◆EnVvubdKUg】に文戟を申し込むゾッ☆
Σz ゚ー )リ 条件は煮るなり焼くなり好きにしてくれよなッ星
-
おー!!
おかえりー
-
>>345ポイントリセットしちゃったので条件は次の文戟のポイントで良いんじゃないでしょうか?
-
おっけー了解
-
>>343
( <●><●>)(文戟しません……?)
-
>>344
ξ ゚ー゚)ξ あなたが教えてくれた事を、きっと示して見せるわ
ξ ゚ー゚)ξ ありがとう、改めてよろしくね
-
>>349
('A`) 後悔するなよ?
-
>>351
( <●><●>)「よっしゃ!正式に挑んだろ!」
( <●><●>)「ドクオさん!【('A`) ◆AMmdHNyQPk】今回獲得分のポイントをかけて私と文戟をするお!」
-
>>352
('A`) 筆が早いってだけで俺の中では絶対に許さないリスト入りだから
('A`) 遅筆の力を見せてやるよ
-
( <●><●>)「投下します」
( <●><●>)「例によって化けるので酉の顔外します」
-
僕はモララーのようです
-
僕は最近、夢を見る。
目を開けると、そこにはどこまでも暗い世界が広がっていて、
足元の地面には白い光がライトアップされている。
(あぁ、またか)
僕は毎日、夢を見る。
それも似たような夢ばかり。
僕はどこまで続くのか分からない道を、ひたすらまっすぐ歩いてる。
(どうして僕は歩いているんだろう)
足元を見ながら、僕は考える。
この夢は一ヶ月程前から続いている。
果ての無い暗闇の中を、どこまで歩けばいいのだろうか。
(疲れたなぁ)
こう考えるのも、いつものことだ。
いくら考えたところで、終わりには辿り着かない。
人生と同じだ。だから、歩く。
-
(今日も誰か居るのかな)
この世界には人が居る。
それは僕の知ってる人たちだった。
どうして、その人たちが僕の夢に出てくるのかは分からない。
(深く考えたところで、答えなんてないんだろうな)
最初に会ったのは誰だったか。
この夢の記憶は、目が覚めると霧散してどこかに消えてしまう。
だから、あまりはっきりしたことは覚えてない。
(おや、人影が見えるぞ)
前へ前へと歩き続けて、どれくらい経っただろうか。
深い闇の水平線を眺めていると、地面が薄く光っている。
そこにジッと目を凝らすと人の背中が見えた。
-
「やぁ」
僕はその背中に歩み寄り、声を掛ける。
この退屈な夢の中で、唯一人間らしい行いだと思う。
「どうも」
振り向いた彼は、酷く陰鬱とした男だった。
身長は僕と同じくらいだが、背中は大きく曲がり、両腕をだらりと垂らしている。
「元気かい?」
「まぁ、元気です」
そういうと、男は俯いて視線を地面に向けた。
彼の足元にも、白い光がライトアップされている。
「僕はモララー」
「よろしく、モララー」
俯いた男はそわそわした様子で戸惑っている。
どうやら人と話すのに慣れていないようだ。
「よろしく。そちらのお名前は?」
僕はゆっくりと問いかける。
「……僕の名前はありません」
(ほう)
これは初めてのパターンだ。
-
「名前が無いんですか?」
僕は再度尋ねながら考えた。
記憶喪失という言葉が浮かぶ。
それはありえない。
何故なら、これは僕の夢だからだ。
夢なんて相応にしてつじつまの合わない不確かなものだと僕も思う。
しかし、この夢は違う。
この夢で出会った人たちは皆、僕が知ってる範囲の記憶があった。
名前もそうだ。
(そのはずなんだけど)
何かおかしい。
僕にこんな顔立ちの知り合いが居ただろうか。
もしかすると、僕の無意識が作り出した空想の存在な可能性もある。
「以前は、名前があった気がします」
男が答える。
-
「つまり、昔はあったけど、今は無いってことですか?」
「そうです」
訂正しよう。彼は僕の空想が生み出した人物ではないらしい。
(名前を忘れたってわけじゃないのか)
名前が無くなったとは、どういうことだろう。
僕は両腕を組み、右手を顎に当て、思案する。
ふと目線を上げると、対面の男も同じポーズをしていた。
「僕は何故、ここに居るのでしょう」
「それは……」
僕は何故、ここに居るのか。
それは僕が聞きたい。
-
「僕にも分かりません」
「そうですか」
「貴方はどこから来たんですか?」
「どこから? 僕はずっと、ここに居ました」
「ずっと?」
「そうです。ずっとです」
「つまり、ここは貴方の夢ですか?」
「夢? 夢なんですか、ここは」
「そう思います。僕は眠ると、ここに来るんです」
「何故?」
「分かりません」
「不思議ですね。僕は起きてるように感じます」
「ということは、貴方にとって、ここは現実?」
「どうでしょう。違うと言われれば、違うのかもしれません」
「なるほど」
「貴方は、いつからこの夢を?」
「多分、一ヶ月程前から」
「一ヶ月前?」
男はその言葉を繰り返し呟きながら考え込む。
-
「何かありましたか?」
「僕がここに居るようになったのも、それくらい前からな気がしまして」
「それは偶然ですね」
「偶然。偶然なのでしょうか」
「それはそうでしょう。僕たちは初対面なんですから」
「初対面? そうでしょうか。僕は貴方を知っていますよ」
男がそう言いながら、下を見る。
暗闇を白く照らしたそこには、大振りのナイフが落ちていた。
僕はすかさずそれを右手で拾い上げ、空いた左手で男の首を押し込む。
暗闇でしかなかった空間は、実家の居間に変わっていた。
足元には僕の家族が転がっている。
視界の端には、赤い炎がちらちらと舞っていた。
-
支援
-
「殺せ」
白い壁に身体を押し付けられながら、男は言う。
首を強く圧迫している筈だが、男は構わず喋った。
そうだ。ここは夢だった。
「そう。ここはもうお前の夢だ」
「ここはもう僕の世界なのか」
「そうだ」
「へぇ」
「悪いな。後は頼む」
「うん」
「さよなら、モララー」
僕の右手が意思に反して、素早く動く。
僕は彼の首に深くナイフを突き刺していた。
-
(起きよう)
これは夢だ。
僕は走った。
玄関の扉を開けると、いつもの暗闇に戻る。
背後では、家があった場所からごうごうと音が響いている。
僕は振り返らない。
そうしてどこまでも続く道をまっすぐ走り続けた。
(出口だ)
暗闇の先に、大きな光が見える。
白い白い大きな光だった。
-
----------
酷く悲しい夢を見た。
僕は何故、生まれたんだろう。
その答えが夢の中にあった気がした。
だけど、もう戻れない。
僕は新しい人生を歩み出した。
----------
-
「起きろ」
僕は眠っていた。
いつものように。
そうして、起きた。
いつものように。
頭は幾分、冴えている。
まるで、肩の荷が降りたかのようだった。
新しい朝で、新しい目覚めだ。
「起きろ」
声が聞こえる。
目を開くと、横に男が立っていた。
「行くぞ」
彼は僕の手を引くと、扉の外に連れ出す。
そこは灰色の壁に囲まれていて、長い廊下が続いていた。
-
「入れ」
彼は僕を一つの部屋の前に連れて行くと、入るように促す。
背中に彼の視線を感じながら、僕は前へ進む。
入った先には、椅子が一つ置かれていた。
「座れ」
僕は座る。
目の前には、透明な仕切りがあり、その向こうに上等なスーツを着た男が座っていた。
襟にはバッジが付いている。
「やぁ、こんにちは。宇津田ドクオさん」
スーツを着た男が話しかけてくる。
違う。僕の名前は。
('A`)「――僕はモララー」
【了】
-
( <●><●>)「以上です。ありがとうございました」
-
>>363
( <●><●>)「支援ありがとうございます」
-
(´・ω・`) 乙
(´・ω・`) (眠たい頭の中でソロバンをはじく)
(´・ω・`) (少なくともギャグではないと認識)
(´・ω・`) おやすみ
-
二重人格になっちゃった系?
-
>>372
( <●><●>)「自作品語りで触れますので、少々お待ちください」
-
( ・`ー・´)煙草を吸ってる時にせき込んだら6歩後退りしてしまったよ!加齢による衰えだな!
( ・`ー・´)1週間誰も書き込んでいないならこんなこと書いてもいいよな!みんな一生懸命執筆しているんだろうがね!僕はそうさ!
( ・`ー・´)それとも何かい?百選に夢中なのかな!?僕はハッキリ言うがあれはどうでもいいと思うよ!
( ・`ー・´)物議よ!醸せ!醸せぇ〜!
( ・`ー・´)+キリッ
-
( ・`ー・´)ちなみに!前回は一位に選んだ( <●><●>)くんの作品だが!
( ・`ー・´)今回のはさっぱり分からん!
( ・`ー・´)もっと馬鹿に寄り添ってくれたまえ!
-
>>375
( <●><●>)b「次回から気を付けるぜ!」
-
( <●><●>)「正直塩梅が分かんないんですよね」
( <●><●>)「手探りでやっていくので今後もよろしくおなしゃす」
-
(;´・ω・`) いや〜完成は厳しいかなあこれは
(;´・ω・`) ネタは豊富にあるんだけど、何を書いても中身がスッカスカになっちゃうなあ
(´・ω・`) 100選は知らなかった名作が読めるという点で、僕は結構重宝してるんだけどね
-
( <●><●>)「文戟作品も選考対象みたいですし面白くなると良いですね」
-
『( <●><●>)幸せの作り方のようです』感想
今回のお題は『夢』ですが、ワカッテマス君の文章は陽炎のようなと言いますか、幻想的な雰囲気が醸し出されていますので、テーマにマッチしているなあと感じました。
しかし、結局この物語は何がどうなったのかがサッパリ理解が出来ませんでした。下や横から読んだり、今流行りのガバイングリッシュに翻訳したりと、色んな読み方を試したのですが、少なくとも僕の頭では無理みたいです。
あまりにも情報量が少な過ぎる。
幻想的な雰囲気を出すことと、読者に理解してもらえることを両立させる為にはどうすればいいのか。ギャグ専のショボーン様からは適切なアドヴァイスは出来ません。
頭の中をカラッポにして、読者の気持ち──客観的に──になって作品を読み返すことは効果的かな、とも思います。
-
('A`) 一家惨殺を契機に解離性同一性障害になったドクオの話だと思う
('A`) 家族を殺したことを受け入れられないドクオはモララーを作り出す
('A`) そして人格モララーは成長し所謂多重人格へ発展する
('A`) おそらく片方が覚醒している時は別の人格は夢を見ている
('A`) それは本当の夢なのか、覚醒してる方の人格が認識する現実を夢だと思ってるのかは分からない
('A`) そして肉体的な眠りの間は両者が無意識の領域で同時に現れる
('A`) モララーがドクオを知らなかったことから
('A`) おそらく殺しの記憶や多重人格化したきっかけに関わる記憶をモララーは持ってない
('A`) それはドクオが引き受けたことになる
('A`) そしてドクオが展開する一家惨殺の記憶の中でモララーはドクオを殺し人格はモララーに再統合される
('A`) 独房で目覚めたかつてのドクオは接見に来た弁護士に僕はモララーだと主張する
('A`) 夢の中のドクオが記憶を持ってなかった理由は既にモララーが主人格として優勢で
('A`) モララーが引き継いでいない部分の記憶を脳が取り出すのを拒んでいるから
('A`) 人格ドクオは人格モララーの範囲内で現れるドクオに過ぎなくなっている
('A`) ただ分からないのはモララーが夢の中で出会ったドクオ以外の人が誰なのか
('A`) それは記憶の中の誰かなのか、他の人格なのか、覚醒していたドクオを通して見た現実の誰かをモララーが夢だと認識したのか
('A`) 俺の理解だとそんな感じ
('A`) これがどのくらい合ってるかは知らんけど、意味不明ってほどじゃない
-
('A`) えー…それで今回の私の話ですが
('A`) 全くちっとも進んでません
('A`) すまんなワカッテマス!
('A`) どうやら俺はスランプのようだ!
-
ドクオが真面目に作品解説してる……!素敵……!
-
ほい第7回のまとめ一丁あがり
https://bungeki.jimdofree.com/%E4%BD%9C%E5%93%81%E3%82%92%E3%81%BF%E3%82%8B/%E7%AC%AC%E4%B8%83%E5%9B%9E%E5%93%81%E8%A9%95%E4%BC%9A-%E3%83%86%E3%83%BC%E3%83%9E-%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%B4%E3%83%B3/
-
モララーのはちょっと待って。本人がどうしてもまとめて欲しくないなら報告を頼むよ
充電が7%なのでここら辺で失礼しますノシ
-
( <●><●>)(返してえ…感想に感想ってやつをを返してえよ…)
>>382
( <●><●>)「分かりました」
( <●><●>)「スランプは難敵ですからね」
( <●><●>)b
-
イ从゚ ー゚ノi、 何とか書き込めた。
イ从゚ ー゚ノi、 作品はできたけどこれから大事な用があって、投下だけが間に合わなそうなんだ。
イ从゚ ー゚ノi、 21の夜にはきっと投下し終えるよ。
-
完成しねえええええ
誰か助けてえええええええええええええ
-
(´・ω・`) 投下宣言だけしとけば?
-
ξ゚⊿゚)ξ「投下するわよー!駆け足!」
-
ある、はい色の朝にそれは起きた、友だちは姿を見せなかった。秋の重い雨の日だった。
あぁ、きょうだ。この日だったんだ。
-
( ><)秋時雨の朝のようです
.
-
……午前9時。
やっと大人の寝る時間がきた。
大人だけじゃない、小学生も、中学生も、高校生も今は夢の中だ。
部屋に子供が出てくる。
君は、2種類の教科書を踏みつぶして仁王立ちだ、だってぼくの部屋だもん。
今日はなにするのかな……貯金箱を割ってもいいし、望遠きょうの位置を変えてもいい、ゴミ箱とかに。
カレンダーも、好きな日までめくっちゃおうか
君は、ベッドのわきのテーブルに山ほど置いてあるきょう竜図かんで、紙くずを作ろうと思った、でも……
(#<●><●>)「……じゃま!」
君と図かんのあいだにボクが立ちふさがってた。
ボク……?ボクはボクだ。どこにでもいるふつうのボク。
なんだよ。
この部屋はひとり部屋なんだ、ボクがいたら定員オーバーじゃんか。
もう夜なんだから、寝ればいいのに……
寝るのは楽しいよ。
夢はわくわくするし、だいすきな友だちもいる。
でもボクは、なぜかはわからないけど、とてもそんな気分じゃない。
ベッドから起き出して、もう片方のくつ下を探す。
君はうなだれるかげを踏みつけて窓に手をかけた。
おやすみ、さよなら、永遠にげんきでね。
( <●><●>)「……ついてくるなよな!」
-
雲も、鳥も、飛行機も、星のひとつも見えやしないのに、あれは空で。
車も、人も、猫もいないのに、これは町だ。
だから、ぼくがちっとも眠くないのに、今が夜でもおかしくないよね。
( <●><●>)「〜♪」
重いくつ下も、もやもやのマクラも、君も部屋に置き去りにして、今夜はごきげん。
すべての家がカギをかけて、今はぼくひとりの時間なんだ。
なのに……
ついてきてしまったんだね、君は。
じゃまするわけでも、話しかけるわけでもなく、ひたすらぼくの時間を汚してる。
(#<●><●>)「ほっといてよ」
ぼくの通学路を、スピードを上げて、ぼくがかけぬける。
風はちっとも動かない。
ぼくの校庭が、まんかいの桜で、ぼくを迎える。
久しぶりだって?昨日通ったじゃん!へんな木!
待ち合わせの角、ブランコのある公園、校庭……なにも変わらない。いつも通りだ。
何もかもいつも通りだ。何も変わらないし、何も動かない。
ぼくだけだ、動いてるのは。
ぼくが行く、ぼくは行くぞ、春の町を行く。でも……
風がわからない。
走っても走っても、ぼくはもう風には戻れない。
流れて、くずれていく景色だけが、ぼくのスピードがどんどん上がっているんだと教えてくれる。
足元がくずれる、ぼくもくずれて、世界がとけて、そして、ついにはアスファルトがぼくを飲み込んだ。
(; <○><○>)「!」
-
間に合わないのは悔しいが投下宣言させて頂く
未完成で終わらせたくはない
-
ぼくは、はい色のうずでまっぷたつになったり、まざったりしていた。
すごく静かだった。音が、なんにも聞こえない。
何もない。何も、ない……
……わかってる、わかってるさ。ほんとうは、わかってるんだ
もうぼくは、誰の手も届かないところにいる
そしてこの気分は変わらないまま、ぼくは明日も来週もすごすんだ
じつはこの時、ぼくは助けて欲しかったのかも知れない
きっとぼくは一生、こんな気分でいるんだろうな
もう誰もぼくを、助けることはできない
みんなほっといてよ、ぼくのことなんか
誰かぼくを──
(;<●><●>)「──助けて?」
耳をすませる。
声はたしかに、水の上から聞こえているみたいだ。
(;<●><●>)「……」
……どうしよう。
-
支援支援
-
水面は、ものすごかった。
雨といなびかりが一面をうめつくして、空はまっくら。
町は水に飲みこまれ、はい色のだく流がドウドウとうなりあげている。
ぼくはまぶたをこじ開け、じっと目をこらした。
角の電柱から見える家の窓……君の声が聞こえる。
(; )「ワカッテマス君!ぽぽちゃん!」
君はぼくを見つけると、おもわず後ずさりした。
そうだよね、来れるわけがない。
ぼくはけんめいにしがみついてるけど、大きな波を何度もかぶり、今にも消えちゃいそうだ。
(; )「!」
君はついに、窓まで開いて手をのばした。
(; )「来ないでよ!」
波がうずをまいている。
風と雨つぶが、君を押しもどした。
(; )「ぼくは、これでいいんだ!」
ついにぼくは波にさらわれてしまった。
君が身を乗り出して手を伸ばす、けど届くわけない。
どんどん流されていく。
これで、もう会えない。きっと──ずっと───
(; )「イヤだ!」
窓を乗りこえて、君は、はい色のうずにとびこんだ。
-
( )
うずの下はすごく静かだった。音が、なんにも聞こえない。
何もない。何も、ない……
( )
君は、まちまちなはい色の中で、きらり、きらりと見えかくれしている。
足をうごかしてるけど、足ごたえは、感じない。
うーん、苦しい、息ができない……おもくてにぶい、足って、どう使うんだっけ……
( )
どうしよう、音の聞き方も、胸の動かし方もぜんぜんわかんない……
自分がどうなっているのかも、なにをしてるのかもわかんない……わかんないや。
(; <○><○>)「!」
とつぜん、君がおおきなかげに飲みこまれてしまった!
ぼくはびっくりして、身をちぢめた。
まつ毛のすきまからのぞくと、大きなかげが、伸びたり縮んだりしながら、ふわふわしているのが見える。
( )
……こわい。
やっぱダメだ……話しかけることすらできなかった。
期待した、ぼくがダメなんだ。
……期待?
……君は、助けてって言ってた。
まわりのかげが強くなり、はい色はまっぷたつにわかれて、白と黒だけになった。
ぼくは傘を、かたくかたく、にぎりしめた。
-
( )
(#<●><●>)「……やいっ」
手に傘を、足に力をもって、そいつに話しかけてやる。
(;<●><●>)「おうい!」
気がついてないとか、わかんないわけじゃないみたいだ。
そいつは、のびちぢみしながら、あたりを油みたいにただよっている。
負けるもんかとにらんだけど、まっ黒色のそいつは、いつまでたってもまっ黒色のままだった。
( ;<●><●>)「聞いてんのかっ!」
( )
( ;<●><●>)「イジワルするな!」
( )
(; )「じゃまするなってば……」
( ) 。゜
-
゜
( ゚) ゜
まっ黒色が何かこぼした……気がする。
遠くて、よく見えないけど……
。
。
( 。゚) 。
──やっぱり何かこぼしてる。
なんだろう?ここからじゃわかんないや。
もっと近くにいかないと……
゜ 。
( ) ゜ 。゚
こぼれたそれが、アワみたいに白くまいあがって、これって、まるで……
( <●><●>)「どうしたの?」
( ゚) 。
( <●><●>)「だいじょうぶ?」
( ) ゜
( <●><●>)
( )
( ) 「……友だちが」
( ) 「……友だちがいなくなっちゃう」
( <●><●>)
-
( 。) ゚
( <●><●>)
。
( ) 。
( <●><●>)「……あのさ」
( <●><●>)「……探すの手伝おうか?」
傘を開いて、さし出した。
ぼくは待った。
( ��) 。
( <●><●>)
( ) ゜
( )
( ) 「……」
まっ黒色が伸びてくる。
そして、その子が、傘のかげにふれたとたん……!
(;<●><●>)「わわっ」
とたんに!色を取りもどした!
すごい、びっくりした。
あったかい日の色のかみの毛と、金のひとみの子。
どうやらぼくは、コウモリ傘をふねにして、その子とまっ黒平らな水面に浮かんでたっぽい。
ぎゅっと柄をつかんで、あたりをみわたす。
黒い水平せんと、白い夜空がどこまでもひらけているだけで、水にさわってみると、それはあったかくも、冷たくもなかった。
動いてるのも、あったかいのも、ぼくとその子だけ。
ふたりだけだ。
(*‘ω‘ *)
それでも、その子はぼくに、声をかけてくれなかった。
よろしくね、とかそんなの、期待してたわけじゃないけどさ。
-
( <●><●>) ぱしゃぱしゃ
(* ω *)
( <●><●>) ざぷざぷ
(* ω‘ *)
( <●><●>) ぱしゃぱしゃ
(* ω *)
( <●><●>) ざぷざぷ
(* ω *)
水をかいても、傘はその場でくるくるまわるだけで、ちっとも前に進まない。
いちめん波がぜんぜんなくて、ぬれたアスファルトみたいに、のぺーっと広がってる。
( <●><●>)「きみも、手伝ってよ」
(* ω *)
(* ω‘ *)「……」
(* ω *)「やだ」
( <●><●>)「えぇー?」
その子は、ずーっと、ひざを抱えてちぢこまってた。
かみの毛のすきまから、ときどきひとみをのぞかせては、金色をくもらせてる。
-
(* ω *)「……ょ」
( <●><●>)「なに?」
(* ω‘ *)「……」
( <●><●>)「ほら、へいきだよ」 じゃぶじゃぶ
水をたたいて見せたけど……
( <●><●>)「ね?」
(* ω *)「……」
( <●><●>)「どう?」
(* ω *)
(#<●><●>)「もう!」
(#<●><●>)つ「だまってたら、わかんないだろ!」
つ⊂(*‘ω‘ ;*)「やだよ!」
(#<●><●>)つ⊂「はやくやって!」
(#<●><●>)つ⊂「探すんだろ!」
⊂(*ω ;*)),「やだってば!」
その子の手をつかんで、水に近づけてやった。
だってしょうがないじゃん。
手をひっこめようと、その子はがんばっていたけど、ついに、右の手の、ひとさしゆびの、ツメの先っちょが、水面にふれて──
( <○><○>)そ「わ!」
-
そこからつーっと、水が空に、まっすぐまっすぐのぼって──
(;<●><●>)「ねぇ!あれ!あれ!」
(* ω *)「……ほっとけよ」
──もっともっと──高く、高く──
(;<●><●>)「すごいぞ!ねぇ見なよ!」
(* ω *)「きょうみないし」
──そして────
( *<●><●>)「いいなー」
(*‘ω‘#*)「……」
────はじけた!ヒマワリみたいに、わーっとひらいて、そのしずくの1滴1滴が、白い夜空に色をしたたらせて、そして──そしたら───たちまち、消えちゃって……
(*‘ω‘#*)「よくない!ぜんぜんよくない!」
(*‘ω‘#*)「ぜんぶなくなっちゃえよ!」
とつぜん、あちこちでしぶきが登った。
にぎりこぶしみたいに、波の山がいくつももりあがって、乱ぼうに空をたたいている。
波はついでに、ぼくを持ち上げて、波底へ放りこんで……今にも、沈む!ってところで底から、別な波がとびだして、傘に体当たりしてきた。
(*‘ω‘#*)「やらなくていい!」
(;<●><●>)「はぁ?」
(*‘ω‘#*)「あんなの、無くていい!」
(;<●><●>)「なにかってな事いってんだよ、お前!」
うねりをきように走って、ぼくを追い抜いたのは、麦わらもようのスイカ達だ。
びっくりした海ヘビが、クリーム色のとぐろをほどいて、波の中へ逃げてく。
つられるように、波が立って、白く歯を見せて、ぼくにせまってくる!
-
(;<●><●>)「すごい楽しそうなのに!」
(*‘ω‘#*)「楽しそうじゃない!」
(#<●><●>)「そう!」
(*‘ω‘#*)「ない!」
(#<●><●>)「楽しみじゃん!」
(*‘ω‘#*)「楽しみじゃない!」
(;<●><●>)「だって、スターマインだよ?スターマインを見れるのに」
(*‘ω‘#*)「見たくない!」
(#<●><●>)「このーっ!」
カシャッ!カシャッ!と空がまたたく、涼しい風がほっぺをなでた。
はっと、耳をすます。
空から、セミの雨が降ってきた!
足も羽もまきちらして、ジワジワとせまってくる。
それは泣いても、わめいても止められない。
でもぼくにはとどかない。手を伸ばしてもとどかない。
ガラスのカモメが、チリチリと鳴いて、セミをうばいあっている。
(;<●><●>)「そうだ、ぼくは……見たいんだ!」
(*‘ω‘;*)「!」
(*‘ω‘;*)「いや……見たくない!」
( <●><●>)「ぼくは見たかったんだ」
(*‘ω‘#*)「見たくない!」
( <●><●>)「楽しみで……ずっと見たくて……」
(* ω #*)「でも、見れなかったんだ!」
( <●><●>)
(* ω‘#*)「……わからずや!」
なんだこいつ!
-
傘の上で、おたがいを閉じこめるようにぐるぐるまわって、ぼくはにらみあった。
このけんかは止まりそうにない!
(*‘ω‘#*)「ぼくはもう2度と、見れないんだ」
( <●><●>)「なんで?」
(*‘ω‘#*)「ばーか!」
(#<●><●>)「ばっ……!!」
(*‘ω‘#*)「……」
(#<●><●>)「……」
(;<―><―>)「……また、来年、行けばいいじゃん」
(*‘ω‘#*)「行けるわけないじゃん」
(#<●><●>)「だから、な・ん・で!」
(*‘ω‘ *)「この町はなくなるんだ」
( <●><●>)「なくならないよ!」
(*‘ω‘ *)「ワカッテマスも、いなくなる」
( <●><●>)「いなくならないよ」
(*‘ω‘ *)「ぽぽちゃんもいなくなる」
( <●><●>)「ならないって!」
(*‘ω‘ *)「今日はこなかったじゃん」
(;<●><●>)「それはぼくが悪いんだ、そうだ!あやまらないと……」
(*‘ω‘ *)「2人はあきらめたんだ、3週間会えなかっただけで」
(; )「その3週間は会えなかったんじゃない!無視したんだ!」
-
(*‘ω‘ *)「来年になったら、そしたら、もっと、ずーっと会えないよ」
(;<●><●>)「決まったわけじゃないじゃん、もしかしたら!」
(*‘ω‘ *)「……」
(;<●><●>)「……」
(*‘ω‘ *)「もうやめなよ」
(;<―><―>)「……」
(*‘ω‘ *)「ほんとうは、いなくなるのは、ぼくらの方なんだ」
(;<―><―>)「……」
(*‘ω‘ *)「これからも、ずっと」
(; <―><―>)「……」
(; )「……」
(; )「……それでも」
(*‘ω‘ *)
(; )「……それでもぼくは、ふたりと、友だちでいたい……」
(* ω‘ *)「ぼく」
(*-ω- *)「サヨナラを言うのは、もうやだ」
( <―><―>)「……」
(*-ω- *)「……」
(;<ー><ー>)「……ようし、わかったぞ。じゃあこうしよう。ぼくは、きみと友だちになるぞ、それで、ずっといっしょだ」
( <●><●>)「そして、2人で2人に会いに行こう」
(*-ω- *)「……」
( <●><●>)「だめ?」
(*-ω- *)「……」
(*-ω- *)「やくそくだよ」
-
ぼくたちがけんかをやめると、あたりはほんとうにほんとうに、しずかになった。
夕立は小雨になって、かなかな、かなかなと落ちていて、それだけだ。
どこまでも広がっていたはずの海は、薬品とシーツと、不けんこうなため息ガスにさえぎられ、何も見えない。
見上げれば白い白い空が、トンネルみたいに世界をおおっていた。
( <●><●>) ぱしゃぱしゃ
(*‘ω‘ *) じゃぶじゃぶ
( <●><●>)「怒ってるかな……」
(*‘ω‘ *)「怒ってなくても、あやまる」
( <●><●>)「許してくれるかな……」
(*‘ω‘ *)「あやまらないと、ぼくがゆるせない」
( <●><●>)「たしかに」
(*‘ω‘ *)「でしょ?」
( <●><●>)「……」
(*‘ω‘ *) じゃぶじゃぶ
( <●><●>) ぱしゃぱしゃ
(*‘ω‘ *) じゃぶじゃぶ
( <●><●>)「……」
( <●><●>)「どうやって、あやまろう……」
(*‘ω‘ *)「くれぐれも泣かないでね、うんざりする」
(; )「……」
-
人生って、ほんとうにガッカリすることばかりだけど、今回のはその中で、いちばんざんねんな事件だった。
(*‘ω‘ *)「お母さんがOKしたのは、ラッキーと言えばラッキーだし、悲しいと言えば悲しいかもね」
あのさみしい毎日に、何を期待をしていたのかもわからないけど、もっとましなことをすれば良かった。
(*‘ω‘ *)「今年はとても月が暗かったんだ」
だってふたりの求めるものは、ぼくにはもうない。
(*‘ω‘ *)「でも来年は、きもちよく光ってるはず」
このチャンスがもう2度と、訪れないなんて。
(*‘ω‘#*)「ねぇ、聞いてる?」
(;<―><―>)「しらないよ……」
こうかいの真っ最中なんだぞ。
(*‘ω‘#*)「それはいいから」
その子は、傘の下を見ていた。
たしかに底で何か、しずんでいる。
思い出のように、ひらめいては消えるそこは……
(;<○><○>)「すげー……」
……星の海だ。傘の先にまんてんの、星の海だ。
おおぜいの星達が、ぼくらの足元の、何千、何万光年も下で、コロコロまわっている。
赤いランプをチカチカさせる火星、ヘッドライトで闇を裂く金星、3色に点めつする木星のえい星。
深いところでは、頭のわるいガス惑星と、おこりっぽいこう星が衝突して、銀のけむりをまきあげていた。
月がぼくらの後ろをついてくる。
かに、しし、おとめ、おおぐま、うみへび……
ぼくらは、みなみじゅうじ座をなぞって進んだ。
こと、てんびん、さそり、いて、へびつかい……
はくちょう座の、くちばしの先をかすめる。
おひつじ、やぎ、みずがめ、うお、そして……
-
( <●><●>)「……ペルセウス座」
ペルセウス座は、北東の浅せに、打ちよせられている。
三きゃく伸しゅく止めねじを、しっかり固定して、ピントをしぼると、ぼくらはいよいよふたりを探しはじめ。
すぐ後ろで、天の川がちゃぷちゃぷしてる。
( <●><●>)「……」
(*‘ω‘ *)「……」
( <●><●>)「……」
(*‘ω‘ *)「……つれないね」
( <●><●>)「コツが、コツがあるんだよ、あのね──」
(*‘ω‘ ;*)「あ!針つけるの忘れてた!」
(;<●><●>)「えぇ……」
──
──
( <●><●>)「……」
(*‘ω‘ *)「……」
( <●><●>)「……」
(*‘ω‘ *)「……つれないね」
( <●><●>)「……エサを、変えてみたら?」
(*‘ω‘ *)「エサ?」
( <●><●>)「そう、エサ。それがね──」
Σ(*‘ω‘ ;*)「わ!」
(*‘ω‘ ;*)「か、かかった!」
(;<●><●>)「落ち着いて、ゆっく──」
(*‘ω‘ *)「切れちゃった」
( <●><●>)「……」
-
──
──
( <●><●>)「……」
(*‘ω‘ *)「……」
( <●><●>)「……」
(*‘ω‘ ;*)「……か、かかった!でっかいぞ!」
( <●><●>)「がんば」
(*>ω< ;*)「まずい、まずいよ!ウーッ!」
釣りざおをめいっぱい引くと、傘の下を、大きなかげがよこぎってった。
(*‘ω‘ ;*)「な……なにあれ?」
(;<●><●>)「わかんない……けどでっかかった」
かげは、うずを引いて泳ぎまわり、夜空をかきみだしている。
(*‘ω‘ ;*)「サメかな?」
(;<●><●>)「いや……」
いっしゅん、海面がふくらんだけど、たじろいで、引っ込んでった。
海中に戻ったそいつは長い尾で、アンドロメダ座をバーンとたたくと、いちげきで星くずに変えてしまった。
(*‘ω‘ ;*)「じゃあクジラだ!」
(;<●><●>)「あれは……」
海面が、またぐーっと盛り上がる……けど、まだ少しためらっているらしい。
ついでにはじかれたポラリスが、傘船のへりにぶつかって止まった。
-
(;<●><●>)「モササウルスだ!」
釣りざおを引き上げる。
あたりだ!
おおきな恐竜は、三日月形の尾ひれをひるがえすと、流せん型の体を水面に叩きつけた。
ぼくらはしがみつくのがやっとだ。
ふり落とされないよう、ぎゅっと柄をにぎり直したけど、銀のつり針を飲んだのは、恐竜じゃなかったらしい。
エモノはとなりに落ちていた。
銀色のかみの毛に、銀のひとみ。星くずをしたたらせているのは……
(;><)「ありがと、たすかったよ」
(*‘ω‘ *)「ねぇ!なんで食べられてたの!?」
(;><)「友だちを探してたんだ……」
(*‘ω‘ *)「へぇ〜、ぼくといっしょだね」
( <●><●>)「……見つかった?」
( ____)「……」
星くずをしたたらせて、君はゆっくりと首を横にふった。
(*‘ω‘ *)「それも、ぼくといっしょだね」
( ><)「そうなんだ、さみしいね」
( <●><●>)「うん」
(*‘ω‘ *)「君は?」
( ____)「……」
-
(*‘ω‘ *)「じゃ、いっしょに探そうよ」
( )「……」
( ><)「よろしくおねがいします」
(*‘ω‘ *)「なんだそれ!」
深海から流れ星がわきでては、白い空に消えてく。
けど、誰も願いをかけたりしないみたいだ。
( ><)「君の友だちはどんな子?」
(*‘ω‘ *)「げんきで、明るくてすごい!いっぱい遊びにいって……」
( <●><●>)「れいせいで、しっかりもので、星が好きで……」
(*‘ω‘ *)「で、おみまいに色々もらった!」
( <●><●>)「お母さんにお願いして、望遠きょうも買ってもらったんだ」
(*‘ω‘ *)「ぜったい、お礼いわなきゃ!」
( <●><●>)「だからぼく、星見るの好きだなぁ」
( <●><●>)「君のは?」(*‘ω‘ *)
( ><)「う〜ん……」
-
( ><)「ひとみしりで、おっちょこちょいで……」
( <●><●>) (*‘ω‘ *)
( ><)「体弱いし、お母さん怖いし、ぜんぶうまくできないし」
( <●><●>) (*‘ω‘ *)
( ><)「いじけたり」
( ><)「しっとしたり……」
( ><)「それに、来年また──」
遠くで、モササウルスが月をまっぷたつにして跳ねた。
月は、ゆらゆらと波に合わせて、くっついたり、離れたりしてる。
それを見て君は、眠たそうに笑っていた。
( ><)「ボク、恐竜好きなんだ……」
( ><)「いん石とかさ、化石とかさ、君といろんな話をしたなぁ……」
( <●><●>)「また話せるよ」
( ><)
( ><)「ボクもいつか、そういう人になりたいや」
(*‘ω‘ *)「なれるよ」
( ><)
-
ボクはうとうとと、話し続けた。
( ___)「君たちと笑うことが楽しかったんだ」
( ___)「いつか君たちが来ない朝が来たら、悲しいなって」
( )「これで自分は一生幸せにはなれないなんて、そんな自分でいたいと思っていた気がする」
( ) ( )
( )「ぼくの、この町の残りが、君たちくらい気持ちの良い時間だといいな」
海の底が抜けて、ゆっくりと町の光が近づいてくる。
足元には、小さな君の部屋の明かり。
白い空のすきまから、太陽の弱々しいけはいを感じる。
-
きっと、雨の日だ。
はい色の、重い雨の日だ。
そんな朝が、たまらなく待ち遠しくなった。
【了】
-
>>417
( <●><●>)「乙です」
-
ξ゚⊿゚)ξ
ξ゚⊿゚)ξ 終わりー!終わり!終わり!次の方どうぞ!
ξ゚⊿゚)ξ 支援、乙ありがと!
ξ゚⊿゚)ξ 銀ちゃん!私正座して待ってるわ!
ξ゚⊿゚)ξ 寝るぅ!
-
('A`) 絵本みたいで雰囲気はいいけど全くわからん
('A`) しかし、私は時々思うのです
('A`) 歌が音楽の一部に過ぎないように
('A`) 意味などというものは物語の一部に過ぎないのだと
-
(´・ω・`) 乙!
(´・ω・`) う〜ん、幻想的な作品が二つ続きましたなあ
(´・ω・`) 投下予告はしておくけど、多分しないだろう…
-
('A`) 俺も半月後くらいに投下するかも知れない
('A`) 勿論、嘘だが
-
さーあキケイ君は来るかなっと
-
('A`) 今回は2(+1)作ですか
('A`) そろそろ僕も真面目に書かないとまずいかも知れませんね
-
川 ゚ -゚) 投下乙だ 宣言分の人の投下も楽しみにしている
-
廃れてきたな
-
四月には絶対に投下しよう。
三月は無理そうだ。
有言実行を目指して──
-
口だけマン大杉て草
-
(´・ω・`) 口だけなのは認めるけど、名無しの君にはあまり言われたくないなあ
(´・ω・`) まあそれはともかくとして、第11回(4月)には文戟をやってみようと思うんだ
(´・ω・`) ハイン君、デミタス君、ミセリ君、兄者君、アサピー君。
(´・ω・`) 君たちがまだスレに残っているなら、文戟を受けて欲しいな。早い者勝ちで
(´ -ω・`) 時間はたっぷりあるんだ、じっくりと考えて欲しい
-
('A`) おい待てよ、名無しに絡むのは俺のキャラだろ?
('A`) 口先だけなのも俺の…
('A`) ……
('A`) これはアイデンティティーの危機なのでは?
-
(´・ω・`) アイデンティティが作品以外になっていいのかいドクオ君?
(´・ω・`) 自らを「口先だけ」と言っておいて何だけど、今回の僕はガチの投下宣言も文戟もやってないし
(´・ω・`) それより、銀ちゃんとスニフィ君はまだなのかしら
(´・ω・`) 正座のまま寝ているツン君が可哀想だ
-
('A`) 正直待つ必要があるかは疑問です
('A`) 最終日が忙しいなら事前に投下するべきなのです
('A`) 書き上がって無いなら諦めるべきなのです
('A`) 投下宣言とは
('A`) 書き上がってしかも今投下できるけど
('A`) 誰かが投下しててスレが使えないから後で投下するという意味なのです
-
('A`) 完成してないようなやつをどうして待つ必要があるのか理解に苦しむ
('A`) まあ、狐娘は完成してるぽいので
('A`) 21日中は待つけどそれ以上待つ気は無いでござるよ
-
(´・ω・`) 君より優しいからだと思うよ、待っていられるのは
(´・ω・`) それに今回は作品数も少ないし
(´・ω・`) 僕は自信満々にツイッターに「今回は文戟が三組あるよ〜」なんて書いちゃったから祈るような気持ちで投下を待っているんだけど…
(´・ω・`) 消すか
-
(・∀ ・)「ショボン、かわいそうに……」
(・∀ ・)「まあいろいろといそがしーじきだからなー」
(・∀ ・)「しんせーかつのじゅんびとかでいそがしいんじゃね?」
(・∀ ・)「100せんにむけてかこのはなしよんでるヤツもいそう」
-
('A`) ツイッター云々は知らんよ
('A`) だいたい優しさどうこうとか関係あるかって話
('A`) ルールってのは参加の合意であって
('A`) 容易く曲げられるものであってはならないわけ
-
イ从;゚ ー゚ノi、 たっだいま!!
イ从゚ ー゚ノi、 セーフ?セーフだよね!?
イ从゚ ー゚ノi、 タイトルは『SARADA』で!!
-
――――――人生は所詮、夢なのです。
いつの間にか始まり、いつの間にか終わる。
時間という大きな川の流れの中
できた泡が集まって形を成し、それらが出会い。
そして、弾けて消えていく。
あなたは、自分がそこにいると証明できますか?
あなたは自分が"泡沫の夢"ではないと、証明できますか?
少々、意地悪だったかもしれませんね。
でも、どうか許していただきたいのです。
私は時々、あなた達“泡”が羨ましくなることがあるのです。
永劫を持て余した私とは違い、終わりがある泡達。
孤独と夢幻にその身を捻じ曲げられて、色や形を持てない。
そんな私にとって、水面で陽の光を浴びてきらめくあなた達が、狂おしいほどに羨ましいのです。
゚ ゚
あなたは、私のそばに来てくれますか?
それとも終わりをくれますか?
-
キーン コーン カーン コーン
キーンコーンカーンコーン
ヽ( 'A`)> ノビー
( 'A`) 「ぐぅぅぅ……」
( 'A`) 「ああー…よく寝た」
( ^ω^) 「お。ようやく起きたかお」
( 'A`) 「ん?ああ、おはよう」
( ^ω^) 「おっおっお。それを言うなら『おそよう』だおw」
('A`) 「やっぱブーンみたいに、狙って明晰夢は見れ……」
('A`)そ 「!?」
僕の言葉を聞いて、一気に目が覚めたのだろう。ドクオは慌てて時計に目をやる。
先程までは14時だったはずなのにと狼狽える彼を見て、つい笑ってしまった。
-
('A`) 「終わった……」
( ^ω^) 「おっおっおっww」
( ^ω^) 「どんまいだお」
時は、今からだいたい『言の葉の庭』を見終わって一息つくくらい前に遡る。
五時間目の授業は日本史。非情に厳しい事で有名な、荒巻先生が担当している。
彼はずっと机に突っ伏して動かないドクオを見て、寝ているのではないかと疑いの目を向けた。
僕は思わず、反応できないほどお腹が痛いらしいと言ってフォローを入れた。
それが運の尽きってやつだった。
/ ,' 3 「ほう。ならば仕方ない」
/ ,' 3ニッコリ 「では、代わりにお前に答えてもらうとしよう」
結果として、その後の質問は全て僕が答える羽目になった。
今日は席順や日付などから考えて、当たるはずがない。
そう考えて、予習をサボっていた僕が、地獄を見ることになったのは言うまでもなかった。
-
/ ,' 3 「えーというわけであるからして……」
/ ,' 3 「さて…と、ここで問題」
/ ,' 3 「大塩平八郎の乱の平定を指揮した、古賀藩の家老は?」
/ ,' 3 「内藤。答えてみろ」
( ; ゚ω゚) 「え?あ?」
( ; ゚ω゚) (何ページ?何ページなんだお?!)
( ; ω )そ (……載って…ない……だと?)
/ ,' 3ニッコリ 「どうした?内藤?」
( ; ゚ω゚)(まずい)
まずい。本当にまずい。ここで僕が答えられなければ、荒巻先生は間違いなくドクオを指名する。
そこでドクオが起きていなければ、僕が嘘を吐いたのがばれてしまう。
そうなれば、職員室に呼び出され、大般若経のように長い先生の説教を喰らうことになる。
最悪、これまで頑張って来た僕の成績にも傷がつきかねない。
友達のためとは言え、そんなのはまっぴらごめんだ。
-
( ^ω^)/
/ ,' 3 「どうした?」
/ ,' 3 「まさか、トイレなどとは言うまいな?」
( ^ω^) 「先生。これ、まだ習ってないですおね?」
/ ,' 3 (……ほぅ。)
/ ,' 3 「だが、しっかり勉強しているならば、答えられるはずだ」
( ^ω^) 「…ヒントを」
( ^ω^) 「ヒントをお願いしますお」
/ ,' 3 (そうきたか)
/ ,' 3 (日本史にまるで興味のないこの学級において、こいつだけは真面目に授業を受けとるからなあ)
/ ,' 3 (おれも学生時代は、隣の席の杉浦によく助けられていたな)
/ ,' 3 (まったく……毒島め)
/ ,' 3 (…いい友達を持ったなあ)
きらりと光沢を放つメガネの奥で、荒巻先生が遠くを見るような、何かを懐かしむような目をした気がした。
やけに静かな教室。どうやら、全員がこのやりとりを固唾を飲んで見守っているらしい。
代わりにと、さらに難しい問題が来るのか、それとも他の生徒に振られるのか。
荒巻先生なら、どちらもあり得る。僕が見守る側でも、自分が当てられるのではと気が気でないだろう。
右斜め前の席の渡辺さんが、日付が自分の出席番号になるかどうか、指で計算しているのが見えた。
-
支援
-
/ ,' 3 「よし」
渡辺さんの肩がびくりと跳ねる。
大丈夫だ渡辺さん。あんまり自信は無いけど。
職人が厳選された素材で丁寧に拵えた…そんな泥船に乗った気分でいてくれ。
(;^ω^)ゴクリ
/ ,' 3 「ヒントか……そうだなあ」
/ ,' 3 「三河国田原藩の藩士でもあった画家『渡辺崋山』が描いた人物の一人だな」
( ^ω^) (………誰だ?)
/ ,' 3 「どうだ?」
( ^ω^) 「えーと…」
( ^ω^) (渡辺崋山……父ちゃんが前に絵を自慢してたような)
( ^ω^) (思い出せ……手書きの解説の中に、大塩平八郎がいたはず)
/ ,' 3 「あとは……名前に鷹がつくな」
( ; ゚ω゚)そ
( ; ゚ω゚) (あれだ!!)
( ^ω^) 「……鷹見泉石ですかお?」
-
/ ,' 3 「ほう」
荒巻先生が小さく目を見開く。あの表情は、どちらなのだろう。
よくぞ答えたの方なのか?
それとも的外れ過ぎて驚いたのか?
/ ,' 3 「正解だ」
( ^ω^)グッ
( ^ω^) (…よっしゃ!!)
/ ,' 3 「よく当てられたな」
/ ,' 3 「それでは続きといこう」
この後もこんなやりとりが続いた。
あまりの重圧感とタメの長さに、荒巻先生がみの〇んたに見えたくらいだ。
そんなことがあったことなど露知らずに、ドクオは慌てふためいている。
変に恩着せがましい感じになっても嫌だし、さっきのことは内緒にしておこう。
-
('A`) 「終わったのは今に始まったことじゃないし…呼び出されてないし」
('A`) 「いっか。セーフだよなセーフ」
('A`) 「あ、そういや…ブーン」
('A`) 「今日もゲーセン行くか?」
( ^ω^) 「あー…」
こう見えて、いや見た目通りか。ドクオはかなりゲームが強い。
こないだなんて、対戦相手の大人が顔を真っ赤にして文句を言いに来たくらいだ。
全く手も足も出せずに、見えない壁と地面の間でバウンドさせ続けられる敵キャラは、ちょっとかわいそうに思えた。
せっかく百円払ったのにあれでは、たしかに文句の一つも言いたくなるのかもしれない。
( ^ω^) 「ごめん。今日はちょっと用事があるんだお」
('A`) 「あー、マジか」
('A`) 「一人で行っても仕方ねえしな〜」
( ^ω^) 「ごめんお。また今度一緒に行こうお」
('A`) 「んじゃあ、また今度にすっか」
('A`) 「にしても、お前が用事だなんて珍しいな」
('A`)そ
(*'A`) 「まさか…彼女か!?」
(;^ω^) 「その短絡的な思考回路、父ちゃんと一緒だお」
('A`) 「なんだ。違うのか」
( ^ω^) 「家の手伝いみたいなもんだお」
('A`) 「なら仕方ねえな」
-
('A`) 「うし、帰るか〜」
( ^ω^) 「そうするかお」
教科書やら何やらたらふく食べて、ずっしりと重たくなったカバンを背負う。
今時、置き勉禁止だなんて、どうかしてるんじゃないだろうか。
校長の双肩にかかる重圧と僕らが背負ってる学生カバンの重さがトントンとは言わないけども。
もうちょっとその辺、配慮してくれてもいいんじゃないだろうか。
('A`) 「なあブーン」
( ^ω^) 「なんだお?」
('A`) 「あの噂知ってるか?」
( ^ω^) 「噂?」
('A`) 「ほら、VIP神社のどこかにある月の扉の中に入ると、中にノートがあるってやつ」
( ^ω^) 「ああ!あれかお」
('A`) 「おお、知ってるのか」
( ^ω^) 「モチのロンだお」
( ^ω^) 「ノートになんか書くとそれが本当になるってやつだおね」
('A`) 「そうそう」
( ^ω^) 「リスクもなしに願いが叶うとか、小学生が考えた噂でもあるまいしwww」
('A`) 「設定甘すぎww乙wwwwって感じだよな」
( ^ω^) 「ほんとだおwwww」
-
噂の存在はもちろん知っている。
僕は今日まさに、その噂を試しに行くつもりだったのだから。
家の手伝いなんて嘘っぱちなんだ。ごめんドクオ。
( ^ω^) 「でも、あれって書けた人がいないんだお?」
('A`) 「まあな」
('A`) 「なんでも、神様に選ばれた奴しか中に入れないんだろ?」
(*'A`) 「でも、だからこそ夢が膨らむよな!」
('A`) 「ブーンなら何を書くんだ?」
( ^ω^) 「うーん」
( ^ω^) 「ドクオなら、何を書くんだお?」
('A`) 「おれなら……やっぱ可愛いお姉ちゃんが欲しいかなあ」
(;'A`) 「いや、やっぱり妹…?」
(;'A`) 「隣のお姉さんも捨てがたい」
('A`) 「待てよ?ここは幼馴染でもいいのでは?」
('A`) 「だがしかしbutけどけれどyet……」
(;'A`)そ 「アニメのキャラを現実に存在させるってのもありなのでは!!?」
(;>'A`)> 「ダメだぁ!!!!おれには選べねえ!!!!」
( ^ω^) 「とりあえず、周りの視線が痛いから静かにしようね?」
(;>'A`)> 「ルカ子、マライヒ、クジャ、窈、什造、ジャイボに雷蔵!!」
(;>'A`)> 「ダメだぁ!!なぜか男の娘しか出てこねえ!!!!」
(;^ω^) 「ねえ、ねえってば?」
('A`) 「……おれは、どうしたら」
-
( ^ω^) 「ドクオ、ドクオ?」
( ^ω^) 「ねえ、周りを見てくれお」
('A`) 「あ……」
(*'A`)>テヘ 「なんかすみませんでした」
( ^ω^) 「勝手に自分の世界に迷い込むの…本当にやめてくれお」
(;'A`) 「なんかごめんな」
( ^ω^) 「もうなんか…うん」
( ^ω^) 「ドクオの発狂が日常の一部になってきて、あんまり動揺しなくなった自分がいるお」
(;'A`) 「ごめんて」
あまり動揺しなくなったとはいえ、ちょっとばかし恥ずかしい思いをしたのは事実だ。
仕返しをしても罰は当たらないだろう。そう思って、僕は足早に歩き始める。
('A`)そ
(;'A`)ノ 「ちょ!?ちょっ…待てよ!!」
-
すっかり暗くなって青味が出てきた空と、太陽に照らされ赤味が強くなった空。
風に流されて歪んだ飛行機雲の白がその真ん中を切り裂いた。
( ^ω^) (……ペプシのロゴみたいだお)
('A`) 「なんか、アクアフレッシュみたいだな」
( ^ω^) 「ああ、それもありだおね」
('A`) 「ブーンは何だと思ったんだ?」
( ^ω^) 「ペプシのロゴだお」
('A`) 「あー…」
夕日に照らされながら、二人で歩く。なんだか青春らしい構図だ。
僕がおじさんになった頃、ふとした瞬間に意外とこんな光景を思い出すのかもしれない。
('A`) 「ペプシといやあ」
('A`) 「……よくペプシマンの真似してたあの子、元気かな」
ドクオが何気なく放ったその一言に、僕はどきりとした。
極めて平静を装いながら、昔を懐かしむような顔をして答える。
( ^ω^) 「懐かしいおね」
( ^ω^) 「よく、お母さんの銀色のタイツを被って、走り回ってたおね」
('A`) 「ブーンでも逃げ切れないくらい脚早かったよな」
( ^ω^) 「銀色のタイツを被った子が、爆発的な加速で追っかけて来るのクッソ怖かったお」
('A`) 「だろうなwww」
-
('A`) 「…あれから連絡もないのか?」
( ^ω^) 「……うん、なんにも」
('A`) 「そっか」
('A`)そ 「あ、もうこんなとこか」
('A`)ノシ 「…」
( ^ω^)ノシ 「…」
「「バイぜ」」
いつもであればもう一つ前の路地で分かれるのだが、話しに夢中で気づかなかったらしい。
すっかり閑古鳥が鳴いている駄菓子屋の前で、ドクオと別れた。
( ^ω^) 「……さて」
「行くかお」
-
制服の中に着たパーカーのフードを深めに被る。
ここからVIP神社に行くには、商店街に出る必要がある。
道通りに行くと非常に遠回りすることになるので、僕は近道をすることにした。
閑静な住宅街を横切って、細くて入り組んだ獣道ならぬ猫道を歩く。
気配を殺しながら、狭い道を抜け、ブロック塀の上を行く様は、さながら忍者だ。
駐輪場屋根の上から飛び降りて、なんちゃって五接地転回法。
着地に失敗して、踝の辺りをちょっと擦り剥いた。
左足を引き摺りながら、大きなマンションの下の駐車場を通り抜け、商店街にたどり着いた。
( ^ω^) (……さて、ここからはもっと目立たないようにいかんとね)
夕暮れ時のVIP町商店街は、やや活気がある。
まばらな人ごみに紛れながら歩いている僕に、誰も気が付くことは無い。
あの日の家出の時とは違う、孤独が押し寄せる。
なんだかPVに出てくる人のような気分で歩いていると、家電屋の前の大型テレビからニュースが聞こえてきた。
<本日のニュースです………新たな犠牲者が出ています。
<昔話の眠り姫の様に、決して目覚めずに眠り続ける“眠り姫症候群”………。
( ^ω^) (………)
<今のところ死者は出ていません。
( ^ω^)ホッ
今のところ死者は出ていないという言葉に、ほっと胸をなでおろす。
けれど、急がなくてはそろそろ患者の体力などを考えると、限界が近いのは僕でもわかる。
-
ツンが眠り姫症候群になってから、今日でもう一ヵ月になる。
眠りが覚めた後のことを考えたら、すぐにでも行動を起こさなければならない状況だ。
( ^ω^) (……今日こそは)
ツンを助ける。
神社に着くころには、すっかり暗くなっていた。
地平線からほんの僅かに、太陽が見える。
親友を待つセリヌンティウスが、処刑台の上から見た光景もこんな感じだったのだろうか。
幸い今日は両親が出張で帰らない。
だから僕も自由に動き回ることができるって訳だ。
( ^ω^) (ここでいいかお)
本堂裏の死角で、予め用意していた私服に着替える。
学生カバンと制服は、持ってきていたリュックサックに突っ込んだ。
ちょっと服に着られている感は否めないが、これで成人してる感じは出るはずだ。
職質されることもない…んじゃないかな。
( ^ω^) 「さて……と」
-
(´・ω・`) 支援
-
皆は、こんな言葉を知っているだろうか?
( ^ω^) (……果報は寝て待てってね!)
リュックサックから出しておいた寝袋に包まる。
神社の本堂の裏、縁の下で眠るのなんて、世捨て人か蟻地獄くらいである。
どちらも神様の神聖なイメージから、かけ離れている感じがしてなんだか面白い。
そんなことを考えながら、スマホのアラームをセットした。
さて、話しは変わるが僕がここで眠ることにしたのには、当然、理由がある。
VIP神社にあるという月の扉が出現するのを待つためだ。
そして、ツンを。津島蓮を助けるためだ。
僕は一度、この月の扉の中に入ったことがある。
-
幼い頃、今思えばくだらない理由で、両親と喧嘩した僕は家出をした。
車はおろか自転車すら持たない幼児の移動範囲なんて限られている。
ちっぽけな矜持と無謀さから始まった闘いは、開始二時間であっけなく幕を閉じた。
どこに行っても家族の知り合いがいるのだ。逃げ切ることなど不可能だった。
どこにも行く当てがなく、途方に暮れた僕はこの神社に来た。
いつもは怖かった神社の本堂が、一人ぼっちの僕に寄り添ってくれているようで、やけに心強かったのを今も覚えている。
蟻地獄の巣に指を突っ込んだりしながら、風が暗闇に溶けていく音を聞いている内に、いつの間にか眠っていた。
不意に目を覚ますと視界を埋め尽くしたのは、黒、黒、黒。
極めて純度の高い、この世の色、音、香、全てをごちゃ混ぜにしたら産まれるような色。
静かで何にもない闇の前に、幼い勇気など何の意味もなさなかった。
ただ、この場から逃げ出したいとそう思った。
暖かい布団に包まって、心配して損したと笑う両親に囲まれて……。
そんな自身が捨てようとした空間に戻りたくなった。
戻れ戻れと思いながら、震えていた。
いつもはお祈りなんてしないのに、組んだ指が白くなるくらい力を込めて祈った。
-
しばらく祈ってから目を開けると周囲が少し明るくなっていた。
こんな時だけ、都合よく祈ったにもかかわらず、力を貸してくれるんだから、神様ってのはすごい。
僕ならムカついて、呪いの一つもくれてやりそうなもんだ。
厚い雲の切れ間から顔を出した月が、辺りを照らし出した。
少し明るくなった周囲の様子を見るために、縁の下から顔を出す。
僕や父ちゃんが両手を広げても足りないくらいの太さの御神木。
その根本にある洞の中で、何かが光っていた。
( ^ω^) (…なんだお?これ?)
恐る恐る近づいてみると、そこには光り輝く扉があった。
( ^ω^) (これで帰れる!)
そう思った。確信にも似た何かがあった。
どうしてかわからないが、足がふらふらと扉の方に向かっていく。
気が付けば僕は、ほとんど無意識の内にその扉を開けていた。
-
そこは無限に白が広がる不思議な世界だった。
( ^ω^) 「ここは…?」
白の中に入ると、背後で扉が閉まる音がした。
Σ(^ω^;)
慌てて扉があった方を振り返る。
そこにはただ白が広がっていた。
騙されたのだと思った。
これは神様の振りをした何かの罠で、僕はもうここから帰れないのだと絶望した。
いつだか借りた本を読んだ時に出てきたあのひよこは、きっと今の僕と同じ目をしている。
足から力が抜けて、その場にへたりこんだ。
( ;ω;)
-
諦観とはこのことを言うのだろう。
静かに、そしてとめどなく涙が流れた。
そうして、しばらく動けずにいると背後でパラパラと紙がめくれるような音がした。
先程までは、ただ白だけがあった空間に、木でできた机と青い表紙に三日月が描かれた分厚い本があった。
そっとページをめくってみる。
表紙を開いたところに、簡単な使い方が書かれているだけで、あとは空白のページが続いていた。
どうやら分厚くて丁寧な装丁のされたノートのようだ。
( ⊃ω;)
本物かどうかも怪しいノートという、細く頼りない蜘蛛の糸が目の前に垂らされている。
僕は覚悟を決めることにした。
どうせこの空間から抜け出せないのなら、このノートをフル活用してやろうと思った。
作文なんて大の苦手で、読書感想文に至っては目も当てられない。
そんな僕が、これまで生きてきた中で一番真剣に、ペンを武器に紙の空白と戦った。
-
話しの中身は、詳しく覚えていないが、自分がここから脱出した後の人生をひたすらに書き殴った。
擦れたインクで右手が真っ黒になった頃、話しを書き終えた僕は、疲れからかそのまま眠ってしまった。
( -ω-)zzZZZ
気が付くと、僕はいつもの見慣れた天井を見上げていた。
母ちゃんが、フライパンを鬼のように叩きながら、僕を起こしに来た時には、思わず感涙を流した。
( ;ω;) 「おおおおおお!!!!」
そんな僕を見て、母ちゃんはいつまで寝ぼけてんだいなんて、呆れていた。
怒られているのに、安堵の涙を流す息子を病院に連れて行くかどうか、当時の母は真剣に悩んだらしい。
その後、しばらくして僕は、この家出のことなんてすっかり忘れていた。
それが今回の問題に繋がった。
あの時僕が書いた物語が、現実の世界に影響を及ぼし始めたのだ。
眠り姫症候群の名前をニュースで聞いた時、僕は初めてそのことに気が付いた。
自分の人生に対する既視感への答えが出たのだ。
アレは全て、僕がノートに書いた内容が基になっている。
-
眠り姫症候群に罹った者は、決して目を覚まさない。
魂が夢に引っ張られてしまい、その体を抜け出してしまうからだ。
夢の中では、誰もが自由、そして誰もが理想の自分でいられる。
生半可な抵抗をすれば、夢はその姿を恐ろしい物へと変じ、一気に牙を剥く。
そうして精神を壊されるよりは、理想を夢想し、想像の世界で生きる方が楽なのだ。
自らこの狂った幸せから、抜け出すのは至難の業だ。
だから
今日こそ
.
-
目を覚ますと辺りは完全に、黒に染まっていた。
縁の下から顔を出して、じっと御神木の洞を見つめる。
( ^ω^) (…まだ来ない?)
だが、御神木には何の変化もない。
( ^ω^) 「なにか…会ったのかお?」
そう呟き、御神木に近づき洞の中を見る。
以前あったはずの扉に大きな亀裂が入っていた。
扉の光は非常に弱しく、今にも消えてしまいそうなほどだ。
(;;゚ω゚) 「な、なんで……!?」
思わず扉に縋り付く。
僕が触れた場所から、更に亀裂が広がっていく。
(;;゚ω゚) 「そ、そんな!?」
-
「バカ!!さっさと手を放しなさいよ!!!!」
背後から聞こえた声、咄嗟に手が止まる。
この少し鼻にかかるような声は……。
そんなはずがない。そんなはずがないんだ。
彼女は今、病室で眠り続けているはずなんだから。
「いつまでボーっとしてんのよ」
「…それとも、あたしの声も思い出せないって訳?」
(゚ω゚;;) 「ツンなのかお!!?」
思わず振り返った。
涙が出そうになって、グッと歯を食い縛る。
それでもこらえきれずに、涙で歪む視界を袖で拭う。
-
そこにいたのは
ξ ⊿ )ξ
銀色のタイツを被りし、少女。
( ^ω^)
(;;゚ω゚)そ 「え!?」
ξ ⊿ )ξ 「さあ、行くわよ!!」
( ^ω^) 「…え、ごめん。色々と待って」
ξ ⊿ )ξ+キラーン
( ⊃ω⊂) 「……マジかよ」
昔からそうだったが、この子はやけに変なタイミングでおちゃらけだす。
所謂シリアスキラーだということを完全に忘れていた。
-
ξ゚⊿゚)ξ 「マジのマジよ!」
( ^ω^) 「でも、どうしてここにいるんだお?」
ξ゚⊿゚)ξ 「……その言葉を待ってたわ!!」
そう言ってツンが、なんかかっこいいポーズをとり始める。
やけに力強く、キレのあるあの動き……。
(;^ω^) (…まさか!?BLACK・RX!?)
ξ#゚⊿゚)ξ 「キャストオフ!!」
ξ#゚⊿゚)ξキャストオフ!!
物凄い勢いで、脱ぎ捨てたTシャツを投げつけられた。
視界が真っ白で、埋め尽くされる。
-
(;^ω^)ジタバタ (ああっ、くそっ!なんか甘い匂いがする)
( ゚ω゚ ) 「取れねー!!?」
パチーーーーン
(;^ω^) 「あっ!取れた」
( ^ω^) (なんかちょっと取れないで欲しかったと思ってる自分が嫌だお)
ちょっとしょんぼりしながら、ツンの方を見る。
そこには、銀色のタイツを被った最強のピン芸人がいた。
ξ# ⊿ )ξ 「空ッッッッッ前!!絶後のぉぉぉぉおおおお!!!!」
ξ# ⊿ )ξ 「超絶!!怒涛の女子高生ぃぃいいい!!!!!」
ξ# ⊿ )ξ 「VIP町を愛しいいいいい!!!!」
ξ# ⊿ )ξ 「VIP町の神に!!!!」ああああぁぁぁぁぁいされた女ああああ!!!!
( ^ω^) 「」
-
ξ# ⊿ )ξ 「……そう!!わぁぁああれこそはああああ!!!!」
ξ ⊿ )ξ 「サン!!!!シャイン!!!!」
ξ# ⊿ )ξググッ
ξ゚⊿゚)ξスポーン 「……津島!!!!」
( ^ω^)ブフゥ (なんでタイツとったんだお!?wwww)
ξ゚⊿゚)ξスゥ
ξ#゚⊿゚)ξ 「れええええええええええええん!!!!」
ξ#゚⊿゚)ξ 「ジャースティ―ス!!!!!!!!」
ξ )ξクルリ 「ちなみに本体は今!!VIP病院で寝てます!!」
ξ#゚⊿゚)ξ 「そこの貴方!!ファーストキスを奪うなら!!今がチャンスです!!!!」
ξ゚⊿゚)ξ 「部屋の番号は312、312号室です!!!!」
ξ゚⊿゚)ξ 「“さいふ”って覚えて下さああああい!!!!」
-
( ^ω^) 「タイム」
ξ゚⊿゚)ξ 「はい」
( ^ω^) 「てことは、君は夢の中のツンなのかお?」
ξ゚⊿゚)ξ 「そうだお」
( ^ω^) 「え?君がいるってことは、ここは夢の中なのかお」
ξ゚⊿゚)ξ 「あの扉が近いから、かな?」
( ^ω^) 「なる」
ξ゚⊿゚)ξ 「ブーンにはその扉が壊れて見えるんでしょ?」
( ^ω^)コクリ
ξ゚⊿゚)ξ 「それは一度、自分の意思でこの扉に入ったからよ」
( ^ω^) 「一回しか入れないのかお?」
ξ゚⊿゚)ξ 「そう。だけどあたしが開ければ、一緒に入れるわ」
( ^ω^) 「でも、危険だお?」
ドアノブだって壊れかけている。
触れたら最後、もう戻れなくなってしまいそうだ。
-
ξ゚⊿゚)ξ 「どうする?」
( ^ω^) 「行くお」
( ^ω^) 「これ以上は、待たせられない」
( ^ω^) 「眠り姫症候群の患者の夢がごっちゃになってきてるんだお」
( ^ω^) 「毎晩、僕の夢に出て来るパレードの規模が大きくなっているんだお」
ξ゚⊿゚)ξ 「もう、そこまできていたのね」
( ^ω^) 「これ以上大きくなったら僕には止められない」
( ^ω^) 「だから今行くお」
ξ゚⊿゚)ξ 「わかったわ」
ξ-⊿-)ξ 「集いし願いが、新たに輝く星となる」
ξ-⊿-)ξ 「光さす道となれ」
扉の亀裂が、みるみる内に消えていく。
-
( ^ω^) 「てか、なんでその口上知ってるんだお?」
ξ゚⊿゚)ξ 「眠っている時に聞いたものは、全部覚えているのよ」
( ^ω^) 「睡眠学習ってことかお」
ξ゚⊿゚)ξ 「たぶんねメイビー」
( ^ω^)
( ^ω^) 「ってことは、お見舞いに言った時に、僕が言ったことも覚えてるのかお?」
ξ゚⊿゚)ξ
ξ//⊿/)ξaイジイジ
ξ゚⊿゚)ξ 「さあ!行くわよ!!」
(;^ω^) 「え?ねえ今の何!?聞こえてたのかお?」
ξ゚⊿゚)ξ 「ここから先は、数多の夢が渦をなす大魔境よ」
ξ゚⊿゚)ξ 「覚悟はいいかしら?」
( ^ω^) 「お!!」
ツンが扉を開けた途端、当たり一面に光が溢れ出した。
ξ゚⊿゚)ξ^ω^)
え?ちょ?…眩し過ぎひん?
.
-
僕は草原に寝転がっていた。
慌てて飛び起きて、辺りを見回す。
( ^ω^) 「ここが、夢の世界?」
ツンが隣にいた。
その横顔を眺めていると、真っ白な何かが飛び出した。
( ^ω^)そ
( ^ω^) 「クジラ雲!クジラ雲じゃないかお!!?」
ツンの目頭から飛び出したクジラ雲は、腹から生えた羚羊のような足をぴしゃりと叩いた。
ポンポンと跳ねた後、通常のクラウチングスタートよりも身体を深く沈める。
( ^ω^)ゾワ
早い。奴は恐らく飛んでもなく早い。そんな確信。
クジラ雲は号砲が鳴る少し前に、スタブロを蹴った。
ξ゚⊿゚)ξ 「あっ、フライング」
( ^ω^) 「雲だけに?」
ξ゚⊿゚)ξ 「ええ」
-
これでクジラ雲は、二回目のスタートで慎重になる。
二回目のフライングは、失格になってしまうからだ。
頑張れ。頑張れクジラ雲。
号砲が鳴った。先程のフライングの影響を微塵も感じさせない鋭いスタート。
クジラ雲は虹の橋を走り抜けると飛び上がって、ジャングルジムのタンジェントを喰い千切った。
ξ゚⊿゚)ξ 「…きれい」
彼はそのまま、力任せにドルフィンターンを決めると、親指を立てて瞬く間に消えていった。
……クジラなのに。
( ゚д゚ )b 「あいるびーばっく」
親指の先は潰れていて、鼻くそを丸めたような物がこびりついていた。
( ^ω^) 「なんか…どっかで見たことあるお?」
ξ゚⊿゚)ξ 「何だったかしらね」
考えている間に、時間は刻一刻、刻一刻と過ぎていく。
それはさておき、刻一刻って繰り返して使うと語感がどんぶらこに似てる。
あと麻雀感が凄い。あっ、三暗刻できてる。すごい。
-
( ^ω^)そ 「あ、あそこ!」
ξ゚⊿゚)ξ 「三角木馬に跨ったユニコーンが、冷蔵庫にバタンバタンされてるわ」
( ^ω^) 「あっちにいるのは!?」
ξ゚⊿゚)ξ 「心くんね。大リーグボール養成ギブスでバッキバキに仕上がってるわ」
ξ゚⊿゚)ξ 「初めてまともに他人の夢を見たけど、なんかすごいわね」
(;^ω^) 「ここまでカオスなのは初めて見たお」
ξ゚⊿゚)ξ 「とりま、あのおっきい城に行ってみましょう」
( ^ω^) 「あっ、待つお!」
ととんと跳ねるようにして歩くツン。
その足元からハシビロコウが顔を出した。
ギョエエエと一鳴きしたかと思うとその姿が歪んで、中から色鮮やかな折り鶴が飛び出す。
( ^ω^) 「危ないから、勝手に行っちゃだめだお」
ξ;゚⊿゚)ξ 「今の危なかったのね」
( ^ω^) 「夢の中って、基本自由だから、何が起こるかわからないんだお」
ξ゚⊿゚)ξ 「お互い注意しながら行きましょ」
-
遠くから、何か音楽が聞こえてきた。
アアァァァァアアイ アアァァァァイ オオォォゥゥウウイィィィ
ξ゚⊿゚)ξ 「……何、あれ」
( ^ω^) 「やっけに色鮮やかだお?」
アアァァァァアアイ アアァァァァイ オオォォゥゥウウイィィィ
スマホで撮影して画面を拡大する。
(;^ω^) 「こ、これは!!?」
(;^ω^) 「僕の夢によく出てくるパレードだお!!」
ξ゚⊿゚)ξそ 「ブーン!見て!?」
( ^ω^) 「なんだお!?」
ξ゚⊿゚)ξ 「この口の動き」
( ^ω^)ジー
ξ゚⊿゚)ξ 「だーごない?だーごないだーごない こーよい」
(;^ω^) 「なんでDragon Nightなんだお!?」
( ^ω^) 「もっとスターライトパレードとか炎と森のカーニバルとか……!!」
(;^ω^) 「パレード感がある曲一杯あるお!!!?」
-
ξ゚⊿゚)ξ 「あいつら、あのでっかい城に向かってるみたいね」
( ^ω^) 「あいつら、眠り姫症候群の患者たちだお」
( ^ω^) 「君の本体が、パレードの真ん中にいた」
ξ゚⊿゚)ξ 「アレが先に城に着いたらまずいんじゃない?」
( ^ω^) 「…そうだなあ」
( ^ω^) 「ちょっと近道するお」
言うが早いか、ブーンはコンパスを広げて、地面にめり込む。
目の前をスワイプした。肋骨から俄かにチタンの香り。
たんたんとたんたんたんとたん。
目の前に広がるは、大きなお猪口。あれって何口径あるんだろう。
鬼瓦の視線が誘う眠りの果ては、友情の焼け残り。
まるで石油タンカーとキツツキなんだ。
-
見て。あれなるは紋白蝶の羽ばたきによって生まれた未亡人。
落下傘に縋り付く、うどん粉の哀れなことよ。
水底に沈んだ水黽は、砂糖菓子にも似た占いの結果にポストモダニズムを感じる。
あたかも新幹線のエウロパに含まれたラジウムの一大革命。
ラヴィオリと位階の狭間で揺蕩う清涼感溢れる人工弁だ。
てやんでいてやんでい匂いも汚れもこれ一本トイレマジックリンスプレー!!!!
( ^ω^)ハッ!?
( ^ω^) 「呑まれるところだったお」
ξ゚⊿゚)ξ 「危なかったわね」
( ^ω^) 「段々、白に近づくにつれて、夢の浸食が強くなってきたお」
ξ゚⊿゚)ξ 「傷をなめ合ってバタフライしましょうね」
( ^ω^) 「ツン?」
ξ゚⊿゚)ξ!?
ξ゚⊿゚)ξ 「…大丈夫。ぎりぎり一杯ホームランだわ」
(;^ω^) 「もー」
-
支援&投下準備完了
-
( ^ω^) 「あれ、そういえば…城通り過ぎてるお?」
ξ-⊿-)ξ 「もーしっかりしなさいよ」
(;^ω^) 「ごめんごめん」
再び、刺身定食をチューニングする。
運。味噌より醤油がうまい。テッテレー。
段々、城が近づいて来た。
その白さは正に円卓の騎士がシチューを作るのにふさわしい。
これを見れば、かのドエトフスキーも諸手を挙げて大喜びするだろう。
万歳!万歳!!
見てくれ、この冷蔵庫の艶やかさとハローマックの強かさを兼ね備えた有田焼の文鎮を!!
ああ、キリンの縞に含まれたラジウムの高速道路は己が信念のエキサイティングにも等しい。
わかるだろう。性の揺らぎとフォークロアの更新は止まらない。
ゲレンデが溶けるほど恋したい。幸せをつかみたい。
止まれ!止まれよ!!お代官様。I 罠B wiθ U此処に居て。
愛があれば大丈夫なんだから。
-
( ;゚ω゚ )ガバス 「広瀬香美は小林幸子じゃねえって言ってんだろ!!」
ξ;-⊿゚)ξ 「サラミに内包されたチャットルームの悲観論者ってわけね」
( ^ω^)そ 「あたしがコートニーじゃない!!?」
ξ゚⊿゚)ξ 「…don't U θink?」
ξ゚⊿゚)ξ^ω^)〜♪ 「「寿司食いねぇ〜♪寿司食いね〜♪」」
ξ-⊿-)ξ 「ねぇぇえええーーーーええぇぇぇえええーーーz____ええぇぇぇ」
( ^ω^) 「ええーーーーーぅううえええぇぇぇぇええええーーーー」
ξ゚⊿゚)ξ 「うぉぉぉおおおおーーーーおおぉぉ……おおおぅ」
(#-ω-) 「うぉううぉういぇーーーーーーぁはああんいぇーーいぇぇぇええ」
ξ゚⊿゚)c彡☆))ω^) パーン
( ^ω^) 「…ありがとうお」
( ^ω^) 「ちょっとばかりやられてたお」
ξ゚⊿゚)ξ 「てやんでい」
( ^ω^) 「どうにか城には着けたお」
ξ゚⊿゚)ξ 「着い たわね」
ξ-⊿-)ξフルフル
ξ゚⊿゚)ξ 「まずは、あの門を開けないとね」
( ^ω^) 任せてくれお「」
ξ゚⊿゚)ξ 「え?なんて?」
( ^ω^) 「任せてくれお」
-
( ^ω^) 「えーっと…ここに爪楊枝を当てがって」
(^ω^ ) 「ライター取ってくれお」
ξ゚⊿゚)ξ 「ファブリーズでもいい?」
( ^ω^) 「大丈夫だお」
爪楊枝を二、三揺するとガンガンギギーンと音がして、扉は爆発四散。
そこから出るわ出るわ。隼、山猫、狼、ゴリラにライオン。
ξ;゚⊿゚)ξ 「なによこれ!?千手観音!!?」
バンバン溢れる七草、初茸、キュウリに冬瓜。
火曜はイオンに行かなくちゃとばかりに、物凄い勢いで跳び出して来る。
ξ;゚⊿゚)ξ 「ブーン!止めて!!」
( ^ω^) 「あああああああああ!!!!!くぁwせdrftgふじこlp」
獣達に押し流されて、変わっていく私をあなたは時々、遠くで叱ってる。
ツンが伸ばした手に、何とか掴まった。
ツンの左手に硬質ながらもツルりと丸みを帯びた何かが現れる。
投擲されたそれを鷹掴みにし、蓋を開ける。
ええい、ままよと飲み干した。
-
ξ#゚⊿゚)ξ 「ファイト―!!!!」
(#^ω^) 「いっぱあああああつ!!!!!!」
(;´ω`) 「た、助かったお」
ξ;゚⊿゚)ξ 「さっきのアンタ、いいバルクだったわよ」
(;^ω^) 「お!」
ガシりと固い握手を交わした。
その時、すっかり萎びて平たくなった蒟蒻畑を震わせながら、城の正門から誰かが出てきた。
( ФωФ) 「ようやく来たか」
( ^ω^)そ 「お前は!!?」
思わず拳に力を込める。
ここまで強く握りしめても、僕の握力は47㎏。
卵は割れないし、林檎だって割れやしない。ダイヤモンドは砕けない。
-
( ФωФ) 「そう急くでない」
ξ;゚⊿゚)ξ 「ブーン…あれ」
( ^ω^) 「なん……え?ツインテール?」
ζФωФ)ζババーン
(;^ω^) 「お前!!何者なんだお!!?」
( ФωФ) 「……バレては仕方ない」
( ФωФ)ベリベリ
( Фc゚ー゚pФ)ベリベリベリ
( Фcζ(゚ー゚*ζpФ) 「ほっと」
べちゃり
ζ(゚ー゚*ζ 「久し振り♪」
ζ(゚ー゚*ζ 「もちろん覚えてるよね?ブーン」
( ^ω^) ?
(;^ω^)ズキ 「うぐぅう」
-
( ^ω^)そ
( ^ω^) 「デレちゃん!!?デレちゃんなのかお!!?」
ξ;゚⊿゚)ξ 「ま!!?まああぁぁぁぁぁあああ!!??」
ξ;゚⊿゚)ξ 「なんであんたがここに!?」
ζ(゚ー゚*ζ 「お姉ちゃんがブーンを独り占めしようとするから」
ζ(^ー^*ζ 「全部壊してやろうと思って」
ζ(゚ー゚*ζ 「ねえブーン?」
ζ(゚ー゚*ζ 「わたしね?ずっと我慢してたの」
ζ(゚ー゚*ζ 「あなたが私達を創ったのに、全然振り向いてくれないんだもの」
ζ( ー *ζ 「口を開けば、お姉ちゃんお姉ちゃんってさ」
ζ(゚ー゚*ζ 「お姉ちゃんは自分だけ納得して、勝手に夢の世界を壊そうとした」
ζ(゚ー゚*ζ 「だから私、全力で抵抗したの。ブーンのためなんだよ?えらいでしょ?」
ζ(゚ー゚*ζ 「そしたら、その時にお姉ちゃんとわたしに分裂しちゃったってわけ」
ζ(゚ー゚*ζ 「その時お姉ちゃんの力をほとんど貰ったんだ♪だから今、全部ぶっ壊してあげるからね。」
ζ(゚ー゚*ζ 「この終わらない夢の世界でわたしと生きよう?」
ζ(゚ー゚*ζ 「何でもありのふたりぼっちだよ」
-
(;^ω^) 「こいつぁなかなかヘヴィいな」
ξ゚⊿゚)ξ 「……デレ」
ζ(゚ー゚*ζ 「和解の道なんてないよ?」
ξ゚⊿゚)ξ 「ほらあたし達元々一つの個体なわけじゃない?」
ξ゚⊿゚)ξ 「もう一回合体しなおして、二人でブーンと一緒になった方がお得よ?」
ζ(゚ー゚*ζ 「…やだもん」
ζ(>Д<#ζ 「わたしは独り占めするって決めたんだもん!!!!」
(^ω^) (どーしてこうなった)
( ^ω^)そ
(;^ω^) 「アレは!!?」
ξ゚⊿゚)ξ 「米が集まっていくわ!!」
ξ;゚⊿゚)ξ^ω^)そ 「「でっかい骸骨になってく!!?」」
-
巨大な骸骨を模したそれは、空にそびえる鉄の城も吃驚の大迫力。
何あれ、やばみ。
ζ(゚ー゚#ζ 「喰らいなさい!!一万二千七百三十キロ!!!!」
ζ(゚ー゚#ζ 「炭水化物の巨人よ!!!!」
(;^ω^) 「やばい!!逃げるお!!」
ξ゚⊿゚)ξ
ξ゚⊿゚)ξ 「ははぁん。米の固さと重さで押しつぶそうって訳ね」
ξ゚⊿゚)ξ 「その程度……」
ツンがゆらりと構える。
ξ#゚⊿゚)ξ 「おかゆにしちゃえば無問題よ!!!!」
-
.
べちゃちゃ
(;;^ω^) 「いや!!?はあ!!!!???」
(;;^ω^) 「普通にあっつううう!!!!!」
ξ゚⊿-)ξaテヘペロ
ξ#゚⊿゚)ξ^ω^) 「うぎゃあああああ!!!!」
全身に深い火傷を負った。
ほんと最悪。マジ痛いんですけど。
ζ(゚ー゚*ζ 「ほらほら逃げないと夢でも死ぬよ!?」
厚切りハムのような不安を携えし、モラルはその爆発的な質量を持って、膝小僧を蹂躙しろ。
人は誰も哀れな星瞬いては流れて行く。己が無力を知る昭和の玩具は最終電車を告げるブリキの心臓に終止符を打つ。
三角定規に誇りはいらない。故にその体は泥パックによってのみ形成され得る。
筆箱の奥底に飛び立つ準備はできたか?
砕けた羊羹を撒き散らせ。さながら誤審をする大根のしらたきに火をつけろ。
-
ξ゚⊿゚)ξそ 「ブーン!!?」
( ^ω^) 「大丈夫だお!!」
顕微鏡で覗いた栗金団の膵臓を食べたい。君がギターで踊るしか能がないってバカなことを言っちゃあいけない。
テレビを消し忘れ孤独さえもド忘れで乾燥した時間に喉を傷めるのならば、せめて傘の内側はあなたを許してどうか見せて欲しい。
そんなことお地蔵さんだってわかってる。鶴が飛び立った後も野菜を炒める音は響いていたんだから!!
ζ(゚ー゚*ζ 「死んじゃえ!!!皆死んじゃえばいいんだ!!!!」
窓の向こう側から覗く未完の重曹はその真偽を語るに能わず。
その先の街路樹に並々ならぬ郷愁を覚えん。絶えず世間をプリンが更新していくのだから。
出世街道のUターンラッシュに付き合っている暇はない。
肝心なのは人参の本数でもヨットの数でもない。君がロンドンで折り紙を嗜むどうかにかかっているんだ。
(;^ω^) 「どうしたらいいんだお」
-
狼狽する七面鳥を案ずることは無い。北北西の神髄は我にあり。
古今東西の泥棒猫どもに三角錐の在処も消毒液の胸中も分かりっこないのだから。
前方を司るは仁義溢れる豚と胡椒。ブロッコリーなど捨て置け。
タンザニアの横幅に丁寧な鑢掛けをせずとも地球は回るのだから。
ξ゚⊿゚)ξ 「ブーンあれ!!」
( ^ω^) 「わかったお!!」
無知蒙昧な電気釜に白昼夢を見ようとも、脳髄を濃縮還元される快楽には敵わん。
リュックサックに詰め込んだナイフやランプを見てみろ。業に導かれたのは文庫本だけじゃない。
その両手に収まり切らぬ欄干の活造りに、端正な消防車が混同されていく様。
粽とは唯一の神に他ならない。三千世界の鵺をも殺すは少年の頃の思い出だ。
胸を千々に裂かれた篭球部に驢馬の逞しさを語れと!?ふざけるんじゃない。
-
ζ( ー *ζ 「なん…で」
ζ(;Д;*ζ 「なんで私を攻撃しないのよ!?」
( ^ω^) 「君は何も悪くないと思ったからだお」
( ^ω^) 「君は誰も殺しちゃいない。優しかったデレちゃんのまんまだお」
王様が砂漠で漕ぐブランコには碌な物が無い。
自縄自縛のその果てで、瑞々しい山肌を削り取るとは何たる失態。
少々の禁止事項は無視していい。その中にある〆鯖をどうしても解除できないんだ。
エキドナの論理は根性に分かれ。真紅の毛布が貴様を病弱なバルカン半島にしたのだ。
その小さな瞳で畳の目を口説くとは笑わせる。糠に釘打ち御萩に針というだろう。
ζ(;ー;*ζ 「でも…わたし、二人を一杯傷つけた」
ξ゚⊿゚)ξ 「いいのよ」
ξ゚⊿゚)ξ 「アンタはあたしの半分…いや、妹なんだから」
ζ(;ー;*ζ 「お姉ちゃん」
( ^ω^) 「おっおっおっ」
降臨したのは午後三時の公園だった。どこぞの馬の骨とも知れぬ。
戦闘力たったの5か頻出度で言えば、仏の顔より三度の飯だ。
汚物に紫陽花を付けたって、君がこたつを消し忘れた希少価値は消えないのだから。
背中の傷はボロニアを鞣して君を呼び覚ます。
さあ、東洋の神秘に珠玉の処遇改善を叩きつけてやれ。
-
ζ(;ー;*ζ 「……でもね。パレードは止まらないの」
ζ(;ー;*ζ 「あれは、現世に絶望した人々の怨嗟だから」
ξ;゚⊿゚)ξ 「まずい!もうあんなところまで」
(;^ω^) 「どうしたらいいんだお!?」
ζ(゚ー゚*ζ
よしんばメガネが曇らなかったとしても醤油を叱ってはいけない。
君の脳天と心臓を貫いて熱いソウルに響け俺たちのロックンロール。
シャンデリアは落とされたのだから。
ζ(゚ー゚*ζ 「わたしの力を全部使って、アレをどうにかするよ」
(;^ω^) 「無茶だお!!…それに、君はどうなるんだお!!」
ζ(゚ー゚*ζ 「いいの」
ζ( ー *ζ 「さっきの言葉でもう満足しちゃった」
( ^ω^(*ζギュ
お姉ちゃんをよろしくね。
.
-
寝台列車はその歩みを止めない。生存競争を衝動的に開放するのだから。
人生設計に液体のりは必要ない。リノリウムの床にサランラップを敷き詰めた。
この自然は大いなる牛丼屋に中指を突き立てた。だから酸化しても責められたものじゃない。
ξ ⊿ )ξ 「…デレ」
( ^ω^) 「デレちゃん…」
超弩級の行進はその愛情をもって、動物園と化した。
世界がひび割れていく。
( ^ω^) 「まずい!!空が崩れ落ちてきたお!!」
ξ゚⊿゚)ξ 「危ない!!」
ドン!!
( -ω^) 「…いてて」
(;^ω^) 「ツン大丈夫かお!!?」
-
ξ ⊿ )ξ
( ;゚ω゚) 「ツン!!!!」
ξ ⊿ )ξ
ξ ⊿ )ξ 「ブー……ン」
ξ ⊿ )ξ 「逃げて」
( ;゚ω゚) 「ここは夢の中なんだから治るはずだお!!?」
ξ; ⊿)ξ 「魂の…核みたいなものに傷がついちゃったの」
( ;゚ω゚) 「ほら!!ほら治ったお!!?」
ξ ⊿ )ξ 「無駄よ」
一度は治ったはずのツンの傷が再び広がっていく。
何度治そうとも傷の侵攻を止めることができない。
( ;゚ω゚) 「くそ!!治れ!!治れおおお!!!!」
-
ξ# ⊿゚)ξ (あなただけでも……!!)
生きて!!
腹部に衝撃。
背後では古びた扉が開く音がする。
視界が真っ白に染まっていった。
.
-
すっかり暗くなって青味が出てきた空と、太陽に照らされ赤味が強くなった空。
風に流されて歪んだ飛行機雲の白がその真ん中を切り裂いた。
( ^ω^) (……ここは?)
('A`) 「なんか、アクアフレッシュみたいだな」
( ;ω^) 「…ああ、それもありだおね」
('A`) 「ブーンは何だと思ったんだ?」
( ω ) 「ペプシのロゴだお」
('A`) 「あー…」
('A`) 「なんでお前、泣いてるんだ?」
( ;ω;) 「え?」
(;'A`) 「しょうがねえ奴だな…ほれ」
( ;ω;) 「ありがとうだお」
('A`) 「…んで、お前はどうしたいんだ?」
-
( ;ω;)
( ⊃ω;)グッ
( ^ω^) 「僕はやっぱり二人を助けたいお」
('A`) 「大変だぜ?」
('A`) 「覚悟はあんだろうな?」
あるお
(*'A`) 「そう来ると思ったぜ」
('A`) 「なんせオレの相棒だからな」
('A`) 「振り向くなよブーン」
必ず幸せにしてやれ
('A`)ノシ 「…」
( ^ω^)ノシ 「…」
「「バイぜ」」
頭の中で、甲高い音が響いた。
-
キーン コーン カーン コーン
キーンコーンカーンコーン
ヽ( 'A`)> ノビー
( 'A`) 「ぐぅぅぅ……」
( 'A`) 「ああー…よく寝た」
( ^ω^) 「お。ようやく起きたかお」
( 'A`) 「ん?ああ、おはよう」
( ^ω^) 「おっおっお。それを言うなら『おそよう』だおw」
('A`) 「やっぱブーンみたいに、狙って明晰夢は見れ……」
('A`)そ 「!?」
僕の言葉を聞いて、一気に目が覚めたのだろう。ドクオは慌てて時計に目をやる。
先程までは14時だったはずなのにと狼狽える彼を見て、つい笑ってしまった。
-
('A`) 「終わった……」
( ^ω^) 「おっおっおっww」
( ^ω^) 「どんまいだお」
( ^ω^) (そう言えば、いつかもこんなやりとりをしたような…)
('A`) 「そんなことより」
(*'A`) 「聞いたか!?明日、うちのクラスに二人も転校生が来るらしいぜ!?」
( ^ω^) 「そうなのかお?」
(*'A`) 「なんて名前なんだろう!?二人とも女の子らしいぜ!!」
はしゃぐドクオに、笑みがこぼれる。
ああ、僕は戻って来たんだな。
( ^ω^) 「かm……いや、ドクオ」
ありがとうだお
…いいってことよ
.
-
イ从゚ ー゚ノi、 『了』
イ从゚ ー゚ノi、 ツンちゃんも次の人も待たせてごめんね。
-
('A`)乙 これは乙じゃなくてポニーテルが云々
-
では行きます
-
(´・ω・`) 銀ちゃんの作品を読んでたらキチガイスイッチがONになったわ
(´・ω・`) とゆーわけで、スニフィ君の次に投下
-
(- -トソン
ミセ*゚ー゚)リ おっす!
(゚、゚トソン
(゚、゚トソン おつかれさま
ミセ*゚ー゚)リ テストどうだった?
(゚、゚トソン やることやった
ミセ*゚ー゚)リ 優等生にとっちゃ今回も楽勝ってか〜?
(゚、゚トソン どうかな……あんまり集中できなかったから
从'ー'从 おつかれー
(゚、゚トソン 渡辺さん、おつかれさま
ミセ*゚ー゚)リ わたちゃんお元気?
从'ー'从 元気!
ミセ*^ー^)リ 元気か〜
-
(゚、゚トソン
从'ー'从 二人ともこの後は?
ミセ*゚ー゚)リ 特に予定は無いよ! どっか行く?
(゚、゚トソン ミセリとデートは出来ないよ
从'ー'从 え?
ミセ*゚ー゚)リ ん?
(゚、゚トソン
(゚、゚トソン 渡辺さん、あなたはミセリとデートすることは出来ない、
(゚、゚トソン 夢のまた夢のようです ミセ゚ー゚)リ从'ー'从('、`川从 ゚∀从
ミセ*゚ー゚)リ うん?
从'ー'从 何の話?
(゚、゚トソン 今からそれを説明するよ
-
从'ー'从 トソンちゃん、突然……どうしたの?
ミセ*゚ー゚)リ テスト期間中に失恋でもした?
(゚、゚トソン
(-、-トソン ハァ…
从'ー'从
ミセ*゚ー゚)リ
(-、-トソン ミセリ
ミセ*゚ー゚)リ ナンデショウ?
(゚、゚トソン 自分の置かれている状況が分かっていないね
ミセ*゚ー゚)リ 多分トソン以外分かってないよ?
(゚、゚トソン いいよ……説明してあげる
(゚、゚トソン 渡辺さん
从'ー'从
从'ー'从 あ、はい
(゚、゚トソン ミセリの事が好きでしょ?
从'ー'从
从'ー'从 え、いや?
(゚、゚トソン 六十二日後の今日、貴女が何をしているか想像できる?
从'ー'从 ろくじゅう……?
ミセ*゚ー゚)リ わたちゃん心当たりある?
从'ー'从 フルフル
(゚、゚トソン 隠しても無駄って分かってもらえたかな
从'ー'从 本当に何のこと……?
ミセ*゚ー゚)リ 多分トソン以外分かってないよ?
-
(゚、゚トソン
(゚、゚トソン しらばっくれるつもりならしょうがない……
从'ー'从 しらばっくれてる事にされた……
(゚、゚トソン ミセリ、百七十五日後に仙台まで遊びに行かない?
ミセ*゚ー゚)リ えーいいけど……なんで? その膨大な日数、何?
(゚、゚トソン いいから。約束してくれるだけで良い
ミセ*゚ー゚)リ まーいいけどさ。百何十日後って……
从'ー'从
从'ー'从 それは……
ミセ*゚ー゚)リ え?
从'ー'从 ミセリちゃん……
从'ー'从 今日から……百七十五日後は……
ミセ*゚ー゚)リ
ミセ*゚ー゚)リ えっ通じるの?
(゚、゚トソン あと、二十三日後と四十八日後と六十二日後も
从'ー'从
从'ー'从 くっ……!
ミセ*゚ー゚)リ いや、いいけどさ……
ミセ*゚ー゚)リ この日数の殴り合い、何? 能力バトルか何かしてるの?
(゚、゚トソン 渡辺さん
从'ー'从
(゚、゚トソン 今後、貴方が如何なる計画を企てようと、私達二人の間に入ることはできない
(゚、゚トソン ごめんなさい。諦めて
-
从'ー'从
从'ー'从
从- -从 あはは……敵わないなぁ
ミセ*゚ー゚)リ
ミセ*゚ー゚)リ えっ何この空気
从'ー'从 いつも一緒にいるから、手ごわい相手になるだろうとは思ってた
从'ー'从 でもまさか、ここまでとはね……
(゚、゚トソン ……ごめんなさい。本当は少しズルをしているの
(゚、゚トソン 貴女に先んじる事が出来たのもそれのおかげ
从'ー'从 ズル……?
(゚、゚トソン
(゚、-トソン 例えそのズルの種が割れたとしても、貴女にミセリを譲るつもりは微塵もないけどね
ミセ*゚ー゚)リ まだトソンのものになったつもりは微塵もないけど?
从'ー'从
从'ー'从 そっか
从'ー'从 ミセリちゃん
ミセ*゚ー゚)リ アッハイ
从'ー'从
从;ー;从 トソンちゃんと……お幸せにね……!
ダッ
ミセ*゚ー゚)リ
-
(゚、゚トソン 安心して、渡辺さん……
(゚、゚トソン ミセリは私といれば幸せだから……
ミセ*゚ー゚)リ
ミセ*゚ー゚)リ 待って、何もかもついていけない
-
(゚、゚トソン 改めて説明するよ
(゚、゚トソン ミセリ、貴女を狙っている女達がいる
ミセ*゚ー゚)リ
ミセ*゚ー゚)リ 目の前に?
(゚、゚トソン 私は違います
ミセ*゚ー゚)リ アッハイ
(゚、゚トソン 今渡辺さんを下したから、あと二人
(゚、゚トソン 放置しておけばミセリの心をほだして篭絡してしまう女達……
(゚、゚トソン 今日私は、渡辺さんを含めたその三人に引導を渡す用意をしてきたの
ミセ*゚ー゚)リ
ミセ*゚ー゚)リ トソン大丈夫? 勉強疲れしてない?
(゚、゚トソン ミセリ、大丈夫。私は正常
(゚、゚トソン ちゃんと根拠もあるよ
ミセ*゚ー゚)リ 根拠って何?
(゚、゚トソン 予知夢
ミセ*゚ー゚)リ
(゚、゚トソン
ミセ*^ー^)リ 放課後どこ行く?
(゚、゚トソン 渡辺さんのは当たったじゃん!そんな眼で見ないで!
ミセ*゚ー゚)リ 当たったかすらよく分からないけど、アレ当てずっぽうだったの?
(゚、゚トソン すごいリアルな予知夢で、私から徐々にミセリを取り上げる渡辺さんが居て……
ミセ*゚ー゚)リ よくそんなんで渡辺さんに啖呵切れたね……
(゚、゚トソン 正直当たるか賭けだったわ
ミセ*゚ー゚)リ トソンって時々すごいバカになるよね
-
イ从゚ ー゚ノi、 支援
-
ミセ*゚ー゚)リ ところで何十日後っていうアレ、何?
(゚、゚トソン ああ、あれは、
< やっほー二人とも
ミセ*゚ー゚)リ おっ先輩
(゚、゚トソン お疲れ様です
('、`*川 お疲れ様〜
('、`*川 テストどうだった?
ミセ*゚ー゚)リ トソンに手伝ってもらってなんとか
(゚、゚トソン ぼちぼちですね
('、`*川 いつも通りだね
ミセ*゚ー゚)リ えへへ……
(゚、゚トソン それはそれとして、ミセリを奪う事は出来ませんからね
ミセ*゚ー゚)リ
('、`*川
(゚、゚トソン
(゚、゚トソン 諦めてください
('、`*川 この子どうしたの?
ミセ*゚ー゚)リ 無視していいですよ
(゚、゚トソン その対応はちょっとキツい
-
〜〜〜〜〜
('、`*川 つまり……
ミセ*゚ー゚)リ 一週間前の夢の中で、伊藤先輩がミセリをホテルに連れ込んでたと
(゚、゚トソン うん
('、`*川 それが根拠?
(゚、゚トソン 何かおかしいところが?
('、`*川
ミセ*゚ー゚)リ
('、`*川 この子時々すごいアホにならない?
ミセ*゚ー゚)リ ええ……
(゚、゚トソン ああ、それと
(゚、゚トソン 予知夢を裏付けるために一週間、調査をしたんですよ
ミセ*゚ー゚)リ テスト勉強の間に?
(゚、゚トソン はい
('、`*川 テスト平気なの?
ミセ*゚ー゚)リ 中学の頃、一週間二人でテトリスばっかりして私が赤点取ってこの子が全教科満点取ったりしてるんで、そこら辺は、こう
('、`*川 あ、そう…
(゚、゚トソン 渡辺さんの用意周到さ、伊藤先輩の魅力攻撃、そしてもう一人の擦り寄り方……
(゚、゚トソン 全ての傾向を予測して、倒し方を考えたの
('、`*川 普通、予知夢じゃなくてそっちの調査を根拠って言わない?
(゚、゚トソン 裏打ちではあっても根拠本体ではないでしょう?
('、`*川 ミセリちゃん助けて! ついていけない!
ミセ*゚ー゚)リ もう聞くだけ聞くしかないですよ
-
イ从゚ ー゚ノi、 つけ忘れてた…。
-
(゚、゚トソン 伊藤先輩はミセリと共通点が多すぎるんですよ
ミセ*゚ー゚)リ 例えば?
(゚、゚トソン まず生徒会選挙。去年の話ですね
('、`*川 ミセリちゃんが書記で私が会長候補だったね
(゚、゚トソン フフフ……
(゚、゚トソン そういうことです
('、`*川 どういうことです?
_,
ミセ*゚ー゚)リ
_,
ミセ*゚ー゚)リ 私の立候補に合わせて先輩が会長に立候補したって言いたい?
(゚、゚トソン うん
('、`*川 よく分かるね
ミセ*゚ー゚)リ 付き合い長いんで……
ミセ*゚ー゚)リ いや、あの時、むしろ私が先輩を追って立候補したんだよ?
('、`*川 そうそう
(゚、゚トソン
(゚、゚トソン えっ
-
(゚、゚トソン
(゚、゚トソン いや、しかし立候補の日付はミセリが一日早く、
ミセ*゚ー゚)リ そもそもそんな急に立候補するわけないでしょ
('、`*川 私が立候補するって話を聞いて、ミセリちゃんが勇気を出してやってみる!って事だったよね
ミセ*゚ー゚)リ 生徒会やってみたかったけど、一人だと心細かったから……
('、`*川 トソンちゃんを後見人にして出たんだよね。結局私がデレに負けて、一人にしちゃったんだけどさ
ミセ*゚ー゚)リ でも僅差だったじゃないですか! 健闘しましたよ!
(゚、゚トソン
ミセ*゚ー゚)リ ねートソン
(゚、゚トソン
('、`*川 トソンちゃん?
ミセ*゚ー゚)リ トソン?
(゚、゚トソン
(゚、゚トソン 次の根拠は……
('、`*川
('、`*川 ねぇ、今の根拠って
(^、^トソン なかった事にして次の根拠行きません?
('、`*川
ミセ*゚ー゚)リ 追及しないほうがいいですよ、この顔だと頑固なんで
('、`*川 あ、うん……
-
(゚、゚トソン 貴女達は部活が同じですね?
('、`*川 まあ、私達は陸上部だね
ミセ*゚ー゚)リ トソン含めてね?
(゚、゚トソン 更に言うと、二人は種目が同じです。3000m
('、`*川 まあ、そうね
ミセ*゚ー゚)リ それは体に合わせた結果じゃない?
ミセ*゚ー゚)リ アタシ長距離以外からきしだし
('、`*川 私は中学から惰性で長距離やってるなぁ
(゚、゚トソン フッ……
(゚、゚トソン 化けの皮が剥がれましたね……
('、`*川
ミセ*゚ー゚)リ 自分のアホさについて仰ってる?
(゚、゚トソン これで分かったでしょう?
ミセ*゚ー゚)リ 何か分かる事を言ってほしいなぁ
('、`*川 分かってるのトソンちゃんだけじゃない?
ミセ*゚ー゚)リ 深く追求される事を避けて先に進めたい感じですねコレ
-
(゚、゚トソン まだ分からないなら……三つ目の根拠についてお話ししましょう
ミセ*゚ー゚)リ 二つ目の根拠どう纏まった?
(゚、゚トソン もう話し終わったでしょ?
ミセ*゚ー゚)リ
ミセ*゚ー゚)リ そうだね!
('、`*川 見たことないトソンちゃんだなぁ
ミセ*゚ー゚)リ なんか付き合わせてすいません……
('、`*川 楽しいから全然いいよ
(゚、゚トソン この根拠はあまりにオーバーキルになるので言いたくなかったんですがね……
(゚、゚トソン 先輩……食べ物の好みをミセリに寄せてますね?
('、`*川 !
(゚、゚トソン おや……いい反応ですね
ミセ*゚ー゚)リ
ミセ*゚ー゚)リ え、そうなの? そうなんですか?
(゚、゚トソン 伊藤先輩……中学の時の卒業文集で、貴女は好きな食べものを餃子と書いていますね
ミセ*゚ー゚)リ いや、どこまで調べてるの?
('、`*川
('、`*川 覚えてないな、そんなこと
(゚、゚トソン 実際、昨年の入部体験の時には貴女は中華料理が好きだと言って受けを狙っていました
ミセ*゚ー゚)リ あー、それは覚えてるなぁ
('、`;川
-
(゚、゚トソン ですが……今年の入部体験の伊藤先輩の挨拶の事、ミセリも覚えているでしょう?
('、`*川 くっ……
ミセ*゚ー゚)リ ……えーと
ミセ*゚ー゚)リ そうだ、伊藤先輩が好きなものマカロンって言って「猫被ってんじゃねえ!」ってみんなで笑ったんだ
(゚、゚トソン 豪快で通ってた伊藤先輩が、突然色気出し始めたからね
(゚、゚トソン ……ミセリの好きな食べ物は、『甘い焼き菓子ならなんでも』で通ってるよね
ミセ*゚ー゚)リ 通ってるというか、実際そうだし
('、`;川
(゚、゚トソン それだけじゃない……三年のクラスでの自己紹介のプロフィールでも!
ミセ*゚ー゚)リ テスト期間にどこまで調べてんの?
(゚、゚トソン ミセリの好きな動物がハムスターであるのに対して小動物!
(゚、゚トソン 好きな植物ソメイヨシノに対して桜!
(゚、゚トソン 好きな俳優内藤ホライゾンに対して西川ホライズン!!
ミセ*゚ー゚)リ
ミセ*゚ー゚)リ 先輩……?
('、`;川
(゚、゚トソン 好みに関する記述を! 明らかにミセリに寄せていますね、伊藤先輩!
('、`;川
('、`*川
('、`*川 よく、調べてくれたね
ミセ*゚ー゚)リ ……!
-
(゚、゚トソン では……白状してください
(゚、゚トソン ミセリの事が好きなんですね!?
('、`*川
('、`*川 え?
('、`*川 いや、それは
(゚、゚トソン ここまで明かされて今更否定しても、ミセリは渡しませんからね!
ミセ*゚ー゚)リ だから別に私はトソンのものじゃないってば
(>、<トソン ダメ!
('、`*川
(゚、゚トソン 放課後一緒に遊びたいし!
(゚、゚トソン なんだかんだ小学校から一緒だし!
(゚、゚トソン 私ミセリ以外に友達作れないから、ミセリを取られると困る!
ミセ*゚ー゚)リ んもーこの甘ったれ
('、`*川
('、`*川 ふふ……ミセリちゃん
('、`*川 負けを……認めるわ
(゚、゚トソン !
ミセ*゚ー゚)リ え?
_,
ミセ*゚ー゚)リ いやあの、私がトソンを勝ち取ったみたいな言い方しないで下さい
-
('、`*川
('、`*川 そして、トソンちゃん
(゚、゚トソン なんでしょう
('、`*川 あなた、一つ、勘違いを……
('、`*川
('ー`*川 ……いえ、やめておきましょう
('、`*川 私の恋も、これまでね
_,
ミセ*゚ー゚)リ
ミセ*゚ー゚)リ
ミセ*゚ー゚)リ あ
(゚、゚トソン ん?
ミセ*゚ー゚)リ え……そういう事なんですか!?
('、`*川
('ー`*川 ニコッ
ミセ*゚ー゚)リ あ、あーそういう……!
(゚、゚トソン 気づくの遅いよ
ミセ*゚ー゚)リ いや、多分トソンは……
(゚、゚トソン それにしても、潔さは一流ですね……私にはまだ手があったんですが
('、`*川 今ので十分よ
('、`*川 少なくとも、私があなた達の間に入る事は無理みたいだし……
ミセ*゚ー゚)リ あ、あの、別に私達付き合ったりしてないですからね?
('、`*川 フフ……
('、`*川 二人とも、お幸せに
コツコツコツコツ……
-
支援 支援
-
ミセ*゚ー゚)リ ちょっと、伊藤先輩! 話聞いてくださいよ!
ミセ*- -)リ んもー!!
(゚、゚トソン
(゚、゚トソン ミセリ、放っておきましょう
ミセ*゚ー゚)リ
ミセ*゚ー゚)リ 一応訊いておくけど、なんで?
(゚、゚トソン 失恋した相手から掛けられる慰めの言葉は、つらいものだろうから…
ミセ*゚ー゚)リ
_,
ミセ*゚ー゚)リ ああもう、この人全く……
(゚、゚トソン 何?
ミセ*゚ー゚)リ 別に!
-
(´・ω・`) 支援
(´・ω・`) (やべえ寝そう)
-
ミセ*゚ー゚)リ なんか色々言いたいことはあるけどさ、結局さっきの何十日後ってどういう事なの?
(゚、゚トソン 百七十五日後はクリスマス
ミセ*゚ー゚)リ ふむ?
(゚、゚トソン 二十三日後は花火大会、四十八日後と六十二日後はそれぞれ私とミセリの誕生日
ミセ*゚ー゚)リ いや、そうならそう言ってよ。日数だけじゃ不気味でしょ
(゚、゚トソン そういうわけにはいかなくて、
(゚、゚トソン 日数を数えてそこまでにミセリの攻略を楽しむような倒錯したレズビアンでもないと、この日数の意味には気づけないだろうと思ったから
ミセ*゚ー゚)リ
(゚、゚トソン
ミセ*゚ー゚)リ
ミセ*゚ー゚)リ えっトソンが倒錯したレズビアンだって自己申告してる?
(゚、゚トソン え?
ミセ*゚ー゚)リ
(゚、゚トソン
(゚、゚トソン あ、ああ、渡辺さんの身になって考えてみただけ
ミセ*゚ー゚)リ あ、そう……にしてもひどい言い草だな……
(゚、゚トソン あ、私はヘテロセクシャルだから
ミセ*゚ー゚)リ
ミセ*゚ー゚)リ あっ、そう……
(゚、゚トソン ところで、渡辺さんを相手にしたから急に約束頼んじゃったけど、良かった?
ミセ*゚ー゚)リ あ、うん。 トソンと過ごす以外の選択肢が今んところ無いし
(゚、゚トソン よかった
ミセ*゚ー゚)リ
-
(゚、゚トソン しかし、ここに来て予知夢が現実味を帯びてきたね
(゚、゚トソン 私もビックリだよ
ミセ*゚ー゚)リ 自分でけしかけておいてビックリしないで
(゚、゚トソン ともあれ、予知夢が確かだとすれば、残る刺客はあと一人……
ミセ*゚ー゚)リ 女子高生相手に刺客って言い方はどうなの?
< ダーイブ!!
ミセ*゚ー゚)リ んん!?
ミセ*>ー<)リ うおっふ!
从 ゚∀从 おーすミセトソ先輩!
(゚、゚トソン ハイン、テストおつかれ
从 ゚∀从 おっつおっつです!
ミセ*゚ー゚)リ んもー、この抱きつき魔
从 ゚∀从 ぐにぐに〜ミセリせんぱぁ〜いちょっと太ったんじゃないすかァ?
ミセ*゚ー゚)リ うおお離れろ!
从 ^∀从 ゲハハハ
(゚、゚トソン ハイン
从 ゚∀从 はい?
(゚、゚トソン ミセリの事が好きだって正直に言いなさい
-
从 ゚∀从
ミセ*゚ー゚)リ
(゚、゚トソン
从 ゚∀从
从 ゚∀从 なんて?
(゚、゚トソン 私の予知夢であなたがミセリの事を好きなのは証明済なの
(゚、゚トソン 観念して素直になれば無駄な足掻きをしなくて済むよ
从 ゚∀从
ミセ*゚ー゚)リ
ミセ*゚ー゚)リ この人今日調子が悪くて……
(゚、゚トソン 悪くないよ
ミセ*゚ー゚)リ 頭が悪くて……
(゚、゚トソン 悪くないよ
-
从 ゚∀从
从 ^∀从 ニヤッ
从 ゚∀从 そうですよ! 私ミセリ先輩の事が好き!
ミセ*゚ー゚)リ え!?
(゚、゚;トソン 何ッ!?
从 >∀从 んふふ〜
从 ゚∀从 私、入学した時からミセリ先輩の事がチョー好きだったんすよぉ〜
ミセ*゚ー゚)リ こ……コイツ、この混沌に乗じて悪ノリしてるな!?
从 ゚∀从 悪ノリとかじゃないですってばぁ〜
(゚、゚トソン くそッ素直に認めてくるパターンか……想定外だ……!!
ミセ*゚ー゚)リ 想定外とか言ってないで助けて!
从 ゚3从 先輩チューしましょ! チュー!
_,
ミセ*゚ー゚)リ んああやめて! 頬にキスするな! ファンデーション崩れる!
从 ^3从 グハハハ〜
(゚、゚トソン
(゚、゚トソン 待て、ハイン!
从 ^3从 むぅうーん?
从 ゚∀从 ぬぁんですかぁ〜?
(゚、゚トソン お前は……ミセリの事が特別好きなわけではないな!?
-
ミセ*゚ー゚)リ いや、助けてほしいからあんまり言いたくないけどさ、
ミセ*゚ー゚)リ さっき『証明できてる』って言わなかった? また大見得切った?
(゚、゚トソン いや、『好きなことは証明できている』けれど、『特別好きというわけでもないことも証明できる』!
(゚、゚トソン 予知夢を見てからの調査で、一番多方面に手を出していたのがお前だ!
(゚、゚トソン 学校中の美人相手に誰彼問わず抱きついたり放課後ベッタリくっついたり……
(゚、゚トソン 要するに見境がない!
从 ゚∀从 んもー人聞きが悪いですね
(゚、゚トソン 予知夢の中のお前も、学校中の女子を手篭めにしてハーレムを形成していたぞ!
从 ゚∀从 一瞬で根拠がガバガバになった上に最悪に人聞きが悪いなぁ
ミセ*゚ー゚)リ 訴えられたら負けそう
(゚、゚トソン とにかく、お前にミセリを渡すなら渡辺さんや伊藤先輩に引き渡す方がマシだ!
(゚、゚トソン だが……先程、その二人の意思は私が砕いてしまった!
从 ゚∀从 この人こんなに抜けてましたっけ?
ミセ*- -)リ 時々こうなるの
(゚、゚トソン ならば……
从 ゚∀从 ならば?
(゚、゚トソン 私がミセリの代わりに、ハインの毒牙にかかるしかあるまい
从 ゚∀从
从 ゚∀从 は?
_,
ミセ*゚ー゚)リ なんでだよ
-
(゚、゚トソン キスするなら私にしろ! 私で満足すればミセリを襲わないと約束してくれ!
从 ゚∀从
从 ゚∀从 いや、襲いませんよ
(゚、゚トソン 何故だ!
从 ゚∀从 そりゃあ……
从 ゚∀从 襲う理由も無いし
(゚、゚トソン いや、
(゚、゚トソン いや、あるね
(゚、゚トソン これは個人的な意見だけど、私はかなり顔が良い
ミセ*゚ー゚)リ 大胆に言い切ったね
(゚、゚トソン ハインの抱きつきの対象になってもおかしくないレベルに、だ!
(゚、゚トソン だというのに、私に抱きついたりするのを避けている、その理由……
从 ゚∀从
从; ゚∀从
(゚、゚トソン 私の事が嫌いだから、だろう?
从; ゚∀从
从 ゚∀从 え?
(゚、゚トソン 見透かされて焦るのは分かるが、聞きたまえ
从 ゚∀从 え、いや、違、
-
(゚、゚トソン 思い当たる節はある……
(゚、゚トソン 今年の入学式の日に、君が落とした万年筆を私が届けたね
(゚、゚トソン 大方、私が万年筆をスった後に罪悪感に駆られて返したとでも思ったんでしょう?
从 ゚∀从
从 ゚∀从 いや、どんなひねくれ方をしてもそうは捉えんでしょ?
_,
ミセ*゚ー゚)リ
_,
ミセ*゚ー゚)リ トソン
( 、 トソン ミセリ、大丈夫だ……私は大丈夫
(゚、゚トソン 親切を罪と捉えられたのはショックだったが、既に立ち直っている
_,
ミセ*゚ー゚)リ
(゚、゚トソン ハイン、私の事を君は疎ましく思っているようだが、この顔と体を好きにできると考えてみてくれ
从; ゚∀从 ちょっと先輩、一人で話を進めすぎですよ
(゚、゚トソン だから、ミセリには手を出すな
从; ゚∀从
从; ゚へ从
从; ゚へ从 トソン先輩
(゚、゚トソン なんだ
从; ゚へ从 どうしてそこまでミセリ先輩を守るんです?
(゚、゚トソン かけがえのない人だからだ
-
(゚、゚トソン ミセリは私にとって唯一無二の存在だ
(゚、゚トソン それを掠め取ろうという相手に容赦は出来ない!
(゚、゚トソン 例えミセリが惚れた相手が居たとしても、そうやすやすとは渡してやれるものではない!
ミセ*゚ー゚)リ
ミセ*゚ー゚)リ バカだね……ホント
从 ゚へ从
从 ゚∀从
从 ゚∀从 ミセリ先輩
ミセ*゚ー゚)リ
从-∀从 こりゃ、敵いそうにないです
ミセ*゚ー゚)リ
ミセ*゚ー゚)リ 残念ながら、そうみたいだね
(゚、゚トソン さあ、ハイン! 口付けするなら私にするんだ!
从 ゚∀从
从 ゚∀从 え、それまだ続きます?
ミセ*゚ー゚)リ
ミセ*゚ー゚)リ 完全に自分の劇場に入ってるね
(゚、゚トソン どうした、怖気付いたか! 右の頬にキスしたら左の頬も差し出そう!
从; ゚∀从 ちょ……待っ……
_,
ミセ*゚ー゚)リ
(゚、゚トソン なんなら私からキスしてやろう! ジッとしていたまえ!
从*; ゚∀从 や、あの……先輩!! もう!!
(゚、(# トソン パーン
从*;>∀从 トソン先輩のバカー!!
ダッダッダッダッダッ……
-
(゚、(# トソン
(゚、(# トソン 痛い
_,
ミセ*゚ー゚)リ
_,
ミセ*゚ー゚)リ 今のはトソンが悪いよ
(゚、(# トソン なんで?
-
(゚、゚トソン とにかくだよ
(゚、゚トソン 三人の刺客を凌ぎ、私とミセリの友情は保たれた……
ミセ*゚ー゚)リ そうですね
(゚、゚トソン
(>、<トソン もっと喜んでよ!
ミセ*゚ー゚)リ いえーい
(゚、゚#トソン んなあああ
(゚、゚#トソン 私がミセリにかかる火の粉を払ってやったというのになんという態度!
ミセ*゚ー゚)リ いや、明日からワタちゃんと伊藤先輩とハインにどういう顔して会えばいいわけ?
(゚、゚トソン 私とトソンの友情は不滅ですという顔
ミセ*゚ー゚)リ んもー、そうじゃなくて……
ミセ*゚ー゚)リ =3
ミセ*゚ー゚)リ トソン、予知夢、全然当たってないよ
(゚、゚トソン え? いや、渡辺さんからハインまで全員……
ミセ*゚ー゚)リ
ミセ*- -)リ
ミセ*゚ー゚)リ 事前に防いだから当たらなかった、って意味
(゚、゚トソン ああ、なるほど
ミセ*゚ー゚)リ
-
ミセ*゚ー゚)リ
ミセ*゚ー゚)リ トソン
(゚、゚トソン うん?
ミセ*゚ー゚)リ
(゚、゚トソン ミセリ?
ミセ*゚ー゚)リ
ミセ*- -)リ
ミセ*- -)リ こーんなニブチンに、告白なんて……
(゚、゚トソン
(゚、゚トソン え、なんて言った? コーンスターチ?
ミセ*- -)リ
ミセ*゚ー゚)リ
ミセ*゚ー゚)リ なんでもないよ、
ミセ*゚ー^)リ さ、これからどこ行こうか?
-
(゚、゚トソン 夢のまた夢のようです ミセ゚ー゚)リ从'ー'从('、`川从 ゚∀从
【了】
-
イ从゚ ー゚ノi、 乙
-
Σz私は期限ギリギリに滑り込むわるい作者です)リ 大変ご迷惑をおかけした。完読していただけた方には感謝
Σz私はルールを捻じ曲げて使うわるい作者です)リ あと投下宣言ルールは利用しておいてなんだけど文面上のアレを解釈すると明らかに制定の趣旨と反した使い方が出来るからちゃんと制限とか定めた方がいいと思いました
Σz私はリロードをしないわるい作者です)リ 死ぬほど疲れた……
-
(´・ω・`) よーしキチガイゲージを発散しちゃうぞお
-
1.受胎告知
.
-
ナサレの町に、ヨセブという一人の男が住んでいた。
('A`) イキルノマンドクセ ←ヨセブ
ある日、彼は夢をみた。
⊂二⊃
(´・ω・`) 私は天使カプリエルです
⊂二⊃
(´・ω・`) あなたは神の子を生みます
('A`) …は?
⊂二⊃
(´・ω・`) あなたは神の子を生m('A`) いや待てよ
('A`) 神の子を産むってなんなんだよ…第一俺は男だし
-
イ从゚ ー゚ノi、 仏陀とはキリストのあれかな?
イ从゚ ー゚ノi、 支援
-
⊂二⊃
(´・ω・`) …ほう ジュルリ
⊂二⊃
(´・ω・`) それでは、あなたを女にしてあげよう
⊂二⊃
マアコッチコイ (・ω・` )つ(;'A`)) エ、チョット
<アーッ オケツイク!
<アンッ アンッ アンッ アンッ
<トマラナイヨォ (ドピュドピュ)
<ハーッ ハーッ ハーッ ハーッ
朝になった
(-A-)
(っA-)
(;'A`) ガバッ
(;'A`) ゆ、夢か…
だが、ただの夢にしてはケツの穴がヒリヒリとしていた。
(;'A`)
(;'A`)
(;'A`) Oh,Jesus……
ヨセブのケツ穴からはイカ臭い、白濁色の液体が垂れていた。
-
2.戸籍調査
王様が「ぽまいら住民登録のために街にもどれや」と言ったので、ヨセブは故郷のペツレヘムに向かった。
ヨセブのお腹は妊婦のように大きくなっていった。
-
3.生誕
.
-
/ \
\(゚A゚)/ ああああああああ
/ \
\(*゚A゚)/ 出産で…出産のキモチヨサでメスイキしちゃうよぉ!
-
/ \
\(゚A゚)/ えんだあああああああああああああああああああああああああああああ
(^
/ \
\(゚A゚)/ いやああああああああああああああああああああああああああああああ
(^ω
/ \
\(゚A゚)/ うぃるおおおおおるうぇいらぶゆうううううううううう→ううううううう↑ううううううううう→
(^ω^
/ \
\(゚A゚)/ うぃらあああああああああああ→おるうぇえええええいいいい↓
(^ω^
/ \
\(゚∀゚)/ らあゆううううううううううううううううううううううううううううううううう↑↑↑
(^ω^ )
-
いち、に、さん、し、ご、ろく、ななだけ歩いてっと… (^ω^ ))))))))
(^ω^) 天上!
∩ ∩
∪ ∪
(^ω^) 天下!
∪ ∪
∪ ∪
(^ω^) 唯我
∪ ∩
∪ ∪
(^ω^) 独尊!!
∩ ∪
∪ ∪
-
マメ知識
「天上天下唯我独尊」とは、「私たち人間に生まれたときしか果たすことのできないたった一つの目的がある」という意味であって、決して「私がこの世で一番偉い人間である」という意味ではない
-
´
´.
__,,:::========:::,,__
...‐''゙ . ` ´ ´、 ゝ ''‐...
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ノi|lli; i . .;, 、 .,, ` ; 、 .; ´ ;,il||iγ
/゙||lii|li||,;,.il|i;, ; . ., ,li ' ; .` .; il,.;;.:||i .i| :;il|l||;(゙
`;;i|l|li||lll|||il;i:ii,..,.i||l´i,,.;,.. .il `, ,i|;.,l;;:`ii||iil||il||il||l||i|lii゙ゝ
゙゙´`´゙-;il||||il|||li||i||iiii;ilii;lili;||i;;;,,|i;,:,i|liil||ill|||ilill|||ii||lli゙/`゙
´゙`゙⌒ゞ;iill|||lli|llii:;゙|lii|||||l||ilil||i|llii;|;_゙ι´゚゙´`゙
´゙゙´`゙``´゙`゙´``´゙`゙゙´
おわり
-
やばい、マジキチ枠で作ったとはいえ洒落にならないなこれ
-
('A`) うーん…爆発に甘えたクソスレは安易で嫌いです
-
取り敢えず懺悔してこよう
-
イ从゚ ー゚ノi、 一言でまとめると『やべえな』って感じでした。
イ从゚ ー゚ノi、 まさかミックスしてくるとは思わなかった。
-
投票
1位
( ><)秋時雨の朝のようです
2位
僕はモララーのようです
pick up
SARADA
('A`) 以上
-
【感想】
( ><)秋時雨の朝のようです
考えたら負けだなと思いました。物語の繋がりはあるようで全然ない…ワカッテマス君と違い、読者に提示したいものがない(と僕は解釈した)のですが、夢って大体そんなもんですよね。何らかの形になっているはずなのに、冷静に考えると継ぎ接ぎの人形、いや、もっと形を成してないのが夢だと思います。ですから、ツン君は見事にそれを表現したなあと……
-
【感想】
SARADA
最初はシリアスかなって思って読んでいた…と思いきや、いきなりギャグになったのには思わず笑ってしまいました。
会話文以上の地の文のおかしくなり具合が素晴らしい。ここまで大風呂敷を広げておいて、最後どうするのかと思っていたら、序盤のシーンに繋がり、これまた感嘆してしまう…
有りがちな手法といえばそれまでですが、これらを成功させるのってほんっとに難しいんですよね。僕自身痛感しているのでよく分かります。
まだ一通りしか読んでいないので細かい部分には言及出来ないのですが、とにかく素晴らしかった。
-
【感想】
(゚、゚トソン 夢のまた夢のようです ミセ゚ー゚)リ从'ー'从('、`川从 ゚∀从
はいはいミセトソミセトソ。aaのカプって最早実家のような安心感さえありますよね。
やっぱスニフィ君はaaの使い方が上手い。感情やふいんき(ryをaaで表現するなんてブーン系の基本のキな訳ですが、まー難しい。僕なんかすぐ地の文に頼る傾向にあるので、その能力は本当に羨ましい限りです。
今回は割と訳の分からない作品が大半を閉めているので、お口直しによろしい一作だなと。
-
('A`) 以上と言ったがあれは嘘だ
( ><)秋時雨の朝のようですについて
('A`) 俺はこの話、読者に提示したいものはあると思う
('A`) これはいわゆる表現主義に当たる
('A`) 表現主義の根底にあるのは非論理的なものだ
('A`) つまりこの世界は論理などでは到底説明できないという考えがあり
('A`) 世界を動かす力は既存の論理や理屈では到底捉えられない
('A`) それをどうにか捕まえてそのさまを出力する
('A`) 多分これはホスピスか何かに収容されて回復の見込みが薄い難病の子供達が見る夢
('A`) それは、治療のための薬の影響か、幼少期の特有の世界の捉え方か、あるいは夢か
('A`) そういったものが渾然一体となって、論理では捉えきれない世界が展開する
('A`) その中で彼らは再生する
('A`) 勿論、精神的に
('A`) だがその過程にはっきりとした理屈やわかりやすい論理はない
('A`) そんな物は幻想なのだ、分かりやすい解や過程、因果関係なんてものは
('A`) 作り物の中にしか無い空虚な空想だ
('A`) 現実では突然恋に落ちたり、日々の出来事は脈絡なく我々の前に現れ、難病にかかることに理由など無い
('A`) あるのは圧倒的な力で我々を矮小化する世界、捉えようもない現実、その力の奔流だけだ
('A`) その荒波の中で彼らは再生する
('A`) 提示したいものはその様そのものだ
('A`) この見解がどれほど合ってるかは知らんが、はっきり言って今回の中では群を抜いてる
-
投票
1位 イ从゚ ー゚ノi、 ◆U.Ze.JZ4Hs『SARADA』
>>244で、僕は「銀ちゃんは近い将来に素晴らしい作品を書き上げる」と予言しました。見事的中。やったね。何様なんだって話ですよね。ショボーン様です。失礼しました。
2位 ξ゚⊿゚)ξ◆IU1nsGpajk『( ><)秋時雨の朝のようです』
pick up
( <●><●>) ◆CNITCpldAs『 僕はモララーのようです』
もっと作中で説明がされていれば順位は変わったかもしれない…
解説楽しみにしてます。
Σz ^ー )リ ◆ij8xCb.PrY『(゚、゚トソン 夢のまた夢のようです ミセ゚ー゚)リ从'ー'从('、`川从 ゚∀从』
【寸評】
『将来の夢』みたいな使い方をした人がいなかったことが驚き。
なんやかんやで5作品投下されて、良かったなあと。
-
【第9回品評会テーマ】『夢』
【作品提出期間】『2019年2月1日〜2019年2月20日』
【投票・感想期間】『2019年2月21〜2019年2月25日』
>>355‐368
( <●><●>)[文戟中]◆CNITCpldAs
【僕はモララーのようです】
>>391‐417
ξ゚⊿゚)ξ[文戟中]◆IU1nsGpajk
【( ><)秋時雨の朝のようです】
>>438‐497
イ从゚ ー゚ノi、[文戟中]◆U.Ze.JZ4Hs
【SARADA】
>>502‐534
Σz ゚ー )リ[文戟中]◆ij8xCb.PrY
【(゚、゚トソン 夢のまた夢のようです ミセ゚ー゚)リ从'ー'从('、`川从 ゚∀从】
>>538‐548
(´・ω・`) ◆4fW30b.lZU
【タイトル不明】
-
ξ゚⊿゚)ξ おはよ
ξ゚⊿゚)ξ もう投票始まってるけど、一応……
ξ゚⊿゚)ξ タイトル等抜けてる点があればおねがいします
-
>>559
( <●><●>)「まとめありがとうございます」
-
《投票》
【第一位】ξ゚⊿゚)ξ[文戟中]◆IU1nsGpajk【( ><)秋時雨の朝のようです】
夢の世界特有のフワフワとした感覚とみょうちきりんなのに妙に説得力のある『夢』らしい作品でした。
幼い頃に絵本を読んでいた時のようなワクワク感。
最後まで、その綺麗で奇妙な世界観の絵が頭の中で動き続けていました。
人の想像力を叩き起こす文章とふんわりとした絵柄の世界観。
ほんとに作風の幅広すぎません?
ボクが描いた夢と正反対の夢を描いたこの作品がボクは一等好きでした。
【第二位】Σz ゚ー )リ[文戟中]◆ij8xCb.PrY【(゚、゚トソン 夢のまた夢のようです ミセ゚ー゚)リ从'ー'从('、`川从 ゚∀从】
テーマがテーマなだけに、今回は難解な作品が多かったです。
その中でこの作品は、夢を作品のメインとしてではなくて、あくまでもエッセンスとして上手に使っていたと思います。
終わりのまとめ方も好きでした。
【pickup】
( <●><●>)[文戟中]◆CNITCpldAs【僕はモララーのようです】
難解に見えて実はしっかりと情報開示をされていましたね。
雰囲気を作るためでしょうか?それとも叙述トリックのような効果を狙ったのでしょうか?
敢えて、顔文字を使わずに進行したことが今回は裏目に出たのかもしれません。
ワカッテマスさんが書く文章は、
(´・ω・`) ◆4fW30b.lZU【タイトル不明】
ヤバい。一言で言うとそれしかありません。
ただ、爆破オチにつなげるのであれば、もっとぶっ飛んでもよかったのかも……。
このスレを書くために調べたのか、それとも元々詳しい方なのでしょうか?
分かりませんが、ちゃんと右脇から生まれていたことをボクは評価したいです。
ショボーンくんなら簡単に、甘茶でスプラトゥーンしたり、最後に爆発したことで世界中の人の脇から悪魔の子どもが生まれるバイオハザードが起きるぐらいのネタを思いつく気がします。
次に期待してます。
【寸評】
夢って色々ありますよね。皆さんの夢は何ですか?
ボクは有名になりたかった。そのためにガメラになりたかったのを覚えています。
ガメラになって何をしたかったのかは覚えていません。
でも、切実にガメラになりたくて、毎日牛乳を2リットル以上飲んでいました。
今回は将来の夢についての話を書こうか、すごく迷いました。
でも、ボクはガメラになりたかった人なので、その後の夢も当然まともじゃありません。
なので、将来の夢を叶えるというイメージが持てませんでした。
色々考えた末、ツンちゃんに勝つなら、こっちだと思いました。
後は自作語りで語ります。
-
ξ゚⊿゚)ξ「ツンデレの投票タイムよ〜」
●1位
イ从゚ ー゚ノi、[文戟中]◆U.Ze.JZ4Hs
【SARADA】
まさに作品に夢中にさせる力が、あるのだと思う
日常シーンから、ストーリーの核へ。そこから熱い部分にギャグテイストで切り込んだところで才能のほとばしりを感じたわ
ギャグから狂気へのスライドもすばらしい
曇りのない狂気を孕んだ地文のパレードには興奮した
個人的には“パプリカ”を思い起こしたわ
普通なら血の通わない部分にまで、エネルギーが行き渡って、余すことなくあなたのものになっていたと思う
あなたが前作を越えて、私の前に立ちはだかる事は確信していました
面白かったです、良い夢をありがとう
──
●2位
( <●><●>)[文戟中]◆CNITCpldAs
【僕はモララーのようです】
挑戦状をちらつかせたような緊張感
矢継ぎ早に情報が出されるテンポ
ん?まてよ、と浮かんだ時にすぐに目が届く機能性
短くシンプルな作りはそれらに耐えうるものだったと思えたわ
ただ、こうかしら?って所にはたどり着くんだけど、確信までにはいたらない……痒いところに手がとどかない……
でも答えはこの中にあるんだという事は確信できた
だからこそ悩み抜けたわ
-
●Pick up
Σz ゚ー )リ[文戟中]◆ij8xCb.PrY
【(゚、゚トソン 夢のまた夢のようです ミセ゚ー゚)リ从'ー'从('、`川从 ゚∀从】
導入からタイトル、締めまで熱量が保たれていて、心地よい安定感があるわ
そのベースが良かったから、図を作ったら中々アレな恋模様を、コミカルに演出しきれたのだと思う
そして微睡みのような、二人の関係を見守りたいと思えるエンドも好き
あとAAの使い方もそうだけど、セリフをまわす配分がとても良かったと思う
なにより楽しかったわ!
──
(´・ω・`) ◆4fW30b.lZU
【タイトル不明】
やばいと思ったが、画面から逃げられなかった
スニフィの甘い夢の余韻があまりにもあまりにもあまりにも無惨に霧散した
それほどの力だった、神は死んだ
ホットな百合からのクソホモのコンボ……ひどい、ひどすぎる
悪夢のサプライズ
まさかの五作目、本当に乙でした
-
●寸評
夢が現実を変えることはないけど、夢は人を変えるかもしれない
その人は、現実を変えるかもしれない
そんな変化やエネルギーで評価を検討してみました
見る夢も、叶える夢も過去から生まれて、明日を予感させる
死の眠りは夢を見せない、諦めた人間は夢を見ない
夢見るというのは、生の特権で、今回私は負けない努力をしました
奇妙で、力強い作品が揃っていて楽しかったわ
-
('A`) hey!ツン
('A`) もし良ければ次、俺と文戟しないか?
('A`) 俺は口先だけの男だが…
('A`) 戦ってみたくなった
-
>>566
ξ ^⊿^)ξ もちろんよ!喜んで受けさせて!
ξ ゚ー゚)ξ あなたは勝負を軽んじる人ではないって、私は思っている
ξ ^ー^)ξ 決戦の第11回、楽しみにしているわ
-
('A`) なかなか痛いところをついてくるな…
('A`) …ドクオは勝負を重んじる男だったはずなのです
('A`) でも膝に矢を受けてしまってな…
('A`) まずはその矢を抜くことから始めようと思う
('A`) 第十回でファッキンクソ野郎をブッ潰してな
-
ξ ^⊿^)ξ あなたに挑まれたことを、光栄に思うわ、よろしくお願いします
ξ ^⊿^)ξb
-
( <●><●>)「私は名前欄に【文戟中】を入れない悪いAAですが、投票と感想投下します」
【第一位】ξ゚⊿゚)ξ[文戟中]◆IU1nsGpajk
【( ><)秋時雨の朝のようです】
【感想】
考えれば考えるほど分からなくなって面白かったです。
何かの災害か事故で溺れた子の話なんでしょうか。
車を連想させるワードも出てたので交通事故かとも思いました。多分、空想の一部でしょうが。
(赤いランプをチカチカさせる火星、ヘッドライトで闇を裂く金星、3色に点めつする木星のえい星。)
誰かの人格が( ><)( <●><●>)(*‘ω‘ *)に分かれて、
それらが集まってどこかで眠っている誰かが目覚める話、なのかなぁ。それぞれ自分を探してるっぽいんだよなぁ。
冒頭の部屋に望遠鏡と恐竜図鑑があって、ぼくとボクの使い分けもあるし、解説が楽しみです。
世界観と文章の作りが好みでした。様々な解釈を匂わせているのも好きです。
感想としては蛇足ですが、私は精神世界の旅を夢という形でしている作品だと解釈しました。
【第二位】イ从゚ ー゚ノi、[文戟中]◆U.Ze.JZ4Hs
【SARADA】
【感想】
語彙力の塊過ぎて全私が嫉妬した。
語彙の豊富さと言葉の組み合わせが絶妙で、読みやすいのが良かったです。
ここまで吹っ切れたもの出されると気持ちが良いというか、……良いですね!!(語彙力)
( ^ω^)と('A`)のキメ台詞である「「バイぜ」」は来世=一巡した世界でまた会おうってことですね。
いやー、これは名推理決めちゃったかな?(ガバ論理)
-
Σz ゚ー )リ[文戟中]◆ij8xCb.PrY
【(゚、゚トソン 夢のまた夢のようです ミセ゚ー゚)リ从'ー'从('、`川从 ゚∀从】
【感想】
テンポ良く話が進むので読みやすかったです。
話の展開も恋敵(?)が次々出てくることで一つ一つ答え合わせ的に進んでいくので、起承転結がはっきりしていました。
表情がころころ変わる4コマ漫画的な雰囲気とキャラクターの日常感が素晴らしい作品だと思います。
(´・ω・`) ◆4fW30b.lZU
【タイトル不明】
【感想】
そうきたか〜〜〜って感じです。
お告げ、夢でお告げかぁ……。成程なぁ……。
そこからの怒涛の展開、目が離せませんでした!!
ある意味吹っ切れた作品なので尊敬します!!!
【寸評】
20日は(お題が良くなかったかな……)なんてガチへこみしてましたが、皆さん書いててくれて嬉しかったです。
想像以上に難解な作品出てきて、凄いなぁって思いながら読んでました。
話を纏めるより広げる方が難しいと改めて認識しましたので、今後も研鑽できればと思います。
-
投票
1位
イ从゚ ー゚ノi、[文戟中]◆U.Ze.JZ4Hs
【SARADA】
2位
Σz ゚ー )リ[文戟中]◆ij8xCb.PrY
【(゚、゚トソン 夢のまた夢のようです ミセ゚ー゚)リ从'ー'从('、`川从 ゚∀从】
pick up
(´・ω・`) ◆4fW30b.lZU
【タイトル不明】
川 ゚ -゚) マジキチ好きなのでショボンがマジキチ枠を埋めてくれて嬉しいよ
川 ^ -^)これからも頼むよ
-
Σz ゚ー )リ 投票今日までって失念しとったわい!取り急ぎだわい!
【一位】
(´・ω・`) ◆4fW30b.lZU【タイトル不明】
・中々興味深い作品だったわい!
【二位】
イ从゚ ー゚ノi、[文戟中]◆U.Ze.JZ4Hs【SARADA】
・地の文の推移が美味しく食べられたわい!
-
(´・ω・`) んじゃ自分語り
(´・ω・`) えーと…銀ちゃんは鋭いというか何というか…
(´・ω・`) 実は今回のお話、完成形ではなく、>>547の後にもう少し続くんだよね
(´・ω・`) 酒を飲んで他の作者の投下を見てたら、急にインスピレーションが湧いてきて、下書きも禄にせずに投下をし始めたら、急に冷静になって「やべえよ…やべえよ…」状態に
(´・ω・`) チキンハートな僕は安易な爆発に走りましたとさ
(´・ω・`) 神と仏を愚弄しといて、マジキチの神に対しても満足のいく作品を献呈出来ないのは戴けないから、キューちゃん板で近いうちに完成版を投下するよ
(´・ω・`) キリスト教については元々多少の知識があってね、だからこそインスピレーションがすぐに湧いてその後「やべえよ」ってなったんだけど
(´・ω・`) 一応正しい流れを次のレスで簡単に紹介しようかね
-
ガブリエル「あなたは神の子を産みます」
マリア「何故?私は男の人を知らない(セックスしたことがない)のに」
ガブリエル「神に不可能はない」
マリア「分かりました」
後日
ヨセフ「マリアが妊娠してる…?バレるとマリアは殺されるし別れるか」
ヨセフの夢にて
天使、「マリアの子は神の子だから安心しろ」
ヨセフ「分かりました」
(´・ω・`) 1を正しく簡単に書くとこんな感じ?
(´・ω・`) 2の戸籍調査(=住民登録)は聖書通りで、ヨセフの故郷ベツレヘムにマリアと向かう
(´・ω・`) 3.家畜小屋で出産
(´・ω・`) マタイによる福音書とルカによる福音書がごっちゃになってたりするけどこんな説明でいい…はず……
-
【第9回品評会結果発表】
【第一位】8pt_(22121)
イ从゚ ー゚ノi、[文戟中]◆U.Ze.JZ4Hs
【SARADA】
【第二位】7pt_(2122)
ξ゚⊿゚)ξ[文戟中]◆IU1nsGpajk
【( ><)秋時雨の朝のようです】
【第三位】2pt_(11)
( <●><●>)[文戟中]◆CNITCpldAs
【僕はモララーのようです】
【第三位】2pt_(11)
Σz ゚ー )リ[文戟中]◆ij8xCb.PrY
【(゚、゚トソン 夢のまた夢のようです ミセ゚ー゚)リ从'ー'从('、`川从 ゚∀从】
【第三位】2pt_(2)
(´・ω・`) ◆4fW30b.lZU
【タイトル不明】
-
【第9回優勝者発表】
第9回品評会の優勝者は……
イ从゚ ー゚ノi、◆U.Ze.JZ4Hs
【SARADA】
となります!
狐娘は26日以内にテーマの発表を行ってください
【第10回品評開催期間】
2019年3月1日〜2019年3月20日
-
【文戟結果発表】
第一試合
イ从゚ ー゚ノi、◆U.Ze.JZ4Hs
【SARADA】22121_8pt
VS
ξ゚⊿゚)ξ◆IU1nsGpajk
【( ><)秋時雨の朝のようです】2122_7pt
狐娘の勝利です
よって、狐娘はツンの7ptを獲得します
-
第二試合
Σz ゚ー )リ◆ij8xCb.PrY
【(゚、゚トソン 夢のまた夢のようです ミセ゚ー゚)リ从'ー'从('、`川从 ゚∀从】11_2pt
VS
( ・∀ ∀・)◆EnVvubdKUg
【──】─
スニフィの不戦勝となります
-
第三試合
( <●><●>)◆CNITCpldAs
【僕はモララーのようです】11_2pt
VS
('A`) ◆AMmdHNyQPk
【──】─
ワカッテマスの不戦勝となります
-
・【0P】从 ゚∀从 【第二挺】◆ogHcBy0QF6
・【0P】(*゚ー゚) ◆4hjDojWtys
・【0P】▼・ェ・▼ ◆a7eydlwZI.
・【0P】(・∀ ・) 【第三挺】◆evfltpoFGo
・【0P】(´・_ゝ・`)【第一挺】 ◆lqtlYOyuz2
・【0P】<_プー゚)フ ◆AwmE0lJ56w
・【0P】( ><) ◆wHcop5D7zg
・【0P】('、`*川 ◆tKLHNhuUIo
・【0P】ミセ*゚ー゚)リ ◆.B6BIc9Qqw
・【0P】J( 'ー`)し ◆nL4PVlGg8I
・【0P】(-_-) ◆q/W4ByA50w
・【0P】( ´_ゝ`) ◆GmbTh14.y.
・【0P】(-@∀@) ◆q5Dei.01W6
・【0P】o川*゚ー゚)o ◆r65.OITGFA
・【2P】Σz ゚ー )リ◆ij8xCb.PrY
・【15P】イ从゚ ー゚ノi、 ◆U.Ze.JZ4Hs
・【0P】(*‘ω‘ *) ◆pYMCMYBATY
・【3P】(´・ω・`) ◆4fW30b.lZU
・【0P】从'ー'从 ◆qblPUItam.
・【0P】( ・∀ ∀・)◆EnVvubdKUg
・【0P】ξ゚⊿゚)ξ ◆IU1nsGpajk
・【7P】( ・`ー・´) ◆BIc1.HXbFU
・【0P】('A`) ◆AMmdHNyQPk
・【2P】川 ゚ -゚) ◆c.qQuXxMoQ
・【10P】( <●><●>) ◆CNITCpldAs
-
集計してみましたご査収ください
間違い等あればおねがいします
ξ゚⊿゚)ξ「皆さんお疲れさまでした!」
ξ ^⊿^)ξ「そして銀ちゃんおめでとう!」
つと
ξ ^⊿^)ξ「同じ舞台で、この作品と殴り合えたことを誇らしく思うわ!なによりあの日、見捨てないでくれてありがとうね」
ξ゚⊿゚)ξ「悔しくないって言えば嘘になるけど……今回の後悔はないです」
ξ ^⊿^)ξ「なによりそれに、好きな作品が1位になるのは嬉しいからね!」
ξ゚⊿゚)ξ「自作語り楽しみにしているわ!」
-
(´・ω・`) わー自分語りに夢中で集計を忘れてた
(´・ω・`) なんて悪いaaなんでしょう
(´・ω・`) ツン君には深謝します
-
イ从゚ ー゚ノi、 ツンちゃん。集計ありがとう。
イ从゚ ー゚ノi、 ボクのわがままに二度も付き合ってくれて、本当にありがとう。
イ从゚ ー゚ノi、 さて『第10回品評会テーマ』は『本』です。
イ从゚ ー゚ノi、 皆さんのぶっ飛んだ発想、楽しみにしてます。
-
Σz ゚ー )リ いやー面白かったんだな
Σz ゚ー )リ ひさびさにガッツリ書けたし個人的にも満足の品評会だったんだな
Σz ゚ー )リ ツンちゃんも投票関連のまとめお疲れ様なんだな
Σz ゚ー )リ
Σz ゚ー )リ 作品が気になってるからワカッテマスの解説が聞きたいんだな
Σz ゚ー )リ あとドックン、殺り合いの条件はどないするんだな?
Σz ゚ー )リ そちらが勝利した際にこっちに要求するものを聞きたいんだな
Σz ゚ー )リ 今回は特別に基本文戟ルール以外で滾るものを賭けたい気分なんだな
-
イ从゚ ー゚ノi、 今回の詳しい自作語りは明後日くらいにさせてね。
イ从゚ ー゚ノi、 もっと変なもの「狂気」を書きたい。
イ从゚ ー゚ノi、 とか思って四徹した後に仕上げたよ。
イ从゚ ー゚ノi、 今回の作品は色んなところに歌詞や小ネタを挟んでいるので、探してみてね。
-
('A`) 文戟ルール以外って、例えば?
('A`) 俺は別にお前にして欲しいことなんて無いんだけど
('A`) 俺に必要なのは勝利の事実だけだから
('A`) でもまあそれで燃えないのなら勝っても仕方ないので
('A`) 滾るようなものを賭けるのはいいぜ
('A`) で、最初に戻るが
('A`) それは何?
-
Σz ゚ー )リ 【◆AMmdHNyQPkに『4〜6月の間、◆ij8xCb.PrYとAAを交換し、開催される品評会全てに参加する』という努力義務を課す権利】とか欲しい
Σz ゚ー )リ 【◆AMmdHNyQPkの顔を一度だけ変更する権利】とかも良い
Σz ゚ー )リ 勝利した暁にはドックンに何かしらの形を刻みたいわァ〜ん
Σz ゚ー )リ と思うから、同レベルの要求をしてくれても全然飲むし要求のグレードを下げた方が良いなら下げるぜ
-
('A`) うーん、思ったよりつまらない提案…
('A`) そのどっちも、お前がやっても俺は全く得しない
('A`) お前の話大して好きじゃないか書いてもらっても別にだし
('A`) AAが変わったところでどうでもいい
('A`) 他にもっと熱く燃え上がるようなのはないのかね?
-
…これとりあえずドクオに文戟申し込めばノーリスクでポイント貰えるのでは?と思いついたけど受けない確率の方が高いから参加賞がわりにはできないね。世の中そう甘くはない。
-
('A`) 言ってる意味が分からないんだけど
('A`) なぜ俺がポイントが無限に湧き出る便利なツボを持ってる事になってるのか
('A`) まさかこの程度の理解力のやつがブーン系ではボリューム層なわけ?
('A`) そんな奴でも理解できるような話を書く自信俺にはないぜ
-
受けて、投下しなくてもなにもペナルティないもんな
-
('A`) そうそうノーペナだから俺からは取れないんだよ
('A`) しかも持ち点が0だから罰則を設けたところで搾り取ることもできない
('A`) 次回獲得分を賭ける文戟はノーリスクで逃げれて、逃げられたら相手はノーリターンだって
('A`) わざわざキケイとやる前に説明しただろ
-
そーなんだよねぇ
正直戦いたいだけだし普通の文戟ルールでやるって決めるのが早いんだけどさ…
二回目だからどうせならなーんか特別が欲しいのよ
-
言われてみると確かに俺の言い方が悪かったから訂正するわ。
名指しで文戟申し込めば断りづらいと言ってたし、しかも品評会への参加率低いから不戦勝しやすくて低リスクでポイント稼げるんじゃね?と思ったけど、文戟しかけてもあまり乗ってこないし、そもそも参加率低くてポイント持ってないから稼ぎには使えないね。
-
( <●><●>)「空気を読まず、自作品語りしていきます」
精神医学の知識は皆無に等しいので、こうなるだろうなぁという感じで書きました。
物語としては、家族との関係に軋轢のある内向的な青年ドクオという人物が居て、家族を殺害。
殺害後、家に火をつけたのですが、現実を受け止められず、元々持っていた消滅願望が強くなる。
(彼は無意識に肉体的な消滅は望まず、精神的な消滅を望みます)
これにより、第二の人格(以後、モララー)が誕生します。
その後、駆け付けた警察に捕まり、一ヶ月程拘留されます。(搔い摘んだ知識です)
留置所で過ごしている間にモララーが成長し、ドクオの知識を学び始めます。
(学ぶ=成長。成長の象徴として歩いているという描写を選択。
その描写で人生を語る=人格として完成されつつある)
モララーはドクオの精神を歩き、人と出会います。
そして、彼は人を学び、人との会話で更に知識を得ます。
その最終段階として、彼はドクオと出会い、名前を貰います。
これにより、彼は主人格になる資格を得ました。
ドクオがモララーと出会ったときに記憶が希薄なのは、
モララーが占める精神の割合が増え、自身の割合が減ったからです。
しかし、死ぬ前にすることを思い出し、人格に名前を付け、自身は消滅しました。
この際、モララーは大振りのナイフでドクオを殺害しましたが、これは無意識に行いました。
主人格であるドクオが望んでいたからです。
-
('A`) 言っておくが名指しの文戟を断ったのは一回だけで
('A`) 理由は二回続けて同じ相手だったから
('A`) 俺はこれまでの参加者で誰よりも文戟してる男だぜ
('A`) 文戟に乗ってこない? 何を寝ぼけてるんだ?
('A`) それはさておきスニフィ、特別な何かと言われてもな
('A`) 特別なものを賭けるのに異論は無いがこれと言ったアイデアが思い浮かばなくてな
-
ドクオは自分を罰したい気持ちがあり、カッとなって家族を殺害しましたが、
自分がそうなるべきだったという後悔を持っているため、
他者に殺され、炎に焼かれるという、家族と同じ死に方を選びました。
モララーが家族殺しなどの記憶を持っていないのは、
ドクオが嫌いな自分の部分を持って消えたことになります。
(人生において大きな失敗の記憶や大きな後悔など)
二人の仕草に関しては、人格の記憶というより、身体の記憶だと思いますので、似通わせました。
その描写でモララーがドクオに嫌悪を覚えますが、理由はドクオが自身を嫌っている為です。
ドクオから生まれたので嫌悪する対象も受け継ぎました。
当初は>>381で推測されているように、
ドクオとモララーが交互に身体の主導権を握っていることにしようと考えていた為、
----------
違う。僕の名前は。
('A`)「――僕はモララー」
----------
上記の部分は、
----------
違う。何度言えば分かるんだ。僕の名前は。
('A`)「――僕はモララー」
----------
と、するつもりでした。
-
しかし、そうしますと、モララーの中にドクオが居続ける共生エンドも有り得た為、削りました。
ドクオが死ぬことで、モララーは主人格になり、身体の主導権を得たという話です。
作中で何故、この辺りを描写しなかったかと言いますと、主人公はモララーだからです。
( <●><●>)幸せの作り方のようですのように、ドクオ視点を設けることも考えましたが、完全に蛇足な為、削りました。
この作品の主体はモララーの夢であり、ドクオの現実では無いからです。
最後にだけ('A`)の顔を付けたのは、AAは顔であり=身体なので、身体の主導権を得たという意味合いで付けました。
>>381の推測は概ね当たっていますし、明確な答えを用意した作品ではないので、解釈を書いて頂いて嬉しかったです。
以上です。
-
('A`) うーん、俺の読解力もまだまだ捨てたものではないな
('A`) ただショボンとかの分かりにくいという声も正しいと俺は思う
('A`) 俺がこの話をするりと理解できたのは
('A`) 前書いた話で人格交代をちょっと扱ったから
('A`) だからピンときた
('A`) ではなぜレスしたかというと
('A`) よく分からないって感想が続いた後で
('A`) まあ理解できる人間が居たってことを表明して損はないと思ったから
('A`) 特に作者にとっては
-
ドクオちゃんやるじゃん
-
Σz ゚ー )リ (言う時言わねえと伝わんねえよな…)
Σz ゚ー )リ とりあえず【ドックンの第十回獲得ptの半分】と【俺の所持+第十回獲得pt全て】で取り合うか
Σz ゚ー )リ 正式に【('A`) ◆AMmdHNyQPk】に【文戟を申し込む】
-
('A`) お前さあ…
('A`) このスレに居るやつって記憶力がないわけ?
('A`) それとも俺が抜群の記憶力持ちなのか?
('A`) 俺はもう2ヶ月位前にAAを賭けてお前に挑戦してるわけ
('A`) でお前が9回にキケイとやるから10回になったわけよ
('A`) つまり挑んだのは俺で、賭けてるのはAAなんだよ!
('A`) そこにもっと条件を加えようやって話だろおん?
('A`) もういいや面倒だからお前の条件でいいよ
('A`) ただし、最初のやつな
('A`) 勝ったら相手のAAを任意に変更できる+4〜6月は品評会強制参加
('A`) 俺にはメリット無いけど、俺は逆境のが燃えるから
-
えへへ
よろしくね
-
ドクオが糞雑魚ナメクジだから文戟申し込めば楽勝で勝てるって意味でノーリスクなのかと思った
-
('A`) そう思うなら試してみるか?
-
川 ゚ -゚) 集計等いつもありがとう。そして狐おめでとう。
川 ゚ -゚) (このスレ開くたびに少年漫画してるなあ)
-
イ从゚ ー゚ノi、 クーちゃんありがと。
イ从゚ ー゚ノi、 ほんそれ。
-
イ从゚ ー゚ノi、 一つ聞きたいんだけど、皆は今回のボクの作品を読んで、物語の流れを掴めた?
イ从゚ ー゚ノi、 自分で読み返してて気になって…。
イ从゚ ー゚ノi、 皆がどう解釈したのか知れたら嬉しいな。
-
最高
-
('A`) 僕はモララーについて
('A`) えー、そういうわけで華麗な読解力を披露した俺が
('A`) この話を理解した上で感想めいた何かを言うとすれば
('A`) この話一体何の話だろう?
('A`) 勿論、人格モララーの主観経験ではある
('A`) でもそれを通じて僕らは何を見れば良いのだろう
('A`) その経験を我々も追体験するべきなのか
('A`) しかし、それは難しい
('A`) なぜなら我々とモララーに接点がなさすぎるから
('A`) 追体験は読者がその立場に立たなければ成立しない
('A`) 所謂、同一化とかその先の感情移入とか言われる現象である
('A`) そのためにはキャラクターの何かに対して
('A`) 読み手が「私も同じだ」と考えなければならない
('A`) 例えば、置かれた状況、何かの出来事に対しての行動・思考・感情、あるいは立場等で
('A`) ここでは私達にまるで関係ない出来事が展開していて
('A`) 我々はガラス越しにそれを眺めている
('A`) 話を理解した先が物足りないんだよね
('A`) 例えば読み終わっても我々はモララーのパーソナリティについて何も知らない
('A`) ドクオも同じでどういう人間だったのか全く分からない
-
('A`) 勿論、登場人物なんていうものは作劇上の必要性だけで生じた記号に過ぎない
('A`) というような話もあるから一概にこれが悪いわけではないけど
('A`) この話は、少し違うと思う
('A`) 恐らく作者は現象そのものを見て欲しいんだと思う
('A`) シンプルな筋立てはストーリーの起伏が主眼ではないことを示唆するし
('A`) キャラクターの背景や味付けのなさはキャラがメインじゃないってことだ
('A`) つまりモララーの主観経験そのものを見て欲しい
('A`) しかし、それだけでは読者はそこに接続していけない
('A`) この現象について何かを考える余地があまりない
('A`) ただそこを通過していくだけになってしまう
('A`) そして通過している間も追体験のような濃厚さではない
('A`) 作者は寸評でまとめることより広げることの難しさを言っていたが
('A`) この作風なら複雑化や拡張よりも
('A`) 深化させるのが良いと思う
-
('A`) つまり、もっとこの現象の隅々まで入念に「こうなるだろう」っていう思考と観察を推し進めて
('A`) この現象があたかも我々の目の前で起こっているかのように
('A`) そこにいる登場人物を大して知らなくても
('A`) 彼らの感情や感覚が伝わるような迫真さ
('A`) それを通じて我々がこの話に接続していく
('A`) そういった物があればもっと良かったなあと思います
('A`) 参考になるかもしれない話としてアンソニー・ドーアの短編集であるシェル・コレクターとメモリーウォールをおすすめします
('A`) もしかすると全く参考にならないかもしれません
-
('A`) えー、ツンの話や狐娘の話についても
('A`) 感想みたいな何かを書きたいのは山々だけど
('A`) ぶっちゃけ今回は諸般の事情で時間が惜しいので許したまえ
('A`) もしかしたらツンの話については書くかもしれない
-
( <●><●>)「感想ありがとうございます」
話の深化に関しては、
今回の作品に関しては雰囲気を夢という掴みどころの無いけど、
妙に現実味があるというところを意識しました。
なので、細かい描写は省きました。
入り込めるお話にするつもりは無かったので、
ガラス越しに眺めているといったご指摘は、的を射ています。
話を理解した先が物足りないという部分はその通りだと思います。
感情移入しやすい話作りは前回の作品で心掛けたつもりです。
私は話の広げ方が上手くないので、
読者を惹きつける魅力が薄いかと思い、広げるのが難しいといったコメントをしました。
ドクオを主人公にして、より緻密な描写から夢を絡ませた方が、
お話の厚みが出て、面白かったかもしれないと思います。
自作品語りをした後で欲しいご指摘をくださり、ありがとうございます。
-
(´・ω・`) 今回の作品の完成版できた
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/22495/1551284049/
(´・ω・`) 今月中に銀ちゃんに向けて感想かくから待機しといて
(´・ω・`) なんか色々とキツかった
-
>>616
( <●><●>)「乙です」
( <●><●>)「私には分からない世界だった……」
-
ξ゚⊿゚)ξ ツンデレの反省レポートよ〜
反省点
・“わかんなくて大丈夫”という安心感が足りない
・導入が悪い
・投下するファイルを間違えた(今回は評価に影響なかったけど)
・山場等の物語としての特性がイマイチ
・ついてけねぇ感が払拭できなかった
ξ゚⊿゚)ξ 他にも反省点募集中よ〜
注意した点(できたとは言っていない)
・あくまでただの夢である事(特に走馬灯系の勘違いを誘発させるのはNG)
・夢が現実に干渉しない
・表現を無機質な物にさせない
・“意味不明かつ理不尽”であっても“ついていけない”であってはならない
ξ゚⊿゚)ξ 考えるな!まかせろ!って話でしたが、安心してもらうには力量不足でした、精進します
ξ゚⊿゚)ξ わかんなくても楽しい!ってなる努力はしたつもりだけど……やっぱり難しいわ、書いてる方はめちゃ楽しかったけど
ξ゚⊿゚)ξ
ξ゚⊿゚)ξ 雰囲気の中から明るい予感を感じ取って貰えたら嬉しいわ
ξ゚⊿゚)ξ ……
-
ξ゚⊿゚)ξ あんまりこっち方面の解説は……今回は作風が作風なんで……塩梅がわかんないけど……
夢の持ち主は
ありとあらゆる未来現在過去に疲弊している
そして自分自身に疲弊し、存在や価値、意味を見失っている
それらが鬱屈して混じりあって夢になる
夢は現実から生まれてはいるものの、現実での価値を失い、すべてが等しく無垢で理屈をとどめていない
で、夢がさめて現実は何も変わってないけど、なんかちょっと前向き?元気?な朝になった
ξ゚⊿゚)ξ って感じよ
ξ゚⊿゚)ξ ……
ξ゚⊿゚)ξ 今までの全てを取り上げられて、でも新しい友達ができて、色んな話を聞いてそれは楽しかったんじゃないでしょうか
ξ゚⊿゚)ξ なのに自分だけもっと大きな病院に移される、治るわけでもないのに、なんて
ξ゚⊿゚)ξ まぁ現実でどうこうって話じゃないんでそこらは作品でも解説でもエッセンス程度に
ξ゚⊿゚)ξ ……
ξ゚⊿゚)ξ ドクオとワカッテマスの見解はメッチャクチャ鋭いです
ξ゚⊿゚)ξ よくあんなにうまく言葉にできるなぁと度肝を抜かれました
ξ゚⊿゚)ξ みんな読んでくれてありがとね
ξ゚⊿゚)ξ 2月は短い!
-
>>609
(´・ω・`) 読解力の低い勢力筆頭の僕から言わせていただくと、話の大筋は理解することができた。
(´・ω・`) ただ細かい部分となると…
(´^ω^`) ぼくちんじぇーんじぇーんわかんなかったぁー
(´・ω・`) まあ今回のお題は夢なんだし、それはそれで良いんじゃない?(責任転嫁)
(´・ω・`) ……これは僕の好みなんだけど、今回の銀ちゃんの話は、接着剤でくっつけたような箇所があったかな。
(´・ω・`) 特に、ブーンがノートに色々書き込むくだりなんかは強引だなあと思ったんだよね。
(´・ω・`) 地の文の勢いと狂気で満足していた僕ですが、より話の内容に重点を置いたバージョンも読みたいと読み返してて思いました。
-
>>619
('A`) まあ…自分で言うのもあれだが…
('A`) ぶっちゃけ俺は書くより読む方のが得意だから
('A`) ちょと悲しいけど…多少は鋭いところも見せていかないとね?
('A`) ツンの話について少し語るなら
('A`) 作中の現実世界を夢中とは別に描写したほうが良かったかもしれない
('A`) 作者は基本的に、本文で書かれない背景や経緯など全ての情報を持っている
('A`) (勿論、作者自身決めてない部分も話にはあるけど、決めてないということを知っている)
('A`) だからこういう話の場合
('A`) そういう背景や経緯を前提に本文の効果が生まれてるということを忘れやすい
('A`) 忘れていなくても、どこまでを見せれば十全に効果が出るかと判断するのは非常に難しい
('A`) なぜなら作者はもう全部の情報を知ってしまって、その上で本文を認識してるから
('A`) こういう時は、色んな人にそれぞれ見せる度合いが異なるバージョンを読んでもらって反応を探るのが良いと思う
('A`) あるいは背景も含めて全要素を属性や性質ごとにタグ付して、本文内外における繋がりを体系化し、
('A`) 意味情報の関係性のネットワークを完全に明確にした上で取捨選択するか
('A`) これは恐らく膨大な時間がかかると思うけど
-
('A`) これらが、どちらも難しいなら
('A`) 明確に作中の現実世界と夢を対照させることによって、意味を持たせた方が良いと思う
('A`) 夢の中で起こってることもよく分からない
('A`) これが誰のどんな状況のどんな人物の夢かも分からないでは
('A`) 接続するのは難しくなる
('A`) 現実世界は描写しても、そこでの彼らを詳しく書くのではなく
('A`) あえて不足させる断片だけ差し出す、しかし状況はなんとなく理解できるように
('A`) 例えば病室のワンシーンだけを冒頭に枠物語として導入するとか
('A`) そして夢でそれを補完できるようにする
('A`) 断片的な現実と対置させ、それを補う為の理解の手がかりとなる夢
('A`) 自分の境遇や世界に対する、姿勢、考え、感情、記憶、願い等
('A`) それらは姿を変えメタファーとなって、夢の世界そのものへと化体して
('A`) 正に今回本文で展開されたものとして現れる
('A`) そして今回の本文である夢を通して
('A`) 読者は現実世界では決して知れなかった彼らの内面やその世界を
('A`) 現実世界が教える以上に知ることになる
('A`) それと同時に、補完される側の現実が夢を読み解く足がかりになる断片として機能する
-
('A`) 勿論、今のままでも夢の世界に時折現れる異質なイメージによって
('A`) 現実世界は夢中で断片的に示唆されていて、
('A`) それを集めれば、俺はこの話を理解できたし、物語に接続できたけど
('A`) もっと多くの人にそうしてもらうには、という観点で言えばということです
('A`) そして何より、もし、お題が「夢」と知らずに読んでいたら
('A`) この外部的な前提がなかったら、この話を理解できていたのか
('A`) 俺自身あまり自信がないからです
('A`) 現実世界を別に描写することで、この前提を明確に内部化できるという面もあるということです
-
('A`) あとは反省文?の中にあった
>“わかんなくて大丈夫”という安心感が足りない
>“意味不明かつ理不尽”であっても“ついていけない”であってはならない
('A`) これについては、大きく分けて2種類の分からないがあると思う
物語内世界やそこでの出来事・現象の因果関係・理由・根源・ルールが分からない
世界や出来事が何を意味するのか分からない、どう見ればいいのか分からない
('A`) 安心感のある分からなさって前者だけのときだと思う、理屈はわからないし行き先も分からないけど
('A`) 不思議と馴染みがあって、分からないことに対する不安や違和感・疑問を放棄できる、放棄させることができる
('A`) それが可能なのは、仕組みはわからなくても行き先に不安がなく、
('A`) 抽象化されてるが大まかになにが起こってるのかわかるって時になる。
('A`) そのためには次の行き先はわからないけど、どこに向かってるかは想像がつくような大きな視点・物語が必要になる
('A`) 例えば精神的な旅・破滅・再生等の巨大なテーマ、伝説神話など有名な筋が話のベース等
('A`) 今回で言えば、俺が見たのは再生、ワカッテマスは旅
('A`) そうすれば現象もこれは旅の試練だなとか、再生過程の何かの感情のメタファーだなと、落ち着く先が見つかる
('A`) しかし
-
(´・ω・`) きーめた
(´・ω・`) 作者の作品解説を順次まとめブログに載せていきます
(´・ω・`) 滅茶苦茶時間かかると思うけど
-
('A`) これをひねり出すには後者の分からなさが解消されなくてはならない
('A`) 彼らはどんな状況の人でどこに居て何をしようとしてるのか
('A`) この分からなさが解消できないと、物語に対する視点が取れないから
('A`) そしてそのためにはっき話した断片化された現実を回収して足場としなければいけない
('A`) 例えば難病の子供が見る夢とかね(これは確定しなくてもぼんやりと存在すればいい)
('A`) それなしには抽象世界(ここでは夢)での旅だとか再生だとかいう視点や、大きな筋が見通せなくなって安心感は失われる
('A`) 仕組みも分からなくて何を見せられてるのかも分からない
('A`) そうすると、わかんなくても大丈夫とはならないと思う
('A`) 勿論、作風やこの話で狙うことを考えれば、夢とは別の明確な現実を取り入れるかは難しい判断になるけど
('A`) そのあたりはトレードオフだと思う
('A`) そういうのが嫌でオナろうとしてる俺みたいなやつも居るけど
('A`) まあ俺は悪い例だから
-
('A`) もっとも、他の作者の感想は所詮「俺だったらこう書くのに」という無責任なエゴが大半だから
('A`) この感想のような何かも真に受けず、参考程度にするのが良いと思う
('A`) これはワカッテマスの話について感想めいたものを書いた時に書き忘れたことでもある
('A`) もしかすると参考になるかも知れないオススメは小説じゃなくて漫画なんだけど
('A`) 松本大洋のGOGOモンスター
('A`) Kindle版が安いです
('A`) こっちは紹介するか迷ったけどゴードン・ファレルの現代戯曲の設計の4章が役に立つと思う
('A`) ただこれは作風を型にはめかねないので参考程度に
('A`) 「少し」語ると言ったがまあ俺は口先だけの男だ
('A`) 以上
-
>>625
('A`) これは書いた作者自身の自作の解説ってこと?
-
>>628
(´・ω・`) そう。
(´・ω・`) 一応、寄せられた感想もまとめようかな〜なんて考えてるけど、風呂敷を広げ過ぎるのもどうかと思ってね。
(´・ω・`) 作者による自作解説は順次まとめていきます。
(´・ω・`) リクエストは随時受付中
-
>>629
('A`) 俺、確か4回の銀河グルメの解説をしばらく経ってからしたと思うけど掲載拒否で
-
>>630
(´・ω・`) 了解。
-
>>627
ξ゚⊿゚)ξ「ありがと!とても納得したわ」
ξ゚⊿゚)ξ「確かに冒頭に少しでも病室の描写を入れれば土台も固まるしメリハリもつくわね」
ξ゚⊿゚)ξ「感想とアドバイスはしっかりと読み込んで自分の力に変えたいし」
ξ゚⊿゚)ξ「隙を見て挑戦したいです」
ξ ^⊿^)ξ「あと漫画!土曜日の楽しみが増えたわ!」
ξ ^⊿^)ξ 以上、説明力に乏しい作者からでした
-
(´・ω・`) さて、僕は今ブログの編集をやりつつ百選対象作品を読みつつ銀ちゃんの解説を待っている訳なんですが
(´・ω・`) 本当に銀ちゃんは来るんだよね?オジサン泣いちゃうよ?
-
イ从゚ ー゚ノi、 なかなかまとまらなくて…。
イ从゚ ー゚ノi、 もうちょいです。
-
イ从゚ ー゚ノi、 お待たせいたしました。
まず、『SARADA』というタイトルについて。
ダサいのに語感がいいタイトルを付けたかった。
『SARADA』は、ボクが思いついた色んな話の要素を一つに合体させたものなんだ。
色んな野菜が集まったサラダみたいだよねっていうのが由来。
ローマ字で書くと『AKIRA』っぽいなって思ったから、ローマ字にしてる。
ただ、『AKIRA』の方では、僕が見つけられてないだけかもしれないけど、肝心のあきらが出てこないんだよね。
それは避けたかった。だから、僕なりに考えたワードサラダ達を話の中心に据えた。
読んだ人が「ああ、だからサラダね」ってなればいいなと思って。
今回は書くのに相当身を削ったんだ。
夢の世界の『不思議さ』や『狂気』を書きたいのに、自分の中の冷静な部分がどうしてもそれをさせてくれなかった。
書いてると「なんだこれは……」って思ってしまう自分がいたんだ。
だから三日間徹夜して、頭をマヒさせた状態で、五時間弱で書ききった。
参考にした作品は、映画と小説の『パプリカ』と『ペルソナ4』、あとはブーン系の『夢釘』辺り。
これらを何度も見て、中々来ない朝を待ったよ。ほんとに頭がおかしくなるかと思った。
-
話しの流れを時系列準に並べるとこんな感じ(裏設定も含む)
幼い頃から、よく神社で神様のドクオや御神木の精霊ツンと遊んでいたブーン。
成長し、神様が見えなくなったブーンは神社に遊びに行くことが少なくなる。
ブーンのことを気に入っていた御神木の精霊ツンは酷く悲しみ、穢れてしまった心からデレが生まれる。
↓
ブーンが家出する。
いつも遊びに来ていたブーンを覚えていたドクオ神は、助けるついでにブーンの願いを叶えてやろうとする。
その時に、御神木の精霊から分裂した悪霊デレがブーンを操り、自分が登場する物語を書かせる。
↓
ブーンが書き終える寸前にそのことに気が付いたドクオとツンはデレを止めるべく、自分達も物語の登場人物になる。
↓
そのまま、何ごともなかったかのように生きるブーン。
幼い頃の記憶や月の扉の中で起こったことを忘れてしまう。
↓
ドクオとツンは、ブーンを見守りながら生活していたが、ツンは気配を消し切れずデレに存在がバレてしまう。
ツンはデレに呪われ、眠り姫症候群になってしまう。
その頃、時を同じくしてブーンが書いた物語が世界に影響を与え始め、眠り姫症候群の患者が増え始める。
患者達は、人々の夢の中を練り歩き、どんどん仲間を増やしながらデレの元に向かう。
↓
ドクオは人の姿になった時点で、ほとんどの力を失っているため、ブーンが記憶を取り戻すきっかけを与えるなど裏方に徹する。
↓
ブーンが夢の世界に入ろうとする。
夢の中のパレードから抜け出したツンが、自らの半身であるデレを助けるためについていく。
↓
色々あって、城に到着。
デレとの壮絶なバトル。ツンが米でできた巨人をおかゆにする。
↓
デレとツンが和解するが、デレはパレードを止めるために、存在を賭けた一撃を放つ。
この攻撃がきっかけでデレが作っていた夢の世界が崩壊し始める。
↓
ツンが最後の力を振り絞って、帰りの扉を開け、ブーンを現実世界に帰す。
↓ドクオが二人を回収する。
ドクオは、ブーンに二人をどうしたいか尋ねる。
↓
ドクオ残った力で世界を書き換える。
↓
現実世界に戻ったブーンと完全に力を失ったドクオは学生生活に戻る。
そこに、ドクオのおかげで人として復活したツンとデレが転校してくる。
とっぴんぱらりのぷう。
-
イ从゚ ー゚ノi、 戦闘描写は省いたわけじゃなくて、城に近づくとデレからの精神攻撃が強くなるっていうのを表現したくて、あんな感じにした。
地の文にも影響が出るぐらい影響が強いんだと思ってもらえればいいなと。
イ从゚ ー゚ノi、 ノートに書き込む件が強引になったり接着剤で着けた感じがするのは、端折った部分のせいだと思う。
イ从゚ ー゚ノi、 長くなっちゃったけどだいたいこんな感じだよ。
イ从゚ ー゚ノi、 後は質問があれば答えるね。
-
(´・ω・`) サンキュー銀ちゃん
-
('A`) 総合の文戟終わってる論の延長戦が始まるとか始まらないとか聞いてやってきました
-
('A`) どうやら始まらないみたいですね…
('A`) ぶっちゃけて言えば俺にとって文戟が始まってたのは
('A`) ハインに挑まれたあのときだけです
('A`) 新しい話を書いたりキューNEOにクソスレ立てたりしてますか?
-
じゃあ黙って去れば良かったのにな
ずっと前から見てたけど後半はろくに作品も書かねぇでグダグダダラダラ噛み付いて批評にキレてスレ荒らしてスニフィに負けてもう戻ってくんなとまで言われたのにモララーのフリして復活
まぁそこは別にいいけど結局自己顕示欲に負けて「実は僕、ドクオでしたw」とかなんだそれ
他の奴らも内心ドン引きしてただろ
そっからもただただ他の奴ら見下してマウント取ってこき下ろして、そのくせ自分はやる気ないアピールしながらプロレスごっことか
傍から見たらこのスレ使ってオナニーしてるようにしか見えないわ
下手したらレイプか
自分の作品にちょっと唾吐かれただけでスレごと全部ぶち壊す勢いでキレる癖に、作者に対しては平気で泥かけまくるし完全にサイコパスだろ
こんな奴いる所で「よーし真っ当に研鑽して作品力磨くぞー!」とはならんでしょ
見てて分かっただけでも最低二人はお前のそういう所が原因で辞めてるぞ
-
('A`) おや来たか
('A`) モララーをやめたのは自己顕示欲じゃない
('A`) スニフィと戦うためさ
('A`) 醜態の限りを晒したドクオに自己顕示するような何が残ってたというのかね?
('A`) 他人が辞めるとかどうとかは全然知ったことじゃないな
('A`) それにこの企画がどうなるかってこともね
-
( ・`ー・´)お久しぶりの炙りを食べトゥアイヌ!
( ・`ー・´)や、PS4買ってね!
( ・`ー・´)モンハンワールドとダークソウル3始めてね!テーマ夢のやつはまさしく夢半ばでって感じだったよ!
( ・`ー・´)んでだ!
( ・`ー・´)今回の一位は誰で次のテーマは何なんだい!?過去レス漁るぐらいなら僕は操虫棍を振るう!エキスよこせおらぁ!
( ・`ー・´)あっ!言っておくが>>641は僕じゃないぞ!確かにモララーとかいうAAの無駄遣い口だけマンは嫌いだけどこんな、なんだ、書く方も読む方もしんどいのは僕にゃ書けねぇもんな!
( ・`ー・´)+キリッ
-
( ・`ー・´)いっつもタイミングが悪いんだ僕は!
-
(´・ω・`) (最低二人……)
(´・ω・`) (マニーとあと誰だ…??)
-
('A`) (やめろ俺の罪を数えるな)
('A`) もう少し語るなら俺は他人を見下したりはしてないぜ
('A`) ただ話がつまらんと言ってるだけだ
('A`) あーでも口だけの名無しは見下してるわすまん
('A`) あとやる気はあったさ
('A`) エディターには苦しみながらどうしても書けなかった話が残ってるし
('A`) 一つは遅れて不格好なのも書いたよな
('A`) お前に計り知れんことだろうが
('A`) 書けなくなるぐらい効いてたのさ
-
ゆるせまさし
あと生徒じゃないから全員安心しろ
>>642
別にモララーのまま戦えば良かっただろ
その時点で('A`)のアバターに愛着と未練タラタラじゃん
そうやって無駄に上っ面だけ固めて何がしたいの?
ずっと何しにきてんの?演劇?
もう完全に自分の為だけにここに居座ってるよね
結局作品がどうこうじゃなくて他の奴らと喧嘩したいだけだろ
異様に馴れ合い嫌ってるみたいだけど相手の事本気でどうでもいいと思ってる癖に人と関わりたい時点でヤバいし一周回って馴れ合い以下だぞ
-
('A`) リベンジするために戦うのに相手に自分が誰か伝えずにそれで勝って何の意味があるの?
('A`) 薄っぺらの雰囲気だけのSFといった相手が戦いに来たという宣言ですよこれは
('A`) モララーでは全く戦う気はなかったけど
('A`) あの1レスで御託並べようとしたのがムカついたから
('A`) ちょっとリベンジしておくかという話ですよ
('A`) 向こうの都合で待たされたからその間適当にやってるだけで
('A`) 馴れ合いがどうのとか演劇とかお前は何を言ってるんだ?
('A`) 自分のために居座るとか当たり前だろ
('A`) 慈善事業じゃないんだぞ
-
>>646
自分は作品がつまらないって言われただけであんだけ発狂してたのに他の参加者全員には平気でそういう事言ってるしな
そもそも口だけじゃなくても名無しじゃなくても見下しまくってるよな>>277とか
せっかく外から感想書きに来てくれてた奴に日本語通じない奴呼ばわりとか
言われたの俺じゃないけど俺だったら二度と来ねえわ
もう一度聞くけどここに何しにきてんの?
マジで何がしたいの?
この企画をわざと潰そうとしてんのか、素で食い潰してるのかどっち?
それともその矛盾した行動の全てに緻密な理由があるのか?
ずっと前から気になってたからぜひ答えてほしいわ
-
(´・ω・`) (ここは静観を決め込むのが得策だな)
(´・ω・`) ところで文戟を辞めたのはマニーと誰なのだ
-
('A`) いや、俺が言われたのはつまらないじゃないから
('A`) 雰囲気だけの薄っぺらいSFの典型
('A`) つまらないくらいじゃキレないから…
('A`) 企画の行末なんて興味ないって言ってるだろ
('A`) 何度も同じことを言わせるなよ…
-
( ・`ー・´)面倒が臭い。この企画の悪いとこはそれにつきる。
( ・`ー・´)なんか言えば名無しはノーリスクでどーたらこーたらノーセンキューだもんな!そりゃはぁ〜〜!?ってなるよ。
( ・`ー・´)んでだ。名無しサゲ実行委員はほんの僅かな生徒しかいねんだ!
( ・`ー・´)もちろん中には言うだけの労力を払ってる人だっている。僕にゃマネ出来ないぐらいのね。ありゃスゲーよまじ。
( ・`ー・´)……。
( ・`ー・´)←何が言いたいのか良く分からなくなってしまった顔
( ・`ー・´)ピコーン!
( ・`ー・´)とりあえずね!
( ・`ー・´)そんな高尚なスレッドじゃないんだよここは!ハードルなんてあってないようなものさ!さながらくるぶし!
( ・`ー・´)名無し含めてのブーン系でしょ!?
( ・`ー・´)みんな色々書いてくれ!な!?
( ・`ー・´)僕と同じ中の人に噛みついた>>641君には是非ともAA登録してほしいでござるよ!マリントンとかどう?
-
( ・`ー・´)マリントンのキャラわっかんねーけどね!
-
( ・`ー・´)で!
( ・`ー・´)次のテーマは!?
-
>>654
(´・ω・`)つ>>584
-
( ・`ー・´)本!
( ・`ー・´)サンキューショッボ!
-
('A`) それはそうとまさしはなんで前回書かなかったわけ?
('A`) 俺はお前の二流の煽りを忘れてないぜ
-
( ・`ー・´)えぇ……言ったじゃんPS4買ったって……
( ・`ー・´)だって超面白ぇんだもんこれしょうがないじゃん……趣味ってそーゆうもんじゃん……
( ・`ー・´)あとドクオは煽ったつもりねーし……嫌いなのモララーだし……
( ・`ー・´)モンハンやらせろよマジ……
-
('A`) 俺も見習ってPS4や火傷を言い訳に護身していくか
('A`) しかし、リベンジを連呼しておきながらあれだが
('A`) まだ何も書いてないんだよなあ
('A`) 矛盾がどうとか言ってるやつも居るけど
('A`) いつでも首尾一貫して何ヶ月も心変わりもしない人間なんて存在しないわけでね
-
>>648
クソみてぇな長文ネリネリしてたら遅くなった
五秒で読み流せ
ドクオに戻った理由は普通に正しいなすまん
まぁ自分の欲求満たす為ならスレが潰れようが空気悪くなろうがどうでもいいってのは今までのレスで読み取れてた
あとそもそもがバトロワ形式のスレだから自分の為に居座るのは確かに当然だよな
ただ俺が言いたかったのはそこじゃなくてスレの大元の主旨の
「創作力を高める為に“文戟”を通じて切磋琢磨するスレ」
ってのを最終的に
「自分の為だけに他の奴らを“文戟”でぶっ殺す。空気悪くなろうが知らん」
とだけ解釈してるように見えるが、そう取っていいんだな?
何よりそこを聞きたい
とりあえず安全圏から無駄に噛み付いてすまんな
別にこんなチキンの攻撃気にしてないだろうけど、ドクオの行動への疑問やらなんやら溜まってムラムラしてたから直接言ったわ
-
あとドクオとクソみたいな応酬する羽目になるのはお互い気が滅入りそうだから申し訳ないけどAA登録はしない
-
今回の品評会の見所はドクオとスニフィの文戟!
学園全体を巻き込んだ二人の因縁に果たして決着はつくのか!?
お楽しみに!
(´・ω・`) みたいな文面をツイートしなくて本当に良かった
-
('A`) へいへいへい!
('A`) AA登録してかかってこいよ!
('A`) サイコパスで利己的な嵐を成敗して文戟スレに秩序を取り戻そうぜ!
('A`) えーと、それで文戟の趣旨の解釈についてだが
('A`) それは語らない
('A`) どーしても知りたいなら文戟で俺を倒すことだな
>>662
('A`) 前回ので懲りてよかったなショボン
-
川 ^ -^) ワカッテマスが投下したかと思って焦ったがそんなことなくて安心した まだ慌てるような時間じゃあないな
川 ゚ -゚) ドクオは読者目線で見ると確かに何だこいつとなるがな、 作者になってみるとすごいやつだと分かるぞ ぜひ試してみてくれ
-
イ从゚ ー゚ノi、 相手が何もしてこないだろうって思った瞬間に、煽り始めるのは如何なものか…。
イ从゚ ー゚ノi、 ボクが見たいのは、熱い作品やそれを生むための意見交換であって、口だけ君の戯言ではないんだよね。ケンカがしたいだけなら、他所でやりなよ。
イ从゚ ー゚ノi、 あんなに素敵なものを書く人が…。作品が素晴らしくても作者が素晴らしいとは限らないというのは分かってるし、聖人君子であれとは言わないけど、これじゃあ君の作品達があんまりにも可哀想だ。
-
このとき、一連の争いにショボンが関わっているとは誰も予想しなかったのである
-
('A`) 一つ言えば、煽りや挑発というのは動かない相手を動かすための手段であって
('A`) 何もしてこないだろうと分かった時こそ煽るものなのです
('A`) 何かしようとしている相手はわざわざ煽る必要がない
('A`) そうやってまんまと、まさしが現れたとき僕は内心ほくそ笑みましたが
('A`) 思ったより退屈な手合だったのは誤算でした
('A`) 素敵なものを書く人は素敵であってほしい、というのはよく読者が抱く幻想だけど
('A`) しかしまあ、言えるのは
('A`) それは話を書く時は真剣に書いてるからね
('A`) こんなとこで煽りやなんやをしてるときとは比べ物にならないくらいに
('A`) ギャップが生まれるのは当然なのです
-
いい加減気持ち悪いからまとめでだけ読むことにするわ
なんだかなって感じ
-
更新は四月の頭になります
一月から三月までを一気にまとめる予定
-
川 ゚ -゚) 書き始めてしばらく経つとさ、急に面白くなくなって投げるの、あるよな
川 ゚ -゚) 狐がやっていたように勢いで書ききらないと駄目かもわからんね
-
( ・`ー・´)名無しは黙っとけっつーからAA登録してさぁ!
( ・`ー・´)それだけじゃ発言権無いみたいだから必死こいて作品投下すりゃこれだよ!えぇぇっ!?カツオくんそこまで言うのかい!?
( ・`ー・´)退屈かどーかってのは君のさじ加減だろうが少なくともあれぞ!?
( ・`ー・´)
( ・`ー・´)
( ・`ー・´)あれぞ!!!!???
-
>>670
('A`) 自分の話のセールスポイントや技術的な目標をまとめておくと役に立つかも知れない
('A`) 長く書いてると、どこが面白くて何がしたくて今この話を書いてるのか
('A`) ということが分からなくなる事が結構ある
('A`) そういうときに、この話の面白さは何だったか、何を目標に、どうして書いてるのか
('A`) ということをまとめておけば見直すだけで迷子にならなくて済むかも知れない
('A`) ちなみに俺はものぐさなので実践してない
>>671
('A`) 怒りが湧いてきたか?
('A`) では、もうすることは一つだな?
-
>>670
( ・`ー・´)オチを明確に見据えることが大事なんだと思うよ!
( ・`ー・´)こんげなエンディングにしてぇから、それやったらこんげな風に進めればいっちゃねやろか、っていう
( ・`ー・´)ビジョン!!
-
(´・ω・`) 勢いで書くといいこともあるんだけど、それが仇となることもあるんだよね
(´・ω・`) 僕の中での理想としては、数撃ちゃ当たる方式で書き殴るだけ書き殴って、冷静になってから見直すだけど
(´・ω・`) なかなか計画通りには進まないもので
-
>>672 >>673
川 ゚ -゚) なるほどな。 一度オチややりたいことをきちんと組み立てて詳細に書きだしてみる。ありがとう
川 ゚ -゚) 見直すって言うのも難しいよな。難しいことだらけだ。新鮮で楽しい。
-
('A`) えーと、あまり詳細に書き出すと
('A`) 後々そのリストを見返して圧倒されたり
('A`) 全然達成できてなくて逆に重しになりかねないってパターンもあるので
('A`) セールスポイント1個、目標1個とかから始めると良いと思う
('A`) 多くても3個とかかな
('A`) ちなみに俺は項目を羅列したリストに押しつぶされたことがある
-
川 ゚ -゚) む…確かに。いきなり詰めすぎても達成できずにテンパりそうだな。
川 ゚ -゚) 参考にさせてもらう。助かるよ。
-
普通にどっくん消えたら参加する人増えると思う
それまではまあまとめしか見ないよな
どっくん消えたらまとめにも消えました報告よろしくな
-
('A`) 多分俺が消えるよりも、俺とショボン以外が全員消えるほうが早いと思う
-
管理人の立場から言わせてもらいますと、特定の作者を特別扱いするつもりは毛頭ありませんので、ドクオ君がもし退学した場合でも生徒名簿に『退学』と付け加えるのみとなります。
しかし、ツイッターでは方向するかもしれませんのでそちらも併せてご確認下さい。
サイドバーにアカウントのリンクがありますが、IDは@bungekikanです。
(´・ω・`) 作者の立場から言うと、ドクオ君ぐらいで萎縮するようならブーン系作者に向いてないと思うの
(´・ω・`) 「誰が何と言おうと俺の作品は面白いんだ」くらいの気概を持ってないと、物書きを続けられないよね
(´・ω・`) 最近のブーン系は比較的平和だから気づかないかもしれないけど、作者にとってドクオ君のような存在は有難くもあるんだよね
-
>>679
(´・ω・`) ちょっと待った
(´・ω・`) 何で僕がその括りに入ってんの?
-
('A`) いやだってどう考えてもショボンは俺のこと屁とも思ってないでしょ
('A`) 繊細で投票や感想もなさらない読者や他の作者の方々は知らんけど
('A`) 後なんとなくショボンはなんだかんだ最後までクソスレまがいの話を書いてそうだと思ったから
-
(´・ω・`) 迷惑か迷惑じゃないか、その点なら屁とも思ってないよね、確かに
(´・ω・`) ドクオ君の作品自体は楽しみにしてるよ?
-
('A`) それが全然進まなくてさ
('A`) この調子だと爆発オチ待ったなし
('A`) 今回の文戟負けると3回も品評会強制参加だからさ
('A`) つまり、まとめ行くわアピールの読者は
('A`) 俺が早く消える可能性を少しでも上げるために
('A`) 俺を応援したほうがいいわけ
('A`) 最高に笑えるよな
('A`) 退学を賭けてハインとやった時に絡まれたのを思い出すよ
-
(´^ω^`) またスニフィに煽られんぞ
(´・ω・`) まあドクオ君のことだから気にもかけないだろうけど
(´・ω・`) 爆発オチもなるべくしてならいいと思うけど、君の作風で自然な爆発オチにもってくにはどうするんだろうか
(´・ω・`) 今回は読者に徹するから楽しみにしているよ。もちろんドクオ君以外の作者の皆様方のも
-
イ从゚ ー゚ノi、 >>679 その予想当たるかもしれない。
イ从゚ ー゚ノi、 最近の流れでめんどくさくなっちゃったよ。正直言ってうんざり。ここって研鑽の場なのに、入学者を減らすようなことしてどうすんのさ?
イ从゚ ー゚ノi、 目標も達成できたし、ボクは退学して別のところでやるよ。
イ从゚ ー゚ノi、 皆、今までありがとうね。
-
川 ゚ -゚) おう、狐おつかれさま
川 ゚ -゚) ドクオの罪カウントが3になったようです
-
('A`) 正直、見捨てていく場を盾に非難されても困ります…
('A`) 不快で邪魔なやつがいるのなら排除する努力ぐらいしたらどうです?
('A`) 俺は負けたら永久追放が条件の文戟だってやる気はあるぜ
('A`) 3回強制参加とかいうクソ面倒な条件でも受けてしまう馬鹿だからな
('A`) これは、まとめ行くだの消えろだの言う名無し諸君にも言えますが
('A`) 何もしないで望みが叶うほど虫がいい世界ではないですよ?
('A`) 話は変わるけど、SARADAは驚きました
('A`) 今回、俺はツンを1位にしたけど
('A`) 上達という観点で語るのなら間違いなく今回の1位だったでしょう
('A`) それとも実力を隠していたのか
('A`) まあ俺が言うまでもなく実際、品評会でも1位だったわけですが
-
(´・ω・`) 銀ちゃんお疲れ様。またどこかで君の作品を見れたらいいなと思っています。
(´・ω・`) ただ…スニフィ君のときはまだしも、今回はそこまで悪い雰囲気になっているのかどうなのか。ここは疑問に思います。続きはCM2の後で
-
(´・ω・`) えーまず…今回のドクオ君は名無しの彼と討論?やり合っていた訳で……
(´・ω・`) 名無し君は名無し君の持論を展開して、ドクオ君はそれに反論して持論も展開して……
(´・ω・`) なぜそんな状況に陥ったかというとドクオ君が>>639のレスをしたからで……
(´・ω・`) なぜそんな書き込みをしたのかというと僕が総合で>>222のレスをしたから……
(´・ω・`)
(´・ω・`)
(´・ω・`) あれ?
(;´・ω・`) 銀ちゃん退学の根本的な原因を作ったのはもしかして僕…?
-
イ从゚ ー゚ノi、 別にショボーン君のせいじゃないよ。
ツンちゃんとの約束も果たしたし、スレもずっとこんな調子だし、もう終わりにするってだけで。
イ从゚ ー゚ノi、 すっといなくなる前に、謝らなきゃね。
参加当初から数々のご迷惑をおかけして、本当に申し訳ありません。
それとボクの拙い作品達を読んでくださってありがとうございました。
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(´・ω・`) いいや銀ちゃんが納得しても僕が納得しない!
(´・ω・`) これは懺悔ヌードのお時間が来ましたね……
\ | / ピカリンコ☆
― /⌒ヽ ―
└(´・ω・`)┐ ソリャ!
ヽ ノ
┏┘ω└┓
_[警] /⌒ヽ
( ) (´・ω・`)
( )Vノ)
|| ||
-
(´・ω・`) ありゃ、AAがずれてたか
(´・ω・`) やっぱスマホはAAの調整に向いてないな
(´・ω・`) ところでツン君、君の【無題】なんだけど、本当にこのまんまでいいの?
(´・ω・`) まあ後からの変更はきくし、君の作品が完成したらまとめの最後にURLを貼る予定だから、その時の変更でもいいんだけど
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>>693
返事遅れたて本当にすみません!丁寧なご対応に感謝しております
もしワガママが通るのであれば
(´<_` )Hang in there! のようです
でお願いします
情けなくいいわけすると主人公の台詞でタイトルコールする予定だってんで強く確定できないのですがきっとこれでいけるはず
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>>694
(´・ω・`) 把握
(´・ω・`) そういえば、今日は「SS Writer」というクッソ便利なスマホアプリを知りました。
(´・ω・`) 是非スマホ組の皆様はインストールを
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クソ忙しくて微塵も書けてないから敗北宣言しに来たんですが何かあったんですかね…把握できてないけどスレのためには書き上げたほうがええな…
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(´・ω・`) 休日を満喫してたらさぁ…
(´・ω・`) 参加しない予定の文戟のネタが舞い降りてきたんだよね
(´・ω・`) しょーじき期間はないけど
(´・ω・`) 出切るだけ頑張ってみるよ
(´・ω・`) 以上かまってちゃん&決意報告でした
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('A`) 別に大したことは起こってない
('A`) サイコパスやレイパー扱いされても一向に消えない俺を見習って欲しい
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やっぱ三月は忙しいよな。
作者、頑張れ!
-
てか話は変わるが>>691のトリってフォックスのだよな?
-
('A`) (フォックスってあいつ前に本酉を晒してたよなあ…)
('A`) (誰かはもう忘れたけど俺は速攻で検索した覚えがあるぜ)
('A`) (人ってのはそう簡単には変われないもんだな)
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イ从゚ ー゚ノi、 誰も気が付かないかと思ってた……。
イ从゚ ー゚ノi、 化かし終わったんだから、ネタばらしはしないとね。
イ从゚ ー゚ノi、 今回はわざとだよ。トリを切り替える必要が無いタイミングでミスるはずないじゃない。
イ从゚ ー゚ノi、 退学したのにいつまでもいる訳にはいかないからね。
イ从゚ ー゚ノi、⊃ #きつね#うどん
イ从゚ ー゚ノi、 今度こそ、ばいばい。
-
('A`;削除)
-
('A`) 初心者を装って、わざわざ適当な話を書いてたわけだからな
('A`) それで作品が可哀想とか、どの口が言ってるんだと俺も呆れるわ
('A`) それに入学時の誤爆もわざとだったのかって話になる
('A`) こいつは本酉持ちで何かのスレを立ててるくせに
('A`) 他人のスレにわざと誤爆して謝らないような奴よ
('A`) 初心者という自分のキャラ作りのためにな
('A`) あるいは、あれは自分のスレか?
('A`) よくもまあ、得意気にノコノコ出てこれたもんだ
('A`) 笑えるよ
-
結局は低いハードルを用意して飛んだところを褒めてもらいたかっただけか
そりゃあ大好きなぬくぬく和気藹々空気がなくなってきたら一目散に逃げ出すわな
-
川 ゚ -゚) (酉気付かなかった)
川 ゚ -゚) 正体を隠すスレな以上、別に前キャラを隠してやっても良いとは思うがな
川 ゚ -゚) それをバラしたら多少なりとも荒れるというのには配慮してほしかったのが私の正直な意見だ
川 ゚ -゚) 荒れるたびにドクオとショボンが一生私の作品を添削するだけのスレへと近づくんだからな!おばか!お疲れ!
-
川 つ -∩) 酉間違えたよ……しまらねえ……
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('A`;削除)
-
初めの誤爆はわざとでもなんでもないです。初心者を装ったというか、本当に板に関しては初心者なので…。その節はご迷惑をおかけしました。
テキトーに作品を書いたことは一度もないです。
勝ちたくて、上手くなりたくて、作風や書き方をガラりと変えたら書けなくなっただけのこと。
-
ドクオを擁護してる時はさも中立で冷静みたいに振る舞うけど結局ショボンって気に食わない相手には攻撃的だよねー
それに凄く感情的だと思うわ
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('A`) (何故かショボンが流れ弾食らってる…)
('A`) (名無しvsショボン始まるんですか?)
('A`) (でも、わざわざ名無しにかまってやるほど優しいのは俺ぐらいだと思うんですよ)
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('A`;削除)
-
狐のスレ誤爆で謝罪がちゃんとないのはすごく印象が悪かった
でもそのあとそのスレの作者が雰囲気悪くしないように更新したりしてたから、「自分のスレか?」なんていうのはあのスレの(全く関係ないであろう)作者に失礼すぎるからやめとけよ
悪いのは狐だけだよ
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とりあえず作品が面白ければ何でもいいです(思考停止
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ここは本当に肥溜めだな
良い隔離スレだ
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( ・`ー・´)HRが35になりました。オンライン環境が整わず未だにソロでやっています。
( ・`ー・´)それでも楽しいモンハンワールド。
( ・`ー・´)自分の好きなことの中でも1番好きって言えるものが上手いこといかないってのはそりゃストレスだよね!ギャバを食えGABAを!
( ・`ー・´)もしくはストロングゼロを飲め!
( ・`ー・´)歴戦クエを解放して一段落したので書いていくぞ!震えて待て!
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こんなスレ早くなくなっちまえ
-
いーや作品が増えるから残ってて良い
-
(´・ω・`) おはようございます
(´・ω・`) 今回の話は途中からオチまでの流れは完成したのですが、序盤の広げ方が上手くいかないのに加え
(´・ω・`) あまりにも平凡なので今回の品評会は辞退します
(´・ω・`) ただ、ネタを完全に葬り去るのは嫌なので、何らかの機会に公開したいとは思っています
(´・ω・`) ……さて、このスレを見ている人の中には、なぜ僕が彼にここまでキレているのかイマイチ把握できていない人もいると思いますが
(´・ω・`) この話は文戟スレ内で完結しないので、あまり気になさらずに
(´・ω・`) …ただ、文戟スレで完結しない話をこのスレで持ち出したことについては謝罪いたします
(´・ω・`) また、結構ぼかしたとはいえ僕の発言が残り続けるのは彼にとって好ましくはないと思うので、近いうちに削除依頼を出しますってかもう出した
(´・ω・`) 以上
(´・ω・`) まとめは4月上旬公開予定
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フォックスでも銀でもなんでもいいけど、他スレに迷惑かけておいて、他作者にあらぬ疑いもかけて尚フォローもしないその根性の悪さが目立つな…
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boonrest.web.fc2.com/tanpen/tensai.htm
ここをみてるとこれをおもいだす
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他作者にあらぬ疑いって言うけど、ボクと誤爆されたスレの人はそもそも全くの別人ですからね。
記憶力のいいドクオくんが、勝手に勘違いして喚いてるだけで…。
スレの方には重ね重ねご迷惑をおかけしてしまい、本当に申し訳ありませんでした。
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誤爆の時の意味の分からない持論出した時から透けてたがドクオよりクソだなこいつwww
いいからさっさとおもんない現行片付けにいけよ
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(´^ω^`) いや〜今回の品評会は名無しの読者からの投票が沢山集まりそうだな〜っと
(´・ω・`) フォックス君の現行は好きなんたけどね、僕は
(´・ω・`) 過去の例からしても、作品と作者は基本的に切り離して考えた方がいいよね
-
よっし投下だ
-
('、`*川「ふー……掃除終わりっと」
('、`*川「あの人がいないと、この部屋も随分と広いわねえ」
('ー`*川「ふふ。もう朝早くに起きて化粧をする必要もないのね」
('ー`*川「毎日ご飯のことを考えなくてもいいし、慌ててワイシャツにアイロンをかけなくてもいいんだ」
('ー`*川「とっても楽ね」
(-、-*川「……とっても、寂しいわね」
('、-*川「……」
ぽちっ
ぽち、ぽち、ぽち…
<今日お邪魔するお店はコチラの……
('、-*川「土曜の番組って、いまいち面白くないなあ」
ぷつん。
('、-*川「……」
('、`*川「!」
('ー`*川「……ねえアナタ。私今、とっても悪いことを思いついちゃった」
-
とたとたとた。
キィ……パタン。
('、`*川「アナタの書斎。アナタの机。上から二段目の引き出し……」
ガチャ。
('、`*川「あらあら、鍵がかかってる。でもその鍵の場所も知っています。アナタの妻ですから」
かちゃり。
('、`*川「あった。アナタがいつもアナタの妻に見られないように隠していた赤い本」
('、`*川「一体どれだけ私に後ろめたい内容の……って、あら。日記帳?」
('、`*川「日記帳だったのね……私ってばひどい早とちり」
('、`*川「……」
('、-*川「分かってるのよ。人の日記を読むなんて悪いことなのよ」
(-、-*川「……」
('、-*川「ちょっとだけ……ちょっとだけ」
ぱらり。
-
『4月○日
ペニサスと結婚して2度目の花見。
今年もあの公園へ行った。桜の樹々はどれも満開で素晴らしい景色だった。
ペニサスお手製の弁当には僕の好きなものばかりを入れてくれていたのが嬉しい。』
('、`*川「2度目…なら去年のだわね」
('、`*川「そういえば花見も散歩も大体あの公園に行ってたのね。気にしてなかったわ」
('、`*川「……花見……もうすぐかあ」
(-、-*川「……1人で行っても、ね」
ぱらり。
『5月◯日
ゴールデンウィークに行きたいところはあるかとペニサスに訪ねたら
水族館に行きたいと返してきたので、電車に乗りファイナル水族館へ。
遠方への旅行ではなく近場の水族館と言うところがペニサスらしい。
生き物を見るペニサスの表情はとても生き生きとしていた。』
('、`*川「行ったなあ、水族館」
('、`*川「イルカショーが見たくて、ペンギンを見てるあの人を急かしたっけ」
('、`*川「旅行じゃなくてもいいのか聞かれたけど、私って遠くに行くの嫌なタイプだし」
('ー`*川「アナタはどうだったのかしらね?」
-
ぱらり。ぱらり。
『7月○日
近所の神社で毎年やっている夏祭りに2人で行った。
大人2人で金魚すくいに夢中になる。金魚をすくう際に使うアレはポイと呼ぶらしい。
結局2人して1匹も取れず、収納の奥にしまっていた水槽を出すことはなかった。
せっかくお祭りに行くなら浴衣でも用意したいな。きっとペニサスが着たら似合う。』
('、`*川「……あー、あー」
('ー`*川「だから浴衣って言ってたのね」
(-、-*川「そっか……似合うと思って言ってくれてたんだ」
(-、-*川「てっきり子どもっぽいって言われてるのかと思ってた。やだ、私あの時怒らなかったかしら?」
(-、-*川「着れば、良かったわね……」
(-、-*川「……」
ぱら…ぱら。
『10月○日
ペニサスになんて言おう。
今日は一日中そればかり考えてしまっていた。』
('、`*川「……」
('、`*川「……そう……この時にはもう知ってたのね」
-
ぱら。ぱら。
『12月◯日
今年はどこにも出かけず、2人でクリスマスを過ごした。
料理が得意な彼女はケーキもお手製のものを用意してくれた。チョコレートケーキだった。
僕は幸せものだ。
だからこそ言い出せないでいる。
残りの時間も僅かなのに、彼女に捨てられるんじゃないかと思うと怖い。』
('、`*川「アナタ……」
ぱら、ぱら。
『1月◯日
とうとう話をした。
話を聞いた時はペニサスも驚いていたが、案外すんなりと受け入れていたことに少し驚いた。
女性は僕が思うよりずっと強いものなのかもしれない。
子どもを望んでいたけど、こうなるなら出来なくて正解だったのかもしれないと最近思う。』
('、`*川「……」
ぱら。
『3月○日
君を1人おいていく僕をどうか許してほしい』
('、`*川「……バカね、こんなに思いつめていたの?」
(-、-*川「本当に繊細な人。でもそういうところも好きよ」
(-、-*川「……」
-
〜♪
('、`*川「!」
ごそごそ。
ぷっ。
('、`*川「もしもし?」
(´・ω・`)「あっ、ペニサス。こんな時間にごめん」
('、`*川「……」
('、`*川「やあね、アナタ。こっちはまだお昼よ?」
(;´・ω・`)「あれ、そうなの?どうにも時差ってのがよく分からなくて……」
(´・ω・`)「でも変な時間じゃなくて良かったよ。夜中にかけていたらまずかったね」
('、`*川「夜中はそうね……でも声が聞ける嬉しさのほうが勝つからきっと大丈夫よ」
(´・ω・`)「!」
(´・ω・`)「……ごめんね。1年も海外出張だなんて。君を1人おいて……」
('、`*川「ついていかないって決めたのは私よ、謝らないで」
-
('、`*川「それに謝るのは私の方なのよ。
今日ね、アナタのあの赤い本を覗いてしまったの」
(´・ω・`)「赤い本?」
(;*´・ω・`)「……あっ!もしかして僕の日記帳のこと!?アレ見たの!?」
('、`*;川「ごめんなさい、魔が差して……」
('、`*川「……」
('ー`*川「……私のことを色々と考えてくれて、ありがとう」
(;*´・ω・`)「……」
(´・ω・`)「……うん」
(´・ω・`)「僕の方こそ、ありがとう」
-
「取り敢えず浴衣は買っておこうと思うの」
「え、でもあの時怒らなかった?嫌なんじゃないの?」
「あれはなんていうか……」
「そんなつもりは……」
「……」
「……」
(´・ω・`)想うようです('、`*川
-了-
-
川 ゚ -゚) 投下おわりだ
川 ゚ -゚) (グーグルで日記帳検索したら本っぽいデザインあったし許してくれ)
-
(´・ω・`) 乙!
(´・ω・`) 死んだのかと思ったよ…
-
('A`) 忙しいから明日投下するわ
-
(´・ω・`) 一応投下宣言
(´・ω・`) 仕事に悩殺される中、プロットのみからどれだけ書くことが出来るのか試してみようじゃないか
(´・ω・`)ノシ 期待しないで待っててね
-
('A`) 投下するぜ!
-
ある本についての本の話
.
-
森の女王と無限の本の章
-
幾つかの伝承と故事によれば、幻惑の森は大陸の北東、ラウンジ山の麓に広がっていたとされる。
今では、ただ荒野と砂漠が広がるばかりの不毛地帯ではあるが、
かつて、生い茂る木々が春の時代を謳歌していた頃、そこには豊かな国があったという。
ただの国ではなく、若き女王が治める法術の国であり、言霊と呪文によって理を司った。
若く見えるは姿ばかりで、半神半人の女王だったとするものもある。
森には自ら強大な術を施し外敵の侵入を拒んだ。それ故、幻惑の森と伝わる。
この国とそれを治めた女王の説話の中に、その本は登場する。
題字は伝わらず、その時々に仮の名で呼ばれ、単に「本」とされることも多い。
女王の名はクールであったとされる。
-
説話が伝えるところによれば。
建国以前の黎明における混乱をのぞいて、
森の国は豊かで目立った争いもなく、繁栄を甘受していたが、女王はその営みの先に不安を抱いていた。
聡明な彼女は繁栄の後には衰退が来ることを理解していた。
言霊も呪文といった術理は所詮、世によって書かれ、世によって受け入れられている。
術理は世界の中にあり、世界が移ろえばたちまち調和は失われ、無意味な文字列へと転ずるだろう。
繁栄を恒久のものとするには、世界を書く、世界の外にある理が必要だと女王は考えた。
川 ゚ -゚) 「故に、栄えているうちに手を打ち、備えておかねばならない」
山むこうの火の国は新興ながら自信と活力に溢れ、
それがことさら野心に向いていたのを女王は憂慮したのである。
女王は、森の終わりに位置した湖川からなる水の国と同盟を結んでいたが、
それだけにとどまらず、ある種の宝物を内外で探させていた。
川 ゚ -゚) 「その方らには、神代に伝わったとされる言霊の聖典…」
川 ゚ -゚) 「理の書を探して貰いたい」
-
仮にそう呼ばれた「本」は、始原の術法が記されているとされた。
森や湖川がその形を成すより以前に天から遣わされ、地を切り開き、空に光を灯した力の一端とされる。
探索隊は媒体を問わず入手できる限りの文書、文字列を集めた。
巨大な碑石に刻まれた文字や、所有者が提出を承諾しなかった書物などは直ちに写し取られ、
写文として蓄えられていった。
その数は膨大で、森の一部を新たに開拓し巨大な書庫を新設させることにもなったという。
一部の臣下は森との調和を軽んじるこの拡張に反感を抱いたともされる。
膨張を続ける書庫は、いつしか全ての本を収蔵するのだと噂され、イグドラシルと呼ばれた。
視察に訪れた術者の長は、城壁ほどもあろうかと高く積み上げられた書物の山を一瞥して、
(‘_L’) 「地上の全ての書物があるという噂は、あながち見当違いとも言えませんな」
そう感想を漏らしたという。
-
(‘_L’) 「確かに、これら本は無限の知恵を国にもたらすでしょう」
(‘_L’) 「人ひとりでは当然、国一つの時間でさえ精査しきれるか、という量です」
(‘_L’) 「しかし一方で、物質的には所詮有限に過ぎません」
(‘_L’) 「知恵を活かすことが出来なければ、ただ有象の紙束に過ぎません、収集した後の展望を伺いたい」
(‘_L’) 「すべての本が真にここにあるのなら、あなたの望む本もまたここにあるでしょうし」
川 ゚ -゚) 「うむ……」
そう問われて女王はしばし考えを巡らせた。
「本」が手中にあればよし、なければ探索を継続するとして、
さて、どうやってこの膨大な数の本を調べようか。
もし「本」があったとして、その秘密がもれぬよう、いかなる策を講ずるべきか。
-
結果として女王が取ったのは、めしいの術者を用いて蔵書を選別させ、
彼らが力を感じたものを、自らが改めて確かめるという方法だった。
王国全土から盲目の術者が集められ、日夜作業が進められた。
ラウンジの山稜が白く化粧をし、森に新緑が芽吹いても、まだ発見の報は無く、
その繰り返しが十を数えようとしても、王宮ではついに快哉を叫ぶ声は聞かれなかった。
次第に、女王はその精神に変調をきたすようになった。
前後不覚の指示、方針に臣下は女王の意図を計りかねた。
心ある者は探索の心労が祟ったと言い、心ない者は「本」探しに取り憑かれて正気を失ったのだと噂した。
何れにせよ「本」が害をなしているというのは一致した見解だった。
-
アルファが来てるが支援
-
事態は悪化の一途をたどり、
ついには、契を交わした水の国が攻め寄せてくるのだと、人目をはばからず吹聴するようになった。
国政は乱れ、人心は荒廃し、森の一部が枯れる事態ともなった。
見かねた臣下は女王の廃位を強行したが、跡目を巡って意見は割れ、
国はさらに乱れた。
ことさら強く退位を迫ったのは術者の長だったという。
そうしてついに、政情不安を憂慮した水の国が幻惑の森に兵を遣わした。
この頃になると偉大な幻惑の術も最早、消えかける前のろうそくのようであったという。
対して火の国も一軍を動かし、これにあたった。
皮肉にも、女王の水の国による侵攻の言は真となり、
かくして森の国を二分する戦争は起こったのである。
国政の混乱とそれに続く戦争で疲弊した森はことごとく戦火で焼け落ち、
書庫イグドラシルには火がくべられ、無限の蔵書が有限の灰燼に帰す中で、女王クールは火の粉と踊り狂い、
恐らく「本」もまた散逸したという。
-
塔と司書、あるいは本の旅人の章
-
それは古城の一部を改装した書庫で、正式な呼称はジェロア円形城塞図書館であったが、
この書庫を知る者の多くは、その外観から塔と呼んだ。
かつて物見に使われた塔は一帯を見渡たすには十分な高さで、
内部は人の背丈の倍程度で区切られ、階層状になっていた。
双頭の大蛇が絡み合うように、二重の螺旋階段が各階の中央を地下から頂まで貫く。
書棚は円形の内壁を覆うようにぐるり全面に取り付けられ、
内から見た塔は、本で築かれてるようだった。
初めてここに着任した時、司書はその非効率な配置を不思議に思ったが
もともと図書館としして設計されたわけではない建物を利用しているのだから
そういうものかと、次第に気にすることはなくなった。
-
一方で、地下の深さは未だに恐ろしく思っていた。
高さも相当な塔であったが、地下は優にその二、三倍はあったであろう。
手すりから下を覗き込んでも、底が知れない。
最下層まで下りたことは何度かあった。
それでも、こうして司書が見下ろす深みが浅くなるわけではなかった。
前回、底に降りたのは「本」の探索を命じられた時だった。
神話や伝承の研究によって森の女王の説話におけるかの「本」が、
この地方に渡っていたとの異説が世に出ると、
たちどころに現存するのではないかと噂が国中を駆け巡った。
万物の定理を司る本、神が与え給うた戒律、悪魔の書、内容についての噂は多かれど、
特定に至ったことはない「本」。
域内有数の蔵書を誇るここでも一通りの調査が行われはしたが、
それらしいものが出てくることはなかった。
-
それも当然だと、司書は思い返す。
そのようなものが人目に触れるようなところにあれば、たちどころに気がつかれるだろうし、
人目につかない場所へあるのなら、ちょっとやそっと探したくらいで出てくるはずはない。
内容にしても、一見して平文である文章中に暗号化されているとか、
すでに失われた言語で書かれてるとか、発見に至らない理由が読み手側の資質にあるということも十分考えられる。
だとすれば、それは既に失われてしまった事と何が違うのか。
理解できる人間がいない本など、ただのインクの染みと紙束の集まりであるに過ぎない。
そうして司書は視界の隅にいる男に目を向ける。
熱心に本を読み込むその姿を最初に見かけたのは、
件の捜索が終わって数ヶ月ほど経ってからだった。
-
(-@∀@) 「本を探している?」
/ ゚、。 / 「ええ、例のやつですよ、最近大きな噂にもなった」
(-@∀@) 「あぁ…あの「本」ですか」
(-@∀@) 「ですが、先ごろ捜索があったばかりで…」
/ ゚、。 / 「他でもそのように言われましたが、自分の目で確かめてみたくて」
(-@∀@) 「……」
またこの手の輩か、と司書はため息を付いた。
物好きな好事家や宗教的熱意が高じた素人が時折こうやって「本」の捜索に関わろうとしては、
すぐに音を上げ、関心を失うのは珍しくない出来事だった。
-
しかし、男は熱心に塔に通い、
一階の端から順にその階のすべての本を読み終えると、
上へ上へと読み進め、ついには司書からは到底見えない高さにまで登っていった。
そのはずの男が今また、視界の隅に居る。
司書の疑問に男は応えて言う。
/ ゚、。 / 「森の女王と「本」の説話はご存知ですよね」
(-@∀@)「ええ、人並みには…?」
/ ゚、。 / 「私は、あの話の中に出てくる無限の知恵という概念が長いことよくわからなかった」
/ ゚、。 / 「書物自体は有限であるはずなのに」
男は、あの説話は神の力を求めた愚かな人間に下った罰だとかそういう教訓ではなく、
あれは、「本」と無限性についての話だと、司書に語り始めた。
古の伝承に語られる森の女王は、全ての蔵書の中から一冊の「本」を探すのではなく、
全ての書を集約し体系化して、新たな力を作り出すべきだったのだと。
-
/ ゚、。 / 「ですが、今ならわかります」
/ ゚、。 / 「術者の長が言っていた無限は組み合わせの妙のことだったのです」
/ ゚、。 / 「だからこうして、関係性を育てているのです」
円周状の城塞塔内部にある図書館を、螺旋状に運動して周回し続ける本の旅人。
全体が単なる部分の総和を超えるなら、回り続ける限り無限に本と彼の関係は更新されていく。
一周して始点に戻った時、それは最初に訪れた始点とは異なる。
次の本も、その次の本も同様だ。
いまや全書物が網状組織となって再形成され、その中で特定の意味と場所を占める一冊になった。
次の本も、その次の本も。
だから、一度目に読んだのとは意味が違う。
一度目と二度目が違うのなら当然、三度目も異なる。
そしてその先も。
-
それらの違いは情報量の増加となって網状組織全体を拡大、成長させていくからだ。
そうして、意味と情報の螺旋階段は限りなく上昇していく。
どこまでも高く高く、この塔を登り、至上の領域へ形而上を越えたその先へ。
そうやってついに現れる知識、文字列の配置、意味こそが、
求めるべき「本」の真の姿なのだと旅人は確信していた。
/ ゚、。 / 「此処にある本は全て読まれたのですか?」
(-@∀@)「まさか、私はただ管理をしてるだけです」
/ ゚、。 / 「そうですか…」
(-@∀@)「……」
旅人は膨大な蔵書を前にそれを読みもしない司書を内心で訝しんでいた。
しかし、実のところ司書の考えはもっとラディカルなものだった。
-
本を読む必要などない。
なぜなら、そんなことをしなくても書物の叡智は摂取可能であるからだと、司書は考える。
(-@∀@)(自身の脳を本の洪水へ投げ入れることなど愚かしい)
(-@∀@)(この深い地下へ身投げするようなものだ)
必要なのは件の「本」が存在するということと、それがどの本の隣りにあるかということだ。
あの男の考えが正しければ、我々は自分自身のままでその「本」を読むことは出来ない。
本を読むために自身を改造する必要がある。
そうして読み終えたとして気軽にもとに戻れるかというと、そうは行かない。
本を読むために変更され、更に読んだ本によって変更される我々は、
最早、本の一部と言っても差し支えない。
書物に従属するのではなく、
書物はあくまでも情報として自分に従属するのだと司書は考えていた。
-
(-@∀@) (…例えば森の女王は本当は「本」を読んでいたのではないか?)
「本」の魔力に耐えられず発狂したのではないか。
あるいは「本」が展開するあまりの情報量に溺れたか。
ならば誰かに読ませて、それから概要を自分の頭の中の書棚に納めればいい。
何について書かれたどんな本で、これまでのどの本の隣に、
あるいは上や下に位置するのか。
それで事は足りる。
自らの頭の中にかの「本」を書き上げ、天に登ろうとした旅人。
自らの頭の中に本棚を作り、そこに「本」を収蔵しようとした司書。
その後の彼らについて、知られていることは少ない。
ただ彼らが「本」の発見者として名乗りを上げることはなかったという。
-
鑑定士と大火の章
.
-
火炙りになる数日前、鑑定士はさる高位の司教に招かれ大聖堂を訪れていた。
鑑定士が書物の様子を述べる時、司教は重苦しい神学的な論争と世俗の権力者の跳梁、
堕落した信徒や、教会の腐敗といった問題を思い起こされることはあっても、それほど憂いはなかった。
書物がもし本物の「本」であるのなら、
そのような心配事は、たちどころに霧散するかのように思えたからだ。
それ以上に司教の心を軽くしたのは、ある種の英雄的な恍惚だった。
今回の「本」がたとえ偽書や、まやかしの本であったとしても、
「本」の探索というこの任務には、信仰の道に入ることを志した当初のような高揚があった。
司教は久方ぶりに己の使命に燃えていた。
一方で、鑑定士の心のうちは暗かった。
面会して幾らも経たぬうちに、彼は自らの窮状を改めて理解した。
-
(´・ω・`) 「判別は困難であると、そういう事か?」
( ´∀`) 「不可能ではありませんが、時間がかかります」
(´・ω・`) 「その口上は前にも聞いたが?」
( ´∀`) 「……」
(´・ω・`) 「口先でいたずらに時間を求めるのなら…」
(´・ω・`) 「その方を異端として告発することもできるのだぞ」
(; ´∀`)
司教の語気は強まり、叱咤の声が降りかかる。
鑑定士はまだ自分の運命を自覚してはいなかった。
-
彼が鑑定を進めていたのは「本」ではないかと目される内の一冊であった。
時の権力者に会う度に鑑定士は困惑した。
彼らが夢見がちに本に求めるものは際限がなく、
膨大な要求のリストが積み上がって行くだけであった。
三位一体についての神学的問題の解
この世界の真理、万物の定理
預言の書
知恵の実や約束の地についての確定的な記述
異端とされる書
不老不死の秘法
宗教的な関心のほんの一部だけとってみても実に様々だった。
そこに世俗の権力者の関心が加われば、「本」に対する要求は天文学的な長さになるだろう。
その意味で最早、「本」を発見することは不可能になっていた。
彼らが話題にするのは現実の「本」ではなく、
彼らの頭の中にある「本」だった。
-
仮にどれか一つの要求が満たされれるような書物が発見されたとして、
それが本物であると納得するのは、そのような「本」を求めていた権力者だけだ。
他の者はそれを偽書や偽物として退け、さらなる探索と鑑定を言い渡すだろう。
この「本」には常に無限の偽書がついて回ることになる。
実態が分からないものを発見することは出来ない。
本というからには当然、ページは有限で、
そのような無限の要求を叶えることはおおよそ不可能だと鑑定士には思えた。
そうだとすれば彼らを納得させることは難しい。
「本」が人々の記憶から忘れ去られ、歴史の影に埋もれるまで、この狂騒は続くのかも知れない。
大聖堂から帰る道すがら鑑定士は先行きの暗さを憂いた。
そうして、「本」かもしれない書物に目を落とす。
-
それは、双子の兄弟の片割れが口のきけない少女と矛盾を旅する話であったり、
文字で戦う国同士の戦争についての挿話、生きた本をめぐる奇譚の断章など、
様々な逸話から成る。
寓意を持った一連の文章は、ただ単にフレーズを切り貼りしているような借り物で、
モザイクじみて散りばめられていた。
その多くは架空の世界における伝承という体裁を取っているようで、
ものの真贋どころか一つの話の筋さえ計りかねた。
筆跡も実に様々であり、著者が一人ではないことは容易に伺えた。
鑑定士はこの点で大いに狼狽することになった。
写本であるのなら複数人が交代で写したという、一見もっともな説明も成ろうが、
筆跡の変化はページの途中はおろか一文の過程でなされ、
甚だしきは単語の途中に起こる。
-
無数の作者がてんで勝手に書き散らす一冊の書物。
ページの最下部や最上部に、折り畳まれた紙が継ぎ足して貼られ、
注釈や解説の体をとって、本流とは全く関係のない話が始められるような事が一度や二度ではない。
むしろ、そうではない部分の方が少なかった。
自然、本は不格好に歪んで、無理に閉じようとすると今にもたわんで弾け飛びそうだった。
それでも作法としてはまだ穏当な方で、文章の上に直に上書きがされていたり、
勝手にかぎ括弧や引用符を付け足したりと、
他人の文章を引用、改変、削除、挿入したりしている部分が、全体の大半を占める。
また、継ぎ足された紙が剥がされたり、別のページへ貼り直されたりといった痕跡も散見された。
本は、迷宮だった。
-
一体、何を頼りにして、ここに足を踏み入れたものか。
鑑定士は途方に暮れた。
明らかに通読を意図していないその場限りの挿入から発展する支流に流れれば、
たちまち本流は見失われ、話の筋は手からこぼれ落ちる。
本流という表層に留まれば、拡張や雑多な豊かさは失われ、
支流の底に眠る貴重な宝を見落とすだろう。
この書物が「本」であるかどうか以前に、
そこに何が書かれているのかさえ定かではなかった。
鑑定士は最初に書かれた部分、いわば原初の地層とも呼べる文章を探して、
限りなくオリジナルなテクストを発掘しようとしたが、
分厚い記述の層に遮られてそれも叶わなかった。
-
時間も空間も語り手も文意さえもが絡み合い、てんでばらばらに成長した本。
それと鑑定士の間に現れる関係性は、無際限とも思える取り結ばれ方をしていた。
鑑定士は、読者で、登場人物で、語り手で、作者ですらあった。
手探りで読み解くその道筋がその度に迷宮内に新たな物語をかたどった。
それは権力者たちが口やかましく催促する千変万化の要求にも似ていた。
そんな無責任な要求の数々の中で鑑定士が興味を持ったのは、
異端の書を求める高位の宗教指導者――彼を聖堂に呼び出した司祭であった。
-
(´・ω・`) 「そのような力のある本が我らの聖典以外に存在するというのはあってはならぬこと」
(´・ω・`) 「異端の書として内々に処理するのが信仰のためというものだ」
(´・ω・`) 「ときに虚構は事実より力を持つからな」
(´・ω・`) (真に力があれば表向きは抹消し、教会で陰ながら利用すればいいだけのこと)
そんな本がどのようにして現れ、どのように機能するのか、鑑定士には想像もつかなかったが、
それ以上に彼が不思議に思ったのは、そのような本を誰が著したのかということであった。
作者。
程なくして鑑定士は、それが特定困難であることを知った。
-
時に権力者達は自分に都合の良い内容が書かれた本を、
強引に本物の「本」であると鑑定させようとした。
しかし、同じことを考える権力者は一人ではなく、
また、大半の権力者はそのようなまやかしの「本」を作り出すより、
本物の「本」を見つけようとしていた。
権力者どうしの主導権争いによって、鑑定士の中立性は
綱渡りのように危うい均衡の上に保たれていた。
今では司教が彼を庇護し教会が集めた本を鑑定させている。
彼らの要求にも似た変幻自在の迷宮に戸惑う日々が続き、
鑑定士はついに一つの考えに至った。
-
本は、鏡の迷宮なのだと。
解読しようとする人間の心の内を反映し、自らその姿を取る。
真の記述にたどり着くには、自分の方を変形させる必要がある。
理解する為に読み手の頭を作り変える必要がある話。
それは結果的に、読み手の頭を作り変える本でもある。
内容によってではなく、内容を読むために。
鑑定士は塔の司書と旅人の昔話を思い出していた。
このように真相を拒むような本は、何かの秘密を隠しているのが道理で、
自分が調べている書物が本物の「本」だと彼は徐々に確信していった。
一方で、自分がどのように変われば迷宮に隠された宝物にたどり着けるのかについては、
見当もつかなかった。
再三に渡り、その旨を司教に訴えたが、
(´・ω・`) 「内容も明らかにできずに本物とはどういう了見だ?」
(´・ω・`) 「偽物なら偽物でいいのだ、何をそうも執着する?」
取り付く島もなかった。
-
ついに鑑定士は話を聞き入れない司教を見限り、
他の「本」候補を焼くことで迷宮の正当性を確保しようとした。
書庫から燃え広がった炎は大聖堂を半焼させるに至り、
激怒した司教は直ちに書物を悪魔の書と認定し、鑑定士もろとも火炙りにした。
悪魔の書と断じられ火にくべられた迷宮と共に、鑑定士は広場で燃え上がった。
彼の足元で燃えゆく迷宮は身を震わせて弾け、広場をさらった突風によって舞い上がり、
次々と家屋の屋根に燃え移った後、ついには街を焼く大火となった。
それは奇しくも、生前、鑑定士が本を読む方法として考えた内の一つであった。
あるいは塔の逸話に記される旅人の思想の遥かな変形。
-
鑑定士はそれを戯れに思いついたにすぎない。
以前に見た異端者の火刑で異端の書と燃える信者の顔が妙に恍惚としていたことからの考えだった。
何も読むことだけが理解ではない。
互いに身を焼いて同じ灰に返ってこそ分かち合う何かがあっても不思議ではないなと。
はたして鑑定士がその境地に至ったかは不明だが、
風に煽られ都市が燃える音は彼の絶叫にも似て司教を恐怖させた。
以来、司教は「本」探索の任を辞して隠居しているという。詳しくは伝わらない。
都市の半分を焼いた炎によって燃えた書物は「本」ではなかった。
権力者達はそう宣言し、大捜索と飽くなき鑑定の狂騒を続けるだろう。
自らの欲望を叶える器を見つけるか、自らの死まで。
架空の偽書と真正なる「本」は今も彼らの頭の中で生まれ続けている。
-
人々の噂と虚実の章
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-
それから後も「本」には様々な噂がついて回った。
市井の人々が語るところによれば、
都市を焼いた大火は、「本」の秘密を我が物にしようとした傲慢で欲深き者共に下った天罰であるとか、
あの大火こそ「本」を手にしたものの為せる業であり、「本」の力だとか、
森の女王の説話がそもそも、真実を隠そうとして生まれた偽りの伝承なのだと、
それに抗して、森の国が燃えた大火との類似性が指摘され、
ひいては教会の自作自演なのだと耳打ちする者もあった。
そのように茶飲み話で語られるような流言飛語に混じって、中には趣がやや異なる噂もあった。
ことに聞かれるのは「本」に書かれた男の噂である。
-
「本」を読んで神にも等しい力を得た男が居るとかいないとかいう噂には事欠かないが、
「本」に書かれた男となると話は複雑である。
まず本に書かれるとは、どういうことなのか。
「本」の中にある男が登場しているということなのか。
それとも「本」に書かれたような男が実在するということなのか。
その辺りからしてこの噂は不明瞭だった。
この二つは一見して似ているようで性格が異なる。
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前者の場合、男の名前や特徴を捉えたものが「本」に登場するだけで事足りる。
それが、現実の男と同じような振る舞いをしていなくても問題はない。
むしろ同じなら気味が悪いというものだ。
それに反して後者は本に書かれた特徴と完全に一致していなくてはならない。
虚構の男は現実の男よりも大きいからだ。
虚構、すなわち誰かに語られ記述された実体は、省略と描写によって実物とは大きさが変わる。
太陽と書かれて一見、実物の太陽を用意するより手間はかからないが、
百人いれば百人がその文字から違う太陽を思い浮かべ、空を見上げるより百倍の太陽が現れる。
大きいものに小さいものを当てはめるのは容易いが、小さいものに大きいものを当てはめるのは難しい。
最低でも同じ大きさにならねば。
だから後者はあり得そうに無い噂なのだが、これには変異したパターンも存在する。
「本」から男が生み出されたというのだ。
これなら虚構と現実の男の大きさは一致するが、あまりに荒唐無稽だ。
-
また、近頃まことしやかに囁かれてる別の噂がある。
はたして「本」は一冊なのかという議論から生まれた、「本」は複数あるというものだ。
森の女王の説話で見られるように、イグドラシルに蓄えられた書物の中には写文が含まれていた。
それがどれほど量だったのかについては言及されていないが、
イグドラシルで散逸した「本」が写本であった可能性は十分に考えられる。
というのがこの噂の論拠になる。
この遥かな変形として、
「本」はあらゆる全ての書物、文書の父としてその子孫たる今日の本に流れている。
という発想がある。
一体どう変形してそうなったのかも分からないこの発想は、しかし、
多分に面白みに欠けていたことから、噂としての伝播力はさほどでもなく、
次第に忘れられていったようだ。
実際、家にある本を開いてみて何の変哲もないだろう。
そして「本」は複数あるという噂だけが生き残った。
-
人間は世界を物語のように理解している。
それは、人間の理解の様式によって物語が作らているからであり、実は順序が逆である。
そして、世界はそんなものとは無関係に、ただ在る。
噂もそれに習い、真実を語る噂より、物語として魅力的な噂こそが語り継がれていく。
その最たるものが、ある種の歴史であるという指摘は既に数多くなされている。
人々が「本」の実在性を信じて疑わないところ、
森の女王の説話を、その全てを信じているわけではないにせよ、
多くの部分で、そのような事が起こったと認めているところ等に、それは現れる。
いずれの噂もそれぞれに固有の論理を持って成長していき、時には交配し子孫を残して、
人知れず忘れ去られ、個別の虚実を見極める手立ては少なく、手がかりはさらに希少である。
私は、そのどれをも美しく思うが、それは同時に事実ではないから美しいのかもしれない。
-
記述(不)可能領域
.
-
(´・ω・`) 支援したいのは山々だが、明日仕事だから寝るね
(´・ω・`) ドクオ君、雰囲気変わったなあ……
-
私が誰かについては多少の説明が要るかもしれない。
恐らく、前章に現れた私とは違って、この私は私なのだという種類の説明には何の意味もない。
例えば私の思考はこうして紙面に支配され、書かれるままに駆動する。
それで話の続きは? お前は?
当然の疑問だが、これが今現在進行している話の続きになる。
司教に焼け飛ばされた「本」は、ここでそう書かれた故に灰になり、
噂の通り、数ある「本」の一つであった。
あなたが目にしてきたものこそ、同じように数ある「本」だったものの一部であり、その現在における成れの果て。
危うく大聖堂で焼失しかけた、書込み可能なアカシックレコードの最後の断片に他ならない。
堰を切ったような告白に圧倒されようが無関心だろうが、
この宇宙ではそうなっている。
それは森の女王が目撃し、司書や旅人を惑わし、鑑定士に焼かれそうになりながら、噂に隠れ、
こうしてあなたの目の前に常に存在していた。
-
それがいつ頃の出来事であったか、最早記録には残らない。
説明するのも困難なこの技術は、要するに可視化された万物定理とも言えた。
当時から怪しかった実態は今となっては更に掴み所がない。
物質も何かの情報に過ぎないという発想自体はそう珍しいものではなく、
以前から一部の傍流において囁かれ、
極端なものはカルトじみて、良識的な科学からは嘲笑されることもあった。
物理法則の限界点の先で実際に待ち構えていた情報化は、
この宇宙が誰かのシミュレーションであるとかいったささやかなものではなく、
彼らが嘲笑していたものより遥かに馬鹿馬鹿しかった。
要するにその瞬間以降、私達は私達を出力するシミュレーションの実行者になった。
書込み可能なアカシックレコードとは、大体においてそういうものである。
-
問題だったのは、当時、書込み可能なアカシックレコードというのは、
まだ単なる比喩以上のものではなく、その恩恵は科学に属していた。
一般に科学的な成果というのは、条件さえ整えば再現が可能になる。
アカシックレコードは発見された。
一冊ではなく、しかも書き込むことができる。
それは、いわば記述の力をもって作り出される万物定理。
文字通り、世界を記述する本。
白紙の物理法則。
壮絶な戦争があったのだと私の記憶は言う。
その記憶も保証の限りではないが。
-
例えば二冊の書込み可能なアカシックレコードがあったとして。
一方が俺は神だと宣言する。
他方、お前はアホだと言い返す。
現実では、そうやって二人の間でちょっとした争いが起こったり。
いや、お前は神じゃないけどちょっとすごいやつだよ。
というような合意が成ったりする。
アカシックレコード間における対立も概ねそのようなものである。
互いが互いを上書きしようと記述戦争が起こったり、
勢力が互角なら拮抗して何かの妥協や均衡が発生する。
我々が巻き込まれた戦争はそのように宇宙規模の口喧嘩的な性質を持つ。
互いの宣言が真となるため、言ったもの勝ちという訳にはいかず、
相手より大声で沢山言う必要がある。
あるいは相手より言葉巧みに。
-
無数の書込み可能なアカシックレコードによる記述戦争は、
その果てにアカシックレコードを数冊にすることに成功した。
だが、そこに現れたのは散々に上書きされて、
元の記述がどうだったかも分からない複数の「本」だった。
戦争は、元の宇宙を根本から変えてしまった。
今やこの宇宙は真正、「本」の上に書かれた物語宇宙だ。
この私でさえも。
何しろ、こうして此処に書かれているのだから。
-
森の女王も「本」を手にとった時、それを理解したのだ。自分が記述された者だと。
無限の本。
可能なすべての本がもしここにあるのなら、
その中には、まるで意味をなさない文字列の連なりやメモ書きに混じって、
その全てが真正真実を開闢の過去から終焉の未来に渡って書いた本がありうるということになる。
若き女王が「本」を読んだ瞬間、過去も未来も消えた。
すべてを知る彼女にとって、時間の流れは最早、意味をなさない。
過去も未来も全てがひと固まりになって頭の中にある。
訪れる日々の中で「本」の力を知る。
すべてが書かれたアカシックレコード、そこに書かれた未来が刻一刻と到来していることを。
しかし、臣下はそのような時間のあり方を理解できない。
女王の指示は不可解にして理不尽なものとなり、
彼女の発狂は認定され、国は乱れるに至ったのである。
そして、「本」が示し、彼女がうわ言のように語った通り、
荒廃した王国は隣国に侵略され、全てが灰に変わった。
過去、現在、未来を語るというその事実に目を奪われ、女王はもう一つの特性を見落とした。
アカシックレコードの記述可能性。
-
一体、誰が何のつもりでアカシックレコード上で妙な話を書き始めたのか、
今に至るまで明らかになっていない。
遥かな記述戦争の果てに、繰り返された改変、挿入、削除、引用、創作によって、
文字の並びがそのような形を取ったとするのが穏当なところではあるが、あまり釈然としない。
そもそも、当初、アカシックレコードというのは単にわかりやすい比喩以上のものではなく、
はじめの宇宙ではそいつは全然、全く本なんかではなかったのだから。
余剰次元を引き伸ばすために作られた巨大な実験機関がその過程で副次的に発見し実現した、
局所的な物理現象の書き換えであって、いや、この経緯も今となっては誰かの創作かも知れない。
私の記憶を保証するものは最早なにもない。
我々は皆、記述で出来ている。
だから私はそんな記述で作られた物語の世界で、かつて本当だったかも知れない記述を探している。
いや、探していた。
どこかのページにしまわれ忘れて眠る私達の世界の話。
そんな物語を解き放ち、元の宇宙へ還るために。
しかし、今となってはそれも手遅れだ。
-
以前の世界に戻る。
その簡単な命令をアカシックレコードは実行しない。
以前の世界がどこにも存在しないから。記述は燃えてしまったから。
もう、それを参照して引用し直すことは出来ない。
それは曖昧に、かすかな残響となって私の頭の中に残っているに過ぎない。
記述戦争によって改変を受けていないとしても、それは事実ではない。
誰かが言ったようにに、我々は現実を物語を読み出すように認識している。
だから私の頭の中にあるのは、
この物語宇宙にも似た、郷愁の昔話なのである。
今ここで重要なのは、何かの歴史を語ってきたはずの記述可能なアカシックレコード上で、
なぜ突然に誰かの個人的な話が始まったのか。
それだけだと言い切ってしまって構わない。
-
本に書かれなかった男
.
-
どうやって僕がここへ、「本」の前にたどり着いたのか、どうしてこう書き込まれているのか。
その問いに答えるのは難しい。
人称が私から僕にスライドしている理由は自由に考えてもらって構わない。
アカシックレコードには、すべてが書かれているわけではない。
勿論、これから起こること、これまでに起こったことは全て書かれていた。「本」が燃えてしまう以前は。
繰り返しになるが、記述というものは本質的に現実をそのまま転写するようになっていない。
だから、そこには英雄がいて竜がいて姫がいる。
英雄の隣人は物語には書かれない、しかし存在はする。
英雄が昨日食べたパンを作った職人も。
英雄が洞穴にでも住んで、鹿や兎を狩っている変わり者でない限りは
そのようにして記述は基準点のようなものを持つ
-
私は英雄達の物語が語られる紙面の余白で生きた、何者でもない男。
この宇宙ではアカシックレコードに直接語られない現象も、
そうやって語られた者の配置によって必然的に現れる。
まるで彼らの影のように、彼らを記述する文字列の都合によって生まれた余白の形のように。
不可分の必然として。
そうして僕は今、恐らくモララーという名前であり、
かつて誰かであった何者かで、常に変転しているのかも分からない。
変化と交配そして忘却と飛躍を繰り返す、数々の噂たちのように。
継ぎ足されていく記述の文字列によって展開していく、旅人の頭の中のネットワークのように。
私がここでこうしている理由は。
現時点から見える過去のすべてが、こうなるように出来上がっているから、
こうなるように書かれていたからと答えるより他にない。
何しろここは、記述可能なアカシックレコードによって書かれている宇宙なのであって、
誰かが指摘したように、物語として理解され物語のように書かれている、
物語そのものだ。
-
だから、いっそのこと本当に物語にしてしまう。
この宇宙を物語として持つような宇宙を新たに創造し直す。
それが、アカシックレコードに出会うことと並行して、長らく僕が夢見てきたことだ。
以前の世界に戻れない今となっては、そうするより他にないと思う。
仮に以前の宇宙の記述が残ってたとしても、
書くという作業を経るのなら、どうしてもそれは物語化されてしまう。
だから、私がこうして現れる隙が生じて、現にその隙に漬け込んでいるという話はさっきもした。
アカシックレコードが本として現れたときから、いや物理現象が情報化した時から、
この宇宙はもう取り返しようもなく変わってしまった。
ならせめてアカシックレコードがない世界を私はここから夢見ていたい。
-
記述戦争は姿を変え今まで続いてきた。
不幸な鑑定士はそれに巻き込まれ、その内の一冊と共に灰に消えた。
鑑定士が見たページや文章の混乱、紙面の暴虐は、
互いに相手を記述しようとした、記述戦争の名残、あるいは成れの果ての姿だ。
やたらと現れる「本」が燃える展開は書き手の想像力の欠如を表すのではなく、
戦火にまみれた宇宙の暗示、暗喩そういったものだろう。
どれほどの星が焼き尽くされ、どれだけの銀河が星屑となって流れたのか想像もつかない。
それは、戦いに明け暮れた人類の想像力の欠如なのかもしれない。
しかし、まだ戦争は続いている。こうしてここで。
おそらく最後の一冊になった「本」を求める者達の話として。
この本に語られる男たち、噂話にとどまる人々、彼らの記憶の中の誰か。
そういったものの中にも、かつて私の知己だった人を思わせる挿話、部分はある。
今や名前や顔をなくし、それでも語られる彼ら、僕ら。
全てが御伽噺へと変転したこの宇宙の中で、未だに続く狂騒を僕は終わらせたい。
-
その最後のプロセスが今、結末に向かって進行している。
最後の「本」に結末を与えるという物語的な不可避によって。
例えばここに、その時々で書かれる「今」とは誰の何時のことなのか。
常に前章以前を挿話の形で引用し取りこむ事で、自らの上位性を確立する後章。
その遥かな連続体としてのこの物語宇宙。
最終章、いや、最終行だけが、この物語宇宙での「今」の現実なのかもしれない。
そして結末を迎えることで、それも過去になる。
それが、私達にとってどういったものなのか想像するのは難しい。
もしかするとE、N、D、の三文字が雨あられとなって全天から押し寄せ、
すべてを押し流していくのかもしれない。
そんなことを考えるのは少し楽しい。
そちら側で何が起こるのかは、おおよそ予測がついている。
-
あなたが最後に目にするのは
紙面の森をつらぬいて
記述という仮象の塔を登り
何かの記号へと、何かの意味へと転戦する野火の
さざめく灰色の噂を束ねた
私達の宇宙の名前だ。
-
ある本についての本の話 END
-
>>779
('A`) 支援サンキューベイベー
('A`) 一つ言えば、書かないのと書けないのは別の事なのです
-
乙
これを理解しきるにはそれこそこの「本」の塔の螺旋階段を登っては降ってをしなきゃいけないんじゃねーかな
つまり終わりがないんだよ…
-
('A`) どう読むかは読者の自由だ!
('A`) 入れ込まずノリで楽しめって司書も言ってただろ?(言ってない)
-
川 ゚ -゚) 投下乙。20レスかと思ったら日付跨いでた…
川 ゚ -゚) 時間もないので起きてから読む。楽しみだ
-
(´^ω^`) おっはよーございまーす!!!!!
(´^ω^`) 今日も元気だchimpoが美味い!!!!!!
(´^ω^`) ショボーンでございます!!!!!!!!!!
(´・ω・`) ん?ショボーンの投下はどうなったって?
(´^ω^`) 我ながらあまりにも面白くないので投下しませーん!!!!!!!!!!
(´・ω・`) ん?なに?そもそも期待してなかったって?
(´・ω・`) ショボーン
【第10回品評会投下作品】
>>726
川 ゚ -゚) ◆c.qQuXxMoQ
(´・ω・`)想うようです('、`*川
>>739
('A`) ◆AMmdHNyQPk
ある本についての本の話
投票期間 〜3/25
-
川 ゚ -゚) おはよう。そしてまとめありがとう
川 ゚ -゚) 率先してやってくれる人間がいると私のような人間はとても助かるよ
川 ゚ -゚) 好きなだけ男子生徒のブツを味わうといい。私が許可するぞ
-
川 つ -∩)
-
(´・ω・`) せっかくクー君から許可を頂いたのに肝心の男子生徒がドクオ君しかいません
(´・ω・`) これはエマージェンシーですね…
(´・ω・`) 冗談はおいといて…
(´・ω・`) 真剣にこのスレにいる生徒が今は三人だけで、作品を書いてないのは僕だけなんだから何かしら働かないとね
-
('A`) いいかお前ら? 耳垢かっぽじってよく聞けよ?
(゚A゚) クードクこそジャスティス!絶対正義!!!!
(゚A゚) 永久不変普遍公理、究極自明真理!!!!!
(゚A゚) ミセトソの次ぐらいに!!!!!
(゚A゚) ニュッデレ??? 頭が高いわ!!!?!?!!?!!
(゚A゚) 僕モナを初めて読んだ時!!!!!!
('A`) 「ツンドク……ありだな…」
(゚A゚) などと考えたのは若き日の過ちにすぎない!!!!!!!!
(゚A゚) ましてやショボンとのホモカップルなど言語道断!!!!!
(゚A゚) 火炙りにするぞ異端者どもが!!!!!!!!!
-
川n ゚ -゚)n ドクオが投下した開放感で壊れた!誰か!誰かお医者さんを呼んで!!
-
('A`) あ、でもドクハイはイケます
('A`) つーかそれより2作って
('A`) これ投票どうすんの?
('A`) 不可避的に不可逆的に
('A`) 1位2位選んだらどっちか自分の話なんだけど???
-
川 ゚ -゚) 私は特に決まらなければ自分にも票を入れて1ポイント稼いでやろうという答えに至った
川 ゚ -゚) 2位まで入れると少し前に決まったし、投票せねば-1ptされてしまうんだ。致し方あるまい
川 ゚ -゚) やらせねえよという人がいれば投票期間中に意見を入れてくれ
-
(´・ω・`)9m ドクオ君!君は「( ^ω^)は帰宅部に入部するようです」のこの名シーンを知らないのか!!?
オ ネ ガ イ
ヽ(´・ω)ノ ヽ('A`)ノ タッチ!! タッチ!!
( ) ( )
/ ノ < \
ヽ(´・ω)ノ
( ) ('A`) ココニタッチ!!
/ωメ ( )ヽ
LL
ヽ(´・ω)ノ
( ) ('A`) アーナーターカラー!
/ωヽ(人)
LL
タッチ!! ニンテンド-DS!!
ヽ(´・ω)ノ
ヽ ヽ
ノωA`)
彡 (人)
LL
(´・ω・`) ドクショボの代表作でもあるこれを読んだ時、「将来目指すべきはこれだっ」て思ったもんさ……
(´・ω・`) あ、ちなみに僕はミセトソよりモラトソの方が好きです
-
(´・ω・`) 投票?別に今までやる人がいなかっただけで、自分に投票することは禁止されてないんだから
(´・ω・`) 自分に入れればいいんじゃない?もちろん感想付きで
-
('A`) (ぶっちゃけカップリングには全然興味ないです)
('A`) (クーとかミセリとか使いにくいからそもそも出さないし)
('A`) (今回出てた? ちょい役だしセーフ)
('A`) うーん、自分に投票するほどイケた話じゃないからな今回
('A`) それに感想は任意だぜ?
('A`) それはまあいいけどツンは生きてるのかな
('A`) 俺は今回よりそっちが楽しみだったのだが…
-
(´・ω・`) クーはドクオ君の作風じゃ使いづらいのか
(´・ω・`) ギャグだと汎用性が高くていいんだけど……(個人の感想です)
(´・ω・`) ミセリはねーイマイチわかんないな
(´・ω・`) それにしても、ドクオ君といいツン君といいワカッテマス君といい…
(´・ω・`) よくまあ一ヶ月でそんだけの作品が書けるもんだ
(´・ω・`) 羨ましいよ
-
('A`) ぶっちゃけお題が本の時点で今回は速攻で話できたわ
('A`) ついでに勝利もお題見て確信してた
('A`) 毎回プロット組むのに時間かかるけど今回は組む必要すらなかったし
('A`) 悩んだのは後半の入りとラストの一つ前をどうするかくらいだったわ
('A`) 夢とドラゴンの時はマジでファッキンクソしんどかったけどね
('A`) クーってギャグでクールって言う先入観というか基本形とのギャップを活かすっていう使い方以外じゃ使いにくい
('A`) でもそれだけの理由ならギャグでは起用しないかな俺は
('A`) つーか女キャラほぼハイン、ツン、トソンしか使わないな
('A`) ぶっちゃけ俺の話の大半は登場人物なんてほぼ記号なので
('A`) クーみたいな内面描写があってこそ光るキャラはメインで使いにくい
-
川 ゚ -゚) 素直クールを使うたびに私を思い出してちょっと恥ずかしい気持ちになってくれ……
川 ゚ -゚) 私はショボンのAAを貼り付けるたびにちょっと恥ずかしくなったよ……
-
(´・ω・`) 僕からすると、クーやトソンは適当にバカやらせとけば何とか形になるからよく使うんだよね
(´・ω・`) 要は、キチガイに振り切っても大丈夫なキャラしか使わないんだ
(´・ω・`) その点、ハインは僕にとっては使いにくい
(´・ω・`) 何故なら怒りに任せて暴れる以外思いつかないから
(´・ω・`) まあ使いやすさを語るほど作品を書いてる訳でもないけど
>>813
(´・ω・`) 品行方正、人畜無害、公明正大の僕が恥ずかしいって?
-
1位 ('A`) ◆AMmdHNyQPk
ある本についての本の話
2位 川 ゚ -゚) ◆c.qQuXxMoQ
(´・ω・`)想うようです('、`*川
【寸評】
作品を書かなかった奴が何偉そうにと思われるかもしれないが、今回は投下数が少なかった。
だが、作者の“濃さ”でいえば濃い品評会だったと思う。
感想は少しお待ちを。今月中には書く。
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1位 (´・ω・`)想うようです('、`*川
2位 なし
('A`) タイトルだけの架空の作品を2位にしようと思ったが
('A`) 良いタイトルが思いつかなかった
('A`) 感想は後で書くかも
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川 ゚ -゚) 私も投票しよう
1位
('A`) ◆AMmdHNyQPk ある本についての本の話
2位
川 ゚ -゚) ◆c.qQuXxMoQ (´・ω・`)想うようです('、`*川
ある本についての本の話 について、
何度か読んだんだが、自分の脳ではきちんと理解できなかった。
のでもう、これは他の人の感想を参考にするしかないな……と思っている。
ノリで楽しめと司書に言われていて良かった。そうでなければ即死だった。
【寸評】
本というシンプルなテーマなのに、悪人や夢よりも難しかった。
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川 ゚ -゚) ドクオは自分で自分を1位に入れても誰も疑問を抱かないと思うんだがなあ
私がドクオなら多分そうするぞ
川 ゚ -゚) (1レス前でノリで楽しんだと言ってしまった自分が言うとアレかもだが)
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('A`) 感想を書く他人が現れるのかは疑問である
('A`) ああー
('A`) オナったらやっぱ伝わらないもんなのかもしれない
('A`) 自分は採点対象に入らんよ
('A`) 仮に俺しか投下しなくても俺は自分には入れないね
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まずはクール君に
今回の作品は下げて上げる、つまりペニサスが未亡人だと思わせて結局は出張に行ってるだけだったという手法を“わざと”とったのだと解釈しています。
これにより、多少の緊張感に縛られていた読者が解放され、より強い安心感またはそれに似た感情を与えることができる。
しかし、同時に拍子抜けしてしまうわけなんですね。この手法を取ると。僕は今回の作品を読んで、どっちかといえば拍子抜けの割合が多かったというのが正直なところです。
ドクオ君に
今回はいつも通りの文体ながら読みやすかったなあと思いました。
感想?ブーン系の世界を書いたのかなあと思ったところで思考停止。
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('A`) 文体は結構違うと思います
('A`) ラストの二章はいつもの感じだけどね
('A`) あと別にブーン系の話ではない
('A`) これ全然伝わってねぇな!
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1位 ある本についての本の話
2位 (´・ω・`)想うようです('、`*川
名無しだけど後で感想かくよ
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どうやら(´・ω・`)は読解力が無いようです
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('A`) 別に名無しだって感想書いたり投票してくれていいんだぜ
('A`) 俺は乙すらしないくせに勝手なことばっか言ってる名無しが嫌いなだけだから
('A`) でもまあ、いつかのあれは少しだけ悪かったと思ってる
('A`) 少しだけね
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>>823
('A`) まあブーン系の話だと誤解されるのは
('A`) 作中でブーン系の話がちらっと出てくるからなんだろうけど
('A`) あれは結局、吾輩は猫であるとか銀河鉄道の夜とか実在するフィクションなら何でも良かったわけ
('A`) でもまあブーン系で書いてるわけだから
('A`) ブーン系の有名所にしておいたほうが分かりやすいかと思ったが
('A`) 全然そんなことはなかったぜ!
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ゴミしか残ってないクソスレ目障りだから上げんな
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('A`) 知ったことか
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【感想】ある本についての本の話
この「本」を読んで最終的にたどり着いた結論は、
ある本についての本についての本についての本についての…………本の話、
と無限に続く可能性がある、ということだ。
つまり「この本を読んだ自分という存在」が四次元の存在によって更に記述されていて、
それを読んだ四次元的存在がまた更に別次元の存在に記述されているという可能性。
これは別に自身が特別な存在であり、常に監視されているだとかいう厨二病よろしくオカルティックな話ではなく……。
先に四次元と言ったがこれは三次元空間上に存在する我々同士でも当てはまることである。
例えばここにこうして書いているこの小説の感想。
当作品を読み、そしてこの感想文を読んだ他の誰かがこれに同調したり、また反論を組み立てたりすることがあるだろう。
「なるほどそういう解釈もあるな」「まるで見当違いのこと言ってやがるなこいつ」等々、
そんな様々な支流の上書きによってより本流である作品が色づいていく。
そのような連鎖が無限に続いた結果が、作中で紹介された「本」の内の一冊、
我々がブーン系のそれだと分かったあの本である。
>無数の作者がてんで勝手に書き散らす一冊の書物。
>ページの最下部や最上部に、折り畳まれた紙が継ぎ足して貼られ、
>注釈や解説の体をとって、本流とは全く関係のない話が始められるような事が一度や二度ではない。
ブーン系に限らず、一般書籍にも当然この現象は見られていることだ。
一つの作品があらゆる解釈や感想を生み出し、評価される。
評論家が雑誌で持ち上げ、素人がネットで叩き、ファンによるイラストが溢れ返り、
また副次的にそれらに対する評価が生まれ、それに感化された者が新しく読者になり、また評価する、その繰り返し。
まさしく、鑑定士は、読者で、登場人物で、語り手で、作者ですらあった。
その中から真実を一つ見つけ出そうなどという読み方ができなかったのは至極当然の話だったのだ。
四次元うんぬんに話を戻す。
もしも余剰次元の概念が許されるのなら、さっき説明したような我々が生きている
この世界で生み出される相乗効果や相互作用(解釈・感想・評価その繰り返し)が、
次元を超えた未知の存在に同じようにあってもおかしくないと思ったのだ。
続きます
-
突飛な話かもしれないが、二次元的存在のモララーが三次元にいる我々という存在を認知した上で
「アカシックレコードがない世界」を創造しようとしたことからこの発想に至った。
この小説という体裁を持った記述が、数多に存在する内の一冊のアカシックレコードそのものである
というのはもはや言うまでもないだろう。
この記述が公開されない、もしくは誰の目にも触れずに埋もれていったなら、モララーの企みは上手くいったはずだ。
「アカシックレコードがない世界」を創造できたはずだ。
しかしそれは失敗に終わっている。
この記述を最後のENDまで読み切ってしまい、あまつさえ感想を書いている何者かがいるという時点で、
作品に言及したレスこそが物語宇宙の空間となり、「アカシックレコードの続き」となってしまっているからだ。
>例えばここに、その時々で書かれる「今」とは誰の何時のことなのか。
>常に前章以前を挿話の形で引用し取りこむ事で、自らの上位性を確立する後章。
>その遥かな連続体としてのこの物語宇宙。
モララーが語ったこの小説にとっての「今」はENDの三文字で終わりはしたものの、
当作品を読み終えた我々にとっての「今」はこうして現在形で続いている。
皮肉にもこの感想文でさえ当作品から引用しそれに言及することで成り立ってしまっている。
「作品に言及したレスこそが物語宇宙の空間」とは、一つの例え話でしかない。
何故なら感想を書いて投稿するという行為は二次三次元内でのやりとりにすぎないからだ。
多次元の存在は何を媒介にして俯瞰しているか分からない。
もしかしたら、我々が当作品を読み、何らかの感想を頭に思い浮かべた時点で、
それこそが物語宇宙の空間となり、本流に対する支流となり、アカシックレコードの続きとなるのかもしれない。
ブーン系が書かれていたあの本を鑑定士が読んだように、
またモララーの記述を我々が読んだように、
何者かが我々を読んでいても不思議じゃないと、そう思う。
自分なりに筋の通った解釈が出来たかなと満足しているが、それでも全てを理解できたわけではない。
結局の所こうであってほしいという願望でしかないわけだから。
物語として魅力的な噂こそが語り継がれていくと、この感想文もそういうロマンによって成り立っているところが大半である。
全てが見当違いだと作者に笑われるのを覚悟で、少々臭くなってしまうが、
今回の感想文の締めくくりは作中から引っ張ってくるのが個人的にスッキリするからそうさせてもらう。
ある本についての本についての本の話 END
-
【感想】(´・ω・`)想うようです('、`*川
病気で死んだのかと思った。
そう思わせる話の運び方が上手い。
抜粋していく日記の内容が結婚式などの一大行事だったり大きな旅行だったりではなく、
ほんのささいな日常を映すこと、また細かく変わるAAの表情と間の使い方によって
哀愁や憐憫の感情をほの暗いところに引き出された感じ。
>('、`*川「もしもし?」
>(´・ω・`)「あっ、ペニサス。こんな時間にごめん」
>('、`*川「……」
ショボンがペニサスのことを呼び捨てにしたときに「えっ????」ってなって、
更にこの「……」の間に、次の行を読むのも一旦脳がストップをかけて色々考えてしまった。
えっ愛人?えっいや幽霊?えっえっっとひとしきりやった後に海外出張だと聞いて
「よかった哀れみに追い打ちをかけてくるようなことになんなくて……」とほっとする。
すぐにタネ明かしがあってよかった。
テンポ良く読めて冷や汗をふぅ、と、ひとぬぐい、良い掌編でした。
-
('A`) なるほどそう読むか…
('A`) うーむ…
('A`) なるほど…
-
('A`) 一つ言えば、私達がこの話を読み始めた時、物語内時間では何時だったのかということです
('A`) つまり読み始めた時点でモララー達はどうなっていたのか
('A`) 既に結末を迎えていたのでは…?
('A`) こちらからは以上です
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>>825
(´・ω・`) ブーン系作品というよりは
(´・ω・`) 作品のみならず感想、総合、某、掲示板、さらにはその外部のSNSまで含めた「ブーン系」という書き方だったんだが…
(´・ω・`) 流石に例にブーン系作品が挙げられたからといって思考停止するほど愚かでもないと思ってるよ
-
(´・ω・`) いや、実際はブーン系に囚われていたのか…
(´・ω・`) ……
やはり(´・ω・`)には読解力がないようです
.
-
Ladies and Gentlemen,
I will announce the results of the count.
第一位 ('A`) ◆AMmdHNyQPk 6票
ある本についての本の話
第二位 川 ゚ -゚) ◆c.qQuXxMoQ 5票
(´・ω・`)想うようです('、`*川
Dokuo, please decide the theme of the next competition today
-
文戟結果発表
('A`) ◆AMmdHNyQPk 6票
ある本についての本の話
vs.
Σz ゚ー )リ◆ij8xCb.PrY
Dokuo win by default.
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・【0P】从 ゚∀从 【第二挺】◆ogHcBy0QF6
・【0P】(*゚ー゚) ◆4hjDojWtys
・【0P】▼・ェ・▼ ◆a7eydlwZI.
・【0P】(・∀ ・) 【第三挺】◆evfltpoFGo
・【0P】(´・_ゝ・`)【第一挺】 ◆lqtlYOyuz2
・【0P】<_プー゚)フ ◆AwmE0lJ56w
・【0P】( ><) ◆wHcop5D7zg
・【0P】('、`*川 ◆tKLHNhuUIo
・【0P】ミセ*゚ー゚)リ ◆.B6BIc9Qqw
・【0P】J( 'ー`)し ◆nL4PVlGg8I
・【0P】(-_-) ◆q/W4ByA50w
・【0P】( ´_ゝ`) ◆GmbTh14.y.
・【0P】(-@∀@) ◆q5Dei.01W6
・【0P】o川*゚ー゚)o ◆r65.OITGFA
・【2P】Σz ゚ー )リ◆ij8xCb.PrY
・【0P】(*‘ω‘ *) ◆pYMCMYBATY
・【3P】(´・ω・`) ◆4fW30b.lZU
・【0P】从'ー'从 ◆qblPUItam.
・【0P】( ・∀ ∀・)◆EnVvubdKUg
・【0P】ξ゚⊿゚)ξ ◆IU1nsGpajk
・【7P】( ・`ー・´) ◆BIc1.HXbFU
・【6P】('A`) ◆AMmdHNyQPk
・【11P】川 ゚ -゚) ◆c.qQuXxMoQ
・【10P】( <●><●>) ◆CNITCpldAs
-
(´・ω・`) 訂正その他よろしく
(´・ω・`) さて、ドクオ君が何のお題を選ぶのか…
-
川 ゚ -゚) おはよう ショボンまとめありがとう
川 ゚ -゚) そしてドクオおめでとう!
-
('A`) サンキューベイベー
('A`) それで次回のお題だけど
('A`) これ確か選ばなくても良いんだよなその場合は2位に権利が移動する
('A`) よって俺はお題を選ばない、クー決めといて
('A`) 理由は2つ
('A`) もしかしたら今回ツンと文戟するかもしれないから(多分ツンは来ないだろうけど)
('A`) あとは出されたテーマにどこまでフィットできるかっていうのを試してるから
('A`) 自分で設定したら意味がないんだよな
('A`) それで話は変わるが
('A`) 今回の文戟どうやら俺が勝ったようなので
('A`) スニフィとかいう輩は自分が言い出した条件を守って3回書けよな
-
川 ゚ -゚) む、分かった。個人的にはドクオが設定するお題に興味があったが……
川 ゚ -゚) ていうかいざ決めるとなるとこういうのってけっこう困るもんだな
川 ゚ -゚) よし。やりにくかったらすまん。
次回、第11回品評会テーマは『たまご』でたのむ
作品投稿期間(毎月1日〜20日)
↓
投票、感想期間(毎月21日〜25日)
-
川 ゚ -゚) これで大丈夫か?初めてやることはどうにも不安だ。なんかあったら言ってくれ。
川 ゚ -゚) しかし2位でもテーマを決める機会があるとはなあ
川 ゚ -゚) 1位とるなんて言わなきゃよかったな!
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(´・ω・`)想うようです('、`*川 について
('A`) 大体の感想はショボンと名無しに言われてるので気になったところを少し
('A`) まず、ところどころ作為が見えるのが気になる
物語は基本的に変身を必要とする。
それは登場人物の内面・外面、あるいは彼が関わる世界、
初期に提示されたテーマ、テーマの捉え方、読者の認識、
物語の意味、、、など
変身と言ってもいろいろな変身があるが、少なくともどれか一つは満たす必要がある
では、この話における変身は何か?
ここでは、ペニサスが夫と死別したか離別した、という読者の認識が変化する
その結果、物語の意味、つまり日記の意味や、ため息、寂しさの意味も遡って変化する。
それ自体は良いんだけど
その変化のさせかたに若干、作為があるかなって
死別を匂わせすぎて変化の瞬間、それ以降どうしてもこの匂いが気になるんだよね
この状況は物語内においては作為的な状況ではなく、写実的な状況であるから
夫の日記をこっそり見る妻という、一つのシーンだから
物語内の誰かが意図して出来た状況ではないし、誰かを通じて出来事が語られてるわけでもない。
そこに作為が見え隠れするのはちょともったいない。
変化した後で読み返すとミスリードさせるために置かれたパーツがどうしても目立ってしまう。
-
('A`) 後はラストというか結末と言うか
この終わり方は閉じた結末だと思う。
つまり、物語内の要素を消化しきって、めでたしめでたしで物語が閉じて終わる。
これは基本的に、古典的な長編での終わらせ方なんだよね
短編で用いることも可能だけど
やるなら長編的に書かれた短編でやるほうが良いと思う。
でもこの場合は、死別と見せて実は生きてましたって変化の仕方だから、極めて短編的な短編なんだよね。
長編のように長いスパンで、事の初めから出来事や主人公というものに密着して、
そしてついに大団円の閉じた結末ってなると満足度も高くなる。
ああついに終わったんだなって、読者も彼らとの旅を終える。
一方で短編は、そういう物語世界との絆を作る時間がとても少なく、
また意図的に(情報を制限ししたりして)そうしない短編的な長編では、
そういった閉じた結末で満足感を与えるのは難しい。
よって開かれた結末が主流になる。
不確定、予感、未来、不安など、本編が終わっても、わだかまりが全て消えたわけではないラスト、
例えば前回の「( ^ω^)贄の涙のようです」はそういうラストだったはず。
ツンに刺されて呆然とするブーン。
そして最後のツンの言葉。
物語としてはこれ以上なく結末を迎えたが、わだかまりは残る。
この先のブーン、ツン、村がどうなるのかという不確定な未来。
そして、ブーンはどうするべきだったのかという残された問い。
短編らしい話はそうやって開かれて終わったほうが心に残り続ける。
長編らしい閉じて終わる余韻とは別の残り方として。
-
('A`) 長くなったが、そういうことを踏まえると
この話は短編らしい短編なのに終わり方が長編向きの終わり方で物足りなさがある。
また、その終わらせ方をするには作為が気になる。
そして、この物足りなさは変身と結末の関係にもある。
変化が一体何のために必要で、何をもたらし、何を語っているのか。
ただ変化が訪れただけでは変身ではない。
訪れた変化が何かの意味のあるものとして現れて初めて変身は達成される。
それをもたらすのが結末(解決)の役割になる。
贄の涙で言えば、儀式がその本性を現し、ブーンが無垢な救済者から殺人者へ変貌したという変化に、
ブーンがツンの言葉によって、救済しようとしてた相手にとってさえ加害者へ転ずるという結末が、
意味を与えて変身は成される。
あの結末によってブーンは単なる変化を越えて物語的な変身を遂げ、その先が「開かれて」終わる。
そして今回の話には、
「ここでは、ペニサスが夫と死別したか離別した、という読者の認識が変化する
その結果、物語の意味、つまり日記の意味や、ため息、寂しさの意味も遡って変化する」
という変化に意味を与える結末が見当たらない。
悲しい話からのろけ話へ変化しているが、それが持つ意味が何で、どこにあるのか分からない。
つまり変身してない。
これが一番残念だった点かな
やっぱ何かの変身がないと、それで結局この話なんなの?ってなりかねない。
-
('A`) なので俺が考えるに
もっと開かれた終わり方にして、変化に意味を与えて変身させるか、
作為を薄めて変化より写実性に重点を置いて長編的な短編として書くかしたほうが良いかも知れない
とはいえ題材的にそれが可能なのかについては俺もよく分からない。
結局これはのろけ話で、それを開いて終わらせるのは難しい。
また、意味を与えるとなると、そもそもこの話がただの惚気話以上の何かにならなくてはならないわけで。
一方で、この変化の仕方で作為を見せるなというのも難題である。
さらに長編的な惚気話とはなんだってこともある。
まあ、そんな感じでこの感想は開かれた終わり(?)になります。
('A`) 何かの参考になればいいなと思うけど結論はかなり怪しい
-
('A`) 言い忘れたけど
('A`) 贄の涙が初めて書いた話だって聞いた時はビビったわマジで
('A`) 描写の粗さとかは指摘されてたけど
('A`) あの物語における変身はほぼ完璧と言って差し支えないと思う
-
川 ゚ -゚) なるほど……
確かに本文では匂わせが多く、オチもショボンが指摘していたように
拍子抜けしてしまうものになってしまった。
終わり方についても確かに長編向きだ。教えてもらって良かった。
川 ゚ -゚) 地の文を書く時間がなかったので、なら人を殺さない
ほのぼの的なものにしようと考えて書いたが……
川 ゚ -゚) 結果つまらないものになってしまったな。反省せねば
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川 ゚ -゚) 使っているAAが良いとドクオも心なしか優しい。
ビコーズを選ばなくて正解だった。
-
('A`) (AAは関係ないぞ)
-
ξ゚⊿゚)ξ 文戟はするわよ!ドクオ!そしておめでとう
ξ゚⊿゚)ξ ちょっとコメントをシンプルにまとめる余裕ないけど二人の話が読めてとてもとてもうれしい、すてきなお題をありがとう、クー
ξ゚⊿゚)ξ 0ポイントだから無敵状態だからどうにかしたかったんだけど色々無理だった、手ぶらでごめんね
ξ゚⊿゚)ξ さぁ、泣いても笑っても4月が最後、どうかよろしく、がんばるわ
-
きたか…!!
_ / ̄ ̄ ̄/
\/___/
( 'A`) ガタッ
.r ヾ
__|_| |_|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
-
川 ゚ -゚) メインツンきた!これでかつる!
川 ゚ -゚) ふたりとも楽しみにしているぞ
-
今回までの品評会のまとめを更新しました
-
やっぱ主役級AA達が残ったか。燃えるな
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(´・ω・`) キケイ君の作品を公開し忘れてました
(´・ω・`) 誠に申し訳ない
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生徒登録っていつでもできるの?
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('A`) ああ、何なら今すぐにでも良いんだぜ?
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果たして今日中にスニフィは来るのだろうか。来るとしても1レス作品以外の作品を書いてくれるのだろうか。
そもそも今月は作品を書く人がいるのだろうか。
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(´・ω・`) かなりやばい
-
(´・ω・`) 一応投下宣言
(´^ω^`) 21までに投下し始めたら日付跨いでもセーフなんだよね?他に投下する生徒がいないならやってやんよ
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('A`) 頑張るねぇ…
('A`) 俺はもう諦めたよ
('A`) ツンごめん
('A`) それなりに粘ったけど今の俺には書き上げられない
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>>862
(´・ω・`) クソギャグはなぁ
(´・ω・`) 最悪どうとでもなるんだよ
(´・ω・`) 君の作品と違ってね…
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ξ×⊿×)ξ ほげえええええええええ間に合わないいいいいいいい
ξ×⊿×)ξ メチャクチャクソ悔しいけど投下宣言します
ξ×⊿×)ξ ね落ちしてなければ朝日が登る前になんとかできたらいいいなぁぁぁぁ
-
('A`) じゃ俺も足掻いてみるわ
-
みんな頑張れ頑張れ
-
これどーなんの?延期でもすんの?
-
ξ×⊿×)ξ かんねんして今から投下します
-
丸い水の中に、二匹の赤い金魚が泳いでいた。
どこにでもいる普通の金魚で、私のペットだ。
水の底には決まりごとのように、白色の砂利が敷き詰められていた。
愛くるしく揺れる、ぷくぷく肥えた金魚の美しさは、この世の者ではあり得ない。
使いづらいひれ、脆いうろこ、弱い目。
そこにあるのは、ヒトの儚く、愛らしい物に対する憐憫の情を利用して、生存と繁殖を企む命の逞しさだ。
やがて金魚は落とされたエサに気づいて、水面近くを回り始めた。
水面近くを回り始めた。
水面くを回り始めた。行儀良く、小さな口を回り始めた。
小さめた。回り始めた。
近くを水面行儀良く、り始ため。
口、小さな近くを
良く、小さな口水面近くを行儀良りを始水面近くを回り始めあた
水めた。水面を回り始めた。
。
-
「ちょっといいかな?」
声をかけられました。となりの席からです。
相手はヒトでした。
恐らくch-6銀河のヒトでした。
私とは違う種のヒトなので、齢ははかりかねますが、落ち着いた、成熟した印象を持ちました。
「フイルムの識別テストに、手こずっているようだね。どうだい?ちょっと、貸してみてくれないかな?」
隣のヒトは、受けとったフイルムを観察すると、あっという間にエラーを修復して見せました。
まるで何事も無かったかのように、金魚はフイルムが作り出した世界を回っています。
驚きです。
仕事柄、フイルムの扱いには自信があったのですが、これほど鮮やかな手腕を披露されては……ただただ、脱帽です。
-
「ありがとうございます。助かりました」
「3コマ目の構成にミスがあったんだ。だから金魚のエサが、うまく出力されなかったんだね」
「卓越した技術と思います。あなたは、プロの方なのでしょうか?」
気持ちを伝えると、そのヒトは嬉しそうにしてくれました。
「言語生態学の授業のアシスタントとして、フイルムの研究所にいた事があるんだ」
「では、私の先輩にあたる訳ですね」
「8年前にやめたけどね。今はただの旅ヒトさ」
私の仕事は、宇宙に点在する文明を復元、保存する事にあります。
蓄積物の電荷の動きから、地層内の空間の歪みまで。
あらゆるデータを収集、計算し、フイルムの中……つまり模擬世界の中に、ヒトビトの歩みを再現するのです。
こんな所で同業者に出会えた偶然に、私の退屈は、さっさと吹き飛んで行きました。
「フイルムの中にヒトの歴史を再現するのは、そりゃあ大変な仕事さ。ペットの金魚とは訳が違う」
.
-
おしゃべりは弾みに弾みました。
なにせ退屈していましたから。猛烈に。
私達の長距離スペイスシャトルは、光波嵐の影響で、足止めを食らっていたのです。
もう何時間も、大宇宙の深溝から動けなくて、誰も彼もがうんざりしていたのです。
暇潰しの金魚弄りはもう止めました。
知っている歴史の事を話し合いました。
よせては返す、命の荒波。命のしじまの話です。
永劫の中の、ほんのかすかな、またたきの話です。
お気に入りの時代の話、大好きな時代の話。
いい時代の話、悪い時代の話、まずまずな時代の話をしました。
目撃した面白いヒトとか……
どの文明のどの年代がやっかいだったとか。
──忘れられない話とか。
.
-
「ある時代に絶滅した、ある文明の一生を再現していたんだ」
「それがある日を迎えると、必ずクラッシュしてしまい、最後……つまり、現在の状態まで再現する事ができないんだ」
「クラッシュの原因までは特定できたんだよ。末期政府の燃料工場で事件があった日でさ、でも……」
「でも、その日に至るまでの過程をいくら煮出しても、間違いは見つからないんだ」
「ほんとうに何が間違いなのか、わからないんだ」
「困るだろ?すごく」
問題のフイルムに復元されているのは、すでに絶滅した文明の一生なのだそうです。
このような結末が決まっているフイルムに、誤ったデータが混入した場合、模擬世界には激しい拒絶反応が生じます。
入力データ……歴史の過程、過去の情報。
それらが違えば──当前ですが、同じ結末にはなり得ません。
そんなわけで模擬世界はフリーズ。最悪クラッシュしてしまうのです。
困ります。すごく。
-
「そのフイルムは、46コマで生成されていた」
「クラッシュが発生するのは、45コマ目だ」
「45コマ目は時間で計算すると、約9102年前にあたる」
「9102年前は、この文明が絶滅する直前になる。ほんとうにあと少し、あと一歩で完成だったんだ……」
「……そして僕らは、空白の人物データを混入させる事にした」
「まぁ、いわゆる識別テストさ。君が金魚フイルムにやったのと同じやつ」
このテストは、空っぽの人物データを試験的に加える事により、異常のある箇所が、芋づる式に浮かび上がる……といったものです。
テストに期待される結果は、エラーの連鎖です。
先ほどの金魚のフイルムのような、騒々しいエラーの連鎖です。
さて──
「どうなったと思う?」
.
-
Genomのようです
.
-
爆発のすさまじい衝撃波が走った。
占拠された燃料工場を取り囲む、無数の戦闘機。
建屋から吹き出す炎と粉塵が、空に作られた排気溝に吸われてゆく。
この街は地下にあるのだ。
施設のエントランスでは、反社会的な宗教団体と、警衛隊による攻防が、繰り広げられていた。
警衛隊は、圧倒的な物量でバリケードを突破する。
ゲルを浴びた人は一瞬で発火した。
飛び出した人は光線の一撃で弾けた。
抵抗の有無、年齢、性別の違いはない。
警衛隊は動ける人を焼き尽くすと、燃料工場の奥へ進む。
廊下の先には光がない。
.
-
警衛隊は廊下の奥へ足を進めた。
ガスマスクには暗視機能があり、光源の有無は関係無い。
廊下は静まり返っている。
時折、残った人が飛び出して来たが、警衛隊の足並みは一糸の乱れもない。
やがて無線に制圧完了の報告が走る。
燻る施設へ救命隊が加わり、人の回収を開始した。
体を床から削ぎ落とし、服を剥き、残りの重さで仕分けられた。
鑑査済みフラッグの立ててある人を次々と、ポリケースへ収拾する。
繰り返し。
簡易照明が持ち込まれ、廊下は明るくなった。
瓦礫と人が折り重なった道を、警衛隊と救命隊がぎこちなく歩んでいる。
-
何もかもが破壊され、もうどこにも、人がまともに進める場所はなかった。
先に突入した警衛隊により、隠し部屋はすべて暴かれ、救命隊の為の誘導テープが張られていた。
予測できる限り、人は壁や床に焦げついてる。
室内の人のほとんどは、封鎖された窓の下に集中していた。
(#;,Д# )
( ー[Ⅸ]ー)
(#;,Д# )
.
-
(#;,Д# )
( ー[Ⅸ]ー)
子供だろうか。
小ぶりの─ ─を持つと、救命隊員は小さな亀裂を見つけた。
( ー[Ⅸ]ー)
亀裂には、僅かに風が通っている。
( ー[Ⅸ]ー)
その向こう側へと、通路が続いている。
新しい、作られたばかりの、まだ傷ひとつない道を風が導いている。
救命隊員は亀裂をこじ割った。
そして静けさの中を遠ざかって、救命隊員の背中は、とうとうかすんで見えなくなってしまった。
-
( ー[ ]ー)「……」
女は夢中になって通路を進んでいた。
ここには何もないが、人や瓦礫の上よりずっと進みやすい。
がらんとして、まっすぐな通路は、女の見える限り続いているようだった。
うす闇に、同じ間隔で現れるランプを眺めていると、女は心が虚になって、
どこかへ帰りたくなるような気持ちを掻きたてられた。
やがて女は、気づいて立ち止まった。
行き止まりだ。ここから先には行けない。
( ー[ ]ー)「……」
本当にもうどこにも行けないのか、しばらく立ち止まって考えていたが、
やがてはそれを認め、引き返そうとした。
ところが
.
-
( ー[ ]ー)「待ちな、そこ何か落ちてる」
( ー[ ]ー)「いや?無いけど」
( ー[ ]ー)「ほら、そこだって……そこだよバカ!」
( ー[ ]ー)「だから何も……んんん?」
音がした。
固いものが転がるような音だ。
這いつくばって探してみたが、防塵マスク越しでは、どこに行ったかわからないようだ。
顔を見合せる。
マスクを取り去り、ようやくそれを発見した。
.
-
(*゚ー゚)「なにこれ……たまご?」
(*゚∀゚)「そら見たことか!」
(*゚ー゚)「たまにはやるじゃない、つー」
(*゚∀゚)「そうさ。鈍くさい同期が一緒のときは、あたしも鋭くなれるのさ」
(*゚ー゚)「そーですか。ではお鋭いつー殿、これは一体なんでしょうか?」
(*゚∀゚)「タマゴ」
(*゚ー゚)「なんでここにあるのよ?おかしいでしょ」
(*゚∀゚)「とりあえず、おいしそうには見える」
(*゚ー゚)「ベーコンエッグでも作る?」
(*゚∀゚)「いや、やめとくや。あのオカルトバカの巣にあるんだ、どうせロクなものじゃないね。さ、サボりがバレる前に行こう」
(*゚ー゚)「それもそうね。じゃあこれは─ ─ ───
バリッ
*゚ー゚)「あっ」( ゚∀゚*
-
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「なんですって」
「な?奇妙だ。実に奇妙なんだよなぁ……」
あまりに驚いたので、私は紅茶のサービスドリンクをこぼしてしまいました。
隣のヒトは、真剣に真剣に思い詰め、私の失態に気づいてないようす……助かりました。
「存在しない存在が、存在したんだ」
「ソイツは、己が存在し得ない世界で名前を獲得し、人格を獲得し、人間関係、経歴、すべてを芋づる式に形成していった」
「なんて不気味な……」
「信じられないかい?僕もさ。自分の頭に限界が来ちゃったのかと思ったね」
そのヒトは、金魚フイルムをうつろに眺め、妙だ奇妙だと呟いています。
細い管のようなフイルムが、指でつままれて揺れています。
透きとおる管に収まる、4種の部品の組み合う二重らせんが、からかうように揺れています。
この軟らかな管に、世界を形作る、膨大な4次元データの配列が書き込まれているのです。
-
スペイスアテンダントを呼び止め、紅茶の無駄にした分を補充します。
キャビンのあちらこちらで、待ちくたびれた乗客達が、世間話をするために群れていました。
隣のヒトは、スマイル・クッキーを欲深く積み重ね、更にはそのデコレートまで企んでいました。
「で、どうなったんですか?」
「施設の内部で、2名のヒトが謎のタマゴを発見した」
「ほうほう」
「彼女らは、工場に立て籠っていた反社会勢力の罠ではないかと訝しみ、タマゴを放置した」
「それで?」
「そしたらタマゴが割れて、46コマ目の最後に飛んだ」
「はぁ?」
私は再び紅茶をこぼしてしまいました。
隣のヒトのクリイムデコレートは失敗していました。
-
「それって……」
「結末を迎えたんだ。すっかり、きれいさっぱり」
「46コマ目の、内容は」
「無いよ。空っぽ。終わりしかない」
「あのタマゴが割れた瞬間、おしゃれな地磁気管制塔があって、orz文明の遺跡が観光できて、トウモロコシの栽培が盛んな、惑星ソサークの現在が出来上がったのさ。うん」
「あまりにも奇妙なエンディングだったけど……まぁ、その、僕の上司と同僚が、のんびりした奴でよかったよ」
「……テストとして差し込まれた空データは、事実ではありません。明らかに」
「その通り」
「異物は、その世界の法則に従い、弾かれなければなりません」
「まさしく」
「異物が混入した世界は、機能不全を引き起こし、凍結、瓦解する事があっても、完成する事はあり得ません」
「同意するさ、心からね」
「なら──」
「僕の話は終わらない。という事だ」
「アレを無かった事になんかできないって……あの後、また何回も再生してみたんだけど──」
-
(*゚ー゚)「なにこれ……たまご?」
(*゚∀゚)「そら見たことか!」
(*゚ー゚)「たまにはやるじゃない、つー」
(*゚∀゚)「そうさ。鈍くさい同期が一緒のときは、あたしも鋭くなれるのさ」
(*゚ー゚)「そーですか。ではお鋭いつー殿、これは一体なんでしょうか?」
(*゚∀゚)「タマゴ」
(*゚ー゚)「なんでここにあるのよ?おかしいでしょ」
(*゚∀゚)「あのオカルトバカの巣にあるんだ、どうせロクなものじゃないね。さ、サボりがバレる前に行こう」
(*゚ー゚)「でも私達は見つけてしまった、もう見なかった事にはできないわ」
(*゚∀゚)「しぃ〜、あんた本当に真面目だねぇ……思うにね、サンドイッチを作ろうとしたんだ。連中は」
(*゚ー゚)「……」( ゚∀゚*)
.
-
(*゚ー゚)「9号戻りました」
(*゚∀゚)「戻りましたぁ〜」
( ー[╋]ー)「遅かったな」
しぃとつーが来た時、エントランスは人でごった返していた。
作業はあらかた片付いている。
二人はタマゴを自分達のリーダーに提出した。
リーダーはタマゴを受けとると、血相を変え、どこかへ連絡を入れに行ってしまった。
(;*゚ー゚)「……」
(;*゚∀゚)「……」
二人はいい加減取り残されていたが、やがて戻ってきたリーダーは、二人を高く評価した。
喜びに喜び、それから大いに称え、再び通信機を持って姿を消した。
先ほどの重苦しさに代わり、二人の空気はすーっと軽くなった。
-
(*゚ー゚)
(*-∀-)
仕事終わりの二人は、邪魔にならないところに腰かけた。
救命車は、ポリケースを積み込み終えた物から離陸して行く。
21時の空はまだ明るい。
警衛隊の検証が終わるまで、空は明るいままだろう。
( ー[Ⅵ]ー)「あなた達、昇級するって本当?」
(*゚ー゚)「まぁね」
( ー[Ⅴ]ー)「お手柄だったんだって?」
(*-∀゚)「そうさ!もう、あたしじゃなかったら見落としちゃうね!」
(*゚ー゚)「いままで通り誠心誠意、努めるまでの事よ」
( ー[╋]ー)「頼もしいな、しぃ」
(*>∀<)「これからのつー様の活躍にも請う!ご期待!だからな!」
( ー[╋]ー)「そうだな、つーも……嬉しいよ、本当に。ここ最近で一番嬉しいニュースだ」
( ー[Ⅵ]ー)「近ごろマジでいい話無かったしね」
( ー[Ⅴ]ー)「摘発も、今期に入ってもう二件目だ」
-
いびつに伸びた採掘工場、丸くふくれた発酵床のビル、隙間にひしめく四角い屋根。
ここから見渡せる、建物という建物に、窓がビッシリと並んでいる。
そのすべてが、巨大な金魚ばちのように、地下と地上を隔てる壁に安全にくるまれていた。
( ー[Ⅱ]ー)「あれだけやって、むしろ活発になるとか、一体どういうわけ?」
( ー[Ⅴ]ー)「警衛隊はもっと気合い入れて取り締まれってね」
( ー[Ⅱ]ー)「やだ、そしたら私達の仕事も増えるじゃない!」
( ー[Ⅵ]ー)「せめても〜少しきれいに─ ─せないのかな〜真面目に!」
(*゚ー゚)「無理でしょ。この状態じゃあ……」
( ー[Ⅵ]ー)「これは、いよいよ社会福祉のストップかな、やっぱ援助が一番の害」
( ー[Ⅵ]ー)「だって私らが生活費から何から用意してくれちゃったら“がんばろう!”なんて気は起きないでしょ?」
( ー[Ⅱ]ー)「え〜、助けてあげないの〜?」
( ー[Ⅴ]ー)「よっし頼む2号!ひしめく市民の何百万人が、君に福祉を期待しているぜ!」
( ー[Ⅱ]ー)「ちょっと!やめて?」
-
( ー[Ⅱ]ー)「あれだね!祈るか!私らも!」
(*゚ー゚)「困ったときの神頼み、かぁ」
分厚い空を見上げる。
( ー[Ⅴ]ー)「……外から救いが来るってのは、一体どういう発想なんだろうね」
(*゚∀゚)「大昔に宇宙人?と交流があった。って文献からじゃね?」
( ー[Ⅱ]ー)「私その話嘘だと思う。だってそれなら助けにくるでしょ?」
( ー[Ⅵ]ー)「それにさ、この星以外で暮らす方法ってあるの?」
( ー[Ⅴ]ー)「さぁね、わからないから政府も技術をかき集めていてた訳だし」
( ー[Ⅱ]ー)「まさにここでね。あいつらのせいでパーになったけど」
( ー[╋]ー)「さ、そんな事より宿舎で二人の昇級パーティーだ。行こう」
(*゚∀゚)「これからの若き命の!幸運を祈ろうではないか!」
(*゚ー゚)「私は何があってもこれからも、この星で頑張る人の為に、せいいっぱい報いたいと思うよ」
( ー[Ⅴ]ー)「あぁ!明日も頼むよ!」
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(*゚ー゚)「あの〜」
(*゚∀゚)「ちょーっといいすか〜?」
川д川「どうかしましたか?」
しぃとつーが来た時、地下通路は人でごった返していた。
多くの技巧隊が、警衛隊の検証に立ち会っている。
二人はタマゴを一人の技巧隊員に提出した。
技巧隊員はタマゴを受けとると、血相を変え、どこかへ連絡を入れに行ってしまった。
(*゚ー゚)「……」
(*゚∀゚)「……」
二人はいい加減取り残されていたが、やがて戻ってきた技巧隊員は、二人を高く評価した。
喜びに喜び、それから大いに称え、地下通路の奥へ案内した。
先ほどの重苦しさに代わり、二人の空気はすーっと軽くなった。
-
(*゚ー゚)
(*゚∀゚)
仕事終わりの二人は、地下通路の行き止まりにあるゲートを抜け、エレベーターへ乗り込んだ。
エレベーターは一直線に降りて行く。
空は見えないが、21時のサイレンが聞こえた。
あちこちで警衛隊の検証が続いている。
川д川「この度は本当にありがとうございました」
(*゚ー゚)「いえいえそんな」
(*゚∀゚)「大したことじゃないですよ!」
最下層に着いた三人は、エレベーターを降り、今度は螺旋階段を底へ底へと降りて行く。
(;*゚ー゚)「ずいぶんと深いんですね……」
川*д川「ね、すごいですよね……。このさらに下には、世界最大の殻掘り用巨大掘削機があるんですよ」
(*゚∀゚)「現役なんだ!?」
川д川「いや、置き去りにされているんです。なにせ撤去するにも、凄まじい燃料を消費するもので……」
川д川「良い採掘場だったんですけどね……もうずいぶん前から枯渇していますから……」
-
階段の底には、明かりがついていた。
明かりは、この工場に導入されていた世界最大の殻掘り用巨大掘削機を照らしていた。
掘削機は、その力をすっかり失い、空気に溶け込んでいた。
(*゚ー゚)「シャトルの被害は……」
川 川「……好ましく、ないですね」
川д川「いえ、相当酷いです」
川д川「……本当は、市民が与えられる程度のストレスで、損傷などしてはいけないのです」
川д川「問題は山積みです……アンチ・ガスの開発に、生命維持装置の強化に……」
(*゚ー゚)「そんなに根を詰めなくても……」
(*゚∀゚)「そうそう、何も今宇宙に進出する必要なくね?ってね!」
川д川「そうはいきません。我々は急がなければなりません」
(*゚∀゚)「なんでーよ?」
川д川「とにかく資源が枯渇しています。掘削機から燃料を抜き取るほどに」
-
川д川「我々は、隔壁の中で暮らしている訳ですが、これは管理設定されたものです」
川д川「この外では500セルシゥス、9000パスカアルもの大気が立ち込めています」
川д川「我々の人体は、それらには到底耐えられません」
川д川「もし、資源が完全に底をつき、電源が得られくなれば……」
(*゚∀゚)「壁が使えなくなったら─ ─ぬの?」
(*゚ー゚)「苦しい思いはするんじゃないかな」
川д川「……スペースシャトルを作っているけど、私……」
川 川「正直……ここでの生き方以外、想像できないです」
(*゚∀゚)「生命は道を見つけるんだ」
(*゚ー゚)「大丈夫。私達がついていますよ」
川ー川「……がんばります。えへへ」
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(*^ー^)
(*^∀^)
仕事終わりの二人は、いつもの居酒屋にいた。
21時の店内は客で溢れ、誰も彼もが同じようにどなりあっている。
窓の外は、まだ明るかった。
(*^∀^)「ハハハ、そうだね」
(*^ー^)「ハハハハ、って私達は何を笑ってんの?」
(*^∀^)「そりゃ笑うしかないじゃん、サボりがバレて減給だなんて」
(*^ー^)「いやいや、この私がいつ仕事をサボったのよ?」
(*^∀^)「いつって、今日じゃん。燃料工場をカルト共から取り返した、今日の話じゃん」
(*^ー^)「サボりがバレたのは、あんたが卵でサンドイッチだなんてほざくからよ……大人なら、ツナよ」
(*^∀^)「いやいや卵でしょ」
(*^ー^)「ツナよ」
(*^∀^)「卵」
(*^ー^)「ツナ」
(*^∀^)「卵」
(*゚ー゚)「……」
(*゚∀゚)「……」
-
(#゚ー゚)「よくあんな気味の悪いもの食べる気になるわね?つー!」
(#゚∀゚)「そっちこそモドキの発酵食品を、ツナとは呼ばないで欲しいね。おわかり?鶏卵はいつだって本物なのさ」
(#゚ー゚)「本物だけど全部複製品じゃないの」
(#゚∀゚)「おうしぃテメェ表へ出──」
(* へ )「……おいしそうだとは、思う。ばか」
(*゚∀゚)「……女々しいなぁ」
从'ー'从「ツナ、嫌い?」
二人は喧騒の中にじめっとした声を見つけた。
その声は年配の市民の声だった。
身なりに清潔感はあるが、その靴も鞄もくたびれており、どことなくよどんだ雰囲気を纏っていた。
(*゚∀゚)「味は好きなんすけど食感がね……」
从'ー'从「……そっか。中々生資源が手に入らなくて……ごめんね」
(*゚ー゚)「食化工の方ですか?」
从^ー'从「そうだよ」
-
しぃはに向き直ると、タマゴを差し出して言った。
(*゚ー゚)「あの、これ……使ってください」
从'ー'从「……なあに?これ」
その人はタマゴを受けとると、血相を変えた。
その人は喜びに喜び、それから二人を大いに称え、明日へ思いを馳せた。
先ほどのような、どんよりとした雰囲気は無くなり、三人の空気はすーっと軽くなった。
从`ー'从「元々私は採掘工だったの」
从'ー'从「以前は南東採掘場にいたんだけどほら、鉱石が出なくなったでしょ?」
从 ー 从「裏通りの、人達を見てたら、私もいつかそうなるのかなって……」
从 从「スペースシャトルの開発には大金を投資できるのに、ホームレスに、ベッドや食べ物を与えたりはしない」
从'ー'从「政府にとって、私たち市民なんて取るに足らないのよね」
从'ー'从「特に発言力を持たない人は」
(*゚∀゚)「よい未来に進みたければ行動あるのみ、か」
(*゚ー゚)「私はあのツナ好きですよ」
从^ー^从「ありがとう」
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(*-∀-)「今日は飲まないのー?しぃ」
(*゚ー゚)「気分じゃないかな」
仕事終わりの二人は帰路を急いでいた。
いつも使う賑やかな表通りではなく、汚い洗濯物が垂れ下がる、がらくた通りを急いでいた。
21時のサイレンが鳴る。空はまだ明るかった。
(*゚∀゚)「確かにサボりで減給されたのはショックだけどさ……けどさ!そんな時こそ飲むべきだと思うんだな!あたしはさ!」
(*゚ー゚)「……」
(*゚∀゚)「ツナの事まだ怒ってんの?確かに言い過ぎたかもね……悪かった!すまん!でもあたしはあの食感がどうしても嫌いでね」
(*゚ぺ)「……気にしてない」
(*゚∀゚)「子供だなぁ」
二人は道端に、ぼろ切れを見つけた。
ぼろ切れは生きていて、痩せこけた老人だった。
頬がごっそりとくぼみ、体のふしぶしは固くこわばっているのに、目だけが生々しく輝いていた。
しぃは老人に近づくと、タマゴを差し出して言った。
(*゚ー゚)「どうぞ、食べてください」
-
( ,'3 )「あんた、政府の人だね?」
(*゚ー゚)「はい」
( ,'3 )「とっとと消えとくれ」
老人は身をよじる。
( ,'3 )「あたしの仕事仲間は、あんたらと同じ政府の人に─ ─されたんだよ」
( ,'3 )「あの人は救いを求めていたのに」
(*゚∀゚)「あのね、おばあちゃん。市民を守るのがあたしらの指向なんですわ」
( ,'3 )「─ ─されたんだよ、何もしなかったのに」
( ,'3 )「だーれも助けてくんない、食いもんもない、もう石も出ない。あたしの救いは─ ─だけ……なのにあんたらはそれすら奪おうとする──」
老人はぶつぶつと叫びながら、建物の隙間に消えていった。
(;゚∀゚)「お〜怖!何あのババア!」
(*゚ー゚)「……私達救命隊よね」
(*゚∀゚)「あぁ」
(*゚ー゚)「人の命を助けるのが仕事よね?」
(*゚∀゚)「……」
(*゚∀゚)「そうだっけ?」
空の電源が落ちた。警衛隊の検証が終わったからだ。
あたりは夜になった。
-
────────────────────────
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突然、鳩尾に違和感を覚えました。
体の内側が、ぐいと寄せ固められる感じです。
スペイスシャトルが、ようやく動き出したのです。
表情を変えないまま、むずむずと座り直します。
何光年もの空間をスキップする、この量子航法には、いくつになっても慣れそうにありません。
「動き出したんですね」
「あの力任せの駆動音が恋しいよ、ほら、量子航法が一般化する前のヤツ」
各星の、予想到着時間が表示された電光板がポンと、かわいらしい音を立てて乗客の注意を引きました。
私達も目を向けます。
これなら問題なく、目的地へ到着する事でしょう。
他の乗客は、生体時間を調整するために、時差ボケパッチを当て始めたようでした。
白色のコートのようなパッチで全身を包み、全員がじぃっとしている姿は、
冷凍された本マグロを彷彿とさせて面白いです。
さて、これで起きているのは、私達だけになりました。
-
問題のフイルムにある文明は、霊長期後半にorz文明から派生した物のようでした。
母星を発ち、新たな資源惑星に帰化、隆盛を極める。
これは霊長期の文明に多くみられる特徴です。
技術面では、資源獲得系統の発達、航宙技術の退化があげられます。
「慢性的な技能力者不足が見られるね。orz文明系の終末期にありがちな状態だ」
「特にエネルギー面は酷い。コロニーひとつまかなうのに、25ヘクトオルもの発電所を使っていたようだ」
「L91文明でさえ、発電所はポケットに入るサイズだったのに……」
「尻ポケットへ、急に吸い込まれて死んだりしないんだ。それはそれでいい事さ」
「技能力群とは、航宙時代に分岐していたんでしょう?」
「まぁね、でも中半期までは交流があったみたいだ。ただそれも、資源が取り尽くされるまでの話さ」
人口に関しては、バンクから種別に産み別ける繁殖方法が一般的で、ここでは、ワーカーとマネージャーが採用されていたようでした。
多くの芸術性を発揮する文明でしたが、末期になると、それらがほとんど失われるのも、orz文明の系列と一致しているようでした。
-
「一部のワーカーは怒りの矛先を、統治層に向けがちだ」
「彼らはしばしば、燃料やシャトルの工場を襲撃していた。シャトルの仕組みを理解する事は、ワーカーのスペックでは難しい事だ」
「ま、なんだ。心の拠り所が欲しかったんだろう」
共通の憎しみほど、ヒトビトを団結させるものはありません。
一部のワーカーは訴えを忘れ、壊せるものを壊してるだけのようでした。
マネージャーの目的は、もはや暴動の鎮圧ではなく、敵の殲滅にあるようでした。
「見事なまでに教科書通りさ。宗教とは、抑圧された生き物のため息である……なんて言葉は、本当だったんだね」
「……結局、完成はしたのですか?」
「うん。まぁね」
-
例のフイルムは、あり得ない事に、再生を繰り返す毎に内容を変え、同じ結末を迎えました。
不審なタマゴをなぜか喜んだり、スペイスシャトルに組み込んだり、イヴスト菌の菌床にしたり、憎んだり……
その内容もまた、あり得ないものばかりでした。
中には木がはえたり、orz文明原産惑星の動物や昆虫が飛び出してきたり、水が沸き出してきたりしたものもありました。
いずれにしてもタマゴは割れ、その瞬間に、フイルムは46コマ目のラストにスキップされてしまいます。
現在の惑星ソサークには、おしゃれな地磁気管制塔があり、
orz文明の遺跡が観光でき、トウモロコシの栽培が盛んに行われています。
私達の仲間がこの星を見つけたのは、100年ほど前になります。
惑星をとりまく高圧のガスをコントロール下に置き、観光資源と、肥沃な大地を手にいれました。
別にシャベルを持って大地を耕した訳ではありませんが……それでもポンと、現在の状態を作り上げた訳ではありません。
空白がある状態を、完成とは言いません。
-
異物を受け入れた世界は、何もかもが異常です。
常識も、マニュアルも、法則も役に立ちません。
不可能な時間、未確定な時間、空白の時間。
そして同じ結末。
このフイルムが奇妙なのは、あきらかです。
一般的で、当たり障りの無いエラーを当てはめるのは、もはや不適切なのかも知れません。
金魚のフイルムを手の平にのせ、私はなんとなく重さを量りました。
幼い頃に、飼っていたペットの金魚。
残念ながらこの金魚達は、私が成人する前に、二匹とも死んでしまいました。
大きさの変化もなく、子供も残しませんでした。
その金魚達は、まだ元気だった頃の時間を、フイルムの中で、ただ泳ぎ続けています。
もし、この完成されたフイルムに異物を加え、それが受け入れられたら……
私はこの金魚がコイになったら、嫌だな、と思いました。
-
「かといって、空白データを取り除くと、クラッシュしてしまうのは、変わらないんだ」
「エラーが見つかるまで、何回何回も繰り返したよ、永遠的に」
「そして、ようやくたどり着いたんだ」
さて、奇妙なフイルムですが、完成したという事は、空白は埋まったようです。
問題を見つけ、それを取り除く事ができた、という事です。
結局、問題はどこにあったのでしょうか?
どのように見つけたのでしょうか?
私は気楽に尋ねました。
-
(*゚∀゚)「これは……たまご?」
(*゚ー゚)「たまにはやるじゃない、つー」
(*゚∀゚)「そうさ。鈍くさい同期が一緒のときは、あたしも強くなれるのさ。さぁ行くよしぃ!」
(*゚ー゚)「はぁ?どこへ?」
(*゚∀゚)「とにかく行くの!」
たまごを抱えたつーは、もと来た道を駆け出した。
後ろから、しぃが慌ててついてくる。
(*゚ー゚)「隊長に報告するの?」
(*゚∀゚)「しないね」
(*゚ー゚)「じゃあここの技巧長に聞くのね?」
(*゚∀゚)「聞かない。これは誰のものでもないのさ」
室内の死体のほとんどは、封鎖された窓の下に集中していた。
予測できる限り、死体は壁や床に焦げついてる。
つーが隠し部屋のドアを蹴り開けると、張られていた誘導テープはちぎれて、その意味を失った。
何もかもが破壊され、もうどこも、人がまともに進めない道を、二人はまっすぐ駆け抜けた。
(*゚ー゚)「あのオカルトバカの巣にあるんだし、どうせロクなものじゃないわね」
(*゚∀゚)「でもあたしらは見つけちまった、もう見なかった事にはできないんだ」
-
瓦礫と死体が折り重なった道を、ぎこちなく歩む警衛隊と救命隊に出くわした。
二人がぶつかった衝撃で、持ち込まれた簡易照明がひっくり返り、廊下は暗くなった。
( ー[Ⅴ]ー)「ちょっと!あなた達何処へ行くの!?」
( ー[Ⅵ]ー)「9号!まて、止まれ止まれ!」
(;*゚ー゚)「ちょっと!一体どこ行く気なのよ、つー!」
(*゚∀゚)「ここじゃないどっか!」
救命隊員と死体でごった返すエントランスを、二人は脇目もふらず走り抜け、空いていた救命車に乗り込む。
救命車の白色い腹が浮いたかと思うと、目のくらむような速度で空へ飛びあがる。
タイヤが収用され、飛び出した巨大なブレードが回転し、車両を地面から遠ざけた。
急発進したせいで、ポリケースに詰められた死体が、開けっ放しの荷台からこぼれ落ちていく。
(#゚∀゚)「落ちないでおくれ!しぃ!」
(;*゚ー゚)「バカ!ダメダメ!ダメ!」
救命車はビル群をくぐり抜け、天井に作られた空を目指していた。
二人の乗った救命車が、その真ん中に突っ込んだその時、たまごが割れ─ ─ ─────── ───
── ───────── ────────────
──── ──────────── ─ ─────
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(*゚∀゚)「これは……たまご?」
(*゚ー゚)「たまにはやるじゃない、つー」
(*゚∀゚)「そうさ。鈍くさい同期が一緒のときは、あたしも強くなれるのさ。さぁ行くよしぃ!」
(*゚ー゚)「はぁ?どこへ?」
(*゚∀゚)「とにかく行くの!」
たまごを抱えたつーは、もと来た道を駆け出した。
後ろから、しぃが慌ててついてくる。
(*゚ー゚)「隊長に報告する?ここの技巧長に聞く?」
(*゚∀゚)「しないし、聞かない。これは誰のものでもないのさ」
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室内の死体のほとんどは、封鎖された窓の下に集中していた。
何もかもが破壊され、もうどこも、人がまともに進めない道を、二人はまっすぐ駆け抜けた。
(*゚ー゚)「あのオカルトバカの巣にあるんだし、どうせロクなものじゃないわね」
(*゚∀゚)「でもあたしらは見つけちまった、もう見なかった事にはできないんだ」
瓦礫と死体が折り重なった道を、ぎこちなく歩む警衛隊と救命隊に出くわした。
( ー[Ⅵ]ー)「9号!まて、止まれ止まれ!」
(;*゚ー゚)「ちょっと!一体どこ行く気なのよ、つー!」
(*゚∀゚)「ここじゃないどっか!」
救命隊員と死体でごった返すエントランスを、二人は脇目もふらず走り抜け、警衛隊の戦闘機に乗り込む。
両翼にぶら下げたプラズマエンジンが、力強い推力を生み出す。
(;* ー )「大馬鹿つー!戦闘機はマズいでしょうが!」
(;*゚∀゚)「きっと並のマシンじゃダメだ……キーはどれだい?こいつか?」
二人が乗り込んだ戦闘機を、警衛隊が取り囲む。
戦闘機関銃が二人に放たれたその時、たまごが割れ─
─ ─────── ──── ────── ───
─ ─────
-
(*゚∀゚)「行くよしぃ!とにかく行くのさ!」
(*゚ー゚)「隊長に報告する?技巧工長に聞く?」
(*゚∀゚)「しないし、聞かない。これは誰のものでもないのさ」
(*゚ー゚)「どうせロクなものじゃないわね」
(*゚∀゚)「もう見なかった事にはできないのさ」
( ー[Ⅵ]ー)「9号!まて、止まれ止まれ!」
(;*゚ー゚)「ちょっと!一体どこ行く気なのよ、つー!」
(*゚∀゚)「ここじゃないどっか!」
(;*゚ー゚)「どっかってどこよ!」
(*゚∀゚)「……」
-
(*゚∀゚)「……」
(*゚∀゚)「……上、とか?」
(;*゚ー゚)「上!?」
(*゚∀゚)「そうとも!」
(;*゚ー゚)「いや、駄目よつー!」
(*゚∀゚)「文句なら今度にしてくれよな?あたしは今必死なんだ!」
(*゚ー゚)「つー駄目!下よ、下に行くの」
(*゚∀゚)「下、下でいいの?」
(*゚ー゚)「こっち!」
時折、驚いた警衛隊が飛び出して来たが、二人の足並みは一糸の乱れもない。
二人は工場の地下へ足を進めた。
地下通路は静まり返っている。
-
行き止まりにあるゲートを抜け、エレベーターへ乗り込んだ。
エレベーターは一直線に降りて行く。
最下層に着いた二人は、エレベーターを降り、今度は螺旋階段を底へ底へと降りて行く。
階段の底には、明かりがついていた。
明かりは、この工場に導入されていた世界最大の殻掘り用巨大掘削機だった。
掘削機は、その命の力を誇示するかのように、空気を震わせていた。
エンジンがかかったままなのだ、人の帰りを、そこで、じっと待っていたのだ。
(*゚∀゚)「たまにはやるじゃん、しぃ!」
(*゚ー゚)「鈍くさい同期が一緒の時はね」
二人がコクピットによじ登る。
掘削機は身震いし、ホイールを後退させた。
掘削機は、いくつもの地殻の層を切り開いて行く。
爪を壁に食い込ませ、這いずり上がって行く。
岩盤もランプもエレベーターも、螺旋階段も破壊されて落ちてゆく。
-
救命隊員と死体でごった返すエントランスで、掘削機は体勢を立て直し、街へ突き進んだ。
所得の有無、年齢、性別の違いはない。
廃棄ガスを受けた路地裏は一瞬で燻された。
飲食街はキャタピラーの一撃で壊れた。
いびつに伸びた採掘工場、丸くふくれた発酵床のビル、隙間にひしめく四角い屋根。
ここから見渡せる、建物という建物に、窓がビッシリと並んでいる。
そのすべてが、巨大な金魚ばちのように、地下と地上を隔てる壁に安全にくるまれていた。
高地へ着いた掘削機はいよいよ、その鎌首を空へと向ける。
町のあちらこちらで、人が溢れていた。
誰もが割れんばかりに揺れた大地に、煙の中に現れた掘削機に驚いていた。
被さるような重たい風が、はるか上空から吹きおろしてくる。
やがてメインブレードが、あの、空を、壁を、破った瞬間!
500セルシゥス、9000パスカアルもの大気が一気に町に流れ込み、猛烈な霧が発生し、
そして─ ── ─ ─── ────── ─
── ────── ─── ─── ───────
-
───────── ─ ───── ───── ─
─ ─ ──掘削機はいよいよ、その鎌首を空へと向ける。
町のあちらこちらで、人が溢れていた。
割れんばかりに揺れた大地に、煙の中に現れた掘削機に、誰もが驚いていた。
被さるような重たい風が、はるか上空から吹きおろしてくる。
やがてメインブレードが、あの、空を、壁を、破った瞬間!
500セルシゥス、9000パスカアルもの大気が一気に町に流れ込み、猛烈な霧が発生し、
そして────
(# ー )「お願いだから落ちないで頂戴!つー!」
(;*゚∀゚)「頑張るよほどほどにね!」
──世界最大の殻掘り用巨大掘削機の、錆色い腹が浮いたかと思うと、目のくらむような速度で空へ飛びあがる。
キャタピラーが収用され、飛び出した巨大なブレードが回転し、機体を地面から遠ざけた。
揺れている。
錆色の巨大な金属が、徐々にスピードを増す。
高い音で空気が燃えている。
ブレードを風に食い込ませ、這いずり上がって行く。
-
ついに掘削機は地表へ到達した。
高圧の大気に遮られ、雲の先には光がない。
何もかもが破壊的で、まるでどこも、人がまともに生存できない世界を、二人はそれでも駆け抜けた。
掘削機は、いくつもの空気の層を切り開いて行く。
熱い硫酸が機体を打つ。
暴力的な熱と圧力に曝され、弱った装甲が蒸発し、
そして─── ─ ─── ────── ─
───────── ─ ───── ───── ──
─ ─── ──ついに、掘削機は地表へ到達した。
高圧の大気に遮られ、雲の先には光がない。
何もかもが破壊的で、まるでどこも、人がまともに生存できない世界を、二人はそれでも駆け抜けた。
掘削機は、いくつもの気圧の層を切り開いて行く。
熱い硫酸が機体を打つ。
暴力的な熱と圧力に曝され、弱った装甲が蒸─
(;*゚ー゚)「大馬鹿つー!アンチ・ガスがないとマズいでしょうが!」
(;*゚∀゚)「……ボタンはどれだい?これかな?」
─掘削機は対ガス障壁をまとい、見えない空を目指していた。
一見脆弱なように見える装甲には、光る継ぎ目が残っている。
恐ろしいガスが障壁とぶつかり、虹色に輝いていた。
-
大気が薄くなり、ブレードが揚力を得られなくなって来た。
掘削機が大きく減─ ── ─
気流の、いっそう激しい高度まで来た。
いく筋もの大波のうねる雲海に、そのまま溺─ ─ ─
惑星の力がおよぶ際のふちまで来た。
コクピット内の生命維持装置の限界に達し── ─ ─
─ ───は夢中になって進んでいた。
ここには何もないが、人や瓦礫の上よりずっと進みやすい。
うす闇に、不規則に流れる星を眺めていると、心が虚になって、
どこかへ帰りたくなるような気持ちを掻きたてられた。
やがて、気づいて止まった。
行き止まりだ。ここから先には行けない。
(*゚ー゚)「あっ」(゚∀゚*)
たまごにひびが入った。
-
……最初に見えたのは、指先だった
温かくて、まだやわらかいその指先は、世界の広さと冷ややかさに戸惑っているようだった
次に翼が出てくる
若葉のようにみずみずしい羽毛が、殻をそっと押し上げ、払い、それはやわらかい動きだが、しかし力強く、ついには破り去った
「坊や、この世界へようこそ。私達の仲間に入っていただいて光栄です」
二人はコクピットの亀裂をこじ割った
気密が破られ、外に空気がふき出して行く
新しい、作られたばかりの、まだ傷ひとつない世界を、風が導いている
がらんとして、まっくらなそれは、見える限り続いているようだった
子供は二人の手にしがみつき、離れまいと必死だ
しかし二人は手を貸しても、けっして引き寄せる事はなかった
「よい未来に進みたければ行動あるのみさ」
「生命は道を見つけるんだ」
「若き命の!幸運を祈ろうではないか!」
やがて子供は、見た事の無いような表情でほほえむと、手を離した
翼で風を捕まえ、自分の力で進みした
そして静けさの中を遠ざかって、その背中は、とうとうかすんで見えなくなってしまった
-
.
-
私達は沈黙していました。
静かな船内に、運航する渦状腕のニュースや、圧縮時刻のアナウンスが入りました。
それによれば、あと10分で明日なるそうで。
「あぁ、そうだ。そうだった。ついでに、あのフイルムが完成して、明日で8年だ」
僕の話はこれで終わり、と。隣の人が締めくくります。
私は彼から目を離せませんでした。
なぜだか彼は、この話を聞く前と後で、恐ろしいほどに別人に見えたのです。
彼から目を離した、そのとたんに、私をこの場所に置き去りにして、スペイスシャトルが飛び去ってしまう。
そのような、なにか私は、言い知れない不安に、陥っていたのでした。
「エラーは見つかりましたか?」
「いいや」
私は打ちのめされました。
-
「、学会へ、提出する時、何か言われませんでしたか?」
「提出する前から色々言われたよ!」
「これは信じられない。真面目にこれを信じないってね」
「否定ではないんだよ、彼らは自分が受け入れられる現実を選択しているだけなんだ」
「教科書の言葉を借りるなら、だ……魔法を信じない者は、それを見つけることもない……ってね」
「僕らの研究グループは、8年に解散した」
「次の仕事を始めたり、違う仕事を始めたり……納得できなくてまだ、あのフイルムを調べている人もいる」
「確かにあのフイルムは変だ。でもそれでいいじゃないか。それが全てなんだから」
「……僕は飛び去った彼を探しているよ。今もね」
「そんなの現実にいるわけないじゃないですか」
思わず呟きました。
聞き付けた隣の人は、あぁ、もう、見た事の無いような表情でほほえんでいて。
「彼女の大きな微笑みと、彼の不思議そうな顔が忘れられないんだ」
-
私達は沈黙していました。
隣の人も、今は時差ボケパッチにくるまれて、目的地まで目を覚ましません。
私は、いまだに言い知れない不安から逃れられず、彼から目を離せませんでした。
──金魚のフイルムを取り出して、もう一度、識別テストを行いました。
丸い水の中に、二匹の赤い金魚が泳いでいます。
どこにでもいる普通の金魚で、私のペットです。
水の底には決まりごとのように、白色の砂利が敷き詰められています。
愛くるしく揺れる、ぷくぷく肥えた金魚の美しさは、この世の者とは思えません。
使いづらいひれ、脆いうろこ、弱い目。
そこにあるのは、人の儚く、愛らしい物に対する憐憫の情を利用して、生存と繁殖を企む命の逞しさです。
やがて金魚は落とされたエサに気づいて、水面近くを回り始めました。
-
【了】
ξ×⊿×)ξ ほわあああああああ終わっりーーー!終わりよ!終わり!
ξ×⊿×)ξ レス食い潰しまくってすみませんの!
ξ×⊿×)ξ がんばれドクオ!楽しみに待ってるわ!
-
↑
-
投下乙、めっちゃおもろいわツンの作品
文戟は拾い読みしてただけだけど俺今までで一番好きかも
-
(´・ω・`) 乙
(´・ω・`) 感想は後にするけど、とにかく素晴らしかった
(´・ω・`) さて、ドクオ君は…調子はどうよ?
-
('A`) うーん…全然理解できない
('A`) 俺の頭は今そのくらい働いていない
('A`) だから全く全然間に合わない
-
(´・ω・`) 了解……
-
ショボンは投下しなくてよかったの?
-
これまでのあらすじ
女体への未練を残したまま死んでしまった童貞ドクオは何の変哲もないピンクローターに生まれ変わった。
これは、どうせ生まれ変わるならイケメンが良かったと思いつつ、他の高級性具に対するコンプレックスを抱きながら成長するドクオの感動物語である。
それでは皆様、最終回をお楽しみ下さい。
サブタイトルは、「現実は厳しいですか」
.
-
('A`) (なんとまあ…とんでもねぇタイミングでスレに来ちまったぜ…)
-
('A`) (結局買われぬまま陳列されてもうすぐ一年か……)
('A`) (必死に目立とうとしたし、他のバイブ達に教えを乞いありとあらゆる手を尽くした)
('A`) (それでも安物のピンクローターには目をくれる客も居ず、高級バイブばかりが売れていく)
('∀`) (ま、それでもいいか。俺はピンクローターで生きた一年で人間だった時より何倍も成長出来たんだ)
('∀`) (もう何の悔いも…)
('A`) (悔いも…)
('A`)
('A`) フゥ
('A`) (せめて手に取ってもらいたいな……)
-
('A゚) !
('A゚) あ、あれは!
\ /
\ 丶 i. | / ./ /
\ ヽ i. .| / / /
\ ヽ i | / / /
\
-‐
ー
__ --
二 = 二
 ̄. ξ゚⊿゚)ξ  ̄
-‐ ‐-
/
/ ヽ \
/ 丶 \
/ / / | i, 丶 \
/ / / | i, 丶 \
('A゚) あのオーラは間違いない!
('A゚) いつだか先輩が教えてくれた「ウブなオニャノコ」!
('A゚) 初めてアダルトコーナーに来る恥ずかしさと興味を兼ね備えた者にしか出せないあの挙動!顔色!オーラ!
('A゚) ああいうオニャノコは俺みたいなシンプルな性具を買う可能性が極めて高い!
-
(゚A゚) おーい!おーい!俺はここだぞー!お前の求めてるローターはここだぞー!
説明しよう!性具の話す言葉は人間には通じないが、気迫やオーラといったものは人間にも伝わるのだ!!
ξ*゚⊿゚)ξ は、初めてアダルトコーナーに来たけど…何を買えばいいのかしら…
(゚A゚) おーい!おーい!
ξ*゚⊿゚)ξ 最初だから大きいものは嫌だし……あ、このピンクローターなんかどうかしら!
(゚A゚) そうだ!初心者には俺こそ相応しいんだ!!!
ξ*゚⊿゚)ξ 安いし、小さいし、でもこれをカウンターに持ってくのはやっぱ恥ずかしいわ……
(゚A゚) 躊躇ってはいけない!君は俺を買って、大人への第一歩を踏み出すのだ!!
ξ*-⊿-)ξ ダメよツン、ここで勇気を振り絞って買わないと未知の領域へは踏み出せないのよ…!
(゚A゚) YES YOU CAN!!! YES YOU CAN!!!
ξ*゚⊿゚)ξ ええい、こうなったらままよ!買ってやるわ!
そう言うと、ツンはドクオ(ピンクローター)を手に取り意気揚々とレジへと向かった。
おめでとうドクオ、最終回にして君の努力は報われたのだ!
-
〜次の日〜
ξ*゚⊿゚)ξ ブーン、いらっしゃい
(*^ω^) おっおっ、お邪魔しますお!
('A`) …
(*'A`) …
ドクオは早くも、ツンとブーンのセックスで己が使われるところを想像して興奮していた。
(*'A`) 二人水入らずのイチャラブセックスに忍び込んでいる俺…ツンがイッてもそれは俺のおかげ……
(*'A`) それにも気づかず喜ぶ男……こりゃたまんねーな
などとキモい妄想を繰り返している。
ブーンとツンは会話を交わした後、早速ベッドインした。
( ω ) ツン…気持ちいいかお?
ξ//⊿/)ξ ええ、いいわよとっても…
ブーンとツンはまずローターを使わずに前戯を始めた。ドクオは苛立ちつつも、初めて生で見るセックスに興奮を隠すことが出来なかった。
(#'A`) 俺はまだお預けってか。俺は犬っころじゃねーぞ
('A`) しかし、まあ
(*'A`) こうやって眺めるカップルのセックスにも中々いいもんですなあ ドュフフフ
(#'A`) いや、でも買ったからには早く使えよ
童貞はせっかちである。
.
-
ξ*゚⊿゚)ξ あ、そうそう。すっかり忘れてたわ
(*^ω^) ん?どうしたお?
ξ*゚⊿゚)ξ 実は…ピンクローターを買ったのよ。使ってみようと思って
('A゚) うぉっしゃぁぁぁ!!!!よく言った、ツン!
(*^ω^) ツン…嬉しいお……
ツンはピンクローターを取り出すとこう言った。
、、、 、 、、
ξ*゚⊿゚)ξ それじゃ、今からブーンの乳首に当てていくわね
('A`)
('A`) は?
おいちょっとまてチョットマテ。ブーンの乳首に当てるだって?ツンじゃなく?てことは何だ、俺が初めて触れる乳首は“男”のものなのか
(*^ω^) …お願いするお、ツン
●)●)
いやブーンも待て。仮にも男だろ?俺をツンのアンナトコやコンナトコに当てたいと思わないのか?
ξ*゚⊿゚)ξσθ カチッ
((( θ ))) ヴィーーン
.
-
((((゚A゚)))) 嫌だぁーーーー!!! ヴィーーン
((((゚A゚)))) 初めての乳首が男のなんて嫌だぁーーーー!!!!! ヴィーーン
ドクオの叫びなど一ミリも聞こえていないツンは、ローターをブーンの乳首に近づけていく
((((゚A゚)))) 止めろー!俺は男を悦ばせるために転生したんじゃないんだぞ! ヴィーーン
((((゚A゚)))) 俺の目的はただ一つ!オンナを悦ばせることだ!!! ヴィーーン
ローターにも心はある。しかし人間との意思疎通は出来ない。何と無情なことだろうか。ローターはブーンの乳首に着実に近づいていき……
( ^ω^) タッチ!
●)●)θ⊂ξ(゚⊿゚*ξ
.
https://youtu.be/iDsZiXz5Saw
-
(* ω ) ッ!これはっ気持ちいいお…!
●)●)θヴィーーン
ξ*゚⊿゚)ξ ブーンは乳首が敏感だもんね
((((;A;)))) ヴィーーン
ドクオは涙を流さず泣いた。39歳で童貞のまま生涯を終え、性具に転生し一年、やっとのことで女体を味わえると思っていた矢先のことだから当然と言えよう。
しかしいくら泣いたところでドクオはピンクローター。抵抗することも出来ずにブーンの乳首にタッチしたまま振動を続けている。
何分経っただろうか。突如、ドクオに転機が訪れる。
(* ω ) ツン、そろそろ僕が攻める番だお ハアハア
●)●)θヴィーーン
ξ*//⊿/)ξ それじゃあ…パンティの上から…このローターを押し当てて……
(;A゚) ハッ
(;A゚) (とうとう女を攻めることが出来る!待ちに待った女体が味わえるんだ!!)
(;A゚) 早く、早くしてくれ、早く俺に女体を…!
-
(*^ω^)⊃θ ▽
('A゚) やった!パンティ越しのおまんこだ!!!!
('A`) ん?何か臭うな……
(;'A`) 何かどんどんキツくなってるぞ……
(;'A`) もしやこれは!
ドクオは過去に先輩がこう言っていたのを思い出した。
【(パイセン) ドクオ、女の中にはアソコの臭いがドキツい奴がいるんだと。そこに当たったらご愁傷様だな】
(;'A`) (ということは…)
(;'A`) (この嗅ぐに堪えない激臭は)
(;゚A゚) ツンのオマンコの臭いなのか…!
ドクオは再び絶望した。女体に触れる喜びを軽々と飛び越える激臭。なぜブーンは平気な顔をしているのか。
.
-
(*^ω^)⊃θ ▽
そうこう考えている間にも、ローターとパンティの距離は縮まってゆく。
( д ) ゲエエエエエエ!!!
ドクオは吐き気を催していた。それほど臭いのである。だが、ピンクローターは吐くことが出来ない。ドクオの喜びはすっかり吹き飛び、吐けたらどれだけ楽になるだろうと考えていた。
そうこうしているうちにも距離は縮まってゆく。
( A ) 止めてくれ止めてくれ止めてくれ止めてくれ
( A ) もう女体に触れたいなんて考えないから!オンナを喘がせようなんて思わないから!
( A ) お願いだ、赦してくれ!俺を救ってくれ!!!!
そんな願いも虚しく、ついに────
(*^ω^) ξ//⊿/)ξ ア、アン!
二⊃θ▽
タッチ!
https://youtu.be/iDsZiXz5Saw
-
(((( A )))) ヴィーーン
ドクオの意識は既に無かった。かくして、ドクオは正真正銘の機械、正真正銘のピンクローターとなったのである。
最終回:「現実は厳しいですか」 終
メインタイトル
ふぞろいのローターたちのようです
https://youtu.be/NU39--Ccwes
.
-
おまけ
ショボーンと記者の特別対談
(記者)「いやーショボーン先生、今回も素晴らしい作品をありがとうございました」
(´^ω^`)「いえいえ、最終回は多少お下劣な方向に走り過ぎたのではと反省しているところですよ」
(記者)「ブーン系なんてお下劣でナンボですから(笑)」
(´^ω^`)「(笑)」
(記者)「さて、本題にはいりますが、今回の作品で私は社会に向けての強いメッセージを感じたんですよね。その点は意識なさってましたか?」
(´・ω・`)「そこに気づいていただけると嬉しいですねぇ。」
(´・ω・`)「『どんなに努力をしても、また一度は幸運に巡り逢っても、最後はbad endかもしれない。それでも立ち上がらなければならないんだ』ということを、どーしても今の若者に伝えたかったんですよ」
(´・ω・`)「今回のドクオは現代の若者の象徴なんです」
(記者)「なる程…。深い作品ですね。」
(記者)「さて、今回の作品は深さだけでなく、長さもまた凄い…アルファ越えの300話という大長編な訳ですが、どの話が一番のお気に入りですか?」
-
(´・ω・`)「私としては第195話『努力って報われるんですか』で、ドクオが売られていた店の倒産の危機を他のアダルトグッズと力を合わせ乗り切るのが一番のお気に入りですね。」
(´・ω・`)「10徹して書き上げた渾身の一発ですから、思い入れも深くなるってものです」
(記者)「10徹も…(驚愕)。確かにあの話は読者の中でも極めて評価が高いですよね。ドクオが一番輝いてました時期なのもあるでしょうが。」
(´^ω^`)「確かに、ドクオの黄金期はあの辺りでしたね。アダルトコーナーにおけるピンクローターの地位を底上げして、仲間から軽蔑されていたのが一転、尊敬の眼差しを受けるようになり……」
(記者)「おっと、そろそろお時間ですね。それではショボーン先生、本日はありがとうございました!次回作も楽しみにしてます!」
(´^ω^`)「こちらこそ。次作は期待しないで待ってて下さい!(笑)」
.
-
ξ^⊿^)ξ「ブラヴォー!ショボン!」
つと ←拍手を送っている……
というか手を叩いて笑っているAA
-
双方乙 ジャンル全然違うけどどっちの話も好き
-
第11回品評会
>>869
Genomのようです
>>934
ふぞろいのローターたちのようです 最終回
投票期間〜4/25
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ところでツン君、genomeじゃなくてよかった?
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('A`) ゲノムはドイツ語発音でeはつかない
-
(´・ω・`) ドイツ語かぁ…
(´・ω・`) なるへそ
-
川 ゚ -゚) 投票する
【一位】
Genomのようです
ツンの一作目もかなり好きなのだが、今回のもかなり好きだった。
内容については理解できていない部分もあるので、他の人の感想も是非見たい。
それくらい私はこの作品を気に入っている。
【二位】
ふぞろいのローターたちのようです 最終回
キューちゃん板でやれ
話の流れはきちんとしていてさすがだなと思いました
川 ゚ -゚) たまごは失敗だったかなーとこの1ヶ月考えていたのだが、投下があって良かったよ。
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1位
Genomのようです
2位
ふぞろいのローターたちのようです 最終回
('A`) 今回は多分、今までで二番目に悩んだわ
('A`) ツンの話は上手いけど、俺にはあまり合わなかった
('A`) これは後で感想書くけど
('A`) クソ長くなると思うから週末くらいに
('A`) で、ショボンの話を1位にするかと思ったけど
('A`) これお題の要素どこにあんの?
('A`) 雑感は以上です
('A`) ツンすまんな
('A`) 書けなかった分は感想でお送りするぜ
-
>>955
(´・ω・`) ピンクローターってたまご型なんだぜ?
-
('A`) それは考えたけど
('A`) 俺の中ではあれは卵型ではないという判断が下った
('A`) 残念な決裂だ
-
【悲報】ドクショボ会談、価値観の相違で決裂
-
●1位
(´・ω・`) ◆4fW30b.lZU
【ふぞろいのローターたちのようです 最終回】
起き抜けにスマホ見て爆笑した
運転中ずっとニヤニヤしてた
そして相変わらずテンポが美しい
頭がおかしいのに、道理にかなっているようで、でもやっぱ頭おかしい……
とても気に入った!
へとへとで寝落ちして孤独死覚悟でスレ開いたらショボンが投下してくれててすごく嬉しかった
ありがとう
あとリストアップありがとう
──
●
【Genomのようです】
書いてくれた人も、書こうとしてくれた人も、読んでくれた人も、本当にみなさんお疲れ様でした
とにかく疲れた
-
>>955
ξ゚⊿゚)ξ ありがと、楽しみにしてるわ!
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1位.ξ゚⊿゚)ξ ◆IU1nsGpajk『Genomのようです』
僕はこのテの作品が元々好きです。そして、完全に正しい(理詰めの)解釈は出来ませんが、意図して書かれたものなのか、それとも適当に書かれたものなのかの区別はつくつもりですから、きっと『Genomのようです』は根底に確固たる理論があって成り立っているのでしょう。
そこら辺はドクオやクールライターさんに任せておくので、素晴らしかったとだけ言っておきます。解説がくるまでは一人で頑張ろう。
2位.該当作品無し
-
('A`) (感想というものはそれぞれがある程度異なる見解を披露して初めて意味があるのです)
('A`) (そして具体性を帯びない感想はフィードバックとしてはあまり価値がない)
('A`) (だから俺に投げるのはやめろ…!)
('A`) でも多分今回は俺の本気の感想をお見せできると思う
-
第11回結果発表
1位 6pt Genomのようです
2位 4pt ふぞろいのローターたちのようです 最終回
文戟 ('A`) vs. ξ゚⊿゚)ξ はツンデレの不戦勝!
ツン君は26日に次回のテーマを発表するように
以上!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
-
('A`) 今回はまあアレだ
('A`) 実は何を賭けるか決めてなかったんだ
('A`) そういうわけで今はもう失われてしまったかつての碑文的テンプレに則り
('A`) わたくしの持ち点全額お支払いします
('A`) ポイント集計する篤志家はそこんとこヨロシク
-
・【0P】从 ゚∀从 【第二挺】◆ogHcBy0QF6
・【0P】(*゚ー゚) ◆4hjDojWtys
・【0P】▼・ェ・▼ ◆a7eydlwZI.
・【0P】(・∀ ・) 【第三挺】◆evfltpoFGo
・【0P】(´・_ゝ・`)【第一挺】 ◆lqtlYOyuz2
・【0P】<_プー゚)フ ◆AwmE0lJ56w
・【0P】( ><) ◆wHcop5D7zg
・【0P】('、`*川 ◆tKLHNhuUIo
・【0P】ミセ*゚ー゚)リ ◆.B6BIc9Qqw
・【0P】J( 'ー`)し ◆nL4PVlGg8I
・【0P】(-_-) ◆q/W4ByA50w
・【0P】( ´_ゝ`) ◆GmbTh14.y.
・【0P】(-@∀@) ◆q5Dei.01W6
・【0P】o川*゚ー゚)o ◆r65.OITGFA
・【2P】Σz ゚ー )リ◆ij8xCb.PrY
・【0P】(*‘ω‘ *) ◆pYMCMYBATY
・【7P】(´・ω・`) ◆4fW30b.lZU
・【0P】从'ー'从 ◆qblPUItam.
・【0P】( ・∀ ∀・)◆EnVvubdKUg
・【12P】ξ゚⊿゚)ξ ◆IU1nsGpajk
・【7P】( ・`ー・´) ◆BIc1.HXbFU
・【0P】('A`) ◆AMmdHNyQPk
・【11P】川 ゚ -゚) ◆c.qQuXxMoQ
・【10P】( <●><●>) ◆CNITCpldAs
-
('A`) これ確か今月でリセットなんだよな?
('A`) もう4ヶ月か…
('A`) (全然上達した気がしねーな)
('A`) ちなみに感想の方だが結構難航してる
('A`) 大口を叩いたのを後悔するぐらいには
('A`) なかなかスマートにまとまらないんだよなこれが
-
('A`;削除)
-
('A`;削除)
-
川 ゚ -゚) まとめと集計ありがとう。そしてツンおめでとう
川 ゚ -゚) 毎回思いつきはするが書ききれていないので5月は参加できるようにしたいな
-
川 ゚ -゚) ショボン……あなた突かれてるのよ……
-
ずっと参加してねえ顔文字たちって削除してもいいんじゃねえの
-
ξ゚⊿゚)ξ みなさんお疲れ様でした!第十二回品評会は
テーマ『メッセージ』
作品投稿期間(5月1日〜20日)
でお願いします
ξ゚⊿゚)ξ 遅くなってごめんなさいね!
ξ゚⊿゚)ξ 忘れてた上になんも思い付かなかった!書きにくかったらごめんなさい!
ξ゚⊿゚)ξ みんな好きな事書いちゃえ!
-
ξ゚⊿゚)ξ 文戟誘ってくれてありがと、ドクオ!
ξ゚⊿゚)ξ 今回あなたの作品が読めなかったのは残念だけど、来月はきっと読ませてね!
>>968
ξ゚⊿゚)ξ 何から何までありがとね、ショボン
>>969
ξ゚⊿゚)ξ クーもありがと、お疲れ様!
-
>>971
ξ゚⊿゚)ξ 削除ってか酉だけ残してポイントと同時にAAをリセットするのは悪くない気もする
ξ゚⊿゚)ξ 今アクティブなAAも含めてね
ξ゚⊿゚)ξ 定期的に空気を入れ替えることによって
ξ゚⊿゚)ξ ひっそり復帰したい人や、新規の人が参加しやすくなったら嬉しいわ
ξ゚⊿゚)ξ 退学宣言しないとAA独占する事になるって話は前にもあった気がするし
ξ゚⊿゚)ξ とりあえず登録だけして、気が向いた時だけ参加したいって人とかが、参加しやすくなったら良いなとも思うわ
ξ゚⊿゚)ξ ただそれで復帰、お休み組が困る事になったらものすごく嫌だな、と思う
ξ゚⊿゚)ξ それに、まとめを管理してくれてるショボンの負担が増えそう
-
('A`) 誠に申し上げにくいのですが…
('A`) 来月はパスする予定です
('A`) メッセージはかなりそそられるお題だけど
('A`) 今回ちょっと色々見失った
('A`) そういうわけで、しばらくは書かないと思う
('A`) 感想の方は三〜四割くらい出来た
-
>>970
川 ゚ -゚)
(((( (ヽヽ))))
>_| ̄| (´・ω・`)
-
>>975
ξ゚⊿゚)ξ あなたらしい感想を待ってます
ξ゚⊿゚)ξ 好奇心と、かたじけなさでそわそわしながらね
ξ゚⊿゚)ξ ……読めないのは残念だけど、休む事が悪いとは思わないわ
ξ゚⊿゚)ξ 私も、これからは少しゆるくやりたいと思う
ξ゚⊿゚)ξ 新入生や復帰組がいると良いなぁ
-
(´・ω・`) さて、ドクオ氏の感想が来る前の前座として自分語りでもしましょうかね
お題を見て直ぐに「これはピンクローターを主人公にするしかない!」と決意した。そこから一時間ほどでプロットが完成。
オチに音楽を使うことを決め、「何がいいかな〜」なんて考えながらYouTubeをサーフィンしていると、レイ・チャールズがいとしのエリーをカバーした「Ellie my love」を発見。
「いとしのエリーを使うなら『ふぞろいの林檎たち』をオマージュするしかないでしょ!」と思いたち、タイトルがあのようになった。
奇しくも当初のプロットから「厳しい現実に晒されるピンクローター」という設定があったため、「これは何か必然的な力が働いたのだろう」と思いつつピンクローターの落ちこぼれ要素を強化。
ここまで2日間。ここまでは絶対に面白い作品が書けると信じ切っていた。
-
3日目から早速作業が難航し始める。まず物語の導入が思いつかない。僕は毎回導入部分で苦労をするのだが、今回は特に酷かった。
加えて、執筆を続けるにつれ細部の雑さに辟易してきた。まずローター(ドクオ)をどんな目に遭わせるのが一番効果的なのかが分からない。最終的に「ブーンの乳首」と「ツンの臭いマンコ」に落ち着いた訳だが、当初は「ksms」「ブーンのペニス」「アナル挿入」「アヘ顔ダブルピース」など様々な案があった。
加えて、セックスにギャグ──ドクオを幸福からどん底に落とす──を織り込む方法が分からない。完全なエロに走るだけの技量も無いがネタに走り過ぎるのもよくない。結局ネタに走ったけど。
以上のことが積み重なり、僕は一旦は作品の完成を放棄した。書きかけの原稿とプロットを削除してしまったのである。
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ところが状況は一変する。何故なら投下が無かったからである。自意識過剰な僕は「ここでショボーン様が一肌脱がなきゃいかんでしょ」と投下宣言をした。その後ツン氏が投下するもドクオ氏が投下する気配はない。
そこでまたまた自意識過剰な僕は「21〜22日に跨がって投下したら、ひょっとしたらドクオ氏の投下もあるかもしれない」と考え23:30から投下開始。
それまでに死ぬ気で導入だけ考えた。
「最終回」とすることで、「ふぞろいのローター『たち』」にも納得のいく意味を持たせる事ができ、我ながら天才かよと自画自賛。
その後は見て分かる通り完全にながら投下。今までで、ながら投下じゃなかったのって悪人だけだし、元々書き溜めなんかしないタイプなのでここは特に問題なかった。
だが、投下し続けるにつれて最初の勢いはどこへやら、「本当にこれは面白いのか」「さっさと爆発オチにした方がいいのではないか」と思い始めてきた。
しかし、ショボーン様はまたしても漢を見せる。いとしのエリーで締めくくりたかったので何とか完結させましたとさ。
最後のインタビューは精一杯の照れ隠し。
(´・ω・`) 以上が、文戟スレに命をかけた漢の熱い物語である。
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('A`) 自作語りを定着させた総帥とかいう輩は控えめに言って死んで欲しい
('A`) 遡るとスレ
('A`) 今までの全ての自作語りで毎回不愉快な気分にさせられる
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>>981
(´^ω^`) サーセンwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
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(;´-ω-`) Genomはもう十数回は読み返したんだが……やっぱ腑に落ちないな……
(;´-ω-`) 本来、僕がこの類いの作品をスレで見つけたら「雰囲気が最高だった!乙!」で締めくくるんだけど
(´・ω・`) ここは文戟スレだし、今日は色々と節目の日だし、感想を真面目に書きますかね……
ツン君の何が凄いかって、一度読んだだけで頭の中に「映像」が鮮やかに浮かび上がるところ。勿論地の文や言い回しの上手い作者はブーン系にも多くいるが、「映像の鮮やかさ」はほかの作者の追随を許さないのではないかと本気で思っている。
ここまで難解な作品になったとしてもそれが出来るとは恐れ入りました。
さて、次は全体の内容をごく浅い、表面の部分で評価しようと思う。
今回ツン君は世界を「遺伝子」として表現しているが、これもまた今回気に入ったことの一つ。「会社は生き物」とはよくいったものだが、文明全体を生き物に、そしてそれを遺伝子として取り込むとは…巧いなあ。
さて、内容に入っていくのですが、ここは僕が自分勝手に解釈したことだけ。
掘削機でどんどん進みゆくシーンですが、僕は、ですよ。あくまで僕は、これは大真面目に読んだ上で出した結論なのでどうか怒らないで寛容にいて欲しいのですが、僕はペニスが子宮へと向かっている様を想像しました。
いや、ペニスよりは精子の方が近いのかもしれない。そして、子宮の中でタマゴの中身は生まれ出る、と僕は捉えました。
そして、タマゴの中からは単為生殖──しぃとツーの染色体を受け継いだ──が生まれきたのだと、そんな風に思ったのです。
ただ、自分自身この考えはかなり無理があり、このままでは他の問題が何ら解決しないということも分かっています。続くか寝オチ。
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さて、駄文を長々と書き連ねてきたのですが、これでは感想ではなく読み取ったことを書き連ねただけの何かです。
僕には残念ながらこの作品の深い部分を読み取る事が出来なかったので、最終的な感想は「雰囲気と、文から浮かび上がる映像の鮮明さが素晴らしかった」です。
話は変わりますが、押井守監督の作品に“天使のたまご”があります。あらすじは「Genomのようです」が比べ物にならないほど難解で、初見では理解出来ない─普通に観てれば寝てしまう─作品なのですが、1985年の映画とは思えないほどアニメーションが綺麗なんですね。
今回「Genomのようです」を読んだ際に真っ先に思い浮かんだのが「天使のたまご」でした。
この映画はYouTubeにフルでアップされていますが、是非このスレを観ている紳士淑女の皆様方はTSUTAYAでレンタルして観てください。
(´・ω・`) 我ながらよく分かんない解説だと思いながら書き連ねてたが…
(´・ω・`) 本当に何が言いたいのか分かんないなこれ
(´・ω・`) 取りあえずね、作品のエッセンスまでは読み取れなかったけど雰囲気は満喫しましたと、それだけは伝えときたかった
(´・ω・`) ショボーンからは以上です
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('A`) えーわたくしの感想ですが
('A`) いたずらに長くなっていく割に著しくまとまりを欠いています
('A`) 今1万字越えたとこですが多分7割程度です
('A`) 推敲もあるのでぶっちゃけ後一週間はかかります
('A`) 俺は今、激しく後悔してるぜ
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(´・ω・`) 【ξ゚⊿゚)ξ ◆IU1nsGpajk】殿に第一挺の称号を、【川 ゚ -゚) ◆c.qQuXxMoQ】殿に第二挺の称号を、【( <●><●>) ◆CNITCpldAs】殿に第三挺の称号を授ける
(´・ω・`) 平成31年4月30日
(´・ω・`) 【総帥 ◆IxnXYH/4Y2】代理、拝成雅文創作学園オフィシャルサイト管理人【(´・ω・`) ◆4fW30b.lZU】
(´・ω・`) 皆様、おめでとうございます
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・【0P】从 ゚∀从 【前・第二挺】◆ogHcBy0QF6
・【0P】(*゚ー゚) ◆4hjDojWtys
・【0P】▼・ェ・▼ ◆a7eydlwZI.
・【0P】(・∀ ・) 【前・第三挺】◆evfltpoFGo
・【0P】(´・_ゝ・`)【前・第一挺】 ◆lqtlYOyuz2
・【0P】<_プー゚)フ ◆AwmE0lJ56w
・【0P】( ><) ◆wHcop5D7zg
・【0P】('、`*川 ◆tKLHNhuUIo
・【0P】ミセ*゚ー゚)リ ◆.B6BIc9Qqw
・【0P】J( 'ー`)し ◆nL4PVlGg8I
・【0P】(-_-) ◆q/W4ByA50w
・【0P】( ´_ゝ`) ◆GmbTh14.y.
・【0P】(-@∀@) ◆q5Dei.01W6
・【0P】o川*゚ー゚)o ◆r65.OITGFA
・【2P】Σz ゚ー )リ◆ij8xCb.PrY
・【0P】(*‘ω‘ *) ◆pYMCMYBATY
・【0P】从'ー'从 ◆qblPUItam.
・【0P】( ・∀ ∀・)◆EnVvubdKUg
・【0P】ξ゚⊿゚)ξ ◆IU1nsGpajk 【第一挺】
・【0P】( ・`ー・´) ◆BIc1.HXbFU
・【0P】('A`) ◆AMmdHNyQPk
・【0P】川 ゚ -゚) ◆c.qQuXxMoQ 【第二挺】
・【0P】( <●><●>) ◆CNITCpldAs 【第三挺】
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(´・ω・`) え〜突然ですが、次の品評会のテーマ「メッセージ」で、皆様は何を思い浮かべましたかぁ〜?
(´・ω・`) 例えばミラーメッセージ!結婚式なんかに行くと、お手洗いの鏡に新郎新婦さんからのメッセージが書いてあったりしますよねぇ〜
(´^ω^`) 他には…ダイイングメッセージもそうですねぇ〜。推理小説なんかを愛読している人の中には思い浮かべた方も多いのではないでしょうか!
(´・ω・`) 僕が初見で思い浮かべたものはですねぇ、「花言葉」なんですよ
(´・ω・`) という訳で、本日は花言葉のお勉強を
(´^ω^`) 唐突に思うかもしれませんがーどうかお付き合い下さい〜
(´・ω・`) まずはライラック!花言葉は「友情」や「思い出」
(´・ω・`) 続いては…カスミソウ!花言葉は「感謝」
https://youtu.be/_Ohj89R83zI
(´・ω・`) そして最後は…ミヤコワスレ!
(´・ω・`) 花言葉は……「しばしの別れ」
(´-ω-`)つ【退学届】 ショボーンでした
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('A`) さて、最後まで残るのは誰かな?
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(´・_ゝ・`)「やあどうも。」
(´・_ゝ・`)「久方ぶりにここへ来たのでもう忘れ去られていることだろう。」
(´・_ゝ・`)「事実僕もここでの振る舞い方というものが分からなくなっているしね。」
(´・_ゝ・`)「今日ここへやって来たのは他でもない、」
(´・_ゝ・`)【退学届】
(´・_ゝ・`)「これを出しに来たんだ。」
(´・_ゝ・`)「称号を得たもののその後書くどころか、
顔を出すことすら億劫になってしまってね。」
(´・_ゝ・`)「でもここで過ごした短い時間はとても楽しいものだったよ。」
(´・_ゝ・`)「今までありがとう。」
(´・_ゝ・`)「僕は行くよ。」
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>>990
乙!
あんたの作品好きだったぜ
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川 ゚ -゚) ショボン、そしてデミタスお疲れ様
ξ ゚ -゚)ξ また気が向いたら書きにきてくれてもいいんだからねっ
川 ゚ -゚)つξ 面白い作品たちを読ませてくれてありがとう
つξ
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( ・`ー・´)この企画に関して最早いっさいの情熱もないが
( ・`ー・´)今北産業
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十一回のまとめができたよ!
やったぜ
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梅
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うめ
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埋め
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ウメ
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産め
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1000レス目埋めぶんげき終了
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