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( ^ω^)文戟のブーンのようです[5ページ目]
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【このスレについて】
●このスレは何か
→ブーン系の品評会企画です。
作品による競い合いと、それによる作者同士の研鑽を目的としています。
●品評会はどう行うのか→>>2参照
●どうすれば参加できる?→>>3参照
●スレタイにある『文戟』って何?→>>4参照
【その他のルール、細則>>5】
【生徒名簿>>6】
【過去スレ】
テストスレ
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この世界には災害と呼ばれる獣たちがいる。
それらは大きな力を持ち、人間の生活を脅かしてきた。
俺の名前は宇津田ドクオ。
俺はそんな災害たちを片付ける仕事をしている。
('A`)ドライヤーのようです
昨日、百年に一度と言われるほどの災害。大災害が街を襲った。
それは水を吐き出す大きなドラゴンで、突然ここVIP市に飛来したらしい。
会社に居て、その被害を受けなかったドクオは、
賃貸アパートの二階にある自宅に戻り、玄関の扉を開けると閉口した。
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(;'A`)(足の踏み場がねぇ!)
彼を待っていたのは街の状況と同じように荒れ果てた我が家だったからだ。
そこは物が散乱して、ほこりは舞い、割れた窓からは外の風が入ってくる。
その風が年齢の割には寂しくなった彼の頭皮を撫でた。
('A`)「これはひどい」
彼は暫し放心した後、思い出したかのように自室に駆け込んだ。
(;'A`)「あぁ、俺の可愛い嫁たちが!!」
その目に映ったのは信じたくない光景だった。
普段は几帳面に手入れを行い、塵一つ付かないように掃除していた棚が倒れている。
その下には棚に飾られていた、数々のフィギュアが転がっていた。
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(;A;)「唯ちゃぁぁぁん!ごめんよぉぉぉ!俺が仕事なんかに行ってたばかりにぃぃぃ!!」
(;A;)「うわぁぁぁん!澪たんの足が明後日の方向を向いちゃってるよぉぉぉ!!」
(;A;)「ひどい!ひどすぎる!一体俺が何をしたって言うんだ!!」
(;A;)「大災害だか大殺界だか知らんが、絶対に許さん。絶対に許さんぞぉぉぉ!!」
ドクオは泣いた。力の限り泣いた。
('A`)「三次はクソ」
('A`)「二次元こそ正義」
これが彼のモットーである。
('A`)「にしても、どうすっかなぁ」
('A`)「部屋は滅茶苦茶。嫁たちは全滅。寝る場所も無いときた」
('A`)「今日も会社に止めてもらうかね」プルルル
( 'A`)「……噂をすれば社用電話に着信だ」ピッ
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('A`)】モシモシ
( ^ω^)『僕だお!』
('A`)】『僕だおという知り合いは居ませんが』
( ^ω^)『怒るぞ』
('A`)】『内藤か。何の用だ』
( ^ω^)『危急の仕事が入ったから迎えに来たお。
早く下まで降りて来るお』
('A`)ドレドレ
ベランダから下を覗くと、携帯を片手に持った内藤が見えた。
二本足で立つ大きな黄色い鳥、クッカーに跨っている。
国の許可を得ないと飼育することの出来ない獣で、
単体ならほぼ無害だが、群れを成したこいつらは怖い。
災害には及ばずとも、害獣指定される程だ。
その身体は明るい蛍光色をしていて、街中でも良く目立つ。
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('A`)「今行く!」
('A`)「えぇっと、財布持った、鍵持った」
('A`)(部屋の方は、後で業者にでも頼むか)
階段を降り、内藤に歩み寄りながら、部屋の被害総額をざっと計算した。
(;A;)(あぁ、俺の給料一年分……)
( ^ω^)「うわ、急に泣き出した。こわい」
('A`)ウツダシノウ
( ^ω^)「仕事入ったって言ったよな?」
('A`)「聞きました」
( ^ω^)「成功したらボーナス入るお」
('∀`)「早く行こうぜ!」
( ^ω^)(現金な奴……)
('A`)「会社に向かうのか?」
( ^ω^)「そうだお。
ドクオの分のクッカーも連れてきたお」
('A`)「ありがてぇ」
ドクオは内藤が手綱を引いていたクッカーに跨る。
普段はバイクや車を使うが、足場の悪い道を行くときはこいつらが重宝される。
丈夫で太い足を持ち、人や荷物をどこにでも運べるこいつらは仕事では欠かせない。
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('A`)「よっこいしょ」
( ^ω^)「行くお」
('A`)ドタドタ
( ^ω^)ドタドタ
( ^ω^)「クッカーに乗ると楽ちんだおね」
('A`)「自力だと家に帰るのも一苦労だったからなぁ」
( ^ω^)「電車とか全部止まったおね。
地面がぼこぼこに割れてるし、車もまず走れないお」
('A`)「それにこの水だよな」
( ^ω^)「大災害のせいでびっちょびちょだお」
('A`)「大災害がこの水を吐いたんだろ?
どうやったら水で道路に穴なんか空けられるんだろうな」
( ^ω^)「恐ろしい話だお。
舗装作業なんて当分先だろうし、今日も会社泊まりになりそうだお」
('A`)「俺は屋根から屋根に飛び移って帰ったけど、流石に疲れたわ」
(;^ω^)「そんな無茶するのはドクオくらいだお」
('A`)「そうかぁ?」
喋りながらクッカーを走らせている内にドクオたちが務める会社が見えてきた。
平たい長方形をした五階建てのビルの窓は災害対策ということでシャッターが下ろされている。
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('A`)(白く塗り替えればでかい豆腐だな、これ)
('A`)「そういえばどっから入るんだ?
下の出入り口を全部閉じたっていうから、俺は屋上から家に帰ったんだぞ」
( ^ω^)「クッカーを出したかったのに、
水で社内が汚れるっていって、一階の出入り口を開けてくれなかったお」
(*^ω^)b「だから、二階の窓をシャッターごとぶち破って出てきたお!」
('∀`)b「流石だぜ!」
('A`)「じゃあ、俺らはそこから入るとして、こいつらはどうすんだ?」
(;^ω^)「回収のことまで考えて無かったお……」
( ^ω^)「取り敢えず、適当なとこに手綱を引っ掛けとくお」
('A`)「降ろすのはともかく、持ち上げるのは面倒だからな」
( ^ω^)「僕らは壁をよじ登って中に入るお」
( ^ω^)ヨイショ
('A`)ドッコラショ
('A`)「よくもまぁ、壁をすいすい登れるな」
( ^ω^)「力こそパワーだお」
('A`)「うーん、この脳筋」
(*^ω^)ヨセヤイ
(*'A`)ウフフ
-
(´・ω・`)「きもい」バゴン
(;'A`)アッー
('A`)「なにすんだよショボン」
(;^ω^)「コンクリートの壁に穴が空いたお」
(´・ω・`)「すまない。
あまりにも気持ち悪かったので、つい手が出てしまった」
(´・ω・`)「怪我はないかい?」
彡⌒ミ
(´・ω・`)
( ^ω^)「……」
m9(^ω^)9m「毛はないお!」
(#´・ω・`)っ≡つシュバババ
( ゚ω゚)アッー
( ##ω##)「前が見えねぇ」
(´・ω・`)「そろそろ帰ってくるかと思って待ってたんだ」
(´・ω・`)「それにしても、災難だったね。
ドクオの家は近くなんでしょ?」
('A`)「そうなんだよ。
部屋の中はぐちゃぐちゃさ」
-
( ##ω##)ググッ
\ /
( ^ω^)ポンッ
/ \
( ^ω^)「街の様子も散々だったお」
(´・ω・`)「……街の復興も君の身体くらい手早く出来ればいいのにね」
(*^ω^)「出来るわけないおwww」
(´・ω・`)「ころすぞ」
('A`)「俺たちは会社がシェルター代わりになって良かったが、
外に居たら無事じゃなかったかもな」
( ^ω^)「流石に驚いたおね」
( ^ω^)「そろそろその時期かもとは言われてたけど、
実際に来るとは思ってなかったお」
(´・ω・`)「僕もだよ。
これが無防備な出勤途中だったらと思うと、ぞっとするよね」
('A`)「そういえば、対災害軍は何してたんだ?」
( ^ω^)「大災害が急に出てきたせいで、対応が遅れたらしいお」
-
(´・ω・`)「どっちにしても、対災害軍じゃどうにもならなかったみたいだけどね」
('A`)「つまり、危急の仕事ってのは大災害をどうにかしろってことか」
( ^ω^)「そうだお。
実は社長がドクオを呼んでるんだお」
('A`)「またあのおっさんは俺に面倒ごとを押し付けるつもりだな」
(´・ω・`)「僕らも呼ばれてるんだけどね」
(;^ω^)「そうなのかお?」
(´・ω・`)「あれ?聞いてないの?
今回は対災害班全員で仕事に当たるんだってさ」
(;^ω^)「これは死んだかもわからんね」
(´・ω・`)「バラバラな事が多いから、三人で仕事するのは久しぶりだね」
( ´ω`)「仕方ないお……。さっさと社長室に向かうかお……」
(;'A`)「そうだな」
-
('A`)コンコン
<入りたまえ
('A`)「失礼します」
('A`)「対災害課班長、ドクオ、
班員、内藤、ショボン両名到着しました」
( ・∀・)「うむ」
( ・∀・)「楽にしたまえ」
('A`)(;^ω^)(´・ω・`)
( ・∀・)「あー、知ってるものも居ると思うが、
今回の大災害はドラゴンの発情期によるものだ」
( ・∀・)「一年間荒れ狂うことから、ドラゴンイヤーと呼ばれている」
('A`)(相変わらず、だっせぇネーミング)ヒソヒソ
( ^ω^)(社長が付けたらしいお)ヒソヒソ
(´・ω・`)(相変わらずだよね あの禿げ親父)ヒソヒソ
彡⌒ミ
( ・∀・)
(;'∀`)(お前が言うなwww)
(*つω^)(wwwww)
-
(#・∀・)「聞いているのかね!」ダンッ
('A`)「はっ!申し訳ございません!」
( ・∀・)「全く……。それで、だ」
( ・∀・)「我が社を構えているこの都市。
VIP市はたった一匹のドラゴンによって未曽有の被害を受けた。
本来で有れば、国が有する対災害軍が事前に鎮圧する筈だが……」
('A`)「突発的な災害の発生……
つまり、ドラゴンが突然現れた為、対応が遅れた……」
('A`)「ですよね?」
( ・∀・)「そうだ。そのドラゴンがとんでもなく強くてな。
対災害軍でもどうにもならないらしい」
( ・∀・)「それで国から直々に、お前に指名があった」
('A`)「俺ですか?」
( ・∀・)「お前以外に適任は居ないだろう。
ドラゴンスレイヤーのドクオ以外にはな」
(´・ω・`)(まーた言ってるよ)ヒソヒソ
(*^ω^)(そのあだ名で呼んでるの社長だけだおwww)ヒソヒソ
-
(#・∀・)「聞こえてるぞ!!」
( ・∀・)ゴホン
( ・∀・)「というわけだが、流石に一人では荷が重いだろう。
念の為、対災害班全員で仕事に当たってくれ」
( ・∀・)「頼んだぞ」
('A`)「分かりました」
('A`)「ところで、社長」
( ・∀・)「なんだね」
(;'∀`)「報酬は如何程ですか?」
( ・∀・)「成功したら、そうだな……。
国次第だが、給料一年分は出せると思うぞ」
('∀`)「任せてください!!」
(;・∀・)「う、うん。頼んだんだからな!」
('A`)「失礼します」
('A`)ガチャ
( ^ω^)「失礼します」
( ^ω^)ガチャ
(´・ω・`)「失礼します」
(´・ω・`)ガチャ
( ・∀・)(……)
-
('A`)スタスタ
('∀`)ニヤッ
('∀`)「よっしゃー!給料一年分だってよ!
打ち上げどうする?焼肉行っちゃう?」
( ^ω^)「いいおね!ブーンは寿司がいいお!」
(;´・ω・`)「ちょっと待ってよ。もう勝ったつもりなの?
相手は対災害軍でも敵わないくらい強いんだよ?」
('A`)「でもよ。
ビビったってどうにもならねぇし、やることやるだけだろ?」
( ^ω^)「そうだお。
それにドラゴンスレイヤー(笑)のドクオが負ける筈無いお」
('A`)「手始めに焼き豚でも作るか」
(####ω##)「正直、すまんかった」
( ^ω^)ポンッ
('A`)「つっても、そのドラゴンって今どこに居るんだろうな」
(´・ω・`)「そういえば聞きそびれたね」
-
ξ゚⊿゚)ξ「それは私が説明するわ」
(*^ω^)「おっ、ツン。居たのかお」
(;'A`)チッス
ξ゚⊿゚)ξ「さっきから居たわよ。
ドラゴンが居る場所だけど、クッカーに乗って一時間くらいの裏山に居るわ」
ξ゚⊿゚)ξ「今は対災害軍が抑え込んでるけど、また暴れだしたらどうなるか分からないの」
ξ゚⊿゚)ξ「貴方たちには悪いけど、今から向かってちょうだい」
(´・ω・`)「それは分かったけど、対災害軍の協力は得られそうなの?」
ξ゚⊿゚)ξ「ちょっと難しいわね。
昨日の戦いのときに負傷者が多数出たみたいだわ。
残った人員で裏山に抑え込むのが精一杯みたいよ」
(´・ω・`)「なるほど」
ξ゚⊿゚)ξ「それと……。ドクオ?」
(;'A`)ハイ
ξ゚ー゚)ξ「期待してるわ。頑張ってね」
(;'A`)ウッス
ξ゚⊿゚)ξ「じゃあ、私は行くわ。
通信でサポートするから準備が整ったら連絡ちょうだい」
-
(;'A`)「……」
(;'A`)「あ゛ー緊張した……」
( ^ω^)「相変わらず、ドクオは女性が苦手だおね」
(´・ω・`)「ホントにね。女性の班員が居なくて良かったよ」
(;A;)「うるへー。俺だって好きでこうなんじゃないやい!」
(;^ω^)「いい加減慣れても良いと思うお……」
('A`)「それは無理な相談だな!」
('A`)「女は禿を人間として認めない!!」
(´・ω・`)「そんなことはないでしょ」
( ^ω^)「そうだお。ショボンと社長に比べればドクオは全然マシだお!」
(´・ω・`)「凄まじく腹立たしいけど、その通りだね」
( ^ω^)「それにジェ○ソン・ステ○サムのファンは多いお!」
('A`)「つまり、イケメンに限るってやつだ」
(;´・ω・`)「そう言われちゃうと反論しづらいね」
(;^ω^)「確かに……」
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('A`)イインダ、ドウセオレナンテ……
(;^ω^)「ま、まぁ、その内いい人が見つかるお!
髪の毛だって全体的に生えてるから大丈夫だお!」
(´・ω・`)(果たして、まともな人間がドクオを恋人になんて選ぶのかな……)
(´・ω・`)「落ち込んでても仕方ないし、そろそろ行こうよ」
('A`)「そうだな……」
( ^ω^)(ショボンはこういう時ドライだおね)
( ^ω^)「賛成だお。
ツンも時間が無いって言ってたし、パパッと向かうお」
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('A`)「というわけで、クッカーに乗って裏山に来たわけだが」
(´・ω・`)「何もいないね」
( ^ω^)「おーん、荒れた山地しか見えないお」
ξ゚⊿゚)ξ『おかしいわね。確かに大災害の反応は無いみたいだわ。
でも、対災害軍からのデータだと、部隊がそこに展開してる筈よ』
('A`)「っていわれてもな……」 ……クレー!
( 'A`)「……なんか聞こえるな」 ……テクレー!
( ^ω^)「ホントだお」 ……ケテクレー!
(´・ω・`)「一体どこから……?」 ……スケテクレー!
(;'A`)「上だ!!」 ……タスケテクレー!
上空から響く人の声に気付き、ドクオたちは空を見上げる。
どこまでも吹き抜けている青い空を見つめると、その中に黒い点のようなものが幾つも近づいてくるのが分かる。
それは人の形をしていた。
-
('A`)「内藤!ショボン!受け止めるぞ!!」
(;^ω^)「おっ、おおおおおお!!!」
(;´・ω・`)「参ったね、これは」
瞬間、ドクオたちは三方向に散らばり、自身の髪の毛を数十本抜いた。
彼らはそれを空けた空間の中心に向かって、息を吹きかけて飛ばす。
すると、髪の毛と髪の毛の間に透明な線が浮かび、それぞれが繋がることで大きな網が現れた。
('A`)「端はしっかり持ってるな!?」
( ^ω^)「おっけーだお!」
(´・ω・`)「抜かりはなしさ」
('A`)「よし!来るぞ!」
飛来してきた人間が網の上に落ちてくる。
-
(#'A`)ググッ
(#'A`)「おらよっ!」ポーン
(#^ω^)「また来るお!」ググッ
(#´・ω・`)「よし来た!」ポーン
一人、また一人と空から人が降ってくる。
ドクオたちはそれを網で受け止めると、反動を活かして外に弾き出し、次の人を受け止めていった。
それが十人程続いただろうか。これ以上降ってくることがないと分かると、三人はその場に腰を下ろした。
(;'A`)「お、終わったか?」
(;^ω^)「そうみたいだお」
(;´・ω・`)「流石に応えたね」
(;'A`)「あ゛ー、腰いてぇ」
_
(;゚∀゚)「……すまん、ちょっといいか?」
(;'A`)「あ、はい。なんでしょうか」
_
(;゚∀゚)「そんな畏まらないでくれ。俺は礼を言いに来たんだ」
-
('A`)「……貴方は?」
_
( ゚∀゚)「申し遅れた。俺は対災害軍所属ジョルジュ・コンティ大尉だ。
君たちは派遣された対災害班だな?」
('A`)「えぇ、そうです。対災害班班長のドクオと申します。お怪我はありませんか、大尉殿」
_
(*゚∀゚)「君たちのお陰でピンピンしているよ!
いやぁ、それにしても凄かった!アレが君たちの使う頭気(とうき)だな?」
('A`)「……頭気をご存じでしたか」
_
( ゚∀゚)「ご存じも何も、災害と戦うのに一目置かれている気の力だからな。
俺も勉強はしているよ。まさか、ここまでの力を持っているとは思ってなかったが」
(;'A`)「恐縮です」
_
( ゚∀゚)「それにしても、何故髪の毛なんだ?
気を操る技術は様々あると聞くが、メジャーなところだと腕や足など、放出場所は他にもあるだろう?」
('A`)「何故、ですか。
頭気をご存じであればお分かりになるかと思いますが、頭部こそ気を放つのに適した部位だからです」
_
( ゚∀゚)「適している?」
('A`)「そうです。
気というのは臍の下にある丹田で練るものですが、これを四肢から放出しようとすると関節で気の流れが分散してしまいます」
_
( ゚∀゚)「ははぁ、つまり、純度の高い気を効率的に使おうとすると、身体の中心軸に位置するものが都合が良いということか」
('A`)「そういうことです」
-
_
( ゚∀゚)「いやぁ、勉強になった。気の使い手自体、中々お目にかからないものだからね。ましてや、頭気とは」
('A`)「……ジョルジュ大尉。次は私がお伺いしたいのですが、件のドラゴンはどこに?」
_
( ゚∀゚)「あぁ、奴なら……」
「騙されるな!!」
_
( ゚∀゚)チッ
(;'A`)「あ、貴方は……」
_
(#゚∀゚)「大災害!よくもやってくれたな!!」
(;'A`)「ジョルジュ大尉!?」
(;'A`)(ということは、やはり……)
_
( ゚∀゚)「早いな。もう気が付いたのか」
_
(#゚∀゚)「このビッチが!部下の仇は取らせてもらうぞ!」
_
(#゚∀゚)「おおおおおお!!」パンパンパン!!
_
( ∀ )「無駄だよ」
Σz ゚ー )リ「そんな玩具は効かないって散々試したでしょ?」
-
ジョルジュだったものが、姿を変えた。
否、姿を現したと表現したほうが適切だろう。
それはするりとした艶やかな身体をした、大きな生き物だった。
先程まで人の形をしていたとは思えない程、巨大な胴体があり、そこから先には大木のような尻尾が生えている。
胴体から生えている四肢も、それだけで人の背丈程はあった。
ドクオたちは、その一瞬で行われた変わりように圧倒された。
見上げた先にあるそれの顔立ちは厳かで、
ドラゴンよりは、昔に見た麒麟という生き物の顔に似ている、とドクオは感じた。
('A`)「変化持ちか……」
(;゚ω゚)「でっかいお……」
(;´・ω・`)「十メートルはあるぞ……」
ξ;゚⊿゚)ξ『ドクオ、聞こえる?こちらでもデータ照合したわ。
今、対峙してるのが大災害で間違いないわよ……』
ξ;゚⊿゚)ξ『まさか、こちらの機器に反応しないなんて……。
想定外だったわ、ごめんなさい』
('A`)「いや、ドラゴンの中には変化を行い、人間を惑わすタイプが確かに居る。
まだ使える奴が居るとは……。俺が失念していた。謝るのは俺の方だ」
ξ゚⊿゚)ξ「ドクオ……」
('A`)「内藤、ショボン。敵は知能が高い。敵に付き合わず、こっちのペースで攻めるぞ!」
(#^ω^)「把握!」
(´・ω・`)(戦闘になると、普通に喋れるんだから不思議だよね)
(´・ω・`)「分かった!僕たちはドラゴンとの戦闘経験が無い。ドクオの指示に任せるよ!」
('∀`)「おう、任されて!」
-
('A`)「行くぞ!散ッ!!」
三(#^ω^)シュバッ
三(#´・ω・`)シュバッ
三(#'A`)シュバッ
Σz ゚ー )リ(ふーん……)
Σz ゚ー )リ(随分戦い慣れしてるんだね。対災害軍よりは楽しめそうだ)
Σz ー )リ(ふふっ……)
_
(#゚∀゚)「クソッ!獣風情が!人間様に化けやがって!!ぶっ殺してやる!!」パンパン!
Σz# ー )リ「……」
Σz#゚ー )リ「お前、目障りだな。先に死んどくか?」ゴポッ
Σz#゚ー )リ ペッ
_
(;゚∀゚)「うおっ……」
-
( 'A`)そ
_
三( 'A`)つ(;゚∀゚)ガッシ
_
(;゚∀゚)( 'A`)三 \バコォン/
(;'A`)「唾液?それにしては、恐ろしく硬い……」
_
(;゚∀゚)「すまん!助かった」
(;'A`)「いえ、大尉が無事で良かったです。早く逃げてください!」
_
(#゚∀゚)「いや、俺は上で果てた部下たちの仇を取らなくちゃならない!」
('A`)「上で、ですか?」
ドクオはジョルジュを抱えたまま、空を見上げる。
そこには何も見当たらない。
そういえば、彼らはどこから落ちてきたというのだろうか。
_
(;゚∀゚)「今、お前も見ただろう。あいつは唾液の硬度を自由に変えれるようだ。
それで俺たちを全員捕らえたかと思うと、雲の上に唾液を張ってな……。
後は、あいつの為すがままだったよ」
_
(; ∀ )「全員だ……。奴の嬌声が止むと部下の苦悶の声は聞こえなくなる。
それを全員の声が聞こえなくなるまで俺は……」
_
(#゚∀゚)「あいつを殺さなくちゃ、死んでも死にきれねぇ!!」
-
('A`)「分かりました。それは俺たちに任せてください」
_
(# ∀ )「……出来るのか?」
('A`)「はい」
('A`)「俺はドラゴンスレイヤーですから」
ドクオはジョルジュを山間の適当なところに降ろすと、ドラゴンをキッと見つめた。
その巨躯に見合わず、俊敏に動くドラゴンを内藤とショボンが翻弄している。
二人は互いの位置取りをしっかり把握しながら動き、どちらかが相手の正面に立つと、もう一方は生まれた死角から攻撃を仕掛けている。
それを臨機応変に繰り返すことで、少しずつではあるがダメージを負わせているようだ。
('A`)「大尉はここから山を下りてください。うちのオペレーターが回収部隊を手配しています」
_
(#゚∀゚)「だが、俺は!!」
('A`)「はっきり言わせて頂きます、大尉。貴方は邪魔です。
敵は大災害です。通じない武器に頼る貴方では相手にならない」
_
(#゚∀゚)「……っ!!」
_
( ∀ )「……すまねぇ。後は、頼んだ」
二人はどちらともなく手を差し出すと、力強く握った。
握った手を放すと、互いに背を向け、走り出した。
力を尽くしたものが去り、力を尽くすものが向かう。
そこは命を尽くす、戦場だった。
-
(;^ω^)(ハァ……ハァ……)
(;´・ω・`)(強い……)
Σz ゚ー )リ
ドクオが戦線を離れている間、内藤とショボンはこの戦いを持久戦に持ち込んでいた。
内藤は鍛え上げた肉体を使い、ショボンは自慢の拳を攻撃に組み込んでいる。
基本的に内藤が囮になり、ショボンがダメージを与える役を負っていた。
(;^ω^)「こっちだお!」
Σz ゚ー )リ チラッ
Σz ゚ー )リ ゴポッ
Σz#゚ー )リ ペッ
(;^ω^)「おおっ!」バコォン
(; ω )「ぐふっ……!」
(;´・ω・`)「ブーンッ!」
-
(#´・ω・`)「うおおおおっ!!」
(#´・ω・`)「【百裂拳】!!」
っ≡つ シュババ
(#´・ω・`)っ≡つ シュババ
っ≡つ シュババ
Σz#゚ー )リ ググッ
(#´・ω・`)「どうだ!!」
Σz# ー )リ ブゥン
(#´ ω `)「ガッ!?」ゴキッ
(#´ ω `)(き、効いてないのか……?)
Σz#゚∀ )リ(入った!!)
ドラゴンの攻撃は正確で、また硬い鱗に覆われた、その肉体は打撃に強かった。
内藤は攻撃を避けきることが出来ずに身体で受け、その隙にショボンが攻撃を仕掛けるも、鱗に弾かれてしまう。
また、攻撃を受けた拍子に身体を動かすと、長い尻尾を大きく振り回し、ショボンを打ちのめした。
-
(;^ω^)「ショボン!大丈夫かお!?」
(#´・ω・`)「これくらい大したことないさ……。
それより、見てみなよ。あの腹立たしい顔……。一発当てたくらいで調子に乗らないで欲しいよね……!」
(;^ω^)(おー、これは結構キレてるおね)
(#´・ω・`)「大体、ドクオは何やってるんだ?あんな切替の出来ない馬鹿は放っとけばいいのに……。
指示も援護も無いんじゃ、どうしたらいいのか分からないよ」
(;^ω^)「それは……、そうだおね。何とか時間を稼ぐお!」
(#´・ω・`)「全く!」
( ^ω^)「行くお!」
内藤が地を駆け、ショボンがその後ろに追従する。
先程のドラゴンとの攻防で、避けきるのは難しくなったと感じた内藤は、自身をショボンの盾にすることに決めた。
細かく動き隙を狙うより、その方が確実だと判断したのだ。
なにより、思っていたより機敏なドラゴンに翻弄されたのはこちらで、ショボンの体力も危うい。
口では平気そうに振舞うが、あれほど大きな尻尾が直撃したのだ。無事な筈がない。
-
( ^ω^)(ここは僕が耐えて、ショボンには活路を開いて貰うお!)ブチィ
Σz ゚ー )リ ゴポッ
Σz#゚ー )リ ペッ
( ^ω^)(来た!)
(#^ω^)「おっ!おおお!!」バシィ
( ^ω^)(良し!上手く弾けたお!)
ドラゴンの唾液は確かに硬く、何より勢いがある。
内藤は両腕に先程抜いた髪の毛を纏わせた。
その髪の毛には内藤が捻出した気が通っており、大抵の攻撃は気の力で打ち消すことが出来る。
間接的に気を纏わせた両腕を前に構え、唾液を受けた。それを受け流すようにして弾き飛ばす。
-
( ^ω^)(これでなんとか……)
Σz ゚ー )リ ゴポッ
(;^ω^)(げえっ!?)
Σz#゚ー )リ ペッ
(;^ω^)(連射出来るのかお!?)
(;^ω^)「おおおおお!!」バシィ
Σz ゚ー )リ ゴポッゴポッ
Σz#゚ー )リ ペッペッ
( ^ω^)「あ、これ無理」
(;^ω^)「ショボン頼んぐへっ!!」バシィバコォン
(#´・ω・`)「懐に入った!!」シュバッ
Σz#゚ー )リ ブゥン
(#´・ω・`)「甘い!」ピョン
-
(#´・ω・`)(鱗が薄い頭部なら!)ブチィ
(#´・ω・`)「【頭蓋割】!!」ガァン
Σz# д )リそ ガハッ
(´・ω・`)(どうだ……?)
Σz# ー )リ グラッ
(´・ω・`)(効いてる!)
Σz#゚д )リ カッ
(;´・ω・`)(あっ、やっぱマズいかも)
Σz#゚ー )リ コォォォ
Σz#゚д )リ ピィィィ
(;´・ω・`)(冷凍光線!?早い!!避け!?無!?)カチーン
(´‐ω‐`)(……)
(´‐ω・`)(……?)
-
('A`)「待たせたな」
(;´・ω・`)「ド、ドクオ!!」
('A`)「遅くなってすまない」
(;´・ω・`)「い、いや今更そんなことはどうでもいい!」
(;´・ω・`)「ドクオ……髪が……!!」
('A`)「安いものさ、頭髪くらい……」
ショボンが大きく飛び上がり、右手で頭髪を引き抜くと、反動を利用して、髪の毛を纏った拳をドラゴンに見舞ったが、
その着地後の隙を見逃さなかったドラゴンは、ショボンの行動を封じる光線を放った。
間一髪、その間に割り込んだドクオは気を纏わせた額で光線を受けてしまう。
-
(;´・ω・`)「で、でも、それじゃ君は……」
('A`)「……元は俺の判断ミスだ。なんとかなるさ」
三(;^ω^)「大丈夫かおー?」
('∀`)「無事だったか!」
(;^ω^)「僕の方はなんともないお!」
('A`)「よし、こっから反撃に移るぞ!」
( ^ω^)「髪の毛無いけど、行けるのかお?」
('A`)「……実は俺な。ドラゴンなんだ」
( ^ω^)「は?」
(´・ω・`)「は?」
ξ゚⊿゚)ξ『は?』←会話は全部聞いてた
( ^ω^)「冗談言ってる場合かお」
(´・ω・`)「ぶちころすぞ」
ξ゚⊿゚)ξ『不細工な上に嘘つきって救われないわよ』
-
('A`)「ホントなんだって。ほら」
↓ ドクモンシンカー
Σz 'A`)リ ドクドラゴン
Σz 'A`)リ「な?」
( ゚ω゚)「おえええええええ!!」
(´゚ω゚`)「くっせぇぇぇぇぇぇ!!!」
ξ゚⊿゚)ξ『え?え?どうしたの?』←音声しか入って来ない
ξ゚⊿゚)ξ『あ、ドクオの反応が消えてなんか新しい反応増えてる!』
Σz 'A`)リ「そういうことなんだよ」
ξ;゚⊿゚)ξ『ええええええええええええ!?!?!?』
ξ;゚⊿゚)ξ『っていうことは、今までドラゴンとの戦いに一人で赴いてたのはそういうことなの!?!?!?』
-
Σz 'A`)リ「隠しててごめんな」
ξ;゚⊿゚)ξ『隠してたとかどうとかそういう問題じゃ(ii゚ω゚)(ii´゚ω゚`)「うげえええええ」オロロロロロ
ξ#゚⊿゚)ξ『うるっっっせぇぞハゲども!!!!!!』
( ゚ω゚)「そこまで言うならお前も嗅いでみろお!このウンココロネ!!」
(´゚ω゚`)「臭すぎて死にそうだぞウンココロネ!!!」
ξ#゚∀゚)ξ『誰がうんこじゃゴルルルァ!!』
Σzii д )リ オゲェェェオロロロロ
Σz 'A`)リそ「今だ!」
Σz 'A`)リ「ドラゴンファイヤー」ピロロロロロ
Σzii д )リそ
\ ホ ゙ カ ー ン /
Σz 'A`)リ「正義は勝つ」
(ii゚ω゚)オロロロロロ
(ii´゚ω゚`)オロロロロロ
Σz '∀`)リ ニコヤカ
戦争は変わった。
悪臭とは、それだけで強力な武器に転じることが出来る。
皆も毎日お風呂に入って、頭皮をよく洗おう。
脂とフケが混じった頭皮は不潔だし、ドクオのように臭うぞ。
お兄さんとの約束だ!
('∀`)b大事なのは風呂上がりのドライヤーのようです
【了】
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