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( ´_ゝ`)彼女が来るようです(´<_` )
-
短編にしては長くなってしまったので
こちらに投下します
-
( ´_ゝ`)「大学も長期休暇に入ったから暇だな」
(´<_` )「確かにな」
( ´_ゝ`)「時に弟者」
(´<_` )「なんだ兄者」
( ´_ゝ`)「一時間後に家出してくれない?」
(´<_` )「何を言い出すかと思えばまた訳の分からないことを……」
( ´_ゝ`)「友達が来るんだよ。二人」
(´<_` )「兄者の友達ならほぼ俺の友達じゃないか」
( ´_ゝ`)「ボードゲームするんだよ。悪いがそのゲームは三人用なんだ」
(´<_` )「どこの金持ちだ。別に俺は見てるだけでいいぞ?」
( ´_ゝ`)「それだと気まずいじゃないか。な、だから家出してくれよ」
(´<_` )「どれだけ俺を追い出したいんだ。家なき子になるぞ」
( ´_ゝ`)「道場するなら金をくれ!」
(´<_` )「武闘家か」
(´<_` )「……言っとくけどな、俺の友達も一時間後に来るんだが」
( ´_ゝ`)「何……だと……?」
-
(´<_` )「だから俺としては兄者に外出してほしいんだ」
( ´_ゝ`)「待て、お前の友達なら俺の友達だろ?何故俺がいなくなる必要がある」
(´<_` )
(´<_` )「勉強会するんだよ。アホみたいに喋って喧しい兄者が居ては集中できない」
( ´_ゝ`)「今の間は何だ、絶対理由考えてたろ」
(´<_` )「いや、なるべく兄者を傷付けまいと言葉を選んでたんだ」
( ´_ゝ`)「どこが言葉を選んでたんだよ、思いっきりアホって言ってたよなお前」
(´<_` )「語弊があった。歩く120デシベルだ」
( ´_ゝ`)「ジェットエンジン並じゃねぇか。俺ってそんなにうるさい?」
(´<_` )「……ともかくだ。兄者、ここは長兄の優しさを見せてくれ」
( ´_ゝ`)「年功序列だったらお前が譲るべきだぞ」
(´<_` )「……」
( ´_ゝ`)「……」
-
( ´_ゝ`)「……じゃあさ、こうしない?」
(´<_` )「?」
( ´_ゝ`)「二人揃って家出るの」
(´<_` )「成程。根本的に何も解決していない」
(´<_` )「……こっそり自分だけ家に戻ってくるとか考えたんじゃないだろうな?」
( ´_ゝ` )「ギクリ」
(´<_` )「何だ今の」
( ´_ゝ`)「くそー、孔明にも匹敵する名策略かと思ったのに……」
(´<_` )「兄者の策の場合欠陥という名の『孔』が誰の目からも『明』らかなんだよ」
( ´_ゝ`)「わー弟者君上手いこと言っちゃってー」パチパチ
(´<_` )「ヘッタクソな芝居だな」
( ´_ゝ`)「今芝居と司馬懿をかけた?」
(´<_` )「ご名答」
( ´_ゝ`)「素晴らしい。褒美にこの家を出る権利をやろう」
-
(´<_` )「馬鹿めが。むしろ兄者を追い出せる権利が欲しい」
( ´_ゝ`)「今の三國無双の司馬懿の物真似?伝わる人はどれだけいるのか」
(´<_` )「声優が変わってしまったな。惜しい人を亡くした」
( ´_ゝ`)「割と前の事だがな。その話は今度するとして、とりあえず今は早く出ていけ」
(´<_` )「理不尽な。こうなったら梃子でも動かんぞ」
( ´_ゝ`)「……」
(´<_` )「……」
( ´_ゝ`)「何でさ、そんなにムキムキになってるの?」
(´<_` )「俺はいつからマッチョになった。ムキになってると言うのなら兄者こそ……」
( ´_ゝ`)「……」
(´<_` )「……」
( ´_ゝ`)「……さては」
(´<_` )「……まさか」
( ´_ゝ`)「「彼女か?」」(´<_` )
( ´_ゝ`)
(´<_` )
( ´_ゝ`)「……梅干しのようだな」
(´<_` )「図星と言いたいのか?」
-
( ´_ゝ`)「ま、当たりだ。一時間後に彼女が来る」
(´<_` )「俺もだよ。一時間後に彼女が来る」
( ´_ゝ`)「まさか弟者に彼女が出来るとは……」
(´<_` )「まさか兄者に彼女が出来るとは……」
( ´_ゝ`)「あの堅物で小難しい事ばかり並べて眉間に皺寄せまくりの弟者が……」
(´<_` )「あのちゃらんぽらんでいい加減でマヌケで適当な兄者が……」
( ´_ゝ`)「で、相手は誰だ?」
(´<_` )「……トソン」
( ´_ゝ`)「何?あの都村トソンか?黒髪ショートの頭脳明晰でおしとやかな佇まいが人気を博しているあのトソン?」
(´<_` )「嫌に詳しいな。狙ってたのか?」
( ´_ゝ`)「バカ言え。俺の彼女がよく話をするんだよ」
(´<_` )「……てことは、兄者の彼女はミセリか」
(´<_` )「あの純粋なゆるふわ系、たまにどぎつい毒舌が入るがそれもアクセントとなり大衆を魅了しているあのミセリをモノにしたのか……」
( ´_ゝ`)「やたら詳しいなお前も」
(´<_` )「兄者の前述に同じだ」
( ´_ゝ`)「……トソンとミセリって仲良いよな」
(´<_` )「そりゃもう。千剣山が如き女同士の友達の鬼畜な世界に於いて奇跡に近い純粋な友情を保っていることで有名だしな」
( ´_ゝ`)「ひどい偏見を見た」
-
(´<_` )「それはそうと兄者、何故彼女が出来たことを俺に報告しなかった」
( ´_ゝ`)「いやあ、恥ずかしいだろ。てか気付くかなーとも思ってたし」
( ´_ゝ`)「お前こそ、何で俺に言わなかったんだ?」
(´<_` )「……まあ兄者と同じ理由だ。妹者には報告したが」
( ´_ゝ`)「あ、俺も。あと姉者にも。もしかしたら家族全員知ってるかもな」
( ´_ゝ`)「しかし、うーん、そうなると困ったことになるな。お互いの彼女が家に同時に来るとなると、何か凄く変な雰囲気になるぞ」
(´<_` )「だが兄者だけ家から出すならまだしも、ミセリに申し訳ないしな……」
( ´_ゝ`)「……いっそのことW家デートするか」
(´<_` )「やむを得ないか……。だが本人たちが納得するかどうか」
( ´_ゝ`)「確かに、ガッカリするかもな。彼氏の家に初めて上がったら、二人きりであんなことやこんなことをしようと思ってたかもしれないのに」
(´<_` )「えっ」
( ´_ゝ`)「えっ」
(´<_` )「兄者……。見失ったぞ」
( ´_ゝ`)「目の前にいるじゃん。見損なったって言いたいの?」
(´<_` )「兄者の頭と下半身は直結してるのか?いくらなんでも考えが短絡的過ぎるぞ」
-
( ´_ゝ`)「……弟者、お前は何か勘違いをしている」
(´<_` )「何だと?」
( ´_ゝ`)「俺が言っているあんなことやこんなこととは、料理したり録り溜めしたドラマ観たりすることだぞ」
(´<_` )「兄者に限ってそれはないだろ」
( ´_ゝ`)「思い込みが過ぎるぞ。前から一緒にオムライス作ろうって約束してたんだもん」
(´<_` )「もんって語尾に付けられても気色悪い。……だがその事実は本当か?」
( ´_ゝ`)「証拠はあるぞ。LINE見せようか?」
(´<_` )「そこまでしなくてもいい」
( ´_ゝ`)「全く、兄の純朴な心を汚い妄想で汚しおって……」
(´<_` )「……正直すまなかっ………」
-
(´<_` )「…あ」
( ´_ゝ`)「どした?」
(´<_` )「…兄者の机の上の箱」
( ´_ゝ`)
(´<_` )「あれ…。ゴムだろ?」
( ´_ゝ`)
( ´_ゝ`)
( ´_ゝ`)「ナンノコトカナー?」
(´<_` )「隠すのが下手か。やっぱり下心があるじゃないか」
( ´_ゝ`)「それはアレだ、あのー何だ、アレだ」
(´<_` )「言い訳出来てないじゃないか。烏帽子のようだな」
( ´_ゝ`)「図星って言いたいの?」
(´<_` )「とりあえず兄者、あれは今すぐゴミ箱に突っ込むべきだ。見つかったらどうなることか」
( ´_ゝ`)「えーアレ高かったんだぞー」
(´<_` )「んなもんに金かけるよりミセリにプレゼント買ってあげろよ」
( ´_ゝ`)「いやプレゼント買った上でのアレだから」
(´<_` )「男と女の一線を越えるまでのプロセスは違うんだぞ…。いきなりその気にさせるのは無理がある」
( ´_ゝ`)「…しょーがないなー。捨てるのは勿体無いから、押し入れに押し込んで来る」
(´<_` )「妥協案か」
( ´_ゝ`)ヨッコラショ
-
( ´_ゝ`)
( ´_ゝ`)「ん?」
(´<_` )「どうした?」
( ´_ゝ`)「俺さ…。この箱まだ開けてないんだけど」
(´<_` )
( ´_ゝ`)「何で開封済みなの?」
(´<_` )
( ´_ゝ`)「巧妙に隠してあるつもりかもしれんがバレバレだぞ。しかも中身が一つ減ってるような気がする」
(´<_` )
(´<_` )「シラナイナー」
( ´_ゝ`)「ふざけんなお前、散々説教してからのこれか」
(´<_` )「ほら、な?万が一というのもあるじゃないか」
( ´_ゝ`)「漫画では一あっても現実には億が一も無いだろ。トソンのことだから、そこら辺はガッチガチに固めてると思うぞ」
(´<_` )「それはまあ、そうだが」
( ´_ゝ`)「あー、お前が昔集めてたエロ本って大体清楚系ビッチのやつだったもんな。そういうことか」
(´<_` )「いや待て、流石に次元の混同はしてないぞ」
( ´_ゝ`)「今混同とコンドームを掛けた?」
(´<_` )「掛けてないわ」
( ´_ゝ`)「男と女の一線を越えるまでのプロセスは違うんだぞ?」ドヤァ
(´<_` )「ぬぐぐ…」
( ´_ゝ`)「さあ、お前が盗んだゴムを返してもらおうか」
(´<_` )「…仕方な…」
-
ピンポーン
( ´_ゝ`)「ん?誰だ?」
(´<_` )「…出てこよう」
( ´_ゝ`)「おいこらゴムのことうやむやにする腹積もりか」
(´<_` )「後できちんと返すから。はいはーい…」タタタ…
ガチャリ
(゚、゚トソン「こんにちは」
ミセ*゚ー゚)リ「どもどもっ」
(´<_` )
(´<_` )「あれ?早かったな。それに一緒に来たのか?」
ミセ*゚ー゚)リ「いやー、偶然駅前でバッタリ会ってさー」
(゚、゚トソン「話を聞いてみたら、私達二人とも家に招待されてたんですね。兄者と示し合わせてたんですか?」
(´<_` )「いや…そういうわけでは無いけど…」
(´<_` )「…ま、本人たちが良いなら大丈夫か。とりあえず上がってくれ」
(゚、゚トソン「お邪魔します」
ミセ*゚ー゚)リ「お邪魔しまーす」
-
( ´_ゝ`)「ん?二人とも同時に来たのね、いらっしゃい」
ミセ*゚ー゚)リ「やっほー兄者」
(゚、゚トソン「こんにちは」
(´<_` )
(´<_` )「ハッ」
(´<_`#)「兄者ああああああああああっっ!箱おおおおおおおおおお!!」
ミセ*゚ー゚)リ「!?」
(゚、゚トソン「!?」
(;´_ゝ`)「あっ!?出しっぱなしだ!」
(´<_`#)「早く直して来い!どうなっても知らんぞおおおおおお!」
三三三三´_ゝ`)「言われなくても!秘技・流石ダッシュ!」
三三三三´_ゝ`)つ「…からの箱を押し入れの隙間にシューーーッ!」ドギャァン!!
( ´_ゝ`)﹢「超!エキサイティン!」
(´<_` )
ミセ*゚ー゚)リ
(゚、゚トソン
( ´_ゝ`)
( ´_ゝ`)「…え?何この空気」
(゚、゚トソン「こっちの台詞ですよ…。何でいきなり奇行に走ってるんですか」
ミセ*゚ー゚)リ「兄者っていつも変だけど、今日はもっと変だね」
(´<_` )「どうか兄者を許してやってくれ。彼は初めて女性を家に上げるから緊張してるんだ」
( ´_ゝ`)「おいこら弟者貴様」
-
(゚、゚トソン「取り澄ましてますけど弟者もさっき大声で騒いでましたよね。何ですか箱って」
(´<_` )
(´<_` )「XBOX360だ」
ミセ*゚ー゚)リ「…ゲーム機だっけ?あんな風に殴り飛ばして壊れないの?」
(´<_` )「最近ガタが来ててな。ああしてショック療法をしないと動かないんだ」
(゚、゚トソン「へえ…。よく分からない」
ミセ*゚ー゚)リ「同意」
( ´_ゝ`)「…まあいいじゃん。とりあえず座って座って」
(゚、゚トソン「…では」
ミセ*゚ー゚)リ「よっこいせ」
( ´_ゝ`)「…んじゃ、ちょっとお茶とか取ってくるから、寛いでて」トコトコ
(´<_` )「俺も手伝う」トコトコ
ミセ*゚ー゚)リ「…」
(゚、゚トソン「…」
ミセ*゚ー゚)リ「…私、男の人の家に入るのは初めてだけど、意外に綺麗に片付いてるんだね」
(゚、゚トソン「二人とも綺麗好きなんじゃないでしょうか。…もしかしたら弟者が率先して清掃してるのかもしれませんが」
ミセ*゚ー゚)リ「ふふっ、そうかも。兄者ってちょっとだらしない所あるから。二人暮らしなんだよね」
(゚、゚トソン「生活費や家事も折半してるとか。仲良きことは美しきかな、なんて」
-
―――――――――――――――
( ´_ゝ`)「あれー、緑茶がない。アイスティーしか無いけどいいかな?」
(´<_` )「真ん前に茶缶があるだろう。どこに目が付いてるんだ」
( ´_ゝ`)「だって俺緑茶なんてほとんど飲まないし。美味しいけど」
(´<_` )「…まあ茶は俺が淹れるから、別のもの用意しとけ」
( ´_ゝ`)「俺と淹って字って似てるよね」
(´<_` )「凄まじくどうでもいい」
( ´_ゝ`)「…んじゃ、こいつを」コトリ
(´<_` )「…手作りチョコケーキか?兄者にしては洒落てるな」
( ´_ゝ`)「お兄さん頑張っちゃったぞ。味見のし過ぎで1kg弱太ったが」
(´<_` )「その内走って痩せろ。…最近やたらと姉者の家に通い詰めてたのはこの為か」
( ´_ゝ`)「おう。旦那さんにも手伝ってもらったぜ」
(´<_` )「デミタスさんか。あの人大の甘党だったもんな」
( ´_ゝ`)「そうそう、休みの日には一緒にスイーツ作ってるんだとさ」
(´<_` )「仲良きことは美しきかな、ってか」
( ´_ゝ`)「お邪魔しすぎたからな…。今度仕返しに行かないとな」
(´<_` )「お返しな。恩を仇で返してどうする」
-
( ´_ゝ`)「…にしても、姉者とデミタスさんってラブラブだよな。目に見えてベタベタしてる訳じゃないけど、いつだってほんわかした空気が間に流れてるというか」
(´<_` )「確かにな。…正直羨ましい」
( ´_ゝ`)「だよなぁ。俺達もあんな風な夫婦になれたらなあ」
(´<_` )「えっ、兄者と俺が?」
( ´_ゝ`)「お前色んな所が腐ってんのか」
――――――――――――――――――
( ´_ゝ`)「ケーキです。粗品ですが…」
ミセ*゚ー゚)リ「わあ、美味しそう!」
(゚、゚トソン「これ、もしかして手作りですか?」
( ´_ゝ`)「まあな。普段スイーツなんて作らないから苦労したが、味は保証するぞ」
(´<_` )「こちらはお茶です」
(゚、゚トソン「綺麗な緑色ですね」
ミセ*゚ー゚)リ「良い香りがする…。落ち着くなぁ」
(´<_` )「爺上が送ってくれたんだ。中々の上物だぞ」
( ´_ゝ`)「…さて、俺らも座るか」
(´<_` )「よいこらしょ」
-
( ´_ゝ`)ミセ*゚ー゚)リ
(゚、゚トソン(´<_` )
( ´_ゝ`)「ねえ」
(´<_` )「うん?」
( ´_ゝ`)「何この両家の挨拶みたいな席の設け方」
(゚、゚トソン「机を挟んで座ってるこの状況ですか?でもこれ以外にベストポジションは無い気がしますが…」
ミセ*゚ー゚)リ「でもまあ言いたいことは分かるよ、家デートに来たつもりがもう親に挨拶しに来ましたみたいな雰囲気になってるからね」
(´<_` )「ミセリさん、愚兄がいつもお世話になっております」ペコリ
ミセ*゚ー゚)リ「え?あ、いえいえ、こちらこそ」ペコリ
( ´_ゝ`)「トソンさん、愚弟がご迷惑をお掛けしてませんでしょうか」
(゚、゚トソン「いえいえ、いつも楽しくお付き合いをさせて頂いております」
( ´_ゝ`)
(´<_` )
ミセ*゚ー゚)リ
(゚、゚トソン
( ´_ゝ`)ミセ*゚ー゚)リ(完全に結婚の挨拶に来た流れだこれ…)(゚、゚トソン(´<_` )
-
( ´_ゝ`)「ご、ごほん!ええとですね、トソンさんは弟者のどんな所に魅力を感じたのですか?」
(´<_`;)「いきなり何聞こうとしてるんだ」
(゚、゚トソン「えっと、真面目で誠実な所と、優しい所ですね」
(゚ー゚*トソン「…あと、たまに私にだけ笑いかけてくれるんです。それにやられちゃいました」
(´<_` )「ちょ、それは恥ずかしいから言わないで…」
ミセ*>ー<)リ「フー!もうゾッコンじゃん!お熱いねぇ!」
( ´_ゝ`)「女たらしめ!兄さんはそんな軽薄な子に育てた覚えはありません!」
(´<_`;)「兄者に育てられた覚えは無いんだが?…じゃあミセリは兄者のどこを気に入ったんだ?」
ミセ*゚ー゚)リ「んーと、見てると危なっかしくて放っとけない所」
( ´_ゝ`)「へ」
(゚、゚トソン「保護者か」
(´<_` )「母性本能掴んでるだけじゃないか」
ミセ*^ー^)リ「あ、でもそれだけじゃないよ!私のことすっごく褒めてくれるんだよ!髪切ったり新しいアクセサリ着けたりしたら、すぐ気付いてくれるんだ!」
(´<_` )「プレイボーイかよ。兄者、人のことは言えんな」
(;´_ゝ`)「ちょっとの変化に気付くだけでプレイボーイ判定!?あなた偏見が多くない?」
-
ミセ*゚ー゚)リ「逆にさ、弟者はトソンのどんな所が好きなの?」
(´<_` )「そうだな。清楚で可憐で、知的な上に気丈夫ときた」
(´<_` )「あと笑った顔が可愛い」
(゚、゚*トソン「…」
( ´_ゝ`)「うわっ弟者がノロケた!きっしょ」
(´<_` )「ノロケではない、本心を述べたまでだ」
ミセ*゚ー゚)リ「二人とも見た目は賢そうだけど、割とバカップルだったりして」
(゚、゚トソン「…兄者はミセリについてどう思ってるんですか?」
( ´_ゝ`)「可愛いし愛らしい。撫でくり回したい」
(´<_` )「愛玩動物か」
( ´_ゝ`)「実際に撫でくり回すとこうなる」グリグリ
ミセ*^ー^)リ「にゃあ^〜」
(´<_` )「うわぁ…。そっちの方がバカップルじゃん。兄者きっしょ」
(゚、゚トソン「まあでもミセリは昔からこういうトコがありましたから」
( ´_ゝ`)「別に誰にも迷惑かけてないからいいじゃん?」
(´<_` )「俺にとっては兄者の言動が全て迷惑だが」
( ´_ゝ`)「ひでぇ。平手政ひでぇ」
(´<_` )「戦国武将の名前でボケるな」
-
ミセ*゚ー゚)リ「ねぇ、ケーキ食べてみてもいい?」
( ´_ゝ`)「あっ、そうだった。茶も冷めない内にどうぞどうぞ」
(゚、゚トソン「ではお言葉に甘えて…」
ミセ*゚ー゚)リ「頂きまーす」パクッ
ミセ*゚〜゚)リ モグモグ
ミセ*^ー^)リ「おいし〜!」
( *´_ゝ`)「そうか、良かった。頑張って作った越後があったなぁ」
(´<_` )「甲斐があったと言いたいのか?どこまで戦国ネタ引きずるつもりだ」
(゚、゚トソン「しっとりしてて、丁度良い甘さですね。兄者って意外と料理上手ですね」
(´<_` )「むう、悔しいが美味い。もうクッキングバカとは呼べないな…」
( ´_ゝ`)「弟者、バカって十回言ってみて」
(´<_` )「…?何だいきなり」
(´<_` )「…バカバカバカバカバカバカバカバカバカバカ」
( ´_ゝ`)「うるさい」
(´<_` )「ぶっ飛ばすぞ」
( ´_ゝ`)「あら狂暴」
-
(゚、゚トソン「このお茶って弟者が淹れたんですよね?」
(´<_` )「…ん?そうだが」
(゚ー゚トソン「薫りが立ってて美味しいですね。良いお茶は良い淹れ方をしてこそ味が引き立つんですよ」
(゚ー゚トソン「弟者の優しさがそのまま伝わってくるようで、ほっこりします」
(´<_`* )「…ありがとう」
ミセ*゚ー゚)リ「確かに、家で飲むお茶とは一味違うなぁ」
( ´_ゝ`)「弟者のお茶に対する拘りは半端じゃないからな」ガブガブ
(´<_` )「がぶ飲みするなよスポーツドリンクじゃないんだから…」
ミセ*゚ー゚)リ「…ごちそうさま!ケーキもお茶もおいしかった!」
(゚、゚トソン「ご馳走さまです。良い物を頂きました」
( ´_ゝ`)「満足してもらえて何よりだ」
(´<_` )「…さて、これから何をするか…」
ミセ*゚ー゚)リ「彼氏の家に上がったら、あんなことやこんなことしたいなあって思ってた」
( ´_ゝ`)「…差し支え無ければ聞くけど、あんなことやこんなこととは」
ミセ*゚ー゚)リ「料理したりドラマ観たり」
( ´_ゝ`)「うんだよねーあはは」
-
(゚、゚トソン「確かにドラマは良いかもしれないですね。何かありますか?」
(´<_` )「録り溜めしてるのがいくつかあるな。だがシリーズ物は長いから、2時間スペシャルの刑事物くらいしか観れないぞ?」
ミセ*゚ー゚)リ「あ、じゃあさ、あれ見たい!先週の土曜日に放送されてた…」
( ´_ゝ`)「『Q.E.D.のようです』か?あのドラマ、主演の人が姉者の旦那さんにしか見えなくてずっと笑ってたわ」
(゚、゚トソン「刑事物で小一時間以上笑えるってカオスですね」
(´<_` )「一応録画してたはずだぞ。ちょっと探してみるか」ピッ
-
[録画一覧表]
ピッ
【BNK大河ドラマ『( ^ω^)がアルファベットを武器に戦うようです』第70話】
(゚、゚トソン「あっ、大河ドラマ!今回の話は衝撃的でしたよね」
(´<_` )「まさかあのショボン大将がな…。次回からどうなるんだろうか」
ピッ
【VIPテレビ特別企画『('A`)のんべえだらりのようです』】
ミセ*゚ー゚)リ「あっ、これ夜中にやってる奴だ!丁度お腹空いてるときに見ちゃうから、色々飲み食いしちゃいたくなるんだよね〜」
( ´_ゝ`)「おつまみの作り方とかすごい勉強になるよな。酒の紹介も面白いし、俺が好きな番組だ」
ピッ
【深夜アダルトアニメ『从'ー'从はsnegな魔法少女のようです』】
( ´_ゝ`)
(´<_` )
ミセ*゚ー゚)リ
(゚、゚トソン
ピッ
【土曜サスペンス『彡⌒ミQ.E.D.のようです』】
(´<_` )「おーあったあったさー観よう」
( ´_ゝ`)「そだねー早く観ようかー楽しみだなー」
ピッ[▷再生]
チャンチャンチャーン……
『彡⌒ミQ.E.D.のようです』
-
(´<_` )(おいウルトラ愚兄なんつーもんを録画してやがる)コソコソ…
(;´_ゝ`)(罵り方が特殊!…だってこんな事になるとは思わなかったから…。でもあれ最高に抜けるだろ?録画して後から何回でも観たくなるだろ?)コソコソ…
(´<_` )(確かにあれは凄いエロい。その点については同意しかない)
(´<_` )(だが…)チラッ
(;´_ゝ`)チラッ
ミセ*゚ー゚)リ「この主演のおじさん俳優、味があっていいよねー」
(゚、゚トソン「サブウェイの食べ方も美味しそうですよね。先日ピクルスマシマシを真似しちゃいました」
( ´_ゝ`)(…さっきの番組が何なのか気付いてないっぽいぞ?)
(´<_` )(いや、あっちはあっちで誤魔化そうとしてるかもしれん。…何にせよ気まずい)
( ´_ゝ`)(正直ホントにすまんかった)
(゚、゚トソン「どうしたんですか二人とも?観ないんですか?」
ミセ*゚ー゚)リ「もうすぐ太眉さんのYAH YAH YAH大熱唱の名シーンだよ?」
( ´_ゝ`)「お、おう」
(´<_` )「そうだな、観ようか」
――――――――――――――――――
-
( ´_ゝ`)(…何とか)
(´<_` )(観終わった…)
ミセ*゚ー゚)リ「…はー、やっぱり面白かったなー。あの流れるような推理、シビれちゃう」
(゚、゚トソン「でもミセリ、途中で小難しい顔してましたよね。トリックよく分かってなかったんじゃないですか?」
ミセ*゚ー゚)リ「えへへ、実は。でも刑事ドラマって観てるだけで頭良くなる感あるよね」
( ´_ゝ`)「まあ雰囲気だけでも十分楽しめるしな」
(´<_` )「…さて、現在時刻は…。12時過ぎか。昼飯でも作ろうか」
ミセ*゚ー゚)リ「あ、そうだ!兄者、折角だしオムライス今作ろうよ!」
( ´_ゝ`)「お、いいな。じゃあトソンと弟者はそこでのんびりしててくれ、作ってくる」
(゚、゚トソン「ありがとうございます。期待してますね」
( ´_ゝ`)ミセ*゚ー゚)リ トコトコ…
(´<_` )
(゚、゚トソン
-
(゚、゚トソン「弟者」
(´<_` )「…はい?」
(゚、゚トソン
(^、^トソン「さっきの録画されてたアニメ、何なんですか?」
(´<_` )
(´<_` )(ですよねーあなたに限って気付かないはずが無いですよねー)
(^、^トソン「あれは弟者が録ったものですか?」
(´<_`;)「断じて違う。それだけは違う」
(^、^トソン「ふーん…」
(´<_`;)「本当だって、信じてくれ!てかあんなアニメもう観てないから!」
(^、^トソン
(^、^トソン「 『 も う 』 観 て な い ? 」
(´<_` )「やっべ墓穴掘った」
(´<_`(^、^トソン ジリ…
(´<_`;)(ヤバイヤバイヤバイ近い近い良い匂いするけどそれ以上に圧が凄まじくて恐い)
(^、^トソン「やっぱり弟者も男の子なんですね」サワ…
( <_ ;)「ヒッ」
(^、^トソン「彼女に手が出せないから、ああいったアニメ観て発散してるんですね」
(^、^トソン「それは良しとしても、よりによって女性の前であれを見せるのはどうかと思いますけど?」グググググ
(´<_`;)「あだだだだだだ痛い痛い痛い!!ちょっと待ってあれは事故だしそもそも兄者が録ったのが悪いんだしトソンと付き合ってからは一度も観てないからそれだけは本当の本当の本当だから!」
(^、^トソン「ということは付き合う前の時はこれで勤しんでたんですねふーん」メキメキメキ…
(°<_°;)「うわああああ折れる折れる死ぬ死ぬ死ぬギブアップギブアップ!!」ジタバタ
-
(゚、゚トソン パッ
(´<_`;)「どはっ………。た、助かった……」
(゚、゚トソン「まあ、弟者も男性ですからね。そこはしょうがない所なんでしょう」
(´<_`;)「許してくれるのか…」
(゚、゚トソン「ごめんなさい。…ちょっと嫉妬しました」
(´<_` )「…嫉妬?何に?」
(゚、゚トソン「察してくださいよ…」
(´<_` )「…?」
-
――――――――――――――――――
ミセ*゚ー゚)リ「玉ねぎ切ってー鶏肉切ってー」
( ´_ゝ`)「フライパンに火通してバター敷いてー」
ミセ*゚ー゚)リ「鶏肉ー」
( ´_ゝ`)「玉ねぎー」
ミセ*゚ー゚)リ「塩コショウとケチャップー」
( ´_ゝ`)「んでもってご飯ドーン!後は混ぜるべし」
ミセ*゚ー゚)リ「以上goggleより抜粋」
( ´_ゝ`)「それ検索しちゃいけない方だから」
ミセ*゚ー゚)リ「んじゃあ卵溶いてーっと。焼いちゃうよー」ジューッ
ミセ*゚ー゚)リ「…あ、そういえばさ」
( ´_ゝ`)「?」
ミセ*゚ー゚)リ「さっき録画されてた『魔法少女なんとか』ってアニメ、面白かった?」
( ´_ゝ`)
( ´_ゝ`)
(;´_ゝ`)「はい?」
-
ミセ*゚ー゚)リ「ほら、兄者ってアニメよく観るって言ってたでしょ?沢山観てたら、そのアニメが良いか悪いかって分かるようになるんだよね」
(;´_ゝ`)「え、ま、まぁ、そう、だけど…」
ミセ*゚ー゚)リ「どうだった?もし面白かったら、私も観たいな〜」
(;´_ゝ`)(…これ、気付いてないのか?それとも…)
ミセ*゚ー゚)リ「 ア ダ ル ト ア ニ メ 」
( ´_ゝ`)
ミセ*゚ー゚)リ
( ´_ゝ`)(ですよねーやっぱり気付いてますよねー)
ミセ*゚ー゚)リ「変態」ボソッ
(;´_ゝ`)「おうふっ!」ドグシュッ
ミセ*゚ー゚)リ「…お、卵が良い感じ。1枚目完成〜」
(;´_ゝ`)(久方ぶりに毒突かれた…)
――――――――――――――――――
-
――――――――――――――――――
( ´_ゝ`)「出来たぞー」
(´<_` )「おお、卵がトロトロで旨そうだ」
ミセ*゚ー゚)リ「自信作だよー。味わって食べてね!」
(゚、゚トソン「あれ、でもケチャップがかかってませんが…」
( ´_ゝ`)「へっへっへー、それならここに」コトリ
ミセ*゚ー゚)リ「どうせなら好きな文字とか絵とか描いた方が楽しいでしょ?」
(´<_` )「なるほど、オリジナリティを付け足す訳か」
( ´_ゝ`)「てことでお絵描きターイム!トップバッター俺ね」
( ´_ゝ`)「それぃ!」ドバババ
(゚、゚;トソン「ちょ、ちょっと兄者、そんなにかけると…」
■■■■■←オムライス
ミセ*゚ー゚)リ「何でモザイクかかってるの?グロ注意?」
(´<_` )「ケチャップかけすぎて血だらけみたいになってるな」
( ´_ゝ`)「あっヤベ、半分近く使っちゃった」
(゚、゚トソン「えぇ…。身体に悪いですよ」
(´<_` )「残念、先に頭が悪いからもう遅い」
( ´_ゝ`)「ねぇそろそろ罵りを止めないと血の涙流しちゃうよ?」
ミセ*゚ー゚)リ「とりあえず、次は誰が描く?」
(´<_` )「それじゃあ俺が」
(´<_` )「…」スイスイ
-
http://vipmain.sakura.ne.jp
↑オムライス
( ´_ゝ`)「何故にまとめサイトの方のURL書いた」
ミセ*゚ー゚)リ「しかも細かいし綺麗だし」
(´<_` )「勢いでやった。特に意味は無い」
(゚、゚トソン「管理人さん何処行っちゃったんですかね…。ツイッターも動いてないみたいですし」
( ´_ゝ`)「何の話だ」
ミセ*゚ー゚)リ「ケチャップまだ残りあるー?ちょっと凝ったのが描きたいんだけど…」
(´<_` )「確か冷蔵庫に予備があったかな。ちょいと取って来るから、残りは好きなだけ使ってくれ」
ミセ*゚ー゚)リ「よっし!じゃあ気合入れてやるよー!」
ミセ*゚ー゚)リ「よっ」ススス…
(゚、゚トソン「おおー…」
( ´_ゝ`)「これは…」
-
(´_ ゞ `)←オムライス
( ´_ゝ`)「……俺?」
ミセ*^ー^)リ「そうだよー!結構上手く描けた!」
( ´_ゝ`)(上手いと下手の中間の下手よりだからコメントし辛ぇ…)
(゚、゚トソン(すっごくのっぺりしてる…。しかも眉間に謎の皺が)
(´<_` )「未開封のが丁度あったぞ…って、それは兄者か?」
( ´_ゝ`)「そうらしい」
ミセ*゚ー゚)リ
( ´_ゝ`)「…じゃなくて、うん、俺。そう俺。現実よりイケメンに描いてくれてる」
(´<_` )(ミセリって絵心はあまりないのか?)コソコソ
(゚、゚トソン(似顔絵は特徴を捉えてはいるんですけど、いつも若干崩れるんですよね)コソコソ
ミセ*゚ー゚)リ「ねーねー、早くトソンも描いてよー」
(゚、゚トソン「そうですね。…でも特に絵が思い付かないから、私も弟者の似顔絵を描きましょうか」
(゚、゚トソン「ほっ」サササ…
-
( ´_ゝ`)「おお…」
ミセ*゚ー゚)リ「!」
(´<_` )「これは…」
(´<_`☆)←オムライス
( ´_ゝ`)「上手い……だと……?てっきりドジっ子属性でかなり酷いのを描くかと思ったが」
(´<_` )「いつからトソンにそんな属性が付随した」
ミセ*゚ー゚)リ「相変わらず絵心あるね〜!弟者そっくり!」
(゚、゚*トソン「ふっふっふ、もっと褒めてください」
(´<_` )「初めてトソンの絵を見たが凄いな…。しかしこの頬の星マークは何だ?」
(゚、゚トソン「遊び心ですよ。ちょこっと付け足してみました」
( ´_ゝ`)「弟者って堅いイメージあるからな。こんな感じのマーク付けてるの見ると新鮮だわ」
ミセ*゚ー゚)リ「絵が上手いと料理も美味しそうに見えるね…」ジュルリ
( ´_ゝ`)「あらま、ミセリがお待ちかねですな。んじゃそろそろ食べましょか」
(゚、゚トソン「そうですね。それでは…」
「「「「いただきまーす」」」」
――――――――――――――――――――――――
-
( ´_ゝ`)「…ふー、食った食った」
(゚、゚トソン「美味しかったですね。兄者とミセリって料理上手いんですね」
(´<_` )「我が家の料理担当は兄者だからな。悔しいが俺はインスタントしか作れん」
ミセ*゚ー゚)リ「それ作ったって言えるの…?」
(゚、゚トソン「さて、お片付けも済みましたし…、どうしましょうか?」
(´<_` )「そうだな…。あ、そうだ」ガサゴソ
(´<_` )「ここにWiiがあるんだが、どうだ?」
ミセ*゚ー゚)リ「おおー、また若干旧世代なのを出してきたね」
(´<_` )「Wiiが旧世代だと…?そんなに古いかこのゲーム機」
( ´_ゝ`)「そりゃPS2もちらほらレトロゲー認定されるご時世だし。…さて、リモコンは4つあったよな。電池もタンスに仕舞ってたはず」
(゚、゚トソン「ソフトは何がありますか?」
(´<_` )「ええとな…。皆で遊べるのはジャストダンスにWiiスポーツリゾートだな」
( ´_ゝ`)「最近遊んでなかったなそれ。久しぶりにやるか」
ミセ*゚ー゚)リ「じゃあリクエストでジャストダンスから。マルマルモリモリとか踊りたいなー」
(´<_` )「あ、すまん。これ2じゃなくて1の方」
(゚、゚トソン「ピンクレディーとかKARAとかが入ってるやつでしたっけ。時代を感じますね」
ミセ*゚ー゚)リ「そっちでもいいよー。最近運動不足だからさ、ちょいと身体を動かしたいんだよね」
( ´_ゝ`)「何気にキツい動き求めてくる曲もあるからな。とりあえずやろうぜ」
(´<_` )「おk、準備するから待ってくれ」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
-
〜♪
(゚、゚;トソン「ちょ、何ですかこの動き…」アセアセ
ミセ*゚ー゚)リ「トソン〜、これくらいは着いてこないと〜」ヒョイヒョイ
(゚、゚;トソン「そうは言われましても…とぉっ!?」ドタバタ
ミセ*;゚ー゚)リ「ちょ、踊りになってないよそれ」
( ´_ゝ`)「ミセリは運動神経良いから、大体の動きは余裕でこなしてるなぁ」ブンブン
(´<_` )「トソンは勉強一筋だったから多少苦手なんだな。…おい兄者腕だけ振って点数稼ぐんじゃねぇよ」ヨイヨイ
( ´_ゝ`)「2曲踊ったら疲れで死にそうになった、ちょい休憩」ブンブン
(´<_` )「軟弱か」
( ´_ゝ`)「このゲーム日本舞踊入ってないからなあ。能とかだったら得意なのに」
(´<_` )「そのピンポイントな伝統芸能特技は何なんだ」
(゚、゚;トソン「ぜぇ…ぜぇ…。や、やっと終わった…」
ミセ*゚ー゚)リ「あっ!ねぇ見て見て、私ハイスコア!やった!」
(´<_` )「何!?数年前に妹者が叩き出したスコアを軽く凌いだだと!?」
( ´_ゝ`)「ほぼ完璧な踊り方だったもんな。…お、俺2番目にスコア高いじゃん」
(´<_` )「腕振るだけで俺達より高得点とは卑怯だぞ」
(゚、゚;トソン「お、弟者…、水を一杯頂けますか?」
(´<_` )「把握。少々はしゃぎ過ぎたかな」
ミセ*゚ー゚)リ「ねーねー、次は何踊る?」
( ´_ゝ`)「まだまだ余裕そうだな……。よし、じゃあ『ラスプーチン』やるか。俺も体力回復したし」
-
(゚、゚;トソン「わ、私は……ちょっと休憩……」
(´<_` )「ほれトソン、水」
(゚、゚;トソン「あ、ありがとうございます……」ゴクゴク
(;´_ゝ`)「ぐおおっ、やっぱこれキツいわ!このコサック?的な動きの所が……」ジタバタ
ミセ*゚ー゚)リ「兄者ーそんなんじゃ遅いぞー!Hey!Hey!Hey!Hey!」
(´<_` )「もすかう?」
(゚、゚トソン「……ふう。じゃなくて『怪僧ラスプーチン』ですね。どっちもロシアがモチーフの曲ですけど、内容も歌手も違いますよ」
(´<_` )「へぇ……。……何で知ってるの?」
(゚、゚トソン「親がバブル世代ですから。ラスプーチンはその頃のディスコでよく流れてたらしくて、今も懐かしがってCDをかけるんです」
(´<_` )「成程」
( _ゝ )チーン
ミセ*゚ー゚)リ「ふぃー、やっぱり連続で踊るのは疲れちゃうね……って、あれ?兄者?」
(´<_` )「返事がない。ただのしかばねのようだ」
( _ゝ )「……イイエ,ケフィアデス……」
ミセ*゚ー゚)リ「辛うじて生きてた」
-
( ´_ゝ`)「『いいえ、ケフィアです』と友達にボケても『何それ?』と返される今日この頃」
(´<_` )「まあかなり前のCMだから無理もない。……まだやずやはあの商品販売してるのか?」
(゚、゚トソン「うちのお婆ちゃんが毎月とってますよ」
( ´_ゝ`)「ねぇ、そろそろ体力が限界だからWiiスポーツリゾートゲートウェイステーションしない?」
ミセ*゚ー゚)リ「なんかソフト名が違わない?」
( ´_ゝ`)「予測変換に何故か登録されてたから入れてみた」
(´<_` )「んじゃまあディスク入れ換えるか」
―――――――――――――――――――
(゚、゚トソン「むむむ……」ギリギリギリ……
(゚、゚トソン「とりゃあ!」バシュッ!
ザクッ!
【+9】
(゚、゚トソン「あっ、ちょっと惜しかった……」
(´<_` )「アーチェリーも奥が深いな。風向きやら何やらで10点を取るのが割と難しい」
( ´_ゝ`)「ほんじゃま、お兄さんがいっちょやったりますか」
ミセ*゚ー゚)リ「おー、頑張れー」
( ´_ゝ`)「行きますよー、せーのっ!」バシュッ
(´<_` )「わー、水素……じゃなかった、矢を飛ばす音ー!」
-
(゚、゚トソン「……って、思いっきり的を外しちゃってるじゃないですか」
( ´_ゝ`)「くくく、よーく見ておきたまえ」
(゚、゚トソン「?」
ミセ*゚ー゚)リ「あれ、何か見えてきて……」
ズパァン!
【+10】
(゚、゚;トソン「えっ!?スイカに刺さった!?」
(´<_` )「ひみつの的ってやつだな。本来の的とは遠く離れた場所にあるんだ」
( ´_ゝ`)「俺は既に全ステージのひみつの的を射抜いているぞ。流石与一と呼びたまえ」
(´<_` )「昔は『的を射抜くより女子の心を射抜きたい』とかドヤ顔で言ってたな」
( ´_ゝ`)「おいこらちょっとした黒歴史を掘り出すな」
(゚、゚トソン「まあ今はしっかりミセリの心を射抜いてるじゃないですか」
ミセ*゚ー゚)リ「上手いこと言ったとは思えないけどね」
( ´_ゝ`)「うーん辛辣」
-
(´<_` )「それじゃあ今度は俺g」ポチッ
(´<_` )「あっ」
ザクッ
【ミス(笑)】
(゚、゚トソン「ボタン間違えて押しちゃったんですか。思いっきり足元の地面に矢が突き立ってますよ」
(´<_` )「ちくしょう……。てかなんだこのテロップ、前にプレイしたときは(笑)とか付いてなかったぞ」
( ´_ゝ`)「それ俺がデータ改造して付け足しといた。弟者をおちょくれるように」
ミセ*゚ー゚)リ「その技術を他の事に活かせばいいのに……」
(´<_` )「小細工ばかり弄する卑しい男め」
( ´_ゝ`)「いいもん、小細工施しても不細工ではないから」
(゚、゚トソン「あんまり上手く ないです」
ミセ*゚ー゚)リ「21点」
( ´・ωゝ・`)ショボーン
(´<_` )「落ち込みすぎて顔が化物みたいになってるぞ」
( ´・ωゝ・`)「なーらーくーのーそーこーかーらー♪」
(´<_` )「歌うのやめろ」
-
(゚、゚トソン「……と、もうこんな時間ですか。そろそろ帰らないと」
ミセ*゚ー゚)リ「あ、ほんとだ。それじゃあ、えーっと……」
( ´_ゝ`)「ああ、片付けは俺達がしておくから。気にせんで帰って大丈夫だぞ」
(゚、゚トソン「いえ、食べっぱなし遊びっぱなしで帰るのも何だか……」
(´<_` )「いつも楽しく過ごさせてくれている礼だ。……と受け取ってくれ」
ミセ*゚ー゚)リ「……そこまで言うなら」
(゚、゚トソン「お言葉に甘えましょうかね」
( ´_ゝ`)「どうせなら送っていこうか?」
ミセ*゚ー゚)リ「人通りの多いところ通るから大丈夫だよー」
(´<_` )「その前に俺達車持ってないからな」
( ´_ゝ`)「そうだった」
(゚、゚トソン「えぇ……」
(´<_` )「家で過ごすのも悪くなかったが、今度はどこかに出掛けたいな」
( ´_ゝ`)「そだな。弟者、バイト頑張れよ」
(´<∀` )「オマエモナー」
(゚、゚トソン「それもいいですけど、勉学にもちゃんと取り組まないといけませんからね?」
(´<∀` )(流された……)
-
ミセ*゚ー゚)リ「まあごもっとも。……てことで、じゃあまたね」
( ´_ゝ`)「おう、またな」
(゚、゚トソン「お邪魔しました」
(´<_` )「またいつでも来てくれ」
ガチャ バタン……
( ´_ゝ`)「……あー、楽しかったなー。しかしこれからまたお前とむさ苦しい漢♂だけの生活か」
(´<_` )「どんだけ女性に飢えてたんだ。いつもミセリに会ってるくせして」
( ´_ゝ`)「俺は女性に飢えてるんじゃなくてミセリに飢えてるの」
(´<_` )「その発言は実の弟でも返事に困るぞ」
( ´_ゝ`)「てかお前だってさ、一日中頬が緩みっぱなしだったぞ」
(´<_` )「それはそれだ。別物だ」
( ´_ゝ`)「無理矢理な屁理屈だな」
ドン!エンダアアアアアアアアアアイアアアアアアアアアアア
( ´_ゝ`)「おっ、母上からLINEが」
(´<_` )「いっつも思うがその着信音止めないか」
( ´_ゝ`)「えーと何々……?」
-
@@@
@#_、_@
( ノ`)『兄者と弟者へ
勉強はどうだい?サボってたら半殺しだよ
それはそうと、掃除してたら福引きで当てた温泉ペア旅行のチケットが出てきたんだ
有効期限はまだ切れてないけど私らには使えないから、
彼女を連れてってやんな
但し無闇に手を出したら全殺しだからね
チケットは後日送る
母より』
( ´_ゝ`)
(´<_` )
( ´_ゝ`)「ありがたき幸せ」
(´<_` )「数ヵ月前の結婚記念日に奮発して高い酒を贈った甲斐があった……と見るべきなのか?」
( ´_ゝ`)「まあ見返りを求めていた訳ではないが、やはり素直に嬉しいな。またスケジュール組んで行こうぜ」
(´<_` )「そうだな。良い長期休暇を過ごせそうだ」
( ´_ゝ`)「こんな生活を過ごせるとは思ってもみなかったな。頑張ってきて良かった」
( ´_ゝ`)b「「流石だな、俺達」」d(´<_` )
( ´_ゝ`)「ところでゴムは何処にやった?」
(´<_` )
三三三三´<_` )ササササ……
(#´_ゝ`)「おいコラ逃げんなウルトラ愚弟ィィィィィ!!!!」
ドドドド……
おしまい
-
以上です
暇だったら続きを書く……かも
-
乙
続きを期待
-
乙!
-
おつおつ
この引きは続きが気になっちゃう
-
乙
どっちが先に童貞卒業するだろうな……
-
温泉編読みてー
-
割と好評につき続編執筆中……
但し遅筆なため暫しお待ちを
-
ヨシャー
-
やったぜ!日が変わったけどいい誕生日プレゼントやわぁ
-
乙!このノリええな
-
乙
この組み合わせは珍しい
-
感想ありがとうございます
お待たせしました、温泉編その1投下します
-
( ´_ゝ`)「大学の長期休暇ってほんと長いのな」
(´<_` )「確かにな」
( ´_ゝ`)「時に弟者」
(´<_` )「なんだ兄者」
( ´_ゝ`)「温泉に向けて家出する準備は出来てるか?」
d(´<_` )「バッチグーだ」
( ´_ゝ`)「ネタが古いわ。時代錯誤?」
(´<_` )「古いとは言っても30年弱前の流行語だろう。十分平成世代の言葉だ」
( ´_ゝ`)「古すぎるわ。ほぼ昭和に片足突っ込んでんじゃねえか」
(´<_` )「しかし平成の世もあと少しで終わりか。俺達は次の世代の奴らに『平成世代』って呼ばれるんだな」
( ´_ゝ`)「数十年後に『え〜平成生まれなんですか〜古〜い!』とか言われるんだろうな」
(´<_` )「現在の昭和生まれの人たちも新年号を迎える前はこんな感覚だったのだろうか」
( ´_ゝ`)「後で父上に聞いてみるか。……さて、そろそろ出るか」
(´<_` )「だな」
-
( ´_ゝ`)「……と、その前に」
(´<_` )「ん?」
( ´_ゝ`)「忘れ物チェーック!」
(´<_` )「昨日何度も確認しただろう。まだやるのか」
( ´_ゝ`)「ほれ、備えあれば嬉しいな、とか言うだろ?」
(´<_` )「勝手に喜んでろ。やるならさっさとするぞ」
( ´_ゝ`)「はいはい、せっかちなんだから。……まず着替えは」
(´<_` )「リュックの中に押し込んだ」
( ´_ゝ`)「どうでもいいけどお前が遠出する時って毎回その登山するかのようなデカいリュック使うよな」
(´<_` )「キャリーはどうもゴロゴロとうるさくてな、こっちの方が気に入ってる。……で、次は?」
( ´_ゝ`)「財布」
(´<_` )「内側のポケットに」
( ´_ゝ`)「洗面用具」
(´<_` )「側面のポケットに」
( ´_ゝ`)「スマホ並びに充電器」
(´<_` )「外側のポケットに」
( ´_ゝ`)「コンドーム」
(´<_` )「リュックの奥底に」
(´<_` )
( ´_ゝ`)「ビンゴ」
(´<_` )「なんという浅ましき罠……。引っ掛かったのが恥ずかしい」
-
( ´_ゝ`)「お前この期に及んでまだ期待してんの?てか盛ってんの?繁殖期なの?」
(´<_` )「ここぞとばかりに畳み掛けて……。兄者こそ、昨日箱ごとキャリーに突っ込んでただろう」
( ´_ゝ`)「箱ごとじゃありませ〜ん小分けして入れてま〜す」
( ´_ゝ`)
(´<_` )「ビンゴ。自ら認めに行くスタイルか」
( ´_ゝ`)「畜生め……。汚い手を使いおって」
(´<_` )「この期に及んでまだ期待してるのか。童貞故の虚しい妄想か?発情期か?」
( ´_ゝ`)「うるさいやい!お前にも同じこと言えるんだからな!」
(´<_` )「おっともうこんな時間だ早く出なければ」スタスタ
( ´_ゝ`)「おいコラ逃げるな……って確かに出ないとまずい時間だな。行くか」スタスタ
―――――――――――――――――――
( ´_ゝ`)「……それで、俺達が行く『荒巻温泉』はどんな所だったっけ」
(´<_` )「山奥の静かな旅館付きの温泉だな。この時期客が少ないらしいから、多分俺達が貸し切り同然になるんだろう」
( ´_ゝ`)「旅館付きの温泉って言い方おかしくない?まるでご飯付きのたくあんみたいでメインとサブが逆になってるぞ」
(´<_` )「そこ気にするところか?」
-
( ´,_ゝ`)「しかし温泉……温泉か。楽しみだな、フフフ」
(´<_` )「ああ、言っておくが混浴は無いぞ」
( ´_ゝ`)「……何……だと……?」
(´<_` )「まあそんな事だろうと思った。兄者の楽しみはそれしか無いもんな、まあ繁殖能力高そうだからしょうがないか」
( ´_ゝ`)「人をゴキブリみたいに言わないでくれる?そういえばお前最近やたらたまごクラブ買ってきやがって、何考えてんだよ」
(´<_` )「一応将来のための知識を蓄えてるだけだ」
( ´_ゝ`)「気が早すぎるわ。まあよくは知らんがその熱心さを勉強方面に使うことをお勧めする」
(´<_` )「兄者よりは勉強熱心である自信はあるぞ」
( ´_ゝ`)「……と、駄弁ってたら駅にとうちゃーく」
(´<_` )「ここら辺りにトソンとミセリが待っているはずだが……」
ミセ*゚ー゚)リ ノシ「おーーーい、あにじゃー、おとじゃー!!」ブンブンブンブン
(゚、゚トソン「ちょ、ミセリ、騒がしさが過ぎますよ……」
ザワ……ザワ……
-
( ´_ゝ`)「……あの手を千切れんばかりに降って大声で叫んでいる御仁は?」
(´<_` )「どう見てもあんたの彼女だろうが。早く何とかしろよ、周囲がざわついてるぞ」
三三;´_ゝ`)「まあそうですよねー!ちょっとミセリちゃん今行くから静かにしなさーい!」ドタバタ
ミセ*゚ー゚)リ「もー、遅いよー!女子を待たせるってどういうことなの!?」
(´<_` )「えっ、俺達遅刻したのか……?どの位だ?」
(゚、゚トソン「えーっと……」ピッ
(゚、゚トソン「8秒91。立派な遅刻ですね」
(´<_` )「この人スマホのストップウォッチ機能で経過時間測ってるよ、怖いわ」
( ´_ゝ`)「知ってるか?その人お前の彼女なんだぜ?」
ミセ*゚ー゚)リ「遅刻者にはペナルティを与えないとね」
( ´_ゝ`)「お、お手柔らかに……」
(゚ー゚トソン「それじゃあ二人とも、罰としてこの温泉旅行はしっかりエスコートしてもらいますからね?」
(´<_` )「なんだ、そんなことか。お安いご用だ」
( ´_ゝ`)(てっきりスイーツ食べ放題連れてけとでも言うと思った)
(´<_` )(ミセリは知らんがトソンはそんなに食い意地張ってないぞ)
( ´_ゝ`)(こいつ睾丸内に直接……!?)
(´<_` )(ただ小声で話してるだけだろうが。それより兄者の心が下半身にあることに驚きだわ)
―――――――――――――――――――――――
-
( ´_ゝ`)「……よし、と。チケットも買ったし、後は乗るだけだな」
ミセ*゚ー゚)リ「いつもなら『改札なんてこうさ!』とか言いながら飛び越えようとしてるけどね」
( ´_ゝ`)「その度に駅員に妨げられるんだよなぁ。死角から体当たりで弾き飛ばされるから、危険タックルで問題にできないものか」
(゚、゚トソン「それ全面的に兄者が悪いですからね」
(´<_` )「そんなにタックルされたければアメリカンフットブボールしろよ」
( ´_ゝ`)「フットブボールってなんだフットボールな。吹っ飛んでどうする」
ミセ*゚ー゚)リ「そういえばさ、温泉旅館までどのくらいかかるの?」
(´<_` )「3駅先まで乗って下車、そこからローカル線まで歩いて、7駅先の終点まで乗り継いで下車。少し歩いて到着」
-
(゚、゚トソン「わりかし時間かかりますね。お弁当買っていきますか?」
( ´_ゝ`)「そうしようぜ。到着時刻は昼過ぎだから、腹が減るはずだ」
(´<_` )「……よし、まだ時間もあるからそこの売店で買うか」
ミセ*^ー^)リ「わーい!何食べよっかなー」タタタッ……
(゚、゚トソン「もう、食べ物のことになるとすぐはしゃいで……」
( ´_ゝ`)「ま、そこがかわいいんだけどな」
(´<_` )「さりげなくのろけたな」
(゚、゚トソン「いっぱい食べる君が好き〜♪……ってやつですね」
(´<_` )(……俺も少食治そうかな)
―――――――――――――――――――――――
-
【売店】
ミセ*゚ー゚)リ「こんにちはー」
(゜д゜@「いらっしゃい。お目当ては駅弁かい?」
ミセ*゚ー゚)リ「そうです!どこにありますか?」
(゜д゜@「そこの棚に色々あるわよ。おすすめはやっぱ海苔弁だね!」
ミセ*゚ー゚)リ「白身魚のフライが美味しいですよね!私大好きです!」
(゜д゜@「実はね、その海苔弁は私たちの手作りなのよ!丹精込めて作ったわよ〜」
ミセ*゚ー゚)リ「えっ、そうなんですか!?じゃあ絶対美味しいですよね、買います!」
(゜д゜@「あらやだ、嬉しいこと言うじゃない!じゃあおばちゃんサービスでお茶1本サービスしたげる!」
ミセ*^ー^)リ「やったー!ありがとうございます!」
(´<_` )「凄い……。初対面なはずなのにもうあんなに仲良くなっている……」
( ´_ゝ`)「ミセリは社交性抜群だからなー」
(゚、゚トソン「人懐っこさもあって皆が接しやすいですよね」
(´<_` )「コミュ力に勝るものは無いな。……さて俺は何を買うかな」
-
( ´_ゝ`)「お、牛スジ弁当か。中々いいな」
(´<_` )「そういえば兄者、ケーキの過剰試食で太ったとか言ってなかったか?そんな高カロリーなもの食べたら更に肥えるぞ」
( ´_ゝ`)「平気兵器、その内走って痩せるから」
(゚、゚トソン「そんなこと言った人に限って痩せませんよね」
(´<_` )「贅肉付けたらミセリに嫌われるぞ?」
(;´_ゝ`)「ぬぐっ……。わ、分かった、ちゃんと痩せる」
(´<_` )「弁当は諦めないのかよ」
――――――――――――――――――――――
ミセ*゚ー゚)リ「皆は何買ったのー?」
( ´_ゝ`)「牛スジ弁当と梅干しおにぎり一つだな」
(゚、゚トソン「山菜五目おこわ弁当です」
(´<_` )「シュウマイ弁当」
( ´_ゝ`)「……って、あれ?ミセリ、弁当が二つに増えてない?」
ミセ*゚ー゚)リ「えへへ、実は高菜弁当も買っちゃった」
-
(´<_` )「待て、二つも食べきれるのか?」
(゚、゚トソン「弟者、ミセリの胃袋は底無しです。軽く見てはいけません」
( ´_ゝ`)「しかしミセリ。少しばかり横に大きくなってしまわないか?」
ミセ*゚ー゚)リ「大丈夫だもん、その内走って痩せるから」
(゚、゚トソン「あれ、どこかで聞いた台詞」
(´<_` )「似た者同士だな」
( ´_ゝ`)「じゃ、近い内にランニングしに行こうぜ」
ミセ*^ー^)リ「おっけー!久々に運動したかったんだよね!」
(´<_` )「果たして兄者はミセリのスピードについていけるのだろうか」
(゚、゚トソン「以前のジャストダンス後のバテようを見るに、微妙なところですね」
『間もなく、3番線に電車が参ります……』
( ´_ゝ`)「あれ、これ俺達の乗る電車じゃね?」
(´<_` )「おっと危ない。だがホームはすぐそこだから慌てる必要はない」
プシュー……
ミセ*゚ー゚)リ「あ、来たよ」
(゚、゚トソン「じゃあ乗りましょうか」
――――――――――――――――――――
-
( ´_ゝ`)「車内はそこまで混んでないな」
(゚、゚トソン「四人で座れる所は……あ、あっちにありますね」
ミセ*゚ー゚)リ「他に座る人もいなさそうだし、私たちで使おっか」
(´<_` )「そうするか。……よっこらせ」
『ご乗車ありがとうございます。それでは出発致します……』
プシュー ガタンゴトン……
(゚、゚トソン「さて、駅に着くまで時間がありますね」
ミセ*゚ー゚)リ「何か暇潰ししよっか。……とは言っても思い付かないけど」
( ´_ゝ`)「ならばここはシンプルにしりとりなんてどうだ?」
(´<_` )「ノリが小中高生の遠足かよ。まあ他にやることもないし賛成だが」
( ´_ゝ`)「よし。じゃあ俺、ミセリ、弟者、トソンの順な。しりとり」
ミセ*゚ー゚)リ「りんご」
(´<_` )「ゴライアスオオツノハナムグリ」
(゚、゚トソン「柳暗花明(りゅうあんかめい)」
( ´_ゝ`)「こいつらしりとり始めのテンプレを容易く壊しやがった……!」
-
(´<_` )「だって『りんご、ごりら、ラッパ』とかありきたりのはつまらないだろう?」
(゚、゚トソン「たまには変化球を投げてみるのも一興かと」
ミセ*゚ー゚)リ「でもごめん、二人の単語が理解できない」
(´<_` )「ゴライアスオオツノハナムグリはアフリカ大陸の虫だ。ちなみにハナムグリというのは花や蜜を食べる昆虫の一種だ」
(゚、゚トソン「柳暗花明とは、春の野が花や緑に満ちて、美しい景色にあふれることを表す四字熟語です」
( ´_ゝ`)「んなマイナーな単語引っ張り出してくるなよ……」
(´<_` )「ほれ、次は兄者だぞ」
( ´_ゝ`)「へいはい。……えーと、い……い……家!」
ミセ*゚ー゚)リ「え……演歌!」
(´<_` )「カルサイトホワイト」
(゚、゚トソン「トリコフィトン・トンズランス」
( ´_ゝ`)「ねえお前らわざとなの?俺達がバカだからってそんなややこしい単語ぶちまけてるの?」
ミセ*゚ー゚)リ「自分はともかく私までバカと見なすのやめてよ兄者」
( ´_ゝ`)「おうふ」
-
(´<_` )「カルサイトホワイトはメルセデス・ベンツ社から発売されている車のひとつだ」
(゚、゚トソン「トリコフィトン・トンズランスは白癬(はくせん)と呼ばれる皮膚病の一種です」
( ´_ゝ`)「史上最大級に面倒くさいしりとりだな……。えーと、す……スリランカ!」
ミセ*゚ー゚)リ「カッパ!」
(´<_` )「パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウr
( ´_ゝ`)「ストーップストップSTAP。何でピカソの本名投げてきた」
(´<_` )「単調なしりとりに彩りを加えたまでだ」
( ´_ゝ`)「それ聞き終わるまで暇だからな?ゲルニカ完全模写できるぐらいの時間を待たなければならないんだからな?」
(゚、゚トソン「じゃあすっ飛ばしてピカソで。……そ、ソフォスブビル」
(´<_` )「おお、C型肝炎ウイルス感染症の治療薬として使用されるヌクレオチドアナログの一つか」
(;´_ゝ`)「全く知らねえ!だーもうやめやめ、難解すぎてつまらんから中断!」
ミセ*゚ー゚)リ「えーいいとこだったのにー」
(;´_ゝ`)「今のどこがいいとこ?そんなの1mmも見当たらなかったけど、月から地球を見たときのバチカン市国くらい見分けつかなかったんだけど」
-
(゚、゚トソン「では、なぞなぞなんてどうでしょうか?」
(´<_` )「久しぶりだな。何かいい問題があるのか?」
(゚、゚トソン「任せてください。では第1問、1つしかないのに3つに見える飲み物はなんでしょうか?」
( ´_ゝ`)「1つなのに3つ?1……3……さん……み……スリー……」
ミセ*゚ー゚)リ「あ、分かった。さんぴん茶」
(゚、゚トソン「ご名答」
( ´_ゝ`)「さんぴん茶……って何だ?」
(´<_` )「沖縄によくあるジャスミン茶とほぼ同じような茶だ。そこでなくても売ってる所はあるがな」
ミセ*゚ー゚)リ「あれ美味しいよねー。見かけたらすぐ買って飲んじゃう」
( ´_ゝ`)「まるでお茶をジュースのように飲んでるな……」
(゚、゚トソン「それでは第2問。春、夏、秋、冬、一年の中で最も長いのは?」
( ´_ゝ`)「えー?全部同じだろ?」
(´<_` )「分かったぞ。『一年』だ」
( ´_ゝ`)「は?」
(゚、゚トソン「正解です」
( ´_ゝ`)「待て、どういうことだ?」
-
(゚、゚トソン「もう一度問題を言いますよ?春、夏、秋、冬、一年の中で最も長いのは?」
(゚、゚トソン「つまり、『一年』も選択肢の中に入ってるんです」
( ´_ゝ`)「あら面倒。ひっかけ問題かよ」
ミセ*゚ー゚)リ「まあなぞなぞってそういうモンでしょ」
(´<_` )「頭の固い兄者には難問だろうな」
( ´_ゝ`)「大学内では堅物で通ってるお前には言われたくないわ」
( ´_ゝ`)「……よーし、俺からもひとつ出題してやろう。かなりの難問だぞ?」
ミセ*゚ー゚)リ「何だか程度が知れてる気がする」
( ´_ゝ`)「人間は良いことをすると天国へ、悪いことをすると地獄へ行きます。では中くらいのことをした人は何処へ……」
ミセ*゚ー゚)リ「「「中国」」」(゚、゚トソン(´<_` )
( _ゝ )、;'.・「ごうふっ」
(´<_` )「瞬殺じゃねーか」
(゚、゚トソン「その問題、前に友達が『ネットの拾い物だ』とか言って出してきましたよ」
ミセ*゚ー゚)リ「もうちょっと捻りが欲しかったね。まあ求めても無駄だろうけどさ」
( ´_ゝ`)「うーん、なぞなぞって難しいなぁ」
(´<_` )「むしろ兄者の思考自体がなぞなぞかもな……」
-
( ´_ゝ`)「んじゃあ、あと一問!チャレンジ精神旺盛な半島といえb
(´<_` )(゚、゚トソン「「朝鮮(挑戦)半島」」
( _ゝ )、;'.・「えびふっ」
(゚、゚トソン「やっぱ瞬殺ですね」
(´<_` )「もう無理するなよ」
ミセ*゚ー゚)リ(……今のはちょっと解けなかった)
『次は、○○駅、○○駅です。お忘れもののございませんよう……』
ミセ*゚ー゚)リ「……あ、この駅で降りるんだっけ?」
(´<_` )「そうだな。よし、そろそろ降りる準備をするか」
――――――――――――――――――――――
プシュー……
( ´_ゝ`)「ふぅー、頭使ったからか疲れたぜ」
(´<_` )「些か演算能力が低すぎるな……」
(゚、゚トソン「それで、次はここから歩いて別の駅に行くんですよね?」
(´<_` )「ああ。少し歩くが差し支えないか?」
ミセ*゚ー゚)リ「余裕だよー。むしろ座りっぱなしだからちょっと身体凝っちゃったし」
(´<_` )「把握。では出発」
-
ミセ*゚ー゚)リ「ここら辺は緑が多いね。ビルとか住宅とかがあんまりないな」
( ´_ゝ`)「3駅跨いだだけで街並みがここまで変わるものか」
(゚、゚トソン「あ、そこの花壇にコスモスが咲いてますよ」
(´<_` )「本当だな。久しぶりに見たな、確か最後に見たのは中学校だったか」
ミセ*゚ー゚)リ「中学校とコスモスといえば、合唱曲があったよね」
( ´_ゝ`)「『COSMOS』だっけか。なっつかしいなあ」
(゚、゚トソン「光の声が空高く聞こえる〜♪」
ミセ*゚ー゚)リ「君も星だよ〜♪みんな〜みーんな〜♪」
(´<_` )「よく覚えてるな、しかも上手い」
(゚、゚トソン「まあ授業できちんと練習してましたからね」
( ´_ゝ`)「勝手なイメージだけどさ、ミセリって学校の合唱で『ちょっと男子ー!』とか言うタイプだったりした?」
ミセ*゚ー゚)リ「あながち間違ってないよ。歌は好きだから、歌わないでガヤガヤやってる男子にはむかっ腹立って怒ってたから」
( ´_ゝ`)(……言えない……、俺もガヤガヤやってた男子の一人だなんて……)
(´<_` )「真剣に歌う人と適当にやってる人の間ではよく抗争が起きるよな」
(゚、゚トソン「歌いたい人は楽しいですけど、興味のない人は所謂『やらされてる』っていうのがあってつまらないんでしょうかね」
ミセ*゚ー゚)リ「どうしても全員でしないといけないから、折り合いが付けられないよね」
( ´_ゝ`)(気まずい……、俺完全に後者だったから……)
-
( ´_ゝ`)「……あ、でもさ。卒業式になると何だかんだで歌う人が増えない?」
ミセ*゚ー゚)リ「あー、そうかも。雰囲気的にもしんみりするから、空気読んで大人しくするんじゃないかな」
(´<_` )「卒業式の歌は何だった?俺達は小中どっちも『旅立ちの日に』と『仰げば尊し』だったが」
(゚、゚トソン「私のところは『旅立ちの日に……』と『蛍の光』でしたよ」
ミセ*゚ー゚)リ「私は『旅立ちの日に……』と『仰げば尊し』だったよ」
( ´_ゝ`)「言葉だけ聞くと『旅立ちの日に』と『旅立ちの日に……』って同一曲にしか思えないよな」
(´<_` )「文字に起こさねば区別が付かないな」
ミセ*゚ー゚)リ「そういえばさ、前にテレビで『仰げば尊し』と『蛍の光』を交互に歌うと絶対に音程を外すっていうのやってたよ」
(゚、゚トソン「へぇ……。でも最近の人は片方ずつしか知らないんじゃないでしょうかね」
( ´_ゝ`)「まず交互に歌おうとかする物好きが珍しいわ」
(´<_` )「あまりに暇で遠い昔の記憶を弄んでいたのだろうか」
-
>>58
ここ好きすぎる
-
ミセ*゚ー゚)リ「あっ、こっちにはスイートピーがあるよ」
(゚、゚トソン「スイートピーと聞くと、必ずと言っていいほど『赤いスイートピー』が思い浮かびますね」
(´<_` )「赤いスイートピーは元々無かったそうだが、曲がヒットしてから品種改良が重ねられて本当に出来たという逸話があるそうだ」
(゚、゚*トソン「へぇ、何だかロマンチックですね」
( ´_ゝ`)「作った人はさぞかし儲かったのだろうな」
ミセ*゚ー゚)リ「そこ気にする所じゃないでしょ」
(゚、゚トソン「不粋な人ですね……」
(´<_` )「言っておくがその赤色スイートピーの完成に費やされた時間は18年だぞ。儲かる儲からないの話ではなく、最早情熱と執念の世界だからな」
(;´_ゝ`)「そんなにかかったの!?正直すまんかった……」
(゚、゚トソン「途方もない時間を諦めずに進む人は尊敬します」
ミセ*゚ー゚)リ「私も。飽き性だから、何か一つの物事をもっと頑張りたいな」
(´<_` )「……お、駅が見えてきた」
( ´_ゝ`)「ホームが小さいな。まさにローカル駅って感じだ」
(゚、゚トソン「私たちの乗る電車はいつ来るんですか?」
(´<_` )「……と、あと2、3分後だな」
ミセ*゚ー゚)リ「ちょっとギリギリだったね。まあ間に合ったからよかった」
-
( ´_ゝ`)「俺達の他に乗客がいないな。地元の人もあまり利用しないのか?」
(´<_` )「駅舎が比較的新しいから、観光客向けに安く開かれたんじゃないか」
(゚、゚トソン「路線が市街地から人里離れたような所に敷かれているから、そうかもしれませんね」
ガタン……ゴトン……
ミセ*゚ー゚)リ「あ、来たよ!」
(゚、゚トソン「デザインが旧き良き……な雰囲気で落ち着く車両ですね」
( ´_ゝ`)「車掌以外は誰も乗ってないな。なんか貸切みたいでウキウキする」
(´<_` )「さ、乗ろうか。座席はテーブルを挟んで向かい合う型だから、弁当を食べながら景色を楽しもう」
―――――――――――――――――――――
(゚、゚*トソン「おお!座席がふかふか!」
(´<_` )「トソンはふかふかだとかふわふわなのが好きだな。猫然り梟然り」
ミセ*゚ー゚)リ「手触りがいいね〜。ずっと触ってたい」
( ´_ゝ`)「座れば跳ねる跳ねる。修学旅行でのホテルのベッドを思い出すな」
-
『ご乗車ありがとうございます。それでは出発致します……』
ガタン……ゴトン……
ミセ*゚ー゚)リ「さーてと。お腹がペコペコだからお弁当食べよ!」ガサゴソ
( ´_ゝ`)「今昼前か。通りで腹が減るわけだ」ガサゴソ
(´<_` )「それじゃあ食べよう。俺も早く食べたい」ガサゴソ
(゚、゚トソン「実は私も密かに楽しみにしてたんですよね……」ガサゴソ
( ´_ゝ`)「うし、それじゃあ手を合わせまして……」
( ´_ゝ`)ミセ*゚ー゚)リ「「いただきます!」」(゚、゚トソン(´<_` )
ミセ*゚ー゚)リ「まずは海苔弁の白身魚フライから……」
ミセ*゚ー゚)リ サクッ
ミセ*^ー^)リ「おいしー!」
( ´_ゝ`)「メッチャ良い音したな。時間が経ってるのに凄いな」
(´<_` )「流石だな、手作り」
( ´_ゝ`)「あとこの牛スジも旨ぇ」モグモグ
(゚、゚トソン「山菜の仄かな苦味が染みますね……」モグモグ
-
(´<_` )「シュウマイ、ウマイ」モグモグ
ミセ*゚ー゚)リ
( ´_ゝ`)
(゚、゚トソン
(´<_` )
(´<_` )「……なんかすまん」
( ´_ゝ`)「弟者、今のは流石に俺も黙っちまうぞ」
ミセ*゚ー゚)リ「いきなりボケるからちょっとびっくりした」
(゚、゚トソン「どこか悪いところでも打ちましたか?」
(´<_` )「いや、たまには適当に笑いでも誘おうかなと」
( ´_ゝ`)「俺が言うのもアレだが、弟者は笑いのセンスがありませんっす」
ミセ*゚ー゚)リ
(゚、゚トソン
(´<_` )
( ´_ゝ`)「……うん、分かっていながら俺もごめんなさい」
-
(゚、゚トソン「弟者は真面目な分ギャグへの経験値が少ないですけど……」
ミセ*゚ー゚)リ「兄者の場合は天性のセンスの無さだね」
( ´_ゝ`)「俺達って笑いには恵まれてないのな」
(´<_` )「何故だろうか……。ザ・たっちはあんなにウケたのに……」
☆ ☆ ☆
( ´_ゝ`)『『アジの開き!!』』(´<_` )
シーン……
(;´_ゝ`)『『……』』(´<_`;)
☆ ☆ ☆
(;´_ゝ`)「……はぅあ!?」
(´<_`;)「ぬぁ!?」
ミセ;゚ー゚)リ「え、何!?どったの?」
(´<_`;)「遠い昔の演芸会のトラウマが甦ってきた……」
(゚、゚;トソン「えっと……。とりあえず落ち着いてください」
――――――――――――――――――――――――
-
( ´_ゝ`)「ふー、食った食った」
ミセ*゚ー゚)リ「二つも食べたから大満足〜」
(゚、゚トソン「お弁当に夢中だったから忘れていましたけど、外の景色も大分変わってきましたね」
(´<_` )「いよいよ緑が深まってきたな。畑もちらほら見える」
ミセ*゚ー゚)リ「のどかだね〜……」
ミセ*- -)リ「……ん〜、眠く……なってきたかな……」
( ´_ゝ`)「温泉に着くまでまだ時間があるから、少し寝たら?」
ミセ*- -)リ「うん……そうする……」
ミセ*- -) ´_ゝ`)ス……
( ´_ゝ`)(……もたれかかってきた……だと……)
(-、-トソン「……私も、何だか眠たくなってきました……」
(´<_` )「寝ていいぞ。着いたら起こすから」
(- 、- トソン「……では、お言葉に甘えて……」
(´<_`( -、- トソン グイ……
(´<_` )(身を任せてきた……だと……)
( ´_ゝ`)(´<_` )
( ´_ゝ`)「最高かよ」
(´<_` )「最高だな」
( ´_ゝ`)(´<_` )
( ´_ゝ`)b d(´<_` )
-
支援
赤いスイートピーの逸話知らんかった
-
ガタン……ゴトン……
ガタン……ゴトン……
( ´_ゝ`)「やべぇ突然の猛烈な便意が」
(´<_` )「雰囲気ぶち壊しだなおい」
-
草
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以上です
支援ありがとうございます、めっちゃ嬉しいです
次回の投下はまた遠くになりそうなので気長にお待ち下さい
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乙!ミセリトソンと流石兄弟の絡みめっっっちゃ好き
じっくり待ってる
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乙 一気に読んだ
ミセリに変態って言われたい
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血涙
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アジの開きで割とワロタ 乙
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はやくーはやくー
wktkが止まらないよぅ
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いつの間にか一ヶ月過ぎてた……
執筆中につき今暫く……
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待ってるゾイド
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