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( ^ω^)ブーンとツンが痴話喧嘩するようですξ゚⊿゚)ξ
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――戦いの火蓋が切って落とされたのは、土曜日の夜だった。
(# ^ω^)「ああーー! ブーンが買ってきた激甘プリンが無くなってるお!」
ξ゚⊿゚)ξ「あ、ごめん食べちゃった」
(# ^ω^)「許さんお! 決闘を申し込む!」
ξ;゚⊿゚)ξ「ええー……」
ステージ1:家の中
.
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( ω゚)「――――ッ」 ヒュッ
瞬間、殺しの武具と化したブーンの手刀が空を裂いた。
ツンは咄嗟に二歩引いてこれを回避。しかし、ブーンの姿を見失ってしまった。
ξ゚⊿゚)ξ「もー」
その直後、ブレーカーが落ちて家中の電気が一つ残らず消えてしまった。
暗闇に取り残されたツン。
彼女は目を閉じて明鏡止水を発動――すぐさま完全護身状態に移行した。
アンロウギケン フエテ
( ω゚)(――闇狼義拳・不影手ッッッ!)
ξ-⊿-)ξ「明日買ってくるから怒らないでよ」 ササッ
ツンの喉元を絶命の一撃が掠めていく。
衝撃波が空気を打ち、壁と床がそれぞれ軋み弾け飛ぶ。
ξ゚⊿゚)ξ「ちょっと、技が鈍ったんじゃない?」
(; ^ω^)「なッ――!!」
攻撃の瞬間にツンはブーンの居所を正確に把握していた。
ツンはすり足でブーンの懐に潜り込み、彼の鳩尾に掌を押し当てた。
ツンゲキ
ξ# ⊿゚)ξ「――詰撃」
(; ゚ω゚)「おっ、おおおお――ッッ!!」
闇の中の攻防が今、決着する――!
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-
〜翌日〜
ξ*゚⊿゚)ξ「はい、あーん」
(*^ω^)「あーん! もぐもぐ! ツンが作ったプリン美味しいお!」
ξ*゚⊿゚)ξ「もお……あんまりはしゃがないでよ……」
(*^ω^)「やっぱりツンは最高のお嫁さんだお! 好きだお〜!」 ギュッ
ξ*-⊿-)ξ「……はいはい」
ステージ1:クリア!
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-
――殺戮の演舞が幕を開けたのは、雨の日だった。
ξ;゚⊿゚)ξ「あー……今日は洗濯できないかなぁ……」
山盛りの洗濯物かごを見下ろして、ツンは大きな溜め息をついた。
午後には晴れるという天気予報だったのだが、午後3時を回っても空模様は変わらないままだった。
( ^ω^)「ツ〜ン」
ξ゚⊿゚)ξ「はいはい」
( ^ω^)「着替えがないおー」
ξ゚⊿゚)ξ「え? まだあるでしょ?」
( ^ω^)「ないおー洗ってないおー洗っておー」
ξ;゚⊿゚)ξ「はあ!? 洗濯物は別々って結婚前に決めたでしょ!?」
( ´ω`)「でもパジャマは嫌だお〜……寝汗でキモいお〜……」 ジタバタ
.
-
ξ゚⊿゚)ξ
ξ#゚⊿゚)ξ カチーン!
――掟を守らぬ者には裁きを。
ツンは戒律の呪符を縫い込んだ白衣(エプロン)を脱ぎ、倦怠にまみれたブーンを睨んだ。
ξ ⊿ )ξ「掃除、洗濯、炊事……この辺は最低限自分でやれって、言ったわよね……」
( ^ω^)「でも家事してるツン可愛いからずっと見てたいお」
ξ*゚⊿゚)ξ「えっ?」
( ^ω^)
ξ ⊿ )ξ「――否。我らの願望(のぞみ)は死合の果てにこそ」
( ω )「――応とも。その首、此度こそ討ち取らん」
ふっ、と風が巻き起こる。
その時すでに、ツンとブーンは音速の世界で拳を交えていた。
.
-
ξ# ⊿゚)ξ「――でァァァァ!!」 ズバッ!
(# ω゚)「無駄だおォ!!」 ピシュン!
音速を超えた一撃が空で交錯する。
家の中がどんどん滅茶苦茶になっていく。
ξ;゚⊿゚)ξ「あっ掃除が面倒に!」 チラッ
(# ^ω^)「――もらった!!」
一瞬の隙を晒したツンに容赦なく襲いかかるブーン。
彼女の頭蓋を残滅せんと、ブーンが必殺の鉄槌を振り下ろす――!
ξ゚⊿゚)ξ
,';,';,',⊿゚)ξ サァァァァ…
Σ(; ゚ω゚)「残ぞ、――しまった!」 バッ!!
ξ ⊿゚)ξ「――今日の夕飯、ブーンが作りなさい」
ブーンが振り返った瞬間にはもう遅い。
ツンの怒髪から金色のオーラが立ち上る。
ミカミズチ
ξ# ⊿ )ξ「――神霊具装・御神蛟」 ゴゴゴゴゴゴ
(; ω゚)「やめろォォォォォォォォ!!」
ξ# ⊿゚)ξ「この身、驚天を穿つ剣閃なり――!」
――瞬間、一般家庭に神の雷が駆け抜けた。
.
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〜ばんごはん〜
└(*^ω^)┘「ご飯できたお〜」
ξ*゚⊿゚)ξ「わぁ〜美味しそうじゃない!」
ブーンが両手に料理を持って現れる。
食卓に次々と並べられるフランス料理の逸品はまさにツンの好みドンピシャであった。
ξ*゚⊿゚)ξ「パスタ! パスタ? これが美味しいわ!」
(*^ω^)「そうかお? また作ってあげるお!」
殺し合ったあとはご飯もおいしいね!
ステージ2:クリア!
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――世界に終焉が訪れたのは、エアロビの最中だった。
ピンポーン!
ξ;゚⊿゚)ξ「え、ちょエアロビの途中……」
ピンポンピンポーン!
ξ;゚⊿゚)ξ「はいはい今出ます! 待ってくださ〜い!」 ドタドタ
エアロビっぽい服装のまま玄関に向かうツン。
そこで彼女の前に現れたのは――
ξ゚⊿゚)ξ「はーい」 ガチャッ
黒崎一護「死神代行黒崎一護だ。ここに虚(ホロウ)が居るから退治しに来たぜ」
ξ゚⊿゚)ξ「さっき倒したので大丈夫です〜」
ツンは玄関を閉めてエアロビに戻った。
しかし、本当の終わりは次の瞬間にこそ訪れていた――
ξ;゚⊿゚)ξ「……え、あなたは……!?」
エアロビを再開しようとリビングに戻ったツンを出迎えたのは――
( ^ω^) デデーン!!
ξ;゚⊿゚)ξ「ブーン!?」
ブーン!?
.
-
( ^ω^)「仮病で仕事から帰ってきた。行くぞッ!」 バッ!!
ξ;゚⊿゚)ξ「もぉ〜!」 ヒュン
直後、ブーンの両手から火炎の弾が打ち出された。
超能力【死熱領域≪デザイア・フレア≫】が生み出す火炎攻撃がツンに襲いかかる。
ξ;゚⊿゚)ξ「火は危ないでしょ! メガリア、来て!」
それに負けじとツンも魔導秘術書メガリアを顕現して対抗する。
書物は自ずと彼女が望むページを開き、一切のライムラグなく彼女の呪文詠唱に対応した。
ξ# ⊿ )ξ「贄に我が産声、供物に我が礼賛を捧ぐ――」
ξ# ⊿゚)ξ「――天と地の狭間を満たせ! 顕現せよ、ポセイドーン!!」
(; ゚ω゚)「神性概念の具現化はナシだおおおおおおお!!」
.
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〜翌日 会社〜
( ・∀・)「昨日のやっぱ仮病だったの?」
( ^ω^)「はい…すみませんお…」
( ・∀・)「奥さんにガッツリ怒られた感じ? いやー俺も若い頃はそうだったなー」
( ^ω^)「モララーさんもポセイドン召喚とかされたんですかお?」
( ・∀・)「そっちポセイドン? うちネプチューンだったわ」
( ^ω^)「そりゃ勝ち目ないお!」
( ・∀・)「はっはっは! 今度飲みいくか!」
ステージ3:クリア!
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――遂に、ラグナロク-RAGNAROK-が開幕した。
ξ゚⊿゚)ξ「これなに」
( ^ω^)
( ^ω^)「AVです……」
ξ゚⊿゚)ξ「ね。なにこれ、巨乳って」
( ^ω^)
ξ゚⊿゚)ξ「私だって胸あるのよ? AVばっか見てる男からしたら小さいかもだけど」
( ^ω^)「重々承知しております……ツンさんのおっぱいは大きいです……」
ξ゚⊿゚)ξ「大きくはないです。小さい方です。あんまり言わないで下さい」
( ^ω^)「はい……」
ξ゚⊿゚)ξ「パイプカットしますか?」
( ^ω^)「嫌です……」
ξ゚⊿゚)ξ「AV捨てますか?」
( ^ω^)「…………」
ξ゚⊿゚)ξ「……」
ξ゚⊿゚)ξ「私のこと、好きですか?」
( ^ω^)「大好きだお!」
ξ*゚⊿゚)ξ ポッ
ラグナロク閉幕!
( ^ω^)「今夜は寝かさないお……」
ξ*゚⊿゚)ξ「……ばか」
夜のラグナロク開幕!
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以上です。よろしくお願いします。
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乙
勢い好き
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乙
殺し合いのあとにイチャイチャするの可愛い
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乙
かわいい
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乙
痴話喧嘩じゃなくて神話喧嘩だったか…
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モララー家もこの調子かよwwwwww
乙
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ラグナロク閉幕のちの開幕ワロタ
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乙、この流れるようなバトル開始好き
ステージやクリアという描写もあってか、
戦闘が開始した時BGM切り替わった感ある
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【業務連絡】
主催より業務連絡です。
只今をもって、こちらの作品の投下を締め切ります。
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いいね
よみやすかった乙
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これすき
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ラグナロクが平和にすんでふいたw
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