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【安価】( ^ω^)武雲系学園フラットのようです【死に戻り】
▽ 元ネタ ▽
フリーゲーム 『風雲相討学園フラット』
▽ 過去ログ ▽
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o川*゚ー゚)o やぁ、こんばんは。この作品は『風雲相討学園フラット』を元にした作品だよ
o川*゚ー゚)o 原作はとても面白いゲームなのでやってみてね
o川*゚ー゚)o また、今作品は安価が多めの作品になってるよ
o川*゚ー゚)o なので、ながらになるし投下速度も遅いよ
o川*゚ー゚)o あと、あんまり安価やったことないから、試行錯誤しながらやってくつもりだよ
o川*゚ー゚)o 他にも色々と試行錯誤しながらやってくから、拙い所があったら教えてほしいな
o川*゚ー゚)o ちょっとした進行説明だよ
o川*゚ー゚)o 1週間以内に、内藤君は2-Eの誰かとキズナを結ばないと死ぬよ
o川*゚ー゚)o みんなはどんどん2-Eの皆と関わって、キズナを結んでね
o川*゚ー゚)o 次に、安価についてだよ
o川*゚ー゚)o 安価は行動安価がまずあるよ
o川*゚ー゚)o 例えば
1.商店街へ行く
2.学校へ行く
3.家へ帰る
o川*゚ー゚)o などだよ。この場合、1〜3の数字を選んでね
o川*゚ー゚)o 次に、判定安価だよ
o川*゚ー゚)o これは主に100までの好きな数字を言ってもらうよ
o川*゚ー゚)o そしてその数字プラス、トリップに仕掛けられた数字を合算して判定するよ
o川*゚ー゚)o 例えば、指定安価先が>>100 だとして、>>100 が「 30 」と指定するよ
o川*゚ー゚)o そしてトリップキーが#Naitou71だとする
o川*゚ー゚)o 30+71=(1)01で、結果は『1』だよ。百の位は捨てて判定するよ
o川*゚ー゚)o そして、運で判定していれば、運のステータスが『52』なので、合計値が『52』以下であれば
o川*゚ー゚)o 成功、という事だよ
o川*゚ー゚)o そしてこの場合、『1』なのでクリティカルだよ。普通の成功時よりも良い結果になるよ
o川*゚ー゚)o 逆に『100』はファンブル。最悪の結果になるよ
o川*゚ー゚)o そして状況安価だよ
o川*゚ー゚)o 内藤君に状況を聞いて、その情報から何か案を出すスタイルだよ
o川*゚ー゚)o 例えば「Q.君は足が速い?速いなら逃げ切れそう?」「A.速い。余裕で逃げれる」
o川*゚ー゚)o その後、それらの情報を踏まえて案を出してもらうよ。予想込みの案でもいいよ。
o川*゚ー゚)o 案:「君は速いので逃げれるようだ。でも万全を期して、持ち物の教科書を投げつけてから逃げよう」
o川*゚ー゚)o いくつか案が出たらきゅーちゃんが成功率や得点などを付けてまとめるよ。
o川*゚ー゚)o それらを加味して、どの案を採用するか安価を取るよ
o川*゚ー゚)o その後、成功を判定する安価をやるよ
o川*゚ー゚)o ちょっと分かりにくいかもしれないけど、物は試しで軽い気持ちでやってみてほしいな
o川*゚ー゚)o ここまで説明してなんだけど、この状況安価は割りと行き当たりばったりなのでルールもよく変わるよ
o川*゚ー゚)o とにかく頑張ろう!おー!
おー!
( ^ω^)(僕らしい……)
渡辺さんの言葉を、今度は口に出さず復唱する。
僕らしいとは彼女は言ったけど、僕らしいってなんだろう。
もしかして、この状況でよくもまぁそんな能天気で居られたもんだ。
そういうことなのだろうか。もしそういうことであれば、断固として抗議する。
能天気なものか。何度も死んでいるんだ、真剣そのものである。
真剣に、僕はフサギコさんを悪い人だとは思えないのだ。
よし、渡辺さんにその「らしい」の意味を問いただしてやろう。
そして僕の予想通りであれば、猛抗議するのだ。
( ^ω^)「渡なb─────
从'ー'从「内藤君は信じることの出来る人間なんだよ。そういうところ、凄いと思う」
( ^ω^)
僕の言葉を遮って、彼女はそういった。
やっぱりその言葉の意味はわからなかったけど、どうやら僕の予想とは違った答えのようだ。
僕は出す言葉を失い、視線を泳がしてしまう。
( ^ω^)
从'ー'从
( ^ω^)
从'ー'从「……」
( ^ω^)
从'ー'从
( ^ω^)
从'ー'从「もしかして照れてる?」
( ^ω^)「照れてない」
照れていない。
本当だ。
从'ー'从「照れてるでしょ?」
( ^ω^)「照れてない」
何だ、やめろ。
顔を覗きこむんじゃあない。
从'ー'从
やめろ。
その目を止めろ。
从'ー'从 ニヘラ
笑うな。
くにゃって顔で笑うな。
_,
(; -ω-)(照れてないっちゅうのに)
つ
(; ^ω^)(……)
渡辺さんの視線を無視し、僕はフサギコさんの背中を見る。
まだ歩くのだろうか。研究室は遠いのだろうか。
_,
(; -ω-)(……)
1.ツンさんに話しかける
2.ドクオに話しかける
3.クーさんに話しかける
4.渡辺さんと話を続ける
5.フサギコさんに話しかける
6.あれ?
7.他に案があればどうぞ
下から2番目
2
2
(; `ω´)「ど、ドクオー! 」
渡辺さんから逃げるように、僕は後ろを歩くドクオへと寄った。
僕と入れ替わりに、ツンさんが渡辺さんの方へ行く。
ふん、という声とちぇー、という声が聞こえたが聞き流す。
その時、ちらり、とフサギコさんがこちらを見たような気がしたが、声が大きかったからだろうか。
しまったと思い、僕は小さい声でドクオに話しかける。
('A`) 「なんだよ」
(; ^ω^)「いやぁ、実は……」
1.フサギコさんをどう思うか
2.ドクオについて
3.2-Eについて
4.他に何かあれば
下から1番目
2
( ^ω^)「……」
つ
('A`;) 「実は……なんだよ?」
(; ^ω^)「あ、いや……」
ドクオ。気の良い、さっぱりとした男だ。
顔はあまり良くないが、一緒に居ると楽である。
そういうイメージがあった。
しかし。
(; -ω-)(ドクオにも、何かがあるんだおね)
つ
2-Eである以上、ドクオにも何かがあるのだ。
不思議な、特別な何かがあるのだ。
……不思議なホモだったらどうしよう。
(; -ω^)「ドクオにも、何か力があるのかお?」
聞いても言いのだろうか。
教えてくれるだろうか。
あやふやな記憶を辿っても、ドクオの能力は分からなかった。
僕は意を決して尋ねてみた。
不思議なホモwww
…あれ?って何だろ
('A`) 「あ? 悪いけど、お前が期待するような……戦える力はないぞ?」
( ^ω^)「お?」
腕を組みながら、ドクオは答えた。
戦える力は無い。ということは、なんだろう。サポートするような力なのだろうか。
('A`) 「まぁ、なんつーかな。意識をずらす事が出来るくらいだな」
(; ^ω^)「ずらす?」
('A`) 「あぁ。こう、嫌いって感情……意識を好きって感情にずらしたり」
('A`) 「あ、あとは簡単だけど読み取ることも出来るな」
( ^ω^)「なんか、エスパーみたいだおね」
つ
('A`;) 「そんな大したもんじゃねぇって」
( ^ω^)「そうかお?」
十分、凄いと思うけど。
嫌いって感情を好きって感情にすることが出来るなら、それはある意味相手を好きなように─────
( ^ω^)「あ」
('A`) 「あ?」
ようやく合点がいった。
どうしてあの時、僕がドクオに何でもしゃべってしまいそうになったのかを。
そうか、こいつ、僕を……極限までにドクオを好きっていう感情にずらしたのだ。
(; -ω-)「なんだ、そうだったのかお……」
(; -ω-)
( ^ω^)「ん?」
……待て待て待て。
そうなると、これはやばい。僕が知る限り、一番……
(llii^ω^)「お、恐ろしい力だお」
('A`) 「え?」
やっぱりホモじゃないか!
('A`) 「なに?どしたん?」
( ^ω^)「寄らないでくれ」
('A`) 「は?」
( ^ω^)「やめてくれ」
('A`) 「なんだよ」
( ^ω^)「近づくんじゃあないお」
('A`) 「意味分からんぞ」
意味が分からない?
何を言っているんだ。
いつその力を使って……ダメだ、考えたくも無い。
くっ、絶対にドクオの力なんかに負けないんだから!
('A`;) 「なんだってんだ……」
(; ^ω^)「それ以上近づくなお……」
(; ^ω^)「……?」
──────── 嘘看破が発動しました。
.
なんだとぉっ!
ホモじゃないってのが嘘なのか!!!???ウホッ
o川*゚ー゚)o 嘘看破安価だよ
o川*゚ー゚)o 100までの好きな数字と、トリップキーの合計値予想をしてもらうよ
o川*゚ー゚)o 合計値予想が±10で成功だよ
o川*゚ー゚)o 例えば、100までの数字を『20』、合計値は『50』という感じかな
o川*゚ー゚)o トリップキーが30だったら、合計値が50で成功ってことだね
o川*゚ー゚)o それじゃ、下から2番目さん。100までの好きな数字と予想値をどうぞ
ドコが嘘なんだろう
32
63
そうか、意識をズラすだけじゃ記憶を消したりブーンの死相は感知できないよな
(; ^ω^)(なんだお?)
今、何か引っかかったような気がする。
何か、何かが。
頭に、心に、「ちょっと待てよ」と、誰かに袖を引かれるような感覚がした。
(; -ω-)(……?)
それは一体何なのか。
考えてみるが、しかし捉えることが出来ない。
( ^ω^)(何か変な感じだお)
背筋がぞわぞわする。
( ^ω^)(……あっ)
いや、まて、これはそういうことなのか。
そういうことであれば、なるほど。納得できる。
( ^ω^)「ドクオが気持ち悪いからぞくっとしただけだったお」
('A`) 「急に悪口ぶち込んでくるのやめろ」
o川*゚ー゚)o #嘘ウソうそ53
o川*゚ー゚)o 32+53=85
o川*゚ー゚)o 予想値、63。±10以上の差のため、失敗
('A`) 「普通に傷つくんだが?」
(; ´ω`)「ごめんお」
ため息をつくドクオに、僕は謝罪をする。
本心とはいえ、言って良いことと悪いことというものがある。
今回は完全に悪い方だ。
そして僕が二度目の謝罪をしたとき、後ろからクーさんの声が重なった。
川 ゚ -゚)「……少し聞きたいのだが」
( ^ω^)「お?」
川 ゚ -゚)「いや、先ほどから─────」
顎に当てた手をクーさんが離す。
その手の人差し指で空に弧を描きながら、「先生と高岡さんの気配が全くしないのだが」
そうやって、その言葉を言った瞬間。
ミ;゚Д゚彡 「おいお前ら!!!!!! 」
前を歩いていたフサギコさんの怒号が、僕達に覆いかぶさった。
ハハ ロ -ロ)ハ「はいポチっとな」
やばい
('A`) 「えっ」
( ^ω^)「えっ」
川 ゚ -゚)「あっ」
ξ゚⊿゚)ξ「ちょっ」
从'ー'从「っ! 」
ハハ ロ -ロ)ハ「ばいばいデース」
廊下の先にいつの間にかいた、距離はあるがおそらくそうだろう、ハローさんが手を振っていた。
そうして、僕達はパカリと開いた床に飲み込まれるように落ちていくのであった。
ただ、渡辺さんだけが落ちるその瞬間にナイフを投げ飛ばしていたのは流石だなぁと、僕は思った。
ハハ;ロ -ロ)ハ「グエー!!!! 」
落ちながら聞こえた悲鳴は、ハローさん。
渡辺さん、すげぇ。
僕はもう一度感心しながら、落ちていくのであった。
(; ゚ω゚)「ふっざけんなちくしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!! 」
叫んだところで、しかしどうにかなるわけではなかった。
あああああ、クールさんの考え事は危険の示唆だったのか
距離あるのに当てれる渡辺さんさすが
ミ,,゚Д゚彡 「……」
ハハ;ロ -ロ)ハ「くそぉぉぉぉぉ……い、痛いじゃないデスかー! 」
ミ,,゚Д゚彡 「……」
ハハ ロ -ロ)ハ「まぁ別に良いですけど」
ハハ ロ -ロ)ハ「さて?」
ミ,,゚Д゚彡 「ハロー……」
ハハ ロ -ロ)ハ「えーと?」
ミ,,゚Д゚彡 「お前、なんで……」
ハハ ロ -ロ)ハ「んんんーーーーーーーー?」
ミ,,゚Д゚彡 「ハロー! 」
ハハ ロ -ロ)ハ「ひのふのみーの……」
ハハ ロ -ロ)ハ「はい、”5人”きっかり全員ゲットですネー! 」
ミ,,゚Д゚彡
ハハ ロ -ロ)ハ「フゥーッハッハッハ! 流石私! 突然行方が分からなくなったときは何事かと思いましたが」
ハハ ロ -ロ)ハ「この通り、結局は私の計算どおりになりましたネ! 」
ハハ ロ -ロ)ハ「さーてさて? ではでは? 私も急がなくてはデースネ! 」
白衣を翻し、黄色い髪の毛を揺らしながら彼女は歩き出す。
その背中を、同じく白衣に身を包んだ男は見送ることしか出来なかった。
フサ見えてないのか
o川*゚ー゚)o 今日はここまで
o川*゚ー゚)o 前スレ>>974 はこの判定でした
o川*゚ー゚)o では次回、地下牢からのスタート。だと、思う。はい。多分。恐らく
o川*゚ー゚)o 明日か明後日、もしくは土曜日から3月中には投下するかと思います
o川*゚ー゚)o ここまで読んでくれてありがとうございました
o川*゚ー゚)o 次回もよろしくお願いします
乙乙、地下牢か……脱出が出来る方法あるのだろうか
うおおおおお久しぶり!!
ドクオの嘘が気になるなあ乙
o川*゚ー゚)o 明日、夜19:30
o川*゚ー゚)o 投下開始!
o川*゚ー゚)o みんな!絶対見てくれよな!
悟キュー!はやく来てくれーー!!
wktkして待ってるよ
2月まで忙しさで読みに来れなかったんだけど、久々に戻ってきた。休み出来たんでリアタイも追いたいねー
ドクオの嘘が気になる
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....::.:| 《》 《》
.....;::| ,.、t''T叮了丁丁Ti¬-、 《》 《》
.....;::| ,.<ヽ>‐ ´ || ̄|| ̄||`^''く,r`>、 《》 《》
.....;::| .,心>イ'__||_||_||_||_||__ヾk,. ヘ 《》 《》
.....:::| ;; : . . , ;.. ム,.//' ̄|| ̄|| ̄|| ̄|| ̄|| ̄||;V‐''', 《》 《》
.....;::| |ニ:!;{_||_||_||_||_||_||_||_,lYニl 《》 .《》
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.....:::| |-ー||]|_||_||_||_||_||_||_,|ー-| 《》. 《》
.....:::| |-ー|´|| ̄|| ̄|| ̄|| ̄|| ̄|| ̄||`|ー-| 《》 《》
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| || |レ|レ||_|| || || |;; : " ; : ;:゙: ;": :; ; : ": :; ゙; |:: :;: :: ;
| |レ|レ||_|| || || || | ;;: ; ,; ;:゙: ;": :; ; : ; ;": :; | : :;: ;": :
レ|レ||_|| || || || ||  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ : ;": :;
レ||_|| || || || || と(^ω^ ;)O⌒`⊃ \: :;: ; ;; ":
|_|| || || || || \: :;:: :; ;
きてる!
おっおー!
わーい
(; ^ω)「ここ、は……?」
う
痛む頭を抑え、周りを見渡す。
薄暗くじめじめとした場所だが、目の前の鉄格子を見て、ここが牢屋であることを把握する。
あの時、廊下の床が開き、そしてこの牢屋へと落ちたのだろう。
(; -ω)「あ”〜、くそ、頭が痛いお」
う
頭は恐らく、そのときに打ち付けたのだろうか。
ひとまず僕は立ち上がり、鉄格子が開かないか調べてみる。
が、やはり頑丈に施錠されているらしく、うんともすんとも言わなかった。
完全に閉じ込められているようだ。
_,
(; ^ω^)「……どうしよう」
物理的な痛みと、精神的な痛みが頭を襲った。
(; ^ω^)「そ、そうだみんなは! 」
牢屋、この部屋の中には僕しか居ない。
しかし、あの時落ちたのはフサギコさんを除く全員。
渡辺さん、クーさん、ツンさん、あとドクオ。
その4人の姿が、どこにもなかった。
( ^ω^)「もしかして別の牢屋に入れられているのかお?」
僕はもう一度鉄格子、部屋の外を見るべく顔を覗かせた。
||Φ|(;|^|ω|^|)|Φ||「ふんぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!! 」
顔を削らんとばかりに覗かせてみるも、見えるのはじめじめとした薄暗い廊下。
そして同じような部屋、牢屋だけであった。
(; -ω-)「うーん、この鉄格子が無ければ……」
スポン、と顔を鉄格子から戻し、僕は部屋の隅にあるくたびれたベッドに腰を下ろす。
部屋の中をもう一度見渡してみると、部屋の中は丁度4角形で、正面を鉄格子。残り3辺を石材で作られた壁で囲まれている。
見た限り、どこかに穴があるようには思えない。
(; ^ω^)「……本当にどうしよう」
つ
1.叫ぶ
2.部屋の中を調べる
3.寝る
下から1番目
2
( ^ω^)「まずはこの部屋を調べてみるかお」
一見、抜け穴がないようだがもしかしたら、ということもある。
今までもピンチになったことはあるが、なんだかんだで上手くいってきたのだ。今回もきっと大丈夫だろう。
( ^ω^)「おっ」
ベッドの下を探してみると、きらりと光る何かを見つけた。
手を伸ばしてみると、どこかで見た箱があった。
(; ^ω^)「あー、落ちたときの衝撃で転がっちゃったのかお?」
都村さんから受け取ったあの箱。入れていたはずのポケットの中を調べてみると、やはり無い。
危ない危ない、と僕は箱をまたポケットの中にしまう。
そしてまた部屋の中を調べ始め、ベッドとは反対の隅、そこに僕の鞄も見つける。
中を確認すると、財布もトランプも全部無事に入っていた。
鞄を背負い、軽く背伸びをする。ポキポキ、と気持ちの良い音がした。
(; ^ω^)「うーん、ひとまずはこんなものかお?」
──────── ステータスが更新されました
( ^ω^):内藤ホライゾン
▽ 能力 ▽
運動神経(55) 普通だぞ
記憶力(62) 割と良いぞ
器用(14) 凄く悪いぞ
運(52) 普通だぞ
▽ スキル ▽
主人公の資質(番外) … たまに勝手に動くぞ。判定時、+5の補正
口先の魔術師 … たたみかけモードを発動するぞ。話術を使う場面に限り、+10の補正
常識フィルター(偽) … 多分、常識的。恐らく
不屈の根性 … そのしぶとさは異常。もはや異能生存体。1日3回の振りなおし
危険察知 Ver.EX … 何度も死んだ経験。既知の脅威から身を守り、既知の脅威を予知出来る。(パッシブ)
意地 … 絶対に助ける。何度も願った思い。同行者が居る場合、全ての判定に+12の補正(パッシブ)
嘘看破 … 判定成功時、相手の嘘が何となく分かる。(パッシブ)
死に損ない … 何度でも繰り返す。わずかに残った記憶から、最善の行動が取れる(パッシブ)
運命のコイントス … 運命を捻じ曲げる。即死確定時、トリップに仕込まれた1〜10の数字を予想する。成功した場合、判定をクリティカルに捻じ曲げる(1日1回)
俊足 … 運動神経の判定時、+10の補正。(1日2回)
不器用なりの努力 … 器用の判定時、+10の補正。(1日2回)
暗可機械 ・・・ アンカギミック。念じたことに対応する機械を出せる。(1日1回。内容次第で劣化の可能性あり)
おまじない … すべての判定に+5(一度だけ)
キュートな呪い … 一週間以内にキズナを結ばないと死ぬぞ。死んでも死に戻るぞ
▽ キズナ ▽
渡辺さん …
高岡さん …
▽ 道具 ▽
家のカギ … とっても大事
携帯電話 … 必需品
財布 … お金はまだある
ライター×2 … 燃やせるものは限られている
トランプ … いつかみんなで遊べると思う
箱 … 暗可機械であり都村さんの立体映像が飛び出す。結構小さい
────────── 残り3回
.
ん?
3回?
死に戻れる回数かな?
( ^ω^)「……なんか、やけにお腹が空いてるお」
つ
もしかしたら、あれから大分時間が経っているのだろうか。
( ^ω^)「まぁ、ひとまずは……」
1.叫ぶ
2.部屋の中をもう一度調べる
3.寝る
下から1番目
2
2
( ^ω^)「よっし、もう一度調べてみるお」
背負っていた鞄をもう一度背負いなおし、軽くストレッチをする。
僕はもう一度部屋の中を、壁を、鉄格子を、ベッドをくまなく調べてみることにした。
が、しかし新たに何かを見つけることは出来なかった。
(; ^ω^)「まぁ、最初のときにあらかた調べたから仕方ないおね」
特に成果を上げることができず、僕は息をつく。
強いて言えば、程よい運動をしたことで体がほぐれたことだろうか、良い事といえば。
( ´ω`)「……まぁ、余計お腹が空いたんだけどおね」
────────── 残り2回
.
( ^ω^)「次は……」
つ
1.叫ぶ
2.部屋の中をもう一度調べる(判定発生)
3.寝る
4.他に案があればどうぞ
下から1番目
1
ひやひやするわ
(; ^ω^)「誰かああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!! 」
鉄格子から顔を精一杯覗かせて、僕は叫んだ。
周りにもある牢屋、その中のどこかにもしかしたらみんながいるかもしれないからだ。
しかし、僕の声はただただ木霊するだけで、それに返事がくることはなかった。
(; ^ω^)「……誰も、いないのかお?」
静寂が答えであるように感じ、不安が胸を襲う。
それを振り払うかのように、僕は口の端を吊り上げて見せた。
(; ^ω^)「だ、大丈夫! 渡辺さんもクーさんも、ツンさんもドクオも! きっと無事だし、この状況だってなんとかなるんだお! 」
(; ^ω^)「たかが閉じ込められただけだお。化け物に襲われたときに比べたら、全然安全なんだお! 」
そう、大丈夫。大丈夫だ。
そう言い聞かせると、少しだけ安心した。
(; ^ω^)「な、何か小腹に入れられるものでも持ってきておけば良かったおね! 」
────────── 残り1回
.
( ^ω^)「次は……」
つ
1.叫ぶ(判定発生)
2.部屋の中をもう一度調べる(判定発生)
3.寝る
4.他に案があればどうぞ
下から1番目
2
( ^ω^)「……」
もう一度、部屋の中を調べることにした。
叫んでも意味が無いのであれば、今、出来る事と言えばこれくらいだからだ。
( ^ω^)「えーっと」
1.壁を調べる
2.ベッドを調べる
3.鉄格子を調べる
4.床を調べる
5.他に案があればどうぞ
下から1番目
4
(; ^ω^)「……うーん」
うん、何も無い。
部屋の中はやはり、調べつくしてしまったようだ。
調べるのに疲れてしまい、ベッドに腰を下ろそうと思い歩き出すと、ふと足元に違和感を覚えた。
( ^ω^)「なんだお?」
何だか、軽い感触があった。
いや、何かを蹴飛ばしたとかそういうのではなく、床自体が軽いというか……
試しに、同じところを足のつま先でトントンと叩いてみる。
すると、カン、と少し高い音が返ってきた。
他の床で同じ事を試すと、高い音は返ってくることは無く、やはりこの床だけがおかしいと分かった。
( ^ω^)「……空洞?」
そう、まるでその床の下には何も無い、空洞があるように感じたのだ。
100までの好きな数字を下から1番目
トリップキーとの合計値が20以上で成功
31
( ^ω^)「んー……」
( ^ω^)「お?」
床を調べると、小さなつまみがあるのに気づく。
一見、ただの小石かなにかに見えるが、それをつまむと床を持ち上げられたのだ。
やはり、この下には何かあるのだ。
僕は内心、「やっぱりなんとかなるもんだ」と思いながら床を持ち上げた。
( ^ω^)「は?」
#ナンジャーコリャ発見伝9
31+9=40
成功
( ^ω^)「は?」
( ^ω^)「え?」
( ^ω^)「なんだお、これ」
空けられた床。
そこには確かに空洞があった。しかし、それは抜け穴ではなく、およそ縦横50センチほどの空間。
そしてそこに、鈍く光るものがあった。
(; ^ω^)「……」
恐る恐る手にとって見る。
やはり、それは何度も見たことがあるものであった。
(; ^ω^)「ナイフ、だお」
渡辺さんが持っているものとは違うが、しかしその渡辺さんのおかげで何度も見ることのあったナイフ。
それがちょこん、と空洞の中に収められていた。
────────── 残り
.
────────── 0回
.
ハハ ロ -ロ)ハ「おや、目が覚めてましたカ」
(; ^ω^)「!? 」
ナイフをどうしたものかと悩んでいると、後ろから声がかかった。
振り向くと、そこには白衣の姿。ハローさんが鉄格子越しに立っていた。
僕はナイフを背中で隠しながら、ハローさんに声を返した。
(; ^ω^)「み、みんなは?」
ハハ ロ -ロ)ハ「んー、しかし君には何かがあると思っていたんですケド」
(; ^ω^)「?」
しかし、ハローさんは僕の質問を無視し一人で話し出した。
ハハ ロ -ロ)ハ「他の皆さんは厄介な物をもっていましたケド」
ハハ ロ -ロ)ハ「まぁそこは私の計算どおりでしたネ」
ハハ ロ -ロ)ハ「聖人、暗殺者、魔法使い、etc...etc...」
ハハ ロ -ロ)ハ「……まぁ、どれも名ばかりでその実、異なるものなんですけど」
ハハ ロ -ロ)ハ「さーてさて? そこで君、あなたが残っている」
ハハ ロ -ロ)ハ「ではでは? やることは一つ」
(; ^ω^)「っ! 」
ハローさんはしゃがみこむと、目線を僕の高さに合わせる。
そしてにっこりと微笑み、
ハハ ロ -ロ)ハ「少し、私とお話しましょうカ」
た た み か け モ ー ド
ハハ ロ -ロ)ハ
.
ひょえて
(; ^ω^)「は?」
1.何を話せっていうんだ
2.みんなをどこにやった
3.お前の目的はなんだ
下から1番目
2
3
(; ^ω^)「み、みんなをどこにやったんだお! 」
ハハ ロ -ロ)ハ「同じように捕まってもらってマスよ?」
やっぱり。
みんなも捕まってしまっているようだ。
ハハ ロ -ロ)ハ「あ、キョロキョロしてますけどこの近くにはいませんよ」
ハハ ロ -ロ)ハ「協力でもされると厄介デスので」
(; ^ω^)「……」
叫んでも反応が無かったのは、そういうことか。
近くには居ないというが、どの辺りに居るんだろうか。
(; ^ω^)「……」
1.みんなは無事か
2.何で話そうと思ったんだ
3.ここはひとまず食を所望する
下から1番目
3!
( ^ω^)「……話をしよう、と言ったおね」
ハハ ロ -ロ)ハ「? えぇ、そうデスが」
( ^ω^)「なら、話をする前に一つお願いしたいことがあるお」
ハハ ロ -ロ)ハ「なんデスか?」
( ^ω^)「何か、そう、何か……」
( ^ω^)「食べ物を、ください」
ハハ ロ -ロ)ハ
( ^ω^)
ハハ ロ -ロ)ハ
( ^ω^)「ください」
ハハ ロ -ロ)ハ
( ^ω^)「腹が減ってはなんとやら」
ハハ ロ -ロ)ハ「まぁ、4日間も寝てましたからネ。良いですヨ」
( ^ω^)「! 」
そうして鉄格子から投げ込まれたのは袋に入ったクリームパンであった。
僕はそれを開けるも、動きを止めた。
ハハ ロ -ロ)ハ「……毒なんて入ってませんよ」
( ^ω^)「そ、そうかお」
その言葉を信じるかどうかはともかく、僕は一口パンを齧った。
ふわりとした甘みと匂いが口の中いっぱいに広がると、いつのまにか僕はパンを完食していた。
ハハ ロ -ロ)ハ「さて、では落ち着いたところで今度はこちらから質問しますネ」
( ^ω^)「?」
ハハ ロ -ロ)ハ「この場所、どうやって見つけたんデスか?」
(; ^ω^)「お……」
どうやって見つけたか。
確かハローさんを追いかけて、見失って、そしたら偶然入り口を開けるスイッチを押してしまったからだった。
(; -ω-)「……」
つ
1.素直に言う
2.嘘をつく
3.答えない
下から1番目
o川*゚ー゚)o ちょっぴり疲れたので今日はここまで!
o川*゚ー゚)o 明日は20:00ごろ再開するね!
乙!
おつおつー!
ナイフをみつけたのはラッキーだったのかな?
乙
ああん遭遇できなかった乙
おつおつ
最後の安価はまだカウントされる?
o川*゚ー゚)o >>96
o川*゚ー゚)o されます
o川*゚ー゚)o なので、ここから下1のものを採用します
なら 1 で
o川*゚ー゚)o 月曜日に延期・・・します・・・
把握ー
無理しないでね
//ハヽヽ 月曜日に……延期します、っと
o川*゚ー゚)o
/ \
/ / ̄ ̄ ̄ ̄/
__(__ニつ/ FMV /____
\/____/
ガガガカ……
//ハヽヽ
o川;゚ー゚)o うーん、申し訳ないけど許してほしいなぁ
/ \
/ / ̄ ̄ ̄ ̄/
__(__ニつ/ FMV /____
\/____/
ガガガカ……
f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
| |
| やれやれ、もしや貴様、舐め腐っておるな? |
| |
乂________________________ノ
//ハヽヽ むむっ!
o川; ゚ー)o この透き通るようなソプラノボイスは!
/ \
/ / ̄ ̄ ̄ ̄/
__(__ニつ/ FMV /____
\/____/
ガガガカ……
、__人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人人 |
) ( |
) きゅーちゃん!!!! ( |
) ( | //ハヽヽ::: ふふふ、可愛いだろう
⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒ Y \o(゚ー゚*川o:::::
(| |)::::
(γ /:::::::
し \:::
\
//ハヽヽ
o川; ゚ー)o カワイイ !
/ \
/ / ̄ ̄ ̄ ̄/
__(__ニつ/ FMV /____
\/____/
ガガガカ……
| 延期、延期、延期と……
| 貴様、いつもそうではないか!
| └──────v─────────
うぅ、だってだってぇ…… .|
───────y─────┘
//ハヽヽ //ハヽヽ
o川; ゚ー)o o(゚-゚*川o
/ ∩ う )
( | | |
\)ノ U ヽ) )))
__―_____ ̄ ̄ ̄ ̄‐― ̄ ̄ __―_____ ̄ ̄ ̄ ̄‐― ̄ ̄―‐―― ___ ̄ ̄―――
―― ̄ ̄___ ̄―===━___ ―― ̄ ̄___ ̄―===━___ ̄― ―――― ==
__―_____ ̄ ̄ ̄ ̄‐― __―_____ ̄ ̄ ̄ ̄‐― ―――― ==  ̄ ̄ ̄
、__人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人
) (
) (
) だってもクソもあるか ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ !!!!!! ,(
) (
) (
⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y
ぎゃあ場面にそぐわない可愛らしい効果音が!
ポニュ
ポニョ
//ハヽヽ //ハヽヽ-_────
;;;;;、(゚д(:;(⊂=⊂≡ o(д゚川o
(っΣ⊂≡⊂= ⊂≡ ⊂)=── ─_
/ ) ババババ ( \ ─_ ̄ ≡≡
( / ̄∪ ∪ ̄\ ) \从从/ ダッ
ポコポコ
ポンポコ
__―_____ ̄ ̄ ̄ ̄‐― ̄ ̄ __―_____ ̄ ̄ ̄ ̄‐― ̄ ̄―‐―― ___ ̄ ̄―――
―― ̄ ̄___ ̄―===━___ ―― ̄ ̄___ ̄―===━___ ̄― ―――― ==
__―_____ ̄ ̄ ̄ ̄‐― __―_____ ̄ ̄ ̄ ̄‐― ―――― ==  ̄ ̄ ̄
__―_____ ̄ ̄ ̄ ̄‐― ̄ ̄ __―_____ ̄ ̄ ̄ ̄‐― ̄ ̄―‐―― ___ ̄ ̄―――
―― ̄ ̄___ ̄―===━___ ―― ̄ ̄___ ̄―===━___ ̄― ―――― ==
__―_____ ̄ ̄ ̄ ̄‐― __―_____ ̄ ̄ ̄ ̄‐― ―――― ==  ̄ ̄ ̄
、人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人
) (
) だってだってだってー! (
) 仕方ないじゃん! (
) 時間がないんだもんーーーー!!!! (
) (
⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒YY
ヨケンナ! キュンキュン
//ハヽヽ //ハヽヽ キューチャン ハ カワイイ ナァ
o川*;д;)o=つ≡つ 〃o(゚ー゚*川o ミ
(っ ≡つ=つ o(゚ー゚*川o o(゚ー゚*川o キュンキュン
/ ) ババババ Oヽ( )〃ノO "
( / ̄∪ ∪∪
キュンキュン
__―_____ ̄ ̄ ̄ ̄‐― ̄ ̄ __―_____ ̄ ̄ ̄ ̄‐― ̄ ̄―‐―― ___ ̄ ̄―――
―― ̄ ̄___ ̄―===━___ ―― ̄ ̄___ ̄―===━___ ̄― ―――― ==
__―_____ ̄ ̄ ̄ ̄‐― __―_____ ̄ ̄ ̄ ̄‐― ―――― ==  ̄ ̄ ̄
| ともあれ、延期ばかりしてると自分でも
| 話を忘れるぞ?良いのか?
| └──────v───────────
ま、まぁそれは…… |
───────y─────┘
//ハヽヽ //ハヽヽ
o川; ゚ー)o o(゚-゚*川o
/ ∩ う )
( | | |
\)ノ U ヽ)
| ふふふ、だが安心しろ可愛いきゅーちゃんよ!
| このより可愛いきゅーちゃんが素晴らしい方法を
└──────v────────────────
//ハヽヽ ! //ハヽヽ
o川; ゚ワ)o o川*゚ー゚)o
/ ∩ う )
( | | |
\)ノ U ヽ)
| そう、可愛さの中に知性がきらりと輝くこの方法!
| それを持ってすれば延期などしなくとも今後は
└──────v────────────────
ソ ロ 〜 リ
//ハヽヽ //ハヽヽ フフフのフ
o川; ゚ワ)o o川* ^ー)o
ノ GO=[ニニニ] /,. )
( y' ↑バット У _ |
((( し'ヽ) (_/ {_,)
\ グ チ ャ ッ /
ハァッ、ハァッ、お、お前が悪いんだ!
何だか知らないけど、方法?ふん!
そんなことより、きゅーちゃんだけなの!
可愛いのは、きゅーちゃんだけなの!!!
お前は、いちゃいけないんだ!
ハァ、ハァ……
//ハヽヽ
o川*゚ー゚)o
U |
| |
U U ⊂´⌒O川
//ハヽヽ !
o川*゚ー゚)o
U |
| |
U U ⊂´⌒O川
ね ぇ 、 み ん な も そ う 思 う で し ょ ?
//ハヽヽ
oリ ゚ワ゚ リo
U |
| |
U U ⊂´⌒O川
延期は仕方が無い、可愛いのはきゅーちゃんだけ。いいね?
:.:.:.:.:.:./ |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.| |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|i:.:.:.:.:._」 |:.:.:.:.:.:.:.:.:._| |:.:.:.:.:.:」:.:.:.:.:.:.:|―|:.:.:.:.:.:.:.:
:.:.:.:.:./ |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.| |_,, -‐  ̄ ̄ ``'' . : ̄ ̄ ̄  ̄ ̄└――' .|:.:.:.:.:.:.:.:
:.:.:.:./ └‐'"´ ̄ ̄ . : : : : : : : : |:.:.:.:.:.:.:.:
:.:.:.:′ . : : : : : : : :  ̄ 丁:.:
:.:.:.′ . . . : . . . . : : : : : : : : : l:.:.:
:.:.:′ `'ミx、}廴_}L_}、 : : : : . . : : : : : : : : : . . . . . /{ /! ィ l:.:.
:.:′ ≧=-''"´ ̄ ̄``''ミx/} : : : . .: : : : : : : : : . : : : ,x≫≠冖'¬≦'く、 l:.:
:.′ -=≫ -―‐- `ヾx、 : : . : : : : : : : : : . : : ,x≫”´ -―‐- `''ミx、 .l:.
:′ -=≧' ん__)::::::::::: ', ヾ、 : : : : : : : : . : ィf''" ん__)::::::::::::::', `ヾx、__.l:
-=≧' {::::.:.:●::...:.: } ':, : : : : : : : : イ' {:.:.:.:...●...:.:..:} Y⌒.l
'’ V .. .... ... ...ノ : : : : : : : V .. .. .. .. .. ノ
‐---‐ : : : : : : : . 、 ‐---‐
≧x..,_ _,.斗''" : : : : : : : : . `=- ,._ __ _,.斗
}厂~≧===≦芋}「 ̄´ : : : : : : : : : .  ̄^Y「^ ̄}「⌒`「`
: : : : : : : : : : .
アッハイ
はい!
もちろんであります!!
ここまで延期報告に演出用意できるなら書けsいえなんでもないです
あかんものを見てしまった
ホラーすぎる。休め…
そんなこんなで22:30ごろ開始
//ハヽヽ
oリ ゚ワ゚ リo
U |
| |
U U ⊂´⌒O川
わっはい
(; -ω-)(……)
つ
素直に言うかどうか。どちらが良いのだろう。
少し思案し、僕は口を開いた。
(; -ω^)「……偶然、なんだお」
つ
ハハ ロ -ロ)ハ「偶然?」
右の眉を吊り上げ、ハローさんは復唱した。
僕はこくりと頷くと、この施設に入るまでを語った。
偶然ハローさんを見つけたこと。
追いかけたが見失ったこと。
だけど偶然、何かのスイッチを押してしまいこの施設に入れたこと。
ぽつりぽつりと、思い出しながら話す間、ハローさんは口を挟むことはしなかった。
そして僕が話し終えて初めて、ハローさんは「なるほど」と息を吐くように言うと
ハハ ロ -ロ)ハ「そんな入り口、ありませんガ?」
と、言ったのであった。
(; ^ω^)「は?」
入り口はない?
どういうことだ? 僕の聞き間違いか、それとも別の意味でもあるのか。
しかしどうやら、入り口は無いというのは言葉のままのようで、ハローさんは肩をすくめるとわざとらしく大きく息を吐いた。
ハハ ロ -ロ)ハ「マァ、素直に言うとは思ってまセンでしたがね」
ハハ ロ -ロ)ハ「あぁ、でもあの……黒髪の少女……名前はなんでしたっけ。まぁどうでも良いんですけど」
ハハ ロ -ロ)ハ「彼女は全くしゃべらなかったので、少し期待してしまいましたネー」
(; ^ω^)「く、クーさんの事かお!? 」
黒髪の少女。
それに合致するのはクーさんしかない。
クーさんも同じような質問をされたのか。だが、しかし。
(; ω )(喋らなかった、のかお……)
喋らなかったクーさん。
喋った僕。
結果として、ハローさんは何故か「そんな入り口などない」と言って信じなかったが、しかし。
クーさんを裏切ったような、そんな気がしてしまい、胸が苦しくなった。
ハハ ロ -ロ)ハ「さてさて?」
ハハ ロ -ロ)ハ「素直に話してくれなかったのは残念ですガ」
そう言うと、ハローさんは立ち上がる。
僕はこのままハローさんが帰ってしまうのではないかと思い、はっと顔を上げる。
(; ^ω^)「ちょ、ちょっと待ってお! 」
ハハ ロ -ロ)ハ「?」
(; ^ω^)
1.みんなは無事か
2.入り口は無いとは、どういうことか
3.なぜ話をしようと思った
4.他に案があればどうぞ
下から1番目
きてる!
3
(; ^ω^)「な、なんで」
ハハ ロ -ロ)ハ「ふん?」
疑問に思っていたことがある。
なぜ、ハローさんは”話をしよう”としているのか。
なぜ、今、”話をしよう”と言っているのか。
それが、わからなかった。
(; ^ω^)「なんで、”話をしよう”と思ったんだお?」
僕はたまらず、思ったままを口にした。
ハローさんは表情を変えず、じぃっと僕を見つめたまま、少しして答えた。
ハハ ロ -ロ)ハ「知るためデス」
(; ^ω^)「知る……?」
ハハ ロ -ロ)ハ「調べるのは簡単です。例えばあなた、足は同年代の平均脚力よりも良いものデス」
ハハ ロ -ロ)ハ「そして黒髪の、アァ、そう。クーさん? 彼女の能力は転移と加護からくるモノで」
ハハ ロ -ロ)ハ「それともう一人ノ彼女。彼女もやはり零れモノらしい能力デスが、殺す、というよりもあれはこじ開ける力デ」
ハハ ロ -ロ)ハ「──────とまぁ、調べることは簡単なんデスよ」
ハハ ロ -ロ)ハ「ですが、それだけデスねー」
ハハ ロ -ロ)ハ「なので私は話をしてみよう、と思ったのデス」
(; ^ω^)「……」
(; ^ω^)「つまり、内面を、性格を知りたいってことなのかお?」
つ
ハハ ロ -ロ)ハ「違いますが、まぁそれで良いデスよ。調べるだけでは分からないことを、埋めたかったダケですシ」
(; -ω-)「……」
つ
小難しいことを、しかも分かりにくく遠まわしに言っているようだが、
つまるところは、そうだ。ただたんに興味が沸いた。気が向いた。それだけのことなのだ。
(; ^ω^)「……それで」
ハハ ロ -ロ)ハ「ふふん?」
(; ^ω^)「……どうだったお」
( ^ω^)「僕と話して、どう感じたお」
思わず、口走っていた。
ハハ ロ -ロ)ハ「一言で言うと、つまらなかったですよ」
ハハ ロ -ロ)ハ「あの零れモノ、イレギュラーのみなさんと違ってつまらなかったです」
ハハ ロ -ロ)ハ「どこからどうみても普通の人間で、実につまらなかったデス」
キタ。・:+°・:*+.\(( °ω° ))/.:+。・:+°!!!!
(; ^ω^)「つまらないって……」
自分で聞いておいて、しかも目の前の、僕達をこんな目に合わせている奴に聞いておいてアレだが、
少しだけ凹んだ。いや、だってつまらないって。そりゃ、凹むよ。
ハハ ロ -ロ)ハ「さて、言いたいことはこれで”終わり”デスかね?」
既に立ち上がっていたハローさんが、僕の視線の上から話す。
終わり、と聞かれると最後に一つだけ言いたくなるってのが人間だ。
僕は顔を上げて、ハローさんに尋ねた。
( ^ω^)
1.みんなは無事か
2.他に何かあればどうぞ
下から1番目
1
( ^ω^)「みんなは無事かお?」
ハハ ロ -ロ)ハ「あなた以外はね」
そういって、ハローさんは白衣のポケットから出していたのだろう。
拳銃を一つ、僕に向かって構えていた。
あ、と思うときには乾いた音が一つ。
(; ω )
やっぱりな、という気持ちと、みんなは無事でよかった、という気持ち。
痛いなぁ、なんていう気持ちもあったし、死にたくないなぁという気持ちがごちゃまぜになると、僕の意識はそこで途絶えた。
.
(; ^ω^)「は?」
目が覚める。
自分が死んだという記憶はあった。
いつもであれば、あのキュートとかいう少女のいる空間で目が覚めるはずだったが、ここはそうではなかった。
(; ^ω^)「待って、待って待って待って、待って」
見覚えの、そう、とても見覚えのある景色に僕は嫌な汗をべっとりとかいた。
固い床から起き上がり、しかし何かをするでもなく立ち尽くした。
そしてふと、嫌な記憶が鮮明に、そこだけを切り取ったかのように思い出される。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
( ^ω^)「食べ物を、ください」
ハハ ロ -ロ)ハ
( ^ω^)
ハハ ロ -ロ)ハ
( ^ω^)「ください」
ハハ ロ -ロ)ハ
( ^ω^)「腹が減ってはなんとやら」
ハハ ロ -ロ)ハ「まぁ、4日間も寝てましたからネ。良いですヨ」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(; ω )「四日間、寝てた?」
死に戻りは──────────
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..... . . . . . :::::::::::::::::::::::::::
....::.:|:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::::: : : : :
....::.:|:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::: : :: : ::
....::.:|: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :《》: :《》: : : : : : : : : : : : : : : :
....::.:| 《》 《》
.....;::| ,.、t''T叮了丁丁Ti¬-、 《》 《》
.....;::| ,.<ヽ>‐ ´ || ̄|| ̄||`^''く,r`>、 《》 《》
.....;::| .,心>イ'__||_||_||_||_||__ヾk,. ヘ 《》 《》
.....:::| ;; : . . , ;.. ム,.//' ̄|| ̄|| ̄|| ̄|| ̄|| ̄||;V‐''', 《》 《》
.....;::| |ニ:!;{_||_||_||_||_||_||_||_,lYニl 《》 .《》
.....;::| ;::. . ├'"!´|| ̄|| ̄|| ̄|| ̄|| ̄|| ̄||`|''r┤ 《》 《》
.....:::| |-ー||]|_||_||_||_||_||_||_,|ー-| 《》. 《》
.....:::| |-ー|´|| ̄|| ̄|| ̄|| ̄|| ̄|| ̄||`|ー-| 《》 《》
.....:::| ` ; |-ー|_,||_||_||_||_||_||_||_,|ー-| 《》 《》┨
.....:;:|. ` . . ., |-ー|´|| ̄|| ̄|| ̄|| ̄|| ̄|| ̄||[|ー-| 《》 《》
..::::::| . ; ' |-ー|_,||_||_||_||_||_||_||_,|ー-| 《》. 《》
.....;/| `; . _, ,..-‐|-ー|´|| ̄|| ̄|| ̄|| ̄|| ̄|| ̄||`|ー-| 《》 《》
.....:l i. ., ;.. . ._ "__,|..-‐'|-ー||]|_||_||_||_||_||_||_,|ー-| 《》 .《》
.....;:lノ. ; ' _,,..-ー.'"l_. ._ l,..-‐; |-ー|´|| ̄|| ̄|| ̄|| ̄|| ̄|| ̄||`|ー-| 《》 《》
/ || || || ,/ .|| |; : " ; : ;:゙: ;": :; ; : ;:゙: ;";゙|; ; :: : :;: ;": :"#
| |l || ||,/|| || || |; ::゙ .:; : ;:゙: :; ; ; : ;:゙: ;": :; ゙; |: : ;; |\ :: ゙::
| |l ||,/|| || || || | ; : ;:゙:# ;": :; ; : ;:゙: ;": :; | :: | ||.\ ; ;"
| |l/.|| || || || || |; : " ; : ;:゙: ;": :; ; : ;:゙: ;"゙;| ;; " .| || || \ ;
/..|| || || || || || | ;;: ; : ;:゙: ;": :; ; : ;:゙: ;": :; ゙|;; ; ゙ \ || || |
| || || || || || || || |; ::゙ .:; : ;:゙: :; ; ; : ;:゙: ;": :; ゙; |: : ; ; ": \.|| |;
| || || || || || || || |; : ;:゙: ;": :;: ;": :; ; ;:: .: " ;; ゙:::| :: ; ::; .; ゙\! :
| || || || |レ|| || || | ; : ;:゙: ;": :; ; : ;:゙: ;": :; # |;;";;゙ ;; " :: ; ::
| || || |レ|レ|| || || | ;;: ; : ;:゙: ;": :; ; : ;:゙: ;": :; ゙| :: ;: :;: ;": :; ; ;
| || |レ|レ||_|| || || |;; : " ; : ;:゙: ;": :; ; : ": :; ゙; |:: :;: :: ;
| |レ|レ||_|| || || || | ;;: ; ,; ;:゙: ;": :; ; : ; ;": :; | : :;: ;": :
レ|レ||_|| || || || ||  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ : ;": :;
レ||_|| || || || || \: :;: ; ;; ":
|_|| || || || || \: :;:: :; ;
(: ω )「その日の最初」
死に戻りは、死んだその日の最初から。
先ほどと同じ、死んだ場所で、僕は再び目が覚めたのだった。
(; ^ω^)「積んだ」
つ
.
o川*゚ー゚)o 今日はここまで
o川*゚ー゚)o ではまた次回
取り敢えずナイフ拾おうぜ
嘘だと思われるならいっそ
そう言う能力で通すか
おつおつ
選択肢ミスったかー
しかし過去最大級のピンチだなこれ
おちゅ
積んだ→詰んだ ですかね
ようやく死に戻りが活躍しそうな予感…?
セーブポイント間違えてハマった感じに似てるな…
次に言うこと当てて未来予知だと誤解させられるんじゃね
誤解させられるしいいんじゃね?
興味引かないとゲームオーバーっぽいしな
脱出ゲームめいてきたな
何をしてもハローさんきたら死ぬんじゃねーかなこれ
それでもトソンっちなら……
日付変わってるなら箱使えるな
乙
そういえば箱があったな
ブーンの可能性ってどう証明すれば良いんだろうな
正直に教える必要があるかは謎
o川*゚ー゚)o 明日の18:00ごろ開始予定です
きゅあー了解です
最近あったかいから全裸でも余裕だったわ
o川*゚ー゚)o ちょ、ちょっと待ってほしい
待つよ
無理はせんでいいぞ
/ || || || ,/ .|| |; : " ; : ;:゙: ;": :; ; : ;:゙: ;";゙|; ; :: : :;: ;": :"#
| |l || ||,/|| || || |; ::゙ .:; : ;:゙: :; ; ; : ;:゙: ;": :; ゙; |: : ;; |\ :: ゙::
| |l ||,/|| || || || | ; : ;:゙:# ;": :; ; : ;:゙: ;": :; | :: | ||.\ ; ;"
| |l/.|| || || || || |; : " ; : ;:゙: ;": :; ; : ;:゙: ;"゙;| ;; " .| || || \ ;
/..|| || || || || || | ;;: ; : ;:゙: ;": :; ; : ;:゙: ;": :; ゙|;; ; ゙ \ || || |
| || || || || || || || |; ::゙ .:; : ;:゙: :; ; ; : ;:゙: ;": :; ゙; |: : ; ; ": \.|| |;
| || || || || || || || |; : ;:゙: ;": :;: ;": :; ; ;:: .: " ;; ゙:::| :: ; ::; .; ゙\! :
| || || || |レ|| || || | ; : ;:゙: ;": :; ; : ;:゙: ;": :; # |;;";;゙ ;; " :: ; ::
| || || |レ|レ|| || || | ;;: ; : ;:゙: ;": :; ; : ;:゙: ;": :; ゙| :: ;: :;: ;": :; ; ;
| || |レ|レ||_|| || || |;; : " ; : ;:゙: ;": :; ; : ": :; ゙; |:: :;: :: ;
| |レ|レ||_|| || || || | ;;: ; ,; ;:゙: ;": :; ; : ; ;": :; | : :;: ;": :
レ|レ||_|| || || || ||  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ : ;": :;
レ||_|| || || || || \: :;: ; ;; ":
|_|| || || || || \: :;:: :; ;
(; ^ω)「まずいまずいまずいまずい」
う
牢屋の中で僕は頭を抱えていた。
僕の能力、それは死ぬとその日の最初からやり直すというものだ。
なぜ、どうしてこんな能力を得たのかはこの際置いておくとして、この能力のせいで僕は非常にまずい事態に陥っている
わあい
(; ^ω)「……よし、一度整理するんだお」
う
このまま焦っていても時間の無駄だ。
僕は一度状況を整理するためにも冷静になろうと、大きく深呼吸をした。
「よし」と、息を吐くと、少しだけ頭の中がクリアになっていく。
( ^ω^)「そう、まず1つ」
まず1つ。
僕は”前回”死んだ。
そのせいで、”その日の最初”であるここで目が覚めた。
以上。状況説明終了。
これ以上ないほど、簡潔で分かりやすい。
というか、それ以外の情報もない。
( ^ω^)「オーケー、やっぱり詰んでる」
う
死に戻りじゃあどうにもならんな
それこそ可能性を探すか
このままここにいれば、いずれやってくるハローさんによって殺されてしまう。
そうなると、どうだ?またしてもここで目が覚める。
ということは、どうだ?またしてもハローさんに殺される。
つまり無限ループというやつだ。
(; ω )「……」
繰り返される一日をずっと、殺され続ける。
考えたくもないが、しかし現実である。
(: ^ω^)「……」
どうすれば、この状況を打破できる?
自分で出した疑問に、僕はすでに答えを持っていた。
視線の先は、この部屋と外とを隔てる冷たい棒。これさえなんとかして、外に出れば……
_,
(; -ω-)「一応、現状打破は出来る……はずだお」
つ
脱出しちゃう前に死に戻りすることも覚悟の上でハローさんから何か聞き出せやしないだろうか
確実に今のこの状況、詰んでいる状況を変えられるとは言い切れないが、しかしこれしかない。
だた唯一にして最大の問題は、さぁどうやって出ようかという、その方法自体なのだが。
_,
(; ^ω^)「どうするかお……」
僕はひとまず、部屋に散らばって落ちていた道具を拾い集めると、ベッドの上に腰を掛けた。
タイムリミットは、ハローさんが来るまでだ。
やれることは、恐らく少ないだろう。
ちらり、と壁を見る。
ちらり、と鉄格子を見る。
_,
(; -ω-)「どうする、どうやって外に出るんだお……」
1.叫ぶ
2.部屋の中をもう一度調べる
3.寝る
下から1番目
2
あとナイフ確保しときたい
( ^ω^)「お、そういえば……」
前回のことを思い出し、床を調べる。
小石のようなつまみを見つけると、僕はそれを持ち上げる。
すると、やはり前回と同じくぱかりと床が開き、中にはナイフが一つ入っていた。
(; ^ω^)「しっかし、なんでまたナイフが……」
ともあれ、今はこれが唯一の武器だ。
いざとなれば、これで……というのも考えておいたほうがいいだろう。
僕はそれをすぐに取り出せるようにしまうと、床を元通りに戻した。
( ^ω^)「前は調べてた時間があったけど、今回はすぐに見つけたからね。あんまり時間はかかってないお」
もう少しだけ時間はあるだろう。
やれることはどんどんやっておくべきだ。
さて、次は……
1.叫ぶ
2.部屋の中をもう一度調べる
3.寝る
下から1番目
2
( ^ω^)「部屋の中、もう一回調べてみるかお」
もしかしたら、あの床のように何かを見つけることができるのかもしれない。
1.壁を調べる
2.ベッドを調べる
3.鉄格子を調べる
4.床を調べる
5.他に案があればどうぞ
下から1番目
2
( ^ω^)「ベッドは……」
ボロボロのベッドを調べてみる。
木製のベッドは所々腐っているのか、今にも壊れてしまいそうだった。
壊さないように気を付けながら調べてみるが、何かを見つけることはできなかった。
至って普通のベッドのようだ。
(; ^ω^)「うーん、何もないっぽいお……」
そういえば、みんなは無事だろうか……
( ^ω^)「……? 気のせいかお」
今何か音がしたような気がしたが、気のせいだろう。
ともかく、今は脱出することを考えよう。
さて、次は……
1.叫ぶ
2.部屋の中をもう一度調べる
A.壁 B.ベッド C.鉄格子 D.床 E.他に何かあれば
3.寝る
下から1番目
2の場合は、2-Aや2-Cなどで部屋のどこを調べるかも指定
2-A
────────── 残り3回
.
( ^ω^)「そういえばまだ壁は調べてなかったおね」
つ
ベッドを調べ終えた僕は今度は壁を調べ始めた。
見た限りでは普通の石材の壁だ。ぺたりぺたりと触ってみるも、硬いということしかわからない。
床の時と同じように見つけにくいだけで、何か仕掛けがあるという可能性も決してない、とは言い切れないが。
(; -ω-)「ただ、時間が……」
恐らく、壁全てを調べるには時間が足りないだろう。
途中でハローさんがやってくる気がする。
仮に壁を調べるなら、これでここでの時間は最後、ということだ。
まぁ、何もなければつまりは死ぬってことだ。
_,
(; -ω^)「それでも調べてみる、かお?」
つ
1.調べる
2.調べない
3.他に案があれば
下から1番目
3 トソンの箱が使えるか確認しときたい
( ^ω^)「お、そういえば」
ふと、壁を触っていた手をポケットの中に入れる。
最初、部屋の中に散らばっていた道具を回収したときに一つ、ある物をポケットに入れていたのを思い出したのだ。
ゴソゴソとポケットの中から取り出したのは、箱。
そう、都村さんから受け取った箱。
念じた事、イメージした事に反応して、それに応える箱。
( ^ω^)「これ、使えるんだおね」
確か、1日1回だけ使えるはずだから、今はその制限もクリアしているはずだ。
と、すればここを抜け出せるようなものをイメージすれば良いのだろうか。
_,
(; -ω-)「いや、でもこれは最終手段だおね……」
ここで見つけたナイフ以上の、本当の本当に最終手段。
それをここで使っても良いのだろうか。しかも、本当に抜け出せるとは限らないし……
(; ^ω^)(……でも、ここで死ぬくらいなら使っちゃうのも)
死ぬくらいなら、使ったほうがいいのかもしれない。
前回撃ち抜かれたことを思い出すと、足が震えた。
(; ^ω^)(……使ってみる、かお?)
僕の気持ちに応えるのように、少しだけ箱が震えたような気がした。
いや、足だけでなく僕の手が震えているのだ。
(; ω )(死ぬのは、嫌だお……)
どこかで聞いたセリフだけど、死ぬのは寿命が来た時。その一回だけでいいと。
今ならそれに全力で賛成する。
1.使う
2.使わない(自動的に壁を調べることになります)
3.他に案があれば
下から1番目
2
(; -ω-)「……」
(; -ω^)「……使うのは、やめておこう」
つ
ひとまず、今は使わないでおこう。
もしかしたら、この壁を調べることで何かが分かるかもしれない。
そうなった場合、この箱はやっぱり最後の手段。
これ以上のピンチが来たときのためにとっておくべきだ。
そう考え、僕は箱をポケットに戻すと再び壁を調べることにした。
ハハ ロ -ロ)ハ「やぁヤァやァ!! 」
(; ω )「……っ」
しかし、結果は御覧の通りだった。
────────── 残り0回
.
箱使いたくないけど…出る方法が箱以外になさげなのがなあ
壁から何か見つかればいいが
壁を調べたものの、床の時のように何かを見つけることはできなかった。
ただ成果といえば、気のせいかもしれないけど、何か、何かの音が聞こえたような気がした。
そう、気がした。
そんなちっぽけな、そんなものしか得ることはできなかったのだ。
そして前回と同じようにハローさんが鉄格子の前に現れると、僕と話をしたいと言ってきた。
僕は、またしても死ぬ。
この会話が終われば、また死ぬのだ。
(; ω )(いや、でも……このナイフで……)
隠し持ったナイフでハローさんを倒すことができれば、助かるかもしれない。
僕は気づかれないようナイフに意識を向け、ハローさんの隙を逃さないよう視線は張り付けた。
なんとかして、鉄格子を開けさせる。
もしくは、このナイフで倒せるぐらい近づければ……
ハハ ロ -ロ)ハ「目が覚めたようですネ! 結構結構! 」
た た み か け モ ー ド
ハハ ロ -ロ)ハ
.
なんか倒すのはまずい気がするなあ
>>150 みたいな感じでどうにかして興味をひけんものか
(; ω )「……」
1.僕と何を話したいんだ
2.もう少しこっちに寄ってくれないか
3.ここから出してくれ
4.お前の目的はなんだ
5.他に案があれば
下から1番目
5 前回の流れをなぞって、途中で「次にお前は『知るためデス』と言う」 をやる
(; ω )「……」
ハハ ロ -ロ)ハ「ンー? どうしましタ? おなかでも痛いデスか?」
(; ω )「……どこに」
ハハ ロ -ロ)ハ「?」
(; ω )「みんなを、どこにやったんだお?」
ハハ ロ -ロ)ハ「同じように捕まってもらってマスよ?」
知っている。
(; ω )「この近くに……」
ハハ ロ -ロ)ハ「協力されても困るので、いまセンよ」
それも、知っている。
(; ω )「……そっちは、何を知りたいんだお」
ハハ ロ -ロ)ハ「オゥ! 私の質問ターンですネ! 」
ハハ ロ -ロ)ハ「ズバリ! 」
この場所は、偶然見つけたんだ。
ハハ ロ -ロ)ハ「この場所、どうやって見つけたんデスか?」
(; ω )「偶然、だお。偶然、路地裏にある入り口を、下に続く道を見つけたんだお」
ハハ ロ -ロ)ハ「ほう! ホウほうほウ! 偶然! 下に続く! そんな入り口が! 」
どうせ、信じないんだろうけど。
ハハ ロ -ロ)ハ「そんな入り口、ありませんガ?」
クーさんは言わなかったんだろう?
ハハ ロ -ロ)ハ「マァ、素直に言うとは思ってまセンでしたがね」
ハハ ロ -ロ)ハ「あぁ、でもあの……黒髪の少女……名前はなんでしたっけ。まぁどうでも良いんですけど」
ハハ ロ -ロ)ハ「彼女は全くしゃべらなかったので、少し期待してしまいましたネー」
ハハ ロ -ロ)ハ「さてさて?」
ハハ ロ -ロ)ハ「素直に話してくれなかったのは残念ですガ」
そう言うと、ハローさんは立ち上がる。
ここまで前回と全く同じだ。
僕はこの後、撃たれて死ぬ。
そう、同じなのだ。
同じで”良い”のだ。
(; ω )「……」
(; ω )
(: ω )「な、」
ハハ ロ -ロ)ハ「?」
(; ω )「なん、で」
(: ω )「なんで、”話をしよう”と思ったんだお?」
次に。
ハハ ロ -ロ)ハ
次にお前は───────
ハハ ロ -ロ)ハ「知るためデス」と、お前は言う」(^ω゚ ;)
ハハ ロ -ロ)ハ「……なんでわかった」
(; ^ω゚)「”つまらない”とは、言わせねーお?」
お、食いついた?
ひゅー!
でもこっから先どうすんだ
とりあえずもうちょっと話を聞いて貰えそう?
ハハ ロ -ロ)ハ「……」
はは、その顔。
なんだ、小馬鹿にした顔以外も出来るんじゃないか。
ざまぁみろ。
お前が僕を”普通の人間”と言ったのを、どういう物か知るために会話をしたかったというのを、僕は知っているぞ。
だったら、前回の先を読んでやる。
動揺したな?
冷静さを欠いたな?
前回は届かなかったが。
(; ゚ω^)「鉄格子に近づいたな?」
ハハ ロ -ロ)ハ「は?」
いくのか…?
予想だにしていなかったのだろう。
侮っていたのだろう。
普通の人間だと、つまらない物だと思っていた僕を、少し話をして殺せばいいと、そう思っていたんだろう。
だから近づいた。
なぜ、どうして、と。
興味を持ってしまった。
鉄格子を挟んだ向こう側。
そこにいる僕に、興味を持ってしまった。
近づいてしまった。
鉄格子に、手をかけてしまった。
(; ゚ω^)「これで、届く」
僕はそのハローさんの手を掴むと、力の限り引き寄せる。
鉄格子越しに腕を持っていかれたハローさんは頭を打ちつけながら、腕を振りほどこうと暴れだす。
(; ゚ω^)「こ、ここから出せお! 」
ハハ ロ -ロ)ハ「離しなさい」
(; ゚ω^)「ここから出せお! 」
僕は腕を決して振放さないよう、力をさらに込める。
ハハ ロ -ロ)ハ「……で、ここからドウする気でs
(; ゚ω^)「こうするんだお」
そしてナイフを、僕に腕を掴まれているせいで距離をとれないハローさんの顔に向ける。
ハローさんは目を一瞬丸くさせると諦めたのか、暴れるのをやめた。
(; ゚ω^)「は、早くここから出すんだお! 」
ハハ ロ -ロ)ハ「……」
(; ゚ω^)(確か、ハローさんはロボット。傷をつけれるかわからないけど、それでもやって正解だったお! )
ハハ ロ -ロ)ハ「……私の負けデス」
すんなりいきすぎてて怖い
なぜここでまずは拳銃を奪わないんだ……?
ハローさんがそう言うと、空いている手で白衣のポケットをゴソゴソと漁りだす。
拳銃を持っていることを覚えているが、それは反対のポケットのはずだ。
それに、仮に拳銃を出したとしてもこの距離なら出した瞬間にナイフで弾いて見せる。
いや、出来るか分からないけど。でもやるしかないんだけど。
(; ゚ω^)「……鍵、かお?」
しかし一応、聞いておこう。
情けないけど、やっぱり怖いのだ。
嘘をつくかもしれない、という可能性はあるがそれでも聞いてしまった。
ハハ ロ -ロ)ハ「私の、負けデス」
(; ゚ω^)「……?」
ハハ ロ -ロ)ハ「そう、負けデスね」
ハローさんが白衣のポケットから鍵を取り出す。
それを床に落とし、足で僕の方へと蹴り渡す。
(; ゚ω^)「……」
拾え、という事なのだろう。
拾う前に拳銃奪わないと撃たれそう
乗っ取られたらやばい事に気づいた
うわあ怖い
拾うとしてもハローのことはしっかり見ておきたい
予想だとこのタイミングだと乗っ取りは出来ない物だと思われる、ごその前に撃たれそうでこわい
(; ゚ω^)「……拳銃も捨てろお」
ハハ ロ -ロ)ハ「それも知ってるんデスか」
器用に反対の手でポケットをまさぐると、同様に拳銃も落とし、こちらに蹴り渡すハローさん。
今度は強く蹴ったのか、やや勢いよく地面を滑った拳銃は、鉄格子から少し離れた所で止まった。
ただ、拾えない距離ではない。
これで武器はない、はずだ。
僕はまず急いで、かつハローさんの動きに気を付けながら拳銃を拾い上げる。
しかしハローさんは全く動くそぶりを見せず、僕が拳銃を拾っても微動だにしなかった。
(; ゚ω^)「……」
ハハ ロ -ロ)ハ
拳銃を向けても、やはりハローさんは動かない。
諦めたというのは、本当なのだろう。
(; ゚ω^)「……」
僕は拳銃を拾うときと同じように、鍵を拾おうとしゃがみ込む。
ただ鍵は拳銃とは違い鉄格子に近く、逆に拾いにくかったため急いで手に取ることができなかった。
ハハ ロ -ロ)ハ「私の負けデスね」
(; ゚ω^)(さっきから何を───────)
繰り返し繰り返し呟くハローさん。
ゴトリ、と音が耳元を通り過ぎたのはその瞬間だった。
僕が掴んでいたはずのハローさんの腕は急に軽くなり、そしてその音ともに落ちた。
落ちたのだ。
(; ゚ω^)「は?」
ハローさんの腕が、落ちたのだ。
何ぃ
本体が遠隔操作してる?
思いの外ハローは慎重なタイプなのかな
んーロボか何かなんだろうか
ハハ ロ -ロ)ハ「私の負けデス。あなたを侮ってイタ。可能性ヲ侮っテいた。ハッキリ言って、むかっ腹が立つ、というやつデス」
ハローさんは鉄格子から離れ、片腕を失くした状態で立っていた。
(; ゚ω^)「っ! 」
僕は急いで拳銃を突きつけるが、しかしハローさんに焦りの表情はない。
くそ、そんな簡単に腕を外せるなんて知らないぞ。ずるいぞ。ふざけんな。
ハハ ロ -ロ)ハ「あなたは予知能力者デスか?イヤ、そうするとここまでの行動に説明がつかナイ」
ハハ ロ -ロ)ハ「私としたこトが。これはマタ、調べなおしデスね」
ハハ ロ -ロ)ハ「ふム。予知、未来視、限定的な時間操作……はいますシ……いや、より限定的な……」
ハハ ロ -ロ)ハ「そう、より限定的、しカシより強力な……例えば死をトリガーに……?」
(; ゚ω^)「……」
まてまてまてまてまて。
何を言っている。これはまずい。下手をすれば能力がばれる。ばれたら、だめだ。
これ以上まずい状況になってしまう。
ハハ ロ -ロ)ハ「もう一度、調べナおしデスね」
ハローさんはそう言って牢屋から離れる。
まて、まてまてまてまて。どこに行く。どこに行くんだ。
(; ゚ω^)「ま、待てお! 撃つお! それ以上動けば撃つお! 」
ハハ ロ -ロ)ハ「別に良いですよ。ロクに使ったこともない拳銃を、そんな状況で使えるならデスけど」
(; ゚ω^)「っ! 」
ハローさんはそう言うと白衣を翻し、再び歩き出す。
このまま行かせてはダメだ。
能力がバレかかっている。
というか、時間に関することは既にバレているといっても良いだろう。
そうすると、今度はそれを対策された状態にされてしまうかもしれない。
そうなれば今度こそ、終わりだ。
(; ゚ω^)「〜〜〜〜〜っ!!!! お、おおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!! 」
焦り、恐怖、とにかく理由はなんだっていい。
僕はともかく、拳銃を、弾丸を放った。
ハハ ロ -ロ)ハ
o川*゚ー゚)o 器用判定。14以下で成功
o川*゚ー゚)o 100までの好きな数字を下から1番目
o川*゚ー゚)o スキルの使用の有無も併せてね
58
スキルなしで
不器用なりの努力使用 62
外したらバレる前に死に戻れば平気平気!
ハハ ロ -ロ)ハ
(; ゚ω^)
(; ゚ω^)「は?」
やったかる
(; ゚ω^)「なんで?」
ハハ;ロ -ロ)ハ「グエー!!!! 当たったーーーーーーーーーーーーー!!!!!! 」
おいwwwww当たるんかいwwwww
やったかるってなんだよ
考えてみれば渡辺さんのナイフ当たってもピンピンしてるんだよなハロー
#ダンガン43
58+43=10(1)
(; ゚ω^)「なんでだお」
弾丸はハローさんに当たった。
しかし、それはどうだっていい。
どうだっていいのだ。
なんで、そこにいる。
どうして、庇った。
なんで、護った。
どうして、お前”ら”がそこにいる。
(; ゚ω^)「なんでなんだお!!!!! 」
('A`) 「セーフ」
(,,゚Д゚)「あっぶねぇ。今の俺が弾道変えなかったら機能停止してたろ」
ハハ;ロ -ロ)ハ「マサカ当たるとは思わなかったんデスって」
(; ゚ω゚)「なんでお前らがそこに居るんだお!!!!!!!!!!!!!!!!!! 」
僕の放った弾丸から、ハローさんを護ったギコ。
弾を弾いたのか、弾道はわずかにズレてハローさんの肩に当たった。
そしてそのギコの後ろからは、ドクオが現れたのだ。
ギコはともかくドクオェ
('A`) 「なんでって、そりゃお前」
('∀`) 「見ての通りだよ。分かれよ」
ドクオがクツクツと笑う。
ギコはハローさんに肩を貸すと、笑うドクオの肩を叩き歩き出す。
そしてチラリと僕の方を見て、
(,,゚Д゚)「……すまんな」
そう言って、3人とも廊下の先へと消えていくのであった。
(; ゚ω゚)「……え、は、あ?」
マジかよ…
意味が分からない。
え、何?ドクオが?ギコが?ハローさんの?味方で?
僕たちを?裏切って?
は?
え?
(; ゚ω゚)「なんだおそれ」
(; ゚ω゚)「なんなんだおそれええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!! 」
鉄格子を掴む。
こじ開けようとガタガタと揺らす。
こじ開けようと蹴りを入れる。
こじ開けようと体当たりをする。
こじ開けようと頭突きをする。
こじ開けようとかみつく。
こじ開けようと叫んだ。
(; ゚ω゚)「ふざけんなふざけんなふざけんなふざけんなああああああああああああああああああああ!!!!!!! 」
(; ゚ω゚)「何が見ての通りだ! わかんねーお!!! 何がすまんなだお! 謝ってんじゃねーお!!!!!! 」
(; ω )「ふざけんなくそ! クソクソクソクソクソオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!! 」
(; ω )「開けろおおおおおおおおおおおおおおお!!!! ここから出せおおおおおおおおおおおおおおお!!!!! 」
( ;ω;)「何でだお、何でお前らあああああああああああああああああああああああああああ!!!!!! 」
( ;ω;)「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!! 」
あれ?鍵は?
――――――――――――
―――――――
――
あれから叫び続けて声が枯れ果てた頃。
喉はズキズキと痛み、ツバを飲むと血の味がした。
頭突きをしたせいで頭からも、爪も割れて血が出ている。
(; ω )「ア”……く、く”そ”ォ”……」
二人が裏切っていた。
それは、変えようのない事実なのだろう。
理由は知らない。知るもんか。
(; ω )「み、みんあ”は”……」
クーさんは、渡辺さんは、都村さんは、先生は。
無事だろうか。無事でいてくれ。どうか、どうか無事でいてくれ。
(; ω )「……ち、ちが」
違う。心配だ。心配だが、今は違う。
今は心配をしている場合じゃないんだ。
冷静に。立ち止まって。状況を確認する。
(; ω )「……僕の、能力」
仲間なら鍵を開けてくれるだろ?ここから出してくれるだろ?ってことじゃないかな……
まて、死ぬ気じゃないよな止めろ
先生、高岡さんに続いてドクオとギコも操られたのか
前にトソンも怪しかったし箱も迂闊に使えなさそう
もしかしてナイフは積み防止用か
万一の場合自殺して死に戻らなきゃならん
ハローさんは既に時間に関することだと気づいているだろう。
ドクオ、ギコがいればもしかすると、確信しているかもしれない。
二人には話していないけど、ハローさんなら推測から辿り着いたっておかしくない。
(; ω )「くー、さん”」
クーさんは僕の能力について知っている。
ドクオの能力なら、聞き出すことは可能だろう。
(; ω )「……」
(; ^ω^)「バカか、僕は……」
それはない。
絶対にない。
確実にない。
クーさんが喋るわけがないだろう。
(; ^ω^)「だとしても、推測から辿り着くか、違うとしても対策は取られる、おね」
なら、もう手はこれしかない。
僕には、これしかない。
(; ^ω^)「……」
転がっていたそれを拾い上げ、震える手を抑える。
怖いが、でも仕方ないんだ。
(; ^ω^)「あ」
ふと視線を移すと、地面に落ちている鍵が目に入った。
そうだ、突然のことで忘れてしまっていた。
出ようと思えば、今、出れるのだ。
(; ^ω^)「……」
僕は鍵を拾い上げると、それを鍵穴に入れる。
(; ω )「……クソが」
鍵は偽物だった。
穴に入るが、回すことができなかったのだ。
(; ω )「”次”は上手くやってやるお」
僕は手にした拳銃を口の中に突っ込み、引き金を引いた。
せめて部屋の情報収集すればいいのに…
――――――――――――
―――――――
――
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....::.:|: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :《》: :《》: : : : : : : : : : : : : : : :
....::.:| 《》 《》
.....;::| ,.、t''T叮了丁丁Ti¬-、 《》 《》
.....;::| ,.<ヽ>‐ ´ || ̄|| ̄||`^''く,r`>、 《》 《》
.....;::| .,心>イ'__||_||_||_||_||__ヾk,. ヘ 《》 《》
.....:::| ;; : . . , ;.. ム,.//' ̄|| ̄|| ̄|| ̄|| ̄|| ̄||;V‐''', 《》 《》
.....;::| |ニ:!;{_||_||_||_||_||_||_||_,lYニl 《》 .《》
.....;::| ;::. . ├'"!´|| ̄|| ̄|| ̄|| ̄|| ̄|| ̄||`|''r┤ 《》 《》
.....:::| |-ー||]|_||_||_||_||_||_||_,|ー-| 《》. 《》
.....:::| |-ー|´|| ̄|| ̄|| ̄|| ̄|| ̄|| ̄||`|ー-| 《》 《》
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.....:;:|. ` . . ., |-ー|´|| ̄|| ̄|| ̄|| ̄|| ̄|| ̄||[|ー-| 《》 《》
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.....;:lノ. ; ' _,,..-ー.'"l_. ._ l,..-‐; |-ー|´|| ̄|| ̄|| ̄|| ̄|| ̄|| ̄||`|ー-| 《》 《》
まじかよ……
死に戻りできるとわかっててもすっごい怖いだろうな……
正常な判断ができる状態じゃないし、早くどうにかしたかったんだろうな……
ギコは操られてるようには見えんのよなー
そしてドクオがあちら側にいると凄く難しい、この前引っかかった嘘か何かが分かればいけるのか
ブーン…
/ || || || ,/ .|| |; : " ; : ;:゙: ;": :; ; : ;:゙: ;";゙|; ; :: : :;: ;": :"#
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| |レ|レ||_|| || || || | ;;: ; ,; ;:゙: ;": :; ; : ; ;": :; | : :;: ;": :
レ|レ||_|| || || || ||  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ : ;": :;
レ||_|| || || || || \: :;: ; ;; ":
|_|| || || || || \: :;:: :; ;
( ω )「さて」
目が覚める。
床に隠されているナイフを見つけ、しまう。
散らばっている道具も回収し終える。
( ω )「もう一度だお」
もう一度だ。
もう一度なのだ。
(:::..ω^)「やってやるお」
僕は鉄格子を睨みながら呟いた。
あと調べるとしたら壁から聞こえた声かなあ…
o川*゚ー゚)o 今日は以上
o川*゚ー゚)o ここまで読んでくれてありがとうございました
o川*゚ー゚)o それではまた次回もよろしくお願いします
プロット君「クリティカル、奴はなんど立ちはだかれば気が済むんだ……!!!! 」
乙乙
ブーンが死に慣れちゃいそうで恐い
またプロット君が死んだのか…
おつ
乙乙
壁から聞こえた声とドクオの嘘がわかればなんとかなりそうのかな
今の流れ辿っても能力バレるしどこかでブラフを入れなきゃいけない?
あまりこういうことは言うべきではないんでしょうけど、ここのクリティカルは考えてなかった
いや、全部のクリティカルがそうなんですけど
そも14以下で成功もしないと思っていたのでウキウキと外した時のレスを書いてましたけど無駄に終わりました
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ハハ ロ -ロ)ハ「ほらネ」
しかし、結果は外れであった。
(; ゚ω^)「〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!! 」
ハローさんは笑いながら再び歩き出す。
しかし「あぁ、そうそう」といって振り返ると、
ハハ ロ -ロ)ハ「その鍵、偽物デスので期待しないで下サイね」
(; ω )「あぁ、そうかお」
吐き捨てるように僕は言葉を返す。
いずれにしても、ハローさんを逃した時点でここから抜け出せ←ここでクリティカルが発覚する
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
安易に判定を出すものじゃないね!今回のことでよーく学びました。わたしはかしこいので。
あとはあまり話さずに切り抜けるか、ハローに出会う前に脱出方法や脱出口(があるなら)を見つけて逃げるか
壊れそうなベッド壊して瓦礫に埋もれて隠れるとか
>>259
そうなると一人になるからそれが吉と出るか京都出るか……
>>258
ほんまおつかれさんw
>>261
( ^ω^)「そうだお!京都に行こう!」
上京せねば
敵は本能寺にあり(`・ω・´)ノ
おつおつ
状況は絶望的だけど相変わらずの強運が活きてるな
あと最悪、弾丸くらいならベッド立てられれば防げそう
o川*゚ー゚)o 明日の21:00頃に始めるよ
o川*゚ー゚)o もうすでに更新速度が落ちてるけど、明日以降はさらに落ちるよ
o川*゚ー゚)o リアル的な都合で年度末だからとか、年度初めの準備があるからとかじゃないよ
o川*゚ー゚)o けものフレンズが終わるからだよ
o川*゚ー゚)o もう死ぬ
辛い。
おらさっさと円盤付ガイド買うんだよ
/ || || || ,/ .|| |; : " ; : ;:゙: ;": :; ; : ;:゙: ;";゙|; ; :: : :;: ;": :"#
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| |レ|レ||_|| || || || | ;;: ; ,; ;:゙: ;": :; ; : ; ;": :; | : :;: ;": :
レ|レ||_|| || || || ||  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ : ;": :;
レ||_|| || || || || \: :;: ; ;; ":
|_|| || || || || \: :;:: :; ;
( ^ω^)「……」
つ
ナイフは回収した。
道具も拾い終えた。
ならば─────────
( ^ω^)「次は……」
時間はまだある。
やれることを、やっていこう。
1.叫ぶ
2.部屋の中をもう一度調べる
A.壁 B.ベッド C.鉄格子 D.床 E.他に何かあれば
3.寝る
4.他に何かあれば
下から1番目
2のD
( ^ω^)「床、もう一度調べてみるかお」
ナイフが隠してあったのだから、他にもあるかもしれない。
それこそ、抜け道がある可能性だってある。
_,
( -ω-)「それにしても、何でナイフが隠してあったんだお……?」
つ
ここは牢屋だ。
もしかしたら前に誰かが捕まって、それを隠したのかもしれない。
いざというとき、それを使って脅して脱出するために。
それとも、また別の何かのために。
( ^ω^)「でもそのまま隠してあったという事は……」
使うことがなかった。
もしくは出来なかったのだろう。
だからここに隠したままになっているのだ。
( ^ω^)「……」
どんな事情があるにしろ、今はありがたく使わせてもらおう。
僕はナイフをいつでも取り出せるようにしまい、床を調べ始めた。
支援
(; ^ω^)「……」
それからしばらく、床を調べてみたが何も見つけることはできなかった。
ただ時折、風の振動だろうか。キィンとも言えるような、ゴゥとも言えるような音と揺れを感じた。
しかし感じるだけで特に何もない以上は何もないのだろう。
僕はそのまま床を調べ続けて、そして結果、何も見つけられなかったのだから。
_,
(; -ω-)「くそ、ナイフ以外に何かあると思ったんだけど」
つ
思惑が外れた事、時間を無為にしてしまったことに苛立ちを覚える。
ベッドを軽く蹴りつけると、バキリとベッドの足が悲鳴を上げた。
そしてふと、思ったのだ。
( ^ω^)「そういえば、フサギコさんは……?」
記憶をたどると、そういえば一緒に落ちた覚えがない。
とすれば、落ちずに済んだのだろうか。
いや、でもそうするとハローさんと二人っきりになってるはずだから……
_,
(: -ω-)「フサギコさんも捕まってる、のかお?」
_,
( ^ω^)「ん?でも仮にフサギコさんが捕まっているとして……」
少し、妙だ。
自分が仮にハローさんだったとしよう。
自分を発明したという、そう、親ともいえる存在がフサギコさんだ。
そして彼は死んでしまった。
死んでしまっていたのだが、急に現れたのだ。
それも、自分が捕まえようと躍起になっていた彼ら(僕たち)と一緒にだ。
で、仮にフサギコさんを捕まえたとする。
もちろん、生きていたのか。今まで何をしていたのか。そんな事を聞くだろう。
でも、フサギコさんはハローさんを殺してほしいと言っていた。
だから、きっとそんな穏便な話ができる状態は起こらなかった。と、思う。
フサギコさんが僕たちを見限って、ハローさんの味方になったという可能性も否定はできない。
でもそうすると、そうしても。
結局は、あの質問はおかしいんじゃないか?
_,
( ^ω^)「何で”この施設に入れたのか?”なんて、聞くかお?」
この質問は、おかしいのだ。
( ^ω^)「だって、もしフサギコさんとまずい状況が起こったとする。何も話が出来なかったとする」
( ^ω^)「そうなると、一緒にいた僕たちにフサギコさんについて聞こうとするおね?」
( ^ω^)「仮に、フサギコさんが味方になったとして、じゃあなんでそんなことを聞くんだお?」
( ^ω^)「フサギコさんなら答えられそうなことだし、この場合もやっぱり聞いてくるのはおかしくないかお?」
(; ^ω^)「んー、まぁ僕はハローさんじゃないから、もしかしたらもっと別の理由があるのかもしれないけど」
でもやっぱり、あの質問はおかしいと思う。
( ^ω^)「と、今はそれどころじゃないか」
フサギコさんについてはとりあえず保留としておこう。
今はどうやってここから出るかだ。
そしてどうやってみんなを助け出せばいいのか、だ。
( ^ω^)「時間は待ってはくれないお」
言っていて、少し妙な気持ちになった。
────────── 残り3回
.
( ^ω^)「さて、次は……」
1.叫ぶ
2.部屋の中をもう一度調べる
A.壁 B.ベッド C.鉄格子 D.床 E.他に何かあれば
3.寝る
4.他に何かあれば
下から1番目
C
( ^ω^)「……」
鉄格子を調べる。
僕があと横に30センチ細ければ、通り抜けられるだろうか。
蹴ってみる。とても硬い。
掴んでみる。とても冷たい。
揺すってみる。うんともすんとも言わない。
( ^ω^)「……」
これさえ無ければ、すぐにでもみんなの元へ駆けつけるのに。
これさえ無ければ、すぐにでもドクオをぶん殴ってやるのに。
鉄格子は、何も答えない。
ただただ、そこにある。
それだけだった。
────────── 残り2回
.
( ^ω^)「次だお」
残り、僕が動ける時間はそう多くはないだろう。
1.叫ぶ
2.部屋の中をもう一度調べる
A.壁 B.ベッド C.鉄格子 D.床 E.他に何かあれば
3.寝る
4.他に何かあれば
下から1番目
B
寝るのは最後にしたいな
( ^ω^)「ベッド、もう一度調べてみるかお」
前に調べたときは何も見つけられなかったけど、見落としがあるかもしれない。
足の折れたベッドを、僕はもう一度調べてみることにした。
( ^ω^)「うん、やっぱりただのベッドだお」
調べてみるも、やはり何もない。
古くてボロボロ。それだけだ。
足が折れているせいで、余計にガタガタである。
( ^ω^)「……?」
がたがた。
_,
( ^ω^)「……?」
がたがた。
ベッドが僅かに揺れる。
おっ?
_,
( ^ω^)「……」
僕が調べるのに触っていたせいで、それで揺れただけ。
そう思うが、試しにゆっくりとベッドから離れてみる。
するとやはり、ぐらりと。がたがたと。
僅かだがベッドが揺れたのだ。
_,
( ^ω^)「……何でだお?」
地震か何かだろうか。
不思議には思うが、しかしそれがどうしたというのだろう。
どこか釈然としないまま、時間は過ぎた。
ベッドからは、結局何も見つけられなかった。
強いて言えば、布団が何かに使えるかもと、そう思っただけだった。
────────── 残り1回
.
( ^ω^)「……」
たぶん、これが最後だ。
もうすぐ、ハローさんがやってくる。
1.叫ぶ
2.部屋の中をもう一度調べる
A.壁 B.ベッド C.鉄格子 D.床 E.他に何かあれば
3.寝る
4.他に何かあれば
下から1番目
A
( ^ω^)「……」
鉄格子を掴む。
こじ開けるとか、思い切り揺するとか、そういうわけではない。
ただ、今はもうこれしかやれることが思い浮かばなかった。
もしかしたら。万が一。ゼロではない可能性を信じて。
僕は、叫んだ。
(; ^ω^)「誰かあああああああああああああああああ!!!!!!! 」
(; ^ω^)「ここから出してくれおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!! 」
叫び声は廊下に響き分かった。
木霊する僕の叫び声。
(; ^ω^)「……」
がたり。
(; ^ω^)「!? 」
Aは壁では
音がして振り返ると、それはベッドの揺れた音だった。
足が折れて、完全にバランスを失っている。
またもう一度、がたりと音を立てた。
(; ^ω^)「……」
もしかしたら。
万が一。
可能性はゼロではない。
そう思ったが、みんなは捕まっている。
可能性は、ゼロでしかない。
叫んだところで、無駄だったのだろう。
鉄格子の方へと視線を戻しながら、僕は”今回”を諦めた。
ハハ ロ -ロ)ハ「やぁ、お元気デスか?」
ハローさんがこの前と、そしてその前と同じく、同じように、同じ姿で、立っていた。
(; ω )「元気じゃないお」
時間が、きた。
────────── 残り0回
.
壁だった
うん、壁でした。ごめんね
次回、壁を調べるところからスタートします
申し訳。
乙
乙おつ
間違いは仕方ないね
内藤くんが文字通り死ぬ気すぎて怖い
o川*゚ー゚)o 金曜日の21:00か土曜日の19:00に開始するよ
o川*゚ー゚)o よろしくね
きゅーん
きゅっきゅー
おかしい……パンツネタが無い……?
o川*゚ー゚)o まぁ21:00から始めるよね
そうだよねー
そらそうよ
( ^ω^)「壁は……」
前に調べたときは結局、何も見つけることはできなかった。
もしかしたら、この部屋にはあの床……ナイフが隠してあった場所以外は何もないのではないか。
(; -ω-)「……まぁ、決めつけるのは早計とは思うけど」
つ
_,
( ^ω^)「……いや、何もなかったわけじゃないお」
思い返してみると、そうだ。
確か”音”がした。
ドゴンだとか。バコンだとか。ゴゴゴだとか。ゴォウだとか。
何かの音がしたのだ。ただし少しの間だけ。
_,
(; -ω-)「施設を動かしている機械の音……かお?」
つ
僕は考えつつも、ひとまず壁を調べ始めた。
ぺたりぺたりと触って確認していくも、しかし何かを見つけることはできなかった。
(; ^ω^)「やっぱり何もないお……」
成果を出せず、諦めるようにして僕は部屋の真ん中に座り込む。
何もなかった。秘密のスイッチとか、抜け道だとか、床の時みたいに何かが隠してあるだとか。
何も、何もなかったのだ。
(; -ω-)「残り時間は……」
つ
もうすぐハローさんが来るだろう。
何も見つけることも出来なかった、今回はそれが分かっただけでも上等だろう。
”次”は今回やったこと以外をすればいいのだ。
そうやって、一つ一つ潰していけば──────
( ^ω^)「”いつか必ず”、可能性が残るはずだお」
( ^ω^)「……」
_,
( ^ω^)「あれ?」
何か、違和感が。
前回のやり直しからか
支援
(; ^ω^)「……何か引っかかるお」
なんだ、なんなんだ。
何かが胸の中で引っかかる。
気持ちの悪いというか、本当にわずかな「ん?」という感じ。
毎朝、靴を履くときに右から履くのに今日は左から履いたような、そんな感じ。
(; ^ω^)「大事なことなら見逃すとも思えないし、気にしないで良いレベルかもしれないおね……」
ハハ ロ -ロ)ハ「何がデスか?」
(; ^ω^)「おぉ!? 」
いつの間に居たのだろう。
ハローさんが鉄格子の前で屈んでいた。
時間切れ、というやつだ。
────────── 残り0回
.
た た み か け モ ー ド
ハハ ロ -ロ)ハ
.
時間が来てしまった。
彼女が、ハローさんが来てしまった。
(; ω )「……」
ハハ ロ -ロ)ハ「キョロキョロしてどうしまシタ?」
しかし僕の視線は、意識は彼女に向かうことなく、その周りに向いていた。
あいつらが近くにいる、それを思うと無性にここに呼びつけてやりたくなる。
(; -ω-)(……いや、前の様子からしてあの時、あの瞬間に来た感じだったお)
つ
(; -ω^)(今はまだ居ない……かも)
ハハ ロ -ロ)ハ「わーたーしーをー見ーなーサーイー」
ハローさんが鉄格子をノックする。
カツンと音が鳴り、僕は視線を彼女の方へと戻す。
とりあえず拳銃はゲットしておきたいな
リセットの負担も小さいし
ハハ ロ -ロ)ハ「さーてさて、ではでは?」
ハハ ロ -ロ)ハ「無事に目が覚めタとイう事でいくツか質問をしたのデスがー?」
( ^ω^)「……」
つ
彼女が知りたいことといえば、『どうやってこの施設に入ることが出来たか』という事だった。
けど、僕が事実───偶然見つけたと言っても信じてもらうことはできなかった。
そもそも、そんな入り口はない、とさえ言ったのだ。
(; -ω-)(じゃあどう答えれば良いんだお……)
1.その前に質問をさせてほしい
2.ハローさんの質問を待つ
3.ナイフで攻撃する
4.他に何かあれば
下から1番目
思いつかないけどとりあえず1
(; ^ω^)「そ、その前に! その前にちょっと良いかお!? 」
ハハ ロ -ロ)ハ「ムム?」
(; -ω-)「あ、いや……正直ここがどこでなんでこんなことになってるか全くもってわからないんだお」
つ
(; ^ω^)「だからまずはこっちが質問をさせてほしいお」
ハハ ロ -ロ)ハ「ナルホド。良いデスよ。ちなみに先に言っておきマスが……」
ハハ ロ -ロ)ハ「あなたは私によって捕まり、ココにいる。ココは牢屋であなたを閉じ込めルタめの場所」
ハハ ロ -ロ)ハ「……まぁ、説明する必要もナイでしょうケド、先に言っておきまシタ」
(; -ω-)(言われなくたって分かってるお)
つ
( ^ω^)(えーと、確か他のみんなはここから離れてるところに捕まってるんだったおね)
( ^ω^)(で、ハローさんは僕を知りたいがために話をしようとしている……)
( ^ω^)(分かってるのはこれだけだから、質問するとすれば……)
1.ドクオとギコは元気?
2.ここから出してほしい
3.お前は何がしたいんだ
4.他に何かあれば
下から1番目
なんとなく2で
( ^ω^)「ここから出して」
ハハ ロ -ロ)ハ「バカですか?」
まぁ、うん。
だよね。
ハハ ロ -ロ)ハ「まぁ、出たいなら大人シクいう事を聞いて協力をする事デスね」
_,
(; ^ω^)「……協力?」
つ
協力?そういえば、ハローさんの目的は知らない。
僕を知るため、もとい零れ物───2-Eのみんなを調べたい、というのはあったけど……
(; ^ω^)「……ハローさんは何をしたいんだお?」
ハハ ロ -ロ)ハ「可能性を殺したいダケです」
(; ^ω^)「……は?」
可能性を殺す?
そういえばこの施設、可能性という単語がやたら出てくる気がしたけど……
(; ^ω^)「か、可能性を殺すって、どういう事なんだお……」
「いつか必ず」ってのが気になる
逃げ出す手段がゼロではないことを知ってるみたいな言い方
ハハ ロ -ロ)ハ「言葉のままデスよ。可能性を殺す」
ハハ ロ -ロ)ハ「全ての事象は全て決まった通りに完結させるべきデス」
ハハ ロ -ロ)ハ「余計なものなどいらないのデス」
ハハ ロ -ロ)ハ「そのために、あなたたちには協力をしてほしいのデスけど……」
(; -ω-)「待った待った、待ってくれお」
(; ^ω^)「その説明を聞いてもさっぱりだお」
(; -ω-)「『可能性を殺す』?全くもって意味が分からないお。どうやって、何で、どうして」
(; ^ω^)「それに、その可能性を殺すのに僕たちの協力が必要って、なんでなんだお」
ハハ ロ -ロ)ハ「ンー? あぁ、あなたは零れ物じゃないから分からないンデスかね?」
ハハ ロ -ロ)ハ「フフーフ、しかしそうするとどうしてEクラスに居たのでショウ? 」
ハハ ロ -ロ)ハ「あなたは何もないヨウでいて、何かガある……」
(; ^ω^)「……」
ハハ ロ -ロ)ハ「まぁ、良いでショウ。あなた方零れ物は本来この世界に存在しない願望機から、可能性から出てしまった」
ハハ ロ -ロ)ハ「居てはイケナイ存在なのデス。イレギュラーなのデス。しかーし、私は考えシタ! 」
ハハ ロ -ロ)ハ「お前らを調べつくせば可能性も殺せるんジャネ?と」
ハハ ロ -ロ)ハ「ダッテ可能性から、世界カラ、願望機かラ生まれたんダもの。零れちゃったンだもの」
ハハ ロ -ロ)ハ「この世界ではあり得ない存在。あり得ないなら、あり得ないなりの力があるんじゃね?と」
ハハ ロ -ロ)ハ「だったらどうスルか。調べるにキマってる。誰だってソウする。パパダッテそうする。私だっテそうする」
ハハ ロ -ロ)ハ「調べてシラベまくって。私は全てを理解するんデス」
ハハ ロ -ロ)ハ「……お分かりデス?」
( ^ω^)
( ^ω^)「……」
つ
(^ω^ )
( ^ω^)
( ^ω^)「……」
つ
( ^ω^)「! 」
つ
1.よし分かった。さてはお前バカだな?
2.いや、わからん……何をしたいのか全然わからん
3.うんうん、すごいね。それで?
4.調べるだけならこんなことする必要ないよね?
5.他に何かあれば
下から1番目
4
( ^ω^)「調べるだけならこんなことする必要ないおね?」
ハハ ロ -ロ)ハ「まぁそれはタテマエ?ってやつデスからね」
ははは、こやつめ。
じゃあなんで捕まえるんだ。
いや、まぁ、分かるけど。
シラ
ハハ ロ -ロ)ハ「解体ベル必要もありますカラね」
(; -ω-)「……」
やっぱり、殺すって事なんだろう。
ハローさんが言うように、可能性を殺したがっているなら。
その可能性から零れたというクーさん達を無事に帰すという事はないだろう。
(; ^ω^)「クーさんたちが無事っていうのも”今は”ってことかお」
ハハ ロ -ロ)ハ「ン? なんデスか?」
(; -ω-)「なんでもないお」
ハハ ロ -ロ)ハ「あぁイエ、あなたじゃないデス」
(; -ω^)「?」
つ
ハローさんが耳に手を当てる。
よく見ると、耳に何か機械をつけている。
連絡用の何かだろうか、と思っているとハローさんが屈んでいた状態から立ち上がる。
ハハ ロ -ロ)ハ「ああ、マダですか。まぁそれ以上は流石にマズいので。えぇ、全力でやってくだサイ」
ハハ ロ -ロ)ハ「死ぬカモ? 結構デス。それで死ぬならそれまでのことデスし、結局殺すことには変わりありまセンし」
_,
(; ^ω^)「?」
一体、誰と何を話しているのだろうか。
ハハ ロ -ロ)ハ「おっと、話が逸れてしまいマシたネ。では私の質問にも────」
(; ^ω^)「……」
どうする、恐らく……いや間違いなく質問内容は『どうやってこの施設に入ったのか』だ。
なんと答えよう。前と同じく正直に、か?いやいや、それで最後には死んだじゃないか、僕。
何とかして死なずにこの場を乗り切れるように答えるべきか?
それとも、ここで”死ぬ”べきか?
1.死ぬ
2.死なないようにする
下から1番目
まだやり残してることがあるから1
おいおい
誰か拷問でもされてんじゃないか?
今日はここまで
また次回・・・明日できたらまたアナウンスします
それでは、ここまでお付き合いありがとうございました!
乙
乙!
壁にひらめきコイン落ちてませんかね
キューちゃんがいない…
死が軽い
音なくなってる?
明日の20時ごろ始めます
キューちゃんが居ないならパンツ脱いでも意味無いじゃないか!! クソッ!!
パンツ捨ててきた
そろそろ始めます
/ || || || ,/ .|| |; : " ; : ;:゙: ;": :; ; : ;:゙: ;";゙|; ; :: : :;: ;": :"#
| |l || ||,/|| || || |; ::゙ .:; : ;:゙: :; ; ; : ;:゙: ;": :; ゙; |: : ;; |\ :: ゙::
| |l ||,/|| || || || | ; : ;:゙:# ;": :; ; : ;:゙: ;": :; | :: | ||.\ ; ;"
| |l/.|| || || || || |; : " ; : ;:゙: ;": :; ; : ;:゙: ;"゙;| ;; " .| || || \ ;
/..|| || || || || || | ;;: ; : ;:゙: ;": :; ; : ;:゙: ;": :; ゙|;; ; ゙ \ || || |
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| || |レ|レ||_|| || || |;; : " ; : ;:゙: ;": :; ; : ": :; ゙; |:: :;: :: ;
| |レ|レ||_|| || || || | ;;: ; ,; ;:゙: ;": :; ; : ; ;": :; | : :;: ;": :
レ|レ||_|| || || || ||  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ : ;": :;
レ||_|| || || || || \: :;: ; ;; ":
|_|| || || || || \: :;:: :; ;
_,
(; -ω-)「……」
つ
_,
(; ^ω^)「”戻った”……かお」
待ってた
よしきた
僕は”死に戻り”を選んだ。
結局、ハローさんは「どうやってこの施設に入ったのか?」と質問をし、僕はそれに答える前に
手に入れたナイフで喉を切り裂いたのだ。
痛みが襲う中、ハローさんは「おやおや」と言いながら、僕をじぃっと見つめていたのを覚えている。
観察するように、何かが起こるのではないか、という期待をしているかのような目であった。
そして、そのまま特に何も”起きることなく”、僕は死んだのであった。
( ^ω^)「────よし」
僕は慣れた手つきで散らばっていた道具と隠されていたナイフを仕舞うと、首をこきりと鳴らした。
部屋を見まわし、何をすべきかを考える。
落ち着いて、もう一度。
考える。考える。考える事だけが、僕の武器だ。
喉をさする。傷跡はない。しかし、恐怖は残っている。
(; ^ω-)「……さて、とりあえずもう一度壁や床でも調べるべきかお?」
(; ^ω)「……この壁」
つ
(ω^ ;)「それに床……」
う
前回調べた限りでは、特に何も見つけられなかった。
調べ方が悪いのだろうか?それとも、本当に何もないのだろうか?
ペタペタと壁を触りつつ、僕はまた考える。
触った限りでは、やはりおかしいところはない。
( ^ω^)「……」
この部屋で唯一見つけられたのは、ナイフだ。
あとは、僕と一緒に落ちてきたであろう道具類。
そして前回、ハローさんが来る直前に感じたもやっとした何か。
( ^ω^)「……」
(; ^ω^)「ん?」
_,
(; -ω-)「……」
つ
今、また何かが引っかかった。
もう少しでその”何か”の形が分かる。そんな気がする。
気がする、のだが……
_,
(; -ω-)「ぬおおおぉぉぉぉぉぉぉ」
まるで思い蓋が張り付いているかのように、何かを引っこ抜くことが出来ない。
なんだ、なんなんだ。
(; ^ω^)「壁と床は調べたけど、何もなかった! 」
(; ^ω^)「鉄格子も何もない! ベッドだってただボロいだけだったお! 」
(; -ω^)「この部屋で見つけることが出来たのはナイフだけだった! 」
ここまでで分かったことはそれらだけである。
しかし、だがしかし。
引っかかるのだ。
何かが引っかかるのだ。
(; -ω-)「見落としでもある、のかお……?」
つ
(; ^ω^)「……」
違和感の正体を突き止めるのも良いが、しかし今は時間に限りがある。
このまま考えるべきか、それとも他に何か動き出した方が良いのか。
(; -ω-)「……」
つ
1.叫ぶ
2.部屋の中をもう一度調べる
A.壁 B.ベッド C.鉄格子 D.床 E.他に何かあれば
3.寝る
4.考える
5.他に何かあれば
下から1番目
ベッドの下が怪しいと思ってたけど、これもしかして天井か?
やっちまったごめん
安価なら2-Eで天井
( ^ω^)「……」
つ
( ^ω^)「道具」
散らばっていた道具のことを思い出す。
これ、どこからやってきた?
そう、僕と一緒にやってきた。
僕、どうやってやってきた?
そう、落ちてきた。
どこから?
上から。
( ^ω^)「……」
僕は落ちてきたのだ。
そして、ここにいる。
ここに落ちて、ここに入れられているのだ。
天井を見る。
そこが入り口。
入り口はつまり。
( ^ω^)「出口でもある」
僕が落ちてきたであろう天井の一角を見上げて、ほんの少し口角を釣り上げた。
(; ^ω^)「しかし天井をどうやって調べるかお……」
天井までは当然、背伸びをしても届くものではない。
試しに手持ちの道具を天井に投げつけてみるも、コンだとかドンだとか、
特に何かあるわけでもなく、当たっては落ちるだけであった。
(; -ω-)「もう少し力がいるかお……?」
(; -ω^)「……お?」
ふと目に入ったのはベッド。
ボロボロなので簡単に壊すことが出来るそれは、むしろ今は好都合だという事に気づく。
( ^ω^)「これをこうして……! 」
土台となる部分、その中でも長めの木材を残すように解体をする。
そうして手に入れた木の棒……イメージ以上に大きいそれで、僕は天井を突いた。
────────── 残り3回
.
支援
(; -ω-)「……」
つ
頭を悩ませていた。
少しもそのことについて考えていなかったのか、と聞かれると、まぁ、うん。その通りだ。
入り口は出口、出口は入り口。
それに気づいただけでも、しかもこうして”出口”を見つけることが出来たのだからはしゃぐってものでしょう。
(; ^ω^)「さて」
無事、天井の出口を見つけることが出来た僕。
ベッドを解体して手に入れた木の棒で天井を力いっぱい突くと、パカンと音を立てて天井版が外れたのだ。
大きさにして、大体2,3mくらいだろうか。やや大きいが、まぁ人が落ちてくること考えれば小さい方でもある。
まぁ、そこは問題じゃない。
問題なのは、
_,
(; ^ω^)「どうやってこの天井から逃げれば……?」
つ
問題なのは、そこなのだ。
_,
(; -ω-)「……」
どうする。どうしたら良い。
どうすれば、ここから出られる?
_,
(; ^ω^)「……箱の出番、かお?」
都村さんから貰った箱。
念じた事を、それを叶えてくれる箱。
今までに一度しか使っていないが、前回はこの箱のおかげでハローさんたちから逃げることが出来た。
”逃げる”ことと、今の状況を理解していないドクオと渡辺さんに”理解してもらうだけの時間稼ぎ”。その二つを叶えてくれた。
( ^ω^)「これを使えば、この天井から出られる……かお?」
(; ^ω^)「……」
( ^ω^)「あれ……これで鉄格子を壊すなり鍵を開けられるようにイメージすれば……?」
(; ^ω^)「……」
箱は1日に1回だけだけど……
1.箱を使う
A:天井から逃げられるように
B:牢屋の鍵を開けられるように
C:鉄格子を壊すように
2.箱を使わない
3.他に何かあれば
下から3番目
1-A
1のAで
3
フサギコを呼び寄せる
>>355
箱を使って呼び寄せますか?
一応22:10までにお返事なければ箱を使って呼び寄せることにしますね
箱は使う。なるべくこっそりと
回答遅れてすんませんした!
(; ^ω^)「……」
箱をちらりと見る。
もしかしたら、これを使えばフサギコさんと連絡あるいは居場所が分かるかもしれない。
(; -ω-)「いやいやいや、でもここで箱を使ったらせっかく脱出できるかもしれないのに……」
1日に1回しか使えない箱。
使う場面は慎重に選ばなければならない。
(; -ω^)「……ん?」
いやしかし待てよ。
フサギコさんは、そうだ。この施設の持ち主だったのだ。
となると、この牢屋の鍵の場所も知っているのではないか?
もしかしたら、助けに来てくれる可能性だってある。
僕一人で脱出するより、フサギコさんと一緒に逃げ出す方がこの先みんなを助ける可能性も高くなるのではないか?
(; ^ω^)「おぉ! そう考えると、フサギコさんを呼び寄せるのが最適解かお!? 」
( ^ω^)「それアンカギミックとな」
僕は箱を握りしめて念じた。
.
念じた瞬間、箱の形が変形する。
一瞬の間を置いて、箱は見覚えのある形へと姿を変えた。
見る頻度としては少ない。
しかし使い方はよくわかる。とてもシンプルだ。
だが、なぜだ。
なぜ、今この形となったのだ。
(; ^ω^)「拡声器、だと……!? 」
ラッパのような形のそれは、声を大きく拡散するものだ。
使い方はシンプルにスイッチを押してしゃべるだけ。
叫ぶのが正解なのか?
( ^ω^)「フサギコさんとは連絡を付けることはできない」
( ^ω^)「呼び寄せるには、これしかない」
_,
(; -ω-)「そういう、ことかお……?」
つ
これはもしかすると、失敗したかもしれない。
ここで拡声器を使って何になるというのだ。
拡声器を持ちながら、僕は悩んだ。
どうしろと。どうしろというんだと。
(; ^ω^)「使えば間違いなく」
来るのは、ハローさんだろう。
騒ぎになれば、駆けつけるだろう。
(; -ω-)「……」
つ
(; -ω-)「……」
つ
(; -ω^)「……でも、使ってみる、かお」
つ
アンカギミック。
念じた事を叶えてくれるという、もしそうであればきっとフサギコさんは来るのだろう。
もし、本当にその通りであれば、多分、来るのだろう。
ハローさんが先か、フサギコさんが先かはわからないが、ともあれフサギコさんは来るのだろう。
たぶん、もしかしたら、そうかもしれないかもしれないわけで。
(; ^ω^)「……」
こんなことなら、素直に天井から抜け出せるよう念じればよかった。
そう思いつつ、そして今回も死ななければならないかもしれないことに覚悟を決めながら、
僕は拡声器を口元にあてがった。
(; ´ω`)(今からでもやり直ししたい……)
諦めながら、僕は力の限り叫んだ。
(#`ω´)「フサギコさあああああああああああああぁぁああああああああああああああああんんんん!!!!!!! 」
.
この日、僕はとても後悔した。
使った瞬間、僕の声が響き渡った。
それが廊下に木霊し、しかししばらくすると元の静けさに戻った。
(; ^ω^)「……」
何も、起こらない。
意味がなかったのか。
もしかしたら、『呼ぶ』事はできるが、来るかは知らないよと。
そういうことなのか。
もう一度拡声器を使おうとすると、拡声器はカシャンと音を立てて元の箱へと形を戻した。
つまり、役目を終えたという事だ。
(; ^ω^)「え」
まて、まてまてまてまて。
まじか。まじで『呼ぶ』だけのものだったのか。
そうなると、まったくの無駄だったという事だ。
(; ^ω^)「て、天井……」
そして、天井から抜け出す方法を失ったという事だ。
グワー!
(; ^ω^)「ちょ、え、そんな! 」
箱をもう一度握り、念じる。
天井から抜け出せるようにと。
梯子でも何でもいい。とにかくあの、上にある出口から抜け出せないかと。
しかしやはり、箱は何の反応も示さなかった。
(; ω )「うっそだろ、まじか。ねぇ、うそでしょ、ねぇ」
箱をポケットに戻し、僕は壁を調べ始める。
もしかしたら見落としがあるかもしれない。
(; ω )「……! 」
何もない。
床も調べるが、何もない。
壊れ果てたベッドを蹴り上げるが、バキリと音を上げただけだ。
(; ω )「……」
仕方がない。
天井の出口を見つけただけ、今回は大成功ともいえる。
箱を使うことを考えれば、この牢屋からだって逃げたっていいのだ。
今回はダメだけど、次で脱出すればいいだけの話だ。
( ^ω^)「そうだお、そうそう。今回は仕方ないんだお」
( ^ω^)「諦めて、次に挑戦だお」
しまっていたナイフに手をかける。
大丈夫、前回と同じで喉を裂けばよい。
ハローさんを待つ必要も無いから、とっとと済ましてしまおう。
( ^ω^)「次はとっとと箱を使うかお」
今回の反省点はそこだ。
次はちゃんと活かそう。
( ^ω^)「さてと」
ナイフを持つ手に力を入れる。
首にあてがうと、僕はそれを真横に滑らせた。
死ねるのってあと何回なんだっけ
箱復活してなさそう
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レ||_|| || || || || \: :;: ; ;; ":
|_|| || || || || \: :;:: :; ;
( ^ω^)「……」
その日、僕は後悔した。
.
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( ^ω^)「……?」
とても、とても後悔したのだ。
.
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|_|| || || || || \: :;:: :; ;
( ^ω^)「……は?」
僕は”戻らなかった”
いや、戻れなかったのだ。
(; ^ω^)「……な、は、あぁ!? 」
ナイフを横に滑らすその瞬間。
耳に飛び込んだのは、この牢屋に入れられてから何度か聞いていた”音”だった。
それが徐々に、いや猛烈な間隔で聞こえたのだ。
それもどうやらこちらに近づいているようだ。
僕が困惑していると、音はすぐ”真下”まで迫ってきており、僕が身構えるよりも早く、”音”は姿を現した。
(*゚ー゚)「見つけたああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!! 」
ミ;゚Д゚彡「もうやだこの女ああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!! 」
床をぶち壊して飛び込んできたのは先生だった。
その先生の背中に捕まっているのはフサギコさん。
(; ^ω^)「え、え、え、え、え!? 」
(*゚ー゚)「助けに!!! 来たわよ!!!!! 」
ミ;゚Д゚彡「おい! この女バカだろ! なぁ! おい! 」
尻もちを付く僕に、先生は手を差し伸ばした。
どうして、なんで? ハローさんに何かされたんじゃ?ていうかほんと何で?
という疑問から、僕が中々手を取れずにいると先生は申し訳なさそうな顔をして
(*゚ー゚)「そうよね、ごめんなさいね」
手をひっこめた。
そして、フサギコさんが代わりに僕の手をむんずと掴んで引き起こすと、一言言った。
ミ,,゚Д゚彡「あぁ、治したから」
( ^ω^)「は?」
ミ,,゚Д゚彡「だから、治したんだって」
( ^ω^)「は?」
意味が分からない。
まったくもって意味が分からない。
が、しかし。
(*゚ー゚)「鉄格子が邪魔ねぇ」
鉄格子をひん曲げる先生。
ミ,,゚Д゚彡「怖いわあの人」
変わりないフサギコさん。
(; ^ω^)「……」
まったく、ぜんぜん、これっぽちも意味が分からない。
が、しかしだ。だがしかしだ。
(; ^ω^)「助かった……?」
助かった、ということは間違いないようだ。
しぃ先生ー!
(; ^ω^)(……)
こんなことなら、こんなことになるなら。
もっとはやく、あぁ、もっとはやくに。
(; ^ω^)(箱使ってフサギコさん呼べばよかった)
僕は、とても後悔したのであった。
今日の投下は以上
ここまで読んでくれてありがとうございました
また次回もよろしくお願いします
何故か上手く行っててびっくりだ
おつんつん
ひやひやしたおつ
おつです
乙乙
治したってなんだろう……
なんのこっちゃ……乙
首切ったのを治したのかと思ったけど違うか
乙!
乙ー
何回目かに聞こえた音ってこれだったのか!内藤、なんども死なせてごめんよ…
叫ぶがずっとあったのはヒントだったのね
ふわー遅れたけどなんにせよ助かってよかったよう
こんなに死なせるのは今回だけにしたいなあ
未だかつてないほど死に戻ったよなあ
読んでてつらかったから助かって本当によかった
ループ脱出できてよかったよかった
ドクオとギコのも知れたし結果オーライかな
そう考えると銃が当たったのは幸運だったな
明日の夜21:00過ぎごろにやるかもしれません
よろしくお願いします
わあい
やったあ
パンツは歯車的砂嵐の小宇宙に巻き込まれた
明日って何時さ
ゴールデンウィーク中に投下を頑張るのでどうか許してほしい
気に入った。お前は一番最後まで待ってやる
最近あったかいし余裕余裕
てか結局なんできゅーちゃんいないの?
1〜5までの好きな数字を>>411
2で
きゅーちゃんいないと不安になる
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\| .  ̄ ロ
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□ |/ □ /|
ロ □ ロ ロ . |/
ロ ロ □
・ ロ ロ □
. ・ ロ . ・ 。 . ロ
いきなり判定か怖いな
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;;;;;;;;,. < ̄ ̄ ̄` 、;;;;;;;
,,;;;;;, ´ ,,:,-、:r-、 ヽ;;;;;;
;;;;;;;/ ::::('ヘY ヾ V ヘ;;;;,,
,,;;;;;7 ::∧ ヾ', Ⅵ V,,,,,, V;;;;
;;;;y- :::::rヽ:::ヘ ` V/Ⅵ;;;;; あー……
;;;;;;i' :::::i_ `` ' j.i;;;;;;
,;;;;;;{ ::::::`ヽ 7/;;;;;;;
,,;;;;;;;;;ヽ、 ::::ヘ }';;;;;;;;;;;
,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/::i :::ヘ ヽ;;;;;;;;;;;;
,,;;;;;;;, ----------< :∧ y、 :::ヽ \;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;/ ::::ヘ ヽ >- ___:::ヽ \;;;;;;;
,,;;;;;;;〃 :::::ヽ `` ー‐イ_ィ`.、 \;;;;;;;;;,,,,
,;;;;;;;;/ :::::::>--:::::<:::: ::::::\ ヽ、_;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;, イ ::::::\ `ヽ、;;;;;;;;
;;;;;/ ,,::' ::∧ V;;;;;;;;
;;;/ , イ:::;:' :::ヽ V;;;;;;;;
:::::::ヽ ∨;;;;;;;;
,,,,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,
;;;;;;;;,. < ̄ ̄ ̄` 、;;;;;;;
,,;;;;;, ´ ,,:,-、:r-、 ヽ;;;;;;
;;;;;;;/ ::::('ヘY ヾ V ヘ;;;;,,
,,;;;;;7U ::∧ ヾ', Ⅵ V,,,,,, V;;;;
;;;;y- :::::rヽ:::ヘ ` V/Ⅵ;;;;; 参った、腹ぶち抜かれるとは思わなかった
;;;;;;i' :::::i_ `` ' j.i;;;;;;
,;;;;;;{u ::::::`ヽ 7/;;;;;;;
,,;;;;;;;;;ヽ、 U ::::ヘ }';;;;;;;;;;;
,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/::i :::ヘ ヽ;;;;;;;;;;;;
,,;;;;;;;, ----------< :∧ y、 :::ヽ \;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;/ ::::ヘ ヽ >- ___:::ヽ \;;;;;;;
,,;;;;;;;〃 :::::ヽ `` ー‐イ_ィ`.、 \;;;;;;;;;,,,,
,;;;;;;;;/ :::::::>--:::::<:::: ::::::\ ヽ、_;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;, イ 。 :\ `ヽ、;;;;;;;;
;;;;;/ ,,::' ,,,, ,,,,,,,, o / ::∧ V;;;;;;;;
;;;/ , イ:::;:' (;:;:丿 (;:;:;:;:ヾ-r :::ヽ V;;;;;;;;
ソ;:;:;:;:;:;:;:} :::::::ヽ ∨;;;;;;;;
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τ !::::::::::::::::::::::::::::)/,,,,, γ :'`'``:!
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i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i:,';;;;;;;;;;;;;;/ ,;'::::、:::::::ヽ ハ;;;;;;;;;i,i! だーってよぉ、こっちの方が面白いだろ!?
|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!;;;;;;;;;;;;;/. !::::::::ヽ::::ノ メ;;;;;;;;;;;;';i' あっちについた方が、面白いだろ!?
i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ii ゙ゝ==‐'′.メ;;;;;;;;;;;;;;;;;;'
:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| : メ;;;;;;;;;;;;;.;;;;;;;;i
. ゙、:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i::. . .:. ,,ィ'´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i オ レ
ヘ` 、:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i:.:.:..:,ィ;';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;! だからさぁ、邪魔なんだよお前
゙.、 `゙メ、:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙;;;'";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!
ヽー‐';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!
ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:|
ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::i
ヽ、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::.、
>.、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::ヽ.
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__.,,ィ;;";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ i:::::ヽ.::::i ノヽ
__,.ゝ、;;;;;;;';´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/. ヽ、___.ノ ,.ィ;´;;;;;;;;;;;ヽ
メ、´ ,'⌒メ .メ、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;メ., _/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
;;;;;;゙、、 ゙ー'′ `メ、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/. .:. . : _,.イ;´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\
そーめんが久しぶりすぎる
最近のそーめんいつもボロボロだな
ィ'´⌒!゙f:.、
イ,..i;;::::::iO!:::;i
_,.ゝ:i;;!゛イ;;;;;;:゙、!;;;;;i゙`ヽ
,ィ '´!:::∨;;!ゞ;;ゝ;;;;;;;;;;;;;/::::::::`ヽ、 それじゃ、これで終わりで───────
∨:::! O i::::;;;;;;i、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/::::::::::::::::::::゙、
∨::::::::! !;;;;;;;ヘヘトェェェェェイ:::::::::::::::::::メ, .〉.
/;:::::::::::;ヘ ヘ;;;;;;;;;;;`メ夫キ':::::::::::::::::/´ノ::;;i
i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;メ、ハ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::メ‐:'´::::;;;;;i
i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`゙;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;∧
ト、;;;;;;;;;;;;/i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::::;;;;i;ノ!;;;;/ !;;;、
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! Oヾーi ! `ゝ、_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i ヽノ;;;;;;;;;/i
.!ヽ、 Y /ゝー―;'´ ̄::::::::::::.;;;;;;;;;;;;;;;;! i;;;;;;;メ_),i
i;;;;;;ヽ/ ./;;;;:::::::::::::::::::::::,:-‐‐―-._::;;;;;;i .i;∠_ノ! _n_n_00
|;;;;;;;;;;i /;;;;:::::::::::::::,ゝ'´ 〇_;メ´:::::::::::::i i;;;;;;;;;;;;;i └i_n┌' [][]「l
.i;;;、;;;;;iメ;;;:::::::::::::::::´ ̄ ̄ ̄:::::::::::::::::_メハ .i;;;;;;;;;;;;i く丿 くノ
.|;;;゙、、;ii;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::メ(´`) ノ.i iノ!;;;;;;i _n_n_00
.i;;;;;ヽci;;::::::::::::::::::::::::::::::::::_ノ''´__,,,/;;;;;i ノ;;´;;;;;;! └i_n┌' [][]「l
.!;;;;;;;゙、i;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ̄:::::::::::::::::::::i´;;;;;;;;;;;ノ く丿 くノ
.ト、;;;;;;;i;;;;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;i"!;;;;;;;;/
.ト、O゙メ!;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;!メ/〉,/
!;;;`ヽ、i;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;メ!'´∪'
.!;;;;;;;;;;;;;ト;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;ノィ/
!;;;;;;;;;i゙f ゛;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;メ)/メ
ヽ.f、ゝi .トO\;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/゙/;;;;/
゛!、!`゙.i;;`>ヾ;;;;;;;;;;;;;;;;,;;;;;;;/'´;;;;;;;;;;/
` !;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/´i;;;;;;;;;;;;;>''´/
!、;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ |;;;;;;;;;;´`ー/
! `ヽ、;;;;;;/ i;;;;、;;;;;;;;;;;;/
ト、_O`ヽi .ノ;;;! ヽ、;;;/
ヘ;;;`ー‐'┐ i;;;;;;ヾー/
ヘ;;;;;;;;;;;;;`).i;;;;;;;;;;゙ーi
ー┐;;;;;i .i、;;;;;;;;;;;/
,';;;/iハノ、ヽ;;;;;/
!/〆ノ;;;;゙、o゙/
゙¨¨´ i;;;;;;;ヽ'
i;;;;;;;/
ノ;;;;;(
/;;;;;;;;;ヽ
!、;;;;;;;;;;;;)
゙ー‐'´
時期じゃないからな
,ィ;;´;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::`ヽ、
,.イ)二ニ=‐;;;;;::::::::::::::::::::::::ヽ.
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i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、 `ヾ、:::::::::::::::i
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|;;;;;;;;;;;;;;;;;゙ヘ―-、::::`;;;‐-、_ゝ::::::| あー、楽しい。楽しいなぁ、おい
ii;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`ー、弋メ、:::::::::::::::::::::::i 最後に言い残すことはあるか?ないよな、じゃあ死ね
i!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::` ̄´::::::::::::::::::::::i
ヘ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::〉
゙};;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ト、;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::/
i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヾ王王王王トi'´
|;;;;;;;;;;ヽ、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::/
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i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i
ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;〈. _
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メ`ヽー-;、__ (::・ )`ヽ.;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヾ.O `ii;、
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いやあるある、あります :; i
言いたいことめっちゃありますから i i
言わせろよな、全くもう | |
i i
:i ;
ヘ ;
ヘ r┬┬┬┬┐ /
:ヘ ヽ 土土土フ ,:
` 、 ... ィ_
i⌒\ i>= <  ̄ <
>‐゙ー- ヘ、 / `v
/ ヽ / i! V
i V / .! V
乂 ___ ノ V / .! i! .i!
i .V/ .! i i
.ゝ--―--..、
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,.イ)二ニ=‐;;;;;::::::::::::::::::::::::ヽ.
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ii;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`ー、弋メ、:::::::::::::::::::::::i
i!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::` ̄´::::::::::::::::::::::i
ヘ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::〉
゙};;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::::/
i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;メ壬王王王王トi'´
|;;;;;;;;;;ヽ、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::/
|;;;;;;;;;;;;;;;;`ヽ、;;;;;;;;:::::::__.ノ
i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i
ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;〈. _
,ゝ'"´¨¨`ヾー-.、__;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヾヽ、.
メ`ヽー-;、__ (::・ )`ヽ.;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヾ.O `ii;、
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. ..:::::/ V
:::::::′ ', 時間稼ぎに付き合ってくれて、ありがとな
.::::::i i
.::::::| | バァァァーーーーーッカ!!!!!
::::::::! |
::::::::::l 囗 ロ 。
:::::::::::l ロ [] ロ 。
::::::γ⌒ __ ----==≦ ロ ロ ロ ロ
:::::::′ iト- ┬=T  ̄ ̄ ___/ 囗ロ [] [] ロ
::::::{ i::{ i _i、___,:---::^ー:::::⌒´:::::::::::: [] ロ 囗 [] ロ
:::::人 ゚,:ゝ'´::::::;: -──--=彡: . : . : ヽ:::__:, □ □ [] ロ:::::::::::::...
:::::::::\ ∨::::::/: . : . : . : . : . : . : . : . : . /-7 囗 [] ロ []:::::...
..:::::::::::::; '’.:::. V⌒y: . : . : . : . : . : . : . : . :r‐ , ' [] ロ [] 。 。
::::::::::::::>'´ \ 冖,.-- v-- 、 -v'⌒ ,/ 囗 ┌┐[] ロ ロ
::::::::>'´ 、 ` <{__ _,. ' 囗└┘ [] ロ |:::::
:::::::::/ ::::iト、  ̄ ̄ /::: 囗 ロ ロ |:::::
:::::::/ :::::::> ., _,. ィ:::::::::: □ [] ロ 。::
囗ロ 。
ロ ロ
┌┐ 。
└┘ロ
囗ロ
ん?黒い方はそーめんじゃないのか?
__00 ___ ___ ___
└‐┐l ___ └ マノ └ マノ └ マノ
(ノ `アi′ くノ くノ くノ
/ /
i' .,..._ ./
`丶、 .∨ `丶 、 ./ ,,__,,..‐ '" ̄> //
゙l. `' - ..、 \/ |゙、ヽ \ .゙、/ / /
! .', i `、ヽ `i `、 _..-'"゛ /
` 、 、 `ヾ l l / ゝ、 / .、 {
__ ヽ ゝ ノ } 〈 イ / ',__ )
.´ i′ \, ヽ _..-ーァ `ヽ´ } __! / ',  ̄
l `''' ´ / \ `ヽ ヽ ,' _,-'" / ',
. l、_,,-、 く_ ', } ', '" { /´
.: l `ヽノ l ._,. 〉 } /
.! ', _.,--イ レ´ __..、 | /
i .、 / / _,,...ノ ノ |./
、 ヽ / ./ __ { _,'" ´
.\. .ヽ /,,,/ l_ / ゝ´
`丶、,,_ .\ _
 ̄ ̄ .!ゝ、 i'-.._ _/″,-ー-`
゙、 ~ヽ `ー- 、. , "´ー-、 / /!
ヽ .イ、 / __/ ` / .!
.ヽ | _ '´ / '、
ノi ` ゙、 / ̄ _> / 〉
_ ,′', '".-、 ./ / ',
_/ ゝ ./ ! `‐゙_.. -ー-.- 、 '、 i'
./ ヽ.{ ! / .`'ー.、_ ヽ ,、__ .,゙__,,,,,,
/ ヽ !、 / _,, -' ノ / `i
..\ ヽ ゝ、 | ,..-'''"´ , " / }
ヽ ,ゝ .l ノ ./ / _,,,ソ /
ヽ ._、‐'゙、 l .`ー--─´ ./ ,_" -'" / /
゙、,..-'" .`丶、. ! `ヽ f ゛ ″ `丶、 /
` ` 、 ノ `丶、/
そーめん2人いたのか
ィ'´⌒!゙f:.、
イ,..i;;::::::iO!:::;i
_,.ゝ:i;;!゛イ;;;;;;:゙、!;;;;;i゙`ヽ
,ィ '´!:::∨;;!ゞ;;ゝ;;;;;;;;;;;;;/::::::::`ヽ、 ……逃げた、か
∨:::! O i::::;;;;;;i、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/::::::::::::::::::::゙、 時間稼ぎってぇと……
∨::::::::! !;;;;;;;ヘヘトェェェェェイ:::::::::::::::::::メ, .〉.
/;:::::::::::;ヘ ヘ;;;;;;;;;;;`メ夫キ':::::::::::::::::/´ノ::;;i
i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;メ、ハ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::メ‐:'´::::;;;;;i あぁ、あの女がいねぇな。そういえば
i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`゙;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;∧
ト、;;;;;;;;;;;;/i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::::;;;;i;ノ!;;;;/ !;;;、
| 、;;;、;;/ i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ハノメ)/;;;;;;メ.
! Oヾーi ! `ゝ、_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i ヽノ;;;;;;;;;/i
.!ヽ、 Y /ゝー―;'´ ̄::::::::::::.;;;;;;;;;;;;;;;;! i;;;;;;;メ_),i
i;;;;;;ヽ/ ./;;;;:::::::::::::::::::::::,:-‐‐―-._::;;;;;;i .i;∠_ノ!
|;;;;;;;;;;i /;;;;:::::::::::::::,ゝ'´ 〇_;メ´:::::::::::::i i;;;;;;;;;;;;;i
.i;;;、;;;;;iメ;;;:::::::::::::::::´ ̄ ̄ ̄:::::::::::::::::_メハ .i;;;;;;;;;;;;i
.|;;;゙、、;ii;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::メ(´`) ノ.i iノ!;;;;;;i
.i;;;;;ヽci;;::::::::::::::::::::::::::::::::::_ノ''´__,,,/;;;;;i ノ;;´;;;;;;!
.!;;;;;;;゙、i;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ̄:::::::::::::::::::::i´;;;;;;;;;;;ノ
.ト、;;;;;;;i;;;;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;i"!;;;;;;;;/
.ト、O゙メ!;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;!メ/〉,/
!;;;`ヽ、i;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;メ!'´∪'
.!;;;;;;;;;;;;;ト;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;ノィ/
!;;;;;;;;;i゙f ゛;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;メ)/メ
ヽ.f、ゝi .トO\;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/゙/;;;;/
゛!、!`゙.i;;`>ヾ;;;;;;;;;;;;;;;;,;;;;;;;/'´;;;;;;;;;;/
` !;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/´i;;;;;;;;;;;;;>''´/
!、;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ |;;;;;;;;;;´`ー/
! `ヽ、;;;;;;/ i;;;;、;;;;;;;;;;;;/
ト、_O`ヽi .ノ;;;! ヽ、;;;/
ヘ;;;`ー‐'┐ i;;;;;;ヾー/
ヘ;;;;;;;;;;;;;`).i;;;;;;;;;;゙ーi
ー┐;;;;;i .i、;;;;;;;;;;;/
,';;;/iハノ、ヽ;;;;;/
!/〆ノ;;;;゙、o゙/
゙¨¨´ i;;;;;;;ヽ'
i;;;;;;;/
ノ;;;;;(
/;;;;;;;;;ヽ
!、;;;;;;;;;;;;)
゙ー‐'´
_,..=‐ヵ‐--. 、._
,.ィ:'´:::::::://'⌒ヽ.〃´::`ヽ. fi
,ィ;'´:::::::::::::/∧:.:ヽ;/::::::::::::::::::ヽ、 |i
,ィ';;;;;;;:::::::::::::〃 `7/:::::::::::::::::::,,ィ=‐ヽ. i|
,;';;;;;;;;;;;;;;;:::::::::ii /,'::::::::::::,:,ィ"´ `、 ノj
,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::il.: . ./'::::::::::::;:'' メ、j;|
,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|:.:/;;;;;;;:::::::/ ,ィ‐‐:、 /;;;;;;;;i
i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i:,';;;;;;;;;;;;;;/ ,;'::::、:::::::ヽ ハ;;;;;;;;;i,i! まぁ、良い。
|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!;;;;;;;;;;;;;/. !::::::::ヽ::::ノ メ;;;;;;;;;;;;';i' どうだって良いさ。
i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ii ゙ゝ==‐'′.メ;;;;;;;;;;;;;;;;;;'
:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| : メ;;;;;;;;;;;;;.;;;;;;;;i ……ここにはもう用はねぇな。
. ゙、:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i::. . .:. ,,ィ'´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i
ヘ` 、:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i:.:.:..:,ィ;';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!
゙.、 `゙メ、:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙;;;'";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!
ヽー‐';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!
ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:|
ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::i
ヽ、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::.、
>.、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::ヽ.
ヘ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::ヽ、
ヘ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::/'´ `<
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::/ ,ィ⌒ヽ. `ヽ、
__.,,ィ;;";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ i:::::ヽ.::::i ノヽ
__,.ゝ、;;;;;;;';´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/. ヽ、___.ノ ,.ィ;´;;;;;;;;;;;ヽ
メ、´ ,'⌒メ .メ、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;メ., _/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
;;;;;;゙、、 ゙ー'′ `メ、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/. .:. . : _,.イ;´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\
_,..=‐ヵ‐--. 、._
,.ィ:'´:::::::://'⌒ヽ.〃´::`ヽ. fi
,ィ;'´:::::::::::::/∧:.:ヽ;/::::::::::::::::::ヽ、 |i
,ィ';;;;;;;:::::::::::::〃 `7/:::::::::::::::::::,,ィ=‐ヽ. i|
,;';;;;;;;;;;;;;;;:::::::::ii /,'::::::::::::,:,ィ"´ `、 ノj
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i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i:,';;;;;;;;;;;;;;/ ,;'::::、:::::::ヽ ハ;;;;;;;;;i,i! ─────さぁて、面白くなるのは、これからだ
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i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ii ゙ゝ==‐'′.メ;;;;;;;;;;;;;;;;;;'
:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| : メ;;;;;;;;;;;;;.;;;;;;;;i
. ゙、:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i::. . .:. ,,ィ'´;;;;;;;;;;;;;;:;メi;;;;;;;i
ヘ` 、:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i:.:.:..:,ィ;';;;;;;;;;;;;;;;;;;;:ィ゙/゙メ;;;;;;;!
゙.、 `゙メ、:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙;;;'";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;メ、/`/;;;;;;;;;!
ヽー‐';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;メ、ノヽ/;;;;;;;;;;;;!
ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_,.ィ''´.X " メ;;;;;;;;;;;;;;;;:|
ヽ;;;;;;;;;;;;;___ィ‐‐、―ヽ .メ";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::i
ヽ、;;;;;゙メニ.ヽ__,ヽイ";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::.、
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メ、´ ,'⌒メ .メ、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;メ., _/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
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|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,/ _.--―-,, ヽ.;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;│
!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ /ンノ'''' 、ヽ ` 、;;;;;;;;;;;;;;¦ おっと、お前らが見れるのはここまでだ
丨;;;;;;;;;;;;;;丨 |!│| l==1 1;;;;;;;;;;;;;;;;;;| じゃあな、また後で会おう
_⊥;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ 1 ‐ヽ,,ノ ノ ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;1
_--'´;;;;!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;` `ー---‐'´ /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;│
...--'';;;;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、 /´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l' `ー.._
_,....--'‐''"^;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ー-..._ _.....‐冫;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;;;;;''"`ー 、_
 ̄;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;‐- ̄ニ二‐=-`;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,';;;;;;;;;;;;;;;;;;;l `'ー-..,,_
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ー'ー' / /
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#[1,Q][2,B][3,?][4,S][5,B]
(; ^ω^)「お!? 」
ミ,,゚Д゚彡「どうした?」
(; ^ω^)「あ、いえ……すみません、ちょっとボーっとしてましたお」
ミ,,゚Д゚彡「……そうか」
(; ^ω^)「……」
しぃ先生が牢屋の床をぶち抜いて少し。
僕たちは先生が鉄格子をひん曲げて作った出口を抜け出し、廊下を歩いていた。
前から先生、僕、フサギコさんという順番だ。
あの騒ぎなら誰か……特にハローさんは飛び込んでくるのではないかと思ったが、ここまで誰かと遭遇することはなかった。
_,
(; -ω-)(疲れてるのかお? 何か変な映像が浮かんだような気が……)
(; ^ω^)(っと、今はとにかく集中しなくちゃ)
疲れているのか、完全に意識が薄れかかった。
その際、何か変な物が頭の中に浮かんだ気がしたが、なんだったのだろう。
いやいや、今はそれよりも気を抜かないようにしなければ。
僕は頬を軽くはたくと、先生の後ろを歩いた。
初リアタイ
寝落ちか?
そういえば栄々高校はどうなってんだ?
(*゚ー゚)「それにしても、内藤君の声が突然響いてきたのには驚いたわね」
_,
(; ^ω^)「は、はぁ……色々とありまして……」
先生の後ろを付いていきながら、僕は周囲に気を張っていた。
ハローさんがいつどこから襲ってくるか分からないからだ。
今、僕たちが歩いているこの廊下は散々ハローさんが僕に会いに来るために使っていた廊下だ。
牢屋内と同じで石造りの廊下、両側には点々と同様の牢屋が並んでいる。もちろん、中には誰もいない。
(; ^ω)(……不気味なほど、静かだお)
う
しかし、歩けど歩けど僕たち以外の気配がない。
そもそもただの一般人の僕がそんなものを感じられるのか、という問題もあるが、とにかく静かなのだ。
(*゚ー゚)「あ、心配しなくてもここには私たちだけよ?」
(; ^ω^)「お?」
つ
周りをキョロキョロとみる僕に気づいた先生が笑いながら振り返る。
どうしてそんな事がわかるのか?という疑問が浮かぶが、先生もE組の一員なのだ。
それも、先生なのだ。当然、”何か”の力がある。
( ^ω^)「……先生にも、何かの力があるんですおね」
つ
僕は少し考え、聞いてみた。
力だけではない、あの時から何があったのか。
捕まってから、僕を逃がしてから、それらの事を知りたかったからだ。
先生は少しだけ困ったような顔をしてから、また歩き出した。
(*゚ー゚)「そうね……内藤君もE組の事を知っているようだし、教えなくちゃね」
(*゚ー゚)「私の正体から話すと、『妖怪』っていうのが一番近いかな」
(; ^ω^)「よ、妖怪?」
∧ ∧ ピョコッ
(*゚ー゚)
∧ ∧
(*゚ー゚)「ね?」
(; ^ω^)「おぉ……」
顔だけを振り返らせた先生。その頭には、見事な耳があった。
毛で覆われた、獣のような耳だ。先生はそのまま腕まくりをすると、腕も獣のようなものになっていた。
茶色の毛で、手には大きな爪。まるで猫だ。
(*゚ー゚)「やっぱり、びっくりしちゃうよね」
( ^ω^)「……」
1.いやびっくりはしてないです
2.肉球
3.だからロッカーもぶち抜けたんですね
4.その耳で僕がいる場所がはっきり分かったんですね
5.他に何かあればどうぞ
下から1番目
2
久々のリアタイ
( ^ω^)「肉球」
∧ ∧
(*゚ー゚)「え?」
ふにっ
∧ ∧
(;゚ー゚)「へ!? 」
( ^ω^)「……」
ふにふにっ
∧ ∧
(;゚ー゚)「ちょ、内藤君!? 」
( ^ω^)「……」
ふにふにふにふにっ
( ^ω^)(……これは)
( ^ω^)
( ^ω^)(これは良いものだお)
∧ ∧
(;゚ー゚)「な、内藤君?離してくれると嬉しいんだけど……」
(; ^ω^)「お、すみませんお! ちょっと夢中になってましたお」
(;゚ー゚)「う、うん」
僕が先生の肉球から手を放すと、先生はその姿を元に戻す。
あぁ、肉球が。と、若干の名残惜しさを覚えると、それがどうやら顔に出ていたらしい。
(*゚ー゚)「ふふ、変なの」
先生がくすりと笑っていた。
(*゚ー゚) 好感度 [:::::::::: ]
↓
(*゚ー゚) 好感度 [:::::::::::::: ]
(; ^ω^)「変て……」
変というのはどうしてだろうか。
そこに肉球があれば、更に言うと大きい肉球があれば触ってみたくなるのが人という物だろう。
なので変というのは違う気がする。僕は決して変ではないのだ。
(*゚ー゚)「いやいや、触り方もなんかいやらしかったよ」
(; ^ω^)「えぇ!? 」
だとすれば、これは僕が全面的に悪い。
申し訳ない、先生。僕は頭を下げると、また先生はくすりと笑った。
(; ^ω^)「あの、先生?」
(*゚ー゚)「ううん、何でもないよ」
(; ^ω^)「はぁ……」
なんだかむずかゆい気持ちになる。しかし、どこか温かい気持ちにもなれた。
久しぶりに誰かと気軽に会話が出来たからだろうか。僕はなんとも言えない、高揚感ともいうのだろうか。
ふわっとした足取りで、とにかく先に行きましょう!と先生に声をかけて歩き出した。
ミ,,゚Д゚彡「あぁ、そうだね。先に行こうね」
その後ろを、無表情のフサギコさんが付いてくる。
( ^ω^)「フサギコさん?」
ミ,,゚Д゚彡「おっと、俺の存在を忘れてなかったのか?忘れてないうえであの流れをしたのか?」
ミ,,゚Д゚彡「だとしたらお前、すげぇよ」
(; ^ω^)「はぁ……?」
ミ;-Д-彡「いや、すまん。何でもない。気にしないでくれ」
大きくため息を吐くと、フサギコさんは白衣のポケットに腕を突っ込む。
そういえば、先生を”直した”と言っていたが、あれはどういうことなのだろうか。
最後にみた先生を思い出す。
ハハ ゚∀从「「”マッドサイエンティスツ”って、言いましたヨネ?」」(゚∀゚ ハハ
高岡さんと同じように、その顔をまるでハローさんのように変えた先生。
あれ自体が偽物、という風に僕は認識していたが、フサギコさんのいう事を考えると
あれは偽物ではなく先生本人だった、ということだろうか。
( ^ω^)(とすると、高岡さんも本物ということだお)
( ^ω^)(フサギコさんなら、高岡さんも元に戻せるってことなのかお?)
あ、ごめんなさい今日はここまでです
また次回、よろしくお願いします
肉球触ってれば先生の好感度上がる可能性が
久しぶりに高感度うpしたぜ
出遅れたおつ
寝落ちしてた乙乙
好感度生きとったんかワレェ!
乙。フサギコにも肉球があればな
またホモルートじゃないですかやだー
しかし先生はよほど変なことしなきゃ簡単に好感度上がりそうだな
乙
先生かわいい
遅くなりましたが明日の21:00か22:00頃にでも開始します
よろしくお願いします
パンツ脱いでストッキング履いた
覚醒したか……
( ^ω^)「フサギコさん」
ミ,,゚Д゚彡「どうした?」
後ろを歩くフサギコさんに、僕は高岡さんも元に戻せるのかを訪ねてみた。
すると、フサギコさんはさらりと「出来る」と言ったのであった。
ミ,,゚Д゚彡「だが、今は難しい」
(; ^ω^)「難しい?」
つ
難しいとはどういう事だろう。
治す方法、それ事態が困難な方法なのだろうか。
依然静かな廊下を歩きながら、フサギコさんは話を続けた。
前を歩く先生は耳をピコピコと動かしながら歩き続けている。
ミ,,゚Д゚彡「いや、治すこと自体は簡単なんだ」
ミ,, ゚Д彡「そこの先生と高岡ってお嬢ちゃんが変になっちまったのは、ハローの作った機械が体ん中に入り込んだからだな」
つ”
ミ,,゚Д゚彡「で、それを機能停止させてやりゃ元に戻るって寸法だな」
つ
(; ^ω^)「……」
先生と高岡さんがおかしくなってしまったのはそういうことだったのか。
髭を弄りながらフサギコさんが身振り手振りで説明すると、どうやら極小の機械が体を操ってしまう、という事らしい。
ハローさん作成のその機械はフサギコさんからすればお粗末なもので、
ある程度の時間があればすぐに取り除くことが出来るようだ。
簡単に説明を受けていると、しかしなぜそれが難しいのだろう、という疑問がより強くなる。
_,
( ^ω^)「……難しいっていうのはどういう」
つ
その疑問を口に出すと同時に、僕は急に立ち止まった先生の背中にぶつかってしまう。
どうしたというのか、僕は立ち止まる先生の後ろから顔をのぞかせ、その先を見る。
しえんぬ
(; ^ω^)「あっ……」
ミ,,゚Д゚彡「これが答えだ」
(*゚ー゚)「下がって内藤君」
先生が立ち止まった理由。
フサギコさんが難しいと言った理由。
その答えは目の前に堂々と立っていた。
ハハ ゚∀从「ドーモ。皆サん」
腕を組んだ高岡さん───ハローさんに体を操られている高岡さん───が居た。
飄々とした声と態度だが、その目は明らかに敵意を孕んでいる。
しぃ先生が僕を護るように片腕を伸ばし、高岡さんと対峙する。
ハハ ゚∀从「それデハ、大人しク捕まるカ死ンデくだサイ」
(; ^ω^)「!」
高岡さんが跳躍する。
バキリ、と地面を砕いて飛び、一瞬のうちに眼前に迫る。
先生を無視し、顔を覗かせていた僕の方へ高岡さんの腕はかぶりを振る。
しかしその腕は僕をとらえることなく、そしてその姿は先ほど高岡さんが立っていた場所、その更に後ろの方へ吹き飛ばされていた。
∧∧
(*゚ー゚)「大丈夫だった?」
先生がその腕を掴み、高岡さんを投げ飛ばしたのであった。
高岡さんが飛び込んできた勢いをそのまま利用する形でぐるりと回してから投げ飛ばすと、高岡さんは面白いように飛ばされたのであった。
(; ^ω^)「あ、ありがとうございます」
∧∧
(*゚ー゚)「危ないから下がっててね」
(; ^ω^)「っ、先生あぶな────
先生はにこりと笑うと、背後からもう一度飛びかかってきた高岡さんの襟首を掴み、地面に押し付けた。
先生、危ない。言いかけていた言葉はそのまま喉の奥に引っ込んだ。
背後という死角からの攻撃を軽く捌き、高岡さんを取り押さえた先生は表情を崩さず語りかけた。
∧∧
(*゚ー゚)「見えてるってさっきも言ったでしょう。いい加減、諦めなさい」
∧∧
(*゚ー゚)「それから高岡さん、すぐに助けてあげるからもう少し堪えてね」
ハハ ゚∀从「アー、あー、まーったく厄介な能力デスね。あなたに仕込んだ機械、何で壊れちゃったンでショ」
∧∧
(;゚ー゚)「っ! 」
抑え込んでいる先生の腕を力づくで振りほどく高岡さん。
少し距離をとると、服の汚れを叩きながらこちらを見やる。
どうやって先生を攻略しようか、そんな感じの目だ。
ミ,,゚Д゚彡「わかったろ、難しい理由」
(; ^ω^)「……わかりましたお」
呆けながら二人の様子を見る僕に、フサギコさんが話しかける。
高岡さんを治すのが難しい理由、それはとても簡単なことだ。
単純に、向こうが襲ってくるから。だから、治すにも治せない。それだけだ。
(; ^ω)「あれ、じゃあどうやって先生を治せたんですかお?」
つ
ミ,,゚Д゚彡「彼女の能力がハローの機械と相性が悪かったんだ」
ミ,, ゚Д彡「抵抗してたんだよ、俺に治されるまでずっと。一人でな」
つ”
(; ^ω^)「抵抗?」
ミ,,゚Д゚彡「あぁ。お前らが穴の中に落ちた後、あの先生が突然施設内を壊しまわってな」
ミ; ゚Д彡「割と派手に、それも重要な部分もぶち壊してくれたからなぁ……まぁそれはおいといて」
ミ,,゚Д゚彡「ハローのやつも完全に操れないことが想定外だったようで、抑え込もうと躍起になってたよ」
ミ,,゚Д゚彡「で、ハローに捕まらないように、だけど体の自由を取り戻そうと先生は抵抗してたんだよ」
つ”
ミ,,-Д゚彡「で、しばらく暴れまわった後、多少体の自由を戻した時に俺が現れたってわけだな」
(; ^ω^)「……」
つ
もしかして、たまに聞こえていた何かが壊れるような音って先生が暴れていた音、ということか。
何度目かの死に戻りの時、ハローさんが『殺しても良いから全力で止めろ』と、誰かに連絡を取っていたが
それも恐らく先生のことだったのだろう。
( ^ω^)「……あれ」
ということは。
ハハ ゚∀从「ヨーシ、これナらどうデスか! 」
高岡さんが身を低くしながら駆け出す。
先生も同様に低くし駆け出すと、高岡さんの動きを止めようと手を伸ばす。
しかし高岡さんはそれを弾きながら地面を蹴り上げ、石の礫を先生に飛ばす。
パン、と乾いた音がすると先生は降りかかってきた石すべてを砕き、粉に変えて見せる。
∧∧
(*゚ー゚)「残念でした」
ハハ;゚∀从「グエー。これもダメとカ、ホント零れ物って化け物デスね! 」
∧∧
(*゚ー゚)「いやね、私、ただの先生よ」
高岡さんの腕を掴んだ先生は先ほどと同じように投げ飛ばす。ぎゃあと言いながら、高岡さんは器用に空中でその勢いを殺すと、
ふわりと着地する。しかし、そこへ追撃をすべく駆け出していた先生によりまたしても抑え込まれる。
( ^ω^)「ということはもしかして今、絶賛追われ中ですかお?」
ミ,,゚Д゚彡「今気づいたのか。そうだが?」
_,
(; -ω-)「〜〜〜〜〜っ」
そ、そうだが?じゃないんですけど!?
いや、そりゃあハローさんたちに出くわさない事は無いとは思っていたけどさ!
ミ,,゚Д゚彡「……だが、ハロー達は今、俺らの相手をしてる場合じゃねぇんだよ」
_,
(; ^ω^)「ど、どういうことですかお?」
フサギコさんの表情が硬くなる。
高岡さんと取っ組み合う先生が、またしても高岡さんを地面へと叩きつける。
バキリ、とした音は高岡さんが叩きつけられた音、ではなくそれを足で踏ん張る音であった。
ハハ;゚∀从「アー、もう! やっぱりアチラに行くべキデシたカネー! 」
身を翻し、距離を取った高岡さんが愚痴をこぼす。
_,
(; ^ω^)「あちら?」
つ
.
「アーアー、マイテスマイテス。聞こえますカ? 聞こえますネ? 戦闘班は直ちに私の元に来るヨウに 」
.
(; ^ω^)「お!? 」
突然聞こえてきた声は、施設内に取り付けられていたスピーカーから出たものだった。
声の主はハローさんであり、いつものようにふざけたような声であったがその内容は不穏なものを感じた。
(; ^ω^)「戦闘班って……」
ミ,,゚Д゚彡「さっきも言っただろ。”それどころ”じゃないのさ、ハローは」
(; ^ω^)「それどころじゃないって、一体何が」
ミ,,゚Д゚彡「わからん。が、俺らを追いかけていたハロー達が突然追うのをやめたんだ」
ミ,,-Д゚彡「恐らく、”何か”が起こったんだろうよ」
つ”
(; ^ω^)「……」
何か。
何か、とは何だろう。
フサギコさんたちを追いかけていたハローさんが、それを止めるほどの何か。
戦闘班、ということは何かと戦っているという事なのか。
……嫌な予感がするのは、気のせいだろうか。
ハハ;゚∀从
ハハ;゚∀从「……そういうワケでして。私、アチラに行かなけれバいけないのデシて」
∧∧
(*゚ー゚)「へぇ」
ハハ;゚∀从
∧∧
(*゚ー゚)
ハハ;゚∀从
∧∧” ピコピコ
(*゚ー゚)
ハハ;゚∀从
∧∧
(*゚ー゚)
ハハ;゚∀从「見逃シテ?」
∧∧
(*゚ー゚)「いやよ」
ハハ;゚∀从「デスよね! 」
逃げ出そうと駆け出す高岡さんを、先生は取り押さえる。
ぐえあと短い悲鳴を上げた高岡さんは、しかしまたしてもそれを力づくで振りほどく。
単純な力勝負では、高岡さんの方が上なのは明らかであった。
その差を、先生は技術で抑え込んでいるのだろう。
∧∧
(*゚ー゚)「内藤君」
高岡さんと対峙する先生が喋る。
∧∧
(*゚ー゚)「ここは私に任せて、先に行ってちょうだい」
(; ^ω^)「えっ」
ちょっと待って先生。
今なんて?
∧∧
(*゚ー゚)「ここには今、高岡さんしかいない。他の人はきっと、別の場所に集まっているんでしょう」
∧∧
(*゚ー゚)「先生が高岡さんを抑えるから。そうすれば、後は大丈夫」
∧∧
(*゚ー゚)「この先をまっすぐ行けば、みんながいるから」
∧∧
(*゚ー゚)「高岡さんを助けるのも、今がチャンスなの。他に誰もいない、今しかないの」
∧∧
(*゚ー゚)「だから、行って。お願い、行ってちょうだい」
(; ^ω^)「い、行ってって……」
いや、行ってって、先生を置いて?
僕一人で、この先に?
先生は他に誰もいないっていうけど、行けと?
そりゃ確かに、僕がこの場所に残ったって何も出来やしない。
正直、この二人の間に飛び込んだ瞬間死ぬとしか思えない。
_,
(; -ω-)(なら、先生の言う通り行くべきなのかお?)
つ
そうすれば、捕まってるみんなを助けることが出来る。
そうすれば、みんなで先生を助けに戻ることだって出来る。
_,
(; -ω^)(いやいやいや、でも、置いていくだなんて)
みんなを助けに行く間に、何かあったら?
もしも、僕がその場にいれば何とかなったかもしれなかったら?
(; ^ω^)「……」
(^ω^ ;)「ふ、フサギコさん」
ミ,,゚Д゚彡「お前が選べ」
(^ω^ ;)「っ」
フサギコさんに助け舟を求めるも、スッパリと切られてしまった。
「俺は、選ぶことはできない」 そう、フサギコさんは呟く。
いや、確かにフサギコさんに判断を委ねる場ではなかった。
選ぶしかないのだ。行くか、残るか。どちらかを。
_,
(; -ω^)(どうする、どうする、どっちが正しい。どっちが良いんだお!? )
悩む時間も惜しい。
決めるなら、今すぐだ。
_,
(; -ω-)「……」
つ
1.先に行く
2.ここに残る
下から1番目
1 間に合わなかったらヤバそう
2
みんなをかぞえろ
(; ^ω^)「分かりました! 先生、そっちは任せましたお! 」
僕は残るのではなく、先に行くことを選んだ。
先生の横を走り抜け、高岡さんの横を走り抜ける。
先生を警戒してか、高岡さんは目だけで僕を追った。
∧∧
(*゚ー゚)「そう、それで良いの。ありがとう」
( ^ω^)「……っ! 」
先に行くこと。それは落ち着いて、冷静に、今の状況を考えて出した結論だ。
僕が今できることは、ここに残って「かもしれない」に備えるよりも、先に行って皆を助けることなのだ。
ミ,,゚Д゚彡「さて、じゃあ俺は隙を見て治せば良いな?」
フサギコさんは高岡さんを治すため、先生と一緒に残った。
∧∧
(*゚ー゚)「お願いね」
ハハ ゚∀从「?そこに誰かいるんデスか? まぁ別にどうだッテ良いんデスけど」
∧∧
(*゚ー゚)「さてと、それじゃ高岡さん」
ハハ ゚∀从「見逃してホシいデスねぇ……」
∧∧
(*゚ー゚)「先生、張り切って助けるからね! 」
ハハ ゚∀从「ハァ」
(*゚ー゚) 好感度 [:::::::::::::: ]
↓
(*゚ー゚) 好感度 [::::::::::::::::: ]
.
――――――――――――
―――――――
――
(; ^ω^)「ほ、本当に大丈夫かなぁ……」
廊下を走りながら、僕は残してきた先生とフサギコさんを思う。
何やら想定外の事が起きているようで、ハローさんも”何か”にかかりっきりのようで、
そして高岡さんは単独で先生と会っている。高岡さんを助けるチャンスでもあり、みんなを助けるチャンスでもあるこの機会。
逃すわけにはいかない。
しかし、漠然とした不安が残る。
あのハローさんが、こんなに僕たちにとって都合の良い展開をさせてくれるだろうか?
(; ^ω^)「……罠?」
その可能性も、ゼロではない。
あのハローさんだ。散々、苦汁を舐めさせられた。
可能性を殺す、それが目的だと言っていたけど、させてたまるか。
僕は必ず、みんなを助け出す。
そしてこのくそったれな現象にケリをつけて、またみんなと普通の日々を過ごすんだ。
本当にチョロいな先生
( ^ω^)「────お?」
何か、声が聞こえた。
この部屋だろうか?僕は走るのを一度止め、ドアの前に立つ。
幸い、鍵はかかっていないようだ。
( ^ω^)「もしかして、誰かが……?」
注意をしつつ、僕はドアを開けた。
100までの好きな数字を下から1番目
トリップキーとの合計値が
1〜10:判定(良)
11〜40:都村さん
41〜70:クーさん
71〜90:ツンさん
91〜100:判定(悪)
となります。
78
26
( ^ω^)「誰かいるのかお……?」
ソロリ、と開けたドアから顔を覗かせる。
薄暗い部屋の中、しかし人の気配を感じ僕は目を凝らす。
部屋の中はそれほど広くないようで、その奥の真ん中辺りに人影を見つけた。
_,
(; ^ω^)「……」
つ
先生は敵はいないと言っていたが、もしかしてもある。
というか、今更になって思い出すとクーさんは人の気配を感じることが出来るため、
それが却って”ロボット”の存在に気づくことが出来なかったのだ。
つまり、先生が敵はいない、という言葉がクーさんのように他に”人の気配がない”、という意味だとすると。
_,
(; ^ω^)「……」
つ
この奥にいる人影は、もしかすると、だ。
_,
(; ^ω^)(ロボットの可能性も……)
ドアノブを握りしめる拳に、ひんやりと汗が滲む。
動く気配のない人影は、しかしその姿がはっきりと見えないことで逆に怖い。
壊れているのか、それとも向こうも様子を見ているのか。
_,
(; ^ω^)(一体、どっちなんだお───)
(゚◇゚;トソン フゴフゴ
( ^ω^)「何で猿轡されてんの?」
部屋の奥に居たのは両手足をぐるりと縛り上げられ、さらに口には猿轡を付けられた都村さんの姿があった。
やれやれ、僕のあの不安は一体どうしてくれるのだ。僕は都村さんの猿轡を外してあげると、久しぶりに見た彼女の姿に少しだけ頬がほころんだ。
それでは今日はここまで
また次回もよろしくお願いします
乙乙
乙!
ヒヤっとしたわ乙
乙
乙
やっと合流できてきた
おつおつ
また襲われる前に合流できてよかった
AAがかわいい
おつ
明後日くらいにやりますので、よろしくお願いします
暑いからパンツ脱ぐのもしかたないね
もう脱ぐものないんだけど
20:00ごろ始めます
始めます
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\| .  ̄ ロ
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ロ □ ロ ロ . |/
ロ ロ □
・ ロ ロ □
. ・ ロ . ・ 。 . ロ
彼女は真っ白な空間、どこでもありどこでもないその空間に一人で膝を抱えて座っていた。
時折、大小様々な結晶がふわりと現れては消え、消えては現れる。その度に、彼女は手近な結晶を一つだけ指で弾く。
キィンと音を出しながら結晶はくるくる回転すると、他の結晶に当たり砕け散る。キラキラと輝きながら砕けた結晶は、
ふわりと辺りを漂うとやはり同じように消えていく。
まるで星が流れ落ちるようなその光景は、しかし彼女の表情は暗く、寂しいものに映えた。
o川*゚-゚)o「……」
o川*゚-゚)o「あいつ、私を逃がしてくれた……?」
o川*゚-゚)o
o川*゚-゚)o「なんでだろ……」
彼女は別の空間からこの空間へと逃げてきたが、それは彼女が嫌いな奴のおかげであった。
そもそも何故彼女が逃げてきたのか、というとそれは”敵”が現れたからである。
悪意の塊と呼べるそれは、幾度となく彼女とここにはいない彼の前に立ちはだかり、邪魔をしてきた。
それが今回、更に力をつけて現れたのである。そしてそれは突然の事であり、彼女はなすすべもなく
一方的な攻撃を受けるが、それを助けたのがその”嫌いな奴”であったのだ。
o川*゚-゚)o「……」
′'
o川*゚-゚)o ´「?」 ゚〜〜 フワッ
いつのまにかふわりと現れた結晶が、彼女の目の前を揺蕩う。
それを、彼女はまた指で弾く。
n
,⊆ ⊇、
 ̄U ̄ _,ノフ __
レL! └┘/7
<ノ
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人__/ \|/ ))
⌒ヽ( 〈」
_ -ァ )て i>
__ -‐ ´ ノ __ノ(` ◇
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/ ヽ` 、ノ
_ュ-ォ‐ァ ア'´ , ヽノ
__,. -― ´ / / / /` _ノ
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--==== i: : : : :.:} 乂/}i\:/: : : :}: : :./: : : :.八
/ ハ\: : :.| ノ " /{ .:|i: :/ :.:/: ノ: : /: : :/: :.:) ……ま、考えてもわからないか。あいつのことは。
/ iニi \ . ` U ii | .:|i:.,. :.:/:.´:-=ミ:/: :.彡' 邪魔もするし、何をしたいのかわかんないんだよね。
ノ' |=∧. \∧ r _ .乂、 |i/: :// >≦ ̄ヽ
ニ∧ /: :i≧ _ム __,) .ヽ_,彡'|i: :/' // ,,斗≦ノ
ニニ: /i: : |i : : : i : ヽ u rヘ // /: : : :}\
=,,,/:/ニ|: : |i : : : |i : : :≧=---r ハ / / /ノ: : : :/: : :.\
ニ/:.,==:|: : |\: :人: : : i/>: :} i }ヘ/ /:): : : /: : : : |: :\
_,. : iニ:|: : |ニ/ \: : : :彡イ } 八ヽ/: :/: : : :i : : :.:.人: : :.\
_ii : |ニ:|: : |'| {  ̄ \ |/l // , . : :/: : : : :|: : : : : : :\: : :
八: ∨,'|: : |:| } |/| 。r=彡イニ/: :/: :ゝ彡 ̄ ̄:ミ: 、: : \
ニ\:ヽ|: : |:{--| /' __|/=彡 ´__/ニ=乂(ニ≧=-----=ミ: : :\: : :
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
o川*゚-゚)o「……」
o川*゚-゚)o「そろそろ1週間が経っちゃう、か」
o川*゚-゚)o
o川* ゚-)「今回も、ダメなのかな」
o川*゚ー゚)o「────いや、私が諦めてどうするの! 」
o川*゚ー゚)o「そうだよ、私が……私だけは、諦めたらダメだよ! 」
o川*゚ー゚)o「じゃないと、彼が……彼に、顔向けが出来ないよ」
顔を上げて彼女は立ち上がると、気合を入れるように腰に手を当てて背伸びをした。
仰け反りながら息を大きく吸って吐き、彼女は一歩前に進む。何もない場所に右手をかざすと、
「”繋ぐ”ことくらいしか出来ないけどね……」と言いながら、右へ腕を振った。
o川*゚ー゚)o「よし、これで”向こう”の様子と、”可能性”を繋げ─────」
o川*゚ー゚)o「……」
o川*゚ー゚)o「あー……」
o川*゚ー゚)o「参ったなぁ」
振りかざした右手を見て、彼女は呟いた。
「 ヽ r 、
r 、 ', ヽ { ヽ
| , ヽ ', 、 ',
| l ', ', ', ',
「ヽ. | | | , , ',
| ', l , l ' l ', , -‐、
l } ', 、 l ', | ' 〃 /
、 ヽ ', ヽ」 __ ,´ー l./ /
ヽ ヽ> -‐' __ ,/ {
', ノ /´ /j |
', _/ // ヽ
l / , ´ /
| / / |
l / ' /
, / l /
ヽ | /
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丶, -――‐- く
/ ___ |
_」/´ `\ __
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V::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::〈
)::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::}
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`弋乂 _n__
( ⊂´ └i七┐ _n__
 ̄. (r匕r'_) └i七┐ _n__
(r匕r'_) └i七┐
(r匕r'_)
「 ヽ r 、
r 、 ', ○{ ○ 0 O
| , ヽ ', 、 ○ 0 O 0
| l ', ', ', O 0 。
「ヽ. | | | , , ',○ 0 O 0
| ', l , l ' l ', ,O‐、 0 。
l } ', 、 l ', | ' 〃 0 O O
、 ヽ ', ヽ」 __ ,´ー l./ O/ O
ヽ ヽ> -‐' __ ,/ { ○ ○ 0 O
', ノ /´ ○ O 。
', _/ // O 0 O 。
l / , ´ O O O O
| / / | ○O 0 0 O
l / ' 0 O ○ 0 O
, / l / ○ ○ 0 O
ヽ | / ○ 0 O 0
\ / 0 O 0 。 。
丶, -――‐- ○ 0 O O
/ ___ |
_」/´ `\ __
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V::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::〈 f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
)::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::}. | ──── 時間、あんまりないかぁ…… |
乂_________________ノ
――――───────――――――――
────―――――――
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,イ
/ム―7
//ニ7/ ,イ
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// ,イ,イ ,イ //ニ7/ ,イ
/' レレ // /' ̄7/ /ム―7
/' // ,イ,イ ,イ //ニ7/
/' レレ // /' ̄7/
| ≧s。. ~''< ∧ ∨ /' // ,イ,イ ,イ
| ~ト ~''< ∧____∨ /' レレ //
| ≧s。. ∥ ~''< ≧=‐--------------------------------------‐=≦ /' 〇
ト .~ ∥ ~''<|____________________________/ .| 〇
| ∥ {℡ 寸℡ 寸℡ 寸℡ 寸℡ 寸℡ 寸℡ 寸℡ 寸 | | 〇
|≧s。. ∥ | ℡ 寸℡ 寸℡ 寸℡ 寸℡ 寸℡ 寸℡ 寸℡ 寸| |。s≦
| ∥ Tマ ̄ ̄ ̄厂 ̄ ̄ ̄ マ ̄ ̄ ̄厂 ̄ ̄ ̄ マ ̄ ̄ ̄ハ| . |
| ≧s。._ ∥ .|::ト----イ≧s。. ト----イ ト----イ.:|. .|
|_ ∥ .|::| |L___r、~''<}]} rzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz f// .| :|r-イ. !
|  ̄ ∥「 ≧s。. .! | | `¨!| | |ヾzz厂 ヾzz厂 ヾzz厂!| T.| :||㍊|≦| |
| -----.∥| B 4 | |::| |.,__ !| | | |! __≧s。. __// .|| .| | :||㌶:B4! |
| ∥|:====.| |::| |--| . !| | | |! H | i::コ| i|∥ | | :||㌦!==| |
| -----.∥|:三三:| |::| |三| . !| | | |! | | >''~ ̄ ̄~`'i|∥ | | :||㌃!三| |
-- | ∥|:三ニ ! |::| | | . !| | | |! >'"zzzzzzzzzzi!∥ | | :| ` トミ:! |
∥| ̄ ∥| | |::| | | . !|__>''~-------------- \__,.| | :| | | | |≧ト
∥| _,.jI斗 .∥| | |::| |''" >''~ / | | :| | | | |●::
∥| _∥| | |::| >''~ / :| | :| | | | |:::::::
∥|._,.。*''" ∥| | |::|>''~ / | ,/ . ! . .! .| | |消火
∥| jI斗.∥| | >''~zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz彡 | !.....| |:::::::
∥| ''" .∥| >''~ / | ∨ j |...||::::::::
∥| ,.>''~.∥|>''~ ヽ-------- /---------------------|-------------イ´ ./ | |::::::::
斗| .!'" >''~ヽ_______/.____________.|_________/\...| |::::::::
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_,
(; ^ω^)σ「え?ここを右に行けばいいのかお?」
(゚、゚トソン「うん」
都村さんの猿轡を無事に外した僕は、彼女の指示に従いながら右に左に、時折真っすぐに歩いていた。
上の階では基本的に一本道だったが、ここは随分と複雑に入り組んでいる。ふと、先生は大丈夫だろうかと思い振り返ると、
「何?」といった表情の都村さんが丸い瞳を覗かせた。
(゚、゚トソン「この道で合ってるよ。クーさんはもう少し先にいるかな」
(; ^ω^)「あ、うん。そのことに関しては信じてるから大丈夫だお」
(゚、゚トソン「?」
_,
(; -ω-)「いや……先生、大丈夫かなぁって思って……」
つ
(゚、゚トソン「先生なら大丈夫だよ」
_,
(; -ω^)「お?」
つ
さらりと言う都村さんに、僕は疑問を投げかけた。
都村さんは当たり前のことを言うように、「だって、先生だもん」と答えた。
(゚、゚トソン「ハインの事も大丈夫だよ」
_,
(; -ω-)「……うん」
つ
話を少し戻すと、都村さんは僕たちの現状を理解していた。
高岡さんが操られていること、先生が元に戻ったこと、フサギコさんのこと、クーさんが捕まっていること。
多少 情報に穴が開いているところもあったが、話をしつつ埋めていった。
では、どうして捕まっていたはずの彼女が僕たちの様子を知ることが出来たのか。
それは、あの機械と都村さんの”能力”によるものだった。
あの機械、箱のようなアレは都村さんの能力によって作られた彼女の力の”スペア”とも呼べるものであった。
故に、箱を通してこちらの様子を知ることが出来たのだ。
そしてその彼女の能力は──────
(゚、゚トソン『一日一回、好きな物を作れる』
といったものであった。
おおおきた!!!
( ^ω^)「あ、次は左かお?」
(゚、゚トソン「うん、そうだよ。あれ、そう言わなかった?」
しばらく歩くと、下の方からズシンといった音が走った。
先生か、それとも”何か”と戦ってるというハローさんか。
どちらにしろ、僕たちは急いでクーさんを助けに行かなければならない。
都村さんの指示に従いながら、僕は先を急いだ。
( ^ω^)「そういえば」
(゚、゚トソン「?」
( ^ω^)「監視カメラとか、最初に案内してくれた地図も能力のおかげなのかお?」
(゚、゚トソン「うん、この施設のシステムに入り込んで、色々弄ったんだよ」
どうやら僕たちの見えないところで都村さんは色々と協力をしてくれていたようだ。
もっとも、その能力の厄介さから身動きが一切できないように捕らえられてしまっていたのだけど。
最初、彼女は先生と高岡さん、ドクオと渡辺さんたちが捕まっていたあの部屋に一緒にいたようだ。
そのあと、クーさんが目撃したように別の部屋───先ほどの捕まっていた部屋に連れていかれたらしい。
_,
(; ^ω^)(……だけど、都村さんを警戒している割に見張りも何もいなかったのは何でなんだお?)
(゚、゚トソン「?」
もしかすると、ハローさんのアナウンスの所為だろうか。
見張りの役を放り投げるほどよっぽどのことが起こっているのだろうか。
都村さんの指示に従って今度は右に曲がった僕は、急いでクーさんを見つけ先生と合流しなければ、と
思い足を速めた。都村さん曰く、クーさんの部屋まであと少しだそうだ。
( ^ω^)(先生の言う通り、やっぱり誰もいないお)
廊下には僕と都村さんの足音だけが響く。
( ^ω^)(……)
1.先を急ごう
2.都村さんに質問する
3.他に何かあれば
下から2番目
1
2
( ^ω^)「……」
つ
1.能力について
2.捕まってからのこと
3.ドクオ、裏切ってたんすよ
4.他に何かあれば
下から2番目
2
3
都村さんに黙っていたことが1つあった。
伝えるタイミングが無かったとも言えるし、言ってどうしろというのだ、言いたくない、言いにくい、
というのもあった。だが、このまま言わないのもどうだろうか。話を聞いている限り、やはり彼女は知らないようだし
万が一知らないでいたせいで問題が起こるということだってある。だって彼女、現に今「クーさんの場所はわかるけど
他の人の場所がよくわからないんだよ。何でだろう」だなんて言っているのだ。その様子を、声を聞いてしまうとふつふつと
怒りが心の奥底で広がっていく。
「見ての通りだよ」だなんてヘラヘラ笑っていたあいつの顔が、「すまん」の一言だけで済ませやがったあいつの顔が、
僕を見捨てて、ハローさんと一緒に歩いて行ってしまったあいつらの後ろ姿が忘れられない。
彼らが裏切ったことを、知らないでいるよりは良いだろう。と、僕が思い、口に出すのはすぐだった。
( ^ω^)「ドクオとフサ、裏切ったんだお」
(゚、゚トソン「え?」
(:::..^ω)「ハローさんの味方についた……いや、ハローさんの仲間だったんだお。あいつら」
(゚、゚;トソン「……なんで?」
( ^ω^)「……知らないお、そんなの」
僕が知りたいくらいだ。
支援
(゚、゚;トソン「う、裏切るって……え、なんで?わかんないよ。どうしてそんなことをするの?」
( ^ω^)「……」
(゚、゚;トソン「だ、だってずっとみんな一緒だったんだよ?頑張ろうね、って話もしたんだよ?」
(゚、゚;トソン「裏切るって、それを全部意味がなかったことにするんでしょ?なんでそんなことするの?」
知らない。
(゚、゚;トソン「みんなで協力したこともあるし、私、助けてもらったこともあるんだよ」
知らない。
(゚、゚;トソン「そ、それに授業だって……」
知らない。
僕は、そんな出来事、知らない。
( ^ω^)「……ここ、曲がるのかお?」
(゚、゚;トソン「え、あ……ううん、真っすぐで、いいよ……」
都村さんに黙っていたことが1つあった。
伝えるタイミングが無かったとも言えるし、言ってどうしろというのだ、言いたくない、言いにくい、
というのもあった。だが、このまま言わないのもどうだろうか。話を聞いている限り、やはり彼女は知らないようだし
万が一知らないでいたせいで問題が起こるということだってある。だって彼女、現に今「クーさんの場所はわかるけど
他の人の場所がよくわからないんだよ。何でだろう」だなんて言っているのだ。その様子を、声を聞いてしまうとふつふつと
怒りが心の奥底で広がっていく。
「見ての通りだよ」だなんてヘラヘラ笑っていたあいつの顔が、「すまん」の一言だけで済ませやがったあいつの顔が、
僕を見捨てて、ハローさんと一緒に歩いて行ってしまったあいつらの後ろ姿が忘れられない。
彼らが裏切ったことを、知らないでいるよりは良いだろう。と、僕が思い、口に出すのはすぐだった。
( ^ω^)「ドクオとギコ、裏切ったんだお」
(゚、゚トソン「え?」
(:::..^ω)「ハローさんの味方についた……いや、ハローさんの仲間だったんだお。あいつら」
(゚、゚トソン「……なんで?」
( ^ω^)「……知らないお、そんなの」
僕が知りたいくらいだ。
うおお辛いな
都村さんが話す「なぜ」「どうして」は、僕が知らないことばかりであった。
初めて会った時のこと、化け物を一緒に倒した時のこと、いくら都村さんが僕に話しても
僕は知らないのだ。そんなこと、何も知らない。
なんで裏切ったのか。
どうして裏切ったのか。
僕だって知りたい。
友達だと思ってた。少し変なところはあるけど、気の良い奴らだって、僕は思っていた。
(:::..ω..)「……ちくしょう」
都村さんが「なぜ」を止めていることに気づいたのは、少し経ってからだった。
「そろそろだよ」という後ろから聞こえる声は、少しだけ震えていたように思う。
恐らく、クーさんが捕まっている部屋にも見張りはいないのだろう。というか、この表情、この気持ちのまま
クーさんに会うのもなんだか良くない気がして、少しだけ気を静める。
(゚、゚トソン「あ」
( ^ω^)「え?」
前の方から、何かの声が聞こえた。
にゃあ
(; ^ω^)「────は?」
聞き覚えのある、ねばっとした、空洞から零れたような掠れた音。
身構えるよりも、汗が噴き出るよりも、都村さんが咄嗟に前に飛び出すよりも、それよりも前に。
( ∵) ニ ャ ア
(; ゚ω゚)「っっっうおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!! 」
暗闇から這い出た真っ黒な、猫のような化け物を僕は蹴り上げた。
(; ゚ω゚)「フゥ、フゥ────ッハ─────」
息を整えつつ、目は決して化け物から外さない。
居るのだ。化け物が。化け物たちが、居るのだ。
僕に蹴り飛ばされた真っ黒な化け物は、倒れたまま奥へ────暗闇の中に引き込まれる。
そして、ぐちゃぐちゃと咀嚼音だけが返ってきた。それがぴたりと止まると、
にゃあ。
にゃあ。
にゃあ。
にゃあ。
にゃあ。
にゃあ。
にゃあ。
にゃあ。
と、反響する隙間風のように僕たちの耳の中へぬるりと入り込んできた。
(; ^ω^)「……! 」
やはり、たくさんいる。
なんで?どうしてここに?という疑問はあるが、まずはここを抜け出さなければならない。
(; ^ω^)「都村さん、どうするお!? 」
僕は横に並ぶ都村さんに声をかけた。
( ∵(; ^ω^)
( ∵(; ^ω^)「あっ」
背後にまとわりつくのは、もしかしてそうか。
振り払おうとするが、体が重い。
都村さんに助けを求めようと声を上げたときには、しかし既に遅かった。
ぐちゃり。
(ξ(; ^ω^)
(゚、゚トソン
都村さんが巨大な銃の、その身で化け物を叩き潰していた。
(゚、゚トソン「大丈夫?」
(; ^ω^)「あ、ありがとう……」
そういえば、あの時もこうして助けてもらったっけ。
なんだか、懐かしい。
>>522
ギコかな?
すまん訂正されてたな
(゚、゚トソン「……」
都村さんが振り下ろした銃を構えなおし、暗闇の、前へと歩みだす。
ぞぞぞ、と暗闇が蠢く。ぎょろりとした、より真っ暗な丸い何かが無数に浮かび上がる。
( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)
( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)
( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)
( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)
( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)
( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)
( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)
( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)
( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)
( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)
(; ^ω^)「……全部がそうだっていうのかお」
暗闇は、その化け物の群れであった。
僕がその光景に膝を震わせると、
( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵) ( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)
( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵) ( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)
( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵) ( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)
( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵) ( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)
( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵) ( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)
( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵) ( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)
( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵) ( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)
( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵) ( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)
( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵) ( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)
( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵) ( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)( ∵)
暗闇の真ん中、そこ一帯が轟音と共に消える。
奥から零れる電気の明かりが、道のように僕の前へと繋がる。
(゚、゚トソン「うん」
(゚、゚トソン「先、行って」
都村さんが僕を見て頷く。
轟音の正体は言わずもがな、都村さんの銃からである。
しかし、その銃は音を立てて崩れ落ちる。
(゚、゚トソン「一日一回だからね」
それ重力子放射線射出装置かよ
道は開けた。
化け物の動きは遅く、その開いた隙間を走り抜けることは十分可能だろう。
しかし、先に行けという事は、都村さんはここに残るという事だ。
(; ^ω^)つ「都村さんも! 」
(゚、゚トソン「大丈夫だよ、私は」
僕の伸ばした手を取らず、都村さんはポケットに手を入れる。
取り出したのは、見覚えのあるカード。
それを僕がやった時と同じように真横へ、空間を走らせるようにスライドする。
(゚、゚トソン「私、先生の次に強いから」
『承認しました』
どこか機械的な音声はそのカードから出たのだろう。
それを合図に、都村さんの背後からもう一つの銃が、一つの刀が現れる。
(゚、゚トソン「一日一回、それを毎日毎日使って貯めたからね」
(゚、゚トソン「在庫は十分だよ」
(; ^ω^)「おぉ……」
おそらく、都村さんはその能力を一日一日、毎日毎日使ったのだろう。
そして武器を作って作って作って、それをコツコツと貯めたのだろう。
あのカードは、それを呼び出すための装置なのだろう。
(; ^ω^)「……っ! 」
1.任せたお都村さん!
2.それでも一緒に!
3.他に何かあれば
下から2番目
2
2
(゚、゚トソン「……」
(; `ω´)「お、おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!! 」
(; `ω´)「つ、つぎどっちに行けば良いお!? 」
(゚、゚トソン「あ、うん。右曲がればすぐだよ」
(; `ω´)「わかったお! 」
(゚、゚トソン
(゚、゚トソン
(゚、゚トソン「……」
(゚、゚トソン 好感度[:::::: ]
↓
(゚、゚トソン 好感度 [:: ]
ぬーん
――――――――――――
―――――――
――
―――━━―――― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄______―――――____ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_____ ̄ ̄
 ̄__ ―=  ̄ ,、 ― _____ ̄ ̄ ̄ ̄‐―
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___―===―___ ―― / / | |. /l  ̄ ̄ ̄ ――_―― ̄ ̄―‐―― ___
/ / /1 ||| | _ _
7 / | | | l |/ ,-‐─¬
/ / l | |ノ `"7T7/ l\_____ __
/ / l | // レ ヽ_____ \ / \ / /
/ / l | |/ / / ヽ、_/ / /
/_/ レV゙ \ヽ_______ __/ /
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄´ / ̄ ̄__/
 ̄ ̄ ̄
. \\ \ _,.. -‐''';;"´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_;:: -‐''' "´
\\ \-‐'';;"´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_;:: -‐''' "´
ヽヽ ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;_;:: -‐''' "´ _,.. -‐''' "´
| | |-‐''' "´ _,.. -‐''' "´ _,.. -‐''' "´
| | | _,.. -‐''' "´ ヽ、_,人_,ノ、_,从,人.ィj、ノv1人.ィj、ノv1人.ィj、ノv1人.ィj、ノv1
| | | _,.. -‐''' "´ _,.. -‐''' "´ _, ) -‐''' "´
| | |-‐''' "´ _,.. -‐''' "´ _,.. -‐''' ‐=、´ クーさん!! 大丈夫かお!?
| | |-‐''' "´ _,.. -‐''' "´ )
| | |-‐''' "´ , '⌒r‐v'ヽィ'⌒Yソ、ト、!yヘ!ソ、ト、!yヘ!ソ、ト、!yヘ!ソ、ト、!yヘ!ソ
. 二ニニ ニ ===- ..,, __ |
. 二ニニ ニ ===- ..,, __`゛ー==- _,,_.
| |.  ̄`゛ ー==- _,,_..
| | |. `
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. 二ニニ ニ ===- ..,, __ |
| |.  ̄`゛ ー==- _,,_.
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 ̄__ ―=  ̄ ̄ ̄ ― _____ ̄ ̄ ̄ ̄‐―
川;゚◇゚) フゴフゴ
( ^ω^)「あんたもか」
ようやく見つけたクーさん。
彼女もまた、どこかの誰かのように猿轡をされて椅子に縛られていた。
o川*゚ー゚)o 今日はここまで
o川*゚ー゚)o お付き合いありがとうございました
o川*゚ー゚)o 次回は土曜日!
乙
大変な状況なはずなのに好感度が気になる
最後の選択が惜しいのか正しいのか、乙
あれ、最後の選択肢 2それでも一緒に!なのに 1任せたお都村さん になってる? ハローかなにかに妨害されてるのかな…怖いな……
ともかく乙乙!
任せてないと思うよ
なんか変だなぁって自分でも思ってたんですよ
そしたら一部抜けがあったんですね
おぉ、こわい こわい
// ヽ,
,.└''"´ ̄ ̄ `ヽ、
,. '´ 、、 ヽ ヽ
ノ , lヽ j /、lヽ ト、_,,.',
r'´ r'"イ .ノ\| .レ r=;ァ' レ' { }
{ !、 l rr=-,,__, ̄ / `'''l.>‐ .、
レヽ.,ト'  ̄ `ー'´ / l 、,,_,,ノ
{ ,}' ', /ヘ, /レ' ,/ >‐、
.7'´レ1 ヽ 人ル'レ' 'i、_ ノ
,-‐'、 レ〜i` /|__,、 ,-,ニ"、_
!、_ノ __ハフ .| `ハ′/ ヽ
.,-ー、/ l フ〈∧〉〈、 ノ>、
!、__ノ ! く ・ /` ´゙ヽ ヽ
(; `ω´)「それでも一緒に行くんだお! 」
僕は都村さんの腕を掴むと、そのまま一目散に開かれた暗闇の真ん中を突き抜けた。
都村さんは不思議そうな顔しながら、
(゚、゚トソン「わかった」
と答え、反対に手にしていた銃を化け物達に向かって一度だけ放った。
僕は後ろを振り返らずに走ったものだから、それがどれだけの数の化け物を減らせたのかは分からなかったけど、
とりあえず都村さんの手を離さないように全力で走ったのであった。
(゚、゚トソン「……」
(; `ω´)「お、おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!! 」
(; `ω´)「つ、つぎどっちに行けば良いお!? 」
(゚、゚トソン「あ、うん。右曲がればすぐだよ」
(; `ω´)「わかったお! 」
(゚、゚トソン
(゚、゚トソン
(゚、゚トソン「……」
(゚、゚トソン 好感度[:::::: ]
↓
(゚、゚トソン 好感度 [:: ]
川 ゚ -゚)「すまない、助かった」
クーさんを無事助け出した僕らは、急いで部屋を出た。
後は先生のところへ戻るだけであり、普通に考えれば来た道を引き返せばよいのだが
それにはあの化け物を何とかしなければならない。
( ^ω^)「ええと……」
つ
どうしたものかと腕を組むと、化け物の事を知らないクーさんがどうしたかと尋ねてきた。
かくかくしかじか、と僕が懇切丁寧に要点だけをまとめて伝えるとクーさんも同じように腕を組む。
川 ゚ -゚)「……他の道は無いのか?」
クーさんが都村さんに尋ねる。
今日もキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
(゚、゚トソン「道はあるよ」
( ^ω^)「お?」
つ
都村さんが答える。他に道があるのなら話は早い。
わざわざ化け物がいる方へ行かないで済むのならそれに越した事は無い。
都村さんとクーさんがいれば大丈夫だとは思うが、それも絶対ではない。
あの日の、みんなが死んでしまった日の事を思い出す。
そう、絶対ではないのだ。
何が起こるか分からない。
何が起きてもおかしくない。
それを、忘れてはいけない。
(゚、゚トソン「ある、けど」
( ^ω^)「けど?」
川 ゚ -゚)「ふむ」
(゚、゚トソン「……でも、遠回りになるよ」
(; ^ω^)「どれくらい?」
つ
(゚、゚トソン「……だいぶ」
_,
(; -ω-)「……そうかお」
つ
都村さんが言葉を詰まらせたのは、そういうことか。
恐らく、『だいぶ』というのも本当に『だいぶ』なのだろう。
そうすると、選ぶべき道は二つだ。
一つ目。来た道を戻る。
ただし、化け物がいる道だ。
二つ目。別の道を行く。
ただし、だいぶ遠回りになるようだ。
_,
(; -ω-)「……」
1.来た道を戻る
2.別の道を行く
3.他に何かあれば
下から1番目
2
_,
(; -ω-)「……」
_,
(; -ω^)「別の道に行くかお」
つ
安全策だ。
化け物が居るとわかりきっている道に行くくらいなら、僕は少しでも安全な道に行く。
そう言うと、クーさんは「分かった」と短く答え、都村さんは少しの間を置いてから「うん」と頷いた。
(゚、゚トソン「こっちだよ、付いて来て」
( ^ω^)「お、ありがとうだお」
そうして、僕たちは都村さんの後について別の道を歩き出した。
(゚、゚トソン「……」
(゚、゚トソン 好感度 [:: ]
↓
(゚、゚トソン 好感度 [: ]
こいつ戦闘狂かよと思ったがよく考えたらちょっとはアタシを信頼しなさいよね的な事かと気付いた
(゚、゚トソン「……」
( ^ω^)「……」
川 ゚ -゚)「……」
コツコツコツ。
テクテクテク。
スタスタスタ。
三者三様の足音が不規則に響く。
化け物の気配はなく、クーさんも何かを感じているような素振りもない。
至って普通である。
が、しかし。
( ^ω^)(なんか)
(; ^ω^)(空気が重い……?)
気のせいだろうか。
なんとなく、居心地が悪いというか、この場の据わりが悪い。
(; ^ω^)「……」
1.ねぇクーさん
2.ねぇ都村さん
3.ねぇ二人とも
4.……
5.他に何かあれば
下から1番目
2
( ^ω^)「ねぇ都村さん」
僕は先ほどから一言も発さない都村さんに声をかけた。
僕の前を歩いていた彼女は、無表情でこちらをちらりと見る。
その無表情はさることながら「何か御用ですか?」と、少し距離を置いたもののように感じた。
というか、そういう風に聞こえてしまうぐらい感じた。
(゚、゚トソン「……」
(; ^ω^)「……」
な、なんだ。
なんだか、むすっとしてる……のか?
いや、気のせいか。よくよく見るといつも通りだ。
( ^ω^)「あとどれくらいなんだお?」
僕はいつもの調子で都村さんに語り掛ける。
(゚、゚トソン「……もう少しだよ」
( ^ω^)「そ、そう」
都村さんもいつもの調子で答えてくれた。
( ^ω^)「……」 テクテク
(゚、゚トソン「……」 テクテク
( ^ω^)「……」 テクテク
(゚、゚トソン「……」 テクテク
( ^ω^)「……」 テクテク
(゚、゚トソン「……」 テクテク
( ^ω^)「……」 テクテク
(゚、゚トソン「……」 テクテク
( ^ω^)「……もう少し?」 テクテク
(゚、゚トソン「……」 テクテク
( ^ω^)「……」 テクテク
(゚、゚トソン「……うん」 テクテク
川 ゚ -゚)「二人ともどうかしたのか?」
(; ^ω^)「え? いや……」
クーさんに「どうかしたのか」と聞かれるも、別にどうもしていない。
いつも通りだ。いつも通り、都村さんは無表情で答える。
僕も普通に答える。
なにもおかしい事は無い。
(゚、゚トソン「……何もないよ?」
( ^ω^)「……」
川 ゚ -゚)「何をしたんだ君は」 ヒソヒソ
(; ^ω^)「え、僕!? 」 ヒソヒソ
クーさんの問いに僕と同じように答えた都村さんはスタスタと歩き出す。
やや遅れて、クーさんがヒソヒソと僕に小声で話しかけた。
(; ^ω^)「何って……何もしてないお?」
つ
川 ゚ -゚)「ではなぜ彼女は怒っているんだ」
(; ^ω^)「……」
あぁ、やっぱりそうなの?
都村さん、怒ってる?怒ってらっしゃる?
_,
(; -ω-)「……」
つ
考えろ。考えろ僕。
なぜ、都村さんは怒っているのか。
WHY、どうしてむすっとしているのか。
_,
(; ^ω^)(何故なんだお……! )
つ
_,
(; -ω-)「……」
つ
1.都村さんに話しかける
2.考える
3.クーさんに話しかける
4.他に何かあれば
下から1番目
2
2
o川*゚ー゚)o 器用判定。14以下で成功
o川*゚ー゚)o 100までの好きな数字を下から1番目
o川*゚ー゚)o スキルの使用の有無も併せてね
39
39
スキルなし
o川*゚ー゚)o 結果はまた次回!
乙!
乙
きゅーちゃん!
来てたのか!!
色々あったから勘ぐることもあるけど、ブーンには仲間を信じた行動をして欲しい
今回のトソンの反応見ると、ドクオとギコの件は伏せておいた方がいいのかな?
個人的には情報共有しておくべきだと思ってたけど自信なくなった
多分今週の土曜か日曜には投下します
予告だわーい、序盤に多かったステータス更新やら情報更新が恋しい
さいきん忘れてきたけどキズナの方も進めたいね
パンツ被った
久々にパンツが脱げるな
>>582
ばっちい
そう言えば過去スレ頭から読み返してたけど4日経ってるからスキル4つ追加出来るのか?
とキューちゃんをいぢめてみる。
きっといい声で鳴く
( ^ω^)(考えろ、考えろ。なぜ、都村さんは怒っているのか)
つ
今までの事を思い返す。
都村さんを助けた。
都村さんと歩いた。
都村さんが化け物を倒した。
都村さんと一緒に化け物から逃げた。
都村さんと一緒にクーさんを助けた。
( ^ω^)(問題は……)
つ
都村さんを助けた。 → Success! 助けたのは良いことだ!
都村さんと歩いた。 → Success スムーズに移動できた!
都村さんが化け物を倒した。 → Success! 無事切り抜けられた!
都村さんと一緒に化け物から逃げた。 → Success! 危険な目に合う必要はない!
都村さんと一緒にクーさんを助けた。 → Success! 目標達成!
(; ^ω^)(問題は、ない……はずだお)
つ
(; ^ω^)(ではなぜ、どうして……?)
つ
(; ^ω^)(……)
つ
( ^ω^)( !!! )
そうして考えて考えて、思い当たることが一つだけあった。
( ^ω^)「都村さん」
(゚、゚トソン「?」
僕はその考えが当たっていることを願いながら、都村さんに話しかけた。
ちらりとこちらを見た都村さんに、
( ^ω^)b「てへぺろ!(´>ω∂`)」
サムズアップ付きのてへぺろを繰り出した。
(゚、゚トソン
川 ゚ -゚)
( ^ω^)「(´>ω∂`)」
僕と都村さんといえば、これだ。
都村さんはもうてへぺろを覚えていないだろうけど、都村さんならきっと「なにそれ?」と
気になってくれる。そう、つまり、都村さんにとって「てへぺろ」とはキーワードなのである。
え、怒ってる理由?わかんないよそんなの。僕には何もわからない。もうこれしかないんだ。
誰か助けてくれ。
(゚、゚トソン「もうちょっとでつくから」
川 ゚ -゚)「わかった」
( ^ω^)「(´>ω∂`)」
( ^ω^)「(´>ω∂`)」
( ^ω^ )「(´>ω∂`)」
(゚、゚トソン 好感度 [:: ]
↓
(゚、゚トソン 好感度 [: ]
川 ゚ -゚) 好感度 [:::::::::::::::::::::::::::]
↓
川 ゚ -゚) 好感度 [::::::::::::::::::::::::: ]
.
o川*゚ー゚)o #プーリプリッ43
o川*゚ー゚)o 39+43=82
o川*゚ー゚)o 14以上のため失敗
都村さんとクーさんの後ろを歩きながら、やや肩身を狭く思いながら歩いていると
またしても地響き───下の方からだ。やや大きいそれが、足から伝わる。
( ^ω^)「?」
何か、変な──────
川 ゚ -゚)「? どうしたんだ内と───」
1.右へ飛ぶ
2.後ろへ飛ぶ
3.叫ぶ
4.おなかがすいたなぁ
下から2番目
1
1
o川*゚ー゚)o #1〇2×3〇4×
川;゚ -゚)「内藤君! 」
(; ^ω^)「都村さんを! 」
僕とクーさんが叫ぶ。
僕の声に反応し、クーさんは前にいる都村さんを突き飛ばす。
僕は右へと飛ぶ。
丁度、僕等がいた場所、クーさんが居たあたりだろうを中心に小さく地面が爆ぜた。
∑゚"W:) ウ"ゥ".....
背後からぬらりと出てきたのは、あの犬だった。
長く伸びた舌を鞭のようにしてしならせると、短く一つ吠えた。
川 ゚ -゚)「走れ内藤君! 」
(; ^ω^)「おぉ!? 」
先ほどの猫もそうだが、何故ここに?
もしかして、ハローさんが下で戦っているというのはこの化け物たちのことなのか?
クーさんと入れ替わる形で僕は下がり、クーさんは犬の化け物の前へと飛び出す。
舌の攻撃を避け、クーさんは都村さんが先ほど出していた刀で首を刎ねた。
川;゚ -゚)「すまない、気づくの遅くなった」
崩れ落ちた刀を不思議そうに見たクーさんは、僕と都村さんの元へ戻る。
都村さんは周囲を警戒しているのか、キョロキョロと見渡している。
そして何もいないと判断したのか、クーさんへ答えを返す。
(゚、゚トソン「ううん、大丈夫。おかげで助かったよ」
(゚、゚トソン「……わかってはいたけど、そうか。やっぱりあなたも”同じ”なんだね」
川 ゚ -゚)「あぁ。私も君たちと同じさ」
( ^ω^)(……あ、そうか。クーさんは今回、転入生だったから……)
つ
一通り二人の会話が終わると、すぐさま僕たちは先を急いだ。
ここに化け物が出るという事は、先生のところにも出ている可能性がある。
先生なら大丈夫だとは思うし、思いたいが、急ぐに越した事は無い。
川 ゚ -゚)「……先生がこの先にいるんだよな?」
( ^ω^)「? そうだお?」
(゚、゚トソン「着いた」
クーさんが疑問を口にすると同時に、曲がり角を曲がる。
先を歩いていた都村さんが、到着したことを告げる。
それに続いて、僕たちも曲がり角を曲がる。
川 ゚ -゚)「……どこに、いるんだ?」
(; ^ω^)「……あれ?」
しかし、その場にいるはずの先生が、フサギコさんが、高岡さんさえもいなかった。
誰も、いなかった。
o川*゚ー゚)o ちょーっとごめんなさい。今日はここまで
o川*゚ー゚)o 続きは今週中には……
おうおつ
おつんつん
好感度がヤヴァイ
ああん遅れた乙
どうすりゃ取り戻せるんだ
嫌われてるぅ
器用判定じゃ仕方ない
o川*゚ー゚)o 今日の21:00ごろに始める予定だよ
風邪引かないように裸で寝なきゃ
パンツ捨てた
むしろ厚着した
今から最後のパンツを燃やすね
パンツなら俺の隣で寝てるよ
風邪引かないようにみんなの分の靴下を持ってきたよ
o川*゚ー゚)o パンツを履いて少し待ってね
ちょっと俺のパンツ履いてるの誰?
(; ^ω^)「な、なんで? なんで誰もいないんだお?」
僕は案内をすべく前を歩いていた都村さんをふらふらと追い越し、爆ぜた後の地面がいくつも残る
廊下へと進む。見渡せど、しかしやはりこの場にいるのは僕と都村さん、クーさんの3人だけだ。
先生、フサギコさん、高岡さんの姿はどこにもない。
一体どこに行ってしまったのか、と考えるが当然見当はつかない。
クーさんも都村さんも、激しい戦闘の後が残るこの廊下の惨状を目の当たりにし、考えるように押し黙る。
最初に沈黙を破ったのは、他でもない僕であった。
(; ^ω^)「……と、とりあえず先に行ってみようお」
見てみると、戦闘の跡はまだ続いているようだ。
僕からすれば来た道を戻る形、あの牢屋へと向かって歩き出すことになる。
僕の提案に二人は頷くと、先ほどと同じようにぞろぞろと歩き出すのであった。
川 ゚ -゚)「?」
ふと、クーさんが後ろを振り返る。
どうかしたのかと尋ねる僕と都村さんに、クーさんは顎に手を当て少し考えると「いや、気のせいだった」と返した。
もしかしてまた化け物が出るのだろうか、と僕は内心びくつくもそれを察してか「化け物はいないよ」と、
クーさんが続けて言う。
そのまましばらく、ほんの数分歩くとぽっかりと大きく開いた穴を見つけた。
先生か高岡さんの仕業だろうが、一体何事かと僕たちは端を歩きながら恐る恐るのぞき込む。
穴は下まで深く続いているようで、階を数個ぶち抜いているようだ。
(; ^ω^)「……」
一体、先生はどこに消えてしまったのか。
不安が晴れないまま、ついに僕が先ほどまで捕まっていた牢屋までやってきた。
しかし人影はどこにもなく、そのまま通り過ぎる。ここからは、僕が歩いてきた道とは違うものになる。
未知の世界だ。未知の道である。
( ^ω^)(牢屋から脱出してからは先生について行ったから、こっちの方には行かなかったんだおね)
どんなものが待ち構えているか分からない。
警戒を強めるも、すぐにそれは終わりを迎える。
川 ゚ -゚)「階段だな」
牢屋を出てから先生に付いて行った道、その反対にはすぐに階段があったのだ。
上と下へ伸びているが、僕たち3人とも顔を見合わせると下の方へと足を向けたのであった。
(; ^ω^)「……先生、いるかな」
階段を下りながら、僕はぽつりと呟く。
先に反応をしてくれたのは都村さんであった。
(゚、゚トソン「少なくとも、下で何かは起きてると思う」
川 ゚ -゚)「先生の気配は……すまない、わからないな」
(; ^ω^)「……」
下で起こっていることは一体何なのか。
クーさんが分からないほど、先生は遠くにいるのだろうか。
ゴロゴロと音が響く階段を、ゆっくりと降りていく。
( ^ω^)「ごろごろ?」
(゚、゚トソン「私、おなか空いてないから違うよ」
川;゚ -゚)「……走れ二人とも」
( ^ω^)「?」
クーさんの言うことに一瞬理解が出来ず、振り返る。
そして視界に入った光景に理解し、僕は雄たけびを上げながら走った。
(; ^ω^)「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!? 」
(゚、゚;トソン「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!! 」
都村さんも続けて走る。
クーさんも走る。
(^ω^ ;)「な、な、な、なんで!? 」
振り向き、もう一度その現実を確認する。
ゴロゴロという音は、僕たちを追いかけるように続いている。
その音の正体は、真っ黒な、
( ∵) ア”ァ”ァ
あの猫のような不気味な化け物であった。
┏━━━━━━━┓
┃ ┃
┃ ● ● ┃
┃ ┃
┃ ● ┃
┃ ┃
┗━━━━━━━┛
ただし、でかい。
ゴロゴロと音を上げながら、巨大な化け物は僕たちを呑み込もうと迫る。
叫びながら、僕たちは走る。
(; ^ω^)「……ドア! 」
(゚、゚;トソン「え、なに!? 」
先頭を走っていた僕が見つけたのはドアだった。
都村さんは聞こえなかったのか、僕は大きくもう一度「ドア! 」と叫ぶ。
ドアドアドア! ドアドアドアドア! ドアドアドアドアドアドア!
僕たち三人は叫ぶ。
(; ^ω^)「!!!!! 」
最初についた僕がドアを開ける。
そのまま、都村さんがドアの向こうへ転がり込む。
続いてクーさん。
川;゚ -゚)「内藤君! 」
(; ^ω^)「! 」
化け物はもうすぐそこだ。
僕も二人に続いて────────
o川*゚ー゚)o 運動神経判定。55以下で成功
o川*゚ー゚)o 100までの好きな数字を下から1番目
o川*゚ー゚)o スキルの使用の有無も併せてね
31
スキル使用:俊足
o川*゚ー゚)o 補正値分忘れていた・・・
o川*゚ー゚)o 55+10(+5+12)=82 以下で成功
o川*゚ー゚)o 47+31=78
o川*゚ー゚)o 82以下なので成功!
(; ^ω^)「おおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!! 」
急いで僕もドアの向こうへ飛び込む。
瞬間、背後で開かれていたドアがバキリと音を上げ、化け物に押しつぶされる。
そのまま化け物はゴロゴロと音を上げながら下へ下へと転がり落ちていった。
(; ^ω^)(あと少しでも遅れていたら……)
つ
鉄製のドアが無残にも壊れ落ちているのを確認し、冷や汗を流す。
一方で、都村さんとクーさんは僕に心配をかけつつも、先に続く道を確認し、進もうと声をかける。
僕はすぐに振り向くと、先に進む二人の後を追いかけた。
そしてまた、地響きが起こる。
しかし今度は音も揺れも大きく、震源が近いことが伺えた。
( ^ω^)「クーさん、先生の気配は?」
川;゚ -゚)「……」
( ^ω^)「クーさん?」
先生に少しでも近づけていたら、もしかしたらクーさんは分かるかもしれない。
そう思い、クーさんに声をかけるがクーさんは答えてくれない。無視だろうか。ひどい。
川;゚ -゚)「……ぎる」
( ^ω^)「ぎる?」
( ^ω^)「ぎるって?」
クーさんだけでなく、都村さんにも尋ねる。
(゚、゚;トソン「……」
しかし都村さんも答えてくれない。
どうしたというのだろう、二人して無視だろうか。
こんな時にそういう冗談はやめてほしい。前に立つ二人の肩を揺すり、もう一度聞く。
( ^ω^)「どうしたんだお?」
川;゚ -゚)「多すぎる」
今度は聞こえたクーさんの声。
『多すぎる』とは何か。都村さんが「足りるかなぁ……」と呟く。
( ^ω^)「どういうこと?」
僕にもわかるように説明をしてほしい。
一体何が多いのか。なにが足りないのか。
なんなのだ。僕にできることなら手伝うので、教えてほしい。
川;゚ -゚)「化け物の気配が、多すぎる」
( ^ω^)「え」
川;゚ -゚)「上にも下にも、先にもいる」
川;゚ -゚)「なんだこれは、多すぎる。どうなっているんだ」
(; ^ω^)「……まじですk
あぶねかった
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(; -ω^)「……?」
爆発音。
それが轟いた。
それが直近で覚えている記憶だ。
(^ω^ ;)「ここは……」
う
周りを見ると、瓦礫の山。
上を見るといくつかの階が吹き抜けになっている。
(; -ω^)「つっ……」
痛みを感じ、頭を押さえる。
どうやら頭を切ったようで、血が出ているようだ。
(; ^ω^)「……上、かお」
つ
爆発音と、今の様子を察するに恐らく僕は落ちたのだろう。
何かの衝撃で先ほどまで僕が居た場所、その床が崩れ落ちてしまったのだと思う。
幸いにも、頭を切る以外に傷はない。いや、多少の打撲はあるが何とかなる程度だ。
それよりも、クーさんと都村さんはどこにいるのか。
(; ^ω^)「クーさーん、都村さーん……」
彼女たちの名前を呼ぶが、返事はない。
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( ^ω^)「! 」
どこかで瓦礫の崩れる音が鳴る。
やや間を置いてから、何度か同じような音が響く。
それを誰かの足音だと感じた僕は、その音の方へと向かう事にした。
(; ^ω^)「クーさんかお? 都村さんかお? 」
呼びかけるが反応はない。
もしかして聞こえないのか、それとも声を出せない怪我でもしてしまっているのか。
足音はどんどん近くなる。
(; ^ω^)「お!? 」
そして人影を見つけたとき、僕は急いで踵を返した。
だがしかし、足場が悪く僕は大きな音をたてて転んでしまった。
まずい、と思うも音に反応したのか向こうから聞こえてくる足音が早くなる。
態勢を立て直し、もう一度距離を取ろうと急いだ時。
後ろからの声が僕を捕まえた。
ハハ ロ -ロ)ハ「おやおやおやおや奇遇デスね! 」
(; ^ω^)「……」
振り返ると、僕の見た人影に違いはなかった。
薄汚れ、ボロボロになった白衣を纏ったハローさんが、瓦礫の山から僕を見下ろしていた。
一番会いたくない相手に会ってしまった。
どうしよう、どうすれば良いんだ、僕の頭の中でぐるぐると考えが渦を巻く。
逃げる?この不安定な足場の中、無事に逃げ切れる自信はない。
戦う?馬鹿を言うな、何をされるかわかったものではない。
クーさんと都村さん、二人がいれば状況は違っただろう。
(; ^ω^)(僕一人じゃ、何もできないお……)
動くに動けず、僕はハローさんの挙動に意識を向ける。
少なからず逃げるという方に考えを寄らせ、隙があればいつでも動けるように神経を張り巡らせる。
ハハ ロ -ロ)ハ「いやぁ、大変デシたね。そちらは大丈夫でシタか?」
そんな僕に、ハローさんは気の抜けるような声をかける。
しかし声よりも僕はその言葉に違和感を覚えた。
(; ^ω^)(……?)
ハローちゃんちゅっちゅ
(; ^ω^)(気のせい、かお……?)
ハハ ロ -ロ)ハ「んん? ところでアナタ一人ダケデす? 他の方は?ンンンンンンンンーーーーーーー?」
ハローさんがズレかかった眼鏡を直すと周りを見渡す。
そして自分の言った通り、周りには僕しかいないことが分かると腕を組み、息を吐いた。
ハハ ロ -ロ)ハ「役立たズ二人が揃っタだけジャないデスか」
ハハ ロ -ロ)ハ「……で、どうなんデス? 無事なんデスか?」
(; ^ω^)「……は?」
ハローさんの言う事がわからない。
無事、とはどういうことか。もしかして僕の心配でもしてくれているのか?
さっき「大丈夫?」と聞いてきたのも気のせいではない……のか?
ハハ ロ -ロ)ハ「無視デスか。まぁイイデスケドね」
ハローさんはそういうと白衣のポケットから機械を取り出す。
それを弄ると耳に当て、「あー、聞こえますか?」と喋りだす。
誰かに連絡を取っているのだろうが、それもすぐに「って壊れましたか」とのことでハローさんは機械を放り捨てる。
?
ハハ ロ -ロ)ハ「ドっこいしょ」
そうしてハローさんは瓦礫の山の上で腰を下ろす。
僕はというと、やはり動けないままでいた。
逃げる、ということもハローさんが腰を下ろした今なら出来るかもしれない。
だがしかし、僕は逃げることよりも、
(; ^ω^)「……あの」
声を思わずかけてしまった。
それは先ほどから感じるハローさんへの違和感からか、それとも別の何かか。
考えるよりも先に口走ってしまい、すでに意識は舌へと働く。
(; ^ω^)「……」
1.何が起こったんだ?
2.みんなはどこに?
3.心配してくれるの?
4.他に何かあれば
下から1番目
1
2
(; ^ω^)「……な、何が起こったんだお?」
ハハ ロ -ロ)ハ「ハ? 化け物が爆発シタナンデスヨ? アナタの方ガ詳しイデショう」
(; ^ω^)「?」
化け物が爆発?
どういうことだ?僕の方が詳しいって、いや、僕、何にも知らないんだけど……
(; ^ω^)「そ、その爆発のせいかお……」
ともあれ、今こうして瓦礫の山にまみれて居るこの状況はどうやらその化け物が爆発したせいらしい。
そうなると、やはり僕と一緒にいたクーさんと都村さんも近くにいるはずだが……
ハハ ロ -ロ)ハ「……やはりアナタは何にもナいんデスね?」
(; ^ω^)(何もない……あ、力のことかお?)
牢屋での会話を思い出す。
あの時もハローさんは僕に「何も力がないのか」と言っていた。
ハローさんの目的は可能性を殺す事らしいが、そのために僕たちEクラスの力が必要なのだろうか。
(; ^ω^)「……」
1.まぁ、ご存知の通りないよ
2.と、思うじゃん?
3.他のみんなはどこにいるの?
4.他になにかあれば
下から1番目
2
( ^ω^)「と、思うじゃん?」
ハハ ロ -ロ)ハ「……ヘェ」
つい煽るように言ってしまった。
しかし実際、僕には”死に戻り”という能力がある。
まぁ、戦えはしないがハローさんに対しての交渉材料になる可能性もある。
そう思い、僕はもう一度煽るように─────
(; ^ω^)「……っ」
──────── 危険察知 Ver.EXが発動しました。
.
あぶあぶ
(; -ω^)(今、嫌な予感が─────)
つ
これ以上、この話題はやめておこう。
ハハ ロ -ロ)ハ「と、思うじゃん?」
しかし、ハローさんがそれを許さなかった。
僕のこぼした言葉にからみつくように、言葉を繋げていく。
─────── 科学の追求者 が発動しました
危険察知 Ver.EXを無効化します
.
えっ
ハハ ロ -ロ)ハ「と、思うじゃん?とは?」
ハハ ロ -ロ)ハ「力はないト思いますガそレデもEクラスである以上ハ何かしらノ異常ハあるハズ」
ハハ ロ -ロ)ハ「見逃し?見落とし?それともまだ力を使えナイのか。イヤイヤイヤ分かりませんワカリマセン」
ハハ ロ -ロ)ハ「ソモソモあの時アナタハ私の知らナイことを知っていテ突如トシテ出てきタ」
ハハ ロ -ロ)ハ「やはりアルンデスね? あるのかナルホドそうかなるほどナルほど」
(; ^ω^)「え、いや、無いお!? 本当にないお!? 」
ハローさんがぶつぶつと呟く。
その内容の意味は分からないが、もしかしたら僕の能力を推測で当ててしまうかもしれない。
嫌な予感がガンガンと、頭の中で警報のように響く。
咄嗟に、僕は話題を変えようと
(; ^ω^)(そ、そうだ! )
1.ところでハローさんは何と戦ってたの?(危険察知:判定不能)
2.ところで先生は?(危険察知:判定不能)
3.ところでどうして化け物が出てきたの?(危険察知:判定不能)
4.他に何かあれば
下から1番目
てへぺろ!(´>ω∂`)
(; ^ω^)(そ、そうだ! )
ハローさんの意識をそらすにはこれしかない!
僕はわざとらしく咳ばらいを一つし、ハローさんと目が合うのを確認すると一拍 間を置いてから
ヤメッモゴゴッ >
( ^ω^)∩「てへぺろ! (´>ω∂`)」
つ ノ
大きく身振りを使い、渾身の力で誤魔化しを試みた。
ハハ ロ -ロ)ハ「ほう」
ハハ ロ -ロ)ハ「ナルホド」
ハハ ロ -ロ)ハ「さて問題としては」ブツブツブツブツ
それを見てハローさんは頷くと、再び考えに意識を集中させる。
( ^ω^)∩「(´>ω∂`)」
つ ノ
( ^ω^)∩(『ほう』って言ったのに! 『なるほど』って言ったのに!!!!! )
つ ノ
ハハ ロ -ロ)ハ「……試スカ」
( ^ω^)「え?」
考えがまとまったのか、ハローさんが白衣のポケットから何かを取り出す。
それが銃であるとわかるのに時間はいらなかった。
そしてハローさんの後ろからクーさんと都村さんが走ってくるのが見えた。
もう少し、時間を稼げてたらなぁ。
そう思うが、しかしハローさんの指が銃の引き金を引いた。
「ダメだ! 」
「待って! 」
( ^ω^)
ハローさんが引き金を引くその時。
どこかで聞いたような声が聞こえるのと同時。
どこからの声だろう、と疑問にも感じられないほどの短い瞬間。
ξ゚⊿゚)ξ「手間がかかるわね」
僕の背中を、誰かが触った。
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| . | | |
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. │ │ | | | ̄ ̄ ̄ ̄|
. └─┘ | | | |
□ | ̄ ̄ ̄ ̄| | | | |
| | _―===―___ ―――― ==  ̄ ̄ ̄
| ‐―― ___ ̄ ̄―― ― ___ =―  ̄ ̄___ ̄―
| ̄ ̄| . |____| _____ ̄ ̄  ̄ ̄‐― ―
|__|
 ̄ ――_―― ̄ ̄― ザ ア ア ア ア ア ア ア ア ア
_ =―  ̄ ̄___ ̄―===━_
|\ | ̄ ̄|  ̄ ̄
| | |__|  ̄ ̄ ̄‐― ― =ザリザリザリッ
\| ―――― ==  ̄ ̄ ̄ ――
― ___ =―  ̄ ̄___ ̄―
ザザザザザザザ
‐―― ___ ̄ ̄―― ― ___ =―  ̄ ̄___
_____ ̄ ̄  ̄ ̄‐― ―ガリガリガリッ
か ち り 、 か ち り 。
か ち 、 か ち 。
ち く 、 た く 。
.
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i:i:i:i:i:i:i:i:{: : : : . {i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i{=ニ> ´ . . : :\:i:i:i:i:i:i:i\:i:i:i:i:i:i:i\\:i:i:i:i:i:i
i:i:i:i:i:i:i:i:{: : : {i:i:i:i:i:i:i:i:-=ニ>f ´ _____\:i:i:i:i:i:i:i\:i:i:i:i:i:i:i\\:i:i:i:i
i:i:i:i:i:i:i:i:{: : : {i:i:i:-=ニ> ´i:i:i:{ _ -=ニニニニニニ\:i:i:i:i:i:i:i\:i:i:i:i:i:i:i\\:i:i [][]「l
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:i:i:i:i:i:i:i:i:i:. _ -=ニ>∧i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i{ニニニ=-  ̄ _______ 丶:i:i:i:i:i:i:i\:i:i:i:i:i:i:i\:i:i:i
i:i:i:i:i:i:i:i:/> ´ ⌒∧i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:.=- ̄ ィ斥⌒ ∨TT.: .:⌒〕iト \:i:i:i:i:i:i:i\:i:i:i:i:i:i:\:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i
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追いついたと思ったらなんかヤバげえ
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: : : \::.;:.;:.;:.;:.;⌒ヽ: : : : : : : ミ=-.|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:| | ̄ ̄ ̄~ |-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|ー=ミ: : :_彡'´:. :. :. -=≦:.
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: : : : : : ⌒\:.;:.;:.;:.;ノ´: : : : : ::ノ二二二二二二二二二Y^Y。s==个==s。Y^Y二二二二二二二γ´: : : : )´:. :. :. :. :. :. :. :. :.
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…え?学校?
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(; -ω^)「……?」
ハローさんが引き金を引くとき。
背中に誰かが触れたとき。
誰かの制止の声が聞こえたとき。
一瞬、目の前が真っ暗になり、そしてちかちかと眩い光が襲い掛かった。
思わずぎゅっと目をつむり、そして目を開けるとここは教室だった。
(; ^ω^)「……は!? 」
先ほどまで僕は確かハローさんの施設に、瓦礫の山にいたはずだ。
それがどうして、教室にいるのだ。
窓の外を見ると、真っ赤な空が見えた。どうやら夕方のようだ。
いやいや、夕方とかはどうだって良いんだ。
なんで、どうして僕は学校に居るんだ。
みんなは?ハローさんは?僕は死んだのか?
一体何が起きたんだ?
ξ゚⊿゚)ξ「……気づいた?」
混乱する僕の後ろから、声がかけられる。
(; ^ω^)「!? 」
振り返るとそこにはツンさんがいた。
そういえば、ツンさんには結局あの施設に入るまでに”見つけることはできなかった”ことを思い出す。
どうなってんだこりゃ
ツンの能力で飛ばされたのか?
ξ゚⊿゚)ξ「見ての通り、ここは武雲系学園……どの教室かはわからないけど、学校よ」
(; ^ω^)「な、なんで学校に?」
ξ゚⊿゚)ξ「”戻った”からよ」
(; ^ω^)「も、戻ったって……」
つまり瞬間移動ということだろうか。
もしかしてツンさんの能力で僕は学校に戻らされた?
でもなんで?
僕の顔に疑問符がついているのがわかったのか、ツンさんは言葉をつづけた。
ξ゚⊿゚)ξ「あんたの思う”戻った”と私の言う”戻った”は違うわよ」
(; ^ω^)「?」
どういうことだろうか。
ますますわからない。
ξ゚⊿゚)ξ「……5日前に戻った。そういうことよ」
夕日色に染められた教室の中、ツンさんがそう言った。
ξ゚⊿゚)ξ「もう一度、やるわよ」
o川*゚ー゚)o 今日はここまで
o川*゚ー゚)o 次回は日曜日にやるかもしれないです
o川*゚ー゚)o 質問があれば答えられる範囲で答えます
o川*゚ー゚)o それではここまで読んでいただきありがとうございました
o川*゚ー゚)o 次回もよろしくお願いします
乙
ハローがなんなのか読めない
そうとう戻ったな
乙!初遭遇なので超ワクワクした!
時間経過が把握できなくなってきた
牢屋で過ごしたのが4日?だからアジト潜入の前日まで戻る?
で、5日前って今の世界の何日目だっけ?
重要なところじゃないだろうけど気になった
乙
ツンの能力はタイムリープなのか?
前ツンの能力出てきてたやんけ
ブーンの能力より範囲でかいな
o川*゚ー゚)o 申し訳ない、ちょっと投下日延期します・・・
無理だけはしないでくれキューちゃん
何、最近は暑いから数週間はパンツ無しでも平気さ
{: .,,V ,: :: :: :: ::{ V{ ::}
{:\_、丶 `` ̄´"'〜 ., ア ]
{i, '゛ / /^\ノヘ `' ∥
。゜ { ':, ゜、
. 。゜ ∥ i゚, 「 〉r┐ i ∧ ':, `、
/ .:i{ 厶-‐ ′┘ ‐ゥく :,ⅰ ゙:,
‰ . : ::∧{ \`、 / ` } j :. ',
/ { .: : : ′`,x⇒x`ヽ /⇒x ノヘ :: : . }:, いつも延期ばっかりしてるなぁ……
. η人 : :ⅰ { r勿i V/ir勿i } }:: : . ノ ',
∥ )h、 {:, リりリ リりリ .:ノ_,. ゜ ヤ いったい いつ投下するんだろう……
∥ ::{{ てi ' ;ヽ 7::: }
. i{{: : ::心.,,,.、 ┌‐- 、 ノ,.ィリ:: ∥,
. {人: : 乂:: :ニ‐ ..,,_ー―'_,,.、rf〔:: :ノ.: .:jj :}
. ヤ / .,,_ {⌒:: ::㌍ミハ  ̄ {=ミ:: :: :: ::フ _,. ィ /
′ `ヽ、 {。% ヽ-/。с Y;;/ ̄ ′
γ ノ °>}8{<。° V ヽ
,′(_,,.、丶` 丁` .,,__ノ ゚,
,′ ∥ ] ⅱ ',
トj{_ j{ | ⅱ_,,.斗 ┐
|  ̄{ ] 「 {
/三三三三三三三三三三三ゝ'7 / __ _ \
/ 三三三三三三三三三三 ,、 / //ο|゙i i))i^ヽ
/ 三三三三三三三三三三//` _ノ∧-='//‐ゝ-'|
|三三三三三三三三三三三>-ニニ-‐ _´=‐⌒' |
, <⌒ヽ三三三三>┐三三三三三`''`ー= ´ 三三三|
/,/¨¨ヾヽ」,> '¨´ .丿 二二二二二二二三三三三 .|
| i :、, <´ _, - 'ヽ、三三三三三三三三三三 > .i、
{:,/ ,>::'´;;' `<三三三三三三三三三三三> 、
_,/ ___∠ ::、::;' : : : :: ::`''=_ニ三三三三三三三三二≡≡、ヽ,
, '´ ¨¨ ̄- ,__ | ':: _____ ヾ 、ヽ ̄ ̄ ,ヘ、 ヾハ
./  ̄ ヽ, | ヾゾヾi:: ::`'゙ ,'ニ_゙ソ \ リ
,/ i , ヽ ヽ_ ̄ノ:::: ,rャッ、 _,ノ `''ー-=-‐'゙
/ i、_ノ`ニ! i : : !ヾ´'' /
__ / ノ _,i´ ゙i::'゙ l : : : : , ! /
/三 \ ムィ´ | ::| |: : : ,': : : : : | ,/ 明日だよサーバルちゃん
三三三 \ ,/` ゝ-ゝ ,」 ゝ-=、 i/
三三三三三\ / ,/、: :i:: i:: . . ,,; ::i:: : ::: ::i::;'¨::´/
三三三三三三ヽ / /、,_ \::i :: : : i::'、 ヾー- ニ__-_、/
.三三三三三三 ヽノ / ヽ三> 、:::\i:: ::: : : ヽ, `¨'ー‐´ノ
三三三三三三三 |,/ ∧ 三三 ゙>ヽ;i::i: : ゝ---,/
.三三三三三三 ,ノ 、 ∧ 三三三三 ゙ゞ,、_:::i,,... ::...;;ノ
三三三三三r''´ / ∨ ∧三三三三 i .|ヽ ゙゙̄ヾ゙゙´
三三三三 ノ ,/ 三 ∨ .∧三三三三| |三ヽ \
三三三 //三三三 ∨ ∧ 三三三 | |三三ヽ ハ
;:: }V : :: :¦ :: ::; ノ_,,. ::ヤ
{:: .,,,_} :: :: ::.!:: :: .:{ く_,,. ::}
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ヤ ,. ´ ,ィ(^h、,j(^h、 `'く ::′
Χ / /ノ´`マソ ∨:, \
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ηψ .: .: :::从 { ヽト、゚:, ::. .: .;′ }ノ.: :. :. j゚,
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{ⅱ:::. :∨心., :, ノ ´.:ソ.: .:.:j::|
゚,八:: :. ::.\:: ::.:) 。,_ 弋::::フ ,,.ィ(:: :: /.: ..:::;:゙.;
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′ ´"' ` 、i{ Χくく{、 ノ '" ヽ}L;;/ ノ‐''" ′
γ ∥c ℃ ` 冖アc Сo } ヽ
ダイエットは明日から
o川*゚ー゚)o 21:00ごろ始めます
o川*゚ー゚)o 始めます
( ^ω^)「……は?」
ツンさんの言葉を受けた僕の第一声がそれであった。
もう一度?どういうこと?意味が解らないんだけど?え?教えて?
文字数にして、およそ30字の意味が込められた「は?」である。
そんな僕を机の上に座ったツンさんが、表情を崩さずにただ、じぃっと見つめる。
開けられた窓から風が一つ、そして声が一つ入り込んでくる。
( ^ω^)「?」
つ
その声を「はて、どこかで聞いたような声だ」と僕は思った。
ツンさんの事も気になるが、窓から入り込む声はさらに続く。
ツンさんも変わらず、その場から動こうとも喋ろうともしないので、僕はその声に耳を傾けた。
「疲れたなぁ」
「そうか?」
どうやら声はいくつかあるようで、しかし聞き取れたのは男二人分の声であった。
今の時間だと放課後くらいだ、大方帰り支度でもしているのだろう。
ツンさんにもその声が聞こえたのか、「あぁ、丁度上だったのね」と呟く。
( ^ω^)(しかしこの声……)
風の音とやや距離があるせいで正確に聞こえない。
いや、そもそもこの声なんかどうだって良いではないか。僕はようやくこの現状から意識を切り替える。
目を開けたら突然教室に居た事に混乱してしまったのか、ツンさんにもっと話をすべきだろう。
大体、戻ったって5日前に?ツンさんの能力なのか?というか本当に戻ったのか?
やはり動こうともしないツンさんに対し、最初は何も言えなかった僕だが口火を切ることにした。
口の中は乾き、張り付いているのように重かったが、初めの一言 「あ、あの、すみません……」 を言うと後は滑らかに動いた。
(; ^ω^)「5日前に戻ったっていうのは、どういうことなんだお?」
「お、二人とも帰ろうお!」
(; ゚ω゚)
ξ゚⊿゚)ξ
え?
ξ゚⊿゚)ξ「分かった?」
(; ゚ω゚)「い、今の声、は……」
僕の質問の後、ツンさんが答える前。
窓から飛び込んできた元気いっぱいな声は、その特徴的な語尾も確かに”僕”のものであった。
思わず僕は窓から身を乗り出し、下を覗こうとする。
しかし当然、下の様子は見えない。
が、声は聞こえた。男3人分の聞き覚えのある声、それは僕とギコ、ドクオの声だった。
ドクオとギコが、用事があると言って僕と別れを告げる声が確かに聞こえた。
会話の内容も確かにあの日、僕たちが交わしたものだ。
ξ゚⊿゚)ξ「5日前に戻った。そういうことよ」
(; ゚ω゚)「……」
ツンさんのいう事は全くその通り、嘘偽りなく至極単純、ずばりそのものだったのだ。
5日前に戻った。僕たちは、あの日、ハローさんの施設、そして瓦礫の山の上から5日前に戻ったのだ。
(; ゚ω゚)「過去に、飛べるのかお……?」
ξ-⊿゚)ξ「……まぁ、そうとも言えるわね」
はっきりしない返事を返すツンさん。
しかし過去に戻ったのは間違いがなく、そうなると僕がやるべきことがはっきりとしてくる。
ツンさんもそれを察したのか軽く頷き、切れ長の目で僕の顔を見つめる。
(; ゚ω゚)「みんなを、助けられる……」
あの日、捕まったみんなを。
ハローさんの思い通りにさせないために。
そのために、僕たちは戻ったのだ。そういうことなんだよね、ツンさん。
ξ゚⊿゚)ξ「え?」
(; ゚ω゚)「え?」
ξ゚⊿゚)ξ「助けるって……みんなが捕まらないように助けるってこと?」
(; ^ω^)「そ、そうだお?」
つ
え、だってそのために過去に戻ったんだよねツンさん。
あと困った顔をしながらツインテールを引っ張るのはやめた方が良いと思うよ。
髪が痛んじゃうよ。やめなって。
ξ゚⊿゚)ξ「基本的に……過去は変えられない……と、いうか変えたくないのよ。振り直しが怖いから」
(; ^ω^)「振り直し?」
ξ゚⊿゚)ξ「例えばあんたが帰り道、ハチに追われて必死こいて走って犬の糞を踏んづけて滑って池に落ちて
泣きながら這い出して最後に車に轢かれて死んだとする」
( ^ω^)「例えが酷すぎない?」
ξ-⊿゚)ξ「さて、心優しい私はあんたを助けるために過去に飛びました。どこで助けますか?」
(; ^ω^)「そりゃ、ハチに追われる所からだお……」
ξ゚⊿゚)ξ「はい助けました。で、そのあとは? この時点で過去は変わったから、あんたがどう動くかは分からないわよ、私」
(; ^ω^)「……?」
ξ゚⊿゚)ξ「ハチに追いかけられなかったから、別の道から帰るかもしれないでしょ?」
( ^ω^)「ツンさんを見かけて逃げるという可能性もあるお」
ξ゚⊿゚)ξ「おい」
ξ゚⊿゚)ξ「いや、まぁ、つまりね……」
何となくだが言っていることは分かる。
だが腑に落ちない。つまり?という疑問にツンさんがツインテールをみょいんと一度伸ばして答える。
ξ゚⊿゚)ξ「助け時を見極めなさいという事よ。私たちが関わった瞬間、ここは私たちの知らない過去になるのよ」
ξ-⊿゚)ξ「加えて、さっきの例だとあんたが”死ぬ”その時間を過ぎない限り、いつどこで死が襲い掛かってくるかわからないわよ?」
(; ^ω^)「……車以外の理由で死ぬ可能性もあるってことかお?」
ξ゚⊿゚)ξ「……まぁ冗談だけどね」
(; ^ω^)「え?」
ξ゚⊿゚)ξ「ともかく、助けるならその決定的な瞬間。絶対に越えられない一線を見失わないことね」
(; ^ω^)「……」
つまり、ほいほいと勝手に動くなよと。
気軽に助けるんじゃないわよと。
例えば、僕たちが助けなければそれこそ死んでしまう、そういうとき以外は助けるなということだろうか。
ツンさんの言う事は先ほどよりも腹に落ちた。
確かに、僕も死に戻りを経験して感じていた。
過去を変えたら後はもう僕の知らない世界なのだ。
あの時は助けられなかったから助けた。でも助けたせいで、助かったせいで、
より酷い目に合うということもある、ということだ。
死に戻りの時ではない、今回はツンさんにも影響が出てしまう可能性があるのだ。
慎重に動かなければならない……
_,
(; -ω-)「む、難しいおね」
ξ゚⊿゚)ξ「……そうね」
_,
(; -ω-)「……」
つ
(; ^ω^)「……あ、ところで何で僕なんだお?」
つ
ξ゚⊿゚)ξ「ん?何が?」
僕たちが過去に戻ったことは分かった。
ほいほい気軽に動ける身ではないことも分かった。
でも一つ、ふと思ったことがあった。
( ^ω^)「何で僕を、僕と一緒に過去に飛んだんだお?」
どうしてツンさんは僕と一緒に過去に飛んだのだろう。
僕が撃たれそうだったから?
でも、ならどうして僕も一緒に?
ツンさんの力があれば、別に僕も一緒である必要がない気がする。
ξ-⊿゚)ξ「……さぁね。気分よ、気分」
ξ゚⊿゚)ξ「あ、ちなみに言うまでもなく”自分”と会うんじゃないわよ」
(; ^ω^)「……お」
ここはお約束という事だろうか。
そう言ってツンさんは机の上から降りて教室から出ていく。
というか僕は気分で一緒に過去に飛ばされたという事か。なるほど。
……これからどうしよう。
ひとまず、過去の僕はもう学校を出ただろうから、このままツンさんに着いて教室を出てもよさそうだ。
僕も慌てて、ツンさんの後を追いかけようとして教室を出たとき、ガタンと後ろで机が倒れる音がした。
どこか留め具でも緩んでいたのだろうか、机は壊れていた。
( ^ω^)(ツンさん、よく壊れかけの机に座れてたおね)
本来なら先生に報告の一つでもすべきだが、今はそれどころではない。
すぐに僕はツンさんの後を追いかけたのであった。
ξ゚⊿゚)ξ「まずは、そうね……」
教室を出た僕たちは誰もいない廊下を歩いていた。
ツンさんには当てがあるのか無いのか、腕を組んで唸っている。
ツインテールを引っ張ると思い切り睨まれてしまった。
( ^ω^)「……」
1.ツンさんの言うとおりにする
2.ちょっと行きたいところがある
①:2-E
②:資料室
③:学校を出たい
④:職員室
⑤:購買
下から1番目
ξ゚⊿゚)ξ「まずは、そうね……」
教室を出た僕たちは誰もいない廊下を歩いていた。
ツンさんには当てがあるのか無いのか、腕を組んで唸っている。
ツインテールを引っ張ると思い切り睨まれてしまった。
( ^ω^)「……」
1.ツンさんの言うとおりにする
2.ちょっと行きたいところがある
①:2-E(誰かがいるかもしれないお)
②:資料室(そういえば・・・?)
③:学校を出たい(外に出ようお)
④:職員室(先生・・・)
⑤:購買(ここは・・・)
3.他に何かあれば
下から1番目
1
ξ゚⊿゚)ξ「あんた、この時間はどこに行ってたの?」
( ^ω^)「僕かお?」
5日前の放課後、何をしていたかなんてそうそう覚えてないよ……
そう思いながら記憶の糸を辿ると、意外と覚えていたようだ。
忘れていたが僕ってば記憶力は良いのだ。
( ^ω^)(というか忘れる方が無理)
5日前、僕は神社に行ってクーさんと会っていたのだ。
そこですべてを話し、クーさんが信じてくれたのだ。思い返すとホント何で信じてくれたんだろう。
( ^ω^)「神社に行ってたお」
ξ゚⊿゚)ξ「なら、そこ以外に行きましょうか」
( ^ω^)「?」
ξ;゚⊿゚)ξ「自分に会ったら不味いでしょう」
(; ^ω^)「あっ」
ツンさんはどうやら僕の心配をしてくれているようだ。かたじけない、ツンさん。
ということはこのまま学校にいるか、商店街にでも行くかだけど……
_,
(; -ω-)「うーん……」
ξ゚⊿゚)ξ「あんた、少し学校で待っててくれない?」
_,
(; ^ω^)「え?」
つ
どうしようか考えていると、ツンさんがトトトと走って行ってしまう。
待っててって、学校で?
いや、確かにしばらく学校に居れば僕は僕自身と会わないけどさ。
ξ゚⊿゚)ξ「ちょっと、調べ物があるのよ」
振り向いてツンさんが答える。
ついていこうか悩む間もなく再びツンさんは走り、その姿が見えなくなる。
学校で待っててって言われても、どうしよう……
(; ^ω^)(……というか、僕、たしか学校に戻ってくるんだけど?)
クーさんと一緒に職員室に行って、そして先生の手伝いをすることになって。
資料室の整理をさせられて。しっちゃかめっちゃかなっちゃって。
教室に戻って都村さんに会って。そして無理矢理 帰らされて。
(; ^ω^)(このままだと僕、自分に会っちゃうかもしれないお……)
つ
自分に会うとどうなってしまうんだ。
小説や映画だと、確か未来と過去がごっちゃごちゃになるだとか死んだりだとか、
とにかく良いことは起きないのがお決まりだ。
いや、でも、この日の僕が行くのは職員室と……
( ^ω^)(逆に考えれば、あの日行かなかった場所に居れば見つかる事は無い、かお?)
つまり職員室と資料室、教室以外は安全かもしれない。
トイレに閉じこもっているのもアリだろう。
( ^ω^)「……いや、でも」
気になる場所が一つ、ある。
資料室だ。
クーさんと一緒に整理をしていたら偶然見つけた卒業生の文集?自己紹介文?
それを見つけたんだ。そこにあった名前が、
( ^ω^)「キュート……」
つ
偶然か人違いか。それとも関係があるのか。
どちらにせよ、気になることだ。
_,
(; -ω-)「あの日は僕、ケーキを落っことしちゃったから……」
つ
そのせいでしっかりと確認することが出来なかった。
気にしても仕方ない、それより片づけをしてしまおうとあの時は流してしまったが、だが、今はその”前”だ。
確認できるなら、確認してしまいたい。
( ^ω^)「……行くかお」
まだ”僕”がやってくるまで時間はあるはず。
そう思い、僕は誰にも見つかれないように資料室へと向かったのであった。
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| |(三三l(三三l(三三l/l (三三l/(三三l/ (三三l/
| |(三三l(三三l(三三l/
資料室はあの時と変わらず、非常に汚かった。
入り口付近に適当に置かれた道具類を倒さないように進んでいく。
幸いにも鍵が開いていたことに安堵したが、いつだれが入ってもおかしくはない。
鍵を閉めてしまおうとも考えたが、急いで出るためと出来るだけ状態は変えずにいたかったので
閉めることはしなかった。
(; ^ω^)「一応ね、そのまんまの方が良いと思うし」
そうして奥の方にたどり着くと、目当ての本を探す。
確か前は、この辺りでクーさんとぶつかって倒れて……
( ^ω^)「この辺りに積まれてる本の中にあると思うんだけど……」
適当に本を開いては閉じて元に戻す。
時間はたっぷりある、とは言えない。探す手がだんだんと荒くなってきた。
(; ^ω^)「あれぇ?」
なかなか見つからないのがもどかしい。
( ^ω^)「……あ、ロッカーの上」
あの時、クーさんとぶつかって倒れたとき僕は何をしていたか。
それを思い出した時、視線は僕の真後ろにあるロッカーの上へと向いていた。
少し顔を出した荷物、その下にわずかな隙間があるのが分かった。
僕は椅子を引っ張り出して慎重に荷物をどかすと、その下には数冊の本を見つける。
その内の一冊がまさに僕が探していたものだった。
( ^ω^)「……」
本をぺらぺらと捲っていくと、やはりあった。
3-4 キュート。その文字。
やや掠れてしまっているが、読めない事は無い。
そのまま3-4のクラス分のページを捲ると最後にあったのは集合写真だった。
一人一人指で追っていくと、心臓が跳ね上がった。
(; ^ω^)「……」
やっぱり、そうなのか。
この、過去、3-4に在籍していたキュートは、君なのか。
写真の中で友達と一緒に笑っている姿は、僕の知っている彼女と全く同じであった。
『o川*゚ー゚)o』
(; ^ω^)「……どういう、ことなんだお」
なぜ、彼女がここに写っている?
彼女は一体、何者なのだ。
今日はここまで
また次回よろしくお願いします
んー……内藤の死に戻りって特性……周りの特殊能力……
ツンがやたら失敗しないように指摘してくる……過去にツンは失敗した……?
あれ、内藤ってもしかしてキュートの代わり、あるいはパラレル的存在じゃね?
乙。次回も期待
乙
もしこれで内藤がツンと一緒に過去に戻るというイベントが発生しなくなった場合この世界には永遠に二組のブーンとツンが存在し続けるんだろうか
戻った先は今までと同じ時間軸なのか、それとも違うのか
同じならタイムリープ前のブーンは同じ行動に必ずなるし、そうでないならどこかでタイムリープさせなきゃならない
明日 21:00ごろ はじめます
パ
ン
ダ
誕
生
!!!!
18日ほど遅えよ
(; ^ω^)「……本人、なのかお?」
集合写真と記憶の中の彼女を比較する。
やはり、似ている。いや、似ていないと言われるとちょっと自信を無くすかもしれない。
だが、似ている。写真のせいもあるだろうけど、写真の方が無邪気というか若々しいというか、
元気いっぱいという感じが伝わる。
対して、僕の記憶の彼女はどこか不安そうというか余所余所しいというか、とにかく写真の雰囲気とは少し
違うように思う。
_,
(; -ω-)「って、そんなに会ってないじゃないかお。僕」
つ
_,
(; ^ω^)「……いや、何度も死に戻ってるから、覚えてないだけで相当会ってるかも……?」
ほんのりと蘇ったが、まだ靄がかかったようにはっきりとしない過去の記憶。
何度も死んだこと、何度も繰り返していること、そんな大雑把なことは分かるのだけど……
だから記憶にないだけで僕は彼女、キュートに何度も会ってる……と、思う。
( ^ω^)「と、とりあえず自己紹介文の方も見てみるかお」
( ^ω^)「……?」
ひとまず写真はもう分かった。自己紹介の方にページを戻そうとした時、ふとその手が止まる。
集合写真はみんな笑顔で写っているが、一人だけ不愛想な顔をしている。
いや、笑ってはいるのだけど、無理矢理笑っているのだ。
彼女の横にいる男の子が、彼女に口を引っ張られて無理に笑顔を作らせられている。
(; ^ω^)「……こういう事してもおかしくないおね、あの人」
やっぱり、この写真の彼女は僕の記憶の彼女と同一人物なのだろうか。
僕はページを戻した。
『o川*゚ー゚)o< ^∀^#)』
( ^ω^)(僕だったら叩いてると思う)
( ^ω^)「っと、このページだお」
3-4の自己紹介文らしきページに戻すと、僕は目を走らせながら彼女の名前が出てくるまで
読み飛ばしていく。自己紹介の所は手書きで書かれたものを編集したものだった。やたら大きい字で書く人、
小さい字でびっしりと書く人、絵も描いてる人もいた。
幸い、彼女の名前はすぐに出てきた。他の人に比べて随分と軽い感じの
紹介で、なんというか誰かに宛てたような文章だった。
『私の名前は──(掠れている)キュートです。身長は161cmで、体重は秘密です!(45kgと書かれている)
好きな食べ物はレモンキャンディーなんですけど、これはある人がプレゼントでくれたんだけど、それがもう
びっくりするくらいまずくって!あ、嘘です美味しかったです。そうそう、あと芸能人の───(消されている)
室伏アレクサンダー広治が好きです!(『←ちょっと!』という文字が追加されている)。ピーマンは嫌いだけどトマトは
食べられます。本当です。熱海でおいしいトマト料理を食べてから好きになったんだよ。あ、あと読書も好き!
その美味しい料理を食べてから料理もするようになって、そしたら料理本も読むようになって、そしたら普通に
小説も読むようになっちゃったの!嘘じゃないよ。うん。ホントホント。あ!そんなこんなでもう書くスペースが
なくなっちゃったけど、またみんなと会って、遊んで、笑えるように! 元気にやっていきましょう!はい!いじょっ!」
(; ^ω^)「めちゃくちゃだおこれ」
後は簡単なプロフィールだった。
チャームポイントだとか、好きな季節だとか、夢だとか。
なぜか所々黒く塗りつぶされて、それに対して怒っている彼女の一筆も加えられている。
これはきっと、この3年生の学年のみに配られる卒業文集なのだろう。
だからこそ手書きで、思い思いに自由に書かれているのだろう。これはその余りか、試作本なのだろうか。
_,
(; -ω-)「……まぁ、結局何かが分かったわけではないんだけどお」
つ
彼女の自己紹介文を見ても、結局の所は何も分からなかった。
似ているだけの赤の他人かもしれないし、何か関係があるのかもしれない。
とにかく”似ている”というのは間違いない。
_,
(; -ω^)「お?」
つ
どうやら誰かがこちらに向かって歩いてきているようだ。
外の気配と僅かに聞こえる足音を察した僕は急いで本を元のロッカーの上に戻すと、急いで資料室から出るのであった。
――――――――――――
―――――――
――
________________________________
;.:; ;.:;
;.:; ;.:;
;.:; ;.:;
============================== ;# ___
┌──┐ ┌──┐ | __________ |資料室|
│三三│ □□ │三三│ | |┌──┐|┌──┐|  ̄ ̄ ̄
│三三│ □□ │三□│ | |│ │|│ │| __
│三三│ □□ └──┘ | |│ │|│ │| |!┏゚|
└──┘ | |└──┘|└──┘| ||⌒||
============================== | | | ||消||
:;.;; | | | ||_||
_________________|____|____|______
(; ^ω^)「……だれもいない、おね」
資料室から出た僕は一度トイレの方へと身を隠した。
その後、折を見て出ると、人の気配のなくなった廊下へと戻ったのであった。
もしかしたら資料室のドアでも施錠されてしまっただろうかと思い確認したが、ドアは変わらず開いたままであった。
(^ω^ ;)「そういえばツンさんは……」
う
調べ物があると言って僕を置いて走り去ってしまったツンさんは、どこまで行っているのだろうか。
少しだけ不安になり、彼女が去った先を見てみる。やはり当然、彼女はいない。
_,
(; -ω-)(うーん、ツンさんの言う通りここで待ち続けるかお?)
つ
もう一度資料室の本を調べるのも良いかもしれない。
ただし、誰かが来るかもしれないという不安もある。
ツンさんを探しに外に出るのも良いかもしれない。
幸い、過去の僕は神社に行っているのでそこ以外に行けば問題はないだろう。多分。
それとも、資料室以外の校舎内を調べてみるのも良いかもしれない。
今日はあの爆発があった日で、ハローさんとあった日だ。
( ^ω^)(さてと、どうするかお……)
つ
1.資料室で調べる
2.外に出る
3.校内探索
4.他に何かあれば
下から2番目
ksk
3
3だな
一応ツンの言うことは守っとく感じで
( ^ω^)「校内を探索してみるかお」
今日の夜、後者の一部が爆発することを考えると事前に何かないか調べてみるのは良いかもしれない。
過去の僕は爆発とほぼ同時に学校に来たものだから、一体何が起きたのかは分かっていないのだ。
ハローさんが関わっているのは間違いがないだろうが、それでも調べる価値はあるだろう。
( ^ω^)「確か、爆発が起きたのは購買のある方だから……」
つ
そうと決まれば、さっそく購買の方へ行こう。
誰にも見つかることなく、は難しいがEクラスのみんなに見つからなければ良いのだ。
資料室で誰かに見つけられると、何か過去が変わってしまう可能性もあるが
廊下ですれ違うくらいなら多分、問題ないだろう。
(; ^ω^)「まぁ、見つからないように行くけどお」
もう少し、ツンさんに話を聞いておけば良かったと後悔した。
1〜5までの好きな数字を下から2番目
3
4
#1ト2ドギ3セーフ4ハ5セーフ
.
あら
それでは今日はここまで
明日の夕方ぐらいからゆっくりと長くやっていきたいと思います
今日は短くてすみませんが、また明日よろしくお願いします
乙
おつ!
おつ!
ハはもしや…?
ハローなのかハインなのか
明日はどこへ行った
, -───- 、
/: : : : : : : : : : : : : .\
ト、 /: : ,. -──- 、: : : : \
ゝ V( ))/ `ヽ: : : : \
/ 〃 Y^y'´ ) `ヽ: : : :〉
フ {{ / / / 人 \/
イ ヽノノ / / // ヽ ヽ
/ / 〃 / / / / ヽ\ !
|/ 〃 { >‐メ、 -‐ < リ ヽ !
ヽ Vハ / ィ.:.:下 不::.ヽ } ハ| 「明日」はいつか
) /Vヽ \ ヒ.::::ソ ヒ.::::ソ ノ イ そうね、答えるとしたらそれは……7月4日よ!
ノ | / ( \| ,,,,,,.. ' ..,,, /イノノ ‐‐┐
|/ ) ヘ _ r イ __ }
/´  ̄ `ヽ > ` . イ,. '´ 〈
( \ > = < ノノ ,. ノ
ヽ``ヽ )VTT´  ̄ ̄`L ,. '´ -=< __
r── ミミヽ ,. ィ イ77´  ̄`7 //´ ̄`ヽ´ ̄ ̄`ヽノ
} ノ レイ ハ ´ ̄` l l '. (
r─‐ν´ //// | l V }ミヽ __ ノ
/ .く ///レ' `Y´ `ヽ\
/'、 - -zi;{ =- 、 _ ; Y )
\人 い `´ ノ .ノ´
ヽ ヽ、_, ィゝ、 く. `T´二二 Y´
`Y {::j}j `...‐--‐‐´7:::::::::7ハ |
「|:::i l .:::::::::::::::::://::::::: // 「 ̄ ̄ |
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_,..、__,,_
_y'彡三三≧=、
,イミt彡三三三ミミヽ、
、j'ミミシ'"`ー---=ミミミミt
}ミミリ 、, Vi|リ!
'、ミ! -=、_,ハ、__,.=- lj州
iV rtッュ; ゙';rtッュ V^i もっとちゃんと投下しろよ!!!!!
`゙! `¨,.´ ゙、゙¨´ jリソ マミちゃん!!!!!!
、. /'-、,-'ヽ ... /´
_jl | rェェェュ | ,fに丶、
f"´ ∧ 、'、__ノノ∧:::} ヽ
,. - ―へ、 ∧ `ー‐ ' ハ/:/ ノ^>、_
/ ヽ、__ ゝ--- 'イ::/ / `丶、
/ 、 i「 `ヾ ̄´::::::/ rァf´ ヽ
/ ; :'| || l:::::::::::ん'.// ; ;' / ',
ト.,_ '、_ ', | ; || |:::::,イて// ' / / '、
,ハ `' 、ヾj | || 「レ' {ソ ,' / ,. -__,. }
/ ` ヽヽ l| || H { l, ' ,. -_ '、
/ ソ! ;| || iJ l f_ / '´ '、
_ ん- 、 、 ,ノ ', l! || ||| l ト、' _,. -__,.ヽ
`¨`ヽ'^'ー ミヽヽ ノ ,};:' || ||| | | ,ゞ彡'´ -‐ ーミi
,. -  ̄ ̄`´ ゛ ヽ、
/ \
/ > ヽ
/ /ヘ .、 ヽ ヽ
/ / // ゙、.} ! |
| i / | /,´/ i |ヽ、 | |
| | | /_ イ /'’ ‘'ー=:.|l`ヽ | l | 前向きに検討します
| l | l xァ示ミ ッ示ミリ リ| /
i V{ l {{ vぅリ vぅリ }} l} /|、 , -、
____ノヽ ヽ{ ` `~ `~ ´ イ,イ/ ,>'´ ヽ
/--、ヽ、`ヽ .{ " ′ " イノ`'´ /,ソ
ト、 ` `ヽ从 , -( ノ/ / /
. `ー-、 }>.. イ/ ./ / /`ー,
__ \ \ ヽ f=-、ー ,.ノ,=} / // __, / ,,ィ
/___` ー、---,.‐-=厶rr_' __`-i i´___ `ヽ -‐- 、,/ ,/
{ `ヽ / ',.ノ'´ __Y`f- ` ー ', ム-==-、
. ̄`゙ー、 ′ } r |__|- / i / ,. ―-,}i }
.r,r {ー‐' `ト.、 { //l|ヽ、 /. l ´ / ,/
{ ヽ ノ| \ {ヽ、 //.| | | |`ヽ、/ } /´| / ,/
ヾ ーr' | / .| |`ー'// | | | | .| | ヽ |./ ,/
その明日に期待して待機
明日に向かってパンツ投げたらもう明日だった
マミさん好きは童貞だと思うってやつ思い出した
21:00ごろ始めます
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(; ^ω^)「……っ」
廊下をこそこそと歩いていると、正面から歩いてくる人物を見て咄嗟に物陰に隠れる。
幸い、向こうは気づいていないらしくのんびりと歩いている。
从 ゚∀从〜♪
なんとも音程の外れた口笛を吹きながら歩いているのは高岡さんであった。
僕は、このまま隠れれば気づかれずにやり過ごせるだろうかと考える。
いや、でも確か高岡さんは心が読めるはずだ。見つかる可能性も十分あるだろう。
_,
( ^ω^)(……そういえば高岡さんはどうして捕まったんだろ)
つ
そんな やたら甲高い音を吹く高岡さんも、ハローさんによって捕まってしまうのだ。
どうして捕まってしまったのか、高岡さんもハローさんと何か関わりもであったりするのだろうか。
この日は高岡さん、どんなことをしていたのか。
_,
(; -ω^)(……気になるけど、今は校内探索が優先だお。ツンさんにも、あまり目立つなって言われてるし)
つ
高岡さんの事も気になるのは確かだ。でもここで後をつける、校内から出ることを考えるとリスクが大きい。
そう思った僕は、ひとまず高岡さんから距離を取るためにこの場を立ち去るのであった。
そうして高岡さんをやり過ごした僕は再び購買へと向かう。
特に誰かに見つかるということもなく、意外にあっさりと目的地へとたどり着く。
放課後であるため購買は当然閉まっており、必然的にここに来る者はいないようだ。
( ^ω^)「居るのは僕だけ、かお」
誰もいないのであれば心置きなく購買を調べることが出来る、そう思ったがいかんせん調べるところがなさすぎる。
閉まった購買の中は当然調べられないし、そうなると購買の周りだけである。
窓に手すり、風景に彩りをという理由で置かれた観葉植物、自動販売機、それらエトセトラといった
購買の周囲は当然、ここに至るまでの廊下の隅まで調べられる場所は調べたが、成果は得られなかった。
_,
(; ^ω^)「爆発ってくらいだから、何か爆弾でも設置されてるかなぁと思ったんだけど……」
つ
爆発のあった日の事を思い出す。
購買とを繋ぐ廊下が崩れ落ちるほどの衝撃があったのは間違いなく、しかしそれを起こした”何か”を見つけられない。
とすると、”何か”は物ではないのか。もしくは、更に後に原因がわかるのかもしれない。
( ^ω^)(物じゃないとすると、やっぱり化け物かお?ってことは、やっぱり爆発直後にならないと出てこないのかも……)
つ
思案するも、しかしここ購買に居たところでもう何も見つけることはできないだろう。
購買の中、という可能性は残っているが今は調べることはできないので、ひとまず僕は来た道を戻ることにした。
――――――――――――
―――――――
――
(; ^ω^)(ってまたー! )
戻り道、今度も先ほどと同じく正面から誰かが歩いてくるのが見えた。
これもやはり先ほどと同じく僕はとっさに身を隠し、その歩いてくる人物を陰からこっそりと見やる。
遠目から見た限りでは制服ではなかったので、恐らく先生の中の誰かだろう。
体格的に恐らく男の人だろうが、ふと思い当たるのはモララー先生だ。
もしも見つかると、また何かしらの説教を貰ってしまうかもしれない。
( ^ω^)(お? モララー先生じゃないみたいだお)
( ^ω^)(……学園長?)
しかし僕の当ては外れたようで、どうやら向こうから歩いてきているのは学園長のようだ。
そういえば、この次の日────爆発した学校を見て嘆いていた学園長を思い出す。
爆発に遠からず関わっているだろう身としては少々申し訳なくなる。
( ^ω^)(学園長なら別に見つかっても問題はないかお?)
モララー先生みたいに捕まることもないだろうし、さっと素通りしてとっととツンさんが来るまで
最初の教室で待ってよう。そう思い、僕は身を隠すことを止めて廊下を再び歩き始める。
(; ^ω^)(……)
(; ω^)(……)
(; ω^)(……おぉ?)
しかし、いざ行こうとしたときに強烈な頭痛と吐き気が襲い掛かった。
足元がふらつき、「これはダメだ」と思った僕はすぐさま進行方向をトイレのある方へと変えて走り出した。
( ´∀`)「……」
視界の端で、学園長が首をかしげているのが見えた。
強烈な吐き気は、更に勢いを増した。
(; ω^)(な、なんだってんだお……!? )
もしかして、過去に飛んだ影響だろうか。
だがトイレにたどり着くころには吐き気は不思議と治まっており、代わりにと言ってはアレだが
小便をしてから僕は最初の、ツンさんに飛ばされた教室に戻るのであった。
学園長は前から怪しげだったからなぁ
過去に戻った身だと、学園長に近づかない方が良い?
(; ^ω^)「……」
つ
教室に戻った僕は、あの吐き気と頭痛の事を思い出す。
治まったとはいえ、あの猛烈な気持ちの悪さは異常だと思う。
過去に飛んだ影響とは関係なく、何か病気にでもなってしまったのだろうか。
それにもし僕の考えの通り過去に飛んだ影響だとして、ツンさんがそのことを黙っているだろうか?
一言忠告があっても良いと考えるのが当然だろう。
( ^ω^)(しかし相手はあのツンさん)
冷静に考え、前言撤回。
ツンさんのことだ。うっかり言い忘れている、故意に伝えなかったという可能性もある。
(; ^ω^)(ど、どうしよう。コンビニか薬局にでも行って薬買おうかお)
不安に駆られ、僕は……
1.それでも校内に残るべきだ
2.薬を買いに行くべきだ
3.他に案があれば
下から3番目
危険察知……とは関係なさそうか
安価下
うーむどうしようかねぇ
2
――――――――――――
―――――――
――
。s=s。
,.、- Y´\ /`Y
,.イ~::|\________________∠,,__|ニニニニ|_________________
|| | :| |::|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|__|__l__|__|_|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|
|| | :| |::| | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |__|__l__|__|_| | | | | | | | | | | | | | | | | |
ァ... || | :| |::|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|__|__l__|__|_|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|┬ァ'
( || |,、‐''゙´´``丶、 | | | | | | | | | | | | | | | | |__|__l__|__|_| | | | | | | | | | | | | | |,.、-‐=彡:. :. :
: ⌒ヽ'⌒\ : : : : : : : :::`ヾ、 |-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|__|__l__|__|_|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|/:゙:゙:゙:゙:゙: : : : :/:. :. :. :
: :xく:.;:.;:.;:.;:.;:.;\: : : : : : : : :ミ、 | | | | | | | | | | | | | |__|__l__|__|_| | | | | | | | |_彡'´:: : : : : : : γ´:. :. :. :. :.
: : : \::.;:.;:.;:.;:.;⌒ヽ: : : : : : : ミ=-.|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:| | ̄ ̄ ̄~ |-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|ー=ミ: : :_彡'´:. :. :. -=≦:.
: : : : : :\:.;:.;:.;:.;:.;⌒>: : : : _彡´ | | | | | | | | | | | | | |]]]]]]]] | | | | | | | | | ー=彡: く:. :. -=≦:. :. :. :. :.
: : : : : : ⌒\:.;:.;:.;:.;ノ´: : : : : ::ノ二二二二二二二二二Y^Y。s==个==s。Y^Y二二二二二二二γ´: : : : )´:. :. :. :. :. :. :. :. :.
: : :γ´: : : : :そ:.;:.;:.;ヽ:. :. :. :.:.:.| |__|_|_|_|_|_|_|_|_| | |_|_|_|,i|:::|ィ升「 ̄~l〕トミ:: |_|_|_,|_|_|_|_|_|_|γ⌒ヽ⌒ヾ__彡'´:. :. :. :. :. :./:.
: : 八__彡'^´:.;:.;:.;:.;:.;:.;:) :. :. :. :.| |__|_|_|_|_|_|_|_|_| ̄i|冂|_,|:::|_|_|_| ̄| ̄|_|_l.|:::|_冂_|_|_|_|_|_|_|_|: : : : : :彡'´:. :. :. :. :. :. :. /:. :.
ノ´:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;r‐':. :. :. , -r‐|^\TTTTTTTTT||| || .|:::| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~|:::| | ||TTTTTTTTTTTTT‐、: : : : i:i:i:i:i:乂⌒ヽ'´:.
´:.;:.;:.;:.;:.;_彡'⌒ヾ:.;:.;(:.:.:.:.:.:r'‐、_ノ'´ ̄)⌒) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:,~:,~ヽ⌒ヽ;'从从;';';'{;;;;;;(:.
⌒´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.r‐‐、:::/⌒ヽ '´ f⌒/ :, :, :, :, :, :Y⌒Y;';';';';';';'乂;;;;;`
|;'ー=ミ^;^;^;^ノ__γ⌒ヽ'''´_ ノ⌒) ,. :, :, :, :く⌒Y⌒ヽ洲ヾ;;;;;
;';';';''⌒;';';';'_{_>'⌒ _∟>─────────────────────────────-<⌒ヽ洲洲
(; ^ω^)「う〜〜〜、薬局薬局」
今、薬局を求めて全力疾走している僕は武雲系学園に通うごく一般的な男の子。
強いて違うところをあげるとすれば死んでも生き返れるってことかナ────
そんなわけで帰り道にある商店街の薬局にやって来たのだ
( ^ω^)「! 」
ふと見ると、ベンチに一人の女の子が座っていた
,. -‐-─-- 、
. ____/ `ー、
)`ー--| : 〃 i こ二二≧
≧=- :_:|:r' ィ=ゝー-、-、、r=‐ヮォ. : : : : : : (
}:_:_:_:_:_:| : :l ,リ|} | .:}=‐-=≦
. .≧=‐: :|:i.. | ′ | j:_:_:_:_:_:{
. .ヽ:_:_:_:_:|j{. -、{∠ニ'==ァ 、==ニゞ.ハ=‐-=≦
{:_:_:_:j八 /|.}. '"旬゙` ./''旬 ` f^ }:_:_:_了
. 乙< l(( ゙′` ̄'" f::` ̄ |l. `¨う)
. ヽ.ヽ {:. lリ
. }.iーi ^ r' ,'
!| ヽ. ー===- /
. /} \ ー‐ ,イ
__/ ∥ . ヽ、_!__/:::|\
/i |! i :;::;:::::::ト、 ヽー-
│ .| i l ノ ,' :i i
ノ |- ⊥.」__ /_,. -‐ | |
( ^ω^)
,. -‐-─-- 、
. ____/ `ー、
)`ー--| : 〃 i こ二二≧
≧=- :_:|:r' ィ=ゝー-、-、、r=‐ヮォ. : : : : : : (
}:_:_:_:_:_:| : :l ,リ|} | .:}=‐-=≦
. .≧=‐: :|:i.. | ′ | j:_:_:_:_:_:{
. .ヽ:_:_:_:_:|j{. -、{∠ニ'==ァ 、==ニゞ.ハ=‐-=≦
{:_:_:_:j八 /|.}. '"旬゙` ./''旬 ` f^ }:_:_:_了
. 乙< l(( ゙′` ̄'" f::` ̄ |l. `¨う)
. ヽ.ヽ {:. lリ
. }.iーi ^ r' ,'
!| ヽ. ー===- /
. /} \ ー‐ ,イ
__/ ∥ . ヽ、_!__/:::|\
/i |! i :;::;:::::::ト、 ヽー-
│ .| i l ノ ,' :i i
ノ |- ⊥.」__ /_,. -‐ | |
( ^ω^)「ウホッ! いいツンさん」
えぇ
殺 ら な い か
wwww
――――――――――――
―――――――
――
(メメメメωメ)「違うの薬局に行きたかったの頭痛かったの」
ξ゚⊿゚)ξ「大人しく待っててって言ったわよね私」
外でツンさんと鉢合わせしたことで、約束を破ったことがバレてしまった。
僕は必要なかったはずの傷薬と必要だった頭痛薬を買うと、ツンさんにお尻を小突かれながら薬局から出るのであった。
(メメメメωメ)「お尻痛いからやめてお」
僕がお願いをすると、ようやくツンさんは執拗なまでの小突きを止めた。
先ほどツンさんが座っていたベンチに僕たちは腰を下ろすと、まずツンさんが「なぜ薬局に?」と質問をしてきた。
(メメメメωメ)「いや、なんか急に頭が痛くなって吐き気も出てきて……」
(メメメメωメ)「これって過去に飛んだ影響じゃないのかお?」
僕は頭痛薬を飲みながらツンさんに聞き返す。
そういえばもう頭は痛くないのに飲んでしまっても大丈夫なのだろうか。
注意書きを確認しながらツンさんの返事を待つ。
ξ-⊿゚)ξ「飛んだ影響っていうのは考えにくいけど……」
つ
( ´ω`)「特に書いてないや……」
ξ゚⊿゚)ξ「え?」
( ^ω^)「なんでもないお」
どうやらツンさんの所為ではないようだ。
そして注意書きにも頭が痛くない時に飲んでも大丈夫かどうかは特に書いてないようだ。
( ^ω^)「そういえばツンさんこそ調べ物があるって言ってたけど、何をしてたんだお?」
ξ゚⊿゚)ξ「そうね、少しハローの事を調べてただけよ。あと、ギコを撒いてたくらいかしらね」
(; ^ω^)「っ」
ギコを撒いていた、という言葉に反応する。
ギコとドクオの裏切りを思い出し、自然と体に力が入る。
(; ^ω^)「……あれ、ツンさんってギコの裏切りを知ってるのかお?」
つ
ギコの裏切りを知っているのは僕だけではなかったのか。
都村さんに裏切りの事を話した時は、彼女はそんなこと一切知らないようだった。
僕だって当然、あの時まで知る由もなかった。
なのにツンさんは前々から知っていたかのように”撒いていた”と言っている。
ツンさんの顔を見ると、少し考えるような素振りが伺えた。
ξ-⊿゚)ξ「……」
つ
( ^ω^)「……」
僕は傷薬を塗りながらツンさんの答えを黙って待った。
ξ゚⊿゚)ξ「えぇ、そうね。私も知ったのは最近だけど……」
ξ゚⊿゚)ξ「前々から知ってたわよ」
知ったのは最近で、でも前々から。
矛盾するような言葉だが、それは恐らくツンさんの能力によるものだろう。
( ^ω^)「ツンさんの能力……」
( -ω^)「過去に飛ぶタイムリープってやつの力のおかげ、かお?」
つ
ξ゚⊿゚)ξ「いや違うけど」
( ^ω^)「まじで?待ってよめっちゃ恥ずかしいんだけど今」
とんだ赤っ恥のコキっ恥である。
僕、今、結構格好つけて言ってしまったけど、違うの?
ツンさんの力、タイムリープじゃないの?違うの!?
( ^ω^)「さっきのやりとり、やり直させてくれない?」
ξ゚⊿゚)ξ「いや無理だけど」
( ^ω^)「そうか……」
そうか……できないか……
( ^ω^)「……」
1.じゃあツンさんの能力って……
2.死ぬしかねぇや……
3.他に何かあればどうぞ
下から2番目
2
>>758
おいこら
後これ死んだら何処に戻るんだよっていうね
1
聞いたら教えてくれたりする〜?
あー……多分ツンの能力わかった。
(; ^ω^)「じゃ、じゃあツンさんの能力ってなんなんだお!? 」
ξ゚⊿゚)ξ「……」
ツンさんがじぃと僕を見返す。
値踏みをしているのか、それとも他に理由があるのか。
髪の毛をみょいんと一度伸ばしてから、ツンさんは「そうね」と息を吐いた。
ξ゚⊿゚)ξ 好感度[::::::::::: ]
ξ゚⊿゚)ξ「隠したって仕方ないし、私の力でこうなってるしね」
ξ゚⊿゚)ξ「いいわ、教えてあげる」
ξ-⊿゚)ξ「ただ、あんたが考えるよりも面倒だし良いものじゃないわよ」
ξ-⊿゚)ξ「使い勝手も悪いし、強くもない」
ξ゚⊿゚)ξ「────”ひっくり返す”」
ξ゚⊿゚)ξ「それが私の能力よ」
(; ^ω^)「ひっくり返す?」
つ
つまり、どういうことだ。
僕の頭の上にハテナマークがいくつも浮かび上がったのが分かったのか、ツンさんはため息を一つ吐く。
そしてポケットから小銭入れを取り出すと10円玉を指で弾き上げた。
ξ゚⊿゚)ξ「見てなさい」
そしてくるりくるりと回転しながら落ちる10円玉が、再びツンさんの手の中へと落ちる。
ξ゚⊿゚)ξ「はい」
ツンさんの手の中には10円玉。10の字が描かれている裏面だ。
それをツンさんは詰まんでひっくり返す。
平等院鳳凰堂が顔を出す。表面だ。
ξ゚⊿゚)ξ「こういうことよ」
(; ^ω^)「それは分かるよ!? 」
ツンさんがしたことって裏面を表面に返しただけだよね!?
わざわざ言われなくてもそれは分かるよ!?
だからそれがどうツンさんの能力と関わってくるの!?
ξ゚⊿゚)ξ「仕方ないわね。今度はあんたが投げてみなさい」
(; ^ω^)「?」
そうして今度は僕が10円玉を弾く。
落ちた10円玉をツンさんがくるりとひっくり返す。
ξ゚⊿゚)ξ「ね?」
(; ^ω^)「『ね?』じゃないお!? 」
ξ゚⊿゚)ξ「だから見たまんまよ」
ξ゚⊿゚)ξ「私の力は”ひっくり返す”の」
ξ゚⊿゚)ξ「”今”をひっくり返して”過去”に……」
ξ゚⊿゚)ξ「”過去”に居たところ”以外”に飛ぶ」
ξ゚⊿゚)ξ「そういう能力なのよ」
ξ゚⊿゚)ξ「周りに合ったものも巻き込んでね。”丈夫”なものがひっくり返って”ボロボロ”になったりね」
ξ゚⊿゚)ξ「例えばひっくり返った先に新品の机があったら、ひっくり返ってボロボロの机になったりね」
( ^ω^)「……あ」
だから、あの時机が壊れたのだろうか。
ツンさんの”ひっくり返す”という能力、新品は中古に。今から過去に。
(; ^ω^)「……あれ、未来には?」
つ
ξ゚⊿゚)ξ「行けないわよ。時間の流れは常に前に進んでいるから、ひっくり返してもそれは過去にしか行けないの」
(; ^ω^)「……なるほど、お」
つ
ξ゚⊿゚)ξ「わかった?」
( ^ω^)「あんまり」
ξ;゚⊿゚)ξ「あぁ、うん……まぁ、分かってたけど」
つ
ともあれ、ツンさんの能力は”ひっくり返す”ものらしい。
確かに聞く限りでは使い勝手は悪いかもしれない。
でも、僕の死に戻りより全然マシではなかろうか。というか完全に上位互換ではなかろうか。
( ^ω^)「……あれ!? そういえば僕の能力については」
ξ゚⊿゚)ξ「知ってるわよ。”今”のあんたは覚えがないでしょうけど、私に話してくれたし。前にね」
(; ^ω^)「そ、そうなの?」
つ
うーん、もしかしてツンさんは結構な頻度でひっくり返しているのだろうか。
だとすれば、その中で僕が話していた、という可能性も納得はできる。
だとすれば、その中でギコの裏切りに気づいたという可能性も納得はできる。
ただ、でもそれって
( ^ω^)(……さみしく、ないのかな)
何度もひっくり返す。
それはつまり、何度もやり直すことだ。
それはつまり、思い出を一度失くすということだ。
自分が覚えていることを、相手は覚えていない。
一緒に過ごしたはずの事は、全てなかったことになる。
その寂しさは、僕にはわかる。
( ^ω^)「……」
ただ、僕はそれを口にはしなかった。
なんだか怒られるような気がしたからだ。
ツンさんは一通りの説明を終わらせると、ベンチから立ち上がる。
ξ゚⊿゚)ξ「さて、と」
ξ゚⊿゚)ξ「それじゃ、もうひと頑張りしましょうか」
( ^ω^)「……お」
僕が覚えてないことを、ツンさんは覚えているのだろうか。
だったらいつか、もしも少しでも寂しさを感じていたら。
( ^ω^)(ちょっとくらい、僕にも分け合ってくれるといいなぁ)
そうすれば、少しは気も楽になったりするのかな。
やっぱりこれも口に出すことはせず、ツンさんの後に続いて僕もベンチから立ち上がるのであった。
o川*゚ー゚)o 今日はここまで
o川*゚ー゚)o ここまで読んでくれてありがとうございました
o川*゚ー゚)o それではまた次回、よろしくお願いします
おつ
おちゅ
1〜4までの好きな数字を下から1番目
4
イケメンすぎだぜブーン
ツンさん好感度上がってね?
みょいんの語感好き
>>776
前スレ>>586 で上がったのが最後っぽいから今回は変わってないはず多分
今更だし本筋と関係ないけど下から○番目って微妙に意味通じないな
自問自答防止する前提ならここより○つ下とか>>(このレス+○)みたいな感じだとどうだろ
ツンさんの能力当てたやつおる?
やっと追いついた。
瞬間移動もどきができることはギコとツンのシーンで分かったけど、実際の能力がこんなに面倒くさい能力とは
ひっくり返すの説明はよ
o川*゚ー゚)o >>584
o川*゚ー゚)o ……?
o川*゚ー゚)o ??????????
o川*゚ー゚)o きゅ……(大丈夫!それには理由があるから大丈夫!!! )
>>778
o川*゚ー゚)o そうだね、そっちの方が良いかも。次からそうするね、ありがとう!
>>773 の安価分の投下します。2レスほど
――――――――――――
―――――――
――
最近、体の調子が悪い。
頭痛や吐き気、目まいの症状が出たと思えばすぐに治まったりする。
試しに病院に行ってはみたが、結果は至って健康そのものであった。
いや、そういえば過労気味とは言われたか。まぁ、それはどうだって良いのだ。
もう少しで私の願いが叶う……そう思えば、むしろまだまだ働き足りないくらいだ。
ただそれでも、やはりこの頭痛だけは何とかならないものだろうか。
作業中に起きると、どうしても手を休める必要がある。
それに、覚えのない記憶が過ることもある。
もしかすると、これもアレの所為なのか。
彼女に少し尋ねてみたが「そうデスか」と、そっけない答えだけが返ってきた。
まぁ、彼女とはそもそも目的が多少一致している、お互い利用しあっているだけという関係だ。
私の体調に興味がないのは当然だろう。
私だって、彼女の目的には何の興味もない。
どうせ、用済みとなるのだから。それまでは精々……
ザザッ
……ん、ああ、もういいや。
やっぱりもう面倒くさい。今夜にでも消してしまおう。
ハハ ロ -ロ)ハ「……」
おっと、彼女がこちらを見ている。
さてと、消すにしても今の作業は済ましてしまおう。
もう少しなのだ。あと少しで、願望機が手に入るのだ。
それまで頑張ろう。努力は報われるのだ。そうでなければ困る。
( ) (……困るって、誰が?)
あれ、そういえば何の為に私はこんなことをしているのだろう。
あれ、なんだ、なんだっけ。あぁ、そうだ。全部終わらせるためだった。
そうだ、そうだった。いかんいかん。やはり疲れがたまっているのかもしれない。
”これ”が終われば、少しだけ休んでも良いかもしれない。
きっと”彼女”も、いつものように笑って許してくれるだろう。
#視点1.高2.hello3.A4.×
土曜日に>>769 の続きをやります
そーめんかな
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"" ^~ " "
ひとまずベンチから移動した僕たちは、これまでの事を簡単に話し合っていた。
ツンさんはギコの裏切りの事を。ハローさんの弱点をつけないかと色々と調べ物をしていた事を。
僕は自分の能力の事を。あの施設での出来事を。話せる限りのことを話していた。
( ^ω^)「────それじゃ、これからについてだけど」
つ
大方の事を話し終えたところで、切り出したのは僕からだった。
今の時間は、恐らく学校に僕とクーさんがいるだろう。
そうすると、学校以外の場所に行った方が良いと思ったからだ。
1.どこか落ち着ける場所にでも行こう
2.あえて学校に行こう
3.調査を続けよう(探索)
4.他に何かあれば
>>このレスから下1番目
1
_,
(; ^ω^)「ちょっとどこか落ち着ける場所にでも行かないかお?」
つ
ξ゚⊿゚)ξ「?」
(; ^ω^)「いや、今の時間って僕、クーさんと一緒に学校に行ってるんだお」
(; ^ω^)「それにさっきも話したけど、『夜に学校で起こる事』までまだ時間もあるし」
(; -ω^)「……ツンさんもギコに追われてるなら、どこか落ち着けるところに移動した方が良いかと思うんだお」
つ
ξ゚⊿゚)ξ「そうね……」
ここで立ち話もなんだし、腰を落ち着けたいというのもあった。
それに、ツンさんの知っている情報ももっと聞いておくべきだ。
だからひとまず、デミーズでも公園でも良いから、話をきちんと聞けるようなところに行って
夜まで時間を潰す必要もあるのだ。
( ^ω^)(あ、そうだ。あのコーヒーの美味しい喫茶店でも良いかもしれないおね)
あそこは確か、人もそこまで多くはないし目立つような場所でもない。
ギコから身を隠すのには最適かもしれない。
ξ゚⊿゚)ξ「じゃあ私の家にでも行きましょうか」
(; ^ω^)「んあ!? 」
――――――――――――
―――――――
――
________________________
/ , イ
 ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ |
| ┌─┐ ┌─┐ ┌─┐ ┌─┐ | 負 |
| 目| | 目| | 目| | 目| | | け |
| |。 | |。 | |。 | |。 | | 犬 |
| | | | | | | | | | ハ |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||#| イ |
\| | ツ .|
| ┌─┐ ┌─┐ ┌─┐ ┌─┐ | |
| 目| | 目| | 目| | 目| | | |
| |。 | |。 | |。 | |。 | | |
| | | | | | | | | | /
| | | | | | | | | |/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(; ^ω^)「……」
なぜ、僕はここに居るのだろう。
ξ゚⊿゚)ξ「さ、はやく入りなさいよ」
ボロボロのアパート、名前は『負け犬ハイツ』
そういえば、前に傷ついた高岡さんを送った時にツンさんとここで会ったっけ。
相変わらずボロボロのアパートだけど……
( ^ω^)(女子の……部屋……!!! )
僕にはとても輝いて見えたんだ。
========================i'ーi''iii |
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.|`ll ̄ ̄ ̄l |、,、___゛,、 | ||\
l|' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~|l. | .|l___l |.l|| ̄ ̄ ̄|| ,;| ||. \
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|,ノ´ ̄´⌒ ̄⌒⌒`ヽ、 . |`||ニニニニ|||l[「「[[[「「l|__.| | || ||
( ノ ヽ、 ̄ ̄ ̄!、||____________||||ニニニ,|| l,_,!\、 || ||
ヽ ' , ヽ,  ̄ ̄ ̄ ̄ ~ ~' \.. || ||
ヾ ノ ヽ ________,, \||i 0) ||
ヾ ノ ヽ, l\ \. \. ||
ゝ 「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄「| ll\\ \. \、 ||
. ヽ,,ノ|」――――――|」 '~ \l二二二二二二二二l \..||
!|_| !|_|. \
\
. \
( ^ω^)(うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!! )
ツンさんに急かされて僕はドアを潜り抜ける。
すると目の前に広がっていたのは、僕の想像する『女の子の部屋』とはかけ離れた
質素な部屋であった。だがしかし待ってほしい。僕は別にツンさんにそれは求めてはいない。
むしろ”らしさ”があるというものだ。それよりもまず匂いだ。部屋は質素なのだが、どこか良い匂いが
鼻をくすぐる。なんだろう、シャンプーの匂いだろうか。女の子は髪の毛が長い分、どうしてもシャンプーの
匂いが周りについてしまうと聞いたことがある。誰だっけ。まぁそれよりも良い匂いだ。というか本当にこの部屋
何もないな。必要最低限って感じだ。逆に好感が持てる。
お、はじまった!
そしてブーンの童貞ぶりワロタwww
ξ゚⊿゚)ξ「ちょっと飲み物もってくるから」
( ^ω^)「お構いなく」
そう言ってツンさんは冷蔵庫から飲み物を取りに立ち上がる。
( ^ω^)(……ん?)
ふと、冷蔵庫の横の壁に目が行く。
コルクボードだろうか。そこに紙といくつかの小物があった。
『可愛い→(’e’)』
なんとも奇妙な小型のぬいぐるみと、ツンさんの手書きの文字がそこにはあった。
.::( ω )::. ブッ
ξ;゚⊿゚)ξ「何笑ってんのよ……」
いや、だって。
なんだ、これ。ちょっと自分でもどこがおかしいのかわかんないけど、笑ってしまう。
なんだ、可愛いって。微妙にヌケたような顔のぬいぐるみは確かに可愛いかもしれないけど、
なんでわざわざ書いてあるんだ。というかちゃっかりゲームセンターで取った日付まで書いてあるし。
なんでだよ、ツンさん。やめてよ、やけに可愛らしい文字で書いてあるのも、やめてよ。
( ^ω^)「グフッ……い、いや……グフフッ」
ξ;゚⊿゚)ξ「……」
笑いをこらえると何とも不気味な顔になってしまう。
ほんのりとツンさんが引いているように見えるが、どうだろうか。
ξ゚⊿゚)ξ「冷たいものどうぞ」
( ^ω^)「冷たいものどうも」
顔を引きつらせたツンさんが麦茶を机の上に置く。
僕は礼を言ってありがたく一口いただくも、しかしやはり笑いは堪えられない。
少し口の端から零してしまって、またしてもツンさんが引いたような顔をした。
(; ^ω^)(くそ〜〜〜!!! 視界の端でちらちら見えるのがもうきっつい)
ξ゚⊿゚)ξ「で、話の続だけど……」
( ^ω^)「う、うん……グフッ」
ξ゚⊿゚)ξ
( ^ω^)「ごめん笑わないからその目はやめて。人に向けていいものじゃない」
ツンさんの目がいよいよ厳しくなったので太ももを強く捻りあげる。
大丈夫。もう笑わない。大丈夫。(’e’)は可愛い。何もおかしくない。普通だ。よし、OK。
( ^ω^)「そうだおね、まず……」
1.夜の学校について
2.ギコについて
3.ハローさんについて
4.他になにかあれば
>>このレスから下1番目
2
(; ^ω^)「ギコについてだけど、なんでギコはツンさんを追いかけてるんだお?」
ξ゚⊿゚)ξ「単に、邪魔なだけなのよ」
邪魔、というのはその能力のことだろう。
つまり未来で裏切りを知った、ハローさんの目的を知ったツンさんが邪魔をする、というのが
バレたのだと思う。だから、捕まえようとしているのだろう。
(; ^ω^)「あれ、この家は……」
ξ゚⊿゚)ξ「多分大丈夫でしょ。知らないし、他の部屋にも人は住んでるから無茶はしてこないと思うわよ」
( ^ω^)「……ギコらしいお」
つ
そうしてもう一口、麦茶を飲む。
少なくなった中を見て、ツンさんがもう一度入れようと麦茶を取りに立つ。
(; ^ω^)「あ、いいお! 自分でやるお」
ξ;゚⊿゚)ξ「いや別に良いわよ。座ってて」
なんだか悪いなと思いながら、中腰から座りなおす。
すぐにツンさんが戻ってくると、麦茶を淹れてくれた。
ξ゚⊿゚)ξ「はいこれ」
そうして渡されたのは(’e’)。
あの小物のぬいぐるみだった。
( ^ω^)「グフッ」
(; ^ω^)「なんでこれを渡すんだお!? 」
ξ;゚⊿゚)ξ「だって気になってるようだし」
(; ^ω^)「いやなってたけどね!? 」
ξ゚⊿゚)ξ「可愛いでしょ?」
(; ^ω^)「いや、あんまり……」
ξlli゚⊿゚)ξ
(; ´ω`)「可愛い! あー可愛いなぁ! 可愛い! これ!!! 可愛い!!! 」
ξ゚⊿゚)ξ「でしょう?」
( ^ω^)「ほーら上から潰してみると凄い顔になってる」
ξ;゚⊿゚)ξ「ちょっと!!!! 」
( ^ω^)「ところで家の人はいないの?」
ξ;゚⊿゚)ξ「いないわよ、当たり前でしょ!? 」
( ^ω^)「ということは二人っきり……!?!?!?!?!?」
(; ^ω^)「どうしよう! ドキドキしてきたお」
ξ゚⊿゚)ξ「きもい」
(; ^ω^)「あれ、そうなるとこの家ってどうやって……」
ξ゚⊿゚)ξ「あぁ、先生のおかげなのよ」
ξ゚⊿゚)ξ「先生が手配してくれたの」
( ^ω^)「そうなのかお……」
つ
詳しい事は分からないけれど、先生のおかげというのには納得した。
先生ならきっと必死に走り回って、どうにかして手配してくれるだろう。
その様子が簡単に想像できてしまう。
( ^ω^)「先生も、助けないとね」
ξ゚⊿゚)ξ「そうね。そのつもりよ」
そのためには、今日の夜。
今日の夜から始まった一連の事に対して、全力で立ち向かっていかなければならない。
そのためには、ハローさん。
彼女の目的を潰し、彼女を何とかしなければならない。
そのためには、ギコとドクオ。
彼らの裏切りを、許してはいけないのだ。
( ^ω^)「ギコとドクオも、なんとかしないと」
ξ゚⊿゚)ξ「え?ドクオ?」
( ^ω^)「え?ドクオがどうしたのかお?」
ξ゚⊿゚)ξ「なんでドクオもなんとかしないといけないのよ」
( ^ω^)「だって裏切り者だし」
ξ゚⊿゚)ξ「は?」
( ^ω^)「え?」
ξ゚⊿゚)ξ「ドクオが?」
( ^ω^)「ドクオが」
ξ゚⊿゚)ξ「裏切り?」
( ^ω^)「裏切り」
ξ;゚⊿゚)ξ「はああああああああああああああああああああああああああああああああああ!? 」
(; ^ω^)「うわっ麦茶零しちゃった」
ツンさんの声に驚いて麦茶を零してしまった。
一体どうして叫んだのか、零れた麦茶を拭き取りながらツンさんに尋ねる。
ξ;゚⊿゚)ξ「ドクオが? なんで? 」
(; ^ω^)「い、いや知らないお」
「見ての通りだ」と、ドクオは言っていた。
牢屋に捕らえられた僕を、笑いながら見ていたのだ。
ξ;-⊿-)ξ「……」
つ
( ^ω^)「捕まってる時に、ギコとハローさんの二人といるのを見たんだお」
ξ゚⊿゚)ξ「……ドクオの”能力”でって事は、考えられない?」
( ^ω^)「……」
(; ^ω^)「あ!? 」
ドクオの能力。”ずらす”ことが出来ると言っていた。
それは感情も可能で、例えば”嫌い”を”好き”へとといった具合にだ。
僕は最初、それに恐怖したものだ。
だって前に、その力で何でも喋ってしまうくらいに好きって感情にさせられてしまったのだから
怖くなるというのも当然だろう。
そんな能力なのだから、可能なのだろう。
当然、できるのだろう。
(; ^ω^)「裏切った”ふり”……かお?」
ξ゚⊿゚)ξ「可能性もある……わね」
ギコ達の感情をずらしている。
その可能性が、見えた。
1〜4までの好きな数字を>>このレスから下1番目
3
o川*゚ー゚)o #1来客2来ない3D4H
o川*゚ー゚)o お、おぉ……!?
Dってもしや
ピンポーン。
その時、ツンさんの部屋にインターホンが鳴る。
ξ゚⊿゚)ξ「誰かしら。ちょっと待ってて。アルバイト先の人かもしれないから」
そういって玄関へ向かったツンさんが、ドアののぞき穴で確認すると
ξ;゚⊿゚)ξ「は!? 」
と声を漏らし、急いでドアを開ける。
なんだなんだと思った僕もツンさんの後に続いて、その背からドアへと視線を向ける。
('A`) 「よ。元気?」
覇気のない顔。
裏切った時のような、クツクツとした笑い顔をもう一度見せながら
ドクオがそこに立っていた。
o川*゚ー゚)o 今日はここまで
o川*゚ー゚)o ちょっと分岐したね
o川*゚ー゚)o それではまた明日!
乙です
やっぱりドクオのDだよね、安価ナイス
噂をすればなんとやら
乙
ドクオがここでくんのか
乙でした
ダイレクトアタックのD
噂をすればだな!!
乙
やったぜ俺
乙おつ
今回だけで俺のツンさんへの好感度が突き抜けた
ドクオのDは童貞のD
潰した(’e’)想像して死んだ
もうそろそろかな
もーそろかな
もーそーかな
そーろーかな
もーうーそーかーなー
パンツ食べなきゃ
22:30に始めます
( ω )「ッ!!! 」
('A`;) 「おっ!? な、なんだ内藤!? 」
そのドクオの顔を見た瞬間、僕はツンさんを押しのけてドクオの胸ぐらを掴みあげる。
驚いた表情を見せたドクオだが、僕の腕をしっかりと抑えて離そうとする。
意外と力があったんだな、と思うがそれが更に裏切った事へのイラつきを募らせ、「大人しく殴られろよ」と、
「抵抗する権利なんかないだろ」と、怒りが込み上げてくる。
ξ;゚⊿゚)ξ「ちょ、ちょっと! 」
(; ^ω^)「お……」
('A`;) 「あー、びっくりした」
ツンさんが間に割って入り、僕の腕からドクオを開放する。
胸元を正すドクオが心底不思議そうな顔をして僕を見ると、「俺、なんかした?」と言う物だから
怒りで顔が真っ赤になるのが分かった。だけどツンさんの心配する顔が見えて、怒りを噛み殺して
(; ^ω^)「ご、ごめん。ゴキブリと間違えて……」
と、答えてやった。
ドクオは「いくらなんでも酷くね?」と言ってツンさんを見ると、「仕方ないわよ」と更に追い打ちをかけられていた。
ξ゚⊿゚)ξ「で、何の用なの?」
('A`;) 「ん、あ、あぁ。っていうか何で内藤がお前の家に?」
( ^ω^)「何でって、見ての通りだけど」
('A`;) 「ま、まじで? そうなん? お前らってそうなんなん?」
ξ゚⊿゚)ξ「バカじゃないの」
玄関の前で立ち話ということもあり、ドクオを中に招き入れるツンさん。
ドクオが「良い匂いがする」と言っていたのが心底気持ちが悪いと思った。
ξ゚⊿゚)ξ「で、何の用なのよ」
麦茶を淹れたツンさんがドクオに先ほどと同じ質問をする。
ドクオは先ほどから女子の部屋という緊張からか周りをキョロキョロと見渡していたのを
やめて、ツンさんの質問に答えた。
('A`) 「ギコにお前を探してほしいって頼まれたから、もしかしたら家に居るのかなって」
ξ゚⊿゚)ξ「帰って、どうぞ」
('A`;) 「なんで!? 」
( ^ω^)「……」
1.ドクオを帰らせる
2.まぁまぁ落ち着いてツンさんや
3.ヒャァ! 我慢できねぇ! ぶん殴ってやるドクオのヤローめ!
4.他に何かあれば
>>このレスから下1番目
2
おっ、来てるじゃん!
ドクオは本当に能力が厄介すぎる
選択肢によってキャラの差がwww
( ^ω^)「まぁまぁ落ち着いてツンさんや」
ξ゚⊿゚)ξ「……」
帰らそうとするツンさんを僕は止める。
ドクオに対しての怒りはやはり残ってはいるが、ツンさんの言っていた可能性も忘れたわけではない。
ドクオの裏切りは、『フリ』かもしれないということ。
そうすると、このギコに頼まれたというのも本当の意味で頼まれただけかもしれない。
ギコからすれば、敵と認識されていないドクオならツンさんを見つけることが出来るだろうと、そうした判断
からただ単に、単純にドクオに頼んだだけかもしれないのだ。
( ^ω^)(ドクオが仮に今、すでに裏切っているならギコがすぐにでもここに来てても良いと思うんだお)
( ^ω^)(それがないということは、もしかしたらドクオは本当に裏切ってはいないのかもしれないんだお)
というのが僕の考えだ。
それを受けてツンさんは頷くと、
ξ゚⊿゚)ξ「ねぇドクオ。あんた裏切ってる?」
( ^ω^)「ちょっとちょっとちょっと〜〜〜〜〜!!!!! 」
こともあろうにぶちまけやがったこいつ。
ブーンドクオのこと棚にあげすぎワロタ
('A`) 「は? 裏切ってるって何が?」
ξ゚⊿゚)ξ「だからモガモガッ」
(; ^ω^)「落ち着けェェェェ!!! ツンさんどうした!? あ、さてはバカだな〜!? おぬし、バカだったな〜!? 」
('A`) 「ちょ、俺の目の前でそういうプレイはやめろよ。死んじゃう」
ツンさんのいたずらな口を咄嗟に抑え込む。もちろん抑えたのは僕の唇だ。
嘘である。手だけど少しツンさんの涎がついてしまった。汚いな。
( ^ω^)「何で喋った? それをなぜ今聞いた? 」
ξ゚⊿゚)ξ「その方が早いでしょ」
('A`) 「内藤、今俺の服に何を擦り付けた?事によっては金を払うが?」
(; ^ω^)「冷静に考えて、もし裏切ってたら嘘をつくに決まってるおね!? 」
ξ゚⊿゚)ξ「嘘をついてようがなかろうが、ここで”気づいてるぞ”って言っておいた方が良いと思ったのよ」
(; ^ω^)「……」
つ
なるほど。
それは、一理ある……のか?
('A`) 「俺 お前 裏切らない ホントウダヨ? 」
なんでこいつ大事そうに服を押さえてるんだろう。
能力を使われたらたぶん俺らが気づくからそれで裏切り判定すればいいんじゃね?
いっそこのクズ扱いすらずらされてるのかと思っちゃう
(; -ω-)「えーと、裏切りっていうか……」
つ
('A`) 「ウラギラナイ ホントアルヨ」
( ^ω^)「ドクオ、お前ギコとそれ以外……クラスのみんなが喧嘩したらどっちに付くお?」
('A`) 「強い方」
( ^ω^)「あぁ、うん。そういうことじゃなくて……」
('A`) 「じゃあ女子の居る方」
( ^ω^)「そういうことでもなくてね」
('A`;) 「はぁ? じゃあどういうことなんだよ。言ってる意味がわかんねーよ」
('A`;) 「裏切りってなんだよ。ギコがどうしたんだよ。どういうこと?」
(; ^ω^)「……」
つ
これは……この反応は、もしかすると本当に「フリ」だったのだろうか?
('A`) 「ま、言いたくないなら良いんだけどよ」
('A`) 「なんかお前、ちょっと怒ってるっぽいし。もしかして邪魔しちゃったか俺?」
ξ゚⊿゚)ξ「私が邪魔って言うと何だか勘違いされても困るし、邪魔じゃないって言っても勘違いされそうで嫌ね」
ξ゚⊿゚)ξ「……いやらしい質問をするわね、相変わらず」
('A`) 「ごめんそこまで考えてない」
('A`) 「ま、とりあえずギコには黙っとくわ」
('A`) 「それで良いんだろ? 」
(; ^ω^)「う、うん……」
('A`) 「んじゃ、俺は帰るわ」
('A`) 「ギコと喧嘩でもしたのか分からんが、仲直りはしとけよ」
仲直り、か。
簡単に言うけど、そういうものでもないんだよ、ドクオ。
帰るんかい
('A`) 「それじゃ、俺はドロンさせてもらうかね」
( ^ω^)「おっさんかお前は」
('A`) 「どっこらしょっと」
( ^ω^)「やっぱおっさんだろお前」
席を立つドクオ。
僕とツンさんは玄関までドクオを送り届けると、ドクオは一つ背伸びをしてから人差し指を僕に突き付けた。
('A`) 「わかんねーけどよ。俺は裏切ったりはしねーよ」
('A`) 「信用しろよ、友達だろ。俺ら」
( ^ω^)「……そう、だおね」
('A`) 「あぁ。敵になるだなんて、バカなこたぁねーさ」
('A`) 「それじゃ、また明日な」
そう言ってドクオは帰っていった。
僕とツンさんは、悪いことをしてしまったと少し反省をする。
ドクオの雰囲気から見るに、裏切りの可能性は低いと感じたからだ。
──────── 嘘看破が発動しました。
.
デスヨネー
あーびっくりした
IDちげえじゃねえかww
o川*゚ー゚)o 嘘看破安価だよ
o川*゚ー゚)o 100までの好きな数字と、トリップキーの合計値予想をしてもらうよ
o川*゚ー゚)o 合計値予想が±10で成功だよ
o川*゚ー゚)o 例えば、100までの数字を『20』、合計値は『50』という感じかな
o川*゚ー゚)o トリップキーが30だったら、合計値が50で成功ってことだね
o川*゚ー゚)o それじゃ、>>このレスから下1番目さん。100までの好きな数字と予想値をどうぞ
78 合計値40
頼んだぞ
( ^ω^)「─────?」
ξ゚⊿゚)ξ「どうしたの?」
ふと、振り返る。
帰っていく、背中の小さくなったドクオが見えた。
ξ゚⊿゚)ξ「なんであいつ、服を大事そうに抑えてたんでしょうね」
( ^ω^)「それについては本当にわからない」
もしかしたら、僕の手についた麦茶の水滴を拭いたのがバレたのだろうか。
あれ、だとしてもなんで大事そうに……
( ^ω^)(……まさか)
(:::.^ω^)(本当に、ホのつくモ野郎……!? )
嫌な予想をしてしまった。
いけないいけない。
( ^ω^)(しかし、なんだろう)
ドクオの姿はもう見えなくなっていた。
だけど、なんだろう。この、何か引っかかるような──────
ミスったかもしれん
すまん
( ^ω^)「……」
( ^ω^)「ツンさん」
ξ゚⊿゚)ξ「何?」
( ^ω^)「引っかかった」
ξ゚⊿゚)ξ「何が」
( ^ω^)「─────お」
ξ゚⊿゚)ξ「え?」
(; ^ω^)「蜘蛛の巣! 何で巣がここに!? 」
ξ;゚⊿゚)ξ「ひぇぇ! 私、蜘蛛は苦手なのよ! 」
(; ^ω^)「取って! 取って! 」
ξ; ⊿ )ξ「ぎゃああああああああああ!!! 来ないで! バカ! ふん! ふん! ちょっと! 」
(; ^ω^)「ひえぇぇ!!! 」
(; ^ω^)(ドクオの事……まぁ、多分気のせいだおね)
(; ^ω^)「それよりもツンさん蜘蛛の巣取って!!! ねぇ!!!!!! ねぇってば!!!!!!! 」
.
ああ……
oh...
――――――――――――
―――――――
――
('A`) 「……」
('A`) < プルルルルル
('A`) 「ん? あぁ……」
('A`) 「もしもし? 」
('A`) 「なんだよ、ギコ」
『どうだ? ツンは見たか?』
('A`) 「あー……」
『……見たのか?』
('A`) 「いや、見てねぇな。すまん」
『……そうか。悪いな、時間貰っちまって』
('A`) 「いや、暇だったから別に良いさ」
('A`) 「その代わり、今度何か奢れよ」
『お、おぉ。そうだな……そうだな、奢るよ、あぁ。』
('A`) 「……歯切れが悪いな」
『ばっか、そりゃお前だと何を奢らされるかわかんねーからだよ』
('A`;) 「お前俺をなんだと……」
('A`) 「まぁいいわ。とりあえず見つからなかったから。悪ぃな、じゃあな」
『おう、じゃあな』
('A`) < ピッ
('A`) 「……」
('A`) 「さーてと」
('A`) 「……どうすっかな」
('A`) 「とりあえず……戻るか」
('A`) 「……」
('A`) 「裏切り、か」
('∀`) 「……ハッ、しねぇさ。あぁ、しねぇよ」
o川*゚ー゚)o #dDd90
o川*゚ー゚)o 78+80=(1)68
o川*゚ー゚)o 予想値、40。±10以上の差のため、失敗
o川*゚ー゚)o 今日はここまで
o川*゚ー゚)o 明日はできたら投下します
o川*゚ー゚)o それではここまでありがとうございました!
ドクオの嘘は強いなぁ
乙です
ドクオ??謎だぜ
>ドクオが「良い匂いがする」と言っていたのが心底気持ちが悪いと思った。
お前も思ってたじゃねーか口には出さなかったけど
乙
嘘看破は判定が判定だからなかなか成功しないな
おつ
ブーンには成功してもらわないと気づけないけど、メタ的には発動するだけで判断材料として考える事ができるからおもろい。
ドクオの真意はまだ分からないが、裏切りはしないけど下心はありそうにみえる。
真意はどうあれ形の上では裏切ってた訳だしそれに対しての嘘看破発動ならまだ分からない
むしろギコの心をずらして最初からドクオが裏切り者な可能性
まだ分からないけど、そうやっていろいろな場合を考えられる・意見が聞けるのがおもしろい。
最初からアッチ側なので裏切ってはいないという可能性
せっかくだから俺は第三勢力案を推すぜ
o川*゚ー゚)o 水曜日にできそうならします
やったね
窓開けた
サンキュー
o川*゚ー゚)o あのぅ・・・土曜日に延期をね・・・えへへ・・・
許す(血涙)
許して欲しいなら……分かってるね?
せっかくパンツ食ったのに
o川*゚ー゚)o 21:30開始します
パンツ吐いた
パンツ洗った
――――――――――――
―――――――
――
________________________
/ , イ
 ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ |
| ┌─┐ ┌─┐ ┌─┐ ┌─┐ | 負 |
| 目| | 目| | 目| | 目| | | け |
| |。 | |。 | |。 | |。 | | 犬 |
| | | | | | | | | | ハ |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||#| イ |
\| | ツ .|
| ┌─┐ ┌─┐ ┌─┐ ┌─┐ | |
| 目| | 目| | 目| | 目| | | |
| |。 | |。 | |。 | |。 | | |
| | | | | | | | | | /
| | | | | | | | | |/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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|,ノ´ ̄´⌒ ̄⌒⌒`ヽ、 . |`||ニニニニ|||l[「「[[[「「l|__.| | || ||
( ノ ヽ、 ̄ ̄ ̄!、||____________||||ニニニ,|| l,_,!\、 || ||
ヽ ' , ヽ,  ̄ ̄ ̄ ̄ ~ ~' \.. || ||
ヾ ノ ヽ ________,, \||i 0) ||
ヾ ノ ヽ, l\ \. \. ||
ゝ 「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄「| ll\\ \. \、 ||
. ヽ,,ノ|」――――――|」 '~ \l二二二二二二二二l \..||
!|_| !|_|. \
\
. \
ξ゚⊿゚)ξ「さて、と」
(’e’)「僕が悪かった。許してほしい」
ξ゚⊿゚)ξ「可愛い顔してるわよ」
(’e’)「戻して」
蜘蛛の巣を無事、ツンさんに擦り付け取ることに成功した僕。
ついでに大きめの蜘蛛もツンさんのツインテールに押し込むと、僕はツンさんにマウントを取られた。
涙目になりながら「取ってよ! 」というツンさんだが、ツンさん自身がそうはさせない。
「ははーん、混乱してやがる」と僕が思ったのが最後、僕はツンさんに思いっきりぶん殴られた。
何度も何度も、「取ってよ! 」の声と共に殴られた。
「冗談です許して」という僕の謝罪はツンさんの拳によって弾き返され、蜘蛛の巣も蜘蛛自身もいつの間にか
いなくなっていた。
(;;;;;)ω^)『蜘蛛いない! いないお! ツンさん! 聞けって! 』
ξ; ⊿ )ξ『ひぃ! 』
(;;;;;)ω^)『ひぃ! じゃなくって! 』
しかしツンさんのラッシュは止まらない!
僕の顔は歪む!
右頬を殴られればそこは腫れあがり! 顎を殴られればそこはしゃくれた!
ξ; ⊿ )ξ『ふーふーふー……』
ξ;゚⊿゚)ξ『……あ』
ツンさんが落ち着きを取り戻したころ、僕は何も言わずサムズアップをして全てを許した。
悪いのは僕だ。ツンさんがマウントを取って僕をタコ殴りにするのも当然の権利だ。
だから、そんなバツの悪そうな顔をしなくても良いんだよ。
(’e’)「でもこの顔は直して」
ツンさんによって歪められた僕の顔は、まるであの出来損ないのぬいぐるみのようだった。
ξ゚⊿゚)ξ「まさかドクオが来るとは思わなかったわね」
(’e’)「そうだおね……顔直して」
当然の訪問者、ドクオ。
結局、裏切っているかどうかについては分からずじまい……感覚だけど、裏切ってはいないように思う。
ひとまず、注意をする必要はあるだろう。
ξ゚⊿゚)ξ「それじゃあ一度、今後の動きを考えましょう」
(’e’)「そうだおね。顔直して」
ツンさんが麦茶を飲む。
元々 僕たちがここ、ツンさんの家に来たのは落ち着いて話をするためだ。
当初の目的を果たすため、これらからの事、ここまでの事を整理しておこう。
僕も麦茶を一口飲み、考えを出した。
(’e’)「とりあえず、夜の学校に行くのはどうかお?」
いつまでセントなんだwwww
このハローさんに関わる出来事の始まり。
それが今日の夜、学校で起こる。
僕はあの日の事をツンさんに伝えた。
(’e’)「購買のある方、そこで爆発が起こる。あの日……今日、僕とクーさんは元々、
僕が『学校で爆発が起こる』ことを知っていたから、学校に行くんだお。丁度、爆発が起きた時に
僕とクーさんは学校に着いて、校内を走る人影を見つけたんだお。そこで僕とクーさんは爆発地点と
人影を追うの二手に分かれたんだお。僕は、人影……ハローさんの後を追いかけたんだお」
ξ゚⊿゚)ξ「それで、そのあと……ハローに逃げられて、クーと合流するのね?」
(’e’)「うん。そうなんだお……あれ、話したっけこれ?」
ξ゚⊿゚)ξ「そうね。聞いたわよ。えぇ。聞いたわ」
(’e’)「そうだったかお? まぁ、というわけで……」
1.夜の学校に行ってみないか?顔も直して
2.いや、別の場所に行くべきでは?顔も直して
3.他に何かあれば。顔も直して
1〜3の数字を>>このレスから下3番目
ksk
1
1
1
顔を直さなければ合ってもバレないんじゃ……
会っても
(’e’)「だから、夜の学校に行ってみようと思うんだお」
ξ-⊿゚)ξ「……そうね、わかった」
つ
ツンさんの了解も得て、僕たちは夜の学校へ、『そこで何が起きたのか』
『僕たちは何をすべきか』『みんなを助けるために』、行くことを決めたのであった。
(’e’)「それじゃ、あとは顔を戻して」
ξ゚⊿゚)ξ「可愛いわよ」
(’e’)「……」
もうこのままで良いかな!?
ξ゚⊿゚)ξ「……照れてるの?」
(’e’)「いや照れてないけど?」
ξ゚⊿゚)ξ「ふぅん……」
(’e’)「な、なにじっと見て……」
も、もしかしてアタシ、どこか変……!?
(’e’)(変だったわ)
ξ゚⊿゚)ξ「照れてないっていうけど」
(’e’)「!? 」
ツンさん、顔、近い。
まつ毛、長い。
匂い、甘い。
目、大きい。
鼻、高い。
ξ゚⊿゚)ξ「顔、赤いわよ」
(’e’)「ぶん殴られて腫れてるからだよ!!!!!!! 」
なんでこの人ドヤ顔で言うのかな。
ドヤ顔のツンさんから顔を反らして、残り少しとなった麦茶を飲む。
すると、ツンさんのクククというくぐもった笑い声が聞こえて、
(’e’)「どうしたんだお?」
僕は訪ねてみた。
なにかあったのだろうか。
ξ゚⊿゚)ξ「その顔、面白い」
こ、こいつ。
(’e’)「まぁもういいお。それじゃ、とりあえず……」
夜までどうしようか、というわけだ。
1.ツンさんの家で待機
2.外に出る
3.他に何かあれば
1〜3の数字を>>このレスから下2番目
kskst
¥
2
o川*゚ー゚)o 今日はここまで
o川*゚ー゚)o それでは次回、外に出て時間を潰したのちに学校へ行きます
o川*゚ー゚)o またよろしくお願いします
乙
おつー
前回爆発したあたり読み返してくるか
(’e’)「それじゃ、とりあえず外をウロウロしてくるお」
この時間なら、間違いなく『僕とクーさん』は学校に居るだろう。
先生、都村さんも学校に居るから、他の人にも見つからなければ問題ない。
ドクオとはもう合ってしまったけど、問題はないだろう。
高岡さん、渡辺さん、ギコに合わないよう、気を付けるだけだ。
(’e’)(そういえば渡辺さんっていつもベストタイミングで駆けつけてくれたけど……)
(’e’)(もしかして、後をつけられてたからだったりして)
(’e’)
(^e^)(……なんてね、考えすぎか)
ξ゚⊿゚)ξ「私も一緒に行くわよ」
(’e’)「ん?そうだおね……」
1.一緒に行こう
2.ここで待ってて
3.他に何か案があれば
1〜3の数字を選んでください
このレスから2つ下
モノホンか? st
3
渡辺とツンを引き合わせる
(’e’)「そうだおね……じゃ、一緒に行くかお」
ツンさんも一緒に外に行くことになり、僕たちは彼女の家を後にする。
本当であれば僕一人で色々と回るつもりだったが、ツンさんが一緒に行こうと言うのだから
それを無下にするのも如何なものか。
(’e’)(それに、考えもある)
ツンさんと渡辺さんを引き合わせるのはどうだろう、という考えだ。
渡辺さんなら、きっと協力をしてくれ───あぁしまった僕は愚かだ。愚か者だ。
(’e’)(渡辺さんの居る場所知らないや)
っていうか、多分ツンさんが怒る。
なるべく目立つ行動、過去を大きく変えかねない事は控えたいと言っていた。
仮に渡辺さんと協力するとして、そうすると渡辺さんが捕まる事態も避けなければならない。
そうなると、ハローさんがどう動く?
わからない。
ゆえに、この行動は控えたい。
っていうかマジで渡辺さんがどこに居るかもわからないからどうしようもないのだ。
ξ゚⊿゚)ξ「変な顔をしてどうしたの」
(’e’)「んふぅ……なんでもないぃ……僕のバカ……」
ξ゚⊿゚)ξ「で、どこに行くのよ」
(’e’)「どこに行くんでしょうかね」
ξ゚⊿゚)ξ
(’e’)「そんな顔しないで……笑って、ほらスマイルスマイル」
ξ゚⊿゚)ξ「……ふん」
なんだか久しぶりに聞いたぞ、それ。
いや、今回は僕が悪いんだけどさぁ。
(’e’)「……?」
ξ゚⊿゚)ξ「それじゃ、ひとまず喫茶店にでも行く?」
(’e’)「う、うん。とりあえず……そうしようかお」
僕の返事も待たずにズンズンと進むツンさんの後を追うように、僕も歩く。
念のため、ギコか誰かと会うかもしれないと思い周りに気を付けるが、特に何もなかった。
(’e’)(……っていうか、なんだろ)
(’e’)(なんか、変な感じ)
少しだけモヤっとした感じがあるのは、何なのだろうか。
それこそ、ギコ達に見つかるかもという不安かもしれないのだが、特に何もなかった
今でもある程度感じてしまう。
(’e’)(心配しすぎ、なのかお?)
ξ゚⊿゚)ξ「ところで」
(’e’)「ん?」
ξ゚⊿゚)ξ「その顔、いい加減戻したら?」
( ^ω^)「はい」
あ、モヤっとしてたのって顔が原因かもしれない。
( ^ω^)
ξ゚⊿゚)ξ
そういうわけで、僕たちは─────
1.喫茶店に来た(コーヒーが美味しい)
2.デミーズに来た
3.それどころじゃなくなってしまった
4.僕の家にやってきたわけだ
1〜3の数字を選んでください
このレスから2つ下
唐突に戻ってワロタ
1
――――――――――――
―――――――
――
(;ノ";";~);;/ (ヾ ;";(;;";)
((;ノ ;;;";"ヾ';''ヾ;( ̄```' ‐ .、._,, カランカラン.....
(;ノ ̄```' ‐ .、._,, ̄```' ‐ .、._
ヾ人);;;::::::.......  ̄```' ‐ .、._"'ヽ
|(;ノヾ;;;::::::...... ヽ ヽ
| (;ノ;;;::::::...... ヽ,..;;'、
|((;ノ;;;::::::...... , i.;:::|
|(;ノヾ;;;::::::....... /二二二二二/i
|((;;;;:::::....., | c a f e ..;;| |
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_|__|__|__|_| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l |:|∥.;:| |:| ∥
__|__|__|__,,| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l ,|:|∥.::| |:| ∥
"""''' """'''~ """'''" ""'''"""'''"""'''"""'''"""'''
( ´W`)「いらっしゃいませ」
( ^ω^)” ペコ
ξ゚⊿゚)ξ” ペコ
/
/
,/二ヽ ,/二ヽ .|
`゚´ `゚´ |
´゛ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~~|
| ̄ ̄| ̄ ̄| | ̄ ̄| ̄ ̄| | ̄ ̄| , -'"゙|
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: 二二二二二二二二二ミ) .(ミ二二二二| |:::......|
XXXXXX:: ________XXXi|┐ .|iXXXXXX.| ,_"'-、,|
XXXX::::: / /../! .Xi|フ! XXX.| |\\
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/ .,,ノ ..| i,/ .  ̄ ̄ ̄|i; ̄ ̄ ̄ . 丶ノ ..|
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相変わらずの、落ち着いた店内。
ゆっくりと過ごすには最適だろう。
奥の席に案内された僕たちは腰を下ろすと、メニューを開く。
僕はさらりと見てみるがコーヒーに決めた。旨いのだ。
ツンさんはまだ悩んでいるのか、メニューとにらめっこをしている。
( ^ω^)「コーヒーがオススメだお」
ξ゚⊿゚)ξ「そうなんだ。じゃあメロンソーダで」
( ^ω^)
こ、こいつ……
――――――――――――
―――――――
――
( ´W`)「お待たせしました」
運ばれてきたコーヒーとメロンソーダ。
僕たちはそれを口に運び、一息つく。
( ^ω^)(うん、旨い! )
やはりここのコーヒーは美味しい。
絶品だ。選んで正解。
ξ゚⊿゚)ξ「……」
( ^ω^)「……」
ξ゚⊿゚)ξ「……」
( ^ω^)「……」
(; ^ω^)(やばい、会話が無い)
どうしよう。
何か話しかけるべきだろうか。
いや、そういえば鞄の中にトランプがある。ババ抜きでもしようか。
1.トランプでもするぅ?
2.話でもするぅ?
3.とりあえず出るぅ?
4.他に何か案があるぅ?
1〜4の数字を選んでください
このレスから2つ下
ksk
1
( ^ω^)「と、トランプでもするぅ……?」
ξ゚⊿゚)ξ
( ^ω^)「と、トランプ……」
ξ゚⊿゚)ξ
( ^ω^)「トランプ」
ξ゚⊿゚)ξ
( ^ω^)「トランプ(裏声)」
ξ;゚⊿゚)ξ「わ、分かったわよ。やるから。やるから」
( ^ω^)「じゃあババ抜きやるお。とりあえずツンさん抜けて」
ξ゚⊿゚)ξ
( ^ω^)「冗談〜〜〜〜〜〜その顔やめて〜〜〜〜〜〜」
ξ゚⊿゚)ξ
( ^ω^)「ごめん。本当にごめん」
ξ゚⊿゚)ξ「でも二人でババ抜きしてもつまらないわよ」
( ^ω^)「なるほど確かに」
1.だがババ抜き
2.じゃあブラックジャック
3.あえてジジ抜き
4.トランプやめよう
1〜4の数字を選んでください
このレスから1つ下
4
( ´ω`)「じゃあトランプやめるお……」
ξ;゚⊿゚)ξ「何がしたいのあんた……」
トランプをしまってコーヒーを飲む。
ツンさんはメロンソーダを飲む。
( ^ω^) ゴクゴク
ξ゚⊿゚)ξ ゴクゴク
( ^ω^) ゴクゴク
ξ゚⊿゚)ξ ゴクゴク
ξ゚⊿゚)ξ 好感度[::::::::::: ]
↓
ξ゚⊿゚)ξ 好感度[:::::::::::::::::::: ]
.
――――――――――――
―――――――
――
(;ノ";";~);;/ (ヾ ;";(;;";)
((;ノ ;;;";"ヾ';''ヾ;( ̄```' ‐ .、._,, カランカラン.....
(;ノ ̄```' ‐ .、._,, ̄```' ‐ .、._
ヾ人);;;::::::.......  ̄```' ‐ .、._"'ヽ
|(;ノヾ;;;::::::...... ヽ ヽ
| (;ノ;;;::::::...... ヽ,..;;'、
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"""''' """'''~ """'''" ""'''"""'''"""'''"""'''"""'''
( ´W`)「ありがとうございました」
( ^ω^)” ペコ
ξ゚⊿゚)ξ” ペコ
そんなこんなで時間を潰した僕たちは店を出た。
夜まで時間はあるので、僕は一度家に帰ることにした。
24時に『僕とクーさん』が学校に行くので、それよりも前には校内に忍び込む必要がある。
待ち合わせ時間を早めに設定して、僕とツンさんはここで別れることにした。
一気に好感度が上がったな
――――――――――――
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――
。s=s。
,.、- Y´\ /`Y
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ァ... || | :| |::|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|__|__l__|__|_|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|┬ァ'
( || |,、‐''゙´´``丶、 | | | | | | | | | | | | | | | | |__|__l__|__|_| | | | | | | | | | | | | | |,.、-‐=彡:. :. :
: ⌒ヽ'⌒\ : : : : : : : :::`ヾ、 |-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|__|__l__|__|_|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|/:゙:゙:゙:゙:゙: : : : :/:. :. :. :
: :xく:.;:.;:.;:.;:.;:.;\: : : : : : : : :ミ、 | | | | | | | | | | | | | |__|__l__|__|_| | | | | | | | |_彡'´:: : : : : : : γ´:. :. :. :. :.
: : : \::.;:.;:.;:.;:.;⌒ヽ: : : : : : : ミ=-.|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:| | ̄ ̄ ̄~ |-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|ー=ミ: : :_彡'´:. :. :. -=≦:.
: : : : : :\:.;:.;:.;:.;:.;⌒>: : : : _彡´ | | | | | | | | | | | | | |]]]]]]]] | | | | | | | | | ー=彡: く:. :. -=≦:. :. :. :. :.
: : : : : : ⌒\:.;:.;:.;:.;ノ´: : : : : ::ノ二二二二二二二二二Y^Y。s==个==s。Y^Y二二二二二二二γ´: : : : )´:. :. :. :. :. :. :. :. :.
: : :γ´: : : : :そ:.;:.;:.;ヽ:. :. :. :.:.:.| |__|_|_|_|_|_|_|_|_| | |_|_|_|,i|:::|ィ升「 ̄~l〕トミ:: |_|_|_,|_|_|_|_|_|_|γ⌒ヽ⌒ヾ__彡'´:. :. :. :. :. :./:.
: : 八__彡'^´:.;:.;:.;:.;:.;:.;:) :. :. :. :.| |__|_|_|_|_|_|_|_|_| ̄i|冂|_,|:::|_|_|_| ̄| ̄|_|_l.|:::|_冂_|_|_|_|_|_|_|_|: : : : : :彡'´:. :. :. :. :. :. :. /:. :.
ノ´:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;r‐':. :. :. , -r‐|^\TTTTTTTTT||| || .|:::| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~|:::| | ||TTTTTTTTTTTTT‐、: : : : i:i:i:i:i:乂⌒ヽ'´:.
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⌒´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.r‐‐、:::/⌒ヽ '´ f⌒/ :, :, :, :, :, :Y⌒Y;';';';';';';'乂;;;;;`
|;'ー=ミ^;^;^;^ノ__γ⌒ヽ'''´_ ノ⌒) ,. :, :, :, :く⌒Y⌒ヽ洲ヾ;;;;;
;';';';''⌒;';';';'_{_>'⌒ _∟>─────────────────────────────-<⌒ヽ洲洲
(; ^ω^)「うーん……」
そうして時間は経ち、夜。
待ち合わせ時間よりも早く来てしまった僕だが、開いている玄関口を前に首を捻る。
もしかしたら既にツンさんが中で待ってるのだろうか。
玄関口は確か、『僕とクーさん』が来たときは閉まっていたはずだ。
ということは、このままうかうかしていたら誰かが閉めてしまうということだろう。
( ^ω^)「入るかお」
もしツンさんが先に入っていたら、それはそれで良い。
もしツンさんが先に入っていなくても、僕が中から開けることが出来る。
そう考えた僕は、夜の学校に入っていくのであった。
恐る恐るといった様子で校舎内に入る。
誰もいない校舎というのはやはり、怖いなぁ、やだなぁ、怖いなぁと思う。
空き教室をのぞくと、カチカチと鳴っている時計が22時30分を指していた。
( ^ω^)「……」
確か、この場所で逃げているハローさんを見つけたんだ。
ハローさんが来た方を見ると、それは購買へと続く道だ。
僕はゆっくりとそちらへと足を運んだ。
ツンさんはいないのだろうか。
戻った方が良いのではないか?
不安が大きくなるが、何故か足は止まらない。
まるで何かに誘われるように、僕は購買へと進んでいく。
( ^ω^)「……やっぱり何もない、か」
しかし購買にたどり着くも、そこは夕方見たときとなんら変わりのない購買があるだけだった。
まだ何かが起こるには早いのだろう。
(; ^ω^)「うーん……戻るかお?」
つ
このままここに居たら爆発に巻き込まれてしまうかもしれない。
それにツンさんと早いところ、合流した方が良いとも思う。
僕は足早に購買を立ち去ることにした。
(; ^ω^)「……」
つ
1.玄関口へ戻ろう
2.ちょっと別の場所を見ていこう
3.他に案があればどうぞ
1〜3の数字を選んでください
このレスから2つ下
1
2
ツンさん好感度爆上げワロタ
(; ^ω^)「……」
つ
このまま玄関口に戻っても良いのだろうか。
なんだか、嫌な予感がしてならない。
迂回するか、時間を置いてから戻った方が良いと判断した僕は────
1.体育館
2.教室(2-E)
3.校長室
4.職員室
5.迂回して外へ出てから校門前に戻る
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このレスから1つ下
2
( ^ω^)「ちょっと2-E覗いてみるかお」
何とはなしに、2-Eに向かうことにした僕は音を立てないようゆっくり階段を上って廊下を歩く。
もしかしたら、何かがあるかもしれないし、ないかもしれない。
どちらにせよ、この機会に何か調べることが出来るかもしれない。
2-Eにたどり着くと、僕はドアから顔を覗かせた。
(゚、゚トソン
( ^ω^)(はい撤収ぅぅぅぅーーーーーーーーーーーーーー!!!!!! )
綺麗に着席している都村さんがそこに居た。
僕はそのままの格好で後退する。
(; ^ω^)(えぇ!? なんで居る……いや居るか。そりゃ居るか! )
前回、この学校で都村さんに追われたんだもの。
そりゃあ学校に居ますよね。でもなんでそんな綺麗に着席して居るの!?ちょっと怖い。
(゚、゚トソン ペラッ
教科書を捲る音が聞こえる。
まさかとは思うけど勉強でもしている……のだろうか。
(; ^ω^)(まぁなんだって良いお。このまま戻るかお)
幸い、その勉強に集中しているようで都村さんはこちらに気づいてないようだ。
僕は戻ることにした。
ちらりと視界の端に見えた時計は、22時45分を指していた。
(゚、゚トソン ヘブシッ
(; ^ω^)(!!!! ) ビクッ
(; ^ω^)(くしゃみか……びっくりした)
(゚、゚トソン「みんな遅いなぁ」
( ^ω^)「……?」
1.このままここに居る(危ない)
2.ここから立ち去る
3.他に何か案があればどうぞ
1〜3の数字を選んでください
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o川*゚ー゚)o休憩もかねてちょっと遠めに。一応1時間後くらいに再開するね
1
2
1
なぜ危険とわかって踏み込む……!
そこにトソンが居るからだ!
みんな遅いなぁは気になるよな
( ^ω^)(『みんな遅いなぁ』……?)
くしゃみと一緒に聞こえた都村さんの独り言。
みんなとはいったい誰の事だろう、この後ここに誰が来るんだろう。
気になった僕はもう少しだけここに居ようと思い、聞き耳を立てる。
( ^ω^)(人が来そうだったら隣の教室に隠れるとするかお)
幸い、隣の教室のドアは開いている。
音を立てずに入り込むことはできそうだ。
(゚、゚トソン
( ^ω^)
しかし、都村さんは教科書のページを捲るだけで後は静かなものだ。
誰かが来そうな気配もなく、僕はどうしたものかと考える。
( ^ω^)(……)
つ
時計を見ると、時刻は22時50分。
あれから5分が過ぎている。
ツンさんとの約束は23時15分。
まだ時間はあると判断し、僕はもう少しいることにした。
(゚、゚トソン「……」
( ^ω^)「……」
ページを捲る音は規則正しく聞こえる。
(゚、゚トソン「……」
( ^ω^)「……」
ペラリ、ペラリ。
果たして彼女は本当に教科書を読んでるのか疑わしくなってきたぞ。
間に合った!
ドキドキするなぁ…
(; ^ω^)「……」
時刻は23時00分ちょうど。
そろそろ戻ることも考えなければならない。
ツンさんにはこのことを相談し、どうするか一緒に考える必要があるかもしれない。
僕の記憶ではこの学校には『都村さん、先生、ハローさん、僕、クーさん』しかいないはず。
それに対し、都村さんの『みんな遅い』というのは、ちょっとおかしい。
都村さん視点、この学校に居ると把握しているのは先生だけのはずだ。
であれば、『先生遅いな』と言うべきだろう。
それが『みんな』となると、僕の記憶にない誰かがこの学校に居るという事だ。
そして『遅い』というセリフから、そいつがここにやってくるということも分かる。
(; ^ω^)(一体、誰が……)
(゚、゚トソン「……んー」
(; ^ω^)(! )
ページを捲る音が止まる。
(゚、゚トソン「……ふぅ」
(; ^ω^)「……」
席を立つ音が聞こえる。
教室を出るつもりなのだろうか。
僕は隣の教室にいつでも隠れられるよう、姿勢を直す。
(゚、゚トソン「よっと」
(; ^ω^)「?」
しかしどうやら都村さんは教室から出るつもりはないようだ。
後ろの方、ロッカーへ行くと別の教科書を持って席に座った。
(゚、゚トソン「……遅い、なぁ」
(; ^ω^)「……」
(゚、゚トソン「……やっぱり朝にならないと来ないんだね」
(; ^ω^)「……?」
んん?
(゚、゚トソン「……そうなのかなぁ」
(; ^ω^)「……」
待て。
待て、待て待て待て待て。
もしかして都村さんが待っているというのは……
(゚、゚トソン「みんな遅いなぁ」
(; ^ω^)(僕たちE組のこと……!? )
え、なんで?
待ってるの?朝まで?今までも?
待ってたの!?
そんなバカなことってあるもんかと思うが、都村さんの事だ。
ありえそうだ。大体7割……9割くらいの確立でありそうだ。
(゚、゚トソン「……寝ても良いのかな」
(; ^ω^)(寝ても良いんだよーーーー!!!! )
寝ずには辛いでしょう。
寝なさい、寝なさい。
というか、え、本当に僕たちを待ってるのかこれ。
(゚、゚トソン「……グー」
( ^ω^)「んひっ」
(゚、゚トソン「……だれ?」
(; ^ω^)(んあぁぁ!! しまった! )
都村さんが綺麗に座ったまま寝息を立てるものだから思わず笑ってしまった。
(; ^ω^)「……」
どうする、どうする!?
都村さん、キョロキョロしてらっしゃるがどうする!
1.猫の真似をしてやり過ごす
2.犬の真似をしてやり過ごす
3.風の音を真似てやり過ごす
4.逃げる
5.他に案があればどうぞ
1〜5の数字を選んでください
このレスから1つ下
5.隠れる
(; ^ω^)「……! 」
僕は急いで隣の教室に、開けられていたドアの向こうへと飛び込む。
隅の椅子と机の陰に隠れるように身を屈める。
次いで、ガラリと教室のドアが開く音がした。
都村さんが教室を出たのだろう。
(゚、゚トソン「……誰もいない?」
都村さんが廊下をウロウロする。
(; ^ω^)(早く! 早くどこか行って! )
しかし僕の思いとは裏腹に、都村さんは中々教室に戻らない。
(゚、゚トソン「……」
(; ^ω^)(ゲゲーッ! )
そしてあろうことか、僕の隠れている教室へと顔を覗かせたのだ。
そしてあろうことか、僕の隠れている教室へと顔を覗かせたのだ。
(; ^ω^)(お願いお願いお願いどこか行ってー! 行ってー!!! )
(゚、゚トソン「……」
(; ^ω^)(ヒイイイィィィィィ……)
喉の奥がきゅっと閉まる。
息を殺し、目はしかし都村さんから外さない。
都村さんの手がドアへとかかる。
(; ^ω^)(もし見つかったらどうなるんだお……どうなるんだお……!? )
過去が変わってしまうのだろうか。
そうなると、未来が変わる。
そうなると、もう僕の、ツンさんの知っている未来が、情報が役に立たなくなってしまうのではないか?
(; ^ω^)(……)
(゚、゚トソン「……」
ひいい
o川*゚ー゚)o 100までの好きな数字を>>960
o川*゚ー゚)o トリップキーに隠した数字との合計値が80以下で成功だよ
84
4
(゚、゚トソン「……」
(; ^ω^)「……」
(゚、゚トソン「誰かいる?」
(; ^ω^)(いないいないいないいないいないいないいないいないいないいないいないいないいないいない! )
(゚、゚トソン「……」
(; ^ω^)(どっか行ってー! 早くー! お願いー!!! )
(゚、゚トソン「……」
(; ^ω^)(……)
(゚、゚トソン「……んー」
そうして都村さんは教室へ顔を覗かせるのを止め、廊下へと戻っていく。
(; ^ω^)(ふぅ)
なんとかやり過ごせたようだ。
(; ^ω^)(よし、ひとまずセーフだお)
時計を見ると時刻は23時10分だ。
そろそろ校門に戻った方が良いだろう。
僕は立ち上がり
(゚、゚トソン「……ん?」
(; ^ω^)(戻ってくるなあああああああああああああああ!!!! )
何で?何で戻ってきたの?やめて……ほんとやめて……
僕は音を立てずしかし急いで、迅速に身を屈める。
(゚、゚トソン「……」
(; ^ω^)(お願いお願いお願いお願いお願いお願い! )
(゚、゚トソン「……」
(; ^ω^)(ア”------------------!!!!! )
都村さんが教室に入ってきた。
ああ…(絶望)
――――――――――――
―――――――
――
。s=s。
,.、- Y´\ /`Y
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( || |,、‐''゙´´``丶、 | | | | | | | | | | | | | | | | |__|__l__|__|_| | | | | | | | | | | | | | |,.、-‐=彡:. :. :
: ⌒ヽ'⌒\ : : : : : : : :::`ヾ、 |-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|__|__l__|__|_|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|/:゙:゙:゙:゙:゙: : : : :/:. :. :. :
: :xく:.;:.;:.;:.;:.;:.;\: : : : : : : : :ミ、 | | | | | | | | | | | | | |__|__l__|__|_| | | | | | | | |_彡'´:: : : : : : : γ´:. :. :. :. :.
: : : \::.;:.;:.;:.;:.;⌒ヽ: : : : : : : ミ=-.|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:| | ̄ ̄ ̄~ |-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|-:|‐:|ー=ミ: : :_彡'´:. :. :. -=≦:.
: : : : : :\:.;:.;:.;:.;:.;⌒>: : : : _彡´ | | | | | | | | | | | | | |]]]]]]]] | | | | | | | | | ー=彡: く:. :. -=≦:. :. :. :. :.
: : : : : : ⌒\:.;:.;:.;:.;ノ´: : : : : ::ノ二二二二二二二二二Y^Y。s==个==s。Y^Y二二二二二二二γ´: : : : )´:. :. :. :. :. :. :. :. :.
: : :γ´: : : : :そ:.;:.;:.;ヽ:. :. :. :.:.:.| |__|_|_|_|_|_|_|_|_| | |_|_|_|,i|:::|ィ升「 ̄~l〕トミ:: |_|_|_,|_|_|_|_|_|_|γ⌒ヽ⌒ヾ__彡'´:. :. :. :. :. :./:.
: : 八__彡'^´:.;:.;:.;:.;:.;:.;:) :. :. :. :.| |__|_|_|_|_|_|_|_|_| ̄i|冂|_,|:::|_|_|_| ̄| ̄|_|_l.|:::|_冂_|_|_|_|_|_|_|_|: : : : : :彡'´:. :. :. :. :. :. :. /:. :.
ノ´:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;r‐':. :. :. , -r‐|^\TTTTTTTTT||| || .|:::| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~|:::| | ||TTTTTTTTTTTTT‐、: : : : i:i:i:i:i:乂⌒ヽ'´:.
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⌒´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.r‐‐、:::/⌒ヽ '´ f⌒/ :, :, :, :, :, :Y⌒Y;';';';';';';'乂;;;;;`
|;'ー=ミ^;^;^;^ノ__γ⌒ヽ'''´_ ノ⌒) ,. :, :, :, :く⌒Y⌒ヽ洲ヾ;;;;;
;';';';''⌒;';';';'_{_>'⌒ _∟>─────────────────────────────-<⌒ヽ洲洲
ξ゚⊿゚)ξ「遅い」
(; ´ω`)「ごめん」
校門前で僕はツンさんに睨まれながら怒られた。
o川*゚ー゚)o #ボーナス茄子23
o川*゚ー゚)o 2+23=25
o川*゚ー゚)o 合計値80以下なので成功!
セーフ
あの時、都村さんは教室に入ってきたが僕は運よく見つからずに済んだのだった。
そのまま都村さんが自分の教室、2-Eに戻ったのが分かったところで、僕はようやく息を吐くことが出来た。
時刻を見ると23時15分を時計の針が指しているのを見た僕は、慌てて、だけど音を立てないよう
慎重に校門前へとやってきたのであった。
そして約束の時間に遅れ、ツンさんに睨まれるのであった。
ξ゚⊿゚)ξ「で、それは何?」
( ^ω^)「あ、これ?」
ツンさんが指をさすのは僕の脇に抱えられた物。
( ^ω^)「剣道セット」
竹刀と黒色をした剣道用の防具を、僕は笑って見せた。
ツンさんは「はぁ?」という顔をしているがこれには理由がある。
( ^ω^)「爆発後、化け物が出るんだお」
( ^ω^)「だから、これは用心の為に隣の教室から拝借しました」
ξ゚⊿゚)ξ「そういうことなら……」
そう、僕が身を屈めていた席の近くにこの剣道セットがあったのだ。
防具の隅に『斎藤』と書いてあるので、僕は心の中で『ごめん斎藤くん、借ります』と断りを入れ持ち出したのだ。
斎藤君が誰かは知らないけど。
o川*゚ー゚)o 4だったねごめんね
o川*゚ー゚)o でもどちらにせよ成功なのでセーフ!
ξ゚⊿゚)ξ「……それじゃ、行くわよ」
( ^ω^)「お! 」
そうして、僕たちは校内へと入っていく。
僕は再びだけど入っていく。
開けておいた玄関口をくぐると、僕は鍵を閉める。
( ^ω^)(よし、これであの時と同じ状況だお)
ξ゚⊿゚)ξ「何してるの?」
( ^ω^)「あ、何でもないお。今行くお」
小首をかしげるツンさんの後を僕は追いかける。
やはり静かなままの校舎内を、僕とツンさんは歩くのであった。
o川*゚ー゚)o 今日はここまで!
o川*゚ー゚)o 明日やれそうだったら明日もやります。よろしくね
o川*゚ー゚)o それではお疲れさまでした!
剣道セットか、役に立つといいな
乙でした
乙!
乙
ツンさんの好感度の上がりようが謎だが喜ばしい
ツンさんの好感度が上がりにくいって、
上がるツボがわかりにくいって意味なのか?
構ってくれたらあがる的なやつなのかしら実は寂しいみたいな能力的にも
ひっくり返るって好感度もそうだったりしませんよね……
ツンさんは一緒にいて沈黙が苦にならないことが高感度に繋がったんじゃないかなぁ
紅白期間に投下しても多分皆さん、紅白作品を読むのに手いっぱいだと思うので
紅白期間後にやろうと思います!
o川*゚ー゚)o いじょっ!
おk
そろそろろろ?
o川*゚ー゚)o
なんだその顔はふざけてるのか
o川*゚ー゚)σ ーーー ・)゚ω゚)*:'゜
最近寒くなってきたな
服を脱ぐには良い季節だ
o川*゚ー゚)o あ、月曜日やります。18時ごろの予定です
了解しました。
誰か俺のパンツ知らん?
お前の頭の上にあるよ
すまんこれ?
ちょっと30分ほどタイム
o川*゚ー゚)o 前回までのあらすじ
1.待ち合わせより早く学校に到着。先に校舎内へ
2.都村さんに見つかりそうになる
3.ツンさんと合流。斎藤君の剣道セット入手。現在23時15分
お、きたきた
ξ-⊿゚)ξ「さて、それじゃあ……」
つ
先を歩こうとするツンさん。
教室の方へ足を運ぼうとしていたので、僕は先ほどの事を伝える。
(; ^ω^)(あ、都村さんがいることを言わないと……)
(; ´ω`)「ツンさん、実は教室に都村さんがいるんだお……」
ξ-⊿゚)ξ「……あぁ、そうだったわね」
つ
ξ゚⊿゚)ξ「それじゃ、購買の方に行った方が良いかしら?」
(; ´ω`)「実はさっき購買に行ったんだお……なんもなかったお」
ξ゚⊿゚)ξ「……」
(; ´ω`)「……」
どうしよう。ツンさんの顔が「じゃあ何をしろっていうのよ」と言っている。気がする。
わーい
(; ´ω`)「え、えーと……」
ξ゚⊿゚)ξ「……爆発は」
( ^ω^)「お?」
ξ-⊿゚)ξ「爆発は、24時だったかしら?」
( ^ω^)「確かそうだお」
ξ゚⊿゚)ξ「あと40分とちょっと、か」
ξ゚⊿゚)ξ「……」
ξ゚⊿゚)ξ「じゃあ、今からもう購買の方で隠れておく?」
(; ^ω^)「お……」
他に行く場所が無いのならツンさんのようにもう隠れて待機するのも良いかもしれない。
勿論、ハローさんや都村さんのこともあるし、もう少し調べるためにウロウロするのも良いだろう。
その場合、どこに行くかが問題だが……
1.隠れようそうしよう
2.いや、もうちょっと校舎内を調べよう
3.他に何かあれば
>>このレスから1つ下
1
( ^ω^)「うん、そうだおね。隠れるお」
つ
ここはツンさんの言うように、購買で待機しておいた方が良いだろう。
残り40分と言っても、他の場所を調べていたらあっという間だ。
今のうちに待機しておく方が賢明であるし、もしかしたら24時より前に何かがあるかもしれない。
僕が同意を示すと、ツンさんはくるりと踵を返し、玄関の方へ歩き出す。
ξ゚⊿゚)ξ「それじゃ、一旦外に出ましょう」
( ^ω^)「お?」
ξ゚⊿゚)ξ「……中で隠れてたら、爆発に巻き込まれるかもしれないでしょ?」
(; ^ω^)「なるほど」
ただ玄関のドアは、鍵を閉めた状態にしておきたい。
『僕とクーさん』が来たときは閉まっていたのだ。そのことをツンさんに伝えると、
ξ゚⊿゚)ξ「わかってるわよ。だから、途中で適当な窓から出るわよ」
そうして僕たちは適当な窓から外に出ると、購買が見える場所に隠れ潜むことにしたのだった。
支援
( ^ω^)「……」
ξ゚⊿゚)ξ「……」
( ^ω^)「……」
ξ゚⊿゚)ξ「……ちょっと」
( ^ω^)「?」
ξ゚⊿゚)ξ「せまい」
(; ^ω^)「だ、だって剣道セットがあるから……」
ξ゚⊿゚)ξ「……」
(; ´ω`)「そんな目で見ないで……僕弱いから、死んじゃうから。これくれいは用意しておきたいんだお」
僕たちは外にある物置の陰に隠れ潜んでいた。
そこから購買の方を窺えるよう、僕たちは顔を覗かせる。
僕は膝をついて屈みながら覗いて、ツンさんは僕の頭に手を置いて上から覗く。
だがどうにも、僕の剣道セットが邪魔に感じているようだ。
(; ^ω^)「というか、ツンさんがもうちょっと細ければ」
ξ゚⊿゚)ξ
(; ´ω`)「ごめんて。アイアンクローやめて。中身出ちゃう」
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