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( ・∀・) みたいなやつら (´・ω・`)
-
第一話:モスコ・ミュールにささやかな愛を
東京某所の小さなバー。
ビクトリア調の内装を柔らかな照明の光が照らす中、
プロのジャズ・ピアニストによる「My Favorite Things」の生演奏が流れ続ける。
カウンター席では二人の青年が隣り合って腰を下ろし、
カクテルを傾けながら談笑していた。
その内、グレンチェックのシンプルなジャケットに
身を包んだ男の方は、モララーという。
都内に事務所を構えるインテリア・デザイナーであり、
その独創的なデザインセンスで、まだ20代ながらも
ここ数年業界内ではかなり評判が高い。
そしてもう一人、
ドレス仕立てのカジュアルシャツを軽く着こなす背の高い男はショボン。
こちらは、レストランや雑貨店をいくつか経営する実業家である。
モララーよりも少し年上だが気が合うらしく、
度々このバーで落ち合っては他愛ない話題に花を咲かせている。
-
その日も彼らはこの店に集い、ふたりきりで慎ましい会合を開いていた。
モララーはマタドール、ショボンはテキーラ・サンライズを
ちびちびと口に含みつつ、会話を交わす。
( ・∀・)「しかしもう夏だな、暑くて仕方ねえや」
(´・ω・`)「夏といえばアレだな、夏祭りだな」
( ・∀・)「♪子供みたい 金魚すくいに 夢中になって 膣が濡れてる、ってか」
(´・ω・`)「"袖が濡れてる"だろ、救い難いド変態じゃねえかそれだと」
( ・∀・)「ホワイトベリーってそういう意味じゃないの?」
(´・ω・`)「違うだろ、もうホワイトベリーの他の曲聴けねえよ」
( ・∀・)「どうせ聴かないだろ」
(´・ω・`)「聴くよ」
( ・∀・)「なに聴くの」
(´・ω・`)「鉄道唱歌とか」
( ・∀・)「歌ってねえよ、いねえよ374番まである歌カバーするガールズバンド」
-
(´・ω・`)「しかしこう暑いといっそ沖縄とか行きたくなるな」
( ・∀・)「沖縄は遠いから電話代めっちゃかかるぞ、テレホタイムじゃないと」
(´・ω・`)「電話回線経由して行くこと前提かよ、普通に徒歩で行くよ」
( ・∀・)「徒歩で沖縄行くのも普通じゃないだろ」
(´・ω・`)「沖縄のさぁ、カンカン照りの中、眼前に青い海が広がってるビーチで、
サータアンダギーとかちんすこうとか食ったら最高だろうな」
( ・∀・)「喉カラカラになるやつばっかじゃねえか、何の苦行だよ」
(´・ω・`)「喉が渇いたらアレ飲めばいいんだよ、ルートビアとか」
( ・∀・)「ルートビアって、あの、オリンポスみたいな味の飲み物だろ」
(´・ω・`)「それ言うならサロンパスみたいな味だろ、
なんで急にギリシャ神話出てくるんだよ」
-
( ・∀・)「沖縄といえば、ハブ対マングースってまだやってんの?」
(´・ω・`)「いや、残酷とかいうクレームが出て、もうやってないらしいぞ」
( ・∀・)「ハブ側から?マングース側から?」
(´・ω・`)「人間からに決まってるだろ、ハブ側からクレーム出てどうすんだよ」
( ・∀・)「ハブの息子とかかなり迷惑してそうじゃん」
(´・ω・`)「学校でいじめられてんのか?"やーい、お前の父ちゃんハブ"って」
( ・∀・)「息子もハブなら通用しないだろその悪口」
(´・ω・`)「皆からいじめられて手も足も出ないらしいな」
( ・∀・)「ヘビなんだから手も足もないだろ」
-
飲んでたらなんか暑くなってきたな、モララーはそう言うと
羽織っていたジャケットを脱ぎ、ボーイに渡す。
テーブルに目を戻すと、カクテルグラスはとっくに空である。
( ・∀・)「マスター、なんか軽めの1杯頼むよ」
( ^ω^)コクリ
マスターは頷くと、新しいカクテルを作り始めた。
(´・ω・`)「話は変わるけどさ、俺、女に対しての悪口のレパートリーが皆無なんだけど」
( ・∀・)「そんなに悪口言いたいの?」
(´・ω・`)「いや、もしこの先女の子と付き合った時、口喧嘩で負けるのが嫌だからさ」
( ・∀・)「まず女の子と付き合う方法から考えろよ、発想飛躍しすぎだろ」
(´・ω・`)「男に対しての悪口ならいくらでもあるんだけどな」
( ・∀・)「例えば?」
-
(´・ω・`)「最長老様みたいなキンタマしてるくせに、とか」
( ・∀・)「緑色のキンタマはそうそうお目にかかれないぞ」
(´・ω・`)「色についての罵倒じゃねえよ、形状だよ形状、
大体なんだよ緑色のキンタマって、ジムキャリーじゃあるまいし」
( ・∀・)「ジムキャリーがマスクで緑になったのは顔だけで
キンタマは違うだろ」
(´・ω・`)「本当にその目で確認したのか?」
( ・∀・)「ねえよ、ジムキャリーのキンタマ見れる立場なら
今頃こんなところでクダ巻いてねえよ」
(´・ω・`)「そうだな、トムクルーズのキンタマも見なくちゃいけないもんな」
( ・∀・)「ハリウッドスターのキンタマチェックする職業ってなんだよ、
どこから利益出てんだ、全米キンタマ協会か」
(´・ω・`)「全キ協ね」
( ・∀・)「今後一生使う機会のない略称だな」
-
( ・∀・)「他にはどんな悪口もってるの?」
(´・ω・`)「ガリバートンネルみてえなチンチンのくせに、とか」
( ・∀・)「チンチン関連ばっかじゃねえか、
肛門期から未だに抜け切れてねえのか」
(´・ω・`)「悲しい時には町のはずれで電信柱の明かり見てるからな」
( ・∀・)「それは少年期だろ、僕の股間もリトルスターウォーズってか」
(´・ω・`)「ふふっ」ポリ
( ・∀・)「ふふっ、じゃねえよピーナツかじんな」
(´・ω・`)「ん、空だな……。マスター、こっちにももう1杯頼む」
( ^ω^)コクリ
-
( ・∀・)「だいたいさ、ガリバートンネルみたいなチンチンってなんだよ、
先っちょが細くなってるのか?」
(´・ω・`)「いや、出たら小さくなるって意味だよ」
( ・∀・)「一瞬関心したけど殆どのチンチンに当てはまるじゃねえか、
占いの手口かよ」
(´・ω・`)「そういうお前は、女に対して罵倒するときどう言うんだよ」
( ・∀・)「……どこでもドアみたいなまんこしやがって」
(´・ω・`)「ひみつ道具に引きずられてんじゃねえか、しかもそれ褒め言葉だろ」
( ・∀・)「褒め言葉じゃねえだろ」
( ^ω^)「お待たせしました、モララー様にはスクリュー・ドライバーを」
( ・∀・)「ありがとう」
眩しいほどに鮮やかな橙色がグラスの中を満たしている。
モララーは軽く香りを嗅ぐと、満足気に頷いてそれを口に運んだ。
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( ^ω^)「ショボン様には、キューバ・リブレを」
(´・ω・`)「うん」
キューバ・リブレ。
ラムとコーラをミックスした爽やかな味わいのカクテルであり、
キューバ産のラムとアメリカのコーラ、2つの国の要素を掛け合わした
政治的メッセージが秘められた1杯である。
( ・∀・)「これ飲んだら終わりにするか」
(´・ω・`)「うん、そうだな」
( ・∀・)「ふう、美味いな……」
ピアニストによる演奏曲はいつの間にか「Count Basie」に変わっていた。
多忙な日々を送り続ける彼らにとって、こんな一時こそが
何よりの安らぎであることは、もはや言うまでもない……。
〜Fin〜
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本日の投下は以上となります。
このような感じで、
美味しいお酒を、トークとともに紹介できれば、と思っております。
ちなみにモララーとショボンのモデルは僕と友人ですので、
あんまり業種などに突っ込んだ描写しちゃうとリアルバレしちゃうかもしれませんねw
そこは気をつけます。
では、明日もクライアントとの打ち合わせが入っておりますので、失礼させて頂きます。
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正直に言ってオリンポスみたいな味ですげえむせた
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冒頭で騙された
期待する
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全米キンタマ協会ずるい
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中々と面白い会話じゃないか
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ハブ側?マングース側から?がじわる。
モスコミュールは関係あったのかな…
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誰か香ばしさに反応しろよ
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(敢えて触れてないんだよ言わせんな)
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ちんこじゃなくてチンチンって統一してるところに笑っちゃう
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クスッときちゃう悔しい
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第ニ話:硝煙に浮かぶジン・フィズ
今日も今日とてバーに集うモララーとショボンのふたり、
一日の疲れを酒と歓談で癒やしている。
モララーの今宵の一杯は、趣向を変えて「カリメロ・キャッツ」。
そしてショボンは、最近マイブームの「ポピー・ジュニア」。
グラス同士をカチリと重ねて、きゅっと一呑み。
店の暖かな雰囲気に酔いしれ、話に花が咲く二人。
( ・∀・)「なあ、ポケモンGOやってる?」
(´・ω・`)「さすがに獣姦はちょっと……確かに鼻は魅力的だけど」
( ・∀・)「ナウマン象じゃなくてポケモンGOだよ、
いきなり象との性交経験聞くわけないだろ」
(´・ω・`)「なんだそっちか。してないよ、
肘に爆弾かかえてるからボール投げられなくてさ」
( ・∀・)「そこまで腕を酷使しないよ」
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(´・ω・`)「実際どんなゲームなのポケモンGOって」
( ・∀・)「えーと、まずは普通のポケモンと同じで、
ヒトカゲ、ゼニガメ、フシギダネの中から1匹選ぶ」
(´・ω・`)「いわゆる将軍のお膝元ってやつだな」
( ・∀・)「御三家な、ニュアンスは近いけど」
(´・ω・`)「それで街中歩いてポケモン探すわけか、大変だな」
( ・∀・)「そうでもないよ、楽しいから」
(´・ω・`)「いや、お前のお父さん」
( ・∀・)「ちゃんと自分で歩いて探してるよ」
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(´・ω・`)「そんなものより、今俺がハマってるアプリお前もやろうぜ」
( ・∀・)「なんだよそれ、ゲーム?」
(´・ω・`)「うん、その名も『漢字ビルドマスター』」
( ・∀・)「お菓子のレビュー動画並につまらなさそうだな」
(´・ω・`)「いや、本当に面白いんだって。
オリジナルの漢字を作って戦わせるゲームだぞ」
( ・∀・)「漢字同士でどうやって戦うんだよ」
(´・ω・`)「簡単だよ、画数の多いほうが勝ち」
( ・∀・)「クソゲーの極みじゃねえか、
もうちょっとルール捻ろうとは思わんのか」
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(´・ω・`)「ちなみに今の環境で最強の部首が『鬱かんむり』な」
( ・∀・)「存在しない部首使うのアリかよ」
(´・ω・`)「そして俺が作り上げた最強の漢字が、
『鬱かんむり』に『陰嚢』で、その名も『いんきんたま』」
( ・∀・)「無駄に画数使う割にしょうもなさすぎるだろ、
中国人もこんなことに使うために漢字発明してないよ」
(´・ω・`)「でも国内外で評価されてるんだぜこのゲーム。
まず日本では、日本ゲーム大賞を受賞」
( ・∀・)「マジで」
(´・ω・`)「そしてアメリカでも、ダウンロードランキング1位」
( ・∀・)「ホントかよ」
(´・ω・`)「フランスとドイツではセクトに指定されてる」
( ・∀・)「カルト教団扱いされてんじゃねえか、最悪だよ」
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ショボンがグラスを振ると、小さな氷が中でカラカラと音を響かせた。
(´・ω・`)「もう空だな……。
マスター、なんか変わったの一杯くれない?」
( ・∀・)「あ、こっちも」
( ^ω^)「では、こんなのは如何でしょうか」
そう言うとマスターは二人の前に1杯ずつグラスを差し出した。
黒、赤、茶、紫、銀。
5色の鮮やかな液体が、中国の川のように美しいグラデーションを作り出している。
( ・∀・)「すごく綺麗だな……」
(´・ω・`)「なんていうカクテルだい?」
( ^ω^)「『カクレンジャー』です。
まず、じっくり目で楽しんで頂いてから飲むのをお勧めします」
(´・ω・`)「ありがとう」
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(´・ω・`)「ふむ、味も意外とさっぱりしている」
( ・∀・)「悪くないね」
しばし黙ってカクテルの爽やかな風味を楽しむ二人。
おだやかな時間が彼らを包む。
その内、ショボンの方が口を開いた。
(´・ω・`)「ところでさ、三国志って語れて当然みたいな風潮ない?」
( ・∀・)「あるかな?そんなの……」
(´・ω・`)「武将の名前とかですぐ盛り上がれるじゃんか、
劉備とか張飛とか呂布とか原敬とか」
( ・∀・)「大正の総理大臣混じってんぞ」
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( ・∀・)「でも多少は知ってるでしょ、桃園の誓いとか」
(´・ω・`)「ああ、我ら長さは違えども太さは同じ、ってやつだろ」
( ・∀・)「何の話してんだよ、
生まれた時は違えども死すべき時は同じ、だろ」
(´・ω・`)「そうそうそれそれ、同じ盃でなっちゃんを酌み交わしたんだろ」
( ・∀・)「お楽しみ会かよ」
(´・ω・`)「恥ずかしながら、三つの国の名前もイマイチ思い出せない」
( ・∀・)「マジかよ、言ってみてよ」
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(´・ω・`)「ギ、ゴ、……えーと、あと、ギ、ゴ、ギ、ギ、ギガゴゴゴ……」
( ・∀・)「トランスフォーマーの変形音みたいになってんじゃねえか、
ほら、広島の地名にも同じ字のがあるだろ」
(´・ω・`)「広島……?あ、呉!」
( ・∀・)「そう、呉だよ」
(´・ω・`)「そうか、完全に思い出した、ギ、ゴ、呉だ」
( ・∀・)「そうそう、ギ、ゴ、呉で三国志」
(´・ω・`)「いやぁ、勉強になったな」
思い出せたことで安心したのか、
ショボンはグラスの中身を一気に飲み干して、軽く息をついた。
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(´・ω・`)「そういや、ちょっとドミニク挟んだんだけどさ」
( ・∀・)「なに挟んでるんだ、小耳に挟めよ」
(´・ω・`)「年号が新しく変わるって知ってた?」
( ・∀・)「ああ、なんかこの前ニュースになってたな」
(´・ω・`)「それって漢字の方が変わるの?それとも数字の方?」
( ・∀・)「数字は毎年変わってんだろ、漢字の方だよ」
(´・ω・`)「そうか、思えば平成も28年も経ってるのか……」
( ・∀・)「28年って言ったら、元年に小学校入学した子が、
今じゃ小学28年生になるほどの年月だもんな」
(´・ω・`)「いい加減卒業しろよ」
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(´・ω・`)「しかし、ギリギリ昭和生まれの俺はいいけど、
平成生まれのおまえはこれから大変じゃないか?」
( ・∀・)「どうして」
(´・ω・`)「平成って言ったらゆとり世代ど真ん中じゃん、
ゆとりってバカにされて、カミソリの刃が入った封筒送られたり、
窓ガラスに腐った生卵ぶつけられたり……」
( ・∀・)「どんだけ治安悪いんだよ、ドンキホーテの周辺かよ」
(´・ω・`)「ドンキ周辺もそこまで悪くねえよ」
( ・∀・)「にしても、次の年号はなんになるんだろうな」
(´・ω・`)「明治、大正、昭和、平成ときたら、
そりゃあ、逃鯖(にげさば)に決まりだな」
( ・∀・)「どういう法則性に基づいてんだよ、
逃鯖(にげさば)元年を笑顔で迎える自信ないよ俺」
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( ^ω^)「盛り上がってる所すみません、
本日ラストオーダーとなりました」
マスターの言葉で二人は我に返る。
ショボンは左手の腕時計を覗き込んだ。
(´・ω・`)「おお、もうこんな時間か」
( ・∀・)「明日も仕事だから、そろそろ帰ろうか」
(´・ω・`)「そうだな、マスター、ごっそさん」
( ^ω^)「いつもありがとうございます」
満悦した表情を浮かべたまま、二人は店の外に出た。
空を見上げれば、散りばめたような星空が広がっている。
この広い宇宙の片隅でも、今の僕達と同じように
宇宙人が楽しく酒を飲んでいるかもしれない。
そう思うと、モララーは少し楽しくなるのだった。
〜 Fin 〜
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本日の投下は以上になります。
申し訳ないんですが、面倒くさいので次回からカクテルがどうこうとか
もうそういうの止めて会話文だけにします。
もう知ってるカクテルの種類も、ゴボウ汁くらいしか残ってないですし。
だいたい何ですかカクテルって。飲んだら酔うのって罠としか思えないですよね。
姑息な水ですね。
さて、明日もクライアントとの打ち合わせが控えておりますので、
失礼させて頂きます。
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ぎごくれ
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ドミニク挟んだとか何食べたらこんなこと思いつくんだ
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めんどくさくなるの早くね?
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鬱かんむりの威力
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五色のカクテルでレインボー思い出したわ
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五色のカクテルでレインボー思い出したわ
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ブースカフェかと思った
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逃鯖元年といい語彙力が斜め上だよ
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第三話:ピンク・レディのお手を拝借
( ・∀・)「髪切った?」
(´・ω・`)「なに?ソモさんの真似か?」
( ・∀・)「タモさんだろ、禅問答じゃねえんだから」
(´・ω・`)「それにしてもよく髪切ったことに気づいたな、
あ、さては今朝の朝刊の1面見たな?」
( ・∀・)「そんなの載ってるわけないだろ、
人のファッションや髪型も割と気にして見てんだよ俺」
(´・ω・`)「へぇ、てっきり三十路OLのふくらはぎにしか興味無いのかと」
( ・∀・)「そんな倒錯した趣味持ってねえよ」
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(´・ω・`)「いつもは美容院なんだけど、今日はゆか屋でしてもらったよ」
( ・∀・)「とこ屋って読むんだよそれ」
(´・ω・`)「ワックス売ってるのに?」
( ・∀・)「ワックス違いだ」
(´・ω・`)「それにしても床屋っていろんなことしてくれるよな、
シャンプーに顔剃りに」
( ・∀・)「確かに美容院よりサービス多いな」
(´・ω・`)「この前なんかさ、とうとう髪まで切ってもらっちゃったよ」
( ・∀・)「それがメインじゃねえか、何しに行ってたんだ」
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(´・ω・`)「ところで、カットされてるときって理容師の人が
色々話しかけてくるのが困るんだよな」
( ・∀・)「鬱陶しいこともたまにあるよな」
(´・ω・`)「仕事は何?とか、休日は何をしてる?とかさ」
( ・∀・)「そういう、当たり障りのないやつね」
(´・ω・`)「痩せている?とか、日本のアニメ?とか、名前に「シ」が付く?とか」
( ・∀・)「ランプのおっさんみたいになってんじゃねえか」
(´・ω・`)「20回くらい答えると急に「あなたはショボンさんですね?」とか
得意げに言ってくるし」
( ・∀・)「完全にランプのおっさんじゃねえか」
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(´・ω・`)「あと、シャンプーしてるときも変なこと聞いてくるよな」
( ・∀・)「あるね」
(´・ω・`)「寂しい夜はございませんか?って」
( ・∀・)「痒いところはございませんか?じゃねえのかよ、
そんなこと聞いてどうするつもりなんだよ」
(´・ω・`)「ともかく、髪切ってサッパリできて良かったよ」
( ・∀・)「夏はやっぱ短髪の方が過ごしやすいな」
(´・ω・`)「これでもう街歩いてても洗車機に間違われずにすむぞ」
( ・∀・)「そこまでモジャモジャじゃなかったろ」
〜fin〜
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第四話:霧に滲むマンハッタン
( ・∀・)「この前、友達の夫婦に子供産まれてさ、
俺も見に行ったよ」
(´・ω・`)「俺が赤ちゃんだった頃を思い出しただろ」
( ・∀・)「思い出すわけ無いだろ、知らないし」
(´・ω・`)「可愛かった?」
( ・∀・)「うん、ちっちゃくて丸々しててさ」
(´・ω・`)「ありがとう」
( ・∀・)「お前じゃねえよ、友達の子供の方だよ」
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( ・∀・)「いやぁ可愛かったな、やっぱ赤ちゃんはいいね」
(´・ω・`)「育ててよし、愛でてよしで重宝するよね」
( ・∀・)「万能ネギみたいな言い方すんなよな」
(´・ω・`)「もし俺に子供が出来たら、童謡とか聞かせてやりたいな」
( ・∀・)「そうだな、情操教育とかのためにもいいかも」
(´・ω・`)「日本の四季を歌ったような歌がいいな、冬なら「たき火」とか」
( ・∀・)「いいね」
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(´・ω・`)「♪口紅 口紅 引いた口」
( ・∀・)「垣根の垣根の曲がり角、だろ」
(´・ω・`)「♪セクシー セクシー ランジェリー」
( ・∀・)「どんな展開だよ」
(´・ω・`)「♪触ろうか、あたぼうよ」
( ・∀・)「何ちょっとイキな江戸っ子みたいな会話してるんだよ」
(´・ω・`)「♪人妻風情が美人局」
( ・∀・)「どう見ても子供に聞かせられない歌だな、
美人局なんて単語出てくる童謡あるかよ」
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(´・ω・`)「うまい話にはウラがあるってこと教えなきゃ」
( ・∀・)「もっと後でいいだろ、幼児の間くらい夢見せろよ」
(´・ω・`)「どっちにしろ、子供には早いうちから勉強させた方がいいな」
( ・∀・)「今の時代そうかもな」
(´・ω・`)「少なくとも小学校入学までには
ゼロのわり算が出来るようになってほしい」
( ・∀・)「無茶言うなよ」
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(´・ω・`)「あと英語も習わせるべきだな」
( ・∀・)「国際社会だから必要かもな」
(´・ω・`)「Lと「の発音もしっかり区別できるようにならんと」
( ・∀・)「LとRじゃないのかよ、「とかいつ使うんだ」
(´・ω・`)「ワルイージの帽子とか」
( ・∀・)「そこしかないだろ」
〜fin〜
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ランプのおっさんはズルいわ
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ゼロの割り算は無茶すぎるな
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たまにモララーもボケるのが良い
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あたぼうよでマジでミルクティー吹いたしね
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>>44の一連の会話全部ツボ
ネタの幅広さがすごいなほんと
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ワードセンスが異常だわ。
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まさか幸子?
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幸子はそんなこと言わない
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どっちかと言うと背後霊
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面白いけどなぁわざとかってくらい臭かったのがなぁ
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あとがきまで含めて皮肉効いてて好き
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第五話:ギムレットさえ幸せだった
(´・ω・`)「知り合いが空き巣の被害にあったんだってよ」
( ・∀・)「うわ、大変だな」
(´・ω・`)「うん、気の毒で、かける味噌も見つからなかったよ」
( ・∀・)「言葉かけてやんなよ」
(´・ω・`)「奪われたのは貞操だけだったらしいけど」
( ・∀・)「ただのアグレッシブな痴女じゃねえか」
(´・ω・`)「時価10億円相当だったらしいな」
( ・∀・)「どんだけ自分に自信があるんだよ」
(´・ω・`)「要するに、空き巣に搾られて空き精巣になったわけだな」
( ・∀・)「上手いこと言ったつもりかよ」
(´・ω・`)「まあ、命あっての子種というわけだ」
( ・∀・)「上手いこと言ったつもりかよ」
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(´・ω・`)「しかし、泥棒というのは酷いやつだね。
犯罪の風上にも置けないよ」
( ・∀・)「犯罪の時点でどこにも置けねえだろ」
(´・ω・`)「フィクションの泥棒がカッコいいから、
憧れる奴が出てくるんだよな、ルパンとか」
( ・∀・)「もしかするとありえるかもな」
(´・ω・`)「ルパンが愛銃のサニタイザーMK7を手に活躍したり……」
( ・∀・)「ワルサーP38だろ、
サニタイザーMK7って公衆トイレの銀色のやつじゃねえか」
(´・ω・`)「ルパンの宿敵、銭形警部の存在も欠かせないな、
ルパーン!譲歩だ〜〜!!って言いながら追い回して」
( ・∀・)「逮捕しろよ、癒着ズブズブじゃねえか」
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(´・ω・`)「で、俺もさ、防犯対策のために家を改造して、
中には入れるけど絶対に出られない構造にしたんだよ」
( ・∀・)「追い込み漁かよ」
(´・ω・`)「効果バツグンで、もう今月だけで23人は泥棒捕まえたぞ」
( ・∀・)「どんだけ泥棒に狙われてんだよ、防犯以前の問題だろ」
(´・ω・`)「あまりにも捕まりすぎて部屋が狭くなってきたから、
この前離れた土地に3・4人逃がしてあげたよ」
( ・∀・)「なにしてんだよ、警察に受け渡せよ」
(´・ω・`)「そしたら後日ちゃんと家まで戻ってきたんだよ、
帰巣本能って凄いな」
( ・∀・)「引越し先から戻ってくる犬みたいに言うなよ」
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(´・ω・`)「そもそも金品なんかがあるから、泥棒に狙われるんだよな」
( ・∀・)「ちょっと飛躍し過ぎじゃないか」
(´・ω・`)「そう思うと、なんだか通帳のニヤケ面が見てて腹立ってきて」
( ・∀・)「通帳のニヤケ面ってなんだよ、何が見えてんだよ怖いな」
(´・ω・`)「だからこの前、火口に通帳捨ててきたよ」
( ・∀・)「指輪物語じゃねえんだから」
(´;ω;`)「明日からどうしよ……」
( ・∀・)「泣くほど後悔するなら最初からするなよ」
〜Fin〜
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どうやったらサニタイザーmk7なんて覚えるんだ
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サニタイザーは笑う 乙
-
第5話+:菊水を友として
(´・ω・`)「あー彼女欲しい」
( ・∀・)「なんだよ出し抜けに」
(´・ω・` )「彼女欲しすぎて顔伸びてきた」
( ・∀・)「どういう因果関係だよやめろよ」
(´・ω・` )「ほら見て見てすんごい伸びてきたヤバイよこれ」
( ・∀・)「こっちくんなよ、収拾つくのかよこれ」
(´・ω・` )「ああー、あああああーーーーーーー」
(´・ω・`)プシュ
(´・ω・`)「夢か……」
( ・∀・)「夢じゃねえよ」
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(´・ω・`)「でも彼女欲しいのは本当だぜ」
( ・∀・)「そっちは夢じゃないんだな」
(´・ω・`)「前に>>24で、理容師に「寂しい夜はございませんか?」って聞かれたけど
確かに寂しい夜は度々あるんだよな」
( ・∀・)「>>24って気色悪いカクテル振る舞われた場面じゃねえか、>>43だろ」
(´・ω・`)「その気色悪いカクテルをお前は「すごく綺麗だな……」とか言って
グッビグッビ飲んでたんだぞ忘れたとは言わせんぞ」
( ・∀・)「うるさいな二次創作だよ、あれは」
(´・ω・`)「自分の過去を非公式扱いするやつ初めて見たよ」
-
( ・∀・)「そんな彼女欲しくなるほど夜寂しいのか?」
(´・ω・`)「うん、夜中にベッドへ横になってからもつい、
天井のミラーボールが落ちてこないかとか
色んなこと気になって眠れないことがあるんだ」
( ・∀・)「そんなもん吊り下げてるから眠れないんだろ」
(´・ω・`)「そんな時に愛する恋人と、左右の乳首のように寄り添いながら
眠りにつけたらどんなに幸せなことだろうか」
( ・∀・)「左右の乳首はけっこう距離離れてるだろ」
(´・ω・`)「そんで朝は目覚めのキッスで叩き起こされて」
( ・∀・)「叩き起こさなくてもいいだろ優しくしろよ」
(´・ω・`)「休日は二人で一本のオカリナ吹いたりして過ごすんだ」
( ・∀・)「どうやるんだよそれ」
-
( ・∀・)「そんなに彼女欲しけりゃ街コンとか参加してみたらどうだ?」
(´・ω・`)「街コン?無関係の一般市民を巻き込むのはちょっと……」
( ・∀・)「どんだけ無差別なやつを想像してんだ」
(´・ω・`)「大体、そういうイベントって大抵は火炎瓶持ち込みダメなんでしょ?」
( ・∀・)「当たり前だろ学生運動かよ」
(´・ω・`)「あと、かなりイクラが混じってたり」
( ・∀・)「サクラだろ、イクラだとちらし寿司みたいじゃねえか」
(´・ω・`)「でもまあ参加するのもいいかもしれないな、
ちょっとチンチンと相談してくるよ」
( ・∀・)「下半身直結すぎるだろ」
〜Fin〜
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とうとうタイトルまでカクテルぶん投げやがった
-
無関係の一般市民のくだりでわろた
乙
創作カクテル好きだったからちょいと残念
-
どうしてもチンチンって呼ぶんだな
-
日本酒になりやがった……
乙
-
第六話:友よ、ブラッディ・マリーを掲げろ
( ・∀・)「ああ、プールに行きてえなあ」
(´・ω・`)「呪文でも唱えるのか?」
( ・∀・)「マナプールじゃねえよ、水のプールだよ」
(´・ω・`)「今の時期は人が多すぎてポテト・ロンダリング状態だぞ」
( ・∀・)「芋洗い状態って言えよ」
(´・ω・`)「ヤれるプールに入りたいのか、やっぱり?」
( ・∀・)「流れるプールだよ、AVの例のプールみたいじゃねえかそれだと」
-
(´・ω・`)「プールって言ってもよ、水着は持ってるのか」
( ・∀・)「確かに買わんといけないかもな」
(´・ω・`)「鍵付きの水着で良ければ貸してやろうか?」
( ・∀・)「良いわけないだろ、なんでそんなの持ってるんだ」
(´・ω・`)「あ、別に俺が使ってたわけじゃないぞ、おふくろのだよ」
( ・∀・)「何一つフォローになってないぞ」
(´・ω・`)「俺を仕込むときにも大活躍したらしいから、
いわば名付け親みたいな存在だな」
( ・∀・)「違うだろ、名前と関係ないし」
-
(´・ω・`)「そんな歴史ある水着を受け取らないとはね……」
( ・∀・)「黒歴史だよ、乳首の色と同じで」
(´・ω・`)「いや、乳首の色は知らないけど」
( ・∀・)「墓穴掘りおった」
(´・ω・`)「まあ、お前が着ないなら仕方ない、他の誰かに着てもらうことになるな」
( ・∀・)「不幸の手紙みたいなシステムやめろよ」
(´・ω・`)「大体、プールよりもっといいプレイスがあるだろ」
( ・∀・)「どこよ」
(´・ω・`)「俺の胸の中」
( ・∀・)「気色悪いわ」
-
(´・ω・`)「なんで?アド街で紹介されたこともあるのに」
( ・∀・)「そんなわけないだろ」
(´・ω・`)「ついでにモヤさまの収録もしてた」
( ・∀・)「いいよテレ東のウラ事情みたいなの挟まなくて」
(´・ω・`)「あの、小料理屋を営む良明氏も度々訪れたという俺の胸なのに」
( ・∀・)「良明ってお前の親父の同級生だろ、拗れた関係を見せ付けんな」
(´・ω・`)「あとでぐるナビ見たら「リピします」書いてんのマジうける」
( ・∀・)「なにしてんだ良明」
〜Fin〜
-
第七話:ゴッドファーザーの語る夢
(´・ω・`)「プールもいいけど、夏と言ったらやっぱり山だろ」
( ・∀・)「確かにな」
(´・ω・`)「虫採りとか、今やっても楽しいかもな」
( ・∀・)「童心にかえってな」
(´・ω・`)「採るのは勿論、人気の2大甲虫!カブとムシ!」
( ・∀・)「カブトムシとクワガタだろ、タロとジロみたいに言うな」
(´・ω・`)「俺なんか子供の頃、カブトムシに詳しすぎて
カブトムシって呼ばれてたからね」
( ・∀・)「それはおかしいだろ、そのもので呼ばねえだろ」
(´・ω・`)「あと、スイカ食うとよく下痢してたからな」
( ・∀・)「それは確かにカブトムシって呼ばれて当然だ」
-
(´・ω・`)「カブトムシと聞くと、saikoの曲が思い浮かぶよな」
( ・∀・)「sはいらないよ、人格破綻者みたいな響きになってんぞ」
(´・ω・`)「♪少し背の高いあなたの耳に寄せたそれを」
( ・∀・)「何を寄せたんだよ」
(´・ω・`)「♪甘い匂いに誘われたアタシはブナシメジ」
( ・∀・)「カブトムシって言ってんだろ」
(´・ω・`)「ああ、なんかどんどん山で過ごしたくなってきたぞ、
夏の間、ぶっかけ小屋で暮らしてさ」
( ・∀・)「ほったて小屋だろ、山中にそんな小屋あったらホラーでしかないわ」
(´・ω・`)「夜はもちろんキャンプラリアットで大盛り上がり」
( ・∀・)「聞いたことねえよそんな風習」
-
(´・ω・`)「で、連れてきた女の子と満天の星空、いいムードになって」
( ・∀・)「おお」
(´・ω・`)「星を指差して、『ほら、あれが夏の第三関節だよ』って」
( ・∀・)「大三角形だろ、ムードもクソもねえだろ」
(´・ω・`)「『ベガ、アルタイル、一つ飛ばしてデネブ』って」
( ・∀・)「なにを飛ばしたんだよ」
(´・ω・`)「飛蚊症」
( ・∀・)「お前にしか見えてないやつじゃないかそれは」
〜Fin〜
-
乙
二本立てだと…
-
アタシはブナシメジで死ぬかと思った
-
saikoで耐えれなかった
-
ポテトロンダリング好き
-
キャンプラリアットってなんだ
キャンプラリアット
-
ブナシメジと飛蚊症でアホみたいに笑った
乙
-
ヤレるプールとかいうサイテーギャグでもうだめ
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菊水の前科があるもんだから「ゴッドファーザー カクテル」で検索しちまったじゃねえか
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夏の第三関節の夏の大三角形感すごいな
-
>>1から一気に読んでしまった
時間返してくれ
-
この漫才みたいなテンポのよさと言葉のチョイスよ
たき火の替え歌とかリアルに声出して笑ったわ
-
第八話:特急ホット・バタード・ラム号
(´・ω・`)「この前電車乗ってたら子供が騒いでてうるせえのなんのって」
( ・∀・)「そりゃ災難だったな」
(´・ω・`)「おまけの親は見て見て見ぬふりだったし」
( ・∀・)「二度見してんじゃねえよ」
(´・ω・`)「おかげでループ・ザ・ループが一度も成功しなかったよ」
( ・∀・)「電車内でヨーヨーするお前が一番非常識だろ」
(´・ω・`)「大体最近の親ってのは子供に甘すぎるぜ」
( ・∀・)「そうかな」
(´・ω・`)「昨今の少年犯罪の増加を知ればピを見るよりパラリラ」
( ・∀・)「火を見るより明らかだろ」
-
(´・ω・`)「俺が子供の頃なんか、悪い事したら反省するまで
おもしろフラッシュ倉庫に閉じ込められてたぞ」
( ・∀・)「普通の倉庫じゃなきゃ意味ないだろ」
(´・ω・`)「食べ物を残すと、パーリィナイおばけが来るぞって脅されたし」
( ・∀・)「もったいないおばけじゃねえのかよ、
なんだよそのちょっと楽しそうな怪異」
(´・ω・`)「知らない?悪いことすると
陽気な外人がやって来て場を盛り上げてくれるおばけ」
( ・∀・)「なんのために存在するんだよそいつ」
(´・ω・`)「ワオ!ピーマンを残すなんてかなりクレイジーだね! カナダ 28歳男性」
( ・∀・)「ニュースに対する海外のコメントかよ」
-
(´・ω・`)「やっぱ学校でも、もっと道徳の時間を増やすべきだな。
NHK教育の番組見せたりして、教養を学ぶべきだよ」
( ・∀・)「さわやか3組とか?」
(´・ω・`)「そう、あとコレクター・ユイとか」
( ・∀・)「NHK教育ならなんでもいいってわけじゃないだろ」
(´・ω・`)「あと、基本的な生活のルールについても学ばせるべきだ。
例えば、人に会ったら元気よく挨拶すること」
( ・∀・)「それは大事だな」
(´・ω・`)「ハイ、イラッシャイ、ハイ、イラッシャイドーゾー」
( ・∀・)「アニメこち亀の末期のエンディングみたいになってんぞ」
-
(´・ω・`)「他にも、悪いことをしたらカチッと音が鳴るまで謝る」
( ・∀・)「普通に謝れよ、
ボールペンのキャップじゃねえんだから」
(´・ω・`)「フリーズ!と言われたら武器を捨てて手を挙げる」
( ・∀・)「なにをやらかしてんだよ」
(´・ω・`)「そういう躾をきちんとすることで、俺みたいな
どこを出しても恥ずかしくない人間が育つんだ」
( ・∀・)「どこに、だろ。
どこを出しても恥ずかしくないかは
本人の努力とTPOに左右されるよ」
〜Fin〜
-
乙
おもしろフラッシュ倉庫とカナダ28歳男性とTPOに左右されるよで今回は俺の3敗だな
-
ピを見るよりパラリラのセンスすごいな
語彙力に頼らなくても面白ワードは生まれるんたな
-
そこはさくらタンだろ
ショボン様には失望しましたモララーのファンやめます
-
見て見て見ぬふりとピを見るよりパラリラで負けた
-
二度見とピを見るよりパラリラと海外のコメントでわらった
ピを見るよりパラリラは流石に反則
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ピを見るよりパラリラ自分でも言ってみたいけどモララーさんじゃなきゃ気付いてツッコんでもらえないんだろうな
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パーリィナイおばけ好き
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5回くらい吹き出したからまあ引き分けってトコだな
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いや、完敗だろ
乾杯だろ!
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はい天才
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最初はモララーもボケてたのにいつの間にかショボン一辺倒だな
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最終話:ナイト・キャップでおやすみ
――ほじる。ほじる、ほじる。
( ^ω^)、 カッ、カカカッ
マスターの右手に握られたアイスピックが軽快に氷をほじっていく。
( ・∀・)「ほじってるんじゃなくて、削ってるんじゃない?」
(´・ω・`)「ふふ、そりゃそうだ」カラン
今ショボンが飲んでいるのは、ウェイク。
「どデカく使おう」でお馴染みのあのウェイクだ。
対するモララーの一杯は、オジサンズ・アンブレラ。
淡い水色のすっきりとしたカクテル。
きっと、いまの戦争が終ったころ、こんな、
夢を持ったような古風のアンブレラが流行するだろう。
-
(´・ω・`)「でさぁ、俺も、ずっとこのままでいいのかなって」
( ・∀・)「焦ってるの?」
(´・ω・`)「うん。小5の頃に食べたホルモンをまだ飲み込めないまま、
40歳を迎えていいのかなって」
( ・∀・)「それはよくないと思う」
(´・ω・`)「18歳で結婚して、30歳の頃には孫が12人いて
40歳には孫リース業を営むプランだったのに」
( ・∀・)「駐車場のスロープ並みに穴だらけのプランだな」
(´・ω・`)「あそこにいる人達みたいにさ、カップルでこういう店に来たいんだよ俺は」
そう言うとショボンは、向かいのテーブルを指差した。
-
ショボンが指差した方向には、二人の男女が腰掛けていた。
男の方はモナー。保険会社に勤めるサラリーマン。
そして隣の女性はツン、モナーと現在交際しているOLだ。
ξ゚⊿゚)ξ「この前、広瀬すずに似てるって友だちに言われちゃった」
( ´∀`)「それって『人妻ナンパ自宅中出し』シリーズに出てる人だっけ?」
ξ゚⊿゚)ξ「まだ出てないわよ」
( ´∀`)「まるでこの先出るのが決まってるみたいな言い方」
ξ゚⊿゚)ξ「信じて待っていればいつか実現するかもしれないでしょ」
( ´∀`)「そんなポジティブな話じゃないと思うがなあ」
-
( ´∀`)「僕もこの前、街で有名人に間違われたよ」
ξ゚⊿゚)ξ「へぇ、誰に間違われたの?」
( ´∀`)「『もしかして、テレホマンさんじゃないですか?』って言われた」
ξ゚⊿゚)ξ「どんな格好して歩いてたのよアンタ」
( ´∀`)「最近、自分の中で腐葉土を纏うのがブームでさ」
ξ゚⊿゚)ξ「なんか冒涜的なニオイがすると思ったらそれだったのね」
( ´∀`)「『テレホマンフライングアタ〜〜ック!ってやってもらっていいですか?』って
リクエストされちゃって困ったよ」
ξ゚⊿゚)ξ「どんだけテレホマンに通じてるのよその人」
( ´∀`)「おかげで今月の通信料10万超えちゃった」
ξ゚⊿゚)ξ「やったのね……」
-
待ってまし…最終話!?
-
ξ゚⊿゚)ξ「それにしてもココ、いい雰囲気のお店ね。
どうやって見つけたの?」
( ´∀`)「大島てる」
ξ゚⊿゚)ξ「それ事故物件のサイトじゃない、やめてよ」
( ´∀`)「ウソウソ、本当はあそこにいる彼が、教えてくれたんさ」
モナーは、そっとショボンへ目配せした。
それに気づいて、軽く会釈を返すショボン。
モララーは、彼を肘で軽く小突いた。
( ・∀・)「おいおい、隅に置けないやつだな」
(´・ω・`)「ゲームキューブみたいなやつ、ってことかい?」
( ・∀・)「ゲームキューブは真四角だから隅に置けるだろ」
(´・ω・`)「取っ手、取っ手」
( ・∀・)「あ、そっか……」
きまり悪そうに、モララーはグラスの中身を飲み干す。
-
そんな彼の様子を見て微笑しながら、マスターが口を開いた。
( ^ω^)「いやぁ、あなた達の含蓄のある会話には感服致しますお、
そんな二人におすすめのカクテルがあるんですお」
( ・∀・)「僕達におすすめ?」
(´・ω・`)「気になるな。なんだい?」
( ^ω^)「それは、こちら――」
マスターは、薄緑に透き通る液体で満たされたグラスを2つ差し出した。
|i--i| |i--i|
l| |l l| |l
`Y´ `Y´
| |
⊥ ⊥
( ^ω^)「どうぞ、ノックアウトです」
(´・ω・`) ?
( ・∀・) ?
-
?
( ´・ω・`) (・∀・ )
彼らは、バカみたいなやつらだ。
みたいなやつら
〜Fin〜
-
本作品の投下は以上となります。
このような感じで、
美味しいお酒を、トークとともに紹介できたので満足しております。
ちなみにモララーとショボンのモデルは僕と僕2(ツー)ですので、
あんまり業種などに突っ込んだ描写しちった以上リアルバレは避けられませんね、
明日のヒルナンデスでお会いしましょうw
では、明日クライアントと夜景を見る約束ですので、失礼させて頂きます。
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最後意味わかんなかったけど乙
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この言語センスは天の才
テキストサイト全盛期にこの作者がこういうのやってたら絶対一時代築いてる
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乙 面白かったので最終話さびしい
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天才を見た、乙
-
面白かった乙
次も期待してる
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本編ラストとあとがきに隠された超面白いネタを誰か解説してくれ
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ラストのノックアウトは正式なレシピにはアブサンという中毒性のある酒が使われる。
更に名前の由来のひとつとして、ボクシングのノックアウトから来ているとされている。
以上の事から、
「中毒になったみたいな意味不明なやりとりしやがって」
「パンチ『ドランカー』にでもなってるんじゃないか」
「この話はここで終わり(ボクシングの試合はKOで終わる)」
っていうマスターの三重の嫌みだったんじゃないかと5秒ででっちあげた
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もうそろそろハロウィンだけどあの言葉を言うとお菓子がもらえるな
そうそうギブミーチョコレート
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やっぱ地の文あると独特感が出ていいね
新キャラの絡みももっと見たかった おつ
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ツン達に続くのか
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これ久々に面白かったな〜
この作者さん他に作品ってあるのかしら。
ま
今からググりますかね。
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