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翡翠先生作品集(復刻版)
1
:
マタコさんを遠くから見守る会会員No.774
:2015/01/09(金) 20:19:20 ID:DXWQcJB.
処分しようと思った昔のPCにデータが残ってたので備忘録がわりにカキコ
例のアレのパイロット版は多分最初の部分が抜けてる予感
213
:
憂鬱な不倫恋愛〜精神患者のあたしと誰か〜
:2015/01/13(火) 03:05:29 ID:LDbLp6/I
【Tだったっけ・・・。】
暫くあたしは、特定の男を作らず適当に知り合った男達と、
自分の友達とで、よく飲み会をした。
合コンと呼ぶには、余りにもそういった駆け引きやどきどきするものがなさすぎるもので
本当に、飲み会だった。
それはそれなりに楽しかったし、あつぃはこうやって適当に遊んでいるうちに
いつか、自分の彼氏と呼べる存在が出来ると思っていた。
飲み友達になった男達に、次の男達を紹介してもらう。
手っ取り早いし、その飲み友達の男達に
『あくまで、あんた達は飲み友達よ。』
ということを確認させるのにはちょうどよかった。
何回か、紹介紹介と続けていてHITな男がきた。
背が高く、顔が小さい。全体のタイルのバランスもよかった。
切れ長の目がセクシーともとれたし、とにかくあたしは、その男を気に入った。
逢った次の日に早速、その男Tだったっけ?
多分、そんな名前だったような気がする・・。
Tから電話がかかってきて、Tはあたしを食事に誘った。
断る理由はなかった。
Tが連れて行ってくれた店は、私もよく行く隠れ家的な創作韓国料理の店だった。
その店は、とっても辺鄙な場所にあったけど美味しかったし、値段も手ごろだったから
流行っていた。
照明が間接照明になっていて、韓国料理屋だけれど、低くジャズが流れている。
客達も、そのひっそりとした空間を楽しむように声をひそめてしゃべっていた。
あたし達も、その低いジャズの音と同じく、静かに話した。
オーダーはTに任せた。Tはその店の1番人気の味噌味の持つ鍋と
海鮮サラダ、チジミ、チャンジャをオーダーした。
飲み物は最初から、マッコルリにしたのには、ちょっと待て、と思ったが
飲んでしまえば一緒なんだしいちいち言うのも面倒なので
そのままにした。
最初に鍋がきて、Tはその中身を箸であちこちに動かしていた。
『なんで、そんなに鍋ん中かきまわすの?』
不思議に思って、あたしは聞いた。
『具にまんべんなく火が通るようにね。』
ふーん、意外と細かいんだなーとあたしは感心した。
でも、実はあたしも友達と鍋をする時は、仕切るほうなのだ。
ついつい、張り切ってしまう。
だけど、今日はあたしの出る幕はなさそうだ。ま、いいか。
鍋の中のものがくつくつと煮えている中、他の料理が運ばれてくる。
あたし達は、乾杯をしてマッコルリを飲んだ。
チャンジャの辛さと、マッコルリの甘さが絶妙にマッチして、とても美味しかった。
Tは、鍋の世話をし、あたしにかいがいしく、料理を取り分け、
気さくな笑顔で、自分の仕事の話を面白おかしく話してくれた。
マッコルリを5回目に注文した時には、Tの話はあたしについての賛辞ばかりだった。
むやみやたらと、人を褒める人間なんて、これっぽっちも信用してなかったけど
酒も入っていたあたしは、それをジャズの音楽の一部のように
心地よく、耳にしていた。
214
:
憂鬱な不倫恋愛〜精神患者のあたしと誰か〜
:2015/01/13(火) 03:07:44 ID:LDbLp6/I
もう、お腹がいっぱいで酒も入らない状態で、あたし達は
その店を出ることにした。勿論、Tが支払いをしてくれる。
あたしは、短くでもちゃんと心を込めて
『ありがとう』を言った。こんなあたしでも、ありがとうやごめんなさいは
心を込めて言うのだ。
辺鄙な場所で、他に飲みに行くところもなかったので、お開きだなと
考えていたら、Tは自分の部屋に寄っていけと熱心に誘う。
Tは、自分の家はここから近いし酔い覚ましに、コーヒーを飲もうと言うのだ。
あたしは、断った。Tがあたしとやりたいのかどうかは判断しかねたが、
今日はあたしはSEXする気はなかった。お腹いっぱいだったから。
だけど、余りにも熱心にTが誘うし、そういえば見たいテレビがあった事を
思い出し、あたしはテレビを見せてくれるなら、という余りにも 容易な理由で
昨日と今日、逢っただけのTの部屋に行った。
Tの部屋というのは、自宅だった。が、自宅には誰もいないから全然遠慮しないで、
と言ってスリッパを出してくれた。この大きな自宅に スリッパを客に自然に出す仕草から見て
Tの家は裕福なんだろう。
通されたTの部屋は、だだっ広く寒い外から帰ってきたあたしの身体は
更に凍った。寒いとあたしが言うと暖房と、ストーブをつけてくれた。
大きなテレビや仰々しいいステレオがある部屋で、このストーブは似つかわしくなかった。
早速、テレビをつけてもらう。もう始まっている。こんな事ならもっと早くTの部屋に
来ることを承諾しとけばよかった、っとちょっと悔やんだ。
Tが熱いコーヒーを運んでくる。急いで口をつける。その熱いコーヒーを
テレビを見ているうちに何度か口に運んでいる内に、身体も部屋も暖まってきた。
あたしは、Tと2人でそ、のドラマをあまりしゃべらずに(というかあたしが余りにも
必死に見ていたので話しかけられなかったのかもしれない。)見ていた。
テレビが終わると、さっさと帰ろうと思っていたのだが、Tがテレビを消音にし、それから
立派なステレオから、あたしの知らない洋楽を流した。名前を聞いたらボブディランだと言った。
さすがのあたしもその名前を知っていた。
215
:
憂鬱な不倫恋愛〜精神患者のあたしと誰か〜
:2015/01/13(火) 03:08:39 ID:LDbLp6/I
テーブルにはTのアルバムがあって、アメリカに3年間留学していたのだと言う。
あんまり興味がなかったが、そこにはホストファミリーと一緒に笑っているTや
馬に乗っているTが写っていた。Tは、これはねと写真の説明をしてくれたりしたが
あたしは、そんな事はどうでもよかった。
コーヒーを飲み干して帰ろうとするとちょっと待ってて、とTが言い部屋を出た。
足音が遠ざかり、そしてすぐにまた足音が近づいてきた。その瞬間、部屋を煌々と
照らしていた電気が消えた。急だったので、思わず
『キャッ』と、小さな悲鳴を上げた。
テレビの明かりだけの中Tがあたしに近づいてきた。ねえ、電気が消えたよ
どうしたの?とTに聞くけどそれには、返事をせず、
『本当に綺麗だ。セクシーだ・・・・・。』と言ってあたしの唇に自分の唇を
押し付けた。
『ん・・んっ・・・・・・・・』
Tは唇を一旦離し、あたしをその広い部屋のふかふかの絨毯の飢えに押し倒した。
ちょっと、やめてよ、あたしの言うことなんかは全然聞いていない。
Tにキスで口を塞がれ、苦しい程であたしはもうなんだか、それだけで
頭がぼうっとしていた。するすると手馴れているような手つきでTは、あたしの洋服を
全て剥ぎ取った。あたしは、抵抗が出来なかった。Tがあたしの乳首を触ったり
舐めたり、そっと指を挿れたりしてる内に気持ちよくなってしまったから。
あたしは、おいで、とTに言われ胡坐をかいているTの上に座る。
勿論、Tのペニスを自分の穴で飲み込んで。
そして、あたしはTの肩に手をかけて、上下運動を始めた。
Tは絶え間なく、あたしの乳房や乳首をまさぐり、気持ちいいよ、もっと早く動かして、
もう少し奥に挿れる感じで、上手だ、綺麗だ、と言っていた。
Tは、もうイキそうだと言うので、あたしはTに乳首を咬んで・・・・と囁いた。
その通りにしてくれてあたしは自分の気持ちいい場所にペニスがあたるように
腰を動かし『イク・・・・・・』と、短く漏らした。Tは、その言葉を聞くと
あたしを手で払うようにしペニス抜いて、その高級そうな絨毯の上に出した。
結局、やってしまったなーなんて考えて、そう言えばボブディランはまだ流れているなー
とか思いつつ、パンティを穿き洋服を着た。
Tは玄関でまたねと言い、キスをしてくれた。
だけど、あたしはそれ以来Tと逢っていない。何故ならTは明らかに態度が変わり
なんだか尊大な喋り方を電話でした。
そんなTにあたしは萎えた。結局やりたかっただけだったのか。
でも、気持ちよかったからいーや。あたしは、気持ちよかったらそれでよかった。
*この文章の著作権は私マリアに属します。*
216
:
マタコさんを遠くから見守る会会員No.774
:2015/01/13(火) 23:38:30 ID:LDbLp6/I
>>193-215
憂鬱な不倫恋愛〜精神患者のあたしと誰か〜
ヤプログ(ID:badcrazy)で2007.10.14-11.2にエントリーされたものです
コピペミスで
>>196
と
>>195
の順序が逆になっています(´・ω・`)
さらなる発掘ができたのでモバゲー時代の他2作品も投下します
217
:
それでもあたしは生きている。
:2015/01/13(火) 23:43:57 ID:LDbLp6/I
初めまして。翡翠です。翡翠の、あたしの事について、ちょこっと?書かせて貰います(^-^)
あたしは、昔、劣悪な家庭環境のもと、育ちました。 どんなに劣悪だったかは省きますが、とりあえずご飯が毎日食べられるかどうか、3歳の頃から心配していたりしました。
そんな中、小学生の頃に『自律神経失調症』と、いうものにかかりました。 具体的な症状としては、“走ってもいないトラックの音が聞こえる”
という、いたってシンプルなものでした(笑)
それが、自然に治って母親も、安心していた覚えがあります。
が、そんなに甘くないのが、この病気(´ω`)
218
:
それでもあたしは生きている。
:2015/01/13(火) 23:48:47 ID:LDbLp6/I
中学生の頃に、突然!! “円形脱毛症”
と、いうものになり、小児科で診て貰ったら、精神的なものからくるもの、との診断。
不細工なりに可愛く装いたい時期に、かなり大きい円形脱毛症…(T_T)それが、頭のど真ん中にだーん!とできる。―これが、どんなに辛かった事か。
円形脱毛症は、治ったり、また、できたり(´`)
幸いにも、友達には恵まれて皆が励ましてくれたのだけが、救いでしたねー。
友よ、ありがとう!
219
:
それでもあたしは生きている。
:2015/01/13(火) 23:52:38 ID:LDbLp6/I
高校にあがる頃には、病気なんて嘘のようでした。たまに、幻聴が聞こえる程度で、気にもなりませんでした。
無事に高校も卒業し、就職。大阪で、遊びまくりましたねー(笑)
高校デビューは、勢いありすぎて怖いです(笑)
就職先から、地元に帰ってきて、色々な仕事をしました。固い仕事から、夜のクラブ、スナックなんかを転々としておりました。
幸いな事に、容姿は人並みだったので、夜のお仕事では大人気!嘘みたいな本当の話^ロ^;
昼の仕事をしながら、夜の仕事をし、ちやほやされながら過ごした黄金時代でしたね。
もてまくって、二又、三又上等!と、上せまくっていました。
あの頃の皆さん、ごめんなさいねφ(.. ;)
たくさん、色んな物買ってもらって、車や、マンションまで頂きましたー。
毎月10万お小遣いくれる方なんかもいたなぁ。
でも、騙したわけじゃないですからね!
あくまで、その方達のご好意ですよー!
今、思い出しても楽しかったなぁ、と思える日々でした。
バブリーな日々と言っていいでしょうね。
220
:
それでもあたしは生きている。
:2015/01/13(火) 23:54:20 ID:LDbLp6/I
その頃は、気が付かなかったけれど、完璧アルコール依存性でしたね。
女友達と、サテン入ってもビールしか頼みませんでしたからね(笑)
今だから言いますが、出勤前に我慢できず、予め、冷蔵庫に用意していた、缶ビールを一気飲みして、何食わぬ顔して、出勤していたんですよ、この女は(笑)
休みの日なんかは、お客様と一緒に知り合いの店を開けてもらい、昼から朝まで、飲みっぱなし!
はっきり言って、異常に飲んでいましたね。
夜の世界を離れてから、自営業をする事になり、なんとか昼間はアルコールを我慢しました。
けれど、夜になると、誘われるまま飲みに行き、ボトル2人で一本空けるなんて、当然でしたね。
ですが、お酒から、離れる出来事が起こりました。
221
:
それでもあたしは生きている。
:2015/01/13(火) 23:59:04 ID:LDbLp6/I
それは…。
『パソコン購入』
お店の役に立つかもしれない!と思ったのが、落とし穴。
役に立ったのは、立ったけど、自分の仕事ではなく…。
『ネットショッピング』
に、存分にその威力を発揮してくれました!(泣)
元々、洋服やコスメ、アクセサリー等、いわゆるショッピング全般が大好きな私にとって、パソコンは、家にいながらにしてショッピングができる、魔法の機械でした。
それが、後々、どうなるかも知らずに…(;´∩`)
222
:
それでもあたしは生きている。
:2015/01/14(水) 00:00:36 ID:Niha.nl.
ネットショッピングサイトは、楽天と決めて、ポイントを貯める事も楽しかったし、今までデパートに電話して、購入していた商品が、電話もせずに、しかも安く買える!
はまらない方がおかしいと、思っていたあたしがおかしいですから(苦笑)
ネット通販をし始めてから、“ブログ”というものに、興味を持ち、自分でもやってみる事に!
それが、また買い物依存に加速をつける事に…。
私がアップする、購入した品物を褒めてくれる顔も知らない人々。
私は、それが嬉しいのもあって、気になったものは、片っ端から買って、ブログアップ!
その話題で持ちきりになって、嬉々として返事をしていたあたし。
豚もおだてりゃ、木に登ってしまったわけです。
223
:
それでもあたしは生きている。
:2015/01/14(水) 00:01:21 ID:Niha.nl.
そして、また質が悪い事に、リアルショッピングも大好き!で。
近くにお気に入りのSHOPが何軒かあり、そこでも買い物してしまうんですね。これが。
買い物依存によくある、“何かを買った時の高揚感”が忘れられないのも、要因の1つでしたね。
気が付いた時には、自分のお小遣いなんてものは、なくなっていましたから。
それでも、欲しいものがあると、どうにかすると買えてしまう現代。
あたしも、どうにか買っていました。
買い物依存は、現在も苦しんでいますが、全盛期に比べれば、全然可愛いもので、なんとか遣り繰りしています。
全盛期のまま、買い物していたら、自己破産してますよ。大変です(οдО;)
224
:
それでもあたしは生きている。
:2015/01/14(水) 00:02:52 ID:Niha.nl.
買い物依存の話は、これ位にして、後は躁鬱とパニック障害ですが、これらは、急激にくるもんなんですね。
自律神経を患った事のあるあたしですから、当然、結構繊細だったりします。
初めの?は、仕事でした。
行っていましたが、なんとなーく行きたくない感がじわじわと、心の中に広がっていったのです。
その頃、あたしは結婚をしていて、後に離婚する事になる当時の旦那さんとうちの母親(何故か、話し合いにはいつも、うちの母親が混じっていました。)に、
『なんだか、心の様子がおかしいから、精神科に行きたい。』
旨を話しましたが、あえなく却下(´`)
二人共、あんな所は、もっと騒いだり、喚いたりする頭のおかしな人が行く所だ、と言いました。
あたしは、反論できませんでした。
でも、↑のように思っている人って、まだまだいるんじゃないですかね?
それこそ、偏見ですよ。
225
:
それでもあたしは生きている。
:2015/01/14(水) 00:06:51 ID:Niha.nl.
静かに、しずかーに、なんだかおかしくなっていく人達が、たくさんいるんです。
ま、この辺は後々詳しく書いていきますね。
で、ですね。
病院を却下されたあたしは、とりあえず、近所の内科の医師に相談してみました。
よくある話しですが、こちらの顔もよくよく見ず、質問もしないで、
『ちょっとした欝みたいなもんでしょ。お薬出しときます。』
と、なりました。
お薬は、確かに妙な不安感や仕事行きたくなーい!という気持ちを打ち消してくれましたが、いかんせん、なんだか気持ちが、いつも平坦になってしまったんです。
ロボトミー手術を受けたらこうなるのかな?って感じでした。
不安感もないけど、喜び、感動もない。
あたしは、薬を飲むのをやめました。
226
:
それでもあたしは生きている。
:2015/01/14(水) 00:07:43 ID:Niha.nl.
薬をやめたあたしは、なんだか元気を取り戻していて、その間に、なんとなく結婚した人と性格の不一致という、よくある理由で離婚。
当時3歳の子供がいたので、管理者はあたしになり、子供と共に、母親宅に同居と相成りました。
そして、病気は買い物依存が、ちょいちょい顔を出す程度に治まっていました。
離婚して、自分が子供を食べさせないといけないという、緊張感も多分にあったんだとは、思いますが。
ちなみに、子供は自由に父親に会えるようにしております。
あたしに、子供から親に会う権利を剥奪するなんて事は、できませんから。
離婚して、3年後に新しく結婚を前提にして、つきあう彼氏ができました。
今の相方です。
彼は、東京の人だったので、一年間、遠距離恋愛をして、事実婚に至ります。
事実婚とは、籍はいれないで、式だけして一緒に住む、もしくは式もなしで親の承諾を得て、一緒に住む事らしいです。
幅が広い言葉なので、特定はできませんが(^o^;
子供も、彼に懐き、全て順調でした。
ここまでで、今までのあたしのこと、とさせてもらいます。
現在は、相方とあたし二人が一緒に住んでいます。
子供は?と思われた方、病院は?今はどうしてるの?と思われた方、焦らないで下さいね(^-^)
順を追って、お話してゆきます(^-^)
この、章で書いた事についての捕捉もしていきますね。
227
:
それでもあたしは生きている。
:2015/01/14(水) 00:13:58 ID:Niha.nl.
【ブログ。】
私は、某コスメサイトで、頻繁に口コミをしていました。
買い物依存性でしたので、口コミする商品には事かきませんでしたし。
それを、少し皆とは違うように自分の昔の事や、遭遇した事等を、織り交ぜて書いていました。
すると、モバで言う『友希』が、たくさん来始めて、最終的には300という数になっていました。
おバカなあたしは、単純に喜んでいましたが、その実状を知らされた時には、カナリびっくりしました。
その実状については、もう少し待ってね(^O^)
そして、その300人の友達の中から、ブログをやって欲しい、という声があがってきました。
機械音痴のあたしは、ずっと断っていましたが、友達のブログを見たり、他の人のブログを見たりする内に、段々とその気になり…。
ブログ始めてみよう!
と、いう気になりました。
228
:
それでもあたしは生きている。
:2015/01/14(水) 00:14:55 ID:Niha.nl.
ブログを始めてから、自分の顔の露出をしたり、買った物をお披露目したり…。
すると、常連さんやお友達、通りすがりの方等から、賛辞を受けて、満足していました。
その頃、某コスメサイトとの口コミとブログを平行してやっていたので、さすがに疲れる←まだまだパソコン初心者の域だったので。 し、時間も取られるので、某コスメサイトの口コミをやめる宣言しました。
すると、私が辞めるのを惜しんで下さる皆様から、サイト内でのメールがたくさん届き…。
正直、感動しましたね。
ですが、その中の何通かは、嫌がらせ的な内容でした。そして、ある一通のメールに、さっき書いた、『実状』とやらが、書いてあったのです。
それは、どびっくり!な内容でした。
229
:
それでもあたしは生きている。
:2015/01/14(水) 00:20:30 ID:Niha.nl.
【 えーっ!!】
その、メール自体にではなく、メールに添付されたURLで、実状が明らかになったんです。
送り主は、善意を装っていましたが、きっとあたしに知らせたかったんだと思います。
添付されたURLをコピペし、どんなサイトかも判らずに、飛んでみました。
すると…そこは見たこともないサイト。
皆が、
『名無しさん』
という、ハンネになっていて、雑談をしているように、一瞬見えました。
ですが、実際には、雑談なんて、可愛いものではなく…。
僻み、妬みがバンバンに感じられる『悪口』を言いあう場所でした。
しかも、悪口を言われているのは、誰でもないこの、あたし。
思わず、
『えー!』
と、叫びました。
あたしのプライベートを憶測で話していたり、幼児虐待をしていると言われていたり―。
とにかく、あたしの悪口を言いたいんだな、と言うのは、もう物凄く伝わってきました。
230
:
それでもあたしは生きている。
:2015/01/14(水) 00:21:38 ID:Niha.nl.
そのサイトとは、悪名高き、◇2ちゃんねる◇
あたしは、それまで2ちゃんねるという、サイトがあって、芸能人が悪口を書かれたりしている、というのは聞いた事がありましたが、まさかあたしが、この一般ピープルなあたしが、このサイトでスレッドを立てられて、書かれるとは、思ってもみませんでした。
最初は、2ちゃんの様子が気になり、今の相方と一緒になるまでは、何を書かれているか、必死になって読んでいました。
ですが、相方が
『そんなバカでネクラなオタッキーの書く事は気にしない方がいいよ!見なかったら、ない事になるんだから。』
と、ナイスな発言をしてくれました。
そして、ようやく、あたしは2ちゃんを見る行為をやめる事ができました。
でも、この2ちゃんを見る行為は、あたしの心の中に、鉛を置いていったのでした。
あたしも、気が付かない内に…。
この2ちゃんのお話は後に、また出てくる事になります。
231
:
それでもあたしは生きている。
:2015/01/14(水) 00:25:19 ID:Niha.nl.
【 いきなり、それは、やってきた。】
あたしは、それからもブログ更新していました。
正直、あんな低俗な野次に負けたくない気持ちもあり。
けれど、あたしをブログ内で応援してくれている人にも、裏切り者がいる事は、既に判っていました。
それでも、割り切ってブログを続けていたある日…。
寝る時に、急に不安感が襲ってきました。
自分でも、わけが判らず、その不安感のために、ろくろく眠れず、次の日の朝を迎えました。
相方と子供とあたしの三人で暮らしていた頃です。
いつものパターンだと、相方が先に、会社に出かけ、あたしが子供を保育園に送り、それから出勤していました。
なのに!
いつもは、平気で相方を見送っていたのに、何故か、その日は、涙がぼろぼろ出て、どうしようもない。相方に、仕事に行かれるのが、辛くて泣きまくり、相方は、尋常ではないあたしの様子を察してくれて、その日は、会社を休んでくれ、子供をあたしの代わりに、保育園に送ってくれました。
相方が仕事を休むと、決めてくれたら、涙が止まりました。
あれは、一体なんだったんだろう?
と、軽く考えていましたが、相方が家にいる喜びに、あたしは有頂天でした。
むろん、自分のお店も休みました。
昼間、相方に謝ったら、
『いーよ!いーよ!』
と、快く受けとめてくれ、あたしも
『もう大丈夫だから!』
と、言っていました。
…が!
232
:
マタコさんを遠くから見守る会会員No.774
:2015/01/15(木) 01:04:02 ID:g9OPccms
>>217-231
それでもあたしは生きている。(2008)
モバゲーで発表されたケータイ小説です
コメント
躁鬱、パニック障害etcなあたしのエッセー
まえがき
それが始まるきっかけは、もう20数年前の事。自律神経失調症から、躁鬱病、パニック障害、買い物・アルコール依存、自傷行為へと…。そんなあたしの事を赤裸々に書いていきます。
判って欲しいとは思ってませんただ、こういった心の病気を知って欲しいかなぁ
堅苦しくなく、フラットに書いていきまぁす(^-^)
ぼちぼち書いていくけど、楽しみにしてるよレビューがたくさんあれば、頑張ります(笑)
2008/11/29更新分まで
>>217-226
章タイトル抜け 【あたしのこと。】
233
:
情緒不安定テロリスト
:2015/01/15(木) 01:10:07 ID:g9OPccms
【人間消滅】
語彙のない豚ども。
猿真似言葉の人々。
ああ、もう嫌だ。
適当にどうでもいい
話をし、笑顔を交わす。 そんな日々の中、僕は すり減っていく。
だから。
だから。
明日、僕は失踪する。
234
:
情緒不安定テロリスト
:2015/01/15(木) 01:11:03 ID:g9OPccms
いつものように、
どうでもいい、話をし もう慣れてしまった
作り笑いを浮かべ。
誰にも悟られないように、明日、忽然といなくなる。
皆、口を揃えて
『昨日は、いつもと変わりがなかったのに…。』
とでも、決まり切った 台詞を言うだろう。
反吐が出る。
暫くは、僕の話題でもちきりで、無神経な彼らは憶測で色々な事を言うはずだ。
だが、やがて、人々は忙しさやどうでもいい事に追い回され、僕の事なんか忘れる。
それは、なんて素敵な 事なんだろう。
235
:
情緒不安定テロリスト
:2015/01/15(木) 01:13:16 ID:g9OPccms
忘れられる僕は、美しい。
僕の事なんか、ひとかけらでも、想い出さないでくれ。お願いだから。
僕は、僕の不幸に気が付いてしまった。
でも、果たしてそれは不幸なのだろうか?
部屋をそのまんまにして、僕だけがいなくなる。 ぱっ、と消える。
何処に行くのか、
何処に辿り着くのか
判らない。
口数少ない人間達が
住む、おさびし島か、 それとも乾いた笑顔の 洪水のネオン街か。
僕の次の居場所は、
僕自身知らない。
けれど、このまま、 此処にいて、心まで 腐敗するのは嫌なんだ。
だから、僕は、明日
失踪する。
さようなら、豚ども。 さようなら、どうでもいい誰か達。
もう、二度と会う事はないのです。
さようなら。
さようなら。
僕は、本当の笑顔を作って、消えるのだ。
終
236
:
情緒不安定テロリスト
:2015/01/15(木) 01:15:51 ID:g9OPccms
【灰かぶりは…。】
ハッピーエンドで終わった物語。
素敵な王子様と白い馬に乗る。
微笑みあう二人。
そこで、終わる物語。
温かい気持ちになる
単純で純粋な人々。
237
:
情緒不安定テロリスト
:2015/01/15(木) 01:17:00 ID:g9OPccms
だけど。
だけど。
灰かぶりは、幸せになれたのか?
一生を王子と、愛し合い暮らしたのか?
環境の違いすぎる二人は、本当に幸せになれたのかを考える。
238
:
情緒不安定テロリスト
:2015/01/15(木) 01:20:22 ID:g9OPccms
もしかしたら…。
王子の気が変わり、元の灰かぶりに戻っているかもしれない。
そうして、何処へ行くあてもなく彷徨っているかもしれない。
あなたは、考えた事がない?
童話の中の幸せになった、プリンセス達の事を。
239
:
情緒不安定テロリスト
:2015/01/15(木) 01:21:01 ID:g9OPccms
物語は、終わってから始まる。
そこからが、本当の始まり。
物語の終わりの真実を、私は知りたい。
彼女達の、その後を知りたい。
幸せでありますよう。
そう、願うだけ。
灰かぶりは…
どうしているのだろう。
240
:
情緒不安定テロリスト
:2015/01/15(木) 01:22:39 ID:g9OPccms
【幻想】
細ひ月夜の晩は、
貴方との逢瀬の夜。
細ひ道を二人で歩く。
とぼとぼとぼとぼ。
少し前を歩く貴方の
影を、踏まぬやう、
気を付けて歩む。
早足の貴方は、わたくしの
前で何を考えているのか。いないのか。
241
:
情緒不安定テロリスト
:2015/01/15(木) 01:24:10 ID:g9OPccms
数分無言で、二人で
歩ひてゆくと、
その先にあるのは、
鄙びた宿。
貴方が、そっと、
すっと入ってゆく。
わたくしは、貴方を
追ふやうに歩を早める。
薄暗く、細い月夜の光が入る部屋で、貴方はやはり、無言でわたくしを促す。
促されるまま、貴方の 言ふ通りにするわたくしは、愚かな女なのでせうか。
242
:
情緒不安定テロリスト
:2015/01/15(木) 01:24:48 ID:g9OPccms
わたくし達の関係は、
なんでもありません。
ただの情事と貴方は、ゆふのでせう。
けれども、わたくしは…。
一時の幻想に、現つを抜かし、次の月夜を待つのです。
細い月夜を待つのでござひます。
貴方との逢瀬だけを、考へて。
貴方との情事だけを、考へて。
もう、動けないのです、貴方。
たとい、幻想だとしても、わたくしは愛があると思つているのでござひます。
243
:
情緒不安定テロリスト
:2015/01/15(木) 01:27:37 ID:g9OPccms
【踊り続けろ!】
蟻の行列。
蟻の行列。
鳩のタンゴ。
鳩のタンゴ。
豚の笑い。
豚の笑い。
そう。それだけで
もう虚しくて、また
あの場所から、
キラキラ光るナイフを取り出す。
244
:
情緒不安定テロリスト
:2015/01/15(木) 01:28:40 ID:g9OPccms
僕は、右利きだから、 嗚呼、こんなとこまで 凡庸極まりない。
左手首にナイフをあてる。
儀式にも程遠い、
子供の遊び。
何回も、あてては、ひき ひいては、あてる。
僕の血も、やっぱり
赤いんだ。
弱者の僕の血も、
真っ赤なんだよ。
その嬉しさに、
手を掲げる。
245
:
情緒不安定テロリスト
:2015/01/15(木) 01:29:43 ID:g9OPccms
そうすると、
ポタリポタリと僕の
顔の上に、血が
降り注ぐ。
生臭い鉄の匂い。
君達が、僕を詰っても、 凌辱しても、
僕は、構わない。
だって、僕は
死すらできるんだから。
君らは、僕を支配して いると思っているけれど 、本当の支配者は、
僕なんだ。
そんな事も知らないくせに。
くせにね。
246
:
情緒不安定テロリスト
:2015/01/15(木) 01:31:17 ID:g9OPccms
僕の周りの、僕より
凡庸で、低能な奴ら。
一生、そこで
踊り続けろ!
何も知らないまま
踊り続けろ!
僕のナイフがギラッと光る。
歪んだ僕の笑顔は、
醜くて、滑稽で
美しい。
蟻もダンス。
鳩もダンス。
豚もダンス。
お前らもダンス。
僕は、それを遠くから 楽しげに眺める。
口元には、ほんの少しの 笑み。
手首から流れるこの、 僕の血の行く末を、
僕は知っている。
247
:
情緒不安定テロリスト
:2015/01/17(土) 00:42:46 ID:EH7mrJwg
【 テロリスト】
緑が覆い茂り、
子供連れの母親達が
たくさんいる、
清々しい公園。
青空は、どこまでも
広がっていき、
私の知らない所まで
続いてゆくのだろう。
太陽の光りは、
眩しすぎて
目がくらむ。
少し離れたベンチから
楽しそうな、家族連れを 観察する。
笑顔。笑顔。笑顔。
そう、今は。
248
:
情緒不安定テロリスト
:2015/01/17(土) 00:47:07 ID:EH7mrJwg
柔和な笑顔で、ベンチに座る私の正体を、誰も
知らない。
私は、ある物を隠し持っている。
バッグにも、
心の中にも。
後少しで、起こるであろう出来事を思い浮かべる。
阿鼻叫喚の地獄絵図。
血まみれの人々から
消える笑顔。
その、素敵な想像に
胸が踊る。
そろそろ、時間。
249
:
情緒不安定テロリスト
:2015/01/17(土) 00:48:10 ID:EH7mrJwg
ゆうっくりと
立ち上がり、
静かに、人々に
近寄っていく。
母親の腕の中の
柔らかそうな
赤ん坊が、
にこにこしている。
私も、微笑み返す。
そして、私は、
バッグの中に手を入れた。
終
250
:
情緒不安定テロリスト
:2015/01/17(土) 00:52:12 ID:EH7mrJwg
【 シュール エリア】
上手な人真似で、 危うい綱渡り。
墜ちたら、消えてなくなる。
無個性は、凡庸極まりなく、残せるものは、何もない。
人真似。猿真似。
どうぞ、お気の済むまで。
けれど、その綱が細く細く、足元が危うい事に、気が付かぬ、愚か者。
愚鈍と陽気を履き違え、 どこまでも行くあなたを 笑いながら見つめている。
鏡を見てご覧?
のっぺらぼうが、 其処にいるから。
個性を捨て、人真似に 走る、その知性の 欠片のなさに、知らないふりをする。
251
:
情緒不安定テロリスト
:2015/01/17(土) 00:54:52 ID:EH7mrJwg
【 おうち】
家に籠もって何しよう。 家に籠もって何しよう。
何か楽しい事しよう。 何か楽しい事しよう。
楽しい事はなんだろう? 楽しい事はなんだろう?
考えてみた。
考えてみた。
ルルルル♪ルンルル♪
爆弾作ってみようかな。 爆弾作ってみようかな。
僕はこの家の透明人間。 僕はこの家の透明人間。
僕以外は仲良し家族。 僕がいなけりゃ、理想の 家族。
そう思っているあいつら を、驚かしてやる。
僕は爆弾を作る。 僕は爆弾を作る。
僕を透明人間にした あいつらの前に、 爆弾を見せ付けてやろう 。
阿鼻叫喚の地獄絵図。
楽しいな。
楽しいな。
フフッ。ウフッ。ウフフフ。
252
:
情緒不安定テロリスト
:2015/01/17(土) 00:59:30 ID:EH7mrJwg
【 ビス】
まちゃとのコラボ
はやすけに感謝の心を込めて゚+。(*′∇`)。+゚
253
:
情緒不安定テロリスト
:2015/01/17(土) 01:00:30 ID:EH7mrJwg
小粋で、ジョークがうまくて、無神経でない。
そんな大人になりたかった。
そんな大人が現れた。
颯爽と。
ふざけている言葉の中に見える、沼のような孤独感は、知らないふりをしてあげる。お城の中の淋しい目をした王子。
それが、あたしが貴方に対しての尊敬の表し方。
悲しい時こそ、笑っている心は、ビスがたくさん刺さって、血が流れ出る。 ビスがびっしりと、突き刺さっているよ?
ビスだらけの心の中に、 そうっと入っていって、 あたしが抜いてあげるから。1つ、1つゆっくりと気が付かれぬよう。
怖い夢は、あたしが全部食べてあげるから。
安心して、深く眠って。
流した血は、あたしが綺麗に、舐めとってあげる。
だから、もう大丈夫だよ。心配しなくて、いいんだよ。
254
:
情緒不安定テロリスト
:2015/01/17(土) 01:06:58 ID:EH7mrJwg
【 天使の分け前】
私の敬愛する、大切なsisterに贈ります。
255
:
情緒不安定テロリスト
:2015/01/17(土) 01:07:51 ID:EH7mrJwg
天使の分け前 彼女は、私の天使だ。
難しい事を話そうと、 何をしていようと、 それは一生変わらない。
偶然の幸福で、彼女に出会う。それだけで、心に身体に、幸福の雨がやまぬ。
友情でもあり、愛情でもある。
報われなくとも、細い糸で、奇抜な感性で繋がっていれば、それでいい。
彼女は、天使だから、素敵な分け前を持っている。
私は、そんな彼女をひっそりと見ているだけで幸せだ。
彼女の冷たい手を、温めてあげたい。
彼女の笑顔を守ってあげたい。
心から、そう願っている。 あなたが、幸せでありますようにと、子供のように、お祈りする。
256
:
情緒不安定テロリスト
:2015/01/17(土) 01:11:07 ID:EH7mrJwg
【蜜月 秘密 密の味】
とても気のあう、はやすけとの、違う世界での、彼とあたしの物語。
257
:
情緒不安定テロリスト
:2015/01/17(土) 01:12:27 ID:EH7mrJwg
『蜜月 秘密 密の味』
今日も、彼の言葉を待っている私がいる。
遠慮がちな彼の言葉は、私の心に波を起こす。
足元から、あわ立つような、この気持ちをなんて言ったらいいのだろう。
彼の笑顔を夢見て、その腕の中に抱かれたいと思う刹那。
この、秘密は甘くて、甘くて歯が痛くなる。
だから、この痛みには、もっと甘く、密やかなKissを。
私も、貴方も、もっと自由になって、お互いの密を舐めとりながら、蜜月を過ごそう。
戯れながら、何もかも忘れて、とろけるような蜜月を、過ごそうよ。
私達は、誰からも自由なのだから。
愛する気持ちは、自由なのだから…ね。
258
:
情緒不安定テロリスト
:2015/01/17(土) 01:15:17 ID:EH7mrJwg
【 あやかしの夜】
10年間という、月日の間、私達は、ずっと愛し合っていた。
誰かと結婚しても、心は、お互いを求めていた。
機会は、運良く私達に巡ってきて、私は、一人住まいの彼の家を、そっと訪れた。
彼は、何もかも知っていたかのように、私を家にあげた。
布団の中に入ると、彼の香りで、身体がいっぱいになる。
熱い愛し方をする彼に、しがみつき、その舌をまさぐる。
私達は、夢中だった。
これは、今夜だけの夢。 何者かが見せたあやかし。
私は、そう決めて、なおいっそう、彼を求めた。
これきり、彼に会う事は、なかろうと、心に刻みつつ。
259
:
情緒不安定テロリスト
:2015/01/17(土) 01:21:57 ID:EH7mrJwg
【終焉には、まだ早い。】
黄色くて、少しおおぶりの、私のカッター。
いつも、どこかでひっそり眠らせている。
たまに、出番を作ってあげる。
思い切り、刃をひくと、ねっとりとした血と、さらさらの血が混じって珠のように、ぷっくり膨らんで、流れる。
誰に、なんと思われたって私は構わない。
私の、この濃い色の血を眺める度に、私は生きている事を実感できるのだから。
もっと、深く。
もっと、長く。
もっと、たくさん。
私の金臭い血液の匂いが、部屋中に漂う。
誰にも、見られないで行う、私の大切な儀式。
神聖で美しい、尊い儀式。
生きるために、血を出す事を、誰も知らない。
260
:
情緒不安定テロリスト
:2015/01/17(土) 01:26:05 ID:EH7mrJwg
【 妄想家族】
いつも優しいお母さん。 何かと私と、一緒にいたがるから、これも親孝行だなんて、思って彼女と行動を、共にする。
鷹揚で私に甘いお父さん。お母さんに内緒で、こっそりお小遣いをくれる。 ダンディで、自慢のお父さん。
家は、都内の一等地にあって、周りには芸能人が、たくさん住んでいる。
乗っている車は、ベンツとレクサス。2台あった方が便利だから、ってお父さんがキャッシュで買った。
私の洋服は、クロエや、ドルガバ、マルタンマルジェラなんかが多い。
ブランドバッグなんて、もう飽きた。
毎日お母さんとお買い物に行って、何かしら買ってもらう。今日は、ショーメのペンダント。ダイヤが揺れる。キラキラ揺れる。
そんな事を思いながら、家族に棄てられたあたしはボロイアパートの一室で幸福に浸る。
虚構でも構わない。 だって、あの家族といると楽しいんだもん。
棄てられた事なんて、 忘れちゃうよ?
ゴミみたいに、ポイッと 棄てられた事、
忘れさせてよ。
261
:
情緒不安定テロリスト
:2015/01/17(土) 01:28:05 ID:EH7mrJwg
【 逃げ続ける。】
僕がこんな凡庸で 人目につかないような 人間なのは、
そんな風に僕を生んだ 両親のせいだ。
僕のださい自転車を
思わず隠したくなるような、あいつの最新の自転車。
僕の家が金持ちだったら、僕だって、あの自転車を手に入れられるんだ。
僕の成績が普通なのも、 女の子にもてないのも、 友達がいないのも、
全て、僕のせいじゃない。
僕のせいじゃない。
僕のせいじゃない。
僕のせいじゃない。
僕のせいじゃないだろう?誰か、そう言ってくれ。
さもなくば、僕に生きる価値はない。
価値がなければ、後は…。
どこまで凡庸なんだ。
誰かのせいになんかしていないんだ。
いないんだ。
262
:
マタコさんを遠くから見守る会会員No.774
:2015/01/17(土) 01:39:15 ID:EH7mrJwg
>>233-261
情緒不安定テロリスト(2008)
モバゲーで発表されたケータイ小説です
(後にエブリスタへ移動)
コメント
稚拙な文章で、すいません(@_@;)
まえがき
色々なシチュエーションの人々を綴りたいと思います。どんな形の作品にせよ、あたしの言いたい事は、いつでもたった1つです。丸ごと、あたしです。
2008/10/24更新分まで
>>255
一部削除し忘れ
× 天使の分け前 彼女は、私の天使だ。
○ 彼女は、私の天使だ。
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