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[哲学]世界は5分前に「覚えていた」状態で突然出現した
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>>91
夢の世界の例は「その行為が論破足りうる条件」の確認として受け取ってほしい。
「その記憶」が何分前に出現したものであるかに関わらず
「まさに今ここに実在する論理」を用いることで他の何かしらの主張を打ち破ることが論破である、という条件の確認だ。
その確認が済んだのであれば、話の焦点を「整合性」に戻してほしい。
今までに私は幾つかの点について何度か主張しているわけだ。
「ヒトは胎生の生物であり、細胞分裂を繰り返し時間をかけて成長する」
「60km/hで走行する自動車は1分間に1km移動する、という論理」
具体的に挙げるならば、他にもあるがとりあえず分かりやすいのは上記の内容。
もし仮に世界が5分前に作られたとするなら
ヒトは胎生ではないということになるし、受精卵から細胞分裂を繰り返し時間をかけ成長するという論理も誤りとなるわけだが
「まさに今、実在している論理」に従って考えるのであれば、やはりヒトは胎生の生物であり時間をかけて生長するものであるのだから
世界は5分前に作られたのではない、と論理的に結論付けることができる。
もし仮に世界が5分前に作られたとするなら
いま目の前を60km/hで走っている車は、何もない状態から突然60km/hの速度を持った動体として出現したのか?という疑問が生じる。
「まさに今、実在している論理」に従って考えるのであれば物体は他からのエネルギーを受けないことには運動しないはずであり
世界は5分前に作られたのではない、と論理的に結論付けることができる。
上に挙げた2通りの例は「まさに今、実在している論理」に従って考えた場合に辿りつく結論、導き出される整合性であり
その論拠となる理屈が5分前に埋め込まれた記憶であれ何であれ
「まさに今、実在しているこの世界」においては正真正銘の論破として機能しているというのが私の結論だ。
夢の中の世界においては、夢の中で正しいとされている論拠をもって論破が成されるという話も、ここに帰結する。
自己矛盾とはつまりそういうこと。
「ヒトは胎生であり細胞分裂によって時間をかけて成長する」という記憶を持った状態で世界が出現したとして
その記憶を論拠として「世界は5分以上前から存在していた」と論理的に主張することが可能となっている。
「その記憶さえ5分前にできたものかもしれない」という主張は、その論破を訂正するには及ばない。
何故なら「実在/非実在」の区分を「まさに今の我々の認識」としているからだ。
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