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リゾナントブルーのMVからストーリーを想像するスレ 第159話

1 名無し募集中。。。 :2017/10/16(月) 20:06:02
明日もよろしく。その次の日も。そのまた次の日も。

星が散って、落ちていく。
辿り着いた先でもまた、多くの光に囲まれるだろう。
自分の手と足で集まれ光よ、胸の高鳴る方へ。


第158話 「保全作(愛ガキ・ぽんぽん)」 より


前回のお話はこちら
【小説】リゾナントブルーのMVからストーリーを想像するスレ 第158話
http://matsuri.5ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1506948051/


【用語】@wiki
http://www39.atwiki.jp/resonant/

【過去】第1話〜第20話のログまとめ
http://resonant.web.fc2.com/

【保管1】まとめサイト(仮)※第1話〜第24話の小説は収録完了
http://www45.atwiki.jp/papayaga0226/

【保管2】まとめサイト Ver.2 第25話〜第43話
http://resonanter.blog47.fc2.com/ ※IEで閲覧できない場合は火狐かChromeの導入を推奨
http://www61.atwiki.jp/i914/ IEの方はこちら

【保管3】暫定保管庫(まとめサイト3) 第44話〜第104話
http://www35.atwiki.jp/marcher/

【保管4】まとめサイト Ver.4 過去ログ保管・編集中 第105話以降
http://resonant4.cloud-line.com

【スレのテンプレ・感想・作品のあとがき 他】したらば掲示板
http://jbbs.shitaraba.net/music/22534/

576 名無し募集中。。。 :2018/04/12(木) 07:47:23
乙です

577 名無し募集中。。。 :2018/04/12(木) 12:03:09
去年からガチで仕事が忙しくて…メンテどころかスレも作品もさぼっててゴメンナサイネ
チャット会場も吹き飛んでたんでいつもの所も一応再設置はしましたが…>>564さんの方に行けたら行きますね

578 名無し募集中。。。 :2018/04/12(木) 21:20:20
>>577
お疲れ様です!ホントだ復活してる
まぁ今回はせっかく作ったんでログ編集まで頑張ってみます
たた…ログ保管方法がよくわからないのであとで相談させて貰うかも?

579 名無し募集中。。。 :2018/04/13(金) 10:01:46
いよいよ本日リゾスレ10周年!

580 名無し募集中。。。 :2018/04/13(金) 21:24:22
いざ、会場へ

581 名無し募集中。。。 :2018/04/13(金) 22:02:34
ついに10周年を迎えたか

582 名無し募集中。。。 :2018/04/13(金) 22:59:00
10周年おめでとうございます!

583 名無し募集中。。。 :2018/04/13(金) 23:49:57
・*・゚゚゚゚・*・゚゚゚゚・*☆・*
┏‥┓   ∋oノハヽ 
┃10├┓  川*’ー’)<まだまだ続くやよー
┗┬周├┳━〇━〇━┓
 ┗┬年..┃おめでとう ┃
   ┗‥・┻・‥━━‥..┛
☆。。。。・*・。。。。・*・。。。。☆

584 名無し募集中。。。 :2018/04/14(土) 09:12:13
皆さんチャットお疲れ様でした!本日もよろしくお願いします

585 名無し募集中。。。 :2018/04/14(土) 21:17:12
天災は忘れたころにやってくる
2011年3月11日 突然の地球の反乱に人類は慄き、己が如何に何もできないのかを痛感した
多くの犠牲を伴いながらも、人類は天災の恐ろしさを学び、悲劇を起こすまいと心に刻んだ
それから時間が経ち、大きな地震、雪害、火災に直面したが、人々は勇猛果敢に立ち向かった
一人一人では何もできない、だからこそ協力し合う、そして乗り切ろうとするのだ

そしてたまには、こんな天災?も起こる

「ハハハハ! お前ら! 街を支配するのだああああああああ!」
「「「「「イイイイイィィィィ!!!」

突然、黒タイツの集団と上半身にドクロをあしらった甲冑姿の女性が現れたのは暖かな春の日差しを感じた日曜日

「おまえら!久しぶりの出番だろう!思う存分暴れるがいい!!」

奇声をあげて、インスタ映えを狙って味は二の次の飲食店やら何が楽しいのだかわからない羽の描かれた壁を襲う男達
思い思いのペンキを塗りたくって、キャーキャーいいながらもそれを遠目から撮影し、客たちは逃げようとはしない

「さあ、さあ、我々の恐ろしさをここ、吉祥寺から広げていくのだああ!」

そこに突然、響き渡る凛とした声
「待てい!」
「何者だ!?」
「名乗るほどのものではない、そうだな、強いて言えば、正義の味方とでもいうのか」

「イイィィ!」
正義の味方が現れたとなり、いよいよ出番がきたとばかりにいきり立つ黒タイツたち
あわててコインロッカーに自宅の鍵なり携帯なりをしまおうとするが、あいにく小銭がなく、近くのコンビニにかけよる
店員が事務的に接客する

586 名無し募集中。。。 :2018/04/14(土) 21:17:50
「すみません、店内ではフルフェイスはお断りしてまして、外していただけますか?」
「イイイィィ?」
「いや、マニュアルに『フルフェイスが来た場合には警察に通報』とありまして
 そちら側としても、いきなり警察、というのも困りますよね?」
「イイイィィィ(頷く)」
「わかっていますよ。我々モブとしても、そんな些細なことはどうでもいい、と
 しかしですね、こういう細かなところを奇妙なくらいについてくる方がいるんですよ
 コンプライアンスとでもいうのでしょうか?個人情報の保護にも関わる問題かと」
「イイイィィィ(頷く)」
「ああ、そうですよね、そちらも色々と大変なんですよね。
 わかりますよ、このマニュアルというのもですね、この話のために設定を・・・」

「おい、作者!話進まへんから!関係ないモブキャラの肉付けとかええねん!」
しびれを切らしたかのうように女ボスが鋭い突っ込みをいれた
「いや、結構耐えたほうやで?なんでこんな細かいことした?不要だよね?」
・・・でもモブでも個性をつけないと、PTAがうるさくて。家の五郎ちゃんの出番がないなんて!なんていわれたら
「五郎ちゃんって誰や!」

「あ、あのう・・・姿現してもいいでしょうか?」
女ボスの剣幕に引いて、凛々しかったはずの声がか細くなっている、頑張れヒーロー!
「お前のせいやろ!まあ、出てくるには出づらいんやろうけど、そもそも悪役からどうぞ、なんておかしいやろ!
 ・・・まあ、ええわ、仕切り直すで!作者、ナレーションや!」

逃げ惑う民を捕まえようと女ボスは玉座から腰をあげる
(玉座あったん!?まあ、ええわ・・・)
それを合図とばかりに異形の怪物たちが宙へと舞っていく
「ええで!雰囲気出てるで!」
突然、鳴り響く銃声
「な、なんや!?」
翼をうたれ地へと墜ちていく魔物たち
「不安の象徴、不吉な未来、私たちは許さない!!」
「お、おお!え、ええで!いい流れや!」

587 名無し募集中。。。 :2018/04/14(土) 21:18:32
竹刀を構えた女剣士が颯爽と姿を現した
「美しきを守るため私達は出会った、リゾナントイタリアンレッド、加賀楓!」
「オォォォ!いい!いいよ!」

長い髪をなびかせ、書物をたずさえた少女が続く
「命を軽くもてあそばんとする者たちは私たちの敵、リゾナントスカイブルー、尾形春水!」
「おおおお!ついに、ついに!」

その身長のためか、銃が大きく見えてしまう少女が25口径のハンドガンをホルスターに収めながら、笑う
「止まらない衝動、楽しく生きていればそれいいじゃない!、リゾナントゴールデンイエロー、横山玲奈!」
「・・・ん?」

(テンプレート)
「(テンプレート)、リゾナント(  )グリーン、(  )!」
「あ、あれ?」

日本ハムのユニフォーム姿の長身の少女がボールを構え、投げた!
「明日も嬉しいこと・楽しいこといっぱいあるといいね、リゾナントまりあんピンク、牧野真理愛!」
「・・・・・・」

「5人そろって「「「「リゾナントガールズ’18(仮)!」!」!」!」!」
「まてえええぃぃぃぃ!なんやねん、最初はまともかと思うとったわ!」
決して若くない女ボスの血圧が急上昇した。
「うっさいわ!」
アイテム袋に血圧の薬があるのでおすすめします

「そんなことより、女ボスさん、先輩方が叶わなかった戦いですよ!さあ、戦いです!
 来ないならこちらから向かいますよ!!」
竹刀を構えるレッド、書物を構えるブルー、拳銃に弾丸を詰めるイエロー、大きく振りかぶるピンク

588 名無し募集中。。。 :2018/04/14(土) 21:19:08
「・・・待て」
「待ちません!正義は待たないんです!」
「いや、あのな」
「何を言っているんですか!絶対的な正義の名に従い我々は真理を」
「黙れいうとるんや!なに、若手のくせにしゃあしゃあと出て来とるんじゃあ!
 二児の母やからって、昔取った杵柄や、なめとったらあかんでえ!」
「ひぃぃぃぃぃいいい」
思わず恐れおののく5人の戦士たち

「な、なんですか?わ、我々は正統な後継者ですよ」
「後継者って『リゾナントガールズ』ってそれをわざわざ復活させる必要ある?」
「Updateです」
「・・・なんかごめんな」

「私達はリゾナンターであることに誇りを持っているんです」
「お前ら、名乗っていいんか?しかも結局(仮)なんやで?
 ふぅ、正直ちょっと期待したんやで。レッドが完璧な名乗りをしたんやから!!」
「お褒めいただき光栄です!」
「口上含めて素晴らしい。先代の意思を継いでる、さすが、レッドやな」
「いえ、イタリアンレッドです」

「・・・ブルーもその書物を携える知的な雰囲気ええで」
「いえ、スカイブルーです」

「イエローは」
「ゴールデンイエローです」
「なんでお前ら微妙にメジャーな色やないねん!
 レッドでええやん!情熱の赤い思いの赤でええやろ!
 ブルーがこの物語のイメージカラーやろ!
 ゴールデンイエローって黄色よりも黄金やろ!
 というか、なんやその次の空白は!!」
「いえ、グリーンが先代で多くて、我々にはグリーンがいなくなってしまいまして」
「バランス考えて色設定せえや!」

589 名無し募集中。。。 :2018/04/14(土) 21:20:02
「まあ、初めの3人はまだええわ。問題はピンクやろ!
 先代も問題児だったが、今回はさらに問題や!」
「先代って長官ですか?」
「あいつ、今お前らの長官なんか!?おかしい、あいつ何一つ実績示しておらん!
 逆にあいつが上でレッドとかこんなにしっかりと育ったと感動するわ」

「まりあのことはどうですか!ねえ、まりあはどうです!」
「う、うおっ!」
「かえでぃのことは完璧とか尾形ちゃんとかも褒めてくれたので、まりあのことも褒めてください!
 そうですね、このユニフォームはこの日のためにママがアイロンをかけてくれたんです
 とってもとっても格好良くみえるように、テレビのまえで何回も何回も何回も準備したんです!
 この日のためにまりあ、ヒミツのまりあちゃん道場で噛まないように練習したんです!
 まりあ、かわいくて格好いいヒーローにも憧れてました!だからこうやってこんな機会があって・・
 まり、ほんとうにほんとうにうれしいんです!ありがとうございます!!」
「お、おう・・・やべえよ、目がキラキラしすぎて、何も言えねえよ・・・」

「というわけで5人合わせて「「「「リゾナントガールズ’18(仮)」」」」」
「5人おらんやろ!わかった、色を合わせるとか難しいことは言わへんから、せめて数だけでも合わせてくれ!」

「その通りです。5人目の戦士は私です!!」
少女がマントを翻し、ちょっとした段差から飛び降り、胸に仕込んだ武器を震わせながら高らかに唱える
「梔子の泪が鴇を笑う刹那、笑師の御心を朧げに謳おう、リゾナントオレンジ、羽賀朱音!」
「・・・はい、次〜」
「ちょっと、構ってくださいよ!」
「痛いわ!おまえ、痛すぎるわ!」
「問題無用!我は『無痛者』!」
「ここでようやく決まったけれど使われない能力設定かよ!」
「それにこれは先代から授かった使われなかった口上なのです!
 先代の工藤さんの考えた素晴らしい観得なのです!」
・・・ルパンは工藤から羞恥心を盗んでいきました

590 名無し募集中。。。 :2018/04/14(土) 21:20:40
「あのなあ」
「隙ありぃぃ!」
乾いた音を響かせて銃弾が放たれた
「ふざけんな!何勝手に話すすめようとしとるんや!」
ごく当たり前のように銃弾を指先でボスは弾いた
「こっちはまだ突っ込みおえていないんや!イエロー!」
「え・・・だって、かえでぃが注意をそらせって」
「なんだと?」
「とりゃー!」
レッドが竹刀を振りかざし襲い掛かってきた
「おまっ、お前ら、ヒーローらしくないぞ、だまし討ちだなんて!」
「先代の指示です!さあ、いまです、はーちん!攻撃を!」

攻撃と言われ、構える女ボス
不敵な笑みを浮かべ、ブルーは手にした本のページをめくった
「な、なんだとブルーは魔法でも使うのか?」
さすがに未知なる魔法に警戒をする女ボスは構えたが、ブルーはゆっくりと近づいてきた
「な、なんや?」
無言で本を差し出した
「うちな、小説読み始めても最後までたどりつかないんや
せやけど、この本気付いたら数時間、気付いたらラストシーンでうるうるしました
 読んでください」
「・・・え?それは攻撃なのか?」
「感動したあとは闘いなんて愚かなことをしなくなるでしょう。平和な交渉です」
「時間かかる!せめて読んでいる間に攻めてこい!」
そこで何かに気付いたブルー
「た、確かに・・・気づかんかったわ。。。せやな、プランB!」
「な、なんやと」
「本で殴る!」
「物理!!」

そんなことをしている間にまりあんピンクは必至でボールを投げているが当たらない
「まりあ、練習したのに、悔しいです」
「まあ、お前は頑張っとるから認めたるわ」

591 名無し募集中。。。 :2018/04/14(土) 21:23:03
「しかし・・・このまま引き下がるわけにはいきません!」
「だって、私達は「「「「リゾナントガールズだから」」」」」」

ボスはなんだか感慨深い表情を浮かべた
「懐かしいな、この感じ。おい、レッド。先代は元気か?」
「え。それぞれの道を進んでおられる方もおりますが、元気です」
「・・・そうか。なんやろ、私も齢をとったのかお前らが懐かしく感じ取るわ
 オカシイな。お前らとうちは敵同士のはずなのにな。
 まあ、新人のお前らにはわからんやろな」

「ボスさん・・・」
「そうやな、今日は特別な日や。お前らに免じて帰ったるわ
 だがな、次は情けなくいくで。覚悟しいや!」

そして黒づくめの集団と女ボスは姿を消した

果たしてこれが続くのかそれはわからない
しかし、これは共鳴の物語なのだから、共鳴の絆がある限り続いていくだろう  (続く?

>>『colorful戦隊 リゾナントガールズ’18』

592 名無し募集中。。。 :2018/04/14(土) 21:50:32
不覚にも感動したw

593 名無し募集中。。。 :2018/04/14(土) 23:47:37
>>153-160 の続きです



純白に輝くクロスに覆われた、長いテーブル。
足の裏が沈み込むような、柔らかな絨毯。
きらきらと眩い光を放つ、豪奢なシャンデリア。
一見するとどこかの晩餐会にでも呼ばれているかのような感覚。
これが本当に晩餐会なら、どんなによかったか。
だが前菜からして既に、「料理長」は手を抜く気はないようだ。

テーブルの下から姿を現す黒服の男たち、その数、5人。
手にナイフを携えるもの、徒手空拳、拳銃を携えているもの。
得物は様々ではあるが、一貫して言えることがある。いずれも、その道のプロたちだ。

だが、「鞘師」の名を継ぐ者として。
それ以前に、リゾナンターとして。今回の闇の企む計画を阻止するものとして。
こんなところで時間をかけるわけには、いかない。

もちろん、水軍流の使い手と比するといくら戦闘を生業としている輩であっても実力差は歴然。
ただ、彼らも必死である。何とか幼き共鳴者たちと合流する時間を先延ばしにする腹積もりであるのは明白だ。
だから。奇策に出る。

鞘から抜いた、透明な刃。
先の戦いで失った愛刀の代わりと言う訳では無いが。
ペットボトルからでも形を成すことはできるが、里保は敢えて主となる水の刀は鞘に納めていた。
それは、刀は折られても心までは折られていないという意思表示。

594 名無し募集中。。。 :2018/04/14(土) 23:49:10
里保と刺客たち。
互いの視線が交差し、一瞬の時が過ぎる。
先手を取ったのは里保、だがその目は彼らでは無く、その頭上に。

前に踏み込み初太刀を浴びせにかかる、と踏んでいた黒服たちは目の前の少女の行動に虚を突かれる。
踏み込んだ力は、前ではなく、上へ。高く跳躍した里保は、目当てのそれを一閃の元に切り落とした。
即ち、煌びやかな外観を保つための超重量、シャンデリア。

「な…」

突拍子もない展開に、咄嗟に回避行動を取る事しかできない男たち。
里保は、シャンデリアが落下してからすぐに着地し、追撃に打って出るだろう。
ならば、それまでに態勢を立て直せばいいだけの話。むしろ相手の行動がワンテンポでも遅れれば、こちらと
してはその拙さを一気に攻め立てるチャンスでもある。

だが、ことは黒服たちの思惑通りにはいかなかった。
里保は、跳躍したまま宙返りの姿勢を取ると、天地逆転した地、つまり天井を思い切り蹴りつけたのだ。
結果、シャンデリアよりも疾く、落下運動を開始する。透明に輝く、鋭い刃を構えながら。

「遅い!!」

シャンデリアの直上地点から散り散りになった男たち、彼らは得意の武器を振るうことなく地に伏すことになる。
さながら彗星のように落ちてきた里保は。着地点にいた一人目の男を袈裟懸けに斬り。
そのあまりの早業に呆然とする二人目を返す刀で斬り上げ。慌てて得物である刃物を持ち直した三人目と四人
目の刺客を。いつの間にかもう片方に握られていた二振り目の刀と共に、二本の刀で胴を薙ぐ。
最後の男は、少し離れた場所にいた。拳銃を構える。剣が銃に勝てるものか、と侮りつつ引いた撃鉄。だが刺
激を与えられた火薬は銃弾では無く男の手を爆ぜさせる。男が銃を構えるより早く、里保が水の弾丸を銃口に
打ち込んだのだ。

暴発で昏倒する男が絨毯に沈むのと、シャンデリアが落ちたのは、ほぼ同時だった。

595 名無し募集中。。。 :2018/04/14(土) 23:50:18
もちろん、勝利の余韻に浸っている場合ではない。
早く先に進まなければ。いくら新人たちが「氷の魔女」の足止めの最適解とは言え、あまり長く対峙さ
せたくはない。
最初にリゾナンターの先輩たちに作戦を告げられた時は、複雑な心境であったが。最終的には彼女たち
の経験と、新人たちの実力を信じることにした。
だからこそ、一刻でも早く、その重責から解放してやりたい。

駆け足で、次の車両へと進む。
待ち受けていたのは。

ひとりの、男だった。
黒服ではない。タンクトップにスウエットという簡素ないでたちだ。
ただ、先ほどの輩とは何かが違う。

「悪いが…俺は、生まれたばかりなんだ」

漂う、冷気。

「だから…『手っ取り早く』いくぜ?」

里保は瞬時に悟る。
この男は、危険だ、と。

彼女の勘は正しかった。
男は、傀儡。氷の魔女によって生み出された、人に近く人ならざるもの。

596 名無し募集中。。。 :2018/04/14(土) 23:50:50
一歩一歩、里保に近づく男。
筋肉質の腕から、まるで生えて来たかのように現れる氷。
氷は腕を覆いつくし、やがて腕と一体化した剣へと姿を変えてゆく。

水と氷。
同じ物質より生み出されるものにして、異質なるもの。
その決定的な違いは。

「くっ!!」

互いの間合いが重なった刹那、すれ違いざまに刃が交わる。
相手の氷点下の剣は里保の水刀のしなやかな強さを瞬時に奪い、粉々に砕き崩した。
得物を失うほんの一瞬の無防備を突かれることを避けるために、再び間合いを大きくとる里保。
だが相手の追撃は、ない。

「どうして」
「さっきも言ったが。俺は生まれたてだからな、慎重なんだ。だが…」
「この程度で手こずってるようなら、『主』には届かないぜ」
「当然!!」

最初に相まみえたのは、「赤の粛清」がリゾナンターたちを攪乱したあの時の事件。
その時、ちょうど彼女も居合わせていた。
里保は、「氷の魔女」の実力を赤き死神と同程度と踏んでいた。
つまり、今の自分の実力では絶対に敵わない。

あれから。
幾度となく、死線を潜り抜けてきた。
かつての自分より成長しているという実感はもちろんある。
それでも組織の大幹部を打倒せるかどうかはわからない。

597 名無し募集中。。。 :2018/04/14(土) 23:52:00
ならば「氷の魔女」が差し向けた格好の刺客、利用させてもらう。

おそらくは魔女は自らの作り出した分身とも言うべき存在でこちらの実力を推し量るつもりなの
だろう。
逆に言えば、里保からすれば氷の属性を持つ刺客は対魔女戦の足掛かりに成り得るということ。

「来いよ。お前の意志ごと、砕いてやる」

水が冷気によって氷になった時点で、それはもう相手の支配下に置かれる。
迂闊な水での攻撃は、相手の戦力強化につながってしまう。
ならば、どうする。

考えるのと同時に、里保は動き出す。
男の右に、左に。軽やかなステップを踏みながら。
男を動きによって攪乱する。

鮮やかなステップを交えながら攻撃を仕掛けるのは、後輩である石田亜佑美の最も得意とする戦法。
組織の幹部である「金鴉」と対峙し、一戦交えた日。里保は、事実上の敗北を喫した。内に秘めた
「緋色の魔王」の力で得た勝利など、彼女にとっては何の意味もなさなかった。

自らの刀さえ折り取られ、言い訳もできないほどの一敗地に塗れた里保が取った行動は。
自らの地力の、強化。水軍流の、「鞘師」の当代として自らの腕をひたすらに研鑽することだった。
全ては、自らを励まし、勇気づけてくれたあの人の期待に応えるために。
リゾナンターの未来を託して去って行った、道重さゆみのために。

598 名無し募集中。。。 :2018/04/14(土) 23:53:00
機動力の強化。
それも里保自身の実力向上のための一手だった。
負けず嫌いの亜佑美が思わず根を上げるほど、里保は後輩を自らの鍛錬に付き合わせた。
その結果が。

剣と言うより、パイルバンカーと言ってもいい腕の形状。
その真髄はおそらく、一撃必殺。
打ち込まれればあっという間に全身は氷漬けになり、男の言うように粉々に砕かれるだろう。
絶対に攻撃を受けない、という意味で高速移動による相手の攪乱は必須事項と言えた。

そしてもう一つ。
これは里保が相手を逆に一撃必殺で倒すための、必須事項。

「確かに動きは疾い。が」

男はおもむろに、床にその腕の氷杭を突き立てる。
するとどうだろう。打ち込まれた部分から、急速に冷気が床面を覆い尽くしはじめた。

「これでご自慢の機動力も使えまい!!」

男の脳裏に描かれる、里保が氷に足を絡め取られる光景。
しかしそれが叶うことはなかった。
逆に、彼女の動きはより滑らかに、スピーディーなものへと変わってゆく。

599 名無し募集中。。。 :2018/04/14(土) 23:53:57
「残念でした! 氷の扱い方はその道のプロの後輩から教えてもらった!!」

かつてフィギュアスケートという、氷を舞台とし氷を自らを彩る色彩として使いこなした後輩。
「氷の魔女」と戦うと決まった時に、真っ先に里保にそのことを話したのが尾形春水だった。
里保を尊敬している、という彼女は自らの氷に関する知識を全て里保に注ぎ込んだ。
自分からはなかなかアプローチできない里保にとっては願ったり叶ったりではあったのだが、
まあその顛末は別の機会に。

ともかく、里保は。
フィギュアスケーターさながらの滑走と跳躍で、男の前に躍り出た。

「馬鹿が! 水の剣は効かねえぞ!!」

むしろ切ってくれと言わんばかりに、身を曝け出す男。
結果は先程と同じ。だが今度は、容赦しない。
無防備なその身に、氷殺の一撃を食らわせてやる。

跳躍と旋回を加えた、刃の一閃。
男の体は、胴から綺麗に真っ二つになった。

「…な…んで?」

言い終わる前に、里保は着地しその刀を鞘に納めていた。
彼女は、作ったのだ。凍らされても、決して凍ることのない水の刀を。

床に転がり、信じられないものを見るような目で里保を見上げる男に。

「悪い。先を、急いでるんだ」

振り返ることなく、先に進む里保。
その姿が小さくなり、そして次の車両へと消えていく。

「さすが…だが、これでは、わが、主…美貴…さまに…は…」

男が傀儡である前の、氷の姿に戻り、そして溶けて消えてゆく間に。
その言葉が最後まで紡がれることはなかった。

600 名無し募集中。。。 :2018/04/14(土) 23:57:05
>>593-599
「リゾナンターΦ(ファイ)」

サボり過ぎだろ、とか、更新量少なっ、とか、2018年に鞘師かよ、とか、そもそも忘れてたわ、とか
まあいろいろ言いたいこともあるでしょうが

10周年おめでとうございます。

601 名無し募集中。。。 :2018/04/15(日) 00:19:51
乙です! 10周年にあげてくれたあんたはエライ!

602 名無し募集中。。。 :2018/04/15(日) 00:50:30
10周年記念投下乙です&ありがとうございます!
>>592
二児の母のフルスロットルテンションはやっぱり良いなぁ…
随所のネタで笑いましたありがとうございます

>>600
りほりほとはーちんの顛末も結構気になりますが…
背後の魔女にりほりほが挑む…その序章と言うべき疾走感が溜まらない格好良さ

603 名無し募集中。。。 :2018/04/15(日) 00:52:17
深夜過ぎて安価を間違えるとは…失礼しました上のは>>591へ向けてです

604 名無し募集中。。。 :2018/04/15(日) 19:35:09
10周年と聞いて数年ぶりに来てみたがまだ作品とかあがってるんだな・・・
とにもかくにもおめでとう

605 名無し募集中。。。 :2018/04/15(日) 22:49:10
ようこそ

606 名無し募集中。。。 :2018/04/16(月) 12:59:47
>>591
最後謎の感動w
あかねちんがオレンジなのは工藤を好きすぎてオレンジを勝手に強奪したのか?


>>600
『傀儡』は旦那だなw
『料理長』くろっきかと思ったけど…料理の内容から「 resonance 」の方の料理長かな?

607 名無し募集中。。。 :2018/04/16(月) 18:59:37
皆さんチャットお疲れ様でした。
13日、14日のログをチャット会場にアップしました。保管庫に掲載される前に読みたいって方はどうぞ。

○ゴーさん、編集用のEXCELデータもアップしてますので、保管庫への掲載お願いします。
※2日分を1ファイルにまとめています。先日お渡しした分は破棄して下さい。

608 名無し募集中。。。 :2018/04/16(月) 22:20:38
>>607 
チャットとログ作成ありがとうございます&お疲れ様でした!ですが両方も存在しないって…404ファイルになってて見れないですよ…?
一体どうすれば良いのかは向こうの会場にも一応書いておきましたがメールにするか
パスワードでも付けてfastとかどっとあっぷとかの無料ロダを使って一回上げてくれると宜しいかと
この書き込みに気が付いた時で良いので宜しくお願いします

609 名無し募集中。。。 :2018/04/17(火) 06:52:07
>>608
ホントだ…確かにダメですね夕方アップしたときはちゃんとダウンロード出来たのにorz

今日帰ってきたら再度会場とロダでアップしてみます

610 名無し募集中。。。 :2018/04/17(火) 21:00:05
ロダにアップしました!パスワードはチャット会場入室と同じにしてあります。

http://fast-uploader.com/file/7079521722597/

611 名無し募集中。。。 :2018/04/17(火) 21:54:46
お疲れ様です無事ファイル捕獲出来ましたー
こちらもhtml化作業が終わり次第(週末までには?)いつものログ置き場に保存しておきますね

612 名無し募集中。。。 :2018/04/17(火) 23:22:06
宜しくお願いします。なんだか祭りのあとのような…軽いロスに陥ってますわw

613 名無し募集中。。。 :2018/04/18(水) 00:43:33
10周年おめでとうございます。
チャットにも顔を出せず、ハンカチを噛んで悔しがってました。
ログを読んでて、多分あの人が12期を投下するんじゃないかな、と言ってみたり。
(生ぬるい視線で見守ってくださいだそうです…w)

自分は今体調面でドクターストップが掛っててPC禁止を言い渡されましたorz
いつ解禁になるか分からないのでROMのみさせて頂いてます。すみません。

614 名無し募集中。。。 :2018/04/18(水) 13:14:25
>>613
PC禁止令って…大丈夫なんですか?お大事に。。。元気になったら、また続き書いて下さいな

チャットはスマホからでも…って、それもダメか汗

あの人とは・・・まさかあの方が!しかも12期!?期待しかないですね

615 名無し募集中。。。 :2018/04/22(日) 00:54:04
また人がいなくなってる

616 名無し募集中。。。 :2018/04/22(日) 02:35:38
人がいてもいなくてもずーっと同じこと言われてるスレで今更それ言う無意味感
しかも10年目のスレで

617 名無し募集中。。。 :2018/04/22(日) 03:09:19
いるよーでも一人ごと言っても虚しいから書き込まないだけで

618 名無し募集中。。。 :2018/04/22(日) 07:26:03
それな

619 名無し募集中。。。 :2018/04/22(日) 09:31:48
保全する必要がなくなってホゼナンター解雇されたからなぁ…

620 名無し募集中。。。 :2018/04/22(日) 23:36:21
みなさんチャットお疲れさまです

久々にお話ができて、とっても嬉しいです

10周年の記念の日がとっても楽しくて嬉しい素敵な日になっちゃい真莉愛

20周年50周年も頑張っちゃい真莉愛

明日も嬉しいこと悲しいこといっぱいあるといいね

おやちゅ魔裏亜

621 名無し募集中。。。 :2018/04/22(日) 23:52:08
第159話●テンプレ

明日もよろしく。その次の日も。そのまた次の日も。

星が散って、落ちていく。
辿り着いた先でもまた、多くの光に囲まれるだろう。
自分の手と足で集まれ光よ、胸の高鳴る方へ。


第158話 「保全作(愛ガキ・ぽんぽん)」 より
http://resonant4.cloud-line.com/resonant4/logmap/158/158-157/


第159話●作品一覧

>>67-72
>>89-93
>>119-128
>>175-180
『銀の弾丸Ⅱ -I wish-』

>>140-144
『Chelsy』

>>153-160
「リゾナンターΦ(ファイ)」

>>193-208
『リゾナンター爻(シャオ)』番外編 「煌めく、光」後編
前編はこちら
http://resonant4.cloud-line.com/resonant4/logmap/140/140-124/

>>230-231
『白塗りの記憶に上塗りする明日』

>>248-254
>>261-268
>>280-286
>>290-298
>>308-312
『銀の弾丸Ⅱ – I’m on your side -』

>>272-274
名無し募集中。。。(鞘無しの緋色い剣)

>>350
『13其月』

>>363-365
「煤払い」

>>377
石田亜佑美 21歳記念『離れられない』

>>479
『0な』

>>497-502
>>513-520
名無し募集中。。。続「The curtain rises」

>>585-591
『colorful戦隊 リゾナントガールズ’18』

>>593-599
「リゾナンターΦ(ファイ)」

622 名無し募集中。。。 :2018/04/22(日) 23:53:10
>>620
おやちゅ魔裏亜…さてはダークネス構成員がなりすましてるな?w

623 名無し募集中。。。 :2018/04/23(月) 00:52:56
いつものログ置き場ってどこ

624 名無し募集中。。。 :2018/04/23(月) 02:45:17
魔裏亜って完全に悪レスラーやな

625 名無し募集中。。。 :2018/04/23(月) 06:44:09
>>623
いつものログ置き場
http://rezonantor.webcrow.jp/

でもまだ先日のチャット分はアップされてないんで先に見たい場合は >>610 でダウンロードして見てくださいな

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