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Jリーグを語るスレ@新狼避難所
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「お前のパスにお金は払ってない」 日本人FWがスペインで要求された仕掛けの意識
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170528-00010003-theanswer-socc
「お前にお金を払っているのは、パスに対してじゃない。
10回勝負して9回取られても、残りの1回でゴールにつなげてくれれば、それでいい」
――ファンデ・ラモス監督が安永聡太郎にかけた言葉
安永聡太郎は、1997年にスペイン2部のレイダに移籍したが、
当時の監督は後にセビージャでUEFAカップ(UEFAヨーロッパリーグの前身)を制し、
レアル・マドリードやトットナム・ホットスパーなどの名門クラブで指揮を執ることになるファンデ・ラモスだった。
当時、安永のポジションは4-2-3-1の右サイド。
攻撃を好むスペインだけに、徹底して仕掛けることを奨励された。
「アタッキングゾーンに入ってからのパスは本当に怒られたし、2〜3度続けたら猛烈なブーイングが来ました。
レフェリーも攻撃側が数的不利で仕掛けた場合、もう少しで抜きかかれば足がかかっていなくてもファウルを取ってくれた。
スペインは本当に前線の選手には、とことん勝負を奨励してくる国でした」
そして、ファンデ・ラモス監督には、冒頭の言葉をかけられたそうである。
「もし勝負してボールを奪われても、相手の一番近くにいるのは自分だ。
そこから守備に入ればいい。でも、横パスを奪われたら、最低でも2人は置き去りにされる」
スペイン人の攻撃好き、負けず嫌いは、街で飛び入り参加した草サッカーでも実感したという。
「みんな自己主張が強くて、誰もが自分が点を取ってナンボだと思っている。
おじさんたちが平気で角度のないところから狙って来ます。
子供も交じった遊びでも、わざと抜かれてあげたら『真面目にやれ!』と怒鳴られました」
2部所属のレイダだったが、カップ戦ではバルセロナとも対戦。
「コイツら、うめえなあ、と感心しながら試合をした」という。
ちなみに、同じスペイン1部のデポルティボ・ラ・コルーニャの育成担当に
「どんな子を獲ってくるの?」と尋ねたら、「ドリブルのできる子」と返ってきた。
そんなスペインサッカーに馴染んだ安永だけに、1999年に帰国後、
清水エスパルスではイングランド人のスティーブ・ペリマン監督にすべてを否定され、誇張抜きで毎日呼び出されたという。
「数的不利なら空いている選手がいるんだからパスを出せ。
ファーストトップはゴールを背にしているんだから、無理に前を向こうとするな」
そういう意味では、仕掛けが大好きなドリブラーである乾貴士は、スペイン向きだったに違いない。
ドイツ時代から「課題は仕掛けた後のフィニッシュ」だと指摘されてきたが、
バルサから奪った2ゴールは、エイバルのサポーターの心を掴むには十分だったはずである。
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