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魔法使いえりぽん避難所Part2

1 名無し募集中。。。 :2015/07/29(水) 23:59:12
狼で進行中の魔法使いえりぽんの避難所です

634 名無し募集中。。。 :2017/02/25(土) 09:43:09
修論は無事提出できたかな

635 ◆JVrUn/uxnk :2017/02/27(月) 12:21:00
ありがとうございます
おかげ様で修論 無事提出できました^ ^
今週あたりから続きを更新します

作者

636 名無し募集中。。。 :2017/03/09(木) 21:19:56
新スレ
娘。小説書く!『魔法使いえりぽん』 62
http://hanabi.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1489061754/

637 名無し募集中。。。 :2017/03/22(水) 18:24:43
続かないのかな?

638 名無し募集中。。。 :2017/03/22(水) 22:11:31
どうなんだろうね
道重再生したし職人さんにも期待したい
俺はただ保全するしかできないや

639 名無し募集中。。。 :2017/03/23(木) 21:23:54
14日で落ちましたな

640 名無し募集中。。。 :2017/03/23(木) 21:33:00
新スレ
娘。小説書く!『魔法使いえりぽん』 63
http://hanabi.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1490272179/

641 ◆JVrUn/uxnk :2017/03/25(土) 11:02:23
ごめんなさい

しばらく書いていなかったせいで
なかなか思うように書かなくて。。。

浮かんだイメージの断片を今つなぎ合わせているので
ある程度まとまったら投下します
投下するする詐欺で本当に申し訳ない汗

作者

642 名無し募集中。。。 :2017/03/25(土) 13:29:29
>>641
のんびり保全しながら待ってるので大丈夫♪

643 名無し募集中。。。 :2017/04/06(木) 21:23:48
新スレ
娘。小説書く!『魔法使いえりぽん』 64
http://hanabi.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1491481233/

644 名無し募集中。。。 :2017/04/19(水) 23:13:49
明日が14日っていうタイミングで落ちたのか・・・

645 名無し募集中。。。 :2017/04/20(木) 02:39:58
あれ、普通に落ちてたのか
てっきり2週間経ったのかと思った
今回のスレはネタも投下されてたし

646 あぼ〜ん :あぼ〜ん
あぼ〜ん

647 名無し募集中。。。 :2017/04/22(土) 12:37:07
新スレ
娘。小説書く!『魔法使いえりぽん』 65
http://hanabi.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1492832042/

648 ◆JVrUn/uxnk :2017/04/23(日) 20:29:08
みなさまこんばんは

やはり繋がらないかけないということで苦戦しています
ですが始めてしまった以上頑張ります。
というわけでももちラスト編続きです

649 ◆JVrUn/uxnk :2017/04/23(日) 20:29:52
「わああああぁぁ!すごいきれい!!ねえ見て!結!」
「そんなきれいきれい言ってたってどうせ大したことないん・・・ほんまや!めっちゃきれいやん!!」
「こらこら、二人とも。そんなにはしゃがないの!」
「そういうももち先輩もなんだかウキウキしてません?」

橙色の明かりが優しく広間を照らす。
人々が互いに会話を楽しむ中、6人の少女たちは周りの景色に目を奪われていた。

ここ中央の街、一番のホテルでは4年に一度に行われる国際会議が開催されていた。この会議は、魔道士と一般人の共生を目指す重要なもの。

当然、各界の要人が集まる。
それゆえに、襲撃のリスクが高く、魔道士協会も一般政府も会議の期間中は厳重体制をとっているのであった。

今日は会議の前夜祭として懇親会が行われる日。
人の出入りが激しくなるため、会場警備も一筋縄ではいかない。
特に、反乱を企むものたちからしたら一度に要人を葬り去るまたとない機会。
であるから、協会も多数の人員を動員して何事もないように努める必要があった。

650 ◆JVrUn/uxnk :2017/04/23(日) 20:30:44
『Can girl』も発足から2年。やっと、実力が地位についてきた。
特に1年前に入局した二人の新人の成長が著しい。
それに触発されて、他のメンバーも各々のスキル磨きに余念がなかった。

桃子は会場をちらりと見ると、全員に指示を出す。
「よし、そしたら、やなみんと船木ちゃんで1階周辺を、
 梨沙ちゃんとちぃちゃんで、2階をまなかちゃんと舞ちゃんは3階の巡回に当たって。」
「了解です。ももち先輩は?」
「ももちは建物全体をカバーする。何かあったら必ず報告。いいわね?」
「はい!」

会場に続々と人が集まる中、6人の少女たちは指示を受け、各方面に散っていった。
桃子はそれを見届けると、小さく息をつく。

体が最近、思うように動かなくなっている。
おそらく、この前の事件の余韻だろう。

651 ◆JVrUn/uxnk :2017/04/23(日) 20:31:41

Berryz時代とは異なり、桃子自身この2年で魔力をフルに解放させる機会が増えた。
そのせいか、魔力の回復が追いつかないまま、次の任務へと突入することが多い。

そのことは少しずつだが桃子の体を蝕んでいた。

「はぁぁ。ももも年かなぁ。。」

ネタではなく冗談でそんなことを思うようになっていた。
思えば、2年前、あんなに頼りなさげだったメンバーは一人一人が着実に力をつけ、
気づけば後輩も増えていた。

チームの地位も執行局内では盤石のものとなり行き先には一抹の不安もない。
過大評価をしすぎなのではという声もあるが、そんな意見はいつも任務成功と共に黙らせてきたのであった。


「ふふっ。ここいらが潮時なのかもね。」

誰に言うとでもなく一人桃子はそういうと気を引き締め直して建物全体に気を配り始めた。

局長からも言い含められていたが、今回の任務は桃子自身、Berryz時代に被害を出してしまった苦い経験がある。

若さゆえの過ちといったところだろうか。

652 ◆JVrUn/uxnk :2017/04/23(日) 20:32:32
あの時と比べ、自分は変われているのだろうか。

そんなことが頭をよぎる。

だからこそ、過去の自分と向き合うためにもこの任務は成功させなければ。。。



一方、建物内に散会したCan girlのメンバーたちはペアになって周囲の警戒に当たっていた。
建物内には魔道士や一般人がひしめきあい、移動するのも一苦労である。

そして、周りのフワついた空気が彼女たちの邪魔をする。

「たしかにねぇ、これは何か起きたら大変だわ。舞ちゃん、しっかり聞いてね。」
「了解!!それにしても人がすごいなぁ。みんな大丈夫かなぁ?」


そんななか、パーティー会場から少し離れた場所で数人の影が内部の様子を伺っていた。

「どうだ、そっちは?」
『やはり内部には、嗣永がいるな。』
「そうか、執行局が出張っているか、めんどくせぇ。」
『どうする、あいつは相手にすると少し厄介だぞ?』
「仕方ない、こちらとしても執行局が出張るなか動くのはリスクが高いからな。」
「ではプランδで。」
『『了解!!』』

653 ◆JVrUn/uxnk :2017/04/23(日) 20:33:10
その日のパーティーは、何事もなく無事終わった。
集合した一同はホッと心を撫で下ろす。

こんなにも各界の要人が集まるなかなにかあれば、大変であることは誰しもが共有していたことだ。
なにもないならそれに越したことはない。

「よしそしたら、みんな今日はおしまい。でも明日の会議が終わるまで油断しないこと!いい??」

「「「はい!」」」

「よし、解散!夜の見張りは3時間交代ね?最初の見張りは梨沙ちゃんと船木ちゃんね。」

「了解です。」

「何かあったら、すぐに知らせてね。」

しかしながら、誰もまだ知らなかった。
この日の任務が執行局史上最悪なものになることを。

654 ◆JVrUn/uxnk :2017/04/23(日) 20:33:47
とりあえず今回はここまででお願いいたします


作者

655 名無し募集中。。。 :2017/04/23(日) 23:43:01
乙であります
今夜は寝なきゃならないので申し訳ないが明日読みます

656 名無し募集中。。。 :2017/05/06(土) 12:26:06
新スレ
娘。小説書く!『魔法使いえりぽん』 66
http://hanabi.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1494040967/

657 名無し募集中。。。 :2017/05/13(土) 19:19:35
ももちラスト編が気になりながらも、
さゆ卒業から書いては空き、を繰り返していたやつを
再生のタイミングで掘り起こしてみました。

時系列的には、本編作者さん作の外伝で
さゆが忘却の魔法を使った1年後とかでしょうか。

カンガルや他のグループと、
今回も多くの設定を拝借してます。

久しぶりに読んだときにまなかん出てきたときは自分で驚きました(笑)

のんびり更新していきます

658 名無し募集中。。。 :2017/05/13(土) 19:21:13

うっそうとしたジャングルが広がる島、
いかにもな見た目の草木が生い茂る獣道を
3人の執行局員が走り抜ける。

ほどなくして、石造りの建物が見えてきた。

「A班、間もなく到着します。」
1人が無線で連絡を取る。

「は〜い、定刻通りですね〜。B班は〜?」

「はい、こっちももう着きます!」

「オーケ〜、じゃあ
40秒後に作戦開始ね」

「はい!」「了解です」

「いい返事〜。
若いっていいわねぇ〜。みんな元気が溢れてるわ。」

「ももち先輩も充分お若いですよ。」
「熟練の技とそのかわいさ、
そして美しさまで備えていらっしゃる方は
なかなかいないです。」

すかさずフォローを入れる稲場と梁川の言葉に
思わずまんざらでもない表情になる嗣永だったが、
すぐに気を取り直して作戦を確認しながら
フィールド全体へと意識を広げていく

659 名無し募集中。。。 :2017/05/13(土) 19:22:01

正面、右側、裏口と3ヵ所ある入り口には
見張りがそれぞれ2人ずつ。
武器は銃と警棒とのこと。
今のところ魔力は感じられない。


……3、2、1、


「作戦開始」

嗣永の合図とともに
A班 稲場・船木・森戸が魔力を開放、
正面から突っ込んでいく

慌てて警備員が正面に集まるのを見計らって
B班 山木・梁川・小関が裏口から侵入する

まずは第1段階クリア。


裏口から侵入したB班は敵に見つかることなく進行していく

660 名無し募集中。。。 :2017/05/13(土) 19:22:39

だが、それはすなわち
動ける全警備隊がA班へと向かうことを意味する。
そしてその中には魔導士も混ざっているだろう。

さて、うまく対処できるだろうか


「稲場さん、こっちはオッケーです!」
「やっぱり船木ちゃんは接近戦強いね〜。
まなかも反射神経鍛えないと。」

「二人とも、増援くるよ!」

「よし、じゃあ
ちょっこし戦ったら逃げるよ!」

直後、飛び出してきた数名を片付けると同時に知沙希が煙幕を放り、

三人はニンニンポーズで煙の中へ消えていった

661 名無し募集中。。。 :2017/05/14(日) 23:30:13



建物内、B班――


「よし、もう大丈夫。行ったみたい」

舞の声に隠れていた2人は姿を現し
再び通路を進み始める。

先ほど通り過ぎていった者達は魔導士だった。
だが愛香たちA班は正面入り口で交戦中のはず…

「A班、魔導士が3人裏口に向かって行ったよ。挟み撃ちかも」
「わかった。まなか達も今散開したところだから対応できそう」

「何かあったら言ってね。」
「うん、ありがと梨沙ちゃん」

662 名無し募集中。。。 :2017/05/14(日) 23:31:02


こちらも間もなく目的の部屋だ。
待ち伏せを警戒しながらドアへと近づく

「ねぇ梨沙ちゃん、絶対これさぁ
開けたらドーンとかガーンってくるやつだよね」

顔を見ずとも
舞の嫌そうな雰囲気がひしひしと伝わってくる。

扉の奥からは魔力は感じられない。

が、これは扉に何かしらの細工がされていると考えるべきだろう。

663 名無し募集中。。。 :2017/05/14(日) 23:32:35


「じゃあ、この辺りを突き破って突入するのはどうでしょう」

唐突に大胆な提案をしたのは新メンバーの奈々美だ

「ももち先輩も
たまにはド派手にいってみな
ってよくおっしゃってますし」

たしかに、的を射ている。
さらにこの案なら相手の裏をかくことができ、一石二鳥だ。

「よし、じゃあ舞ちゃんと私が先行して

梁川ちゃんは援護と見張りをお願い。

あと梁川ちゃん、最初、頼める?」

「はい!」

収録現場での子役ばりにいい返事をした奈々美は
手のひらを壁につけ、
静かに魔力を高める。

664 名無し募集中。。。 :2017/05/14(日) 23:33:30


「いきます。」

奈々美の合図とともに壁の1角がまばゆい光を放ち、
音を立てて粉砕される

すかさず梨沙が風に乗せて破片を吹き込んでいった

「なんだ!?」
「奇襲だ!!迎撃しろ!」

中には5人、全員が魔導士だ

…2人でやるには数が多い。
「A班、1人こっちに来られる?」
「ちぃたんに行ってもらう!」
「ありがとう!」

「梁川ちゃん、作戦変更。3人でいくよ!」
それを合図に魔力を開放した3人は別々に壁を突き破り
中へ突入していった

665 名無し募集中。。。 :2017/05/19(金) 22:29:21


正面入り口――


「あいつらどこいった…?」
「きっと茂みの中に隠れ…ぐぁッ」

「!?どうし…た…」
振り返る間もなく崩れ落ちる


「2人制圧しました」
周囲を警戒しながら報告する

「おっけー、じゃあ船木ちゃん、愛香のところまで来れる?
 まなか、いまピストル持った人たちに狙われてて戦いにくいから。」
「了解です」

梨沙ちゃん達は今ごろ中心部あたりかな。
やっぱり先輩たちはみんな強いな—。

そんなことを考えながら愛香のもとへ進んでいる時だった

「ちょっと船木ちゃん!敵さん無線付けてたよー今!
 相手の情報を収集しながら進んでいきなさいって言ってるでしょー!」

突然の桃子からの注意に思わず姿勢を正す
「あっ、すいません!」

「はーい、じゃあここから気を付けてね〜」

今回、桃子は原則手を出さないことになっている。

666 名無し募集中。。。 :2017/05/19(金) 22:30:07

「稲場さん、間もなく着きます!」
「じゃあ隠れてる人たちからお願いしてもいい?」
「了解です!」

見渡すと、茂みの中から銃口が2つ出ている。
結は気づかれないよう、そっと後ろに回り込む

「ぅグッ」「うわっ」

奇襲成功。この手の作戦は結の得意とするところだった

よし、今度こそ忘れずに無線を…

そう思ってかがみこんだ時だった
突如、木の上で魔力が解放される

やばい!


『振り向く前に防御と回避。もしできるならカウンターもね。
これが不意を突かれた時の鉄則。』

訓練中、これだけは、と何度も言われて
そして何度も抜き打ちテストを仕掛けてきた桃子の教え。

「ももち先輩に感謝だなホント…」

服がよごれた程度で済んだのはラッキーだった。
すかさず魔力で短剣を取り出し
相手との間合いを詰める

反撃はないだろうと油断していた相手の対応が遅れるが
そこは相手も手練れ、咄嗟に炎で幕を張る

「ソイヤッ!」

炎幕を突き破って飛んできた短剣が刺さると
相手からみるみる魔力が抜けていった

「あ、血とかは出ないので安心してください。
あと、無線もらっていきますね。おつかれんこんです」

そう言い残すと、結は愛香のもとへと走り去っていった。

667 名無し募集中。。。 :2017/05/19(金) 22:31:18


建物内、B班――


「ここから先は、一本道だね。」

先程の部屋を無事に突破したB班は
建物中心部へとつながる広い通路までたどり着いていた。

「舞ちゃんとちぃ、どうかな?」

一本道ということは
隠れながらは進めない。
だが魔力の探知が得意な知沙希と音の感知が得意な舞、
この2人がいれば随分と楽に進んでいける。
特に、今回のように音を遮るものがない状況では
舞の感知能力が存分に発揮される。

「ん〜、通路は400mくらい続いて、
その先は広場みたいな感じかな。たぶんそこが目的地。
で、そこにいる相手の数は6人だね」

舞が冷静に分析する隣で
集中していた知沙希が「あっ」と顔を上げる

668 名無し募集中。。。 :2017/05/19(金) 22:31:57

「どうしたの?ちぃ」

「梨沙ちゃん、この先にいるよ」

知沙希の緊張が高まっているのが分かる。
何が…
と聞きかけたところで梨沙はハッとした

「キソラが…、
つばきファクトリーがいるのね?」

「うん。どうしよう、愛香ちゃん呼んだほうがいいかなぁ?」

たしかに4対6では人数的に不利だ。
そして戦闘向きの愛香が居ないことも大きい。

だが、かといって結を1人にするわけにもいかないし、
全員が建物内に入ってしまうと
何かあったときに対処できない。
それにももち先輩から言われてることもあるし…

「ちぃがまなかんと代わるよ。外から魔力探ってたら
他の敵が来てもすぐわかるし。」

こういった判断をちゃんとシェアできるようになったのは
知沙希の大きな成長の1つと言えるだろう。
梨沙にはそれがちょっとうれしかった。

669 名無し募集中。。。 :2017/05/19(金) 22:32:34


知沙希と愛香が動いている間、
B班は梨沙を中心にこれからの動きを確認していた。

まずはフォーメーション、そして相手の戦力分析。援護は…

「梨沙ちゃん!」

舞が”足音”を捉えた。こちらの動きに気付かれたようだ。
同時に結から無線が入る

「船木です。敵無線からの情報です。
防衛部隊が正面入り口と裏口に向かっています。
ばらばらになっているところを叩くつもりみたいです。」

続けて裏口付近の森戸からも連絡が入る
「魔力感知した!裏口と正面に魔導士がそれぞれ3人ずつ向かってる。
 魔力のない人はわかんないけど、たぶん何人かいると思う!」

甘かった。B班は動きが伝わっていないと思っていたが、
どうやら監視システムか何かが仕掛けられていたようだ。

670 名無し募集中。。。 :2017/05/19(金) 22:33:09

現状、裏口付近に知沙希と愛香、そして正面に結がいるわけだが、
つばきとの交戦を考えるともう1人こちらに加わってほしい。
だが外に残る2人で魔導士6人とその他の警備兵を相手にするのは分が悪すぎる。
そうなると、もう愛香たちに任せるしかない。

「結は裏口へ。
3人とも、裏口の部隊をできるだけ早く倒してほしい。
終わり次第愛香ちゃんはこっちに合流して。
連携も技も全部使っていい。本気でお願い」

「なかなか大胆な作戦だね。
でも了解。がんばるね。」


「梨沙ちゃん、あと200m。そろそろ来るよ。

 って、梨沙ちゃんなんか嬉しそう。」


当たり前だ。

だって、キソラと戦えるんだから。

671 名無し募集中。。。 :2017/05/19(金) 22:33:44


「みんな、人数的にはこっちが不利。でも、
 大切なのは数じゃない。全力でいこう。」

一度言葉を切り、友の顔を思い浮かべてからもう一度、
今度は力強く激励する

「絶対勝つよ!!」

両チームほぼ同時に魔力を開放する。

そしてお互いに走り出したまさにその時であった

突如、建物を突き破るドカァンという音と共に
前方に何かが出現する

「は〜い、そこまで。ちょっと急用できたから、
みんな任務に向かうよ〜」

そこには涼しい顔をした桃子がいた。

「え〜っ、ももち先輩、いまめちゃめちゃいいところじゃないですかぁ。

 梨沙ちゃんだってせっかく楽しみにしてたのに」

「ごめんね梨沙ちゃん。でもこの任務、うちが一番近いから。
 ほら、おとももちのみんなが困ってるのに見過ごせないでしょ?」

672 名無し募集中。。。 :2017/05/19(金) 22:34:28

「ん〜、わかりました。
ちょっと残念ですけど、次の楽しみに取っておきます。」
キソラを横目に見ながら梨沙が答える。

「うん。それじゃあみんな、出るよ〜」



目を開けると、ちょうどカプセルが開くところだった。

ここは執行局の本部から少し離れた研究施設。

「どうでしたか、みなさん。」

白衣を着た技術者が優しく語りかける

「なんか、すっごくリアルで、舞もほんとにそこにいるみたいでした」
「わたしも、先輩方の戦いを間近で見られたり、
自分が魔法を使うときも
現実の世界と同じような感覚で使えたので
すごい技術力だなって驚きました」
「このカプセルもモフモフで肌触りいいし!」

673 名無し募集中。。。 :2017/05/19(金) 22:35:06

興奮気味に話すメンバーにスタッフ達は満足そうだ。
「それはよかったです。
これは脳波をそのままバーチャルに投影してますからね、
加工のないオリジナルの信号をそのまま送ることで
より違和感を軽減して、いつも通りに近い感覚や動きを体感できるんです。」

「もしこれがパソコンの画面越しとかでこっち側から見れるようになれば
強い人の戦い方を見学できるし、
自分たちでも復習できるようになりますね」

「その通りです。今はまだ中の人にしか状況はわからないですが、
 ゆくゆくはこちら側からも見れるようにして、

さらには最大接続人数を増やすことで
模擬戦や合同演習へと幅を広げようと考えています。

また、今はまだ一部の方しかお試しいただけていませんが、
これからどんどん普及してデータが増えていけば
相手のバリエーションも増えますし、なにより戦術の勉強にもなりますよ。」

「はーい、感想も大事だけど、次の任務があるんだからね〜?」
桃子がハイハイとみんなを急かす

そして同行していた協会の技術局員にも別れを告げ、
メンバーの準備が整ったことを確認する。

674 名無し募集中。。。 :2017/05/19(金) 22:35:41

「では本日はありがとうございました。

そして次回は是非、嗣永さんにもご参加いただけたらと思います。
 
やはり非常に強い魔導士のデータは
私どもをはじめ他の方々にとっても勉強になりますでしょうから。」

「またそんな〜、
ももちがかわいいからって持ち上げすぎですよ〜」
「一言もおっしゃってないです、ももち先輩」

梨沙の鋭いツッコミで和んだカントリーガールズは
笑顔で挨拶を済ませ、次の任務地へと向かって行った。

675 名無し募集中。。。 :2017/05/19(金) 22:36:24


ちょっと長くなっちゃいました。。

676 名無し募集中。。。 :2017/05/20(土) 19:58:22
新スレ
娘。小説書く!『魔法使いえりぽん』 67
http://matsuri.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1495277592/

677 名無し募集中。。。 :2017/05/21(日) 13:03:23


「いやぁ、執行局の方々は引っ張りだこですな。」
「えぇ、最後までデータが取れず申し訳ないです」


協会の技術局員がここに残ったのは
研究所の職員とのこれからの打ち合わせを進めるためであった。

研究所からの売り込みを受けて始まったこのプロジェクトは
もともと研究所側の技術レベルに定評があったことや
装置自体が既に試験運用段階まで進んでいたことに加えて、
協会とその傘下外の研究所が組むという注目度の高さからも
通常よりもかなり速いスピードで進められてきた。

執行局協力のもと行われている実践演習試験も、ここまで
こぶしファクトリー、つばきファクトリー、
そして今日のカントリーガールズと
既に3つのチームが実験に参加している。

678 名無し募集中。。。 :2017/05/21(日) 13:03:56

「いやぁ、協会の皆さんのご協力には本当に感謝しています。」

そう笑顔で頭を下げるのはここの研究所長。
彼が協会にこのプロジェクトを売り込んできた張本人だ。

「今回もたくさんの貴重なデータが取れました。
それと前回ご指摘いただいていたポイントも
今回の試験できちんと改善が確認できました。」
そう言いながらまた頭を下げる

「それでですね、これまでチームでのデータを取らせていただいてきたんですが、

実は今度は単独任務のデータを取らせていただきたいと考えています。

執行局の中でもお強いかたの、その方の本気の魔力で性能実験ができればと…」

「う〜ん、そうですねぇ。たしかに大きな魔力と
少々荒々しい魔法なんかを使ってもらって
それがきちんとバーチャルに反映されるかとか、
またリアルの方に影響がないかとか、
そのあたりはテェックしたいですね。」

「ええ。まぁ私個人的には
鞘師里保さんが適任じゃないかと思うんですがね。

聞くところによると執行局局長さんの娘さんで、
単独任務の経験もかなりのものだと。」

「鞘師さんですか。いいですねぇ。
彼女なら実力も申し分ない。

わかりました、協会の方で調整してみます。」

「ありがとうございます。いやぁ、
同じ技術職の人だと本当に話が早い。
おっと、すぐにコーヒーを入れますので、
さあさあこちらへお座りください。

あ、お砂糖などは、どうしましょう?」

「おぉ、ありがとうございます。
では、砂糖増し増しでお願いします」

679 名無し募集中。。。 :2017/05/21(日) 13:04:46



「ももち先輩、なんでさっきあんな指示出されたんですか?」

任地へ向かう道中、梨沙は気になっていたことを質問してみた。

――「みんな、この訓練では
できるだけ基本戦術で対応すること。
   特にコンビネーションや魔法のバリエーションは極力控えて。
   使うのは本当に必要な時だけ。」――

ゆくゆくは協会本部での訓練装置に、
という技術局からの推薦があって行われているこの試験運転

性能実験や戦闘データ・パターンの蓄積が目的ならば、
これからのことを考えてもできるだけ多くの形を使った方が
協会や自分たちのためにもなるはずなのに。

「え〜?だって嫌じゃーん、いろいろ見られちゃうのってさ、
覗かれるみたいでー。」

キャーっとおどけて見せる桃子。

「やっぱりちょっと謎めいてるぐらいが魅力的なのよ。」
「子供ですか」

「なんだかんだ言ってもね、
やっぱり年下の子と馴染むためにはいろいろな努力が必要なの。
いくらみんなのアイドルももちと言えども、……」

こうなったらもう敵わない。
それが本音なのか、はたまた何か隠された意図があるのか、
それすらあやふやになってくる。

だが、おそらく何か思うところがあったのだろう。
梨沙はそれ以上考えることをやめた。

680 名無し募集中。。。 :2017/05/21(日) 13:05:31


「あ、梨沙ちゃん、
昨日グループトークで言ってた紅茶って何味だっけ?
ほら、ずっと飲みたかったって言ってたやつ」

知沙希たちとおしゃべりを楽しんでいた舞が
ふいに梨沙に話しかける。

だが梨沙が口を開くよりも先に声を上げたのは桃子であった

「え、舞ちゃんどういうこと?」

「梨沙ちゃんが昨日、グループトークで急に
『ずっと飲みたかった紅茶をキソラが探してきてくれた!』って
写真付きで送ってきたんです。」

「ううん。そこじゃなくて」

何かを確認する様子で桃子が続ける

681 名無し募集中。。。 :2017/05/21(日) 13:06:24

「“グループトークで”、送ってきたんだよね?」

梨沙はその開きかけた口のまま目を見開き、
他のメンバーも一瞬にして空気が変わる

「私そのトーク来てないんだけど。
 え、なに、そういうグループがあるの?」

全員が一斉にそっぽを向いてしらばっくれる中、
梨沙は止まらぬ汗にその脳をフル回転させていた

「い、いや、ももち先輩はお忙しいでしょうし、
そもそも私たちほんとくだらないことばっかり話してますから、
そんなしょうもない内容の話を送るのも遠慮があって…」

「そう!それに、舞たちほんとにずーっとしゃべってるからうるさいんですよ」

咄嗟にフォローした舞だったが、残念ながらそれは仇となった。

「え、じゃあなんで?
私が入ってる方ぜんぜん動いてないんだけど」

これには皆たまらず吹き出してしまう

682 名無し募集中。。。 :2017/05/21(日) 13:06:57

「もー、ほんっとやだぁー。

もうももち次の任務 魔力全っ開でいくから!」

「えっ、ももち先輩、次って言っても任務内容は情報収集ですよ?」

「そんなの締め上げて全部しゃべらせればいいのよ!
  ほら!みんなさっさと行くよ!」


その相手の姿を想像すると
梨沙は任務中に初めて相手に申し訳ない気持ちになった。

683 名無し募集中。。。 :2017/05/21(日) 13:07:44


ようやく、次からモーニングのメンツが出てきます


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そんなふうに考えていた時期が私にもありました。

当然、夏休みだって、ぼっちです。。?

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