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仮面ライダーイクタ 外伝『仮面ライダー鎧娘。'14』

1nOTRcORru:2014/06/02(月) 18:44:19
「仮面ライダーイクタ」及び「仮面ライダーイクタ MOVIE大戦2013」に触発されて外伝を書きます。

※新狼からの移転
※以前に投下した内容は一部を修正

408nOTRcORru:2015/01/01(木) 14:04:03

「今朝、家を出たら知らない人に声を掛けられて、このメロンロックシードをさゆみに渡して去って行った。追い掛けようとしたんだけどすぐに見失って……あ、決してさゆみの足が遅いからじゃないよ!?」
「「「……」」」

どう反応すれば良いのかわからない3人

「オホン……で、そのまま持ってたら急に手紙が現れたの。後からわかったんだけど、このロックシードには転送機能があるんだって。受け取り専用らしいけど」
「最初のバトルでありましたね、転送機能」
「最強フォームのアイテムを受け取る機能ですね」

譜久村と飯窪が参加した最初のライダーバトルでは、条件を満たすと最強フォームになる為のアイテムが転送される仕組みになっていた

「話を戻すけど、手紙は本物のタチバナからだった。今回のライダーバトルがタチバナの一部の人間が暴走して始めて、現時点で中止に出来ないって事が書かれてた」
「え……じゃあ聖達、どうなっちゃうんですか?」

不安を隠しきれない譜久村

「手紙によると、ライダーシステムのテストが目的らしいの。一部の人間達は、開発した'14ロックシードの性能をどうしても試したかったらしい。だから、ある程度バトルをして早く決着を付ければ良いはずだって」
「バトルのデータが集まれば満足する……そう思って良いのでしょうか?」

やはり飯窪も安心出来ない様子だ

「多分……インベスが居るのも、戦う機会を増やしてデータを集める為だって」
「インベスはロックシードに寄って来ますしね。私達からロックシードを奪ったのは、私達がインベスに襲われないようにする為ですね」

道重を見る小田の表情は明るくなっていた

409nOTRcORru:2015/01/01(木) 14:04:51

「そう。みんなを探しながらインベス退治をして来たけど、何匹残っているかわからないからまだまだ安心は出来ない」

メロンロックシードを握り締める道重

1人で抱えていた秘密を打ち明けた事で、決意を新たにした様だ

「他のメンバーのロックシードはさゆみが集める。一応3人はさゆみに着いて来て」
「あの、道重さん……」

飯窪が訴える様な眼で道重を見る

「わかってる。次からはちゃんとバトルをするよ。みんながライダーバトルに真剣に取り組んでる事がわかったし。正々堂々と戦うよ」
「ありがとうございます!」

満面の笑みで頭を下げた飯窪

ライダーバトル皆勤の彼女だからこそ、それに対する想いは深く熱い
望まぬ形での敗北を、他のメンバーに味わって欲しくないのだ

「誰か、他のメンバーの居場所ってわかる?」
「聖わかります。多分あそこに居ると思います。居なくても近くには居るはずです」
「じゃあフクちゃん、案内してくれる?」
「はい。あれ?」

譜久村は道重の手元を見た


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