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【近代風世界 ドリーム・ザ・ワールド

1 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/04/28(土) 18:52:49 ???
時は西部開拓時代 無限に広がる荒野とそこに眠るお宝
あふれ出るフロンティアスピリット 人々は銀色の明日を目指してその地に足を踏み入れる

その中には 一風変わった奴らがいたことを この世界で知る者は少ない

突如として起こったランダムジャンプ封鎖 少なくても現存するであろうゲートは一つ
そのゲートをくぐるために必要な物 それは大金であった

つかめアメリカンドリーム 越境の為に!!


2 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/04/28(土) 20:11:49 ???
【大陸横断列車】
ロイ「あれからランダムジャンプの兆候は?」
アキレス「ま〜ったくない」
―――ギィ!!

一行は今 汽車に乗って流れゆく景色を眺めている

まずはここに至った経緯を説明しよう

一行はこの世界に降り立ってまずやったこと それは装備の整理と現状の把握である
まず科学に依存した武器 防具 物資等 特に射出武器に関して軒並み封印 ないし一時的な喪失状態にあったのだ

礼を上げるならロイの様な近接武器はほぼ大丈夫だったが アキレスのリボルバーとショットガン この2つがなくなっていたのだ
それに一行の姿は非常に目立った ロイの革鎧も アキレスの時代を先取りし過ぎた格好もよく目立った

なので一行はとにかく目立たぬよう そして戦闘力を復活させるために賞金首を狩るお仕事に従事し 当面の資金を獲得
それを使って服装や武器をそろえた

【一行は西部開拓時代に適応した衣装を身に着け 装備を持っているものとする】

そして神隠しが起こる場といううわさを聞きつけ そこにゲートがあると確信 一行はそこ目指して汽車に乗り込んだというわけだ

ロイ「ゲートが使い物になればいいが…」
アキレス「とりあえずこの世界から脱出できれば御の字じゃない? そうすればランダムジャンプで慣れた世界にも行けるようになるでしょ」
―――ギィ!!

さて 他の者は汽車の中でどのように過ごしているだろうか?


3 : ジョシュア・アーリントン :2018/04/28(土) 21:42:45 ???
>>2
「クソ、装備はちゃんと戻ってくんだろォな……」
「俺はテザーがあるからいいけどよォ、HEXAが引き揚げる気になってくれなきゃ足止めだぜ」

そうぼやくジョシュアは銃からナイフ、身に着けていた衣服に至るまで全てを失い、インナーだけの着の身着のままでこの世界に漂流していた。
勿論金などびた一文も持ち合わせていないジョシュアは、装備の出所は追い剥ぎに傾倒していたようだ。
それゆえに彼の現状はあまり恵まれたものでは無かったが、アナログな火器の扱いにも彼は精通している。

彼は異世界へよくレリックやアーティファクトを回収に向かう任務の性質上、帰還用にある装置を用いている。
超次元テザー、すなわち次元に穴を開けジョシュアの存在を彼の基本世界へと牽引する越境補助装置だ。
装置の本体はHEXA本社に位置し、通信機器の無い今、ジョシュアからテザーの起動を要請することはできない。
すなわちHEXA側が異変を察知し、テザーを起動するまではジョシュアはこの世界から離れられないのだ。
逆を言えば、完全に手づまりになった際の最後の希望として存在する切り札に近い。

「ま、こんな恣意的な世界にブチ込まれた以上、何か思惑があるんだろうぜ」
「とにかくそれを突き止めて……、そいつに干渉可能なら一発ブン殴る。高ッかい装備の金額分な」

彼の衣服は赤白チェックのフランネルに、茶の革ベルトのジーンズ。さらに牛革のブーツとウェスタンに染まり切っていた。
クリント・イーストウッドというよりはカリフォルニアやモンタナ。田舎の牧場主のような恰好である。

クリーム色のテンガロンハットをかぶり直しながら、楊枝を咥えたまま苛立ちを見せ、唸る。
ボディアーマーすらない西部開拓時代(風世界)、いくら常人よりタフなジョシュアであろうと気を張らずにはいられないのだ。


4 : ニア・シューペリオリティ E.月光、空色ドレス :2018/04/28(土) 21:46:52 ???
>>1-2
「ふんふふーん♪」

窓側に体を向けて足をふらふら、お子様めいて汽車に揺られるニア
聖剣、月光は相変わらず輝いているし異能に関してもそこまでの不具合は確認されていない
要するにこの世界はニアに対して大きな影響を与える事は取り敢えずなかったと言える
空色を基調としたドレススタイル、帽子はニガテ故に被らなかった

「……まぁっ、別に今のところやっばいって感じの世界でもなさそうだってんですしぃ……」

不便は不便だが、まぁ蟲達の世界に三年閉じ込められていたニアはこの事態にやや楽観的と言えた
もし安物のピストルなんかがあったとしたら、護身用に買ってあるかもしれない


5 : 又ジ ◆.zilz3o6.U :2018/04/28(土) 21:51:08 ???
>>2
「見ろ、バッファローだ。 ハンティングはどうだ?」
ギターケースを抱えて窓の外を眺め、気怠げに息を吐く。
薄汚れたヨレヨレの黒いシャツにスラックス、ハットからブーツまで黒ずくめの服には、チラホラ血が付着している。適当に目に入ったならず者から奪ったのだ。
そんな見るからに怪しい格好をメキシカンポンチョで隠し、背にはライフル一丁。

「そううまくいけばいいがね。精々祈っとけ」
ギターケースの表面をさわさわと撫でる。へばり付いていた蠅が逃げた。
ケースはただの雰囲気小物ではない。中には修正力の影響でただの重い刀になった得物と二丁の拳銃、それと弾。
彼曰くの『生活必需品』が詰まっているのだ。他人に持たせる気は無い。


「目的地まであとどれぐらいだ? オレ…俺、俺は少し目を閉じてる」
修正力の影響か、生きていく分には問題ないようだが身体が妙に重く、調子が悪い。性能が大きく制限されているらしい。
脳に走るノイズも妙に大きい。ナノマシンの制御も調子が悪いと見える。

こんな時は寝たふりをするのが一番だ。座席にふんぞり返って新聞を顔の上に乗せると、そのまま動かなくなった。


6 : セニャーレ ◆AaNrqSY5ys :2018/04/28(土) 21:56:08 ???
>>2
「すぴょ〜…すぴょ〜……」

出身の文明レベルは高いが
文化的に比較的原始的な装備を有していた亜人は
服装も殆どネィティブな先住民と変わらなかった事もあり
ローブを排し身体を覆うものをポンチョ的なものに変え
羽根飾りのついたバンダナを巻いて誤魔化しを図っていた。

狼の耳と尾が丸見えだが髪形や服装からシャーマン的なものと思われるだろう。
実際魔女であるからシャーマンと名乗っても大丈夫であると信じたい。

そして惰眠を貪っていた。危機感がない!!


7 : イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 :2018/04/28(土) 22:02:52 ???
【糞厄介スキル…黄金率=テックレベル】

「金が手元に残らん」

 腕を組んで憮然と呟くのはイムカ・グリムナー。
 銀河帝国上級政治将校にして、越境者にして、現在、金欠病患者である。

【服装こそホロ・クロークが最低限の機能が生きていて再現できたが】
 【→弾代の捻出だけでも四苦八苦するほど金が無い!】

 イムカの格好…フロンティアパンツに柄の無いブーツ。
 プルオーバーのシャツにウェストコート(ベスト)、ジャケット、カウボーイである。
 このようにシンプルな格好であるが、やや目立つのが腰に付けた使用不能の墳弾短銃と、
 髑髏のレリーフがはめ込まれた水筒である。――髑髏?

≪000011111010101≫

 水筒が何やら珍妙な電子音を出す。ナムサン!浮遊機能が働かないために、
 ワケのわからない格好にホロ擬態させられたサーボスカルだ!!

【アワレ、諸機能がほぼエラーを吐き出してお荷物と化した浮遊(しない)髑髏である!!】


8 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/04/28(土) 22:07:29 ???
>>3
アキレス「ジョッシュ〜似合ってんじゃんこのこの〜」
ロイ「全くだ アキレスとは大違いだな」

アキレスも似たような恰好だ 紺のフランネルシャツにジーンズ ガンベルトとブーツ 忘れちゃいけないテンガロンハット
ロイは幅広の帽子とポンチョというメキシカンな恰好だった

アキレス「これじゃイムカタンもぞっこんだね!!」
―――ギィ!!

そうだね といわんばかりにハサミを振り上げるベティ

>>4
お嬢様なドレススタイルに無骨な刀は少しだけ目立ちそうな装いであったが 褐色の肌に明るい空色ドレスは中々似合っていた

アキレス「ニアタンも似合ってるぅ かわゆいじゃない」
とアキレスも軽口が止まらない

―――ギィ♪
ちなベティちゃんはロイお手製 メキシカンハットにご満悦である

>>5
ロイ「狩るのはいいがどうやって獲物を引っ張り込むんだ?」
その言葉にややあきれたような声のロイである

ちなみに拳銃はリボルバーのみ ライフルも拳銃弾のレバーアクションか 下手すりゃ前装式のブツである

アキレス「おやすみ よい夢を」

>>6
原住民のような恰好のセニャーレであるが 驚くことに他の乗客などのリアクションは薄い
この世界 原住民とのいざこざはほとんど聞こえてこないのだ せいぜい 少し珍しい ぐらいの感覚だろう

>>7
アキレス「弾代はこっちで管理しようか?」
テックの恩恵が使えないイムカに提案 アキレスや他の者が管理すれば金問題も解決するかも?

―――ギィ★
ちなベティちゃんは浮かべないがゆえに水筒になるしかなかったサーボスカルをハサミでつついていぢめていた

>>全員対象
アキレス「まだつかないの〜」
ロイ「まだまだかかりそうだな」

硬い座席にうんざりしたようなアキレス ロイがいうには まだしばらくはかかるそうな
と 駅員があわただしくしているのが目についた

ロイ「なんだ?」
アキレス「何々どうしたの?」

それから間を置かず聞こえてくる馬の駆け足 銃声と男たちの叫び声

ロイ「きな臭いな 一体なn」
アキレス「あぁ…列車強盗だあれ」

文化的に汽車という者を知らないロイの声をさえぎって アキレスが嫌そうな顔で告げる

ロイ「チッ 強盗かよ!!」
馬に乗った強盗がこちらにリボルバーを向ける 今まさに銃弾が窓の中に飛び込まんとしているのだ


9 : ニア・シューペリオリティ E.月光、空色ドレス :2018/04/28(土) 22:15:26 ???
>>8
「そ、そうかなぁってんですっ……」

ニヘラニヘラと照れ笑い、褒められて嬉しくないわけがないのだ

「ベティもアキレスも似合ってるってんですよっ」

と、ベティちゃんのハットの下の甲羅を撫でながら
ともあれニアとしては屋根があり、ついでに自動で動いてくれる交通機関があるというだけで御の字らしい
流れ行く赤い大地をのんびーり眺めていたが、やがて

「んへっ!?強盗っ?」
「……むむぅ、ちょっと遠いってんですねぇっ……」

向けられる銃口、砂塵でよく見えないがそれなりの数か
もし買えていたらピストルで応戦、なかったとしたら身を低く屈める
どちらにせよ、他の乗客達にも身の安全を測るように大声で叫ぶであろう


10 : 又ジ ◆.zilz3o6.U :2018/04/28(土) 22:18:30 ???
>>8
「昔はジッサイ流行ったって言うぜ? バッファロー狩り列車ツアー」
新聞の下からボソボソ返していると、何やら慌ただしい物音が耳に入る。
身を起こして睨む様に辺りを見れば、慌てる駅員、銃声、馬の駆け足。

「西部劇には付き物だな!やるぞお嬢さん方」
CRAAAAASH!ライフルの銃床で窓をカチ割り身を乗り出すと、躊躇う事無く先制射撃!
一発撃つたびにレバー操作を挟むタイプだ。面制圧とまではいかないが、牽制程度にはなるだろう。


「お前ら喧嘩を売る相手を間違えたな!こいつらはラクに死なせてくれねぇぜ!」
列車の轟音にかき消されぬよう怒鳴りながら、大雑把な狙いでライフルを乱射!乱射!


11 : ジョシュア・アーリントン :2018/04/28(土) 22:18:32 ???
>>8
「筋肉が足りねェのよ、おめーはよ」

軽くアキレスの胸を拳でこづくジョシュアであったが、それだけでドガっと重い衝撃がアキレスを襲う。
ジョシュアもロイもガタイの良さは抜群にあり、それゆえに何でもそつなく着こなすことが出来るのだろう。
逆にアキレスのような青年っぽい体系には、アーバンなカジュアルファッションの方が向いている。

「よし、待ち構える……あ」
「しまったな……銃を落とした」

強盗の放つ怒号と銃声にいち早く反応したのは、その道のプロである彼だろう。
木製の座席から立ち上がり、窓を這い出て汽車の屋根に上ろうとする。
上を取って待ち構え、上空から近づく強盗を迎え撃とうとしたのだろう。

しかし屋根に上る際に、、背中に挟んでいたリボルバーをぽろっと落としてしまった。
汽車であるがゆえに飛び降り、走って追いつけばいいのだが、それでは待ち伏せには間に合わない。
仕方なくそのまま上で待ちかまえ、馬を奪って白兵戦に持ち込むことを目論んだ。

「なぁ、俺先頭車両に行くべきだと思うか?」

と、屋根から窓へ顔を覗かせると、一応ロイに確認をとっておく
迅速な到着の為にも、先頭車や連結部を死守すべきだとの提言だ。
ゴーサインが出ればそうし、出なければそのまま強盗の馬に飛び移ろうとするだろう。


12 : セニャーレ ◆AaNrqSY5ys :2018/04/28(土) 22:22:58 ???
>>8
「…んぁ……なに、騒がしい」

くぁぁ、と大欠伸をして手足を一度ピン、と伸ばす。

「強盗?………ばん」

気の抜けた呟きと共に強盗の乗っている馬へ指先を向け指鉄砲。
放つは呪弾「ガンド」。
即効性の呪いは、やり様によっては不可視の魔弾として放てるが果たして…?

とり金属アレルギー辺りでも発症させれば鐙辺りに反応して動きが滅茶苦茶にならないかな、と撃つ。


13 : ◆T/233Moei6 :2018/04/28(土) 22:25:28 ???
>>8

「なんとも情け無い話だが、質実的にそのほうがよさそうだ。
 記録をつけておく。返せる段になったら纏めて返却しよう」

 エベレスト山脈よりも高いプライドを有するイムカであるが、
 同時に質実主義者でもある。一時の恥よりも、ここは効率を優先する。

【弾代の管理を任せることにした】

≪00001111010101≫

 サーボスカルは水筒容器と成り果てた身体を斜めに傾けて、
 突っついてくるベティちゃんの頭に熱湯をかけてやった。なんと魔法瓶!熱っ!

 --------

【そのようなコントじみたやり取りをしていると――】

「ヒャッハー強盗か。何処にでもいるなああいう手合いは」

 銃声と様相に嘆息を付きながらも、ハードカバーの本を読み続けるイムカ。
 このメンツが揃った列車に強盗とは運の無い連中め、と素知らぬ顔である。

「皆、さっさと蹴散らしてくれ。気が散る」

【あまりやる気が無い…というより、己が動く必要はないと思っているのだろう】
 【→なお余裕面であるが、本の内容に結構集中しているとも言う。もし、この本に不幸があればとても怒るだろう(フラグ】


14 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/04/28(土) 22:37:59 ???
>>10>>12
ソーマタージの銃撃は強盗の巧みな馬さばきによって命中はしなかった
が反撃で放たれたリボルバーによる銃撃 一発が窓枠の内部に飛び込んでくるがソーマタージにもセニャーレにも当たらなかった
どこに当たったか? 後述

お互い牽制射の応酬ののち 強盗は後部列車に下がっていく
セニャーレの魔弾は下がっていく強盗を捕らえることはできなかった

>>11
ロイ「先頭車両? なんd」
アキレス「オッサン 汽車をとめられたら強盗の思うつぼだ」
ロイ「馬車の馬をやられるようなもんか・・・ヤバイな!!頼む!!」

頃の重大さに気付いたロイがゴーサインを出す

アキレス「あれ ジョッシュ銃は・・・」
先頭車両に向かうジョシュア 案の定 強盗が汽車の切り離しを狙って複数が殺到しつつある
ジョシュアに気付いた強盗はリボルバーを発砲するも 揺れる馬の背の上だ 命中率は高くない

>>9>>13
―――ギィ!!ギィ!!
ベティちゃん 熱湯の前に敗れるの図

そして前述の銃弾であるが のんびり本を読んでいたイムカにむかって一直線
ちょうど挿絵の男性の顔をえぐり取って天井に突き刺さった ヘッドショット!!
イムカには当たってないようなのでご安心ください

そして後部車両から聞こえてくる喧噪 ドアをけ破り入ってきたのは 口元をバンダナで隠した強盗複数

強盗「金目の物をおいてけ!! 命だけは助けてやるぜ!!」
お決まりなセリフと共にズカズカと踏み込んでくるが 果たして?


15 : セニャーレ ◆AaNrqSY5ys :2018/04/28(土) 22:43:38 ???
>>14
「むー…」

どうにも狩人たる自身の一撃が外れるのは思うところがあるようで唸る少女。

「………ばん」

なので強盗が入って来るや否や呪弾を放った。
八つ当たりである。
突如として耐え難い頭痛に悶えるがいい〜、と呪いを込めて。

「大体金目のものがない」


16 : ジョシュア・アーリントン :2018/04/28(土) 22:48:45 ???
>>14
「了解!うわっとォ!」

ロイの命令に従って顔を上げたジョシュアを待っていたのは反対側に回り込んでいた強盗だった。
顔を合わせる形で両者対面し、リボルバーから放たれた銃弾をジョシュアは驚いて躱す。
銃弾の一つが掌を貫いて頭の傍を通り抜け、思わず冷や汗を流す間も無くジョシュアは一目散に走り出した。
幸い小口径弾による傷は小さく、直ぐに紙が燃えるのを逆再生するようにして塞がった。

「ゲホッ、ゲホゲホッ!!」
「おい……!あんた、この車は強盗に狙われてる」

客車の上を駆け抜けて、ジョシュアは先頭車に排煙を突っ切って転がり込んだ。
大きな物音に驚いた運転手だったが、それを見越していたようにジョシュアは彼を落ち着かせる。
まずは簡潔な状況の報告。それに続いて示されるのは解決策の提示。

「だが大丈夫だ、俺達がなんとかする」
「落ち着いて、いつも通り列車を動かすんだ……絶対に止めるんじゃない、待ってろよ」

「あぁ、そうだ……」

運転席の梯子を蹴って再び屋根に飛び乗ったジョシュアであったが、上からひょっこりと頭を覗かせて戻る。
その手にはある物が握られ、それを眺めるジョシュアの顔はさながら悪だくみを思いついた悪ガキだ。

「……コレ、ちょっとばかし借りるぜ」

コンコン、と反対側の指先でつつくそれは赤々と火花を散らせる燃えた石炭。
投げつければ砕け散り、あっという間に燃え広がる優れものだ。
一つだけでも軽めの岩ほどの重量があり、装甲にも対応できるだろう。


17 : ニア・シューペリオリティ E.月光、空色ドレス :2018/04/28(土) 22:48:54 ???
>>14
「、……!」

低い姿勢で既に駆け出しているニア
強盗が後部車両に取り付き、侵入している事をこの騒音と銃声、嘶きの中で勘付いたのだ
細身のタイドメイカーを外部筋肉めいて巻き付けた脚は素早くそして力強い!

「お断りだってんですっ!!」

揺れる車内!それでも体幹に補佐の入るニアの体の重心はブレやしない!
月光を引き抜き先頭の強盗の銃を弾き飛ばさんと振るった!


18 : 又ジ ◆.zilz3o6.U :2018/04/28(土) 22:53:31 ???
>>14
「おっぶぇ…」
ビュン!と側を掠める銃弾。側を見ると、怪我人はいないらしい。今のところは。
弾を込め直して再び身を乗り出すと、すでに強盗は後ろについた後だった。


「マズいな、乗り込まれたらしい」
聞こえてくる喧騒に顔を顰め、ギターケースを勢いよく開く。狭い場所ではライフルはかえって不利との判断だ。
両手にそれぞれリボルバーを握れば、ドアが破られるのとほぼ同時に連射!

「俺の坊やに挨拶しな!」
思考に混ざるノイズを振り払い、二の句も言わせんと撃ちながら走る!乗り込んだ強盗を一掃するために!


19 : イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 :2018/04/28(土) 22:57:42 ???
>>14

≪0001111010101≫

 髑髏水筒が左右に容器を揺らし、勝利のVである。

「何をやってるのだ。君たちは」

 お湯をかけられて遁走するベティと役立たずと化したドローンに呆れるばかりなイムカであった。

 --------------

 BANG!

「………」

 無粋極まる銃弾がイムカの本を射抜く!
 そこには、指を突っ込めるくらいの風穴が開いた己の本!

「………」

 ページをパラパラとめくる。どのページにも同じような穴!ナムサン!ナムアミダブツ!!

【ここで丁度強盗が入ってきた!】

 さてさて、普段の決断的性格とスパルタン過ぎるアレな行動力から忘れられがちだが、
 外見だけならパーヘクツなイムカである。白磁の如き艶やかな肌。豪奢かつしなやかな金糸の長髪。
 紫水晶の如き瞳。そして、豊満な胸を持つ豹を思わせるしなやかな肢体。

【強盗的には戦利品としても第一級であろう!!】

「ならば、貴様等は命をおいてけ。金目のものだけは助けて(徴発)やろう」

 おもむろにスコフィールド・リボルバー(45口径・トップブレイク式リボルバー)を引き抜き射撃!
 有無を言わせぬ決断的発砲!本の仇ゆえ情け容赦なし!!


20 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/04/28(土) 23:07:20 ???
>>16
運転手「あ? あぁそのようだな・・・!」
驚く運転手 なれど辺りに視線を向ければ 群がる強盗の皆さま

運転手「分かった!! 頼んだぜ!!」
その言葉と共に炉に石炭をぶち込み速度を上げ様とする汽車 そうはさせじと群がる強盗

運転手「あんた熱くないのか!?」
目を丸くすr運転手がいたが気にしないであげてください

だが燃え盛る石炭を投げ付けられるのは想定外だったのか 難なくぶち当たり砕ける石炭
燃える石に驚き制御を失う馬 落馬する強盗 どうなったかは不明 だが無傷ではないだろう

だがその隙に1人の強盗が先頭車両に取り付いた 強盗はジョシュアに拳銃を向けながら連結を解除しようと画策している

>>15>>17-19
とりあえずイムカ用BGM用意しておきますね

ttps://www.youtube.com/watch?v=yCgqpX8UPbI

冗談はさておき 一つ敗因を申すなら 越境者がここにいたということだ

ソーマタージの二丁拳銃 アキレスのモデル1拳銃 イムカのモデル3拳銃の一斉者が火を噴く
とっさに客席に身を隠す強盗 反撃に出ようとしたその時 セニャーレの不可視なる銃弾に撃たれ顔をしかめる

その隙を突き 這うように身を屈め接近してくるニアに対応できず 月光の一刺しが強盗の胸を貫いた

だが後部車両から強盗が押し寄せてくる 更に

乗客「大変だ!! 先頭車両を切り離そうとしている奴がいるぞ!!」

ロイ「イムカ!! 俺と一緒に先頭車両にいるジョシュアの援護にむかってほしい
   アキレスはここでソーマ達と敵を食い止めてくれ!!」

ロイの指示が飛んだ

後部からやってくる強盗は 片手にごついナイフを もう片手に拳銃を手に こちらに射撃をせんと銃口を向ける


21 : ジョシュア・アーリントン :2018/04/28(土) 23:15:51 ???
>>20
「はッ!アメリカ人ならベースボールはやってるよなァ!?」

ジョシュアのキレのある”ボール”が強盗たちを落馬させてゆく中、一人の強盗が先頭車に取りついた。
それを見ていたジョシュアは素早く運転手と強盗の間に飛び込んで割り込み、盾となって立ち塞がった。
全身ススまみれだが先程までの苛立ちはもうない。よくできたストラックアウトだ。
最後の的を眼前に、両手に持つのはアツアツの石炭ひとつずつ。異様な光景である。

「オイオイ、持ち弾俺にブチ込んだら、ジョイントをブッ壊す弾が無くなるぜ?」

石炭両手に挑発してみせるジョシュア。相手は軽装、こちらは異能持ち。
投降がベストだが、恐怖心を煽る事によって冷静な思考を遮断できればそれでよし。
落ち着いた歩みをもって近づき、石炭で頭をカチ割るつもりなのだろう。


22 : ニア・シューペリオリティ E.月光、空色ドレス :2018/04/28(土) 23:17:07 ???
>>20
「……よいしょっとっ」
「これっ、もう撃てるってんですかねっ……?」

名も知らない強盗の形見となった銃を奪い取り、片手に西洋剣片手にピストルな完全武装!
取り敢えず至近距離、強盗に銃口を向けて引金を絞る!

「……うわわっ!?」
「あっぶなぁっ……」

強盗の反撃に咄嗟飛び退き異能展開
タイドメイカーの触腕を蜘蛛の脚めいて車内壁を伝せ三次元的な動きで銃弾を回避!
足止めの役割としては取り敢えず目立つし存分であるといえよう


23 : イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 :2018/04/28(土) 23:20:25 ???
>>20

「ああ。了解した」

 穴の開いた革袋から貨幣をこぼしながら(テック黄金率!ナムサン!)、
 後背を仲間たちに預け、先頭車両に走るイムカ。
 切り離されて機動力を失った客車など、格好の餌食である。

【おそらく急行して見えるのは強盗と相対するジョシュア(>>21)だろう。挟み撃ちの格好となりえる】

 【→可能であれば、ジョシュアに意識が向いている強盗をガシッと掴んで車外に投げ捨てネギトロとするところであるが?】


24 : 又ジ ◆.zilz3o6.U :2018/04/28(土) 23:23:33 ???
>>20
「くわばら、くわばら…」
BANG!BANG!BANG!座席に隠れて牽制の銃撃を放ちながら、イムカから目を逸らす。
見た目はいいが、その戦闘力はダンチだ。餌に釣られるどころか餌に襲われるという稀有な体験となる事だろう。


「俺はここで地味な仕事か?やれやれ。
 眉間と言わずボールを吹っ飛ばして───」
軽口を叩いて再装填。両の手にゴツい武器を持った強盗を捉え、引き金に力をこめたその瞬間だった。思わず膝を付いたのは。

ヒビの入ったステンドグラス越しの様に、視界がハッキリしない。罵声、悲鳴、轟音に負けない呪詛の声が聞こえてくる。
強盗を狙って放たれたのは一発の銃弾のみ。まるで船に酔ったかの様にその焦点はハッキリとせず、震える手は何とも覚束ない。

「空気の読めない…ッ!」
テックの力で強引に抑えていた分裂した精神が、ここにきて揺さぶりをかけてきたのだ。いわばピンチ!


25 : セニャーレ ◆AaNrqSY5ys :2018/04/28(土) 23:23:50 ???
>>20
「…きりがない」

狼の機敏さでもって車内を跳ね回り強盗へと肉薄。
伸縮式の槍『ランツェ』を本来の長さへと戻しつつ突き出す。

更にそのままの勢いで連中が入り込んでくる出入り口へと突き刺した強盗諸共突っ込もうと。
おそらく出入口は大きくない。
連結部の通路の壁にでも百舌の如く突き刺しておけば侵入は容易ではなくなるはずだ。


26 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/04/28(土) 23:40:04 ???
>>22>>24-25
ニアが手にした銃 それはヴォルカニックと呼ばれるレバーアクションのピストルだった

ソーマタージが放った銃に驚き飛びのく強盗だが そこはニアの至近距離
引き金を引いたニア 銃弾が吐き出され それは強盗の脳天をえぐった

続いてセニャーレが槍を展開 突撃を仕掛ける が強盗は穂先をナイフでそらしつばぜり合いに
獲物はセニャーレが有利 なれど男は存外に強い力でそれを抑え込もうとする

なおニアはセニャーレを援護できる位置にいる者とする

そしてひざをつくソーマタージ
アキレス「ソーマ!?」

それに気づいたアキレスがソーマタージを座席の影に隠す
だがソーマタージには見えたことだろう

アキレスの背後に現れ アキレスの脳天に向けて引き金を引かんとする バンダナで顔を隠した強盗の姿が

>>21>>23
強盗は焦った 目の前の男は石炭を手に不敵な笑みを浮かべる 腹の立つ笑顔だが言っていることはその通り
焦ったように連結とジョシュアを口語に見る がジョシュアがだんだんと近づいてきて

意を決したようにジョシュアに銃口を向け その瞬間背後のドアが開き そこにいたのは眩いばかりの美女
だがその美女はこちらをネコの子のようにつかみ投げ捨て・・・

とりあえず当面の脅威は去った だがまだあきらめきれていない強盗がこちらに銃口を向けてくる

運転手「おいアンタ(ジョシュア)銃がないなら貸してやろうか!?」
と運転手が差し出したのはパーカッション式ピストル(装填済み)だったが 果たして


27 : ニア・シューペリオリティ E.月光、空色ドレス :2018/04/28(土) 23:45:47 ???
>>26
「……うーんっ、なるほどっ……」

タェンティースは銃火器を好まない
それは、いのちの遣り取り手段として相応しいモノは指先であってはならないとの考えの体現である
ただ、ニアはそうではなく、生き残る事を最優先とすればあらゆる手段や道具を使いそれを果たそうとするであろう
放った銃のクセや特徴、感覚を確かめるように唸る

「んっ……あぶなっ……!」

それでもしかし、咄嗟の判断で行われるのは矢張り異能であり剣戟であった
今回もそうで、セニャーレと対峙する強盗へ向けて放たれたのは細身の触腕なのだ

「って、ソーマもっ!?大丈夫ってんですかぁっ!?」


28 : セニャーレ ◆AaNrqSY5ys :2018/04/28(土) 23:47:02 ???
>>26
開始された鍔迫り合い。
魔女は強盗に負けじとチカラを籠め…ると見せかけて槍を手放した。
すぐさま這う位の姿勢で一気に飛び掛かる。
その右腕に括りつけられた二枚刃の鍵爪『クラオエ』を振るって。

「がぉッ!」


29 : ジョシュア・アーリントン :2018/04/28(土) 23:48:33 ???
>>26 >>23
「そろそろ来るって……オラッ!信じてましたよ、コミッサー!」
「あんたも悪いな、おっと……こりゃさしずめ大航海時代だな」

カバーに入ったイムカに対し、先ほどの笑顔を保ったまま目配せ。
例え圧倒的な力の差があろうと相手は貨物の強奪を目論んだ武装強盗。
ジョシュアは構わず二つ残った石炭をブン投げ、それから運転手が差し出したピストルを受け取った。

それを強盗目掛けて早速ブッ放し、運転手に投げ渡して返すと今度はレンチを両手に持った。
運転席にあるものは片っ端から投げていくつもりなのだろう。

「チッ……弾切れか」
「オイ!死にたくなけりゃそろそろ逃げた方がいいぜ?」

投げるものが無くなってきて、そろそろ異能の行使を考える頃合い。
気の毒であまり使いたくはないが、まだ強盗はいるだろうか?


30 : イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 :2018/04/28(土) 23:56:13 ???
>>26

 (>>24)ソーマタージの予感通り、実に稀有な体験を経て、
 高速で走る列車のパワーと車輪の切れ味により瞬時にネギトロと化す強盗!

「無粋な連中だ。数も無駄に多い」

 スコフィールド・リボルバーより装弾数6発を一斉排莢。素早く弾丸を装填する。
 なお、リボルバーに浪漫を覚えるタイプではないので自動拳銃の方がいいと内心で思っていたりもする。

「(>>29)弾丸か。確かに私も心もとないな」

 しばし銃撃を行っていたイムカであるが、何しろ金欠病である。
 元々、それほど銃弾を所持しているわけでもないので、あっという間に底が見えてくる。

「大尉。近接戦で行き埒をあける」

 トンファーバトンを引き抜くイムカ。相変わらず将校なのに最前線病である。
 強盗相手に不覚は早々取らないだろうが、シールドも無しに前に出ようとするのは自信ゆえか蛮勇かその両方か。

【→可能ならそのまま強盗共に接近してシバき倒す。小説の恨みとかで戦うほど狭量ではない。
 あくまで迫り来る火の粉を掃うゆえなのだ()】


31 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2018/04/28(土) 23:58:04 ???
>>26-27
「ツイてねぇ……!こんな時にまで……」
込み上がる吐き気。グワングワン揺れる自意識。隠れる際にしたたかにぶつけた後頭部の痛みすらあやふやだ。
ヒビ割れ、奇怪な光飛び込む視界に広がるのは自分を押し込んだアキレスの顔。そして、強盗の銃口。


「GGGGGRAAAAAARRRRRGGGHHH!!!」
BANGBANGBANG!!猛獣めいた唸りと響く銃声!震える手が軋むほど握り締め、アキレスの背後の強盗目掛けて右手の銃を乱射したのだ!
自我を侵す精神、僅かな心の残滓もそのままに撃つ!撃つ!撃つ!

「オレっ…、オレはいい!他の奴をやれ!」
窓から身を乗り出して胃の中を吐き出すと、口元を袖で拭ってニアに叫ぶ!気遣いは御免だ。


32 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/04/29(日) 00:07:15 ???
>>27-28
力比べをしていた槍が突如手放され大きくつんのめる強盗
その視界一杯に迫る触椀 そして顔面を殴打されると同時 

背後から突き出された刃物によって貫かれ 強盗はこと切れたのだった

>>31
アキレス「ッ!?」
背後の殺意に気付いたアキレス・・・よりも先にソーマタージがありったけの銃弾を強盗に乱射
次々に体を穿たれ 最後には窓から転げ落ちる強盗で会った

アキレス「あ・・・アリガト・・・」


>>29-30
列車強盗で一番手っ取り早いのは連結部を狙うこと
なれどそこにいるのは歴戦の兵士2人

銃弾がなくなれば手当たり次第に物を投げ付け うまく取り付けばトンファーバトンの殴打が待っている
有効な手を見出せぬまま時間がだけが過ぎていき・・・

>>全員対象
強盗達が列車から離れていく 割に合わぬ仕事となったのだろう

運転手「助かったのか・・・?」
茫然とつぶやく運転手 そして次の瞬間 列車内部からも歓声が上がる 助かった 助かったのだと

運転手「やった!! やった・・・あぁ!!」
だがありったけの石炭を燃やし続けた結果 本来なら駅の前 減速しなければならない地点を通り過ぎていた・・・慌ててブレーキをかける運転手

【全員に判定 急ブレーキ:とても揺れますのでお気を付けください】


33 : セニャーレ ◆AaNrqSY5ys :2018/04/29(日) 00:10:40 ???
>>32
「んおっ?」

獲物を屠ったも束の間、急停車する列車にバランスを崩す。

「ぎゅむ!?」

顔面から床に突っ伏す魔女。


34 : ニア・シューペリオリティ E.月光、空色ドレス :2018/04/29(日) 00:13:35 ???
>>31-32
「……わかり、ましたってんですっ!」

ソーマタージの咆哮に応じる
心配が消え失せた訳ではないが、しかし無用のそれで殲滅を遅め危機の脱出に時間を要するのは愚の骨頂だ
ならば行動を迅速に、そして安全を確保する方が余程良い

「ナイスっ……!」

そして煌めくセニャーレの一閃、強盗撃破!
撤退を始める彼等を前に、軽くクリアリングや負傷者の確認を行い完了すればようやく一息

「……はふぅ……」
「思ったよりぃ、先が思いやわひゃぁっ!?」
「……思いやられるってんですねぇっ……」

頭を抱えて呟きは途切れ、急ブレーキで転がり視界は上下逆さまに
憮然とした表情で落ちて来たスカートの裾を払い除けながら、溜息をつくのでありましたとさ


35 : ジョシュア・アーリントン :2018/04/29(日) 00:20:57 ???
>>32
「諦めたみてェだな……」

運転手のオッサンの肩をポンポンと叩きながら、よくやったと呟くジョシュア。
戦局の終わりにようやく普段の停止点からの超過に気が付いた運転主。
そばで見ていたジョシュアは当然それに気が付いていたし、備えていた。
手すりを掴んで急停止に備えていた訳だが、運命のイタズラか石炭の煤が彼の手を滑らせた。

「うおおッ……!?」
「ぐッ……ダセェ……」

ズガっと派手に転び、頭を壁に打ち付けて地面に寝転がる。
ズキズキと痛む側頭部。朦朧とする視界で床に手をついて起き上がる。


36 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2018/04/29(日) 00:22:44 ???
>>32
「クソが!」
自分で斃した強盗の獣を拾い、離れゆく死骸に死体撃ち!
口の端から垂れる吐瀉物の跡を拭って吐き捨て、ガンガン痛む頭を押さえる。

「礼はいい…。それより、終わったみたいだぞ」
歓声が霧が晴れた様にハッキリとする頭に響く。それがたまらなく不快だ。
銃を窓から捨てると、辺りを一瞥してハットを被り直し、座席へヨロヨロと戻る。


「やる事はやったんだ。 オレは休ませてもらうぞ…。俺は…」
座席の血を拭い横になる。その瞬間、耳をつんざくブレーキ音!激しい揺れ!
歓声の法則に従い、座席を吹っ飛びビターンと前の壁に叩き付けられるソーマタージであった。


37 : イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 :2018/04/29(日) 00:25:16 ???
>>32

「訓練が足りんな」

 血塗れの旋棍(ゴア)を拭いながら言い放つイムカ。
 周りには酷い状態となった強盗やら歯の欠片やら何やら。
 詳しい描写は精神衛生上良くないのであえて避けることとする。

【強盗に遭遇する越境者達も運が無かったのだろうが、それ以上に強盗たちは悲惨なまでに不運であった!】

「むっ…」

 ここで職務怠慢な運転手(ひどい酷評である)により、急ブレーキと相成る列車。
 実際、急ブレーキはとても危険であるし、その揺れも強烈である。

【が、どういうわけか、腕を組んだ傲慢ポーズをキメたまま微動だにしないイムカ。世の中とは不思議である】

「(>>35)どうにも、締まらないな君は」

 対照的に思いっきりすっ転んだジョシュアに嘆息をつきながら手を伸ばすイムカである。
 麗人的に絵になるのだろうが、役どころがどう考えても逆であるべきシチュエーションである。
 こんなことだから、同姓にラブレターを大量に送られるという寒々しい経験を重ねるハメにもなる。

【ナムサン!】


38 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/04/29(日) 00:27:50 ???
>>全員対象
急ブレーキ 火花と轟音をとどろかせ 内部にちょっぴりダメージを与えつつ
どうにか駅構内に停車することができた と誰かが知らせてくれたのか 保安官の方々があわただしく入ってくる
が 敵を撃退できたと知るやホット胸をなでおろしたそうな

なお目に見える場所で奮戦したイムカとジョシュアは 保安官から謝礼が出たそうな

―――ギィ!!
なおイムカが落とした貨幣はこいつが拾っておいたそうです よかったね

【場面転換】
さて その後一行はどうにか神隠しが起きるといわれた地に足を踏み入れる
そこにあったのは白く渦巻くエネルギー・・・だが

ロイ「・・・これ料金メーターだよな」
なんかその前に変な装置がある

アキレス「何々・・・表示された金額を支払わないとゲートは使えませんのであしからず・・・マジかよ」

そこにはかなりの大金を示すメーター 試しにロイがゲートに近づく スルリとゲート内部に入り込み・・・

ロイ「ンギュ!!」
ペッと吐き出され床に転がった

ロイ「いてて…ゲートが使えないのは確かなようだ しかしどの程度の金額なんだこれ?」
アキレス「この時代なら…戦艦が乗組員付きで買える」

その言葉にげんなりするロイ アキレスも白目状態だ

ロイ「・・・こりゃ一筋縄じゃ行かなそうだ」

かくして 乾いた大地 フロンティアスピリット渦巻くアメリカの夢をつかむ冒険が 始まった・・・・・

//今回はこれにてシメ オツカレサマドスエ


39 : イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 :2018/04/29(日) 00:37:24 ???
>>38

「ふむ。受け取っておこう」

 なお、このとき貰った謝礼はその日のうちに何か色々あって使い果たしました。
 何があったかって?なんかだよ!(テック黄金率

 --------
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「なんだこのふざけたゲートは」

 イムカは常の淡々とした口調であったが、内心は苦虫を潰したような心地である。
 必要なのは…マネ-!!そして、この世界においてイムカの金運たるや…!

「神なりし皇帝陛下よりの試練か。これは」

 あまりのミッションインポッシブル具合に何か彼女にしては珍しく現実逃避してますお!!

【ナムアミダブツ!!】


40 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/05/05(土) 16:54:46 ???
【ゲートにほど近い場所にある街】
ロイ「とりあえず情報を整理しよう」

この世界のゲートを探し当てた一行は数日間 各方面に対し情報収集を行い 今この街の宿屋で情報交換を行った

ロイ「アキレスがラジオから手に入れた情報によれば ここのゲートは一度金を払えばフリーパスになるらしい
   なら他のゲートは?と逝きたいところだが 残念なことに他のゲートがあるかは未知数だった」

ロイ「更にだ この世界には越境組織というものが存在しないっぽい カノッサ エーカー デギオンズネットワーク 止まり木 更にはイムカのインペリアル・・・ナントカもだ
   更に細かい組織に至るまですべて 影も形も噂すらない」

ロイ「これは推測なんだが…俺たちはこの世界に足を踏み入れた越境者第一号である可能性があるわけだ
   更に・・・ちょっと突拍子もないことを言うが ゲートの料金表は 世界が越境者の扱い方を知らないが故の措置の可能性すらある」

実際ゲートには条件が設定されていることがまれによくある 今回もその一つの可能性があるのだ

ロイ「とにかく今は金を稼がにゃならん ここまではおk?」

と一行に問うた


41 : ニア・シューペリオリティE.月光、空色ドレス :2018/05/05(土) 21:39:29 ???
>>40
「おーけーおーけーですってんですっ」

ふむふむと唸りながら数度頷く
ニアは越境現象が公になって以降、極めて初期からそれに翻弄されてきた存在のひとつだ
つまる所未開の世界に対しても、ある程度の知識や心構えみたいなモノを知っている

「……だったらっ、余裕があったら行く先々に止まり木を確保しておきたいってんですねぇっ……」

故に、後に訪れたモノや或いは次に訪れる場合の可能性を捨てる事が出来ずに呟いた


42 : セニャーレ ◆AaNrqSY5ys :2018/05/05(土) 21:42:19 ???
>>40
「つまり金鉱を見つけ出せば良いと言うー?
 夢はでっかくゴールドラッシュ〜」

ポンチョ的なもので身体を覆い
羽根飾りのついたバンダナを巻いて
狼の耳と尾が丸見えだが髪形や服装から
シャーマン的なものと思われるだろう長身の亜人が胡坐をかきながら、のほほんと

「それか銀行強盗?」


43 : ナージャ ◆9vmr0jXsek :2018/05/05(土) 21:43:19 ???
>>40

「おっけーおっけー。この地のマナも薄いながらも丁度馴染んだところだよ」

「かろうじて神秘守り諸部族が存在するような世界で助かったよ。本当なら彼らの服を誼でわけてもらいたいぐらいだったけど」

流石にこの時代ごろのアメリカでインディアンの恰好は無暗に刺激を与えかねないとの判断。
そんなわけで、このエルフの小娘は、ベージュのダスターコートを着込み、フードまでしっかり被っている。
腰にはガンベルトを巻いているが、ホルスターには何も収まっていない。ただのファッションだ。ビール瓶ぐらいなら入るかも?

「で、おかねもーけってことは、懸賞首の根城につっこんでいってー、古式ゆかしいハック&スラッシュ。そういうことだね?」

あっちこっちへ好奇心のままふらふら飛ぶ身からすれば、懸賞金目当ての、事実上の押し込み強盗にも慣れている。


44 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2018/05/05(土) 21:43:33 ???
>>40
「地獄の沙汰も金次第、という事か?オレ達にはお似合いか?」
椅子にふんぞり返ってテーブルの上に足を乗せ、表情を変えずに口を挟む。
殆ど手を付けていない酒を隅に退かすと、新聞を放り投げて上に拳銃を乗せる。

「よかったな、カネで済んで。 生贄を要求する類じゃなくて」


「で?その金はどうやって手に入れる。 戦艦が買える程度の物なら、そうそう稼げないぞ」
言いながらシャツのポケットから出したのは、折りたたまれたボロボロの羊皮紙。中にはこの街の地図が描かれている。

「襲って儲かりそうな店を幾つか見て回っておいた。 見ただけだが…。
 これでも足りないぐらいだろうがな。デカいヤマを見つけなければならない」


45 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/05/05(土) 22:01:18 ???
>>41
ロイ「それもいいな だがそいつを作るにも金がかかる
   金 金 金ぁ 世知辛いねぇ」

と苦笑して見せた

>>42
アキレス「それな でも新聞を見る限りじゃ まだゴールドラッシュは起きてないみたい」

ロイ「手っ取り早く大金を得るならそれもアリだ だが俺たちはともかく これからくるであろう越境者に不利益を押し付けるのがいいことかは分からんがね」

>>44
ロイ「全くだ 血をささげろといわれたら悪鬼羅刹にならにゃならなかった」

>>43
ロイ「あぁそれもアリだ だが一体どれだけの賞金首を狩ればいいやら」
アキレス「賞金首がいなくなりかねないな」


>>全員対象
ロイ「そう 俺らはどでかいヤマを当てなきゃならん どうも聞く限りではゴールドラッシュというのは砂金採りらしいが…におうんだ」

その言葉にアキレスはソーマタージに屁こいた?と言わんばかりに視線を送る

ロイ「そうじゃない 俺の僅かに流れる鉱人としての血が告げている ここから遠からずの場所に金鉱脈が眠っていると
   俺は少し単独で鉱脈を探ってみようと思う そしてお前らに頼みたいのは 軍資金だ」

ロイ「小人数でひぃこら掘ってたら他の連中にかすめ取られかねん よーいどんで他の連中に先んじて採掘施設を建造し 華麗にスタートダッシュを決める
   そのための軍資金をためておいてくれ 手段は・・・問わないといえればいいんだが 悪名が高まることはやめてくれ 今後の行動に支障がってレベルじゃねぇ」

【数日後】
ロイはリュック一つ担いで街を出ていった とりあえず軍資金をということだが…

アキレス「ねぇねぇ この間列車強盗やった連中のアジトがこの辺にあるんだって
     あの一件で兵隊の数減らしてるだろうし 襲って腹の中の財宝奪いつつ 賞金首もとかどう?」

金策に走る一行に 鉄火場へのお誘いの言葉を持ちかけるアキレスであった


46 : セニャーレ ◆AaNrqSY5ys :2018/05/05(土) 22:06:49 ???
>>45
「弱って巣穴に戻った動物を狩る…あ、立派な狩りだ〜 やるやる〜」

文化として狩猟を是とする魔女は迷う事無く、手をぶんぶん振り上げ即答する。

「薪をいっぱい用意しよう。
 アジト入り口で燃やして煙を風を使って送り込もう。
 出てきた所をとっ捕まえて連行してお金も名誉もいただこう!」


47 : ナージャ ◆9vmr0jXsek :2018/05/05(土) 22:06:52 ???
>>45

「そうだねぇ、採掘なら現場整えればボクが大分力になれるよ」

「正確にはボクの呼び出したモノが、だけれど」

採掘向きの生き物を出せれば、人の手でひいひい掘るより効率的。
しかし、持続時間と同時使役数がネックである。こいつ単独では厳しい。

そんな風に金掘りすることに話がまとまりつつ、問題は軍資金。
降ってわいたのはやはりというか、ハック&スラッシュというわけだ。

「はいはい。喜んでいこー。まさに冒険だよね」

もちろんこいつは乗り気だ。


48 : ニア・シューペリオリティE.月光、空色ドレス :2018/05/05(土) 22:09:25 ???
>>45
「ほへー……」

鉱脈だと言われれば全くの素人であるニアはただ口を開くしかない
それでも、頭の中から全くの猜疑が芽吹かないのはロイへの全幅の信頼故であると言えた

「分かりましたってんです、こちらはお任せ下さいっ」

一応これでも、ニアはアクの強い越境者達の中ではそこそこな常識人組である
少なくとも強盗云々を提案する輩とは違うであろう(強調)
要するに、悪名の件に関してはある程度のブレーキになれるはずだ、多分きっとメイビー

そんでもって数日後!

「はーいはーいっ、賛成ってんですっ」

アキレスの提案に元気に賛成
アジト内での対歩兵戦となればタイドメイカーの本領発揮と言えた、反対する理由は皆無


49 : イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 :2018/05/05(土) 22:16:27 ???
>>45

「はぁ…」

 朝である。馬小屋からよいしょっと身体を起こすのはイムカ・グリムナー。
 そう、馬小屋。藁が敷き詰められているおかげで、意外と寝心地は良く無いが、泊まる場所としては底辺クラス。
 常通りの無表情で、身体についた藁屑をパッパと掃う。

【金策…イムカ的には絶望的目標である!!テック黄金率というトンチキスキルによりカネが全く入ってこない!!】

「水はどうにかなる。食料はヤモリなりネズミなりで賄う。が、どうしたものかな」

 弾代にすら四苦八苦。身体目当てに声かけてくる無法者をぶっとばして得るカネも微々たるもの。ガチでどうしようもねぇ。

「ミッションインポッシブルだな。どうしたものか」
≪00011111010101≫

 水筒と化したサーボスカルが空気中の水分を収拾して蓄えた水で喉を潤し、顔を洗い着替えて外に出る。

【なお、誰かに全部預けておけば〜というアイデアはその誰かまでトンチキスキルによりマネーを失う可能性が出てきたため頓挫】

 ---------
 -------

「徴発か。悪くは無いな」

 アキレスよりのお誘いに腕を組みながら乗り気なイムカ。
 風穴が開いた小説の仇でもある。慈悲はない。

【ちなみにこの数日のイムカの暮らしを聞けば、げんなりテンションとなることは避けられないであろう!!】


50 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2018/05/05(土) 22:16:28 ???
>>45
アキレスの視線にも肩を竦めるだけ。 否、中身が入ったままの酒瓶を当たり前の様に投げた。

ロイの実力、能力は分かっている。彼が言うならそうなんだろう。
「ゴールドラッシュ、ね…。期待せずに待ってるさ」
「もっといい話がある。ジーンズを売るんだ」


それからどうした。

「お前にしてはそこそこいい話かもな。そういうのは慣れてる」
メキシカンポンチョの中、ライフルに弾を籠めるとハットを被り直して向き直る。
戦の狂熱こそ感じさせないが、濁った瞳に宿る理性に否定の気配は無い。

「一仕事やるとしよう。他の連中もそれでいいらしいしな?」


51 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/05/05(土) 22:21:44 ???
>>49
アキレス「はいイムカタン 今日の銃弾」
と銃弾のは言った箱を差し出す 現物支給!!

>>50
上記の銃弾を手渡した後 酒瓶がヒットし 悲鳴を上げて倒れこむアキレスであったとさ

>>全員対象
話はまとまった この町の保安官に話を通すと
保安官は全員生死問わずとのことなので安心してキルゼムオールすることになった

ただため込んだ財産は所有権がどうのこうのとぬかしやがった
まぁ連中も使い込んでるだろうから 目減りしていてもわかんないよね(ニッコリ

一行は夜の帳に紛れて目的地に向かった
元は廃棄された街なのだろう 外周を漆喰の壁に覆われた場所

高いところからの偵察によると 中は廃屋が並び 壁には補償がたっている
といっても軍隊経験のない輩バカリダ 補償にも穴が目立ち 士気も低い
交代しながら夜を徹してやっていることだけは評価してやろう

アキレス「さて 大声あげて打って出る? 可能な限り隠密? どっちにする?」

この時代消音機なる便利な者は存在しない 銃を撃てば音が響く代物だ
多数決でこの場は決めるとしよう


52 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2018/05/05(土) 22:27:40 ???
>>51
「欲を言えば、外から狙ってくれる奴が欲しいな」
目を細めて目的地を睨み、地面に指で簡単な図を描く。
弾も無限ではないし、装備もこの世界では使えない。


「オレ、俺は静かにやりたいね。騒ぎを大きくする必要はない。だろ?」
ナイフも一応用意してある。クルトやエリコの様な本職には及ばないが、スキルも無いわけではない。
何より、大暴れできるだけのリソースも無い。隠密に一票だ。

「もっとも、お前らが出来るならだが」


53 : セニャーレ ◆AaNrqSY5ys :2018/05/05(土) 22:27:54 ???
>>51
「一方で騒いで、一方で忍び込んで…焼く」

焼き討ちをご所望の魔女。

「混乱に乗じて個別に狩るべき。
 獲物の数も分からない。でも此方よりは頭数は多いと思う」

「隠密組は弓とかナイフで音なく行こう。大丈夫、暇だから弓も矢も作った」


54 : ニア・シューペリオリティE.月光、空色ドレス :2018/05/05(土) 22:29:48 ???
>>51
「こっそり、こっそり……」
「ふぅ、取り敢えずはバレてなさそうってんですねぇっ」

さて、タイドメイカーは実際この場面において活躍が期待出来たし現にそうであった
高所に陣取っての偵察、それも音も無く迅速に行える
更に隠密となれば静音性を携えた武器として、歩哨を間引く事も可能だ
仮に強襲を行うなれば脆い廃屋程度ならば破壊しつつ攻撃も不可能ではない

「ニアはこっそりいけますってんですけどぉ……」

チラリとメンツを確認
アキレス、ナージャ、セニャーレ、ソーマタージ、イムカ。イムカ(強調)

「無理にとは言わないってんですねぇ……」

苦笑!シツレイ!


55 : ナージャ ◆9vmr0jXsek :2018/05/05(土) 22:30:33 ???
>>51

「ボクはどっちでも対応できるからそっちに合わせるよ」

ノートを確認しながら、何を呼び出そうか考え中。
正面戦闘が得意なやつ、隠れるのが好きなやつ。探せば色々いる。

「例えば装甲纏った猪突進させるとかね。ライフルでも簡単には抜けないし、猪自体がそもそもそれぐらいじゃ簡単に止まらない生き物だし」

「隠れていくならカエルとかスライムとかかなー。特にスライムは安全に忍び寄れさえすれば暗殺得意だよ。銃弾ほぼ意味ないし。火気厳禁だけど」

ノートのページをめくり、自慢のナイフを手の中で弄る。


56 : ◆T/233Moei6 :2018/05/05(土) 22:31:54 ???
>>51

「ああ、助かる」

 パシっと箱を掴むと、自作のスピードローダーに弾薬をセットするイムカであった。
 戦場生活が長いだけあり、こういったでっち上げスキルも実際高い。

 ----------

「ふむ、まあ正面でも隠密でもかまわんぞ。君たちの判断に任せるさ」

 ここはイチイチ将校面する必要の無いシーンと考えて、自身は無投票とするイムカである。
 基本的によほどの状況で無い限りは一歩引いた立ち位置となるのは彼女の癖のようなものだ。

【しかして…隠密するならイムカは途中までは参加させないほうが無難であろう→(>>52)ソーマタージ=サンもイムカ同行時の苦い経験を想起せよ!】


57 : イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 :2018/05/05(土) 22:34:31 ???
>>54

「んっ?なんだ?」

 ニアの様子に首を傾げるイムカである。
 なお、将校スキルましましの超絶ペナルティはこの世界でも衰え無し!!

【気配に敏なムガ辺りなら、三里くらい離れててもなんとなくあの辺にいるだろうなと解るレベルのオーラ!】


58 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/05/05(土) 22:45:04 ???
>>全員対象
全員の意見を尊重し・・・

アキレス「協議の結果 俺 イムカタン ナージャの三人で表門から騒ぎ立て 
     その隙にニアタン ソーマ セニャーレの三人で裏門からこんにちは死ねといった感じで」

さて 作戦は決まった

>>55-56
アキレス「というわけで騒がしくお願いします ナージャタンのお友達カモン」

まずは騒ぎ立てるのが大切 実に騒がしくいきましょう

>>52-54
直に騒がしくなることだろう その隙に壁を上るか 裏口を探さなければならない
どちらにするかは一任する


59 : ニア・シューペリオリティE.月光、空色ドレス :2018/05/05(土) 22:50:04 ???
>>57
「えっ?」
「あ、あははっ、なんでもないってんですよぉ?」

誤魔化しが下手だ!
一方その頃、どっかの世界

『(……ここ(この世界)にも居ないな)』

越境直後のムガ、イムカの存在の有無を即座に確認!そこまでか!ギャグ補正だねきっと

>>58
「はーいっ」

元気良くお返事、挨拶は大事だ
ともあれ隠密組となれば話は早い

「裏口を探してそこから行きますってんですかっ?」
「壁も登れはしますけどっ、壁から入って裏口に居るかもしれない歩哨に背中を見せるのはなんとなく怖いですしぃ……」

尚探索に於いてはタイドメイカーで静音かつ迅速に行えるであろう


60 : イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 :2018/05/05(土) 22:50:48 ???
>>58

「騒がしくだな。了解した」

 --------
 ------

【表門にて】

 ヤル気に欠ける歩哨はいるのだろうが、
 ここはナージャに何かを呼び出してもらって初撃を決めるのが常道であろう。
 ゆえに、馬にまたがってその時を待つことにする。

「(>>55)と、まあそうなったわけだ。正面切って派手に頼む」


61 : セニャーレ ◆AaNrqSY5ys :2018/05/05(土) 22:55:31 ???
>>58
「…」

迷いなく壁を登り始める魔女。
その身体能力を容易であるし、そこに魔術を合わせればよりサイレント。

「…さて」

登り切ったら手近な獲物から弓矢の餌食だ。


62 : ナージャ ◆9vmr0jXsek :2018/05/05(土) 22:55:57 ???
>>58

「はいさー、お任せあれ!」

一角獣のナイフを抜きはらい、空中に複雑な印を刻む。
コートに隠れて見えないが、魔力の行使により彼女の全身の入れ墨が光る。

「『装甲猪/Armored Boar』だ! 雄たけびあげろぉ!」

装甲で覆われた巨猪が出現。
大地を響かせるような叫びをあげると、大地を力強く踏みしめて突進。
間違いなく注目はこの猪に集まるだろう。そして止めようとしても簡単には止められない。
こいつを止めるには、獣ではなく、大きな槍を、それも装甲を貫く勢いで複数人で突く必要がある!


63 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2018/05/05(土) 23:00:08 ???
>>58-59
「…まあ一番いいかもな」
イムカを見ながら同意。彼女に隠密など初めから期待していない。
その分、囮としてはこれ以上ない適役だろう。


「じゃあオレは壁から行くから、お前は裏口でも探しててくれ。その方がいいだろ。 …頼んだぞ」
騒がしくなる前に動こうと、早口で言うと壁の中程に向けて予備のナイフを投擲!深々と突き刺さる!

「面倒だな、俺の背中が掘られる前に、お前が裏口の歩哨をヤっちまえ」
濁った瞳を一度だけ向けてバンダナで顔を隠すと、突き立てたナイフに向って跳び上がる!
ハッシと掴めば、腕の力で体を持ち上げ壁の上部へ。

後はタイミングを見計らい降りるだけ。陽動が始まるまで猫の様に息を殺して待つ。


64 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/05/05(土) 23:13:55 ???
>>60>>62
中空より現れ大猪 鎧を纏いて突進せり

正面扉をぶち破り 内部になだれ込む

盗賊団「クソッ!! 大猪だと!?」
盗賊団「誰か子供を殺しやがったな!! 誰だ 言え!!」
盗賊団「お・・・俺じゃねぇよ!!」

イノシシに対するリアクションは きっとナージャの予想とは違うだろう きっと

見たこともない化け物に驚いている風ではない まるで似たような何かを知っているかのような驚き方だ

アキレス「何派ともあれいっくよー!!」
おニューのトレンチガン(ソウドオフではない水平二連ショットガン)を構え内部に突撃を仕掛けるアキレス

イムカもアクションを起こすころあいだろう

>>59>>61>>63
ニアの提案には両者 壁を上ることで対処したらしい ニアはどう動くだろうか?
しばし息を殺していると 正面扉を装甲張り付けたイノシシが突撃し破壊した

慌てふためく盗賊団 装甲イノシシにライフルの銃撃を仕掛ける
三人の存在は今のところ知られていな・・・

盗賊団「ギャ!?」
盗賊団「なんだ!! 攻撃を受けているぞ!!」

セニャーレの弓矢が先んじて盗賊団の1人を射抜く
盗賊団の目が完全にイノシシに向く前に行動を起こしてしまったのだ

保証がまだ見ぬ隠密組を探してイノシシから目を離す 隠密闇討ちのアドバンテージがなくなってしまった


65 : ナージャ ◆9vmr0jXsek :2018/05/05(土) 23:20:07 ???
>>64

猪はなるべく被害を増やすべく大暴れする。
見たことのないものに対する怯えがなかったことが、ナージャに嫌な予感を与えていた。
類似した存在を知っており、対処法をわずかでも知っていれば、恐慌には陥りがたい。
それに、本当に対策される可能性もある。猪は猪だ。穴に落としたり、猛毒――トリカブトの類を塗った槍でとにかく突くなどすればいい。
装甲は強力だが、もちろん被甲していない箇所もある。目もそうだし、腹もそうだ。
ライフル弾を食った程度では止まらないまでも――決して無敵の存在ではない。そういうことだ。

「っちぃ、いざとなったら誰かボクを守ってよね」

さらに、弱点はもう一つある。
猪が暴れる間、こいつがただの置物になるという点だ。
隠れて見えないようにはしているが、見つかれば自分の防御を優先せざるを得なくなる。


66 : ニア・シューペリオリティE.月光、空色ドレス :2018/05/05(土) 23:21:28 ???
>>61
>>63-64
「分かりましたってんですっ、裏口は任せて下さいってんですよー」

五本のタイドメイカーを生やし、するするとまるで海底を泳ぐタコめいて機動を開始した
低く、静かに迅速に、時折体を掲げて数メートルの高さから周囲を見回す
裏口に至れば歩哨の存在の有無を確認!

「……って、あれっ!?」
「バレてますってんですねぇ……」
「ならっ、こっちでもっ!!」

座り込み五本の触腕を編み込み、巨大な蛇めいた一本の巨影として鎌首を擡げた!
裏口を歩哨もろとも叩き潰さん勢いで、一気呵成に振り抜くであろう!
ソーマタージとセニャーレも突撃を敢行するであろうか?
ともあれ多方向からの同時襲撃として、敵の混乱を狙う!


67 : セニャーレ ◆AaNrqSY5ys :2018/05/05(土) 23:22:36 ???
>>64
騒ぎを起こしてから行動に出るといったのは自分だ。
壁を上り弓を構え準備をしたまでは良かった。

「…手が滑った」

狙いは完ぺきだったので次に行くしかあるまい。
しょうがないので自身が囮になるしかない。

「AOOOOOOOOOOOOOO!!!」

狼の魔女が宙へと跳び吠える。
月でも出てたらきれいにその影が見えることだろう。


68 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2018/05/05(土) 23:25:12 ???
>>64
「協調性の無いヤツめ…」
舌打ちを漏らす。こっそり背後から忍び寄って首を折るつもりが、これでパーだ。
その手に握るのは、荒くれ者からくすねてきた二本のナイフ。ハットの下で赤い瞳がぼんやりと光る!


「シィッ…!」
刃の隙間から息が漏れる音。投げられた二本のナイフが、廃屋の陰から闇に紛れて飛び出す風切り音。
セニャーレの攻撃に気づいてしまった者をまず仕留めようと動く!

暗闇に隠れ、敵を探すその姿はさながら獣の如く。強張った手もそれらしい。


69 : イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 :2018/05/05(土) 23:25:35 ???
>>64

(リアクションが妙だな)

 盗賊団が漏らす気配にイムカはいぶかしむ。
 ナージャの呼び出した装甲付のイノシシを見ての反応が
 まるで幻想種に知見がある類のモノであったからだ。

【自分達がこの世界をまだ知らなさ過ぎるだけか否か。現状は材料不足】

 この思考を並列させつつも、イムカもやるべきことをやることにする。
 馬を駆り、手には火をつけた松明。予備のモノも鞍に付けている。

【入り口付近にて、火のついた松明を落とす。そこに弾薬も放り投げてやる】
 【そうすれば、さほと時間を置かずに〝無法者達が散々聞きなれた音…火薬の弾ける音〟が鳴り響くであろう】

 それをナージャの装甲猪の突進にかこつけて数度繰り返す。

【馬の蹄と炸裂音。火薬の臭い。必要なのが無闇矢鱈な派手さならば、これほど明朗に襲撃を連想させる音と臭いもあるまい】
 【→無法者達に直接攻撃ではなく、その精神を撃つ攻撃を仕掛けるイムカ】

【また、(>>64)結果として隠密組の存在が早期に露見したとしても、〝大量の発砲音〟という欺瞞でいくらかのフォローにはなるか?】


70 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/05/05(土) 23:41:45 ???
>>66>>68
ちょうどニアが裏口を探したとき イノシシの突入で驚いた歩哨が内部に入っていこうとした時であった
そして闇討ちがバレたと知るや裏口を叩き壊す

ニアが見たものは今しがた内部に走っていった歩哨が侵入者に対応しようと銃を抜きながらこちらに向き直ったその瞬間であった

扉の破片に顔を覆いながらも 拳銃をニアに向けトリガーを引こうとする歩哨2人 だが顔を覆いながらの行動であり 狙いは甘い

そしてソーマタージの投げナイフは 弓矢でこと切れた歩哨の隣にいた2人に突き刺さる

盗賊団「グアッ!! こっちに敵がいるぞ!!」
盗賊団「ギッ・・・」

1人は頭に突き立ち即死するが もう1人は腹に受けたために存命
苦し紛れにソーマタージがいた方向に拳銃を乱射する いまだソーマタージは居場所を判別されていない様子
だが盗賊団の叫びが直にソーマタージも捕捉されてしまう危険性を物語っていた

>>66>>68-69
イノシシが暴れまわり イムカが火薬を火にぶち込む 炸裂音と目に見える脅威が混乱を助長させる

更にセニャーレが雄たけびを上げ 狼の影を壁内に落とす

【聴覚判定:極度の混乱の中 物音を聞き分けられるだけの聴覚を持った場合 次の言葉を拾うことができる】
盗賊団「狼か!?」
盗賊団「バカこんなところに狼が来るわけないだろ!! ワーウルフの類だ!! 銀弾もってこい!!」
盗賊団「常備してるわけないだろバカ!! 倉庫の中だよ!!」

【ここまで】

そして暴れまわるイノシシであるが 盗賊団の1人が屋根の上で腕を振りかぶる そこには先ほどまでなかったはずの図太い投擲槍

老俗談「喰らいやがれ!!」
鋭い穂先の大型投げ槍が イノシシに向けて投げ放たれた

そしてセニャーレに対しても 銃を油断なく構えた歩哨2人がセニャーレを探して辺りを見回っている
今だ捕捉されていないが 彼らに油断の色はない


71 : セニャーレ ◆AaNrqSY5ys :2018/05/05(土) 23:48:47 ???
>>70
「…ふむ?」

耳をピクピク喧噪の中、銀弾とか物騒なワードを捉える。

「思った以上に幻想より〜?」

まあ、魔法が使えるのだ、その可能性は考えないでもなかった。
そんなことを考えつつ屋根やらを跳んで移動。

「…さて、燃やそう」

そして都合の好さそうな場所で手をついて建物に火をつけ始める。
火が光と影をより明確に分けてくれるだろう。
狩りは未だ始まったばかりだ。


72 : ニア・シューペリオリティE.月光、空色ドレス :2018/05/05(土) 23:51:10 ???
>>70
「……いよいしょぉっっ!!!」

大蛇が如き触腕の束を振り下ろし裏口を破壊!
銃口が、殺意の視線が突き刺さるのを感じる!
ニアの体は宙に昇った!大蛇触腕をを軸に強引に持ち上げ棒高跳びめいた大規模移動!
銃弾が幾つかタイドメイカーを掠め、貫くがその程度では束ねたそれは弾けない!

「からのっ……!!」

最高到達点に至ればパージ!
すぐさま次のタイドメイカー6本を展開、先程より細い!
重力に従い下降しつつ……負傷した歩哨めがけ上空からの触腕打突!エアレイド!


73 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2018/05/05(土) 23:51:30 ???
>>70
「惜しいな。昔の様にはいかないか」
一人は仕留めたが、もう一人はまだだ。暗いのがこちらにも不利に働いたらしい。
乱射された銃弾が片腕を掠め、白い血がつつ、と垂れる。完全に細くこそされていないが、他の者が気づくのも時間の問題か。


「大人しくくたばってろ…!」
ギリ、と歯ぎしり。足元にあった拳大の石を握ると、猿人めいて言い残った盗賊団の頭部向けて投擲!
こちらを狙った銃声が陽動の銃撃に紛れている事を願い、当たったかも確かめずにそそくさとその場を離れようとするソーマタージ。

狙いは賞金首と、彼らの持つ金目の物。早いところ後者を見つけ離脱しようという判断だ。


74 : ナージャ ◆9vmr0jXsek :2018/05/05(土) 23:57:01 ???
>>70

「――っち、あの子はあれまでか? いやいやまだまだ。獣のしぶとさご覧じろ!」

放たれた投げやりは、装甲を突き破って背に刺さる。
屋根の上から勢いをつければ、なるほど効果的だろう。だが――。

「跳躍したらどうなると思うかな!?」

――即死でないならば、獣は暴れまわり、悪あがきでもなんでもして、それだけでヒトは死ぬものだ。
猪は屋根の上の盗賊をにらみつけ、勢いよく駆け出し――『跳んで』みせた。屋根の上に勢いよく着地し、突進して突き殺すだろう。

【屋根の耐久が足りない場合は崩れて落ち、周囲を大きく巻き込みます】
【槍に毒があった場合、屋根上の一人を倒した後に力尽きます】


75 : イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 :2018/05/06(日) 00:07:46 ???
>>70

「この世界、神秘は十分だったようだ」

 文明の光に神秘が駆逐されきっていない。幻想が現実と共に在る。
 己の認識に修正が必要であるとイムカは改めて認識した。

「派手に…派手に、だな。奥ゆかしい私には不似合いであるのだが」

 十分に混乱の助長を促したと判断したところで、

【ここまで派手にやっているのだ。存外、お宝はともかく賞金首はこちらに出張るかもしれないかと考える】
 【→何しろ、このような襲撃をされ、損害と破壊が進行中→メンツを保つためならば前に出ねばならぬだろう】

 もっとも、メンツよりも己の生命を最優先として脱出を図る可能性も十分にある。ゆえに五分五分程度の目算だ。

「ここに!!ここにいるのは、脆弱で無能な!西部の掟も矜持も知らぬ惰弱ばかりか!!」

 将校ゆえに存在感に満ちた良く通る大喝を発するイムカ。銃を天に構え発砲!

「ここに私と決闘を行う勇はいないか!?いらば来い!
 私に勝てば、私の生死に関係なくここから抜け出せるよう取り計らおう!勇を示す者はいないか!!」

 西部の弱肉強食に基づいた決闘の宣言をするイムカ。
 隠密がいまいちな状況である以上、いっそリスク承知であぶりだしたほうが早いと公算。


76 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/05/06(日) 00:11:45 ???
>>72-73
ニアのタイドメイカーが歩哨2人をなぎ倒し ソーマタージの投石が負傷した歩哨の首を折る

ニアの目の前には負傷しながらも空を飛ぶイノシシが見え ソーマタージには警戒を厳とした歩哨が侵入者を探してやってくるのが見えるだろう

>>71>>74
廃屋に火を放ち いよいよもって混乱は決定的になるだろう

盗賊団「いたぞ!! ワーウルフだ!!」
だが派手に飛び回った分だけ目立ったのだろう ついに盗賊団に捕捉されてしまうセニャーレ

盗賊団「ざまぁみやがr…糞が!!」
屋根を踏みつぶしながら迫るイノシシが角で盗賊団を差し貫く
だが盗賊団は腹から臓物をこぼしながら最後の力を振り絞り 槍を具現化

盗賊団「テメェも道連れだぁぁぁぁ!!!!」
残る力でそれをイノシシに突き刺し 両者相討ちとなり果てた


混乱する敵拠点 だがいまだボスの姿は現さないのであった・・・・・

//今日はこれにてシメ オツカレサマドスエ


77 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/05/26(土) 21:41:39 LypTW5s6
【前回までのあらすじ】
近代アメリカっぽいこの世界に閉じ込められた一行
ゲートはあるっちゃあるが それを利用するには法外レベルの料金を払わなければならない

越境者 ロイ・ゴールドマンはこの地にとんでもないお宝が埋まっていることをかぎつけ冒険の旅に出る
その間 他の者はお宝を掘り出す設備を購入するための軍資金を稼ぐことになった

奇しくも第一話で襲ってきた列車強盗のアジトが近場にあることを突き止めた一行は 彼等を壊滅させ ため込んだ財宝と懸賞金をダブルでいただくことにする
闇夜に紛れて襲うことなったのだが 予想外のアクシデントにより今は乱戦状態に陥っている

そして一行は知った この世界はいまだ幻想が色濃く残る世界であるということを・・・・・

【現在の状況】
ここは盗賊団のアジト 元は街だったのだろう 漆喰の壁の内側に廃屋が並んでいる
そして一行の奇襲により内部は極度の混乱状況に陥っている


>ニア
歩哨を打ち倒し 裏口からダイナミックエントリーを果たしたニア

盗賊団「裏門からも敵が来てるぞ!!」
盗賊団「たかが1人だ!! ぶっ殺せ!!」

それに気づいた盗賊団2人 片方は拳銃とナイフを持ち もう1人は長銃身の水平二連ショットガンを持っている
共にニアに銃口を向け 発砲する気である

特に散弾銃は面制圧を目的とした銃だ 危険度は跳ね上がることだろう

>ソーマタージ
壁の上で歩哨相手のソーマタージ

盗賊団「いたぞ!! こっちだ!!」
遂にその姿が盗賊団に知れ渡ってしまう 彼らは拳銃を手にソーマタージに殺到することだろう
制圧するか 移動するかはソーマタージにゆだねられる

>セニャーレ
盗賊団「いたぞ!! ワーウウルフだ!!」
飛び回っているセニャーレもまた敵に捕捉される

盗賊団「俺が足止めする!! 銀弾を早くもってこい!!」
その手には弓矢 先住民族などが手にする複合素材の弓 矢をつがえセニャーレに射撃
矢はセニャーレに向けて放たれた


78 : ニア・シューペリオリティ E.月光.空色ドレス :2018/05/26(土) 21:49:04 ???
>>77
「……い、よいしょぉっ!!」

タイドメイカーで思い切り大地を叩きつける
攻撃にしては遠すぎる、精々巻き起こる風と埃が舞うのみである
ただ違う、これは勢いをつけ反動で飛翔する為の予備動作なのだ

「それはちょっと……勘弁ってんですねっ!!」

宙にて一転、ショットガン持ち目掛け4本の触腕を突き出した!
同時横薙ぎに振るう2本!拳銃持ちをなぎ倒さんと狙う!


79 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2018/05/26(土) 21:49:37 ???
>>77
「まぁ、いつだって予想はアテにならないものさね」
コキリコキリと首を鳴らし、地面を蹴ってソーマタージは敢えて殺到する盗賊に飛び込む!フライングボディプレスだ。
千切っては投げる様ないつもの怪力こそ出せないが、それでも並みの人間よりかは腕は立つ。

「盗むより、殺して奪った方がずっとラクだからな!」


「憐れなソーマタージはお前らに言おう。リラックスしろと!」
盗賊の持つ拳銃を奪い取ろうと手を伸ばし、出鱈目に重い拳や鋭い蹴りを振り回し、制圧にかかる。
赤い瞳が、ボンヤリと線香めいて闇夜に浮かび上がった。

「リラックスってのは死んでダランとしてろって事だ」


80 : セニャーレ ◆AaNrqSY5ys :2018/05/26(土) 21:54:57 ???
>>77
(銀かぁ…そこそこ金目のものと言っていいのかなー?)

狼の魔女セニャーレは魔女であってワーウルフではない。
なので銀特効とかはない。
しかし銃で撃たれたら痛いし、直撃すれば大概は死に至る。
矢だってぶっさされば相当やばいだろう。

「ふっ!」

あくまで当たれば、の話である。
セニャーレの場合、魔法も強靭な肉体も攻撃を避けるために在るといっていい。
まあ、来ると分かった矢ぐらいはチョイと身体をひねれば裕に避けられる。

そしてあえて此処で動きを止める。
銀弾をぶっ放される前に頂こうとか考え中。


81 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/05/26(土) 22:13:51 ???
>>78
ドカンと触腕を地面にたたきつけ 宙を舞うその瞬間 ニアの居た場所に銃弾が殺到する

銃弾は飛翔に使った触腕を引き裂くもニアを捕らえることはできなかった

そしてニアの反撃 ショットガン持ちの盗賊団は全身を強く打って昏倒するも

盗賊団「舐めるな!!」
拳銃持ちの盗賊団はナイフを持つ手に力を籠める すると白き力場が発生しナイフを包み長剣サイズまで伸びる
それを触腕に振るえば 触腕二本はスパリと切り裂かれてしまった

盗賊団「異能がお前だけのものだと思うなよ!!」
改めて空中のニアに対し 銃撃を試みる盗賊団

>>79
数で有利なはずの盗賊団は わざわざこちらに飛び込んでくるソーマタージに肝をつぶす その一瞬の隙があだとなり
ソーマタージは白兵戦の間に飛び込んだ

人の身よりも大分重いその体を存分に生かし殴るけるの大乱闘 直に壁の上にいる盗賊団は枕を並べて昏倒した

と 壁の上だからこそ分かるだろう 廃屋の中でも一番状態のいい建物が荒々しく開け放たれ

???「まだ終わらねぇのかボンクラども!! そろいもそろって無能しかいねぇのか!!」
中から毛むくじゃらの大男が現れる

ソーマタージにはこの男の顔に覚えがあるだろう 盗賊団のボス 生死問わずのならず者だ
なお転がっている死体から拳銃やナイフ 銃弾やライフルなどが手に入るだろう どれを持っていくかは任意とする

>>80
銃弾としては高値だろう あくまでも銃弾としては

身をよじるセニャーレを矢は捕らえることができず そのまま明後日の方向に飛んでいく・・・

【判定 注意力・視力:成功すれば 矢を放った盗賊団の男が セニャーレを見てにやりと笑うのが見えるだろう】

通り過ぎたはずの矢がひとりでに反転し 背後からセニャーレを強襲する
サイキックによる念動力 矢が方向転換したからくりである

【前述の判定 またはサイキックに対する感知 その他何かのスキルを用いた場合 矢の強襲に対処できるものとする】


82 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2018/05/26(土) 22:23:04 ???
>>81
「本当はオレだってこんな事したくないんだ。わかってくれよ」
打って変わって静かな調子で呟く。その手に握られるのは拳大の岩…。

昏倒した者の装備を赤く染まった手で持てるだけ回収し、血に塗れた岩を捨てる。
地面に溢れた脳漿や血の池で滑りそうになったが、何とか堪えた。膝を折る事は自分自身が許さない。
「自分でも止められないんだ。赦してくれるだろうか。赦してくれるね。 ───間抜けなソーマタージ」


「ヒュゥッ…」
BLAM!BLAM!口笛めいて息を漏らし、扉が開くと同時に抱えたライフルを撃つ!撃つ!
生死は問わないとの言葉を思い出す。無暗に殺すのが好きなわけではないが、仕留めた方が良さそうだ。

「無能共はガン首揃えてくたばったぜタフガイ!大人しくするならテメェだけは助けてやるよ!」


83 : ニア・シューペリオリティ E.月光.空色ドレス :2018/05/26(土) 22:23:18 ???
>>81
「……!!」

驚愕は喉の奥から漏れ出る事がなかった
それより先に、ニアの、対異能戦闘用兵器特殊高性能生産型一号としての本能は目の前の敵を排除する事を選択したのだ!
銃弾が右太腿を抉る!骨を掠め貫通!致命にはならない!

「……なら、お代わりだってんですよっ!!」

斬られた2本は即座に打ち捨て、残りの4本で左右上、そして正面打突の多方向同時攻撃!
ニア本体は腰に帯びた月光を引き抜き、着地!睥睨!


84 : セニャーレ ◆AaNrqSY5ys :2018/05/26(土) 22:33:53 ???
>>81
「馬鹿だなあ」

セニャーレアイは千里眼…と言うのは大げさであるが、
狩人たるもの視力は良好、加えて狼の特性を有したその瞳は夜にこそ真価を発揮する。
当然男の表情の変化にも気が付いた。

「そもそも矢を動かせるなら通過する前にチョイと小細工すればいいんだ」

セニャーレイヤーは地獄耳。
自身への攻撃に意識を向けている最中であるからこそ
通過した筈の矢が不自然な動きをした事を音で察する。

「鏃に毒でも塗っておけばそれで終わり。
 態々通過させてからじゃあ、鏃を相手に向けるのに時間がかかりすぎる」

セニャーレレッグは宙を駆け。
相手に聞こえている筈のない声量で呟きながらも身体は動く。
長々と喋っている間に凶悪な脚力でもって男へと矢の如く突っ込んでいた。

そして繰り出すはセニャーレアローという名の魔力の衝撃波。
指先から放たれる視覚化された魔力エネルギー。
フィンの一撃と呼ばれる凄まじき一撃である。
現状、セニャーレのソレは岩を穿つ。

「バンッ!」


85 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/05/26(土) 22:49:54 ???
>>82
ボス「ッ!!」
がライフルを構えた瞬間ボスがソーマタージを視界にとらえる
今しがた乱暴に開けたドアを素早く締める ライフルが弾を吐き出しドアに突き刺さる が悲鳴が上がった様子はない

と次の瞬間 窓の鎧戸が乱暴に開け放たれ 珍妙な形状の拳銃を構えるボス

【判定 銃知識:ボスが構えているのはポーチャード・ピストル 史上初の実用型自動拳銃である】

ボスはリボルバーやレバーアクションなど比にもならない連射速度で拳銃弾を連発する

ボス「あいにくだが生きてお縄をくくる趣味はねぇんだよ!!」

>>83
着弾 なれど闘志冷めやらぬニアの動きは激しさを増し 触腕4本の同時攻撃を繰り出す
ナイフを持った男は拳銃を投げ捨てナイフを両手で振るう 頭上 左と二本の触腕を切り飛ばす
なれどそこで終わり 続いて正面の触腕を切り落とそうとするも遅く 二本に打ち据えられた男は廃屋の壁に激しくたたきつけられる

盗賊団「k・・・クソ・・・ッ!」
なおも立ち上がろうとするが そのまま壁に背を預けるように崩れ落ちた 高等部を強かに打ったらしい 壁に血痕が残っていた

とりあえず周辺の制圧はクリアしたようだ だが目に見える範囲でソーマタージが毛むくじゃらの大男と相対している
手配書にあった盗賊団のボスだ 生死問わずのお尋ね者である

>>84
獲った 笑みが深くなる がその前にセニャーレが動いた
矢をも上回る速度で突撃してくることに驚愕の表情を浮かべる盗賊団 慌てて次の矢を番えるも

盗賊団「グゲッ・・・!」
セニャーレアローが突き刺さるのが早い どてっぱらに風穴を開けられた盗賊団はそのまま崩れ落ちた

とりあえず辺りに敵対行動をする盗賊団はいない

先ほど銀弾を宝物庫に取りに行った盗賊団はまだ帰ってきていないようだ

そしてソーマタージの方を見れば 手配書の顔にあったボスとの戦闘に入っているのが見えるだろう

【選択:宝物庫に一番近いのはセニャーレだ 先ほど銀弾を取りに行った盗賊団を先に殲滅してもいいし それを無視してボスに直行するのもいい 選ぶのはセニャーレだ】


86 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2018/05/26(土) 22:58:27 ???
>>85
「じゃあ首をお縄に括られな!」
ボスの持つ銃を一目見て、傭兵稼業で培った知識が警鐘を鳴らす。こういった状況では威力よりも速さが生死を分ける!
ブン!と怒鳴り返しながら投げるライフル。槍投げめいて真っ直ぐ突っ込むその銃身の下を、蛇の様に滑って接近!


あの銃をなぜ盗賊風情が持っているのかは謎だが、打ち合いになった時不利になるのはリボルバーのこちらだ。ならば銃も役に立たない接近戦に持ち込もうという魂胆だ。
BANG!BNAG!BANG!ソーマタージの手に持った拳銃が乾いた銃声を響かせる。ボスの足を闇雲に狙った牽制の銃撃だ。

「その素ッ首、糧となれ!」


87 : ニア・シューペリオリティ E.月光.空色ドレス :2018/05/26(土) 22:58:36 ???
>>85
「ふー……!」
「痛てて……っ、けっこー深いってんですね……」

傷口にでっかい絆創膏をぺたり!応急的な止血アイテムだ、それ以上の効果は期待出来ない
脂汗を拭って崩れ落ちた敵を一度チラリと見て、完全に気を失っているのを確認すれば黒嵐の気配に振り向いた

「ソーマっ……!」

彼の歴戦の戦士たるウデマエに対して心配を抱く事はない、疑問を浮かべる必要すら皆無
ただそれでも支援行動へアクセスさせるだけの威風を、ボスから感じたのだ!
触腕を展開し脚として、素早く駆け抜け援護の射程距離へ!
辿り着いたのならば死角からの打突による攻撃を展開するであろう!


88 : セニャーレ ◆AaNrqSY5ys :2018/05/26(土) 23:04:30 ???
>>85
(数がどれだけか分からないし…頭を潰せば無駄に動くこともない?)

火事場泥棒をしに来たわけではない。
金目の物を根こそぎ狩りに来たのだ、少なくとも自分は。
で、あるなら宝物庫は後でいい
…盗賊連中がドサクサに紛れてお宝引っ掴んで散り散りの可能性は残るが。

だがそれ以上に狩るに足る獲物が目の前に居る事が何よりも大事な事だ。

「うっはぁっ!」

何の躊躇もなく左右の手を一度腰へ、そのまま掬い上げる様な動きを見せる。
その動作に伴い左右の手から投げ放たれたのは
グリップの周りに6枚の鋭い刃が付いた円盤状の武器だ。
狙いはボスの腕だがそこそこのサイズかつ切れ味抜群故、
当たり所が良ければ肉を抉り骨を断つ可能性は十二分である!!


89 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/05/26(土) 23:18:01 ???
>>86-88
ソーマタージがライフルを投擲する それをボスは片手で払いのけ再度銃を構える
そしてソーマタージの銃弾であるが 現在ボスは家屋の中で銃を構えている状態である

足を狙った銃撃は家屋の壁に阻まれる ボスが引き金を引こうとして

ボス「新手か!!」
家屋の中からニアの存在を識別し 窓から離れる ニアの触腕とセニャーレの円盤は廃屋の屋根に突き刺さり そして叩き粉砕するが ボスを捕らえることは叶わず

そして崩壊した家屋に飛び込んだソーマタージが見たものは
複数本を束ね 導火線に火が付いたダイナマイトだった

見れば裏口のドアが開いている ボスは逃亡を図ったのだ


90 : ニア・シューペリオリティ E.月光.空色ドレス :2018/05/26(土) 23:25:04 ???
>>89
「……うそっ!?」

ニア自身必中の確信を持って放った触腕は躱され、セニャーレの円刃も防がれる!
更に相対していたソーマタージからも見事な撤退をしているではないか!

「……あれぇっ、メチャメチャ手こずりそうだってんですねぇ……」

苦虫を噛み潰したような表情でニア
ソーマタージもセニャーレも、獲物を逃す様な不慣れは皆無だ
ならば今回は敵がそれを上回ったと言う事、それと悪運に尽きる

「逃げられちゃったってんですかぁ……あぁ、もう少しだったのにっ……」
「痛たた……少しケガしちゃってぇ……あれぇっ?ソーマっ?」

さてはて、ニアはダイナマイトに気付いてはいない
暢気に大物を逃した事にため息なんてしているぞ!アブナイ!


91 : セニャーレ ◆AaNrqSY5ys :2018/05/26(土) 23:30:07 ???
>>89
「…しっ!」

とん、と軽やかに地面を蹴り、宙へとえぐいほどの跳躍を見せる。

「……」

逃走を図るボスを見つけられるか如何かはこの一瞬だけだろう、おそらく。
見つけ次第、曲射は出来ないがぶっ放す事は可能であるからと最終兵器を手に携えて。


92 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2018/05/26(土) 23:30:57 ???
>>89
「このソーマタージを信用しないのか?正解だ」
背後より来る援護に叫ぶ。他意はない。
銃撃は効果なし。走りながら一瞬で気持ちを切り替えると、殺人タックルじみてドアを突き破り家屋へ。

「クズが逃げたぞ!」
パラパラと降り注ぐ破片。その向こうに見えたのはいくつものダイナマイト。
屋根の穴から怒鳴って駆ける。サイボーグの脚力で一瞬でも早く向かう!


「シャァァッッ!!」
GRAB!グワシとダイナマイトを掴み、崩壊した伝上の穴目がけて放り投げる!全力を籠めて!
間近での爆発、衝撃を少しでも避けるため、そのままの勢いで残った屋根の下に背中から突っ込み、頭の前で腕を交差させる。

「裏から逃げたぞ!クソ犯罪者をブチ殺せ!」
崩壊した家屋から怒鳴るのであった。


93 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/05/26(土) 23:47:24 ???
>>90-92
ダイナマイトは複数本あったが 束ねてあるので実質一個である

宙へとえぐいほどの跳躍をしたセニャーレ・・・の至近距離に飛来する物体
ソーマタージの投擲したダイナマイトだ 導火線はすでに切り飛ばすことも不可能なほどに短くなっていた

【ダイナマイトが炸裂する 何か対策を取らねば強制ダメージとする】

ソーマタージは叫ぶが ニアはダイナマイトに気付かずのほほんとしており セニャーレについては前述だ
貴重な一瞬はダイナマイトの炸裂により潰えてしまうだろう

ボス「クソッ・・・出直しだな」
その間にボスは裏門より脱出するのであった


【戦闘終了】
賞金首は残念なことに手に入らなかった 違う場所で囮を買って出ていたアキレスと合流し 宝物庫へ向かった・・・が

アキレス「あちゃー・・・」
すでに生き残りが確保してしまったのだろう さすがにすべて とはいかなかったのか 金貨の詰まった袋が少しあるだけ
この世界での最初の仕事は 予想するよりずっと少ない金額しか稼げなかった


94 : セニャーレ ◆AaNrqSY5ys :2018/05/26(土) 23:53:43 ???
>>93
「まじか」

セニャーレの呟きと共に炸裂するダイナマイト。
生憎とダイナマイト無効化スキルは関連ありそうなスキル含め未収得である。
視認できた事で防御魔法は展開できた。
熱や衝撃をまともに食らうことはないがダメージがないとは言えない。

ダイナマイトによって吹っ飛ばされ地面に叩きつけられ耳鳴りもひどい。

「きゅ〜…」

セニャーレ、撃沈!!


95 : ニア・シューペリオリティ E.月光.空色ドレス :2018/05/26(土) 23:53:48 ???
>>93
「へっ?」
「……んきゃぁぁっ!?」

怖気に空を仰げばポーンと飛び上がるダイナマイト!
恐怖に叫びながら屈み込み頭を抱え、触腕の傘を瞬時に形成!
しかしそもそも防御より攻撃に向いた異能だ、爆破によって吹き散らかされニア自身も飛ばされてべちゃっと落ちる事になる

「うぅ……今回踏んだり蹴ったりだってんですっ……」

結構な生傷だらけのニア、半泣き
額を拭うと血に汚れた、頭を切ったらしい

そんでもって?

「……はぁっ……」
「あははっ、先は長そうだってんですねぇっ……」

溜息、そして苦笑
それでもまだ、この世界をほんの少しだけ知る事が出来た
経験と知識は重要である、時に金銭よりずっと身を助ける事もあるのだ

「……まっ、取り敢えずの宿賃にはなる……かなぁっ……?」

なるといいな、なんて言いながら世界を分かつそらを振り仰いだ
小鳥が自由に舞い飛んでいるのに、少しだけ羨望を抱いた


96 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2018/05/26(土) 23:56:43 ???
>>93
「教えてやったのに誰も動かなかったのか?ゆとり世代か?」
クドクドと厭味ったらしく文句を垂れるソーマタージであった。

「やれやれ、生きてただけでラッキーってか?」
降りかかった埃や砂、破片や血糊を叩き落とし、宝物庫を見て溜息。
到底苦労に足りたとは言えない僅かばかりの金貨の袋。それと盗賊の遺した武器弾薬。それが今回の稼ぎらしい。
摘まんで耳の側で揺らしてみるが、この調子では死ぬまでやっても世界を超える事などできないだろう。

「部下を出来る限り仕留めたから、この地での活動は不可能となり脅威は取り除かれたハズ。
 …って線で交渉してみるか?」


「バカらしい。帰るぞ。 オレは疲れた。その手を汚してもまだ足りぬ、無様なソーマタージ……」
背嚢に残った金貨袋を詰め込み、銃と弾を持てるだけ持つと味早に去ろうとする。

「ロイへの言い訳はお前が考えておけ」


97 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/05/27(日) 00:14:20 ???
>>全員対象
アキレス「m…まだオッサンから連絡はないし…」
とりあえずいくばくかでも金が入ったことを喜ぶとしよう 足早にこの場を後にするいっこうであったとさ

【場面転換 荒野】
無人の荒野にたき火が一つ フライパンにはコンビーフと豆の水煮 足元には酒瓶 そしてツェルト

ロイ「この辺じゃないな・・・もう少し足を延ばしてみよう」
1人お宝を探すロイの目は 東に向いていた

//それでは今日はここまで オツカレサマドスエ


98 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/05/30(水) 22:52:08 ???
【幕間 ゲートにほど近い街】
色々あって盗賊団のアジトを強襲したものの 賞金首に逃げられるは宝物庫は空にされるわと散々な結果に終わってしまった
とりあえず一度街まで戻ってきたわけだが

アキレス「次は何を狙おうかねぇ?」
宿併設の食堂にて お尋ね者情報を探したりしているが 中々に難儀している模様
ロイがお宝を探し終える前にまとまった金を用意しておかないといけないというのに…と食堂のスイングドアが開き 行商人だろうか? 複数の男女が疲れた顔でやってきて テーブルを一つ占領する

男1「くそっ なんだよあのゲート」
男2「料金メーターとか聞いたことがねぇぞ どうする? ここいらで一稼ぎしとかにゃ路銀もねぇ」
女1「とりあえずおなかすいた・・・」

一応は小声での会話のようだが 耳をそばだてていれば聞こえる程度 さて一行の反応は?


99 : ニア E.月光、空色ドレス :2018/05/30(水) 23:05:07 ???
>>98
「……はぁっ、くたびれ損って訳じゃないってんですけどぉ……」

ケガの治療なんかもお金が掛かる
つまり前回結構なケガをしたニア、それなりの出費となってしまったのだ
なかなか良い情報にも恵まれず、テーブルに顎を乗せて軟体生物めいてグデーンとしていると

「……んっ?」

ピコポン、と何かに気が付いたような効果音
んでもってでっかくなるお耳、ふむむと聞き耳

「……」

ニアとしてはお話をコッソリ伺って、儲け話なら是非是非あやかるおつもりのようだ。浅ましい!


100 : イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 :2018/05/30(水) 23:05:32 ???
>>98

≪0001111010101≫

 先ず、半重力プレートがアレでポンして水筒と化したサーボスカルであるが、
 マニュピレイターはどうにか動作するのか、今日も今日とて石ころ広げて謎バトル中。
 ちなみに形勢は互角っぽい。ここからは一手の間違いが命取りとなるであろう!! 当人達以外ルールワカランが。

≪001111101010101≫

【考えすぎているのか、水筒ボディの中身がお湯になっているっぽい。珍妙な機能である】

「マネー…」

 無表情ながら微妙に憮然とした様子のイムカのつぶやき。
 ここ最近の生活は、馬小屋で寝泊りし、食事はそこらのイグアナやら何やらというサバイバルに満ちたモノ。
 つまり、文無し生活が板についてきたという絶望っぷりである。

「んっ、他の越境者でもいるのか?」

 呟きに反応してそちらの方に顔を向ける〝一部界隈ではとても有名な惨劇さん〟
 風聞には事欠かず、出会うことが死亡フラグとか、中には実にシツレイなシロモノまであるのだ。


101 : イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 :2018/05/30(水) 23:07:27 ???
>>99

「……ニア、そのカタナは幾らくらいの市場価値だ」

 何か不穏なことを言い始めたイムカである。
 文無しを拗らせたか!?(シツレイ


102 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/05/30(水) 23:19:30 ???
>>99-100
―――ギィ・・・!
僅かな誤差が勝敗を決する重要な場面 ベティもハサミを振り上げることも忘れて熟考していたが

給仕「はーい邪魔よー」
ナムサン 店員の床掃除に巻き込まれてしまってノーコンテストだ

―――ギィィィィィィィ・・・!
悲痛な叫びをあげるベティをよそに現れた男女に視線を向けていると 向こうもこっちに気付いたのか 互いに目くばせして注文もそこそこに席を立とうとする

アキレス「あぁ〜ちょちょちょちょちょ!!ちょっと 落ち着こう あんたらあれだろ?『そういう』ご一行さんだろ?」
その様子にアキレスが待ったをかけ 懐から動かないスマートデバイスを取り出してみせる

男1「・・・あんたらも 越境者?」

〜それからどうした〜
男1「あんたらとは初めて会うらしいな」
一行と彼らとは挨拶を交わし 情報を交換する

男2「この件に関して 俺らとあんたらは協力し合えるはずだ ともに越境という目標の為に手を組みたい どうだ?」
女1「とりあえず ごはん」

とのことであるが この提案をどうするか?


103 : ニア E.月光、空色ドレス :2018/05/30(水) 23:20:11 ???
>>101
「……!?!?」

アブナイ!な発言に月光を抱き締めてブンブンブンブンかぶりを振って全力否定!
尚ミスリルの塊である、実際高価い!


104 : ニア E.月光、空色ドレス :2018/05/30(水) 23:23:50 ???
>>102
〜さてはて?〜

「あー、お互い難儀してるってんですねぇ」

こんにちは、なんて軽くご挨拶ながらパンを差し出す
一応金銭的に見れば、ゲートには途方も無く足りないが食事くらいならまだ余裕はあるはずなのだ、きっとメイビー

「……ニアとしては協力ってんなら全然構いませんってんですけどぉ……」

ゲートは金銭を要求するが、一度拓けばずっとそのまま或いは数人以上は余裕があるのか
その辺も推測になる為、あまり大所帯だと鎖を繋ぎ合わせて居られるかも果たして微妙なところだ
ただニアとしては口に出した通り、仲間は多い方が嬉しいなスタンスではある


105 : イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 :2018/05/30(水) 23:28:31 ???
>>102

≪0001111010101≫

 床掃除に巻き込まれて転がってどっかに消えていったサーボスカル。
 まあ、そのうち戻ってくるでしょう。

 ----------

【それからどうした】

「食事がいるのか?そら」

 イムカはイグアナの丸焼きを女1に寄越した。
 これは決して喧嘩を売っているのではなく、最近のイムカの食事事情である。

【この時点で怜悧な外見と異なり中身がアレであることを察せられると思われる】

「協力か。アキレス、任せる」

 基本的に聖務が絡んでなければ、一歩引いた姿勢であることが多いイムカである。
 今回も判断はアキレスに委任した。当人的には年長者としてアブナイな時にはフォローする的スタンスである。

>>103

「ふむ、そういえばミスリルか」

 ニアの反応を確認して、心のメモ帳に記入…何をだ!!

【というか、イムカもミスリルの腕輪を持っているのである。もしある日、市場にそれが並んだなら、つまりそういう事なのだろう】


106 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/05/30(水) 23:42:18 ???
>>104-105
女1はパンとイグアナ丸焼きをもらっておいしそうに食べていた

男1「俺はもともと行商人だった 商売のイロハは分かっているつもりだ」
男2「料理人だ 元の世界では評判だったんだぜ」
女1「モグモグ・・・元歌姫」

彼等の他にも数人の大人がいたが 皆何かしらの力になるといっていた

男1「そのロイって奴がお宝を探してんだろ? 取り合えずゲートを開くのが第一だ
   そのためなら食わせてもらえば賃金をもらうつもりはない」

男2「これから越境者が来るか分からんが とりあえず越境者であるなら人件費は抑えられるだろうさ
   越境者は積極的に取り込んでいくスタンスでいこうか?」

アキレス「軍資金はあっちの行商人の方にも手伝ってもらう形で行こうと思う」
と一行に了承を取る

アキレス「しかしオッサンがこれ知ったら驚くかなぁ?」

―――ギィ!!ギィ!!
ちなベティちゃんは連れ去られるサーボスカルを追いかけてどっかに言ってしまった


107 : ニア E.月光、空色ドレス :2018/05/30(水) 23:48:15 ???
>>105
「ぜぜぜ絶対ダメだってんですからねっ!?」

振り続けられるかぶり、ブンブン振られるかぶり、かわいそうなかぶり(欺瞞!)

>>106
「おぉっ……!?」
「……なんでしょうっ、滅茶滅茶良いお話じゃないってんですかっ……!」

しかもこの目の前の3人、ほとんどのあらゆる世界で通じるスキル持ちですらある!
ニアはもちろん大歓迎だ、全力肯定で頷くのであったとさ


108 : イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 :2018/05/31(木) 00:07:09 ???
>>106

「了解だ」

 アキレスの提案を是とする。


109 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/05/31(木) 00:07:12 ???
行商人「といっても そっちの成果が芳しくなければ同盟も解消だ そこらへんはシビアにいこう」

そんなこんなで 宿での一幕は過ぎていくのであった・・・

イムカさんのレスがないがコノヘンデノシ


110 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/06/02(土) 20:55:52 ???
【ゲートにほど近い街】
行商人「早速だが仕事を頼みたい」
すっかりおなじみとなってしまった宿兼食堂

夜にはモブ越境者の歌姫が自慢の声を響かせているその一角で 行商人の男は地図を広げる

行商人「この辺の販売ルートを調べたんだが どうにも道順に無駄がある ここだ ここを直進すれば日程の短縮ができるのにそれを避けて遠回りしている
    調べてみたんだが ここは群れから追い出されたワーウルフが居座ってミカジメとして法外な漁の物資を奪い取ろうとするらしいんだ」

アキレス「つまり・・・そのワーウルフを倒して交易ルートの確保を?」

行商人「少し違う こいつをしばき倒して交易ルートをってまでは同じだが こいつにはしばらくここに居座ってもらって 俺たちの専属ルートを確保しようってこった」
アキレス「なんかこすいけど…やるか?」

と一行に問うた


111 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2018/06/02(土) 21:43:09 ???
>>110
「殺さず、俺らの意見を聞くようにビビらせるのか。出来るのか?」
横倒しにした酒瓶の上にコップを乗せ、銃を乗せ、弾丸を乗せようとしながら行商人に尋ねる。
西部開拓時代にワーウルフが当たり前の様に居座ってるのはまだいい。群れから追い出される様な連中が、そんなこと聞くだろうか?

「つまはじきにされる奴ってのは、忌憚のない言い方をすれば九割九分クズだ。オレやオフのトムクルーズみたいな。
 しばき倒すのはまだいいとして、言う事聞かせるのは確約は出来ねえぜ」


「それでもやるしかないんだよ。俺らはな。 例えこすかろーがエグかろーがな」
グラスに残ったぬるい酒を一息に飲み干すと、マントじみて纏ったメキシカンポンチョを翻し立ち上がる。
「それが傭兵だ。 まぁ出来るかどうかは別だけどな」

「計画を考えておけよダニエル。…フランクリン?トレバー?やっぱり名前などどうでもいい
 私考える人、ボクやる人。 おっと、差別的だったかな?」
名前も知らない行商人に捲し立てると、視界の端から忍び寄る黒い手から逃れる様に足早に酒場から出るソーマタージであった。

「おお、寒い。 …いつかうっかり殺しちゃいそう…」
幻覚、幻聴がここの所酷くなっている。早くこの世界から逃れ、退廃的で唯一の縁たるテックに頼らなければ。


112 : ニア E.月光、空色ドレス :2018/06/02(土) 21:46:58 ???
>>110
「あー……」

成る程、と唸る
商売の事はよく分かってはいないが、道というモノが重要な事くらいは知っている
かつての行商の道が歴史的なモノになっていたり、はたまたそのまま鉄道となっていたり
ニアの認識からすればあれば便利なくらいなのだが、商用で鑑みればその重要性は遥かに上なのだろう

「分かりましたってんですっ」
「……ただっ、相手がどの程度お話が通じるかだってんですねぇ……」

ワーウルフ、ニアの元来生きていた世界の常識からはやや逸脱した存在である
獣人の越境者は多いが、そのくらい会話が出来ればなんとかなるとは思うけれども
ただ、その手の『説得』ならばタイドメイカーは不向きではないとの自覚はある


113 : アイン ◆AaNrqSY5ys :2018/06/02(土) 21:48:48 ???
>>110
「…四の五の言っていられる状況でもないだろう、やろう」

謎の闇物質と化した無数のナノマシンが振る舞う一個人、アインは悩みもしなかった。
フード付きマントこそ羽織っているが今回、中身は金髪碧眼で長耳細身な女性であり、
オーソドックスなガンスリンガー姿であった。
違和感を挙げるなら、肩からベルトでくくった日本刀チックな得物を一本ぶら下げていることぐらいだろう。


114 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/06/02(土) 22:05:32 ???
>>全員対象
行商人「死んだら死んだでもいいのさ 儲けは多少減るが 代わりに恩が売れる
    ワーウルフをどうにかできるという点をクリアできれば どういう結末でもいい」

とりあえず一行の腹は決まった 出立は明後日 それまで準備する時間ができるだろう

【それからどうした】
一行は街を離れて馬車の中 例のワーウルフが出るという地点を走っていた
この時代 舗装された道というのはほぼ存在せず たいていは馬車が幾度も通った結果生まれた道筋の様なものが道変わりの様なものだった

だがこの辺はその道が随分と「薄い」通り過ぎるものがいなくなって久しいと思われる

アキレス「もうすぐ日が暮れるなぁ 本当なら野営と逝きたいけど ワーウルフがどこにいるかわかんないしなぁ・・・」
御者台で鞭を振るうアキレスが暮れ行く太陽を睨む すでに半分以上が地平線の向こうに沈んでいた

そんな夜と夕の境目にある黄昏時のこと

【判定 殺気感知 および戦場慣れ:判定に成功すれば後述の行動に対するアドバンテージを手に入れられる】
奇襲するなら絶好の時刻 警戒が途切れやすい時間帯 ある程度日が落ちて薄暗くなるころ

荒野の中 石ころの一つと見まごうそれは突如動き出し 馬車の馬めがけてアンブッシュを仕掛けてくる


115 : ニア E.月光、空色ドレス :2018/06/02(土) 22:13:12 ???
>>111
>>113-114
「……死んじゃってもっ、責任は取れないってんですからねぇ……」

さてはて、仲間達は結構なアサルトな面々に見えて苦笑
まぁ、商人もああ言ってくれているのだし大丈夫でしょう

さてはてそれから?

「……ふぁぁ……っ、」
「なーんかっ、ガタガタするし何もないしでぇ……」

悪路を往く馬車、この手の振動には慣れている
連続で気を張り詰める事は苦手ではないが、それでも矢張り遊びたい盛りなのだから退屈に負ける!(実年齢3歳とちょっと!)

「……今夜は休んでっ、明日に備え……」
「……んっ?」

機微
実に巧妙なか細い気配、繊細かつ豪胆なる殺気
正に機微、空気に刹那ノイズが混じった程度のそれを違和感として取らえる事が出来たのは重畳だ

「何かっ……!?」
「わぁっ!!」

しかしそれでも、噛み付く疾風の如き強襲への対応は咄嗟編み出した人の腕程の触腕一本での応戦に終わる!


116 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2018/06/02(土) 22:16:31 ???
>>114
「俺らの分け前を考えておきなジョニー」
終ぞ名前も知らぬままに一方的に要求。図々しい!


「え?何か言ったか? …いや、また頭の中の錯覚だ。間抜けなソーマタージ」
馬車の中、抱えたライフルを指でなぞりながら他人には聞こえない声に囁く。
腰のホルスターにはリボルバーと、重心を切り詰められたショットガン。盗賊の砦で拾ったものを改造した物だ。

「───目を光らせておけ。犯罪者はこういう時に狙って来る。俺もよくやられたしやったものだ」
ハットの下からチラリと赤い眼を覗かせる。襲撃にはうってつけのタイミングだろう。

「こんな風になッ!!」
BLAM!バッと立ち上がると一瞬にして大まかな狙いを定め、アンブッシュ仕掛ける何者かに向けてライフルを発砲!
予想通りだ。話が確かなら、これだけでは済むまい。レバーを引いて手早く装填を済ませ、敵に備える。

「クズ共にお見舞いしてやれ!先進的な多様性の力を見せてやろう」
「落書き好き、タコモドキ、ダークマター、精神疾患持ち。これぞ最先端を往くチームだ」


117 : アイン ◆AaNrqSY5ys :2018/06/02(土) 22:17:52 ???
>>114
「いっその事大きな篝火でも焚いて、
 これ見よがしに此方の存在を示してみてはどうだろうか。
 早々に決着がついて野営も出来るぞ…名案だと思う」

無表情で己が計画の自画自賛をするアイン。

「……まあ、その必要もなさそうか?」

延々と戦いを繰り広げる世界で生じた霊的存在でもあるアイン。
生まれ育ちから戦場慣れをしていたソレは奇襲に十分な対応を見せた。

「フリーズ!」

腰のホルダーから引き抜いたリボルバー。
右手で構えた其れを左手のひらで撃鉄を動かし引き金を引く。
奇襲を仕掛けてきた輩の進行方向に警告を込めた早撃ちである。


118 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/06/02(土) 22:33:01 ???
>>115-117
まずは足を潰す 教科書通りの襲撃 故に対応されたのだろう
驚愕の表情を浮かべるアキレスを無視して鋭い鉤爪を振り下ろそうとして 二発の銃弾と触腕が飛んでくる

空中にいては回避行動もとれぬと判断したワーウルフは触腕に『着地』するや跳躍 軌道を変更して銃弾を躱して距離をとる

アキレス「うわっ・・・とっ・・・とぉ・・・!」
暴れる馬を制御するアキレス 一行にはその姿がよく見えるだろう

赤茶けた荒野によく紛れる茶系統の毛におおわれた二足歩行の狼
なれど胸の毛は体毛とは別の 薄汚れた赤に染まり 手の爪は禍々しく伸びている

その眼に理性は感じられず むき出しの牙から泡が漏れている

アキレス「なんか・・・話が通じそうな相手じゃないけど・・・?」
冷や汗を垂らすアキレスなどお構いなしに 今一度牙をむいて襲い掛かってくるワーウルフ

狙いは・・・アインだ 狼らしい俊敏な動きで接近 爪を大きく振りかぶる


119 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2018/06/02(土) 22:41:29 ???
>>118
「見りゃわかるだろ。そもそも喋れるのかすら怪しい」
人狼と称するべきか、その毛むくじゃらの体には一部奇妙な色があった。

「狂犬病だな。水を見せると嫌がるんだ。ブラックジャックでやってた」
どう見ても尋常の雰囲気ではない。追い出された者が変異したのか、変異したので追い出されたのか。
どちらにせよやる事は変わらない。腰のホルスターにそっと手を添えながら、ワーウルフを睨む。


「黒いのを優先しやがって、差別主義者め!」
アインに迫る人狼。その傍からヌッと突き出される二つの銃口。
切り詰められ、拳銃よりやや大きい程度のサイズとなった散弾銃だ!

BBLAM!!!素早く二度引き金が引かれ、二発の散弾が轟音と共にブチ撒けられる!


120 : アイン ◆AaNrqSY5ys :2018/06/02(土) 22:42:03 ???
>>118
「私は不参加だったが先日の数少ない戦果だった銀の弾丸…誰か持ってきているか?」

事前にワーウルフ退治と分かっていたので銀製の何かは持ってきているだろうが…
少なくとも規格が合うか考えていなかったのでアインは弾丸を今のところ所持していない。

「…狂犬病か?」

振るわれた爪に対し繰り出すは持参した得物の黒い一閃。
周囲の空間が歪んで見えるほどの禍々しさを放つ黒い刃が抜き放たれる。
黒い軌跡が空間に走り、ガラスが砕けるような音がして其れが弾けた。

基本的に黒い軌跡による被害は刃に触れた相手ぐらいにしか届かないほど射程が短い。
弾ける特性上、仮に行われているとすれば鍔迫り合いは一瞬の内に中断されるだろう。
弾け生じる衝撃は互いの間合いを開けるに十分すぎる威力を有している。


121 : ニア E.月光、空色ドレス :2018/06/02(土) 22:42:20 ???
>>118
「んなっ……!?」

確かに対応的なモノであった
その威力は必殺とは程遠いし、早さも足りない
ただそれでも、そのしなやかであり強引、それでいてこの上なく実戦的な回避の所作に目を見開くニア!

「っ、」
「闘争本能しか残ってなさそうってんですっ……!」

狂気、それでいて絶対なる殺戮への願い
それだけが感じられる顔付き、目付き、そして機動!

「こンのっ……!」

野太い触腕を生やし横薙ぎ……否、ダメだ、叩き潰すように上から!視界外からの攻撃を試みなければならない!
アインにギリギリ届かぬ程の微細な調節センスは、戦闘経験によって培われたモノである!


122 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/06/02(土) 22:59:18 ???
>>119-121
狂犬病 その可能性は高い
だが今はとにかく目の前の人狼を倒すのが先決だ

振り下ろされる爪はアインの刀によって生まれた魔力で防がれる
続いて連撃を淹れようとしたところにソーマタージの散弾が発砲されるが 人狼はそれを腕で防御
肉が爆ぜ 血が滴るが怯みすらせず

そして最後にニアの極太触腕が振り下ろされるが 人狼はそれを横っ飛びで回避 更に触腕が地面に激突するや跳躍
触腕の上に乗っかり ニアに向けて突撃を仕掛ける

更に

人狼「ウォォーーーーーーーン!!」
吠える人狼 漂う魔力 そして虚空より現れ師純白の狼がソーマタージに向けて突撃してくる

魔法だ 召喚魔法だろう 朧に透ける純白で四足歩行の狼が牙をむき ソーマタージの喉笛に食いつかんと迫るだろう


123 : ニア E.月光、空色ドレス :2018/06/02(土) 23:10:19 ???
>>119-120
>>122
「ニアは持ってないってんですよっ!」

シルバーバレットに関しては無論、何せニアは射撃は下手っぴなのだ
護身用程度に腰に提げている拳銃の中身は、当然フツーの弾丸であった

「……ええっ……っ!?」

呼び寄せられる白き狼、野獣の精霊!
魔法すら扱うとは全くの予想外!

「、このっ……!」
「水ぅ!? ……そんなの、これくらいしかっ!!」

咄嗟その場に座り込み爆発的に触腕を限界まで生成!
ワーウルフに足場とされている2本のそれと合わせ6本!
新たに生み出した4本でワーウルフの剛爪をガード……出来ない!焼けたナイフがバターを裂く様に切断!
粘着質で生臭い体液が放出!すぐに帰化するとはいえ目眩し程度には及ぶか!?

「ち、エェェェッッッ!!!」

立ち上がる勢い、反動を付けて引き抜く月光での全霊刺突!霊銀(ミスリル)での一閃!!


124 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2018/06/02(土) 23:10:42 ???
>>122
「キタねえな…」
爆ぜる肉片をひょいと避け、弾の切れた銃を後ろに放り捨てる。
縦横無尽に飛び回る人狼に舌打ち。銃で狙うにも、この動きでは狙うに狙えない。
「動くと当てれねえだろ!」


「おっと、幽霊犬。 こういうのはこのソーマタージ、専門外なんだがね」
突如現れ、こちらに向かって来る白狼。痛む頭で軽口を叩きながら片腕を振り回し、羽織ったポンチョを前腕部に巻きつける。

「ワンパターンなんだよ!テメェらは!」
喉笛に向かって来るその口の中へ突き出される、布で膨れ上がった左腕!

犬は開けた口内の舌を捕まれると構造上何も出来ない。ましてやこちらには人並み以上の怪力がまだある。
動きを止め、素早く銃でとどめを刺すつもりだ。うまくいけばの話だが。


125 : アイン ◆AaNrqSY5ys :2018/06/02(土) 23:12:19 ???
>>122>>123>>124
「持ってないのか…あと触腕、仕舞った方が良いんじゃないか?」

相手に足場を提供している気がしないでもない黒い触手持ち。
此処に来てから形状変化が普段より難しいと感じ、極端に形を変える事が出来ずにいた。

「ええい、どっちを支援すべきだ、これは」

テックよりのソーマタージでは魔法生物の相手は面倒だろうと其方へと跳び、刀を振るった。


126 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/06/02(土) 23:28:57 ???
>>124-125
ソーマタージに突き進む狼が大口を開け その口に拳が突っ込まれる
舌をつかまれてしまってはどうすることもできず ガウガウと腕に牙を突き立てんとするも ポンチョに阻まれろくな痛手を与えることもできない

そしてソーマタージが怪力を発揮しようとした時 援護に回ったアインが振るう漆黒の刀が純白の狼の体を捕らえた

魔法によって生まれたその体は 禍々しき魔力によって汚染され消滅した

>>123
そしてニアは触腕を伸ばして鉤爪を防御しようとするも 人狼の爪はそれを易々と切り裂く
が 飛び散る液体を露骨に嫌がり隙が生まれる

人狼「!!!!!!」
そして 霊銀の一刺しが腹を貫く 悲鳴を上げて距離をとる人狼

>>全員対象
ミスリルの傷は予想以上に深いようだ ドクドクと流れる血を手で押さえ 呻きと悲鳴をかわるがわる漏らす人狼
だがその眼に理性は宿らず 狂気そのものの目で一行を睨む

逃げ出そうともしない 手負いの状態のまま隙をどうにか探ろうと睨み続ける


127 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2018/06/02(土) 23:35:50 ???
>>126
「やれやれ、犬を殺すのなんて米軍だけで十分だ」
霧散する狼を一瞥し、牙の跡素板ポンチョを再び纏う。軽く手を掲げてアインに無事なのを知らせた。
ニアの方を見れば、どうやらあちらも終わったらしい。ホルスターから拳銃を取り出すと、クルクルと回してから手に握る。


「形勢逆転だな。 おーコワ、ティーバッグしたら噛み千切られそう。フフ。
 とっとと殺そうぜ。日が暮れちまう」

撃鉄を起こし、離れたところから油断なくワーウルフにピタリと銃口を向ける。外す距離でもない。
周りに何か考えが無い限り、弾倉の中の全弾を打ち込んでトドメを刺そうとするだろう。
「銃なのに刺すの。言葉って難しいネ」


128 : ニア E.月光、空色ドレス :2018/06/02(土) 23:37:35 ???
>>124-126
「えぇっ!?ホントに効いたっ!?」
「ニアは一応……身を守るくらいならっ!」

援護は不要である、この瞬間のみではあるが
さてはて、半信半疑の水攻撃(?)が功を奏し生み出した間隙!
月の一閃がストライク!突き刺さるミスリルの刃!
ブチブチとパージしたタイドメイカーがぐすぐすと煙を上げて帰化……残りは細身の一本のみ!

「やっ……ってないっ、浅いっ……!」

殺っていない、殺せていない
内心舌打ち、切っ先を向けたままジリジリと距離を置いて旋回!
ソーマタージ、アインと囲い込む陣形を取るべく睥睨のままに移動!
2人が攻め入る頃合いとほぼ同時、残した一本の触腕で地面を叩き勢いを付け踏み込み……鋭利なる刺突を放つだろう!


129 : アイン ◆AaNrqSY5ys :2018/06/02(土) 23:43:52 ???
>>126>>127>>128
「未だやる気なのか?…いや、ソーマタージ少し待て、
 魔法を使うあたり完全にイカレタわけでも無いだろう」

とは言え例外は大いにあるうる話で確証はない。
それでもアインは当初の予定をこなしてみせようと思い動く。
そこには別に倫理的な思惑はない、可能性は捨てないと言うだけの事。

「そも力量は身をもって知っただろう。大人しく我々に従え」

刀は一度しまう。
妙な動きがあれば一瞬のうちに抜き放って見せるが。


130 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/06/03(日) 00:02:55 ???
>>127-129
アインは降伏勧告をするも 帰ってきたのは雄たけびであった

そしてソーマタージの銃撃が胸に埋まり ゆらりと上体を起こしたその喉に ニアの月光が深々と突き刺さった

ゴボゴボと漏れるのは血を纏った嗚咽 そしてゆっくりと倒れ伏した

半分ほど沈んだ太陽はすっかりと落ちて辺りを暗く染めている

アキレス「おわ・・・ッ!!」
その様子を見ていたアキレスであるが 何物かが動く音がする それも複数
馬車に積んだ松明を慌ててつければ そこには先ほどの人狼と同じ種だろう 茶系統の毛側を纏う人狼たち

あわててショットガンを構えようとするアキレスに先頭の人狼は手のひらを向ける

人狼「待て 戦闘の意志はない」
先ほどの人狼とは打って変わり 理性的な目で一行を見る

人狼「この者 狂気に侵されし病を患った その病を持ちし者に傷つけられると 同じ病をもらう
   そしてこの者 我が一族で最強の戦士であったがゆえに無傷で倒すことかなわず 隔離することしかできなかった」

人狼「まずは感謝を 偉大なる戦士を病からお救いくださったこと そして戦士を弔う許可をいただきたい」

アキレス「・・・っていってるけど」


131 : アイン ◆AaNrqSY5ys :2018/06/03(日) 00:07:45 ???
>>130
「邪魔をする理由はない、私には」

彼らとの交渉次第では当初の予定に限りなく近い形はとれそうだなとも思ったが、
そこまでする必要性を強く感じなかった事もあり、素直に引くアイン。


132 : ニア E.月光、空色ドレス :2018/06/03(日) 00:09:00 ???
>>127
>>129-130
……刺突!引き抜いて付着したモノを振り落とし、残心
大きな息を漏らして、触腕をズルリと仕舞う

「……えっ?」
「わ、わわわ……!?」

と、アキレスの声に何事かと伺えばワーウルフの群れ!
あの戦闘力があの数も居れば取れる手段は限られている!
……思いきや存外、理知的な眼差しと所作

「あ、は、はいっ……どうぞってんですっ」
「……どーりでメチャメチャ強かったわけだってんですねぇ……」

ぷはぁ、と緊張から解放されたのかその場にへたり込んで肩を撫で下ろした


133 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2018/06/03(日) 00:14:58 ???
>>130
現れる複数の人狼に舌打ち。マウントしていたライフルを腰溜めの姿勢で構える。
敵に夢中になりすぎたか、彼らが上手か。どちらにせよあまりいい状況ではあるまい。
「誰も気づかなかったのか?マジで?」


「どうだかな。前に襲われて以来人狼とかニガテなんだ」
口では強がるが、残弾と今の自分の状態、その他諸々を鑑みて一歩下がる。

「原始的で野蛮極まりない対処しやがって、クソマンウィズアミッションめ。
 少しでもおかしな事をしたらハンティングトロフィーにしてやる」

今のところ、自分から事を起こす気は無い。が、相手を完全に信用するつもりもない。
「追い出されて通行料せしめる様な連中が偉大なる戦士、ね? ファックが上手かったのか?ケツがスゴかったのか?」


134 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/06/03(日) 00:24:53 ???
>>131-133
人狼「法外な通行料・・・? ここを通ろうとした人間に この者は見境なく襲い掛かった
   金をせしめて見逃した例は存在しない」

アキレス「なら・・・ひょっとして・・・」
辺りを探ってみる すると人狼に殺されたのか いくつもの骸が転がっている
そして彼等の持ち物が手つかずのまま残されていた

アキレス「噂に尾ひれなのか伝言ゲームなのか分からないけど ここを通って生きてひといないんじゃない?」

さて 骸は行商人だったり ガンマンだったりと見境がない

人狼「我々は人間との関わりを持たず 昔ながらの生き方をしている いずれ生活の形式を変えねばならぬ時が来るだろうが 今ではない
   故に彼らの持ち物は邪魔でしかないのだが…」

アキレス「じゃあ俺らで預かっとくよ!!」
実にいい笑顔で言ってのけるアキレス

【一行に判定:死体は宝箱ですか?】

人狼「世話になった 我等の住処はここより遠い この辺の所有権を語るつもりもない サラバだ」

そう言って戦士の亡骸を運びながら闇に消えていく人狼たち

アキレス「それじゃあ近くで一泊してから帰ろうか」
と提案した


135 : アイン ◆AaNrqSY5ys :2018/06/03(日) 00:32:02 ???
>>134
「んー…しかしやはり噂まで綺麗に消す必要は…利用して適当な代役を…ううむ」

死者には六文銭だけ持たせておけばいい、がモットーのアイン。
六文銭分の何がしかを残し後は見境なく漁るぜ有機体なアイテムボックス。


136 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2018/06/03(日) 00:33:43 ???
>>134
「もったいない、殺して荷物をブン取るのが殺しの醍醐味だろうに」
チラリとアキレスの方を見れば、なるほど手つかずで残った荷物の山。
弾や路銀の調達はこれで何とかなりそうだ。おまけに彼らもどこかへ行ってくれるとか。

「多感な十代のガキみてーに人と関わりたくないのなら、この辺りにはもう近づかない方がいい。
 ああ、おさらばだ。ついでにそいつの毛皮貰っていい?」


「さ・て・と…。金目のものと弾を積み込もう。宝の山には程遠いが、それでも重要なものだ。
 死ねば物はいらなくなる。それを取る」
そそくさと松明片手に弾丸やらカネやらを回収するソーマタージ。躯の歯まで確かめながら指示を飛ばす。

「オレ、…俺が死んだらこんな風になんでも持ってって構わないが部屋は見るなよ。約束だ。
 あの野郎にはこの事を黙ってるよう念押ししなくちゃあな。一回じゃ運びきれそうにない」


137 : ニア E.月光、空色ドレス :2018/06/03(日) 00:41:04 ???
>>134-136
「成る程ぉっ……」

結局情報の出所自体が間違っていた、という事になるか
ただまぁそれでも、事態が収束したのだから良しとしよう
尚アインの考えには小さく頷きやや同意気味でもあった

「……まぁっ、身分が分かるモノがあればそれだけキッチリお届けしてぇっ……」

後はちょっくらいただいてしまっても大丈夫でしょう
目利きはソーマタージとアインにお任せして、荷物持ちくらいはやりましょう


138 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/06/03(日) 00:41:53 ???
>>136
アキレス「いや 金以外のブツは俺たちじゃもてあますし 行商人の人に持って行ってもらおうよ

>>全員対象」

ということで少なくない物資をいただいて 少し離れたところで一泊 街に戻る一行

行商人「ワーウルフは御せなかったか…まぁいいか おまけももらえたし」
とりあえず銃弾と金はこちらでもらい 金に換える必要のある者は行商人が引き取ったそうだ

行商人「んじゃま ここからは俺の出番ってわけだ やるかね
    ついでに他の越境者がいたら声かけておくよ」

モブを何人か引き連れてキャラバンを結成し 街を出る行商人であった

目指す軍資金まで まだもう少しかかりそうだ・・・・・

【それではこの辺で今日は終了 オツカレサマドスエ】


139 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/06/23(土) 21:25:30 ???
【とある先住民族の集落】
行商人「それではこちらにサインを・・・えぇ 末永きお付き合いを」
伝統的な衣装を身につけた酋長と行商人は固い握手を交わす

ここは先のワーウルフを倒さねば遠回りになってしまっていた地域に居を構える先住民族たちの集落
そこそこ羽振りはよく かつ好奇心にあふれた彼らならば 舶来のブツに興味を持つだろうと 行商人は辺りを付け

見事的中させた
彼らは未知の品に目を輝かせ 金品を惜しまなかったがゆえの大儲けである

なお史実では梅毒患者のしようした毛布などを配り 実に恐ろしき病をもたらしたといわれる西部開拓時代の行商人であるが
この世界戦ではそのような蛮行は行われず 実にスムーズな取引を行っていた

アキレス「ねぇねぇ せっかくだから泊まっていかね?って酋長が言ってるよ」
行商人「今から出立してもどうせ野宿か…悪くないな」

ということで 一行は集落の好意に甘えることとなったのだ


140 : セニャーレ ◆AaNrqSY5ys :2018/06/23(土) 21:49:13 ???
>>139
「なんか今回はスムーズでよろしいにぃ〜」

ポンチョ的なもので身体を覆い
羽根飾りのついたバンダナを巻き
狼の耳と尾が丸見えなソフトドレッドの長身亜人は
この段階では特に何も考えていなかった。


141 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2018/06/23(土) 21:53:07 ???
>>139
ポンチョの中で腕を組み、目深に被ったハットの下から鋭い眼を向けるのはソーマタージ。
用心棒然とした不機嫌そうな態度だが、オーバーラップする視界を堪えているが故の表情だ。

「───用が済んだなら、早い所帰りたかったがね。オレは」
外を見るが、まるで直射日光に曝された様に視界が悪い。精神安定剤の代わりとなっていたナノマシンの効力が切れたのだ。
見たところ、開拓民と先住民の仲もそう悪いワケでは無さそうだ。モノを盗まれる事もそうないだろう。多分


「仕方ない、か。 銃に弾を込めておけよ。オレ達はアウェーなんだ、何かあった時困る」
渋々といったように好意を受け入れる。警戒しているのは明らかだろう。
何事も無い事を祈りながら目を閉じ続けることになりそうだ。


142 : ナージャ ◆9vmr0jXsek :2018/06/23(土) 21:55:37 ???
>>139

「うひょほー。何となく感じる故郷感。世界も気候も違えど、自然に敬意を表する者には何か共通項があるのかな」

「うんうん、これ美味しいねぇ」

若い娘さんのいるインディアンさんの一家のひとつと仲良くなったらしいエルフ娘。
民族衣装をわけてもらい、早速身につけている。頭に羽飾りがおしゃれポイントだ。
ついでに言えばおやつの揚げパン(ナバホ・ブレッドのようなものだろうか)をもらって食っていたり。


143 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/06/23(土) 22:11:23 ???
【全員対象】
決まれば集落の皆は心よりの馳走で一行をもてなしてくれるだろう

現代アメリカとは全く違う 砂糖も油もほとんど使わぬ ネイティブアメリカンの料理に舌鼓を打った後
一行は割り当てられたテントで英気を安なうこととなった…のだが

時間は空が白み始めるころ

【判定 気配:判定に成功すれば 集落を取り囲む気配を察知できるかもしれない】

風きり音 飛んでくる火矢はテントに刺さるや燃え始める
パニックに陥る集落の民 続いて轟く破裂音 斃れる民と赤き血液

何者かのアンブッシュを受けている 一行が泊まるテントにも火矢が突き刺さり 時期に燃え始めることだろう
すぐに脱出せねば危ないことになりそうだ


144 : ナージャ ◆9vmr0jXsek :2018/06/23(土) 22:20:58 ???
>>143

油断しきっていたエルフ娘はテントに火矢がぶっ刺さってからようやく跳ね起きた。
テントからはい出て、それからひどい事になっていることを把握する。
わなわなと唇を震わせながら一角獣のナイフを抜きはらい――。

「一宿一飯の恩は重いもんだからね。うん」

「ボクを怒らせたことをこーかいさせてやる!」

彼女の身体に魔力が巡り、彼女の全身に刻まれた刺青が青色光で可視化する。
その文様は彼女の部族の神話であり、彼女の誇りであり、部族の宝である。

「『大河のハイドラ/great river hydra』」

ナイフで印を刻み、ソレを呼び出す。
かつて、彼女の故郷たるトローヤー、その大陸は大河で分断されていたという。
その大河には、巨大な多頭の蛇達が支配していたとされる。

その再現は、まだ若い彼女の召喚術では不完全である。
しかし、双頭をもち、強靭な青い鱗をもった大蛇は下等ながら竜種に分類される。
その属性は青色で表現される水。双頭の蛇はその二つの口から水流を放ち、まずは周囲の鎮火を図る。


145 : セニャーレ ◆AaNrqSY5ys :2018/06/23(土) 22:21:27 ???
>>143
「酷いモーニングコールもあったもんだよ…誠意は命で見せてもらおうか?」

燃え盛る炎のなか魔女は歩く。
既に取り囲まれている事実は察している。
右腕ガントレットに装着されている長さ約50cmの二枚刃の鍵爪『クラオエ』を展開。
左手には投擲用のグリップの周りに6枚の鋭い刃が付いた円盤状の武器『シャイベ』を構える。

「相手が何だろうが絶対許さないからなー!!!」

狼が吠える。


146 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2018/06/23(土) 22:25:07 ???
>>143
「これ中古じゃないよな?天然(痘)モノとかじゃないよな?」
テントの一角。毛布を被って座ったまま目を閉じるソーマタージ。
元々他人の前では寝たがらないタイプだったが、今では頭に響く声により寝る事すら叶わない。


だからだろう。気配にいち早く気づく事が出来たのは。

「ッ!」
毛布を跳ね除け、腰に差したままの拳銃を手に取ると布の隙間から外を窺う。
燃えている。……建物が。死んでいく。見知った顔が。

一際強くなる幻覚は、彼の視界に過去の憧憬を重ね合わせる。
火矢を受け燃えるテントは爆撃で燃え落ちる重合住宅に。斃れていく集落の人達は自分を受け入れてくれた難民の顔に。そう彼には見えていた。

「───敵だ!」
ゴロリと前転してテントを飛び出すと同時、飛来した火矢が彼のいた位置を燃やしていった。
血走った眼に正気の色は無い。 手に持った銃をギュッと握りしめ、襲撃者を返り討ちにしようと赤い眼が輝いた


147 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/06/23(土) 22:35:44 ???
>>144
ナージャの召喚したハイドラがテントを燃やす炎に水をぶっかける
炎に細工の後は見られず 瞬く間に消化してく…が

発砲された銃弾がハイドラに迫る よくある拳銃弾 威力は低い が
いくつかの方角からの同時攻撃だ 回避するのは容易なことではない

そしてナージャも同じく 薄暗い闇の中から銃撃を受けることになるだろう

>>145-146
吠えるセニャーレと目を輝かせるソーマタージ 彼等に応えるは銃弾だ
セニャーレには二方向 ソーマタージは一方向から複数の銃弾が飛来する

先住民族はばたばたと倒れるが その中に彼ら以外の声は聞こえない すべてが悲鳴だ
敵らしき相手からの声は 聞こえない

そして火矢はテントに降り注ぐも 一行が持ってきた荷馬車に当たった火矢はなかったことも明記しておく


148 : ナージャ ◆9vmr0jXsek :2018/06/23(土) 22:42:40 ???
>>147

何しろハイドラはデカい上に目立つ。的になるのは仕方ないといえた。
しかしながら、下位ながら竜種の鱗は堅牢であり、拳銃弾では有効打を取るのは難しい。
――とはいえ、術者はそうもいかない。何しろ光っているのだからそれはもう目立つ。
ハイドラの尻尾のあたりを掴んで包り、楯とするしかない。

「いたたた! ああ、ちくしょう!」

なお、それを実行するまでの間は防ぐものがなかったということであり。
かろうじて直撃はしなかったまでも掠ったことによる出血と火傷は避けられない。

「ええい! やりかえせ!」

銃弾が飛んできた方向に対し、攻撃としての水ブレスを実行させる。
消化のための水流と違い、攻撃するための水流では勢いが違う。
その鉄砲水をまともに食えば人間身体ぐらいならば千切れてしまう。


149 : セニャーレ ◆AaNrqSY5ys :2018/06/23(土) 22:45:14 ???
>>147
「シッ! ハァッ!!」

クラオエとシャイベで銃弾を防ぐ狼の魔女。
何方も通常弾であれば全く問題なく防げるだけの強度は有している。

「…盗賊の類か、質の悪い行商人か…どっちだぁっ!!」

銃弾が放たれたであろう一方の場所を見つめる。


150 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2018/06/23(土) 22:46:08 ???
>>147
「くたばれ!!赤の手先のケツ貸し豚め!」
ボスボスと弾丸がポンチョを貫く。既にその場にソーマタージの姿は無く、地面を滑っていた。
BANG!BANG!BANG!右手の拳銃が火を噴く! 反撃の弾丸を放つと、その場には留まらず積み荷の方向へ走る。


「カイル…いや違う、ヤツは死んだ。ミシェル?お前なのか?」
ゴトリ。左手の銃が落ちた。 先程の銃撃は命を奪うような事は無かったが、それでも無傷では済まない。
片手と尖った歯を使って貫かれた部位を縛る。修正力の影響か、ナノマシンによる回復の速度が遅い。
それが猶更、彼に過去の記憶を思い起こさせる。略奪と混沌、皆殺しの記憶を。

「荷物が…荷物が燃えたら死ぬのと同じじゃあないか。 積み荷を見て、彼女と早く逃げる……」
誰に言うでもなく焦った様に呟く。白い血の跡を残し、時折牽制の銃撃を放ちながら目指すのは乗ってきた荷馬車。


151 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/06/23(土) 23:05:52 ???
>>148
ナージャは消火活動に当てていた水ブレスを襲撃者に見舞う
岩肌を削る凶悪なウォーターカッター だが手応えが無い 水ブレスは襲撃者を捕らえることができなかった

そしてナージャには 後述の光景が目に飛び込んでくるだろう

>>149
銃弾を布石 襲撃者を見定めようとするセニャーレ 銃撃の先には・・・見えた
薄汚い恰好をした男数人 恰好だけを見れば盗賊の類なのだろうが・・・?

と銃撃してくる襲撃者に視線を向けていたセニャーレに対し 左右からアンブッシュ
大振り名ナイフ ボウイナイフを手にした薄汚い恰好の男たちが 一方に気を取られているセニャーレに奇襲を仕掛けてきたのだ

>>150
そして積み荷に向かうソーマタージ 行商人はアキレスが守っている

走るソーマタージは気付くことだろう 同じく荷馬車に向かう男が三人ほどがいることに
男は2人がその場に残り ソーマタージソウドオフした二連ショットガンを向けてトリガーを引こうとしている

その間にもう1人が荷馬車に向けて走る 走る


152 : ナージャ ◆9vmr0jXsek :2018/06/23(土) 23:13:03 ???
>>151

「っちぃ! ってんならぁ」

闇雲にあたりをつけての攻撃は無意味だ。
となると――ぐるりと見渡した時に、荷馬車に向けて走る賊がいるのがわかる。
ソーマが2人に襲われるのも見えたが、ソーマなら問題ないと判断。

「思い知らせてやれ!」

というわけで、その荷馬車を目指す一人に水流攻撃。
一つの口で一人を攻撃し、もう一つの首で未だ燻るポイントを消火させる。
賊を倒すのは勿論だが、少しでも多く、お世話になったこの部族の人を守りたい。

「っていうか、ハイドラなんて目立つのを呼んだのにパニックも起こさないしターゲットを集中させてもこない」

「……ただの盗賊って感じじゃなくねー? ハイドラだよ?『大河のハイドラ/great river hydra』だぞ?」

「モー少し汎用性高いの呼ぶべきだったかな……でも初期消火はこいつじゃないとな……」

ぶつくさいいながら、相手が怪物に対して驚かないことを怪しく思ったり。


153 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2018/06/23(土) 23:17:16 ???
>>151
「クソ毛唐…ッ!」
向かう先にいる三人の男。ソーマタージの目には、彼らが自分達を殺しに来た多国籍軍に見えている。
引き金にかかる指をサイバネアイが捉え、ギリと歯ぎしり。 行動は早かった。視認と同時に銃を構え牽制の発砲!


「居場所は渡さねえぞクソ人参頭! 何もねえ惨めな祖国に帰りやがれ!」
狙いを定められぬよう、ジグザグに走って銃を撃ちながら怒鳴る。まずは銃持つ二人を仕留めて奪うのが狙いだ。

傷ついた左腕から滴る血は手首を伝い、鍾乳石じみて鋭く尖っていく。即席の弱弱しい暗器だ。
接近し一人に血の刃を、一人に銃撃を浴びせんと今はただ走る!走る!


154 : セニャーレ ◆AaNrqSY5ys :2018/06/23(土) 23:17:52 ???
>>151
「っ!!」

左右からの奇襲にセニャーレは射手へと注意を向けたまま、
地面を抉るほどの強力な跳躍で地を這うような低さで前へ跳び回避を試みる。
更には跳躍の際に一度身体をきりもみ回転させ、『シャイベ』を奇襲をかけた輩へと投げつける。
鋭い切れ味を誇る『シャイベ』であれば肉を割き骨を断って尚ブーメランのように手元へ戻ってくる。

まあ当たるか外れるかはチョット運任せな行為だが。


155 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/06/23(土) 23:39:04 ???
>>152-153
ソーマタージに銃口を向けていた襲撃者であったが
牽制射撃にを嫌って下がる 下がる

それ故にソーマタージが攻撃を仕掛けるも 少なくとも即席の槍が襲撃者を捕らえることができなかった

そして最後の1人にはハイドラの水ブレスが炸裂
それを荷馬車で防御しながらやり過ごす襲撃者

【ソーマタージに判定;判定に成功すれば 襲撃者が手ぶりで何かを伝えようとしているのがわかるだろう】

そして襲撃者三人が下がり続け それを援護するかのように拳銃弾の援護射撃がソーマタージと ナージャ狙いのハイドラに迫ることだろう

>>154
そしてセニャーレは跳躍で挟撃を回避 刃物付きブーメランで応戦するも それを襲撃者の1人はバック宙で回避
その間にもう1人がセニャーレに拳銃弾を浴びせかけた

阿吽の呼吸でセニャーレを追い詰めようとしている襲撃者2人


156 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2018/06/23(土) 23:42:55 ???
>>151
「クソ毛唐…ッ!」
向かう先にいる三人の男。ソーマタージの目には、彼らが自分達を殺しに来た多国籍軍に見えている。
引き金にかかる指をサイバネアイが捉え、ギリと歯ぎしり。 行動は早かった。視認と同時に銃を構え牽制の発砲!


「居場所は渡さねえぞクソ人参頭! 何もねえ惨めな祖国に帰りやがれ!」
狙いを定められぬよう、ジグザグに走って銃を撃ちながら怒鳴る。まずは銃持つ二人を仕留めて奪うのが狙いだ。

傷ついた左腕から滴る血は手首を伝い、鍾乳石じみて鋭く尖っていく。即席の弱弱しい暗器だ。
接近し一人に血の刃を、一人に銃撃を浴びせんと今はただ走る!走る!


157 : ナージャ ◆9vmr0jXsek :2018/06/23(土) 23:48:14 ???
>>155

「荷馬車を盾にするなー! 積み荷がびちゃびちゃになるだろうわわわわ」

理不尽なことを言っていたら、銃弾が飛んできた。
慌てて尻尾に隠れ、跳んできた方向に水ブレスを向ける。
維持にも魔力がかかるのだ。早いところ撃退しなくてはジリ貧である。

「くっそう……動きがいい……良すぎる……」

「大物呼んじゃったからもう一体……とはいかないんだよなぁ」

二つの口で水ブレスを続けているものの、恐らく効果は薄いだろうと考えるナージャ。
さっさと追っ払いたいところだが、自分たちは防戦一方であり、積極的攻勢に出るほど戦力がない。辛い戦いになりそうだ。


158 : セニャーレ ◆AaNrqSY5ys :2018/06/23(土) 23:51:56 ???
>>155
「面倒ッ!」

左手で空間を薙ぐセニャーレ。
魔術による障壁で銃弾を防ぐ。

「…やるか」

手へと戻る『シャイベ』と『クラオエ』の鉤爪を格納しつつ詠唱開始。
眩い光と共にセニャーレの眼前に弦の無い金属製の弓が出現、
引っ掴むようにして伸ばした右手に弓が収まる。

「覚悟しろ」

弓を手にした右人差し指を中心に
セニャーレの背とさほど変わらぬサイズの魔法陣が空間に展開される。
陣はゆっくりと時計回りに回転しつつ光量を強めていく。


159 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2018/06/23(土) 23:52:08 ???
>>155
弾丸が身体に食い込む。合金フレームにより致命には至らないが、それでも痛いものは痛いし血も出る。
テックに頼らない捨て身の戦法。その戦いが、彼に益々過去を思い起こさせる。

「SSSYYYYAAAA………!」
ゴボリと口から溢れる白い血。赤い眼は襲撃者のハンドサインを捉えるが、何を意味するのかまでは分からなかった。
やる事はどの道変わらない。ただ進み、殺すのみ。


「カァッッ!」
大きく開いた血塗れの口。鋭い牙の生え揃うその中からチラリと覗くものあり。 ───血で生成した触手の針だ。
下がる襲撃者に向けて、走りながら突然に放たれる仕込み暗器。狙いは喉笛!

一点に狙いを絞り、力も込めたそれならば並みの人体相手ならば貫く事も出来る。
混戦の不意を狙い、想定外の一撃で一人一人確実に仕留める。忘れていた昔の戦法だ。


160 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/06/24(日) 00:11:01 ???
>>157
ハイドラの尾に隠れ 水ブレスを放つが はやり手応えなし

こまめな移動を心掛けているのだろう その動きは手慣れのそれであった

>>158
中空より現れし金属の弓 魔法陣を侍らせキリリを引き絞られる
が 襲撃者は手を後ろに回すや 取り出したのはダイナマイト すでに短い導火線に火花が散っている

それをポイと投げ付けるや炸裂音と轟音 巻き上げられる土砂
気づいたときには 襲撃者の姿はなく 遠くの援護射撃がセニャーレに降り注いだ

>>159
下がり続ける襲撃者であるが 不意にソーマタージの面頬が開く
間をおかず発射されたのは職種の針 それが発射され 襲撃者の喉を貫いた

倒れ伏す襲撃者の肩と襟首をつかんで下がり続ける襲撃者

だがソーマタージを取り囲むかのように放たれたのは ダイナマイトである
ソーマタージに直撃することはなく だが覆い隠すように投擲されたダイナマイトは次々に爆破
土砂と轟音をまき散らす

それらが晴れたとき 襲撃者は姿を消していた

【全員対象】
ナージャの目には 辺りで牽制射撃を行っていた取り巻きがどんどん少なくなっていくのが見えるだろう
襲撃者は撤退に入った 結局襲撃者が何者かは分からなかった

辺りはすでに太陽が昇り始め 日の光が辺りを照らす

集落は壊滅的被害を被ったようだ 失った家族やらを嘆く集落の民

行商人「いくぞ 医者を呼ぶにもまずはここを移動しなきゃ」

そして行商人は御者台に上り 一行に荷馬車に乗り込むよう言うのであった


161 : セニャーレ ◆AaNrqSY5ys :2018/06/24(日) 00:18:10 ???
>>160
「…何なんだ一体」

なんやかんやで状況を脱した面々を見回しながら疑問を口にする魔女。
集落が目的だったのか荷が目的だったのかハタマタ自分達が目的だったのか。
目的も正体もよくわからない襲撃者らの存在を荷馬車に乗り込みつつ考えるのであった。

//すまぬが一足先にお休みなさいー


162 : ナージャ ◆9vmr0jXsek :2018/06/24(日) 00:21:26 ???
>>160

「ぬぐおおおお……敗けた……」

がっくりと項垂れる。
追い払うこと自体はできたのかもしれないが、向こうの目的も正体もつかめずじまい。
大物のハイドラを呼び出しておいてこれでは片手落ちもいいところである。

「ううう……また後で来るからねー……」

荷馬車に乗り込み、癒しの術が使える召喚生物を考える。
どうするにしても応援が必要なのは間違いなかった。


163 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2018/06/24(日) 00:22:38 ???
>>160
「チィッ…!」
追撃の手を強める間もなく、爆発の壁に阻まれ取り逃がしてしまう。
舌打ちを漏らすと、頭上で飛行機飛び交い銃声相次ぐ彼だけの世界で忌々し気に血を吐き捨てた。
「逃げたみたいだな。薄汚いクソども……」


「医者ならジェレミーの所に行かないと。 …いや、この分じゃヤツもやられたか」
行商人を見る目は常人のそれではない。 違うものが見えているようだし、会話も成り立ちにくそうだ。
荷馬車に乗り込んで腰に吊っておいた革袋の水を飲むと、慌ただしく辺りを見渡す。

「リリィ…。彼女はどこだ?あいつがいないと…! いや、いや違う。今は…」
疲れた様に手の平で顔を押さえ、ソーマタージは力なくうなだれる。 出血はまだ続いていた。


164 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/06/24(日) 00:29:44 ???
とにかく一行は窮地を脱した ワーウルフを倒して手に入れた交易ルートは越境者に財を与えたが
最大の取引相手を失ったことは悔しいものだ 一行は敗北をかみしめながら来た道を戻るのであった

【ゲートにほど近い街】
そして一行はここに戻ってくる いつものように酒場になだれ込んだ一行 そこで見たのは

ロイ「よぅ オツカレ」
旅に出ていたロイの姿 外套はほこりまみれ 髭がぼうぼうのひどい姿であったが

ロイ「見つけたぞ 準備はいいか 派手に稼ぐぞ」

//それでは〆 オツカレサマドスエ


165 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/07/07(土) 22:17:33 ???
ロイ「さぁ〜やるぞ〜!!」

一行から離れて単独行動をとっていたロイは 鉱人の血が流れているが故の嗅覚を発揮し
連れてきたのは 小高い山のふもとだった

アキレス「本当にここにあんの?」
ロイ「みとけって 機械搬入しろ がっつり掘り進めるぞ!!」

一行はこの日の為にため込んだ財を使って機械を 人をこの地に送り込み 一気に掘削を始めた

【そして月日は流れ】

アキレス「・・・すんげぇ」
ロイ「ヘッ ゴールドマンの面目躍如ってやつさ」

地下からコンベアを伝って出てくる土砂 そこには目で見て分かるほどの金が続々と流れてくるではないか

アキレス「まさにゴールドラッシュか…本当にすごいぞこれ」
さて この世界の歴史的瞬間に立ち会った者は この状況にどのような感想を抱くだろうか?


166 : ニア E.月光、空色ドレス :2018/07/07(土) 22:24:23 ???
>>165
「うへぇ…!」
「すすすすごいってんですっ……これぜーんぶ金?ゴールドっ!?」

ざっくざくである、そりゃもうざっくざく

「お金持ちだってんじゃないですかぁ、凄いすごーいっ!」

ピョンコピョンコはね飛びながら歓喜のニア、単純明解な反応である


167 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2018/07/07(土) 22:29:04 ???
>>165
「ああ、これで結構稼げるな。 強盗はまたの機会にしよう」
ハットの下で目を細め、次々と流れてくる金を眺める。
これぞまさにゴールドラッシュ。これだけの金があれば、ゲートを開くのも夢ではないだろう。


「ちゃんと目を光らせておけよ。労働者のポケットの膨らみも見落とすな。
 1g、1オンスたりとも逃すんじゃあないぞ」
口では厭味ったらしく言うが、これだけの金を目にするのは初めてなため、若干ウキウキしている。

「俺が元気な頃にこれだけの資産があればなぁ」


168 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/07/07(土) 22:41:43 ???
>>166
ロイ「まぁなんだ こういう掘り出した金は銀を多く含むからなぁ 価値は純金より大分劣る」
握りこぶし程の金色鉱石をつかむ

ロイ「でもこの量は想定外さ これなら案外早く目標金額に達するかもしれん」

商人「いやぁ それでもまだまだかかりますって」

ロイの言葉をさえぎったのは この世界でお世話になる越境者な行商人である

>>167
ロイ「でも 一度は経験してみたいだろ? ホレ」
と ソーマタージのポケットに上記の金鉱石をねじ込む

ロイ「もちろん光らせるつもりだが 完全には無理だろうなぁ
   未来に合った 『きんぞくたんちき』ってのがあれば違うんだろうが」

と難しい顔

>>全員対象
商人「何せ採掘を磯がにゃ同業者に甘い汁を与えかねん 採掘を急ぐにはマンパワーが必要
   マンパワーをねん出するには金が必要 暫くは掘り出した金で従業員を雇う自転車操業がメインになるだろうなぁ」

ロイ「とりあえず越境者内でも色々とできることはある 俺は飯や酒を造って従業員の金を召し上げることにするよ 
   他にも歌姫の越境者がいたはずだし 賭博場も作ることにする ソーマはそこの用心棒を頼もうかな」

アキレス「ニアタンは俺と一緒に採掘のお手伝いかな掘り出した金を集めてコンベアに流す単純作業ってやつ? 他に特異なことあればそっちでいいけど」

とりあえず目標金額に届くのはしばらく先になりそうだ それまでいろいろと仕事という名の暇をつぶす必要がありそうだ


169 : ニア E.月光、空色ドレス :2018/07/07(土) 22:52:03 ???
>>167-168
「……ソーマの元気な頃って……今よりぃ?」

猜疑の視線!シツレイ!

「ほへー……」
「あぁー……でも大変なんですってんですねぇ……」

ロイの掴んだ金を、真紅の瞳にキラキラと反射させ口を開いたまま見つめる
しかし商人の話にふむふむと頷いて、即座に資金にならない事を認識した

「一応っ、この世界のお料理なら出来るってんですけどぉ……」
「ただ炭坑夫さんのってなると、ふつーのとは違いますってんですしねぇ……」

一応軍食も作れなくはないが、それともまた違うだろう
しばらくはタイドメイカーを用いての発掘のお手伝いになるだろうか、八の腕は非常に便利!


170 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2018/07/07(土) 22:52:32 ???
>>168
「ステキ、金目のモノををねじ込まれるの夢だったんだ」
ポケットの鉱石をしばし眺め、ロイに押し返す。自分が持ってても仕方あるまい。


「用心棒、ね。 今のソーマタージに過度の期待はするなよ」
そういえばそんなのいたな。と今になって思い出す。労働者にも多少は飴を与えねば。

「…やっぱ今返したのくれ。弾代とかにしなきゃ」
山賊を追い詰めたり列車で色々あったりで、考えたら弾丸があまり無い。
鹵獲した銃や刃物を売る事で糊口を凌いでは来たが、これからはそうもいくまい。


171 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/07/07(土) 23:11:46 ???
>>169
ロイ「特に出稼ぎに来る連中なんかは金がないからな 質より量だ
   それでも味には妥協出禁 うまい飯は士気を上げる」

ロイ「それに 俺たちが支払った賃金を幾分か返してもらうという魂胆もあるがな」
と意地の悪い笑み

この男はしばしの間 せっせと密造酒を作ることになりそうだ

ロイ「ニアならウェイトレスでもいいかもだな タイドメイカーも能力の一つとして認知されてるみたいだし」

>>170
ロイ「なに こわーい偉丈夫がいるってだけでも効果はあるもんだ」

この時代 アメリカ人でも平均身長は170に届かない
そんな中で長身のソーマタージはそれだけで威圧感にあふれていた

ロイ「待て待て ちゃんと生成した金で払ってやるから それに少々きな臭いうわさも聞いた」

>>全員対象

ロイ「ここにいたるまでに立ち寄った街やら集落やらで聞いたんdな 第171独立愚連隊ってぇ輩
   なんでも先の独立戦争で実際に活躍した軍隊が丸ごと盗賊団に変身したってぇトンデモな連中さ」

と渋い顔をする

ロイ「そいつらはさも国のやとわれでございと素知らぬ顔で人の米櫃に手ぇ突っ込むような輩でな
   もし看過しても 今度は皆殺しからの畜生働きをやらかすような極悪人よ そいつらが最近この辺にのさばっているらしい」

アキレス「つまりは・・・ここも狙われるってこと?」

ロイ「可能性は高い だからこの採掘所と 労働者の為の宿舎は要塞並みに防御力を高める必要がある
   あいつらはこちらが私服をため込み切ったところを狙ってくるだろう あまり油断はするな 戦争レベルのドデカイ戦いが待ってるぞ」

と一行に警告した


172 : ニア E.月光、空色ドレス :2018/07/07(土) 23:17:16 ???
>>170-171
「……パスタを茹でる!……とかってんでしょうか……?」

うーんと唸り矢張り曖昧
しかしアイディアに関しても流石と思わず膝を叩く

「ウェイトレスっ……」
「……うーん……それもいいなぁっ」

ともあれ働き口はそれなりにありそうではある、どれも専門職には劣るのだが


「……あぁっ、なーんか悪名ばっかり聞きますってんですねぇ……」

情報に疎いニアの耳にも届いているという事は、そういう事なのだろう
厄介ごとになるなぁと目を細め、月光の柄を軽く撫でる


173 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2018/07/07(土) 23:21:22 ???
>>169
「無礼なガキめ…。 昔の方が気兼ねなく色々出来たしな。今じゃ身体のガタが大きい」
ニアにジトーッとした目で返しながら、どこか遠くを見つめる。
事実、彼の身体は年々反応が鈍くなり故障も多くなっているのだ。機械の身体と言えど、永久に経年劣化には耐えられない。

「18〜20がピークか?精神的にも、肉体的にも。 年は取りたくないね」


>>171
「きな臭い?見ず知らずのよそ者が金を掘り当てる以上にどんなのがある」
冗談交じりで聞くが、ロイの言葉は確かに気がかりだった。

「軍隊上がりのゴロツキか…。どこにでもいるもんだな」
フム、と顎に手を当てて考える。越境者と言えど軍隊一つを相手にしてはタダでは済むまい。

「罠も仕掛けておかなければな。面倒事ばっかりだ。
 お前、一応管理者なんだろ?労働者にトイレの場所を教えてやれ。それと杭と…」
ベラベラとあれこれ要求するソーマタージ。全力の数%しか出せない状況では、真っ向から挑むのは自殺行為。

「ベトコン仕込みのトラップだ。嫌がらせ以上にはなる」


174 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/07/07(土) 23:40:54 ???
>>172
ロイ「それもいいが まだ乾麺がこっちに流れてきているか不明だし
   何より水をじゃぶじゃぶ使える状況じゃないからな・・・」

辺りを見る 乾いて赤茶けた荒野が見えた

この国が緑豊かな装いを見せるには 蓄えた地下水をくみ上げる必要がある

ロイ「王道を行くなら煮込みにパンかな 多少の肉を混ぜてやれば喜ぶだろ」

アキレス「そういえばいたねぇそんな奴ら」

ロイ「練度も装備もそこいらのならず者の比じゃねぇ ことを構えるのは楽じゃねぇぞ」

>>173
アキレス「でもこの国ってもともとよそ者が集まってできた国じゃない?」
ロイ「その通り 誰が掘り当てたかは重要じゃない 自分もおこぼれにあずかれるかが重要なんだ」

ロイ「相手は精強だが 補充が効くほどじゃないだろう 今回は籠城戦が主になると思う
   罠か…たっぷり仕掛けてやろう とりあえず金も労働力もたっぷりとある イムカのアドバイスももらってやってやろうぜ」

>>全員対象
ロイ「ともあれ まずやらなきゃいけないのは」
と取り出したのは人数分のグラス そこに酒を注ぐ ニアは甘い飲み物がないので覚ましたコーヒーで

ロイ「乾杯だろ」
飲み物がいきわたったところで

ロイ「金採掘成功を祝して」
アキレス「カンパーイ」

と グラスを掲げるのであった


175 : ニア E.月光、空色ドレス :2018/07/07(土) 23:45:58 ???
>>173
「ほへぇ……」
「……じゃあじゃあっ、スプロールとかで新しい体を新調して貰ってはどうってんですっ?」
「タェンとかもそれで良くなったって言ってましたし……」

ニアからしてみれば、体は取り替えが効くモノなのだという認識が大きい
最も彼女自身は完全な有機型なのでそれに当て嵌まらないのだが
取り敢えず結構割と、本気で心配している様子なのであった

「……ニアはまだ4歳だってんですっ、じゃあこれからまだまだですねっ」

勿論生体兵器として、最高の状態を保つ様に作られているのだがそこはスルー!

>>174
「あー……」
「……確かにっ、クスクスくらいならあるかもですけどぉ……」

思い浮かべるロングパスタの存在は微妙か
それよりもとにかく肉!と言った具合、ともあれ越境者の食育知識も役に立つであろう

「……お酒も飲めますってんですけどねっ」
「はぁいっ、かんぱぁいっ!」

ただ得意ではないだけだ
みんなの音頭に合わせてグラスをかしゃん、心地良い軽い音が響いた
歓喜の余韻の混じるコーヒーは苦く、しかし何故だかとっても美味しく思える


176 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2018/07/07(土) 23:49:59 ???
>>174
「欲を言えば、もっと自然と村人豊かならよかったんだがな」
忌々し気に辺りを見渡す。この採掘場でどれだけ出来たものか。ガチガチに固める事は無理だろう。

「そう、籠城ならどうにかして飯も多く用意しておけ。長期戦からの飢えは悲惨だぜ」


「まあ細かい事はまた今度にして」
素直にグラスを受け取る。機械の身体でも味覚はある分、冷たい飲み物は嬉しい。
「乾杯。 この成果は小さな一歩だがなんとやらだ」


177 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/07/07(土) 23:57:28 ???
>>175-176
グラスを干す 実にうまい酒だった

ロイ「さぁ 働くか!!」

ロイが音頭を取り 散る一行

他の街で募集を賭けた労働者もそのうち到着することだろう
越境できるかはまだ先の話 だがその道筋は確実なものとなった

あとは一歩一歩 確実にその道を歩むのみである・・・・・

//それでは〆


178 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/08/04(土) 21:31:18 GC3e7hug
あれから少なくない月日が流れた

ゴールドラッシュに魅入られた者たちを高い給金で雇い入れ 人海戦術で金を掘りまくった

業績は右肩上がりを続け 利益は増え続ける このままいけばゲートを開くための目標金額に届くのも時間の問題…だった

ロイ「きちまったか・・・」
その日 遠くに見える土煙を発見し ロイは吐き捨てるように言う

双眼鏡の向こう 土煙を上げる連中は 皆こざっぱりとした軍服を身にまとっている
傍から見れば国軍そのものだ だが彼等は国軍の皮を被ったならず者だ

ロイ「従業員を宿舎から採掘現場に移せ 会社も閉鎖 金庫は坑道に偽装した隠し金庫に移したな
   初手遭遇からの戦闘も考えられる 気を付けろよ」

商人「クソッ 連中が他の採掘会社を狙ってくれれば 目標金額に届くところだったのに・・・!」
ロイ「この辺の採掘会社で最大手はウチだ 頭を押さえて他の会社からもうまい蜜を吸い上げるつもりだったんだろう」

ロイ「スマンがいきなり攻撃するのは無しだ 大義名分を与えたら相手の思うつぼだ いいか 来るぞ」

土煙の主はすぐそこまで迫ってきている おもてなしをしなければならない


179 : ニア E月光、空色ドレス :2018/08/04(土) 21:55:23 ???
>>178
「うへぇ……」
「アレがやくざ者だってんですかっ?」

成る程噂通り並ではない
仮初めの行軍とは言えその威圧感重厚感は真のそれであり、刹那の怯みをニアに怖かせるには充分であった

「……はぁいっ、先ずはオモテナシってんですねぇっ……」

一応前々からカンタンにプランを聞いてはいる模様
頷き応じて取り敢えずは大人しく従う格好となる


180 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2018/08/04(土) 21:55:24 ???
>>178
「いっけねぇ、クソ塗り槍の落とし穴埋めておかなきゃ…」
ハットを被りなおし、ベストの脇にホルスターを巻きながらソーマタージが嘯く。
自前の望遠鏡で伺った相手は、成る程確かに軍隊だ。中身は兎も角。


「悪いが喧嘩っ早くてね俺…オレ、このソーマタージは。野郎がふざけた事言わないように祈っといてくれ」
彼らがここに来るまでの道に一応罠は仕掛けていない。大人しく来て帰るだけなら怪我はしない仕様だ。

「大義名分ね? 奴らがこっちに付け入る隙を与えてくれるとは思えないが」


181 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/08/04(土) 22:14:11 ???
>>全員対象
向かってくる一団 会社の前に陣取る一行と 越境者の皆さん

軍団は一行の手前数メートルの位置で停止 そして代表であろう 1人の男が巻き物片手に一行の前に進み出る

男「我々は合衆国軍臨時徴税団である 激化する隣国との戦争に対し 国は追加の税を徴収することを決定した」

新聞などを見れば 近年隣国との戦争があったことは確かなようだ だが臨時徴税についてはどの新聞を見ても乗ってないし 噂も届いていない

男「貴殿の会社に対しても納税の義務が生じる さしあたり 当会社の年収の5%を近日中に納められたし」
巻き物に描かれた内容を読み上げ 巻きなおして一同に手渡す

男「妙な気は起こすな 払っておいた方が身のためだぞ」

そう一つ脅しをかけ 一団は去っていった

商人「・・・うん やっぱりニセモノ 封蝋のデザインが違うっていうか似せる気ないね
   分からない奴はまんまと騙されるだろうし 気付いた輩は攻撃 か」

ロイ「さぁ 忙しくなるぞ」

ロイはこのときのために採掘場を要塞のように堅牢な壁で覆い 坑道に隠れていくつもの隠し通路を掘っておいた
一行も今日という日の為に仕掛けを施していただろうか?


182 : ニア E月光、空色ドレス :2018/08/04(土) 22:22:52 ???
>>180-181
「ならっ、これはちゃーんと保存しておいた方がいいってんですねっ……」

ニセモノの封書、これは証拠のひとつとなるであろう
最も、キチンとしたカタチでの裁判が行われるのならば、ではあるが

「5%……」
「……でっかいってんですよねぇ……」

正直数字だけ見ればそうでもないが、しかし金額で考えればとんでもない!
しかもそれが正当に使われるのですらないのだ、支払うつもりは皆無!

「えーっとぉ……」
「一応っ、武器は沢山集めて来てはいますってんですけど……」

雑多とした弾薬や武具の数々はこの世界での極めて平凡なモノだ
それでも有無や数は勝敗を占う要素のひとつと成り得る……と思いたい


183 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2018/08/04(土) 22:29:11 ???
>>181
「課税?哀れなソーマタージ達をからかっているのか? 出稼ぎ移民の俺らに戦争に協力しろと?」
「Voy a violar a tu madre y comerla para cerdos」
背を向け去っていく一団にファックサイン。どうせ通じないだろうと罵声を飛ばすと、スッと表情を無くす。
その手に持つのはこの地の地図。自分が仕掛けた罠の位置に、自分にしかわからないサインを記しているのだ。


「刈り入れ時だ」
入り口を塞ぎ、逃げ道を無くすための落石機。ワイヤーに触れた者に放たれる糞尿に浸した矢。ガラクタの下に隠した即席の爆弾…
それなりの量の様々な種類のトラップは既に仕掛けた。そのどれもが、命を奪うか重篤な怪我を負わせるのを目的としたもの。

「あんたの言う通りだ、オレ達はこれで勝てばいい。あんたに教わったこれで───」
どこか遠くを見て呟く。片手に銃、片手に斧を持ち、赤い眼を一度だけ向けて暗がりへとソーマタージは向かう。
「奴らが混乱してる内に後ろから襲って、隠れる。それの繰り返しだ」


184 : セニャーレ ◆AaNrqSY5ys :2018/08/04(土) 22:30:26 ???
>>181
「…まあ、事を構えるなら夜な夜な狩りをする位はやるけどー」

くぁぁ、と欠伸一つイマイチのってないのは魔女で狩人の図体だけはデカイ小娘。
仕掛けらしい仕掛けは施していない。
せいぜい何処に何があって如何言う時に何処で狩りをするのが効率が良いかを把握したくらいだ。

「ホンモノに接触してニセモノ退治して貰ったら一番楽かな、この場合。
 どう相手するにしても損しかしなさそうってのは面倒だよねぇ」


185 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/08/04(土) 22:44:58 ???
>>182
商人「しかもこの手の輩が一度で満足するわけがない 鉱脈だって有限だ 一度支払ったが最後 骨までしゃぶらるだけさ」

さて ニアは武器弾薬を大量に集めてくれたらしい

ロイ「これはいい いつだって数は力だからな
   素人をいっぱしの兵に帰られるって点は 俺が銃を認める数少ない点だ」

これで工夫の皆さまを防衛の兵として数えることができる もttも 犠牲は出るだろうが

>>183
ロイ「そう言いたいんだろ 最も 戦争に使われず ポッケナイナイされてお代わりだろうがな」
なお ソーマタージの罵倒には スペイン人のアキレスがドン引きしている 愚連隊の皆さまには聞こえなかったようだ

ソーマタージの作った数々の罠は ロイが地図にまとめておいた
侵攻ルートを決めさせて一網打尽にすることも期待できるだろう

>>184
商人「政府に進言はしたさ だけど 戦争にかかりきりってのはほんとうらしい
   玉虫色の回答をされたよ まず本物は来ないだろうな」

商人が肩をすくめる

商人「全く どうやってもそんしかしない戦争なんぞ御免だ これだけで越境が少し遠のいた」

狩りによさそうな場所を探るセニャーレ よさげな高台を見つける
この場合のよさげ とは 敵がここに陣取れば 効率的な砲撃ができるだろう という意味である

>>全員対象
そして期日 時間は朝方 あの日と同じように現れた愚連隊 なれど敵は端から臨戦態勢 ここを効率的に攻めるように布陣してくる
相手が拒否した時 即時攻撃を仕掛けるためだ

愚連隊「合衆国軍臨時徴税団だ 徴税に来た 門を開けろ!!」
銃を構える愚連隊 巻き物を持ってきた男が声を張り上げる さぁ 一行の返答は?


186 : ニア E月光、空色ドレス :2018/08/04(土) 22:50:30 ???
>>185
「むぅ……ホントやくざだってんですっ……」

実に良い気分ではない
己の集めた武具により犠牲が出る事に対しての自覚はある
しかしそれでも、武器を持ち戦う事を選択した時点でこころを決めて貰うよう打診するつもりではある
無論戦闘意欲のないモノを矢面に立たせるようなマネは、少なくともニアには出来なかった

さてはてそして?

「……」

ニアは敵の布陣を眺め小さく唸った
成る程ほとんど強襲じゃないか、これで徴税とは笑わせる
門のすぐに身を潜めていた、戦闘突入時は即座にタイドメイカーで奇襲を狙えるように


187 : セニャーレ ◆AaNrqSY5ys :2018/08/04(土) 22:51:44 ???
>>185
「…魔女らしく呪っとこうか、後々の為に」

期日いっぱいまで目ぼしい場所に呪いをかけて回る魔女。
何がどうなるかは事が起こってからのお楽しみ。

そして期日!

「コイン一枚でも放っておく?」

あからさまな遣り口に辟易な魔女。
えんがちょ〜とか何とかほざいてロイを見やる。


188 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2018/08/04(土) 23:01:00 ???
>>185
「ヤダヤダ、踏みつけて殺してやりたいね」
肩を竦めるソーマタージ。ドン引くアキレスも何のその。
「昔メキシコ人のホットなスケと知り合った時に教えてもらったんだ。Grueso uno se siente bien」


それからどうした。
「来たな。お前らは指示した通りにやればいい。元から戦力としての期待なんてしてないからな」

建物の屋上から愚連隊の様子を窺い、ライフルを肩に当ててモブに檄を飛ばす。
こちらも準備は万端。合図のために用意した拳銃の弾を最後に確かめると、声を張り上げる男の口に照準を定める。
「俺の坊やに挨拶しな」
BLAMM!けたたましい銃声が響いた。

「ホッホッホー、ヒッヒッヒー…汚職兵士の膝を折ってやろう。そして奴等の闘志に火が付いたらそう、服に火を点けてやろう…」
自分のやる狙撃は一発でいい。さっさとライフルを捨て、蛇の様にしめやかに影から影へ向かう!
その手に握るのは木こりが使うような丈夫な斧と、縄を固く縛った拳大の石。
真正面から攻めはしない。死角から迫り、少しずつ減らしていくつもりだ。


189 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/08/04(土) 23:15:11 ???
>>188
採掘現場をぐるりと囲む壁の上にも 工夫達が武器を手に身を隠していた

ニアが用意してくれた武器を手に戦うことを選んだ工夫は多かった
賃金をけちらなかったのが功を奏したのか それとも工夫という人種は血の気の多かったか

>>182
めぼしい場所に呪いをかけるセニャーレ

愚連隊は採掘現場を襲うために有利な場所 つまりめぼしい場所にむかっていく

//呪いの効果や発動条件等をお願いします

>>187
そして教会の屋根からソーマタージが銃を構え 発砲

男「ぐわっ!!」
巻き物を寄越した男の肩口を捕らえる

男「殺せ!! 皆殺しにして奪い尽くせ!!」
その言葉がゴングとなりて戦いは始まる

門に束ねたダイナマイトを投擲 炸裂 穴が開いた門を破壊して敵がなだれ込んでくる
壁の上の民兵が身を乗り出して銃弾を浴びせる前哨戦

【戦局詳細】
敵は門を突破し 先鋒が門を抜けて市街地になだれ込み始める
市街地は工夫達が暮らす家や食堂などが並ぶ場所 金になりそうな物はすでに採掘場の隠し金庫に移送済
建物は破壊しても構わないというお達しを受けている者とする


190 : ニア E月光、空色ドレス :2018/08/04(土) 23:20:36 ???
>>189
「……!!」

小型のボウガンを上空に向けて放つ
戦の開始を告げる鏑矢だ、一直線に空を駆ける鷺の様に鳴き声を挙げながら飛翔

「タイド……メイカァァァーーーー!!!」

ニアの役割は敵の侵攻の遅延、及び戦線維持そして囮である!
市街地戦に於いてタイドメイカーの触腕機動はその真価を発揮するし、元来の兵器としてのニアの戦術……複数敵歩兵の殲滅戦……ともマッチする!
最も敵に異能者が混ざっていればその限りではないが、ともあれ今は触腕にて壁から壁へ伝い奇襲!
迅速に触腕を振り乱し攻撃を行うであろう!


191 : セニャーレ ◆AaNrqSY5ys :2018/08/04(土) 23:30:18 ???
>>189
「おー、おー、始まった始まった、容赦がない」

ソーマタージにより開戦の火ぶたは切って落とされた。
態々進言して相手が有利な場所をあえて放置してもらったのだ。
ここで自分も成果を出さねば一気に戦況は不利になる。

して、歩き回って呪いに呪ったいくつかの場所であるが。
まあ、狼の魔女が使う術など何時もの通り変調の呪いである。
呪いの地に立ち入った愚か者に地雷の如く呪いが降りかかる。
その実態は腹を下し、嘔吐し、頭痛に、悪寒に…重度の風邪だなコレ。

自らの足元の地べたに描きこんだ周辺の簡易マップ。
簡易マップには呪った場所場所に魔石を置いた。
実際の場所とリンクしているそれらにチョイと魔力で働きかければ
ドッカンドッカンと呪いがそれぞれの場所で発動する。

「さーてさて、きったねえ戦がおっぱじまるよ、長期戦は無理だね衛生的に」


192 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2018/08/04(土) 23:31:11 ???
>>189
「もうちょっと右だったか」
移動しながら望遠鏡を覗く。所詮泥臭い傭兵、ジョシュア達の様にはいかなかった。
ちょっとした後悔を呪超えると、窓を蹴破り炸薬で壁を吹っ飛ばし建物を突っ切って、目標地点へと急いで向かう。


「おっかねぇから真正面から喧嘩なんてしねーぜ、兵隊さんよ…」
薄暗がりにしゃがんで隠れながら呟き、鷹の様な目で狙うのは突入する兵士の殿!
今か今かと待ち構え、突風の様に物陰からバッと飛び出して二人ほど引きずり込もうと手を伸ばす!

一瞬で連れ込んで声出す間も与えず直ちに殺し、場所を変える。時折仕掛けを動かす合図を飛ばしながら。これの繰り返しだ。


193 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/08/04(土) 23:49:36 ???
>>191
セニャーレの仕掛けた罠は敵に重度の体調不良を起こすものだった
案の定罠にかかった敵兵は次々に動けなくなる 中には気合で動くものもいるが 精彩とはお世辞にも言い難い

だが敵にも敏いもの そして異能者がいくらか紛れ込んでいた
いくつかの罠が破壊される いくつかの部隊が罠を看過して破壊される

そして馬にけん引させた小口径の大砲を設置 正門近くに照準を合わせ 発砲してくる

ところで今セニャーレはどこに陣取っているだろうか?

>>190>>192
砲弾の雨霰・・・と呼ぶには心許ないが 少ないながらも砲弾が飛び交う中 駆ける騎馬隊

馬の蹄が地を叩く音に混じって 甲高い鏑矢の音が舞う
それを合図に壁上部から浴びせられる銃弾と タイドメイカーを発動するニアの姿

十字砲火とニアのたたきつけで泡を喰う馬に振り落される敵兵
だがいくばくかの敵兵がニアの動きに対処しようと 拳銃をニアに向け発砲してくるだろう

そして民兵とニアが派手に動き回っているからこそ 裏で忍び寄るソーマタージ

先鋒隊の殿を2人捕まえ あっという間に絶命 兵士が上げた短い悲鳴は 砲弾の着弾にかき消された

未だ未発見状態のソーマタージ そろそろ先鋒体のそのまた戦闘が ソーマタージの仕掛けた罠に差し掛かるころだが 果たして?


194 : ニア E月光、空色ドレス :2018/08/04(土) 23:55:10 ???
>>193
「……さぁさぁっ!こっちだってんですよっ!!」

タイドメイカーに支えられたまま大袈裟な外見の銃を構え、射撃!
狙いなどつけていない、ただの牽制に過ぎないし撃ち尽くせば捨てるだけだ
敵兵からの銃弾がタイドメイカーの表皮やニアの皮膚を裂くがまだまだ致命的ではない!
六本の触腕の内二本を用いて薙ぎ払うように振るった!
直後移動開始、罠の方面へ敵を誘導すべく派手に、かつ大胆に動いている!


195 : セニャーレ ◆AaNrqSY5ys :2018/08/05(日) 00:00:37 ???
>>193
「まあ、魔女なんで正面切って戦闘とか、ね」

所謂後方支援に徹している現状。
最前線にいるわけもなく、兵糧庫やら衛生兵のたまり場にあたるものがあればその近くにでも居るのだろう。

「狩人的にもヒッソリコッソリやりたいしねえ」

幾つか反応のない魔石に気づきしかめっ面。
割かし相手にも優秀なやつは居るようで…さて如何したものか。

「粗方呪いは撒き散らしたし、斥候でもするべきかな?」

ロイ辺りに指示でも仰ごうかと動き出す。


196 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2018/08/05(日) 00:12:08 ???
>>193
「初手は上々ってところか…」
首を圧し折り殺した兵士をその場に捨て、ポケットからクシャクシャになった地図を出して広げる。
指でなぞって再現した騎馬隊は、作った罠の一つにさしかかったところだ。


馬が、人が乗ると同時、突如『沈む』地面。落とし穴だ! 古典的ながらも、却ってこういうのが効くと考えたのだ。
スキー場の様に急な斜面の先にあるのは、無数の鋭い杭。先端には丁寧に一本一本かえしが付けられている。

「ガッチャ。第二段階だ野郎ども!」
PANG!軽い銃声が響き渡る。民兵に合図したのは『敵の進行に関わらず熱した油を頭上からぶちまける』というサイン。
「もったいないかもだが、背に腹は代えられんさ。火葬の手間も省けるしな」


197 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/08/05(日) 00:22:23 ???
>>194>>196
アキレス「ヤベェ 逃げろ逃げろ!!」

越境者数人を連れたアキレスが一芝居うち
ニアが先鋒体の鼻先を打って巧みに軌道を変えさせ 先鋒体が踏みしめた地面が・・・抜けた

バラバラと落ちる愚連隊 鋭い悲鳴 部隊は急に止まれない 危うく落ちかけ踏みとどまったやつらを押し込みなおも落ちる

かなりの数が落ちた うめき声が昇ってくる中に飛び込んできたのは 熱した油

耳を覆いたくなるような悲鳴 凄惨たる様子は見る者の士気を削り取る

ロイ「足が止まったぞ 包囲して殲滅しろ」
このチャンスは逃してはならない 民兵たちの十字砲火が轟いた

>>195
そしてセニャーレは斥候を申し出る ロイはその英案を快諾 自由に動き回るセニャーレであるが

主戦場となった住宅街の逆 採掘現場付近で異常を発見することだろう

兵の数を裂いてみ回しをさせていた民兵が制圧されていた
何者かが主戦場から離れた場所で 浸透していた・・・・・

戦いは いまだ始まったばかりであった・・・・・

//ではここで中断ということで


198 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2018/08/11(土) 21:29:28 ???
【全員対象】
主戦場となっていた住宅街は阿鼻叫喚の地獄絵図と化していた

ソーマタージの仕掛けたスパイク付き落とし穴 そこに嵌った者に降り注ぐ熱した油
怯んだ先鋒部隊を包囲し 蹂躙する 実に有利に進んでいた そう 主戦場では

だがその裏 高き防壁に守られ 見回りを配置していた別所にて事態は急変する

セニャーレが斥候に走った先 そこにはこと切れた見回りの民兵達 かけられた複数の梯子
制圧されていた 音もなく


【部隊は変わって主戦場】
ロイ「いいぞ このまま敵を釘づけにしろ」
場を指揮し 事態を有利に進めているロイであるが 主戦場の裏で起こった事態に気づいていない

この異常を察知するには 異常を知らせる警鐘があるのだが それを鳴らされる前に見回りは制圧されてしまった
この事態を前線に知らせるか それともセニャーレは1人で戦いを挑むのか


199 : ニア E.月光.空色ドレス :2018/08/11(土) 21:43:20 ???
>>198
「……よぉしっ、よぉっしっ……!」

現在のところ過程としては悪くはなかった
実際こちらの被害は確認出来る範囲では小さく、最も効率的に敵に打撃を与えているように思える
理想形だ、しかし逆にそれが不安のタネでもある
余りに順当に運び過ぎている事には猜疑を持つべきなのだから

「ここは抑えられてるってんですけどっ……!」

敵兵の亡骸から触腕で武器を奪いニアの手にパス
タイドメイカーの精密性ではそれが限界なのだ
ともあれニア本体、両手に銃火器を携えファイアファイアファイア!


200 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2018/08/11(土) 21:46:20 ???
>>198
「仕込みは上々、ってな」
やる事は変わらない。悲鳴と銃声の中背後から忍び寄り、一人一人首の骨を折り仕留めていく。
時折空砲で合図を飛ばし、敵を釘付けにするための用意をさせるのも忘れない。

「ゴードンとマクレガーのチームは足りなくなったモノを取ってこい!ノーマンのチームは三番を起動だ!
 あのトンチキ女がいたらもっと上手くいくのかな」
慌ただしく走り回りながら指示を飛ばし、自分も行動を止めない。止められない。
カリスマ性の無い彼の考える事を言われずにやる変人はいない。一々やる事を指示しなければいけないのだ。


「妙だな。嫌な予感がする。 スカウトはどうした?連絡はまだないのか?」
ガチャン!とレバーを引き、馬を驚かせるために地中に仕込んだ爆薬を作動させながら問う。持ち場を離れるわけにはいかない。
この程度で抑えられる相手なら苦労はしないだろう。まだ何かあるはずだ。


201 : セニャーレ ◆AaNrqSY5ys :2018/08/11(土) 21:49:49 ???
>>198
「あー…ソロじゃなくて集団戦なんだから照明弾での連絡方法ぐらい確り決めておくんだった」

戦場において重要なのは言わずもがな戦場の即時把握だ。
この状況だ、連絡をしに戻るのは通常であれば正しい。
しかし、やってのけたのが如何にも尋常ならざる相手の気がしてならない。

「梯子が複数…不味いなぁ、少数精鋭の可能性が捨てきれないぞー」

であるなら…
この異常を知らせて加勢してくる連中は此処に転がっている民兵等と然程変わらないものが多いだろう。
一騎当千の誰かさんが都合よく、とはいくまい。

「…未だ周囲にいるのか?」

いなけりゃ悩んでいる時間が惜しい、斥候らしくこの状況を伝えに戻るだけだ。


202 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2018/08/11(土) 22:01:54 ???
>>199-200
ソーマタージ第三のギミックが発動 埋め火が派手な音を立てて炸裂し 爆音と共に土砂を舞いあげる

驚き嘶き後ろ足で立ち上がる馬を落ち着かせるのに必死な敵兵 落馬して動けなくなるものもいる

その隙を見逃す一行ではない
ロイの投石が ニアと民兵の一斉射が轟き 死体の山の出来上がり

ロイ「いいぞ 前線を後退する このまま遅延戦闘を繰り返し 敵に被害を与え続ける ソーマタージは次のギミックを用意しておけ」
そう指示を飛ばすロイ だが

【ソーマタージに判定 違和感:物資の補充にむかったチームがまだ戻ってこない やや時間がかかり過ぎている気もするが・・・?】

>>201
異常を確認したセニャーレ 辺りを見回す その時である
遠くに聞こえる爆音に紛れて かすかに聞こえるキリキリという音 まるで弦を引き絞っているような・・・?

次の瞬間 三方向から飛来する複数の弓矢 原始的であるが消音に優れた射出武器がセニャーレを静かに処理せんと襲い掛かった


203 : ニア E.月光.空色ドレス :2018/08/11(土) 22:08:12 ???
>>202
「……あぁ、もう……結構キリがないってんですねっ……!」

優勢なのは事実だ、しかしそれでも尚波濤めいて迫る軍勢を前にジリジリと退がる
作戦の内だとはいえ矢張り、このプレッシャーを感じながらの撤退戦は常人の精神を削るであろう
生体兵器としての利点を活かし、たじろがぬこころで次々と火器を奪い撃ち尽くしまた奪う
時折振るう触腕、月光、そして浴びる銃弾


204 : セニャーレ ◆AaNrqSY5ys :2018/08/11(土) 22:09:52 ???
>>202
「聞き慣れた音だなあっ!」

すかさずグリップの周りに6枚の鋭い刃が付いた円盤状の武器『シャイベ』を
射掛けられた三方向の内、自らの正面に近い所へ投げつける。
迫りくる矢はその動作の合間の横っ飛びで地面に転がりながら回避を試みる。

「さって、面倒だぞ、困ったなっ!!」

右手を腰に収めた伸縮式の槍『ランツェ』に回しながら
クラウチングスタートのような姿勢へ転がり起きる。
さあさあ、相手は何者だ?


205 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2018/08/11(土) 22:10:41 ???
>>202
「そうしたいのは山々だけど、油のお代わりを取りに行かせた連中が帰ってこないんだ。不思議だね?」
肩を竦めるソーマタージ。十中八九侵入されたか。舌打ちが漏れる。

「マーストンに伝えとけ。バリスタをあるだけぶち込んどけってな。火攻めが台無しだ」


「このソーマタージは様子を見てこよう。勇敢な盗賊の様に。台風の日のバカな農民みたいに」
片手に拳銃を握ったまま様子を伺うための台から飛び降り、住宅街の路地を蛇の様にしめやかに駆ける。
斥候の報告も来ない。やられたか、交戦中か。 油断なく用心しながら歩を進める。


206 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2018/08/11(土) 22:27:38 ???
>>205
ロイ「マジか クソッ何人か連れて様子を見に行ってくれ」
ソーマタージの言葉にロイが反応し 様子を見に行かせる

通りを進み 角を曲がり 一番近い物資集積所が見えた そこは無人の物資集積所
そう 『無人の』

【判定 違和感:一番狙われやすい場所ゆえに ここには完全武装の民兵が詰めていたはず】

そして次の瞬間 轟音と共に物資集積所が爆破された

【判定:上記の違和感に失敗し 集積場に近づいていた場合強制ダメージが発生する】

間髪入れずソーマタージと追従する民兵に浴びせられる銃弾 待ち伏せを受けていた 町中に浸透している何者かがいる

>>203
上記の爆音は前線にも届く 立ち上がる黒煙に民兵に動揺が走る

ロイ「クソッ!! まずいな ニア 俺たちで前に出るぞ!!」

ハルバートを手に ニアと共に前線に躍り出るロイ
騎馬兵に対し 一撃離脱の戦法をとるも 多量の騎馬を相手にするのは至難の業

ニアの月光が馬の腹を掻っ捌く 落馬し足を骨折する敵兵 だが次の瞬間 サーベルを抜いた敵兵が 騎馬の勢いそのままに 答申をニアに振り下ろす
馬の速度と高い場所から振り下ろされた一撃は 人の腕力にさらなる力を与え ニアに襲い掛かるだろう

>>204
矢はセニャーレの背後にある壁に突き立った お返しにと放たれたシャイベの投擲は 隠れていた敵兵をあぶりだす

統一された国軍制服ではなく 薄暗く 闇に溶けるような色の服に身を包み 覆面で顔を覆った何者か
シャイベから逃げながらもその手に持つ小型のコンポジット坊で射撃を試みる

そしてセニャーレから見ても遠目に見える人影 屋根の上に上ったその何者かは 携帯性皆無の長大な矢を持ち
非対称的な体で矢を装填 引き絞り 放つ

その矢は存外に早くセニャーレに襲い掛かるだろう 

【判定 違和感:これで二方向 だが攻撃はここまで あと一方は?】


207 : ニア E.月光.空色ドレス :2018/08/11(土) 22:33:07 ???
>>206
「りょーかいってんですっ!」

己の役割を果たす事が最善なのだ
そう、どれだけ後方の爆音が気にかかったとしてもそれは仲間に託せばきっと!

「……!!」

咄嗟に触腕を盾に構え、しかし斬撃はニアの額を裂き鮮血を散らす
反撃の触腕が振るわれたのは直後だ、打突めいて迫る!
その後は脚代わりの触腕で素早く飛翔、建物の壁にへばり付き射撃射撃射撃!

「ローーーイッ、長くもたないってんですよぉ!!」

泣き言!そりゃ数の不利が大き過ぎるからね!


208 : セニャーレ ◆AaNrqSY5ys :2018/08/11(土) 22:34:54 ???
>>206
「ニンジャ!?ニンジャだなオメー!!」

放たれる矢を引き抜き伸ばした槍を振り回し叩き落さんとする狩人。
しかし

「がっ」

長大な矢を捌ききれず押し倒されるように矢ごと地面に倒れ伏した。

「…(と、見えるはずじゃん?)」

敵が複数で位置もよくわからない。
こーなったら一か八かだ。
真っ向から戦いを挑んでも遅かれ早かれ本当に矢に倒れかねない。
ならば、ふりで相手の動きを見よう。
一瞬でも油断してくれればいい、その一瞬でけりをつける、本気で。


209 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2018/08/11(土) 22:41:00 ???
>>206
「やっぱりね…」
無人の補給所を前にして立ち止まり、思わずボヤく。ここが落とされた以上、戦闘の継続は難しそうだ。
憂慮する間もなく、視界が光に覆われ熱風が身体中を嘗め尽くす。爆発が、ソーマタージと数院の民兵を吹き飛ばした。


「───クソッ…。生きてるか…ゴドー?如月?」
チカチカする視界は過去の憧憬とオーバーラップする。吹き飛び煙を上げる補給所は、替えの目には燃え盛るキャンプに見えている。
伸ばした手の側を弾丸が掠めていく。銃撃だ。隣で倒れた民兵が身体を削り取られていく。

「……まいったな、こりゃ…」
乾いた笑いが漏れる。死体や瓦礫を盾に致命となる部位への被弾は躱すが、爆発で受けた傷が無いわけでもない。
ズルズルと白と赤のまだら模様の血溜まりから這って離れる。ゼイゼイと荒い息を吐き、ナメクジめいて白い血の跡を残して。

「オイ…、こっちは負傷兵だ。条約でそういうのはダメなんだろ?」
ドクドクと血が源泉の如く溢れて地面に広がっていく。よりかかったまま、ソーマタージは動かない。
赤い眼は未だ殺意を燃やしている。パシャリと血溜まりに片手が落ちた。敵は近づいてくるだろうか?


210 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2018/08/11(土) 22:51:09 ???
>>208
事件に倒れ伏すセニャーレ はた目から視れば矢に撃たれた様に見えるだろう
だが

忍者?「・・・。」
懐から取り出したのは ソウドオフ 単発式ショットガン
躊躇することなく取り出し 倒れるセニャーレに向けて発砲

セニャーレの思惑を潰す塩対応 事情を知らぬものが見れば死体蹴りもいいところである
だが範囲攻撃であるショットガン 生半可な回避ではよけきれぬそれに対し セニャーレの行動や如何に?

>>207
ロイ「クソッ!!クッソ!! やっぱり組織的行動取れる輩はいいなぁ〜畜生めぇぇぇぇぇ!!!」
ニアの泣き言にロイの恨み節が混じる

ロイ「予定より早いが前線を下げる!! 民兵共の銃弾が心許ない!! 下がれ!! 下がれぇぇぇぇ!!」
先ほどと違い不格好に逃げる民兵たち

ニアの打突は騎馬兵を落馬させる 頭から落ちた敵兵は嫌な音を立てて動かなくなった

ロイ「ニア!! 酒場の柱!!」
遅延戦闘の殿を務めるロイが出血するニアに叫ぶ 見えてきたのは ニアがウェイトレスとして働いていた酒場だった

その酒場には仕掛けが施されていて 特定の柱を壊すと 建物自体が道をふさぐように倒壊するようにできているのだ

バリスタにてニアを援護していた民兵が銃弾に倒れる中 ニアにも敵兵の拳銃が向けられ 複数の弾丸が飛来する

>>209
民兵は倒れたところを銃撃にて全滅していた
物陰から出てきたのは三人の男 油断なく銃を構えながら三人とも近づいてきて

敵兵「ヘッ 悪いが・・・俺たちゃもう軍人じゃないんでね」
至近距離 1人がしゃがみ込み 拳銃でソーマタージのこめかみに銃口を突きつけトリガーに指をかける
あとは数ポンドの力がかかれば 銃弾は吐き出される・・・


211 : ニア E.月光.空色ドレス :2018/08/11(土) 23:00:17 ???
>>210
「退がれ退がれぇっ、いのちあってのモノダネだってんですよぉっ」
「……ほらほら、指揮官が泣き言ダメだってんですからぁ」

この混沌において、強化された肺から繰り出されるニアの声はよく通る
んでもって先程の自分のアレは棚に上げてロイへ苦笑、ともあれしんがりでの戦いは続いている
一発発砲する度に10を超える反撃の鉛玉が体を引き裂いて抉る
タイドメイカーもズタズタになっては再生を繰り返していた

「おう……さぁぁぁっっっ!!」
「……援護はいいからっ、引いて引いてっ!」

柱を触腕で引き崩し、建物自体を質量武器として扱う!


212 : セニャーレ ◆AaNrqSY5ys :2018/08/11(土) 23:04:04 ???
>>210
躊躇がない

それは由

懐から銃を取り出す

遅い

銃口を此方に向ける

遅いッ!

引き金を―

遅い遅い遅いッッ!!

「SHAAAAAAAAAAAA!!!」

地面に銃弾が叩き込まれた頃には其処に狩人の姿はない。
『本気』の魔女のよって魔術事象によって物理現象はその膝を屈する。

「先ず一つ」

風が凪いだ、と射手が感じた頃にはその頭が胴体と繋がっている保証はない。
一瞬の間に黒い風が射手の背後に到達、風の内より突き出た黒い獣の鉤爪がその首目掛け振るわれたのだ。

風が内側から弾け顕現するは牙が酷く肥大化し口に収まらぬ狼面の亜人だ。
よりケモノへと姿を傾けたセニャーレが立っていた。


213 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2018/08/11(土) 23:06:32 ???
>>210
「よく言う…。その服、ドイツの…」
こめかみに冷たい銃口が当たる。そこまでやられてもまだ、彼の目にはここではない何処かの光景が重なっていた。
突きつけられる銃は自動拳銃に、男たちの装備は近代的な軍服とボディーアーマーに見えていた。

「だがつまり、惨たらしく殺しても軍からのお咎め無しって事だな」


KRAKK-A-BOOOOOOMMM!!つんざく轟音!迸る青い極光!人体の筋肉を著しく損傷させる電気が一帯に放たれる!
ソーマタージの血は電気を必要以上に通す。爆発と銃撃のダメージ自体はさほどでもないが、彼は血を罠とするために傷口を拡げたのだ!

「ッツアアアアアアアアアッッ!!!」
そして、電光石火の速さでソーマタージは動いた。一番近づいてきた敵兵、彼の頭を掴んで眼窩から脳を蹂躙しようと窄めた指先を伸ばす!
死体を作って盾として、残りも仕留める。頭の中でその動作を何度も反芻する。


214 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2018/08/11(土) 23:34:42 ???
>>211
ロイ「上官にゃ向いてねぇなぁ俺・・・」
ニアにいわれて声は落とすも やっぱり泣き言は続くロイであったとさ

触椀が柱をへし折る 自重を支えきれなくなった建物は大きく身を乗り出すように倒れこむ
騎馬多数を飲み込み 後続をさえぎるように瓦礫が積み重なる だが裏道を使えば通れなくはない 完全に防ぐことはできない

ロイ「いまのうちに逃げろ!! 坑道内部へ入り込め!! 爆破準備はいいか!! 何!?」
矢継ぎ早に支持を出すが 問題が発生したらしい

ロイ「ニア!! 五番坑道と七番坑道の入口を爆破するヤツがいない 七番は俺が向かうから五番へ向かってくれ!!」

【情報;ニアは五番坑道への道を知っているものとする】

この戦場における最終防御地点 坑道内部 この中に一行が越境するための資金も眠っている
敵もここまで来れば年商の5%とは言わず 一切合切を奪っていくだろう そうなればすべての努力は水泡に帰す

だが向かった先 そこには何者かが三人 坑道内部に向かっているのが見えるだろう

そいつらは 敵軍の制服を纏っていた

>>212
忍者?「!?」
マズルフラッシュ 飛び散る散弾 それは女を抉る・・・はずだった 

いない? 
どこだ?

体が落ちる

何故だ?
どうなった?

自らの下半身が見える

切られた?
何時?
女は?

たくさんのクエスチョンマークは やがて黒に押しつぶされて見えなくなった

射手「h」
まるで瞬間移動のように女が消えて 忍者?が切られたのを 遠くにいたがゆえに見ることがかなった射手
短い悲鳴と共に矢を番えようとして 後ろから首を掻き切られる

赤き花びらが舞い 痛みと恐怖に彩られる目 ッそこに見たのは狼の亜人
拳銃を手にしようとした が力入らず そのまま崩れ落ちるようにこと切れた

場を制圧したセニャーレ 遠目に見えるのはニアの姿 確かあそこは爆破が予定されている入口のはず

そしてそこから入口に入ろうとする 敵兵らしき三人の男たち・・・・・

>>213
ニヤニヤと厭味ったらしい笑みを浮かべて引き金を 今まさに悲観とする敵兵 だがソーマタージの体が発行した
否 体から電気を放出したのだ

パンと破裂音と共に拳銃が玉を吐き出す だがその銃弾は驚きと共に竦んだ腕によりソーマタージを捕らえず青空に向けて飛んでいった

つづいてバンと炸裂音 拳銃のシリンダーに込められた銃弾が電撃により着火 シリンダー内部で暴発した銃弾が拳銃を吹き飛ばす
それにより聞き手を失う敵兵 爆砕した部品はソーマタージにも襲い掛かるだろう

【ソーマタージに爆砕した拳銃の破片による強制ダメージ 程度は任意とする】

聞き手を失った敵兵に襲い掛かるソーマタージ 貫手の一撃は目の中に飛び込み 内部の温い肉を 固い骨をかき分け脳漿を抉った

驚いた他二名の敵兵がソーマタージに銃撃を放つ が抉ったのはこと切れた元味方の体であった
ソーマタージが敵兵2人に近づいていく 敵兵2人は銃撃を繰り返すも 盾にした死体にしか当たらない

十分に近づいた 驚愕に見開かれる瞳がソーマタージにも見えるだろう あとはどう料理するかである

【敵兵2人に関しては 確定描写にて殺害可能とする】

そしてソーマタージにも届く後退の言葉 ここより後は坑道内部のはず 一行に合流しなければならないだろう


215 : セニャーレ ◆AaNrqSY5ys :2018/08/11(土) 23:43:09 ???
>>214
「GARU?」

もとより爆破予定の場所だ、態々追って仕留める必要性は…何か様子がおかしい。
こちら同様、想定外の事態が起きているとみていいのだろう。

「…」

意識を視線の先にもっていけば瞬間転移も無理ではない。
だが突然現れる正体不明の明らかにヤベー奴。
この姿は仲間らに見せた記憶がないので敵と勘違いされやしないだろうか
…まあ、その時はその時だ。

ゴバッと地面をえぐり大量の土砂をまき散らして黒い風が行く。
瞬間転移のつもりだったが如何も身体の方が逸ってしまい跳んでしまった。
まあ、割と早く視線の先に着く事は出来るだろう…


216 : ニア E.月光.空色ドレス :2018/08/11(土) 23:48:23 ???
>>214
「そんな事ないと思いますってんですよっ?」
「少なくともニア達は、とーっても信頼してますってんですからっ」

パチクリと不器用なウインク、微笑みながらそして飛翔
建物一つを使った質量攻撃、成果は上々……しかし時間稼ぎ以上にはならない!

「……居ない!?や、やられちゃったってんですかっ?」
「分かりましたっ!」

即答、建物間にタイドメイカーの触腕を這わせて高速機動!
そして坑道付近、不審な三名の影!
飛び上がって上空から、触腕で捕縛せんと振るう!
敵か味方か、取り敢えず捕まえてから確認すべし!なスタンスであった!


217 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2018/08/11(土) 23:53:34 ???
>>214
「バン」
弾丸の欠片が額を斬り裂き、彼方へ飛んでいく。熱が合成眼球を乾かす。破片の幾つかは肩口に食い込むが、その殺意は止まらない。
貫手を刺したままサイボーグの力でグイと持ち上げ、死体を盾とする。オーバーラップする視界は、まだ直らない。
「お前ら、お前らだ…!」

「GYYYYYYYAAAAAAAAAAAAA!!!!」
怪鳥めいた甲高い叫びはソーマタージの声帯から発せられるものだ。その瞳は決断的な殺意と、狂気に呑まれている。
ズルリと手を引き抜いた次の瞬間には、血に塗れた両の手が弾丸の様な速さと正確さで胸を穿ち骨を砕き、敵兵の心臓を握っていた。

「AAAAAAAAAAAAAARRRRRRRRGGGGGGGGGGHHHHHHHH!!!!!」
押し倒した兵士から内臓を引き抜き高く掲げ、血の雨を浴びながら天に咆える。
先程流した血は電気信号を受け、ズルズルと傷口に潜り込んでいく。その激痛に抱く感情も、彼には分からなかった。
「LILYYYYYYYYYY……!」
意味のない叫びはしばらく続いた。怪物の威嚇の唸りか、慟哭の様に。


「───そーだ、素手でも人は殺せるんだった」
事切れた民兵から銃を幾つか拾いながら呟く。撤退の声は一応届いていた。
「ドッグタグでも持たせとくんだったな。えーとお前は…」

メモを懐にしまい、血に濡れた姿で駆け出した。作戦の成果は後で聞こう。


218 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2018/08/12(日) 00:08:09 ???
>>215-216
高速軌道を行うニアに気付いた不審人物は弓に矢を番える 明らかに敵対行動
なお民兵の中に弓矢を使う者はいなかったことは確認済みであるものとする

そこに現れたのは見知らぬ(?)狼人 つまりはセニャーレなのだが
セニャーレには見覚えがあるだろう 先ほどアンブッシュを受けたときに放たれた矢 それと同じものを持っていることに

あの時三方向から矢を受けたが その後セニャーレが対処したのは二方向からの攻撃だけだ
最後の一方から攻撃してきた敵兵はセニャーレから隠れて移動し 先に坑道を探っていたのだ

だが越境者2人に睨まれてはすでに命 風前の灯火 確定描写で捕縛ないし殺害された

>>217
凄惨を極める攻撃 地面は血で染まり 臓腑の悪臭が煙に混じっていた

我に返り 後退するソーマタージ そこには坑道内部に入っていく民兵の皆様の姿が見える

つづいて辺りに炸裂音と崩れる音 あらかじめ坑道の入口をあらかた潰しておくことは事前に通達済みである

>>全員対象
ニアとセニャーレが侵入者に対処し ロイが戻ってきて 一行は集合するだろう

ロイ「さぁて 本当はここを使う前にどうにかしたかったんだがな 仕方がない 敵兵の皆様には我が自慢の迷宮で心行くまで楽しんでいただくとしよう」

鉱山を睨むロイ そして一行もまた坑道内部へと入っていった・・・

//今日はここで〆 オツカレサマドスエ


219 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/08/18(土) 21:44:33 ???
【採掘会社 本社内部】
指揮官「クソッ なにもありゃしねぇ!!」

様々な取引や運営を行う本社の地下 頑丈な金庫をどうにか爆破したものの
中には1セント硬貨がいちまい 後生大事に入れられていた

副官「連中は坑道内部に逃げ込みました 恐らく資金もそこに・・・」
上官「クソッ 舐めやがって!! 構うこたぁねぇ!! ダイナマイトで全部ぶっ飛ばしちまうぜ!!」
指揮官「バカヤロウ!! ここまで被害出して手ぶらで帰れっていうのか!!」

上官「失礼します 逃げ遅れた採掘師を捕らえました」
後頭部に銃口を突きつけられた男が連れてこられる

指揮官「拷問にかけ あの中がどうなってるか吐かせろ 部隊を少人数のユニットに分け 順次投入しろ」
採掘師の顔が青くなる 素早く口を開いた・・・

〜場面転換 坑道内部 工夫の休憩所〜
ロイ「恐らくだが あの撤退で逃げ切れなかったヤツは確実に出る
   貨車の地下金庫の財産をこっちに移したから 連中は今のところ大赤字を出しているわけだ」

大部隊を導入している 兵隊動かす兵糧だって馬鹿にならん 
死傷者多数 けが人は不良債権もいいとこだし その都度殺してちゃ 外部から人を淹れても練度が低い 
馬や矢玉 大砲まで引っ張り出してきて 今のところ碌な収穫もなしときた

ロイ「敵が損切りしてくれりゃ御の字なんだが もしもムキになってたら この中が主戦場になるわけよ」

アキレス「でもさ ヤケクソになって坑道前潰しとかやってこないかな?」
ロイ「俺を誰だと思ってんの? 鉱山の民よ? 多少フッ飛ばして崩れるような掘方してないし ちゃんと脱出路も確保してある
   それにだ・・・ちょっと面白いサプライズも用意してある」

といって地図を広げる がロイはそこに鉛筆で次々に×や矢印を書き込んでいく

ロイ「工夫達が拡張工事をしている間 個人的に横穴とかを掘っておいたのよ
   これから×を書き込んだ場所を崩して実に迷いやすい構造にする そこでアンブッシュ仕掛けたり 遭難させたりして 入り込んでくる敵をフルボッコにしていく
   地図は頭の中に叩き込んでおけよ いいな」

と一行に確認した


220 : セニャーレ ◆AaNrqSY5ys :2018/08/18(土) 21:49:51 ???
>>219
「…筋肉痛が、酷い……」

到着して程なくビーストモードが解除された魔女は膝が笑っていた。
急激な肉体の変化は当然、後々身体に来るのだ。

「お、おうけぃ……」

地図を見ながら今後を考える。
閉鎖空間での戦闘はあまり得意ではない。
後方で魔法ブッパしてた方が良さそうだな…と魔女は思った。


221 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2018/08/18(土) 21:53:06 ???
>>219
「大輔、お前……」
血の臭いを漂わせながら言い淀んでやめる。視界のオーバーラップは未だ直らず、それどころか酷くなっていく始末。
「……いや、違う。ハーバー?」

「奴らは正規の軍じゃない。褒賞の出る職業軍人と違い、意地でも損を取り返そうとするはずだ」
腰のランタンの光を受け、赤い目は爛々と輝く。狂気に呑まれてもやる事は変わらない。
「面子か、意地か、理由はどうあれ必ず来る。哀れなソーマタージ達をな」


「蟻の巣みたいなものだ。昔っからお前はそういうのが得意───違う、違うな」
かぶりを振って脳内UNIXに地図を記憶。網膜に投影される3Dフレーム表示により確実に位置を取れる。

「問題は。この作戦が敵に漏れてないかだ。奇襲ってのは敵が知らずに受けるからこそ成り立つんだ」


222 : ニア E.月光、空色ドレス :2018/08/18(土) 22:04:16 ???
>>219-221
「ふむっ……ふむぅっ……」

成る程成る程、と幾重にも張り巡らされそして新たに巡らされる策の数々に唸る
あくまで前線での戦闘を主体としているニア、性格的にもその辺はお任せになる事がとっても多い
取り敢えずのキズの応急処置を完了させて、会議に参加しているがマップを頭に叩き込む事で終わりそうではある


223 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/08/18(土) 22:19:20 ???
>>220
ロイ「あぁ 後方支援に回ってもらった方がいい それと暗がりに乗じてアンブッシュとかだな」

膝が笑うセニャーレもそうだが 工夫達の疲労も限界に近い
ここで勝敗を決せねば一気に不利となるだろう

>>221
ロイ「多分大丈夫だろ 何せ横穴は俺が暇なときに1人で掘ってたから こうして打ち明けたのは今日この日が初めて」
グッとサムズアップである

ロイ「多少漏れてたとしても全てを網羅しているのは俺だけだ 伊達に鉱山の民を名乗っちゃいないよ」

>>222
ロイ「とりあえずニアとソーマはセニャーレと組んだ方がよさそうかな 閉所でのアンブッシュなら兵の力量を十分にカバーできる
   それと工夫も1人以上つけてくれ 中になれた人間が付いてないと 最悪遭難しかねん」

>>全員対象
ロイ「とりあえず全員 非常食と水を携帯しておいてくれ 最悪遭難しても一日あれば何とか見つけられるはず
   お前らはここを 次のお前はここで・・・こっちはここを爆破してからここに・・・」

ロイが作戦を立てていく

【一時間後】
指揮官「内部の構造と 宝の場所は大体わかったようだな」
副官「多少の小細工はあるでしょうが 一時間程度でできることなど関の山でしょう」
上官「兵の選定 終わりました」
指揮官「よろしい 順次坑道内部に浸透 内部を殲滅し財宝を奪え」

兵隊たちがランタンや松明を片手に 中に入っていく

事前にアンブッシュされそうな場所を警戒しながら進んでいく一分隊4人
暗がりを見つけるや 銃を構えながら光を当てて慎重に進んでいく・・・一行の姿に気付くことなく

彼等はロイの掘った横穴により分隊の背後をとれる場所に陣取っている 絶好のアンブッシュ日和であった


224 : ニア E.月光、空色ドレス :2018/08/18(土) 22:23:27 ???
>>223
「あっ、それは是非お願いしますってんですっ」

地図を覚えているとは言え矢張り炭鉱は炭鉱である
実際動くと迷子になるだろうし、さまざまなアクシンデントだってあるだろう

そんでもって?

「……じゃあっ、一番槍頂きってんですっ!」

群青アンブッシュ日和!
飛び出してタイドメイカーを展開、細身かつしなやかなそれは敵兵を打突すべく細道を蛇めいて一直線!


225 : セニャーレ ◆AaNrqSY5ys :2018/08/18(土) 22:26:50 ???
>>223
「音は聞こえる視界も良好。変調の呪いは臨時休業。」

敵へと指を向けるが動きはしない。

「混戦になるのは必定だからなあ…矢鱈に撃つ訳にも」

前に出て殴るのは二人に任せ、先ずは様子見だ。


226 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2018/08/18(土) 22:28:25 ???
>>223
「仲間に内緒の隠し事か? いい心構えだ」
成る程それなら勝算はまだある。アンブッシュとはそうでなくては。
「敵に漏れてるのにコソコソ隠れるなんて馬鹿のやる事だ。馬鹿じゃなくて良かったな」

「こいつはいいとして、そこの筋肉痛女は大丈夫なのか?役に立つかどうかという意味でだ」
怪我人とまではいかなくても、ハンデを負った人を抱えては色々と難儀だろう。
「下手な事したらブッ殺してやるからな」


「カモが来た」
小声でささやく影一つ。泥を全身に塗りたくって臭いを消し、暗闇に紛れたソーマタージだ。
まるでカマキリが餌を捕まえる様に、バッと暗がりから伸ばされる両手。背後から二人の首を握り、骨を圧し折るつもりだ。


227 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/08/18(土) 22:38:57 ???
実際 横穴はかなり狭く 手作り感あふれる坑道だった
それでも全体の坑道の耐久力を減らすことないく 網の目のように横穴を張り巡らせたロイの手腕である

>>224-226
まずはニアのタイドメイカーが炸裂 敵兵1人を壁にたたきつける
そして薄暗い坑道内部は 半透明なニアのタイドメイカーをうまく隠すという副次的効果ももたらした

敵兵1「奇襲!?」
敵兵2「誰ッ・・・」

そして見えぬ誰かの攻撃に驚き対処しようと辺りに目を向ける2人の首を 後ろからつかむソーマタージ
ギリギリと閉まる首 やがてゴキリと骨が折れる音が響いた

敵兵3「ヒィィ!!」
すっかり恐慌状態となった最後の1人であるが 背後から迫ったソーマタージを見つけ 破れかぶれに銃口を向けるのが セニャーレに見えるだろうか


228 : セニャーレ ◆AaNrqSY5ys :2018/08/18(土) 22:47:10 ???
>>227
「ズドン」

軽い一言とは裏腹に指先より放たれる一撃はヒトに当たれば十分な威力を発揮する魔弾。

「ビビった挙句に気絶した方が余程よかったのにね」

予め大雑把に指を向けておいて正解だった。
今の状態だと咄嗟の抜き打ちでは命中する気がしない。


229 : ニア E.月光、空色ドレス :2018/08/18(土) 22:50:21 ???
>>225-227
「ブッ殺されるのはカンベンだってんですからねっ」

ニシシ、と笑みを浮かべてソーマタージへ顔を向ける
こんな余裕があるのもセニャーレのフォローを信じるが故だ、そうでなければ命取りもいい所である

「……んっ……!?」

アブナイ!ソーマタージにそう呼び掛けるのは丁度セニャーレの行動の後になる!
儚げな灯火に照らされた銃口が鉛玉を発射するか否かの刹那の切れ目の出来事であった!


230 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2018/08/18(土) 22:56:43 ???
>>227
「首の骨の折れる音二丁上がり、ってな。 おしゃべりで悪かったな。殺す時は何か言ってると落ち着くんだよ」
二つの死体をグイと後方に引っ張り、自分たちが隠れていた穴に引き摺り込む。後から来る兵士に気づかれる確率は減るだろう。

「バァ」
そして、悲鳴。 兵士の持つ灯りにより、こちらからも銃を向けられたのは気づいた。セニャーレの魔弾が放たれたのも。
「まったくだ。そうすりゃもっと楽に済んだのに」
一応兵士に息が無いか確認しながらボヤく。生きていたら首を折って殺すのみ。


「これで全部か?次行こう。 キャンプモハビに近づけたら逆に殺されちまう」
頭痛が走り、また視界が重なる。敵の装備が正しく認識できない。銃はまだしも、何を持っているのかが。
水稲から一口だけ非常用の水を口に含むと、壁に手を付きながら他の地点に向おうとするだろう。


231 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/08/18(土) 23:05:52 ???
>>228-230
ズドンと気の抜けた言葉から発せられた一撃は最後の敵兵に突き刺さり 倒れ伏す最後の敵兵
この場にいる分隊は全滅した あちらこちらで銃声と ズンと響く衝撃 パラパラと少しの砂が落ちてくる
別の場所でも戦いが始まっていた

工夫「次はここの横穴を通ってこっちにむかおう 俺はここで行動を崩落させる」

なお 敵兵の持っていたのは ソウドオフされたトレンチガン いわゆる散弾銃であった 狭い場所での戦いを想定していたのだろう

狭い通路をとおり別の戦場へ向かう一行

前方から銃声がひっきりなしに聞こえてくる
視れば敵兵の集中射撃に身を隠す民兵 アンブッシュに失敗したのだろう
今度は彼らの横手から教習できる位置にいた 敵の数はさっきと同じ 4人b


232 : セニャーレ ◆AaNrqSY5ys :2018/08/18(土) 23:12:32 ???
>>231
「視界に入ったと言う事は射程内って訳なので」

今度は両の指を構える魔女。

「お先に行くよ、ズガガン」

相変わらず声に覇気は無いが、解き放つ魔弾は比例して凶悪なモノである。
変調の呪弾とは比較にならぬ、慈悲なきソレが二発同時に放たれた。


233 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2018/08/18(土) 23:14:32 ???
>>231
「散弾か…。規制されてなかったか?」
手に取りマジマジと眺めると、「使う?」と二人の方をチラリ。
「銃の撃ち方ぐらいわかんだろ?分からない?引き金引いて、当たってるのを祈るだけだ」



「しくじったな。間抜け共…」
銃声に身を隠してチラチラと様子を窺う。いくら炭鉱と言えど、いつまでも撃たれ続けてはよろしくない影響も出るだろう。
何より、人手が減るのは避けたい。拾ったトレンチガンに弾が入っていることを確認すると、タイミングを見計らい飛び出す!

「ドカーン!」
BLAM!BLAM!轟音二発!二人の敵兵を狙って、デタラメに放たれる散弾!
仕留めきれないならば銃を投げて殺す。仕留められたのなら弾を拝借する。完璧な計画を立てながら行動を開始した。


234 : ニア E.月光、空色ドレス :2018/08/18(土) 23:14:35 ???
>>230-232
「えっ?道崩しちゃうってんですかっ?」

大丈夫なのかな?とニア
素人だし仕方ない、崩落とは即ちそれ事故だというイメージしかないのだ

「ソーマ、大丈夫ってんですかっ?」

具合悪そうにしているソーマタージに声を掛けつつ坑道を進む
そして辿り着く鉄火場!アブナイ!

「……よぉしっ……!」

セニャーレの弾丸を皮切りに突撃!
タイドメイカーの触腕で高速飛翔、月光を振り被り大斬撃を狙い振り抜くだろう!


235 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/08/18(土) 23:24:51 ???
>>232-234
工夫「なぁに このぐらいなら日常茶飯事さ」
一行が横道を通る後ろでズンと炸裂音 ガラガラと土砂が崩れる音がした

セニャーレの魔弾とソーマタージの散弾銃がアンブッシュ気味に敵兵に叩き込まれる 三人が被弾し 残る1人もニアの月光により動画泣き別れである
なお銃弾は問題なく回収できるものとする

工夫「スマン助かった だが敵兵の一団がそっちの横穴にむかって行っちまった」

アンブッシュに失敗した工夫達が指さした方角 そっちは

工夫2「不味いな・・・向こうはお宝への政界ルートだぞ」

お宝・・・本社から運び出された資金が眠る場所のことだ
急がねばならないだろう

向かう一行 だが向こうから聞こえてくるのは誰かの 見つけただの すごいお宝だ だのの歓喜の言葉
しかもまずいことにお宝の部屋へは場アンブッシュを仕掛けられそうな暗がりもない開けた場所ということだ


236 : セニャーレ ◆AaNrqSY5ys :2018/08/18(土) 23:29:59 ???
>>235
「今、箸より重い物持ちたくないんで…」

筋肉痛だから走らないし、指を構えてお手軽アンブッシュなのだ。

「……お宝部屋って出入口複数あったっけ?
 無いんだったら煙でいぶしちゃおうぜ?」

と持ち掛ける魔女。
何やら怪しげな乾燥させた葉っぱを取り出しながら。

「何も馬鹿正直に突っ込むだけがやりようでもなかろうし」


237 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2018/08/18(土) 23:35:04 ???
>>234-235
「崩せば敵がこっちに来る道も無くなるだろ?つまり仕事が楽になるってコトだ。分かったら先に行くぞ」
死体を漁り、弾薬入れを耳に当てながらニアに簡単に言う。彼の目にはこの小物入れも無線機に見えていた。
「少しは何か分かると思ったが、駄目そうだな。電源すら入らない…」
ボソリと呟くとポイと捨てて先へ。

「当然。いつでも絶不調…。お前もそうだろ?だってあの時腸で首を───」
言いかけて止まる。殺したはずの顔が、ニアのそれと重なっている。
「───死んだ奴が生きてるかよ。間抜けなソーマタージ」


「こりゃマズい。パッケージが見つかったらしい。 お前のせいだぞ」
耳を澄ませば遠くから聞こえてくるのは野卑た歓声。面倒な事に、地図によれば奇襲を仕掛けるのは不利な位置。
「一気に畳みかける。応援を呼ばれる前に一人残らず仕留めるぞ」

手に拳銃を握り、足早に資金の元へ。コソコソ隠れるのはやめだ。出会い頭に撃ち殺すのみ!


238 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/08/18(土) 23:38:03 ???
>>236
工夫「入口は一つしかないが…本当にやるのか?」
ややドン引きしたような顔で工夫が言った


239 : ニア E.月光、空色ドレス :2018/08/18(土) 23:40:56 ???
>>235-237
「ニアの腸はちゃーんと仕舞ってあるってんですよっ」

しっかり、とソーマタージの頬をペシペシしようと!

「えーっとぉ……」
「じゃあ、煙幕してから攻撃!ってのはどうでしょうっ?」

折半案を提示するニア
宝物室の間取りを覚えていないし、煙で他の場所から逃げられては困る
ならば煙幕と突入、混乱させて一気に制圧!の流れだ
タイドメイカーを展開、突入に備える!


240 : セニャーレ ◆AaNrqSY5ys :2018/08/18(土) 23:45:16 ???
>>238
「ああ、何も燻製作ろうってんじゃあないんです。
 連中、お宝見つけて気分がいいんでしょう?
 ではもうちょいバイブスあげてパリピな感じに仕上げましょう。
 流石にアッパラパーな状態なら飛び込んでも集中砲火は食らいますまい」

単に幻覚剤巻いたらコッチもヤベーんで魔術使うぜ、魔女なめんなコラー、
とか棒読みで淡々と準備する魔女。

「…そもそも此の薬売りさばいたらお金になったのでは?」

その時は見事賞金首の仲間入りだろうが…
アヘンコカインなんて大層なものではないが気分がよくなる葉っぱを
魔術を使って燃やし、その煙を宝物庫へと届けようと試みる魔女。
まあ誰か先んじて突っ込んでしまったらできないんですが…

出来なさそうですね。


241 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/08/18(土) 23:52:58 ???
>>237-234
かくしてセニャーレが用意した『煙』を用いた攻撃が決定された

早速セニャーレが煙を宝物庫に流し込む 暫くして笑い声が異様なものになっていくのがわかるだろう
狂喜的な 笑い声を自分で止められないような そんな小枝

そして煙が十分に蔓延したところでソーマタージが突入 敵兵の数は二個分体8名 そのうちの1名の頭を吹き飛ばす
だがソーマタージがよく見えていないのか 笑い転げる者や壁にもたれかかって笑い続ける者と 完全に無力化されている

楽な草刈場となりそうだそれに辺りに響く銃声も少なくなってきている 戦いの終わりは直ぐそこまで来ていた


242 : ニア E.月光、空色ドレス :2018/08/18(土) 23:58:16 ???
>>237
>>240-241
「あっ、待って下さいってんですっ」
「すーーーっ……」

大きく息を吸い込み、止める
ニアの強化された肺機能は、このまま呼吸を止めたとしても3分程は戦闘を続行出来る程であった
ソーマタージに続き突入、タイドメイカーで敵を制圧し始める

(……大丈夫かなっ……?)

薄気味悪い感触を覚えながらも攻撃攻撃、制圧制圧!なのである!


243 : セニャーレ ◆AaNrqSY5ys :2018/08/19(日) 00:01:45 ???
>>241
「ああ、後は味方が吸い込まないように上手い具合に…コレ疲れる」

筋肉痛に続き、精神力も使う。
魔女はその場に留まり魔術行使中。
煙をどこか適当な場所にポイするまで動けなくなった。


244 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2018/08/19(日) 00:07:22 ???
>>239-241
「触るな。…ニア?」
鬱陶し気に手を払い、確かめる様に名前をゆっくりと口にする。
濁った瞳は常に狂気を湛え、最早何が正常なのか。

「そのクスリ、余ったら分けてくれよな」
酸素供給機を装着し、残弾を数える。人数分はちゃんとある。的もロクに動かない。必殺の条件は揃った。

BANG!BANG!BANG!銃声が響き、張り付いた笑顔を丁寧に吹き飛ばしていく。
遠くから聞こえる銃声も減ってきていた。決着は近い。
「何人殺した?他人にやらせたのも含めていいなら…これで十五人か」


245 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/08/19(日) 00:16:01 ???
>>全員対象
ニアとソーマタージが無力化した敵兵を存分に潰し 宝物庫は静かになる 時期に坑道内部全体が静かになった

〜場面転換 外〜
指揮官「攻撃がやんだな・・・」
副官「えぇ・・・」

まだ油断ができない 鉱山を睨みつけながら待機する敵軍

10分がたった 30分がたった 一時間 三時間

指揮官「何故だ・・・何故兵が戻ってこない言ってみろ何故だ!!」
時がたつにつれ蚊のしわが深くなり最後には顔を真っ赤にした指揮官が副官の胸倉をつかみ激高する
副官は応えるに答えられずしどろもどろになるばかり

指揮官「ッッッッッ!!!!!! 住宅街に火を放て!! 撤収する!!」

〜坑道内部〜
暗がりの中 追撃が入るかもと極限状態で待ち伏せをしていた民兵と一行
だが

ロイ「敵軍が去っていくぞ!! 勝ったぞ 俺たちは勝ったんだ!! 坑道内部に広く伝えろ!! 勝ったんだ!!」

ロイの勝利宣言 坑道内部に広がる歓喜の声

ロイ「だがあいつら住宅街に火を放ちやがった!! 消火活動急げ!!」
勝利の喜びは すぐに打ち消されてしまうわけだが・・・


246 : ニア E.月光、空色ドレス :2018/08/19(日) 00:18:21 ???
>>243-244
「はいはーいっ、ニアだってんですよー?」

いつも彼は何処か遠くを見ている気がする
そんな事を想起する度にニアは寂しくなり、しかし笑みを浮かべて応じる以外に出来る事はない

「……途中でバテないで下さいってんですねっ!」

セニャーレに呼び掛け突入!
ハイになるのは流石に勘弁である、最も上にあるようにニアは無呼吸状態でも相当な活動が出来るのだが

>>245
そして勝鬨、歓声
しかし火の海!大変だ!

「あわわっ、み、水!水水!!」

大慌てで消火活動!タイドメイカーで大量のバケツリレーである!
勝利の余韻に浸るのは、まだ先になりそうだ


247 : セニャーレ ◆AaNrqSY5ys :2018/08/19(日) 00:21:08 ???
>>245
「ぐぬぬ…流石にもう身も心も限界……」

筋肉痛と精神疲労で地べたに顔面から突っ伏す魔女。
ちょいと無理をしすぎた感。

「ソーマタージさんには頑張りに応じて後でお薬あげますよう」

メリットデメリットは煙草並み!
魔女は他の人に消火活動を任せ一足先に休憩のつもりだ!!


248 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2018/08/19(日) 00:28:02 ???
>>245
「───終わった、な」
耳を澄ますが、軍靴の音も、悲鳴も、銃声も聞こえない。終わったのだ。ようやく。
顔を撃ち抜いた兵士の身体を漁って名前を調べ、耳をナイフで削ぎ落とす。彼の名もまた、ソーマタージのメモに記される。

「やれやれ。本当に終わったらしい。無茶するものだな」
ロイの伝令が届けば、ようやっと一息付けるとばかりに深く息を吐く。勝利だ。
「チキンディナー、ってな。ちゃんと祝賀会やるだろうな?」


「まあ、俺だってこうするさ」
ボーボー燃え盛る住宅街に肩を竦め、民兵に指示を飛ばす。休息はまだまだ遠そうだ。なお、自分が動く気は一切ない。

「……奴等、これで諦めたと思うか? 少なくともこのソーマタージは思わないね」
水で満杯のバケツをパスしながら、ロイに囁く。彼らがこれで手を引くとはどうしても思えないのだ。
「もう一波乱起こりそうな予感がする。一応言っておくが、怠けるなよ。
 話を変えるが、爆薬と油は大丈夫だろうな?俺の記憶が正しければそれなりの量をこの辺りに隠したんだけど」


249 : かぶり ◆eZKgukyN3c :2018/08/19(日) 00:40:01 ???
【エピローグ】
どうにか愚連隊の皆さまを撃退できたわけだが 住宅街の火事はあったし 敵兵の死体処理はあったし 工夫達の特別ボーナス
更に崩壊させた坑道の再建と 金にならない仕事が続き 結果的に愚連隊の要求した金額より高くついてしまった

だがあそこでおとなしく支払っていればいずれ骨の髄までしゃぶられる運命 それに戦争が終わり 愚連隊の悪行が広まり
そんな彼等を退けた鉱山は英雄となり 国からの感謝状と そんな鉱山で働きたいと考える工夫が集まり 予定よりも早く通常運営が再会できたのは御の字であった

そして愚連隊は二度とこの鉱山に仕掛けることはなく この一戦により愚連隊は空中分解したとも 政府軍の討伐隊によって根切りにされたともいわれている

〜それからまた少し時は過ぎて〜
ロイ「遂にこの日がやってきたわけだ」
そう やっと目標金額に届いたのだ 

目の前には料金表がたっているゲート そこに運び込まれる金銀財宝の数々

そして目標に届いた瞬間 宝は消え失せ 料金表も消えた

一行は顔を見合わせる まずはアキレスがゲートに飛び込んだ・・・帰ってくる様子はない
つづいてモブ越境者が飛びこんだ・・・また帰ってこない

次にモブが またモブが次々と飛び込んでいく 確信した ゲートは完全に開いたのだ

ロイ「やれやれ とんでもない長期滞在になっちまったな」
肩をすくめて後ろを振り返るロイ

ゲートに飛び込む越境者の中 彼等を見送るように立ち尽くすのは行商人の男

商人「俺は・・・ここに残ろうと思う あの鉱山もまだまだいけそうだし 大きい会社持つの 夢だったんだ」
ロイ「そうかい それじゃ 俺は行くよ」

そう言って 一行もまた ゲートをくぐることだろう

【近代風世界 ドリーム・ザ・ワールド】 


〜終〜


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