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TRPG系実験準備室

107名無しさん:2014/10/12(日) 22:06:05
某月某日。日本。東北地方。
都市直下型地震か。国土交通省が地震を観測。
その数時間後、救助に向かった自衛隊部隊から変死体の山があると通報を受ける。
その事態に異常性を感じた当局はそれを妖怪の仕業と判断しゴストゥルーパーに出動を要請。

そして派遣されたのは新人の天馬ちほ。
その理由は空母他、ゼロキューもメンテナンス中で
何よりパイロットの長篠や歌姫の阿部も妖怪との戦いで疲労困憊状態。
それゆえ天馬の出動となった。
(同行する歌姫は笹倉桜で福音ヘリで仮眠中)

天馬ちほは自衛隊の大型車の窓から無数の死体の転がる街を眺めている。
街の状態は酷いもので地面はひび割れて滅茶苦茶。
救助活動に駆けつけた自衛隊の話によると、駆けつけた時には既に住人は殺害されており
防犯カメラの映像には地割れから現れた触手によって無惨にも絞め殺される住人たちの姿が撮されていたのだという。
これはもう、妖怪の仕業と考える他はない。
ゆえに天馬はノートパソコンでこの地方のことを調べてみた。
するとわかったことは、この都市の北方は東北地方有数の森林地帯で
樹齢数千年を越える古木が点在し別名あやかしの森とも呼ばれているらしい。
それならそこになら妖怪の巣窟があってもおかしくはないだろう。

一方で自衛隊は生存者たちを発見する。
彼等の話によるとコンサート中に地震が起きて
妖怪に襲われたのだそうだ。

「ふむぅ。もしかしたら第二波が来るかもしれまてん。
私は生存者の避難誘導が終わるまで、ここで警戒体制を敷きつつ待機することにしまつ」
天馬はそう自衛隊長に進言して、大型車の荷台に搭載されていたロボットに乗り移る。
すると荷台が競り上がり直立姿勢になるロボット。

「ほーれほれぇ。がんばりましょうねぇソラマメぇ」
ソラマメは立ち上がると地面の障害物を跨ぎながら前進し
コンサートホールのメインゲート前に仁王立ち。
そこで天馬は妖怪の襲撃を受けた施設、
それと時間から妖怪の進路方向や目的を分析し次の出現予想地の目星を立てることにした。

「まずはじめに襲われたのはコンサート会場でつか。
次は高校の学園祭。
二つの地点をトレースすると、進行方向がわかりまつ。
ふむふむ。……わかるはずなのでつが三番目に襲われた宗教団体の集会場は
妖怪が急旋回したかのように進行して襲撃されておりまつな。
はてはて、これはいったいどういうことなのでしょう?」

天馬の疑問は、なぜ妖怪が人を襲うのに遠回りしたのか?ということだった。
急に方向転換をする理由はいったいどこにあるのだろうか。


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