■掲示板に戻る■ ■過去ログ 倉庫一覧■
密着・346警察24時【ss】
-
______夏
うだるような暑さの中でも、彼女たちは影に潜む犯罪を発見するため、今日も管内のパトロールを行う。
美城警察署自動車警ら係
渋谷凛 巡査部長(助手席)「あれ?蘭子、ここ新しくクレープ屋さんできてたんだね。」
神崎蘭子 巡査長(運転席)「おお、なんと!?それはなんと甘美なる香りか!(ホント!?おいしそうだなぁ〜……)」
凛「フフッ……じゃあ、今度の非番にでも一緒に行こうか」
蘭子「うむ!」
自動車警ら係の中でもトップクラスの技能、そしてコンビネーションでいくつもの修羅場を潜り抜けてきた猛者たちである。
それでも、年頃な女の子であるわけで、つかの間のガールズトークに花を咲かせていた。
しかし、それは突然の無線で打ち消される。
-
ぴぃっ!ぴぃっ!ぴぃっ!ぴぃっ!ぴぃっ!(すげェやべェ事案が入った音葉)
蘭子「ぴぃっ!?」
凛「落ち着いて、蘭子!」
警察本部無線「警察本部から各局、美城PS管内○○地内においてP拉致事案入電!マル被(被疑者)はプロデューサーを拉致しいずれかへ逃走」
「車両、蒼色ワゴンタイプ、ナンバー不明、同様の車両の発見、停止、職質に努めよ!指令担当川島、どうぞ」
凛「行くよ!」ポチッ(サイレンを押す音葉)
蘭子「はっ、はいぃ!」
ふーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!
凛「美城1了解、××地内から捜索、どうぞ」
警察本部「警察本部了解」
緊急事態発生!プロデューサーを拉致した車が市内を逃走!美城警察署自動車警ら係をはじめ、すべての警察車両が捜索を行う!
-
なんか始まってる!
-
凛「そう遠くは行ってないはずだけど……」
蘭子「我らが領域に踏み込むとは……よほどの命しらずね……(凛ちゃん、絶対捕まえようね!)」
凛「もちろんだよ……」キッ
蘭子「り、凛ちゃん、ちょっと怖いよぉ……」
凛「あっ、ごめん蘭子」
渋谷巡査部長の眼光が鋭くなる。
必ず犯人を見つけ出すという強い使命感の表れだ。
-
しぶりんサイレンほんっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっt好き
-
そして事件発生から30分が経過した時、事態は動き始める
蘭子「……うん?」
凛「……ん?」
……フゥゥゥゥゥゥン!(対向する蒼色ワゴンタイプ)
蘭子・凛「「いたぁ!」」ギュルルルルル!(ハンドルを切りUターンする音葉)
手配車両と同一の車両を発見!
すぐさまUターンし車両の後方に付く!
-
凛「美城1から警察本部、△△地内で手配車両と同一の車両発見、プレートは××××、なおこちらの呼びかけに応じる気配なし、どうぞ」
蘭子「蒼のゆりかご、××××に乗る者よ、左に進路を変え止まるがよい
(前の蒼色ワゴン、プレート××××の運転手さん、車を左に寄せて止まってくださーい)」
再三の神崎巡査長の魂の共鳴(呼びかけ)に応じる気配がないワゴン車
気づかないのか、はたまた無視をしているのか
-
凛「完全に無視してるね、蘭子マイク貸して」
ここでマイクをバトンタッチ、しかし渋谷巡査部長が呼びかけようとしたその瞬間、前の車両が猛スピードで逃走!
事故を起こしかねない危険な運転だ!
凛「蘭子頼むね!」
蘭子「さぁ、宴の始まりよ!(逃がさないんだから!)」
ふーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!
サイレンが鳴り響き、逃走車両とのカーチェイスが始まる!
-
ふーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!
ふーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!
応援のパトカーも続々と集まり着々と包囲網を固めていく
にも関わらず逃走を一向に止める気配がない車両
このまま逃げ切れると思っているのか
-
凛「何とか止めないと……」
蘭子「凛ちゃん、この先って確か……」
凛「そうか!蘭子、(前の車の)右前に出て脇道に誘導できない?」
蘭子「造作もない!(私に任せて!)」
神崎巡査長がアクセルを踏み急加速!
そして、車両は左の脇道に誘導される
はたして、二人の本当の狙いとは……
-
〜逃走車両内〜
容疑者A「なんでこんな所に壁が!?」
容疑者B「何言ってんだよ行き止まりだよ」
容疑者C「失敗だ!逃走は失敗だ!モガモガ」
容疑者D「ガアアアアアア ガアアアアアア」
容疑者E「そんな… そんっ」
ふーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!
凛「残念だったね」
蘭子「街は歪んだ迷宮(ラビリンス)、さぁ裁きの時間よ」
-
その後プロデューサーは無事車内から保護され、容疑者らはP逮捕・監禁罪で逮捕された
しかし、それでもプロデューサーを狙った犯罪は後を絶たない
今日も彼女たちはアイドルの笑顔を守るため、活動をする
〜おわり〜
-
マッチポンプやめろ
-
しぶりん警察懐かしいっすね
■掲示板に戻る■ ■過去ログ倉庫一覧■