（12月22日）
誓子「……はぁ……」
由暉子「誓子先輩、お疲れのようですが」
爽「毎年この時期になるとチカは大変だからな」
由暉子「？」
成香「あ、ユキちゃんは初めてでしたね。クリスマスですよ」
由暉子「……なるほど」
揺杏「色々と教会の方が忙しくなるからな」
爽「せっかく明日から冬休みなのになー」ﾊﾊﾊ
揺杏「……なぁ、そういや今年のクリパはどーすんの？」
爽「24、25はチカが動けないからその後だな」
揺杏「また忘年会と一緒にやればいーんじゃね？」
爽「だな。日程決まったら連絡するよ」
誓子「任せるわ」
揺杏「OK」
成香「そうですね」
由暉子「分かりました」
揺杏（……少なくともイブとクリスマスは皆フリーって感じか）
揺杏（ふーん……）
揺杏（……）
揺杏（……こ、こいつも暇だったりすんのかな）
揺杏（……）ﾁﾗｯ
揺杏（……）ﾁﾗｯ
揺杏「！」
揺杏「べ、別になんでもねーよ…」
誓子「じゃあ……私は先に帰るわね……」
由暉子「お疲れ様です」
爽「頑張れよー」
揺杏「頑張ってくださーい」
成香「む、無理しないでね、ちかちゃん」
誓子（うぅ……肩が重いわ……）ﾌﾗﾌﾗ
誓子「―――え？」
揺杏（！！）
誓子「『そんなに大変なら手伝いましょうか』？」
.
誓子「……い、いや……」
誓子「別にそこまでは……」
誓子「……！」
誓子「た、確かに男手があった方が助かるけどさ……」
誓子「……」
誓子「『どうせ１人で暇ですから』？」
誓子「……でも……」
誓子「……」
誓子「……」
誓子「……ていうか私抜きでも皆でクリスマスパーティしてて良いわよ？」
誓子「……」
誓子「！」
誓子「……」
誓子「……」
誓子「じ、じゃあ、そこまで言うなら……お願いしようかな」
誓子「……多分結構大変だと思うけど本当に良いのね？」
誓子「！」
誓子（そ、即答って……随分と物好きなのね）
揺杏（……）
.
なんだかんだ楽しいクリスマスを過ごしてぇなぁ……
内部にも敵がいたか
ほんとぉ？(疑心暗鬼)
（12月23日）
誓子「……おはよう」
誓子「じゃあ早速だけど……まずはコレね」ﾄﾞｻｯ！
（段ボールの山）
誓子「中にキャンドルとか装飾品が入ってるから、印つけてある所に付けてくれる？」
誓子「結構量あるけど頑張って。何か分からない事あったら聞いて」
誓子「……じゃあよろしくね」
〜一時間後〜
誓子「……終わった？ じゃあ次はこっちね」
〜一時間後〜
誓子「……終わった？ じゃあこっち手伝ってくれる？」
〜一時間後〜
誓子「……終わった？ じゃああっち手貸してあげて」
.
〜一時間後〜
誓子（ふぅ……これなら暗くなるまでには終わりそうかな）
誓子「……あっ」
誓子「……」ｽﾀｽﾀ
誓子「……お疲れ様」
誓子「はい。喉乾いたでしょ？」
誓子「……」
誓子「『毎年こんな感じなんですか』？ ……うん、そうね」
誓子「でももう慣れてるから」
誓子「……でも本当に助かったわ。ありがとう」
誓子「これで明日明後日は結構余裕持ってできそうだわ」
誓子「何かお礼してあげたいところだけど……」
誓子「……え？」
誓子「『喜んでくれるならそれでいいです』？」
誓子「……」
誓子「……」
誓子（……ま、またそういう台詞をサラッと……）ﾊｧ…
誓子「……そうね、何もなしはアレだから今度お昼でも奢ってあげる」
誓子「……え？」
誓子「『24日25日は手伝わなくていいんですか』？」
誓子「そうね、明日と明後日は人が集まるから……」
誓子「礼拝とか聖書の朗読とか……あとはあったかい飲み物出したりとかくらいだし」
誓子「……」
誓子「え？」
誓子「まぁ、朗読は一応私がやる予定だけど……」
誓子「『聞きに来ます』？」
誓子「ちょ、ちょっと待って！ 別に来なくても……」
誓子「『どうせヒマですから』？」
誓子（だったら誰かさん誘って遊びにでも行けばいいじゃないの！）
誓子「『何かあったら裏方で手伝いもしますから』？」
誓子「……」
誓子「あ、あのね？ それは助かるんだけど……」
誓子「……」
誓子「……」
誓子「……」
誓子「はぁ……何でもないわ」
誓子（……そうやって何度も来られると……その……）
誓子（か、家族に邪推されちゃったりするかもしれないじゃない……）
（続く）
あのさぁ‥‥
もっと知りたいな誓姉のこと
（12月24日）
誓子「……うﾞっ……」
誓子「……」
誓子「お、おはよう……」
誓子「……」
誓子「……」
誓子「ほ、本当に来たのね……」
ｻﾞﾜｻﾞﾜ…
誓子「……へ？ 『結構来てるんですね』？」
誓子「そうね、これでも少ない方だけど」
誓子「……」
誓子「……」
誓子「……え？ 『修道服似合いますね』？」
誓子「……」
誓子「……は、恥ずかしいからあんまり見ないでね」
誓子「はぁ……これだからイヤだったのよ……」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ
〜礼拝堂〜
誓子「〜〜〜〜」
誓子「―――――」
（聖書朗読中）
誓子（……あとは讃美歌で終わりね）
誓子（―――！）
誓子（○○と目が合った……）
誓子（……）
誓子（な、なに満面の笑みで手振ってるのよ……）
誓子（もう……バカなんだから……）
〜一時間後〜
誓子「ふぅ……」
誓子（疲れた……やっと一息つけるわ……）
誓子（……）
誓子（……）
誓子「……あ」
誓子「え？ 差し入れ？ ……うん。ありがと」
誓子「あーあったかい……」
誓子「……」
誓子「……」
誓子「ていうかさっきのアレなんなの？」ｼﾞﾄｯ
誓子「朗読中に笑わせようとしてくるなんて卑怯よ卑怯」
誓子「そうやって悪ふざけするところは爽とか揺杏にそっくりね」
誓子「変なとこだけ似ちゃってさ」
誓子「……」
誓子「ホントにもう……」ﾊｧ…
誓子「……」
誓子「……よいしょっと」ｽｸｯ
誓子「じゃあもうひと頑張りしますか」
誓子「……」ﾁﾗｯ
誓子「……あなたは……」
誓子「……」
誓子「『最後までいます』？」
誓子「……あ、そう……」
慌てて弁解するチカセンを眺めてたい（早口）
（続く）
お納め下さい…
https://i.imgur.com/kYbvqkt.png
ｱｰｻｲｺｻｲｺ…
遅くにご苦労様です！
浄化されそうな可愛さ
自分で書いてて興奮してきたぜ。シスター服姿のままでパウチで狂うのが一番や。
背徳的すぎて草
あとゆっくり風呂入って暖かくして寝て
いかにして抜け出すか
たとえば〇〇（私でありあなた）の制服のネクタイを引っ張って引き寄せ、耳元で「これを揺杏に見られたらどうなっちゃうかな？」とか囁く悪い桧森誓子さんが見たい
誓子「（爽のことね……）それは許されません」
（12月25日）
誓子「……おはよ」
誓子「……」
誓子「今日も一段と寒いわね……」
誓子「……」
誓子「でもまぁ、今日を乗り越えれば後は楽だから頑張らないとね」
誓子「……」
誓子「……『終わったら肩でも揉みます』？」
誓子「はいはい、ありがと」
お風呂から出たら再開します
〜一時間後〜
ﾄﾞﾀﾊﾞﾀﾄﾞﾀﾊﾞﾀ
誓子「……えーっと、あれとあれが足りなくて……」
誓子「あとは……」
誓子「……」
誓子「あ」
誓子「ちょっと今は構ってられないから」ﾄﾞﾀﾊﾞﾀ
誓子「……え？」
誓子「……」
誓子「実はちょっと買い出しが必要になっちゃって……」
誓子「……え？ 『俺が行ってきますよ』？」
誓子「いや、流石にそこまでさせられないわ」
誓子「……」
誓子「ううん。大丈夫よ」
誓子「平気だから。あなたはここにいて」
誓子「いいから」
誓子「……ううん、本当に大丈夫」
誓子「……」
誓子「……遠慮なんてしてないわよ」
誓子「……大丈夫よ。大して遠くもないし」
誓子「『だったらなおさら俺が行きますよ』？」
誓子「いや、だから……」
誓子「……」
誓子「『手伝う為に来たんですから』？」
誓子「……」
誓子「……」
誓子「……頑固なんだから」ﾑｽｯ
誓子「……」
誓子「はぁ……」
誓子「……分かったわ」
誓子「じゃあコレ、お願いね」
誓子「……」
誓子「……あ、裏に私のマフラー置いてあるから使っていいわよ」
誓子「……」
誓子「気をつけてね」
〜一時間後〜
誓子「……あ、おかえり。寒かったでしょ？」
誓子「早かったわね」
誓子「……」
誓子「……うん。バッチリ」
誓子「ありがとう。助かったわ」
誓子「……」
誓子「『どんどん使ってください』？」
誓子「……」
誓子「鼻真っ赤にしたまま言っても締まらないわよ」ﾌﾌｯ
誓子「じゃあ……あとは裏で休んでて」
誓子「……」
誓子「……え？ 『マフラーありがとうございました』？」
誓子「うん。テキトーに置いといて」
誓子「……」
誓子「……」
誓子「『いい匂いでした』？」
誓子「そ、そういう事はわざわざ言わなくていいの！」
『だったらなおさら俺が行きますよ』って言いそうでズルい
先週あたりに終わったやつだったらそうです
〜一時間後〜
誓子（えーっと……梯子か脚立あったかしら……）ｷｮﾛｷｮﾛ
誓子「……」
誓子「あっ」
誓子「……」
誓子「なんで普通に出歩いてるのよ。裏で休んでてって言ったのに」
誓子「……え？」
誓子「……いや、まぁ……別に良いんだけどさ……」
誓子（……だから周りの人に誤解されちゃうかもしれないじゃない。知り合いとかいたらどうするのよ……）
たまげたなぁ……(驚愕)
誓子「……え？」
誓子「あぁ、ちょっとね」
誓子「ツリーの飾り付けが取れちゃったから直そうかなって。……ほら、あそこ」
誓子「脚立があったと思うんだけど……」
誓子「……『危ないから俺がやりますよ』？」
誓子「でも……」
誓子「……」
誓子「……」
誓子「……」ﾊｧ…
誓子「ありがと。お願いするわ」
誓子「……あ、違う違う」
誓子「そこじゃなくて……」
誓子「……そう、その辺」
誓子「……」
誓子「……うん。バッチリ」
誓子「……」
誓子「……」
誓子「ちょっ、手振ってないで早く降りてきなさい！」
さすがSS兄貴
誓子「ほら、早く……」
ｸﾞﾗｯ…
誓子「……！」
誓子「あ、危な―――」
ﾄﾞｻｯ！
ﾊﾞｻﾊﾞｻﾊﾞｻ…
誓子「―――ちょ、ちょっと！」ﾀｯﾀｯﾀｯ
誓子「大丈夫！？」
誓子「ねぇ！」
＜ ﾑｸｯ…
誓子「……あっ」
誓子「だ、大丈夫？ 怪我はない？」
誓子「『雪のお陰で平気でした』？ ……それなら良かったけど」
誓子「……気を付けてよね。もう……」
誓子「……」
誓子「ほら、まだ頭に雪が付いてるわよ」ｻｯｻｯｻｯ
誓子「……」
誓子「……じゃあ今度こそ休んでてね！ いい？」
時に揺杏はどこ…?ここ…?
たとえば1年半前、岩館揺杏が新入生として入ってくるときに、しばらくぶりの再会なのに自分だけ私立中に進んだことに負い目を感じていて、揺杏とどのように接するか悩んで爽などに相談する桧森誓子さんも見たいし、そんなこと全く気にしておらず、久々の再会を心待ちにする桧森誓子さんも見たい
誓子「……あ〜〜疲れた……」
誓子「……」
誓子「うん、あなたもお疲れ様」
誓子「……」
誓子「そうね、これで一通り終わったわ」
誓子「ん〜〜……今年も乗り越えたぁ〜……」ﾉﾋﾞｰ
誓子「……」
誓子「……」
誓子「お陰様で助かったわ。ありがと」
誓子「……でも、ごめんね？」
誓子「せっかくのクリスマスなのに手伝いばっかりさせちゃって……」
誓子「……」
誓子「……え？ 『いいクリスマスでしたよ』？」
誓子「……！」
（修道服姿の誓子の写真）
誓子「ちょっ……それいつ撮ったの！？」
誓子「け、消してよ！」
誓子「……もう……」ﾊｧ…
誓子「そういうところ本当に爽たちとそっくりね……」
＜ ﾋﾟﾛﾘｰﾝ
誓子「あれ？ LIN○来たわよ」
＜ ﾋﾟﾛﾘｰﾝ
誓子「……あ、私も……」
誓子「……」
誓子「爽から……『クリパ兼忘年会は12/27に決定！』……か」
誓子「明後日ね。あなたちゃんと予定空いてる？」
誓子「……」
誓子「……そ」
誓子「ならいいわ」
誓子「……」
誓子「え？ 明日？」
誓子「明日は……片付けかな」
誓子「ううん、片付けくらい手伝ってくれなくても大丈夫よ」
誓子「……本当に平気だから」
誓子「……先輩の言う事は聞きなさい」
誓子「いいから！」
誓子（……って言っても来てくれるんだろうなぁ……）ﾊｧ…
（12月26日）
誓子「……」
誓子「……」
誓子「……」ｷｮﾛｷｮﾛ
誓子「……」
誓子「……」ｷｮﾛｷｮﾛ
誓子「……」
誓子（……変ね。いつもこの時間には来てたんだけど）
誓子（……）
誓子（……電話してみようかしら）
誓子（……）
誓子（って、それだとなんだかすごく気に掛けてるみたいじゃない！）
誓子（『手伝わなくていい』って言ったのは私なんだから……）
誓子（……）
誓子（……）
誓子（……）
誓子（……）
※結局電話しました。
誓子（……）
ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙ…
誓子（……）
ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙ…
誓子（……）
ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙ…
誓子（……出ないわね）
ﾌﾟﾙﾙﾙｯ…
誓子（あっ）
誓子「……もしもし？」
誓子「えっと……今、平気？」
誓子「……」
誓子「……」
誓子「えーっと……あのね……」
誓子「その……」
誓子（……な、なんて言おうか全然考えてなかった！）
チカセンの事好きになっちゃう
お納め下さい
https://i.imgur.com/m8iCoTG.png
ｻｽｶﾞﾀﾞｧ…
誓子「……へ？」
誓子「『今日は行けそうもないです』？」
誓子「あ、うん。それは別に構わないけど……」
誓子「……どうしたの？」
誓子「『何でもないです』？ 本当に？」
誓子「だってすごい咳してるから……」
誓子「それに鼻声だし」
誓子「……」
誓子「……」
誓子「……ねぇ」
誓子「もしかして風邪引いた？」
＾〜＾〜＾〜＾〜＾〜＾〜＾
誓子「……図星でしょ」
誓子「……」
誓子「とにかく、今日は大丈夫だから」
誓子「あなたは自分の身体のことだけ考えなさい」
誓子「……」
誓子「なんで謝るのよ。本当に大丈夫だから」ｸｽｯ
誓子「……うん」
誓子「じゃあお大事にね」
誓子「お休みなさい」
気付かない振りをしてそう(確信)
誓子（……）
誓子（風邪、か）
誓子（……多分昨日飾り付け直す時に落ちて雪に埋もれたからよね）
誓子（……）
誓子（……）
誓子（……はぁ）
誓子（このままじゃ流石にばつが悪いわね……）
.
時代はチカセンSSですわ
（続く）
上納兄貴とss兄貴はいつまでも咲-Saki-を好きでいてくれよな〜頼むよ〜
「もう…」って結局顔をうずめてくる桧森誓子さんを見たいですのだ
俺も見たいから書いて？
〜玄関〜
誓子（……）
誓子（……）
誓子（き、来ちゃった……）
誓子（……）
誓子（ていうか寝てたらどうしよう）
誓子（……わざわざ起こすのもアレだし……）
誓子（……）
誓子（インターホン鳴らす前にL○NE送っておこう）ｲｼﾞｲｼﾞ
＜（家にいる？）
.
誓子（これで10分返事が来なかったら今日のところは帰って―――）
ﾋﾟﾛﾘｰﾝ
（いますよー）＞
誓子（なんでこういう時に限って返事早いのよ！）
誓子（……はぁ）
誓子（まぁ仕方ないか……）ｲｼﾞｲｼﾞ
＜（今扉の前にいるんだけど入っていい？）
（そうなんですか？ いいですよー）＞
誓子（……なんだか随分軽いわね……）
ｶﾞﾁｬｯ…
誓子「……お邪魔します」
誓子「……」
誓子「……ちょっと、わざわざ出迎えなくても良いわよ」
誓子「ほら……ちゃんと寝てなさい」
誓子「……」
誓子「……」
誓子「え？ ……別に片付けくらい私１人抜けた程度じゃ何も問題ないわよ」
誓子「あなたが謝る事じゃないわ」
揺杏がそんなに積極的になれるとお思いか？
誓子「……」
誓子「辛そうね。……大丈夫？」
誓子「……へ？」
誓子「看病しに来たのよ」
誓子「……きっと昨日のアレが原因だろうし」
誓子「……」
誓子「あのね……あなたは絶対そう言うと思ったけど、こっちからしたら罪悪感ってのがあるのよ。分かる？」
誓子「だから大人しく寝てなさい」
誓子「……」
誓子（……あれ？ 珍しく素直ね）
誓子「……それで、熱は？」
誓子「……そう。咳と鼻水と……喉は痛い？」
誓子「……うん」
誓子「じゃあ寝てなさい」
誓子「お昼過ぎに起こしてあげるから」
誓子「……」
誓子「はい、おやすみ」
誓子「……」
誓子「ほら。目、閉じて」
誓子「……」
誓子「あ、起きた？」
誓子「食欲ある？ お粥作ってるんだけど」
誓子「……ない？」
誓子「でも何か食べなきゃダメよ」
誓子「……ちょっと待っててね。もうすぐできるから」
誓子「……」
誓子「あ、起きた？」
誓子「食欲ある？ お粥作ってるんだけど」
誓子「……ない？」
誓子「でも何か食べなきゃダメよ」
誓子「……ちょっと待っててね。もうすぐできるから」
おかゆつくりなおし
〜数分後〜
誓子「……はい」ｺﾄｯ
誓子「事後報告で悪いんだけどキッチン使わせてもらったわ」
誓子「……ちゃんと食べなさいよ？」
誓子「……」
誓子「……」
誓子「……うん。どうぞ」
誓子「熱いから気を付けて」
誓子「……」
誓子「『美味しい』？」
誓子「……そ。良かったわ」
誓子「ちゃんと全部食べるのよ？」
誓子「……」
誓子（あら、また素直ね……）
誓子（……）
誓子（……）
誓子（風邪引いてる○○ってしおらしくて結構かわいいかも）ｸｽｯ
誓子「……」
誓子「はい、お粗末様」
誓子「よしよし。しっかり食べたわね」
誓子「後は水分取って寝てなさい」
誓子「……」
誓子「……」
誓子「……」
誓子「ん？ どうしたの？」
誓子「何よ、その顔」
誓子「？？」
誓子「……気になるじゃない。言ってよ」
誓子「……いいから」
誓子「え？ 怒らないわよ。怒らないから早く言って」
誓子「……」
誓子「……」
誓子「『料理できるなんて意外でした』？」
誓子（……むっ……）ﾑｽｯ
喜怒哀楽豊かそうだし
誓子「……言ってくれるじゃない」ｼﾞﾄｯ
誓子「私だって家事くらい人並みには出来るわよ」
誓子「……そ、そりゃ揺杏みたいにとはいかないけどさ」
誓子「……」
誓子「……」
誓子「……じゃあ洗い物してくるわ」
誓子「……え？ 別に怒ってないわよ」
誓子「いいから早く寝なさい」ｽﾀｽﾀ
誓子「……」
誓子（……）ﾑｽｯ
〜数分後〜
誓子「……」
誓子「……ちょっとお手洗い借りるわね」
＜ ｼｰﾝ…
誓子「……」
＜ ｼｰﾝ…
誓子「？」ﾋｮｺｯ
誓子（……あ、寝てるのね）
誓子（じゃあ起こさないようにしないと……）
誓子（……）
誓子（……あっ）
誓子（そういえば大事なこと忘れてたわ）
誓子（……）ｽﾏﾎｲｼﾞｲｼﾞ
＜ （ごめん爽！ 明日用事ができたから忘年会28日に変更できない？）
誓子（……）
誓子（これでよしっと）
（続く）
ぼんやりと眺めてるチカセン描いてくんねぇかなぁ……
誰か描いてくんねぇかなぁ……
正直何でも着て欲しいです
https://i.imgur.com/ey8nqS9.png
聖母
があああああ！！があああああ！！（射精）
「別にいいけど…」って一度は許可するものの、いざ誓子さんとか誓子先輩と呼ばれるとユキや揺杏に呼ばれるより恥ずかしくて、
「やっぱりダメ！」って言い出す桧森誓子さん見たい
仕方なく「みんなの前で言っちゃダメだからね？」って妥協案を提示するが、それが2人きりのときは名前で呼んでもいいよということまでは気づいてない桧森誓子さん、
そして別れ際に「約束だからね」とかしつこく念押ししてくる桧森誓子を
誓子「……」
誓子「……」
誓子「あ、起きた？」
誓子「……」
誓子「今は……えっと……もうすぐ５時ね」
誓子「……どう？」
誓子「もう一回熱計ってみたら？」
誓子「……はい。体温計」
誓子「……」
誓子「う〜ん、やっぱりまだ熱あるわね」
誓子「……」
誓子「……」
誓子「……え？ 明日のこと？」
誓子「あぁ、それなら爽に延期してもらうように言っておいたから大丈夫よ」
誓子「……」
誓子（！）
誓子「な、何よ改まって……」
誓子「困った時はお互い様でしょ。お礼なんて要らないわ」
「明日」って言ってるし夕方の５時では……？(野暮)
誓子「……さてと」
誓子「夕飯は……一応聞くけど何か食べたいのある？」
誓子「『さっきのお粥また食べたいです』？ ……そ、分かったわ」
誓子「果物も買ってきてるからリンゴでも剥いたげる」
誓子「……」
誓子「……」
誓子「ほら、寝てなさい」
誓子「できたら起こすから」
〜数十分後〜
誓子「……おまたせ」ｺﾄｯ
誓子「……」
誓子「え？」
誓子「た、『食べさせてください』！？」
誓子「なっ……何言ってるのよ！ バカ！」
誓子「……」
誓子「だ、だって……私も自分の分があるし……」
誓子「……大体お昼の時は１人で食べられてたじゃない」
誓子「……『冗談です』？」
誓子「……」
誓子「……」ｼﾞﾄｯ
誓子「……」
誓子「あのね……謝るなら最初からそういうこ言わないの」
誓子「……」
誓子「はぁ……」
誓子「もういいわ、変なこと言ってないで早く食べて薬飲んで寝なさい」
誓子（……）
誓子（……）
誓子（……）
誓子「―――！」ﾊｯ
誓子（いけないいけない。私も寝ちゃってたわ……）
誓子（……あれ……？）
誓子（な、なんで私○○の手握ってるの！？）ｻｯ
誓子（……）
誓子（寝惚けちゃったのかな……）
誓子（……うん、きっとそうね）
誓子（……）
誓子（……）
誓子（ていうか今何時かしら……）
２１：３５
誓子（！）
誓子（も、もうこんな時間！？）
誓子（３時間も寝ちゃってたの……？）
誓子（流石にそろそろ帰らないと！）ｽｸｯ
誓子（えーっと……スマホ持った、お財布持った）
誓子（……よし、OKっ）
誓子（……）ﾁﾗｯ
誓子（○○は……まだ寝てるみたいね）
誓子（……）
誓子（起こしちゃ悪いしそーっと帰ろう）
誓子（……）
誓子（……）
誓子（でも何もしないで帰るのもアレよね）
誓子（……）
誓子（あ、そうだ）
誓子（書き置きしておこうっと）
誓子（……）
誓子（……）ﾁﾗｯ
誓子（……おやすみ）
ｶﾞﾁｬｯ…
…ﾊﾟﾀﾝ
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ぐっすり寝てたから先に帰ります。
鍵はポストに入れておくわね。
お大事に。
桧森
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
.
（続く）
「桧森誓子」てフルネームか、彼氏でもなんでもないけど気安い感じで「誓子」て書いてほしい（わがまま）
あ゛あ゛ぁ＾〜
また静かに眠りにつきたい（早口）
爽で(無情)
あくしろよ
（12月28日）
＜ ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
誓子「……」
ｶﾞﾁｬｯ…
誓子「おはよ」
誓子「……え？」
誓子「うん。私１人」
誓子「爽たちもすぐ来るってさ」
誓子「……」
誓子「うん。お邪魔します」
誓子「ふぅ……今日も寒いなぁ」
誓子「こたつこたつ……」ﾓｿﾞﾓｿﾞ
誓子「あ〜……あったかい……」
誓子「……」
誓子「……」
誓子「『一昨日はありがとうございました』？」
誓子「ううん、気にしないで」
誓子「それより勝手に鍵借りちゃってごめんね。大丈夫だった？」
誓子「……ぐっすり眠ってたから起こせなくて」
誓子「……」
誓子「もう熱は下がったの？」
誓子「『お陰様で』？ ……そ、良かったわ」
誓子「……」
誓子「……」
ﾋﾟﾛﾘｰﾝ
誓子「あ、爽からだ」
誓子「……みんなもうすぐ着くって」
〜数分後〜
ｶﾞﾁｬｯ…
爽「おーっす」
揺杏「よー」
成香「こんにちは」
由暉子「お邪魔します」
爽「あーさっみー」
ｿﾞﾛｿﾞﾛ…
誓子「……インターホンくらい鳴らしなさいよ」
爽「あ、完っ全に忘れてた」
揺杏「……あれ？ チカセンもう来てたんだ」
誓子「あ、うん」
揺杏「ふーん」
爽「……今年はチカん家どうだった？」
誓子「まぁまぁ大変だったけど、○○が手伝ってくれたからいつもよりは楽だったわ」
爽「ほう」
誓子「……え？ 『来年も手伝います』？」
誓子「はいはい、ありがと」ｸｽｯ
揺杏（……あれ？）
揺杏（な、なんだか……）
揺杏（……）
揺杏（……）
揺杏（……いや、気のせいだよな）
黒セーター着た揺杏（回想の時の片おさげ）誰か描いてくんねぇかなぁ……
チカセンメインなのに参戦したら跡形もなく消し飛ばされそう
見たい（確信）
まま、ええわ
黒ストチカセン見てえなあ〜俺もな〜
咲全く知らないけどこれだけのやり取りで距離感の変化を感じれる揺杏って子はきっとよほどの恋愛強者なんだろうな
可愛いしダントツで強いよ
がめつかったらやだな
あくしろよ
揺杏「……おーい、冷蔵庫借りんぞー」
誓子「あ、ケーキ買ってきてくれたんだ」
揺杏「大変だったよ、めっちゃ混んでてさぁ」
爽「あと一応サンタのコスプレ用の衣装もあるぞ」
誓子「……ユキ用の？」
爽「いや、罰ゲーム用」
誓子「えぇ…」
成香「トランプやりましょう！」
〜一時間後〜
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
私 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
ちか ○ × ○ × × × ○ ○ ○ ○
ゆあん ○ ○ ○ ○ ○ ○ × ○ ○
なるか ○ ○ × ○ ○ ○ ○ × ○ ○
ユキ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ×
○○ × ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × ○
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
誓子「」
爽「はい終わり」
成香「ちかちゃんの１人負けだね」
誓子「なるか、傷えぐらないで……」
揺杏「じゃあこのサンタの衣装はチカセンが着るってことで」ﾆﾔﾆﾔ
由暉子（……少しだけ着てみたかったな）
〜十分後〜
誓子「……」ﾋｮｺｯ
（襖開けて顔だけ出す）
爽「おぉ、遅かったな」
揺杏「入って来れば？」
誓子「……」ｼﾞﾄｯ
爽「そんな目ぇしたってムダだぞ。ほら、早くこい！」ｸﾞｲｯ
誓子「待って待って待って……！」ｸﾞｲｯ
誓子「……うぅ……」※ミニスカサンタ姿
揺杏「おー」
成香「すてきですっ」
由暉子「お似合いですよ」
誓子「な、何よこれ！ スカート短すぎるでしょ！」
揺杏「でもタイツ穿いたままじゃん」
爽「ドーンと脚出せよなー」
誓子「絶対無理よ……寒いし……」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ…
誓子「はぁ……」ﾓｿﾞﾓｿﾞ
（こたつに入る）
誓子「……こういうのはユキの役目なのに」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ
誓子「……」
誓子「……」
誓子「え？ 『似合ってますよ』？」
誓子「はいはい、ありがと」
爽「……あ、もうお菓子なくなった」
揺杏「マジ？ はっえー」
爽「成香がめっちゃ食ってたからなぁ」
成香「！？」
誓子「買ってきた方が良さそうね」
爽「じゃあチカ買ってきてよ」
誓子「えー」
爽「さっき最下位だったろ？」
誓子「もうそのくだりはこれ着て終わったでしょ！」
爽「でもなんだかんだで脱がないのな」ﾊﾊﾊ
誓子「……」
誓子「ここは公平にジャンケンしましょ！」
爽「いいぞ」
揺杏「じゃあジャン負け２人が買い出しで」
成香「はい！」
由暉子「分かりました」
誓子「絶対負けないわ……！」
〜中略〜
誓子「」←負け
由暉子「……」←負け
爽「相変わらず弱いなー」
爽「ちなみにチカはそのまま行けよ！」
誓子「えっ」
揺杏「クリスマスだしそんな目立たないんじゃね？」
誓子「……はぁ……」
由暉子「……」
由暉子「え？ 『俺が代わりに行くよ』？」
由暉子「いえ、負けたのは私ですので……」
由暉子「……『何かあったら心配だから』？」
由暉子「……」
由暉子「分かりました。ありがとうございます」
誓子「……じゃあ行ってくるわね」
爽「おー」
揺杏「よろしくお願いしまーす」
ｶﾞﾁｬｯ…ﾊﾞﾀﾝ
誓子「……」
誓子「……」
誓子「……ねぇ」ﾁﾗｯ
誓子「ユキの事は心配するのに私にはしないんだ」
誓子「……」
誓子「……ごまかせてないわよ」ｼﾞﾄｯ
誓子「はぁ……それにしても寒いわね」
誓子「……」
誓子「『上着貸しますよ』？ いいの？」
誓子「『その格好見られるの恥ずかしいでしょ』？ ……ま、まぁ確かに……」
誓子「……え？」
誓子「『それに他の人には見せたくないですし』？」
誓子「……」
誓子「そ、それって……」
誓子「……」
誓子「ううん、何でもない」
誓子「じゃあ……ありがたく借りよっかな」
（続く）
ミニスカサンタ服×黒タイツ誓子見たい
〜帰り道〜
誓子「……」ﾃｸﾃｸ
誓子「はぁ……店員さんに二度見されたわ……」
誓子「……」
誓子「……あなたが負けてくれれば着ないですんだのに」ｼﾞﾄｯ
誓子「……え？ 『だって弱いんですもん』？」
誓子「むっ」
誓子「……」
誓子「……」ﾃｸﾃｸﾃｸﾃｸ
誓子「『歩くの速いっすよ』？ ……あなたが遅いんでしょ」
誓子「ふーんだ」ﾃｸﾃｸﾃｸﾃｸ
誓子「……」ﾃｸﾃｸﾃｸﾃｸ
ﾂﾙｯ
誓子「―――きゃっ！？」ﾄﾞｻｯ
誓子「いたた……」
誓子（あ〜あ、おしり濡れちゃったわ……）
誓子「……」ﾁﾗｯ
誓子「……」
誓子「って、なんであなたも転んでるのよ」
誓子「……え？」
誓子「『助けようとして飛び出したら自分も滑って転んだ』？」
誓子「……」
誓子「……」
誓子「ぷっ……何それ、締まらないわね」
誓子「そこはしっかり受け止めてくれるところでしょ……」ｸｽｯ
誓子「……あぁもう、あなたもズボン雪まみれじゃない」
誓子「２人して転んで……何なのよこの状況……」
誓子「……」
誓子「……」
誓子「……ぷっ」
誓子「あははは！」
誓子「……ホントにもう……」
誓子「あーおかしい……」ｸｽｸｽ
誓子「……」
誓子「……戻ろっか」
誓子「……」
誓子「……」
誓子「うん、そうね」
誓子「また転んだら危ないから……ゆっくり戻りましょ」
誓子「……ふふっ」
（続く）
少なくとも好きなのは間違いなさそう
遅ればせながらお納め下さい…
https://i.imgur.com/Q8i63Ku.png
強そう
うなじに息吹き掛けたい
これは恋愛強者
あんたを誇りに思う
「誓姉おれのこと好き？」って聞いたら目線動かさずどうでも良さそうに「うん」って言ってほしい
すばらぁ＾〜
爽「じゃあなー」
成香「お邪魔しました」
由暉子「お邪魔しました。楽しかったです」ﾍﾟｺｯ
誓子「じゃあまたね」
揺杏「次会うのは２日の初詣だな」
由暉子「……皆さんで年越ししないんですか？」
成香「私は家族と過ごすので……」
誓子「私も」
爽「なんか親戚の集まりとかもあるだろ？ だからその辺考えて２日に……って感じ」
由暉子「なるほど。分かりました」
爽「お年玉一番少ない奴罰ゲームだからな！」
揺杏「出たー」
誓子「ま、またそれやるの……？」
爽「ははは」
成香「……じゃあ○○くん、よいお年を」ﾆｺｯ
由暉子「今年はお世話になりました。来年もよろしくお願いします」ﾍﾟｺｯ
ｶﾞﾁｬｯ…ﾊﾞﾀﾝ
（1月1日）
０：００
TV＜ 『Happy New Year！』
誓子「……」
誓子「……もう2018年かぁ」
誓子「……」
誓子「……」ｽｯ
（スマホを手に取る）
誓子「……」
誓子（……やっぱりこの時間帯だと通信が遅くなるわねー）ｽｯｽｯ
誓子（ある程度落ち着いたらみんなにLIN○でも送ろっと）
誓子（……）
誓子（……あ、そういえば年越し蕎麦つくるって言ってたっけ）
誓子（そろそろリビング行こうかな……）
誓子（……）
誓子（……）
誓子（……）
どれだけ同時連載すれば気が済むんだ(驚愕)
ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙ…
誓子「……」
ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙ…
誓子「……」
ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙ…ﾌﾟﾙｯ…
誓子「あ、もしもし？ ○○？」
誓子「えっと……」
誓子「……桧森、です」
誓子「……」
誓子「あの……」
誓子「……と、特に用は無いんだけど……」
誓子「ほら、新年になったからさ、一応……」
誓子「……」
誓子「……明けましておめでとう。今年もよろしくね」
誓子「……」
誓子「……」
誓子「えっと……」
誓子「……そ、それだけなんだけど……」
.
誓子「……え？」
誓子「だ、だってほら。この時間帯だとLI○Eとかメールとか重くなるじゃない？」
誓子「だから……家の電話で、って思ったんだけど」
誓子「……」
誓子「……う、うん。それだけ」
誓子「……」
誓子「な、なんで笑うのよ！」
誓子「『笑ってないです』？ ……ううん、きっと笑ってるわ！」
誓子「私には分かるんだからね！」
誓子「……もう」ﾑｽｯ
誓子「……」
誓子「……」
誓子「……じゃあ、切るわね」
誓子「……」
誓子「え？ 『もう切るんですか』？」
誓子「……だ、だって……」
誓子（何話すか考えてなかったし……）
誓子「……」
誓子「切るわね」
誓子「……」
誓子「……」
誓子「ふふっ。何それ」
誓子「……」
誓子「切るわよ？」
誓子「……」
誓子「……うん。おやすみなさい」
…ｶﾞﾁｬｯ
誓子「……」
.
（続く）
ちょうど一年前くらいから始めたんで多分八割くらいじゃないですかね……
八割でも多いんだよなぁ…
なんだそれは……たまげたなぁ
三月ごろの爽くんのやつ好き
（1月2日）
ｻﾞﾜ…ｻﾞﾜ…
爽「……おーい！ こっちこっち！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ
揺杏「おっす。あけおめー」
成香「明けましておめでとうございます！」
由暉子「今年もよろしくお願いします」ﾍﾟｺｯ
爽「……ん？ あぁ、あとはチカだけだな」
由暉子「誓子先輩が最後とは珍しいですね」
ｻﾞﾜ…ｻﾞﾜ…
爽「…にしても混んでんなぁ」
成香「ですね…」
揺杏「こんなに寒いのによー集まるわ。毎度の事ながら」
爽「私らもな」ﾊﾊﾊ
誓子「……お、おまたせ……」ﾊｧ…ﾊｧ…
爽「おー」
揺杏「あけおめっす」
誓子「ごめんごめん……着付けに時間掛かっちゃって……」←振袖姿
成香「わぁ……ちかちゃんすごく似合ってるよ！」
誓子「う、うん……ありがと……」ﾁﾗｯ
誓子「……あれ？」
成香「？」←私服
誓子「……え？」ﾁﾗｯ
由暉子「……」←私服
誓子「……え？ え？」ﾁﾗｯ
爽「ん？」←私服
揺杏「どしたの？」←私服
誓子「……ちょ、ちょっと！ なんでみんな私服なのよ！」
成香「えっ」
由暉子「……ダメでしたか？」
誓子「いや、だって爽が『着物で行こうぜ』って……」
爽「あ」
誓子「『あ』じゃないわよ！」
爽「あれ本気にしちゃったのか……」
誓子「えっ」
揺杏「とりあえずノリで言っただけだろ？」
爽「そうなんだよ。……なんかごめんな。はは……」
誓子「」
誓子「これじゃ私だけ浮いちゃうじゃない……」ﾊｧ…
揺杏「だ、大丈夫っしょ！ 似合ってるし！」
由暉子「周りにも着物を着ている方がいるので全く問題ないかと」
爽「そうだぞチカ！」
誓子「もう……調子良いんだから……」
爽「よ、よーし！ 早速行こう！」
爽「いや〜〜でもまさか本気にするとは……」ﾎﾞｿﾎﾞｿ
揺杏「いつもならチカセンもテキトーにスルーすんだけどな」
由暉子「……他に着たい理由があったのでしょうか」
誓子「……」
誓子「……」
誓子「え？」
誓子「！」
誓子「……ありがと」
誓子「……」
誓子「……」
誓子「この前の修道服とどっちが似合う？ ……なんちゃって」ｸｽｯ
誓子「……！！」
誓子「ちょっ…… 冗談だから！ 律儀に答えなくていいから！」ｱﾀﾌﾀ
.
（続く）
はぇ〜すっごい‥‥
揺杏
姫子
漫
穏乃
爽
後誰がいたっけ
今日はちょっとお腹痛いんで明日また来ます
揺杏
姫子
漫
穏乃
爽
怜
玄
巴
ネリー
誓子
はぇ〜すっごい
狩宿巴「こんにちは。今日もお参りですか？」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/20196/1499777375/
誓子好きな人は巴も好きなイメージ、拙者もまた然り
全部面白いけど淡のがやっぱレジェンド
〜神社〜
ｻﾞﾜ…ｻﾞﾜ…
揺杏「境内は一段と混んでんなぁ」
成香「はぇ〜」
揺杏「ユキ、はぐれんなよ」
由暉子「はい」
爽「じゃあ先に御神籤でも引くか？」
誓子「そうね」
爽「一番悪かった奴飲み物おごりな！」
揺杏「またかよ」
誓子「それ去年もやったじゃない……」
〜御神籤〜
爽「いくぞ？ せーの！」
ﾍﾟﾗｯ…
誓子（……）
誓子（わっ、やった！ 大吉！）
誓子（これなら負けは無いわね）
成香「大吉ですっ」
由暉子「私も……」
揺杏「中吉かぁ」
爽「な、なんで私が凶なんだ！？」
揺杏「ざまぁww」
誓子（……）
誓子（……）
誓子（……）ﾁﾗｯ
恋愛 今の人が最上 祈れば叶う
誓子（……）
誓子（……）
誓子（……ｺﾎﾝ！）
誓子（ま、まぁ……私には関係ないけど……）
誓子「……え？」
誓子「な、なに？」
誓子「……私は大吉だったけど」
誓子「あなたは？」
誓子「……」
誓子「小吉？ ……ふふっ。私の勝ちね」
誓子「……え？ 恋愛運？」
誓子「……」
誓子「『「積極的にせよ」って書いてあった』？」
誓子「……そ、そう」
誓子「……」
誓子「え？ 私？」
誓子「……」
誓子「まぁ、その……当たり障りない事が書いてあったわ」
誓子「……」
誓子「……え？ イ、イヤよ。見せたくない」
誓子「イヤって言ったらイヤなの！」
爽「―――おーい、そろそろ賽銭あげに行こーぜ！」
ﾁｬﾘｰﾝ…
ｶﾗﾝｶﾗﾝ…
爽「……」
誓子「……」
揺杏「……」
成香「……」
由暉子「……」
誓子（……今年も健康でいられますように）
誓子（……みんな仲良く過ごせますように）
誓子（……麻雀が強くなれますように）
誓子（……）
誓子（……）
誓子（あ、あとジャンケンももう少し強くなりたいわね）
誓子（美味しい物もたくさん食べたいし……）
誓子（色んなところ行きたいし……）
誓子（それに受験も頑張らないとだしね）
誓子（あと他にできてない事と言えば……）ｳｰﾝ
誓子（……）
誓子（……）
誓子（こ、恋人……とか……？）
誓子（……なーんて……）
誓子（……）
今の人が最上 祈れば叶う
誓子（……）
誓子（……そもそも『今の人』って何よ。そんなの何１つ全然これっぽっちも心当たりないのに）
誓子（やっぱり御神籤って結構いい加減なのね）
誓子（……まぁ仕方ないか。色んな人が見るんだもの、ある程度は抽象的になっちゃうわよね）
誓子（……）
誓子（それにしたって『祈れば叶う』って……そう簡単に行くわけないじゃない）
誓子（……）
誓子（……）
誓子（気ままだし鈍感だし）
誓子（年下の癖にからかってくるし）
誓子（……）
誓子（……ま、まぁそこが憎めないんだけどね）
爽「―――おーい、チカ！」ﾎﾟﾝｯ
誓子「ひゃっ！？」ﾋﾞｸｯ
爽「そろそろ飯でも……って、どうした？」
誓子「う、ううん。別に……」
由暉子「熱心にお祈りしていたようですね」
誓子「そ、そう？」
揺杏「何回か声掛けたんだけどさ」
誓子「ごめんごめん。……で、なんだっけ？」
爽「屋台出てるし飯でも食おうぜ」
誓子「うん、いいわよ」
中身は子ども
爽「よし！ 射的やるぞ！」
誓子「何か食べるんじゃなかったの……？」
爽「一番下手だった奴罰ゲームな！」
揺杏「それ小１の頃から言ってんな……」
ｻﾞﾜｻﾞﾜ
誓子（……）
誓子（あの子の御神籤……確か『積極的にせよ』だったっけ）
誓子（……）
誓子（……）
誓子（そういう相手、いたりするのかな）
あと２、３回で終わります
「あと1、2回で終わる」の勝ち確BGM感
（冬休み最終日）
〜桧森家〜
誓子（……）ｺﾞﾛｺﾞﾛ
誓子（……明日から学校かぁ……）ｺﾞﾛｺﾞﾛ
誓子（今日で冬休みが終わるっていうのにヒマだわ……）
ﾋﾟﾛﾘｰﾝ
誓子「？」
誓子（あ、○○から……）
＜（おはようございます 今日暇ならうち来ませんか？）
誓子（……あの子から言ってくるなんて珍しいわね）
誓子（……えーっと……）ｻｯｻｯｻｯ
じゃあ今から行くわね｜
誓子（……）
じゃあ｜
誓子（……）ｻｯｻｯｻｯ
じゃあ昼過ぎに行くわね｜
誓子（これでよし）
誓子（……）
誓子（……シャワーでも浴びてこよっと）
（数時間後）
誓子（……うぅ〜〜寒い……！）
誓子（……）
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
誓子（……）
誓子（……）
誓子（……さむいさむいさむい！ 早く出てきてよ！）
ｶﾞﾁｬｯ…
誓子「……おはよ」
誓子「こたつ〜〜」ﾓｿﾞﾓｿﾞ
誓子「あったか……」
誓子「……」
誓子「……むっ」
誓子「な、なによ。何か言いたそうね」
誓子「『気のせいです』？」
誓子「……」
誓子「……」ｼﾞﾄｰ
誓子「……」
誓子「……そういえば皆はいつ頃着くって？」
誓子「……」
誓子「え？」
誓子「いや、だから……他の皆は何時頃来るのかなって」
誓子「……」
誓子「……」
誓子「へ？ 来ない？」
誓子「え？ え？ ……私だけなの？」
誓子「……そ、そっか」
誓子「ふーん……」
誓子「……」
誓子「でもさ、そういうの先に言っておいて欲しかったなーって」
誓子「……え？ 『なんでですか』？」
誓子「そ……それは……」
誓子「……」
誓子「はぁ……」
誓子「あなたってそういう子だったわね……」ﾎﾞｿｯ
誓子「……」
誓子「ううん、何でもないわ」
あと１、２回で終わります
バレンタインデーまでつづけて（小声）
〜一時間後〜
誓子「……」ｳﾄ…ｳﾄ…
誓子「…」
誓子（……！）ﾊｯ
誓子（……）ｺﾞｼｺﾞｼ
誓子「……え？」
誓子「ね、寝てないわよ……」
誓子「……」
誓子「『珈琲でも入れます』？ ……うん、ありがと」
誓子「……」
誓子「そういえば明日から学校ね」
誓子「また雪の中を歩いていく日々が始まるのか……」
誓子「憂鬱だわ……」
誓子「……」
誓子「……」
誓子「へ？ 珈琲のおかわり？ ……ううん、もう大丈夫。ごちそうさま」
誓子「……あっ、洗い物くらい私がやるわよ」
誓子「……いいからあなたは座ってて」
誓子「ほら」
誓子「……じゃあ台所借りるわね」ｽｯ
（炬燵のコードに引っ掛かる）
誓子「きゃっ……！」
ﾄﾞｻｯ！
誓子（あ、危なかった……）
誓子（……）
誓子（……！）
誓子（あれ……？ 私……）
誓子（だ、抱き止められてる……！？）
誓子「……」
誓子「あ……」
誓子「ありがと……」
誓子「……」
誓子「……」
誓子「……も、もう放しても大丈夫よ？」
誓子「……」
誓子「『あったかいからこのままがいいです』？」
誓子「……な、なに言ってるの」
誓子「……」
誓子「もう……」
〜キッチン〜
ｼﾞｬｰ…
ｺﾞｼｺﾞｼ…
誓子「……」
誓子「……」
誓子「……」
誓子「……」
ｷｭｯ…
誓子「……」
誓子「……」
誓子「……」
誓子「……あったかかったな……」ﾎﾞｿｯ…
誓子「……」
誓子「……」
誓子（！！）
誓子（って……な、なに言ってるのよ私！！）
誓子（……少し経ってから向こうに戻ろう）
誓子（まともに顔見れないし……）ﾊｧ…
誓子（……ていうかなによ、『あったかいからこのままがいい』って）
誓子（ホントに……）
誓子（……）
誓子（……）
誓子（……）
誓子（……）ｸｽｯ
誓子（なんだか……揺杏の気持ちが少しだけ分かった気がするわ）
誓子「……」
誓子「……」
誓子「……！」
誓子「な、なに？」
誓子「……あぁ、洗い物なら終わったわ」
誓子「今ちょうど部屋に戻ろうと―――」
ｶﾞﾊﾞｯ！
誓子「―――ひゃっ！？」
誓子「え！？ な、なに！？ どうしたの……！？」
誓子「『ごめんなさい』？ ……いや、謝られても……」
誓子「と、とりあえず放して。……ね？」
誓子「……」
誓子「……」
誓子「えっと……聞こえてる……？」
誓子「……」
誓子「……」
誓子「！！」
誓子「す、『好きです』！？」
誓子「え？ え？ え？」
誓子「え……あ……」ﾊﾟｸﾊﾟｸ
誓子「う……」
誓子「……」
誓子「そ、そっか……」
誓子「……」
誓子「……」
誓子「あ、ありがとう？ ……で、いいのかな」
誓子「はは……」
誓子「……」
誓子「……」
誓子「じゃあ……放してくれる？」
誓子「……」
誓子「……ね、ねぇ」
誓子「えっと……ほら、苦しいからさ」
誓子「ね？」
誓子「……」
誓子「……え？」
誓子「『俺のこと嫌いですか』？」
誓子「……そ、それとこれとは別の話でしょ」
誓子「『嫌いだったら振りほどいてください』？」
誓子「いや……だからさ……」
誓子「……」
誓子「そ、その言い方は卑怯よ……」
誓子「……」
誓子「……」
誓子「……」
誓子「……嫌いだったらこんなに一緒にいる訳ないじゃない」
誓子「普通に考えれば分かるでしょ……」ﾎﾞｿｯ
.
もう気が狂う程誓姉のこと好きなんじゃ。
誓子「！」
誓子「『じゃあ好きですか』？」
誓子「……」
誓子「……き、嫌いじゃないわ」
誓子「……」
誓子「……」
誓子「だ、だから嫌いじゃないって言ってるじゃない。しつこいわね……」
誓子「……もう聞かないでよ」ﾑｽｯ
誓子「……ほら、いい加減に放して」
誓子「……」
ｽｯ…
誓子「……」
誓子「……」
誓子「きょ、今日は……帰るわ」
誓子「……」
誓子「珈琲ごちそうさま」
誓子「……じゃあね」
ｶﾞﾁｬｯ… ﾊﾞﾀﾝ
誓子（……）
誓子（……）
誓子（……雪、強くなってる……）
誓子（はぁ……）
誓子（……）
誓子（……寒いなぁ）
次で終わります
なお対ゆあん
（翌日）
〜学校〜
誓子（……）
誓子（昨日は全然眠れなかったわ……）
爽「……おっす。チカ」
誓子「あぁ、おはよう」
爽「遂に始まったか……」
誓子「何その意味深な言い方……今日は始業式だけだしまだ楽じゃない」
爽「まぁそうだけどさー」
〜始業式〜
校長「〜〜〜」ﾍﾟﾗﾍﾟﾗ
爽「……zzz……」ｶｸﾝ…ｶｸﾝ…
誓子（立ったまま寝てる……随分器用ね）
誓子（……）
誓子（……）
誓子（早く話終わらないかな……）
誓子（……）
誓子（……）ｷｮﾛｷｮﾛ
誓子（……）ｷｮﾛｷｮﾛ
誓子（……）ｷｮﾛｷｮﾛ
誓子（ん〜〜）←背伸び
誓子（……）
誓子（……やっぱりここからじゃ２年生のところは見えないわね）
誓子（……）
誓子（ま、まぁ……だからどうしたって話なんだけど）
誓子（……）
爽「―――おーい、チカー」
誓子「……へ？ なに？」
爽「なに？ じゃなくてさ、帰らねーの？」
誓子「あ……あぁ、うん。そうね」
爽「帰りに昼飯でも食ってこうぜ」
誓子「……うん」
爽「じゃああいつらも呼ぶか」
誓子「……」
誓子「……ねぇ、爽」
爽「ん？」
誓子「やっぱり私は遠慮しとくわ」
爽「へ？ なんか用事？」
誓子「う、うん。そんなところかな」
爽「ほーん」
誓子「ごめん、また明日ね」
爽「おー」
〜部室〜
誓子「……」
誓子「……な、なんであなたもいるのよ」
誓子「……え？ 『なんとなく来ちゃいました』？」
誓子「なにそれ」
誓子「……」
誓子「『折角だし話しませんか』？」
誓子「……」
誓子「…………」
誓子「……まぁ……別に良いけど……」
誓子「……」
誓子「……」ﾑｽｯ
誓子「……別に。何でもないわ」
誓子（……）
誓子（昨日の今日でなんでそんな普通にしてられるのよ。私は変に緊張してるのに……）
誓子（……）
誓子（なんだか癪だわ）ｼﾞｰｯ
(⌒)､ .人 λ＼､ .＿＿___
＼. ＼ 、 ヽ.／ ー ー＼
|＼ ＼ ヽ.／ （ ●） （ ●）
| ＼ ＼ ／ （__人__） ＼
|. ＼ | ｀ ⌒´
. |. |.＼_ノ＼
. |. | | ＼＿＿＿＿＿_／
http://34vv.net/kwm/
誓子（……）
誓子（……）
誓子（……あ、こっち見た）
…ﾆｺｯ
誓子（……！！）ﾄﾞｷｯ
誓子（……）ｻｯ
誓子（……）
誓子（……な、なに笑ってるのよ……）
誓子（こっちの気も知らないで……）
誓子（……）
誓子（……）
誓子（ま、まだ顔が熱いわ……）
誓子（それに……鼓動も……）
誓子（……）
誓子（なんでよ）
誓子（ただ笑っただけじゃない）
誓子（この子の笑顔なんて何回も見たことあるのに……）
誓子（……）
誓子（あ〜〜もう！）
誓子（なによ！ なんでこんなに……）
誓子（……）
誓子（……）
誓子（こんなに……嬉しいのよ）
誓子（ただ話してるだけじゃない……）
誓子（……）
誓子「……」
誓子「え？」
誓子「な、なに？ どうして急に謝るの？」
誓子「……『自分のせいで先輩を悩ませてるみたいだから』？」
誓子「そ、そんなこと……」
誓子（……あるけど）
誓子「……」
誓子「……」
誓子「……そうよ。全部あなたのせいなんだから」
誓子「……」
誓子「でも……」
誓子「その……」
誓子「……う、嬉しかったわ」
誓子「……」
誓子「あ、別に深い意味は無いからね！」
誓子「勘違いしちゃダメよ！ いい？」
誓子「……」
誓子「……」
誓子「ふふっ。あなたのそういう素直なところ、好きよ」
.
誓子「……？」
誓子「どうしたの？ なんでそんなに驚いてるの？」
誓子「……え？」
誓子「『やっと好きって言ってくれましたね』？」
誓子「！？」
誓子「ち、違っ……！」
誓子「待って！ 今のはそういう意味じゃ……」
誓子「……」
誓子「ちょ、ちょっと！ 聞いてる！？」
誓子「……」
誓子「……」
誓子「もういいわ」ﾑｽｯ
誓子「……前言撤回だわ。やっぱりあなたなんてキライよ」
誓子「……」
誓子「……大っキライなんだから」
誓子「……」
誓子「……」
誓子「……」
誓子「……」
誓子「……」ｸｽｯ
誓子「ねぇ」
誓子「……好きよ」
.
見てくれた人ありがとうございました
東京の大学に進学した誓姉と遠恋しながら誓姉と同じ大学に受かるために猛勉強して寝取られる妄想とかするけど当然そんなことなくて東京遊び行ったとき誓姉の部屋に泊まって幸せなキスしたい（早口）
(続きます)ダロォ？！
乙やで
これは目パチクリでバキューンですわ
チカセンが頭のなかで「この子」って呼んでるの好き
次も楽しみにしてます
お納め下さい
https://i.imgur.com/0GJRnPf.png
蒲原ちゃんもお願いします！！！！！！
すげェ…すげェよ上納兄貴…
ﾎﾟｫｳ！！（マイケルジャクソン）
誓姉ちゅき……
ああああああああああああああああ！！！！
誓姉…………誓姉ぇぇぇぇぇぇぇ！！！！
ありがてぇ…ありがてぇ…
射精、します。
最高、毎年クリスマスが近くなると「あの時あなた強引すぎよね」ってからかってほしい
再来年もそのまた次の年も、将来クリスマスが子供のためのものになってもからかってほしｲｷｿｲｸｯ
>>689＝>>1じゃない説