大淀「え？ ええ、もちろん私は不特定多数に裸体を晒して快感を得る性癖などもっていませんよ」
大淀「なんですかその手は」
大淀「んっ……いやらしい手つき、ですね」
大淀「え？ パンツですか？ 穿いてませんけど……」
大淀「いえ、私は提督を愛していますからね。マンネリを防ぐための処置というわけです」
大淀「提督が喜ぶと思ってのことです」
大淀「あっ、ふふっ」
大淀「大丈夫です。部屋から出るときはしっかり穿いていきますから」
大淀「とりあえずふとももが冷たいので拭いてきてもよろしいでしょうか？」
大淀「仕事が終わってからたっぷりと、ふふ」
大淀「むっ」
大淀「もう、スカートめくりなんて……子どもじゃないんですから」
大淀「それにこう、風情というものがですね」
大淀「めくられるのもまぁ悪くはないんですが――」
大淀「あっ」
大淀「……見ました？」
大淀「えーっと……」
大淀「窓、閉めて、きますね」
大淀「……」
大淀「なんとなく風も冷たく……」
大淀「はい」
大淀「そ、その、どう、でした？」
大淀「提督に見せて恥ずかしいところなどありませんが、ええ」
大淀「あっごめんなさい」
大淀「軽くイきそうになったので、もうやめておきましょう」
大淀「ほら、膝がくがくしてますよ。見ます？」
大淀「触ったら大声出しますよ」
大淀「いやむしろ出ますね」
大淀「さ、お仕事お仕事」
大淀「そんな犬じゃあるまいし」
大淀「というか提督の露出感も割と歪んでますよね」
大淀「マーキングだなんて」
大淀「マーキング」
大淀「迷惑じゃないですか」
大淀「ええ、まったく」
大淀「ですがその、提督が望むなら、その」
大淀「私が折れるのもやぶさかではありませんね」
大淀「こほん」
大淀「ですがまず提督に慣れてもらう必要がありますね」
大淀「いざ嫌な顔をされたら私でも傷ついてしまいます」
大淀「実は私、そろそろ、その、お花を摘みにですね」
大淀「ですから」
大淀「ご一緒していただけますか？ 提督」