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高峯のあ「……幸運だと断言ができる」

1 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/04/08(土) 01:14:44 VpX0uMO2
P「……どうした。刹那の間に白昼の夢に攫われたか」

のあ「いいえ、いいえ……貴方と私のこと。常世……平生の欲を無知によって蓋をすることで練られた私にとって、やはり貴方との邂逅は幸運だったの……」

P「はん……小難しいこと言って。まぁ……いや」

のあ「……そうして飛び出しかけた言の葉を隠蔽するのは、悪手。それだけが……特筆すべき悪い癖」

P「…………それで、何が言いたいんだ」

のあ「至極当然の形を異形と見なし、それを恐れて精密なヘクサヘドロンは造り上げられた……」

P「…………」

のあ「……ソレを創造した主自身が、いかに醜悪な……如水五訓に傅く異形の匹儔であったとしても、無垢な内には知らぬまま庇護を受けざるを得ない……」

P「……それで」

のあ「もう畳まれてしまった構造体を展開できなくとも……別の形を繋げることは可能……それが、救いだった」

P「知らんよ。お前がそう思うならそうなんだろう」

のあ「…………」

P「愛想も悪い、態度も悪い、柄も悪い、顔も……ああ、いや……」

のあ「無いわけでは、ない」

P「なに……?」

のあ「例え横柄でも、そこには感情が存在する、存在がある……そして何より、それは一方的な主観での見解でしかないわ……」

P「……そうかい。それはそれでいいが、そんなもんに拝むなよ。普通は運が悪かったって嘆くところだ」

のあ「いいのよ……貴方が表で思われるほど、悪意なく純真であると私には分かるから」

P「さてどうだかな? 今にもお前の稼ぎをちょろまかすかもしれん」

のあ「それで事足りるのなら、いくらでも差し出すわ。……過去は定着してしまったけれど……未来の勝利は、掴めたもの」

P「…………それだけは、わからん」

のあ「……未練は捨てたの。親の代替なんて甘えの効いたことは、屈せずして待つ益荒男に相応しくないから……」

P「ああ……本気か?」

のあ「ええ」

P「……物好きな手弱女だ。せいぜい後悔しろ」

のあ「……ふふ」


2 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/04/08(土) 01:25:38 RsOFV5mw
のあさんすき


3 : 名前なんか必要ねぇんだよ!kPxBihO2 :2017/04/08(土) 03:34:01 ???
PもCOOLっぽい


4 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/04/08(土) 05:19:58 of4Ip2dU
いいゾ〜これ


5 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/04/08(土) 07:24:38 RUFMBU6E
1さんもよく考えますねコレ


6 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/04/08(土) 10:57:13 1h9Z36Ng
いつもの人かな?


7 : 名前なんか必要ねぇんだよ! :2017/04/08(土) 13:55:45 .NZVPe3k
口調の再現上手いっすね…Pは飛鳥くんPの進化系って感じですき


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